7月22日に公開された映画『犬部!』。大学の獣医学部に通う主人公が、動物を安楽死させる外科実習に真っ向から異を唱え、「1匹も殺さない」「生きているものは全部助ける」を目標に、仲間と「犬部」を結成するという内容だ。この映画の脚本を担当した、映画監督で作家の山田あかねさんに、林遣都さん演じる『犬部!』の主人公のモデルになった獣医師、太田快作氏のことと、日本の犬猫の殺処分の現状、そして、台湾で殺処分がゼロになった理由について聞いた。制作会社のプロデューサーから、『犬部!』の脚本を書きませんかというオファーがあったのは、2018年の秋のはじめ頃です。原案は刊行された時にすでに読んでいたのですが、20年くらい前の話だから、動物愛護をめぐる環境がすごく変化していることもあり、難しいだろうなという思いがまず先にありました。私はドキュメンタリーの作り手として動物愛護ものを長く手掛けてきたのですが、この世界には細かい点を突いてくる人たちがたくさんいて、そこをリアルに作りこまないと中途半端なものになってしまいかねません。動物愛護をテーマにすると色んなことが起きるよ、バッシングされる可能性もあるよ、その覚悟がありますか、ということを、プロデューサーに念押ししました。「覚悟はある。戦うつもりでやる」と言うので、「じゃあ、やってみます」という感じでスタートしました。まず主人公のモデルになった太田快作さん(東京・杉並「ハナ動物病院」院長)に会いに行きました。太田さんは40歳手前の爽やかな好青年という印象でしたが、2時間ほど話を聞いていくうちに、自分が知っている獣医さんの中でも、この人は突き抜けてるなと感じました。「犬や猫を1匹たりとも殺したくない(殺処分にしたくない)」ということを言い続け、それを実践している。その志は、「犬部」を作った20年前と少しも変わっていません。診療はもちろんのこと、私生活も犠牲にして、動物のために24時間捧げている。福島の被災動物を日帰りで診療した後は、過労で倒れたこともあったといいます。「求められる限りは求められるものを提供したいと思っている。診察にしても予約がいっぱいってことで断ったりしない。延長すればいいこと。僕でいいって言ってくれる動物と飼い主さんがいることが喜びなので。働くことは全然構わない」「動物愛護活動は僕自身のすごく大切なこと。それを否定したらおかしくなる。殺される状況にある犬や猫がいる限り。彼らにとって、どんなときでも味方でありたいとずっと思ってきた。そう約束したから……。犬や猫たち、動物が見ているような気がする。僕がうっかりお金やしがらみを理由に命を救わなかったりしたら、怒られそうでいやなんです」太田さんの口から、そんな言葉が自然に出てくる。「すごい人だなあ、絶対(脚本を)引き受けよう」。太田さんは飛び抜けたとんでもない人なので、彼を話の中心に据えれば、振り回された人も含めて描けるだろうな、という手応えありました。ちょうどその頃、NHKの「家族になろうよ」という3時間のスペシャル番組を作ることになり、それに太田さんにも出てもらおうということになりました。番組では海外の犬猫の殺処分についても紹介されし、私はかねてから興味のあった台湾の現状を取材しました。台湾に興味を抱いたのは、2017年に犬の殺処分をやめたからです。ちなみに、日本は減少しているとはいうものの、1年で約3.8万頭(犬7,687頭、猫30,757頭/環境省・2018年)もの犬猫が処分されています。日に換算すると105頭にもなります。台湾が殺処分をやめることになったきっかけは、2013年公開の「十二夜」というドキュメンタリー映画です。台湾では、保健所に収容された犬は12日後に処分になるのですが、それを淡々と描いた作品です。「十二夜」が大ヒットして、台湾は殺処分ゼロに向けて進みはじめました。その過程のなかで、2016年ひとりの獣医師が亡くなります。動物愛護センターの獣医さんが32歳の若さで自ら命を絶ったんです。遺書には、「私の死によって、捨てられた動物にも命があるということを知ってほしい。問題の本質に向き合ってほしい」 と書いてあったといいます。これは台湾で大きく報道されました。その獣医さんは非常に優秀で、「殺処分を止めたい」という思いから動物愛護センターに就職。改革を繰り返しながら、処分数を減らしていきました。その過程で、台湾は2017年までに殺処分をゼロにすることを決めました。「殺処分ゼロ」というのは理想的な目標ですが、準備が整っていないなかで、突然処分をやめてしまうとセンター内が過密状態になり、犬たちにとってもつらい環境になると、その獣医さんは、頭を悩ませていたといいます。その方は処分をする時に、散歩をさせて、ご飯をあげた後、腕の中で注射をしていたといいます。その注射を自分に打って、亡くなったんです。その方が死を選んだ本当の理由はわかりません。ただ、犬の命を奪いたくないという真摯な思いと立ちはだかる現実の前に苦闘していたのだと思います。6月に太田さんについて書いた『犬は愛情を食べて生きている』というノンフィクションを出したんですが、その中で、渡辺宏さんという八戸の保健所で働いていた方を取材しました。彼も殺処分をするのが辛くて、何度も犬の焼却炉に自分も入って一緒に焼いてほしいと思ったといいます。台湾の獣医さんや渡辺さんのような、ギリギリの思いでやらざるを得ない人がいるということは、映画の中で伝えたいなと思いました。それが、中川大志さんが演じる柴崎涼介に反映されています。林遣都さん演じる主人公の颯太は、猪突猛進で思いついたら突っ込んでいってどんどん解決するタイプ。こちらは、太田快作さんがモデルです。一方、柴崎は冷静に考えてシステムから変えていく、理論を重ねていって殺処分ゼロをめざすというタイプです。ふたりを「静と動」の真逆のタイプにしようと考えたんです。だけど理論でおしていこうとした側が理論に負ける、理論だけでは解決できない辛さがあるじゃないですか。そういったことを、柴崎というキャラクターを通して表現したいと思いました。台湾では、不幸な事件もありましたが、2017年、殺処分ゼロが達成されました。そこにいたるまでには、亡くなった獣医さんをはじめ、現場で闘ったたくさんのひとがいたんです。彼らの努力を忘れたくない。動物の命を犠牲にしたくないという思いに国境はない。思いは同じだと思います。いつか日本も殺処分をやめる日が来ると思うのですが、その日まで、太田さんは奮闘を続けるだろうと思っています。
2021年07月22日ステイホームが続くなか、家族と過ごす時間が増えたことで、改めて家族としっかり向き合った人も多いのではないでしょうか?そこで、今回ご紹介するのは、ある決断をした母親と家族の姿から生き方や家族のあり方について考えさせられる話題作です。『ブラックバード家族が家族であるうちに』【映画、ときどき私】 vol. 387ある週末、医師のポールと病を患っている妻リリーが暮らす海辺の家に集まってきたのは、娘たちとその家族。彼らの目的は、安楽死を決意したリリーが家族と最後の時間を過ごすためだった。母の意思を受け入れてはいるものの、苛立ちを隠せない長女ジェニファー。いっぽう、次女のアナは母の決意を受け入れられず、姉と衝突を繰り返していた。複雑な思いを抱えながらも、一緒の時間を過ごす家族たち。徐々にそれぞれが抱えていた秘密が明らかになるのだった。そして、ジェニファーとアナは、母の決意を覆そうと試みるのだが……。アカデミー賞受賞経験のあるスーザン・サランドンとケイト・ウィンスレットをはじめ、実力派俳優が顔を揃えていることでも注目の本作。そこで、こちらの方にその舞台裏についてお話をうかがってきました。ロジャー・ミッシェル監督『ノッティングヒルの恋人』や『恋とニュースのつくり方』など、さまざまな人気作を手掛けてきたミッシェル監督。今回は、本作の現場で初めて経験したことや俳優陣から感銘を受けた瞬間などについて、語っていただきました。―オファーをもらってすぐに決断したそうですが、普段から作品の題材を決めるときは、即決するタイプなのでしょうか?それとも、この作品は特別でしたか?監督普段はわりと頭で物事を考えるタイプではありますが、作品に関しては直感が一番正しいガイドになることが多いですね。今回も、すぐに魅力を感じました。ただ、直感なので、オファーを受けたときは自分と題材とがどうしてつながっているのかわからないことも。撮り終わって数年経ってから、「ああ、こういうことだったんだ!」とわかることもけっこうあるくらいなんですよ(笑)。―では、本作に関しては、どのような部分に監督の直感が働いたのか答えは出ていらっしゃいますか?監督題材はもちろんのこと、ひとつの家に家族全員がほぼ丸3日間一緒にいなければいけないという設定がおもしろいと思いました。それはまるでアガサ・クリスティの作品のように、容疑者たちが集まる週末に誰かが死んでしまうことがわかっているような展開だなと。登場人物も、それぞれのキャラクターに踏み込みやすい物語なので、そういった部分に惹かれました。スーザンの存在と演技に助けられた―母のリリーを演じたスーザン・サランドンさんの存在感は、この作品の大きな柱になっていたと思いますが、ご一緒されてみていかがでしたか?監督この映画では死よりも、生を描いているので、スーザン自身の魅力をリリーにも吹き込んでいきたいと考えていました。彼女は機知に富んでいて、洗練されたユーモアを持ち、本当にタフでイキイキとした人なんですよね。撮影中、彼女のアイディアを取り入れながら最終的な脚本を完成させていきました。スーザンのおかげでリリーはセンチメンタルになることなく、リアルでありながらエッジの効いたユーモアのあるキャラクターにすることができたのではないかなと。題材が重いので、なるべくそういった軽妙さを出したいと思っていましたが、アドリブも含めた彼女の素晴らしい演技に助けられました。―対する娘のジェニファー役を務めたケイト・ウィンスレットさんも、素晴らしかったです。監督今回、一番初めにキャスティングされたのは彼女でしたが、「ケイト・ウィンスレット」という名前が自分の企画につくだけでまるでハチミツのようにほかの俳優たちを引きつけてくれました(笑)。そうやって素晴らしいキャストに集まってもらうことができ、より魅力的な作品になったと思います。―ケイトさんの役との向き合い方は、どのようにご覧になっていましたか?監督この役はいままでの彼女が演じてきた役とは違うタイプのキャラクターだったと思いますが、そういう醍醐味も感じながら演じてくれました。実は、公開前に私の知人に作品を見せたところ、驚くことに最後のクレジットになるまで、ジェニファーがケイトであることに気がつかなかった人もいたくらい。つまり、それだけ彼女が役になりきっていたということだと思います。彼女の冒険心や喜びは周りにも影響を及ぼしていて、みんなのお母さんのようでもありました。そんな彼女が言い出しっぺで、キャストも含めたみんなでブラックバードの柄のタトゥーを入れたことも。私にとって人生で初めてのタトゥーとなりましたが、それくらいみんなの仲がいい現場でした。映画作りは予期せぬ出来事を見つける作業の連続―その一体感は、作品からも伝わってきました。監督撮影中はみんなで現場に近くに泊まっていたこともあり、つねに一緒の時間を過ごしていたので、ある種のストックホルム症候群のような状態に陥っていたのかもしれませんね(笑)。ただ、それによって、お互いのことを思いやれる関係性を築くことができました。―舞台となった家にも、そういった空気感を生み出す力があったのではないでしょうか?監督今回は家もキャラクターのひとりと言ってもいいほど、重要な存在となりました。当初はイギリスのあらゆる場所を探しても見つからなかったんですが、そんなときにケイトから「うちの近くにいい家があるから見に来てほしい」と。それを聞いた私は、「現場と自宅が近ければ遅く起きても行けるから、すすめているんだろう」くらいに考えていたんです(笑)。でも、その場に足を踏み入れた瞬間に、「ここで撮影したい」と思うほど素晴らしい場所でした。イギリスにも関わらず、家のデザインはアメリカ的で、海沿いの景色もアメリカの東海岸を思い起こさせるような雰囲気。リリーのキャラクターとも呼応する家になると感じました。―実際に現場では、監督も予期しないような瞬間が生まれたこともありましたか?監督映画作りというのは、毎日現場で自然発生的に起こる予期せぬ出来事を見つける作業でもあると私は思っています。俳優たちの演技に関して言うと、そういった“化学反応”のような瞬間はたくさんありました。特にテーブルを囲んでのランチやディナーのシーンでは、俳優にアドリブを入れてもいいと伝え、長回しにしているので、そこで生まれたものは多かったですね。監督としてはつねに網を持って待ち構え、突然飛び出してきた蝶々をつかまえるような感覚だと言えると思います。そのためには、準備もきちんとしなければいけないですけどね。―とても素敵な表現ですね。監督あと、もうひとつ気がついたことは、本作のようにシリアスでエモーショナルな作品のときほどジョークが飛び交ったりして笑いの絶えない現場になりますが、逆にコメディのときはすごくダークな雰囲気になることも……。そこが反比例するのはおもしろいですが、人生というのはそういうものかもしれないですね(笑)。安楽死の持つ複雑な側面を知ることとなった―なるほど、非常に興味深いお話です。こういった作品と向き合ってみて、監督自身の死生観に影響を与えたことはありましたか?監督この映画を作るにあたって、すごく考えたのは安楽死について。特に、いろんなリサーチをするなかで、「世界中で安楽死を合法にすべき」と主張することがいかに難しいことかを知りました。なぜなら、安楽死には複雑な面がたくさんあり、悪用されてしまう可能性があることもわかったからです。この作品は安楽死に関する政治的な映画ではありませんが、リリーの選択については、誰もが考えさせられるとは思います。英語で安楽死を意味する「Euthanasia」の語源がギリシャ語の「良い死」から来ていることも、興味深いことだなと感じました。―監督にとって、この作品で一番の挑戦だったことは?監督挑戦でもあり利点でもあったのは、家のなかというひとつのロケーションで少人数の俳優たちと撮影したこと。なぜなら、カーチェイスやファイトシーンのような刺激的なカットを入れることができないだけに、俳優とストーリーだけで観客の関心をずっと引き続けなければいけなかったからです。それだけに、どうやって新しい形で撮影できるかをつねに考えながら撮影していました。―これまでに日本の作品や文化で、監督が感銘を受けたものがあれば教えてください。監督黒澤明監督をはじめとする日本映画を築いた方々の作品が非常に好きで、影響を受けています。とはいえ、これは私だけではなく、世界中の方が同じように感じているのはないでしょうか。私はまだアジアを訪れたことがありませんが、近いうちに日本にはぜひ行きたいです。―お待ちしております。それでは、日本の観客に向けてメッセージをお願いします。監督観たら気持ちが落ち込んでしまうような物語だと身構えてしまう人もいるかもしれませんが、「ぜひ観てください」と心の底から言えるような作品になりました。死についてではなく生についての映画になっているので、コロナ禍を経験したいまの時代にぴったりの1本だと思います。家族だからこその葛藤と秘密に震える静かでありながら、心の奥に鋭い問いを突きつける本作。家族との向き合い方や目に見えない絆、そして生きるうえで自分が譲れないものについて、思いを巡らせずにはいられないヒューマンドラマです。彼らとともに、濃密な時間を過ごしてみては?取材、文・志村昌美胸が熱くなる予告編はこちら!作品情報『ブラックバード家族が家族であるうちに』6月11日(金)より、TOHO シネマズシャンテほか全国ロードショー配給:プレシディオ、彩プロ© 2019 BLACK BIRD PRODUCTIONS, INC ALL RIGHTS RESERVED
2021年06月10日動物の健康を守り、時には命を救う使命を担う獣医師。やりがいのある仕事であると同時に、つらい仕事でもあります。海外の画像投稿サイト『Imgur』に投稿された、ある獣医師の告白が反響を呼んでいます。獣医師としてもっともつらい『3つ』のこと3年間獣医師として働いてきたという投稿者さんは、ペットを安楽死させる時に、飼い主から決まって「これはあなたの仕事の中でもっともつらいことだろうね」といわれるのだそう。しかし「それは違う。全然違う」といい切ります。投稿者さんいわく、ほとんどの安楽死のケースではそれほど悲しみはないのだとか。もちろん、家族を失った人たちを見て打ちひしがれたり、その人たちを慰めたりもするといいます。それでも「動物の苦しみを終わらせることができるのは獣医師の特権であり、動物の体がギブアップするまで苦しむ姿を見ているほうがより悲しい」のだそう。では投稿者さんにとって、安楽死よりつらいこととは何なのでしょうか。それは3つあるといいます。It’s not even close1.ペットを助けられる治療法があると分かっているのに、飼い主がその費用を支払えない時。かわいそうな飼い主とペットに対して心が痛み、自分にもっとできることがあればいいのにといつも思います。2.治療や診断の費用のことで毎日毎日飼い主から怒鳴られ、感情的にとても消耗します。私が価格を設定しているのではないということを人々に知ってもらいたい。もし私が決められたとしても、獣医の診療所を経営するには少額の費用がかかり、治療費や診察代がそれをカバーしています。人々はクロスブリードのためにブリーダーに2500ポンドから3000ポンドを払うことはいとわないのに、健康診断と最初のワクチンに70ポンドは不当に利益を得ていると思うのですか?3.私たちよりもFacebookを信頼している人たち。人々は私の5年間の医学の学位を、「このノミとり首輪やワクチンが犬を殺す」という人と比べて、価値がないとみなしています。GaelicandUnpronounceableーより引用(和訳)クロスブリードとは、違う種類の犬種を交配させることです。投稿者さんは、助かる見込みのない動物を苦しみから救うための安楽死にはそれほど悲しみは感じないのだそう。それよりもつらいのは、飼い主が費用を出せないためにペットを助けられない時や、治療費について文句をいわれ、獣医師の知識や経験を信頼してもらえないことだといいます。獣医師になった人たちはみんな、何年も必死に勉強して、やっと夢の職業につけたのでしょう。しかし実際は、飼い主の経済的な理由で助かる命を助けられないこともあるのです。そんな状況の獣医師のやるせない気持ちを想像すると胸が締め付けられます。ペットを飼うにはフード代やワクチン代はもちろん、病気になった時は治療費がかかります。ペットが健やかに長生きできるかどうかは、飼い主の経済力が大きく影響するといっても過言ではありません。ペットを家族に迎える人は、いざという時に高額の費用がかかっても、ペットの命を救うために全力を尽くす覚悟があるかを、自身に問う必要があるのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年05月04日スーザン・サランドンとケイト・ウィンスレットが初共演した、“家族との絆と覚悟”を観る人全てに問いかける感動作『ブラックバード 家族が家族であるうちに』より、予告編とポスタービジュアルが到着した。傑作デンマーク映画『サイレント・ハート』(’14)を、同作の脚本家であるクリスチャン・トープが自身でアメリカ映画として脚色、新たな物語を紡ぎ出した本作。主人公リリーをスーザン、長女ジェニファーをケイト、次女アンナをミア・ワシコウスカ、リリーの夫ポールをサム・ニールが演じている。到着した映像では、ポールが娘たちとその家族を迎え入れるシーンから始まり、食事を囲み、リリーが「私は満足だし、幸せ」と、自らの意思で人生の閉じ方を決めたことは決して不幸ではなく、幸福な人生であったことを、自らの死を見届けるために集まった家族たちに伝える。しかし、全員がその決意に心から同意できているわけではなく、「自殺すると警察に通報を」「誇りに思う娘?何も知らないくせに」と、これまで各々が隠し通してきた本音と秘密が明るみになっていく。予告編と同時に公開されたポスタービジュアルでは、リリーとジェニファーの強い意志を感じるカットと、最後の晩餐で家族写真を撮影する様子をとらえたカットが配されている。『ブラックバード 家族が家族であるうちに』は6月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ブラックバード家族が家族であるうちに 2021年6月11日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2019 BLACK BIRD PRODUCTIONS, INC ALL RIGHTS RESERVED
2021年04月19日「これまで数多くの女性高齢者の取材をしてきましたが、家で死にたいという人が9割。施設などで死にたいという人は1割くらい。そのうえで一人暮らしの女性が在宅死をしたいと望む場合、数多くのハードルがあることを覚悟すべきことも事実です」こう話すのは、おひとりさまの終活を応援するNPO法人「SSS(スリーエス)ネットワーク」を立ち上げた作家の松原惇子さん。最新著『ひとりで老いるということ』が話題の松原さんに、女性が安心して、ひとり在宅死を迎えるための心得を聞いた。「まず最初に言いたいのは、自分の体調が悪くなってからでは遅い。まだ自分に気力がある時期に、つぎのことを実践すること。耳当たりの厳しいことも言いますが、全部これまで私が見聞きした現実をもとにお話しするものです」(松原さん・以下同)【1】近所の地域包括支援センター(もしくは社会福祉協議会)とつながりをもっておく「遠くにいる親族は全く頼りにならないと考えてください。頼りになるのは、住んでいる地域の人だけ。まずは公的支援先である地域包括支援センター(もしくは社会福祉協議会)を知っておくこと。地元の役所に聞けば、場所がわかりますので、一度、パンフなどをもらいに足を運んでほしいんです。ここが自分の最後の砦になるところだと、確認してきてください」地元の地域包括支援センターは想像以上に丁寧に応対してくれるはず。臆することなく出向いて、担当者と顔見知りになっておくことが、いざ介護が必要となったとき、心強い窓口になる。【2】元気なうちに親しい人に自宅のカギを渡しておく「老後、ひとりで暮らすときには、自分から地域とつながらないと孤立してしまいます。億劫がらずに、地域のボランティア活動や習い事、スポーツクラブなど、なんでもよいので、地元の社交場に顔を出すこと。これがいざというとき、生きる絆に。こうした存在ができたら、自宅のカギを預けるようにすると、自分が身動きできなくなる不測の事態に対応でき、安心」ただ実際には、自宅のカギを渡すほど親しい人がすぐにできるわけではない。いますぐに渡すというよりも、カギを渡してもよいというレベルの友人作りから始めてはどうだろうか?【3】書類の処理を頼める若い友人を見つける「高齢になると、税金や福祉関係などの書類の処理がだんだんむずかしくなってきます。これをサポートしてくれる若い人が身近にいると心強い。これも地域の社交場に参加することで知り合うことができると思います」【4】親切な友達には注意が必要「これは【2】【3】と矛盾すると思われるかもしれませんが、やたらに親切に近づいてくる人には注意も必要です。高齢になると、寂しい気持ちに負け、親切にされるとつい他人にダマされやすくなることはさけられません」松原さんによれば、親戚などから「養女」をとるケースもトラブルが多くおすすめできないとか。【5】銀行、郵便局のカモになるな「世知辛い世の中で、昔は信用がおけた銀行や郵便局の訪問員に不必要な金融商品を売りつけられる事件も多発しています。とくに銀行の窓口がもっとも危険。金融に知識のない老人は銀行や郵便局にはむやみに近づかないことがいちばん安全です」不安が多いウィズコロナ時代を乗り切る知恵としても、この心得を活用してはいかが。「女性自身」2021年2月2日号 掲載
2021年01月21日この秋も話題作が目白押しですが、そのなかのひとつと言えば、注目のクライム・サスペンス『ドクター・デスの遺産-BLACK FAILE-』。安楽死を手口とする連続殺人犯“ドクター・デス”と警視庁捜査一課No.1コンビが繰り広げる攻防戦が、スリリングに描かれています。そこで、本作に出演しているこちらの方にお話をうかがってきました。写真・北尾渉(岡田健史)俳優の岡田健史さん【映画、ときどき私】 vol. 342今年3月に公開された『弥生、三月-君を愛した30年-』でスクリーンデビューを果たしたばかりにもかかわらず、2020年の公開作品は本作を含めて5本(公開延期中の作品を含む)という岡田さん。ドラマでも主演を次々と務めており、“若手俳優の筆頭”として着実に存在感を強めています。今回は、劇中で新米刑事の沢田圭役を演じた岡田さんに、役者として刺激を受けた出来事やプライベートで癒される瞬間などについて語っていただきました。―原作にはないオリジナルキャラクターの刑事役でしたが、演じるうえで意識したことはありましたか?岡田さん世に出たのは、ドラマ『MIU404』のほうが先でしたが、僕としては刑事役を演じたのはこの作品が初めて。そういったこともあって、事前に刑事とはどういうもので、警察の組織はどういうふうに成り立っているのか、といったいろいろな知識を自分のなかに入れて準備をしました。ただ、撮影中はそういうことは一切考えず、大事にしたのは、綾野剛さんが演じる犬養刑事と北川景子さんが演じる高千穂刑事とどう絡むか。周りとの関係性を出すことに集中しました。あとは、説明台詞に耐えられるような対策と準備をして挑みました。―具体的に、どのようなことをされたのでしょうか?岡田さん説明台詞には、情報を伝える役割があるので、極力自分の感情を込めずに言う意識を持ちました。今回でいうと、被害者がどんな病気を患っていて、医者が何をしたのかということを伝えなければなりませんでした。ただ、できあがった作品を観て、自分のレベルの低さに落胆したというか、まだまだ下手くそだなと感じたのが正直な感想です。もちろん、そのときのベストは尽くしましたが……。とはいえ、自分がしなければいけないことも知ることができたので、それはしっかりと受け止めていきたいと思っています。自分を客観的に見ることを当たり前にしていきたい―この作品で学んだことが、次に刑事役を演じた『MIU404』で活かされたこともあったということでしょうか?岡田さんそうですね。先ほど話していた説明台詞の部分では成長できているというか、反映できていると思います。といっても、それはあくまでも僕のものさしでしか測れないので、「変わったの?」と思われることも多いかもしれません。ただ、それくらい繊細なことなので、いつか僕の努力が実を結べばいいなと。いまは僕の“粒子”が粗すぎるのでどうしても目についてしまうんですが、自分のダメなところを自分自身で見つけられたことと、現時点での自分の成長に気がつけていることは、うれしいことではあります。―ご自身のことを冷静に分析されているんですね。岡田さん自分を客観視できているかどうかは僕にはよくわからないですけど、「その歳で自分のことを俯瞰で見れていてすごいね」といったことはよく言われますね。自分としては無意識にしていることではありますが、これからもそれを当たり前にしていきたいと考えています。―そういった意識があるからこそ、作品ごとに進化されているように感じます。岡田さん実際、この作品に携わったことはほかの作品の“未来”にもつながっているので、本当にひとつひとつの仕事を一生懸命にこなすしかないんだなというのを痛感しています。そのいっぽうで、自分の芝居が下手だと思うことも僕は大切にしていきたいなと。そう思えなくなった時点で、僕はダメになってしまうというか、生き生きできなくなりそうなので、その感覚は持ち続けていきたいですね。反省点を見つけたら、あとは反復するのみ。作品に入る前は、家でとことん練習してからすべてのシーンに挑んでいますが、そうやって乗り越えていくしかないと思っています。いつか綾野剛さんのことを上回れるようになりたい―それでは、現場の様子についてもおうかがいしますが、主演の綾野剛さんから刺激を受けたことなどがあれば、教えてください。岡田さん本当に、初日から衝撃の連続でしたが、特に綾野さんの作品に対する愛がすごいと感じました。現場という第一線の場所でその姿を見ることができ、綾野さんのように愛する力が強い方と出会うことができてよかったと思っています。撮影は去年の夏でしたが、それ以降、僕の作品に対する考え方や取り組み方が変わったと思います。その経験が僕にとって、この作品を通して良い収穫だったと思います。―岡田さんから見た綾野さんの印象はいかがですか?岡田さん普段、僕はあまり他人に対して会う前から相手がどういう人なのかというのは想像しないほうですが、綾野さんに対しては、寡黙でクールなイメージを持っている人が多いんじゃないかなというのはありました。でも、全然そんなことはなくて、僕が言うのもおこがましいんですけど、綾野さんは子ども心のあるキュートな方なんですよ。何に対しても好奇心を持ち、つねに自分を探求されている方なので、そういう姿を見て、自分もこうありたいと思うのと同時に、それをいつか上回れるようになりたいと思いました。自分を鼓舞するためにプラスの言葉を口にしている―では、北川さんと共演されてみていかがでしたか?岡田さんいままでいろいろな現場を経験されて、そこで鍛錬を積み重ねてきた方だと思うので、そういった“歴史”を感じる瞬間はありました。現場では誰にも揺さぶられることなくつねに高千穂であり続けていましたし、誰よりも太く長い根っこを張った存在としていてくださったと思います。なので、いま振り返っても北川さんの印象というより、高千穂としての印象のほうが強く残っているかもしれないですね。毎日、お互いに役としてどうあるべきかということの繰り返しだったような気がしています。―今年は映画やドラマに立て続けに出演されていますが、20代に入ってから仕事への向き合い方に変化を感じることもありますか?岡田さんデビュー当時に比べると、より責任を感じるようにはなりました。ときにはそれがプレッシャーになってしまうこともあるんですが、そうするとネガティブになりがちなので、自分を鼓舞するために、少しでもプラスの言葉に置き換えて口に出すようにしています。ただ、21歳になってから、責任感が自分のなかに芽生えているのは確かに感じていることです。今年は触れ合うことの大切さを改めて感じた―岡田さんは、高校野球の監督からもらった「気づきの多さが勝敗を分ける」という言葉を大事にされているそうですが、ここ最近で得た新たな“気づき”といえば?岡田さん今年で言うと、やっぱり「触れ合うことの大切さ」ですね。これはみなさんも、感じているんじゃないでしょうか。特に、僕は意外とボディタッチをするタイプなので、握手やハグができなくなったことが実はすごくストレスです。そんなふうに人と触れることで、「この人は気を許してくれているな」とか「緊張しているんだな」とか、わりと人の心がわかるものですから。人にとって、触れることは五感のひとつでもあるので、それができないのは痛いことですよね。この状況になって、改めて人と触れ合うことがいかにパワーのあることだったかに気づかされました。―そうですね。ちなみに、忙しい毎日のなかで、癒しを感じる瞬間はいつですか?岡田さんこれも人と関わり合っているときですね。僕の考えを聞いてもらったり、相手の話を聞いたりすることで刺激をもらえるので。僕は人と交わることが根っから好きなので、それがいまは癒しになってますね。家にいるときは、つねに何かに追われているような気がしてあまり休まらないので、僕は周りの人たちに救われているんだと思います。目指しているのは、人の体にある鈴を鳴らせる役者―以前、「人の“鈴”を鳴らせる役者になりたい」とおっしゃっていたことがありますが、いま岡田さんの鈴を鳴らしているものがあれば教えてください。岡田さんまさにいまの季節ですね。というのも、僕は秋が大好きなんですよ。そういう意味では、毎年この時期は鈴が鳴ってますね(笑)。―秋が好きな理由は何ですか?岡田さん夏が嫌いなわけではないんですけど、気温が高いのは苦手で……。しかも、仕事の関係上、汗をかいてはいけないときがあったり、日焼けをしてはいけないときがあったりするので、そういう意味でも秋がいいなと。ただ、夏が終わるとさみしい気分にはなるので、この時期は寂しくなるような夢ばっかり見てしまうんですよね(笑)。―それでは最後に、今後ご自身が目指している理想像があれば、教えてください。岡田さん前と変わらずではありますが、「人の体にある鈴を鳴らせる役者になりたい」といまも思っています。人に「心はどこですか?」と聞くと多くの人が胸に手を当てるとは思うんですが、心も鈴も人によって場所は違うはずなので、体のどこにあるかも、大きさも数もわからない人の鈴を鳴らしていけたらいいなと。僕にとって「鈴を鳴らす」というのは「刺激する」という意味ですが、そんなふうにいつまでもみなさんの気持ちを揺さぶることができる役者になりたいです。インタビューを終えてみて……。まっすぐな眼差しで、真剣にひとつひとつの質問に答えてくださった岡田さん。その姿から、役者であることに対する思いをひしひしと感じました。これからも観客の“鈴”を鳴らし続けてくれる素敵な役者さんとして、どんな演技を見せてくれるのかを楽しみにしたいと思います!危険な錯覚に誰もが落ちる!“ドクター・デス”の名で呼ばれ、130人もの患者を安楽死させた実在のアメリカ人医師をモデルに描いた本作。思わず息を飲む展開に引き込まれるとともに、生きることや死ぬことについて、自分自身のモラルも問われるはず。あなたにとって、ドクター・デスは救世主?それとも猟奇犯ですか?写真・北尾渉(岡田健史)取材、文・志村昌美ストーリーある闇サイトに、「苦しむことなく殺してさしあげます」という告知を掲載し、依頼人を次々と安楽死させていた連続殺人犯ドクター・デス。その存在は、ある少年の通報がきっかけで明らかとなる。そこで、警視庁捜査一課の犬養と高千穂は、新米刑事の沢田たちととも、捜査を開始することに。ところが、被害者遺族たちの証言はいずれも犯人を擁護するものばかりだった。ドクター・デスとは一体何者なのか。そんななか、驚愕の事実にたどり着いた犬養と高千穂に、さらなる悲劇が降りかかろうとしていた……。目が離せない予告編はこちら!作品情報『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』11月13日(金)より全国公開配給:ワーナー・ブラザース映画© 2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会
2020年11月12日綾野剛と北川景子がバディを組み、安楽死を手口にする猟奇的な連続殺人犯“ドクター・デス”に挑むクライム・サスペンス映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』。この度、居酒屋でのシーンを切り取った本編映像が公開された。破天荒な直感型の刑事・犬養(綾野さん)と常に冷静沈着な高千穂(北川さん)という、対照的な性格を持つ2人の絶妙なやり取りが魅力のひとつとなっている本作。劇中には、そんな2人が唯一刑事の顔を忘れて語り合う姿を見せる居酒屋のシーンが登場する。到着した映像では、犬養の「おっさんだな」の一言に高千穂が不服そうにしたり、今度は娘が高千穂にだけプレゼントをあげていたことに対し犬養が不満そうにしたり。また、焼き鳥を食べられて駄々をこねる一幕もあり、どこにでもいる普通の男女として描かれた。このシーンについて綾野さんは「居酒屋のシーン、僕自身ももっと観たかったですね」と撮影をふり返り、北川さんも「普段のこの人たちはこういう人なんだって、刑事ではない犬養と高千穂の素が垣間見られるシーンです」と、追い詰められていくシーンが多い本作の中で唯一の癒しのシーンだったと語る。深川栄洋監督は「綾野さんは猛禽類のような捕食者、北川さんは学者のような観察者、といったキャラクターの立たせ方を目指していました」とイメージを明かし、「どちらも概念に捉われ過ぎず、その場の共鳴を信じて振れ幅のある演出を心がけました」とその場の空気、2人の関係性を意識して演出を心がけたという。『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』は11月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・デスの遺産-BLACK FILE- 2020年11月13日より全国にて公開©2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会
2020年10月22日俳優の綾野剛が、主演を務める映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』(11月13日公開)にコメントを寄せた。同作は人気作家・中山七里のサスペンス小説・犬養隼人シリーズの同名小説実写化作。ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デスに対し、警視庁捜査一課のNo.1コンビ・犬養(綾野)と高千穂(北川景子)は捜査に乗り出すが、遺族は犯人に感謝し嘘の証言で守ってしまう。被害者は全員、生前に遺族に向けた感謝のメッセージを残しており、それを観た遺族は被害者を苦しみから救ってくれたドクター・デスを救いの神として崇めている……という状態に直面する2人。被害者遺族たちの証言は、どれも犯人を擁護するものばかりで捜査は難航していき、捜査する2人は「この事件に被害者はいるのか?」と悩みながらも奔走していく。犬養を演じた綾野自身も「出演している僕たち自身も答えは見つかっていないですし、答えを見つけることが大切なのではなく、まずは知り、考えるところから、と思えた作品です」と語るようにこの題材に真摯に向き合って撮影に臨んだ様子。ドクター・デスの行っていることが「正しいこと」と危険な錯覚を生み、観客の価値観を揺さぶってくる同作に、綾野は「作品を通じて、みなさんのなかで何か答えを出してほしいというよりも、考えるきっかけになってほしい」と本作を観る者への想いを明かした。
2020年10月13日「巷で流行っているのをうちの鳥で試してみたら…私のハートが爆発した」海外の掲示板『Reddit』に投稿された、こんなタイトルの動画が話題になっています。投稿者さんが試したのは『ペットをなでようとして、数センチ離れたところで手を止める』というもの。これを飼っているインコの『ジギー』で検証したところ…。Tried that trend with my own bird... Let’s just say my heart exploded from r/awwか、かわいい!!こんなことをされたら、投稿者さんのハートが爆発してしまうのも無理ありません。動画にはたくさんのコメントが寄せられています。・あああ、なんてかわいいの!・ハートがとろけちゃったわ。・鳥がこんなにハグ好きだなんて知らなかった。・我が家の鳥ならきっと突かれそうだ。投稿者さんによると、すべての鳥がジギーのようにハグされるのが好きなわけではないそうです。ジギーのガールフレンドは投稿者さんに懐いているにもかかわらず、手を近付けると噛みついてくるのだとか。犬や猫でもなでられるのが好きな子とそうでない子がいるように、鳥にもさまざまな性格の子がいるのでしょう。もし最愛のペットがジギーのようにすり寄ってきたら、愛しくて何時間でもなでてあげたくなりそうですね![文・構成/grape編集部]
2020年10月12日数多くの映画・ドラマで幅広い役柄を演じ分ける綾野剛が主演、共演に北川景子を迎え、警視庁捜査一課No.1コンビと安楽死を手口とするドクター・デスとの息もつかせぬ攻防戦をスリリングに描き出す『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』。この度、本作の完成を記念したプレミアイベントに主演の綾野さんと主題歌を担当した[Alexandros]が登壇した。「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家の中山七里の大人気原作「ドクター・デスの遺産」が初の映画化となる本作。刑事・犬養隼人を演じた綾野さんは、「禁断の内容を扱っていますし、こういった内容のものを自分たちがどう表現していくのか、センシティブな内容ですからね。それでも、純粋な気持ち、誰かを守りたい、生き続けようという気持ちが脚本に書いてあったので、北川さんとコンビを組むなら乗り越えられるんじゃないかと思い、参加させていただきました」と、本作でバディを組む北川さんについてコメント。その犬養と最強バディである捜査一課の刑事・高千穂明日香を演じた北川さんについて、「とにかく安心感があります。とても聡明な方で、なかなか一言じゃ成立しないセリフもバシッと決めるんです。それを見て大丈夫だと思いました。とても敵わないなとも思いました。普段はチャーミングな方なんですけど、高千穂を演じる時のスイッチの入りは凄いなって思いました」と、北川さんの現場での凄さを語った。綾野さんは「MIU404」をはじめ、これまでにも警察官役を演じているが、警視庁捜査一課で検挙率NO.1の犬養を演じる上での役作りについて「犬養はクレバーな男性ですけど、協調性もあるんです。大人な男性で、組織の中でチームを組み、個人の能力ではなく集団で一緒になって成し遂げることを大切にしました」と語る。「北川さん以外のキャストさんとも意見交換しコミュニケーションをとりながらチームを作っていきました。ドクター・デスと呼ばれる犯人に、どのようにたち向かっていくのかという部分もチーム一丸となって作り上げました」と役作りについて明かした。次に、主題歌を担当した[Alexandros]が登場し、本作の主題歌「Beast」を生演奏。本イベントでしか見ることのできない特別なライブを見るべく、数多くの応募の中から当選した一般参加者もリモート参加し、会場を一緒に盛り上げた。この迫力のあるライブを受けて綾野さんは「生演奏を体感するのは久しぶりなので最高でした。この楽曲が入ったことによって、映画で表現しきれていない部分をバシッと締めてくれました」と大絶賛。また、[Alexandros]のボーカル・川上洋平は本作を、「仕事の話を忘れるくらい映画に夢中になりました。スリリングな映画で、今までにないバディ感があって、そしてこの犬養と高千穂の凸凹感って新しいなと思い、新鮮に楽しめました」とコメント。ベースの磯部寛之は「題材としては深いテーマですね」と語り、「良い意味で、テンポが良く知識のない私たちにも見やすく、色々考えさせられる映画でした。皆さんの演技が素晴らしくて本当に楽しめました。今の状況だとなかなか剛ちゃんとも会えなくて、やっと会えました」と普段から親交のある綾野さんにもコメントした。さらに、今回リモート参加者からの質問にも答えた綾野さんは、“北川さんからビンタされた時のエピソード”を「実際にビンタを当てることを戸惑っていました。『綾野さんの顔を叩けません!』と仰っていたんですけど、早すぎて見えないくらいのビンタがきました。それでも劇中、あのビンタが大きなきっかけを作るんです。大切なシーンで北川さんが思いっきりビンタしてくれたおかげで目が覚めるんです」と、予告編でも印象的なシーンの撮影の裏側を明かす。[Alexandros]への“作品のどういうところにインスピレーションを受けて主題歌を作ったのか?”という質問に、川上さんは「安楽死の是非を問うということを見ている人に問いかけてくる映画ですよね。こういうモヤモヤをどういう風に消化すればいいのかとずっと思っていたので今回はとてもいい機会でした。どういう歌詞を書けばいいのか、悩みましたが、自分なりの回答を歌詞にしました。映画を見て歌詞と照らし合わせて欲しいです」とコメント。次に綾野さんに、“役柄の切り替えについて”の質問がされると、「切り替えとかはしていないです。今まで演じてきた役はいまだに僕の中で生きています。その現場に行くと、その現場に流れているムードや気概が見つかるので、役については現場で切り替えられている気がします」と、綾野さんなりの役へ切り替えを語った。最後に「大変な時期で、何も収束してない中で歩みを止めないでやってきたことが形になろうとしています。エンタメを届け続けるためにもみんなで協力して立ち向かっていきたいです。本作も僕の中で大切な作品になりました」と綾野さん。「まだ発表されていないキャストがいますけど、とても素晴らしい方達です。本編を見た人にしかわからないキャストになっていますので、ぜひご覧ください」と熱いメッセージと見どころを明かしてくれた。『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』は11月13日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・デスの遺産-BLACK FILE- 2020年11月13日より全国にて公開©2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会
2020年10月06日人気作家・中山七里の小説を原作に、安楽死を手口とするドクター・デスと警視庁捜査一課No.1コンビの攻防戦を描く映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』。この度、綾野剛と北川景子が演じるコンビを写した新場面写真が公開された。主演の綾野さんが演じているのは、警視庁捜査一課の検挙率No.1を誇る敏腕刑事・犬養隼人。自分の直感を頼りに行動し、自分一人の判断で火葬場で焼かれる直前の遺体を鑑識に回したり、乱暴にドアを蹴破り取り調べ室で怒号を飛ばしたりと、型破りな一面もみせる。一方、北川さんが演じているのは、犬養のバディである捜査一課の頭脳派No.1の冷静沈着な刑事・高千穂明日香。犬養を隣で見守り、時には叱咤しながらも受け入れるキャラクターであり、高千穂が隣にいるからこそ、犬養も大胆な行動を取れているのだ。破天荒で直感型の犬養と、冷静で分析型の高千穂。凸凹でありながらもお互いの存在を支え合っている2人は、時に衝突しながらも事件解決へ邁進していく。綾野さんは「高千穂といるときはまんまでよかったので、敢えて繊細さのある芝居はしていなかった」と語り、北川さんも「隣を見ると熱くなりすぎている犬養さんがいるので、自分は冷静でいなくてはと思っていました」と演じる上でも見守りながらアプローチしていたと明かす。今回公開された場面写真は、先輩後輩2人の人間味溢れるカット。焼き鳥を頬張る犬養と、髪をかきあげほろ酔いの高千穂、一日の捜査の終わりにいつも行く居酒屋でのシーンとなっている。2人が本音や愚痴を語る場として描かれている居酒屋でのシーン。北川さんは「先輩後輩関係ない雰囲気を出したくて、この二人はこんな感じで長年相棒としてやってきたんだなという、二人の歴史が伝わったらいいなと思いました」とコメントしている。『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』は11月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・デスの遺産-BLACK FILE- 2020年11月13日より全国にて公開©2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会
2020年09月30日綾野剛と北川景子が警視庁捜査一課No.1コンビに扮し、“安楽死”を手口にする連続殺人犯を追う映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』。この度、本作の本予告映像が公開された。本作初の映像となった予告編では、犬養(綾野さん)と高千穂(北川さん)が、終末期の患者ばかりを狙う連続不審死事件の捜査に乗り出し、ドクター・デスと呼ばれる連続殺人犯の存在に迫る様子が描かれていく。犯人を追う警察側の一方、遺族たちはドクター・デスをかばう様子が見られ、まるで殺人が正当化されているかのような錯覚を与えている。また本作の主題歌に、[Alexandros]書き下ろし楽曲「Beast」が決定。予告編では、ハイスピードなロックサウンドが、本作のスリルをさらに加速させ、盛り上げている。[Alexandros]は「久々にこんなに激しい曲を作りました。レコーディングで曲を作っている時はスタジオでアイデアを出し合うんですが、そのせめぎ合いが楽しかったです。観終わった瞬間から、こういう曲にしたいなと感じるものがあって、制作チームとも話し合って作り上げました」と制作をふり返っている。楽曲について綾野さんは「聴いた瞬間、この映画の最後のピースが揃ったと確信しました。犬養が息を吹き返し立ち上がる様に、高千穂が闇を切り裂き真実を導き出すように、語りきれなかった感情が溢れました。"生きるとは"このシンプルなテーマに[Alexandros]の「Beast」は光を与えてくれました」と絶賛し、北川さんも「クールなギターのリフからはじまって、エッジの効いたソリッドなバンドサウンドに圧倒されました。この映画のようにスリリングな展開で、歌詞も映画の世界観に沿っていて劇場で聴くのがとても楽しみです」とコメントした。『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』は11月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・デスの遺産-BLACK FILE- 2020年11月13日より全国にて公開©2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会
2020年09月11日「自死は悪いことでも、気持ちの悪いものでもない。亡くなる人は必死に頑張って生きて、それでも死に追いやられてしまったんです。浩介さんと生きてきた私には痛いほどわかるから」病いに倒れ自死を選んだ夫・浩介さんに後を押されるように、40歳のとき、4児を抱えながら司法試験に合格した佃祐世(さちよ)さん(48)。自死遺族の支援・訴訟に奔走する毎日だ。「彼はとてもアクティブな人でした。しかしある日、趣味のジョギングから帰ってきた夫のようすが、なんだかとてもしんどそうで。熱中症かな、と心配していたらトイレで倒れたんです。それで慌てて救急車を呼んで……」精密なMRI検査を受けた結果、脳腫瘍を発見。脳腫瘍は転移も少なく、すぐに命の危険はないとも聞いた。夫婦で話し合い「ゆっくり考えよう」と、いったん退院することに。浩介さんは一時的に仕事にも復帰したのだが。「彼は塞ぎ込んでばかり。やがて、耳鳴りがする、おなかが痛いと言い始めて。深夜、腹痛で救急車を呼んだことも。以前は体の不調を訴えたこともない健康そのものの人でしたから、心の病いを疑いました」8月初旬に精神科を受診した浩介さんは、療養型病院に入院することになる。ところが、その当日に彼は病室で失神。さらに……。「入院の翌々日かな。病室に行くと彼、オムツしてたんです。『ベッドで漏らしてしまった』って、やるせない顔をして。やがて、手がしびれ、食事もとれなくなり、常時点滴になって、高熱が出て、歩くこともままならなくなって。病室を見舞うたび、夫の容体が悪くなるんです。私のほうがパニックでした。もう怖くて怖くて」夫の様子を見た佃さんは思った。「この人は子供たちのそばで、まずは心を治さないと」と。その年の暮れ。浩介さんは3人の子供が待つ広島へ戻ってきた。しかし……。1月3日。昼前になっても起きてこない浩介さんを心配し、佃さんが寝室をのぞくと、そこにはガタガタ震える夫が。佃さんが抱きしめると、浩介さんは言った。「僕は大丈夫だから、子供たちのところに行ってあげて」と。「それで、私は彼に『じゃ、あなたの好きなラーメン、作ってくるね』と言って、寝室を出たんです」やがて、ラーメンができて夫を呼びに寝室に。ところが、そこに彼の姿はない。ふと見ると、隣の書斎の明かりがついていた。「いやな予感がしました。書斎の戸を開けると……、そこには、窓枠にネクタイで首を吊っている浩介さんの姿があったんです」茫然自失状態で、夫を見送った佃さん。このころ、ほとんど記憶がなかったという。しかし四十九日の法要のとき、僧侶の読経が終わるころ、佃さんの脳裏に半年前の出来事がよみがえってきた。「あれは、浩介さんが東京の病院に入院中のこと。2人で病院の近くの公園を散歩したんです。イチョウの黄葉がとっても奇麗だったの、覚えてます」夫の車いすを押していると、彼が不意に、こんなことを言った。「司法試験、受けてみないか?」あれは、夫との最後の約束だ。そう思った佃さんは猛勉強をし、司法試験に合格。40歳になっていたーー。弁護士となった佃さんは早々と、自死遺族支援弁護団に参加した。「団長から聞かされた自死遺族の置かれた状況というのは、私が考えていた以上につらいものでした。なかでも衝撃的だったのが『自死を気持ちが悪いとする発想が根強くある』という言葉でした」賃貸物件で誰かが自死した場合、遺族は大家から損害賠償請求をされるケースが多々ある。「気持ち悪くて物件の価値が下がったからとか、おはらいの費用まで請求される。もっとも驚いたのが、21世紀の日本で、そのおはらいを命じた判決まであったことでした。自死は悪いこと、気持ちが悪いこと、という感覚を少しでもなくしていきたい。亡くなる人は、死にたくて死んでいったわけじゃない。必死に頑張って生きてきて、それでも死に追いやられてしまったんです。それは、浩介さんと生きてきた私には痛いほどわかるから。そのことをお話しすると、多くの方は共感してくださいます」佃さんはいまも、最愛の彼を近くに感じることがあると話す。「やはり訴訟は、悩むことも多いです。煮詰まっていると、ふっとね、思い浮かぶことがあるんです。元気だったころの彼からかけられた言葉が、彼の声が、聞こえてくるんです」大粒の涙を流すと、佃さんは誰かに確認するように、何度もうなずいてみせた――。「女性自身」2020年9月15日号 掲載
2020年09月07日安楽死を手口とするドクター・デスと警視庁No.1コンビの攻防戦を描く、綾野剛主演映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』。この度、本作のビジュアルが到着。公開日も11月13日(金)に決定した。本作は、映像化が続く人気作家・中山七里の小説、犬養隼人シリーズ「ドクター・デスの遺産」の映画化。130人もの患者を安楽死させた実在の医師をモデルに描かれた禁断のクライム・サスペンスの傑作だ。現在、「MIU404」に出演中の綾野さんが主人公の警視庁捜査一課の敏腕刑事・犬養隼人を、北川景子が犬養のバディである冷静沈着な女性刑事・高千穂明日香を演じるほか、岡田健史が新米刑事役で出演する。人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デス。しかし被害者遺族はドクター・デスに感謝し、嘘の証言で守る。物語が進むほど、犯人が正しいかのような錯覚にハマってしまう本作。到着したビジュアルでは、“その医師を、追ってはいけない。”という意味深なセリフと共に、力強い眼差しを向ける犬養と高千穂の姿、そして不気味に骸骨が浮かび上がっている。さらに今回、前野朋哉、青山美郷、石黒賢が、犬養&高千穂と同じ警視庁敏腕捜査チームとして参加することも明らかになった。『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』は11月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・デスの遺産-BLACK FILE- 2020年11月、全国にて公開予定©2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会
2020年08月11日2017年、オーストラリアに住むカサンドラさんはFacebookで「毛のないウサギ、あげます」という投稿を目にしました。すでに1匹のウサギを飼っていた彼女はその投稿をしたブリーダーに連絡してみることに。すると毛のないウサギの写真が送られてきて、「このウサギは売れないから無料です」といわれたのです。ブリーダーいわく、以前も同じように毛のないウサギが生まれてその子は安楽死させたのだそう。それを聞いたカサンドラさんは翌日にブリーダーの家を訪れ、毛のないウサギを家に連れて帰りました。彼女はそのオスのウサギを『ミスター・ビグルスワース』と命名。映画『オースティン・パワーズ』に登場する毛のない猫と同じ名前です。 この投稿をInstagramで見る Mr Bigglesworth & Friends(@mrbigglesworthrabbit)がシェアした投稿 - 2017年 8月月24日午前1時24分PDTそれまで毛のないウサギを見たことがなかったカサンドラさんは、ミスター・ビグルスワースの世話の仕方がまったく分からなかったのだとか。調べても何の情報も出てこないため、彼女はInstagramに写真を載せて情報を募ることにします。すると同じように毛のないウサギを飼っている世界中の人たちからたくさんのメッセージが届いたといいます。 この投稿をInstagramで見る Mr Bigglesworth & Friends(@mrbigglesworthrabbit)がシェアした投稿 - 2017年 8月月31日午後2時57分PDT この投稿をInstagramで見る Mr Bigglesworth & Friends(@mrbigglesworthrabbit)がシェアした投稿 - 2017年10月月3日午後8時12分PDTその後、メディアで紹介されたことをきっかけにミスター・ビグルスワースのファンが急増。Instagramのフォロワーもどんどん増えて、2020年5月現在はなんと約13万人となっています。 この投稿をInstagramで見る Mr Bigglesworth & Friends(@mrbigglesworthrabbit)がシェアした投稿 - 2017年11月月29日午後11時22分PST この投稿をInstagramで見る Mr Bigglesworth & Friends(@mrbigglesworthrabbit)がシェアした投稿 - 2019年 7月月9日午後3時30分PDT この投稿をInstagramで見る Mr Bigglesworth & Friends(@mrbigglesworthrabbit)がシェアした投稿 - 2018年12月月16日午後3時44分PST この投稿をInstagramで見る Mr Bigglesworth & Friends(@mrbigglesworthrabbit)がシェアした投稿 - 2020年 3月月7日午後9時53分PST全身ピンク色のミスター・ビグルスワースはまるでウサギのぬいぐるみのよう。彼のユニークなかわいらしさにファンはメロメロになっているようです。・ただただかわいい!・この子はパーフェクトだ。・白いひげが似合ってる! この投稿をInstagramで見る Mr Bigglesworth & Friends(@mrbigglesworthrabbit)がシェアした投稿 - 2017年 8月月24日午後8時11分PDTカサンドラさんによると、ミスター・ビグルスワースのような毛のないウサギは、高い割合で4週間以上は生きられないのだそうです。しかし個体によっても違うため、中には後から全身や部分的に毛が生えてきて長生きする子もいるのだとか。ミスター・ビグルスワースは現在も元気に過ごしているということです。安楽死させられそうになりながらカサンドラさんに引き取られ、いまでは世界中にファンがいる人気ウサギとなったミスター・ビグルスワース。大切な命が救われて本当によかったですね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月27日2020年5月23日、22歳という若さで亡くなった女子プロレスラーの木村花さん。死因は調査中ということですが、木村さんは以前からSNSで誹謗中傷を受けており、また亡くなる前にInstagramのストーリーズ機能で「さようなら」というメッセージを投稿していました。【訃報】女子プロレスの木村花さん22歳が逝去インスタで「さようなら」と投稿ネットモラルを問う声も多く上がっており、ネット上では2019年放送のドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)での『セリフ』に再び注目が集まっています。「アンチや誹謗中傷をした人に見てほしい」の声注目が集まっているのは、菅田将暉さん演じる教師・柊一颯のセリフ。物語の鍵を握る、生徒・景山澪奈の自殺の原因の1つにSNS上での誹謗中傷があったとし、柊はネット上にいる不特定多数の人たちに向かい、こう語ったのでした。おまえら、景山の何を知ってたんだよ。なんにも知らねえだろ。会ったこともねえだろ、話したこともねえだろ。大して知りもしねえのに、なんであんなに叩けるんだよ。「ウザイ」「キモイ」「死ね」。よくもそんなゲスなワードがポンポン出てくるもんだ、恥ずかしい。それだよそれ。そのおまえの自覚のない悪意が、景山澪奈を殺したんだよ。3年A組 ―今から皆さんは、人質です―ーより引用さらに柊のセリフは続きます。おまえらネットの、何千何万という悪にまみれたナイフで何度も何度も刺されて、景山澪奈の心は殺されたんだよ。3年A組 ―今から皆さんは、人質です―ーより引用ドラマという創作の世界ではあるものの、木村さんもまたSNS上で誹謗中傷を受けていた1人。また、SNSの誹謗中傷や『ネットいじめ』は、いまや社会問題と化しており、誰もが被害者にも加害者にもなりえることです。放送当時も反響を呼んだ菅田さん演じる柊のセリフは、木村さんの死により再び注目を集め、さまざまなコメントが寄せられました。・今回の件で、関係なくてもアンチや誹謗中傷をした人に見てほしい。みんなアンチコメントはやめよう。今回の件で死ねとか送った人は、人殺しだよ。どうやっても償えないよ。後悔しても、遅いよ。・言葉は一番の凶器。・自分も含めて言葉の重さをよく理解しないといけない。たった数文字の言葉であっても、表に出した時点で、それは立派な『凶器』です。また、時には人の命を奪いかねないほどの、負の力も持ち合わせていることを誰もが認識するべきでしょう。そして、木村さんをはじめ、ネット上の誹謗中傷に傷付く人が1人でも減ることを願います。[文・構成/grape編集部]
2020年05月24日2019年10月、アメリカ・アリゾナ州で路上にいたメスのチワワがマリコパ郡の保健所に保護されました。その犬は健康状態が非常に悪かったため、安楽死リストに載せられてしまいます。しかしその犬を助けてあげたいと思った職員が、犬の動画を投稿し、協力を呼びかけます。すると、その投稿が地元の非営利動物保護団体『スカイ・サンクチュアリ・レスキュー』を運営するケイトリンさんとエリーさんの目に留まったのです。2人はその犬を引き取ることに決め、すぐに保健所に向かいました。まるでミイラのような外見のチワワケイトリンさんとエリーさんは初めて犬を見た時、想像していたよりずっとひどい健康状態に言葉を失いました。犬は皮膚病によって全身の毛が抜け落ち、口から歯が突き出し、目は濁っていました。皮膚にできたかさぶたの上からでも骨の形が分かるほど痩せていて、体は悪臭を放っていたといいます。Posted by Sky Sanctuary Rescue on Sunday, November 3, 2019Posted by Sky Sanctuary Rescue on Sunday, November 3, 2019ケイトリンさんたちはそのまま急いで犬を動物病院へ連れて行きました。病院へ向かう途中、2人は犬に『ブロンディ』という名前を付けてあげます。この名前には「いつか健康になって、ブロンドカラーの美しい毛をまとった犬になるように」という願いが込められていました。Posted by Sky Sanctuary Rescue on Wednesday, November 20, 2019診断の結果、ブロンディの皮膚の下にダニがいて、疥癬(かいせん)という皮膚病を患っていることが判明。また乾性角結膜炎(かんせいかくけつまくえん)と貧血症などいくつかの病気と、さらにアゴや背中、脚にも外科的な異常があることが分かりました。この日は医師から薬を処方されて、ケイトリンさんはブロンディを自宅に連れて帰り、お風呂に入れてゆっくりと休ませてあげました。Every time I look at Blondie, I am filled with very mixed emotions. I am trying to fight the rage and disappointment in...Posted by Sky Sanctuary Rescue on Tuesday, November 5, 2019体も心も少しずつ元気にブロンディが傷ついているのは体だけではありませんでした。彼女は人に対して極度に怯えて、当初、ケイトリンさんたちにもなかなか心を開かなかったといいます。2人は時間をかけてブロンディの信頼を得ようとしました。そんな思いが伝わったのか、彼女は保護されてから2日目にはケイトリンさんの手から直接食べ物を食べたのだとか。そして保護されてから約20日後、ブロンディは初めて尻尾を振ってくれたということです。Yesterday morning, Blondie and I went to our first appointment with Andrea Sobotka-Hanson. Andrea specializes in...Posted by Sky Sanctuary Rescue on Friday, November 22, 2019皮膚病の改善のためにケイトリンさんはブロンディをお風呂に入れて全身にココナッツオイルを塗るなど、献身的に看護し続けました。彼女の家の先住犬たちとも仲よくなったブロンディは心身ともに少しずつ、でも確実に元気になっているといいます。Blondie is getting all the love from her big sisters this morning ✨ Though she did give me quite the scare a few...Posted by Sky Sanctuary Rescue on Thursday, December 5, 2019そして2020年4月現在のブロンディがこちらです。Just another day in paradise This little dog never ceases to amaze me. It was another week of first for our beloved...Posted by Sky Sanctuary Rescue on Saturday, April 25, 2020So happy I could cry! I just heard from Dr. Lockwood from Dermatology for Animals. This little ones recent culture came...Posted by Sky Sanctuary Rescue on Monday, April 20, 2020穏やかな表情は保護された時と比べてまるで別の犬のよう。皮膚病も治ってきて再び毛も生えてきました。実はブロンディの毛の色はブロンドではなく茶色だったそうです。でも今でも彼女は『ブロンディ』という美しい名前で呼ばれています。ケイトリンさんたちのおかげで『愛される喜び』を知ったブロンディが、これからずっと幸せに過ごしていけるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年04月27日身内やペットが亡くなった際、「子どもにどう説明すればいいのだろうか……」と悩んだことはありませんか?子どもは年齢によって「死」に対する理解が変わるため、それに合わせた説明をする必要があります。今回は、子どもに「死」を説明する際に気をつけたいことを紹介しましょう。「死」を目の前にした子どもはどんな反応をする?「ガン情報サイト」によると、子どもの死に対する理解は年齢によって違うといいます。乳幼児乳幼児の場合は、死を理解することはできません。しかし、母親などの養育者が亡くなった場合、不眠や体重減少、活動量の減少、無反応といった変化が現れることがあります。2~3歳2~3歳の場合は、死を眠りのようなものとしてとらえることが多いよう。ただ、誰かが亡くなったことに対して不安を感じることもあり、親などが亡くなった場合は食事や睡眠、排せつなどの習慣が変化することがあります。3~6歳3~6歳の場合も、死を眠りのようなものとしてとらえることが多いようです。また、生と死の違いをはっきり理解できておらず、故人がどこかで生きている、どこかに行っているだけでそのうち戻ってくると考えることもあります。そのため、故人について「どこにいるの?」「どうやってご飯を食べるの?」などと質問することも。さらに、死の原因が自分にあると考える場合もみられます。たとえば「お母さんの言うことをきかなかったからどこかに行ってしまった」「僕が『嫌い』って言ったからいなくなってしまった」などです。身内の死をきっかけに、食事や睡眠、排せつに支障をきたすケースもあります。6歳~9歳6~9歳の場合は、死に対しての一種の好奇心を持つようになり、死に関するさまざま質問をすることもあります。たとえば「死んだ人はどこにいくの?」「どうやったら死んだってわかるの?」などです。また、死に対する恐怖心が芽生えたり、死をおばけや幽霊と重ねたりすることもあります。身内が亡くなったことから、学校で問題行動を起こすようになったり、不登校や引きこもりになったりする場合もありますが、逆に周囲の人々に対してまとわりつくような行為がみられることもあります。9歳~9歳を過ぎると、死に対しての理解が進んでいくそう。死は誰にでも訪れることであり、自分もいつかは死んでしまうことが徐々にわかっていきます。子どもに「死」を説明するときに気をつけたいこと「NPO法人ホープツリー」によると、子どもに死を説明する際には「おばあちゃんは病気と戦っていたけど、病気のほうがすごく強かったから、死んでしまったの。死んでしまった人はもう動けないし、しゃべれないし、ご飯も食べないんだよ」など、発達段階に合ったわかりやすい言葉で伝えることが重要だそうです。子どもを悲しませたくない、混乱させたくないと考えて、「遠くに行っちゃったんだよ」「眠っているんだよ」などと表現する場合がありますが、これはNG。しっかりと「死」という言葉を使って、誤解させないようにすることが大切です。また、公認心理師の横山知己氏によると、身内が亡くなった際の子どもの表現はさまざまで、普段と変わらない・明るく振る舞う・泣き崩れる・攻撃的になるなどがあるそう。しかし、普段と変わらない・明るい振る舞いをしている場合でも、悲しくないわけではなく、子どもなりに死と向き合うために必要な表現をしているとのこと。それを理解し、受け止めてあげることが大切だと言います。子どもと一緒に読みたい「死」にまつわる絵本子どもでも読みやすい「死」にまつわる絵本を紹介します。ぜひ親子で一緒に読み、「死」について考えるきっかけにしてください。『おじいちゃんの ごくらくごくらく』(鈴木出版)作:西本鶏介絵:長谷川義史おじいちゃんと孫の絆を描いた物語です。大切な人の死はとても悲しいけれど、残された人々に何かを与えてくれるものでもあるとわかります。おじいちゃん子、おばあちゃん子の子どもにぜひおすすめしたい1冊。『ミツ』(佼成出版社)作:中野真典作者が愛猫の死を向き合いながら描いた作品です。魂の震えるような絵と、シンプルな言葉の中にミツを思う気持ちが込み上げてくる描写には、痛いほど心打たれます。死だけでなく、“いのち”についても考えさせられる一冊。動物が好きな子ども、ペットと仲良しの子どもに読ませるのもおすすめです。『いつでも会える』(学研)作:菊田まりこ飼い主を突然亡くした犬のシロの視点で、愛する人の死を描きます。懸命に悲しみを乗り越えようとする、シロの姿には胸を打たれること間違いありません。可愛らしいイラストと優しい文章が魅力の一冊です。『だいじょうぶだよ、ゾウさん』(文溪堂)作:ローレンス・ブルギニョン絵:ヴァレリー・ダール訳:柳田邦男死期を悟ったゾウと、それを受け入れられないネズミの話。自分や大切な人の死を受け入れることの難しさや、大切さを教えてくれます。なんとなく他人事としてとらえがちな「自分も家族もいつかは必ず死ぬ」ことを改めて教えてくれる作品です。***子どもの死に対する理解は年齢によって変わっていき、死を受け入れる時の表現方法もさまざまです。いつか必ず向き合う死について、親子で考える機会を作ってみましょう。文/田口 るい(参考)All About|子供が「死を理解する年齢」はいつ?年齢ごとに増していく死の理解All About|親や祖父母など大切な人と死別した子供へのケア方法NPO法人ホープツリー|子どもの発達段階と悲嘆の表現ガン情報サイト|悲嘆、死別、喪失への対処子供と悲嘆
2020年03月28日グザヴィエ・ドランの最新作『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』から、「Hello」のPV以来のタッグとなったアデルの名曲「Rolling in the Deep」が使用されたオープニング映像が到着した。アデルとドラン、2人の天才による最高のコラボレーション実現今回新たに公開されたのは、アデルの名曲「Rolling in the Deep」が冒頭からサビまで贅沢に使われた圧巻のオープニングシーン。ニューヨークの摩天楼をバックに、キット・ハリントン演じる人気俳優ジョンの煌びやかな表舞台を映し出している。ジョンが大勢のスタッフやモデルに囲まれながら撮影をするという、美しきスターの“光”の部分を華やかに描きつつも、アップで映し出されるジョンの物憂げで虚ろな表情がこの後に待ち受けるスターの“影”を予感させる。短い時間でスターの光と影を凝縮させた映像だ。このような贅沢なシーンが実現したのは、アデルがもともとドランの大ファンだったから。過去にドランはアデルからのラブコールで大ヒット曲「Hello」のPVを監督し、その際ドランはアデルからのオファーに関して「アデルから連絡が来た時にはすごく驚いたけど、アデルは僕のデビュー作『マイ・マザー』にすごくインスパイアされていたみたいなんだ」と明かし、「特に主人公ユベールが自身にカメラを向けて語っているモノクロの独白シーンが好きだと言ってくれた。僕もそのシーンが一番好きだったから嬉しかったよ」と語っている。また、アデルも後に「ドランと一緒に仕事をして、いつかドランの映画にも出てみたいと思った!」と本作に強く関心を示しており、自身も出演を熱望していたほど。それを聞いたドランが重要なオープニングシーンにおいて彼女の曲をフルで使用することを決め、2人の再タッグが本作で叶う形となった。「Hello」から約5年の時を経て、再びタッグを組んだドランとアデル。アデルの名曲と、ドランのセンスが光る煌びやかな壮大な映像が織りなす3分40秒は、2人の天才の出会いによって生まれた圧巻のオープニングシーンとなっている。『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』は3月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョン・F・ドノヴァンの死と生 2020年3月13日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2018THE DEATH AND LIFE OF JOHN F. DONOVAN INC., UK DONOVAN LTD.
2020年03月11日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「災害関連死」です。直接死を上回る死。明日の我が身の自衛を心がけよう。3月11日で東日本大震災から丸9年経ちます。震災を機に注目されるようになったのが「災害関連死」でした。地震や津波で命を落とすのは「直接死」ですが、その後の長引く避難生活や生活環境の変化により、持病を悪化させたり、孤独死してしまったケースを「災害関連死」「震災関連死」と呼びます。これには自殺も含まれます。自宅で安定した生活をしていれば、たとえば、血圧もコントロールできますが、避難生活を強いられ、おにぎりとお菓子しかない食事が続けば、たちまちコントロールがきかなくなります。避難所から復興住宅や仮設住宅に移り、地域の仲間もバラバラ、家族もなく、隣近所も知らない人ばかりのプレハブ小屋の生活が長引けば、寂しさが募り、お菓子を食べ続けてしまうなどして症状を悪くさせることもあるでしょう。福島で原発作業に携わっていた人のなかには、過酷な労働環境のなか、限られた食生活で長期の作業を強いられ、体調を悪化させた人が大勢いました。震災後、東京大学から志願して相馬中央病院に出向した坪倉正治医師は、「原発事故以降の健康被害といえば、放射線の影響ばかりクローズアップされるが、実際に亡くなった方の原因の多くは、持病の生活習慣病の悪化である」と語っています。令和元年9月現在、福島県では直接死の1613人に対して、災害関連死は2286人と、大きく上回りました。災害関連死で亡くなった方は、地域のコミュニティをまるごと移管して街づくりをするとか、お年寄りを孤立させないよう積極的に声がけをするなど、きめ細かな支援をすれば救えたかもしれません。災害に遭い、幸い生き延びたとしてもその後の環境により死者が生まれていることはぜひ覚えておいてください。災害が起きれば、普段当たり前にできていることがすべて崩れます。水が手に入らず、毎日炭酸飲料を飲むことになるかもしれません。いつもの化粧品や薬、嗜好品が手に入らなくなるかもしれません。家族が孤立をしてしまうかもしれません。普段から近隣の方と挨拶しておくなど、日常を維持できなくなったときのことをイメージして自衛しておくことをお勧めします。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)公開中。※『anan』2020年3月18日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年03月11日サスペンス映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』が、2020年11月13日(金)に全国ロードショー。綾野剛×北川景子が刑事役を務める。「安楽死」を題材にするクライム・サスペンス小説が実写化!原作は、デビュー作『さよならドビュッシー』で、“このミステリーがすごい!大賞”を受賞した、中山七里のクライム・サスペンス小説『ドクター・デスの遺産』だ。2人の刑事が謎の連続不審死事件を追うストーリーのテーマは、「安楽死」。“どんでん返しの帝王”の異名を持つ中山ならではの、予測不可能な展開でも話題をさらった作品だ。<ストーリー>終末期の患者ばかりを襲う連続不審死事件が発生。捜査に乗り出す犬養と高千穂は、依頼を受けて患者を安楽死させるドクター・デスと呼ばれる医者の存在に辿りつく。そんななか、重度の腎臓病に苦しんでいる犬養の一人娘・沙耶香が、ドクター・デスに安楽死の依頼をしてしまう──。“安楽死”という手口で、被害者を苦しませることなく安らかな死を処方するドクター・デスの目的と正体とは?犬養と高千穂はこの連続殺人犯にどう挑むのか!?驚きの結末が待つ、犯罪史に刻まれる禁断のクライム・サスペンス!綾野剛×北川景子が刑事役に!犬養隼人(綾野剛)主人公の警視庁捜査一課の敏腕刑事・犬養隼人には、綾野剛が抜擢。『新宿スワン』『楽園』といった話題作に出演する綾野だが、本作では、犯人に心を惑わされつつも連続猟奇殺人犯に挑む。高千穂明日香(北川景子)犬養のバディである、冷静沈着な刑事・高千穂明日香役には、『ファーストラヴ』の公開を控える北川景子。部下でありながらも、綾野が演じる犬養を冷静に、ある時は呆れながら、ある時には乱暴に扱いながら見守る。沢田(岡田健史)綾野・北側演じる2人の刑事とともに捜査に加わる生真面目な若手刑事・沢田を演じるのは、ドラマ「中学聖日記」で一躍注目を集めた岡田健史。綾野演じる犬養の捜査方法に疑問を抱きつつも、北川演じる高千穂のフォローもあり、謎の連続殺人犯<ドクター・デス>を若さあふれる方法で追い詰めていく。さらに、前野朋哉、青山美郷、石黒賢ら実力派俳優陣も、警視庁敏腕捜査チームとして脇を固める。監督は『神様のカルテ』の深川栄洋なお監督を務めるのは、『神様のカルテ』「チェイス」など、人間ドラマからサスペンスまで幅広い作品を手掛けてきた深川栄洋。本作では、安楽死を手口とする連続殺人犯と刑事の、息もつかせぬ攻防戦をスリリングに描き出す。詳細映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』公開日:2020年11月13日(金)原作:中山七里『ドクター・デスの遺産』KADOKAWA/角川文庫、2017年監督:深川栄洋出演:綾野剛、北川景子、岡田健史、前野朋哉、青山美郷、石黒賢
2020年01月30日「冬でも家の中には、湿気の多い、カビの好む場所があります。免疫力の落ちた人がカビを大量に吸い込むと、アレルギーや、ひどいと肺炎を引き起こし、死に至ることもある。ただの汚れと放置しては危険です」こう話すのは、千葉大学真菌医学研究センターで、生活環境や病気を引き起こすカビについて研究する矢口貴志准教授だ。そこで、矢口先生のお話をもとに、冬にも気をつけたいカビが潜む場所や人体へのリスクを解説してもらった。寒い毎日に欠かせないエアコンには、家の中でもっとも危険なカビが潜む。「エアコンのフィルターには、ホコリを好むアスペルギルスという黒カビがよく生えています。大量に吸い込むと、アレルギーはもちろん、免疫力が落ちている人は重篤な肺炎を発症することもあります」このカビの胞子は血液に入って全身に広がることも。脳に回れば、頭痛や意識障害を、肝臓では、肝硬変を起こすこともあり、最悪の場合は死に至るという。「夏から一度も掃除をせずにエアコンを使えば、秋のあいだに繁殖したこのカビを、部屋中にまき散らすことになってしまう。高齢者やがんで自宅療養中の人などが暮らす家庭では、エアコンのフィルターをこまめに掃除して、できるだけカビが広がらないようにしてください」ほかにも、季節は関係ないが、気づかぬうちにカビが繁殖してしまう場所があるという。「石けんカスが飛び散る水道の蛇口や、冷蔵庫にある自動製氷機の給水タンクとフィルターは、こまめに洗わないと、エクソフィアラやオーレオバヂウムなどの黒カビが発生。水や氷とともに、こうしたカビを体内に取り込み続けると、おなかを壊す人がいます。また、ペットの犬や猫に脱毛が見られたら、ミクロスポルムというカビが発生している可能性も。人に感染すると、強いかゆみを伴う湿疹ができてしまいます」最後に、矢口先生はカビから身を守るには、やはり掃除が大事だと教えてくれた。「ホコリや結露を放置しないことです。天井の掃除も忘れないでください。カビの胞子が天井に付着していると、いくら掃除しても、胞子が落ちて、またカビが繁殖してしまいます」健康のためにも、今年の大掃除はカビ退治を忘れずに。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月26日元気に見える人を襲う「急性心臓死」。手遅れになる前に、予兆に気づけば一命をとりとめることができる。そうなる前の、日ごろからの予防も大事になるが……。「現代は飽食の時代ですから、昭和のころに比べて、肥満や高血圧、糖尿病の女性は増えています。とくに女性ホルモンの分泌が低下する50代以上は動脈硬化が進みやすいので、心不全による突然死、『急性心臓死』に注意が必要です」そう話すのは、心臓血管研究所所長で医学博士の山下武志さん。急性心臓死とはどんなものなのか。山下医師はこう語る。「症状が出てから24時間以内に亡くなることを突然死と言いますが、病院に着いたときには、だいたい亡くなっています。診たところ、くも膜下出血などの脳の病気ではないので、原因は心臓にあると判断することが多いのです。そんな急性心臓死につながる不全の原因は、不整脈や弁膜症、狭心症などいろいろ。なかでも、50代以上で多いのは心筋梗塞です」心筋梗塞は、初期の段階で心臓の冠動脈が詰まったり硬くなったりして、心臓のポンプ機能が低下する。そうすると必要な酸素や血液が心臓の筋肉に送られにくくなり、心筋の一部が壊死して発症する。「水道管が少しずつ錆びついていくように、動脈硬化も加齢とともに20~30年かけて徐々に進行していきます。しかし、目立った症状がないことも多く、気づきにくいのです」怖いのは心筋梗塞のリスクが高まっていても、自覚しにくいことだ。そのなかでもわかりやすい予兆を、山下医師が教えてくれた。「心筋梗塞を起こす直前の心臓は、だんだんパワーが落ちてくるんです。そうすると息切れしやすい、歩くスピードが落ちてきた、などの症状が出てきます。これは、心臓の冠動脈が詰まって、十分に酸素や血液が送り込まれなくなっているからですが、『年をとったからだろう』と気に留めない人が多い」さらに心臓の動脈硬化が進むと、血流が悪くなることでむくみを生じたりして、横になるだけで息苦しさを感じたりするようになったりする。尿が出にくくなることもあるという。50代以上で、次のチェックリストにあげたような症状が1つでも当てはまる人は病院で検査を。【1】今まで平気だった階段や坂などを上るときに胸が苦しくなる【2】風邪でもないのに、歩く速度が遅くなった【3】アルコールを飲むと胸が苦しくなることがある【4】足のむくみがある【5】尿がでにくくなった【6】横になると息苦しい【7】これまで感じたことのないような肩の痛みがある【8】押されるような胸の痛み【9】虫歯でもないのに歯に(浮くような)激痛がある【7】~【9】は心筋梗塞の初期症状の可能性もあるので、とくに要注意。「もし、これまで感じたことがないような激しい肩の痛みや、歯や顎が浮くような強い痛みなどがある場合は、すでに心筋梗塞になっている可能性が高い。すぐに病院へ」心筋梗塞を予防する方法はないのだろうか。「心筋梗塞になるリスクが高い人は、心臓の動脈硬化を促進する肥満、高血圧、糖尿病、高コレステロールなどがある人です。こうした要因が1つでも当てはまれば、動脈硬化は進行していきます」このほか、遺伝的な要素も関係しているという。「両親のいずれかが心疾患だったり、それが原因でなくなったりしている人は注意が必要です」大事に至らないためには、日々の暮らしで次のようなことを心がけるとよいそう。「太っている人は体重を減らす。ちょっと息が切れるくらいの運動を週に3回はして、しっかり睡眠をとる。食事は塩分を控えて、お酒は適量に」山下医師は、予防として必ず実践してほしいのが、体重と血圧の管理だという。「毎日測っていれば変化がわかります。ちょっと体重が増えたとしても、次の日に食べる量を減らせば、すぐに元に戻せます。血圧が高めの人は、血圧計を手に入れて1日1回でも、時間帯を決めて自宅で血圧を測定して記録すること。『最近、血圧や脈拍が上がってきたな』と思ったら、その記録を持って医師に相談しましょう」これくらいならいいかと、放置しておかないことが大事だ。「毎年、せっかく健康診断を受けても〈血圧が高めだけど、まだ大丈夫だろう〉〈ちょっと太ったけど、まあいいか〉などと言って、生活習慣を変えようとしない人が多い。これが積み重なると、動脈硬化で心臓が弱っていき、突然死を招きかねません」いつ襲ってくるかわからない心疾患による突然死。手遅れになる前に、ライフスタイルを見直すことから始めよう。「女性自身」2019年12月24日号 掲載
2019年12月16日タイ人男性が充電中のスマホで遊んでいる最中に感電死したと12月2日に報じられた。デイでは充電中のスマホがキッカケで感電死するケースが、この半年で少なくとも4件は発生している。DAILY STARによると今回亡くなったのは、チョンブリー県の28歳男性。57歳の母親が部屋をのぞくと、男性は充電中のスマホを右手で握りしめたまま倒れていた。男性には右手と両前腕に焼け跡があった。母は息子を起こそうと名前を呼び、棒で突いたりしたが反応がなかった。警察に連絡したが、男性は死亡。スマホに感電し、ショック死したと推測されているという。これまでにもタイでは感電死の事件が数多く報告されている。Daily mailによると7月、チョンブリー県の男性(21)が充電中のスマホのそばで眠っていたところ感電死した。股間に血が飛び散り、顔や腕には焼け跡があったと報告されている。また11月には充電しながらスマホにイヤホンを差しサッカーを見ていたサムットプラーカーン県の男性(40)が、さらにチャイヤプーム県では充電中のスマホで遊んでいた女性(17)がそれぞれ感電して亡くなったという。「10月にもチョンブリー県で眠っていた男性(25)が、そばにあった充電中のスマホに感電して亡くなったというケースがあります。タイには安全性の十分でない充電器や電源が少なくありません。またボロボロの充電ケーブルを使い続ける危ない人もいます。ですから、こういった痛ましいことが起こりやすいのです」(現地に詳しい人物)半年で5件も報告されることとなった、タイでの感電死。ネットでは《電話が凶器になるなんて……》《誰の身にも起こりうることだ》と警鐘を鳴らす声が上がっている。
2019年12月05日「誕生死」という言葉があるのをご存知ですか? 流産、死産、新生児死亡などを指す言葉なのだそうです。私も長女出産後、二度の誕生死を経験しました。今回は、「子どもを授かり、産む」ということが当たり前ではないと思い知らされた経験をお伝えしようと思います。 2人目妊娠を決意するまでわが家の長女は順調に授かり生まれてきてくれたので、妊娠できることは当たり前だと思っていました。添加物を避け、有機栽培されたものを選ぶなど、体にやさしい食生活を心がけていたことも自信を持つ大きな要因でした。 しかし、長女の育児でヘトヘトに疲れ切っていた私は、2人目のことなど考えられず、「ひとりっ子をじっくり育てよう」と心に決めていました。そんななか、突然夫の転勤が決まり、引っ越した先は3人きょうだいもざらにいるような家庭が多い地域でした。楽しそうにきょうだいで遊ぶ、ほかの家庭の姿を見て、長女はさびしそうな顔をすることが多くなりました。 まさか自分も!? 2人目不妊親戚に子どもがおらず、大人に囲まれて育ったせいか、おませな発言が多い長女のためにも、「子どもは子どもの世界でのびのびと遊ぶべきだ」という思いが強くなりました。そして、長女のためにきょうだいを産むことを決意したのです。 けれど、それまでの考え方に罰が当たったのではないかと思えてしまうほど、赤ちゃんはやってきてくれませんでした。待つこと一年、ようやく授かった命でした。 妊娠という「奇跡」長女のときには気付かなかったけれど、赤ちゃんの心臓の動きがモニターに映し出されるとき、そこには光が見えます。「まさに命の輝きそのものだ」と思いました。 ところが、その輝きは9週間後には消えていました。ついこの前まであって、いきなり消えてしまった、生きたくても生きられなかった小さな命。 「いつ終わるかわらないけれど、せっかくいただいた命なのだから自分が周りにできることを探して一生懸命生きていきなさい」。小さな命にそう教えられた気がしました。 その後、私はもう一度誕生死を経験し、妊娠の奇跡を痛感しました。命について学ぶ機会を与えてくれた2つの小さな命に、改めて「ありがとう」と伝えたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:楠田りら三児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はピアノ。
2019年11月12日「はじめて『女性自身』の取材を受けた2年前に比べて、孤独死を『他人事じゃない』と思ってくれるフォロワーの方が増えてきた気がします。『家族が孤独死をした』という経験を持つ方もいらっしゃいました。『自分も気をつけよう』と思ってくれる方がすこしでも増えるように、ミニチュア制作をはじめ、いろんな表現方法で『孤独死の現場』を伝え続けていきたいです」こう話すのは、「遺品整理クリーンサービス」所属の遺品整理人・小島美羽さん(27)。遺品整理とは、自宅やマンション、アパートなどで亡くなった人の遺品のうち、金品や重要書類などを保全し、不要物を撤去する業務。特殊清掃とは、死後、発見が遅れた遺体によって汚れた室内の清掃・原状回復を行う業務のこと。毎年開催されている葬儀業界の展示会「エンディング産業展」に、2016年からミニチュアを展示し始めたところ、彼女が丹念に細部を表現した「孤独死の凄絶な現場」は大きな反響を呼び、入場者が撮影写真をアップしたツイートには1万5千ものリツイートがされるなど、大きな話題となった。小島さんが作成したミニチュアの数々そんな小島さんが、郵便局員の職を辞して遺品整理人になることを決心したのは、実の父親の死がきっかけだったと振り返る。「高校2年生の冬、母や私と別居して昼間から飲んだくれていた父が、孤独死寸前の意識不明の状態で発見されました。知らせを受けて病院にかけつけた私は、幼いころの父との記憶が頭を駆け巡った。そして思ったのは、『死の直前になってその人の大切さがわかっても、遅いんだ』ということでした」54歳での父の臨終を看取った彼女は、自身の経験を活かして「孤独死した方のご遺族に寄り添いたい」と願い、反対する母を押し切って15年に特殊清掃の職に就いたのだった。年間でおよそ3万人が孤独死するといわれる日本で、彼女は年間150件ほど孤独死現場の特殊清掃に出動している。その経験則から、私たち自身が、そして家族が「孤独死しないため」の対策を教えてくれた。現在では現場で得た教訓を伝えるためにイベント活動にも参加しているという【1】風呂場と温度差がある脱衣所や、トイレは暖める「ヒートショック(=心筋梗塞や脳卒中などを起こす要因となる急激な温度差による影響)は、寒い脱衣所と熱い湯船の温度差が引き金になることが多いといわれます。同じくトイレもこれからの冬場は危険。トイレでの孤独死の現場では、暖房便座のコンセントが入っていなかったり、便座カバーがなかったりというケースもみました」【2】近所の人にあいさつする「和室での孤独死のミニチュアは、晩年は独居生活だった父が好きだったワンカップをテーブルに置きました。近隣の方と会話がないと、いざというとき助け合えません。せめてすれ違うときに、あいさつくらいはかわしてほしいんです」【3】銭湯やデイサービスなどを利用する「毎日、必ず顔を合わせるような人がいれば、1日でも顔を見なければ『あの人どうした?』と心配してくれるものです。まったく予期できないのが孤独死ですが、他人事ではないということを繰り返しお伝えしたいです」そう話す小島さんが「5カ月間、仕事終わりに毎晩すこしずつ書き溜めた」という初の著書『時が止まった部屋 遺品整理人がミニチュアで伝える孤独死のはなし』(原書房)は、現在、全国の書店で発売中だ。
2019年11月04日「日本では、年間で3万人もの方が“孤独死”しているといわれています。誰にも看取られず自宅で亡くなり、死後、発見されるまでに日数が経過してしまった状況が孤独死。でも、メディアで取り上げられる場合、現場の写真はモザイク処理をされ、大事な『現実』が隠されてしまいます。年間でおよそ150件の孤独死の特殊清掃に出動している私は、『孤独死は誰にも起こりうるものだ』ということを伝えたくて、現場のミニチュアづくりを始めたんです」こう話すのは、「遺品整理クリーンサービス」所属の遺品整理人・小島美羽さん(27)。遺品整理とは、自宅やマンション、アパートなどで亡くなった人の遺品のうち、金品や重要書類などを保全し、不要物を撤去する業務。特殊清掃とは、死後、発見が遅れた遺体によって汚れた室内の清掃・原状回復を行う業務のこと。毎年開催されている葬儀業界の展示会「エンディング産業展」に、2016年からミニチュアを展示し始めたところ、彼女が丹念に細部を表現した「孤独死の凄絶な現場」は大きな反響を呼び、入場者が撮影写真をアップしたツイートには1万5千ものリツイートがされるなど、大きな話題となった。そのミニチュアは、よく見るとゴミ屋敷のように床面をビニル袋が占拠して虫が這っていたり、布団が赤黒く染まっていたり、湯船からはどす黒い液体がこぼれていたり……かなり衝撃的な描写なのだ。17年に初めて本誌がインタビューした際、小島さんは次のように語っていた。《孤独死の発見が遅れれば、夏場なら死後1週間もすれば腐敗して、畳や床が人の形のシミになってしまいます。そんな状況をリアルにお伝えしようと制作したミニチュアについて、「ディテールがすごい!」と投稿してくれたツイートには、「お気に入り」もたくさんつきました》そして、今日現在、彼女が手掛けた作品は9点にのぼる。代表的ないくつかを彼女自身が解説する。まずは、風呂場のミニチュアから。「冬場に浴槽の中で亡くなった方の現場を再現しました。発見されるまでの2カ月間、追い焚き機能で温かいままでしたので、腐敗がすごく進んでしまっていました。皮膚や内臓は骨から分離してしまって、お湯に溶け込んでしまうため、湯が『血の色が濃くなったような』色になっているんです」次は、大量のゴミ袋で山のように埋め尽くされた“ゴミ屋敷”。「ゴミ屋敷の主は、失恋やリストラなど、大きなショックで生きる気力を失ってしまったり、脱力してしまった方が多いんです。そして、こんな現場につきものなのが、巨大なゴキブリ。ある現場では1千匹ものクロゴキブリに囲まれてしまい、さすがにトラウマになってしまいました……」ゴミ屋敷は、職業などの理由で、時間的に余裕がないことも関係しているのではないかと小島さんはみている。「ゴミ屋敷の現場は、孤独死だけでなく、住人ご自身がゴミ処分を依頼されるケースも多い。弁護士、接客業、看護師、タレントの方などさまざまですが、共通項は『激務に追われてエネルギーを使い果たしている』こと。『今日は疲れているから明日掃除しよう』『休日に一気にやろう』が積み重なり、徐々に追いつかなくなってしまう人がいれば、勤務シフト上、朝の早い時間のゴミ出しができずに、ため込んでしまう人もいます。誰の家でも、ゴミ屋敷になりえるんです」この8月には初の著書『時が止まった部屋 遺品整理人がミニチュアで伝える孤独死のはなし』(原書房)を出版した小島さんが、最後にこう言う。「フォロワーの方の反応をみていると、2年前に比べて、『孤独死は他人事じゃない』と思ってくれる方が増えてきた気がします。テレビなどではカットせざるを得ない内容も、本では表現できましたので、一人でも多くの方に『自分も気をつけなきゃ』と思っていただけたら嬉しいですね」
2019年10月31日彼氏をたまにはドキドキさせたいなとか、もっと愛されたいな・・・と考えている女性もたくさんいるはずです。そんな時は、言葉の力を借りて彼の心を動かしてみましょう。あなたが彼の言う言葉にドキドキするように、彼もあなたの言葉に救われたり癒されたり、愛しさを感じる瞬間があります。ところどころで彼にステキな言葉をかけてあげれば、彼にもっと愛されるようになると思いますよ!彼があなたを愛おしくて仕方がなくなるような言葉を今回は幾つかご紹介します。「○○君って本当に格好良いよね」女性は、男性に「可愛いね」と言われても「またまたぁ」と言葉の裏を読み取ろうとしたり、素直に受け取れない事も多いと思います。でも、男性はこのようなストレートな表現が大好き。しかも、自分の大好きな彼女からこのような言葉を言われると嬉しくてたまらない気持ちになるようですよ!言うタイミングとしては、彼とデートをしている最中に不意に伝えるのがベスト。全く違う話をしている時でも構いません。彼の顔をジーッと見つめた後「○○君て本当格好いい」と最高の笑顔を見せましょう。「何を急に」ときょとんとされても、気にせずにその後手を握ったり、彼にスキンシップを求めたりすると愛しさが伝わるので、より効果的です。「○○君・・・本当にお仕事頑張っているよね」彼が仕事でぐったりしている時にはこのような言葉をかけてあげると、救われたような癒しを感じ、彼は貴女をより愛おしく感じます。男性の社会って縦社会で上司からの圧力があったり、部下の面倒をみなければならなかったりと結構キツイものなんです。そんな時に「頑張っているよね」という言葉をかけられると、「俺のこと解ってくれるのはお前だけだよ」と涙が出るほど嬉しい気持ちに。もっと、彼をキュンキュンさせたいのなら、「私、あんまり普段人の事を褒めないけど」と付け加えた上で、「今日は素直に頑張ってるなって感じたから褒めてあげたい」と彼の頭を撫でながら言ってみましょう。普段、あまり褒めない人が褒めてくれたという特別感が加わるので、彼の気持ちをより癒すことが出来ます。「いい?」疑問系で気持ちを伝えられる言葉男性は、女性に疑問系で会話をされるとキュンキュンしてしまうといわれています。例えば、「○○して欲しいんだど・・・だめ?」「もっと一緒にいたい・・・いいかなあ?」「キスしたい・・・いい?」というような言葉を上目遣いで言われるのがたまらなく好きなのです。彼にお願いをする時には、このように最後を疑問系にして伝えるとお願いを聞いてもらいやすくなります。甘えベタな女性も、この疑問文形式を取り入れれば、自然に男性に甘える事もできますし、可愛い自分を演出することも可能になりますよね。彼が簡単に叶えられそうなお願いごとをする時に使うのがポイントです。「おはよう、おやすみ、こんにちは、ありがとう、ごめんなさい」この5つの言葉をしっかり言える女性は、男性の心を動かす事が出来ます。小さい頃から当たり前のように使っている言葉なのですが、大人になるとちゃんと言える人が少なくなってしまうのはナゼなのでしょうか。付き合いが長くなっている彼に対して「おはよう」と笑顔で挨拶したり、「ありがとう」「ごめんなさい」をちゃんと口にして伝えると、いつもよりしっかりとした大人な雰囲気を感じさせ、マンネリ打破にも繋がるようですよ。男性は、このような当たり前の言葉を女性がちゃんと言えるかどうかをお付き合いの基準にしている事もあるので、今までちゃんといえなかった女性も、今日から伝えてみると二人の関係がよりよくなるかもしれませんね。「最高においしい!」彼と一緒に食事に言った時、ちゃんとおいしさを伝えられる女性は愛されます。「おいしい」と言葉にするのは簡単かもしれませんが、それを相手にどれだけ伝えられるかは女性の腕にかかっていると言えるでしょう。伝え上手な女性は、「おいしい」というだけじゃなく、口に入れた瞬間目を閉じて体を震わせながら「ん〜〜〜〜」と叫んだり、彼氏の手を握って「本当においしいよね」と同意を求めながら喜んだりするみたい。人間は動物の本能を少なからず持っています。男性も、好きな女性に対して食事で喜ばせて気を引きたいという本能が残っているので、食事をおいしそうに食べている姿にキュンキュンしてしまうんですね。おいしそうに食事をした後にレストランを出た後にもダメ押しのひと言。「こんなおいしいお店を知っているなんて○○君すごいね」と褒めちぎりましょう。今回の言葉はどれもコレも男性がキュンキュンしてしまうものばかり。このような言葉を状況に合わせて使っているうちに、彼の中に「気持ちを上手に伝えてくれる素直な子」という印象も残るので、より愛されるようになります。男性は、無邪気な子供のように心を見せてくれる女性が大好き!恥ずかしがらずに、彼に言葉で沢山のキュンをプレゼントしてあげてくださいね。written by 亀ぱんだ
2018年12月31日堤幸彦監督が手がける、安楽死志願の未成年12人による密室サスペンス『十二人の死にたい子どもたち』で、マスクとニット帽で素顔が隠されていた4番を演じるキャストが、橋本環奈であることが発表された。11月にキャスト陣が明らかになると、同タイミングでワーナーブラザースジャパン公式Twitterに投稿された特報映像の再生数は瞬く間に増え、24時間600万回を突破、『銀魂』や『ファンタビ』を超え、2018年ワーナー作品におけるNo.1の再生数を記録(ワーナー調べ)。また、公式Youtubeにアップされた新たな予告編は24時間で100万再生を超える大反響に。その波は日本国内に留まらず、中国まで伝染。ショッキングな作品タイトルと共に“未体験リアルタイム型・密室ゲーム”の世界観は海を超えて高い関心を集め、中国公開が決定していない日本映画の予告編・字幕なしの映像にも関わらず、再生回数は200万回を突破する、驚異的な事態となった。未成年12人を演じるのは、杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜ら日本映画界を席巻した若手スター俳優5人と、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「SPEC」シリーズで数々の若手俳優を発掘してきた堤幸彦監督にオーディションから選ばれた吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗という新進俳優6人。“全員平成生まれ“の注目の気鋭の俳優12人が凄まじい才能を惜しみなく披露し、”これぞ演技バトルの真骨頂“という熱演を密室の中で繰り広げていく。そしてこの度、橋本環奈が“秋川莉胡”こと「4番 リョウコ」役を演じていることが明らかとなった。彼女は、自らを“大人たちに作られた虚像”であると信じ葛藤を抱える人気女優。劇中では自らを「作られた人間よ!大勢の大人が時間とお金をかけて作った商品よ!」と言い放つ衝撃的な台詞も…。超豪華若手オールスターキャストが連なる中、モザイクを外してもなおマスクとニット帽で顔を隠し、ひときわ異様な雰囲気を醸し出していた“4番”の存在は、さらなる謎を呼び、12月12日より行われたキャスト予想キャンペーン「Guess Who No4 Is」には様々な女優たちの名前が飛び交い、大盛り上がり!その中にはもちろん橋本さんの名前もあった。■橋本環奈、同世代との共演に発奮「ひとりが成長すると、相乗効果がすごくて」このところ、「今日から俺は!!」や『銀魂』シリーズなどでコメディエンヌとしても才能を開花させた橋本さん。今回は弾けるような笑顔を封印しており、本作でのシリアスかつ鬼気迫る迫真の演技、新たな一面に期待が高まる。橋本さんは発表までをふり返り、「緊張しました。逆にここで私だって発表されてがっかりされたら辛いし…」とコメント。だが。「こういう出し方をしたことによって、『4番誰??』っていうことで、SNSでも盛り上がっていただいたみたいで、それがすごくうれしくて」と話す。今回のシリアスな役柄を演じるにあたり、「素を出さないことですかね(笑)っていうのも違うんですけど」と言いながら、「ここに集まってる人たちは、子どもたちはみんな、死が終わりじゃないって思っていると思うんですね。そういった題材のシリアスなものだったので、私自身も死について考えるというよりは、人生について考えるきっかけになった作品だなと思います」と真摯に語った。しかも、本作では同世代の俳優、女優による、白熱の演技合戦も大きな見どころとなる。「めちゃめちゃ刺激受けました」と橋本さん。「ひとりが成長すると、相乗効果がすごくて、それこそ、同世代で集まることによって、そういった化学反応みたいなものが生まれてくるのを、堤さんが予想していたとするならば、怖いです(笑)。たとえばシンジロウ(新田真剣佑)が泣くシーンで、台本には泣くって書いてないのに、全員が泣いちゃったりとか、感情も感染していきました」と、壮絶な撮影現場の様子を明かしている。『十二人の死にたい子どもたち』は2019年1月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:十二人の死にたい子どもたち 2019年1月25日より全国にて公開©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2018年12月24日安楽死志願の未成年12人による密室サスペンス映画『十二人の死にたい子どもたち』。この度、堤幸彦監督が描く本作のキャストがついに解禁され、本予告と死にたい子どもたち”の顔が明らかになった本ポスタービジュアルも公開された。その日、12人の未成年たちが安楽死を求め廃病院の密室に集まった。「みんなで死ねば、怖くないから」。ところが、彼らはそこで13人目のまだ生あたたかい死体に遭遇。突然の出来事にはばまれる彼らの安楽死。あちこちに残る不自然な犯行の痕跡、次々起こる奇妙な出来事。彼らだけしか知らない計画のはず。まさかこの12人の中に殺人鬼が…?死体の謎と犯人をめぐり、疑心暗鬼の中ウソとダマしあいが交錯し、12人の死にたい理由が生々しくえぐられいく――。先日、出演者の顏が塗りつぶされたポスタービジュアルが発表された本作。今回到着したポスタービジュアルでは、ついにその顔が明らかに。ビジュアルには、『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞と新人俳優賞をW受賞した杉咲花、『ちはやふる』シリーズや『OVER DRIVE』の新田真剣佑、「DISH//」のリーダーで『君の膵臓をたべたい』で注目を集めた北村匠海、続編や映画化も決定した「賭ケグルイ」での演技が話題となった高杉真宙、そして「時をかける少女」『サクラダリセット』の黒島結菜といった、ドラマや映画で活躍中のいま話題の若手俳優。さらに、子役時代に数々の話題作に出演した吉川愛、7月期のドラマ「グッド・ドクター」にも出演していた萩原利久、舞台「ハイパープロジェクション演劇ハイキュー!!」の渕野右登、2020年公開予定の『峠 最後のサムライ』への出演が決定している坂東龍汰、「部活、好きじゃなきゃダメですか?」の古川琴音、『リベンジgirl』で桐谷美玲の妹役を演じた竹内愛紗といった将来の活躍が期待される6人が抜擢。そして、モザイクを外してもなおマスクと深めに被ったニットで顔が見えない秋川莉胡役は一体誰なのか…続報に期待したい。同時に公開された本予告映像では、12人が演じる廃病院に集団安楽死をするために集まった未成年たちに加え、想定外の13人目の死体が…。そして、杉咲さんや北村さんらが「死にたい」と口にしたり、誰かが突き落とされたり…意味深なシーンが散りばめられた映像となっている。なお、主題歌は「The Royal Concept」の「On Our Way」に決定した。<キャストコメント>1.台本を読んだときに感じた感情とその理由2.もし、自分がこの集団安楽死というミッションに参加することになったら、自分はどうなると思うか選択(集団安楽死を全うする/殺されてしまうかも/生きのびる)◆杉咲花1.虚無感に襲われながらもどこかにある光を探し続けている自分がいた。2.該当なし理由:自殺願望がないからです◆新田真剣佑1.また新しい役柄で、人の闇を映し出す作品だと感じました。2.参加しない。◆北村匠海1.タイトルのインパクトから入り、この物語をこのメンバーでやれることがとても嬉しかったです。選択することの自由みたいなものを改めて考えました。2.僕は全うしたい。自分の選択した意思には、負けたくないから。◆高杉真宙1.衝撃的。SNSなどで知らない人と繋がり良い意味でも悪い意味でも影響されることの出来る今だからこそ観て欲しいと感じました。2.生きのびたい。自信はないですが、、、殺されたりはしたくないです。◆黒島結菜1.これはある意味面白くなる作品になるのではと感じました。2.集団安楽死を全うする。相当な覚悟をもって参加していると思うから。◆吉川愛1.読み進めていくうちに色々な感情が生まれて、撮影がとても楽しみになりました。2.生きのびる。死ぬなら寿命を全うして死にたいと思っているので、ミッションに参加することになっても生きのびたいです。◆萩原利久1.とても興奮しました。同世代の皆さんとエネルギーをぶつけ合いながらお芝居するのが楽しみでした。2.騙されやすいのでそんな状況に追い込まれたら殺されてしまうかも。◆渕野右登1.集団安楽死というワードに衝撃を受け、読んでいくうちに人間の本質が見えてきて、鳥肌が立ちました。2.生きのびるいざ、実行する。となったら、絶対に躊躇してしまうし、なんでみんなは死にたいのか聞いてから、みんなが生きのびるようにひたすら話し合い、説得をすると思います。◆坂東龍汰1.個性豊かなキャラクターとのリアルな子供達の感情が描かれていて撮影が楽しみでした。2.生きのびる。死のうとする瞬間こそもっと生きたいと思う気持ちが強くなると思うから。◆古川琴音1.驚愕。興奮。想像を超える数々の出来事や真相に手に汗握りながら読みました。2.集団安楽死を全うする。幸いにもこれまで死を思ったことが無いので、そう決めたら揺らがないと思います。◆竹内愛紗1.面白かったです。個性豊かな12人の目線でそれぞれの時間を追う展開に夢中になりました。2.私は生きのびると思います。話し合って他の人の事情を聞いたり、同じく悩んでいる人に出会うことで自分の心は死ではなく生の方に動くと思ったからです。『十二人の死にたい子どもたち』は2019年1月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:十二人の死にたい子どもたち 2019年1月25日より全国にて公開©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2018年11月21日