一度ぐずってしまうと、子供の機嫌をすぐに直すのは至難の業です。2歳の娘さんを育てる、漫画家の一色美穂(@isshikimiho)さんも、保育園で娘さんがぐずってしまい、困ってしまったといいます。自宅を出る際に、傘を持ちたがった娘さん。しかし晴れていたため傘を家へ置いていくと、娘さんは泣き出してしまいます。泣きじゃくる娘さんを抱いて保育園へ向かうと、それを見た保育士が…!勉強になります。 #育児漫画 pic.twitter.com/8G1wLlqAqC — 一色美穂 (@isshikimiho) May 25, 2021 神対応…!保育士は「先生が娘ちゃんの傘を作ってあげる」といって、傘を描いた紙に持ち手を付けたオリジナルの傘を、娘さんへ手渡したのです。すると、さっきまでぐずっていた娘さんは、たちまち笑顔に…!コロッと機嫌が直った娘さんに「本物の傘じゃなくていいんかい!」とツッコミを入れたくなる気持ちも分かりますね。投稿には「さすが保育士さん。参考にします!」「まさに『紙対応』ですね」「最後のコマで笑った」などの声が寄せられました。きっと本物の傘でなくても、『自分だけのもの』だからこそ、娘さんは嬉しくなったのでしょう。保育士の機転の利いた行動に大きな拍手を送りたいですね![文・構成/grape編集部]
2021年06月07日娘が2歳のころ、もぞもぞと股を触っているのを発見。保育士をしている私は、幼児の性器いじりについてある程度認識があったので、しばらく様子を見ていました。しかし、日を追うごとに頻度がエスカレートしてしまって困惑。試行錯誤しながら娘の性器いじりに対応した体験談をお伝えします。 暇なときに始めるもぞもぞ突然、股を触ってもぞもぞする行動が始まった娘を見て、最初はお尻がかゆいのかなと思っていましたが、明らかに性器を触って得る感覚に満足している様子でした。特に、寝るときや暇なときにしているのです。私は保育士をしているので幼児の性器いじりは過去に見たこともあって、特段驚かず、あまり言いすぎないようにしようと思いました。もぞもぞ始めたときは遊びに誘うようにしたり、股が赤くなってしまったときはやさしく「おまたがもぞもぞしても、触ったら赤くなるからあんまり触らないように気をつけようね」と伝えたりしました。 保育園でもしていることにショック!3歳になるころ、保育園の保護者面談で性器いじりについて指摘されました。そのころ、家ではたまにしている程度だったのですが「保育園でもしてるの!?」と頻度が増えていることにショックを受けました。しかし先生も「直接は言わず、さりげなく遊びに誘ったり、寝るときは手を握ってあげたりしています」と言ってくれて、私と考え方が一緒だったので安心しました。それから、保育園と二人三脚で様子を見ていくことにしたのです。 関わり方と伝え方の変更で娘に変化が!暇になるともぞもぞするため、私は娘が満足する関わり方を考えてみました。娘は手伝いが好きなので、料理や掃除の手伝いをお願いすることに。また、「ママがごはんを作っている間、ぬり絵をして待ってて」など、具体的に遊びを提案してあげました。すると、娘は進んで動くようになったり、自分でも一時の遊びを探すようになったりして、暇で性器をいじることが少なくなってきたのです。いじっているのを見かけたときは、少し離れたところから「〇〇ちゃん、ちょっときてくれる?」と用事をお願いしたり、あまり頻度が多い場合は「ここは大事なところだからあんまり触ったらだめだよ」と理由を伝えたりしたところ、年齢的な成長もあいまってか、だんだんと頻度が減少。小学校に入学する前にはほぼしなくなりました。 イライラして注意する私に隠れていじるようになったときには「どうしたらいいの?」と八方ふさがりになった気分に。しかし、一度肩の力を抜いて娘への関わり方を考えたところ、気持ちに余裕が持てて落ち着いて対応できたのでよかったです。私の関わり方が適切だったのかはわかりませんが、結果的に功を奏してほっとしました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/さくら監修/助産師REIKO著者:坂本ひろ子1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年06月05日長女のピュアな初恋物語長女の初恋話。保育園の年少さんから入園した長女。そこで好きな男の子ができて、両思い、そして三角関係と、次々とドラマが巻き起こりました。少女漫画顔負けのピュアな恋物語をお届けします。 3歳から4歳。想いを言葉にする大切さを改めて感じました。夫婦や家族間でも愛情や感謝は積極的に伝え合うようにしています。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター 竹内文香竹内文香(タケウチアヤカ) 高校3年生のときに集英社マーガレットにて漫画家デビュー。 大学在学中に連載を開始し、著作は「友達ごっこ」「凛!」「カテメン」等。 サンスマイルプリンのキャラクターデザイナー、日経xwomanアンバサダーとしても活躍中。 3人の娘の母親として育児にも奮闘中。 長女が話す胎内記憶や不思議な予言、自身の流産経験をSNSで発信し始めたところ多くの反響を集め、現在Instagramのフォロワーは10.1万人を超える。
2021年06月03日現在はこども園に通っているお子さんが、想定外の出来事に直面してお子さんもママも戸惑っているそうです。いま現在、ママは「保育園のほうがよかったのかも……」と後悔しているそう。なぜ後悔しているのか、こども園の様子やママの思いが書かれています。 4歳になる上の子は、2歳児クラスまでお世話になっていた小規模保育園を卒園して、現在は「幼保型認定こども園」に通っています。しかし、この「幼稚園」と「保育園」の機能があるばかりに、上の子の混乱をまねく結果となったのです。 入園前の気持ち入園前は、「幼稚園の教育も受けられつつ、教育時間が終わればホームで預かってくれるなんて、幼稚園と保育園の良いとこ取りをしている園ではないか?」と大きな期待感を胸にしていました。しかも私自身が保育園育ちということもあって、「幼稚園」という響きからして憧れのようなものを感じていたのも、入園を決めた後押しとなったのです。 上の子が通っている園の教育方針は、基本的に幼稚園寄りの考え方をしています。幼稚園の教育時間が終わったら、その後は「ホーム」といって、就労などされている保護者の子どもを預かるクラスへ移動するスタイルでした。 圧倒的に1号認定が多い園だった 上の子が通っている園は、1号認定である主に専業主婦家庭の子どもと、2号認定の主に就労している家庭の子どもが混在しています。その割合は1号認定が8割で、2号認定が2割程度と、圧倒的に専業主婦家庭の子どもが多い状況です。 そして、1号認定と2号認定の子どもが一緒になって14時ごろまで学年別クラスで過ごしたあと、2号認定の子どものみが縦割りクラスで集まり、両親がお迎えにくるまで過ごしています。上の子が主に過ごすクラスでも、もちろん1号認定の子どもが多い状態です。 すでにグループができあがっていた想定外だったのが、そのこども園では「プレ」といって、年少になる前の2歳児クラスの段階で、入園予定の多くの子どもが週1回程度を1年間かけて幼稚園体験をこなしていたことです。上の子が在籍するクラスの多くはプレ出身で、しかも1号認定の子どもたちでした。 プレ出身の子どもたちは入園当初からある程度グループができあがっており、「●ちゃんおはよう!」「●ちゃんはまだこないの?」と、すでにグループ内で盛り上がっている様子。 上の子は2号なので「14時にはママが迎えにきてくれる子どもがいる。しかし自分は夕方にならないとママが迎えにこない」といった点についても、子どもの混乱をまねく結果となりました。 上の子の混乱 たとえば、上の子は就労をしている保護者のみが在籍する保育園時代にはまったく言っていなかった「休みたい」「昼寝の前にすぐに迎えにきてほしい」などを連発。ほかにも「今日は幼稚園に行くの?」と毎朝しつこく私に聞いてきて、朝から上の子の対応に追われてヘトヘトです。 こういった上の子の混乱具合については、きちんと「ママは働いているから、家にいないから早く迎えに行けないんだよ」としっかり説明することで多少は理解してくれている様子ですが、十分な納得は得られていない反応でした。 たしかに教育面では充実していますが、「こんな結末になるくらいであれば、もとから就労している保護者だけ集まる保育園に行かせたほうが精神的に安定していたのかも」と感じ、もっとよく考えてから進路を決定すべきだったと少し後悔。これから先、あまりに混乱が続くようならば転園も視野に入れた柔軟な対応をしたいと思っています。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年06月02日私は5歳の男の子を育てています。夫の転勤のため、息子は保育園を退園して新たな幼稚園へ移ることになりました。以前の保育園にも異年齢との関わりはありましたが、少人数だったので常に先生の目があり、お友だちとの目立ったトラブルはあまり起きませんでした。 しかし、転園先の幼稚園は縦割り保育かつ大人数のクラス編成です。きょうだいがおらず、ひとりっ子の甘えん坊息子が、異年齢クラスに入ったことで精神的に成長していった様子をお伝えします。 少人数保育園から大人数幼稚園へ少人数保育は先生の目が届きやすく、より手厚い保育が受けられることがメリットだと言われています。フルタイムで働いていた私は、平日ゆっくりと息子に向き合う時間がなかったので、キメの細かい保育を期待して少人数保育園へ預けていました。その結果、息子の自主性は育まれ、とても探究心の強い子に育っていきました。 一方で、少人数のため大勢で協力して物事に取り組む機会がなく、かつひとりっ子の息子は協調性や他者への思いやりに欠けているのではと不安でした。そんなときに訪れたのが夫の転勤です。やはり不安は的中。集団行動が苦手な息子は、大人数幼稚園へ転園して間もなく、とても目立つ新入園児となります。 大人数保育で培われる協調性集団行動や協調性を重んじる大人数保育では、協調性のない子は先生の手がかかり、目立ってしまいます。入園当初、息子はあまりに協調性がなかったので、病気なのではと疑ったほどです。しかし、先生はもちろんお友だちからの注意もあり、徐々に集団行動ができるようになってきた息子。私の不安は次第に消えていきました。 そして、入園後半年以上が経過して参加した発表会。少人数保育園では大きな舞台で発表する機会がなく、初めて大勢の保護者を前に劇を演じる息子の姿を見て感動しました。こうしてお友だちと協力して何かに取り組み、周りの「空気を読み」、行動することが、協調性を身につけるうえで必要な手段だと学びました。 縦割り保育はひとりっ子にもってこい大人数幼稚園へ転園してからというもの、息子は毎日のように、年下のお友だちとおもちゃを取り合ったり、喧嘩をしたりしていたそうです。私は、やさしくしてあげようねと促しましたが、「(まだ言葉がじょうずでない年下のお友だちに)話してもわかってくれない」と話す息子。しかし日々の遊びのなかで、思いきっておもちゃを譲ってみたら、お友だちが泣かなかったこと、一緒に遊べばもっと楽しいことに自ら気づいたそうです。 いくら口で教えても経験に敵うものはありません。こうして自らトラブル解決法を学ぶと同時に、年下のお友だちのお手伝いもできるようになり、ひとりっ子の息子にとって縦割り保育はとても良い経験となりました。 ひとりっ子ゆえにマイペースな息子にとって、大規模保育の幼稚園へ転園したことは社会性を身につける良いチャンスでした。大勢のお友だちと接することで、頭で考えるだけでは身につかない自然な形で、思いやりや協調性を身につけることができました。「経験は財産」とはまさにその通りだと、まだ5歳の息子から日々学んでいます。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:川口ゆう5歳の男の子の母。看護師・保健師・助産師資格を取得。現在は夫の駐在のため、海外在住。自身の経験をもとに、育児・医療などをテーマに執筆している。
2021年05月29日現在、2歳になる次女には、自身のおまたをしょっちゅう触るくせがありました。「保育園でも同じようなことをしていないだろうか……」「ばい菌がついて、炎症が起きたらどうしよう」などと葛藤した私が、どのように対処したかをお伝えします。 次女のおまたいじりが気になった月齢とは次女がおまたをいじっているな、と私が自覚したのは次女が1歳8カ月ごろのこと。次女が通う保育園では布おむつを推奨しており、1歳になったころから園でトイトレを始めていたので、自分のおまたに興味を持つのも自然な流れなのかな?くらいの意識しかありませんでした。 次女のおまたいじりに拍車がかかり…しかし、次女のおまたいじりは次第に拍車がかかり、2歳になるころには、わざわざはいているおむつを脱いで、おまたをまじまじと見つめたり、おまたの間にティッシュを挟み込んで「恥ずかしい〜」とふざけたりしだしたのです。 これはさすがに対処をしなければと感じました。なぜならば、おまたにばい菌が入り込んで、炎症が起きてしまわないかと心配でしたし、保育園でも同様のことをしていたりしないかな?と心配になったからです。そこで、まずは保育園でそれとなく相談してみることにしました。 保育園に相談後、対処するが…園の先生に相談して返ってきた答えは、「保育園でも時々見かけるので、気をそらすように持っていく」とのことでした。自宅でも注意する、というよりは気をそらすのが良いのでは?とアドバイスされたので、次女がおまたを触るたびに、おもちゃや絵本などで気をそらせようと心がけてはいたのですが、あまり効果が見られず……。 そんななか、次女のおまたが赤く腫れているような気がして「このままではいけない」と感じ、小児科を受診することに。 医師から直接お話ししてもらった結果小児科の医師に見てもらう際に、ふと思いついた案がありました。医師から「おまたを触ることは、ばい菌がついてしまうリスクがあることなのだ」としっかりと次女に説明してもらえれば、まだ完璧に理解できなくとも、なんとなく危ないことをしているのだ、と気づいてもらえるのでは?と思ったのです。 そして、医師に経緯をお伝えし、次女に説明してもらいました。病院の帰りに、次女が「先生に(おまたを触ると)痛いよって言われた」と話していたので、ある程度の理解は得られた様子でした。 医師から、おまたを触るとばい菌がついて、痛い思いをするというお話をしてもらい、次女はそこから「手、汚い! 痛くなる〜」と言って、自らおまたに触ることを避けるようになりました。医師から伝えてもらうという滅多にない機会のおかげで、次女にとっては相当記憶に残ったようです。結果的に、おまたいじりも解決できたのでひと安心です。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年05月28日私の3人の子どもは、生後5カ月から保育園に通い始めました。ある程度の保育園からの呼び出しは覚悟していましたが、その頻度は想像以上でした。近くに頼れる人もおらず、体調もなかなか回復せず、職場には何度となく急な休みをお願いしました。そのときの体験についてお話しします。 長女の保育園デビューは寒い日でした長女の保育園デビューは11月でした。「保育園に通い始めたら、病気をもらうことも増えるよ」と聞いていましたが、その頻度は想像以上でした。 初めての発熱は保育園に通い始めて2週間目のことで、熱が下がって登園できるまでに3日かかりました。その間は夫と交代で仕事を休むことに。それからも2週間続けて登園できたら良いほうで、よく発熱して休みました。双子が誕生し、3人ともが保育園に通うようになってからは、さらに休みをもらう頻度が増えてしまいました。 理解のある職場だが、申し訳ない気持ちに転居のため出産を機に仕事を辞めた私は、長女の保育園デビューと同時に新しい職場での仕事を開始しました。慣れない職場で人間関係もまだできていないなか、休みをもらうのはとても気が引けました。 幸いにもとても理解のある職場でしたが、申し訳ない気持ちでいっぱいで、発熱のたびにどちらが休みをとるか夫と喧嘩になっていました。夫との話し合いで、子どもが小さいうちは今のままでは難しいとの結論に至り、私は正社員から準社員になって勤務時間を減らしました。 職場の先輩ママからの言葉それでも月に何回も早退したり、休みをもらったりする日々が続き、勤務中も申し訳ない気持ちになりました。働きながらの育児はやはり難しいのだろうかと、くじけそうになりました。 そんなとき、スタッフの先輩ママから「私も子どもが小さいうちは何度休んだことか。子どもが大きくなってからは今度は親の介護で休みをもらうこともあるし、お互い様よ」と声をかけてもらったのです。 その言葉を聞いてからは、うじうじ考えるのではなく、出勤できる日には精一杯仕事を頑張ろうと気持ちを切り替えました。 働くうえで心がけたこともともと雰囲気の良い職場でしたが、他のスタッフとさらにきちんとコミュニケーションをとるようにしました。 子どものことや家庭のことを周りの人にある程度知ってもらうことで、より理解してもらえるようになりました。相変わらず急な休みも多い現在ですが、出勤できる日は今まで以上に力を入れて仕事をする方針に切り替えたせいか、仕事ぶりも認めてもらえて、良い環境で働かせてもらっています。 今はまだ長女が3歳6カ月で双子が1歳1カ月と小さいので、あと数年は職場の方に迷惑をかけることも多いかと思います。ですが、私に少し余裕が出てきたときには、私が助けてもらったように今度は誰かをサポートできればいいなと思っています。 イラスト/manami.koiso監修/助産師REIKO著者:松裏幸恵二男(二卵性の双子)一女の母。薬剤師として働きながら子育てをしている。自身の妊娠・出産・育児に関する体験談を中心に執筆中。
2021年05月25日前回のお話はこちら劇の発表会、コウの涙と復帰の理由は…?Upload By 丸山さとこ今回は、前回のコラムでお話した『発表会でトラブル発生(?)事件』の続きです。保育園の発表会にて”変身するきつね”を演じていたコウ。他の子どもたちが次々と被り物を変えて現れる中、パネル裏から一向に出てこないコウは一度舞台を降り、先生の助けを得て何とか変身完了!無事踊りを終え、その後のフィナーレにもしっかり登場していました。無事発表会も終わったあとでコウと先生から聞いた話を総合すると、草むらのパネルのうしろに並んでいた被り物の向きが(多分ほかの子の手が当たったことで)いつもと逆になっていたのが原因だったとのこと。分かりそうで分からない理由に「え、どういうことですか?」と詳しく尋ねていくと、次第に事件の全容が見えてきました。それぞれ子どもたちの頭のサイズに合わせた被り物の内側には名前が書いてあり、通常はそれらの名前が見える向きで並べられていたそうです。Upload By 丸山さとこそれが逆向きになることで名前が隠れ、コウが「自分の被り物がない!」とパニックになってしまったのが一連の動きの真相だったと知り、納得しました。多分、コウ以外の子であれば被り物を手に取って名前を確認したり、最後に残った1つを被って出たりしたのだろうと思います。それらの発想もなく「名前が見えない→自分の分の被り物がない」と”見たまま”に判断して泣いて舞台を降りるところも、そこまで泣いたのに「自分の名前の被り物があったから」と再び舞台に上がって踊るところも、『コウだなぁ…』と感心しました。大丈夫ではなくても、心配はしなくていいのかもしれない当時のコウは、見通しが立たずパニックになりやすかった反面、アッサリとした切り替えの良さがありました。Upload By 丸山さとこ劇で見たコウの姿はその最もたるものという感じで、「あぁ、何だかんだ、この人なりのペースで何とかやっていくのかもしれないなぁ…」と、薄っすらとした不安が薄っすらとした希望で打ち消される(?)ような気持ちになりました。その後コウは、成長に伴い少し見通しが立つようになりました。そのことで減ったパニックもあれば、見通しが立つことで起きるパニックは増えたりもしていて、中々一筋縄ではいかないコウとの毎日です。Upload By 丸山さとこ「何で!?さっきはなかったのに!」と混乱する息子を見ながら「園児のころの『あるんならそれでいいや』という割り切りは、あれはあれでありがたかったんだなー!」としみじみしていた小学校低学年を過ぎ、今コウは小学6年生。コウが”自分の見える範囲の情報をもとにした予測”でパニックを起こす姿を見ると、『私も同じようなことをやっているのだな』と思うことがあります。私よりもっと今の状況や遠い先のことや全体図が見えている人からすれば、私の姿は「そんなに慌てなくても大丈夫だよ(慌てても仕方ないよ)」と言いたくなるものなのではないかな?と思うのです。成長の見通しは”仮の姿”現在のコウも、探し物が見つからないときに私から「そこにあるよ」と教えられると、とっさに「え!何で?さっきはなかったのに!!」となることはしばしばあります。Upload By 丸山さとこけれど、高学年になってからは「あるんだからそれが事実か…多分よく見てなかったんだろな…」と、経験から客観的に自分を振り返ることも増えてきました。思いがけない成長を見せることもあれば、成長したことで一見”後退したように見える”こともあるコウの姿を見ていると、私が立てる見通しは仮の姿でしかないのだな…と思います。あてにならない見通しであっても立てないことには向かう先が見えませんし、見通し自体は大切ですが、それと平行して”今現在のコウ”を丁寧に(一歩引いて)見ることを忘れないようにしていきたいです。Upload By 丸山さとことはいえ、何かと「大丈夫なのー?このままだとヤバいのでは…!?」と焦ってしまいがちな私です。『先のことを見据えつつ”今現在のコウ”が生活しやすくなるようにサポートしよう』と取り組む中で、コウの保育園生活を助けてくださった先生方に改めて感謝を感じる、園生活の思い出でした。発達ナビライターによる園生活の困りごとエピソードを集めました。
2021年05月24日私には現在、2歳と4歳の子どもがおり、長女は「幼稚園型認定こども園」、次女は保育園に通わせています。この長女が通う幼稚園型認定こども園が、私にとっては想像以上にキツく、大変だったと感じたことをお伝えします。 子どもたちが保育園・幼稚園に分かれたワケそもそも長女が「幼稚園型認定こども園」、そして次女が「保育園」に、それぞれ別の園へ通わせるようになった経緯をお伝えします。 まず長女は、2歳クラスまでは小規模保育園に通わせていました。そして、3歳児クラスからの受け入れ先(=連携園)が、現在通わせている幼稚園型認定こども園だったので、そのまま現在の幼稚園へ通わせる運びとなったのです。 しかし、その幼稚園は3歳児クラス(年少)からの受け入れがなかったので、必然的に次女はまったく別の保育園を探さなくてはならず……。就労している私にとって、姉妹それぞれ別の園へ行かせるのもやむを得ない経緯でしたが、少しオーバーワーク気味だったと思っています。 想定外の負担! それは手紙の多さ姉妹それぞれを別の園へ毎日送迎するだけでも、私にとっては負担が大きかったところに、想定外の出来事が起こりました。それは「長女の幼稚園の手紙の多さ」です。長女の園は、次女が通う保育園と比較すると圧倒的に手紙の量が多く、平均すると月10枚程。元々整理整頓が苦手な私は「今度ある、行事の持ち物ってなんだっけ?」と、過去にもらったさまざまな手紙や入園時にもらった手引などを探し出し、やっと見つかる……と言ったように、欲しい情報を得るまでに大変な手間がかかっていたのです。 コロナ禍で左右される行事! 1週間前に中止が決定し…昨今はコロナ禍ということもあって、園の行事の開催の変更が多かったことも大変でした。 例を挙げると、私の住んでいる自治体には独自の「コロナ警戒レベル」という指標があり、信号機の青・黃・赤に例えて、住民に警戒を呼びかけるのですが、「黄色なら〇〇の行事は開催します」と、あらかじめ手紙で通達されていたのに、行事1週間前に「黄色だけれども、感染者が増えているので、安全の観点から中止になりました」と、また通達されたり……。さまざまな予定を立て直さないといけなくなるといった出来事が何回かあり、頭では仕方がないとわかりながらも、やきもきしてしまいました。 行事のほとんどが平日昼間の開催さらに、幼稚園なので行事のほとんどが平日の昼間に開催されることが多く、就労している私にとっては突発的な予定変更があると、すぐに都合をつけることが難しく……。せっかくの行事なので参加したいという意思はあっても、平日昼間の開催だと結局都合をつけられず、歯がゆい思いをしたことも……。 ただ、幼稚園の入園説明会の際に「当園は就労している方にも対応していますが、行事の参加については、お仕事に都合をつけていただくこともあります」と言われた上で私たちも入園を決めたので、もちろん誰のせいでもありません。しかし、今回はコロナ禍という急激な環境変化も相まって疲労困憊しており、私たちのケースでは幼稚園型認定こども園は向いていなかったのかな……と感じました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように!著者:石塚みよ2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年05月20日子供は時に、大人が理解できない行動を取る時があります。まぼ(@yoitan_diary)さんは、3歳の息子さんとの会話を漫画化し、Twitterに投稿しました。休み明け、まぼさんの息子さんは、久しぶりの保育園を楽しんだそうです。自宅までの道中、まぼさんは息子さんに感想を聞きました。なぜ pic.twitter.com/IPrdOMAOwx — まぼ (@yoitan_diary) May 17, 2021 お昼寝の時間に眠れなかった息子さんは、「みんなが起きるまでウインクをしていた」と回答!激しい動作こそないものの、ずっとウインクをし続けるのは、表情筋が疲れてピクピクとけいれんしてしまいそうです。息子さんの『珍回答』に、クスッとする人が続出しました。・少しでもお昼寝しているように見せたかったのかな?・吹き出してしまいました。なぜ…そしてかわいい…。・最高に笑いました!子供の発想って本当に斜め上!後日、まぼさんが息子さんを保育園へ迎えに行くと…。絶対にマイブーム!息子さんは3歳で完璧に覚えたウインクを武器に、将来、世の女性たちのハートを射抜きまくる存在になる…かもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2021年05月18日私は1歳と4歳の2児の姉妹ママです。4歳の長女は運動面や学習面などは、わりとマイペースな発達だと思いますが、1歳10カ月の次女はすでに親の足などをつたってくるっと回る「くるりんぱ」や、ボタンのつけ外しもできるようになりました。次女の発達スピードが速いのは、きっと通っている保育園の教育方針やおこなっていることが、次女にとてもマッチしていることも理由の1つなのでは?と感じたのでお伝えします。 長女も次女も一見、変わりなく思えたが…わが家は長女と次女をそれぞれ違う保育園に通わせていましたが、どちらも民間運営で小規模保育園、そして通う園児の数は両者とも20人程度で規模も同等、という点においては変わりはありませんでした。 長女が通っていた保育園は「元気で明るくたくましい子」といったスローガンを掲げており、素足で草履を履かせて散歩させるなど独自の教育法を取り入れていました。長女もたくましく育ちましたのでとても感謝しています。そのため、長女が通っている保育園になんら不満もなく、むしろ当初は「長女と一緒の保育園に次女も行かせようか」と考えていたくらいです。 次女の通う園の方針とは次女が通う保育園は「モンテッソーリ教育法」を取り入れていました。子どもが自ら持っている力が存分に発揮できる環境と「選べる自由」が保障されたなかで、自発的な活動を繰り返しおこなうことができる環境がしっかりと用意されている点に魅力を感じました。 それだけでなく、「子どもでも大人でも、まずは個(自分)を大切にして、しっかりと自分自身が満たされてから初めて人にやさしくできる」という園長先生の考え方に「素晴らしい!」と共感できました。長女の保育園とは異なりますが、こちらの保育園も方針や環境がとても魅力的なものだったので、思い切って「次女は長女とは違う保育園にしよう!」と決断しました。 次女の園での様子実際に保育園でどのような活動がおこなわれているのかというと、子ども一人ひとりの個の時間が大切にされています。おもちゃはトレー毎に1つずつ置かれており、そこで園児たちはそれぞれ好きな玩具を手に取って自分の作業に集中していくのです。次女は、そういったひとりで没頭しやすい計算された環境のもとで、運動面・学習面においてすくすくと飛躍的に成長していっているのが、親の私から見てもよくわかりました。 園長先生の「まず自分自身を大切にして満たされてから、初めて他人を大切にできる」という考え方は、心の底から納得できました。なんとなく「子どものときにこういった経験やサポートを受けて育ちたかった」ということを具現化してくれた保育園に次女が入園できて、感謝していると同時に、環境の重要性を改めて実感しました。 監修/助産師REIKO著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年05月17日前回のお話はこちら2回目の保育所等訪問支援2回目の保育所等訪問支援を受けたのは4歳の冬、年少クラスのときでした。1回目の保育所等訪問支援から1年経ち、むっくんの成長に合わせた新たな支援策を求めて受けることに決めました。訪問は1回目と同じ支援員さんと今回は更に作業療法士さんも来てくださって、1年前との比較や、身体的発達などを見ていただきました。せっかくなら、対応に困る場面を見てもらいたいのに、この日も落ち着いていたむっくん。次はストレスがかかる時期に来てもらおうと心に誓いました。Upload By ウチノコ身体的発達についての指摘「やりたくない」ではなく「できない」?この頃のむっくんはイスにじっと座れない姿が目立っており、作業療法士さんから体幹が弱く体を自力で支えられないのでは?という指摘を受けました。また、折り紙などの制作活動を拒否する様子に、手先の不器用さのため「やりたくない」のではなく「できない」のではないか?という指摘も受けました。Upload By ウチノコ指摘のおかげで、低緊張や不器用さなど本人の努力でどうにもできない理由があると知り、関わり方を考えるきっかけになりました。また、対処法も教えていただき、担任の先生は即実践して下さいました。Upload By ウチノコ今も実践している癇癪対応アドバイスまた、当時むっくんは先生から注意を受けると癇癪を起こしがちで、どう対応するか悩んでいました。その様子を見てもらったところ、むっくんは感覚過敏が強いため「正面に立って、注意する」と視覚と聴覚の刺激が入り刺激過多となってしまう。その恐怖感から癇癪を起しているように思うと指摘を受けました。対処法は、例えば視界に入らないよう斜め後ろから近づき、名前を読んで注意するなど、できるだけ刺激を減らしてあげて下さいとのこと。実践してみると、癇癪がなくなるわけではありませんが様子に変化が見られ、こんなことで変わるのかととても驚きました。この方法は今も実践しています。Upload By ウチノコ親だけでなく、先生も悩んでいるあの頃、むっくんへの関わり方はとても難しく、私はよく担任の先生と話し込んでいました。その中で、私と同じように担任の先生も悩んでいるのだなぁと感じることも多々ありました。先生も長い時間をむっくんと過ごします。真剣に向き合うほどに、悩むことも多かったと思います。だけど、専門家に直接相談できる私とは違い、先生にはむっくんのことを専門家に相談できるチャンスはそうありません。Upload By ウチノコ保育所等訪問支援の後、先生から「関わり方への不安や悩みを支援員さんに相談できました」と笑顔で報告をいただきました。親には言いづらいこともたくさんあったと思います。先生が専門知識を持つ第三者に相談できる機会はとっても重要なのだなぁと感じました。先生の安心がむっくんの安心を維持し、むっくんの園生活を支えてくれたように私は思っています。誰に対しても「できていることを認める」支援員さんからは困り感への指摘ばかりではなく、むっくんの成長や、保育園側の好ましい対応についてもたくさん報告を受けました。気が付けなかった成長を知り、むっくんのことをより愛おしくなったり。先生方の努力を知り、先生たちがむっくんをとても大切にしてくださっているとしみじみと感じたり。おかげで、改めて先生にお礼を伝えることもできました。Upload By ウチノコ「できていること」と「できていないこと」だと、つい「できていないこと」に注目しやすくなります。だけど、発達障害の子どもたちへの関わり方のキーワードは「できていることを認める」です。そしてこれは発達障害の子ども達だけでなく、大人も子どもも、全ての人に当てはまることでもあります。親だって、頑張りを認めてもらえるから頑張れる時ってありませんか?Upload By ウチノコ支援員さんがむっくんや保育園の「できていること」に注目し、その努力を肯定して私に伝えて下さったことは、私の保育園への信頼を深めることに繋がりました。親と保育園が子どもにとってより良い支援を本音で相談しあうには、信頼関係が大切です。2回目の保育所等訪問支援は支援員さんにその橋渡しをしてもらえた、とても貴重な経験となりました。次回は最終回、年中クラスでの半年間の継続保育所等訪問支援のお話、継続だからこその経験になりました。Upload By ウチノコ
2021年05月14日こんにちは、保育士の中田馨です。4月入園のご家族は、GWも過ぎて保育園生活に慣れてきたところではないでしょうか? 今回は、夏が近づいてきた今だからこそのテーマ。保育園に通っているお子さんのおむつはずしについてお話をさせていただきます。 おむつはずしは夏がいい?「夏が近づいてきた」=「おむつはずしの時期」ということは、昔から言われていることです。それはなぜかというと、気温があたたかく、お漏らしで濡れた衣類やカーペットなども乾きやすいから。お漏らしして服を脱いでも寒くないですし、「暑くて汗もかいてるし、ついでに行水しようか!」なんてことも手軽にできますね。 だからと言って、「なにがなんでも夏におむつをはずさないと!」と思う必要はありません。子どもの月齢や発達により、おむつはずしの時期は変わってきます。季節よりも、子どもがトイレに興味を示して、嫌がらずトイレに座ることができる時期にスタートすることが大切です。 1.焦らせる・脅すおむつはずしで大切なことは、まずは「焦らないこと」です。きっと、ママの中には「今年中におむつをはずしたい」というような目標があると思います。その目標を持つこと自体には問題はないのですが、予定通りに進まなかった場合や、よその子のおむつはずしが順調に見えたときに「焦り」が出ることがあります。 そんなときにやりがちなのは「トイレでおしっこできなかったら、サンタさんが来ないよ」「大好きなキャラクターのパンツが履けないよ」などの子どもへの声かけ。子どもを激励する意味でもあるのですが、これを言われると子どもにとってはプレッシャーになってしまい、逆にお漏らしする回数が増えてしまうなんて例も見てきました。おむつはずしは、でこぼこ道を歩いているようなもの。行きつ戻りつしながら進みますので焦りは禁物です。「大好きなキャラクターのパンツを履くこと」を目標にするのではなく、まだ完璧でなくても履かせてあげればいいのです。 2.家ではおむつ私の保育園でよくある事例ですが、保育園では布パンツ、家では紙おむつというパターンです。保育園に迎えに来て、目まぐるしく家事などをしていると、子どものトイレのタイミングに間に合わないこともあると思います。 だからこそ紙おむつを履かせるのですが、子どもの気持ちになってみると「おむつを履いているときは、おむつにおしっこをしても問題ない」ということになります。ですから、家ではいつでもどこでもおしっこOKになるのです。そうすると、特に週明けに保育園でのお漏らしが増える傾向があります。これまでのご家庭を見ていると、保育園で布パンツ、家庭で紙おむつの家庭よりも、保育園でも家庭でも布パンツの家庭のほうが、おむつ外れがスムーズです。だからといって家でもずっと布おむつは、お母さんにとって負担になることもあると思います。ですので、「日曜日の午前中は布パンツにチャレンジ」など、少しずつ布パンツで過ごす日を増やしてみてもらえると、保育士も喜ぶと思います! 3.トイレに誘わない「うちの子、自分でトイレに行くってなかなか言わないんです。だから、家ではよくお漏らしするんです」というお母さんのお声をたびたび聞くことがあります。 「お母さん、保育園でも自分でトイレに行くっていいませんよ。私たちが誘っているんですよ。だから、お家でもぜひ誘ってみてください」とお話しさせていただいています。トイレに座ればおしっこが出ることと、おしっこをしたくて自分で「おしっこ!」と言える能力は別物です。後者の方がかなり高度な能力と思っていてください。起きたとき、お出かけ前後、食事の前後、寝る前など、生活の節目のときに、保育園では子どもにトイレへのお誘いをしています。「うちの子は、どんなタイミングで声かけをしたらいいですか?」と保育士に相談してみるのもいいですね! 今回紹介したことは、ほんの一例です。保育園と家庭が同じ歩幅で進むことは、お子さんが気持ちよく生活していけることにつながります。通っている保育園と相談しながら、おむつはずしを進めてみてくださいね! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年05月13日『年少だから仕方ない』が通用しなくなった年中さん自閉症と知的障害を合わせ持つほぺろう。2~3歳頃が癇癪のピークで眠っている時以外は一日中ずっと爆音で泣き続ける様な子どもでした。保育園の年少さんのときも癇癪は治らず、私が知る以上に先生やお友達に大変な迷惑をかけていただろうと推測されます。そんなほぺろうですが、年中さんに進級した途端 何故か格段に癇癪が減り(ほぺろうの心境の変化は私にもわからない)、ずっと苦労してきた母子分離も平気になって随分と接しやすくなりました。変更が苦手で場所見知り・人見知りの激しいほぺろうが 進級に伴うクラス替えに適応できるか心配していましたが、園児数の少ない保育園だったことが幸いして 元々異年齢の子や他クラスの先生との交流が多かったおかげで クラスや先生が変わっても案外気持ちが崩れずに乗り越えられました。気持ちが落ち着き周りが見える様になってきたのか、ほぺろうはクラス活動やお片付けなど いろいろできることが増えて、凄く嬉しい成長!…なのに、素直に喜べない私がいました。Upload By ぼさ子何故なら、年少さんのときはほかの子と差を感じても『年少だから仕方ない』と私は勝手に逃げ道を作って自分に言い聞かせていたのですが、年中はもうお兄さん!今までの言い訳は通用しなくなったのです。できることが増えたとは言え、お喋りも行動も 同じ歳の子はおろか 歳下の年少さんの方が上回っていて、差を感じるどころか劣等感を持たずにいられませんでした。園児数の少ない保育園なので年中・年少クラスが合同になり、どうしても年少さんとの比較に目が行ってしまいます。Upload By ぼさ子年少さんにお世話されている息子を目撃!!その時母は…ある日のお迎え時、帰りの会終了後 お迎えを待つ間遊ぶために園児たちが広場に移動するというタイミングでした。ほぺろうのクラスは年中・年少合同だったので、年中さんと年少さんは二人一組のペアになって手を繋ぎ、年中さんがリードして年少さんをお世話するという形で場所移動していました。年少さんを気遣いながらリードしていく年中さんは立派なお兄さんお姉さんの顔で、私は頼もしくも微笑ましく遠くから眺めていました。でも1組、違和感のあるペアが…。なんか小っちゃい子がデッカい子を引っ張ってる!言わずもがな、それはほぺろうペア。「ほぺろう、こっちだよー」「ほぺろう、ママ来てるよーカバン持ったー?」と、しっかりとしたお世話されっぷり。当のほぺろうは上の空…。同じ歳の子と差を感じたりするのは大分慣れた気でいたけど、まさか歳下の子にまで面倒見てもらってるとは!!Upload By ぼさ子コロナ禍で保護者が園内の様子を見られる機会は例年よりグッと減ってしまっていたので この現場を目撃したのは偶然。でも、ほぺろうが歳下さんにお世話されているなんて きっと日常茶飯事なんだろうな…。情けないやら劣等感やらで、私はチョッピリ泣いてしまいました。気持ちをラクにしてくれた加配の先生の接し方お喋りができる子であれば 自分でママやパパに保育園での出来事を話してくれることが多いと思いますが、発語の無いほぺろうはそれが一切ありません。そんなほぺろうの代わりに加配の先生が毎日 保育園での出来事をお話ししてくれるのですが、先生の話が面白くて お迎え時間は私のお楽しみタイム。私が先生の話が好きな理由は、「今日は何ができた」とか「ここが成長した」という内容の話も混じえつつ、成長のことばかりに価値を置いているのではなく『ほぺろうと一緒に過ごすこと自体を先生が楽しんでくれている』と感じさせてくれるからでした。Upload By ぼさ子「成長していないとダメだ」と焦っている私に対し、先生は『ありのままのほぺろう』を受け入れてくれていて それがとても嬉しかったのです。ほぺろうのことを好きでいてくれる先生がいて、助けてくれるお友達がいて、ほぺろうも園生活を楽しんでいて…もしかしたら、『劣等感』というのは私一人の空回りなのかも知れません。現在は年長さん。劣等感がないと言ったら嘘になるけど…ほぺろうが年長さんになった現在、『一番上のお兄さん』になってしまったプレッシャーと劣等感がないと言ったら嘘になります。いつまでもドンと構えられない未熟な私…。でも ほぺろうから見たら、劣等感とかゴチャゴチャ考えているのは私だけであって、「そんな考え方をされるのは迷惑!」って怒られるかなーなんて想像したりします。残り一年の園生活、ほぺろうにはどんどん世界を広げて 癇癪で思うように過ごせなかった年少時代を補うくらい、目一杯楽しんで欲しいと願っています。Upload By ぼさ子
2021年05月13日ふとした瞬間、幼い子供が見せる優しさに、心が温かくなることがあるでしょう。2歳の双子を育てる、さゆり(@NANASHIORI)さんは、息子が通う保育園の先生に聞いたエピソードを漫画化。その内容に反響が上がっています。双子のうちの1人である、はるくんの様子について、保育士から報告を受けたさゆりさん。その日、はるくんは両親が恋しくなり、少し泣いてしまったといいます。保育士がティッシュを渡そうとすると…。はるくんの涙と。。。 pic.twitter.com/gYbuPBgVdR — さゆり (@NANASHIORI) May 11, 2021 保育士の様子を見ていたほかの園児たちも、ティッシュを持ち、泣いているはるくんの前に並んだのです…!その光景を想像すると、なんともいえない優しい気持ちになりますね。投稿を見た人たちからは「はぁ…かわいい」「尊さMAXで成仏するかと思った」「なんて優しい。心臓がキュウってなった」などのコメントが寄せられていました。友達に慰めてもらったはるくんにも、みんなの優しさがちゃんと伝わったことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年05月12日保護者にとって、保育園で働く保育士とコミュニケーションを取る手段の1つに、連絡帳のやり取りがあります。園内での我が子の行動が分かったり、保護者から子供の近況について報せることができたり、便利ですよね。夫が書いた連絡帳のコメントに、妻が大笑い!2歳の息子さんを育てる、悪妻リンリン(@linglin92882691)さん。ある日、保育園の連絡帳を、夫に書いてもらったといいます。夫が書いた日記を読んで、リンリンさんは大笑い!「何回見てもウケる」と感想をつづった、コメントの内容がこちらです。この旦那が書いてくれた園の連絡帳何回見てもウケるわ。私が保育士さんなら心の中で知らんがなと思ってまうwww pic.twitter.com/wIGTGsgK1R — 悪妻リンリン@2y (@linglin92882691) May 7, 2021 昨夜も1~2時間覚醒してしまいました。GW前で仕事も忙しく、睡眠不足も重なりますが、土日はしっかり休みたいと思います。子供の話題…ではなく、なぜか自分の近況を報告している夫!リンリンさんが、この日記を書いた理由を尋ねたところ、夫は「書くことが思い付かなかったし、バタバタしていたから」と話していたそうです。もはや夫からの近況報告といえる日記に、保育士はどう対応したのでしょうか…。保育士の返信がこちら!夫が書いた内容に対し、保育士はこんなコメントを返してきたそうです。お仕事、忙しいんですね。お休みの日は○○くんも夜中起きずにぐっすり寝てくれたらいいですね。女神さまかよ…。保育士は、夫の体調を気遣ったうえで、息子さんの園での様子を丁寧に共有してくれました。リンリンさんは、保育士の対応について「安定の優しさで受け止めてくれて、いつもありがとうございます」とつづっています。一連の出来事に対し、ネット上ではさまざまな反響が上がりました。・「こんなに笑うのは久しぶり」ってくらいに、お腹をかかえて笑った。・面白すぎる!かわいくてユーモアのある夫だね。土日はゆっくり休めたかな。・保育士さんの神対応が素晴らしい。秀逸な返信だと思った。また、保育士からは「こういった報告をしてくる親は、たまにいます」「仕事中にクスッと笑えるので歓迎です」といった声も。どうやら似たような経験を持つ人は多いようです。保護者と保育士の、ほのぼのとした交流に心が和みますね![文・構成/grape編集部]
2021年05月11日集団行動が苦手なコウの姿に、不安を覚えた保育園時代Upload By 丸山さとこ保育園に着くと、まず下駄箱で靴を履き替え教室に入り、連絡帳を出してシールを貼ります。それから歯磨きセットやタオルを指定のフックにかけたりするのですが、コウは年中になってからもそれらの”登園後の支度”にもたつくことがありました。年少から通っている子はもちろんのこと、年中から入園した子であっても数週間もたてば1人で(ときに周りの子を見ながら)支度をすることができます。Upload By 丸山さとこ動きが止まったり所在無げにウロウロしたり、カゴの中の連絡帳などをそろえようとして涙目になったりするコウの支度を手伝いながら、「来年には年長、次は小学生…まだ1年半あるとはいえ、この調子で進学して大丈夫なのだろうか…?」と薄っすら不安を感じたことを覚えています。発表会で起きたハプニングに、コウのとった行動は…そんな園生活最後の発表会で劇を演じているのを見ていたときのことです。コウが演じるきつねが草むらに隠れて変身して出てくるシーンになり、コウ以外の子どもたちは次々と被り物を変えて現れました。ところがコウは一向に出てきません。Upload By 丸山さとこ「あれ?」と思ったころ、明らかに泣き顔のコウが草むらを出て舞台袖に降りていきました。さっと先生が駆け寄り、コウと何かを話しつつパネル裏に行くのを見て、「これは途中退場もあり得るかな…どうしたんだろう?」と首を傾げていると、コウが被り物を変えて出てきました。泣き顔のままではありますが、涙を袖でぬぐいつつダンスをしています。「あそこで『もう駄目だ!』とならずに続行できたんだ!?」…と驚きつつも心の中で応援し、無事発表会は終了。そのあとに先生に伺ったお話から、彼にとっては予想外のハプニングが起きていたことが分かりました。コウと先生からの話を総合すると、草むらのパネルの後ろに並んでいた被り物を子どもたちが取っていくときに、コウの被り物に当たってしまい、向きが”いつもと逆”になってしまっていたのが原因だったようです。Upload By 丸山さとこ最初に「コウ君の被り物の向きが逆になっていたので、『自分のがない!』って思って慌てちゃったみたいです」と先生からお話を伺ったときは、「いくらコウでも、逆向きになったくらいで混乱するかな?緊張していたからかな?」と思いました。ところが、話を詳しく聞いていった結果見えてきた理由はいかにもコウらしいもので、「なるほど~!そうなるとコウは混乱しただろうな~!」とパネル裏の光景が目に浮かぶ私でした。次回のコラムでは、”被り物はそこにあるのに「自分のがない!」となった理由”について詳しく書いていきます。
2021年05月10日長女は卵と乳製品にアレルギーがあり、今は除去食の給食を食べることができていますが、1歳までは弁当を持参していました。他にも育児用ミルクやおやつなど、保育園で口にする物すべてを持参しなければならず、日々の着替えやおむつの準備に加え、働きながらの毎日の弁当作りはとても大変でした。 医師からの弁当持参の指示娘が生後4カ月ごろ、顔と体の湿疹がひどかったことから受けたアレルギー検査で、卵と乳製品にアレルギーがあることがわかりました。その後保育園への入園が決まり、保育園での食事について医師に相談に行きました。 すると、「卵のアレルギーがひどいので保育園には弁当を持って行ってください。その他、育児用ミルクやお茶も含め、口にする物はすべて持って行ってください」と言われました。 保育園に通い始めたのが生後5カ月で、それから2歳の誕生日直前まで、約1年半の弁当持参の日々が始まりました。 大変だった弁当作り大人の弁当は作ったことがありましたが、子どもの弁当は作ったことがありません。しかも離乳食期の弁当なんて、何をどうしたら良いのか手探り状態で始めました。 保育園での給食のように栄養バランスも考えなければという気持ちと、わが子だけ周りの友だちと違うごはんはかわいそうかなという思いから、その日の給食のメニューと似たものを作ろうと頑張ったこともありました。しかしそれはとても大変で、働きながらとなると私には無理だったので、それからは自分なりに栄養バランスを考えた弁当を作りました。 保育士からのうれしい言葉2歳になる直前、医師から保育園で作った給食を食べてもいいと許可が出たことで、約1年半の弁当作りは終了しました。 給食を食べるようになって半年ほどたったある日、ある保育士さんと話をしました。その保育士さんは長女が生後5カ月で入園したときからずっと担任をしてくれている方でした。 「お弁当作りお疲れ様でした。給食もおいしそうに食べていますが、お母さんのお弁当のほうがうれしそうに食べていましたよ。お母さんが作ってくれたんだと友だちに自慢していましたよ」と。その言葉を聞いて涙が溢れました。 毎日の弁当作りはとても大変でした。しかし1番の気がかりは、長女の気持ちや様子でした。 そのときの保育士さんからの言葉でわかった長女の様子をうれしく思ったのと同時に、弁当作りを頑張ってよかったという気持ちでいっぱいになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO作画/はたこ 著者:松裏幸恵二男(二卵性の双子)一女の母。薬剤師として働きながら子育てをしている。自身の妊娠・出産・育児に関する体験談を中心に執筆中。
2021年05月09日パパイラストレーターのYUDAI9℃(ユウダイクド)と申します。とにかく奥さんと子どもに好かれたいと日々頑張る僕が、妊娠判明から育児に奮闘する様子を描いた連載マンガ「奥さんと子どもに好かれたい」の第108話。 今回は、今回は、息子の将来が少し心配になったお話です。何があったかというと……。 素直なやさしい子に育って欲しいと願う毎日です。 もうすぐ4歳の息子。自分の意見がハッキリとしてきていろいろな単語を覚え、会話が成り立つようになり、コミュニケーションも簡単に取れるようになってきました。 お風呂や食事の最中、よく息子に今日どんなことがあったのかを聞くようにしているのですが、数ある報告のなかで多いのが、「〇〇くんが騒いで怒られた」とか「誰と誰が喧嘩した」など“友だちのチクリ情報”です……。息子としてはおそらく「自分はほかの子よりもお利口だった」というアピールなんでしょうね。 息子の密告により保育園の様子がよくわかり、朝、息子を保育園へ送りに行く際に「あの子がそうなのかな?」と少し楽しみが増えました(笑)。できればもっと楽しいことも報告してほしいですけどね。 著者:イラストレーター YUDAI9℃2017年6月4日生まれの男の子を子育て中のパパイラストレーター。奥さんと子どもにどうにかして好かれたい一心で、毎日生きている。普段はこぶたのキャラクター「ポトフスキー」を描いている。
2021年05月07日Instagramで人気のきたあかり(@kita.acari)さん。2歳9カ月で保育園へ入園することになった娘ちゃんの慣らし保育の様子をマンガでご紹介! はじめは泣くことがあったものの、慣らし保育7日目以降慣れてきた娘ちゃんはなんと……?!Instagramで人気のきたあかり(@kita.acari)さん。2歳9カ月で保育園へ入園することになった娘ちゃんの慣らし保育の様子をマンガでご紹介! はじめは泣くことがあったものの、慣らし保育7日目以降慣れてきた娘ちゃんはなんと……?! 慣らし保育7日目 園に着くと先生がちょうどみんなと手遊びの最中で、なんだかじっと見てるな……と思っていたら自分の席にダッシュしてバイバイされました。涙のお別れよりずっといいけど、ちょっと寂しい……。 慣らし保育8日目 ちょっと前まで別れ際になると猫のようにスリスリしてきたり、さみしいと泣いてくれていたのですが、今朝は「“ちょっと”さみしいんだよーへへっ」と笑ってお別れしてくれました。 まだ保育園に仲の良い子はできていないようなのですが、本人なりに毎日楽しんでくれているようです。私が子離れせねば……! 仕事復帰後はというと…?! 娘はすっかり保育園に慣れたようで、長期休暇に入った日に「ほいくえんいきたい」「なんでいけないの」「おやすみなの」「いきたいよぉーー」と泣いていました。 復職したあと、お迎えに行くと喜んではくれるものの、私のほうが喜んでるような気がします(笑)。2歳で保育園に入ることになった、きたあかりさん親子の様子を3記事にわたってご紹介しました。“ちょっと”さみしい、という言葉……うれしいような、寂しいような。 でも、保育園が大好きになってくれて、よかったです! 「よしよし」する娘ちゃん、かわいすぎる……!!! この慣らし保育に奮闘するエピソードのほかにも、きたあかりさんのInstagramでは、3歳になった娘ちゃんとのほっこりする日常の様子が更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 協力/きたあかり(Instagram:@kita.acari)監修/助産師REIKO著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター きたあかり
2021年05月07日私は現在3歳と生後11カ月のママです。今回は2人目を出産するにあたって、上の子を「産前産後要件」にて入園を希望したところから、運良く保育園に入れた体験談をお話ししたいと思います。 2人目を作る前に経験者の声を聞いた「子どもは2人は欲しい」という気持ちがあった私。しかし1人目のときから産後、実家に頼らないことを決めていたので、2人目の出産後も里帰りはしない予定でした。そのため、慎重におこなった2人目妊活計画。まずは周りの2児ママたちから産後の子育てのしんどさなどを聞いてみることに。「私だったらこの困難をどう乗り切ればいいのか?」と想像でき、とても参考になりました。なかでも上の子が保育園などに通っていない未満児で、基本的に自宅にいるとなると想像以上に大変らしく「実家に頼らないと乗り切れなかった」「こんなに大変であれば、子どもが幼稚園に入園してから2人目を作るべきだった」といった声をたくさん聞きました。 2人育児の壁は高いと感じたそんなママたちの生の声を聞いて、実家に頼れない環境にあった私は、さらに「2人目を作る」ことに慎重にならざるを得ませんでした。私の正直な気持ちとして「誰かの大きな支えがないと、産後の2人育児の壁はとても高い」と当時感じたのも事実です。それでも「2人目は大変そうだから、子どもはひとりでもいい。妊活は控えよう」とは思いませんでした。また、上の子を幼稚園に入園させるまで妊活を控えてきょうだいの年の差をあえてあけるのは自身の年齢に対する懸念もあったので「もし、2人目を作るのなら早い段階で作ったほうがいいな。そのためにはこの難所をどう乗り切ろう」と入念な事前計画をすすめました。 2人目妊娠直後から保活スタートこの難所を乗り切るために実行した具体的な計画は2つあります。1つ目は「上の子のトイトレを2人目妊娠前に済ませて、産後を少しでもラクにすること」です。この計画も運良く上の子が2歳ちょうどあたりで「誘えば、おまるでおしっこができる」レベルに達したので、妊娠中や産後も精神的にはラクでした。2つ目は「上の子を産前産後に保育園へ入れて、育児の負担を少なくする」という方法です。私の住む地域の自治体では、保育園入園要件として「産前産後も利用できる」とありました。保育園や一時預かりといった情報も入念にリサーチ済みだったので、2人目を妊娠した直後から保活をスタートさせ、保育園を10軒は事前見学しました。 無事に保育園へ入園して上の子を保育園に入園させること、しかも私の場合は「産前産後要件」なので中途入園となります。私の住んでいる市ではフルタイムで働くママでも保育園に入園するのが厳しい地域で、正直言って難関でした。しかし本当に運が良く、見事に希望の保育園に受かり、無事に上の子を預けられる環境が整いました。そしてその後、無事に下の子を出産し、退院後は安心して新生児を自宅で見ることができました。 私が「2人目育児に対する大きな壁」と感じたことは、やはり新生児と上の子を退院直後からひとりで見ざるを得ないことでした。基本的に夫の帰宅は22時以降となり子どもたちが寝たあとに帰ってくるので、やはりほぼワンオペには変わりありません。私には「保育園」を利用したことが、体の負担はもちろん、精神的な支えとなり、保育園に対しては大きな感謝でいっぱいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じてお住まいの地域の保育課や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年05月05日偶然が重なり、当初の自分の中での計画より早く、生後4カ月半で保育園に入所できることが決まって喜んだのもつかの間、完母で育ててきたので哺乳瓶&育児用ミルクをまったく受け付けないわが娘! 保育園に入所したら1カ月以内に復職しなければいけないため、職場復帰の期日が迫り焦るなか、慣らし保育の1カ月間、哺乳瓶&育児用ミルクと格闘した体験記です。 根拠のない自信で大失敗次女を生後6カ月ごろに保育園に入れようと予定していた私。長女も完母で育てたものの、哺乳瓶に対してさほど抵抗感を示さなかったため、次女もきっと大丈夫だろうと完全に油断していました。保育園が決まったら2週間前くらいから練習を始めようと考え、生後3カ月まで一切哺乳瓶を使用せずにきたのです。 ところが! 想定していたより2カ月早く保育園入所が決まった次女。急いで哺乳瓶の練習を始めましたが、哺乳瓶の乳首をおもちゃのように舐めるだけで、吸うものとして認識してくれないのです。 哺乳瓶経験ゼロからのスタート次女を産んだ病院は母乳育児を推奨しており、哺乳瓶もできるだけ使わないようにという指導をされていました。ケイツーシロップなどの水薬の内服も、哺乳瓶の乳首からではなく、哺乳瓶のキャップをコップにして飲ませるように教えられ、そのようにしていました。 ですので、次女は過去に一度も哺乳瓶の乳首をくわえたことのない状態だったのです。その結果が哺乳瓶の完全拒否……。哺乳瓶の乳首を口に入れることさえできないときもありました。 試行錯誤の日々ありがたいことに、わが家にはおさがりでもらった哺乳瓶が大量にあったので、娘に少しでも合いそうなものを探し、ありとあらゆるものを試してみました。哺乳瓶ではどうしようもなくなったときのために、マグタイプのものも同時に試す始末。 また、最悪はスプーンで育児用ミルクを飲ませてもらおうと、育児用ミルクそのものに慣れる練習も繰り返しました。必死に格闘すること3週間、ようやく哺乳瓶で20cc程飲めるようになり、そこからは量との戦いでした。 パパや家族も参戦しての猛練習保育園からは、1回に100cc飲めるようにならないと午後以降も預かることができないと言われたものの、なかなか量が増えず、焦るばかりの私。見かねた夫が試しにやってみると、私がやるよりも飲みが良いのです。私からは母乳が出るのをわかっているので、抵抗しているかのようでした。 時には祖母の手も借り、いろいろな人から育児用ミルクを与えられるようになると、徐々にですが量が増えていき、職場復帰のわずか2日前に、ようやく100cc飲むことに成功したのでした。 育児用ミルクをあげないにしても、搾乳した母乳を哺乳瓶であげるなど、少しでも哺乳瓶に慣れさせておけばと後悔ばかりです。それに、あの状況下でもしも急に私が倒れ、母乳があげられなくなっていたらと思うとゾッとします。3人目ができたときには迷わず早期から練習をしようと心に決めました。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:笹谷みずき二女の母。地方の住宅街から離れた山の中在住。現在は外勤めですが、いつかは自宅周辺の自然を活かした事業を起こしたいと目論見中。地方での出産・子育ての楽しさを伝えるべく、自身の体験談を中心に執筆中。
2021年05月05日前回のお話はこちらいよいよ初回保育所等訪問支援当日!むっくん3歳、保育園の未満児クラスのときに、私の希望で初めての保育所等訪問支援を受けることになりました。主な依頼内容は「年少さんの生活を見据えての集団生活での困難さへの手立て」でお願いしました。Upload By ウチノコいよいよ訪問日。支援員さんはむっくんの登園時には訪問されていて、午前いっぱいむっくんの様子を見て下さいました。むっくんは支援員さんの存在に影響を受けて、普段よりもおとなしく過ごしたそうで担任の先生も苦笑い…しかし、さすが支援のプロ!そんな見せかけの様子に惑わされてはいませんでした。Upload By ウチノコ訪問支援員さんからの指摘支援員さんからはむっくんが抱える集団の中での困難さを色々と教えてもらいました。私も発達障害についての知識が全くなかった頃だったので、とても勉強になったことを覚えています。特に印象に残ったものをいくつか紹介します。Upload By ウチノコむっくんは突然一人で服を着替えてしまったり、教室から飛び出したりなどの一人行動が目立ちました。その行動について支援員さんは、「むっくんには困った時に大人に助けてもらう選択肢がなく、『助けて』が言えないため一人で何でも対処しようと頑張って、一人で行動しているのだと思います」と教えてくれました。これは結構ショックでした。今までむっくんの行動を怒ってしまったこともあり、自分が無知であることを痛感。とても情けなく思いました。Upload By ウチノコ今後の関わり方へのアドバイスとして、本人に発信する力をつける目的で、保育園や自宅で自己発信の練習を繰り返していくことを勧められました。具体的にはむっくんが困っている姿を見たらすぐに「○○だから困っているんだね」と気持ちを代弁する関わりを増やしていくことです。困っているときに「どうしたの?」と聞いても、まだ自分の言葉で話せる発達段階にないため、状況を言葉にして大人が伝えることで、「そういえばいいのか!」と学んでもらうことが目的です。Upload By ウチノコこの時に卒園式のエピソードになった「伝えずに動くと勝手な行動になるけれど、伝えさえすれば勝手な行動にならない」の教えが始まりました。ここから3年かけてむっくんはこの教えを学んでいくことになりました。当時、試行錯誤していた他害への対応にも指摘を受けました。それは、「むっくんには感覚過敏があるため、むっくんの場合は先生が他害を防ぐために常に側にいることが、返って不快な刺激となっているように感じます。常に視界に人がいることや、他の子と先生の会話が度々耳に入ってしまうことなどがストレスとなり、些細な事での癇癪や他害に繋がっている可能性が考えられます」という想像もしない指摘でした。更に「むっくんが困ると、側にいる先生がすぐに手助けしてしまうため、課題である自己発信の機会を奪っています」とも指摘されました。大人側は良かれと思っての行動でしたが、それが本人の成長を妨げ、つらさを大きくしている…。これは第三者だからこその、厳しい指摘だと感じ、とてもありがたく思いました。Upload By ウチノコむっくんの他害を減らすには、側で防ぐよりも一人で安心して過ごす環境を作ることが大切。今後はむっくんが落ち着いているときは先生が側につく回数を減らしていき、刺激を減らし、安心できる時間を確保していくことになりました。私が不安に思っていた、年少さんになって先生の数が減ることも、むっくんにとって刺激が減るむしろ好ましい状況だと考えられます。と言っていただき、不安が和らいだことを覚えています。また、他害の裏には自分の気持ちが言葉で発信できない影響も考えられるため、自己発信を促す関わりが一番大切だと教えてもらいました。Upload By ウチノコ当時のむっくんへの支援は、環境調整(周囲の大人も環境の一つ)が何より大切でした。むっくんに必要な環境や関わり方を、親も先生も知って統一できたたことで不適切な環境や関わり方を減らし、むっくんの成長に繋がったように感じています。子どもへの支援を考えるということ保育所等訪問支援を通して支援員さんと密接に関わるうちに、子どもへの支援を考える際は「本人とその行動を観察」「何故起こるのかを考察」「そして環境を変える」の3点で進めていくのだと学びました。つい、見えている問題行動ばかりに対処しがちですが、その裏にある理由を考え、知り、環境を変えることが大切だと、忘れないように自分に言い聞かせています。担当支援員さんとの繋がりはこの後も続きます。次回は保育園と私が良い関係を築くことに繋がった、年少さんで受けた保育所等訪問支援のお話です。Upload By ウチノコLITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年04月30日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ 今回はInstagramのフォロワー6万人超のユウコトリトリ(@yuko_toritori)さん。小学生と保育園児の3きょうだいを育てるワーママさんです。 今回は、次男くんが入園して追加された想定外のタスクのお話をご紹介します。 持ち帰るたびにこれ。 教室の床、実は粘土でできているのでは。(ちなみに本人は「粘土など踏んでいない」とかたくなに否定しております)。 うわ~~!!毎回粘土でびっしりだなんて……大変ですね。 粘土を取っているユウコトリトリさんの背中、哀愁が漂っています……! 著者:イラストレーター ユウコトリトリ2007年、2011年、2015年生まれの騒がしい三姉弟を子育て中のワーママ。Instagramにて、育児あるあるや日常の小ネタをカエル漫画でゆるっと更新中!
2021年04月28日みんなが楽器の演奏を楽しんでいるときに息子は…!?Upload By かなしろにゃんこ。Upload By かなしろにゃんこ。みなさん、こんにちは。今回はADHDと広汎性発達障害がある息子、リュウ太が保育園に通っていたときの困りごとをお届けします!5歳のとき、リュウ太は園生活の中で一番気持ちが荒れていた時期でした。リュウ太は大勢の中に混ざって生活することが嫌いではないのですが、周りに合わせて行動することができませんでした。みんなが先生の伴奏に合わせて楽器の演奏を楽しむ時間も、床に寝そべって自由に一人遊びをします。自分がやりたいことが最優先でムリに周りに合わせるとイライラしてしまう特性があるため、先生はリュウ太の特性を理解していてか演奏に参加させず好きにさせてくれていました。Upload By かなしろにゃんこ。このように一人で遊んでいるときは穏やかに落ち着いて過ごせるのですが、周りの子に自分の遊びを干渉されることがとても苦手で、遊んでいる最中に話しかけられたりするとイライラしてしまったり、しつこくちょっかいを出されるとパニックになってオモチャを投げてしまったりすることもありました。Upload By かなしろにゃんこ。息子が自分の気持ちを人に話せるようになった小学校高学年のときに、保育園時代の話をしたことがあります。「ボクに話しかけたり遊びの邪魔をしたりしないでくれたら、お母さんがお迎えに来る時間までなんとか頑張って教室にいられるけれど、たまにどうしようもなく教室にいたくないときがあった。そんなとき、先生が特別に廊下に出てもいいよと言ってくれた。廊下にいると楽だった」とリュウ太は話してくれました。保育園では教室から出てはいけない決まりでしたが、リュウ太は教室にずっといると周りの子とどうしても争いが生じてしまい、先生に何度も注意されても勝手に廊下に出てしまうことがありました。そんな息子に先生がつくってくれたのは…Upload By かなしろにゃんこ。Upload By かなしろにゃんこ。そんな先生が根負けしてか?「ここがリュウ太くんの場所です」と仕方なくお昼寝布団が積んである廊下の半畳ほどの場所を、特別にカームダウンスペースとしてつくってくれたのでした。リュウ太は周りの子たちから逃げてきたときに、一人で過ごす時間と場所ができて楽だったようです。私も先生がリュウ太を他の子と引き離して過ごさせてくれたことでホッとしました。保育園に通っている期間は、周りの子とケンカしたらどうしよう、パニックになってオモチャを投げて誰かをケガさせたらどうしよう…と毎日ドキドキしていましたからリュウ太が一人で落ち着いて過ごせる場所をつくっていただけたことは感謝でした!悩んでいた私を励ましてくれた園長先生の言葉Upload By かなしろにゃんこ。その他にもリュウ太がイライラしたときに、気分転換できるようにたまに職員室にいさせてもらうこともありました。園長先生や事務の先生と話したりして(女の人が大好きなリュウ太のことだから多分べったり甘えていたに違いないと思います)かわいがってもらっていました。担任の先生は常に忙しそうでしたので相談がしにくかったのですが、迎えに行ったときにリュウ太が園長先生にかまってもらっているときは園長先生とお話しができました。園長先生は「リュウ太くんは今はとても手がかかる子かもしれないけれど、何をしたいのか主張がハッキリしているから分かりやすくていいのよ。自分の欲求をきちんと伝えられなくて思春期に急にキレてしまう子もいるけれど、イライラしたりする主張ができることは悪いことじゃないんですよ」と教えてくれました。Upload By かなしろにゃんこ。リュウ太と周りの子の度重なるイザコザで通園に疲れ、「保育園やめようかな…」と落ち込んでいたときだったのでこの園長先生の言葉にはとても励まされました。集団生活の中で周りと歩調を合わさず、先生の指示にイヤ!とハッキリ言ったり、自分は今コレをやりたいと勝手に一人で遊んだりする息子のことを私は『協調性がなくて困る』と感じ、『子どもの主張=わがまま』だとしか思っていませんでした。しかし、『主張=自分らしさの表現』こういう見方もあるんだと教えてもらったのでした。この自分らしさの表現は、成長や自立に欠かせないエネルギー。生涯にわたって他者と交流する際に必要な力であると気がついたのはそれから更に数年後になるのですが、大切なことなんですね♡その後もたびたび園長先生に「卒園まで頑張って通いましょうね」と引っぱってもらって通園を続けることができたのでした。リュウ太の主張を受け入れ、カームダウンスペースをつくってくれた担任の先生の配慮にも感謝感謝でございます。
2021年04月27日子どもを0歳から保育園に入れているママのなかには「もう保育園? 早すぎる」「子どもがかわいそう」なんて言われて落ち込んだことがある人もいるのではないでしょうか。実は私もその1人。長女は生後7カ月、長男は生後5カ月で保育園に入れました。今回は、こどもたちを0歳から保育園に入れてよかったと感じた理由を紹介します。 生活リズムが整った! 入眠もスムーズに!入園前は家庭の生活リズムに子どもを合わせてしまうことがありました。夜泣きに疲れ果てて、「子どもがまだ寝ているし、一緒に寝ちゃおう」とお昼前まで親子でぐっすり……なんてことも。しかし、保育園に入ると必然的に起床時間が決まってきます。入園後は毎日同じリズムで生活するので、それに合わせて1日の生活リズムが整いました。 さらに、入眠もスムーズに。抱っこでしか寝ることができなかった長女が、背中をトントンするだけで寝られるようになり感激! 眠たいのになかなか寝られなくて泣き続ける、ということも少なくなり、長女自身もラクになったようでした。 保育士さんと一緒に育児の悩みを乗り越えられた家で育児をしていたころは、育児書やネットの意見が頼り。長女の時代は、周りに育児中の友だちもおらず「これでいいのかな?」と不安になることもありました。 しかし、保育園に入ってからは保育士さんに直接悩みを相談することができ、一緒に悩みを乗り越えられることができました。また、保育士さんの目から見ても気になる点がある場合は、専門機関への受診を促してくれたこともありました。 保育のプロであり、毎日わが子を見てくれている第二の母的存在の保育士さん。そんな保育士さんからのアドバイスはとても説得力があり、心強いものでした。一緒に子どもの成長を見守ってくれる、育児仲間が増えたような気持ちにもなりました。 子どももママも、世界が大きく広がった!保育園に行くと、同じクラスの友だちはもちろん大きいクラスのお兄さん・お姉さんとも関わる機会があり、子どもの世界が広がります。「泣いているお友だちをなでなでしてくれたんですよ」なんてうれしいエピソードが聞けるのも保育園ならでは。友だちとの関わりのなかで子どもの成長を感じることができました。 また、ママの世界も大きく広がります! 入園前は、家族以外と話をしない日もめずらしくなかった私ですが、入園後は職場の仲間・先生・保育園のママたちなど、さまざまな人との関わりが増えました。その新たな出会いは、私にとってその後も大切な存在となりました。子どものことから、仕事のこと、愚痴まで、いろいろなことを本音で話せる友だちができたことは大きな収穫です。 周りからの「かわいそう」という言葉に悩んだ日もありましたが、0歳から保育園に入れることで、子どもにも私にもよかったと感じることがたくさんありました。保育園に入れていても入れていなくても、ママの子どもに対する愛情は同じ! 周りからの声は気にせずに、自信を持って親子ともに保育園生活を楽しむことができました。 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:久保田さや長女(小6)・長男(小1)・次男(2歳)の母。歯科衛生士。育児と仕事を両立しながら衛生士としてキャリアを積む。第3子出産後は、専門知識や子育て経験を中心に記事執筆をおこなう。
2021年04月26日2歳の娘さんを育てる、もす(mosumanga30)さんがInstagramに投稿したエピソードが話題です。娘さんを保育園に迎えに行った時のこと。もすさんは、娘さんの友達である男の子に「また明日ねー」と挨拶をしました。すると、その男の子に突然おもちゃの銃を向けられて…。男の子の「バン!」という声に合わせて、弾丸を避けるようにさまざまな体勢をとった、もすさん。息が上がるほど本気で遊びに付き合うあまり、保育士さんたちが見ていることを忘れていたのです!保育園を後にする、もすさんの背中からは、どこか勇ましさを感じますね…。作品には、さまざまな感想が寄せられました。・反射神経が素晴らしい。これぞ大人の本気ですね!・あるある!私は子供に「バン!」といわれたら1発目で白目をむいて倒れますが、今度は避けてみようかな…。・何度見ても笑う。臨場感と躍動感があふれている!大人の本気、かっこいいです!その後、もすさんは「1発くらい当たってあげろよ」と、自分の行動を悔やんだのだとか。しかし、ノリノリなもすさんの対応に、男の子はきっと満足したことでしょう。時には子供の遊びに全力で付き合うのも、大人の役目…かもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2021年04月26日出産を機に東京から自然豊かな沖縄に移住した、モデルの武智志穂さん。はじめてのことに戸惑いながらも大好きな地で子育てを楽しむ武智さんのママライフを紹介します。第8回目は、保育園生活のお役立ちアイテムについて綴ってくれました。瑛士と絢士は4月から保育園が始まりました!わが家と同じく、この4月から新しい環境でスタートを切られた方も多いのではないでしょうか?通い始めて約1ヵ月が経ち、保育園の生活リズムにも慣れ、毎日先生や年上のお兄ちゃんお姉ちゃんに可愛がってもらって楽しそうに過ごしています。初めて登園した日から泣くこともなく、親がちょっと寂しいくらい(笑)、あっさりと「いってきま~す!」。広い天然芝の園庭で日焼けして、日に日に健康的な肌色になってきています(^^)先生の言うことをよく聞いて、お友達にやさしく仲よく、すくすくと元気に大きく育っておくれ~! 今回のコラムでは、そんな保育園生活で役立ってくれている便利なアイテムをご紹介したいと思います。保育園では持ち物すべてに名前を記しておかなければなりません。もちろんオムツ一枚一枚にも!毎日いちいちペンで書くのは大変なので、油性のスタンプを購入。いろんなメーカーから出ているのですが、レビューを見比べて『WESスタンプ』にしました。離島の沖縄でも注文から1週間ちょっとで届きましたよ~。スタンプ台は必要なし。一度インクを補充すれば、ポンポンと押せるタイプのものです。“次押そうとしたら乾いていた”というレビューをたくさん見かけていたので、試しに使い終わったらラップをして冷凍庫で保管。次に使うときは30分前くらいに冷凍庫から出して放置。そうするとインクが乾くことなく、ポンポンと押すことができました!よかったら試してみてください。スタンプのデザインはフレームやキャラクターを付けることも可能でしたが、スタンプを押す素材によってはうまく押せなかったり、かすれてしまったりするようで……それが嫌だったので、シンプルに名前だけでオーダーしました。すぐに乾いてくれるので、手についたりすることかもなく快適!むしろポンポン無心で押すのが楽しくて、オムツ4袋とかまとめて押しちゃってます。 贈り物でいただいたブランドもののお洋服や、少し高かったお洋服ってありますよね。サイズアウトで着れなくなったからって雑巾にしたり捨てちゃうのはもったいない。きれいな状態で譲りたいから名前は書きたくない! ってお洋服ありませんか?そんなときはマスキングテープと、油性ペンの出番。マスキングテープに名前を書いて、品質表示タグに貼り付けるだけ。友人に教えてもらったのですが、これが意外とタフで、洗濯しても本当に全然はがれてこない。10回くらい洗濯したら、ちょっと角がくるくるしてきましたが、全然許容範囲。これなら次使ってくれる人にきれいな状態で譲ることができる。ナイスアイディア! 親から離れて、保育園という私の知らない環境で、それぞれの世界を切り開いていっているわけですが、教えていないようなことをできるようになって帰ってきたり、食べられるものが増えて帰ってきたり。子どもって、親が思っているより強くて逞しいものですね。 あっ、そうそう!実は今月からYouTubeを始めました。沖縄のおすすめスポット、子育て、ファッション、美容、アウトドア、旅行、料理などなど。毎週金曜日に、ゆる~く更新しています。もしよかったらお暇なときにでも覗いてみてください♪よろしくお願いします!武智志穂ファッション誌、TV、CM、ラジオなどモデル発のタレントとして10年以上のキャリアを持つ。現在は、美容・グルメ・アウトドア・音楽・旅行などライフスタイルを発信し、同世代の女性から高い支持を集める。出産を機に沖縄に移住し、双子の男の子の育児に奮闘中。Instagram:@shiho_takechi
2021年04月25日満3歳児クラスに入園Upload By かさはらあやこ息子を幼稚園の満3歳児クラスに入園させたのは、早く集団に入れたほうがいいと医師から促されたこと、地域に療育園が無く、集団に入るには幼稚園か保育園の二択だったこと、保育園の申し込みに落ちたことなどが理由でしたが、3歳前は本当に酷い夜驚が毎日続いており、乳児の世話もあったことでかなり疲弊していました。今考えると 入園を促されたいちばんの理由は、私のレスパイトが目的だったのだろうと思います。私自身も、幼稚園と保育園、息子にとってどちらがいいのかなどを深く考えるより、自分が休めるならどちらでもいいという気持ちがあったと思います。とはいえ意思の疎通が全くできない知的障害を伴う自閉症児を満3歳で幼稚園に入園させるということは凄く難しいことでしたが、児童発達支援の先生達の協力もあり、幼稚園側が受け入れてくれたことで 晴れて入園することができました。すっかり安心していたけれど…Upload By かさはらあやこ満3歳になった翌日の6月某日に入園し、11月に退園しました。私が園側とのコミュニケーションに失敗したことが退園の理由です。コロナ禍で面談などもなく、加配の有無さえわからぬままでしたが、入園前に息子の特性などをまとめたものを提出しました。特性を一方的に伝えたことで満足し、相手には伝わっている、理解してくれていると思い込んでいたことや、入園後も息子が特に嫌がることなく、楽しそうに通っていたことで すっかり安心していました。もちろんそのような状態でうまくいくはずもなく、小さな出来事がきっかけとなり、先生と意思の疎通がうまくいっていないことに気づきました。これ以上迷惑をかけてはいけないという遠慮Upload By かさはらあやこ感覚の過敏や鈍磨がある息子は、熱が39度以上あっても、ぐったりするようなこともなく平気で遊ぶため、なかなか気づいてあげることができません。怪我をしても絆創膏をすぐ剥がしてしまうし、傷が気になって触ってしまい、悪化します。虫刺されひとつでも掻きこわし、完治するまでに半年かかるような傷になってしまうし、それが原因で夜泣きをしたり、癇癪を起こしたりするので、風邪をひかないように、怪我をしないように、虫に刺されないように、目を離さず育ててきました。「そうやって大切に、大切に育ててきました、だから、怪我をさせないようにしてください。虫に刺されないように気をつけてください。絶対に目を離さないでください」などと伝えることなどできるはずもなく、何かあるたびに小さなモヤモヤを抱えていきました。息子は迎えに行くと泣いていることがよくありました。帰りの会のとき、眠くなったりして椅子に座ることを拒み、姿勢を保つことができずに椅子からずり落ちて床に頭をぶつけて泣いてしまうのだと説明されました。「集団生活なので特別扱いはできないのですみません」 と言われると、帰りの会で立たせておくことはできませんか?どうしても座らないといけませんか?と聞くことすらできませんでした。障害がある息子を受け入れてくれた園に、手のかかる息子の世話をしてもらっている先生に、これ以上迷惑をかけてはいけないと遠慮し、息子の過ごしやすさを一緒に考えるという一番大切なことが全くできていませんでした。同じ失敗を繰り返さないためにUpload By かさはらあやこ小さな身体で、知らず知らずのうちにストレスを蓄積していた息子。帰宅すると酷い癇癪を起こし、偏食は激しくなり、食べていたものをほとんど口にしなくなりました。秋になり行事が増えたころ、砂を食べるようになったり他害をしたりするようになり、わたしは退園させることを決意しました。些細な違和感やモヤモヤを最初からきちんと伝えていれば、息子のために諦めずに話し合っていれば、このような結果にはならなかったのではないかと思います。息子は4月から保育園に通い始めましたが、今後、保育園でも同じような問題は起こると思います。何か起こったとき、同じ失敗を繰り返さないために、普段から先生としっかりコミュニケーションをとり、どんな小さなことでもすぐに相談できるような関係を築き、息子のことを一番に考えて対処できるようにしたいと強く思っています。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年04月23日私は現在、3歳と生後8カ月の2人の娘たちを育てています。今回は3月生まれである次女の保育園選びについて、どういった経緯で保育園を選んでいったか、決め手は何だったのかお話ししたいと思います。 生後2カ月から保活スタート 次女の保育園選びは、次女が生後2カ月くらいの首がすわったころから始めました。狙うは次女が1歳すぎに入所できる4月入園の1歳児クラスです。私の住んでいる自治体は激戦区で、人気の園は1歳児クラスが50人くらい待機している状態も普通にあります。したがって、早期から保活を始める必要がありました。ちなみに私は「自宅で仕事をしている個人事業主」という扱いになるので、正直言って保活の持ち点が低く、元から人気の園は選ばないつもりでした。 小規模保育園を選択肢として挙げた次女は早生まれだったので、なるべく家庭的な手厚い保育をしてくれる保育園を希望しており「小規模保育園」を選択肢として挙げていました。 もちろん、小規模保育園だからどこでも良いというワケではありません。慎重に決めたかったので、保育園の見学は小規模保育園を中心に10軒は見て回りました。 自由度の高さが保育園選びの決め手たくさん見学してきたなかで、一番よかったのは「モンテッソーリ教育」を取り入れている小規模保育園でした。「モンテッソーリ教育」は、“自由に個別活動をさせる”という特徴があるそう。具体的には、公営住宅の中に園があるので、お散歩や外遊びも必ず一斉におこなうわけではなく、個々に「外に出たい気持ちになれば出る」といった具合でした。 また、モンテッソーリ教育独特の「お仕事」といって、手先の作業を集中しておこなう遊びに夢中になっている際は無理に外遊びへ連れていかず、室内遊びに集中させてもらえます。 ほかにも、この園では食育を大切にしていて、昼食はもちろんのことおやつまですべて手作りで、園児たちと一緒に野菜を洗うなど「お料理のお手伝いをしてもらう」ことに積極的な園であることも好感度が高かったです。そして、何よりも良いなと思ったことは、午後睡のあとも外遊びができるということでした。 小規模保育園には園庭がないところが多いようです。私の選んだ園も園庭はありませんが、公営住宅の中にあるため、午後睡のあとも簡単に敷地内の広場や散歩道に出入りしやすいなど、自由な環境が好印象でした。また、私自身が1歳から保育園に入っていたこともあり、「子どもの今やりたいことを尊重してくれる園」ということを重要視しました。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月22日