西日本鉄道は、西鉄天神バスセンター(ソラリアターミナルビル3階)で4月下旬から進めている大規模リニューアルについて、これまでの進捗状況や今後の見通しを発表した。今回のリニューアルは、1997年の開業以来初となる大規模改修。福岡市の中心に立地する高速バス発着拠点として、出発前や到着後もより快適に利用できる施設をめざす。10月1日には降車場側がリニューアルオープン。ガラスの仕切りによる降車場の室内化や待合スペースの増床、ソファーや植栽の増設などを行い、快適さを向上させた。インフォメーション窓口を新設し、高速バスで到着した人への路線バス・電車・タクシーなどの交通機関や、天神地区の商業施設・観光スポットなどの情報提供を開始。多目的トイレや海外のキャッシュカード・クレジットカードに対応するATMも新設した。10月22日には、改修前の約2倍に増床し機能を充実させた女性用トイレや、新設となる室内型待合ブースなど、のりば側の一部施設も供用開始に。12月には男性用トイレ改修や多目的トイレの新設、のりば側のインフォメーション専用窓口新設、乗車券窓口のブース化、コンビニエンスストア出店を完了。同時に誘導案内サインもリニューアルし、施設外からバスターミナルへの誘導案内サインとバスターミナル内から隣接施設への案内表示を4カ国語対応に切り替えるとともに、大型化や増設を実施。案内サインにはピクトグラムを採用し、視認性も向上させる。リニューアル工事は2015年3月完了予定で、名称も「西鉄天神高速バスターミナル」に改める。リニューアル完了時には、改修前の2倍に増床したカフェがのりば側に開業することとなっている。
2014年10月24日モデルの舞川あいくが、6年間在籍した女性ファッション誌「CanCam」を卒業することが明らかとなった。今年の12月号で表紙を務め、有終の美を飾る。2005年6月からファッション誌「Popteen」に登場し、“カリスマモデル”と呼ばれ注目を集めた。その後、2009年に「CanCam」へと移籍し、翌年の8月号で初の単独表紙を飾った。今回の12月号では、「舞川あいく、CanCamを卒業します!」という大きな見出しとともに特集ページが組まれている。デビュー当初から同誌の“エース”として人気を集めいたというエピソードや、プロ級のメイク術を持っているとうことで自前メイクで撮影に臨んだという裏話まで、「あいく伝説」と題して舞川さんの6年間の軌跡が綴られている。さらに、特集の中では今回の卒業にあたり、「あいくちゃんほんとにお疲れさまでした(*^^*)」(スザンヌ)、「これからもあいくちゃんらしく、さらなる飛躍を信じています」(相武紗季)といった友人たちからのコメントも。舞川さんは今回の卒業に際して、「毎日、空を見上げて、風を感じてみる。立ち止まって、香りを楽しむ余裕ができたのは、はじめて“CanCam”にきた頃より、少し大人になれたからかな。モデルを愛して、ベストをひきだしてくれた大好きなCanCamスタッフの方々、ありのままの私を応援してくださったファンの方、すべての方々――心から感謝と愛の気持ちを込めて“ありがとう”」と直筆で同誌にメッセージを寄せている。今後は専属誌を持たず、フリーのモデルとしてファッション誌に出演していく予定とのこと。また趣味のカメラを通じて様々な作品を披露していくよう。「Photographer AIKU」の名前で投稿を続けているFacebookページでは、メイクと同じくプロ級の腕前を披露しているだけに、今後の多彩な活躍に注目したい。「CanCam」12月号は10月23日(木)より発売。(text:cinemacafe.net)
2014年10月23日(画像はプレスリリースより)美女から学べる美ネタが満載の一冊10月23日発売の講談社『VOCE(ヴォーチェ)』12月号は、「美人の真似してキレイになる!」のタイトルで、美女から学ぶ美容ネタを大特集する。紗栄子、ローラ、ダレノガレ明美、小島瑠璃子、道端ジェシカら、テレビや雑誌で活躍中の美女たちを総力取材。「キレイになるには、美人の真似をするのが一番早い!!」と、彼女たちの美容法を詳しく紹介。美しい女性が“特に何もしていない”なんてとんでもない、美人こそ美容が大好き。彼女らがこっそり教える、キレイに近づけるちょっとしたコツが満載だ。読んだらすぐに実践できる美容法がたくさん紗栄子さんの特集ページでは、芸能界イチの美容ファンとも言われる彼女の美しさの秘密にせまる。行きつけのサロンから肌のお手入れ法、気に入っているコスメまで、余すところなく「紗栄子ビューティ」の秘訣を紹介。公式サイトではメイキングムービーを公開中だ。顔だけでなくボディもキレイになりたい人には、「おっぱい番長の乳トレ」がお勧め。“胸からキレイになる”経路整体師の朝井麗華さんが、メリハリボディになれる美バストテクを伝授する。“今すぐ真似できる美ネタ100連発!”や、“ざわちんの大人向け「整形級」アイメイク”など、日頃のお手入れにすぐ採り入れられる美のヒントがたっぷりの一冊だ。【参考】・株式会社講談社プレスリリース/PR TIMES・VOCE 2014年12月号/雑誌 目次紹介/今月号の目次はここでチェック!
2014年10月22日10月23日発売の『VOCE(ヴォーチェ)』12月号(講談社)は、美肌、美ボディを誇る美女たちを総力取材。紗栄子、ローラ、ダレノガレ明美、小島瑠璃子、道端ジェシカらの美女たちが、「真似できる」美容ネタを披露している。○最新の「紗栄子ビューティ」を披露紗栄子さんは美肌のケア方法や行きつけサロン、今ハマり中のコスメなど最新の「紗栄子ビューティ」を披露。公式サイト「i-VoCE」では撮影時のメイキングムービーも公開しており、「くるくる変わる表情、さりげなくも色っぽい肌見せ、女性から見てもドキドキさせられる姿は必見」とのこと。○今すぐマネできる美ネタ100連発他にも、ローラをはじめ、道端ジェシカ、西野カナやこじるり、ダレノガレ明美、インスタ美女のメグベイビーと美女たちが大集合し、「真似できるレベル」の美ネタを紹介しているという。さらに、経路整体師の朝井麗華さんによる「美バストテク」、ざわちんの新作メイクなどの特集も。『VOCE(ヴォーチェ)』12月号は10月23日発売で、価格は580円(税込)。
2014年10月21日JR東海は20日、「御殿場線80周年」キャンペーンの一環で、臨時急行「御殿場線80周年371」号を運転すると発表した。あわせて11月30日に、「371系ラストラン」イベントを実施することも発表された。371系はかつて、JR御殿場線から小田急線新宿駅へ乗り入れる特急「あさぎり」で活躍した車両。2階建て車両を2両連結し、流線型の先頭形状と沿線の景色を楽しめる大型の窓も特徴だった。2012年3月のダイヤ改正以降、特急「あさぎり」は小田急ロマンスカーMSE(60000形)での運転となり、371系はイベントなどによる不定期列車に使用されてきた。臨時急行「御殿場線80周年371」号は11月22~30日の土日祝日に、浜松~松田間(東海道本線・御殿場線経由)で1日1往復運転。これが371系による最後の運転となるという。運転時刻は上り(松田行)が浜松駅7時38分発・松田駅10時39分着、下り(浜松行)が松田駅17時6分発・浜松駅20時7分着。上下ともに途中、磐田駅、掛川駅、藤枝駅、静岡駅、清水駅、富士駅、沼津駅、下土狩駅、裾野駅、御殿場駅、駿河小山駅、山北駅に停車する。同列車の運転にあたり、上り・下りでデザインの異なる特製ヘッドマークも掲出。車内では乗車日を印字した記念乗車証と、御殿場線80周年ロゴバッジがプレゼントされるほか、3・4号車に売店コーナーも開設し、「御殿場線80周年371」号オリジナルボールペン(計1,000個、価格は1個500円)をはじめ、飲み物やおつまみも販売する。臨時急行の運転を記念し、11月22日から12月31日までの期間限定で記念弁当も販売されるとのこと。11月30日には、下り「御殿場線80周年371」号の運転に合わせ、松田駅と御殿場駅で「371系ラストラン」イベントも開催。松田駅での出発式では、乗務員へ花束も贈呈される。「ぜひ、371系最後の雄姿をご覧ください」とJR東海は発表している。
2014年10月20日画家、ルネ・マグリットの回顧展が、2015年3月25日(水)より東京・国立新美術館、7月11日(土)より京都・京都市美術館で開催される事が決定。10月17日に都内で記者会見が行なわれた。ルネ・マグリットは1898年にベルギーで生まれ、「シュルレアリスム」を代表する画家として活躍。1967年に没するまでに、言葉やイメージ、時間や重力といった、人間の思想や行動を規定する枠を飛び越える独特の芸術世界を表現し、その後のアートやデザインに大きな影響を与えた。日本での大規模な回顧展は約13年ぶり、また2009年、ベルギーにマグリット美術館が開館して以来初めての開催。マグリットの資料や作品が寄せられた同美術館の全面的な協力を得た事で、これまで日本で開催された回顧展以上に、さまざまな視点から、マグリットの魅力に迫る展覧会だ。会見に出席したベルギー王立美術館館長のミシェル・ドラゲ氏は「日本でのマグリット展には、約100点の代表作が各地から集まります。これによって、ほとんど本国のマグリット美術館と同じような見せ方ができます。作品だけではなく、マグリットの人生や考え方も知る事ができる展覧会になると思います」とコメント。「マグリット展」は2015年3月25日(水)から6月29日(月)まで東京・国立新美術館、7月11日(土)から10月12日(月・祝)まで京都・京都市美術館で開催。
2014年10月20日ネスレ日本は10月29日、愛知県・松坂屋名古屋店に「キットカット」スイーツ専門店「キットカット ショコラトリー」の3号店をオープンする。出店場所は、同百貨店の本館地下1階食品売り場(ごちそうパラダイス内)となる。キットカット ショコラトリーは、オーナーシェフの高木康政氏が全面監修を手掛けた世界初のキットカットスイーツ専門店として、今年1月に東京都・西武池袋本店に初出店した。今回は、今年7月にオープンした2号店の東京都・大丸東京店に続く3号店となり、東京都以外への出店は初となる。オープンを記念して、「キットカット ショコラトリー スペシャル」の4種類のフレーバー(クリームチーズ・ストロベリーメープル・抹茶&きなこ・ジンジャー/全12枚)を、特製の"金色パッケージ"に詰め合わせた「名古屋アソート」(税別1,350円)を同店限定で発売する。同店で先行発売する「キットカット ショコラトリー スペシャル ジンジャー」(税別400円)は、口の中にジンジャーの香り広がり、まろやかな甘みと上品な辛みがしっかりと感じられる味わいとのこと。なお、11月7日より他店舗でも発売する。
2014年10月18日西新宿にドーンとそびえる東京都庁。丹下健三(構造設計は武藤清)の設計で約2年半をかけて建築、1991年4月に丸の内から移転しました。新宿副都心の中心建築物として、行政的な役割を果たす場であることはもちろん、国内外の観光者が訪れる施設としても人気が高い場所です。パークハイアット東京からも近いため、観光に訪れた外国人がセットで訪れることでも有名。では、この庁舎自体のデザインについてはどんな印象があるでしょうか。そこで、日本在住の外国人20名に「東京都の中核である庁舎"東京都庁"のデザイン、どう思いますか?」と質問してみました。■都庁はいいと思います。すごく現代的でかっこいい。(スウェーデン/40代後半/女性)■現代的(イスラエル/30代後半/女性)■現代的(オーストラリア/40代前半/男性)■初めて見た時にはロボットみたいだと感じました。(タイ/30代後半/女性)丹下健三の後期の代表作。機能だけでなく装飾性なども加味したポストモダン的なデザインは、80年代に流行した建築スタイルでもあります。バブル経済の最中に計画された超高層ビルという要素もあり、より現代的な印象を与えているのかもしれません。■権威を感じます。(韓国/40代後半/男性)■とても高くて頑丈に見える。(イギリス/20代前半/女性)■すごいという印象を与える。(ロシア/20代前半/女性)■現代東京の建築のよいシンボルである。(スペイン/30代後半/男性)■昔から都庁はかっこいいと思っています。好きなランドマークのひとつです。(フィリピン/40代前半/女性)■かっこいいと思います。(マレーシア/30代前半/男性)■オシャレです。(中国/20代後半/女性)■少し古い感じがしますが、きれいです。(ブラジル/20代後半/男性)■穏やかな雰囲気がする。(台湾/40代前半/男性)第一本庁舎の高さは243m。横浜ランドマークタワーが完工する1993年までは日本一の高さのビルとして名をはせました。第一本庁舎、第二本庁舎、都議会議事堂の3棟で構成。第一本庁舎はパリ・ノートルダム大聖堂から引用した正八角形をモチーフにするゴシック風の外観です。また第二本庁舎には、同じく丹下が建設した新宿パークタワーと連続した要素があり、地域一帯をつなぐ統一性が感じられます。現在はミッドタウンタワーに抜かれたものの、新宿では1番の高さであり、さらに聖堂をモチーフにしていることが「権威」と「穏やか」といった一見相いれない要素を感じさせ、さらにシンプルに「すごさ」や「かっこよさ」も感じさせるのでしょう。■デザインはかっこいいと思いますが、他の国でもよく見かけるものという感じもします。(トルコ/30代前半/女性)■デザイン的にはすてきだと思いますが、実用的かどうかは別問題だと思います。管理費用がとてもかかっている話を聞いたことがあるので。(ドイツ/40代前半/女性)現実的な回答。実際、2006年には雨漏りの補修に約1,000億円が必要との記事が日本経済新聞に掲載されています。特殊なデザインのため、一般的な補修方法では対応できないことがその理由なのだとか。そうした問題をのぞけば、東京を示すアイコンとしての評価は高く、映画『ゴジラvsキングギドラ』、アニメ『機動武闘伝Gガンダム』、ゲーム『ソニックウィングス』などで都庁を見ることができます。■特に印象的でもないです。(アメリカ/20代後半/男性)■悪くはないけど特によくもない。(アルゼンチン/30代前半/男性)■特に印象的でもないです。(ペルー/30代前半/男性)■形が普通です。(ベトナム/30代前半/女性)大きなくくりで言えば高層ビルのひとつ。高層ビルが多いアメリカなどではきっと日常の光景ですし、まあパッと見の印象は「ごく普通」ですよね。筆者も免許証の更新などで都庁へ行くことがありますが、外国の方に人気の展望室にはまだ行ったことがないんですよね。今回のアンケートで興味が湧いたので、一度行ってみたくなりました。あの一帯には独特な雰囲気を感じるのですが、みなさんはいかがですか。都庁も含め、開発によって完成した副都心らしい道幅や空間の雰囲気もあるから? 頻繁には行かない場所だけに、探検してみると面白い情報や発見があるのかも知れませんね。
2014年10月17日伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は10月15日、日立建機の設計部門が3D CAD業務で利用するワークステーションの仮想デスクトップ環境を構築したと発表した。日立建機では社員が利用するデスクトップPCに加えて400台の3D CADワークステーションを設計部門が使用していたが、設計者の増加に伴い、ワークステーションの設置スペースや管理業務の効率化が必要となり、Windows XPのサポート終了を機にワークステーションの仮想化を検討していた。しかし、従来の技術ではグラフィックス処理に使用するGPUが仮想化環境で共有できなかったため、グラフィックス性能が重要視される3D CAD業務のデスクトップ仮想化においては、技術面とコスト面で課題があった。今回、CTCが構築したシステムは、GPUの仮想化を実現する「NVIDIA GRID vGPU」を国内で初めて採用し、Citrixのデスクトップ仮想化ソフトウエア「Citrix XenDesktop」と仮想基盤ソフトウエア「Citrix XenServer」を使用している。これによって社員のデスクトップ環境から3D CAD業務を行えるようになり、ワークステーション設置スペースの削減、端末管理に伴う運用業務の効率化を実現した。まずは、ワークステーション400台のうち100台分のデスクトップ仮想化を行う予定で、他の設計部門や海外拠点への導入も検討してるという。
2014年10月15日今年2月より全国を旅していた、東京ディズニーシーの人気キャラクター・ダッフィーをモチーフにした「ダッフィーバス」が、2015年1月13日~3月20日(1月16日、2月6日を除く)の期間限定で、東京ディズニーシー・パーキングに登場する。ダッフィーの魅力をたくさんのゲストに伝えるために作られたダッフィーバスは、ぬいぐるみと同じ生地で車体をラッピング。ふわふわとしたかわいらしさや肌ざわりの心地よさが魅力となっている。そして、バスのフロントはダッフィーの顔、バック・サイドは後ろ姿を表現しており、バックはおしりと足をイメージしたデザインに、サイドにはミッキーやミニー、ダッフィーのイラストが描かれている。今年2月にお披露目された後、全国を巡る旅に出発し、ダッフィーの魅力を伝えてきたが、旅のフィナーレを多くのゲストとお祝いするため、2015年1月13日~3月20日(1月16日、2月6日を除く)の期間限定で東京ディズニーシー・パーキングにて展示されることが決定した。期間中は、ダッフィーバスの外側から一緒に記念撮影したり、車体のふわふわした生地に触ったりして楽しむことができる。
2014年10月14日新しい飛行機を設計して、図面を用意して、それに合わせたコンポーネントや搭載機器を設計して組み立てて、飛行機が完成した。これで仕事が終わった、万歳!…となれば話は簡単だが、実はその先が長い。特に軍用機は長い。○モノができたらテストするちょうど、三菱航空機が開発を進めている新型リージョナル旅客機・MRJ(Mitsubishi Regional Jet)の初号機がロールアウトしようとしている(10月18日の実施を予定)。事情を知らないと、機体が完成してロールアウトした時点で、その機体がすぐにでも就航して利用できるようになると思ってしまうのだが、実はそんなに簡単な話ではない。どんな工業製品でもそうだが、完成したものはテストしてみて、問題がないことを確認しなければならない。他の工業製品がいい加減なテストでよいというわけではないのだが、もしも事故が発生するとさまざまな分野で大きな影響が生じる航空機の場合、テストについては厳格だ。まず、実機が飛ぶ前からテストが始まっている。それが地上で行う強度試験で、それがさらに「静強度試験」と「疲労試験」に分かれている。これらの試験に用いる機体は、飛行試験用の機体とは別に用意することになっていて、それはどんな飛行機でも同じだ。だいたい、地上で限界まで負荷をかけた機体で飛行試験をやるのでは、おっかなくて話にならない。静強度試験とは、要約すると「設計時に設定した通りの条件で荷重をかけてみて、壊れないことを確認する」というものだ。たとえば、荷重限界が3G(つまり地上の重力の3倍)であれば、その通りの荷重を供試体にかけてみる。3G荷重で旋回などの操縦操作を行ったときに機体にかかる負荷は計算できるから、油圧ジャッキのような機材を使って地上試験用機に計算通りの荷重をかけてみる。実際の試験では安全率も考慮に入れるから、たとえば荷重限界が3G、安全率が2.0なら、6G荷重に相当する負荷をかける。それで壊れなければ合格である。もうひとつの疲労試験とは、繰り返し荷重をかけるものだ。設計時の限界内であっても、負荷がかかる状態を何回も繰り返しているうちに機体構造材が疲労してきて、やがて壊れる。たとえば、一日に3回のフライトを行い、年間300日飛べば、一年間に発生する離着陸は900回、それを30年間繰り返せば27,000回だ。この辺の条件は機体の想定用途によって違ってくるから、設計の段階で数字を決めておく。そして実機が完成したら、設計段階で想定した荷重を想定した回数だけ繰り返して、それでも壊れないことを確認する。こういった試験の際に、機体の各所にどの程度の負荷や変形が発生しているかを計測しておかなければ、壊れたときの原因究明や対処が難しくなる。それに、壊れなくても「問題がない」と確認できなければならない。だから、計測用のセンサーを取り付けておいて、リアルタイムでデータを取る。供試体が壊れてから押っ取り刀で「どこが壊れた!?」とやっていたのでは仕事にならない。疲労試験は時間がかかるから飛行試験と同時進行になるが、静強度試験は飛行試験よりも先行させる必要がある。たとえばの話、静強度試験で2G荷重までしかテストしていないのに、飛行試験で3Gの荷重をかけることはしない。○飛んだら飛んだでデータを取らなければならないその飛行試験になると、データ収集には情報通信技術が大活躍する。実機を作って飛ばしてテストするのは時間も費用もかかる話だし、テストに延々と時間をかけるわけにも行かない。だから、できるだけ効率的に作業を進めたい。そこで、飛行試験を始める前に綿密に計画を立てて、どの飛行試験で何と何をテストして、どの部分のデータを取るかを決めておく。そして、機体構造材や搭載機器にセンサーを取り付けて、飛んでいる最中にデータを取る。それだけではなく、得られたデータをリアルタイムで地上に無線で送り、地上にいる技術者がその場で見られるようにする。もちろん記録もとる。軍民を問わず、いまどきの飛行機の飛行試験は、このように地上と機体を無線通信で結んで行う、テレメトリー(遠隔計測)が当たり前の姿になっている。だから、試験の前に設定した条件通りに飛んでいるかどうかは、地上にいても丸わかりだ。また、パイロットが計器で見ている飛行諸元についても、それは同じものが地上にもそのまま伝わっている。たとえばの話、地上にいる技術者がテストパイロットに、無線で「速度が設定条件より0.5ノット足りません」などと物言いをつけるようなことも起きる。テストパイロットにしてみれば大変な話だが、べらぼうなチェック項目がある飛行試験を迅速かつ確実にこなし、テスト中の機体に問題がないことを確実にするためには、こういうやり方をとるしかないのである。○執筆者紹介井上孝司IT分野から鉄道・航空といった各種交通機関や軍事分野に進出して著述活動を展開中のテクニカルライター。マイクロソフト株式会社を経て1999年春に独立。「戦うコンピュータ2011」(潮書房光人社)のように情報通信技術を切口にする展開に加えて、さまざまな分野の記事を手掛ける。マイナビニュースに加えて「軍事研究」「丸」「Jwings」「エアワールド」「新幹線EX」などに寄稿しているほか、最新刊「現代ミリタリー・ロジスティクス入門」(潮書房光人社)がある。
2014年10月14日住友林業は富裕層を対象とした「邸宅設計プロジェクト」を始動、その一環として東京都世田谷区駒沢にモデルハウスをオープンすることを発表した。○日本の伝統や文化を表現同プロジェクトは、デザインにこだわりの強い富裕層を対象に、高級邸宅の提供を強化すべくスタートしたもの。本プロジェクトの第一弾となる東京都の「駒沢展示場モデルハウス」では「都市に建てる日本の風情」をイメージ。日本の山野に自生する樹を主とした庭を中央に配置し、その庭を各部屋に連続させることで内に開く広がりのある空間を実現したという。また同モデルハウスは、インテリアデザイナーの橋本夕紀夫氏とコラボレーション。左官技術を活用した塗り壁や、金銀箔、また国産ヒノキやナラ材を使用し日本の伝統や文化を表現している。また第二弾となる愛知県の「八事展示場モデルハウス」では、「ゆったりとした敷地特性を活かし、「外に開く」間取りを提案」していく予定としている。2つのタイプのモデルハウスの設計は、同社内でも難易度の高い特殊物件を担当する設計集団「デザインパートナーグループ」が担当するとのこと。
2014年10月10日日本気象協会が運営する天気予報専門サイト「tenki.jp」はこのほど、台風19号の接近に伴う3連休の各地の天気予報を発表した。気象庁が10月10日10時前に発表した最新情報によると、台風19号は沖縄の南の海上を時速10キロのスピードで北上。中心の気圧は920hPaで、最大瞬間風速は70m/sとなっており、非常に強い勢力を保ったまま日本列島に接近している。このままいくと12日の午前9時には奄美大島の南南西約130kmの地点付近(中心気圧935hPa、最大瞬間風速65m/s)に、13日午前9時には九州の南付近(中心気圧950hPa、最大瞬間風速60m/s)に存在すると予想され、11日から13日までの3連休に影響を及ぼすと見られる。台風19号の接近に伴い、「tenki.jp」は10月9日の21時に発表された台風予想進路図を基に日本の各地の3連休の天気予報を同日深夜に発表している。その予報によると、沖縄・奄美は11日に雨・風ともに強く大荒れになる見込みで、九州地方から近畿地方は12日から次第に雨が降り始め、13日にかけて大荒れになる恐れがあるとのこと。東海~関東地方は13日から14日にかけて台風の影響が出る可能性があり、台風18号によって東海地方では浸水被害が多く見られたことから、「側溝の掃除など、台風への備えを早めにしておきましょう」と注意を呼びかけている。東北・北海道地方も東海から関東と同じく、13日から14日ごろにかけて雨や風が強まる恐れがあるとされている。また、台風18号と合わせて2週連続での台風上陸の可能性が出てきたことを受け、Twitter上では「これは勘弁してほしい…」「連休に来たって誰も幸せになれへんで」「縦断かぁ…。台風列島…」などの恨みの声が数多く見られている(すべて原文)。なお、最新の台風情報は気象庁などで確認できる。
2014年10月10日STMicroelectronicsは10月9日、Bluetooth Smart対応機器・モジュールの設計において、開発期間の短縮、システム性能の最大化、製品サイズの小型化を可能にする集積型バラン「BALF-NRG-01D3」を発表した。同製品は、STのBluetooth Smart対応ワイヤレスネットワークプロセッサであるBlueNRGのコンパニオンチップで、アンテナとの間に外付けで必要とされる平衡化・整合回路を全て集積することで最適なパフォーマンスを実現しており、高度な技術が要求されるRF回路設計をより簡略化できる。また、バランの入力インピーダンスがBlueNRGに整合されることにより感度と出力を最大化し、さらに内蔵の高調波フィルタで規制基準に対応する。この結果、最大15個の表面実装部品の置き換えが可能で、ディスクリートで構成されたバラン回路と比較して実装面積を最大75%小型化することができる。これらにより、モバイル機器、ウェアラブル機器、IoT(Internet of Things)機器などに搭載されるRFフロントエンド回路に最適な集積型受動デバイス(IPD:Integrated Passive Device)となっている。同社のIPDプロセスでは、高品質な受動部品をガラス基板上に形成することで、高いコスト競争力、小型実装面積、低電力損失を実現しているという。なお、パッケージは1.4mm×0.85mm×0.67mmサイズの4ピンWL-CSP。価格は5000個購入時で約0.15ドル。
2014年10月10日JR西日本は10日、梅小路運転区100周年記念セレモニーに合わせた企画として、7100形蒸気機関車「義経」号の17年ぶりとなる復活運転を行う。同機関車は今年4月の交通科学博物館(大阪市)閉館後、梅小路運転区(京都市)に移されていた。7100形「義経」号は、1880(明治13)年に官営幌内鉄道がアメリカから輸入した蒸気機関車8両のうちの1両。1923(大正12)年に廃車となったが、後に動態復元され、1990(平成2)年にはイベント列車として運行したことも。1997(平成9)年、京都駅ビルグランドオープン記念行事の一環で「SLスチーム号」を牽引して以来、現在まで一度も運転していない。このため、JR西日本は17年ぶりの動態復帰に向け、約半年間をかけて「義経」号の整備を行ってきたという。当日は15時から梅小路運転区100周年記念セレモニーを開催。主催者挨拶の後、「義経」号除幕とテープカット、転車台への移動と続く。セレモニー終了後、梅小路蒸気機関車館内で運転する「SLスチーム」号として「義経」号を運転する。「義経」号運転は2回の予定で、最初の運転には沿線の幼稚園・保育園の園児が乗車するという。「義経」号の今後の運転予定は未定とされている。なお、10月11~14日は梅小路蒸気機関車館扇形車庫転車台南側にて、「義経」号の展示を行う。12~14日は17時30分から19時30分までライトアップも実施するとのこと。ライトアップ期間中は、通常17時30分までの営業時間を19時30分まで延長する(入場受付は19時まで)。
2014年10月08日2013年8月にコトブキヤより発売されたプラモデル『KOS-MOS Ver.4 [Extra coating edition]』の再販が决定し、2014年12月に発売される。価格は5,940円(税込)。「KOS-MOS」は、2006年にバンダイナムコゲームスが『PlayStation 2』向けに発売したRPG『ゼノサーガ エピソードIII[ツァラトゥストラはかく語りき]』に登場する、リヴェクター・インダストリー製、対グノーシス専用人型掃討兵器。この「KOS-MOS」を立体化したコトブキヤのプラモデルでは、もともと通常版として発売されたキットに新規塗装済み箇所を多数追加している。瞳の塗装や肌のつや消し塗装に加え、本体の金色パーツおよびハンドバルカンのシルバーを塗装済みランナーにし、本体のホワイト部分をパールコーティングする事で、組むだけでより塗装完成品に仕上がりとなる。顔パーツは、キャラクターデザイナーであるCHOCO氏描き下ろしの「青い瞳」「赤い瞳」など計4種類を用意。前髪パーツを差し替えることにより「ファティマ・グラスモード」も再現可能となる。さらに、三連式の「ハンドバルカン」や「ハンドガン」、「ドラゴントゥース」などの武装も付属し、劇中終盤で見せる「D・TENERITAS」使用時を胸部パーツの差し替えにより再現することができる。商品価格は5,940円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2014年12月を予定している。(C)BANDAI NAMCO Games Inc
2014年10月07日10月7日、種子島宇宙センターにて次期静止気象衛星「ひまわり8号」を搭載したH-IIAロケット25号機の打ち上げが実施された。10月5日から6日にかけて通過した大型台風18号の影響を危惧する声もあったが、無事打ち上げに成功した。H-IIAロケット25号機は打ち上げ後、第1段および第2段を順次切り離し、およそ30分後に「ひまわり8号」を分離した。「ひまわり8号」は今後テストを実施した後、地上約3万5800kmで気象観測ミッションに従事することとなり、2015年より7年間の運用を計画している。また、2016年には「ひまわり9号」が打ち上げられる予定となっている。
2014年10月07日造船設計では、国際条約や船級協会が定めた規則に則り設計を行い、承認を受ける必要がある。このうち船級規則については、かつては船級協会毎に個別に定められていた。しかしながら、グローバル化の流れの中で規則を統一する動きが広がりを見せ、2005年12月に国際船級協会連合(International Association of Classification Societies: IACS)において、「ばら積貨物船*」と「油タンカー」の2つの船種のための共通構造規則(Common Structural Rule:CSR)が採択され統一され、IACSに加盟するすべての船級協会において2006年4月より施行されることとなった。さらに、この2つのCSRの技術的調和を目指した調和型共通構造規則(調和CSR)の草案が策定され、業界レビューを経た後、2013年12月にIACSにて採択された。このような動きの中、船級協会の一つである「日本海事協会(ClassNK)」は、調和CSRに準拠した「構造解析システムの基盤となるFEM(有限要素法)構造解析ソフトウェア」としてAltairの「HyperWorks」を採用した。新たな規則への対応を迫られた造船現場。そこにHyperWorksが採用されたことで何がもたらされたのかを、実際に船の構造解析に利用している株式会社新来島どっく 技術設計本部 造船設計部 構造計画課 池本俊史氏に伺った。*ばら積貨物船:貨物をコンテナなどに梱包せず、そのまま船倉に積み込むタイプの貨物船のこと。主に、鉱物や穀物などの輸送に利用される。○大規模データの処理を求められる新規則に対応するために「以前、私達が利用していた解析ソフトはデータ容量が大きくなると、非常に処理が重く、結果が出るまでに大変な時間が掛かっていました。画面でモデルを表示している時も、少し動かしただけで処理が重くなり、場合によってはフリーズしてしまうこともありました。」(池本氏)新たに定められた調和CSRは2つの構造規則を統一することになるため、解析に必要となる計算も複雑になる。しかも巨大な建造物である船舶はモデルデータも大規模だ。このような大量のデータを用いて複雑な計算を行えば、処理が重くなるのは必然となる。「これ以上、構造解析の計算に時間が取られてしまっては、作業全体のスケジュールにも影響を及ぼすことになる」。そう感じていた池本氏は、HyperWorksが調和CSRに準拠する構造ソフトウェアとして採用されたと聞き、導入に賛同したという。○計算時間が1/4に。圧倒的に速くなった処理速度新来島どっくでは、HyperWorksが持つ各種ソリューションの、HyperMesh(構造解析用のFEモデル作成)、OptiStruct(構造解析)、HyperView(データの可視化)を利用している。「以前に利用していたソフトウェアと比較すると、HyperMeshで作成したモデルデータは容量が半分くらいで済みます。お陰で画面に表示する際もスムーズに動きますし、以前のようにフリーズすることもありません。ストレージ容量の点からも大変ありがたいです」(池本氏)。さらにHyperWorksで稼動する専用のプログラムと組み合わせることにより、これまで40時間掛かっていた作業が、四分の一の10時間で完了するほど、圧倒的な処理速度の向上を実現した。「簡単なものであれば、ちょっと席を外している間に終わってしまう。計算待ちの時間が大幅に削減されたので、非常に効率が良くなりました」(池本氏)。○思わぬ効果を生んだ多彩な画面表示機能処理速度のほかに、池本氏が挙げたHyperWorksの長所として「多彩な表示機能」がある。強度や防振などの問題に対処するため、現代の船体構造は複雑なものとなる。船全体を表示すると分かり難くなるので、該当する箇所のみを表示できると便利だ。だが、池本氏がこれまでに利用していたソフトウェアでは、詳細な表示の調整は難しい部分があった。一方、HyperWorksには多彩な表示機能があるため、表示したい箇所、逆に隠したい箇所の設定を容易に行うことができる。「表示に関しては、やりたいと思ったことが当たり前にできてしまう。導入時点では特に注目していた機能ではないのですが、実際に利用してみると非常に便利で、今では欠かせないものとなっています」(池本氏)○使いやすいインタフェースと柔軟なサポート体制「HyperWorksはソフトウェアとしても優れていますが、インタフェースの面でも非常に優秀です。新たにソフトウェアを導入すると習得に時間が掛かってしまうものですが、HyperWorksはインタフェースが直感的で分かりやすいので、習得に多くの時間を必要としません。サポートも丁寧で、しかも対応が速い。おかげさまで、よく利用させていただいています」(池本氏)。現在、新来島どっくでは、調和CSRをはじめとする新たな船舶規則に対応するため、日本海事協会、そしてアルテアと共同でさまざまな研究を行っている。今後も、規則に則った安全な船舶の設計のため、HyperWorksによる解析が行われて行くことだろう。「現在、私達はHyperMesh、OptiStruct、HyperViewの3つを利用しています。ですが、HyperWorksのシリーズには他にも沢山のソフトウェアがあります。その中に造船設計につながるものがあれば、是非とも使ってみたいですね」(池本氏)
2014年10月07日気象庁は10月5日、次期静止気象衛星「ひまわり8号」を搭載したH-IIAロケット25号機を、当初の予定通り10月7日に種子島宇宙センターより打ち上げると発表した。打ち上げ予定時間は14時16分00秒で、打ち上げ可能な時間帯は18時16分00秒までとされている。同衛星は8月下旬に完成し、種子島宇宙センターで打ち上げに向けて準備が進められていた。「ひまわり8号」は「ひまわり7号」に比べて観測時間を3分の1に短縮、取得画像の解像度が2倍に向上するなど観測能力が大幅に強化されており、天気予報だけでなく異常気象の観測や、災害対策に活用されるという。
2014年10月06日日本気象協会が運営する天気予報専門サイト「tenki.jp」は10月3日、非常に強い勢力の台風18号が日本に接近・上陸する恐れがあることに伴い、各地の大雨や暴風への警戒時間を明らかにした。気象庁によると、3日15時過ぎの時点で中心の気圧が935hPaと、大型で非常に強い台風18号は、日本の南の海上を北西に進行中。中心付近の最大風速は50m/sで、最大瞬間風速は70m/sにもなる。「tenki.jp」によると、非常に強い勢力を保ったままこの後も北上を続け、5日頃には沖縄・奄美付近に達し、7日ごろにかけて日本列島に沿うような進路を進む見込みとのこと。そのため、同サイトは日本列島各地の暴風と大雨に注意する日時を紹介している。詳細は以下の通り。北日本大雨: 10月6日~10月7日暴風: 10月6日~10月7日東日本大雨: 10月5日~10月6日暴風: 10月6日~10月7日西日本大雨: 10月5日~10月6日暴風: 10月5日~10月6日奄美・沖縄大雨: 10月5日暴風: 10月4日~10月5日同サイトは「本州付近には秋雨前線が延び、台風周辺を回る暖かく湿った空気が流れ込むため、台風が接近する前から雨量が多くなる恐れがあります」と警戒を呼びかけている。また、今回の台風18号は、昨年の10月に伊豆大島で24時間の降水量が800mmを超えた台風26号と似たような進路を取る可能性があるという。台風26号は「大型」で「強い」勢力を保ったまま関東地方に接近し、伊豆大島や千葉県などに大雨や暴風の大荒れの天気をもたらした。今回の台風18号は、この台風26号に匹敵する恐れがあり、「進路によっては、台風26号のときよりも広い範囲で災害が発生するほどの大荒れの天気となる可能性」もあるため、厳重な警戒が必要としている。
2014年10月03日「パルファン ジバンシィ (Parfums Givenchy)」から、アリシア・キーズがミューズをつとめる新フレグランス『ダリア ディヴァン』が誕生! 2014年10月3日(金)全国発売「パルファン ジバンシィ (Parfums Givenchy)」から、世界的アーティスト、アリシア・キーズをミューズに起用した新フレグランス「ダリア ディヴァン オーデパルファム」と、ボディジェル「ダリア ディヴァン スキン デュウ」が2014年10月3日(金)より発売される。太陽のような存在感と、誰をも惹きつける美しさを兼ね備えた現代の女神(ディヴァン)像を体現するミューズは、優雅な魅力と才能で世界中を魅了する、アリシア・キーズ。「ジバンシィ(Givenchy)」クチュールのクリエイティブ・ディレクター、リカルド・ティッシが創造した空想上の魔性の花「ダリア」の物語は、光り輝くミューズを迎え、新たなステージへ。シンプルで美しいボトルに太陽の光と温かさを凝縮したかのようなフレグランスは、その黄金の一滴で光のドレスを纏ったかのように、現代の女性が内に秘めている圧倒的な輝きをダリアのごとく幾重にも開花させる。■ダリア ディヴァン オーデパルファム~現代の女神(ディヴァン)たちを輝かせる、黄金のフレグランス~「ジバンシィ(Givenchy)」のクチュールとフレグランスが共有するラグジュアリー、力強い魅力や夢を黄金の糸に込め、絢爛なクチュール ドレスを表現。光にあふれ、心を奪って虜にする、ジュエリーのようなフレグランス。■ダリア ディヴァン スキン デュウ〈数量限定発売〉~官能的なドレスに身を包むような、輝きあふれるボディジェル~極めて繊細で美しいゴールドの輝きを放つジェルは、肌にのせるとすぐにローションのように軽いテクスチュアとなって、するするとなじむ。保湿効果に優れ、肌をリフレッシュするだけでなく、パーリィな輝きとともに、肌を艶やかに仕上げ、甘く官能的なヴェイルで心地よい安心感に。【製品概要】■ダリア ディヴァン オーデパルファム〈ナチュラル スプレイ〉容量:30mL〈数量限定発売〉、50mL価格:9,720円、12,960円(税込)■ダリア ディヴァン スキン デュウ〈ジェル状ボディローション〉容量:200mL価格:7,128円(税込)発売日:2014年10月3日(金)取扱い店舗:全国有名百貨店化粧品コーナー ジバンシイ カウンターにて発売※ダリア ディヴァン オーデパルファム:全国発売ダリア ディヴァン スキン デュウ:数量限定発売【キャンペーン情報】■「ダリア ディヴァン」発売記念、プレゼントキャンペーン応募期間:2014年10月1日(水)~10月21日(火)24時 応募締切詳細URL:<プレゼント内容>・ダリア賞‐1名「ダリア」シリーズ全ラインのスペシャル セット・ディヴァン賞‐5名 新フレグランス「ダリア ディヴァン オーデパルファム」(50mL 現品)「ダリア ディヴァン スキン デュウ」(200mL現品)のセット・ミニ ディヴァン賞‐100名 「ダリア ディヴァン オーデパルファム」の香り(ミニチュア 5mL)【問合せ先】パルファム ジバンシイ [LVMHフレグランスブランズ]電話番号:03-3264-3941ブランド サイト:【同時発売】■2014レディ コレクション GIVENCHY ルージュ・ジバンシイ<限定カラー>■2014レディ コレクション GIVENCHY ヴェルニィ・ジバンシイ<限定カラー>元の記事を読む
2014年10月02日JR九州は11月30日まで、クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の2015年3~9月出発分の予約受付を実施する。JR九州発売分の1泊2日コース11本、3泊4日コース11本の計22本が対象となる。今回募集する2015年春夏出発分では、一部コースや停車駅の見直し、ならびに料金改定を実施。4日間かけて九州を周遊する3泊4日コースでは、「ななつ星」車内での時間を楽しんでもらうため、車内での滞在時間を全体的に増やすという。ゆとりを持って朝食を取れるように、列車の到着時刻や出発時刻も調整。同列車の出迎えに積極的に取り組んでいる久大本線うきは駅と豊後森駅に、それぞれ約10分停車することとした。九州北部を巡る1泊2日コースは、有田の窯元訪問や阿蘇の大自然やゆふいんの街並みを訪ねる内容。同列車の出迎えに積極的に取り組んでいる長崎本線神埼駅と佐世保線武雄温泉駅には、今回から新たにそれぞれ約20分停車する。料金改定により、2名1室の1名あたりの料金は、1泊2日コースのスイートが従来の18万円から21万円に値上げ。DXスイートAも28万円から31万円に値上げされる。3泊4日コースのスイートは従来より5万円アップした48万円から、DXスイートAも現行の70万円から75万円に引上げとなる。
2014年10月02日宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月30日、2014年5月に打ち上げた陸域観測技術衛星2号「だいち2号(ALOS-2)」により、9月27日に噴火した御嶽山の緊急観測を行い、噴火により発生した窪みや降灰堆積の様子を捉えることに成功したと発表した。同観測は、JAXAと防災関連機関との間の、災害に関する衛星情報提供協力の枠組みにより、火山噴火予知連絡会および内閣府からの要請により行ったもの。今回の観測では、「だいち2号」に搭載されたLバンド合成開口レーダ(PALSAR-2)を用いた噴火前後の山頂付近の比較から、長さ210m、幅70mほどのくぼみが新たに発生していることを確認。これが新たに形成された噴出口(火孔)であると考えられるとする。また、噴火前後の御嶽山山頂部を同じ軌道から観測した画像の変化を比較したところ、衛星画像においても御嶽山山頂の火口の周辺に降灰堆積が多く分布することが推察される結果を得たという。なおJAXAでは引き続き防災関連機関と連携しながら、御嶽山の観測を継続する計画だとしている。
2014年10月01日NTTドコモは30日、子どもの活動をサポートする通信機能を搭載した腕時計型デバイス「ドコッチ 01」(Huawei Technologies製)を、2015年3月に発売すると発表した。価格は未定。「ドコッチ 01」は、1.3インチのディスプレイを搭載した子ども向け腕時計型端末。本体が丸みを帯びたデザインになっているなど、子どもの安全性を配慮したものになっている。機能面では、「Gセンサー」を搭載し、保護者はスマートフォン上で、「元気に遊んでいる」、「歩いている」など子どもの活動状況を把握できる。本体には、温度/湿度センサーを搭載しており、子どもの活動状況と組み合わせて、夏場の熱中症予防や乾燥した冬場の風邪対策などアドバイスを通知。アドバイスを元に子どもにSMSを送信することで注意を呼びかけることができる。そのほか、あらかじめBluetoothでスマートフォンとペアリングしておけば、子どもと保護者が一定距離離れた際スマートフォンと「ドコッチ 01」に通知し、迷子を抑止する機能も搭載する。また、「イマドコサーチ」にも対応。万が一迷子になっても、保護者が子どもの居場所を検索することや、子どもが居場所を保護者に通知することも可能となっている。なお、「イマドコサーチ」は探す側(例:保護者)の端末に申込みが必要となる。また、検索するには、探される側が検索を許可する設定を行う必要がある。「ドコッチ 01」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、高さ約44mm×幅約44mm×厚さ約15mm(ベルト含まず)/約50g(ベルト含む)。バッテリ容量は320mAh。最大連続使用時間は約72時間。通信方式はW-CDMA(800MHz/2GHz)。Bluetooth 4.0に対応。ボディカラーは、ホワイトとライトブルーの2色。SMSの送受信は行えるが、通話機能には対応していない。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月01日NTTドコモは30日、防水・防塵に対応した折りたたみ型フィーチャーフォン(従来型携帯電話)「らくらくホン ベーシック4 F-01G」を10月4日に発売すると発表した。価格は未定。「らくらくホン ベーシック4 F-01G」は、2.8インチTFT液晶ディスプレイ(240×400ピクセル)搭載の折りたたみ型フィーチャーフォン。歴代のらくらくホンシリーズ同様、シニアユーザーや、携帯電話に不慣れなユーザーにとって使いやすい機能が多く搭載されている。通話面では、年齢に合わせて声を聞き取りやすくする「あわせるボイス」や、騒音を検知し受話音声を強調する「スーパーはっきりボイス3」、相手の声のスピードを調節する「ゆっくりボイス」、環境に合わせて声を聞き取りやすくする「ぴったりボイス」などの機能がユーザーをサポートする。背面には、510万画素の「おまかせカメラ」を搭載。被写体の笑顔を認識する「笑顔撮影」、各シーンに最適な撮影モードに切り替える「自動シーン認識」、暗所でも明るく撮影できる「高感度撮影モード」、ブレを軽減する「トリプルブレ防止」など、簡単に撮影できる機能が充実している。また、端末の使用方法などについて、わからないことがあれば「使い方」ボタンを長押しすると、らくらくホンセンターに通話料無料で直接電話が繋がるようになっている。さらに、離れて住んでいる家族に、ユーザー自身の端末の使用状況や体調などを知らせる「つながりほっとサポート」にも対応する。そのほか、IPX5/8相当の防水、IP5X相当の防塵に対応。もし端末が汚れてしまっても水で洗い流すことができる。「らくらくホン ベーシック4 F-01G」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、高さ約107mm×幅約51mm×厚さ約16.4mm/約106g。バッテリ容量は900mAh。最大連続待受時間は、約520時間(3G)、最大連続通話時間は、約220時間(3G)。サブディスプレイは約1.2インチ。外部ストレージは、microSDHC(16GB)。背面には510万画素のカメラを内蔵。IPX5/8相当の防水、IP5X相当の防塵性能を備える。通信面では、FOMAハイスピードをサポート。カラーバリエーションは、ブルー、ゴールド、ピンク、ブラックの4色。
2014年10月01日東京都交通局は10月1~31日、都電荒川線誕生40周年を記念し、レトロ車両9001号による「都電おもいで号」を運行する。都電荒川線は1974(昭和49)年10月1日、当時の2系統を整理統合して誕生した。「都電おもいで号」車内には、昭和40年代の都電の写真と、現在の荒川線の写真の両方を掲出しており、走りながら沿線風景の移り変わりを楽しむことができるという。運行状況は東京都交通局ウェブサイトの「都電荒川線」から「都電運行情報サービス」に進み、「車両検索」で車号(9001)を入力することで検索できる。
2014年10月01日石川県の第3セクター鉄道、のと鉄道はこのほど、2015年春の北陸新幹線開業に合わせて導入する観光列車の名称と運行開始日を発表した。名称は「のと里山里海(さとやまさとうみ)号」で、2015年4月29日から運行開始する。北陸新幹線金沢開業による利用者増を見越して増車が決まった車両2両について、「お客様にもっと喜んでいただけるよう、観光列車と仕立て上げたいと考え、デザインを決定しました」とのと鉄道。山村真一氏が代表を務めるコボ社がデザイン監修を担当した。「能登の里山里海が織りなす風景と旬の味を楽しむ、ぬくもりと懐かしさを感じさせる観光列車」をコンセプトに、外装は能登の海をイメージした「日本海ブルー(濃紺色)」を基調に、素朴な中にも深みのある上質感を演出。車両下部には能登に広がる大地や実りをイメージしたえんじ色のラインを施す。内装には能登の天然素材や伝統工芸品などをふんだんに取り入れ、ぬくもりや懐かしさを感じさせるシックな空間とする。シートの色は、2両のうち1両は豊かな里海を表すブルー、もう1両は里山の実りを表現したオレンジとする。座席は44席で、里海の眺望を楽しめる海向き展望シートを設置するとともに、少人数でのプライベート空間を楽しめるボックス席も設置。40分~1時間と比較的短い乗車時間の中で充実した1皿や1杯を味わってもらうべく、全席にテーブルを設置して能登の食材を用いたフードやスイーツ、地酒・地ビール、能登ワインなどを提供する。
2014年10月01日アクトビラは9月29日、4K解像度でのVOD(ビデオ・オンデマンド)配信サービス「4K アクトビラ」を、2014年12月11日より開始することを発表した。アクトビラの4K VOD配信サービスは、2014年6月に技術仕様などが発表され、2014年12月のサービス開始も併せて発表されていたもの。今回、あらためてサービスの開始時期が発表された。まずは、2014年12月11日に幅広いジャンルの無料ストリーミング配信を行い、2015年2月18日より有料のストリーミング配信を行う。配信される番組では、グルメ、紀行、スポーツなど幅広いジャンルが扱われる予定だ。ユーザー側でのインターネット回線の状況にマッチするよう可変ビットレートでの配信となる(バリアブル&アダプティブ)。推奨回線速度はストリーミングが40Mbps以上(エンコードレート約30~40Mbps)、25Mbps以上(同約15~30Mbps)、ダウンロードが12Mbps以上(同約30~40Mbps)。なお、2014年9月29日時点で対応する機器はソニー、パナソニック製品となっている。
2014年09月30日9月27日11時53分頃、長野と岐阜の県境にある御嶽山で7年ぶりに噴火した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5月に打ち上げた陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)を通じて噴火により発生した窪みや降灰堆積の様子を捉え、公表している。○降灰堆積の様子も推察観測はJAXAと防災関連機関との間の災害に関する衛星情報提供協力の枠組みにより、火山噴火予知連絡会(事務局: 気象庁)及び内閣府(防災担当)からの要請によって行い、取得したデータを噴火前後の地形変化や降灰状況の確認などのために提供。JAXAでは引き続き防災関連機関と連携しながら、御嶽山の観測を継続することを計画している。上記の図では、御嶽山の山頂付近を「だいち2号」に搭載されたLバンド合成開口レーダ(PALSAR-2)で、噴火が発生する前の先月8月18日に観測した画像(右)と、噴火後の9月29日に観測した画像(左)を比較している。PALSAR-2 はLバンド(1.2GHz帯)という波長が長い電波により観測するため、同レーダにより噴煙を透過して火口の様子を捉えることができる。噴火後の画像では、噴火前にはなかった長さ210m・幅70mほどの窪みがうかがえるが、これは今回新たに形成された噴出口(火孔)と思われる。上記の図では、8月18日と9月29日の御嶽山山頂部を同じ軌道から観測した画像の変化を抽出したもの。変化したところは紫に色付けされており、衛星画像においても御嶽山山頂の火口の周辺に降灰堆積が多く分布することが推察できる。
2014年09月30日いくら航空機の設計作業を効率化しても、設計したものを形にしなければ、最終的な製品を生み出すことはできない。すると今度は、「設計と製作」のうち「製作」の工程について、いかにして効率よく、高い精度でモノを造るかという課題が出てくる。○設計するだけでは終わらない前回に述べたように、航空機の構造解析、あるいは外形や空力面の設計といった分野でコンピュータを活用することで、紙の図面と手回し式計算機を使っていた時代と比較すると、大幅な効率化を実現できた。もっとも、航空機そのものが大きく、複雑になってきているから、設計作業にかかる絶対的な時間そのものは増えているのだが、それはまた別の問題である。さて。どんなに優れた設計を行い、それを図面の形に落とし込んだとしても、その図面を基にして部品を製作して、それを組み立てなければ、航空機の製作という作業は完結しない。すると、図面に書いたものを実際に製作する工程、あるいは製作した部品を組み立てる工程をどれだけ効率的に行うか、という課題が生じる。もちろん、CAD/CAM(Computer Aided Design / Computer Aided Manufacturing)の活用により、作図、図面の管理、履歴管理といった作業は効率的になっただろうし、CADによって用意した設計データを工作機械に直接流し込めば、図面通りの製品を精確に造る作業も効率化できる。それでも当然ながら、実際に製作に携わる「人」という要素は無視できない。たとえば、軽量化のために電線や電線の被覆の寸法を抑えれば、それだけ取り扱いが難しくなる。実際、ある戦闘機を設計した際に、軽量化のために機内で使用する電線を細くしたら、製作工程でその電線がポキポキ折れてしまい、歩留まりが悪くなって大変だったそうだ。こういうのはコンピュータだけが頑張ってもどうにもならない。また、部品を高い精度で造っても、それを組み合わせる作業も正確に行わなければ、精度の高い完成品はできない。実際、最近の航空機の組み立てに際しては、レーザー光線を使った位置決めまで行われている。レーザー・ビームは細くて直進性が高いから、それを活用すれば精確な位置決めを行えるという理屈であるらしい。基本的には、治具を用意してそこに部品をセットした上で、溶接したり、あるいはリベットやボルトとナットで連結したりする。それは今も昔も変わらないが、その際の位置決めをどこまで精確にやるかというところで違いが生じるわけだ。ことにステルス機というのは高い精度を求められる。なにしろF-117Aの試験飛行を行っていたときに、機体外部に露出する部品の固定に使用していたビスが何本か緩んでいただけで、レーダー反射が急増したというから侮れない。ビスをちゃんと締めるだけでなく、それ以前の段階として機体の外形を構成する部品の位置合わせを正確に行わなければ、段差や隙間ができてしまうだろう。するとそれは、想定外のレーダー反射を引き起こす要素となり得る。ステルス性を持たせた機体を設計するだけでも大仕事だが、その設計通りに機体を作り、かつ維持する作業もまた、大仕事だったというわけである。○部品の履歴管理また、航空産業でうるさくいわれる課題のひとつとして、部品の履歴管理がある。つまり、サプライヤーが製作・納入する個々の部品について、どこから材料を調達して、どういう内容の加工を行ったのかを記録しておかなければならないという話だ。しかも、部品の種類ごとではなく、一点ごとにである。どうしてそういう話が出てくるかといえば、後でトラブルが発生したときの原因追及に関わってくるからだ。たとえば、機体構造材を構成する部品の中に、不適切な加工作業や熱処理を行ったものが紛れ込んでいて、それが原因で破損事故が生じたとする。その破損の原因として、「設計の不備」だけでなく「製作工程の不備」も考えられるのは当然のことだ。すると、製作工程で何をやったのかを記録しておかなければ、そもそも不備があったのかどうか、不備があったとすれば何をどう改善しなければならないのか、といったことが分からなくなる。だから、製作する個々の部品ごとに履歴管理をきちんと行わなければならない、という話になる。もちろん、紙の台帳に記録する方法でも履歴管理はできるが、後で履歴データを検索する作業、あるいは履歴データを複数の関係者が共有する場面では、コンピュータにデータを溜め込んでおく方が効率的になるのは自明の理だ。ちなみにこれは、機体そのものだけでなく、エンジンで使用する部品も同じだ。回転する軸を支えるボールベアリングひとつとっても、ちゃんと「どこから材料を調達したか」「それに対してどういう内容の加工を行ったのかという記録を取っておくよう納入先から求められるし、納入する側はそれに対応していかなければならない。そうなれば、その仕組みを支える情報システムの責任も重いはずだ。○執筆者紹介井上孝司IT分野から鉄道・航空といった各種交通機関や軍事分野に進出して著述活動を展開中のテクニカルライター。マイクロソフト株式会社を経て1999年春に独立。「戦うコンピュータ2011」(潮書房光人社)のように情報通信技術を切口にする展開に加えて、さまざまな分野の記事を手掛ける。マイナビニュースに加えて「軍事研究」「丸」「Jwings」「エアワールド」「新幹線EX」などに寄稿しているほか、最新刊「現代ミリタリー・ロジスティクス入門」(潮書房光人社)がある。
2014年09月29日