シリコン塗料は外壁塗装で最もスタンダードな塗料です。その理由は、機能・性能面の品質の良さに加えて、コストパフォーマンスにも優れたシリコン塗料の特徴にあります。一方、デメリットや使う際の注意点も見逃せません。そこで、平均的な1平米当たりの価格も含めて、知っておきたい外壁塗装のシリコン塗料についてご紹介します。外壁塗装ではシリコン塗料が一般的外壁塗装の塗料は、大きく分けて「アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素」の4種類があります。一般的な品質のランクは「アクリル塗料<ウレタン塗料<シリコン塗料<フッ素塗料」の順となっており、値段もランクが高いほど高額になります。この中で最も広く使われているのが上から2番目のランクにあるシリコン塗料です。人気の理由は何といっても機能と価格のバランスの良さにあります。【シリコン塗料は高水準の耐候機能】外壁に用いた場合の耐久年数を比較すると、アクリル塗料が4~7年、ウレタン塗料が6~10年であるのに対し、シリコン塗料は8~15年。高機能のフッ素塗料は15~20年と、高価格のフッ素塗料に次ぐ耐候性をもつのが特徴です。また、セラミック配合や、低汚染機能などの付加機能が充実しているものが多いのもシリコン塗料の特徴です。汚れにくく美観が保ちやすいため、塗り直しの費用が軽減されるという点もシリコン塗料が広く支持される理由となっています。【コストパフォーマンスは随一!】シリコン塗料は性能でいえばフッ素塗料にかないませんが、外壁塗料としては十分な高性能を誇りながら、手ごろな価格であることも大きな魅力です。シリコン塗料の1平米当たりの平均的な相場価格は、2,500~3,500円ほどです。フッ素塗料だと1平米当たり3,500~4,500円ほどになりますから、塗装面が広くなる外壁で機能に見合った価格となると、シリコン塗料は最も機能とコストのバランスのいい塗料だといえるでしょう。外壁塗装でシリコン塗料を使うデメリット【塗装の用途・希望によっては割高に】広く普及しているシリコン塗料ですが、デメリットもあります。まず価格面では、アクリル塗料やウレタン塗料に比べて高くなります。1平米当たりのおおよその相場は、最も安いアクリル塗料が1,000~1,200円程、ウレタン塗料がおよそ1,800~2,000円ですから、価格的には割高になります。ただ、長期的なメンテナンスの頻度を考えると、耐久年数から塗り替え頻度が少なくて済むシリコン素材の方が割安になります。店舗などで、耐久年数に関わらず、定期的な塗り替えを予定している場合は、塗り替えの頻度や用途の希望に合った塗料を選びましょう。【塗料の種類や特徴によって機能に差がある】シリコン塗料は、「水性/油性」「1液型/2液型」があり、それぞれ塗料の性質や耐用年数が異なります。価格も内容によって異なるため、シリコン塗装を行う際に、目的に合う塗料を事前に確認しておく必要があります。・水性塗料:水を溶剤とする塗料・油性塗料:シンナーなどを溶剤とする塗料・1液型:塗料液のみ・2液型:塗料液に硬化剤を加えたもの油性と水性では油性の方が耐久性が高く、価格は油分の配合率によって高くなります。硬化剤を使うと塗膜が硬く頑丈になり、紫外線にも強いです。油性・水性塗料それぞれに1液/2液があり、特徴や価格が異なりますから、選ぶときにそれぞれの特徴や価格を専門業者とよく相談して選びましょう。【扱いづらい塗料のためDIYには向かない】シリコン塗料は、顔料が沈殿しにくい低粘土の塗料です。このため、塗装に使う際にはその都度よく混ぜる必要があります。また、ウレタン塗料に比べて塗膜が硬いため塗装壁に付きにくい塗料でもあります。きちんと付着させるためには、適切な下塗りの技術も必要ですから、DIYでの塗装にはあまり向いていません。外壁塗装の費用を無料で比較外壁塗装でシリコン塗料を使う際の注意点シリコン塗料にはさまざまな種類があり、性能も高品質な優良塗料ですが、「シリコンだから大丈夫!」と過信しすぎるのは危険です。気をつけたいのはメーカーによって耐久年数などの機能や、硬度など塗料の性能が違う点です。これは塗料に含まれるシリコンの含有率の違いで生じてきます。シリコン塗料は、アクリルをベースにしてシリコンを加えて作るのですが、含まれるシリコン含有率の規定はないのが現状です。余りにも安い価格のシリコン塗料の場合はもちろん、標準的な価格のものでも「水性、油性、1液、2液」といった塗料の種類や、シリコンの含有率をよく確認する必要があります。水性シリコンの2液型などでは、ものによってはウレタン塗料の方が性能が高い場合もあるため、価格と特徴に加えて、その塗料が自分のイメージに合うかどうかを塗装業者と相談することも大切です。壁ごとに塗ったサンプル見本などもありますから、塗装前に確認しておくこともおすすめします。まとめシリコン塗料は、高品質な機能・性能に加えてコストパフォーマンスに優れていますが、含まれるシリコンの量が規定されていないため、メーカーによって品質にさまざまな違いがあります。シリコンという名前や価格だけでなく、塗料の内容や外壁塗装の仕上がりイメージに合うかどうかをよく検討して、納得できるシリコン塗料を選びましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月29日自宅の外壁塗装を検討する際、業者選びや費用相場など知りたい情報はいろいろあると思います。その中でも注意しなければならないのが、「外壁塗装トラブル」です。ここでは、事前にトラブルを回避するため、具体的な事例と対処法をご紹介します。外壁塗装中に車などに塗料が飛ぶ危険性外壁塗装で多く見られるトラブルの1つが、駐車している車などに塗料が付着するケース。しっかり養生シートを設置しても、思わぬところから塗料が飛散して汚れることがあります。【事例】自家用車、他者の車に塗料が付着風の影響で養生シートの隙間から塗料が車に付着することがあります。自家用車、近所の車、有料駐車場の車に付着してトラブルに発展するケースがあります。【対策法】予防策1つと対処策4つ塗料が飛散しそうなものは避難させます。車も移動した方が安心です。動かせないものは、業者に車専用の養生シートをかぶせてもらい、気になる場所は自分でブルーシートにマスキングテープを貼って隙間がなくなるよう工夫しましょう。万が一塗料が付着したら、早めの対処が大切です。「剥離剤を使う」、「削る」、「高圧洗浄を使う」、「請負業者賠償責任保険を適用する」ことで対処します。剥離剤は素材や用途によってさまざまな種類があるため、業者に依頼するか小さい範囲なら自分で行うことも可能です。木部を分解除去するタイプ、ウレタン除去用中性タイプ、建築塗装の剥離用の中性厚膜タイプなどがあります。サンダーで塗料を削り落とす方法もあります。多少傷ついてもよい場合にしか使えませんが、目の細かいものがおすすめです。塗料が乾く前なら、高圧洗浄も有効ですが、傷つく可能性があります。他者に何らかの被害が及んだ場合に補償する「請負業者賠償責任保険」も有効です。強風で保護フェンスが倒れたり、足場が崩れて隣の家屋を壊したりした場合にも適用できます。一番気をつけたいご近所トラブル外壁塗装でご近所トラブルになるケースはとても多いです。工事後も付き合いがあるため、事前にトラブル回避し、迷惑をかけた場合は事態が悪化する前に対処しましょう。【事例】騒音、塗料のニオイ、足場の問題トラックの出入りや足場の組立・解体、電動工具を使った作業では音が出ます。特に足場を組む際は半日~1日かかるため、トラブルになりやすいです。塗料のシンナーのニオイがトラブルになることもあります。窓を開ける機会が増える季節は要注意です。隣家との距離が近い場合、足場が敷地内に入る、建物の一部に触れて破損させるなどのトラブルも起きます。【対策法】外壁塗装工事前にご近所へあいさつを工事前に近隣へあいさつを済ませておくとトラブルを未然に防げます。あいさつで伝えておくべき内容は、主に以下の5つになります。・業者の名前、住所、連絡先・自分の名前、住所、連絡先・工事の期間と時間帯・外壁塗装の工事内容・車や従業員の出入がある旨あいさつは、直接会ってするのが基本。チラシ投函だけだと、見ずに捨てられる可能性があります。あいさつが重なると迷惑をかけるため、業者がするか、自分がするかも事前に打ち合わせておきましょう。あいさつの範囲は一般的には両隣、向こう3軒、裏3軒の計8軒。粗品は、洗剤、タオルなど500円~1,000円を目安に、最低でも7~3日前まで行いましょう。そのとき、お願い事も伝えます。飛散防止シートをかけさせてもらう、一時的に洗濯物が外に干せなくなるなど、ご迷惑をかけることへのお詫びをしておきます。外壁塗装の費用を無料で比較施工業者とのやりとりでトラブル【事例と対策法1】イメージしていた色と違うイメージと実際の色が違うと感じるトラブルがありますが、試し塗りでミスマッチを防げます。ベニヤ板に使用する塗料を塗り、乾燥させて太陽の下や日陰でチェックすると、リアルな色が分かります。【事例と対策法2】塗り残し、ムラがある工事完了後に塗り残しやムラに気付くことがあります。素人だと見分けるのが難しいですが、塗り作業の間に乾燥時間が入るため、何回塗ったか記録しておくとよいでしょう。「下塗り→乾燥→中塗り→乾燥→上塗り→乾燥」という工程を覚えておくと役立ちます。【事例と対策法3】費用トラブル追加費用を請求されるトラブルは多いです。安い金額だったものが最終的に多額の追加請求をされる事例があります。契約後に追加工事が発生することはなく、必要な場合は追加工事前に必ず相談されます。無断で行った場合は、支払拒否できるため、はっきり断りましょう。業者とのトラブルに対処するには、足場解体前に仕上がりチェックし、余計な費用をかけないようにすることが大切ですが、自力で解決できないケースは多いです。その場合は、以下の対策法を検討しましょう。まず、トラブル発生後に保証事業の塗装保証制度を利用する方法があります。主な団体は次の3つです。・建築産業専門団体連合会「長期性能保証制度」・日本塗装工業会「ペインテナンス」・全国マスチック事業協同組合連合会「長期性能保証」また、以下のような公的機関を利用する手もあります。・住宅リフォーム・紛争処理支援センター・国民生活センター・弁護士まとめ外壁塗装で生じやすいトラブルの事例と対策方法をお伝えしてきました。不測のトラブルを避けるためには、外壁塗装の知識を身につけるとともに信頼できる業者を選ぶことが大切です。正しく、有益な情報・知識を身に着けて、満足の行く外壁塗装を行いましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月29日外壁塗装に失敗してしまう例は多く、どうすれば成功するか分からない方もいらっしゃるでしょう。今回は、何に気をつければ外壁塗装に失敗せず済むかについて、そのポイントをご紹介していきます。これから外壁塗装をする予定がある方は、ぜひ参考にしてみてください。外壁塗装で失敗しやすい理由・タイミングを間違える劣化が進行する前に外壁塗装をすれば費用を抑えられますが、一気にリフォームしようと外壁の劣化がひどくなってしまってからリフォームを行い、予算オーバーする失敗例は多いです。外壁塗装のベストタイミングを知っておけば、失敗を防げます。タイミングを見極めるポイントは、光沢低下、チョーキング、塗膜の浮き、塗膜の剥離、外壁基材の露出、外壁基材の劣化の6つです。外壁の近くを通って白い粉が服に付着するチョーク現象が分かりやすい塗膜劣化のサイン。兆候があったら、外壁塗装の準備を始めましょう。・値段の安さだけで業者を選ぶ訪問業者の言い値を信用して契約し、追加費用を請求され、最終的に高い費用を支払う失敗例です。営業マンが親切で人柄が良かったとしても、実際に工事をするのは塗装職人。その点を理解していないと失敗します。金額の安さは魅力的ですが、単に値段だけで決めてしまうことは失敗するリスクを高めてしまいます。外壁塗装で失敗しないようにするには、優良業者かを確認し、少し高値になったとしても安心できる工事を選びましょう。・自分でDIYするDIYで外壁塗装をして失敗する例は多いです。外壁塗装はヒビ割れなどの傷みがある場合、修繕したうえで塗装する必要があります。塗装も、ムラができたり剥がれてしまったりしやすく難しい作業です。外壁塗装を失敗しないためには、プロに任せることをおすすめします。外壁塗装業者が多すぎる!と困ったら選んだ業者が悪徳業者でトラブルになることを防ぐため、きちんと見極めることが大切です。業者の良し悪しを見極めるポイントは、大きく分けて4つあります。【ポイント1】営業担当の信頼性施工するのは職人ですが、やりとりは営業担当者が行います。信頼できるかどうかは、いくつかの質問をして判断しましょう。・施工職人について・塗装が持つ期間・塗装の工法・保証内容・過去の施工実績などこのような質問に回答してくれる営業担当者なら安心ですが、誤魔化したり即答できなかったりしたら、怪しんだ方がいいかもしれません。【ポイント2】有資格者の有無「塗装技能士」や「建設業の許可票」などは必須ではありませんが、持っていれば技能や経験値があると判断できます。【ポイント3】保険や保証内容外壁塗装業者が保険や保証にしっかり加入しているかを確認しておくと安心です。優良業者は必ずリスク管理しているため加入しています。業者のHPで確認しましょう。【ポイント4】見積と相場の比較外壁塗装の正確な相場を知るのは難しいですが、複数の業者へ相見積をとれば大体の相場価格が分かります。見積依頼で、極端に相場より安い場合、怪しいと思った方がよいでしょう。外壁塗装の費用を無料で比較素人でも外壁塗装工事がうまくいくよう見極めるには?外壁塗装の素人でも、工事が順調かそうでないかを見極める簡単な方法があります。3つのポイントを押さえて失敗を未然に防ぎましょう。【ポイント1】外壁塗装の流れを把握する工事の流れを把握しておけば、疑問が生じたときに現場で質問できます。外壁塗装の一般的な流れは以下のとおりです。1日目:工事着工前のあいさつ、足場工事とシートの設置2日目:高圧洗浄3~4日目:乾燥5日目:下地調整、養生、外壁塗装6日目:外壁下塗7日目:外壁中塗8日目:外壁上塗、付帯部塗装9日目:点検および手直し10日目:片付け依頼した業者が10日間より短い工事期間で計画している場合は危険です。丁寧な仕事をすれば最短でも10日間はかかります。外壁塗装の工程、期間に注意すれば外壁塗装に失敗しないはずです。【ポイント2】見積内訳を詳しく説明してもらう業者へ外壁塗装の見積依頼をすると、費用の内訳を見せてもらうことができます。サービス内容の詳細を必ずチェックしましょう。金額しか載せていない、内訳説明がない業者は、悪徳である可能性があります。一般的に内訳として記載されている内容には、大別すると以下のような項目があります。・営業経費・人件費・塗料、養生資材費・足場費用など平均的な費用の割合比率は、営業経費と人件費が約30%ずつ。塗料・養生資材費、足場費用が約20%ずつです。【ポイント3】しつこいくらい現場をチェック外壁塗装を業者に任せっきりにすると、手抜き工事を見抜けません。何度も現場に足を運べば、業者側も気を抜かず作業してくれます。工程表をもらい、進捗状況も尋ねましょう。作業のズレがないか確認します。休憩中や作業終わりのタイミングなら、嫌な顔をされることも少ないです。現場確認する時間帯は明るい昼間が理想的。休憩時間にじっくり眺めて、写真撮影しておく手も有効です。まとめ知識が不足していると、失敗を招く原因にもなります。今回ご紹介した外壁塗装を依頼する際の注意点を参考にしながら、信頼できる外壁塗装業者を選んで依頼してみてください。正しく、有益な情報・知識を身に着けて、満足の行く外壁塗装を行いましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月29日日本の一戸建て住宅においては、延床面積40坪程度の広さが最も多いといわれています。40坪以上の家で夫婦と子供2人の4人家族が暮らす場合、客間や趣味の部屋を作ったり、リビングを広くとったりできるため、余裕を感じられる家になると考えられています。ここでは、40坪の家の外壁塗装についてまとめてみました。40坪の広さはどのくらい?延床面積40坪の一戸建ては、都心ではなかなか確保するのが難しい広さだといえるかもしれません。しかし、平成28年の統計では国内の持ち家(一戸建て)の平均延床面積は131.72㎡ということですから、延床面積40坪(約132㎡)の一戸建て住宅は、日本全体で考えれば平均的な広さの家といえるでしょう。延床面積が広くなると、各部屋を広くできるだけでなく、書斎や客間、趣味の部屋などを作ることができたり、廊下や収納、玄関ホールなどを広くとることができたりします。例えば、2階建ての家であれば、寝室、子供部屋2部屋、和室(客間)、書斎と4LDK+αの間取りで、廊下などにも余裕を持たせた家を作り上げることができます。また、リビング・ダイニングを20畳にするなど、思い切った間取りにすることも可能です。先にも触れたとおり、廊下や玄関ホールなどにもゆとりを持たせることができますので、車いすでの生活にも対応できる、バリアフリーの観点からも優れた住宅ということができるでしょう。40坪の外壁塗装の相場は?相場とは平均的な価格のことを指します。しかし、外壁塗装の場合、家が建っている地域や工事の際の職人の人数、工事期間などによっても相場は大きく変化することも事実です。ここでは平均的な単価が出しやすい、塗料の値段を基準に相場を計算してみましょう。外壁塗装の費用は、「塗料のグレード×塗装面積×足場の設置料、職人の工費、諸経費」で計算されますが、塗料のグレードによる価格の違いは主に耐久年数で変わります。以下に、主な塗料とそれらの耐久年数・単価の目安をご紹介します。アクリル塗料:5~7年、1,400~1,600円/㎡ウレタン塗料:8~10年、1,700~2,200円/㎡シリコン塗料:10~15年、2,300~3,000円/㎡ラジカル塗料:12~15年、2,500~3,000円/㎡フッ素塗料:15~20年、3,800~4,800円/㎡光触媒塗料:15~20年、4,200~5,000円/㎡無機塗料:20~25年、4,500~5,500円/㎡なお、現在ではアクリルやウレタンの塗料はほとんど使われなくなっています。また、この中ではシリコン塗料の人気が高く、全体の約7割のシェアを占めています。なお、全体の塗装費用を計算する際には塗装面積の算出が必要ですが、これは住宅の延床面積(各階の床面積を合計したもの)から求められます。塗装面積の計算式は「外壁面積=延床面積×1.1~1.4(係数)」となっています。坪数を㎡(平米)に換算する場合、1坪=約3.3㎡としましょう。上記の式で計算すると、一般的な40坪の一戸建ての家の外壁塗装工事の面積は「40×3.3×1.2」で求められ、158.4㎡となります。つまり単価2,500円のシリコン塗料を用いた場合は塗料代が約40万円、壁洗浄や下塗り・足場の設置料や諸経費を含めた総費用は約90万円になります。実際には、お住いの地域や使う塗料の値段、足場設置料や諸経費など、塗装業者によっても設定価格が異なりますので、合計金額も上下してくると思います。外壁塗装をする際には、まずいくつかの業者から見積をとって比較検討することがおすすめです。外壁塗装の費用を無料で比較坪の外壁塗装で気を付けるべきポイントまず、40坪の家というのは、家として大きい部類に入りますので、訪問販売の業者にとって狙いやすくなっています。悪質な訪問業者になると、外壁のわずかな劣化を指し、「このままでは柱まで腐ってしまいます」などと、不安をあおるようなことを言ってくることもあります。また、「近所で工事をしていて、お宅の壁の異常を発見しました。点検だけでもしましょう」というのも営業の定番トークです。こういった業者を一度でも家に通してしまえば、小さな傷なども重大な欠陥のように大げさに言われ、断り切れないと今必要かも分からない大がかりな工事を契約させられてしまいます。訪問業者が来てもドアを開けたり話を聞いたりせず、また、不安をあおるようなことを言われたとしても、その業者では見積を取らないようにしましょう。また、このような業者は「今日中に契約したら大幅値引きをします」などといううたい文句もよく言いますが、相手の営業トークにのせられないように気を付けましょう。上記のような悪質な業者に騙されないようにするためにも、外壁塗装をする際には、こちらが頼んでいないのに訪問してくるような業者は避け、別の複数の業者にご自分で見積をとることから始めましょう。訪問業者が不安をあおるようなことを言ったとしても、まずは落ち着いて別の複数の業者から相見積を取るようにしましょう。まとめこの記事では、40坪の家の特徴や外壁塗装の相場や注意点などについてご紹介しました。新築の家でも年月が経てば外壁や屋根が劣化してくるものです。家を快適で住みやすく、より長持ちさせるためにも、定期的に外壁の塗り直しをしてメンテナンスすることが大切です。信頼のおける優良業者を見極め、適切な外壁塗装を選んで快適な暮らしにつなげましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月28日新築で家を建てて10年くらい経つと、外壁や屋根が傷んできます。壁の色が剥げてきた、目地が割れてきたなどということも出てくるかもしれません。家の見栄えをよくするだけでなく、耐久性を高め、家の寿命を延ばすためにも外壁塗装は欠かすことができません。外壁塗装を検討するにあたって、まず気になるのは費用でしょう。そこで、ここでは30坪の家を外壁塗装した場合の相場について、ご説明します。30坪の家の広さはどれくらい?人が1人住むのに必要な広さは、およそ9畳といわれています。1坪は約2畳ですので、30坪の家というのは約60畳の広さとなり、これは6人家族が住むことのできる広さということになります。不動産の広告などを見ると、多くの注文住宅がおよそ30坪の間取りで建てられています。6畳の部屋が3つ、リビング、ダイニング、キッチン、お風呂、トイレ...と必要な部屋をそろえると、だいたい30坪になることが分かります。各々の部屋の大きさについては、住む人のライフスタイルによって変わってきますが、間取りで考えると一般的に3LDKから5LDKくらいの家になると考えれば分かりやすいのではないでしょうか。30坪の家の外壁塗装にかかる費用の相場は?いざ外壁塗装をしようということになると、まず、業者に見積を依頼することになるでしょう。外壁塗装の費用は「塗料のグレード×塗装面積×足場の設置料、職人の工費、諸経費」で決められます。業者で見積をとると、多くの場合、まず塗装面積で金額が算出されます。家の外壁面積を計算する場合、家の各階の床面積の合計である「延べ床面積」がわかればだいたいの値が算出できます。平均的な一戸建ての家の場合、延べ床面積×1.2(係数1.1~1.4で計算する場合が多い)で外壁面積が算出できます。窓の大きさやバルコニーの有無など、家の形状によってはこの値から前後しますので、詳しくは専門の業者に確認するとよいでしょう。平均的な30坪の家の場合、外壁は150㎡、屋根は80㎡くらいになります。この面積で計算すると、かかる費用はおよそ700,000~1,000,000円になります。塗料をシリコン製のものにするのか、フッ素塗料のものにするのか、または断熱性能があるものにするのかなどで単価が変わってきますので、それに伴い合計金額は変わってきます。また、ヒビ割れや剥がれなど、壁や屋根の劣化が激しい場合は下地の補修作業に手間がかかるため、見積金額は上がります。さらに、屋根の葺き替えや外壁の張り替えが必要なほど痛んでいる場合は、外壁塗装だけでなく、リフォーム業者が入ることになりますので、金額は大幅にアップします。高級塗料を使い、何度も重ね塗りをする場合にも値段が上がります。塗料の代金のほかに、作業の足場の設置代金や、塗料の飛散防止のためのシートの代金が必ずかかります。隣家との距離の問題で、足場を組むのが難しい場合には、足場設置の料金が上がる場合もあります。また、多くの業者では足場の設置を外注していますので、この作業を自前でできる業者を見つけることができれば、この費用は安くあげることができるでしょう。いずれにしても、妥当な金額で工事をしてもらうためには、外壁塗装をする場合には複数の業者から見積を取るようにするのがよいといえるでしょう。外壁塗装の費用を無料で比較坪の外壁塗装で、気を付けるべきポイント外壁塗装の費用は、一般的な戸建てで1,000,000円前後と決して安いものではありません。高額な費用をかけておこなう以上、その価格に見合った仕上がりを望むのは言うまでもありません。では、実際に行う上で気を付けるべきポイントはどのようなところになるでしょうか。【塗料について】費用を安くしたいという理由だけで、単価の安いアクリルやウレタンといった塗料を選択することは避けたほうがいいかもしれません。これらのような単価の安い塗料は耐久性が低く、最近ではほとんどの業者が使っていないのが現状です。ならば、単価の高い塗料であれば安心かといえばそうとも限りません。たとえば、冷暖房の効率を高める機能のある塗料もありますし、セルフクリーニング機能があり、付いた汚れを太陽と雨を利用して清掃なしできれいにしてしまう性質の塗料といったものもあるのです。また、塗料によっては耐用年数に10年ほどの差が出てきます。塗料を選ぶ際には、値段だけでなく、自分の家が抱える課題に応じた性能を持った塗料や、耐用年数を考えて選ぶことが大切になります。【塗装業者について】「そろそろ家の外壁を塗り直さなくては」と思う時に限って、どこから聞きつけたか「外壁塗装をしませんか」という訪問営業がやってくるものです。その営業の人が優良な塗装会社の人であれば問題はありませんが、大幅値引きをうたった訪問業者が来る場合が少なからずあります。これらの業者では塗装を外注しているため、中間費用の分だけ価格も高く設定されています。外壁塗装をする場合には、訪問業者に作業を依頼することは避けたほうがよいでしょう。必ず複数業者から見積を取り、適正な価格で請け負ってくれる信頼できる業者を選びましょう。最近では、インターネットで一括見積を申し込むことができます。ご自宅の外壁塗装を検討する場合には、それらのサービスを利用するなどして複数の業者から見積をとることが大前提でしょう。まとめこの記事では、平均的な30坪の家の外壁塗装について見てきました。新築で購入した家も、10年、15年と経つと外壁を塗りなおす必要が出てきます。見た目を美しく保つためだけでなく、お気に入りの家を長持ちさせ、快適に住み続けるためにも、自分の家にとって最適な外壁塗装を選ぶようにしてくださいね。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月28日一軒家にお住まいの方なら、「外壁塗装」をやり直すタイミングが必ずやってきます。しかし、いざ業者に工事を依頼しようと思っても依頼の仕方が分からないし、費用がいくらかかるかも見当がつかない…などとお悩みではありませんか?そこで今回は20坪の一戸建てを例にとり、外壁塗装にかかる費用の相場について紹介していきます。20坪の広さはどれくらい?「1坪」は、おおむね3.3㎡で計算されます。そのため、20坪の場合は3.3×20坪=66㎡と考えるとよいでしょう。といっても、66㎡がどのくらいの広さなのかすぐ見当がつく人は珍しいかと思います。そこで、畳の面積から坪数を割り出す方法があります。「中京間」という畳をご存じですか?東海地方などでよく利用されています。中京間は、1畳が1.6562㎡となりますから、2畳分を1坪の広さと考えることができます。したがって、中京間40畳分で20坪、という計算ができます。少し想像しやすくなったのではないでしょうか。ただし、畳には他の種類もいくつかあります。中京間以外の畳の面積は、以下の通りです。・江戸間…約1.54㎡・京間…約1.82㎡・団地間…約1.44㎡中京間と同様に、20坪の面積をこれらの畳で換算すると以下のようになります。・江戸間…43畳分・京間…37畳分・団地間…46畳分あくまで目安ですが、ある程度は分かりやすくなったのではないでしょうか。20坪の住宅の外壁を塗装する工事費用の相場は?一般的な20坪の一戸建てにおける外壁面積は「延床面積×3.3×1.2」の式で求められます。20坪の住宅の外壁面積をこの式で算出すると、「20(坪)×3.3×1.2=79.2㎡」となります。これで大体の面積が分かりましたから、次は工事の工程ごとにかかる費用の目安をご紹介します。なおここでは、いま最もポピュラーな外壁塗料といわれる「シリコン塗料」を用いたケースで計算しています。【足場工事の費用】・足場の設置作業作業者の安全を守るため、高い所での作業時に設置します。作業する人の怪我や事故を防ぐためにも、必須の装備です。費用:1㎡あたり800円×79.2㎡=63,360円・塗料飛散防止ネットの設置塗料が周囲に飛散することを防ぐ目的で、建物全体に設置されます。費用:1㎡あたり180円×79.2㎡=14,256円・養生作業工具や金物などが、万一外部へ飛び出すと大変危険ですし、塗料や埃が飛散すればトラブルを招くかもしれません。それらの事態を防ぐため、足場を設置するときは一緒に養生シートも張ることが一般的です。費用:1㎡あたり500円×79.2㎡=39,600円【外装塗装工事】・下地調整塗装をより密着させるために、下地処理を行います。具体的には、元の塗装や汚れなどを綺麗に落とす作業を指します。外装塗装工事の中でも、最も大事な工程の1つといえます。ここを中途半端にすると、新しい塗装をしても不具合が出やすくなってしまいます。まず、高圧の洗浄水で外壁に付着した汚れ・埃・カビなどを洗い流す「高圧洗浄」を行います。費用の目安は以下の通りです。費用:1㎡あたり250円×79.2㎡=19,800円・ケレンヤスリや電気工具を使用し、雨戸など鉄部の汚れやサビ・古い塗膜を落とし、塗装面を滑らかにする作業です。ここには、表面をわざと傷つけて塗料の密着を高める「目粗し」という作業も含まれています。サビの程度がひどい場合は、費用も上がることが一般的です。費用:1㎡あたり1,200円×79.2㎡=95,040円・下塗り下地処理を終えた後、最初に塗料を塗る作業です。後で塗る塗料をしっかり密着させる役割があります。この上から塗る「中塗り」と「上塗り」の出来栄えは、この下塗りがしっかりされているかどうかに左右されるといってもよいでしょう。費用:1㎡あたり600円×79.2㎡=47,520円・中塗り・上塗り下塗り作業後、乾燥させた状態で色塗装を上から塗る、仕上げの作業です。刷毛やローラーを用いて、ムラや凸凹のない状態に仕上げます。費用:1㎡あたり3,500円×79.2㎡=277,200円・廃棄物処理・ゴミ処理、雑費費用:一式で約20,000円総工程の合計:576,776円外壁塗装にかかる金額の目安を、20坪の住宅を例に算出してみました。ここではシリコン塗料を使った場合で計算しましたが、塗料の種類はさまざまです。他の塗料でも総工程でかかる費用の合計について、目安の金額をご紹介します。・アクリル塗装…400,000円・ウレタン塗装…480,000円・シリコン塗装…600,000円・フッ素塗装…760,000円・断熱塗装…8,000,000円遮熱や防汚などの機能が付加された塗料は価格が高いため、塗装費用も比較的高額になることが分かります。外壁塗装の費用を無料で比較見積書で気をつけるべきポイント【1.塗装の工程は3度塗りになっていますか?】下塗り、中塗り、上塗りの3度塗りは、美しい仕上がりに欠かせない大切な工程です。たとえ費用が安くても、見積の段階でこれらの工程を省略している業者さんは避けた方が無難でしょう。【2.ケレンは工程に入っていますか?】ケレンは手作業で行うため、時間短縮や人員削減のために作業を省いてしまう業者さんも残念ですがあります。しかし古い塗装を綺麗に落とさなければ、上から新しい塗装を塗ってもきちんと定着せずすぐ剥がれてしまう危険があります。見積書に、ケレンの工程が含まれていることを必ず確認しましょう。【3.塗装面積のチェックを忘れずに】外壁面積は、「延床面積×3.3×1.2」の式から求められます。ご自分でも計算し、見積書に記載してある面積と合っているか確かめましょう。業者によって坪数などの計算の違いもあるため、必ず一致するとは限りませんが、大体の数字は合っているはずです。自分で計算した面積で算出した金額よりも、大幅に高い金額を提示してくる業者さんもいないとは限りませんから、言い値を鵜呑みにせずご自分でも確認しましょう。【4.塗装箇所はきちんと書かれていますか?】見積書には書いていなかったのに、いざ工事が始まると塗装箇所を勝手にどんどん追加された結果高額な請求をされるような事態を避けるため、ご自分の家の部位と照らし合わせて見積書を必ずチェックしてください。他の業者にも見積依頼をして、何社か見比べてみると違いがわかりやすいでしょう。ちなみに、このケースでは外壁面積に統一して費用の計算をしましたが、業者からの見積書では、足場と外壁の面積が一致するケースはめったにありません。実際には、足場の面積より外壁面積の方が大きくなりますから、今回ご紹介した相場はあくまで目安として参考にしてください。まとめこの記事では、20坪の住宅を例にとって外壁塗装の工事にかかる費用の相場をご紹介しました。外壁を塗り替えるには塗装する作業に限らず、足場の設置や塗料の飛散防止作業も必要となりますから、それらの費用も考慮しておくことが大切です。1度塗装すれば何年、何十年と維持していかなければなりませんから、ご予算も含めて納得のいく工事となるよう、しっかり計画を立てましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月28日「外壁の塗装を塗り替えたい。でも金額はどのくらいかかるの?」「見積をとってみたけど、これが一般的な相場なのかどうか分からない。本当に頼んでしまっていい?」など、ご自宅の外壁塗装についてお悩みをお持ちではありませんか?外壁塗装は、それなりにお金がかかるもの。費用の相場が分かっていないと、予定を立てることも難しくなりがちです。そこで今回は、一般的な住宅2階建ての場合での、坪数別にかかる外壁塗装費用の目安についてご紹介します。まず「坪数」とは何かを知っておこう不動産の営業マンと話しているときなどによく耳にするのが「坪」という単位です。住宅関連のチラシや広告などでも「坪」はよく使われています。坪数とは、「坪」を単位としてはかった、土地や建物などの面積のことで、建築面積のことを「建坪」と呼ぶ場合もあります。1坪は、約3.30578㎡(平方メートル)と言われています。不動産業界ではもっとざっくりと、「3.3㎡」で換算されることも多くなります。どちらの寸法で計算しているか不明な場合は、不動産屋さんに問い合わせてみるとよいでしょう。大体の目安としては、・1坪=約3.3㎡(3.30578㎡)・1㎡=約0.3坪(0.3025坪)となります。よく「畳2畳分が1坪の大きさ」と言われていますが、これは「1畳=1.6562㎡」の「中京間」という畳を基準とした寸法になります。中京間のちょうど2畳分が、1坪の大きさとなるのです。とはいっても、地域によって畳の種類が異なることもあります。当然寸法も変わってきますから、自宅の畳が中京間でなければあまり参考にならない場合もあるでしょう。外壁塗装の坪数別にかかる費用の相場は?ひとくちに外壁塗装といっても、用いる塗料の種類はさまざまです。塗料の選択によって、塗装にかかる費用も左右されてきます。まずは、住宅の外壁塗装に用いられる代表的な塗料の種類をみていきましょう。・アクリル塗料…価格が安い。色つやがいい。耐用年数は数年。・ウレタン塗料…樹脂が柔らかいため、密着度が高い。色の種類が豊富。耐用年数は6~10年。・シリコン塗料…近年人気が高まっている塗料。光沢感があり、色あせしにくい。汚れが付着しにくく、お手入れも簡単。透湿性によって湿気を通すため、塗装が剥がれるのを防ぎ、建物内部の結露も防ぐ。カビや藻に強い。効果耐用年数は8~15年。・フッ素塗料…汚れが落ちやすく、カビや藻に強い。太陽光や紫外線に強い。防水性にも優れている。耐用年数は12~15年。・断熱塗料…熱を伝わりにくくするので、夏は涼しく、冬は暖かい。耐用年数は15~20年。次は以下に、塗料の種類によって異なる外壁塗装にかかる費用の目安を外壁の坪数ごとにご紹介します。【25坪の場合】アクリル…約500,000円ウレタン…約600,000円シリコン…約750,000円フッ素…約950,000円断熱…約1,000,000円【30坪の場合】アクリル…約600,000円ウレタン…約750,000円シリコン…約900,000円フッ素…約1,200,000円断熱…約1,300,000円【35坪の場合】アクリル…約700,000円ウレタン…約850,000円シリコン…約1050,000円フッ素…約1,300,000円断熱…約1,400,000円【45坪の場合】アクリル…約900,000円ウレタン…約1,100,000円シリコン…約1,350,000円フッ素…約1,700,000円断熱…約1,800,000円上記の価格は外壁塗装作業の他、足場の設置・洗浄・養生などの費用も含んだ金額となっています。外壁塗装の費用を無料で比較外壁塗装の予算を検討する際のポイント【1.家の形状に注意!】正方形の家もあれば長方形の家もありますし、壁面の一部に凹んだ箇所がある家もあります。家の形状は1軒1軒異なるものですから、建坪が同じであっても外周の塗装面積には当然違いが出てくるでしょう。また、1階建てと2階建てなど、家の階層によっても塗装面積が異なります。この場合、階層が多くなればかかる費用も高くなると考えましょう。単純に「塗装面積が広くなるほど、かかる金額は高くなる」と考えれば分かりやすいでしょう。【2.複数の業者から見積をとるのがおすすめ】「どこの塗装業者に依頼するか迷ってしまう」「見積で具体的に何を聞けばいいのか分からない」このようなお悩みをお持ちであれば、複数の業者に一括見積を依頼すると業者選択がしやすくなります。見積の詳細を見比べれば、作業内容や金額の違いが一目瞭然です。「ある業者は塗料のメーカー名を記載しているけれど、別の業者は記載していない」「塗料の缶数を明記している業者もあれば、記載していない業者もある」「この業者は下地調整に関する記載があるけれど、もう一方の業者は記載していない」などなど…。このように、詳細が記載された見積書があれば気づきにくい部分にも気づくことができ、業者に実際に相談する際にも具体的な質問がしやすくなります。質問する前に具体的な項目を書き出してまとめておけば、聞き逃しもなく安心でしょう。疑問に思ったところはどんどん事前に問い合わせておけば安心ですし、各業者さんの対応の良し悪しもそのとき確かめられます。【3.アフターサービスや保証は必ず確認を】多くの施工業者では、施工完了後にもアフターサービスを設けているものです。年ごとに状態を点検してくれるなど、さまざまなアフターサービスがありますので、施工を依頼する前にそれらも必ず確認しておきましょう。保証が付いている場合も、業者さんによってその期間や内容はさまざまです。塗料の種類によっても保証の内容が異なる場合がありますので、あらかじめ確かめておくことが大切です。きちんとした保証が付いていれば、「塗ったばかりなのに塗装が剥がれてきた」などのトラブルが発生しても、追加費用がかからずに済みます。安いからとサービス体制が整っていない業者へ工事を依頼してしまい、施工後トラブルになったり余計に費用がかかったりするケースも少なくありません。費用とサービスのバランスを見極め、施工業者は慎重に検討しましょう。まとめご自宅の外壁が傷んでいれば、安く早く直したいと考えるものです。でも、家とはこの先何年、何十年と付き合っていかなければなりません。早計な判断で後悔を招くことがないよう、慎重に計画を立てましょう。特に塗装にかかる予算は、ご家族のライフスタイルとよく照らし合わせて考えることが大切です。塗料の種類や見積の内容、保証内容などを考慮しながら、納得のいく選択ができるまでじっくり検討してください。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月28日外壁塗装は家の寿命を左右する大切なもの。しっかりとメンテナンスを行わなければ外壁がひび割れ、家はどんどん劣化してしまいます。実は外壁塗装には耐用年数が決められており、選ぶ塗料や外壁の材質によって塗装するタイミングが異なります。そこで今回は、外壁塗装の耐用年数や塗料による違い、塗替えするタイミングなどについてご紹介します。外壁塗装の耐用年数とは?耐用年数とは、「建物や機器などが使用に耐える年数」のこと。法律ではさまざまな建物や機器に法定耐用年数が設定されていますが、塗料の場合は設定されていません。外壁塗装の耐用年数は、各メーカーが発表している塗料の耐用年数を目安にすることになります。外壁塗装の耐用年数は短くて3年~4年、長くて10年~20年とされています。耐用年数を把握していなければ適切な塗替えを行えず、外壁はどんどんダメージを受けてしまいます。ダメージが深刻化してしまうと当然リフォーム代金も高額になってしまうため、耐用年数はしっかりと把握しておく必要があるのです。外壁塗装の耐用年数は塗料によって大まかに決まっているため、まずは各塗料の耐用年数を知ることで目安にできます。塗料による耐用年数の違い外壁塗装において主に使用されている塗料は、「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」の4種類。また、最近では「ラジカル」や「光触媒」、「遮熱塗料」なども使用されています。塗料の種類ごとの耐用年数と特徴は、以下の通りです。・アクリル系塗料耐用年数は4年~7年と比較的に短め。透明で変色しにくく軽量ですが、他の塗料に比べると汚れやすく、耐久性が高いとはいえません。しかし、コストパフォーマンスに優れているため、家の模様替えなどで頻繁に外壁塗装をしたいという方にはおすすめです。・ウレタン系塗料耐用年数は6年~10年と中間的。安定した耐久性と優れたコストパフォーマンスが特徴です。汚れや色あせに強いだけでなく施工性にも優れており、バランス力は◎!・シリコン系塗料耐用年数は8年~15年と比較的長め。耐久性があり、住宅の屋根や外壁の塗替えで最も多く使用されています。汚れや色落ちに強く、防カビ性・防藻性に優れているのが特徴です。・フッ素系塗料耐用年数は15年~20年と長め。耐久性はトップクラスで、主に商業施設や高層ビルなどで使用されています。変色や変形が起こりにくい他、光沢感があり汚れにくいため外観をきれいなまま保てるのが特徴です。しかし、コストパフォーマンスが低いことから住宅の外壁塗装ではあまり使用されていません。・ピュアアクリル塗料耐用年数は12年~15年と長め。防水性に優れており、耐久性は抜群です。一方で値段が高価なため、塗装面積によってはコストがかかることも。また冬場は乾燥しにくいことから、工期が長期化する可能性があります。・ラジカル系塗料耐用年数は8年~15年と比較的長め。2015年に発売された新しい塗料であり、優れた耐久性が特徴です。・光触媒塗料耐用年数は10年~15年と長め。耐久性に定評があり、雨や太陽光といった自然の力できれいに保つ効果があります。工事のコストがかかる一方、外壁のメンテナンス力に優れているため注目されています。・遮熱系塗料耐用年数は15~20年と長め。トップクラスの耐久性を誇り、熱を反射する効果があることから室内環境を快適に保ちます。省エネやエコなど環境問題にも配慮された、次世代の塗料です。なお、自治体によっては補助が受けられることもあります。これらの塗料の耐用年数は、メーカーによっても異なります。各メーカーが発表している塗料の耐用年数は新築時の塗装を想定して決められているため、10年~20年後の外壁塗装工事での耐用年数とズレが生じると理解しておくことが大切です。これらの耐用年数はあくまでも目安として覚えておきましょう。外壁塗装の費用を無料で比較塗替えをするタイミングはいつがいい?雨風にさらされた外壁は、毎日劣化を繰り返しています。そのため、目に見えてわからなくても数年から十数年経過すればダメージが表面化し、耐久性や美観を損ねてしまうかもしれません。こうした問題を未然に防ぐためにも、定期的に塗替えを行う必要があります。新築の家は10年が塗替えの目安だとされていますが、それより早めに塗替えの検討をするのがおすすめです。実は、家は建てたばかりだと温度や湿度、気圧などのさまざまな影響により少しずつ変形してしまいます。これにより、外壁にひび割れが起こる可能性が高いのです。建築時には耐用年数が短くて安い塗料を使うケースが多いのですが、これは早期のひび割れの可能性を考慮しているため。家の変形が安定してから次に良質な塗料で外壁塗装を行う、という流れが一般的なのです。塗替えを行ったことがある家なら、10年ごとに行うのが一般的です。しかし、前に使用した塗料の耐用年数や業者の技術、天候にも左右されるため、外壁の色が褪せてきたなどのサインを目安にしましょう。なお、近年では耐久性の長さをアピールする悪徳業者もいるとのこと。仮に、「私たちの塗料なら30年は保てます」などとセールスする業者がいたら注意しましょう。耐久性に優れた塗料が多数開発されてはいますが、法的に最も長いとされている耐用年数は20年。これもしっかりと覚えておくことをおすすめします。まとめ外壁を長持ちさせるには、塗装の耐用年数を知って適切なタイミングで塗替えを行うことが大切です。また、どの種類の塗料を使うのか、そもそも塗料が住宅の建材にあっているのかなどさまざまな点から比較することも外壁の長期間保護につながります。外壁塗装をお考えの方はもちろん、これから住宅を建てるという方もぜひ参考にしてみてください。外壁塗装を成功させて、長く快適に住める我が家にしましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月28日「最初はキラキラ輝いていた一軒家も、いつしか外壁の劣化が目立つようになってきた」。そう感じてきたら、外壁塗装を検討する時期です。外壁の劣化を抑制・防止できる他、耐久性や防水性を高めたり、きれいな外観を取り戻したりすることができます。そこで今回は、一軒家における外壁塗装の相場から施工のタイミングや注意点についてご紹介します。これらのポイントを押さえて、家をより長持ちさせましょう。一軒家の外壁塗装の相場一軒家における外壁塗装の相場は一概にいくらと算出することはできず、使用する塗料や建坪などによって大きく異なります。例えば15坪~30坪の一軒家の場合、一般的に広く使用されているシリコン系塗料で外壁塗装すると約30万~50万円。遮熱効果と防汚効果に優れた光触媒塗料を使用した場合は、約30万~80万円となります。使用する塗料の質が高くなればなるほど、その分外壁塗装にかかる費用も高くなるのです。そのため、各塗料の特徴と費用をきちんと把握し、自身の一軒家に合っているものを選ぶことが大切です。坪数で比較するとどうなるでしょうか。46坪~60坪の一軒家の場合、シリコン系塗料だと約80万~110万円、フッ素系塗料だと約100万~130万円、光触媒塗料だと約100万~150万円となります。15坪~30坪の一軒家の相場と比較すると、同じ塗料でも費用が高くなったことがわかります。つまり、建坪の大きさと外壁塗装にかかる費用は比例関係にあるということ。そのため、外壁塗装の相場を確認する際は、まず自身の一軒家の建坪を明確にすることが大切です。上述した相場はあくまでも目安です。施工を依頼する業者によっては、相場の半額以下で外壁塗装を行える場合もあります。ただ、費用があまりにも安い場合は施工の質があまり期待できないこともあります。業者を選ぶ際は数カ所比較して、費用や施工技術、施工期間、保証などすべてにおいて納得できるところを選ぶようにしましょう。外壁塗装を行うタイミング外壁塗装のタイミングを見極めるポイントはさまざま。以下にて、代表的なポイントを2つご紹介します。1つ目は「築年数」です。新築時に使用されている外壁材の防水性能は5年~7年で衰えてしまうことが多いため、この時期になったら一度診断してみるのがおすすめ。適切な時期に外壁塗装を行うことで、防水性能を復活させられる他、色あせや汚れ・劣化などを修復し、雨風や紫外線からの保護機能を高めることができます。2つ目は「外壁の劣化」。築年数が10年もたたないうちに劣化が目立ってきた場合は、そのときに外壁塗装を施すことが大切です。例えば、外壁の色褪せや触ったときに粉が手につく「チョーキング」は、塗膜劣化が始まっているサイン。見栄えをよくするためにも、そしてこれ以上劣化を進行させないためにも、気がついたらすぐにメンテナンスを行うことが大切です。この他、塗膜やシーリング材の膨れ・剥離も注意すべき劣化のひとつ。進行すると、雨水が侵入したりクラック(ひび割れ)を起こしたりする可能性があります。こうしたトラブルを未然に防ぐためにも、外壁の劣化が目立ってきたら早急に外壁塗装を施すよう心掛けましょう。外壁塗装を行うタイミングを把握しておけば最適な時期に施工を始めることができ、一軒家を長持ちさせられます。一軒家の外壁塗装をお考えの方は、ぜひ上記を参考にしてみてください。外壁塗装の費用を無料で比較一軒家の外壁塗装で注意すべき3つのこと外壁塗装を行うにあたり、注意すべきポイントがいくつかあります。以下では、特に押さえてほしい3つのポイントを解説します。1.保証内容を必ず確認する外壁塗装が完了した後、すぐに塗膜が剥がれたり、サビが目立ったりする可能性があるのも外壁塗装の特徴。施工が完了したら終わりではなく、何らかのトラブルが起こることを想定して業者と保証を結ぶことが大切です。ただ、場合によっては保証を適用して修繕をお願いしたいタイミングで連絡が取れなかったり、不具合そのものが保証対象じゃなかったりすることも。そのため、保証を結ぶ際は必ず内容が書かれた書面を受け取り、かつ納得のいく説明してもらうようにしましょう。2.塗装工事の期間は14日を目安に考える一軒家の場合、外壁塗装にかかる期間は10日程度が最短。ただし、天候の悪化や自身・施工業者の都合により予定がずれることが想定されるため、14日を目安にしておくのをおすすめします。3.ご近所への同行挨拶を必ず行う外壁塗装を行うにあたり、ご近所さんの協力は必要不可欠です。「足場の音が気になる」「業者の車が道を塞いでいる」など、外壁塗装がきっかけでご近所付き合いにヒビが入ってしまうことのないよう、業者と一緒に挨拶へ出向く“同行挨拶”を必ず行いましょう。どの程度の騒音が出るか、埃が飛ぶことはあるかなど外壁塗装の説明をしっかりと行い、必ずご近所さんの理解を得ることが大切です。まとめ一軒家の外壁塗装の相場は、自身の一軒家の建坪を明確にし、希望の塗料を選択することで大まかに計算することができます。最適なタイミングで外壁塗装を行うには、築年数や外壁の劣化具合を考慮することが大切です。保証や工事期間、ご近所への同好挨拶などの注意点も把握して外壁塗装を効率よく進め、一軒家の耐久性・美しさをよみがえらせましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月28日年月による劣化で外壁にヒビ割れが生じてしまったり、雨水の影響で色褪せてしまったり。このような悩みは「外壁塗装」で解決できます。外壁塗装とは、外観の美しさや安全性を高めるのに有効な方法のひとつ。塗装を行えば、経年劣化が進行した建物でも新築のような真新しさを感じられます。今回は、外壁塗装のメリットとデメリット、塗装が必要となる劣化のサインについてご紹介します。外壁塗装をするメリット4つ建物を長持ちさせる方法として非常に有効な外壁塗装。具体的なメリットとしてあげられるのが、以下の4つです。・建物の耐久性が高くなる最大のメリットは、建物の耐久性が増すことです。直射日光や雨水の影響で建物が劣化していくと、やがて内部の木材や鉄骨にまで悪影響が及びます。内部が劣化すると、建物の耐久性は徐々に低下。しかし外壁塗装により外観をコーティングすれば、内部の劣化を防ぐことができるのです。使用する塗料にはさまざまな種類があり、中でもフッ素系やシリコン系は耐久性に優れています。・外観が美しくなる色褪せや剥がれなどで劣化した外壁に塗装を行うと、新築時のような美しさを取り戻すことができます。また、元の色と違う色の塗料を選べば簡単にイメージチェンジできるのもメリットのひとつです。・建物の防水性が高くなる撥水性の高い塗料で仕上げることで、建物の内部への雨水の侵入を防げます。雨水や湿気は、建物を傷める主な原因のひとつ。内部の老朽化が進む前に、外壁塗装で防水性を高めておきましょう。・遮音効果・断熱効果が得られる塗料の中には、遮音効果や断熱効果などの特殊効果を持つものがあります。これらを利用すれば、外部からの騒音を効果的にシャットアウトしたり直射日光による室内の温度上昇を抑制できたりといったメリットが得られます。外部との温度差を軽減させることは、節電にも有効です。このように、外壁塗装にはさまざまなメリットがあります。塗装するかどうかを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。外壁塗装のデメリットは、ない!サービスを利用するときに重視すべきポイントのひとつが“デメリット”ですが、外壁塗装には特にデメリットはありません。塗装後は数年の間隔で塗り替えが必要になり、そのたびに費用が発生するものの、劣化した建物を保護するためには必要ともいえる方法です。塗装しないことで劣化が進み大規模なリフォームが必要になると、より多額の費用が発生してしまいます。あらかじめ各業者の相場を確認し計画を立てておき、トータルで発生する費用の削減に努めましょう。外壁塗装の費用を無料で比較外壁塗装をやるかやらないか判断はどうする?外観の美しさと建物の機能性を高めるには、定期的な外壁塗装がカギとなります。しかし、ベストな塗装のタイミングを見極めるのはなかなか難しいもの。「気付いたら建物の状態が悪化していた」「リフォームを一緒に行ったため予定より費用が高くなった」とならないよう、外壁の劣化のサインを把握しておくことが大切です。・色褪せ外壁の色褪せは、劣化の初期段階にみられるサイン。主に直射日光の影響を受けて起こるもので、「他の部分と比べて色がくすんできた」と感じた場合は早めにメンテナンスを行うことが望ましいといえます。・チョーキング劣化が進むと、チョーキング現象がみられるようになります。チョーキング現象とは、外壁に触れたときに手に塗料の粉が付いてしまう状態のこと。直射日光や雨水の影響による塗料の劣化が原因です。・塗膜の剥離さらに劣化が進むと、外壁の塗膜に剥離が発生します。剥離を放置していると雨水が内部へ侵入しやすくなり、建物の耐久性を下げてしまう恐れが。原因は直射日光や雨水と考えられており、塗膜の剥離を発見したら早急にメンテナンスを行う必要があります。また、剥離を起こす一歩手前の“塗膜の膨れ”にも要注意です。・ヒビ割れ外壁のヒビ割れは、劣化の中でもかなり重度のサイン。やがてカビの発生や建物の耐久性の低下を招いてしまうため、こちらも早急なメンテナンスが必要です。・シーリング材の剥離シーリング材の剥離も、重度な劣化のサインのひとつ。シーリングは窓のサッシ周りや外壁の接合部に施されるもので、建物の防水性や気密性を高める働きを担っています。劣化することで建物の機能性が低下する他、内部に雨水が侵入しやすくなります。これらの中でも、塗膜・シーリング材の剥離やヒビ割れは劣化がかなり進んだサイン。劣化が進む前に外壁塗装を行えば、塗料に含まれる耐久効果などの性能が効率よく発揮される他、密着度も高まり仕上がりが美しくなります。定期的に建物の外観をチェックし、早めのメンテナンスを心掛けましょう。いつまでも快適な我が家をキープするために建物の機能性が高まるのに加え、外観の審美性も高まる外壁塗装。大切な我が家で快適に暮らしていくためには、定期的に施工を行うことが大切です。費用対効果が高く、長期的に考えると建物のリフォームを行うよりも安く済みます。外壁塗装を行うタイミングとしては、外壁の色褪せを目安にしましょう。色褪せは劣化のサインの中でも進行度が低く、外壁の状態がよければ塗料の効果も発揮しやすくなるため結果的に費用の抑制にもつながります。定期的な外壁塗装で、大切な我が家を長持ちさせましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月28日建物の外壁は、家を雨や風、紫外線などから守ってくれるという役目がありますが、時間が経つにつれて少しずつ傷んでしまいます。少しでも建物を長持ちさせるためにも、外壁のメンテナンスは欠かせません。万が一、メンテナンスを怠ってしまうと、建物の寿命を縮めてしまうことも考えられます。そうは言っても、「いつメンテナンスを行えばいいか分からない」「方法は何があるの?」と、疑問に思う人もいるでしょう。ここでは、外壁のメンテナンスのタイミングや、やり方について紹介したいと思います。外壁のメンテナンスを行う必要性とは?外壁のメンテナンスを行う理由は、主に以下の2点が挙げられます1:家の美観を保つ2:建物の寿命を延ばす建物は、新築した時から10年も経つと、どうしても紫外線や雨風の影響で外壁の汚れが目立つようになり、徐々に色も褪せてしまいます。しかし、外壁を塗り替えることで、建てたばかりのような鮮やかさを取り戻すことができます。思い切って色を変えてしまえば、イメージチェンジを図ることも可能です。また、外壁塗膜が劣化してくると防水性が弱くなってしまい、外壁が雨水や湿気を吸収しやすくなるので傷みが進む原因になります。ここまでくると外壁を塗り替えるだけでは解決せず、外壁自体を張り替える必要が出てきます。外壁のメンテナンスは、経年劣化による傷みを修繕するだけではありません。エアコンの利用を減らすために断熱性をアップする、地震対策のため耐震性を上げるというように、時代のニーズに合わせた機能を付けることもできるのです。外壁塗装の費用を無料で比較外壁のメンテナンスを行うタイミングとチェックポイント外壁のメンテナンスは、どのタイミングで行うと良いのでしょうか。一般的には、以下のタイミングでメンテナンスを行うと良いとされています。1:外壁の寿命が来た2:外壁にひびやめくれが発生した3:雨漏りしている4:汚れやシミが目立つこのような状況でメンテナンスを行わないと、家の美観が損なわれたり、雨水が入り込んで柱や壁が腐食して強度が下がったりするなどのトラブルにつながる可能性が高まります。メンテナンスのタイミングを見誤らないためにも、自身で家の状態を確認しておくと良いでしょう。以下に、チェックポイントをまとめました。【外壁チェックポイント】・外壁が色褪せてくすんでいる……紫外線により、外壁の塗膜が劣化しています。・壁に手を擦り付けると粉がつく……塗料の劣化が原因で、「チョーキング」という現象が起きています。・壁と壁のつなぎ目を押してみる……弾力性が落ちているようであれば、防水性が弱まっている可能性があります。・苔や藻が付いている……外壁が汚れる原因の大半は、増殖してしまった苔や藻です。・ひび割れや塗装のはがれがある……この状態で放置してしまうと外壁の劣化が速くなり、塗装だけでは間に合わず、大掛かりな補修が必要になります。壁材の種類ごとのチェックポイントもまとめました。【外壁がモルタルの場合】・外壁のひびが黒ずんでいる・小さな割れが増えた・壁を触ると手が白くなる窓周辺も見落とさずにチェックするのがポイントです。【外壁がサイディングの場合】・ボードをつなぐコーキング目地が割れている・ボードを留めている釘付近が割れている・継ぎ目部分が反ってしまい、隙間ができているサイディングは、ボードの目地の割れだけでなく、塗装の劣化も注意して見ましょう。【木部の場合】・板のつなぎ目に隙間がある・塗装がはがれている・腐食している場所がある木材は腐食が進むと強度が弱くなるので、塗膜が剥がれている、艶がなくなるといった状態を見つけたら、早めにメンテナンスを行いましょう。外壁のメンテナンスをするときのポイント外壁の状態をチェックして劣化が進んでいると判断したら、メンテナンスを行いましょう。メンテナンスには、自分でできるものと業者に依頼した方が良いものがあります。費用を抑える目的でセルフメンテナンスをした場合、不十分な仕上がりになってしまうこともあるので注意が必要です。無理せず、業者に依頼した方が、結果的に予算を抑えられることもあります。自分でメンテナンスをするなら、雨上がりに汚れを水で流す、先に述べたような外壁のチェックを日常的に行うことをおすすめします。DIYが得意な人なら、ホームセンターなどで塗料を購入して外壁塗装に挑戦するのも良いでしょう。その際は、いきなり塗料を塗るのではなく、きちんと下地処理を行うことがポイントです。セルフチェックだけでなく、定期的に業者のメンテナンスを受けることも大事です。プロの目で見てもらうことで、自分では気づかないような不具合を見つけてくれることもあります。ダメージが小さいうちに補修できれば予算も安く済むので、こまめに業者のメンテナンスを受けてくださいね。まとめせっかく家を建てても、外壁の劣化を放置したことが原因で建物の寿命を縮めてしまっては、もったいないですよね。普段から外壁をチェックして定期的にメンテナンスを行っておけば、きれいな状態を保てますし、何より安心・安全です。快適な暮らしを送るためにも、外壁のメンテナンスをしっかりと行うようにしましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月27日塗料の種類や手法によって耐用年数は異なりますが、外壁の劣化は経年によって必ずやってくるものです。外壁の塗り替えを検討して業者に見積をとってみると「ケレン」という単語を初めて目にし「何のこと?」と思う方もいらっしゃると思います。しかし、外壁塗装においてはこの「ケレン」がとても大事な工程なのです。この作業をきちんと行うか否かで、塗装の仕上がりがだんぜん違ってくるからです。ここでは「ケレン」の作業の特徴や、かかる費用のおおまかな目安についてご紹介していきます。ケレン作業の内容と、その目的は?ケレン作業とは外壁・屋根など、住居の木や金属部分の汚れ・サビを落とす作業のことです。外壁塗装を行うにあたり、ケレン作業を省略するということはあり得ません。以下、ケレン作業を行うことによる住宅への良い影響をご紹介します。【1.外壁塗装の密着を強める】塗装の最も外側の層は「塗膜」と呼ばれ、塗装の表面を保護する機能を持っています。ケレン作業をすることにより、あらかじめ古い塗膜の汚れを綺麗に落としておかなければ、新しい塗料の塗膜がうまく定着しません。その上から無理に塗ったとしても、剥がれやすくなってしまいます。ケレンで汚れを除去しておけば、新しい塗料がしっかり定着して剥がれにくくなり、塗装の寿命を長くしてくれるのです。【2.外壁塗装の仕上がりを美しくしてくれる】外壁は長年、雨、風、紫外線などにさらされて、傷んだり汚れたりしてしまいます。ある程度の劣化や汚れは仕方ないことですが、新たに塗り直すとなれば汚れやサビをしっかり落としておく必要があります。特に木造住宅の場合は、剥がれや毛羽立ちが発生していることが多くなります。それらをそのままにして、上から新しい塗料を塗り重ねることは禁物です。新しい塗膜が元の塗装の毛羽立ちなどを引っ張ってしまい、結局剥がれる原因になってしまいます。新しく塗装を塗り直す前には必ずケレンで表面の凸凹を平らにならすことで、外壁塗装の出来栄えがより美しく丈夫になります。ケレン作業の種類と、かかる平均費用ここでは、ケレン作業のいくつかの方法と、それらにかかる大体の平均費用をご紹介します。【1種ケレン作業】「ブラスト工法」とも呼ばれ、白けい砂、銅粒、銅砕粒などの研削材を空気による圧力などを利用して吹き付けることで、サビを落として表面を綺麗にする作業です。あるいは「化学処理工法」により、化学薬品でサビや異物等を除去する方法もあります。しかし、1種ケレン作業には化学物質を用いることや粉塵や騒音の発生が避けられないという欠点もあります。また、この作業は主として塗装する表面の腐食や劣化が激しい場合に行われます。文化財や古民家などを除く一般の住宅では、この作業が必要な状況にまでなれば部材そのものを交換するケースが多くなります。・平均費用…部材そのものを交換するので、作業内容によって費用は異なる【2種ケレン作業】塗装する箇所にサビや腐食が比較的大きく発生している際に行われる作業です。(主に発サビ面積が全体の30パーセント以上である場合)1種と同じ作業のように感じられますが、2種では化学物質を使用しない点が1種と異なります。ワイヤーホイル、ディスクサンダー、パワーブラシ、ニューマチックハンマーなどの電動工具や、ハンマー、スクレーパーなどの手工具を用いて、入念に表面のサビと古い塗膜を取り除きます。主に、鉄骨構造の建物を対象とした作業となります。・平均費用…1㎡あたり約1,400~2,500円【3種ケレン作業】私たちが暮らす、一般的な住宅の外壁に使われる最もポピュラーな作業が3種ケレンです。1種や2種とは異なり、電動工具などを用いた大掛かりな作業は行いません。部分的なサビや剥がれ、劣化した古い塗膜部分などを、ワイヤーブラシ、スクレーパー、やすりなどの手工具を用いて落としていきます。劣化していない元の塗膜は剥がさず、あえて残しておくケースが一般的です。・平均費用…1㎡あたり約500~1,500円【4種ケレン作業】元の塗装面にサビや汚れがほとんどない場合に行われます。ワイヤーブラシ、ほうき、サンドペーパーなどで表面を磨いて綺麗に整えます。もしサビなどがほとんどなければ、表面を洗浄するだけで完了する場合もあります。・平均費用…1㎡あたり約200~500円外壁塗装の費用を無料で比較ケレン作業をするタイミングの目安は?明らかに外壁が大きく傷んでもう手が付けられない場合は、1種ケレン作業が必要になります。外壁そのものを交換するとなれば、費用もかなり高額になることが予想できます。費用だけで判断するなら4種ケレンが安上がりに思えますが、劣化していない塗装をわざわざ塗り直そうと考えることはあまりないでしょう。劣化の有無にかかわらず、どうしても外壁を塗り替える事情があればその限りではないでしょうが、通常はある程度塗装に傷みが感じられた時点で塗り替えを検討するはずです。古い塗装の状態を見て、3種ケレン作業が必要と思われる段階までには塗り直しを検討することがおすすめです。目で見てそろそろ劣化が分かってきたという程度の状態になったら、新しい塗装に塗り替えることを考えると良いでしょう。壁塗装の劣化を判断する目安としては、以下の状態が挙げられます。【チョーキング】外壁に白いチョーク状の粉がついているように見える状態です。防水性が損なわれるぐらい塗装が劣化していて、指で触れば粉が付着しますから簡単にわかります。【クラック】ひび割れた状態を指し、チョーキングと同様に防水性が損なわれるほど塗装が劣化しています。小さなひび割れ1つでも雨漏りなどの原因になりますから、放置すると建物自体の深刻なダメージにつながってしまいます。【カビ・コケ・藻】壁面のカビやコケなどは、湿度が高く風通しや日当たりの良くない場所に発生しやすくなります。発生すると外壁塗装は劣化して変色が見られるようになり、防水性も低下してしまいます。【剥がれ】外壁が劣化すると壁面のモルタルなどに雨水が染み込み、内部の鉄筋が膨張することによって外壁の剥がれが生じます。放っておけば建物自体の強度を低下させてしまいますから、注意が必要です。外壁塗装の傷みによって住宅そのものの寿命を縮めないためにも、劣化が進まないうちに塗装の塗り直しを検討するなど早めの処置が肝心です。日頃から外壁の状態に気を配り、経年や劣化の度合いで最適な塗り替えのタイミングを判断しましょう。まとめ今回は、外壁塗装の塗り替えに欠かせない「ケレン」と呼ばれる作業と、それにかかる費用などについてご紹介しました。一般の方には耳なじみの薄い言葉ですが、ケレンの作業内容や作業の目的をある程度理解しておけば、塗装作業を業者さんに依頼するときも事前の打ち合わせがスムーズになるでしょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月27日三菱化学は3月24日、大成建設と共同で、有機薄膜太陽電池を用いた発電する建物外壁ユニットを開発し、大成建設が都市型ゼロエネルギービル(Zero Energy Building:ZEB)の実現に向け、建設を進めている建物へ導入し、実証試験を開始すると発表した。近年、建物の省エネや災害時における機能維持に関する要求が高まっており、快適性を損なわずに消費エネルギー量を削減し、その上で必要なエネルギーを再生可能エネルギーなどで賄うことで年間の消費エネルギーを限りなくゼロにするZEBの実現へ向けた取り組みが加速している。太陽光発電は、その要素技術において重要な再生可能エネルギーだが、パネルの設置面積が限られる都市部の建物においては、より多くの発電量を確保するために、屋根や屋上面への設置に加え、壁や窓などの側面を有効活用することが必須となる。しかし、建物の外壁へ設置するためには、サイズや色など建物に求められるデザインに対応できるフレキシブル性や軽量性、また、建物の長寿命化に伴う機器更新の容易さなどが必要となり、本格的な建物の外壁対応型太陽光発電パネルは今まで実用化されていなかった。今回、両社が開発した有機薄膜太陽電池外壁ユニットは、薄くて軽く、色の自由度を持ち合わせ意匠性が高い三菱化学の有機薄膜太陽電池を使用し、建物外装に関する設計・施工において多くの実績とノウハウを有する大成建設の技術を用いることで、クリーンで持続可能なエネルギーを供給しつつ、建物の多様な階高やスパンへの適応、多様な色の選定が可能な意匠性、軽量性、将来の機器更新の容易性などを併せ持つ本格的な発電する外壁ユニットとなっている。今後、大成建設の技術センター(横浜市戸塚区)内に建設中のZEB実証棟へ、同有機薄膜太陽電池外壁ユニットを導入し、実用化に向けた実証を進めていくとしている。
2014年03月25日