様々な場面で活躍する女性達の“輝き”の理由に迫る連載インタビュー企画。第6回は株式会社スプリー代表の安藤美冬(あんどうみふゆ)さん。--安藤さんには仕事を完全に切り離した時間はありますか?仕事を自分から切り離すことはないですね。プライベートと仕事の境界線が限りなくゼロに近い感じです。ワークライフバランスという言葉がありますが、私は今のような暮らしを「ワークライフブレンド」と呼んでいます。会社員時代には、フリーランスの人達が「確かに休みはないけど、仕事が遊びみたいなものだから」って言うのを、「どういうこと?」と思っていたのですが、自分がそういう立場になった今は、よく分かります。例えば、先日プライベートでインドネシアのジャカルタへ旅行に行きましたが、それを連載の原稿のネタにしましたし、現地で見聞きすることは全部、「これって、日本に帰ったらどんな仕事にできるかな?」と考えていたりしました。仕事でご一緒するのをきっかけにして、なんとなくウマがあってご飯を食べるようになって仲良くなることもしょっちゅうですし。--では、本当のお休みはないですか?まったく何もしない日は月に1日もありません。でも、この8月、9月は台湾、スリランカ、カタール、ルーマニア、ギリシャ、ロシアなど数カ国をプライベートや本の取材、地球一周の船旅「ピースボート」での仕事でまわってきて、会社員時代よりもより多くの海外や国内をまわっています。現地で仕事をするときもあれば、思いっきり美味しいモノを食べたり買い物をしたり海で遊ぶ事もある。先ほどの質問にお答えしたように、「遊びと仕事」の区別がほとんどない今、完全なオフモードになれるお休みがなくても、お休みを欲しがるほどのストレスは溜まらないのでこれでいいのかなと思っています。--今日の取材には、メイクも入っていますが、普段のスタイルはどんな感じですか?全体的にカジュアルなスタイルですね。好きなコーディネートはTシャツに細身のジーンズ、そしてジャケットスタイル。足下はフラットシューズかスニーカーです。例えば「ミュベール(Muveil)」のTシャツに「アクネ(ACNE)」のジーンズを合わせて、靴は「トムス(TOMS)」とか。ファストファッションでは「トップショップ(TOPSHOP)」が大好きで、「(Milly)」や「ダイアンフォンファステンバーグ(DIANE von FURSTENBERG)」のワンピースでドレスアップする時もあります。大学での講義や大企業との仕事、クリエイターや書籍編集者との仕事、各種パーティーや取材旅行など様々な仕事を同時並行でやっているので、基本のカジュアルなスタイルは定番として、割と幅広いテイストの服を着ていると思います。メイクについては、ナチュラルメイクですね。基礎化粧品からチーク、リップグロスまでほとんどは「スリー(THREE)」でそろえていて、もともとの顔立ちがはっきりしているであまり派手になり過ぎないように気を付けています。また、メディアに出演する時やここ1番で勝負をかけたい仕事の時などは、つけまつげをすることも多いですね。メイクは完全に門外漢で、自己流に適当にやっていることなので、今日はプロのメイクさんのお仕事からたくさん学ばせてもらいます(笑)そんな安藤さんのメイクを今回手掛けたのは、イセタンミラーガールの岡本智恵さん。普段はブラウン系のメイクが多いという安藤さん。「カジュアルなファッションにもフォーマルなファッションにも使えるブラウンに、ピンクを混ぜて女性らしさをプラスしたメイクがおすすめですね。安藤さんはお肌もすごく綺麗なので、その肌感をより引き立てるメイクにしていきたいです」と、目元はソフトブラウン、頬はナチュラルピンク、潤いのあるリップででナチュラルかつ口元を印象付けるようなメイクを紹介。「普段重視しているのはアイメイク」という安藤さんには、一つのコンパクトでグラデーションメイクが楽しめるランコムのパレットと、ルナソルのパレットを使用。ブラウン、ベージュ、ピンクとグラデーションをしっかり重ねて繊細な目元に仕上げた。アイライナーには書きやすく、落ちにくい便利なものを。下まぶたにはカーキを入れて自然に強調した目元に。チークは、ブラウンアイにもマッチする肌の内側から発色したようなナチュラルピンクを使用し、自然体な安藤さんの魅力が引き出されたようだ。一方で、リップはグロスのようなみずみずしい質感のピンクをチョイス。フェミニンさもさりげなくプラスし、ナチュラルビューティーが完成。主な使用アイテムは、THREE「フローレスエシリアル フルイド ファンデーション 204」、ランコム「イプノパレット ST3」、ルナソル「スリーディメンショナルアイズ 02」、イセタンミラーボーテ「アイライナーペンシル 05」、ローラメルシエ「セカンドスキン チークカラー ラッシュネクタリン」、RMK「イレジスティブル リップスC 25」。【安藤美冬プロフィール】(株)スプリー代表/ノマドライフ実践者1980年生まれ、東京育ち。慶応義塾大学卒業後、(株)集英社を経て現職。ソーシャルメディアでの発信を駆使し、肩書や専門領域にとらわれずに多種多様な仕事を手がける独自のノマドワーク&ライフスタイル実践者。多摩大学経営情報学部専任講師、講談社『ミスiD(アイドル)2015』選考委員、雑誌『DRESS』の「女の内閣」働き方担当相などを務めるほか、商品企画、コラム執筆、イベント出演など幅広く活動中。2014年より、スリランカ取材、講師としてピースボート乗船など海外活動も開始。TBS系列『情熱大陸』、NHK Eテレ『ニッポンのジレンマ』などメディア出演多数。著書に7万部突破の『冒険に出よう』、『20代のうちにやりたいこと手帳』(いずれもディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。【イセタンミラーについて】イセタンミラーは「欲しい時に好きなように欲しいモノだけ買えるラグジュアリーコスメショップ」がコンセプトのコスメショップ。そこで働くのがイセタンミラーガールだ。かつて百貨店でしか買えなかったブランドコスメを、ブランドの垣根を越えてセレクト出来る同ショップでは、アイテムを1人で試して選ぶことも、イセタンミラーガールに相談して選ぶことも可能。現在、国内で9店舗展開している。
2014年09月27日恋愛でも人間関係でも、「本当はこうしたほうがいいんだろうな」と思っているのに、行動には移せないということ、誰にでもあるんじゃないでしょうか。「自分から素直に謝れば、相手も折れるはず」とか「こんな男には早く別れを告げたほうがいい」とか。理屈ではわかっていながら、なぜか体が動かない。それは頭で理解したつもりになっているだけで、心の深い部分では、このままでもいいんじゃないか…と思い込んでいるから、なのだそうです。かつて、ジョン・レノンやアンディ・ウォーホルをはじめ、世界中のアーティストを熱狂させた偉大な映画監督アレクサンドロ・ホドロフスキー。85歳の巨匠が、23年ぶりに発表した映画『リアリティのダンス』(7月12日公開)には、そんな私たちの心のスイッチを切り替えるヒントがたくさん隠されています。世界的に有名なタロット研究家でもあるホドロフスキー監督は、禅や瞑想、サイコセラピーなどの心理療法でも多くのファンを持つ人物。タロットカードの種類の一つ「マルセイユ版」を復刻したことでも知られています。日常的に人の悩みや問題を解決し、立ち直らせるために尽力している彼のスタンスは、映画制作にも最大限に活かされているそうです。7月13日(日)、そんな彼の最新作について、マルセイユ版タロットを扱うタロットリーダーの小川トモコさんが解説するトークイベントが開催されました。【小川トモコさんが語るホドロフスキー流タロットとサイコマジック】・大事なのは、常に“今”「『リアリティのダンス』は、いわば、タロットの過去カードの問題点を解決する映画」そう語る小川さんいわく、マルセイユタロットのリーディングにおいて、“過去・現在・未来”の3枚のカードを引いた際、“過去”や“未来”の問題は、本人の“今”の心にある問題点なのだそう。例えば、“過去”のカードが良くない状況を表しているとしたら、それは以前の苦しみから抜け出せていない証拠。過去のしがらみやこだわりが作用して、今の自分を悪い状況に追い込んでいるということになります。一方、“未来”のカードが悪い場合は、様々な不安や期待、思い込みなどが今の自分に作用して、思い通りに進もうとするのを阻害している、といったことを表します。「タロットリーディングとはカードを読み、相談者の過去のしがらみを変換させたり、未来に対する思い込みを解決することで、“今”を輝かせるためのサポートをすること。常に、一番大事なのは“今”です。輝く今を積み重ねることで、人生全体が輝くんです!」その瞬間・瞬間を全て納得して生きるのはとても難しいことですが、「輝く今を積み重ねていけば、人生が輝く」というのは確かにそうだろうな、とイメージできますよね。小川さんによると、“ホドロフスキー流タロット”や、彼オリジナルの心理療法“サイコマジック”は、その実現を目的とするものなのだそうです。・サイコマジックとは?「ホドロフスキー監督はタロットリーディングをする際、カードの象徴が相手の無意識に働きかけることで、事態が好転するよう導いています。ですが、悩みの根が深く、なかなか解決できない場合はサイコマジックを用いています」サイコマジックとは、相談者の話をよく聞き、相手の無意識と監督の無意識をコネクトし、監督の心に浮かんだことを実践してもらうこと。方法は人それぞれなのですが、例えば「綱渡りを習う」「牛の血を全身に浴び、そのまま出かける」など、実現の難しいことばかり。しかし、忠実にそれにトライすることで、“リアリティのダンス”(偶然の助け)が起き、実現したとき、問題も同時に解決に向かうという手法です。映画『リアリティのダンス』は、少年時代、威圧的な父親に苦しめられたというホドロフスキー監督が、原点に立ち返り、自分自身の過去を転換させるための作品。そこには、数多くのサイコマジックの実例が登場します。例えば、暗闇を恐れ、夜中に泣き出したホドロフスキー少年の全身に、母親が靴墨を塗って真っ黒に染めるシーン。闇に同化することで恐怖心を取り払うというのは、監督流の心理療法だと言います。その他にも、父親が病気になったときに母親がある方法で癒すシーンや、自らの中の“高圧的な父の象徴”を壊すことで問題を解決するシーンなど、いくつものサイコマジックが描かれていました。どれも印象的でショッキングな場面ではあるのですが、小川さんの「私たちは、彼の作った映画を観ることによって、そのサイコマジックを擬似的に体験することができるんです」という言葉を聞き、なるほどと納得させられました。・タロットカードの象徴も作品には、監督がフィリップ・カモワン氏と共に復元したマルセイユ版タロット「ホドロフスキー・カモワン・タロット」の象徴もたびたび登場します。“星の女神”や“皇帝”、“盃の女王”、そして“骸骨”などが現れるので、タロットの知識がある方は、見つけるだけでもワクワクするかもしれません。また、西洋魔術に影響を与えていると言われるユダヤの神秘思想「カバラ」の象徴が出てくる場面も。一度観た後、あのシーンには本当はどんな意味があったのか?と調べたり、詳しい人に話を聞いてみたりしたら、それも面白いんじゃないかと思います。もちろん、タロットやカバラのことがわからなくても十分に楽しめる作品なのでご安心を!何かしら決別したい過去を持っている人なら、誰でも無意識のうちでホドロフスキー少年に共感したり、その苦しみを自分のものとして捉え、彼と一緒に前進したい、過去のしがらみから抜け出したい、と思えるようになるんじゃないかなと。過去の苦しかった自分を癒し、そこから来る悩みを解決したい!と思うみなさん、ぜひこの映画を観て、“今”を輝かせるためのパワーを受け取ってくださいね!(文=編集J)◆小川トモコ京都のカフェオパール()店主/ホドロフスキーが復刻したマルセイユタロットを扱うタロットリーダー【『リアリティのダンス』公開記念イベント】◆元天井桟敷劇団員3人が語る寺山修司とホドロフスキー2014年7月20日(日)19:00上映スタート / 21:20トークスタートゲスト:安藤紘平、森崎偏陸、浅井隆(UPLINK社長)詳細・予約◆ホドロフスキー来日“撮って出し”インタビュー映像大公開!!2014年7月21日(月)19:00上映スタート /21:10“撮って出し”映像上映スタート詳細・予約◆タロットリーダーとしてのホドロフスキー、そしてカモワン・タロットの世界について2014年7月22日(火)19:00上映スタート / 21:10トークスタートゲスト:スキップ・スワンソン(カモワン・タロット認定講師)詳細・予約◆「アレ★アレ★シネマトーク」番外編!ホドロフスキーにまつわるアレ!2014年7月24日(木)19:00上映スタート / 21:20トークスタートゲスト:ロバート・ハリス(DJ・作家)、中島朋人(俳優・鉄割アルバトロスケット)、高橋キンタロー(イラストレイター)、佐々木誠(映像ディレクター/映画監督)詳細・予約『リアリティのダンス』■監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー■出演:ブロンティス・ホドロフスキー(『エル・トポ』)、パメラ・フローレス、クリストバル・ホドロフスキー、アダン・ホドロフスキー■音楽:アダン・ホドロフスキー■原作:アレハンドロ・ホドロフスキー『リアリティのダンス』(文遊社)■配給:アップリンク/パルコ(2013 年/チリ・フランス/130 分/スペイン語/カラー/1:1.85/DCP)(c) “LE SOLEIL FILMS" CHILE・“CAMERA ONE" FRANCE 20132014年7月12日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、 渋谷アップリンク、キネカ大森ほか、全国順次公開
2014年07月19日映画『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』の公開を記念して12月22日(土)、早稲田大学・大隈記念講堂にて主演の阿部寛、行定勲監督、同校で恋愛学を教える森川友義教授、同じく同校で映画人の育成に取り組む安藤紘平教授によるトークセッションが開催。学生600人からの質問に答えながら愛についての講義が行われた。松生はかつて妻子を捨てて一緒になった艶(つや)がまもなく亡くなろうとしている中で、恋に奔放な彼女がこれまでに関係を持った男たちに彼女の現状を伝えることを決意する。松生の連絡を受けた男たちの恋人や妻、また松生自身がかつて捨てた妻子らの人生に艶の存在は少しずつ影響を及ぼすことになるが…。恋愛学の権威と称され、ドラマ「結婚できない」に登場する大学教授のモデルでもある森川教授は、映画の中の艶がどのような女性であるかについて「まず第一に男性遍歴が多く見かけがよい。第二に恋を求める女性であり脳内伝達物質のドーパミンが多い。第三に性欲が強く男性ホルモンのテストステロンが多い」と学術的・科学的に分析する。すると、数々のラブストーリーを手がけ“恋愛映画のマエストロ”と称される行定監督は「カッコ悪いし、この言い方はやめてくれって思ってます」と苦笑いしつつ、森川教授の分析については「僕は艶はそんなに美人ではないと思ってます。美人じゃないけど、何故か惹かれるタイプの女性だと思う」と真っ向から反対意見を語る。恋愛に一家言を持つ2人の講義は初っ端からヒートアップ。すかさず森川教授が「艶は(劇中で)即決即断してる。短時間で男を惹きつけるのはある程度の見かけの持ち主」とデータから反論すれば、行定監督は「事件史を見ても悪女は美人じゃないことが多い」と語るなど、それぞれのアプローチで艶の人物像について考察を重ねる。艶と彼女の夫・松生の関係についても森川教授は「2人の結びつきは弱いと思います。松生は内向的なタイプ。素敵な女性と駆け落ちすることができて彼女のことが好きでたまらないけど、艶はそうでもない状態。夫婦間はセックスレスで松生は若いときの恋愛経験が少ない」という見方を語る。阿部さんは講義の冒頭はこっそり会場の後ろの席で監督と森川教授の話を聞いており、松生に関する分析が話題に上ったところで学生たちの間を通って登壇。改めて自身が演じた松生について「あまりに過激なものを与えてくれる女性が現れたことで、(理性が)狂ってしまったんだと思う」と語り、看病に勤しむ松生のスタンス、そして彼が映画の最後に漏らすある言葉について「愛しきった感、やりきった感として艶に送った言葉なのかなと思います」と独自の考えを明かした。さらに松生を含め、劇中の男たちについて「見ててかわいく思える。弱くて女々しくて愛らしい」とシンパシーを口にする阿部さん。行定監督は10代から60代までの女優陣をそれぞれ演出して「若い人の方が恋愛に対してドライなのが伝わってくる。風吹(ジュン)さんや大竹(しのぶ)さんの方がウェットなんです」と世代による恋愛観の違いについて語り、これには森川教授も「我々の時代は1回の恋愛が重くて貴重だったのが、いまは取り換え可能になっている。3組に1組が離婚する時代」と同意を示した。ちなみに阿部さんは早稲田大学に足を運ぶのはこれが初めて。自身は中央大学理工学部を卒業しているが「ほぼ男子で、女子短大に勧誘に行っても早稲田か東大にほとんど取られてて、『そりゃ勝てねーか…』と悪意を抱いてました」と告白。この日も壇上から客席を見渡し「キレイな人が多いですね」とついつい女性に目が行ってしまうよう?自身が体験したのとは違う大学生たちの様子を羨ましそうに眺めていた。『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』は2013年1月26日(土)より全国にて公開。■関連作品:つやのよるある愛に関わった、女たちの物語 2013年1月26日より全国にて公開© 2013「つやのよる」製作委員会
2012年12月22日フィギュアスケートの安藤美姫さんが海外に拠点を移したのは2005年のこと。最初は英語に苦手意識があり、海外生活にも抵抗があったそうですが、今では、記者会見も通訳なしで受け答えするまでに英語が上達し、むしろ、海外の方が過ごしやすいと言います。そんな安藤さんに生きた英語を身につけるコツや、英語の魅力について伺いました。■世界のトップスケーターとして英会話能力は必須――英語を勉強しようと思ったきっかけを教えてください。2006年、ニコライ・モロゾフコーチに師事したときにすすめられたのがきっかけですね。「会見で通訳をつけているのは日本人くらい。世界で活躍するトップスケーターとして、英語くらいは話せないと恥ずかしい。それに、視野を広げるという意味でも話せたほうがいい」と言われたんです。その前の年に拠点をアメリカに移していたんですが、友達もいないし、英語も話せないし……、正直とても苦痛で、ホームシックにもなりました。あのころは、レストランに行っても、いつも同じものばかり頼んでいましたね。発音もうまくできないし、言っていることが通じなくて、恥ずかしかったり、悲しい思いをしたりしました。でも、コーチに言われたことがきっかけで、生きた英語を友達から学ぶようになったんです。2007年ごろからは、通訳なしで、海外メディアからの取材を一人で受けられるまでになりました。当時は、「英語喋れてる」と思っていましたが、今振り返ると、一度頭の中で考えながら英単語を選んでいたので、つたなかったと思います。2010年ごろからは、海外メディアからの取材でもスムーズに話せるようになっていました。自分で当時のインタビューを見比べてみても、かなり上達したことが分かります。英語が話せるようになったことで、海外での生活がとても楽しくなりました。言葉の壁がなくなって、アメリカや海外の文化に触れられる機会が増えましたし、交流がなかった選手と仲良くなることもでき、視野が広がりましたね。■英語では気持ちをストレートに表現することが大事――海外生活をして、日本との違いを感じたことを教えてください。アメリカに行く前、日本では「安藤美姫がいる!」と注目されるけど、相手も遠慮がちに接してくるので、精神的に疲れてしまっていたと思います。でも、アメリカだと、世界チャンピオンが来てくれてうれしい」とリスペクトしながらも、本当にフランクに話しかけてくれるので、気持ちが楽でした。こんな感じで、欧米人は感情をストレートに表現します。元々私も、日本人にしては感情を表に出す方だったのですが、アメリカのホームステイ先の方に「美姫、感情出して!」と言われたことがありました。それまで、「どちらでもいいです」、「大丈夫です」といった曖昧な返事など、日本人特有のオブラートに包んだ表現で喋っていたのが、原因でした。日本人のいいところではあると思うのですが、アメリカでは逆に相手を戸惑わせるようです。また、日本人は悪い時は「もっとこうしてほしい」と注文を出すけど、いい時は何も言わないですよね。私も、衣装を作ってもらって、気に入った時にあまり意見を言わないと、担当の方が「衣装が気に入らなかったのかな」と不安に思われたという経験があります。そんな経験から、欧米では、「Yes」「No」をはっきり伝えないと信頼関係が築きにくいということを実感しました。■感情やシチュエーションと言葉をリンクさせることが実用的な英語を身につけるコツ――相手に伝わる英語を話すコツを教えてください。大事なことは、感情をそのまま表現することだと思います。日本語は、悲しくても、うれしくても感情を抑えるので、抑揚が少ないですよね。一方、英語は、怒りも喜びも悲しみも、感情表現がとにかく豊かで、ジェスチャーもつけて体全体で感情を表現します。それから、教科書では、「How are you?」と聞かれたら「I’m fine!」とか「I’m good!」と決まったアンサーを教えられていますけど、そもそもネイティブは「I’m fine!」なんて言いません。実際には、「I’m OK.」とか「I’m sad.」とか、「I’m tired.」とか、そのときの気持ちに応じたいろんな言葉が返ってきます。そういうのが段々分かるようになって、今では、感情をそのまま表現にすればいいんだなと気づきました。以前、英語を勉強していた日本の友人が、外国人と実際に話した時に、全く通じなかったと言っていました。その話を聞いて、定型文を覚えるのではなく、シチュエーションと言葉をリンクさせて覚えることが大事だと思いました。だから、外国人と話す機会があれば積極的に話した方がいいですし、ない場合は、洋画を見たり、海外ドラマを見たり、生きた英語に触れることが大切なのではないかと思います。■「L」と「R」の発音の区別が日本人には難しい。――英語が話せるようになるために苦労したことはありますか?「L」と「R」の発音の区別が難しかったですね。以前、行きつけのカフェに「Marble loaf」っていうパウンドケーキがあったんですが、注文時に「L」も「R」で発音してしまっていて、一緒にいた友達に「犬の鳴き声みたい」って笑われたんです。犬の鳴き声の「bowwow」の音に似ていたらしいんです(笑)。でも、同時に「直したほうが美姫のためだから」って言ってくれて、それからは、「じゃあ、“Clean my room”って言ってみて」、など「L」と「R」の発音を区別するためにいろんな課題を出してくれて、生きた英語が学べましたね。■将来の夢は、コーチになって日本の選手を海外に連れて行くこと――英語を学ぶことで、競技に影響はありましたか?英語が話せるようになったこともそうですが、モロゾフコーチに出会ったこと、海外で競技生活を送ったことで表現の幅が広がったと思います。フィギュアスケートが表現を重んじるスポーツであり、アートとして成り立つスポーツであるということを強く感じることができました。プラグラムもガラッと変えてシニアとしてのイメージづくりをしたのもアメリカでのことです。また、表現を磨くうえで、英語が理解できたことはプラスになったと思います。コミュニケーションがスムーズになりましたし、プログラムで使う曲のストーリー性を理解するのにも役立ちましたから。――将来の目標を教えてください。コーチになるのがスケートを始めたときから、私の夢なんです。門奈裕子先生という、とても尊敬するコーチがいて、憧れてスケートを本格的に始めたので、門奈先生みたいになりたいという思いはあります。それから、自分自身が海外での経験を通して、すごく刺激を受け、成長できたので、将来有望な日本選手を積極的に海外に連れて行けたらなと思っています。■お話を伺った方安藤美姫(あんどうみき)さん愛知県名古屋市出身。トヨタ自動車所属。9歳で本格的にスケートを始め、翌年の全日本ノービスBクラスで3位入賞を果たす。世界の公認大会で4回転ジャンプ(サルコウ)を成功させた唯一の女子選手。2011年世界選手権優勝、四大陸選手権優勝。2010年全日本選手権優勝、2010年バンクーバーオリンピック 5位入賞。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日安藤証券は、7月27日まで、 「エイチエスビーシー・バンク・ピーエルシー(HSBC Bank plc)ニュージーランド・ドル建ディスカウント社債」の売り出しを行っている。同債券は額面10,000ニュージーランド・ドル単位で申込み可能。発行日は7月30日、償還日は2027年7月30日で、利回りは年4.276%、利率は年0.50%(課税前)。売り出し価格は額面金額の58.50%、償還価格は額面金額の100.0%となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月10日安藤証券は、7月31日まで「夏のニュージーランドキャンペーン」を実施している。同キャンペーンでは、期間中に、対象商品(ニュージーランド株式ファンド、HSBC Bank plc ニュージーランド・ドル建ディスカウント社債)の買付金額合計が1,000万円に達する度に、5万円分のVJAギフトカードが贈呈される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月10日安藤証券は9日、昨年7月に設立した子会社のカレラアセットマネジメントによる第一号の投資信託「ニュージーランド株式ファンド」の取扱いを開始したと発表した。同ファンドは主に、ニュージーランドの上場企業または同国で主要な事業を展開する企業の株式、預託証券、優先株式ならびに株価に連動する効果がある有価証券、不動産投資信託証券等に投資するファンドで、中長期的な信託財産の成長を目指すという。募集期間は7月9日から25日。設定日は7月26日(以降継続募集)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月10日スポーツメーカー「ASICS」がアメリカで活躍することを夢見る人たちを応援するプロジェクト『33DREAMS(サーティースリードリームス)』の授賞式に、複数の肩書きを持ち、自由な働き方をする女性として話題になっている、ノマドワーカーの安藤美冬さんがトークショーに登場。受賞者5人全員が女性ということで、女性の視点で「夢の叶え方」について語った。数々の夢を叶えてきた安藤さんに、トークショー終了後、「理想の自分に出会える働き方」というテーマで独占インタビューを行った。1.自由度の高い働き方を追求したい2年前まで出版社で働いていた安藤さん。その頃から「会社員」というアイデンティティや1つの固定されたデスクに縛られて働くことに疑問をもち、原稿書きや企画出しのときは喫茶店や訪問先の企業のロビーなどで考えをめぐらせ、「マイルール」と称して毎月100人以上の人たちと新規に出会う機会を設けたり、twitterで実名で積極的に発信を行なったりしながら、自分の働き方を追求していた。慶應義塾大学在学中に交換留学したオランダでは「ワークライフバランス」発祥の地ならではの多様な働き方に触れ、日本という場所に活動のフィールドを限定させないだけでなく、1つの肩書きや収入にとらわれずに自由に働きたいと考えるようになった。2.身軽さが一番のメリット働く場所を1つに限定しない「ノマドワークスタイル」を実践してよかったことは、街全体がオフィスになること。スマートフォン片手に移動中の電車であっても効率的に作業ができ、仕事を持ち運べる、つまり「ポータル化」しているのがすごく楽しいと語る。ノマド的に働くポイントは、「身軽さ」。余計なモノを持たずにあちこちを移動しながら働くだけでなく、自分自身の心境や環境の変化に即対応できるように、普段から「身の丈」に合わせた生活を送ること。例えば、賃料の高いオフィスは借りずに、シェアオフィスのデスク1つを仕事場の拠点にする。心身共にシンプルな状態にしておくことが大切だと語る。3.SNSで発信することでモチベーションを管理逆に、自由度の高い働き方において苦労していることは?との問いには、「モチベーションを保つこと」との答えが。働く場所を限定せず、会社にも依存せず、プロジェクトごとに個人や企業を含む様々な人たちと関わるスタイルは自由と共に大きな責任もつきまとう。だからこそ、常に自分のやる気と集中力の維持に気を遣うそうだ。モチベーションを管理する1つの方法として安藤さんが紹介してくれたのは、なんと「ソーシャルメディア上で発信すること」だそう。その理由は、twitterなどで不特定多数の人に「これをやる」「頑張ります」と宣言することで適度にプレッシャーをつくりだせるからだそうだ。実際、昨年12月には「個人のブランドをつくる学校をつくりたい」と発信、3ヶ月後にはスピード開校させた。トークショーで「夢」について語る津田大介さん(左)と安藤美冬さん(右)4.WhatではなくHowを追いかける意外だが、約7年間の会社員時代を経て独立するも、実は、やりたいことが見つからなかった安藤さん。カフェを経営したい、ゲストハウスを運営したいと次々とアイデアだけは浮かぶものの、どれに対しても、人生をかけるほどの情熱がでなかったと話す。自分探しをし続けて、やりたいことがなかなか決められなかったコンプレックスを抱えていた経験から導き出したのは、『何をやるか(WHAT)』ではなく『どんな働き方をしたいのか、どんな人生を送りたいのか(HOW)』を追求すればいい、というメッセージ。仕事や職種を追いかけるのではなく、自分らしいスタイルをまず確立させることで働き方の新しい視点が見えてくる。こうした安藤さんの言葉に、「やりたいことが見つからない」多くの女性たちは勇気づけられるのではないだろうか。トークショーの中で、「5年前に願った夢はすべて叶った」と話していた安藤さん。5年前の27歳に「5年後の32歳の自分」に宛てた手紙が最近見つかったそうで、手紙で宣言していた数々の夢がその通りに実現して大変驚いたそう。もし今手紙を書くとしたら、次は“2年後の自分”に宛てた手紙を書きたいと言う。安藤さんの今後の活躍からますます目が離せない。(ウーマンエキサイト編集部)
2012年07月10日安藤証券は25日、7月17日約定日分より、インターネット取引「美(ちゅ)らネット 24」の取扱商品の手数料を引き下げることを発表した。インターネット取引「美らネット24」は2006年5月にリリースされたサービスで、今回手数料引き下げの対象となるのは、国内株式(現物・信用取引)、大阪証券取引所先物、海外証券先物取引。国内株式現物取引の場合、約定代金20万円以下の取引手数料は現行472円が105円と大幅に引き下げとなる。同社はインターネット取引における手数料を業界最低水準に抑えることで、今後の顧客拡大を目指すという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月26日『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八監督が、小説すばる新人賞を受賞したベストセラー小説を映画化した『桐島、部活やめるってよ』の無料試写会が7月3日(火)に早稲田大学で実施されることが決定した。その他の写真『桐島、部活やめるってよ』は、成績優秀で彼女は校内一の人気者というバレー部のキャプテン桐島が、ある日突然、部活を辞めたことで、歪みはじめる人間関係を描いた青春映画。神木隆之介を主演に迎え、橋本愛、大後寿々花らが出演する。今回の試写会は、原作者の朝井リョウ、吉田監督、プロデューサーの枝見洋子氏が早稲田大学出身であることから実現。当日は上映後に、吉田監督と枝見氏、映像作家としても知られる安藤紘平教授が登壇し、Q&Aが行なわれる予定だ。参加希望者は事前受付不要で、当日、直接会場に来場すれば、定員 1100人まで無料で入場できる。学生だけでなく、一般の観客も参加できるため、当日は多くの観客が足を運ぶことが予想される。映画『桐島、部活やめるってよ』公開記念特別試写会&Q&A日時:7月3日(火)16:00開場/17:00開映※上映後Q&Aあり19:00~19:40会場:早稲田大学大隈大講堂(定員1100名)登壇者:吉田大八監督、枝見洋子プロデューサー、安藤紘平教授対象:学生・教職員・一般(事前受付不要/当日直接会場へ)『桐島、部活やめるってよ』8月11日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年06月08日5月5日(土・祝)に東京・Shibuya O-Nestで2マンライブを行う岡野宏典と大知正紘が、Ustreamで生ライブを配信する。大知正紘ライブ情報大知正紘は小林武史プロデュース初の男性ソロアーティストとして、2010年『さくら』でデビュー。昨年は大型フェスに数多く出演し話題の新人アーティストとして注目を集めた。そんな彼が同じストリートライブ出身の岡野宏典と企画したのが、2マンライブ「大知正紘の全力企画「岡野と大知」」。今回、その直前スペシャルと銘打ってUstream 生配信プレライブを行う。配信は4月23日(月)21時より。Ustreamだけの演奏楽曲もあり、プレミアムな内容になるという。■大知正紘の全力企画「岡野と大知」【日程】2012年5月5日(土・祝)【時間】開場17:30/開演18:00【会場】Shibuya O-Nest【出演】岡野宏典/大知正紘
2012年04月20日シンガーソング・ライター大知正紘が5月5日(土・祝)に東京・Shibuya O-Nestで岡野宏典と2マンライブ『大知正紘の全力企画「岡野と大知」』を開催する。大知正紘公演情報大知は2010年春『さくら』(Produced by 小林武史)でデビュー。2011年夏にはapbankfesやSETSTOCK、SWEET LOVE SHOWER、ベリテンライブなど多数の大型フェスやイベントに出演、話題の新人アーティストとして注目を集めた。 そんな彼が企画する岡野宏典との2マンライブ。ともにストリートライブ出身のふたりがどんな熱いステージを繰り広げるか、ご注目を。チケットの一般発売は4月1日(日)午前10時より。一般発売に先がけて現在オフィシャルサイト先行販売も実施中。3月29日(木)午後11時59分まで受付。■大知正紘の全力企画「岡野と大知」【日程】2012年5月5日(土・祝)【時間】開場17:30/開演18:00【会場】Shibuya O-Nest【出演】岡野宏典/大知正紘
2012年03月27日安藤沙耶香、9月20日に井川祐輔と入籍していたモデルの安藤沙耶香(30)が自身のブログで今年の9月20日にJリーガー・川崎フロンターレの井川祐輔さんと入籍していたことを発表した。井川祐輔さんは、2008年5月、キリンカップサッカー2008で岡田武史監督から日本代表メンバーに初招集されたJリーガーだ。井川祐輔さんも自身のブログで結婚を明らかにし、安藤を守り、支えていき幸せな家庭を築いて行くことを記し、サッカー選手としても精進して行くと誓っている。何故、結婚発表が遅れたのか?9月20日に入籍を済ましながらも発表が2カ月以上後になった理由として二人はブログで、12月3日まではJリーグのシーズン中という大切な時期だったので、12月5日の報告になったと記している。また、所属事務所によると知人を通じて知り合った9月20日の交際記念日に入籍したという。安藤は妊娠は無く仕事も続けて行くという。元の記事を読む
2011年12月06日まもなく公開となる『SR2 サイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』に女子ラッパーチーム「B-hack」の一員として出演している安藤サクラから、シネマカフェに向けてメッセージが到着した。「B-hack」のプロモーションビデオと併せてお届け!低予算作品ながら第19回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のグランプリを受賞し、3度のリバイバル上映が行われるなどロングランのヒットを記録した『SR サイタマノラッパー』の続編となる本作。群馬の女子ラッパーチームのメンバーたちが、ライヴ実現に向けて奔走する姿が描かれる。安藤さんと言えば、昨年公開された園子温監督の『愛のむきだし』で鮮烈な印象を放ち、先頃公開された『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』でも体を張った演技で高い評価を得ているが、本作ではチームの一員・みっつー役で初めてのラップにも果敢に挑戦している。メッセージと共に到着した「B-hack」のPVでは、山田真歩演じるアユム、安藤さん扮するみっつーらメンバー5人がセーラー服姿で歌って踊り、メンバーひとりひとりが紹介される。安藤さんのコメントと共に、セーラー服と実家の旅館のハッピに身を包んだ“借金旅館ラッパー”ことみっつーの熱演をお楽しみあれ!『SR2 サイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』は6月26日(土)より新宿バルト9ほか全国にて順次公開。※こちらの動画メッセージおよびPV映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:SR2 サイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜 2010年6月26日より新宿バルト9ほか全国順次公開© 2010「SR2」CREW■関連記事:父への思いをラップで披露安藤サクラ、父・奥田瑛二を「割としょうもないオヤジ」今度は女子ラッパー!『SR2 サイタマノラッパー2』試写会に5組10名様ご招待ラップ女子に萌え?『サイタマノラッパー2』予告編を先行配信ヒップホップ・スタイルで登場の大江裕が「“夕張”大将」&ラップを披露!
2010年06月25日