前回 の記事問題の先生に子どもたちと交流を深めようとしてる良い変化が…と喜んでいたのに…B先生が再び暴言を使っていると聞いた後、学校で校長先生に会ったので話をしてみると…「以前私がお手伝いした」というのはどのような状況だったのかというと…この2年くらい前のことです。私は図書ボランティアで学校の図書室にいたのですが40人近くいるクラスの中にかな~りマイペースで先生の指示をほとんど聞いていないお子さんが2人いたのです。先生も図書室から教室へ戻るときにその子たちに遠くから声をかけていましたが、全然動こうとしないので、一旦他の子を連れて教室に戻って行きました。私は知ってる先生だったし、大変そうだったので、その2人を教室へ連れて行きました。その後、先生とお話をしたら「じゃがさんの無理のない範囲で来てくれたら助かります」とおっしゃられたので、週に2日、算数と国語の時間だけお手伝いをしていました。お手伝いをしていてわかったのですが、その2人は誰かが常に声をかければできるのです。声をかける人がいないと授業中に黒板を見ていなかったり、飽きてしまったりします。できれば長い時間見てあげられればと思うものの、私は学校が終わるまで毎日ついていることはできません。ボランティアに頼らずとも補助の先生を入れてもらうことはできないのか聞いたところ、理由はよくわかりませんが…難しいとのことでした。今回のB先生の暴言のターゲットになっているお子さんたちが、マイペースで似たタイプだったのかはわかりませんが、人手があれば違った状況だったのではないかと思いました。A先生とB先生の違いは、お子さんたちの個性を認めているか、また、他の人の手を借りることができるか(できたか)、の2点だったように思います。そして今回B先生は、また暴言を使ってしまっているとのことで、校長先生との話し合いは最終的にどうなったのかというと…当事者の親とB先生がこの件について向かい合うことになっているとのことなので、私は上手くいくといいな~と思いつつ、お任せすることにしました。そして協力できることがあればとお伝えし、一旦静観することに。次回は最終話です
2020年09月17日前回 の記事意見の違うママさんが乱入してきて予想外の展開に。気を取り直して先生と話をすると…先生と穏やかに、でも伝えたいことはしっかり言えたと思います。その話し合いの後…最初に先生が暴言を吐いていることを教えてくれたママさんたちが駆け寄ってきて…「やっぱり」ってどういうことだろう‥とやや引っかかるところもありましたが、まぁ喜んでくれているので良かったとしよう…。もともと先生の暴言は陰で噂になっていたようで、私が直接先生と話したという話は、あっという間に広がってしまい、後日こんなことを言ってくるママさんがいました。このママさんに言われた「汚れ役」という言葉には驚きました。(それぞれ考え方が違うのは当然なので、直接意見交換できるのはいいのですが)私は「その子だけの問題じゃないでしょう?」と返しました。「まあそうだけどさ~」と…。さらに後日、今度はこんなこと言うママさんがいやいや…待って! 私はそういう係じゃないです。それにこのママさんが、言って欲しいという話は暴言のことではなく宿題に対する先生とご家庭の考え方の違いでした。「先生と話したけど、話できない先生じゃなかったよ。穏やかに話せば落としどころみつかるんじゃない!?」とやんわりお断りさせていただきました。確かに学校の先生に「言いにくいことを言う」のは気をつかうし緊張するし難しいイメージがあります。モンスターペアレントとか、過保護とか思われたら嫌だなとか、いろいろ考えちゃますよね。ですからこういうことに関わりたくない気持ちもとてもわかります。でも学校教育と家庭教育とは切り離せるものではなく、どちらもがうまく連携とりつつ進めていくものではないでしょうか。ですから、一方的に要求や批判をぶつけるのも違うと思いますし、子どもにとって良くないことを放置するのも違うと思うのです。クラスでのできごとは自分の子どもにも無関係ではありません。「冷静に感情的にならずに話をする」それを忘れなければ、言いにくいことであってもそんなにおかしなことにはならないのかなと思ってます。でもいろんなママさんの反応を受けて家に帰ったあといろいろ考えてしまいました…。もうこのあとはなるようになるだろうと腹をくくる私でした。もういっそのこと、学級の懇談会で話してもよかったのかもという考えもありました。そうすれば、クラス全体で目を光らせることができますし、先生もおかしな言動はかなり注意しなければならなくなるはずです。でも懇談会で話すということは、場合によっては先生のつるし上げになってしまう可能性があるかな~という懸念から、今回のような形にしてみました。次回は先生のその後の変化についてです
2020年09月15日子どもとの暮らしは大きな喜びをもたらしてくれます。同時に子育ては何らかのストレスがついてまわります。保護者として子どものスポーツに関わるときも例外ではありませんね。大きな喜びや楽しみはあるけれど、しんどさやストレスもある......。今回はスポーツをする子どもの親が感じる「ストレス」「目に見えないプレッシャー」はどこからくるのか。親のストレスが子どものスポーツにどう影響するのかを、スポーツライターでかつてはデイリースポーツ紙で日本のプロ野球を担当し、現在は米国在住で米国のプロから子どものスポーツまでカバーしている谷口輝世子さんがお伝えします。(構成・文:谷口輝世子)子どものスポーツで保護者がストレスを感じるのは、不安や焦りからくるプレッシャーが原因!?■現代の保護者に求められていることとは私は7月に『なぜ、子どものスポーツを見ていると力が入るのか』(生活書院)という本を上梓しました。なぜ、子どものスポーツ観戦が、これほど楽しく、しかし、時にはストレスを感じるのかについて書いており、英米の専門家や、米国の実践などから重圧やストレスへの対処について教えてもらったり、取材したりしたことをまとめたものです。我々のようなスポーツをする子を持つ保護者にはどのような負担がかかっているのでしょうか。英国の研究者カミラ・ナイトとレイチェル・ニューポートは、現代の保護者に求められている事がらを次のように分析しています。・一般的に子育てに必要なこと。・自分自身の仕事や職場で求められること。・社会から「良い親」として期待されていること。・メディアで描かれる保護者の姿。・子どもが所属するスポーツ組織から保護者に求められること。・コーチから保護者に求められること。・アスリートとしての子どもから保護者に求められること。保護者は子どもがスポーツをしている、いないに関わらず、食欲はあるか、よく眠れているか、学校生活で問題を抱えていないか。いろいろなことに気を配りながら暮らしています。それに、仕事、職場、家事などでも求められる役割をこなしていかなくてはなりません。また、メディアで伝えられるような毒親ではないかと悩むことがあるかもしれませんし、世間で求められている「良い親」であるか、育児本で推奨されているような「良い子育て」ができているかと不安になることもあります。子どもがスポーツをすれば、チームや組織の何らかの当番や役割を担わなければいけませんし、金銭的な負担もあります。コーチからは家庭で注意すべきことなどの指示があるかもしれません。子どもがスポーツで伸び悩んでいると気になりますし、ケガの心配も大きいですね。保護者は「子どもの将来に最善の選択をしているか」という、重圧や不安、焦りにさらされていると言えます。■子どもがコーチの指示を理解できないのは親の育て方の問題なのか、線引きは困難例えば、私が子どもだったとき。幼稚園や小学生を対象にしたスポーツ教室や競技チームはほとんどありませんでした。中学校や高校、大学での運動部活動では、親の意見ではなく、私自身のどのようにしたいかを考えて決めました。しかし、今は幼児や小学校低学年を対象にしたスポーツ教室も多く、子どもの希望を聞きながら決めていても子どもの年齢の幼さゆえに、親が主導権を握らざるを得ない、ということも少なくありません。親である自分のせいで、子どもがスポーツをする機会を逃してはいけないという焦りもありますよね。親は子どものためにベストの選択をしたいと思って焦ったり、悩んだり、調べたりします。しかし、子どものスポーツを取り巻く環境が、親と子の決断をより難しくすることもあります。親も子も学業との両立をと願っても、チームの活動形態がスポーツ優先になってしまっていたり......。保護者は勝つことよりも、子どもの長期的な成長をと願っていても、チームは勝利主義に傾いていることもあります。保護者が「個人」で何とかできることもありますが、子どものスポーツを取り巻く「社会や環境」から変えていかなければいけないこともあります。自己責任といえば、こんなこともあるのではないでしょうか。子どもが良い選手、競技力の高い選手ならば、保護者の育て方がよいのだろうと見なされることが多いように感じます。(世界で活躍するスーパースター選手の親御さんがどのように子育していたのかを知りたいと思うのも、良い子育てをされたからだろうなという気持ちがあるからだと思います)。逆に子どもが伸び悩んでいたり、コーチの指示を理解できない、指示通りにできないなどは、保護者の育て方に問題があるのではないか、とみなされやすいですね。これもどこまでが保護者の育て方の問題なのか、誰も線を引くことはできません。■保護者のストレスは子どものスポーツにも影響我々、保護者がどのようなところにストレスを感じているのか。保護者個人が対処できることは何かか、子どもを中心に保護者と指導者が手を結ぶことで軽減できることは何か、スポーツ界、教育界全体で取り組まなければいけないことか。ストレス、負担、イライラを引き起こす原因を、少し分解して対処方法を考えてみるのもよいのではないでしょうか。観戦席にいる保護者がストレスを感じてそれを表に出すことは、子どものスポーツにあまりよくない影響を与えているという研究結果もあります。ですから、保護者がどのようなところに負担やストレスを感じ、それをつい子どもにぶつけてしまいそうになるのか、を調べたり、考えたりすることはムダではないはずです。それに、保護者自身がストレスに対処しようとする様子、子どものスポーツをよりよくしようと対応することは、大人のやり方を見ている子どもたちがストレスや物事に対処する方法を学ぶことにもつながると、英国の研究者カミラ・ナイトは説明しています。後編では親のストレスを軽減するアドバイスを送ります。
2020年09月07日前回 の記事学校参観日に問題の先生と話をしてみた。先生の反応は…私が先生と話している雰囲気でただならぬものを察知したのか、周りに集まってきたママさんたちは遠巻きに聞き耳を立てていたようです。その中の1人のママさんが近づいてきてこんなことを言いましたこちらのママさんは教育熱心で、お子さんもしっかり勉強に取り組んでいるので、B先生の当たりが強かったことはないようでした。また指導に対しての価値観が大幅に私とは違ったのか、指導の域を超えた暴言があったこと(そのセリフはあえて言いませんでしたが)を説明しても、納得できない様子でした。先生が一部の生徒にだけ暴言を吐くというのが信じられなかったのかもしれません…私としてはこの展開は予想してなかったので驚きましたが、気を取りなおして先生と話の続きをしましたこうして話し合いは終わりました。決して敵対したいわけではないこと、親として人として心配していることが伝わったらいいなと思いつつ話をしたつもりです。ただ、今までも同じことを繰り返してきたと聞いているので、問題点を指摘しただけでは解決しないだろうとも思い、最後にサポートの提案をしました。(このサポートなどお手伝いの提案は、こちらの学校では時々あることで、校長先生にも話は通してありました)が、遠慮されたので無理強いはせず、「今後も子どもたちをどうぞよろしくお願いします」と挨拶して帰りました。次回はクラスのママさんたちや先生のその後の様子など描いていきたいと思います
2020年08月20日2人の子供の母親である、愛すべき宇宙人(aisubekiutyu_jin)さんは、Instagramに子育てや日常を描いた漫画を公開しています。母親の財布から千円を持ち出した娘「なぜこんなことをしたの」と尋ねると?今回は、2020年現在小学1年生の息子が、保育園の年少さんだった頃のエピソードを投稿。その年、保育園のお遊戯会で息子さんのクラスは『3びきのこぶた』の劇を披露したそうです。この時の劇は、今なお保護者の間で語り継がれる伝説となっているといいます。なぜなら…。『3びきのこぶた』途中で脱走する子ブタやオオカミに寝返る子ブタなど、終始シュールな展開が繰り広げられた劇。終盤、奇跡的にも舞台上には『3びきの子ブタ』が残りましたが、そのうちの1人が死んでしまうという衝撃の結末を迎えました…。投稿を読んだ人たちからは「最高すぎる」「この歳で強者を見極める処世術を会得するとは」「ラストに声を出して笑ってしまいました」などのコメントが寄せられています。自由気ままな子供たちが演じる、ハラハラドキドキな『3びきのこぶた』は、観客にとって忘れられない作品になったようですね![文・構成/grape編集部]
2020年08月05日前回 の記事B先生に問題があるということは校長先生も知っているらしい…ということで、校長先生のところに行ってみたけれど…校長先生と話をして、私はB先生と直接話をしようと思いました。最初にB先生のことを教えてくれたママさんたちに、学校に任せておいたら、さらに被害が増えてもおかしくない状況であることや校長先生の言葉も伝えたのですが…他のママも心配して噂は広まっていたし、「多くの親が見ていますよ」ってことをわかってもらうには数人で行った方がいいかなと思ったのですが(イラストでは3名ですが実際は7~8人のママさんたちとこの話をしていました)…みんなそこまでするのは抵抗があったようです。理由は、自分の子どもは関係ない。そして親が動くことによって我が子がターゲットになったら心配…ということでした。私は1人で話に行ってもいいかなと思ったので「先生と話してみる」と言い、その場は解散となったものの、私だって息子が可愛いです。さすがに心に迷いが生まれました次回へ続きます
2020年07月26日前回 の記事子どもや先輩ママに話を聞くと、なんと前の年も問題になっていたというB先生…問題がある先生だということはどうやら校長先生も知っているらしい!?…ということで、今度は校長先生のところに行ってみました。正直…驚きました…!つまりB先生の暴言は注意しても直らない…しそしてそのような先生と知っていながら、この対応?!校長先生がおっしゃるには、問題が起きて指導をすると、その時は本当に反省しているようなのですがまた繰り返してしまうとのこと。そして以前は該当児童の親御さんと数回話し合いの場を設けたようですが、可愛いわが子を先生によって傷付けられているので、怒りの感情が大きく冷静な話し合いができないことも多かったので、今回は、第三者の私たちが直接B先生と話をし、多くの人たちが関わることで見守っていきたい…ということでした。もちろん学校側も改めてしっかり指導をしてまいりますとのこと。B先生のこれまでの人生がどうだったかは知る由もないですが、先生を続ける以上言葉の暴力は言語道断。学校側に危機感があまりないように感じられ気になりましたが、私ができることって、該当児童の親御さんに知らせることか、先生と話をするか、静観…この3つしかないなら私は…次回へ続きます。
2020年07月25日子供の体調やその日の様子を情報共有するため、多くの保育園では連絡帳を使用しています。保護者が自宅での出来事を先生に相談したり、先生が保育園での出来事を保護者に報告したりするのです。連絡帳は、保護者と先生の交換ノートといえるでしょう。夫に保育園の連絡帳を書かせた結果…?母親であるピン(@28Xom9)さんは、およそ4か月前に第2子を出産したばかり。生まれたばかりの次女が入院しているため、付き添っていました。1歳になる長女は保育園に通っているため、ピンさんが入院に付き添っている間、夫が代わりに連絡帳を書くことになりました。しかし、夫が書いた連絡帳を見てピンさんは笑ってしまったといいます。その内容がこちらです!-家-昨日に引き続き、僕が迎えに行くと「なんでお前?」みたいな顔をされます。家では帰宅するとともに『じゃがりこ』をむさぼり、ヤクルトを片手にゴリラのように暴れまわっています。保育園ではおとなしく遊んでいるのでしょうか。保育園の連絡ノート旦那に書かせたらクッソwwwwwwwwwwwww pic.twitter.com/NLfoiLeykf — ピン1y7m、4m (@28Xom9) July 9, 2020 送り迎えに来た父親に疑問の目を向け、自宅でゴリラのように暴れまわる長女…。ちょっぴり自虐が含まれた、子育ての大変さが伝わってくる、じわじわと笑える文章です!ピンさんによると、上の部分に描かれたうんちの絵は「排便をしました」という印なのだとか。とはいえ、こちらもなんだか笑えてきてしまいますね…!夫のユーモアあふれる連絡帳はTwitterで拡散され、多くの人の笑いのツボに入ったようです。・「なんでお前?」が切なすぎて笑った。家での様子が赤裸々に書かれすぎていて爆笑しました。・正直に書きすぎていて最高。字がヘロヘロなのが、これまたいい味を出してますね。・保育士的には爆笑できるのでいい連絡帳だと思います!きっと、この連絡帳を受け取った先生は笑いをこらえきれなかったことでしょう。保育園でも子供がゴリラのように暴れまわっていないことを祈るばかりです…![文・構成/grape編集部]
2020年07月11日学校が再開され、楽しんで通っている子も多いと思いますが、中には学校へ通う足取りが重くなっている子もいるかもしれません。この春に入学した小学校1年生のみなさんはいかがでしょうか。私は元小学校教諭で、小学1年生の担任を務めたことがあります。小学1年生のこの時期は、学校生活にも慣れ、友達もできてくる頃です。それと同時に、勉強も少しずつ難しくなって思うようにいかないこともでてきます。緊張から解放されてきて自分を出しやすくなる子がいる一方で、自分の思いを伝えられないで困っている子も。ちょっとしたきっかけで「学校へ行きたくない」と言い出すことがあるかもしれません。特に2020年は新型コロナウイルスの影響もあり、自粛中に自由に過ごしてきた反動もあって学校で楽しさが見つけられず、家にいたいと言い出す子もいるのではないでしょうか。子どもが学校に行くのを嫌がったとき、どうすればいいのかはその子の抱えている問題や思い、シチュエーションによってさまざまです。今回は、保護者の相談から解決までの4つの事例をお伝えしたいと思います。話を聞いて、解決策を一緒に探る1年生が行き渋る原因は本当に些細なことが多いです。「今日の給食が好きなメニューじゃないから」「昨日、先生に怒られたから」「叩いてくるお友達がいるから」「体育で走るのが疲れちゃうから」「国語の教科書をなくしちゃったから」。大人から見れば、「え!?そんなことで!?」と思うようなことも多いですが、子どもにとっては大事件です。どうしよう、どうしようと不安でいっぱいなのです。わが子が「学校に行きたくない」と言ったら、まずはじっくり話を聞いてあげてください。いろいろ根掘り葉掘り聞きだそうとするのではなく、子どもが話したいことを話したいように話してもらいます。話したがらないこともあると思いますが、時間をおいたり、違う場面で聞いたりするとぽろっと言ってくれることも。親子2人では話さなかったことも、先生を交えると話してくれることもあります。「学校の大きなプールが怖い」と話せたことで「子どもが学校に行きたくないと言っているのですが」という保護者と本人とで三者面談をしたことがあります。学校に来られたお母さんはとても話を聞くのが上手な方でした。お母さんと私で、子どもの話をうんうんと相づちを打ちながら聞いていきました。いろいろ話を聞いているうちにその子は「学校の大きなプールが怖い」というのが原因のようだとわかりました。「最初はこんなに少ない(おへその下くらい)お水から入るんだよ」「怖かったら先生も一緒に入るから、先生のところにきてもいいよ」「最初は足だけでもいいんだよ」などと話をしたら、安心してくれたようです。その子は、お母さんも先生も自分の話を聞いてくれて、思いを受け止めてくれたということが安心につながったようでした。学校生活は自分の思い通りになることだけではありません。ガマンしなければいけないこと、頑張らなければいけないこともたくさんあります。そのたびにこうしたらいい、ああしたらいいと先回りしてアドバイスをしたくなりますが、自分で乗り越える力をつけていくことも大切です。話をじっくり聞いて、どうしたらいいのかな?と一緒に考え、やってみる経験をたくさん積んでいく。そして乗り越えられたことを一緒に喜んでいくことで子どもは安心し、自信を持ち、一歩が踏み出せるのかなと思います。「子どもはウソをつく」ことを知っておく子どもの話を聞くうえで気をつけてほしいのが、子どもは多かれ少なかれ「ウソをつく」ということです。お母さんに怒られたくない、嫌われたくない、カッコ悪いところを見せたくない…。自分が悪かったところは隠したり、自分のよいように事実を曲げてしまったりするのは当たり前です。ウソだと分かって言っていることもありますが、それが事実だと思い込んでいて、ウソをついている自覚がないこともあります。記憶違い、勘違いが起こることも多いです。この時期、自分のことをよく見せたいと思うのは当然のことなので、あまり問い詰めずに、話を聞いてあげればいいと思います。ただ、子どもの話すことを全面的に信じるだけでなく、いろいろな方面から話を聞いて、多角的に冷静に判断することで大きなトラブルになることを防げます。「教科書をお友達にとられた」と話していたけれど「〇〇ちゃんに教科書をとられてしまって、学校に行きたくないと子どもが言っている。うちの子はいじめられているのか!?」と、保護者がとても怒って、学校に来られたことがあります。翌日、本人に話を聞いてみるとどうしても教科書が見つからず、かといってなくしたとお母さんに言うと怒られそうで怖くて、ウソをついてしまったということがわかりました。その後、みんなで探してみると隣の席の子が間違えて持っていました。なんでウソをつくの!と怒ってしまうと、ウソにウソを重ねていく…ということになりかねないので、子どもにも子どもなりの事情があるのだなと思いつつ判断するように心がけるのがよいと思います。親の不安は子どもにうつることを意識して入学当初、いつも自信がなさそうにおどおどしていて、困ったことがあるとすぐに泣いてしまう子がいました。勉強も学校生活も問題があるわけでもないのに、いつも不安そうにしていました。お母さん自身の不安な気持ちを取り除くことで個人面談の時期になり、その子のお母さんと話をしました。お母さんは、「娘はちゃんとやっていますか?何もできないのではないですか?」と、とても心配されていました。実は、保護者が必要以上に不安がっていると、子どもも不安でいっぱいになります。また、保護者が学校や先生に対して怒ったり文句を言ってばかりいると、子どもも学校や先生に不満をもちやすくなります。逆になにがあっても大丈夫!とドーンと構えているお母さんの子どもは安定しておだやかに過ごせていることが多かったです。この不安が大きかったお母さんには、折を見て学校生活では問題なく楽しそうに過ごしていること、勉強も積極的にしていることをお話しし、学校公開などで実際に見てもらうことで少しずつ不安を取り除いていきました。するとその子にも少しずつ変化が。小学2年生になるころには、ニコニコ元気いっぱい学校で過ごせるようになったのです。子どもの能力を信じて、あまり心配しすぎないことも大切です。些細なことでも先生に相談してOK学校は親の目の届かないところでの生活です。幼稚園や保育園と違って担任の先生と会う機会はそれほどなく、子どもが話してくれないと学校生活が見えてこないことが多いです。そのため不安に思うこともたくさんあると思います。ですので、心配なことがあったら些細なことでも先生に相談してみるとよいと思います。先生がその子の状態を知っていると、気にかけて見たり、声かけしたりしやすくなります。毎朝の声掛けで子どもに変化が学校ではとても楽しく過ごしているように見える子どものお母さんから「学校へ行きたくないと言っている」と相談されたことがありました。学校生活の中では行き渋りがあるようにはまったく見えなかったので、とても驚きました。私は、相談された日から、登校時に「おはよう!今日も会えてうれしいよ!」「頑張ってきてくれたんだね。ありがとう」と声をかけるようにしました。最後の保護者会の日にお母さんから、「毎日、喜んで学校に行くようになった」と言ってもらえてホッとしました。「1年生は1年間かけて小学生になる」を心に私が勤めていた学校の校長先生は「1年生は1年間かけて小学生になるんだ。1年生の一番大事な勉強は学校が楽しい、勉強が楽しいと思えるようになることなんだよ。そんな学級経営をしなさい」と言っていました。ランドセルを背負えば誰でもすぐに小学生!というわけではありません。焦らず1年かけて学校生活に慣れ、勉強することに慣れ、お友達をつくり、学校の中での自分の居場所を見つけていければ大丈夫です。子どもたちみんながにこにこ楽しく学校に通えるように、保護者と先生が手を取り合って支えていけるといいなと思っています。<文:ライターHIDE>
2020年06月19日編集部:学研キッズネット編集部ドリームエリア株式会社は、同社が展開する、登録会員数が214万人を超える地域コミュニティーサービス「マチコミ」内で、学校から保護者への連絡メール数が、緊急事態宣言発令後から前年対比で364%増加していたことを発表しました。「マチコミ」内の主な変化「マチコミ」は、「子どもが安心して暮らせる街づくり」をコンセプトに開始されたサービスです。「子どもに教えておきたい不審者遭遇時の対処法」や「親として普段気を付けること」等の安全管理に必要な情報を始め、 様々なお役立ち情報や地域固有の情報等を掲載し、地域を通してのコミュニケーション活性化を目指しています。現在、全国47都道府県で10,949の施設に導入いただいています(2020年5月現在)。新型コロナウイルス感染拡大の影響での「マチコミ」内で見られた主な変化は以下の通りです。■学校から保護者への連絡が前年対比 364%増2020年4月7日の緊急事態宣言発令から5月25日までの期間中、「マチコミ」での学校から保護者への連絡メール数が前年対比で364%増加しました。「マチコミ」では2019年に総メール送信数が過去最高を記録しましたが、2020年3月から5月の3ヶ月間で、その総メール数を上回りました。また、緊急事態宣言発令前後の「マチコミ」でのメール送信数の推移をグラフ化しました。2020年2月27日、全国の小中高校に3月2日からの臨時休校の要請が発表され、そのタイミングでメール送信数が急激に増加していることがわかります。3月下旬には東京都などの首都圏に外出自粛要請、その後、7都道府県への緊急事態宣言が発令、4月16日には全国に拡大。さらに緊急事態宣言の延長など、今までにないケース且つ急速に変化していく状況に、学校が対応に追われていることが見て取れます。5月25日には37都道府県の緊急事態宣言が解除されました。メール送信数に大きな変動はなかったことから、新型コロナウイルス感染拡大が学校に大きく影響を与えた2月末頃に比べて、政府発表を受けての各学校の対応や決定が分散している傾向にあるのではと予想されます。体調管理機能の利用人数が 3万人を超える体調管理機能とは、「マチコミ」において、学校と保護者間で子どもの体調を共有する機能で、2020年4月28日にサービス開始をしました。学校現場では現在、子ども個人の体調管理だけではなく、学校再開に向けてご家庭と学校で体調を共有することが重要となっています。長期の休校中、多くの学校では各ご家庭に対して、休み中に子どもの体温を紙のシート等への記録をお願いすることを余儀なくされています。しかしながら、紙での記録は学校側で集計作業やチェックに膨大な時間がかかる上、細かい数値の確認漏れも発生することが予想されます。そういった作業が学校の負担になると考え、体調管理機能の提供に至りました。保護者の方は簡単な操作で毎日の記録が行え、学校側は体温や体調の異変に絞って検索することにより、子どもの健康状況をスピーディーに把握することが出来るようになります。2020年5月27日現在、体調管理機能の利用人数は3万人、登録された体調の情報数は 20万件を超えました。これは、「マチコミ」上で提供している他機能のリリース時と比べると、およそ5倍ペースで利用者数が増えており、お子様の体調管理に関する、ユーザーの関心の高さが伺えます。●ドリームエリア 代表 寺下武秀のコメントマチコミでは15年前より保護者と学校の負担を減らすためにデジタル化を推進してきました。しかしながら、デジタルよりもアナログを好む方が多い事や、学校の業務及び予算の負担から普及していませんでした。その中で、先日リリースした「体調管理」ツールは今までのツールの数倍のペースで利用者が拡大しています。コロナ禍において、学校・保護者双方の取り組み方に変化が生まれています。これからコロナの第2波の恐れがある中で、学校と保護者・児童のコミュニケーションをデジタルでサポートするシステム作りを強化していきます。ドリームエリアは、今後も、子どもの安心安全と、より良い子育て環境作りの一助となるよう研究開発を進めてまいります。【ドリームエリア株式会社について】ドリームエリアは、2001年にインターネットシステム会社としてスタートしました。2005年、「子どもが安心して暮らせる街づくり」をコンセプトに「マチコミ」事業を開始。「子どもに教えておきたい不審者遭遇時の対処法」や「親として普段気を付けること」等の安全管理に必要な情報を始め、様々なお役立ち情報や地域固有の情報等を掲載し、地域を通してのコミュニケーションを活性化させ、 少しでも不審者等の問題が起こりにくい「街づくり」へのきっかけとなればと考えています。現在、「マチコミ」は全国47都道府県で、71の教育委員会、公立小学校をはじめ10,949の施設に導入いただいていています(2020年5月現在)。また、2018年7月には、子どもの見守り専用デバイス「みもり」()の発売を開始。社名:ドリームエリア株式会社Dreamarea,Inc.所在地:〒150-0002東京都渋谷区渋谷二丁目12番9号エスティ青山ビル4階設立日:平成13 (2001) 年4月25日代表者:代表取締役寺下 武秀事業内容:不審者情報システム「マチコミ」の運用、見守りサービス「みもり」の企画・開発・運営モバイルコンテンツの企画・開発、サーバー構築と運用保守、飲食店舗の運営企業サイト:■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年05月27日編集部:学研キッズネット編集部「朝日小学生新聞」「朝日中高生新聞」を発行する朝日学生新聞社は、新型コロナウイルス感染防止に伴う学校の休校について、小学生の保護者と、中高生の保護者または本人に、4月末~5月上旬にアンケートを実施しました。回答者は主に、朝日小学生新聞、朝日中高生新聞を購読中または過去に購読していた人で、有効回答数は小学生1018、中高生176です。主なトピック■休校中の学習形態として最も望んでいるのは「教師との双方向オンライン授業」ですが、調査時点では、実現していた学校は1割に満たなくて、塾では3割強が実現していました。■休校中も学校や塾から課題は出されていますが、半数の児童生徒は自主的な学習にも取り組んでいます。3割は無料の参考書や動画も使っています。■学習の遅れよりも「友だちと会えないこと」「運動不足」を心配している傾向がありました。■自由回答からは、オンライン授業の未整備、学校再開の見通しに対し、保護者の強い困惑がうかがえます。いっぽうで、自分のペースで学習ができるようになった、興味のある学びを深める機会になった、家族のコミュニケーションが増えた、など、休校を良い機会ととらえている意見もみられました。【アンケート概要】実施期間:2020年4月30日~5月6日調査方法:インターネットでのウェブアンケート有効回答数:小学生の保護者1018、中学生・高校生の保護者または本人176(本人41)回答者の居住地:小学生: 首都圏(埼玉・千葉・東京・神奈川)60.4%、関西圏(滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山)13.6%中高生: 首都圏(同)52.3%、関西圏(同)13.1%回答者の学年:小学生:5,6年生が49.8%、3,4年生が34.5%、1,2年生が13.3%、不明2.4%・回答者の56.5%が私立・国立・公立の中学受験を予定しています・中高生:データ不備により計測不能調査時点での休校期間:9割以上が3月から休校状態▼詳しくはこちらfile:///C:/Users/p12160/Downloads/d21716-20200522-1261%20(1).pdf■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年05月26日子犬を保護しました。北海道に住むMARCY(@marcy_com)さんが投稿したツイートが、意外な結末を生み、話題を呼んでいます。仕事で樺戸郡月形町の国道を車で走っていた投稿者さんは、前方の路側帯に丸くて黒い物体を発見。通りすぎる際に横目で見ると、その物体は動いているように見えたといいます。気になった投稿者さんは路肩に停車して、その物体に近づいてみることに。軍手をはめた状態でその物体を抱きかかえると、それは子犬だったのです。彼はしばらくの間、近くに子犬の親がいないかどうか探しましたが見つかりませんでした。この場所に放置したら車にひかれてしまうだろう。そう思った投稿者さんは子犬を保護することに決めます。彼は子犬を車に乗せて職場に戻り、仕事を終えるとその足で動物病院へ直行。診察の結果、子犬は生後1か月くらいのメスで、少し脱水症状を起こしているものの健康状態に大きな問題はないことが分かりました。投稿者さんの家では猫を飼っているため、とりあえずこの日は子犬を実家に預けることにしました。「子犬を保護しました」から予想外の反響が起こる「もしかして飼い主が見つかるかもしれない」と思った投稿者さんは、Twitterに子犬の写真を投稿し、情報の拡散を呼びかけることにします。【拡散希望】本日14:30頃、月形町の国道275号の路側帯にいた子犬を保護しました。セブンイレブンを札幌方向に向かって少し進んだあたりです。(信号手前)病院に連れていったところ・生後1~2ヶ月・女の子とのこと心当たりのある飼い主の方がいらっしゃいましたら連絡お願いします #保護犬 pic.twitter.com/vp1mkakIO3 — MARCY (@marcy_com) 2020年5月1日 この投稿は拡散され、投稿者さんの元にはたくさんの返信が寄せられました。そしてその多くが「犬じゃなくてキツネではないか?」という声だったのです。投稿者さんは獣医師からキツネといわれなかったことで、初めのうちは犬と信じて疑わなかったといいます。しかし、ご飯を食べて元気になった子犬が鳴き声を上げた時、彼の中に「キツネの可能性があるかも…」という思いが出てきたのだとか。そして翌朝、投稿者さんは再び子犬を連れて病院へ。そこで再度診てもらった結果、犬ではなくキツネだということが判明したのです。野生動物であるキツネをペットとして飼うことはできません。「今すぐ野生に返したところで生きていけないだろう」と思った彼の頭に、道内にあるキツネ専門の動物園『北きつね牧場』が浮かびます。わらをもすがる思いで北きつね牧場に電話をかけて事情を説明すると、子ギツネを快く引き取ってくれることになりました。こうして翌日、子ギツネは無事に北きつね牧場に到着。投稿者さんは子ギツネを『ルナ』と命名し、また会いに来る約束をして帰宅の途につきました。子狐ちゃんを北きつね牧場さんへ引き渡し完了いたしました。月形町で保護したので「ルナ」と命名させていただきました。帰る頃には同じ年頃の子狐ちゃんと一緒になって寝ておりました。この度はご協力いただきありがとうございました機会がありましたらルナに会いに行っていただけると幸いです pic.twitter.com/vgl9iNDlvx — MARCY (@marcy_com) 2020年5月3日 この予想外のハッピーエンドに、たくさんの喜びのコメントが寄せられています。・かわいいキツネちゃんが、北キツネ牧場に引き取られてほんとによかった。・子犬でも子ギツネでもあなたの優しさに変わりありませんね。新型コロナウイルス感染症が収まったら、行きたい観光地がまた1つ増えました!・ワンコじゃなくても小さな命。むやみに失われるよりは保護されたほうがいい。なお検査の結果、キツネなどが感染する寄生虫のエキノコックスにルナは感染していなかったそうです。投稿者さんがルナを見つけた場所は交通量の多い国道だといいます。もし彼が保護しなかったら、ルナは車にひかれていたかもしれません。犬であろうとキツネであろうと、1つの命を守ろうとした投稿者さんの優しさに、多くの人が笑顔になりました。ルナの写真も!『北きつね牧場』の写真集が発売決定ルナも登場する予定のキタキツネ写真集『なまらめんこい!北きつね牧場-こぎつねごっこ(狐狐狐狐)編』が、ウェブサイトにて現在予約受付中です。裏表紙には愛らしいルナの写真が掲載されています。ぜひチェックしてみてくださいね。キタキツネ写真集『なまらめんこい!北きつね牧場-こぎつねごっこ(狐狐狐狐)編』[文・構成/grape編集部]
2020年05月22日編集部:学研キッズネット編集部高校生の進路支援事業を展開するアドバンスパートナー株式会社は、コロナショックの中、高校生・保護者の不安や悩みを解決することを目的に、2020年5月20日(水)より「LINEで進路相談 by ミッケル」を開始しました。新型コロナウイルスの影響による進路行事の延期・中止世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の影響で多くの高等学校が休校を余儀なくされています。それに伴い、進路行事が延期・中止となっています。これはつまり、自分の将来について考える機会が失われていたり、後ろ倒しになっていると言えます。実際、高校生への影響は大きく、「学校比較研究が十分にできていない」「経済状況の急変を踏まえた進路選択の必要性が新たに生じた」などの意見が高等学校より寄せられています。本サービスを通じて、高校生や保護者が感じている不安・疑問にリアルタイムに対応・解決します。「LINEで進路相談 by ミッケル」の概要「LINEで進路相談 by ミッケル」は、無料コミュニケーションアプリ「LINE」を利用し、高校生や保護者が進路についてアドバイザーに簡単に質問・相談できるサービスです。ここで言うアドバイザーとは、10年以上に渡り高校生の進路支援を行ってきた弊社の社員を意味します。長年の経験と知識を活かし、高校生・保護者の進路に関する悩みや課題を解決します。【質問例】・学校が休校中のいま、進路について考えるべきこと/やるべきことは何か・学校を比較する時のポイント・情報収集の仕方・進学前、進学後のマネープランについて【利用方法】1.「ミッケル公式アカウント」を「LINE」の友だちへ追加する2.相談したいことをチャットで送る【URLでLINEの友だちを追加】【QRコードでLINEの友だちを追加】【ミッケルについて】全国の大学・専門学校の情報を掲載した進路情報サービスです。学校の基本情報から入試情報、オープンキャンパス情報など進路に関する様々な情報を提供しています。現在、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、動画を利用した「おうちで見られるオープンキャンパス #STAYHOME」特集(も開催しています。公式サイト:【アドバンスパートナー株式会社について】会社名:アドバンスパートナー株式会社所在地:埼玉県入間市扇町屋5-6-14-1代表取締役社長:唐沢 幸路設立:2013年12月18日事業内容:・高等学校における進路行事の企画・運営・進路情報サービス「ミッケル」の企画・開発・運営会社公式サイト:■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年05月20日Twitterで話題の「でこ先生」こと、でこぽん吾郎さんをご存知でしょうか? フォロワー数は40万人超え! 保育士目線のマンガがおもしろい!と話題になっています。今回は保育園に子どもを預ける親御さんたちとのやりとりをご紹介します。 「でこぽん吾郎」の実態 でこ先生はでこぽん吾郎の仮の姿で、保育士をしていた作者の体験をもとに書かれているそうです。ちなみに、作者は女性です。それでは、でこ先生のマンガを見ていきましょう! 保育園パパあるある1 お、お父さんも嫁いじゃいますか! 奥さんが2人なんて、ご主人はラッキー?! 保育園パパあるある2 山田さんの豹変ぶり……!! 先生に見られたのに、焦りをまったく感じませんね(笑)。 油性の脅威 わぁ~ママもやられちゃいましたか! この状態で出勤するの、つらすぎますね(涙)。 著者:でこぽん吾郎Twitter:@@Dekopon_56大人気漫画「実録 保育士でこ先生」の3巻が発売!今回はなんと描きおろし50ページ以上の超大作です!監修/助産師REIKO
2020年05月18日こんにちわ、エェコです。今回は前回の続き、2分の1成人式でおこったサプライズのお話です。2分の1成人式について【前編】はこちらから!■このまま参観授業が終わると思ったら?発表で終わりかと思いきや、何かまだある様子…。最初は「授業の終わりの挨拶かな?」と思ったのですが…突然はじまるサプライズ! まったく知りませんでした。私だけじゃなく、ほかの保護者の方も全員知らなかったようです。(保護者には秘密厳守というお約束がクラスでされてたらしい)■子どもたちから保護者と先生へのサプライズ代表のクラス委員が保護者と先生に感謝の言葉をのべて、後からクラス全員で続きます。感謝の言葉はクラス全員で考えたと後から聞きました。こんなことされて…泣かない親なんていないよぉぉ~!保護者からはすすり泣きが聞こえるし、先生にとってもサプライズだったらしく大号泣。(先生への感謝の言葉は子ども達が内緒でこっそり付け加えたらしい)これからもよろしくだなんて…こちらこそよろしくだよぉ~!! 出産のときも思ったけど産まれてきてくれてありがとう~!!新生児のとき、母乳のことで悩んだこと。家族での旅行が楽しかったこと。幼稚園ではじめて発表会をみて成長ぶりに感動したこと。卒園、入学…これまでの息子のさまざまなことを思い出して涙が止まりませんでした。2分の1成人式でこんなに泣いちゃって、本番の成人式ではどうなっちゃうんだろう。身体中の水分なくなっちゃうんじゃないかな?とても思い出に残る参観日になりました。
2020年04月05日専門家に質問!悩みをシェア!オンライン保護者会を実施子どもと親のみで家の中で過ごしていると、不安な気持ちになったり、不安定になっている子どもをどうサポートしていいか分からない…と感じている皆さまも多いと思います。先日LITALICO発達ナビがユーザー向けに行ったアンケートでも、子どもが不安定だという回答に続き、保護者自身もストレスを感じているという声が多くありました。Upload By 発達ナビニュース寄せられた声の中には、次のようなものもありました。「気持ちのバランスを崩し、特に寝付きが悪い。一日に何度も突然のハイテンションと突然の沈黙を繰り返したり、ADHDの困り事が急増。慣れたと思っていた社会性が必要な場への緊張感が増してしまい、自傷行為が目立つ」「課題を親が管理しなければならない。あれこれやれと言えばキレたりして物に当たる。本人もどう手をつけて良いか分からなくなっている」「兄・姉・妹トラブル。常に衝突をする。3人共に発達障害がありトラブルの連続」「暴れないかヒヤヒヤ。服薬させお腹を満たしあまり強く言わない」など、休校措置が続く中、家の中で精神的にもぎりぎりの状態で過ごしている様子が見受けられます。そこで、希望される保護者さま向けに、オンラインの保護者会を実施いたします。1回45~50分程度の開催です。臨床心理の専門家が皆さまのお悩みにこたえ、発達ナビ編集長・牟田がファシリテーターをつとめます。各回10~15名程度で行う予定です。オンライン保護者会は次のような流れで行います。なお、保護者会にはZOOMを使用いたしますので、ZOOMアプリのインストールが必要となります。1、オンライン保護者会希望フォームに入力参加希望の日程、質問したい内容、お名前、ご連絡のとれるメールアドレス等必要な情報をご入力いただきます。なお、ご質問いただいた内容について事前に専門家が確認をさせていただきます。2、ご参加いただける日程とZOOMミーティングのURLをメールでご連絡いたします。3、指定の日時になったら、アプリからミーティングにアクセスし、ご参加いただきます。他の保護者の皆さまも参加しているグループ形式のミーティングです。※ご希望多数の場合はすぐのご案内が難しい場合がございます。※開催日程は平日日中となります。※2020年3月16日~4月5日の間の開催予定となります。応募者多数の場合途中で締め切る場合があります。※ご利用方法はご参加者に事前にご案内予定です保護者アンケートで「心配ごと」1位は「子どもの学びの機会の喪失」先日実施した、発達ナビユーザーへのアンケート。その中で聞いた「心配なこと」の1位は、「子どもの学習機会が大きく減ること」でした。Upload By 発達ナビニュース発達ナビでは、放課後等デイや児童発達支援事業所などに向けて、研修・教材サービスの提供を行っています。すべて専門家監修の特別支援教材です。今回、このサービスの一部を急遽長時間開所に対応することとなった全国の事業所向けに開放することとなりました。そしてさらに、保護者の皆さま向けにも、その一部を無料でご利用いただけるようにします。ご利用いただけるのは次のカテゴリーの教材です。「3歳〜小学校低学年まで楽しめる難易度別の楽しい工作」「かず、ひらがなの楽しいプリント」「ソーシャルスキルサポートのアイテム」<参考>【無料提供】全国の児発・放デイ・学童を応援! 発達ナビの研修教材サービスを一部無料提供ご利用を希望される保護者の皆さまは、申し込みフォームへアクセスしてください。お申込みいただいた方専用のサイトから、必要な教材をダウンロードしてご使用いただくことができます。Upload By 発達ナビニュース施設向け研修教材サービスの一部無料開放についてはコチラ
2020年03月11日2週間ほど前、カナダのオンタリオ州チャタム・ケントの道路脇で動物保護団体「Pet and Wildlife Rescue」が一匹の野良犬を保護した。極寒の中で震える犬を抱き上げてみると、彼女はお腹の下に5匹の子猫をかくまっていたという。保護施設の新しい住民となったこの心優しい犬はセレニティと名付けられた。もちろん、彼女に命を救われた子猫も共に保護され、早々に里親のもとへ引き取られていった。セレニティにも里親を希望する家庭からの問い合わせが殺到しているようだ。「Pet and Wildlife Rescue」はFacebookで、希望者に向けたセレニティについての説明を、彼女の“自己紹介”という体裁で投稿している。「こんなにたくさんの人が、あんまりよく知らない私の里親の申し出をしてくれるなんてビックリ!私がかわいいというのは間違いないけれど、最適なお家を見つけられるように、私自身についてお話ししますね。私は言うまでもなく猫が好きなので、猫がいるお家に行くのは問題ありません。2歳くらいなので、幼児並みの元気があります。外で走り回るのが大好きです。でも、ちょっとはしゃぎすぎちゃうので、シェルターの人たちにマナーを教えてもらっています」コメント欄は、「なんてすばらしい犬!最高のお家が見つかりますように」など、セレニティの幸せを願う人々の言葉であふれている。セレニティは12月3日に避妊手術を受けた後、本格的な里親選定の手続きに入るという。
2019年11月28日お金の使い方や予定の管理ーー必要な力の身につけ方を学ぼう『未来に飛び立て!発達の気になる子の大人になるためのチャレンジ〈学齢期編〉 』将来就職できるのか、ひとりで生活していけるのかーーなど、子どもが成長するにつれて悩みの種類が変わってきたという方も多いのではないでしょうか。大人になる前に身につけて欲しい行動はたくさんありますが、家庭でどのように教えていったらよいのでしょう。3つの章で構成される本書。第1章では中高生の親子からの相談に対してのアドバイスや、子どもへの関わり方の解説など、思春期の子どもに身につけてもらいたいスキルや親の接し方が紹介されています。そして第2章では身だしなみや家事、お金やスケジュールの管理、コミュニケーション方法など具体的な行動について、用意するもの・やり方・工夫や配慮などがイラストも用いながら細かく説明され、その後の第3章では家庭学習、ゲームや動画サイトの閲覧など、気になる人が多いテーマについてさまざまな家庭の取り組みやエピソードを紹介するなど、実践的な内容を多数取り扱っています。スキル獲得の具体的な方法を紹介しながら、保護者の悩みや子育ての難しさにも寄り添ってくれる一冊です。家族関係や結婚生活など、当事者女子の体験談『#発達系女子 の明るい人生計画 ―ひとりぼっちの発達障害女性、いきなり結婚してみました』著者の宇樹義子さんは、子どものころからいじめを受けたり、心身の調子を崩したり、社会に出てからも職場の人を怒らせてしまったりと、多くの生きづらさを抱え、32歳で診断を受けた発達障害当事者です。過去には10年にわたるひきこもり生活も経験してきた宇樹さん。そんな宇樹さんは、発達障害について自覚しはじめた年の翌年に突然結婚します。結婚後、たびたびの離婚危機を乗り越え夫婦生活を安定させていく様子も、自身の特性と絡めて分析しながら綴っています。現在は福祉系ライターとして働きながら明るく毎日を過ごす宇樹さんの、波乱万丈な人生が詰まった書籍です。家族との複雑な関係や結婚までの過程とその後の生活、抱えていたトラウマの問題など、大人の当事者だからこそかける赤裸々な体験談は、当事者が読んでも保護者が読んでも参考になりそうです。『感情や行動をコントロールできない子どもの理解と支援: 児童自立支援施設の実践モデル』本書の著者である大原天青(おおはらたかはる)さんは、ソーシャルワーク・福祉心理学・非行臨床を専門とし、実際に児童自立支援施設で子どもを自立に導く支援活動に携わり、さまざまな研修に参加して得た知識をまた現場に還元し続けています。大原さんが、感情や行動を自分自身でうまくコントロールできない子どもたちを支援するときに必要とされる、子どもの心理を読み解く理論やアプローチ方法を、仮想事例を用いて分かりやすく解説しているのがこの本です。子ども本人との向き合い方から、生活の基盤となる家族や地域環境との関わり方といった環境へのミクロアプローチ、社会システムのあり方のようなマクロ環境へのアプローチまで、児童自立支援施設で過ごす子どもたちの支援について、幅広い視点から説明されています。支援者がより質の高い支援を提供するために知っておきたい研究や実践の知見が詰まっており、児童福祉施設で働く人や心理職、教員など、子どもと関わる機会のある人に読んでもらいたい一冊です。学校で取り入れられる、吃音のある子への具体的な支援方法を紹介『イラストでわかる 子どもの吃音サポートガイド: 1人ひとりのニーズに対応する環境整備と合理的配慮』「クラスに吃音のある子がいるけどどう対応したらいいのか」「吃音のあるわが子、ちゃんと学校生活を送れているかしら」といった不安を持つ先生や保護者に向けて、学校のさまざまな場面で必要な支援や配慮がまとまった本書。著者の金沢大学教授の小林宏明先生ご自身も吃音当事者です。吃音の症状の種類の分かりやすい説明と、症状がどのようなときに出るのか、そのとき本人がどのような気持ちでいるのかがイラスト付きで解説されています。日直や国語の授業の音読、委員会活動など、学校生活の中で多くある場面に基づいた事例が多数掲載されており、支援の工夫も具体的に紹介されているので、実際の学校生活の中で無理なく実践できそうです。クラスでの支援以外に専門的な支援を提供する場についての解説、支援者が作成したい支援計画や本人の自己理解促進のために活用できるワークシートなどもついており、吃音のある子どもを総合的に支援するために必要な情報が詰まったガイドブックです。定義から最新の支援ツールまでがまとまった専門書『LDの定義を再考する』知的発達に遅れがなく、おもに「読む」「書く」「計算する」「推論する」能力のうち特定の能力の習得や使用に著しい困難さがあることをさすLD(学習障害)。本書は、日本LD学会が主宰する日本LD学会第28回次大会で企画されたシンポジウム5回分の内容が載せられており、LDに関する専門的かつ最新の情報がまとめられています。LDが定義されるまでの過程について述べられた第1章からはじまり、これまでのLDの流れからLDの未来にかかわる技術までが紹介されており、この1冊だけでLDのこれまでとこれからを知ることができるよう構成されています。また第3章では、実際にLDと診断もしくは判断したあとの対応に関する議論内容や、ICT活用方法、LDのある子への指導法が分かりやすく解説されているほか、第4章ではLDのある子どもに対する合理的配慮について、小学生から大学生にいたるさまざまな年齢にあわせながら、多面的な切り口で述べられています。LDの基礎から具体的な支援方法まで分かる、支援に携わる人が知っておきたい内容が詰まった専門書です。
2019年11月15日多くの子どもにとって、幼稚園は初めての集団生活の場所。楽しい思い出いっぱいの園生活を送ってほしいと、ママも先生もいろいろと試行錯誤しています。そこで今回は3人の先生達による座談会と、全国のママ・先生へのアンケートを実施。お互いの“子どもに対する真剣な思い”が見えてきました。子どものためになるのか、そこを基準に互いが協力幼稚園で子ども達と日々向き合っている先生達が、子どもと向き合うことと同じくらい大切にしているのが、ママとの関わり。「子どもの園生活を楽しく、充実したものにするにはママとの協力は不可欠」と先生たちは口をそろえて話していました。今のママたちに対する印象は?花井先生「とても丁寧に子育てをしている、という印象です。園に対してもきちんと向き合ってくれるママが多いので、子どもの小さな変化を一緒に喜んでくれるのはありがたいですね」葉山先生「気にかかることがあったとき、きちんと伝えてくれるママが増えたように感じています。それはとてもありがたいことなので、どんどん伝えてほしいと思っています。ただ、要望に応えるかどうかは、子どものためになるかどうかで判断するようにしています。たとえ保護者の希望でも、子どものためにならないことは、勇気を持って「NO」と言うことも必要だと思うのです」実川先生「以前あるママから「〝失敗〟という表現を使わないでほしい」と言われたことがあります。園としては、失敗から成功体験へ導くことが大切なので、決してマイナスな意味で使ったわけではなかったのですが…」葉山先生「子どもやママにとって本当にいいのか・必要なのかを吟味することが難しいのかな?と感じることはありますね。SNSなどで得た情報が保護者間で「これはいいらしい」と広まり、検討する前にどんどんみんながそれに続いてしまう。「いいらしい」が連鎖することは少し心配だな…と思います」共に成長を喜べたときが先生になって良かった!と思う瞬間園生活では、ママとの関わりがたくさんありますが、うれしかったことは何でしょう?実川先生「やはり、子どもの成長を喜び合えたときですね。例えば、「うちの子はスキップができなくて」という悩みをママから受けたとして、園でさまざまなやり方を試して、成功したとします。そのことを一緒に感動して共感し合えたときなどは、この仕事をやっていて良かった!と心から思います」花井先生「「子どものペースで、できるようになるのを信じて待ちましょう」とママと見守っていたことができるようになったとき、一緒に喜び合えるのは本当にうれしいですよね」葉山先生「私の園では、卒園児のママたちが在園児ママに向けてその後の生活について話してくれる会があるのですが、なんと卒園児が高校生くらいのママも参加してくれるんです。だから在園児のママは、小学生~高校生の様子もイメージすることができる。本当に感謝しています」トラブルは成長の好機、子どものペースでの解決を待って逆に、これはちょっと困るな、と思うことはありますか?葉山先生「子ども同士のトラブルへの対応でしょうか。ほとんどの保護者は協力的ですが、中には「うちの子は悪くないから、周りをどうにかしてほしい」というママも。そういったケースの場合、わが子の話だけをうのみにしていることが多いのですが、自分の子ども時代を振り返ってみてください。子どもは自分の悪いことを親には言いたがらないもの。それだけで判断するのは待ってほしいです」実川先生「生まれて3~6年しかたっていないのだから、トラブルはあって当然。それを子ども同士で解決することが、成長へとつながります。そして、成長には時間が必要です。最近の保護者はすぐに結果を出したがることが多いように感じます。子どもの力を信じて、ぜひ見守ってほしいです」花井先生「トラブルがあったときに、わが子の悲しみや怒りを受け止めて「イヤだったね」と共感することは大切。でもその後に「もう〇〇くんとは遊んじゃダメ」など、親の価値観を伝えることはできれば避けてほしいです。ママの発言は子どもにとって大きな影響を与えます。子ども自身は思っていなかったことでもママに言われると従ってしまうので、子どもがどうしたいか、を大切にしてあげてほしいですね」実川先生「子どもからイヤなことがあったと言われたら、園に伝えてもらいたいです。先生同士で共有して、きちんと対応します!」ママとは違う立場で、でもママと同じように子どもたちを大切に思い、その成長に一喜一憂していてくれる先生達。〝子どもが生き生きできる〟ことを第一に考え、お互いにとってより良い関係を築いていきたいですね。■座談会に参加してくれたのは花井先生(仮名):300人規模の幼稚園に勤務。教諭歴13年目。学年主任葉山先生(仮名):270人規模の幼稚園に勤務。教諭歴20年目。主任実川先生(仮名):120人規模の幼稚園に勤務。教諭歴24年目。副園長これはどうして?ママの疑問に先生が答えますQ.行事に結果を求めすぎて、厳しすぎると感じることがあります。もっと伸び伸び、楽しい時間を過ごさせてあげたいのですが…A.子どもの主体性を大切にする園、集団でやり遂げることの達成感を味わわせてあげたい園など、園によって方針はさまざま。中には厳しいと感じる保護者もいるかもしれませんね。ただ、先生たちも意味なく厳しくしているわけではなく、根本にあるのは〝子どもたちが楽しんでいるか〟という気持ちです。子どもが生き生きとチャレンジしているのならば、見守ってあげてほしいです。その上で、もし子どもの隠れた本音に気付いたのならば、まずは先生に伝えてみて。Q.「ダメ」などの強い否定の言葉掛けや、「早くしなさい」とむやみに子どもを急かすのはやめてほしいですA.最初から「早くしなさい」と急かすことはなるべく言わず、子どもに予定が見えるよう段階を踏んで進めるなど、先生たちも工夫をしていると思います。ママが見たその瞬間は「早く!」と言っているかもしれませんが、もしかしたらそれ以前に働きかけている可能性もあるので、気になったときは先生に事情を聞いてみてはいかがでしょうか。「ダメ」も同様ですが、どうしてもいけない行為(噛みつきやひっかきなどの危険な行為)の場合は、回りくどく説明しても特に小さい子には伝わりづらく、危ないケースもあるので、短く強めに使うことはあるかもしれません。Q.子ども同士のトラブルがあったとき、前後の事情を聞かずに頭ごなしに叱っているように思うことがありますA.本当にそのようなことがあった場合は、叱った先生・叱られた子どもたちなど、関係者にまずは話を聞き、その上で園から保護者に報告をしていると思います。ただ、そのトラブルが命に関わるようなことの場合は、頭ごなしに叱る可能性は否定できません。もちろん、その後で子どもに事情は聞きますが、まずその行為をやめさせることが大切なので、そこは理解してもらいたいところです。ママたちは園での様子を一日中観察しているわけではないので、どうしてもその場面を断片的に切り取って判断することが多いと思いますが、その断片の前後にも事情があるのかも…と少し想像してもらえるとありがたいです。私たち、こんなふうに思っています【園のホンネ】■うれしかったこと●卒園後の子ども達の様子を報告してくださったり、卒園児が保護者として園に戻ってきて、積極的に行事に参加してくれるなど、園を離れた後も縁をつないでいてくれることはうれしいですね●園のことを理解し、「先生がいて安心です」「ずっと辞めないでくださいね」と言ってもらえたときは、先生になって良かったと思いました●子どものことで相談を受け、それが幼稚園で成功したときに、一緒に感動して「子育ては一人じゃない」と共感してくれたとき●ねぎらいや「ありがとう」という感謝の言葉・手紙をもらったこと■悲しかったこと・困ったこと●トイレトレーニングや箸の使い方、あいさつなど、園に“任せる”のではなく、家庭と園で協力して取り組むことだと理解してほしいです●緊急時に電話がつながらなかったとき●手紙を読んでもらえなかったり、提出物の期限を守ってもらえないときは少々困ります…●お迎えの後、子どもから目を離しておしゃべりに夢中になっているママたちがいます。危険なので安全な場所に移動してからにしてほしいです私たち、こんなふうに思っています【ママの気持ち】■うれしかったこと●子どものことで「気にしすぎかも…」と相談できずにいると、先生から「気になることがあったら何でも言ってください。いつでも待ってます!」と言われたとき。先生の懐の広さを感じた●子どもの成長に合わせた対応をして、成功体験を味わわせてくれた。おかげで子どもも私も自信がつきました●ささいなことでも小まめに報告してくれること。きちんと見ていただけているのだと安心します●「お母さん、頑張りすぎないようにね」と気遣ってもらったときは涙が出ました●先生の手を焼かせることが何度かあったので「いつもすみません」と謝ったら、「大丈夫、毎日楽しいですよ」と言ってくれました■悲しかったこと・困ったこと●以前伝えたことを忘れられて、同じことを何度も確認されました。たくさんの園児・保護者がいるので仕方ないのかな…●毎日ダメ出しが続いたときは、くじけそうになりました●けがをしたことについて、何の報告も説明もなかったとき●子どもの名前を間違えて呼ばれたときは悲しかったです●「他の子はできることが、息子さんはできていないことが多くて」と比べるように言われたときは嫌な気持ちになりました一緒に育ててくれて、ありがとう!ママの気持ち、伝えます●子どもがやりたいことを引き出してあげてほしい●笑顔で子どもに接してくれるとうれしいです●先生が明るく楽しく保育してくれていることが一番!●安全確保は徹底してもらいたい●先生も休みをしっかり取って、人間らしく過ごしてほしいと思っています●定期的に子どもの様子を教えてくれたり、親の不安や疑問を聞いてくれるとうれしい●子どもの個性を大事にしてほしいですイラスト/柴田ケイコ
2019年11月12日保護者会の席で投げかけられた質問保護者会では、子どもの成長したところや現在悩んでいることを、各家庭一言ずつ話していきます。どのお家でも悩みごとはたいてい「わかる~」というものなので、お互い共有しあって解決策を探っていこうという趣旨もあるのかなと思います。そのとき、あるお母さんが話をされました。「うちの息子はとても人懐っこい子です。ただ困っているのは、知り合いのお母さんに会ったとき、抱きついてしまうことです。やめようね、と慌てて引き離すのですが、また会ったときも同じようにしてしまいます。」Upload By シュウママひとごとではない。共感者も多い問題この質問を聞いて、うなずかれている方が何人かいました。我が家の長男は人懐っこいタイプではないので、あまりこういった経験はありません。ただ私自身も、学校に行ったとき「シュウくんママ~」と言って抱きついてくるお子さんは何人か見てきました。Upload By シュウママみんなとてもニコニコ、可愛いお子さんです。でも、知っている人であれば問題ない行動でも、知らない人が相手だと驚かれてしまうこともありますし、大きくなってくると特に異性に対しては気をつける必要も出てきます。親御さんからすれば、気になる問題だろうということはよく分かりました。先生はどんなアドバイスをされるのだろう、とみんな返答を待っていました。先生からのアドバイスすると先生はこんな風にお話しされました。Upload By シュウママ「どうして今までは良かったのに、大きくなったらダメなのか、それもまだ理解できないかと思います。だからそんなときは、代わりの行動を教えてあげたらいいと思います。たとえば...Upload By シュウママ手のひらを相手に向けてタッチする。相手のお母さんにも協力してもらったらいいですね。お家で教えてあげたらいいと思います。もちろん学校でも取り組みます。そんな風にして、違う行動に置き換えることを伝えていきましょう」体と心の成長バランスが違うゆえになるほどと思いました。単にその行動はダメ!とだけ言われても、今までよかったのに...と混乱したり、関わりたい気持ちが満たされずフラストレーションがたまったりすることも考えられます。同じ欲求が満たされて相手も嫌な気持ちにならないような、より適切な行動を教えてあげるという先生のお話は、目から鱗でした。シュウも少しずつ大きくなってきたので、場に合わせた行動などを教えていく必要が出てきたときには、今回聞いたお話を参考に考えようと思います。発達障害の子どもは、心と体が同じ速度で成長していきません。それゆえに、親の悩みごとも増えていきます。でも、保護者や学校、デイサービスの先生達と知恵を出し合って乗り越えていくことができるんだなと気づかされたできごとでした。
2019年10月28日基本的な知識から、年齢に応じたお悩みまでがまとめられた『子どもが発達障害といわれたら』子どもの発達障害について理解し成長を支えていくために知っておきたい内容が、Q&A形式で解説された書籍です。内容は2つの章で構成されています。第1章では発達障害の種類や特性、診断方法についてなど、発達障害に関して理解しておきたい基本的な内容が10個のQ&Aでまとめられており、第2章では実際の支援における課題とその対応方法が解説されています。第2章の中では「言葉がまだ出ない」「行動の切り替えができない」などの幼児期のお悩みから、「大学に進学させたい」「仕事が長続きしない」など成人期にかけて生じる課題までが計60個あげられており、それに対して考えられる原因や子どもの成長についての解説と、関わり方のポイントなどのアドバイスが記されています。教育や福祉の支援に関する具体的な情報について書かれたコラムもあり、子どもにあった支援を考える際に参考にできる情報がまとめられた一冊です。多くの改革を行う公立中学校長の著書『麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができること』東京都千代田区にある麹町中学校の校長、工藤勇一先生の著書が発売されます。麹町中学校は、公立中学でありながら他の学校にはない改革を次々と行っている学校としてメディアなどでも取り上げられていますが、その改革を進めてきたのが6年間校長を努めている工藤先生です。宿題・定期テスト・服装頭髪指導等の廃止、全員担任制の導入など新しい取り組みで学校をかえてきたのは、長年に渡る教員生活のなかで考えてきた「学校は何のためにあるのか」「子どもたちにとって一番大切なことは何か」の答えに近づける学校づくりをしたいから。そんな熱い想いをもつ工藤先生は、私生活ではふたりの息子さんを育てた父親でもあります。学校現場で多くの子どもたちと関わりながら、父親としては「悩みながら子育てをした親の一人」と表現する工藤先生が保護者に向けて書いた本書。教育のプロとしての知見を交えながらも、親子が幸せであることを一番に考えて書かれた、子育ての不安がふっと軽くなるような一冊です。親も子もいきいきと生きる子育てのためのポイントとは?『スマホをおいて、ぼくをハグして!』インターネットなど新しい技術が発達しさまざまなことが便利になった現代社会の中でこそ求められる、子どもの心をはぐくむ子育てについて、具体的な事例をあげながら書かれた発達障害専門クリニックの司馬理英子先生の著書です。「感覚過敏のASDの小学校1年生Bちゃん」「おけいこごとばかりで遊びの時間がない小学校5年生のC君」など、困りごとを抱えた子どもの例をあげて関わり方が解説されています。その子が抱えている気持ちも記載されているので、子どもの意志を尊重したより良い関わり方を考えていく際に役立てられそうです。また、子どもをかわいがるとはどういうことかが具体的な接し方をあげて説明されていたり、親自身がネットやゲームとの付き合い方において注意したいことがあげられていたりと、発達障害のある子に限らず、子育て全般において改めて考えたい内容が詰まっています。認知が広まる発達障害の正しい情報を医師が解説『誤解だらけの発達障害』発達障害についてはメディアなどでも取り上げられることが多くなり、徐々に認知が広がってきていますが、まだまだ間違った情報が流れていることも多くあると感じている医師の岩波明先生による新書です。発達障害についての知識や診断について、現在の支援について、大人の発達障害についてなど誤解されやすい内容に触れながら、正しい情報が詳細に解説されています。また発達障害とゲームやネット依存、性別違和との関係など、近年話題にあがるようになった新しい情報についても触れられており、発達障害について幅広く知ることができます。疑問に対して岩波先生が回答する形式で書かれているので、気になる項目から読み進めることができます。
2019年10月14日通知表の「保護者からのひと言」欄に何を書くべきか、悩んでしまったぐっちぃさん。最終的にたどり着いた「ひと言」とは…!?■前期通知表をもらってきましたこまめのまめの学校は三学期制ではなく、前後期制になっています。■ベストな「保護者からのひと言」とは?通知表の保護者からのひと言…悩みません?たぶん学校によって書く欄の大きさが違うんだろうけど、調べたサイトでの例文は絶対入らない量だった…!別紙に書いて貼るか、欄外にいくか…みたいなレベル。「ひと言」じゃないじゃん!たまに親に通知表を見せない子がいたりするので、その防止に「見たよ」という証拠で、「保護者からのひと言」があるらしく…。いっそTwitterやInstagramのように「見たよ」ボタンがあればいいのにって思ったよ(笑)。でも先生からしてみたら、自分が子どもたちに対して評価をしてるわけで、それを見た親の反応は気になるよね…と思い直し。成績うんぬんよりも毎日楽しく学校に通えているだけで十分ありがたいな。そういうクラスの雰囲気を作ってくれている先生には感謝しかないな…と、先生のコメントに対する返事をせず感謝のみをつづって提出してしまいました(笑)。だって4行しかないんだもん!毎日一緒に過ごしていると、悪いところにばかり目が行ってしまいがちになるんだけど、なるべく良い所を見つけてあげなきゃなって思いました。
2019年10月05日保護者の当番は一切なし。送迎だけお願いしているが、それすら協力してくれない状況に疲弊してしまったコーチからのご相談です。コーチ自身ボランティアで指導者とチームの代表を引き受けたのに、出場機会がなかったのにフォローがなかった、などわが子の扱いへの不満を浴びせてくる保護者にもほとほと疲れ果ててしまったそう。ですが、自分がチームを離れるとして、子どもをこのまま所属させていていいのか......とお悩みです。みなさんならどうしますか?今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、ご自身の体験と数々の取材活動で得た知見をもとに、アドバイスを送ります。「子どもたちのため」大人はどうしたらいいのか、皆さん参考にしてください。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<やる気がなさそうな長男のサッカーがしんどいのよ問題<サッカーパパからのご相談>自分は、地域のスポーツ少年団でボランティアコーチをしています。昨年からコーチ兼チーム代表をする事となり、始めはチームの為、子ども達の為と思って頑張っていましたが、保護者の方の協力が無く、チーム運営に係る雑用など全て自分が被る事になっているのに疲れてしましました。チームの選手の人数が少ない為、2学年でようやく試合に出られるような状況です。誰か休んでも試合に出られないような状況なので、保護者が送迎が出来ない選手が出れば、自分が送迎をしています。この間の試合では、9人中6人が送迎となり、もう1人の指導者と手分けをしてなんとか対応するような事態もありました。うちのチームには、保護者の当番などは一切無く、送迎だけお願いしていますが、それすら協力して頂けないような状況です。保護者総会で、その事について議題が上がりましたが、自分の負担が増えるような事に賛同する親は居なかった為状況は今後好転するとは思えません。我が子も5年生ですし、あと少しと我慢して来ましたが、余りに負担が大きく、また精神的にも余裕が無くなってしまいました。また、とある保護者から自分の子に対する扱いが悪いと苦情を受け気持ちが更に沈んでしまいました。曰く、試合中に意味なくその子が交代させられ、その後のフォローも無く辛い思いをしていたと。その日は1人で試合を引率していたので、そこまでとても出来ない状況でしたが、そう後から言われると、自分に何か出来る事は無かったか、気がつかなかったかと、更に悩んでしまいます。妻とも相談して、今年度いっぱいで自分はチームを辞めようと思っていますが、そうなるとチームに迷惑をかける事になるので、我が子をこのままチームに所属させる訳にはいかないと思っています。大人の都合で、我が子を移籍させる事にも、はたしてこれで良いかとの葛藤も有ります。今後、どのようにサッカーと向き合っていくのか良いか、アドバイスを頂けるとありがたいです。よろしくお願いいたします。<島沢さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。メールの文章だけでは確実とは言えませんが、この状況ですと、民間クラブなどではなくお父さんコーチがボランティアで指導する少年団なのでしょう。そうであれば、非常にレアなケースと言えるでしょう。この連載でよくご相談を受けるのは、保護者が運営や雑用を任され、長く籍を置くコーチが多少なりとも強権をふるう。子どもは委縮し、親も意見を言えず風通しが悪い、という案件が多いです。少年団(恐らく)で親が送迎も当番もなくて、それでコーチが困っているという相談は初めてです。ご相談者様のチームは、きっと以前いた保護者がそのようなやり方でそれが踏襲されているのでしょう。■保護者達が協力的でない理由「ボランティア・社会的役割への概念」さて、本題です。このようなコーナーに、つまり返事が来るかどうかもわからないコンテンツにメールをされるのは、余程切羽詰まってのことだろうと察します。そのような状況のときは、まず原点に返ることが重要です。お父さんは、何のためにサッカーを息子さんにやらせていますか? ボランティアでコーチやチームの代表まで務め、6人もの送迎を苦労して引き受けるのはなぜでしょうか?「何のためにやるか」これを考えることがとても重要です。チームの為、子ども達の為と思って頑張っていた。お父さんがそう書かれているように、わが子を含めた子どもたちのためですよね?彼らをサポートすることに喜びを感じていたのだと思います。であれば、そのことをもっとほかの保護者にも説明したほうがいいと思います。案外他の方は、例えば「好きでやっている」とか、「自分の子どもが上手いから楽しみでやっている」としか考えていないこともあります。そこに「子どもたちのために」という大義があるなどと思ってもいないのです。例えば、私の夫も息子の少年団で学年コーチを務めていましたが、毎日夜中まで働くなか、土日の練習や試合をみたあと出勤するというハードな日々でした。妻の私は少しでも夫の負担を減らしたいと考え、他の子のお父さんで時折試合を見に来る方に「コーチになっていただけないでしょうか?」とお願いしたら、「ぼくもそれは考えたのですが、コーチになると土日遊びに行けないので妻からやるなと言われています」と言われました。そんな反応になるのは無理もありません。日本では今の40、50代以降は、ボランティアの概念や経験を学校で学んでいません。地域での社会的な役割をシェアする文化も育まれていない。そこは個人の価値観(子どもたちのために)でなんとか担保されている状況かと思います。■あなただけが苦しまないで。まずはほかのコーチ、保護者にも相談をそこで三つ提案します。まず、代表やコーチを辞める前に、ほかのコーチに相談をしましょう。辞めることも考えているが、なんとか保護者に協力してもらえないか。「子どもたちのために」という大義を一緒に考えてもらいます。「みんなの、みんなのための、みんなによるサッカー少年団」を目指しましょう、と。このままコーチだけが負担を背負っていては、運営を続けていくのは不可能ではないか。次にバトンタッチする人たちのためにも、ここで仕組みを変えたいと申し出てみましょう。次に、保護者のなかにそのことを相談できる人(例えばキャプテンの親御さんなど)がいれば、話をしてみましょう。三つめ。上記ふたつが不調に終わったときにどうするか。そのときは、理由を明確にして辞めましょう。「力を尽くしたが、今の状況ではコーチや代表を務めることは心理的に負担なので辞めさせていただきます」と説明したほうがよいです。忙しすぎた保護者の代表や、他のコーチと指導法が合わずに辞めたお父さんコーチの話を見聞きしてきましたが、彼らの多くは疲れ果ててひっそり辞めていきます。理由を明確にしないため、周囲が憶測だけで噂話をし始め、それを聞き及んだ当事者の子どもが傷つくといったケースは少なくありませんでした。■親の退団と子どもがチームに残るかは別問題。その理由は......(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)同時に、お父さんの「退団」に、息子を巻き込んではいけません。「今年度いっぱいで自分はチームを辞めようと思っていますが、そうなるとチームに迷惑をかける事になるので、我が子をこのままチームに所属させる訳にはいかない」お父さんはそのように書かれていますが、一度働きかけていれば、そこで合意を得られなかったのでやめることは迷惑をかけていることにはなりません。そもそもボランティアです。指導をしてもらいたいのであれば、親たちはレッスン料を払ってコーチを雇えばよいのです。現在のチームの運営はうまくいっているとは思えません。コーチにお任せで交流もないので、コーチと親との信頼関係が育まれていないように見えます。「試合中に意味なくその子が交代させられ、その後のフォローも無く辛い思いをしていた」と親御さんからクレームを受けたとありますが、子どもは未熟なのでそういった文句を言ったりします。でも、親がコーチに対し「ボランティアなのにひとりでよくやってくれている」とか「子どものためにやってくれて良い方だ」といったリスペクトがあれば、「コーチは忙しかったんだと思うよ。なぜ交代させられたか自分でよくプレーを振り返ってごらん」とか「自分でコーチに聞いてみてごらん」などとアドバイスできるはずです。さまざまなことをもっと学び合わなくてはいけないチームに見えます。が、お父さんが去ったとしても、子どもに退団を強いるのはやめしょう。お父さん自身憂れいているように、大人の都合で移籍させることは賛成できません。新しいチームでうまくいかないことがあると、お父さんのせいにするでしょう。人は自己決定するから、粘り強く向き合うことができるんです。そこを忘れないでください。息子さんの意思に任せましょう。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2019年09月26日不思議と盛り上がるボード。製品化のきっかけはワークショップでしたtobiracoは、年に数回、製品を考案した先生を講師に招いてワークショップを開催しています。製品を販売して終わりではなく、先生の思いを伝えることでより効果的に活用していただきたいからです。ワークショップで使ったあるツールを「製品化してください」と、参加者たちからリクエストされたのは今年3月。これからお話しする「きもち・つたえる・ボード」が誕生するきっかけとなりました。講師は佐藤義竹先生(筑波大学附属大塚特別支援学校)。ご自身が考案したコミュニケーションゲーム「すきなのどっち?」のワークショップでのできごとです。Upload By 平野佳代子リクエストされたのは、リアクションボード(当時の呼称)。相手の答えに反応(リアクション)を示すのに掲げる、プラスチック製の小さなうちわ型のボードです。Upload By 平野佳代子ボードには「なるほど〜」「すてきだね」「いいね!」などと書かれています。ワークショップは、ボードなしとボードありの2回行いましたが、盛り上がったのは、断然、ボードありの方でした。参加者は、ボードを手にし、身を乗り出していました。Upload By 平野佳代子リアクションボードを考えたのも佐藤先生です。自作して教室で使っていました。子どもたちの反応がとてもよく、いつかは製品化をと考えていらしたことは知っていました。そこへ参加者たちの熱いリクエスト。背中を、ぐいと押されるようにして製品化に向けて動き始めました。発達障害・知的障害の子が、コミュニケーションゲームで自分の気持ちを伝えるボード聴くことに課題のある子、意思表明に課題のある子に使ってほしい専門的には「傾聴の手立て」という目的で自作された教材。それがリアクションボードです。筑波大学附属大塚特別支援学校で行われているコミュニケーションゲームは、ゲームと名がついていますが、「コミュニケーション能力を身につける」ことに重きがおかれた授業です。授業でリアクションボードを使ったところ、相手の話を最後まで聴けない子や自分の思いを伝える(意思表明)ことがうまくできない子たちに効果があることがわかりました。その効果とは、次のようなものです。・答えている人の話を最後まで聴くようになった。・答えている人に注目するようになった。・リアクション(反応)を相手に示すようになった。・ゲームに主体的に取り組むようになった。下のグラフは「指導2」からリアクションボード を使って、子どもたちの変化を分析したものです。Upload By 平野佳代子Upload By 平野佳代子ボードで自分の感想を示そうとすると、自然と相手の話を最後までよく聴くようになります。また、自分の感想に近いものはどの言葉が書かれたボードなのかを考えるようにもなります。もうひとつ、佐藤先生から伺ってなるほどと思ったのは、話を聴いている間、ボードを手にしていると落ち着く子がいるそうです。コミュニケーションと直接関係ないかもしれませんが、ボード効果の副産物といえそうです。Upload By 平野佳代子相手の目にどう映っているのかを考えるボードの特徴のひとつが、表と裏で言葉とイラストが異なっていることです。たとえば、「なるほど〜」の反対面は「え〜!」というように。異なる両面。これも教材の大きな狙いです。Upload By 平野佳代子Upload By 平野佳代子「なるほど〜」と思ったからといって「なるほど〜」の面を自分に向けてしまうと、相手には「え〜!」の面を見せることになります。自分の差し出したボードが相手の目にどう映るか。相手の視点に立ってボードを使うことが他者理解につながる。このように考えて、佐藤先生はボードの両面をあえて変えました。ちょっと話がそれますが、「相手の目」ということで付け加えたいことがあります。「人の目を見て話すのが苦手という子は、下を向いたままボードを差し出すだけでいいんです。それだけで伝わります」と佐藤先生。なるほど、ボードが自分の気持ちを代弁してくれるので、相手の顔を見なくてもすみます。「話を聴くこと」や「自分の意思表明」に課題がある子、加えて相手の目を見てコミュニケーションをとるのが苦手な子。ボードは、いろいろなタイプの子どもたちの助けにもなります。どの子もコミュニケーションゲームを楽しめるためには、このような行き届いた配慮が必要なんだということを、佐藤先生に教えていただきました。Upload By 平野佳代子「共感」と「安心」の見える化コミュニケーションゲームは、相手の話を聴きながら頷くだけでもいいのですが、ボードを使うことでゲームに参加している感が強くなります。話し手と聴き手の距離もぐっと縮まります。しかも、ボードに書かれている言葉はすべてポジティブ。ネガティブな言葉は使われていません。「聴いているよ。共感したよ」という気持ちを見える化しています。Upload By 平野佳代子話し手は、差し出されたボードを見て、聴いてもらっていると実感できます。それは自分自身が肯定されているという安心感でもあります。ボードを通して見える化された「共感」と「安心感」。ボードを使うようになって、佐藤先生の教え子たちがゲームに主体的に取り組むようになった、というのも納得できます。「きもち・つたえる・ボード」として製品化、そしてクラウドファンディングコミュニケーションゲームは、今やトレンドでもあります。でも、ただ与えるだけではなく、発達障害、知的障害のある子には佐藤先生が自作していたようなツールがあると、2倍にも3倍にも楽しめることがわかりました。いえ、障害のあるなしにかかわらず、「共感」と「安心」を見える化することでだれもが楽しめます。ワークショップの参加者たちが楽しんだように。このことをたくさんの人に知ってほしくてクラウドファンディングを実施しています。「きもち・つたえる・ボード」は、教室で使われていたボードのコンセプトを活かしつつ、広く親しんでもらえるように動物たちの可愛いイラストでつくりあげました。動物にすることで男女の枠にとらわれることがなくなります。そして、教材の狙いがズバリわかる「きもち・つたえる・ボード」というストレートなネーミングで世の中に送り出します。Upload By 平野佳代子Upload By 平野佳代子このように使います。Upload By 平野佳代子Upload By 平野佳代子Upload By 平野佳代子Upload By 平野佳代子クラウドファンディングの詳細は、こちらから。よかったらのぞいてみてください。賛同とご支援をいただけたら、とてもうれしいです。特別支援教育の教材は、障害のあるなしにかかわらず楽しめる障害のある子のために手作りされた教材の多くは、障害のない子にももちろん通用します。さまざまな特性のある子どもたちが楽しめるように作られているからではないかと思います。筑波大学附属大塚特別支援学校の手作り教材を見ていると、どれも楽しそうで、遊びたくなるような教材や教具ばかりです。Upload By 平野佳代子特別支援学校の教材を多くの人に知っていただきたくて、昨年秋、クラウドファンディングで佐藤先生考案のコミュニケーションゲーム「すきなのどっち?」を作りました。Upload By 平野佳代子「すきなのどっち?」のクラウドファンディングのサイトです。発達障害の子がコミュニケーションの楽しさを体験できるゲーム「すきなのどっち?」「きもち・つたえる・ボード」もぜひ、製品化させたいです。Upload By 平野佳代子Upload By 平野佳代子
2019年09月24日以前、近隣住民から反対の声があがり、新設保育園の建設が中止になったというニュースが各地でありましたね。実はわが子が通園していた保育園でも、近隣の方とのトラブルがいくつかあり、残念ながらそれはすべて保護者が原因によるものでした。実際に私が体験したトラブルから感じたことをお伝えしたいと思います。 近隣住民から声をかけられた第二子育休後、初出勤の日の朝のことです。初出勤ということもあり、いつもより早めに登園していました。子どもたちをクラスに送り届け、足早に保育園をあとにしようとしたところ、「ちょっとすみません」と見知らぬ女性から声をかけられました。そこには怒り顔の女性と同じ園の親子の姿がありました。 その怒り顔の女性は私に対し、「こちらの保育園の方ですよね? 違法駐輪を毎日していた方がいたので注意したら『うるせーなー』と言われたのですが」と話されました。 突然のことにどう対応したらいいか焦り…保育園の駐輪場と門は離れており、園の隣にはマンションがありました。どうやらその親子は毎日そのマンションに駐輪して送迎していたため、見かねた住人の女性が注意。それに対して反論した……という最悪のパターンのようです。 当然ですが女性は大変ご立腹だったので、一度、園長を呼んで対応しようとしました。しかし、「これから通勤なので結構です。のちほど園に連絡します」と立ち去ってしまったのです。 すぐに園へ電話で連絡をするそうこうしているうちに、渦中の親子も園内へと入ってしまいました。私も通勤時間がせまっていたので、駅へ向かう間に園へ一連の内容を電話で報告しました。その後、お迎えのときに園長から、お昼過ぎごろに女性から苦情の電話があったと説明がありました。 しかし事前に報告があったので、対応策を考えることができたと逆にお礼を言われたのです。勝手に自己判断するのではなく、何かあったときはまず園に報告する大切さを実感しました。 その後も降園時の騒音、園周辺の交通マナーなど、たくさんの苦情が入り、そのたびに園側は対応に苦慮したようです。子どもたちのためにも、私たち保護者がまずマナーを守る、その当たり前のことを徹底しなければならないと感じました。著者:東慶子三児の母。育児のかたわら、アンガーマネジメントキッズインストラクターの資格を取得。自身の育児経験に生かすとともに、将来的には子ども向けの講座を開催したいと考えている。
2019年09月04日保護猫カフェ「ネコリパブリック」など、保護猫に関わる事業を展開している株式会社ネコリパブリックが、日本初となる銭湯風保護猫カフェを大阪・心斎橋にオープンしました。テーマは「昭和の大衆銭湯」畳や、ケロリン桶などのインテリアは、まるで、昭和の大衆銭湯。昭和の時代に実際に使われていたロッカーもあり、昔懐かしい昭和の銭湯が存分に感じられます。猫と触れ合う「猫浴健康法」猫浴健康療法とは、猫と触れ合う健康療法です。森林浴、日光浴のように心を癒すことによって体も健康になる健康療法です。また、週に1回1時間程度の継続的な猫浴びがおすすめされています。ゴロゴロ療法ストレス解消、免疫力向上、ポジティブ思考に導くといわれている、猫のゴロゴロという低周波。20~140ヘルツの猫が出すゴロゴロ低周波は、筋肉を刺激して縮小させるため、骨折の治療にも期待ができるとのこと。モフモフ療法猫と触れ合うと、「幸せホルモン」「愛情ホルモン」と言われている、オキシトシンが分泌されます。オキシトシンは猫の動画を見ただけでも分泌されるそう。猫とモフモフして、ストレス社会を乗り切りませんか。肉球療法肉球療法は、猫の肉球を触らせてもらって癒しをもらう療法です。むにゅむにゅした感触でストレスを軽減してもらいましょう。※嫌がる猫の肉球を触るのはご法度です。猫温療法猫温湿布すなわち、猫カイロ!慣れている猫に、おなかや背中に乗ってもらい、温めてもらいましょう。猫の体温を感じお風呂に入ってるかのように温まれます。保護猫が家族と出会える「ねこ浴場」にいる猫たちは様々な理由で保護され、家族がいない保護猫たちです。店内の猫たちは、ずっと一緒にいてくれる家族と出会うことを願っています。「ねこ浴」に通うだけではなく、ねこを家族として迎え入れたいと思う方にも最適な出会いの場です。写真スポットもたくさん!「ねこ浴場」には昔を感じさせる様々な壁画があります。銭湯の定番、富士山の他にも松や鶴、亀や日の出の壁画があります。キャットステップに猫が乗ると、猫が富士山に登頂したかのように見え、とてもユニークな写真でインスタ映えも狙えちゃえます。「ねこ浴場」に出向いて、猫たちのかわいい写真撮ってみては。スポット情報スポット名:ねこ浴場住所:大阪府大阪市中央区島之内1丁目14−29電話番号:06-4708-3889
2019年07月27日Twitterでフォロワー数10万人を超える「でこ先生」こと、でこぽん吾郎さんをご存知でしょうか?保育士目線のマンガが面白い!と話題になっています。今回は保育園に子どもを預ける親御さんたちとのやりとりをご紹介します。Twitterで話題の「でこ先生」こと、でこぽん吾郎さんをご存知でしょうか? フォロワー数は10万人超え! 保育士目線のマンガが面白い!と話題になっています。今回は保育園に子どもを預ける親御さんたちとのやりとりをご紹介します。 「でこぽん吾郎」の実態 でこ先生はでこぽん吾郎の仮の姿で、保育士をしていた作者の体験をもとに書かれているそうです。ちなみに、作者は女性です。それでは、でこ先生のマンガを見ていきましょう! み、み…見・ら・れ・たー!保育室に戻ったら、保育士さんが全力で「パウパウ!」言っていた、衝撃光景。でこ先生の顔は読んで字のごとく顔面蒼白です。でも、これが保育士さんの作業中リアルだっ!(多分) 「早お迎え」のその後 わくわくさせちゃって、なんかごめん……! 早お迎えって特別感があって、すごく喜んでくれますよね! だからこそ事前に予防接種だと伝えると大変だし、直前まで言えないママさんの気持ち、超わかるー! 父の怒りを垣間見る パパ、般若の形相しております……。わかるー!ってパパ、世の中にたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。でも大丈夫! パパのことが一番大好きですよ、きっと♡ 見られちゃった! 見ちゃった! 保育士と保護者のエピソードをご紹介しました。 体験談をもとに作成されているということですので、毎日保育園に子どもを預けている親としては、「あるあるー!」といいねボタンを連打したくなるエピソードばかりですね。 でこぽん吾郎さんのTwitterからは、おもしろマンガが随時公開されています。これからも、でこ先生の活躍から目が離せません! 協力/でこぽん吾郎(@Dekopon_56)
2019年06月06日【今週の悩めるマダム】私は独身OL時代から「人に任せるより自分でやったほうが早い!」と考えるタイプ。いまは保護者会の役員をしているのですが、仕事量がどんどん増えて1人ではこなせなくなってきました。とはいえ、人に甘えることもできずにすべてを抱え込んで悩んでいます。(東京都在住・40代主婦)人間には限界がありますから、できるからといって何もかも自分でやっていたら身が持ちません。できるんだからあの人に任せちゃおう、という空気を生んでしまい、しかも実際できてしまうから、結果、次々に仕事が増えていくのは当然かもしれません。まず、「人に任せるより自分でやったほうが早い」という考え方をやめてみてください。実は僕も「自分でやったほうが早い」派でした。しかし、その結果、雑務ばかりが増えて集中すべきことに集中できなくなってしまい、袋小路から抜け出せなくなったことが何度かあります。本末転倒だと思ったので、早ければいいという考え方を捨てることから始めました。世界が変わりますよ。早くやる必要はない、とまず自分に言い聞かせることも大事です。「この人たちには任せられない。ちんたら遅いのが我慢ならない」という“思い上がり”も捨ててください。世の中にはみんなで取り組むからこそいい結果を生むことがたくさんあります。もし、分業した相手がなかなかできなくて困っているのならそっと助けてあげたらいいんです。学校の先生になったつもりで周囲と向き合ってください。いい教師というのはすべての子どもたちを平等に導ける人です。できる子もできない子もいます。でも、それらすべてを集めてクラスが成り立っています。いい教師が担任だとみんなの成績も上がりますし、チームワークが整うので活気も出ますよね。できない子をじっと見守ることで、できる子たちは力を合わせることを知ります。そうやって全体が向上していく時に生まれるものは「成果」や「結果」ではなく「友情」なんです。奥様が所属する保護者会が一丸となって物事に取り組むためには、きっと奥様が1人で物事をバリバリと仕切ってやり切ろうとすることじゃなく、みんなでわいわい楽しくそれなりの力を出し合って前進することじゃないでしょうか?学校でも会社でも保護者会でも社会でもあらゆるところにこの法則があてはまると思います。映画の中のスーパーマンだって、いつも最初は苦戦するじゃないですか?でも、人々の応援や愛する人の力を借りて、結集して、最後は勝利する。つまり、スーパーマン1人の力じゃないんです。周囲の人の支えがあるからこそ、スーパーマンは最強なんです。奥様がその仕事を分配してみんなで1つの目的に向かった時、奥様が所属する保護者会は世界最強の保護者会になるのではないでしょうか。そして、奥様はみんなに一目置かれることになるでしょう。いいえ、一目置かれなくとも、ちょっと楽になり、みんなといることが楽しくなるはずです。みんなと一緒に社会を作ろうという心がけは人間的な広がりを自分自身に持ち込みます。これは家族にもいえることです。僕も周りのスタッフや家族をもっと信頼したいと思います。【JINSEIの格言】スーパーマンだって、1人では何もできないんです。奥様が仕事を分配してみんなで1つの目的に向かった時、その保護者会は、きっと世界最強になれるのではないでしょうか。この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!
2019年04月09日ウーマンエキサイトで人気連載中のもづこさんの記事「 パニクらない心が欲しい! 保護者会が苦手なんです… 」で「保護者会」に関するアンケートを実施しました。子どもを持つと必然的に増える“親同士の集まり”。しかし、今回のアンケートで「保護者会のようなあらたまった場に行くのは気が重い…」と感じている人が大多数であることがわかりました。とはいえ、避けてばかりもいられない保護者会。ママたちの奮闘と対処法をご紹介します。■保護者会が得意なママは少ない!Q1.保護者会などの集まりは苦手ですか?とても苦手65.3%やや苦手23.9%苦手ではない10.0%その他 0.8%もづこさんと同じく、保護者会などの集まりに苦手意識がある人がなんと89.2%も! 逆に、「苦手ではない」と答えた人は全体の1割程で少数派であることがわかりました。しかも、「やや苦手」と答えた人(23.9%)に対して、「とても苦手」という人(65.3%)が圧倒的に多く、ママたちがかなりがんばって保護者会に参加している現状が浮き彫りになりました。すらすらと意見を述べているママも、ニコニコ笑顔のママも、じつは内心ドキドキしながら出席しているのかも。ほとんどのママが何かしら不安や緊張を抱えながらも参加しているとわかったら、なんだかほっとしませんか? きっと隣に座っているママも“子どものため”という共通の思いで参加しているはず。必要以上にうまく話そうと気構えなくてもいいのかもしれません。■上手く話せない、グループの輪に入れないママも多数続いて、保護者会でのエピソードについて伺いました。多かったのが、もづこさんのように「人前で話すのが苦手でパニクってしまった」というもの。「自分の意見を言うとき声が震えて、それに気づいたら余計にパニックになり、泣きそうになった」「緊張から声がうわずったり、震えたり…。 ほかのお母さま方の落ち着いていて、よどみない話し方にただただ感心しきり」「会話について行けなくて、突然話題を振られてテンパってしどろもどろ。後悔するようなどうでもよい答えしか出てこない」なかには、接客業で普段から人と話すことに慣れていたものの、いつもと違う雰囲気に「終った後の疲労感がとてつもなくあった」という声も。やはり保護者会は独特の緊張感が漂うようです。また、いわゆる“ママ友グループ”ができあがっていて入りづらかったという意見も見られました。「役員さんを含んだプレ保育からの仲良しグループが会話の中心になっていて、そのグループに属してない私は会話のリズムが合わないと感じることが多々ある」「保活負け組(認可外→幼稚園)のワーママです。周りは専業主婦の方が多いせいもあり、気づけばグループも出来ていて何だか楽しそう。私はいまだにお友だちとママの顔さえ覚えられず、いつもアウェイ戦」「知っている人やちょっと知っている人やよく知らない人や…。仲良しそうなグループがあちこちできていたりいろんな人がいて、どう振る舞ったらいいかわからなくなる。子供の話に集中したいけど、全然できない」「小学校になると出身幼稚園別にグループが出来ていて話しかけにくい…」■保護者会は“割り切り”も大事そんななか、「そもそも深い付き合いをしない」「情報を得る場」「気が合いそうな人を数人見つける」と割り切ることで、苦手を克服しているママがいました。「わが家は保育園に預けていて、ママたちもみなさん働いているので、そこまで深い付き合いはありません。保護者会でも深く人さまの家庭事情に入り込むことはないですが、やはり少数でも仲の良い人がいるといろいろ安心。話しやすそうな方を見つけては積極的に挨拶するようにしてます。数人と連絡が取れれば、何かあっても大丈夫かなと」「保護者会で発言しないで済んだのは数回のみ。頭が真っ白になり、名前を言ってよろしくお願いします、がほとんどです。でも、他のお母さんたちは口達者で、おかげでいろいろな情報をゲットできたので参加して良かった」また、趣味について話しかけられたときの回答として、とくに男の子ママには役に立つこんな意見も。「参観日の後の懇談会で、“自分の趣味を教えて”と言うテーマで冷や汗をかきました。外国のビデオゲーム(しかもダークなファンタジー)と洋楽ロックバンドだなんてとてもいえない…。読書とか音楽鑑賞とか言うと「どんな音楽?」とさらに質問されてしまうので、“息子の好きな戦隊ヒーローと仮面ライダー俳優がイケメンだから子どもと観てしまう!”という男の子ママあるあるな回答をしたら、そこそこウケて同意も得られて助かった」保護者会が苦手な人は、何もかもうまく振る舞おうとせず“子どもにとって必要な情報を得る場”と気持ちを切り替えて参加すると、少しはラクになるかも。余裕があれば、子どもの“あるあるネタ”を1つでも用意しておくと、ふいの会話でも慌てずに済むかもしれませんね。■保護者会を楽しむコツは、メリットに目を向けることでは、そもそも保護者会を苦手と感じていないママは、何か対策をしているのでしょうか?「うちの保育園はアンケートで事前にみなさんに相談したいことを書く方式。当日はみなさんからのアドバイスを直に聞けるので、助かっています。仲良くもなれるので、保護者会は楽しみ。プライベートでもよく遊ぶようになりました」「話したことがないママさんにも積極的に話しかけます。それによって園で過ごしやすくなり、知らなかった事も教えてもらえるので私としてはメリットの方が大きいです。気取らないで自虐ネタを話すと親しみを感じてもらえますよ〜」保護者会が好きと答えたママは、“保護者会で得られるメリット”の方に目を向けている様子が伺えました。また、“プライベートでも遊ぶ”“気取らない”というキーワードから、「等身大の自分のままで参加する」というのもポイントのようです。Q1.保護者会などの集まりは苦手ですか? 回答数:465Q2. 保護者会などの集まりについて、エピソードやご意見などをお聞かせください回答数:84アンケート集計期間:2018/11/10~11/28
2018年12月11日ウォンバット母さんこと「もづこ」です。40歳過ぎてこんなこと言うのも恥ずかしいのですが、わたくし人前で話すのが苦手でして…授業中いきなり先生に指されると頭が真っ白になって、ダンマリ…もしくは見当違いの発言をして失笑される…そんな子どもでした。大人になってさすがにダンマリは無くなりましたが見当違いの発言をして場を白けさせるダメっぷりは健在です(汗)なので、できるだけそういう場面を避けてきた人生だったんですが、子どもができてからは逃げることができない状況が増えてきて胃が痛い日々です。先日の幼稚園の保護者会でもいつもは先生のお話のみで終わることの多い保護者会なんですが、その日は先生の呼びかけで近くのママさん同士でグループを作り、おしゃべりすることに…。私はひたすら薄ら笑いを浮かべるばかり。まぁ積極的なママさんが多いグループにいるから、私は喋らずに済むかもしれない…な…なんということでしょう… 一発目からいきなりのご指名しどろもどろになりつつもどうにか答えたと思ったら速攻質問が返ってきました。さすが積極的なママさん、キレが違う。手短に話そうと焦るあまり、はしょり過ぎて全く伝わらないまま会話終了…。冷静になって振り返ればそんな悩むような質問でもないのになぁ…。「ええ、娘はすごく楽しんでましたよー!でもやっぱりまだ体力無いから最後のほうでは疲れてちょっとぐずっちゃって。内容を理解するのはまだ少し難しいみたいだけど、恐竜や昆虫の標本とかに食いついてたから3歳でもそれなりに楽しめると思うしおすすめですよ~!」文字に起こしたらほんの数行のセリフがなぜ出てこない!?サラッと答えて、あわよくば「次回一緒に行こうか」なんて話にまで展開していたかもしれないのに。もはや保護者会後のこういった一人反省会が恒例となっております…。
2018年11月10日