映画『ハリー・ポッター』の世界観を忠実に再現した展覧会「ハリー・ポッター展」が、6月22日から森アーツセンターギャラリーにて始まった。先日行われた報道関係者向け内覧会には、女優・大地真央、タレント・テリー伊藤、子役の谷花音が来場した。各ブースでは、映画の舞台が精巧に再現され、ハリーの丸メガネや魔法使いの杖、クィディッチ用箒の「ニンバス2000」など、撮影で実際に使われた本物の衣装や小道具が展覧されている。また、「ハグリッドの小屋」で巨大な肘掛けイスに座ったり、「クィディッチ」のコーナーでボールを投げて遊んだり、「薬草の教室」でマンドレイクを引き抜いたりと、実際に触れて遊ぶことが出来る体験型の展示となっている。本展は、2009年4月にシカゴでの開催を皮切りに、その後ボストン、トロント、シアトル、ニューヨーク、シンガポールを巡回。日本では初開催となる。【イベント情報】ハリーポッター展場所:六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリー住所:東京都港区六本木6-11-1会期:9月16日まで時間:10:00から22:00まで料金:一般前売り2,300円、当日2,500円大学生前売り1,800円、当日2,000円中高生前売り1,300円、当日1,500円4歳から小学生前売り800円、当日1,000円※チケットは日時指定制
2013年06月23日松本人志監督が5月13日(月)、4本目となる監督作『R100』の製作報告会見を都内のホテルで行った。2007年公開の『大日本人』を皮切りに、『しんぼる』、『さや侍』と独自の映画美学を貫き続ける松本監督は、待望の新作について「“R15”とか“R18”といった規制をすっ飛ばした作品にしたかった」と説明。詳しいストーリーは「周りの大人から、あんまりしゃべるなと言われているので…」と明言を避けながら、「ムチャクチャな映画なので、世界観にとらわれず観てほしい」と自信を覗かせた。また、ワーナー・ブラザース映画が配給を手がけることも発表され、「映画の本分は、海を渡ることだと思っている」(松本監督)と海外進出にも意欲満々だ。会見には主演を務める大森南朋を始め、大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、渡辺直美、前田吟、松尾スズキ、渡部篤郎ら豪華キャスト陣も勢ぞろい。松本監督にとっても、これだけ多くの俳優を演出するのは初めてで「本当の意味での監督っていうのは、今回が初めてかもしれない」。会見開催と同時に、映画のチラシも解禁され、その裏面には「謎のクラブに入会してしまった男。日常生活に次々現れる個性的な女達。契約は1年間。ただし、絶対に途中でやめることは出来ない」、「誰も想像が出来ない、誰も体験した事が無い、刺激的な世界」、「ようこそ、未体験の世界へ」という謎めいた、そして何やら官能的な文言が踊っている。主人公を演じる大森さんは、「ずっとテレビで松本さんのバラエティを見て育った世代。撮影はきつい部分もあったが(笑)、やはり主演は光栄な気持ち」と高揚した表情。一方、女優陣は「衣装の露出は70パーセント」(冨永さん)、「私は60パーセントくらいかな」(寺島さん)、「人生で一番の露出で、ちょっとビックリ」(大地さん)、「私はほとんど露出している」(渡辺さん)と劇中での露出度の高さを口にし、映画の世界観を紐解くヒントを明かしてくれた。本作は、今年1月10日にクランクイン、4月8日に無事クランクアップ。現在順調に編集作業が進んでおり、関係者によると「ジャンルは、ファンタジー・エンターテインメント」だという。『R100』は10月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さや侍 2011年6月11日より全国にて公開(C) 2011「さや侍」製作委員会R100 2013年10月5日より全国にて公開(C) 吉本興業株式会社
2013年05月13日オードリー・ヘップバーン主演映画でもよく知られる『マイ・フェア・レディ』。この作品は、日本人が初めて日本語で上演した、言わば“日本初”のブロードウェイ・ミュージカルでもある。その日本初演から50年、新たなヒロイン・イライザが誕生する。霧矢大夢(きりや ひろむ)と、真飛聖(まとぶ せい)。ともに宝塚のトップスターとして人気を博し、このたびWキャストでイライザに挑むふたりに話を訊いた。チケット情報はこちら物語は、下町訛り丸出しの花売り娘・イライザが、言語学者のヒギンズ教授により正しい言葉と淑女としてのマナーを教え込まれ、レディとして生まれ変わる、というもの。ふたりとも、幼い頃から映画はよく見ていたそうで、「音楽の楽しさと、ミュージカルの楽しさ、ビジュアル面の美しさ。あと、宝塚に入ってからは男役の勉強、という視点からも見ていました」と霧矢。真飛も「女性なら誰でも憧れるシンデレラ・ストーリー。これが“ミュージカル映画”だということすらわからない頃から、単純に『ヘップバーン、可愛い~』と見ていましたね」。イライザといえば、前回の公演(2010年)まで、宝塚の大先輩にあたる大地真央が20年の長きにわたり演じてきた役でもある。2012年に宝塚を退団し、これが退団後初ミュージカルとなる霧矢は「憧れていた役ですが、イライザは観る役だと思っていたので、いざ自分がやるとなるともちろんプレッシャーは感じます」と本心を明かす。「でも今までこうだったからという先入観は捨て、丁寧に丁寧に役に向き合って、自分らしく呼吸したい。今までの方もそうやって大切に作ってきたからこそ、50年も愛されてきた作品なんだと思います」と、意気込みを語った。一方2011年の退団後、ドラマなどにも活躍の場を広げている真飛は「オファーを頂いた時、本能で、出たい!と思いました(笑)。後から歴史の重みを考えて、怖いもの知らずだったかなとも思いましたが、私たちは新作として捉えていますし」ときっぱり。その言葉どおり、今回は、G2が翻訳、訳詞、演出を手がけ、セリフや歌詞、舞台美術から衣裳まですべてが一新されての上演となる。コメディなども多く手がけるG2だけに、どんな斬新な舞台になるのか気になるところだが「奇想天外なものにはなっていないですよ(笑)。わりと忠実です」(霧矢)、「でも、かなりオシャレに見えるんじゃないかなと思います」(真飛)。ひとつひとつの質問をじっくり考え、丁寧に答えていくふたりの言葉の端々から、作品へ愛情を持って向き合っていることがひしひしと伝わってくる。「“これが私たちにとっての『マイ・フェア・レディ』”と言えるようにしたい」と言う霧矢の言葉からも、自信と自負がチラリと垣間見えた。不朽の名作の新たな1ページは、ふたりのそんな真摯な姿から生まれるに違いない。共演は寺脇康文ら。公演は5月5日(日・祝)から28日(火)にかけ、東京・日生劇場にて上演される。チケットは発売中。その後、石川、福岡、愛知、大阪でも公演あり。
2013年04月24日ダイヤモンドジュエリーブランドのForevermark(フォーエバーマーク)は、「フォーエバーマーク シンプルダイヤモンド」プロジェクトの展開を記念して、2013年3月21日(木)都内でトークショーを開催。女優の大地真央をはじめ、俳優の石田純一、お笑いコンビのアジアンがゲスト出演した。フォーエバーマークでは、「フォーエバーマークシンプルダイヤモンド」プロジェクトの開始を記念し、ダイヤモンドトークショー「こだわりを輝きに変える3か条」を開催した。イベント中のトークショーで、”輝いている女性とは?”と問われた石田は、「笑顔の良い女性」と意外にもシンプルな答え。しかし、「顔は心の窓。目で見える輝きだけではなく、心も輝いている方が良いですね。ダイヤモンドは愛の象徴と言われているけれど、愛というのは、単に相手を理解するだけではなくて、可能性を引き出せるように、その人らしくいてもらうため、解放してあげることが大事。男性はギブ アンド ギブで女性に奉仕しないと。」と、女性を輝かせるエキスパートとしてさすがの持論を展開。アジアンの馬場園は「コンプレックスを抱えてお笑い芸人になったけれど、ナルシストの隅田に出会ってからは、自分が自分を愛してあげないと誰が愛してくれるんだと思うようになった。」と相方の秘密をプチ暴露。一方の隅田もめげずに「輝くためには、周りが何を言おうと自分に自信を持つこと」とポジティブ発言で会場を沸かせた。 世界中のダイヤモンドのうち、 「フォーエバーマーク」のダイヤモンドになれるのは、わずか1%未満と言われているほど、鉱山でダイヤモンドの原石を発掘するところから販売までの品質にこだわりを持っている。その証として、全ての「フォーエバーマーク」のダイヤモンドには、徹底した鑑定基準の結果、肉眼では見ることが出来ない最先端技術を用いた個別認証ナンバーが記されている。石田は「フォーエバーマークは由緒正しいダイヤモンドブランド。出自がわかるし、良い環境で大事に育てられている過程は良いところのお嬢さんみたい」と例えた。2.02カラットのダイヤモンドネックレス(\5,000,000)と2.00カラッ トのダイヤモンドリング(\8,190,000)、総額1300万円以上のジュエリーを身につけて登場した大地は、「宝塚時代にはよく『金剛石も磨かずば 玉の光は沿わざらん』いくら原石でも磨かなければ、ダイヤモンドとして輝きを放つことは出来ないと言われていた。ダイヤモンドは、人生をハッピーにする手助けをしてくれる。定番中の定番こそ、究極。必ず一つは持っていたいし、品質の良い、作り手みんなの愛情が詰まったダイヤモンドを選びたいものですよね」と、ダイヤモンドの輝きを体現するミューズらしいコメントをした。元の記事を読む
2013年03月22日住友生命保険は21日、このたびブランドパートナーである浅田真央選手を応援する「MAO ASADA応援プロジェクト」を立ち上げ、12月21日から、スペシャルサイトを公開した。同社営業職員やサイト内の応募フォームを通じて集まった応援メッセージを広く紹介するとともに、浅田真央選手本人にも直接提供する予定という。浅田真央選手は、「グランプリシリーズ中国大会」(11/2~11/4)、「グランプリシリーズ日本大会(NHK杯)」(11/23~11/25)で優勝。「グランプリファイナル」(12/7~12/9)に進出し、優勝を果たした。住友生命では、「夢の実現に向けて『強さ』を磨き、真摯な努力を続けている『浅田真央』選手を職員はもちろんのこと、顧客とも一丸となって応援していける、大応援団を結成したいと考えている」という。プロジェクト名称 : MAO ASADA 応援プロジェクト実施期間 : 2012年12月7日(金)~2014年3月31日(月)活動内容 : 「浅田真央選手に応援メッセージを届けよう!」参加方法 : (1)同社営業職員が配布するメッセージ記入シートから参加、(2)スペシャルサイト内、専用フォームから参加メッセージについて : (1)同社スペシャルサイトで応援メッセージを紹介、(2)タブレット型電子端末などを通じて、浅田真央選手にメッセージを提供スペシャルコンテンツ : (2012年12月7日からプレオープン中)その他コンテンツ : 専用フォームからの応募の場合、Facebookと連動したデジタルノベルティをプレゼント住友生命は、「プロジェクトの今後の展開については、詳細が決まり次第、順次発表していく」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月21日今年8月に上演された明治座140周年記念作品『大江戸緋鳥808』が劇場編集版として生まれ変わり、全国のワーナー・マイカル・シネマズで上映されることが決定。このほど完成披露試写会が行われ、大地真央ら出演者が舞台あいさつに登壇した。本作は漫画家・石ノ森章太郎の原作を初めて舞台化したことでも話題となった1作。“くの一”という正体を隠しながら美貌の花魁・高尾太夫を名乗る主人公が、かつて自分を裏切った忍び集団と将軍家のお家騒動との関わりを知り、再び戦いの世界へ足を踏み入れていく。大地のほか、湖月わたるや貴城けいら宝塚のOGが集結。ドラマチックな物語と豪快な立ち回りが見どころとなっている。舞台上に現れた大地は、上演当時を振り返って「ただでさえ、暑い夏でしたが稽古場も本当にあつくて、みんなで一致団結して公演に臨みました。チームワークが本当によい現場で、思い出に残る作品です」とコメント。千秋楽では5回ものカーテンコールがあったとのことで、自身にとっても充実した時間だったことをうかがわせた。しかし、重い衣装を身につけてのアクションには苦労したそうで、「花魁姿での立ち回りは、頭は振られるは、袖も振られるはで本当に大変」と語る場面も。また、湖月と貴城の宝塚後輩組は「真央さまと未沙(のえる)さんの同期ふたりの掛け合いを見るのが毎回楽しみだった」と告白。27年ぶりとなったふたりのシーンは、ほとんどがアドリブだったそうで、往年のファンにも見逃せない内容となっているようだ。「舞台だったらこんな角度からは見れない、みたいな確度にカメラがいたので、きっと新たな発見があるはず。まさに映像はええぞう~ってかんじです(笑)」とダジャレを交えて作品をPRする大地に、会場も大いに沸いた。最後には「石ノ森章太郎さん原作の初舞台化だけでも素晴らしいのに、それを劇場版として上映できることが私たちも本当にうれしいです。いろんな人に楽しんでもらえる作品。新春はぜひワーナー・マイカルに足を運んでください」と締めくくり、舞台を後にした。本作はワーナー・マイカルが企画する“シアタス”というプログラムの一環。スクリーンでライブや演劇、スポーツを楽めるという新たな映画館の楽しみ方を提案している。明治座創業140周年記念『大江戸緋鳥808』劇場公開版2013年1月5日(土)・6日(日)・12日(日)、ワーナー・マイカル・シネマズにて3日間限定上映取材・文・写真:渡部あきこ
2012年12月18日今年の夏に明治座140周年記念作品として上映された大地真央主演の舞台を映画館の大スクリーンで楽しめる『大江戸緋鳥808』劇場編集版が来年1月5、6、12日の3日間、全国のワーナー・マイカル・シネマズで上映される。その他の写真本作は、漫画家・石ノ森章太郎の原作を基に、誰にも揚げられないことで名を馳せる美貌の花魁で、実は“くの一”である緋鳥(大地)が、江戸幕府のお家騒動に端を発する戦いに巻き込まれ、自身の生き方を探して奮闘するアクション・エンターテインメント。宝塚OGトップスターの大地、湖月わたる、貴城けいの共演も話題を集めた公演だ。今回上映される“劇場編集版”はリリースが予定されているDVDとも異なる編集で、3日間限定の上映となる。大地は「舞台の作品が映画になるというのは、私にとって初めての事ですし、大画面で、エンターテイメントとしても楽しめるこのドラマを、明治座にお越しいただけなかった全国の皆様にも、映画という形で楽しんでいただけるなんて、幸せだなと思います」と述べ「舞台では見渡せなかった部分の新たな発見や、映画ならではの迫力、そして休憩時間にご覧いただける舞台裏の映像など、いっぱい楽しんでいただけると思います」とメッセージをおくっている。豪華絢爛な衣裳や、豪快な殺陣、華麗な所作など明治座の大舞台に栄える演出が特徴の本作だが、最新のデジタル機器を駆使して収録した“劇場編集版”はその細部を大画面でじっくりと楽しめるもので、明治座の公演に足を運んだ観客も再度、映画館に足を運べる内容に仕上がっているという。『大江戸緋鳥808』劇場編集版2013年 1月5日(土)、1月6日(日)、1月12日(土)ワーナー・マイカル・シネマズにて3日間限定上映
2012年12月14日今年、公開された映画の中で「ベスト親子賞」を選ぶなら井上真央と松坂慶子が『綱引いちゃった!』で演じた娘と母は有力候補となること間違いなしである。井上さんにとってはNHKの連続テレビ小説「おひさま」後に出演した最初の作品。「おひさま」では愛情あふれる家族の絆が描き出されたが、本作でも母と娘の2人ながらも「おひさま」に負けず劣らず温かい親子の姿が映し出される。かつてはオリンピックの正式種目だったという歴史を持つスポーツ“綱引き”を題材にした本作。「いつかご一緒させていただきたいと思っていたけれど、初共演でまさか一緒に綱を引くことになるとは…(笑)」とふり返る松坂さんとの共演を始め、大分で行われた撮影、本気で挑んだ綱引きなどについて井上さんが語ってくれた。井上さんが演じた千晶は大分市の広報課職員。市長の命令で市のPRを目的に女性だけの綱引きチームを結成する。「最初は綱引きと聞いて、スポ根映画をイメージして、綱引きをガムシャラにやる汗と涙の結晶という感じだろうと思いましたし、映画になるのかな?という思いもありました」と井上さんはふり返る。千晶という役柄については「私と結構、近かったかもしれない。だからこそ難しかったのかな?」とも。だが「役づくりは、綱引き!」と語る通り、役の内面については事前に作り込むことはせず、現場で方向性を決めていったという。「千晶を明るく演じるのか?それともしっかり者のキャリアウーマンとして演じるのか?すごく難しかったですが、ずっと大分にいて大分弁を話す中で段々と『こんな感じかな』という形が出来上がっていきました。何より、綱引きを一生懸命やって技術がアップしてチームも一つになっていく過程が、お芝居にリンクしていけばいいなと思っていましたので。だから現場では、いかに姿勢を保つかとか、どうやって綱を引っ張るかといった話し合いをみんなでしていましたね」。ちなみに綱引きのシーンに関しては「全てガチです!」。劇中のチーム「綱娘」さながら毎日トレーニングを積んで撮影に臨んだ。「最初にみんなで大会を見に行ったら、想像以上にパワフルで地面に着くんじゃないかってくらい低い姿勢なんですよ。松坂さんも最初、綱引き部分にはスタントがいると思っていらしたみたいです(笑)。『あの姿勢を?』と思いつつやってみたら、1人や2人で引くのと8人で引くのとでは全く違って、体力だけでなく全員で息を合わせる大変さがありました。やっていくうちに1日でも綱を引かないと落ち着かなくて(笑)、感覚を忘れないよう『早く引きたい!』って気持ちでした」。「相当、インパクトのある作品じゃないと『おひさま』の陽子役は抜けきらないと思った」という井上さんは、『舞妓 Haaaan!!!』や『なくもんか』といったコメディ映画を世に送り出してきた水田伸生監督の下で新たなスタートを切った。千晶はどちらかと言えば、周囲のボケにビシバシとツッコミを入れる役柄だが、水田監督が求める独特の笑いを存分に楽しんだようだ。「水田監督は結構、その場で思いついたことを提案して、たまたま見た人がクスっと笑ってしまうような小さな笑いを散りばめるので、笑いを堪えるのが大変でした。お芝居をしている本番の最中に監督の笑い声が響いて、音声さんが『シーっ!』って怒っているような現場でした(笑)。逆に感動的なシーンでフッと監督を見たら、号泣されているんです(笑)。監督が一番のお客さんでしたね」。しっかり者としてツッコミを入れるだけでなく今後、コメディエンヌとしてボケ倒す井上さんを見てみたい気もするが…。「どうでしょう…(笑)?笑いのツボはみんなそれぞれ違うので、難しくもありますがコメディは楽しいですね。面白いと思ってやっていても『あれ?』となることもあるから、脚本を読んで面白ければ面白いほどプレッシャーもあります。テンポがちょっと違うだけで面白くなくなったり、セリフ一つ削るだけで面白くなったり、本当に難しい。でも現場で笑いが起きるのはやっぱり楽しいです。私もどちらかというと思い切り笑わせるというよりも、地味に小さく笑えるようなものが好きなので、そういう作品もやれたらいいですね」。そして、ギャグシーンではないのに観ているだけで思わずクスっと笑ってしまうのが井上さんと松坂さんの母娘のやりとりだ。年の功でチーム「綱娘」をまとめる精神的な支柱であり、家ではまるで友達のように娘・千晶と何でも言い合える母・容子。井上さんは「小さい頃から映画館で観てきた作品に出ていた大好きな女優さん」という松坂さんとの共演をこうふり返る。「チームメイトであり親子でもあるという2人の距離が、緊張や遠慮もなく自然にできたと思います。松坂さんは誰に対しても壁を作られることが全くないので、一緒にいたら甘えたくなっちゃうような本当に優しいお母さん。家での2人のシーンのときは『こないだウチの娘がね』と娘さんやお母さまの話をしてくださったり。『おひさま』を見てくださっていたのでその話をしたりもしました」。特に家で松坂さんとマッサージをし合うシーンは、井上さんにとってもお気に入りになったようだ。「日常の親子の雰囲気が好きですね。台本には『マッサージをし合う』とは書いてなかったんですが、松坂さんが私の上に乗ってきたので、その場で思わず『重い~!』とアドリブで言ってしまいました。後で考えると、とても失礼なセリフなんですが、私自身が実際に母とそういうやり取りをしたことがあったので。完成した映画を観たら、ウチの母とのやり取りに近くて、自然にできた良いシーンになっていました」。多くの俳優が、朝ドラや大河ドラマへの出演をきっかけに成長や変化を感じると口にしている。井上さんは慎重に言葉を選びながら「確かに10か月も同じ役をやるというのは大きなことです」とうなずく。自らの変化を知覚するのはこれからかもしれないが、ハッキリと感じるのは周囲の反応の変化だ。「いままでは若い人に声を掛けられることが多かったのですが、最近は、おじいちゃんやおばあちゃん、お父さんの世代の方にも『見ていました』と言っていただけて嬉しいです。大分でも『陽子ちゃん、陽子ちゃん』と声を掛けていただきました(笑)」。そして、最後にこうつぶやいた。「何より震災があった年にあの作品に出られたというのが一番大きなことかもしれません」。年が明けて少し経てば26歳になる。20代の後半戦、女優・井上真央はどのような道を歩んでいくのか?楽しみに待ちたい。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:綱引いちゃった! 2012年11月23日より全国東宝系にて公開(C) 2012「綱引いちゃった!」製作委員会
2012年11月20日映画『綱引いちゃった!』の主演を務める井上真央が、28日に三重県で行われた“お伊勢さん全日本男女混合綱引大会”(日本綱引連盟主催)にゲスト出演し、女子レスリング金メダリストの吉田沙保里選手率いるチームと対戦。井上チームがみごと勝利をおさめた。その他の写真本作は、大分市役所に勤める主人公(井上)が、市のPRのために“女子綱引きチーム”を結成し、その過程で生まれる絆を描く。『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』の水田伸生が監督を務めている。この日サプライズゲストとして井上と吉田選手の名前がコールされると、会場に集まった約400人からは歓喜の声が。女子レスリング世界大会13大会連続優勝というギネス記録を持ち、そして国民栄誉賞受賞という、吉田選手の輝かしい経歴が“目標に向かって前向きに頑張る女性たちの姿を描く”映画のイメージとマッチしたため、今回の対戦が実現したようだ。試合開始後、井上率いる小学生チームと吉田選手率いる小学生チームは互角の闘いをみせ、激闘の末に井上チームが勝利。井上は試合後、「勝っちゃいました!霊長類最強に勝っちゃいました」と興奮した様子で、敗れた吉田選手は「連勝記録を止められてしまったので、また次の試合から一勝、二勝と勝利を目指して頑張っていきます」と話した。その後吉田選手が井上を肩車するなど、互いの健闘を讃え、最後には「今度は伊勢神宮へ恋愛成就の祈願に行きましょう」など、女性同士ならではの恋愛トークでも盛り上がったようだ。『綱引いちゃった!』11月23日(金)全国ロードショー
2012年10月29日女性だけの綱引きチームの奮闘を描いた『綱引いちゃった!』が10月25日(木)、第25回東京国際映画祭で上映され、井上真央、松坂慶子、玉山鉄二、浅芽陽子、西田尚美、ソニン、中鉢明子ら“綱娘”の面々と水田伸生監督が舞台挨拶に登壇した。舞台挨拶中、井上さんの熱烈なファンが壇上に上がって井上さんに握手を求め、スタッフに連行されるというハプニングがあったが、井上さんにケガはなく舞台挨拶は続行された。大分市役所広報課の千晶は、市長の命令で町おこしのために、かつては大分出身のチームが世界一に輝いたこともある女性だけの綱引きチームを結成。母・容子を始め閉鎖が予定されている給食センターのメンバーたちが集うが前途は多難で…。綱引きの映画ということで、井上さんは当初「運動会の綱引きしか想像してなかった」というが、参考のために大会の見学に足を運び考えが一変したという。「まさかこんなに大変なものだとは思わなかった。(競技中の)姿勢が地面につくくらい低いんです。『こんな態勢になるのか?軽く引き受けちゃったな…』と思った」と明かした。井上さん演じる千晶の母親で、チームのメンバーでもある容子を演じた松坂さんも「綱引き(のシーン)はアップだけで、アクションは代わりの方がやってくれるのかと思ってました(笑)」と告白。実際にはトレーニングを含め、全てのシーンを自らこなしており「一生懸命やりました」と胸を張った。玉山さんは、綱引きのコーチで本業ではシイタケの栽培に従事する青年を演じた。「普段、シティボーイと呼ばれることが多いですが、今回はビンテージの懐かしいジャージを履いています」とアピール。国際映画祭ということで、舞台挨拶には英語通訳がついたが自身の役が“シイタケ・ボーイ”と訳されたのがたいそう気に入った様子で、その後も自らシイタケ・ボーイという言葉を連発し笑いを誘っていた。劇中、この日は欠席となった渡辺直美を加えた女性8人で“綱娘”を結成しているが、どんな相手と対戦してみたいか?という質問に思い思いの答えが。実際の練習でコーチを務めた方に「キミは国体を目指せる」と太鼓判を押されたという中鉢さんは「お相撲さんと対戦したい」と語り、ソニンさんは「『アベンジャーズ』のメンバーと対戦しても勝てる!」と自信満々。西田さんは「なでしこJAPAN」との対戦を希望した。井上さんは「個人的に見たいのはビヨンセさん。うちにもビヨンセがいるので日本とアメリカで対戦したい。うちのビヨンセは強いですよ(笑)」と語った。水田監督は「野田内閣と対戦して引っ張り倒してほしい」とまとめ、会場は拍手に包まれた。ハプニングは舞台挨拶の途中に発生。若い男性ファンが突然、井上さんの元に駆け寄り「握手してください!」と大声で要求した。男性はすぐに駆け付けたスタッフに囲まれて退場し、井上さんにケガはなかった。井上さんは連行するスタッフに「お手柔らかに」と声を掛け、緊張した空気をほぐすように「水田さんの仕込み(演出)ですよね?」とフォローするなど、動じることなく笑顔で舞台挨拶を続行した。男性は井上さんの大ファンで「申し訳ないことをした」と深く反省していたという。『綱引いちゃった!』は11月23日(祝・金)より全国東宝系にて公開。特集「東京国際映画祭のススメ2012」■関連作品:綱引いちゃった! 2012年11月23日より全国東宝系にて公開© 2012「綱引いちゃった!」製作委員会
2012年10月25日明治座創業140周年記念『大江戸緋鳥808』が8月4日に初日を迎え、出演の大地真央、湖月わたる、貴城けい、東幹久が会見に応じた。『大江戸緋鳥808』チケット情報本公演は『仮面ライダー』『サイボーグ009』などの名作を生み出した漫画家・故石ノ森章太郎の『くノ一捕物帖』が原作で、舞台化されたのは初めて。会見で大地は「やっと(初日が)開いたという感じで、まだボーっとしています。お客様がとってもいい反応をしてくださって、幸せな初日を迎えることができました」と嬉しそうに語った。共演の東も「やっぱり舞台とお客様との空気というか、そういうものを味わえて興奮しています。あと35公演、“継続は力なり”で引き続き頑張っていきます」と気合充分。湖月は「明治座という由緒ある舞台に立たせて頂いたいう感動と、憧れの大地真央様と同じ板の上に立っているんだなぁというダブルの感動で、今日は回し蹴りをはりきり過ぎて、かつらがちょっとずれてしまいました」とハプニングを明かすも「(かつらの)直し方も真央様に教えて頂いきました。本当に美しくて凛々しくてかわいくて、日本の宝だと改めて思います」と大地をべた褒め。さらに貴城が「真央様にお稽古場から毎日お会いできるのがすごくうれしくて、ついついぽーっと見てしまいました。後光が差しています」とこちらも大地にでれでれの様子。これを受けて大地は「ありがとうございます」とにっこり。宝塚の卒業生同士での共演について質問されると「うれしいですね。フィナーレで3人並んで一緒に歌うところがあるんですが、とても楽しいです」と大地。また湖月と貴城はそれぞれ「血が騒ぎます。最後に一緒に歌わせて頂く歌の歌詞が『ありがとうあなたの笑顔世界で一番』と、心の思いのままを真央様に向かって歌えるので、そこが一番幸せです」(湖月)、「その場面、大地さんのお顔は見えないんですけど、(湖月)わたるさんのお顔を見ていると、本当に幸せそうで(笑)、私も心を込めて歌っています」(貴城)とコメント。横で聞いていた東は「客席から観たいですね。愛というか微笑ましいというか、すごいです」とやや圧倒された様子で語っていた。公演は8月27日(月)まで東京・明治座にて上演。チケットは発売中。
2012年08月07日井上真央を主演に迎え、『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』の水田伸生監督が“綱引き”を題材に描く新たなエンターテインメント『綱引いちゃった!』の主題歌に、世代を超えて愛されるポップバンド「DREAMS COME TRUE」の書き下ろした新曲がこのほど決定した。全編大分ロケで、井上さんが大分弁に初挑戦していることでも話題の本作。井上さん扮する市役所に勤めるお堅く真面目な千晶が、知名度の低い大分市のPRをするために「女子綱引きチーム」の結成を命じられ、女子仲間と共に奮闘する姿が描かれる。「DREAMS COME TRUE」が映画主題歌を手がけるのは、『FLOWERS -フラワーズ-』以来、約2年半ぶり。女性たちの悲喜こもごもを描いた物語、そして女心を歌にできるのはドリカムしかないとオファーがなされたところ、この物語に2人が共感し、今回のコラボが実現した。本作のために書き下ろした新曲のタイトルは「愛して笑ってうれしくて涙して」。この楽曲を聴いた主演の井上さんは「映画のテーマにぴったりの曲を書いていただき、とても感謝しております。ドリカムさんらしい、明るくHAPPYな気持ちになれるこの歌は、思わず口ずさみたくなるような曲でした。映画を観て、この曲を聴いて、より多くのみなさんに元気になってもらえたら嬉しいです」と太鼓判を押す。さらに水田監督からは「綱を引く8人の女性たちを撮影した大分で、ドリカム…吉田美和さんの歌声が聴こえた気がしました。それは、主演の井上真央ちゃんも同じだったみたいで、撮影中のオフタイム…カラオケでは『大阪LOVER』を、『大分LOVER』に替え歌して歌っていたそうです(笑)」と、今回の主題歌決定が運命であることを示唆。撮影段階から井上さんとドリカムの最強タッグは、カラオケボックスで密かに実現していたようだ。そのコラボレーションが劇場でお披露目となるのはまだ先だが、映画公式サイトでは既に主題歌が使用された特別映像も公開されているので、気になる方はぜひチェックしてみて。『綱引いちゃった!』は11月23日(金・祝)より全国東宝系にて公開。『綱引いちゃった!』公式サイトwww.tsunahiki.jp■関連作品:綱引いちゃった! 2012年11月23日より全国東宝系にて公開
2012年07月03日『仮面ライダー』『サイボーグ009』をはじめ、数々の名作を残した漫画家・石ノ森章太郎の作品『大江戸緋鳥808』が、大地真央の主演で初舞台化される。出演は大地のほか、湖月わたる、貴城けい、未沙のえるなど元宝塚のスターたちが顔を揃える。8月の上演に先立ち、6月6日、都内で会見が行われ、大地、湖月、貴城、未沙と共演の東幹久が取材に応じた。「大江戸緋鳥808」チケット情報大地が演じる美貌の花魁・高尾太夫は、誰にも揚げられないことで名を馳せるが、実はかつて緋鳥と名乗った“くノ一”。明るくさっぱりとした人柄で周りから慕われているが、戦うために生きた孤独な過去を抱えている。そんな暮らしをしている中、江戸幕府ではお家騒動が勃発。その背後には、かつて緋鳥が所属し、緋鳥を裏切った忍び集団・卍党の姿が見え隠れしていた。大江戸八百八町で暮らす人々を巻き込みながらも、ふりかかる数々の事件に緋鳥が立ち向かっていく。初めての花魁役を演じる大地は「衣装の重さが何十キロもあって、びっくりしました。本番では工夫が必要ですね。初共演となる宝塚の後輩たちも楽しみだし、同期生の未沙さんとは27年ぶり。いい化学反応が起こる気がしています」とコメント。原作では濡れ場が多いが「(舞台用に)アレンジされているので、残念ながら濡れ場はありません。本当は脱ぎたかったんですが演出家に止められました(笑)」と会場を笑わせた。湖月と貴城は、憧れの大先輩である大地との共演に興奮気味。湖月は、ファン心理が抜けきれず申し訳ないんですがと断りつつも「真央様とご一緒できることが嬉しくて嬉しくて。いま同じマイクを使っているだけでも赤くなりそう。精一杯がんばりたい」と、スターを見つめるファンのように目を輝かせていた。貴城も「(大地に)見とれてセリフを忘れてしまいそう。たくさんのことを吸収できるようにがんばります。大きな懐の中に入った気持ちで、のびのびと演じられたら」と抱負を語った。今年2月に宝塚を退団した未沙は「退団後の初舞台が、27年ぶりの大地さんとの共演となり、女優としてとても良いスタート」と話すと、気心知れた大地から「同期の“三枚目”の誇りです」と紹介され、笑いを誘った。美女に囲まれての出演となる東は「良いに決まってるじゃないですか」とニヤけながらも「政治に無関心な男が、緋鳥という強烈な個性と出会うことで変わっていく様をしっかり演じたい」と意気込みを語った。演出を担当する岡村俊一は「花魁と“くノ一”のふたつの顔をもつ、時代劇版『仮面ライダー』だと思っていただければ」と作品を紹介。特に「ひとりの女性がどんな気持ちで仮面ライダーをやっているのかという素顔の部分を中心に描いていきたい」と構想を語った。宝塚ファンはもちろん、宝塚を知らなくとも十二分に楽しめそうだ。公演は8月4日(土)から27日(月)まで東京・明治座にて上演される。チケットは6月23日(土)より一般発売開始。なお、チケットぴあでは6月13日(水)11時まで先行抽選・プレリザーブを受付中。取材・文:大林計隆
2012年06月07日岸谷五朗と寺脇康文が主宰する演劇ユニット・地球ゴージャスの新作舞台『海盗セブン』が3月8日(木)、東京・赤坂ACTシアターで開幕する。東京公演を皮切りに全国5か所を巡り12万人動員を図る超話題作には、大地真央、三浦春馬、森公美子らトップスターが集結。7つの海を盗んだ7人の“海盗”たちが繰り広げる、歌と踊りと笑いに満ちた大冒険活劇だ。地球ゴージャスプロデュース公演Vol.12「海盗セブン」チケット情報開幕直前の7日、公開舞台稽古と記者会見が行われ、主要キャストがキャラクターの個性を表す艶やかな衣裳に身を包んで登場した。「遊園地のような舞台になっています。力いっぱい遊んで、また明日から頑張ろうと思えるように」と岸谷が挨拶すると、2度目の地球ゴージャス参加となる三浦は「いまだ見せたことのない三浦春馬を見せたい」と自信たっぷりに宣言した。そんな三浦について大地が「こんなに踊れる人なの!?ってくらいスゴイんです!」と絶賛し、森も「歌もスゴいの!」と太鼓判。女優陣の熱烈な後押しを受けた三浦は「メッチャ嬉しい!」と晴れやかな笑顔を見せていた。総勢37名によるステージは、スタイリッシュなダンスシーンで妖しげにスタート。謎の男フィクサー・ジョー(小野武彦)の招集により“海盗セブン”たちが続々と姿を現わしていくが……。登場人物の個々の魅力が存分に詰まったダンスナンバーやアクションシーンが次から次へと飛び出して、コミカル&スリリングな展開に目が離せない。三浦のキレのある動きは前評判以上に精度が高く、パワー全開のダンスとともに涼やかな歌声でも魅了する。大地の登場は舞台の妖しげな空気を一気に華やかに転換。キュートな笑顔とスターの貫禄が観る者に充足感を与えてくれる。“笑い”を主導する岸谷と寺脇も、いざダンスナンバーがかかれば鮮やかなステップで見事な身のこなしを見せていた。ほかにタップダンスやアクロバットなど見どころは満載。日本全国に元気を届けてくれる、ゴージャス&ダイナミックな夢のワンダーランドが誕生した。地球ゴージャスプロデュース公演Vol.12『海盗セブン』は同劇場で4月22日(日)まで開催。その後、愛知、新潟、福岡、大阪と各地を回る。チケットは一部を除き発売中。大阪公演は4月21日(土)より一般発売する。取材・文:上野紀子
2012年03月08日岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット・地球ゴージャスが、3月から5月にかけて全国5都市にて新作『海盗セブン』の公演を行う。本格的にスタートしたその稽古場に潜入し、キャストのひとりである三浦春馬にインタビューを行った。『海盗セブン』公演情報この日は台本の読み合わせが行われ、ロの字に並べられた長机には出演者が座っている。軽快なテンポでセリフの応酬が続くかと思えば、細かいニュアンスを時折指示していくのは演出を務める岸谷だ。「ちょっと自分だけでしゃべりすぎ。セリフをもっと大きく、外へ」という岸谷の言葉に、三浦春馬は「はい」とうなずく。また、セリフのイントネーションに苦労する俳優がいれば、淡々としたテンションのまま、さりげなくギャグを飛ばす岸谷。その言葉に空気が一気に和む。『海盗セブン』は、かつて7つの海を盗み出したと言われる7人の大怪盗の物語だ。その怪盗のひとりを演じる三浦にとって、地球ゴージャスへの参加は2度目。前回出演した『星の大地に降る涙』(2009年)では初舞台にして主人公という大きなプレッシャーを課せられたが、それを乗り越えてきた経験からか「地球ゴージャスというカンパニーに少しは慣れたつもりなので、稽古場でも最初からコミュニケーションもとれましたし、自信を持って稽古することができているかなと思います」と語る。彼にとって地球ゴージャスは、ダンス、殺陣など様々なジャンルの“プロが集まっている場”で、その中で揉まれるうれしさは一塩らしい。さらに今回は、大地真央、森公美子、小野武彦らそうそうたるベテラン俳優との共演となった。「一緒に稽古するだけで、先輩たちがたどってきた“山”を感じます。多分、必死に時間をかけて練りあげてきたものですよね。それを毎日実感してます」。読み合わせの後はダンスシーンの稽古に。地球ゴージャスには欠かせない大がかりな群舞、その振付が行われていく。そして稽古場の後ろでは、鏡の前でひとりでダンスを黙々と練習し続ける三浦春馬の姿があった。「前回はどストレートな役柄だったんですけど、今回はいろいろ試せる役柄。稽古場では、恥をかくことを恐れず、色々な演技パターンを試していきたいなと。今まで見せたことのない自分を見せたいですし、カッコ良く演じられたらうれしいです」。そう語った三浦だが、ダンスも歌も彼のスキルは相当なもの。映像では見られない、立ち姿、動き、表情、声の三浦に出会えることを期待したい。地球ゴージャスプロデュース公演Vol.12『海盗セブン』は、3月8日(木)から4月22日(日)まで東京・赤坂ACTシアターにて上演された後、名古屋、新潟、福岡、大阪にて公演を行う。取材・文:川口有紀
2012年02月06日岸谷五朗と寺脇康文が主宰する演劇ユニット、地球ゴージャスの最新作『海盗セブン』の製作発表会見が11月24日都内で行われ、岸谷と寺脇と共に出演者の大地真央、三浦春馬、森公美子、施鐘泰(JONTE)、小野武彦が出席した。地球ゴージャスプロデュース公演Vol.12「海盗セブン」のチケット情報本作は、作・演出を岸谷が担当。物語はかつて7つの海を盗み出した7人の大怪盗“海盗セブン”による大冒険活劇。生きる伝説となっていた海盗セブンのもとに、フィクサー・ジョーと呼ばれる謎の男からの招待状が届く。初めて一堂に会した海盗セブンだったが、ジョーからのとんでもない依頼より事態は思わぬ方向へ向かい……。会見は一般のファンも招き、シークレット・パーティのスタイルで行われた。司会進行役を岸谷が担当。シャツを着ずにネクタイを締めたファッションで登場した寺脇に対し「今日はワイシャツ忘れたんですか?」とつっこむと、間髪入れず「アイロンが間に合わなくてね、こら!チャボ頭」と反対に寺脇が岸谷の髪型を茶化すなど、ふたりの絶妙なやりとりで場内を湧かせていた。地球ゴージャスに初参加する大地は「ふたりの漫才みたいなノリが好きで楽しくて。どんな風になるのか、まだ台本ができていないのですが、私の力を全部出してゴージャス(な舞台)になるよう頑張りたい」と岸谷の執筆の遅れをやんわり指摘しながらも、リラックスした様子で抱負を語った。また、2009年に地球ゴージャスの『星の大地に降る涙』で初舞台を踏んだ三浦は「こんなに早くここ(地球ゴージャス)に戻って来られてすごく嬉しいです。前回はみなさんに支えてもらってましたが、噂によると今回はイジメてやると訊いているので。大先輩方とも一緒ですし、死ぬ気でやらないと輝けないなと思うので一生懸命やらせていただきます」と力強くコメント。前回の舞台ではまだ19歳だったが、今回は酒が呑める三浦に対し岸谷が「最近いろんな酒場で大暴れしてるでしょ?」と話を振ると「どこからの情報ですか?」と焦り、「春馬が酔っ払って、店の人に無理矢理きつねうどんを作らせて。30分くらい経ってからまたきつねうどんを頼んで。2杯もスナックで食べた男ですから」と暴露していた。またタイトルに因んで盗みたいものはという質問に三浦は「レバ刺し」と即答。横から森が「あたし知ってる店沢山ある」と囁くと、「一緒に連れて行ってください。レバ刺しだとついて行っちゃう」と若者らしい一面も見せていた。公演は来年3月8日(木)から東京・赤坂ACTシアターで開幕し、4月22日(日)まで上演。その後、名古屋、新潟、福岡、大阪と各地を回る。東京公演のチケットは11月26日(土)より発売する。
2011年11月25日大みそか、NHK紅白歌合戦・司会者、井上真央の衣装デザインを公募!!14日、NHKが紅白史上初めての試みで、紅組司会の井上真央が着る衣装デザインを広く一般から募ると発表した。10月19日、女優の井上真央が、第62回NHK紅白歌合戦の紅組司会に抜てきされ2か月近く過ぎ、いよいよ本番も間近になった今、広く一般からで紅白の本番衣装を募った。初めての司会となる井上はNHK連続テレビ小説「おひさま」に主演し高視聴率を獲得したことから白羽の矢が立った。しかし当初、井上は大役にためらいがあり、10月に入り引き受けたという。今回の紅白衣装、一般公募でさらに年末の紅白歌合戦への興味が盛り上がって行く。第62回紅白歌合戦は、12月31日午後7時15分からNHK総合テレビ、ラジオ第1で放送予定。応募概要プロ、アマ問わず。今年の紅白で井上真央の着る衣装のオリジナル・デザイン画を募集。応募のデザインの中から1点を選出。衣装に仕立てて大みそか当日の生放送でお披露目する。●2011年12月1日必着●デザイン画は手書き、CG、イラストなど自由だが過去に未発表、未応募、未投稿のもので、オリジナル作品に限る。●作品に関する一切の著作権はNHKに属するものとし、応募作品は一切返却しない。●応募作品は、NHK及び番組ホームページ、関連イベントの中で紹介することを承諾していただいているものとする。●ホームページ又は郵送での応募が可能(〒150-8001NHK紅白歌合戦井上真央衣装デザイン係 まで)詳しくは、下記のNHK紅白歌合戦衣装デザイン大募集まで元の記事を読む
2011年11月16日映画『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』を手がけた水田伸生監督の最新作『綱引いちゃった!』で、女優の井上真央が主演を務めることがわかった。その他の写真本作は、大分県を舞台に、お堅く真面目な市役所勤務の千晶(井上)が上司から地元PRのため女子綱引きチームを結成せよとの無理難題を課され、自らチームキャプテンとなって全国大会を目指し奮闘する姿を描いた作品。一本のロープを8人で引き合うという“綱引き”を通して、女として、妻として、母として、それぞれの人生に奮闘する女たちの悲喜こもごもを、笑って泣けるエンターテインメントとして描き出す。今月の1日から大分でクランクインし、全キャストがオール大分弁での撮影に挑んでいるという。綱引きに挑む“綱娘(つなむすめ)”たちを演じるのは井上のほか、松坂慶子、浅茅陽子、西田尚美、渡辺直美らで、特に松坂は今までにない強烈な天然キャラを演じるそう。また、シイタケ農家で働き、熱血で空気の読めない田舎者のコーチ・熊田役の玉山鉄二も本作では強烈なキャラに挑戦する。NHKドラマ『おひさま』後、本作が初仕事となった井上は「昭和の世界から、『闘魂』『喜劇』という一転した新しい世界に行けることが今からとても楽しみです。綱引きは運動会以来なので不安もありますが、綱に魂を込め、躍動感溢れる作品になるよう頑張ります!」と意気込みを語っており、大分で約40日間にわたるロケを敢行する予定だ。『綱引いちゃった!』2012年公開予定
2011年11月04日来年2月のアヴリル・ラヴィーン来日ツアー「The Black Star Tour」の埼玉公演に阿部真央が出演することが決定した。アヴリル・ラヴィーン「The Black Star Tour」埼玉公演の情報11月16日(水)に7thシングル「側にいて」をリリースする阿部真央は、アヴリル・ラヴィーンの『My Happy Ending』がきっかけでギターを練習し、音楽活動を始めたという。いつか共演してみたいという彼女の思いが、スタッフを通じてアヴリル本人に伝わり、今回のサポート・アクト出演が決まった。なお、過去のアヴリル・ラヴィーン来日公演の日本人のサポート・アクトは、2008年9月16日・東京ドーム公演での大塚愛、Puffy AmiYumi のみで、メジャーデビュー3年目の阿部真央にとっては大抜擢。憧れのアーティストとの競演となる彼女のパフォーマンスにも期待が高まる。阿部真央がサポート・アクトに参加するアヴリル・ラヴィーン来日ツアー「The Black Star Tour」の埼玉公演は、2012年2月4日(土)・5日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催。チケットの一般発売は10月29日(土)10:00より。また一般発売に先駆けて、チケットぴあではインターネット先行抽選プレリザーブを10月27日(木)11:00まで受付中。★阿部真央のコメントまだ信じられない気分です。長年憧れ続け、自分がソングライターを目指すきっかけとなった人のサポートアクトとして同じステージに立てる日が 来るなんて、夢にも思っていませんでした。天にも昇る気持ちです。アヴリルは私の青春すべてです。彼女から学ぶことは多く、全てかけがえのな いものです。アヴリル大好き!!■アヴリル・ラヴィーン The Black Star Tour2012/2/4(土)・5(日) さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)2012/2/6(月) 日本ガイシホール(愛知県)2012/2/8(水) マリンメッセ福岡(福岡県)2012/2/9(木) 大阪城ホール(大阪府)■阿部真央らいぶNO.3~ZEPPとQUATTROだけでごめんねTOUR~12/2(金) 広島クラブクアトロ(広島県)12/5(月) Zepp Sendai(宮城県)12/7(水) Zepp Sapporo(北海道)12/12(月) Zepp Osaka(大阪府)12/14(水) Zepp Fukuoka(福岡県)12/19(月) Zepp Nagoya(愛知県)12/26(月) Zepp Tokyo(東京都)
2011年10月26日加賀まりこ、大地真央ら8女優が競演する舞台『8人の女たち』の製作発表が、10月13日、都内で行われ、加賀、大地のほか、浅野温子、荻野目慶子、戸田恵子、マイコ、牧瀬里穂、南沢奈央、上演台本・演出を担当するG2が登壇した。本作は1961年にフランスのロベール・トマにより書かれた戯曲で、近年では2002年のフランソワ・オゾン監督による映画版でも知られる。今回、演出するG2は1961年のトマの戯曲をもとに現代にも合うよう上演台本も手がける。物語は郊外の屋敷が舞台。屋敷の主人・マルセルが背中にナイフを刺され、殺されると、屋敷の中にいる8人の女性は、誰が犯人かお互い探り出して……。G2は「ビッグな女優さんを起用したい」とオーダーしたというが、その願い通りの顔ぶれとなった。主人マルセルの妹・ピエレット役の浅野は出演動機を「加賀さんが出演されると聞いて、何も考えずにやらせてください!と言った」と語り、快活な笑い声で場を和ませた。その浅野と相対する大地はマルセルの妻・ギャビー役。映画版ではカトリーヌ・ドヌーブが演じた役だが先日パリでドヌーブに遭遇し、彼女に同じ役を演じる思いを伝えると「彼女に『グッドラック!』と言われた。よーし!と、気合い入っています」と意気込んだ。ギャビーの妹・オーギュスティーヌ役の戸田は「意気込みは意気込まないこと」と語り、笑いを誘ったのち「(大地)真央さんの妹で、加賀さんがお母さん。こんな役2度とない」とコメント。ふたりの母親・マミー役の加賀は「まさか、こんな大きな娘がふたりいる母親をやるとはねえ。この芝居は8人全員が主役。1/8になるつもりで、皆と面白い芝居を作っていきたい」と貫禄充分だった。一方、若手3女優と荻野目は緊張と驚きを口にした。新入りメイド・ルイーズ役の牧瀬は顔合わせで臆し、「(舞台を)やらない後悔より、やって体当たりでぶつかって粉々に散る方がいいや!」と妙に実感のこもった感想で会場を笑わせた。またギャビーの次女・カトリーヌ役の南沢も緊張感が極度に達し「今朝、鼻血が出た」とコメント。ギャビーの長女・シュゾン役のマイコは初舞台。「あまりにすごいキャリアの先輩方で、私、出ちゃいけない人だな、と思っていました」と恐縮していた。そして荻野目は古参のメイド、マダム・シャネル役。映画版ではふくよかな黒人女性が演じている役で、プロデューサーに起用理由を訊くと「(存在が)怪しいから」と返されたと語り、当惑しながらも役を楽しんでいるようだった。加賀と戸田が「ここは(まるで)少年とオジサンの集まり」と語るざっくばらんな男前女優たちの舞台『8人の女たち』は、12月9日(金)から25日(日)までル テアトル銀座by PARCO、1月7日(土)から9日(月・祝)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、1月13日(金)・14日(土)まで愛知県産業労働センター大ホールにて上演。愛知公演のチケットは10月29日(土)一般発売。その他の公演は一部を除き発売中。
2011年10月14日「フレッツ光」のCMで共演NTT西日本「フレッツ光」のCMキャラクターが、井上真央さんに加え、小栗旬さんを起用、TBS「花より男子」での牧野つくしと花沢類の共演復活でうれしく思う人も多いはず。ただ、こちらは井上さんが小栗さんをサポートする役回り。NTT西日本の営業エリア内での放送CMは9月2日よりオンエアーだが、NTT西日本の営業エリア内でしか放送されない。ただ、NTT西日本のサイト内のCMライブラリーにアップされているので興味のあるかたはコチラ。「フレッツ光」の<光にして委員会>の井上真央さんが、「光ライフ」を実践する小栗旬さんとその家族をサポートするという設定で、二人ともリラックスしたいい表情だ。俳優としては同世代のトップクラスに成長してきた二人。CMは今回が初共演という。元の記事を読む
2011年09月03日NTT西日本「フレッツ光」の新CM記者発表会が9月1日、都内にて行われ、CMキャラクターの井上真央、小栗旬が登場した。井上真央、小栗旬のトークショーの写真CMでは、フレッツ光の魅力を伝える“光にして委員”の井上によるサポートのもと、小栗が生活者代表として家中のさまざまな情報機器が光でつながることで、より便利で豊かな生活をもたらす「光ライフ」を展開する。ドラマで度々、小栗と共演している井上は「(CMでは)どういう役柄になるんだろうと思ってたけど、(私は)昨年に引き続き“委員(光にして委員役)”だったので(笑)、しっかりとサポートしていけるように頑張りたいと思います。何かと縁のある役者さんですが、CMは新鮮で、とてもリラックスして撮影できました」とコメント。小栗は「いつも(井上と)共演するときは僕がサポートすることが多いんですけど、今回はサポートされるということで、しっかりサポートしてもらって『光ライフ』に触れていけたらいいなと思っています」と笑顔で応えた。トークショーでは、ふたりの光ライフとしてプライベート写真を披露。井上は自身のホームページで掲載している愛犬の写真やエピソードを語り、「親バカで、すみません」と照れた表情をみせた。小栗は「漫画が凄い好きで、一気に読みたいので、ネットでまとめ買いをして時間があるときにバーっと読む生活をしています」と、ネットショッピングの活用を語った。最後に井上と小栗は「みなさん、光ライフいいんです!」とアピールした。新CM「登場」篇、「男の料理」篇は、9月2日から西日本地区にて順次オンエアされる。
2011年09月02日NTT西日本の「フレッツ光」新CM発表会が9月1日(木)、都内で行われ、CMに出演する井上真央と小栗旬が出席した。井上さんはかねてより「フレッツ光」の“光にして委員”として同CMに出演してきたが、今回、小栗さんが生活者を代表する立場で参加。井上さんのサポートを受け、生活の様々な局面でフレッツ光の便利さを体感していく。「男の料理」篇では、小栗さんが台所に立って料理に挑戦。端末でネット上のレシピを確認しながら台所で奮戦する。「花より男子」シリーズなどこれまでにも幾度となく共演してきた2人だが、井上さんは「ドラマや映画での共演とはまた違って新鮮でした」とニッコリ。小栗さんも「これまでは僕がサポートする役や(井上さんを)叱ったりする役が多かったんですが、今回は教えられる役です」とこれまでと違う関係を楽しんだよう。井上さんは「いつもは熱かったり、ナルシストだったりするんですが(笑)、今回の小栗さんは最高に爽やかです」とアピールした。現在、NHKの連続テレビ小説「おひさま」に出演中の井上さんだが、兄を演じている田中圭が女優のさくらとの結婚、および第一子の妊娠を発表したばかり。報道陣にコメントを求められると「妹として嬉しいです!」と笑顔。田中さんと同じ事務所に所属する小栗さんも笑顔で後輩の幸せなニュースを祝福した。
2011年09月01日アジアの才能を結集したアクション映画『レイン・オブ・アサシン』の製作および監督を務めたジョン・ウーと共同監督のスー・チャオピンが来日。7月27日(水)、都内で会見が開かれ、女優の大地真央がゲストとして花束を贈呈し、続編への出演を“確約”された。ミシェル・ヨーにチョン・ウソンらアジアを代表する俳優たちを迎えた本作。明朝時代の中国を舞台に、ある伝説に巻き込まれていく美しき孤高の女剣士の戦いを描く。ジョン・ウー監督はまず、東日本大震災の犠牲者に哀悼の意を捧げると共に、災害に際して日本人が見せたメンタリティを絶賛。「勇気をもって災害に立ち向かう姿に感動しました。必ず立ち直れると信じています」とエールを送った。今回、チャオピン監督と2人体制での監督となったことについて「彼が作った『シルク』という映画を観て、愛情とオリジナリティにあふれており、才能を感じました。そして今回の脚本を読んで、新しい武侠映画として感銘を受けました。女性の剣客を描いているという点も驚き、ぜひ一緒に撮りたいと思いました」と説明。チャオピン監督の役者への演出については「嫉妬を覚えるほどだった」とふり返った。アジアを代表する巨匠に「現場で勉強させてもらった」と言わしめた新鋭監督・チャオピンだが、思わぬ絶賛の言葉に恐縮。「ジョン・ウーがいなければこの映画はできなかったし、こんな成果を上げることもなかった。彼は映画界のウィキペディアであり、百科全書です」と“師”を称えた。名だたるスターたちのキャスティングについて、チャオピン監督は「ミシェル・ヨーに関しては、当初から私もジョン・ウーも彼女で、と考えていた。中華圏において、アクションと演技をこなせる女優としてベスト3に入る女優」と絶大なる信頼を語った。一方、チョン・ウソンについてジョン・ウーは「私は日本の高倉健さんが好きですが、ウソンは彼のような俳優。私は、国や文化が違っても素晴らしいと思う俳優を起用したいと常々考えています」と語った。ちなみに、本作ではジョン・ウーの実の娘もスクリーンデビューを果たしている。その点について尋ねられると「私は、娘がしたいというなら何でも尊重する…要は娘が怖いんです(笑)。彼女は映画監督になりたいと思ってるんですが、そのためには役者として経験を積むことが役に立つと考え、チャオピン監督に出演をお願いしました。ワイヤーで吊られるシーンがあるんですが、そこは心配で心配で。現場をウロウロしながら『大丈夫なのか?』とスタッフに聞いたりしてたんですが、娘の方は全く心配していなくて、終わってからあろうことか『お父さん、現場にいないで』と言われてしまいました」と意外な親バカぶりを明かしてくれた。ゲストの大地さんから花束を受け取り、監督は上機嫌。「もっと早くにお会いしたかったです。続編があればぜひ一緒にお仕事したい」と熱烈なオファー。大地さんは大喜びで「ワイヤーで吊られてみたい!今日から中国語、頑張ります」と意気込んでいた。『レイン・オブ・アサシン』は8月27日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。■関連作品:レイン・オブ・アサシン 2011年8月27日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2010, Lion Rock Productions Limited. All rights reserved.■関連記事:アジアのトップスターが集結『レイン・オブ・アサシン』試写会に15組30名様ご招待
2011年07月27日アニメ史上初となる2作品同時公開が話題を集める『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』&『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと白き英雄 レシラム』の完成披露イベントが7月9日(土)、東京・渋谷のC.C.Lemonホールで開催され、高橋英樹、大地真央、石原さとみ、山寺宏一、中川翔子ら豪華声優陣が舞台挨拶を行った。かつて「大地の民の王国」として栄えていた街・アイントオークにやって来たサトシとピカチュウは、そこで人やポケモンに不思議なパワーを与える幻のポケモン・ビクティニと出会う。一方、街の復活を願う大地の民の末裔はビクティニのパワーを利用しようとするが…。理想を求める人間の前に現れる黒のゼクロム、真実を求める人間の前に現れる白のレシラム。それぞれの伝説ポケモンをフィーチャーした2作品を製作し、これまでにない奥深いポケモンワールドが広がる劇場版に仕上がった。高橋さんは芸能生活50周年にして、初めてのアニメ声優。威厳あふれるゼクロムを演じ、「楽しくやらせていただきました。とても面白かったですね」とベテランならではの風格ある挨拶。とはいえ、ちびっ子たちを前に舞台挨拶に立つのは滅多にない経験で、少々戸惑いも!?「ぜひ家族一緒に観てほしい作品。おじいちゃん、おばあちゃんによろしくお伝えくださいね」と茶目っ気もたっぷり。ちびっ子の“若い”パワーに「元気になれますね」と笑顔を見せた。大地さんも洋画の日本語吹き替えは経験しているものの、アニメ声優は今回が初めてで「最初の作品がポケモンで良かった」とご満悦。一方の石原さんは「厳しく指導していただいたアフレコで、勉強になった。ビクティニがマカロンを食べるシーンをうらやましそうに見ていたら、スタッフの方が持ってきてくれて、(マカロンを)食べながらアフレコしました」と舞台裏を明かしてくれた。2人はアイントオークに暮らす母娘を演じている。14年連続で全作品に出演する山寺さんは「この14年間でいろんなことがありました。何といってもメガネが遠近両用になりました」と笑いを誘い、5作品連続で声優を務める中川さんも「5月5日生まれで、身長155センチの私にとって、5は奇跡の数字。きっとビクティニがくれた奇跡だと思う。我が人生はポケモンと共にある」と“しょこたん節”で会場を大いに盛り上げた。『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』、『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと白き英雄 レシラム』は7月16日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと黒き英雄 ゼクロム 2011年7月16日より全国東宝系にて公開© Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku © Pokemon © 2011 ピカチュウプロジェクト
2011年07月11日2008年春、『ナルニア国物語』シリーズの新キャストとして、『第2章:カスピアン王子の角笛』と共に2度にわたって来日したベン・バーンズは、深い色の髪に涼しげな瞳が美しい“王子様”だった。あれから3年、シリーズ最新作となる『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』を引っ提げて再び日本にやって来たベンは、王子様然とした美しい容貌は以前と変わらないものの、確実に大人の男性の色気を放っている。「僕もいまや29歳。20代後半というのは、俳優としてだけでなく、ひとりの男としても変化を迎える時期だからね(笑)」と不敵に微笑むベンに、自身の変化と思い入れたっぷりの『第3章:アスラン王と魔法の島』について語ってもらった。キーとなる帆船“朝びらき丸”に興奮!前作では、ナルニア国の運命を握る“カスピアン王子”を演じたベン。しかし、ナルニア暦における3年後を描いた『第3章:アスラン王と魔法の島』で、カスピアン王子は“カスピアン王”へと変貌している。「前作のカスピアンは、人生そのものや国を治めなくてはならない現実を恐れた臆病なキャラクターだった。けれど、今回の彼は人の上に立つ人間として権威を持つ立場になり、自信を身につけている。僕自身にも前作から今作までの間に3年という時があり、その間にいろいろな経験を積むことができた。『EASY VIRTUE』(原題)でコリン・ファースやジェシカ・ビールと共演したり、オスカー・ワイルドの小説を映画化した『DORIAN GRAY』(原題)で主人公のドリアン・グレイを演じたりね。だからこそ、成長したカスピアンに自分を投影できる部分は大きかったし、まるで鏡のように僕自身を照らし合わせながら演じることができたよ」。3年を経て王に相応しい威厳を身につけたカスピアン同様、8月で30歳になるベンにも落ち着いた雰囲気が。しかし、前作の世界公開と同時に知名度も急上昇。その急激な変化に戸惑うことはなかったのだろうか。「多くの人たちに知ってもらえる立場になったのが、20代後半という年齢のときでラッキーだったと思う。これが10代だったり、20歳だったりしたら、また別の状況になっていただろうね。でも、こういった世界で働いていて注目される立場になるのは、仕事が上手くいっているということだし、悪いことじゃない。それに、名声や人気は全てメディアという存在の上に成り立っているもので、僕自身は人生が大きく変わったとはさほど感じていないんだ。もちろん、他の仕事をしている人は、仕事帰りに30人程の人たちからサインを求められるなんてことはないかもしれない。けれど、僕の身にはそういったことが起こるし、それはすごくありがたいこと。つい最近、ロンドンのウエストエンドで半年程舞台(トレバー・ナン演出の『BIRDSONG』)に出演したときも、大勢の人たちが声をかけてくれた。ちなみに、僕が受け取るファンレターの半分は日本のファンからのものなんだよ。僕の舞台を何度も観に来てくれた日本の人たちもいたし、支えられていて本当に嬉しいと思う」。そんなベンが熱演するカスピアンは、『第3章:アスラン王と魔法の島』で新たなる冒険に出発。再びナルニアにやって来たエドマンド&ルーシーのペベンシー兄妹らと共に、邪悪な力からナルニアを守るべく東の海を目指す。「8歳の頃から原作の大ファンで、BBCでTVドラマ化されたものも観ていた」と語るベンは、原作小説の第3章「朝びらき丸 東の海へ」のタイトルにもその名が登場し、旅の重要な役割を担う帆船“朝びらき丸”のセットで撮影することに興奮を隠せなかったという。「実はカスピアンを演じることになった当初から、朝びらき丸に乗ることが楽しみだったんだ。もちろん、カスピアン王としてね。だって、王になるのは全ての男の夢だろう?(笑)そもそも僕は原作シリーズの中で第3章を最も気に入っているのだけど、今回の映画はポーリン・ベインズが描いた原作小説の挿絵にとても近い世界観を再現できていると思う。オーストラリアでの撮影中も、原作を初めて読んだ当時を懐かしく感じる瞬間が度々あったんだ。ベインズの挿絵は映画のエンドロールにも登場するから、最後までちゃんと観てほしいな」。「ナルニアは思春期や大人になることの象徴」また、前作では少々頼りないカスピアンの不安と戸惑いが共感を呼んだが、本作での彼はアクションシーンも堂々たるもの。「僕自身は中盤に登場する広場での格闘シーンが最も気に入っているんだ。何せ、単に剣を使って戦うのではなく、手錠をかけられたまま5人の男と同時に戦うのだからね。いわば、中世のジェイソン・ボーン(※『ボーン』シリーズの主人公)って感じかな。まあ、そこまでは格好良くないかもしれないけど…(笑)。とにかく、何週間もかけてアクションの動きを入念にマスターしたし、実際の撮影では本編で観られる時間の10倍以上の長さを撮った。残念ながらだいぶカットされていたけど、それが映画というものだからね(笑)。でも、すごく楽しかったよ」。尽きることない“ナルニア愛”を披露するカスピアン王、ベン・バーンズは、少年時代の思い出であり、自身を成長させた存在でもある“ナルニア国”を「思春期や大人になることの象徴」と分析する。「ペベンシー兄妹ら登場人物たちは、ナルニアで起きた出来事をずっと胸に抱き続けながら大人になっていく。そういった意味で、ナルニアは思春期や大人になることの象徴だと言えるんじゃないかな。だからこそ、ナルニアを旅するペベンシー兄妹や原作小説に初めて触れた当時の僕と同じように、いや、その半分でもいいから、映画を観てくれる若い観客たちが興奮を味わってくれたら嬉しいね」。(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe)■関連作品:ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 2008年5月21日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. and Walden Media LLC.This image is approved for online and print use.ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島 2011年2月25日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox Film Corporation and Walden Media, LLC. All Rights Reserved.■関連記事:大地真央、ベン・バーンズとの再会に「恋してしまいました」と舞台上でラブコール最新作の舞台は神秘の島!『ナルニア国物語』ジャパンプレミアに5組20名様ご招待『ナルニア』新作がアンジー&ジョニーを抑え1位発進!『ラプンツェル』は億超え菊之助に“王の風格”?『ナルニア』声優に大地真央と共に続投!エリザベス女王も大興奮!?『ナルニア国物語』ワールド・プレミア開催!
2011年02月23日大人気ファンタジーシリーズの第3弾『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』の3Dジャパン・プレミアが2月13日(日)に都内で開催され、イギリスから来日したベン・バーンズにジョージー・ヘンリー、日本語吹き替え版のボイスキャストを務める大地真央、尾上菊之助、野津友那乃、そしてナルニア“スペシャルサポーター”のDAIGOが舞台挨拶に登壇。劇中に登場する船“朝びらき丸”まで登場し会場は興奮に包まれた。まずはDAIGOさんが、劇中のナルニアの衣裳に身を包み姿を現し、力強く「出航!」と宣言すると、舞台脇から“朝びらき丸”がゆっくりと登場。DAIGOさんは「ハンパないっすね!完全に“ナルニアって”ますね」と大興奮。続いて登場した白い魔女の声を担当した大地さんは「第1章から参加していますが、今回の作品が一番好きです」と語り、カスピアン王役の菊之助さんも「前回はカスピアン王子でしたが、今回は王になってます。船でみなさんを冒険の世界にお連れできれば!」と笑顔を見せた。月刊コミック誌「ちゃお」(小学館刊)の「ちゃおガール2009☆オーディション」で準グランプリに輝き、小中学生を中心に絶大な人気を誇る野津さんは、少女ゲイルの役で声優初挑戦となったがオーディションに受かった瞬間について「言葉に表せないぐらい嬉しくて、涙がずっと止まらなかった」と愛らしい笑顔をふりまきながら明かしてくれた。そして、イギリスから駆け付けたカスピアン王役のベンとルーシー役のジョージーが登場すると、客席は熱狂!ベンはファンの握手の求めに気さくに応じながら舞台へ。「コンニチハ!」と日本語で挨拶し大歓声を浴びた。久々に再会するベンに大地さんは「ますます素敵になって…恋してしまいました!」と壇上で大胆にラブコール。第1章当時は8歳だったジョージーはすでに15歳ですっかりレディに。本シリーズで好きなキャラクターは?というジョージーへの質問にベンが「カスピアンでしょ?」とアピールするも、すげなく「No!」とのお答え。「残念ながらカスピアンではなく…1番はリーピチープかしら」といたずらっぽく笑いつつ答えた。さらに、明日がバレンタインデーということで、ベンとジョージーには、船をかたどったお菓子が大地さん、菊之助さんからプレゼントされた。ジョージーは「ラブリーだし、栄養も満点ね!」と嬉しそうに受け取り、ベンも再び日本語で「アリガトウ!」と満面の笑みを浮かべていた。『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』は2月25日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。■関連作品:ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島 2011年2月25日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox Film Corporation and Walden Media, LLC. All Rights Reserved.■関連記事:最新作の舞台は神秘の島!『ナルニア国物語』ジャパンプレミアに5組20名様ご招待『ナルニア』新作がアンジー&ジョニーを抑え1位発進!『ラプンツェル』は億超え菊之助に“王の風格”?『ナルニア』声優に大地真央と共に続投!エリザベス女王も大興奮!?『ナルニア国物語』ワールド・プレミア開催!敵は心の闇を映す“霧”『ナルニア国物語』最新予告編が到着!
2011年02月14日直木賞作家・角田光代のベストセラー小説を映画化した『八日目の蟬』の特報がポスター画像と共に解禁。井上真央の切ない笑みが意味するものは?不倫相手の赤ん坊を誘拐した希和子。逃亡生活を続けながらも、血の繋がりのない娘に愛情を注ぐが、4年の逃亡の末に逮捕される。希和子に育てられた恵理菜は、本当の家庭に戻るも、そこに彼女の居場所はなかった…。やがて、大人になった恵理菜は皮肉にも不倫相手の子供を身籠ってしまう――。母とは何か?女として生まれたがゆえの痛ましいまでの哀しみ、それでも生き抜く強さが描き出される。主人公の恵理菜役を井上真央、恵理菜を誘拐し“母”になろうとする希和子に永作博美と、それぞれの世代を代表する演技派の2人が“母子”役で共演することでも話題の本作。映画化に先駆けて、今年の春にはNHKで連続ドラマとして放送され、希和子を檀れいが、恵理菜を北乃きいが演じた。希和子の逃亡劇を軸に描かれたTV版とは逆に、映画版では恵理菜が物語の主軸に。かつて希和子が自分を抱えて歩んで逃亡の道のりを辿り、苦悩や希望を噛みしめつつ、成長していく過程が描かれる。今回到着した特報は、わずか30秒ほどのごく短いものだが「優しかったお母さんはわたしを誘拐した人でした」という衝撃的な告白に始まり、坂道を駆け下りてくる恵理菜と思しき幼い少女や、降りしきる雨の中、ひとり佇む希和子の姿が。はつらつとした役柄のイメージが強い井上さんだが、今回の恵理菜役でこれまでとは全く違う一面を見せてくれそう。こちらの特報でも一瞬見せる、悲しげな笑顔が観る者に強い印象を残す。過去と向き合うべく、かつて“母”と慕った人との逃亡生活を辿る恵理菜。最後に訪れた地、小豆島で恵理菜が見つけた衝撃の真実とは――。『八日目の蟬』は2011年ゴールデンウィーク、公開予定。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:八日目の蟬 2011年GW、公開予定© 2011「八日目の蟬」製作委員会■関連記事:井上真央が不倫相手の子を身籠る妊婦役で新境地!共演に永作博美
2010年12月08日人気ファンタジーシリーズの最新作『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』の日本語吹き替え版声優として、前作に続いて大地真央と尾上菊之助が参加することが決定。さらに、歌手でタレントのはいだしょうこが本作から参加することも決まり、12月6日(月)に都内スタジオで3人が出席して記者会見が行われた。第1章『ライオンと魔女』、第2章『カスピアン王子の角笛』合わせて全世界での興行収入が12億ドルという大ヒットを記録している本シリーズ。第1作から白い魔女の声優を務めてきた大地さんが、最新作でも続投!久々のアフレコとなったが「(前作で)死んだかと思っていましたので、『やったー』って感じで嬉しかった。アフレコは久しぶりでドキドキしましたが、やっていくうちに蘇ってきました」と、徐々に感覚を取り戻していった様子。今回はシリーズ初の3Dということもあり「どんな風に登場するのか楽しみですね」と完成を待ちわびていた。菊之助さんは、前作からの登場となったカスピアン王子の声を担当。「今回はカスピアン王子が王となって男らしく成長しているので、その風格を出すのに苦労しました。自分もいま、歌舞伎の中で芸の冒険をしている最中です」と、自身と重ねながらの役作りについて語った。今回『ナルニア』シリーズに初参戦となるはいださんは、新キャラクターの青い星の妖精・リリアンディルの声優を務める。宝塚歌劇団の先輩・大地さんとの共演に「大地さんの舞台を観て、宝塚に入りたいと思うようになったので、夢のような気分。これ以上の幸せはないかな」とウットリした様子。シリーズを重ねるごとに、多種多様なキャラクターが登場するのも『ナルニア』シリーズの魅力。これにちなんで「それぞれ自分と一番近いのはどのキャラクター?」という質問に、大地さんは「かわいいから、ルーシーでしょうか(笑)」といたずらっぽい笑顔を見せた。菊之助さんは「アスラン。(理由は)格好良いし、あんな王になりたい」、はいださんは「理想なんですが、リリアンディル。自分と似ているところは色が白いところ」(はいださん)とそれぞれ憧れを交えつつ答えてくれた。『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』は2011年2月25日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。■関連作品:ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島 2011年2月25日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox Film Corporation and Walden Media, LLC. All Rights Reserved.■関連記事:エリザベス女王も大興奮!?『ナルニア国物語』ワールド・プレミア開催!敵は心の闇を映す“霧”『ナルニア国物語』最新予告編が到着!『ナルニア』第1作でやんちゃな9歳だったあの末っ子役少女が15歳の美女に成長!最愛の妻の死から18か月、リーアム・ニーソンに新しい恋人舞台はナルニアの海へ『ナルニア国物語』最新予告編が解禁、アスランも登場!
2010年12月07日ちょうど2週間前(9月2日)、カップケーキにロウソクを1本立てて46歳の誕生日を1人で過ごしていたキアヌ・リーヴス。5月頃から、くたびれた身なりでひげも剃らずに街を徘徊する孤独な姿をたびたびパパラッチされ、“うつ説”も飛び交い始めていたが、彼の代理人がついに「心配しないで。全て順調です」と声明を出した。英国の「Daily Mail」紙によると、声明は以下の通り。「キアヌ・リーヴスは、彼の幸福について心配してくれている全てのファンに感謝しています。そして、全て順調なので安心してほしいと願っています。いまの状況はパパラッチの写真から生じた誤解によるものです」。もともと服装にあまりこだわりはないし、1人で街をふらつくのだって何年も前から続いていることなのだが、今回は心配した(?)ファンがFacebook上に「Cheer Up(元気出して) Keanu」と題して、6月15日を彼を元気づける祝日にしようと呼びかけるページを作るなど、ちょっとした騒ぎになっていた。キアヌも「たむろ禁止」の標識の下でコーヒーを飲んでみたり、誕生日にカップケーキを用意したり、反響に応えてちょっとした演出をしていたような…。14日は出演作『Henry’s Crime』(原題)が上映されるトロント国際映画祭に出席したキアヌ。ホームタウンでもあるトロントでは、旧知の仲と思しき女性とコーヒーを片手に太陽を浴びながら談笑する姿が目撃された。確かに“うつ”の心配は無用の笑顔だ。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:50歳の恋愛白書 2010年2月5日よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開© Lam Duc Hien,Photographer © Central Films Sarl,Morena Films SL,BetterWide Limited,Lumiere International limited■関連記事:キアヌ・リーヴスとシャーリーズ・セロンがディナー・デートで路上キス大地真央が54歳の誕生日にゆってぃと「ワカチコ!」宝塚仕込みのキレに驚愕!40歳以上既婚女性の3割「夫以外に好きな人アリ」?驚きの結婚&恋の実態が明らかに【シネマモード】秘密にしたい若気の至りを描くセレブ監督に注目。夫はあの人…。大地真央、結婚3年目もラブラブエプロン姿でおノロケ
2010年09月16日