住宅ローンは35年など長期で組むこともあり、途中で借り換えを検討することもあるでしょう。しかし、どんなタイミングで借り換えをすれば失敗せずに済むのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。本記事では、住宅ローンの借り換えタイミングについて、借り換えのメリット・デメリットや注意点などを交えながら解説していきます。住宅ローンの借り換えとは住宅ローンの借り換えとは、現在契約している住宅ローンから新しい住宅ローンに変更することです。固定金利で借りていて金利水準が下がったり、現在契約している金融機関とは別の金融機関で条件のよい住宅ローンがあったりする場合に、借り換えすることで恩恵を得られるようになります。借り換えの仕組み借り換えでは、元の住宅ローンを解約することになります。住宅ローン解約時には解約手数料などのペナルティが発生することもありますし、元の住宅ローンの抵当権抹消や新しい住宅ローンの抵当権設定、金融機関に支払う事務手数料や保証料などを支払う必要があります。こうした費用分を加味したうえで借り換えにメリットがあるかを判断しなければなりません。なお、借り換えの一般的な流れは以下のようなものです。借り換え先の金融機関で住宅ローンの審査を受ける審査承認が得られたら決済の手続きをする新しい住宅ローンで元の住宅ローンを完済する(手数料などは手持ち資金から支払うケースもある)新しい住宅ローンの返済が始まる住宅ローン借り換えのメリット・デメリットここでは、住宅ローン借り換えのメリットとデメリットをお伝えします。住宅ローン借り換えのメリット住宅ローン借り換えのメリット1:毎月の返済額や総返済額を減らすことができるまず、低金利の住宅ローンに借り換えることで、毎月の返済額や住宅ローンの総返済額を減らすことができます。借入時から現在までに金利水準が大きく下がっている場合や、利用している金融機関とは別の金融機関で金利の低い住宅ローンを見つけたときには借り換えを検討してみるとよいでしょう。住宅ローン借り換えのメリット2:金利タイプを変更できるまた、住宅ローンの借り換え時には変動金利や固定金利など好きな金利タイプを選ぶことができます。これまで変動金利だったけれど、安定した固定金利を選びたいといったケースや、固定金利からより金利水準の低い変動金利に変更したいといったことも可能です。住宅ローン借り換えのメリット3:現在のライフプランにあった住宅ローンを選べる住宅ローンの借り換え時には、金利タイプだけでなく、団体信用生命保険の内容や借入期間などすべて新しく決めることができます。元の住宅ローンの借入時と借り換え時で家族の人数や年齢など大きく変わっている場合には、現在のライフプランに合うよう変更できるのです。例えば、年齢を重ねて病気に対する意識が高まったというケースでは、元の住宅ローンでは死亡のみを対象とする団信に加入していたものを、借り換え時には3大疾病も補償対象とする団信に変えるといったことが可能になります。住宅ローン借り換えのデメリット住宅ローン借り換えのデメリット1:借り換えにかかる費用を負担する必要がある一方、借り換えにはデメリットもあります。まずは、先述のとおり、住宅ローンの借り換え時には元の住宅ローンの完済手数料や抵当権抹消費用、新しい住宅ローンの抵当権設定費用や事務手数料などの費用がかかってしまうことです。借り換えすることで総返済額が減るかどうかの判断には、この借り換えにかかる費用も加味したうえで決めることが大切です。例えば、借り換えをすることで総返済額が2,200万円から2,100万円に下がるとしても、借り換えにかかる費用が200万円かかるというのでは総合的にマイナスとなってしまいます。なお、借り換え時にかかる費用には以下のようなものがあります。住宅ローン借り換えのデメリット2:返済額が増加する可能性もある固定金利から変動金利に変更したようなケースでは、借り換えした後で金利水準が上がり、返済額が増加してしまう可能性もある点に注意が必要です。変動金利は固定金利と比べて一般的に金利が低いですが、金利が変動するリスクがあります。借り換え時の金利だけでなく、将来どのように変動していくかという点も含めて判断する必要があります。住宅ローン借り換えのデメリット3:住宅ローンの審査を受ける必要がある借り換え時には、そのときの年収や年齢などをもとに住宅ローンの審査を受ける必要があります。一般的に、年齢を重ねている分年収は高くなっている可能性が高いですが、健康面、住宅の担保価値の面で審査が厳しくなりやすいです。住宅ローンの審査に通らなければそもそも借り換えすることもできないため、この点については事前にしっかり確認しておくようにしましょう。住宅ローンのベストな見直し時期は?住宅ローンのベストな見直し時期は、実際には個別に異なりますが、ここでは一般的な視点で見直しに適したタイミングをご紹介していきたいと思います。[adsense_middle]借入から10年後1つ目は借入から10年後のタイミングです。これは、大きく住宅ローン控除と金利の2つが理由として挙げられます。住宅ローン控除まず、住宅ローン控除は住宅ローンの年末残高の1%について所得税と住民税から還付を受けられるというものですが、消費税10%に上がったタイミングで13年に延長される前は、控除期間が10年となっていました。住宅ローン控除は非常に効果が高い分、期間が過ぎると住宅ローンに対する負担が大きく変わってしまいます。金利また、金利については、固定期間選択型金利で10年を選ぶことが多い点や、フラット35において条件を満たすと、当初10年間について金利優遇を受けられる点が挙げられます。これらのタイミングで住宅ローンを借り換えることで、そのときの状況にあった住宅ローンに変えることができるでしょう。固定から変動への移行のタイミング固定期間選択型金利では、借入時に10年間など固定する期間を選択して、最初の固定期間が終了した後は、改めて固定する期間を選択するか、変動金利に移行することになります。この移行時は住宅ローン見直しのタイミングの1つです。というのも、固定期間選択型金利は、当初借入時はキャンペーン金利の適用を受けられるものの、金利の再選択時に変動金利に移行するときはキャンペーン金利の適用を受けられないのです。固定期間選択型金利のキャンペーン金利例えば、店頭金利が3%の金融機関で固定期間選択型金利を選ぶとき、キャンペーン金利として最初の金利の2%の優遇を受けられるといった内容になっていることが多いです。一方、10年経って店頭金利が3%のままであったとしても、金利の再選択時や変動金利への移行時には、この2%の金利優遇は受けられないのが一般的です。通常、新規借入時のキャンペーン金利より少し下がって、例えば1%の金利優遇を受けられるといった具合です。この場合、店頭金利が変わっていなくとも、適用金利は元の1%から2%に大幅アップしてしまいます。借り換えは新しい金融機関で住宅ローンを借りるため、再度キャンペーン金利の適用を受けられます。こうした理由で固定期間選択型金利を選ばれた方は、最初の固定期間終了のタイミングが住宅ローン見直しの1つのタイミングとなるでしょう。一般的に借り換えがお得になる条件一般的に住宅ローン借り換えがお得になる可能性がある条件としては、以下のようなものがあります。金利差が0.3%以上ある残高が1,000万円以上ある残り返済期間が10年以上あるまずは、借り換えを検討している住宅ローンが上記の条件を満たすかを確認しておくことをおすすめします。住宅ローン借り換えの注意点最後に、住宅ローン借り換えの注意点として以下の3つをご紹介します。保証料や事務手数料が高額になりやすい年齢を重ねると団信の審査に落ちやすくなる同じ金融機関内での借り換えが可能なこともある[adsense_middle]保証料や事務手数料が高額になりやすい住宅ローン借り換えには各種費用がかかることをお伝えしましたが、中でも大きな費用となりやすいのが、新しい住宅ローンを組むときに支払う保証料です。保証料は、住宅ローンを延滞したときにお世話になる保証会社に対して支払うもので、借りる人の属性や年収によって負担額が変わります。例えば、目安としてみずほ銀行の住宅ローンの保証料を見てみると、以下のようになっています。206,110円~721,470円(借入期間35年、借入額1,000万円あたり)3,000万円の借入で、審査によっては200万円以上の保証料が必要になってしまいます。なお、フラット35やネット銀行の多くは保証料が不要となっていますが、代わりに事務手数料が借入額×2%のようになっているのが一般的です。こちらも高額となりやすいので、事前にしっかり確認しておきましょう。年齢を重ねると団信の審査に落ちやすくなる住宅ローンを借りるには、団信に加入することが条件となっているのが一般的です。団信は住宅ローン返済中に借入人が死亡した場合、残債を0円にできる保険のことです。これは金融機関にとっても、借入人が死亡して返済できなくなり、不良債権となってしまうことを防ぐ目的があります。団信の審査では、過去の入院歴や投薬歴を記入する必要がありますが、これらは必然的に年齢を重ねるごとに経験する可能性が高くなります。健康に問題を抱えていたり、過去に大病を患っていたりすると、住宅ローンの借り換えもできなくなる可能性があることに注意が必要です。同じ金融機関内での借り換えが可能なこともある住宅ローンの借り換えは同じ金融機関内でも可能なことがあります。例えば、住宅金融支援機構のフラット35は、フラット35からフラット35への借り換えが可能となっています。同じ金融機関内での借り換えであっても、金利水準が大きく下がっていればお得になります。こうしたことは金融機関から積極的に提案を受けられるものではないため、自分でキャッチアップしながら、必要に応じて担当者の方に相談してみるとよいでしょう。住宅ローン借り換えのタイミングに関するまとめ住宅ローン借り換えのタイミングについてお伝えしました。住宅ローンの借り換えのベストなタイミングは実際には個別に変わりますが、借入から10年後、固定金利から変動金利への移行のタイミングなどある程度の傾向はあります。本記事の内容を参考にしつつ、住宅ローンの借り換えを検討される方はFPなどの専門家に相談してみることをおすすめします。
2020年06月10日今回アドバイスしてくれるのは、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さん家を建てるとき、買うとき、なんといっても悩ましいのは予算のこと。「いくらの家を建てられるか」「住宅ローンはどのくらい借りられるか」「ローンの返済額はどう設定したらいいのか」など、様々な疑問が噴出します。そこで今回は「家づくりにかかるお金のこと」をファイナンシャルプランナーで、節約アドバイザーでもある丸山晴美さんにアドバイスしてもらいました。現在家づくりを検討している30代夫婦と子ども一人の3人家族が今回の主人公。夫・住男(38歳)、妻・まい(30歳)は、長男・の小学校入学を前に念願の家づくりを決意しました。最近では顔を合わせれば、話題は家づくりのことばかり。そんなお悩みに応える、丸山さんのアドバイスが彼らに届けばいいのですが。■ POINT1予算組みは無理なく返せる金額を見極めることcora/PIXTA(ピクスタ)住宅を取得するときに、理想の間取りや仕様を先に決めてから、その費用を予算とするのは危険です。家にかかる費用から資金計画をスタートするというのは一見当たり前のように思えるかもしれませんが、ポイントは自分で準備できる金額と余裕をもって返せる住宅ローンを計算し、そこから逆算して予算を考えること。この先のライフプランも考慮しつつ、長いスパンで計画を立ててください。住宅ローンは、1年の返済額を年収の25%以内にすることがひとつの目安になります。■ POINT2生活費の見直しで、家計をスリムに資金計画を立てる際には、日常生活で今かかっているお金をまず見直すことをおすすめします。そのためにはまず家計を固定費と変動費に分けて考えてみましょう。固定費とは毎月一定額支出する項目で、代表的なものは住居費や公共料金、通信費、保険料、教育費、クルマの維持経費など。対する変動費は食費、医療費、交際費など。この2つのうち、まず見直すのは固定費で、削減しても困らないものからリストアップしてみましょう。例えば…保険料の見直し携帯電話のプラン変更車の維持費特に車は税金のほか、燃料代、保険代、車検代、修理代など、維持するためのコストがかかります。最近ではカーシェアやサブスクリプションの登場で、車を所有する概念が変わってきていますから、思い切って考え方を変えてみるの方法もありますね。■ POINT3建てた後にかかるお金、貯蓄しておくお金注意しておきたいのが、新居にかかるコストは住宅ローンだけではないということです。特に賃貸住宅ではかからなかった様々な必要経費がかかってくるということです。以下は住宅を維持するためにかかる主な経費。固定資産税年間数万~数十万円程度火災保険料年間十数万円程度光熱費のアップ広さや部屋数による維持管理費屋根や外壁の葺き替え、塗り替え費用や補修費用など設備機器の交換費用給湯器、コンロ、温水洗浄便座などの耐用年数はおよそ10年周期また長期的にはリフォームの必要にも迫られます。改修の規模にもよりますが、500万~1000万円程度の費用は覚悟しましょう。先々の出費に備えるため、年間20万円以上は住宅の維持費用として積み立てておきたいところです。■ POINT4住宅ローンの返済方法は大きく2つ住宅ローンの返済期間は最長35年。しかし、定年退職年齢を60歳とした場合、25歳から住宅ローンを利用しない限り、リタイアしたあとも返済し続けることになります。リタイア後の長い人生のためには貯蓄も必要ですし、できれば退職金は老後の資金として取っておきたいと思うもの。住宅ローンの返済方法は大きく以下の2つ。返済期間を短く設定し、早く返済を終える返済期間を長く設定し、月々の返済額を抑える借入金額4,000万円を全期間1.5%で元利均等返済で借り入れした場合返済期間20年25年30年35年毎月返済額193,018159,974138,048122,473総返済額46,324,21747,992,21049,697,09351,438,816総利息6,324,2177,992,2109,697,09311,438,816期間を短く設定すると月々の返済額が増え、それに伴い借りられる額が制限されるなどデメリットもあるものの、完済までの期間が短くなるだけでなく、利息が減るので総支払額が抑えられます。一方、長く設定した場合、月々の支払いの負担は少ないのですが、その分利息の金額は多くなってしまいます。であれば月々の返済額を減らした分を貯蓄に回して繰り上げ返済を重ねる方法がいいと思います。また繰り上げ返済を考えるなら、いつの時点で繰り上げを行うのかを計画しておくことも重要です。今はネット上の様々なサイトで、ローンの返済シミュレーションができるので活用してみてください。■ POINT5家を建てる総予算は「付帯工事費」と「諸費用」を加えたもの家づくりの予算について調べていくと、よく目にするのが「坪単価」という言葉。家の規模に応じて坪単価を計算すれば、建築費用の目安になると考えがちですが、実際は坪単価以上に費用がかかることがほとんどです。「坪単価」とは建物の「本体価格」を延床面積の坪数(一般的には一坪3.3㎡)で割ったもの。「本体価格」+「付帯工事費」+「諸費用」=住宅工事費の総額となります。本体価格基礎から屋根までの家自体の建築工事費のこと付帯工事費敷地の造成費、設備やインテリア、エクステリアなどにかかる費用諸費用住宅ローンの手続きや登記にかかる費用、手数料や印紙代なども含む予算を立てるときには、これらの費用を想定することもお忘れなく。■ POINT6予算決めと同時に、住みたい家のイメージを広げておきましょう予算が決まれば、工務店やハウスメーカー、あるいは設計事務所に予算と間取りなどの希望を伝えることができます。各社ともに予算を考慮しながら、その人に合ったプランを提案してくれるでしょう。しかしその前に自分の求める家の広さや間取りを自分たちで考えておくことも大切です。そもそも現在暮らしている家のどこに不満があって新居を計画したのか、家づくりでいちばん大切なポイントはなんなのかなどを考えていけば、自分たちが住みたいのはどんな家なのかを見極めるきっかけにもなります。リビングやダイニング、子ども室や収納、一つひとつをリストアップして、現状からどう変えたいか、どのくらいの広さが必要かなどについて考え、そのイメージを設計・施工者に伝えるといいでしょう。■ POINT7土地を探している場合、建築業者に頼むとメリットがある新居を計画する場合、土地から探さなければならない方も多いでしょう。土地を探す場合、不動産業者に希望のエリアや予算、駅からの距離や日当たりなどの条件を伝え、それに合った土地を探してもらうのが一般的です。しかし依頼するハウスメーカーや工務店など、建築業者が決まっている場合は、土地探しから相談するという方法があります。そのような業者はたいてい不動産ネットワークに長けているうえ、自社で不動産部門を持っていることもあり、市場に出る前の土地を紹介してくれるケースもあるからです。その場合、以下に挙げるような資金面でのメリットを得られる可能性が高くなります。総予算の範囲内で建物と敷地にかける予算をうまく配分して、提案してくれる。場合によっては、業者が提携する金利の低いローンを利用できることがある。その場合、土地と建物の代金を一括してローンに参入してくれるため、手続きがシンプルになる。さらには仲介手数料などを軽減してくれるケースもある。もしハウスメーカーや工務店で家を建てることが決まっていて、同時に土地も探しているなら、相談してみるといいかもしれません。■ POINT8住宅ローン返済で大切なことは、長いスパンで考えること住宅ローンの月々の返済額を設定するときに、現在支払っている家賃を基準にする人は多いようです。「今支払える家賃相当額なら、なんとかやっていけるはず」と考えるのも無理はありませんが、実はここに落とし穴が。先に述べたように、戸建て住宅では賃貸ではかからなかった税金や維持費がかかるうえ、年を経るにつれて子どもの教育費もかかるようになります。借入金額が大きい住宅ローンは返済期間も長いため、ライフプランをよく考え、どの年代でどのくらいの支出が生じるのかを、想定しておくことがとても重要になってきます。状況次第では想定外の大きな負担になる場合があるのです。また、これからの不安定な時代、企業の業績変動で収入が減ることも考えられます。住宅ローンは借入額の50%までボーナス払いが可能となりますが、ボーナスは貯蓄に充てて、繰り上げ返済に使うなどの使い方をしたほうが賢明かもしれませんね。実際には時代ごとの経済状況に応じて、私たちの家計も変わってきます。それを見越したうえで、安心できる家づくり予算を組みたいもの。今回ご紹介した家づくりにかかわるお金の話を参考に、手堅い家づくりをしてくださいね。監修/丸山晴美キャラクターイラスト/キタダイマユ※情報は「住まいの設計2020年6月号」掲載時のものです
2020年06月10日新型コロナウイルスによる緊急事態宣言も解除され、日常が少し戻りつつある。だが、経済への影響は深刻で、困窮する人がますます増えるのではとの心配の声も。特に、私たちの生活で問題となるのが住宅ローンだ。住宅ローンサービスを行う株式会社MFSが、住宅ローンを返済中の方に聞いたアンケートによると、「返済が苦しい」と答えた人は39.6%。「今後苦しくなりそう」を合わせると、約7割の人が住宅ローンの返済に悲鳴をあげている。住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)が行う住宅ローンの返済相談も急増している。今年2月には約20件だった相談が、3月には約200件、4月には約1,200件と増え、今は電話がつながりにくい状態が続いているようだ。住宅ローンの滞納には「家が取り上げられ、破綻する」脅威を感じる人も多い。しかし、家を失わずに済む方法は、じつはいろいろあるそう。そこで、経済ジャーナリストの荻原博子さんが、返済がきびしいとき、絶対にやってはいけないことと、住宅ローン破綻を防ぐプランを解説してくれたーー。■住宅ローンの返済に困ったら、まず、借りている銀行に相談をそもそも住宅ローンは滞納しづらいものです。というのも返済が1日遅れただけで、借りている銀行から電話がくるからです。催促を無視して放っておくと、通常なら2カ月、早い場合は1カ月でブラックリストに載ってしまいます。その間、銀行からの催促の電話などに追い詰められ、手を出してしまいがちなのが、クレジットカードなどでお金を借りる「キャッシング」です。今はスマホひとつで借りられ、手軽ですが、キャッシングで当面の返済額を工面するのは、絶対にやってはいけません。一度キャッシングを利用すると、コロナ禍が長引いてきびしい状況が続いたら、来月も再来月もとキャッシングを重ねることになるでしょう。今、住宅ローンの金利は1%前後の超低金利ですが、キャッシングの金利は14%前後。利用がかさむと借金地獄に陥って、それこそ一家破滅の危機です。そんなことになる前に、住宅ローンの返済に困ったら、まず、借りている銀行に相談に行きましょう。銀行だって、返済できずに自己破産されると貸したお金が戻ってきませんから、返済に時間がかかっても、とにかく払ってほしいのです。銀行は親切に相談に応じてくれますから、ご安心を。銀行では、返済計画の見直しを行います。いくつか方法がありますが、コロナ禍できびしい方に有効なプランを考えました。■毎月の返済額を減らして、返済期間を延ばす住宅ローンの返済期間は35年が最長と思っていませんか。返せない状況では、返済期間をさらに延ばして、その分、毎月の返済額を減らすことができます。住宅金融支援機構では、一定の条件を満たせば、フラット35などの返済期間を最長15年延長できます。では、例をあげて見てみましょう。Aさん(40歳)は10年前、2,000万円を金利2%、35年ローンで借りました。ボーナス払いはナシで、毎月の返済額は6万6,252円です(住宅金融支援機構フラット35〈ボーナス払いナシ・元利均等方式〉で試算)。これまで10年間の返済は順調でしたが、コロナ禍で収入が激減。銀行で相談したら、返済期間の10年延長が提案されました。返済期間が延び、返済回数が増えると、1回あたりの返済額は減ります。Aさんの返済額は11年目以降、月5万1,776円に。見直し前と比べると毎月約1万5,000円、返済額を減らすことができました。銀行と相談してコロナ禍の急場をしのぎ、毎月の負担も減って一件落着、とは終わりません。返済期間が10年延びていますので、総返済額は約187万円増えていますから、家計が落ち着いたら、再度の見直しが必要です。コロナ禍の経済的な打撃は、これからが本番かもしれません。たとえ困窮を極めても、一人で抱え込まず、相談してください。どうしようもなくなったら、自己破産という方法もあります。なにより大切なのは「命」ですから。「女性自身」2020年6月16日号 掲載
2020年06月05日新型コロナウイルスによる緊急事態宣言も解除され、日常が少し戻りつつある。だが、経済への影響は深刻で、困窮する人がますます増えるのではとの心配の声も。特に、私たちの生活で問題となるのが住宅ローンだ。住宅ローンサービスを行う株式会社MFSが、住宅ローンを返済中の方に聞いたアンケートによると、「返済が苦しい」と答えた人は39.6%。「今後苦しくなりそう」を合わせると、約7割の人が住宅ローンの返済に悲鳴をあげている。住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)が行う住宅ローンの返済相談も急増している。今年2月には約20件だった相談が、3月には約200件、4月には約1,200件と増え、今は電話がつながりにくい状態が続いているようだ。住宅ローンの滞納には「家が取り上げられ、破綻する」脅威を感じる人も多い。しかし、家を失わずに済む方法は、じつはいろいろあるそう。そこで、経済ジャーナリストの荻原博子さんが、返済がきびしいとき、絶対にやってはいけないことと、住宅ローン破綻を防ぐプランを解説してくれたーー。■住宅ローンの返済に困ったら、まず、借りている銀行に相談をそもそも住宅ローンは滞納しづらいものです。というのも返済が1日遅れただけで、借りている銀行から電話がくるからです。催促を無視して放っておくと、通常なら2カ月、早い場合は1カ月でブラックリストに載ってしまいます。その間、銀行からの催促の電話などに追い詰められ、手を出してしまいがちなのが、クレジットカードなどでお金を借りる「キャッシング」です。今はスマホひとつで借りられ、手軽ですが、キャッシングで当面の返済額を工面するのは、絶対にやってはいけません。一度キャッシングを利用すると、コロナ禍が長引いてきびしい状況が続いたら、来月も再来月もとキャッシングを重ねることになるでしょう。今、住宅ローンの金利は1%前後の超低金利ですが、キャッシングの金利は14%前後。利用がかさむと借金地獄に陥って、それこそ一家破滅の危機です。そんなことになる前に、住宅ローンの返済に困ったら、まず、借りている銀行に相談に行きましょう。銀行だって、返済できずに自己破産されると貸したお金が戻ってきませんから、返済に時間がかかっても、とにかく払ってほしいのです。銀行は親切に相談に応じてくれますから、ご安心を。銀行では、返済計画の見直しを行います。いくつか方法がありますが、コロナ禍できびしい方に有効なプランを考えました。■ある時期だけ、毎月の返済額を抑えるコロナ禍で収入の減少が一時的なものだとしたら、たとえば1年間といった短期間、返済額をぐっと抑えるものです。とはいえ、毎月の返済をゼロにしてくれる銀行はほとんどありません。返済を半額に減らす、元本の返済はゼロにして利息のみを返済するなどの方法があります。では、例をあげて見てみましょう。Aさん(40歳)は10年前、2,000万円を金利2%、35年ローンで借りました。ボーナス払いはナシで、毎月の返済額は6万6,252円です(住宅金融支援機構フラット35〈ボーナス払いナシ・元利均等方式〉で試算)。Aさんの例で11年目の1年間だけ利息のみの返済にした場合、11年目の利息は月2万5,308円。利息のみの返済にすると、毎月の負担は約4万円抑えられました。12年目からの返済額は毎月の6万8,378円となり、収入が持ち直していれば問題ない金額でしょう。ただ利息のみの返済では元本は全く減りませんから、1年間余計に利息を払ったことになり、その分、総返済額は約12万円増えます。負担の増加が少ない印象ですが、利息のみ返済の期間が長くなると、利息ばかり払って元本が減らず、いつまでたってもローンが終わりません。できるだけ短期間で通常の返済に戻すようにしましょう。そして、家計が落ち着いたら、もう一度住宅ローンの見直しを。このほかにも、「ボーナスが出ない」ケースもあるでしょう。そんなときは、ボーナス払いをやめて月々の返済額を増やす。または、ボーナス払いをやめ、月々の返済額も減らすために返済期間を延ばすなどの方法も考えられます。こうした返済プランの変更には通常、変更手数料が必要です。ただ今はコロナ禍の非常事態ですから、りそな銀行や滋賀銀行など、手数料無料でプラン変更に応じてくれる銀行が増えています。「女性自身」2020年6月16日号 掲載
2020年06月05日住宅ローンにはさまざまな種類があって、どの住宅ローンを選べばいいか悩むという方は少なくないでしょう。本記事では、これから住宅ローンを利用する予定の方に向けて、住宅ローンの選び方のポイントや人気の金融機関をご紹介していきます。住宅ローンの選び方のポイントここでは、住宅ローンを選ぶ際のポイントとして以下の3つをご紹介したいと思います。金利タイプを決めよう金利を含めたトータルコストを算出しよう審査の通りやすさも確認しようそれぞれについて見ていきましょう。金利タイプを決めよう住宅ローンにはさまざまな種類がありますが、基本的な制度はどれも同じです。中でも重要なのが「変動金利」や「固定期間選択型金利」、「全期間固定金利」といった金利タイプです。これらの金利タイプにはそれぞれ特徴があり、すべての住宅ローンから選ぶとなると大変ですが、最初に金利タイプを決めてしまうと、ある程度絞った中で金融機関を選ぶことができます。それぞれの金利タイプの特徴については、後ほどご紹介していきます。金利を含めたトータルコストを算出しよう住宅ローンの基本的な制度はどの金融機関でも同じなのですから、住宅ローンを比較するときには、より低コストで利用できるかどうかをポイントにすることが重要です。ただし、コストを比較するにあたり、単に金利だけを比較するだけでは十分ではありません。住宅ローンは金利以外にも団体信用生命保険、保証料、事務手数料などさまざまな費用がかかるため、これらのコストを含めたトータルコストで比較検討することが大切です。審査の通りやすさも確認しようお得に利用でき、かつ自分に合った住宅ローンを見つけられたとしても、審査に通らなければ融資を受けることはできません。住宅ローン選びの3つ目のポイントとして、住宅ローン審査の通りやすさも確認しておくとよいでしょう。住宅ローンの3つの金利タイプとそれぞれのポイント住宅ローンには変動金利と固定期間選択型金利、全期間固定金利の3つがあります。変動金利とは金利が変動するリスクのある金利タイプで、金利の変動リスクがある分、3つの金利タイプで最も金利水準が低くなっているのがポイントです。一方、全期間固定金利は住宅ローンの融資を受けた段階で最後の返済日まで返済額が確定する金利タイプで、安心して返済していける代わりに、3つの金利タイプの中で最も金利水準が高くなっています。固定期間選択型金利は、10年間など選択した期間だけ固定金利で、期間経過後はもう一度固定金利を選択するか、変動金利に移行するかを選べる金利タイプです。変動金利と全期間固定金利をミックスさせたようなものだと考えるとよいでしょう。以下、金利タイプごとに向いている人の特徴を見ていきたいと思います。変動金利に向いている人はこんな人変動金利に向いている人の特徴としては以下のようなものが挙げられます。とにかくお得に利用したい方金利水準を定期的にチェックして、場合によっては借り換えも検討できる方いざというときは繰上げ返済できる方変動金利は3つの金利タイプの中で最も金利水準が低いため、とにかくお得に利用したいという方に向いています。ただし、常に金利が変動するリスクがあるため、融資を受けた後に金利が上昇してしまうと、総返済額が高くなってしまう可能性がある点に注意が必要です。金利水準を定期的にチェックできる方で、かつ金利が上がったとき、もしくは上がりそうと感じたときには、ほかの金利タイプに借り換えしたり、一括返済したりできる方にはよりおすすめな金利タイプです。全期間固定金利に向いている人はこんな人全期間固定金利が向いている人は以下のような方です。金利のチェックや借り換えが面倒な方最初から最後まで安心して返済していきたい方全期間固定金利は、住宅ローンの融資を受けた段階で最後の日の返済額まで確定するため、最初から最後まで安心してローンを返済していきたいという方におすすめです。定期的な金利チェックや、金利が変動したときの借り換えなどが面倒という方は、全期間固定金利に向いているといえるでしょう。ただし、3つの金利タイプの中で最も金利水準が高くなってしまうため、借入期間中に金利水準が変わらないか、下がった場合には総返済額が最も高くなってしまう点には注意が必要です。固定期間選択型金利に向いている人はこんな人固定期間選択型金利に向いている人は以下のような方です。将来的に収入の増加が見込める方将来的に出費の減少が見込める方固定期間終了後に金利が高くなる場合、繰上返済できる方固定期間選択型金利は10年間など、当初選択した期間だけ金利が固定されるもので、固定期間終了後は再度固定金利を選ぶか、変動金利に移行するかを選ぶ必要があります。3つの金利タイプの中では、変動金利よりは金利水準が高く、全期間固定金利よりは低いという位置づけです。「キャンペーン金利」に注意当初の固定期間終了後は、仮に店頭金利が変わらない場合でも適用金利が高くなってしまうことが多い点には注意が必要です。金融機関のホームページなどで見られる住宅ローンの金利の多くは「キャンペーン金利」と呼ばれるもので、「住宅ローンの新規融資をする方にだけ適用される金利」です。例えば、10年固定の店頭金利が2.5%の金融機関で、住宅ローンを新規借り入れする場合に限り1.5%の金利優遇を受け、1.0%で借りられるといった形です。固定期間選択型金利で固定期間を再選択するとき、このキャンペーン金利の適用を受けることができない場合が多いです。金利の再選択時には金利優遇幅が小さくなることが多く、例えば上記ケースで金利の再選択時の金利優遇幅が1.0%という金融機関では、例え10年間で金利水準が変わっていなくとも、金利が0.5%上昇してしまうことになります。このため固定期間選択型金利は、当初固定期間終了後に繰上返済できる方におすすめです。また、例えば10年固定金利を選ぶ場合に、「10年後には給料が上がっている可能性が高い」という方や、「10年後は子供が大学を卒業して教育費の負担が小さくなっている」という方にも向いている金利タイプだといえます。[adsense_middle]金利以外の費用を含めたトータルコストで考えよう住宅ローンは金利の差が目につきやすいですが、金融機関を比較するときは金利差だけでなく、その他の費用も含めたトータルコストも見ることが大切です。住宅ローンの金利以外の費用には以下のようなものがあります。団体信用生命保険保証料事務手数料それぞれ見ていきましょう。団体信用生命保険住宅ローンを組むときは、原則として団体信用生命保険に加入する必要があります。団体信用生命保険とは、返済中に債務者が死亡したときに、住宅ローンの残債を0にできる保険のことです。多くの金融機関で、団体信用生命保険の保険料は金利に含まれています。一方、金融機関によっては単に死亡のみを対象とした保険だけでなく、「ガン」や「3大疾病」「8大疾病」などを対象としたものもあることがあります。これら死亡以外を対象とする団信に加入する場合は、金利に0.2%~0.3%加算されるのが一般的ですが、金融機関によっては金利負担なしで借りられるパターンもあります。このため、金利差に加えて、団体信用生命保険の保障内容がどうなっているかも確認しておくことが大切だといえます。保証料住宅ローンを組むときは、金融機関が保証会社をつけることが多いです。保証会社とは、仮に債務者がローンの返済を延滞することが続いたとき、保証会社が金融機関から住宅ローンの債権を買い取るという契約をするもので、その保証料は債務者が負担する必要があります。保証料は利用する金融機関によって、また審査次第で変わります。例えば、みずほ銀行の住宅ローンでは、借入期間35年のとき、借入額1,000万円につき「206,110円~721,470円」となっています。保証料の額に差があるのは、審査によって返済が滞るリスクが低い場合には保証料も低く、リスクが高い場合には保証料が高くなるということです。仮に3,000万円借りるとすると、みずほ銀行では最大で216万円もの保証料がかかってしまうことになります。2つの金融機関で住宅ローンの審査を出したとき、A金融機関ではリスクが高いと判断され保証料が高く、一方のB金融機関ではリスクが低いと判断され保証料が安くなるといったことも珍しくはないため、保証料まで含めた比較が重要となります。また、フラット35やネット銀行は基本的に保証料無料となっています。事務手数料住宅ローンの融資をするには、金融機関の窓口の担当者がさまざまな手続きを行います。そのための手数料として支払うものが事務手数料です。通常3万円~5万円+消費税程度といった形が多いですが、住宅金融支援機構のフラット35やネット銀行等では、借入額の1.5%~2.0%といった形で設定されているのが一般的です。例えば、3,000万円の借入では45万円~60万円ですから、結構な金額となります。こうした理由からも、金利や保証料の額、事務手数料の額等、それぞれ単体で考えるのではなく、トータルコストでどの金融機関がお得かを考えることが大切だといえます。住宅ローンの審査についてお得に利用できる住宅ローンを見つけたとしても、審査に通らなければ利用することはできません。また、先述の通り、住宅ローンの審査次第で保証料が高くなったり安くなったりすることもあります。このため、金融機関を選ぶときは住宅ローンの審査についても考慮することが大切だといえるでしょう。なお、たとえある金融機関で住宅ローンの審査が否決だったとしても、他の金融機関では住宅ローンの審査に通ったといったことはよくあることです。自分に合った金融機関を複数ピックアップしつつ、審査が否決になった場合には別の金融機関への審査に出すことも考えておくとよいでしょう。[adsense_middle]徹底比較!【金利タイプ別】2020年人気の住宅ローンおすすめランキングここからは、変動金利と固定金利、全期間固定金利それぞれについて人気の金融機関ランキングをご紹介していきます。変動金利のおすすめ住宅ローンランキング変動金利の住宅ローンおすすめランキングは以下の通りです。ジャパンネット銀行じぶん銀行住信SBIネット銀行【変動金利:1位】ジャパンネット銀行本記事で、金利だけでなくトータルコストも考えるべきとお伝えしていますが、上位3行については、いずれも低金利かつトータルコストも低く抑えられるようになっています。具体的には、3行とも保証料が0円なのです。その上で、ジャパンネット銀行の変動金利は0.399%と業界最低水準の金利となっています。【変動金利:2位】じぶん銀行じぶん銀行は、上記のとおり保証料0円であることに加え、通常の団信に加えてガン団信と全疾病保障が保険料無料で利用できるようになっています。がん団信や全疾病保障は、金利に0.2%~0.3%程度上乗せする金融機関が多いので、特に保険を手厚くして住宅ローンを借りたいと思っている方にはこれ以上ない住宅ローンだといえるでしょう。なお、じぶん銀行の変動金利は0.41%です。【変動金利:3位】住信SBIネット銀行住信SBIネット銀行も保証料無料に加え、全疾病保障の保険料が無料となっています。かつ、変動金利の金利0.428%と非常に低い金利設定です。なお、3行とも保証料は無料ですが、事務手数料として借入額の2%程度を支払う必要があります。事務手数料を含めても他の金融機関より圧倒的にお得に利用できますが、事務手数料については覚えておくようにしましょう。固定期間選択型金利の住宅ローンおすすめランキング次に、固定期間選択型金利の住宅ローンおすすめランキングは以下の通りです。じぶん銀行りそな銀行新生銀行【固定期間選択型金利:1位】じぶん銀行変動金利と同じく、固定期間選択型金利でもじぶん銀行はお得に利用できるようになっています。先述の通り、じぶん銀行は保証料や団信も含めてのトータルコストを含めてお得で、これは固定期間選択型金利でも同様です。さらに、じぶん銀行の固定期間選択型金利は0.550%と業界最低水準となっています。【固定期間選択型金利:2位】りそな銀行りそな銀行はじぶん銀行などと異なり、店舗のある金融機関ですが、住宅ローンにおいてはネット銀行と同じく保証料無料で利用できるようになっています。ただし、事務手数料は借入額の2.2%を支払う必要があります。さらに、りそな銀行では「事務手数料無料で保証料を一括払いするタイプ」や「事務手数料無料で保証料を金利上乗せにするタイプ」も用意されています。借入時にまとまった支払いができない場合に、保証料金利上乗せタイプを選ぶといった選択も可能なのです。りそな銀行はネット銀行と同じく、手続きをインターネット上で済ませることができる点でも画期的です。なお、りそな銀行の10年固定金利は0.645%と非常に低い金利水準となっています。【固定期間選択型金利:3位】新生銀行新生銀行も店舗のある金融機関としては珍しく、保証料無料で利用できるプランが用意されています。さらに新生銀行では事務手数料についても、借入額×2.2%の定率型や、借入額に関わらず一律55,000円の定額型など、いくつかのパターンから選べるようになっています。10年固定の金利は0.800%と、ネット銀行やりそな銀行と比べるとやや高い水準となっていますが、上記制度と組み合わせることでお得に利用できる可能性があります。また、りそな銀行や新生銀行のように店舗のある金融機関については、何かあれば窓口で相談できる点もポイントとなるでしょう。全期間固定金利はフラット35がおすすめ民間の金融機関でも全期間固定金利が用意されていることもありますが、多くの場合は高い金利設定となっています。全期間固定金利を選ぶのであれば、住宅金融支援機構のフラット35一択と考えてよいでしょう。フラット35は民間の金融機関が窓口となって融資をします。どの金融機関で融資を受けても住宅ローンの内容は変わりませんが、金融機関によって事務手数料の額が変わります。これは単純に比較するだけなので、お住まいの地域で利用できる金融機関数社で比較検討してみるとよいでしょう。例えば、優良住宅ローンのフラット35は通常の物件で事務手数料が借入額×0.8%と、一般的な金融機関と比べて安く利用できるようになっています。おすすめの住宅ローンに関するまとめおすすめの住宅ローンについて、住宅ローンの選び方や金利タイプごとのポイントなどをお伝えするとともに、それぞれ特徴のある金融機関をお伝えしました。住宅ローンを選ぶときは、まずは金利タイプを決めた上で、金利や団信、保証料などを含めたトータルコストで比較することが大切です。これから住宅ローン選びをされるという方は、ぜひ本記事の内容を参考になさってください。
2020年06月03日借り入れを利用している人は多く、令和元年の金融広報中央委員会『家計の金融行動に関する世論調査』によりますと、世帯主が20代の場合で41.7%、30代の場合で56.3%、40代の場合で65.3%と、住宅ローンなど何かしらの借り入れがあるとのことです。 また、新型コロナウイルスの影響での失業・休業などで返済が難しい方もいらっしゃると思います。そのような中で、返済が難しい場合に考えることを簡単にまとめましたので、ご参考にしてみてください。 借り入れ・支払いを一覧にして内容を把握する返済が難しい場合や家計が厳しい場合は、返済や支払が多すぎて、全体像が把握できていないことが少なくありません。まずは借り入れや定期的な支払いを一覧にまとめると良いでしょう。 【確認する内容と項目】 【1】借入先・支払先の名称・内容(例:〇〇銀行・住宅ローン、△△電力・電気料金、◇◇税・□□役所)【2】毎月の返済額・支払額 (例:元本〇〇〇円、利息〇〇〇円)【3】返済総額(例:合計〇〇〇万円)【4】支払期間(例:〇〇年)【5】金利(例:固定〇%)一覧にすることによって、毎月の返済・支払額や全体像が把握できるので、今後の対策を立てやすくなりますので、できる限り一覧を作成しましょう。 返済や支払の優先順位を決める借り入れや定期的な支払いを一覧にしたあとは、返済・支払いの優先順位をつけましょう。優先順位としては、金利が高いもの、生活への影響が大きいものが上位となります。 例えば、金利の高いのとしては、消費者ローンやキャッシング等、生活の影響が大きいものは、住宅ローンや自動車ローン等が挙げられます。逆に税金や社会保険料、奨学金等は、手続きをすることによって分割や延滞が認められるケースが多いので、返済や支払は厳しい場合には、税金や社会保険料、奨学金の分割や延納の手続きを検討しましょう。 それでも返済の難しい場合は法律家に相談を借り入れ・支払いの内容をまとめ、優先順位を決めて返済・支払いをして、一部を分割・延滞をしてもこれでしのげるのは一時的です。これが1年以上続くと、新たな年の請求が来て支払いが重複してしまいますので、家計全体の見直しを検討しましょう。なお、支払いの優先順位をつけ、家計全体の見直しをしても返済が難しい場合は、返済額・支払額は増えすぎる前に、消費生活センター等の相談窓口や弁護士・司法書士等の法律家に相談をすることをお勧めします。返済額・支払額が大きければ大きいほど解決が難しくなりますので、返済・支払いが難しいと思った場合には、相談をすることを覚えておくと良いでしょう。なお、法律家への相談は市区町村での相談会や各地の弁護士会・司法書士会等へ問い合わせをしてください。 借り入れそのものは珍しくもなく、上手に利用するものですが、あくまでも返済することが前提です。返済が難しくなった場合は、借り入れを増やしたり、先延ばしにしたりする以外にもできることがありますので、できることから進めましょう。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2020年06月02日住宅ローンには実に多くの種類があり、そのどれもが基本的な仕組みを同じとした商品であることから、どの住宅ローンを選べばよいかを決めるのは難しいものです。そんな中でも、住宅ローンを選ぶにあたり押さえておくべきポイントはあります。本記事では、住宅ローンを決めるにあたり、押さえておきたい4つのポイントをご紹介していきます。ポイント1:変動金利or固定金利の選び方住宅ローンを選ぶ際、最初に「どの金融機関がよいか?」から決めるより、「変動金利と固定金利のどちらを選べばよいか?」を決めるほうが効率的です。というのも、どの金融機関を選んでも、変動金利や固定金利という仕組み自体は同じだからです。ここでは、変動金利と固定金利それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきたいと思います。変動金利の特徴とメリット・デメリット変動金利はその名のとおり変動する金利で、変動するというリスクがある一方、固定金利と比べて低い金利設定になっているのが一般的です。変動金利の最大のメリットはその金利の低さです。例えば、みずほ銀行の変動金利は0.625%~0.875%、固定金利のうち、10年固定は0.85%~1.10%とおおよそ0.2%程度の金利の違いがあります。一方、金利が変動するため、借入時の金利が低くとも将来金利が上がると、総合的な返済額は固定金利より高くなってしまう可能性があります。このため、「金利が下降傾向もしくは横ばい傾向にあるとき」は変動金利を選ぶのがおすすめといえます。将来の金利変動を読むことはできる?とはいえ、実際のところ将来の金利水準を読むことは不可能といってもよいでしょう。ここ10年程度、金利は「底」と言われ続けていました。底ということは、もう上がるしかありません。しかし、日本は2016年にマイナス金利を導入したため、さらに金利が下がることになりました。このようなことは誰にも予測できないでしょう。金利が上がったら繰上返済できるのがベスト金利を完全に読むことはできないため、将来的にお得か損かを天秤にかけて変動金利か固定金利を選ぶのは難しいことです。一方、ある程度の蓄えがあり、「金利が上がったら繰上返済できる」という状況を作れるのであれば、変動金利を選んだほうがよいといえます。こうすることで、変動金利の低い金利で融資を受けつつ、仮に金利が上がったときはその影響を低く抑えることができるからです。「そもそもお金があれば融資を受ける必要はないのでは」と思うかもしれませんが、そうとも言えません。マイホームの購入には、住宅以外にもさまざまなお金がかかるものです。手元にある程度のお金を残しておいたほうが何かあったときに安心できるでしょう。また、特に住宅ローンを借りてから13年間は、住宅ローン年末残高の1%について所得税と住民税から控除を受けられる住宅ローン控除があるため、その期間中は実質的な金利負担なしでお金を借りられます。固定金利の特徴とメリット・デメリット固定金利には最初に選んだ期間だけ固定される固定期間選択型金利と、フラット35など借入期間中ずっと同じ金利で借りられる全期間固定金利があります。固定期間選択型金利とは固定期間選択型金利とは、10年など借入時に固定する期間を選び、期間経過後は再度固定期間を選択(金利の再選択)するか、変動金利に移行するかを選ぶというものです。固定する期間が長い程金利が高くなる傾向にあり、かつ固定期間が短いとすぐに金利の再選択をする必要があるため、程よい期間といえる「10年固定金利」の人気が高いです。なお、一般的に固定期間選択型金利の金利は、変動金利よりは高く、全期間固定金利よりは低くなっています。将来的な借り換えも視野に入れよう固定期間選択型金利の落とし穴ともいえるのが、「キャンペーン金利」の存在です。最初に固定期間選択型金利で住宅ローンの融資を受ける際、その金利は通常「キャンペーン金利」の適用を受けます。金融機関が、自行を選んでもらうために低い金利で融資をしてくれるというわけです。例えば、10年固定金利の店頭金利が2.5%のところ、キャンペーン金利で1.0%で貸してくれるといった具合です。一方、金利の再選択時には、このキャンペーン金利の適用を受けることはできないのが一般的です。仮に金利の再選択時の優遇幅が1.0%だった場合、仮に10年間で店頭金利が全く動いていなかったとしても、10年固定金利を再度選ぶと、その金利は1.5%に上がってしまうのです。10年固定金利を選ぶのであれば、10年経過後は一括返済するか、ほかの金融機関に借り換えすることも検討するとよいでしょう。全期間固定金利とは全期間固定金利とは、借入期間中ずっと同じ金利で借りられるというもので、金利の変動リスクを全く考慮する必要がない分、変動金利や固定期間選択型金利と比べて高い金利設定となっているのが一般的です。仮に35年間ずっと同じ金利水準であれば、変動金利と全期間固定金利の総返済額の差は大きなものになります。例えば、借入額3,000万円、借入期間35年のとき、変動金利の金利を0.8%だと仮定すると総返済額はおおよそ3,440万円となります。一方、同じ条件で全期間固定金利の金利を1.2%と仮定すると、総返済額はおおよそ3,675万円となり、235万円もの差があることが分かります。ただし、35年もの間ずっと金利が変わらないということはあまり考えられません。場合によっては、変動金利のほうが総返済額がずっと大きくなる可能性もあるでしょう。全期間固定金利は、借入時の金利は高いものの、安心して返済していける住宅ローンだといえます。ポイント2:団体信用生命保険の内容を確認しよう次に確認しておきたいのが、団体信用生命保険の内容です。住宅ローンを組むときは通常、団体信用生命保険といって、債務者が亡くなると住宅ローンの残債分の保険金を受け取れる保険に加入します。[adsense_middle]銀行ごとに異なる保険商品この団体信用生命保険は住宅ローンを借りる金融機関ごとに内容が異なります。もちろん、債務者が亡くなると残債分の保険金を受け取れるという部分は同じですが、それ以外の「保障内容」や「保険料の取扱い」に違いがあるため、事前に確認しておくことが大切です。保障内容の違い団体信用生命保険には、債務者の死亡のほか、ガンや3大疾病(ガン、心筋梗塞、脳卒中)、8大疾病(3大疾病+高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎)を保障対象としたものなどさまざまあります。また、保障対象は同じであっても、「残債分の保険金を受け取れる」ものや「入院1日につき10,000円の給付を受けられる」ものなど、受け取れる保障内容にも違いがあります。住宅ローンを借りようと思っている金融機関でどのような団体信用生命保険を取り扱っているのか、あらかじめ確認しておくようにしましょう。保険料の取扱いの違い団体信用生命保険は、保険というからには保険料を支払う必要があります。この保険料の取扱いも金融機関ごとに異なります。一般的に団体信用生命保険の保険料は「すでに住宅ローンの金利に含まれているもの」と「金利に上乗せする形で支払うもの」、「住宅ローン借入時に別途支払うもの」の3つのタイプがあります。死亡のみを対象とした一般的な団体信用生命保険では、1つ目の「すでに住宅ローンの金利に含まれているもの」が多く、3大疾病や8大疾病など、手厚い保険を選ぶと金利に0.2%~0.3%プラスされるといったものが一般的です。一方、金融機関によってはガンや3大疾病、8大疾病などの保険を金利負担なしで利用できるケースもあります。特に手厚い保険を利用したいと考えている方は、このように団体信用生命保険を少ない負担で利用できる金融機関を探してみるとよいでしょう。住宅ローン利用に合わせて既存の生命保険を解約する団体信用生命保険は、亡くなったときに住宅ローンの残債分の保険金を受け取れる保険です。例えば、住宅ローンの残債が2,000万円あるときに債務者の方が不幸にも亡くなってしまった場合には、2,000万円分の保険金を受け取ることができ、遺された家族は家に住み続けることができるほか、家を売却してまとまった資金を受け取ることもできます。このことから、住宅ローンの融資を受けると同時に生命保険を解約したり、保障内容を見直したりするのも1つの方法です。例えば、生命保険を見直すことで毎月の保険料負担分が5,000円浮くとすれば、その分を住宅ローンの返済に充てることもできます。こう考えると、団体信用生命保険の保障内容をよく選ぶことは、金利を選ぶのと同じくらい重要なことだと感じられるのではないでしょうか。ポイント3:金融機関ごとに審査基準が異なる住宅ローンを選ぶにあたり、金融機関ごとに審査基準が異なる点もポイントだといえます。当たり前のことですが、住宅ローンを利用するにはまず審査をパスしなければ始まりません。住宅ローン審査のポイントは年収と属性、個人信用情報の3つ住宅ローンの審査基準は金融機関ごとに少しずつ異なりますが、基本的には借りる人の年収と属性、個人信用情報の3つがよく見られます。年収は高ければ高いほど借りやすく、また借入可能額にも影響します。属性とは、勤め先が役所などの公務員なのか、会社員なのか、会社員であっても1部上場企業に勤めているのか、中小企業なのかによって審査結果が変わります。最後の個人信用情報は、過去に借りたローンで延滞などしていないかを確認するもので、過去に一度でも延滞をしていると住宅ローンを借りるのが非常に難しくなります。勤め先の会社で審査結果が変わることもある住宅ローンの審査のポイントはどの金融機関でも大きく変わりありませんが、ある金融機関では審査に落ちたのに、別の金融機関では審査に通ったということも少なくありません。これにはさまざまなことが考えられますが、そのうちの1つに勤め先の会社によって審査の結果が変わるということがあります。一般的に、ローンの審査の際には上場企業など信用の高い企業ほど審査をパスしやすく、一方で中小企業は慎重に審査がなされます。ただし、例えば地方銀行や信用金庫などで融資を受ける際には、勤め先の企業が中小企業であっても会社の融資などで関係していることが多く、財務状況がよければ想像以上によい評価を得られるといったことがあります。そのほか、金融機関によっては公務員に積極的に融資するケースがあるなどさまざまです。例えば同僚が住宅ローンの審査を受けたのであれば、その結果がどうだったのかなど聞いておくと、自分の住宅ローン選びのときに役立つでしょう。ポイント4:借入時の負担額を比較しよう住宅ローンを利用する際、金融機関に対して事務手数料や保証料などを支払うことがありますが、これらの負担額は金融機関によって異なります。場合によっては100万円以上の違いがでることもあるため、事前に確認しておくことが大切です。[adsense_middle]事務手数料の違い事務手数料とは、住宅ローンを利用するにあたり、金融機関が行うさまざまな事務手続きに対して支払うものです。50,000円~100,000円程度で設定されているところが多く、中には無料のところもあります。なお、住宅金融支援機構のフラット35を利用する場合、金融機関は窓口となるだけで利息を得ることができないということもあり、借入金額×1.5%など高めの設定となっています。仮に3,000万円借りるのであれば、事務手数料だけで45万円の負担となることから、金利などと含めて慎重に検討することが大切だといえるでしょう。なお、フラット35については次に説明する保証料が不要となっています。保証料の違い保証料とは住宅ローンの保証会社に対して支払うものです。住宅ローンの融資を受けた後、万が一返済が滞った場合には、金融機関は残債を回収しなければ大きな赤字となってしまいます。そこで、あらかじめそうした延滞リスクを避けるために利用されるのが保証会社です。保証会社を利用した住宅ローンの場合、債務者が住宅ローンを延滞して返済の目処が立たない場合には、金融機関の代わりに保証会社が肩代わりすることになります。保証会社は、そうしたリスクを引き受ける代わりに保証料を受け取るのです。保証料は住宅ローンの審査の結果、延滞の可能性が低いと判断されると安く、逆に延滞の可能性が高いと判断されると高く請求されることになります。例えば、みずほ銀行の場合、借入金1,000万円あたりの保証料の額は206,110円~721,470円となっています。なお、金融機関によっては保証料不要のケースもあります。事務手数料と併せて、複数の金融機関でしっかり比較検討することが大切だといえるでしょう。住宅ローンの選び方に関するまとめ住宅ローンの選び方について4つのポイントをお伝えしました。本記事でお伝えしたとおり、住宅ローンを選ぶときには金利の違いはもちろん、団体信用生命保険の内容や借入時の各種手数料などを含めて総合的に判断することが大切です。住宅ローンを選ぶときには本記事でお伝えした4つのポイントに沿って、それぞれどのような取扱いになっているか、検討している金融機関を1社1社比較していくことをおすすめします。
2020年05月28日マイホームの購入を検討されている方の多くが住宅ローンを利用することもあり、まずは住宅ローンに通るのかを心配される方は多いようです。本記事では、そうした方に向けて、住宅ローンの審査基準や承認を得るためのポイントなどを解説していきます。住宅ローン審査の方法と流れマイホーム購入時には多くの方が住宅ローンを利用するでしょう。このため、まずは住宅ローン審査の承認を得ることが重要になります。ここでは、住宅ローンの審査についてその方法と流れをご紹介します。マイホーム購入前の準備まずはマイホーム購入前の準備として、住宅ローン審査のために以下の書類を用意しておくようにしましょう。源泉徴収票や所得証明書ほかのローンに関する明細書身分証明書それぞれ解説します。源泉徴収票や所得証明書住宅ローンでいくら融資を受けられるかは年収によります。住宅ローン審査に必要な書類としても、年収を確認するための書類としても、物件探しの前に源泉徴収票や所得証明書を準備しておきましょう。サラリーマンの方の場合、源泉徴収票は勤務先から受け取ることができます。また、自営業の方の場合は昨年分の確定申告書の控えを用意します。住宅金融支援機構のフラット35など、金融機関によっては自治体で発行される所得証明書の提出が必要になる場合もあります。ほかのローンに関する明細書住宅ローンの審査を受ける前に、マイカーローンやカードローン等ほかで借入がある場合には、これも住宅ローンがいくら借りられるかに影響するため、物件探し前に明細書を確認しておくことをおすすめします。多くの場合、明細書はローン借入時に発行されます。紛失した場合は再発行してもらう必要があるため、借入先に連絡するとよいでしょう。身分証明書最後に、住宅ローン審査時には身分証明書が必要になります。当初は家を買う予定がなくとも、物件の見学に行ったときに気に入った物件があれば、買付申込~住宅ローンの事前審査と進むこともあるため、あらかじめ用意しておくと万全です。住宅ローンの事前審査~金融機関による物件査定等事前準備を済ませ、物件を見学した結果、気に入った物件が見つかった場合、まずは物件を購入できるかを確認するために事前審査を行います。事前審査では、先に準備した書類一式が必要になります。事前審査申込書に記入し、金融機関に提出すると、物件の情報や審査申込人の年収・勤め先などの情報をもとに審査が行われます。この事前審査はおおむね1週間程度はかかると考えておくとよいでしょう。住宅ローン以外の借入が多いといった場合には、審査にもっと時間がかかることもあります。売買契約締結~住宅ローン本審査事前審査の承認を得られたら、物件について売買契約をした後に住宅ローンの本審査となります。金融機関にもよりますが、事前審査で承認を得ており、審査内容に大きな違いがなければ本審査でも承認となることがほとんどです。住宅ローンの本審査には1週間~2週間ほどかかるのが一般的ですが、審査基準ぎりぎりの場合などには1カ月以上かかることもあります。住宅ローンの本審査承認を得られたらそのまま決済と進むことができますが、否決になると当然物件を購入できません。なお、金融機関により審査のポイントが異なり、同額を借りる場合でも、ある金融機関では通らないものの、別の金融機関では承認となるといったケースもあります。心配な方は最初から複数の金融機関に審査を提出することを考えてもよいでしょう。住宅ローン審査の基準と承認を得る条件住宅ローン審査で承認を得るためにはどのような条件を満たしておくとよいのでしょうか?審査基準などは金融機関により少しずつ異なりますが、大きくは違いがありません。ここでは、住宅ローン審査で承認を得るための一般的な条件をお伝えしていきます。借入比率が基準を満たしていることまずは、借入比率が金融機関の設定する基準を満たしている必要があります。借入比率とは、年収のうちいくらがローンの返済に充てられているかを示すもので、マイカーローンなど住宅ローン以外の借入の返済と、新しく借りる住宅ローンの返済との合計額で計算します。また、借入比率は金融機関ごとに異なり、例えばみずほ銀行の借入比率は以下のように設定されています。目安として確認しておきましょう。みずほ銀行の借入比率年収300万円以上400万円未満:35%年収400万円以上700万円未満:40%年収700万円以上:45%例えば、年収400万円の方がみずほ銀行で住宅ローンを組む場合、400万円×40%=160万円/年まで住宅ローンやそのほかのローンの返済に充てられるということになります。仮にマイカーローンで毎月5万円、年間60万円の返済をしているのであれば、新しく借りられる住宅ローンは年間100万円、月に8.3万円程度までとなる計算です。なお、住宅ローン実行までにマイカーローンなど、ほかのローンを完済してしまえば、借入比率の限度額まで借りることも可能となります。個人信用情報に傷がないことまた、個人信用情報に傷がないことも重要なポイントとなります。個人信用情報とは、ローンを借りたり、クレジットカードを作ったりしたときにその情報が登録されるもので、毎月の返済や延滞情報が蓄積されています。住宅ローンを融資する金融機関は、融資したものの返済されなければ損をしてしまうため、個人信用情報には非常に厳しいです。一般的に、個人信用情報に1つでも傷があると融資を受けるには非常に難しくなります。なお、例えば存在を忘れていた返済の延滞や、カードなどの切り替えがうまくいかなかったことを原因とした延滞など、何らかの理由がある場合でも承認を得られない場合が少なくありません。特に数年以内に住宅ローンを借りるつもりがある方は十分に注意する必要があります。なお、借入比率についても個人信用情報についても、基本的には基準に満たない場合には審査で承認を得ることが非常に難しくなりますが、例えば年収の高さや、公務員や1部上場企業の社員のように属性がよいなど、ほかにプラスとなる材料があれば承認を得られることもあります。住宅ローン審査のポイントここまでを踏まえて、住宅ローン審査時には以下のポイントを押さえておくとよいでしょう。あらかじめ借入可能額を把握して物件探しをしよう借入比率を満たさない場合は事前完済を検討しよう否決になってもほかの金融機関で承認となる可能性はあるそれぞれ確認していきます。[adsense_middle]あらかじめ借入可能額を把握して物件探しをしようマイホーム購入は、住宅ローンがいくら借りられるか次第で購入する物件が変わるという方も少なくありません。このため、物件探しをするために自分はいくら借りられるのかを把握しておくことをおすすめします。これには、以下の2つの方法があります。自分で計算する借入可能額は自分で計算できます。借入可能額の計算には、先述の借入比率と審査金利と呼ばれる指標を用います。審査金利とは借入可能額を算出するために用いる金利で、金融機関ごとに異なりますが、3%など実際の住宅ローン金利より高く設定されています。借入可能額を計算する方法さて、借入比率と審査金利を用いて借入可能額を計算する方法を見てみましょう。例えば年収400万円の方が、借入比率35%、審査金利3%の金融機関で借入期間35年の住宅ローンの審査を受ける場合、以下のように計算します。住宅ローンの返済に充てられる額を求める:400万円×35%=140万円金利3%で借入期間35年、100万円借りる場合の返済額を求める:46,176円/月上記1.を2.で割って100を掛ける:140万円÷46,176円/月×100=約3,031(小数点以下切り捨て)上記ケースでは、約3,031万円まで借りられる計算となります。(※返済額については住宅金融支援機構の返済額シミュレーションなどを用いましょう。)なお、審査金利や借入比率は金融機関ごとに異なるため、自分で計算するためにはあらかじめ聞いておく必要があります。まずは事前審査を提出してみる自分で計算する方法以外におすすめなのが、まずは事前審査を提出してみる、ということです。住宅ローンの審査では、審査申込人の年収や属性、個人信用情報のほか、物件の情報も見られますが、審査申込人の年収などの比重が大きいのが一般的です。このため、例えばある物件で3,000万円の事前審査の承認を得ていた場合、物件を変えたとしても同額の承認を得られる可能性が高いのです。とはいえ、審査を申し込むには購入予定の物件情報を申請する必要があるため、いくつか見学してみて、その中で気になる物件を住宅ローンの対象にして事前審査を受けてみるとよいでしょう。借入比率を満たさない場合は事前完済を検討しよう先の計算では考慮していませんでしたが、住宅ローン以外にマイカーローンなどの借入がある場合には、借入可能額も少なくなってしまいます。ほかの借入があることが理由で十分な額の借入ができない場合には、事前完済することも考えましょう。手持ちの資金で事前完済が難しい場合には、売買契約時の手付金を少なくしてもらえるよう掛け合ったり、ご両親から借りたりといったことを検討するのも1つです。否決になってもほかの金融機関で承認となる可能性はある住宅ローンの審査は、本記事でご紹介した基準や条件を満たしていても否決となることがあります。例えば個人信用情報が「ホワイト」、つまり過去に何も借入していないことを理由に否決となってしまうようなケースがあります。ローンを借りて返済すると個人信用情報にそのことが記録されますが、何も借入していない方はそうした情報がありません。何も借りていないのですから安心できそうなものなのですが、お金を貸す側からすると何も情報がない=返済しないかもしれないと考えられてしまうケースがあるのです。こうした審査基準は金融機関ごとに、また場合によっては担当者によっても異なります。否決になったら理由を確認しよう住宅ローンの審査は金融機関や担当者によっても異なります。このため、1つの金融機関で否決となったからといって諦めず、ほかの金融機関でも審査を試してみるようにしましょう。このとき、がむしゃらに審査を出すのではなく、否決となった理由を聞いておくことをおすすめします。「総合的に判断して否決」という理由を伝えられることも多いですが、丁寧に否決の理由を教えてくれる場合もあります。中には、自分も把握していなかった借入があったことが原因で否決となることもあります。こうしたケースでは事前完済するなど、原因を解消することで審査の承認を得られる可能性を高めることができます。住宅ローン審査に関するまとめ住宅ローン審査について、審査の流れや基準、承認を得るためのポイントなどをお伝えしました。基準や条件は金融機関ごとに異なるものの、大きくは違わないため、まずは本記事の内容を参考に審査を進めるとよいでしょう。その上で審査が否決となってしまった場合には、その原因を追及しつつ、少しずつ状況をよくしてほかの金融機関に審査を提出することで、承認を得られる可能性を高めることができます。
2020年05月22日天海祐希が老後資金問題をはじめ、あらゆる問題が立て続けに襲ってくる中、悩みもがき奮闘しながらも逆境に立ち向かう主婦を演じる映画『老後の資金がありません!』。この度、本作初の映像となる特報、第2弾キャストとして草笛光子、松重豊、瀬戸利樹、加藤諒、高橋メアリージュン、三谷幸喜ら19名が発表された。今回新たに発表された19名が演じるのは、天海さん扮する主婦・後藤篤子を翻弄する(!?)個性的な登場人物たち。まず篤子の家族には、篤子たちと同居する浪費家の姑・芳乃役を、日本を代表する名女優の草笛光子。定年間近で会社が倒産し失業に陥る夫・章役を、現在放送中のミニドラマ「きょうの猫村さん」が話題の名バイプレイヤー・松重豊。突然結婚相手を連れ、派手婚を報告する娘・まゆみ役を新川優愛。家庭内のムードメーカーで大学生の息子・勇人役を瀬戸利樹が演じる。また、まゆみの結婚相手でヘビメタバンドマン・松平琢磨を加藤諒、篤子の主婦友達・神田サツキを柴田理恵、篤子と対立する章の妹・志津子を若村麻由美、志津子の夫・秀典を石井正則。そのほか、葬儀社の社員役で友近、ヨガ教室の講師役でクリス松村、シングルマザーのキャバ嬢役で高橋メアリージュン、琢磨の両親役で佐々木健介と北斗晶、篤子の両親役で竜雷太と藤田弓子、章の元同期役で哀川翔、本作のキーともなるサツキの父役で毒蝮三太夫、区役所委員役で三谷幸喜、本人役で荻原博子(経済ジャーナリスト)が出演する。篤子を振り回す最大の原因でありながらも、どこか憎みきれない姑を演じた草笛さんは「前田監督と最初にお会いした時に『草笛さんは役作りせずそのままで』と言われました。女優にとってこれほど難しい注文はありません。続けて『そのままで十分おかしいですから』と。劇中ではとんでもない姿をお見せするのですが『もうどうにでもなれっ』と飛び越えてしまった感じ。私の姿を見てみなさんはどう思われるでしょうか、私も早く見たいような怖いような」と話し、「色々な意味でこんな作品は初めて。私にとっては恐ろしい映画です」とコメント。前田哲監督は「80歳を過ぎても現役バリバリのザ・女優である草笛光子さんには、今までやられたことのない、ありえない!ことにトライしてもらいました。時に大胆に時に繊細に全身全霊で役に取り組み、いきいきと楽しんで演じるチャーミングな姿に、スタッフもキャストも、まるで『映画の女神』のようだと驚嘆でした」と草笛さんの出演について語っている。また同時に到着した特報映像では、頭を悩ます主婦・篤子をはじめ、その悩みの原因ともなる家族たちが登場。さらに篤子が、浪費家の姑の高額なカフェ代にストレス爆発!「お安くないんじゃ!」とブチ切れるシーンも映し出されている。『老後の資金がありません!』は9月18日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:老後の資金がありません! 2020年9月18日より全国にて公開©2020映画『老後の資金がありません!』製作委員会
2020年05月14日このたび、みずほ銀行カードローンの利用を開始した方へ。この後お金を返していくことになりますが、どうやって返済していけばいいのかよくわからない方も多いのではないのでしょうか。毎月、機械的に漫然とお金を支払えばいいのか、あるいはまとまったお金が入ったときには少しでも多く返済すればいいのか、判断に苦しむところです。実は、借金を返す方法にはいくつかあり、それらを組み合わせることによってうまく返済額を減らすこともできるのです!この記事では、カードローンを返済する方法の流れを紹介するとともに、上手な支払いの方法について解説していきます。返済方法には分割と一括の2つがあるそれでは、みずほ銀行カードローンではどのような返済方法があるのでしょうか?実は、返済方法は大きく分けて分割と一括の2種類があり、さらに分割の中には約定と任意という区分があります。そして、それぞれの方法に応じて手段が決められています。これを図にすると下記のようになります。以下ではまず、返済方法について述べていきます。分割返済約定返済についてまずは、約定返済について説明いたします。約定返済とは、毎月決まった日に決まった額を返していく、という方式のことです。そして、この返済日と金額は自分で勝手に変更できるわけではなく、みずほ銀行側であらかじめ一律に決められています。そして、こうした約定返済ができるのは口座引き落としの振込のみとなっています。任意返済についてただし、自分にお金が多く入ったタイミングなどで、約定返済を待たずにより多くの金額を返したい、という場合もあります。余分なお金があるとついつい使ってしまうという性格の人は、少しでも早くお金を支払いに回しておきたいですよね。そんな場合に利用できるのが、任意返済です。これは読んで字のごとく、利用者は自分の好きなタイミングでいくらでもお金を返せる、という方式です。繰り上げ返済の一種となります。ただし、この方式は口座からの引き落としでは利用できません。みずほダイレクトまたはATMを通じて行うこととなります。一括返済についてかなり多くのお金を手に入れて、借入残高を完済できるという場合もあります。借金をすべて返せるのであれば、そのあとは返済の必要もなくなりますので精神的にも楽ですよね。このような場合には、一括返済を利用しましょう。これは、残債をすべて支払うという方式のことです。この方式はみずほ銀行の店頭のみで受け付けています。なので、受付時間がありますので注意しましょう。平日9:00~15:00となっています。また、その際には下記の物が必要となります。キャッシュカード本人確認書類完済に必要な現金あるいは必要金額が入金された口座通帳ただし、一括返済をしただけではカードローンの残高が0になるだけで、契約は続いています。完全に縁を切るには契約の解除という手続きが必要になります。もっとも、今後また利用をするかもしれないと考えるのであれば、契約を残しておいたほうが次回の利用時にはすぐに利用を再開できます。キャッシング後の返済日と返済金額についてここで、約定返済の場合の返済日を具体的に申し上げますと、毎月10日となっています。ただし、10日が銀行休業日であった場合には、翌営業日となります。この10日というのは基本的には変更できません。ではいつから支払いが始まるのかというと、前月の10日までに借入れがあった場合、翌月の10日から返済が始まるというイメージです。10日以降の借入れであれば、翌々日となります。また、お金を返す金額は、2012年7月31日以降に契約して利用限度額が200万円以上の場合、下記のとおりとなります。その他の場合には少し違ってきて、下記のようになります。このように、借入残高の金額に応じて返済額が段階的に異なる方式のことを、「残高スライド方式」といいます。さきほど約定返済の返済日を10日と申し上げましたが、ここで1点追加で説明いたします。実はキャッシングの種類によっては、異なるケースがあります。もしもATMでカードローンを申し込んだ場合には、返済日は10日ではなく17日になります。ここは勘違いをしないように事前に確認しておきましょう。返済手段によっては手数料がかかることも!返済額を減らすには?ここまでみずほ銀行カードローンの返済方法について説明してきました。そして、それぞれの方法には定められた手段があることも紹介しました。それでは、これらの手段にはどのような特徴があるのでしょうか?また、こうした手段を使ってトータルでの返済額を減らすにはどうしたらいいのでしょうか?以下で詳しく見ていきましょう。[adsense_middle]振込は自動引き落としのみまずは約定返済で使用する振込ですが、これは自動引き落としでしか使えません。そのため、みずほ銀行カードローンを申し込む際には普通預金口座の開設をする必要があります。10日に手動で振り込むといったことはできませんので注意しましょう。そしてこの自動引き落としは、たとえ別途任意返済で引き落とし分以上のお金を返していても停止はされません。なので、普通預金口座に引き落とし金額以上の残高がない場合には、いくら任意返済をしていても延滞となりますので注意が必要です。振込で返済するメリット支払い期日を忘れることがない手数料がかからない残高があれば、自動的に返済できて手間がかからない振込で返済するデメリット借入残高を覚えにくい任意返済ができない普通預金口座が必要ネットを使ったみずほダイレクトでの返済次に任意返済で利用するみずほダイレクトですが、これはPC・スマホなどのネットを通じてお金を返すという手段を指します。ネットを使えばいつでも利用することができるので便利ですね。また、電話という方法もあります。みずほダイレクトで返済するメリット24時間利用可能土日でも利用できるみずほダイレクトで返済するデメリット利用登録が必要になるインターネットに慣れていないと使いにくい(PC、スマホの場合)ATMからの返済は手数料がかかる場合がある最後に、任意返済で利用するATMからの返済についてですが、これは説明不要でATMを操作してお金を返すということです。ATMはコンビニなどにも置いてありますので、外出したついでなどに利用できて便利です。ATMで返済を行うメリット設置台数が多く利用しやすい土日でも利用できるATMで返済を行うデメリット時間外利用では手数料が発生する利用できる時間帯が限られているこの「手数料がかかる」という点には注意が必要です。元本と利息以外のお金を支払うことは避けたいですよね。ATMを使用する場合には利用時間について十分に確認しておきましょう。返済額を減らすには返済期間の短縮がカギ!これまで述べてきたことから、トータルの返済額を減らすポイントについて考察いたします。特に多額の借入れを行った場合、約定返済だけを続けているとお金を返す期間が非常に長くなってしまいます。借金には金利がかかりますので、借入残高に応じて利息が発生します。期間が長いと、利息が膨らんでしまうので損をすることになります。返済額を少しでも減らすには、任意返済を行って少しでも早くお金を返していくことがポイントになります。ただし、任意返済をしたからといって約定返済はすべて返し終わるまで止まりませんので、預金口座には一定額を置いておいて、振込に遅延が生じないように注意しておきましょう。さらに、余裕があれば一括返済にチャレンジしましょう。ただし、お金を早く返すことに気を取られてそのあとの生活がままならず、結局またお金を借りることになっては本末転倒ですので気をつけましょう。まとめ:みずほ銀行カードローンの返済に関してみずほ銀行カードローンの返済について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?カードローンを申し込むときには「お金を返すことを忘れたらどうしよう」と不安になるかもしれませんが、約定返済では普通預金口座にお金がある限り自動的にお金が返されますので、その心配はほぼありません。また、支払い総額を抑えたいのであれば、任意・一括返済の利用も視野に入れておきましょう。
2020年05月13日まとまったお金が必要になって、みずほ銀行カードローンの利用を検討しているのでしょうか?ただし最初に申し上げておきますが、みずほ銀行カードローンの審査は、決して甘くはありません。むしろ厳しい方だといってもいいでしょう。ですが、ローンと審査の仕組みを理解してポイントを抑えて申込を行えば、決して高いハードルとはいえません。そこで、この記事では審査の流れやその基準、さらには口コミと評判について解説してまいります。ぜひ最後までご覧ください。みずほ銀行カードローンの概要そもそも、こちらのカードローンは一体どういうものなのでしょうか?みずほ銀行といえば、誰でも知っているメガバンクですが、実はカードローンでお金の貸し出しも行っています。そして、一般の預金や引き出しとはまた違った側面があるようです。ということで、みずほ銀行カードローンの特徴について、以下でいくつか見ていきましょう。キャッシングよりも有利なカードローンの金利まずは、気になる金利について説明いたします。一般にカードローンの金利は借入限度額によって変動しますが、みずほ銀行カードローンの金利は下表の通りとなっています。上記の金利は基準金利ですが、事前に住宅ローンを申し込んでいる場合には、金利が年0.5%ずつ下がります。ただ、お金を借りるには、カードローン以外にもクレジットカードでお金を借りるキャッシングという方法もあります。すでにクレジットカードを持っているのなら、わざわざカードローンを使わずにキャッシングで借りればいいのでは、という気にもなりますね。それでは、両者の金利を比較してみましょう。みずほ銀行カードローン最大金利JCBクレジットカードキャッシング最大金利年14.0%年18.0%ということで、条件によりますが結果としてはカードローンの方が金利がお得となります。消費者金融との違いまた、消費者金融からお金を借りる、という手もあります。こちらと銀行カードローンを比べると、どのようなことが言えるでしょうか?金利だけを比べますと、消費者金融は年18.0%というものがほとんどですので、みずほ銀行カードローンの方に分があります。ただし、この両者は金利以外にもいろいろと相違があります。まず、みずほ銀行カードローンはメガバンクが主体になっているという信頼感があります。一方、消費者金融の方は手軽さと便利さというメリットがあります。どちらを選ぶかはそのときの状況によって決めればいいでしょう。三種類の返済方法そして、借りたお金を返済するには下記の三種類の方法があります。自動引き落としみずほダイレクトATM返済「自動引き落とし」とは、みずほ銀行の普通預金口座から毎月10日に返済額が引き落とされるというものです。「みずほダイレクト」とは、PC、スマホ、携帯電話などからネット経由で返済する方法です。さらに「ATM返済」とは、コンビニや銀行にあるATMから返済をする、という方法です。手数料について返済方法によっては、返済額以外に手数料がかかってしまうことに注意が必要です。たとえば、ATMから返済を行うと手数料がかかってしまいます。また、みずほダイレクトで返済する場合でも、テレホンバンキングといって電話の自動音声に従って返済を行えば、やはり手数料がかかります。自動引き落としやみずほダイレクトのネット経由で返済を行うと、手数料がかかりませんのでお得です。カードローン審査の流れについて次に、カードローンに申し込んだ後の審査プロセスについて説明いたします。お金を借りる側からしても、何がどのように評価されていくのかを理解しておいた方が通過する方法を考えやすくなります。[adsense_middle]審査の大まかなプロセスまずは、実際に行われる審査について、大まかな過程を追っていきましょう。実は、借りる側がみずほ銀行に口座を持っているかいないかで過程は二つに分かれます。みずほ銀行口座を持っている場合まず、口座を持っている場合には下記のようになります。PCやスマホでみずほ銀行カードローンの公式サイトから申し込む審査が行われる在籍確認が実施される審査結果がメールで通知される必要書類の提出契約手続きとカードローン口座開設キャッシュカードにてATMから借入みずほ銀行口座を持っていない場合口座がない場合のプロセスは下記の通りです。PCやスマホでみずほ銀行カードローンの公式サイトから申し込む審査が行われる在籍確認が実施される審査結果がメールで通知される普通預金口座開設を申し込む通帳を受け取るカードローン口座開設およびキャッシュカードが送付されるキャッシュカードにてATMから借入両者を比較しますと、審査結果の通知までは同じですが、口座がない場合には口座開設というプロセスが入ります。つまり、カードローンを利用するには普通預金口座開設が必須になっているということです。それなら、事前に口座を作成しておいた方が手続きが早く済みますね。審査を申し込むための条件とはただし、残念ながら普通預金口座を作れば誰でもカードローンを利用できる、というわけではありません。条件に適った人だけが審査を申し込むことができます。その条件とは、下記の通りです。安定かつ継続した収入オリコの保証が受けられる20~66歳までの人この条件に外れていますと、審査が受けられない、または受けても落ちるということになってしまいます。年齢などはどうしようもありませんので、対象外の方は他の手段を探すしかありません。審査に通りやすい人・落ちやすい人の特徴そして、通りやすい人と落ちやすい人には、いくつか特徴があります。審査に通りやすい人の特徴まず、通りやすい人の特徴です。申告に嘘がない安定した収入がある返済トラブルがないそれぞれについて説明します。申告に嘘がないまず、申込時に記載した事項に嘘がないということが、審査に通るための絶対条件です。通りたい一心でごまかしたり虚偽の記載をしたりして、それがばれてしまった場合には、まず審査に合格することは難しいでしょう。これは当たり前ですね。安定した収入がある安定した収入があるということは、毎月確実に返済がある、ということです。延滞なども発生しにくいと判断されますので、こういう人は通りやすいですね。返済トラブルがないこれまでに他社で借りていて特に問題なく返済をしていれば、今回もきちんと返済してもらえるだろうという評価を得て、無事借り入れができる可能性が高いです。言い換えると、これまで全く借入をしたことがなければ返済実績がありませんので、かえって審査で不利になります。審査に落ちやすい人の特徴逆に、落ちやすい人とは下記のような人です。他社からも借り入れがある在籍確認が取れない過去に金融事故を起こしている自営業や個人事業主以下でそれぞれについて述べていきます。他社からも借り入れがある過去に他社で借り入れていて現在返済が終わっていれば問題ありませんが、他社からも借り入れがある場合には返済額が上乗せされることになるため、「返すのが苦しくなるのでは」と思われて審査が通りにくくなります。さらに、借入残高の合計が年収の三分の一を超える場合には、自主規制に引っかかるためそもそも借り入れが不可能になります。在籍確認が取れない審査のプロセスの中に、在籍確認があります。これは職場などに電話をかけて、本人が確かに在籍していることを確認するというものです。ここで確認が取れないと、まず不合格となります。過去に金融事故を起こしている延滞や債務整理など、いわゆる金融事故を起こしていた場合、一定年数以上経過しないと信用情報に記載されていますので、借り入れは無理になります。自営業や個人事業主「えっ、職業によって通りにくいとかあるんですか?」と驚くかもしれませんが、定収のある公務員やサラリーマンに比べて、自営業やフリーランスは不利になります。そうした方でも実際には収入が多い場合も多々ありますが、このあたりは堅実性を重んじるのでしょう。審査をスムーズに通過するためのポイントここまで見てきたように、みずほ銀行カードローンの審査に合格するためには色々とハードルがあります。それでも少しでもスムーズに審査に通るための方法を、以下に紹介します。みずほ銀行の普通預金口座を持つみずほ銀行住宅ローンを利用低めの借入額を申請みずほ銀行の普通預金口座を持つみずほ銀行の口座があれば、先ほど見た審査の過程が早くなりますので、かかる期間が短くなります。また、給与振り込み口座に指定していれば安定した返済が見込めますし、貯蓄があった場合には貸し倒れリスクも少ないのでプロセスが早く進むでしょう。みずほ銀行住宅ローンを利用みずほ銀行の住宅ローンを利用していれば、すでに個人情報や返済履歴を審査側が把握しているため評価がしやすくなります。そのため、金利を優遇して利用を促進していると言えるでしょう。低めの借入額を申請さらに、借入金額を少なく申請しておけば、「返済をきちんと考えている」という印象を与えることができて通りやすくなります。もし足りなくなった場合は増額が可能ですので検討しましょう。みずほ銀行カードローンの審査期間は長い?審査方法の特徴についてみずほ銀行カードローンの審査期間は、一般には長めと言われています。実際はどうなのか、期間と審査の特徴について述べていきます。[adsense_middle]審査期間は申込方法によって変わってくるカードローンの申し込み方法には色々な方法があります。そして、方法によって期間は変わってきます。まず、インターネットや店頭での申し込みでは翌々営業日に審査が終わります。また、郵送の場合には書類到着後の翌々営業日となります。さらに、電話で申し込んだ場合には申込受付後翌々日となります。ただし、消費者金融に比べるとやはり審査にかかる時間は長めと言えるでしょう。申込に必要な書類カードローンに申し込むために必要な書類には、どういったものがあるのでしょうか?まず、本人確認書類として運転免許証などの身分を証明するものから1点を提出します。次に、収入証明書類として源泉徴収票などから1点提出する必要があります。銀行カードローンの審査が厳しいと言われる理由とはみずほ銀行のカードローンに限らず、一般に銀行カードローンの審査は厳しいと言われています。でもそれはなぜでしょうか?まず、母体がメガバンクであるため貸し倒れリスクに慎重にならざるを得ないという事情があります。審査を甘くしていると貸し倒れが数多く発生して、信用にかかわることになります。また、上限金利が低いので、貸し倒れが起こった際に利息分が少なく損失が膨らんでしまうという事情もあり、厳しく評価することになります。さらに、みずほ銀行カードローンの審査は、実際には補償会社であるオリコが行います。オリコはみずほ銀行だけではなく、他の様々な銀行カードローンの補償会社になっています。つまり、オリコが補償会社をしている他の銀行カードローンで延滞をしていれば、何年経っても記録が残っているため、みずほ銀行カードローンの審査に通ることはできません。このような事情により、厳しいというイメージになっています。補償会社についてでは、補償会社とは一体どのような役割を持っているのでしょうか?補償会社は申込者の審査や、返済ができなくなった人の代位弁済を行っています。なので、延滞があると補償会社がその分を銀行に支払い、補償会社が延滞分を取り立てることになります。みずほ銀行カードローンにおいては、それをオリコ、正式にはオリエントコーポレーションが担当しています。ということで、申込者は実際にはオリコの審査を受けることになるのです。審査の評判と口コミを紹介それでは、ここで実際にみずほ銀行カードローンを利用した人の口コミを見ていきましょう。審査に落ちた人の口コミ審査に落ちてしまった人の口コミからご紹介します。30代自営業・年収400万円の男性「自営業だったためか、収入証明書に不備があったためか、落ちた原因はわかりませんでした。」20代正社員・年収350万円の男性「他に消費者金融から借金をしていたため落ちたのではないかと分析しています。」審査に受かり満足している人の口コミ次に、審査に合格して利用後も満足している人の口コミです。30代個人事業主・年収400万円~600万円の女性「10万円~30万円の借入で完済しています。ウェブでの申し込みで、手続きも早くサービスに満足しています。」40代個人事業主・年収800万円~1000万円の男性「30万円~50万円の借入を完済。大手銀行の安心感は評価できる点です。」審査に受かったが不満のある人の口コミ最後に、審査には受かったものの利用には少し不満の残った人の口コミです。30代会社員・年収600万円~800万円の男性「50万円~100万円を完済しています。申し込んでから実際に借り入れるまで1週間近くかかりました。」30代会社員・年収600万円~800万円の女性「5万円~10万円を完済しています。ポイントがつかないなどの点は、ネット銀行と比較して便利さに欠けると思います。」口コミから考察するみずほ銀行カードローンの評判やはり他社で借金をしていたり提出書類に不備があったりすると、審査に通ることは難しいようです。ただし、個人事業主であってもお金を借りることに成功している人はいます。これは借入金額を低く抑えたためと思われます。また、審査期間の長さや便利さに欠ける点が課題となっています。みずほ銀行カードローンの審査に関するまとめみずほ銀行カードローンとその審査について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?みずほ銀行カードローンは金利については有利で、返済方法によっては手数料がかかることがあります。なお、審査はみずほ銀行に普通預金口座があるかどうかでプロセスが変わります。貸し倒れリスクに対して慎重なため、審査期間は長く審査も厳しくなりがちです。ただし借入額を低く設定すれば、自営業や個人事業主でも借り入れは可能です。審査が厳しいと言われると、どうしても利用を尻込みしてしまう銀行カードローンですが、金利もお得で信用もあるとなると、余裕があれば利用してみたいものです。また、みずほ銀行カードローンには、住宅ローンを利用していると優遇金利が適用されるメリットもあります。ぜひ利用を検討しましょう!
2020年05月03日個人事業主は会社員に比べると、何かと融資が受けにくいイメージがあります。中でも心配する方が多いのが住宅ローンです。そこで本記事では、個人事業主が住宅ローンを利用する際に覚えておくべきポイントについて詳しく解説します。個人事業主が住宅ローンを組む際の条件とは個人事業主が会社員に比べて融資が受けにくいといわれている理由にはいくつかありますが、中でも一番大きいといわれているのが収入の安定性です。会社員の場合は会社の規模にもよりますが、年収が概ね一定で安定していますので、金融機関としても安心して融資をすることができます。対して個人事業主の場合は、収入がその時の売り上げに左右されるので、安定性に欠けるというイメージがあるのです。では、金融機関はどのようにして個人事業主の収入を審査するのでしょうか。金融機関に確定申告書の提出が必要個人事業主が住宅ローンを組む場合、絶対的に必要になるのが確定申告書です。これは会社員の方に源泉徴収票が必要になるのと同じで、個人事業主の場合は収入を証明する書類として確定申告書を審査書類としています。個人事業主の中には、かなりの売り上げを上げているものの、確定申告を怠っていてしていないという方が時々いますが、この場合はいくら収入があったとしても住宅ローンを組むことができません。個人事業主が住宅ローンの審査をクリアするためには、収入を証明するだけではなく、きちんと納税しているのかどうかも銀行は見ているのです。なぜなら、無申告のまま営業を続けていて、万が一途中で税務調査が入って多額の追徴課税がされた場合、住宅ローンの返済がストップするリスクがあるからです。納税はあらゆる支払いにおいて優先されるため、税金の滞納は銀行にとって非常に大きなリスクになります。3年以上営業しているメリット個人事業主が住宅ローンを利用する際に必須となる確定申告書ですが、1期分だけあればよいというわけではありません。個人事業主の収入を審査する際のポイントは安定性です。安定性を審査するためには、1期分の確定申告書を見ただけでは判断できないため、通常は直近3期分の確定申告書の提出が条件となります。ということは、つまり営業を始めて3期以上経っていない個人事業主の方については、原則として住宅ローンを利用することができないのです。当該基準は会社員の場合も同様で、一般的に勤続年数3年以上といわれているのは3年分の源泉徴収票が必要になるからです。「3年以上働いていれば住宅ローンが使える」とよくいわれがちですが、実際は「3年以上働いていれば住宅ローンの審査対象になる」といった方が正しいのです。個人事業主で住宅ローンを使うためには、個人事業を始めて3年は経過していないと審査対象に入りません。住宅ローンの審査基準を会社員の場合と比較住宅ローンは他のローンに比べて生活に対する必要性が高いので、条件を満たしていれば比較的審査は通りやすい傾向にありますが、個人事業主の場合は会社員に比べて次の点について不利な一面があります。金融機関から借入できる金額住宅ローンで借入できる金額は、ある程度の個人差はありますが会社員の場合は概ね年収の7倍といわれています。例えば年収500万円であれば3,500万円が1つの目安です。ただ、個人事業主の場合は年収が毎年安定しているとは限らないので、直近の年収が500万円であってもその前が400万円であれば、400万円を基準にして借入上限を設定される可能性があります。銀行から借入できる期間個人事業主として長く営業を継続していくことは簡単ではありません。住宅ローンは最長で35年で組むことができますが、35年間同じ事業を続けていくことはとても大変です。そのため、個人事業主の場合は仮に住宅ローンの審査が通ったとしても借入期間が短く制限される可能性があります。中には借入期間を25年程度に制限されるケースもあるようです。借入期間が短くなると、当然毎月の返済額が大きくなるので、慎重にキャッシュフローを考えないと返済不能になってしまう可能性があります。借入できる金利住宅ローンの借入金利は、他のローンに比べて非常に低い水準に設定されており、最近では0.975%をさらに下回り非常に低金利で借りることができます。会社員の場合は、ここからさらに特別金利で低くしてくれるようなこともありますが、個人事業主の場合は特別金利どころか通常金利よりも高い金利に設定されるケースもあるようです。金利が高くなると総返済額が大きくなるので、非常に不利だといわざるをえません。このように個人事業主の方は住宅ローンの審査が通ったとしても、会社員の方に比べると借入金額、借入期間、借入金利などの条件面において非常に不利になりやすいという特徴があります。金融機関ごとの特徴を比較個人事業主が住宅ローンを利用するにあたっては、あらゆる面でハードルが高くなることはお分かりいただけたかと思います。ただ、すべての金融機関が同じ目線で貸付条件を決めているわけではありません。そこでここでは、金融機関ごとの特徴について触れていきたいと思います。[adsense_middle]大手都市銀行系大手都市銀行系はもともと規模の大きい貸付を得意としているので、個人事業主に対する貸付についてはあまり積極的ではない印象です。もちろん、可能性がないというわけではありませんが、審査基準や貸付条件がシビアに判断される可能性があります。例えば、個人事業主が事業として利用している銀行と同じ銀行であれば、銀行も相談がしやすいので借りやすいという可能性はありますが、反対に何の取引実績もない大手都市銀行となると住宅ローンが組めないという可能性はあるでしょう。信用金庫、信用組合個人事業主の方におすすめしたいのが、個人事業など中小企業の融資に積極的な信用金庫や信用組合です。これらの金融機関は大手都市銀行系に比べると規模は小さいですが、小口の貸付にも力を入れているので、個人事業主にも積極的に貸付をしてくれます。そもそも信用金庫、信用組合は地域振興が目的でもあるので、貸付条件なども大手都市銀行系に比べると多少緩めです。ネット銀行系最近利用者が触れているのが、実態店舗を持たないネット銀行系です。手続きも比較的簡単で、個人事業主のような小規模事業者に対する貸付も行っているので住宅ローンも通りやすい傾向があります。個人事業主におすすめのフラット35個人事業主の方が住宅ローンを組むにあたって、最もおすすめしたいのがフラット35です。フラット35とは住宅ローンの商品の中の1つで、住宅金融支援機構と民間の金融機関が連携して提供している長期固定金利の住宅ローンです。フラット35は他の住宅ローンに比べると審査が比較的甘い傾向があるので、個人事業主でまだ実績が少ない方や、年収がそこまで安定していない場合でも審査が通ることがあります。フラット35の審査傾向フラット35の審査が他の住宅ローンと違うところ、それは確定申告書の審査です。先ほどもお伝えした通り、個人事業主の住宅ローンの審査には3期分の確定申告書が必要になります。そのこと自体はフラット35でも同じですが、傾向からすると実際に審査で重要視されているのは直近1期分の確定申告書だけで、それ以上前のものについては多少変動があったとしても緩く判断しているのです。例えば、直近が黒字でも前期が赤字というケースは事業をしていると決して珍しくはありません。通常の住宅ローン審査だとそういった場合にNGになる可能性があるところ、フラット35については比較的審査が通る傾向にあります。銀行によってフラット35も違うフラット35は民間の金融機関が窓口となっており、どの金融機関を利用するのかによって、フラット35でも手数料などが異なる可能性があります。個人事業主におすすめなのはネット銀行系です。ネット銀行が取り扱うフラット35は、審査が早いのと金利が低いというメリットがあります。例えば、楽天銀行や住信SBIネット銀行などの場合、35年固定で1.09%と、まるで変動金利かのような低い金利設定になっているのです。もともとフラット35は全期間金利が変動しない代わりに、変動金利よりも金利が高いというリスクを負うものですが、固定金利で1.09%となると昔の変動金利並みに低い金利なので、借りる方にはかなりのメリットがあるといえるでしょう。フラット35の注意点個人事業主の方が住宅ローンを利用するならフラット35がおすすめですが、1点注意すべきことがあります。それはローン審査です。先ほどフラット35の審査は緩めだという話をしましたが、一方で購入する物件に対する審査はシビアになります。住宅ローン審査は、本人の所得に関する審査と購入する物件の担保価値に関する審査の2本立てで行われるため、本人の所得に関する審査が通過したとしても、物件の担保価値が基準を満たさずに落ちる可能性はあるのです。例えば、地方の郊外にある物件や築年数が古い物件については担保価値が出にくいので、本人が気に入ったとしても審査で落ちる可能性があります。不動産投資は厳禁個人事業主の方の中には、住宅ローンを使って不動産投資をしようとする方が時々いるのですが、これは絶対にやめてください。住宅ローンは他のローンに比べて審査が通りやすく、しかも低金利なので、自己住居を装って投資用で使おうとする方が時々いるのですが、これは契約違反です。不動産投資の場合は、投資用のアパートローンなどを利用しましょう。個人事業主の住宅ローンに関するまとめ今回は個人事業主の方の住宅ローンについて解説してきました。会社員に比べると確かに厳しい部分はありますが、金融機関の特徴やフラット35をきちんと活用すれば十分審査に通る可能性があります。大切なことは、このような審査傾向があることを知った上で物件を探すことです。フラット35は物件の担保価値に大きく左右されるので、事前にそのあたりを意識して物件を選定しましょう。
2020年05月02日急に大きなお金が必要になって、「カードローンでお金を借りるのはどうかな?」と考えているのでしょうか?それなら、みずほ銀行カードローンは有力な選択肢の1つになります。でも、初めてカードローンを利用するとなると支払いがどうなるのか心配ですよね?実は、みずほ銀行カードローンの金利は借りる額で大体決まっていて、その利率も他社と遜色ないものです。また、事前に少し注意をして審査に臨めばより低い率でローンを利用することができます。さらに、返済時には金利に応じて支払う利息の額についても注意が必要です。ということで、この記事ではみずほ銀行カードローンの金利について述べていきます。みずほ銀行カードローンの金利は借入額で変わるこれまでまったくカードローンを使ったことがなければ、「金利ってどうやって決まるのかな?すごく高かったらどうしよう」と心配になるかもしれません。しかし、最初に頭に入れておきたい点として、「常に同じ利率が適用されるわけではない」ということがあります。これはみずほ銀行カードローンに限らず、どこのローン会社でも同じです。一般的な原則として、借入額が多いほど利率は下がります。それは借入残高に金利をかけて利息が計算されるからで、少額の借り入れでは利息の額が少なくなるため金利は高くなります。逆にたくさん借りてもらえれば利息も一定額見込めるため、利率はそれに応じて下がるという仕組みです。では、具体的にはどのくらいになるかについて、以下で説明いたします。キャッシング時の金利の幅について広告やホームページなどに、カードローンの金利が表示されていることがあります。一番目立つように書かれている数字は、実は上限金利といって最も高い利率になりますので、必ずしもいつもその利率でしかお金が借りられないわけではありません。実際には、借入額または借り入れできる金額の枠である利用限度額に応じて金利が設定されることになります。それでは、みずほ銀行カードローンの場合の具体的な利率はどのようになるのでしょうか?それを示したのが下記の表になります。みずほ銀行カードローンの金利は変動金利を採用ただ、注意しないといけないのは、上記に示した数字はあくまでも現時点の話で、これが未来永劫続くというわけではないという点です。実は、みずほ銀行カードローンには変動金利が用いられています。ということで、借り入れをした後で利率が変更される、という可能性も十分考えられます。このように述べますと、「えっ、知らない間に返済額が増えていたらどうしよう」と不安になるかもしれません。しかし、借り入れしてから5年間は金利が据え置きとなっています。借りた即日に利率が急上昇する、ということはありませんので安心してください。初回利用者に適用される金利とはいえ、「よし、それなら初めて借りるけれども利用限度額800万円で金利を年4.0%にしてもらおう」というようなうまい話は存在しません。初回利用者はたいてい利用限度額も少なく、基準金利は上限の年14.0%が適用されることになります。この理由は、初回利用者は返済実績がなく、どのくらい確実にお金を返してもらうことになるのかがわからないからです。ということで、審査対象者の信用が得られておらず、最初から多くお金を借りることはできないというわけです。他行のカードローンとの金利比較それでは、みずほ銀行カードローンの金利水準は、他の銀行カードローンに比べてどうなのでしょうか?実は、他社に比べても引けを取らない水準になっています。それを示すために、下記で主な銀行カードローンと上限金利を比較してみましょう。もちろん借り入れには色々な条件がありますので単純な比較はできませんが、上表ではみずほ銀行カードローンが最も低くなっています。ということで、みずほ銀行にローンを申し込むことは決して損ではないことがおわかりいただけると思います。審査でより低い金利を適用してもらうためには?ということで、いよいよカードローンを申し込むことを決意したとします。でも、利用にあたってはできるだけ低い利率を適用してもらいたいですよね。もちろん初回利用時には上限金利になってしまうかもしれませんが、家賃と同じように引き下げを狙うことは不可能ではありません。それではどうすればいいのでしょうか?以下で審査によって低い金利を得る方法を解説いたします。[adsense_middle]事前の確認が重要まずはコミュニケーションが大事です。審査担当者とよく話をしておきましょう。そしてそれとなく情報を得ておくのが得策です。というのも、とうてい無理な利率を目指しても、あるいは本当はもっと下げられるのに諦めていると非効率だからです。どのくらいまでなら下げられるのか、またはそれ以上下がらない水準はどこなのかを把握して上手に立ち回るようにしましょう。そして、どうすればもっと下げられるのかを探っていくようにしましょう。着実に返済実績を積み上げるといっても、べつにウルトラCがあるわけではありません。低い金利を得るのに一番確実な方法とは、実はお金を借りてから毎月着実に返済を続けて実績を積み上げることです。急がば回れではありませんが、焦らないことが重要です。着実な返済を続けていると、次第に担当者の心証も良くなってきます。そして信頼を得ていくことになるでしょう。このあたりの感じは、コミュニケーションで掴んでいきましょう。そして、「毎回ちゃんと返してもらっているし、少し利率を下げて多く借りてもらってもいいかな」と思ってもらえばしめたもの。ここが低金利を得るチャンスです。増額申請して利用限度額を引き上げる具体的には、増額申請をして利用限度額を引き上げれば金利を下げることができます。ただし、必ずしも利用限度額いっぱいまでお金を借りる必要はありません。あくまでも利用限度額を引き上げるだけですので、その中で必要な額までローンを利用すればいいのです。注意しなければならないのは、増額申請は利用者側から積極的にしない方がいい、という点です。「増額させてください」というと、何かお金に困っているのではないかと疑われて、断られる可能性があります。あくまでも銀行側から増額案内が来れば申し込む、という形にしておきましょう。もちろん、何回か期限通りに返済したら案内が来る、といった保証はできません。ここは担当者と連絡を取りながら信用をそれとなくアピールして、我慢強く案内が来るのを待つ必要があります。そして、いざ増額の案内が来たら迷わず申し込んで、引き下げを得るようにしましょう。みずほ銀行の住宅ローン利用を同時に利用そして、みずほ銀行カードローンについては金利を下げるもう一つの方法があります。それはみずほ銀行の住宅ローンを同時に利用する、というものです。これにより、自動的に0.5%下げることができます。ただし、ここで気を付けなければならないのが「住宅ローンはカードローンを契約する前に利用を開始しておかなければならない」という点です。後から住宅ローンを組んでも引き下げは適用されないことに注意しましょう。ということで、家を買うと生活が苦しくなりそうでカードローンを使うかもと思った場合には、住宅ローン→カードローンの順に申込を行うようにしましょう。このあたりのことは、審査担当者にも事前に十分確認した方がいいです。返済額には利息と手数料も含まれるいよいよみずほ銀行カードローンからお金を借りて、返済を始めたとします。当然かもしれませんが、お金を借りると元本だけではなく金利の率に応じた利息というものを支払う必要があります。これはクレジットカードで分割払いをしたりキャッシングを受けたりした時と同じですね。さらに、場合によっては返済時に手数料を支払うこともあります。以下では、返済に関わる利息と手数料について述べていきます。[adsense_middle]返済額と利息の関係一般に、毎回の返済額は借金総額の一部である元本部分と金利に応じて計算された利息で構成されています。そして、利息は返済時に毎回かかってくるため、返済の期間が長引けば長引くほど利息の支払いが増えてしまい、返済総額は多くなってしまいます。なので、返済額を抑えるためには返済期間にも気を配るようにしましょう。返済額のシミュレーションそれでは、みずほ銀行カードローンでお金を借りるとどのくらいの利息を支払うことになるのか、具体的にシミュレーションして見てみることにしましょう。下記の表がその結果です。利用限度額100万円で10万円を年14.0%で借りた場合です。上記は、利息は大体こんな感じになるというイメージで参照にしてください。ATMで返済する場合の手数料ATMから返済を行う際には、手数料が発生する場合があります。利息以外にもお金を取られるのは痛いですね。具体的には、コンビニにあるATMから返済を行うと手数料を取られます。また、みずほ銀行以外の銀行ATMからや、みずほ銀行のATMからでも時間外の振込だと手数料が発生する場合があります。これを避けるには、銀行引き落としを設定しておけばいいでしょう。こうすれば、手数料は取られません。返済額を抑えるには繰り上げ返済を利用するでは、少しでも返済総額を減らすにはどうすればいいのでしょうか?元本を返さないわけにはいきませんが、利息なら返済期間を短縮して少なく払うことができます。具体的には、任意返済といって決められた金額以上に返済をすれば支払う利息を抑えられます。これは、繰り上げ返済となって返済期間が短くなるためです。こうしておけば、「きちんと返済してくれる」となって実績や信用を得ることにもつながるでしょう。まとめ:みずほ銀行カードローンの金利についてみずほ銀行カードローンとその金利について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?カードローンの金利は画一的ではなく、利用限度額によって段階的に設定されています。また、返済実績を積み上げることによって利率を下げることも可能になります。さらに、返済期間が延びると支払利息が増えて返済総額も増えてしまうため、繰り上げ返済で少なくすることを検討しましょう。カードローンを使うとなると、誰でも最初は不安になるものです。ですが、みずほ銀行カードローンなら利息も抑えることができて、うまく使えばあなたの味方になります。ぜひ選択肢の1つに加えましょう。
2020年04月28日三井住友銀行カードローンは、メガバンクのブランド力により安心して利用可能です。カードローンを利用する時にポイントとなるのは金利です。金利が低いほど返済額の総額が低く抑えられるからです。では三井住友銀行カードローンの金利は高いのでしょうか、低いのでしょうか。利息の計算方法も含めて詳しく解説します。三井住友銀行カードローンの金利比較三井住友銀行カードローンは年利率4.0%~14.5%の金利で、最大800万円まで借入可能です。メガバンクの安心感があり、サービスも充実していることから、評判の良いカードローンです。では、三井住友銀行カードローンの金利は、他のカードローンと比較して高いのでしょうか、それとも安いのでしょうか。以下比較を参考にしてください。メガバンクカードローンとの比較ネット銀行カードローンとの比較地方銀行カードローンとの比較大手消費者金融との比較中小消費者金融との比較メガバンクカードローンとの比較三井住友銀行カードローンの金利は、他のメガバンクカードローンと比較すると、やや高めであることがわかります。ただし、金利が高いほど審査に通りやすい傾向があるため、一概にデメリットとは言い切れません。ネット銀行カードローンとの比較ネット銀行と比較した場合も、三井住友銀行カードローンの金利はやや高めです。ネット銀行はオンラインのみで運営している銀行であるため、人件費削減により低金利を実現しています。ただし、ネット銀行よりもメガバンクにブランド力を感じる人もいらっしゃるため、総合的な判断で三井住友銀行カードローンを選ぶ人も多いです。地方銀行カードローンとの比較地方銀行カードローンと比較すると、三井住友銀行カードローンに優位性があります。借入金額によっては逆転することもありますが、地方銀行カードローンは相対的にメガバンクやネット銀行よりも高めの金利となっています。大手消費者金融との比較大手消費者金融から借りる方法もあります。大手消費者金融は、三井住友銀行カードローンを含む銀行カードローンよりも割高である反面、審査が柔軟であることや、即日キャッシングができるなどのメリットがあります。高金利のデメリットとのバランスを考慮して検討すると良いでしょう。中小消費者金融との比較大手消費者金融よりもさらに借りやすいのが中小消費者金融です。審査難易度が低く、最後の手段として利用可能です。ただし、金利は最も高く設定されているため、慎重に利用しなければなりません。計画的な利用を前提としましょう。《中小消費者金融カードローンの金利例(一部抜粋)》アロー年15.0%~19.94%エイワ年17.9507%~19.9436%セントラル年4.80%~18.00%フタバ年14.959%~17.950%フクホー年7.3%~18.0%三井住友銀行カードローンの返済利息計算方法三井住友銀行カードローンを利用する場合、借入希望額に対してどれくらいの利息がかかるのか知っておきましょう。利息の計算ができれば返済契約が立てやすくなります。ここでは以下について解説いたします。基本的な考え方利息計算の例返済シミュレーション[adsense_middle]基本的な考え方利息計算の基本的な考え方として、利息は日数をベースとした日割計算となります。その上で、計算方法は「借入残元金×利率÷365×借入日数」となります。利息計算において1円未満は切り捨てですので、合わせて把握しておきましょう。利息計算の例具体的な計算例を紹介しますと、仮に10万円借り、1週間後に返済した場合の利息はいくらになるのでしょうか?三井住友銀行カードローンで10万円借りた場合の年利は14.5%で、借入れ当日は計算に含まず、7日間の利用を前提とします。その場合の計算式は「10万円×14.5%÷365日×7日=278.08…」で、1円未満は切り捨てですので、利息は278円となります。1週間後の返済日に100,278円返すこととなります。返済シミュレーション上記のようにアナログ式の方法で計算しても良いのですが、三井住友銀行カードローンの公式サイトには3つの返済シミュレーションがあります。その3つとは「毎月返済額シミュレーション」「返済期間シミュレーション」「約定返済額シミュレーション」で、瞬時に返済スケジュールを把握可能です。せっかくですので、実際にシミュレーションをしてみました。ぜひ参考にしてください。毎月返済額シミュレーション毎月返済額シミュレーションとは、借入金額を指定の月数で返済する際に、毎月いくら返済しなければならないのかを割り出すシミュレーションです。ここでは借入限度額である800万円を120カ月、年率4.5%の場合でシミュレーションしてみました。返済期間シミュレーション返済期間シミュレーションとは、借入金額を毎月指定金額で返済する際の返済月数を計算するシミュレーションです。どれくらいの期間返済し続けなければならないかを知る際に利用すると良いでしょう。ここでは借入金額800万円、毎月返済額70,000円、年率4.5%を条件にシミュレーションしてみました。約定返済額シミュレーション約定返済額シミュレーションとは、最低返済額で返済した場合の返済期間や返済総額を算出するシミュレーションです。ここでは残高800万円、年率4.5%を条件に最低返済額で返し続けた場合のシミュレーションをしてみました。利息にまつわる豆知識三井住友銀行カードローンの利息にまつわる豆知識を紹介します。何も考えずにカードローンを利用するよりも、カードローンに対する知識が備わっていた方が、結果的にお得となる場合があります。具体的には以下について見て行きましょう。返済できない時は利息だけ払う場合もあるATMでは端数残高が返せない返済金額は繰り上げ返済でお得[adsense_middle]返済できない時は利息だけ払う場合もある三井住友銀行カードローンを返済できなくなった場合には、すぐ銀行に相談しましょう。事情によっては元本の支払いを猶予し、一定期間利息だけの返済にしてくれるなど、何らかの対処をしてくれる場合があります。返済遅延を繰り返したり長期滞納をしてしまうと、信用情報にキズが付きます。信用情報とは個人の金融取引を記録しているもので、マイナス情報が記録されると今後の金融取引に影響を及ぼします。そうならないために、早めの対処を相談しましょう。もちろん、相談したからといって免れない場合もありますので軽く考えてはいけません。延滞すると保証会社から督促がくるもしも滞納してしまうと、保証会社から督促が入ります。三井住友銀行カードローンの保証会社は、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社ですので、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社から督促が入るのです。ハガキや電話などの督促は、たとえ礼節を持った内容だったとしても精神的負担となるでしょう。督促を放置していると裁判沙汰となり、強制執行の可能性も出てきますので、無連絡の滞納はご法度です。ATMでは端数残高が返せない硬貨非対応のATMの場合、端数残高の返済ができません。完済しようと思っても、中途半端な金額だけ未返済となります。利息は1円単位でかかるため、結果的に端数残高が出ることは珍しくありません。硬貨対応のATMから返済するか、振込などで返済すると良いでしょう。ただし、端数残高には利息がかからないため、実際のところは放置して問題ありません。とはいえ、完済とならないことから解約はできないと知っておく必要があります。返済金額は繰り上げ返済でお得一定のお金が入った際には、繰り上げ返済すると良いでしょう。繰り上げ返済とは、毎月決まった返済額よりも多く返済する方法のことで、返済期間を短縮できたり利用枠にゆとりを持つことができます。繰り上げ返済の1番のメリットは利息が軽減できるところです。本来支払うはずだった利息を目減りさせられますので、返済総額を抑えることが可能です。三井住友銀行カードローンの金利に関するまとめ三井住友銀行カードローンの金利は銀行カードローンの一般的水準で、消費者金融より低いです。メガバンクのブランドやサービス内容も踏まえ、総合的に検討しましょう。利息は「借入残元金×利率÷365×借入日数」で計算できますが、返済シミュレーションでカンタンに確認できますので、一度チェックしてみましょう。利息は繰り上げ返済でお得となりますので、お金にゆとりができたら早めの返済がおすすめです。
2020年04月24日三井住友銀行のカードローンは、返済方法が便利です。ATM、振込、口座振替などの返済方法があるため、誰でもカンタンに返せます。もしも遅延しそうになった場合は早めに三井住友銀行に相談しましょう。放置すると信用情報にキズが付きます。今回はこれらの内容を具体的に解説します。三井住友銀行のカードローンの返済方法三井住友銀行カードローンは4.0%~14.5%の金利で、最高800万円まで借入れ可能です。限度額の範囲であれば繰り返し利用でき、1万円単位での取引となります。ただし、返済は2,000円からですので計画的な利用が可能です。返済日は毎月5日、15日、25日、月末から選べますので、給料日に合わせやすいでしょう。そんな三井住友銀行カードローンの返済方法には、以下の3つがあります。ATMを使って返済振込による返済口座振替(引き落とし)による返済それぞれ具体的に解説します。ATMを使って返済三井住友銀行カードローンの返済は、三井住友銀行ATMのほか、提携ATMで行えます。提携ATMはコンビニATM、ゆうちょATM、その他提携銀行ATMとなっていますので、普段利用しているATMから返済すると良いでしょう。ATM利用手数料や時間外手数料が無料なのは、三井住友銀行ATMのほか、E-net(イーネット)のATM、ローソン銀行AT、セブン銀行のATM、ゆうちょATM、三菱UFJ銀行店舗ATMです。一方、三菱UFJ銀行支店内ATM、その他提携金融機関のATMは一定金額の手数料がかかるため、ご利用の銀行ATMで確認が必要です。振込による返済三井住友銀行カードローンは振込による返済も可能です。振込による返済はオンラインからも行えますので、外出する用事がない場合に便利でしょう。近くに三井住友銀行やコンビニがない場合には、特に便利な方法です。振込による返済は手軽である分返済日を忘れやすいため、しっかり管理しておくことをおすすめします。口座振替(引き落とし)による返済返済日までにお金を返していなければ、普通預金口座からの引き落としによって自動返済がなされます。万一のことを想定して口座残高はゆとりを持つことをおすすめします。もしも口座に残っているお金が返済するべき額を下回っている場合には、残高分だけが引き落としされた上、追加の取引ができなくなります。返済が完了すればまた取引できるようになりますが、急にお金が必要になった場合に対処できないので、きっちりと返済しておきましょう。残高不足を防ぐためには事前に返済シミュレーションを行い、しっかり返済日を管理する必要があります。遅延すると余分な利息がかかる?延滞のリスク三井住友銀行カードローンに限ったことではありませんが、カードローンやキャッシングで遅延や滞納をするとさまざまなリスクが生じます。ここではカードローンの延滞リスクとして以下を紹介します。遅延は金利が割高信用情報にキズが付く家族にバレる可能性がある遅延は金利が割高三井住友銀行カードローンで遅延してしまうと、遅延損害金がかかります。遅延損害金とは、利用者の返済遅れで被った損害として請求される金額で、合法的な制度です。ただし金利が割高であるため、利用者は余分な負担を強いられることになります。先述のとおり三井住友銀行カードローンは4.0%~14.5%の金利で利用できますが、遅延損害金は借入残高に対して19.94%の金利となっています。金銭事情が苦しくて借金しているのに、より一層お金に苦しむことになります。信用情報にキズが付くカードローンで延滞すると、信用情報にキズが付きます。個人の金融取引がつぶさに記録されている信用情報にキズが付くと、今後のローン審査やクレジットカード審査で著しく不利となります。うっかり忘れの軽微な遅延であれば許してくれることもありますが、繰り返しの遅延や長期滞納の場合は信用情報に記録されます。今後の金融取引全般で不利となり、生活のクオリティーが下がり得ますので、延滞は厳禁だと肝に銘じましょう。家族にバレる可能性がある三井住友銀行カードローンは家族に内緒で取引ができます。しかし、延滞すると保証会社であるSMBCコンシューマーファイナンス株式会社から督促が入ります。もちろん家族にバレないように配慮して督促されますが、とはいえハガキなどの郵送物を見られたり、本人への電話の督促に違和感を感じられてしまうことはあり得るでしょう。家族にバレる可能性が上がるというリスクが考えられるのです。督促ストップや返済期間変更などの善処はある?返済遅延を起こしそうな場合、三井住友銀行に相談すれば、何らかの善処はあるのでしょうか?ここでは以下の内容について紹介します。とにかく遅れそうなら相談すべき善処してくれる可能性がある逆に早めに返すのもアリ[adsense_middle]とにかく遅れそうなら相談すべき返済遅延を起こしそうな場合に必ず行うべきことが、三井住友銀行に連絡するということです。無断で返済遅延を起こした場合には心象が悪いのですが、自分から先手を打って相談すると親身に聞いてくれるでしょう。その上、どうすれば良いのか具体的な解決策を提案してくれるため、1人で悩まずに相談しましょう。善処してくれる可能性がある三井住友銀行に相談すると、善処してくれる可能性がります。自分から相談して返済する意思を伝えれば督促が入りません。督促のハガキや電話は精神的にツライものがありますので、督促がないだけでも大きなメリットです。また、返済期間を伸ばしてくれたり、返済金額に融通を付けてくれるなどの対処をしてくれるかも知れません。具体的には1人1人の状況によって異なりますが、いずれにせよ善処の可能性はあるでしょう。逆に早めに返すのもアリ返済期間変更に関連して解説いたしますが、前倒しでの返済はいつでも可能です。このことを繰り上げ返済といいます。お金にゆとりがあれば早めに返すことで、本来かかるはずだった利息を軽減できます。臨時収入が入った時などは繰り上げ返済すると良いでしょう。遅延する時の対処法どうしても返済が間に合わない場合の対処法をまとめます。もしも返済遅延しそうな場合に参考にしてください。三井住友銀行に相談家族に相談するおまとめローンを活用する債務整理を検討する三井住友銀行に相談先述のとおり、返済遅延を起こしそうな場合には一刻も早く三井住友銀行に相談しましょう。単発の遅延であれば電話でも構いませんが、繰り返しの遅延であれば窓口に行った方が良いでしょう。ちゃんと顔を見せて信用できる人だと思ってもらった方が、担当者も善処しやすいはずです。電話で相談する場合は「三井住友銀行カードローンプラザ(0120-923-923)」で受け付けてくれます。受付時間は毎日9:00~21:00となっていますので、時間内にコールしてください。受付窓口での相談はお近くの支店に出向きましょう。家族に相談する家族に相談するのも1つの方法です。借金問題は家族の問題に派生することもあるため、1人で抱え込まず、正直に話した方が良いでしょう。相談によってケンカになることがあるかも知れませんが、問題が大きくなってから相談するよりケンカも軽いのではないでしょうか。借金の原因に問題があれば今後の戒めとなりますし、やむを得ない借金であれば家族の協力が得られやすいでしょう。三井住友銀行への相談も早いに越したことはないですが、家族への相談も早い方が無難です。おまとめローンを活用するどうしても1人で解決したい場合には、おまとめローンという方法もあります。おまとめローンとは複数社からの借金を1本化する方法です。たとえば三井住友銀行カードローン以外からも借りていて借金苦に陥っているのであれば、それらをまとめることで借金の負担を軽減できます。というのも、複数社から借金をすると返済日の管理が煩雑だったり、金利が割高となります。借入金額が高いほど低金利になりやすいことからも、借金を1本化することでお得な金利となるでしょう。消費者金融などがおまとめローンを提供しているのに対し、三井住友銀行カードローンはおまとめローンの提供はありません。しかし、消費者金融を返済して三井住友銀行にまとめてしまえば、事実上おまとめローンとしての活用が可能です。分かりにくければ三井住友銀行カードローンを完済し、消費者金融のおまとめローンを活用しても良いでしょう。いずれにせよ、借金を一本化することで負担軽減となります。債務整理を検討するどうしても返済が厳しいと判断した場合は、債務整理という方法もあります。債務整理とは合法的に借金を整理する方法で、任意整理、個人再生、自己破産などがあります。任意整理とは債権者と相談の上、借金を軽減してもらう方法です。将来利息のカットなどを含め、借金の負担が軽くなるでしょう。個人再生は借金を5分の1程度まで大幅軽減してもらう方法です。住宅や車などの資産を失わないほか、家族に内緒で行うこともできます。自己破産は資産を失う代わりに、借金を帳消しにする方法です。いずれも司法書士や弁護士などに相談すると手続きしてくれます。司法書士や弁護士などへの報酬は分割払いが一般的なので、お金に困っている状態でも相談が可能です。三井住友銀行カードローンの返済に関するまとめ三井住友銀行カードローンの返済は、ATM、振込、口座振替などの方法があります。複数の返済方法があることによって取引しやすいため、気軽な利用が可能です。ただし、気軽であると返済忘れのリスクが生じます。もしも遅延すると余分な利息がかかるため注意しなければなりません。また、お金に困っていることで遅延しそうな時には、まず三井住友銀行に相談しましょう。場合によっては善処してくれる可能性があります。いずれにせよ、計画的な利用が大切です。
2020年04月14日まとまったお金が必要になって、カードローンの利用を検討しているのでしょうか?でも、一体いくらぐらい貸してくれるのか、足りなければあとでもっと貸してくれるのかどうか不安ですよね?実は、借入限度額は様々な要因によって決まってくるものの、いくつか決め手になる要素があります。また、一度決まった借入額を増額するにはポイントがあるんです!ということで、この記事では借入限度額の仕組みと決まり方、そして増額を得る方法について解説していきます。借入限度額とは何かそれでは、お金を貸してくれる上限の金額である「借入限度額」とはどのようなものでしょうか?これは、最終的には一律に定まるわけではなく、大まかに言えば各金融機関やローンごとに、または申込者ごとに設定される貸出の上限額ということになります。とはいえ、大枠では法律で定められた枠も存在しています。限度額について、以下で具体的に説明していきます。「借入限度額」には二つの意味があることに注意まず注意しておかなければいけないこととして、現在「借入限度額」という言葉には二つの違った意味がある、ということがあります。一つはある個別のローン商品が持っている限度で、もう一つは申し込む人ごとに設定される限度です。これらを混同してしまうと、「○○万円まで借りられると広告に載っていたのに、△△万円までしか借りられなかった」という勘違いをしてしまうことになります。そうならないように、まずは区別を押さえておきましょう。商品としての限度額そもそも、金融機関ごと、あるいは商品ごとに借入の限度となる金額は決められています。そしてこれが一つ目の意味となります。これは、いわゆる広告などに掲載されている額のことで、だいたいどこも500~800万円となっています。ただし、言うまでもありませんがこれはあくまでも貸し出しできる最大額を示しているだけですので、申し込んだら全員がこの金額まで借りられるわけではありません。個別に決定される限度額ローンを申し込んだ人にとって意味があるのはこちらの方です。つまり、申し込み時に審査が行われますが、その結果に応じていくらまで借りることができるのかが言い渡されます。これが二つ目の限度額です。当然一つ目の限度額よりは大幅に少ない額となっていますが、これは別にこの額を一括で貸し付けるという意味ではありません。たとえば50万円といわれても、なにも全額借りる必要はなく、必要に応じて最初は10万、次は5万というような借り方ができます。要は借金の枠をもらったと考えればいいでしょう。消費者金融などでは総量規制がかかるとはいえ、あまりにも多額に貸し付けることを防止するため、消費者金融などに対しては貸金業法によって総量規制がかけられています。具体的には申込者の年収の三分の一までと定められています。ただし、銀行に対してはこの規制は適用されません。なので、銀行カードローンでは審査に応じて実質いくらでも貸付を行うことができるのですが、現在では銀行ごとに独自の基準を設けて年収の二分の一や三分の一までしか借りられないようになっています。このように述べますと、何か「独自の基準」というのがうさん臭く思えてしまいますので、少し背景を説明しておきます。そもそも過剰な貸し付けの防止のために総量規制が設けられましたが、規制後に適用外の銀行カードローンの利用が増え、自己破産件数が下げ止まっているという指摘がありました。そこで、日本弁護士連合会が銀行も総量規制に沿った審査体制を構築すべきと主張しました。それにより、銀行も消費者金融並みの基準になってきているのです。限度額の審査とは?年収などが決め手!では、いくらまで借りられるのかを決定する審査では何が金額の決め手となるのでしょうか?カードローンに申し込むと、通常は在籍確認などとともに審査が行われます。そして、その審査では個人情報をはじめとして色々な情報が取られ、評価されるわけですが、そのなかでも特に重要な指標があります。それは下記の3点です。年収他社の借入額職業や勤続年数それぞれについて、以下で説明いたします。[adsense_middle]借入額の決め方①年収:配偶者の年収も対象まずは、申込者の年収が大きな要素になります。一般には収入が多くなるほど借りられる額は多くなりますが、総量規制や自己規制により、そもそも年収の三分の一程度しか借入できないという枠組みは決められています。しかしそのギリギリまでの限度額が設定されることはまずありません。それよりもかなり少ない額に制限されます。このように説明すると、「今度開業したくて、開業資金を借りようと思っているが、自分は専業主婦なので収入がない。ということは、自分はカードローンを利用できないのでしょうか?」と心配される方がいるかと思います。特に、自分の都合で夫に迷惑を掛けたくないと考えている人には切実ですよね。実は、専業主婦などの場合には配偶者の年収が考慮されて限度額が決められることになります。これを「配偶者貸し付け」といいます。ただし、これを利用する場合には配偶者から同意書をもらう必要がありますので、黙ってお金を借りることはできません。事前に夫婦間で十分に話し合いましょう。借入額の決め方②他社の借入額:クレジットカードのキャッシングも含まれる次に、他社からの借入額が大きな要素となります。すべての借り入れ状況は信用情報機関に登録されていますので、申込時にそれらを参照して貸し付ける額が決定されることになります。もしもそうした金額が大きかったり返済状況が悪かったりすると、最悪審査に落ちてしまうこともあります。他社の借入状況を良くしてから申し込みをするようにしましょう。また、実際には借入額ではなく借金の枠が合計されて評価されることになります。したがって、返済したが解約せず枠だけ残っているローンやクレジットカードのキャッシング枠も合計されてしまいます。申し込み前にはこうした枠は解約しておくことが重要です。借入額の決め方③職業や勤続年数:安定性を評価される職業については、安定した仕事についている人の方が借り入れられる額が多くなります。なので、たとえば公務員とフリーターを比べた場合、同じくらいの収入であれば公務員の方がたくさん借りられるということになります。また、勤続年数については長ければ長いほど信用が上がり、多く借りられることになります。職業にせよ勤続年数にせよ、安定性が信用につながり、ひいては借入限度額も上がるということになるようです。ちなみに、安定性という意味では居住形態も審査に影響します。賃貸よりも持ち家の方が評価が高くなります。初回借入時の限度金額は50万円になってしまうことが多いでは、初めてカードローンを利用する場合の評価はどうなるのでしょうか?残念ながら、初回は50万円程度しが限度枠をもらえないことが多いです。「他社から全く借りていないのに、どうして?」と思われるかもしれませんが、実はこれまで全く借入をしていない場合、信用はかえって低くなります。でもなぜでしょうか?何度かお金を借りている場合には、返済状況からその人の信用を測ることができます。しかし初めての人はそれがないため、最初は低レベルの信用からスタートすることになってしまいます。したがって、50万円という少額の枠が設定されることになります。でも、それでは予定している金額にとても足りないという場合もありますよね?そんなときには、この後で述べる増額を検討することになります。借入限度額を増額する方法についていったん決められてしまった限度額ではどうにも足りない、もっと借り入れが必要という場合もあるでしょう。これはなにも生活に困窮しているというネガティブな意味だけではなく、事業にもっと投資をしたいなどポジティブな場合もあります。こんな時には限度額の増額をしましょう。ではどうすればそれが可能になるのでしょうか?それについて以下で見ていきます。[adsense_middle]増額には再度審査を受ける必要がある最初に借入を申し込んだ時にも審査を受けましたが、増資の場合には改めて審査を受けることになります。「一回審査したのに、面倒」と思われるかもしれませんが、内容はほとんど同じですし、店頭でもATMなどでも手続きは可能です。そしてこれにパスしますと、評価に応じて追加の借り入れを受けることができます。でも、少ししか金額が増えなければあまり意味がありませんよね。どうすれば審査にパスして多くの金額を受けることができるのでしょうか?それには以下のポイントがあります。利用実績を着実に積むことがカギまずは堅実に利用して、信用を得ることです。それには何度か枠内で借り入れて、延滞しないように返済していくことです。そうすれば、増資を申し込んでも「この人はきっちり返済してくれるので、枠を増やしても大丈夫だろう」という評価を得ることができます。また、より高評価を得るためには、推奨されている毎回の返済額よりも多めの金額を入金しておくことをおすすめします。こうした地道な努力が多額の枠取りにつながっていきます。勤続年数増・年収アップにより増額の可能性もただし、どんなに堅実に実績を積み重ねても「総量規制・自主規制」という壁が立ちふさがっています。年収の三分の一以上を借りることは実質不可能です。この壁を打ち破るには年収アップしかありません。頑張って少しでも収入を増やすようにしましょう。また、時間はかかりますが同じ職場に勤めて勤続年数を増やすと、信用が積み重なり限度額を増やすことにつながります。長期的な視点を持って大きな枠を狙いましょう。増額の注意点ただし、借入額を増やす際には注意しておく点もあります。まず、借入額を増やすとその分金利は少なくなって得しますが、その際返済期間を長くしてしまうと利息を払う回数が多くなって、返済額のトータルではかえって利息が増えてしまうことがあります。シミュレーションをして最適な返済期間を設定するようにしましょう。また、増資の申し込み時には収入証明を求められることがありますので、事前に準備しておきましょう。そして、多額の借入枠を得るために転職をしようと計画する人がいるかもしれませんが、これは一概には良策といえません。なぜなら、転職によって年収が上がったとしても勤続年数が0に戻ってしまいますので、トータルで見ると信用が下がる場合もあるからです。転職は慎重にしましょう。まとめ:カードローンの限度額について借入を申し込んだ際に得られる借金の枠について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?借入限度額には二つの意味がありますが、申込者に意味があるのは個別に設定される限度額の方です。また、それは審査によって年収などの要素で評価され決定されます。その金額で不足があれば、後で増資を申し込むこともできます。誰でも初めてカードローンを申し込む際にはよくわからないものですし、思ったほどには借りられないかもしれません。しかし、そこで諦めるのではなく、長い目で見て少しでも多くのお金を借りられるように地味な努力を重ねていきましょう。そうすればきっと結果が伴ってきます。
2020年04月05日どうしてもお金が必要な時、銀行カードローンの利用は有効な方法です。一時的かつ計画的な利用に限定すれば、1つの金策手段だといえるでしょう。この記事ではおすすめの銀行カードローンを紹介します。ぜひ参考にしてください。銀行カードローンの選び方個人が担保も保証人もナシでお金を借りるには、銀行カードローンや大手消費者金融カードローン、街金(中小消費者金融)からのキャッシングなどが考えられます。しかし、正規の消費者金融が安全だと認識していても、抵抗感を持っている人は少なくありません。そのような場合には銀行カードローンを利用すると良いでしょう。ここでは数ある銀行カードローンの選び方として以下を紹介します。借り入れ金利(利率)の低さ審査の通りやすさ融資までの速さサービスの利便性借り入れ金利(利率)の低さ銀行カードローンは大手消費者金融や街金と比べると低金利です。街金は約5%~20%程度、大手消費者金融が3.0%~18.0%ですが、銀行カードローンは1%台~15%程度が多く、金利が安い特徴があります。とはいえ、同じ銀行カードローンでも金利の幅があるため、返済総額を抑えるためには少しでも低金利である方が有利です。審査の通りやすさ審査の通りやすさも重要です。どれだけ低金利でも、審査に落ちてしまっては意味がありません。審査難易度も借入の大事な要素となります。審査の通りやすさの目安として、金利と審査難易度は反比例する傾向があります。金利が高いほど審査難易度が低いと考えましょう。上記のとおり、低金利での借入が有利ではあるものの、審査に自信がなければ金利が高い銀行の方が借りやすいです。融資までの速さ銀行カードローンを利用する場合は、状況が逼迫(ひっぱく)しているケースもあります。急いでお金を借りたい場合には、申し込みから融資までの早さをチェックしましょう。ただし、銀行カードローンは即日融資をしていません。どうしても即日融資が必要な場合は消費者金融を利用しましょう。銀行カードローンは最短で翌営業日となります。サービスの利便性サービスの利便性も重要です。申し込みがWEBで完結するかどうか、ATMは多いか、全国対応しているかなどをチェックしましょう。特に、地方銀行カードローンを利用する場合は、地域が限定されているケースが大半ですので、借り入れ条件を満たさない場合もあります。銀行カードローン人気比較(メガバンク編)銀行カードローンとひと口に言っても、大半の銀行がサービスを提供しているため、どのカードローンを選べば良いか迷ってしまいます。そこで、人気のおすすめ銀行カードローンを15行ピックアップいたします。いずれも、上記の選び方をクリアしているところが大半なので、それ以外の要素を中心に解説します。メガバンクから3つ、ネット銀行から7つ、地方銀行から5つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。メガバンクのカードローン3選メガバンクのカードローンは最も安心して借り入れできるのではないでしょうか?メガバンクならではのブランド力で、安心感を口にする人は多いです。店舗ATMや提携ATMも多いため、外出先での借入や返済もしやすいでしょう。みずほ銀行カードローンみずほ銀行カードローンは、2.0%~14.0%の金利で最大800万円まで利用可能です。20歳以上66歳未満で安定収入があれば申し込みできます。来店不要のWEB申し込みができますので、24時間365日取引可能です。ただし、WEB申し込みの場合は限度額が50万円単位となるため、知っておきましょう。みずほ銀行の住宅ローンを利用している場合は金利が0.5%低くなるほか、「みずほマイレージクラブ」に入会していれば、コンビニATMの時間外手数料が月4回まで無料となります。三井住友銀行カードローン三井住友銀行カードローンは、4.0%~14.5%の金利で最大800万円まで利用可能です。20歳以上69歳以下で安定収入があれば申し込みでき、来店不要のWEB申し込みにも対応しています。全国の三井住友銀行ATMやコンビニATMの手数料が無料で利用できるため、気軽な取引が可能です。毎月の返済は2,000円からとお手頃ですので、計画性を持った返済がしやすいです。三菱UFJ銀行カードローン三菱UFJ銀行カードローンバンクイックは、安定収入のある20歳以上65歳未満の人が利用可能で、1.8%~14.6%の金利で最大500万円まで借りられます。毎月の返済は1,000円からですので、返済計画を立てやすいでしょう。申し込みはWEB完結・電話だけでなく、テレビ窓口の利用もできます。テレビ窓口設置店にて、平日15時以降かつ土日祝日の利用が可能ですので、迷わずに手続きができるでしょう。銀行カードローン人気比較(ネット銀行編)[adsense_middle]ネット銀行カードローン7選リアル店舗がなく、オンライン上で業務をしている銀行があります。そのような銀行をネット銀行と呼びますが、ネット銀行は人件費軽減によって低金利を実現しています。ここでは、おすすめネット銀行カードローンを7つ紹介します。イオン銀行カードローンイオン銀行カードローンは、20歳以上65歳未満で安定収入があれば申し込みできます。正社員だけでなく、パート・アルバイト、自営業者、専業主婦も利用できるため、ユーザーの幅が広いです。金利は3.8%~13.8%、限度額は800万円となっていますので、まとまったお金を借りられます。また、イオン銀行普通預金口座を持っていれば振込融資に対応してくれるほか、口座残高が不足すると自動融資がなされます。そのため、各種引き落とし料金の支払い忘れ回避が可能です。じぶん銀行カードローンじぶん銀行カードローン(じぶんローン)は、安定収入のある20歳以上70歳未満の人が利用可能で、最大800万円まで借入れできます。金利は2.2%~17.5%ですが、auユーザーであれば2.1%~17.4%の優遇金利が適用されます。申し込み手続きはスマホで完結するため、どこにいても手軽な申し込みが可能です。ジャパンネット銀行ネットキャッシングジャパンネット銀行ネットキャッシングは、安定収入のある20歳以上70歳未満の人が利用可能で、1.59%~18.0%の金利となっています。限度額は最大1,000万円と大きく、多額のお金が必要な人をしっかりサポートしてくれます。また、初回利用の場合、30日間何度借りても無利息という特約があるため、短期間の借入に有利です。さらに、既に契約がある人はたった30秒で融資されるため、利便性にも定評があります。住信SBIネット銀行カードローン住信SBIネット銀行カードローンは、安定収入のある20歳以上65歳以下の人が利用可能で、金利は1.59%~14.79%となっています。住信SBIネット銀行カードローンの一番の魅力は、最大1,200万円という限度額の高さです。それでいて、毎月の返済に加えて1円から随時返済ができるため、細やかな対応もしてくれます。借入手続きはスマホ完結である上、住信SBIネット銀行の口座がなくても申し込み可能です。セブン銀行カードローンセブン銀行カードローンは、安定収入のある20歳以上70歳未満の人が利用可能で、金利は14.0%~15.0%、限度額は100万円です。そのため、少額を気軽に借りたい人向けのカードローンです。セブン銀行カードローンはセブン銀行キャッシュカードで取引できるため、ローンカードを誰かに見られる心配がありません。このほか、最短10分のスピード審査やWEB完結申し込みなど、痒い所に手が届くサービスとなっています。ソニー銀行カードローンソニー銀行カードローンは、安定収入がある20歳以上65歳未満の人が利用可能で、2.5%~13.8%の金利で800万円まで借りられます。パソコンやスマホ完結申し込みに対応しているため、いつでもどこでも申し込みが可能です。また、利用明細の郵送はなく、WEBチェックとしていますので、家族に借金がバレるリスクを軽減できます。楽天銀行カードローン楽天銀行カードローン(スーパーローン)は、安定収入がある20歳以上62歳以下の人が利用可能で、金利は1.9%~14.5%、限度額は800万円となっています。楽天銀行スーパーローンは楽天銀行の口座申し込みが不要です。普段使いの口座に振り込んでくれるほか、返済も他銀行から行えます。また、スマホ完結申し込みにも対応しているため、手軽な利用が可能です。銀行カードローン人気比較(地方銀行編)地方銀行カードローン5選地方銀行は地域密着型の銀行であり、エリア限定でカードローンサービスを提供しています。しかし、地方銀行の中にも全国対応しているところもあります。ここでは、全国対応している地方銀行カードローンを5つ紹介します。静岡銀行カードローン静岡銀行カードローンは、安定収入がある20歳以上70歳未満の人が利用でき、4.0%~14.5%の金利で最大500万円の融資をしてくれます。WEB完結申し込みに対応しているため、全国どこからでも申し込み可能です。キャッシュカード一体型のローンカードであることや、セブン銀行ATMで手数料無料であること、最大45日間分の利息キャッシュバックなど、利用者が喜ぶサービスとなっています。スルガ銀行カードローンスルガ銀行カードローンは、安定収入がある20歳以上70歳以下の人が利用でき、3.9%~14.9%の金利で最高800万円まで借入れ可能です。がん保障特約付きカードローンを選ぶことができ、万一の際にローン残高がゼロになるメリットがあります。また、普通預金口座が不要であることも、利用しやすさのポイントです。千葉銀行カードローンちばぎんカードローンは、安定収入がある満20歳以上満65歳未満の人が利用可能で、1.7%~14.8%の金利で最大800万円まで利用できます。WEB完結申込に対応しているほか、全国の提携銀行(都市銀行など)や、コンビニATMで取引ができます。ただし、申込者の住まいが東京都全域、千葉県全域、埼玉県全域、茨城県全域、神奈川県の一部に限定されているため、注意が必要です。それでも他の地方銀行よりも対象エリアは広いです。みなと銀行カードローンみなと銀行カードローンは、安定収入がある20歳以上65歳以下の人が利用でき、4.5%~14.0%の金利で最高800万円まで融資してもらえます。みなと銀行の口座がなくても利用できることや、来店不要で申し込みができるなど、気軽に取引が可能です。福井銀行カードローン福井銀行カードローンは、安定収入がある20歳以上70歳未満の人が利用可能で、2.8%~14.6%の金利で最大1,000万円まで借入れできます。地方銀行の限度額としてはとても大きな枠となっています。口座がなくても利用できることや、来店不要で申し込みができることのほか、窓口でのカード発行も可能です。窓口でカードを受取れば、そのままATMで借りられます。銀行カードローンの評判先述の銀行カードローンは、いずれも評判の良いサービスばかりです。しかし、借入れ前に知っておくべきことが、銀行カードローン自体の評判です。近年銀行カードローンの過剰収支が取り沙汰されていますので、借り過ぎないための戒めとしておきましょう。[adsense_middle]サラ金の二の舞かつて消費者金融の過剰融資により、自殺者が増加するという自体が発生していました。そこで、2006年に貸金業法が改正され、年収の3分の1を超える融資ができなくなったのです。このことを総量規制といいます。しかし、銀行カードローンは改正貸金業法ではなく、銀行法の範疇となるため、総量規制の対象外なのです。結果的に、銀行による過剰融資が取り沙汰される結果となったのです。金融庁からの指摘で自主規制金融庁からの指摘や、各種メディアでの指摘により、銀行は自主規制に乗り出しました。具体的には年収の3分の1を目安とした審査や、即日融資の取りやめです。しかし、あくまでも自主規制であるため、まだまだ安易な融資も多いようです。計画的な利用が前提銀行カードローンを利用する場合には、利用者側も借り過ぎに気を付けなければなりません。無計画な借り過ぎは自分の首を絞めるだけですので、返済見込みを前提とし、具体的な返済計画を立てた上で利用しましょう。おすすめの銀行カードローンに関するまとめ銀行カードローンは金利の低さや審査の通りやすさ、融資までの速さなどを踏まえて選ぶ必要があります。そのことを前提に、少しでもあなたにフィットしたカードローンを選びましょう。銀行カードローンはメガバンク、ネット銀行、地方銀行など、それぞれ特色がありますので、入念な比較検討をおすすめします。いずれにせよ、借り過ぎは禁物です。銀行カードローンは過剰融資が問題になっているほど借りやすいため、計画的な利用で安全に借りましょう。計画的に借入をすれば、金策の手段として効果的です。
2020年04月03日現在カードローンを抱えていて、住宅ローンに申し込みたいけれども審査が通らないんじゃないかと心配なのでしょうか?借金があったら家が買えないなどという話も聞きますしね。でも実は、お金を借りていれば必ず審査落ちするとは限りません。通らない時には必ずそれなりの理由がありますし、上手いやり方をすればちゃんと住宅ローンを組むことができるんです!そこで、この記事では両者のローンの仕組みとその関係性について解説してまいります。ぜひ最後までご覧ください。カードローン返済は住宅ローン審査に影響する?そもそも、カードローンの借金を返している途中で住宅ローンの申し込みをした場合、両者には何か関係があるものなのでしょうか?一見別物のように思えますし、事実後で述べるようにある意味別物ではあります。ただし、影響の有無という観点から考えますと一定程度の影響があるといえるでしょう。これはなぜかといいますと、両者とも金融機関からお金を借りるからです。金融機関から借金をした場合、その個人借用情報は信用情報機関に登録されます。住宅ローンに申し込んだ場合、相手先は審査時にその期間に照会をしますので、当然その情報は知られることになります。なので、ローンが組める・組めないという判断に影響を与える、ということになります。では、具体的にはどういったものがどのように影響していくのでしょうか?以下でそれらについて説明いたします。必ずしも悪影響ばかりではない巷では、「カードローンでお金を借りていると、住宅ローン審査に悪影響を及ぼし、最悪落ちてしまう」と言われています。確かにそういう場合もありますが、必ずしもそうとばかりは言い切れないケースがあります。つまり、ローンを利用していても、期限内にキチンと返済しているなど良好に利用している場合には逆に好影響を与えて住宅ローンが組めた、ということがあるのです。この場合には、まったくお金を借りていない人に比べて逆にメリットになります。要は悪影響も好影響も使い方次第、ということになります。あまり借金を毛嫌いしないようにしましょう。最も影響があるのは返済比率返済比率とは、年収に占める年間の返済額の割合になります。これが高ければ高いほど、借金が多いということになります。この比率がどう評価されるかというと、30%以下であれば住宅ローンの審査には影響せず合格の可能性が高いということになります。逆に、この比率が高いと返済能力を疑問視されることになります。常日頃からお金を借りては返している人にお金を貸すのはやめておこう、と個人レベルでも思いますよね。過去にカードローンを利用していても影響があるのかそれでは、過去の実績についてはどう影響が出るのでしょうか。「たしかに昔は生活がすさんでいて、生活も困窮していてカードローンの日常的に利用していた。しかし、最近は収入も安定して生活も落ち着き、マイホームを持てる余裕も出てきた。こんな自分でも住宅ローンに申し込んで大丈夫だろうか?」こんな不安を抱えている方はたくさんいらっしゃるでしょう。ただ、過去は変えられませんので悩みも深いと察します。まず、過去に借金があったとしても問題なく返済が行われていれば影響はありませんので安心してください。ただし、多重債務者となり滞納もしていたなど問題があった場合にはやはり影響は出てきます。ですが、この場合も最後に借金をしてから5年以上経過していれば先ほどの個人借用情報の記録が消えますので、もしも心配であれば5年以上の間隔を空けた上で住宅の取得を検討するなどの対策を取れば、家を持てるかもしれません。ただし、かつてローンを利用していた金融機関と同じグループ会社に住宅ローンを申し込む場合には、グループ独自のリストに5年を過ぎても掲載されている場合があります。その場合には最悪半永久的に影響が出ますので、申し込み先を変えるなどの対応策を取るのがおすすめです。クレジットカードのキャッシングやリボ払いにも注意これまでは先にカードローンの利用をしていた場合について述べてきましたが、関係するのはそれだけではありません。クレジットカードのキャッシング枠も借金の上限金額として返済比率の返済額に上乗せされますので、注意しましょう。また同様にクレジットカードでリボ払いをしている場合、これも返済比率を上昇させますので十分留意しておく必要があります。カードローン利用で住宅ローン審査に落ちる理由とはそれでは巷の噂通りに審査落ちをしてしまうのは、一体どのようなケースがあるのでしょうか?これは、「カードローンの利用状況によっては審査に通らないことがある」と大まかに説明することができます。ではどのような利用状況が不合格になるのでしょうか?以下では、審査に落ちる具体的な理由について述べていきます。返済比率が年収で計算して高い複数のローン会社と契約をしている限度額いっぱいまで借金をしているローン返済の期日に遅れていることが多いカードローン完済後解約していない[adsense_middle]返済比率が年収で計算して高いまずは、先ほどから話に出している返済比率です。審査にはこの指標が重視されますので、十分意識して申込を行う必要があります。具体的には、先述したように30%を超えると影響が出てきて最悪不合格という場合があります。また、この比率に使用される返済金額は現状借りている額ではなく、借入上限額になりますので注意が必要です。これが、先に説明したクレジットカードのキャッシング枠やリボ払いが関係する所ですね。なので、返済比率が25%くらいであれば安心といえるでしょう。事前に自分で計算しておくことをおすすめします。複数のローン会社と契約をしている複数のカードローン会社と契約をしていた場合にも、審査に悪影響を与えます。これはあくまでも契約ベースの話ですので、たとえ借金を完済していても契約を終了させずに借入枠を残しておくと、やはり悪い印象を与えてしまいます。というのも、複数の返済があるということはそれだけ借入枠があるということですので、その上限額を全て加えるとなると自然と返済比率が高くなってしまうからです。また、たくさんの借入先があると「お金の管理ができていないのでは」という印象を与えかねません。少しでも好影響をと考えるのであれば、借金をまとめておくなどの措置を講じておくのもいいでしょう。限度額いっぱいまで借金をしている先ほどは複数の会社との契約の話でしたが、今度は1つの会社での借金額の幅についてになります。借入をしますと通常は借入限度額の枠を設定します。もしもこの限度枠いっぱいまで借金をしていますと、これも審査落ちの要素になります。なぜかというと、「こんなに目いっぱいお金を借りているということは、お金に困っているのでは?」と思われてしまう可能性があるためです。また、貸し倒れリスクが高いという評価にもつながりかねません。もしも返済比率が十分低いのであれば、限度額を上げておくのもいいかもしれません。ローン返済の期日に遅れていることが多いこちらは、これまでの返済の履歴についての話です。カードローンの返済が滞りがちであった場合、「住宅ローンも延滞するのでは?」と判断されて審査に落ちることがあります。ただし、これは1度でも返すのが遅れたらアウト、といった厳格なものではありません。人間ですので、つい入金を忘れるケースもあるでしょう。ということで、年に一回くらいの延滞でしたら問題はありません。ただし、自分が返済に遅れたのかどうかをよく把握していない場合もあるかもしれません。心配であれば、信用情報機関から情報を入手して情報を確認することをおすすめします。カードローン完済後解約していない忘れるということに関連して、ここでもう一度注意を喚起しておきたいと思います。カードローンを完済して、「もう終わった」と勘違いして契約を終了させることを忘れないようにしましょう。借金を全て返し終わっても、解約していなければ借入枠が残っているため、返済比率ではその上限額が計算の対象になってしまいます。場合によっては、そのせいで比率が上昇してしまい住宅ローンの審査落ちをしてしまうことになります。審査を受ける前に、契約を解除することをくれぐれも忘れないようにしましょう。住宅ローン審査に合格するために行うことこのような話を聞かされると、「やっぱり借金があると住宅ローンは借りられないのか。家を購入するのをやめようかな」という気持ちになる人がいるかもしれません。しかし、カードローンの返済中であっても審査に合格する人はいます。なにが決め手なのかというと、それは「事前の準備」です。合格のためにあらかじめ行動しておくことが重要になります。では何をすればいいのかということに関して、以下で見ていきましょう。といっても、実際の内容はこれまで述べてきた審査落ちへの対策が主になります。[adsense_middle]あらかじめ自分の信用情報を調査するまずは、自分の個人信用情報がどうなっているのかを確かめておきましょう。それは、信用情報機関に問い合わせれば入手することができます。そして中身をよく見て、もし自分の借入履歴にこれまで述べたような問題が見られるのであれば、例えば住宅を持つのは悪い情報が消えるまであと5年待ってみようなどの意思決定をしましょう。利用していないカードローン契約はすべて解約するこれはつい忘れやすいので何度も言っていますが、もしも完済したなどもう使っていないカードローンを契約したままで残しているのであれば、解約をしておきましょう。そうすることによって返済比率が下げられ住宅ローンを借りやすくなります。もちろん、ふたたび借り入れをする可能性が高いローンについては、契約を解除してしまうと次は新規契約となり手間や時間がかかりますので、残しておいてもかまいません。カードローンの減枠やキャッシング枠の解約を行っておく先に申し上げました通り、キャッシング枠も返済比率に影響します。いらない枠は解除しておきましょう。また、現在利用しているローンについては、少しでも比率を下げるため借入枠の金額を減らしておくことをおすすめします。住宅ローン合格後、カードローンを借り換えて一本化できる?さて、以上のようなことを行った結果、無事住宅ローン審査を通過したとします。そのあと、「あれほど影響するといっていたのだから、借り換えて二つのローンをまとめられないかな?」という気持ちになるかもしれません。しかし、結論から申し上げますと、それは不可ということになります。なぜなら、住宅ローンはあくまでも住宅用であり、カードローンとは異なった商品になるからです。ただし、一部の銀行ではこうしたおまとめローンを取り扱っていることもあります。気になる方は、一本化できないかどうか相談してみましょう。まとめ:カードローンと住宅ローンについて二つの性格の異なる商品について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?カードローンを返済していると、返済比率という面から住宅ローンに影響を与えます。また、借入や返済状況があまり良いものではないと、最悪の場合ローンの審査に落ちてしまうことがあります。ただし、事前に十分準備をしておくことによって、審査に通ることも可能となります。借金をしているとどうしても生活が消極的になって、家を持つなどとても無理だと思ってしまいがちです。ただし、キチンとお金を返しているのであれば、相手先もそれなりの評価をしてくれます。縮こまってチャンスを逃さないようにしましょう。
2020年03月30日終息の気配が見えない新型コロナ騒動は、私たちの健康どころか経済も蝕み、世界は同時株安に。これにより、株式投資で運用されている年金資金は大損失を被ったというーー。「新型コロナウイルス感染症が原因で世界同時株安が起きていますが、これで大きな影響を受けるのは日本の公的年金です。年金積立管理運用独立行政法人(GPIF)は、国家予算の約1.6倍にもあたる160兆円超の年金積立金を運用していますが、コロナショックで25兆円もの損失が発生したとみられます。年金財政の危機が訪れているんです」こう警鐘を鳴らすのは、野村投信の元ファンドマネージャーで『202X 金融資産消滅』の著書もある近藤駿介さんだ。GPIFが運用している積立金は、現役世代が支払う年金保険料、国庫(税金)と並ぶ、年金資金の3本柱の一つ。“年金博士”で知られる社会保険労務士の北村庄吾さんが詳しく解説してくれた。「年金受給者へ支払う年金のほとんどは現役世代の保険料と税金でまかなわれてきました。現役世代が多く税収も右肩上がりだったバブル時代などは、支払いに必要な額を超えて資金が集まることもあり、そのときにためたお金が、いまの積立金のもとになっています」年金財源の一つである積立金はリスクの低い国内債券を中心に運用するのがセオリーだ。しかし、安倍政権は’14年10月、国内債券の割合を60%から35%に減らし、リスクの高い国内・外国株式の割合を24%から50%へと倍増させた。「積立金は年金の大切な財源です。ギャンブルのような運用方法でいいのでしょうか。諸外国を見渡しても、年金の運用はリスクの低い債券が中心で、ここまで株式で運用している国を、日本以外で私は知りません」(北村さん)ギャンブル運用のツケをGPIFはいままでに何回か支払っている。’15年度は中国の景気後退で約5兆3,000億円、’18年度には米中貿易戦争や欧州政治の混乱により、たった3カ月で約14兆8,000億円の含み損を出しているのだ。前出の近藤さんも積立金が株式中心で運用される現状を憂慮する。「GPIFが公表している昨年末時点の保有資産や投資先の情報などをもとに、株価の下落率から“コロナショック”による損失を試算したところ、その額は過去最大の、25兆円を超えていました。『株価はいずれ上がるから一喜一憂せず、長い目で見るべきだ』という楽観的な意見もあるかもしれません。しかし、積立金を長期的に運用できるほど、いまの年金財政にゆとりはないんです」近藤さんの言うとおり、少子高齢化が原因で現状は、高齢者1人をたった2.2人の現役世代で支えている。今後、保険料や税収で年金資金をまかなえなくなれば、積立金を取り崩すしかない。「景気が悪くなると、企業の業績や給与が下がるので、連動して税収や保険料も減ります。昨年10〜12月のGDPは前の7〜9月と比べてマイナス7.1%。すでに積立金の取り崩しが始まりそうな兆しはあったんです。そこに今回のコロナショックが追い打ちをかけた。早ければ’20年度中にも、積立金の本格的な取り崩しが行われるとみられています。株価が回復して損失を取り戻す前に、取り崩しが始まってもおかしくないんです」(近藤さん)一度、取り崩しが始まれば積立金は増えにくくなる。「毎年支払われる年金の総額は50〜55兆円で、積立金からは3〜6兆円が捻出されるだろうと考えられていますが、先行き不透明の状態で、大量の現金を調達するために株を売れば、株安を誘発します。そうすれば積立金で運用している株の評価額は下がり、ますます含み損が膨れあがる。株安で企業の業績が悪化して給与も下がり保険料収入や税収が減少すれば、より多くの積立金を取り崩す事態にもなります。負の連鎖が始まってしまうんです。本格的な取り崩しが始まれば、20〜30年後には積立金は枯渇してしまうでしょう」(近藤さん)「女性自身」2020年4月7日号 掲載
2020年03月26日カードローンを利用中で、「借金を一気に清算したい」とお考えでしょうか?それは一括返済と呼ばれていて、実際に実行している人もいます。借りているお金がなくなればスカッとしますよね。でも、本当に一気に返してしまっていいのかどうかよくわかりませんよね。それに、実際にはどうやって返済したらいいのかということも知りたいところです。そこでこの記事では、一括返済の方法とメリット・デメリットについて解説していきます。カードローンを一括返済する方法とは?そもそも、残っている借金を全て一気に返してしまうというのはどういうことなのか、やったことがないとあまりイメージが掴めませんよね?一括返済とは、借金の途中で残債を全て返してしまうことを意味します。つまり、あらかじめ立てていた計画を、全部返すことによってご破算にしてしまうということです。ただし、借金を全部返しただけではカードローン会社との契約は終了とはならないことに注意が必要です。完全に縁を切りたい場合には、別途契約終了の手続きをする必要があります。一括返済の意味をもう少し明確にするために、一回払いとの違いの説明を次にいたします。また、具体的な方法について述べていきます。一回払いとの違い返済方法には、これとは別に「一回払い」というものもあります。こちらは、元本と利息を一回で支払うという方式です。つまり、支払い回数は基本的には一回です。そしてこの場合、支払う時期は翌月末などと期限が定められています。一方、一括返済はリボ払いといって、毎月一定額を分割で返していく途中で臨時返済によって残債を支払うというものです。この方法は定められた期間中いつ行ってもよく、期限などはありません。もちろんそれまでは決められた支払いを行っていく必要があります。定義をご理解いただいたところで、次に具体的な方法について説明していきます。残高を確認するまず最初にすることは、「残高を確認する」ということです。もともと借りた金額はいくらで、今いくら返していて、あと元本はいくら残っているのか、また利息は予定日時点でいくら支払わなければならないのかについて、しっかりと確認をしておく必要があります。ここがあいまいで支払いが不足していた場合には、完済とならず再度支払いが必要となったり、場合によっては返し終わったと勘違いして滞納ということにもなりかねません。このようなことがないように、残高または返済後の残金について不安がある場合には担当者にしっかり確認をしましょう。元本・利息・手数料の全額を支払うカードローンの場合には、利息は日割りで計算されてかかってきます。なので、いったん当日までの金額を計算していても、都合によって実行がずれてしまった場合利息の金額は変わってきますので、再計算する必要があります。利息額については実際の支払い日までの額をしっかり計算しておきましょう。一括返済の場合には、未返済の元本分と利息の合計金額を返済することになります。また、それに加えて手数料がかかることもありますので忘れずに準備をしておきましょう。準備ができましたら、借りた金融機関の指示に従って支払いを実行することになります。完済証明書の発行返済を完了した後に住宅ローンなどに申し込む場合、完済証明書の提出を求められる場合があります。このような場合には、借入先の銀行や消費者金融などの金融機関に連絡して、発行してもらうことができます。その後、発行された完済証明書を申込先に提出すればOKです。審査も有利に!一括返済のメリットについて残った借金を一気に返してしまうと、さまざまなメリットを受けることができます。なので、できるのであればできるだけ早く一括で返済してしまうことをお勧めします。では、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか?おおよそ、下記の点があげられます。利息の支払いが抑えられる借入枠がクリアされるため再度の借入がしやすくなる信用がついて審査に通りやすくなる完済すると精神的に楽になる以下で、それぞれについて説明いたします。[adsense_middle]利息の支払いが抑えられる先ほども述べた通り、利息は日割りでかかってきます。なので、返済期間が長ければ長いほど利息の総額は膨らんでいくことになります。一括返済をすると、その時点で借金が消えるためもう利息は発生しません。したがって、支払い総額が抑えられることになります。まずはこうした金額面でのメリットが大きいですね。借入枠がクリアされるため再度の借入がしやすくなるカードローンを設定する際には、借入限度額といって借金の枠を設定します。限度額いっぱいまで借入を行っていた場合、予定外の出費があって追加で借金をしたい場合など、この枠のせいで思っていた金額まで借りられない、といったことがあります。一括で返済をしておいて契約を残しておけば、そうした事態が発生しても限度額までまるまる借入ができるので大変便利です。信用がついて審査に通りやすくなるすでにご存じかもしれませんが、金融機関からお金を借りるとその情報は信用情報機関に登録されます。なので、借金をした事実は各金融機関が知るところとなります。これが誰もがお金を借りることを避けようとする理由です。住宅ローンやマイカーローンを利用する際にそのような情報が登録されているといい印象を与えない、と思われているからですね。確かに、滞納をしてしまったりするとブラックリストに載ってしまい、借り入れができなくなったりクレジットカードのキャッシングが利用できなくなったりします。ただし、これはあまり知られていないことですが、信用情報には良い情報も記録されます。ということは、一括返済をするとその情報も登録されて、優良な借り手という評価が得られるということになります。このような評価が付きますと、次に別のローンに申し込んだ時に信用が得られて審査を通過しやすくなる、という結果が得られます。良い信用情報というものは、お金を借りてそれをきちんと返すということがないとなかなか得られるものではありませんので、これは高価値といえるでしょう。完済すると精神的に楽になるお金を借りたまま生活をしていると、寝ても覚めても「どうやってお金を返そう」ということが気になって精神的にストレスがたまるものです。そのせいで普段の生活でも思い切った行動ができなくなったり、つい節約を気にしてしまったりすることになります。これが全て返済をしてしまうと、そうした精神的なプレッシャーから解放されることになります。実際には借りていたものがなくなっただけで何かを得られたわけではないのですが、気持ちの上ではかなり楽になり、今までできなかった思い切った行動を取ることができるようになります。返済後の生活に注意!一括返済のデメリットについてこのように、一括で返済をすると色々なメリットがあるのですが、一方ではすべてを一度に返すことによる不利益も存在しますので十分に気を付けなくてはいけません。具体的には、下記のようなことが考えられます。手間がかかってしまう返済後の生活が苦しくなることも急な出費に対応できない気が大きくなって無駄遣いをしてしまう以下でそれぞれについて見ていきます。[adsense_middle]手間がかかってしまう一括の返済には色々と面倒なことをこなさなければいけない場合があります。まず、支払いをするために金融機関の支店まで足を運ばなければいけない可能性があります。なかにはネット上の手続きで完了できる場合もありますが、支店でしか受け付けられない場合もあります。地方などに住んでいると、そこまで行くのが大変な場合もありますね。また、支払日にいくら返せばいいのか、自分で確認するのが面倒です。特に、それまでローンの内訳に無頓着だった、金額の計算が苦手といったケースでは、いくら返したらいいのかを知るまでが大きなハードルとなってしまうこともあります。返済後の生活が苦しくなることもメリットがあるからと十分な余裕がないまま無理をして全額返してしまうと、その後の生活費が足りなくなってしまうことがあります。そして生活が苦しくなり、つい借金に手を伸ばしてしまうと、元も子もなくなってしまいます。何のために一括返済したのかと後悔する結果になりますね。そうならないためには、余裕資金を十分に確保し、今後の収入にも目途を付けたうえで全額の支払いに臨むことが肝要です。急な出費に対応できないこれは完済してしまった時に、勢いで契約も終了させてしまった場合に起こりがちです。借金の支払いを終えてやれやれとなっているところに、突然大きな出費が必要になったりします。人生にはよくこういったタイミングの悪いことが起こります。またお金を借りなくてはいけなくなりますが、契約を終了させてしまった場合には、また新規契約を結ぶ必要があります。すると、借金額を増やすよりも当然時間がかかります。ということで、最悪の場合お金が間に合わないということにもなりかねません。こうならないように、契約の終了は慎重に行うようにしましょう。気が大きくなって無駄遣いをしてしまうこれは完済によって精神的に楽になることの裏返しになります。お金を返し終わって解放感を得られるのはいいのですが、それを通り越して気が大きくなることがあります。そうなると、あれが欲しいこれがやりたいとなって、不必要な出費をしてしまうことになります。その結果、借金生活に逆戻りという笑えない結末を迎えることになります。あまり羽目を外しすぎないようにしましょう。まとめ:カードローンの一括返済に関してカードローンを一括で返済することについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?一括返済とはお金を返している期間内で残りの元本と利息・手数料をまとめて支払って残債をなくすことです。また、そうすることによって次の借金の審査に有利になるなどメリットもある反面、返済後の生活が大変になるなどデメリットもあります。確かに借金は早く返してしまった方が金額的にも得ですし、精神衛生上にもいいです。ただし、だからといって無理をしてしまうと結果的にはよくないことになります。こうしたことは事前に十分計画を立ててからおこなうのが成功のコツです。
2020年03月24日寝室のあかりといえば、皆様はどの様なあかり計画をされているでしょうか?注文住宅をやっていて意外とおざなりになりがちな寝室照明(;∀;)人は生きていく中で、食べる寝るこの二つは絶対に譲れないものだと思います。そこで如何にして寝室を有意義なものにするか。。。考えてみたいと思います。寝室≒こもり部屋になる?ならない?①寝る前にベッドで読書するタイプ②携帯いじりしてからの就寝?③自分時間としてのリセットする空間④小さな子供と添い寝⑤お洒落な空間にしたい▼▼▼寝室といえとでもリラックスする空間でもありたい。照明でどこまで雰囲気だせるのか考えてみました。間接照明を使ってベッドの裏側に間接照明を設置する方法もリラックス効果を兼ねたお洒落な空間のひとつ。気軽に取り付けられる器具も最近では出てきています。調光調色機能を付ければそれぞれのシーンに合わせてのあかりを演出!ダウンライトリラックス効果や小さなお子様を寝かしつけるといった感じであれば、足元上にダウンライトを設置が理想的!ダウンライトの場合設計の段階で照明計画を必要とするのでしっかりと計画しましょう!スマートに仕上げたい場合は分散せず2~3灯まとめてつけるのがオススメです。ブラケット寝室の一面のみアクセント壁にしてブラッケトライトで、あかりでデザインするのも良き!上下に照らして壁紙に陰影をつけるのもお洒落な照明のひとつです。一日の疲れから解放されて、適度な明るさにして落ち着いた雰囲気で寝床に入る。サイドテーブルランプベッドサイドテーブル置き型ランプも、ホテルライクな感覚で良いと思います。(補助照明にもなりますし)コンセントへのコードをなるべく目立たぬよう設置し、設計の段階でスイッチを繋げてもらうよう計画すればわざわざコードを触らずして点灯できるのもオススメです。ペンダントライト照明器具にとことんこだわりたい!デザイナーズ器具を使ってオシャレにしたいという方には天井からコードやチェーンで吊り下げるペンダントタイプがオススメ!デザイナーズのものだとお値段が。。。と思われる方も。そんな方にはリプロダクトもオススメ!安心できる価格で手に入れることができます。(気を付けたいところは、保証期間を必ずチェックしてね!)お部屋の雰囲気がぐっと変わります。この時も足元上にくるよう計画されたほうが理想的!ペンダントライトその2じわじわと最近SNSとかでも話題になっているのが、ベッドサイドの低い位置でのペンダントライト。テイストに合わせて色使いにも気をとめ、低い位置に設置することで天井が高く見えるというマジック現象的なのもブームかもしれません。▼▼▼今回は寝室について語ってみましたが、お部屋のインテリアや雰囲気に合わせた照明器具を選ぶとぐっとおしゃれ感が増すと思います。寝室といえども、寝て起きるだけの場所ではなくリラックスできる空間にしたいですよね。リフォームや新築の場合、シーリングやブラケットにしても配線や取付器具等最初の段階でしておかないと、後からではなかなか後回しになってしまうことも。。配線関係や位置だけでもしっかり考えて頂いてほしいなと日々痛感致します。(器具こそ後からでもゆっくり探せます☝)とはいえ、もう建ててしまったよーっていう方でも、置き型ランプやスタンド等で愉しむのも良し。わたしは寝室≒こもり部屋定義ありではないかと思います!皆さんもそれぞれのスタイルで是非あかりを考えてみてくださいね(^^♪
2020年03月24日家族や仕事など、時とともにライフスタイルは変化していくもの。大きな買い物である家も、その変化に柔軟に対応できるものがいいですよね。土地や資金などさまざまな制約はありますが、発想の転換で希望は叶うかもしれません。どの家にも存在する“あるもの”を増やすことで、家族が輝く暮らしを実現した家を、〔建築家住宅R+house(アールプラスハウス)〕の施工事例から見てみましょう!シャープな外観の「3アプローチハウス」モノトーンでシャープな外観が目を引くこの住宅。よく見ると、玄関がいくつかあることに気づきます。「3アプローチハウス」というコンセプトのこの家には、入口や玄関がなんと”3つ”も!その数に驚くかもしれませんが、ひとつひとつのドアに、生活を少しラクに、潤いを与えてくれる役割があるのです。まずは、暮らしの中心となる“1つ目のドア”『玄関』から。壁面と同色のドアを開いてみると、白壁と木のぬくもりが美しい室内が。外観とのコントラストが開放感を引き立てています。玄関の先には、大容量のシューズクローク。写真では見えませんが、そこに“2つ目のドア”があります。シューズクロークと外部をつなげるドアなので、例えばそのドアから自転車を屋内に入れておくこともできます。雨の日などは動線にも無駄なく、便利に利用できます。“3つ目のドア”はなんと…将来奥様が開業予定のヘッドスパサロンの入口なんです!玄関と分けることで、プライベートもしっかりと確保されているのがうれしいですね。壁を白くしたことで、この入口の空間自体がお店のサインにもなっています。それぞれ役割を持つ3つのドアが用意されていることで、オン/オフの切り替えができる上に、生活動線がよりなめらかになるよう設計されています。『建築家住宅R+house』の夢がつまった家づくり家族が集い、くつろぎ、楽しむ場所次は、居住スペースを見てみましょう。□いつも家族が自然と集まる大空間リビング1階はリビングと水回り。空間を贅沢に使ったリビングは、広々と開放感のある大空間に!階段もリビング横に設置することで、家族が集うというリビングの機能がより強調されています。来客時や将来こどもができた際に利用予定の畳スペースなど、時とともに表情が変化する楽しみも。そして、奥にはもうひとつの楽しみを生み出す場所が……?□趣味部屋が作れるのは注文住宅ならでは!なんと、この土間は旦那様の趣味に利用するガレージ。車、キャンプ、スノーボード、ダイビングなどアウトドアが好きな旦那様。かさばるアウトドアグッズをまとめて収納したり、メンテナンスしたりできる、贅沢で楽しさに満ちた空間です♪横がリビングなので、家族の存在を感じながら作業ができるのもうれしいですね。もちろん車への荷物の積み下ろしも楽ラク。外出のハードルが低くなり、趣味がより一層楽しくなりそうです。理想をカタチにする建築家のアイデアをご紹介♪動線で、暮らしはもっと楽しくなる水回りも機能的。洗面スペースの横には広い洗濯スペースが。洗濯してから干すまでの一連の作業がこのスペースで完結します。「R+houseに住み始めてから、今まで住んでいた家よりも、室内干しの洗濯物が乾きやすくなったのがうれしいです。」と奥様。R+houseは高い気密性を担保しているため、機械換気をする仕組みがしっかり整っています。それゆえに洗濯物が以前よりも乾きやすくなっているのですね。生活動線が考えられているだけではなく、これなら夜でも雨の日でも、好きなときに洗濯することができるので助かりそうです。洗濯物が乾いたら、ハンガーごと2階に運んで、そのままファミリークローゼットに収納。畳むという手間を省略する動線設計で、洗濯をする奥様の負担がぐんと軽減できます!家族それぞれの笑顔が増える家づくり家族それぞれの希望ややりたいことを尊重しながら、生活がちょっとラクに楽しくなる。そんな家族の笑顔が増える理想の暮らしも、R+houseなら実現することができます。あなたの要望から、世界にひとつだけの住まいをつくる、建築家住宅・R+house。暮らしをより彩る家づくりをお手伝いします!建築家住宅 R+houseの建築家と共につくる”理想の家”
2020年03月24日住宅ローンは借入額が大きいこともあり、融資を受ける前にはいろいろな悩みが生まれるのではないでしょうか。そうした悩みのひとつに、住宅ローン返済中にもし自分が死んでしまったら…?というものもあるでしょう。本記事では、住宅ローンの返済中に死亡してしまったらどうなるか、手続きや注意点を含めて解説していきます。住宅ローンの返済中に契約者が死亡したらどうなる?住宅ローンの返済中に契約者が死亡してしまったらどうなるのでしょうか?結論からお伝えすると、住宅ローンを組むときには通常団体信用生命保険に加入するため、住宅ローン支払い中に契約者が死亡した場合は残債を0円にすることができます。なお、通常の団体信用生命保険の保険料は金利に含まれているとされ、追加で保険料等支払う必要はありません。団体信用生命保険で保証される内容団体信用生命保険の内容は利用する金融機関によって異なりますが、一般的に、団体信用生命保険では契約者が「死亡」したときに加え、「高度障害状態」になったときに適用を受けられます。高度障害状態とは?高度障害状態とは、病気やけがで身体機能が重度に低下している状態のことで、例えば住宅金融支援機構の団信では以下のような状態を想定しています。両眼の視力を永久に失った状態言語またはそしゃく機能を失った状態中枢神経または精神に著しい障害を残し終身常に介護を要する状態胸腹部臓器に著しい障害を残し終身常に介護を要する状態両上肢とも手関節以上で失ったかまたはその用を永久に失った状態両下肢とも足関節以上で失ったかまたはその用を永久に失った状態支払人本人以外も適用を受けられるの?住宅ローンの返済途中で、配偶者など支払人本人以外が同じ状態になった場合はどうなるのでしょうか?これについては、住宅ローンを連帯債務者として一緒に返済しているようなケースで、契約者本人以外の方も対象となる団体信用生命保険に加入していた場合は、適用を受けられます。連帯債務者など契約者本人以外の方が団体信用生命保険の適用を受けられるかどうかは契約内容次第ですので、銀行に確認しながら進めるようにしましょう。適用範囲の広い団体信用生命保険もある団体信用生命保険には、死亡や高度障害を対象とするもの以外に、以下のようなものもあります。ガン団信3大疾病団信8大疾病団信ガン団信は、死亡や高度障害以外に所定のがんと判断されたときに保険の適用を受けられます。同じように3大疾病団信は「がん・急性心筋梗塞、脳卒中」を、8大疾病は3大疾病にプラスして「高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎」が対象となります。ただし、所定の状態になったときに住宅ローンの残債が0円になるものと一定期間の返済額を補填されるものがあり、保険によって内容が異なるため事前に確認しておく必要があります。なお、ガン団信や3大疾病、8大疾病を選ぶと住宅ローンの金利0.2%~0.5%加算されるのが一般的です。ただし、中には他の住宅ローンと差別化を図るため、金利負担なしで範囲の広い団体信用生命保険を利用できる金融機関もあります。団体信用生命保険の手続き団体信用生命保険はどのような手続きが必要なのでしょうか?ここでは、「団体信用生命保険に加入する手続き」と、所定の状態になり「団体信用生命保険の適用を受ける手続き」の2つをお伝えします。[adsense_middle]団体信用生命保険に加入する手続き団体信用生命保険に加入する際の一般的な手続きは以下のようなものです。住宅ローン審査時に申込書と告知書を提出する団信の審査承認が得られれば融資実行と同時に団信に加入告知書とは自分の健康状態について申告するもので、入院歴や服薬歴がある場合にはそれらを記入します。ただし、借入額が一定以上ある場合には別途、医師による健康診断結果証明書を提出しなければならないこともあります。団体信用生命保険の適用を受ける手続き団信の規定する所定の状態になり、団信の適用を受ける際には融資を受けた金融機関に連絡して必要書類を提出する必要があります。例えば、不幸にも亡くなってしまった場合には以下のような書類を揃える必要があります。団信弁済届死亡証明書や死亡診断書死亡事実記載のある住民票書類を提出した後、団信を取り扱う生命保険会社が内容を審査し、問題なければ保険金の支払いがなされます。団体信用生命保険の注意点団体信用生命保険については、以下のような点に注意しましょう。世帯主と団信の関係年齢が若い程損をする?健康状態が悪いと住宅ローンの審査承認を得られない借り換え時にも団体信用生命保険の審査は行われる保険が重複するケースがある?世帯主と団信の関係団信は通常契約者本人のみが対象となるものです。ところで、奥様が契約者本人になるような場合で世帯主がご主人といったケースや、ご主人が契約者本人であっても、勤め先の都合等により奥様を世帯主とするようなケースでは、団信の規定に影響があるのでしょうか?この点、特に世帯主かどうかは団信の内容に関わりありません。団信は若い程損をする?実は団体信用生命保険は若い程損をして、年配者程得をする設計となっています。一般的な生命保険であれば年齢が若い内に加入した生命保険は保険料が安く、年を取ってから加入すると保険料が高くなってしまいます。これは、年を取っている方が健康を害したり、死亡してしまったりする可能性が高いからで、至極当然のことだといえるでしょう。一方、団体信用生命保険は年齢に関わらず、加入者全員で同じだけ負担することになります。このため、民間の生命保険と比較すると、団信は年の若い方ほど損をする仕組みとなっているのです。20代の方などは、フラット35など団信への加入が任意の住宅ローンを利用して、団信を利用せず、同額の保険を民間の生命保険で探すとお得です。この場合、住宅ローンの残債が下がるごとに保険金を下げるよう、「低減型生命保険」への加入を検討するとよいでしょう。健康状態が悪いと住宅ローンの審査承認を得られない団信は申込時に告知書を提出する必要があり、過去の病歴等によっては団信の審査で承認を得られないことがあります。住宅ローン利用時に金融機関が団体信用生命保険をつけているのは、「仮に債務者が死亡してしまった場合でも、保険で残債を回収できる」からです。このため、通常は団信の承認を得られない場合には住宅ローンの審査承認も得られません。年を重ねると必然的に病気になる可能性が高くなってしまうため、住宅購入を考えている方はなるべく早く動いたほうがよいといえます。ちなみに、住宅金融支援機構のフラット35であれば団体信用生命保険への加入が任意となっているため、健康に問題がある方は必然的にフラット35の利用を考えるというケースが多くなります。また、民間の金融機関であっても、一定以上資産があるケースや年収が十分に高い場合には、団体信用生命保険の加入なしで融資を受けられるケースもあります。借り換え時にも団体信用生命保険の審査は行われる団体信用生命保険について注意しなければならないことは、住宅ローンの借り換え時にも団体信用生命保険の審査は行われるということです。最初の借入時には健康上の問題がなかった方でも、借り換えするまでの間に何らかの病気を経験していた場合には団信の承認を得られず、借り換えできないケースがあります。ある意味、住宅ローンと健康はセットに考えていたほうがよいといえます。保険が重複するケースがある?住宅ローンを利用する前に民間の生命保険に加入していた方は、団信に加入することで民間の生命保険と保険内容が重複してしまうケースがあります。例えば、3,000万円の住宅ローンで団信に加入する場合、3,000万円の逓減型生命保険に加入しているのと同じだといえます。仮に、融資を受ける前にすでに3,000万円の定期保険に加入していたようなケースでは、死亡時に2つの保険を併せて6,000万円分の保険金を受け取れることになります。もちろん、多く受け取れることは悪いことではありませんが、必要以上の保険に加入すると保険料の負担が大きくなってしまいます。こうしたこともあり、既に民間の生命保険に加入されている方が新しく団信に加入する場合には、一度保険の見直しをすることをおすすめします。団信に加入せずに死亡してしまった場合はどうなる?住宅ローンは通常団信とセットですが、任意加入のフラット35で団信に加入しない選択をしたようなケースで、実際に死亡してしまった後はどうなってしまうのでしょうか?[adsense_middle]返済途中の住宅ローンを相続人が引き継ぐ団信に加入していなかった方が死亡してしまった場合、後は相続の問題となります。相続人が住宅ローンを引き継ぐかどうかの判断を行い、引き継ぐ場合には亡くなった方と同様に毎月住宅ローンを返済していかなければなりません。なお、相続放棄する場合には以下の順で相続順位が移っていくことになります。相続放棄の判断は、相続の開始があったことを知ってから3カ月以内にしなければなりません。もちろん、相続放棄を選択すると資産である家も相続を放棄することになります。基本的には、同居していた配偶者の方や子供が相続人になるケースが多いでしょう。相続人となった場合には、相続開始から10カ月以内に相続税の支払いもしなければならない点に注意が必要です。ちなみに、この辺りの手続きは団信に加入していた場合でも、住宅ローンの残債がないというだけで基本的には同じ流れとなります。住宅ローンを引き継ぐ手続き相続手続きとは別に、相続人となった方は住宅ローンを引き継ぐ手続きも進めなければなりません。相続人となった方は、金融機関に対して以下のような書類を届ける必要があります。相続届(金融機関の用意する書類)法定相続人全員の分かる戸籍謄本等遺産分割協議書の写し等(相続人全員の印鑑証明書も必要)【番外編】つなぎ融資完済前に死亡してしまったらどうなる?住宅ローンを組んでいる方が死亡したらどうなるかについてお伝えしてきました。ここでは、番外編として住宅ローンを組む前、つなぎ融資の段階で死亡してしまったらどうなるのかについてお伝えしたいと思います。注文住宅の場合はつなぎ融資を利用する必要がある住宅を購入するにあたり、一から住宅を新築するケースでは、建物の新築請負契約から住宅ローン実行までの間につなぎ融資を受ける必要があります。住宅ローンは、原則として完成した建物を対象に融資を行うものです。一方、建物の新築工事では建物完成前に請負価格のそれぞれ3割程度を「着工金」や「中間金」として支払わなければなりません。これらの資金を対象として融資を受けるのがつなぎ融資です。例えば2,000万円の住宅を建てるにあたり、着工金として600万円、中間金として600万円必要なのであれば、これら1,200万円分をつなぎ融資で借りて、建物完成後に住宅ローン2,000万円を実行することでつなぎ融資を完済する、という手続きを取ります。相続人が住宅ローンを組めるケースと組めないケース上記と同じ例で、例えば1,200万円のつなぎ融資を受けてから、建物完成までの間に契約者が死亡してしまった場合はどうなるのでしょうか?この場合、相続人となる方が住宅ローン2,000万円分について審査承認を受けられるだけの年収があれば、その方が引き継げば問題はありません。折角の住宅新築にあたり親族を亡くしてしまったという大きな悲しみはあるものの、つなぎ融資分1,200万円分について住宅ローン2,000万円で完済してしまえば手続きは終了です。一方、配偶者やお子様等に住宅ローンを組むだけの十分な年収がない場合、つなぎ融資分1,200万円分についてどのように返済していくかを金融機関と話し合わなければなりません。場合によっては新築工事もストップしなければならないでしょう。つなぎ融資にも団信があるただし、実はつなぎ融資にも団信がついているものがあります。団信がついている場合、すでに融資を受けた1,200万円分について団体信用生命保険の適用を受けることができ、残り800万円について住宅ローンを組むかどうかの問題となります。住宅ローンを組む場合は、当初より借入額を少なくできるため、少ない負担で返済していくことができるでしょう。一方、住宅ローンを組まない選択をする場合、新築工事をストップして解体してもらう必要があるでしょう。すでにかかった工事費用と解体費用とを合わせて1,200万円以上かかっている場合には差額を支払わなければなりません。このため、実際にはほとんどの場合住宅ローンを組む選択をすることになります。つなぎ融資には団信がついているものとついていないものがあります。団信がついているとやや金利負担が大きくなることがありますが、数か月の間とはいえ何が起こるか分かりません。つなぎ融資を利用する際には、できるだけ団信のついたものを利用することをおすすめします。住宅ローン返済中に死亡した場合に関するまとめ住宅ローンの返済途中に死亡してしまった場合の手続きや注意点等、主に団信についてお伝えしました。住宅ローンを組むときにあまり将来死んだときのことは考えないという方もいらっしゃるかもしれませんが、何十年にも及ぶ返済期間中は何があるか分かりません。しっかり団信の内容を理解したうえで住宅ローンを組むことをおすすめします。
2020年03月21日住宅ローンを組むときにどのような影響があるか気になる方もいらっしゃるでしょう。本記事では、奨学金が住宅ローン審査に与える影響や、審査を出すときの注意点、計算方法などお伝えしていきます。奨学金を返済中だと住宅ローン審査に影響するの?自動車ローンなど一般的なローンは利用していないものの、学生時代に借りた奨学金が残っていて、住宅ローン審査にどう影響するのか心配といった方は多いのではないでしょうか。奨学金には給付型と貸与型の2種類があり、給付型の場合は返済不要のため住宅ローン審査に影響はありませんが、貸与型の奨学金で住宅ローン審査時にまだ返済している場合には借入として見られてしまいます。なお、貸与型には第一種奨学金と第二種奨学金の2種類があり利息の有無等の違いがありますが、基本的にはどちらであっても住宅ローン審査に影響が及びます。住宅ローン審査に影響しない奨学金もある?奨学金は原則として住宅ローン審査に影響が及びますが、奨学金の種類によっては審査に影響しないものもあります。例えば、日本学生支援機構の奨学金は平成20年に個人信用情報機関に加盟しているため、平成20年以前に同機構から貸与を受けていた場合には住宅ローン審査時にばれない可能性が高いです。なお、上記の場合あくまでも金融機関に申告しないという選択をすることになります。このため、住宅ローンの審査を申し込む金融機関の口座で奨学金の返済をしていないか確認しておく必要があります。奨学金返済中でも住宅ローンを借入する方法奨学金の貸与を受けていると原則として住宅ローン審査に影響が及ぶことをお伝えしました。とはいえ、奨学金があると不利にはなりますが住宅ローンを組めないわけではありません。奨学金を完済して住宅ローンを組むまずは住宅ローンの融資実行までの間に奨学金を完済する方法があります。これまで貯金してきた自己資金があるような場合や、ご両親から援助を受けられる場合で、奨学金を完済できるのであればこちらの方法を選ぶとよいでしょう。住宅ローン融資実行までに完済できるのであれば、何の影響もなく住宅ローンの審査を受けることができます。返済比率内に借入額を調整するまた、奨学金の返済額と新しく借りる住宅ローンの返済額、年収の額によっては奨学金があっても住宅ローンの融資を受けることは可能です。住宅ローンの審査では、借入可能額を計算する際に返済比率を用います。返済比率を確認しよう返済比率とは、年収の内、住宅ローンやその他ローンの返済額の比率がいくらになるのかを示すものです。返済比率は以下の計算式で計算できます。返済比率=住宅ローンやその他ローンの返済額÷年収×100(%)例えば、年収400万円の方が住宅ローンで月に10万円、奨学金で月に2万円返済するようなケースでは、返済比率は(10万円+2万円×12カ月)÷400万円×100(%)=36%となります。住宅ローンの審査時には金融機関ごとに定められた返済比率以下に納めなければ融資を受けられません。例えば、住宅金融支援機構では以下のように返済比率が定められています。つまり、上記の計算では返済比率が36%になっているため、借入額を少なくして住宅ローンの返済額を抑えなければ融資の審査承認を得ることはできません。例えば、住宅ローンの返済額を9.5万円に抑えれば(9.5万円+2万円×12カ月)÷400万円×100(%)=34.5%となるため、返済比率内に抑えることは可能となります。ただし、利用条件内であっても返済比率が高いとそれだけ審査に不利となり、減額承認や否決になってしまうこともある点には注意が必要です。審査金利を確認しよう返済比率の計算方法についてお伝えしましたが、実は返済比率の計算において求める住宅ローン返済額は金融機関ごとに設定される審査金利で行われます。例えば、借入期間35年、借入額3,000万円の場合、審査金利が1%であれば毎月返済額は約8.5万円ですが、審査金利が3%だと毎月返済額は約11.5万円になります。フラット35の場合審査金利は実質金利(審査時点の融資金利)で計算されますが、民間の金融機関だと2~3%に設定されていることも多く、それだけ返済比率は高くなってしまいやすいです。特に奨学金のある方が住宅ローン審査を受ける際には、先に金融機関に審査金利について確認しておくとよいでしょう。奨学金に延滞歴がある場合どうなる?奨学金があっても返済比率次第では借入できることをお伝えしましたが、奨学金の返済途中、何らかの理由で延滞してしまった場合はどうなるのでしょうか?奨学金を延滞した履歴がある場合、個人信用情報にその旨が登録されることになります。住宅ローンの審査では個人信用情報に延滞歴が登録されている場合、大きなマイナス要因となります。原則として、延滞歴が残っている限り住宅ローンを借りるのは非常に難しいと考えておきましょう。延滞の理由は汲んでくれるの?奨学金の返済を延滞した経験があるものの、その延滞の理由がうっかりであったり、返済口座を変更したことを忘れていたといったものだったりした場合、審査時にその理由を汲んでくれるものなのでしょうか?これについても、基本的には延滞の理由を問わず審査には大きなマイナスになると考える必要があります。とはいえ、十分な年収があるなど条件がよいことを前提に、金融機関によっては積極的に検討してもらえることもあります。この場合、延滞した当初の他の金融機関の口座で、当初返済できるだけのお金が十分にあったことを示すもの等を用意できるとよいでしょう。具体的にどのような書類が必要かについては個別に金融機関に確認する必要があります。延滞歴を確認する方法返済を延滞した場合でも、例えば返済日から2~3日後にうっかりに気付いて入金していたようなケースでは、個人信用情報に登録されていないことがあります。また、延滞から年数が経っている場合にはその記録が消えている場合もあります。住宅ローンの審査では個人信用情報に記録が残っているかどうかで見られるため、心当たりがあるかたは信用情報機関に情報を請求するようにしましょう。奨学金がある人が住宅ローン審査を申し込む際の注意点ここでは、奨学金のある人が住宅ローン審査を申し込む注意点についてお伝えしていきたいと思います。[adsense_middle]仮審査と本審査で違いはある?住宅ローン審査では仮審査と本審査がありますが、何か違いがあるのでしょうか?金融機関により取扱いは異なりますが、一般的に仮審査は源泉徴収票等の所得証明書類や本人確認書類があれば申込できます。一方、本審査は売買契約後に審査申込するもので、売買契約書や登記簿謄本、測量図など必要書類を全て揃えた上で審査申込をする必要があります。奨学金がある場合、その返済予定表などを提出しなければなりません。仮審査では返済予定表なしで提出することもできますが、借入額や返済額について申込書に記載する必要があります。多くの場合、仮審査で承認を得られれば本審査でも承認を得られる可能性が高いですが、仮審査で記入した借入額や返済額が、本審査で記入した実際のものと相違がある場合には審査結果が変わってしまうこともある点に注意しましょう。必要書類を準備しておこう上記の通り、住宅ローンの仮審査では所得を証明できるものや本人確認書類があれば審査申込自体は可能ですが、奨学金の借入があり、融資実行までに完済する予定がないのであれば、返済予定表を用意したうえで審査申込したほうがよいでしょう。仮審査で承認を得たものの、売買契約書の本申し込みで否決となってしまってはそれまでの手間が台無しになってしまいます。延滞した覚えがあるのであれば、先に個人信用情報を取得しておくとより安心です。妻が奨学金を返済している場合住宅ローンの審査に影響はあるの?夫が住宅ローンの申込人である場合で、夫だけでなく妻にも奨学金がある場合、住宅ローンの審査に影響はあるのでしょうか?通常、夫単独で審査申込するのであれば妻が奨学金を返済中であっても住宅ローン審査には影響しません。(ただし、金融機関によっては夫単独であっても世帯全体の収支を考慮するケースもあります)一方、妻の収入を合算して審査申込するようなケースでは、妻の奨学金についても住宅ローン審査に影響が及びます。この場合、借入できるかどうかの計算は単独の場合と同様、返済比率を用いて計算されます。妻が奨学金返済かつ収入合算するケースの返済比率の計算例えば、夫の収入が300万円で奨学金の返済額が2万円/月、妻の収入が200万円で奨学金の返済額が2万円/月で、フラット35の返済額が10万円/月となる額を借入する場合、(10万円/月+2万円/月+2万円/月×12カ月)÷(300万円+200万円)×100(%)=33.6%となります。上記ケースでは夫単独だと(10万円/月+2万円/月×12カ月)÷300万円=48%なので、夫単独では審査申し込みできませんが、夫婦で収入合算すれば申込できる計算となります。このように、夫婦で奨学金を返済しているようなケースでも収入合算することで審査申込に有利となることもあります。奨学金と住宅ローンに関するまとめ奨学金が住宅ローン審査に及ぼす影響や、奨学金の返済中でも住宅ローンを借りる方法、返済比率の計算方法などお伝えしました。奨学金は他の借入と同様、返済比率を計算したうえで、住宅ローンを含めた返済額が返済比率内でなければなりません。奨学金のある方が住宅ローンの審査を受ける際には、本記事でご紹介した内容を元に自分で返済比率を計算できるようにしておくとよいでしょう。
2020年03月17日今現在、複数のカードローンを抱えていらっしゃるのでしょうか。「今度はいつ、どこにいくら返せばいいのかな?」と毎日そんなことを考えながら生活している方も多いかもしれません。でも実は、そんな風にいくつもの金融機関で抱えてしまった負債を一つにまとめてしまうことができるんです!それに、そうすることによって得をする場合もあります。そこで、この記事では返済をまとめてしまう方法とそのメリット・デメリットについて解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。カードローンの返済をまとめる方法についてでも、借金を一本化するといわれても一体どういうことなのか、あまりピンときませんよね?それに、そもそも自分がそんなことをしてもいいのかどうかすぐには判断がつきません。そこで、ここではまずお金をまとめる仕組みや具体的に利用する場面、またはまとめる理由やそうすることに適した人について述べていきます。おまとめローンの仕組みについて実は、そのように借りたお金をまとめることは一般に行われていて、各金融機関では「おまとめローン」などという名前で商品化されていたりします。もちろん、金融機関によって色んな呼び方をされています。そして、このおまとめローンとは複数の借入を借り換え専用ローンで一本化するということを指します。つまり、これまでA社、B社、C社それぞれでいくらかずつ借りていたとすると、それぞれの借金をいったん完済して合計額を別で借りる、ということになります。このような仕組みを持った商品は、銀行でも取り扱っていますし消費者金融会社でも取り扱っている場合があります。仕組みは同じですが金利などは各社で違っていることがありますので、利用する前には資料を集めて比較検討することが大切です。あるいは、このようにパッケージとして用意されたものの中に気に入ったものがなければ、自分で通常のローンを一本にまとめる合計用として設定して各社の金額をまとめる、ということも可能です。その場合でも特に不利になることはありませんが、自分で設定していくのが少し手間になるかもしれません。具体的な利用シーンは?では、そんなふうに借金をまとめる具体的な場面とはいったいどのような時に発生するのでしょうか?以下でいくつか紹介していきます。カードローンを何社も利用しているまずは、当たり前かもしれませんがカードローンを何社も利用している場合があります。「多額のお金が急に必要になって、借りてしまった。そしてそれを返済している間にさらに生活が苦しくなって、でも前の借金では限度額を超えてしまう。なので別の所で・・・」の繰り返しが発生したケースとなります。クレジットカードのショッピング利用分に充てるまた、クレジットカードのショッピング利用分に充てるという場合もあります。「普段から買い物が好きでデパートなどに頻繁に行き、そのたび金額を気にせず色んなクレジットカードで決済をしていた。いざ支払いの段になってクレジットカード各社から何通も請求書が届き、どうしてよいかわからない・滞納にも気づかない」といったケースです。住宅ローンの借り換えさらに、住宅ローンの借り換えという場合もあります。住宅を購入し、何社かの借入を利用していて、何年か経ってその残高が大分減ってきたので、このあたりで1社にまとめてしまおうというケースです。どうしてローンをまとめることになったのか先ほどはおまとめローンを利用するシーンについて説明いたしましたが、今度は角度を変えてそれを使う理由について述べていきます。急いで多額のお金が必要まず、「急いで多額のお金が必要だったから」という理由があります。人生において、急にお金がたくさん入用になったということは誰にでも起こる可能性があります。とはいえ、一か所では借りれる限度額があるので、急な場合には何社か分散して借金せざるをえないこともあります。そして、落ち着いたところで一つにするということになります。金欠でお金が苦しいつぎに、「金欠でお金が苦しいため」という理由があります。これは少し悲惨な状況ではありますが、貧困になり借金を繰り返すなかで、いつのまにか数社から少しずつお金を借りている結果となっている場合です。こうなると自分でもどこからいくら借入をしているのか把握しきれなくなり不安ですので、まとめてしまおうということになります。連休の関係で月に2回返済がある最後に突発的な場合として、「連休の関係で月に2回返済がある」という理由があります。普段は複数の会社に月1でお金を返していても、たまたま2回となると返済回数も2倍になってわずらわしい、いっそまとめてしまおうというケースになります。おまとめローンに適した人借金を抱えている人のなかでも、特にこうした負債をまとめるサービスを利用するのにふさわしい人がいます。どのような人なのかについて特徴を挙げていきます。まずは、「キャッシングの借入件数が2~3件以上ある」という方はこのサービスの利用を検討した方がいいでしょう。このような方は後に述べるメリットを享受することができます。次に、「金利の負担が重い」という人もおまとめローンに適しています。実は、まとめることによって金利を減らすことができます。最後に、「自分で管理をするのが苦手」という人にもおすすめです。一つになっていれば、自分がいくら借りているかもわかりやすいですね。まとめるメリットカードローンを一本にすると返済が楽になる事があるというのはこれまでの説明からおわかりかと思いますが、利点を具体的に下記として挙げておきます。総量規制がなくなる金利が低く抑えられる手間が減る管理がしやすい以下でそれぞれについて解説いたします。[adsense_middle]個々の借り入れにある総量規制から逃れられる個々の金融機関からお金を借りた場合、総量規制がかかります。具体的には、年収の三分の一以上の借入はできないようになっています。ところが、おまとめローンはこの総量規制の対象外となります。ということで、一つにしたとしても心配はありませんし、場合によっては借入額を増やすことも可能です。複数借りることと比較して金利が低く抑えられる複数の借入先に分散している負債を合計すると、総額は当然のことながら大きくなります。そして、借入残高の規模が大きくなると金利が下がります。これは金利の金額そのものを考えるとわかると思いますが、借りた額が少ない場合金利を上げないとある程度の利息を取ることができません。逆に多い場合には、金利を下げても一定以上の利息が入ってくるため安く設定されます。ということで、借金をまとめると全体としては金利が下がり、結果として返済総額が減るという嬉しい効果を得られます。返済の手間が減るいくつもの金融機関にお金を借りていますと、それぞれに毎月返済をしなければならず手間がかかってしまいます。これをまとめてしまいますと、借入先ごとに返済する必要がなくなり、一社への返済で済みます。また、月1回だけ返済すればよくなりますのでわずらわしさがなくなります。特にそれぞれの場所に足を運んでお金を返していた場合には、大分楽になります。借入れの管理がしやすい借りている先がたくさんあると、どこにいくら返さないといけないのかがわからなくなることがあります。その結果、返済を忘れてしまって最悪の場合延滞ということになってしまいます。ということで、まとめてしまうと借入残高がはっきりとわかり、返すことを忘れることもなくなります。管理が苦手な人もこれなら安心ですね。まとめるデメリット一方で、借金を一つにすることによるデメリットも存在します。せっかくおまとめローンを申し込んで審査も受けたのに不利になっては元も子もありませんが、これは本人が気を付けていれば避けられることが多いです。具体的には、下記の点があります。返済総額が増える完済するまで他社を利用できない全て返したと勘違いしてしまう詐欺に引っかかることがある以下でそれぞれについて述べていきます。支払い総額が増えることも借金をまとめた後に、まとめた先で追加で負債を増やしてしまう場合があります。理由をきちんと把握しているのであればまだしも、一本化して整理した後になんとなく無駄遣いをしてお金が足りなくなり、気づいて見ればまたお金を借りていたという場合はNGです。また、まとめた分の返済期間を長く設定してしまうと、せっかく金利が低くなったのに今度は期間が長くなったせいで利息を払う期間が長くなり、結局返すお金が増えてしまったという笑えない結末になります。借金をまとめる際には、返済総額がどうなるかきちんと計算した上で設定するようにしましょう。完済するまで他社を利用できないおまとめローンを利用した場合、返済を終えるまで他で借りることはできません。これまで色々な所で借金をしていた場合、つい癖で「また別の所で借りよう」と思いがちですがそれはできませんので注意が必要です。また、実際にお金を借りなくても他社と契約をすることもできません。完済したと勘違いしてしまうローンをまとめると、いったん他社の分は完済することになります。これが、「完済した」という錯覚を生んでしまうことになります。気が大きくなってしまって、金遣いが荒くなってしまうことがあります。ただし、借金そのものはまとまっただけで実際には減っていません。返済時期がやってきてやっと現実に帰りますが、その時にはお金がなくなっていたりします。お金を返している間は極力無駄遣いや大きな買い物は控えるようにしましょう。おまとめ詐欺に注意!数か所で借金をしていると、詐欺に引っかかることがあるので注意しましょう。相手はまさに数社にお金を借りている点をついてきます。「ローンをまとめてあげますよ」と言葉巧みに近づいてきて、「追加の借入が筆意用です。お金を郵送してください」などと言ってきます。お金を渡すと連絡がとれなくなる、というのがお決まりのパターンです。このようなことにならないように、借りたお金を一本化する時には必ず大手のサービスを利用するようにしましょう。まとめ:カードローンをまとめることについて借りたお金をすっきりとさせることについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?借金を一つにするにはおまとめローンという商品が利用できます。またそうすることによるメリットもありますが、同時にデメリットもあります。借入れたお金の合計は、動かしただけではなくなりません。きちんと返していくことが重要です。そこさえ認識しておけばいつかは返し終わることができるものです。
2020年03月16日天海祐希主演、映画『老後の資金がありません!』が、2021年10月30日(土)に公開される。「どうする?!老後資金」天海祐希が頭を抱える主婦に『狗神』以来、19年ぶりの単独主演を務める天海祐希が演じるのは、どこにでもいる普通の主婦・後藤篤子。子育ても落ち着き、幸せな老後生活が待ち構えているかと思いきや、娘の派手婚、舅の葬式、夫婦そろって失職、高級志向の姑との同居......と、予想外のハプニングが身に降りかかる。老後資金に2,000万円が必要といわれる現代社会で、篤子もまさしく、かさむ一方の出費に気苦労の絶えない日々を送る国民のひとり。悩みもがき奮闘した先に、平穏な老後生活を手に入れることができるのかー⁈誰もが身近で重要な“老後の資金問題”のリアルと、篤子やその家族、友人たちが奮闘する姿を映し出した、笑って泣けてるコメディ・エンターテインメントを、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲監督が描き出す。その他の登場人物&キャスト天海祐希を支えるキャストは、個性豊かな面々。実力派俳優からフレッシュな新人まで、多彩なキャストが物語を紡ぐ。・浪費家の姑・後藤芳乃役...草笛光子主人公の篤子と同居する浪費家の姑・後藤芳乃役は、芸能生活70周年を迎える草笛光子。テレビや映画にとどまらず舞台女優としても活躍する草笛が、嫁いだ先の老舗和菓子屋をたたんでからも浪費癖が抜けない姑をいきいきと演じる。・篤子の夫・後藤章役...松重豊また、定年を眼の前にして失業に陥る篤子の夫・後藤章を演じるのは、ドラマ「孤独のグルメ」シリーズに出演し、ミニドラマ「きょうの猫村さん」では猫まで演じ分ける松重豊。天海とともに、長年寄り添ってきた本当の夫婦のように息の合った演技を見せる。・篤子の娘・後藤まゆみ役...新川優愛突如親のもとに結婚相手を連れて派手婚を報告する篤子の娘・後藤まゆみ役には、女優やモデルとして活躍する新川優愛。・篤子の息子・後藤勇人役...瀬戸利樹篤子の息子・後藤勇人役には、「仮面ライダーエグゼイド」で仮面ライダーブレイブ役を演じ、『カイジ ファイナルゲーム』などに出演してきた瀬戸利樹が抜擢。娘の結婚相手である低収入のパンクロッカー...加藤諒正論を振りかざすインテリ主婦の義妹...若村麻由美篤子の長年の友人であるサツキ...柴田理恵義妹の夫...石井正則葬儀屋の社員...友近篤子が通うヨガ教室の先生...クリス松村キャバ嬢...高橋メアリージュン娘の結婚相手の両親...佐々木健介、北斗晶経済ジャーナリスト...荻原博子篤子の両親...竜雷太、藤田弓子夫の元同僚...哀川翔サツキの父...毒蝮三太夫区役所委員...三谷幸喜天海祐希コメント主演を務めた天海は、公開されたティザービジュアルについて、「何だか、私の顔面がうるさくてすみません(笑)。映画『老後の資金がありません!』のポスターなんですが......この激しいポスターが、全てを表現してくれてます(笑)。こんなに切羽詰まった主人公なんです。次々起こる困難や悩みにどの様に立ち向かうのか。きっと何かしらは、皆様共感して頂けるのではないかと思います」とコメント。主婦の生きる知恵を詰め込んだ本作は、不安を抱える現代人にヒントを与えてくれるかもしれない。『老後の資金がありません!』あらすじ主婦・後藤篤子は悩んでいた。家計は妻に任せきりの夫・章の給料と篤子がパートで稼いだお金をやりくりして、娘と息子を育て上げた。節約をモットーに、老後の資金をコツコツ貯めてきたはずなのに…親の葬式に 330 万、子供の派手婚に 300 万!そんな中、夫が失職!と次々とお金の災難が襲い掛かる!なんとかしてやりくりするものの篤子の努力はむなしく出費はかさむばかり。いよいよ姑・芳乃への仕送りさえ捻出できなくなった篤子は、義理の姉夫婦との話し合いの席で、芳乃を引き取ると口走ってしまう。しかし、元・老舗和菓子屋 女将は、超がつくほどの浪費家だった・・・!貯金0円が目の前に迫る!【詳細】映画『老後の資金がありません!』公開日:2021年10月30日(土)出演:天海祐希、草笛光子、松重豊、新川優愛、瀬戸利樹、加藤諒、柴田理恵、石井正則、若村麻由美、友近、クリス松村、高橋メアリージュン、佐々木健介、北斗晶、荻原博子、竜雷太、藤田弓子、哀川翔、 毒蝮三太夫、三谷幸喜原作:垣谷美雨『老後の資金がありません』(中公文庫、2018年)主題歌:氷川きよし「 Happy! 」監督:前田哲配給:東映
2020年03月12日名産品を貰いつつ高い節税効果を受けられるとして、近年ふるさと納税に注目が集まっています。一方、一定の要件を満たした住宅の購入にあたり、住宅ローンを利用すると適用を受けられる住宅ローン減税も消費税増税と同時に拡充され、さらにお得な内容となりました。これら、ふるさと納税と住宅ローン減税はそれぞれお得な制度なのですが、併用する際には注意しなければならない点もあります。本記事では、ふるさと納税と住宅ローン減税それぞれについてお伝えすると共に、併用する際の注意点などを解説します。所得税と住民税から控除を受けられる住宅ローン減税とはまずは住宅ローン減税の制度について確認していきましょう。住宅ローン減税とは、一定の要件を満たす住宅購入に当たり、住宅ローンを利用すると13年間住宅ローン年末残高の1%分控除を受けられるというものです。なお、住宅ローン減税を受けるための一定の要件には以下のようなものがあります。住宅の延床面積が50㎡以上であること住宅ローンの借入期間が10年以上であること耐震性能を有していること住宅ローン控除の限度額住宅ローン控除の限度額は先述の通り、住宅ローン借入から13年間について、所得税と住民税から住宅ローン年末残高の1%分控除を受けられるというものです。ただし、最大控除額は1年目から10年目については4,000万円(長期優良住宅や低炭素住宅の場合は5,000万円)、11年目から13年目については以下のうちいずれか少ない金額となります。住宅ローン残高又は取得価格(上限4,000万円)のうちいずれか少ない金額の1%建物取得価格(上限4,000万円)の2%÷3例えば、4,000万円の建物の取得にあたり、4,000万円の住宅ローンを借りて、毎年100万円ずつ残高が減っていくと想定すると、それぞれの控除額は以下のようになります。住民税の控除には上限がある住宅ローン減税は所得税・住民税から控除を受けられるという制度のため、そもそも所得税や住民税を納税していなければ控除を受けることができません。例えば、年収400万円の方で所得税を15万円納めている方は、まずこの15万円から控除を受けることになります。上記例で言えば、住宅ローン減税の1年目の残りは残り25万円あることになりますが、この余った分については住民税から控除を受けることができます。ただし、住宅ローン減税では、各年「13.65万円/年」が住民税の控除上限額として設定されています。このため、上記例では1年目に受けられる最大の控除額は15万円+13.65万円=28.65万円ということになります。住宅ローン減税とふるさと納税を併用する住宅ローン減税と同じく、ふるさと納税も所得税・住民税から控除を受けられるものです。住宅ローン減税とふるさと納税は併用することが可能ですが、上記住宅ローン減税の計算の通り、そもそも所得税や住民税を納めていなければ控除を受けることはできません。住宅ローン控除とふるさと控除を併用するのであれば、医療費控除等、他の所得控除・税額控除等と併せて、いくら税金を納めており、その中からいくらまで控除を受けられるのか事前に計算しておくことが大切です。ワンストップ特例制度と確定申告の違い次に、ふるさと納税について見ていきましょう。ふるさと納税は、自治体に寄付し、そのお返しとして名産品を貰え、しかも寄付した額から2,000円差し引いた額について所得税と住民税から控除を受けられるという制度です。ふるさと納税を利用するには、確定申告による方法とワンストップ特例制度による方法とのいずれかを選ぶことができます。[adsense_middle]ワンストップ特例制度とはワンストップ特例制度とは、ふるさと納税をするにあたり、寄付の都度各自治体に申請書と本人証明書類を提出するだけで控除を受けられるというものです。確定申告による方法でふるさと納税をする場合、源泉徴収票を用意したうえで確定申告申請書に記入し、2月16日~3月15日までの間に税務署に足を運んで提出する必要がありますが、ワンストップ特例制度ではこうした手間を省くことができます。ワンストップ特例制度を利用するには、以下の条件を満たす必要があります。確定申告の必要がない給与所得者等であること1年間の寄付先が5自治体以内であること申込の度に自治体へ申請書を提出していること逆に言えば、上記条件を満たさない場合は確定申告による方法で申請しなければなりません。なお、確定申告の場合、所得税と住民税から還付を受けられますが、ワンストップ特例制度では住民税からのみ控除を受けることになります。これは住民税が固定資産税等と同様、確定申告することなく納税するものだからといえるでしょう。住宅ローン1年目はワンストップ特例制度が利用できない?上記通り、ふるさと納税のワンストップ特例制度はそもそも確定申告する必要のない人が利用できるものです。一方、住宅ローン減税を受ける場合、住宅ローンを組んだ翌年については確定申告して住宅ローン減税の手続きをする必要があります。このため、住宅ローンを組んだ翌年の確定申告ではワンストップ特例制度を利用できない点に注意が必要です。なお、住宅ローン2年目以降については、源泉徴収を行っている職場にお勤めの場合、職場に控除証明書を提出すれば年末調整で済ませることができるため、ふるさと納税についてもワンストップ特例制度を利用できるようになります。ふるさと納税の控除上限額の計算ふるさと納税は、寄付した額から2,000円を引いた額について所得税や住民税から控除できる旨をお伝えしましたが、必ずしも満額受けられるわけではありません。ふるさと納税の控除上限額は以下の計算式で求めることができます。控除上限額=(住民税の所得割額×20%)÷(100%-10%-所得税率)+2,000円所得割額や所得税率は収入や家族構成により金額が異なるため、目安として以下の総務省のデータを参照するとよいでしょう。給与所得者の場合住宅ローン減税とふるさと納税の効果を実際に計算してみようふるさと納税の控除上限額を計算できるツールをWeb上で見つけることができますが、ほとんどの場合、住宅ローン減税を併用するケースはカバーしていません。住宅ローン減税もふるさと納税も所得税と住民税から還付を受けられるものであり、そもそも納税した額しか控除を受けられないからです。ここでは、いくつかの例を用意して、それぞれ住宅ローン減税とふるさと納税を併用した場合、どのくらいの額の控除を受けられるかシミュレーションしていきたいと思います。前提条件は次の通りです。ふるさと納税額50,000円1年目の控除額を計算ふるさと納税の控除上限額は総務省の目安を参照(夫婦+子1人)[adsense_middle]年収300万円の給与所得者が、2,000万円の住宅ローン減税を利用するケースまずは年収300万円の給与所得者の方が2,000万円の住宅ローン減税を利用し、5万円分ふるさと納税するケースを見てみましょう。ここでは、年収300万円の場合の所得税納税額を5万円、住民税納税額を10万円と想定します。この場合、住宅ローン減税で2,000万円×1%=20万円の控除を受けられるため、ふるさと納税を利用する意味はなくなってしまいます。もちろん、ふるさと納税のお礼として名産品は受け取ることができますが、控除を受けることを目的とするのであれば注意が必要です。年収500万円の給与所得者が、2,500万円の住宅ローン減税を利用するケース次に、年収500万円の給与所得者が2,500万円の住宅ローン減税を利用するケースを見てみたいと思います。ここでは、年収500万円の場合の所得税納税額を12万円、住民税納税額を23万円と想定します。この場合、住宅ローン控除で2,500万円×1%=25万円分の控除を受けた場合、所得税から12万円、住民税から13万円控除を受けることができ、まだ住民税の納税額が残り10万円ある計算です。総務省のサイトで年収500万円、夫婦+子1人のふるさと納税上限額を見てみると4.9万円となっているため、こちらも満額受けられる計算となります。年収400万円の給与所得者が、3,000万円の住宅ローン減税を利用するケース最後に、年収400万円の給与所得者が3,000万円の住宅ローン減税を利用するケースを見てみましょう。ここでは、年収400万円の場合の所得税納税額を8万円、住民税納税額を17万円と想定します。この場合、住宅ローン減税の上限額は3,000万円×1%=30万円ですが、所得税から8万円分控除を受けた残額22万円について、住民税から控除を受けることができます。ただし、住宅ローン減税は住民税の控除額について13.65万円という上限額があります。このため、上記ケースの住宅ローン減税の額は8万円+13.65万円=21.65万円で、控除を受けていない残額は3.35万円です。年収400万円の場合、夫婦+子1人のふるさと納税上限額の目安は3.3万円となっており、満額受けられる計算となります。住宅ローン減税・ふるさと納税の併用に関するまとめ住宅ローン減税とふるさと納税の併用についてお伝えしました。住宅ローン減税とふるさと納税は双方とも高い節税効果を持つ制度ですが、併用する際には事前にどのくらい控除を受けられるかシミュレーションするようにしましょう。本記事の内容を参考に、自分である程度計算できるようにしておくと共に、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
2020年03月10日住宅ローンにもさまざまなものがありますが、どのような点に注意して銀行を選ぶとよいのでしょうか?本記事では、住宅ローンの種類等にも触れながら、銀行の選び方やポイントをFPが分かりやすく解説していきます。住宅ローンの金利タイプ住宅ローンを選ぶ際には、最初にその分類を知ってしまうと比較がしやすくなります。まず、住宅ローンは大きく以下3つの金利タイプに分けることができます。低金利で利用できる変動金利変動金利とはその名の通り借入期間中変動する金利タイプのことで、半年に1回金利が見直されます。金利が変動した場合でも返済額が変わるのは5年に1回(元金と利息の割合が変わる)、返済額が変わる場合でも前回の返済額の125%以上にはならないといったルールが存在します。また、金利が変動するというリスクを負う代わりに、3つの金利タイプの中で一番低い金利で利用できるのが一般的です。変動金利は銀行が最優良企業に貸し出す最優遇貸出金利の内、1年以内の短期の金利のことを指す「短期プライムレート」に連動しますが、実は短期プライムレートは2009年以降変動がありません。変動金利は3つの金利タイプの中で一番金利が低いということもあり、ここ十数年の間変動金利で住宅ローンを借りた人はもっともお得に住宅ローンを利用できていることになります。金利を細かくチェックできる人におすすめ変動金利は半年に1度金利が変動するということもあり、細かく金利の変動をチェックできる人におすすめです。とはいえ、先述の通り変動金利の指標となる短期プライムレートは十数年動いていません。日本の景気がよくなれば金利も高くなるといった経済の原則や、米国の金利が日本の金利に与える影響など、詳しく勉強していくことも求められるでしょう。最後まで返済額が分かって安心の全期間固定金利全期間固定金利とは、借入期間中金利の変動がなく、借り入れた日から最後の返済日まで返済額が分かるため、計画的に返済を進めていくことができます。金利の変動リスクを負う必要がないため、3つの金利タイプの中最も高い金利が設定されるのが一般的です。ただし、ここ数年は低金利化が進み、当初5~10年間の金利引き下げを受けられるフラット35Sでは、変動金利とそう変わらない金利で利用できることもあります。なお、全期間固定金利は「10年国債利回り」に連動します。面倒なことはお断り!といった方におすすめ全期間固定金利は融資を実行した日に、最後の返済日まで返済額が確定するのが特徴です。このため、借入後は金利の変動に一喜一憂する心配はありません。現状で十分に金利は低いため、欲を張らなければ、ここから多少金利が下がっても大きく損をすることはないでしょう。変動金利と全期間固定金利をミックスした固定期間選択型金利固定期間選択型金利は、5年間や10年間など、当初選択した期間だけ金利が固定されるタイプの金利で、変動金利と全期間固定金利をミックスしたものです。当初期間が終了した後は変動金利に移行するか、再度固定期間を選ぶか決めることができます。このことから、変動金利がベースとなっているといってよいでしょう。金利は変動金利より高く、全期間固定金利よりは低く設定されるのが一般的です。ただし、この金利は「借入時の特別キャンペーン」適用後の金利であるのが一般的で、当初固定期間が終了した後、再度固定期間を選択するときはキャンペーン金利の適用を受けられません。例えば、当初10年固定金利を1.10%で借りた場合、10年経過後に金利水準が全く変わっていなかったとしても、キャンペーン金利の適用を受けられないことから、再度10年固定金利を選ぶと金利が2.00%になる可能性があります。この辺りは利用する金融機関によって異なるため、十分確認したうえで金利タイプを決めるようにしましょう。10年以内に完済することを目指す方におすすめ金融機関にもよりますが、固定期間選択型金利をお得に利用しやすいのは「10年固定金利」であることが多いです。ただし、先述の通り固定期間選択型金利は、当初期間終了後の金利の再選択時にキャンペーン金利の適用を受けられなくなってしまいます。このため、固定期間選択型金利は10年以内、もしくは10数年で完済することを目指す方におすすめです。住宅ローンの借り換えについて3つの金利タイプを見てみると、それぞれ以下のような金利情勢のときに利用しやすくなっています。変動金利:金利の下降局面全期間固定金利:金利の上昇局面固定期間選択型金利:金利の上昇局面金利が下がっているときに変動金利で借りれば、借入後、さらに低い金利で利用できますが、逆に金利が上昇してしまうと返済額も高くなってしまいます。一方、全期間固定金利や固定期間選択型金利については、これから金利が上がりそうなときに利用すれば、借入後に金利が上がってもその影響を受けずに済むことができます。一方、金利が下がり続ければ相対的に損をすることになります。ところで、金利情勢が途中で変わってしまったときに、借り換えすることでそれぞれの金利タイプのデメリットを解消できるのでしょうか?実際、ここ数年で金利が下がっていったこともあり、全期間固定金利から変動金利へ、もしくは全期間固定金利からさらに低い金利の全期間固定金利へ借り換えするようなケースが見られました。このように、金利下降局面では借り換えを有効活用しやすいです。一方、金利の上昇局面では変動金利から全期間固定金利へ借り換えしようとしても、変動金利が上がるタイミングでは全期間固定金利の金利はすでに上がっている可能性が高いと言われています。もちろん、できるだけ早く動くことで損害を少なくすることはできますが、金利の上昇が心配なのであれば最初から全期間固定金利を利用しておいたほうがよいといえるでしょう。住宅ローンの種類を比較次に、住宅ローンの種類をご紹介すると共にそれぞれについて比較してみたいと思います。住宅ローンの種類は大きく以下の2つに分けることができます。民間住宅ローンフラット35他に、財形融資などもありますがここでは取り扱いません。[adsense_middle]民間住宅ローン民間住宅ローンとは、メガバンクや各地方銀行など民間の金融機関で利用できる住宅ローンのことを指します。どの金融機関のどの住宅ローンを利用するかによって内容が変わりますが、いずれの場合でも、基本的には先述の3つの金利タイプの中から住宅ローンを選ぶことになります。このため、先に金利タイプを決めておき、例えば「A銀行の変動金利住宅ローンとB銀行の変動金利住宅ローンを比較する」などすると、たくさんあるように見える住宅ローンも絞って比較検討できるようになります。なお、後述のフラット35との違いとしては、以下のようなことが挙げられます。諸経費まで融資してくれる金融機関がある全期間固定金利はフラット35と比べて金利が高め変動金利や固定期間選択型金利が主力であることが多い諸経費まで融資してくれる金融機関がある戸建やマンションを購入するにあたり、建物や土地の価格以外に各種手数料など経費がかかりますが、民間の住宅ローンの場合、この経費まで融資してくれることが多いです。また、民間の住宅ローンには土地・建物の10割融資してくれる商品が多いですが、フラット35は土地・建物の9割分までしか融資を受けられません。つまり、フラット35の場合自己資金として土地・建物の1割+諸経費分を用意する必要があります。全期間固定金利はフラット35と比べて金利が高め民間の金融機関でも全期間固定金利が用意されていることもありますが、一般的にフラット35と比べて金利が高めに設定されています。全期間固定金利を利用するのであれば、基本的にフラット35を利用することをおすすめします。変動金利や固定期間選択型金利が主力であることが多い上記理由により、多くの金融機関で変動金利や固定期間選択型金利が主力となっています。フラット35フラット35とは住宅金融支援機構の取り扱う住宅ローンで、全期間固定金利タイプのローンとなっています。公的な住宅ローンだといえますが、窓口は民間の金融機関であり、金融機関は金利を得られない分、事務手数料を受け取ることになります。このため、民間金融機関の住宅ローンと比べると事務手数料分、初期費用が高くなってしまいます。一方、一定の基準を満たせば当初5~10年間金利優遇を受けられるフラット35Sがあることもあり、全期間固定金利でありながら民間金融機関の変動金利や固定期間選択型金利とそう変わらない金利で融資を受けることができます。その他、民間の金融機関と比べて以下のような違いがあります。団体信用生命保険に加入せずに住宅ローンを利用することもできる借入可能額を大きくしやすい融資実行まで時間がかかる団体信用生命保険に加入せずに住宅ローンを利用することもできるまず、民間の金融機関の場合、健康に問題があるなどして団体信用生命保険に加入できないと住宅ローンの審査承認を得ることができませんが、フラット35の場合、団体信用生命保険に加入せずとも融資を受けることができます。借入可能額を大きくしやすい「年収に対していくらまで融資を受けられるか」の計算をするにあたり、各金融機関独自に設定された「返済負担率」と「審査金利」を用いて計算がなされますが、フラット35の場合、審査金利が低く設定されているため、借入可能額を大きくしやすくなっています。例えば年収400万円の場合、2020年2月時点のフラット35の金利1.28%で計算すると、3,947万円まで借入できる計算となります。融資実行まで時間がかかるフラット35の融資を受けるには建物について第三者機関のチェックを受ける必要があり、民間住宅ローンと比べると融資まで時間がかかってしまいます。新築住宅の場合だとつなぎ融資を利用するのが一般的で、借入期間が長くなればそれだけ利息負担分も大きくなってしまう点に注意が必要です。銀行の選び方のポイントとは?住宅ローンの金利タイプや種類についてご紹介しましたが、実際に銀行を選ぶにあたり、どのような点に注目するとよいのでしょうか?[adsense_middle]住宅ローンの決め方のポイント住宅ローンを決める際には、まずは3つの金利タイプの内どの金利にするのかを決めるとよいでしょう。その上で、A銀行の変動金利とB銀行の変動金利、C銀行の変動金利はどれがお得かといった決め方をするとスムーズです。金利を選ぶ際には冒頭の金利タイプごとの特徴をご参照ください。民間住宅ローンかフラット35のどちらにするかを決めよう次に、金融機関を選ぶ前に民間金融機関にするか、フラット35にするかを決めましょう。民間住宅ローンとフラット35はそれぞれ特徴が異なります。本記事の住宅ローンの種類の内容を参考に、それぞれの特徴を比較検討してどちらにするか選んでください。金融機関の探し方のポイント住宅ローンの金利タイプと種類を決めたら、どの金融機関で住宅ローンを借りるかを比較します。同じ金利タイプの住宅ローンであれば、金融機関が違っても基本的な部分はそう変わりません。ただ、「借入のしやすさ」や「金利の違い」、「借入可能額」、「団体信用生命保険の充実度」などが金融機関ごとに異なるため、それぞれ返済額のシミュレーションなど算出してもらいながら比較検討していくとよいでしょう。なお、住宅ローンを借りた金融機関とは数十年に及ぶ付き合いとなります。単に商品性だけでなく、相談したことへの対応の良さや、ネットで口コミを見てみるなどすることも大切です。住宅ローンの銀行選びに関するまとめ住宅ローンについて、銀行の選び方やポイントをお伝えしました。住宅ローンはいろいろなものがあるように見えますが、金利タイプや住宅ローンの種類で分類してしまうと、比較すべき点を大きく絞り込むことができます。住宅ローンについて銀行を選ぶ際には本記事の内容を参考に比較検討し、自分の要望に合った住宅ローンを選ぶようにしましょう。
2020年03月07日天海祐希、19年ぶりの単独主演映画『老後の資金がありません!』より、天海さん演じる主人公が預金通帳を手に笑い泣く、コミカルなティザービジュアルが到着した。老後の生活への不安を、緻密な取材を基にした具体的な金額と立派な様で実は問題ばかり抱えた親族たちを通して描く26万部突破のベストセラー小説「老後の資金がありません」を、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲監督が映画化する本作。天海さんが本作で演じているのは、どこにでもいるような普通の主婦・後藤篤子。子育ても落ち着き、老後は安泰のはずだったが、娘の派手婚、舅の葬式、夫婦揃って失職など、お金はどんどん出ていくばかり…。そんな老後の資金問題に直面した篤子。到着したティザービジュアルでは、「2000万円なんてとてもじゃない!」とばかりに通帳残高に大ショックを受ける瞬間が切り取られている。そんな今回のビジュアルについて天海さんは「何だか、私の顔面がうるさくてすみません(笑)映画『老後の資金がありません!』のポスターなんですが...この激しいポスターが、全てを表現してくれてます(笑)」とまさにこのビジュアルに集約されていると言い、「このポスターが貼られ出したら街を歩けるのか。楽しみで幸せでありつつも少々の恐怖を感じております。(笑)」と少し複雑な心境も明かしている。また「こんなに切羽詰まった主人公なんです」「次々起こる困難や悩みにどの様に立ち向かうのか。きっと何かしらは、皆様共感して頂けるのではないかと思います」と作品へ自信をのぞかせている。『老後の資金がありません!』は9月18日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:老後の資金がありません! 2020年9月18日より全国にて公開©2020映画『老後の資金がありません!』製作委員会
2020年03月04日住宅ローンの相談が多い田中です。2020年はいよいよ東京オリンピック開催ですね。そして最近はコロナウィルスの話題で持ち切りですが、今後日本はどうなっていくんでしょう?共に景気に影響する事ですね。景気に関連して、今回はローンの中でも「金利」について書こうと思います。理由として同じ質問が結構来るからなんです。質問は「金利って今後どうなると思います?」と聞かれます。景気の良し悪しで金利は決まりますが、将来の金利はハッキリと分かりません。しかし過去から今に至るまでを考えてみると、ある程度動向は見えてくるのではないでしょうか?今回の記事に関しては私の見解が中心になりますが、先々の金利について触れていきたいと思います。住宅ローンの金利タイプをおさらいしておきます始めに住宅ローンの金利タイプについておさらいしておきましょう。住宅を考える際に「金利」が低い所を選びたいところですが、審査や節税などによっては多少高い金利を選択することもあります。まずはどんな金利タイプがあるのか、平均的に今の金利水準がどの程度なのか解説しておきますね。変動金利変動金利は三つある金利タイプの中で最も低い金利水準になっています。主な特徴として、金利が半年ごとに見直されます。借入してから五年後に毎月の返済額が見直しされる事になり、五年以内の返済額は変更ありませんが元金充当額や利息充当額が変更されます。ここ数十年は最も金利が低く、また選択する金利では非常に人気があります。最近の金利は0.45%が最も低く、他行でも0.5%代とほぼ横一線となっており選択肢に戸惑う事もあるかもしれませんね。ここ数年の傾向として0.5%前後で推移しているようです。固定期間選択型五年固定や十年固定といった様に、固定金利の適用期間を限定し選択できるタイプの住宅ローンになります。期間の選択肢が二年、三年、五年、十年、十五年、二十年といったように豊富になってきており、金利も変動金利に近い水準にまで下がってきています(十年固定に関して)。固定期間が終了すると、ローンのタイプを変動金利か固定金利のいずれかで選択しなければなりません。ライフプランに合わせて固定期間を選択する方もいらっしゃいますので、こちらも非常に人気のある商品ですね。十年固定が一般的ですが最近の水準は0.8%位となっているようです。金利が上がるか下がるかで選択が変わる上記2つのタイプはどちらも金利が上がるのか、下がるのかという事が付いて回ります。では金利が下がった場合は今の水準よりも負担が軽くなるので、何も考えずに継続すれば問題はありませんが、仮に上がった場合が困る事になります。変動金利の場合五年毎に返済額が見直されますが、毎月10万円の返済額が見直し後15万円になるような金利であれば、最大でも12万5千円までの支払いで済みます。これは変動金利に関してですが、最大でも125%までしか返済額が上がらない様にストッパーがかかる事になっています。対して固定期間選択型はストッパーが無い為、上限は無い事になります。返済額が急激に上がる事は、折角購入した戸建てやマンションを手放す要因にもなりかねません。これはあくまで金利が劇的に急上昇したケースの話ですが、リスクの一環として憶えておいて頂ければと思います。全期間固定金利(フラット35)一般的な名称としてフラット35と呼ばれる商品です。非常に馴染み深い商品名ですが、特徴は字の通り、借入当初から完済に至るまでの間、ずっと金利が変わる事がありません。という事は毎月の返済額も変わる事が無い為、支払いに関しての計画や見通しが立てやすい点が挙げられます。また三つの金利タイプの中でも最も金利が高く、1.25%が最近の水準になっています。取扱いの金融機関は多く、銀行ごとに適用金利も異なりますのでしっかりと比較はしておきたい所ですね。また連帯債務で組める唯一のローンでもありますので、借入額を大きくしたい方にはオススメな商品と言えるでしょう。住宅ローンの金利はどうやって決まっているの?次に先程の三つの金利タイプの金利はどの様にして決まっているのかを解説しておきます。将来の金利を予想、予測する前に金利がどの様にして決まっているのかを知っておく事で、今後の動向を考察する上で役に立ちます。[adsense_middle]変動金利は政策金利によって決定人気のある変動金利ですが、金利を決定する基準に政策金利という金利を採用しています。厳密に言うと短期プライムレートが金利決定に利用されますが、この短期プライムレートは政策金利に連動しています。ここで政策金利について解説を少し挟んでおきたいと思います。政策金利とは?政策金利は政府によって決定される金利で主に景気をコントロールするために操作されます。不景気であれば金利を低くし、借入をし易くしてお金を沢山借りて貰い、様々な事に使って経済やお金を回す目的があります。逆に景気が良すぎるとインフレとなってしまう為、金利を意図的に上げてお金の循環を抑制しなければなりません。この政策金利を元に日銀は銀行にお金を貸し出しています。銀行は日銀から借りたお金を元に企業や個人へ融資しますが、銀行も自行の経営がありますので、借りた金利にプラスして金利を上乗せし、商品として貸し出す事になります。政策金利の推移グラフこの政策金利の推移を見れば過去の変動金利水準が見えます。そのグラフがこちらです。2008年から2018年までの間の政策金利です。ご覧の様にずっと0.1%の推移となっており、近年では全くと言っていいほど横ばいになっています。この金利が上昇すれば変動金利も上がる事に繋がります。つまり先々の日本の景気に少し敏感になれば予測は可能になると思います。固定期間選択型は円金利スワップレートによって決定次に固定期間選択型ですが、円金利スワップレートと呼ばれるレートによって金利が決定する様になっています。あまり聞かないこのレートですが簡単に解説しておくと、変動金利と固定金利を交換するために設けられたレートの事で、主に企業融資等に用いられる場合が多いです。企業は変動金利でお金を調達します。理由は金利が低いからです。しかし景気に敏感な企業は変動金利の金利が先々上がるのではないかと考えます。何故なら、僅か0.1%でも上がれば企業にとっては大きな利息負担にしかなりません。そこで今のうちに固定金利に変えられないかなと模索している所に、このレートが登場します。この金利レートに基づいてであれば交換しますよという指標ですね。金利の交換を行う事で事業が順調に回る役割を果たしていますが、意外にも住宅ローンで利用されています。金利の推移は十年国債に連動し若干高めに設定されているようです。全期間固定金利は十年国債利回りによって決定最後に全期間固定金利ですが、十年国債利回りで決定しています。こちらのグラフをご覧ください。2008年から2018年までの十年国債の金利推移表です。以前は高い水準でしたが、近年では0.134%になっています。この金利を用いて固定期間の金利を決めています。先程の円スワップレートもこの金利推移に連動する形になっています。最近ではかなり金利が下がってきていて、本来国債の役割は国にお金を貸し、後に利息を付けて返して貰う事にあります。資産運用の役割を担っていますが、かなり低水準ですので少し魅力に欠ける点は否めません。住宅ローン適用の金利水準が1.25%になりますので結構上乗せされている事になりますね。国としても高い金利でお金を借りたいところですが、確実に返還しなければなりませんので、今の日本の状況を考えると、おいそれと簡単に金利を上げる事は難しい局面だと言えそうです。長期的な視野で金利を考える過去のデータを見ても金利の推移は低調です。これが良いのか悪いのかは別として、借りる側からすると、低調な方が金利も低く借りやすい事になります。しかし、裏を返せば景気が思わしくないという事でもあるでしょう。かつてのバブルの頃の様にお金が飛び交うような時代が来るのかは分かりません。将来の金利を考えるなら景気というキーワードは押さえておきたい所ですね。今後の見通しは?情勢から金利の動向を予想する!ではここからは私の見解で執筆していきますので、一案としてご覧頂ければと思います。金利が上がるのか、下がるのかという事について触れたいと思います。2020年オリンピックイヤーで景気は良くなる?今年は日本で二度目のオリンピック開催です。私も生きているうちにオリンピックが日本で開催される日が来るなんて思ってもみませんでしたが、オリンピック特需という言葉がある様に、施設を作ったり、来日客を受け入れたりと、経済効果はかなりのものになると言われています。このオリンピックが起爆剤になり景気が上向く事を期待したいのですが、私個人的には瞬間風速で終わってしまうと思っています。過去にサッカーのW杯やオリンピックを開催してきた国々を見てもお分かりの通り、事が終われば何事も無かったかのように静まりますよね。開催期間だけはいつもよりお金が循環する事になりますが、それでも一瞬でしょう。この事が先々の金利に影響するかと言われると、影響は無いと思っています。何故ならお金が循環するのは一部だけであって、満遍なく日本全体にお金が行き渡って循環しなければ経済の活性には繋がりません。加えて今では預貯金の割合が高い為、循環を阻害するような経済環境であると言えます。お金の使い道は持っている人にしか決める事は出来ません。景気刺激策も色々と対策していますが、長期に渡っての景気向上に向かなければ金利の上昇は考えにくいと思います。また最近ではコロナウイルス対策に追われており、まさかこのタイミングで感染力のあるウイルスが蔓延しだすとは予想も出来ませんし、いつ収束するのかさえ見通しは困難です。観光だけでなく、下手をすれば経済そのものが低迷する恐れさえあります。現在の情勢を考えれば金利の上昇は当分無いように思います。住宅ローン金利の今後に関するまとめ今回は住宅ローンの金利動向について、私なりの考察を述べる記事になりましたが、あくまで私個人の意見です。参考になるかは分かりませんが、こんな考え方で金利動向を見ているFPがいると思ってご覧頂ければ幸いです。
2020年03月02日