わが家はステップファミリーで、現在14歳、4歳、生後3カ月の3人の子どもがおり、第1子の娘と第2子の息子が10歳差です。数年前、当時11歳の娘と1歳の息子を連れて出かけたある日、エレベーターで一緒になった高齢の女性から私たちの関係性について質問を受けました。娘と息子が姉弟だと伝えたときの、女性の発言にびっくりしたお話です。10歳の年の差姉弟はめずらしい?これは、現在14歳の娘と4歳の息子が、それぞれ11歳と1歳だったときのお話です。 息子の保育園行事やお迎えに娘を連れて行くと、他のママや保育士さんたちから「お姉ちゃんと年が離れているんだね」と驚かれたり、私の職場で子どもたちの年齢の話になると「そんなに年が離れてるの!?」と言われたりすることがよくありました。そのため、ここまで年の離れた姉弟はめずらしいのかもしれないなと私も思っていました。 エレベーターで一緒になった高齢女性休日に、私が娘と息子を連れて地下鉄に乗ったことがありました。地下鉄から降り、改札を出てエレベーターを待っていると、後ろに80代くらいの女性が。私たちを見て「どういう関係なの?」と聞いてきたので、「私が母親で2人は子どもです」と答えました。 すると、その女性が「ずいぶん年が離れているんだね。かわいそうに。下の子はなかなかできなかったのかい?」と聞いてきました。娘の手前、私が何も答えられず苦笑いをしていると、さらに質問が……。 年の差姉弟はかわいそう?その女性が、娘に向かって「お姉ちゃんだってずっときょうだいがほしかったんでしょ? こんなに年が離れちゃって、かわいそうにね」と言ったのです。娘は愛想笑いをするだけで、特に返答はしていませんでした。私も、その場で何も言えず、「娘はなんて思っているのだろう」と心の中でモヤモヤしていました。 私たちがエレベーターを降りて女性と別れると、娘は「年が離れていて何がかわいそうなんだろう? 弟がこんなにかわいいんだから、いいじゃんね」と私に言ってくれ、ホッとした気持ちになったのです。 10歳の年の差姉弟がめずらしい、ということはわかっていましたが、初対面の人にそこまで深い質問をされたことがなかったので驚きました。初対面の人から娘に向かって「かわいそう」と言われたことに、私はショックを受けましたが、娘はあまり気にしていなかったことが救いです。 著者:鈴木 沙智3児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年12月20日ある日2人の子どもたちを連れてバスに乗ることにした私。しかし長男はベビーカーで、次男は抱っこひもで寝てしまったため、1人でバスに乗せるのは難しいと感じました。悩みながらも思い切ってバスの運転手さんに助けを求めました。すると……。どうやってバスに乗る?私は持病があり、定期的に総合病院に通院しています。ある通院日、どうしても夫が休みを取れず、私は3歳と1歳の息子たちを病院へ連れて行くことに。病院での待ち時間は長く、診察が終わるころには、長男はベビーカーで、次男は抱っこひもで寝てしまっていました。 私は駅までバスに乗って帰ろうと考えていましたが、次男を抱っこひもに入れたままではベビーカーを持ち上げることができません。また、畳まずにベビーカーを乗せることで他の乗客の迷惑になるのではという思いもあり、バスに乗るべきか悩みました。 運転手さんに助けを求めたところ……悩んでいる間にバスが到着。私は思い切って開いた扉から運転手さんに向かって「すみません、ベビーカーを持ち上げるのを手伝ってもらえませんか?」と声を掛けました。 すると運転手さんが返事をする前に、乗客たちが4、5人立ち上がり、私たちがバスに乗車するのを手伝ってくれたのです。「この座席にベビーカーを固定できるみたいですよ」と教えてくれる人もいました。降りるときも「手伝います」と声を掛けてもらえたので、私たちは問題なく駅までたどり着くことができました。 「助けてって言っていいのよ!」バスを降りてから、私は手伝ってくれた人たちに心からお礼を言いました。すると1人の年配の女性が、「気軽に周りに助けてって言っていいのよ! 言ってもらったほうがこっちも手を貸しやすいわ」と笑顔で返してくれたのです。 私は周囲の人たちの親切とその温かい言葉にとてもうれしい気持ちになりました。バスに乗る前はベビーカーを畳まずに乗車することで他の人に迷惑をかけるかもしれないという気持ちもありましたが、思い切って声を掛けてよかったと思いました。 「気軽に助けてって言っていいのよ」という女性の言葉で、私の心は軽くなりました。人に迷惑をかけないことは大切ですが、自分の力でできないことは周囲に協力を求めても良いのだと感じたからです。もちろん手伝ってもらったらしっかりお礼を言うことが大切だと思います。子どもたちにも、「してほしいことは言葉にする。そしてお礼を言う」と日々教えています。著者:香川えりか3歳と1歳の2児の母。管理栄養士・登録販売者・調剤事務管理士の資格を取得。ドラッグストアで開催されるベビー相談会を担当し、多くのママさんに寄り添ってきた。
2022年12月14日娘が幼稚園年長のときのクラスが同じで知り合ったママ友は、近所に住んでいて、たまにスーパーで会い、立ち話をする仲でした。ある日、ママ友から家に遊びに来てねと誘われ、娘も連れて遊びに行くことに。その日は、ママ友の家にはママ友の母親もいました。同居はしておらず隣の市に住んでおり頻繁に行き来をしている様子でした。モヤモヤが残るママ友宅での出来事ママ友宅で娘はママ友の子どもと楽しく過ごせたようなのですが、私はモヤモヤとした感情が残りました。事前にママ友から母親が自宅に遊びに来ているという話はなく、ママ友の母親が話の中心となり、その内容はほとんどママ友の母親の職場の愚痴だったからです。 私はママ友の母親とは初対面。会話をしていても遠慮をしてしまい、仕事の愚痴を聞かされても良いアドバイスもできませんでした。そのため、楽しく過ごせたとは言い難い時間になってしまったのです。しかし、私は今回たまたまママ友の母親がママ友宅に来ていたのだろうと考えることにしました。 またもやママ友の母親が!?数週間経ったあと、ママ友と幼稚園の行事で会いました。このあとの予定を聞かれ、用事がなければ自宅に遊びに来ませんか? と誘われたのです。先日のママ友の母親の一件のことが頭をよぎりましたが、ママ友とは話が合うのでもっと話がしたいと思い、私は娘を連れて遊びに行くことにしました。 ママ友宅に到着すると、ママ友の母親がいました。ママ友の母親は歓迎をしてくれましたが、再度モヤモヤとした感情が私を襲ってきたのです。 ママ友に本心を告げてみた……今回も、ママ友の母親が話の中心となり、ママ友の母親の職場や旦那さんに対する愚痴を聞いて過ごしました。私はママ友の母親の話題に対して返答に困り、話が弾みません。 次回は、ママ友と2人でゆっくり話がしたいと思った私は、その夜、ママ友にその旨をメッセージで送ることにしました。ママ友は私の2人で話したいという気持ちは理解してくれましたが、ママ友の母親が頻繁にママ友宅に遊びに来ているので、2人で話すのは難しいかもしれないという返事でした。 ママ友の態度がよそよそしくなるママ友宅で2人で話せないのなら、私の自宅で話すのはどうですか?と提案したのですが、なぜか返信がありません。数日経ったあと、もう一度聞いてみたのですが、ママ友からは「考えてみるね」のひと言でした。 その後も、ママ友とはスーパーで出会うこともあるのですが、あいさつだけで、以前のように立ち話をしなくなりました。私は、なんとなくママ友の態度がよそよそしくなり、話を早く切り上げようとする様子を感じています。 あれからママ友から自宅に招かれることはありません。私がママ友と2人で話したいと言った一件から関係が変わりました。ママ友とはこれからも話の合う友人としてお付き合いを続けたかったのですが、正直に伝えすぎて、気を悪くさせてしまったのかもしれません。ママ友とは以前のような関係ではなくなってしまいましたが、あいさつだけでも続けて、いつかまた以前のように話せるといいなと思っています。著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。
2022年12月14日私は5歳の息子を保育園へ預け、フルタイムで働いています。保育園の送迎は時間に追われていることが多く、他のママたちとはあいさつをする程度の関わりです。ところが最近2人目を妊娠し、産休に入ったことで、送迎の時間に余裕ができました。送迎時間が重なるママさんとは話をする機会が増え、うれしいことにママ友が増えたのですが、同時に苦手なママさんができてしまいました。 「息子くんは喧嘩が強い」笑顔で言うママ産休に入ってからは、息子を少し早めの時間にお迎えに行っています。私のおなかが大きいことで、今まであいさつをする程度だったママたちが「2人目ですか! おめでとうございます」と声をかけてくださることもよくあります。 そんな中、突然「うちの子がいつも、息子くんは喧嘩が強いと言ってるんですよ~」と話しかけてこられるママさんが1人いました。息子が喧嘩が強いなんて初めて言われ驚いた私は、そのママさんの子どもに嫌な思いをさせるようなトラブルがあったのか聞きました。けれども「いつもうちの子が言ってます」としか答えていただけませんでした。 他にも次々と私と息子のことに言及され…その後、何の話の脈略もなく「最近〇〇くんや△△ちゃん(同じクラスのお友だち)のお母さんと仲が良いですよね?」と聞かれました。私は「妊娠中なのでみなさんお気づかいの言葉をくださって、そこから立ち話をすることはありますね」と答えましたが、その先の会話は特に続かず。 さらにそのママさんは、なぜか息子が最近習い事を始めたことを知っていて、「その習い事は息子くんには向いていない」と言うなど、発言や質問の意図がよくわからない会話が続きました。「なぜそのようなことを仰るのですか?」と聞いても笑顔でスルーされるのです。 なるほど! イヤミだったのか!その場面を近くで見ていたママ友が、後から声をかけてくれました。「あの方はいつもイヤミを言うことで有名なの。気にすることないよ」とのこと。詳しく聞くと、一度でも自分の子どもと喧嘩をしたお友だちのママには、イヤミで攻撃することがあるそうです。 保育園の先生からは以前、「保育園での子ども同士の喧嘩は、多くの場合はどちらが悪いということはなく、お互い様だ」と聞いたことがあります。また、どちらか一方的な喧嘩や、お友だちを叩くなどがあった場合、先生から親へ必ず連絡されることになっています。私がイヤミを言われる理由なんてある!?と疑問に感じてしまいました。 後日、担任の先生と懇談の機会があったため、息子は日常的にお友だちとのトラブルがないか聞いたところ、先生はまったくないと仰っていました。「もしあったら必ずお母さんにご報告しますよ」とのこと。正直そのママさんと顔を合わせるたびに、何か言われるのかと不安が残っています。でもこれからはお迎え時間を少しずらして、なるべく気にせずに過ごしていこうと思います。 著者:海原えめ5歳息子と0歳娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとして活動している。
2022年12月13日新型コロナが流行る前の出来事です。娘が幼稚園に入園し、私には4人のママ友ができました。各々の子どもの誕生日や季節のイベントにはママ友のお宅に集まり、食べ物1品を持ち寄ってお祝いをしていました。しかし、徐々にママ友のAさんは、いつも豪華な料理やたくさんのお菓子を持ち寄るようになったのです……。 えっ!?持ち寄りは1品だよね!?ママ友のお宅でおこなうお祝いでは、各自負担にならないように簡単なものを1品だけ持ち寄ろうとみんなで決めました。しかし、毎回ママ友のAさんは、たくさんの唐揚げや子どもの数だけのプリンやお菓子など、1品以上を持ち寄るように。 Aさんの金銭的な負担になるのではと思い、「毎回たくさん持ってきてもらって申し訳ない」と伝えたのですが「気にしないで!」とのこと。私はモヤモヤした気持ちは残るもののAさんがそう言うのなら……と、それ以上の言葉はかけませんでした。 クリスマス会でもルールを守ってくれない1カ月後、ママ友宅でクリスマス会を開くことになりました。今回準備するものは1品の持ち寄りと、500円以内の交換用のプレゼントです。しかしAさんが用意してきたものは、3品以上の食べ物とお菓子を数種類。交換用のプレゼントは、明らかに1000円以上もするおもちゃでした。 Aさんの様子を見てママ友のBさんが私に、「いつもこんなに用意をしてくれてるけど大丈夫なのかな……」と困った様子。私も同感でしたが関係が悪くなることを恐れ、Aさんには何も言えませんでした。 度重なる持ち寄りの料理の温度差に驚き次の集まりは新年会でした。お正月ということもあり、Aさんは何を持ち寄るのだろうと不安がありました。すると、みんなが手料理やスーパーのお惣菜などを持ち寄るなか、Aさんはお寿司を用意してきたのです。 これには他のママ友もかなり驚いた様子でした。「ここまでしなくて大丈夫だよ!」と口々にママ友たちに言われたAさんは気まずくなったようで、新年会ではほとんど何も喋らず早々と帰って行きました。 それからもママ友宅での集まりはありましたが、Aさんは不参加。何となく他のママ友との集まりもなくなってしまいました。1品持ち寄りの約束や、プレゼント代などの決め事を守らなかったことからこのようなことになってしまいました。Aさんは良かれと思ってやってくれていたと思うので、なんだか複雑な気持ちです。今後は同じことを繰り返さないように、ママ友と気まずくなることを恐れず気になったことは伝え、良いママ友関係を続けていけるように努力したいと思いました。 著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。
2022年12月10日何かと理由をつけて、親戚が集まることの多い義実家。そのたびに私もお手伝い係として駆り出され、子どもたちを連れて出かけます。そんな中で、私がしてしまった失敗。義母と親戚が私の失敗を取り上げて責め立ててきました。そんなとき私を救ったのは……。親戚の集まりで痛恨の失敗……!「親戚が集まるから、お弁当注文しておいて」と言われたのは、集まりがある日の前日でした。しかし、頼まれたその日は忙しく、わが家のことだけでいっぱいいっぱい。返事だけして、すっかりお弁当の注文を忘れてしまっていました。 集まりの当日、義実家に手伝いに行くと「お弁当は?」と言われ、そのときにやっと「あっ! 忘れた!」と気づいた私。「すみません! 今すぐ買ってきます! 」と慌てて予定とは違うお弁当屋さんに子どもたちとともに行き、人数分のお弁当を両手にかかえて義実家に戻りました。 私の失敗をみんなの前で笑う義母何とか集まりに間に合いホッとしつつ、集まった親戚の対応をしていると、義母が「今日は本当は○○屋さんのお弁当を買ってくるつもりだったのよ」とわざわざ言いました。続けて「でもね、お嫁さんが忘れてて、さっき慌てて買いに行かせたのよ。ごめんなさいねー、まったく」とケラケラ笑うのです。 私は「忘れた私も悪いけれど、何とかなったのだから言わなくてもいいのに」と心の中で思いつつも、「すみません、忘れちゃってて……」と謝りました。そんな私に親戚たちは「もっとしっかりやるんだよ」「ボーっとしちゃって、まあ」と義母側の発言を口にしました。 親戚を黙らせた娘の言葉なじるような義母や親戚の言葉にイライラしながらも「気をつけますね」と受け答えしていると、遠くで遊んでいた娘が私のそばにやってきました。そして私に向かって「いいんだよ。まちがってもいいんだよ。誰でも失敗するんだから」と私をなでなで。そして親戚に向かって「まずはお弁当買ってきてくれてありがとうだよね?」と促すように言いました。 娘のまっすぐな視線に、気まずそうにする義母と親戚たち。1人の親戚が「嫁ちゃんの子どもはいい子だね!」と取り繕うように言い、「さ、食べよう食べよう」と親戚たちはそそくさと逃げていきました。娘の言い方は、私がたまに娘にする言い方そのもの。義母や親戚に責められている私を見て、「自分が言わなければ」と思った娘をとても誇らしく思いました。 義母や親戚が感謝や謝罪の言葉を口にすることはありませんでしたが、娘が私のために行動してくれたことで心が救われました。娘には「ありがとう」と、思い切りハグ。私は人の失敗を責める義母や親戚とこれから付き合っていくことに一抹の不安を感じつつも、娘が芯をもって成長してくれていることをうれしく思いました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年12月09日8歳、5歳、1歳の3人の子どもを育てています。現在住んでいる地域は、高齢の方が多く、私は助け合えるような同じ世代のファミリーがいないことに寂しさを感じていました。そんなある日、長男が家出をしてしまい、さあ大変! 末っ子を抱えながら探していると、少し怖い印象を持っていたご近所のおばあさんに声をかけられました。 些細なことで長男と言い争いに長男が小学校に入学してしばらく経ったころ、環境の変化によるストレスで荒れていた時期がありました。末っ子が生まれて子どもが3人になり心の余裕が持てなかった私は、そんな長男を受け止めることができませんでした。ある日、些細なことで言い争いになってしまったのです。 きつく叱られたことにショックを受けた長男は、私が知らないうちに家から出て行ってしまいました。 家出した長男を探しに行くと…気づいた私は、長男を探しにいきましたが見つかりません。末っ子を抱っこしているため、遠くまで探しに行けずに困っていたところ、声をかけてくれる人がいました。それは普段口数が少なく、近寄り難いと感じていたご近所のおばあさん。事情を説明したところ「私も探してあげるから、家に帰っていないか、もう一度見に行ってみなさい」 と言ってくれたのです。 その言葉に従い家に帰ってみると、長男は私がいないうちに帰ってきたようで寝室で泣いていました。私はきつく叱ったことを謝りました。そして、長男が落ち着いたので、おばあさんにお礼を言いに行きました。 おばあさんからかけられた言葉はおばあさんはすでに帰宅しており、家の電気がついていました。私はおばあさんに対して申し訳ない気持ちと、家出のことで注意されるのではないかという不安で、なかなかインターホンを押すことができませんでした。しかし、おばあさんからかけられた言葉は予想に反して、とてもやさしい言葉だったのです。 「あんた、よく頑張ってるよ! みんな良い子に育ってる。大丈夫よ」。 そして長男が、毎日元気にあいさつしていることを話してくれました。私は泣きそうになりながらお礼を伝えました。 そのころの私は、余裕のなさから子どもを叱ってばかりで罪悪感が募る毎日でした。だからこそ、おばあさんのやさしい言葉に本当に救われたのです。怖いと思っていたおばあさんでしたが、実は私たち家族を気にかけてくれるやさしい方だったことがわかり、印象で人を判断してはいけないと感じた出来事でした。 著者:小林ゆかこ8歳、5歳、1歳の3児のママで現在育休中。Instagramに育児絵日記を投稿中。
2022年12月08日4歳の娘と同級生の子どもをもつママ友3人と私で、下の子どもたちを連れて、上の子が幼稚園に行っている間にカフェでお茶をしていたときのことです。苦手だったママ友Kさんは、何やら駐車場をチラチラ気にしている様子。そしてお手洗いに行ってくると言って、立ち上がったと思ったら、驚く行動に出たのです……! ママ友とカフェでお茶当時私は下の子を妊娠中で、他のママ友はみんな2歳の下の子連れ。カフェには子どもたちを遊ばせるスペースがあり、思い思いに遊ぶ子どもたちを大人たちが見守りながらお茶を飲み、おしゃべりに花を咲かせていました。その中の1人Kさんはとてもおしゃべりで、いつも誰かと話しています。あまりおしゃべりが得意ではない私は正直、「ちょっと合わないタイプかな」と思っていました。そんな中、Kさんは私たちと会話しつつも、何度も駐車場のほうをチラチラ気にしている様子。「誰かいるのかな?」と不思議に思いつつ、何でもない顔でおしゃべりもするのであまり気に留めていませんでした。 おしゃべり中、1人のママが立ち…そしておしゃべりの途中、Kさんがすっと立ち上がりました。「ちょっとお手洗い行ってくるから、うちの子見ててくれる?」と言い、なぜかお手洗いとは逆方向へ。何かと思って見ていると、子どもを抱っこしベビーカーを持ったママが、ちょうどお店に入ってくるところでした。 タイミングよく入り口を通りかかったKさんは、さっと扉を開け「どうぞー」とにっこり。自動ドアのように空いた扉に、入ってきたママは「あ、すみません、ありがとうございます」と店内へ。Kさんは「いえいえ」とドアを閉め、何でもないような顔でそのまま遠回りをしてトイレに入っていきました。 スマートな行動に尊敬!帰ってきたKさんに「入ってくる人、ずっと気にしてたの?」と聞くと「えー?いやー、たまたまだよ~」と何でもないような顔。わざわざ親子が入ってくる前から外をずっと気にしていて、トイレと言って遠回りをしながらスマートに親子をサポートしたKさん。 何事もないように元の会話に戻ってきたところまで含めて、なんてスマートに動ける人なんだろう! と感動してしまいました。私は素直に「私、Kさんの行動に感動しちゃった」と伝えましたが、「なーんもしてないよ。たまたまだもん」とニコニコしていたKさんでした。 そこからKさんの行動に目を配ってみると、人が気づかないところで公園のゴミを拾ったり、他のママが上の子に振り回されていたらさっと下の子のサポートに入ったり、気遣いができる人なのだとわかりました。そこからはKさんへの苦手意識も薄れ、それまでよりもたくさん話すことができています。 監修/助産師松田玲子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年12月06日■前回のあらすじ義父が家に連れてきた外国人カップルと、なんとか共同生活を続けていた実佳。しかしある日彼らが家で喧嘩を始め…。娘に何かあったら、と危険を感じ荷物をまとめて家を出ることに…。 >>1話目を見る 義両親のことは今でも尊敬しているし、とても大好きな人たちです。ただ、私はいつも他人がいる生活は無理だった…という価値観の違いでした。今では義実家の敷地内に家を建て、程よい距離感で暮らしています。亜子は義両親が大好きでいつも義実家で遊んでおり、お泊りすることもありますが、他人が泊まっているときは亜子が泊まることはないように、義両親とも話しています。いつも人に囲まれている娘がこれからどんな人になっていくのか…将来が楽しみです。※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ まりお
2022年11月28日■前回のあらすじ「他人が家の中にいるのは落ち着かないからやめて欲しい」と義両親に訴えた実佳。義両親はその場では反省し謝ってくれたが、どうも心には響いてなかったらしく1ヶ月も経たないうちにまた新たな客人を連れてきた。そしてそのカップルがまさかの展開を引き起こす。 >>1話目を見る 義父が居酒屋で仲良くなり連れてきた外国人カップルがつかみ合いの大喧嘩…! 亜子が怖がって大泣きする姿を見て、もう同居は無理だと確信したのです。私はとっさに荷物をまとめて、亜子と2人で家を出ました。次回に続く(全8話)毎日時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ まりお
2022年11月27日■前回のあらすじ義父が飲み屋から連れてきた若者たちとしばらく生活した実佳。若者たちはいい子たちだったけれど、若者らしいノリや連日の飲み会に疲れ果てた実佳は、とうとう義両親とこのことについて話し合う決断をする。 >>1話目を見る もう人を家に呼ばない。そんな約束をしたのも忘れたのか、私の訴えが全く響いてなかったのか…今度は義父が外国人カップルを連れてきました。「娘が異文化を知るチャンス」という義父の意見は分からなくはないけれど、私嫌だって言ったのに…!そして、事態は思わぬ方向に進んでいったのです。次回に続く(全8話)毎日時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ まりお
2022年11月26日■前回のあらすじ毎日大勢の人が押しかけてくる義実家。そんなある日、お祝いと称して健人の元カノまでがお祝いにやってくる。元カノとの距離感も連日の来客もしんどいと本音を伝えたのだが…。 >>1話目を見る 夫は実家の見慣れた風景に、まったくストレスを感じていない様子…。でも、もし亜子に何かあったらどうするつもりだったのか。夫から義父母にこの辛さを伝えてもらいたかったのですが、辛いと思ってない夫には無理だろうと思ったし、本気で嫌だと言うことを自分から伝えたほうがいいと考え、義父母と話し合うことにしました。次回に続く(全8話)毎日時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ まりお
2022年11月25日■前回のあらすじ退院から1ヶ月経つと、ひっきりなしに出産祝いをする人々が訪ねてきてしまうようになった義両親の家。近所の人たちはもちろん、よく知らない人まで…その中に健人となんだか親しい雰囲気の女性がいて…。 >>1話目を見る いつも来客があり、気が休まる暇もない義実家。「この生活は疲れる」と伝えても効果は2週間ほどで…。もう私が慣れるしかないのかな?と思っていました。来客の頻度を除けば、家事も育児もサポートしてくれる義両親に感謝していたし、子どももたくさんの人と関わってのびのびスクスク育ってくれました。しかし、しばらくして信じられない事件が起きるのです…。次回に続く(全8話)毎日時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ まりお
2022年11月24日■前回のあらすじ出産まで実佳のことを全力サポートしてくれた義母。出産後も孫が産まれたことを義両親は心から喜んでくれて、しあわせいっぱい。しかしその直後なぜか病室に近所の人たちがやってきてみんなで記念撮影!? 戸惑う実佳…。 >>1話目を見る 産後1ヶ月を過ぎてからというもの…義実家へはひっきりなしに人がやってきました。近所の人、義父の店の常連さん、健人の高校の同級生、義母のカラオケサークルの友達に、近所でロケをしていたテレビクルーまで!ただでさえ頻繁な授乳と育児でへとへとなのに、子どもとゆっくり過ごす時間もなく…私はどんどん疲弊していきました。みなさんお祝いしてくれて、悪気がないのはわかってるんですが…。次回に続く(全8話)毎日時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ まりお
2022年11月23日■前回のあらすじ実佳は、人気者の健人と付き合うことになり、彼の友達の多さや、誰とでも仲良くなるコミュニケーション能力を尊敬していた。そして、実佳の妊娠が発覚し結婚することになり義両親に挨拶に行くと、彼らもまたコミュ力が高い人たちで…。 >>1話目を見る 子どもが産まれ、泣きながら喜んでくれた義両親。感謝の気持ちでいっぱいだったのも束の間…完全すっぴんボロボロの状態でなぜか近所の人たちと記念写真…!?たしかに陣痛から出産までみんな手伝ってくれたので、子どもの顔を見せたい気持ちはあったのですが…それ今じゃなきゃダメ!?このあとの入院中はゆっくり休みたいからと、健人からみなさんへお見舞いは控えるよう伝えてもらいました。退院後が恐ろしい‥。次回に続く(全8話)毎日時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ まりお
2022年11月22日夫の健人は話し上手で聞き上手。少し気が利かないところはあるものの、おおらかな性格でいつも人に囲まれていました。その親であるおふたりも同じような人当たりのよさで、私は初対面とは思えないほど会話が弾みました。そうして、義実家への同居を提案をしてくださったときも、「このご両親ならやっていけるかも…」とお願いすることにしたのです。コミュ力が高すぎるがゆえの苦難が待ち受けているとも知らずに…。次回に続く(全8話)毎日時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ まりお
2022年11月21日フランスで3歳半と1歳5カ月の男の子を育てている私。私は長男が2歳半になるころ、初めて地域の子育てサークルに参加しました。子育てサークルが開催されている部屋の扉を開けたとき、多種多様の家族がいてびっくり! 外国に住んでいて私自身も外国人、多国籍な環境は当たり前なはずなのに私は緊張して戸惑ってしまいました。そんな中、苦手だと思っていたママが声をかけてきてくれたのですが……。 初めての育児サークル子育てサークルの部屋の扉を開けたとき、私は自分が外国人なんだということに改めて気付かされました。参加していた家族はフランス人、アフリカ人、東欧人など見た目も文化もまったく異なる人ばかりで、アジア人は私ひとり。 私は言葉も通じるのかわからず、そのサークルのスタッフの問いかけにただ答えるだけでした。そんな中、たまたま私の横に座っていたアフリカ人のママが「今日初めて? 私も最近通い出したのよ」と声をかけてくれたのです。 アフリカ人のママ今までアフリカ系の友だちはいなかったので、普段触れ合う機会も少なかった私。肌の色も言葉も違うことが、私の中でコミュニケーションの大きな壁になっていました。話しかけてくれた彼女に私は「私も初めて。こういう場所があっていいよね」と返事をしたきり、その日はサークルが終わったのです。 正直、私は彼女の見た目の違いに圧倒されて、会話が続きませんでした。家に帰った私は「せっかく話しかけてくれた唯一のママだったのに」と少し後悔も……。 今では仲良しママ友の1人次の週、同じ子育てサークルに行くと、彼女が子どもを連れて参加していました。前回のことを後悔していたため、今度は私から「お子さんはいくつ? どこに住んでいるの?」と積極的に話しかけました。すると、彼女は変わらず愛想よく答えてくれました。 それから、サークルでよく出会うようになり、その後、お互い困ったときは助け合う仲の良いママ友の1人になったのです。私は「見た目が違っても関係ない」ということを改めて学びました。 外見の違いに圧倒されて、勝手に壁を作ってしまっていた私。しかし、実際彼女と会話をしてみると「国や文化の違いなんて関係ないんだ」ということを改めて痛感しました。私にとっては初めてのママ友。これからも大事にしていきたいと思います。また、見た目で判断せず、自分から積極的に声をかけ、ママ友がさらに増えればうれしいです。 監修/助産師 REIKO著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2022年11月18日私は妊娠してから専業主婦をしています。働いているママから、これまで何度「専業主婦はいったい家で何してるの?」と聞かれたかわかりません。しかし、同じ言葉でも相手の伝え方で、受け取る側である私の気持ちは全然違うことに気が付きました……。 専業主婦を「暇でしょ?」と言うAさんAさんはいつも、働いてない私に「たくさん時間があって、家で何してるの?」と言います。「暇でしょ?」という言葉も添えて。そんな私は子育てに苦戦しつつ、子どもについて新しい発見や学びがあり、暇とはかけ離れた日々でした。 そのためAさんの言葉は、私にとって不思議でなりませんでした。しかも、Aさんが私を少しバカにしているような言い方に聞こえてしまったため、私はモヤモヤと嫌な気持ちになったのです。 専業主婦を「尊敬する」と言ってくれるBさんBさんは「家で何してるの? 私は子どもはかわいいけれど、育児がじょうずじゃなくて。ずっと子どもと一緒にいるとストレスで……。だから尊敬する」と言いました。私は尊敬されるほど立派な育児はしていませんし、育児をしていて人に褒められることもほとんどありません。 ですので「尊敬する」とBさんに言われ、とてもうれしかったのです。そして私は、友人に対して温かい言葉を送ることができ、仕事と育児の両立をするBさんを、心から尊敬しました。 「あなたの息子くんは幸せだろうね」と言うCさんCさんは、子どもと過ごす時間をもっと持ちたいと思いながらも、将来を見据え夫婦で話し合い、共働きという選択をしていました。「家で何してるの?」と聞かれ、昨日の出来事や過ごし方をCさんに伝えると、「あなたの息子くんは幸せだろうね。うちの子はかわいそうだ」と言います。 そんなCさんは働いている間も子どものことを考え、帰宅後は子どもとの時間を大切にするけれど、それでも時間が足りず、子どもに申し訳ない、と思っているようでした。私はCさんを「なんて素敵なお母さんなんだろう」と思いました。 仕事をしながらも、子どものことを思い、真剣に向き合っているCさん。そんなたくさんの愛情をむけられている息子くんが、かわいそうなわけがありません。1日を一生懸命頑張っているCさんの話を聞いていると、私も「もっと頑張れる余地があるな。弱音を吐いていないで頑張ろう」と思えました。 「家で何してるの?」と同じ言葉ではありますが、それに続く言葉や言い方で、悲しくなったり、うれしくなったり、頑張ろうと思えたりと、私の気持ちはまったくちがいました。価値観は人それぞれ。例え私とは違った考え方や環境であっても、相手を尊重し、悲しませない言葉選びをしなくてはいけないな、と改めて感じさせられる出来事でした。 監修/助産師 REIKO著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
2022年11月12日初めての幼稚園登園日に、ひときわ目立つ個性的なママがいました。声が大きくて気が強そうなそのママに圧倒されて、怖く感じた私はおどおどするばかり。ある日、幼稚園で娘の誕生会が開かれました。すると、そのママに突然話しかけられたのです!初めての登園日。クラスには個性的なママが!娘の幼稚園が決定し、初めての登園日、同じクラスのママはどんな人が集まるのか気になってドキドキしていた私。1学期までは母子同室で過ごす幼稚園のため、できるだけママたちと仲良くしたいと思っていました。するとひときわ目立つママを発見。 そのママは赤髪のボブへアに、カラフルで珍しい柄の服を着ており、個性的なファッションをしていました。その個性的なママの子どもは、いつもパンダのキャラクターの服を着ている女の子だとわかり、親子そろって目立っていました。 気が強そうなママと仲良くできる自信がない私その個性的なママは、3人のきょうだいを子育て中で、幼稚園の事情に詳しい様子。他のママたちと比べて声が大きく、気が強そうに見えて怖い印象でした。人見知りで地味な私は、個性的なママと仲良くできる自信がありませんでした。 週2日ほどの登園でしたが、入園してかれこれ1カ月がたち、私も娘も友だちができ始めひと安心。そして幼稚園に慣れてきた中、4月生まれの誕生会を幼稚園でしてもらえるということで、ちょうど3歳になる娘がひとりでみんなの前に立つ出番がきました。 突然声をかけられてビックリ!4月生まれの誕生会当日。娘はみんなの前に立ち、幼稚園から頂いた冠を被り、お名前や好きな食べ物など、先生からのインタビューに受け答えをして楽しそうにしていました。 そして誕生会が終わったあと、個性的なママに「誕生会の動画撮ったから送るね! 連絡先教えて!」と突然話しかけられ、私はビックリ。自分の子どもの出番ではないにも関わらず、誕生会の動画を撮ってくれたママにとても感謝し、連絡先を交換しました。 今では個性的なママを含め、ほかのママも子どもたちもみんな仲良くなり、幼稚園以外でも遊ぶようになりました。私は勝手にそのママのことを怖そうだと思っていました。しかし実際は子どもの名前をいち早く覚え、満遍なくいろいろな人に話しかけていて、気づかいじょうず! そのママの気づかいとやさしさがクラスの雰囲気をよくしてくれていると実感しており、感謝しています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:渡邊なつ4歳女の子のママ。実家が遠方で頼れない、友達がいない、夫は夜勤あり。トラブル満載な育児体験記を執筆中。
2022年10月20日何気なく利用していたSNSが原因で、まさかママ友からクレームがくるなんて思いもしませんでした。仲良くしていたママ友から責められるなんて……。考えが足りなかった私が悪いのか……。大人になって、こんなにも人に怒られることがあるなんて私は思いもしませんでした。一緒に遊んでいたときに娘が病気に娘が3歳のころ、ベビーサークルで出会ったAさんとよく遊んでいました。そのときは、某有名キャラクターが来るイベントへ、AさんとBさんと出かけました。キャラクターの踊りと音楽に合わせて体を動かす子どもたちを微笑ましく見ていると、娘の手に赤いブツブツが。よく見ると手や足に数個ブツブツがありました。 そのころ、手足口病が流行していたことから、もしかして娘は手足口病かもしれないと思った私。「ごめん、手足口病な気がするから先に帰るね」と言って私と娘は帰宅しました。その後、病院を受診すると、やはり娘は手足口病でした。 ママ友の子どもも手足口病に!?娘の手足口病は3日ほどで回復。ちょうどそのころAさんからAさんの娘さんの写真付きで「うちの娘も手にもブツブツがあるんだけど手足口病かな? どう思う?」という連絡が来ました。私は医者ではないし、写真を見て判断できるわけではありません。 しかし、タイミング的にうちの娘の病気がうつったと思って連絡をしてきたのかなと思いました。私は「ごめん、手足口病かわからないけれど、可能性は高そうだよね。病院へ行ったほうがいいと思うよ。ひどくならないといいけど」と返信をしました。 SNSを見てクレームの電話が来たその週末、私は元気になった娘と家族でお出かけをして、その様子をいつものようにSNSに投稿しました。すると、その日の夜に突然Aさんから着信が。 「自分の娘が病気をうつして私たちは出かけられない週末を過ごしているのに、どんな神経で出かけた様子をSNSにあげているの。信じられない」というすごい剣幕の連絡でした。あまりの剣幕に怖くなり、私は「ごめんね」としか言うことができずにその電話を切りました。 Aさんは交友関係が広く、お出かけすることも多いようで、SNSはいつもキラキラしていました。そのころ手足口病が流行っており、娘にブツブツが見られた時点で、もしかしてと思った私はすぐに帰宅しました。そして、手足口病が回復するまでどこにも出かけていません。もちろん、もし娘がうつしていたら申し訳ない気持ちなのですが、回復後のお出かけをSNSに投稿したことでこんなに責められるとは思いもしませんでした。 その後、Aさんは以前のように仲良くしてくれました。しかし、私はAさんが怖くなってしまいそのまま疎遠に……。今では、自分の家族はもちろん、周りに体調不良の人がいるときなどは、SNSへの投稿も控えるように気をつけています。いつも気軽に利用していたSNSですが、誰からでも見られることを再認識し、SNSの活用の仕方を見直す出来事となりました。著者:柚木 はるかワンオペ2歳差育児の幼少期を乗り切り、現在は小学生2児の母。作業療法士パートをしながら家でもできるモンテッソーリ教育を実施中。「遊び」「子育て」を中心に執筆活動もしています。
2022年10月20日私の義母は決して悪い人ではありませんし、私と義母の関係性は悪いわけでもありません。しかし、義実家に行くと義母がいつも発する言葉に、モヤモヤしてしまう時期がありました。「悪気があるわけではないはず」と信じ、そこから私が学んだことについて、お話ししたいと思います。ワンオペの私が義父母のサポート…長男が1歳だったころ。夫は仕事が忙しく、私はワンオペ状態。たまに夫が家にいるときは仕事の疲れからか寝ている時間が多く、起きていたとしても、ソファーで携帯を触っていることがほとんどでした。家にいるときくらいは、くつろぎたい気持ちはよくわかるものの、「私も頑張っているのにな」と、不満な気持ちは正直なところありました。 義実家は同じ県内にあります。義父が体調を崩していたこともあって、私たちは時間を作って義実家に行くようにしていました。「義母は義父のお世話が大変だろう」と思い、私はおかずなどを作って持っていくという形でサポート。まだまだ長男に手がかかる時期だったため、誰かのサポートを受けたいのは私も同じでしたが、仕方のないことだと諦めていました。 息子を溺愛する義母の言葉にモヤッ夫はというと、義父の状態を電話で聞くことと、義実家に訪問して顔を見せるくらいでした。それでも義両親にとってはうれしいことであり、孫の顔を見るよりも、息子である夫の顔を見られるほうが、うれしそうでした。そしていつも決まって義母が、「夫くんはよく頑張っているね」と言うのです。 さらに「なんか痩せたんじゃない? ちゃんと食べてる? いつも何食べてるの?」というセリフがセットでした。はじめこそは気にならなかったものの、訪問するたびに義母から言われてしまうと、「まただ。何食べてるって…… 私の手料理ですけれど。頑張っているのは夫だけではないのだけれど」と私はだんだんモヤモヤした気持ちになってしまったのです。 自分なりに納得するようにそうはいっても、義母が私に「頑張っていない」と言っているわけではないし、おかずを持って行ったときは「ありがとう」と言って喜んでくれていたと思います。ただ、夫には労いの言葉をいつも伝えるのに、私にはありません。 家での様子は、義母にはわからないし、きっと悪気はないのです。そして、私が義両親を想いおかずを作ろうとも、「息子が訪問してくれる喜びに勝るものはない。ただそれだけ」と納得するようにしました。 私も息子がかわいくて仕方がないように、義母にとっても夫はいつまでたってもかわいいのでしょう。それは十分理解ができるので、モヤモヤしないようにしました。しかし私もいつか、姑になるときがくるかもしれません。そのときは息子にばかり目を向けないで、パートナーの方に感謝の気持ちや労いの言葉をきちんと伝えるようにしようと思っています。 著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
2022年10月18日コロナ禍になる前、私は第1子となる息子を出産しました。初めての育児はわからないことばかりで、てんやわんやの日々。息子は寝つきが悪く、夜泣きも多かったため私は毎日寝不足でした。それでもかわいいわが子のために私は育児に奮闘していました。そんななか、ある日息子と私は体調を崩してしまって……。転職したばかりの夫は頼りにならない当時、わが家は私と夫と息子の3人家族。お互いの実家は遠方であったため頼れません。さらに夫は転職をしたばかりだったこともあり、新しい仕事や職場に慣れることに一生懸命で、なかなか積極的に育児に関わろうとしてくれませんでした。 また、夫は休日も私と息子をほったらかしにして遊びに行ってしまうことも多々ありました。そんな夫に対して私は、転職したばかりで大変なのかもしれないし、言い争いをして傷つくぐらいなら自分ひとりで育児も家事もやってしまったほうがいいと思うようになりました。 母子ともに体調不良! ワンオペ育児の限界……自らワンオペ育児を選んでしまった私ですが、ひとりではどうしようもない出来事が起きました。生後6カ月の息子がインフルエンザにかかり発熱、薬を飲んでも泣き止まないため、私は付きっ切りで看病しました。 しかし翌日には私も発熱、息子はまだ完治していません。ついに私は夫に「今日は仕事から早く帰って来てほしい」と伝えました。しかし、夫から「今日は毎週恒例の上司との飲み会があるから難しい」と信じられない返事をされました。 その飲み会は家族よりも大切なの?夫によると、この毎週恒例の飲み会によって次の赴任地が変わってくる、言わば出世に関わる大事な飲み会で、絶対に欠席はできないと言うのです。私は夫のその発言に呆れて物も言えませんでした。 この飲み会は先週もあったし、きっと来週もその次もあります。その飲み会と苦しんでいる家族、どちらが大切なのか、私は夫に問いました。夫はきちんと返事をしないまま出社をして飲み会に行き、深夜に帰宅。私は怒り心頭でしたが、私も息子も薬が効いて体調は回復傾向にあったのが幸いでした。 その後、私は飲み会を優先したにもかかわらず謝罪もない夫に怒りを爆発させましたが、夫は反省していない様子。そんな夫が変わったのは約1年半後、第2子である娘が生まれてからです。私ひとりではどうにもならないことがようやくわかったようでした。自らワンオペ育児を選んでしまった私にも否がありますが、今ではとても頼りになる夫も、この出来事だけはどうしても許すことができません。 著者:都 うめこ5歳男児と3歳女児のアクティブ転勤族ママ。趣味は公園巡りで、現在公園レポートを20本以上と育児に関する記事を執筆中。元銀行員でFP資格保有。
2022年10月16日フランスで3歳と1歳の男の子2人を育てている私。長男が4月から幼稚園に通うようになり、新しいママたちとも顔見知りになりました。私は「ママ友ができる! 」と期待していたのですが、実際はママ友の仲良しグループがすでにできていて、なじめない雰囲気……。孤独感を抱いていた私はある日、初めて地域の育児サークルに参加してみました。すると、そこにはあの苦手なママ友たちがいて……。 期待外れの幼稚園デビュー移住して4年、出産や育児、言葉の壁などでなかなか友だちが作れずにいた私。周りから「子どもが幼稚園に通えばママ友ができるよ」と聞いていた私は、長男の幼稚園デビューを心待ちにしていました。 しかし、実際は「新入りには興味がないわ」という雰囲気を醸し出しているママたちばかり。私は「外国人で新入りだからしかたがない」と思い、自分から声をかけていきました。それでも仲良く話しているママ友の会話の中には入っていけず、孤独感を抱いていたのです。 地域の子育てサークルでばったり!ある日、園長先生から、夏休み期間中にも参加できる地域の育児サークルがあることを教えてもらいました。2カ月間あるフランスの夏休みを、子どもたちとどうやって過ごそうかと考えていた私は早速参加することに。 すると、サークル当日、あの苦手なママ友グループも参加していたのです! 私は「嫌だな〜」と思いましたが、帰ることもできず。喜んで遊ぶ子どもたちとは対照的に、私は緊張気味にそのママ友たちの隣に座りました。 予想外だったママ友たち私は勇気を出して自分から声をかけてみました。すると、1人のママは「同じクラスだよね? お子さんの名前はなに?」と話しかけてくれたのです! その後は、子どもたちと一緒にダンスやおもちゃ遊びを通して、少しずつ苦手だと思っていたママたちとも打ち解けて会話ができるようになりました。 帰りにはママたちから「また次回もサークルに来なよ!」と声をかけてもらえるまでに。私は「このサークルに来てよかった!」と心から思いました。 幼稚園でママ友をつくるのは難しいと感じていた私。しかし、地域の育児サークルの参加をきっかけに「ママ友たちが自分に興味がないのではなく、苦手意識を持っていたのは私だったのだ」と気が付きました。文化や言葉の壁もある中、私にとっては簡単ではありませんが、地域に少しずつ馴染んで積極的にママ友も作れていけたらと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 REIKO著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2022年10月11日夫の海外転勤が決まり、私と1歳の息子も同行することになりました。当時、子どもと遊ぶことができる場所はマンションの敷地内にある公園のみ。たくさんの親子がその公園で遊んでいました。次第に他の子どもたちと仲良くなれたのは良いものの、まだまだ手のかかる1歳の息子を見ながら他の子の面倒もみることになってしまったのです。年中さんからは子どもを放置気味…?公園では1歳から小学生の子どもまで同じスペースで一緒に遊んでいました。小さい子どもを持つママたちは自分の子どもと一緒に遊んでいますが、年中さんくらいの子どもを持つママはママ友同士で集まり会話を楽しんでいるか、スマホを触っている人が多い印象でした。 中にはしっかり子どもを見ているママ友もいましたが、年中さんぐらいの子どもがいるママのほとんどは子どもをあまり見ていなかったのです。 「○○くんママ見て!」と何十回も言われ年中さんと言ってもまだまだ子どもで、高いところに登れたり、ブランコからジャンプして降りられたり、早く走れたりなど、何かできたら得意げに私に見せてくれるようになりました。最初こそ「すごいね〜」と本当にそう思って子どもたちに接していました。 しかし、何人もの子どもから何回も「〇〇くんママ見て!」と言われることがしんどくなるように。私は自分の子どもと遊びたいのに、他の子に中断されることが本当にストレスになっていったのです。 解決策はママ友に聞こえるように…ある日、「〇〇くんママ、ブランコ押して!」と言われましたが、私は息子と遊ぶことで精一杯。ブランコを押してあげることができないことと、自分のママにお願いしてほしいと伝えました。しかし、子どもは一瞬黙って下を向いてしまい、私にはママに遊んでほしいけど気をつかっているように見えました。 私が息子を抱っこしながら片手でブランコを押してあげても「もっと強く押してよ!」など要求はエスカレート。さすがにもう限界だと感じ、話し込んでいるママ友の輪に聞こえるように、「ママにブランコ押してもらおっか~! 」と大きな声で言いました。すると、私の声が聞こえたのか、その子のママはブランコに来て子どもの相手を代わってくれたのです。 その日を境に、他のママ友も自分の子どもの様子を時々確認してくれるようになり、「〇〇くんママ見て!」と言われることが減りました。今回の件を反面教師にして、息子が成長しても放置することにならないようにしよう、と強く感じたのでした。 著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2022年10月11日わが家の第1子は女の子、第2子は男の子です。息子が生まれる前はいろいろな知り合いに「男の子ってどうですか?」と聞きまくっていました。しかし、いざ自分が同じ質問をされる側になって、自分がしてきたことを大いに反省することになったのです。よく聞いていた「男の子ってどう?」わが家の子どもは4歳の娘と1歳の息子。2人目は夫念願の男の子で、女の子も男の子も育てられることにわくわくしていました。そして息子の妊娠中は、男の子がいるママ友によく「やっぱり男の子って女の子と違いますか?」などと聞いていました。 「男の子だとやっぱりやんちゃだよ」「男の子って泣き声が大きいよね」など、いろいろな意見やアドバイスをもらい、「そういうものなのか~」と思いながら男の子育児に思いを馳せていました。 出産後、聞かれる側になって…そして息子を出産後、生後半年くらいになってから今度は私が聞かれる側になりました。幼稚園の先生やママ友などに「やっぱりお姉ちゃんと違う?」「男の子だとおっぱいの吸い方が強いんじゃない?」「男の子だと力が強いでしょ」などなど。何度も「お姉ちゃんとの違い」や「男の子だと」と言われるたびに、「うーん、まだそんなに感じないですね」と言いつつ、心の中にはひとつの違和感が芽生えました。「男の子だから、女の子だからというより、この子たちの個性なんだよな……」と考えるようになり、「男の子だと~……」と言われることが少し嫌になってしまいました。 自分が聞いてきたことを反省同時に出産前に私が「男の子って女の子と違いますか?」とママ友に聞きまくっていたことを大後悔。答えてくれたママたちは、そこまで気にせずに私の質問に対応してくれた方もいるとは思いますが、中には私のように「男とか女とかじゃなくて、この子はこの子なのに」と思いながら、渋々話を合わせてくれた方もいたかもしれません。日頃からわが子に対しては、「性別にとらわれず、この子の個性を育てていこう」と思っているわが家。それなのに、男女の枠にはめ込んで子どもを見ていたことが、とても恥ずかしくなりました。 もちろん子育てにおいて男女の違いというものはあると思いますし、息子もこれから大きくなるにつれて男の子らしさが出てくるかもしれません。けれど、その枠に当てはめた言い方が誰かを不快な気持ちにさせてしまうかもしれないと強く実感。この出来事でより一層、「子どもを男女の枠に無理に当てはめない」という考えを強く確認することができました。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年10月05日わが家のマンションの前でよくたむろしている中学生の男の子たち。ある日、エントランス前の階段に座っておしゃべりをしていました。マンションに入るにはその階段を通る必要があるのですが、彼らは左右に座っているため、彼らの間を通らなくてはいけないという状況。なんとなく威圧感があったため、息子たちと手をつないで、緊張しながら階段へ近づきました……。 マンション前でたむろする男子中学生私たち家族は現在マンションに住んでおり、エントランスの前には5段ほどの階段があります。その階段で、帰宅した中学生の男の子たち5、6人ぐらいの集団がたむろし、おしゃべりに花を咲かせていました。私は初めてその集団を見たとき、正直なんとなく「怖いなあ」と感じてしまいました。 なぜなら集団となるとどうしても威圧感を抱いてしまうからです。しかもその日、彼らは、幅が2mぐらいあるその階段の左右に座っていました。子ども園から帰宅した私と息子たちは、その男の子たちの間を通ってマンションに入らないといけません。私は息子たちと手を繋ぎ、少し緊張しながら階段に近づいていきました。 予想外の反応にびっくり!すると彼らはすぐ私たちに気付き、全員「こんにちはー! 」とさわやかにあいさつしてくれるではありませんか。そして私たちが彼らの間を通りやすいように、左右にサッとよけて道を広くしてくれました。私はあいさつを返しながらも、それまで階段にダラっと座ってだるそうに話をしていた男の子たちとのギャップにびっくりしてしまいました。 当時年長だった長男もそんなさわやかなお兄さんたちのことをカッコ良いと思ったようで、それ以降その男の子たちを見つけると「あ、お兄さんたちだ! こんにちは!」と自分から積極的にあいさつするようになりました。 おばちゃん、心の中で叫ぶ最初のころはあいさつを交わすだけでしたが、何度か会ううちに、その男の子たちは息子たちに話しかけてくれるようになりました。「保育園帰り? 頑張ってね」「俺らにもこんなときがあったな〜」とか、長男が階段を駆け上がろうとしたときは、やさしく諭すように「焦らないで」など。 またあるときは、長男が段ボールの切れ端で作った銃を持っているのを見て「その銃大事にしなよ!」と……。マスクをしているため彼らの表情までは読み取れませんが、毎回何ともさわやかな言いよう。私はそのたびに心の中で「惚れてまうやろー!」と叫んでいます(笑)。 最初は怖い集団だと思ってしまいましたが、思えば私の先入観によるものでした。今は彼らが息子たちにやさしく話しかけてくれるのを見るたびにキュンキュンしています(笑)。思春期の子の子育てには、小さい子の子育てとはまた違う苦労があるのだろうと思います。でも彼らのおかげで、息子たちのこれからの成長が楽しみになりました。息子たちを彼らのようなさわやかな好青年に育てることが、今の私の目標です。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 REIKO著者:今岡めい7歳と4歳の超わんぱくきょうだいを育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2022年10月03日義父母への誕生日プレゼントは物よりも思い出のほうが良いだろうと夫と話し合い、いろいろな種類のケーキを買っていき一緒に食べることにしていました。一緒に食べることは苦痛でしたが、物を買っても好みではない場合もあると思い、毎年の恒例行事に。そんなことを繰り返し、幼児食を始めたばかりの子どもと一緒にその誕生日会に参加したある年。私は義母の言葉に自分の耳を疑いました……。マナーが合わない義実家での食事義父母宅では、毎晩お酒を呑みながら食事をします。お酒が入ると文句や愚痴が多くなる義父、それぞれの食事のペースを無視して「あれ食べろこれ食べろ」が始まるうるさい義母に、お皿に顔を近づけて食べる義兄。大皿や刺身などに取り箸はなく、みんな直箸です。さらに、ゲップやクチャクチャというそしゃく音……。 私自身も育ちが良いとは言えませんし、楽しくごはんを食べるのが一番と思っています。しかし、あまりにも私の育った環境とは違うマナーの中での食事は、とても苦痛な時間でした。そのため早く終わってと願いつつ、毎回なんとかやり過ごしていました。 ケーキをどうぞある年の会は義兄の誕生日会ということもあり、義母がケーキを用意するというのでお願いすることに。そして、いつものように義父母たちは呑みながらの誕生日会。食事を終えたところで義母が冷蔵庫からケーキを取り出しました。 子どもは幼児食を始めたばかりの段階で、まだ生クリームは本格的に与えたことがなかったので、ケーキの代わりに洋菓子を用意していました。それぞれ好きなケーキを選ばせてもらったのですが、子どものためにイチゴのケーキを選び、上に乗ったメインの大きなイチゴを子どもの口へ。そして残った部分を私も食べようと思ったそのとき、義母が耳を疑うことを言い出しました。 ほらここにもあるよ私のケーキの断面を指をさし「ここにもイチゴあるよ」と。普段なら夫が買ってきているので罪悪感なく食べられますが、今回は義母が買ってきた物。そして相手が面倒な酔っぱらいということもあり、私のケーキなのにと思いながらも中からイチゴをほじって取り出し、子どもの口へ。 すると「まだ中にあるよ」とケーキを覗き込みながら言い出したので、「嫁じゃなく孫にあげたケーキなのよ」が義母の本心かと察し、中のイチゴを全部ほじくり出して子どもの口へと運びました。残った無惨なケーキは義母の言葉の意味を理解していない夫に押し付け、私はお礼を言ってから子どもを連れてその場をあとにしました。 私もケーキの1つごときで心が狭いなとも思います。しかし、なんとなく悲しくなってしまったのです。その後、夫に私の気持ちを伝えましたが理解できない様子でした。この出来事から、義父母とは根本的な価値観が違うことを改めて認識しました。それからは、義父母は相手の立場や気持ちが理解できない人たちなんだと考え、自分が嫌な思いをしないで済む適度な距離感を保つようにしています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:田中敦子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年09月29日私は事務職の正社員として働き、夫と2人で暮らしています。義両親は、私の自宅から約40分程度の田舎に住み、交通手段は車一択です。昨年、義父は病をきっかけに免許を返納することになりました。次いで、義母も白内障が判明。義両親を手助けすることになりましたが、働きながら病院の送迎、買い出しなどを手伝うには限界がありました……。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=『新しい家族のカタチ』について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 義父の体調が悪化…義母も白内障に2年前の冬、義父が風呂上がりにヒートショックを起こし、倒れてしまいました。その後、体調は坂を転がるように悪化し、今では起き上がりや歩行が困難に。入退院を繰り返しました。年齢も関係していたのでしょう。義父は免許を返納することになりました。 代わりに運転することになった義母は、免許は持っていても、運転には不慣れ。これまで義父に任せきりだった分、運転は不安だったようです。さらに、義母も白内障が判明し、私たちの手助けが必要になりました。田舎は車が唯一の交通手段。病院の付き添いと買い物には車が必要です。最初は落ち込む義両親とどう関わり、助けるべきか、わかりませんでした。 働きながら車を出すことは厳しかった義両親にはお米、野菜を毎月のようにもらい、お世話になっていました。今度は私が助けてあげたいという気持ちはありましたが、自宅から義両親の家まで車で約40分。それほど遠くないとはいえ、職場に迷惑をかけずに手助けするのは難しいことでした。 どうすればよいのか戸惑っていたところ、夫が「りえに迷惑をかけられない。俺に任せて」と言って、積極的に動いてくれたため、救われました。もっとも、夫は無職だったので時間があったということもあります。それからは、夫が実家へ通うことになりました。 夫が定期的に通うことで家族が円満に夫が動いてくれていたものの、私自身が手助けできていなかったので、最初は義両親に対して「助けてあげられない」という罪悪感がありました。しかし、夫や義両親の様子をみていると、夫にお願いしてよかったなと思います。その理由は、私に対してはどこか気をつかっている義両親も、自分たちの息子である夫に対しては「頼みごと」がしやすそうだったこと。そして、これまでは家に引きこもっているような毎日を過ごしていた夫にとっても、「両親に頼りにされている」ということが、「自分もしっかりしなくては」という夫の責任感を強め、また家族への愛情を深めてくれたように感じたからです。 私はこれまで、夫が無職ということで、夫を責めてばかりいました。しかし、義両親を支えてくれたことで見る目が変わりました。病院の付き添い、買い物を夫が担当するなど、義両親の手助けをすることは、夫が主夫だからこそできたことですが、けして簡単なことではないと思います。いまは、こういう「家族のカタチ」をとれてよかったと感じています。夫は親孝行ができる、義両親は息子に甘えられる、私も仕事に集中できてストレスがないという、良いバランスを保ちながら過ごせているからです。わが家にとっては、これがちょうどよい「家族のカタチ」なのだと思います。著者: Een082子どもなし、無職の夫あり。大黒柱として家計を支えるため、兼業Webライターとして活動中!
2022年09月28日ごはんづくりはラクすると決めている私。夫が夕飯不要の日は、4歳の娘と生後11カ月の息子と私の3人だけなので、私と娘は簡単に作れる物で、息子は作りおきの離乳食か市販のベビーフードになることが多いです。夫が夕飯不要のある日に私が作ったのは「焼きそば」。これが義母宅で波乱を呼ぶことになってしまいました。「昨日焼きそば!」に義母の顔がくもる夫が夕飯を食べない日に作った、娘の好物である「焼きそば」。その翌日に義母宅へ遊びに行きました。娘が義母と話をしている流れのなかで、義母が何気なく「昨日の夜ごはんは何食べたの?」と聞き、娘が「うーんとね、焼きそば!」と答えました。その瞬間「え? 焼きそばが夜ごはん?」とくもる義母の顔。 そして義母は私のほうを向き「焼きそばってお昼に食べない? 夜に焼きそばってなんだか手抜きっていうか栄養が足りないっていうか……。いつもそうなの? そういうのを息子(私の夫)にも食べさせてるわけじゃないでしょ?」と言われました。 夜に焼きそばってそんなにダメ?「え、そんなにダメかな?」と思いつつ、「夫くんがいるときはしたことないですよ。確かに焼きそばはお昼っていう感じですよね。でも昨日は娘が食べたいものを作ったんです」と返しました。それでも納得していない義母の顔。 実際、娘は焼きそばが大好きです。焼きそばなら肉も野菜も入れられるし、野菜をたくさん入れてもペロリと食べてくれるので、私としてはむしろ娘に野菜をたくさん食べさせたいときの一品として考えていました。 愛情がないみたいに言わないで義実家から帰るとき、「食育って大事よ。食事から愛情って伝わるものだし」と義母はくぎを刺すように私に言いました。私としては「娘がたくさん野菜も食べられるし、喜んで食べてくれるし」と娘のことを思って焼きそばを作りました。サッと短時間で作った料理ですが、決してそこに愛情がないわけではありません。 ただ、義母は自分の考えをなかなか曲げないタイプの人。「ここで説明してもわかってもらえないだろうな」と思い、「そうですねー大事ですよねー」とサラッと受け流して義実家を後にしました。 確かに、「焼きそばはお昼ごはんに食べるもの」というイメージもわかります。けれど、娘が大好きで、肉もたくさんの野菜もペロリと食べてくれる焼きそば。「娘への愛情がないかのように言わなくても……」と義母の言葉にモヤモヤした出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年09月12日やさしい先輩ママとの2人だけのランチ会。楽しくお話しできればいいなと思っていたのですが、「最近何だかよりきれいになりましたよね!」という私のひと言から、会話はあらぬ方向にいってしまいました。先輩ママに対する信用が一気になくなってしまった驚きの出来事でした……。第一印象は明るくやさしい先輩ママ私が住む自治体で、移住者を増やそうと活動をする団体があります。私はその団体の1人で、そこで明るくやさしい40代の先輩ママに出会いました。笑顔の素敵なママさんで第一印象はとても良く、意気投合。「今度一緒にランチしましょう!」という流れになり、一緒にランチできる日を楽しみにしていました。 私はただ純粋に、子育てや家族、個人について楽しくランチができればいいなと思っていただけなのですが、後々私は後悔することになったのです。 最初はよかったが、徐々に話が…ランチ当日。子どもや家族の話、移住者を増やす団体の話など、いろんな話で盛り上がっていました。数カ月前、お会いしたときより髪型やお肌がきれいになったように思えたので、私は「最近何だかよりきれいになりましたよね!」と言いました。 すると、先輩ママは何かスイッチが入ったように「それがね、私これを始めたの!」と言いながら、いくつもの資料をテーブルに並べ始めました。私は思わず目がテン。並べられたのは、スキンケア商品や化粧品の資料でした。 止まらない営業トークそこから1時間以上、化粧品の押し売りトークが始まりました。オーガニック志向の強い先輩ママは、自然由来でできた品質の高い化粧品を熱く紹介。確かに化粧品そのものは良いと理解しましたが、「今度セミナーに来てみない?」「話だけでも聞いてみていいと思うの!」と営業は暴走気味に。 私は苦笑いでやんわり断ったのですが、先輩ママには躊躇する様子はなく、押し売りトークが止まることはありませんでした。化粧品も先輩ママの印象も、押し売りされることによってどんどん悪くなっていきました。先輩ママは、さらに洗剤などに含まれる添加物の怖さも熱弁していました。 化粧品に興味が出たら連絡しますと伝え、ランチはそのまま終了。なんとも後味の悪いランチでした。言いたいことはわかるのですが、何においても信頼をなくすほどの押し付けは良くないと、先輩ママを見て思いました。相手の気持ちや立場を考えたコミュニケーションが大切だと感じた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:松野椎香今年小3長男、小1娘、年中次男を持つ3児の母。実家は両家共に遠方。次男は知的療育中。調理師免許。書道セラピスト。筆文字やピアノ弾き語りが趣味。心理カウンセラーの資格取得を目指して日々勉強中。
2022年09月08日