■前回のあらすじ小学校3年生の2学期のこと。遠足の前日に「怖い」と行きたくない気持ちを打ち明けるゆい。「友だちと一緒だし遠足は楽しいよ」と声を掛け、明日の朝になれば元気に登校するだろうと思っていたのだが…。■泣き出す長女に…■学校から催促の電話が!つらそうだから休ませる? でもそれは甘やかし? 出勤の時間も迫ってる。そんな中、学校からも電話が鳴り…。電話に出た私は、「すぐに行かせます」とゆいを学校に行かせるのですが…。次回に続く「療育手帳を取得した話」(全38話)は12時更新!
2023年06月11日赤ちゃんが何を伝えたいのか分からず、頭を抱えるお母さんたちは多いはず。もどかしさのあまり、育児が辛くなってしまうこともあるかもしれません。スイスで子育てをする、ケイコモエナ・どすこい母さん(keikomoena)さんも、そんな経験をした1人。娘のゆあちゃんは赤ちゃんの頃、ずっと泣いているような女の子だったのだそう。当時は理由が分からず、「母として至らない点があるのではないか」と自分を責める日々で心身共に疲れていたようなのですが…。泣いてばかりいたゆあちゃんは、立派なおしゃべりさんに成長。その姿を眺めるうちに、ケイコモエナさんは「この子には伝えたいことがいっぱいあったんだな」ということに気付きました。さらには、昔を振り返って「自分ばかりを責めていた頃に戻って教えてあげたい」ともつぶやきます。投稿のコメント欄には、さまざまな声が寄せられていました。「素敵な見解。いわれてみればそうだ!」「我が家はまだ4カ月ですが、同じように感じられる日が来るのが楽しみ」「うちも謎泣きがよくあるのだけど、それなのかな」「娘もそうでした!おしゃべりだからベビー期は辛かったのかも笑」「子育ては楽しくて、しんどくて、幸せですよね」ちなみに、お兄ちゃんのイチくんは赤ちゃんの時も現在も、とても静かな子なのだとか。意外に人の性格は、赤ちゃんの頃から変わらないのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年06月06日子どもが小学生になるタイミングは、親子の心身に大きな変化が現れる時期でもあると言われています。もし子どもから登校前に不調を伝えられたら、あなたならどうしますか……?今回は人気クリエイターのねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さんの体験談をもとに描かれた漫画『繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!長女が登校直前に……いもみさんの長女わっちさんは、小学校に入学した2週間後から、登校前に腹痛を訴えるようになりました。そこでいもみさんが一緒に登校してみるも、学校が見えた瞬間に『お母さんと離れたくない』と泣き出してしまい……?長女が帰宅……学年主任の先生の協力で、なんとか登校できた長女。その日の夜、帰宅した長女にいもみさんが話しかけると……?ここでクイズです!この後いもみさんは、長女の言葉に困惑してしまいます。さて、このとき長女が話した内容とは、一体どんなものだったでしょうか?ヒントとして長女は、学校にいる間ずっと“あること”を考えているようです……。長女の言葉とは……?正解は「お母さんのことばかり考えてる」母と離れることに不安を抱きながら登校していた長女の言葉に、驚きを隠せないいもみさん。その後彼女は小児科へ行くと、そこで長女が『母子分離不安』の症状に当てはまると知らされるのでした……。こんなときどうする?わが子の不調の理由が『お母さんと離れたくない』からだと知ったら、戸惑ってしまうのも無理ありませんよね……。その後のお話でいもみさんは、長女の症状が『母子分離不安』に当てはまると知らされます。あなただったら、こんなときどう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年06月03日皆さんは、育児で悩んでいることはありますか?今回は、自由奔放な息子たちのエピソードを漫画で紹介します。ヒーローが大好きな息子たちカッパを嫌がり…三男が泣き出す…なんでこうなるのー!子どもたちが団結すると、手に負えなくなることが多いですよね。自由奔放な息子たちに苦労するエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年05月31日アメリカに住むリンナイさんは自称『動物が大好き』な女性です。2022年、リンナイさんが仕事に行くと、職場の同僚が見知らぬ犬を連れていました。それはピットブルのミックス犬で、同僚が出勤途中に路上で見つけて保護したのだそう。動物病院での診察の結果、マイクロチップは装着されていませんでした。おそらく路上に捨てられた後で車に轢かれたと思われ、犬の心臓や肺動脈に寄生する寄生虫が起こす病気『フィラリア』が陽性でした。地元の動物保護施設は満員で、一般的に黒いピットブルのミックス犬は安楽死させられる可能性がもっとも高いとのこと。「この犬に生きるチャンスをあげたい」と思ったリンナイさんは、その犬を預かることに決めました。犬はベスちゃんと名付けられ、リンナイさんと彼女の夫からたっぷりの愛情を受けながら過ごしています。 この投稿をInstagramで見る The Great Attempt(@thegreatattemptvlog)がシェアした投稿 初めて自分用のベッドを見た犬が?ベスちゃんがリンナイさんの家にやってきてから数か月後、自宅に大きな箱が届きました。箱の中身は犬用のベッド。ペット用品を販売する会社『chewy』からベスちゃんへのプレゼントでした。初めての自分用のベッドを見た、ベスちゃんのリアクションがこちらです。 この投稿をInstagramで見る The Great Attempt(@thegreatattemptvlog)がシェアした投稿 ベッドを見たとたん、興奮のあまりしっぽをブンブン振り始めるベスちゃん。「あれ、私の?」というように夫の顔を見た後、開封したベッドに飛び乗りました!言葉はなくてもこの行動だけで、ベスちゃんが大喜びしているのが分かりますね。そんなベスちゃんの喜びは、動画を見ている人にも伝わったようです。・「やったー!」って喜んでますね。・ベッドに飛び乗った後も、ジャンプしているのがかわいい!・よかったね。見ていて嬉し涙が出そう。ちなみに、この動画ではベッドを裏向きに置いていたのだとか。後で視聴者のコメントで気付いて、表向きにきちんと置きなおしたそうです。柔らかいふかふかのベッドで眠るのが心地いいと感じるのは、人だけでなく犬も同じなのでしょう。何よりも、初めて自分専用のベッドをもらったベスちゃんの喜び方は、見ているだけで幸せな気持ちになりますね。きっとベスちゃんは毎晩、ベッドの上で楽しい夢を見ているかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年05月25日■前回のあらすじモリオは加害者ではあるけれど、もしかしたら家庭内では被害者からもしれないと話す教頭。モリオが被害を受ける不安があると思いながら両親に真実を話すわけにいかないとフミヤの母親に伝えるのでした。■事件が解決し、元気に学校に通うフミヤ■学校に着いた母親は…フミヤの忘れ物を届けに行った学校で教頭先生と顔を合わせたフミヤの母親。そこでどんな会話があるのでしょうか。いよいよ次回最終回です!次回に続く「僕は加害者で被害者です」(全71話)は17時更新!
2023年05月23日息子が生後2カ月のとき、夫に息子を任せて初めて外出しました。帰宅後に目に入ったのは、泣いている赤ちゃんをそっちのけでゲームに没頭している夫! 赤ちゃんが泣いていた原因は、夫ならできると思い込んでいた、あのお世話でした。 生後2カ月の息子を夫に託して初外出!帰宅後にまさかの… 出産して2カ月が過ぎたころの出来事です。慣れない新生児育児に疲れ、私のストレスは溜まる一方。ひとりになりたい一心で、思い切って夫に息子のお世話を頼み、カフェに行くことにしました。私は落ち着いた雰囲気のカフェでひとり時間を満喫。快く送り出してくれた夫に感謝しながら、そのひとときを楽しみました。 夫へお土産のお菓子を買って、1時間ほどで帰宅する私。家に帰ると、リビングには泣いている息子をほったらかして、ゲームに没頭する夫の姿が。急いで息子を抱き上げると、どうやらう●ちをしていたよう。「泣いているのに、なんでおむつを替えてないの?」と聞くと、「う●ちのおむつ交換はしたことないから無理だよ~」と悪びれる様子もなく答える夫。しかも、息子はびっしょりと汗をかいていて着替えも必要な状態だったのです。「どれに着替えさせたらいいかわからないし」とヘラヘラ笑う夫に私は怒りが爆発!「そのくらい自分で考えてできないの!?」「風邪ひいたらどうするの!」と持っていたお土産を夫に投げつけました。怒りと悲しさとで「1時間ですら頑張れないの?」と泣き叫ぶ私に、夫はびっくりした様子で黙っていました。 その後、冷静になった私は、う●ちのおむつの替え方や着替えがどこに置いてあるのか、どういったときに着替えが必要でどの服に着替えさせればいいのかまで細かく説明。「泣き叫ぶ息子を見て何かあったのかと、すごく心配になったんだよ!」と私の気持ちを伝えると、うつむきながら「ごめん、これからは自分もできるようにする」と夫も反省し、私の気持ちも理解してくれました。当たり前にしくれると思っていたことすらできない夫にはがっかりしましたが、どんなことでも期待せずに、してほしいことは細かく伝えることが大切だと実感した出来事でした。 作画/Pappayappa著者:小林結佳
2023年05月20日安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで誤解が生じていたのですが、その事実を担任の先生がSさんの母に説明しても、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさん家族のことを知るママ友に話を聞くと、Sさんの兄がふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたことが判明。ふくこさんの夫がSさんの兄について靴屋の店長に尋ねると、「外で品出しをしながら、安田さんのお宅を見ていたのかも。警察に言ったほうがいい」と助言されました。その日の午後、ふくこさんはケイくんを迎えに学校へ。学校側には、必要なときにはSさんたちと距離を置かせてもらうようにお願いしたはずでしたが、ケイくんだけが別の教室に行くことで他の生徒が騒ぎだしてしまったため、「教室の隔離はできなくなりました」と担任の先生に聞かされます。ふくこさんは、先生の様子から「全体に許可できないものは個人に許可できない」「前例がない」などと上の立場の人に言われた可能性があると察し、校長先生に話を聞くことに。 校長先生はこの期に及んで、「ケイ君だけ……というわけにもいかないので」「Sさんのお兄さんも、きっと妹を思うやさしさから、行動を起こしてしまったと思うんです」と、Sさんの兄をフォローするような発言をしました。さらに、Sさんの母は学校からの電話にすら、なかなか出ない状況にもかかわらず、「今後も密に連絡を取り合い、話していくつもりでおります」など、きれいごとを並べて、今回のトラブルを穏便に収めようとするのでした。 怒りに震えるふくこさんを前に、明るい表情で「市に相談したところ、教育課の支援教育部のマネージャーが話を聞いてくださるそうです」と話す校長先生。 このことを、頼もしいママ友の内田さんに相談してみると……。 誰が来ようが自信を持ってくださいね…! Sさんの兄がケイくんに接触してから4日。ふくこさんはケイくんのために奔走しています。 頼りになるママ友・内田さんは、なんと市議会議員にも相談し、教育関係の内部情報までゲットしてくれていました。「安田さんはケイくんのために人に会いに行って話をして、本当は何があったのか、どんな相手なのかを多角的に見た。だから誰が来ようが自信を持ってくださいね」 「困っている子どもを守れるのは、現場の教師と、誰よりも私たち親なのよ」 内田さんの言葉が、ふくこさんを勇気づけてくれたのでした。 SNSのコメント欄にも、 「議員さんの力は本当に大きくて、ちっとも動かなかったことがスッと変わるというのを私も経験しております。親として賢くあること、そして頼れるところのリサーチって本当大事だなって思いますね!」「やはり学校や役所を飛び越えて、政治家を動かすと何でも早いです。内田さん、相当行動力があって聡明な方なのでしょうね。そんな方が味方でいてくださったのは、とても心強かったですね」「子どもを守るために、親が周りとつながりを持って頑張らないと……と、自分に活を入れています」 など、周囲とのつながりの大切さが重要との声が集まりました。 子どもを守れるのは親。そう言い切ってくれる内田さんがそばにいてくれるのは、かなり心強く、勇気をもらえますね。 学校や教育センターだけでなく、周囲の人をうまく巻き込みながら、地域社会の安全を守る警察や、市民の代表である市議会などにも頼ることで、新たな道が開けることもあるのかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月20日安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで誤解が生じていたのですが、その事実を担任の先生がSさんの母に説明しても、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさん家族のことを知るママ友に話を聞くと、Sさんの兄がふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたことが判明。ふくこさんの夫は早速、靴屋に行って店長さんにSさんの兄について尋ねると、「外で品出しをしながら、安田さんのお宅を見ていたのかも。警察に言ったほうがいいと思います」とのこと。一方ふくこさんが教育センターに電話で相談してみたところ、「できる限りSさんと息子さんは関わらないように。もし次に何かあったら、警察に連絡してください」と助言されました。その日の午後、ふくこさんはケイくんを迎えに学校へ向かいました。すると、担任の先生から「すみません。教室の隔離について、“できない”ということになりました」と聞かされます。 学校側へは、必要なときにはSさんたちと距離を置かせてもらうようにお願いしていたはずだったので、困惑するふくこさん。先生とケイくんとの間では「つらい気持ちになったときには手を挙げる」とサインを決めて実践したものの、他の生徒たちが「なんでケイくんだけ?」と騒ぎだしてしまったそうなのです。 ふくこさんは、先生の様子から「全体に許可できないものは個人に許可できない」「前例がない」などと上の立場の人に言われた可能性があると察し、校長先生に話を聞くことにしたのですが……。 学校側の対応に、怒りで震える… この期に及んで校長先生は、「ケイくんだけ……というわけにもいかないので」「Sさんのお兄さんも、きっと妹を思うやさしさから、行動を起こしてしまったと思うんです」と言い出しました。 さらに、Sさんの母は学校からの電話にすら、なかなか出ない状況にもかかわらず、「今後も密に連絡を取り合い、話していくつもりでおります」など、きれいごとを並べて、今回のことを鎮めようとする校長先生。 怒りに震えるふくこさんを前に、校長先生は明るい表情で「市に相談したところ、教育課の支援教育部のマネージャーが話を聞いてくださるそうです」と話します。実際に被害に遭っており、切羽詰まった状況のふくこさんとの温度差を感じますね。ふくこさんは、「私は、恐らくその市の方が間に入ってくださっても、話し合いなどできないと思っています。申し訳ないけれど、これまでいろいろ調べさせてもらった結果、お話できる人たちではないと感じています」と、はっきりと伝えたそうです。 SNSのコメント欄にも、「校長先生、何もわかってない。現場を目にしている担任の先生のほうが、まだわかっている感じがする」 「生徒間でトラブルが起きたとき、個々に対応するのは当たり前のことなのに……。みんな行きたがるなら、理由をちゃんと説明して諭すのが先生の役目だと思います」「皆さんと同じく、怒りでプルプルします! 校長先生の言っていることや考えが理解できません」 と、学校側の対応に疑問を持つ人の声が多数。 今回の場合、ふくこさんが学校や教育センターに相談しても、なかなか具体的な解決策が見えてきませんでした。ましてや相談相手との間で温度差があれば、被害者の心はさらに傷ついてしまいかねません。 トラブルが発生した際、現場の関係者の中には、とにかく物事を穏便に済ませたいと思ってしまう人もいることでしょう。しかし、特に人間関係のトラブルにおいては、誤解のないように事実を明らかにした上で、きちんと問題点を洗い出し、適切な対応策を考えることが大切ではないでしょうか。 学校側が傷ついたケイくんに寄り添い、親身になって問題解決のために協力してくれることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月19日安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで誤解が生じていたのですが、その事実を担任の先生がSさんの母に説明しても、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさん家族のことを知るママ友に話を聞くと、Sさんの兄がふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたことが判明。ふくこさんの夫は早速、靴屋に行って店長さんにSさんの兄について尋ねると、「外で品出しをしながら、安田さんのお宅を見ていたのかも。警察に言ったほうがいいと思います」と忠告されました。一方そのころ、ふくこさんは教育センターに電話で相談してみることに。ふくこさんが教育センターの相談員にこれまでの事情を説明し、ケイくんに夜驚の症状があるということを伝えると、カウンセリングをすすめられました。 また、「できる限りSさんと息子さんは関わらないように。もし次に何かあったら、警察に連絡してください」との助言をされ……。 ど、どうして教室の隔離ができない…? 学校側へは、必要なときにはSさんたちと距離を置かせてもらうようにお願いしていたはずなのに、教室の隔離はできなかったとのこと。 担任の先生とケイくんの間では「つらい気持ちになったときには手を挙げる」とサインを決めて実践したものの、他の生徒が騒ぎだしてしまったのです。 ふくこさんは、先生の様子から「全体に許可できないものは個人に許可できない」「前例がない」などと上の立場の人に言われた可能性があると察し、校長先生に話を聞くことにしました。 「なぜ被害を受けたケイのほうが教室を追われなければならない?」 「加害者側は教室に居られるのに……」 不本意な気持ちを抱えながらも、先生に冷静に対応するふくこさん。すべてはケイくんのことを守るためでした。 親の目が届かない、学校という閉鎖的な空間での出来事。時には先生の目すら届かない場面もあることでしょう。子どもがつらい気持ちになった瞬間に助けてあげることができないのは、親としてもどかしい気持ちになってしまいますね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月18日安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで誤解が生じていたのですが、その事実を担任の先生がSさんの母に説明しても、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさん家族のことを知るママたちに話を聞くと、Sさんの兄がふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたこと、乳幼児だったころのSさんのお世話はすべて、当時11歳のSさんの兄がしていたことが分かりました。ふくこさんの夫は早速、靴屋に行ってSさんの兄について店長さんに尋ねました。すると、つい先日辞めていたこと、外で品出しばかりしていた=安田家を観察していたかもしれないということが発覚。一方そのころ、ふくこさんは教育センターに電話で相談してみることに。これまでの事情を説明して、ケイくんに夜驚の症状があるということを伝えると、カウンセリングをすすめられました。 しかし、ふくこさんは 「どうして被害を受けた側だけがカウンセリングをすすめられるのか」 「カウンセリングが本当に必要なのは、S家の人たちではないのか」 と、相談員の方の提案に違和感を覚えるのでした。 認知が歪んでいる可能性があります 特に海外では、問題を起こした側がカウンセリングを受けるという例があるものの、実際には受ける意思がない人にカウンセリングを受けさせることは難しいとのこと。 相談員の方は、「できる限りSさんと息子さんは関わらないように」と忠告してくれました。さらに、「もし次に何かあったら、警察に連絡してください」と、Sさんの兄がアルバイトをしていた靴屋の店長さんと同じく、警察に相談することをすすめるのでした。 この他にも、ふくこさんは、S家について児童相談所に話したほうがいいのかどうか質問をしたところ、過去のネグレクト等に関しては児相でも対応が難しいとの返答だったそう。 SさんもSさんの兄も、ネグレクトをされていたり、ヤングケアラーであったりりした当時に、周囲から適切な保護を受けられていれば、ひょっとしたら認知の歪みが起きていなかったかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月17日安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで誤解が生じていたのですが、その事実を担任の先生がSさんの母に説明しても、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさん家族のことを知るママたちに話を聞くと、Sさんの兄がふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたこと、乳幼児だったころのSさんのお世話はすべて、当時11歳のSさんの兄がしていたことが分かりました。Sさんの兄がケイくんの様子を監視するために靴屋でバイトをしていたとしたら……。不安でいっぱいになったふくこさんが夫に報告すると、夫はすぐに靴屋を見てくると言って出かけていきました。夫は靴屋の店長さんに話を聞くことができましが、Sさんの兄はすでにバイトを辞めていることが判明。 「外で品出しばかりしていたのですが、安田さんの家を見ていたのかもしれません」と言う店長さん。また、「警察に言ったほうがいい」と忠告した上で、もしまたSさんの兄や母が店に訪れることがあれば、教えてくれるとのことでした。 一方ふくこさんは、ある場所に電話しようと考えていました……。 どうしていつも被害を受けた側だけが… ふくこさんは、教育センターに電話相談することに。これまでの事情を説明して、ケイくんに夜驚の症状があるということを伝えると、カウンセリングをすすめられました。 しかし、ふくこさんは、「どうして被害を受けた側だけがカウンセリングをすすめられるのか」 「カウンセリングが本当に必要なのは、S家の人たちではないのか」 と心がざわついてしまうのでした。 SNSのコメント欄には、 「その通りだと思います。被害にあった側がカウンセリングを受ける流れに、私も違和感ありです!」 「被害側の心のケアはもちろん大切ですが、元を絶たないと、また別の人が被害に遭うかもしれないのに……」 「問題を抱えているのは加害者なのに、なぜ被害者だけがいろいろしなくちゃいけないのでしょうね」 など、ふくこさんの違和感に賛同する人の声が集まりました。 傷ついた被害者の心のケアはもちろん必要ですが、根本的な解決のためには、加害者側の心の闇に目を向けることが重要なのかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月16日事前に学校や家族から体のことを教えられたとしても、初めて生理になったときは不安になったり上手く対応できないこともありますよね。初めて生理になった時、みなさんはどうでしたか?そこで今回は、累計再生数3,500万回突破したMOREDOORの大人気tiktokより、オリジナル漫画「みんなの初潮はどうだった?」をご紹介します。初めての生理に不安になり……この投稿をInstagramで見るMOREDOOR|カラダの悩み / 性教育 / LGBTQ+ ...(@moredoor_official)がシェアした投稿この漫画に読者からは……『早い年齢から生理がきてしまうと驚いてしまうのも無理ない』『大人のケアが大事なのは変わらない』『最初は不安だから、こういう風になんでも大きな心で受け入れてくれる人がいてくれるだけで安心する』など実にさまざまな意見をいただきました。また、多くの方が「自分も親のサポートに助けられた」とコメントを挙げられていました。早めに伝えてあげること……今回のように本人が生理についてなんとなく知っていても、初めて来てしまったときにどうして良いかわからないという方も多いかもしれません。いつ生理が来てもパニックにならないよう、小さな頃から性教育と合わせて生理用品の準備をしておくのもいいですね。みなさんはこの漫画、どう感じましたか?(MOREDOOR編集部)■作画:まきうちまきえ
2023年05月15日安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで、誤解が生じていたのです。その事実を担任の先生がSさんのお母さんに説明したものの、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさんの兄と顔見知りだと言う、ケイくんの習い事で知り合ったママ友・泉さんに事情を話したところ、Sさんの兄が「時々他人をナメた態度をとること」「ふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたこと」を教えてくれました。さらに、Sさんの母とつながりのあるPTAの葉山さんにも話を聞くと、乳幼児だったころのSさんのお世話はすべて、当時11歳のSさんの兄がしていたという複雑な家庭環境が見えてきたのです。もし、Sさんの兄が自宅のすぐ前の靴屋でアルバイトをしていた理由が、ケイくんの様子を監視するためだったとしたら、恐怖でしかありません。ふくこさんは不安でいっぱいになります。 アルバイトの件を夫に伝えると、今から靴屋に行ってくると言い出して……!? 「安心しないほうがいいと思いますよ」 夫は靴屋の店長さんに話を聞くことができましが、Sさんの兄はすでにバイトを辞めていました。店長さんいわく、「外で品出しばかりしていたのですが、安田さんの家を見ていたのかもしれません」とのこと。続けて、「警察に言ったほうがいい」と忠告してくれました。 一番大切なのは、子どもの安全。ふくこさんは、「このとき初めて、『警察』を意識しました」と振り返ります。Sさんの兄を直接知っている店長さんの証言や忠告によって、Sさんの兄がケイくんを監視していた可能性も、現実味を帯びてきました。 警察への連絡は勇気がいるものですが、時と場合によっては、大げさと思ったり、ちゅうちょしたりせずに動いたほうがいいのかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月15日安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで、誤解が生じていたのです。その事実を担任の先生がSさんのお母さんに説明したものの、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさんの兄と顔見知りだと言う、ケイくんの習い事で知り合ったママ友・泉さんに事情を話したところ、Sさんの兄が「時々他人をナメた態度をとること」「ふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたこと」を教えてくれました。そして、Sさんの母とつながりのあるPTAの葉山さんに相談してみると、想像以上に複雑な家庭環境が見えてきたのです。葉山さんの話によれば、なんと、乳幼児期のSさんのお世話はすべてSさんの兄がしていたとのこと。おまけにSさんの母は、子どもたちもいる前で、ホステスとして他のお父さんに名刺を配っていたことも判明。「今そのころに戻れたとしても、児童相談所に通報していいものか、きっとまた迷う」と、葉山さんは振り返ります。 しかし、いくら複雑な家庭環境だからといって、ケイくんを傷つけていい理由にはなりません。葉山さんのおかげでSさんの家庭事情を把握することができたふくこさんは……。 子を守れるのは親だからね! とにかく目下の恐怖は、Sさんの兄が、ふくこさんの家のすぐ前にある靴屋でアルバイトをしていたということ。もし、ケイくんの様子を監視するためだったとしたら、恐怖でしかありません。ふくこさんは不安でいっぱいになります。 このエピソードについて、SNSのコメント欄でも、 「近くに居る可能性があり、先生も親も目が届かないところで何かされたらと思ったら恐怖です」 「現実にあったことなのが恐ろしいです。自分の子どもが被害者にも加害者にもなる可能性があるとして、そのときどう対応するべきなのか悩んでしまいますね」 「すごく怖いですね。向こうが自分の妹、娘が一番正しいという姿勢で来るなら、こちらも気兼ねなく息子さんを一番に考えて良いと思います!」 と、Sさんの兄の行動が非常に怖いという意見がたくさんありました。 子どものことを守れるのは親。しかし、よく知らない家族を相手にするには、親だけでは対応しきれない場合も。そんなときは、家庭内だけで抱え込まずに、ふくこさんのように信頼できる周りの人を頼りながら、慎重に対応していくことが大切です。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月14日安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで、誤解が生じていたのです。その事実を担任の先生がSさんのお母さんに説明したものの、聞く耳を持ってもらえなかったそう。ふくこさんが、Sさんの兄と顔見知りだと言う、ケイくんの習い事で知り合ったママ友・泉さんに事情を話したところ、Sさんの兄が「時々他人をナメた態度をとること」「ふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたこと」を教えてくれました。また、Sさんの兄と同級生である泉さんの長男くんが、ケイくんとのトラブルについて本人に確かめたところ、あっさりと事実を認め、「悪いのは向こうだからね。俺が何とかしてやらないとダメなんだ、ウチは」と答えたそう。以前、保護者参加の学校行事でスマホばかり見ているSさんの母を目撃していたふくこさん。子どもに対してあまり感心がなさそうな様子で、目が合っても無視されたこともあり、違和感を覚えていました。そして、Sさんの母とつながりのあるPTAの葉山さんに相談してみると、想像以上に複雑な家庭環境が見えてきたのです。 11歳で赤ちゃんの面倒を任された兄 ※ヤングケアラー:本来は大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを、日常的におこなっている子どものこと。 葉山さんの話によれば、なんと、乳幼児期のSさんのお世話はすべてSさんの兄がしていたとのこと。おまけにSさんの母は、子どもたちもいる前で、ホステスとして他のお父さんに名刺を配っていたことも判明。11~12歳の多感な時期に、赤ちゃんだったSさんのお世話を任されていたSさんの兄。傍目からは、みんなに褒められてうれしそうに見えても、本当は誰かに守ってほしかったのかもしれません。周囲の大人たちは違和感を覚えつつも、「えらいね」と言葉をかけることしかできなかったとのこと。「今そのころに戻れたとしても、児童相談所に通報していいものか、きっとまた迷う」と、葉山さんは振り返ります。 暴力や暴言、放置などは、明らかな虐待であると周囲も気づきやすいもの。しかしSさんの兄のように自ら進んで妹のお世話をしているように見えるケースでは、児童相談所に相談していいものかどうか迷ってしまいますね。しかし、大切なのは子どもたち。児童虐待とは、身体的虐待・性的虐待・ネグレクト・心理的虐待などがあります。厚生労働省の公式ホームページによると、通告・相談は【児童相談所虐待対応ダイヤル「189」】から匿名でおこなうこともでき、通告・相談をした人、その内容に関する秘密は守られるとのこと。もし子どもたちや保護者のSOSを感じたときには、児童相談所に相談してみることも、選択肢の1つとして覚えておくことが大切ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月13日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで、誤解が生じていたのです。その事実を担任の先生がSさんのお母さんに説明したものの、聞く耳を持ってもらえなかったそう。困ってしまったケイくんの母・ふくこさんは、頼れるママ友・内田さんに「とにかく相手の情報を集めて、信頼できる人とのつながりを作ることが大切」とアドバイスをもらいました。そこで、兄弟関係の保護者を思い返し、Sさんに関わりのありそうな人がいないか探したところ、身近なところにSさんの兄を知るママ・泉さんを見つけました。泉さんにこれまでの経緯を話したところ、「Sさんの兄は、ふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていた」と気になることを教えてくれました。 Sさんの兄と同級生である泉さんの長男くんが、ケイくんとのトラブルについて確かめたところ、あっさりと事実を認め、「悪いのは向こうだからね。俺が何とかしてやらないとダメなんだ、ウチは」と答えたのだそう。 一方、ふくこさんはSさんの母とつながりのあるPTAの葉山さんに事情を話し、相談してみました。 目があっても無視……!? ※訂正:(誤)伺った→(正)うかがった 保護者参加の学校行事で、Sさんは頻繁にケイくんとふくこさんのそばに来て、いろいろな話をしていました。一方、Sさんの母は長時間スマホを見ていて、ふくこさんと目が合ったものの、あいさつもせず無視するような人。また、運動会ではSさんの兄と一緒にスマホを見ているだけでした。ふくこさんは、Sさんに無関心であるかのよう見えるその光景に、違和感を抱いていました。 スマホに夢中で子どもに無関心な母親、妹の学校行事に母と一緒に参加する兄、そして母に構ってもらえず、ふくこさん親子についてまわる妹。何か複雑な家庭の事情があるように思えますね。 参観日や運動会などの保護者参加の学校行事は、普段はなかなか見られない、小学校での子どもの様子を見ることができる貴重な機会でもあります。近年では、個人情報の流出やトラブルを避けるために、スマホや携帯電話の使用をNGとする小学校もあるようです。 体が大きくなってきたと言っても、小学生はまだまだ保護者に自分のことを見てもらいたい時期でもあります。学校行事はしっかり子どもたちに目を向けて、成長を実感する場にしたいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月12日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出されて泣かされてしまいました。 その男の子は、同じクラスの女子・Sさんの兄で、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と咎め、身に覚えがないと言っているケイくんに謝罪を強要したのです。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えていて、Sさんがケイくんにひどいことを言われたというのは誤解だったことが発覚。その事実を担任の先生がSさんのお母さんに説明したものの、聞く耳を持ってもらえなかったそう。困ってしまったケイくんの母・ふくこさんは、頼れるママ友・内田さんに相談。すると内田さんは、外部に訴えるときのためにも、S家にされたこと・日付や時間・状況の詳細などのメモが必須であることや、信頼できる人とのつながりを作ることが大切だと教えてくれました。ふくこさんは兄弟関係の保護者を思い返し、Sさんに関わりのありそうな人がいないか探したところ、身近なところにSさんの兄を知るママ・泉さんを見つけました。 これまでの事情を話すと、・Sさんの兄は学校を休みがち・時々他人をナメた態度をとる・高校を休んで小学校の授業参観に母親と来ていたと気になることを教えてくれました。 また、Sさんの兄は、ふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたことも判明し……!? 「悪いのは向こうだからね」 Sさんの兄と同級生である泉さんの長男くんが、ケイくんとのトラブルについて確かめたところ、あっさりと事実を認め、「悪いのは向こうだからね。俺が何とかしてやらないとダメなんだ、うちは」と答えたSさんの兄。家で嘘を話すSさん、Sさんを守るのは自分しかいないと思っている兄。何やら複雑な家庭環境が垣間見えるようですね。Sさんの兄の言動は、強い正義感からくるものなのかもしれませんが、事実関係を把握せずに間違ったやり方で行動を起こしたことはよくありません。高校生とはいえ、物事を多角的に見る力が未熟で、まだ社会的な常識などは持ち合わせていないのかもしれませんね。 「悪いのは向こう」と自分は間違っていないと思い込んでいる人を納得させるのはなかなか難しいもの。皆さんなら、誤解を解くためにどう対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月11日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出されて泣かされてしまいました。 その男の子は、同じクラスの女子・Sさんの兄で、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と咎め、身に覚えがないと言っているケイくんに謝罪を強要したのです。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えていて、Sさんがケイくんにひどいことを言われたというのは誤解だったことが発覚。その事実を担任の先生がSさんのお母さんに説明したものの、聞く耳を持ってもらえなかったそう。困ってしまったケイくんの母・ふくこさんは、頼れるママ友・内田さんに相談。すると内田さんは、外部に訴えるときのためにも、S家にされたこと・日付や時間・状況の詳細などのメモが必須だと教えてくれました。さらに内田さんは、学校でトラブルが起きたときは、・事実関係をメモする・できる限り早く学校に連絡する・信頼できる人とのつながりを作る・万が一のときのため、ボイスレコーダーなどを準備しておくなどが大切だと言います。 ふくこさんは兄弟関係の保護者を思い返し、Sさんに関わりのありそうな人が周囲にいないか考えました。 ママ友が語った、Sさんの兄の真実 Sさんの兄を知るママをすぐに見つけたふくこさん! ケイくんの習い事で知り合ったママ友がSさんの兄と顔見知りとは、すごい偶然ですね。事情を話したところ、・Sさんの兄は学校を休みがち・時々他人を舐めた態度をする・高校を休んで小学校の授業参観に母親と来ていたと気になることを教えてくれました。いくら妹のことが大事だからといって、高校を休んで小学校の授業参観に来るのは少し引っかかりますね……。 「まずは周囲を信用できる人で固める」という内田さんのアドバイス通り、ふくこさんが一歩外に踏み出し人を頼ることで、今まで見えてこなかった事実が分かりました。どうしても周りへの迷惑を考えて自分で解決しようと思ってしまいがちですが、今回のように周りの協力を得なければ分からないことも多いはず。特に親の目が届かない学校生活でのトラブルにおいては、保護者からの情報が大きな手がかりになるかもしれません。もし何かトラブルに巻き込まれた際には、手に負えない状況になる前に、信頼できる人や機関を頼ることも大切ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月10日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出されて泣かされてしまいました。 その男の子は、同じクラスの女子・Sさんの兄で、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と咎め、身に覚えがないと言っているケイくんに謝罪を強要したのです。担任の先生が状況を確認したところ、クラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えていたことが発覚。つまり、Sさんがケイくんにひどいことを言われたというのは誤解でした。先生はSさんのお母さんに、子どもたちの間で誤解があったことを何度も説明しましたが、「息子は叱ってやっただけ。ウチが謝罪するのは変でしょ? もうSに暴言吐かないよう言ってくださいよ」と、まったく聞く耳を持ってもらえませんでした。ケイくんの母・ふくこさんは、「ここまでの親、まったく初めてだ」とあぜんとしてしまい、誰かに力を借りたいという思いから、ママ友・内田さんに相談することにしました。内田さんは、「学校や市の教育課や、教育委員会など外部に訴えるときのためにも、S家にされたこと・日付や時間・状況の詳細などのメモが必須」と教えてくれました。記録があるのとないのとでは、対応が変わってくるそうなのです。 そして、学校でトラブルがあったときの対応を具体的に教えてくれました。 やった側は、満足してすぐに忘れる… 何かトラブルが起きたときは、・事実関係をメモする・できる限り早く学校に連絡する・信頼できる人とのつながりを作る・万が一のときのため、ボイスレコーダーなどを準備しておくなどが必要だと教えてくれた内田さん。 親身になって助言してくれ、勉強になることばかりです。「三男に降りかかったこの出来事でいろいろな人と話しましたし、さまざまなことを考えさせられました」とふくこさん。小学校ではどうしても保護者同士の交流が減り、疎遠になってしまいがちですが、無理のない範囲で、少人数でも横のつながりを持っておくことも大切なのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月09日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出されて泣かされてしまいました。 その男の子は、同じクラスの女子・Sさんの兄で、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と咎め、身に覚えがないと言っているケイくんに謝罪を強要したのです。担任の先生が状況を確認したところ、クラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えていたことが発覚。つまり、Sさんがケイくんにひどいことを言われたというのは誤解でした。その後、学校で女子たちが自分のほうを見ながら内緒話をしていたことが嫌だった打ち明けるケイくん。母・ふくこさんは、ケイくんが学校でつらくなったときに避難できる場所を作ってもらえるよう、先生にお願いしました。今回のトラブルが発生してから、先生はSさんの保護者に何度か連絡をとろうとしたものの、まったく電話に出なかったそう。そんな中、ようやくSさんのお母さんと連絡がつき、先生は事情を説明。 しかし、「Aさんが事実を曲げてSさんに伝えていたのが原因」と何度伝えても、「Sはいつもケイくんにひどいことを言われている。だから息子が叱ってやっただけ」「ウチが謝罪するのは変でしょ? もうSに暴言吐かないよう言ってくださいよ」とまったく理解してくれなかったとのこと。 「ここまでの親、まったく初めてだ」とあぜんとしてしまい、誰かに力を借りたいと思ったふくこさんは、ママ友・内田さんに相談することにしました。 「常識」が通じない家族には… ふくこさんは、「私自身、ママ友は多くないけれど、彼女のことは信頼できる。それでも、かなり勇気ふりしぼって彼女に助けを求めました」と振り返ります。 内田さんは外部に訴えるときのためにも、S家にされたこと・日付や時間・状況の詳細などのメモが必須だと教えてくれました。記録があるのとないのとでは、対応が変わってくるそうなのです。 「謙虚になりすぎて、相手をつけ上がらせるのも問題」という内田さんの言葉通り、冷静になることも大切ですが、間違っていることを間違っていると言う勇気を持つことや、はっきりと意思表示をして、怒りや悲しみの感情をうまく相手側にと伝えることも重要なのかもしれません。ママ友・内田さんのような心強い味方がいてくれることに、ひと安心ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月08日皆さんは普段、お弁当は手作りをしますか? 何気なく作っているお弁当でも、地域や園によっては変わった風習がある場合も。 今回は、そんなお弁当にまつわるエピソードを紹介します!泣きながら帰ってきた娘娘が通っていた幼稚園では週に2回、お弁当の日がありました。年長になり最後のお弁当の日、娘は泣きながら帰ってきました。理由を聞くと「みんなママからの手紙があったのに私はなかった」と。暗黙の風習…!?なんとその地域では暗黙の風習があり、最終日はお母さんがお弁当に手紙を入れるとのこと。私はその園が初めてだったのでその風習を知りませんでした。知っていたら絶対入れたのにと、泣いている娘を見て悔やみました。それ以来、小学校でのお弁当は遠足のときか運動会のときくらいしかないのですが、必ず手紙を入れるようにしています。忘れられないお弁当のエピソードです。(匿名)意外な風習があることも娘さんにとってはショックな出来事だったかもしれませんが、その後のお弁当に手紙に入るようになったのはきっと嬉しいことでしょう。地域特有の風習とは、うまく付き合っていきたいものですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年05月06日生後4カ月。初めて電車に乗ることになりドキドキ。席が埋まっていたので立っていると、「ここどうぞ」とおばさんが席を譲ってくれました。おばさんの好意にほんわかしていたのですが……。それは思わぬ洗礼の始まりだったのです。初めての電車で受けた洗礼 「赤ちゃん連れに優しい世の中だなぁ」と思っていた矢先に起きた衝撃エピソード。生後4カ月、初めての育児、初めての電車。いろいろなことに神経質になっていたころ。本当に大変だったそうです。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター んぎまむ
2023年05月06日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出され、泣かされてしまいます。その男の子は、同じクラスの女子・Sさんの兄でした。「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と、Sさんの兄に身に覚えのないことを咎められたケイくんは困惑し、涙してしまいます。Sさんの兄は事実確認もせず、直接ケイくんに謝罪を強要したのでした。その後、担任の先生がSさんとケイくんに話を聞いたところ、Sさんは、「ケイくんに『大嫌い、転校しろ』と言われて、ママとお兄ちゃんが怒った」と言い、一方ケイくんは「そんなことは言っていない。でも、ちょっと前、Aちゃんに『Sちゃんのこと好き? 嫌い?』と聞かれたから、答えに困って『ふつう』と答えた」とのこと。Aさんが事実を曲げてSさんに伝えたようで、Sさんの訴えは誤解であることが判明したのです。しかし先生からは、「誤解だったということが、お家の人にどう伝わるかは分からない」とはっきりしない言葉が返ってきました。次の日、「学校で女子たちが自分のほうを見ながら内緒話をしていたのが嫌だった」と打ち明けたケイくん。母・ふくこさんは、「ケイの心が一番大事」と伝え、これからもしケイくんが学校でツライときがあれば、どこかに避難できるように先生にお願いすると話します。 そんな中、先生はSさんのお母さんと連絡がとれたと報告してくれました。その内容とは……!? ダメだ。私には理解不能… Aさんが事実を曲げてSさんに話していたということを、何度Sさんのお母さんに伝えても、「Sはいつもケイくんにひどいことを言われている。だから息子が叱ってやっただけ」「ウチが謝罪するのは変でしょ? もうSに暴言吐かないよう言ってくださいよ」と、まったく理解できていない様子。「譲歩して『仲良くしてね』とやさしく言ってあげた」というSさんのお母さんの言葉に絶句するふくこさん。担任の先生が「お家の人にSさんがどう伝えるかは分からない」と言っていた理由が見えてきたのと同時に、「ここまでの親、まったく初めてだ」とあぜんとしてしまったのでした。 「話せばわかる」という言葉がありますが、これは相手が話の内容が冷静に理解できる人というのが前提。相手によっては「話してもなかなか伝わらない」ということもあるでしょう。また、「事実」と「解釈」が混合してしまい、誤解を生んでいる可能性もあります。 このような場合は、互いに事実を正しく認識できているのかどうかを確認しながら話を進めたり、伝えたい要件を簡潔に話したりするなどの工夫をしていくと、少しずつ誤解がとけていくかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年04月30日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出され、泣かされてしまいます。その男の子は、同じクラスの女子・Sさんの兄でした。「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と、Sさんの兄に身に覚えのないことを咎められたケイくんは困惑し、涙してしまいます。Sさんの兄は事実確認もせず、直接ケイくんに謝罪を強要したのでした。翌日、ケイくんに付き添って登校したふくこさんは校長室に呼ばれ、校長先生と担任の先生からその後の話を聞きました。先生方がSさんの保護者に何度も電話を入れたものの、まったく電話に出なかったと聞いて、ふくこさんは「せめてSさんに事情を聞きたい」と先生方に伝えます。自宅に戻り家事をしていると、Sさんに直接話を聞いた担任の先生から電話がかかってきました。Sさんとケイくんと話を聞き、事実を確認した先生。 Sさんは、「ケイくんに『大嫌い、転校しろ』と言われて、ママとお兄ちゃんが怒った」と言います。一方ケイくんは「そんなことは言っていない。でも、ちょっと前、Aちゃんに『Sちゃんのこと好き? 嫌い?』と聞かれたから、答えに困って『ふつう』と答えた」とのこと。 Aちゃんが事実を曲げて、Sさんに伝えていたことが判明。つまり、Sちゃんが言われたことは誤解だったのです。しかし先生からは、「誤解だったということが、お家の人にどう伝わるかは分からない」とはっきりしない答え。これは何か事情があるのかも、と感じたふくこさんは……。 Sさんちって、なにかワケあり…!? 「こっち見ながら内緒話をしてくるのがイヤだった」とケイくん。チラチラ見られながら内緒話をされるなんて、大人でも嫌ですよね。ふくこさんは改めて「ケイの心が一番大事」と目線を合わせて伝えます。するとケイくんは、「ツライときの避難場所があると助かる」と正直な気持ちを伝えてくれました。お母さんは先生に電話でお願いすると明るく答えたものの、心の中は「どうして困っている側ばかりが肩身の狭い思いをして走り回らないといけないのか」とモヤモヤしてしまうのでした。 愛する自分の息子が女子の抗争に巻き込まれた結果、男子高校生に泣かされて、夜中に叫ぶほどの恐怖を感じてしまった……。そのことで学校と毎日やり取りをするのも、先生にお願いをするのも、家族で話し合うのも「困っている側」ばかり。 「した側」の家族にも何かしらの事情はあるのかもしれませんが、現時点で困ることもなく普通に生活していると考えると、ふくこさんのようにモヤモヤしてしまうのも当然です。「困っている側」が今どんな思いで、どれだけの恐怖や理不尽さを感じているのか、「した側」の人たちにも分かってもらいたいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年04月29日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出され、泣かされてしまいます。その男の子は、同じクラスの女子・Sさんの兄でした。「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と、Sさんの兄に身に覚えのないことを咎められたケイくんは困惑し、涙してしまいます。Sさんの兄は事実確認もせず、直接ケイくんに謝罪を強要したのでした。話を聞いたケイくんのお父さんは憤り、「俺が学校に出る。向こうの親と学校にそう伝えてくれていい」と言いましたが、ケイくんの今後の学校生活を考えたふくこさんは、いったん学校からの連絡を待つよう提案。そして翌日、ケイくんに付き添って登校したふくこさんは校長室に呼ばれ、校長先生と担任の先生からその後の話を聞きました。先生方の話によると、Sさんの保護者に何度も電話を入れたものの、まったく電話に出なかったそうです。Sさんの保護者が電話に出ない理由が理解できないふくこさんは、「せめてSさんに事情を聞きたい」と先生方に伝えます。「もちろんSさんにも、何があったのか必ず事実確認します」と答える先生方。その日のお昼ごろ、Sさんに話を聞いた担任の先生から電話がかかってきました。 女子同士のマウントの取り合いが原因!? Sさんとケイくんと話を聞き、事実を確認した先生。Sさんは、「ケイくんに『大嫌い、転校しろ』と言われて、ママとお兄ちゃんが怒った」と。 一方ケイくんは「そんなことは言っていない。でも、ちょっと前、Aちゃんに『Sちゃんのこと好き? 嫌い?』と聞かれたから、答えに困って『ふつう』と答えた」とのこと。 このAちゃんが事実を歪曲して、Sちゃんに「ケイくんってSちゃんのこと大嫌いなんだって!」と伝えたことが判明しました。先生いわく、クラスの強い女子たちによる競い合いに巻き込まれてしまったそうなのです。この証言で、Sちゃんの言い分は誤解だということが明らかに。しかし先生は、「誤解だったということが、お家の人にどう伝わるかは分からない」と困った様子で話します。 ーーSさんの母や兄が誤解したままでは、またケイが狙われるかもしれない。そう感じたふくこさんは、今後は学校以外の、周囲の人にも頼ろうと決心したのでした。 「学校の先生だけでは自分の子を守りきれないかもしれない」。そう感じて、周囲の人にも打ち明けて頼ることに決めたふくこさん。子どもが通う小学校で、もし困ったことがあった場合、学校の先生以外にも相談できる場所があると安心ですね。信頼できる他の保護者や地域の人だけでなく、教育委員会などにも相談窓口が設置されているので、いざというときには相談してみるのも一手です。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年04月28日学校や家族から体のことを教えられたとしても、初めて生理になったときは驚いたり不安になったりすることもありますよね。初めて生理になった時、みなさんはどうでしたか?そこで今回は、累計再生数3,500万回突破したMOREDOORの大人気tiktokより、オリジナル漫画「みんなの初潮はどうだった?」をご紹介します。初めての生理に不安になり……この投稿をInstagramで見るMOREDOOR|カラダの悩み / 性教育 / LGBTQ+ ...(@moredoor_official)がシェアした投稿この漫画に読者からは……『親に言いづらくて1年隠し通した』『最初の血が茶色すぎて生理って赤じゃないの?って焦った』『生理きてほしくないけど来ないと不安』など実にさまざまな意見をいただきました。すぐに親や家族に伝えたという方もいれば、なかなか家族に伝えられずに何年も言えなかったという方も……。意外に多かったのが「色が思っていたのとは違っていた」ため、初めは生理だと思わなかったというパターンでした。早めに伝えてあげること……今回のように本人が生理についてなんとなく知っていても、いざなってしまった時にどうして良いかわからないという方も多いかもしれません。「まだまだ先かな……」と思わずに、小さな頃から性教育と合わせて、生理のことやいざ生理になった時の対応について話しておくと安心してその時を迎えられるかもしれませんね。みなさんはこの漫画、どう感じましたか?(MOREDOOR編集部)■作画:まきうちまきえ
2023年04月27日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出され、泣かされてしまいます。その男の子は、同じクラスの女子・Sさんの兄でした。「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と、Sさんの兄に身に覚えのないことを咎められたケイくんは困惑し、涙してしまいます。Sさんの兄は事実確認もせず、直接ケイくんに謝罪を強要したのでした。迎えに来た母・ふくこさんとともに帰宅したケイくんは、泣きながら家族に詳細を話します。弟が受けた理不尽な仕打ちに憤る兄たちですが、ケイくんは共感してもらえたことで安心したのか、少し笑顔を見せました。しかし、この日を境にケイくんは、夜中に何度も叫ぶようになってしまったのです。話を聞いたケイくんのお父さんも「俺が学校に出る。向こうの親と学校にそう伝えてくれていい」と怒りをあらわにします。しかし、ケイくんの今後の学校生活を考えたふくこさんは、いったん学校からの連絡を待つよう提案しました。 そして翌日、ケイくんに付き添って登校したふくこさんは、校長室に呼ばれます。 親と連絡が取れない!?理解できない… 校長先生と担任の先生にケイくんでの様子を聞かれたふくこさんは、「夜中に叫びだしたため、熟睡できていない」「登校するか迷ったものの、車で送ってきた」と伝えます。 今回のトラブルは、担任の先生が見ている前で起こりました。Sさんの兄がやさしそうな雰囲気に見えたことや、少し離れた場所にいたため2人の会話が聞き取れなかったこともあり、ケイくんが泣きだすまで異変に気づくことができなかった先生。 ふくこさんは、「落ち着け。先生だって驚いたんだろうから……。悪いのは、この先生じゃないんだ」と感情を抑えながら、先生の謝罪を受け止めました。 トラブルのあと、小学校側はSさんの保護者に何度も電話を入れたものの、まったく電話に出なかったとのこと。連絡が取れないSさんの保護者のことがまったく理解できないふくこさん。 「保護者と連絡が取れないのであれば、せめてSさんに事情を聞きたい」と話すと、先生方は「もちろん、Sさんとも話をするつもりです」と回答したのでした。 Sさんの兄がケイくんに謝罪をさせようとした理由は、「日頃からケイくんにひどいことを言われている」というSさんの言葉を信じたから。Sさんにはどのような意図があって、兄や母にケイくんのことを伝えたのか。とにかく事実が知りたいところですよね。 この状況で感情的にならず、冷静に先生方と話し合うふくこさんはさすがです。そして、ケイくんの心のよりどころであるふくこさんが、自分のことを第一に考えて動いてくれていることは、ケイくんにとってどれだけ心強かったことでしょう。 理不尽なことが起きても、相手に合わせて感情的になるのではなく冷静に対応する姿、ぜひ見習いたいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年04月27日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。週に1度、学校へケイくんをお迎えに行っている母・ふくこさん。ある日、困惑した様子の担任の先生に声をかけられました。なんと、ケイくんが小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出されて泣かされたというのです。その男の子は、同じクラスの女子・Sさんの兄でした。「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と、Sさんの兄に身に覚えのないことを言われたケイくん。正直に「分からないよ……」と答えたところ、「分からないとかはナシだよ。それは『嘘つき』で、ケイくんは悪い人間になるからね?」と詰められたそう。Sさんの兄は事実確認もせず、直接ケイくんに謝罪を強要したのでした。ケイくんの兄である小5のツトムくんは、「ケイ、どんなに怖かっただろう。こっちがSさんと高校生に謝らせたいよ!」と憤ります。 一方、中3のハルくんは「気持ちは分かるよ。でもそれじゃ、Sの兄と同じになっちゃうだろ。冷静になれ」と諭し、「もしケイが小2の女の子で、成人の男性が個人的に呼び出して接触をしたら……」と、今回の事態の深刻さについて例え話を用いて考えてくれました。 大好きな兄たちに共感してもらえて安心したのか、少し笑顔を見せてくれたケイくん。しかし、この日の夜から、ケイくんに異変が生じます。 夜中になると眠りながら叫ぶ息子 夜中に眠りながら叫びだすなんて、やはりケイくんは、よほどショックを受けたのでしょう。 この一連の話を聞いたふくこさんの夫は、ハルくんと同じく「もし俺が、先生も通さずに女子生徒を呼び出して、泣かせたら……。下手したら犯罪よコレ!?」と想像して憤ります。 そして、「俺が学校に出る。向こうの親と学校にそう伝えてくれていい」と話しました。 痛いほど気持ちがわかるふくこさん。しかし、一番に考えなければならないのは「ケイくんの今後」。これからも、Sさんと同じクラスでの生活が続くケイくんのことも考え、学校からの連絡を待つよう提案したのでした。 心を傷つけられたわが子のために、何が最善なのか……。冷静な視点が必要で、とても難しい問題ですね。怒りの気持ちをそのまま相手にぶつけては、相手と同じ行動を取ることになりかねません。 正解がないからこそ、どの選択肢を取るのが良いのか悩んでしまいますね。皆さんは、保護者として同じ状況に陥ったとき、どう対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年04月26日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。週に1度、学校へケイくんをお迎えに行っている母・ふくこさん。ある日、困惑した様子の担任の先生に声をかけられました。なんと、ケイくんが小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出されて泣かされたというのです。ケイくんを呼び出した高校生は、同じクラスの女の子・Sさんのお兄さん。少し離れた場所から様子を見ていた担任の先生いわく、そのお兄さんと会話するうちにケイくんは泣きだしてしまい、その後Sさんとお母さんのところに連れていかれて、謝罪を強要されていたそう。一体、Sさんの兄と何があったのか……。家に帰って、ケイくんは泣きながら少しずつ話してくれました。「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と、Sさんの兄に身に覚えのないことを言われたケイくん。正直に「分からないよ……」と答えたところ、「分からないとかはナシだよ。それは「嘘つき」で、ケイくんは悪い人間になるからね?」と詰められたそう。 Sさんに「日ごろからケイくんにひどいことを言われている」と聞いたという兄は、事実確認もせず、直接ケイくんに謝罪を強要したのでした。 この一連の話をふくこさんと一緒に聞いて、憤慨したケイくんの兄たちは……。 冷静になれ、そして考えろ 「もしケイが小2の女の子で、成人の男性が個人的に呼び出して接触をしたら……」小5のツトムくん、中3のハルくんは憤り、今回の事態の深刻さについて例え話を用いながら考えてくれました。 その話の流れで、ハルくんはあと3年で成人だと気づき、ツトムくんも「俺たち、大人になれるかねぇ……」と言い出します。2人の話を聞きながら、ケイくんは気が紛れたのか、少し笑っていたのだそうです。 ふくこさんは、「当事者以外の身近な誰かが、起きたことを分析し、共感や怒りの感情をあらわに代弁してくれたことで、ケイや私は一時的に冷静さを少し取り戻せた気がします」と振り返ります。 ――自分の気持ちを、信頼できる身近な誰かが共感してくれる。これはすごく心強いことです。身近な人が困ったり悩んだりしているとき、まずは共感することで、心の負担を少し軽くできるのかもしれません。そんなことを自然とできるツトムくんとハルくんは、ふくこさん一家にとって、とても大きな存在ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年04月25日