「三男が学校で初めて泣いた日」について知りたいことや今話題の「三男が学校で初めて泣いた日」についての記事をチェック! (3/8)
安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで誤解が生じていたのですが、その事実を担任の先生がSさんの母に説明しても、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさん家族のことを知るママ友に話を聞くと、Sさんの兄がふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたことが判明。ふくこさんの夫がSさんの兄について靴屋の店長に尋ねると、「外で品出しをしながら、安田さんのお宅を見ていたのかも。警察に言ったほうがいい」と助言されました。学校側には、必要なときにはSさんたちと距離を置かせてもらうようにお願いしたものの、校長先生はこの期に及んで、「ケイ君だけ……というわけにもいかないので」「Sさんのお兄さんも、きっと妹を思うやさしさから、行動を起こしてしまったと思うんです」と、Sさんの兄をフォローするような発言ばかり。きれいごとを並べて、今回のトラブルを穏便に収めようとするのでした。 さらに、校長先生が呼んだという教育課の支援教育部のマネージャーからは「大人同士なんだから話し合いをして仲直りを」と言われ、校長先生と同様、穏便に済ませたい魂胆が見え見えなことに、ふくこさんはがっかりしてしまいます。 そんな中、偶然なのかSさん親子がふくこさんの目の前に現れました。あまりの衝撃に、ふくこさんの心臓は大きく鳴り響きますが、「親の私が怯んでどうする」と自分を鼓舞して……。 自分を守ることしか考えてない… 今後、ケイくんがまた被害に遭わないようにするためにも、あえて冷静に話し合いを試みようとしたふくこさん。 しかし、Sさんの母は「あの子が勝手にやった」「私は頼んでいない」「私は注意しました」と自分を守ることしか考えていない発言ばかり。保護者でありながら、Sさんの兄を見捨てるような発言を続けるのでした。 話し合いをしようとする相手が、自分の非をまったく認めずに、否定ばかりしてくる人だとしたら、校長先生たちの言うように穏便に解決することは難しいですよね。 経験豊富な先生方が隣にいたものの、「大丈夫ですよ!」「話し合いましょう!」と言うだけで、特にフォローをしてくれることはなかったようです。第三者として話し合いに参加するのであれば、両者がいる中で事実関係を確認したり、双方の言い分を冷静に取りまとめたりするなどしてほしいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年08月17日安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで誤解が生じていたのですが、その事実を担任の先生がSさんの母に説明しても、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさん家族のことを知るママ友に話を聞くと、Sさんの兄がふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたことが判明。ふくこさんの夫がSさんの兄について靴屋の店長に尋ねると、「外で品出しをしながら、安田さんのお宅を見ていたのかも。警察に言ったほうがいい」と助言されました。学校側には、必要なときにはSさんたちと距離を置かせてもらうようにお願いしたのでしたが、ケイくんだけが別の教室に行くことで他の生徒が騒ぎだしてしまったため、「教室の隔離はできなくなりました」と担任の先生に聞かされます。 ふくこさんは、先生の様子から上の立場の人に否定された可能性があると察し、校長先生に話を聞くことに。 校長先生はこの期に及んで、「ケイ君だけ……というわけにもいかないので」「Sさんのお兄さんも、きっと妹を思うやさしさから、行動を起こしてしまったと思うんです」と、Sさんの兄をフォローするような発言ばかり。そしてきれいごとを並べて、今回のトラブルを穏便に収めようとするのでした。 怒りに震えるふくこさんを前に、明るい表情で「市に相談したところ、明日教育課の支援教育部のマネージャーが話を聞いてくださるそうです」と話す校長先生。 帰宅後、そのことを夫に伝えると……。 なんで今、この人たちが……! 案の定、教育課の支援教育部のマネージャーも「大人同士なんだから話し合いをして仲直りを」と穏便に済ませようとしてきました。警察にも相談した旨を伝えると「そんな大袈裟な……」と驚いている様子からも、今回の事態を重く見ていないことが伝わってきますね。 そうこうしているうちに、偶然なのか、Sさん親子が通りかかります!心臓の音が鳴り響く中、「これはあの日、あの子が泣きながら耐えた景色。親の私が怯んでどうする」と自分を鼓舞するふくこさん。 「時間にしたら10数秒ほどだったでしょうか。頭が混乱してどうしようと思ったけれど、『こちらは何もしていない』『あの子を守れるのは親の私だ』と強く思って深呼吸しました」と振り返ります。 ひとりで校長先生や教育課の人と話をするのも一大事なのに、Sさん親子にまで鉢合わせ。『あの子を守れるのは親の私だ』と強く思うことで、冷静さを取り戻したふくこさんは、真正面から相手と向き合います。まさに母は強し。 もし皆さんが同じような状況になった場合には、どのような行動をとりますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年08月16日犬を飼っている人にとって、近所の人たちが犬好きであることは、居心地よく暮らすために大事なことでしょう。隣人に愛犬をかわいがってもらえると、飼い主は嬉しいですよね。アメリカのノースカロライナ州に住むピギーちゃんは、優しい飼い主(piggiethepittie)さんとアパートで暮らしています。2022年からピギーちゃんには、ある日課ができました。隣人がドアの前に、ピギーちゃんのためにおやつを入れた瓶を置いてくれるようになったのです。ピギーちゃんは、そこでおやつをもらうのが毎日の楽しみになっていました。ところが2023年初め、飼い主さんはその隣人が引っ越したことを知ります。ドアの前にはおやつの瓶に加えて犬用のおもちゃが置いてあり、ドアには『思い出をありがとう』と書かれていました。飼い主さんはそのおやつの瓶を自分が引き取り、自宅のドアの前に置くことにします。ところがある日、おやつの瓶が盗まれてしまったのです。しかし、話はそこで終わりません。そのことを知った別の隣人が、新しいおやつの瓶をピギーちゃんのために用意してくれました!@piggiethepittie the sisterhood of the traveling treat jar continues #dogtok ♬ original sound - piggiethepittieさらにこの話には続きがあります。ピギーちゃんと飼い主さんも、このアパートから引っ越すことになりました。彼女たちのおやつの瓶は心優しい隣人に受け継がれ、今もアパートに置かれているそう。ピギーちゃんがいなくなった後も、ほかの犬たちがおやつの瓶を楽しんでいると思われます。ピギーちゃんと隣人たちとの心温まるストーリーには、感動の声が寄せられました。・まさか自分が犬のおやつの瓶を見て泣くとは思わなかった。・近所の90歳のおじいさんが我が家の前を通りかかると、いつも私の犬のために2枚のビスケットをポーチに置いていってくれる。それが彼の朝の楽しみになっているみたい。・いいアイディアだね。私ももうすぐ新居に引っ越すので、おやつの瓶を置いてみるよ。最初におやつの瓶を置いてくれた隣人は、ピギーちゃんの飼い主さんと直接の交流はなかったようです。ピギーちゃんの鳴き声などを聞いて、犬がいることを知り、ドアの前におやつを置いてくれたのでしょう。さまざまな人たちが住んでいるアパートでは、犬が苦手な人もいるかもしれません。そんな中で、ピギーちゃんは優しい隣人たちに恵まれていたのですね。ピギーちゃんの飼い主さんは新居でも、自らがこのおやつの瓶を置くつもりだとつづっています。人と人とのつながりが希薄になりがちな現代で、おやつの瓶によって生まれた交流は多くの人の心を温かくしたようです。[文・構成/grape編集部]
2023年08月15日子育てに正解はないと実感したことは……?今回は、ねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さんの『繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』のワンシーンをお届けします。改善していたはずの体調が連休で……長女の様子を担任に相談したいもみさん。担任の細やかな配慮のおかげで長女は快方に向かっていたが、長期連休明けに再び……。前日から泣き止まず……病院に行ってみることに……医師の答えは……帰宅してから……この漫画に読者は『子供1人1人で自立のスピードは違うので、お母さんにはあまり焦らないで欲しいと思いました。自分だったらその子と向き合い、安心感を与える対応をすると思います。』『母子分離不安、初めて聞きました。なかなか本人の前では、相談しづらいですよね。ケガや病気じゃないし……。』『不安で下痢が止まらないようであれば、やはり無理に行かせることはないと思います。ただ、そうやって逃げることだけではなく、何が不安なのかをゆっくりと聞き、徐々に行けるようになれば良いと思います。』など、母側の不安に共感する声や、自分なりの対策を教えてくださる声が多く集まりました。母子分離不安と聞いて……医師から聞かされた『母子分離不安』という言葉が気になったいもみさん。この後のお話で「長女の様子に当てはまっているのか」を調べるために携帯で検索しますが、その内容で少しショックを受けることに……。もし我が子が「お母さんと離れたくない」と言い出したら……あなたならどうしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年08月06日子育てに正解はないと思ったことはありませんか……?今回は、ねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さんの『【#6】繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』を紹介します。【前回のあらすじ】環境の変化には幼稚園時代から敏感だった長女。さまざまな理由が重なり、不安がる長女への“最善策”を見いだせず……。本当は最初から……できることから始めよう……周りにどう思われようと……自分の決断を信じる……読者の感想……『泣きながら登校する姿を見てしまったら、胸が苦しくなり、なるべく寄り添ってあげたくなりますよね。娘さんが元気に登校する日が来るといいですね。』『子育てに正解は無いと、自分の子供に合った選択をする決意をしたお母さんが凄いと思いました。』『お母さんが娘さんの繊細さを理解し寄り添っているところを見て安心しました。今は娘さんの気持ちが落ち着くのを見守ってあげてほしいです。』『この漫画を読んだ印象は、如何に親身になって優しい気持ちで守ってあげられるかだと思いました。子育ては待つ事の大切さもあると感じました。』などお母さんの子育てに感心する声や子どもに寄り添う声が多数ありました。今の最善策……いもみさんは長女と一緒に登校することを決断しました。何が正解かわからない以上、状況に合わせて最善の選択肢を選ぶしかないですよね。あなただったら、子どもが学校に不安を感じていたらどのように対応しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月29日儀式…というほどの大袈裟なものではないのですが(笑)終業式の日に持ち帰ってくる成績表。わが家では毎回、夫にそれぞれが自分の成績表を両手で渡すことになっています。(夫も子供のころからずっとこうしてきたそうです)今回もいつものようにひとりひとり両手で手渡ししながら、それぞれの項目の話や振り返りをしたりしながら盛り上がっていました。ニヤ付きながら『期待したらアカンで!』と何度も念を押してくる三男。これは【期待したらアカンと言いながら実はめちゃくちゃ期待していいやつ!】なのでは??自らハードルをグイグイと上げてきた三男くんなのですが…何のひねりもなくまさに言葉通り!!あのニヤ付きはなんだったのか…(笑)あまりの言葉通りっぷりに大爆笑する夫と三男。その後、夏休み中に頑張るべきところの話もきっちりして終わりました。
2023年07月26日子育てに正解はないと実感したことはありますか……?今回は、ねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さんの『繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』よりワンシーンを紹介します。長女が学校に行けなかった理由は……一緒に登校するも再び腹痛を訴える長女。すると長女の胸の内を聞いたいもみさんは、“ある勘違い”をしていたことに気づき……。思い返してみると……まさか理由が自分だとは……話してくれるのを待とう……長女の本心を知る……この漫画に読者は『学校が嫌なわけではないというのもまた難しい問題だと思いました。環境が変わったことでの一時的なものならいいですが、繊細なところがあるようなので大変そうです。』『子供はとても繊細で、ちょっとの環境の変化で色んな体の異常が起こることがあります。小学1年ともなると環境がかガラッと変わり、母親と離れる時間も多くなります。一緒に登校までせずに、ずっと付いていくのではなくどんどん距離を開けていくほうが子供さんの成長になると私は思います。担任の先生に相談するのもいい手かもしれないです。』『私なら「今だけ」と考え、おおらかな気持ちで接してあげます。今、子供は私と離れる事が1番辛いからです。』など、敏感なお子さんに寄り添う声が多く集まりました。子どもの性格に合った向き合い方子どもの性格はそれぞれ。子どもの悩む気持ちをただただ受け止めてあげることも、親としてできる大事なことです。もし、自分の子が泣きながら学校に行ったら、あなたならどうしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月23日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択しました。不登校初日は、学校にお休みの連絡を入れ、児童精神科の予約をとり、しぇーちゃんとは以前から話し合っていたホームスクーリングをすることに。ドリルなどの座学に加え、外に出かけておこなう学習も取り入れて工夫するマミヤさんでしたが、早くゲームやYouTubeをしたいしぇーちゃんは、どこか不満げでした。不登校2日目もボヤき続けるしぇーちゃんに、「ママはゲームや動画を見せるために不登校にしたんじゃない」と伝えるマミヤさん。再度しぇーちゃんと話し合い、ゲームやYouTubeとの付き合い方について共有しました。 そして不登校3日目。マミヤさんはしぇーちゃんの担任の先生と面談し、今後について話し合ったのですが……。 もう何度もお願いしているけれど… 「しぇーちゃんの意見をきちんと伝えなければ」と意気込んでいたマミヤさんは、先生方に給食のこと、イヤーマフのことなどを相談してみました。 しかし、給食に関しては全体への指導は特に変わっておらず、イヤーマフのについては前例がないとのことで会議を通してから……という先生方からの返答。 学校や先生方の事情も理解しているマミヤさんは、「結論として、娘が学校に合わないのだと思いました」とはっきりと先生方に伝えたのでした。 先生方への配慮もしつつ、自分の子どものために要望を伝えるのは難しいものです。より一人ひとりの子どもたちに寄り添った指導をしてもらえるよう、学校には臨機応変に対応してほしいところですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年07月04日マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。毎日楽しく過ごしていましたが、学校が始まるまでのカウントダウンをし続け、夏休みの終わりが近づくと愚痴をこぼすように。そして2学期が始まった途端、「学校で体がおかしくなっちゃった」と言い始めて……!?夏休みが終わり、あっという間に2学期が始まりました。 心配していた行き渋りもなくスムーズに登校できていたのですが、ある日「体中が痛くて、なんか体がおかしくなっちゃったの!」と戸惑いながら帰ってきたしぇーちゃん。 マミヤさんが、何があったのか詳しく聞いてみると……。 これは今までとは違う… 「明日も学校で体中痛くなったらどうしよう……」と不安がるしぇーちゃんに、マミヤさんは「じゃあ、木曜日はお休みしようか」と、あえて翌々日の計画的休みを提案。これまで、お休みの日が約束されていたら、それ以外の日は学校へ行けていたのだそうです。 連絡帳にも詳細を書いて、しぇーちゃんにもすぐにお迎えに行けることを伝えて、ランチの約束もキャンセルして……。もし学校から電話があったとしても、すぐに対応できるように万全の態勢を整えていたマミヤさん。予感が的中し、しぇーちゃんは1時間目の終わりにお腹が痛くなって保健室にいると学校から連絡があったため、「これは今までと違う」と感じたマミヤさんは、急いで迎えに行ったのでした。 マミヤさんが応援してくれていたからこそ、しぇーちゃんは次の日も学校に行こうと思えたのかもしれません。何か不安なことがあったとき、家族がここまで寄り添ってサポ―トをしてくれていると思うと、とても心強いものですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター マミヤ
2023年06月12日■前回のあらすじ小学校3年生の2学期のこと。遠足の前日に「怖い」と行きたくない気持ちを打ち明けるゆい。「友だちと一緒だし遠足は楽しいよ」と声を掛け、明日の朝になれば元気に登校するだろうと思っていたのだが…。■泣き出す長女に…■学校から催促の電話が!つらそうだから休ませる? でもそれは甘やかし? 出勤の時間も迫ってる。そんな中、学校からも電話が鳴り…。電話に出た私は、「すぐに行かせます」とゆいを学校に行かせるのですが…。次回に続く「療育手帳を取得した話」(全38話)は12時更新!
2023年06月11日赤ちゃんが何を伝えたいのか分からず、頭を抱えるお母さんたちは多いはず。もどかしさのあまり、育児が辛くなってしまうこともあるかもしれません。スイスで子育てをする、ケイコモエナ・どすこい母さん(keikomoena)さんも、そんな経験をした1人。娘のゆあちゃんは赤ちゃんの頃、ずっと泣いているような女の子だったのだそう。当時は理由が分からず、「母として至らない点があるのではないか」と自分を責める日々で心身共に疲れていたようなのですが…。泣いてばかりいたゆあちゃんは、立派なおしゃべりさんに成長。その姿を眺めるうちに、ケイコモエナさんは「この子には伝えたいことがいっぱいあったんだな」ということに気付きました。さらには、昔を振り返って「自分ばかりを責めていた頃に戻って教えてあげたい」ともつぶやきます。投稿のコメント欄には、さまざまな声が寄せられていました。「素敵な見解。いわれてみればそうだ!」「我が家はまだ4カ月ですが、同じように感じられる日が来るのが楽しみ」「うちも謎泣きがよくあるのだけど、それなのかな」「娘もそうでした!おしゃべりだからベビー期は辛かったのかも笑」「子育ては楽しくて、しんどくて、幸せですよね」ちなみに、お兄ちゃんのイチくんは赤ちゃんの時も現在も、とても静かな子なのだとか。意外に人の性格は、赤ちゃんの頃から変わらないのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年06月06日子どもが小学生になるタイミングは、親子の心身に大きな変化が現れる時期でもあると言われています。もし子どもから登校前に不調を伝えられたら、あなたならどうしますか……?今回は人気クリエイターのねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さんの体験談をもとに描かれた漫画『繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!長女が登校直前に……いもみさんの長女わっちさんは、小学校に入学した2週間後から、登校前に腹痛を訴えるようになりました。そこでいもみさんが一緒に登校してみるも、学校が見えた瞬間に『お母さんと離れたくない』と泣き出してしまい……?長女が帰宅……学年主任の先生の協力で、なんとか登校できた長女。その日の夜、帰宅した長女にいもみさんが話しかけると……?ここでクイズです!この後いもみさんは、長女の言葉に困惑してしまいます。さて、このとき長女が話した内容とは、一体どんなものだったでしょうか?ヒントとして長女は、学校にいる間ずっと“あること”を考えているようです……。長女の言葉とは……?正解は「お母さんのことばかり考えてる」母と離れることに不安を抱きながら登校していた長女の言葉に、驚きを隠せないいもみさん。その後彼女は小児科へ行くと、そこで長女が『母子分離不安』の症状に当てはまると知らされるのでした……。こんなときどうする?わが子の不調の理由が『お母さんと離れたくない』からだと知ったら、戸惑ってしまうのも無理ありませんよね……。その後のお話でいもみさんは、長女の症状が『母子分離不安』に当てはまると知らされます。あなただったら、こんなときどう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年06月03日皆さんは、育児で悩んでいることはありますか?今回は、自由奔放な息子たちのエピソードを漫画で紹介します。ヒーローが大好きな息子たちカッパを嫌がり…三男が泣き出す…なんでこうなるのー!子どもたちが団結すると、手に負えなくなることが多いですよね。自由奔放な息子たちに苦労するエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年05月31日アメリカに住むリンナイさんは自称『動物が大好き』な女性です。2022年、リンナイさんが仕事に行くと、職場の同僚が見知らぬ犬を連れていました。それはピットブルのミックス犬で、同僚が出勤途中に路上で見つけて保護したのだそう。動物病院での診察の結果、マイクロチップは装着されていませんでした。おそらく路上に捨てられた後で車に轢かれたと思われ、犬の心臓や肺動脈に寄生する寄生虫が起こす病気『フィラリア』が陽性でした。地元の動物保護施設は満員で、一般的に黒いピットブルのミックス犬は安楽死させられる可能性がもっとも高いとのこと。「この犬に生きるチャンスをあげたい」と思ったリンナイさんは、その犬を預かることに決めました。犬はベスちゃんと名付けられ、リンナイさんと彼女の夫からたっぷりの愛情を受けながら過ごしています。 この投稿をInstagramで見る The Great Attempt(@thegreatattemptvlog)がシェアした投稿 初めて自分用のベッドを見た犬が?ベスちゃんがリンナイさんの家にやってきてから数か月後、自宅に大きな箱が届きました。箱の中身は犬用のベッド。ペット用品を販売する会社『chewy』からベスちゃんへのプレゼントでした。初めての自分用のベッドを見た、ベスちゃんのリアクションがこちらです。 この投稿をInstagramで見る The Great Attempt(@thegreatattemptvlog)がシェアした投稿 ベッドを見たとたん、興奮のあまりしっぽをブンブン振り始めるベスちゃん。「あれ、私の?」というように夫の顔を見た後、開封したベッドに飛び乗りました!言葉はなくてもこの行動だけで、ベスちゃんが大喜びしているのが分かりますね。そんなベスちゃんの喜びは、動画を見ている人にも伝わったようです。・「やったー!」って喜んでますね。・ベッドに飛び乗った後も、ジャンプしているのがかわいい!・よかったね。見ていて嬉し涙が出そう。ちなみに、この動画ではベッドを裏向きに置いていたのだとか。後で視聴者のコメントで気付いて、表向きにきちんと置きなおしたそうです。柔らかいふかふかのベッドで眠るのが心地いいと感じるのは、人だけでなく犬も同じなのでしょう。何よりも、初めて自分専用のベッドをもらったベスちゃんの喜び方は、見ているだけで幸せな気持ちになりますね。きっとベスちゃんは毎晩、ベッドの上で楽しい夢を見ているかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年05月25日■前回のあらすじモリオは加害者ではあるけれど、もしかしたら家庭内では被害者からもしれないと話す教頭。モリオが被害を受ける不安があると思いながら両親に真実を話すわけにいかないとフミヤの母親に伝えるのでした。■事件が解決し、元気に学校に通うフミヤ■学校に着いた母親は…フミヤの忘れ物を届けに行った学校で教頭先生と顔を合わせたフミヤの母親。そこでどんな会話があるのでしょうか。いよいよ次回最終回です!次回に続く「僕は加害者で被害者です」(全71話)は17時更新!
2023年05月23日息子が生後2カ月のとき、夫に息子を任せて初めて外出しました。帰宅後に目に入ったのは、泣いている赤ちゃんをそっちのけでゲームに没頭している夫! 赤ちゃんが泣いていた原因は、夫ならできると思い込んでいた、あのお世話でした。 生後2カ月の息子を夫に託して初外出!帰宅後にまさかの… 出産して2カ月が過ぎたころの出来事です。慣れない新生児育児に疲れ、私のストレスは溜まる一方。ひとりになりたい一心で、思い切って夫に息子のお世話を頼み、カフェに行くことにしました。私は落ち着いた雰囲気のカフェでひとり時間を満喫。快く送り出してくれた夫に感謝しながら、そのひとときを楽しみました。 夫へお土産のお菓子を買って、1時間ほどで帰宅する私。家に帰ると、リビングには泣いている息子をほったらかして、ゲームに没頭する夫の姿が。急いで息子を抱き上げると、どうやらう●ちをしていたよう。「泣いているのに、なんでおむつを替えてないの?」と聞くと、「う●ちのおむつ交換はしたことないから無理だよ~」と悪びれる様子もなく答える夫。しかも、息子はびっしょりと汗をかいていて着替えも必要な状態だったのです。「どれに着替えさせたらいいかわからないし」とヘラヘラ笑う夫に私は怒りが爆発!「そのくらい自分で考えてできないの!?」「風邪ひいたらどうするの!」と持っていたお土産を夫に投げつけました。怒りと悲しさとで「1時間ですら頑張れないの?」と泣き叫ぶ私に、夫はびっくりした様子で黙っていました。 その後、冷静になった私は、う●ちのおむつの替え方や着替えがどこに置いてあるのか、どういったときに着替えが必要でどの服に着替えさせればいいのかまで細かく説明。「泣き叫ぶ息子を見て何かあったのかと、すごく心配になったんだよ!」と私の気持ちを伝えると、うつむきながら「ごめん、これからは自分もできるようにする」と夫も反省し、私の気持ちも理解してくれました。当たり前にしくれると思っていたことすらできない夫にはがっかりしましたが、どんなことでも期待せずに、してほしいことは細かく伝えることが大切だと実感した出来事でした。 作画/Pappayappa著者:小林結佳
2023年05月20日安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで誤解が生じていたのですが、その事実を担任の先生がSさんの母に説明しても、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさん家族のことを知るママ友に話を聞くと、Sさんの兄がふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたことが判明。ふくこさんの夫がSさんの兄について靴屋の店長に尋ねると、「外で品出しをしながら、安田さんのお宅を見ていたのかも。警察に言ったほうがいい」と助言されました。その日の午後、ふくこさんはケイくんを迎えに学校へ。学校側には、必要なときにはSさんたちと距離を置かせてもらうようにお願いしたはずでしたが、ケイくんだけが別の教室に行くことで他の生徒が騒ぎだしてしまったため、「教室の隔離はできなくなりました」と担任の先生に聞かされます。ふくこさんは、先生の様子から「全体に許可できないものは個人に許可できない」「前例がない」などと上の立場の人に言われた可能性があると察し、校長先生に話を聞くことに。 校長先生はこの期に及んで、「ケイ君だけ……というわけにもいかないので」「Sさんのお兄さんも、きっと妹を思うやさしさから、行動を起こしてしまったと思うんです」と、Sさんの兄をフォローするような発言をしました。さらに、Sさんの母は学校からの電話にすら、なかなか出ない状況にもかかわらず、「今後も密に連絡を取り合い、話していくつもりでおります」など、きれいごとを並べて、今回のトラブルを穏便に収めようとするのでした。 怒りに震えるふくこさんを前に、明るい表情で「市に相談したところ、教育課の支援教育部のマネージャーが話を聞いてくださるそうです」と話す校長先生。 このことを、頼もしいママ友の内田さんに相談してみると……。 誰が来ようが自信を持ってくださいね…! Sさんの兄がケイくんに接触してから4日。ふくこさんはケイくんのために奔走しています。 頼りになるママ友・内田さんは、なんと市議会議員にも相談し、教育関係の内部情報までゲットしてくれていました。「安田さんはケイくんのために人に会いに行って話をして、本当は何があったのか、どんな相手なのかを多角的に見た。だから誰が来ようが自信を持ってくださいね」 「困っている子どもを守れるのは、現場の教師と、誰よりも私たち親なのよ」 内田さんの言葉が、ふくこさんを勇気づけてくれたのでした。 SNSのコメント欄にも、 「議員さんの力は本当に大きくて、ちっとも動かなかったことがスッと変わるというのを私も経験しております。親として賢くあること、そして頼れるところのリサーチって本当大事だなって思いますね!」「やはり学校や役所を飛び越えて、政治家を動かすと何でも早いです。内田さん、相当行動力があって聡明な方なのでしょうね。そんな方が味方でいてくださったのは、とても心強かったですね」「子どもを守るために、親が周りとつながりを持って頑張らないと……と、自分に活を入れています」 など、周囲とのつながりの大切さが重要との声が集まりました。 子どもを守れるのは親。そう言い切ってくれる内田さんがそばにいてくれるのは、かなり心強く、勇気をもらえますね。 学校や教育センターだけでなく、周囲の人をうまく巻き込みながら、地域社会の安全を守る警察や、市民の代表である市議会などにも頼ることで、新たな道が開けることもあるのかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月20日安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで誤解が生じていたのですが、その事実を担任の先生がSさんの母に説明しても、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさん家族のことを知るママ友に話を聞くと、Sさんの兄がふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたことが判明。ふくこさんの夫は早速、靴屋に行って店長さんにSさんの兄について尋ねると、「外で品出しをしながら、安田さんのお宅を見ていたのかも。警察に言ったほうがいいと思います」とのこと。一方ふくこさんが教育センターに電話で相談してみたところ、「できる限りSさんと息子さんは関わらないように。もし次に何かあったら、警察に連絡してください」と助言されました。その日の午後、ふくこさんはケイくんを迎えに学校へ向かいました。すると、担任の先生から「すみません。教室の隔離について、“できない”ということになりました」と聞かされます。 学校側へは、必要なときにはSさんたちと距離を置かせてもらうようにお願いしていたはずだったので、困惑するふくこさん。先生とケイくんとの間では「つらい気持ちになったときには手を挙げる」とサインを決めて実践したものの、他の生徒たちが「なんでケイくんだけ?」と騒ぎだしてしまったそうなのです。 ふくこさんは、先生の様子から「全体に許可できないものは個人に許可できない」「前例がない」などと上の立場の人に言われた可能性があると察し、校長先生に話を聞くことにしたのですが……。 学校側の対応に、怒りで震える… この期に及んで校長先生は、「ケイくんだけ……というわけにもいかないので」「Sさんのお兄さんも、きっと妹を思うやさしさから、行動を起こしてしまったと思うんです」と言い出しました。 さらに、Sさんの母は学校からの電話にすら、なかなか出ない状況にもかかわらず、「今後も密に連絡を取り合い、話していくつもりでおります」など、きれいごとを並べて、今回のことを鎮めようとする校長先生。 怒りに震えるふくこさんを前に、校長先生は明るい表情で「市に相談したところ、教育課の支援教育部のマネージャーが話を聞いてくださるそうです」と話します。実際に被害に遭っており、切羽詰まった状況のふくこさんとの温度差を感じますね。ふくこさんは、「私は、恐らくその市の方が間に入ってくださっても、話し合いなどできないと思っています。申し訳ないけれど、これまでいろいろ調べさせてもらった結果、お話できる人たちではないと感じています」と、はっきりと伝えたそうです。 SNSのコメント欄にも、「校長先生、何もわかってない。現場を目にしている担任の先生のほうが、まだわかっている感じがする」 「生徒間でトラブルが起きたとき、個々に対応するのは当たり前のことなのに……。みんな行きたがるなら、理由をちゃんと説明して諭すのが先生の役目だと思います」「皆さんと同じく、怒りでプルプルします! 校長先生の言っていることや考えが理解できません」 と、学校側の対応に疑問を持つ人の声が多数。 今回の場合、ふくこさんが学校や教育センターに相談しても、なかなか具体的な解決策が見えてきませんでした。ましてや相談相手との間で温度差があれば、被害者の心はさらに傷ついてしまいかねません。 トラブルが発生した際、現場の関係者の中には、とにかく物事を穏便に済ませたいと思ってしまう人もいることでしょう。しかし、特に人間関係のトラブルにおいては、誤解のないように事実を明らかにした上で、きちんと問題点を洗い出し、適切な対応策を考えることが大切ではないでしょうか。 学校側が傷ついたケイくんに寄り添い、親身になって問題解決のために協力してくれることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月19日安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで誤解が生じていたのですが、その事実を担任の先生がSさんの母に説明しても、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさん家族のことを知るママ友に話を聞くと、Sさんの兄がふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたことが判明。ふくこさんの夫は早速、靴屋に行って店長さんにSさんの兄について尋ねると、「外で品出しをしながら、安田さんのお宅を見ていたのかも。警察に言ったほうがいいと思います」と忠告されました。一方そのころ、ふくこさんは教育センターに電話で相談してみることに。ふくこさんが教育センターの相談員にこれまでの事情を説明し、ケイくんに夜驚の症状があるということを伝えると、カウンセリングをすすめられました。 また、「できる限りSさんと息子さんは関わらないように。もし次に何かあったら、警察に連絡してください」との助言をされ……。 ど、どうして教室の隔離ができない…? 学校側へは、必要なときにはSさんたちと距離を置かせてもらうようにお願いしていたはずなのに、教室の隔離はできなかったとのこと。 担任の先生とケイくんの間では「つらい気持ちになったときには手を挙げる」とサインを決めて実践したものの、他の生徒が騒ぎだしてしまったのです。 ふくこさんは、先生の様子から「全体に許可できないものは個人に許可できない」「前例がない」などと上の立場の人に言われた可能性があると察し、校長先生に話を聞くことにしました。 「なぜ被害を受けたケイのほうが教室を追われなければならない?」 「加害者側は教室に居られるのに……」 不本意な気持ちを抱えながらも、先生に冷静に対応するふくこさん。すべてはケイくんのことを守るためでした。 親の目が届かない、学校という閉鎖的な空間での出来事。時には先生の目すら届かない場面もあることでしょう。子どもがつらい気持ちになった瞬間に助けてあげることができないのは、親としてもどかしい気持ちになってしまいますね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月18日安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで誤解が生じていたのですが、その事実を担任の先生がSさんの母に説明しても、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさん家族のことを知るママたちに話を聞くと、Sさんの兄がふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたこと、乳幼児だったころのSさんのお世話はすべて、当時11歳のSさんの兄がしていたことが分かりました。ふくこさんの夫は早速、靴屋に行ってSさんの兄について店長さんに尋ねました。すると、つい先日辞めていたこと、外で品出しばかりしていた=安田家を観察していたかもしれないということが発覚。一方そのころ、ふくこさんは教育センターに電話で相談してみることに。これまでの事情を説明して、ケイくんに夜驚の症状があるということを伝えると、カウンセリングをすすめられました。 しかし、ふくこさんは 「どうして被害を受けた側だけがカウンセリングをすすめられるのか」 「カウンセリングが本当に必要なのは、S家の人たちではないのか」 と、相談員の方の提案に違和感を覚えるのでした。 認知が歪んでいる可能性があります 特に海外では、問題を起こした側がカウンセリングを受けるという例があるものの、実際には受ける意思がない人にカウンセリングを受けさせることは難しいとのこと。 相談員の方は、「できる限りSさんと息子さんは関わらないように」と忠告してくれました。さらに、「もし次に何かあったら、警察に連絡してください」と、Sさんの兄がアルバイトをしていた靴屋の店長さんと同じく、警察に相談することをすすめるのでした。 この他にも、ふくこさんは、S家について児童相談所に話したほうがいいのかどうか質問をしたところ、過去のネグレクト等に関しては児相でも対応が難しいとの返答だったそう。 SさんもSさんの兄も、ネグレクトをされていたり、ヤングケアラーであったりりした当時に、周囲から適切な保護を受けられていれば、ひょっとしたら認知の歪みが起きていなかったかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月17日安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで誤解が生じていたのですが、その事実を担任の先生がSさんの母に説明しても、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさん家族のことを知るママたちに話を聞くと、Sさんの兄がふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたこと、乳幼児だったころのSさんのお世話はすべて、当時11歳のSさんの兄がしていたことが分かりました。Sさんの兄がケイくんの様子を監視するために靴屋でバイトをしていたとしたら……。不安でいっぱいになったふくこさんが夫に報告すると、夫はすぐに靴屋を見てくると言って出かけていきました。夫は靴屋の店長さんに話を聞くことができましが、Sさんの兄はすでにバイトを辞めていることが判明。 「外で品出しばかりしていたのですが、安田さんの家を見ていたのかもしれません」と言う店長さん。また、「警察に言ったほうがいい」と忠告した上で、もしまたSさんの兄や母が店に訪れることがあれば、教えてくれるとのことでした。 一方ふくこさんは、ある場所に電話しようと考えていました……。 どうしていつも被害を受けた側だけが… ふくこさんは、教育センターに電話相談することに。これまでの事情を説明して、ケイくんに夜驚の症状があるということを伝えると、カウンセリングをすすめられました。 しかし、ふくこさんは、「どうして被害を受けた側だけがカウンセリングをすすめられるのか」 「カウンセリングが本当に必要なのは、S家の人たちではないのか」 と心がざわついてしまうのでした。 SNSのコメント欄には、 「その通りだと思います。被害にあった側がカウンセリングを受ける流れに、私も違和感ありです!」 「被害側の心のケアはもちろん大切ですが、元を絶たないと、また別の人が被害に遭うかもしれないのに……」 「問題を抱えているのは加害者なのに、なぜ被害者だけがいろいろしなくちゃいけないのでしょうね」 など、ふくこさんの違和感に賛同する人の声が集まりました。 傷ついた被害者の心のケアはもちろん必要ですが、根本的な解決のためには、加害者側の心の闇に目を向けることが重要なのかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月16日事前に学校や家族から体のことを教えられたとしても、初めて生理になったときは不安になったり上手く対応できないこともありますよね。初めて生理になった時、みなさんはどうでしたか?そこで今回は、累計再生数3,500万回突破したMOREDOORの大人気tiktokより、オリジナル漫画「みんなの初潮はどうだった?」をご紹介します。初めての生理に不安になり……この投稿をInstagramで見るMOREDOOR|カラダの悩み / 性教育 / LGBTQ+ ...(@moredoor_official)がシェアした投稿この漫画に読者からは……『早い年齢から生理がきてしまうと驚いてしまうのも無理ない』『大人のケアが大事なのは変わらない』『最初は不安だから、こういう風になんでも大きな心で受け入れてくれる人がいてくれるだけで安心する』など実にさまざまな意見をいただきました。また、多くの方が「自分も親のサポートに助けられた」とコメントを挙げられていました。早めに伝えてあげること……今回のように本人が生理についてなんとなく知っていても、初めて来てしまったときにどうして良いかわからないという方も多いかもしれません。いつ生理が来てもパニックにならないよう、小さな頃から性教育と合わせて生理用品の準備をしておくのもいいですね。みなさんはこの漫画、どう感じましたか?(MOREDOOR編集部)■作画:まきうちまきえ
2023年05月15日安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで、誤解が生じていたのです。その事実を担任の先生がSさんのお母さんに説明したものの、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさんの兄と顔見知りだと言う、ケイくんの習い事で知り合ったママ友・泉さんに事情を話したところ、Sさんの兄が「時々他人をナメた態度をとること」「ふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたこと」を教えてくれました。さらに、Sさんの母とつながりのあるPTAの葉山さんにも話を聞くと、乳幼児だったころのSさんのお世話はすべて、当時11歳のSさんの兄がしていたという複雑な家庭環境が見えてきたのです。もし、Sさんの兄が自宅のすぐ前の靴屋でアルバイトをしていた理由が、ケイくんの様子を監視するためだったとしたら、恐怖でしかありません。ふくこさんは不安でいっぱいになります。 アルバイトの件を夫に伝えると、今から靴屋に行ってくると言い出して……!? 「安心しないほうがいいと思いますよ」 夫は靴屋の店長さんに話を聞くことができましが、Sさんの兄はすでにバイトを辞めていました。店長さんいわく、「外で品出しばかりしていたのですが、安田さんの家を見ていたのかもしれません」とのこと。続けて、「警察に言ったほうがいい」と忠告してくれました。 一番大切なのは、子どもの安全。ふくこさんは、「このとき初めて、『警察』を意識しました」と振り返ります。Sさんの兄を直接知っている店長さんの証言や忠告によって、Sさんの兄がケイくんを監視していた可能性も、現実味を帯びてきました。 警察への連絡は勇気がいるものですが、時と場合によっては、大げさと思ったり、ちゅうちょしたりせずに動いたほうがいいのかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月15日安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで、誤解が生じていたのです。その事実を担任の先生がSさんのお母さんに説明したものの、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさんの兄と顔見知りだと言う、ケイくんの習い事で知り合ったママ友・泉さんに事情を話したところ、Sさんの兄が「時々他人をナメた態度をとること」「ふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたこと」を教えてくれました。そして、Sさんの母とつながりのあるPTAの葉山さんに相談してみると、想像以上に複雑な家庭環境が見えてきたのです。葉山さんの話によれば、なんと、乳幼児期のSさんのお世話はすべてSさんの兄がしていたとのこと。おまけにSさんの母は、子どもたちもいる前で、ホステスとして他のお父さんに名刺を配っていたことも判明。「今そのころに戻れたとしても、児童相談所に通報していいものか、きっとまた迷う」と、葉山さんは振り返ります。 しかし、いくら複雑な家庭環境だからといって、ケイくんを傷つけていい理由にはなりません。葉山さんのおかげでSさんの家庭事情を把握することができたふくこさんは……。 子を守れるのは親だからね! とにかく目下の恐怖は、Sさんの兄が、ふくこさんの家のすぐ前にある靴屋でアルバイトをしていたということ。もし、ケイくんの様子を監視するためだったとしたら、恐怖でしかありません。ふくこさんは不安でいっぱいになります。 このエピソードについて、SNSのコメント欄でも、 「近くに居る可能性があり、先生も親も目が届かないところで何かされたらと思ったら恐怖です」 「現実にあったことなのが恐ろしいです。自分の子どもが被害者にも加害者にもなる可能性があるとして、そのときどう対応するべきなのか悩んでしまいますね」 「すごく怖いですね。向こうが自分の妹、娘が一番正しいという姿勢で来るなら、こちらも気兼ねなく息子さんを一番に考えて良いと思います!」 と、Sさんの兄の行動が非常に怖いという意見がたくさんありました。 子どものことを守れるのは親。しかし、よく知らない家族を相手にするには、親だけでは対応しきれない場合も。そんなときは、家庭内だけで抱え込まずに、ふくこさんのように信頼できる周りの人を頼りながら、慎重に対応していくことが大切です。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月14日安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで、誤解が生じていたのです。その事実を担任の先生がSさんのお母さんに説明したものの、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさんの兄と顔見知りだと言う、ケイくんの習い事で知り合ったママ友・泉さんに事情を話したところ、Sさんの兄が「時々他人をナメた態度をとること」「ふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたこと」を教えてくれました。また、Sさんの兄と同級生である泉さんの長男くんが、ケイくんとのトラブルについて本人に確かめたところ、あっさりと事実を認め、「悪いのは向こうだからね。俺が何とかしてやらないとダメなんだ、ウチは」と答えたそう。以前、保護者参加の学校行事でスマホばかり見ているSさんの母を目撃していたふくこさん。子どもに対してあまり感心がなさそうな様子で、目が合っても無視されたこともあり、違和感を覚えていました。そして、Sさんの母とつながりのあるPTAの葉山さんに相談してみると、想像以上に複雑な家庭環境が見えてきたのです。 11歳で赤ちゃんの面倒を任された兄 ※ヤングケアラー:本来は大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを、日常的におこなっている子どものこと。 葉山さんの話によれば、なんと、乳幼児期のSさんのお世話はすべてSさんの兄がしていたとのこと。おまけにSさんの母は、子どもたちもいる前で、ホステスとして他のお父さんに名刺を配っていたことも判明。11~12歳の多感な時期に、赤ちゃんだったSさんのお世話を任されていたSさんの兄。傍目からは、みんなに褒められてうれしそうに見えても、本当は誰かに守ってほしかったのかもしれません。周囲の大人たちは違和感を覚えつつも、「えらいね」と言葉をかけることしかできなかったとのこと。「今そのころに戻れたとしても、児童相談所に通報していいものか、きっとまた迷う」と、葉山さんは振り返ります。 暴力や暴言、放置などは、明らかな虐待であると周囲も気づきやすいもの。しかしSさんの兄のように自ら進んで妹のお世話をしているように見えるケースでは、児童相談所に相談していいものかどうか迷ってしまいますね。しかし、大切なのは子どもたち。児童虐待とは、身体的虐待・性的虐待・ネグレクト・心理的虐待などがあります。厚生労働省の公式ホームページによると、通告・相談は【児童相談所虐待対応ダイヤル「189」】から匿名でおこなうこともでき、通告・相談をした人、その内容に関する秘密は守られるとのこと。もし子どもたちや保護者のSOSを感じたときには、児童相談所に相談してみることも、選択肢の1つとして覚えておくことが大切ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月13日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで、誤解が生じていたのです。その事実を担任の先生がSさんのお母さんに説明したものの、聞く耳を持ってもらえなかったそう。困ってしまったケイくんの母・ふくこさんは、頼れるママ友・内田さんに「とにかく相手の情報を集めて、信頼できる人とのつながりを作ることが大切」とアドバイスをもらいました。そこで、兄弟関係の保護者を思い返し、Sさんに関わりのありそうな人がいないか探したところ、身近なところにSさんの兄を知るママ・泉さんを見つけました。泉さんにこれまでの経緯を話したところ、「Sさんの兄は、ふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていた」と気になることを教えてくれました。 Sさんの兄と同級生である泉さんの長男くんが、ケイくんとのトラブルについて確かめたところ、あっさりと事実を認め、「悪いのは向こうだからね。俺が何とかしてやらないとダメなんだ、ウチは」と答えたのだそう。 一方、ふくこさんはSさんの母とつながりのあるPTAの葉山さんに事情を話し、相談してみました。 目があっても無視……!? ※訂正:(誤)伺った→(正)うかがった 保護者参加の学校行事で、Sさんは頻繁にケイくんとふくこさんのそばに来て、いろいろな話をしていました。一方、Sさんの母は長時間スマホを見ていて、ふくこさんと目が合ったものの、あいさつもせず無視するような人。また、運動会ではSさんの兄と一緒にスマホを見ているだけでした。ふくこさんは、Sさんに無関心であるかのよう見えるその光景に、違和感を抱いていました。 スマホに夢中で子どもに無関心な母親、妹の学校行事に母と一緒に参加する兄、そして母に構ってもらえず、ふくこさん親子についてまわる妹。何か複雑な家庭の事情があるように思えますね。 参観日や運動会などの保護者参加の学校行事は、普段はなかなか見られない、小学校での子どもの様子を見ることができる貴重な機会でもあります。近年では、個人情報の流出やトラブルを避けるために、スマホや携帯電話の使用をNGとする小学校もあるようです。 体が大きくなってきたと言っても、小学生はまだまだ保護者に自分のことを見てもらいたい時期でもあります。学校行事はしっかり子どもたちに目を向けて、成長を実感する場にしたいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月12日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出されて泣かされてしまいました。 その男の子は、同じクラスの女子・Sさんの兄で、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と咎め、身に覚えがないと言っているケイくんに謝罪を強要したのです。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えていて、Sさんがケイくんにひどいことを言われたというのは誤解だったことが発覚。その事実を担任の先生がSさんのお母さんに説明したものの、聞く耳を持ってもらえなかったそう。困ってしまったケイくんの母・ふくこさんは、頼れるママ友・内田さんに相談。すると内田さんは、外部に訴えるときのためにも、S家にされたこと・日付や時間・状況の詳細などのメモが必須であることや、信頼できる人とのつながりを作ることが大切だと教えてくれました。ふくこさんは兄弟関係の保護者を思い返し、Sさんに関わりのありそうな人がいないか探したところ、身近なところにSさんの兄を知るママ・泉さんを見つけました。 これまでの事情を話すと、・Sさんの兄は学校を休みがち・時々他人をナメた態度をとる・高校を休んで小学校の授業参観に母親と来ていたと気になることを教えてくれました。 また、Sさんの兄は、ふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたことも判明し……!? 「悪いのは向こうだからね」 Sさんの兄と同級生である泉さんの長男くんが、ケイくんとのトラブルについて確かめたところ、あっさりと事実を認め、「悪いのは向こうだからね。俺が何とかしてやらないとダメなんだ、うちは」と答えたSさんの兄。家で嘘を話すSさん、Sさんを守るのは自分しかいないと思っている兄。何やら複雑な家庭環境が垣間見えるようですね。Sさんの兄の言動は、強い正義感からくるものなのかもしれませんが、事実関係を把握せずに間違ったやり方で行動を起こしたことはよくありません。高校生とはいえ、物事を多角的に見る力が未熟で、まだ社会的な常識などは持ち合わせていないのかもしれませんね。 「悪いのは向こう」と自分は間違っていないと思い込んでいる人を納得させるのはなかなか難しいもの。皆さんなら、誤解を解くためにどう対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月11日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出されて泣かされてしまいました。 その男の子は、同じクラスの女子・Sさんの兄で、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と咎め、身に覚えがないと言っているケイくんに謝罪を強要したのです。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えていて、Sさんがケイくんにひどいことを言われたというのは誤解だったことが発覚。その事実を担任の先生がSさんのお母さんに説明したものの、聞く耳を持ってもらえなかったそう。困ってしまったケイくんの母・ふくこさんは、頼れるママ友・内田さんに相談。すると内田さんは、外部に訴えるときのためにも、S家にされたこと・日付や時間・状況の詳細などのメモが必須だと教えてくれました。さらに内田さんは、学校でトラブルが起きたときは、・事実関係をメモする・できる限り早く学校に連絡する・信頼できる人とのつながりを作る・万が一のときのため、ボイスレコーダーなどを準備しておくなどが大切だと言います。 ふくこさんは兄弟関係の保護者を思い返し、Sさんに関わりのありそうな人が周囲にいないか考えました。 ママ友が語った、Sさんの兄の真実 Sさんの兄を知るママをすぐに見つけたふくこさん! ケイくんの習い事で知り合ったママ友がSさんの兄と顔見知りとは、すごい偶然ですね。事情を話したところ、・Sさんの兄は学校を休みがち・時々他人を舐めた態度をする・高校を休んで小学校の授業参観に母親と来ていたと気になることを教えてくれました。いくら妹のことが大事だからといって、高校を休んで小学校の授業参観に来るのは少し引っかかりますね……。 「まずは周囲を信用できる人で固める」という内田さんのアドバイス通り、ふくこさんが一歩外に踏み出し人を頼ることで、今まで見えてこなかった事実が分かりました。どうしても周りへの迷惑を考えて自分で解決しようと思ってしまいがちですが、今回のように周りの協力を得なければ分からないことも多いはず。特に親の目が届かない学校生活でのトラブルにおいては、保護者からの情報が大きな手がかりになるかもしれません。もし何かトラブルに巻き込まれた際には、手に負えない状況になる前に、信頼できる人や機関を頼ることも大切ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月10日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出されて泣かされてしまいました。 その男の子は、同じクラスの女子・Sさんの兄で、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と咎め、身に覚えがないと言っているケイくんに謝罪を強要したのです。担任の先生が状況を確認したところ、クラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えていたことが発覚。つまり、Sさんがケイくんにひどいことを言われたというのは誤解でした。先生はSさんのお母さんに、子どもたちの間で誤解があったことを何度も説明しましたが、「息子は叱ってやっただけ。ウチが謝罪するのは変でしょ? もうSに暴言吐かないよう言ってくださいよ」と、まったく聞く耳を持ってもらえませんでした。ケイくんの母・ふくこさんは、「ここまでの親、まったく初めてだ」とあぜんとしてしまい、誰かに力を借りたいという思いから、ママ友・内田さんに相談することにしました。内田さんは、「学校や市の教育課や、教育委員会など外部に訴えるときのためにも、S家にされたこと・日付や時間・状況の詳細などのメモが必須」と教えてくれました。記録があるのとないのとでは、対応が変わってくるそうなのです。 そして、学校でトラブルがあったときの対応を具体的に教えてくれました。 やった側は、満足してすぐに忘れる… 何かトラブルが起きたときは、・事実関係をメモする・できる限り早く学校に連絡する・信頼できる人とのつながりを作る・万が一のときのため、ボイスレコーダーなどを準備しておくなどが必要だと教えてくれた内田さん。 親身になって助言してくれ、勉強になることばかりです。「三男に降りかかったこの出来事でいろいろな人と話しましたし、さまざまなことを考えさせられました」とふくこさん。小学校ではどうしても保護者同士の交流が減り、疎遠になってしまいがちですが、無理のない範囲で、少人数でも横のつながりを持っておくことも大切なのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月09日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出されて泣かされてしまいました。 その男の子は、同じクラスの女子・Sさんの兄で、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と咎め、身に覚えがないと言っているケイくんに謝罪を強要したのです。担任の先生が状況を確認したところ、クラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えていたことが発覚。つまり、Sさんがケイくんにひどいことを言われたというのは誤解でした。その後、学校で女子たちが自分のほうを見ながら内緒話をしていたことが嫌だった打ち明けるケイくん。母・ふくこさんは、ケイくんが学校でつらくなったときに避難できる場所を作ってもらえるよう、先生にお願いしました。今回のトラブルが発生してから、先生はSさんの保護者に何度か連絡をとろうとしたものの、まったく電話に出なかったそう。そんな中、ようやくSさんのお母さんと連絡がつき、先生は事情を説明。 しかし、「Aさんが事実を曲げてSさんに伝えていたのが原因」と何度伝えても、「Sはいつもケイくんにひどいことを言われている。だから息子が叱ってやっただけ」「ウチが謝罪するのは変でしょ? もうSに暴言吐かないよう言ってくださいよ」とまったく理解してくれなかったとのこと。 「ここまでの親、まったく初めてだ」とあぜんとしてしまい、誰かに力を借りたいと思ったふくこさんは、ママ友・内田さんに相談することにしました。 「常識」が通じない家族には… ふくこさんは、「私自身、ママ友は多くないけれど、彼女のことは信頼できる。それでも、かなり勇気ふりしぼって彼女に助けを求めました」と振り返ります。 内田さんは外部に訴えるときのためにも、S家にされたこと・日付や時間・状況の詳細などのメモが必須だと教えてくれました。記録があるのとないのとでは、対応が変わってくるそうなのです。 「謙虚になりすぎて、相手をつけ上がらせるのも問題」という内田さんの言葉通り、冷静になることも大切ですが、間違っていることを間違っていると言う勇気を持つことや、はっきりと意思表示をして、怒りや悲しみの感情をうまく相手側にと伝えることも重要なのかもしれません。ママ友・内田さんのような心強い味方がいてくれることに、ひと安心ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月08日