女優の仲里依紗が“妊婦”役に挑んだヒューマン・コメディ『ハラがコレなんで』の初日舞台挨拶が11月5日(土)、東京・渋谷シネクイントで行われ、仲さんを始め、共演の中村蒼、石橋凌、稲川実代子、竹内都子、そしてメガホンをとった石井裕也監督が舞台挨拶に立った。仲さん演じる“家なし金なし”の臨月妊婦・光子が「粋に生きる」をモットーに、自分のことは後回しに人助けに奔走する。「元気がないと言われる日本に、何かプラスになれば」(仲さん)というパワフルで心温まる一作だ。妊婦という難役をこなし、仲さん自身「やっとこの役から卒業できます(笑)。ついに産み落とすことができて嬉しい」と喜び爆発!「本来なら周りから心配される立場なのに、それをスルーするカッコ良さがあって、私自身も見習いたい。ちょっと、ありがた迷惑な面もありますけどね」と愛着も人一倍だ。一方、中村さん演じる幼なじみの陽一はイマドキ珍しい“日本男児”。「あんまりしゃべらないし、不器用なところは似ているかも。男らしく責任を持つ点も見習いたいですね」と語る中村さんの10代最後の好演も見どころだ。劇中では石橋さん演じる叔父と、まさかのキスシーンも…。「蒼くんのくちびるを奪ってしまって、ファンのみなさん、すみません。現場の隅で蒼くんが『10代最後のキスが…』って言ってた気がする。きっと『……』の部分は『おじさんかよ』だったはず」(石橋さん)。その石橋さんは「本当に28歳なの?人間として成熟しているし、自分の哲学も持っている。いまの時代の若者には珍しい」と石井監督の手腕を大絶賛。石井監督は「特に難しいことじゃなく、“粋”っていうシンプルな感覚を映画にした。自由に解釈してもらえれば幸いです」と大先輩の言葉にも、フラットな面持ちだ。ところがほかの出演者からは「だいぶいろいろ言われましたよ。『もっと宇宙みたいに』とか『マイケル・ジャクソンみたいにテーブルをふいてみて』とか(笑)」(仲さん)、「基本シンプルだが、すごく細かいこだわりがあった」(中村さん)、「単に鯛を放り投げるシーンがあるんだけど、何度もやった。(着地したときの)頭とシッポの位置が気に入らなかったみたい」(稲川さん)、「腹筋を使わずに、ボソボソしゃべってほしいと言われた」(竹内さん)と不思議な演出にクレームが続出!?これには若き俊英・石井監督もタジタジだった。『ハラがコレなんで』はシネクイント渋谷ほか全国にて公開中。■関連作品:ハラがコレなんで 2011年11月5日よりシネクイント渋谷にて全国公開© 2011『ハラがコレなんで』製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】仲里依紗、“妊婦パワー”で「日本を元気に!」宣言【TIFFレポート】映画祭開幕!ミラジョヴォら美しき女優陣のファッションに釘づけ最高に粋な“妊婦ヒーロー”誕生!?『ハラがコレなんで』試写会に10組20名様ご招待
2011年11月06日第24回東京国際映画祭が開催中のTOHOシネマズ 六本木ヒルズで10月27日(木)、石井裕也監督の最新作『ハラがコレなんで』が特別招待作品として上映され、石井監督をはじめ、主演の仲里依紗、中村蒼、石橋凌が舞台挨拶に立った。映画、ドラマに大活躍の仲さんが、臨月を迎えながら「自分のことよりも他人のため」の精神で人助けに奔走するヒロイン妊婦を大熱演!この日、映画祭のテーマカラーである緑のワンピースに身を包んだ仲さんは「国際映画祭という場で、昔ながらの“粋”や義理人情を世界中の人に見てほしい。きっと『ニッポン、カッコイイ』って思ってもらえるはず。元気がない日本のプラスになるような映画」とPR。“妊婦パワー”で新境地を切り開いた本作で、日本を元気にする意気込みだ。仲さんに負けじと、幼なじみの陽一を演じる中村さんも「いまどき珍しい(陽一の)男らしさや責任感の強さを世界中の人に見てもらえれば」と“世界”にアピール。撮影中に20歳を迎えたといい、本作への思い入れも格別だ。石橋さんは陽一の叔父を演じ「コメディですが、日本の再生や復興がテーマに織り込まれている」と挨拶。“コワモテ”の印象も強い石橋さんだが「確かにいままで演じた役柄の7割は、危ない男か悪党で、最後には殺されてしまう。今回はおかげさまで最後まで生きております(笑)」とお茶目な一面を披露してくれた。妊娠9か月の光子(仲さん)は、お腹の子供の父親が行方不明で、お金も家もないという限界ギリギリの状況。それでも、子供の頃に住んでいた長屋で暮らす、貧乏で優し過ぎるがゆえに“パッとしない住人たち”のために一肌脱ごうと決意する。『川の底からこんにちは』、『あぜ道のダンディ』でその才能に注目が集まる石井監督は、「妊娠はたぶん(笑)自分が一生経験できないこと。だからこそ描く価値があると思ったし、人間のたくましさを描く上で母性が必要だと思った」。見どころは「役者さんがイキイキとお芝居する姿」だと言い、「論理的には解釈してほしくない作品。ぜひ自由な頭で自由に解釈してほしい」と客席にメッセージを送った。東京国際映画祭は10月30日(日)まで六本木ヒルズほか都内各所で開催中。『ハラがコレなんで』は11月5日(土)よりシネクイント渋谷ほか全国にて公開。特集「東京国際映画祭のススメ2011」■関連作品:第24回東京国際映画祭 [映画祭] 2011年10月22日から10月30日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2011 Tokyo International Film Festival All Rights Reserved.ハラがコレなんで 2011年11月5日よりシネクイント渋谷にて全国公開© 2011『ハラがコレなんで』製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】西島秀俊、“力石”伊勢谷友介も認める体脂肪ゼロの役作り!名匠が被災地に捧げる3分11秒の短編が東京初上映!ワークショップも開催決定【TIFFレポート】岡田将生&原田泰造通訳付き映画祭公式上映にハイテンション!【TIFFレポート】加瀬亮、デニス・ホッパーの息子と朝4時までの付き合いを明かす【TIFFレポート】山田孝之、司会者に「本当の恋愛って何ですか?」と逆質問
2011年10月27日石井裕也監督の最新作『ハラがコレなんで』が27日に第24回東京国際映画祭の特別招待作品として上映され、石井監督をはじめ、主演の仲里依紗、中村蒼、石橋凌が舞台挨拶を行った。その他の写真本作は、妊娠9ヵ月で家なし金なし。お腹の子の父親と別れてもなお、たくましく生き抜く主人公・光子の姿を軸に、現代日本が忘れかけた“粋”を描いたハートフルコメディ。「光子は妊娠していて不安なはずなのに、その辛さを見せない妊婦らしくない妊婦です。日本人として尊敬したい、尊敬できる女性の代表みたいな存在」(仲)。石井監督は「人間としてのたくましさを描きたかった。今の時代なら、やっぱり必要なのは母性だなと思った」と振り返り、「論理的には解釈してほしくないですね。自由な頭で自由に解釈してほしい」と語った。中村演じる光子の幼なじみ・陽一は、今どき珍しい無骨な“日本男児”で「男らしい責任感の強い姿を、日本と世界で見てもらえれば」。石橋は陽一の叔父を演じ、「普段演じる役柄の7割は危ない男か悪党で、最後には殺されてしまう(笑)。でも今回はおかげさまで、最後まで生きております。いつもと違って、ずっとこの役でいたいほど」と客席を笑いに包んだ。また、仲は「国際映画祭という絶好のチャンスなので、世界中の人に見てほしい。それに元気がないといわれる日本のプラスになれば」と役柄同様、力強く作品をPRした。「第24回東京国際映画祭」30日(日)まで開催中『ハラがコレなんで』11月5日(土) 渋谷シネクイントほか全国ロードショー
2011年10月27日今年9月、東京・新橋演舞場『秀山祭九月大歌舞伎』興行で、三代目中村又五郎、四代目中村歌昇をそれぞれ襲名する歌舞伎俳優の中村歌昇と長男の中村種太郎が、中村吉右衛門、中村歌六らとともに8月22日、東京・浅草寺で「お練り」を行った。チケット情報鳴物の山車と木遣り(きやり)に先導され、雷門を盛大に出発。1万人の人で賑わう仲見世を経て、「播磨屋!」、「又播磨!」などの掛け声が飛び交う中、本堂に向かい成功を祈願した。朝から激しく降っていた雨も「お練り」が始まるとすっかり止み、天さえも味方につけているかのよう。なお、浅草寺での「お練り」は2005年1月の中村勘三郎以来6年7か月ぶり。三代目又五郎を襲名する中村歌昇は、「本日は本当にありがとうございます。お天気の悪い中、木遣りの方々、お囃子のあやめ連の方々、浅草の芸子の皆様、ありがとうございます。皆様のご声援に応えるべく、この道一層の精進をいたし、ひとかどの役者になることが、皆様へのご恩返しだと思っております」とコメント。また、四代目歌昇を襲名する中村種太郎は「このようにお練りをさせていただくことは、色々な方々のお力があってのことだと思っております。感謝の気持ちを持って、一所懸命舞台を勤めることが一番の恩返しだと思ってております」と抱負を語った。播磨屋一門の長である中村吉右衛門は「本日はお足元の悪いなか、かくも賑々しくお運びいただき誠にありがとうございます。皆様方のお力によって、舞台で力を発揮できることと思います。ぜひとも又五郎、歌昇をどうぞ宜しくお願いいたします」と締めた。公演は同劇場にて9月1日(木)から25日(日)まで上演。チケットは発売中。
2011年08月23日映画『行け!男子高校演劇部』が公開を迎え、8月6日(土)に都内劇場で中村蒼、池松壮亮、冨田佳輔、川原一馬、金子直史、稲葉友、池田鉄洋、英勉監督が舞台挨拶を行った。中村蒼の意外な素顔に場内は騒然!?池田さんが教師役での出演のみならず脚本も手掛けた本作。タイトルの通り、男子高校で、それぞれに事情を抱えて演劇部に入部したおバカな男子たちの奮闘、青春の日々が笑いと共に綴られる。まずは主演の中村さんが挨拶というところでなぜか「本日はお越しいただき…」としゃべり始めたのは英監督。慌ててキャスト陣から待ったをかけられていたが、作品同様に一事が万事このノリ。というか一番子供っぽいのは監督?ことあるごとにキャスト陣の発言に茶々を入れて笑いを誘っていた。気を取り直してマイクを握った中村さんは「みなさんが広めてくれればまさかの『2』があるかも」といきなり続編を熱望!「僕はこれまで続編というのはやったことないので、まだ決定もしてないのにワクワクしてます。これで(続編に)ならなかったときの落ち込みようったらありゃしないですね」とフライング気味に続編製作を訴えた。池松さんは中村さんとは対照的にややローテンションなムード。「こういうくだらない映画を作ってしまいまして」と作品の晴れの日にいきなり“くだらない”発言をしつつも「『2』もやるんでぜひ観てください」と実はノリノリだった。映画初出演組の川原さん、稲葉さんは、作品の門出に感慨深げ。「勢いとテンポと僕らの熱さで作った作品」(川原さん)、「映画の中ではただのバカですが、現場もあんな感じでした」(稲葉さん)と思い入れたっぷりに語った。脚本の池田さんは「まさかこんなイケメンたちがこんなバカなことをしてくれるとは…。やっているのを見ているうちに、本当にこいつらはバカなんじゃないかと思えてきた」とキャスト陣のバカっぷりを絶賛するも、一同は池田さんをジロリ。その池田さんに「続編の構想はもうできてるんですよね?」とムチャぶりされた監督は「女の子が蒼くんを追いかけて髪を切って、それから警察学校に入って佐藤浩市さんが…」と今クールで放送中の中村さんが出演するドラマ「イケメン☆パラダイス」(フジテレビ)や「陽はまた昇る」(テレビ朝日)の筋書きを拝借し、会場の笑いを誘っていた。劇中の「演劇大好き!」というセリフにちなんで、キャスト陣に「○○大好き」を発表してもらう“大喜利”では、中村さんが「KARA大好き」と告白。女性ファンで埋まった客席からは「えー…?」とまさかの大ブーイングがわき上がったが中村さんは「でも好き。かわいいじゃないですか」とニヤニヤ。監督曰く「さっき待ってる間もずっとKARAの話をしてた」というほどで、会場のちょっぴり冷たい視線を意に介さず、K-POP好きを堂々とアピールしていた。『行け!男子高校演劇部』はヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開中。■関連作品:行け!男子高校演劇部 2011年8月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2011「行け!男子高校演劇部」製作委員会■関連記事:中村蒼インタビュー「弟キャラ?実は結構、男クサいタイプです(笑)」フレッシュな若手が勢揃い!『行け!男子高校演劇部』試写会に15組30名様ご招待中村蒼がロミオ衣裳で登場!監督は現場で「ゆるい担任」扱い?中村蒼が前田敦子の憧れの王子様に!「イケパラ」イケメン男子キャスト陣決定中村蒼ほかキャスト登壇『行け!男子高校演劇部』完成披露試写会に20組40名様ご招待
2011年08月08日「AKB48」の大島優子、小嶋陽菜、河西智美が、ランジェリー・ブランド「PEACH JOHN」の秋の新作のイメージキャラクターを務めることが決定!オンエアに先駆けて新CMの映像も到着した。PEACH JOHN×AKB48のコラボレーションで新たに生まれたのが“ハートブラ”。「私の胸がパワースポットになる。ハートのパッドが恋に効く」と銘打たれ、その名の通り、ハートシェイプのデコルテが特徴で、中のパッドもハート型。ピンクドット、ブラック、パッションレッドの3色が発売される。「日本の女の子を元気に!」、「着けた方がHAPPYになりますように」という思いが込められており、日本の女の子の元気を象徴するAKB48、中でもPJランジェリーを魅力的に着こなす大島さん、小嶋さん、河西さんが選ばれた。CMの撮影では、3人はCG合成のためのグリーンバックの中で、ハートブラを着用してトランポリンで何度もジャンプ!明るくはじけた世界観に仕上がった。一方、8月29日(月)発売の「カタログPJ」のカバー撮影では、CMとは一味違った大人びた妖艶さを漂わせる3人。ハート形の胸の谷間に思わずドキッとさせられる。撮影が行われたスタジオには新作アイテムを集合させた、プチショールームが設置されており、撮影の合間に3人は、プライベート・モード全開で、お気に入り商品を選び、笑顔満面。撮影後にはPEACH JOHNスタッフからプレゼントされた特製ケーキをほおばりまた笑顔。最後まで明るい雰囲気で文字通り笑いの絶えない撮影となった。こちらのハートブラは本日8月5日(金)より先行予約開始。8月8日(月)より発売され、TVCMもオンエアされる。発売開始日には、購入された方に枚数限定で3人のポスターがプレゼントされる。※こちらのCM映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう? 2011年1月22日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会■関連記事:篠田麻里子、コーディネートしてみたいAKBメンバーは秋元才加!AKB48が日替わりで美人時計に登場野菜コスプレでお昼どきをジャックAKB48大島優子「父あっての私」1stフォトブックで父親と対談中村蒼が前田敦子の憧れの王子様に!「イケパラ」イケメン男子キャスト陣決定前田敦子、AKB48総選挙で華麗なる逆転劇!するも「マニフェストって何ですか?」
2011年08月05日「面白いって言われるか、寒いって引かれるかどちらかしかないですね…。ちょっと不安です」と悲壮な(?)思いを明かしてくれたのは、ドラマに映画、舞台といま、引っ張りだこの若手実力派俳優・中村蒼。まもなく公開の主演映画『行け!男子高校演劇部』では、体を張って主人公を熱演している。本作でも怪演を見せている個性派俳優・池田鉄洋の脚本を『ハンサム★スーツ』、『高校デビュー』の英勉がメガホンを握ったハイテンション学園コメディの舞台裏を中村さんが明かしてくれた。直情的だが周りを惹きつけるオガが「羨ましい」中村さんと言えば、現在放送中のドラマ「花ざかりの君たちへ〜イケメンパラダイス〜2011」(フジテレビ)にも出演中だが、映画の舞台もタイトルにある通り男子高。これが同じ“男たちの園”か?と思うほど両者の間にはギャップがあるが、どちらかというと映画の方が、男クサ〜イ男子校の空気を忠実に表していると言えそう(男子校出身者のみなさん、失礼!)。現場もさぞや男クサかったことと思われるが…。「そうですね、男たちでワイワイと。演じているときとそうでないときの区別があまりいらない雰囲気というか(笑)、楽しくやらせてもらいました。作品も、いまどき珍しいくらい明るくて前向きで、すごく面白かったです」。中村さんが演じるオガは、恋も部活も決めたら一直線の直情型の主人公。劇中、これでもかというくらいノリノリのハイテンションな中村さんが見られる。あのキャラクターに関して中村さんは羨ましさを感じている部分もあるとか。「部活であったり、何かひとつのことに対して一生懸命になれるあの熱意は共感できます。羨ましいなと思うのは、オガは決して計画を立ててうまく進めていくわけじゃないんだけど、あいつのパワーやエネルギーがみんなを惹きつけて、巻き込んでいくところ。そういうリーダーシップはすごいなと思います」。映画の中では、おバカな“男子”たちによる少々過激なパフォーマンスも…。女装に妄想、挙句の果てには裸で女子高生たちの群れに飛び込んでいくが、中村さん自身、学生時代はサッカー部に所属しており、「自分と重ね合せて『ああ、こういう感じだったなぁ』と思い出した」とふり返る。先ほど「リーダーシップ」という言葉も出たが、普段、おバカな“男子”の中での中村さんの立ち位置は?「ああいう状況だと僕も割と一緒に盛り上がるタイプです(笑)。そっちの方が楽しいし、結構ハシャいじゃいます。例えば今回の撮影もそうですが、気の知れた仲間たちと一緒だと特にね。グループに女の子が混じっていたら?うーん…その子にもよりますけど、仲が良ければわりと気にせずに騒ぎますね(笑)」。デビューから4年「あっというまだったけど進んだのはちょっと」昨年の出演作『BECK/ベック』や『大奥』のせいだろうか?中村さんに対して“弟キャラ”のイメージを持っている人、特に女性ファンも多いようだが…。「弟キャラ?実際は全然、そんな感じではないと思いますよ(笑)。確かに、かわいらしいイメージを持たれることは案外あるんですが、そうでもなくて…。今回の撮影然り、部活然り、男だらけのところにいることが多いですが、僕自身が男っぽいというか…男クサいタイプだと思います」。では恋愛面でも男らしいタイプ?オガは好きになったら一直線だが同様に中村さんもビシッとストレートに攻めていく?「いやぁ…(笑)、そこは積極的ではないです。奥手というか苦手です。でも、結婚願望は結構、強いですよ。僕は上京して高校生のうちから一人暮らしをしていて、『ここに誰かいてくれたらなぁ』って思うことが多かったので、そのせいかもしれないですね」。中学生にして「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」のグランプリを受賞し、2007年に上京。今年は本作に加えて『ほしのふるまち』、『キミとボク』でも主演を務めるなど計6本の映画が公開となり、二十歳にして押しも押されもせぬ人気俳優となった。ここまでのおよそ4年はあっという間だったかと思いきや「長かった」とふり返る。「うん、長いですね。でも進んだという感覚はほんのちょっとだなぁ(苦笑)。でも、10代の間に苦手なことも含めて、いろんなことをやれたという思いはあります。ただ、たまたま映画の公開の時期が重なったというだけで一気に何かが変わったという感じはしないです。周囲ではなく自分自身では…少しは自信を持って現場に臨めるようになってきたかな。役者の何が楽しいっていろんな人の人生を経験できるところ。でも、難しさは常に感じます。自分でダメだと思っても周りが良かったと言ってくれることもあるし、その逆もある。だからなかなか評価はできないけど、目の前の芝居でしっかりと“伝える”ということをしていきたいです」。ジャージ姿でそう語る二十歳の笑顔がまぶしい。いつも一生懸命でおバカで、見てるこっちが恥ずかしくなるような…でも愛らしい“男子”を温かく見守ってほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:行け!男子高校演劇部 2011年8月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2011「行け!男子高校演劇部」製作委員会■関連記事:フレッシュな若手が勢揃い!『行け!男子高校演劇部』試写会に15組30名様ご招待中村蒼がロミオ衣裳で登場!監督は現場で「ゆるい担任」扱い?中村蒼が前田敦子の憧れの王子様に!「イケパラ」イケメン男子キャスト陣決定中村蒼ほかキャスト登壇『行け!男子高校演劇部』完成披露試写会に20組40名様ご招待
2011年08月03日「AKB48」の篠田麻里子が出演するau配信の番組「麻里子姫はアプリがお好き♪ for LISMO Channel」の生収録の模様が公開された。同番組はスマートフォン向けのアプリケーションを紹介するもので、篠田さんがMCを担当。わがままな“麻里子姫”こと篠田さんが、ヒマを持て余して様々なアプリに挑戦していく。この日は、ゲストとしてお笑いコンビ「TKO」の木本武宏も出演し、Ustreamでインターネット上で番組が生中継された。篠田さんは同番組に加え、LISMOドラマ「くるみ洋品店」に主演しているが、このドラマ撮影は夜の7時から始まり、翌日の朝10時まで続くこともあったそう。篠田さんは「もう声が出ないんじゃないか、というくらいのときもありました」と苦労を明かしつつ「でも、それくらい一生懸命みんなで作ってます」と笑顔を見せた。篠田さん演じるくるみは、ひと目で客のスリーサイズが分かるという特殊な才能の持ち主で、その能力を生かして毎回様々な事情を抱えた客のためにスタイリストとして活躍する。役柄については「クールな役なんですが、冷たすぎると伝わりにくい。(調節が)難しかったです」とふり返る。ちなみに、監督からは「(漫画の)『ブラックジャック』のように、熱いものを中に持っているけど見せないで」と役について説明されたとか。今後、やってみたい役を尋ねると「クールな役が多いので奇抜でブッ飛んだ役をやってみたい!」と明かした。木本さんは相方の木下隆行と共に映画『蟹工船』に出演しているが、俳優として共演の可能性を問われると篠田さんは「(木本さんは)優しいサラリーマン役とか似合いそう。相談相手になってくれそうですね」と好感触。すかさず木下さんが「それで恋に落ちたり…」と持ちかけるも「それはないですね」とバッサリと斬り捨てていた。また、この日は木本さんと共に「mixiアプリ 手相占い」に挑戦。「いつも手相が良いと言われる」という篠田さん。この日の診断では「クールなロマンチスト」という判定が。さらに、木本さんとの相性を診断すると、友人としては「74%」、さらに恋愛指数は「82%」とかなりの高い数値!しかしながら結婚指数になると「64%」と急落…。これには木本さんも苦笑いだった。番組収録後、生収録の感想を問われると篠田さんは「90分、緊張しつつ、楽しい番組ができたと思います。Twitterでみんなの声も聞けてよかったです」と笑顔でふり返った。ドラマにちなんで、もし、AKBのメンバーのひとりをスタイリストとしてコーディネートするなら?と尋ねられると「秋元才加ですね。スタイルはいいけど、着こなしが下手くそなので(笑)。普段、黒を着ることが多いので、いろんなカラーを着せたい」と“AKBのトレンドリーダー”の顔をのぞかせていた。「麻里子姫はアプリがお好き♪ for LISMO Channel」は本日7月20日(水)より配信開始。■関連作品:サラリーマンNEO 劇場版(笑) 2011年11月3日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011「劇場版サラリーマンNEO」製作委員会DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう? 2011年1月22日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会■関連記事:AKB篠田麻里子『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』に参戦!小池徹平と恋に落ちる?小池徹平&西島隆弘がビーチで夏恋W主演ドラマで臼田あさ美、木南晴夏にキュン!AKB48が日替わりで美人時計に登場野菜コスプレでお昼どきをジャックAKB48大島優子「父あっての私」1stフォトブックで父親と対談中村蒼が前田敦子の憧れの王子様に!「イケパラ」イケメン男子キャスト陣決定
2011年07月20日「AKB48」および姉妹グループの「SKE48」、「NMB48」のメンバーが、CMキャラクターとして出演中の“野菜シスターズ”として、美女が1分ごとに時刻を知らせてくれる人気サイト「美人時計」に登場!先日、7月4日(月)より日替わりで、前田敦子、大島優子、松井珠理奈ら総勢30名のメンバーがキュートな野菜コスプレに身を包んで時刻を告げている。カゴメの「野菜一日これ一本」のCMキャラクターとして2010年に25名で結成され、現在は30名を数える、AKB内の最大ユニット「野菜シスターズ」。前田さんはトマトで、松井さんはニンジン、大島さんはほうれん草で、高橋みなみがキャベツ、渡辺麻友が赤ピーマン、篠田麻里子はたまねぎなど、一人一人が野菜に変身。かわいらしい色とりどりの衣裳がCM放送開始当初より話題を呼び、CM限定のユニットながらコンサートなどで楽曲「野菜シスターズ」が披露されるなどファンの間でも高い人気を誇っている。素人の美人モデルが1分ごとに時刻が書かれたボードを掲げて時刻を知らせ、月間5億ページビューを叩きだす人気サイトとなっている美人時計。今回、「野菜一日これ一本」とのコラボレーションにより“野菜シスターズ美人時計”が実現。8月3日(水)までの期間中の午前11時から12時55分までの間、メンバーが日替わりでボードを掲げている。メンバーのタイムスケジュールは以下の通り(変更の可能性あり)。11:00〜11:03 前田敦子or木本花音11:08〜11:11 高橋みなみor小森美果11:16〜11:19 松井珠理奈or高柳明音11:32〜11:35 大島優子or向田茉夏11:40〜11:43 篠田麻里子or佐藤すみれ11:48〜11:51 板野友美or仁藤萌乃11:56〜11:59 小嶋陽菜or前田亜美12:04〜12:07 北原里奈or指原莉乃12:12〜12:15 柏木由紀or松井玲奈12:20〜12:23 宮澤佐江or秋元才加12:28〜12:31 高城亜樹or横山由依12:36〜12:39 河西智美or倉持明日香12:44〜12:47 峯岸みなみor多田愛佳12:52〜12:55 宮崎美穂or山本彩野菜一日これ一本の公式Twitterのアカウントでは、その日、登場するメンバーを告知している。暑くて食欲もなくなってしまいそうなお昼どき、野菜シスターズの面々に癒されてみては?誰がどの野菜に扮しているかも要チェック!美人時計公式サイト:カゴメ公式サイト:■関連作品:DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう? 2011年1月22日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 2011年6月4日より全国東宝系にて公開© 2011「もしドラ」製作委員会■関連記事:松下奈緒「ゲゲゲ」以来のNHKドラマは、憧れの向田邦子原作AKB48大島優子「父あっての私」1stフォトブックで父親と対談中村蒼が前田敦子の憧れの王子様に!「イケパラ」イケメン男子キャスト陣決定前田敦子、AKB48総選挙で華麗なる逆転劇!するも「マニフェストって何ですか?」『もしドラ』前田敦子、プライベートは“青春”無かった!?
2011年07月07日映画『行け!男子高校演劇部』の完成披露試写会が6月19日(日)に開催され、中村蒼、池松壮亮、冨田佳輔、川原一馬、金子直史、稲葉友、新川優愛ら主要キャスト陣と英勉監督の総勢8名が舞台挨拶を行った。タイトルそのまま男子高校の演劇部の悲喜こもごもをつづった本作。他校の演劇部部員に一目ぼれした主人公が、演劇祭に向け奮闘する姿が描かれる。中村さんらが登場すると、まずその衣裳に対しどよめきが!映画の中に登場する演劇用の衣裳なのだが、中村さんは「ロミオとジュリエット」のロミオの姿で下半身はタイツ。池松さんは葉っぱの着ぐるみで、ほかのメンバーも「桃太郎」の犬、猿、キジ、鬼の全身タイツで一様に少し…いや、かなり恥ずかしそう。中村さんは「自分の殻を破らなくてはできない役だった」とふり返る。池松さんは「現場の僕らはやってて楽しくて仕方なかったけど、お金を取っていいのか…」と苦笑い。存在感のない男子生徒を演じた冨田さんは「カツラと高めの声で、印象に残る役を存在感のない感じで演じました」と苦労を語り、ヤンキー役の川原さんは「映画やドラマを参考に、ちょっとお茶目なヤンキーになるように役作りしました」とニッコリ。映画初出演の稲葉さんは「初めてで、こんな好き勝手にやっていいのかと思った」、部員の中で最年長の金子さんも「年齢差を感じさせないくらい、みんながイジってくれました」と和気あいあいとした現場の様子を明かしてくれた。英監督も「(男性キャスト)6人が好き放題で、僕は大監督ではないので『ゆるい担任が来た』くらいの勢いでした」と“男子校”を楽しんだよう。この日は、映画にちなんでその男性キャストに「このセリフを言うとモテる」と思う言葉を発表してもらうコーナーも。中村さんが考えるモテゼリフは「この店、カード使える?」。次々と発表される男たちの“モテゼリフ”に、紅一点の新川さんは「そうですね…うーん。かっこいいと思います。ごめんなさい…いろいろごめんなさい」と微妙な反応で会場は笑いに包まれた。中村さんは「このコーナーのことは忘れて、まっさらな気持ちで映画に向き合ってください!」と苦笑交じりにアピールしていた。『行け!男子高校演劇部』は8月6日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。■関連作品:行け!男子高校演劇部 2011年8月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2011「行け!男子高校演劇部」製作委員会■関連記事:中村蒼が前田敦子の憧れの王子様に!「イケパラ」イケメン男子キャスト陣決定中村蒼ほかキャスト登壇『行け!男子高校演劇部』完成披露試写会に20組40名様ご招待
2011年06月20日「AKB48」の前田敦子主演の連続TVドラマ「イケメン☆パラダイス」(フジテレビ)に中村蒼、三浦翔平が出演することが明らかになった。2007年に放送され、世に“イケメンブーム”を巻き起こした人気ドラマの続編として注目を集める本作。前田さんが芦屋瑞稀役のためにバッサリと髪を切り落とし、ショートカットにしたことも大きく報じられたが、このたび、彼女の相手役となるイケメンキャストが決定!前作で小栗旬が演じた、瑞稀が憧れるハイジャンプの選手、佐野泉を演じるのは、2005年、第18回「JUNON・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリに輝き、その後も次々と注目作に出演している中村さん。もうひとりの重要人物であり前作で生田斗真が演じた、瑞稀と佐野のクラスメイトでスポーツ万能なサッカー少年・中津秀一に三浦さんが扮する。ドラマでは、アメリカ帰りの帰国子女である瑞稀が、ハイジャンプで将来を嘱望されていた佐野に一目ぼれ。佐野は、ある事故をきっかけに跳ぶことをやめていたが、そんな彼をもう一度跳ばせたい一心で男子生徒になりすまし、全寮制男子校の桜咲学園に編入する。しかも瑞稀は佐野と寮で同室となり、中津も含め3人は親友に。ところが、中津は瑞稀が女性だとは気付かぬままになぜか瑞稀に恋心を抱くように。何ともハラハラさせる展開だが、この三角関係はいったいどこに着地するのか?中村さんと言えば、舞台「田園に死す」で主演として俳優デビューし、昨年は『BECK』に『大奥』、最近では『マイ・バック・ページ』も公開されたばかり。舞台では「カレーライフ」に主演し、さらに主演映画『行け! 男子高校演劇部』、そして『ハラがコレなんで』と出演作品が目白押し。甘〜い笑顔と『BECK』や『大奥』での年上の兄貴分たちの下でかわいがられる“キュートな弟”的な印象が強いかもしれないが、今回の佐野は人見知りでクール、でも実は心優しい男の子という役柄。すでに俳優としての力量に関しては多くの演出家が認めるところであり、本作で大ブレイクの可能性も。彼のクールな王子様っぷりに注目!三浦さんも数々のドラマに加えて、昨年公開された映画『THE LAST MESSAGE 海猿』では、体を張った演技で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。純粋で熱い、友人思いの役柄は、三浦さんにぴったりと言えそう。中村さんは今回の発表に際し「前作を見ていましたし、今回参加させていただけるのは、とても光栄で嬉しい気持ちです。イケメンはイケメンでも外見だけでなく、佐野の内に秘めた熱さや芯の強さなど、内面的なイケメンを目指したいです。前田さんはテレビで歌っているかわいらしいイメージがあるので、今回の男らしい役とのギャップを楽しみにしています」と意気込みを語る。三浦さんも「このドラマ出演の話を聞いたとき、前回のイメージが強かったので、嬉しい反面、正直プレッシャーも感じました。4日連続で夢にも出てきました(笑)。でもみんなで団結すればそれが映像として伝わるんじゃないかと思うので、全力でバカになって中津役を演じていきたいです。前田さんはいまをときめく方なので、どう接していいか分からないのですが、現場に入ったら男の瑞稀として接していきたいです」と気合十分。また、2人に加えて桐山漣、山田親太朗、柳下大、西井幸人、鈴木勝大、満島真之介、徳山秀典、佐藤祐基など若さはじけるイケメンたちの参戦も決定!小栗さん、生田さんだけでなく水嶋ヒロに溝端淳平など前作に出演したイケメンキャストたちはその後、大ブレイクを遂げており、この面々の中から、誰が次の時代を切り拓くスターに成長するのかも注目したいところだ。あなたの“買い”のイケメンは?「花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011」は7月、放送開始。■関連作品:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 2011年6月4日より全国東宝系にて公開© 2011「もしドラ」製作委員会DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう? 2011年1月22日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会行け!男子高校演劇部 2011年8月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2011「行け!男子高校演劇部」製作委員会THE LAST MESSAGE海猿 2010年9月18日より全国東宝系にて公開© 2010 フジテレビジョン ROBOT ポニーキャニオン 東宝 小学館■関連記事:前田敦子、AKB48総選挙で華麗なる逆転劇!するも「マニフェストって何ですか?」中村蒼ほかキャスト登壇『行け!男子高校演劇部』完成披露試写会に20組40名様ご招待『もしドラ』前田敦子、プライベートは“青春”無かった!?“雨女”AKB柏木、ファン12,000人に謝罪?「私服ダサ」名指しされ、踏んだり蹴ったり小嶋陽菜投票開始を前に、狙うは「上位進出!」
2011年06月16日上戸彩と菊川怜、忽那汐里が、株式会社ディップが運営する求人サイト「バイトルドットコム」、「はたらこねっと」、「ナースではたらこ」の新CMで三姉妹役で共演!6月14日(火)に都内でCM発表会見が行われた。上戸さんは過去3年にわたって同社のCMに出演してきたが、今回、姉と妹という役柄で菊川さんと忽那さんが加わることに。上戸さんは、自分のライフスタイルを大切にするために派遣で働くことを選択する“次女”の愛という役で「はたらこねっと」で仕事を探す。菊川さん演じる“長女”の夢は転職を考えているナース、忽那さんは、バイトを探している大学生の“三女”夏子を演じている。3人は同じ事務所に所属しているが、3人揃っての共演は初めて。上戸さんは「リラックスして自分らしくできた」とCM撮影を述懐し、菊川さんも「すごく楽しかったし、(2人が)本当の妹に思えた」と笑顔。忽那さんは「一番下ということで甘えさせてもらいました」とふり返った。菊川さんが本当に姉だったら?と尋ねると上戸さんは「ケンカの多い姉妹だったと思います(笑)。ここぞというときに甘えられる、頼りになるお姉ちゃんだけど、それ以外のときはオヤジギャグを言ってそう」と回答。逆に菊川さんは、上戸さんについて「姉妹のムードメーカーで、なんだかんだ言って、(上戸さんの)手のひらで転がされてそう」と語る。そして忽那さんに関しては「何気に一番大人な感じ」(上戸さん)、「上2人がケンカしてても『くだらないな。また?』って感じで、でもおいしいところを持っていきそう」(菊川さん)としっかり者の三女をイメージしているよう。これには忽那さんは「そんなことないですよ。甘えてばかりだと思います」と照れくさそうな表情を見せていた。上戸さんは13歳のときから芸能界での仕事を始めており、もちろんほかの仕事をした経験はないが、女優として活躍するようになってからも「20歳まで保育士を目指していた」とか。もしも違う仕事をするなら「肉体労働をしたい」と意外な(?)回答。「体を動かしながらいろんな人とコミュニケーションを取れたら」と希望を明かしてくれた。今回「バイトルドットコム」、「はたらこねっと」、「ナースではたらこ」で計5本のCMが製作されており6月15日(水)より全国でオンエアされる。■関連作品:マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会 テルマエ・ロマエ 2012年全国東宝系にて公開■関連記事:松山ケンイチ、福島県でガレキ撤去「自分でも驚くほど体が動く」妻夫木聡「芸能界をナメていた」、松ケンはバイトの日々に悩みと葛藤妻夫木&松山ケンイチの姿に70%が共感!現代を生きる人々が最も信じるものは…?深田恭子、平清盛の妻に抜擢!大河ドラマ「平清盛」女性キャストついにお披露目妻夫木、松ケン、中村蒼それぞれの“男の涙”談義に興味津々!
2011年06月14日「涙なくして読めない漫画」と多くの支持を集める村上たかしの作品を映画化した『星守る犬』が6月11日(土)に公開。都内劇場で行われた舞台挨拶に主演の西田敏行をはじめ、玉山鉄二、川島海荷、瀧本智行監督が登壇した。北海道の山中に放置された車の中から、中年男性と犬の白骨死体が発見される。男性と犬の死亡時期には半年の時間差が。埋葬を請け負った青年は彼らがここに至るまでの旅路を辿るが、そこには挫折や苦悩、そして家族への深い愛があった――。この日は東日本大震災の発生からちょうど3か月目。撮影は被災前の東北各県でも行われており西田さんは、改めて被災者にお見舞いの言葉を送ると共に、自身も福島県出身であることから、寄せられた多くの支援に感謝した。その上でこの作品を「40年近い俳優生活においてもエポックメイキングと言える作品。宝物になりました」としみじみと語った。熟年離婚や無縁死といった現代社会が抱える問題が描き出されるが、西田さんは「(妻を演じた)岸本加世子さんから離婚届を出されたときは戦慄が走りました」と苦笑交じりに明かし、会場の笑いを誘った。そして「家族は空気のように(当たり前に)あるものと考えてました。父として興味、関心を持つことが大事なんだなと」と思いを語った。川島さんは、映画にちなんでひまわりの花を手にした観客に迎えられ「感動してます!」と嬉しそう。自身「お父さんとは仲が良い」と語っていたが「たまに反抗してしまうこともあるので『ごめんね、いつもありがとう』と伝えたい」と作品を通じて感じた父への感謝の思いを口にした。玉山さんは「この役を演じる上で、クランクイン前から決めていたことは余白を大事にして、観客のみなさんに余白を埋めていただいて完成させるということ」と語り、映画を観終わったばかりの客席に「(自身が演じた)奥津は今日、完成して嬉しいです」と笑顔を見せた。ちなみに、来週は「父の日」ということで、映画にちなんでお父さん役の西田さんにサプライズプレゼントが!それは挿入歌にもなっている水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」。こっそりと来場していた水前寺さんが客席後ろから登場し、「三百六十五歩のマーチ」を熱唱した。これには西田さんも感激。「お父さんやっててよかった」と涙ながらに語っていた。『星守る犬』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:星守る犬 2011年6月11日より全国東宝系にて公開© 「星守る犬」製作委員会■関連記事:『星守る犬』玉山鉄二インタビュー「役者として“職人”でありたい」男と犬の旅路の先にあったものとは…?『星守る犬』試写会に30組60名様ご招待『星守る犬』完成会見西田敏行、震災の被害受けた主演作ロケ地への悲痛な思い明かす川島海荷と中村蒼が難病のカップル役で共演!ラブシーンはどちらがリード?泣ける!31万部突破の漫画「星守る犬」が西田敏行主演で映画化
2011年06月13日俳優の松山ケンイチが6月8日(水)、都内で行われた『マイ・バック・ページ』(公開中)のティーチインイベントに、妻夫木聡、山下敦弘監督と共に出席した。松山さんは情熱に突き上げられ、学生運動に没入する過激派リーダーを熱演。「思想的なことは分からず、(演じる上で)どうしようと思ったことも。ただ、日本という国が間違った方向に行くのではないかという危機感が根本にあったはず。地震があったいま、多くの人がそういう気持ちを再確認していると思う」とコメント。松山さん自身も、多忙なスケジュールの合間をぬって、福島県内の被災地でガレキの撤去を行っていると告白した。原作は朝日新聞社の元記者で、現在は評論家として幅広く活躍する川本三郎氏の実体験を基に書き上げた「マイ・バック・ページ - ある60年代の物語」(平凡社刊)。学生運動が新たな局面を迎えた1969年から70年代初頭、理想に燃える週刊誌記者・沢田(妻夫木さん)と過激派のリーダー・梅山(松山さん)の運命的な出会いを軸に、時代に翻弄される若者の熱情と絶望を描く。会場には妻夫木さん、松山さん、山下監督と同世代(26歳〜34歳)の観客25人が来場。映画に対する率直な意見や質問をぶつける客席に、3人も大いに刺激を受けたようで、普段の記者会見や舞台挨拶では見せることのない“熱い”素顔をのぞかせた。「単純に『面白かった』で終わってほしくない映画。とにかく見て感じてくれよ、という気持ち」と妻夫木さん。「本物って何だろうと真剣に見つめる時期が来たと思う。日本映画も“テレビの映画”ばっかりで、それがヒットしている事実もある。僕自身もそういう作品に出ていますし…。でもそろそろ意識を変えていかないと、海外に発信できる日本映画がますます減っていくように思う」と邦画界の現状を憂う場面もあった。松山さんは本作を「基本、男が“負ける”映画なんで…。時代は違っても、負けて立ち上がる姿は普遍的だと思う」と断言。被災地でのボランティアについて「自分でもこれだけ体が動かせるんだと驚くほど。バイト時代はとても不真面目だったのに(笑)」と語った。ティーチインは次第に白熱し、予定していた終了時間を大幅にオーバーする事態に。それでも「もっと話したかったですね。自分の意見ばっかりしゃべって、反省しています」(妻夫木さん)、「短かったですね。みなさんとお話して、気付かされることが多かったですが」(松山さん)と物足りなさを覚えている様子。作品同様、若き熱気があふれるイベントとなった。『マイ・バック・ページ』は新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開中。■関連作品:マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:妻夫木聡「芸能界をナメていた」、松ケンはバイトの日々に悩みと葛藤妻夫木&松山ケンイチの姿に70%が共感!現代を生きる人々が最も信じるものは…?深田恭子、平清盛の妻に抜擢!大河ドラマ「平清盛」女性キャストついにお披露目妻夫木、松ケン、中村蒼それぞれの“男の涙”談義に興味津々!妻夫木聡×松山ケンイチ インタビュー尊敬を惜しまず互いに共鳴しあう存在へ
2011年06月08日名もない男と愛犬の旅を通して、リストラ、熟年離婚、無縁死といった現代社会の抱える問題に迫り、同時に誰かとふれあう気持ちや思いやり、絆を描く感動作『星守る犬』。北海道のキャンプ場にほど近い山中のワゴン車から中年男性と犬の遺体が発見される。彼らは一体誰なのか。どこから来たのか。玉山鉄二は、残されたわずかな手がかりから、西田敏行扮する主人公・おとうさんの足取りをたどる市役所福祉課勤務の青年・奥津京介を演じている。ロードムービーであり「奥津の成長の物語でもある」昨年は『死刑台のエレベーター』や『ノルウェイの森』といった作品でとがった役どころを演じ、鮮烈な印象を与え続けてきた玉山さんだが、本作では自ら個性を消しているかにも思える地味な青年を演じている。「今回は極力、余計なことはしないようにしようと思っていました。ただ役者である以上、自分のエゴを抑える作業って本当に難しくて。何かをやった感覚がないから、どうしても現場に不安感がすごく残ってしまうんですよね。それと戦いながら毎日を過ごしていました」。実際に画面上での共演シーンはないが、ロケ地の移動も常に一緒だった西田さんとは「ご一緒する撮影後のお酒で不安を発散していた感じでした(笑)。毎日のように西田さんやスタッフたちともたくさん飲んで。現場は本当にファミリーみたいな感じで、すごく良いコミュニケーションを取りながら撮影することができました。僕は、おとうさんとその愛犬・ハッピーのことを想像しながら旅をしていく役だったので、現場で西田さんのお芝居を拝見することで自分の背中を押してもらえたし、責任感が強く出ました」。奥津に共感するところ、自身との共通点などはあるかと尋ねると、「役にアプローチして行くなかで、あまり自分を基準にものを考えないんです」という答えが返ってきた。「例えば自分にこういう要素を足していくと近くなるなとか、そういう方法じゃなくて。僕は人格って、1つ違えば全く別の人間になると思っているので、あまり自分を軸に物事を考えないようにしてます。そして、共通点は…たぶん、あまりないと思う」。奥津がおとうさんとハッピーの足跡を求めて名寄から東京に行き、北上して行くロードムービーでもある本作だが、実際の撮影は北海道から南下していくという、物語とは逆行する形で進められた。「これは奥津の成長の物語でもあります。ただ、彼が心の扉を徐々に開いて行く過程、彼の成長を分かり易く表現するのは、監督とも『どうなんだろう?』と話し合いました。奥津らしい成長の仕方があると思ったんです。それは本当に緩やかなもので、監督に確認をとってもらいながら、芝居の強弱、感情の乗せ方のバランスをとっていきました」。若手女優・川島海荷と共演「むりくり若ぶったお話をしてました(笑)」ひょんなことから奥津と一緒に旅をする女子高生・有希を演じるのは川島海荷。「海荷ちゃんはすごく愛きょうがあります。奥津のお芝居ってどんよりしちゃってるので(笑)、彼女が笑うと、疲れているスタッフもフッと安らいじゃう。僕も安心しちゃう。今回の映画に出てくるひまわりみたいに燦々と華やかで、本当に欠かせない存在でした」。その魅力を引き出すためにちょっとした努力もしたようだ。「僕は彼女からすれば、おっさんって言われてもおかしくない年頃なので、極力嫌われないように。初めは結構気遣って、『やっぱ最近はK-POPとか聞いちゃうの?』とか、むりくり若ぶったお話をしてました(笑)。彼女も意気込みがあって、最初は緊張してたみたいです。それが少しずつがほぐれて、肩の力が抜けたときに、いい笑顔や、うきうきした感じがたくさん出て。微笑ましい旅になりました」と微笑む。役者として職人、匠でありたい、という玉山さん。「僕にとって永遠の課題だと思っています。役者をやっていて、自分がおじいちゃんになるまでこの仕事ができたらいいなって、本当に心の底から思っていて」と言うが、その理想を実現できたと感じる瞬間は簡単には訪れないと語る。「いろいろな作品にできるだけたくさん出会って、いろいろな痛みや社会問題を知って、感性を磨いて、いろいろな思いを背負って、やっとできることだと思うので。まだまだです。20年後にもう1度同じ質問を聞いてもらえれば」と答えたうえで、本作の瀧本智行監督について「本当に職人だなと思います」と語る。「モニター越しにではなく、いつもカメラマンのそばにいて。生の芝居を目で確認して、役者が悩んでいるときはすぐに不安要素を取り除いてくれる。本当に引っ張って下さいました。そして、西田さんも。子供のときからずっとテレビ、映画で拝見させて頂いていて、こうやってご一緒できることが本当に幸せだと思っています。役者としてだけではなくて、西田さんの仕事に対する取り組み方、考え方とか哲学とか、そういうものに対して本当に感銘を受ける部分はたくさんありました。西田さんや、監督のような、職人でいれたらいいなと思う毎日でした」。(photo:Toru Hiraiwa/text:Yuki Tominaga)■関連作品:星守る犬 2011年6月11日より全国東宝系にて公開© 「星守る犬」製作委員会■関連記事:男と犬の旅路の先にあったものとは…?『星守る犬』試写会に30組60名様ご招待『星守る犬』完成会見西田敏行、震災の被害受けた主演作ロケ地への悲痛な思い明かす川島海荷と中村蒼が難病のカップル役で共演!ラブシーンはどちらがリード?泣ける!31万部突破の漫画「星守る犬」が西田敏行主演で映画化
2011年06月03日妻夫木聡と松山ケンイチが初共演を果たした『マイ・バック・ページ』の初日舞台挨拶が5月28日(土)、東京・新宿ピカデリーで行われ、妻夫木さんと松山さんをはじめ、忽那汐里、韓英恵、中村蒼、メガホンをとった山下敦弘監督が登壇。数々のプロモーションを行ってきた本作だが、上映後の舞台挨拶はこれが初めてとあって、登壇者の面々も映画の余韻に包まれた客席に感慨深げだった。「ぜひ、この余韻を噛みしめてほしい」と妻夫木さん。松山さんも「この作品は僕自身、大好きだし改めて『すごい映画だな』と思います」と思い入れたっぷりだ。原作は朝日新聞社の元記者で、現在は評論家として幅広く活躍する川本三郎氏の実体験を基に書き上げた「マイ・バック・ページ - ある60年代の物語」(平凡社刊)。学生運動が新たな局面を迎えた1969年から70年代初頭、理想に燃える週刊誌記者・沢田(妻夫木さん)と過激派のリーダー・梅山(松山さん)の運命的な出会いを軸に、時代に翻弄される若者の熱情と絶望を描く。舞台挨拶の話題は、映画のテーマでもある“運命的な出会い”について。妻夫木さんは「役者になれたこと自体が一大事で、運命的だった」と断言。「もともと役者をやろうとは思ってなくて、この世界(芸能界)もナメていたんです。いざやってみると何もできなくて、悔しかった」とふり返った。現在の活躍ぶりはご承知の通りだが、「とにかくガムシャラで。きっとひょんなことで運命も変わるし、すべては気の持ちようなんですね」と語った。松山さんも俳優を目指したことが、人生を左右する出来事だっただといい、「16歳で上京し、ハタチまではアルバイトの方がメイン。自分が役者なのか、フリーターなのかと悩みや葛藤もありました」と告白。こちらも妻夫木さん同様、映画にテレビに引っ張りだこ。その理由は「継続できたからこそ、チャンスが来たのだと思う。先のことはまったく分からないですけど、これからも(仕事を)継続する中でいろんな選択をしていきたい」と決意を新たにしていた。この日は沢田のモデルである原作者・川本氏からの手紙が朗読され、沢田役の妻夫木さんは大感激。「この映画に関しては、いまもどう伝えたらいいか分からないほど。観て感じてくれとしか言えないです。当時のことを再現する、というよりは僕らにしか作れない『マイ・バック・ページ』の時代が作れたと思うし、僕らの時代は僕らが作らなければいけない」と熱弁した。松山さんも負けじと「昔を知るって、大事なんだなと実感した。特に当時の熱気やハングリー精神はいまの時代にも必要だと思うし、映画を通して、いまの自分と向き合ってもらえれば」と猛アピール。妻夫木×松ケンの初共演がもたらした化学反応が、いまを生きる観客の心にも確かな“傷跡”を残した瞬間だった。『マイ・バック・ページ』は新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開。■関連作品:マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:妻夫木&松山ケンイチの姿に70%が共感!現代を生きる人々が最も信じるものは…?深田恭子、平清盛の妻に抜擢!大河ドラマ「平清盛」女性キャストついにお披露目妻夫木、松ケン、中村蒼それぞれの“男の涙”談義に興味津々!妻夫木聡×松山ケンイチ インタビュー尊敬を惜しまず互いに共鳴しあう存在へ長塚圭史×山内圭哉×山下監督が青春の1ページをふり返る!酔いどれトークショー開催
2011年05月30日妻夫木聡と松山ケンイチを主演に迎え、60年代末から70年代初頭の激動の時代の青春を切り取った『マイ・バック・ページ』。主演の2人をはじめ出演者、そして監督の山下敦弘、脚本の向井康介らスタッフ陣にとっても、生まれる以前の“政治の季節”が描かれるが、現代に生きる人々は劇中の登場人物たちの心情や青春をどのように感じるのだろうか?シネマカフェの読者参加型コンテンツ「シネマLIVE!」では、公開に先駆けて本作の試写会を開催し、2人の主人公への共感、さらには青春への思いや信じるものについてアンケートを実施!その結果は――?東大安田講堂事件を機に、少しずつ全共闘運動が失速していったあの時代。活動家たちと志を共にしたいという思いと記者としての中立性のはざまで葛藤しつつ、日々、運動を追いかける沢田(妻夫木さん)と彼の前に現れ、武力蜂起を宣言し、不思議な魅力で周囲を惹きつけていく梅山(松山さん)。同時代の共感の中に生きつつも、異なる立場に位置する2人だが、彼らに対して共感を感じるか?という問いには実に70%の観客が「はい」と回答した。観客の多くが妻夫木さんらと同様に事件の頃は、生まれていなかったか子供だった世代だが「自分の考えに自信を持って、何かを成し遂げられたという点」(20代・男性)、「ひとつのことをやり遂げるために追い続ける点」(20代・男性)など、彼らの行動や選択の是非はともかく、あの時代を生きた人々の信念や自信の強さに共感を抱いたという人が多く見られた。一方で同じ共感を感じるにせよ「口ばかりで行動が伴っていないところ」(30代・女性)、「何かやりたいのに定まらないような…そういう雰囲気」(20代・女性)など彼らが持つ人間的な弱さやダメな部分に共感を感じたという人も多数。いずれにせよ、彼らが抱えるエネルギーに対して、また目の前に倒すべき“敵”や目標がシンプルに存在し、そこに飛び込むことができたあの時代に対して、憧れやうらやましさを感じる人が多くいるようだ。若い観客の多くがいまの自分と重ねあわせて2人に共感する一方で、少し上の年代は2人に対してどこか懐かしさを感じてもいるよう。逆に、「自分たちの頃は、時代を変えようなどとは全く思いもしなかった」と“時代の差”を感じて、共感できなかったという人も。「時代を変えられる」と信じるがゆえに、梅山の理想に引きずられていく沢田。映画では、全てが終わった“その後”も描かれるが…。翻って、自分の青春についての質問!まずは「あなた自身の青春の1ページで最も後悔していることは?」。最も多く集まったのは「もっと勉強しておけば良かった」という声。「大学時代にもっと勉強しておけばよかった」(30代・女性)、「留学しておけば、といまになって思う」(30代・男性)などなど…。もちろん、勉強するのに“遅すぎる”ということはなく、いまから勉強することがキャリアや人生に大きく役立つことも。2番目に多かったのは、青春時代のほろ苦い恋についての後悔。「何であのとき告白できなかったのかなぁ」(20代・女性)という告白できなかった後悔から「当時の恋人と自然消滅してしまったこと。ちゃんと話せばよかった」(40代・女性)まで多くの人がいまだに忘れられぬ恋を胸に抱えているよう。また、青春の一番の思い出として、圧倒的な票数を集めたのが学生時代の部活の思い出。友人たちと共に汗を流したり、悔しい思いをしたこと、勝利の思い出などは忘れられない貴重な青春の1ページ!また「もう一度会いたい人は?」という問いにもやはり、友人が1位で続いて学生時代の先生、初恋の人や好きだった人は意外にも(?)3位となった。映画を観て青春時代を思い起こしたら、懐かしい人たちに連絡を取ってみてるのいいかも。そして最後の質問は「あなたが唯一信じるものは?」。沢田は周囲の忠告を無視して、梅山を信じ、梅山は己を信じて理想のために行動を起こす。ずばり、いまを生きるあなたが信じるものは?最も多かったのは「自分」という答え。「自分の感受性、自分がいま生きているという事実」(20代・女性)、「自分の信念」(20代・男性)といった声が多く寄せられた。続いて多かったのは「家族との絆」。子どもが生まれたり、結婚したことで改めて家族の絆を考えた、という声も。ほかに「人を信じたいと思う気持ち」、「離れても変わらない友情や愛情」といった答えも多く見られた。あの時代とはまた違えど、“今”も激動と混迷の時代であることは確か。何を信じるべきか――?映画を観て考えてみては?いまを生きるヒントがあるかも。『マイ・バック・ページ』は5月28日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。シネマLIVE! 『マイ・バック・ページ』特集■関連作品:マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:深田恭子、平清盛の妻に抜擢!大河ドラマ「平清盛」女性キャストついにお披露目妻夫木、松ケン、中村蒼それぞれの“男の涙”談義に興味津々!妻夫木聡×松山ケンイチ インタビュー尊敬を惜しまず互いに共鳴しあう存在へ長塚圭史×山内圭哉×山下監督が青春の1ページをふり返る!酔いどれトークショー開催玉木宏、大河ドラマ「平清盛」で源義朝役!早くも清盛にライバル心メラメラ!?
2011年05月27日2012年度NHK大河ドラマ「平清盛」の女性キャストの出演発表会見が東京・渋谷区のNHK放送センター敷地内で行われ、平清盛役の松山ケンイチを筆頭に、共演者の深田恭子、成海璃子、加藤あい、和久井映見、武井咲、田中麗奈、檀れい、りょう、松雪泰子が出席し、大河ドラマ出演への意気込みを語った。主演に松山さんが決定したのは、昨年の11月25日。今年の5月11日(水)には清盛の父・忠盛に中井貴一、源氏の棟梁・源為義に小日向文世、為義の子で清盛の親友であり終生のライバルとなる源義朝役に玉木宏など、清盛を取り巻く逞しき男たちのキャスティングが発表されたが、今回は清盛を取り巻く麗しき女性たちのキャスティングが決定し、お披露目された。深田さん、和久井さん以外は大河ドラマ初出演というフレッシュで華やかな顔ぶれがそろった。ドラマの舞台は平安時代末期。「平家物語」ではアンチヒーローとして描かれていた平清盛に、新たな光をあてる。50年の歴史を誇る大河では過去にも4人が平清盛を演じているが、松山さんは第51作目・最年少で見事主演の座を射止めた。そんな松山さんは華やかな女性陣に囲まれ、「男性キャストの発表のときよりも緊張しています。記者の数も今日のほうが多いのでは…」と会場に呼びかけた。清盛の妻・時子を演じる深田さんは「時子は意思の強い女性、力強く演じられたら…」と意気込みを披露。大河ドラマ初出演が多い中でもデビュー2年目と役者経験の浅い武井さんは、平清盛と源頼朝、2人の男から愛される悲運の女性・常盤御前(ときわごぜん)役。「時代劇初挑戦で、話し方や所作など勉強しなければいけないことがいっぱい。先輩から学べることは学んで、しっかり魅力的に演じたい」と真摯に語ったが、緊張と興奮を隠せない様子だった。成海さんは「松山さんとは13才のときに共演していますが、すごい方だと思っているので、また共演できて嬉しいです」と役によって様々な顔を見せるカメレオン俳優・松山さんの演技を称賛。他の女優陣も役に対して深く入り込み、真摯に取り組んでいる松山さんとの共演を楽しみにしていることを明かし、そんな女優陣の思いを松山さんは「ありがとうございます」と照れながらもしっかりと受け止めていた。会見の最後に松山さんは、「平安時代は美しさが研ぎ澄まされた時代。女性は愛だけに生きていて、そんな部分がいまなお美しさを感じさせるし、感動も与えます。いい意味でぶつかり合って、いい作品を作り上げていきたい。責任重大ですが、一生懸命やらせていただきます」と決意も新たに力強いメッセージで締めくくった。松山さんは清盛の若い頃から63歳までを演じることになるが、26歳の松山さんの若く躍動感あふれる清盛に期待したいところ。今年の大河ドラマ「江」では、女性の生きざまが描かれているが、8月よりクラインイン予定の2012年度の大河ドラマ「平清盛」では、平清盛の生涯をテーマに、逞しき男たちの素晴らしい生きざまが描かれ、男くさいドラマが期待される。これを機に、来年は源氏と平家による源平ブームが日本で巻き起こりそうだ。大河ドラマ「平清盛」は、2012年1月よりNHKにて放送開始。■関連作品:豆富小僧 2011年4月29日より全国にて公開© 2011「豆富小僧」製作委員会僕達急行 A列車で行こう 2011年秋、全国にて公開予定© 2011『僕達急行』製作委員会うさぎドロップ 2011年8月20日より全国にて公開© 2011『うさぎドロップ』製作委員会マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:妻夫木、松ケン、中村蒼それぞれの“男の涙”談義に興味津々!妻夫木聡×松山ケンイチ インタビュー尊敬を惜しまず互いに共鳴しあう存在へ長塚圭史×山内圭哉×山下監督が青春の1ページをふり返る!酔いどれトークショー開催玉木宏、大河ドラマ「平清盛」で源義朝役!早くも清盛にライバル心メラメラ!?深田恭子、雨上がり・宮迫を笑顔で“極悪”呼ばわり!
2011年05月26日映画『マイ・バック・ページ』のプレミア試写会が5月19日(木)、都内劇場にて開催され、主演の妻夫木聡、松山ケンイチをはじめ、忽那汐里、石橋杏奈、韓英恵、中村蒼に山下敦弘監督が舞台挨拶に登壇した。妻夫木さん、松山さん、中村さんの男優陣は映画のテーマのひとつである“男の涙”に関してそれぞれの持論を展開し…。評論家として活躍する川本三郎が実体験に基づいて執筆した小説を映画化した本作。学生運動が徐々に下火になりかけた1969年から70年代初頭、理想に燃える週刊誌記者と過激派を名乗る若者のやり取りを軸に、世に変革をもたらそうと奮闘し、呑みこまれていく若者たちの姿を描き出す。この日は、劇中の人物たちと同じ世代の二十歳前後の若者およそ300名を招待。この若者たちに映画にちなんだ質問をして、「○」か「×」のカードを掲げて回答してもらい、登壇陣がそれについてコメントするという方式で舞台挨拶が進められた。会場が沸いたのは、“男の涙”の是非を問う質問について。劇中、忽那さん演じる眞子が「私はちゃんと泣ける人が好き」というセリフを発するが、会場の若者たちも大多数が「○」つまり、男も泣いていいという意見。女優陣一同も同じ意見のようで、石橋さんは「気を抜いたときにフッと泣いてくれたら嬉しい」とコメントした。圧倒的多数で、“男の涙・肯定”のようだが、では実際のところ、妻夫木さん、松山さん、中村さんは涙を見せることはあるのか?妻夫木さんは照れくさそうに「僕は、相当涙もろくなっちゃいました」と告白。「二十歳くらいまでは、男が涙見せるなんてダメだとか思っていて、芝居でも泣けなかったんです。でも、そういう考えはやめて、素直に生きてみよう、泣きたいときに泣こうと考えるようになりました。そしたら泣きやすくなっちゃって…」と明かしてくれた。逆に松山さんは「昔は泣き虫で、怒られる前に泣いてましたが、最近は泣きませんね」とのこと。さらに「まだまだ、妻夫木さんのいるところには行けない…裸になれない自分がいますね」と“先輩”をホメ殺し…?九州男児の中村さんは「感情を抑えているわけじゃないんですが、小さい頃から泣く機会がないですね」と淡々と回答。三者三様の“涙”談義に客席は興味津々だった。妻夫木さんは別の「いま夢中になれるものがあるか?」という質問に多くの若者が「○」と答えたことに満足そうな様子。映画について「自分がどう生きていくのか、どう向き合っていくのかを考えさせる作品」と語り、「一生懸命なのはダサいことじゃない。失敗を恐れずに突き進んでください!」と客席に呼びかけた。『マイ・バック・ページ』は5月28日(土)より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開。■関連作品:マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:妻夫木聡×松山ケンイチ インタビュー尊敬を惜しまず互いに共鳴しあう存在へ長塚圭史×山内圭哉×山下監督が青春の1ページをふり返る!酔いどれトークショー開催玉木宏、大河ドラマ「平清盛」で源義朝役!早くも清盛にライバル心メラメラ!?逆境に強そうな俳優ランキング1位は水嶋ヒロ!結婚、独立…逆風でのパワーに共感監督×長塚圭史×山内圭哉が語る『マイ・バック・ページ』試写会に80組160名様ご招待
2011年05月19日妻夫木聡、松山ケンイチ──人気実力ともに申し分のない2人の俳優が、ついに『マイ・バック・ページ』で初共演を果たした。互いにずっと待ち望んでいたという今回の共演は、彼らの役者魂を刺激し、共鳴させ、体の奥底でつながっているような深い関係を生み出した。それは尊敬し合い、認め合い、嫉妬し合う、まさに実力あってこそ築ける関係。妻夫木聡と松山ケンイチのツーショットインタビューから垣間見えたものとは…。「自分と向き合うことは一生終わらない」(妻夫木さん)映画の舞台となるのは1969年から1972年の日本。1964年に起きたベトナム戦争などを背景に、国家に疑問を持つ若者たちが、学生運動に身を投じていた時代だ。本作はその激動の時代を生きた2人の若者の、夢と現実と葛藤を描いた青春映画。妻夫木さんは理想に燃える新米ジャーナリスト・沢田を、松山さんは革命を目指す若き活動家・梅山を演じている。メガホンを取った山下敦弘監督は「僕以上に2人は役のことを分かっている」と称えているが、自分たちの知らない時代を生きる青年像をどうやって作り上げたのだろうか。妻夫木さんはこう語る。「山下監督が一番こだわっていたのは、時代描写をリアルにやった方がいいのかどうかということでした。実際にその時代を生きていた人間はスタッフにいない、だから僕らが作る60〜70年代、僕らのなかの60〜70年代にしよう──という監督の話を聞いたとき、僕のなかで何かスイッチが入ったんですよね」。以前から「山下監督と仕事がしたい!」と熱望していただけに、言葉一つ一つに重みがある。本人は「奇跡的に願いが叶っただけ」と謙遜するが、昨年の『悪人』、本作『マイ・バック・ページ』、待機作『スマグラー』、自ら切望し役を手に入れられたのは、実力はもちろん、これまで積み上げてきた真摯な生き方ゆえ。『悪人』をきっかけに精神的な役作りをするようになったという妻夫木さんは、沢田を演じ、何を伝えたかったのか。「70年代の日本は学生運動があって、ジャーナリズムがあって、みんな進むべき道があって、一人一人が思想を持って立ち上がっていた時代。そういうエネルギーは、時代が変わっても確実にあるはずだと僕は思っていて。でも、現代はやれることも熱くなれることもありすぎて、迷ってしまっているんじゃないか、そんな気がするんです。僕がこの映画をやって思ったのは、人は自分と向き合うことを忘れがち、それでも自分と向き合うことは一生終わらない、自分自身とずっと闘い続けなければならないことでした」。順応できる役者・妻夫木聡に「甘えてしまおうって思った」(松山さん)そんなふうに、どれだけ心を動かされたのかを熱く語る妻夫木さんの隣で、静かにうなずくもうひとりの演技派俳優、松山さん。尊敬する先輩俳優との共演で見えてきたものとは何だったのか。「妻夫木さんはものすごい精神力で役と向き合っているんです。役を持続させる精神力がすごい、繊細な芝居が素晴らしい、僕が努力しても到底到達できないですね。『妻夫木さんには極上の“普通”がある』と山下監督が言っていて、その通りだなと思いました。だから梅山を演じるにあたって、すごく不安だったんです。妻夫木さんに対する不安ではなく、僕が梅山としてしっかりと妻夫木さんの前に立てるか、沢田の前に立てるかという不安、緊張もありました。でも、撮影現場に入って1日目、妻夫木さんがどんなことにも対応してくれる役者であることが分かって、気持ちが楽になった。どこまでも甘えてしまおうって思ったんですよね」。また、梅山という人物像については「良く分からない」と説明する。「梅山の内面には葛藤はない、そう捉えて演じていました。というのは、片桐(梅山の本名)は沢田の前にいるときは革命家・梅山としてそこにいるわけで、映画のなかでさらに違う役を演じているような感覚なんです。梅山は相手によってどんどんキャラクターを変えていく男、本当に不思議な役でした」。暴力で世界を変えられると信じ、赤邦軍リーダーとして沢田の前に現れた梅山。取材を通じて梅山の魅力に惹かれ、疑念を抱きながらも彼を信じた沢田。互いが持っていないものを求め合う2人の関係性は、そのまま俳優・妻夫木聡と松山ケンイチにも重なる──。そして「到底到達できない存在」だと言う松山さんに、妻夫木さんは「僕が持っていないエネルギーを持っている、それを吸収させてもらえるかなと思った」と明かし、若く鋭い感性、あらゆることを吸収するアンテナを持つ松山さんとの共演を心底楽しんだと笑顔を見せる。「僕と松ケンが単純に仲のいい2人だったら、逆に(この共演は)面白くなくなったかもしれないなと思っているんです。飲みに行って語り合おうぜっ!という間柄にならない距離感が心地よかったし、それは『マイ・バック・ページ』の2人の距離感とも似ているなって」。後輩の松山さんにとって、この言葉は何よりも嬉しいはず。はにかみながら先輩に負けじと自分の心の内をこう伝える。「今日の取材もそうなんですけど、妻夫木さんが話していることで、いいなと思ったことがあって。それは泣けることに関して。最近『泣くようになった、(感情を)開放できるようになった』とおっしゃっていたんです。男にはプライドとか意地とか色々な要素があって、泣きたくないという思いがある。それでも(演技で)泣けるのは、人間の本質で話したり表現したりしているからだと思うんですよね。それは僕にはないもの。鎧を脱ぎ捨てられる妻夫木さんは、たまらなく格好いい」。本当に尊敬していないと出てこない褒め言葉の数々に、妻夫木さんは「あとでお小遣いをあげないと(笑)」と、茶化して照れを隠す。そのさまがまた格好いい。伝えたかったメッセージ「自分と向き合うきっかけになれたら」妻夫木さんや松山さんが、同世代の俳優のなかで群を抜いた存在であるのは、溢れんばかりの情熱を持ち続けているから。その半端ない情熱は羨ましくもあるが、妻夫木さんはつかみ取るものだとメッセージを贈る。「僕はたまたま役者という仕事に巡り会って、役者が一生の仕事だと言い切れるようになったけれど、そういうものが見つかっていない人は大勢いると思うんです。僕が言えるのは、やりたいことがあるなら挫折するくらいとことんやっちゃえよ!ということ。失敗を恐れずに挑戦することは単純でものすごく大変。でも、自分と向き合っている人は後悔していないんです。この『マイ・バック・ページ』が自分と向き合うきっかけになってもらえたら嬉しいですね」。気づきを与えてくれる映画、きっかけを与えてくれる映画は、きっと何年も何十年も語り継がれる“いい映画”であり、『マイ・バック・ページ』はまさにそれに当てはまる“いい映画”に違いない。(photo:Yoshio Kumagai/text:Rie Shintani)<Satoshi Tsumabuki>Hairmake:Katsuhiko Yuhmi(THYMON)Stylist:Yasuomi Kurita<Kenichi Matsuyama>Hairmake:Tadashi Kukuchi(LUCK HAIR)■関連作品:マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:妻夫木、松ケン、中村蒼それぞれの“男の涙”談義に興味津々!長塚圭史×山内圭哉×山下監督が青春の1ページをふり返る!酔いどれトークショー開催玉木宏、大河ドラマ「平清盛」で源義朝役!早くも清盛にライバル心メラメラ!?逆境に強そうな俳優ランキング1位は水嶋ヒロ!結婚、独立…逆風でのパワーに共感監督×長塚圭史×山内圭哉が語る『マイ・バック・ページ』試写会に80組160名様ご招待
2011年05月19日映画『星守る犬』の完成記者会見が5月9日(月)、都内で開催され、主演の西田敏行に玉山鉄二、川島海荷、中村獅童、岸本加世子、藤竜也に滝本智行監督、原作漫画を手がけた村上たかしが出席。西田さんらは作品への思いと共に、物語にも登場し、先日の東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方への思いを明かした。“泣ける漫画”として話題を呼んだ同名コミックを映画化した本作。全てを失った男性と彼が世話をする秋田犬の、東京から北海道へと向かう旅路とその悲しい結末、2人の足跡をたどる青年と家出少女の姿が綴られ、孤独死や熟年離婚、無縁社会といった現代社会の抱える様々な事象を絡めつつ、人と人のつながりが描き出される。自身、被災地である福島県郡山市の出身である西田さんは「図らずも震災前の東北が記録された作品となり、美しい三陸やいわきの海が映っており感慨もひとしおです。いわきの海岸は子供の頃に僕も泳いだ海でして、思い出がたくさんあります。いつになったらここに子供たちの歓声が戻るのかと思うと切ない」と悲痛な面持ちで語った。東松島の撮影に参加されたエキストラの方の中に、津波で亡くなった方がいることを明かし「この作品の持つ意味を感じていただけたら…」と言葉をつなぎ、さらに「家族の前で涙を見せまいと歯を食いしばっていらっしゃるお父さんがいらっしゃると思いますが、この映画にかこつけて、泣いてみてはいかがでしょうか?」と語りかけた。様々な苦悩を抱え、西田さん演じる“おとうさん”と離婚を決意する妻を演じた岸本さんは「離婚した瞬間からどんどんキレイになっていく役ということで、女は強いな、と感じました」と語る。岸本さんによると、監督は自身の実体験を基に演技指導をしたとか。別れを切り出される側となった西田さんは「『もう限界』と言われたとき戦慄が走りました」と語り、大きなため息をついた。ちなみに、2人の共演は「私が海荷ちゃんくらいのときに出演した『西遊記』以来」(岸本さん)とのこと。藤さんは、玉山さんの祖父の役だが意外にも(?)「いい年して、おじいちゃんの役は初めて」(藤さん)。今年70歳を迎える藤さんだが、初挑戦に顔をほころばせた。獅童さんはおとうさんと犬のハッピーが旅の途中で出会う、コンビニの店長を演じた。「撮影の前日に現地入りし、旅館の部屋に入ったらパンツ一丁で寝てる人がいて、玉山鉄二さんだった。僕は違う部屋で寝ました」と玉山さんとのとんだエピソードを暴露。「思い出深いひと夏になった」と笑顔でふり返った。その玉山さんは、俳優として西田さんに憧れていたそう。直接の共演シーンはないが、一緒に撮影は行っており、「夜は大先輩に飲みに誘っていただきました」とニヤリ。北海道から南下しながらの西田さんとの撮影の旅の中を「旅番組のようだった」と語り「立ち食いそばやおいしいお魚を食べたり、2人で民謡酒場に入って踊ってた」などなど、楽しい思い出を明かしてくれた。原作には登場しない映画オリジナルの役柄を演じた川島さんは「不安と緊張はありましたが、(自身が演じた)ユキはひたむきに夢を追いかける少女で、負けず嫌いなところは似ていると思いました」と語る。川島さんも撮影で、今回の震災で被災地となった東北の街を巡ったが「いわきではオフの日に、電車に乗って映画を観に行ったり温泉に行ったりしました。いまは悲しい気持ちでいっぱいです。一日でも早い復興を願っており、私もできる限り応援したい」と改めて思いを語った。『星守る犬』は6月11日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:星守る犬 2011年6月11日より全国東宝系にて公開© 「星守る犬」製作委員会■関連記事:川島海荷と中村蒼が難病のカップル役で共演!ラブシーンはどちらがリード?泣ける!31万部突破の漫画「星守る犬」が西田敏行主演で映画化
2011年05月09日水嶋ヒロが、このたび新たに創刊されたライフスタイル誌「GLOBAL WORK」の編集長に就任。創刊および編集長就任に際してのコメントと共に、東北地方太平洋沖地震からの復興に向けたメッセージを寄せてくれた。俳優として人気絶頂のさなか書き進め、ペンネーム「齋藤智」で執筆した処女小説「KAGEROU」が第5回ポプラ社小説大賞を受賞。その後、本名の「齋藤智裕」名義で刊行されるやいなや、たちまちベストセラーとなり、鮮烈すぎる作家デビューを飾った水嶋さん。最近では「GIRL NEXT DOOR」の新曲のPVの原作、脚本を担当し自らも出演するなど多彩な活躍を見せているが、そんな彼の新たな挑戦の場は、いま、業界全体が不況の嵐に見舞われ、危機が叫ばれている雑誌メディアだった。「GLOBAL WORK」は、20代〜30代の男女をターゲットに、「心地よいライフスタイルをenjoyしてほしい」という思いから、カジュアルウェアブランド「GLOBAL WORK」などを展開する株式会社ポイントより、本日3月31日(木)に創刊される。毎年3月と9月に発売され、創刊号では水嶋さんが「今こそ、ハードワークを。」というテーマで経営学者の米倉誠一郎と対談を行っている。また、特別顧問として「BRUTUS」の編集長を務め、「Casa BRUTUS」創刊も手掛け、「VOGUE」、「GQ」といった人気雑誌の編集長も兼任してきた編集者の斎藤和弘を迎え、藤本やすしがアートディレクターを務め、ファッションだけでなく幅広いカルチャーを取り上げた誌面となっているという。本誌の公式サイトでは、水嶋さんと斎藤さんの対談や、“編集長”として編集会議に臨む金髪&無精ひげの水嶋さんの姿を捉えた動画などが公開されている。水嶋編集長は「震災からもうすぐ3週間が経とうとしています。いまも深刻な状況におかれている方々のことを思うと心が痛みます。このお話を頂戴し、実際の編集に携わっていたときは、当然ではありますがこのような事態は想像もしておりませんでした。また、こういった時期の創刊に、躊躇する気持ちもありました。ですが、編集長という大役を仰せつかり、多くのクリエイターの方々と何度も編集会議やアイデアの精査を重ね、そこで生まれた新しい価値観やメッセージを、みなさまに届ける可能性のことを思いました。たとえほんのわずかであっても、みなさまの明るさや前向きさ、そして未来への力に繋がっていくとしたら…。これほど有難いことはありません。皆様の1日も早い復興を心からお祈りしております」とのコメントを発表。なお、株式会社ポイントは、3月19日(土)から5月8日(日)までの全国の同社の各店舗(被災地店舗を除く)の売り上げの一部を、被災者支援のために寄付すると共に、同誌の売り上げの一部も救援活動のために役立てていくことを発表した。次々と新たな境地を切り拓いていく水嶋さん。編集長としての挑戦からも目が離せない。「GLOBAL WORK」は全国の書店および「GLOBAL WORK」店舗にて発売中。■関連作品:BECK ベック 2010年9月4日より全国にて公開© 2010『BECK』製作委員会/© ハロルド作石/講談社■関連記事:日本アカデミー賞優秀作品を一挙上映!好きな作品を観られる鑑賞券を5組10名様プレゼント中村蒼水嶋ヒロの“作家転向”に「ただただビックリ」桐谷健太が即興でラップ披露!男たちで埋まった客席は大興奮向井理が半裸でVサイン!水嶋ヒロはギター練習『BECK』メイキング映像が到着川島海荷と中村蒼が難病のカップル役で共演!ラブシーンはどちらがリード?
2011年03月31日低予算ながら世界的なヒットを記録し、新たな“超常現象”ブームを巻き起こした『パラノーマル・アクティビティ』の続編『パラノーマル・アクティビティ2』の日本公開を記念し、1月31日(月)、都内の試写室で人気急上昇中のオネエ系芸人・楽しんごが本作を鑑賞した。果たして超常現象を相手に「ラブ注入」できたのか?取材に訪れたマスコミ陣は暗視カメラで、楽しんごさんの様子をウォッチング。恐怖に震えるその姿は“ガチ”で映画顔負けの怖さだったとか…。前作も鑑賞している楽しんごさんは「前より全然怖いっ。おぞましんごになっちゃいました。もう『キャー』と叫ぶことさえできず、鳥肌も乳首も立っちゃった。あっ、下ネタ嫌いなのに…」と恐怖のせいで、理性的にはいられない様子。怖がる自分の表情に「自分でもブサイクだと思います。でも顔全体映りたくて、顔は隠さなかった」と芸人魂を燃やした。そんな楽しんごさんは「昔、『私、筑豊(福岡県の地名)で生まれたんです』ってささやく女性の霊が3日連続で部屋に出たんですよ。最初は怖かったけど、だんだんイライラしてきて(笑)。男性(の霊)なら良かったのに…」と自身の金縛り体験を明かした。現在はカレシ募集中だといい「一緒に観れたら、怖いシーンで抱きついちゃうのに。公開される2月11日(金・祝)までにカレシを見つけたい」。ちなみにタイプは「目がきれいで、Lサイズの体型なのに、Sサイズのタンクトップを着ちゃうような人」なのだとか。この冬一番の寒さだったイベント当日、楽しんごさんはタンクトップ姿。「寒くないかって?体が火照っているので大丈夫」と再び下ネタで笑いを誘った。深夜1時41分、リビングに設置されたセキュリティカメラが捉えたのは、不気味な大鏡、何者かに吠え続ける犬、そして眠らない赤ん坊と、不可解な現象や異様な行動だった。世界的な成功をきっかけに、続編が日米同時に製作され、昨年、日本を舞台にした『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』が公開されたばかり。ついに“本家”が日本上陸だ。ちなみに本作のキャンペーンには楽しんごさん以外にも、はるな愛、マツコ・デラックスが起用されており、ある意味ホラーな人選となった。映画『パラノーマル・アクティビティ2』は2月11日(金・祝)よりシネマサンシャイン池袋、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。■関連作品:パラノーマル・アクティビティ2 2011年2月11日よりシネマサンシャイン池袋、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT 2010年11月20日よりシネマサンシャイン池袋、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Presidio Corporation All rights reserved.パラノーマル・アクティビティ 2010年1月30日より全国にて公開■関連記事:マツコさえも恐怖におののく!『パラノーマル・アクティビティ2』マジギレCM解禁今度は何が映る!?『パラノーマル・アクティビティ2』試写会に5組10名様ご招待中村蒼主演ホラー映画『パラノーマル』日本でシリーズ化も!?中村蒼インタビュー「最近、顔つきが変わったってよく言われます」中村蒼の“かわいさ”が見どころ『パラノーマル・アクティビティ』続編世界配給決定
2011年01月31日Aメロ、Bメロをすっ飛ばして、いきなり“サビ”から入る極端で個性的な男女を描いたオムニバス『サビ男サビ女』が1月15日(土)に公開初日を迎え、桜庭ななみ、中村蒼、友近、お笑いコンビ「たんぽぽ」の川村エミコと白鳥久美子が東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で舞台挨拶に登壇した。何事も励まさずにはいられない女子大生(桜庭さん)の奮闘を描く「ハゲマシガールズ」、地味な高校生(中村さん)が写真部部長の美少女に近づくため、女装に挑む「Boy?meets girl.」、電力会社にクレームをつける独身女(友近さん)と、苦情処理責任者のバトルを描く「くれえむないと!」、そして行き場のないリストラ男を次々と自宅に連れ帰ってしまう主婦(小泉今日子)の日常劇「せびろやしき」の4本仕立てで贈るショートムービー。桜庭さんは「台本を読んだときは、どういう風になるんだろうって思っていたんですが、予想を超える面白さの映画になった。冬の寒さを吹き飛ばしてくれるはず」と笑顔でアピール。映画の中では川村さん、白鳥さんと共に奇妙な“肉食ダンス”も披露し「コメディ演技も楽しかったです」と新境地の開拓に満足そうな表情だった。一方、人生初の舞台挨拶に緊張した川村さんは開口一番「こんじつは」と挨拶。“こんにちは”と“本日は”がミックスされた斬新な(?)第一声で会場を笑いに包み、それに釣られた白鳥さんも“レッスン”と“練習”が混じってしまい、「ダンスのレッ習は大変だった」と爆笑を誘った。女装に初チャレンジの中村さんは「気持ち悪くて、最悪ですよ」と自分の“美貌”に厳しい採点。しかし、自宅で自ら腕や足など脱毛処理したといい「ツルツルになって気持ちよかったです」と実は新たな一面に開眼してしまった?友近さんも「すっごくかわいい。声も仕草も女性以上に女性らしい」と太鼓判を押していた。その友近さんは「普段から『これはおかしい』と思ったら、バンバン言うタイプなんで。文句じゃないんですよ!あくまで世直しのつもりなので(笑)。だから役作りはあまりしていない」とあくまで自然体。とはいえ、劇中では“お色気シーン”もあり、「ダイエットしたしたと言っても、こんな大きなスクリーンだと恥ずかしくって」と恐縮しきりだった。『サビ男サビ女』はヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開中。■関連作品:サビ男サビ女 2011年1月15日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開© 「サビ男サビ女」製作委員会
2011年01月15日映画『洋菓子店コアンドル』に主演し、パティシエ役に挑戦した女優の蒼井優が、自らこれまでに蓄積したスイーツ情報を厳選し、紹介する書籍「蒼井洋菓子店〜大好きスイーツ・ベスト88〜」がマガジンハウスより発売されることになった。映画は、東京の街角にある洋菓子店「パティスリー・コアンドル」に集う人々の物語が描く。江口洋介が、かつて伝説的なパティシエとして腕を奮いつつも、あることがきっかけでスイーツの世界から身を引いた十村を演じ、蒼井さんは江口さんとW主演で、恋人を追って鹿児島から上京し、コアンドルで働く娘・なつめを演じている。劇中の画像でも見られるように、パティシエのコックコートがお似合いの蒼井さんだが、自他ともに認めるお菓子好き。今回発売されるスイーツ情報本、その名も「蒼井洋菓子店」では、そんな彼女がこれまでに実際に足を運んだり、取り寄せたりして蓄積した様々なスイーツの情報、大好きなパティスリーやとっておきの味を惜しみなく紹介する!“蒼井優とスイーツ”と称して蒼井さんのお母さんの手作りバナナケーキのことや、映画でのパティシエ体験について語るほか、“幸せスイーツテイスティング”では、行列ができるスイーツやお取り寄せスイーツを彼女が本気で試食!“エレガントなスイーツマナー”の章では、崩れやすいミルフィーユを美しく食べるコツなどを紹介する。インタビューに加え、オフショットも満載。スイーツを前に幸せそうな蒼井さんの笑顔にドキッ!「蒼井洋菓子店〜大好きスイーツ・ベスト88〜」は1月27日(木)発売。『洋菓子店コアンドル』は2月11日(金・祝)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。「蒼井洋菓子店〜大好きスイーツ・ベスト88〜」(マガジンハウス刊)著者:蒼井優価格:1,400円(税込)発売日:1月27日(木)■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第10回) スイーツを作るのが似合う俳優は?ケーキが子供たちを救う!『洋菓子店コアンドル』がラブケーキプロジェクトとタッグ煌くスイーツにキュン『洋菓子店コアンドル』女性限定試写会に25組50名様ご招待『洋菓子店コアンドル』の見どころは“女版・寅さん”蒼井優と“マドンナ”江口洋介?ほぼ全員が鑑賞後「スイーツ食べたくなる」『洋菓子店コアンドル』が女心をガシッ
2011年01月15日中村蒼が11月20日(土)、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズ行われた主演映画『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYONIGHT』の初日舞台挨拶に、共演の青山倫子、長江俊和監督と出席した。一軒家を舞台に、あるカップルが真夜中に起こる超常現象とビデオカメラで撮影するなどして対峙する姿を疑似ドキュメンタリー風に描き、全米で大ヒットした超低予算インディーズホラーの日本版続編。アメリカ版続編『パラノーマル・アクティビティ2』は10月に全米公開されて、公開週の週末興行成績で4,150万ドル(約34億円)を稼ぎ1位に輝くなどヒットを飛ばしている。日米ほぼ同時期に同作品の続編が公開されるのは史上初で、中村さんは「負けたくない。それを頭に入れつつ撮影していました。日本はホラーがすごい国と言われているだけに、食ってやりた…食ってやりたい。噛みましたけど…(笑)」とアメリカ版続編にライバル心をむき出しに。青山さんも「負けたくない、私、噛みませんでした(笑)」と続いた。アメリカ版は第3弾の製作も決定済み。日本版の『3』について司会者が尋ねると、長江監督が「今日初めて言いますが、水面下でやろうという動きがあり、可能性は高いです。シリーズ化して行こうと」と明言。中村さんら2人の目が輝き、青山さんが「そこに私は?」と聞くと、長江監督は「まだ全然どんな話になるか分かりません」と笑って流した。今回の日本版続編は、東京に暮らす姉(青山さん)、弟(中村さん)、父の3人家族の家で起こる怪奇現象の恐怖を描く物語。苦手なホラーに初挑戦した中村さんは、青山さんから「すごく怖がりです」と暴露され、「顔に出さないだけです」と愛嬌タップリの笑顔で話していた。『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』はシネマサンシャイン池袋、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT 2010年11月20日よりシネマサンシャイン池袋、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Presidio Corporation All rights reserved.パラノーマル・アクティビティ2 2011年2月11日よりシネマサンシャイン池袋、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.■関連記事:中村蒼インタビュー「最近、顔つきが変わったってよく言われます」中村蒼の“かわいさ”が見どころ『パラノーマル・アクティビティ』続編世界配給決定『パラノーマル・アクティビティ』続編は身動きの取れない美女を襲う恐怖!中村蒼水嶋ヒロの“作家転向”に「ただただビックリ」中村蒼が大ヒットホラー『パラノーマル・アクティビティ』日本版続編に出演!
2010年11月20日『BECK』、『パーフェクト・ブルー』、『大奥』、そして本作『パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT』と、今年公開された出演映画は計4本。“飛ぶ鳥を落とす勢い”とは、いまの中村蒼に最もふさわしい表現だ。圧巻のプレイでバンドを支えるドラマーから同性に憧れる江戸時代のお針子まで、常にチャレンジングな役柄に挑み続けてきた彼が、『パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT』で新たなる挑戦を見せている。「自分が出ているので、さすがに怖くないかなと思って観たら怖かった(笑)」昨秋の全米を賑わせたドキュメンタリー風ホラー映画『パラノーマル・アクティビティ』。『第2章 TOKYO NIGHT』はその続編として、日本で製作された。完成したばかりの作品を観た中村さんだが、元々ホラーはあまり得意ではないのだそう。とは言え、「自分が出ているので、さすがに怖くないかなと思ったんです。それでも観ていて怖かったから、逆に嬉しかったですね」と屈託なく笑う。ある男女が一軒家で恐怖のときを体験し、その一部始終をビデオカメラに撮るストーリーラインはオリジナルと同様。『第2章 TOKYO NIGHT』では、主人公が姉と弟に、舞台が東京になっている。中村さん演じる弟の幸一は、両脚骨折中の姉と2人で暮らす浪人生。家の中の異変に気づき、カメラを向ける。「幸一は“面白がり”というか、何かおかしなことが起きたら原因を突き止めようとする人。カメラが好きで、新しいカメラを買った嬉しさからいろいろものを撮っているんです。でも、演じる僕からしても、異変が起きたとはいえ姉ちゃんの部屋にカメラを仕込む展開はどうかと思ったので、『別に姉ちゃんを撮るわけじゃないから。そんなふうに意識する方が変だ』みたいな台詞をアドリブで入れてみました。僕としては、そこでちょっとフォローしているつもりです(笑)」。このコメントからも分かるように、劇中で見られる演技のほとんどは即興。大まかなストーリーのみが提示され、細かな芝居は役者たちに託された。「僕にも姉がいるので、幸一の立場は想像しやすかったです。姉と弟って、普段はあまり面と向かって話すこともなく、周りからすると『もっと優しくしなよ』と感じてしまうくらいの関係だと思うんですよ。だから、姉役の青山(倫子)さんとも演技について綿密に話し合ったりはせず、リラックスして普通の気持ちで演じることだけを心掛けました。姉弟っぽく見えました?じゃあ、僕たち“さすが!”ってことで…冗談ですけど(笑)。今回は即興のお芝居をするのが僕にとっての挑戦で、監督からも『自由にやっていいから』と言っていただいていたんです。だから、思い切って変なこともいっぱいできましたし、すごく楽しかったですね」。また、「素の自分が役の中に結構、現れていると思います。長回しのシーンが多かったので、演じているうちにお芝居をしている感覚じゃなくなってきたりもして」とも。「いきなりドアが閉まったり、食卓のコップが割れたり、驚くシーンはたくさんあったんですけど、一番驚いたのは『カット!』がかかるとき。『あ、そうだ。いま、お芝居してたんだ…』って、何度もびっくりしてしまいました」と順応性の高さをうかがわせる。ただし、幸一には「僕自身にはない尊敬すべき点」があるのだそうだ。「何かの気配を感じる暗闇の中にひとりで立ち向かっていったり…。僕だったら絶対に立ち向かわないです(笑)。そこは本当に尊敬しますね。それに、幸一はなんだかんだで優しい弟なんですよ。怪我をして動けない姉のために洗濯をして、料理をして、面倒を見る。最初は面白がっていただけかもしれないけど、そのうち姉を本気で心配するようになるんです。そういった姉弟のドラマにも注目してほしいなと思いますね」。俳優活動と学業で多忙な日々も「どちらも楽しい」いままでの作品では、「自分にできる範囲での撮影準備はしてきました」と語る中村さん。それだけに、全てに即興性を求められる現場での演技は不安だったとも明かす。「ほかの役者さんの撮影準備の話を聞くと、舞台となる場所に行ってみるとか、演じる役の職業を体験してみるとか仰るじゃないですか。これからの作品の話になっちゃいますけど、僕も働く役を演じるということで、友達の仕事を手伝ってみたりしたことがあります。あとは、台本とよく向き合って気持ちを高めるようにして…。でも、今回はその過程がなく、とにかく現場で作り上げる感覚でした。“これでいいのかな?”という不安も最初はちょっとだけありましたけど、それがいつのまにか新鮮に感じられるようになったんですよね」。やはり大物、しかもまだ19歳。頼もしさが言葉の端々に滲み、より明るい今後を予感させる。「運の良いことに、いろいろな映画に出させていただいて、今年一年は本当に充実していましたね。最近、たくさんの方から顔つきが変わったって言われるんですよ。大きな作品で素晴らしい役者さんたちとご一緒させていただいたのが、そういった変化につながったのかなと自分では思っています。例えば、『BECK』を撮影したのはもう1年半も前なんですけど、本編の自分の顔を観ると、“ああ、ちょっと幼いな”って」。俳優活動と並行し、学業にも奮闘中。多忙な日々の中でも、「大変だと思うことはあまりないです」と言い切る。「明日は仕事が休みだ!と思った次の瞬間、『あ、大学に行かなきゃ。あああ…』となることはありますけど、結局はどちらも楽しいので。逆に、仕事も学校も休みで、家にいるときの方が『何かしなくちゃ!』と焦ります。と言っても、何が何でも外に出たいわけではなく、家でゲームをしていたりもするんですけど。ただ何もせずに寝る、っていうのは嫌なんですよね。家にいるとしても、二次元の中ではアクティブに敵をやっつけたり、街を駆け抜けたりしていますから(笑)」。俳優としての喜び、日々の喜びは様々あれど、いまは「『第2章 TOKYO NIGHT』の海外配給が決まっているのが嬉しいです。ハリウッドって、俳優なら誰もが憧れる世界だと思うので」とニッコリ。ちなみに、ご両親はハリウッド製ホラーにも常日頃親しんでいるのだそうで、「『エクソシスト』は何度も一緒に観ました」とのこと。「僕は『プレデター』、『ターミネーター』、『エイリアン』…と、洋画の場合はもっぱらSFアクションを楽しむタイプですけど、うちの親は怖い映画をよく観ます。でも、怖いと感じたことがあまりないらしいんですよ。オリジナルの『パラノーマル・アクティビティ』も観たそうなんですけど、平気だったみたいで…」。『パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT』は、そんなご両親を恐怖に震えさせられるのか?そして、海外の観客たちの反応は?楽しみがいっぱい、である。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT 2010年11月20日よりシネマサンシャイン池袋、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Presidio Corporation All rights reserved.パラノーマル・アクティビティ 2010年1月30日より全国にて公開■関連記事:中村蒼の“かわいさ”が見どころ『パラノーマル・アクティビティ』続編世界配給決定『パラノーマル・アクティビティ』続編は身動きの取れない美女を襲う恐怖!中村蒼水嶋ヒロの“作家転向”に「ただただビックリ」中村蒼が大ヒットホラー『パラノーマル・アクティビティ』日本版続編に出演!ティーン・チョイス・アワード発表!2冠のサンドラ・ブロック、自身の十代を懐かしむ
2010年11月18日映画『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』の大ヒット祈願イベントと完成披露試写会が11月4日(木)、東京・千代田区内で行われ、主演の中村蒼、ヒロイン役の青山倫子、長江俊和監督が出席した。同棲中のカップルが夜な夜な起こる怪奇現象に、ビデオカメラで撮影するなどして対抗しながらも襲われていく様をドキュメンタリー風に描き、製作費約1万5千ドルの超低予算ながら全世界で約2億ドルのヒットを飛ばした『パラノーマル・アクティビティ』(今年1月日本公開)の日本版続編。日米同時に続編が作られていることでも話題を呼んでいる。アメリカ版続編『パラノーマル・アクティビティ2』は先月22日に全米公開され、週末興行成績で興行収入4,150万ドルを稼いで初登場1位を獲得した。日本版は、日本の一軒家に暮らす家族3人に、謎の怪奇現象がビデオカメラに撮影された映像と共に襲いかかる様を描く。大ヒット祈願は神田明神で。長江監督は「リアリティには非常に注意して作りました。前作の緻密な構成を踏襲し、スパイスを加えました。ほぼ100%アドリブの本作でこの2人の演技は最高でした」と仕上がりに自信をのぞかせる一方、「撮影前、撮影中、そして今日と4回もお祓いをしてるので、大ヒット間違いなしです」とお祓い効果にも期待を寄せた。その後、秋葉原UDXに場所を移して行われた試写会では、本作が世界26か国での配給が決まったことが司会より発表された。世界初進出決定の朗報を初めて知さらされた中村さんは「嬉しい、いよいよハリウッドですかねえ」と興奮。青山さんは、「本当にすごいことでびっくりしています」と実感が沸かない様子ながら、「注目すべきは蒼くんのかわいさとカメラーワークですね」としっかりPR。女性ファンを沸かせた。また中村さんは「ホラー映画に出演させていただくこと、自分でカメラを回してさらに、アドリブでセリフを話すことなど、初めてのことばかりで新鮮な撮影現場でした。僕のカメラワークにも注目です」と撮影を楽しげにふり返っていた。映画『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』は11月20日(土)より池袋サンシャインほか全国にて順次公開。(text:Yoko Saito)■関連作品:パラノーマル・アクティビティ2 2011年2月11日よりシネマサンシャイン池袋、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT 2010年11月20日よりシネマサンシャイン池袋、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Presidio Corporation All rights reserved.パラノーマル・アクティビティ 2010年1月30日より全国にて公開■関連記事:『パラノーマル・アクティビティ』続編は身動きの取れない美女を襲う恐怖!中村蒼水嶋ヒロの“作家転向”に「ただただビックリ」中村蒼が大ヒットホラー『パラノーマル・アクティビティ』日本版続編に出演!ティーン・チョイス・アワード発表!2冠のサンドラ・ブロック、自身の十代を懐かしむ話題騒然『パラノーマル・アクティビティ』監督のメッセージ&戦慄の予告編が到着!
2010年11月04日映画『大奥』が10月1日(金)の公開より20日間で興行収入16億円を突破!この大ヒットを受けて主演の二宮和也、共演の大倉忠義が劇中で着用した衣裳が、上映館の丸の内ピカデリーのロビーで展示されることが決まった。よしながふみの人気漫画を映画化した本作。謎の疫病で男性の人口が激減し、男女の役割が逆転した江戸時代。様々な思いを胸に秘めた美しき男たちが江戸城の男の園・大奥で繰り広げる愛憎まみれた人間ドラマが展開される。人気絶頂の嵐の二宮和也に、同じくジャニーズで関ジャニ∞の大倉忠義、玉木宏、中村蒼といったイケメン俳優たちがキャストに名を連ね、公開前から大きな話題を呼んでいたが、予想通りの大ヒットスタートに続き、その後も快進撃を続け、このほど興行収入16億円を突破した。客層は、小学生から大学生の層をを中心にしつつも、30代から60代以上まで幅広い世代の女性層。興行成績のみならず、ぴあ満足度1位をはじめユナイテッド・シネマの女性会員シェア数1位など各ランキングでトップに。さらに、嵐による主題歌「Dear Snow」も今月6日(水)に発売後、18日(月)付けオリコンシングルチャート1位と、まさに手がつけられない状態。この大ヒットを受けて、『大奥』の世界を観客に少しでも身近に感じてもらおうと、今回の衣裳展の開催が急遽、決定した。二宮さん演じる水野祐之進と、大倉さん演じる鶴岡の衣裳を丸の内ピカデリーのロビー内に展示。もちろんこちらは実際に二宮さんと大倉さんが着用したもの。ちなみに、公開に先立って神戸にて「大奥展」が開催されたが、今回の衣裳2点はこのときにも展示されなかった秘蔵の衣裳。どのシーンで2人が着ていた衣裳か映画館でチェックしてみては?映画『大奥』は全国にて公開中。『大奥』衣裳展示場所:丸の内ピカデリー内ロビー期間:10月23日(土)〜11月7日(日) 11:00〜19:00※事情により、期間などが急遽変更となる場合がございます。『大奥』“美しき男”キャラクター投票■関連作品:大奥 (2010) 2010年10月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 男女逆転「大奥」製作委員会■関連記事:『大奥』金子監督二宮和也を「国宝級」と絶賛!110万人突破で続編にも意欲佐々木蔵之介×玉木宏×阿部サダヲ動画コメント到着!男女逆転、そのとき何を?『大奥』キャラ投票ジャニーズコンビが演じた水野&鶴岡がワンツーフィニッシュ二宮和也、佐々木蔵之介の理想の男性像は「玉木宏」『大奥』佐々木蔵之介インタビュー玉木宏との“ラブシーン”の自己採点は…?
2010年10月22日10月1日(金)より全国312スクリーンにて公開し、初日と週末2日間で観客動員数・40万人、興行収入4.7億円の大ヒットスタートを切った『大奥』。シネマカフェの映画体験型サイト「シネマライブ!」には、公開に先駆けて映画ファンを対象に実施した、大奥の“美しき男”No.1を決めるキャラクター選挙に投票が殺到した。ここでその結果を発表!よしながふみによる人気コミックの映画化ということで、製作当初から大きな注目を集めていたが、公開後の劇場には学生層の女性を中心に幅広い客層の動員に広がっているとのこと。さて、女人禁制の男の園にひしめく美しき男たちに目を奪われそうになる本作だが、今回実施したキャラクター選挙で大差をつけて最高票数を獲得したのは、予想通り(?)、二宮和也演じる主人公の水野祐之進。様々な理由が挙げられる中、「結ばれない恋を忘れて、大奥でどんどん出世していくなんてすごすぎる」、「容姿だけでなく、ハートが男らしくてカッコいい」という江戸っ子の潔さ、凛々しさが好印象のようだ。続いて、とにかく「美しすぎる!」との支持の声が顕著だったのが、第2位の鶴岡(大倉忠義)と第3位の“御中臈(おちゅうろう)”のひとり、松島(玉木宏)。大奥最強と自他共に認める剣の腕前を持ちつつ、さらにそれを上回る剣の実力を見せつける水野を前に、男としてのプライドを打ち砕かれる鶴岡の表情は、“憂い”と“したたかさ”を備えた美男子っぷりを感じさせる。美貌を武器にした処世術という点では、松島も要注意人物の一人。そのポーカーフェイスの裏にある思惑とは…。圧倒的な美を誇る3人とは一線を画し、物語の中で見せる人間性、キャラクターへの支持を集め第4位に入ったのは、阿部サダヲ扮する古参の男・杉下。大奥で一生を遂げる覚悟を決めた、美男子の生きざまに注目したい。一方、「大人の色気を感じる」という支持で、第5位に入ったのは大奥のトップ、総取締・藤波(佐々木蔵之介)。初々しきお針子・垣添(中村蒼)は、海千山千の“先輩”たちに上位を譲る結果に…。あなたはどの“美男子”を支持する?『大奥』は全国にて公開中。『大奥』“美しき男”キャラクター投票結果1位:水野祐之進2位:表使 鶴岡3位:御中臈 松島4位:御三の間 杉下5位:総取締 藤波6位:呉服の間 垣添映画体験型サイト「シネマライブ!」『大奥』“美しき男”キャラクター投票■関連作品:大奥 (2010) 2010年10月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 男女逆転「大奥」製作委員会■関連記事:二宮和也、佐々木蔵之介の理想の男性像は「玉木宏」『大奥』佐々木蔵之介インタビュー玉木宏との“ラブシーン”の自己採点は…?二宮、柴咲の将軍役衣裳の印象は「布団のような着物」ちょんまげが似合う俳優ランキングは大混戦!大沢たかおが錦戸亮を抑え1位シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第7回)映画で見てみたいカップルと言えば?
2010年10月06日