元サッカー日本代表でタレントの前園真聖が1日、東京都・港区で実施されたメビウス製薬「シミウスジェル」リニューアルブランドアンバサダー就任発表会に杉山愛、MEGUMI、藤本美貴とともに出席。“美白メンズ代表”に就任するも、肩書きとは真逆のこんがり焼き上がった夏肌を披露して女性陣の笑いを誘った。“シミウス美白メンズ代表”の肩書きをもらい受けた前園。たまらずMEGUMIが「真っ黒ですよ」とツッコむと、前園は「(これから)徐々に白くなってくる」と弁解。続けて「アンバサダーの中で唯一男性。ちょっと日焼けしてますけど……」と言うと、女性陣から総ツッコミを受けた。会場では、前園の代表時代と現在の比較写真が公開。過去の肌色の黒さを見る狙いだったものの、藤本が「代表のときのほうが白いような気が……」と笑うと、MEGUMIも「本当だ。(現在は)肝臓かなんか悪くして……」と指摘。前園はすかさず「違います」と否定していた。美容に関して、前園が影響を受けたサッカー選手はレジェンド・三浦知良。「初めて代表でお会いしたとき、ファンにどう見られているかとか、身だしなみを整えるとか一番教えてくださったのがカズさん。身だしなみや清潔感など『見られている意識をちゃんとしなさい』と。それがずっとサッカー界では受け継がれている気がします」と語った。前園はまた、元サッカー日本代表の中田英寿と今も一緒にゴルフをする仲だと明かして「美容に関して彼は僕以上にくわしい。肌やシミのことも、会った瞬間からツッコまれる。ストイックで厳しい。学ばせてもらっている」と頭を下げた。イベントでは、4人がシミケアや時短ケアなどそれぞれの“美の秘訣”をまつわるトークを展開。その他、杉山の過去のお気に入り写真の発表、MEGUMIが実践しているオリジナルマッサージのレクチャーが行われた。
2021年09月01日A代表に『東京2020オリンピック』を戦ったU-24日本代表が融合する。『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選に臨むメンバー24名が発表された。8月26日、日本サッカー協会・反町康治技術委員長と日本代表・森保一監督がオンライン記者会見に出席、最終決戦を前に意気込みを語った。反町委員長「いよいよ『W杯』本大会へ向けた最終予選がスタートする。コロナの状況がよろしくなく、厳しい中での最終予選となる。でも我々は日本で初戦をスタートできることをうれしく思う。最終予選は今まで行ってきた2次予選とは全然違うものになると思う。初戦の重要性やアウェイの過酷な環境、そしてコロナ禍の大変な状況で行われる。そんな中でも日本の良さを前面に出していきたい」森保監督「いよいよ最終予選を戦うことになる。厳しい戦いの連続になると思うが一戦一戦最善の準備をして、厳しい最終予選を戦い、『カタールW杯』へ駒を進めたいと思う。我々はホームでスタートすることができる。コロナ禍でたくさんの地域が緊急事態宣言の制限があり、国民は大変な生活を強いられている。選手のがんばりを見て、励ましのエールとなるような戦いをしたいと思うので、応援をよろしくお願いします」9月2日(木)・オマーン戦、7日(火)・中国戦に臨むSAMURAI BLUEのメンバーは以下の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、権田修一(清水)、谷晃生(湘南)【DF】長友佑都(-)、吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、佐々木翔(広島)、酒井宏樹(浦和)、山根視来(川崎F)、室屋成(ハノーファー/ドイツ)、植田直通(ニーム/フランス)、中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、冨安健洋(ボローニャ/イタリア)【MF】原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、柴崎岳(レガネス/スペイン)、遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、南野拓実(リバプール/イングランド)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)、板倉滉(シャルケ/ドイツ)、堂安律(PSV/ドイツ)、久保建英(マジョルカ/スペイン)【FW】大迫勇也(神戸)、古橋亨梧(セルティック/スコットランド)オーバーエイジを除いた『東京五輪』組は久保や堂安をはじめ、冨安に板倉、中山、谷の6名にとどまった。U-24世代からの昇格の少なさについて指摘されると、森保監督はこう答えた。「メンバー招集に関して、『東京五輪』から『カタールW杯』最終予選への流れもあるが、今回谷だけがA代表の経験を持っていなくて最終予選に臨む。多くの選手はA代表ですでに活動していたので、そういう印象になるのかなと。『東京五輪』のメンバーでこの中に選ばれてもおかしくない選手はいる。ただ本人のコンディションであったり、クラブでの日常も考え、それが本人のため、日本のため、クラブのためになると考え、今回の選考につながった点はある」オマーン、中国に対する分析、戦い方などを問われると、指揮官はこのように返答した。「これまでのオマーン、中国の2次予選を見た時、個々の良さを生かしながら、かつ組織的に戦える2チームと思っている。オマーンは(欧州での事前合宿で)1か月、中国は(すでにドーハ入りし)2週間、戦術の上積みがあり、我々に対する対応策を持って試合に臨んでくると思う。アタッカー陣はゴールへ向かって推進力があり、ゴールに絡む選手も多い。守備陣は個の力で止められる、組織的にも守れる、洗練した戦術も持っているという印象。(オマーン戦について)過去のデータの部分ではポジティブに受け止めたいが、最終予選に出てくるチームは難敵ばかり。オマーン代表とは私が監督になってから『アジアカップ』で戦ったことがあるが、監督も選手も代わっている。チーム力は非常に上がっていると分析している。どの試合も難しい戦いになると思うが、選手の持っている力を100%発揮できるよう準備したい。難しい試合ばかりだと思うが、我々が勝つんだという強い気持ちで臨みたい。(中国代表の帰化選手について)今把握している中では4名の帰化選手と理解している。アタッカー陣、帰化選手を中心に攻めてくるので準備していかないといけない」『東京五輪』を経て、森保監督はチーム作りについて次のように手応えを口にした。「五輪は五輪で目標を持ちながら戦ってきた中で、これまでの五輪代表の活動、A代表の活動すべてが日本のサッカーのためになると考えながら1チーム2カテゴリーで戦ってきた。五輪代表は守備の選手がオーバーエイジで加わり、五輪メンバーをそのままA代表に移行しながら、また融合しながらチームのレベルアップにつなげていきたいと考えている。『五輪』をどう生かすかというよりA代表のさらなる強化のために2チームで活動していたので、違和感なく融合してチーム作りを進められるのかなと思っている。どれぐらい前進したかはみなさんに評価していただければ。『五輪』に出た選手は間違いなく全員がレベルアップにつながる経験ができたと思っている。日本代表を目指している選手は『五輪』の戦いを見てくれたと思っている。計6試合世界の強豪と戦った中で日本代表の強みと最後に足りなかった部分が出てきた。そこは一人ひとりが感じて、選手個々の成長につなげてくれると思う。準決勝、3位決定戦と勝利することはできなかった。スペインは6名A代表の経験があり、そこにオーバーエイジ3名が入り、A代表に準ずるチームで臨んでくれた。我々はこれを基準に世界で戦うためにレベルアップしていきたい」2020年11月の欧州遠征以来の招集となる柴崎岳についてはこうコメントした。「このタイミングでの招集だが、これまでも3・6月と招集しようとしたが、所属クラブの状況を見ながら様子を見ていた。所属クラブで結果を出し、1部昇格してもらった方が本人のため、日本のため、クラブのためになると思っていた。ただケガもあり招集できなかったことが現実としてある。スペインでの新シーズン、レガネスでも中心としてやってくれている。コンディション的にも非常にいいということで招集させてもらった。ボランチとしてチームの勝利に導いてくれるよう攻守に貢献してほしいと思っている。彼は『ロシアW杯』でも中心として戦ってきた。世界で戦うため、世界に勝つために我々がやらないといけないことを彼は把握している。目の前の試合に勝ちにいくとともに高い基準を持ってチームを引っ張っていくようプレーしてもらいたい」さらに森保監督は新天地セルティックで活躍する古橋、所属クラブが決まっていない長友について言及した。「まず古橋から。セルティックへ移籍して得点という形でもチームの勝利という形でも、セルティックというスコットランドの強豪の中で力を発揮している。素早い動きからゴールを奪う、チームメイトと連携しながらチャンスを作るという彼の良さを生かしている。長友は現在所属クラブがなく、一般的に不透明なところがあると思われ、コンディションもわからないところがあるかもしれないが、彼の所属先の道筋も聞いているし、コンディションも把握して招集している。メンバーに選んでいるので、試合に臨んでもらうつもりでいるが、トレーニングでコンディションを確認し、起用法を考えていきたい」日本代表は『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選グループBでオーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン、ベトナムと上位2枚のキップを争う(3位はプレーオフに進出)。初戦のオマーン戦は9月2日(木)・市立吹田サッカースタジアム、中国戦は7日(火)・カタール・ドーハにてキックオフ。抽選販売において引き換えられなかったオマーン戦のチケットはチケットJFAにて8月28日(土)午前10時より追加販売。オマーン戦はテレビ朝日系列、DAZN、中国戦はDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年08月27日世間はお盆休みですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。休暇をとられている方も、世間のカレンダーとは逆にお仕事の方も、お子さんが夏休みのこの時期に色々と考えることがあるのではないでしょうか。本日は、ジュニアサッカー(少年サッカー)の保護者向け情報サイト「サカイク」で2021年1月から7月に配信した記事の中でみなさんの注目度が高かった記事をランキングでご紹介します。記事配信当時に見逃した方も、サッカーを通して子どもを自立させる方法など参考になることがたくさんありますので、ぜひいま一度ご覧ください。第5位サッカーの保護者づきあいで疲れないために知っておきたい、面倒な質問をうまくかわす「答え方」子どものサッカーで親のストレスとなるのが、「親同士の付き合い方」という声はたくさん聞かれます。子どもの年齢は同じでも、親同士は年齢も育ってきた地域や環境もバラバラなわけで、普段の友人づきあいや会社での人間関係とはまた違うコミュニケーションの場でのやり取りがストレスになることもありますよね。子どもや家族の話など、あまり答えたくないことを聞かれて相手に苦手意識を持つことも。そんなとき、カドが立たない質問返し「かわし術」を身に付けると気が楽になるそう。あくまで「スキル」なので、今から身につけて実践することが可能です。子どものサッカーがしんどい、と親御さんが疲れてしまわないため会話術をご覧ください。記事を読む>>第4位昔と今の子どもを取り巻く環境の違い、最近の子がやる前から「無理」「やらない」という理由とは「子どもにはちゃんと年齢なりに自立していってほしい」と思っている方は多いですよね。そのためにはいろいろ体験して失敗も経験しつつ学んでいってほしいところですが、最近の子は失敗することを怖がり、失敗しそうなことにはやる前から「無理」「やらない」という事も多いそう。そして、「自由にしていいよ」と言われると思考がフリーズする現代の子どもたち......。どうして子どもたちはそんなに失敗が怖いのか。サッカーも、失敗をすることで上達していきます。子どもたちの「無理」「やらない」を解消するために親ができることは何か、参考にして下さい。記事を読む>>\夏休みの自主練にピッタリ/「テクダマ」DVDプレゼントキャンペーン開催中! >>第3位子どもたちに聞いた、サッカーで親に言われて「嬉しい言葉」「イラっとする言葉」とは!?みなさんは自分の子どもがサッカーのことで親に言われてうれしい言葉って、どんな言葉だと思いますか?逆に言われてイラっとする言葉は?普段お子さんがどう思っているのか、気になる保護者の方も多いですよね。子どもたちに本音を聞いてみたので、その回答をご覧ください。記事を読む>>第2位今まで続かなかった子もこのノートなら続けられる! 親が言わなくても習慣化しやすいサッカーノートに隠された工夫サッカーノートがいいことは知っているけれど、続かなかった......。というお子さんも多いと思います。何とか習慣化させたいと思っている親御さんは多いものですよね。ノートを渡したからと、誰でもがひとりで書けるものではありません。続けるために親ができるサポートを、サカイクサッカーノートの開発に携わったしつもんメンタルコーチの藤代圭一さんに話を聞きました。記事を読む>>第1位「元日本代表が教える」というのが売りのスクールで、新米女性コーチに保護者から不満の声。保護者を納得させる方法を教えて普段はお父さんコーチからの指導の悩みに答える連載に、はじめて女性コーチから届いたお悩み。「元日本代表が教える」が売りのスクールで働く新米女性コーチ。子どもたちと年齢が近く親しみやすいのが自分の特長だけど、保護者からは「元日本代表のコーチに教えてほしいのに」と不満が漏れる。指導理念やカリキュラムは共有しているがどうしたら保護者に納得いただけるのか、というご相談をいただきました。元プロが必ずしも優れたコーチではないのです。子どもを伸ばすために指導者に求められることとは。記事を読む>>いかがでしたでしょうか。これからも親御さんご自身が考えるきっかけになったり、チームがよくなるきっかけになる記事を配信していきますので、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。\夏休みの自主練にピッタリ/「テクダマ」DVDプレゼントキャンペーン開催中! >>
2021年08月12日●ジュリ、2度目の日本デビュー「新鮮で楽しみ」元AKB48の高橋朱里(ジュリ)が所属する韓国の6人組ガールズグループ・Rocket Punch(ロケットパンチ)が、日本デビューミニアルバム『Bubble Up!』を8月4日にリリース。メンバー6人(ジュリ、ヨンヒ、スユン、ユンギョン、ソヒ、ダヒョン)がインタビューに応じ、日本デビューへの思いを語ってくれた。――日本デビューおめでとうございます。デビューが決まった心境を教えてください。ヨンヒ:私たちがデビューから今まで2年経ったことが信じられないです。特別なことはなくて、とにかく一生懸命、頑張りたいです!ソヒ:日本デビューは、デビュー前から興味があったので、ついにできて嬉しいです。私より私の両親が喜んでくれました。ダヒョン:ワクワクドキドキしています!ジュリ:この2年間、大変だと感じることがたくさんありました。「5年間だったんじゃないか?」と思うくらい内容が濃かったです。学んだことがたくさんありますし、ついに日本デビューが決まった今、やりたいことがもっとたくさんあります。韓国でデビューして、グループでチームワークをずっと築いてきました。私たちメンバーの間には強い絆があるので、日本の皆さんに楽しんでほしいです。――ジュリさんは故郷に錦を飾る気持ちもありますか?ジュリ:そうですね。1度目は日本のアイドルグループとして日本デビューして、2度目は韓国のアイドルグループとしてデビュー。すごく新鮮で、楽しみです。韓国のシステムで努力してきた私をお見せできるので、以前より成長した、自分に自信のある姿で皆と一緒にステージに立ちたいです。その準備はできています。――日本デビュー決定後の反響はいかがですか?スユン:ネットサイン会をした時、日本のファンの皆さんが「日本デビューが本当に楽しみ!」と言ってくれました。皆さんからエネルギーをもらえて幸せです。頑張ろう! と思いました。ジュリ:日本にいる家族がすごく喜んでくれました。韓国デビュー以来、コロナ禍もあって日本の皆さんに私の活動をお見せするのが難しい状況でした。今回、日本デビューが決まって日付も出て、実感が湧きました。――ジュリさんには、AKB48時代のファンもたくさんいらっしゃいます。ジュリ:ありがたいことに、AKB48を卒業しても、ずっと応援してくれました。韓国デビューしてネットサイン会をした時も、皆さんすごい来てくれました。嬉しくもあり、不思議でした。また日本での活動でお会いできるとは予想していなかったみたいで、皆さん喜んでくれました。――2019年8月に韓国でデビューして約2年が経過しました。印象的だったことは?ジュリ:韓国で、韓国のグループとしてデビューした時のショーケースが印象に残っています。私は練習生の期間が初めてで、同時にファンの方に会えないことも初めてでした。大事な時間だったけれども、ものすごく大変でした。練習してやっとステージに立てるというのが初めての感覚で、嬉しかったです。韓国までわざわざ足を運んでくれた日本のファンの方もいらっしゃいましたし、韓国現地のファンもいて心に残っています。●日韓の違いは「自信」 夢はワールドツアー――日本デビュー後、アイドルグループとして日本でやりたいことを教えてください。ソヒ:大きい夢は、東京ドームでのコンサートです。TWICE先輩のパフォーマンスを見たことがあるのですが、ファンの皆さんのリアクションがすごかったのを覚えています。私も、そういうステージでは力がすごく出ると思います。あと私は日本の大阪で生まれました。祭りが面白かった記憶があるので、また見に行きたいです。スユン:私たちは、韓国でデビューした時にバラエティ番組に出演しました。日本でデビューする時も、グループでバラエティに出演できたら。『嵐にしやがれ』(日本テレビ系/2020年12月放送終了)が面白くてよく見ていたので、ああいうアクティブなバラエティに出たいです!ジュリ:日本の歌番組に出演することが一つの目標です。日本の皆さんに私たちのことをぜひ知ってほしいです。――特にどの歌番組に出たいですか?ジュリ:全部です(笑)! 全部出たいです!ヨンヒ:日本のファンの皆さんに会う機会が少なかったので、日本に行ったら私はファンミーティングしたいです。ファンミーティングで何かサプライズしたいですね!ダヒョン:コンサートがしたいです! Rocket Punchは韓国でも日本でもコンサートをしたことがないです。――そうなんですね。コンサートが実現したら、どんなことをしたいですか?ソヒ:2~3人のユニットで、面白いパフォーマンスを見せたいです!ヨンヒ:そうね、スペシャルなライブを見せたいです!ダヒョン:私は他の歌手のカバーにチャレンジしたいです。韓国のグループ・f(x)の「Red Light」をやってみたいです。Rocket Punchの色んな色を見せられると思います。――目標を叶えるにあたって課題は?ジュリ:私は言語です。日本語と韓国語が混ざっちゃうんですよね……(笑)。サイン会でアメリカやマレーシア、タイの方がいらっしゃるんですけど、英語とか『外国語を話さなきゃ』と思っても韓国語が出てきてしまう。脳みその言語の整理をもっとしたいです(笑)。世界中の方に知ってもらうために、コミュニケーションの努力が必要なので英語もできるようになりたいです。ダヒョン:身長です。私の16歳の末っ子で、背が高くなる予定です(笑)。今も牛乳をたくさん飲んでいます。メンバー一同:ハハハ!――ジュリさんは日韓のアイドルの違いはどういう点に感じますか?ジュリ:私が日本でアイドル活動をして、韓国でもう一回デビューをした中で違うなと思ったのは、自信です。一つのステージのために、皆ですごい練習をしてたくさんの時間を費やします。その分、自信を持ってステージに立てます。日本でも、今まで以上に自信のある自分を見せられると思います。――グループを通じて、日韓含め今後叶えたい夢を教えてください。ジュリ:私たちは、ファンの人たちが喜ぶ結果をプレゼントしたいとずっと話しています。(音楽売上ランキングチャートなどで)まだ1位を取ったことがありません。どこで活動していても、ファンの皆さんは見てくれていると信じています。だから私たちの魅力をどこでも伝えて、世界中のファンの皆さんと楽しんでいきたいです。スユン:日本でも韓国でも、色んなお店で、私たちの曲がBGMとして流れて「あっ、これRocket Punchの曲だ!」とすぐ気づいてもらう。そういう存在になりたいです。ユンギョン:いつかワールドツアーをして、世界中のファンの皆様に会いたいです!■Rocket Punchジュリ、ヨンヒ、スユン、ユンギョン、ソヒ、ダヒョンの6人からなる韓国のガールズグループ。2019年8月7日にミニアルバム『PINK PUNCH』でデビュー。Rocket Punchというグループ名には「退屈な日常に飛ばす新鮮な一発のパンチ」という意味が込められており、新しい音楽とパフォーマンスで「日常に明るいエネルギーを届けることができるように」と願いを込めて命名された。MAMA女性新人賞にもノミネートされるなど高い評価を得ている。2021年8月4日にミニアルバム『Bubble Up!』で日本デビュー。(C)2021 Woollim Entertainment Co.,Ltd. / YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD. (C)2021 YOSHIMOTO MUSIC CO.,LTD.
2021年08月04日サッカーU-24日本代表の田中碧、三笘薫、橋岡大樹、 大迫敬介、計4選手の貴重なインタビュー記事を集めました。プレースタイルや強みのほか、知られざる素顔も。大舞台で戦う彼らの魅力にたっぷり浸ってください!U-24日本代表の精鋭、田中碧、三笘薫、橋岡大樹、大迫敬介の4選手が登場!これまでanan、及びananwebにご登場いただいたU-24日本代表の選手インタビュー記事を集めました。プレースタイルのほか、知らなかった意外な私生活のことも。素顔を知ればもっと応援したくなること間違いなし!まずは、アメージングなドリブルで多くの人々を虜にする三笘薫選手からどうぞ。三笘薫選手「僕は自分の世界を持っている」『anan』2021年3月31日発売号の「色気の在りか。」特集では、アスリートの色気ページにご登場いただき、精悍な眼差しのグラビアが大反響を呼んだ三笘薫選手。周囲の期待やプレッシャーの対処法を、誌面にあるように「毎試合の反省点を練習に落とし込んで次に活かす。それを積み重ねていくしかない」と即答。ほかにも、2年目のジンクスについては「今季はより実力を求められると思いますし、各クラブ、僕に対する対策もいろいろとしてくると思います。そのうえでも、それを上回る活躍をしたい」と語り、抱負をたずねると「自分のステータス、実力を1日1日伸ばしていきたい」とコメント。どれも間髪入れずに答えが返ってきて、その速さは、次の質問を考えるのにこちらが困ってしまうほど。ーーピッチ上で魅せるプレーのように、迷いのない答え方をされますね。どれも前から心に決めていたような。大学時代から、プロになってからのことをイメージしていました。自分のパフォーマンスを最大限に活かすには、どのような準備をすればいいのかをずっと考えていたんです。いざプロになり、観客数やプレーヤーとしての見られ方も違うので、最初の頃は見極めながらやっていましたけれど、4年間、自分を客観的に見つめられる時間をもらえたおかげで、こういった考えに辿り着けましたし、ブレずにやってこれているのだと思います。ーー若くして海外に挑戦する選手が目立つなか、あえて大学進学を選んだ理由にもつながりそうですね。どちらがいいか悪いかというのではなく、プロに行く時期は自分の成長に合わせて選べばいいと思っていて、それが僕にとっては大学卒業後のタイミングだったんですね。僕にとって大学の4年間は、プロへの心構えができただけでなく、サッカー以外の活動や勉強にも取り組むことができました。そして、いまのサッカーに専念できる環境をとてもありがたいとも思える。すごく大きなメリットだったと思っています。ーーでも、サッカー以外のことに時間を費やせるということは、誘惑も多々あり、だったのでは?大学に限らず、高卒からプロになるケースでも言えると思いますし、それは自分を律していくしかないです。遊んでしまえば、当然プロになれないですから、覚悟を決めて過ごしていました。ーーこうお話を聞いていると、三笘選手は周りに流されず、自分で考えて決めたことを実行に移すタイプ、と思えます。そうですね、どちらかというと、自分の世界を持っているほうです。また、例えば試合があるとして、そこから逆算してやるべきことを計画していくので、ルーティーンもけっこうありますね。前日の過ごし方や食事の摂り方をパフォーマンスに結びつけて、今回よかったからこれを続けようとか、逆に悪かったからこうしてみようとか、いろいろ積み重ねて自分なりにベストを導き出すようにしています。ーー流されないといえば、昨シーズンに多かった途中出場でも、ピッチ上の空気をすぐにご自分のものにされていた印象があります。よく冷静と言ってもらえる状況判断やプレーは、動じない性格が影響しているかもしれないですね。ピッチに入る前はドキドキしますけれど、一度ボールに触れれば練習と同じ感覚になれます。そこからは自信があるので、いつも通りの動きができますね。ーー感情的になったりすることは?カッとなる時はもちろんありますよ。絶対に得点できる位置に自分がいるのに、ボールが来なかった時などはそうなりますね。でも、私生活同様多くは主張しません(笑)。「次、見ておいてね」と自分の存在をアピールするくらいにしています。とはいえ、自分自身をどう評価しているかといったら、どのプレーも極められていません。シュートはまだ課題があるし、ドリブルも奪われるので、むしろ満足できる部分はひとつもなく、伸びしろだらけだと思っています。ーー特に、弱みを挙げるとしたら?言えないので、全部、と言っておきます(笑)。ーー(笑)。では、具体的な目標を教えてください。目標というよりも、日々の練習から到達できるものとして、怪我をしないで全試合出場、タイトル獲得に貢献、日本代表に選出、ワールドカップに出場、などを挙げたいですね。成長の指針をどんどん伸ばして、去年以上に自分はやれるという自信がほしいですし、去年より成長したと思えるような一年にしたい。そして、日本に限らず世界に自分の名が知られるような活躍をしたいです。※写真・岡本俊(まきうらオフィス)、文・伊藤順子※2021年4月17日配信。ーー加えて、冒頭にも触れた『anan』2021年3月31日発売号「色気の在りか。」特集の、三笘選手のページもご紹介しましょう!三笘選手の思う、「アスリートの色気」とは?難しいプレーを簡単そうに見せる選手に“色気”を感じます。ーー昨シーズンを振り返って。充実したシーズンでしたが、満足した試合はひとつもないですね。たとえ得点に結びついても、そのプレーが実力かどうかは自分で判断しています。周りの評価や期待が気になる時期もありましたが、コンディション維持に集中することが結果につながると思うので、毎試合の反省点を練習に落とし込んで次に活かす。それを積み重ねていくしかないと思っています。武器であるドリブルや、パスの精度をもっと高めて、“どうやってるの?”と不思議に思われるようなプレーを見せたいですね。ーー間近で見るほどに揺らぎのない強い眼差しは眩しく、謙虚さと強い意志が紡ぎ出す言葉の端々からは、プロ2年目の23歳とは思えない自信と風格さえも感じさせる。そこに、別次元のドリブルを繰り出すプレーだけじゃない、三笘選手だけの“色気”、人を惹きつける輝きがある。そう言っていただけるのは嬉しいですが、僕自身は全くないと思っています(笑)。色気を感じるのは、いやらしいプレーをする選手かな。クラブで言うなら家長昭博選手。フィジカルが強くて、難しいプレーを簡単そうに見せるのもうまいし、スペースの取り方、味方を鼓舞するところでもいろいろと引き出しが多くて勉強になります。ビジュアルもカッコいいですしね。普段の僕は、あまりしゃべらないほうで、いじるでもなくいじられるでもなく、そのやり取りを端っこで見ているような悪いタイプ(笑)。休日は、部屋で好きな音楽を流しながらゆっくり過ごすことが多くて、あとはサッカーの動画や映画を観たり…。目的を持って生活したいとは思いますが、プライベートは地味な毎日を送っていますね(笑)。※『anan』2021年3月31日号より。写真・岡本 俊(まきうらオフィス)スタイリスト・中根美和子取材、文・伊藤順子(by anan編集部)※2021年3月27日配信。ーー続いては、守護神・大迫敬介選手。ゴールキーパーの役目は、ただゴールを守るだけではない…?大迫敬介選手「女性には僕のこのプレーを見てほしい!」――日本代表に選出され、Jリーグの中でも一躍注目される選手となられましたが、意識している選手はいますか?同じゴールキーパーである、浦和レッズの西川周作選手ですね。憧れだし、まねしたい選手です。――どんな部分をまねしたいのですか?ゴールキーパーって、ゴールを守るだけのイメージがありますが、西川選手はそうじゃない。攻撃の起点を作れる選手なんです。この間、浦和レッズ戦で互いに先発出場した時には、試合後、ユニホーム交換もさせてもらって。嬉しかったです。――では、大迫選手のプレーのポイントは?西川選手とまさに同じです。自分がボールをキャッチした後に、思い切り前に蹴って前線のフォワードの選手にボールを回して、一気にピンチをチャンスにするのは僕が得意とするところ。なので、キーパーはそういう攻撃の起点になれるポジションでもあるということを、僕のプレーを見て知ってほしいなと思います。――そういう具体的に観るポイントがあると初心者も観戦を楽しめそうですね。そうですね。そして、僕、試合中はめちゃめちゃ声を出します。叫びまくっていますね。スタジアムによっては声が通りにくかったりするので、ゴールキーパーは声を出すこともひとつの大切な仕事だと思っています。そこもぜひ注目してほしいですね。※写真・大嶋千尋文・薮内加奈※2019年9月15日配信。ーー3人目は、浦和レッズからシントトロイデンに期限付き移籍をしている、アグレッシブなプレーが持ち味のディフェンダー、橋岡大樹選手。橋岡大樹選手「緊張をほぐすために、笑うようにしています」プレー中の真剣な表情とは打って変わり、撮影、取材中は冒頭からニコニコ笑顔。初対面とは思えないラフな雰囲気でインタビューが始まりました。ーーカメラマンの「笑って!」といういきなりの要求にも素直に応えてくれました。緊張はしないのですか?緊張はします。だからこそ、ほぐれるように笑顔を心がけているんです。僕のチャームポイントでもありますね。もちろんいつも笑っているわけではなく、場をわきまえていますよ。ただ、仲間内ではヘラヘラしているからか、よくいじられます(笑)。でも、みんなとワイワイしているのが好きなので、いじられるのは全然かまわないし、僕からいじったりもしています。ーーピッチ外では朗らかで親しみやすい印象がありますが、実はお父さまは元野球選手、お母さまは元陸上短距離選手であり、叔父さまは棒高跳びの元日本記録保持者、そしていとこに、陸上走り幅跳びの橋岡優輝選手がいるアスリート一族。サラブレッドの橋岡選手も浦和レッズの育成組織であるアカデミー育ちということで、非常に厳しい競争を勝ち抜いてこられました。いやいやそんな……(と、しきりに謙遜)、でも、確かに昔から運動神経はいいほうですね。野球でも陸上でもなくサッカーを始めたのは、兄の影響です。兄が「野球よりも楽しい」と入ったサッカー少年団に僕がついていきだしたのがきっかけですね。小1~6年まではそこにいて、中学から浦和レッズに入りました。セレクションは、何百人といたなかから、僕を含めて20人が選ばれたと聞いています。当時、自信なんてものはなかったですが、とにかく入りたい一心で臨みました。ーーそこから鍛錬されて2018年にトップチームへ昇格、そして日本代表にも召集されています。見事なまでの大躍進ですが、ご自分のプレーはどこが強みだと思いますか?熱く戦う姿、ですね。自分で言うのもなんですが、1対1の場面では粘り強くいくし、ヘディングも強い、そして足が速いと思っています。僕は、感動させるプレーをしたいんです。上手な選手はいっぱいいますけど、感動させられるプレーヤーは少ないんじゃないかと。海外でいうと、カルレス・プジョル選手(元FCバルセロナ、2014年現役引退)や、Jリーグでは田中マルクス闘莉王選手(2019年まで京都サンガF.C.所属)でしょうか。 だからこそ、多くの人が心打たれるような選手になりたいです。※写真・黒川ひろみ文・伊藤順子※2019年10月19日配信。最後は、川崎フロンターレからフォルトゥナ・デュッセルドルフへ移籍したばかりで、日本代表の勝利の鍵を握る中盤・田中碧選手。田中碧選手「点は決めたいけれど、目立ちたくないんです」ーー川崎フロンターレの、何十倍もの競争率を勝ち抜いた強者が集うアカデミーからの生え抜きである田中選手。トップチーム昇格後はデビュー戦で初得点し、記念グッズも発売され、まさに「エリート街道」をひた走る。だが、順風満帆かといえば、「18歳の時に引退を考えるほど追い込まれた」そうで、「先輩の助言が重荷に感じた」時期も。自分に打ち克つべく、課題を書き出し試合で成功体験を重ね、今や東京オリンピックを担うU‐22(2021年現在はU-24)日本代表になるほどの存在に。「MFという役割は、FWのような派手さはありませんが、僕を起点としてゴールが生まれるので、パス回しなどを見てほしい」努力家で負けず嫌い。アスリートならではの性格が垣間見えるが、自称「恥ずかしがり屋」。「点は決めたいけれど、目立ちたくないんです。友達がわちゃわちゃしてるのもそっと見ていたいし、休日はずっと家にいたい」夢を尋ねると「フル代表はもちろん、いずれはヨーロッパに移籍し、チャンピオンズリーグで優勝すること」と即答。チームカラーのサックスブルーから代表の藍色、そして未知なる色へ。変わりゆく「碧」を見守り続けたい。※『anan』2019年11月6日号より。写真・小笠原真紀取材、文・伊藤順子(by anan編集部)※2019年初配信、2021年4月10日に再編集し配信。まとめ作成・伊藤順子
2021年07月22日これ以上ない相手である。U-24日本代表は『第32回オリンピック競技大会(2020/東京)』前最後のテストマッチでU-24スペイン代表に挑む。ルイス・デ・ラ・フエンテ監督率いるスペインは『UEFA ユーロ2020』ベストイレブンに選出されたペドリことペドロ・ゴンザレス、同じくA代表でプレーするGKウナイ・シモンにDFエリック・ガルシア、FWダニ・オルモ、さらにオーバーエイジのMFダニ・セバージョス、ミケル・メリノ、FWマルコ・アセンシオら豪華メンバーが顔を揃える。1992年『バルセロナ五輪』以来となる金メダルを獲得するために本気の布陣でやってきたのだ。文句なしの優勝候補の筆頭であるスペインは、金メダルをターゲットにする日本としては避けて通れない相手でもある。7月16日、『キリンチャレンジカップ2021』前日記者会見に臨んだ森保一監督は本番直前にV候補と当たるメリットを口にした。「我々も『東京五輪』の金メダルを目指しているので、選手たちには同じ目線で戦ってほしい。日本の力をしっかり出し切れば世界の強豪としっかり戦えると思っているので、選手たちにはしっかり自信を持って試合に臨んでほしい。強い相手との親善試合の中でスピード感やテクニック、世界のトップレベルとの戦いにいい刺激を受けて、『東京五輪』へ向けて自信となる準備をしてほしい」金メダル候補との距離を測るゲームとなるが、森保監督は勝利を譲るつもりはさらさらない。「日本のホームで戦うし、サポーターにもスタジアムに応援にきてもらえる中で、勝つ可能性は十分にあると思っている。選手にはどんな相手にも勝ちにいこうと伝えているし、試合の中で成長につながる課題を感じながら進んでいこうと言っている。勝つ確率がいくつかはわからないが、十分勝つ可能性があると思っている。選手たち一人ひとりが100%持っているものを出し、チームとして組織力を発揮すれば十分勝てると思っている。チャレンジする気持ち、勝ちにいく、掴み取りにいくんだという気持ちを試合で見せてほしい」指揮官は選手起用にも言及した。「スペイン戦は交代枠11人ということで少しでも多くの選手を起用していきたいと考えている。理由はいくつかあるが、ひとつはこれまでの積み上げてきた練習、大学生とのふたつのトレーニングマッチ、ホンジュラス戦でゲーム体力は上がってきたと思うので、より多くの選手に経験させてあげたい。もうひとつは世界のトップトップのチームと戦えることによって選手たちがいい刺激を受けて、彼らの成長につながると思う。と同時に『東京五輪』で我々の目標を達成するために世界のトップに勝っていかないといけない。選手にはその指標を掴んでほしい」7月15日から全体練習に合流したFW上田綺世、別メニューが続くMF三笘薫のコンディションを問われると、森保監督はこのように答えた。「まずは上田については全体練習に合流し、昨日の練習を受けてメディカルから今日のリバウンドはないと聞いている。スペイン戦に向けて十分プレーできる状況だと思っている。三笘も足の張りが残っているが、回復するために別メニューで調整しつつ、本大会では問題なくプレーできると思っている」スペインで育ち、成長してきた久保建英の評価について改めて求められると、監督はこう語った。「まず彼が常に成長している、進化しているのは代表活動、所属クラブでの活動から感じさせてもらっている。いい指導者に出会い、本人の努力もあり、スペインへ渡り、非常に厳しい環境で成長してきた。また日本へ帰ってきて、競争に勝ち抜くことが自然に身に付いている。サッカーが好きなのはもちろん、競争を勝ち抜くメンタリティは自然に備わっている。昨季は難しいシーズンだったが、攻撃やフィジカル、守備、総合的に彼のスキルは伸びている。攻守が必要な現代サッカーの中、インテンシティが高い中、彼の持つスキルを生かしている」監督だけではない。選手たちも本大会直前のスペイン戦を歓迎した。吉田麻也「欧州王者であり、優勝候補。来日して間もないが、間違いなく実力がある。自分たちの立ち位置もわかる。いい準備をして本大会へつなげたい。個々の実力差も把握できるのはいい機会。引き続きいいゲームの入りをすること、ゲームを支配すること、決め切る時に決めて試合を決める、その三つが大事だと思う。相手の得意な形を出させないのが大事。相手の良さを消さないといけない。個としても組織としても、世界のトップトップとやるには泥臭くやらないといけない。理解しないといけないのはまだまだ差はある、自分たちはうまくないという気持ちで戦わないといけない。全員がハードワークをしないといけないと、この試合で理解するのではないかな」酒井宏樹「コンディションや試合勘を合わせていくいい親善試合かなと思っている。勝つことで自信につながるし、いい雰囲気になるので、勝つことを前提に戦いたい。五輪の準備としては負けた方がいいと思われるかもしれないが、勝ちながら修正していくのが強いチームには必要だと思うので勝っていきたい。でも本大会ではないので特別スカウティングしているわけではないし、自分たちもスペインも90分フルで出る選手はいないと思うので、五輪へコンディションを高めていければと思っている」旗手怜央「対戦相手はどこであろうと、僕自身試合できることは毎回楽しみ。ましてや今回優勝候補のスペイン。『東京五輪』、『東京五輪』後のサッカー人生を含めて大事な試合になると思うので、僕の持てる力を発揮したい。正直、すごい楽しみ。もうすぐ五輪が始まるというのもあるが、スペインとやれるのは本当に楽しみ」遠藤航「チームとしてはホンジュラス戦の前半のような試合を90分することが理想だが、本番は連戦がある中で、全員が力になる必要がある。スペイン戦はどういうメンバーでやるかわからないが、全員がいい準備をするために大事になるし、相手は優勝候補だし単純に腕を試すという部分もある」田中碧「僕が今までやってきた相手の中で一番技術も頭の中も目もスピードも速いチームだと思う。その中で守備や攻撃でどれだけ通用するか楽しみ。自分たちが圧倒的に押し込める相手ではないが、その中で何ができるか。でも大事なのは本大会。すべてを出し切って勝ちにいくかというと、自分たちのやるべきことをやり続けることが大事。手を抜くわけではないが、ホンジュラス戦の反省を生かしながら、チームとしていい方向に持っていく試合にしたい」久保建英「最後の試合なのでいい感触で終わりたいというのがあるし、そのために残りいい練習をしたい。(バルセロナでともにプレーしたガルシアについて)昔のチームメイトや知り合いと対戦するのは試合が終わったら有意義だが、今は五輪。勝つことだけに集中している。本番前に強いところと組めないというイメージがあったが、優勝候補の筆頭とやれる。勝つか負けるかわからないが、自分たちの立ち位置がわかるメリットしかない。連携面も大事だが、押し込まれる展開が多くなる中、自分個人で何ができるか試したい」本番へ向けてポジション争いでアピールするか、チームの和を優先するか、難しい対応が求められる選手たちだが、左ウイングのポジションを争う相馬勇紀と三笘はこうコメントした。相馬「自分が試合に出て活躍することは選手の誰もが目指すと思うが、チームスポーツの難しさとしてチームの勝利を第一に考えないといけない。日々の練習、試合で結果を残して、選んでもらうようプレーするが、普段から(三好)康児とも、薫とも仲がいい。自分が試合に出たら相手のサイドバックのスタミナを消耗させてバトンタッチするとか、チームのことを考えてやっていきたい。僕と薫とかでどんな話をしているかというと、タッグでがんばろうと。僕が先に出たら相手のスタミナがヘロヘロになるまでがんばると、普段からそういう話をしている」三笘「大学から知っているし、ふたりの中でそういう話をしている。相手も嫌がるだろうし、強度の部分でもチームの助けになるし、信頼してやっている」初戦・南アフリカ戦をターゲットにコンディションを上げてきた上田はこのように胸中を明かした。「(コンディションは)順調としか言えない。自分の目標に順調に向かっている。焦りはないが、僕だけの問題でもない。選んでもらっている中ケガをして、自分が何を残さないといけないかが重要。僕が出たいというのではなく、リハビリさせてもらって感謝している。1戦目からいいパフォーマンスをする準備をすることが大事」U-24日本代表のメンバーは以下の通り。【GK】1大迫敬介(広島)、12谷晃生(湘南)、22鈴木彩艶(浦和)【DF】5吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、2酒井宏樹(浦和)、4板倉滉(マンチェスター・シティ/イングランド)、3中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、20町田浩樹(鹿島)、13旗手怜央(川崎F)、14冨安健洋(ボローニャ/イタリア)、15橋岡大樹(シントトロイデン/ベルギー)、21瀬古歩(C大阪)【MF】6遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)、16相馬勇紀(名古屋)、8三好康児(アントワープ/ベルギー)、11三笘薫(川崎F)、10堂安律(PSV/オランダ)、17田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)、7久保建英(レアル・マドリード/スペイン)【FW】19林大地(鳥栖)、9前田大然(横浜FM)、18上田綺世(鹿島)U-24スペイン代表の来日メンバーは以下の通り。【GK】1ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)、13アルバロ・フェルナンデス(ウエスカ)、22イバン・ヴィジャール(セルタ)【DF】5ヘスス・バジェホ(レアル・マドリード)、4パウ・トーレス(ビジャレアル)、18オスカル・ヒル(エスパニョール)、2オスカル・ミンゲサ(バルセロナ)、20フアン・ミランダ(ベティス)、12エリック・ガルシア(バルセロナ)【MF】8ミケル・メリノ(レアル・ソシエダ)、10ダニ・セバージョス(レアル・マドリード)、14カルロス・ソレル(バレンシア)、15ヨン・モンカジョラ(オサスナ)、3マルク・ククレジャ(ヘタフェ)、6マルティン・スビメンティ(レアル・ソシエダ)、16ペドロ・ゴンザレス(バルセロナ)【FW】7マルコ・アセンシオ(レアル・マドリード)、11ミケル・オジャルサバル(レアル・ソシエダ)、9ラファ・ミル(ウルヴァーハンプトン/イングランド)、19ダニ・オルモ(ライプツィヒ/ドイツ)、17ハビ・プアド(エスパニョール)、21ブライアン・ヒル(セビージャ)U-24日本代表は7月17日(土)・ノエビアスタジアム神戸での『キリンチャレンジカップ2021』U-24スペイン戦を経て、『東京五輪』へ突入する。『東京五輪』では7月22日(木)・東京スタジアムでU-24南アフリカ、25日(日)・埼玉スタジアム2002でU-24メキシコ、28日(水)・横浜国際総合競技場でU-24フランスと対峙し、上位2枚のノックアウトステージのキップを争う。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年07月17日「元日本代表が教える」が売りのスクールで働く新米女性コーチの悩み。子どもたちと年齢が近く親しみやすいのが自分の特長だけど、保護者からは「元日本代表のコーチに教えてほしいのに」と不満が漏れる。指導理念やカリキュラムは共有しているし、元日本代表コーチが全クラスを担当するのは無理だから自分たちがいるのだけど、どうしたら保護者に納得いただけるのか。というご相談をいただきました。今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、アドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<サッカー経験者だが感覚でやってきたので教え方がわからない。U-8からU-12年代は何から教えればいい?<新米スクールコーチからのご質問>初めまして。これまでお父さんコーチからの相談が多いと思うのですが、私は今年22歳の新米女性 コーチです。会社員として未就学児~U-12のクラスがあるスクールのコーチをしています。メインのコーチは私以外に2人いて、2人とも元日本代表です。私は選手と年も近く、女性で親しみやすいのがメリットであり、デメリットだと実感しています。元日本代表が教えるスクールというのが売りでもあるので、私が教えていいのかなど疑問を持ちつつ指導に当たっていますが、保護者アンケートにも「元日本代表とうたっているのならそのコーチに教えてもらいたい」などの意見があります。元代表のコーチがすべてのクラスを担当するのは難しいから私たち社員がいるわけで、指導の方向性やカリキュラムなどは共有しているのですが、どうすれば子どもと保護者の満足度が向上するのか本当に悩んでいます。池上さんがスクールで指導する際など、どんな風に保護者達を納得させているか、などアドバイスをくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします。<池上さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。今の時代、入社試験の面接官には、卒業大学を省いた履歴書が渡されます。肩書や経歴だけでは判断できない、してはいけないと考えられています。そう考えるとサッカーコーチも、プレーがどれだけ上手いか(上手かったか)ではなく、本当に指導力があるかが問われるべきです。■選手としての実績=優れた指導者ではないところがサッカーの指導者は、いまだに選手時代の成果で判断されてしまうようです。選手時代の成績だけを看板にして指導者をしているケースも見聞きします。本当にサッカーの成り立ちを知っているのか、コーチングそのものを学んだうえで教えているのかが判断しかねます。選手時代の実績だけを前面に出しているスクールもあります。Jリーグの下部組織にも引退した選手が教える側として十分な学びを得ないまま、指導現場に立つのが実態かと思います。いずれも決して小さくはない問題だと感じています。上記のことを踏まえると、ご相談者様がやるべきは、自分自身がとことん勉強することだと思います。元日本代表選手に対し、サッカーの経験は追いつけなくても指導力でしのぐことはあなたの努力次第です。■プレーヤーとしてのキャリアとコーチとしてのキャリアは別物そこで、少し私の話をしましょう。私は45歳でJリーグクラブに初めて所属しました。Jリーグで私が出会った人の中には元日本代表や元Jリーガーなど選手としての実績のあるコーチがたくさんいて、圧倒されました。実際に一緒にピッチに立つと、私が知らなかった練習方法など新しい情報をたくさん知っていてとても感心しました。ところが、コーチングの方法は指示命令が多く見受けられました。もちろんそうでない人もいらっしゃいましたが、多くの元プロ選手は自分の育成時代に受けた指導をそのまま継承しているようでした。つまり、自分が教えられたように、教えていました。私は徐々に引け目を感じなくなりました。プレーヤーとしてのキャリアと、コーチとしてのキャリアは別物だと思えました。確かに高いレベルでプレーしてきた経験は、指導者としてプラスの要素であることは間違いありません。ただし、それは決定的なものではないと感じました。■子どもたちが変わっていくような指導ができれば保護者の見方も変わるJリーグに指導者として加入すると、アンダーカテゴリーの保護者達がまず注目するのは「どこのJチームから来たか?」「どこで選手をしていたのか?」といったことでした。みなさんご存知のように、私はYMCAという組織でサッカーを教えていました。恐らく「こんなコーチで大丈夫なの?」といった眼差しを向けられていたかと思います。しかし、指導を始めてしばらく経つと、ある大きな大会で強豪チームから勝利を挙げました。保護者は「こんなすごいチームに勝つなんて」とみなさん驚かれました。そこから、私を見る目が変わりました。試合に勝つこと以外でも、目の前にいる子どもたちが変わっていくような指導ができれば、保護者の見方は変わっていきます。そこを理解して、コーチングの勉強に邁進してほしいと思います。学んで得たことを、保護者とのコミュニケーションにも役立ててください。例えば、この子たちには今、こんなことが足らないので、こういうことに取り組んでいますとか、クラブの方針はこうだから、こうしようと思う、ここに着目してトレーニングしてきたら成果が現れました、といったことを丁寧に自分の言葉で伝えてください。人は見えないことやわからないことに不安を覚えます。保護者にご自分の指導を説明できれば、少しずつ信頼は上がるはずです。■「子どもがいないからわからないでしょ?」には学術的エビデンスを用意一方、若手や独身のコーチは子育ての経験のなさに悩むケースもあるようです。保護者から「子どもがいないからわからないでしょ?」と言われてしまうこともあるでしょう。そんなとき、学術的なエビデンスを話せるようになれば、親御さんたちに納得してもらえます。私はさまざまなチームに行って指導する機会があります。私の指導を見ると、みなさん「こうすればいいとわかりました。勉強になります」と言ってくださいます。しかし(そうは言っても、難しい)という本音も聞こえてきます。「そうは言ってもね」と言い続け、変われないコーチも実際にいらっしゃいます。指導者の道は簡単ではないのかもしれません。池上正さんの指導を動画で見る>>■保護者からの信頼を得るには指導者の学ぶ姿勢が大事(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)以前「幼児の指導のスペシャリストになりたい」と希望を語る女性コーチがいました。私は「だったら、このくらいの本は読んだほうがいいよ」と、シュタイナーなど基礎的な幼児教育の本を貸してあげました。しかし、なかなか読み進められないようでした。私が「幼児にサッカーだけやらせてていいの?」といった話をすると「サッカークラブですから、サッカーをやらせればいい」と言います。学べば学ぶほど、幼児に必要なことがわかるはずです。「スペシャリストになりたいって言ってたんじゃないの?」と折にふれ言葉をかけましたが、忙しくて手が回らないようでした。結局、保護者からの深い信頼は得られないままでした。女性だから云々は、自分では言わないことが大切かと思います。女性か男性かは関係ないという気持ちで、ぜひ学ぶことに向き合ってください。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2021年07月16日“静岡ショック”をダブリンで再現する! ラグビー日本代表が敵地でアイルランド代表に挑む。2019年9月28日・エコパスタジアムでの対戦から早くも2年近くが経とうとしている。それでも、『ラグビーワールドカップ(RWC)2015』で日本が南アフリカを撃破した“ブライトンの奇跡”に続く、世界のラグビー史に残るジャイアントキリング“静岡ショック”を明確に記憶しているファンも多いことだろう。世界ランキング1位で『RWC2019』へ乗り込んできたアイルランドに序盤から2トライを奪われても、日本は慌てなかった。スタンドオフ(SO)田村優のペナルティゴール(PG)で3点ずつ加点し、後半勝負に備える。58分には途中出場したウイング(WTB)福岡堅樹が大仕事をやってのけた。ゴールポスト前の密集から出たボールを中村亮土、ラファエレ ティモシーの両センター(CTB)がスピーディに回し、最後は福岡が一瞬で加速でインゴールを陥れた。16-12と日本が逆転した5分後、アイルランドが近場をしつこく攻める得意のFW戦からトライを狙うも、フランカー(FL)姫野和樹がジャッカルをズバリ、ピンチを脱した。その後、田村のPGで加点、福岡のインターセプトからの独走トライは決まらなかったが19-12。最後は自陣深くでボールを獲得したアイルランドがボーナスポイント1を得るためにボールを蹴り出したのだった。エコパの奇跡から1年9か月、『RWC2019』のメンバーを軸にする日本代表が、ブリティッシュ&アイリックス・ライオンズへ主力を送り出しながらも選手層の厚さを見せ付けるアイルランドと対峙する。両軍の試合登録メンバーは以下の通り。【日本代表】1稲垣啓太(パナソニック)、2坂手淳史(パナソニック)、3具智元(Honda)、4ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)、5ジェームス・ムーア(宗像サニックス)、6リーチ マイケル(東芝)、7ピーター・ラブスカフニ(クボタ)、8姫野和樹(トヨタ自動車)、9齋藤直人(サントリー)、10田村優(キヤノン)、11シオサイア・フィフィタ(近鉄)、12中村亮土(サントリー)、13ラファエレ ティモシー(神戸製鋼)、14セミシ・マシレワ(近鉄)、15松島幸太朗(クレルモン/フランス)、16堀越康介(サントリー)、17クレイグ・ミラー(パナソニック)、18ヴァル アサエリ愛(パナソニック)、19ジャック・コーネルセン(パナソニック)、20テビタ・タタフ(サントリー)、21茂野海人(トヨタ自動車)、22 松田力也(パナソニック)、23シェーン・ゲイツ(NTTコム)【アイルランド代表】1デイヴ・キルコイン、2ロナン・ケレハー、3フィンレイ・ビーラム、4アルタン・ディラン、5ジェームズ・ライアン、6ピーター・オマホニー、7ジョシュ・バンダーフリアー、8ケーラン・ドリス、9ジェイミソン・ギブソンパーク、10ジョーイ・カーベリー、11ジェーコブ・ストックデール、12スチュアート・マクロスキー、13クリス・ファレル、14ジョーダン・ラーマー 、15ヒューゴ・キーナン、16ロブ・ハーリング、17エド・バーン、18ジョン・ライアン、19ライアン・ベアード、20ギャビン・クームズ、21クレイグ・ケイシー、22ビリー・バーンズ、23シェーン・デイリーエコパでの屈辱を知る8人とともに将来有望な若手を並べるアイルランドをジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ(HC)は「ホームで85%の勝率を誇るアイルランド対戦できるのは我々にとって大きなチャレンジ。スタートからアタックしてくるだろう。新しい選手もアピールをしたいだろうし、新しいコーチ陣もいる。主力がライオンズに選出されていないとかは関係ない。アイルランドは経験豊富なチーム。そしてダブリンではどのチームにも勝っている、オールブラックスにも勝っている。アイルランドには450キャップ以上持っている素晴らしい選手が揃っている。今回彼らも勝ちたいと向かってくることだろう」と警戒する。アタックを担当するトニー・ブラウンとスクラムを鍛える長谷川慎の両アシスタントコーチ(AC)も指揮官の意見に同意する。ブラウンAC「ダブリンで勝つことはタフなこと。本当に簡単ではない。アイルランドもケガ人が出たりしているので、そこは自分たちのチャンスとして試合を進めなければならない。アイルランドはディフェンス面で成長しているし、キッキングゲームも成長している。ディフェンスは本当に強いのでそこは警戒していきたい」長谷川AC「アイルランドという相手を考えると自分たちは仇になる。ホームで簡単に勝てる相手ではない。ライオンズ戦のレビューがそのままアイルランド戦のプレビューになるとは思えないので、しっかり細かいところまで落とし込んでしっかり勝っていきたい。(スクラムは)全選手の組み方、何をターゲットにしているか、全選手が理解できている。それをいかに本番でできるか」齋藤直人(c)JRFUジョセフHCはスクラムハーフ(SH)齋藤の先発起用について言及した。「直人はライオンズ戦で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。彼のエナジー、判断をすごく評価している。先発でプレッシャーはかかるとも思うが、彼のポテンシャルを見てみたい。彼にとってもすごく大きな試合になるだろう。ただ彼に特別なことをやってもらおうとは考えてない。直人には9番としてしっかり自分の仕事をしてもらいたい。パスやキックやラン、しっかりやってほしいと考えている。若い選手だが、彼はライオンズ戦でも経験の浅さは見せなかった」さらに指揮官は田村とのコンビにも期待を寄せた。「田村はライオンズ戦でいい活躍をしてくれた。オフロードやそこからのタックルも見せくれた。1試合で400回くらいボールにタッチする試合をする中で10番としていい結果を出してくれた。田村は齋藤とトレーニングでも9・10番のいいコンビネーションを見せてくれている」ジョセフHCは代表デビューとなるWTBマシレワ、CTBゲイツについてもコメントした。「マシレワは経験があるが、別府合宿でケガをしリカバリーしていた。彼のスキルセットは素晴らしい、キッキングゲームになると予想しているが、彼のハイボールへの技術は素晴らしい。プレッシャー下でのプレーを見てみたい。またゲイツについてはリザーブを(FWとBKの比率を)6-2から5-3に戻したので、トップリーグでは素晴らしいパフォを見せているが、プレッシャー下でどれだけやれるか見てみたい」松島のフルバック(FB)起用について問われると、HCはこう答えた。「山中(亮平)はライオンズ戦でも素晴らしいプレー、一貫性のあるプレーを見せてくれた。山中もがっかりしたことだろう。松島は合流してから時間が少ないので、フランスやサントリーでもプレーしていた15番でプレーしてもらうことにした。マツはハイボールのキャッチもうまいし、アサイアとのコンビネーション、マシレワを含めた3人のコンビネーションを見てみたいと思いこのメンバーにした」今回の英国遠征で初キャップが期待されたFLベン・ガンターがメンバーに選ばれなかった点を指摘されると、ジョセフHCは持論を展開した。「自分として答えはシンプルだ。ガンターは姫野、リーチ、(アマナキ・レレイ・)マフィと同じポジションだということ。彼らよりもいいプレーをしなければならない。これはトップリーグではなくテストマッチだ。ジャージが用意されているわけではない。彼らは日本代表で活躍していく選手、彼(ガンター)が入るとキャプテンが変わることになる。でも彼は若い。今後チャンスはあるだろう。ライオンズ戦はすごいプレッシャー下で行われたが、タタフはそんな中いいパフォーマンスを見せてくれた。試合に出ている選手を評価しているのであって、試合に出ていない選手を評価していないわけではない」ブラウンACの言葉はもっと直接的だ。秋シリーズに代表入りを目指す選手たちにこのようなエールを送った。「しっかりスタンダードを上げてほしい。2023年に向けて10倍以上上げなければならない。テストマッチはレベルが高くなる。しっかりフィットネスを上げなけなければならない、コリジョン、コンタクトをインターナショナルレベルにしっかり上げなければならない。トップリーグとは違う」ライオンズ戦でのアタックやスクラムの改善点について、両ACは指摘した。ブラウンAC「スキルベースの遂行力が大事。チャンスを作れてはいたが、仕留めることはできなかった。スキルの部分、個々の遂行力を高めていかないといけない。ライオンズがプレッシャーをすごくかけてきたので、遂行できなかった。テストマッチはチャンスを作った時に取り切る遂行力が必要」長谷川AC「今回からゲームシナリオをターゲットにした。(ライオンズ戦では)ターゲットにしているところはある程度できたが、ちょっと意識が低かったところは見逃されず、突いてこられた。あとは後半きつくなった時間帯にどれだけがんばれるかは伸び代になると思う。今までは自分たちのスクラムに相手に合わさせることが多かったが、これからは誰と組むのか、どこで組むのか、誰に裁かせるのかに対応できるよう、相手に合わせられ、見せ方もわかっているというスマートでハイブリットなスクラムを目指したい」ジョセフHCもアイルランド戦の勝利を誓った。「テストマッチは勝たないといけない。ライオンズ戦での改善点もある。前回の試合ではソフトモーメント、しっかりオーガナイズできない時間帯があった。ただ前回は準備期間が少ない時間での試合。ポジショニングをしっかりオーガナイズして臨むことはできると考えている。ライオンズ戦でも4・5回チャンスがあったが、自分たちのスキルミス、判断ミスでトライに至らなかった。相手のトライも自分たちのミスからトライを与えてしまった。そこをしっかり修正できるか。アイルランド戦はハードでフィジカルな試合になると予想されている。自分たちはしっかり経験のある選手を使う必要があると考えている」『ラグビー日本代表リポビタンDツアー2021』日本代表×アイルランド代表は7月3日(土)・アイルランド・ダブリンのアビバスタジアムにてキックオフ。試合の模様はBS日テレにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年07月03日金メダルを目指す18名が決まった。6月22日、『第32回オリンピック競技大会(2020/東京)』へ臨むU-24日本代表メンバーが発表となった。メンバー発表会見に登壇した日本サッカー協会・反町康治技術委員長とU-24日本代表・森保一監督は次のように抱負を語った。反町技術委員長「ここまで来るのに長い道のりがあった。ここまでこれたのも各クラブの協力があったからこそ、感謝を申し上げたい。選ばれたメンバーが歴史を作り上げる。みなさんには応援してほしい」森保監督「この『東京五輪』を目指して延べ90人が最大限努力してくれた。関わってくれた選手たちに、『五輪』を目指してくれた多くの選手に感謝したい。できるならばすべての選手を参加させたいが、18名と限られたメンバーでチームを編成しないといけない。メンバー選考は非常に難しい作業だった。我々は金メダルを目指している。金メダルを獲得するために現時点のベストのメンバーを選ばせてもらった。選手にはこれまで戦ってきた仲間の思いを胸に刻んで戦ってほしいし、日本のために全力を出し切ってほしい。残された時間、最善を尽くしたい。『五輪』では結果をもって応援してくれたサポーターに喜んでもらいたい。我々の戦いで励ましのエールになるメッセージを届けたい」U-24日本代表のメンバーは以下の通り。【GK】1大迫敬介(広島)、12谷晃生(湘南)【DF】5吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、2酒井宏樹(浦和)、4板倉滉(フローニンゲン/オランダ)、3中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、13旗手怜央(川崎F)、14冨安健洋(ボローニャ/イタリア)、15橋岡大樹(シントトロイデン/ベルギー)【MF】6遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)、16相馬勇紀(名古屋)、8三好康児(アントワープ/ベルギー)、11三笘薫(川崎F)、10堂安律(PSV/オランダ)、17田中碧(川崎F)、7久保建英(レアル・マドリード/スペイン)【FW】9前田大然(横浜FM)、18上田綺世(鹿島)※バックアップメンバーはGK・22鈴木彩艶(浦和)、DF・20町田浩樹(鹿島)、21瀬古歩(C大阪)、FW・19林大地(鳥栖)。選手の選考基準を問われると、森保監督はこう答えた。「まず個で局面を打開できる、守れる。個の強さを持った上でチームのために走れる、仲間のために戦える選手を選んだ。『東京五輪』では酷暑の中で過密日程なため、複数のポジションをできる選手を選んだ」指揮官は吉田、酒井、遠藤のオーバーエイジ(OA)の頼もしさをこのように語った。「OAがディフェスラインや中盤に入ってくれることによってゲームがより安定して戦えることになったのは映像でも確認できたし、想像していたことがスムーズにピッチ上で表現できていた。でもまだまだ『東京五輪』で結果を出すためにはお互いの良さを100%発揮できるよう準備していかないといけない」三笘、旗手、相馬の『ACL』組の合流時期と海外組の練習状況を質問されると、森保監督はこのように返答した。「『ACL』は集中開催で戦うことになるので、疲労度の高い戦いになる。何が起こるかわからないので選手たちの状況は確認し、合流後どの程度疲労があるかは読めないが、しっかりリカバーしてもらって『東京五輪』に向けて戦力になってもらえればと思っている。海外組はフィジカルコーチにコンタクトを取ってもらい、個々で自主トレーニングをしてもらっている状況。また招集した際、いい形でつないでいきたい」三笘に期待することを質問されると、森保監督はこう語った。「三笘は個で局面を突破できるスペシャルなものを持っている。個で局面を突破してもらい、攻守で貢献してもらい、勝利を届けてほしい」改めて指揮官は『東京五輪』での金メダル獲得を誓った。「残された期間、最善の準備をして、選手には持っているものを出し尽くしてもらい、目標である金メダルを取りたい」また、指揮官はメンバーから漏れた選手たちへのメッセージも忘れなかった。「『東京五輪』は人生をかけられる大きな大会だが、ここがゴールではない。今回選ばれなかった選手にはこれからも成長していってほしい」サポーターへのメッセージを求められると、このようにコメントした。「日本代表、サッカーの応援をしていただき、ありがたく思っている。感謝しても感謝し切れないほど応援してもらい感謝申し上げたい。『東京五輪』でも一戦一戦勝利をサポーター、国民に届け、金メダルを獲得しともに喜べるようにしたい」森保一監督(C)JFA『東京五輪』メンバー発表後に川崎Fが『ACL』決戦の舞台・ウズベキスタンから取材対応を行った。三笘、旗手は以下のように意気込みを語った。三笘「すごく身が引き締まる思い、昔からの夢だったのでうれしく思う。選ばれなかった選手の分までがんばらないといけないし、メダル獲得に貢献できるようがんばりたい。(対戦相手のイメージは)南アフリカは身体能力が高いイメージがある。フランス、メキシコは強豪で本当に隙を与えてくれないが、今の日本は能力高い選手が揃い、後ろも安定しているので、そういう試合ができれば。(『ACL』後に『東京五輪』があることについて)今は『ACL』にしっかり合わせていくことが大事、『五輪』と『ACL』、チームは違うし、緊張感も違うが、しっかりアジャストしていきたい。本大会ではどれだけボールを持てるかわからないが、スペースのない中ドリブルはひとつの武器になる。そこではがせばチャンスになるし、そこで取られればピンチになる。そういう勝負を左右する意識を持ってプレーしていきたい。こういう大舞台で結果を残せるか残せないか、今後を左右する。そういう緊張感の中でも結果にこだわってプレーしたい」旗手「これまでフロンターレがやってきたことが評価されてうれしく思う。やる以上は優勝を目指してがんばりたい。すごくうれしい思い半分、優勝を目指してやらないといけないという高ぶりの両面ある。サイドバック(SB)をやっていなかったら今回メンバーに選ばれていなかっただろうし、SBでやったとことで自信になった。前のポジションを戻っても生かさせた部分もあるので、(鬼木達)監督に感謝している。まず試合に出たいので、どこのポジションでも試合に出たい。すべての試合が楽しみ。前でも後でもゴールへ向かうプレーを出していきたい。SBに出た時は失点しない。サッカーの醍醐味であるゴールを奪う、失点をしないということをやっていきたい。僕自身人生を変えるきっかけになる大会になると思うので、出るだけではなく、活躍したい」6月12日・ジャマイカ戦後に久保はOA3人ついて「大会の構造的に3人までOAが入れるという理由を考えた時にやっぱり経験だと思うし、OA3人が入ることで試合も面白くなるし、大人のサッカーにもなるし、余裕が生まれる。今回の3人のようにすごくレベルの高い3人が入ったことで自分たちの底上げにもなる。融合と言うより助っ人外国人みたいな感覚」と言及した。OAの3人も6月の代表活動期間に『五輪』への思いを口にした。吉田「(『ロンドン五輪』3位決定戦・韓国戦は)自分のキャリアで悔しい試合は何試合もあるが、その中でも悔しさが残る試合であるのは間違いない。あと一歩でメダルを逃したのが今回のチャレンジにつながったし、『五輪』はメダル取ってなんぼ。オリンピアとメダリストの差はある。3回出てメダルを取れないのは情けない。18名しかいないので、ローテーションも鍵になる。日本の暑さ、連戦、ホスト国かなと思うほどの相手、まずは予選(グループリーグ)を突破することを一番考えないといけない」酒井「想像してなかったが、選んでもらって光栄に思う。期待に応えられるよう覚悟を決めて臨んでいきたい。すべて、ピッチ上もそうだし、ピッチ外もそう。そこまでコミュニケーションを取って引っ張っていくタイプではないが、若い選手の得になるようにしていきたい。(『ロンドン五輪』では)僕は初戦のスペイン戦でケガをして動けなかったので、チームに迷惑をかけた印象しか残っていない。4位という結果だが、悔しさしか残っていない」遠藤「自国開催ででき、すごく光栄なこと。選んでもらったチームに応えたいし、快く送り出してくれたクラブにも感謝。選ばれた想いと責任を持ってプレーしたい。リオの時に悔しい思いをしているので、この5年で自分がどれだけ成長したかを見せなければいけないし、若い選手たちにはピッチ内外でこういうプレーをするんだというものを見せられればと思う」U-24日本代表は7月5日(月)から合宿へ入り、7月12日(月)・ヨドコウ桜スタジアムでの『キリンチャレンジカップ2021』U-24ホンジュラス戦、17日(土)・ノエビアスタジアム神戸での『キリンチャレンジ杯』U-24スペイン戦を経て、『東京五輪』を迎える。『東京五輪』では7月22日(木)・東京スタジアムでのU-24南アフリカ、25日(日)・埼玉スタジアム2002でU-24メキシコ、28日(水)・横浜国際総合競技場でU-24フランスと対戦する。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年06月23日2019年10月20日以来のゲームである。日本代表が『ラグビーワールドカップ(RWC)2019』準々決勝・南アフリカ戦以来の試合に臨む。1年8か月ぶりとなるサンウルブズとのゲームへ、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは以下のメンバーを送り出した。【日本代表(JAPAN XV)】1稲垣啓太(パナソニック)、2坂手淳史(パナソニック)、3ヴァル アサエリ愛(パナソニック)、4ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)、5ジェームス・ムーア(宗像サニックス)、6リーチ マイケル(東芝)、7小澤直輝(サントリー)、8アマナキ・レレイ・マフィ(キヤノン)、9茂野海人(トヨタ自動車)、10田村優(キヤノン)、11ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタ)、12中村亮土(サントリー)、13ラファエレ ティモシー(神戸製鋼)、14レメキ ロマノ ラヴァ(宗像サニックス)、15山中亮平(神戸製鋼)、16堀越康介(サントリー)、17クレイグ・ミラー(パナソニック)、18垣永真之介(サントリー)、19ジャック・コーネルセン(パナソニック)、20テビタ・タタフ(サントリー)、21ピーター・ラブスカフニ(クボタ)、22齋藤 直人(サントリー)、23松田力也(パナソニック)、24シェーン・ゲイツ(NTTコム)、25シオサイア・フィフィタ(近鉄)先発15名中13名が『RWC2019』組となった理由について、ジョセフHCはこのように説明した。「我々にとって最初の試合、ある程度ゲームを理解しているメンバーということで『RWC2019』に出場した選手たちに試合に出る権利があると思い選んだ。これから世界で戦うためにどこまでできるのか見てみたい気持ちもある」そんな中スタメンに割って入ったフランカー(FL)小澤、ウイング(WTB)ファンデンヒーファーの評価を聞かれると、指揮官はこう答えた。「小澤はこれまでも代表に呼んだこともあるし実際にコーチングもしたが、ケガでチームに入ることはできなかった。彼は安定感があり、キャリーが素晴らしい、これからステップアップすることが大事。ファンデンヒーファーは強いWTB、英国遠征から松島(幸太朗)も合流するが、その前に彼に先発としてチャンスを与えた。フィフィタ、(サンウルブズへ回った)高橋らエキサイティングな選手を見られるのをうれしく思う」今回の対戦相手であるサンウルブズには日本代表選手たちもメンバーに入っている。一見すると紅白戦のように思われがちだが、ジョセフHCは否定した。「この試合は難しい。相手には素晴らしいコーチ、選手が揃っているが、プレッシャーがない。我々はプレッシャーの中でコントロールしてプレーすることが大事になる。(サンウルブズ・大久保直弥HCとのゲームプランの共有は)そういった話は一切していない。選手を選考して出しただけ。我々としてはとにかくタフなゲームをしたい。たとえケガがあったしてもタフなゲームがしたい」サンウルブズ戦のテーマについて質問が飛ぶと、ジョセフHCはこのように返答した。「基本的にライオンズ戦の準備、まず試合の入りを冷静にコントロールしなくてならない。『トップリーグ』と明らかにフィジカリティが違う相手と戦うための準備もしなければならない。またプレッシャーがなく自由にやってくるサンウルブズを相手にパンチを放つこと。次の試合ではこの3つをやっていきたい」ジョセフHCはリーチのリーダーシップを改めて称えた。「新しい選手たちは今回の合宿でサプライズもあっただろう。『トップリーグ』とは異なるインテンシティやフィジカリティを経験した。そんな中リーチらリーダー陣が積極的に新たな選手たちの成長の手助けをしてくれた。強度の高い練習、フィジカルのところは選手にとってチャレンジだっただろうが、それを乗り越えてくれた。あとはしっかり前へ向いていくだけ、選手たちが持っているものをすべて出し切ることが大事」日本代表の相手という重責を担うサンウルブズの試合登録メンバーは次の通り。【サンウルブズ】1森川由起乙(サントリー)、2庭井祐輔(キヤノン)、3北川賢吾(クボタ)、4長谷川崚太(パナソニック)、5ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機)、6リアキ・モリ(日野)、7エドワード・カーク(キヤノン)、 8ベン・ガンター(パナソニック)、9荒井康植(キヤノン)、10山沢拓也(パナソニック)、11尾﨑晟也(サントリー)、12梶村祐介(サントリー)、13ディラン・ライリー(パナソニック)、14髙橋汰地(トヨタ自動車)、15野口竜司(パナソニック)、16彦坂圭克(トヨタ自動車)、17三浦昌悟(トヨタ自動車)、18淺岡俊亮(トヨタ自動車)、19秋山大地(トヨタ自動車)、20布巻峻介(パナソニック)、21中嶋大希(NEC)、22前田土芽(NTTコム)、23鹿尾貫太(ヤマハ発動機)、24竹山晃暉(パナソニック)6月10日、メンバー発表会見に臨んだ大久保HCは「一昨日からジャパン組が合流してきて、日曜日(6月6日)からいるメンバーがどう戦うか彼らがチームを引っ張ってくれている。いわゆる寄せ集めではなく、非常に気力も充実して、いい準備ができている」と手応えを口にした。大久保HCは日本代表の引き立て役に終わるつもりはないと言い切る。「このレベルの選手はモチベーションがどうこうというレベルの選手ではない。スピードやスキルも大事だが、適応力が大事。“あれができない”“これができない”ではこの先生き残ってはいけない。選手たちがチームとして覚悟を決めて準備している姿はコーチとして見て取れている。ジャパンの引き立て役になろうとここにやって来た選手はいない。勝負で勝とうという気概を持って臨んでくれている」具体的にどう日本代表に挑むのかという質問には、こう返答した。「今週24人で戦うが、速さやテンポ、どこからでもアタックを仕掛けるところなどジャパンに似たところはある。そもそもサンウルブズは海外遠征へ行っても練習できるのはせいぜい1・2日。その辺の瞬発力・対応力は選手たちが発信してくれている。コーチとして細かいところまで作り込むのではなく、コーチが大枠を作って、選手たちがコミュニケーションを取って作り上げていくのがサンウルブズのスタイル。今は毎日自信を積み上げているところ」今回の試合のテーマについて、大久保HCはサンウルブズのスローガンを挙げた。「キープハンティング。サンウルブズ最後の年のスローガンであるが、『RWC』後に次の『RWC』へ向けて、次の代表の座を掴みにいくのがサンウルブズの存在意義。ポジションは選手たちが自ら掴みにいくもの。今回センター(CTB)の梶村が中村へどんなプレーするのか、10番の山沢もそう。若い選手たちがどう挑むのか。もちろん勝ち負けにこだわらないと意味がない、そこの真剣勝負を見たいし、楽しみにしている」大久保HCはキャプテンにミスターサンウルブズこそカークを指名。6月7日のメディア対応へ出席したFLは熱い思いを口にした。「二度とサンウルブズでプレーすると思っていなかったので、とてもうれしい。日本に最初に来てサンウルブズとサインした。再びサンウルブズで試合できることをうれしく思う。最初のミーティングでジャパンのライオンズ戦の準備のための試合ということは理解したが、サンウルブズのジャージを着ることは大事。この5年のサンウルブズの歴史をぶつけようと話した。まず自分自身がいいパフォーマンスを出す。最初にサンウルブズでプレーした頃のようなプレーを見せたい。過去の試合を見てみんなでサンウルブズを理解してエキサイティングなラグビーをしたい。みなさんが知っているサンウルブズのエキサイティングなラグビー、ボールを動かすラグビーをしたい。1週間しか準備期間がないが、準備期間がないのがサンウルブズのカルチャー」カークは今回のサンウルブズ参戦のため、帰国を先延ばしにした。「9か月もの間家族に会ってなかったのでいち早く会いたかった。でもせっかくこのようなチャンスがあるのなら日本に残ろうと決めた。日本へ来るチャンスをもらったサンウルブズへの恩返しもある。ファンへも恩返しをしたい。4週間サンウルブズのために日本にとどまるのは難しい判断ではなかった」6月7・9・10日とメディア対応は実施され、サンウルブズの面々は次のように意気込みを語った。布巻「モチベーションはシンプルに日本代表と試合できる。声をかけていただいた喜びもある。結果的に自分への色んな選択肢を増やす、色んな可能性が広がるゲーム。でも最初はシンプルに楽しそう。(日本代表への思いは)もちろんこの試合に出ないとそのチャンスはないので、プレーを見てもらうためにこの試合に出ないとという思いはある」野口「ここに来たからには『トップリーグ』のどこのチーム所属とかではなく、サンウルブズとして試合までに学んで、試合で実行しようと。(『RWC2019』で)外されたのは自分に足りないものがあるということ。ディフェンスの安定感が足りないと思い昨季からやってきたが、代表のメンバーを見てアタックの能力とか詰めたい。(山中とのマッチアップは)神戸戦でもやっているので、もう一度戦えるのは楽しみ。(沢木スペシャルのアタックは)あるんじゃないですか。僕らとしては自信を持ってアタックできるものがあるので、楽しみにしている」山沢「メンバー的には若い選手が多かったり、代表メンバーの方から合流して来たり、準備期間も1週間だったり、今までのサンウルブズとそんなに違いはないのかなと思う。自分の中では割り切っている。サンウルブズとして試合を楽しむことにフォーカスしている。(短い時間でのアタックの組み立てについて)詰め切れないところあるが、そこが味になると言うか、個の強みを生かすことによって面白いことになる」梶村「今季チームであんまり試合に出られなかったので、自分を成長させる機会と思っている。代表は意識していない。今回のジャパンの両CTBは『RWC』を経験しているし、中村さんは同じチーム、そういう意味で楽しみ。亮土さんを狙うわけではないが、サンウルブズとして戦いたい。山沢さんと一緒にやるのは高校3年以来、スピードあるディラン・ライリーがいるので、かなり面白いラインになるのではと思っている」秋山「素直にうれしく思う。自分自身チャンスだと思うのでしっかりプレーしたい。自分の武器は80分間泥臭いプレーをやり続けることなので、それを出し続けたい。相手が『RWC2019』でベスト8になったチームなので、サンウルブズとしても、自分としてもどれだけやれるか楽しみ」『リポビタンDチャレンジカップ2021』日本代表×サンウルブズは6月12日(土)・エコパスタジアムにてキックオフ。チケット発売中。試合の模様はBS日テレにて生中継。日本代表はサンウルブズ戦後に英国遠征『ラグビー日本代表リポビタンDツアー2021』へ出発。6月26日(土)・エディンバラ(スコットランド)にてブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦、7月3日(土)・ダブリン(アイルランド)にてアイルランド代表戦を行う。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)チケット情報
2021年06月11日ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)からクライミング日本代表のウェアデザインを踏襲した「インターナショナルコレクション(INTERNATIONAL COLLECTION)」が、2021年5月31日(月)から9月末まで全国のザ・ノース・フェイスの一部店舗などで発売される。「インターナショナルコレクション」は、クライミング日本代表ユニフォームと、ザ・ノース・フェイスのブランドアイデンティティから着想したコレクション。展開する各アイテムには、日本代表のナショナルカラーである青色や“日の丸”のデザインが取り入れられている。藍色の半袖Tシャツは、胸にクライミングユニフォームと同様の日本国旗を繊細な編みによって表現した。生地には、軽量で速乾性に優れるポリエステルを使用。「ホールガーメント製法」により、シームレスで立体的なシルエットに仕上げている。スウェットパーカーは、フロントにインパクトのあるザ・ノース・フェイスのロゴを配置。バックには、“日の丸”グラフィックを施した。カラーは、ナチュラルな先染め杢カラーのミックスグレー、アーバンネイビーの2色を展開する。コレクションを象徴する“日の丸”をあしらったレインポンチョもラインナップ。フロントには、便利なポケットを備えた。防水透湿性に優れた「ハイベント(HYVENT)」素材を使用することで、蒸し暑い季節でも快適に着用できる1着に仕上げている。なお、クライミング日本代表は、2021年に開催されるクライミングの国際大会にて、日米のザ・ノース・フェイスがタッグを組み開発したクライミングユニフォームを着用し、大会に挑む。【詳細】インターナショナルコレクション販売期間:2021年5月31日(月)~9月末(予定)販売店舗:全国のザ・ノース・フェイス一部店舗、オフィシャルオンラインストア価格:・S/S イヴォーク エモーション ティー(S~XL) 13,200円(税込)・IC S/S ジャパン チーム クルー (S~XXL) 5,390円(税込)・IC バックロゴ スウェット HD(S~XXL) 11,000円(税込)・IC レインポンチョ(S、L) 22,000円(税込)【問い合わせ先】ゴールドウイン カスタマーサービスセンターTEL:0120-307-560
2021年06月03日電撃発表から2日、日本代表兄弟対決が本日6月3日キックオフを迎える。『キリンチャレンジカップ2021』日本×ジャマイカの中止を受け、日本代表×U-24日本代表が札幌ドームで行われるのだ。これまで脳内でしか楽しむことができなかったエース大迫勇也×キャプテン吉田麻也をはじめ、左SB長友佑都×右SB酒井宏樹に南野拓実&鎌田大地&伊東純也×三笘薫&久保建英&堂安律の2列目激突、守田英正×田中碧の新旧川崎フロンターレMF対決や昌子源&植田直通の元鹿島アントラーズCBコンビ再結成などなど夢のマッチアップとともにポジション争いは激化。6月2日には日本代表・森保一監督とU-24日本代表・横内昭展代行監督が前日記者会見に出席。両指揮官は異例の代表対決へ向けて率直な感想を口にした。「ジャマイカ戦を楽しみにしていたし、選手も相手を想定して試合の準備していたのもあり、試合ができなかったのは残念だが、U-24と試合ができ、テレビ中継もそのままやってもらえ、チームの強化として非常にポジティブにとらえている」(森保監督)「やると言われた時、もうスケジュールを整理した。5日(土)のガーナ戦に向けて調整してきたので難しさはあるが、選手たちからはポジティブな反応があった。難しいが、明日の試合に向けて全員がコンディションを上げてくれている」(横内監督)森保監督は札幌での試合について、「過去振り返ると2018年9月に私の代表監督としての初戦のチリ戦がここ札幌で行われるはずだったが、地震で試合を行うことができなかった。地震当日から停電があったが、我々はホテルで何不自由なく過ごした。自家発電のホテルでご飯も食べさせてもらい、手厚くサポートしていただき、練習もさせてもらった。ホテルの従業員、北海道協会、道民に手厚くサポートしてもらった思いが強く、また試合が札幌であれば恩返しをしたいと思っていた。多くの犠牲者の方も出た、改めて北海道の地でご冥福をお祈りし、被災された方の傷は癒えていないと思うので、励ましとなるような活動をしたい」と秘めたる胸中を口にした。ポジション争いについて、森保監督が「ひと言で言うと、競争は当たり前なのでわざわざ私があおる必要はない。選手はそれぞれポジションを取るために、ライバルであり仲間である選手とプレーしている。いつも通りプレーしてほしいと伝えたい。チームで戦うのは大切だが、その前に高いレベルのポジション争いや激しいトレーニングがある」と持論を展開すれば、オーバーエイジ(OA)の3人について、横内監督は「3人に関してはU-24の選手よりもかなり経験値が高いので、このチームに還元してほしい。プレーとしてもそこの違いを見せてほしいし、その違いを見せられる選手だと思っている。前線の選手はOAが入っていないが、ディフェンスラインの選手にどれだけのプレーできるか選手たちも楽しみにしているし、興味深く見ている」と言及した。本日の試合に期待することを問われた指揮官はこう答えた。「勝つために戦ってもらう。負けるということは考えていない。選手たちには勝つために戦ってほしい。勝つために自分の力を100%発揮する、チームとして100%発揮すると伝えたい。選手たちは練習から対峙した相手に激しく厳しく勝ちにこだわってプレーしている。トレーニングから激しく厳しくぶつかって試合に向かっている。勝ち負けは出て来るが、両方が勝ちにこだわってプレーしてほしい。A代表にプレッシャーがあるし、直近の試合でも勝って当たり前のプレッシャーもあった。U-24も五輪で結果を出すという目的があり、A代表でポジションをつかむ、A代表で結果を残すという先の目標もあるのでギラギラしたものを出してほしい。A代表はそれを受け止めるではなく自分たちの価値を高めてほしい。1チーム2カテゴリーなので、そこは激しく厳しく戦ってほしい。方向性は同じ中切磋琢磨してほしい。見たくないのは傷つけ合うこと。激しく厳しくクリーンにいってほしい」(森保監督)「U-24の活動の前はA代表の活動をともにしていたので、昨日も監督と話した。森保監督からは僕の方でメンバーを決めてくれと言われている。国内組の選手のコンディションを森保監督は直に見ていないが、意見を聞きながらメンバーを決めたい。紅白戦でやることはあるが、ひとつの大会ではない。こういう緊張感のある中で質の高いA代表とやれるのは素直に強化する上でいいマックメイク。(A代表の隙に)付け入るよりも付け入れられると思う。A代表もU-24代表も同じコンセプトでやっている。U-24でどれだけこのコンセプトを実行できるか見ていきたい」(横内監督)日本代表のメンバーは次の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、権田修一(清水)、シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)、中村航輔(ポルティモネンセ/ポルトガル)【DF】長友佑都(マルセイユ/フランス)、佐々木翔(広島)、谷口彰悟(川崎F)、昌子源(G大阪)、山根視来(川崎F)、室屋成(ハノーファー/ドイツ)、植田直通(ニーム/フランス)、中谷進之介(名古屋)、小川諒也(FC東京)【MF】原口元気(ハノーファー/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、橋本拳人(ロストフ/ロシア)、南野拓実(サウサンプトン/イングランド)、古橋亨梧(神戸)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、川辺駿(広島)、鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)、坂元達裕(C大阪)【FW】大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)、浅野拓磨(-)U-24日本代表のメンバーは以下の通り。【GK】大迫敬介(広島)、沖悠哉(鹿島)、谷晃生(湘南)、鈴木彩艶(浦和)【DF】吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、酒井宏樹(マルセイユ/フランス)、町田浩樹(鹿島)、旗手怜央(川崎F)、古賀太陽(柏)、冨安健洋(ボローニャ/イタリア)、橋岡大樹(シントトロイデン/ベルギー)、菅原由勢(AZ/オランダ)【MF】遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)、板倉滉(フローニンゲン/オランダ)、中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、相馬勇紀(名古屋)、三好康児(アントワープ/ベルギー)、三笘薫(川崎F)、遠藤渓太(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、堂安律(ビーレフェルト/ドイツ)、食野亮太郎(リオ・アヴェ/ポルトガル)、田中碧(川崎F)、久保建英(ヘタフェ/スペイン)【FW】林大地(鳥栖)、前田大然(横浜FM)、上田綺世(鹿島)、田川亨介(FC東京)南野拓実(C)スエイシナオヨシファンだけではない。当の選手たちも代表対決を楽しみにしていた。A代表、五輪代表の面々は兄弟対決へ向けてこのようにコメントした。「急遽決まったので、不思議な感覚はある。個人として楽しみ、普段のチームメイトと戦うので紅白戦とは違うし、面白そう。(吉田、冨安のCBについて)練習の時もあまり対峙することはないので、正直イメージが湧かない。どうなるんだろうと楽しみ。もちろん、A代表が勝つ、勝たないといけない」(大迫)「楽しみだなという気持ちが一番。こんな機会今後ないだろうし、U-24の選手も必死でプレーして来るだろうし、僕らも勝ちにこだわってプレーしたい。(OAの選手について)お互いに特徴をわかっているのはメリットもデメリットもある。OAの選手はこれが1試合目、個人の能力は高いが、チームの部分では僕らの方が有利と思うが、僕らもJリーグの選手が入って来て1試合目、お互いやりにくさはあると思う。五輪の選手はこの試合のせいでスケジュールがタイトになるし、五輪前にケガはしたくないし、でもこの試合はアピールになるし、モチベーションは高い試合になるだろうし、僕らとしてもA代表として負けられない試合になる。本気の試合になるだろう。A代表の選手はプライドを示さないといけないというか、絶対に負けたくない」(南野)「U-24という名前だが日本代表なので、日本代表同士のガチンコ対決になると思う。楽しみにしている。(堂安・久保について)堂安さんも久保さんも怖いです、長友がビビっていると書いておいてください。そういう心理戦で行きたい。長友ネガティブだなと思わせておいて相手が来た時にバチッと止めたい。って言ったら心理戦にならないか(笑)。(レギュラーポジションについて) そこで勝負していく自信があるのでここに来ているので、そのために僕も厳しい環境で勝負している。日本代表はその時に一番状態がいい選手、一番力がある選手が出るべき。日本代表は若手を育てる場所ではない。今のベストの11人が選ばれて試合をする場所。僕を超えていくには所属クラブで圧倒的なパフォーマンスをしなければならない」(長友)「A代表とやれるのは素晴らしい強化試合になると思うので、ポジティブに考えている。不思議な感覚はあるが、U-24として自分のプレーを見せなければならない。大事なのはU-24としてどんなプレーをするか。ポジションが被っている選手と戦えるのは楽しみだが、オーバーエイジが入ってチームがどう戦えるのかにフォーカスすべき。そこは相手というより僕たちがどういう戦いができるのかに注目してほしい」(遠藤)「A代表と試合できるのはなかなかないし、テレビで見てもらえるのもなかなかないし、そこで評価を上げるようにしたい。ガーナとジャマイカとやるのがメインであることは変わらないが、A代表相手にもしっかり勝ちたい。この3試合で結果を残さないと生き残れない。この3試合で目に見える結果を出して生き残りたい。(前日、山根が負ける気はさらさらないと言っていたが)A代表とU-24代表で対戦するのは初めて、違った緊張感があるし、お互いをよく知っているので、やり辛さもやりやすさもある。ただ僕らも負ける気はない、勝てば評価もひっくり返る」(三笘)「A代表とやれるというのは、僕たちの力を測る上で素晴らしい機会になる。ただ危惧しないといけないのは、僕らも勝てる自信はあるので自信を持ってプレーするが、そういう気持ちだけでは足元をすくわれて大敗する可能性もある。まずはしっかり自分たちのやれることをやらなければいけない。すべてを出し切った上で結果が出る。勝てるんじゃないかという雰囲気はだめ。佑都くんと対峙したことは練習ではあるけど、テンションは違うのですごく楽しみ。あの人の性格を考えると、気にせずガンガン来ると思う。出ることになれば、しっかり準備してチームのためにプレーしたい」(堂安)日本代表×U-24日本代表は6月3日(木)・札幌ドームにてキックオフ。試合の模様はTBS系列にて生中継。なお本試合において投げ銭のウェブサービス「KASSAI」にて募金活動を実施、集まった募金は医療従事者等の活動に寄付するとのこと。札幌での試合後、A代表は6月7日(月)・パナソニックスタジアム吹田での『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア2次予選兼『AFCアジアカップ中国2023』予選・タジキスタン戦、11日(金)・ノエビアスタジアム神戸での『キリンチャレンジカップ』セルビア戦、15日(火)・吹田でのアジア2次予選・キルギス戦を開催。U-24日本代表は6月5日(土)・ベスト電器スタジアムでの『国際親善試合』U-24ガーナ戦、12日(土)・豊田スタジアムでの『国際親善試合』ジャマイカ代表戦に臨む。U-24日本代表×ジャマイカ代表のみ有観客にて実施、チケット発売中。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)チケット情報U-24日本代表 国際親善試合
2021年06月03日5/28に行われたW杯予選に続き、6月中旬まで各カテゴリーの日本代表戦が目白押し。過去に類を見ないペースで開催される試合は、いずれも世界の大舞台を目指す各代表チームにとって重要な意味を持つゲームとなる。なかでも注目は、東京五輪を控えたU-24日本代表だろう。3月に行われたU-24アルゼンチン代表との2連戦。初戦こそ完敗したものの、第2戦で攻守にアグレッシブな姿勢を見せてメダル候補と称される強豪を圧倒。五輪で「一番キレイなメダルを取りたい」と大目標を掲げるチームにとって、内容、結果とも大きな手応えを得る形となった。迎える6月シリーズ、森保一監督は今回の代表活動を「五輪に向けたメンバー選考の場であると同時に、オーバーエイジ(OA)と五輪世代の融合も考えたい」と説明。今回のOAには日本代表の守備を支える吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航が招集され、五輪世代ながらフル代表でレギュラーとして活躍してきた冨安健洋も合流。選手選考を進めながら、一気に五輪モードに切り替わることになる。過去の大会でOAとの融合に苦しんだ記憶を糧に、スムーズな連携構築を図る構えだ。そして五輪世代の選手には、生き残りを懸けた厳しい戦いが待ち受ける。東京五輪の登録選手数はW杯の23よりも少ない18。3人のOAを除くと残された枠は15しかなく、今回はこの“狭き門”を巡る最終選考=苛烈なサバイバルの場になる。一方、日本代表はW杯アジア2次予選を含めた異例の5連戦に臨む。注目は9月からの最終予選に向けた選手層の底上げだ。代表チームが短期間に5試合を戦えるケースは珍しく、OA組がチームを離れるため、多くの選手にチャンスが巡ってくることになりそう。世界へとつながる道のりの険しさは歴史が証明しており、日本代表の総合力を引き上げる新戦力の台頭に期待が集まる。また、2011年女子W杯優勝、ロンドン五輪銀メダルの実績を持つなでしこジャパンも、東京五輪に向けた最終選考の2連戦を迎える。各カテゴリーの代表選手にとって、この6月シリーズはまさに運命の分岐点。輝く才能を見せ、未来への切符をつかむのは誰か。大舞台を目指す選手たちの覚悟が、いつも以上に代表のピッチを熱くさせるはずだ。東京五輪へ、そしてアジア最終予選へ。最終サバイバルに臨む選手の覚悟を見よ。日本代表(A代表)大迫勇也「ハンパない」トラップやポストプレーで代表の最前線に君臨するエースストライカー。まさに攻撃の要だ。日本代表(A代表)山根視来神出鬼没な動きでゴール前に飛び出す右サイドバック。日本代表の新たな武器となる予感が漂う。日本代表(A代表)冨安健洋堅守を誇るセリエAで活躍し、世界でも高く評価される若手有望株。今回から東京五輪世代へ戻って活動する。U-24日本代表久保建英日本サッカーの未来を担う才能。一瞬で局面を変える攻撃センスは見る者の心を捉えて離さない。U-24日本代表板倉 滉今季オランダリーグ全34 試合フル出場の快挙。3月にはU-24アルゼンチン代表から2ゴールの大活躍を見せた。なでしこジャパン(日本女子代表)岩渕真奈不動のエースへと成長した“リトル・マナ”。圧倒的なテクニックを武器に自国開催の五輪で頂点を目指す。information6/3・北海道SAMURAI BLUE(A代表) vs U-24日本※ジャマイカ代表との強化試合は中止となりました。6/5・福岡親善(U-24) vs U-24ガーナ6/7・大阪W予(A代表) vs タジキスタン6/10・広島親善(女子) vs ウクライナ6/11・兵庫KCC(A代表) vs セルビア6/12・愛知親善(U-24) vs ジャマイカ6/13・栃木親善(女子) vs メキシコ6/15・大阪W予(A代表) vs キルギス※KCC=キリンチャレンジカップ、W予=W杯アジア2次予選親善=国際親善試合(情報は6/1現在)※『anan』2021年6月9日号より。写真・JFA文・青山知雄(by anan編集部)
2021年06月02日現代を代表する作曲家カイヤ・サーリアホ(1952-)のオペラ『Only the Sound Remains-余韻-』の日本初演が目前だ(2021年6月6日:東京文化会館)。フィンランド出身の作曲家カイヤ・サーリアホの作風は、基本の管弦楽に電子音響が加わった視覚的なイメージを想起させる独特なサウンドにあり、彼女の作品は世界の主要オーケストラや歌劇場等で常に取り上げられる、極めて注目度の高いアーティストの1人だ。今回日本初演される『Only the Sound Remains-余韻-』は、能を題材に書き上げた4作目となるオペラ作品で、2016年にアムステルダムで世界初演され、その後、パリ・オペラ座など欧米でも上演されて絶賛された話題作だ。日本初演においては、新進気鋭の演出家アレクシ・バリエールと人気実力ともにトップクラスの振付家森山開次らを起用したヴェネツィア・ビエンナーレ等との国際共同制作による新しいプロダクションが披露される。サーリアホの持つ独特の世界観、そして、日本の伝統文化にも見出すことができる無限の空間を舞台、音楽、ダンス、映像の融合によって体現される刺激的なステージは見逃すことなかれ!■公演情報6月6日(日)東京文化会館大ホールオペラ『Only the Sound Remains -余韻-』
2021年06月02日日本代表×ライオンズ。ラグビーファンにとって、まさに夢のカードだ。ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとは4年に一度、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドを代表する選手で編成される英国オールスターチームのこと。100年以上の歴史を誇るこのドリームチームは基本的に北半球では試合を行わず、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカを4年ごとに順次遠征している。日本ラグビーにとって今回初めてのドリームマッチが実現するのだ。日本代表×サンウルブズもある意味ドリームカードである。サンウルブズとは2016年から5年間『スーパーラグビー(SR)』に参戦した日本のチームのこと。『ラグビーW杯(RWC)2019』へ向けて日本代表の強化の目玉として編成されたチームである。NZ、豪州、南アの強豪クラブとアルゼンチンのジャガーズに揉まれた日本代表選手たちはインターナショナルレベルのラグビーとタフな移動を連戦で感じ、逞しく成長していったのだ。日本代表の強化に多大な貢献をしたサンウルブズだが、ラストの2020シーズンは新型コロナウイルスの影響で途中で打ち切りとなり、消化不良のまま2020年8月8日・秩父宮ラグビー場での『ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズメモリアルセレモニー』で歴史に幕を閉じたのだった。そのサンウルブズが再び日本代表のために立ち上がる。対戦相手の来日が困難なコロナ禍において、サンウルブズが一日限りの復活を果たし、日本代表に腕試しの場を提供するのだ。5月30日のメンバー発表メディアブリーフィングにて、藤井雄一郎ディレクターが今回の経緯を説明した。「国内で試合をするのがなかなか難しい状況だが、何とかライオンズ戦の前に試合をしたいということで、国内の最強チームのサンウルブズを再結成してもらった。一番のセレクションポリシーは最も強いチームで挑むということ。強い相手となると候補はトップリーグ選抜かサンウルブズしかいない」藤井ディレクターは日本代表からサンウルブズへ回るメンバーもいると語る。「代表全員を試合をした上で遠征へ連れていきたいということと、もっとも強度の高いチームとやりたいということ。代表が強度の高い練習をしているので、代表からサンウルブズへメンバーを回した方が強度の高い試合になるだろうと。大久保(直弥)コーチ、沢木(敬介)コーチに指揮してもらって、6月8日(火)から完全にふたつに分かれて準備を行う。日本代表の試合メンバー23名以外からサンウルブズへ回すのではなく、通常のサブをサンウルブズへ回す考え。リザーブだとどうしても出場が短くなるので、基本的にゲーム時間を多く作りたいという考え」日本代表メンバーは以下の通り。【PR】稲垣啓太(パナソニック)/ヴァル アサエリ愛(パナソニック)/垣永真之介(サントリー)/具智元(Honda)/クレイグ・ミラー(パナソニック)/森川由起乙(サントリー)【HO】坂手淳史(パナソニック)/堀越康介(サントリー)/彦坂圭克(トヨタ自動車)/ 庭井祐輔(キヤノン)【LO】マーク・アボット(宗像サニックス)/ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)/ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機)/ジェームス・ムーア(宗像サニックス)【FL】小澤直輝(サントリー)/ベン・ガンター(パナソニック)/ジャック・コーネルセン(パナソニック)/ピーター・“ラピース”・ラブスカフニ(クボタ)/リーチ マイケル(東芝)/長谷川崚太(パナソニック)【NO8】テビタ・タタフ(サントリー)/アマナキ・レレイ・マフィ(キヤノン)/姫野和樹(ハイランダーズ/トヨタ自動車)【SH】荒井康植(キヤノン)/齋藤直人(サントリー)/茂野海人(トヨタ自動車)【SO】田村優(キヤノン)/松田力也(パナソニック)【WTB】シオサイア・フィフィタ(近鉄)/レメキ ロマノ ラヴァ(宗像サニックス)/セミシ・マシレワ(近鉄)/高橋汰地(トヨタ自動車)【WTB/FB】ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタ)/松島幸太朗(クレルモン)【CTB】シェーン・ゲイツ(NTTコム)/中村亮土(サントリー)/ラファエレ ティモシー(神戸製鋼)【FB】山中亮平(神戸製鋼)※姫野、松島は欧州遠征から参加。サンウルブズのメンバーは次の通り。【PR】北川賢吾(クボタ)/三浦昌悟(トヨタ自動車)【LO】秋山大地(トヨタ自動車)【FL】エドワーク・カーク(キヤノン)/布巻峻介(パナソニック)【SH】中嶋大希(NEC)【SO】前田土芽(NTTコム)/山沢拓也(パナソニック)【WTB】ホセア・サウマキ(キヤノン)【CTB】梶村祐介(サントリー)/ディラン・ライリー(パナソニック)【FB】尾﨑晟也(サントリー)/野口竜司(パナソニック)(写真左より)沢木敬介コーチングコーディネーター、大久保直弥ヘッドコーチ(C)JSRA photo by H.Nagaokaサンウルブズのラストシーズンを率いた大久保HCはこのように意気込みを語った。「私も沢木も再びサンウルブズで仕事できることを光栄に思う。もともと地球3周半するようなチーム、準備期間が短く、タフな環境でやっているのがサンウルブズ。初めてやる選手もいるが、そういうアイデンティティを持って試合に臨みたい」キャプテンにはカークを指名した。「カークをキャプテンにしたのは彼がミスターサンウルブズなので。若手たちに戦う姿勢などを引き出してくれるのを期待している」対日本代表に秘策があるか問われると、こう返答した。「相当練習しているようなので、ライオンズが牙を剥く前に我々に狼らしい牙の剥き方ある。意表を突くではないが、いくつか策を考えている。ジェイミー(・ジョセフHC)とブラウニー(トニー・ブラウンAC)が指揮する日本代表になかなか勝てる秘策はないが、1週間覚悟を積み上げていけばいい試合ができるのでは」指揮官はファンに熱戦を約束した。「最後のシーズンがああいう形で終わったので、静岡でサンウルブズのジャージを着てサンウルブズとして戦えるのはうれしく思う。亮土、姫野、坂手もサンウルブズでインターナショナルの強度で戦える自信を得て代表へ定着していった。サンウルブズの選手にはインターナショナルレベルでやれる自信を得てもらいたい。ファンに楽しんでもらえるゲームをしなければならない」また大久保HCはメンバーのモチベーションも心配してはいなかった。「僕らがモチベートしなくても、選手たちにはこの試合で活躍すればインターナショナルの扉が開く。キープハンティング80というスローガンのもとチャレンジし続ける、トライを狙い続ける、ボールを奪い続けることを80分間追い続けるよう選手に求めたい」一方、日本代表選手たちのモチベーションは言うまでもない。選手たちは『RWC2019』後初めての合宿へ集合。選手たちは5月24日から順次オンライン取材機会に出席し、コメントを発した。「『RWC2019』が終わってブランクが空いてここからのスタート、言い訳せずにやっていくことが大事。僕らはティアⅠのチームとして行動していくが大事。若い選手が入って来て、スタンダードをがっかりさせない、見本になるように意識している。一番フォーカスしないといけないのがトランジション、攻守の切り替えで世界一を目指さないといけない。立ち上がるスピードも世界一を目指さないといけない。タイトな試合の勝ち方、どうやって勝つかをチームに落とし込むことが大事。まずはそこをフォーカスしたい。『トップリーグ』のスタンダード、ティアⅡのスタンダード、ティアⅠのスタンダードは明らかに違う。リーダー陣がひとつのことにフォーカスすることが大事」(リーチ)「(『RWC2019』での代表引退を口にしていたが)コロナでいろんな人が大変な思いをしている人が多かったが、僕にとってはラグビーから離れる時間も多く、それでまたそういう思いが湧いてきた。その中でジェイミーからチャンスをもらえて、自分の気持ちが整理できた。心が充実した状態で『トップリーグ』に臨めたのが大きい。そんなに先のことは見られないので、このツアー、この合宿をがんばる。日本代表でコミットして持っているものを100%チームに還元したい」(田村)「ティアⅠの高いスタンダードを持とう、もっと成長しないといけない、常に成長にしないと後退していく。小さいことをしっかりすることによって前へ進んでいくと自分は考えている」(ラブスカフニ)「ジェイミーとはコミュケーションを取った。内容は言えない。このきつい合宿をがんばりたい。監督が僕のことを信じてくれてありがたい。このチャンスをしっかりつかみたい。モチベーションはたくさんある。第一は家族、第二は日本のファン。どんなきつい練習であってもそう思って臨む。ステップバイステップでこの合宿だけにフォーカスしたい」(マフィ)「世界一のスクラム目指す。前回、世界一のスクラムの南アフリカにコントロールされて負けたので、そこを超えないといけない。目的はプレッシャーをかけること。マイボールでも相手ボールでも、ライオンズ、アイルランド、イングランドはセットピースでペナルティを狙って来る。そういう中こっちでプレッシャーをかけてコントロールしなければならない」(稲垣)「次の2023年へ向けてもっともっと成長しないといけない。追う立場、追われる立場は関係なく、10番として試合に出るため一日一日過ごしていくことが大事。優さんの経験値や落ち着きは自分も高めていかないといけない。『トップリーグ』で10番でたくさん出られたのはブラス、優さんとコミュニケーションを取って高めていきたい」(松田)「2019年にかけた思いが強かったが、現役を続ける以上高いレベルでラグビーしたいと思っていた。日本代表のみんな、ジェイミー、ブラウニーと一緒にラグビーするのは楽しい。リーチも優も同期が多いので最年長という感じはない。そこは意識せずにがんばっていきたい。同期が多いので引っ張っていきたい」(山中)5月29日にはジョセフHCがメディアブリーフィングで意気込みを口にした。「(1年半ぶりに選手と対面し)すごくワクワクしている。その反面ナーバスな気持ち。マイナスなことではなく、大きな試合が2試合ある。不安もあるが、明日7時に練習を始めれば、不安は消えるだろう。一番キーになるのは選手が主体性を持って主体的に動くこと。コーチが言ってやるのではない。ただコーチは選手と同じ絵を見ないといけない。このチームは彼らのチームなんだ、自分たちのチームなんだという気持ちを持つことが大事。我々はなぜ『RWC2019』で成功したのかを考えないといけない。我々コーチがコーチとして仕事がないくらい選手が主体性を持っていくことが理想」『リポビタンDチャレンジカップ2021』日本代表×サンウルブズは6月12日(土)・エコパスタジアムにてキックオフ。チケットは本日6月2日午後6時より一般発売。日本代表はサンウルブズ戦後に英国遠征『ラグビー日本代表リポビタンDツアー2021』を実施。6月26日(土)・エディンバラ(スコットランド)にてブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦、7月3日(土)・ダブリン(アイルランド)にてアイルランド代表戦と対戦する。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)チケット情報
2021年06月02日元サッカー日本代表の播戸竜二が、映画『孤狼の血 LEVEL2』(8月20日公開)で俳優デビューを飾ることが18日、明らかになった。同作は第69回日本推理作家協会賞受賞、『このミステリーがすごい! 2016年版』国内編3位に輝いたベストセラー小説の実写映画化作。数々の映画賞を総なめにした、白石和彌監督の映画『孤狼の血』の続編となる。播戸は兵庫県姫路市出身の元プロサッカー選手で、現在ではサッカー解説者を務めている。現役時代のポジションはフォワードで、ガンバ大阪やヴィッセル神戸、セレッソ大阪など複数のチームを渡り歩き、2006年~2008年には日本代表としてもプレー。2019年に現役を引退し、翌年3月12日からJリーグの特任理事(非常勤)、同年5月14日から日本サッカー協会(JFA)のアスリート委員、2021年2月1日からWEリーグの理事も務めている。そんな播戸が演じるのは、賭場で勝負する男。時代を感じさせる衣裳に身を包み、尾谷組が取り仕切る賭場で真剣な勝負師の眼差しを見せた。白石和彌監督から直々に演技指導も受け、撮影現場からの熱気が伝わる場面写真も公開された。○播戸竜二 コメント映画出演のお話をいただいたときからずっと「どういう風な感じなんやろな」と思っていましたが、現場はやはり相当な緊張感があり、サッカーで言うと“絶対に負けられない試合”みたいな空気がお芝居のやり取りの一瞬一瞬にありました。監督には「貧乏ゆすりをしたり、『次、勝たなきゃ!』みたいな気持ちをもっと出して」といったことや、「周りの客を気にして窺うような仕草をして」といったことを言っていただき、前日のリハーサルも含め役作りに活かすことが出来ました。(C)2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会
2021年05月18日松坂桃李主演『孤狼の血LEVEL2』にて、元サッカー日本代表選手でフォワードとしてプレーした播戸竜二が賭場で真剣勝負する男として俳優デビューすることが分かった。播戸竜二は、兵庫県姫路市出身の元プロサッカー選手で、現在ではサッカー解説者。現役時代のポジションはフォワードで、ガンバ大阪やヴィッセル神戸、セレッソ大阪など複数のチームを渡り歩き、2006年~2008年には日本代表としてもプレー。2019年に現役を引退し、翌年3月12日からJリーグの特任理事(非常勤)、同年5月14日から日本サッカー協会(JFA)のアスリート委員、今年2月1日からWEリーグの理事も務めるなど、現在も日本サッカー界に貢献している。本作で演じたのは、賭場という裏社会の“フィールド”(!?)で真剣勝負する男。播戸さんは「やる時はやるぞという気持ちで挑みました」と語り、俳優デビューに気合十分。時代を感じさせる衣装に身を包み、呉原市の暴力団・尾谷組が取り仕切る賭場で勝負師の眼差しを見せた。また、白石和彌監督から「貧乏ゆすりをしたり、『次、勝たなきゃ!』みたいな気持ちをもっと出して」「周りの客を気にして窺うような仕草をして」など、直々に演技指導も。「現場はやはり相当な緊張感があり、サッカーで言うと“絶対に負けられない試合”みたいな空気がお芝居のやり取りの一瞬一瞬にありました」と播戸さんがふり返るように、撮影現場の熱気も伝わる場面写真も到着している。『孤狼の血 LEVEL2』は8月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:孤狼の血 LEVEL2 2021年8月20日より全国にて公開©2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会
2021年05月18日グローブ・トロッター(GLOBE-TROTTER)から、サッカー日本代表チーム公式トラベルケース「サムライ ブルー リミテッド コレクション(SAMURAI BLUE LIMITED COLLECTION)」が限定登場。カーボン・ファイバーモデルが、2021年6月16日(水)より、グローブ・トロッター各店にて販売される。“勝色”「サムライ ブルー」カラー「サムライ ブルー リミテッド コレクション」には、耐久性・弾力性を備えたカーボン・ファイバーモデルがラインナップ。マットブラックボディに、サッカー日本代表のエンブレムを配している。各レザーパーツには、「サムライ ブルー」の“勝色”からインスピレーションを得た濃いネイビーカラーを採用した。ライニングにも「サムライ ブルー」に着想したブルーカラーを使用。ライニング上部には、グローブ・トロッターのエンブレムが輝く。カーボン・ファイバーモデルには、2輪タイプと4輪タイプを用意した。また、7月7日(水)には、クラシカルなヴァルカン・ファイバーモデルも発売される。公式トラベルケースとしてサッカー日本代表選手が使用なお、「サムライ ブルー リミテッド コレクション」は、2021年3月に、グローブ・トロッターと公益財団法人 日本サッカー協会が、日本代表のアパレルプロバイダー契約を締結したことを記念して発売される限定トラベルケース。「サムライ ブルー リミテッド コレクション」は、サッカー日本代表チームのオフィシャルトラベルケースとして日本代表選手が使用することになる。【詳細】「サムライ ブルー リミテッド コレクション」カーボン・ファイバーモデル<限定品>発売日:2021年6月16日(水) ※7月7日(水)にヴァルカン・ファイバーモデルも発売販売店舗:グローブ・トロッター 銀座、銀座三越、伊勢丹メンズ館、日本橋三越、梅田阪急、福岡岩田屋、公式オンラインストア(先行予約受付)※通常の営業状況・営業時間と異なる場合がある。事前に施設への問い合わせを推奨。アイテム例:・カーボン・ファイバー キャリーオン 4ホイール(マットブラックカラー) 437,800円(税込)サイズ:W39.5×H55×D18cm・カーボン・ファイバー キャリーオン(マットブラックカラー) 415,800円(税込)サイズ:W39.5×H57×D17.5cm・レザータグ(ブラックカラー) 16,500円(税込)
2021年05月14日敵は己にあり。韓国代表に3-0で完勝したSAMURAI BLUEが『FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選』モンゴル戦に臨む。日本代表はここまで『アジア2次予選』4試合を終えて全勝、勝点12でグループF首位なのはもちろん、相手に1点たりとも許していない。対するモンゴルは1勝5敗で5位とグループ最下位に沈む。前回のホーム戦は2019年10月10日・埼玉スタジアム2002に消化。日本がボール保持率72%、シュート数41本、被シュート数0本と圧倒的な内容で6-0の大勝をマークした。韓国代表を寄せ付けなかった日本代表がモンゴル代表に苦戦するとは考えにくい。しかも試合が新型コロナウイルスの感染状況によりモンゴルでの開催が困難となり、無観客とは言えホームで行われるのであればなおさらだ。森保監督は格下と戦う際、モチベーションの源がどこにあるかが重要だと説いた。「対戦相手によって、自分たちのモチベーションを与えられるのではなく、我々はどういう目的・意義で戦っているか再確認して向かっていかないといけない。韓国戦は親善試合だが、モンゴル戦はW杯出場、その先の目標に向かって2次予選突破という目標の途中にある試合。我々が目標とすることを達成するには常に個人のレベルアップとチームのレベルアップが必要。それは対戦相手にレベルアップしてもらうことではない。自分たちがもっと強くなる、もっとうまくなるためには自分たちで高い志を持ってやることが重要。今コロナ禍や自然災害で困っている方々のために励ましのエールになるような試合をしたい。もう一度応援してくれている人々のために何をしなくてはならないかをという目的を確認して試合に臨みたい」また指揮官は今回のモンゴル戦ならではの難しさも口にした。「第1戦は6-0という結果を踏まえると格下相手と思われるかもしれないが、ここは絶対に勝たないといけない相手。勝って当たり前と思われるチームとの対戦ほど難しいことはない。自然とモチベーションが高まる韓国戦の後の難しさもある」韓国戦からある程度メンバーを入れ替えるのか問われると、森保監督はこう答えた。「大きく変えようとは今のところは思っていない。韓国戦で成果と課題を得て、どうやってレベルアップしていくか突き詰めていきたい。変えるポイントはコーチ陣と話し合っている。前回の結果を踏まえるとメンバーを大幅に変えて、選手たちを使っていきたいと思うが、軸をしっかり持って公式戦を勝ち抜いていくことを考えたい」システム変更についてはこう述べた。「基本的には韓国戦でやった形でスタートしたい。試合の中で変えた方がいいと思えば3バックに変えるかもしれない。じつはそこ迷っていると言うか。3バックをやるのもありかなと思っているし、選手をどう使えばいいか、いろいろな考えが巡り巡っている。前回は6-0で勝ったが、選手たちが試合の中で個々のやり方を100%発揮する、チームとしてもしっかり機能できるようにお互いが意思統一しながら戦う、選手たちが戦うインテンシティを相手に合わせるのではなく、内向きのモチベーションをもって、選手たちがピッチ上で戦ってくれた結果が6-0につながったと思う。今回も選手たちが内向きのモチベーションを発揮してくれることを望んでいる。そして応援してもらっている方々に、『じゃあ私も、じゃあ俺も明日からがんばろう』と思ってもらえるような試合にしたい」森保一監督(C)JFA監督と同様に選手たちにも油断はない。韓国戦の手応えを得た選手たちはモンゴル戦へ向けて気を引き染めた。「(トップ下か左サイドのどちらのポジションがやりやすいかとの質問に)どっちでもプレーできるが、トップ下が一番プレーしやすい。でもチームでも左でも右でもプレーしているし、どこでもチームに貢献したい。(遠藤航&守田英正のボランチについて)頼もしかった。航くんはボールを奪って攻撃をビルドアップしてくれる。守田もボールをさばきながら攻撃参加を積極的にやってくれた。ふたりの特徴が攻守で重要な存在になっていたと感じた。(鎌田大地とのコンビについて)僕はどっちかと言えば中でプレーしたいタイプなので、大地と被らないようにしたいと話していたし、互いにポジション気にしながらプレーした。割とうまくいった部分はあるかなと手応えを感じた。特に大地のポジションのところはこっちがカウンターする時、そこのスペースをうまく使って、ゴールにつながった部分はあった」(南野拓実)「(韓国戦での負傷について)今はもう大丈夫、休んだおかげで大丈夫。今はしっかり準備ができている。(引いて守る相手への攻撃について)日本が常にボールを支配してプレーできると思うので、前の選手が早く1点取ることによって楽に試合できると思う。早くゴールを取りたい。スペースがなくても近い距離でプレーできる選手ばかりなので、そんなに心配していない。(トップ下のプレーについて)トップ下は自分に合っているポジション、ゴールとかアシストは出続けるために必要。ただ自分が絶対という感じにはならない、パスしてチャンスになるならパスをするし、チームが勝てるようにやることが一番大事。トップ下ではなくても、自分のできることは最大限やる。そこまでの気負いはない。うまく回りの選手を使えて、うまく使われる側にもなれるというのが将来的な特徴になってくると思う。僕自身はもうひとつ下のポジションをしたいので、自分が将来的に上のクラブでやるために必要なことにトライしている。守備も運動量も必要だし、現代フットボールでは中盤はすべてできないといけない。ほかのトップ下と違って、そこまで多くゴール取る選手ではない。周りをうまく使って、ラストパスも出せる、そこまでゴールにこだわりすぎていないのも特徴」(鎌田大地)「(韓国戦の評価)ほかの選手とコミュニケーションが取れない中、チームとして高いパフォーマンスができたのは自信になったし、何よりも3-0で勝ててよかった。(柴崎岳について)岳くんには素晴らしいものがいろいろある。守備の部分では負けていないと思うが、攻撃のセンスや一本のパスで刺すというのはまだまだ僕に足りていない。勝ち負けはわからないが、岳君に負けないように攻撃の部分はもっともっと伸ばしていかないといけない。(遠藤について)僕と考えが似ている。守備では奪いに行くタイミングとか似ている。航くんに少し後ろを見てもらって、僕が前へ行くのはお互い共有できている。ビルドアップでも距離が離れたり近すぎることもなく、お互いの距離がすごくよかった。思い切って飛び出した時もカバーに入ってくれるので、不安がない。(モンゴル戦へ向けて)相手のレベル云々ではなく、親善試合ではなく、公式戦。やるサッカーが変わるわけではないが、結果へのこだわり、プレッシャーを楽しむことが必要。韓国戦でやったプレーをベースにして、僕のところでファールが多かったり、低いところで奪われたりすることがあったので、そこを修正していかないといけない」(守田英正)「(守田について)もともといい選手だし、前に代表でやった時から知っているし、守備でしっかり潰せるし、ボール動かすところ似ている。韓国戦ではお互いにいい距離感でプレーできたと思うし、攻守の面でもお互いのポジションを見ながら立ち位置を変えてやることができた。どっちがやりやすいとかはなく、岳でも守田でもフィーリングは悪くなかった。(モンゴル戦に向けて)今回のメンバーを見ても自分の年齢も上になったので、チームを引っ張っていく存在にならないとという認識はある。もう、結果がすべて。予選は勝ち進んで、本大会で結果を残すことにフォーカスしないといけない。明日、相手によって変わらずに、韓国戦と同じようにやれるのか。相手は気にせずに、どうすれば自分たちのパフォーマンスを高く出せるか意識していきたい」(遠藤)モンゴル戦に臨む日本代表メンバーは以下の通り。【GK】1西川周作(浦和)、12権田修一(清水)、23前川黛也(神戸)【DF】22吉田麻也(サンプドリア / イタリア)、19佐々木翔(広島)、2松原健(横浜FM)、13山根視来(川崎F)、4畠中槙之輔(横浜FM)、20中谷進之介(名古屋)、3小川諒也(F東京)、16冨安健洋(ボローニャ / イタリア)【MF】8稲垣祥(名古屋)、7江坂任(柏)、6遠藤航(シュツットガルト / ドイツ)、14伊東純也(ヘンク / ベルギー)、10南野拓実(サウサンプトン / イングランド)、11古橋亨梧(神戸)、5守田英正(サンタ・クララ / ポルトガル)、17脇坂泰斗(川崎F)、21川辺駿(広島)、9鎌田大地(フランクフルト / ドイツ)【FW】15大迫勇也(ブレーメン / ドイツ)、18浅野拓磨(パルチザン / セルビア)『FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選』日本代表×モンゴル代表は3月30日(火)にはフクダ電子アリーナにてキックオフ。仕様の模様はフジテレビ系列にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年03月30日国内のピッチに日本代表が帰って来る。A代表が韓国との国際親善試合を経て、『FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選』モンゴル戦に臨み、五輪代表がU-24アルゼンチン代表と2連戦を行うのだ。3月18日に反町康治技術委員長と森保一監督が日本代表メンバー発表オンライン会見に登壇、翌19日に反町委員長と横内昭展代行監督がU-24日本代表メンバー発表オンライン会見に出席し、抱負を語った。「コロナ禍の難しい状況の中で国際試合をすることになった。この期間、最善の準備をして、ぜひともいい2試合にしたい」(反町委員長)「3月に試合をさせてもらうことに感謝している。コロナ禍で代表戦をさせてもらう意義を感じながら試合をしなければならない。目の前の一戦一戦に最善を尽くすというこれまでの形を続けたい。韓国戦で応援してくれるみなさんに勝利を届けたい。また試合が終わってからみなさんに笑顔になってもらうことをイメージしながら戦いたい。魂を込めて戦えるように準備したい」(森保監督)「『東京五輪』へ向けての準備は当然、我々はその後のことも含めて活動している。日本代表を強くするその一点に尽きる」(反町委員長)「久しぶりの活動、国際試合になると1年以上空いている。コロナ禍で親善試合を組んでもらい感謝の念を伝えたい。国内組、海外組を合わさったメンバーで強豪と戦える貴重な機会。こういう難しい状況で試合ができる感謝とプレーできる喜びを選手たちには感じてほしい。試合をすることにいろいろ意見があるかと思うが、サッカーで少しでも元気や勇気を与えられればと思っている」(横内代行監督)韓国戦、モンゴル戦に臨む日本代表メンバーは以下の通り。【GK】権田修一(清水)、西川周作(浦和)、前川黛也(神戸)※【DF】吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、佐々木翔(広島)、松原健(横浜FM)、山根視来(川崎F)※、畠中槙之輔(横浜FM)、中谷進之介(名古屋)※、小川諒也(F東京)※、冨安健洋(ボローニャ/イタリア)【MF】江坂任(柏)※、遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、原川力(C大阪)※、南野拓実(サウサンプトン/イングランド)、古橋亨梧(神戸)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、川辺駿(広島)※、鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)、坂元達裕(C大阪)※【FW】大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)、浅野拓磨(パルチザン/セルビア)※=日本代表初選出森保一監督 (c)JFAクラブとの交渉で招集できなかったメンバーについて問われると、反町委員長はこのように返答した。「ここで名前を挙げることはできないが、ケガやコロナの関係で招集を見送った選手が何人かいることは間違いない。同じ国でもクラブによって対応が違うので、最後まで調整と言うか、決めていくことが難しかった。我々としてはその中でベストなメンバーを選出した」U-24代表との兼ね合いについて質問が飛ぶと、森保監督はこう答えた。「反町技術委員長がいつも言うワンチームツーカテゴリーでひとつのラージグループを意識して2試合に臨みたい。A代表はベストチームを作る部分と、U-24の選手たちには基本的にアルゼンチン戦に回ってもらう。東京五輪世代では冨安がひとり入っているが、彼はずっと代表のコアメンバーとしてスタメンで出られるだけのプレーを見せてくれている。ほかの選手でもA代表でスタメンでプレーできる選手もいるが、絶対的なスタメンでなければ、U-24で世界的強豪の素晴らしい相手とプレーする時間が長い方が個の成長につながると思うし、五輪に向けた強化になると思う。またその先のA代表の強化につながる」初招集の選手の評価を尋ねられると、指揮官は次のようにコメントした。「ほかの選手に申し訳ないので個々の選手については控えたい。ただ初招集が8人、また私が監督になってから10人の初招集がいて、チームの半数くらいが初招集になっている。なぜ彼らを招集したかと言うと、それはJリーグで彼らが存在感を見せて、チームの中で輝きを持つプレーをしてくれたので、彼らの力を借りてチーム編成をしたいと選ばせてもらった。一人ひとりがスペシャルな特長、武器を持っている。個々で局面を打開できる、そして所属チームでも見せているように組織の中のいち選手としても連係・連動できるということで選んでいる」U-24アルゼンチン代表戦に臨むU-24日本代表メンバーは以下の通り。【GK】大迫敬介(広島)、沖悠哉(鹿島)、谷晃生(湘南)【DF】板倉滉(フローニンゲン/オランダ)、渡辺剛(F東京)、町田浩樹(鹿島)、原輝綺(清水)、古賀太陽(柏)、瀬古歩夢(C大阪)、菅原由勢(AZ/オランダ)、中野伸哉(鳥栖U-18)【MF】中山雄太(ズウォレ/オランダ)、相馬勇紀(名古屋)、三好康児(アントワープ/ベルギー)、三笘薫(川崎F)、田中駿汰(札幌)、旗手怜央(川崎F)、堂安律(ビーレフェルト/ドイツ)、田中碧(川崎F)、渡辺皓太(横浜FM)、久保建英(ヘタフェ/スペイン)【FW】食野亮太郎(リオ・アヴェ/ポルトガル)、田川亨介(F東京)横内昭展代行監督/figcaption>強豪のアルゼンチンと対戦できる意義について聞かれると、横内代行監督は「南米予選を見ているが、さらにグレードアップしたメンバーが来そう。攻守に隙のない、いいチームだと感じる。技術はみんな高く、クリエイティブな選手がフィフティー・フィフティーのボールを泥臭く取りに行くタフさも兼ね備えたチーム。そういった相手に球際のトライなどでどれくらいできるのか。激しさに対して日本の技術でどう剥がせるのかなどを試していきたい」と語った。A代表の常連である堂安、久しぶりに選出された三笘、17歳の中野の評価を求められると、監督代行は以下のように答えた。「A代表に絡んだ選手は堂安だけではないが、強豪アルゼンチンと2試合やれるという点で、森保監督とも協議してこちらでやってもらおうということで選ばせてもらった。(三笘は) 昨季、シーズン通して川崎の戦力として高いパフォーマンスを見せている。このチームの立ち上げ当時から見ている選手、もう一段階成長している。Jでプレーして一段と力強さが増した。力で抑えつけられて消えてしまうことが最初はあったが、今は力で来られても引きはがせるタフさが出てきた。(中野は) 昨年からJリーグに出ていた。今季は好調の鳥栖のDFラインの一角を担い、アシストも決め、非常に目立っている。このメンバーに入ってこられるひとりとだと感じ選出した」さらに今回招集を見送った前田大然についても「非常に活躍していてゴールも取り、いい選手であることは間違いない。ただ今朝いろいろな情報を集めてベストメンバーを組んでいるということ。それ以上は控えたい」と言及した。改めてアルゼンチンとの戦いに向けて、反町委員長が「五輪は4か月後に始まる。その大会でメダル獲得に動き出さなければならない。そのための第一歩。昨年は海外で4試合できたが、今年は日本の地でエネルギーを出していかないといけない。ピッチ上からポジティブなエネルギーを出していきたい」と意気込めば、横内代行監督も「世界のトップトップと対戦できるので選手たちもかなりのモチベーションでやってくれると思う。ただサッカーはそんなに甘くはない。相手も本気モード。僕がどうこう言うより、選手がそこで勝ちたいと思うか。有名選手と対峙した時に負けたくないという気持ちが芽生え、意地を見せてくれれば」と期待を寄せた。3月25日(木)・日産スタジアムで『国際親善試合』日本代表×韓国代表、26日(金)・東京スタジアムにて『SAISON CARD CUP 2021』U-24日本代表×U-24アルゼンチン代表、29日(月)・北九州スタジアムにて『SAISON CARD CUP 2021』U-24日本代表×U-24アルゼンチン代表、30日(火)・フクダ電子アリーナにて『FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選』日本代表×モンゴル代表がキックオフ。日韓戦、東京スタジアムでのU-24アルゼンチン代表戦のチケットは3月20日(土・祝)午前10時より一般発売。北九州スタジアムでのU-24アルゼンチン代表戦のチケットは発売中。モンゴル戦は無観客試合として実施。『SAISON CARD CUP 2021』U-24日本代表×U-24アルゼンチン代表のチケット情報日産スタジアム『国際親善試合』日本代表×韓国代表のチケット情報
2021年03月20日元スペイン代表で2018年からは日本のヴィッセル神戸でプレーし昨年1月の天皇杯を最後に現役を引退したダビド・ビジャさんが、この度、著書『ダビド・ビジャのサッカー講座試合で活躍するために大切な11科目』の発売を記念し、オンラインセミナーを開催しました。引退後はプロ選手としての経験を生かした『DV7サッカーアカデミー』を設立。現在は世界7カ国で展開し、2020年から日本でも始動しています。今回のトークショーでは、これまでの選手としての経験とこのプロジェクトで日本の子どもたちと関わって感じていること、選手を伸ばすために大事なことや、親とのかかわり方など日本のサッカーキッズ&保護者に向け、 サッカーがうまくなるために大切なことを、 技術と心得の両面から率直なお話をきかせてくれました。オンラインで日本の子どもたち、保護者へのアドバイスを送ってくれたダビド・ビジャさん■身体が小さくても焦らなかったのは両親の言葉のおかげ小さいころからサッカーが大好きで、家の中でもボールや紙を丸めてボール代わりにしたものを蹴って食器を割ったりして母親に叱られたこともあるというビジャさん。子どもの頃から周囲より身体が小さかったものの、所属していたチームではずっとゴールを量産し、エースだと思っていたといいます。しかし、13~14歳ごろになると周囲が大きくなりフィジカル面で不利になり、モチベーションが下がったこともあるそう。そんな時に救ってくれたのがご両親の言葉だったといいます。「小さい選手がいつまでも小さいわけではない」と常に声をかけてくれて、焦りを感じないようにしてくれたのだそうです。それで「小さくても自分がほかの選手に勝てるものは何か」と考えてプレーするようになり、自信をつけていったのだそう。海外のクラブチームでは、毎年同じメンバーが昇格するわけではなく、何人かはふるいにかけられチームを去ることが珍しくありません。競争が激しくなるほど選手は孤独を感じるのだと語ってくれました。そして「親はグラウンドの外で支えてあげて。頑張る子どもへ愛情をかけてほしい」と保護者へのアドバイスを送りました。また、保護者がサッカーの内容に口を出すと子どもが混乱することにも言及。「指導者はサッカーを教えるためのライセンスを持ち勉強している。親はコーチより上の立場で要求しないでいただきたい」と、コーチへのリスペクトを持ってほしいと参加者たちに訴えかけました。■サッカーは自分だけではできない。ボールを持ってない時間が大事イベントの終盤では読者から事前に募集した質問に答える時間も。その中には技術に関する質問もあり、「ドリブル、パスなど個人技を身につけるためにはどうしたらいいか」という選手からの質問には「ドリブルもパスも大切なトレーニングだけど、それができるからといって試合で活躍できるかは別。試合の中ではボールを持つのは2分、あとの88分はボールがないところのアクションです。メディアではボールを持った時のアクションがフォーカスされるので、選手も父母もそれが大事だと思いがちですが、実際は88分のほうが大事だと気付くことができるか。仲間や相手の位置、ボールとの関係など複合的な動きが重要なのです」とアドバイスを送りました。FWをしている選手からの「裏に抜けるタイミングが難しい」という悩みには、「裏に抜ける動きは自分だけでどうこうできる訳ではないので一番難しい。チームメイトのパスのタイミング、相手DFの動きがある。多くの失敗を繰り返してタイミングを見つけ出すものなのです。そのためにはチームでの練習が大事です」と、サッカーは個人技の繰り返しではなく、チームでの連携が何より大事なのだと語りました。■日本の子どもは個人プレーに走りやすい日本の子どもたちの印象については、ビジャさんだけでなくこの日参加した「DV7サッカーアカデミー」のアレックスコーチも「勤勉でまじめ。指導者の指示をインプットして練習で出そうとする」と称賛。まじめで勤勉、言われたことはしっかりできるけれど、「遊び」がなく相手に読まれやすいのも日本のサッカーの課題とも言えますが、アレックスコーチは「チームプレーの理解が低く個人プレーに走りがち」なのも課題だと指摘。ビジャさんも言っているように、試合の中では一人がボールを持つのは90分中2分程度とすれば、チームメイトと連携して動ける思考や動きを身につけるよう意識するのが大事なのです。また、試合を観ることもサッカー上達につながるので、家でできるサッカー上達の習慣としてあらゆる試合をたくさん観ることだとビジャさん。チームごとに特長があるので「このプレーすごい」「このプレーは自分もできるかも」というプレーを見つけてほしい、試合を見る習慣がある選手は強い。と選手たちにアドバイスを送りました。■夢は子ども自身が叶えること。親はサポートを子ども時代にたくさん両親にサポートしてもらい感謝しているというビジャさん。現在は自身も父親として子どもをどうサポートするか、という質問には「自分は子ども時代に幸せだったので、自分の父母のようになりたい。『子ども時代、幸せだった』と思っているようにしたい」と自身のスタンスを語りました。最後に日本の保護者に向けて、日本の選手の多くが世界で活躍できるポテンシャルがあることや、子どもたちの夢は子ども自身が叶えるものであり、親は(手を出しすぎず)サポートする存在であってほしいことなどのアドバイスを送り、コロナ感染が落ちついたらまた日本に行って子どもたちと会いたい。との希望を語ってイベントを終了しました。送迎などの行動におけるサポートだけでなく、フィジカル差で負けてモチベーションが落ちたり、競争の中で孤独を感じたりしながらも大好きなサッカーを頑張り続けるわが子の心をサポートし続けたビジャさんのご両親のスタンスは、保護者の皆さんも参考にしたいものではないでしょうか。
2021年02月12日文/mihokoオーダーメイド枕のブランド『まくらぼ』の新作ポスターに、『ミス・ワールド2020』日本代表・金谷鞠杏(かねやまりあ)さんが起用され、全国の店舗での展開がスタートしました。『ミス・ワールド2020』日本代表の金谷鞠杏さん(かねやまりあ)さん。世界で活躍する金谷さんの美の秘訣は、一体何なのでしょうか……?今回は、ポスター撮影で垣間見えた金谷さんの様々な表情と、その美へのこだわりに迫ります!モデルは「ミス・ワールド2020」日本代表の金谷鞠杏さん金谷さんは、ポスター撮影で、18歳らしいあどけない顔や、ミステリアスな美女の顔といった、さまざまな表情を披露していました。中には、はっとするほど大人びた表情が魅力的な『黒』がテーマの1枚も。金谷さんはこのポスターについて、「今までの殻を破り、新しい自分を発見できたチャレンジングなショットだった」と話していたそうです。“美と健康”の秘訣は睡眠!まくらぼ表参道店での金谷さん(8月28日 金谷さんSNS投稿より)金谷さんは今年の8月、『まくらぼ』でオーダーメイド枕を作ったことを報告していました。SNSでは、当時のカウンセリングの様子をはじめ、枕を変えたことで感じた体や睡眠の変化が綴られています。合わない枕を使用していると睡眠に影響があるそうで、金谷さん自身も「私は顎に負担がかかり、歯ぎしりにつながってしまっていました……。ずっと不眠症に悩んでいて、眠る事を苦痛に感じる時期もありました」とこれまでの悩みを告白。しかし、「素敵なまくらに出会えたことで、今日も眠るのが楽しみです」と、オーダーメイド枕の良さを実感したようでした。金谷さんの体験談から、世界を舞台に戦う美女の“美と健康”が、日々の睡眠で磨かれていることが分かりますね。首や肩こり、不眠に悩んでいる方は、枕を見直してみてはいかがでしょうか?【参考】「美しさは睡眠で磨かれる。」日本一の美女が睡眠にこだわるワケ - PR TIMES©Futonto株式会社
2020年12月30日夏の風物詩だった『ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。今年は新型コロナウイルスの影響で、年末開催となりました。海外クラブの参加は叶わず、日本の選手だけが参加する形となりましたが、子どもたちは久しぶりの大規模な大会に、緊張しながらもハツラツとしたプレーを見せていました。(取材・文鈴木智之)元フォワードとしてどのコースを狙うか、力の加え方などシュートのコツを指導したそうです■街クラブ選抜の監督は元日本代表フォワード久保竜彦さん大会初日の第1試合。早速、注目チームが登場しました。「大和ハウスFUTURES」です。東京、大阪、愛知などでセレクションを開催し、その中から選ばれた選手で構成されているチームで「中学から、J下部に行く子も多いです」(浜田満・大会実行委員長)との言葉どおり、タレントが揃っていました。チームを率いるのは久保竜彦さん。現役時代は「ドラゴン久保」の愛称で親しまれた、元日本代表FWです。「普段はちょこちょこ呼ばれて(指導に)行く程度」(久保監督)と謙遜しながらも、子どもたちに的確なアドバイスをし、勇気づけて試合に送り出す姿は"監督"そのものでした。大和ハウスFUTUERS、初戦の相手はコラソン千葉FC。立ち上りから、高い技術で試合の主導権を握った大和ハウスFUTUERSは、前半4分に海老原空選手(13番)がゴールを決めると、後半5分にはキャプテンの手嶋蒼介選手(8番)がドリブルで持ち上がり、強烈なミドルシュートを決め、2対0で勝利しました。試合後、攻守に存在感を発揮した手嶋選手は「守備では相手を止めて、攻撃ではミドルシュートで1点決めることができたのでよかったです」と笑顔で振り返りました。その存在感は抜きん出ていて、久保監督も「2点目のロングシュート、パスカットから(足を)振り抜けるのは、小学生ではなかなかないと思う」と称賛していました。右サイドを鮮やかなドリブルで駆け上がり、チャンスを作った小林葵選手(9番)は「初戦が大事なので、しっかり勝ててよかったです。久保監督から『失敗してもいいから、全力でやってこい』と言われて勇気が出ました。最初はちょっとだけ怖いのかなと思ったけど、話してみたら全然そんなことなかったです」と、はにかみながら話してくれました。■違うチームの子と試合に出る経験を通して、チーム作りや大人とのかかわり方を学んでほしい勢いに乗る大和ハウスFUTUERSは、2試合目のモンテディオ山形ジュニア戦も2対0で勝利。圧巻だったのが、徳山晃成選手(17番)の先制ゴールです。巧みな足技でボールをコントロールすると、左足で強烈なシュートを突き刺しました。実は徳山選手、事前に久保監督のプレー集を見ていたそうです。「監督が久保竜彦さんなので、スーパープレーの動画を見たりして、ミドルシュートを意識しました。昨日、監督からシュートについてアドバイスを受けて、しっかり軸足を固定してから『神コース(サイドネット)』を狙えとか、シュート態勢が横でも、前に体重をかけてボールに力を伝えようと言われました。得点の場面では、それが出せました。監督はサッカーも上手かったし、いろんなアドバイスをくれる。すごい人だと思います」(徳山選手)久保監督は「みんな『シュートがあんま入らん』と言っていたから、そこを朝ちょっとやって。シュートを打つ場所や自分の得意な場所に持っていくことだったり、気づいたことを言いました」と、指導の内容を教えてくれました。子どもたちについては「こんなに元気が良くて、レベルの高い選手とは思わなかった」と驚いたそうで、「自分のチームは(選抜なので)寄せ集め。寄せ集めで大会に出る経験は、代表でもない限りないと思うので、チームの作り方や大人との関わり方などを、子どもたちなりに感じてもらえれば、のちのサッカー人生にもプラスになると思う」とエールを送っていました。■子どもの「こういうプレーがしたい」を邪魔しないこと失敗してもいいから、全力でやってこい、という久保竜彦監督の言葉に勇気をもらった選手たちが躍動さらに、サカイク読者に向けて「親の関わり方で大事なこと」を尋ねると、こう答えてくれました。「一緒にやれるのであれば、一緒にやって。難しさだったり、悩みだったりは共感できると思うから。親御さんが一緒にやるのが、子どもにとって支えになると思うけど、それができないんだったら、何も言わずに見守ってあげるのがいいと思う。やってみて、どんだけきついのか、大変なことをやっているのかがわかるだけでも、見方が違ってくると思うので。自分は娘と一緒にテニスをやっていますけど、全然だめだから何も言うことはないです(笑)」子どものサッカーを見守る姿勢については、次のようなアドバイスをくれました。「小学生のうちは自分のやりたいプレーというか、思い描いているかっこいいプレー、こういうプレーがしたいというのを繰り返し、自分で勝手にやるものなので、それを邪魔しないように、できるだけ多くの時間を作ってあげること。自分が子どものときは外灯の下でボールを蹴ることができましたけど、いまはそういう時代じゃないので。できるだけ見てあげたり、車のライトをつけてあげて、その灯りで練習したりとか、いろいろアイデアはあると思う。子どもはボールを蹴るのが好きだから『もうちょっとやりたい』と言うもの。そこで親の都合で帰ったりしないように、子どもの気が済むまでやらせてあげる。なかなかできないとは思いますけど、それが大事だと思います」指導者として、様々な経験をもとに子どもを導く久保監督。大和ハウスFUTUERSの選手たちが見せる、今後のプレーが楽しみです。【全試合結果・詳細】U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020公式ホームページ>>
2020年12月27日2020年12月9日、ラグビー元日本代表の五郎丸歩選手が現役を引退することを発表しました。2015年に開催されたラグビーワールドカップ(W杯)では、胸の前で人差し指を合わせる『五郎丸ポーズ』が話題を呼び、一躍時の人となった五郎丸選手。2021年1月にスタートするトップリーグを最後に、現役引退の意向を示しています。五郎丸選手は、今回の引退発表に際して、自身のInstagramを更新。 この投稿をInstagramで見る 五郎丸歩(@ayumugoromaru_official)がシェアした投稿 本日リリースされた通り、今シーズンを最後に引退を決意しました。ラストシーズン自分らしく!!ayumugoromaru_officialーより引用「ラストシーズンも自分らしく挑みたい」と意気込みをつづった五郎丸選手。ネット上では、次のような応援と感謝のコメントが相次いでいます。・さびしいです。今まで本当にお疲れさまでした。・大好きな選手なのでショックですが、これからもずっと応援しています!・あなたが見せてくれた、数々の素晴らしいプレーを決して忘れません。ありがとうございました!2020年12月16日に、五郎丸選手は今回の発表について、記者会見を行う予定とのことです。さまざまな試合で、私たちを魅了してくれた五郎丸選手の雄姿を、最後まで目に焼き付けたいですね![文・構成/grape編集部]
2020年12月09日元バレーボール日本代表の木村沙織さんが、夫婦で始めたYouTubeチャンネル『Saori & J STYLE【木村沙織&日高裕次郎】』で、『引退後、メディアに出ない理由』を語りました。今回は、コスメが大好きという木村さんが、オススメのコスメを紹介する動画...のはずだったのですが、なぜか、いきなり日高さんが『割り算』の問題を出し始めます。それに対し、「割り算ね~、大得意だよね~、恐いよね~」といいながら挑戦する木村さん。『28÷4』は、歌いながらなんとかクリアしたものの、続く『32÷2』には、「え、でもさ、ちょっと、それは…」と動揺を隠せません。実は、引退後メディアに出ない理由には、このことが関係しているらしいのですが…。その理由についても、こちらの動画で語られていますので、ぜひご覧ください。32の中に2が何個あるかを一生懸命考えながら、思わず「それは、2がありすぎない?」と戸惑う姿には、こんなコメントが。「超おもしろい」「貴女は天才ですか」「さおりんの割り算考えてる時の顔!笑最高にキュートですね」最後には、メディアに出ない理由について、自ら「バカなの」といってしまった木村さん。これには、日高さんもスタッフも爆笑で、見ているこちらまで笑顔になってしまいます。気になる本題の『木村さん愛用コスメ』も、たくさん紹介されいて、顔の半分だけベースメイクを施された日高さんの完成形も、気になるところ。これからも、他では見ることのできない、自然体の2人の掛け合いが期待できそうですね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年11月24日現在、全国にて公開中の河瀬直美監督作『朝が来る』が、「第93回米国アカデミー賞」国際長編映画賞部門の日本代表作品に決定したことが分かった。直木賞・本屋大賞受賞作家の辻村深月の29万部を超える感動ヒューマンミステリー小説を、永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子ら出演で映像化した本作。実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった少女を繋ぐ「特別養子縁組」によって、新たに芽生える家族の美しい絆と胸を揺さぶる葛藤が描かれる。カンヌ常連の河瀬監督は、本作でもカンヌ国際映画祭【CANNES2020】に公式選出され、その後、トロント国際映画祭をはじめ、サン・セバスティアン国際映画祭、釜山国際映画祭で上映が決定しているほか、北米・アメリカでの配給も決まり、フランス、スペイン、北欧、ブラジル、中国、韓国など、すでに26の国と地域で配給される予定だ。受賞に向けては、各国の代表作品の中から、ノミネート5作品が選定。近年では、是枝裕和監督作『万引き家族』が国際長編映画賞(従来の名称で外国語映画賞)にノミネートされている。このたびの選出を受けて河瀬監督は「本作品が描く、どんなことがあっても必ず朝は来ると思える希望の光を、日本代表として栄えある米国アカデミー賞国際長編映画賞部門の枠へ届けられることを誇りに想います」と喜びのコメントを寄せている。■河瀬直美監督コメント全文本作品が描く、どんなことがあっても必ず朝は来ると思える希望の光を、日本代表として栄えある米国アカデミー賞国際長編映画賞部門の枠へ届けられることを誇りに想います。撮影中、共に創りあげた俳優陣は、役を「生きる者」としてそこにあり、流す涙や心からの微笑みで嘘のない「本当」を作品に刻みました。映画を創るということは私にとってもうひとつの人生のようで、そこに降りそそぐ光や吹く風に勇気や希望を見いだします。子供のいない高齢の夫婦の元で両親を知らない私は養女として迎えられ、この生を慈しむことを知りました。運命的に出逢った本作品「朝が来る」には私が見てきたこの世界の闇と光が存在します。コロナ禍にあって、皆さんの生活が脅かされ、心が疲弊するとき、本作品に出逢っていただく時間は、少なからず「希望」を感じていただけるものとなりました。世界中の人々がその「希望」の光を持って、誰かに少しでも優しくなれる時間が訪れますように。明けない夜はない!大切な誰かと一緒に全国の映画館へ、公開中の「朝が来る」に出逢いに来ていただけると幸いです。映画監督河瀬直美第93回米国アカデミー賞授賞式は現地時間2021年4月25日(日)、日本時間4月26日(月)に開催予定。『朝が来る』は全国にて公開中。※河瀬直美の「瀬」は、正しくは旧字体(cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年10月29日元バレーボール日本代表の木村沙織さんが、夫の日高裕次郎さんとYouTubeチャンネル『Saori & J STYLE【木村沙織&日高裕次郎】』を開設しました。2020年10月2日に公開された、記念すべき1回目の動画(予告編を除く)では、初公開かもしれないという夫婦の馴れ初めも語られています。中学生のときから、バレーボールの大会で、お互いのことを知っていたという2人の気になる馴れ初めは、こちらをご覧ください。少し緊張しながらも、ほのぼのとしたやりとりを繰り広げる2人の様子から、仲のよさが伝わってきます。コメント欄には、YouTube開設に対する喜びの声や今後の企画のリクエストが、たくさん寄せられていました。同時に、やはり皆さん、木村さんの顔の白さが気になってしまったようで…。「沙織さん透明度が凄すぎ。もう真っ白じゃん」「顔真っ白すぎて!そういうところも大好きです!」どうやら、機材トラブルがあったようですが、後日公開された次の動画には、これらのコメントに対して「白かったよね」「全面に浴びてたよね」と自ら大笑いする木村さんの姿も。現役時代から、天然キャラとして有名だった木村さんですが、夫の日高さんのフォローが絶妙で、ほっこりできる夫婦チャンネルになりそうです。まだ結婚式を挙げていないということで、いずれは、結婚式の様子もYouTubeで公開したいと話す木村さん。やりたい企画も色々とあるようで、これからどんなチャンネルになっていくのか楽しみですね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年10月23日株式会社 フィーゴは、イタリアのスニーカーブランド「HIDE & JACK」と元ドイツ代表のサッカー選手メスト・エジルによるコラボスニーカー「THE CAGE」を阪急メンズ東京・阪急メンズ大阪にて発売いたします。ご購入者にはメスト・エジル直筆のサインを両会場5名、計10名様にプレゼントさせていただきます。「THE CAGE」のデザインコンセプトは、メスト・エジルが貧しかった幼少期にサッカーを始めた、金網で囲まれたサッカー場「Monkey Cage」に由来しています。かかと部分のゴールドの箔はその金網、そしてダークブルーとホワイトレザーのカラーコンビネーションは、彼のルーツであるドイツ・ゲルゼンキルヒェンの街を表現しています。このスニーカーはすべてイタリアの職人の手により1点1点作られています。オリジナルのクロコ型押しレザーや柔らかなカーフレザーもすべてイタリアンレザーを使用しており、100%メイド・イン・イタリーにこだわっています。「THE CAGE」の詳細■品番OZLHBLUWHT/M■価格6万8,000円(税抜)■サイズ40、41、42、43、44■発売日と売り場10月14日(水)より、阪急メンズ東京5F スニーカーワールド10月21日(水)より、阪急メンズ大阪1F 紳士靴売場HIDE & JACK2014年、イタリア・ヴェネト州の中央に位置するトレヴィーゾにて、AlbertoとNicolaによるFranceschi兄弟によって創業したシューズブランド。ブランド名である、HIDE & JACKは、R.L.Stevensonの小説「ジキル博士とハイド氏」に由来。Instagram: Özilメスト・エジルは、ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州ゲルゼンキルヒェン出身の元ドイツ代表のサッカー選手。シャルケ04、ブレーメン、レアルマドリードなど数々のチームを渡り歩き、現在はプレミアリーグのアーセナルFC所属。Istagram : & JACK日本公式サイト: & JACK日本公式インスタグラム:企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年10月15日2018年に現役を引退し、今年7月に女優に転身したソチ五輪ペアスケーティングの元日本代表の高橋成美(28)だ。3歳でフィギュアスケートを始め、小学校5年生のときに師事する都築章一郎コーチ(82)のもとで、羽生結弦(25)と出会い「五輪の金メダルをとりたいね」と夢を語りあった彼女。3歳年下の“親友”にも引っ張られ、トップスケーターとして高橋成美は頭角をあらわしてくる。■駆け足で成長する羽生に嫉妬は感じなかった仙台市にある都築コーチのもとで半年ほど過ごしたのち、再び中国へ。12歳のときにペアへ転向し、“中国での全国大会”に出場すると6位入賞と才能が開花した。だが突然「中国に国籍に変えない限り、もうリンクには上げられない」と中国フィギュアスケート協会から通告される。将来の中国代表の強力なライバルを育成するわけにはいかないという判断が働いたのだろう。失意のなか、中学2年生の終わりに帰国を余儀なくされた。日本にはペアが練習できる環境は少なく、千葉の学校に通いながら、当時、横浜市で指導していた恩師の都築氏の元へ通った。そこで、中学生になった羽生と、久しぶりの再会を果たす。「ゆづはすごく身長が伸びていて、ダブルアクセルが大得意で、トリプルアクセルの習得の最中でした。まだかろうじて私の方がジャンプが上手で、いろいろ聞いてくれたんですけど……。1年も経ったころには、5種類のジャンプを全部飛べるようになっていて」駆け足で成長していく羽生。トップアスリートらしく“負けず嫌い”の性格を自認している高橋成美だが……。「でも、ゆづに対しては、昔から不思議と悔しい気持ちを感じたことがありません。逆に『私も頑張らなきゃ』っていつも思わせてくれるんです」3歳年下の羽生に感じたのは憧れにも似た気持ち。幼少期から羽生がエフゲニー・プルシェンコに憧れていたのは有名な話だ。「ほかにも好きな選手がいたけれど、ゆづがプルシェンコと言ってからは、私も彼一筋になって(笑)。男の子だったら、私もマッシュルームカットにしてたくらい。ゆづが、『モンスターハンター』(ゲームの名前)を始めたら、私もすぐにハマりましたね。それから、私はもともと首にかけるファイテン(磁器ネックレス)を愛用していたんですが、その効果を共有できるのもゆづでした。当時から『これ体軽くなるよね』とかも話していましたね」■アイスをほお張りながら「太らなくていいね」と羽生は14歳にして世界ジュニア選手権に出場し、世界の舞台で戦うようになっていた。「そのころ、ゆづは金のラインが入った日本代表ジャージを着ていて、それをなかなか脱ぎたがらないんですけど(笑)。そのブカブカなジャージのままアクセルを飛んでしまう。ゆづが飛ぶと、みんな見るんですよ、一般の人も。『あの子すごい』って、なるくらい目立っていました」ジュニアになり羽生は、ストイックに自分を律していたという。「試合後のバンケット(打ち上げパーティー)も、顔は出しますが、すぐに静かに自室に戻っていく。私も真似をして、そっと自室に戻って。そこで1人で『モンハン』していました(笑)」10代の少年らしいかわいい素顔をのぞかせることも……。「横浜時代、『なるは何食べても太らなくていいな』ってゆづは言うんです。大きなソフトクリーム食べながら(笑)。『それはゆづでしょ。私は気を付けているよ』って」中国語、英語、スペイン語など、五カ国語を話せる彼女。羽生が練習拠点をカナダへ移す前には「英語をどう勉強すればいいの?」と、相談された。「『いっぱい(英語)喋ればいいよ』とか『最初はスケートの言葉とかを喋って。Why?とかだけ覚えれば大丈夫』とか軽く流してしまった気が……。ゆづは頭もいいし、いろいろなセンスが本当にあるのは知っていたので、“どうせ大丈夫でしょ”と思ってたんでしょうね(笑)」一方、ゆづのアドバイスに救われたことも……。「アイスショーで一緒になったとき、滑る直前に『サルコウが不安なんだよね。どうやったら飛べるの?』って聞いたら、『シュッとやったら飛べるよ』と言われて(笑)。それで本番でシュッとやってみたらきれいに飛べて。きっと考えすぎだったんでしょうね」■平常心を保つため五輪にガンプラを持参2014年、ともにソチオリンピックに出場を果たす。「結団式では、『このお菓子おいしいね』みたいな何気ない話しかしませんでした。メダル候補として、ゆづに沢山のプレッシャーがかかっていたのも知っていましたから」自らは、木原龍一(28)とのペアで出場。コーチから「平常心を大切に」とアドバイスを受けた。「夢のオリンピックですが、それを意識しすぎると、日ごろのパフォーマンスができません。『これは一つの試合に過ぎない』と思えるように、私はオリンピック村に、ガンダムのプラモデルを持っていって、それを作って平常心を保とうとしました」団体戦で日本は5位。ペアでは18位と、メダルには届かなかった。「自分たちの出番が終わった後、練習拠点のデトロイトに戻らないといけなくて。世界選手権が迫っていたので、練習しないといけなかった。リンクにあるテレビで、スケーター仲間たちとゆづを応援しました」羽生は、アジア人男性初の金メダルを獲得した。小学生のころ、ともに語り合った夢を叶えたのだ。【PROFILE】高橋成美1992年千葉県出身。3歳からフィギュアスケートを始める。マーヴィン・トラン(カナダ)とのペアで2012年に世界選手権3位。2014年、木原龍一とのペアでソチ五輪に出場。2018年に現役を引退。今年7月に松竹芸能に入り、女優業を開始。慶応義塾大学総合政策学部に在学中。「女性自身」2020年10月13日号 掲載
2020年09月29日2018年に現役を引退し、今年7月に女優に転身したソチ五輪ペアスケーティングの元日本代表の高橋成美(28)。3歳でフィギュアスケートを始めた彼女は、同門の“三歳年下の親友”羽生結弦(25)からの刺激もあり、五輪出場という夢を叶える。引退した彼女が新たに選んだ戦場は、“女優”というまったく違う世界だった。元トップアスリートが明かす新しい挑戦の理由。■ゆづから学んだ「人を喜ばせる幸せ」ソチ五輪出場から6年ーー。高橋成美は女優という新たなチャレンジをはじめている。「アイスホッケーもやってみました。本当に楽しかったけど、何か足りない。それは何かと考えてみたら、“表現”だと。人前で自分が表現をしたことに誰かがリアクションをしてくれたり、心に響いたり、それがいちばんの幸せや達成感を感じられることに気づいたんです」そこにも羽生の影響がある。「ゆづは『スケートが好き』『注目されるのが好き』というので、スケートを始めたんだと思います。でも、成長するにつれて、自分だけじゃなくて、みんなのため、応援してくれる人のために、滑っていくようになった。そんなゆづを見て、心を動かされて……。スケートは自分のためという思いが大きかった私ですが、ゆづの成長する姿を見て、私も誰かを喜ばせることに、幸せを見出すようになったんです」夢は「カメレオン役者」だ。元々スケーターとしても、プログラムごとに“成りきる”ことに定評があった。映画『パラサイト半地下の家族』の父役のソン・ガンホの存在感に衝撃を受けた。「私自身は、町を歩いていてもなじめる普通のタイプだと思っています。だからこそ、ソンさんのように日常の中にいそうだけれど存在感のある俳優になりたい。そして与えられた役ごとに本気で取りくんでカメレオン役者といわれたら、いちばんの誉め言葉です」週に2回、レッスンにも通っているが、フィギュアと芝居との違いも感じている。「体での表現と、お芝居の言葉を使っての感情表現は、似て非なるもの。振り付けを覚えるのは得意ですが、セリフの暗記が難しい。そこで、振りをしながらセリフを覚えてみると、すぐに体にも頭にも入ることを発見しました」■日本の文化を世界に発信していきたい大好きなアニメの声優の仕事や、語学力を活かした仕事もしたいと考えている。「第二の母国語の中国語や、英語などを活かして、日本文化を世界に発信していきたいんです」学業や女優業と並行して、コーチとして後輩の育成も行っている。「ゆづが次のオリンピックに出るときに、私が携わるペアの子のコーチとして一緒にオリンピックにいけたら、夢のようですね」年下の憧れの人、羽生結弦。彼の存在があったから、頑張ってこられた。「本当に高く昇っていくので、私も懸命に追いつこうとしたら、高橋成美なりの高い位置にまで上れました。感謝しかありません」ゆづから多くの影響を受けてきたが、恨んでいることも……。「ゆづはイヤホンにすごいこだわりを持っていて、曲やTPOにあわせて使い分けてるんです。私もその影響を受けてハマっちゃって……。お金が貯まるとイヤホンを買ってしまう。これだけは、ゆづに憧れなきゃよかったですね」そう言うと、氷上で多くの人を魅了したとびきりの笑顔で笑った高橋成美。近い日に、別の舞台でその笑顔に出会えるかもしれない。【PROFILE】高橋成美1992年千葉県出身。3歳からフィギュアスケートを始める。マーヴィン・トラン(カナダ)とのペアで2012年に世界選手権3位。2014年、木原龍一とのペアでソチ五輪に出場。2018年に現役を引退。今年7月に松竹芸能に入り、女優業を開始。慶応義塾大学総合政策学部に在学中。「女性自身」2020年10月13日号 掲載
2020年09月29日