小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ある日、担任不在の教室でトラブルになった2人。突然、ソウに殴りかかったレクトですが、駆けつけた教頭先生に、「ソウにいじめられていた。殴られて頬が腫れた」と嘘を話しました。まるで自分が悪者かのような状況に困惑するソウ。自宅で両親にレクトとのトラブルについて話すと、お母さんは相手の子が気になり、不安を募らせます。翌朝、ソウを学校へ送り出したお母さんは、レクトについて情報収集するため、情報通のママ友がいつも井戸端会議をしている場所へ向かうことにしました。情報通のママ友によると、「レクトくんは少し変わっている子」という話でした。ママ友の自宅にレクトが遊びに来た際、出していないお菓子やジュースを探して、勝手に飲み食いしてしまったそう。 翌日も訪ねてきたレクトを、家に入れなかったママ友。その話にお母さんは、嫌な予感がします。そして……。 公園で出くわした少年がまさかの行動を!? 「もしかして、レクトくんていわゆる……」 お母さんは嫌な予感を拭えずにいると、「そういえば、うちもね……」と、もう1人のママ友が話出します。 以前、子どもとハンバーガーショップでセットを購入し、公園でランチをしようとしたママ友。すると、偶然公園にいたレクトに「何食べてるの?」と話しかけられました。 目の前で食べている様子を見つめるレクトに気まずさを感じ、ママ友は、「お昼ごはんだよ。レクトくんも、ごはん食べに家に帰りな」とレクトに話しました。 「帰ってもごはんなんて家にない。一緒に食べさせて」 そう話すレクトに「アレルギーとかわからないし、勝手にあげられないからごめんね」とママ友が言うと……。 「アレルギーなんかないし!! それなら……食べ残して余ったものをくれ」 レクトの言葉に、思わずゾッとしてしまうママ友。結局、ママ友が止めたにもかかわらず、レクトは勝手に残ったものを食べてしまったのでした。 公園でランチをしていたところ、たまたま出くわしたレクトに「一緒に食べさせて」と要求されてしまったママ友。明らかにおなかを空かせている様子ですが、ママ友の言うようにアレルギーなどの心配もあるため、よその子に勝手にごはんを食べさせるのはためらってしまいますよね。「家に帰ってもごはんなんてない」と話すレクト。ママ友が止めても、ハンバーガーを勝手に食べてしまう様子に、とても心配になります。皆さんは、このような子どもに出会ったとき、どのように対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年03月12日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ある日、担任不在の教室でトラブルになった2人。突然、ソウに殴りかかったレクトですが、駆けつけた教頭先生に、「ソウにいじめられていた。殴られて頬が腫れた」と嘘を話しました。まるで自分が悪者かのような状況に困惑するソウ。その話を耳にしたお父さんは、以前、夜の公園にひとりでいたレクトに声をかけ、自宅まで送ろうとしたことを思い出します。その際レクトは、家に近づけまいと、脅すような口調でお父さんを帰らせようとしました。「闇を抱えていそうで、家庭環境が心配」と、お父さんと話していたお母さんは……。翌朝、不安そうな顔で学校へ向かうソウを送り出し、「レクトくんの情報収集をしてみよう」と動き出すお母さん。息子がトラブルになった相手の子について、何も知らないお母さんは、情報通のママ友がいつも井戸端会議をしている場所へ向かうことにしました。 ママ友に声をかけると、「あらソウくんのお母さん! 昨日はソウくん何かあったの?」とすでに噂が回っていたようで……。 情報通のママ友から驚きの話が… レクトについて情報収集しようと、情報通のママ友に声をかけると、「昨日はソウくん何かあったの?」と、すでに学校で起きたトラブルについて噂されているようでした。 「実は、ソウがレクトくんと揉めちゃって……」 「え! レクトくん、あの子かー。ちょっと変わってる子だよね」 レクトについて何か知っているようなママ友に、「どんな子なの?」と質問すると……。 「去年かな、レクトくんがうちに遊びに来たことがあったんだけど。出してないお菓子やジュースまで、探して勝手に飲み食いしちゃう感じで……」 困惑したママ友は、翌日も訪ねてきたレクトを家に入れなかったそう。 ママ友の話を聞いて、お母さんは嫌な予感がしたのでした。 友だちの家で、お菓子やジュースを勝手に飲み食いしてしまったレクト。翌日から「家で遊ぶのは禁止」と、ママ友はレクトを家に入れませんでした。相手の親を介さずに、わが子のお友だちと関わる際は、対応が難しい部分も多いのではないでしょうか。ママ友のように、遊びに来たお友だちが困惑するような行動をしたら、皆さんはどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年03月11日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ある日、担任不在の教室でトラブルになった2人。突然、ソウに殴りかかったレクトですが、駆けつけた教頭先生に、「ソウにいじめられていた。殴られて頬が腫れた」と嘘を話しました。まるで自分が悪者かのような状況に困惑するソウ。自宅でそのことを両親に話していると、お父さんは偶然、夜の公園にひとりでいたレクトを気にかけ、声をかけていたことがわかりました。その際、心配するお父さんに、反抗的な態度をとっていたレクトですが……。お父さんがレクトを家まで送ることになり、一緒に公園を出ると、レクトは落ち着きを取り戻しました。ところが、家が近くなると突然「ここで帰って」と言い出し、家の前まで送ろうとするお父さんを、「あんまり調子にのるんじゃねぇ」と睨みつけたのです。 家に近づけまいと、脅すような口調でお父さんを帰らせようとしたレクト。お父さんは、「レクトって闇を抱えていそうな感じ? ちょっと心配だよな。家庭環境……」と、お母さんに話していました。 情報通のママ友に声をかけ… お父さんの話に、「これは、知らないじゃ済まされない相手とトラブルになってしまったんだ」と顔を曇らせるお母さん。 ソウの担任の先生は、奥さんの出産のため、3日間お休みすることになっていました。トラブルが起きた翌日は、担任不在の最終日です。 朝、不安そうな顔で学校へ向かうソウ。その姿にお母さんも心配になりますが、トラブルがあった翌日のため、「学校側も目を光らせてくれるだろう」と前向きに考え、ソウを送り出します。 「私はこれから、担任が戻る明日に備えて、レクトくんの情報収集をしてみよう」 息子がトラブルになった相手の子について、何も知らないお母さん。情報通のママ友が、いつも井戸端会議をしている場所へ向かうことにしました。 「いた!!」 ママ友に声をかけると、「あらソウくんのお母さん! 昨日はソウくん何かあったの?」と、情報通のママ友は、すでに学校でトラブルがあったことを知っていたのでした。 息子が友だちとトラブルを起こすも、相手のことを何も知らなかったお母さん。情報収集のため、いつも井戸端会議をしている情報通なママ友たちに聞いてみることを思いつきました。わが子が友だちとトラブルになり困っているときに、状況を把握するためにも、日頃から相談できるママ友がいると心強いですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年03月10日公園の狭い場所でサッカーをして遊ぶ小学生。「小さい子たちも遊んでいて危ないから、もっと広いところでやって!」とぺ子さんが注意したのに聞いてくれなくて……?!夫に小学生たちが狭い公園でサッカーをしていて危ないということを話したぺ子さん。 話を聞いた夫は、今度公園に行って小学生たちに注意してくれると言うのです! そして後日、公園に行って夫がどのように注意するのかぺ子さんが見守っていると……。「なぁ危ないからあっちでやりーや」と、言うだけで終わり。 その注意で小学生たちが言うことを聞くはずありません。しかし、夫の注意はまだ終わっていなかったようで、小学生たちの方に向かっていきました。そして、小学生たちが遊んでいたボールの上に足をダンッ!! と乗せて……? そんな態度じゃまたなめられるぞ…! 小学生たちが遊んでいたボールの上に足を乗せて「危ないからあっちでやれって言ってんだろ」「2人ともサッカーうまいんやろ、好きなんやろ? そしたら何もない方の広場でのびのびやればええやん」と夫。 それに対して小学生は、「あそこは前、車をぶつけてしまったところだから」と言ったのです。 ◇◇◇ 小学生に対して、キツめに注意をしたぺ子さんの旦那さん。強く言うだけではなく、コミュニケーションも図ろうとしていました。大人と話すことで、何か解決策を見つけだして楽しく安全にサッカーができるようになるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子息子、娘、夫、猫2匹とわちゃわちゃ生活中。2022年にもう1人出産予定。インスタで育児マンガ・不妊治療レポを描いています。
2023年03月09日公園の狭い場所でサッカーをして遊ぶ小学生。「小さい子たちも遊んでいて危ないから、もっと広いところでやって!」とぺ子さんが注意したのに聞いてくれなくて……?!「さっき別に子どもに強くボール当たってねーし……」という小学生に、げんこつをしたぺ子さん。小学生たちに小学校でサッカーができないのか聞いてみました。すると、学校ではできないと言われている様子。それを聞いたぺ子さんは、最近ボール遊びができる公園が減っていることを学校に伝えて、学校でサッカーができないかをお願いしてみることに。 そして帰宅後、小学校に電話をしてみました。電話をしてわかったことは、申請をすればサッカーを校庭でしてよくて、そのことを子どもたちにも伝えているとのことでした。 翌日、狭い場所でサッカーをしている小学生を発見。ぺ子さんは申請をして、学校でサッカーをしてほしいということを伝えましたが、小学生たちは無視。 しかし、あることがきっかけでサッカーをやめることになるのです! 一体どんな方法で黙らせるの!? 夫に今まであったことを話したぺ子さん。 話を聞いた夫は、今度公園に行って小学生たちに注意してくれると言うのです! そして後日、公園に行き夫がどのように注意するのかぺ子さんが見守っていると……。「なぁ危ないからあっちでやりーや」と、言うだけで終わり。 その注意で小学生たちが言うことを聞くはずありません。 しかし、夫の注意はまだ終わっていなかったようで、小学生たちの方に向かっていきました。そして、小学生たちが遊んでいたボールの上に足をダンッ!! と乗せたのです。 ◇◇◇ ぺ子さんが困っていることを知り、自ら公園へ行って注意をすると言ってくれた旦那さん。とても頼りになりますね。 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子息子、娘、夫、猫2匹とわちゃわちゃ生活中。2022年にもう1人出産予定。インスタで育児マンガ・不妊治療レポを描いています。
2023年03月08日公園の狭い場所でサッカーをして遊ぶ小学生。「小さい子たちも遊んでいて危ないから、もっと広いところでやって!」とぺ子さんが注意したのに聞いてくれなくて……?!小学生に本気でキレた話 お友だちやママ友と、仲良く公園で遊んでいたぺ子さん。そんな中、小学生が勢いよくサッカーボールを蹴っていたのです。広い場所で遊べばいいものの、なぜか小さい子たちがいる遊具の近くでサッカーを小学生たち。そして、ぺ子さんが恐れていたことが起こりました。 なんとぺ子さんの子どもに、サッカーボールが当たってしまったのです。 それを見たぺ子さんは、「危ないからあっちの広場でやりな!」と注意しました。 しかし、小学生たちは前にその広場で嫌な思いをしたことがあるようで、そこではやりたくないよう。さらに、「さっき別に子どもに強くボール当たってねーし……」とヘラヘラしながら言ってきたのです。 ◇◇◇ 小さい子どもがいる狭い場所でサッカーをする小学生たち。誰かがけがをしてからでは遅いので、ボールが小さなお子さんにぶつかったり、車にあたるなど危険な場所を避け、小学生の子どもたちにとっても安全な場所を遊んでほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子息子、娘、夫、猫2匹とわちゃわちゃ生活中。2022年にもう1人出産予定。インスタで育児マンガ・不妊治療レポを描いています。
2023年03月06日数カ月前に初めてわが家に遊びに来た息子の友だちミーちゃん。挨拶せずに家に上がり込んだり人の家のソファーで飛び跳ねたり、少し困った子という印象でした。そんなミーちゃんの困った行動は日々エスカレートし、次々とトラブルを引き起こすようになります。雅也くんママとの電話で初めて、自分が原因で子どもがクラスメイトに迷惑をかけていることを知ったミーちゃんママ。学校の先生との面談で、徐々に自分のこれまでの子どもとの関わり方を見直しはじめました。「子どもとの関わり方がわからない」 というミーちゃんママは、先生からの勧めで市のサポートを受けることに。雅也くんに意地悪をしていたミーちゃんは……?謝罪の言葉はまだ聞いていない ミーちゃんが意地悪をしてこなくなったことで、いつの間にか元の仲の良い友だちに戻っていた雅也くんとミーちゃん。 いまだにミーちゃん親子から謝罪がないことをモヤモヤする雅也くんママでしたが、後日行われた懇談会でミーちゃんママと対面。 懇談会の帰り道に、ミーちゃんママから小さく震えるような声で謝罪を受けます。これまでのことを考えると、文句のひとつでも言ってしまいたい気持ちがあったようですが、グッとこらえ一言だけ伝えることに。 「私は雅也が一番かわいい。女の子が欲しいなんて思ったことないから!」 この一件以来ミーちゃんが家に来ることはなく、数カ月後久しぶりに公園で雅也くんと遊ぶミーちゃんの姿を見た雅也くんママ。 ミーちゃんが自分を「ママ」 ではなく「おばさん」 と呼んでいることに気づき、もう関わりたくないと思っていた雅也くんママの中でも変化があったようです。 「息子もミーちゃんのことを許している。ミーちゃんママからの謝罪もあった。」 ならば、これ以上自分だけがいつまでも引きずっているわけにはいかないと思ったのでしょう。これからも近所のおばさんとして、ミーちゃんと接していくことを改めて決断したようです。 たしかに自分の子どもに意地悪してきた子のことを許すのは、親として難しいことかもしれません。特によその子を叱ったり、間違いを正したりするのを躊躇しない人は少ないのではないでしょうか。ですが、子どもを見守るべき立場の大人としては、ときに信念をもって叱らないといけない場面もあるでしょう。 もしトラブルになったとしても、子どもへの愛情さえ忘れなければきっと大丈夫。いつか子どもにも親の愛情がきちんと伝わる日が来ると良いですね。著者:マンガ家・イラストレーター もっち
2023年03月06日数カ月前に初めてわが家に遊びに来た息子の友だちミーちゃん。挨拶せずに家に上がり込んだり人の家のソファーで飛び跳ねたり、少し困った子という印象でした。そんなミーちゃんの困った行動は日々エスカレートし、次々とトラブルを引き起こすようになります。自分のママは自分に興味を持っていないことに気づいたミーちゃん。自分に向き合ってくれる雅也くんママを、本当のママと思うことにしたようです。嫉妬からか雅也くんにいじわるをするミーちゃんに注意をした雅也くんママですが、それを知ったミーちゃんママは怒り狂って電話をかけてきます。怒りの電話をかけた雅也くんママに、逆に「自分の子どもと向き合いなさい」 と叱られてしまったミーちゃんママ。たしかに子どものことを何も知らない自分に気づいたようで……?子どもが学校で友だちに意地悪してる…? 「このままじゃミーちゃんの友だち、本当にいなくなるわよ」 と、ミーちゃんママを諭した雅也くんママ。 さらに今ミーちゃんが雅也くんを攻撃していること、雅也くんが苦しんでいるなら全力で戦うことを宣言します。「でも……あなたとミーちゃんから謝罪があって意地悪が終わるなら、このことはすべて忘れる。」 なぜ子ども同士のことに親が出ていかないといけないのかわからなかったミーちゃんママですが、雅也くんママの子どもへの思いを聞いて、少し意識が変わってきた様子です。 後日学校の先生の家庭訪問で怒られるかと思いきや、先生から「きっとこれからミーちゃんは伸びていきますよ。」 と褒められたミーちゃんママ。それを聞いて、自分はミーちゃんの良いとこに気づいていなかったこと、良いところを褒めてあげていなかったことに気づいたようです。自分自身も親に褒められたことがなく、子どもの関わり方がわからないと先生に相談します。 これまで非常識な行動を繰り返してきたミーちゃんママですが、自分の現状を見つめ直し学校の先生に相談できたのは、大きな一歩を踏み出したと言えるのではないでしょうか。 親や夫に頼れないとなると、子育ての悩みはなかなか話しづらいものです。特に関わり方がわからないとなればなおさらでしょう。ミーちゃんママには、これからはしかるべき機関に頼りながら、いっぱい子どもに愛情を伝えてあげてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター もっち
2023年03月05日ADHDと自閉スペクトラム症(ASD)傾向のある娘わが家には、ADHDと自閉スペクトラム症(ASD)の傾向がある長女(現在は成人しています)と、重度知的障害がある次女がいます。今回は、長女の小学校での出来事をお話しします。長女は、発達障害の正式な診断は受けていませんが、小さいころからコミュニケーションが苦手で、「空気が読めない」ことがたびたびありました。次女と一緒に発達支援施設に通いながら、先生方に成長をサポートしていただき、地元の公立小学校の通常学級に入りました。行き渋りなどもなく元気に通っていたのですが…。小学5年生に進級したばかりのころ。担任の先生が授業の終わりに、「今日の授業がつまらなかった人は手を挙げてください」と問いかけたそうです。もちろん先生が冗談で言っていることを理解して同級生は誰も手を挙げなかったのですが、長女だけが素直に手を挙げてしまいました。それをきっかけに、担任の先生から無視をされるようになり、クラスの中でもいじめられるようになってしまったのです。Upload By ユーザー体験談中学校進学への不安、発達支援施設の先生に相談をするとなぜ、先生はそんな問いかけをしたのでしょう。小学校生活は残り2年あります。そして、このまま同級生たちと同じ公立中学校に進学したらどうなってしまうのだろうか…。不安で仕方がありませんでした。そこで、次女がお世話になっていた発達支援施設の先生に相談をしました。すると、「私立の中学校のなかには、発達障害などの特性がある子どもを受け入れていて、対応にも慣れている学校があるのではないか」とアドバイスをいただきました。「私立中学校という選択肢があるのか!」私たち夫婦は目からうろこでした。当時住んでいた地域には私立中学校がほとんどなく、中学校受験をすることなど考えたこともありませんでした。Upload By ユーザー体験談ただ夫婦で相談し、「このままではいけない」という思いに突き動かされて、急いで情報を集めました。今はインターネットで発達障害などがある子どもへの支援体制、保護者からの評判なども容易に調べられる時代ですが、当時は頼れるものといえば本のみ。塾も比較したりはできず、家から一番近いところに通うことにしました。あとから知ることになるのですが、中学校受験の準備を小5から始めるのは、かなりギリギリでした。それでも、長女がその気になってくれたのが救いでした。一緒に学校見学にも行って、「楽しそう!ここに通いたい!」と思えたことが、さらなるやる気を引き出してくれたように思います。Upload By ユーザー体験談中高一貫校に進学し、家族で引っ越しもそうして、なんとか中高一貫校の女子校に合格することができました。夫婦で心からホッとしたのを覚えています。それを機に、家族で引っ越しもして、まさに心機一転。つらい思いをした長女の環境を大きく変えることができました。進学した中学校の面談では、先生が「大丈夫ですよ」「同じようなお子さんもいらっしゃいますよ」と言ってくださったので、特性も含めて娘のことを受け止めてもらえているという安心感がありました。好きなことを見つけて大学にも進むことができ、6年間、長女を支えてくれた先生方や友達に感謝しています。Upload By ユーザー体験談もちろん、小学校のときも長女の特性を理解し、対応してくれた先生もいたのだろうと思います。ただ、本当に一つの出来事をきっかけに、学校生活が一変してしまいました。受験準備や引っ越しなど大変なこともありましたが、娘の話を聞いて早めの決断ができて本当に良かったです。その後は高校、大学受験をし、社会人となりました。現在も空気が読めないなどの特性はあるものの、支援を使いながらも家を出て生活をしています。これからも自立した生活ができるように、何かあるときには影ながらサポートなどをしていければと思っています。イラスト/taekoエピソード参考/booskaコラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年03月04日数カ月前に初めてわが家に遊びに来た息子の友だちミーちゃん。挨拶せずに家に上がり込んだり人の家のソファーで飛び跳ねたり、少し困った子という印象でした。そんなミーちゃんの困った行動は日々エスカレートし、次々とトラブルを引き起こすようになります。自分に向き合ってくれる雅也くんママを、本当のママと思うことにしたミーちゃん。雅也くんママをひとり占めするため、雅也くんにいじわるするようになり……?雅也くんママも、ミーちゃんに「雅也にいじわるしてるのは本当なの……?」 と尋ねますが、ミーちゃんは「雅也の作り話だよ」 と認めようとはしません。そこで雅也くんママはこれ以上エスカレートしないよう、学校の先生に相談しますが、その日のうちに今度は電話がかかってきて……。その夜、ミーちゃんママから電話がかかってきて…? 学校の先生に相談した日、雅也くんママにかかってきた電話は、ミーちゃんママからのものでした。 「あんた! ミーに何言ったのよ! 嘘つきだって怒鳴るなんて!」 と開口一番に文句を言ってくるミーちゃんママ。 これまで黙ってミーちゃんママの文句を聞いてきた雅也くんママも、言い返さずにはいられなかったようです。 「ミーちゃんがそんなこと言うのはすべてあなたの責任よ!」 「ミーちゃんはもっとママにかまってほしいの!」 「もう少し自分の子どもと向き合いなさいよ!」 本音を言い返しただけではなく、雅也くんママは、ミーちゃんの得意教科や好きな色のこと、悩んでいることなどを知っているのかミーちゃんママに尋ねます。 これまで虚勢を張っていたミーちゃんママですが、雅也くんママからの質問に何ひとつ答えられません。 それどころか今回の電話で初めて、ミーちゃんが学校で何かトラブルを起こしていることを知った様子。 雅也くんママの言葉を受けて、親としてミーちゃんにこれまで真剣に向き合ってこなかったことに気づいたのでしょう……。次第にミーちゃんママは、電話の向こうで勢いを失っていきました。 子どもの成長を見守ることは、親の仕事であり、やりがいでもありますよね。気がついたら大人になっていた、とあとから後悔しないように子どもと向き合い、良い関係を築いていきたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター もっち
2023年03月04日数カ月前に初めてわが家に遊びに来た息子の友だちミーちゃん。挨拶せずに家に上がり込んだり人の家のソファーで飛び跳ねたり、少し困った子という印象でした。そんなミーちゃんの困った行動は日々エスカレートし、次々とトラブルを引き起こすようになります。息子・雅也をはじめ、学校の男の子の友だちと頻繁に遊ぶようになったミーちゃん。ところがある日、ミーちゃんはお友だちの晃くんが大切にしているキーホルダーを盗んでしまいます。それを知った雅也くんママは大激怒。きちんと晃くんに謝るようミーちゃんを注意します。自分のために叱ってくれる雅也くんママに、ミーちゃんは次第に懐くようになり……。雅也くんママのことを「ママ」と呼び始めたミーちゃん。遊び半分で、そのうち止めるだろうと思っていましたが……。次第に違和感を覚えるミーちゃんの言動… 雅也くんママを「ママ」と呼ぶようになったミーちゃん。最初は遊び半分だろうと聞き流していた雅也くんママでしたが、ミーちゃんの言動に次第に違和感を覚え始めます。 それでも、これまで挨拶もお礼もできなかったミーちゃんを思えば、明るい笑顔で話しかけてくれるのは大きな進歩だと思う雅也君ママ。 ある日ミーちゃんにせがまれ可愛い髪形にセットしてあげたところとても喜んで帰っていきました。しかし、家ではミーちゃんの「ただいま」に対して「おかえり」とは言うものの、目線はスマホに向けたまま、ミーちゃんの髪形にも気づかないミーちゃんママの姿が……。 ミーちゃんはそれからも雅也くんの家に遊びに来ていましたが、だんだんと「家に帰りたくないなぁ。」と漏らすようになり、帰宅時間が近づくにつれ、寂しげな表情を浮かべることが多くなっていくのでした。 ミーちゃんが家に帰りたがらないのは、本当に「暇だから」が理由なのでしょうか。スマホばかり気にしてミーちゃんを見ようとしない母親と、何か関係がありそうにも思えますね。 子育てをしていると、調べものや学校への連絡など、スマホを触る機会も多いのではないでしょうか。ですが画面ばかり見つめていると、子どもの些細な変化にも気づけなくなってしまうかもしれません。 スマホ1つでなんでもできてしまう便利な世の中ですが、家族以上に大切なものはないはず。画面の向こうではなく、子どもの目をしっかり見ながら子育てしていきたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター もっち
2023年02月28日数カ月前に初めてわが家に遊びに来た息子の友だちミーちゃん。挨拶せずに家に上がり込んだり人の家のソファーで飛び跳ねたり、少し困った子という印象でした。そんなミーちゃんの困った行動は日々エスカレートし、次々とトラブルを引き起こすようになります。たびたび家に来るようになったミーちゃん。しかし、あまりにも常識のない言動に、雅也くんママはミーちゃんを叱ることに。ミーちゃんは徐々に正しい言葉遣いができるようになっていきます。そんな折、ミーちゃんママを授業参観で見かけた雅也くんママ。挨拶をしてもそっけない態度に、雅也くんママはもやもやしてしまいます。それからも毎日のように、雅也くんたち男の子グループに交じって遊ぶミーちゃん。仲良く遊んでいるかと思いきや、ある日事件が! 友だちが大切にしているキーホルダーがなくなったというのです。2人の共通の友だち・晃くんのキーホルダーがなくなった翌日、雅也くんの家に遊びに来たミーちゃん。そこでミーちゃんが自慢げに見せてきたのは、なくなったはずの晃くんのキーホルダーでした。人のものを勝手に取ったらダメ! 晃くんに黙ってキーホルダーを持ち出したミーちゃんは「借りてるだけだよ」と、あからさまな嘘をつきます。 「ミーちゃん! 晃くんは無くなったって言ってる。嘘はダメよ。」さすがに強い口調で叱る雅也くんママ。 それでも晃くんに黙って返そうとするミーちゃんでしたが、きちんと謝ることを「ミーちゃんならできるでしょう。」と諭すのでした。 翌日、きちんとミーちゃんが晃くんに「ごめんなさい」とできたことを、雅也くんが教えてくれました。それを聞いて、自分の子どものことのように雅也くんママは喜びます。 これを機に、ミーちゃんはすっかり雅也くんママに懐くように。「これからはママって呼ぶね」と宣言します。 ミーちゃんは、自分を信じていつも真剣に向き合ってくれる雅也くんママを裏切ることはできなかったようですね。ですが、そこで気になるのがミーちゃんの本当のママの存在です。 ミーちゃんのママは今回のことをどんなふうに受け止めているのでしょうか? 雅也くんママではなく、ミーちゃんのママがしっかりと家庭内でミーちゃん自身と話し合うことも必要なのではないかと思います。 ミーちゃんとミーちゃんのママがきちんと話し合うことができ、今後は友だちともトラブルなく、仲良く過ごせるようになるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター もっち
2023年02月27日ある日、幼稚園からしょんぼりしながら帰ってきた5歳の娘。幼稚園で仲の良いお友だちと喧嘩をしてしまったようです。今までも何回か友だちと喧嘩して帰ってきたことはあったのですが、そのときはひたすらプンプン怒るだけで、ここまで悲しそうにしていたことはありませんでした。娘がしょんぼりしていた理由と、娘自身が考えたごめんねの方法についてお話しします。 幼稚園からしょんぼりして帰ってきた理由…ある日、幼稚園からしょんぼりしながら帰ってきた娘。聞けば幼稚園で一番仲のいいお友だちが作った木工作品を壊してしまったとのことでした。その作品は教室の棚に飾ってあったらしいのですが、遊んでいるときによろけて手がぶつかり落ちて壊れてしまったとのこと。 そして、その作品を作ったお友だちが泣きながら怒ってきたと、娘は泣きながら話してくれました。さらに話を深く聞いてみると、娘がとてもしょんぼりしているのはおお友だちが怒ってしまったからだけではなく、もっと深い理由があることに気づきました。 しょんぼりの理由は怒られたからだけではなかった!娘がしょんぼりしていた理由の1つは、お友だちに怒られたからです。ですが、それ以上にしょんぼりしていた理由がありました。それは、お友だちを悲しませてしまったということ。娘はお友だちがその作品を一生懸命作っていたのを知っており、そんなお友だちを「悲しませてしまった」のに気づいて、そのことがより一層娘をしょんぼりさせていたのです。 お友だちの心の痛みに気づき、娘がそのことに心を痛めていること。娘の行為が誰かを傷つけたことに娘自身の心も傷ついたこと。 ほんの少し前までは、もっと単純な「〇〇ちゃんが怒ったー」程度の感情しか持ち合わせていなかった娘が人の心の痛みがわかるようになり、そのことで自分の心も傷つくようなやさしい感情を持つようになったことに、娘の人としての成長を感じました。 娘が考えた「ごめんね」お友だちの作品を壊してしまった夜、娘はお友だちのために一生懸命絵を描いていました。お友だちと娘が一緒にお砂遊びをしている絵です。「明日ごめんねを言うときに一緒に渡すんだ!」と30分近く集中して描いていました。 その姿を見て、私は泣きそうに。誰に言われたわけではなく、自分で最善の方法を考えて実行している姿に、親バカかもしれませんがまた娘の成長を感じたからです。 お友だちに絵を渡して謝った結果…!?次の日、娘は前日に一生懸命描いた絵をもって幼稚園へ行きました。どうなることかと私は少し心配でしたが、幼稚園から帰ってきた娘の姿を見てすぐに仲直りできたんだなとわかりました。 なぜなら、娘がはじけるような笑顔で抱きついてきたからです。お友だちに「ごめんね」をちゃんと言えたこと、お友だちが絵をすごく喜んでくれて許してくれたことを心底うれしそうに話す娘の様子に、ホッとしました。 子どもの成長は早いです。ちょっと前まで怒る、泣く、笑う、駄々をこねるなど自分中心だった娘が、いつの間にか人の心の動きを察し共感できるようになったのです。そして、娘が問題を解決するために自分で行動を起こす成長ぶりを見て、子育ての醍醐味とはこういうところにあるんだろうなと感じました。これからも娘の成長を楽しみに子育てを頑張っていきたいです。 イラストレーター/まっふ監修/助産師 松田玲子著者:レイトン 愛加5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!
2023年02月26日数カ月前に初めてわが家に遊びに来た息子の友だちミーちゃん。挨拶せずに家に上がり込んだり人の家のソファーで飛び跳ねたり、少し困った子という印象でした。うまくいかないからとゲームのコントローラーを投げ、ジュースまで催促するミーちゃん。アレルギーがあってはいけないため、雅也くんママはアレルギーがないかをミーちゃんママに手紙で尋ねることにしましたが……?雅也くんママが「次遊びに来た時に持ってきてね」と渡した手紙を、無言で受け取ったミーちゃん。しかし、翌日息子が持ち帰った手紙に書かれていたのは……。ミーちゃんに渡した手紙の返事は…? ママに渡してとミーちゃんに渡した手紙でしたが、返ってきた返事は明らかに子どもが書いた字。 「どうしたものか……」と雅也くんママも悩んでしまいます。そんな中、来客を知らせるインターホンが鳴り響きました。またしても、ミーちゃんが遊びに来たようです。 相変わらず、挨拶もせずに家へ上がり込むミーちゃん。さらに「ねぇ。ジュース。」と人の家とは思えない振る舞いです。 雅也くんママも思わず「よその子だからって許しちゃいけない」とミーちゃんを指導。「『ジュースください』だと思わない?」と尋ねます。しかしミーちゃんは「おばさん。うるさいね」と予想外の返事をしてきます。それでも雅也くんママはめげません。ミーちゃんに正しい言葉遣いを教えます。 それを受け、とても小さい声ではあったものの「飲み物ください。」「…。ありがとう。」と言えたミーちゃん。すかさず褒める雅也くんママに、ミーちゃんはうれしそうな表情を見せるのでした。 教育方針は当然家庭によって違うものです。しかし、小学校2年生ともなれば、挨拶やお礼ができないと親御さんには「失礼な子だな」という印象を与えてしまう可能性もあるかもしれませんね。 ですが、よそ様の子どもを注意するのはなかなか難しく、注意するのをためらったり、やむを得ず放っておいたりするというケースも多いのではないでしょうか。 もちろんそのまま見守るのが悪いわけではありませんが、その子のことを思うのであれば、大人としては正しい立ち居振る舞いを教えてあげられた方がいいのかなとも思います。雅也くんママもきっとミーちゃんのためを思って、勇気を出して注意してあげたのではないでしょうか。 そんな雅也くんママの気持ちが、少しでもミーちゃんに伝わっているといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター もっち
2023年02月25日数カ月前に初めてわが家に遊びに来た息子の友だちミーちゃん。挨拶せずに家に上がり込んだり人の家のソファーで飛び跳ねたり、少し困った子という印象でした。そんなミーちゃんの困った行動は日々エスカレートし、次々とトラブルを引き起こすようになります。息子が小学2年生になったある日、家に数人の友だちを連れて来ました。その中には普段見慣れない女の子の姿もあり……。息子が初めて連れてきた女の子の友達は、少し変わった様子で… キーくんという男の子の友だちと一緒に雅也くんの自宅を訪れたミーちゃん。挨拶もせずに家に上がったり、いきなりソファーで飛び跳ねたりと、雅也くんママの第一印象はワンパクな女の子という感じでした。 みんなでゲームをしているときにも、自分が負けるとコントローラーを乱暴に投げつけ始めるミーちゃん。見かねた雅也くんママは休憩してお茶でも飲もうかと声をかけます。しかし、ミーちゃんからの返事は「ジュースないのー?」と、まるでわが家にいるかのような遠慮のない発言。 雅也くんママはアレルギーがないかどうかも心配していたため本人に確認しましたが、聞いているのかいないのか「ないないないない!」と即答。それでも万が一何かがあってはいけないと思った雅也くんママは、ミーちゃんの親御さん宛てにアレルギーの有無を確認する手紙を渡してほしいとミーちゃんに託します。 ミーちゃんは手紙は受け取ったものの、手紙を渡してほしいという問いかけには返事をしてくれませんでした……。 初めて遊びに来た家でここまで自由に振る舞われると、見守る親としては少し心配になってしまいますね。しかし、まだあまり親しくもない間柄だと、声を掛けたり注意したりするのも少し躊躇してしまうということもあるかと思います。 かと言って、あまりにも好き勝手に振る舞われるようであれば、遊びに来てもらうこと自体に少し抵抗感もでてしまいますよね。こんなとき、子どもの友だちにはどんな風に声をかけてあげるのが正解なのでしょうか。 みなさんだったら、どんなふうに声掛けをしますか?著者:マンガ家・イラストレーター もっち
2023年02月24日20歳で結婚・出産し、現在アラサーになった私は、学生時代の友だちグループと毎日やり取りをしていました。みんな同時期に子どもを産んだので、子育てのことや夫のこと、いつもたわいない話をしていたのですが……。男児2人のママであるA子の「女の子っていいよね」の発言に、次第にイライラするようになってしまいました。「いいなぁ~!女の子っていいよね~!次は女の子がいいなぁ」 学生時代の友人が育児の戦友に!心強い味方のはずが…? 学生時代に出会った私と友人たちの4人グループ。卒業後、私たち4人は同時期に結婚・出産をし、子どもが生まれてからも毎日連絡を取り合っていました。くだらないことや、子育ての悩み、夫の愚痴など……会う約束をしている前日から夜中まで盛り上がるほど! しかし、1つだけ気になることがあったのです。それは、男の子2人のママであるA子の「女の子が欲しかった」という発言。私より少し早く出産したA子は、自分の息子が生まれてすぐは「男の子ってかわいい!」と大絶賛。ところが、私ともうひとりの友だちが女の子を生むと、「女の子は大人しくていいなぁ」「女の子うらやましい」などの発言が増えていったのです。 A子はもともと、人のものをうらやましがる性格だったので、あまり気にはしていませんでした。ですが、A子が2人目を妊娠し、性別が男の子だとわかったとき「もうやだ」と言い出したのです。いくら女の子がうらましかったとしても、授かった命に対しての心ない発言に驚きました。その後も、連絡をとるたびに「女の子っていいな」という発言ばかり……。 何かにつけて「女の子が欲しい」という発想につなげるA子。価値観が合わないと感じ、私たちの間には次第に距離ができてしまいました。 今では連絡をとることも、会うこともなくなりました。いくら学生時代にずっと一緒に過ごしていたといっても、生活スタイルや環境が変わって、考え方や見え方が違ってくることもあるのだと実感した出来事です。 作画/Pappayappa著者:田中 里奈20歳で結婚出産を経験し、現在はアラサーの小学生ママ。現在は飲食店でパートをしながら、自宅で子育てコラムなどを執筆中。とにかくゲーマーで夜な夜なゲームをしています。
2023年02月22日長女も長男も小学生であるわが家では、毎日が慌ただしく過ぎていきます。子どものごはん作りから学校への送り出し、夕ごはんを一緒に食べて宿題をさせ、そして寝るまでと、気が付くと1日があっという間に終了。子どもはかわいいですが、親だって息抜きが必要です。真剣に子育てをしているからこそ、リフレッシュしたいと思うもの。短い時間でも自分なりにルールを決め、息抜きしている私の体験談を紹介します。★関連記事:何もできない日があってもいい!家事をタスク管理して効率化、隙間時間を活用できた【体験談】疲れると楽しいこともわからなくなる!私にとって生活で一番大変なのは仕事や家事ではなく、育児です。子どもたちは2人とも小学生になり、赤ちゃんのころより手がかからなくなったものの、問題が起こると赤ちゃんのときよりも大変に。「明日までに○○用意して」「あっ、学校に○○忘れた! 明日提出だ」など、寝る30分前に平気で言いだすわが子たち。子どもたちも大変だとは思いますが、私も「子どもたちがあと30分で寝そう。そうしたら仕事の残りをやろう」「これで今日は少しは早く寝られるかな」などと考えながら時間の調整をしているのに、すべて予定変更です。月曜日などは週末に休息した余裕があり、なんとか工夫して持ち物の代用品を探したりと策を練られるのですが、本当に疲れていると気力もなく、逆に子どもを必要以上に叱ってしまうことも。その罪悪感と自己嫌悪でさらに悲しくなり、自分が何をしたくて家庭を持ったのかわからなくなってしまうのです。息抜きが必要だと身に染みた!そんな育児に絶望感を感じていたとき、たまたま友だちに会いました。お互いに子持ちの主婦で時間もあまりないですが、軽くお茶でも飲もうということで駅前のカフェに入ることに。お茶を頼み、他愛のないおしゃべりをしていたら、あっという間に帰る時間が来てしまいました。家に帰り、いつものようにごはんと子どもたちの世話に集中。普段と同じなのですが、なぜかすべてのことが楽しくこなせました。子どもの学校に持っていく物も1つそろわなかったのですが、明るく諭して励ますことまでできました。子どもたちも怒られると思い、ビクビクおびえつつも反論しようとしていたようですが、私のやさしい言葉に素直に反省の様子。子どもたちが寝てからこんなに楽しく過ごせたのはどうしてなのか考えると、友だちとお茶を飲んだことしか思い付きません。また、子どもは私の心の余裕と比例して素直になるのだということもわかりました。友だちとお茶を飲んでからは、3日以上は楽しく過ごすことができました。そこで、最低でも10日に1回は息抜きを取り入れるようにしようと決意することに。仕事や子どもが小学生ということもあり、時間が確実に取れるのは月に3日という計算になりました。時間も1日は取れませんので、半日以下の短時間です。息抜きに外せない5つのルール!時間をじょうずに使える人であれば、ルールを決める必要もなく、無意識のうちに息抜きができると思います。しかし、私は子どもの存在や家事、育児を瞬時に忘れられず、いつまでも自分が使われているような気持ちに。それが積み重なり疲れてくると、子どもにもきつい母親になってしまいます。なので、短い息抜き時間でしっかりリフレッシュするために5つのルールを決め、実践することに。まず1つ目は子どものことは考えないようにすることです。いつも子どものことばかり考え、自分の時間である息抜きをしたという満足感がないからです。2つ目はレストランや喫茶店、または美容院など、子どもがいない空間に出かけるようにします。子どもが視界に入ると、用事や学校行事のことなどを思い出してしまい、息抜き自体が中断されてしまうからです。3つ目はお金は自分のために使い、子どもの物はそのときには買わないようにすることです。子どもの定規や消しゴムなどを買ってしまうと家事の延長になってしまうので、その時間だけは自分の時間と認識できるよう、自分の物を購入。4つ目は楽しいことをしてきたその日は、子どもにもやさしく楽しい空間を作るようにしています。子どもとの時間を充実させたいために息抜きをするので、私が楽しんだあとは、大切な子どもたちにも還元することにしました。5つ目はその日は帰っても家事をせず、早く寝るようにすること。心はスッキリしても体は疲れています。心と体のバランスが整っていないと、またイライラしてしまうので、体も休めるようにしようと。その日だけは子どもたちの自主性に任せるようにしました。すべてが毎回完璧にできるわけではありませんが、この息抜きの日を作ってからは、精神的にも体力的にもゆっくり休めるようになり、次の息抜きのためにも毎日頑張れるようになりました。まとめ子どもはかわいいですが、疲れもピークに達すると心から笑うような楽しさがなくなってしまいます。そのようなとき、友だちと軽くお茶を飲み、子どもたちの存在からいっとき離れて過ごすことができました。そこで気が付いたのが、息抜きの必要性。1カ月に3回は数時間ほどの自分だけの時間を持つことにしたのです。5つのルール通りに時間を過ごすようにしてからは、子どもにもやさしく接することができ、家事もあまり大変だと感じないように。子どもたちも大きくなれば私の時間が増え、逆に寂しくなるかもしれませんが、今は息抜きの時間とこの5つのルールで生活に張り合いができ、次の息抜きのために頑張ることができています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/サトウユカ著者/Yoko(43歳)とても元気な小5の女の子と小1の男の子と家事をしない夫と楽しく暮らしてはいる。しかし、フルタイムで仕事をしていて、さらに更年期のような症状もボチボチ始まり家事と育児と仕事でかなり疲労気味の主婦。
2023年02月19日みなさまこんにちは。かわベーコンです。この前の寒波により、結構な雪が積もり、車のタイヤをスタッドレスにしていない私は2日くらい家に引きこもっていました。とはいえ、子どもたちと庭で遊び、“また降らないかな〜”なんて、のんきにしています。ところで、私は小さい頃、ズボンが嫌いでした。今は平気ですが、足が窮屈で好きじゃなかったんですよね…靴下も。今回は、子どもってそうなのかな? うちだけなのかな? と思ったエピソードです。■すぐにズボンを脱ぐ息子以前は脱がなかったんですが、最近はパンツ1枚でリビングに帰ってくるんですよね。夜になると上まで脱いでいることも。空気を肌で感じたい人間なのでしょうか…。でも、風邪を引くと大変なので、お風呂上がりや夜は服をしっかりと着せています。 ■薄着をやめない家族なんで二人ともノースリーブやねん。案の定、朝になると「寒い寒い」言うくせに薄着をやめない者たち…。寝るときは薄着の方がよく眠れるそうです。パジャマは、そんなにモコモコにしていないのに…。ちなみに私も寝るときは半袖とハーフパンツなど、薄着が多いです。もしかしたら、わが家の“薄着族の血”が脈々と受け継がれているのでは…? と思う母なのでした。
2023年02月17日保育士の中田馨さんが、子どもがお友だちを叩いてしまったり、物を壊してしまったときの対応について教えてくれました。「どうしてお友だちを叩いてしまうの……」、「なぜうちの子はこんなに乱暴なの?」と悩んでいるパパやママもいるかもしれませんね。中田先生が子どもの行動や心理について詳しくお話ししてくれています。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは。保育士の中田馨です。子育ては「楽しい!」「うれしい!」「すごい!」と思うことも多いですが、「あれ? どうすればいいのだろう?」と悩むこともあります。例えば、友だちを叩いたり、物を投げて壊したりする子どもの行動など。 そこで今回は、そういった少し乱暴に見える子どもの行動について考えてみましょう。 大切なことは、周りの大人が「そういう子」と思い込まないこと友だちを叩いたり、物を投げてしまうような行動は、成長の過程です。保育所の子どもたちを見ていても、多かれ少なかれどの子にもやってきます。子どもたちの様子を見ていると、それが大きく出て目立つ子と、それほど目立たない子がいるなと感じます。 みんなが通る道なので、「この子は乱暴なのではないか?」とは思わないでください。例えば、「あなたは、いつも乱暴ね!」なんて声かけをして、「乱暴な子」のレッテルをはらないでほしいなと思います。 とはいえ、何度注意しても何度も何度も同じことを繰り返されたら、「じゃあ、どうすればいいの??」と思ってしまいますよね。では、どうして子どもがそのような行動をするかを考えてみましょう。 友だちを叩いたり、物を投げたりするのはなぜ?あなたのお子さんは、なぜ友だちを叩いたり、物を投げたりすると思いますか? 理由はいろいろあるのではないかと思います。 「自分のおもちゃを友だちに急に取られた」「友だちのおもちゃが欲しくなった」という分かりやすいものもありますし、「投げてみたらおもしろかった!」なんて理由のこともあります。 以前に私の保育所で起きた出来事を例にお話しします。Aちゃん(1歳児)が何もしていないBちゃん(2歳児)を叩いたり、噛んだりすることが続きました。その理由は、これまで何度もBちゃんに自分が使っているおもちゃやあそびを取られたり、壊されたりしていたからです。その過去の記憶があるから、目の前をBちゃんが通っただけで「また、取られてしまう!」と思って自分の身を守るために叩いていたのです。 子どもの「今した行動」だけでなく、その前後や関係性にどういった思いがあったのかを見ることができると、子どもの行動が理解でき、大人の対応も変わってくるかもしれませんね。 どの月齢でも「あそび」や「良し」にしないこと私の保育所では、友だちを叩いたり、物を投げたりする行動をどの月齢でも「あそび」や「良いこと」と捉えないようにしています。 例えば0歳児を抱っこしているときに、大人のほっぺをペシペシ叩くことがありますね。こんなときは、「痛いよ。さすさすしてくれたらうれしいな」と子どもの手を持って一緒に「さすさす」します。物を投げたら「これは危ないから、ボールを投げてみよう」と、投げてもいい物と交換します。 ほっぺをペシペシされて笑顔で「痛い痛い~」と笑うと、赤ちゃんは「ペシペシしたら、ママ(パパ)が喜んでくれる! 楽しい!」と思ってしまいます。硬いおもちゃを投げて「じょうずに投げられたね!」と褒めたら、硬いおもちゃを投げてもいいと理解します。 子どもを叱る必要はなく、してもいい行動を伝える(教えてあげる)ようにできると良いですね。 感情的に怒らず、子どもの気持ちに寄り添いつつ「待つ」1歳児、2歳児になり、友だちと関わることが増えてくると、上記の方法では問題解決しなくなることもあります。 もし、友だちを叩いてしまったときには、まずは叩いたことに対して注意をして、子どもの行動を止め、声かけをします。「叩いたら痛い!」「叩いたら○○ちゃんがかわいそう」「叩くのはダメ!」など、お子さんへ伝わりやすい言葉でOKです。このときだけは、わざと大きめの声で叱ります。 そして、叩かれた友だちには、まず親が「痛かったねごめんね」とフォローを入れて、お子さんと向き合ってみましょう。このとき話しかける声は、できる限り静かな口調です。そして、叩いてしまった子どもには、まだ言葉でうまく伝えられない場合には、「どうして叩いたのかな?」「○○ちゃんのおもちゃが使いたかったの?」など子どもの気持ちを代弁します。「ママ(パパ)は、叩いたことがとっても悲しい」とママ(パパ)の気持ちも伝えましょう。そして、「○○ちゃんに謝ろうね」と一緒に謝ります。 今回は、とっても完結に書きましたが、子どもの気持ちはそんなに簡単に「謝る」方向には進みません。子どもの表情を観察しながらできる限り言葉数は少なく、「待つ」姿勢で声かけを行ってみましょう。もし、子どもが謝れなくても、そんなときもあるものですから大丈夫。代わりにママ(パパ)がしっかりと謝る姿を目の前で見せましょう。大切なのは、親が感情的に怒らないことです。 最後にお話しした方法は、少し親の「演技力」も必要になるかもしれません。感情的にならず、いかに簡単な言葉で子どもに伝わるように説明できるかも、子育てには大切かもしれませんね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年02月16日同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウがレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ある日、話しかけただけで殴りかかってきた興奮状態のレクトを、ソウが制止。しかし、レクトは駆けつけた教頭先生に、「ソウにいじめられていた。殴られて頬が腫れた」と嘘を話しました。まるで自分が悪者かのような状況に困惑するソウ。自宅でそのことを両親に話していると、お父さんは偶然、夜の公園にひとりでいたレクトに、声をかけていたことがわかったのです。お父さんが声をかけた際、相手がソウの父親だと知ると、レクトは興奮した様子で「今からソウと遊びたい!」と訴えてきました。しかしお父さんは、「今はダメ。君を家まで送っていく」と言い聞かせます。 反抗的な態度を見せていたレクトですが、お父さんと一緒に公園を出ると、落ち着いた様子で会話をしていました。ところが、家が近くなると突然、「ここで帰って」と言い出すレクト。「家まで送るって」とお父さんが先に進もうとすると、態度を一変させ、「あんまり調子に乗るんじゃねぇ」と言って睨みつけてきたのです。 脅すようなことを言ってくる少年… 「ここで帰れ。さもないと……。『知らないおじさんに誘拐される。助けて』って叫ぶよ?」 家まで送り届けようとしただけなのに、脅しとも取れるようなことを言うレクト。 「叫ばれたくないならもう消えて? 家はすぐそこだから」 「レクト……。お前大丈夫なのか?」 レクトのただならぬ様子に、心配になるお父さん。 「大丈夫に決まってる! 家をお前に知られたくないからな」 そう言ってレクトは、わずかな笑みを浮かべ走り去って行きました。 お母さんにそのときの様子を話すお父さんは、気になることがありました。 「なんていうかさ、闇を抱えていそうな感じ? ちょっと心配だよな。レクトの家庭環境……」 家に近づけないよう必死な様子のレクトに、お父さんは心配が募るのでした。 お父さんを脅すようなことを言ってまで、家まで行くことを拒んだレクト。お父さんの言うように、「何かあるのでは?」と勘ぐってしまいます。しかし、“家庭環境が気になる”と言っても、家庭によってさまざまな事情があるのは百も承知。気になったとしてもすぐに何か行動するのは、難しいですよね。もし、皆さんが周りの子どもと関わる中で、“家庭環境が気になる”と感じる出来事があった場合、どうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月15日同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウがレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ある日、話しかけただけで殴りかかってきた興奮状態のレクトをソウが制止していると、騒ぎを聞きつけた教頭先生が駆けつけました。事情を説明したあと、ソウが帰宅すると、先生から電話があり再び話すことに。レクトは先生に、「ソウからの嫌がらせがつらくて、机に突っ伏していた」と話していたのです。ソウは、「オレはやっていない」と先生に説明しますが、「とりあえず明日は普通に学校に来ればいいから」と電話を切られてしまいます。仕事から帰宅したお父さんに、事の経緯を説明していると、レクトの名前に覚えがあったお父さん。偶然、遅い時間にひとりで公園にいるレクトに声をかけていたことがわかりました。 お父さんが声をかけた際、相手がソウの父親だと知ると、レクトは興奮した様子で「今からソウと遊びたい!」と訴えてきました。しかしお父さんは、「今はダメ。君を家まで送っていく」と言い聞かせます。レクトは反抗的な態度で「消えろ!」などと暴言を吐いていましたが……。 家の近くまで送ると、急に少年の様子が… 暴言を吐くレクトに毅然とした態度で、「帰るんだ」と言い聞かせたお父さん。 「うぜぇ〜」と文句を言われながらも、レクトを送るため公園を出ました。 「それで? 家まで送ったの?」 お母さんが尋ねます。 「それが、普通に話してたのに、家の近くまで来たら急に……」 家が近くなると、レクトの様子が急変したようです。お父さんの話によると……。 「レクトっていうのか。珍しい名前だね」 「別に。それよりソウと遊びたかったな。ソウはかわいそうだね。自由じゃない。夜も遊べればいいのに」 「かわいそうなのは、ソウの方だと思っているのか」と、驚くお父さん。 「あ、ソウのお父さん、ここで帰って」と、ソウは突然足を止めます。 「いや、家まで送るって」。外は暗く危ないため、家まで送り届けようとするお父さん。すると、レクトは……。 「あんまり調子に乗るんじゃねぇ」 穏やかに話していた表情を変え、お父さんを睨みつけるのでした。 「夜に遊べないソウは、自由じゃなくてかわいそう」と話したレクト。一見、自由にさせてもらえるのは、子どもにとってうれしいことなのかもしれません。しかし、幼いわが子を守るのは親の役目。遅い時間にひとりで外出させないというのは、子どもを守るためには当たり前のことのように思います。今回は、ソウのお父さんに声をかけてもらいましたが、レクトの身に何か起こらないよう、“夜は家にいる”ということが当たり前になるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月14日同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウがレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ある日、話しかけただけで殴りかかってきた興奮状態のレクトを、ソウが制止。この騒ぎに教頭先生が駆けつけると、レクトは突然うずくまり、「痛い」と泣き喚きました。困惑するソウが帰宅すると、教頭先生からの電話で、「ソウからの嫌がらせがつらくて、机に突っ伏していた」と、レクトが話していたことがわかりました。ソウは、「オレはやっていない」と教頭先生に説明しますが……。教頭先生はソウの話に納得することなく、「とりあえず明日は普通に学校に来ればいいから」と電話を切りました。教頭先生の対応にモヤモヤしていたお母さん。仕事から帰宅したお父さんに、事の経緯を説明します。 すると、お父さんは以前、遅い時間にひとりで公園にいるレクトに声をかけていたことがわかりました。その際にレクトは、「ソウのお父さんなの? ソウを呼んで! 今から遊びたい!」と訴えてきたそう。そんなレクトに、「今からはダメ。こんな遅くに外にいて、君の親は心配していないの?」と尋ねると……。 暴言を吐く、息子の友達に… 「うるせぇんだよ!!ソウを連れて来ないなら、お前に用はない!」 「今からソウと遊ぶことは、オレが許さない」と毅然とした態度で拒否するお父さんに、キレるレクト。 「帰れ!オレの前から消え去れ!!」 お父さんは冷静に「うん。帰るよ」と答え……。 「だけど、君のことも家に帰すよ」 遅い時間の公園。お父さんは、「子どもひとりで帰すことはできないから」と、家まで送ろうとします。 「いやだ! オレはまだ帰らない! 消えろ!」 激昂しながら「帰らない」と訴えるレクト。 「ダメだ! 帰るんだ」 お父さんの厳しい言葉に、レクトは表情を曇らせるのでした。 レクトから暴言を吐かれても、冷静に「家まで送っていく」と告げたお父さん。遅い時間にひとりで公園にいたレクトの安全を優先しました。ソウに執着するあまり、「今は遊べない」と言って、レクトを家に帰そうとしたお父さんに対し、言動が荒くなってしまったレクト。彼にもさまざまな思いがありそうですが、小学生が遅い時間にひとりで外出しているのはとても危険です。お父さんのように、どのような状況でも子どもの安全を第一に考えたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月13日同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウがレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ある日、話しかけただけで殴りかかってきた興奮状態のレクトを、ソウが制止。この騒ぎに教頭先生が駆けつけると、レクトは突然うずくまり、「痛い」と泣き喚きました。ソソウは困惑しながらも、教頭先生に事情を説明し、帰宅。お母さんにも経緯を話していたところ、教頭先生から電話があり、レクトは「ソウからの嫌がらせがつらくて、机に突っ伏していた」と言っていたことがわかりました。「オレはやっていない」と説明したソウに対し、電話口の教頭先生は「とりあえず明日は普通に学校に来ればいいから」とひと言。お母さんが教頭先生の対応にモヤモヤしていると、お父さんが帰宅しました。 ソウとレクトとのトラブルについて説明を聞き、“レクト”という名前に引っかかるお父さん。「あ! レクト、知ってるかも!」。お父さんは、ソウと遊んでいた子どもが、遅い時間に公園にひとりでいるのを見かけ、「◯小の3年生だよね?」と声をかけていたのです。 心配で声をかけた少年の様子が… 偶然、レクトに声をかけたことがあったお父さん。 「公園にひとり? こんな時間に大丈夫?」 「あんたは……誰?」 「オレ? ソウのお父さんでーす」 その言葉を聞いたレクトは態度を一変。 「え? ソウのお父さんなの!?」「ソウはいる? ソウはどこ? ソウに会いたい!!」 「今頃ソウは家でお風呂に入っている」と答えるお父さんに、「ソウを呼んで! 今から遊びたい!」と表情を輝かせるレクト。 遅い時間に突然、「今からソウと遊びたい」と訴えるレクトに違和感を覚えながら、「今日はもう遅いから遊べないよ」と伝えるお父さん。 「なんで!? 遅くない時間は習い事があるって言われた。それなら今しか遊べないじゃないか! ソウを呼んでよ!!」 レクトは興奮した様子で、お父さんに訴えます。 「今からはダメ。君の親はこんな遅くに外にいて、心配していないの?」 お父さんの言葉に、レクトはムッとした表情を見せるのでした。 お父さんが「親は心配していないの?」とレクトを気にかけたように、小学3年生が遅い時間に出歩いていたら、心配になりますよね。そして、そんな時間にもかかわらず、「今からソウと遊びたい!」と訴えるレクトに、違和感を覚えるお父さんの気持ちもよくわかります。レクトにとってソウは“唯一の友だち”ではありますが、ソウに執着してしまう気持ち以前に、何か別の問題を抱えているのでは?と心配になってしまいますね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月12日小学3年生で、同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウがレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ある日、話しかけただけで殴りかかってきた興奮状態のレクトを、ソウが制止。この騒ぎに教頭先生が駆けつけると、レクトは突然うずくまり、「痛い」と泣き喚きました。ソウは困惑しながらも、教頭先生に事情を説明し、帰宅。お母さんにも経緯を説明していたところ、先生から電話があり、レクトが「ソウに殴られて、頬が腫れた。ずっといじめにあっていた」と話していたことがわかりました。ソウがレクトから嫌がらせを受けていることを、知っていたお母さん。今回も、「机に突っ伏していたレクトが心配になって声をかけたら、いきなり殴りかかってきた」とソウから聞いていました。 しかし電話口の教頭先生は、ソウよりもレクトの話を信じているかのような対応。「オレはやっていない」と説明したソウに対し、教頭先生が「とりあえず明日は普通に学校に来ればいいから」と言ったことを聞き、お母さんがモヤモヤしていると、「ただいまー!」と声がしました。 お父さんが偶然話しかけた少年は… 教頭先生との電話を終え、ソウとお母さんが話しているところに帰宅したお父さん。お母さんはレクトとのトラブルについて、お父さんに説明します。 「嘘の証言? なにそいつ」 「そうなんだよ……。レクトくんていう友だちなんだけど」 「え? レクト?」 お父さんはレクトという名前に覚えがあるようですが、レクトのことはお母さんも知りません。「パパ、知らないんじゃないかな?」と声をかけるも、お父さんは何かを思い出そうとしています。 「あ! 知ってるかも! レクト、思い出した!」 「え? なんでパパが知ってるの?」 驚くお母さん。 「会社の帰り道、公園を通ったとき、外も暗いのに公園に子どもがひとりでいるのが見えて。見たことある顔だなと思って、声をかけたんだ」 実は、お父さんは偶然、レクトに声をかけたことがあったのです。 息子とトラブルになっている友だちに、偶然声をかけたことがあったお父さん。「外も暗いのに公園にひとりで……」と心配になって、少年に声をかけたそう。もし、わが子がひとりで外にいるときに、友だちの親御さんが気にして声をかけてくれたら、ありがたいですよね。悲しいことに物騒な事件も多いですが、ソウのお父さんのように、何か気になったとき、子どもに声をかけることが必要な場合もあるのかもしれません。同じ学校の親や近隣に住む大人が、地域の子どもたちを見守る環境が整っていることが理想ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月11日私は30歳の専業主婦。少し離れた幼稚園までバス通園をしている4歳の娘は、最近仲良しの友だちができたそうです。私が「今度お友だちのママも誘って、一緒に公園に行こうか!」と提案すると、娘は大喜び!娘の友だちのママとも仲良くなるチャンスだと思い、私は幼稚園のお迎えに行ったのですが……。 子どもを勝手に預けていなくなるママ友娘が仲良くなった友だちは、とても礼儀正しくかわいらしい女の子です。園庭で待つこと1時間。スウェット姿で金髪の女性が慌てて園庭を駆け抜けて来ました。その女性が娘の友だちのママだったのです。 連絡先を交換したのですが、このママは公園で会うたびに子どもを置いたまま「買い物してくる」「美容室に行ってくる」とすぐにいなくなり、不信感が募ります。 休日の朝に突然……とある休日。急に朝からこの友だち親子が家にやって来たのです! 約束もしていなかったので断るものの、「私これから用事あるんだよ? 娘をよろしく~♪」と置いて行ってしまいました……! しかも迎えに来たのは夜9時過ぎ。私は「もう来ないで」と強めに伝えました。 「うちの子、迎えに来たよ~」え、預かってないけど!?翌週、私たちは家族で終日お出かけし、家を留守にしていました。 すると夜遅く、昨日も家に押し掛けてきたママ友が「うちの子、迎えに来たよ~」とやって来たのです! え……? 預かってないけど!? 話を聞いてみると、どうやら留守中に勝手に娘を連れてきて、私たちが帰るのを玄関前で待つように言い、娘を置いて出かけたとのこと。 ママ友は娘の心配ではなく、「夫にバレちゃう……!」と大慌て。 結局友だちは、自分で交番へ行き、父親が迎えてに来てくれて無事でした。 その後、ママ友がどうなったかというと……? すべてバレたママ友。離婚を突き付けられるじつは、ママ友が出かけていたのは、不倫相手のところ。 今回の一件で、夫にも義実家・実家にもこのことがバレて、離婚へ。慰謝料と養育費も借金して払うことになったそうですよ。もちろん娘の親権は父親になったようです。 娘たちは今まで通り幼稚園でとても仲良く過ごしています。子ども同士が仲良くても、非常識なママ友は困りますね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年02月10日こんにちは! おにぎり2525です~■小学生育児のお悩みといえば…■日記の宿題で困るのは…今回はなんとか日常のネタを絞り出し(笑)、宿題を終わらせることができました。どうやって皆さんは日記のネタを考えているのでしょうか・・・?ほかの宿題はすんなり終わらせれるのに~!当分、日記の宿題には悩まされそうです(笑)
2023年02月10日■前回のあらすじ先生が公園にいた3人の友だちの家に連絡すると、みんな長女がいたことを知らなかったそう。1ヶ月後の保護者会で3人の親御さんから謝罪をされました。その後は、GPSを導入、しばらくは学校付近で帰りを待って一緒に帰るなど、対策をしました。■親を介さない約束が増える小学生■これからも見守っていきたい幼稚園は送り迎えがあり、友だちと遊ぶときもママたちが一緒でした。小学生になり、親も一緒に公園に行くこともあるけれど、学校で友だちと約束してくることも増えました。口約束が多いので待ち合わせの時間に行っても友だちが来ないこともあり。(月曜日に学校に行くと「お母さんと買い物行ってたー!」と聞いたり…)今回の出来事…。まさか長女が帰ってこないとは思ってもいなかったので本当に焦りました。私が下校時間を間違えていたことも反省しています。知っていたらもっと早く長女を探しに行けた…。長女にも「寄り道しない!」としっかり話し合いをしました。私も下校時間を間違えないように気をつけようと心を新たにしました。そんな長女も小学3年生になり、今も友だちと仲良く遊んでいます。「いかのおすし」を復唱したり、友だちと遊びに行くときはしつこいくらい確認しています…!まだまだ小さい小学生。しっかり見守っていこうと思います。
2023年02月10日小学3年生で、同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ある日、話しかけただけで殴りかかってきた興奮状態のレクトを、ソウが制止。この騒ぎに教頭先生が駆けつけると、レクトは突然うずくまり、「痛い」と泣き喚きました。ソウは困惑しながらも、教頭先生に事情を説明し、帰宅。お母さんにも経緯を説明していたところ、先生から電話があり、レクトが「ソウに殴られて、頬が腫れた。ずっといじめにあっていた」と話していたことがわかりました。ソウから「机に打ち伏していたレクトが心配になって声をかけたら、いきなり殴りかかってきた」と聞いていたお母さんは、教頭先生に説明しようとしました。しかし、お母さんの言葉を遮り、ソウに代わるよう言ってきた先生。お母さんは教頭先生の対応にいら立ったものの、ソウに電話を代わります。 電話を終えたソウによると、レクトは「ソウからの嫌がらせがつらくて、机に打ち伏していた」と教頭先生に話したようです。「レクトの話は全部嘘だと思う」とお母さんに話すソウは……。 学校側の対応にモヤモヤ… 「休み時間のとき、ソウからずっとボールを投げつけられた」と教頭先生に話したレクト。しかし、ソウは休み時間の際、ボールで遊んでいませんでした。 「そのこと教頭先生には?」 「ちゃんと話したよ。オレはやってないって言ったけど……」 きちんと教頭先生に事情を説明したソウですが、「明日また、レクトに話を聞いてみる」と言われました。そして、「それでも2人の話が食い違う場合は、担任の先生(現在、奥さんの出産のため不在)に報告する」と説明されたソウ。 「とりあえずオレは、明日普通に学校に来ればいいからって」 「……」 教頭先生がソウにかけた言葉に、モヤモヤするお母さん。 「レクトくんの嘘の証言はなんなの!? レクトに恨みでもあるの!?」「レクトくんも、教頭先生も、2人ともなんなのよ!!」 怒りが込み上げてくるお母さんですが、明日登校するソウに、「悪いことしていないんだから、堂々としてればいいと思うよ」と声をかけるのでした。 「自分は嫌がらせなどしていない」と話すも、相手と意見が食い違っていることで、曖昧な状況のソウ。そんな息子に「ソウは何も悪いことをしていないんだから、堂々としていなさい」と、お母さんは声をかけました。「自分が悪者にされてしまうかもしれない」と不安なソウにとって、心強い言葉だったのではないでしょうか。皆さんはもし、わが子がしてもいないことを疑われていたら、何と声をかけますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月10日アパート暮らしのわが家は、特に子どもが生まれてからご近所づきあいを大切にしてきました。ご近所のママ友が欲しかったし、子どもにも遊び相手になってくれるお友だちがいたら楽しいだろうと思ったからです。そんな私ですが、近所の子どもたちとの付き合い方に悩まされる出来事がありました……。遊びに来る近所の子どもたち子どもの遊び相手とママ友が欲しい私は、同年代の子どもがいる家庭によく声を掛けて仲良くなるようにしていました。そんな私の努力の甲斐あってか、近所の子どもたちは幼稚園から帰ると、わが家の玄関先や庭に来て遊ぶようになりました。 私は2歳と生後8カ月のわが子が、歳の大きい子どもたちと一緒になって遊ぶ様子を眺める毎日。年齢の異なる子どもと遊ぶ経験をさせるのは、子どものためにも良いことだと思っていました。そんな風に思っていた矢先、私をとても悩ませる出来事が起こりました。 庭先で近所の子がまさかの迷惑行為!近所の子どもたちが幼稚園から帰宅して、わが家の玄関先などで遊んでいても、子どもに目の届くところに保護者はいません。私が近くについているのを知っているからなのか、子どもだけを外で遊ばせているようです。 ある日、わが子に昼寝をさせようとしていたところ、わが家の庭先でいつも遊んでいる子どもたちの声がしました。そして、窓を開けて見てみると驚く光景を目にしました。庭先で1人の子どもがおしっこをしていたのです! 驚いた私は、思い切って「何してるの?」と声を掛けましたが、その子を含め、子どもたちはみんな何もなかったかのように去っていってしまいました。 保護者に言うべき?悩む私子どもたちが去ったあと、庭先にはおしっこのシミ。わが家の庭先が汚れることも嫌だけれど、それ以上に外でパンツを脱いでしまうことは、性犯罪に巻き込まれてしまうリスクもあるのでよくないことだと教えてあげなくては! と思いました。 しかし私はその子の保護者とは軽く挨拶するくらいの仲。どのような方なのかもわかりません。そのため、どうすればよいのだろうかと悩んだものの、結局言えませんでした。 子どもたちと仲良くするのは楽しいし、わが子の成長にとっても良い経験になると思っています。しかしこの一件によって、私はご近所付き合いの難しさを実感しました。近所のお付き合いを見直して、子どもの保護者とも相談しあえる関係を築きたい、そして、このことを近いうちに伝えたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
2023年02月09日小学3年生で、同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウがレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ある日、レクトに声をかけると、突然殴りかかられたソウ。興奮するレクトを制止していると、騒ぎを聞きつけた教頭先生が駆けつけます。すると、レクトは突然うずくまって「痛い」と泣き喚き、教頭先生はレクトを心配して保健室へと促したのでした。ソウはまるで自分が悪者かのような状況に困惑し、帰宅後に涙しながら、お母さんに事情を説明。そこへ、教頭先生から電話がかかってきました。レクトは教頭先生に、「ソウに殴られて、頬が腫れた。ソウからずっといじめにあっていた」と話していたようです。ソウから事情を聞いていたお母さんは、教頭先生に説明しようとしましたが、教頭先生はお母さんの言葉を遮り、ソウに代わるよう言ってきました。 教頭先生の対応にいら立つも、ソウに電話を代わるお母さん。電話を終えたソウの話によると、レクトは「机に打ち伏していた理由もソウのせい」と話していたようで……。 「なんで嘘をつくの!?」困惑する母 教頭先生との通話をお母さんに説明するソウ。 「レクトは、オレのせいで机に打ち伏してたって……」 「なんで? なんでソウのせいなの!?」 レクトの主張に困惑するお母さん。 「わからない……。給食前の中休みに、オレがレクトにボールを投げつけてたって」 レクトはソウに嫌がらせを受けていたことがつらくて、机に打ち伏していたと、教頭先生に話したようです。 「でも今日はボールで遊んでないし、レクトとも遊んでない」「全部レクトの嘘だと思う」 ソウの話に青ざめるお母さん。 「私が思っている以上に、レクトくんはソウに対して悪意を持っている……」 お母さんはそんなことを思い、レクトに対し恐怖心を抱いたのでした。 友だちに殴りかかろうとした自分の身を守るためか、先生に嘘をついたレクト。親が思っていた以上に、複雑なトラブルに発展しそうな予感がします。現場に教頭先生が駆けつけたときにレクトが「痛い」泣き喚いたり、「赤くなった頬はソウのせいだ」と主張したこともあり、ソウが疑われてしまうような状況です。もし子どもが、やってもいないことを先生に疑われてしまったら、皆さんならどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月09日