「子離れ」について知りたいことや今話題の「子離れ」についての記事をチェック! (1/2)
子どもは成長して親元を離れる日がいつか必ずやってくる。私が息子との親子離れを意識し始めたのは、小学生になったときである。ある日ふと息子の姿を見たとき…ちなみに現在の息子は相変わらず私から離れるそぶりは1ミリもございません。が、なんとなくな母の気づき。そういう時ふとない? 「あ…、今の幸せって永遠には続かないのかも…」という突然のセンチメンタルジャーニー。そしてこのセンチメンタルな気づきをきっかけに、我が子が巣立った後も人生を廃人にせずエンジョイするための準備を始めた。我が子が巣立ったらやりたいこと、今のところは3つ。まずひとつ目!泊まりで友だちに会いに行く!もちろんママ友とも「俺たち頑張ったなお泊まり会」したい。今は私だけで日帰りで遊ぶことはできても泊まりでオールナイトはできない現実なので、息子が巣立ったらまずは友だちとお泊まりしたい。ふたつ目! 習い事をしたい!子どもが手がかかるときはなかなか習い事って行けない。子ども関係の用事で欠席になったり、体調を崩してお迎え…なんてことになったりするし、どうしても月謝が発生すると踏み切れないものがある。候補は、服作り(裁縫スキルがほしい)、ボイトレ(音痴なので)、落語(発表会に出るまでになったらかっこいい)なんかもいいなぁ。子どもが巣立つと家での時間が増えると思うので、家で練習ができる習い事がいい。友だちと会ったりお出かけもしたいけど、きっと基本はお家時間だと思うので充実させたい。3つ目! 絵を描きたい!絵を描くことは息子が生まれてからずっと続けていたのだが、これからもずっと描き続けたい。今となっては約8年続けているインスタグラムを始め、ブログやウーマンエキサイトをはじめとする各ウェブサイトの記事は私の宝物である。今私のインスタグラムやこの記事を読んでいる方は「今日も育児奮闘なう」の同じ環境にいる母たち、きっと親離れ子離れも同じ時期だと思うので、子どもが親離れしたらそんな気持ちも共有できたら嬉しいな。不安な気持ちも楽しいこともまだまだ漫画で描きたい。と、息子が巣立ったら何をしたいか3つほどあげてみたが、今のところ「その3」以外は開始時期はまだまだ遠そう。今はやりたいことや興味があることをたくさん貯めて、きたる親離れ子離れの日がきても楽しみが残せるようガッツリ準備中でございます。
2024年12月01日愛カツ編集部がお届けする「愛カツ漫画」。今回は、子離れできない義母のエピソードを紹介します。夫と2人で暮らしている女性。ある日、義母から電話がかかってきたようで…。仕事へ出発憂鬱な金曜日[nextpage title="Y+0o…"]夫は一人っ子子離れできない義母[nextpage title="_SR0o…"]結婚した当初は…情緒不安定な義母一人息子から子離れできずに、会いたいとせがんでくる義母。義母からの情緒不安定な電話には困ってしまい…!?作画:野坂nsk原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2024年03月13日子ども達が2人とも小学生になり数年経ち、つきっきりで手を焼くようなこともだいぶ減りました。こうしてどんどん手がかからなくなっていき、いずれ巣立っていくのかとしんみりすることもありつつ、その時が来たらこんな風に過ごしたいなぁと楽しみでもあります。■子どもたちが巣立ったら…例えば習い事は何かしらやってみたい!それから夫婦でのんびり温泉宿巡りをしたり、趣味に精を出したり…色々夢はありますが、密かにずっとやってみたいと思っていることがこれ。特に資格を持っているわけでもないので、本当に漠然としているんですが…現役のお母さんお父さん達が息抜き出来るために、ほんの少しでも役に立てたらいいなと思っています。そう思うようになったのはやっぱり自分自身の経験から。育児でどん詰まっていた時、児童センターや子育て広場等で優しくしてもらえるとものすごくホッとしたんです。■育児どん詰まり期に始めたSNSそれから、毎晩子どもの寝顔の隣で泣いていたような育児どん詰まり期のことを漫画にして、SNSに投稿したこともきっかけの一つ。その頃の私は、こんな後ろ向きな気持ちで育児してるダメな親は私だけなんじゃないかと思っていたんです。でも漫画にしたことで、たくさんの方に共感してもらえて、自分だけじゃなかったんだ…と知ることが出来ました。自分だけじゃないと気付くと同時に、こんな風に自分を責めながら育児をしているお母さん達がたくさんいるなら、少しでも手助けしたいと思うようになりました。現役のお母さん達の助けになることで、昔の自分も報われるんじゃないかなぁという気がしてます。子どもが手を離れるのはまだ何年も先の話になりそうなので、それまで心も体も元気でいることが目標です!
2024年02月16日皆さんは、義家族の行動に困った経験はありますか?今回は「子離れができない義母のエピソード」とその感想を紹介します。イラスト:野坂nsk子離れしていない義母夫と暮らしている主人公。一人っ子の夫は、大切に育てられたことがわかるほどのいい人です。ある日の朝、主人公が仕事に向かう途中、義母から電話がかかってきました。しかし主人公は、義母との電話が憂うつな様子。結婚当初、義母は「2人が幸せならそれでいいの」と祝福してくれましたが…。夫を溺愛するあまり、義母は子離れしていなかったのです。結婚当初は…出典:愛カツ夫が結婚してから寂しさが募ってきた義母は、情緒が不安定になってしまいました。この日、仕事が終わってから夫と義実家へ行く予定でしたが…。仕事の都合で、帰る時間がわからないことを義母に伝えようとした主人公。ところが義母は「どうして息子に会わせないつもりでしょ!」と泣きわめいていたのです。情緒不安定な義母の電話に、主人公は疲れ果ててしまうのでした…。読者の感想情緒不安定な義母から連絡がきたら困ってしまいますね。疲れ果ててしまった主人公に共感します。息子が大切な気持ちもわかりますが、子離れはしてほしいと思いました。(30代/女性)結婚前は祝福してくれたにもかかわらず、ここまで主人公に感情をむき出しにするとは驚きです。気を遣う関係性ですが、程よい距離間でお付き合いできるといいですね。(40代/女性)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年01月25日皆さんは、義家族との関係は良好ですか?今回は、子離れできない義母のエピソードを紹介します。イラスト:ツィナ義母に溺愛されている夫3姉弟の末っ子で、家族から溺愛されて育った夫。結婚前に挨拶に行ったときも、義母は「この子は昔から私の作ったエビフライが大好きで、それしか食べないって言うから毎日同じメニューで…」と話し…。夫が家族からどれだけ溺愛されているかが伝わりました。子離れできていない?出典:CoordiSnap「子離れできていない家庭なのかもしれない」と不安に思いつつも、夫を信じて結婚した主人公。その後、すぐに第一子を授かり出産しました。産後、病院に義母が来てくれたときのことです。夫が「見てよ!可愛いでしょ!」と義母に言うと、義母は「うーん…そうかしら?」と微妙な反応をしたのです。そして「あなたは生まれた瞬間から天使みたいに可愛かったのよ~それに比べるとねぇ」と言う義母。さらに「ちょっと人様に見せるのが恥ずかしいレベルよ」とまで言ったのです。この義母の言葉を聞いた夫は、思わぬ反応を見せるのでした。子離れできない義母夫を溺愛し、生まれたばかりの子どもに失礼なことを言う義母。子離れできない義母の言動に驚愕したエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2023年12月30日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。※この物語はフィクションです。子離れできない主人公息子を溺愛している主人公。息子が高校生になっても子離れすることができず…。高校生になった息子出典:レイナの部屋【ブラックわーるど】お風呂に一人で入り始めた息子に「どうしてそんな急に」と不安を感じた主人公は、息子を問い詰めます。しかし息子には「なにもない」とあしらわれてしまいました。しかし「絶対になにかあった」と疑った主人公は、衝撃の行動にでるのです。ここでクイズ主人公の衝撃行動とは?ヒント!主人公は毎晩息子の携帯をチェックし、彼女がいる事実を突き止めます。主人公の衝撃行動出典:レイナの部屋【ブラックわーるど】正解は…正解は「息子を尾行した」でした。息子の携帯をチェックして、デートの予定を知った主人公。「いったいどんな女なの!?」と焦り、なんとデートを尾行したのです。彼女と幸せそうにする息子を見て、嫉妬を止めることができない主人公ですが…。直後、2人の行動を見て更なる奇行に走るのでした。イラスト:レイナの部屋【ブラックわーるど】※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(Grapps編集部)
2023年12月14日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します!マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:野坂nsk子離れできていない義母主人公の義母は夫のことを溺愛していて、子離れができていませんでした。結婚当初は「私たちのことは気にしないで」と言ってくれていましたが、最近は夫に会えない寂しさが募って情緒不安定になっていたのです。その後も電話で泣きながら「もう息子を私に返して!」と言われてしまい…。出典:愛カツ義母が遊びに来ると…出典:愛カツ主人公がいないかのように出典:愛カツここでクイズ義父の気持ちとは?ヒント!義父は義母のことを心配していました。義父の気持ち出典:愛カツ正解は…正解は「そろそろ子離れしてほしいと思っている」でした。夫が戦慄するほどの異常な愛情表現をする義母に対し、義父は「そろそろ子離れしてほしい」と思っていました。しかし主人公は、義母の様子を見ながら「子離れは一生できなそう」と感じていたのでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2023年12月12日みなさんは、義母との関係は良好ですか?夫と義母の仲がいいのはいいことですが、あまりに度が過ぎると困ってしまうかもしれません。今回は子離れできない義母にウンザリしている女性のエピソードを紹介します!義母からのLINEはいつも夫のこと子離れできない内容にウンザリ理不尽な要求にイライラも募る…ついに嫁も反論夫も返信せず親子仲がいいのは素敵なことですが、ほどよい距離感が保てるといいですね。子どもが結婚したあとは、過度に干渉しないほうがいいかもしれません。原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年08月07日皆さんは、義母の行動に悩まされたことはありますか?今回は「一人息子から子離れできない義母」を紹介します!イラスト:野坂nsk夫を溺愛する義母主人公は義母に悩まされていました。義母は夫を溺愛していて、結婚後も子離れできていないのです。結婚当初は「2人が幸せになってくれればいい」と言ってくれた義母。しかし、夫と会えず寂しさが募ったようで、主人公に…。義母からの連絡出典:愛カツ「仕事を理由にして息子に会わせないつもりでしょ!」と電話が来るようになったのです。義母はあまりの寂しさに情緒不安定な様子…。主人公の家に来ても、まるで主人公はいないかのように息子とばかり話します。そんな義母に疲労困憊の主人公は、義母が子離れする日は一生来ないだろうと思うのでした。早く子離れしてほしい主人公結婚後も子離れできず頻繁に会いたがる義母。早く子離れしてほしいと願う主人公のエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年07月23日皆さんは義家族とはどのような距離感でお付き合いをしていますか?価値観の違いにより、思わぬ苦労をすることもあるかもしれません。今回は子離れができていない義母のエピソードを紹介します!義母からのメッセージ仕事中でもお構いなし夫への報告子離れできない義母に困惑!息子を愛する気持ちがあるのは素敵ですが、度を越すと困ってしまうかもしれませんね。子どもが独り立ちしたら、ほどよい距離感を保つことも大切なのではないでしょうか。原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年07月14日愛カツ編集部がお届けする「愛カツ漫画」。前回の話に引き続き、子離れできない義母のエピソードを紹介します。子離れができていない義母からの電話に、困っていた女性。その後も、泣きながら電話がかかってきたようです…。義母の思いが止まらない…夫への連絡も…家に遊びに来ても…夫にべったりの義母義父の気持ち子離れはできなさそう…子離れができず、嫁に八つ当たりする義母…。お互いのためにも、いつかは子離れができるといいですね。作画:野坂nsk原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年07月07日皆さんは、義両親の言動に困ったことはありますか?今回は、子離れできない義母のエピソードを漫画で紹介します。子離れできない義母義母の連絡にうんざりわざわざ持って来てくれるし…夫の分だけ!?料理を持って来てくれたとはいえ、夫の分しか持ってこないなんて…。子離れできない義母に、呆れてしまったエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年06月27日義母が夫に対していつまでも子離れできていないのは困りますよね。とくに出産を控えている妻にとっては、いろいろな不安を感じてしまうこともあるのではないでしょうか。今回は夫を子ども扱いする義母から言われた衝撃的な発言に関するエピソードを紹介します!もうすぐドキドキの出産!しかし義母からは耳を疑うような言葉が…!夫に甘すぎる発言子離れできていない義母にウンザリ最初が肝心かも!義母は夫はまだまだ子ども扱いしているようですね。父親になる自覚を持ってもらうためにも、今から夫婦でしっかり子育てや家事の分担などについて話し合っておいた方が良さそうです!
2023年06月16日愛カツ編集部がお届けする「愛カツ漫画」。今回は、子離れできない義母のエピソードを紹介します。夫と2人で暮らしている女性。ある日、義母から電話がかかってきたようで…。仕事へ出発憂鬱な金曜日夫は一人っ子子離れできない義母結婚した当初は…情緒不安定な義母一人息子から子離れできずに、会いたいとせがんでくる義母。義母からの情緒不安定な電話には困ってしまいますよね…。作画:野坂nsk原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年06月07日現在3年生の息子。2年生から一人でスクールに行けず、親がいなくなると大泣きし一緒に練習を見学するようになった。練習参加できなくなって1年、本人も参加できない理由がわからないようだが、サッカーは好きで辞めたくはないという。こんな状態の息子に今後どう対応したらいい?と悩むお母さんからのご相談をいただきました。スポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの取材で得た知見やご自身の体験をもとに、いまお母さんがどうすればいいか3つのアドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<上達しない、自主練習しない、試合中ぼーっとする息子をどうすればいいの問題<サッカーママからのご相談>3年生の子がおります。 1年からサッカースクールに週1通っていますが、 2年生に上がってから1人でスクールに行けず練習にも参加できなくなり、わたしといつも見学をしております。無理矢理連れて行くというより 自らユニフォームに着替えて参加はするのです。コーチには「私に任せて預けて欲しい」と言っていただくのですが、私が居なくなると嫌だと大泣きをし わたしもなかなかその場を離れられずにいます。そんな中でも泊まりの合宿は行く、とこの冬の合宿に参加をし、大会でもメダルをもらえとても喜んでいました。大会にもっと出たいとも話していました。(大会はイベントがあるときくらいで片手でおさまるくらいです)家でもずっとボールで練習をし、試合も大好きのようですが練習に参加できずもう1年が経ちます。本人も参加できない理由がわからないようです。辞めようかと伝えても辞めたくないようです。いまは、気分乗らないときは休んでいいよ、自分で決めなねというスタンスでいます。それでお休みしたこともあります。このような状態の息子に、今後どのように対応したらいいのか......。と考えてしまいます。どうかアドバイスいただけないでしょうか。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。お母さんの対応、素晴らしいです。お母さんが「辞めようか」と伝えても、息子さんは「辞めたくない」と言った。そこで「気分乗らないときは休んでいいよ」「自分で決めなね」と伝えています。お母さんは「どう対応したらいいか」と相談されていますが、今のままでいいのです。この姿勢をぜひ維持してください。そのことを念頭に置きつつ、以下三つほどアドバイスをするので参考にしてみてください。■母子分離ができていない状態なのかもしれないひとつめ。ご自分の子育てを一度振り返ってみましょう。短いご相談文の中だけでは判断できませんが、読んだ感じではお子さんは母子分離がまだできない状態なのかなと思います。母子分離は子どもが成長すれば解決します。ただ、親のほうも自分のこころと会話してみてください。例えば、「子どもに良かれ」と考えてあれこれ世話を焼く過干渉な親になっていないか。このタイプは「母親である私が世話を焼かないとうちの子はダメ」と思い込んでいます。つまり、心理学でいうところの「基本的信頼の欠如」になります。この「親が抱える不安」という名のストレスが子どもにストレートに伝わると、「一番自分を理解してくれているはずの親にさえ心配されるダメな僕」という「子不安」につながる可能性が高くなります。入学したばかり、もしくは転校したばかりの学校に行くときや、何か苦手なことに取り組もうとするとき。子どもが腹痛や頭痛を起こしたり、おう吐することがあります。幼稚園や保育園に入園してすぐの登園時に泣いてしまう。それらは分離不安障害と言われるもの。親不安→子不安のメカニズムによって起きると考えられています。親が自分の過干渉を認識できず、心理的に母子分離できない場合、中学や高校、大人になってから問題が生じることが少なくありません。ここは一度、お母さんが息子さんに対する気持ちを整理してみましょう。心配していないか。不安に思っていないか。否定的に見ていないか。そういったことを子どもの前で口に出さなくても、子どもには親の気持ちは伝わるものです。以前、少年サッカーのコーチが「よく転ぶ子ども」の話をしてくれました。ピンチになったり、難しい局面になると転ぶ。よく見ると、どうも自分からわざと転んでいるように見える。もっと観察していくと、その子の両親ともに非常に結果にこだわる方だったそうです。「サッカーはミスをするスポーツです。ミスは絶対に怒らないでください。不満そうなそぶりも見せないで欲しい」と言ってお願いしたら、子どもの転倒は減ったそうです。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■合宿に行けたのは大きな進歩一緒に喜んで褒めることが子どもの信頼につながる二つめ。不安になるのはお母さんだけではありません。私も子育てしているときはいつも不安でした。何人子どもがいても親は初心者です。不安なのはみんな一緒です。そのなかで、目の前の子どもが少しずつ成長すると、親も信頼できるようになります。私が先ごろ企画構成した『高学歴親という病』(成田奈緒子著・講談社α新書)で、著者の成田先生も「子育ては、不安を信頼に変える旅」とおっしゃっています。学齢が進むにつれ、子どもは家庭の外でさまざまな刺激を受けながら、親から離れていきます。親もわが子の手を離すことができます。そのための儀式をサッカーでやっているのだと考えましょう。ユニフォームに着替えて参加はする。でも、お母さんから離れられない。そんななかで泊りの合宿に行ったのは大きな進歩です。メダルをもらえて喜んでいたのなら、ぜひお母さんも一緒に喜んであげて、合宿に行けたことを褒めてあげてください。それこそが信頼につながります。■他の子と同じようにできなくても子どもがサッカーを好きなら続けさせて(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)三つめ。息子さんを肯定してください。「家でもずっとボールで練習をし、試合も大好き」とあります。サッカーを好きだという気持ちは十分育っています。どうぞ、練習ができないのならやめようではなく、続けさせてください。しかも、良いコーチに恵まれているようです。「私に任せて預けて欲しい」と言ってくれるのであれば、一緒に見守ってもらいましょう。お母さんはひとりではありません。どんどん自分の悩みや困りごとは外に発信して、助けてもらってください。初心者マークの車が走っていると、周りのドライバーは親切にします。親切にしてもらったら、自分も困っている初心者ママに親切にしてあげてください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『高学歴親という病』(講談社α新書)。
2023年05月17日朝起きた時から夜寝る時まで、ずっと子育て中心の生活を送る日々。仕事以外の時間は、子どもたちとどう楽しく過ごすかばかり考えてしまいます。LINEも、いつの間にか、子どもがらみの知り合いばかり…そんなある日、ニュースで見て思ったのがわが家の場合、夫婦関係には期待できない分、もっともっと外の世界に出ていく必要があるかもしれません。ただ、この年齢で新たな交友関係なんて、どこで…?思い切って習い事を始めて見るとか、ジムに入会してみる、とかもいいかもしれませんね。これが、私自身が「子離れしないと」と思った出来事でした。次は、子どもを見て「子離れしないと」と思った出来事です。今、何をするべきかと考えるのはたしかにめんどくさいかもしれません。子どもなので「遊びたい」という欲望に負けた、というのもあると思います。ただ、これまで常に子どもの隣にいて、いつも先回りして「〇〇して」「次は△△」「16:00からはピアノだから準備して」など、口出ししすぎていたなと反省しました。「子どものためだ」「よかれ」と思ってしていたこれらのことは、子どもたちが自分で時計を見て、自分で自分を律して、自主的に動こうとする、その思考を停止させていただのかもしれません。いつまでも子どもの傍にいられるわけでもない。子どもたちの自主性を育てるためにも、色んなことの先回りはやめようと思いました。
2023年03月14日子ども達が2人とも小学生になり、親の手から離れた時間を過ごすことも増えました。特にひなはもう4年生なので、こちらが思っている以上に自分の力で色々なことが出来るようになっていて、こうして親離れ子離れが進んでいくんだな…と感じる今日この頃です。■お友達とお出かけするようになった長女・ひなこれは親としてもすごくうれしいことで、お友達と遊びに出掛けていく姿を見送るのが幸せの一つでもあります。しかし私は超がつく心配性。…というか、母親は心配性なのがデフォルトですよね!?子どもが自分の世界を広げていくと同時に、心配も増えていくものです。事ある毎に、想像を膨らませては勝手に気を揉んでしまいます。例えば最近ひなはキッズケータイでお友達とやり取りを始めたのですが、そこから派生して「親が見えないところで起こるいざこざの可能性」を想像してしまったり。 ■SNS時代に絶えない子育ての不安昨今のSNSの治安の悪さを見るにつけ、もし子供がその標的になるようなことがあったら…と想像してしまったり。そんなことまで今から心配していても仕方ないんですが、どうしてもね。「乳児はしっかり肌を離すな 幼児は肌を離せ、手を離すな 少年は手を離せ、目を離すな 青年は目を離せ、心を離すな」という有名な子育て訓がありますが、今は徐々に手を離していく時期。難しいですが、子供の人生の妨げにならない程度に適度に心配しつつ、見守っていけたらと思います!
2023年01月20日小学校に入って、癇癪で泣く事が本当に減った娘。親としてはとても楽になった反面、ちょっと寂しいなと感じていました。色んな事が自分でできるようになって、イライラも減ったのかもしれません。ところが、ある日のこと。 可愛くて笑ってしまいそうなのを必死に我慢しつつ、まだまだ娘を抱っこしてヨシヨシしたい母心でした。
2022年04月27日小学生になり、自分でできる事がグッと増えた娘。今までは親の手助けを必要としていた事でも、自分の力だけでできるようになってきました。しかし私からすれば、つい最近まで赤ちゃんだった娘。成長を喜ぶ反面、気持ちが追いつけないというか、単純に「寂しい!」「もっといろいろ構いたい!」一人っ子だから余計にそう感じるのでしょうか…。たとえば最近の事。今まで小学校へ向かう一本道の手前の角まで送っていたんですが、最近は家から見送るように言われます。寂しい…手をつないで幼稚園バスまで送迎していた頃が懐かしいです。そして夜も…見方を変えたら育児も大分楽になったなーと思うんですが、たまに、あとどれくらい手をつないで歩いてくれるかなとか、甘えてきてくれるのかな、と寂しくなることも。子離れできない親になりそうで、今から怖いです(笑)
2021年09月29日もうそろそろ子離れお願いします!お義母様の息子大好きエピソードいつまで経っても親は親、子どもは子ども。その関係が変わることはありませんが、時と共に親離れ、子離れしていくもの。でも中には息子が自分の家庭を持ちいい大人になっても世話を焼きたがったり心配しすぎたり、息子大好きなお義母さまもいますよね。今回は、「もうそろそろ子離れお願いします!お義母様の息子大好きエピソード」を紹介します。2021年4月21日~2021年5月21日、あんふぁんWebでアンケートを実施。回答数:48件イラスト:春吉86%ドン引き今でも一緒にお風呂に入ろうとしたり、一緒に布団で寝ようとしている(笑)(リンリン)息子の幼稚園の運動会へ応援に来た義母。親子競合で夫がかけっこに出た際、思いっきり下の名前を叫び、マイうちわで大声で応援し出し、まわりの家族は引き気味だった。とても恥ずかしかった(kirakira.kumiko)未だに夫のことをちゃん付けで呼び、夫もママと呼んでいる…(taka)夫の好物をどっさりくれる好きだからと夫の好物をどっさりくれるが、それを好きだったのは食べ盛りの頃で今ではとても食べきれない。夫本人が、嫌いじゃないけど自分もアラ還でもうそんなに大食いはしないと言ってくれてようやく半減した(どらこ)妊娠中につわりがひどく起き上がるのがやっとの日々が続いているとき、義母から大きな宅急便が届いた。重い段ボールをやっとこさリビングへ運び開封してみると、夫の好きな食糧だらけ。ローストビーフ、カレー、煮魚、炊き込みご飯用の具材、ピクルス…すべて手作り。そして私への物は何もなかった…(taka)毎月のようにお義母さま手作りの「お惣菜セット」が大量に送られてくる。私は専業主婦なので夕食の支度も毎日しているし、そのための食材も冷蔵庫に常備してあるので、正直冷蔵庫内の場所も取られるし、「お惣菜セット」は夫も子どもたちもほとんど食べないので困っている(さくら)とにかく会いたい!一緒にいたい!少し顔を見せない期間が長くなると、夫に連絡が来る。そして、連絡が来るとすぐみんなで行くはめになる…(あずき)大阪から福岡の実家に車を取りに行くと出かけた夫。帰ってきてビックリ!助手席には義母が! そして2泊して帰っていった(たぬきママ)帰省するとずっと夫にくっついている義母。夫の実家が遠方で、帰省すると3、4泊はするため、私の気分転換も兼ねて、ちょっとふたりで近所のコンビニへとか、着替えの買い足しに近所の衣料品店へなど夫が私を誘ってくれるが、義母も必ずついてくる(笑)(くまお)かまってちゃん!いつもご飯時にかまってほしそうに電話がかかってきて、夫と長電話をする(なお)休日のランチに一緒についてくる…(みゅ)スマホや家電の操作でわからないことがあれば、すぐ家に来てと呼びつける…。家電を買うときも一緒に選んでほしいーと一緒にお店に…(こはる)過保護大雨の日に、息子がバイク通勤を無事にできて帰宅したかLINEしてくるお義母さま(lily_rose_m)実家に行くと「あの子は腰が昔から弱いから〜」と、夫の布団だけものすごく上等なものが準備されている(ナナ)夫が具合悪いと聞くと「具合はどうなの?薬は飲んだの!? 病院は!!」と大げさに連絡してくる(おます)
2021年06月18日こんにちは。渋谷です。最近、私とおっとぅんの間でよくあがる話題。それは、「娘(みったん)に親離れの時期が来たら…」なのですが。■「親離れ」と「子離れ」難しいのはどっち?とくに男親であるおっとぅんは、溺愛しているみったんに「おっとぅんくさい!」「おっとぅんと洗濯物別にして!」「おっとぅん嫌い!」などなど思春期特有のディスを受けるのかヒヤヒヤしているのです。そんななか、突如みったんにある変化が…!そんななか、唐突にやってきた「はずかしい」期。いままで他人の目など気にしてこなかったのに、突如急成長し始めた自我。すげー!こんないきなりやってくるもんなんだ!私がある意味感動していたとき、浮かない顔のおっとぅん。思わぬところで洗礼を受けていたようです。この調子だとみったんが親離れして自立していくのも時間の問題かしら…いやそんなことよりも、「甘えてくれる今のうちにめちゃくちゃ抱っこしとく!!」と、がぜん張り切ってしまったおっとぅんの子離れの方を先に心配するべきだなと気づきました。もしかして親バカ以前にただのバ…「反抗」期といえど成長のひとつ。だからもしみったんに反抗期が来たら、夫婦で見守ってあげられるといいなと思います。
2020年10月06日■前回のあらすじ母の日にプレゼントするために洋服作りに励む娘・麻由。そこに母から電話がかかってきて…【母娘 both sides STORY】※この漫画は実話をべースにしたフィクションです脚本・前原雅子/イラスト・ 小夏ゆり
2020年08月09日■前回のあらすじ上京後、母から頻繁に届くLINEや荷物。その気持ちが重たくなってきた娘・麻由は…【娘side STORY】離れて暮らしてから、はじめての母の日が近づいてきて→次回(8/9UP!)に続きます※この漫画は実話をべースにしたフィクションです脚本・前原雅子/イラスト・ 小夏ゆり
2020年08月08日■前回のあらすじ母娘2人暮らしから、娘・麻由は東京に進学して、母の元から離れることに…【母娘 both sides STORY】寂しさが大きくなる母と、新しい生活で忙しい娘のすれ違いは…→次回(8/8UP!)に続きます※この漫画は実話をべースにしたフィクションです脚本・前原雅子/イラスト・ 小夏ゆり
2020年08月07日■前回のあらすじ高校生になった娘は急に東京に進学したいと言い出した。寂しさから最初は反対してしまったけれど…【母side STORY】東京に進学したいと言い出した娘を応援しようと決めた私は…→次回(8/4UP!)に続きます※この漫画は実話をべースにしたフィクションです脚本・前原雅子/イラスト・ 小夏ゆり
2020年08月03日■前回のあらすじ離婚してから1人で育てた娘も中学生になり反抗期。思わず叩いてしまって…【母side STORY】→次回(8/3UP!)に続きます※この漫画は実話をべースにしたフィクションです脚本・前原雅子/イラスト・ 小夏ゆり
2020年08月02日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子どもの不登校。親は見守るしかないのでしょうか」という、トコさん(44歳・派遣社員)に、心屋塾認定講師の平川裕勝さんからアドバイスをいただきました。■トコさんのお悩み高校生の娘が不登校で悩んでいます。中学のときから不登校で、高校は私立に進みました。不登校にとても理解のある高校なので、このタイミングで、なんとか変わってほしいと思っています。本人も変わりたいと思ってはいるようですが、うまく前に進めていない状況です。見守るしかないのでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の平川裕勝さんよりこんにちは。心屋塾認定講師の平川 裕勝です。トコさん、ご質問ありがとうございます。娘さんがご理解のある学校に通えるようになり、よかったですね。早速ですが、トコさんは「娘さんが学校に行かないこと」のどんな点が問題だと思われていますか?「学校に行かないと、高校を卒業できない」「このまま社会生活ができないと、将来困る」そういった娘さんへのご心配ももちろんあると思います。しかし、トコさん自身の心にも、「不登校の娘の母親だと、周りから何か言われたり、よくない噂をされたりするのではないか」「娘さんの悩みを解決できない母親はダメだ」といった気持ちはありませんか?この問題を解決するヒントは、娘さんにではなく、「娘さんが不登校だとさまざまな問題が起こる」と思っているトコさん自身の心にあるのかもしれません。トコさんが今抱いている不安、恐怖、失望感などが、娘さんを通して現実にあらわれてしまっている可能性があるのです。なぜ、そのような不安や恐怖を抱いてしまうのか。それは、トコさんが小さい頃の経験に由来している可能性が考えられます。幼い頃、本当は自由にしたかったのに、周りに合わせることを優先して自分を抑え込んでいたことはありませんか? 周りと同じようにしなければ、お利口さんにしておかなければと我慢して、自分を抑圧して過ごしたことはありませんか? 自分の自由よりも、周りに合わせ、人からほめられる生き方をするのが正しい…そんなふうに思ってはいなかったでしょうか?そうした思いをしながら育つと、自然に「周りからはみ出してはいけない」「他人に認められるように行動すべき」といったルールを心の中に持ってしまう傾向があるようです。そのルールに照らし合わせているからこそ、学校に行かない、つまり周りと違う状況にある娘さんのことを見て「このままでは大変なことになる」と思ってしまうのではないでしょうか。ひどく問題視し、不安や恐怖も感じ、さらには「こんな娘になったのは、親の私がダメだからだ」と自分まで責めてしまっているのかもしれません。そんな気持ちになったときには、ぜひこんな魔法の言葉をつぶやいてみてください。「娘(お名前)が学校に行かなくてもいい」「人と同じでなくても、この子も私も大丈夫」娘さんにとって、トコさんはかけがえのないお母さんです。世間と比べるより、まずは「私の子どもだから、どうあっても大丈夫」と信じてあげませんか。「学校に行かない」という選択も認め、受け入れてあげてみてください。そのためには、「トコさんの人生は自分のもの」「娘さんの人生は娘さん自身のものだ」と理解すること。そのうえでトコさん自身も、今まで周りに気をつかってできなかったこと、自由にやってみたいことに取り組み、自分の人生を充実させて過ごしてみてください。そのうちに、きっと娘さんも自信を持って、自分の人生を生きられるようになっていくと思います。お2人の幸せを心から願っています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年08月28日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「いつか子どもが巣立つことが不安」という、はるっちさん(44歳・パート)に、心屋塾認定講師の野田和美さんからアドバイスをいただきました。■はるっちさんのお悩み今の生活に不満はなく、幸せなはずなのに、その幸せがいつかなくなるかもしれない…という不安で心が押しつぶされそうです。進学、就職、結婚などで、子どもはいつか巣立っていく。そうなったら、この家からいなくなるんだな。そんなことを考え出すと、さびしくなったり、不安になったりします。主人と2人になることが嫌なわけではありませんが、「子どもがそばにいてくれたらな…」という思いが心を支配してしまい、子離れができない自分が嫌になります。どのように心を切り替えたらいいのでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の野田和美さんよりはるっちさん、こんにちは。ご相談ありがとうございます。心屋塾認定講師の野田和美です。はるっちさんは、とても愛情深い方なのですね。お子さんのことを心から大切に育てていらっしゃるのでしょう。そんなはるっちさんだからこそ、お子さんが巣立つことを考えると、不安で心が押しつぶされそうになるのですね。ところで、はるっちさんは「子どもが巣立つと幸せはなくなってしまう」と考えていらっしゃるようですが、それは本当でしょうか。そう考えるということは「子育てをしていない自分は価値がない」と思っていないでしょうか。そして、「子どもがいてこそ自分の幸せがある」と無意識に思い込んでいないでしょうか。子育てをしていてもいなくても、はるっちさんの“人としての価値”には変わりはありません。そして、将来ご主人と2人きりの生活になってからも、ご主人のために尽くしても尽くさなくても、はるっちさんには価値があり、幸せな人なのです。つまり、はるっちさんは、ただそこにいるだけで、役に立つ立たないにかかわらず、人として価値があって幸せな人なのですよ。幸せを十分に受け取っていい人なのです。さて、そんなはるっちさんにひとつ、やってみてほしいことがあります。どんなときにご自身が「幸せ」を感じるのか、書き出してみてほしいのです。お子さんと一緒に過ごすとき?お子さんの話を聞いているとき?お子さんのために食事を作っているとき?お子さんの笑顔を見ているとき?お子さんの成長を見守っているとき?それとも、家族一緒に過ごしているとき?家族をサポートする自分でいるとき?どんなときに一番幸せと感じるでしょうか? 細かく書き出してみてください。そうすると、はるっちさんにとっての幸せの定義が明確になってきます。つまり「自分が大切にしていること」「心から喜びを感じること」がわかってきます。お子さんはいずれ、巣立っていくでしょう。それは近い未来なのか、まだまだ先なのかはわかりませんよね。そう、先の見えないことだからこそ不安になってしまうのです。見えない未来を心配し続けたら、ほとんどの人にとってそれは悩みになってしまうでしょう。では、こう考えを切り替えてはいかがでしょうか? 「どうなるかわからないこと」を想像して、心配してもしょうがない。そう考えることが、不安にならない一番のコツになります。「どうにかなる」「なるようになる」と力を抜いて、流れに身を任せてください。そして、「今このとき」を喜びや楽しさで満たしてください。はるっちさんの時間とエネルギーを、見えない未来のためにではなく、「今このとき」に使ってみてください。五感をたっぷり使って、十分に感じてみてくださいね。そうして、いろいろな感情を存分に感じ、幸せを存分に味わっていると、ある日突然「子離れしていいかな」と思える日がきっと来ると思います。あるいは「気づいたら子離れしていたわ!」というふうになるかもしれません。お子さんが結婚して独立しても、はるっちさんが母親ということは変わりありません。愛しいお子さんの成長を見守りながらも、今度はご自身を第一に愛おしく思い、ご自身の幸せについて向き合ってみてください。「今このとき」あなたがなにを見て、なにを聞いて、なにを感じているのか。それがはるっちさんを本当の幸せに導いてくれるはずです。はるっちさんが望む、幸せに満ちた未来を引き寄せていくと思います。なぜなら、はるっちさんの幸せはご自身にしかわからないからです。はるっちさんこそが、築くことができるものだからです。はるっちさんご自身の幸せを、心よりお祈りしています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年08月23日前回 は、夫のことなどまるでかまわず、子どもを連れて実家に入りびたるあずささんのケースをご紹介しました。初めての妊娠・出産・育児では、誰もが不安になって当然です。つわりがひどい時や、暗中模索状態の子育て中には、誰かに頼りたくなるのも分かります。そんな時、実家は心強い味方です。最も気がねなく助けを求められる存在ですし、特に母親は、娘のことを熟知している。望む時に、望む形のサポートを、サッと提供してくれる実家や母親…「ママ1年生」になったばかりの娘がすがりたくなってしまうのは、確かに当然でしょう。まず、実家の親側にも問題があることを理解しておきましょう。「娘」はすでに結婚をして「妻」になっているということを忘れてはなりません。受け入れすぎてしまう親に、そのまま甘えてしまうのは妻失格です。結婚というのはパートナーとともに、新しく自分の家庭を築いていくという約束です。その約束をした以上、自分の都合だけ考えて「娘」の立場に固執し、「妻」としての立場や役割を放棄するのはルール違反。自分の都合や利益しか見えなくなり、相手に対する思いやりが持てなくなる。これはモンスター化の始まりです。こうした話をすると、「でも、夫に頼れないんだもの。実家に頼るしかないじゃない」「夫が頼りないから実家に頼っているのに、それで文句を言われても…あなたのせいよ、って感じです」と反論されることがあります。「夫に頼れないから、実家に頼るしかない」と考える妻。「娘が大変な時には、助けてやりたい」と思う妻の実家。どちらにも悪気などないのです。けれども、注意していないと、この「妻・実家協力体制」が夫婦仲を崩壊させる恐れがあるのです。あなたもそんなリスクを抱えていませんか?■「夫放置系モンスター 実家帰り」度チェックここでは、あなたの「夫放置系モンスター 実家帰り」度をチェックしてみましょう。以下の質問で、〇はいくつありますか?1. 一人っ子もしくは末っ子で、親から愛され、甘やかされて育った。2. 母親とは「友だち親子」のような関係で、行動をともにし、あらゆることを相談してきた。3. 母親は専業主婦、あるいは時間の融通がきく仕事をしており、なにかあればすぐにかけつけてくれる。4. わが子は実家にとって、待望の初孫だ。5. 結婚後も経済的に実家に頼ったことが何度かある。6. 夫が、夫として父親として頼りにならず、「最後の砦(とりで)は実家」という安心感が常にある。7. 子どもが生まれたら子どもが最優先、夫は2番目だ。8. 自分は難しい状況に直面すると、「できるまで自分でやる」よりも「できる人にやってもらう」タイプだと思う。9. 不安を感じやすく、すぐ誰かにLINEや電話をしてしまう。10. 夫婦間で問題が生じたら、話し合わず、面倒ごとを回避するスタイルを取ることが多い。■あなたの「夫放置系モンスター 実家帰り」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果「夫放置系モンスター 実家帰り」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。○の数が3個以上6個未満は、実家帰り度「C」(夫婦間でイヤなことがあると、すぐに「実家に帰りたーい」と思っていませんか?)○の数が6個以上8個未満は、実家帰り度「B」(何かにつけて実家に頼りたがるあなたに、夫は不満を感じ始めています)○の数が8個以上は、実家帰り度「A」(精神的にはすでに「実家帰り」モンスター。実際に実家に帰ってしまうのも、もはや時間の問題かも)■セックスレスの原因にも「子離れできない両親、親離れできない妻」夫が仕事ばかりで、ほとんど家にいない。家にはいるけれど、いつもダラダラ。子どもが生まれても、父親としての自覚がまるで感じられない。妻に言われなければ、なにひとつできない夫。いざなにかやらせてみても、まったく使えない。ダメ出しばかりしなければならず、余計に疲れる…。夫がこんな状態では、妻の言い分も理解できます。けれど、考えてみてください。「あなたになんて頼れないから、もういい。もっと頼りになる実家にお世話になるわ」妻にそう切り捨てられた夫は、どんな反応をするでしょうか。「これはマズい! 夫として、父親として、もっとしっかりしなければ!」そうあせって一念発起、良き家庭人になろうと努力を始めてくれる夫は、残念ながらごく少数派でしょう。大抵の男性は、「あんたなんて役に立たない」という態度を取られた時点で、プライドを傷つけられ、そっぽを向いてしまいます。夫が頼りないのもいけませんが、妻が夫を頼りにしなければ、夫はいつまでたっても頼れる夫にはならないのです。「自分たちの家庭をともに築いていこう」という夫婦間の決意が固いものであれば、初めて直面する状況を前に困難が続いても、一緒に乗り越えてゆけます。そうするなかで夫は頼りがいのある夫へ、父親へと成長していくのです。ところが、最近ではひとりっ子が増加し、「一卵性母娘」などと呼ばれる母娘まで登場。結婚後でさえ「夫と妻」の関係よりも、「母と娘」の関係の方が強いケースが増えてきました。これがエスカレートすると問題が生じ始めます。母親がいつまでも娘の絶対的なピンチヒッターとして権威を振るい続けると…娘自身の、妻として母としての成長が妨げられるだけでなく、娘の夫まで、夫として父親として成長してゆく機会を奪われてしまうのです。それだけではありません。夫婦間への実家の介入は、多くの夫婦がただでさえ陥りやすい「産後セックスレス」のリスクを一層高めてしまいます。子ども中心で生活が回ってゆくなか、家庭に両親、あるいは義両親の影までチラついていたら…エロティックな雰囲気になどなりようもないことは、容易に想像がつくでしょう。「ママ」や「パパ」、「お義父さん」「お義母さん」のいる空間で、夫婦は「男」と「女」にはなりづらいのです。では、頼りになる実家との線引き、頼りない夫との関係は、どうしたらいいのでしょうか?■「実家も使いよう?」夫婦時間をもつために甘えるのは◎新米ママにとって、実家は強い味方。頼り方さえ間違えなければ、「実家の有効活用」によって、夫婦仲を良くしてゆくことだってできるのです。例えば、子どもを半日実家にお願いしてランチに出かけ、夫婦でゆったりとした時間を過ごす。おばあちゃんと孫が散歩に出かけてくれている間に、夫へお願いしたいことを落ち着いて丁寧に指示する。子育てでボロボロになっているから、おじいちゃん・おばあちゃんが孫と遊んでくれている間に、美容院やエステに行ってリフレッシュ。こんな実家への「頼り方」だってあるのです。モンスター化してしまう妻。それは、自分がラクをするためだけに、夫のことなどまるでかえりみず、夫婦でともに成長していこうという気持ちもなく実家に依存する妻たちなのです。その後、あずささんと大輝さんは結局、離婚しました。妻にとって夫はお荷物でしかなく、夫にとって妻は金食い虫でしかない…。せっかくご縁があって結婚し、そのうえ子宝にまで恵まれた男女の、あまりにも悲惨な結末です。妊娠・出産・育児により、心身ともに疲弊した妻に忍び寄る「実家帰り」モンスター。あなたはこのモンスターに、心を乗っ取られてはいけません。
2018年08月19日夫の愛が冷めてゆく…それは、妻にモンスターワイフの影が見えるから…。時代の変化にともない、家族のあり方も変わっていきます。どのような形の家庭を築くかは、各夫婦の選択に委ねられるべき問題です。それぞれの夫婦が、カスタマイズした家庭を形作ってゆけばいいでしょう。けれども、どんな家族の形を模索するにせよ、絶対に忘れてはならないことがあります。それは、夫婦は互いに協力するものであるということ。「そんなの当然」と思うのは頭の中だけで、実際には非協力的な夫婦たちのトラブルがあふれています。友だちとのトラブルなら距離を置けばいい話ですが、夫婦間は距離を置くと冷え切ってしまいます。結婚前や、結婚後しばらくの間は、夫婦間の協力が「当然」のこととして認識されているかもしれません。ところが、それから月日がたち、子どもも生まれて、家事に育児に忙殺されるようになったら…?環境が変われば、「夫婦間の協力」という意識はすっ飛んでしまいます。相互協力という夫婦関係の基本中の基本を忘れてしまった妻はモンスター化まっしぐら。そして夫婦仲は、破綻の一途をたどることに。今回ご紹介するのは、そんな夫婦間で協力しようという姿勢を完全に忘れてしまったモンスターワイフです。■「あんたなんか夫でも父親でもない!」妻の暴言が止まらない「夫放置系モンスター 実家帰り」代表:あずさ(仮名)32歳の場合あずさは、お気に入りのピンクのブランケットにくるまり、大好きなホットココアを飲みながら、海外ドラマに夢中になっていた。至福の時間。ところが…。「…ただいま!」息子を起こさないようにつけていたヘッドフォン越しに、突然耳に入ってきた雑音に振り返る。そこには、夫の大輝が不機嫌な顔で突っ立っていた。「え、なに?」あずさも負けず劣らず不機嫌な声で応える。「ただいまって、何度言わせるんだよ」あーあ、せっかくいいところだったのに。「ただいま」に対して、すぐ「おかえり」が返って来なかっただけですねるなんて、まるで子どもね。まだ3歳の息子・恵太のほうが、よっぽど物わかりがいい…。あずさは大きなため息をついた。「腹減った。メシは?」「え? もう10時半よ。会社で食べて来たんじゃないの? 最近ずっと、会社で出前をとっていたじゃない」まゆをひそめるあずさに、大輝の口調がますますイラ立ちを増す。「食ってるヒマ、なかったんだよ。冷蔵庫に何かあるだろ?」「ないわよ。お夕飯は恵太と実家で食べて来たんだもん」「またかよ…。じゃあ、なにか簡単なものでいいから作っといてくれよ。先に風呂入ってくるから」「お風呂わいてないわよ。私たち、実家で入ってきちゃったから。恵太がおじいちゃんと入りたいって…」「いい加減にしろよ!」ついに大輝が怒鳴り声を上げた。「家事もせず実家に入りびたって、俺から生活費だけ巻き上げて。おまえ、この家でまともに生活していないじゃないか。こんなの詐欺だよ、詐欺!」「はぁ!?」夫に怒鳴られても、あずさは一歩も引かなかった。夫の言い分が、彼女にはさっぱり理解できない。詐欺ってなに? 私は仕事ばかりの夫なんかに頼らず、実家のサポートを得て頑張っている。大輝は、給料がたいしたことないくせに家事を手伝うこともない。うちの実家のおかげで食費や生活必需品にかかるお金が浮いている。夫は私と私の実家に感謝すべきなのだ。それなのに詐欺とはなんだ。許せない。あずさは夫以上の剣幕(けんまく)で怒鳴り返した。「詐欺はどっちよ!? ロクに家にいないあんたなんか夫でも父親でもないわ!」■夫を放置…「始まりは長めの“里帰り出産”」あずさは、4歳年上の大輝と5年前に結婚した。小さな出版社に務める夫の大輝は、常に忙しい。朝は早く、夜は遅い。休日出勤もしょっちゅうだ。それでも結婚後、待望の第一子妊娠が分かった時、あずさは幸せでいっぱいだった。ところがその後、ひどいつわりにおそわれる。食べられないし、動けない。そんな窮地を救ってくれたのが、実家の母。電車で1時間かかる距離を毎日通い、面倒を見てくれた。夫の出張中には、泊まり込んで世話を焼いてくれた時もある。それ以降、つわりがおさまってからも、あずさはなにかと実家を頼るようになった。彼女の両親のほうも、一人娘が嫁いでからも自分たちと過ごしてくれることを喜んでいた。そして、あずさは妊娠7カ月になる前に、里帰りすることを決めたのだ。「ずいぶん早くないか?」大輝の顔がくもった。「もうすぐ繁忙期も終わるし、子どもが生まれる前にさ、少しはあずさと2人でゆっくり過ごそうと思って…」「でも、健診とかは、ママに車で送ってもらって、付き添ってもらえるほうがラクなんだもん。ママとお医者さんと相談して、もう決めてきたから」あずさは聞く耳を持たず、大輝は渋々あずさを送り出した。産後の1カ月を実家で過ごしたら帰って来る、という妻の言葉を信じて。ところが、あずさが大輝と住む家へ戻って来たのは、産後4カ月を過ぎてから。母子ともに健康だったが、あずさはなにかと理由をつけて、実家に居座わる。「恵太は俺たちの子どもだろ。週末だけ、あずさの実家で恵太の顔を『見せてもらいに行く』みたいな生活は、もう嫌だ。あずさも恵太も健康なのに、4カ月も帰って来ないなんて、いくらなんでも長過ぎるよ」大輝にそうつめ寄られて、あずさはむくれ顔でようやく帰って来た。こうして始まった「家族水入らず」の生活だったが、初めから難航した。■「育児ノイローゼが引き金に」親離れ子離れできない妻初めての、ひとりぼっちの育児。あずさは初日からパニックになった。夜遅く疲れ果てて仕事から帰る大輝を待ち構えるのは、ゾンビのような顔をして泣きぐずるあずさ。それが、毎晩のように続いた。玄関で靴もまだ脱いでいない大輝を相手に、あずさの口からは泣き言と愚痴の嵐。「どうしたら恵太が泣きやむか分からない」「疲れて死にそうだ」「大輝はいいわよ、どんなに忙しくたって、ランチとトイレくらいは、行きたい時に行けるでしょ」…。ようやく妻から解放されたと思ったら、今度は息子が泣き始めて、眠ろうにも眠れない。「このままでは共倒れになる」と大輝が危機感を覚え始めていたある日、あずさが「ママに手伝いに来てもらう」と言い出した。「また実家かよ」と大輝はむかつく。けれど、背に腹は代えられない。赤ん坊を抱えて、夫婦共倒れではどうにもならない。大輝は仕方なく、これを受け入れるしかなかった。しかし、これが間違いだった。義母は泊まりがけで、娘と孫の面倒を見始めたのだ。初めは、大輝の出張中だけだった。ところが次第に大輝が家にいる時でさえ、あずさは「ママ、泊まっていったらいいじゃない」「もう遅くなっちゃったから」「こんなに雨が降ってる中、帰るの大変でしょ」と、母親を引きとめるようになったのだ。確かに、義母のおかげで助かっている。だから、あずさのこんな主張を否定することなど、大輝にはできない。だが…大輝は居心地の悪さに押しつぶされそうだった。会社では、ひたすら忙しく働く。やっと家で過ごせる時間ができても、そこはすでに妻・息子・義母、そして時には義父という「定番メンバー」に占拠されていて、自分の居場所などない。それに…息子の夜泣きがひどい時などは、あやし上手の義母の存在は本当に有り難い。けれど、たとえ息子がぐっすりと眠っている夜でも、義母がいてはセックスなど望めない。というより、義母がいる時のあずさはすっかり「娘」に戻っていて、自分の「妻」という感じがしない。ついさっきまで「ママ、ママ」と義母にべったり甘えていた妻に、大輝はベッドの中で手を伸ばす気になれなかった。あずさの妊娠が分かってからこれまで、一度もセックスしていない。そろそろなんとかしないと、俺たちまずいんじゃないのか? 大輝はあせっていた。■夫婦崩壊「妻の実家から徒歩1分に引っ越し」で決定的にそんなある日。大輝が帰宅すると、あずさがいつになく明るい顔で出迎え、ニコニコしながら言う。「実家から歩いて1分のところにね、新築のアパートができるんだって! 大家さんがパパの知り合いで、私たちのことを話したら、1階の庭付きの角部屋を特別に確保してくれるって言うの。しかも家賃まで特別割引き!」「実家から歩いて1分」という言葉に大輝は初め「冗談じゃない」と思った。けれど…案外、悪い話ではないかもしれない。歩いて1分の距離となれば、さすがに義母が泊まっていくことはなくなるだろう。そうすれば少なくとも義母が帰ってからは、家族の時間、夫婦の時間を持てるはずだ。それに庭付きのアパート、家賃も割引きというのもオイシイ。恵太が元気に動き回るようになって、もう少し大きなアパートに引っ越さなければならない、庭付きの物件があれば最高だ、とちょうど夫婦で話していたところだったのだ。大輝はさまざまな条件を天秤(てんびん)にかけたが、最終的にはあずさの熱意に負けて、このアパートを借りることに。ところが、これが致命的な決定打となって、家庭は完全に崩壊した。確かに義母が泊まりに来ることはなくなる。なぜなら、あずさが恵太を連れて、完全に実家に入りびたるようになったからだ。大輝が家賃を払う新しいアパートにあずさと恵太が帰ってくるのは、恵太のおもちゃを取りに来る時と、寝る時だけという状態に。そんなアパートは掃除もろくにされておらず、あちこちホコリがたまっている。食事もすべて実家ですませてくるので、あずさが最後に自宅のキッチンに立ったのは、もういつのことだか分からない。「最近ランチに出かけそびれることが多いから、弁当を作ってくれないか」という大輝のリクエストも、あずさは当然のように完全スルー。週末の昼食でさえ、「私と恵太は実家で食べるの。大輝も来たければ来てもいいわよ」などと言われる始末…。そして最近では、夫婦が自宅で顔を合わせれば十中八九ケンカになるような状態が続いているのだ。夫が仕事で忙しいことを理由に、実家に頼りきりになったあずささん。自分と息子さえ快適に過ごせれば、夫のことなどお構いなし、というモンスターっぷりです。彼女はなぜ、モンスターワイフになってしまったのでしょうか? 後編でチェックテストとともに見ていきましょう。
2018年08月18日