前作を超える大ヒットを飛ばした北野武監督作『アウトレイジ ビヨンド』のDVD&ブルーレイが4月12日(金)に発売されるのを記念して、メイキング映像の冒頭5分が公開された。ナレーションを務めたのは、本作に出演するも、ひと言も喋らない殺し屋を演じた高橋克典が務めている。メイキング映像の一部本作は、血で血を洗うヤクザ社会の抗争を描いた前作より更なるスケールと豪華キャストで、男たちの壮絶な生き様を描いたバイオレンス・エンターテイメント。このたび公開されたメイキング映像は、本編ではひと言も喋らず、淡々と人を殺していく“無言のヒットマン城”を演じた高橋克典がナビゲーターとなって、製作の裏側を紹介していくもの。カメラは2012年4月に神戸から始まった撮影の様子や、現場で北野監督が出演者に指示を出す姿などを捉えており、“全員悪人”としてキャスティングされた三浦友和、加瀬亮、中野英雄、松重豊、小日向文世、桐谷健太、新井浩文、塩見三省、中尾彬らの姿も確認できる。メイキング映像は初回限定生産のスペシャルエディション版にだけ収録され、ほかにキャストインタビュー、ベネチア国際映画祭リポート、イベント&舞台あいさつなどの模様が2時間を越える特典映像として収められる予定。『アウトレイジ ビヨンド』ブルーレイ&DVD4月12日(金)発売発売・販売:バンダイビジュアル
2013年03月14日今回の加瀬亮は、とにかく“吠え”まくっている。目の前にいる彼から伝わる穏やかさや柔らかさを微塵も感じさせることなく、狂気と不安の瀬戸際で生きている。多くのファンを熱狂させた『アウトレイジ』から2年、北野武監督が満を持して贈る“全員悪人”の男たちのその後のストーリー『アウトレイジビヨンド』。裏切りの世界を生き残った男・石原として再び戻ってくることに「心配の方が先立った…」と認めるが、その胸の内は――?前作の抗争から5年。関東の頂点を極めた暴力団「山王会」では下剋上を果たした加藤(三浦友和)が会長の座を手にし、組長・大友(ビートたけし)を裏切り加藤の右腕としてNo.2の若頭に上り詰めた石原は、その地位と権力でもって古参幹部を牛耳るようになる。静かなる魂胆を潜めていた前作での石原からは一転して、今回は“動”的なふるまいが目立つ。続編自体、「いままで北野監督の作品で続編のあるものがなかったので、思いも寄らなかったです」と加瀬さん、戸惑いも当然隠せなかったようだ。「前作で、石原は間違って上り詰めてしまった感があったので、今回はきっと酷い目に遭うんだろうなという予感はありましたが、前回からさらにパワーアップするとしたら今回はどうしようかなという心配の方が先立ちました。最初に台本を読んだときは、前回とはかなり違ってびっくりしましたし、面白いと思ったのですが、すぐに“どうやって自分がやればいいのか”と不安に思いました。前回は、監督やスタッフさんが何とか自分にヤクザ役が似合うように色々と工夫をしてくださって、ああいう静かなキャラクターにしていただいたんですね。それでも自分の中ではやっぱりヤクザを演じることには心配があって。なのに今回はかなり直球に怒鳴ったりしていたので、これできるかな…という不安ばかりでした(笑)」。『アウトレイジ』から本作までの間には、ガス・ヴァン・サントの『永遠の僕たち』やアッバス・キアロスタミの『ライク・サムワン・イン・ラブ』など名だたる世界の巨匠たちとの競演を経てきたが、再び北野監督の現場で演じる心境もまた特別だったよう。「現場の雰囲気を知っていますし、映画の世界観も知っているという意味ではやりやすかったですが、やはりその間にいろいろな役を演じているので、改めて前作を観直しました。また一からという感じでしたね。北野監督は現場では静かな方で、俳優のことも知り尽くしているので、役者が嫌だと思うことが一切ないんです。何も仰らないんですけど、きっと細やかに気を遣われているんだろうなと感じました。だから僕たちが現場に入るときには既に場は完成していましたね。現場ではみんな監督と一緒に仕事ができることに喜びを感じているので、静かだけど非常に良い雰囲気です。北野監督も自分が出演していないシーンを見ているときは、すごく楽しそうで。僕は三浦さんと一緒のシーンがほとんどだったのですが、やっぱり三浦さんが一緒にいると安心しましたし(笑)、役柄のせいもあって監督と対峙してのシーンは本当に緊張しましたね」。そんな北野監督との今回の最初の顔合わせで言われたのは、「今回、一番かわいそうだな」とのこと。「監督も『酷いな、かわいそうだな』って笑っていて、撮影現場の人たちはみんなその酷さを笑ってる感じでした(笑)。スクリーンで見ると恐い印象だと思うんですけど、現場はその逆でした。自分も台本を見たときからこれは石原、かわいそうだなと思いました。まんまとハメられてしまいましたね(笑)」。ドスを効かせれば効かせるほど、威厳を守ろうとすればするほど、どこか滑稽に見えるのが“悪人”たち。今回の石原はその筆頭とも言える。「結局、石原は若頭の器じゃなかったというところに辿り着いて。今回は前作と違って加藤会長に忠誠を尽くしている。かわいいとまではいかなくても、一生懸命自分の役割を全うしようとしているんです。だけどその器じゃないから、キャンキャン吠えたり、大友が現われてからは後ろめたさも手伝って、より不安になっていくんです。もちろん悲劇なんですが、俯瞰してみると喜劇的な感じにも見えましたね。(中尾彬らが演じる)古参幹部を怒鳴りつけるシーンは、先輩方の目を見ないようにしていました(笑)。本当に畏れ多いというか、すごい先輩方なので、現場に入って挨拶をして、本番前はとにかく見ないようにしていました。みなさんも僕の芝居を受けてるときは笑っているか、“加瀬、頑張れ”と思ってくれているか、そういう感じだったと思います(笑)」。「自分が怒鳴っても怖さみたいなものからどんどん遠のいてしまうので、そういう役割だったのかなと思う」とは自らが演じる役に対する解釈。勝手を言うならば、いわゆるヤクザたるべき男臭い男との間にある“違和感”こそが、石原という男にリアリティをもたらしているのかもしれない。「この世界はいわゆる男性社会の縮図で、本音と建前が見てとれます。観ていただいく方にはもちろん笑ってもらいたいと思います。自分としては日常的に体育系のノリなども得意ではないので(笑)、やっぱりその中に入ってるだけで違和感がありますね。ただ僕自身はこの人は善い人、この人は悪い人というふうには分けて考えていなくて、その人の苦悩やコンプレックス、平たく言うと弱さみたいなところに、寄り添いたいなと思っています」。それにしても、今年のフィルモグラフィを見ると石原然り、『劇場版 SPEC~天~』の瀬文、『ライク・サムワン・イン・ラブ』のノリアキ然り、「キレる」役が目立つ。そろそろ落ち着いた純愛ラブストーリーなども見てみたいところですが…?「本当に俳優は物事を受ける側の仕事なので、次にどんな役がいいか、ということについてはにあんまり考えることはないんです。でも、たしかに怒鳴ったり怒ったりすることは予想以上に疲れるというか、エネルギーを使いますね。普段自分があまり怒鳴ったりしないからかもしれないですけど。逆に今回の『アウトレイジビヨンド』でもそうだったのですが、完成した作品で先輩たちの怒鳴り方を見て、課題として、自分ももっとちゃんと怒鳴れるようになりたいと思いましたね(笑)」。変化し続ける男、加瀬亮。そのエネルギーを次はどんな形でスクリーンにぶつけてくれるのか、楽しみで仕方がない。(photo:Toru Hiraiwa)■関連作品:アウトレイジ 2010年6月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010『アウトレイジ』製作委員会アウトレイジビヨンド 2012年10月6日より新宿バルト9、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012 「アウトレイジ ビヨンド」製作委員会
2012年10月04日10月に公開される北野武監督の新作『アウトレイジ ビヨンド』の本編映像の一部が公開され、三浦友和、加瀬亮、中尾彬、名高達男、菅田俊らが出演する緊迫感あふれるシーンが披露された。このほど公開されたのは、関東最大の暴力団組織・山王会の幹部たちが集まった場面。山王会は先代が亡くなった結果、加藤(三浦)が会長を、かつて大友組の金庫番だった石原(加瀬)が若頭を務めている。彼らは新体制になったことを機に勢力を拡大し、その力は今では政財界にまでおよんでいる。しかし、このほど公開された映像でわかる通り、外の組から来た石原が組織の二番手に就いたことで、古参の幹部たちは不満を感じており、その内部は決して一枚岩と呼べるものではない。また、構成員の中には先代の死と、加藤率いる新体制について“ある疑惑”を抱いている者もいるようだ。映画は、大きくなりすぎた山王会を壊滅させるために、警察組織が暗躍。切り札として服役していた元ヤクザの組長・大友(ビートたけし)を出所させ、さらには関西の最大勢力・花菱会をも巻き込もうとする。不満と疑惑と怨みと利権がギッシリとつまった“火薬庫”のような山王会は一体、どうなるのか? 登場人物全員が“悪人”の抗争劇の結末が気になるところだ。『アウトレイジ ビヨンド』10月6日(土)より全国ロードショー
2012年09月26日北野武監督の最新作にして、初の続編映画となった『アウトレイジ ビヨンド』のジャパンプレミアが9月18日(火)、都内で開催された。監督・脚本・編集を手がけ、“ビートたけし”名義で主演も果たした北野監督を始め、西田敏行、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、松重豊、小日向文世、高橋克典、新井浩文、塩見三省、中尾彬、神山繁という“豪華かつ極悪”なキャスト陣が勢ぞろいし、本編上映を前に駆けつけたファンをその悪人オーラで圧倒していた。関東最大の暴力団組織“山王会”の抗争を描いた前作から5年。熾烈な下克上に決着がついたが、今度はヤクザ壊滅を図る警察が動き始める。利用されたのは、前作で獄中死したはずの大友(たけしさん)。ついに関東勢VS関西勢(花菱会)の巨大な抗争が再び動き始める。第69回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、惜しくも賞は逃したものの現地では「北野監督の最高傑作」との賞賛を浴びた今秋話題のバイオレンス大作だ。北野監督もヴェネチア入りし、現地での熱気に触れ「新しい時代のバイオレンス映画になった」と胸を張る。ズラリ勢ぞろいしたキャスト陣に目をやり「ここにいる全員が主役をできる役者さん。ギャラは相当かかりまして、うちの事務所としても大変。たくさんの人に観てもらえれば、赤字も解消できる」と笑いを交えながら、作品に対し絶対的な自信を示していた。総勢12人が居並ぶ中、やはり北野監督と西田さんの2ショットは迫力満点。西田さんにとっては、今回が“北野組”初参戦で「どうも“ハマちゃん”です」と挨拶も上機嫌。「念願だった北野監督の作品に出演できて、本当に嬉しい。楽しく面白い現場でした」とふり返り、「それに大声で怒鳴っているとスッキリしますね。おかげで血圧が正常に戻りました」と思わぬ“効用”も明かし、笑いを誘っていた。もちろん前作からの“生き残り組”も健在で「頂点を極めた男の末路を見届けてください」(三浦さん)、「今回、若頭に出世しましたが、どうやらその器じゃなかったようで、ひどめ目に遭いました…」(加瀬さん)と何やら怪しい雲行き。本作は『アウトレイジ』シリーズの完結編でもあるだけに、スクリーンに散る悪人たちの運命は、見逃し厳禁と言えるだろう。『アウトレイジ ビヨンド』は10月6日(土)より新宿バルト9、新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:アウトレイジビヨンド 2012年10月6日より新宿バルト9、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012 「アウトレイジ ビヨンド」製作委員会
2012年09月18日北野武監督の最新作『アウトレイジ ビヨンド』のジャパンプレミアが18日に都内で開催され、北野監督をはじめ、西田敏行、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、松重豊、小日向文世、高橋克典、新井浩文、塩見三省、中尾彬、神山繁という豪華“悪人”キャスト陣が一堂に会した。北野監督は「みなさん主役級だから、ギャラが相当かかりました。うち(事務所)としても大変」と愚痴をこぼしながらも、高倉健の『任侠』シリーズや深作欣二監督の『仁義なき戦い』など過去の名作群を引き合いに「新しい時代のバイオレンス映画になった」と自信満々でアピールした。その他の写真ヤクザ社会の壮絶なる下克上劇を描き大ヒットした2010年の『アウトレイジ』の続編がついに日本のファンにお披露目された。獄中死したはずの大友(たけし)が警察の思惑によって釈放され、関東VS関西の両巨頭がぶつかり合う抗争に身を投じる姿が、前作をビヨンド(超越)する極限のバイオレンスで描かれる。北野監督にとっては、16作目にして初の続編映画で、第69回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品された。惜しくも賞は逃したが「向こうではやたらウケましたね。(現地にある自身の)ファンクラブの会員とも酒を飲みながら『最高傑作』と評価してもらった。まあ、酒をおごったのはオレだけど(笑)」。コワモテ俳優がズラリ勢ぞろいする中、異彩を放つ西田は「念願だった北野監督の作品に出演できて本当に嬉しい。大声でどなってスッキリしましたし、おかげで血圧も正常に戻った」とユーモアを交え、本作への出演に喜びを表した。一方、前作からの“生き残り組”にも、今回はさらなる波乱が待ち構えており「頂点に上り詰めた男の末路をぜひ見てください」(三浦)、「出世して若頭になったんですが、どうもその器じゃなかったようで、ひどい目に遭いました」(加瀬)とファンの期待をあおっていた。『アウトレイジ ビヨンド』10月6日(土)より全国ロードショー
2012年09月18日友人たちとトランプで遊んでいた際、負けた人は罰ゲームでモノマネをすることに。すると言いだしっぺの友人が負け、モノマネを披露することになったのですが、なぜか頼んでもいないのに次から次へと色んなモノマネをする始末。どうやらモノマネを披露したかっただけのようでした(笑)。さて、この友人いわく、「人は誰しも何らかのモノマネを持っている」とのこと。果たしてそれは本当なのでしょか?読者のみなさんに何かのモノマネができるのかどうか聞いてみました。調査期間:2012/5/28~2012/5/31アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)Q.芸能人やアニメのキャラクターなど、何かしらのモノマネをすることはできますか?はい……162人(16.2%)いいえ……838人(83.8%)「なんらかのモノマネができる」と回答した読者は全体の約15%ほどと、少々寂しい結果になりました。個人的にはもう少し多いとおもっていたので意外でした。もしかしたら胸を張って言える程度のモノマネではないので……、というケースもあるかもしれませんね。次に「モノマネができる」と答えた読者に、どんなモノマネができるのか聞いてみましたので、多かった順に上位5位までを紹介します!■第1位ドラえもん……26人一番人気のモノマネは、いまや世界的な知名度の『ドラえもん』でした。やはりあの秘密道具を出す際のセリフが多いのでしょうか?ひとつ気になるのは、モノマネができるのが現在のドラえもんかひとつ前のドラえもんなのか……という所で(笑)。■第2位ミッキーマウス……23人次に多かったのは、こちらも世界中で大人気の夢の国のシンボルキャラクター。特徴的な声なので色んな人がモノマネをするようです。テレビでもタレントのベッキーさんが笑い声のモノマネをするなどしていますね!■第3位ピカチュウ……18人第3位は、ゲームやアニメなどで人気の『ポケットモンスター』の代表的キャラクターのピカチュウでした。「ピカチュウ!」という高い声が特徴的ですよね!ピカチュウのモノマネができる、という読者はほぼ全員が女性でした。■第4位野原しんのすけ……15人続いてランクインしたのは、常識外れの幼稚園児・野原しんのすけ。アニメ放映当初はその言動や行動で批判されたりもしていましたが、いまや国民的アニメのひとつです。女性の場合、鼻に掛かったような声を出すと似てくるので、モノマネのレパートリーに入れている人は多いようです。■第5位目玉おやじ……12人第5位は『ゲゲゲの鬼太郎』の登場キャラクターである目玉おやじがランクインしました。「おい鬼太郎!」という田の中勇氏の高い声は非常に印象的ですよね。3位と4位は女性読者の回答が多かったキャラクターでしたが、こちらは回答者全員が男性読者でした。その他ランク外では、スーパーマリオブラザーズのマリオ、セサミストリートのエルモ、ちびまる子ちゃんのさくらももこ、といった回答が多く挙げられました。また、有名人では武田鉄也、中尾彬、平泉成、浜崎あゆみ、セルジオ越後といった幅広い回答がありました。個人的には、・映画もののけ姫でアシタカが襲われているタタラ場を助けに行く時に邪魔をしてくる野侍のマネ。(28歳/男性)というあまりにもマニアックな回答が一番気になりました。思わずどのシーンだったのか『もののけ姫』のDVDを見返してしまいました(笑)。今回のアンケートでは、誰しもがモノマネができる訳ではないという結果になりました。うむむ、友人の言ってる事はまゆつばモノだったという訳ですね(笑)。また、モノマネができる読者のレパートリーでは、やはり特徴のある有名なキャラクターが上位でした。どのキャラクターも特徴さえつかめばそれなりに聞こえてしまいますから、そのあたりも人気の秘訣(ひけつ)かもしれません。「芸は身を助ける」なんて言いますし、モノマネができないという人は何かのモノマネを身につけてみるのもいいかもしれませんね(笑)。(貫井康徳@dcp)
2012年09月17日福井県勝山市で9月8日(土)から「勝ち山おろしそば手形」の利用がスタートした。江戸時代の通貨、「寛永通宝」をデザインしたコインを3枚づつ紐に通したもので、質感も銅銭そのものというこだわり様だ。市内10カ所のそば処で使用でき、1セット3枚で1,500円。そばは一杯600円相当なので100円お得だ。手形の使用期限は購入時から無期限。ただし、使用できなかった場合、現金と交換はできないので注意。使用できる店舗は、めん工房きふね、越前そば処勝食、食庵おり田、手打ちそば八助、のむら屋、やく志屋、手打ちそばどうせき、中村屋、勝山温泉センター水芭蕉、石挽きそば好太郎、の計10店舗となる。「勝ち山おろしそば」は2012年度から勝山市が全国に情報発信、ブランド化を図っている。芸能界で食通として知られる俳優の中尾彬、池波志乃夫妻が「勝ち山おろしそば」の観光特使に就任し、メディア等でPRしている。「勝ち山おろしそば」は、市麺類組合などと協議し、そば粉8、つなぎ2の二八そばで手打ちであること、勝山産のそば粉を使用していること、食べる人が大根おろしを入れただしを自分でかける、以上の条件を満たして認定される。登録店舗には登録証と「勝ち山おろしそば」ののぼりがあるので、それが目印だ。勝山市にはこのほか、白山信仰の開祖泰澄大師により開山され、境内の苔が美しい「平泉寺」、天守閣の形をした「勝山城博物館」、全長17mの「越前大仏」がみどころの大師山清大寺など観光地が多い。さらに、かつやま恐竜の森(長尾総合公園)には、「福井県恐竜博物館」がある。40体もの恐竜骨格、千数百もの標本、大型復元ジオラマなどが展示されている。恐竜に関する博物館としては国内最大だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日8月29日(現地時間)に開幕する第69回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門への正式出品が決定した北野武監督最新作『アウトレイジ ビヨンド』。これに先駆けて、本作で強烈かつ衝撃的なバイオレンスを繰り広げる“全員悪人”の男たちの中から、めでたく山王会若頭に就任した石原役・加瀬亮のインタビュー映像が到着した。関東最大の暴力団組織・山王会の抗争から5年。一度は決着がついたはずだったが、ヤクザ壊滅を図る警察が動き始め、“死んだはずの男”大友が利用される。騙し合いと裏切りの火種がまたもやくすぶり始め、関東勢VS関西勢(花菱会)の巨大な抗争が繰り広げられる――。「前回はインテリヤクザということで、蛇のような静かでネチネチした役だと思ったんですが、今回は打って変わってずっと子犬のように吠えまくっているという感じですかね」と自らの役を分析する加瀬さん。元大友組の金庫番であったにも関わらず、将来の見えない大友を裏切り、加藤(三浦友和)と裏で手を組み若頭にまで上り詰めた男、石原。加藤の右腕になるということは、田中哲司、中尾彬、光石研ら錚々たる古参幹部メンバーの上に立つ役どころでもあるわけだが、そのことにプレッシャーは感じなかったのだろうか…?「カメラが回ってないときは全く逆の立場ですからね。そういう方たちに、カメラの前ですぐ上に立てって言われてもやっぱりそれはなかなか…(笑)」。前作では、“草食系男子”の代表的存在でもある加瀬さんのヤクザへの見事な変貌ぶりに誰もが驚かされたわけだが、本人が「吠えまくる」と表現するように、続編となる本作はさらに凄みが増している。「本音と建前の出し方っていうんですかね、悪い意味で“ああ大人だなぁ”って思いますが、ヤクザを演じる上で大事だと感じました」とヤクザを演じるコツを得た様子の加瀬さん。「今回もこれだけのメンバーが悪事をするっていうことで、かなり面白いと思うし、怖いところもあるし、笑えるところもある」とニヤリと語るその姿からは、本作への自信のほどが伺える。加瀬さん曰く「ひどいことばっかり起こるんですが、どこか爽快感がある映画」。気持ちいいほどに極悪非道な男たちの闘いが今回もまた、アドレナリンを高めてくれそうだ。『アウトレイジビヨンド』は10月6日(土)より新宿バルト9、新宿ピカデリーほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:アウトレイジビヨンド 2012年10月6日より新宿バルト9、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012 「アウトレイジ ビヨンド」製作委員会
2012年08月17日10月に公開される北野武監督の新作『アウトレイジ ビヨンド』に出演した三浦友和と中尾彬のインタビュー動画がこのほど公開された。『アウトレイジビヨンド』インタビュー動画本作は、血と暴力の世界に生きる男たちの生き様と抗争を描いたエンターテインメント作『アウトレイジ』の続編にして新たな物語。前作で死んだはずの大友(ビートたけし)が東西組織の勢力争いに巻き込まれ、さらにそこへ警察が介入。登場人物全員が“悪人”の抗争劇を描き出す。三浦が演じるのは、関東で勢力を拡大する山王会の会長、加藤。インタビュー動画で三浦は、劇中の加藤からは想像もできないほど穏やかな表情で、自身が演じた役について解説。さらに本作に登場する“大人の男”たちがなぜ、観客から支持されるのか? さらに三浦にとって“大人の男”とは何なのかについて丁寧に語っている。一方、中尾が演じるのは山王会古参幹部、富田。これまで数々の作品に出演してきた中尾だがインタビューでは「映画らしい映画に出していただけたのはうれしいこと」と笑みを見せ、自身が演じた役や、北野監督が率いる撮影現場の雰囲気、様々な素性をもった登場人物たちが揃うことの魅力について、わかりやすくも鋭い分析を披露している。三浦も中尾も数々の名演を見せてきた“大人の俳優”だ。本作には、ふたりのほかにも西田敏行や名高達郎、神山繁らキャリアを積んできた“大人の男”たちも多く出演しており、極悪非道な男たちの激しい争いを描いた本作に“重み”と“深さ”を与えている。『アウトレイジ ビヨンド』10月6日(土)より全国ロードショー
2012年08月10日台湾発のアクションエンターテイメント『ハーバー・クライシス<湾岸危機> Black&White Episode1』の主演コンビの日本語吹替を中尾明慶と寺脇康文が担当することが決定。7月10日(火)、都内スタジオでアフレコの模様がこうかいされた。熱血新米刑事・インション(マーク・チャオ/中尾さん)と人情に篤いヤクザの幹部・ダーフー(ホァン・ボー/寺脇さん)。正反対の立場にある2人が、ハーバー・シティの爆破計画が秘密裏に進められていることを知り、阻止すべく奔走する。この日は、2人が初めて出会い、車の中で言葉を交わすシーンに、敵の銃弾の嵐をかいくぐって車で逃げるシーンなどを公開。シーンごとに演出から心情や声の大きさやトーンなどについて細かい指示が出され、正義感あふれるインションとヤクザでありながらも弱気なダーフーという対照的な2人のキャラクターが垣間見える。カーアクションのシーンでは、中尾さんは映像に合わせてハンドルを切る動作をしながら声を出すなど熱のこもった演技を見せた。収録を終えて寺脇さんは「自分の芝居じゃないところにセリフを入れる難しさがある。自分でやり過ぎと思うくらいに(オーバーに)やった方がいいんだなとわかりました。あとは役者さんの素晴らしい演技を邪魔しないようにということを心がけました」とふり返る。一方、初挑戦となった中尾さんは「貴重な経験でしたが本当に難しくて…。10時間くらいで収録したんですが覚えてないです」と苦笑い。寺脇さんはそんな中尾さんの様子について「僕が遅れて入っていって『どう?』って聞いたら『はい……分かりません…』って感じだった(笑)」とその憔悴ぶりを証言。先輩から「真っ直ぐな熱血漢な感じが合ってる」とお墨付きをもらったが、中尾さんにとってはよっぽどつらい経験だったのか「サンダルを履いて行ったんですが、最後には裸足になってました。そのうち服も脱ぎ出すんじゃないかという脱力感で…。正直、もう二度とやりたくない」と本音をポツリ。寺脇さんから「だめだめ!また声が掛かるかもしれないから!」とたしなめられていた。あまりのアフレコの過酷さにガードが下がったのか、作品にちなんで「最近、プライベートで体験した危機は?」という問いに中尾さんは「少し前に付き合ってた彼女との別れ話ですかね」と失恋をあっさり告白。映画の主人公のように危機を回避することはできなかったようで、寺脇さんから「恋愛危機(笑)?」と突っ込まれていた。『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1』は9月8日(土)より公開。■関連作品:ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1 2012年9月8日より全国にて公開© 2012 Hero Pictures Corporation Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年07月10日北野武監督の最新作で前作『アウトレイジ』の続編となる『アウトレイジビヨンド』が4月上旬にクランクイン。千葉県内の撮影現場で4月17日(火)に記者会見が行われ、北野監督を始め、前作に続いての出演となる三浦友和、加瀬亮、小日向文世に本作からの参加が明らかになった西田敏行、松重豊、高橋克典、桐谷健太、新井浩文が出席した。前作は“全員悪人”という触れ込みでヤクザの世界に生きる男たちの生き残りを賭けた処世、下克上を激しい暴力描写と共に描き出し、ヒットを記録した。続編は昨年の製作と公開が予定されていたが、3月11日の東日本大震災の発生を受けて撮影が延期。1年を経てようやく再始動となった。前作で北野監督(ビートたけし)自らが演じたヤクザの組長・大友は殺されたかに見えたが、この日、会見前に配られた資料のキャスト陣の中にはビートたけしの名前が…。気になるストーリーについて森昌行プロデューサーは「実は、大友は生きていた」と、北野監督が再び大友を演じることを明かす一方で「そこからのリベンジという単純なストーリーではない」とも。前作からの生き残りである加藤(三浦さん)が君臨する東京の山王会と西野(西田さん)が若頭を務める関西の雄・花菱会による東西抗争に加え、犯罪組織の撲滅を図る警察組織の策略、そこに刑務所を出所した大友が否応なく巻き込まれていく姿が描かれるという。4月2日に神戸でクランクインし、この日は千葉県内のリゾートホテル内で撮影が進められた。ロケの合間を縫っての会見ということで、キャスト陣は衣裳のまま登場したが、当然のように全員ダークスーツ!それぞれひと言ずつ意気込みを語った。北野監督は「前作の『アウトレイジ』はシリーズではない予定だったけど珍しく当たったので、図々しい根性で『2』を作ろうとなった。前作を観て西田さんやベテランの方が出てくださることになったけど、神戸のロケで神山繁さん、中尾彬さん、西田さんにコテコテの芝居をやられて、見ててヘトヘトになりました(笑)」と軽妙に語る。前作では登場人物たちの趣向を凝らした殺され方が話題を呼んだが、監督は「期待されて困っちゃう(笑)。『痛ぇ!』ってのをやらないといけないかな。ご期待ください」とニヤリ。出来上がった脚本にはかなり自信を持っているようで「失敗したら演出のせいだと言われて恥ずかしいので頑張ります」と独特の口調で意気込みを語った。三浦さんは続投を喜びつつも「トップに上り詰めてしまい、追われる立場になって、疑心暗鬼で現場にいます。今日も2人、殺してまいりました(笑)」と笑いを誘った。インテリ極道の若頭・石原役で同じく前作に続いての出演となる加瀬さんは七・三分けに色つきのサングラスで登場し「若頭に出世し嬉しいです…部下が年輩の方で戸惑ってますが(笑)。前作を上回る作品にできるように努力したいと思います」と語った。西田さんは、ヤクザらしからぬ明るくウキウキした口調で「憧れの北野組に参加できて嬉しいです。とっても心が弾んでます!」と挨拶し、これには監督始め共演陣からも笑いが。神戸ロケについての監督からの先ほどの“苦言”について「コテコテの芝居っぽくならないように頑張ったんですが、中尾さんが結構、しつこくて参りました」とこの場にいない中尾さんに責任転嫁していた。花菱会所属のヤクザを演じる高橋さんは、ドラマで俳優・ビートたけしとの共演経験はあるものの、北野作品への出演は初めて。「初めての参加となりますが嬉しいです。頑張ります」と短い言葉に思いを込めた。前作でマル暴(※暴力団など組織犯罪を専門とする課)の悪徳刑事役でこれまでにない姿を見せた小日向さんは「緊張する現場です」と北野組の撮影の空気を表現。同じくマル暴の刑事を演じる松重さんは、これまでにも数々の映画やドラマで刑事やヤクザを演じてきたが「誘っていただき光栄です」と感慨深げに北野組に参加する喜びを語った。今回、ヤクザを志しながらこの世界の恐ろしさを身をもって知ることになるのが、桐谷さんと新井さんの2人。これから撮影に臨む新井さんは「緊張と楽しみ、不安もありますが、それらをごちゃ混ぜにしてやりたい」と気合い十分。桐谷さんは「『アウトレイジ』に珍しくピュアな役なので地で行こうかと思ってます」と笑顔を見せた。なお、本作は北野監督作品としては過去最大規模となる200館以上での公開となることも発表された。血の雨が降り注ぐこと必至!『アウトレイジビヨンド』は10月6日(土)より全国にて公開。■関連作品:アウトレイジビヨンド 2012年10月6日より全国にて公開
2012年04月17日2005年に公開されてスマッシュヒットを飛ばした『いぬのえいが』の続編『犬とあなたの物語 いぬのえいが』で大森南朋と松嶋菜々子が初共演で夫婦役を演じることが発表された。前作は複数のクリエイターによるオムニバス作品で、犬と人間の関わりを笑いと涙で描き、犬好きの人はもちろん、多くの人々の感動を呼んだ。今回の第2弾でも、愛する犬との思い出や悲しい別れ、飼い犬を愛し過ぎて暴走してしまう飼い主の姿などなど、犬と人との間の愛情あふれるエピソードが6編にわたって展開される。キャスト陣も前作に引けを取らない豪華俳優たちが続々と参戦!放送中のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の武市半平太役をはじめ、もはや日本の映画、ドラマに欠かせない存在となった演技派・大森南朋と、アジア版『ゴースト ニューヨークの幻』として製作が発表された『ゴースト』に主演する松嶋菜々子が、初共演にして夫婦を演じることに。2人からは自身と犬にまつわるエピソードを明かすコメントも到着!大森さんは「子供のとき、近所に秋田犬がいたんですが、その犬に追いかけられて…。3〜4歳の頃だったので、すごく大きい犬に食べられちゃうんじゃないかと思った。しばらく犬が怖かったです。でも大人になったら大丈夫でしたね。おばあちゃんの家に黒い犬がいて、彼と遊んだりしていたのでなじんでいったと思うんですよ。真っ黒の犬で“クロ”って名前でした。死んだときにおばあちゃんが寂しそうだったのを覚えています」と幼い頃の恐怖体験と犬との思い出を披露。自身もいま、大型犬を飼っており、(映画に出演している)マムちゃんとは自然にリラックスしてお芝居ができた」と語る松嶋さんは、犬にまつわる思い出を尋ねられ「いま、飼っている犬は、以前、飼っていた犬の子供なので二代目なんです。その子が産まれるとき、私が取り上げたんですが、幼い頃から、日々大きくなっていく成長過程をずっと見てきたので本当にかわいいです。犬のお産に立ち会えたことは貴重な体験ですね」と明かしてくれた。2人のほかには中尾彬、内野聖陽、高畑淳子、北乃きいと多彩な顔ぶれが出演。監督を務めるのは『西の魔女が死んだ』の長崎俊一のほか、印象的なコマーシャルを手がけてきたCM界のトップクリエイターたち。すでに4月にクランクインしており、8月中旬には全ての作品がクランクアップする予定だという。未曾有の不況が叫ばれる中でも、実はペットを飼う人々の数は、年々増えているのだとか。こんな時代だからこそ、人間の言葉をしゃべることはできなくとも、しっかりと愛情や温かさを伝え、人間を支えてくれる犬たちと人間のエピソードに目を向けてみては?『犬とあなたの物語 いぬのえいが』は2011年、全国にて公開。「いぬのえいがプレミアム・エディション」[DVD]発売・販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント価格:3.990円(税込)発売中■関連作品:犬とあなたの物語 いぬのえいが 2011年、全国にて公開
2010年06月22日仲里依紗、中尾明慶らが3月13日(土)、東京・新宿ピカデリーで映画『時をかける少女』の初日舞台挨拶を行い、劇中同様の“甘酸っぱい”やりとりを披露した。同作は、作家・筒井康隆が1965年に発表した原作および、1983年公開の大林宣彦監督の映画で原田知世が演じた主人公・芳山和子の一人娘・あかり(仲さん)が主人公。昏睡状態に陥った和子(安田成美)との約束を果たすため、和子の初恋の人・深町一夫を探して過去へタイム・リープし、70年代の青年・涼太(中尾さん)に恋をするという物語。2006年公開のアニメ版(細田守監督)での声優に続いての連投で“主演”した仲さんは、「『時かけ』ってすごい大きなブランドなので、1人で背負うのってどうなんだろう?と不安だったんですけど、中尾さんが助けてくれました」と感謝の言葉。隣で中尾さんが嬉しそうな顔をすると「今日は最後なので、持ち上げておきます」と照れ隠しか、いたずらっぽい笑顔。中尾さんは「初めて里依紗ちゃんに褒められて嬉しくなっちゃった」と素直に喜んだ。撮影をふり返って中尾さんが「僕が、『神田川』を歌うシーンがあったので、ずっと里依紗ちゃんに聴いてもらって練習していました」とふり返ると、仲さんは「(中尾さんが)『オンチでやだ』とか言っていたんですけど、大してヘタでもなく、普通じゃん!って思いました」と褒め言葉なしにバッサリ。中尾さんは「ひどいでしょ?『良かった』って言っておけばいいのに、正直なんだから…」と苦笑いで訴え、観客の笑いを誘った。一方、タイム・リープするなら?の話題に、仲さんは「私、恐竜に似ているってよく言われるので、恐竜がいる時代に行きたい。写真で(恐竜に)緑とか赤とか色があるけど、骨しか残っていないのに誰がつけたんだろう?って。私は全部黒だと思うんですよね。それを確認して本にします」と独創的な回答。中尾さんは「歴史的人物…戦国時代の織田信長さんとか豊臣さんに会って話をしてみたい」と願っていた。『時をかける少女』は新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:時をかける少女 (2010) 2010年3月13日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 「時をかける少女」製作委員会2010■関連記事:仲里依紗、いきものがかりと再タッグを約束!?『時をかける少女』舞台挨拶仲里依紗版『時をかける少女』を大林監督大絶賛「時かけ映画祭」仲里依紗「目標あれば速く走れる(笑)」バレンタインに200人ファンサービスあの名作が生まれ変わって帰ってきた!『時をかける少女』試写会に15組30名様ご招待いきものがかり、あの名曲「時をかける少女」をカバーインディーズ曲も挿入歌に
2010年03月13日「そろそろしっとりとした恋愛ものをやりたいと思って…」。目を細めながらそんなふうに『スイートリトルライズ』との出会いを語る大森南朋。たしかに、『ハゲタカ』、『笑う警官』、『ゴールデンスランバー』など、近年出演した作品は社会派ものが目立つ。殻を破りたいと思うのは役者として当然のことだ。そこで、今現在“色気のある格好いい大人の男”として女性を魅了し続けている大森南朋の魅力に、さらには恋愛観に迫ってみた。近づけないのか、それとも近づかないのか本人曰く、今回演じる聡という男は「甘えん坊で優柔不断な軽い男」。穏やかな妻・瑠璃子(中谷美紀)と積極的な後輩・しほ(池脇千鶴)の間で揺れ動く役どころで、そんな「男の心の揺れを表現したいと思った」のだと言う。「現場でも瑠璃子としほ、どっちがタイプか?という話題はよく出ていましたけど、生意気承知で言うならば、瑠璃子としほの両方を持ち合わせている女性が理想です。ただ、しほのような元気のある女性もいいけれど、僕自身は瑠璃子のようなちょっと面倒に思われがちな女性も嫌いじゃないかもしれないです(笑)」と、照れながら本音をちらつかせる。聡と瑠璃子の夫婦については「夫婦なんだけれどギリギリ夫婦に見えるか見えないか、近づけないのかそれとも近づかないのか、という距離感。それが監督の狙いでもあったと思うんです」。常に“距離”を意識し、タイプの異なる2人の女性それぞれが与えてくれる空間も楽しんだそう。「池脇さんとのシーンを前半に、中谷さんとのシーンを後半に撮っていたので、違う映画を撮っている感覚だったことも面白かった。特に朝食のシーンでの聡と瑠璃子の間合の取り方は、演じていて楽しかったです。ただ、理解し難かったのは、部屋に鍵をかけてゲームをしている聡の心理。たとえ倦怠期でもそれは失礼なんじゃないかな、と。もしも大好きな女性が聡のように鍵をかける女性だったら、やめた方がいいって注意します、きっと(笑)」と言うように、聡は同じ家に住みながらも自分の部屋にこもり、鍵をかけ、携帯でやりとりするような男。その姿から観客は孤独を感じ、孤独について考えるだろう。ちなみに、大森さん自身は「誰からもメールが来ない日が2日間続いたら孤独を感じる」と、意外な一面も明るみに!愛はずっと続いていくものであってほしいそして、最後にこんな質問を投げかけてみた。聡と瑠璃子はお互いの愛を確かめるために恋をし、それぞれが恋と愛の答えを出しているようにも捉えられる──大森さん、愛と恋の違いって何ですか?「難しい質問ですね…」と悩みながらも「恋は一過性のものだけれど、愛はずっと続いていくものであってほしい。なんて、上手いこと言っちゃったかな(笑)」。こんなコメントをさらりと口にしてしまうなんて、やはり格好良すぎる。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)特集『スイートリトルライズ』FEATURE INTERVIEW 中谷美紀×大森南朋■関連作品:スイートリトルライズ 2010年3月13日よりシネマライズほか全国にて公開© 2009 「スイートリトルライズ」製作委員会笑う警官 2009年11月14日より全国にて公開© 2009『笑う警官』製作委員会ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会ハゲタカ 2009年6月6日より全国東宝系にて公開© 2009 映画「ハゲタカ」製作委員会■関連記事:『スイートリトルライズ』中谷美紀インタビュー夫以外の人に心奪われていく気持ち…恋愛脚本家が見せる、乙女な素顔狗飼恭子×大森美香“大人の恋愛”トークショー『スイートリトルライズ』矢崎監督インタビュー「映画は理解するのではなく感じる物」中尾彬夫妻、30年前の結婚3年目をふり返り「仕事してた記憶しかない…」【読者レビューをウォッチ】『アバター』旋風に負けず、邦画勢に高ポイント続々
2010年03月09日原作・江國香織、主演・中谷美紀×大森南朋──多くの女性の興味をそそるであろう組み合わせが『スイートリトルライズ』で実現した。ドキドキするというよりもドキッとする、そんな大人のためのラブストーリーだ。そこで、女優という仕事は物語(映画)を作ることであり「私の職業は“嘘”」だと言う中谷さんに、甘く小さな嘘の世界に生きる主人公・瑠璃子について話を聞いた。聡や春夫ではなく、もっと男らしい人が好き中谷さんが演じる瑠璃子はテディベア作家。夫と2人暮らし。どこにでもいるごく普通の夫婦だ。しかし、演じるにあたっては「この瑠璃子という役は簡単ではなかった。演じていて心地よくもない。難産でしたね(苦笑)」と、一筋縄ではいかない役だったことを語る。「実は、瑠璃子というキャラクターに最初は共感できなかったんです。私自身、結婚の経験はないですから、夫がいながらほかの人に心奪われていく気持ちが分からなくて。でも、人間なら結婚している、していないにかかわらず、そういう気持ちが多少はあるのかも…そんなふうに想像しながら演じていました」。また、瑠璃子は「とても秩序的な女性」だと分析する。「瑠璃子は日々の暮らしをとても大切にしている人です。朝起きて、窓を拭いて、時計のネジを巻いて、コーヒーを淹れる。しかもコーヒーフィルターではなくわざわざサイフォンを使って時間をかけて淹れるような人。煩雑な事柄に忙殺されていると瑠璃子のような丁寧な暮らしはできないですから、ある意味、彼女の暮らし方は素敵だと思いました」。そんな秩序的な性格はどこか中谷さんにも通じるような気もするが──「私、コーヒー飲めないんですよ。それに、聡(大森さん)や春夫(小林十市)のようなタイプには惹かれない。もっと男らしい人が好きですね」。役柄に縛られることなく自分をさりげなくさらけ出すところも中谷美紀らしさだ。凛とした佇まい、にじみ出る艶っぽさ、そこはかとない知性──そんないくつもの美を兼ね備えた彼女が求めるのは「男らしい人」。妙に納得してしまう答えだが、具体的にどんな人なのか詳しく聞きたい!「自分を犠牲にしても責任を負うとか、人のために自分が悪者になれるとか、そういう男らしい人は素敵ですよね。女性は仕事をしていると精神的にタフになってしまうので、一緒にいるときにこちらがタフにならなくてもいい、タフな男性が好きです」。たしかに、瑠璃子の夫・聡も、瑠璃子が恋に落ちる青年・春夫も、格好いいが決してタフとは言えない。けれど、その男女の間にはなんとも言えない空気感が流れ、その空気感こそが作品の見どころでもある。2人でいることで余計に寂しいそして、原作の行間が紡ぎ出すその空気感を表現するために映像で試みたのは、限られた台詞と限りない余韻。その中で中谷さん自身が心打たれたのは「1人でも2人でも寂しいものは寂しいんだよ」という、犬の飼い主のおばあさんの台詞だった。瑠璃子が抱いている孤独について深く考えたという。「1人暮らしであったなら孤独であることは当たり前で、孤独を感じることはなかったかもしれないけれど、2人でいることで余計寂しさを感じるのかもしれない。瑠璃子は聡にとても尽くす女性ですから、なおさら彼女の想いが一方通行のようにも感じられるんです。たしかに夫としては、帰ってきてすぐにあんなに色々と妻にしゃべられたら鬱陶しいだろうなって思いますが、女性は本来そういうもの。一見、聡と瑠璃子は特異な夫婦に見えるかもしれないけれど、実は世の中の縮図なのかなと思います」。共感することが難しいと言いながらも、これだけ瑠璃子を理解している──中谷美紀という女優が演技派と言われ多くの監督から求められているのは、この感性、この才能ゆえ。彼女が言うように女優という職業は“嘘”かもしれないが、中谷美紀の女優魂は“本物”だと『スイートリトルライズ』が物語っている。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)特集『スイートリトルライズ』FEATURE INTERVIEW 中谷美紀×大森南朋■関連作品:スイートリトルライズ 2010年3月13日よりシネマライズほか全国にて公開© 2009 「スイートリトルライズ」製作委員会■関連記事:恋愛脚本家が見せる、乙女な素顔狗飼恭子×大森美香“大人の恋愛”トークショー『スイートリトルライズ』矢崎監督インタビュー「映画は理解するのではなく感じる物」中尾彬夫妻、30年前の結婚3年目をふり返り「仕事してた記憶しかない…」狗飼恭子×大森美香トークショー付き『スイートリトルライズ』女性限定試写会に30組60名様ご招待『ニューヨーク,アイラブユー』公開記念恋愛力アップグッズを合計8名様プレゼント
2010年03月02日江國香織の人気恋愛小説を原作に、中谷美紀&大森南朋扮する夫婦の心の揺れを描いたラブストーリー『スイートリトルライズ』。公開に先駆けて、3月1日(月)、女性限定の試写会を開催、映画のテーマに因んで「大人の恋愛トークショー」と題して、本作の脚本を務めた狗飼恭子さんと、以前から狗飼さんの友人であり、数々のヒット作の脚本を務める大森美香さんを迎えてのトークショーが行われた。本作のメガホンを取った矢崎仁司監督とは『ストロベリーショートケイクス』(’06)でもタッグを組んでいる狗飼さん。大森さんは前作の大ファンだということで、本作を誰よりも楽しみにしてたそうだが、「『ストロベリーショートケイクス』よりも一段階“大人”な映画になっていて、とても興味深かったです」と大絶賛。「観た後に良かったかと思うかどうかはそれぞれの恋愛観によると思いますが、すごく充実した気持ちになれます」と評した。これを受け狗飼さんも、前作と本作を比べて「この映画は、恋愛を維持することについて描いてます。前作は1人で生きていく女性たちの映画で、今回描くのは“2人”で生きていくことについて。1人で生きていくか、2人で生きていくか、どちらを気に入っていただけるかすごく楽しみです」と観客に問いかけた。本作は、結婚3年目、予期せぬ“スキ”によって生まれる、夫と妻、それぞれの恋愛を描くが、実は未婚というおふたりはこの物語を通じて結婚に対して多少の絶望感も味わったようで、狗飼さん自身も「脚本を書いている間も、結婚してこうなるんだったらどこに幸せがあるんだとずっと考えてましたね」とのこと。大森さんも「本当に結婚が怖くなりましたね」と頷きつつ、「でもすごく恋愛がしたくなりました」と笑顔を見せた。劇中の瑠璃子(中谷さん)のように2人の男性を同時に愛することについては「才能が要ること」と共に瑠璃子を仰ぎ見る(?)ふたりだが、男性のタイプは少々異なるようで、大森さんは「(聡役の)大森南朋さんが本当に素敵で、男性の弱い部分を垣間見せるところに弱いんです」と照れれば、狗飼さんは「俗に言うダメ男の春夫が大好き。だからダメなんだと言われ…」と自嘲気味。さて、本作のテーマにある、夫婦の間に生まれる小さな“ウソ”。ずばり、愛する者同士にはウソは必要?との質問には、「ウソをつけるくらいならとっくに結婚してます」と即答の狗飼さん。一方、大森さんも「私は好きでもない人にウソをつくのは罪を感じないけど、好きな人には上手にウソをつけないんです。だから私の恋愛はダメなんだな…」と思わずため息?数々の恋愛作品を手がけてきたふたりが見せる乙女な素顔に、女性で満たされた会場はすっかり和やかなムードに。最後に、狗飼さんは“大人の恋愛”について「“やっぱり”と思える恋愛」と表し、観客に「この映画で何かを感じてください」と呼びかけた。『スイートリトルライズ』は3月13日(土)よりシネマライズほか全国にて公開。シネマカフェSweet「大人な恋愛映画ガイド特集」■関連作品:スイートリトルライズ 2010年3月13日よりシネマライズほか全国にて公開© 2009 「スイートリトルライズ」製作委員会■関連記事:『スイートリトルライズ』中谷美紀インタビュー夫以外の人に心奪われていく気持ち…『スイートリトルライズ』矢崎監督インタビュー「映画は理解するのではなく感じる物」中尾彬夫妻、30年前の結婚3年目をふり返り「仕事してた記憶しかない…」狗飼恭子×大森美香トークショー付き『スイートリトルライズ』女性限定試写会に30組60名様ご招待『ニューヨーク,アイラブユー』公開記念恋愛力アップグッズを合計8名様プレゼント
2010年03月02日空気感のある映画──とても曖昧な表現に捉えられるかもしれないが、『スイートリトルライズ』という映画にはそんな“空気感”という言葉がよく似合う。ある1組の夫婦の物語、危険なラブストーリーなど、どんな作品であるかを簡単に説明することはできる。けれど、空気感のある映画という表現にはかなわないような…。なぜ空気感なのか?という答えは、矢崎仁司監督の映画監督としての佇まいのなかに隠されていた。「僕自身が好きな映画は夫婦の話が多いんです。だから、いつか自分も夫婦の話を撮ってみたいなと思っていて。江國香織さんの原作を読んだとき、いいチャンスだなと思いました。原作の登場人物を生身の人で動かしてみたいかどうか、それが自分にとって映画化したいかどうかの決め手でもあって、この原作を読んだときにそう思えたんです」。監督がずっと描きたかった夫婦の映画は、江國香織の原作との出会いで実現したというわけだ。だが、この物語に登場する瑠璃子と聡の夫婦を“少し変わっている”と感じる人も多いはず。中谷美紀、大森南朋に会って感じたことテディベア作家の妻・瑠璃子、IT企業に勤める夫・聡。どこにでもいる幸せな夫婦に見えるが、2人の間に小さな溝、小さな違和感、小さなすれ違いがあり、それが互いを別の恋に走らせる。そんな夫婦を中谷美紀、大森南朋の2人の俳優が演じている。キャスティングの決め手となったのは、監督がいつも大切にしている“感覚”。「僕はいつも頭のなかをニュートラルにした状況で原作を読むんです。プロデューサーから事前に“この俳優はどうか?”と提案されてもあまり考えない。絶対にこの役はこの人と決めつけるのではなく、実際に会ったときに自分がどう感じるのかが大切なんです。極力ニュートラルでいたいと思っています」。そして、「僕は本当にラッキーな人間」と笑みをこぼしながら、中谷美紀と大森南朋との出会いを語る。「中谷さんと大森さんに会ったとき、すぐに『あっ瑠璃子だ!』、『あっ聡だ!』と感じました。中谷さんに関しては、会う前に彼女の過去の作品をいくつか観ていましたが、実際の彼女の印象はスクリーンで見る印象と全く違っていて。僕が感じたのは、とても品のある美しさを持った孤高な人だなと。彼女のその美しさ、それだけは絶対に映像として映し撮らなければならないと心に刻んだんです。大森さんはプライベートで会うとヒゲを生やしていたりして、わりとラフな人。聡のようにスーツにネクタイというかっちりしたイメージではなかった。でも、絶対に他人に見せない部分、さわってはいけない部分というのが彼のなかにあって、それが僕のなかでは聡につながったんです」。ただ、聡と恋に落ちるしほ役の池脇千鶴だけは例外だった。「ニュートラルにしようと思っていても、原作を読みながら頭の中でしほが池脇さんとして動いているんです。どうしても池脇さんが思い浮かんでしまう。もし彼女にしほ役を引き受けてもらえなかったらどうしようかと(苦笑)。引き受けてもらえて嬉しかったですね」。監督の代表作である『ストロベリーショートケイクス』(’06)に彼女が配役されていたことも少なからず影響しているのだろうが、やはりその感覚に従うのも矢崎監督らしさだ。僕の映画にテーマはないまた、あえてテーマを用意しないのも矢崎映画の特徴。作家であれば、何か伝えたいことがあり、それを言葉や映像にすることはごく自然なこと。けれど、忘れてはならないのは矢崎仁司監督は感覚に重きを置く監督であること。「理解には興味がない。極端な言い方をするとストーリーにも興味がない」と断言する。「映画を観た人が普段忘れていたことを思い出すことができたら、それで十分なんです。普段忘れている感情の記憶に届くものは空気感でしかない。物語からは記憶は届かないんです。例えば、今回の作品で言うと、瑠璃子と聡の気まずい空気感を“知っている”と感じた瞬間に、その人の過去の想い出がよみがえってくる。それで十分。でも、最近は説明過多な映画が多いと思っていて。本来、映画は美術館で絵を見て何かを感じるように、感じるもの。だから、絵画に添えられているキャプションを読んだり音声解説を聞いたりしながら理解するものではないと思っているんです。映画も同じ。ストーリーが分からないと映画を楽しんだことにならないと思っている人がいるとしたら、それはとても悲しいこと。映画館の暗闇で感じたことが全て、観客ひとりひとりが感じてくれたことが全て。僕が作る映画はそういうものなんです」。自分の映画に「テーマはない」と言うが、感じること──監督が繰り返すこの言葉こそがテーマであり、観客はタイトルの「小さくて甘い嘘」についても深く考える、いや、感じるだろう。そして最後に投げかけた質問は、この映画を通じて監督は嘘をつくことについてどう感じているのかということ。矢崎監督、生きていくうえで嘘は必要ですか?「僕がこうして映像の世界にいるのは、嘘のなかにしか真実がないと思っているからです。だから、嘘はとても大切」。この言葉の真意は、もちろん『スイートリトルライズ』の中に…。(text:Rie Shintani)大森南朋インタビュー:coming soon中谷美紀インタビュー:coming soon■関連作品:スイートリトルライズ 2010年3月13日よりシネマライズほか全国にて公開© 2009 江國香織/「スイートリトルライズ」製作委員会■関連記事:中尾彬夫妻、30年前の結婚3年目をふり返り「仕事してた記憶しかない…」『ニューヨーク,アイラブユー』公開記念恋愛力アップグッズを合計8名様プレゼント狗飼恭子×大森美香トークショー付き『スイートリトルライズ』女性限定試写会に30組60名様ご招待『スイートリトルライズ』ポスター解禁2人の姿から感じるのは寂しさ?それとも…小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目
2010年02月24日江國香織の人気小説を映画化した『スイートリトルライズ』。3月13日(土)の公開を前に、2月22日(月)に本作の試写会が開催され、上映前に俳優の中尾彬と池波志乃夫妻を招いてのトークショーが催された。通常は、11月22日が語呂合わせで“いい夫婦の日”とされるが、平成22年とあわせて2が5つ並ぶこの日を、映画の内容に因んで“スイートな2人の夫婦の日”と命名し、中尾さんと池波さんに結婚生活の秘訣などについて語ってもらった。劇中、中谷美紀と大森南朋が演じる夫婦は結婚3年目だが、中尾さん夫妻は33年目。中尾さんはしみじみと「33年の間、ほかの人と恋に落ちることもなく…おい、ないだろう?」と池波さんに呼びかけると池波さんも「ないですね」と返答。さすが“おしどり夫婦”…と思いきや、中尾さんはニヤリと笑って「これがやさしい嘘というものなんですね」と映画のテーマと絡めて語り、会場の笑いを誘った。では、30年前…つまり2人が結婚3年目のときはどのような様子だったかと尋ねると池波さんは「ものすごく仕事をしていましたね。がむしゃらに仕事をしていた記憶しかないです。その間に実は、もっと大きなことを知らないままに乗り越えてきたのかもしれないですね。それを実感しないままに過ごしていたことはある意味、哀しいことなのかもしれない。(劇中で、中谷さん扮する妻が感じるような)孤独感を味わえることは、私にとっては贅沢なことと言えるのかも」とふり返りつつ心情を明かした。中尾さんも「借金もあったので一生懸命働いて…夢中だったね。祝言の日のことは記憶にあるけど、その後のことは覚えていない(苦笑)」と懐かしそうな表情を見せた。そして、劇中の夫婦を見ての中尾さんが感じたことはというと「とにかく、一生懸命会話をした方がいい!私はそうしてます。その日あった出来事全てを話すんです」。池波さんもこれにうなずき、「私たちは、わざわざ家の外で待ち合わせして、2人で飲みながらずっと話をしてたりするんです(笑)」と結婚生活の秘訣を披露。ただし、池波さんからは「大事なのは、他人が言う“秘訣”に惑わされないこと。実行してみたらきっとうまくいかないものですよ!」と忠告も。では中尾さん、33年間でほかの女性に気持ちが動いたことは本当に一度もない?との質問には「そりゃありますよ!なかったら嘘です(笑)。でも、結局(池波さんと)別れられないんだな」とニンマリ。この後も2人は、開催中のバンクーバー五輪の話題で盛り上がったりと、まさに“おしどり夫婦”といった様子をしっかりと見せつけてくれた。『スイートリトルライズ』は3月13日(土)よりシネマライズほか全国にて公開。■関連作品:スイートリトルライズ 2010年3月13日よりシネマライズほか全国にて公開© 2009 江國香織/「スイートリトルライズ」製作委員会■関連記事:『ニューヨーク,アイラブユー』公開記念恋愛力アップグッズを合計8名様プレゼント狗飼恭子×大森美香トークショー付き『スイートリトルライズ』女性限定試写会に30組60名様ご招待『スイートリトルライズ』ポスター解禁2人の姿から感じるのは寂しさ?それとも…小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目中谷美紀×大森南朋×江國香織『スイートリトルライズ』予告編解禁!
2010年02月23日あなたはヒゲを伸ばしたことがありますか?基本的に男性だけにスタイルの選択が許されているヒゲ。それは「大人の男のシンボル」の一つであり、時にダンディに、ハンサムに、コミカルに自己演出ができる一方で、失敗するとだらしない印象も与えかねない、なかなか奥深い体の一部です。そんなヒゲスタイルを上手く取り入れている、同性からも「ヒゲが最高に似合う!」と認められた芸能人は?アンケートで聞いてみました。Q、ヒゲが似合うと思う芸能人は?1位阿部寛9.8%2位浅野忠信8.4%2位竹野内豊8.4%2位山田ルイ53世(髭男爵)8.4%5位イチロー5.8%■阿部寛はヒゲが似合う……その理由・「渋いキャラクターと合っている」(24歳/ソフトウェア/SE)・「男らしい印象を与える」(25歳/電気/設計)・「ワイルドに見えてかっこいい」(23歳/精密機器/営業)■浅野忠信はヒゲが似合う……その理由・「無精髭が良く似合うと思うから」(26歳/鉄鋼/企画開発)・「いい具合でヒゲが男臭さを助長するから」(29歳/その他/営業)■竹野内豊はヒゲが似合う……その理由・「イケメンだが、渋さがあるから」(26歳/証券/管理)・「ドラマ『BOSS』を見て、チョイ悪に見えるところがかっこいいと思ったから」(25歳/商社/総務)■山田ルイ53世(髭男爵)はヒゲが似合う……その理由・「漫才時の衣装と体型にとてもマッチしている」(26歳/機械/エンジニア)・「むさ苦しい感じが出てるので」(23歳/マスコミ/営業)■イチローはヒゲが似合う……その理由・「とにかく似合う。武士という感じ」(27歳/小売/営業)・「無精な感じが素敵だと思う」(27歳/学校/サービス)■その他、この人たちもヒゲが似合う・ケンドーコバヤシ「さりげないヒゲが男らしいです」(28歳/小売/販売)・大竹まこと「いい年のかっこいいおじさんに見える。あんな風に年をとりたい」(22歳/マスコミ/営業)・田代まさし「メガネとヒゲがイメージに残っている」(26歳/機械/営業)・世界のナベアツ「ヒゲがあることでかっこよさが引き立っているから」(24歳/機械/エンジニア)・高田純次「シブい」(29歳/医薬品/総務)・中尾彬「白髪まじりのあごヒゲを押さえて話す印象」(26歳/不動産/営業)・ムーディー勝山「ヒゲを見なくなってから、特にそう思うようになった」(29歳/建築/建築)・志村けん「年の割には若く見える」(29歳/金融/SE)・藤村俊二「ヒゲのない姿は考えられない」(27歳/官公庁/総務)完全版(画像などあり)を見る
2009年08月05日