家の中がすぐに散らかる、毎日「片付けなさーい!」と叫んでいる、気がつくと毎日同じものの片付けを繰り返している……そんな日々を送っていませんか? 片付けなきゃ……と思うとストレスがたまる一方ですが、「片付け=楽しいこと」に変える方法をお伝えします。○整理した回数を声に出してカウントする筆者が小さいころから習慣にしているのが「100個片付け」です。これは、片付けの際に「1個、2個……」と声に出して数を数えながら行うというものです。ただこれだけ。でもこの方法、やる気が起きなくておっくうだなぁ……という時ほどパワーを発揮します。作業を「個数」でカウントするのは、何だか変かもしれませんが、その方がなぜかやる気が出ます!片付けるものや片付けの順番などは考えずに、目についたもの、手近なものから取りかかります。本を棚に戻したら「1個」、脱ぎっぱなしの服を洗濯機に放り込んだら「2個」、リモコンをまっすぐに置き直したら「3個」、カーテンをピシッと開けたら「4個」……と、少しでも整える作業を行ったら「1個」としてカウントします。これで、あっという間に10個、20個……と数が進みます。運動会の玉入れの感覚に近いかもしれません。食器洗いや洗濯物干しもカウントしたら、すぐに70個、80個になります。声に出しながら動いていると、いつの間にかゲーム感覚になっていて「早く100個にしたいな、他に片付けるものはないかな」と家の中をテキパキ歩き回るようになります。気が付いたら、部屋はかなりスッキリしているはず。お片付けが苦手な子どもでも、競争しながらやると夢中になって片付けてくれます。身の回りが整っていると、いろんなことに前向きに取り組むことができますね。「100個片付け」、オススメです。執筆:KANA横浜市在住、3人の子持ち。 趣味は整理整頓と飲酒、アウトドア。野球観戦に燃えるアクティブ派だが、実は運動音痴なのでもっと動けるようになりたいと思いスポーツクラブに通い始めたところ。今年の目標は「物と体のダイエット!」本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年05月27日子どもはモノを散らかします。仕方のないことかもしれません。でも、片付けするのはお母さん……この苦労を少しでも減らしたいものです。ここで紹介するのは、日々増えていく学校や塾からのお便りやプリントなどの書類の整理術として、わが家で実践しているレターケースを活用した方法です。○「マイトレーにポイ」なら、子供だってお片付けできちゃいます学校や会社でおなじみのレターケース。これを活用するといっても、そのまま鎮座させるわけではありません。トレーをラックから取り出して、「小分けマイトレー」化する方法です。どのようにするのかというと、レターケースからトレーを取り外し、子どもたちがモノを散らかす場所に配備します。オシャレじゃありませんが、配備する場所が場所なので、それでいいのです。子どもたちには、「書類はココ(トレイ)に入れといて!!」と伝えておきます。いつもきちんと入れてくれるとは限りませんが、基本的にはトレイを回収するだけで書類の整理が完了するというわけです。結果としてわが家では、「あの紙、どこにいったのーっ?」と、叫ぶ回数が減った……ような気がします。もちろん子どもだけではなく、それぞれのトレーを家族みんなで使い分けてもいいでしょう。大きすぎず小さすぎず、レターケースは家庭でも重宝すると思いますよ。執筆:飼い猫本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年05月21日「お風呂の時間になると、ぐずり出してこまる」という悩みを抱えているママもいるでしょう。子どもがお風呂を好きになってくれるように、子どもが好きなキャラクターのものをお風呂に持ち込んだり、楽しい雰囲気を作ろうとしたりと、試行錯誤しているはず。これまでどんな方法を試みても、子どものお風呂嫌いが改善されなかった…というママは、これから紹介する方法にトライしてみてはいかがでしょうか? ■子どものお風呂嫌い克服作戦(1)浴槽に水風船を入れてみる子どもは風船大好き! それを利用して、浴槽にたくさんの水風船を入れてあげましょう。部屋の中で風船遊びをすることはあると思いますが、お風呂の中では、部屋とはまた違った楽しさを感じさせることができます。普通の風船に水を入れてもよいですし、水風船専用のものを使っても、どちらでもOK。ただし、普通の風船だとサイズが大きく、あまり浴槽に数が入らないので、できれば水風船を使用するのがおススメ! 水に風船が浮かぶさまはカラフルで、見ているだけでも楽しい雰囲気になります。風船が子どもの心を鷲掴みにし、お風呂嫌いを克服できるかもしれません。■子どものお風呂嫌い克服作戦(2)シャンプー・ボディーソープの泡でソフトクリーム屋さん遊びシャンプーやボディソープの泡を使って、遊びを展開していきましょう。髪や体に泡をつけて遊ぶだけでなく、割れにくいプラスチック製のコップに泡を入れ、ソフトクリーム屋さん遊びを展開するのもおもしろいですよ。コップに泡を入れて、ソフトクリームに見立てるだけで、いつもの泡が子どもの好奇心を刺激し、お風呂が好きになってくれるかも!? ■子どものお風呂嫌い克服作戦(3)シャンプーハットを嫌がるなら「美容院ごっこ」シャンプーを嫌がるからと、シャンプーハットを購入したのに、シャンプーハットすら嫌がる子も少なくありません。シャンプーハットが頭にフィットしていないと、どうしても隙間から水や泡がしたたり落ちたりして、その結果、ハットを嫌がってしまうのです。シャンプーが嫌いな子の頭を洗う時は、椅子に座らせて頭を上に向け、美容院でシャンプーをしてもらうような体勢にしてあげましょう。子どもがシャンプーを嫌がるのは、目や顔に水がかかるのが嫌だから。シャワーを緩めに出して上を向かせれば、顔に水分が流れていくのを回避できるので、子どもも嫌がらないはずです。「美容院ごっこ」と称して、ついでに子どもとごっこ遊びをするのもよいですね。ママが楽しい雰囲気を演出することで、少しずつ子どものお風呂への恐怖心も取り除けるでしょう。あの手この手を使いながら子どものお風呂嫌いを克服していきましょう。お風呂を嫌がるのは一時的なことがほとんどなので、今だけできる親子のスキンシップの時間だと考え、悩みや苦痛をポジティブに転換して、解決してください!
2015年05月07日■左? 右? 子どもの個性を観察するライフオーガナイズでは「利き脳」を元にした収納方法を提案しています。利き脳とは、いわゆる「右脳派か、それとも左脳派か?」というもの。右脳=感覚的なタイプか、左脳=論理的なタイプかで、適切な片付けの方法に違いがあるのです。今回は、利き脳と収納方法についてお話ししましょう。■左脳派はきっちり収納、右脳派はざっくり収納利き脳の違いによる収納の違いの例として、本棚を挙げて説明しましょう。利き脳が左脳、つまり論理的なタイプの場合、大きさや種類、色などを揃え、きっちり収まっているのを好むことが多いです。一方、利き脳が右脳の感覚的なタイプの場合は、種類や色や大きさがバラバラでも全然気にならず、本棚に入って入ればオッケーというケースが多く見られます。子どもさんのお片付けの様子をご覧になって、どうでしょうか? おもちゃをしまうのに、1つ1つを引出しにしまえるタイプですか? それとも、大きな箱にぽんぽん投げ込むタイプでしょうか。子どものタイプを観察して収納に活かせば、お互いにストレスの少ない仕組みを作ることができます。■利き脳別、ベストな収納方法右脳派か左脳派か、利き脳のタイプ別、おすすめの収納方法の一例をご紹介しましょう。・左脳タイプ種類ごとに細かく管理、ラベリングし、物の住所設定を明確にするのがおすすめ。論理思考の左脳派は、ラベルの文字を読んだり、箱を開け閉めしたり、定位置管理をするのが苦ではなく、むしろそのほうがやりやすいことが多いので、きちんと分けられるようにしておきましょう。・右脳タイプファイルボックス1つに1教科分まとめて入れればOK、といったように、収納の際、細かく分け過ぎないことがポイントです。ラベリングする場合には、色や絵、写真などを活用し、イメージがパッと伝わるようにしましょう。使ったものを戻すまでのアクション数を減らすことも重要です。大人であれば、右脳派か左脳派か、チェックリストでわかるのですが、子どもはそれがなかなか難しいところ。ママが子どもの様子を見ながら、左脳派と右脳派、どちらの収納方法が合いそうか、見極めてあげてください。最後に付け加えておきたいことが1つ、収納は上手な人が苦手な人に合わせたほうがうまくいきます。上手な人(大人)に比べると、苦手な人(子ども)は、まだできないことや難しいことも多くあります。子どものお片付けに関しては、「この辺に戻せたらOK」くらいに考えておくと、ママも気持ちに余裕ができるのではないでしょうか。
2015年03月15日「うちの子、全然お片付けができないのよね」という悩みをママ友に漏らしている人も少なくないようです。遊ぶだけ遊んで、おもちゃやクレヨン、ぬいぐるみなどが散らかったまま。そんな部屋を見てイライラしたり、「なんでうちの子だけできないの?」と悲しくなったりすることもあるでしょう。まだ子どもに「遊んだら片付ける」という習慣がついていないうちは、親が粘り強く接することが大切です。そのうち、片付けることが習慣化されれば、子どもから進んで片付けるようになります。今回は、お片付けが苦手な子どもを持つママに、ぜひ取り入れてもらいたい方法を紹介していきましょう。■子どもに進んでお片付けをさせる方法(1)まずはお手本を見せるまず大切なのは、ママが子どものお手本になることです。「使い終わったら片付ける」というママの姿を繰り返し見せているうちに、子どもなりに感じるものが出てくるはずです。机の上にペンや本などが、使ったままの状態で放置されていませんか? ママが片付け上手になれば、自然と子どもも身についてくるもの。「綺麗になったら気持ちいいね」と声をかけながら片付けると、子どもにも良い影響を与えられるでしょう。■子どもに進んでお片付けをさせる方法(2)ゲーム感覚で片付ける子どもの中にある、片付け=面倒くさいというイメージを払拭しましょう。子どもに片付けを強制するよりも、ゲーム感覚で楽しむことをおすすめします。たとえば「赤色のおもちゃを集めよう」「クマさんのぬいぐるみはどこだ?」「10数えるうちにどれだけ拾えるか、ママと競争ね」などと言葉かけをして、楽しく片付けられる雰囲気をつくってみては?片付けをゲーム感覚にすることで、子どものやる気スイッチをオンにすることができ、気づけば部屋がきれいになっていたという状況に持っていくことができます。■子どもに進んでお片付けをさせる方法(3)次に何をするのかを伝えておく子どもが片付けをしないのは、次の目的がないからかもしれません。幼稚園、保育園では先生が「次は●●の時間だよ」と声をかけ、子どもに目的意識を持たせるようにしています。「お片付けしなさいよ」では、子どもをやる気にさせることができず、「なんで片付けないといけないの」と思ってしまうだけ。「次はこんな事をしてあそぼっか」「もうすぐご飯の時間だから」などと、子どもが喜ぶ目的を持たせてあげることができれば、少しずつ自分から片付ける習慣が根付いてくるのではないでしょうか。■子どもに進んでお片付けをさせる方法(4)最後は褒めてあげる片付けができたときは、ママが思いきり褒めてあげることも忘れずに。「今日はいつもよりも早かったね」「お部屋がピカピカになって嬉しいね」と、子どもの頑張りをオーバーなくらいに褒めてあげましょう。大好きなママに褒められることは、子どもにとって最大のご褒美。ママの言葉かけ1つで、子どもの意識も大きく変わりますよ。片付けが苦手な子どもでも、ママの努力や声かけ次第で少しずつ変化していきます。長い目で見てあげて、子どもの成長を一緒に喜びましょう。
2015年03月05日前回 、部屋の片付けと家計管理の悩みの共通点についてお伝えしましたが、今回は解決法にも共通のものがないかを探ってみます。■部屋が散らからないようにするには? 部屋が散らからないようにするには、整理収納を行うことが必要です。「整理収納」とはその言葉どおり、「モノの整理を行い、収納する」わけですが、その前にしなくてはいけないのは、「目標設定」。自分や家族がどんな部屋でどんな暮らしを送りたいかのイメージを明確にするのが大事なのだそうです。そして、「整理」とは何かというと、不要なモノを手放し、さらに限られた収納スペースの中で必要な度合いに応じて優先順位をつけることです。「収納」もただ詰め込むのではなく、それぞれのモノが使いやすくなる配置をシミュレーションしたら、調整しながら定位置を決め、その後はあちこちに散らばらないよう維持することなのが重要だそうです。つまり、手順としては「目標設定」⇒「整理(棚卸し・分析)」⇒「収納」ということになります。目標設定を行わないと、毎回不要なものを手放す作業から入ることになり、面倒なのはもちろん、何より不経済ですよね。それに、しっかり目標を設定することで、モノを買う時も「今欲しいから」「便利だから」「皆が持っているから」と衝動買いするのではなく、まずは目標とするライフスタイルに沿っているかどうかを吟味してから選ぶ。そして、1つモノが増えたら、その分1つ減らすなど、許容量を知ってコントロールすることで「なんとなく」モノが増えてしまうことが防げるのです。■家計を管理するためには? 実は、部屋の片付けで大切なことと家計管理で大切なことは、まったく同じなのです。まずはどんな暮らしを送りたいのか、今後起こるライフイベントにはどんなことがあるか、といった「目標設定」をします。次に「整理」。目標とするライフイベントのための予算がどれくらい必要か、今不足しているのはどれくらいなのかの「棚卸し」を行い、無計画に消費をするのではなく、自分にとって大切なライフイベントにはしっかりと予算を残すよう「分析」します。たとえば、子どもの留学という新しい関心事ができた場合、それとほかのライフイベントの優先順位や全体の予算を考えた上で、それを目標として採用するかどうかを考えます。そして最後に「収納」。いつ、何のために使うお金かによって、置き場所を変えます。すぐに使うお金は流動性のある場所、普通預金へ。3年先以降、時期や額も明確なお金(学費や住宅資金など)は定期預金や貯蓄性の保険など、取り崩しにくく、多少の金利が見込めるところに。10年以上先で、その時の物価や社会状況によって必要な額が予測しづらい目標(リタイア後の資金など)に関しては、株式や投資信託などの運用を取り入れ、インフレーションとの連動や金利による利回りを見込めるところに(ただし運用に関しては元本割れの可能性もあるのでリスクの理解が必要です)。これらを実行することで、予算管理しやすく快適な家計になっていきます。■目標設定を習慣にして、部屋とお金の片付けをしようこのように部屋の片付けと家計管理、いわばお金の片付けには、共通点が多くあります。両者とも、始めの「目標設定」の作業には頭を使いますが、習慣になったころには気持ちまでスッキリとしていそうですよね。お部屋の片付けに苦手意識がある私も、そう考えると取り組めそうな気がしています。家計管理が苦手だけれど、部屋の片付けには興味があるという方は、まずは部屋の整理から始めてみてはいかがでしょうか。
2015年02月20日部屋の整理・収納は、多くの人にとって関心の高い分野ではないでしょうか。何を隠そう私もその1人ですが、もともと片付けが得意ではない上に、子どもが産まれてからはより一層「忙しくて時間がない」「モノがどんどん増えてしまう」「片付けてもすぐに子どもが散らかしてしまう」ことを言い訳に、つい整理整頓を後回しにしてしまっています。雑誌のお片付け特集や片付け術について書かれた本を読んでも、実行・継続するに至らず、自己嫌悪に陥ることも。そんな訳で先日、整理収納の専門家にレクチャーいただく機会を得ましたが、思いがけず、家計管理との共通点を発見したのでここでシェアしたいと思います。■部屋が散らかる本当の理由とは? 実は、部屋が散らかるのは個人の片付け能力のせいだけではなく、昔に比べてモノの量が圧倒的に増えたことが原因なのだそうです。日本は経済成長を経て、便利なモノが国内外から数多く手に入るようになりました。それに加えて、産業が発達し、手作りではなく工場で大量生産されたモノが安価に手に入るようになりました。これにより「どうしても必要なモノ」だけではなく「あると生活にゆとりが生まれるモノ」がどんどん家の中に入るようになったのです。一般的に、現代の4人家族の暮らしには1日平均10個のモノが入ってくるのだそうです。反面、日本に特有と言われる「もったいない」の意識は残り、使わないモノを捨てることには抵抗を持っています。つまり、片付けが下手なわけではなく、昔とは状況が異なっているにもかかわらず、それに合わせた解決法が広まっていないことが問題なのです。■部屋の片付けと家計管理との意外な共通点とは? 昔からの習慣が時代にそぐわなくなっている状況は、家計管理にも当てはまるのではないでしょうか。少し前まで、家計管理は今ほど複雑ではありませんでした。戦後、人口は増加し、働き手の人口が高齢者の人口をはるかに上回っていました。消費する世代がたくさんいるので、モノやサービスは放っておいても売れます。売り手(企業など)は売上げ増加により、年功序列・終身雇用でずっと安定した雇用ができますし、現役世代が支えることで退職金も年金も安心。銀行は安心して企業に融資できるので、個人の預金の金利も高くつけることができる。人口が増えるので土地の価値はどんどん値上がりする。もちろん例外もあるでしょうが、全体的には「管理」という考え方を意識しなくても、収入を支出が超えない程度の生活をしていれば、貯蓄や持ち家といった資産を持てて、老後も安泰な時代だったのです。 反対に、現代はどうでしょう。年金や医療・介護を必要とする高齢者が増える反面、社会保険料や税金を納める働き手の数がどんどん減っているので、そのバランスをとるために、働き手の負担は上がっています。反面、生活レベルを下げることは難しく、教育費や住宅購入の費用は上昇傾向にあります。その上、クレジットカードやプリペイドカードなどの便利なモノで支払いができるので、現金を使っている実感が薄まり、家計のコントロールがしづらくなっています。片付けにもいえることですが、貯蓄ができないことを「自分にマネーのセンスがないせい」とか、「浪費傾向が強いのでは」と思っている方はとても多いのですが、それはその方の生まれつきの性質ではないと、私は考えています。私たちを取り巻く今の状況の中では、以前とは異なる家計管理の基礎知識が必要なのにも関わらず、それが普及していないことが大きな要因なのです。では、時代の変化に対応した家計管理をするためにはどうしたらよいのでしょう? その心構えについては、次回で考察してみましょう。<関連リンク> 「部屋の片付け」の考え方に見る、家計管理との共通点とは?(その2)
2015年02月18日メラノサイトから皮膚へのメラノソームの移動を抑制2015年2月5日、東北大学は、メラニン合成酵素の分解を促す新分子を同定することに成功したと発表した。研究成果はBiology Openの電子版に2014年2月6日から公開されている。背景メラニン色素は、有害な紫外線から体を守るために重要な役割を果たしているが、メラニン色素の肌への過剰な沈着はシミやソバカスの原因となっている。メラニン色素は、メラノソームと呼ばれる袋の中でメラニン合成酵素によって合成されている。しかし、メラニン合成酵素はメラノソームの袋に元々あるものではなく、別個に作られ、メラノソーム内に運ばれる。メラノソームへのメラニン合成酵素の運搬過程には「Varp(バープ)」と呼ばれる分子が関与しており、この分子の働きが弱くなると、メラニン合成酵素の分解が促進され、結果としてメラニン色素量が減少する。研究内容「Varp」の構造を詳細に検討した結果、Rab40Cという蛋白質が関わっていることを明らかにした。Rab40CはVarpに印を付ける。印を付けられたVarpはプロテアソームという蛋白分解酵素で分解される。Rab40Cを過剰発現させたマウスにおいて、メラニン色素の合成が抑えられた。今後の展開美白化粧品の多くはメラニン色素を合成するメラニン色素合成酵素に、メラニンとよく似た物質を与えることによって、メラニン色素の合成を抑えるという観点から作られている。このため、シミやソバカスの原因となるメラニン色素と類似した物質が体内で合成されている。一部の化合物では、その物資が有害であると指摘されている。今回の研究で、Rab40Cをターゲットにした、シミ・ソバカスの予防、美白の維持を可能にする化粧品ができる可能性を示した。(画像はプレスリリースより)【参考】・東北大学プレスリリース・東北大学プレスリリース詳細
2015年02月12日サラヴィオ化粧品はこのほど、「第22回毛髪科学研究会」にて、別府温泉由来の「加水分解酵母エキス」に育毛・発毛を促す効果があることを発表した。「毛乳頭細胞」とは、発毛シグナルの司令塔として盛んに研究されている細胞のこと。今回の研究では、毛乳頭細胞にある一次繊毛(シグナルのマイクロセンサーとして知られる)と発毛シグナルの関係を解明した。毛乳頭細胞の一次繊毛形成を制御する方法としては、細胞培養液にリチウムイオンを添加することで確立し、一次繊毛が通常の長さの細胞群(A群)と伸長した細胞群(B群)を作った。そして、細胞から産生された発毛シグナルは細胞培養液に放出されることに着目し、A群およびB群から細胞培養液を回収。これらを、別に用意した「ケラチノサイト」(毛母細胞のモデル)に与えたところ、B群からの細胞培養液では細胞分裂が2倍以上盛んになることがわかった。これにより、一次繊毛が発毛シグナルの伝達に関わっていることが証明されたという。さらに、別府温泉で発見した温泉酵母から抽出した「加水分解酵母エキス」が毛乳頭細胞の一次繊毛を伸長させることを発見した。加水分解酵母エキスによる毛乳頭細胞の活性化・発毛シグナルについて検証したところ、毛乳頭細胞は、加水分解酵母エキスの存在下で一次繊毛を伸長させ、細胞の増殖能、移動能、および細胞内ATP(発毛エネルギー)量を高めることが明らかになった。加水分解酵母エキスを与えた毛乳頭細胞において、発現している全遺伝子の網羅的解析を行ったところ、発毛・毛髪の成長に関与するさまざまなシグナル因子が活性化されていることがわかった。特に、毛母細胞(髪の毛を作り出す細胞)や線維芽細胞(髪の土台となる細胞)の増殖を促進する「FGF-10」の増加は300%に達した。これによって、加水分解酵母エキスが毛乳頭細胞の一次繊毛のセンサー機能を高め、毛母細胞の増殖に関わるシグナル因子を増加させる作用機序が実証されたという。そして、この機構を「マイクロセンサー理論」と名付けたとのこと。なお同社では、研究成果を踏まえて、加水分解酵母エキスを配合した「M-1育毛ミスト」(200ml/税込9,800円)を販売している。
2014年12月19日58万部突破のべストセラー『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一さんに、読者の皆様からのお悩みに解答していただくこのシリーズ。第33回目は、ご両親へ感謝の気持ちを伝える方法について回答していただきます。【回答】前回は、お世話になった先生と、親友へ感謝の気持ちを伝える方法でした。今回は、照れ屋な相談者さんが、ご両親に感謝の気持ちを伝えられるようになる方法です。■ご両親に伝える最大のポイントは、イベントを利用して伝えることです。ご両親の誕生日や父の日や母の日に、直接言うのが恥ずかしいのであれば、手紙でもかまいませんので「ありがとう」と伝えてみて下さい。相談者さんにとって最も手軽に実行できる方法且つ、イベントですから「突然どうしたの?」と、ご両親にも言われる心配もありません。■母親に伝えるイベント時に伝えるよりも、もう一歩レベルを上げる伝え方があります。相手が何と言ってほしいのかを考えて伝えてあげる、という方法です。母親に対しては、「最近、外食が多いけど、やっぱりお母さんのご飯が一番おいしい。いつもありがとう」などと伝えてあげると、母親はものすごく喜んでくれるはずです。一般的に食事の支度をするのは母親の役目ですが、毎日手間ひまをかけて作っている割には、家族から感謝されているかどうかがわからないものです。だからこそ、今まで当たり前のようにしてくれてきたことに対して感謝をする。この、当たり前のことに感謝されることが、母親目線で考えたときに喜ばれるコトバになるのです。■父親に伝える母親に伝えるときと同様に、自分が言いたいことよりも、父親が娘に言ってほしいことを想像して伝えてみて下さい。「この年になってやっと気づいたけど、ここまで成長できたのはお父さんのお陰です。心から尊敬してます」結婚式のスピーチのようですが(笑)、「尊敬してる」というコトバは、父親なら子供から一度は言われたいものです。男性は家族のために一生懸命働いてきていますから、その姿を尊敬してほしい願望を持っているからです。「ありがとう」というコトバを発するには1円の費用もかかりませんし、言えば言うほど関係が良好になり、いいこと尽くしです。ぜひ、相談者さんも今日から伝えることをクセづけて下さいね。次回は、同僚との軋轢に悩む女性からのお悩みに解答していただきます。 ・「伝え方」のお悩みにアドバイスしてほしい方募集! ・『伝え方が9割』の佐々木圭一氏に聞く、心に響く伝え方
2014年12月11日アスクルは2015年1月12日まで、ヤフーの協力のもと運営する一般消費者向けインターネット通販サービス「LOHACO」にて、「"お片付けコンシェルジュ"プレゼントキャンペーン」を実施している。○プロの整理収納アドバイザーが訪問同キャンペーンは、26日発売の「LOHACO HAPPY福袋2015」を購入した人の中から抽選で2名に、プロの整理収納アドバイザーによる丸ごと整理・収納サービス「お片付けコンシェルジュ(クローゼットまたはキッチンのいずれか。税別価格5万円相当)」や「無印良品の収納用品(税別価格2万円相当)」が当たるというもの。応募条件は、関東エリア(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)または関西エリア(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県)に居住している人。Yahoo! JAPANのIDを用いて同サイトにログインののち応募ページから応募。福袋販売期間内に福袋を購入すると、福袋1個購入を応募1口として取り扱う。なお、18日の18時までに応募のうえ、同サイトのメールマガジン配信登録をした人には、福袋の先行案内が配信される。
2014年12月08日「寝る子は育つ」というのはよく聞く言葉ですよね。この言葉に従って、子どもには「眠れ、眠れ」と促していった方が良いのでしょうか? 実は子どもに一律に昼寝をさせる習慣は、現在少しずつ見直されつつあります。それにはどんな背景があるのでしょう? 子どもの健康的な成長を支えるための睡眠の秘訣をご紹介します。子どもの成長と共に変化する眠りの状態生後半年から1年くらい経つと、パラパラとしていた子どもの眠りのリズムがまとまり始めます。夜の就寝時刻は3歳から5歳頃まではほとんど変わりませんが、それに対して昼寝の時間は顕著に変化するようです。2004年に行われたアメリカでの調査「2004 Sleep in America Poll」では、昼寝の時間を設けなくても特に体に不調を来たさない子どもが3歳以降年齢と共に増えていくことが明らかになりました。その人数は、3歳で約4割、4歳で約7割、5歳で8割を超えています。少しずつ昼寝の時間が不要になり、小学校入学の学齢になると、ほぼ昼寝が不要になり昼間は学習に集中できるということになります。発達にそった昼寝を促すことが重要子どもの眠気を解消する適切な手立てとは子どもは徐々に昼寝が不要になっていくことが明らかになりましたが、日本の保育園の多くは、まだ一律に昼寝を取らせるところが多いようです。自宅でも同様で、子どもは「眠くない」と言っているのに眠るように指導している場合が多いようです。「寝る子は育つ」をそのまま子育てにつなげていくのではなく、子どもによって昼寝の必要性は異なるということを理解して子育てをしていくことが重要でしょう。また、成長段階によって昼寝が減っていくのも当然。成長の証だと捉えていく必要があるのです。子どもが眠気を訴えたら、それに応じて昼寝させても良いでしょう。しかし、「みんながさせているから」などの理由でお昼寝させるのは望ましいことではありません。子どもに合った睡眠指導ができていないとどんな問題があるの?身体が欲していないのに昼寝をさせると、夜の眠りに問題が生じることがあります。日中に睡眠時間を十分に確保しているので、夜の寝ぐずりがひどくなったり中途覚醒が頻発したりします。こうなると、子どもにとっても保護者にとってもストレスが大きくなってしまいますよね。また、無理に寝かされるというイメージが付いてしまうと、睡眠自体が子どもにとってのストレスになりかねません。子どもの昼寝について、ポイントをまとめると下記の通りです。・子どもが「眠い」と言ったら昼寝を促す・夜眠れない様子であれば、昼寝の時間や習慣を見直す・他の子どもと比較して、「もっと寝かせなければ」と焦らない(子どもの個人差を認める)・毎日昼寝する習慣があったとしても、成長と共にある時を境に昼寝をしなくてもよくなることを知っておく子どもの成長段階に合わせて、また必要な眠りの量には個人差があることを踏まえた上で、子どもの睡眠を確保していってくださいね。Photo by Brent Gambrell
2014年12月01日「片付けで人生が変わる」というのは、片付けに向き合ったことがある人なら、なんとなく実感してもらえるのではないでしょうか。しかし、本当に人生が変わるのか、いまいち信じられないという人もいるでしょう。そこで今回は、それぞれタイプの違う3名の片付けのプロ、ライフオーガナイザーさんの声をご紹介します。ご紹介するライフオーガナイザーは皆さん、片付けを仕事にまでしてしまった方々です。片付けが苦手だった詫摩さんと、元々片付けが得意だった福田さん。見えるところは綺麗でも見えないところはぐちゃぐちゃだった混在タイプのまついさん。そんな彼女たちの人生は、片付けに出会うことでどう変わったのでしょうか。■片付けられなかった時の自分ライフオーガナイズ片付けに出会う以前、まだ片付けができていなかった時、3名の方たちはどのようなことに悩んでいたのでしょう。「次男が誕生後、産後うつになり、片付けられなくなった。さまざまな片付け方法を試したが、リバウンドしてしまうことが多く、 片付けのできない自分はダメだと思っていた」(片付けが苦手だった派:詫摩さん)「雑誌のアイデア収納、便利そうな収納グッズなど、いろいろ試してまねしてみた。でも、どれも自分には合わない、使いづらいと感じて、できない自分は片付けが下手だと思っていた」(キレイ・ぐちゃぐちゃ混在派:まついさん)「もともと得意なほうだったし、自分ではできると思っていた。でも、ライフオーガナイザーになった今振り返ると、独りよがりな片付けだったり、家族にとって分かりにくかったりして、何度もリバウンドしていた」(元々片付けが得意派:福田さん)■片付けができるようになった結果、どうなったかそんな状態から、「片付ける」ことができるようになった結果、どのような変化があったのでしょうか。「一番の学びは、周辺の状況や環境が原因で片付かない人と、慢性的に片付けができない人とがいることがわかったこと。それまで、片付けられない自分は価値がないとまで思っていたが、片付けられない原因を解決すればよいことがわかり、罪悪感がなくなった」(苦手だった派 :詫摩さん)「とにかく買い物が大好きで物が多かったが、オーガナイズで思考の整理をしたことにより、何が自分にとって大切かを考えるようになった。それにより衝動買いが減った。自分にとって使いやすい仕組みに片付けたことにより、家事効率が上がり、自分の時間が持てるようになった」(キレイ・ぐちゃぐちゃ混在派:まついさん)「片付けができるようになったことで、生活を取り巻くすべてのモノやコトに対して、意欲的、積極的になれた。たとえば、家族。家族を大事にしたい、という自分の価値観を確認することで、家族にとって使いやすい家にしようと思ったり、○○したらもっといいかもと思ったり、前向きに考えることが増えた」(片付け得意派:福田さん)■片付けで得たこと最後に、ライフオーガナイザーの皆さんが、片付けを通じて得たことを挙げてもらいました。「1つめは、利き脳や何を大切にしているか(価値観)がクリアになったことで、自分のペースや適したやり方がわかったこと。2つめは、仕組み作りをする事で暮らしが楽になったこと。3つめは、 他人を認められるようになったこと。4つめは、どんなに散らかってもリセットできる安心感を得たこと。最後に、家族に笑顔が増えたこと。この5つです」(苦手だった派:詫摩さん)「オーガナイズで利き脳を知った時、心から納得。自分が片付け下手だったのではなく、自分に合った方法でできていなかっただけだと知ったことで、心のつかえが取れた」(混在派:まついさん)「ライフオーガナイズは、単に片付けの方法を学ぶだけでなく、自分の思考を整理すること。それにより、自分の軸になるものを確認できたり、人生を振り返ったりできて、安心と自信が生まれました。それが今、毎日を積極的に過ごすための活力になっています」(片付け得意派:福田さん)物も情報も溢れている今の時代だからこそ、溢れた中から選びとる力=片付け力が注目されているのではないでしょうか。今回ご紹介できたのは、ごく限られた人たちの声ですが、片付けを通して、自分の価値観を探ること、自分は何が大事か、どんな生活をしたいか、家族とどう過ごしたいのか、そう考え向き合うことで、人生が変わったと感じるようです。たかが片付け、されど片付け。苦手だと思う人こそ、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょう。■ご協力いただいたライフオーガナイザーの方々詫摩美由紀さん ホームページ「 半歩先き行くお片づけ くらし∞クリエイト 」福田未来さん ブログ「 お片づけから、未来の一歩へ。 」まついまりさん ホームページ「 Simple & Comfort 」
2014年10月29日58万部突破のべストセラー『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一さんに、読者の皆様からのお悩みに解答していただくこのシリーズ。第29回目は、年下からの相談に誠意を伝えながら答える方法について教えていただきます。【相談】私は非常勤講師をしています。悩みを抱えた生徒にいかに自分の経験から大丈夫、ということを伝えたいのですが、うまくいかないことに悩んでいるので解決したいです。【回答】年下の生徒さんに誠意をもって「大丈夫」と答えるポイント3つを、以下にまとめます。■『伝え方が9割』(ダイヤモンド社刊)の第2章、「イエス」に変える「7つの切り口」のうちの3つ、「感謝」と「認められたい欲」と「チームワーク化」を同時に用いる「相談してくれてありがとう。辛かったね。私はいつでも味方だから、またいつでも話してね。私もあなたと同じ年ぐらいの時期に同じ悩みを持ったことがあるけど解決できたから、◯◯さんも絶対に大丈夫。一緒に頑張ろう」悩みを打ち明ける=弱みを見せることですから、相談する側にとっては勇気がいる行為です。ですからはじめに感謝の気持ちを伝えましょう。そして、相談するということは自分に自信がないとも言い換えられますから、「◯◯さんも絶対に大丈夫」と言うことで、「認められたい欲」も満たしてあげて下さい。そして、「一緒に頑張ろう」と、先生と生徒という立ち位置ではなく同じ目線に立つ「チームワーク化」を用いることで、生徒自身も頑張ろうと思いやすくなります。■悩みを解決した人の具体的な名前を出す過去の自分でも、友人の体験談でもかまいません。具体的な名前を挙げてリアリティーを出すことで、生徒は「本当に自分のような経験をした人がいるんだ」と実感でき、解決できそうな前向きな気持ちになります。■アドバイスを求めていない場合の対応策まれに、アドバイスを求めてはいないけれど相談してくる場合もあります。そういったときに重要視すべきは、共感すること。「1人で考えてると不安になるよね。私もそういう時期があったけど、考えれば考えるほどわからなくなるんだよね。でも、少し見方を変えるとたいしたことないって思えるようになれるかもしれないね」フワッとした答え方ではありますが、このようにしっかりと共感してあげるだけでも、不安は取り除かれます。あえて解決策まで伝えない、という伝え方もあるということです。次回は、偏見を取り除く伝え方に悩む女性にご回答いただきます。 ・「伝え方」のお悩みにアドバイスしてほしい方募集! ・『伝え方が9割』の佐々木圭一氏に聞く、心に響く伝え方
2014年10月16日夏休みには子どもを連れて帰省したという方もたくさんいらっしゃるでしょう。たまに帰ってみると、「なんだか物が増えた?」「前より散らかってる…?」といった変化に気付くことがあるかもしれません。最近は生前整理など、シニア世代の片付けが話題になることも多いもの。そこで今回は、シニア世代の子どもである私たちから見た、実家の片付けについて取り上げてみました。■親とうまくコミュニケーションをはかることが、実家のお片付けのポイント子育て世代である私たちの親世代には、まだまだ元気に過ごしている方が多いでしょう。とはいえ、そう悠長に構えているわけにもいきません。「片付け」には体力も気力も必要ですから、少しでも早く取り組みたいものです。では、親に重い腰を上げさせ、スムーズに実家の片付けに取り組むためには、どんなことに気を配る必要があるのでしょうか?ポイントとしては大きく3つあります。1.タイミングをはかり、言い方に配慮する2.本人の気持ちを尊重する3.無理をしないなぜこの3つが大切なのか。それは、片付けを通じて両親とのコミュニケーションをはかることで、親の気持ちを尊重し、関係を大切にしていきたいと考えているからです。では、具体的にどういうことなのか見ていきましょう。■片付かない、片付けられない理由に気付くことが大切1.タイミングをはかり、言い方に配慮するまず、「片付け」を切り出すタイミングが重要です。「片付けよう」という言葉は、受け取る人によっては「片付いていない」と言われているように感じられてしまいます。せっかく子どもや孫の顔が見られて嬉しい時に、「なんか散らかっているね」「こんなのもう使わないでしょ?」「もう捨てたら?」などといきなり始められたら、ちょっと嫌な気分になりますよね。両親の様子を見て、今なら切り出せそうというタイミングの時に、「友人のお母さんもつまずいたって聞いたから、安全のために足元を片付けたい」や「地震があって何か落ちてきたら心配だから、片付けてもいいか」などと、まず両親を想う気持ちを伝えるとよいでしょう。2.本人の気持ちを尊重する子ども側が「よーし、片付けるぞ~!」とやる気満々でも、持ち主は親御さん。片付けができていないのには、何か理由があるはずです。たとえば、捨てられない性分だったり、必要のない物でもついもらってしまったり、重くて面倒くさかったり、持ち上げるのがつらかったり、さまざまな理由があると思います。どんな理由で「いま」実家が散らかってしまっているのか、ご両親はどんな気持ちでいるのか、聞いてみることも大切です。その会話の中で、これまで気付かなかったご両親の気持ちや状況を感じ取ることもあるのではないでしょうか。3.無理をしない冒頭にも書いたように片付けは体力も気力もいる作業です。さらに他人(両親)の物を片付けるとなると、自分だけのペースで進めるわけにもいかず、要不要の判断も難しいでしょう。ですので、いきなり大きなスペースを片付けようと無理をしないことが大切です。ご両親のペースを尊重しないとかえって関係性が悪くなってしまうこともあります。ご両親が安心安全に暮らせるお家を目指して、まずは「床に置きっぱなしのもの」や「倒れてしまいそうなもの」など、目につきやすい物に少しずつ手を付けてみてはいかがでしょう。今回は子ども世代から見た実家のお片付けについて考えてみました。帰省の頻度によっても進め方は変わりますが、基本的なポイントは今回お伝えした通りです。もしも身内だけでは手が止まってしまい、片付けられないことがあれば、そんな時にはぜひプロの力を借りることも検討なさってみてくださいね。
2014年09月18日機能的な収納方法の提案・代行サービス「お片付けコンシェルジュ」を運営するインブルームは13日、「お家のお片付けに関する意識調査」結果を発表した。調査期間は、12月3日~7日、全国の20歳以上の既婚女性に対してインターネット調査にて行われた。有効回答数は341名。「あなたは、家の”お片付け”に悩みがありますか?」と尋ねたところ、89%が「悩みがある」と回答した。「特にお片付けに困っている場所はどこですか?」と尋ねたところ、「リビング」と回答した人が60%でもっとも多かった。続いて「押し入れ」が52%、「クローゼット」(48%)、「キッチン」(39%)となった。「もしあなたの家に収納スペースを増やせるとしたら、あと何畳分ほしいですか?」との問いには、全体平均で「約4畳分」となった。「お片付けに悩みがない」と回答した人の増やしたい収納スペースの平均が「約2畳」に対して、「お片付けに悩みがある」と回答した人の平均が「約4畳」であることから、片付けに悩みがある人ほど広い収納スペースを求める傾向が見られた。「あなたの家族の中でお片付けに「協力的ではない人」は誰ですか?」との設問に対しては、「夫」と回答した人が54%。続いて「息子」が38%、「娘」は30%となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日お正月ニッポンプロジェクトは「自分の国の文化に関する意識調査」を実施した。調査は9月11日~9月19日にかけて、小学生の子どもを持つ日本人の母親および外国人の母親とその子ども各200人(計400人)を対象に行った。最初に、子どもに対し「自分の国をかっこいいと思うか」と質問。すると、日本人の子どもはかっこいいと回答した割合が15.5%だったのに対し、外国人の子どもは46.5%だった。次に母親に対して「自分の国を誇りに思うか」と尋ねたところ、「とても誇りに思う」と回答した日本人の母親は33.0%。一方、外国人の母親は45%だった。自国民であることへの意識に関しては、日本人よりも外国人の方が母子ともに高いことが明らかとなった。次に、自分の国を「とても誇りに思う」と回答した母親に対して、「どの部分において誇りに思うか」という質問。すると、日本人の母親は「季節ごとの慣習」が1位(68.2%)、外国人の母親では「歴史と伝統」が1位(70%)だった。また、「国民性を作るものは何か」と母親に対して質問したところ、日本人・外国人ともに「文化」という回答がトップ。2位に日本人は「生まれた国」、外国人は「教育」、3位に日本人は「住んでいる国」、外国人は「生まれた国」と答えた。さらに、自身が大事にしている年中行事のいわれについて、子どもにきちんと説明できるか質問。すると、日本人は8.5%、外国人は56.1%が「説明できる」と回答し、その開きは6倍以上と大きいことが分かった。日本人は季節ごとの慣習に誇りを持っているにもかかわらず、その由来を説明できない割合が高いようだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月09日