映画『彼女がその名を知らない鳥たち』が、2017年10月28日(土)より、新宿バルト9ほか全国の劇場で公開される。原作は、“イヤミスの女王”と評される小説家・沼田まほかるによる同名の人気小説。実写化にあたって、監督に『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』の白石和彌を迎え、“共感度ゼロ”の最低な女と男がたどり着く究極の愛を描いた異質なラブストーリーを映像化する。物語に登場する“最低な”4人“嫌な女“北原十和子 - 蒼井優主演・蒼井優が演じる北原十和子は、働きもせず同居人の陣治の稼ぎをあてに堕落した生活を送っているが、その陣治を毛嫌いしている。昔の男・黒崎が忘れられず、新しい男・水島との不倫に走る自分勝手で“嫌な女“。“下劣な男”佐野陣治 - 阿部サダヲ「十和子のためだったらなんでもできる」と言い、嫌がられながらも執拗に電話をかけたり、尾行をしたりと異様なほど十和子に執着している。地位もお金もなく、不潔でちんけで“下劣な男”佐野陣治役は阿部サダヲ。“ゲスな男”水島真 - 松坂桃李端正なルックスと柔らかな物腰、一見誠実そうな風貌ながら、その実、自分の性欲のためだけに動いており、ロマンティックな夢や趣味を臆面もなく語るがその内容は薄い。妻子がありながら十和子と肉体関係を結ぶ“ゲスな男”水島真を演じるのは、松坂桃李。“クズな男”黒崎俊一 - 竹野内豊十和子の昔の恋人。スマートで羽ぶりもよいが、上昇志向が強く自身の出世や保身のためなら女を道具に使うことも厭わない。別れる時に十和子の心にも体にも傷が残る手ひどい仕打ちをした“クズな男”黒崎俊一役に竹野内豊。サブキャラクターのキャストも続々決定サブキャラクターのキャストが決定した。メインキャラクターに負けず劣らず”共感できない”人々を演じるのは、確かな演技力を持つ実力派俳優たち。 黒崎の妻・カヨ役には村川絵梨、黒崎の失踪を追う刑事・酒田役には赤堀雅秋、十和子の姉役 に赤澤ムック、カヨの叔父で不気味な謎の男・國枝役を、先日急逝した中嶋しゅうが務める。蒼井優、日本アカデミー賞で初の最優秀主演女優賞を受賞第41回日本アカデミー賞で、蒼井優が最優秀主演女優賞を受賞した。彼女にとって同部門での最優秀賞受賞は初のこと。それを受け、蒼井は受賞式で感激の涙を流した。当日は、洗練された黒のドレスにヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)の「ア シュヴァル イヤリング」を着用。ラウンドカットのダイヤモンドがまばゆいばかりに輝く同アイテムが、彼女を上品かつ華やかにみせた。ストーリー八年前に別れた男・黒崎を忘れられない十和子は、今は15歳上の男・陣治と暮らしている。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治を激しく嫌悪しながらも、彼の稼ぎで働きもせず日々を過ごしていた。ある日、十和子は黒崎の面影を思い起こさせる妻子ある男・水島と関係を持ち、彼との情事に溺れていく。そんな時、家に訪ねてきた刑事から「黒崎が行方不明だ」と知らされる。どんなに足蹴にされても文句を言わず、「十和子のためなら何でもできる」と言い続ける陣治が、執拗に自分をつけ回していることに気付いた十和子は、黒崎の失踪に陣治が関わっているのではないかと疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯え始める――作品情報映画『彼女がその名を知らない鳥たち』公開日:2017年10月28日(土)キャスト:蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、村川絵梨、赤堀雅秋、赤澤ムック、中嶋しゅう、竹野内豊監督:白石和彌原作:沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」(幻冬舎文庫)(C)2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
2017年05月01日映画『坂道のアポロン』が、2018年3月10日(土)に全国の劇場で公開される。小玉ユキの人気コミックを実写化原作は、人気漫画家・小玉ユキにより、2007年11月号から2012年3月まで「月刊flowers」にて連載された同名の少女コミック。『このマンガがすごい!2009』オンナ編で1位を獲得したほか、第57回小学館漫画賞では一般向け部門を受賞、さらにフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」でアニメ化もされた際も、その本格的なジャズサウンドで話題を集めた人気作だ。青春×ジャズ×恋愛物語の主役は、周囲に心を閉ざしがちな転校生・西見薫と、ジャズセッションを通して薫との仲を深めていくことになる“札付きの不良”川渕千太郎、そしてそんな二人を温かく見守る心優しき同級生・迎律子の3人。初めてできた親友、初めての片思い、千太郎を通じて知ったジャズの魅力。長崎県・佐世保市を舞台に、切ない恋と胸を打つ友情、そして音楽がまぶしく交錯する青春音楽ラブストーリーだ。キャスト周囲に心を閉ざしがちな主人公・西見薫 - 知念侑李都会から長崎県・佐世保市へと引っ越してきた転校生で、周囲に心を閉ざしがちな主人公・西見薫を演じるのは、映画単独初主演となるHey! Say! JUMPの知念侑李。ジャズピアノの魅力に目覚めていく役柄を演じるために昨年9月よりピアノの練習を開始、先生の手元を見て音を覚えるという集中力の高さを見せるなど、初回の練習から未経験とは思えないセンスの良さを披露しているという。秀才でプライドが高いお坊ちゃんながら、恋する女性についキスしてしまうなど、情熱家な一面もある複雑な役柄に挑戦し、新境地を開拓する。“札付きの不良”川渕千太郎 - 中川大志学校一の荒くれ者で、“札付きの不良”と恐れられるクラスメイト・川渕千太郎には、中川大志。NHK大河ドラマ「真田丸」の豊臣秀頼役で一気に幅広い年齢層へと認知を高め、2016年は映画『四月は君の嘘』『きょうのキラ君』など話題作に出演。2017年には映画『ReLIFE』で主演を務めている。情熱を注ぎ込みドラムを豪快に叩き鳴らす男を演じるため、昨年7月より練習を開始。ジャズ・ドラムは未経験ながらすぐに基礎を覚え、楽曲の練習に入ってからも、その場で習ったフレーズをすぐに叩けるという驚異の上達を見せているという。心優しきヒロイン・迎律子 - 小松菜奈そして千太郎の幼馴染で町のレコード屋の娘、薫が想いを寄せる心優しい女の子・迎律子には、2016年は5作もの映画で主役やヒロインを務め、17年もマーティン・スコセッシ監督作品『沈黙-サイレンス-』でハリウッド映画デビューを果たした小松菜奈。2017年8月には人気マンガの実写化『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』など話題作が控える彼女は、本作で中川と共に佐世保弁での演技に挑む。青春映画の名手、三木孝浩が監督メガホンを取るのは、三木孝浩。主演に生田斗真、ヒロインに広瀬すずを迎えた『先生!』、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『ホットロード』『ソラニン』などを手掛けてきた青春映画の名手だ。映画だけでなく多数のミュージックビデオも手掛けるなど、自身も音楽好きだという三木は、「キュンとしたり、切なくなる友情・恋模様は勿論のこと、やるからには“最高の音楽シーン”を目指す」本作についての意気込みを語っている。主題歌は小田和正の書き下ろし『坂道を上って』主題歌は、小田和正が映画のために書き下ろした新曲「坂道を上って」。小田和正は楽曲提供について「ボクの高校も海を見下ろす高台にあったので、やはり坂道を上って通っていました。中学高校と6年間。この曲を書きながらその頃のあれこれを思い出すことになりました。自分の書く曲が見る人たちの想いに少しでもそうことが出来れば嬉しいです。」とコメントしている。作品情報映画『坂道のアポロン』公開時期:2018年3月10日(土)出演:知念侑李(Hey! Say! JUMP)、中川大志、小松菜奈、真野恵里菜、山下容莉枝、松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.)、野間口徹、中村梅雀、ディーン・フジオカ監督:三木孝浩脚本:髙橋泉原作:小玉ユキ「坂道のアポロン」(小学館「月刊flowers」FCα刊)© 2018小玉ユキ・小学館/映画『坂道のアポロン』製作委員会
2017年05月01日2009年度「このマンガがすごい!オンナ編」第1位に輝き、「第57回小学館漫画賞」を受賞した小玉ユキの人気コミック「坂道のアポロン」が実写映画化されることが決定。映画単独初主演となる「Hey!Say!JUMP」の知念侑李、共演に中川大志と小松菜奈と、いまをときめく若手キャストたちで、切ない恋と、胸を打つ友情、そして音楽がまぶしく交錯する青春音楽ラブストーリーを紡ぐ。長崎県・佐世保市。高校1年生の西見薫は、父を亡くし親戚の暮らすこの町へと引っ越してきた。優等生で周囲に心を閉ざしがちな薫だったが、“札付きの不良”と恐れられるクラスメイト・川渕千太郎と、心優しいクラスメイト・迎律子との出会いが彼を変えていく。初めてできた親友、初めての片想い、千太郎を通じて知ったジャズの魅力…。海辺の街を舞台に、切ない恋と、胸を打つ友情、そして音楽がまぶしく交錯する――。原作は、2007年11月号から2012年3月まで「月刊flowers」(小学館)にて連載された小玉氏の少女コミック。2012年4月にはフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」にて人気声優の木村良平、細谷佳正らを迎えアニメ化され、本格的なジャズサウンドが話題となった。そんな人気の本作を、今回『僕等がいた』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『先生!』などを手掛ける青春映画の名手、三木孝浩監督が映画化する。主演の知念さんが演じるのは、都会から長崎県・佐世保市へと引っ越してきた転校生で、周囲に心を閉ざしがちな西見薫。『超高速!参勤交代』シリーズや『金メダル男』、7月公開の『忍びの国』にも出演する知念さんだが、ラブストーリーは今回が初挑戦!秀才でプライドが高いお坊ちゃんながら、恋する女性についキスしてしまうなど、情熱家な一面もある複雑な役柄に挑戦し、新境地を開拓する。知念さんは、「脚本を読んだとき、最近の実写化映画にはない素朴さや繊細さが魅力的な作品だと感じました。そんな魅力を伝えられるよう三木監督の元で素敵なキャストの皆さんとともに演じていきたいと思います」と意気込む。また、ジャズピアノの魅力に目覚めていく役柄を演じるため、昨年9月よりピアノの練習を開始。電子ピアノを購入するなど気合十分で、さらに持ち前のセンスの良さを発揮し、2度目の練習をした際は家で自主練して完璧に覚えてくるという完璧主義な一面を見せているそう。知念さんは、「この作品でキーとなるジャズは絶賛練習中です。主人公のようにジャズを楽しみながら撮影していきたいと思います」と語っている。そして、学校一の荒くれ者で“札付きの不良”と恐れられるクラスメイト・川渕千太郎役に、大河ドラマ「真田丸」の豊臣秀頼役で一気に幅広い年齢層へと認知を高め、『四月は君の嘘』『きょうのキラ君』『ReLIFE リライフ』に出演する中川さん。千太郎の幼なじみで町のレコード屋の娘、薫が想いを寄せる心優しい女の子・迎律子役に、マーティン・スコセッシ監督作品『沈黙-サイレンス-』でハリウッド映画デビューを果たした小松さんが決定。中川さんもまた、ジャズに情熱を注ぎ込みドラムを豪快に叩き鳴らす男を演じるため、昨年7月より練習を開始。小学生の頃に1年だけドラムを習ったものの、ジャズ・ドラムは未経験。しかし、いまではその場で習ったフレーズをすぐに叩けるという驚異の上達を見せており、さらに電子ドラムを自ら購入し、家での自主練も欠かさないという気合いの入り方。本作のエネルギッシュで情熱的なジャズ、儚く、繊細な人間関係に、一気に心を奪われたと言う中川さん。自身も音楽好きとあって、「役を通して音楽も表現出来るこの作品に参加出来ることがとても嬉しいです。千太郎の叩く、力強く語りかけてくるようなドラムを、スクリーンで思いっきり表現出来るよう全力で臨みたいと思います」とコメント。そして小松さんは、本作で中川さんとともに“佐世保弁”での演技に挑戦。「今回この映画では、佐世保弁のセリフなので慣れない言葉遣いですが、それに引っ張られず感じたことや感情を大事にして、初めて共演するお2人と現場で起こる化学反応を楽しみながら撮影に挑みたいです」と話している。『坂道のアポロン』は2018年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年04月28日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの知念侑李が、映画『坂道のアポロン』(2018年公開)に主演することが28日、わかった。知念にとっては初の単独主演映画となる。同作は小玉ユキによる同名コミックを実写映画化。『このマンガがすごい!2009』オンナ編で1位を獲得し、第57回小学館漫画賞一般向け部門を受賞、フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」でアニメ化され、本格的なジャズサウンドが話題となった。知念が演じるのは、父を亡くした転校生・西見薫。秀才でお坊ちゃんながら、恋する女性についキスしてしまうなどの一面も持ち、知念にとっては初の本格ラブストーリーへの挑戦となる。また、ジャズピアノの魅力に目覚めていく役柄のため、昨年9月よりピアノの練習を開始、電子ピアノを購入して挑む。知念は初回のピアノ練習から未経験とは思えないセンスの良さを見せ、家で行った自主練習により完璧に覚えて現れたという。ピアノの先生の手元を見て音を覚えるという、集中力の高さも見せた。札付きの不良と恐れられるクラスメイト・川渕千太郎を演じるのは、中川大志。昨年7月よりジャズ・ドラムの練習を始め、電子ドラムを自ら購入し、家での自主練も欠かさず行っている。また、レコード屋の娘・迎(むかえ)律子役には、小松菜奈が決定し、佐世保弁での演技に挑む。青春映画の名手で、『青空エール』『陽だまりの彼女』『ホットロード』、そして2017年は『先生!』公開を控える三木孝浩監督がメガホンをとる。原作の小玉は「自分の作品が実写映画になるということが未だに信じられません」と驚き、「ジャズを奏でる生身の彼らを大きなスクリーンで見られると思うと、いてもたってもいられなくなります」と期待を寄せた。○出演者コメント■知念侑李この度、西見薫という役で主演をさせて頂きます。脚本を読んだ時、最近の実写化映画にはない素朴さや繊細さが魅力的な作品だと感じました。そんな魅力を伝えられるよう三木監督の元で素敵なキャストの皆さんと共に演じていきたいと思います。この作品でキーとなるジャズは絶賛練習中です。主人公のようにジャズを楽しみながら撮影していきたいと思います。■中川大志川渕千太郎を演じさせて頂く事になりました、中川大志です。初めて「坂道のアポロン」に出会った時、エネルギッシュで情熱的なジャズ、儚く、繊細な人間関係に、一気に心を奪われました。僕自身、元々音楽が好きだったので、役を通して音楽も表現出来るこの作品に参加出来る事がとても嬉しいです。千太郎の叩く、力強く語りかけてくるようなドラムを、スクリーンで思いっきり表現出来るよう全力で臨みたいと思います。優しくて、真っ直ぐで、孤独だけど力強く生きる千太郎を、魂を込めて演じたいと思います。■小松菜奈三木監督とは何度かお仕事をさせていただいてますが、また三木監督の世界観にまた全然違う役柄で生きることが出来て嬉しく思います。今回この映画では佐世保弁のセリフなので慣れない言葉遣いですがそれに引っ張られず感じた事や感情を大事にして、初めて共演するお2人と現場で起こる化学反応を楽しみながら撮影に挑みたいです。迎律子ちゃんという素朴で純粋な1人の女の子を丁寧に演じられたらいいなと思います。
2017年04月28日不朽のディズニー・アニメーションをディズニー自身が完全実写化した『美女と野獣』(公開中)が、世界興収10億ドルを突破(4月13日時点)するという異例のヒットを記録中だ。ベルと野獣のロマンティックな愛の世界とその忠実なる再現、「ハリー・ポッター」シリーズでハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンのベル像など、あらゆる要素がファンを中心に支持されているが、何と言ってもディズニー音楽の名匠アラン・メンケンが手掛ける楽曲の数々を抜きに『美女と野獣』は語れない!彼の手がける音楽は、どうして人々のハートを射抜くのか、来日したアラン・メンケン氏に名曲が生まれるまでの秘話などをインタビュー。――まずエマ・ワトソンが実写版のベル役にぴったりでしたね! キャスティングについてのご感想は?最高だったよ! 心からそう思うよね。それは最初から感じていたことで、エマがベル役に決まったということを聞いた時から、これ以上のキャスティングはないと思ったよ。映画を観ても、最高だと思った。もちろん、そこにいたるまでにはやるべきことがたくさんあって、さまざまなことを学ばなくてはいけなかっただろうし、歌い手としての自信もつける必要があったように思う。そこで、監督のビル・コンドンが大活躍した。エマとコラボレーションしたことで、いいパフォーマンスが生まれたんだ。――アニメーション版は1991年で、エマやアリアナ・グランデが生まれた頃だったと思いますが、この歌い継がれていく名曲という事実について、ご自身ではどのように感じていますか?それはもう、うれしいの一言に尽きるよね。若い人たちの間で評判になって、それがきっかけで舞台版が生まれたりね。作品に強い想いを寄せてくれる新しい世代たちのおかげで、自分の曲の数々が支持されていることは、本当に幸せに感じるよ。――アラン・メンケンさんの曲は、全世代の人々にすっと入っていく名曲ばかりです。作曲をする際に、どういう想いで向かい合っているのでしょうか?僕はいつもストーリーに対してキャラクターは"純粋な通り道"であろうと、可能な限り努力している。それと同時にキャラクターに対して、音楽的なボキャブラリーを見つけようともする。どれほど小さくてもいいけれど、楽曲にはユニークな味も持たせたいと思っている。ただ、それ以外については、そういう曲が生まれる理由についてはわからないかな(笑)。才能に恵まれているかもしれないけれど僕は毎回、自分の頭に質問をぶつけていて、曲を書く際はこっちの脳(心臓を指さして)で書くんだ。そうすると、いい曲が生まれてくるんだ。――今回の実写版は、全世界で記録的な興行収入を記録している最中ですが、その勝因について、どのようにお考えですか?愛され続けているミュージカルだと思うし、アニメーションのファンのノスタルジーもあると思う。どういう実写版になっているか、興味を持ってくれたからだとも思う。ただ、それだけでは、ここまでの大ヒットにはならないよね。僕たちの仕事というものは、美しく良質なものをきちんと作り上げることだったからね。何がヒットするかなど、フタを開けるまで誰にもわからないことで、その方程式がわかれば最高だろうけれどね(笑)。今回、公開後に多くの人たちの熱意が、ムーブメントになっていったわけだよ。――今回の実写版では「ひとりぼっちの晩餐会」のシーンなど、素晴らしい場面がたくさんありました。ご自身のお気に入りのシーンは、どこになりますか?僕がすごく気に入っているシーンは、ラストシーンだね。すべてのものが、元通りになっていくシーンは観ていて本当にすごいと思ったし、監督やスタッフ、キャストの力がひとつになって、素晴らしいシーンに仕上がっていると思うよ。――さて、『美女と野獣』の根強い人気は、まだまだ続きます。2020年には東京ディズニーリゾートに『美女と野獣』エリアが誕生しますが、そのことへの期待感はいかがですか?フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートで作ったみたいに、ちょっとババリア地方的なエッセンスを感じさせる村の構築は、すごく上手だったので、東京にも同じようなものを期待したい。白雪姫であれシンデレラであれ、すごくおとぎ話的なルックスを、うまくわたしたちに体験させてくれた。そういうものを観て育っている僕たちの中には、白雪姫やシンデレラがすでに暮らしているわけだ。そこにまた、僕たちが訪れることができるようになることが魅力だと思うので、東京ディズニーランドの『美女と野獣』エリアについても皆がホームと呼べるような、かつて作品を経験した想いに立ち戻れるような、そういうグッドフィーリングを与えてくれるようなエリアを期待したいよね。――"100年歌い継がれるエンターテインメント"ということで、特に若い世代には、どのようにアピールしたいですか?本当に素晴らしい映画になっていると思う。僕自身、観ている間に何度も涙したし、すごくエモーショナルな心に訴えかけてくる旅を経験できると思う。観ていて美しく、古典的なミュージカルでもある。極上のラブストーリーでもあるので、ぜひ観てほしい。アニメーション版の『美女と野獣』、舞台版の『美女と野獣』、ディズニーのファンの方であれば、クラシックの名作と呼ばれている作品の実写化なので、ぜひ観てほしい。■プロフィールアラン・メンケン1949年生まれ、アメリカ合衆国、ニューヨーク州出身。幼少期よりクラシック音楽を学び、大学卒業後に舞台音楽の作曲家を志す。1982年、ミュージカル「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」の音楽で脚光を浴び、ディズニーと契約後の1989年、長編アニメーション『リトル・マーメイド』の楽曲が、アカデミー賞の作曲賞、歌曲賞を受賞。以後、1991年の『美女と野獣』、翌1992年の『アラジン』、『ポカホンタス』、1996年の『ノートルダムの鐘』など数々の名曲を生み出し、アカデミー賞に8度ノミネート、作曲賞・歌曲賞をそれぞれ4度受賞するなど、稀代の作曲家として不動の地位を獲得する。今回の実写版では、「ひそかな夢」など、3曲の新曲を影響。オリジナルの世界観を補完する新作として評価を得ている。(C)2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2017年04月27日「原作、そして台本を読み進めるほどに、この作品を生身の人間が映像化するハードルの高さを感じました。(原作の)ファンの皆さんには、いろんな意見もあるでしょうし、プレッシャーがなかったと言えば、完全にウソになる。現場に立つ、それだけで挑戦でした」。長年、映画にドラマと数々の主演を務めてきた木村拓哉をして、こう語らせるのが『無限の住人』の実写化プロジェクトである。原作は国内外で熱狂的な支持を集め、累計発行部数750万部を突破する沙村広明による同名コミック。謎の老婆の術によって「死んでも死なない」肉体を手にした伝説の人斬り万次が、親を殺された少女・凜から、仇討ちの用心棒を依頼され、死線を超えた戦いに身を投じる規格外の“ぶった斬り”エンターテインメントだ。万次を演じる木村さんは原作の世界観を忠実に再現すべく、壮絶なアクションをすべてノースタントでこなし、特殊メイクで右目が見えない状態で、異次元の殺陣に挑んだ。その勇姿はまさに“覚悟”の結晶として輝きを放つ。「あの空間で、いかに万次でいられるか。そして、目の前で起こる事柄にどう向き合うべきか。そのことだけを考えた現場でしたね。主演としての意識?今回は万次を演じきることに精いっぱいでしたから…」(木村さん)復讐に燃えるヒロインの凜、そして過去に賞金稼ぎに殺された万次の妹・町を一人二役で演じるのが、第40回日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞に輝いた杉咲花。文字通り、“凜”とした存在感で荒涼とした世界に立ち、一途な思いを花開かせる姿には、木村さんも思わず「もはや、役柄を超えた部分で、何が何でも守ってあげたいと思えた」とふり返るほど。杉咲さんにとっても、新たなチャレンジに満ちた本作はまさに“覚悟”の1本である。「刀を握って構えること自体が初めてでした。稽古した翌日は、箸をもつ手が震えてしまって…。正直、怖いなと思う場面もありましたし、ブルブルしていました」と杉咲さん。その度胸と女優魂に、木村さんは「いやあ、これぞ杉咲花ですよ。普通、10代の女の子があんな肉食獣だらけ(笑)の現場に放り込まれたら…いや、おれでもイヤだ!」と感嘆の表情を浮かべる。そこにあるのは確かな“信頼”だ。「杉咲花という女優さんが凜、そして町を演じてくれたことがすべてじゃないですか。いま改めて考えても、杉咲さん以外は想像もできないですから。『なぜ、万次は人を斬るのか?』という根源的な問いを投げかけてくれたし、弱いからこそ歯を食いしばり、踏ん張れる…。そんな凜の魅力を杉咲さんが見事に表現してくれた。2人の関係性は(現代的な)恋愛ではないけれど、やっぱり万次にとって、凜は愛おしい存在なので」(木村さん)「現場で『いま、確かに私は凜なんだ』と思えたのは、常に万次さんでいてくれた木村さんのおかげなんです。例えば、私しか映っていないシーンでも、目線の先で木村さんが動きやお芝居を見せてくださったからこそ、集中力を保ち、すべてを出し切ることができた。木村さんが万次さんで良かった。本当に心強かったですし、木村さんの思いやりや優しさに触れながら、役者としても、人間としてもすごく学ぶことが多かったです」(杉咲さん)(text:Ryo Uchida)■関連作品:無限の住人 2017年4月29日より全国にて公開(C) 沙村広明/講談社 (C) 2017映画「無限の住人」製作委員会
2017年04月27日松本潤主演の映画『ナラタージュ』(10月7日公開)のティザービジュアルと特報映像が27日、公開された。同作は、作家・島本理生による同名の恋愛小説を実写化。高校の時の演劇部顧問教師・葉山(松本)に想いをよせる泉(有村架純)は、卒業以来1年ぶりの再会に想いをつのらせ、葉山の方もまた泉に複雑な感情を抱える。公式サイトにて公開されたティザービジュアルでは、「一生に一度の恋。わたしには、あなたでした。」というコピーと共に、メガネ姿の葉山と、その背中に寄り添う泉の姿が。また、風呂場でびしょ濡れになりながら抱き合う2人の場面写真も掲載されている。特報映像には、葉山と再会して想いを蘇らせる泉の姿、卒業式の日の思い出、葉山の切なげな泉を見つめる表情など、2人のシーンが散りばめられる。最後にはティザービジュアルにも掲載された、風呂場でびしょ濡れになりながら泉が葉山と唇を合わせる衝撃のシーンも組み入れられている。また、すでに発表されている坂口健太郎に続き、瀬戸康史、市川実日子、大西礼芳、古舘佑太郎、神岡実希、駒木根隆介、金子大地の出演が明らかになった。
2017年04月27日主演の山崎賢人に、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、真剣佑、山田孝之、伊勢谷友介ら豪華キャストで実写化する『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。このたび、主人公・東方仗助役の山崎さんがかつてない凄みを利かせ、山田さん演じる殺人犯“アンジェロ”とも対峙する新予告が解禁となった。シリーズ累計発行部数1億部を超える人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」が、満を持して実写映画化される本作。主人公の“ジョジョ”こと東方仗助役の山崎さんをはじめ、仗助の同級生・広瀬康一役に神木さん、同じく同級生・山岸由花子役に小松さん、仗助と対立する虹村形兆役に岡田さん、形兆の弟・虹村億泰役に真剣さん、仗助の母親・東方朋子役に観月ありさ、仗助の祖父・東方良平役に國村隼、さらに町の平和をおびやかす“アンジェロ”こと片桐安十郎役に山田さん、仗助を導く空条承太郎役に伊勢谷さんと、若手俳優からベテランまで豪華競演で贈るジョジョの世界が、いよいよ明らかに。今回解禁される新予告では、海沿いの美しい平和な町・杜王町(もりおうちょう)に暮らす“ジョジョ”こと東方仗助が、町の路地裏で不良に絡まれるシーンから始まる。仗助が不良を相手にガンを飛ばすカットでは、これまでに見たことのない山崎さんの凄みを感じることができ、康一と由花子、そして承太郎といった仗助を取り巻く人物の関係性が徐々に示されていく。だが、その後にシーンは一変、不穏な空気の中、凶悪な連続殺人犯・アンジェロが登場すると、物語は一気に加速。「俺の邪魔をするやつは許さない。絶対に殺してやる」と言い放つ、アンジェロに扮する山田さんの怪演は強烈なインパクト!日本映画の新たなシリアルキラーの誕生を思わせる存在感だ。そんな最凶な殺人犯から「俺がこの町を守りますよ、どんなことが起ころうとも」と、山崎さんも力強い言葉を口にするが…。また、映像の後半では、得体の知れない“水”のようなものが人を襲うシーンが映し出され、遂に“ジョジョ”シリーズの最大の特徴ともいえる“スタンド”の能力が実写映像としてお披露目。“スタンド”とは形ある超能力で、その能力をもっている者にしか見えないという。やがて、傷だらけの仗助が見据える先には…。さらに、今回解禁されたキャラクターバナービジュアルでは、山崎さん演じる仗助や、神木さんの康一、小松さんの由花子をはじめとする、本作に登場するキャラクターたちの新たな表情がずらり!不安をかき立てるような、紫がかったビジュアルと「“奇妙”な運命が、動き出す――。」というキャッチコピーからは、杜王町に今後振りかかるであろう事件、そして壮絶な戦いを連想させる。三池崇史監督が未だかつてない迫力と新感覚の映像表現で挑む本作。その一端を、まずはこちらから確かめてみて。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 2017年8月4日より全国にて公開(C) 2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2017年04月27日俳優・山崎賢人主演で実写化される映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(8月4日公開)の新予告映像が27日、公開された。同作は荒木飛呂彦原作、1987年に連載を開始した人気コミックで、現在はPart8(第8部)を集英社「ウルトラジャンプ」(集英社)で展開している。今回実写化されるのはPart4(第4部)「ダイヤモンドは砕けない」で、山崎演じる主人公・東方仗助が杜王町に潜むスタンド使いと戦いを繰り広げる。新たに明らかになった映像では、海沿いの町・杜王町の街並みからはじまる。仗助が不良に絡まれガンを飛ばすシーンでは、爽やかな役の多い山崎のこれまでとは違った表情が。また、凶悪な殺人犯・アンジェロ(山田孝之)、広瀬康一(神木隆之介)、山岸由花子(小松菜奈)らメインキャラクターや、伊勢谷友介演じる空条承太郎と仗助の会話も映し出される。映像の後半では、"水"のようなものが人を襲い、さらに"ジョジョ"シリーズの名物であるスタンドが発動するシーンも初披露。形ある超能力で、その能力をもっている者にしか見えないが、今後はその姿も描かれていく。同作にはほか、岡田将生(虹村形兆役)、真剣佑(虹村億泰役)、國村隼(東方良平役)、観月ありさ(東方朋子役)が出演する。(C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2017年04月27日広瀬すず映画初主演作として昨年公開された『ちはやふる』の続編のタイトルが、この度『ちはやふる -結び-』に決定し、来年公開されることが明らかに。また、新キャストとして優希美青、「M!LK」佐野勇斗、清原果耶、賀来賢人の参加が決定し、前作から2年後、“競技かるた=百人一首”にさらに熱い情熱を傾ける高校生たちの瑞々しくも熱い青春模様が描かれる。全国大会で繰り広げられた、綾瀬千早と若宮詩暢の壮絶な戦いから2年。千早、太一、新は、名人・クイーン戦の会場にいた。クイーン・詩暢と戦うことが出来ない自分に悔しがる千早…。一方、史上最強の名人・周防久志と相対しているのは、千早たちの師匠・原田先生。周防名人に手も足も出ず、原田は負けてしまう。その瞬間、「名人を倒すのは俺や!」最強の名人に挑戦状を叩き付けたのは、なんと新だった!そして、新をキラキラした目で見つめる千早。そんな2人の姿をただただ、茫然と見ることしかできない太一…。3年生になった千早たちは、瑞沢かるた部は高校生最後の全国大会に向けて動き出す。恋愛体質の菫、慇懃無礼な筑波という個性的な新入生に四苦八苦する千早たち。一方新は、全国大会で千早達と戦うために、かるた部創部に奔走していた。そして、新が通う藤岡東高校には、準クイーンの我妻伊織もいた。そんな矢先、瑞沢かるた部に思いもよらないトラブルが――。本作は、末次由紀による“競技かるた=百人一首”に情熱を懸ける高校生たちの青春模様を描いた、累計発行部数2,000万部超えの大人気コミックスの実写化。昨年に“上の句・下の句”と2部作で公開され、興行収入は28.5億円の大ヒットを記録し話題を集めた本作。続編製作決定が発表されるや否やファンからは歓喜が上がっていたが、今回ついに本格始動!主人公・綾瀬千早役は、前作に引き続き、広瀬さんが演じ、そのほか主要キャラクターを演じた野村周平、真剣佑、上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希、清水尋也、松岡茉優らも再集結。そして今回の続編より、新たに加わる新キャストが決定。野村さん演じる太一に一目惚れし、瑞沢高校・競技かるた部に入部した恋に恋する恋愛体質の新入生・花野菫役に、連続テレビ小説「あまちゃん」や「マッサン」などへの出演で注目を集める若手女優の優希さん。同じく瑞沢高校・競技かるた部に入部した新入生・筑波秋博役に、「砂の塔~知りすぎた隣人」の出演で注目を浴び、5人組ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーとしても活躍中の佐野さん。映画オリジナルキャラクターであり、千早のライバルで現役準クイーン・我妻伊織役に、連続テレビ小説「あさが来た」や『3月のライオン』に出演し、雑誌「nicola」専属モデルとしても活躍する清原さん。さらに、原作において重要キャラクターである、史上最強の名人・周防久志役を、「スーパーサラリーマン左江内氏」や『森山中教習所』に出演し、また『斉木楠雄のΨ難』の公開も控える賀来さんが扮する。続編からの参加に不安を感じると話す優希さんだが、「早くキャストやスタッフのみなさんの輪の中に入り込めるよう、菫ちゃんらしく元気いっぱい作品に挑みます!」と意気込み、「競技かるたの魅力をいっぱい伝えられたら」とコメント。「全力で演じ切りたい」と熱く語る佐野さんは、「競技かるたを体験するのは今回が初めてなのですが、僕が想像していたより遥かに奥が深く、集中力、体力が必要なものなのだなと、とても驚きました。先生方のご指導のもと、とても楽しく練習させていただいています!」とすでに練習が始まっていると明かす。また、もともと原作ファンだと言う清原さんは、「出演させて頂く喜びを噛み締めつつ、キャストの皆さんの誰よりも、早く美しくかるたをとれるように稽古に励みたいです。『ちはやふる』に何か新しい風を感じさせることが出来れば嬉しいです」と述べ、賀来さんは、「かるたの天才、名人、個性的な人物で、いまから芝居するのが楽しみです。原作、映画ともに、とても熱量のある、信念を感じる作品に参加でき嬉しいです」と喜びを語った。そして、主演を務める広瀬さんは、「今回、新たなキャストの皆さんの大きな力と共に、より成長した千早を生きていきたいと思います。すでに監督からも大きな課題を頂きました。大事に大事に。監督、スタッフの皆さん、キャストの方々の思いを結んだとき、真っ赤なちはやふるになるはず。楽しみにしていて下さい。私も本当に楽しみです」とメッセージを寄せ、原作者の末次氏も「また夢のような時間が来るのだとワクワクが止まりません。脚本も『ちはやふる』の面白い部分が凝縮した新構成で、とても新鮮で嫉妬するほどです。メンバーの強くなっていく姿をまた見守れると思うと、楽しみでたまりません」と期待を寄せている。なお、本作の撮影は5月上旬より開始予定。監督・脚本は小泉徳宏が続投する。『ちはやふる -結び-』は2018年、全国東宝系にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年04月26日桜井画門による人気漫画を原作に佐藤健主演、共演には綾野剛、玉山鉄二、城田優、千葉雄大ら人気俳優たちが集結し実写映画化する『亜人』。この度、本作のスピード感溢れる、アクションが光る特報映像が到着した。2017年東京。病の妹を救うため、研修医として日々勉学に励む永井圭はある日、交通事故に遭い死亡。しかし直後、肉体が復活し、生き返る。絶対に死なない新人類【亜人】となった圭は、警察や懸賞金目当ての人間に追われ亜人研究施設に監禁される。そんな圭に同じく【亜人】の佐藤という謎の男が、救いの手を差し伸べる。佐藤は亜人としてこの国で生きていくため、国家転覆を図り、人類の大量虐殺を繰り返すテロリストだった。同じ亜人として、佐藤の思い描く未来に共感できない圭。そんな圭に対し、佐藤の怒りの矛先が向かっていく。【人間でいたい亜人】vs【亜人を救いたい亜人】の交わることも終わることもない、エンドレス・リピート・バトル。果たして【亜人】の未来は、どこへ向かうのか――。原作は、2012年より「good!アフタヌーン」にて連載されるや否や、センセーショナルな設定の面白さが話題をかっ攫い、目の肥えた漫画好きを唸らせた桜井氏による同名人気漫画。本作は、新人類“亜人”となってしまった主人公が、世界の差別や隔絶を経験しながら「自己」「生きる道」を懸命に模索し、国家権力や同じ種族の亜人と戦うこととなる物語。そして今回、そんな人気作を『るろうに剣心』シリーズの佐藤さんと、「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督の初タッグで実写化!ある日突然“亜人”であることが発覚し、国家から狙われる逃亡者となってしまった主人公・永井圭役を佐藤さんが演じるほか、最凶最悪の不死身テロリスト・佐藤役を綾野さん、厚生労働省・亜人管理委員会の戸崎優役を玉山さんが好演する。公開された映像では、圭が自分が“亜人”であるということを自覚し、大きな歯車に巻き込まれ、追いつめられていく様子がスピーディーに展開していく。佐藤さんがビルから飛び下りるシーンや、綾野さんの銃撃戦シーン、そして自らに銃を突き付けて“リセットする”シーンなど、本編のアクションにも期待が高まる映像に。また、玉山さんや千葉さんら豪華キャストたちの姿も確認することができる。『亜人』は9月30日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:亜人 2017年9月30日より全国東宝系にて公開(C) 2017映画「亜人」製作委員会 (C) 桜井画門/講談社
2017年04月25日俳優の神木隆之介が23日、山形県天童市第62回天童桜まつりで行われた人間将棋に、映画『3月のライオン』(公開中)大友啓史監督とともに登場し、トークショーを行った。同作は、羽海野による同名コミックを実写化。中学生という若さで棋士としてデビューし、東京の下町で一人暮らしをしている桐山零(神木隆之介)を主人公とし、将棋や下町の人々との交流を通じて、心のどこかで空虚を抱えている零がさまざまな思いに直面していく様を描く。人間将棋とは、甲冑を身にまとった人間が将棋駒となりプロ棋士が対局を行うという春の風物詩。天童市は、将棋駒の生産量日本一を誇っているという。初めて天童に来たという神木は「桜も満開で……皆さん桜と似合いますね。将棋とゆかりの深い天童に来られてよかった」と笑顔で市民に話しかけた。神木は「天童では実際に将棋駒を作っているところを見たい。職人さんからお話も伺ってみたい」と、将棋駒にも興味津々の様子だった。トークショー後の人間将棋では、武将スタイルの神木と大友監督が"神木武将""大友武将"として登場した。神木は、将棋を指す先手を決める"振り駒"の大役を担い、「武将気分でここにやって来たけれど、初めての貴重な経験で緊張しています」と照れ笑い。大友監督も「神木殿と同じ気分でござる、ガラにもなく」と同意し、周囲の笑いを誘っていた。
2017年04月24日俳優・小栗旬主演の映画『銀魂』のWEB版ポスター&WEB版予告第1弾が24日、公開された。同作は、漫画家・空知英秋が『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の同名コミックを原作に、『HK 変態仮面』シリーズやTVドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズなどで知られる福田雄一監督が実写化のメガホンをとる。パラレルワールドの江戸を舞台に、宇宙からやってきた"天人(あまんと)”と侍・坂田銀時(小栗)の間に起こるさまざまな事件を描く。今回となった映像では、宇宙船が飛び交い高層ビルが立ち並ぶ江戸の町の全貌が明らかに。銀時と新八(菅田将暉)の出会いのシーンが映し出され、これまでの特報では登場していなかった万事屋メンバー以外のキャラクターが動く姿が初披露される。さらに、銀時と薄赤く光る刀を手にした男が激しく剣を交えるアクションシーンが展開され、最後は新八と武市(佐藤二朗)の地味な戦いで締めくくられる。WEB版ポスターでは、銀時を中心に主要キャラクターが集合。本ポスターではさらに、全キャストの頭上に高杉晋作(堂本剛)が君臨することとなる。同作には他、橋本環奈(神楽役)、長澤まさみ(妙役)、岡田将生(桂小太郎役)、ムロツヨシ(平賀源外役)、中村勘九郎(近藤勲役)、柳楽優弥(土方十四郎役)、吉沢亮(沖田総悟役)、新井浩文(岡田似蔵役)、菜々緒(来島また子役)、安田顕(村田鉄矢役)、早見あかり(村田鉄子役)、堂本剛(高杉晋助役)の出演が発表されている。(C)空知英秋/集英社 ©2017 映画「銀魂」製作委員会
2017年04月24日俳優の伊勢谷友介が22日、都内で行われた映画『3月のライオン』(前編3月18日、後編4月22日公開)後編の初日舞台挨拶に、神木隆之介、有村架純、倉科カナ、清原果耶、前田吟、加瀬亮、伊勢谷友介、大友啓史監督とともに登場した。同作は、羽海野による同名コミックを実写化。中学生という若さで棋士としてデビューし、東京の下町で一人暮らしをしている桐山零(神木隆之介)を主人公とし、将棋や下町の人々との交流を通じて、心のどこかで空虚を抱えている零がさまざまな思いに直面していく様を描く。伊勢谷は、零が心を寄せる川本家の三姉妹をかき乱す父親を演じた。棋士役たちの熱演に「棋士さんたちの戦いからくるオーラにファンになった」と語る伊勢谷。神木についても「彼なんか大好きになった感じがしましたよ。神木くんじゃないとこの役ができないんじゃないかってくらい、すごく素敵でした」と絶賛し、「俺、ただのファンのおじさんみたい!」と自分でツッコミを入れていた。また、伊勢谷は神木に対して「試合の展開はわかってて指しているんですか?」と的確な質問をし、神木も「なぜここを指したのか教わってるんですよ、先生に」「役の中ではやっぱり指されてから考えるので、一旦それを消して、自分で思ったかのように」と回答。伊勢谷が「それがあるから、すごいリアルなんですね」と納得すると、周囲からも「(映画の)ファン!?」と笑いが起こった。伊勢谷は「この映画の素晴らしさを僕は伝えたいと思っています。宣伝にも協力したいなと思っております」と胸を張って答えていた。初日を記念した鏡開きの際にも「やっぱり衝撃シーンを撮ってもらいたい」と語り、「思いっきりやって」と神木に頼んでした伊勢谷。さらに隙を見て自身の携帯電話で全員が入った写真を自撮りし会場を沸かせるなど、舞台挨拶を陽気に盛り上げ、内面もイケメンな姿を見せた。
2017年04月22日『ゴースト・イン・ザ・シェル』の足を引っ張った“ホワイトウォッシュ”批判ってナニ?士郎正宗原作コミック「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」のハリウッド映画版『ゴースト・イン・ザ・シェル』が3月31日に全米で封切られた。デビュー週末の興行ランキングがスタジオの期待を大きく裏切って第3位だったことからハリウッド業界内では大きなニュースとして取り上げられた。公開されてまだ1か月足らずの本作だが、このままでいくと最終的に6,000万ドル(約65億円)の損失になる可能性があると業界筋は分析している。この映画の悪い予兆は、主役にスカーレット・ヨハンソンが抜擢された当初からあった。原作では日本人がヒロインなのにも関わらず、白人女優が起用されたことで、俗に言うところの「ホワイトウォッシュ」批判が持ち上がったのだ。いったい、「ホワイトウォッシュ」とは何か?去年2016年度のアカデミー賞候補が白人ばかりだったとき、関係者のみならず社会的にも「映画アカデミーは人種差別だ」という非難が巻き起こった。社会問題にまで発展したこの一件で、古きを守る映画アカデミーが遂に腰を上げ、会員の人種をもっと均等にするべく、新たな規約を設けるという異例の事態にまで発展した。その時期に流行ったのが「ホワイトウォッシュ」という言葉だ。ほかの人種をまじえず白人ばかりで彩られたイベントを軽蔑した造語で、文字通りWHITEとWASHを組合せ、「白で洗い流された」という意味合いである。ホワイトウォッシュという形容詞は、『ゴースト・イン・ザ・シェル』のキャスティングが発表された時点から、この映画に対して頻繁に使用されていた。アメリカ国内のアニメファン(結構な数の映画ライターも含む)は、ともすると日本人よりも日本を愛し、日本の美たるものに対しても日本人にはないレベルの敬意を抱いている人が多い。そんな彼らは日本人には程遠いスカーレットが「少佐」役に抜擢されたと聞き、「ヒロインは日本人のはずなのに白人女優にすげ替えるとは失礼の極み!」と怒り心頭したわけだ。Care2.comという署名サイトでは「少佐」役の変更を求める署名サイトが立ち上げられ、なんと100,000の署名が集まったという。製作スタジオのパラマウント・ピクチャーズ製作責任者が業界誌のインタビューで、日本アニメのファンの熱心さに敬意を払いながら製作を進めてきたと語っていた。彼らを味方に付けることがいかに映画のPR大切かは理解していたが、今回はうまくいかなかった、と。おそらくコアなアニメファンの心はスカーレットが少佐役に起用された時点で、すでに作品から離れ出していたに違いない。スカーレットの女優としての人気には全く問題はないが、悲しいことに彼女の人種がこの「少佐」というヒロインの役に合わないことが大問題だったのである。ファンはこの点をスタジオ側にわかってもらいたかったに違いない。なぜ“最高のアンドロイド”の容姿は、スカーレット・ヨハンソンでなければならなかったのか。現存の日本人系女優に候補が見つからなければ、新人を発掘することはできなかったのか。「スカヨハのほうが世界レベルでの客ウケがいいから」、と言われてしまえばそれまでだが、彼女をキャスティングしたことで作品自体が「ホワイトウォッシュ」などと揶揄されてしまうようでは本末転倒だろう。単一民族国家である日本に住んでいると人種問題に関して疎くなりがちだ。最近でこそ様々な国の人たちが都会に流れ込んできているようだが、人種のるつぼであるアメリカの比ではない。その証拠に日本は『ゴースト・イン・ザ・シェル』発祥の地で、主役の人種に対してもっと敏感であるはずが、スカーレットの抜擢に関して殆ど問題になっていない。それどころかウェルカム、と言った感じだ。この様子を見た日系アメリカ人たちは、日本人の「ホワイトウォッシュ」に対する無関心さは、「白人はカッコいい」という目線で育ってきた多くの日本人が持つ「白人コンプレックス」から派生しているに違いないと話す。これは事実なのだろうか?アメリカでは『ゴースト・イン・ザ・シェル』のホワイトウォッシュ問題について様々なニュースがオンラインに溢れたが、その中に何とも悲しくなるレポートがあった。本作の日本人関係者たちは、最初から主役に日本人女優を起用する考えがなかったというのである。母国のクリエイターたちが後押ししてくれないのでは日本人女優が少佐役を射留めるチャンスはゼロに等しかったに違いない。この話を聞いてムッとしたのは筆者だけだろうか。あろうことか日本人自身が自国のタレントたちをアシストせずにホワイトウォッシュを煽る立場に身を置いているとは、なんとも情けないことだ。ハリウッドのスタジオは少しでも損のリスクを軽減するため、世界的に人気のある俳優を使って客足を伸ばす、という安全パイを使いたがる。よって菊地凛子や栗山千明ではなく、スカヨハがキャスティングされてしまうわけだ。(筆者的には千明ちゃんをイチオシしていたのだが…)お客の側からして安全圏の作品ばかりを見せられていたら飽きてくる、という自然の摂理をスタジオは理解していないようだ。映画ファンはたまにはリスクを冒した作品を見たいのだ。今回の『ゴースト・イン・ザ・シェル』は、リスクを冒す絶好のマテリアルだったのに、ハリウッドは結局いつもの安全パイを使い、その結果、「ホワイトウォッシュ」と叩かれ、ご覧のとおりに興行収入低迷の憂き目にあった。ここ数年のあいだ、「AKIRA」にも映画化の話が持ち上がっているのだが、製作の方向性が二転三転しているらしく話しがまとまらないらしい。もしこの作品を実際に映画化するあかつきには、今回の『ゴースト・イン・ザ・シェル』実写化で学んだ教訓を活かしてくれることを願うばかりだ。(text:明美・トスト/Akemi Tosto)■関連作品:ゴースト・イン・ザ・シェル 2017年4月7日より全国にて公開(C) 2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2017年04月22日女優の有村架純が22日、都内で行われた映画『3月のライオン』(前編3月18日、後編4月22日公開)後編の初日舞台挨拶に、神木隆之介、倉科カナ、清原果耶、前田吟、加瀬亮、伊勢谷友介、大友啓史監督とともに登場した。同作は、羽海野による同名コミックを実写化。中学生という若さで棋士としてデビューし、東京の下町で一人暮らしをしている桐山零(神木隆之介)を主人公とし、将棋や下町の人々との交流を通じて、心のどこかで空虚を抱えている零がさまざまな思いに直面していく様を描く。有村は透け感のあるトップスに、ショートパンツとレースパンツを組み合わせたボトムスで登場。清楚でありながらデコルテ&背中&肩をチラ見せし、観客を魅了した。挨拶では順調に話し始めたものの、途中で急に「この、この作品……」とつっかえてしまい、「ごめんなさい朝からちょっと調子が悪くて、頭が回らないんです」と苦笑した有村。現在NHK連続テレビ小説『ひよっこ』主演を務めるだけに、多忙な生活をうかがわせた。有村は、伊勢谷から「大丈夫、いつものペースだよそれ」とつっこまれながら、改めて「この作品が届いて欲しいと思っているので、すごく嬉しいです」と頭を下げた。また、作品内で印象的なシーンを聞かれた有村は「川本家のシーンは大好きで。ひなちゃん(清原)が途中いじめに遭ってしまって『絶対に間違ってない、後悔してない』って言ったシーンとかも」と回答した。有村は「胸がギュッと苦しくなったりとか」とシーンを振り返り、「零くんにとってもひなちゃんにとっても、川本家のあたたかさに救われてたなと、前編・後編通してすごく思いました」と真摯に語っていた。
2017年04月22日俳優の神木隆之介が22日、主演映画『3月のライオン』(前編3月18日、後編4月22日公開)後編の初日舞台挨拶に、有村架純、倉科カナ、清原果耶、前田吟、加瀬亮、伊勢谷友介、大友啓史監督とともに登場した。同作は、羽海野による同名コミックを実写化。中学生という若さで棋士としてデビューし、東京の下町で一人暮らしをしている桐山零(神木隆之介)を主人公とし、将棋や下町の人々との交流を通じて、心のどこかで空虚を抱えている零がさまざまな思いに直面していく様を描く。前編・後編通して印象深いシーンを聞かれた神木は、「前編と後編の間ってちょっと時が経ってるんですよ」と説明。「歩く速度と姿勢」を変えたと明かし、後編では「ちょっと遅く、姿勢が良かったりとか、心に余裕ができ始めてることを表現したかった」「改めて見てもらいたい」とアピールした。伊勢谷が「神木くん素晴らしかった」と頷きつつ、「自分のシーンが一番好きですって」とつっこむと、神木は「言い方、言い方!!」とたじたじになっていた。その後キャスト陣が鏡開きをすると、樽の中には客席の番号が書かれたプレゼント袋が。抽選で当たった観客に、清原から劇中のストラップ、倉科からは岩手のお土産「かもめの玉子」、有村からはお寿司券、神木からはキャスト&監督全員のサイン入りポスターがそれぞれ贈呈された。神木がさらに手を入れると、中には「上海決定!」という紙が入っており、世界12大映画祭の一つに数えられる上海国際映画祭への出品が発表された。サプライズ発表に驚く出演者陣だが、通常2部作は連続上映となるものの、今回は「2夜連続のプレミア上映」となることが告げられると、大喜び。神木は「史上初っていいですね」と、言葉の響きをかみしめていた。
2017年04月22日名作アニメをディズニー自ら実写化する『美女と野獣』といえば、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』と並ぶ2017年洋画シーンの最重要タイトルだ。それだけに出来ばえが気になるところだが、ご安心を。マジ、最高です!長編アニメーションとして史上初めて、アカデミー作品賞候補にもなったアニメ版『美女と野獣』から約25年。新たな命が吹き込まれた実写版は幕開けたその瞬間から、エンドクレジットが終わるまで、かけがえのない至福のときが流れ、2時間10分の上映時間は終始ウットリしっ放しだった。永遠に語り継がれるボールルームでの舞踏シーンをはじめ、ファンの願いすべてを見事に叶えた本作は、まさに“完璧な実写版”といって過言ではない。さらに胸を打つのは、単にアニメをなぞって実写化したのではなく、主人公ベルの聡明さに磨きをかけ、21世紀における理想的なヒロイン像を膨らませることで、「なぜ、ベルは野獣を愛するようになったのか?」という本作のテーマに、より強い説得力と深い共感を与えている点。ハーマイオニー役を卒業し、女優としては試行錯誤の連続だったエマ・ワトソンだが、ついにパブリックイメージの“呪い”が解けるキャリア最大の転機を迎えた。流麗な映像美、そこで躍動する新旧の名曲たち。ミュージカル映画としての魅力が、あふれているのは言うまでもなく、ビル・コンドン監督(『ドリームガールズ』)の起用は大正解だった。今年は『ラ・ラ・ランド』の国内興収が40億円を突破するなど、ミュージカル映画というジャンルそのものにも注目が集まるだけに、「アニメ版は見たことない」という人であっても、音楽と映像が織りなすゴージャスな世界観をたっぷりと堪能してほしい。「アニメを実写化する」とはこういうこと。『美女と野獣』を見終わると、きっとそう感じずにはいられないはず。それに比べると…って、これ以上は言いませんけど、本物のエンターテインメントを体感するという意味でも、やはりディズニー渾身の本作は、絶対に見逃すべきではない。今後も『ダンボ』『ピノキオ』『アラジン』『ムーラン』『ライオン・キング』などなど、ディズニー・アニメの実写化が目白押しだが、いまは期待しかありません!(text:Ryo Uchida)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年04月22日新星女優リリー・ジェームズを主演に迎えディズニーが総力を結集、不朽の名作を実写化。一昨年4月に日本で公開され大ヒットを記録した『シンデレラ』が、4月21日(金)今夜放送の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で地上波初放送される。エラ(リリー・ジェームズ)は行商人の父と優しい母と共に森の中の屋敷で暮らしていたが、突然母が病死。母と交わした「勇気と優しさを忘れない」という約束を胸に美しい少女へと成長したエラだったが、ある日父が再婚することになり、エラの家にプライドの高いまま母(ケイト・ブランシェット)と姉たち(ソフィー・マクシェラ、ホリデイ・グレインジャー)がやってくる。その後父も亡くなってしまい、まま母たちはエラを屋根裏部屋に追いやり、使用人のように扱い始めた。寒さをしのぐために暖炉の前で眠り、灰を顔につけたまま働くエラを「灰まみれのエラ=シンデレラ」とからかうまま母たち。母との約束を守り続けてきたエラだったが3人の仕打ちに耐えかねて遂に家を飛び出してしまう。そんなエラが森で出会ったのは陽気な青年・キット(リチャード・マッデン)。エラとキットは互いに惹かれ合うが実はキットは王子で、死を目前にした父王(デレク・ジャコビ)から政略結婚を勧められていた…。世界中のだれも知っている名作アニメを、俳優としても数々の映画に出演し、『マイティ・ソー』などを手がけたケネス・ブラナーがメガホンを取り実写化。最新の映像技術はもちろん『スウィーニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師』のダンテ・フェレッティらによる美しいセットなどで名作の世界観を現代に蘇らせ、アニメでは描かれなかったシンデレラと亡き両親の物語や、王子と王の親子愛などのエピソードを加え、より厚みのある人間ドラマに昇華させた今回の実写版『シンデレラ』。オーディションで選ばれたまさに“シンデレラ・ガール”リリー・ジェームズ演じるシンデレラの吹き替えを、連続テレビ小説「ごちそうさん」や『植物図鑑』の高畑充希が、シンデレラが恋に落ちるリチャード・マッデン演じる王子をミュージカル「エリザベート」や「○○妻」などで知られ、今年公開『亜人』への出演も決定している城田優がそれぞれ担当。高畑さんと城田さんが、アニメでも使用された「夢はひそかに」を本作の日本版エンドソングとしてデュエットしたことも公開当時話題となった。この週末は『シンデレラ』を視聴して気分を高めてから、本日より全国公開されたエマ・ワトソン主演『美女と野獣』を劇場で堪能してみてはいかが?金曜ロードSHOW!『シンデレラ』は4月21日(金)21時~日本テレビ系にて放送。(笠緒)■関連作品:シンデレラ 2015年4月25より全国にて公開(C) 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2017年04月21日漫画家・羽海野チカによる大ヒット漫画『3月のライオン』。将棋界を舞台に、プロ棋士である1人の高校生・桐山零が、壮絶な過去を持ちながらも周囲の人間との関係を深め、成長していく。個性豊かなプロ棋士達、零と交流を深める下町の川本家の姉妹たち、零の育ての親である棋士・幸田家の家族など、それぞれのキャラクターの背景や思惑がより合わさった人間ドラマが2部作として映画化され、すでに前編が3月より上映中、後編も4月22日より公開となる。“原作もの”を手がけることの多い大友啓史監督だが、人間ドラマに真正面から向き合うのは久しぶり。原作の世界を実際に表現する際にはつきものとなる”違い”について語ってもらった。○映画オリジナルのシーンを何十テイクも――『3月のライオン』実写化でここに気をつけた、という点はありますか? 今までともまた少し違った点などあったのではないかと。もちろん原作そのままにすることはできないので、登場人物の魅力をちゃんと描きたいということはありました。登場人物の面白さは原作の魅力ですし、棋士たちも川本家もみんなが愛しくて愛らしくて魅力的なので、たっぷり丁寧に描こうということは気をつけました。観客が零くんの気持ちに寄り添って観れるように、感情の流れ、気持ちの流れ、成長を丁寧に描けるように。――原作について、他にはどのような点が魅力だととらえられていましたか。ストーリー自体だけで転がしていくのではないところがいいんですよね。カラフルな色彩感や日本に代々伝わるしきたり、四季の移り変わり、折々で食卓を囲む食の豊かさや生活の豊かさみたいなものが、羽海野先生の細やかな感情で描きこまれていると思うので、尺は決まってるけど、なるべく盛り込めるようにとは意識しましたね。――風景がかなり細やかでしたよね。監督が撮られていて、印象的なシーンは。前編の最初に、零が川本家と出会って帰っていくシーンは、何十テイクやったかわからないですね。孤独な少年は、ああいう温かい3人の邪気のない親切を受け止めて、1人になった時にどういう風に感じるのかな、と。テイクを重ねることで、零はどういう心の動きをしたんだろうというのを、神木くんとさらっていきました。というのも、原作ではもう、零と川本家の出会いは過去のこととして連載が始まっているんです。映画オリジナルで作り上げていくシーンになるから、埋め合わせていく作業が必要でした。――映画と原作の違いをどう見せていくか、つきものとなる話題ですよね。最初は原作を引きずっているけど、映画は映画として自立していかなきゃいけないんです。向こうは二次元で、こっちは三次元で、メディアとして違うものですから。漫画は原作者が神様だけど、映画はいろんな人の意志が入っている総合芸術だから、常に化学変化が起きています。そこがダイナミックで面白いところで。それを無理やり「間違ってる」と言うと、現場の判断が死んでいきますからね。僕らとしては、ちゃんと映画として自立するということは一番大事なことなんです。神木くんとも「大好きな原作だからこそ、映画として自立しようね」と、おたがい意識してやっていたと思うんです。もう、何をやっても神木隆之介=桐山零になるから大丈夫だよ、となった瞬間が確かにありました。けっこう早い段階でしたね。(C)2017映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月21日4月29日公開の映画『無限の住人』のジャパンプレミアが19日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、木村拓哉、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、満島真之介、三池崇史監督が出席した。累計発行部750万部を突破し、実写化は不可能と言われた沙村広明のデビュー作で代表作のコミック『無限の住人』を、主演・木村拓哉と三池崇史監督の最強タッグで挑んだ本作。望んでもないのに、不思議な身体にさせられた侍・万次(木村)が、凛(杉咲花)という少女から敵討ちの用心棒を頼まれ、彼女を守るために自らの意思で前向きに生き始める。木村は「ひょっとしたら目を覆う瞬間や身体に力が入る瞬間があると思いますが、懲りずに最後までスクリーンと繋がってくれたらうれしいです。ぜひ最後まで全身で受け取ってください」と観客にアピールし、相手役の杉咲について「撮影をさせていただいた時が17歳で今19歳。今年の10月で20歳を迎えるんですが、印象はクランクインから今に至るまで大きく変わりはないんです。撮影を経て築けた関係というか、自然に彼女のことをエスコートできる自分をうれしく思います」と語った。対する杉咲は「色んなキャンペーンで地方に行かせていただき、たまにお客さんが劇場に入りきらない時がありました。それを聞きつけた木村さんが、少しでもごあいさつできないかとスタッフさんに申し出、急きょそういう場を設けました。改めて自分のことだけでなく、相手のことを思いやる姿を拝見して、やっぱりすごいなと思いました」とファンを大切にする姿勢を絶賛し、「毎回たくさんご飯に連れってってもらいました。お寿司屋さんの時は、芽ネギを食べました!」と明かして会場の笑いを誘った。本作は現地時間の5月17日からフランスで開催される「第70回カンヌ国際映画祭」の特別招待作品として上映されることも決定。上映当日には木村と杉崎、三池監督の3人が現地に赴くことも発表された。それについて木村は「歴史ある映画祭の特別招待作品に選んでいただけて本当に嬉しいですし、三池監督ご本人から自分に電話でご報告を受けたので、ダブルに嬉しかったです」と笑顔を見せれば、杉崎も「自分にとって大きな出会いになった作品で初めてカンヌに行けることが何よりも嬉しくて、より多くの方に見ていただけることも嬉しいです。行ってきます!」と今からカンヌが待ち遠しい様子だった。映画『無限の住人』は、4月29日より全国公開。
2017年04月20日空知英秋原作、小栗旬主演で実写映画化する『銀魂』。この度、本作の主題歌を滋賀県出身の6人組ロックバンド「UVERworld」が担当することが決定。本作のために、新曲「DECIDED」を書き下ろすことが分かった。宇宙からやってきた「天人」の台頭と廃刀令により、かつて隆盛を極めた侍は衰退の一途をたどっていた。そんな時代に侍魂を堅持するちょっと変わった男・坂田銀時(小栗旬)と、ひょんなことから出会った新八(菅田将暉)と神楽(橋本環奈)が営む万事屋。彼らの周りで起こる事件や騒動の数々。果たして、今日はどんな事件が起きるのか――?この夏、銀色の魂に、日本中が虜になる!製作発表から、キャラクタービジュアル、特報映像が解禁されると、その都度大きな盛り上がりをみせてきた本作だが、今回、主題歌をロックバンド「UVERworld」が担当することが決定。2005年発表のシングル「D-tecnoLife」でメジャーデビュー以降、リリースしたシングル、アルバムのほとんどがチャート上位にランクインするなど、独自のサウンドと歌詞が若者を中心に絶大な支持を誇る彼らが、新曲「DECIDED」を本作のために書き下ろした。作詞・作曲を手掛けるボーカルのTAKUYA∞(タクヤ)は、「豪華キャストとスタッフ、世界的な人気漫画の実写化いうことで、製作発表からすでに大きな話題になっていた作品に、まさかUVERworldが関われるとは思ってもいませんでした」と驚きと喜びを表し、「笑いあり、アクションあり、感動ありの銀魂の世界を盛り上げる起爆剤を提供できれば、という思いで作りました。最後の一瞬まで侍たちの生きる姿を見逃さず、映画を楽しんでください」と楽曲に込めた思いを明かしている。『銀魂』は7月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:銀魂 2017年7月14日より全国にて公開(C) 2017「銀魂」製作委員会
2017年04月19日実在の原油流出事故を映画化した『バーニング・オーシャン』の公開直前イベントが4月18日(火)、都内にて行われ、特別ゲストに池上彰、芦田愛菜が登壇した。中学校に入学後、初の公の場に登場となった芦田さんに、観客から「愛菜ちゃん、おめでとう~!」という声も飛ぶと、芦田さんはにっこり笑顔で応えていた。『バーニング・オーシャン』は、2010年にメキシコ湾沖合8キロ、水深1522メートルの海上で発生した史上最悪と言われる原油流出事故を迫力の映像で実写化。事故が起こった経緯や、施設内に閉じ込められた作業員126名の運命、被害の拡大を食い止めようとする現場作業員と彼らの決死の脱出を壮大なスケールで描き出す。芦田さんや観客を生徒に、池上さんが本作の題材となった史上最悪の石油事故について、特別講座を開始。そもそも本作は、海底油田掘削作業中だった石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」で、技術的不手際から掘削中の海底油田から逆流してきた天然ガスが引火爆発し、海底へ伸びる5500メートルの掘削パイプが折れ、大量の原油がメキシコ湾へ流出した事故。アメリカでは知らない人はいないと言われるほど、大惨事として知られる。池上さんは、わかりやすく「そもそも石油はどうやって取り出しているかがわからない人には、わかるような仕掛けが最初にあります」と、映画について前置きした上で、「石油は地下にどんな形で存在しているか、知っていますか?」と質問を投げかけ、わかりやすく解説をスタート。池上さんの懇切丁寧な説明に、芦田さんは時折「おお!」、「ああ」と感嘆の声を漏らしつつも、積極的に質問をしたり、池上さんからの問いにリアクションするなど、知的な女性の一面を見せた。さらに、シェール問題に触れる場面では、池上さんに「入試問題で出なかった?」と尋ねられると、「頁岩って」と即座に答え、池上さんに「さすが!」と褒められる場面も。そんな芦田さんの熱心な態度に、池上さんは、「“はい、はい”と頷くだけでなくて、“もっと知りたい”光線を出すわけなんです。いい生徒さんがいると、ついつい乗っちゃって、しゃべっちゃうわけです(笑)。素晴らしいと思います」と、すっかりメロメロになり相好を崩していた。『バーニング・オーシャン』は4月21日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:バーニング・オーシャン 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2017年04月18日4月7日より公開され、興収ランキング初登場2位を獲得した『ゴースト・イン・ザ・シェル』。とりわけIMAXやMX4D、4DXなどで、近未来を舞台にした独特な世界で繰り広げられるアクションを“体感”する観客が多い中、主演のスカーレット・ヨハンソンも感銘を受けたという、ハリウッドが誇る一線級のスタッフたちが実写化にあたりそれぞれのこだわりを明かす特別映像が到着した。攻殻機動隊シリーズといえば、士郎正宗の漫画をはじめ、22年前公開された押井守監督のアニメ映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』を筆頭に数々の作品が作られ、そのどれもが、ほかを寄せ付けぬ圧巻のクオリティで近未来を表現してきたことで知られる。そんなSF作品の金字塔をハリウッドが実写化した本作は、「攻殻機動隊」のさらなる進化を見せつけている。もともと「攻殻機動隊」の大ファンであることを公言するルパート・サンダース監督は、出来上がった作品について「アニメの世界観を実写化できたのは素晴らしいことだ」と自信をのぞかせるが、独特の世界観のアニメーションをいっそう洗練した実写作品として描くためには、ハリウッドが誇る一線級のスタッフの技術力が不可欠。本映像の冒頭に登場する製作総指揮のジェフリー・シルバーは、この実写化プロジェクトについて、強いこだわりをもって情熱を注いだと言う。「原作コミックやアニメの表現をすべてそのまま実写の映像に置き換えるのではなく、作品の精神に忠実ではありつつも、新たな領域へと推し進められるよう努めたよ。世界中にファンがいる作品に取り組むときは、ファンたちに心から敬意を払い、相手が期待するすべてを与えなければならないし、そのうえで新たなものを加えていくんだ」。その言葉を裏づけるように、撮影監督のジェス・ホールは「繊細なアニメの色使いを再現しようと証明をいろいろ工夫したよ」と語り、プロデューサーのマイケル・コスティガンもまた「アニメを実写に落とし込むために、ルパートとデザインチームが多くの時間を費やしていたね」とふり返っていることからも、それぞれが強いこだわりをもって本作に臨んでいた様子が伺える。自身も偉大な原作の実写化に並々ならぬ想いで臨んだことを明かしているスカーレットは、こうして表現された映像美に深く感銘をうけたようで、「ルパート監督が創り上げた世界は原作漫画とアニメへのオマージュよ。クールな映像がアニメに躍動感をもたらしているわ。私が本作に傾けた情熱を観客と共有して、一緒に映画を楽しみたいわね」と、スタッフとともに本作に込めた情熱が世界中の観客に伝わっていくことに期待を寄せている。『ゴースト・イン・ザ・シェル』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴースト・イン・ザ・シェル 2017年4月7日より全国にて公開(C) 2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2017年04月16日5月13日公開の映画『破裏拳ポリマー』の完成披露試写会が12日、東京・新宿バルト9で行われ、溝端淳平、山田裕貴、原幹恵、柳ゆり菜、坂本浩一監督が出席した。タツノコプロ55周年を記念して製作された本作は、タツノコプロが生み出したキャラクターの中でもカンフーなど格闘技の要素を大胆に取り入れた肉弾アクションと異端のヒーローとして人気を博した同名アニメを実写化。主人公の鎧武士には溝端淳平が扮し、初アクションに挑みながらも本格的なアクションに仕上がっている。主演の溝端は「自分はヒーローというものに縁がないと思っていましたが、原作に感動しましたし、とても真っ直ぐでピュアな武という役の成長や正義の意味が何なのかを求めている作品だと思いました」と原作に惚れ込んだようで、初めてのアクションにも「格闘技は全くやったことがなくてパンチの打ち方から監督さんに教わりました。役作りとアクションの練習を同時に並行してできたので、俳優人生の中でも貴重な経験でしたね」と満足げ。稗田玲役の原幹恵は「柔術を得意とする女の子を演じました。未経験だったのでイチから教えてもらい、女の子でも寝技だったり男の人を投げられるんだと思いましたね。(相手が)飛んでくれたのもありますが、すごく快感を覚えました」と柔術にハマった様子で、南波テル役の柳ゆり菜は「テルは事件の場所にいてはいけない女の子なんですが、ついつい口を出すんです。関係ないから能天気に笑っちゃうネジが緩んだ女の子でしたが、それが可愛らしかったです。でも私もポリマーになりたかったな~」と振り返った。破裏拳流奥義を身に着けた鎧武士の活躍を描いた本作にちなみ、「日々の生活の中で使っている必殺技は?」という質問に「気になる男性がいたら上着を一枚脱いでみたりとか」と回答した原に対し、溝端が間髪をいれずに「必殺というより兵器だよね」と原のセクシー技に興味津々。そんなやり取りの中、坂本監督から「僕の前では着ていた気がします」と暴露された原は「撮影中は寒かったので、着ていないとやっていられなかったんですよ~」と必死で取り繕っていた。映画『破裏拳ポリマー』は、5月13日より全国公開。
2017年04月13日映画『ユリゴコロ』が、2017年9月23日(土)より全国の劇場で公開される。原作は、2012年に大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートをはたし、“まほかるブーム”を巻き起こした沼田まほかるによる同名のベストセラー小説。ある一家で見つかる、殺人者の告白文が綴られた一冊のノート。その登場人物である美紗子を中心に、過去と現在が交錯しながら、登場人物たちが愛と宿命の渦に翻弄されていくさまを描く恋愛ミステリーだ。物語は、ノートに綴られた物語を描く<過去パート>と、ノートの秘密へ迫る<現在パート>の2つで構成。それぞれで画のトーン、現場スタッフなどを変更したほか、撮影時期もあえてずらすことで、過去と現在が交錯する物語をより深く印象付ける工夫がなされている。ノートの登場人物であり、物語のキーである美紗子役を演じるのは、3年ぶりの主演作『東京タラレバ娘』で恋・友情・仕事に奔走する等身大の女性像を演じた吉高由里子。『君に届け』、『近キョリ恋愛』の熊澤尚人監督とタッグを組み、衝撃のミステリーを実写化した本作で主演を務める。美紗子(吉高由里子)と運命的な出会いを果たす男・洋介役には、松山ケンイチ。誰にも言えない罪、心の傷を抱えながら生きる、色気と繊細さが同居したキャラクターを熱演する。そして、物語が動き出すきっかけとなる一冊のノートを見つけ、その秘密に迫っていく男・亮介役に松坂桃李。「これは事実か創作か?」「いったい誰が、何のために書いたのか?」数々の疑念を抱きながらも強烈にそのノートに惹き寄せられ、自らの運命を狂わせていく役どころを演じる。そのほか、ある日突然に亮介(松坂桃李)の前から姿を消してしまう婚約者・千絵役の清野菜名、千絵(清野菜名)の元同僚で、彼女からある伝言を預かり亮介(松坂桃李)の前へ姿を現す謎多き人物・細谷役に木村多江が、主演キャストの脇を固める。公開された場面写真には、美紗子(吉高由里子)と洋介(松山ケンイチ)が寄り添う姿や、悲しみを抱えた表情の洋介、さらに美紗子の友人役・みつ子(佐津川愛美)の姿が映し出されている。【作品情報】映画『ユリゴコロ』公開日:2017年9月23日(土)キャスト:吉高由里子、松坂桃李 / 松山ケンイチ佐津川愛美、清野菜名、清原果耶 / 木村多江原作:沼田まほかる『ユリゴコロ』(双葉文庫)脚本・監督:熊澤尚人©沼田まほかる/双葉社 ©2017「ユリゴコロ」製作委員会
2017年04月13日俳優・窪田正孝主演の映画『東京喰種トーキョーグール』(7月29日公開)特報が13日、公開された。同作は、石田スイによる同名コミックの実写化。これまでTVアニメ化、舞台化、ゲーム化など、さまざまなメディアミックスが展開され話題を呼んできた。物語の舞台は、食人の怪人"喰種(グール)"が潜む東京。ある喰種に襲われたことで、半喰種と化してしまった大学生・金木研(カネキ/窪田)が自分自身と向き合っていく。特報では、すでにビジュアルが公開されていた主人公のカネキ、ヒロインのトーカ(清水富美加)に加え、CCG(Commission of Counter Ghoul)本局所属の一等捜査官亜門(鈴木伸之)、理知的で清楚な印象のリゼ(蒼井優)、ベテラン喰種捜査官・真戸(大泉洋)といった人気キャラクターのビジュアルを初公開。前半は彼らが人間らしい生活を送る姿が映し出されるが、後半はそれぞれの憎悪が渦巻き、激しいバトルシーンが展開される。喰種に対抗するために開発された武器“クインケ”を手に持った真戸は、普段の大泉からは想像がつかない白髪姿で緊迫したオーラを見せる。さらにラストには、人間を捕食するための喰種特有の殺傷能力のある武器“赫子(かぐね)”が出現した状態のカネキの姿が現れる。また、喫茶店「あんていく」のマスター・芳村功善の、劇中台詞「きみは人間と喰種、二つの世界に居場所をもてる、ただ一人の存在なんだ」が挿入されているが、キャストは今後発表される予定だ。(C)2017「東京喰種」製作委員会
2017年04月13日先週末4月7日より、全国362館、611スクリーンにて封切られた『ゴースト・イン・ザ・シェル』。公開3日間で動員233,329人、興行収入は3億6716万4600円を記録し週末ランキング第2位を獲得した本作から、押井守監督の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の名シーンの実写化に、ハリウッドが本気度MAXで挑戦したことが伝わる本編映像が解禁された。公開初日から劇場に足を運んだ人たちからは、「正直期待していなかった。でもめっちゃよかったw」「攻殻は押井監督の『ゴースト~(’95)』が一番好きだから不安もあったけど、作品への愛をバシバシ感じた素晴らしかった……ありがとう……」といった原作ファンをも唸らせるコメントがSNS上で相次ぎ、また、吹き替え版にも「これは良い実写化 吹替が最高過ぎる」「吹替最高かよ!!!」と特に絶賛の声が上がっている。そんな本作から解禁となったのは、「攻殻機動隊」シリーズが描く近未来の世界観を象徴する名シーンとして名高く、オリジナルでも人気の高いアクションシーンの本編映像。レインコートを着た男が駆け抜けてきた先は、サイバーパンクを象徴するようなネオン煌めく近未来都市が奥に広がる用水地。不穏な気配を感じ取った男が銃を乱射するも、手ごたえはなく、次の瞬間、光学迷彩で景色と完全に同化した少佐(スカーレット・ヨハンソン)が男を一蹴。姿を現してもなお、無類の強さを発揮し、ついにはノックアウトさせている。スカーレットの体当たり演技はもちろんのこと、あまりにも見事な映像技術で再現された少佐の光学迷彩シーンをデザインしたのは、ニュージーランドに拠点を置きVFXの最先端を行く「WETAワークショップ」。『ホビット』シリーズ、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなど手がけたことでも知られている。この世界的に有名なデザイン・特殊メイク工房でクリエイティブ・ディレクターを務めるサー・リチャード・テイラーは、本作の話を聞いたときのことをふり返り、「アーティストとして、ファンとして、私たちはこのプロジェクトに参加せずにはいられなかったよ。原作は私たちWETAのみんなにとって大きなインスピレーションをもたらしてきた作品だし、そのキャラクターたちをアニメから取り出して、実写映画用の生きて動くキャラクターに作り上げるなんて機会は、想像もつかないほどのチャンスだったんだ!」と、いまも興奮冷めやらぬ様子でコメント。その映像表現に定評があり、もともと「攻殻機動隊」シリーズの大ファンだと公言しているルパート・サンダース監督も、オリジナルへの愛があふれるこの場面を満足いくまで描けたのは、テイラーのおかげであると賛辞を贈る。「サー・リチャード・テイラーはテクノロジー、科学、そしてアートを横断できる数少ない映画製作者のひとりだよ。私は軽々しくこの言葉は使わないが、やはり彼は天才だ。志を同じくし、アーティスティックで、科学的で、才能にあふれた彼とそのチームに本当に参加して欲しかったんだ」。このシーンを筆頭に、ハリウッドが誇る超一線級のスタッフ陣による原作への大いなる愛とリスペクトが込められ、スカーレットをはじめとする俳優陣の熱演によって進化を見せつけた本作を、劇場でも確かめてみて。『ゴースト・イン・ザ・シェル』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴースト・イン・ザ・シェル 2017年4月7日より全国にて公開(C) 2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2017年04月11日本日“4月10日”は、日本で初めて女性参政権が行使されたことを記念した「女性の日」。この日に合わせて、『ワンダーウーマン』主演のガル・ガドットと共演のクリス・パインから、日本に向けた特別メッセージが到着した。昨年公開された映画『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』で鮮烈なデビューを飾り、バットマンをして「地球上で最強」と言わしめたワンダーウーマン。本作ではその時代から遡り、なぜ、一族のプリンセスだったダイアナが最強の美女戦士になったのか、というワンダーウーマン誕生に隠された物語が描かれるという。今回到着した映像の前半では、ガルとクリスから日本に向けたメッセージが収められている。本日4月10日は、1946年の戦後初の総選挙で女性の参政権が初めて行使されたことを記念して制定された「女性の日」。日本の女性の地位向上のためにさまざまな活動が行われてきた。ガルは日本語で「女性の日」に触れ、「みんなで本当のヒーローを応援しましょう!」と力強く呼びかけている。同時に2人は、本作で描かれるワンダーウーマンの姿を熱く語る。それによると、女性だけの島で育ったプリンセス・ダイアナ(ガル・ガドット)は、島に不時着した初めて出会う男性のパイロット、スティーブ(クリス・パイン)との出会いを通して運命が大きく動き出す。ダイアナはスティーブと出会い、外の世界に飛び出したことで、やがてスーパーヒーローになっていく物語となるようだ。その言葉通り、続く本編の新映像では、一族最強の者しか持てないと言われる剣に憧れを抱いた1人の少女が厳しい修行に耐え、戦士として成長していく姿が描かれる。剣、槍、弓といった武器で華麗に戦う女性戦士たちの圧巻のアクションシーンは必見。また、その修行中に追い詰められたダイアナがとっさにクロスしたブレスレットから巨大なエネルギーが放たれるシーンでは、自身の秘めた知られざる能力に驚く姿が描かれる。自身の力に目覚めた彼女には、どんな出会いや試練が待っているのか、その知られざるストーリーに、期待が高まる映像となっている。世界を救うために生まれ育った島を離れ、スティーブとともにロンドンに向かったダイアナは、銃弾をブレスレットで防ぎ、剣一つで武装した集団を次々と倒していくまさに“最強の美女戦士”。しかし、その一方で、フォーマルな服装であっても剣と盾は手放せず、圧倒的すぎるパワーを隠そうともしないなど、いままで島を出たことがない生真面目な彼女が社会に少しずつ触れていく際には、ユーモアにあふれたやりとりも盛り込まれている様子だ。“ワンダーウーマン”は、男性のスーパーヒーローが描かれてきたコミックスで初の女性スーパーヒーローとして登場して以来、世の女性を鼓舞し、先導する存在となってきた。本作を撮影した女性監督パティ・ジェンキンスは、「この映画の実写化は、フェミニズムの軌跡に、大規模な(映画)業界が追いついたことを意味していると思う。かつては女性スーパーヒーローを描くことに多くの障壁があったけれど、いまは違う。ワンダーウーマンを、1人の普遍的なキャラクターとして描ける時代が来たのよ」と語り、現代の女性の活躍とワンダーウーマンの登場をリンクさせ、実写化の喜びを覗かせている。いま、実写映画化されるのは必然ともいえる“ワンダーウーマン”。その新たな映像を、ガルとクリスのメッセージとともにチェックしてみて。『ワンダーウーマン』は8月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2017年04月10日「GOGOバンチ」(新潮社)にて連載中、ゆくえ高那による高校野球部の平均的日常をほのぼのと描いた部活コメディ「ちょっとまて野球部! 県立神弦高校野球部の日常」が、実写映画化されることが決定。出演陣には須賀健太、小関裕太、山本涼介らフレッシュなキャストたちが集結することも分かった。県立神弦高校野球部は強豪でも弱小でもない日本一平均的なチーム。3年生最後の夏が終わり、1年生の大堀、秋本、宮田ら残された1・2年生球児たちの新たな日常がスタートする。授業をやりすごし、運動部最下級生お馴染みの雑用をこなしながら野球に励む3人。ある日、テストの追試で赤点を取った大堀がピンチに!再追試に落ちると夏の合宿に参加できない!!野球部のキングオブバカ・大堀は、無事に再追試をクリアし合宿に行けるのか――?原作は、男性保育士の日常を描いた「てぃ先生」の漫画を担当するゆくえ氏のコミック。野球部の漫画ながら、女性が見ても楽しめる部活コメディーであり、ほのぼのとした部活の側面を描く、熱くない青春漫画。また、野球部の面々は皆、ほぼイケメンというところも女性漫画家ならでは。実写映画となる本作もまた、原作同様フレッシュなイケメンのキャスティングがこのほど実現。野球部のキングオブバカと称され、正直でまっすぐな大堀広揮役には、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『獣道』、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」では主演・日向翔陽役など映画、ドラマ、舞台と活動の幅を広げる須賀さん。また3バカの1人、お茶出しには強いこだわりを持つ乙女男子・秋本高兵役に、「ダンドリ。~Dance☆Drill~」や現在放送中の「恋がヘタでも生きてます」に出演する小関さん。天然マイペースな宮田捺生役に、「仮面ライダーゴースト」の山本さんが扮する。本作で映画初共演を果たす3人。小関さんは、「学生時代の実際の学び舎が一緒だったので、役に対してとても溶け込みやすかったです。その良さがお芝居の雰囲気にも表れていると思うので楽しみにして頂きたいです!」とふり返る。山本さんは、「超マイペースなおバカで、日の当たる場所で急に光合成をしたりと謎の行動が多く、掴みどころのない男です」と自身が演じるキャラクターを説明し、「三者三様のどこか憎めない愛すべきバカ3人の姿を観て、観てくださる方が元気になって、友情っていいなーと思ってもらえたら最高です」とメッセージ。そして須賀さんは、「学生の頃の、馬鹿なことに全力を出せる眩しさが表現されていて、なにより3バカの愛おしさに自然と笑顔になりました」と原作を読んだ感想を語り、「野球部とタイトルに入っていながらも、あまり出てこない野球描写は映画化されても増えることなく変わりません(笑) 緩く、笑える。そんな作品になったと思います」とコメントを寄せた。なお、監督は人気テレビ番組「孤独のグルメ」のseason1~3の監督や、好視聴率をマークした草なぎ剛主演ドラマ「嘘の戦争」の演出も手掛けた宝来忠昭が務める。(cinemacafe.net)
2017年04月08日