新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令され、通っている園が一時休園になっていたり、休日の日もなるべく子どもを外に出さないようにしているご家庭も多いかと思います。子どもが元気でいてくれることは喜ばしいことですが、外で体力を発散させることもできず、元気のありあまった子どもと一日中家に一緒にいるのは、思っていた以上に大変ではないでしょうか。さらに、子どもが幼ければ幼いほど「ママ、ママ」と声をかけてきて、家事などを中断せざるを得ず、いつもにはないストレスを抱えている方も増えているかもしれません。そんなストレスを少しでも軽減するために、いつもの「●●はダメ」を少し取り払ってみてはいかがでしょうか。 テレビ・スマホの禁止を取り払う元気に見えていても、外に出られない、友だちと自由に遊べないなど、いつもと異なる状況に子どもにもストレスがたまっていてもおかしくありません。子どものストレスをできるだけ少なくしてあげられるひとつの手段として、楽しく集中できる時間を増やしてあげることが挙げられます。アニメやYoutubeを見るのが大好きな子どもには、いつもより見る時間を伸ばしてあげてみましょう。長時間子どもが見ているのをなるべく避けたいテレビやスマートフォンですが、親にとっては見ていてくれるととてもラクなのも事実。その間、お互いのストレスを減らすことができるはずです。ただし、やはりダラダラといつまでも見ているのは避けたいもの。その家なりのルールを決めて見せてあげるようにしてください。 散らかしちゃダメを取り払う知覚心理学者のジェームズ・ギブソンが提唱した概念に「アフォード」というものがあります。これは、環境が人間に刺激を与えるというもの。出っ張っているとボタンと認識できるというようなものがそれにあたります。これを子どもの世界で考えてみましょう。 たとえば、児童館と家に同じおもちゃがあったとします。児童館では散らかったままの感じで置かれているのに対し、家ではきれいに片付けて置いてある。同じおもちゃなのに、家では全く遊ばず児童館ではよく遊ぶなんてことを経験した方もいるかもしれません。散らかっている状況が、目についたものを自由に触れるという状況をつくり出しているのです。 普段、眠っているおもちゃがたくさんあるというご家庭は、一度、散らかったままを許容してあげると、子どもが遊ばなくなったおもちゃで再度遊ぶようになるかもしれません。親としてはおもちゃで遊んだあとは、きちんと片付けてほしいかと思いますが「片付けないさい!」とイライラするのをなくすためにも、遊ぶことを子ども自身で見つけ出しやすくするためにも、この時期は散らかしたままでOKにしてみてはいかがでしょうか。ただし、子どもがおもちゃにつまづいて転ばないように、安全には気を付けてあげましょう。 テレビやゲームを親も楽しむ現在、家で楽しめるようにとネットでアニメなどを無料で観られるようになっています。子ども番組だから、子どものゲームだからとご自身がいつもはアニメやゲームを敬遠してしまっているなら、今回を機に家族で楽しんでみるのもおすすめです。親御さんが一緒に楽しんでくれたり、自分が夢中になっているものについて話をしてくれると子どもも喜ぶでしょう。長時間テレビやスマートフォンを見てはいけない理由のひとつに、コミュニケーションが減ってしまうことがよく挙げられますが、一緒に楽しみながら観るのであれば、それも避けられます。 いつものルールをちょっと和らげるだけで、家族全員のストレスを減らせるかもしれません。「●●しなさい!」「●●はダメ!」と言いそうになったら、今、それをいったん緩めることができないか検討されてみてはいかがでしょうか。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年04月12日子どもに教える事のひとつに「お片付け」ってありますよね?「オモチャを使ったらおお片付けしなさ~い!」自分が出来るかできないかは置いておいて、お母さんは子どもにお片付けを教える、そういうもんなんです。これは当時3歳の長男と私のお片付けにまつわるエピソードです。■片付けをしない長男との戦い夜、寝る前におもちゃ部屋を見渡したらすごく散らかっていたんです。そこで私は、「お片付けしよう」と長男に声をかけました。すると、なんということでしょう。 な…なに…!?立派な拒否が返ってきました。およよよ…あーた… そう来るか。そんなにケロっとした顔で「イヤ」と言われると逆に「じゃぁ仕方ないか!」とか言ってしまいそうになってしまいます。いやいやいや、ダメだダメだ。3つ子の魂100までっていうし教え込むなら今だわ。(当時、この3つ子の魂説にとらわれていました)よし、こういう時にはこの攻撃だ! それっ!はい出ました。伝家の宝刀、「じゃぁ捨てるよ!」です。(またの名を脅しとも呼ぶ…)すると返ってきた返事は、 えええええーーーーー!!!!い…いらないの!?思わず拍子抜けしてしまいました。てっきりいつもみたいに号泣して「捨てないで~!」となるかと思っていたのに、まさかの「いいよ」。私:「え!! いらないの!? このオモチャ全部いらないの!?」長男:「うん、もう使ってないたら。」(にっこり)え…えぇーーーっと…(考)別にスネるような感じでもなく本当に心から、「別になくってもいい」と思ってる様子なのです。そそ…そんな…そう言われる方が対応に困るんですけどーー(笑)とりあえず、もう一度聞いておくか。そしたら、やはり、 だってーーー。あなたそんなにあっさりと!!ど…どうしよ…困ったな…恒例の「イヤだ!捨てたくない! お片付けする!!」が理想のゴールなのにこのままじゃ全く導けない。よし…じゃぁ、次はこれだ!サンタさん、もう来ないよ攻撃だーーー!それっ!私:「それだったら、もう、サンタさんにプレゼントもらわなくってもいいね? もう、オモチャいらないんだもんね!?」捨てるのは許せても、サンタが来ないのは許せないでしょうよ。へっへっへ!!!!勝利を確信していたら…長男:「うん。サンタさんいらない」へぇぇぇぇぇ!!!? そんな~~~!!!!!!そうなの!?いらないの!?あのサンタさんですよ!? 1年に一回プレゼントを持ってきてくれる、あのサンタクロウスですよ!!!? 私:「サンタさん、来なくってもいいの? プレゼントもらえなくなっちゃうよ!?」何回聞くねん。 ……絶句。いいんかーーーーーい!!!!サンタさん切り札、むなしくも砕け散る。私:「じゃぁ…捨てるね…あれだけ遊んだ車も電車も、絵本も、もう、いらないのね?」長男:「うん、いいよ(にっこり)」捨てる捨てるって言いながら何回も確認する私(笑)私も別に怒ってるわけでもないし、長男も別にスネてるわけでもないですし、長男は本当にもう欲しいオモチャがないんだと思うんです。ただ単に、このオモチャは無くても困らない、と思ってるだけなんだと思うのですが、それを、「捨てるよ!?」とか安易に脅しに使ったもんだから、私の方が逆に引くに引けなくなっちゃってしまいました。とりあえず、ゴミ袋に詰めて、…外に出しましたよ。そしたら、長男:「じゃ、寝よっか!」とか言って、寝る気マンマンで寝室に向かっていくんじゃないですか。ちょーーーーいちょいちょいちょい!!ちょい待てぃ!!(笑)このまま本当に隠したままにしておいて、後日、オモチャがないことに気付いて思い知らせるべきか?いや、もう1回、ちゃんと話をするべきか? どうすんのが正しいの!!何が正解なの!!!自分で言い出した事なのに自分の首を絞める展開に。うん…やっぱり、ちゃんと片付けさせよう。そう決めた私は、 「お外に出されたオモチャたち、袋の中で泣いてるんじゃない?」と切り出す事にしました。長男:「……うん」私:「だよねー。かわいそうだから、お部屋の中に戻してあげよっか」長男:「うん」私:「こんなぐちゃぐちゃのところ(ゴミ袋)に放り込まれたらオモチャもかわいそうだから、ちゃんとお片付けしてあげよっか」長男:「うん」というわけで、結局一度捨てたおもちゃを部屋の中に持って入って、2人で棚になおしたのでした…。こうなるんなら、最初っから脅さなかったらよかったのにね。棚にきちんと片付けたオモチャを見て、私:「うん、喜んでるよ」長男:「どって?(どうして?)」私:「おうちに(棚)帰れてよかったーー! って」長男:「……」オモチャが喜んでたかどうかはよくわからないですが、それっぽい展開で終了させることが出来ました(笑)今まではオモチャの片付けをしなかったときの最終兵器として、「もう、オモチャ捨てちゃうよ!」を使っていたけどそろそろこの使い方もやめないとな…。てゆうか、片付けないなら捨てる…て。よく考えたら暴論だな。私たちが子どもを育ててるつもりでいるけれど、実は子どもの成長に私たちがあとから付いていってるのかもしれないと思った出来事でした。
2020年04月03日ウイルス性の胃腸炎などの場合、親が嘔吐物の片付けをしているときなどに家庭内でのウイルス感染が起きることが多くあります。自分自身や他の家族への感染を防ぐためにも、正しい消毒や片付け方を知りましょう。 嘔吐の原因になる病気は?嘔吐などの急性の胃腸炎をおこすウイルスとしては、ノロウイルスやロタウイルスがあります。これらのウイルスは感染力が非常に強いため、適切な処理をしないと、家族間で感染をしてしまうことがあります。感染しても潜伏期間があり、発症に時間差があることがあります。 赤ちゃんが嘔吐してしまったらまず何をする?まずは部屋の換気をします。 次に処理するのに、必要な物品を用意します。・使い捨てのマスク・使い捨てのビニールエプロン・使い捨てのビニール手袋(ゴム製やビニール性)・キッチンペーパー(吐物を拭いたり片付ける場合には、なるべく使い捨てのものを使用します)これらは使用後、ビニール袋に入れ口をしっかり結んで捨てましょう。 吐物がついたシーツや洋服も基本的にはビニール袋に入れてしっかり口を縛り、捨ててしまったほうがよいと思います。捨てたくないものでしたら、キッチンペーパー等で吐物を除去したあとに周りに飛び散らないように大きめのゴミ袋などでカバーしながら手洗いしてから消毒をしましょう。 消毒方法と消毒液の作り方は?嘔吐の場合、「次亜塩素酸ナトリウム」を使って消毒するのが確実です。アルコールでの消毒はノロウイルスやロタウイルスなどの消毒効果は不十分です。次亜塩素酸ナトリウムは、衣類・台所用の塩素系漂白剤、哺乳瓶用の消毒剤にも含まれるものがあります。人体には使用できないので注意しましょう。 【消毒方法】床などに飛び散った吐物などを拭き取ったあとは、次亜塩素酸ナトリウムで浸すように床を拭き取り、そのあと水拭きをします。また、おむつや拭き取りに使用したキッチンペーパー等をビニール袋に密閉して廃棄する際は、ビニール袋に廃棄物が充分に浸る量の次亜塩素酸ナトリウムを入れることが望ましいとされています。また、食器などの下洗いや嘔吐後にうがいをした場所なども次亜塩素酸ナトリウムで消毒後、洗剤を使って掃除をするようにしてください。 【消毒液の作り方】消毒には、業務用の次亜塩素酸ナトリウム、または家庭用の塩素系漂白剤を水で薄めて作る「塩素液」を使います。以下は、いずれも一般的な家庭用の漂白剤(製品の濃度:6%)で作る場合です。 ●消毒や拭き取りに使う場合(200ppmの濃度の塩素液)液10mlに対して、3Lの水で薄めて作ります。●嘔吐などの廃棄物を袋の中で浸す場合(1000ppmの濃度の塩素液)液50mlに対して、水3Lで薄めて作ります。 赤ちゃんが嘔吐してしまうと、心配で焦ってしまうかと思います。赤ちゃんの安全を確保しつつ、家族内の感染が広がらないように冷静に処置するようにしましょう。 <参考>・厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」・厚生労働省「冬は特にご注意!ノロウイルスによる食中毒」 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年02月15日毎日のように子どもにイライラしてしまい、カッとなった自分に嫌気がさし後悔してしまっているママは多いものです。イライラしてしまうのは誰にでもあることであり、怒りの感情そのものは悪いものではありません。怒りの感情を、怒鳴ったり、叩いたりといった行動に変換してしまうことが問題なわけですが、怒鳴ったり、叩いたりといったことをしないために怒りの感情を抑えることは可能なのでしょうか。 アンガーマネージメントの“6秒”が待てない!アンガーマネジメントでは、人の怒りのピークは6秒間とされ、その6秒間を我慢できれば、衝動的な行動を抑えることができるとされています。たとえば、子どもに対してイラッとしてしまっても、理論上は6秒間さえ持ちこたえられれば、理性をもった対応ができると考えられています。 でも、カッとなる=怒鳴るとなってしまい、その6秒が待てないというママも多いのではないでしょうか。 ではそういった場合、どうすればいいのでしょうか。 自分が許せないことを考えてみる怒りの感情が起こるには、苛立ちや不安、寂しさ、恐怖といった感情がまず存在すると言われています。そして、苛立ちや不安、寂しさ、恐怖といった感情が起こる原因には、自分なりの「〜ねばならない」「〜べき」「〜のほうがよい」というルールが存在していることがほとんどです。 たとえば、「ごはんは行儀よくきちんと座って食べるべき」というルールが自分の中に強く存在していると、子どもが行儀悪く食べているとイラッとして怒ってしまうというようなことになります。 このように深く自分自身に身についているルールは、大人としてはもちろんのこと、子どもにも教えるべきであることが多く、完全否定できるものではないことがさらに子どもに怒りをぶつけることを容易にしてしまいます。しかし、怒ってしまってママたちが後悔してしまうことが多いことからもわかるように、まだ子どもにはそのルールを守らせるには早い場合や、冷静に注意すればよいことがほとんどなのです。 大切なのは日々の練習瞬時に湧き上がってしまう怒りを抑えるには、日々の思い込みと練習が必要です。思い込みというと語弊があるかもしれませんが、「まだこの子にはごはんを行儀よく食べるのは難しいのだから、ふざけていなければよしとする」というように、子ども用のルールを自分につくり、それを自分自身に覚えこませましょう。 また、食事が始まったら、冷静なうちに子ども用のルールを思い出し、自分を律します。ここでやっぱりカッとしてしまっても自分を責めないように。練習を繰り返してなんとか自分の怒りを抑える練習をしている自分を褒めてあげてください。しかしながら、子どもには「怒られた」という印象しかありませんから、「カッとしてごめんね」と言ってから、なぜママが怒ってしまったのか、やさしく説明してあげるとベターです。 日々の思い込みと練習が必要なので、すぐに怒りを抑えられるようになるわけではありません。けれど、頑張りは必ず実を結ぶでしょう。そしてなによりも、子どもにはきちんとママが頑張っていることが伝わるはずです。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年02月12日年末の大掃除で頑張って片づけて掃除したキッチン。せっかくなら新しい年もキレイなままキープしたいですよね。毎日気持ち良く暮らすためには掃除も大切ですが、片付けがしやすいように収納を見直すのも重要なポイントです。そこで今回は、大掃除を無駄にしないスッキリ暮らす収納のコツを紹介します。時短で掃除ができる、キッチンの整理整頓術毎日の料理作りで汚れがちな台所も、大掃除でピカピカに。せっかくならキレイをキープしたまま使いたいですよね。そこで次に見直したいのが収納です。もちろんこまめな掃除も大事ですが、効率よく時短で掃除するためにはスッキリ収納することが重要なんです。調理器具や鍋、食器類が整理整頓されていると料理もテキパキできてモチベーションが上がりますよ。それでは、キッチンを使いやすくする収納アイデアを紹介していきます。シンク下も、つっぱり棒で工夫してスッキリ収納シンク下の収納って難しいですよね。使用しているキッチンによって異なりますが、扉式の収納は配管があって物をしまいにくかったり、引き出し式の収納は引き出しが大きすぎて整理がしづらかったりすることも。ところが、どちらのタイプもつっぱり棒を使うことで、収納を増やしたり、細かいものを入れる引き出しを作って整理できます。《手順》1.つっぱり棒を2本用意して、収納内の手前と奥に同じ高さで設置します。2.つっぱり棒の上にワイヤーネットを渡します。3.ワイヤーネットがつっぱり棒から落ちないように、前後左右を結束バンドでとめます。4.ワイヤーネットの上にカゴやトレーを乗せれば、扉式にも引き出し式収納にも対応の整理棚が完成!ワイヤーバスケットなど大きなカゴを使う場合は、つっぱり棒を手前は低く、奥は高くして高低差を出し、斜めにカゴをいれて結束バンドでとめると物が取り出しやすくなりますよ。シンデレラフィットを目指してボックスで整理キッチンは大きな収納が多いですが、その広さと深さを使いこなせていない人が多いのも事実です。収納のコツは「立てる」と「高さ」。整理の手助けをしてくれる色々な種類のボックスを使えば、簡単に使いやすい収納をつくれますよ。広くて深い引き出し収納があるのに整理が難しいと感じたら、仕切りを入れてみましょう。収納のサイズに合わせて高さがあるファイルボックスやプラスチックケースを入れるのがおすすめです。大きさをうまく組み合わせれば、ぴったりサイズの収納ができます。鍋のふたや大きなお皿を「立てて」収納できるので、お料理の際に探しやすくて取り出しやすいですよ。見落としてはもったいない、扉裏とすき間の活用アイデアキッチンの中で見落としている収納スペースはありませんか?扉の裏や冷蔵庫のすき間など意外な場所が便利な収納スペースに早変わりすることもあります。自宅のキッチンに合わせて探してみてくださいね。扉を開ければ調理器具、サッと使えて衛生的シンク下の収納は完璧!という人も、まだ見落としている部分がありませんか?何もない扉の裏も便利な収納スペースになります。方法はとっても簡単。100円ショップの貼り付け式フックを扉裏に貼り、おたまやフライ返しの持ち手にある穴をフックに引っ掛けるだけで、取り出しやすい調理器具収納スペースのできあがりです。トングなどを引っ掛けることもできますし、シート式のまな板の隅に穴を空けて、紐を付けて引っ掛けると調理スペースまで片付いちゃいます。壁と冷蔵庫のすき間も立派な収納スぺース冷蔵庫の位置を調整すると壁との間にすき間が生まれませんか?10センチメートル以上すき間があれば市販のすき間収納ラックや積んで高さを出すゴミ箱をいれることも可能です。そんなにすき間がないという方や家具を増やしたくないという方には、マグネット式の収納ケースがおすすめ。冷蔵庫に貼り付けて、ラップやキッチンペーパー、ティッシュなどとっさに取り出したいものを収納したり、テーブルに散らばりがちな書類を家族の名前ごとに分けて収納するのも便利です。100円ショップやホームセンターに売っているものを使ったり、強力マグネットとちょうどいい大きさのカゴを接着剤などで貼り付けて手づくりするのもおすすめですよ。収納したいものに合わせて選んでみてくださいね。整頓されたキッチンで料理のモチベーションもアップ!鍋や食器類、調理器具が整理整頓されていると、料理がしやすく片付けもラクラクで一石二鳥です。収納アイテムを思い切ってお気に入りの色やイメージで統一するのも整理のモチベーションが上がりますよ。いろいろ工夫して自分だけのお気に入りキッチンを作ってみてくださいね。《ARUHIマガジン》では、「住まい」や「お金」に関するさまざまな情報を掲載中です。専門家の書いた記事や役立つコラムを読んで、暮らしのさまざまな疑問について理解を深めてみませんか?家事に関するトピックもたくさんあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。〔ARUHIマガジン〕はこちら
2020年01月09日こんにちは、保育士の中田馨です。1~2歳になると、日々の生活の中で子どものしていることに思わずイライラしてしまう場面があります。特にママがしてほしくないことをしたとき。どうしてこんなことをするのかと思ってしまうほど、毎日いろいろなことが起きます。でも、視点を変えてみるとしてほしくないことも、子どもにとっては興味があることということが多々あります。 今回は、ママの声かけひとつで、子どものやる気を育てることができる方法を実際の事例と共にお話しします。 ケース1:1歳4カ月 離乳食をグチャグチャ食べる子1歳4カ月のAちゃん。食事の時間になると離乳食を両手でグチャグチャし始めます。グチャグチャしながら口にも入れているのですが、特にひどくなるのは食事の後半。口にも入れなくなり、家では「もう、おしまい!」と言って、半ば強制的に食事を終了させているそうです。1歳4カ月なので、そろそろスプーンを使ってきれいに食べてほしいというのがママの思いです。 このような場合、グチャグチャしている子どもの表情を見てみましょう。とても真剣に食べ物を触っていませんか。これだけ集中できるというのは、ある意味すごいこと。これは、Aちゃんが食べ物の感触を味わっているのです。とはいえ、それをずっと見守ってくださいというわけではありません。「トマトが赤くておいしそう。食べてみよう」など促し、「少し酸っぱい? おいしい?」などと、子どもの気持ちに共感しながら声かけをします。食事のときはどんどん食べてほしい気持ちから、声かけも次々と言ってしまいがちなのですが、いつもよりもワンテンポ遅くするのがやる気を引き出すコツ。大人も次々食べなさいと言われるとそれだけで食べる気が失われますよね。子どもも一緒です。グチャグチャが完全に遊びになったら、「もうおなかいっぱいみたいね」と言って、切り上げてOKです。 ケース2: 2歳8カ月 トイレトレーニングがうまくいかない子2歳8カ月のBちゃん。トイレトレーニングがなかなかうまくいきません。周りのお友だちを見ると布パンツをはいている子もいてママは焦っています。特にうんちがうまくいきません。ちょうどクリスマス前だったので、ママの口癖は「トイレができなかったらサンタさん来ないよ」でした。「トイレができなかったらサンタさん来ないよ」、これは子どもにとってはプレッシャーになります。おしっこやうんちは毎日生活の中で何度もする行為ですから、毎回そのペナルティーを言われると、プレッシャーで余計にトイレでできなくなってしまいます。 トイレでできずパンツに出てしまった場合でも、「おしっこ出たのね。パンツ変えようね」と事実だけを言い、「次は、出る前に教えてくれたら、ママ助かるわ」と伝えるだけでOK。周りの子と比べず、自分の子の成長のスピードに合わせ、ママが助かってうれしいことを簡単に伝えることが、子どものやる気を引き出すコツです。 ケース3: 3歳2カ月 お友だちのおもちゃばかりを取り上げてしまう子3歳2カ月のCちゃん。お友だちのおもちゃを取ってばかりいます。ママも「やめなさい!!」と大きな声でしかったりすることもあるのですが、なかなかやめずに困っていました。このような場面では、むやみにしかるのではなく、「かして」という言葉で気持ちを伝えることを何度も教えましょう。そして、おもちゃを取られたお友だちが悲しい気持ちになっていることも同時に伝えます。「かして」と言って、少し待てば貸してもらえる経験を積み上げていきます。Cちゃんの様子を見ていると、特に遊びの世界に没頭している子のおもちゃを取りに行くことが多いのが分かりました。そこから、Cちゃんの欲しいものはおもちゃではなく、「とても楽しそうに遊んでいる子の楽しそうな姿」ということが分かりました。それが分かったら、Cちゃんが楽しめる遊びを準備すればいいのです。 普段何に興味を持っているか、Cちゃんの行動を見直してみると、おもちゃをこまのようにくるくる回すことが好きだと気付きました。こまを用意すると、その日からお友だちのおもちゃを取りに行くことはなくなり、こまで集中して遊び始めました。子どもが本当に興味を持てる遊びの環境を大人が整えることも、やる気を育てる方法です。 イライラしたときは深呼吸してから日々、想像もつかないことが起きる子育て。イライラせずに子育てはできません。でも、できる限り感情に任せた言葉が出ないようにする努力をすることは大切です。イライラしたときは、大きく深呼吸。水などの水分を飲むのもいいですね。 緊急時は別ですが、一旦心をリラックスさせて子どもへ対応してみましょう。ママの心が落ち着くと、おのずと声かけの言葉も変わります。声かけの言葉が変わると、子どもの行動も変わります。まずやってみて、失敗してもまた次やってみる。この繰り返しをしているうちに「あ、うちの子、こう声かけしたら動いてくれるんだ」というママだけの魔法の言葉が見つかることもあります。 多くの場合、ママがイライラしたときは、その子が成長するための何かヒントが隠れていることがあります。ママの声かけや行動で、その子のやる気スイッチが発動し、心と体が育まれていきますよ。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2019年12月29日■いらなくなった子ども服は、オトクに手放す昨年の年末、着られなくなった子ども服を整理したら、ゴミ袋2つ分くらいになりました。そのときはお古をあげられるような知り合いもいなかったので、古い衣類を買い取りしてくれるお店に持ち込んでみると…なんと5000円くらいになりました!そのお店では人気のあるブランドのものだと高めに買い取りをしてもらえるようで、捨てようと思っていた古着が思いがけずお金となり、すごく得した気分になりました。衣類のほかにも、子どものもので処分するときに頭を悩ませるのは「子どもの作品」です。■増え続ける「作品」、子どもにある提案をしてみたら…長女も小さい頃などは、工作を捨てるのを特に嫌がっていたので、なかなか部屋がきれいになることはなく…。しかし、このままではまずいと思い、娘が本当にとっておきたいものは残しておくことにして、そうでないものは写真に残しておこうと提案しました。すると、娘は捨てるものを選んだものの、写真を撮るときに悲しくなってしまったのか、泣いてしまい…。親が勝手に判断して捨ててしまうのではなく、子どもが自分自身で判断できるようになるといいなと思っていたのですが、なかなか思うようにいかないこともあるなとそのときは感じました。■整理整頓で感じた、子どもの成長しかしそれから時が経ち、年長さんになって幼稚園でのお片づけにも慣れてきたからでしょうか、同じように作品の整頓をしようと長女に提案したら、そのときは笑顔で分別することができるようになっていました。「いるもの」と「いらないもの」を自分で決められるようになったというのは、大きな成長だなと感じました。また、片づけをしていて感じたのは、分別をひとりですると孤独で修行みたいに感じますが、親子でいっしょにやると、案外楽しいなということです。片づけながら、当時のことを思い出してはしゃいだりする子どもの姿を見ているだけで、とても幸せな気持ちになれます。子どもの物の片づけは、親の私が勝手にやってしまうのでなく、これからも子どもの気持ちを尊重しながら進めていきたいなと思います。
2019年12月16日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! こんにちは。保育士の中田馨です。今年も残りわずかになりましたね。年末が近付くと気になることが「大掃除」ではないでしょうか。この時期は特に、どんどん増える子どもの物をどうすればいいかを悩んでしまうところです。 今回は、年末に向けて子どもの物を片付けるコツを話します。 子どもの衣類の片付け方法子どもの物と一言で言ってもさまざまあります。まずは衣類を見てみましょう。 衣類は処分しにくい物の1つでもあります。「初めて着た服」「初めて履いた靴下」「おばあちゃんにもらった帽子」などなど思い出がつまっているのが子どもの衣類。また、もしかすると次に生まれてくる子に使えるかも、などと考えることもあります。 そんな思いがつまった衣類を処分するタイミングは下記の3つです。・サイズアウトした・ひどい汚れがついた・着ることがほとんどない衣替えをする際、来年は着れるかを考えてみます。もし難しい場合は処分を考えましょう。処分は捨てるだけではなく、まだ着れる場合は友人に譲ったり、リサイクルしたりするという方法もあります。また、思い入れがある衣服は大切に収納しておきましょう。 子どものおもちゃの片付け方法子どもに「このおもちゃいらない?」と聞けば、きっとほとんどが「ダメ!」という返事が返ってきます。長いこと使っていないからと、子どもに内緒で処分したおもちゃを「アレはどこ?」と突然思い出すこともあります。 こっそり処分してしまうと、子どもが傷付いてしまう場合もあるので、子どもとじっくり相談しながら処分するようにします。 子どもとおもちゃの処分を相談するときのポイントは4つです。・最近使っていない(半年以上)・対象年齢を過ぎた・壊れている・付録などでもらった(それほど思い入れがない)など 「もしかするとまた遊ぶかも」と悩んだおもちゃは別の場所に片付けておき、子どもが「遊びたい」と言わなければ後日処分します。 幼稚園・保育園の作品はどうする?幼稚園や保育園で作った作品は、思い入れがあって、これまた処分しにくいものです。お気に入りの作品は、額や棚に飾ったりすることもできますが、それ以外の作品はどうすればいいでしょうか。段ボールに入れていても、そのまま何年も押し入れの中に入れっぱなしになり、見返すことはないと思います。 わが家の場合は、絵は製本して1冊にまとめたり、写真に撮って処分したりという方法をとっています。あとから見返すことができるので、子どもにもなかなか好評です。 子どもの物を増やさないコツ成長とともに増える子どもの物ですが、家の収納スペースには限りがありますので、どんどん増やすわけにはいきません。物を増やさないようにするには、第一に「物の買い方を見直すこと」です。当然のことながら、物は買えば増えます。子どものおもちゃでありがちなのが、「子どものため」と言いながら、実はママやパパが欲しくて買ってしまっている場合があります。 私の場合、車のおもちゃがそうでした。1台数百円と手軽で、ついつい集めるのが楽しくなりました。気付けば車のおもちゃで箱がいっぱいになっていたのです。おもちゃは多ければよいというわけではありません。きっとみなさんそれぞれの「物の買い方」があると思うので、それは本当に子どもに必要なものかを見直してみてください。 物を処分すると、部屋も心もスッキリして子どもも遊びやすくなります。今年は年末に向けて、子どもの物の片付けを始めてみましょう! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2019年12月05日子どもがいる暮らしの中で、家のインテリアを自分好みにしたり、常にきれいに保つことは、とても難しいと感じています。どうしても「子どものもの」が増えていくし、子どもが大きくなるにつれて、部屋の中はどんどん散らかされていく。まだ自分で「お片付け」ができない1歳1ヶ月の息子と暮らす中で、自分自身がストレスを溜めないために、もの選びのルールや、片付けのルールを決めることで、自分なりにラクして楽しく暮らすようにしています。子どものものを選ぶ基準は?子どものものを選ぶ基準は、安心安全なものであることはもちろんですが、「夫婦2人で暮らしていたときの家の雰囲気を大きく崩さないこと」も大切にしています。選ぶカラーは自然と、グレー、ホワイト、ベージュなどに。「子どもが使うものだから」といって、自分好みではない色鮮やかなものはあまり選ばないようにしています。そうすることで、出しっ放しでちょっとくらい散らかっていても、「なんとなく許せる空間」になっているのです。きれいに片付けるのは、夜の寝る前だけ朝保育園に連れて行く前、帰ってきてごはんの前、寝る前、リビングからダイニングまであちこちで自由に遊ぶ息子。朝は家の中を散らかされても、片付けずにそのまま仕事へ向かいます。夕方家に帰ってきても、また散らかされてしまうので、散らかったおもちゃも、朝ごはんの洗いものもシンクに入れてそのままに。そのかわり、夜寝る前には、家の中を一通りきれいにリセット。洗い物は食洗機にかけてシンク周りコンロ周りをきれいにし、おもちゃはまとめておもちゃ箱へ。ごちゃごちゃしてしまうダイニングテーブルの上もすっきりと。朝起きたときに家の中がきちんとしていると、気分よく1日をスタートすることができます。もの選びのルールの中で、気に入ったものに出会えないこともあるゆるりと決めたルールの中でもの選びをしていると、なかなか気に入ったものに巡り合えない場合もあります。例えば、・子ども用のハンガーラック・ベビージム・お食事用のスタイ・よだれ用のスタイ などお洋服、おもちゃ、食器などは、選べるものがたくさんあるんです。でも上に書いたものたちは、私の中でシンプルなものを探すのがとても大変だったものです。お気に入りを見つけて、子どもとの暮らしを自分なりに楽しむ出産前に、わくわくした気持ちで揃えた肌着やお洋服。どうせなら飾って収納したいと思い探し始めたのが、子ども用のハンガーラック。小さいサイズのハンガーラック自体があまりない中で、やっと見つけたデザインのものがこちらでした。出産後はなかなか外出もできず、子どもと2人で家で過ごす時間も多かったので、自分自身のモチベーションをUPさせるためにも、小さな肌着やロンパースをハンガーにかけたり、ままごとごっこのようなことが楽しかったりしました。今はアウターやお気に入りのお洋服をかけて使っています。置きっ放しのものは、デザイン重視ベビージムは、リビングに置きっ放しになるので、色合いは落ち着いたトーンのものを探していました。でも、なかなか見つからなくて、、やっと出会えたのが、このダンバイディアのベビージム。グレートーンのカラーで、付いているおもちゃもシンプルでかわいい。これなら、ベビージムとして使わなくなったあとや、外出するときにも、おもちゃとしても使えるかなと思い購入。音に反応するようになる頃から、1歳前くらいまで、このベビージムにはとても助けられました。身に付けるものも極力シンプルにお食事用のスタイも、よだれ用のスタイも、シンプルなものを探していました。探してみると、デザインとカラーがシンプルで、普段使いできる価格のものが、意外と少なかったのです。可愛らしい柄ものや、鮮やかなカラー、種類はたくさんあるのに、シンプルなものがない。仕事に復帰してまず企画したのが、シリコンスタイやガーゼスタイでした。実はお祝いで色々な素材やかたちのものをいただいたお食事スタイ。ウェットスーツ素材や、撥水コーティングした生地のものなど、色々と試しましたが、使ってみて一番良かったのがシリコン素材のスタイ。すぐに洗えて乾かす時間がいらない、くさくならない、食洗機で洗える、くるくるとたたんで持ち運べる、など、お食事スタイのお悩みをすべて解決してくれるのです。デザイン面も機能面も、自分がラクできるもの選ぶ、そうすることで気持ちにも余裕が生まれ、子育も仕事も、ちょうどいいバランスで楽しむことができています。そして、これからも、ママとなった自分自身の経験や、ママスタッフの意見をもとに、もの選びや、もの作りをしていければと思います。そんな商品たちが、少しでも多くのママたちに届くと嬉しいです。【ご紹介したアイテム】 ママとベビーの暮らしに寄り添う、北欧生まれの優しいプレイマット。⇒ donebydeerアクティビティプレイマットプレイジム 【ご紹介したアイテム】 柔らかな素材だから、クルッと丸めて持ち歩きもOK。ニュアンスカラーのお食事スタイ。⇒ kukkajapuuシリコンビブ持ち歩き出来るお食事エプロン ■こどもと暮らす スタッフのお気に入り 平山アンジェバイヤー。アウトドアやお出かけが大好きなアクティブ系。毎日の暮らしが楽しくなるもの、便利になるものを探しながら暮らしています。
2019年11月03日子育て中のママの大きな悩みの一つとしてあがるのが、「子どもに対してイライラしてしまうこと」。家にいればおもちゃを散らかし放題、ごはんのときはこぼす、出かければじっとしていてくれないなど、子どものことはとてもかわいいと思うのに、子どもの行動についイライラしてしまう人も多いと思います。こんなこと言いたいわけではないのに……こんな言い方したくないのに……そもそもそれほど怒ることでもないのに……とイライラしてしまったことに自己嫌悪に陥り、さらにイライラしてしまうママは少なくありません。 子どもにイライラしてしまう理由子どもにイライラしてしまう理由は大きく2つです。 自分に余裕がないとき、人はイライラしがちです。食事を作ったり、洗濯物を片付けたり、やらなければいけないことが山積みのときに、子どもが麦茶をこぼすなど用事を増やしたり、靴下を自分で履くと言い張るので自分でやらせたら予定の時間に遅れそうになってしまったりというようなことは日常茶飯事。悪気があってやっているわけではないことは百も承知なのに、つい「何やっているの!」とイライラして怒鳴ってしまう……。もし、余裕があれば「大丈夫よ、今度は気を付けてね」と優しく諭せるはずですが、多くのママはたくさんのやることをいつも抱えています。イライラしてしまう元をすでに自分の中に持っているんです。 もう一つは、「こうでなければならない」と知らずに思い込んでいる場合です。 たとえば、2歳くらいの子どもが長時間じっとしていられない、野菜など好きでないものを食べないというのは普通です。・2歳でも外ではじっとさせていなければならない→本当にそうでしょうか? じっとさせることがそもそも難しいのではないでしょうか。・野菜を健康のために食べさせなければならない→全部食べなくても、口に入れただけでも今はいいのではないでしょうか。 このように自分の“こうあるべき”に対して疑問を投げかけてみれば、そうでない状況を許すことができ、イライラせずに済むことがあります。 イライラはママと子どもの成長の証実は、イライラしていることを紐解いてみると、子どももママも成長していることがわかります。麦茶をこぼすということはひとりで麦茶を飲めるようになったということ、靴下を履くのに時間がかかるということは、ひとりで靴下を履くことに挑戦してくれるようになったということ、生意気なことを言うようになったのは、自分で意思表示をできるようになったということ……。ママのイライラしている事柄に注目してみると、子どもがしっかり成長してくれていることがわかります。これってうれしいことでもありますよね? ママも子どもができる前は知らなかったイライラがあること、それに反省してなんとかしようと思っているからこそ悩んでいるわけですから、これもママの成長の証なんです。そう思うと、子どもに対しても自分に対しても少し余裕を持てるようになるのではないでしょうか? ダメと言わずに提案するイライラしてしまう元をすでに自分の中に持っていることも、こうでなければならないと思い込んでしまうのもごくごく普通のこと。自分を責めることではありません。ただ、いつもイライラされている子どもはやっぱりかわいそうですよね。 そこで、イライラして子どもに当たってしまいそうになったら、一度、深呼吸をして、子どもに提案するように心がけてみてください。たとえば、麦茶をこぼしてしまった場合なら「なんでこぼすのよ!」と言う前に、「今度はこぼさないように、飲まないときは手がぶつからないところに置こうね」など。まだ子どもが小さくてよくわからなくても、提案することで一度自分を冷静にすることができます。子どもも除々に「あ、ママがこの前も言っていたな」とわかってくれるようになります。以前に何度か言ったことがあることも「もう前にも言ったでしょう!」と怒らないように。子どもができるようになるまでは、まだまだ長い時間がかかると思って大きくかまえましょう。イライラしてしまうのは、どんなママにでもあること。自己嫌悪に陥って自分を責めてしまうと、さらに余裕がなくなってしまいます。またイライラしちゃった! 今度はイライラしないようにがんばるぞ! と前向きにとらえて、子どもには「イライラしちゃってごめんね」と優しく謝りましょう。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年11月02日どうも、うえだしろこです!現在二人の男子(長男 桃太郎 6歳、次男 金太郎 3歳)を絶賛子育て中でございます。ご訪問いただきありがとうございます!■キノコ男子、および、キノコ母さん爆誕さて、我が家の長男 桃太郎(6)。年中の時に公園で実物のキノコを目にしてからというもの、キノコの魅力に取りつかれ、頻繁にキノコ探しに行きたがるようになりました。この時、季節は真夏でありました。暑いのが大嫌いな私は連日自分を奮い立たせて公園通いをしていたのです。しかしここで、私の感情はどのようなものだったかというと…そう、実は息子が初めて公園でキノコを発見したとき…息子だけでなく、母もキノコの魅力に取り憑かれたのであった。■一緒に取り組むキノコ研究公園で見つけたキノコは写真に撮って、家に帰ってから図鑑で一緒に調べるようにしていました。(キノコは採取不可な場所もあり、また猛毒のキノコは間違って口に入ると危険なため、持ち帰りはオススメしません。)※胞子紋は安全なキノコで実験していますキノコ関連書籍もたくさん購入し、暇さえあれば一緒に読んでいました。(自分が読みたいのもあって、キノコの写真集のようなものまで買っていました。笑)そして得た知識を、再びキノコ探しに生かしていたのですが、はたから見たら異質な、完全にマニアックなオタク親子だったと思います。しかし、こうして一緒にハマることで、息子もキノコについて熱く語る相手ができ、より深くその興味を深めていっていた印象です。■そしてその熱い思いは「東京→青森の世界自然遺産」へと向かわせるやはり近所の公園や神社では生えるキノコにも限界があります。山へ足を運んでも、所詮は東京の山。「もっと心踊るレアなキノコを見にいきたい…!」とキノコ熱が高まった結果、私たちが向かった先、それは…世界自然遺産「白神山地」東京から6時間かかります。次男はさすがに6時間の列車旅も山歩きも無理なので、長男とふたり旅です。そして遠路はるばるやってきました白神山地。そこには…!東京ではなかなかお目にかかれないたくさんの胸熱なキノコと出会うことができ、キノコの奥深さを感じるとともに、その魅力にさらに虜になる私たちなのでした。キノコ探しに白神山地まで行ってしまう、そんな私たちを見たママ友のコメントは、「ももちゃんの興味にそんなに付き合ってあげて、偉いねぇ!」…いいえ、違います。こんなことができたのは、そう、「私もキノコが好きだから」です!
2019年10月31日涼しくなって作業がしやすく、雑草の伸びる勢いも落ちてくる秋は、「庭」をキレイにする絶好のチャンス!花の手入れをしたりレンガを置いたりして、お散歩している人が思わず目を向けてしまうようなステキな庭に変身させちゃいましょう。今回の家事百科は庭のお片付けに関するアイデアをまとめました。草花の手入れですることは?お水は毎日あげていても、どうしても放置しがちな花がら。放置しておくと見た目が悪く、花にとっても養分が取られたり、病気やカビの原因にもなりやすいので、カットしましょう。ただし、そのあとにできる種が欲しい場合は、全部取らないよう注意してくださいね。放置したままにしてない?ひと手間で華やかになる庭のお手入れ方法雑草は繁殖しやすく、抜いてもすぐ出てきてしまいがち。そのため根ごと抜く必要があります。手で抜くと根が引きちぎれて土に残ってしまうことも多いため、フォークや熊手などを使うと、奥深くまで潜った根も抜きやすいですよ。庭の手入れ、ちゃんと行き届いてる?子供がいる家庭でも安全な雑草対策庭の虫対策をしておこう枝の間や柵の間など、気が付くと作られてしまいがちなクモの巣……。まめ嫁さんのアイデアでは、水で薄めた台所用洗剤を活用しています。クモごとクモの巣に向けてスプレーすれば、クモを撃退できます。さらには、今後の予防にも!ぜひマネして欲しいアイデアです。これからの季節の困ったを家にあるモノで解決!物語にでてくるようなおしゃれ庭に変身させる工夫例Myhealinggardenrururuさんのアイデアでは、レンガを並べてミニ花壇や小道を作っています。元々敷かれていた砂利も取り除いて、芝生を敷き詰めたら温かい雰囲気に。庭の一部だけに並べても、がらりと雰囲気が変わりそうですね。実践!レンガの小道で理想のお庭☆ガーデニングさんのアイデアでは、防草シートを広げて、人工芝を並べています。グリーンの上にテーブルとイスを並べて紅茶でも飲めたらとってもステキ。手入れも少なく済むので、「雑草取りが面倒」と日頃思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。さらば雑草!人工芝でお手入れ楽チンなお庭を♡毎日眺めていたくなる、そんな特別な空間を庭に作ろう♪庭も家の一部。「このおうちのお庭ステキだな」なんて、ふと見かけたひとがうらやましく思うような空間であるといいですよね。ぜひみなさんのおうちのお庭も片づけて、毎日眺めたくなるようなステキなお庭づくりをしてみてくださいね。自然と片づけられる「子ども部屋」の作り方とは?掃除&収納まとめ【家事百科 #7】サボりがちになってない?スッキリ「玄関」を作る!掃除&収納まとめ【家事百科 #8】
2019年10月04日子どもの喜ぶ顔が見たくて、子どもの成長とともにどんどん増えていくトミカ。みんなどこに、どんな風に収納しているのか気になる……。そこで今回はみんなのトミカの収納方法をまとめてご紹介します! ほぼ100均グッズで!トイストーリー風 撮影/@yuki.m.h カラーボックスの上にセリアのボードを置き、セリアの芝生調シートを貼ってトミカのフィールドを制作。トミカの収納はセリアの木製仕切りケースを使用。1つのボックスにトミカ4台がジャストフィット! ちなみに空模様の壁紙も、セリアのリメイクシートを使って自作したものだそうです。トイストーリー好きにはたまらないおもちゃスペースですね♪ パパが造作!トミカシェルフ 撮影/@__s_s_0 パパさんが手作りしたという愛情たっぷりのトミカシェルフ。壁に直接取り付けた収納棚をトラック風の車モチーフに造作しています。車や電車が大好きなお子さんはきっと大喜びですよね! 一軍トミカはリビングに、二軍トミカは子ども部屋と別の場所に置いて、家中どこでもトミカで遊べるようにしているそうです。 お片付けがはかどる♪ 駐車場収納撮影/@risa1650y いままであれこれと試行錯誤され、一番よかったというこちらの「駐車場収納」。お子さんに「片付けよう」と言ってもダメだったそうですが、この収納方法に変えてから「駐車しよう」と言うとノリノリですすんでお片付けしてくれるようになったそう。 撮影/@risa1650y 一番上の半透明のケースは無印良品の「ポリプロピレン小物収納ボックス3段」の引き出しを使用。数字を書いたグレーの色画用紙を入れて、駐車場をつくり、引き出しの上部にはそこに駐車するトミカの写真も貼っています。下段の駐車場は大きいトミカ用。100均で板を購入してグレーのペンキで塗り、白いテープで仕切ったそう。お片付けが楽しくなりそうですね♪ 有孔ボードでレールの上に飾って撮影/@daisuke_351 和室の壁一面に有孔ボードを設置。有孔ボードにフックを取り付け、プラレールのレールの上にトミカやプラレールを載せて飾っています。有孔ボードにはフックなどを取り付けて、そのほかのおもちゃや小物を掛けて収納できて便利です。 大量収納可!駐車場収納撮影/@saechamainterior 板を購入して、ダイソーのラッカースプレーで黒く塗ったあと、マスキングテープで養生し白いラッカースプレーで塗装した力作! こちらの収納の駐車スペースは、トミカの幅に合わせて2パターン作っているそうです。 撮影/@ saechamainterior 今までは箱にまとめて入れていたそうですが、並べる収納にしてからお子さんが楽しくお片付けしてくれるようになったそうですよ♪ どんどん増えていくトミカ…最近はトミカを並べて収納する方が増えているようです。特に、お子さんが自分でお片付けを楽しんでくれるようになるという「トミカ駐車場」タイプの収納が人気を集めています。ぜひ参考にしてみてくださいね。 ※トミカで遊ぶ際は誤飲等にご注意ください。お子さまが遊んでいる間はそばで見守るようにしましょう。
2019年08月28日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、保育士の中田さんからメッセージです。 こんにちは、保育士の中田馨です。1歳を過ぎたころから少しずつ取り入れていきたい生活習慣のひとつが「お片付け」。言葉の理解がまだ未発達な1歳の子どもには、「片付けて」と説明しても伝わりません。 毎日使うおもちゃを自分で片付けられるようになるには、何がどこにあるか分かりやすい環境づくりと、片付けるのが楽しいと思える雰囲気づくりをすることが必要です。今回は、お片付けがラクに楽しくなるように、1歳からできるお片付けのコツと保育所のおもちゃ棚の工夫を紹介します。 片付けやすい環境をつくるまずは、子どもが片付けしやすい環境をつくります。そのためには「何がどこにあるかを明確にする」ことが大切です。■絵本やおもちゃの数を適量にするよく取り出して遊ぶおもちゃを厳選します。今使わないおもちゃや時々しか使わないおもちゃはしまいます。1~2カ月に1回、発達や興味関心に合わせて絵本とおもちゃの見直しをして入れ替えます。■おもちゃを種類分けする全てのおもちゃを一つの箱にごちゃまぜで入れるのではなく、「車は車」「おままごとセットはおままごとセット」といったように種類に分けて収納します。そうすることで、子どもがどこに何を片付ければいいかが分かります。■子どもの手の届く場所に収納子どもが自分で収納できる高さに、おもちゃの箱を置きましょう。箱の中や本棚は、詰め込みすぎずに入れ、少し余裕を持つのがポイントです。 楽しく自分で片付けができるようになるステップ子どもが楽しく片付けをするために、親ができることはまだまだあります。 1. 遊びにするお片付けを教え込むというよりは、普段の遊びのひとつとして取り入れます。運動会のかけっこのBGMを口ずさみながら「よーいどん!」と競争してもいいですし、ブロックを色分けして入れてもいいですね。子どもがやる気になるような声かけをしてみましょう。 2. 子どものペースに合わせるゆっくり片付けたり、片付けをしている途中で遊びだしたりと、子どもの時間は子どものペースで進んでいます。子どものペースに合わせるためにも、早めに「片付けしよう」と声かけをします。 3. できたら褒める片付けられたら「上手にできたね!」と、めいいっぱい褒めてあげましょう。褒めてもらうことで子どもの自信につながります。4. 全て片付けなくてもOK全てきれいになるまでやってほしい! という気持ちはわかりますが、まずは、おもちゃ1つを箱に入れるところからでOKです。大切なのは、片付けの時間を少しでもいいので取り入れ、生活習慣にしていくことです。最初から全て片付けることに重点を置くと、遊びではなくなってしまいます。 保育所での収納方法では具体的に、私の保育所のおもちゃの棚を見てみましょう。 絵本収納 階段下のデッドスペースを利用した本棚です。1~2歳の子どもは、絵本を大人のように差し込む形で本棚へ片付けることができません。普段子どもが自由に読める本は、写真のように収納すると取りやすく片付けやすいです。 また、上記写真のように大きめのウォールポケットに絵本を収納する方法もあります。 おもちゃ収納棚におもちゃの写真を貼ると「ここに片付けるんだよ」ということが分かりやすいです。親と子どもが「ここ」と片付ける場所を共通に知っていると、声もかけやすいですね。 箱に入れるおもちゃは、箱にも棚にも写真を貼ると、親も子どもも分類しやすいです。 例えば、色のついたおもちゃを、その色の箱に入れて色ごとに片付けます。色分けで遊びながら片付けできるので楽しいですよ! 片付けたくな~い! と駄々をこねたときの対処法2歳ごろに差しかかると「片付けよう」と声をかけても「イヤイヤ!」言って片付けを嫌がることがあります。どうして「イヤ」と言うか分かりますか? おそらく、ほとんどの場合は「もっと遊びたいのに!」と思っているからですよね。遊びが楽しいのに「片付けるよ」と急に言われたら、イヤと言うのは当然の話。なので、前もってお知らせするのがポイントです。 例えば、絵本を読んでいる場合は「この絵本を読んだら、お風呂に入るよ」と言った感じです。先の見通しを伝えるだけで、次の行動に移りやすくなります。また、子どもに話しかけるときは、「片付けようか?」といった子どもが選択できる形ではなく「片付けるよ」とはっきり言いましょう。 片付けは、一度言ってすぐにできるものではありません。はりきってする日もあれば、全く動こうとしない日もあります。1歳の時はできていたのに、2歳になったらしなくなることもあります。子育ては、行きつ戻りつですが、その時々の子どもの発達に合わせて緩やかに見守ってあげましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年08月15日こんにちは、保育士の中田馨です。保育所での保護者から多い相談の一つに「言葉の悩み」があります。特に1歳半ばごろになると、周りのお友だちと比べて「うちの子、言葉が遅いのでは?」と気になりだすことも。今回は、各年齢の言葉の発達を見ながら、子どもの言葉の引きだし方をお伝えします。 子どもの発達には個人差があるここで重要なポイントは「言葉の発達には個人差がある」ということ。これまで、首がすわる、寝返りする、おすわりする、ハイハイする、歩くなどの身体的な発達に個人差があったのと同じように言葉にも個人差があります。 ですので、赤ちゃんの成長を見守っていきつつ、それぞれの年齢の発達とママがお家でできることをお話しします。 0歳の言葉の発達0歳児が自分の気持ちを表現する手段は、最初は言葉ではなく「泣く」「笑う」です。 「おなか空いた!!」「眠たい!」「おしっこが出た!」「抱っこして!」「ママ大好き!」「楽しい!」、そんな気持ちを「泣く」「笑う」で表現します。そのうち、「うぐ~」「あ~」「ぶ~」「だあ~」などの喃語(なんご)でも表現し始めます。 この時、ママは赤ちゃんの「あ~」に合わせて「上手にお話しているね」と返事をしてみましょう。赤ちゃんの「あ~」と同じように「あ~」と答えると、また「あ~」っと返してくれることも。そんなやり取りを繰り返しているうちに、声でやり取りする楽しさを赤ちゃんは感じるようになります。 1歳の言葉の発達1歳を過ぎると少しずつ意味のある言葉を話し始めるようになります。 例えば「ママ」「パパ」「マンマ」「ブーブ」「ワンワン」などなどです。周りの人の言葉を聞いて、理解して、自分で発することができるようになるのは大きな成長です。1歳半ばになると、話す言葉の単語数が増えます。2歳前になると、大人の問いかけに対して答えられるようにもなってきます。「ねんねしようか」と言うと布団に行き「ねんね」と寝転んだり、「どーぞ」とものを渡すと「あーと(ありがとう)」と言ったりします。 一方で、自分の子どもは大丈夫かしらと保護者からの言葉の相談が多くなる時期でもあります。相談を受けたときに私がチェックするポイントは2つ。・大人の言葉を年齢なりに理解しているか・車、犬、目、口、鼻などの身近なものを知っているか 言葉が出ていなくても年齢なりに分かっていれば大丈夫です。 2歳の言葉の発達2歳前半は「ブーブ あった」など、2語文を話しだします。中には、会話らしいやり取りができる子もいます。長い文章のお話も集中して聞けるようになってきます。2歳後半になると3語文を話せるようになる子もいます。 ママはこの時期に赤ちゃんとたくさん会話をして、言葉の数を増やしてあげましょう。 子どもの言葉を引きだす5つの方法では、具体的に保育所では、どのように子どもの言葉を引きだしているかを紹介します。 1.子どもの指さしたものに言葉をする子どもが興味関心を向けたものに「口だよ」「ごはん、おいしそうだね」「アジサイ、きれいだね」など声かけをします。 2.子どものマネしながら話しかける子どもがしていることをママやパパがまねします。例えば、一緒におやつを食べながら「おいしいね!」と言ったり、パズルで一緒に遊んで「楽しいね!」と言い合ったりします。手を一緒に洗って「ピカピカになって気持ちいいね」など、声かけをします。 3.子どもの気持ちを代弁する子どもは、自分の気持ちをどう言葉で表現すればいいかわかりません。まだ遊びたい子には「もっと遊びたいのね」、積み木を高く積み重ねられたら「嬉しいね!」など、その場その場での子どもの気持ちに共感しながら代弁します。 4.子どもの言葉にプラスα子どもが「ワンワン」と言ったら、「ワンワン、かわいいね」「ワンワン、茶色くて大きいね」などとプラスαします。その言葉に関連する言葉をプラスαすることで、言葉を覚えやすくなります。 5.正しい言葉をプラスα「ワンワン」「マンマ」などは、大きくなったら使わなくなる言葉です。ですので、赤ちゃんが「ワンワン」と言ったら「ワンワン、犬だね」。「マンマ」と言ったら「マンマ、ご飯だよ」と、正しい言葉をプラスαします。そうすることで、正しい言葉も知っていきます。 長年保育をしてきた経験でいうと、聴いた言葉を、サッと言葉にして出せる子と、自分の体の中にため込んで爆発的にしゃべり出す子がいます。言葉を早くしゃべれるようになることも、ゆっくりなことも、その子の個性です。今回お話した言葉を引きだす方法を遊びの中で取り入れながら、子どもの発達を見守ってください。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年08月09日どうも、保育士のてぃ先生です。今日は「子どもがお片付けをしない」というお悩みに答えたいと思います。ポイントは3つです! 1)お片付けの必要性を伝える2)片付けを面倒にしない3)言っただけで放置しない お片付けの必要性を伝える「お片付けしなさい!」と怒られるからやっているだけだと、怒られないためのお片付けになり、当然ながら習慣化はされません。 年齢に合わせて「おもちゃお家に帰れなくて泣いちゃうよ。えーんえーんは可哀想」「次遊ぶときに使いたいおもちゃがすぐに見つかった方がいいよね」といった内容で、お片付けをする理由・メリットを伝えると良いです。 反対に「お片付けしないとおやつあげないよ!」といった脅し文句を使ってしまうと、ますます「お片付け=嫌なこと」と認識されてしまうので、そこは意識した方が良いと思います。 お片付けを面倒にしないそもそも子どもにとってお片付けというのは、好きな遊びを中断しなければならない悲しいものです。そこに面倒臭さが乗ってくると、そりゃあお片付けしなくなります。 まず思い浮かぶ面倒臭さは「お片付けする場所が分類され過ぎている」ということが挙げられます。「お人形は棚の上」「お人形のお洋服はカゴの中」「電車のおもちゃ本体はカゴ、でも線路は別の箱の中」といった具合に、大人は「この方がわかりやすいだろう」と思っていることが、子どもにとっては覚えにくく面倒なんです。 お片付け先を間違えたときに「何でここに電車が入ってるの?」なんて言われた日には「もうやりたくない」となるのは十分理解できます。 まずは、「大きめの箱を1つ用意する」ことをオススメします。とりあえずは「もうこの箱の中にさえ入れてくれればいいよ」というところから始めると、「ここに入れるだけなら簡単にできる」と子ども自身がお片付けに関心を持ちやすく、もちろん達成しやすいので、褒められる機会も増えてポジティブな感覚を持てるようになると思います。 それがきちんとできるようになったときに初めて、箱を2つ、3つほどに増やし「お人形はこの箱に入れてね」「電車はこっちね」と分類することを学べるようにすると非常にスムーズです。 それもできるようになったら、「棚の上」「カゴの中」と少しずつお片付け先を増やしてみてもいいと思います。その際、できればお人形を置く棚には「お人形の写真」、電車をしまうカゴには「電車の写真」を貼ってあげると、よりわかりやすいものになるので工夫なさってみてください。保育園ではよくこの手法を使います。 言っただけで放置しない「お片付けしなさい!」と言うだけで放っておくと、子どもはやりません。習慣化されるまでは、最低3つだけでも一緒に片付けてあげましょう。 それでも捗らなければ両手に1つずつおもちゃを持ち、「これとこれ、どっちから片付けてみようか?」と“選択”できるようにしてみてください。「こっち!」と案外乗ってくれます。あとはありがちですが、「どっちがたくさん片付けられるか競争ね!」とゲーム性を持たせるのも良いです。 「できて当然」と思われがちなお片付けですが、大人でさえできない人は多いです。押し付けたり、急かしたりするのではなく、“じっくりと教える”つもりでいくと、大人側のストレスも減って良いと思います。何より大切なのは「お片付けする大人の姿」を飽きるほど見せることです。 著者:保育士 保育士 てぃ先生都内の保育園に勤める男性保育士。ちょっと笑えて、可愛らしい子どもの日常をつぶやいたTwitterが好評を博し、フォロワー数は49万人を超える。Twitter原作のマンガ『てぃ先生』は20万部を突破、著書である『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』は15万部を超える大人気作に。他にも『ハンバーガグー!』『きょう、ほいくえんでね…!!』など多数出版。保育士として勤務する傍ら、その専門性を生かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演活動も年間50本以上。他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。ちなみに、名前の読み方は「T」先生。HP::::
2019年08月09日ストレス社会と言われる現代、日々のストレスを上手に取り除き快眠を促して、美しさに磨きをかけましょう。まずは何より身体を温めよう冷えは女性の美容と健康にとって大敵です。でも残念ながら、運動不足やエアコンなど、現代人はどうしても冷えやすい環境で暮らしています。身体が冷えたままベッドに入っても、なかなか寝付けないこともあると思います。そんな時は、ゆっくりとぬるめのお湯につかって身体を温めれば、気持ちよくぐっすり眠れるようになります。肌も磨こう入浴と言っても、ただ湯舟につかるだけではもったいない!せっかく同じ時間を使うなら、その効果を可能な限り高めたいところ。そこでお勧めするのは、湯舟に日本酒を入れる「酒風呂」。え、お風呂に日本酒を入れるの?と驚かれるかもしれません。日本酒は、適量飲めば健康増進してくれることもあり「酒は百薬の長」とも言われています。そんな日本酒を湯舟に入れることで、保温効果も高まりますし、実は嬉しい美肌効果も!京都の舞妓さんは、お座敷で余った日本酒を湯舟に入れてお肌を磨くそうです。その美肌を見れば、試してみたくなるのでは?リラックスリラックス~酒風呂のやり方は簡単、湯舟に適量(約200ミリリットル)の日本酒を入れて、あとはいつも通り入浴をするだけです。日本酒の効果で身体はしっかり温まり、ほのかな日本酒の香りも、リラックス効果を高めてくれます。酒風呂をする時は、いつもより少しぬるめのお湯で十分に温まります。ぐっすり眠って明日も頑張ろう~酒風呂に入ると、さら湯で入るよりもお湯は柔らかくなり、お肌にも優しく身体も芯から温まり、湯冷めもしにくいのが嬉しいところ。酒風呂から出た後は、身体をしっかりと拭いて(濡れているとせっかく温まった身体が冷えてしまいます)、しっかりと水分(出来れば温かいもの)を補給して、湯冷めをしてしまう前にベッドに入りましょう。ほかほかと温まり、お肌もつややかになったところでベッドに入れば、ぐっすり眠れてまた明日も頑張るエネルギーが湧いてきます。
2019年08月04日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、保育士の中田さんからメッセージです。 こんにちは! 保育士の中田馨です。暑い夏は、お家での遊びが増える時期でもあります。ビニールプールで遊ぶなど、夏ならではの遊びもすると思いますが、そんな長時間できるものではないので、やはり遊びのメインは「部屋の中」になります。 そうすると毎日部屋の中はグチャグチャ! 片付けるのが大変だし、お片付けしようと伝えてもなかなか思うようには進みません。今回は、そんなお片付けもラクになる、1~2歳ごろの赤ちゃんが自分でお片付けができるようになるまでの「お片付けのキホン」を話します。 お片付けはいつから始める?お片付けができるようになるのは1歳ごろから。歩けるようになってからとも言いますが、座っていてもお片付けはできます。お片付けの見本になるのは、パパとママです。言葉で説明するのはまだ難しい赤ちゃんですので、パパとママがお片付けする姿を見せることからスタートしましょう。 今使うおもちゃだけに絞る部屋におもちゃが溢れていませんか? もしそうであれば、まずはおもちゃの見直しをしてみましょう。使うおもちゃを「絞る」のです。「このおもちゃ、あまり使ってないな」というものは別の場所に片付けます。 例えば、同じ車のおもちゃでも、よく使うものとそうでないものがあると思います。全てを出すのではなく厳選することがポイントです。絵本も同様で、今、興味のある絵本に絞ってみましょう。おもちゃなどを絞ることで、赤ちゃんも片付けやすくなります。赤ちゃんの興味関心や成長に合わせて、おもちゃを入れ替えてみましょう。 「遊び」のひとつとしてスタート「片付け」をしつけとしてすると、なかなか片付けてくれない赤ちゃんに、ママも苛立ってくることがあると思います。ですので「お片付けも遊びの一環」と思って取り入れます。 ブロックや積み木などは収納するときに色分けしてみます。ブロックと同じ色の箱があるととても良いですね。赤、緑、青の箱を用意して、箱の色と同じブロックを入れます。遊びながら色も覚えられ、片付けもできて一石二鳥です。また、徒競走などで流れる音楽を口ずさみ、「ママとどちらが早いかな? 〇〇選手(赤ちゃんの名前)早い早い! 早いです!」など、中継してみてください。赤ちゃんは大喜びで片付け始めます。「出したおもちゃすべてを赤ちゃんに片付けさせなければいけない!」とは思わなくてOKです。一つでも箱の中に入れられたらほめる。その日々の繰り返しが積み重なり、自主的に片付けができるようになります。また、別の遊びを始めるときには声かけをします。例えばブロックで遊んでいたけれど、おままごとで遊ぼうとしたときは「ブロックを片付けてから遊ぼうね」と声かけをします。この時もまずは一つでも箱の中に入れられたら「ほめる」が基本です。 お家でのルールを決めるお家でのルールをつくります。 まずは、どんな場面で片付けの時間がやってくるかという習慣のルールです。ご飯を食べる前、お出かけの前、寝る前など、片付けをする生活の場面のルールをママが決めます。 次に、片付ける場所のルールです。基本は赤ちゃんが片付けやすいということですが、保育所では、以下の3つで片付けやすい環境を作っています。 1箱ごとにおもちゃの種類を分ける車、線路、積み木、ままごとの食材、ままごとの食器など、種類に分けて赤ちゃんが引き出しやすい小ぶりの箱にそれぞれ入れます。 2赤ちゃんが取り出しやすいところに置く赤ちゃんが取り出しやすい低い場所におもちゃや絵本を置きましょう。 3写真を貼る箱や棚におもちゃの写真を貼ります。そうすることで、赤ちゃんもママもどこに片付ければいいかが分かります。もちろん、棚に写真を貼ることはなかなか難しい場合もあると思うので、できる範囲で取り入れてみてください。 まずは遊びから始める「お片付け」ですが、成長と共にこれが家族と一緒にできる「お仕事」になり、自分に任された役割のひとつとして自信につながっていきます。「1歳の時はできていたのに、2歳になったら急に出来なくなった」ということもあります。その時の興味関心、発達によって行きつ戻りつしながらも、「遊びからスタート」という基本を忘れず、進めていってくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年08月01日わが家には3歳と6歳の子どもがいますが、なかなか身につかないのが「お片付け」。部屋におもちゃが散乱し、結局片付けるのは私です。お片付けしやすいよう収納ボックスを設置しているのですが、それだけではダメなよう。今回は、先輩ママに聞いた「子どものお片付けを成功させるテクニック」をご紹介します。 おもちゃを片付けやすい量にする先輩ママの家に遊びに行ったときのこと。おもちゃの量が少ないことに気付きました。先輩ママは、今、夢中になっているおもちゃだけを選んで出しているそうです。 量が少ないと子どもが片付けやすいことを聞き、家に帰っておもちゃの整理整頓を開始。今はもう興味のないおもちゃをしまうと、驚くほど収納ボックスがすっきりしました。おもちゃの量を減らすことで大量に散らかることがなくなり、子どもが片付けやすい量になりました。 片付けの分類はおおまかにするわが家では、おままごと類は黄色のボックス、ボールは赤色のボックスなど、細かく分けていました。見た目もきれいで取り出しやすい。ところが、それは私の自己満足だったんです。子どもにとって分類が細かいとお片付けがしにくくて当然。特に2歳前後の小さな子どもだとなおさらです。 そこで先輩ママに教わったのが「片付けの分類はおおまかにすること」です。たとえばブロックだけは赤色のボックスに入れて、あとは大きな箱にしまえばOKなど。お片付けの難易度を下げられますよね。 イラストなどで収納ボックスをわかりやすくするたとえば車のおもちゃを収納するボックスに車のイラストを貼り付ける。最初は手間がかかりますが、一度やっておけば、あとがラクだと先輩ママは言います。 私は今まで黄色のボックスはおままごと入れなど、カラー別に収納をするよう説明していました。しかし、言葉だけでは大人だってなかなか覚えられませんよね。そのことに気付いたんです。なるべく子どもに伝わりやすくするためには、イラストが一番わかりやすいかもしれません。 子どもがお片付けをしてくれるようになれば、ママ自身もラクになりますよね。まずわが家で心がけようと考えているのは食事前などに必ずおもちゃを片付ける場面を明確につくること。お片付けの習慣化はまだまだわが家の課題です! イラスト:sawawa著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年06月20日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、ママが実践している靴洗いが劇的にラクになる方法の紹介です。 梅雨の時季、洗濯物や洗った靴がなかなか乾かずに憂うつになるママもいるのではないでしょうか。筆者もそのうちの1人です。特に子どもの靴は小さくて意外に洗うのが大変な上に、雨が続くとなかなか乾かずに困ります。そんな子どもの靴洗いがとてもラクになる方法があるんです。 コインランドリーの靴用洗濯機 筆者がよく利用しているのは、近所のコインランドリーにある靴用洗濯機です。使う前は 「これできれいになるのかな?」 と半信半疑でしたが洗い上がりを見てびっくり! 泥汚れはもちろん、臭いもスッキリとなくなっていました。 価格は1回200円で、19,5cm以下であれば1度に4足洗うことができます。ただし、皮製、スパイク付、長靴、スリッパ類は洗うことができません。1足ずつ洗うとお金もかかってしまうため、洗い替えの靴を活用しながら子どもの汚れた靴が溜まったときに一気に洗っています。 コインランドリーの靴用乾燥機 靴用洗濯機で洗った後、天気がいい場合は家で干してもいいのですが、なかなか乾かないときは靴用乾燥機を使っています。こちらも子ども用の靴であれば1度に4足乾かすことができて価格は20分100円です。 入れ方や靴の素材にもよりますが、スニーカーであれば40分くらいで乾かすことができました。わが家の洗濯機には乾燥機能がないため、コインランドリーで洗濯物を乾かしながら靴も洗濯、乾燥することが多いです。 子どもが洗って自宅の洗濯機で脱水靴の汚れがそれほどひどくないときは、靴を洗う前に酸素系漂白剤に浸けておき、筆者がよくすすいだ後、子ども自身に素手やブラシで洗ってもらっています。お風呂に入るついでに洗うとラクなので、子どもとお風呂に入る際、体を洗う用のせっけんをつけて洗ってもらいます。 まだ小さいときにはうまく洗えなくても 「事前に浸けおきしてあるからある程度の汚れや臭いは気にしない!」 と懸命に洗う姿を見守っていました。それでも汚れが気になる場合は筆者が軽く仕上げ洗いをして、洗濯用ネットに入れて自宅の洗濯機で脱水し干して乾かすというのがわが家の方法です。 子どもの靴を筆者が洗っていたときはついつい 「あまり汚さないで〜!」 と心の中で叫んでいましたが、ラクになる方法を実践してからは子どもの遊びも自由にさせようと見守れるようになりました。 著者:ライター 吉川麻和一児の母。娘の出産を機に仕事を退職し、現在は子どもの成長に合わせた働き方を模索中。不妊治療の経験や子育て経験に基づき執筆中。
2019年06月17日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウヒロコさんからメッセージです。 1歳ごろから、自分で飲み物をコップから飲めるようになり、そして、自分でいろいろとやりたがるようになります。 うれしい成長ではありますが、ママとしては、飲み物をこぼしたり、遅かったりすると、ついイライラしてしまいがちではないでしょうか。特に、時間のないときだと、子どもは悪くないとわかっていても声を荒げてしまい、自己嫌悪に陥ってしまうことも。 そんな日常での子どもに対するイライラを鎮めて気持ちをラクにする方法を紹介します。 怒りのピークをやり過ごす怒りのピークは6秒経てば静まっていくといわれています。 イラッ! ときたら、ゆっくり数を数えて6秒待ってみてください。その際、深呼吸をするのも効果的です。鼻から息を吸って口からゆっくり息を吐きましょう。イライラが静まっていくのを実感できるはずです。 子どもの件にかぎらず、普段からイライラしがちだと思われる方は、日常生活のなかで苛立つ瞬間に出会ったときに、一度時間をおく練習をするのもおすすめです。 一生懸命やっている様子を確認する朝、幼稚園や保育園へ行く前に、自分でやりたがる着替えや靴の脱ぎ履き。自分でやらせると遅くて、つい「早くしなさい!」とイライラを子どもにぶつけてしまうことはないでしょうか。 でも、イライラをぶつける前に子どもの顔を見てみてください。真剣に一生懸命やっていませんか? 子どもの一生懸命やっている様子を観察しながら、怒りのピークの6秒をやり過ごしてもいいですね。 怒らずにほめる子どもにイライラするとき、多くは子どもが悪いわけではなく、ママにとって都合が悪い状況であることがほとんどです。たとえば、あと5分で出かけないといけない状況だったり、こぼしたジュースの掃除をするのが面倒だったり。もし、時間があったら、掃除の手間を考えなかったら、子どもが自分で物事をやり遂げようとする素晴らしい事実がそこにあることに気づきます。 怒るのではなく、「ちゃんと自分でやってえらいね」とほめてみてください。子どもをほめることで、「どうしてできないの!」という気持ちから「成長している証!」というように、ママの考えの転換にもなります。 イライラしてしまうのは、人間の一つの発散の形なので、決して悪いことではありません。イライラした自分に対して自己嫌悪に陥り、さらにイライラが増してしまっては悪循環です。イライラしてしまったら、子どもに当たる前にまず6秒間おいてみてください。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年06月15日わが子は6歳と3歳。なかなか身の回りを片付けることができません。特に3歳の娘は片付けの声かけをしても行動に移せません。そんなとき、保育士さんに「片付けられるようになるポイント」を教えてもらいました。 いつしかママが片付けることが当たり前に娘には2歳前後から少しずつ「片付け」を教えていった私。ところが娘は「どっちが早くお片付けできるかな?」と誘ってみるものの、動こうとしません。結局、すべて私が片付けをしていました。 まだ小さいから仕方ないとそのころはあまり気にしていなかったのですが、3歳になってもお片付けができません。いつの間にかママが片付けるのが当たり前になっていました。小さいうちからお片付けの習慣をつけておくべきだったと後悔しました。 保育園に通っていたから?息子はお片付けできる2歳前後の子どもにお片付けを教えるには、まず親が見本を見せる、次に一緒にお片付けをするのが基本ステップかと思います。私のようにすべてやってしまうのでは、子どもに片付けの経験を積ませてあげられませんよね……。 一方、息子の場合は保育園へ通っていたからか、娘よりは身の回りを片付けることができました。保育園で毎日繰り返していたことが、自然と習慣化していたのだと思います。 「片付け場所がひと目でわかる工夫」そんなときに保育士さんから聞いたのが「片付け場所がひと目でわかる工夫」をすることでした。子どもはどこに何を置くのか、わからないからできないことが多いそうです。もしかしたら娘も片付けられないのではなく、置く場所がわからなかっただけかもしれないと感じました。 そこで「ボールは黄色い箱ね」など、本人と相談しながら片付ける場所を決めてみました。最初は一緒に片付け、徐々に手助けを減らしていくと少しずつ自分でできるようになりました。 お片付けが苦手な子どもは「どこに何を置くのか」わからないケースが多いことを知り、わが家では娘がお片付けできるようになるきっかけになりました。お片付けボックスにシールを貼るなどして目印をつくってもいいですね!著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年06月15日おなかの中に赤ちゃんがいるママと違って、男性はなかなかパパという自覚を持つことが難しいといわれています。でも、赤ちゃんが生まれてからパパになるのと、妊娠中からパパになるのでは、私自身、ママになる女性の負担が全然違うのではないかと感じました。今回は私が実践した、パパとしての自覚を促す方法をお伝えします。 一緒に健診に行こう!パパとしての自覚を促す、一番よかったと感じた方法は、夫と一緒に「妊婦健診」に行くこと! 男性がパパとしての自覚を持ちにくい一番の原因は、当たり前ですがおなかの中に赤ちゃんがいないということだと思います。 妊娠中に24時間、赤ちゃんのことを意識するママと違って、赤ちゃんを認識する機会が少ないんです。だからこそ、妊婦健診に一緒に行くのは大切なこと。周りにもたくさん妊婦さんや赤ちゃんがいる環境は、パパとしての意識を高めると感じました。 おなかが大きくなる前に出産準備をしよう!出産準備というと、おなかが大きくなったころから始めるご家庭も多いかもしれませんが、「もっとパパとしての自覚を持ってほしい!」という場合は、もっと早くから出産準備をしてみることも1つの方法です。 赤ちゃん用品が置いてあるお店には子ども連れも多く、刺激を受けます。まだ赤ちゃんの性別がわかっていなくても、おむつやベット、哺乳瓶などは買うことが可能です。家の中に赤ちゃん用品があれば、夫も赤ちゃんを意識するきっかけになり、パパとしての自覚を促すことができたと感じました。 パパと一緒におなかの中の赤ちゃんに話しかけよう!みなさんは毎日、おなかの中の赤ちゃんに話しかけていますか? 赤ちゃんがよく動くようになると話しかける回数も増えてきますが、その前から意識的におなかに話しかける回数を増やすのもおすすめです。 私は寝る前や外出先でも、「赤ちゃんが動いたよ」と夫に声をかけて、おなかの中の赤ちゃんを意識するきっかけづくりをしていました。 今回は、妊娠中に私が実践したパパとしての自覚を促す方法をお伝えしました。男性は、ママの力なくして1人でパパになることは難しいのではないかと私自身感じていました。出産までの妊娠中に、ご主人が素敵なパパになれるよう、コミュニケーションを大切にしたいですね。著者:今井さくら一児(女の子)の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年06月03日子どもはいつも全力で生きているなぁと思います。例えば休みの日。午前中に公園に行ったら、午後はおうちで過ごしたい…。しかし、ちょっと前までお昼寝していた子どもたちは、今では日中に寝ることがほとんどなくなりました。「休憩」という概念のない子どもたち。子どもたちに付き合ってあげたい気持ちは山々ですが、今日1日のこれからやるべきことを考えると、なるべく体力を温存しておきたい…。そこで、お母さんだって疲れるのは当たり前。睡眠不足でイライラして子どもたちにあたってしまうよりは、潔く寝るのが1番!ということで、お昼寝しない子どもたちのそばで私は寝ます。しばらくすると…昼寝するとスッキリして心に余裕も生まれ、午後からの家事効率もアップするのでオススメです!
2019年05月22日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんからメッセージです。 新年度が始まり、仕事復帰したママも多いことと思います。仕事が始まる前は「やるしかない!」と意欲満々だったママでも、近頃、働いていると子どもがかわいそう……と思い始めていませんか? ・朝も夜も時間に追われ、子どもにイライラと当たってしまって自己嫌悪の日々……・平日は仕事と育児で忙しく、土日もたまった家事に忙殺され、気分転換どころか、誰かに相談する時間もない。こんな余裕のないママをもって子どもがかわいう……と鬱々としてしまう そんなときは、ちょっとだけ行動を変えてみるといいかもしれません。 「認知」と「行動」は選択できる人は毎時間、毎分、「認知」と「行動」を繰り返して生活しています。そして、この「認知」と「行動」は自分自身で選択できるものです。たとえば、「土日にたまった家事をする」という行動は自身で選択したものです。しない、という選択もできます。 一方、土日にたまった家事をしたことで、「子どもの相手をできなかった。かわいそうなわたしの子ども」という認知をすることもできれば、「ママは土日もがんばった! こんなスーパーママをもったあなたは幸せね!」という認知もできます。 自分の行動を書き出してみる毎日、時間に追われているママは、行動も認知も意思をもって自ら選択できずにいる状態です。そしてそれゆえ、自然に出てきてしまうネガティブな感情や気分に支配されていることが多いのです。 そこで、ちょっとだけ時間をとって、自分の毎日の活動を書き出してみてください。そこから、ちょっと手を抜いてよい時間やネガティブな感情に支配されている時間などを見つけてみてください。 パターンをちょっとだけ変えてみる手を抜いてよい時間は思い切り手を抜いてみる、ネガティブな感情に支配されている時間は、自分の好きなことに没頭してみるなど、いつもの生活パターンをちょっとだけ変えてみてください。すぐにいろいろ変える必要はありません。1日だけ、数時間だけ試してみることからはじめてみましょう。 いつもの「認知」と「行動」の選択パターンをちょっと変えることで、現在の悪循環から解放される糸口が見つかることは多いものです。ネガティブな感情や気分から解放される自分なりのパターンを見つけてみてくださいね。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年05月15日子どもたちが、学校で一生懸命作った作品たち、どう保管する迷いますよね。全部取っておきたいくらいにかわいく、その気持ちから、押し入れにどんどんたまっていませんか?子どもの作品は、保管方法も取っておきたい数も、人により考え方は違うと思いますが、今日はわが家での収納方法を一例としてご紹介させていただきますね。作品をコンパクトに変身させる一年を通して子供が生み出す作品はたくさん。大きな画用紙いっぱいに絵の具を使った作品、立体的な箱をたくさん組み合わせた作品。すべてをそのまま取っておきたくても難しい!思い切ってコンパクトにしちゃいます。■立体的な作品立体的な作品は、子供に持たせて写真に収めます。作ったその時期の子供の成長も一緒に残しておけるので、おすすめですよ。園の作品展などに行った時も、子供が作った作品や世界観を背景に、カメラにパシャリ。ついつい子供の顔ばかりアップにして撮ってしまいがちですが、大きな作品に対しての子供のサイズ感もまたかわいいもの。立体的な作品は、子供がおもちゃにして遊びたがるので、子供が気が済むまで保管しています。■大きな画用紙の作品出来栄えにもよりますが(笑)、子供の成長を大きく感じるものは残しておきたいので、額に入れるなどして、インテリアとして飾ります。眺めるとホッとする子供の作品はどんな絵画より名作。そのまま取っておくのはかさばるけど、捨てるのは…というものは、スクラップしてコンパクトに。大きな作品のものだと、一番よくできている部分だけをカットしたり、余分なところを取り除いて取っておきます。台紙タイプのフエルアルバムを活用よく写真屋さんなどで見かける台紙タイプのフエルアルバム。正方形のシンプルでお手頃なものなのですが、これが案外作品を収めるのにちょうどよくて。特に小さな子供の力作はダイナミックなものが多いので、小さなアルバムより収めやすい。そんなところに注目しました。このアルバムを選んだもう一つのポイントが、写真館の台紙と同じサイズであること。写真館で昔ながらの台紙タイプのものを受け取るわが家では、アルバム類を一つのサイズに合わせて、同じ場所で保管することが可能なのです。わが家の保管場所は子供部屋クローゼットの枕棚。ここを本棚のようにアルバムコーナーとして使っています。作品と写真を一緒に収めていくおすすめなのが、幼稚園の思い出をすべて一緒に収める方法。1年ごとに1冊、4月から行事順に収めていきます。例えば入園式はいただいた記念のモノを写真の隣に。願い事が書かれた七夕の短冊を、七夕の写真と一緒に。こうして収めていくと、ページをめくっていくごとに、その頃の子供の写真と作品、どちらも後で一緒に振り替えることができます。収め方は何も飾らずシンプルでOK!子供が描いた絵や、まだおぼつかないかわいらしい字がページを彩っていくので十分。装飾を付けたりはしないので、作業も簡単にはかどります。捨てるか捨てないか、思い出に対しての思いは、個人の価値観で全く違うもの。だから正解はないと思うのですが、たくさんとっておきすぎて、大切そうに見えなくなるのも悲しい。それなら1年に一度だけ、子供の作品と向き合って、成長を噛みしめながらアルバムにはさんでいくのもいいものです。作品ファイルなどにどさっと入れ込むより、きっとアルバムのように読み返す楽しみができるはず。いつか子供が大きくなってお嫁さんと孫を連れて帰ってきた時、家族みんなでアルバムを引っ張り出して、ページをめくる時間になればいいなぁ、と思っています。 ■暮らしのはなし ■こどもと暮らす お片付け 連載:整理収納アドバイザーのお片付けノート 文・nami sasaki整理収納アドバイザー。暮らしのまんなかにはいつも散らかし三兄弟。毎日の暮らしを愉しむ工夫探しがすき。収納で家事を心地よく。
2019年05月05日遠くへおでかけや旅行で車に長時間乗る場合、子どもが車酔いしやすい体質だと心配ですよね。酔い止めを飲むこと以外にも、わが子に試して効果があった方法を紹介します。4歳になった頃から始まった車酔い娘が車酔いするようになったのは、4歳頃から。車に乗って30分くらいして、気分が悪くなり嘔吐しました。それから、車に乗ると酔うから怖いという意識が強くなってしまい、車でおでかけすることが苦手になってしまいました。日常生活で車に乗ることが多いわが家。毎回、酔い止めを飲むのも...と思い、いろいろな対策を試してみることにしました!車に乗る前にやっておく対策長時間、車に乗るときは、前日から身体のコンディションを整えて車酔い対策をします!●睡眠をしっかりとる寝不足で車に乗るとすぐ眠れて車酔いしないのでは?と思っていましたが、車中ではあまり眠れず体調が優れないという状況に。前日はしっかり睡眠をとっておくことが大切です。●便秘を解消しておく便秘がちだとお腹が張って、シートベルトをしているときに気分が悪くなってしまうことも。そこで普段から食事や生活習慣を整え、お通じをよくしておくと安心です。●満腹でも空腹でもNG!食べ過ぎたあとや空腹のときに車に乗ると酔いやすいので、車に乗る1時間前までに食事をしておきます。途中でお腹が空いたら食べられるような軽食やおやつを持参。飴はなめているときに気が紛れるようで、おすすめです!●服装に気をつける体温調節がしやすいように季節に関係なく脱ぎ着しやすい服装を選んでおくと安心です。また、締め付け感のない服装を選びましょう。●車の中のニオイを無臭にしておく車の中のニオイで酔ってしまうこともあるので、車の中でニオイがこもりやすい食べ物に気をつけて。乗る前にしっかり換気して、無臭を保つようにしておきます。車に乗っているときにする対策法車に乗っているときにできる簡単な対策や、あったら便利なアイテムを紹介します。●車の温度調節に気をつける暑すぎても、寒すぎてもだめ!チャイルドシートに乗っていると熱がこもるのか、車の中に届く日差しで冬場でも暑がることがありました。子どもの温感に合わせて車内の温度調節をおこないましょう。窓を開けて風にあたると気分転換にもなります。●シートベルト保護カバーを使うシートベルトの締め付け感で車酔いすることもありました。そこで考えた対策が、シートベルト保護カバーを使うこと!それだけでも、体にあたった感触がやわらかくなるので、よかったようです。シートベルト保護カバーは、100均などで販売されているのでチェックしてみてください。●ネッククッションで頭の揺れをおさえる車グッズ売り場でたまたまみつけた、子ども用のネッククッション。試しに買ってみたところ、頭の揺れが軽減されるのと安心するのかこちらも、娘には効果がありました!●好きな歌を聞いたりしりとりゲームをする長時間車の中で座っていると飽きてしまうけれど、本を見たりゲーム機で遊んだりすると酔いやすくなってしまうので視覚を使わない気分転換をします。わが家では、いつも子どもの好きなアニメの音楽を流したり、みんなでしりとりゲームをしたりして遊んでいます。そうすることで気分転換にもなり、酔いにくくなるようです。事前の対策はおまじない効果も!わが子にいろいろ試してみて、効果を感じた方法を紹介しましたがいかがでしたか。遠足でバスに乗ることがあるときは、前日に車に乗る前にやっておく対策をしておき、お守り代わりに酔い止めの薬を持たせています。子どもにとって、事前に対策を取ることがおまじないの代わりにもなり安心するようです。どれも簡単にできることばかりなので、ぜひ試してみてください!<文・写真:フリーランス記者やまさきけいこ>
2019年04月27日細かく刻んでも、味を濃くして煮ても、野菜を嫌がる子どもに頭をかかえていました。そんなときに試してみた『干し野菜』で子どもの野菜嫌いを克服!どのような調理方法なのか、実際にわが家で作っている方法を紹介します。干し野菜とは?干し野菜とは、名前の通り野菜を干したもの。調理に使う前に野菜を切って半日~1日、天気のいい日にベランダなどで天日干しするだけです。水分が含まれている野菜を干すことで、食感が変わるだけではなく旨みがギュッと凝縮されて甘みが増します。子どもが嫌いな野菜を干してみよう!わが家の娘は、とにかく野菜が苦手!保育園で頑張って残さず食べている反動なのか、「家では絶対食べないぞ!」といった様子。そんな娘が特に嫌いな野菜を干してから調理してみたところ、半信半疑な様子でひと口...なんと「おいしい」と喜んでパクパク!【干し野菜の作り方】野菜を洗って水気をふきとります。そして調理しやすい大きさに切り、ザルの上に置いてベランダなどで天気のいい日に半日~1日干したらできあがり!干すことで苦みがなくなる!ピーマンピーマンのヘタと種を取り除き、適当な大きさに切って半日干すだけ。独特な青臭さがなくなり苦みもやわらいで食べやすくなります。みじん切りにして鶏そぼろと合わせたり、豚肉やたまごと一緒に炒めるのが、娘のお気に入り。そのままでも食べられるくらい甘くなる!ニンジンニンジンの甘煮も嫌がった子どもが、おいしい!と喜んで食べる干したニンジン。そのままポリポリ食べても、炒めても、煮ても甘くて食べやすいです。ほかにも、大根やカブなどの根菜類も干し野菜におすすめの食材です。すっぱくない!あまいトマトプチトマトを半分に切って干すと、酸味が抜けて甘みが増します。そのままでも、たまごと炒めたり、スープやお肉と一緒に煮込んでもおいしいです。「中の食感がやっぱり苦手」という場合は、中身を取り除いて水気を拭いてから干してみましょう。ドライトマトのようになり、ピザのトッピングなどにもおすすめです!子どもと一緒に干し野菜を作るところからはじめてみよう野菜を干すときに土ぼこりや虫が気になるなら、100円ショップなどで販売している『多目的ネット』を使用すれば安心です。また、干した野菜をすぐに調理しないときは、冷蔵庫で保存して1週間以内に調理することをおすすめします。野菜が嫌いだった娘は、どうしてこんなにおいしくなったのか知りたくなったようで、野菜選びから干し野菜を作るところまで一緒にやるようになりました。朝干して帰ってきてみると、小さくシワシワになっている野菜を見ては嬉しそうにしています。ちょっと変わった調理方法は、まるで実験をしているようで子どもにとってはおもしろいようです。自分が食べるものを知るということは食育にもつながっていいですね!今回紹介した野菜以外にも、キュウリ、キャベツ、ブロッコリー、ゴボウ、キノコ類など干すとさらにおいしくなる野菜がたくさんあります!ぜひいろいろ試してみてください。<文・写真:フリーランス記者やまさきけいこ>
2019年04月14日子どもに「部屋が散らかってるから片付けなさい!」と何度言ってもすぐ散らかる。または、そもそも片付けをしなくてイライラ…そんな経験どのママもお持ちかと思います。片付けられないのは性格?片付けできるかどうかってその人の性格によるところが大きいなと思ってまして、かくいう私も大雑把なので実はあまり片付けが得意ではないです。なので基本多くは望まないのですが、当時高校生の娘のだらしなさにはビックリしてしまった私。ここまで散らかっても平気なのかと。幼いころなら、「お片付け競争、どっちが早いかな~?よ~いどんっ!」でノせてお片付けできましたが、もうそんな方法は通用しない…正論で諭しても「やるやる」でやらない。私が片づけると、「勝手に部屋触らないで!」と思春期問題が顔を出すわけです…(涙)その数日後…片付けの魔法は以外な方法…虫、特にGが大の苦手な娘。散らかった部屋の中でも娘の目につきそうなところに自然な感じでひっくり返しておいておきました(笑)苦手ゆえじっくり見たりしないので大成功!部屋を片付ける必要性を本人が(強制的に?)感じて、自ら率先して部屋をきれいにしていました。これが一番大事な片付けの魔法!片付いていてキレイな部屋は気持ちがいいし、どこになにがあるかすぐわかって探す手間も減る…片付いた状態のメリットを改めて感じてくれたようです。親が子どもにイライラしてしまうのは思い通りに行動してくれないからですよね。私もそういう経験を経て、年を重ね、怒ることには疲れてしまった!(笑)ので違った角度から物事を考えるようになりました。一番大事なのは「子ども自身が必要だと思うこと」だと思います。必要と思えれば行動はするものです。子どもが「そう思えるようになる」ためにはどうしたらいいかな~を考えるのは結構楽しいです。でもこの記事子どもたちに読まれたらもう使えない手になってしまうので、その時はまた別の角度から攻めたいと思います(笑)
2019年04月04日子どもたちの入園入学、そして進級のこと。自分のことを自分でできるように、しっかりと整えておいてあげたいですよね。お母さんも子どもも肩の力を抜いて、イライラしない毎日を。イレギュラーなこともたくさん起こるだろうから、決まったことはルーティンにしておけば、あたふたしません。今回は入園編。わが家も今年幼稚園に入園する末っ子のために準備中。毎日のお支度ルーティン起きて、ごはんを食べて、歯を磨いたらお着替え、がわが家のルーティン。食べこぼしたり、歯磨きする時にびしょびしょになったりするので、幼稚園期は着替えを最後にしています。一方のママは、幼稚園のお弁当の準備、自分のメイクに、洗い物、お洗濯…!その間に何度も起こる「ママ手伝って!」コールに対応するために、子供のお仕度コーナーはリビングや、その近くにあるのが便利。支度コーナーには、毎日着る制服と帽子、バッグをひとまとめに。準備の動作を一ヵ所にまとめることがポイントです。忙しい朝にあちこち移動せず、リビングで登園準備を完了させます。子供の身長に合わせた支度コーナーをつくる親が手を貸さなくても自分でできるように、子供の身長に合わせた高さにフックを取り付けました。その下にはシンプルな収納ボックスを置いて完成。子供が取り出しやすい高さに。そして、親の目が届きやすい場所を選びます。制服と帽子はフックに。はじめは無理にハンガーにかけることを押し付けず、引っ掛ければOK!くらいの気持ちで。支度とお片付け、どちらも簡単な動作にしておいてあげることがポイントです。ポイッと1アクションでお片付け子供はポイッとお片付けが得意。出しっぱなしにしておくと乱雑になりがちなリュックや手提げバッグは、すっぽり隠れるボックスに。これなら子供でも簡単にお片付けできますよね。冬の上着や手袋などもここにポイ!少々荒っぽくても気になりません。わざわざ取り出さなくても、このままバッグの中身をチェックできるから、散らからないのもうれしいんです。自分でお弁当箱を入れたり、園からのお手紙を出したり…。子供が動作を起こしやすい高さにすることで、お片付けをエスコート。お絵かきセットとおみやげ保管ボックス園から帰ったら、バッグから出てくるおみやげたち。お弁当箱、着替え、タオル、連絡帳…持ち帰った本日の力作!バッグを開けたら、その日園で起こったいろんな出来事が溢れ出てくるようで、この時間は親子にとってお楽しみの時間。持ち帰った作品は、親が勝手に捨てるのではなく、子供の話をじっくり聞いて、「これはとっておく?」と聞くようにしています。じっくりとお話しすると納得するようで、「捨ててもいいもの」への踏ん切りがつく様子。「とっておきたいもの」は大切に保管ボックスに。保管ボックスを支度コーナーに一緒に置いておくといいですよね。お絵かきノートやクレパス、おりがみなどをセットにしたかごも。お友達とお手紙を交換したり、園で習ったおりがみを披露してくれたり…読み書きするものは、思いついたらいつでも自分で取り掛かれるように誘導しています。入園まであと3ヶ月。子供の成長をゆっくりと見守りながら、「自分でできる」を増やしてあげれるように。暮らしづくりに、子供の目線に合わせた工夫をぜひ取り入れてみてくださいね。 ■暮らしのはなし ■こどもと暮らす 連載:整理収納アドバイザーのお片付けノート お片付け 文・nami sasaki整理収納アドバイザー。暮らしのまんなかにはいつも散らかし三兄弟。毎日の暮らしを愉しむ工夫探しがすき。収納で家事を心地よく。
2019年03月10日