マーティン・スコセッシ監督が手がける映画化でも話題の「沈黙」の作家・遠藤周作による医療ミステリー小説を、田中麗奈主演でドラマ化する「真昼の悪魔」。本作に、昨年「せいせいするほど、愛してる」「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」などで大きな注目を集めた中村蒼が出演することが分かった。遠藤周作が1980年に発表した同名小説を原作とする本作。見た目は女神のようで、技能も優秀な美人外科医・大河内葉子が、ひとたび悪のスイッチが入ると残虐な事件を巻き起こし“悪魔の姿”を見せる医療サスペンスドラマ。その美人外科医・大河内葉子を演じるのは、医師役が初挑戦という田中さん。命を救う職にありながら、あらゆる出来事に対して心が動かず、罪悪感もない心の闇を抱えつつ、悪を遂行するという役どころに挑む。そして、中村さんが演じるのは、その大河内葉子の不穏さにいち早く気づく、小説家志望の青年・難波聖人。物語を牽引するキーパーソンとなる。難波は、緊急入院した病院で担当医となった葉子に好意を持つが、やがて彼女に対して疑問を持ち始め、病院内で起きる奇怪な事件・トラブルに「葉子が関係しているのでは?」と思い、彼女の悪事を暴こうとしていく。中村さんは、そんな“悪魔”のような医師役を演じる田中さんに対し、「僕の中では田中麗奈さんのイメージは“悪”とは正反対なので、そんな方がどのように変貌を遂げるのかが楽しみです」と期待を膨らませてコメント。本作に起用されたことに対しては、「大変ありがたいです。遠藤周作さん原作の作品に出られること、素敵な役者の先輩方と共演できること、実際に作品に入るのが本当に楽しみです。台本を読んでみて、なぜか悪魔的な行為をする葉子に興味が湧いている自分がいて、何故こんなことをするのか、何がきっかけなのか。気がついたらそのことばかり考えていました。今まで僕が想像していた“悪”というもののイメージが変わったような気がしました」と、本作が描き出す人間の本質に早くも影響を受けている様子。さらに、「病院内で起こる様々な不可解な事件…何故そんなことをしてしまうのか…、全く考えられない感情ですが、意外とそれは純粋な気持ちや素朴な疑問から生まれるものなのかもしれません。視聴者の皆さんには、僕の演じる難波がそれを紐解いていくので、同じ目線になってこの作品を楽しんでもらえればと思います」とメッセージを贈る。また、制作の東海テレビ・遠山圭介プロデューサーは中村さんを起用した理由として、「中村蒼さんに演じていただく難波聖人は、一番視聴者の目線に近い存在です。どこにいてもおかしくない普通の青年が、虫垂炎がきっかけで入院した病院で、田中麗奈さん演じる悪魔の女医・大河内葉子に魅了され、翻弄され、そして次々と信じられないような展開に巻き込まれていきます。憧れから疑惑、そして絶望から憎悪へと、難波の葉子に対する気持ちは次々と変化し、揺れ動きます」と説明。「若いながらも経験豊富で、幅広く演じ分けられる技量を持つ中村さんは、そんな難波のイメージにぴったりだと思いました。毎回どんな表情を見せてくれるのか楽しみです。人生は少しのきっかけで、思いもよらぬ方向へ舵を切ることがあります。難波にとっては、それが悪魔である葉子との出会いでした。ぜひ視聴者の皆さんも、中村さん演じる難波の目線に立って、葉子と対峙する感覚でご覧いただき、楽しんでいただければと思います」と語り、期待を込めている。さらに、2016年4月~5月にかけて放送された、同枠のオトナの土ドラ第1弾「火の粉」に出演した伊武雅刀、大倉孝二など、ベテラン実力派俳優らが脇を固める。見る者も、虚ろな心を抱え、美しく魔性の雰囲気をまといながら非道な悪を遂行する大河内葉子に魅せられること間違いなしの本作。病院という身近に潜む恐怖に鳥肌が立つ土曜の夜となりそうだ。オトナの土ドラ「真昼の悪魔」は2月4日(土)より毎週土曜日23時40分~東海テレビ・フジテレビ系にて放送(全8回予定)。(text:cinemacafe.net)
2017年01月05日俳優の中村蒼が、2月4日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『真昼の悪魔』(毎週土曜23:40~24:35、全8話)に出演することが3日、明らかになった。このドラマは、1980年に発表された遠藤周作の同名医療ミステリーを、東海テレビのドラマ『火の粉』(16年)のスタッフが再集結して初めて映像化するもの。社交的で明るく、患者にも良い評判の裏で、衝動的に悪のスイッチが入るという女性医師・大河内葉子役を主演の田中麗奈が演じる。中村が演じるのは、そんな葉子の存在が不可解だといち早く気づく小説家志望の青年・難波聖人。緊急入院した病院内で起きる奇怪な事件・トラブルに、葉子が関係しているのではと、彼女の悪事を暴こうとしていくことになり、東海テレビの遠山圭介プロデューサーは「一番視聴者の目線に近い存在です」と語る。中村は「僕の中では田中麗奈さんのイメージは"悪"とは正反対なので、そんな方がどのように変貌を遂げるのかが楽しみです」と期待。今作を知って、「今まで僕が想像していた"悪"というもののイメージが変わったような気がしました」と話している。同ドラマで他にも、『火の粉』に出演していた伊武雅刀、大倉孝二といったベテラン俳優らが脇を固める。
2017年01月03日女優の長谷川京子が、本日12月26日(月)放送の「となりのシムラ#6」に初登場することが分かった。「となりのシムラ」は、志村けんが“座長”を務めるコント番組。志村さん演じる“どこにでもいそうな普通のおじさん”が、笑いと感動を巻き起こす大人のコメディーで、従来の志村さんのコントとは異なり、ドラマスタイルとなったコントが好評を得ている。これまで山本美月や笛木優子、吉田羊、染谷将太、中村蒼ら豪華キャストたちが出演してきた本番組だが、今回初登場するのは、今年は「臨床犯罪学者 火村英生の推理」「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」「ふれなばおちん」など様々な作品で活躍した長谷川さん。今回彼女は「飲まない人」のコント内で女性社員役として、「一杯だけ」のコントではバーの女性客を演じるという。志村さんとの共演に長谷川さんは、「まさかご一緒させてもらえる日が来るとは思いもしなかったので、とても嬉しかったです」と喜び、「志村さんから出て来るアドリブの数々に、そして子どもの頃から聞き慣れているギャグが出る度に思わず叫んでしまいました。また、ご一緒させてもらいたいです」と大興奮の様子。先日、自身のインスタグラムにも志村さんとの2ショット写真がアップされ、ファンからは「ステキ」「放送楽しみにしてます」「絵になる2ショット」などコメントが寄せられ、反響を呼んでいる。長谷川さんのほかにも、原日出子、小林聡美、野間口徹、波瑠、浜野謙太、萩原聖人、川栄李奈らも参加する。「となりのシムラ#6」は12月26日(月)22時~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2016年12月26日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで12月8日、中村橋之助改め八代目中村芝翫、中村国生改め四代目中村橋之助、中村宗生改め三代目中村福之助、中村宜生改め四代目中村歌之助が、歌舞伎界“史上初”となる“親子4名同時襲名”を行い、パークで公演中の15周年記念パレード「ユニバーサル・RE-BOOOOOOOORN(リ・ボーン)・パレード」を「襲名披露リ・ボーン・パレード」と代え、一家で“やり過ぎ”お練りを披露した。中村芝翫さん、橋之助さん、福之助さん、歌之助さんの4名が「襲名披露リ・ボーン・パレード」を先導する、ユニバーサル・グローブを掲げたフロートの上で手をふると、パークのゲストから次々と歓声が。メイン・ストリートでは中村芝翫さんの妻で三兄弟の母である三田寛子さんがパレードを見守り、「今日はいちギャラリーとして参加したけど、ゲストと一緒に心が一つとなってお祝いできたことが本当にありがたいです」とコメントした。一方、中村芝翫さんは、「パレードに乗車して涙がこぼれそう。USJのように我々の歌舞伎も日本から世界に届けたい。日本の伝統芸能である“歌舞伎”、世界最高のエンターテイメントを提供し続けてきたユニバーサル・スタジオ・ジャパン、ともにこれからも素晴らしいエンターテイメントを日本から世界へ発信していきましょう」と、抱負を口にした。また、「襲名披露リ・ボーン・パレード」を終えた中村芝翫さん一家は、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリアにて、今年新たに登場した「ワンド・マジック」を体験。家族全員で「ロコモーター!」と呪文を唱えて杖をふると、「魔法のクリスマス・ツリー」のオーナメントが次々と踊り出して、魔法界のクリスマスを満喫した。■ユニバーサル・スタジオ・ジャパン×大阪松竹座中村橋之助改め八代目中村芝翫国生改め四代目中村橋之助、宗生改め三代目中村福之助、宜生改め四代目中村歌之助「襲名披露リ・ボーン・パレード」2016年12月8日(木)1日限りで開催写真提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(C)&(R) Universal Studios. All rights reserved.(text:cinemacafe.net)
2016年12月13日交際相手を選ぶとき、みなさんは何を重視しますか?顔やスタイル?性格?価値観?それとも職業?お付き合いしたい気持ちはあるけど、いまひとつ決め手に欠ける…なんていうときは出身県も参考にしてみるといいかもしれません。◆岩手男子は超優良物件!?ソニー生命保険株式会社が実施した「47都道府県別生活意識調査2016」によると、全国で最も【優しい人の多さ】が自慢の都道府県は沖縄県。次いで岩手県、宮崎県という結果に。1位:沖縄県…35.0%2位:岩手県…31.0%3位:宮崎県…26.0%一方、【真面目な人の多さ】が自慢の県は1位:富山県…31.0%2位:岩手県、福井県…いずれも22.0%でした。沖縄県民が「優しい」というのは、なんとなくですがイメージ通り。俳優の満島真之介さん、タレントのりゅうちぇるさん、山田親太朗さんなどなど、顔つきからして優しげですよね。そして、どちらのTOP3にも岩手県がランクイン。優しくて、しかも真面目な人が多いのでしょうか。岩手出身の男性を調べてみたところ、野球選手の大谷翔平さん、サッカー選手の小笠原満男さん、プロレスラーのグレート・サスケさんなどがいました。この方々の性格はちょっとわかりませんが、確かに真面目そう。そして強そう。優しくて真面目で、いざというときは頼りになるなんて最高ですね。ちなみに【優しい人の多さ】3位の宮崎県は俳優の堺雅人さんや温水洋一さんの出身県。二人とも優しさが顔ににじみ出ている!◆イケメンが多いのは何県?【美男美女の多さ】が自慢の県ランキングTOP3はこちら!1位:秋田県…22.0%2位:熊本県…20.0%3位:福岡県…16.0%佐々木希さんや加藤夏希さん、鳥居みゆきさんといった美女を輩出した秋田県。美人が多いからその息子たちもイケメンに間違いない!ってこと?著名な男性にはどんな人がいるかというと、BUMP OF CHICKENの藤原基央さん、JリーグNo.1イケメンとも言われる摂津颯登(はやと)さん、仮面ライダーオーズの渡部秀さん…。爽やか系のイケメンが多いみたいですね。なお、熊本県出身のイケメンは高良健吾さん、内村光良さん(ウッチャンナンチャン)、井上聡さん(次長課長)など。福岡県出身のイケメンは妻夫木聡さん、中村蒼さん、樽美酒研二(ゴールデンボンバー)さんetc.合コンに誘われたときや男性を紹介してもらうときは、予め何県出身か聞いておくとイケメン遭遇率がUPするかもしれません。◆結婚相手に選ぶなら…最後は結婚相手として良さそうな男性が多い都道府県をご紹介します。まずは【家事メン率ランキング】。夫がよく家事に参加するのは1位:京都府…59.2%2位:長野県…56.4%3位:福島県…56.2%子どもが生まれてからの【イクメン率ランキング】は1位:岐阜県…57.1%2位:鹿児島県…55.5%3位:山梨県…54.1%そして【妻ラブな夫が多い】都道府県は1位:徳島県…33.3%2位:東京都…32.8%3位:宮崎県…32.3%ラストの【妻ラブな夫が多い】というのは、ちゃんと愛情を伝えてくれるってことなのだそう。徳島出身の大杉漣さん、宮崎出身の堺雅人さんも愛情表現を欠かさないのかな、と想像すると顔がにやけてしまいます。もし大切な人が上記の県の出身者だったらラッキーかも?「あなたの出身県、ランクインしてたよ(だからやってね♪)」とプレッシャーをかけることもできそうだし。◆終わりに「性格」「見た目」「夫としての資質」をご紹介してきましたが、あなたの恋人や気になる彼に当てはまるものはありましたか?飽くまで統計であって、絶対的なものではありませんが、覚えておくと何かのときに使えるかも。【優しい人の多さ】【真面目な人の多さ】あたりは、飲み会や合コンで話題にしても面白い気がします。岩手男子に「優しい人と真面目な人が多いらしいよ」なんて言ったら、それだけで仲良くなれそうですよね。お相手選びの参考にしていただければ幸いです。ライタープロフィールKawauso紙媒体とWeb媒体を行ったり来たり。お酒、本、映画、旅をこよなく愛する独女。次に行きたい所はチリとペルー。あとブータン。
2016年12月08日蒼井優が主演する『アズミ・ハルコは行方不明』の初日舞台挨拶が12月3日(土)、都内で行われ、蒼井さんと共演する高畑充希が登壇。写真撮影の際、高畑さんは蒼井さんの背中に隠れて“おどけ顔”を披露し、先日報じられた交際については「内緒です」と語った。舞台挨拶終了後、高畑さんは会場となった東京・新宿武蔵野館を退出する際に、報道陣の質問に対応。俳優・坂口健太郎との交際について聞かれると、「内緒です」と語り、否定も肯定もしなかった。映画は山内マリコの同名小説を原作に、日常に行き詰ったアラサー女子・安曇春子(蒼井さん)の突然の失踪が、静かな地方都市に大騒動を巻き起こす異色の青春グラフィティ。舞台挨拶には蒼井さん、高畑さんに加えて、太賀、葉山奨之、石崎ひゅーい、松居大悟監督が出席した。約7年ぶりの単独主演作となる本作について、蒼井さんは「私たち全員の挑戦であり、手塩にかけて育てた大切な子ども。ぜひ手を差し伸べてもらえれば」とアピール。撮影中もチームワークが良かったといい、「本来、現場の空気作りは主演の仕事ですが、今回は最初から、みんなひとつになっていた。恵まれたチームでした」としみじみ。撮影が終わっても、仲が良いそうで「しょっちゅう集まっています」。以前、飲み会の席で、葉山さんらが蒼井さんにドッキリを仕掛けたそうで「力が抜けて、泣かされました」と明かしていた。一方、キャバ嬢役に挑んだ高畑さんは「すごくチャレンジングな役で、前も後ろも、右も左も分からずに撮っていた」とふり返り、「意味わかんない映画ですけど、でも、見た後はすごくスッキリ。理解できることがいいことだとは限らないし、『うわー、意味わかんない、最高!』と邪気が抜けた感じ」とポップな刺激あふれる本作に、いまも興奮しきり。「全国の女子に見てほしいです」とアピールしていた。また、日本映画界期待の俊英・松居監督は「丸くならず、上の世代が作らない映画を作ろうと思った」と語り、同世代の蒼井さんとのタッグに「共通言語がたくさんあった」と手応え十分。原作との出会いから約3年を経ての封切りに、感無量の面持ちで、高畑さんから「泣く?」と茶々を入れられていた。『アズミ・ハルコは行方不明』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アズミ・ハルコは行方不明 2016年12月3日より全国にて公開(C) 2015映画「アズミ・ハルコは行方不明」製作委員会
2016年12月04日シュートボクシング女子世界王者で総合格闘家のRENA(レーナ)が、大手芸能プロダクションのレプロエンタテインメントに所属したことが2日、明らかになった。公式サイトでは、すでにプロフィールなども公開されている。RENAは2007年にシュートボクシングでデビューして以来、数々の大会で優勝。「女子格闘技界のパイオニア」として注目を集め、今年9月に行われた総合格闘技イベント「RIZIN WORLD GP2016」では、レスリングの元世界王者で山本"KID"徳郁の姉・山本美憂から一本勝ちを収めた。今回の所属について、RENAは「来年2017年でデビュー10周年ということで、さらに色々なことに挑戦したいと思いレプロさんに所属させていただくことになりました」と経緯を説明。「これを機に、シュートボクシングや女子格闘技界をもっとたくさんの人に知っていただけるよう頑張ります」と意気込んでいる。1991年6月29日生まれの大阪府大阪市出身。趣味はお菓子作りで、その端正なルックスから担当者は「最強の強カワQUEEN」とアピールする。レプロエンタテインメントは新垣結衣、長谷川京子、中村蒼といった人気俳優を多数かかえる芸能事務所。2013年2月に、フリーアナウンサーの青木裕子が所属したことでも話題になった。
2016年12月02日現在テレビ東京系にて放送中の中村蒼主演ドラマ「潜入捜査アイドル・刑事(デカ)ダンス」。この度、明日11月26日(土)の第8話にて、「デカダンス」の2ndシングルが解禁となり、ついにメンバーが歌声を披露するという。物語の主役は芸能界で起きている事件を解決するために場当たり的に組まされた潜入捜査アイドル「デカダンス」――。新人刑事の辰屋は刑事ドラマに出てくるような熱血刑事になることを夢見ていた。しかし、上司からの初命令は“事件捜査のためアイドルとしてある番組に潜入すること”。しかも、急遽組んだメンバーは個性豊か過ぎる面々…。芸能界という特殊な世界に戸惑いながらも、繰り出される芸能界の世渡り術やあるあるネタを見事に吸収し、身をもって学びながら売れていくデカダンス!歌って踊って大活躍かと思いきや、順風満帆に進む訳もなく、誰も予想していなかった展開となっていく――。「デカダンス」のメンバー5人には、中村さん演じるリーダーのTATSUYAを始め、YUYA役大東駿介、SHOW役横浜流星、TERU役森永悠希、D役立花裕大が集結。そのほか青山美郷、福地桃子、野間口徹、近藤芳正らも本作に出演する。そして気になる第8話は、「デカダンス」の人気メンバーであるDに隠し子騒動が浮上!ほかのメンバーは、Dから知らされていなかったこの事実に怒り心頭するも、大人気アイドルグループの一員として活動するDは、多くのマスコミから追われる羽目になってしまう。メンバーは会見で自ら謝罪させようとするが、「なぜ謝罪しないといけないのか?」とDは疑問に感じ始める。「自分が大切にしたい人を大切にして、どうして謝らなきゃいけないの?」と。果たして、Dはアイドルでありながら発覚した、子持ちの事実を、どのように解決するのか…。そんなDの隠し子騒動が浮上する中、「デカダンス」は人気情報番組「バサッと力丸」で、大手芸能事務所ライトニングボルトの大人気アイドルグループ「ファルコン」と、東京都知事選のPRソングをかけて対決することに!果たして勝つことはできるのか?Amazonプライム・ビデオでは、放送1週間前から独占先行配信中の本ドラマ。地上波放送を前に第8話を見た視聴者は「刑事ダンスで泣いたの初めてだ」「熱くなりました」「8話のラストは感動でした」と今回は“熱く”“泣ける”ドラマに変わると早くも話題となっている。「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」は毎週土曜深夜0時20分~テレビ東京系にて放送。(cinemacafe.net)
2016年11月25日女優の黒木瞳が、吉田羊と木村佳乃をW主演に迎え桂望実のベストセラー小説を初監督で映画化した『嫌な女』。早くも12月7日(水)よりブルーレイ&DVDがリリースされることを記念し、本作のメイキング映像の一部が初公開された。黒木監督が、原作に惚れ込み、朝ドラ「とと姉ちゃん」や「TIGER&BUNNY」シリーズなどを手がけてきた人気脚本家の西田征史と共に4年の月日をかけて映画化した本作。傷つくことを恐れて他人と深く関わりを持たないように生きてきた、吉田さん演じる真面目すぎる敏腕弁護士・石田徹子と、無邪気に人の心に入り込んで夢を見させる、木村さん演じる派手好きの天才詐欺師・小谷奈津子。この立場も境遇も違う対照的な2人の人生のケミストリーを鮮やかに描き上げ、女性の強さと友情をコミカルかつ情感豊かに映し出し、いまの自分を変えたいと思う人の背中をそっと押すような、“人生見つめ直し”エンターテインメントに仕上がった。キャストには、吉田さん、木村さんという第一線で活躍する2人の人気女優をはじめ、中村蒼、古川雄大、佐々木希、寺田農といった豪華俳優陣も集結。今回は、そんな本作のブルーレイ&DVDに収録される特典映像から、“2つの場面が同時進行するシーン”&“結婚式シーン”の撮影の裏側が到着。壁を隔てて“2つの場面が同時進行する”という難しいシーンでは、黒木監督の言葉にそれぞれ真摯に応じる木村さん、吉田さんの姿が。また、クライマックスの“結婚式シーン”でも、木村さんや“新郎”古川さんにこだわりの演出を見せる様子がとらえられている。ブルーレイ&DVDには、本メイキング映像のほか、宝塚歌劇団出身の黒木監督が吉田さんのナレーションに対して“音”で表現する独特な方法で演出指導し、吉田さんを困惑させたというエピソードが明かされた初日舞台挨拶の模様も収録。ここでは、監督自身がこの演出を実演してみせるも、独特すぎる演出に他の出演者も驚きを隠せず、ミュージカル俳優として活躍する古川さんさえ「僕にも分からない!」と応え会場を沸かせていた。このほかにも、外国特派員記者会見やプレミア舞台挨拶の映像なども収録され、特典映像も見どころ満載となっている。『嫌な女』ブルーレイ&DVDは12月7日(水)より発売、同日レンタル開始。ブルーレイ 4,743円+税/DVD 3,800円+税発売元・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(text:cinemacafe.net)
2016年11月21日俳優・中村蒼が主演を務めるテレビ東京土曜ドラマ24『潜入捜査アイドル・刑事(デカ)ダンス』(毎週土曜 24:20~)の第6話が12日、放送される。同作は”刑事×アイドル”の新感覚コメディで、中村演じる熱血新人刑事・辰屋すみれが、芸能界で起きる事件を解決するため、偽アイドル「デカダンス」を結成。事件を解決しながら人気を得ていく展開となり、テレビ東京のバラエティ班とドラマ班が混成チームで製作する。第6話では、数々のアイドルが出演する学園ヤンキードラマ『魁!ボンクラ学院』の撮影現場で、大手芸能事務所・ライトニングボルトが売り出し中の新人アイドル・大空翔馬(稲葉友)を警護。『魁!ボンクラ学院』の演出は数々の有名ゾンビ映画シリーズを手掛けてきたハリウッド映画監督・ギルバート・ロビンソンが手がけており、思わぬ展開となる。同作はAmazonプライムで・ビデオで放送1週間前から独占先行配信中。地上波放送前に第6話を見た視聴者からは、「これまた神回では。腹筋崩壊」「クソワロである。まさに神回でしょ」などの感想が多く寄せられている。
2016年11月12日俳優・中村蒼が5日、主演のテレビ東京 土曜ドラマ24『潜入捜査アイドル・刑事(デカ)ダンス』(毎週土曜 24:20~)のリアルタイム実況ツイートを行うことがわかった。同作は"刑事×アイドル"の新感覚コメディで、中村演じる熱血新人刑事・辰屋すみれが、芸能界で起きる事件を解決するため、偽アイドル「デカダンス」を結成。事件を解決しながら人気を得ていく展開となり、テレビ東京のバラエティ班とドラマ班が混成チームで製作する。5日放送の第5話では、中村が番組公式Twitterアカウント(@tx_dekadance)に登場し、撮影の裏側などを実況ツイートする。さらに放送中、中村からクイズ出題が行われ、正解者のなかからデカダンスメンバー(中村、大東駿介、横浜流星、森永悠希、立花裕大)のサイン入りポスターが5名にプレゼントされる。応募できるのは放送終了後1時間限定となっている。毎回"芸能界あるある"を盛り込んだ内容で話題となっている同作だが、第5話「OAになっておどろこう」は楽曲盗作騒動がテーマに。ドラッグ流通を仕切っている疑いのある大手芸能事務所・ライトニングボルトの会長・神堂(升毅)に近づくため、芸能界でのし上がろうとするデカダンスだが、デビューシングル「終われないダンス」に盗作疑惑が浮上する。楽曲プロデューサー・高也タカナス(マギー)は釈明会見を行うも、悪徳ディレクターの桐崎リョウジ(古舘寛治)によって、盗作を肯定する内容に編集されてしまう、という展開となる。
2016年11月05日映画『バースデーカード』のヒット御礼舞台挨拶が10月30日(日)、都内で行われ、主演の橋本愛と恋人役で共演する中村蒼、メガホンをとった吉田康弘監督が登壇。ハロウィンにちなみ、高さ2メートルを超えるカボチャの巨大バルーンと写真撮影を行った。10歳のときに愛する母親を病気で失ったヒロイン・紀子(橋本さん)が、亡き母親から毎年届くバースデーカードに励まされながら、成長を遂げるハートウォーミングな一作。母親を女優の宮崎あおいが演じている。劇中には恋人同士の中村さんと橋本さんが、バイクを2人乗りするシーンがあり「多分、バイクに乗ったのが初めての経験。怖かったし、事故ったらどうしようと…。もう2度としないと思います」と橋本さん。一方、ハンドルを握った中村さんは「免許は持っていたんですが、完全にペーパーで(苦笑)。都内で練習して臨んだんですが、実際はえげつない坂道で。なかなかエンジンがかからないこともあった」とロケ地となった諏訪での悪戦苦闘をふり返った。そんな2人は共演した感想を聞かれると、「中村さんがとてもかわいい手紙の渡し方をされていて、(年下だが)私がお姉さんになればいいんだなと答えが出た」(橋本さん)、「大人っぽいイメージをもっていて、僕より精神年齢は上かなって思っていましたが、(撮影当時)19歳らしい明るい面もあって意外だった」(中村さん)。また、最近感じた幸せについて、橋本さんは「最近、いままで一番おいしいと思っていたカレーうどんを超える味を見つけて、とても幸せ。更新されました!」とニッコリ。中村さんは「寒くなってきたんで、お風呂にお湯を張って入りました」と小さな幸せを語っていた。『バースデーカード』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年10月30日俳優・中村蒼が主演を務めるテレビ東京土曜ドラマ24『潜入捜査アイドル・刑事(デカ)ダンス』(毎週土曜 24:20~)の第4話が29日、放送される。同作は”刑事×アイドル”の新感覚コメディで、中村演じる熱血新人刑事・辰屋すみれが、芸能界で起きる事件を解決するため、偽アイドル「デカダンス」を結成。事件を解決しながら人気を得ていく展開となり、テレビ東京のバラエティ班とドラマ班が混成チームで製作する。29日放送の第4話のサブタイトルは「ヤベーローテーション」。売り出し中の芸能人に一斉にバラエティ番組から声がかかり、そこで結果を出せばまた呼んでもらえるという「テレビ一巡目」をテーマに物語が展開する。デカダンスのメンバーは、今までやっていたことに疑問を持ち始める、異性と遊んでしまう、リアクション芸を取り上げる、ドッキリ出演など、「一巡目」にやってくる”あるある”を乗り越えていく。同作はAmazonプライムで・ビデオで放送1週間前から独占先行配信中。地上波放送前に第4話を見た視聴者からは、Twitterで「まじでなんでもありすぎるw」「4話おすすめです。大爆笑しながら家族で観ました」「ぶっ飛んでるなー!こういうの好き」と感想が多く寄せられている。
2016年10月29日“刑事”と“アイドル”を組み合わせた異色の新感覚クレイジーコメディー「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」にて、大東駿介、横浜流星、森永悠希、立花裕大ら同年代若手俳優たちと共演する俳優・中村蒼が、雑誌「Numero TOKYO」12月号に登場。本誌では、“セクシーな肉体美”や、中村さんが自身の性格について語った。中村さんは、オーディションでグランプリを受賞したことがきっかけで芸能界デビュー。以降、地道にキャリアを積み重ね今年で芸歴10年目を迎える。2007年、連続テレビドラマ「BOYSエステ」でドラマ初主演を務め、同年11月公開の映画『恋空』出演で映画初出演。さらに翌年には初主演映画『ひゃくはち』が公開され、2015年10月期ドラマ「無痛~診える眼~」(フジテレビ系)では、先天性無痛症で無毛症のキャラクターを演じるため、髪と眉をそり落としたビジュアルに大きな注目が集まった。そんな注目度急上昇の中村さんが、本誌で“セクシーな肉体美”を披露!シャワールームで、ベットの上で、夜景をバックに…ドキドキなシチュエーションで、惜しみなくその色気を振りまいている。最近では、TBS系ドラマ「せいせいするほど、愛してる」で“宮さま”ブームを巻き起こしたばかりだが、未だに役者として「自信はなかなか持てない」という。中村さんは、冷静で淡々としている性格と自己分析するが、真面目な一面を持ちつつ、愛されキャラな部分も垣間見れる。「僕は人よりも喜怒哀楽の表現が淡泊な人間だと思うんですよね」「役者としてはかなり致命的だと思うんですけど、実際はかなり頑張って気合を入れないと感情を表に出せない」という。そのため撮影前の役作りは「だいぶ前から緊張状態でいないとできなくて――。そういうときに『やっぱり向いてないんじゃないか?』って思ったりする」と自己嫌悪に陥るそうだが、「芝居が好きな以上、そこは何とか向き合って克服するしかない」と前向きな姿勢を見せた。本誌では、このほかにも、恋愛観や結婚観、今後挑戦したいことなどについて告白。現在、主演をつとめるテレビ東京の新土曜ドラマ24「潜入捜査アイドル・刑事(デカ)ダンス」についても紹介する。雑誌「Numero TOKYO」12月号は10月28日(金)より発売。(text:cinemacafe.net)
2016年10月28日女優の橋本愛が22日、都内で行われた映画『バースデーカード』の初日舞台あいさつに、ユースケ・サンタマリア、須賀健太、中村蒼、宮崎あおい、篠川桃音、星流、吉田康弘監督とともに登壇した。同映画は、毎年届く"バースデーカード"に書かれたメッセージを通して、亡くなった母親と遺された家族との絆や深い愛情を描いた珠玉の感動作。この世を去った母から毎年送られてくるバースデーカードを通して成長していく主人公の紀子を橋本が演じ、紀子が10歳のときにこの世を去った母親の芳恵を宮崎が演じる。そんなストーリーにちなみ、最近、自身が成長したなと思ったことを聞かれると、橋本は「水の味がわかるようになった」と言い、ユースケから「すごくねえ」と興味を持たれると「この水、不味いとか美味いとか、柔らかい、硬いって…」と説明。あまりにも普通の回答に、ユースケは「それ、結構な人わかるよ(笑)」と笑い飛ばして会場の笑いを誘った。また、宮崎は「成長したなと思うところはないですけど」と前置きをしつつ、「年を重ねてよかったなと思う部分では、周りの人がどれだけ考えてくれているかとか、動いてくれているかということを、多少、察することができるようになってきたことかなと思うので、周りの人に感謝することが増えたのはよかったなと思います」とコメント。あまりにもちゃんとした回答に、ユースケは「本当は俺も今みたいなことを言いたかった」と吐露して再び会場を沸かせた。さらに、キャストからキャストへ手紙を披露する企画も行われ、宮崎宛に手紙を書いてきた橋本は「母子という設定にも関わらず、一緒にお芝居する機会がほとんどなくて悔しいなと思っていましたが、だからこそ(共演した)1シーンでは、とても貴重で大切で、私にとっては宝物のような時間になりました。一緒にキャンペーンを回っていて、宮崎さん自身がとても愛情深い人なんだなと思いました。これかもずっと尊敬しています。いつか会話のお芝居ができますように。今後ともよろしくお願いします」と読み上げ、手紙を受け取った宮崎も「こちらこそ今後ともよろしくお願いします」とニッコリ。須賀から手紙をもらったユースケも「企画とはいえすっごい嬉しいですね。書くことになったとはいえ、真剣に書いてくれたんでしょ。すごく嬉しいです」と喜んでいた。
2016年10月22日映画『バースデーカード』が10月22日(土)に公開を迎え、橋本愛、ユースケ・サンタマリア、須賀健太、中村蒼、宮崎あおい、吉田康弘監督が舞台挨拶に登壇した。宮崎さんと橋本さんが母子役で初共演を果たしたことでも話題の本作。毎年、誕生日に届くメッセージカードを通じて、亡き母と残された家族との絆を描く共に、ヒロイン・紀子の成長がつづられていく。橋本さんは、原作ありきで映画が製作される昨今において、本作がレアなオリジナル脚本作品であることを強調!「自信を持てる作品になっています。オリジナルでここまでできる!と勝負をかけている気持ちです」と強い想いを口にする。紀子の成長物語にちなんで、キャスト陣には「最近、自分が成長した、大人になったと思った出来事は?」というやや無茶ぶりな質問が投げかけられる。橋本さんは「水の味が分かるようになりました」と語ったが、「おいしい、マズい、硬い、柔らかいくらいですけど…(苦笑)」と明かすと、“父”ユースケさんから「それ、結構な人が分かるよ!」とツッコミが飛ぶ。また、須賀さんは「ひとり焼き鳥ができるようになりました」と誇らしげに(?)報告。居酒屋などで、周囲の喧騒の中で焼き鳥を食べつつ「ビールがおいしいと思えるようになりました」と“大人アピール”。また、中村さんは「家の近くにある、高いオシャレなジュース屋さんで、600円のアップルジュースを買ったとき、『大人になったな』と思いました」と明かし、会場は笑いに包まれた。さらにこの日は、サプライズで、中村さんが恋人役の橋本さんあてに、須賀さんが父親役のユースケさんあてに、そして、橋本さんは亡き母・宮崎さんあてに手紙を書いてきており、壇上で披露。会場をわかせた。特に、須賀さんは手紙で、ユースケさんに心酔し、“息子”として「ケンタ・サンタマリアに改名しようかと思った」と語ったが、即座にユースケさんは「やめとけ!ナオト・インティライミとかマツコ・デラックスとかもうカタカナの名前の人はいるから!」と助言する。一方、ユースケさんは、須賀さんとのシーンに言及し、お風呂場でなく息子を思いやり、黙ってTVのボリュームを上げるシーンについて「自分が素敵に映ってて、素敵なパパだと思いました」と息子ではなく自分自身の素晴らしさをアピールするなど、軽妙なやり取りで会場を爆笑に包んでいた。『バースデーカード』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年10月22日亡き母から、誕生日ごとに届く10通のバースデーカードを通して、母の愛、子への想い、そしてそれを受け取る子どもたちの成長を、温かい視点で描いた家族愛の物語『バースデーカード』。脚本を通して役が語りかけてきたと話す、娘・紀子を演じた橋本愛と、作品を観たばかりで感動が抑えきれないという父親役ユースケ・サンタマリアが、映画の魅力、そしてここだけの裏話を披露してくれた。父と娘を演じた2人。賑やかで楽しい父親の横で、その話を笑いながら聞いている美しい娘という、スクリーンで見せる父娘とはひと味違った表情を見せてくれる。まずは、出演作を観てからインタビューを受けるのはあまりないというユースケさんが、“例外的”な思いを寄せることになった理由から。ユースケ:実は、自分が出たものを観られないという病にかかっていて(笑)、撮影が終わるとそのお仕事は終わりというのが普通。でも、この作品はPRのために愛ちゃんが僕の番組にも出演してくれたとき、主演を務めた女優さんが、これほど満足しているなんてどんな作品なんだろうと興味がわいた。この物語がとても好きだったこともあって、これはと思い、珍しく出演作を観たんです。いま、すごく温かい気持ちに包まれていて。もし自分が出演していなくても、何度も観返すような大事な作品になるだろうな。橋本:私の気持ちが伝わったことも、主演作をそこまで言ってもらえることも、すごく嬉しいです。ユースケ:ぜひ観てくださいという気持ちが伝わって来たよ。橋本:私は正直だから(笑)。ユースケ:そうなんだよ、愛ちゃんは正直者だからね。きっと作品が嫌いだったら、そもそもPRのために僕の番組に来てくれないよね(笑)。そこで思わず大笑いする橋本さんを見ながら、ユースケさんが続ける。ユースケ:だって、今日も服装からして気合いが違うでしょ。一緒にばっちり決めたしね。お母さんが若くして亡くなる話なんて、あざとくなりがち。宣伝だって、感動作とか、泣けるとかを強調しがちだけど、この映画に絶対にそういうのはいらないよ。橋本さんは、脚本が完成する前の早い段階から、映画の制作にかかわっていたそう。橋本:家族の愛を描いた、こういう王道の物語に出演するのは自分の中ではとても珍しいと感じましたし、未知の世界だったので怖さもありました。でも、その恐怖を慎重に取り除いて臨んだんです。王道の映画なのだけれど、斜めから見る隙も与えない。ひとつの感動的な愛を伝えるという目的にみんなが一緒に向かっていった結果、ちゃんと思いが伝わる作品になったと思える仕上がりになりました。ユースケ:共感できない人なんていないんじゃないかというほど普遍的。2時間ちょっとの上映時間ってけっこうな長さなのに一切飽きさせない。すべて必要なシーンだけでできている作品。それでもけっこう切っているんですけどね。僕が気に入っていたセリフなんかなくなっていたけど。橋本:そうなんですか!ユースケ:でも、それは必然だと思える。俳優である僕が“このセリフが好きだから残して”というのはエゴだからね。監督のセンスは素晴らしいし、完成作品を観て改めて実感したよ。橋本:私は、出演が決まる前に脚本を読ませて頂いて、亡き母からの手紙をこれだけ従順に受け入れていると、手紙がもらえなくなったとき、紀子が自分の足で立って生きていけるのかが分からなくて怖いという感想は監督に伝えました。それで、19歳で手紙を読まずに反抗するというシーンを作ってもらったんです。最初にいただいた脚本はかなり余白があったし、オリジナル脚本なので、変えていただいたところもありますね。ユースケ:知らなかった。そうだったんだ。愛ちゃんの意見でこういう物語になったんだ。反抗するシーンはとても大事だよね。そこで初めて亡き母からもらう手紙に疑問を抱く。19歳ってそういう年代。手紙が亡き母と自分を繋ぐとても大切な存在なだけに、手紙が来なくなったときどうなってしまうんだろうという不安の表れ。このエピソードがあるとないとでは全然違ったと思うな。橋本:実は最初の脚本を読んで、結婚相手がこういう男性では、とても好きになれないという、わがままも言いました(笑)。ユースケ:そうなの!中村蒼くんが演じた相手役の立石純くん、愛ちゃんの意見でああいう素敵な青年になったんだ。だって、父親としてアイツだったら娘をとられてもしょうがないもん。まあ、それでも嫌だけど(笑)。亡き愛妻の忘れ形見にして、男手ひとつで育て上げてきた愛娘。幸せを願っているけれど、本心では嫁にやりたくないという父の複雑な親心を、ユースケさんは見事に表現している。ユースケ:実は、不思議なくらい葛藤があった。僕、けっこうドライなほうなんだけどな。作品を観てびっくりしたのは、紀子の結婚式のシーン。バージンロードで娘を花婿に渡した後、幸せそうにしている新郎新婦の後ろで、僕がすごく苦しそうな顔をしてるの(笑)。あんな顔をしてるつもりなかったんだよね。ちょっと微笑んでいるぐらいのつもりだったのに。監督から、“紀子がついに嫁に行くというシーンですから”と念を押されていて、どっぷり入り込んでいたら、あんな顔になっていて。すっかり寂しい父親になっていました。僕としては、珍しいくらい。橋本:私も自然に紀子になっていましたね。脚本が完成する過程も観てきたこともよかった。すぐれた脚本だったので、人と人との会話がちゃんと成り立っていたし。脚本からキャラクターの声がきこえてきたから、その声を代弁して喋っていたという感じですね。こんなときに女の子はこうするということが、とてもよく描かれていたんです。それに、撮影当時、私自身が19歳だったので、同じ年代の紀子はとても親しみが持てたし、年齢による変化もよく分かったから、無理やり納得できないところを力技でもっていったというシーンはひとつもないですね。ユースケ:完成した脚本を現場で大幅に変えることはなかったけれど、ちょっとした言葉を付け足したり、語尾を除いたりとか、そういうちょっとしたことはあったよね。ただ、それが許されていたのは有難かった。たかだかひとことの違いでも、これでこのシーンは完成した、と思える理由になるものだから。そういうところからも、監督が俳優を尊重し信頼してくれていたのは分かった。もちろん僕らも監督はじめスタッフを信頼していたし。そういうものの積み重ねが、作品を作っていくと実感できる作品だった。そんな制作途中でのやりとりについて語り合ううち、話はいつしかタイトルへ。ユースケ:いまでこそ『バースデーカード』というタイトルに落ち着いたけれど、ほかにも案があったんだよね。愛ちゃんはどれがよかったの?橋本:ほかにありました?ユースケ:あったよ。『バースデーカード紀子の〇〇』とか、『バースデーカード君のまわりには何がある?』とかさ。副題を入れるのは、日本映画界の悪しき習慣で。橋本:そう、君のまわりに…(笑)。現場では『バースデイ・カード(仮)』だったんですよね。ユースケ:そう、『バースデーカード君のまわりには何がある?』もいいタイトルだけど、なんだか想像できちゃう。だから、僕は絶対に『バースデーカード』がいいと押していたんです。これでいくんですよねって念押しして。日本の映画もドラマも、タイトルで説明し過ぎ。ヒントだけで、ちょっと謎めいていたほうが絶対潔いし、お客さんの興味をそそるよって、俺はずっと言っていたんです。あんまりしつこく言うものだから、製作サイドが“じゃあ、これでいきます”と(笑)。橋本:じゃあ、これはユースケさんが推薦したタイトルだったんですね!(笑)ユースケ:ロビー活動をずっとやっていたの、待ち時間に。橋本:確かに、日本ではサブタイトルをつける傾向にありますからね。素晴らしい作品ほど、いろいろな細工をしなくても観客にきちんと伝わるはずだという、ユースケさんの強い思いが感じられるエピソード。感動させるための映画ではなく、感動を呼び起こすことのできる力を持った作品だという自負があるからこそ、余計なものは付け加えたくないという気持ちになったのだろう。母との死別という悲しい話がベースにある作品だが、本作を観ていると、別れる悲しみ以上に、人生で愛すべき人と出会えた喜びというものを感じる。橋本:私は人の死に立ち会ったことがまだないんです。家族が存在していることが当たり前になっている。だから、もし大事な人たちが明日居なくなったら、後悔することがあるかもしれないと考えてしまって。でも、後悔することがあるだろうと知っているのに、じゃあそうならないようにいま、愛や感謝を伝えておくことができるかというとそれはちょっと恥ずかしいと思ってしまう。自分の中にある、そんな愚かさを痛感するきっかけになりました。劇中には、紀子がとある質問をして母を悲しませてしまったことをずっと後悔しているというくだりがあるんです。それは当たり前の幸せがある毎日がいつまでも続くと思ってしまう、人間の普遍的な愚かさを映し出してもいるんでしょうね。ユースケ:でも、単なる悲しい物語じゃないのが、この作品の凄いところだよね。愛する人が亡くなる。そんな大きな出来事が冒頭にあるけれど、遺された家族は大きな悲しみを共有しているからこそ、すごく強く結びついていて、その中心には亡き母がいる。母が遺したものが家族にとってはものすごく大きくて、常に近くにいてくれると感じられる。常に彼女の気配があるんだよね。最後には、そんな母と家族の思いが繋がるシーンも待っている。ユースケ:それを表現できるのが映画のマジックであり、本作のマジックでもあるんだと思う。実はそのシーン、すごく待たされたんですよ。最初は1時間待ちですって言われていたのに、“何ならどこかに出かけてもOKです”と言われるぐらいの待ちになって(笑)。昼寝して起きてぶらぶらしていたのに、まだ撮ってる。何やっているんだろう?と不思議だったんですが実際に映画を観て、これは時間がかかって当然だし、待つ価値があったなと思うほどグッとくるいいシーンだった。そこもぜひ注目してもらいたいです。橋本:そうですね。できることはやったので、あとは多くの方に観てもらうことに勝負をかけています!愛する人との別れと、そこから生まれる喪失から、人は決して避けらない。そんな運命ゆえ、どうしても生まれる悲しみや後悔。でも、終盤に亡き母から届いた1通の手紙には、「思い通りじゃなく、後悔があっても、人生に満足している」と書かれている。すべてを抱えて生きていく…そんな人間の強さや愛しさがこの作品には詰まっている。(text:June Makiguchi/photo:Nahoko Suzuki)
2016年10月20日俳優・中村蒼が主演を務めるテレビ東京土曜ドラマ24『潜入捜査アイドル・刑事(デカ)ダンス』(毎週土曜 24:20~)が放送され、SNSで話題となった。同作は”刑事×アイドル”の新感覚コメディで、中村演じる熱血新人刑事・辰屋すみれが、芸能界で起きる事件を解決するため、偽アイドル「デカダンス」を結成。事件を解決しながら人気を得ていく展開となり、テレビ東京のバラエティ班とドラマ班が混成チームで製作する。中村は7月クールのTBSドラマ『せいせいするほど、愛してる』で、ブランド「ジミーチュウ」の敏腕広報マン“宮沢綾”役を演じ、女性視聴者から人気を得ていた。今回は熱血刑事でありながらアイドルグループを組むことになった役どころで、りゅうちぇる風の衣装でバックダンサーを務めるなど、コミカルな姿を披露した。芸能界のあるあるに斬り込んだ内容や中村の演技に、Twitterでは「刑事ダンスおもろい。最近の中村蒼すごい好きだ」「中村蒼くんはちょっとズレた男前役がハマるな」と話題に。また、前回のジミーチュウ広報役とは全く違ったキャラクターに「ジミーチュウのときとのギャップすごい」「中村蒼ジミーチュウから株上がりまくりだから」「宮様で中村蒼ファンになって刑事ダンスも好き」と、役柄の幅について注目されていた。
2016年10月11日「勇者ヨシヒコ」や「孤独のグルメ」を生みだしてきたテレ東深夜ドラマがこの秋送る“刑事”と“アイドル”を組み合わせた異色の新感覚クレイジーコメディー「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」が10月8日(土)今夜から放送開始となる。物語の主役は、芸能界で起きている事件を解決するために場当たり的に組まされた潜入捜査アイドル「デカダンス」。新人刑事の辰屋(タツヤ)すみれは刑事ドラマに出てくるような熱血刑事になることを夢見ていた。しかし、上司からの初命令は“事件捜査のためアイドルとしてある番組に潜入すること”だった…。しかも、急遽組んだメンバーは元詐欺師・コミュ障の引きこもり・売れない元子役・超バカなバイトなど、個性豊か過ぎる面々!最初は芸能界という特殊な世界に戸惑い衝突しながらも、事件を解決するたびになぜか売れていってしまう「デカダンス」。そして、徐々に増してくるアイドルとしての自覚。背後には謎の巨悪が。なぜか感動のステージも待っている――!熱血刑事(デカ)になることを夢見るも偽アイドルとして潜入捜査にあたることになるすみれを演じるのは、この夏放送されたTBS系ドラマ「せいせいするほど、愛してる」の宮沢役が女性視聴者を中心に人気となった中村蒼。「なぞの転校生」以来約2年半ぶりにテレビ東京でドラマ主演を務めることも話題だ。また中村さんとともに「デカダンス」のメンバーを演じるのは大東駿介、横浜流星、森永悠希、立花裕大の4人。人を丸め込むのが得意で女性にもてる元詐欺師・黒澤裕也(ユーヤ)を公開中の『グッドモーニングショー』への出演や『曇天に笑う』の公開も控える大東さんが、同じくネット事情に詳しくコミュ障で元引きこもりの堺章吉(ショウ)を「烈車戦隊トッキュウジャー」の横浜さんが、13年間芸能界にいた元子役、星輝男(テル)に「お迎えデス。」や『ちはやふる』の森永さんが、歌がうまい能天気バカ、出川てつや(D)を俳優やモデルとして活動する立花さんがそれぞれ熱演。その他、辰屋が所属する警視庁警備部特殊芸能課第1係、篠原課長に近藤芳正、同じく警視庁警備部特殊芸能課第1係で「デカダンス」のマネージャーも務める島崎進に野間口徹、婦警ピコ役に福地桃子、そして変幻自在のアイドルとして青山美郷も出演する。脚本は「ウレロ」シリーズなどのオークラ、土屋亮一と「SMAP×SMAP」「水曜日のダウンタウン」などの構成に参加している大井洋一が担当。監督は「戦国鍋TV」や「実在性ミリオンアーサー」で知られる住田崇。個性的な作品を生みだしてきたスタッフがテレビ東京の深夜に新たな伝説を刻む。「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」は10月8日(土)今夜0時20分~テレビ東京系での放送。Amazonプライム・ビデオでは放送1週間前から独占先行配信。(笠緒)
2016年10月08日橋本愛と宮崎あおいが娘・母役で共演する珠玉の感動作『バースデーカード』。この度、本作の主題歌「向日葵」を歌う木村カエラのミュージックビデオ(以下MV)が到着した。誕生日に毎年届く亡き母からの“バースデーカード”。それは、最愛の娘の成長を見守ることが出来ないことを悟った母が、ありったけの愛を込めて綴った未来の娘への“手紙”…。本作はバースデーカードに書かれたメッセージを通して、亡くなった母親と遺された家族との絆や深い愛情を描いた作品。母・芳恵役に宮崎さんが、娘・紀子役に橋本さんがキャスティングされているほか、父・宗一郎役にユースケ・サンタマリア、弟・正男役に須賀健太、紀子の初恋の相手・立石純役に中村蒼ら実力派俳優が脇を固める。このほど到着したのは、映画の本編映像で構成された、木村さんが歌う主題歌「向日葵」のフルサイズMV。宮崎さんが「ママ約束する。2人の誕生日に毎年手紙書く。2人が大人になるまで、ずっと。読んでくれる?」と子どもたちに語りかけるところから始まる本映像。4分半に及ぶ映像には、本作の見どころ満載!また、各所に散りばめられた劇中の橋本さんや宮崎さんのセリフにも注目しながら、見てみて欲しい。木村さんが映画主題歌を担当するのは、『チェブラーシカ』(2010年)以来6年ぶり。本楽曲「向日葵」は、木村さんが脚本を読み込み、オールラッシュを観て本作のために書き下ろした新曲で、ひまわりの“あなただけをみつめている”という花言葉から、いつもどんなときもその光だけを見つめている母親の姿と、太陽の方向を見て咲くひまわりとを重ね歌詞を綴ったという。なお、今回の楽曲は木村さんのニューアルバム「PUNKY」(10月19日(水)リリース)に収録されており、解禁されたMVは「GYAO!」にてフルサイズが公開中。『バースデーカード』は10月22日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年10月07日「勇者ヨシヒコ」「孤独のグルメ」など独自の作風で注目を集めるテレ東深夜ドラマが仕掛ける“刑事×アイドル”の新感覚クレイジーコメディー「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」。この度、中村蒼の上半身裸姿がメインのポスタービジュアルが解禁となった。物語の主役は、芸能界で起きている事件を解決するために場当たり的に組まされた潜入捜査アイドル「デカダンス」。新人刑事の辰屋は刑事ドラマに出てくるような熱血刑事になることを夢見ていた。しかし、上司からの初命令は“事件捜査のためアイドルとしてある番組に潜入すること”だった…。しかも、急遽組んだメンバーは元詐欺師・コミュ障の引きこもり・売れない元子役・超バカなバイトなど、個性豊か過ぎる面々!最初は芸能界という特殊な世界に戸惑い衝突しながらも、事件を解決するたびになぜか売れていってしまう「デカダンス」。そして、徐々に増してくるアイドルとしての自覚。背後には謎の巨悪が。なぜか感動のステージも待っている――!バラエティー班×ドラマ班の混成チームで作り上げる、爆笑と感動を巻き起こすかつてないハチャメチャな本作。主人公の新人刑事辰屋すみれ役を演じるのは、TBSドラマ「せいせいするほど、愛してる」の好演で“宮様ロス”が話題の俳優・中村蒼。さらに、アイドルグループ「デカダンス」のメンバーには、『グッドモーニングショー』『曇天に笑う』などの公開作が控える大東駿介、「烈車戦隊トッキュウジャー」の横浜流星。『ちはやふる』「お迎えデス。」の森永悠希、俳優やモデルとして活躍する立花裕大らが集結。劇中では、彼らが激動の芸能界で起こる事件を解決していく様が描かれる。今回、本作のポスタービジュアルが解禁。ポスターの中では、「土曜の夜に抱かれたい」というキャッチコピーとともに、中村さんの上半身が裸の写真がメインとなっており、女子から評判の肉体美を披露。さらに、「デカダンス」のメンバーが架空のテレビ雑誌の表紙を飾っており、フレッシュな俳優たちのキラキラアイドルスマイルにも注目だ。土曜ドラマ24「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」は10月8日より毎週土曜日0時20分~テレビ東京にて放送※Amazonプライム・ビデオにて、独占先行配信中。(text:cinemacafe.net)
2016年10月04日●壊滅的な視聴率の背景とは?リオ五輪の中継で放送が飛ぶなど、例年以上に悩まされた2016年の夏ドラマが終了。「全話2ケタ視聴率の作品が0本」という壊滅的な状況の中、トップは『家売るオンナ』(日本テレビ系)の11.6%だった。2番手が『仰げば尊し』(TBS系)の10.6%、3番手が『刑事7人』(テレビ朝日系)の10.3%で、2ケタはこの3本だけ。日本テレビの水曜22時、TBSの日曜21時、テレビ朝日の水曜21時。いずれも歴史と実績を持ち固定ファンのいる放送枠であり、前期春ドラマの1~3位も全く同じだった。しかし、テレビウォッチャーの満足度やクチコミサイトなどの指標では、別の作品が支持を集めるなど、今や視聴率は枠の人気指標のようになりつつある。ここでは、「夏仕様の仕掛けに明暗」「真っ向勝負! 日曜ドラマの健闘」「夏の宿題は来年に持ち越しへ」という3つのポイントから検証し、全19作を振り返っていく。今回も「視聴率や俳優の人気は無視」のドラマ解説者・木村隆志がガチ解説する。■ポイント1:夏仕様の仕掛けに明暗リオ五輪の中継や在宅率が下がる"2016年の夏対策"として、各局はさまざまな仕掛けを用意していた。『好きな人がいること』(フジテレビ系)は、海辺や花火の映像と胸キュンシーン。『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(フジテレビ系)は、夏らしいホラーな死体の描写。『せいせいするほど、愛してる』(TBS系)は、エアギターと一人カラオケのライブ感。『家売るオンナ』は、変人ヒロインの奇行でカラッと解決。『はじめまして、愛しています。』(テレビ朝日系)は、子どもの夏休み期間に特別養子縁組というテーマ選択。『神の舌を持つ男』(TBS系)は、堤幸彦監督のシュールな2サスギャグ。『時をかける少女』(日本テレビ系)は、全5話でリオ五輪前に終了の早業。夏仕様の仕掛けが功を奏したと言えるのは、視聴率でトップに立った『家売るオンナ』と、ツイッターやオンデマンドで圧倒的な反響のあった『好きな人がいること』の2作のみ。そもそも夏仕様の仕掛けは、「飛び道具のような思い切った策で注目を集めて、視聴率やクチコミアップにつなげる」ことが目的だったが、大半の作品がさほど話題を集めることなく終了した。■ポイント2:真っ向勝負! 日曜ドラマの健闘前項目でふれたように、多くの作品が飛び道具のような仕掛けを使う中、日曜放送の3作はストレートな作風で真っ向勝負。『仰げば尊し』は、「学園モノのクラシック」と言える熱い師弟愛と友情を描き、『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(フジテレビ系)は、ビジネスモノらしく社員たちの成長と絆を切り取り、『そして、誰もいなくなった』(日本テレビ系)は、「登場人物の全員が怪しい」というミステリーのど真ん中を貫いた。視聴率は『仰げば尊し』がかろうじて2ケタを記録した程度でいずれもふるわなかったが、「テレビウォッチャー」(データニュース社)の満足度を見ると、『仰げば尊し』がトップ、『そして、誰もいなくなった』が3位、『HOPE』が4位と、日曜放送のドラマが上位に集まった(2位は『家売るオンナ』)。このところ日曜に放送されるドラマの多くは男優主演で、幅広い視聴者層に向けて作られている。夏ドラマでは寺尾聰、藤原竜也、中島裕翔が主演を務めたが、次期の秋ドラマでも織田裕二、玉木宏、沢村一樹と実績十分の男優がズラリ。平日が女性視聴者を意識して女優主演の作品ばかりになる一方、日曜は女性に加えて男性や子どもも一緒に見られる王道の作品が増えているのだ。■ポイント3:夏の宿題は来年に持ち越しへ夏はリオ五輪だけでなく、もともとイベントや外出の機会が多く、テレビ業界にとっては最も厳しい時期。特に「毎週見てほしい」連ドラは苦戦必至であり、例年スタッフを悩ませてきた。しかし、2013年の『半沢直樹』(TBS系)が空前のヒットとなって以降、各局が「夏は爆発的な視聴率が取れる時期」という意識を持ち、同作のような「右肩上がりで視聴率が上がる」コンテンツを探しはじめる。2014年の『HERO』(フジテレビ系)と、2015年の『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)は、名作の続編であり、"ポスト半沢"としての期待も高かったが、いずれも前作より視聴率を下げ、第3シリーズは作られていない。その他では、不倫を叙情的に描いた『昼顔 ~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)のような"小成功"があったのみで、ほとんどの作品が1ケタ視聴率に沈んでいる。なかには、応援団の世界を男臭く描いた『あすなろ三三七拍子』(フジテレビ系)、日本屈指の脚本家がオムニバスでリレーした『おやじの背中』(TBS系)、合唱ミュージカル風の演出が光った『表参道高校合唱部!』(TBS系)などのチャレンジングな作品もあったが、いずれも思うような成果を収められなかった。今年も、夏らしい「学園」「ホラー」、人気コンテンツをひと工夫した「グルメ+α」「事件解決+オールロケ」、放送回数の短縮(6作が5~8話で終了)など、他のクール以上に試行錯誤が見られたが、けっきょく"ポスト半沢"は見つからず。それどころか、"ポスト昼顔"も見当たらず、「右肩上がりのヒット」という夏の宿題は来年に持ち越されることになった。全作の全話を見た結果、夏ドラマの最優秀作品に挙げたいのは、『HOPE』。他の作品が飛び道具のような仕掛けに走る中、サラリーマンの人間ドラマをハートフルに描き切った。『そして、誰もいなくなった』は、"追い込まれ系ヒーロー"藤原竜也の魅力をストレートに描写。ミステリー1本で最後まで駆け抜ける雄々しさを感じさせた。男優では、生徒役との年齢差を感じさせない熱演を見せた『仰げば尊し』の寺尾聰と、ハマリ役を力まず忠実に演じた『そして、誰もいなくなった』の藤原竜也。女優では、過去のヒロインに負けないみずみずしさを感じさせた『時をかける少女』の黒島結菜と、"総理大臣と対峙する料理人"という難役をしなやかに演じた『グ・ラ・メ! ~総理の料理番~』の剛力彩芽を挙げておきたい。また、『侠飯』(テレビ東京系)の三浦誠己、『そして、誰もいなくなった』の小市慢太郎、『HOPE』の遠藤憲一、山内圭哉などの助演男優も大活躍。作品の世界観を象徴するキャラクターで主演を引き立てていた。余談だが、これらと同等にクオリティが高かったのは、深夜帯の『闇金ウシジマくん Season3』(TBS系)、『ラブラブエイリアン』(フジテレビ系)、『こえ恋』(テレビ東京系)。深夜ドラマらしいケレン味とリアリティのバランスが絶妙だった。【最優秀作品】『HOPE』次点-『そして、誰もいなくなった』『仰げば尊し』【最優秀脚本】『そして、誰もいなくなった』次点-『侠飯』『はじめまして、愛しています。』【最優秀演出】『HOPE』次点-『グ・ラ・メ!』『家売るオンナ』【最優秀主演男優】寺尾聰(『仰げば尊し』)次点-藤原竜也(『そして、誰もいなくなった』)【最優秀主演女優】黒島結菜(『時をかける少女』)次点-剛力彩芽(『グラメ』)【最優秀助演男優】三浦誠己(『侠飯』)次点-小市慢太郎(『そして、誰もいなくなった』)【最優秀助演女優】多部未華子(『仰げば尊し』)次点-神野三鈴(『せいせいするほど、愛してる』)【優秀若手俳優】北村匠海(『仰げば尊し』)佐藤玲(『ON』)●19作ガチ採点!3作の三ツ星理由各作品のひと言コメントと採点(3点満点)○『好きな人がいること』月曜21時~フジテレビ系出演者:桐谷美玲、山崎賢人、三浦翔平ほか寸評:イケメン三兄弟とヒロイン目線の描写で、狙い通り若年層の心をガッチリつかんだ。キャラも物語もキャストも記号的で目新しさはないが、それが確実なニーズとも言える。ネットや副音声、他番組とのコラボなど、「やれることは全てやろう」という若きスタッフの姿勢は今後の光になるかも。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』火曜22時~フジテレビ系出演者:波瑠、横山裕、渡部篤郎ほか寸評:旬の輝きを放つ波瑠に、醜い異常犯罪者をぶつけ、さらにグロテスクな死体を加えて、鮮明なコントラストを表現。ミステリーの薄い脚本に物足りなさは残るが、カラッとした映像の多い夏ドラマの中で、そのコンセプトは異彩を放っていた。丸1年間ドラマに出続けた波瑠もようやくひと休み。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『せいせいするほど、愛してる』火曜22時~TBS系出演者:武井咲、滝沢秀明、中村蒼ほか寸評:前半は恥ずかしさと紙一重の胸キュンシーンで引っ張り、後半は悪妻の暴走で引きつけ、全編でエアギターが支えた。不倫と純愛の行方は最終回でハッピーエンドを迎えたが、やはり本筋から離れるシーンが多すぎて共感度は高まらず。ともあれ制作サイドの実験的な要素も濃く、成果もあった。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆視聴率☆総合☆】○『刑事7人』水曜21時~テレビ朝日系出演者:東山紀之、高嶋政宏、北大路欣也ほか寸評:シリーズ2で事件と解決の質がアップ。刑事ドラマに慣れた同枠の視聴者に向けて作り込もうという姿勢がうかがえた。ただ、主人公のキャラも、作品のトーンも明らかに変わったため、戸惑った人がいたのは事実。何より「刑事7人」と言いながら、なかなかそろわない展開は消化不良だった。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆☆総合☆】○『家売るオンナ』水曜22時~日本テレビ系出演者:北川景子、千葉雄大、仲村トオルほか寸評:ヒロインの破天荒な言動でサクッと1話完結。継続視聴の難しい今夏にフィットするコンセプトは、プロデューサーのファインプレーだろう。変人の描写も、家の販売と問題解決も、かなりの薄味だったが、それも狙いか。最終回でヒロインのキャラが人情派になるなど、思い切りブレたのが残念。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆視聴率☆☆☆総合☆☆】○『死幣―DEATH CASH―』水曜24時10分~TBS系出演者:松井珠理奈、戸次重幸、清原果耶ほか寸評:アイドル主演のホラーというありがちな作品と思いきや、「今後ドラマ界を担う有望株を毎週1人ずつ殺していく」という斬新な展開に驚かされた。ただ、裏を返せば、有望株の見せ場が少なかったとも言える。終盤の強引な展開はホラーなら許せる範囲だが、もう一歩脚本を練れたのではないか。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆】○『女たちの特捜最前線』木曜20時~テレビ朝日系出演者:高島礼子、宮崎美子、高畑淳子ほか寸評:高島、高畑の家族が事件を起こすアクシデントで、作品に集中させてもらえず、わずか6話で終了。宮崎を含めた3人はさすがの芸達者ぶりを見せ、渡辺いっけいのキャラは光っていたが、やはり「3人のおばさんが井戸端会議から事件を解決する」というコンセプトに無理があったとも言える。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆】○『はじめまして、愛しています。』木曜21時~テレビ朝日系出演者:尾野真千子、江口洋介、速水もこみちほか寸評:夏休み期間に特別養子縁組というテーマを扱う意外性と、熱演が代名詞の尾野と江口を生かした遊川和彦の脚本はさすが。それでも最後まで油断はできなかったが、平穏に終わったのはむしろサプライズ。ただ、ピアノに関する展開に、ほとんど奥行きや意外性がなかったのはなぜなのか?採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆☆総合☆☆】○『営業部長 吉良奈津子』木曜22時~フジテレビ系出演者:松嶋菜々子、松田龍平、DAIGOほか寸評:最後までステレオタイプな"女上司"と"松嶋菜々子"のイメージで押し通した。産後復帰やワークライフバランスなどの現代性を入れようとしていたが、職場の人間関係や営業職の扱いは10年以上前からほとんど変わっていない。松田のピリッとしたムードも、伊藤歩の憎らしさも不発。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆】○『遺産相続弁護士 柿崎真一』木曜23時59分~日本テレビ系出演者:三上博史、森川葵、酒井若菜ほか寸評:「これぞ三上博史」というクセのある主人公も、森川とのポップなやり取りも心地よし。大金目当てに悪人が次々に登場するが、『闇金ウシジマくん』のような恐ろしさを感じないのは、あえてB級路線を進む同枠のカラー。最終回など質の高い脚本もあっただけに、各話のバラつきがもったいない。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆総合☆☆】○『ヤッさん~築地発!おいしい事件簿』金曜20時~ テレビ東京系出演者:伊原剛志、柄本佑、里見浩太朗ほか寸評:伊原と柄本のかけ合いでクスッと笑える牧歌的なムードは同枠ならでは。グルメの扱いもテレ東らしく慣れたもの。事件のスケールは小さいが、だからこそヤッさんのお説教が映える。今のところ、築地市場で最後となる(予定の)記念碑的ドラマだけに、6話でサラッと終わってガッカリ。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『神の舌を持つ男』金曜22時~TBS系出演者:向井理、木村文乃、佐藤二郎ほか寸評:最初から最後まで堤幸彦監督に丸投げしたようなドラマだった。"2サスあるある"を詰め込んだ小ネタがハマらなかったのは、「舌の力で解決」「謎の芸者を追って温泉をめぐる」という物語の軸で、視聴者をつかめなかったからか。オールロケの美観と多彩なカメラワークでは楽しませてくれた。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆視聴率☆総合☆】○『グ・ラ・メ!~総理の料理番~』金曜23時15分~テレビ朝日系出演者:剛力彩芽、滝藤賢一、小日向文世ほか寸評:料理のスタイリングを筆頭に、映像の格調が作品全体を引き締めていた。総理官邸が舞台だけに、料理の影響力を限定的にしてリアリティを保とうとしていたが、深夜枠だけにむしろ遊んで欲しかった感も。滝藤、小日向、高橋一生の助演トリオは安定感十分だったが、もっと追い込めたのでは?採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆視聴率☆☆総合☆☆】○『侠飯~おとこめし~』金曜24時12分~テレビ東京系出演者:生瀬勝久、柄本時生、内田理央ほか寸評:冷蔵庫のあり合わせを使った料理は、地味だが実践的で、"飯テロ"の他作品とは差別化できている。ヤクザパートが中途半端だった反面、柄本や内田の就活をめぐる生瀬の説教がドラマ性をグッと高めていた。最終回の大どんでん返しは、「生瀬と三浦誠己の演技がいかに優れていたか」を物語る。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆総合☆☆】○『時をかける少女』土曜21時~日本テレビ系出演者:黒島結菜、菊池風磨、竹内涼真ほか寸評:リオ五輪を意識してか、わずか5話で終了。タイムリープを多用した筋書きは、"2016年版アップデート"と言ったところか。ひと夏の恋模様を描いた輝きと切なさは、確かに継承されていた。黒島がデビュー当時に戻ったようなみずみずしさを見せたほか、竹内がドラマの世界観を見事に体現。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『ノンママ白書』土曜23時40分~フジテレビ系出演者:鈴木保奈美、菊池桃子、高橋克典ほか寸評:ノンママの苦境と奮闘を描くために、周囲の人々を悪役に仕立て上げて、かえって共感を削いでいた。ノンママをきちんと見せるなら、ワーママや男性社員たちにもリアリティがなければ厳しい。アラフィフ女性3人のトークパートは実験だろうが、さすがに長すぎてドラマ性が急降下。採点:【脚本☆☆演出☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『仰げば尊し』日曜21時~TBS系出演者:寺尾聰、多部未華子、石坂浩二ほか寸評:不良生徒や暴力、先生の病気、家庭問題など、1980年代の学園ドラマを思わせる脚本だが、それが若者には新鮮で、大人にはノスタルジー。クライマックスに向けて加速度的に魅力が増していった。大物候補の若手俳優をそろえただけに、成長ドキュメンタリーとしては物足りない。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆☆☆総合☆☆☆】○『HOPE~期待ゼロの新入社員~』日曜21時~フジテレビ系出演者:中島裕翔、遠藤憲一、山本美月、瀬戸康史ほか寸評:社内の多様な人間関係をうまく交通整理し、新入社員たちにクローズアップ。主人公に共感し、応援するだけでなく、上司や先輩の目線から見守ることもできる汎用性の高い作品となった。ビジネス作はリアリティを追求すると、今どきの視聴者は息苦しさを感じるだけにほどよい塩梅。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆総合☆☆☆】○『そして、誰もいなくなった』日曜22時30分~日本テレビ系出演者:出演者:藤原竜也、玉山鉄二、二階堂ふみ寸評:映画『カイジ』『インシテミル』の藤原竜也ふたたび。追い込まれる主人公の演技は盤石で、展開に合わせて微妙に変わる悲壮感を演じ分けていた。1つのミステリーで最後まで引っ張り、犯人の的を絞らせない脚本は見事。安易に1話完結を選ぶ風潮がある中、その意欲は特筆すべき。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆☆】■木村隆志コラムニスト、テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月間20本超のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などに出演。取材歴2000人を超えるタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。
2016年10月04日段々と涼しくなり、夏ドラマも最終回の時期を迎えました。恋愛、仕事、家族、刑事もの…幅広いジャンルが顔を揃えた2016年7月クール。今日はその締めくくりとして、毎期全ての放送枠をチェックしているドラマニアな筆者が選んだ「勝手にベスト3」をご紹介していきましょう。■第1位:仕事人間だって恋がしたい!独特な命令口調が病みつきになる「家売るオンナ」今クール、1時間経つのが圧倒的に早く感じたこの作品。北川景子さん演じる主人公・サンチーこと三軒家万智は、「私に売れない家はない」という口癖の通り、どんな物件でもとにかく売って売って売りまくる敏腕不動産屋。部下の白洲美加(イモトアヤコ)に「GO!」と命令する姿は、如何にも“仕事のできるオンナ”というオーラ満載でとにかく格好良かったですね。原色を基調とした営業スタイル=ファッションコーディネートにも「お洒落」「真似したい」という呟きが数多く寄せられていました。本作では何より、「家を売る」という普段あまり馴染みのない仕事にスポットを当てている点が非常に面白かった!生きるうえで必要不可欠な、衣食住。中でも「住む家があること」はついつい当たり前になりがちですが…決してそんなことはなく、実は収入の半分以上を費やすその物件にこそ、もっときちんとこだわりを持つ必要があるのかもしれないと改めて痛感させられます。一軒一軒、屋根の下には血と汗と涙の滲んだ努力が存在するのだということを改めて知ることのできる深~い作品と言えるでしょう。加えて脚本が大石静さんの作品ということで、さり気なく随所に散りばめられた恋愛模様も光っていましたね。ハートの強い主人公が世に切り込んでいく定番の構図とはちょっと違う。サンチーが心の奥底で密かに「どうして私には人の心がわからないのか」「なぜ結婚できないのだろうか」と首を傾げているシーンが所々登場するため、見ていて不思議と胸がチクリ痛むのが大石作品のマジック。そんな彼女の葛藤に気づき、自然と好意を寄せる後輩・庭野(工藤阿須加)。さらには、女性不審なはずの上司・屋代(仲村トオル)とも一気に心の距離が縮まり…!? リアルな社内恋愛描写に、無性に惹きこまれました。物語の終わりは、まだ続きそうな余韻を残していましたので、続編に期待したいと思います。■第2位:恋に泥沼は付きもの!?ロス泣き続出の「せいせいするほど、愛してる」続く第2位には、古典的と言えば古典的!なぜか続きが見たくなってしまう、王道の不倫ドラマをセレクト。「いくらなんでも、不運が続き過ぎ」「現実にはここまでの泥沼、有り得ないでしょう」というツッコミも、原作が人気漫画なので俄然許せてしまうこの作品。木南晴夏さん演じる妻が空港で連呼した「この泥棒猫!」という台詞、めちゃくちゃ怖かったですね~(笑)絡み合う複雑な愛情――主人公・栗原美亜を演じる武井咲さん×副社長・三好海里を演じる滝沢秀明さんの禁断の恋ももちろんハラハラだったのですが…今クール最も世の女性たちのハートを鷲掴みにしたのは、本作に登場し後半からものすごい勢いで話題を集めたジミー チュウ広報の宮様こと宮沢綾(中村蒼)ではないでしょうか。美亜に恋心を寄せ、海里とは一味違うストレートな戦法で「俺にしておけ」「幸せにする」と猛アプローチ。見た目も心もイケメンの関西弁ボーイ・宮様の愛の告白に、テレビの前で悶絶した女性も多いはず!ほんの少しタイミングがズレてしまっただけで、恋愛って絶妙にすれ違ってしまいますよね。まさにその切なさの極みに立っていたのが、今作では彼なのかもしれません。また「せい愛」の魅力は、昨今流行を見せる不倫ドラマには無い“クスッと笑ってしまう”そのカジュアルさにも潜んでいます。本作を見ていた方なら恐らく誰もがベストオブシーンとして挙げるであろう、エアギターシーン。会社ではポーカーフェイスを貫いている海里がストレス発散のため、自宅で行っているこの激しいダンスがなんと最愛の彼女に見つかってしまった!あんぐりと大きく口を開き、かける言葉を失ってしまった美亜の表情は必見です。実際の恋愛って、そういう「えっ!?彼のそんな所はちょっと嫌かも」なんて部分も含めての“好き”じゃないですか。そんなリアルのさじ加減がちょうど良いバランスで非現実の中に溶け込んでいるので、自分なりの共感ポイントを探してみるとより楽しく視聴できますよ~。結末にも含みがあったので、是非、秘められた意味をとことん追究してみては?■第3位:怒涛の最終回…思わず二度見したくなる「そして、誰もいなくなった」最後がこちら。藤原竜也さんの絶叫、相変わらず迫力がすごかったですね~!ミステリー小説の巨匠、アガサ・クリスティの同名小説を彷彿とさせる「そして、誰もいなくなった」です。初回放送前の告知CMの時点から番組では「この中に犯人がいます」と登場人物の顔を羅列していたため、視聴者の中で犯人探しが大流行。放送が終わる度、SNS上で「なぜ彼女はこう言ったのか」「彼のこの行動が怪しい」と様々な憶測が飛び交っていました。まさに、推理ドラマの醍醐味と言えるでしょう。物語としては、これまでの作品であまり見たことがない「出てくる人、全員が怪しい」という展開がとにかく斬新で。ミステリー作品って大抵、「最初怪しくない人ほど、後から怪しくなってくる」みたいなロジックがあるじゃないですか。でも本作ではとにかく全員、行動が不審なんですよね(笑)。段々自分が疑い深い人間なんじゃないかと錯覚し始めるほど…。にも関わらず、そんな登場人物たちが遠慮なくどんどん失踪したり命を落としたりして“いなくなっていく”ので、無駄なことに気を取られている暇もなく、まるでジェットコースターに乗っているかの如く目まぐるしいストーリー展開に追いつくのがやっとでした。話ごとの区切りも、謎の電話が鳴ったり殴られて意識を失ったりと絶妙なシーンで終わるため、まんまと最後まで継続視聴してしまった人も少なくないのでは?結末からふり返ってみると、犯人に結びつくヒントが1話から細かく散りばめられていたことに気がつくので、時間を置いてもう一度見返してみることをオススメします。ボイスチェンジャーの声もよ~く聴くとヒントになりますので、要チェック!以上、いかがでしたか?秋の気配がすぐそこまで来ています。10月クールは一体どんな作品が放送されるのでしょうか。気になるラインナップは次回記事でご紹介致しますよ~!お楽しみに。(text:Yuki Watanabe)
2016年09月24日武井咲が主演、滝沢秀明、中村蒼らと織りなす“禁断の大人の恋”の物語「せいせいするほど、愛してる」が9月20日(火)今夜の放送で最終回を迎える。「プチコミック」(小学館)連載の北川みゆきによる同名コミックをドラマ化した本作。ドラマ化に当たっては「ティファニー」や「ジミー チュウ」など世界的ブランドとコラボ、実在の会社を舞台にしてストーリーが展開した。ティファニージャパンの広報部で働く主人公・未亜(武井さん)と同社の副社長・海里(滝沢)さんの“禁断の恋愛”と、未亜に思いを寄せるチャラく見えて実は一途な「ジミー チュウ」の敏腕広報・宮沢綾(中村さん)の三角関係。そこに本来なら離婚するはずだったが事故で記憶を失い、意識が戻った後未亜に憎しみを抱くようになる海里の妻・優香(木南晴夏)が絡みあって混迷を極める一方、大手証券会社のトレーダーで小説家でもある久野淳志(中村隼人)と未亜の親友である文芸誌編集者の真咲あかり(水沢エレナ)とファッションモデルの美山千明(トリンドル玲奈)の2人による三角関係も進行。幾重にも折り重なった人間関係が展開してきた。優香によって会社中に不倫を暴露された未亜と海里は、とある山のコテージに逃避行するが優香に足取りを掴まれてしまい、東京に戻ることに。2人は2度と会わないことを誓って、未亜は会社を辞め実家に帰る。そして1年後、山の教会で海里から貰った花の指輪を胸に抱きつつ実家で暮らす未亜だったが、偶然通りがかった小さなセレクトショップで、ティファニーのアンティークジュエリーを見つける――。本作では回を重ねるごとに滝沢さん演じる海里を応援する“副社長派”と、中村さん演じる宮沢を応援する“宮沢派”で盛り上がるように。ドラマ放送後にもTwitter上を駆け巡り、Yahoo! 検索(リアルタイム)においては「宮沢」というワードがトレンド入りにも。その後も一途な宮沢の姿に「宮様を全力で支えたいです」「最後まで背中を押してあげる宮沢さんがイケメンすぎる!!」などネットには支持の声が続々アップされている。一方の“副社長派”も、海里が密かなストレス解消法にしてきた“エアギター”が未亜にバレた第8話放送後には「からかわれてる海里さん可愛かった」「タンク姿も指差しもヤバい」など、動揺を隠してクールに装う姿に“胸キュン”した視聴者のツイートが多数投稿されていた。多くの視聴者を虜にしてきた未亜の恋はどのようなラストを迎えるのか…。「せいせいするほど、愛してる」最終回は9月20日(火)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2016年09月20日中村蒼主演のテレビ東京系ドラマ『潜入捜査アイドル・刑事(デカ)ダンス』(10月8日スタート 毎週土曜24:20~)の出演メンバーが17日、明らかになった。同作は”刑事×アイドル”の新感覚コメディで、中村演じる熱血新人刑事・辰屋すみれが、芸能界で起きる事件を解決するため、偽アイドル「デカダンス」を結成。事件を解決しながら人気を得ていく展開となり、テレビ東京のバラエティ班とドラマ班が混成チームで製作する。作中のアイドルグループ・デカダンスのメンバーとして、女性にモテる元詐欺師・黒澤裕也(ユーヤ)役に大東駿介、コミュ障で元ひきこもりの堺章吉(ショウ)役に横浜流星、元子役、星輝男(テル)役に森永悠希、歌がうまい能天気なバカ・出川てつや(D)役に立花裕大が決定した。テレビ東京制作局 佐久間宣行プロデューサーは、「こんなにイケメンたちと仕事をするのが初めてなので未だにちょっと緊張します」とメンバーについて語る。「これ……普通にアイドルグループとしていても売れそうだな……見るたびにそう思います」と絶賛し、「このイケメンたちの爆笑の悪戦苦闘、お楽しみいただきたいです!」とメッセージを送った。テレビ東京 編成局ドラマ制作部 阿部真士プロデューサーは「アイドルと言えば5人組です」と断言し、「5人のチーム感がすごくいいです」と紹介。「これはもしかしたらもしかして、ひょっとするとひょっとするかもしれない」と期待を寄せた。また、警視庁警備部特殊芸能課第一係、篠原課長を近藤芳正、警視庁警備部特殊芸能課第一係で「デカダンス」のマネージャー・島崎進を野間口徹、婦警ピコを福地桃子、売れない女性アイドル・胡桃沢くるみを青山美郷が演じる。メンバーコメント大東駿介女ったらしの元詐欺師でアイドル、しかし実は頭の切れる男というなかな かのちゃんぽんな役どころに面白みを感じながら演じています。芸能界の裏側に潜入ということで、毎回限界ギリギリアウト? ぐらいの心当たりあるテーマやキャラが出てきます。派手な衣装やコスプレで歌って踊っている姿もなかなか見ることができないと思うのでぜひ注目してください。横浜流星堺章吉を演じます。動き方や特徴は日々、人間観察したり、想像したりして試行錯誤しながら演じています。他のメンバーもめちゃくちゃ面白くて、めちゃくちゃなアイドルです。どうしたら面白くなるかスタッフキャストで日々話し合いながら、撮影しています。笑いのたえない楽しい現場です。そんな空気感が作品を通して皆まさにお届けできると思います。ぜひご期待下さい!!森永悠希星輝男、通称テルを演じさせていただきます。森永悠希です。テルは解説するセリフが多く、早口でまくし立てなければならないので、冷や汗かきながら毎日奮闘しています(笑)。テンポ感もあって、クスッとしてもらえるようなシーンも沢山あると思うので、楽しんで観て頂ければ嬉しいです!立花裕大Dはただのバカ……と言われる役ですが、これが意外と自由すぎて難しいです。日々どこまで遊んでいいのか探索しています。この作品の見どころは刑事ダンスがどんどん芸能界にのまれていく中で、5人それぞれの個性が爆発していくところです。自分自身まだどうなるかわからないので残りの撮影が楽しみです。(C)テレビ東京
2016年09月18日先日放送を終えたドラマ「はじめまして、愛しています。」は、尾野真千子と江口洋介が夫婦役で初共演し、“特別養子縁組”制度をテーマに家族を描いた。オリジナル脚本を担当したのは、社会現象にもなった「家政婦のミタ」の遊川和彦氏。ドラマは児童虐待など現代の問題も含みながら、血縁だけではない家族の姿を映し出し、ラストの壮絶な展開は視聴者を釘付けにした。そして、いま映画界にも、さまざまなカタチのユニークな家族が続々と登場している。まずは、『ワンダーウーマン』さながら(?)の力強い女性・母性を体現している『湯を沸かすほどの熱い愛』(10月29日公開)の宮沢りえ。彼女が演じた銭湯「幸野湯」の“お母ちゃん”双葉は、ある日突然、自分の余命が残りわずかという宣告を受ける。しかし、この“お母ちゃん”の熱量はむしろ一段と高まり、学校でいじめられている娘・安澄(杉咲花)のために、観る者が若干引いてしまうほどの荒療治を見せたり、初めて出会ったヒッチハイカーの青年・拓海(松坂桃李)の心をあっという間に開かせたりもする。一貫しているのは、“その後”も家族が幸せに暮らせるよう、それぞれに大きな愛を遺していること。その一方で、1年前、ふいに姿を消した「幸野湯」の主人・一浩(オダギリジョー)は、そんな双葉に探し出され、家に連れ戻されても、何とも頼りない。しかも、「妹」と見知らぬ女の子・鮎子(伊東蒼)を連れてきたり…。それでも、最後には“お父ちゃん”が一念発起する姿を目にすることができる!?はず。また、橋本愛と宮崎あおいが娘・母役を演じる『バースデーカード』(10月22日公開)では、橋本さん演じる紀子と、父・宗一郎(ユースケ・サンタマリア)、弟・正男(須賀健太)が遺された家族に。宮崎さん演じる母・芳恵は、紀子が10歳のときに亡くなって以来、毎年バースデーカードを通して娘の成長を導いてきた。だが、紀子はあるとき、そんな母の想いを窮屈に感じるようになってしまう。やがて、バースデーカードから、“いまを生きる”ための太陽のような母の愛の集大成を受け取るときがやってくる。キーポイントとなるのは、芳恵を看病しながら支え続けた夫であり、不器用ながらも子どもたちを育ててきた父親の存在や、再会した紀子の初恋の人・立石(中村蒼)の存在。そして、クイズ番組「アタック25」への挑戦なのだ。とはいえ、妻に先立たれた男でありながら、本木雅弘演じる『永い言い訳』(10月14日公開)の主人公、人気作家・津村啓こと衣笠幸夫の“言い訳”はずいぶんと厄介。不倫相手(黒木華)との密会中に知らされた妻・夏子(深津絵里)の突然の死。親友と出かけた旅先でのことだった。親友の遺された家族、夫の大宮陽一(竹原ピストル)は悲しみに暮れ、小学生の長男が幼い妹の面倒を見ている。幸夫は、この兄妹の世話を買って出る。テレビにも出て、ちやほやされていたタレント作家は、団地住まいの大宮家へ通い、いつしか主夫のようになって一家に溶け込む。この不思議な“疑似家族”が、お互いの悲しみをいやしてくれるように見えたが、そうは簡単にいかないのがミソ。幸夫が乗り越えていく試練、大宮家が乗り越えていく試練がまた胸を打つ。しかし、恋人と同棲する家に突然、父親が押しかけてきてしまったら、それは困りもの。『お父さんと伊藤さん』(10月8日公開)では、34歳の彩(上野樹里)と20歳年上の彼氏の伊藤さん(リリー・フランキー)の同棲先に、74歳の父(藤竜也)が転がり込み、奇妙な同居生活が始まる。頑固なお父さんは何かと小言が多く、とんかつのソースの味1つで言い争いに。そんな3人が狭いアパートで共同生活をする様子はおかしくもありながら、少しずつ涙腺を刺激。また、彩も嫉妬するほどの友情をお父さんと築き、彩の心を救っていく、“ザ・マイペース”の伊藤さんが何だか頼もしく見えてくるから不思議だ。同居人といえば、『ぼくのおじさん』(11月3日公開)の主人公(松田龍平)は、小学生の甥っ子・雪男から「ぼくの家で一番役立たずの居候」といわれる始末。大学の臨時講師で週1で哲学を教えているだけの“自称・哲学者”のおじさんは、万年床でゴロゴロしては漫画を読み、義理の姉(雪男の母)に叱られてばかり。そんな不可思議な存在のおじさんを、雪男は「自分のまわりにいる大人について」の作文のテーマに選ぶが、なんとそのおじさんが恋に落ち、一路ハワイへ!まるで子どもみたいな困ったおじさんと、しっかり者の少年のハワイでの珍道中はどうなることか、要注目!さらに、『ボクの妻と結婚してください。』(11月5日公開)では、末期がんの放送作家・三村修治(織田裕二)が、妻(吉田羊)や息子の“その後”の幸せのために、なんと自ら妻の結婚相手を探すという奇想天外な“企画”を立ち上げ、動き出す。『彼らが本気で編むときは、』(2017年2月公開)では、トランスジェンダーの女性リンコ(生田斗真)とその恋人マキオ(桐谷健太)、マキオの姪っ子で孤独を抱えた少女トモとの3人の共同生活を描いていく。彼らが織りなす家族の姿は、平穏な毎日では忘れがちな大切な気持ちを、厳しくも優しく思い出させてくれる。家族に重大な“何か”が起こる前に、日ごろからその思いを素直に伝えてみては?(text:cinemacafe.net)
2016年09月18日中村蒼主演で贈る10月期放送のドラマ「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」。この度、アイドルグループ「デカダンス」のメンバーとして、大東駿介、横浜流星、森永悠希、立花裕大らが出演することが明らかとなった。物語の主役は、芸能界で起きている事件を解決するために場当たり的に組まされた潜入捜査アイドル「デカダンス」。新人刑事の辰屋は刑事ドラマに出てくるような熱血刑事になることを夢見ていた。しかし、上司からの初命令は“事件捜査のためアイドルとしてある番組に潜入すること”だった…。しかも、急遽組んだメンバーは元詐欺師・コミュ障の引きこもり・売れない元子役・超バカなバイトなど、個性豊か過ぎる面々!最初は芸能界という特殊な世界に戸惑い衝突しながらも、事件を解決するたびに何故か売れていってしまう「デカダンス」。そして、徐々に増してくるアイドルとしての自覚。背後には謎の巨悪が。なぜか感動のステージも待っている――!本ドラマは、 “刑事×アイドル”の新感覚コメディー。現在の芸能界を舞台に、ネットテレビ局の勃興、青春映画ブーム、スキャンダルにネットニュース…新しい常識・テレビあるあるを取り上げながら、偽アイドル「デカダンス」が激動の芸能界を潜り抜け、事件を解決していく様を描く。すでに中村さんが新人刑事・辰屋すみれ役を演じることが発表されているが、今回辰屋と共にアイドルユニット「デカダンス」を結成するメンバーが発表!人を丸め込むのが得意で、女性にもてる元詐欺師・黒澤裕也(ユーヤ)に、『グッドモーニングショー』『曇天に笑う』などの公開作が控える大東さん、ネット事情に詳しくコミュ障で元引きこもりの堺章吉(ショウ)に「烈車戦隊トッキュウジャー」の横浜さん、13年間芸能界にいた元子役、星輝男(テル)に『ちはやふる』や「お迎えデス。」の森永さん、歌がうまい能天気バカ、出川てつや(D)に俳優やモデルとして活動する立花さんがキャスティング。大東さんは「なかなかのちゃんぽんな役どころに面白みを感じながら演じています」と話し、横浜さんは「笑いのたえない楽しい現場です。そんな空気感が作品を通して皆まさにお届けできると思います」とコメント。また森永さんは「テルは解説するセリフが多く、早口でまくし立てなければならないので、冷や汗かきながら毎日奮闘しています(笑)」と撮影の様子を明かし、立花さんは「この作品の見どころは刑事ダンスがどんどん芸能界にのまれていく中で、5人それぞれの個性が爆発していくところです。自分自身まだどうなるかわからないので残りの撮影が楽しみ」と先の撮影に期待を寄せている。「デカダンス」メンバーのほかにも、辰屋が所属する警視庁警備部特殊芸能課第1係、篠原課長に近藤芳正、同じく警視庁警備部特殊芸能課第1係で「デカダンス」のマネージャーも務める島崎進に野間口徹、婦警ピコ役に福地桃子、そして変幻自在のアイドルに青山美郷が出演する。土曜ドラマ24「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」は10月8日より毎週土曜日0時20分~テレビ東京にて放送※Amazonプライム・ビデオにて放送1週間前から独占先行配信開始(初回は10月2日から配信)。(cinemacafe.net)
2016年09月17日先日、第9話が放送されたドラマ「せいせいするほど、愛してる」。本ドラマは武井咲×滝沢秀明を中心に繰り広げられる物語だが、滝沢さん演じる“副社長”vs中村蒼演じる“宮沢”で、視聴者に“派閥”が生まれている現象を前回紹介した。いよいよクライマックスに近づく本作だが、どちらかというと“宮様”こと宮沢派が、テレビを前に熱い支持を送っていることが分かった。北川みゆきの同名人気少女コミックを原作に描く本作は、ティファニーの広報部に勤める主人公・栗原未亜(武井咲)が、自社の副社長であり既婚者の三好海里(滝沢秀明)と恋に落ちる禁断の恋愛ドラマ。そして、そこで中村さんが演じるのは、世界的ファッションブランド「JIMMY CHOO」の敏腕広報マンで、海里の最強のライバル・宮沢綾だ。当初、ノリが良くてテンションが高く陽気で明るい関西人のイメージが強かった宮沢。そんな性格からか、未亜だけでなく周りの人とどんどん距離を縮めていくタイプ。もちろん、そのキャラクターはいまなお健在であるが、ドラマ中盤に差し掛かった辺りから、さりげない優しさと真剣に一途に未亜を大切に想う気持ちや熱い告白、真剣なまなざし、さらには第8話での決意のプロポーズシーンなど、陽気なだけではない“いい男すぎる”部分がより濃く強く表れるようになっていった。視聴者からは、そのいい男ぶりと人気で「火曜日のヒーロー」とも呼ばれ、毎週火曜日の放送を心待ちにしている女性が多いという。そんな中迎えた前回の第9話は、海里と別れ、宮沢のプロポーズを受けることを決意した未亜。気持ちが揺らがぬうちにと、さっそく宮沢と共に未亜の母・鈴子(小林幸子)の元へ挨拶に行くことに。一方の海里も、優香(木南晴夏)と共に歩むことを決める。しかし、宮沢との結婚を控えた未亜が笑顔で退職しようとした矢先、海里の妻・優香が会社に乗り込み、未亜を訴え慰謝料を請求。2人はさらに窮地に追い込まれることに。思い悩む未亜を心配し、いつもの優しさで励まし続ける宮沢だったが、今回ついに未亜を諦めることを決断。しかしその決断も、未亜を“死んでも幸せにする”という約束を守るため。自分を犠牲にしてまで好きな人の幸せを一番に願う、そのどこまでも優しい姿に、Twitterでは「宮沢さんの一言一言がキュンキュンしてしんどい」「宮様を全力で支えたいです」「最後まで背中を押してあげる宮沢さんがイケメンすぎる!!」と大絶賛の声が飛び交い、放送後も長期間にわたり「宮沢さん」がトレンド入りしている。そして、来週20日(火)にはついに最終回を迎える。優香に会社中に不倫を暴露され、とある山のコテージに逃避行をした未亜と海里だったが、幸せな時間は長くは続かず、優香に足取りを掴まれ東京に連れ戻される。2人は二度と会わないことを誓い、未亜は会社を辞め実家に帰ることに。そして1年後──。山の教会で海里から貰った花の指輪を胸に抱きつつ、実家で漫然と日々を過ごす未亜だったが、偶然通りがかった小さなセレクトショップで、ティファニーのアンティークジュエリーを見つけ…?というストーリー。果たして、2人の運命はどうなってしまうのか。放送が待ち遠しい。「せいせいするほど、愛してる」最終回は9月20日(火)22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2016年09月15日武井咲主演、滝沢秀明、中村蒼らを迎え北川みゆきの人気コミックをドラマ化した「せいせいするほど、愛してる」の第9話が9月13日(火)今夜放送され、別々の道を歩もうとする決めた未亜と海里に再び危機が訪れる。本作は武井さん演じる「ティファニー」の広報部に勤める主人公・栗原未亜が、滝沢さん演じる同社の副社長で既婚者の三好海里と禁断の恋に落ちるラブストーリー。そこに中村さん演じる世界的ファッションブランド「JIMMY CHOO」の敏腕広報マンの宮沢綾が恋とライバルとして登場、未亜を巡る対照的な2人による三角関係が繰り広げられる。さらにかつて離婚を決意するも交通事故で記憶を失い、意識を取り戻した今は、海里の心を奪った未亜に憎しみを募らせる木南晴夏演じる海里の妻・優香も登場、未亜と海里は追い詰められていく。同時に未亜の友人、水沢エレナ演じる文芸誌編集者のあかりと、トリンドル玲奈演じるファッションモデルの千明の2人による中村隼人演じる新人小説家の久野淳志を巡る三角関係からも目が離せない。今夜の放送で未亜は海里と別れ宮沢のプロポーズを受けることを決意。気持ちが揺らがぬうちに宮沢と共に未亜の母・鈴子(小林幸子)の元へ挨拶に行く。海里も優香と共に歩むことを決め、それぞれ別の道を歩みだした未亜と海里だったが、優香が海里の財布から未亜から返された合鍵を見つけてしまう。再び運命の歯車が動き始める。そして久野の語る「恋愛観」にあかりと千明は大激怒!? こちらの三角関係もますます波乱を迎える。世界的ブランドの「ティファニージャパン」「JIMMY CHOO」とのコラボをはじめ、クールな海里と明るいキャラの宮沢の両者にネットが“副社長派”vs“宮沢派”に分かれて盛り上がったりと、様々な話題を提供してくれた本作もついにセミファイナル。“禁断の恋”の先にあるのは“希望”か“絶望”か。衝撃の結末に向けて物語は加速する。「せいせいするほど、愛してる」第9話は9月13日(火)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2016年09月13日俳優の中村蒼が11日、都内で行われた所属事務所主催のファンイベントに登場した。中村は現在、TBS系ドラマ『せいせいするほど、愛してる』(毎週火曜22:00~)に出演。ファッションブランド・ジミーチュウの広報部長代理という設定で人気を博している。また、10月からはテレビ東京系新ドラマ『潜入捜査アイドル・刑事(デカ)ダンス』(10月8日スタート 毎週土曜24:20~24:50)に主演する。中村が登場すると、ファンからは黄色い歓声が上がり、中村も「数年ぶりのファンイベントなので恥ずかしくて皆さんと目が合わせられない……」と緊張している様子。トークでは、事務所の後輩である俳優・稲葉友とともに語り合った。出演中のドラマ『せいせい~』では、関西人という設定だが「コテコテの関西弁での演技が本当に大変でした。毎日練習したけれど、つい方言に意識を持っていかれそうになるので、台詞に集中するのがとても難しかった」と苦労を明かす。中村は「うそやん」という関西弁が好きになり、ドラマ中でもアドリブで2回ほど「うそやん」を入れたと語った。またイベントでは、デビュー10周年をむかえる中村のために、事務所内の女優・俳優や交友関係のある著名人からビデオメッセージが届いた。女優・新垣結衣、タレント・菊地亜美などから祝福され、中村は「うそやん!」とお気に入りの関西弁でリアクション。「こんな風にメッセージを頂けるなんて……本当にめちゃくちゃ有り難いです!」と感激し、感謝の言葉を述べた。最後に中村は「なかなかこうして皆さんと顔を合わせて話せる機会がないので、今日はこういうイベントを開催できて本当に有り難いし、力になります」とファンへメッセージを送り、「何歳になっても、やったことのないような役にもチャレンジし、全然違う色んなジャンルに飛び込んで常に挑戦していけるような役者でいたいと思います」と抱負を語った。トークショー後には、参加者とのチェキ撮影も行われたほか、中村と稲葉がお互いを撮影し合った写真や缶バッチ、中村デザインのハンドタオルなども販売された。
2016年09月12日