「片付けをしたい気持ちはあるんだけど、なかなか手がつけられなくて……」という相談をいただくことがあります。この記事を読んでいただいている方にも、身に覚えはないでしょうか?片付けの本を読んだり、道具を買ってみたり……。だけど、いざ片付けをしようとなってもなかなか重い腰が上がらない。そんな時に参考になる心理学の実験が、スタンフォード大学の心理学者であるエイモス・トベルスキーによって行われました。片付けのような作業を進める際に使える、「当たり前のようだけど、実は忘れがち」なテクニックをお伝えします。■ つい忘れがちな「期限」。これがないと片付けは始まらない?「片付けを習慣として身につける」というのは、長期間にわたる作業になります。もしあなたが、「いつも使っているデスクの上を片付けよう」と思ったとします。すると、「今日の夜のうちにやってしまおう」という計画も立てやすいですよね。しかし、これがダイニングルームの場合には事情が変わります。たとえ大掃除のように丸一日かけたとしても、なかなか満足に片付けることができない人も多いはず。しかも、日々の暮らしの中で実践していくには数日〜数週間かけて一部屋を片付けるというケースも多くなります。FUTO / PIXTA(ピクスタ)こんな時に、つい忘れてしまうもの。それは「期限」です。■ 「期限」の効果を明らかにした、スタンフォード大学の実験とは?前述のスタンフォード大学で行われた実験では、学生を2つのグループに分けて、各自レポートを提出してもらいました。Aグループ:無期限で提出を受け付けたBグループ:期限付きで提出を受け付けたtkc-taka / PIXTA(ピクスタ)この2つのグループを追跡調査すると、レポートの提出率に明確な差が出ました。「無期限の方が好きなタイミングで取り組めるから、提出率は高くなるのでは?」と考えたくなりますが、やはりそこは心理学の実験。直感に反する、意外な結果が得られました。■ いつでもできることは、いつまでもやらない!それが人の心理上記の実験では、提出期限がないAグループは25%の学生がレポートを提出しました。これに対して、期限を設けたBグループではなんと66%もの学生がレポートを提出したのです。freeangle / PIXTA(ピクスタ)この種の「期限の有無による目標達成度」を比べる実験はいくつか行われていますが、どれも同様の結果が得られています。レポートの提出に限らず、割引クーポンの使用率でも同様の結果になりました。無期限のクーポンは使用率が低く、期限付きクーポンの方が高い確率で使用されました。これらの実験で判明したのは、「人は期限を設けていないことには時間を使えない」ということです。言い換えると、「いつでもできることは、いつまでもやらない」のが私たち人間の性質なのです。■ もちろん片付けにも応用できる、ジャンル不問のテクニック!期限を設けることを、心理学用語では「ピリオダイゼーション」と呼んでいます。スポーツ選手のトレーニング目標などにも使われているため、体育会系の部活動に所属していた経験がある方は聞いたことがあるかもしれませんね。このテクニックは、短時間で終わる作業よりも長期間にわたる作業にこそ効果的です。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)当然、レポートやトレーニングだけでなく片付けにも効果は抜群。たとえば「今月の31日までにダイニングルームを整頓する」というように、期限を明確に決めることで行動に移せる可能性が高まります。自分自身で期限を設ける「ピリオダイゼーション」というテクニック。「ここまでやったら終了」という明確な終わりが見えにくい片付けですが、期限を区切ることを意識すればきっと習慣化もしやすくなるはずです。【参考】※池田貴将『モチベーション大百科』
2018年06月07日皆さんは、お子さんに子ども部屋を与えていますか?お子さんは、そのお部屋を気に入っていますか?勉強したり、くつろげるお部屋ですか?また、お友だちを呼べるお部屋になっていますか?もしそうでない場合、子ども部屋の中が、家族の物の置き場となっているということはないですか?そのような状態だと、子どもは自分の部屋なのに、自分の物ではないものに囲まれ、お気に入りの空間とはならないでしょう。そこで今回は、快適な子ども部屋する方法をご紹介します。■ 意外に多い!? 子ども部屋のクローゼットが物置状態に!もし家族の洋服や、布団、家電などを、子ども部屋のクローゼットや押し入れなどに収納しているなら、本来収納すべき場所に収納しましょう。それは、まだ子どもが小さく、専用の部屋が必要ではなかったからでしょう。そのため、子ども部屋としてではなく、物置部屋として使用しておられるご家庭も少なくありません。しかし、子どもの成長とともに、部屋の目的も変わってきます。我が家の三姉妹の子ども部屋(11畳)も、居住年数(11年)と共に部屋の目的は変わってきました。最初は何にも置いていない、ガラーンとした部屋でした。それから、ファミリー寝室になりました。クローゼットは、家族のものでいっぱいでした。つまり、物置きでした……。そして昨年春、子ども部屋にするにあたって、クローゼットは、子どものために明け渡しました。これで、物置部屋から、子ども部屋に変身させてあげました。■ 子ども部屋は子どもにとって「自分だけのお城」子どもの好きなおもちゃや本、洋服や雑貨など、自分だけのお気に入りの物に囲まれた部屋。そこは、子どもにとって自分だけのお城です。Choreograph / PIXTA(ピクスタ)そのお城で、勉強したり、読書したり、時にはお友だちを呼んだり。そんなワクワクするような子ども部屋だったら、お気に入りの空間になること間違いなしです。各部屋の目的(この場合だったら、子どものお気に入りの部屋)を考え、そして物の整理をしましょう。それから、子どもと一緒にお気に入りの子ども部屋を作り上げることができたら、素敵なことですよね。
2018年06月01日綺麗なお部屋をキープするためには、片付け習慣を身につけることがとても大事。でも時には「面倒だな〜」と感じてしまって、思うように片付けが進まない日もあるでしょう。そんな時には、「どうして片付けをしたいのか」ということを振り返ってみるのも大切なことです。これは、習慣化を扱う書籍などではお馴染みとなっている「目的を再認識する」「初心に戻る」という作業です。ところが、この作業は一歩間違うと逆効果になってしまうことはあまり知られていません。今回は、心理学の実験で判明した「正しい片付け習慣の身につけ方」をお伝えします。■ どうして片付けをするの?その理由を書き出してみよう!xiangtao / PIXTA(ピクスタ)あなたが片付けをしたい理由はなんでしょうか?「友人を招いても恥ずかしくない部屋にしたいから」という人もいれば、「いつも探し物が見つからなくてイライラするから」という人もいるでしょう。この「目的や動機」を思い出すのが、冒頭にお伝えした作業です。Mr.Jub / PIXTA(ピクスタ)用意するのは紙とペンだけでOK!パソコンやスマホのメモ機能でも良いのですが、実物の紙に書いた方が頭の中が整理されるという研究があります。できれば紙とペンを使いましょう。■ 「理由や動機は、数が多いほど良い」というのは間違った思い込み清十郎 / PIXTA(ピクスタ)いざ書き出してみると、パッと思いつくのは2つか3つ程度の人が多いのではないでしょうか。もしかしたら、1つしか思い浮かばない人もいるかもしれませんね。でも、そこで「動機がこれだけしかないなら、そもそも自分は片付けなんてしたくないのかも……」とは思わないでください。これは「理由や動機は、数が多いほど良い」という、間違った思い込みが原因なのです。ましてや、「理由をもっとたくさん探さなきゃ!」と考えてはいけません。それを実証する、興味深い実験をご紹介しましょう。■ 課題は多いほど良いわけではない!? 経営者対象の実験で出た意外すぎる結果とは?saki / PIXTA(ピクスタ)ペンシルバニア大学の組織心理学者であるアダム・グラント氏は、会社の経営者を集めて2つのグループに分けました。そして、「自分の会社の強みを書き出す」という課題を与えます。Aグループには、強みを3個だけ書いてもらいます。そして、Bグループには12個書いてもらいました。そして課題を終えたあとに、「自分の仕事にどれくらい満足しているか」というアンケートを取りました。繰り返しになりますが、彼らは全員が会社の経営者。当然ながら、自社の強みについてたくさん書けた方が満足度が高くなりそうだと予想できます。ところが、結果は意外なものでした。■ 数が増えると、「書き出したもの」が重要に思えなくなる。polkadot / PIXTA(ピクスタ)なんと、自社の強みを3個だけ書き出したAグループの方が、12個書き出したBグループより仕事に対する満足度が10ポイント中で平均2.5ポイントも高くなったのです。理由としては、「人は直感的に思い浮かぶもの以外にはあまり価値を見出せない」ということがあるようです。つまり、12個も書いていくうちに「うちの会社の強みって、大したことじゃないかも……」と感じてしまったということです。これを片付けに当てはめて考えると、次のようなことが言えます。■ 最初に思いついた数個の動機を、何度も思い出して大切にする。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)部屋を片付けるのに、いくつも理由や動機を考える必要はありません。それどころか、数が多すぎると逆効果であることも心理学の実験で分かっています。なので、最も効果的なのは「パッと思いつく理由や動機を、何度も思い出す」ということなのです。あなたは、どうして部屋の片付けをしようと思ったのか。Graphs / PIXTA(ピクスタ)片付けが面倒になってきた時は、紙とペンでその理由を書き出してください。2〜3つあっても良いですし、1つだけでももちろん大丈夫!その1つだけの動機を忘れないようにすれば、きっと片付け習慣も身につけることができます。【参考】※THE WALL STREET JOURNAL.『あなどれない「手書き」の学習効果』※アダム・グラント『ORIGINALS誰もが「人と違うこと」ができる時代 』
2018年05月30日「片付けを習慣にして、綺麗な部屋を目指そう!」と思っても、なかなか一朝一夕にはできないのが現状です。「私はなんでできなのか…。そもそも片付けができない人間なんだろうか。」と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。前回は、片づけが、つい先延ばしになる原因を解説しました。今回は、ハーバード・ビジネス・スクールのテレサ・アマビール教授が発表した「進捗の法則」を参考に、片づけの習慣に応用できる方法を紹介。原因解消には、モチベーションの維持と進捗状況の確認が秘訣のようです。プラナ / PIXTA(ピクスタ)■ 片付けは続けることが一番大切!心理学に基づく「続けるテクニック」とは?kou / PIXTA(ピクスタ)気分が落ち込んでしまうと、片付けそのものに対するモチベーションが低下してしまいます。結果として、お部屋は散らかったままに。モチベーションはさらに下がるという、まさに負のスパイラルです。そこで、ハーバード・ビジネス・スクールのテレサ・アマビール教授が発表した「進捗の法則」という考え方に基づくテクニックをご紹介します。片付けは「一度の作業ですべて綺麗になる」というものではないので、日々続けるためのモチベーションが一番大事。モチベーションを維持するための、効果的な考え方を身につけましょう!■ どこに意識を向けるかで全然違う!モチベーションを維持する秘訣とは?TATSU / PIXTA(ピクスタ)「今日も片付けをするぞ!」と思うと、つい「今から片付ける場所」に目を向けがちです。片付けるべき場所は、リビングのソファ周辺や脱衣所の棚の中など、考えただけでもたくさんあります。そうなると、やっぱり片付けをするのが億劫になりますよね。そんな時は「今から片付ける場所」ではなく、「すでに片付けた場所」に意識を向けましょう。最初は書類や郵便物が散らばって手狭になっていたダイニングテーブルが、今では食事だけで広々と使えるようになっている。使いかけの備品が散乱していた洗面所が、必要最低限の物だけになってすっきり整頓されている。そんな「すでに片付けをした場所」に注意を向けてみてください。そうすると、「最初から考えれば、少しは片付いたかな。よし、続きをやろう!」という気持ちになれるのではないでしょうか。■ 目標に対しての「進捗状況を実感」できると、モチベーションが上がる!タカユキ / PIXTA(ピクスタ)これは、「目標に対してどの程度の進捗状況かが把握できると、人の生産性は高くなる」という理論に基づいています。登山やマラソンで「ゴールまで残された距離よりも、今まで進んできた道のりを振り返ったほうが楽になる」という経験をしたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。片付けも一緒で、「すでにこれだけの場所を綺麗にできた」という感覚を持つことができれば、手付かずの場所の片付けに対してもモチベーションを上げやすくなるのです。■ 片付けた場所を、成果として写真で記録しよう!freeangle / PIXTA(ピクスタ)「進捗の法則」をより効果的に利用するのにオススメなのは、「小さな範囲でもいいから、片付けた場所を写真に撮る」ということです。誰かに見せるためではなくて記録用なので、スマホのカメラでも十分です。そして、片付けのモチベーションが下がりそうな時に振り返ってみてください。きっと「よし、他の場所もやってみよう!」と思えるはずです。少なくとも、「片付けられない自分」というマイナスな考えに悩まされる心配はありません。注意点としては、そのままスマホいじりに熱中してしまわないこと!それは前回の記事を参考にしてみてください。そこだけ注意していただければ、写真に撮っておくという方法にはもう一ついい効果があります。■ 人間は忘れっぽい!なので、写真であとから振り返ることができるようにしようさわだゆたか / PIXTA(ピクスタ)いくら片付けをしっかりしても、暮らしているうちにお部屋はまた散らかっていくことがあります。時間が経ってからまた片付けようと思っても、「ところで、前回はどんな風に片付けたんだっけ?」と記憶が曖昧になっていることもあるでしょう。そんな時でも手元に写真データがあれば、どこに何を収納するのかすぐに思い出せます。あるいは、前回よりも効率の良い収納方法を思いつくかもしれません。つまり、過去の自分を参考にできるということです。せっかくの片付けの機会を一度きりのものにせず、毎回アップデートしていくことができるんです。【参考】※テレサ・アマビール『マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力』
2018年05月14日「お部屋の片付け、習慣にしたいなぁ……」と思っているあなたにも、こんな経験がありませんか?polkadot / PIXTA(ピクスタ)いざ片付けをしようと思ったところに、ちょうどLINEの着信が……。返事をした手で、そのままなんとなくFacebookを開いて友達の投稿に「いいね!」をしたら、「そう言えば、行ってみようと思っていたレストランのランチ、明日もやってるかしら?」と気になり始めてGoogleを起動。ついでにTwitterで口コミをチェックしていたら、気づけば1時間近くが経過し、結局、今日も片付けはできずに先延ばしに……。どうして、「やらなければ!」と分かっている片付けでも先延ばししてしまうのでしょう?今回は、その原因について考えてみましょう。プラナ / PIXTA(ピクスタ)■ 人なら誰もが持っている!? 先延ばしの原因とは?sasaki106 / PIXTA(ピクスタ)カナダにあるカルガリー大学のピアーズ・スティール教授の研究によれば、人が先延ばしをする大きな原因として「衝動」というものがあるそうです。目の前に魅力的な何かがあると、つい衝動的にそちらに気を取られてしまうという経験、ありますよね。例えば、つい、美味しそうなお菓子を食べてしまうつい、新しい洋服を買ってしまうつい、スマホでSNSを見てしまう実はこの「つい、〇〇してしまう」のが、いろいろな物事の習慣化を妨げる要因になっているんです。■ 衝動的な気持ちは20秒我慢すればおさまる!セーラム / PIXTA(ピクスタ)人なら誰しも持っている「衝動性」ですが、じつは簡単に抑える方法があります。研究によると、人は衝動を感じてから20秒間我慢できれば「〇〇したい」という気持ちを抑えることができるそうです。20秒と聞くと短そうですが、実際にじっとしていると意外と長い時間です。そして、いつも20秒間我慢できるとは限りません。肉体的、あるいは精神的に疲れていたりすると衝動を抑えるのはとても難しくなります。そこでオススメなのが、「衝動を感じた物事に対して、アプローチするのに20秒以上かかる環境を強制的につくる」という方法です。■ 「スマホの置き場所」は少し面倒な所にする!Graphs / PIXTA(ピクスタ)現代人が、「つい時間を使ってしまう」という代表格がスマホです。そこで、本気で片付けの習慣を身につけたい人にオススメの方法です。スマホの定位置を、すぐ手に取れない場所にしてしまいましょう。普段リビングで過ごしているなら、少し離れた部屋に置いてみてください。クローゼットの中や洗面所、2階にある廊下の突き当たりも良いかもしれません。「立ち上がってわざわざ取りに行く」という行動が必要になる場所であれば、どこでも大丈夫。いつも充電器をそこにセットしておき、帰宅したらそこで充電するという癖をつけるのも効果的です。■ スマホを置く場所を変えられなければ「機内モード」に!「充電場所まで変えるのはさすがに面倒だな……」という方は、機内モードでも良いでしょう。実際、筆者は家に帰ってからは特別な用事がない日は基本的に機内モードにしています。それだけでも、「不意に届いた通知に気を取られて、つい時間を奪われる」というリスクを抑えることができます。通信機能が使えないだけなので、カメラやメモが使えるという点では便利な方法です。もちろん、いっそのこと電源を切ってしまってもOK!です。再起動までに20秒程度はかかるので、そもそも電源を入れる気すら起きなくなります。■ 掃除道具は20秒以内に手に取れる場所に!遥花 / PIXTA(ピクスタ)スマホとは逆に、掃除道具はすぐに手に取れる場所に置くことが大切です。できれば、20秒以内に取れる場所が理想です。使う道具はすべてでなくて構いません。とにかく「片付けを始める」きっかけにさえなればいいので、ハンディモップ1個や雑巾1枚でも全然OK!いつも座っているソファの近くに収納があれば、一番手の届きやすい引き出しに入れましょう。そして「あ、片付けしなきゃ」と思ったら即、行動に移すのがコツ。脳が「やらない言い訳」を考える時間を与えないのも、習慣化にはとても大事なことです。【参考】※ピアーズ・スティール著『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』※CTV NEWS『Procrastinate much? How 20 seconds could help keep you on task』
2018年05月09日前編につづき、心理学で片付けが週間づく方法を、ハーバード大学院の教授のトッド・ロジャース(Todd Rogers)が発表した論文『Reminders Through Association.』を参考にご紹介しています。後編では、論文を参考に応用した、片付けのテクニックです。誰でも簡単に実践できますので、ぜひ試してみてくださいね。つむぎ / PIXTA(ピクスタ)■ イラストの方がインパクト大!文字はあまりにも身近にありすぎて注意を引かないGraphs / PIXTA(ピクスタ)まず【前編】で出した問題の答えからご紹介いたしましょう。出題は以下になります。無作為に選んだ人を対象にして、「コーヒーショップのクーポンを渡して、忘れずにそれを使ってもらう」という課題を与えます。そして、コーヒーショップのレジには以下の2つの方法をリマインダーとして設置しておきます。A.レジの横に、「クーポンを使う」と書いた紙を貼っておく。B.映画『トイ・ストーリー』に出てくるキャラクターの写真を見せて「この写真を見たらクーポンを使う」と覚えておくようにあらかじめ伝えておく。そして、その写真をレジの横に貼っておく。どちらのグループが、クーポンを忘れずに使う確率が高かったでしょう?Graphs / PIXTA(ピクスタ)「そりゃ文字で書いてあるAグループでしょ!Bグループの写真なんて、なんの意味もないじゃない」と思うところです。しかし実験の結果、なんとBグループの方がクーポンを使う確率が36%も高くなったのです。500人の被験者を対象に行われたので、信頼性はとても高い数字です。これは多くの人にとって意外な結果だったと思いますが、それが心理学の面白いところ。「普通」や「常識」というものを心理学で研究してみると、実はあまりあてにならないこともあります。現代人にとって文字はあまりにも身近にありすぎて注意を引かず、見てもすぐにその場で忘れてしまう傾向があるようです。スマホのカレンダー機能やリマインダー機能も同様で、文字で通知されるため「重要性」が認識されにくいのでしょう。■ なんでこれがここに?目を引かす、注意を引かせることが大事!TATSU / PIXTA(ピクスタ)それに比べて、「目を引くもの」のリマインド効果は非常に高くなります。「なんでこんな場所に、これがあるの?」という注意を引いてくれて、それから「あ、そういえば〇〇をしなきゃ!」と思い出すことで脳の中で意識を連結させた方が、人は実際の行動に移しやすくなるということです。では、この「Reminders Through Association(邦訳:連想リマインダー)」と呼ばれるテクニックを、お部屋の片付け習慣を身につけるために活用するにはどうすれば良いのでしょう?いま、お部屋を見渡してみてください。「これ、なんでこんなところにあるんだっけ?」というものがありませんか?それを、リマインダーとして設定してみるといいでしょう。■ できるだけ「変なモノ」を!その環境に似つかわしくないモノで習慣づける実験によると、あまりにも周囲の環境と馴染んだものには「連想リマインダー」は向いていないようです。例えば、キッチンの中で食器をリマインダーにしようとしても、それはあまり効果がないということです。そのような場合は、数年前の旅行でお土産に買った奇妙な色の人形でも、抽選でもらった変なロゴが入っているマグカップでもなんでも構いません。大事なのは、「その環境に似つかわしくなくて、なるべく目を引くモノ」ということです。違和感があればあるほど効果的なので、あえて目を引く変なものを探してきて置くのもアリです。ちなみに、筆者の場合は100均で買った「だるま」を使っています。真っ赤で目を引いて、そこに存在する必然性がまったくないのでリマインダーとしては最強です。そして、それを見たら「10分だけ片付けをする」と決めてください。片付けの場所は、決めなくても大丈夫。最初のうちは、とにかく10分だけ時間をとって片付けをすることを習慣にしてみましょう。■ 目を引くモノだけに、悪目立ちを避けるにはどうしたらいい?Ryu K / PIXTA(ピクスタ)「連想リマインダー」の欠点としては、リマインダー自体が変なものであるが故に、どうしても普段から目を引いてしまうことです。そこで、「毎日視界に入るけど、自分しか見れないような場所」に置いておくのがオススメです。女性なら毎朝使う化粧品を入れた棚の中でもいいですし、男性ならスーツをしまっているクローゼットの中でもいいでしょう。そして、それを見たら「そうだ、10分間掃除をするって決めたんだ!」と思い出してください。紙のメモやスマホのカレンダー機能より、片付け習慣を身につけられる可能性がグッと高まります。片付けを習慣化するテクニックはいくつかありますが、その中のひとつとしてぜひ試してみてはいかがでしょうか。(おわり)【参考】※Todd Rogers『Reminders Through Association』※Todd Rogers(ハーバード大学 公共政策大学院HPより)
2018年04月26日「よし、今日からお部屋の片付けを習慣にしよう!!」と思い立つ時ってありますよね。そんな時に「何かいい方法ないかな?」と考えてインターネットで調べてみたり、本を探して読んでみる人も多いでしょう。「よし、頑張ろう!」と決心はするものの、なかなか続けるまではいかないのが現状です。そこで、ハーバード大学院の教授のトッド・ロジャース(Todd Rogers)が発表した論文『Reminders Through Association.』に、とても参考になるものを見つけました。この論文を応用したお片付けテクニックを、前編・後編に分けてご紹介します。前編では、片付けができない原因で起こりがちな考え方についてお話します。つむぎ / PIXTA(ピクスタ)■ ほかの用事でつい後回し!どうしても思い通りに進まない片付けUshico / PIXTA(ピクスタ)「あ、もう子どもを迎えに行かなきゃ!」「そういえば、そろそろお醤油がなくなりそう。スーパーに買いに行こう!」このように、いろいろな用事に時間を取られて、気づけばもう夜。Ushico / PIXTA(ピクスタ)「今日はもうできないから、明日やろう……」と、仕方なく諦めて就寝。朝起きれば、次の日には別の用事が目白押し。部屋の片付けはすっかり忘れてしまって、「また今度の週末にでも……」と思ったまま、やっぱり週末も予定で埋まって片付けができないまま。そこで忘れないようにと思って紙のメモやスマホのスケジュールを使っても、その場では「そうだよね、やらなきゃな。」と思いながら、ついつい先延ばしにしてしまう。toronoco / PIXTA(ピクスタ)この状態が続くと、人はこう考えがちです。「自分は、もともと片付けができない人間なんだ。やろうと思っても、すぐ忘れてしまう。きっと性格の問題だからしょうがない」そして片付け自体を諦めてしまい、世の中でたくさん紹介されている片付けのノウハウも活用されません。でも、「片付け習慣が身につかないのは性格のせい」というのは大間違い!それは性格のせいではなく、ただ単に片付けを習慣化するテクニックを知らないだけなんです。■ 心理学を応用すれば、どんな人でも片付けができるようになる?Deja-vu / PIXTA(ピクスタ)日本はもちろん、世界各国の大学をはじめとした機関では心理学の研究が盛んに行われています。有名なものでは「囚人のジレンマ」や「ラベリング効果」というものがあり、経営書や自己啓発書ではよくこれらの単語が登場します。しかし、心理学で研究された内容は経営や自己啓発だけにしか使えないわけではありません。心理学は、人間の精神や行動を研究する学問です。当然、片付けの習慣化にだって応用できます。それでは「片付けが習慣化できない」と悩むあなたのために、心理学的に実証されている方法をご紹介します。■ ハーバード大学院の教授による常識と反するテクニックとは?Graphs / PIXTA(ピクスタ)ハーバード大学院の教授のトッド・ロジャース(Todd Rogers)が発表した論文『Reminders Through Association.』で、面白い研究成果が報告されています。その報告をご紹介する前に、ひとつ問題をお出しします。無作為に選んだ人を対象にして、「コーヒーショップのクーポンを渡して、忘れずにそれを使ってもらう」という課題を与えます。そして、コーヒーショップのレジには以下の2つの方法をリマインダーとして設置しておきます。A.レジの横に、「クーポンを使う」と書いた紙を貼っておく。B.映画『トイ・ストーリー』に出てくるキャラクターの写真を見せて「この写真を見たらクーポンを使う」と覚えておくようにあらかじめ伝えておく。そして、その写真をレジの横に貼っておく。さて、2つのグループのうち、どちらがコーヒーショップのクーポンを忘れずに使う確率が高かったでしょう?後編では、実験結果と実際の活用例をお伝えします。(つづく)【参考】※Todd Rogers『Reminders Through Association』※Todd Rogers(ハーバード大学 公共政策大学院HPより)
2018年04月25日ゲームやおもちゃ、教科書、プリントなど…。部屋を見渡すと、子どもの物って意外と多いですよね。使ったままになっていると目につくし、スペースも占領してしまってとにかく邪魔!しかも、「片付けなさい!」なんて言っても右から左へ流れていくから、いつもイライラしているというママも多いのではないでしょうか?そこで今回は、世のママたちが実践している、「子どもが片付け上手になるコツ」を紹介します。1●物の量と収納スペースのバランスを確認冒頭でも触れたように、子どもの物って意外と多く、なぜか知らない間に増えていきますよね。だけどよく見てみると、じつは使っていない物や不必要な物もたくさん!収納スペースに入り切らないほどの物があるなら、そもそも整理整頓ができなくて当たり前です。まずは、物の量が収納スペースに見合うかどうかをチェックするところから始めると◎。そうすれば、収納スペースを増やすべきなのか、それとも断捨離すればいいのかが見えてきます。もし断捨離するなら、3カ月に一度、月に一度、週に一度など、定期的に断捨離するようにルールを決めておくと物が溜まりにくくなり、必要な物とそうでない物が仕分けやすくなりますよ。2●使い終わった物とこれから使う物を一緒に出さない机や子ども部屋というよりも、おもちゃで遊んでいる途中などに有効なのが、「使い終わった物」と「これから使う物」を入れ替え制にする方法。ママは掃除や洗濯、炊事と毎日やることが盛りだくさん。可能な限り目を光らせてはいるけれど、ずっと子どもに付きっ切りというのは難しいもの。そのため、「片付けなさい!」と言うタイミングは、おもちゃがあちこちに散乱しているなど、すでに散らかった状態になってからではないでしょうか?子どもにとっても、その状態から片付けるとなると、気が進まないものですよね。それなら、「そもそも散らかった状態にならないようにすればいい」というのが、この方法のポイント。一度に使えるおもちゃは「3種類まで」などのルールを決めて、「違うおもちゃで遊びたくなったらひとつ片付けてから」としておけば、少なくとも散らかりすぎることは避けられそうです。3●もう一度「片付け方」を教えなおすよくやってしまいがちなのが、「ここに戻すんだよ」「このカゴに入れるんだよ」など、「片付け方」を大雑把に教えて終わること。だけどそれでは、“キレイに”片付けることは伝えられていない可能性も…。たとえば本。「本は本棚に」と教えると、さかさまになっていても、順番がバラバラになっていてもOKということになります。子どもとしては、言われた通りにしているつもりでも、ママが見たら「ぐちゃぐちゃだ…」と感じてしまいますよね。最初のうちは、大雑把な教え方でも問題はなさそうですが、ある程度ひとりで片付けられるようになったら、「1から順番に本棚に並べるんだよ」「向きは揃えるんだよ」など、さらに細かく教えてあげると、「片付ける」ということがどういうことなのかを理解しやすくなるかも!?ほかにも、「子どもが遊ぶスペースをあらかじめ決めて、そのスペースだけおもちゃを出したままにしていい」、「一度でも片付けなかったら没収」など、家庭によってさまざまな方法があるようです。今まで色んな方法を試したけどダメだった、そんな時は、今回紹介した方法を一度試してみてはいかが?(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年04月21日ひと口に「整理収納」「お片付け」といっても、一人一人悩んでいるポイントは異なります。ご自身のこと、ご家族のこと……。それこそ“汚部屋”でお悩みの方から、よりキレイに、より美しく収納を構築したいという向上心の高い方まで様々です。そのため、筆者のお片付け講座に来ていただいた方からは、講座の後にピンポイントで悩みを相談されることが多いんです。今回は、講座に参加されていた「よりキレイに」を求める方が悩んでいた「家族が服を脱ぎっぱなしにする」問題の解決法についてご紹介したいと思います。Graphs / PIXTA(ピクスタ)■ 自分に向いている「収納の構築法」や「片付けルール」を探すRina / PIXTA(ピクスタ)ある相談をされに来た方の話です。整理収納に関する意識が高く、片付いていない状況にストレスを感じる方で「仕事から帰ってくると、家族の衣類などがソファーや床に乱雑に置いてあってストレスになる」と悩んでいらっしゃいました。片付けの仕方については「モノを使ったらすぐに定位置に戻せる」人もいれば、「まとめて定位置に戻す」方が習慣化しやすいという人もいます。でも、筆者は無理に最初から定位置に戻さなくても良いと考えています。日常行う単純作業は、ほとんどの方が「ルーティーン化(決められた一連の動き)」していて、それをすぐに変えることにストレスを感じる方の方が多いからです。ストレスを解消する生活を送るための整理収納なのに、ストレスを増大させては意味がないですよね。■ すぐ片付ける気になれない人には「モノの一時保管場所」を!MN4 / PIXTA(ピクスタ)このように、すぐに片付ける気になれない方にオススメしたいのは「モノの一時保管場所」を作ることです。脱ぎっぱなしにするご家族がいるなら、脱ぐ場所の近くに一時保管用のカゴを置いておきます。クローゼットのある部屋に行くとき、あるいは寝る前にカゴを持って行くようにすれば、自然と片付ける習慣が身に付きます。Graphs / PIXTA(ピクスタ)他にも、例えば旦那さまが帰ってきてカバンやスーツをリビングに脱ぎ捨てる……なんて行為が日常的であれば、スーツの一時置き場をリビングや玄関に作りましょう。衣類をサッと掛けられる「ウォールハンガー」や「ポールハンガー」などを置くのがおすすめです。お子様の上着などであれば、カゴでも良いでしょう。いかがですか?「家族が片付けてくれない」「協力してくれない」とストレスを感じるよりも、どうしたら片付けられる習慣がつくようになるのか考える方が前向きですし、ストレスも軽減されますよ。ぜひ試してみてくださいね!(written by 伊東隆志)
2018年04月09日子どもの成長や健康のために睡眠はとても大切なもの。ママのなかには、夜の8時や9時くらいには寝かせるようにしているという人もいると思いますが、なかなか寝てくれないことってありますよね。どうして子どもが寝てくれないのか、調べてみることにしました。日中の過ごし方に原因があるかもまずは、原因について調べてみたところ、日中の過ごし方が関係しているようです。よくあるパターンとしては、お昼寝の時間。子どもがお昼寝をする時間が長くなりすぎてしまったり、お昼寝をする時間が遅くなってしまうと、夜になっても眠たくならない可能性があります。また、1日何もせずに過ごすのもNG。カラダが疲れていないと、いざベッドに入って寝ようとしても、なかなか寝付けないことがあります。規則正しい生活と遊びが大切?前述のように、日中の過ごし方が睡眠に関係しているので、夜眠れるようにするには、ちょっと工夫するのがよさそうです。朝しっかりと起きて、日光を浴びること。朝日を浴びるために、ちょっと外に出るのがベストかもしれませんが、そこまでせずとも、カーテンを開けて朝日を室内に取り入れるようにしましょう。こうすることで、体内時計がリセットされて、夜になると眠りやすくなるといわれています。また、日中には公園などに行って遊ぶことも大切。ある程度カラダを動かすことで体力が消耗されれば、疲れて眠たくなりやすくなりますよね。また、寝かしつける前には、テレビやタブレット、スマートフォンなどは見せないようにすることも大切です。就寝時間の1~2時間前は、絵本を読み聞かせるなど、リラックスした環境作りを心がけましょう。子どもが思うように寝てくれないと、「どうして寝てくれないの!」と感じてしまうこともありますが、そんなときは焦らずに、前述のようなポイントをチェックして、子どもが眠りにつきやすい生活をできているか確認してみてくださいね。(文・山手チカコ/考務店)
2018年04月05日家賃10万円の賃貸で、部屋の1/5を不要品が占拠しているとしましょう。すると、ひと月2万円の無駄遣いになっていますよね。このようにお片付けと家計を結びつけた考え方をしてみると、効率よくお片付けするにはどうしたら良いかが見えてきます。今回はプロのファイナンシャルプランナーでありお片付けアドバイザーの橋本絵美さんに、お片付けと家計管理の観点から上手なお片付けの方法を教えていただきました。「モノ」は増えているのに「お金・時間・空間」は減っている快適な暮らしは、何で決まるのでしょうか?普段からファイナンシャルプランナーとしてさまざまなご家庭の相談を受けている橋本さん。幸福を決める要素は4つあるそうです。それはズバリ、「お金、空間、時間、モノ」。これらはお互いに関わりあっているのです。例えばお金で道具を買う(お金が減る)と、管理しなければいけない(時間が減る)、置き場所が必要になる(スペースが減る)、モノは増えるなどです。大切なことは、モノが増えると「お金・時間・空間は減る」こと!物はたくさん持っているのに、とても暮らしづらい……。そんなことはありませんか?取材にご協力頂いた、橋本絵美さん。ファイナンシャルプランナーとして活動するほか、お片付けと家計を結びつけたセミナーを開催しています。「モノ」は循環させるべき実はモノにはライフサイクルがあるんです。今日必要なものも、明日には必要なくなっているかも知れません。自分にとって不必要になったモノが、次の日には友人にとって必要なモノになっているかも知れませんね。必要なモノは惜しまずそろえる!不要になったら手放す!ということを実践すれば、モノもお金も循環し、それらに執着することがなくなります。その分豊かな暮らしに気持ちを向けることができる。これほど幸せなことはありませんね。「使うかも」「高かったから」「買ったばかりだから」は禁物橋本さんのご自宅の現在の冷蔵庫とキッチン高価なお買い物だったとしても、必要性が欠けたなら手放すことが大切です!橋本さんも高価な家電を手放した経験があるそうです。橋本さん宅では、500リットルサイズ(20万円クラス)の大家族用冷蔵庫を購入。将来使うことを予想しての購入でしたが、大きくて掃除しきれなかったり、子どもが自分でモノを取れなかったりと、ストレスになることも多かったそうです。橋本さんは思い切って新品の冷蔵庫を買い換えたそう。7人家族になった今でも、270リットル(5万円)を使用しているとのこと。この冷蔵庫によって、掃除がしやすくなり、サイズダウンでキッチンのスペースが空いたり、子どもたちが自分でモノをとれるようになりました。購入する食材が厳選されるのでムダもなくなりますよね。ちなみに、もともとの冷蔵庫はフリマアプリで、7万5000円で売れたそうです。新たな手出し0円でコストを削減できることがあるんですね♪最も効果を感じやすいのは……キッチン!キッチンはお料理で一番時間を割く場所です。それだけに時短ができているか、ストレスなく家事ができているか最も顕著に表れてしまうところ。キッチンの掃除をスイスイ進めるにはポイントがあります。まず食材を処理することです。賞味期限が切れているかどうかでサクサクお掃除を進めましょう。毎日使うスペースなので使っている・いないもわかりやすいですね。食材はすべて冷蔵庫へしまってしまえば、管理が楽になります。レシピも思い浮かび安くなり一石二鳥です♪調理器具は、用途ごとに一つに絞ってしまいましょう!おたまとレンゲ、ボールをどんぶりで代用、ひとつに絞っては?こういった家事の中心になる場所を整理すると、圧倒的に効率が良くなったのが実感しやすいとのことです。収納グッズが解決するのはそのときだけ大きくお片付けをしたいなら収納を整理しちゃいましょう。基本テクニックは「全出し」!「服が入らないから収納グッズを買おう」で解決するのはそのときだけです。「友だちが来るからちょっとキレイにしたい」なら、収納グッズでお片付けもオッケーです。ですが、収納グッズを買うと、スペースが埋まる、着ていないはずの洋服が処理できない、設置・利用・スペースにコストがかかるなど、あとで大変になってしまう可能性が高くなります。「住みやすく、暮らしやすくしたい」なら、中身をきちんと選別しましょう。例えばこの押し入れは、0.5㎡ほどの空きスペースとなってしまっています。35㎡の賃貸だとすれば0.01%が使われていないことになります。つまり、家賃10万円なら月々1,000円のムダ遣いと言えないでしょうか?手放すときも、気持ちよく!おトクに!お片付けをしていると、手放そうか迷うモノもあるでしょう。でも、悩んでいる時間にも、コストがかかっています。決断しにくいモノは、思い切って手放しちゃいましょう。捨てることに抵抗がある人は、「売る」と「譲る」がオススメ!基本は「売る」。中古買い取りショップやオークションなど、中古品を待っている人がたくさんいます!家電の付属品などは、キレイな内に手放してしまうことで買い手が付きやすくなります。もちろん、高価なモノは高く売れることもあります。「譲る」のも重要なポイント。利用しやすいのは病院や学校、幼稚園に「寄付」することです。また、ご近所さんで「ご自由にどうぞ」コーナーをつくると、廃棄しにくいモノも意外と持って行って貰えることがあります。橋本さんが大切にしているのは、ママ友ラインでの呼びかけ♪普段から自分のモノを譲っていれば、自分が欲しいときに譲って貰えるようになります!片付けもやりくりも上手につきあっていきたいお片付けをすることは、家計管理にも繋がっているんです。お片付けとの上手な付き合い方を知ることで、快適な暮らしを手に入れていきたいですね。●取材協力橋本絵美ファイナンシャル・プランナーお片づけ・プランナー慶應義塾大学商学部卒。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。2種証券外務員。子供10人の幸せ大家族を目指す、1男4女を育てるママFP。子供=お金がかかるという考え方ではなく、子供は宝であり、ママたちが安心してもう一人子供を産めるようにサポートしたいという思いからFPとなる。貯まる家計の仕組みづくりと子どもがいてもすっきり片付く部屋づくりのアドバイスを得意とする。幼少時より蓄えてきた知恵と自身の経験を生かし、幸せな家庭を築くための提案を行っている。明日から使える節約コラムやママ向けセミナーも好評。
2018年03月19日先日夫婦で何気ない会話をしていた時のことです。私がいつもの万年口だけ女っぷりを発揮して「運動しないと将来足腰弱っちゃうわ~」とボヤいていたところ…。夫が、「すぐに車に頼ろうとせずにこまめに歩くか、もうちょっとちゃんと家事をするか、だな。」って言ったんです。え!? なに!? ちゃんと家事をするか…ですと~!?あの! 私、ちゃんと家事してますけど!!うちの夫は休日には家事を分担してやってくれますし、その点本当にありがたく思っています。それと反比例するように、私の家事能力は年々が下がっていき、今となってはすっかり汚母さん(おかあさん)。家事をやらせれば夫のほうがずっと丁寧・綺麗・完璧に仕上げます。そんな夫から見ると私は「ぐーたらしている妻」なんだと思います。その証拠にこんな一言がありました。■夫が言った一言にカチン!とある週末にリサイクルゴミを処分しようとしたんですね(リサイクルゴミ=ペットボトルや缶、瓶などをスーパーのリサイクルボックスに入れます)。しかし週末にこれをやろうとすると、いちいち道も混んでるしお店も混んでるしで思うように進みませんでした。そこでとうとう夫が言い放ったのです。「平日に捨てろよ。どうせ時間あるんだからさぁ。」…なにぃぃぃ!?私:「そんな時間有り余ってるわけじゃないもん!」夫:「幼稚園送りに行ったついでに済ませればいいじゃないか」私:「そうは言ったって私もいろいろあるんだから! 在宅だけど一応仕事してるし!」夫:「そんなことない。絶対時間あるはずだ。俺は知っている」私:「キィィ!! 何を知ってんのよ!?」夫:「平日グダグダしていることをだよ。とにかく週末に溜め込まないで平日に済ませてくれ」キィィ! 私だって忙しいんだからー!!と腹を立てた出来事がありました。私の家事能力には至らない点がいくつもあるのは認めますが、そうは言っても、自分自身の感覚でいえば毎日ずっと家事に追われているような感覚なんです。次から次へとやることが降って沸いてきては、それをひたすらやっつけていってるようなイメージ。しかし夫からすると「大してできていない」「もっとできるはず」。一体この差は何なんだろうって考えてみました。そこで気づいたのは、夫と私の間に家事に対する認識の違いがあることです。■「名前のない家事」に追われる妻たち妻の私は毎日の家事が「やってもやっても終わらない」イメージなのに対して、夫はそうじゃない。ではなぜ私だけがこんなイメージを抱いているのかを考えてみたところ、ズバリその正体は、名前のない家事に追われていることにあるんだと思います!名前のない家事ってご存じですか? 一時期、脚光を浴びたワードですよね。家事と聞いてまっさきに思い浮かぶのは、洗濯、掃除機をかける、お風呂掃除、トイレ掃除といった「名前のある家事」です。しかし、日々の生活にははっかりとした名称のない家事があるんです。むしろ、こちらのほうが多い。そしてはっきりとした名称がないから「片付ける」の5文字で済ませられてしまいます。が、この「片付け」がとにかく幅広すぎー!しかも子どもの数が1人よりも2人、2人よりも3人と家族が増えれば増えるほど、どんどんどんどん片付けの幅も広がっていきます!例えば、今日の我が家を振り返ってみます。■私がやらなければ、誰もやらない階段の下を見てみますとそこには、しぼんだ風船が所在なさげに漂い、幼稚園で次男がもらってきた手裏剣が転がり、どこかから湧いてるのか? と思うほどあちこちに小さなブロックが落ちています。これらがいつからそこにあるのかというと…少なくとも4日前からそこにあります。えへ!比較的目につきにくい場所に落ちているものなので、誰も拾うことがありませんでした。そして、私が拾わなければ、きっと一生誰も拾わないと思います。宅急便で届いたあとの段ボールを畳むのも、洗った牛乳パックを開くのも、ペットボトルのラベルをはずすのも、洗面所の水垢を落とすのも、私がやらなければ誰もやらないし、やらなきゃ! と思う人も誰もいないと思います。そう…!名前のない家事の辛いところは、やってるわりに誰にも気づかれないところです!食器を洗ったり、洗濯を干すのは誰が見ても一目瞭然にわかるのですが…。落ちている手裏剣を拾ったり、しぼんだ風船を捨てたり、落ちているブロックを箱にしまったり、シャンプーボトルのぬめりを取ったり、食器かごの底をハイターしたり、換気扇のほこりを取ったり、晩御飯の献立を考えたり、名前のない家事はやったとしてもほとんど気づかれません。ぜ~~んぶひっくるめて、「片付けた」でおしまい!自分なりには子どもたちが毎日次から次へと散らかす部屋をエイ! エイ! と片付けているつもりなのですが、いまいち夫には伝わらないし、子どもにも全然伝わっていません。先日夫がトイレの換気扇を掃除してくれた時に(ホコリが床に落ちてきていたので見かねて掃除してくれました)、私は心から「ありがとう!」と感激しましたが、家族が誰もいないときに私が1人でひっそりトイレの換気扇を掃除したとしても誰ひとり気がつかないと思います。現にお風呂の椅子のぬめりを取りましたが、誰も気づいていません。次から次へと湧いてくる名前のない家事をやっつけるのは、現状5人もいる家族の中で私1人です。いい加減1人で頑張るにも回らなくなってきました。子どもたちだってもう赤ちゃんじゃありません。家族の一員として協力してもいい年頃です。そこで、私が、自分も含め家族全員で取り組んでいきたいと思っている目標がこちらです。■「ついでに何かを手に持つ」作戦家の中を手ぶらで歩かない!!どういうことかといいますと、例えば1階のリビングから2階へあがる時には、転がっているおもちゃをひとつ手に持ってあがるようにする。寝室から子ども部屋に向かう時には落ちている絵本を手に持って本棚にしまいにいく。玄関から部屋にあがる時には落ちている手裏剣を手に持ってゴミ箱に捨てる。など、「ついでに何かを手に持つ」ようにするんです!部屋を動くついで何かを手に持って所定の位置に戻すようにすれば、これを家族全員が気をつけたとき、私は相当楽をできるはず…! いやいや、違います(つい本音が)。1人が担当する「片付け」をみんなで分散させることができるんです。これならまだ洗濯や食器洗いができない幼稚園組の下2人でもできますし、どっちみち動くついでなのだから取りかかりやすいような気がします。そしてなにより、休日専門の夫にも協力してもらいたいと思います! 平日の食器洗いや掃除機まで頼むつもりはありません。仕事を頑張ってきてくれてるわけですから。ただ、家に帰ってきて玄関にあがって手裏剣が落ちていたら、リビングに来るついでに拾ってきて捨ててほしい!階段にブロックが落ちてたらスーツをクローゼットに片付けるついでにオモチャ箱に入れてほしい!「そんなの妻の仕事だろ」と言わずにそこをなんとか。だって妻の私はそこに至るまでにもう何個も拾ってきてるわけですから。家の中を手ぶらで歩かない!手ぶらで歩くようになった時は家の床がピカピカの時!これを家族全員に協力してもらいたいと思います。【お知らせ】前回の 「専業主婦もストレスフル! 『預けられない子育て』を経験した私の願い」 の記事下アンケート「Q. 母親が1人で抱え込みがちな育児の現状『預けられない子育て』について、ご意見をお聞かせください」のアンケート結果はこちら↓
2018年02月22日そろそろ子どもの入学の準備を・・・という方も多くなる季節。ランドセルは購入したものの、それをしまうことまで想像されている方は少ないのでは?大きくかさ張るランドセルは、収納という意味ではお悩みの種になりがちなアイテム。でもこんなアイテムがあれば、インテリアの邪魔をすることなくスッキリと収納ができますよ。■省スペースが叶う!優秀ランドセルハンガー 「smartランドセルハンガー」 は、リビングや玄関にすっきりと置けるようなスリムな佇まい。シンプルなデザインで、インテリアの邪魔もしないランドセルハンガーです。T字部分にサッとランドセルと掛けることができ、その下には5つのフックがあるので登校に必要な学用品をまとめて掛けておくことができますよ。必要なものの住所作りができるから、子どもたちの片付け上手の近道にもなりそう。<リビングにランドセル置き場を>親の目が届くリビング学習は子どもの学習習慣のためにもまず身につけさせたいもの。その習慣をつけるためにも、リビングにランドセル置き場を作ることは大切です。リビングに置いておけば、宿題をするときもわざわざ子供部屋に勉強道具を取りに行かなくても大丈夫。勉強のハードルを低くすることができる秘訣です。パパやママも気軽に勉強のお手伝いが出来ますよ。T字は向い合せでランドセルがかけられるので、兄弟・姉妹で一緒に使えます。<ごちゃごちゃ物を置きたくない玄関に>お客さまの目に触れることも多い玄関はいつだってすっきりしておきたいもの。でもそんな玄関ほど、コートやマフラー、子どもたちのバッグなどを置いておきたいものですよね。「smartランドセルハンガー」はランドセル以外の色々なものも引っ掛けられるので、保育園などの制服やバックの収納にも役立ちます。パパのジャケットだってシワにならずに吊るすことができますよ。家族のお悩みがすっきり解決する、 「smartランドセルハンガー」 。ぜひこんなアイテムで春の入園・入学準備を万端にしてみませんか?【ご紹介したアイテム】 ⇒ smartランドセルハンガー/スマート 5,940円(税込) 暮らしのはなし こどもと暮らす お片付け
2018年02月15日毎日使うキッチン。お料理好きであればあるほど道具も多くなりますし、どうしても散らかってしまいがちですよね。そこで、今回はお片付けのプロ「インブルーム」のお片付けコンシェルジュのテクニックを伝授していただきました。プロならではの視点は、「なるほど」と納得させられることもたくさん。実体験しないとわからないことも、いっぱいありました♪使いやすくて、散らからないキッチンにするためにヒアリングお片付けをレクチャーしてくれたのは、個人宅から企業まで幅広く整理・収納サービスを手掛けている「インブルーム」の須田木実さん。専門の研修を受けた「お片付けコンシェルジュ」で、いわばお片付けのプロ中のプロです。モデルのキッチンは、東京都中野区にお住まいの30代主婦、マユさんのご自宅です。共働きで、お片付けをする時間がなかなか取れないそう。ダイニングキッチンが狭く、食器棚を置くスペースがありません。須田さんのヒアリングの様子。最初はマユさんも緊張気味です。お片付けコンシェルジュの須田さん(右)が、「料理は毎日しますか?」といった基本的なことから「お片付けの頻度は?」といった項目をヒアリングしていきます。驚いたのは、マユさん(左)の勤務体系までヒアリング項目があったことです。その理由は、後でわかりますよ♪キッチンビフォー状態は…こちらはお片付け前のキッチン。食器や調味料があちこちに散らばって収納されている上、さらに入り切らない食器がカウンター上に散らばっています。全部、出しちゃいましょう!キッチンのお片付けの基本は、吊り戸棚やキッチン下収納にあるモノを「一度全部出す」ことです。写真はキッチン下収納にあったモノだけですが、この量です。不用品もいっぱいありそうです。取捨選択しましょう!フレンドリーな須田さんに、マユさんの緊張もほぐれていきます。収納の中のモノを全部出すことによって、不用品がいっぱいあることに気付きます。ここで、お片付けコンシェルジュの須田さんがマユさんに質問します。「使う」「使わない」「迷う」の3択でモノを振り分けていくんです。ひとつのモノについて考える時間は「5秒」。じっくり考える必要はありません。上の写真の100均の水切りシートは4つも同じものがありました。「使うかと思って買ったんですけど、一度も使ってないですね」とマユさん。つまり不用品ですね。「これからは試しにひとつ買ってみて、活用できると思えばまた買うといいですね」と須田さんからアドバイス。単に片付けを教わるだけでなく、今後の買い物の参考にもなりますね。賞味期限の切れた調味料もたくさんありました。スペースを無駄にしてしまっていたんですね。引き出しの中には、菜箸が4本もありました。メラミンスポンジもいっぱいありすぎです。いつの間にか増えてしまったものです。お片付けをすることによって、「あれ、スポンジどこにいっちゃったかなぁ。また買おうかなぁ」といった不要な買い物を避けることができるようになりますね。プロの使えるノウハウ♪両方とも100均で買えるプラのバスケットですが、左のほうがすっきりして見えませんか?右の丸空きのほうは、中身が丸見えですよね。「バスケットは、四角いメッシュのほうがスッキリ見えます」と須田さん。また、〔セリア〕や〔キャンドゥ〕で取り扱っている〔イノマタ化学〕の100均グッズは、メイドインジャパンでクオリティが高いそうです。四角いバスケットもイノマタ化学製。インブルームとコラボ開発しているグッズもあります。排水口に放り込んでおくタイプのパイプ洗浄剤は、いらない部分をハサミでカットしてスペース効率を高めます。同じようなアイテム、ほかにもありますよね。左がよく使うタッパー、右があまり使わないタッパー。こうしてよりわけておけば、調理時間の短縮にもつながります。バスケットにモノを収納する際には、何が入っているのか細かく書いておきます。面倒に思うかもしれませんが、あとで書いておいてよかった!と思うはずです。お片付けコンシェルジュは、マユさんの仕事が夜勤もありハードなことも考慮に入れて、「使いやすさを」をポイントにお片付けをアドバイスしてくれます。それでは、細部のビフォーアフターを見てみましょう!「不要なモノは捨てる」「よく使うものを手前に」という効率面も考えられたビフォーアフターを見ていきましょう♪吊り戸棚は…ビフォーアフタータッパーなど、マユさんがよく使うもモノは吊り戸棚の下側に、上側には身長のあるご主人のモノを収納しています。引き出しは…ビフォーアフター「どこに何があるかわからない」状態の引き出しが、すっきりしました♪キッチン下(流し下とカウンター下)ビフォーアフター食器棚がないためモノがまだ多めではありますが、使いやすさでは以前と雲泥の差があります。ポイントは「縦の動線」です。流しの下にはスポンジやケミカル類など流しに使うモノを収納。カウンターの下には、料理に使う調味料が収納されています。キッチン下(コンロ下)ビフォーアフターマユさんが一番感動していたコンロ下の収納部分。ファイルボックスを使うことで、フライパンや鍋を縦に収納するというプロ技が光ります。お片付けにひとりで悩むことはありません♪実は最初マユさんは、お片付けを人に教えてもらうのにやや抵抗があったそう。「自分がダメ主婦みたいで」……その気持ち、わかります。でも、共働きであったり、子供の世話が忙しかったり……今の世の中、お片付けに集中できないのも仕方がない場合もあるでしょう。そんなとき、ちょっぴり勇気を出してプロのお片付けコンシェルジュに相談してみるのはいい手かもしれませんよ。今回のキッチンお片付けによって、「よく考えれば、ダイニングキッチンにある三段ボックスの中身っていらないものばっかりだなぁ。三段ボックスを捨てれば食器棚が置ける!」と新発見があったそうです。お片付けをきっかけに、モノや整理に対する考え方そのものが変わるかもしれませんね。プロの技が光る収納インブルームって?インブルームは、個人、法人のお片付けコンシェルジュと整理収納アドバイザーなどの資格講座を行っている会社です。東京に30名、大阪に20名のお片付けコンシェルジュが在籍しています。今回のキッチンお片付けでお願いしたのは、プチコンサルティングと作業代行を合わせてスタッフ1名、2.5時間/12,000円のお試しコースです(取材時は撮影の時間短縮のため、2名での作業をお願いしました。通常はお試しコースだとキッチン下収納くらいまでということです)。リピーターも多く、そのほかのコースもたくさんあります。キッチンに限らず、クローゼットや洗面所のお片付けに関しても定評があります。カリスマお片付けコンシェルジュの中山真由美さんは、雑誌や書籍、「ヒルナンデス!」などのTVでもお馴染みです♪お片付けに悩んでいる人は、まずはお試しコースをお願いしてみるのがオススメです♪問い合わせ先・サービスエリア■電話での問い合わせ0120-954-150(平日10:00〜18:00)■サービスエリア・関東エリア東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県(1都3県)にて、東京メトロ青山一丁目駅(弊社最寄り駅)より、片道1.5時間以内で移動が可能な場所・関西エリア大阪府、京都府、兵庫県、奈良県にて、梅田駅より片道1時間以内で移動が可能な場所上記エリア外の場合は、実費交通費と別途出張料金(1名5,000円税別)になります。インブルーム公式HP
2018年02月13日1年の間で、ママ達がもっとも恐れる季節といっても過言ではないのが冬。免疫力の低い子どもはしょっちゅう感染症をもらってきては、熱を出したりお腹を壊したり…。中でも、感染力がケタ違いに強い胃腸炎にはご用心!事前にできるだけの準備をして、家庭内パンデミックを食い止めましょう!寒くなったら準備を!用意しておきたいアイテム寒くなると、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎が毎年大流行します。小さい子どもの場合「体調が悪い」と口に出して教えてくれません。そのため、さっきまでニコニコしていたと思ったら…いきなり吐いた!「えっ、なんで!?」なんてことが普通に起こります。そうなってからどうしたらいいんだっけ?なんて言っていたのでは、遅いのです。いざという時に慌てないよう、事前に用意しておきたいアイテムはこちら。・マスク・使い捨て手袋・そのまま捨てられる雑巾、ペーパータオルなど・ペットシーツ・ペットボトルの空容器・塩素系漂白剤冬の間は、これらをストックしておくと安心ですよ。どんなふうに使うの?胃腸炎は感染力が強いので、吐瀉物などをそのまま手で触るのはもちろんNG。加えて、空気感染にも細心の注意を払わねばなりません。そのため、子どもが吐いたらすぐにマスクと手袋で自分の身を守り、それから汚れものの処理に移ります。汚れを拭き取るのに使った雑巾やタオル類は、洗ってそのまま使うのではなく処分を。感染性胃腸炎のウイルスはかなり強く、洗濯機で洗ったくらいではキレイになりません。かえって感染を助長してしまうリスクもあります。泣き叫ぶわが子の姿に動揺して、ついこのあたりの対策を怠ってしまいがちですが、そうすると確実に二次感染します。子どもの看病をやり抜くためにも、ママが倒れるわけにはいきません。しっかり自衛を!次亜塩素酸ナトリウム消毒液を作る胃腸炎に感染した人の便や吐瀉物が付着したところは、水拭きではダメ。次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効です。これは、500mlのペットボトルと市販の塩素系漂白剤を使って作ることができます。ちなみに、用途によって必要な濃度が異なります。必要なのは、この2種類!・便や吐物が付着した床やおむつなど・・・1000ppm(0.1%)・衣服や器具などのつけ置き、トイレの便座やドアノブ、手すり、床など・・・200ppm(0.02%)ちなみに市販の塩素系漂白剤の濃度は、5%ほど。では、消毒液の作り方を見ていきましょう。【1000ppm(0.1%)の消毒液】ペットボトルに水をいっぱいに入れ、そこにペットボトルのキャップ2杯分の漂白剤を入れる 。【200ppm(0.02%)の消毒液】ペットボトルに水をいっぱいに入れ、そこにペットボトルのキャップ半分弱の漂白剤を入れる。これだけ!簡単ですよね?作ってから時間が経つと効果がなくなってしまうので、作りおきには向きません。その都度作るようにしてくださいね。汚れてもまるめてポイッ!布団にペットシーツを敷く小さな子どもは、トイレやバケツに吐いてなんてくれません。寝ていて突然嘔吐するので、シーツやバスタオルがいくらあっても足りない…という事態に陥ります。一度汚れたシーツ類は洗ったり、消毒したりも手間がかかります。そんなときにおすすめなのが、ペットシーツ!主にペットがトイレとして使う商品で、吸水性に優れています。これを布団に敷き詰めておくことにより、万が一子どもが寝ている間に吐いても、被害を最小限に抑えることができます。且つ、汚れたシーツは洗う必要がなく、そのまま廃棄OK。胃腸炎の後片付けが大変…と悩まれているパパ・ママ、ぜひ使ってみてくださいね!まとめ小さな子どもが胃腸炎にかかると、それはそれは大変な事態になります。子どものケアはもちろん最優先事項ですが、同じくらいに親は自分の身を守ることを考えなければなりません。ママが倒れたら、子どもの世話は誰がするの!?という意識をしっかり持って、二次感染予防に努めましょう!written by 七尾 なお
2018年02月01日子どもが成長し、一人や子どもだけで出歩くようになると心配なのが防犯面。特にこの時期は暗くなるのが早いので心配もひとしおです。身を守るグッズとして防犯ブザーを携帯している小学生がほとんどだと思います。防犯ブザーはどんなものを選んだら良いのか、また正しい使い方について知っておきましょう。たくさんある、ブザーのタイプ防犯ブザーは、危険を感じた時に使用すると大きな音が鳴り周囲に身の危険を知らせたり、不審者をひるます効果があります。使用する際は、ひもを引くものやボタンを押すもの、ピンを抜くものなど様々なタイプがあります。人気の商品は千円前後のものです。笛やLEDライトがついた多機能タイプのものも人気です。ブザーを持つことに抵抗のある子には、好きなキャラクターをモチーフにした商品も有効です。防犯ブザーを購入する際のポイント防犯ブザーには様々なタイプのものがあるので、購入する際のポイントをおさえて選択しましょう。・ブザー音は大きめを騒がしい場所で音が周囲に届かないこともあるので、音が大きいものを選びましょう。目安としては85デシベル以上となります。パッケージに書いてあるので確認しましょう。・仕様をチェックする頑丈さや、防水仕様かどうかもチェックしましょう。子どもはよく動くのでどこかにぶつけて壊してしまったり、急な雨で濡れたことで壊れてしまったりという心配が軽減します。・子どもが使いやすいかボタンを押すタイプや、ピンを抜くタイプなど操作方法は商品によって様々です。子どもが実際に試してみて使いやすいものを選びましょう。いつも持ち歩くことになるので、軽くてコンパクトなものがよいです。・予備の電池を用意する購入時についている電池はほとんどがテスト用で、寿命が短いことが多いです。すぐに切れてしまうことがあるので、交換用の電池も一緒に購入しておきましょう。2013年の国民生活センターの調査では、小学生が使用している防犯ブザーの半数以上に電池切れや回路の異常などが見つかりました。月に1回程度は定期的に、正常に鳴るのかどうか確認しましょう。購入後のチェックポイント防犯ブザーの音を鳴らす方法は単純ですが、いざという時には恐怖で体がすくみ音を鳴らせないということもあります。購入したらすぐに、親子で使い方を練習しておきましょう。「ここを引っ張ると音が鳴るんだよ」などと説明するだけではなく、親が不審者役になりシミュレーションしたほうがよいでしょう。体を動かしながらシミュレーションしましょう。大人が両手を広げてもつかまらない距離はどのくらいなのか、距離を取りながらどうやってブザーを鳴らすのか、などを確認しましょう。ブザーを取り付ける位置にも注意が必要です。当然すぐに手の届く場所に取り付けます。ランドセルの側面に付ける子も多いですが、とっさの時に手が届きにくいものです。肩ベルト全面の金具であれば、小さい子にもすぐに手が届くでしょう。男子であればズボンのベルト通しも手が届きやすいです。成長に合わせて、取り付け位置の見直しを行いましょう。実際に危険に遭遇しても「勘違いだったらどうしよう」などと子どもが使用をためらうケースもあります。しかし、子どもをだます声掛けは、巧妙化しています。「もし悪い人ではなかったら謝りに行くから大丈夫だからね」などと伝えてあげ、少しでも危険を感じたらためらわずにブザーを鳴らすように教えましょう。防犯ブザーを持たせたから安心というわけではなく、使用方法の確認や練習、定期的なメンテナンスは必要です。ふざけてオモチャとして使用しないように言い聞かせることも大切です。防犯ブザーに限らず、日頃から防犯についての話を親子でしておくことが重要ですね。
2018年01月15日キレイなお部屋にはあこがれるけど、片付けはちょっと苦手……。いつでも片付けられるように、整理整頓はやはり簡単にできるようにすることが大切です。今回はラベリングから写真整理まで、片付けがはかどるアイテムをご紹介します!ラベリングだってスタイリッシュに!《ピータッチキューブ》収納するときに、中身がわかるようにラベリングしておくだけで後々がとてもラクになります。ラベルライターはいかにも業務用というような見た目をしているイメージがありますが、実はこんなにコンパクトでおしゃれなものもありますよ!__________7hm7_____さんのアイデアでは使い方をとても分かりやすく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。ピータッチキューブで整理整頓♪ラベリングは楽しくわかりやすく♪《pomini》「ラベリングするなら中身を一目瞭然にしたい!」という方にはこちらがおすすめ。収納ケースに入れる前に中身の写真を撮るだけで、その場でラベルができあがります。しかもかわいくデコレーションもできるから、片付けが楽しくなりそうですね☆スマホの写真をその場で印刷!《pomini》でできる収納整理術かわいいタグで仕分けをしよう♡《ガーリー「テプラ」》かわいいものが好きな方におすすめしたいラベルライターがこちら♡フォントや囲みなどが種類豊富で、別売りりぼんと《お名前タグメーカー》を使えば子どもの持ち物に便利なネームタグも作れます。そして、タグに二次元コードを付けて専用アプリで読み取れば、収納の中身を確認することもできる優れもの☆これは大活躍してくれますよ!絶大な人気《ガーリー「テプラ」》がパワーアップ♡気になる新機能などを徹底解説思い出もこれで整理整頓☆《Omoidori》写真は意外と整理整頓のお悩みポイント。アルバムにしてしまい込む方が多いと思いますが、せっかくの思い出はやはりすぐ出せる場所に置いておきたいものですよね。《Omoidori》は写真をキレイにデータ化するのにとっても便利!家に写真がたくさんある方はぜひ参考にしてみてくださいね☆写真を整理整頓!《Omoidori》でアルバムに入れたまま簡単・キレイにデータ化!最後に毎日の整理整頓を助けてくれるラベリング用と写真整理用アイテムをご紹介しましたが、気になるものはありましたか?忙しい毎日だからこそ、お片付けは上手に楽しくラクしたいものですよね☆便利なアイテムを活用して、あこがれのお部屋を目指しましょう!
2017年12月31日ちょっぴり面倒なお片付けも、ちょっとしたコツを知っているだけでぐっと楽チンに。どなたでも簡単に取り入れられる収納アイデアをご紹介。今回は子どもの発想力をはぐくみながらお片付けもできる、優秀アイテムをご紹介します。シール、折り紙…小物はジッパーバッグにまとめてスマートに保存子どもは絵を描いたり、工作したり、何かを生み出すのが大好き!そんな習慣は大切にしてあげたいけれど、園から持ち帰った工作物やイラスト、折り紙、いただき物やオマケのシール、はんこやテープ…。どうしてもゴチャゴチャしがちで、増えるのに抵抗がある小物たち。そんな小物たちにも住所を作ってあげましょう。ざっと仲間で分類してジッパーバッグに入れておけば、迷子になるのも防ぐことができます。落書き帳に描いたイラストはA4サイズに入れるとすっきり。B5サイズには折り紙や、シールに丁度いい大きさ。あちこちでもらったシールをそのままにしておくと、子どもはどうしても貼りたがるもの。一旦ジッパーバッグにしまっておけば、管理も簡単です。さらにその半分のB6サイズにはマスキングテープやハンコにピッタリ。それ以外にもちょっとお菓子をいれて持ち歩いたり、絆創膏やマスクの持ち歩きなど、何かと使い勝手のいいサイズです。▼ご紹介したアイテム⇒ ZIPPERBAGジッパーバッグA4(10枚入り) ⇒ ZIPPERBAGジッパーバッグB5(15枚入り) ⇒ ZIPPERBAGジッパーバッグB6(20枚入り) 裏返すと北欧調の可愛いイラスト。これならリビングで出しっぱなしになっていても、違和感がないのも嬉しいポイントです。ボックスにまとめて入れておけば、持ち運びも簡単で、気軽に創作活動を楽しめます。仮置きしたイラストから、オリジナルギャラリーを楽しもうジッパーバッグにとりあえず保存したイラスト。増えてきてパンパンになったら、残すものと捨てるもの、整理する段階で飾って楽しみましょう。マスキングテープで壁にはれば、吊るす道具がなくても簡易ギャラリーに変身です。子どもと一緒に絵を選びながら、可愛いマスキングテープで飾り付ければより楽しめますね。最新作はフレームに入れて、リビングテーブルやちょっと特別な場所に。自分の作品が人の目に触れるのは嬉しいもの。子どものクリエイティブな心を大切に育てながら、インテリアの一部として楽しんでいきましょう。大人向けの収納道具を使うことで印象スッキリ。ジッパーバッグを入れたボックスは、「フランス収納ボックス」。目に見える場所に置いてもスッキリとした印象になる使い勝手のいいボックスです。リビングから見える場所には、北欧風バスケットに入れるのもおすすめです。▼ご紹介したアイテム⇒ Life Storyクラフトオブロングシリーズ ⇒ ノルディックバスケット 北欧テイストの収納ボックスは子ども部屋にもリビングにも馴染む優秀アイテム。「Favori収納ボックス」は軽くて容量もあるので、お気に入りのぬいぐるみたちの収納にもいいですね。取っ手があるので、持ち運びもできるのもポイントです。⇒ Favori収納ボックス 小さな子どもの「作る」を大切にしながら、お部屋を片付けるプチルール。親も子も、ストレスのない小さな決め事を作っていきましょう。
2017年12月31日ちょっぴり面倒なお片付けも、ちょっとしたコツを知っているだけでぐっと楽チンに。どなたでも簡単に取り入れられる収納アイデアをご紹介。今回は子どもが自分でできる!を作る楽しいルール作りをご紹介します。毎朝の習慣付け。自分で登園の準備ができるルール作り。朝は、自分の準備に、朝ごはんに、何かとバタバタしがち。そんな時、小さな子どもも自分で登園の準備ができるようになると親はとても助かります。3歳頃から自分で準備をする習慣づけを促すと、朝の時間にも余裕ができますね。バッグに上着、帽子など、帰宅したらわかりやすい場所に自分でかけられる場所を作ってあげましょう。自分では届かない場所、親と共通のラックではなく、「自分専用」の場所を作ってあげるだけで、子どものやる気はぐっとあがります。専用の家具を買うのは小学校ぐらいから…と考えている場合は簡単にとりつけることができるフックを使うのがおすすめ。自分の使うものに「住所」を作ってあげることが、お片付け習慣化の第一歩です。天然木とスチールを組み合わせた北欧風デザインなのでインテリアに馴染みます。プチスツールをひとつ玄関においておくだけで、靴の脱ぎ履きも手間取りません。▼ご紹介したアイテム⇒ toscaキッチンツールフック ⇒ 北欧風プチスツール 保育園に来ていく服も、自分で準備ができる習慣を。この箱に入れる、というワンクッション作ってあげるだけで、子どももトライしやすくなります。前日の夜、明日の天気と気温を教えるなどの声がけも忘れず、最初はアドバイスしながら一緒に楽しみましょう。Tシャツ、ズボン、下着、タオル…、自分で組み合わせを考えられるようになっていきます。取っ手のあるボックスにすればリビングや寝室への移動も簡単です。樹脂製なのにソフトな質感と色合いのフランス収納ボックス。籐よりも子どもに安心の手触りと使い勝手です。▼ご紹介したアイテム⇒ Life Storyクラフトオブロングシリーズ収納ボックスL 増え続けるおもちゃ対策、まずは入れるだけの収納ボックスを成長と共にどんどん増えるおもちゃ類。移り気な子どもたち、次から次に新しいおもちゃを出しては収拾がつかなくなることも日常ですね。きちんと分類して収納することが理想ですが、まずはざっと大分類をして、「車は水色!」「ブロックは黄色!」などのように一旦入れるだけでいい場所を作ってあげるのが小さな子どもにも分かりやすい収納です。用途によって、大きさと色を選べるボックスなら見た目もすっきり。とりあえずボンボンいれて重ねるだけで片付きます。特に使用頻度が高いのに雑多になりがちな「ブロック」「ミニカーや電車」「おままごとセット」などをザッと入れておくのが便利です。Lサイズは高さと収納力もあるので、中を小分けしても。おままごとに必要なものを一式!という収納も可能ですね。お気に入りの色とおもちゃの住所を作ってあげて、とりあえず入れるだけの収納は、小さな子どもにも習慣化しやすいお片付け方法です。子供部屋のお片づけが楽しくなる、蓋付き収納、スマイルボックス。ブロックや車などのおもちゃをガサッと収納しておくのにピッタリです。▼ご紹介したアイテム⇒ スマイルボックスS(フタ付き収納ボックス) ⇒ スマイルボックスM(フタ付き収納ボックス) ⇒ スマイルボックスL(フタ付き収納ボックス)
2017年12月24日大掃除をツラくする原因の1つが、家中にあふれたモノ。片付けに疲れ、肝心の掃除が適当になる場合も。大掃除の前に余計なモノを抜くことがラクしてキレイな家にするコツだという。 「『抜く』というのは“譲る”“売る”“支援物資にする”“捨てる”のどれかで家の外へ出すこと。ほかの収納場所にしまうのでは意味がありません。不要なモノを抜かずにいるとモノは増える一方です」 こう語るのは関西のシニアブロガー・ごんおばちゃまだ。 「『いただきものだから』『高かったから』と処分できないモノは多いですね。迷ったら捨てないでいいんです。抜くべきときは自然に訪れます」(ごんおばちゃま・以下同) ごんおばちゃまの片付け法は、1日わずか30分。決めた場所のモノを吟味し、いらないモノを抜いていくだけ。整理整頓は後回し、迷ったら抜かないでいい。何度も同じ場所を見るうちに、だんだん抜くべきものがわかってくる。 「『まだもったいないと思う?』『本当に使う気持ちがある?』と自分問いかけるうち、自然と抜けるようになります。そうすると、今度は家中の『抜くべきモノ』が見えてくるんです」 ごんおばちゃまの“抜き”メソッド3原則は次の通り。 (1)1日絶対30分まで! キッチンタイマーを使ってきっちりはかる。それ以上は絶対NG! (2)いらないモノを「抜く」だけ 移動も掃除もしない。迷ったら取っておいてOK。 (3)人のモノには手を付けない リビングで家族のモノを抜いた場合はひとまとめにして1週間はキープしておく。 また、「壊れている」「期限切れ」「使えるけど使っていない、使う気がしない」……こんなモノはスグ抜こう! モノがなくなれば掃除もしやすくなり、家事もラクに。そんな“抜くだけ” 片付け法を場所別に紹介。 【キッチン】 モノが多いキッチンは1度では終わらない。まず1巡目はシンク下の調理器具類から始め、次に棚や冷蔵庫などを回って、食器棚は最後に。シンク下は、使っていない調理器具を潔くどんどん抜いていく。ふだんの調理に、鍋は3サイズあれば事足りる。焦げ付いたり取っ手が取れたりして使っていない鍋はすぐに抜く。 【クローゼット】 まずハンガーにつるしてある服から着手。最初に「絶対に着ない服」を抜き、次に「いつか着るかも」を着てみて、現時点で似合わなければ抜く。衣装ケースも同じ方法で行う。 【リビング】 家族のモノが集まるリビングも1回では終わらない。リビングボードやテレビボードなど引出しの多いところから着手。「なぜここに?」と思うモノや不要なモノをばんばん抜く。自分以外のモノは捨てずに「とりあえずケース」に入れ、1週間たったら処分すると家族に宣言しよう。 モノを減らすのは大変だからこそ、一気にはやらない。キッチンやリビング、クローゼットは30分ずつ何回にも分けて抜く。 「片付けは心も体も疲れます。もうちょっとやりたいと思うくらいが、継続するコツなの」
2017年12月06日毎日掃除や片付けをしても、エンドレスで散らかす子どもたち。イライラしてつい「早く片付けなさい!」なんて怒ってしまうことはありませんか? しかしその言葉が、子どもをますます「片付け嫌い」にさせているかもしれません。「片づけ嫌い」を克服した元インテリアコーディネーターで、現在は心屋認定講師のおむらちもさんが、「子どもの片付け嫌い」について、心理面からアプローチします。こんにちは。心屋塾認定講師のおむらちもです。私は、インテリアコーディネータになる前も後も、片づけが大の苦手で部屋をきれいに保つことができませんでした。しかし今では、「心」にアプローチし、思い込みのブロックを外すことで、小さい子どもがいても楽に片づけができるようになりました。子どもを片付け上手にするには、「片付けが苦手」「めんどくさい」などの“思い込みのブロック”を作らせないことが大切です。しかし、普段ママがしている“声かけ”の中には、思い込みのブロックを作ってしまう可能性がある言葉もあります。そこで今回は、子どもに伝えるときに気をつけたい“NGワード”と“おすすめワード”をご紹介します。■「片づけなさい」は大人の都合私は、たくさんの片づけが苦手な人の相談に乗ってきました。そんな人たちの中で「小さい頃から親に片づけなさい! と厳しく言われてきたけど、できないんです」という方がよくいらっしゃいます。この仕事をしているとつくづく思うのですが、我が子であっても相手をコントロールすることは、とても難しいです。「片づけなさい!」と言われて、身につく場合もあると思いますが、いつもしつこく言われることで、余計にやる気がなくなってしまう子どももいます。「宿題しなさい!」と言われて「今やろうと思ってたのに…。そんな風に言われて、やる気がなくなってしまった」なんて経験がある人も多いのでは? いつも厳しく言われることで、子どもの片づけに対しての印象が、“嫌なもの”になってしまうと、余計に行動する気がなくなってしまうのです。そして、実は「今、片づけてほしい」というのはこちら側の都合なんです。子どもにも子どもの都合やペースがあって、今そう言われても、やりたくない理由があったりします。考えてみれば、子どもには散らかす動機はあるけれど、片づける動機がないのです。このおもちゃで遊びたいと思ったら、取りにくい場所にあっても頑張って取る。やりたいと思ったことは手間と時間がかかってもやるんです。しかし、子どもには片づけたいと思う「動機」がないから片づけないんです。でも、それはとても自然なこと。あなたも望んでもいない面倒なことをわざわざやりたくないですよね。「片づけて」と声をかけても、効果がなかったり、子どもがすごく嫌そうに行動する場合は、子どものやる気が出るように“声のかけ方”を見直してみてください。■「ちゃんとしなさい」 じゃ伝わらない片づけを促すときに「ちゃんとしなさい!」と声をかける人もいますが、「ちゃんとする」というのは、曖昧で意味が伝わりにくい言葉です。子どもは「よくわからないけれど、自分は認めてもらえてないんだ」というメッセージとして受け取ってしまうこともあります。「ちゃんとしなさい」と言われて私が想像するのは、「家にいる時も気を抜かず、だらしなくしてはいけない」というイメージ。そうだとしたら大人の私でも、ちょっとしんどいなぁと思ってしまいます。人が生活する上で、物が出てしまうのは当たり前ですし、人それぞれ、心地いい状態も違います。そして、子どもが大きくなってきて、自分の部屋で過ごすようになったら、ある程度子どもの自由にさせてあげることも大切です。子どもには自分のスペースを散らかす権利もあるのです。プライベートスペースまで管理されることは、大人でも子どもでもすごく窮屈なことです。学校や外で、学びや人間関係を頑張っているのだから、家は羽を休ませる場所にしてあげたいですよね。ママ自身も片づけたくない時は片づけないと決めて、自分を休ませてあげることが大切です。「いつもちゃんとしてるママ」をやめることで、家の中の空気がゆるみ、子どもが困った時に悩みを相談したくなるような、温かい雰囲気づくりができるかもしれませんよ。■「恥ずかしい」はマイナスイメージの植え付け片づけられないことを「恥ずかしいわよ!」と言う人がいますが、これはとても影響のある言葉だと思います。言われた側は「自分は恥ずかしい人間なんだ」と考えるようになってしまい、片づけができるようになっても、できない人を見ると、心のどこかで見下すようになってしまうでしょう。こういう言い回しをする人は、片づけ以外にも「恥ずかしい」を使っている傾向が多いようです。実はそれは、自分と周りにバツをつけて評価をしていることになります。周りの人にバツをつける思考の癖があると、自分も人からどう思われるかを気にしないといけないし、自分と他人をつい見張ってしまい、楽な心の状態にはなれません。私は、雑誌などで部屋を紹介していただけるようになった今でも、片づけができない人を恥ずかしい人だとは思っていません。そして、片づけが苦手でも素晴らしい人をたくさん知っています。片づけができるかどうかと、人間的な価値は関係がないのです。バツをつけていた「事」や「人」にマルをつけるだけで、心がゆるまって、人生が明るくなってきますよ。■片付け嫌いにさせない、おすすめワード子どもを片付け嫌いにしてしまうNGワードをお伝えしてきましたが、ではどのように声をかけたらいいのでしょうか。私は「片づけると気持ちいいね」と声をかけることをおすすめしています。子どもが「気持ちいい」という感覚をしっかり認識できて、その感覚を好きになれば、自然に片づけようという動機につながりやすくなります。ママが「気持ちいいなぁ」と声をかけながら片づけていきましょう。子どもと一緒に片付けができた時も「あなたの行動のおかげで気持ちよくなった」と伝えてあげてください。そうすることで、「片づけは面倒で嫌なことだ」というイメージが少しずつゆるまってきます。そして、ママさん自身も「片付けるべき」と自分を追い立てるのをやめて、「気持ちいい」と言う気持ちを大切に行動することで、イライラした気持ちも自然と少なくなってくると思いますよ。
2017年11月30日子どもを育てていると毎日繰り広げられるのが、「片付けなさい!」の声掛けから始まる親子の戦いです。すんなり片付けをしてくれればいいのですが、遊びをなかなかやめなかったり、片付け途中で別のおもちゃに興味がそれて手が止まったり…、とお片付けはママの悩みのタネになりやすいもの。特に男子は、お片付け開始のスイッチが入るまでに時間がかかり、大作をせっかく作ったのに壊したくないと言い出すなど、「もぉ!」となることも多いのではないでしょうか。そんな男子たちにお片付けをさせるためのコツは、“単純化”です!■収納は「単純にする」のがポイント子ども一人ひとりの個性があるので一概には言えませんが、多くの男の子は女の子よりも“単純”な子が多いように見受けられます。そんな男子の特性に合わせて、収納も単純にしてあげると自分で片付けしやくなり、出したおもちゃなどをしまってくれるようになります。保育園や幼稚園の部屋を見てみると、物の置き場が決まっていて、それぞれ何を置く場所なのか書いてあることも多いかと思います。子どもにとって「わかりやすい」「しまいやすい」環境を作ってあげることが、“片付けができる子”になる第一歩なのです。また、基本的に男子は“雑”なので、ざっくり「ここには◯◯を入れる」と決めたら多少その中がごちゃついていても気にしないようにしましょう。箱のフタや扉がしまっていないことが気になるときには中に入れるものの量を減らすか、大きめの収納に変えてどんなにごちゃごちゃ入れてもフタや扉がしまるようにしておくとストレスが軽減されますよ。■残したいものを置くエリアがあるといい男子は、ブロックや線路、工作で大作を作ったり、こだわって細かい部分まで作り込んだりすることもよくあります。そんな大作たちは「片付けなさい」と言ってもかなり抵抗され、なかなか片付けてもらえません。そこで、作り込むことの多い子の場合には、「ここは残しておいてもいいよ」というエリアを作ってあげるとお互いに気持ちよく片付けができるようになります。「エリアからはみ出るものは片付ける」とはじめから決まっていれば、枠からはみ出ないように作り込むなど工夫をし始めるようになっていき、その姿に成長を感じることも。ただ、片付けが面倒なときにそのエリアに放り込んで「はい、終わった」というズルをするようにもなるので、あくまで作り込んだものだけ取っておけるエリアとして伝えておくことをおすすめします。■ルールがあるのも◎! でもルールの内容には気をつけて「夕飯の前に片付ける」「自分の遊んだものだけでなく兄弟が使ったものも協力して片付ける」など簡単なルールを作っておくのも◎です。特に、年齢の近い兄弟がいると、どれが誰の使ったものなのかわからなくなることも多々あります。そして大体出ているもの全てをみんな一回は使って遊んでいるので“使ったものをしまう”“出した人が責任をもつ”というルールは崩壊します。我が家でも兄弟で遊ぶようになってすぐに、そのルールは「兄が出した」「弟が遊んだ」という兄弟ケンカが多くなったため、そのルールは早々にやめました。片付けの目的は、家をキレイにすること。そのために、子どももパパも含めて“みんなで協力して片付けをする”できるようにルールや収納を考えていくのがおすすめですよ。
2017年11月15日ちょっぴり面倒なお片付けも、ちょっとしたコツを知っているだけでぐっと楽チンに。どなたでも簡単に取り入れられる収納アイデアをご紹介する「誰でもお片付け上手に!収納アイデア帖」特集。最終回となる今日は、アンジェスタッフが「もう手放せない!」という収納アイテムをご紹介します。■スタッフおすすめアイテム1・あのストレスよ、さようなら!欲しいが形になった「クリーナースタンド」アンジェスタッフ数名からおすすめの声があがったのは、 「towerスティッククリーナースタンド」 !掃除機の収納にお困りのダイソンや、マキタ、±0のユーザーさんに、ぜひとも使っていただきたい収納アイテムです。専用のスタンドがなかったり、あっても壁に穴をあけないといけなかったり。アンジェの多くのスタッフがそうだったように、きっと掃除機の収納にお困りの方も多いはず。この「towerスティッククリーナースタンド」なら、床に置いて掃除機を立てかけるだけ。使用頻度が高い掃除機だからこそ、納戸などにしまい込まずともスタイリッシュに収納できるのは嬉しいポイント。掃除機収納だけでなく「目に付いた時にパパっと掃除」が簡単に習慣づくアイテムです。■スタッフおすすめアイテム2・奥さまスタッフたちが困っていたアレの収納にネクタイを1本だけ取りたいのに他のものまでズルズルと落ちてしまったり、ハンガー自体が大きくて収納そのものを見直したくなってしまったり。毎日使うものなのに、収納するのがなんだか難しいネクタイ。もうちょっとスッキリまとめられる方法はないものかしらと困っていた奥さまスタッフ達が感動したのは 「ネクタイハンガーウッディ」 です。こんなに小さなハンガーなのに、収納できるのはなんと約20本!特殊な設計になっているため、積み重ねられたネクタイのうち1番下のものを取ったとしても、スルスルっと他のネクタイが落ちてしまうことがありません。クローゼットの中でもかさばらない、優秀アイテムです。■スタッフおすすめアイテム3・くっついて、挟んで、デッドスペースが大活躍!こちらは、まるで「痒いところに手が届く」ような収納アイテム 「wolfcraftスプリングクランプシリーズ」 。あちこちにくっつく洗濯ばさみのようなこのアイテムで、たくさんのアンジェスタッフ達が家の中のいろんなシーンに吊り下げ収納スペースを作っています。キッチンクロスを下げたり、お子さまの学校の予定表を下げたり。これがあるだけでデッドスペースが大活躍するスペースに早変わりしますよ。スタッフたちの「もう手放せない!」収納アイテム。今回ご紹介したものは、ごくごく一部のアイテムです。アンジェにはいつものお片付けの手助けをしてくれるアイテムがいっぱい。ぜひこんなアイテムで、お片付け上手になってみませんか?=文:宮城= 暮らしのはなし お片付け スタッフのお気に入り 【誰でもお片付け上手に!収納アイデア帖特集】 1・片付け上手さんたちの片付けマイルール 2・お助けグッズでできる、お気に入りMYキッチン 3・人が集まる場所の散らからない仕組みづくりって? 4・子どもが自分でできる!を作る楽しいルール作り 5・子どもの作るを育むプチルール 6・もう手放せない!スタッフおすすめ収納アイテム
2017年11月03日今日から「誰でもお片付け上手に!収納アイデア帖」特集が始まります。私たちの永遠のテーマでもあるお片付け。今日はその第一歩として、お片付け上手として評判の方たちに日頃から心がけていらっしゃることをお伺いしてみました。たくさん物がありながらも統一感を持ってセンス良くまとめていたり、手軽にお片付けが済むように計算をしながら機能的にお住まいだったり。お片付け上手さんたちの片付けマイルールからは、私たちの暮らしの中にも今すぐ取り入れられるヒントが見つかりそうです。■インスタグラマーnika.homeさんの片付けマイルールインスタグラムで切り取る日常の暮らしがシンプルで素敵な人気インスタグラマーのnika.homeさん。ご本人も「シンプルに暮らす」ために、楽しみながら日頃から様々なことを心がけていらっしゃいます。そんなnika.homeさんが空間ごとに意識されていることをお伺いしました。【nika.homeさんのリビング】床に物を置かないお掃除をしやすくするために、なるべく床に物を置かないこと。また、1日の終わりにリセットすることで気持ちの良い新たな1日が始まります。【nika.homeさんのバスルーム】掃除道具はかけて収納!(※4コマ写真・左上)掃除道具などは出来るだけかけて収納を。掃除がしやすく汚れをためない環境づくりには、水周りになるべくものを置かないのが大切です。【nika.homeさんのキッズスペース】子どもが片付けやすい環境づくりを意識して(※4コマ写真・右上)子どもでも取り出しやすい小さめのボックスに写真をつけるのは「何が入っているか」「返す場所はどこか」を本人が分かるようにするため。大人がやってしまえば早いことも、「これはどこ?」と問いかけて本人が片付けをしてくれるような環境づくりを。【nika.homeさんのパントリー】とりあえずの「一時置き場」を(※4コマ写真・左下)収納スペースの中にはとりあえずの「一時置き場」を。しばらく使っていないものや断捨離するか悩んでいるものなどを一時的にそこにまとめることで、分かりやすく、ためない仕組みが完成。【nika.homeさんのキッチン】ツールを使って賢く住所づくり(※4コマ写真・右下)キッチン下の収納にボックスを入れ、様々なものを立てて収納して。重ねないので必要な時に取り出しがしやすく、また入れる所が明確なので片付けもラクに。こんなことを心がけながら「ためない」ことは、nika.homeさんのようなシンプルなライフスタイルへの近道。片付けや掃除をためずに小まめにすることで、結果として、楽チンに「キレイ」を保つことにつながっているんだそうですよ♪■ブログ「めがねとかもめと北欧暮らし。」のMIさんの片付けマイルール映画がきっかけで目覚めたという北欧インテリアと、肩ひじ張らずにていねいな暮らしを心がけるその姿勢が人気のブログ「めがねとかもめと北欧暮らし。」のMIさん。2人の男の子の母であり、夫婦共働きをされているMIさんが工夫をしながら辿りついた「家族みんなが参加できる収納づくり」には、どなたでもすぐ真似できそうな収納のヒントがいっぱい。【MIさんの収納ポイント・1】どこにでも使える収納グッズ選び※4コマ写真・右上/左下)収納は同じ素材やカラーで統一すること。まったく同じ色でなくても同系色で揃えることで、場所を越えてどこで使ってもお部屋に統一感が。【MIさんの収納ポイント・2】用途別・場所別にグルーピング収納※4コマ写真・右下)植物をケアする道具をひとまとめにするなど、使う用途によって「グルーピング収納」することで、何がどこにあるか皆が分かる仕組みに。【MIさんの収納ポイント・3】ひとつの場所にひとつ※4コマ写真・右下)家の中にいくつもハサミや爪切りがあると、ひとつ紛失しても誰も探そうとせず、なくなったことすら誰も気がつかないことも。そんな時、ものによっては「ひとつの場所にひとつ」収納が有効。元の場所にないと家族の誰かが必ずつきとめて、ものがなくなることがゼロに。お片付け上手さんたちの片付けマイルールはいかがでしたか?そのマイルールには、私たちも明日からすぐマネできるようなヒントがいっぱいです。次回は、便利なアイテムを使ったキッチン収納アイデアをご紹介します。=写真・nika.homeさん、MIさんご提供文・宮城=【誰でもお片付け上手に!収納アイデア帖】特集・ 【誰でもお片付け上手に!収納アイデア帖・1】片付け上手さんたちの片付けマイルール ・ 【誰でもお片付け上手に!収納アイデア帖2】お助けグッズでできる、お気に入りMYキッチン 暮らしのはなし お片付け インスタグラマーさんのはなし
2017年10月13日女子としては欠かせないお部屋の片づけ。でも、どっさり片付けなければいけないものが溜まっていると、どれから手をつけていいか悩んでしまいますよね。実は、著者もお片付けが苦手なひとり。しかし、とあるお片付け術を実践してからは、少しずつお部屋がきれいになってきたのです。そこで今回は、片付けが苦手な著者でもできた、簡単お片付け術をご紹介していきましょう。 ■ ■洗濯物を畳まない!はじめてこれを聞いたときには、ハテナが頭に浮かびましたので、みなさんもきっと「ん?」と思っていらっしゃるはず。しかしこの方法、実に便利なのです。服など、洗ったものが畳むのが面倒くさいと、そのまま放置しがちですよね。バラバラとおいている方も多いのではないでしょうか? そんなあなたに提案したいのが、あえて畳まないという選択肢。畳まず、干しているハンガーごとクローゼットへ入れてしまうのです。たいてい服はローテーションなので、一度スペースを作ってしまえば、そこにはいる服が日々入れ替わるだけ、意外と楽に「散らばっている服」が片付きます。最初のスペース確保が難点ですが、一度確保してしまえば、お部屋はスッキリですよ! ■ ■毎日5つものを捨てる片付かないというのは、散らかっているということ。つまり、物が多いのです。そこでおすすめなのが、毎日不要なものを5つ捨ててしまう方法です。「えっ……、でも、どれがいらないものかわからないし、後で必要になるかも……」と不安になる方は、ものに優先順位をつけて捨てていきましょう。区画を決めて、その中で一番いらないものを探すという方法も◎。とにかく、「5つ捨てる」を続ければ、自然と部屋がすっきりしてくるはずですよ。 ■ ■100均で同じサイズのかごを買う出したものは元に戻す。これも、片付けをする上で必須ルールです。とはいえ、どうもこれができない……そんな方も多いのではないでしょうか?さらに、引き出しや戸棚におさめるのは面倒で、「どうせまたすぐ使うものだし……」と、出しっぱなしに……これが片付かない人のお部屋だそうです。そこでおすすめなのが、同じサイズのかごを揃えること。「とりあえず入れる」「すぐ手に取れる」という条件をつけて、見える収納にしてしまうのです。100円ショップなどで手に入るものでよいので、同じサイズのかごを、まずは3つ買ってみましょう。ハサミやペン、手鏡など、ちょっと使ってはポーンと置いてしまいがちなものを分別してここに入れます。あとは、使ったらそのかごに入れておくだけ。3つ並べて置くだけでも、片付け感が出るので、心理的にもおすすめですよ。 ■ ■おわりに一度片付けるだけでは、なかなか片付く「習慣」に繋がりません。習慣にならなければ、がきれいにしても、またすぐに、散らかってしまうからです。今回ご紹介した3つは簡単に尚且つ習慣にすることができます。みなさんもこれらからはじめて、片付ける習慣を身につけてみてはいかがでしょう?presented by愛カツ ()
2017年10月02日共同注意とは出典 : 共同注意とは、人がひとつの空間の中で、他の人と同じように物体や人物に対して注意を向けることです。さらに厳密には、他の人と自分とが同じように、その対象に対して注意を向けているとを知っている状態を指します。「バナナを見ること」を例にして考えてみます。共同注意が成立しているということは「お母さんがバナナを見ている」そして「お母さんとおなじように私もバナナを見ていると気づいている」という状態のことです。子どもの発達には、ある決まったひとつの順序があります。他の人とのコミュニケーションのひとつの形である共同注意は、まだ言葉を話すことができない乳幼児期の子どもにとって言葉を覚える前に身につける大切な力です。共同注意は子どもにとってどんな意味があるの?出典 : 共同注意の力を獲得することは、子どもにとってどのような意味をもつのでしょうか。この力を身につけることによって、・他の人の意図(気持ちや考え方)を理解する・言葉を話すという力の獲得へと繋がっていきます。そのため、共同注意が成立していることは、子どもの発達におけるひとつの指標となります。いきなり共同注意をできるようになる子どもはいません。子どもは生まれてきてから、時間を積み重ね、人との関わりの経験を積んでいくことにより、徐々に共同注意の力を獲得していくものだからです。以下では、子どもが共同注意をできるようになるまでに、どのようなステップを経験しているのかについてお伝えします。Upload By 発達障害のキホン・「わたし」と「あなた」の関係子どもは生まれたとき、その発達の初期を大人たちの視線の中で過ごします。そして大人と視線が合って、笑いかけられたり、呼びかけられたりする中で、まず「自分」があることに気が付きます。そのあと、アイコンタクトを行い視線を交わし合う中で子どもは大人との関係を結びます。具体的には、・笑いかけられたときに、笑い返す・イナイイナイバーを喜ぶこれは子どもにとってのはじめてのコミュニケーションの形といえます。さらに発達が進んでいくと、いつも育ててくれる養育者を見分けることができるようになります。これが人見知りです。・「わたし」と「この物」の関係徐々に子どもは、興味の範囲を広げていきます。人と関係を結んでいくのとはまた別に、「物」との間に関係を結んでいくようになります。例えば、・おもちゃに手をのばす・ガラガラを振って音を楽しむ・つかんでいた物をわざと落とすなどです。これらの「わたし」と「あなた」という「人と人」の関係、「わたし」と「この物」という「人と物」関係のことを専門用語で「二項関係」といいます。二項関係は、共同注意が成立するために必要な発達的な土台となります。・「わたし」と「あなた」と、そして「もうひとつ」人との間、そして物との間で二項関係を結ぶことのできるようになった子どもはやがて、二つを統合させることができるようになります。Upload By 発達障害のキホンやがて子どもは、他の人が自分以外の対象を見ているとき、その視線の先を追っていくようになります。例えば、大人と子どもの前にバナナがある光景を考えてみましょう。子どもがふと見上げて目に入った大人が、自分とは違う空間に目線をやっているようだと、顔を見て気が付いたとしましょう。大人はバナナの方向を見ているとします。すると、子どもは大人が見るのと同じようにバナナを見るのです。これが共同注意が成立した状態です。二項関係しかできない発達の段階では、大人が別の方向に目線をやっているとしても、その目線の先のバナナを見ることはありません。ここには、バナナを中心として、「大人」「子ども」「バナナ」という三角形ができます。大人の目と子どもの目が、同じバナナに注目している状態です。これを「三項関係」といい、子どもが発達しているかどうかを見るときの大切なパラメーターとされています。共同注意の発達のステップと種類について出典 : 共同注意の成立は、言葉や社会性を発達させていくための通過点であることをお伝えしました。その通過点の中にもさまざまなステップが存在しています。共同注意には、大きく分けて4つのステップがあります。他者の注意を感じ取って、その注意の方向を自分も追いかけることです。乳幼児が追いかける注意の対象は「視線の先」「指さしの先」という二つの種類に分けることができます。1. 視線の先を追う他者が見た目線の先にあるものを、同じように目で追うことです。これを視線追従といいます。他の人が注意をわかるための手掛かりは、実は視線だけではありません。顔の向きや、体の向き、他には声なども大切な意味をもっています。子どもはこれらの複数の情報を合わせて、他者が何かを見ていることを判断し、その視線の先を追いかけます。ただ視線追従については、研究者の間でいくつかの意見が分かれています。ひとつめは、動くものに焦点を合わせて、無意識に同じ行動をとっているのではないかということです。例えば、お母さんが首を右に回したとき、その動きに焦点を合わせ、同じように首を回すことがあったとします。その子どもが「首を回した」という動作が大人からすれば、「同じものに注意を払っている」かのように見えているだけという意見です。この場合、他者に意図があることを感じているわけではありません。このように発達の過程で開花した生物的に備わっているものを生態学的メカニズムといいます。ふたつめは、他者の意図を感じとった最初の段階であるという意見です。この「他者の意図を感じとること」とは、共同注意の本来の意味でしたね。ちなみにこれを幾何学的(きかがくてき)メカニズムといいます。2. 他者が指さしをした方向を目で追う「動くものを追う」という生態学的メカニズムが際立っている段階であれば、大人が指さしを行った際、子どもはおそらく手や腕そのものを見るでしょう。その次のステップへと進んだ子どもは、大人が指をさしたときに、指をさした先の方向に目をやることができるようになります。まずは、もともと子どもの視野の範囲内にある物体に目をやることのできるようになります。そのあとには、自分の今見ている視野の範囲にない物体、例えば後方に指をさされたときにも、振り向いて、その方向を見ることができるようになります。これは今まで、自分の目でとらえられる空間をすべてだと思っていた子どもが、今自分の目でとらえられない空間にも、世界があることをわかってきたことを意味します。後方の指さしを理解できたときには、またひとつ発達の段階をのぼったと理解することができるでしょう。さらにそれは、三次元の空間の中に自分の身を置く身体能力や、自己とモノの空間の理解ができるようになったことのあらわれでもあります。はじめて立って歩いていくことができるようになる時期と「後方の指さしを理解する」時期はほとんど同じです。「他者には他者の意図があるのだ」と知った子どもは、その意図を自分の行動へと反映させていきます。あるいは、大人の注意を自ら引くようになります。これが次の段階です。1. 単純な動作模倣相手の動作を目で見て認知し、自分の行動に取り入れることです。例えば、大人が積み木をひとつ積んだら、それを見た子どもも同じように積み木をひとつ積むことを動作模倣といいます。2. 行動の際に他者の反応をうかがうこれは、他者の反応をうかがって自分の行動を決定する行動です。例えば、子どもが新しいおもちゃに手を出そうとしているときに、大人が怒った顔をしているならば手を伸ばすのをやめて、笑顔でいればおもちゃに手を伸ばすということです。これを専門用語で社会的参照といいます。次は、他者の注意を操作する段階を迎えます。「指さし」とは、興味のあるものや、欲しいものに対して人差し指を向ける子どもの行動です。それまでの子どもは、他者の注意を察知し、読み取るのみでした。しかしこのステップで、自ら他者に対して注意を共有しようと働きかけていく姿が見られはじめます。1. 自発の指さし自分の興味関心のあるものを見つけたときに指をさすことを、「自発の指さし」といいます。それまでは「相手と自分」という2つの関係だけで満足していた子どもが、周囲の環境や物に対して関心をもつようになると、この指さしが出るようになります。2. 要求の指さし自分の欲しいものに対して「あー」などと声を出しながら、しきりに指をさすことを、「要求の指さし」といいます。3. 相手に注意を共有する「感動の指さし」興味のある物を見つけたときや心を動かされたときに、指さしを使って「僕の好きなものがあるよ!見て!」と大人に教えることがあります。これを「感動の指さし」といいます。このとき子どもは、「あー」「うー」などと声を出したり、大人のほうを見たりしてアピールをします。叙述の指さしや定位の指さしとも呼ばれます。感動の指さしをするときには、「好きなモノ」という対象を「共有する」力を身につけている状態だといえるでしょう。共同注意はいつから始まる?出典 : 共同注意は、子どもの発達のサインとして多くの人々により研究されてきました。それらの研究によれば、他者の指さしをした方向を見るようになるのは、だいたい生後8~10ヶ月ごろであることが明らかになっています。子どもの発達を長らく研究してきたTomaselloというアメリカの心理学者がいます。彼は、子どもの発達の大きな節目であるとして、このあたりの時期を「9ヶ月革命」と名づけました。というのも、自分ではない別の人が、自分が「○○したい」「○○したくない」というように、意図をもっていることを感覚的に分かり始める時期であるからです。そして、12~14ヶ月ごろになると「他者が自分の意図とは異なる生き物である」とはっきりとわかるようになります。他の人と何かを共有することで、その子どもの世界はより広がりを持つようになります。共同注意は、子どもが「体験を共有する相手」として他者の存在を認識するための第一歩であり、そして子どもが言葉を身につけ、人とのコミュニケーションをしていくための通過点です。また、注意していただきたい点があります。ここでお伝えした共同注意の発現の生後8~10ヶ月という時期は、あくまで目安です。乳児期の発達のスピードは特に、その後の幼児期、児童期の時期と比べても、個人によって差があります。共同注意を促すためにできること出典 : それでは、私たちが子どものためにできることは何なのでしょうか。子どもの発達は「環境に対して自ら働きかけていきたい」と思う気持ちが起こることにより進みます。子どもの能動性を呼び起していく関わりをすることが大切です。ですので、ここでは「共同注意を出させる」という点に目的を定めてしまうのではなく、発達を促していく働きかけは何だろうという視点から、大人ができる工夫についてお伝えします。共同注意は、物体や人の存在を相手と共有している状態でしたね。そのためには「共有する相手」の存在を認知しているかどうかが肝となってきます。共同注意の発達がゆっくりな子どもは、人との関係を結びにくい代わりに、物との関係を結びやすいという特徴があります。そのようなときには、視点を切り替えて「物と子ども」という世界の中に、大人が入らせてもらうのです。例えば、ミニカーを一列に並べている子どもがいるとします。たとえ、大人の方が「その遊びの楽しさがわからない」と思ったとしても、まずは一緒に同じことをしてみてください。楽しさそのものがわからなくても、お子さんは、保護者の方が同じことをしていると気がつきます。ミニカーを「はい、どうぞ」と言いながら手渡すなど、やり取りの中で積極的に声をかけることも効果的です。このように子どもの遊びに積極的に関わっていくと、最初は一方的だったとしても、次第にコミュニケーションが生まれていきます。自閉症スペクトラムのある子どもをはじめ、人よりも物に対する興味が強い子どもにとっては、楽しい活動を共有しあうことが人間関係の最初の一歩。物の世界を介しても、大人との活動が心地いい刺激であるならば、子どものほうから答え返す力が強まってきます。物との関わりに加えて「共有できる楽しさ」が加わると、「また〇〇してみよう」という活動の積み重ねができていくはずです。人とのやり取りの中で活動を積み重ねていくことによって、発達は進んでゆきます。自閉症スペクトラムと共同注意の関係出典 : 共同注意は、子どもの発達を確かめるためのひとつの指標とされています。そのため、子どものための1歳半健診でも、検査項目として取り入れられています。読者の方の中には、乳幼児期健診を受けたとき、共同注意が見られないといわれ、このサイトを見てくださっている方もおられるのかもしれません。発達が遅れていると、障害があるのではないかと心配される場合もあると思います。ここでは、自閉症スペクトラムのある子どもの発達的な特徴についてお伝えします。自閉症スペクトラムはコミュニケーションの面で特有の特性がある発達障害です。自閉症スペクトラムのある人の中には、乳幼児期の頃を振り返ってみると共同注意の発達の難しさがあった場合もあるといわれています。自閉症スペクトラムの乳幼児期の特徴としてほかに以下のようなものが挙げられます。・養育者と目が合いにくい・名前を呼んでも振り向きにくい・「あうー」「まむまむ」などの喃語が出にくい・物に対する興味関心がとても強いなどです。また、このような場合もあります。視線の追従、命令の指さしなどはできるけれど、感動の指さしをしないことがあるということです。途中までは順調だった発達が、途中からゆっくりになることがあります。自閉症スペクトラムの診断はアメリカ精神医学会による『DSM-5』という診断基準を使い、問診や知能検査、心理検査、子どもの行動観察などを行い慎重に判断されます。また、子どもの発達のスピードには個人差があります。ですので、医師が確定診断を下すことのできるのは、だいたい生後18ヶ月から24ヶ月になってからといわれています。それ以前の月齢に確定診断のために病院を訪れても、経過観察になる場合がほとんどです。そのため、共同注意が見られないからと言って、それだけで乳幼児が自閉症スペクトラム症と診断されることはありません。ですが、もし、コミュニケーションがとりづらく、本人やパパ・ママが困っているとしたら、早期に専門機関や医療機関に相談することが重要です。必要な支援につなげてくれたり、発達を促す方法を教えてくれる可能性もあります。もしも気になる点があれば、地域の子育て支援センターや児童相談所、児童発達支援センターなどに相談するとよいでしょう。アメリカ精神医学会/編/『精神障害のための診断と統計のマニュアル 第5版』2013年/医学書院/刊共同注意、子どもの発達について相談をしたいときには出典 : 地域にはお子さんの発達をサポートしてくれるたくさんの機関があります。それぞれの機関によって、できることが異なるので、お子さんとご自身の要望にあわせて行く先を選んでいくことが大切です。病院は基本的に、障害の有無の確定診断と薬の処方などを行うところです。病院によっては、施設の中に「発達センター」が併設されている場合もありますので、ホームページからお問い合わせください。また先ほどお伝えしたように、障害の確定診断を医師が下すことのできるのは、子どもが一定の月齢になってからとなります。確定診断を求められている場合には、だいたい生後18~24ヶ月以降になってから行かれることをお勧めします。子育ての不安・悩みを相談できる場です。そのため、子育て中の親子が気軽に集い、交流することができたり、専門職による相談受付も行われています。行政や自治体が実施の主体となって行っているため、無料で相談をすることができます。0~17歳の児童を対象として、育児の相談、健康の相談、発達の相談など、さまざまな相談を受け付けています。必要に応じて、発達検査を行うこともあります。無料で医師や保健師、心理士、言語聴覚士などから支援やアドバイスをもらうことができます。ほとんど予約制のことが多いので、あらかじめお住まいの市町村のHPなどを見て確認するようにしましょう。乳幼児健診は、子どもの心身の発達状態の確認や、病気の早期発見や予防をするための検査です。各市町村の保健センターなどで行われているものです。普段の子育てで疑問に思っていることや、なかなか話す機会がない不安などを専門家に相談できる場でもあります。また、乳幼児健康診査は、同じ月齢期の赤ちゃんを育てる保護者も来ています。子育てを同じくする人と情報交換できる場所でもあるので、上手に活用しましょう。児童発達支援は、支援が必要であると認められた、未就学の障害のある子どもが対象の福祉サービスです。自治体に申請を出し、受給者証を取得することで、1割の自己負担でサービスを利用することができます。6歳までの障害のある子どもが支援を受けることができます。日常生活の自立支援や機能訓練を行ったり、保育園や幼稚園のように遊びや学びの場を準備してくれています。以下のリンクから、全国の子どもの発達支援を専門に行っている施設や機関を検索することができます。発達支援施設検索|発達ナビまとめ出典 : 共同注意をするまでの子どもは、自分という存在が他者と別のものであることを認識はしています。しかし、一人ひとりが別々の意図をもっているということを知りません。人が、それぞれ別々に意図をもった生き物であることを知ることは発達にとってひとつの大きな転機となります。この機能を獲得したサインとして、共同注意が出始めようになります。共同注意の発達とともに、分かち合うことへの喜びを知った子どもは、ものや出来事などの、「あなた」と「わたし」以外の「もうひとつ」という世界を介して、世界を広げていくようになるのです。大藪泰ら/著『発達144:他者のこころの理解と発達 』2015年/刊/ミネルヴァ書房
2017年09月29日部屋や身の周りの片付けアイデアをご紹介します。忙しい日々を送っていると、どうしても片付けが後回しになり、部屋が散らかってしまうという方も多いのではないでしょうか?そんなあなたのために、簡単にできる片付けアイデアをまとめてみました!ぜひ最後までご覧ください♪狭い脱衣所を広く活用するアイデア!我が家さんは、脱衣所の限られたスペースを有効活用することで収納スペースを確保されています。我が家さんのアイデアをもっと見る天井まである収納棚の柱にフックを取り付け、脱いだ服や明日着る服を掛けておくスペースとして使っています。棚に突っ張り棒を設置し、ぬれたタオルを掛けておくスペースを作っています。収納スペースの少ない洗面エリアも、取り外し可能な板を用意することで十分なスペースを確保しています。この板は、洗面所の幅に合わせてカットして塗装しただけのものです。これがあるのとないのとでは、メイク効率などに差が出るそうですよ。▼我が家さんのアイデアはこちら▼狭い!ならば空間をこう利用する ♪クローゼットの中も片付けしてすっきりak3さんは、油断すると散らかってしまいがちなクローゼットの収納アイデアを紹介されています。ak3さんのアイデアをもっと見るまず、ak3さんは使用するハンガーを〔IKEA〕の白いハンガーで統一しています。最初にハンガーを購入し、「これ以上は増やさない」と決めることで、必要以上の服の購入を防げるのだとか。クローゼットの右側にはオールシーズン対応のベーシックな服を、左側にはジャケットやスーツなどをまとめています。また、収納ケースを使用して季節物を収納する他、ベルトやバッグなどの小物も収納しています。空いたスペースには〔無印良品〕で購入した吊り下げタイプの仕切りを掛け、ストールをまとめて収納しています。収納アイテムを上手に使い、クローゼットを整理整頓してみてはいかがでしょうか?▼ak3さんのアイデアはこちら▼収納下手さんの為のクローゼット収納で お部屋がスッキリ広々と!トイレの片付けアイデア整理収納アドバイザー:さかたちあきさんが紹介するのは、狭いトイレの収納アイデアです。ポイントは、収納しているトイレットペーパーと衛生用品を、スタメン、レギュラー、控えのカテゴリに分けることだといいます。整理収納アドバイザー:さかたちあきさんのアイデアをもっと見る“スタメン”となるのは、毎日使用するトイレットペーパーです。上下に2つセットしています。補充用のトイレットペーパーは“レギュラー”に分類し、壁のミニシェルフに並べています。そのまま置いても構いませんが、包装紙やキッチンペーパーで包めば見せる収納を楽しめるのだとか。トイレットペーパーと衛生用品のストックは“控え”です。天井付近に突っ張り棒を取り付け、その上にソフトケースを置いて収納しています。狭いトイレでも、アイデア次第でこんなにすてきな空間になるんです♪▼整理収納アドバイザー:さかたちあきさんのアイデアはこちら▼狭いトイレ収納の悩みも、「レギュラーと控え方式おかたづけ」で解決!片付け上手になる裏技?ライフオーガナイザー:小竹三世さんいわく、片付け上手になるには、まず財布の整理整頓から始めることが重要とのことです。ライフオーガナイザー:小竹 三世さんのアイデアをもっと見るきれいな財布をキープするためには、毎日のレシートをきちんと整理する必要があります。一日の終わりに中身を取り出し、その日のうちで必要なレシートとそうでないレシートに分類しておきましょう。ポイントカードやクーポン券、クレジットカードの見直しも重要です。利用頻度の低いショップのカードは思い切って処分し、クレジットカードも、「本当に必要なのか?」をよく考えながら見直してみましょう。これらを繰り返すことで、片付けのコツをつかむことができるそうですよ。▼ライフオーガナイザー:小竹三世さんのアイデアはこちら▼片づけ上手になるための近道は毎日のお財布チェックから楽して片付けができるアイデア瀧本真奈美さんがおすすめするフランス式収納術をご紹介します。瀧本真奈美さんのアイデアをもっと見るフランス式収納術とは、上手に手抜きしながら空間を美しく見せる収納のことです。衛生用品は、大きめのバスケットに収納しています。バスケットの中で細かく仕切ることで、中身が倒れる心配がなく、取り出しやすさもアップします。中身を見られたくないものは、蓋付きのボックスに収納しています。何段も積み重ねると下のボックスに入れたものが取り出しにくくなるため、大きめのボックスを選ぶのがポイントとのことです。木箱などを使えば、縦の空間を有効活用することができます。▼瀧本真奈美さんのアイデアはこちら▼●これで失敗なし!!真似したいのはフランス式収納術●まとめ今回は、脱衣所やクローゼット、トイレなどさまざまな場所の片付けアイデアをご紹介しました。部屋の中をきれいに保つには、日ごろから積極的に片付けを行うことが重要です。ポイントさえ押さえてしまえば、誰でも片付け上手になれます♪「仕事が忙しくてなかなか時間が取れない」「そもそも片付けが苦手」という方は、これらのアイデアを参考にしてみてくださいね。片付けのアイデアをもっと見る生活の知恵のアイデアをもっと見る
2017年09月21日今回の「やさしいママのひみつ」は、インテリア&フードスタイリストとして活躍しながら、吉祥寺でカフェ&デリ『ORIDO(オリド)』を営む江口恵子さん。3人のお子さんのママです。江口恵子さん娘さん:はなちゃん(13歳)、照ちゃん(7歳) 息子さん:太一くん(10歳)インテリア&フードスタイリスト。雑誌や広告へのレシピ提供、スタイリングなどを幅広く手がける。ケータリング、予約制カフェ、料理教室を柱とした、『ナチュラルフードクッキング』を主催。東京・吉祥寺でカフェ&デリ『ORIDO』を営む。著書に『子どもといっしょに 季節の食しごと&保存食』(マイナビ)、『普段使いの器は5つでじゅうぶん』(ジービー)ほか。 、 instagram: orido.kichi 、Facebook: @orido.life 3人の子育てと仕事。どちらも笑顔で楽しむため、江口さんが辿り着いた方法とは? お話をたっぷり伺いました。■子育てと仕事の両立に必要な “段取り”まずは、江口さんの1日のスケジュールを見てみましょう。6:00〜6:30 : 起床。洗濯、朝ごはんの準備をしつつ、メールのチェック6:30〜7:00 : 子どもたち起床。掃除など、家事を済ませる8:00 : 太一くん、照ちゃんが小学校へ。一緒に仕事へ出かける14:30 : 太一くん帰宅18:00 : 照ちゃんが学童から帰宅19:30 : 家族4人で夕食。子どもたちの宿題を見る21:00 : はなちゃん帰宅。夕食21:00〜21:30 : 子どもたち就寝。残った仕事をする24:00 : 就寝さまざまな仕事をこなす江口さん。ほぼ毎日、経営する店『ORIDO』に顔を出し、オープンの準備をしてからスタッフに任せ、撮影やケータリングなど、ほかの仕事にとりかかるといいます。お子さんがいなくても十分に忙しいですが、時間を作るために必要なのは、“段取り”だといいます。「体質的に徹夜はできないから、平日の午前中にどれだけ仕事を終わらせられるのかがポイント。午後になると、どうしてもペースダウンしてしまうから、手当たり次第手をつけるのではなく、“今日はこれとこれのここまでを、午前中に絶対終わらせる”と決めて、そのための段取りを組みます。時間が本当に限られているので、そのなかでやらなくてはいけないことをちゃんとやるために行き着いた方法。とりあえず目につくものからやっていた時期もあったし、何も考えないで来た順番にこなしていくこともありました。でも、それでは仕事が回らないし、ずっと急かされている感覚が抜けなくて。できなかったり忘れて、自己嫌悪に陥ったり、ミスも多くて、とにかく気持ちに余裕がなかったんです」最近では、お子さんたちより遅く帰宅することも多く、長男の太一くんと次女の照ちゃんには、留守番してもらっている間、2人でできることはしてもらうようにしているそう。「お風呂は入ってもらっています。その後夕食なので、洗濯物も増えてしまうのですが、何もしないで待っているよりは、その後の段取りもスムーズにいきますよね」長女のはなちゃんは、小学校2年生から始めたバレエに夢中。朝早く家を出て、夜も遅いため、夕食ははなちゃん以外の4人で食べることが多いのだそう。「毎日レッスンに行っていて、友達と遊ぶよりバレエ。本当に楽しいことを見つけたんですね。『いいからやりなさい』じゃなくて、自分で選択してもらう。それでもやると言ったことは踏ん張ることができることを、長女から教えてもらいました」 ■子どもの力を伸ばしてくれる料理江口さんは、インテリアスタイリストを目指して上京。スタイリストのアシスタントを経て独立しました。「食べることも作ることもずっと好きだったので、絶対に両方やる人になろうと、アシスタントの頃から思っていました。インテリアスタイリストの師匠に相談したら、『単に料理が上手なだけだと、仕事にはならない』と、フードコーディネーターの方を紹介してくれて、途中から両方のアシスタントをしていました。今は料理家さんがスタイリングを手がけることも多いですが、当時は完全に分かれていたんですね」今は主にフードスタイリスト、料理家として活躍する傍ら、9年前に世田谷で料理教室と完全予約制のカフェをスタート。2年前には吉祥寺に移転して、旬の野菜をたっぷり使ったデリやスイーツの店『ORIDO』をオープンしました。さらに今年4月からは、子ども向けの料理教室もスタートさせた江口さん。料理は、子育てにも役に立つといいます。「料理を通して、段取り力や自主性が身につくと思っています。失敗しても、料理はリカバリーしやすく、失敗が失敗で終わらないんですよね。後でリカバリーすれば何とかなるというのが、自然と身につくんです。『なんでそんなことしたの?』ではなく、『じゃあ次はどうする?』と聞くと、子ども自身も考えることができます。子どもは大人が思っているよりも何でもできるから、どんどんやらせた方がいいですね」 そんな江口家では、長女のはなちゃんが希望して以来、3歳の誕生日のプレゼントは包丁と決まっています。今では、子どもたちはお腹が空いたら、自分で作れるくらい、料理上手なのだそう。「長女には『お弁当を作ろうか?』と聞いたら、『食べたいもの食べるからいい』って言われたことも(笑)。サイズと形状は子ども用だけど、ちゃんと切れるものを選びます。包丁は切れないものを使うと、力が必要になって、変な持ち方になり、怪我にも繋がります。包丁は、最初にちゃんと使いこなせるようになるまでを教えこむ必要があります。まずはテーブルナイフから練習。本当の包丁を持たせたら、二人羽織で、後ろから手を持って切らせて、少しずつできることを増やしてあげます。最後、自分一人で持たせ始めてからは、口も手も出さないで見守り、でも何かあったらすぐに手が出せる状態でいます。それを続けると、見ていなくても使えるようになります。でも、何事もそうだと思っていて、口も手も出さないけど、何かあったときにすぐに手が出せる状態で見守るのが親の役割だと思うんです」■江口さん流、子育てメソッド次々と、子育て術が飛び出す江口さん。そのほかに教えていただいた、子育てで大切にしていることをいくつかご紹介します。▼子ども扱いはしない「何かがほしいと言われたら、まず『なんで?』と聞くんです。自分の持っている情報と知っている言葉を駆使してプレゼンさせて、理屈はおかしくても、筋が一本通っていたら私はOKを出しますね(笑)。うちではむやみに駄目出しをしないです。それがダメなときも、なぜかをちゃんと説明します。だから、したいと思ったことはとりあえず言ってみようと思えるのでしょうか。大人になると我慢しなきゃいけないことも増えるし、自分のしたいことを相手に伝える力は、持っていて損はないなと思います。普段から『これがダメなら、こうしたら大丈夫』という考え方ができると、不測の事態が起きても、自分で持っている情報のなかで最善を尽くせるんです。それは、『なぜならば』が自分の中でちゃんと考えられているからかなと思います」▼子どもが求めるまで、見守りながら待つ「包丁の使い方のプロセスと一緒で、ギリギリまで待つと決める。手も出したいし、口も出したいし、自分でやったほうが早いと思うけど、とにかく待つ。こちらがやってしまうと、子どもに考える時間を与えられないので、何もできなくなってしまうし、その方がお互いにストレスがないんですよ。子どもの自主性を信じてあげる。子どもの持って生まれた能力って、かなわない。だから何もしないで置いておくが、一番能力を発揮するような気がしていて。ギリギリまで待ってあげて、子どもが欲したときに言うと効き目があります」▼「個」として認める「習い事は、自分がやりたいと言ったことしかやらせていません。やりたいかどうかわからない時にやっていると、好きに気付く前に終わってしまうこともあるかなと思うんです。子どもの本気度を見抜いてあげることが大切ですね。個として認めている分、普通のお母さんなら言わないような手厳しいことを言うこともあります。長女にはいつも、『本当に一生懸命やったあなたに比例して、ママはサポートするけど、思いが中途半端ならママのサポートも中途半端になります。お金も出しません』と言っていますね(笑)」▼「負担の大きい無理」はしない「どうしても一緒にいる時間は少ないのですが、全部を見ることができない分、押さえなくてはいけない部分は、時間を作って向き合うようにしています。学校の行事は、全部は参加できないので、最低限は行くけれど、それ以外は行かないと割り切って決めることも大事。ちょっとの無理はするけれど、自分を追い詰めるような無理はしないんです。ちゃんと学校の行事に参加するような、いいお母さんになることが私にとって大事なことではなく、子どもにとってちゃんと必要なことができているかが重要。“自分の力で生きていける子に育て上げること” が私の子育てだと思っていると、人から見られる、いいお母さん像が気にならなくなりました。必要じゃないところを手放している分、『今悩んでいるかな?』とか、子どもにとって大事な瞬間をキャッチできる余裕ができるんです」■身体に負担をかけないおやつ作りにかつてマクロビオティックの勉強をしていて、ストイックに食と向き合っていたという江口さん。今でも白砂糖は使わず、メープルシロップや米飴を使ってお菓子作りをしていますが、羅漢果を使った『ラカントS』が気になっていたのだとか。「マクロビオティックでは糖質、砂糖を使わないので、羅漢果からエキスを抽出するというやり方が出てくるんです。でも、自分ではそこまではできないと思っていたので、ずっと気になっていました。甘いものは元々好きで、いくらでも食べられちゃうから、糖質の質には気をつけています。砂糖を使ったものを食べると、血糖値が急に上がるので、眠くなるんですよね」早速『ラカントS』を使ってみた感想は?「口どけがよく、口の中に入れた瞬間、シューっと溶けるのが特徴ですね。砂糖じゃないから化学反応がなく、カラメルやふんわりさせることはできないけれど、配分を変えれば作ることができそうです。独自の風味があるので、ナッツやきな粉など、ちょっと香りのあるもの、香ばしいものと合わせると相性がいいですね。分量は比率のコツさえつかめれば、お菓子も作りやすいと思います。素朴な味に仕上がりますね」「バレエをやっているので、甘いものは食べたいけど太ってはいけない長女にぴったり。アーモンドなどのナッツにからめれば、カロリーが低く、でもちゃんと満足度の高いおやつになりそうです。スポーツをやっているお子さんは特に、身体にいかに負担をかけず、良い状態を作るかというのは大切。子ども料理教室をやっていると、食べることが大事だと痛感しているし、逆に言うとそれだけきちんとしていれば、子どもは勝手に育つと思っています。『ラカントS』は身体に負担なく、お子さんも安心して食べられるのでいいですね」■完璧なお母さんは目指さないお子さんたちの成長に合わせて、ライフスタイルが変わるごとに、やり方を見直すという江口さん。「特に小学校に入ると、お稽古ごとなども増え、時間軸がどんどん変わり、どうしても同じやり方では回らなくなってきます。でも“どうしたらいいの?”と思う度に、新しい方法を見つけるチャンスだと思うんですよ。これまでのやり方を見直して、変えるところは変え、足りていないところを探します。“わー”となるのですが、言い続けても改善されないので、その後の切り替えは早いですね。原因を見つけ、私がやっていたら回らなくなるとおもったら、手放すしかない。担当を子どもにふったりします。うちの子たちは、変化については素直に受け入れてくれるので、昨日までやっていなかったことをやれと言ったら、やってくれます」「自分が誰よりもせっかちだから、イライラしないために、“急がば回れ”のやり方も大切。小さいときは、『早くしなさい!』となりがちで、どうしても『大人の段取りなら十分に間に合う時間』で動いちゃうでしょう? そこを30分前に出るくらいの気持ちで行くと、子どもの突発的な行動にも余裕を持って接することができる。荷物は全部、前の日に準備しておいて、ギリギリで何を言いだしても『ああどうぞ』と言える状況を確保する。それは子どものためというより、イライラしたくない自分のためなんです。そうは言っても、親の都合に合わせなきゃいけないときもありますが、8割子どもの都合に寄り添っていると、2割の無理は聞いてくれるものなんですよ」心にゆとりを持ち、子どもたちに向き合うことが、江口さんが笑顔で入るための秘訣。「月に1回の料理教室をやっていて、生徒さんから『先生と子どもの距離感を見ていると、こういう子育てならしたいと思った』と言われたのは、ちょっといいことをしたかなと思いましたね。子育てと仕事、実は必死にやっていたりするんだけど、それを見た誰かに対して、何かを渡せているのであればよかったかな。子育ては、自分の至らない部分も浮き彫りにするけれど、かっこつけていたらできない。かっこ悪い自分も、情けない自分も、できていない自分も、ちゃんと認めてあげると、絡まった糸がするするとほどけていくように、もっとシンプルになります。10あるうちの9が大変。そのうちの1回、『やったー!』と思えることがあるから頑張れる。だから大変な事も含めて、子育てって面白いなと思います」最後に、『ラカントS』ときな粉を混ぜただけでできる、とても簡単な白玉だんごの作り方を教えていただきました。■江口さんちの「白玉だんご」の作り方●きな粉がけ白玉だんご<作りやすい分量>・白玉粉 100g・絹ごし豆腐 100g・きな粉 30g・ラカント 10g・塩 ひとつまみ1、材料を混ぜてよく練り、丸める。2、沸騰した湯に1を入れ、浮き上がってきたら、氷水にとって冷ます。3、きな粉とラカント、塩を混ぜる。4、2のだんごに3をかける。取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2017年08月21日自分の子どもが片付けが苦手という場合、どのように対処していますか。いつも叱ってばかりだと、子どもはさらに片付けが嫌いになってしまいます。子どもが片付けをするためには、片付けやすい環境を作ってあげることが大事です。まずは環境を整えて、自然と片付けをしようという気持ちにさせてあげませんか。子供が小さいうちから始めておきたいしつけの一つがお片付けです。でも、口を酸っぱくするまで言っても、子どもはなかなかお片付けをしてくれませんよね。自分で片付けができるお片付け上手になるためには、片付けやすい環境を作ってあげることが大切です。今日からでも始められる、お片付けしやすい収納アイディアをまとめました。小さいうちから始めておくと、大きくなってからも自然と片付けられる子になるはず!子供と自分のために始めたい収納アイディアです。ぜひ参考にしてみてください。■目次1.散らかりがちな現状(Before)の確認2.置き場所を確認しながらカラーボックス・ラックなどを準備3.100均グッズなどを活用4.ラベルなどを使って楽しく片付けられる環境作り5.収納だけでなく遊び場を確保6.おもちゃ収納のBefore/Afterまとめ1. 散らかりがちな現状(Before)の確認お片付けの前になぜ散らかっているかを考えてみましょう。もしかしたら、散らかりやすい環境が散らかった部屋を作ってしまっているのかもしれません。現状は放り込むタイプの収納ボックス。以前は絵本も一緒に入れていたのですが、入りきらなくなって段ボールに入れています。ぽいぽいと放り込むだけのおもちゃボックスは手軽です。一方で放り込んだおもちゃを探しにくい上、おもちゃを分類するのも大変。お古でよくもらう絵本も、片付けにくいもののひとつです。文庫本などと違って大きさがバラバラなので、本棚に立ててもすぐ崩れてしまいます。目指すのは子どもが自分でおもちゃを分類して片付けられるお部屋!これらのおもちゃたちを、片付けやすい収納に切り替えていきましょう。2. 置き場所を確認しながらカラーボックス・ラックなどを準備最初に収納用品を準備します。今回用意したのは3段のカラーボックス。女性でもドライバーひとつで、30分くらいで組み立てられるものです。2つのうち1つは天板を入れずに組み立てました。天板を入れない部分は高さがあるものを入れたい時におすすめです。将来的に幼稚園バッグやランドセルなどを置くスペースにしたいと考えているのなら、天板は無いほうが使いやすいでしょう。カラーボックスは和室にも洋室にも使うことができます。例えば、ベンチとして使ったり、リビングを区切ったりと、インテリアの一部としても優秀です。カウンターの下などデッドスペースになりがちなところに使うのも便利。高さが違うカラーボックスを組み合わせて階段のようにするなど、インテリアの一部に収納を取り入れましょう。今回はバッグをかけるためにハンガーを用意しました。ドアなどにバッグをかけるためのアイテムです。これでおもちゃだけでなく、子供が使うお出かけ用具もまとめることができます。カラーボックスの良いところは縦にも横にも使えて、なんでも入れられるところ。将来的におもちゃや本が変わったら、対応するようにカラーボックスもアレンジしましょう。子供自身に、どれをどこにしまうか決めさせるのも良いですね。3. 100均グッズなどを活用子供のおもちゃには、小さくてごちゃごちゃしやすいものも多くあります。大きさも種類もバラバラのおもちゃを片付けるならカゴやボックスを使いましょう。今回購入したのはキャンドゥのストレージボックス。フタがついているのでスタッキングできます。ちなみに、大きいストレージボックスはフタが別売りです。オフホワイトのほかブラックや、水色もあります。ほかの100均にも類似の商品があるのでぜひ比べてから購入してください。さらにカラーボックスと一緒に購入したのがこちらのレールです。レールを入れることで、棚板やカゴをつけることができます。中に入れるものに合わせて高さを変えられるので、いろいろなところに使うことができますよ。わかりやすい収納のコツは見やすい収納を心がけること。バラバラに重ねてあった絵本も本のサイズに合わせた棚板を使うことで見やすくなりました。ジャンル分けするにはジップロック袋なども便利です。散らばりやすいパズルも、袋に入れて収納しておきましょう。これなら立てて収納できるのでスペースも取りません。赤ちゃんのおもちゃを片付けるにも、ジップロックがおすすめです。赤ちゃんはおもちゃをよく口に入れてなめてしまうので、定期的に洗浄や消毒が必要です。消毒した後はジップロック袋に入れておけば清潔ですし、お出掛けのときにもサッと持ち出すことができて便利ですよ。4. ラベルなどを使って楽しく片付けられる環境作り楽しく片付けるために必要なのは、手軽さとわかりやすさです。子どもでも直観的に収納できるようにするには、イラストやシールなどでラベリングがおすすめです。文字が読めるくらい大きな子供であれば、テプラやマスキングテープでラベルを作ってもいいでしょう。今回は手軽にフリー素材のおもちゃイラストでラベルを作ります。①おもちゃのラベルをプリント②ハサミでカット③マスキングテープで貼り付ける子供にラベルを貼ってもらったり、ラベルの絵をかいてもらったりと協力して作業しても楽しめます。5. 収納だけでなく遊び場を確保収納で大切なのは収納することだけではありません。せっかくの大事なおもちゃたちですから、いっぱい遊んであげましょう。おもちゃでいっぱい遊ぶために、取り出す→遊ぶ→片付けのサイクルをしやすくする収納が良い収納です。例えば収納近くに遊ぶスペースを確保するのも大切。遊ぶためのスペースには安全性を考慮してジョイントマットなどを使ってください。ジョイントマットは丸洗いできるうえ、好きな大きさにカットできる便利アイテムです。子供はとにかく、お菓子やジュースをよくこぼします。安全面でも衛生面でも、便利に機能してくれますよ。遊ぶときにも、「このスペースが遊ぶ場所ね」と教えてあげてください。子供にとってもわかりやすく、お片付けも簡単になります。最近ではセリアなど100均でもジョイントマットを見かけるようになりました。子供が小さいうちは使い捨てと割り切って安いものを購入してもいいですね。色ごとにチェッカー柄で置くか、ボーダー柄で置くかでも部屋の雰囲気がガラッと変わりますよ!6. おもちゃ収納のBefore/Afterでは今回収納を見直した結果、どのような変化があったのでしょうか?■Before■After使っているスペースはあまり変わりがありませんが、見やすさは段違い。椅子を置くことで、簡単なおままごとスペースやレゴスペースになりました。このように遊ぶスペースが確保できたことで、遊びと収納の動線がすっきりしました。まとめ今回イメージした収納は幼稚園の遊戯室です。幼稚園には子供が生活しやすくするための工夫やアイディアがあふれています。子供にわかりやすいマークをつけたり、子供が取り出しやすいおもちゃボックスなど、大人視点を忘れて子供のための収納を見直しましょう。100均グッズなどを駆使すれば、リーズナブルかつ気軽に収納を変えることができます。ぜひおうちでもチャレンジしてみてくださいね!
2017年06月30日子どもの服は汚れやすいもの。中には「お気に入りの服を着せているときに限って食べこぼし」ということもあるかもしれません。「シミになっても仕方ない」と諦める前に、ピンポイントで汚れを落とす洗濯方法を知っておきましょう。■外出先での食べこぼしは、こすらず応急処置を子どもの服の汚れで多いのが食べこぼし。とくに外食時の食べこぼしで服が汚れると、すぐに洗濯することもできず焦ってしまいますよね。飲食店などで子どもが食べこぼしをすると、濡れたおしぼりでゴシゴシこすりたくなりますが、実はそれはNG。とくに油ものの場合、濡れたものでこすることで汚れが広がり、落ちにくくなってしまいます。また、飲食店のおしぼりには塩素系漂白剤が使われていることが多く、衣類の色落ちを招く可能性があるので注意。食べこぼしの応急処置は、ティッシュでつまむように取り除くのが基本です。カレーやドレッシングなど油を含むものは、乾いたティッシュやハンカチで押さえ、まず油分を吸い取って。その後、シミの裏側に乾いたハンカチなどを置き、しめらせたティッシュなどで押さえるようにしてシミを移しましょう。もしあれば、ハンドソープや石けんをシミになじませてから行うと、さらに効果的です。■ミートソースやカレーの汚れはマグカップを使ったシミ抜き法でミートソースやカレーなどのシミは、普段通りに洗濯機で洗っただけではなかなか落とすことができません。そんなときは、マグカップを使った簡単なシミ抜き法を試してみましょう。用意するものは口が広めのマグカップと、食器洗い洗剤、液体漂白剤、歯ブラシです。1.マグカップに90℃のお湯を入れ、その上に、汚れ部分が真ん中に来るようにして、ピンと布を張ります。2.食器洗い洗剤を汚れの輪郭に沿うようにつけます。そして、外側から内側へ向けて歯ブラシでなじませ、マグカップの中のお湯につけてすすぎましょう。3.汚れが落ちきらない場合は、その後、歯ブラシで液体漂白剤をなじませます。カレーのシミなどは完全に落とすことは難しいかもしれませんが、色柄ものの服なら、目立たないくらいに薄くなるはずです。■泥汚れは乾いてからブラシで払い落とす公園遊びや園生活などで、子ども服に泥汚れはつきものです。泥は繊維の間に入り込んでしまうので、ただの水洗いではなかなか落ちません。泥汚れが完全に乾いてから、洗濯ブラシか歯ブラシで泥を払いましょう。一般的な泥汚れなら、その後ぬるま湯で洗えばキレイに落とせるでしょう。それでも落ちない頑固な汚れには、固形石けんを使います。まず、固形石けんを水に浸してから、汚れ部分を直接強めにこすります。その後歯ブラシなどを使って、泥のザラつきがなくなるまで払いましょう。■クレヨンにはクレンジングオイルをお絵かきをしていて服についてしまったクレヨンの汚れには、メイク落としに使うクレンジングオイルが効果的です。汚れ部分に綿棒でクレンジングオイルをこすりつけ、ぬるま湯でもみ洗いを。すすいだあとに汚れが残っていたら、何度か繰り返してください。対処が早ければ早いほど、汚れは落としやすくなります。汚れることが多い子ども服も、できるだけ長く着たいですよね。効果的な洗濯方法を知って、汚れを上手にキレイにしてあげましょう。
2017年06月11日