小学2年生の娘が、公園から自転車で帰宅したときのこと。駐輪場で、突然見知らぬ中年の女性から「鶏肉買ったじゃろ?」と声をかけられたというのです。数日後、娘は駐輪場でまた同じ中年女性に遭遇し、同じことを聞かれたそう。私は真相をたしかめるため、勇気を出して見知らぬその女性に声をかけることに。すると思わぬ言葉が返ってきたのです。 「何かようですか?」不思議なことを言う中年女性と娘 小学2年生の娘は、自転車で公園へ遊びに行くのが日課。ある日、娘が自転車で公園から帰宅したときのこと、マンションの駐輪場で、突然見知らぬ中年の女性が「鶏肉買ったじゃろ?」と声をかけてきたというのです。 娘が帰宅後、「ママ、今日鶏肉を買ったの?」と聞いてくるので、私は不思議に思いました。買ったものを詮索しているような内容にちょっと引っかかりを覚えたので、その晩、夫に相談をしましたが、あまり深くは考えていない様子でした。 数日後、いつものように自転車で遊びに行った娘が、焦った様子ですぐに帰宅。駐輪場で、また同じ女性に「鶏肉買ったじゃろ?」と聞かれたというのです。私は、真相をたしかめるため、見知らぬその女性のもとへ。話を聞くとどうやら、自転車を出しにくそうにしている娘のために、他の自転車を寄せてくれていたのでした。 自転車が「取りにくかったじゃろう」と言った女性の言葉を、「鶏肉買ったじゃろう」と聞き間違えていた娘。勘違いだとわかり、私と娘はホッとしたと同時に、助けてくれた女性に対して不審に感じたことを申し訳なく思いました。近所の人のやさしさが心に沁みる話でした。 作画/Pappayappa著者:茂木 あずさ
2023年11月28日皆さんは家族の行動にがっかりしたことはありますか? 今回は「子どもに口止め料を渡す父親」を紹介します!イラスト:エトラちゃんは見た!家の鍵が開いている?両親と暮らす、小学4年生の主人公。ある日、学校が午前授業だったためいつもより早く帰宅しました。家に入ろうとすると玄関の鍵が開いていて「ん?鍵開いてる?」と驚きます。両親は仕事で家にいないはず…。そこで主人公は泥棒を警戒しながらこっそり部屋に入りました。すると部屋には父と見知らぬ女性がいたのです。父がとった行動は…出典:エトラちゃんは見た!慌てて「お父さんのお友達よ」と自己紹介する女性。そんな女性に主人公は「嘘ですよね?」と詰め寄りました。女性と父は明らかに浮気関係だったのです。すると父親は、口止め料だと言って主人公に1万円札を渡してきました。その場ではついお金を受け取ってしまった主人公でしたが…。罪悪感にかられた主人公は、母に家で見たことを正直に話します。その後、父の浮気を知った母は父に離婚を言い渡したのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2023年11月27日3歳長男の発達に悩んでいた頃、子育てひろばで受けた衝撃ASD(自閉スペクトラム症)のある長男あーは、現在12歳の小学6年生です。あーがまだ幼稚園に就園する前、「なんだか育てにくい……もしかしてあーは発達に何かあるのでは……」と悩んでいた時期に、地域の子育てひろばに連れて行ったことがありました。当時あーは3歳で、就園前の子どもを対象にしている子育てひろばでは比較的大きい年齢のほうでした。3歳のあーといえば、例えば、母親のカバンがあったら必ず中を漁り、その後中身をばらまく・本があったら破く・手の届く棚に物があったら落とす、という行動を平気で取るので、母親の私は、カバンはあーの手の届かない高い所に置く・本は片づける・手の届く棚に物は置かない、という措置を取るのが日常になっていました。なので、子育てひろばでも、あーの破きそうな紙の柔らかい本は片づける・飾っているおもちゃを避ける・そもそも近づかせないようにする、などしていたら、そこの先生にこう言われたんです。「あーくんはもう言ったら分かる年齢だから、言い聞かせてみて」と!!!脳天を直撃するようなお言葉でした。だって……あーに言い聞かせるなんて考えたこともなかったんです(今思えば、日々の暮らしの中で「あーには言い聞かせが通じない」と、ひしひしと感じ取っていたからこそなんですが)。言い聞かせて、聞くもんなのか!?同時に大反省もしました。「言い聞かせることなんかできないと思ってた私のバカバカ!あーはもうそういう『年齢』なんだ!」と……!Upload By よいこ「もう言い聞かせれば分かる年齢」。この言葉に追い詰められて…ということでここから私とあーの「言い聞かせ」地獄が始まります……。優しく言っても、分かりやすく言っても、強く言っても、あーは本があったら破きました。カバンは漁りました。私は……追い詰められました。だって……言い聞かせたら分かる「年齢」なのに、分かってくれないのです。Upload By よいこどうにかして分からせなければ。私の言い方が、しつけが悪いんだ。Upload By よいこなんで分かってくれないの!と感情的にりつけてしまうこともありました。あーは泣いたけど、すぐにけろっと機嫌を戻して私のところに来てくれました。本当に泣いたのは、私のほうでした。あーへの申し訳ない気持ちと、自分の不甲斐なさと、してはいけないことをしているという罪悪感に涙は止まりませんでした。「お母さん、なんで泣いてるの?」と言うあーに謝った後、「あーくん、お母さんのこと抱っこして」と言うと、あーは小さな手と体でわたしをぎゅうっと抱きしめてくれました。この子はこんなにも優しい気持ちと純粋な愛を持った子なのに、私は何をやっているんだろう……と、余計に泣けてきたのを覚えています。Upload By よいこ子どものしつけに必死だった当時を思い返して今なら、一般的な年齢の発達段階に子どもを当てはめて、勝手に厳しくしたって全く意味なんかないことくらい分かるんですが、当時はただただ必死で……(そしてそれはあー12歳の今も葛藤し続けている永遠の課題です)。しつけってなんなんでしょうね。結局親が何か教えようと必死な時ほど何も身につかず、知らぬ間にさらりといろんなことを習得して成長していっている気がします……。特に発達障害のある子どもの育児は、子の成長に並走してあげることくらいしか親がしてあげられることってないのかもしれないなー。……なんて、達観できたらいいんですけどね、なんなら今も絶賛戦ってますよ(片づけしない、忘れ物、口答え、とにかく全部、身の回りの森羅万象に反抗してくるなど)!発達凸凹育児界隈のみんな……ファイトだー!執筆/よいこ(監修:初川先生より)あーくん3歳頃の子育てひろばでのアドバイスをきっかけとしたエピソードをありがとうございます。アドバイスされたスタッフの方も、お子さんの成長発達に良かれと思って、保護者が手をかけているのを減らすべく、その発言をなされたのでしょう。ただ、“言って聞かせる”が効くのは、なかなか狭き門ではあります。年齢や発達段階もそうですが、定型発達のお子さんであっても、発達にばらつきのあるお子さんであっても、気分や性格、得意不得意によって、うまくいくかどうか難しいところです。よいこさんは、これまであーくんを育ててこられた経験から、まずは環境調整(物の位置を手の届かないところに置く)だと感じ取られてそうされてきていたのですよね。おそらく、言って伝わる子だと感じ取られていたらそうされていたのではと思いますし、そこまで物を移動せずとも大丈夫そうだと感じ始めたら環境調整の手を緩めたのではとも思います。一緒にいる保護者の方の感じたこと(勘も含め)は実はとても理に適っていることが多いです。「子の成長に並走する」、まさにそうで、子どもをしつけるというのは、保護者が“こうあるべし”“こうしなさい”というルールを身につけさせていくというよりも、そこ(理想とする姿)に至るために、現状のお子さんの様子と、“こうなってほしい”“これを身につけてほしい”との間の接点を見つけて(つまりだいぶお子さんの現状に寄ったところから)少しずつ「一緒ならできる」「手伝えばできる」を増やしていくことだと思います。本を破かない、カバンを漁らないはなかなか声かけだけでやるのは難しいと思いますが、一緒に本を(破らずに)大切に扱えたら褒める、カバンを(漁らないという「○○しない」目標は扱いにくいので、例えばカバンが置いてあったらお母さんに「はいどうぞ」と届けるなどに変えるなどして目標設定し)ルールにのっとって扱えたら褒める、というあたりをスモールステップで身につけたいところではあります。その第一段階はおそらく、あーくんが不用意に触って怒られる・トラブルになるのを避けるところから始まるので、やれることとしては環境調整です。よいこさんのされてきたこと、よかったんだろうなと思います。発達的にばらつきのあるお子さんを育てていると、良かれと思って定型発達のお子さん向けのアドバイスなどがいろんなところから飛んでくるだろうなと思います。そんなときに、「いや、うちの子ちょっとそれだとうまくいかなくて」とか「やってみたけど、通用しなくて困ってるんですよねー」ということを話せる相手がいるといいなぁと思います。子育てひろばのスタッフの方も、もしかしたらそういうお相手になりえたかもしれません。子育てをしていると年長者や支援者の助言を受け入れなければならないとお感じになる真面目で一生懸命な保護者の方が多いと思いますが、うまくいかないという声はとても大切なものです。そこにこそ、改善や工夫のヒントがあると思います。お子さんが悪いのでも、保護者の方が悪いのでもありません。その助言が通用しない、どうしようというところから、“わが子”のプロたる保護者と、支援者や相談できそうな諸先輩方との“プロ”同士の対話が始まってほしいなぁと願っています。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年11月26日小学2年生も後半戦のわが家の息子、お友だちと放課後に遊ぶのが楽しくなってきたようで、うれしい半面、「あぁ…小学生男子だなぁ…」という突っ走り方もするようになってきました。今回は、そんな息子にちょっと厳しめに注意した話を描きました。■行き先を告げずに出かけた息子大体の場合、いつも「どこで誰と遊ぶ」というのを話してくれる息子なんですが、「早く行かなきゃ!」と行き先を告げずに出て行ったことが数回、続きました。ほとんど決まった子と遊ぶので「おそらくあの子と一緒だろう」と分かってはいます。しかし、わが家の出かける際のルールを守っていないため、ここは一度ビシッと注意が必要と思い、話しをすることにしました。ルールを守る気はあるのですが、わが家の息子はつい最近、発達障害の診断がつき、「ルールを守らなかったらどうなるか」「そもそもなぜそういった決まりがあるのか?」といった、“なんとなく想像する”という分野があまり得意ではありません。そこで、どうして家や学校にはこういったルールがあるのか、実際に私の体験を交えて話してみることにしました。まだ私が学生の身分だった頃、家に自分以外の家族が誰もおらず、そのまま学校に行ってしまったことがありました。本来その日は、指定された登校の日ではなく、「用事がない人は来なくてもOK」という自由登校の日でした。「いつも通りに晩ご飯の時間には家に帰ろう」、と思っていたのですが…。 ■いつ帰れるのか分からなくなった想像もしていなかった大地震に遭遇! そう、東日本大震災です。電車はすべて運休し、バスは走ってはいるものの、いつ乗ることができるのか分からないほどの行列で、家に帰れなくなってしまいました。さらに携帯電話もまともに使えなくなり、家族に、「自分が学校に行った帰りに帰宅難民になっていること」「無事なので心配しないでほしいこと」「家族にケガはないか」と、連絡をすることもままなりませんでした。結局、学校に事情を話して同じ状況の子たちと泊めてもらうことになりましたが、不安でつぶれそうな1日を過ごしました。息子は電車に乗って遊びに行く年齢ではありませんが、しっかり考えてほしかったため、スケールが大きいこの話をしました。これからどんどん大きくなって、友だちと自転車や公共交通機関を使い、今よりも遠くへ出かけたり、難しい年頃がやってきたりして「お母さんなんて…」と言葉を交わしたくないと思う日がやってくるでしょう。でもそのときは、「お母さん、そんなこと前に言ってたなあ」と、なんとなくでもいいのでこの話を思い出してもらって「お母さんは君を心配しているよ」と受け取ってくれたら、うれしいなと思っています。
2023年11月26日今日も4歳の娘を連れて、近所の公園へ。小学生もよく遊んでいるこの公園では、小学生が娘と一緒に遊んでくれることもよくあります。小学2年生のAちゃんとBちゃんもその1人です。この日公園に着くと、AちゃんとBちゃんがいました。しかし、何か様子がおかしい。2人で私たちを見ながらヒソヒソ話をしているのです……。 娘への無視は突然始まった娘はAちゃんとBちゃんを見つけると、勢いよく2人に向かって走り出しました。「なにしてるのー?」と、ブランコに乗っていた2人に声をかける娘。しかし、2人からは何の答えもありません。少し離れたところから様子を見ていた私。2人は答えないどころか、娘の顔を見ないようにしているようです。 娘は「Aちゃん、なにしてるの?」ともう一度聞いています。お互いに顔を見合わせると、逃げるように2人は走り出しました。私は意図的に無視をしているな、と察しました。 娘が何かした?その後も娘は公園内にいた2人に近づいては声をかけますが、すべて無視されています。私は目の前で起こっている状況に、とても悲しくなりました。幸いだったのは、娘は無視されていることを気にしていない様子で、他のお友だちと楽しく遊んでいたこと。 しばらくして、Bちゃんが私の近くに来たので話しかけてみました。 私「どうして無視をしてるのかな?(娘が)何か悪いことしたかな?」Bちゃん「別に、なにもないよ」私「話しかけても答えてくれなかったのは何でかな?」Bちゃん「……。Aちゃんが『無視しよう』って言った」 2人はゲーム感覚で無視しているのだろうと思い、その悲しい現実に私は心が痛みました。 あの日以来、数日間無視は続きましたが、AちゃんもBちゃんも再び娘と遊んでくれるようになり一安心。ですが、今回少なからずショックを受けたのと、これからまたこのような出来事があったときに、小学生に対してどのような声のかけ方が適切なのだろうと悩んだのも事実。今は小学生の子どもを持つママ友や、子育て支援センターなどで相談して助言をもらうのが良いかなと考えています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ぽん子著者:下園ひかり
2023年11月21日聴覚より視覚優位のタイプの息子。動画サイトやアニメが大好き!わが家の息子は現在7歳の小学2年生。特別支援学級の情緒障害クラスに在籍しています。小さい頃から切り替えが苦手で、こだわりが強く、癇癪を起こすことも多かった息子ですが、支援者の方々のサポートもあり、学校や放課後等デイサービスに楽しく通っています。一方、家庭内では、父親は仕事の関係で息子が小さい頃から海外にいて、育児にはほとんどノータッチ。母である私は実家の両親の助けを借りながら、何とか育児をこなしているという状況です。息子は聴覚より視覚優位のタイプで、動画サイトやアニメを見るのが大好き。加えて、赤ちゃんの頃から多動で、スマホで動画を見せて長男の動きを止めている間にしかオムツ替えができないくらい、私にとっても動画は「育児の必需品」でした。Upload By ユーザー体験談動画サイトが見たくて号泣!苦労は多く……やがて息子が3歳頃になると、インターネット接続できるスマートテレビのリモコン操作を覚えてしまったので、幼稚園時代はとても大変でした。リモコンを手の届かない高いところに隠しても、目ざとく見つけてはよじ登って取ろうとしたり、オモチャを投げて打ち落とそうとしたり、危ないことを平気で繰り返しました「あと1つ動画を見たらおしまいだよ」「タイマーが鳴ったら、やめてお風呂に入ろうね」などと言っても全く通じません(残り時間が分かりやすいかな?と思い砂時計も試しましたが、やっぱり駄目でした……。当時はまだ時間の感覚が理解できていなかったんだと思います)。動画見たさに1時間ぐらい泣き続けるようなこともザラだったので、動画との付き合い方には苦労しました。Upload By ユーザー体験談小学生になった今では、動画のために癇癪を起こして泣き叫ぶようなことはしなくなり、切り替えも昔より早くなってきた息子ですが、次に私が恐れていたのは「ゲーム」でした。幼稚園の頃からゲーム機を持つお友達も多い中、「動画の時の二の舞にはしたくない……!」と思い、息子には小学生になってもゲーム機を買い与えていませんでした。「もう少し自分の気持ちのコントロールができるようになってから、買ってあげよう」と慎重に考えていたのです。海外にいる夫、まさかのサプライズ!?ところが、です!コロナ禍での海外渡航の制限もようやく緩和されたので、息子を連れて夫の滞在する国に遊びに行った時のことです。長時間の子連れフライトでぐったりしている私に、想定外の事態が待っていました。なんと夫は、私になんの相談もなく、息子のためにゲーム機を用意してしまっていたのです!当然息子は大喜び、そんな息子も見て、夫も「サプライズ大成功!」とご満悦です。「ゲームはまだ買わないでおこうね」と話していたはずなのに……日本に帰って管理をするのは私なんですけど!Upload By ユーザー体験談思えば、夫のわが子への「サプライズ」は今回が初めてではありませんでした。普段一緒に遊べない罪滅ぼし(?)のつもりなのかもしれませんが、誕生日やクリスマスでもないのに高価なプレゼントを買ったり、アイスを好きなだけ食べさせたり……息子が「これはパパがいる時だけの特別なこと」だと理解できるならまだいいのですが、残念ながら「時と場合による」という考えが通じないので、日本に帰ってからがいつも大変でした。そして、いくら訴えても、私の大変さは夫にはイマイチ伝わってないようでした。帰国後、予想を超える出来事がなので、この時も「またか……」と、半ばあきらめの気持ちでいたのですが、帰国後またしても、私の予想を超える出来事がありました。息子は棚からぼた餅で手に入れたゲームを、絶対にママに取り上げられたくない!と思ったのか、1日1時間というルールをきっちり守って遊んでいるのです。ゲームのプレイ中、画面上に残り時間が表示されるという仕組みがあることも大きいと思うのですが、「おしまい」の声かけやタイマーを見せられるだけで大パニックになっていた頃と比べ、こんなに自分の気持ちをコントロールできるようになってきたんだと驚きました(なんだか夫にいいところばかり取られているような気持ちになって、面白くはなかったですが……)。思わぬ形で息子の成長を目にして、たまにはこんなサプライズも悪くはないなと思ったのでした。Upload By ユーザー体験談イラスト/ネコ山エピソード提供/あかクレヨン(監修:森先生)発達障害の傾向にある方は、一般には「刺激に弱い」「依存をしてしまいやすい」といった方もいらっしゃいます。 我慢をして得られる報酬よりも、目先の報酬の方に魅力を感じてしまうといった特性からであると言われています。 そのため、例えば「動画を観ないで勉強したら褒められる(我慢して得られる報酬)」よりも「今動画を観続ける(目先の報酬)」を選んでしまいがちなのです。 ママとしては、ゲームを買い与えることに慎重になるのはもっともですね。ところが今回は、はっきりと残り時間がわかりやすいということ、取り上げられてなるものかという強い思いがうまく働いたことも助けとなり、結果的に自分で時間を管理できるという思わぬ効果がありました。 「時間を意識してもらおう」という、これまでのママの努力の積み重ねがあったからこそ、このタイミングで自己管理が出来るようになったのでしょう。パパは、「ゲームを買っても問題なかったじゃないか、ママは心配性だな」と簡単に考えるのではなく、お子さんとママのこれまでの努力を理解して労いの言葉をかけましょう。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年11月19日幼い子供は、興味を持ったものに一直線。好きなものに対する観察力は、時に大人を驚かせます。なみそ(@omochi_nam01)さんがX(Twitter)に投稿した『息子さんの絵』に、称賛の声が集まっています。息子がホットケーキに描いた絵が…?ある日、小学1年生の息子さんがホットケーキに絵を描いて、なみそさんに見せてくれたそう。自分のことを描いてくれたと思った、なみそさんが「これ私かな?ありがとう!」とお礼をいうと、息子さんから返ってきたのは…。「違います、藤原道長です」なんと、息子さんが描いたのは平安時代の貴族、藤原道長だったのです…!投稿されたホットケーキの写真には、チョコレートソースで描かれたと思しき味わい深いイラストが。顔の輪郭や2つの目、頭に被った冠も描かれており、肖像画の雰囲気が伝わってきますね。また、ホットケーキの上には松尾芭蕉や菅原道真といった歴史上の人物のイラストが描かれた紙も写っています。それぞれの特徴をよくとらえたイラストからは、人物への熱いリスペクトの気持ちが伝わってきますね!熱のこもったイラストに、なみそさんも「めっちゃリスペクトしとるやん」とコメント。投稿には、「なかなか似てる」「天才」といったコメントが相次ぎました!・ちゃんと冠も描いている!藤原道長に見える!見えます!・パンケーキの絵も当時の文化感がありますし、人物の描き分けもされていて、リスペクトと熱意が半端ないですね。・お顔の渋さがツボです。芭蕉さんの楽しそうなステップがいいですね!なみそさんによると、息子さんはよくこのような歴史上の人物のイラストを熱心に描き続けているのだとか。幼い頃から熱中できるものがあるのは、素晴らしいこと。息子さんの『偉人愛』に、多くの人が笑顔になりました![文・構成/grape編集部]
2023年11月17日皆さんは、いないはずの人物を見てしまったことはありますか?今回は「夜中に幼馴染が泣き出した話」を紹介します。イラスト:倖泣き出した幼馴染主人公が小学2年生のころ、家に幼馴染が泊まりにきたときのことです。夜になり、2人は2段ベットの上の段で並んで眠っていました。すると突然、幼馴染が震えながら泣き出したのです。そして「うしろ…うしろに…」と言って、しきりに主人公の後ろを気にしていました。主人公は予想外の言葉に「えっ?」と驚いて…。振り返ると…出典:愛カツ主人公は背中側の壁の方を振り返り、目を見開きました。なんとそこには、長い髪の女性がいたのです。主人公は恐怖に震え、幼馴染と手をつないでなんとか眠ったものの…。翌朝目覚めると、そこには女性がいた痕跡はなかったのです。しかし女性の姿は主人公だけでなく幼馴染も見ており、夢でないことは確かだったのでした。なぜ女性が…?主人公と幼馴染が目にした恐ろしい女性の姿。女性の正体や現れた目的がわからず、恐怖する主人公のエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2023年11月17日風邪から肺炎を繰り返し……保育園、辞めるしかない?さて、以前きいちゃんが0歳の時にせっかく保育園に入園できたのに、保育園の洗礼を受けて体調を崩しまくり、保育園を辞めたほうがいいのではないかと追い詰められた話を書きました。その時の私は、自分の仕事のことよりも「きいちゃんの母であることを優先しなければ」、「とにかくきいちゃんの健康を守らなければ」と思い、「保育園は辞めるしかない」と気持ちが固まってきていました。ところが……。ちょうどその時、私たち母子を担当していた保健師さんが異動になり、新たに担当になった保健師さんがご挨拶に来てくださいました。Upload By 星きのこ障害ある子どもの育児と仕事の両立……悩みを話してみるとその保健師さんはとても優しく、仕事熱心な印象が伝わってきて、私は出会った瞬間から好感を持ちました。だからでしょうか。実は私はあまり自分の悩みを人に相談できず、抱え込んでしまうタイプなのですが、その保健師さんには自然と心を許すことができました。今のきいちゃんのこと、そして自分は仕事は諦めて、保育園を辞めたほうがいいと思っていることなど、全て悩んでいることを素直に話せました。すると、その保健師さんは……。「お母さん、仕事は絶対に辞めないほうがいいですよ。せっかくきいちゃんが入れた保育園も絶対に辞めないほうがいいと私は思います」と、キッパリ仰ったのです。その頃の私は自分は母親失格だと落ち込んでいたので、逆にそう言われて少し驚きました。「でもU田さん(その保健師さんの名前)、きいちゃんは今、実際に保育園に通えてない状況ですし、私もそのせいもあって仕事もできません。通えないのに高額な保育園代だけがかかり経済的にも苦しく(0、1歳の保育園代は高額でした)、夫にも保育園を辞めてほしいと言われています」…と言うと、「でもお母さん、今保育園を辞めたら、もう二度と市立の保育園に通うことはできない可能性が高いと思います。どの年齢でも市立保育園は入園希望のお子さんが多く、加配枠(注:障害がある子どもが入れる枠)ならなおのことです。それに、どんなに今は赤ちゃんでも、どんなに障害があったとしても、子どもはいずれ必ず大きくなって親元から離れていくんですよ。その時に、何も残らないお母さんもいるんです。私はお母さんも自分の人生を大切にするべきだと思います!」と、U田さん。Upload By 星きのこ「お母さんの人生も大事」と言ってくれた保健師さんの言葉その時、「私は私の人生を大切にしていいんだ……」と、「そう思っていいんだ……!」と許しをもらえたような気がしました。Upload By 星きのこそして、U田さんは実際にわが家のようなケースはどうすればいいのか、さまざまな機関に相談に行ってくれたり、補助は受けられないかと調べてくれたり、奔走してくださいました。私は、結果がどうこうではなく、いくら市の保健師さんとはいえ、私たち親子のために心を砕いてこんなにも動いてくれる方がいらっしゃることがとてもうれしかったです。そして、親の会の先輩ママに相談しても、病院のコーディネーターさんに相談しても「絶対に保育園は辞めないほうがいい」という共通のアドバイスをもらいました。今思うと、保育園の先生方も保育園に通えない私たち親子を心配しながら、遠くで見守ってくれていた気がします。そして、きいちゃんが1歳半になった頃、肺炎の原因のひとつである心房中隔欠損症と動脈開存症の手術をすることになりました(このこともまた改めて詳しく書きたいです)。胸を全開にして5時間に及ぶ難しい手術でしたが、無事に成功し、1ヶ月後に退院することができました。手術直後から、きいちゃんの顔色が良くなり、きいちゃんは本当はこういう明るい顔色だったんだ!今まで血流が悪くてあんなに青みがかった白い肌だったんだ……!と驚いたのを覚えています。Upload By 星きのこ一番苦しかったあの時、幸運な出会いに心から感謝この手術をした半年後くらいから、きいちゃんが入院する頻度は減っていきました。次第に年に1回程度になり、ここ2年くらいは一度も肺炎で入院することはなくなりました。私も時間はかかりましたが、なんとか仕事にも復帰できて今に至ります。もし、あの時保育園を辞めていたら、私は漫画家という仕事はもうできていなかったと思います。あの時、支えて下さった方々、とくに保健師さんにはとても感謝しています。そして、その支えて下さった保健師さんも異動になりましたが、一番苦しかったあの時に、あの保健師さんと出会えたことが私にとっての奇跡で幸運でした。ここのコラム、読んで下さっているかなあ。こうやって親子元気に、きいちゃんは小学生に、私はコラムや漫画を書いています。本当にありがとうございました。Upload By 星きのこ執筆/星きのこ(監修:鈴木先生より)子どもを見るセンスは知識と経験ではないかと私は考えています。今回の保健師さんには、これまで数々のお子さんを見てきた知識と経験があったのだと思います。このような方の意見はとても貴重で、信頼感があったことでしょう。この保健師さんに巡り合えて星さんはとても幸運でしたね。お母さんやお子さんとの相性もあるとは思いますが、全ての保健師さんがそうあってほしいと願っています。障がいに理解のある自治体では、療育に対する予算を取り、保健師たちは教育を受ける機会があると聞いています。専門家から定期的に教育を受けることで、知識が深まっていくのではないでしょうか。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
2023年11月15日自分の口から出るのがお姉ちゃんのことばかりで驚愕Upload By カタバミ自宅の近所の育児支援センターに隔月で「言葉の相談日」があり、言葉の専門職である言語聴覚士さんがいらしていました。息子のまちゃには発語がなかったので、2歳になる直前にまちゃを連れて相談に行きました。静かに遊ぶまちゃの脇で、私が言語聴覚士さんからたくさんの質問を受けました。そして、言語聴覚士さんからは「言葉が遅い子はよくいるのですが、指差しなど身体を使ったコミュニケーションは取れていることが多いです。まちゃくんの場合は言葉のこともありますがコミュニケーション自体が取れていないことが問題です」と言われました。そういえば、まちゃは私におもちゃを持ってきて「遊んで」と求めるようなそぶりもなく、「これをお姉ちゃんに持っていって」と私が促しても、2歳年上の姉のところに行くこともできていなかったのです。「上のお姉ちゃんとは全く違うタイプなのだと考えてください。子どもには発信型と受信型がいると言われていて、まちゃくんは受信型だと思います。たくさん話しかけてあげてください」と強めに言われました。しかし私は「でもそうすると上のお姉ちゃんが……」と何度も言ってしまい「それなら上のお姉ちゃんが幼稚園に行っている間に話しかけてください」と言われました。私は自分の口から何度も「お姉ちゃんは」という言葉が出てくることに驚きました。主張が上手な娘にばかりかまって、大人しいまちゃには関わってこなかったことに気づき反省しました。言語聴覚士さんにアドバイスされたことを試す日々Upload By カタバミその日、育児支援センターから帰宅しようと自転車をこぎ出す時、言語聴覚士さんからのアドバイスどおり、まちゃを見ながら「出発進行!」と言いました。そして、帰宅して呼び鈴を鳴らすのを見せながら「ピンポーン」と言いました。その後も「抱っこ」と言いながらまちゃを抱っこをして膝に乗せ「口、目、鼻」と話しかけながら触っていきました。まちゃは鼻を触られるのが楽しい様子でした。飲み物を飲むときには「カンパーイ!」と言ってまちゃのコップと自分のコップを合わせました。とにかく動作と一緒に声を出すこと。まちゃは何も言ってくれないけれど嫌がってもいません。その他にも言語聴覚士さんからアドバイスされたことは、「とって」など短い単語で話しかけることや、同じ物を見て「猫」など指を差して同調することです。テレビについては「見せることがそこまで悪いことだと私は思わないけど、入ってくる情報が一方向にならないように気をつけてあげて」と言われました。そして、まちゃからの反応に大きく返すことや、なるべく体を一緒に動かすことも提案されました。私はまだまだここからだと思うことにしました。通い続ければ良かったのにUpload By カタバミアドバイスを実践した4ヶ月後、まちゃは私に寄ってくることが増え、読んでほしい絵本を黙って渡してくるようになり、ついには犬の人形で遊びながら「ウォンウォンウォン」と犬の鳴き真似することも出てきました。好物のバナナをまちゃの手の届かない戸棚にしまったら「わにゃにゃ」と言うこともありました。再び言語聴覚士さんのところに行き「バナナと言えるまであげないというのは逆効果で、意固地になるから止めること。それより何でもない時に『バナナだね』くらいが良い。脳の発達に繋がるからお手伝いはどんどんやらせること」など、また多くのアバイスをされたのを最後に足が遠のきました。その頃、不安だった私は専門職ではない方にもまちゃの発達の相談をあちこちでしていました。そして、どこでも「大丈夫そうだからあまり不安がらないように」と言われていました。しかし、まちゃが2歳4ヶ月の時、発達センターで発達検査を受けて自閉スペクトラム症があると言われ、小集団での療育が始まりました。数ヶ月おきに臨床心理士さんの訓練も始まり、受給者証も取得して民間の療育にも通い出しました。2年5ヶ月ぶりに言語聴覚士さんに会いに行くUpload By カタバミ結局まちゃは4歳になっても、たまに単語を話す程度で会話はできませんでした。私は年少の終わりに、初めにアドバイスをしてくださった育児支援センターの言語聴覚士さんのところにまた相談に行きました。強めにアドバイスされたことが記憶にあり少し怖かったのですが、予想していた強い調子は全くなく、淡々とアドバイスをいただけました。あちこちに相談に行き、私が鍛えられたせいかもしれないと思いました。部屋の一角にまちゃの好きな物の写真や画像を貼り、一緒に「あんまん!パクパク美味しいね」と言って世界を拡げられる関わりを心がけること、言えたから食べられるのではなく世界を広げることが目標だと言われました。今通っている療育で良いのか迷っていると伝えたら知り合いの言語聴覚士を「この方は確かだ私は思いますよ」と紹介していただけました。そこには今も通っています。今振り返ると、2歳の時に出会い最初に診てくれた言語聴覚士さんに言われたことはまちゃにとても合っていたと思うので、あの頃にもっとたくさん相談に行けば良かったと思います。でも当時は何が良いのかも分からず、あちこちに通って忙しくしていました。見極めは難しいですが、私はやはり専門職の方に診ていただいて良かったと思っています。執筆/カタバミ(監修:室伏先生より)言語聴覚士さんからのアドバイス、そしてカタバミさんが実践され、まちゃくんの力がぐんと伸びた経緯について、詳細をお伝えくださり、ありがとうございました。カタバミさん、とっても頑張られましたね。言語聴覚士さんとの出会いももちろんですが、カタバミさんの努力あってのまちゃくんの成長だと思います。コミュニケーションに苦手さのあるお子さんは、一人遊びがとても上手であったり、ご家族が関わろうとしても反応に乏しかったりして一緒に遊ぶのが難しいなと感じられることも少なくないと思います。助言通りにしても、なかなか期待する反応が得られずご家族が寂しい気持ちになったり、一緒に遊ぶことを楽しめなかったり、あるいは成長の兆しが見えにくいためにこれでいいのかなと不安になってしまったり、というお悩みはよくお伺いします。聞いていないように見えても、遊びを楽しんでいないように見えても、うまく表出できていなかったり、その楽しさにまだ気づいていなかったりするだけで、お子さんの耳には届いているし、他者と関わることの楽しさや喜びをお子さんは必ず感じてくれます。お子さんを信じて、あきめずにご家族のあたたかいお声を届けてあげてほしいと思います。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年11月14日初めて生理が来たときのことを覚えていますか?初めての生理はとても戸惑ってしまいますよね。そこで今回は、MOREDOORに寄せられた「初めて生理が来たときのエピソード」を、話の展開を予想していただくクイズ形式でご紹介します。Bさんは、初めての生理で……私に初めての生理がきたのは、小学校5年生のときでした。授業などでは生理について聞いていましたが、自分にいつ来るとはわからないため、あまりよく理解できていませんでした。しかしある日、家に帰ってトイレをしようとするとパンツが赤くなっていました。焦った私は叫んでしまっていました。(24歳/フリーライター)ここでクイズです!初めての生理に焦り、家族がいる家の中で叫んだそう……。その言葉とは、一体どんなものだったのでしょうか?ヒントは、直球な言葉で。そのひと言とは!?私は慌てて大声で「血が出てるー!!」と叫びました。考える間もなく、瞬発的に言葉が出たため、あまりに直球な叫びでした。その後は家にいた父親が駆け付け、生理について教えてくれました。とても急なことで、びっくりしたのを覚えています。正解は「血が出てるー!!」初めての生理で経血が出ているのを見ると、焦ってしまいますよね。このように初めての生理で、戸惑ったり勘違いしたりしてしまう子も多いはずです。学校の授業だけではあまりよく理解できていない場合もあるため、初めての生理が近づいているお子様には、お家でも少しずつ教えてあげられるとよいかもしれませんね。あなたも似たような経験はありませんか?※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。(MOREDOOR編集部)
2023年11月14日中学入学前に支援会議を行った自閉スペクトラム症(ASD)の息子現在高校生の息子(15歳)は、小学1年の時に自閉スペクトラム症(ASD)、中学1年の途中でLD・SLD(限局性学習症)と診断を受けました。小学校入学の頃からこだわりが強く、聴覚過敏があるため、授業中「はい!」と挙手する音に耐えられずパニックを起こした息子は、1年生の2学期から国語と算数のみ特別支援学級で受けるようになりました。静かな環境が息子には合っており少し落ち着くも、トラブルは常につきまとっていました。Upload By ユーザー体験談※通常学級在籍の場合、個別の支援は「特別支援教室」もしくは「通級指導教室」で行われます。もしくは特別支援学級に在籍し、特定の科目を交流級にて受ける形をとります。この体験談のお子さまについては、学校の判断により、通常学級に在籍しながら一部の科目について特別支援学級で受けています。中学生になる前には支援会議を行いました。・特別支援学級、通級指導教室どちらにするのか。・通級指導教室ならば、どの教科を通常学級で受けるのか。・仲の良い子と同じクラスにするのが良いのか、逆に仲の悪い子は誰なのか、クラスを離したほうが良いのか。息子が安心して生活できるように、このようなことを事細かく配慮していただきとてもありがたかったです。中学生も小学生の時と同じように、国語、数学、そして英語の授業を特別支援学級で、それ以外は通常学級で受けることになりました。先生の言葉がきっかけでクラスメイトからかわれ、本格的にいじめられるように……無事中学生になるも、1年生の時にある教科担任から「板書ができないのはサボっているからだ!」と怒られた息子。そしてこの言葉をきっかけに、クラスメイトからからかわれ、クラスで浮いた存在になってしまいました。息子は「お一人様」が好きなので最初は気にしなかったそうなのですが、からかいはだんだんとエスカレートし、ジャージが摩擦で破れる程引きずり回されるというひどいものに発展。いじめている子どもが在籍する部活の先輩も加わって、廊下を歩いているだけで転ばされたり、階段で足をかけられ転落したり……。そして、良くないことに息子もやられっぱなしではと抵抗して相手にパンチをしてしまったのです。そこをたまたま通りがかった学年主任の先生が見たそうで、息子は事情を話すも、相手の子どもたちからは「息子が悪い」と言われ、実際に殴ってしまった息子は何も言えなくなってしまい……。Upload By ユーザー体験談私はこの時点で学校側から連絡がきて、状況を知りました。ジャージが摩擦で破けていることは知っていましたが、息子は床で滑ったと言っていたので信じていました。先生の言葉がきっかけでいじめが始まってしまったこと、どんどんエスカレートしていったこと、そしてそれを息子が隠して堪えていたこと、それを息子が隠して堪えていたこと、そして反撃をしたことで加害者となってしまったこと……ショックでした。その間息子がどんな思いで学校へ行っていたかと思うと……どうすればいいのか悩みました。不登校になり毎日「僕なんていなくなったほうがいいんだ」という息子。そんな息子が前を向いたきっかけは?これがきっかけで、息子は学校に行きたくないと言い出し、夏休みをはさんで計2ヶ月、ほとんど不登校状態になってしまいました。毎日「僕なんていなくなったほうがいいんだ」と言うようになった息子。これではいけないと、私はいろいろな情報を集め、近場に発達障害の子ども向けの寺子屋的な教室があるのを知りました。そして息子にも話したところ、息子はそちらに通い始めました。学校以外の場所を知った息子は視野が拡がったようでした。息子より年下の子が慕ってくれたこともうれしかったのだと思います。そして少しずつ元気を取り戻していった息子は、だんだんと学校へも行けるようになりました。Upload By ユーザー体験談その後LDが分かったこともあり、中学2年生から特別支援学級へ完全に移りました。いじめっ子とも離れることができたので、学校へは問題なく通えるようになりました。どの高校を選ぶ?また不登校になったらと心配する母と息子の志望校は違うところでそして中学校生活も後半になる頃、高校進学について悩むようになりました。高校は義務教育ではありません。以前のように不登校になってしまったら、退学することになってしまいます。ですので、まず私が心配だったのは、全日制にきちんと3年間通うことができるのか?ということでした。できれば出席日数が関係ない通信制の高校、ただしずっと家にいると外に出たがらなくなってしまいそうだったので、週3日通い、レポート提出することで成績がつく高校が息子にはいいのではないかと思いました。ですが息子は、自宅近くの全日制の高校を希望しました。わが家は夫が早くに亡くなっているので、経済面で家に負担をかけたくないと思ったのかもしれません。また、息子はルーティンが好きなので、学校へは週5日通うのが当たり前と思っていた……という節もあります。私はあえて通信制の高校のことは話さず、息子には「目指している高校へ行けるといいね」と応援していました。息子の志望校の体験入学で不登校の原因となったいじめっ子と遭遇。フラッシュバックが!そして中学3年生になって、高校の体験入学に参加した息子。ですが帰りの車の中で、「楽しかったけど、あの子(いじめた子)もいたんだよ……」と真っ青になって語り始めました。そして「きっと学力が同じくらいなんだな……。高校でいじめなんて嫌。知らない子もいじめに加わったりされたら……。せっかく死にたい気持ちがなくなって楽しく過ごせるようになったのに……!」とフラッシュバックを起こしてしまったのです。Upload By ユーザー体験談高校にもいじめっ子がいるかもしれないということで、息子は志望校を変えました。私が希望していた通信制で週3日登校する高校です。自分から通信制にすると話してくれた時に、「実は私、その高校があなたに合ってるんじゃないかなって思ってたんだよ」とカミングアウトしました。すると息子は「そうだったんだ!」と笑っていました。この高校を選んで良かった!自分の信じた道を自信をもって進んでいって現在、通信制の高校を選んで良かったと二人で話しています。学校には、同じ発達障害を持つ子どももいてお互いの特性を知って配慮しあったり、趣味が似ているお友達とはとても深い知識を理解し合える素敵な関係を築くことができました。全日制に比べると校則も厳しくなく、登下校の時間も全日制の高校とかぶらず、朝はゆっくり、帰りは早いことで、息子も疲れることなく休まず通えています。アルバイトも始め、将来やりたい仕事も自分で見つけました。特別支援学級の先生です。そのため息子は今、大学への進学を目指しています。不登校だった時期からは考えられません。「我が身を抓って人の痛さを知れ」これは、私の恩師が教えてくれた言葉です。私の学生時代にもやはりいじめがありました。自分がいじめられたらどんな気持ちになるかという話の時、恩師はこの言葉を使われました。息子は、発達障害のある子どもがどこにつまづきやすいのか、どんなことが嫌なのか、また、いじめられる子どもの気持ちを身をもって経験してきました。そして、そんな子どもたちが1人でも減るようにと思う優しい青年に成長しました。自分の信じた道を自信をもって進んでください。いつでもあなたを応援しています。イラスト/カタバミエピソード提供/しのっぺ(監修:鈴木先生より)神経発達症のお子さんはコミュニケーションが苦手な場合があるため、学校ではいじめのターゲットになりやすい傾向があります。特に出身校が異なり、進学先で初めて一緒になった子どもたちから理解を得られづらいことがあります。IQテストで処理能力が低いお子さんは板書など写して書くことが苦手でマイペースです。ASDのお子さんに多い傾向があります。そういうお子さんにはタブレットで黒板の写真を撮るなど工夫が必要です。細かいところまで配慮してくれる通信制の高校は神経発達症のお子さんには向いています。自宅で自由に勉強できるからです。無理して全日制の高校だけを考えずに肩の力を落とせる通信制の高校も視野に入れつつ本人に行きたい高校を選択してもらうことが重要なのです。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年11月12日今回は、物語を元にしたクイズを紹介します!クイズの回答を考えてみて下さいね。イラスト:エトラちゃんは見た!父が息子を“口止めするため”にした行動主人公は共働きの両親を持つ小学4年生です。いつも両親の帰りが遅いため、留守番をしながら好きな本を読んでいました。その上、両親はお金のことで喧嘩をすることも多く…。父はあまり家庭にお金を入れていませんでした。そして主人公が午前授業で早めに帰宅したある日のこと。両親はいないはずなのに「玄関の鍵が開いている!?」と気づきます。「まさか…泥棒!?」と思いながら、恐る恐る自宅へ入ると…。そこには父と知らない女性の姿がありました。衝撃を受ける主人公出典:エトラちゃんは見た!慌てて主人公へ言い訳をする女性でしたが…。主人公は一瞬で状況を把握し、女性が父の浮気相手だと確信します。問題さあ、ここで問題です。父が主人公を口止めするためにとった行動は何でしょう?ヒント純粋な子どもの心を利用した行動です。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:エトラちゃんは見た!正解は「お小遣い20ヶ月分のお金を渡した」でした。「お母さんに黙っておいてくれ」と1万円を渡された主人公。それが悪いことだという自覚はありましたが、主人公にとって魅力的な金額でした。その後主人公は、父から母の監視のようなことをさせられ困惑したのでした…。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2023年11月11日ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくん。4月に入学してからすぐ、「学校に行きたくないよぉ」と登校しぶりが始まりました。小さなころから常同行動や強いこだわりなどがあり、集団の中で順番や列を覚えるのが苦手だったまっちくん。発達検査を受けたものの、診断名はつかず、「年齢とともに緩和してくることもあるので、様子を見ましょう」とのこと。悩みを解決する糸口が見つかればいいなと期待していたねこじまさんは、悶々としてしまいます。結局あまり登校できないまま1学期が終了。あっという間に夏休みが終わり、2学期が始まりました。2学期が始まると、まっちくんの登校しぶりはますますひどくなってしまいます。そんな中、予約していた大学病院の心理発達科を再び受診し、医師に悩みを相談したところ、「お母さんじゃなくて、本人の困りごとは?」「慣れたらまた変わってくるでしょう」と言われてしまいました。 診断名もつかず、言われることはいつも同じ……。受診する意味がわからなくなってしまい、つらい気持ちになったねこじまさんは、もうこの病院へ訪れることをやめる決断するのでした。 そして、10月ごろのある朝……。 どうしてこんな日に限って…! その日は、下の子のための保健センターの1歳児教室の日でした。保健士さんに個別相談ができる日だったので、どうしても参加したかったそう。 前日からまっちくんには説明していたものの、当日、結局登校しぶりになってしまい、まったく予定通りに事が運ばず、ねこじまさんは焦ってしまうのでした。 子育ては予測不可能な事態の連続。時間がないときに限って予想外なことが重なり、うまくいかないことってありますよね。いつもなら待てることでも、日頃の「勘弁してよ……」という思いが積み重なり、思わず涙が出そうになってしまうことも。ねこじまさんの言動に共感できる方も多いのではないでしょうか。 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2023年11月10日ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくん。4月に入学してからすぐ、「学校に行きたくないよぉ」と登校しぶりが始まりました。小さなころから常同行動や強いこだわりなどがあり、集団の中で順番や列を覚えるのが苦手だったまっちくん。発達検査を受けたものの、診断名はつかず、「年齢とともに緩和してくることもあるので、様子を見ましょう」とのこと。悩みを解決する糸口が見つかればいいなと期待していたねこじまさんは、悶々としてしまいます。そんな中おこなわれた夏休み前の個人懇談で、先生に登校しぶりについて相談すると、「無理なく、ゆっくりやっていきましょう」と言ってくれました。 そして、次の席替えでまっちくんの席を、先生がサポートしやすく、声も聞き取りやすい一番前の席にすることを提案してくれたのでした。 結局あまり登校できないまま夏休みに突入し、「しばらく毎朝の戦いをしなくていいと思うと、気がラクだ」とホッとするねこじまさん。 そして、あっという間に夏休みも残り2日となった日のこと……。 学校へ行くのは、何のため? 2学期が近づくある日、「なんで学校って行かなきゃいけないの?」と、本質を突くような質問をしてきたまっちくん。ねこじまさんは、「学校はいろいろなことを体験し、自分の可能性を広げたり見つけたりする場所」と前向きに話しました。 まっちくんには笑顔で答えつつも、内心「『好きなことなんて学校じゃなくても見つけられる』と言ってしまうと、本当に学校へ行かなくなってしまうのではないか」と感じていたようです。 SNSのコメント欄には、「子どもがつらそうにしていると、『じゃあ行くのやめちゃおっか〜』と言ってあげたくなってしまうけれど、行くことで広がる可能性について考えると、そんな簡単に発していい言葉でもないだろうし……と悩みます」 「私は『将来の選択肢と視野を広げるために学校に行くんだよ』と話しているかな。絶対の正解がない難しい問題だと思う」 「私は『行くのやめようか』と言われると、逆に『行かなきゃ行かなきゃ』となってしまうタイプの人でした」 など、いろいろな意見が集まりました。 何のために、学校へ行くのか……、という正解のない難しい問題。たとえ今は完全に理解できなくても、信頼できる存在である家族が、自分のことを心から思ってくれていることは、きっと伝わっているはずです。皆さんがもしこの質問をされたら、どのように答えますか? 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2023年11月07日ユナさんは夫と2歳の息子と3人暮らし。息子のタイチは保育園に通い、ユナさんはフルタイムで復職し忙しい毎日を送っています。夫の郁夫は自称イクメン。しかし裏では職場の同僚・黒利さんと不倫。タイチを黒利さんの家に連れて通っていたことが発覚しました。離婚に向けて準備を進めていたユナさんですが、郁夫からの提案で家族3人で過ごす時間を作ることに。当日は楽しい1日を過ごしますが、郁夫がユナさんが目を離した隙にタイチを連れ去ってしまいました。 ユナさんは黒利さんのマンションで、タイチを無事に保護します。別の不倫相手と別れさせられたことを根に持っていた黒利さんは、ユナさんに仕返しをしようとしていたようです。 マリアのようにやさしいと思い込んでいた黒利さんが汚い言葉で息子を罵るその豹変ぶりに、郁夫も驚きを隠せません。 あざ笑う黒利さんに、ユナさんは思わず……。 許さない!二度と顔も見たくない! 「こんなことをして何もないわけないでしょ」ユナさんは黒利さんに怒りをぶつけます。しかし、黒利さんは自分の被害者だからと、まったく悪びれていません。ユナさんは怒りを堪えながら、あとは弁護士を通して話をすることを伝え、タイチとともにその場を去ります。すると、泣きながら後を追いかけてくる郁夫……。黒利さんがあんな女だとは知らなかったと話す郁夫に、「弁護士を通すのはあんたもよ!」と突き放します。この後に及んで、自分も被害者だと言う黒利さん。郁夫も、自分のことを黒利さんに騙された被害者だと思っているようですが、子どもを連れ去った事実が許されるわけがありません。とはいえ、無事にタイチがユナさんの元に帰れたことは安心です。タイチの心のケアをしてあげながら、今後は弁護士を通して冷静に話を進められると良いですね。著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2023年11月05日皆さんは、家族のために弁当を作ることはありますか?今回は「息子のお弁当で失敗したエピソード」を紹介します。イラスト:kyoko.毎日作る娘と息子の弁当主人公の娘が高校生、息子が中学生のときのことです。学校に行く日は、毎日2人のために弁当を作っていました。2人の弁当はサイズや内容は同じでしたが、少しだけ工夫していて…。娘の弁当はかわいく出典:愛カツ娘の弁当はかわいらしく華やかに見えるように仕上げていた主人公。息子の弁当は、シンプルにしていました。しかしある日、帰宅するなり「弁当、普通にしてって言ったじゃん!」と怒った息子。主人公はうっかり、娘と息子の弁当を入れ間違えてしまっていたのです。息子に「ごめん、気をつけるね~」と謝った主人公。しかし、その後も何度も同じ間違いをしてしまい、息子を怒らせるのでした。入れ間違えてしまった…中身は同じでも見た目が違う、娘と息子の弁当。中学生の息子にかわいい弁当を持たせてしまい怒られたエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2023年11月04日ユナさんは夫と2歳の息子と3人暮らし。息子のタイチは保育園に通い、ユナさんはフルタイムで復職し忙しい毎日を送っています。夫の郁夫は自称イクメン。しかし裏では職場の同僚・黒利さんと不倫。タイチを黒利さんの家に連れて通っていたことが発覚しました。シングルマザーとしてタイチを育てていけるか不安になるユナさん。しかし自分自身が母ひとり子ひとりで育ってきた環境は幸せだったと思い出し、離婚の意思を変えませんでした。 離婚の意思が変わらないことを郁夫に伝えると「最後に3人で過ごせないかな……」と提案され、タイチを連れて3人で出かけることに。 楽しい1日を過ごしたユナさんとタイチを自宅に送り届けた郁夫が「2階の部屋にある俺の鞄とってきて?」と言います。何の気なしに指示に従うユナさん。 鞄を持って1階に戻ると、郁夫とタイチの姿が消えていました。慌てて玄関を飛び出すユナさんが見たのは……? 私のせいだ。油断したからこんなことに… 慌てて玄関を飛び出したユナさんは、あと一歩のところで追いつけず、タイチを連れた郁夫がタクシーに乗り込み去っていく姿を見送ることになってしまいました。緊急事態に真っ先に義母へ連絡しますが、何も知らない様子。こんなことを郁夫ひとりでは計画できないと考えたユナさんは、黒利さんがこの件に絡んでいると考え、急いで黒利さんのマンションへと向かいます。すると部屋の中から「ママー!」と泣き叫ぶタイチの声が……!黒利さんに玄関を開けないと警察を呼ぶと必死に訴えますが、親戚の子を預かっているなどと言い、出てくる様子はありません。 せっかく家族として最後に出かけたのにも関わらず、まるで誘拐まがいなことをする郁夫の行動は本当に残念でなりません。そして、タイチの異常な泣き声を前に手も足も出ないユナさんは生きた心地がしないでしょう。一刻も早くユナさんの元へタイチが無事に戻ることを願わずにはいられませんね。著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2023年11月02日「ももいろクローバーZ」の高城れにが主演を務めるパルコ・プロデュース2024「最高の家出」の上演が決定。東京・紀伊國屋ホールを皮切りに、3月には地方を巡演する。結婚生活に疑問を感じ、家出をした立花箒(高城れに)。道中、無一文になり途方に暮れていたところ、出会った藤沢港(東島京)に「住み込みの働き手を探している劇場がある」と聞き、劇場を訪れる。そこで与えられたのは、舞台上に作られた“模造街”で、ある役を演じる仕事だった。この劇場ではたった1人の観客のために、7か月間をかけてひとつの物語を上演しているのだが、港が家出したせいで、箒は代役を務めるハメに。舞台の主演蒔時アハハ(祷キララ)は「相手役が変わるならやらない」とゴネるが、物語の幕は上がり、箒とアハハはチグハグな関係のまま芝居を続ける。演劇と現実の区別がつかなくなった男、眠りを忘れて働き続ける裏方、舞台上だけ雄弁な言葉を失った俳優。箒は奇妙で愉快な面々に振り回されながら、次第に劇場での暮らしに心地よさを覚え、アハハとの友情を深めていく。ある日、劇場に箒の夫・向田淡路(尾上寛之)が現れ、さらに港も戻ってきて、“模造街”の秩序が崩れはじめる…。本作は、パルコ・プロデュース公演初登場となる三浦直之(劇団ロロ)作・演出舞台。近年では、「腐女子、うっかりゲイに告る。」『サマーフィルムにのって』の脚本や、KERA CROSS「SLAPSTICKS」の演出を担うなど、活動の幅を広げている。単独では舞台初出演、初座長となる高城さんが演じるのは、結婚生活に疑問を感じ、家出をする立花箒。「とてもドキドキしていますが、この舞台を通じて出会う人や物、環境、感覚、たくさんあると思います。その1つ1つを、見逃さないように、大切に箒ちゃんという役に、そして舞台に向き合いたいと思います」と意気込み、「個性溢れる仲間たちと、素敵な、最高の舞台がつくれるよう、一生懸命全力で頑張りたいと思います!」とコメント。高城れに演じる立花箒「最高の家出」共演には、『サマーフィルムにのって』『忌怪島/きかいじま』などに出演した祷キララ、ブロードウェイ・ミュージカル「バイ・バイ・バーディー」、イギリス・ウェストエンドにて「GALAXY TRAIN-A New Musical」ロンドン公演へ出演した東島京、『それぞれの花』で主演を務めた尾上寛之、ロロから板橋駿谷、亀島一徳、篠崎大悟、島田桃子も出演する。なお、東京公演のチケット一般発売日は、12月2日(土)となっている。パルコ・プロデュース2024「最高の家出」は2024年2月4日(日)~24日(日)紀伊國屋ホールにて上演。※地方公演あり(シネマカフェ編集部)
2023年11月02日パルコ・プロデュース 2024『最高の家出』が、2024年2月4日(日) から24日(土) に東京・紀伊國屋ホールで上演されることが決定した。『最高の家出』は、2009年に劇団ロロを立ち上げ、古今東西のポップカルチャーをサンプリングしながら描く世界観が特徴的な三浦直之による書き下ろしの新作公演。結婚生活に疑問を感じ、家出をした立花箒は、道中、無一文になり途方に暮れていたところ、出会った藤沢港に「住み込みの働き手を探している劇場がある」と聞き、劇場を訪れる。そこで与えられたのは、舞台上に作られた“模造街”で、ある役を演じる仕事だった。この劇場ではたった1人の観客のために、7カ月間をかけてひとつの物語を上演しているのだが、港が家出したせいで、箒は代役を務めるハメになる。舞台の主演蒔時アハハは「相手役が変わるならやらない」とゴネるが、物語の幕は上がり、箒とアハハはチグハグな関係のまま芝居を続ける。演劇と現実の区別がつかなくなった男、眠りを忘れて働き続ける裏方、舞台上だけ雄弁な言葉を失った俳優。箒は奇妙で愉快な面々に振り回されながら、次第に劇場での暮らしに心地よさを覚え、アハハとの友情を深めていく。そんなある日、劇場に箒の夫・向田淡路が現れ、さらに港も戻ってきて、“模造街”の秩序が崩れはじめる……。舞台上と舞台裏、それぞれの“家出”が重なり合って生まれる、ファンタスティック迷走ストーリーとなっている。主演の立花箒役を演じるのは、ももいろクローバーZのメンバーで、今回単独での舞台初出演となる高城れに。そのほか蒔時アハハ役を祷キララ、藤沢港役を東島京、向田淡路役を尾上寛之が務める。またロロからは板橋駿谷、亀島一徳、篠崎大悟、島田桃子が出演する。本作は東京公演を上演後、3月に高知・大阪・香川・宮城・北九州公演が予定されている。■作・演出:三浦直之 コメントここ数年、ずっと家出という言葉が気になってました。逃走とか駆け落ちと違って、家出っていうのはいつも帰ってくることが宿命づけられてる。もし、永遠に帰らない家出があるとしたら、それはもう家出とは違うなにかのはずで、だから、家出っていうのはいつも失敗することが前提の言葉です。成功する家出を描きたくて『最高の家出』というタイトルをつけました。集まってくれたキャストもスタッフも最高なので、あとはぼく自身が、最高になれれば最高な家出の物語が出来上がるはずです。もうここにはいられなくて、だけど、どこにもいけなくて、そんな宙ぶらりんな人たちが右往左往する姿をみにきてください。■高城れに コメント初の主演舞台ということでとてもドキドキしていますが、この舞台を通じて出会う人や物、環境、感覚、たくさんあると思います。その1つ1つを、見逃さないように、大切に箒ちゃんという役に、そして舞台に向き合いたいと思います。個性溢れる仲間たちと、素敵な、最高の舞台がつくれるよう、一生懸命全力で頑張りたいと思います!<公演情報>パルコ・プロデュース2024『最高の家出』作・演出:三浦直之(ロロ)出演:高城れに(ももいろクローバーZ)祷キララ東島京板橋駿谷 亀島一徳 篠崎大悟島田桃子重岡漠 尾上寛之東京公演:2024年2月4日(日)~24日(土) 紀伊國屋ホール高知公演:2024年3月6日(水) 高知県立県民文化ホール オレンジホール大阪公演:2024年3月9日(土) 森ノ宮ピロティホール香川公演:2024年3月14日(木) レクザムホール(香川県県民ホール) 小ホール宮城公演:2024年3月20日(水・祝) 電力ホール北九州公演:2024年3月23日(土) J:COM北九州芸術劇場 中劇場チケット情報:公式サイト:
2023年11月02日すぐに物をなくしてしまう小学2年生の息子。買ってあげたばかりのサッカーボールもなくしては見つけることを繰り返すので、私は度々気をつけるように注意していました。しかし、何度も続くため、だんだん不自然さを感じるようになり、息子とじっくり話すことに。すると、息子がボールをなくしていたのは、あるトラブルが理由だと訴えてきたのです。 息子のボールが何度も行方不明に…なぜ!? 物をなくす癖がなかなか直らない小学2年生の息子。毎日のように文房具やハンカチなど、学校でなくして帰ってきます。そんな息子は最近、放課後に学校へ行って友だちとサッカーをすることにハマり中。ある日、息子からサッカーボールをねだられたので、買ってあげることに。息子は、学校から帰るとすぐに新品のサッカーボールを持って遊びに出かけるのですが、そのうちボールをなくしては見つけてくることを繰り返すようになりました。 私は一緒にボールを探してくれる友だちへも申し訳なかったので、息子へ「なんでちゃんと持っておかないの!」と注意を繰り返すように。息子も落ち込んでいる様子だったのですが、その後もなぜか息子のボールだけが行方不明になっては見つかることが続きます。 最初は、「いつもの癖でなくしたんだろう」としか思っていませんでした。しかし同じことが続き、だんだん不自然さを感じ始めていた矢先、息子が「学校へ遊びに行かない! 家でゲームする」と言うのです。理由を聞くと、どうやら友だちがボールを蹴って遠くに飛ばすイタズラをしている事実が判明。私から叱られたせいで本当のことをなかなか言い出せなかったようなのです。その後、息子に何度も謝り「相手の子にママが注意しようか?」と聞くと、「僕からやめてって言えるように頑張る」と言うので見守ることにしました。 とはいえ心配なので、しばらくはグラウンドで遊ぶ息子を迎えに行くことにします。息子の友達は、さすがに親の目が気になるようでイタズラをやめるように。その後、息子が勇気を振り絞って「もう校庭にボールを持っていかない」と友達に伝えた結果、ボールが行方不明になることはなくなったのです。 私が間違っていたのは、感情的になりすぎて息子の話を聞いてあげなかったこと。そして息子自身が物をなくさないように頑張っていることを理解してあげなかったことです。息子のことを信じて、まずは話を聞いてみようと意識するきっかけとなった出来事でした。 作画/Pappayappa著者:水野あや
2023年11月02日ユナさんは夫と2歳の息子と3人暮らし。息子のタイチは保育園に通い、ユナさんはフルタイムで復職し忙しい毎日を送っています。夫の郁夫は自称イクメン。しかし裏では職場の同僚・黒利さんと不倫。タイチを黒利さんの家に連れて通っていたことが発覚しました。家で突然倒れてしまったユナさんの母。病院に搬送され診断の結果、軽い脳梗塞で、点滴だけで退院ができるとのこと。涙を流すユナさんを見て郁夫は「離婚をやめよう」と口にします。 離婚は親のエゴなのかもしれない……と思いつめたユナさんは、郁夫の会社の同僚・山田さんの奥さんに相談しました。 山田さんの奥さんから励まされたことで、片親になってもタイチを不幸にしてしまうわけではいとユナさんは考え直し、再度離婚を決意。 家族として3人で最後のお出かけ ユナさんが離婚する気がないと知った黒利さんは、何か企んでいる様子。一方、ユナさんは郁夫に電話で離婚の意思は変わらない旨を伝えます。離婚を巡って暴走を続けてきた郁夫でしたが、ユナさんの意思を一番に尊重してくれるとのこと。 「最後に3人で過ごせないかな……」電話の最後に郁夫がこう提案してきました。ユナさんは一瞬戸惑いますが、郁夫の申し出を受け入れ、家族3人で最後のお出かけをすることに。当日はタイチも楽しく過ごせたようで、夕方帰宅します。 すると、郁夫から「2階の部屋にある俺の鞄取ってきて?」と頼まれ、素直に指示に従います。しかし、部屋に戻ると、郁夫とタイチの姿が消えていたのです!ユナさんは血相を変えて、家の外に飛び出したのでした。 郁夫の「最後に3人で過ごしたい」という要望に応え、お出かけしたユナさん。元々やさしい郁夫に惹かれていたこともあり、最後くらい良いかという気持ちになったのかもしれません。しかし、突然黙って姿を消した郁夫とタイチ。最後の最後でとても嫌な予感がしますね……。タイチの身に何事も起きていないことを願ってやみません。著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2023年11月01日主人公は夫と小学1年生の息子と暮らしています。ある日、義姉から日曜日に息子を連れて買い物に行くという連絡が入りました。義姉の提案に喜んだ主人公でしたが、まさかこれが義姉とのバトルの始まりだったとは…。200万円を入札したいと申し出た人物との待ち合わせ場所で、主人公と遭遇した義姉。落札したのは自分だと自己紹介する主人公に義姉は驚いた様子で…。インスタ:くまお(@kumaonomanga)≪HPはこちら≫カードの落札者として…出典:Instagramそんな偶然が…出典:Instagram過去の出品を思い出した出典:Instagram落札者を名乗る主人公に動揺を隠せない義姉。そんな偶然はあるはずがないと考えた義姉は、出品者が誰だか分かったうえでの落札であることを悟ります。義姉はカードが盗んだものであることに気づくはずはないと確信していました。しかし主人公が落札したということは義姉が出品していることを知ったうえでの行動に間違いありません。なぜバレたのか考えを巡らせる義姉はようやく手作りアクセサリーのことを思い出したのでした。(愛カツ編集部)
2023年10月31日2年生の時に初めて知能検査を受けることに次女は小学1年生の入学後から学校で場面緘黙の症状が目立つようになり、2年生の時に児童精神科クリニックを受診、初めての知能検査(田中ビネー知能検査)を受けることになりました。次女は、家族以外とは話せないし、緊張が高くなると動けなくなってしまう(緘動)ので、少しでも不安が解消できるように、検査について本人に説明をしてから挑みました。初めての知能検査の様子は…?そうして準備をして挑んだ検査。担当の臨床心理士さんと2人で部屋に入り、検査を開始……したものの、次女は全く答えることができませんでした。言葉での質問はもちろん、道具を使ったものなども、固まってしまい手を出すことができずに、検査結果は得られませんでした。Upload By まりまり担当の臨床心理士さんからは、もっと関係性ができてからであれば、取り組めるようになるかも……とのことで、この時はこれ以上取り組ませるのはやめにしました。それから4年後の6年生になって…その後、検査を受ける機会はないまま、次女は6年生になりました。私自身は、客観的な指標がほしいという思いもあって、ずっと「検査は受けられるものならぜひ受けてもらいたい」という気持ちでいました。そんな折、中学校の就学時相談の際に発達検査(WISC-Ⅴ)の結果提出が必要だと分かり、6年生になった今、再度検査を受けてみることになりました。Upload By まりまりあれから4年も経過しているので、「もしかしたらいけるのでは……」と淡い期待を寄せつつ……。本人に発達検査のことを話してみる「昔、心理の先生とやったような検査を、もう1回やってみたいんだけど」と発達検査について本人に話してみると、最初はもちろん拒否。しかし、「(次女の)得意不得意が分かったりして、今後の勉強とかに生かしていけるものだよ」と説明すると、興味を示してくれました。ずっと、カウンセリングやことばの教室に通ってきたこともあって、今までより、家族以外の他者と1対1で何かをすることに対してのハードルが下がってきた成果かもしれません。思っていたよりあっさりと受け入れてくれました。Upload By まりまり一人で検査室に入る次女担当の公認心理師さんは、以前にも場面緘黙の子どもの検査を何度かされているとのことで、安心してお任せすることができました。言語面での検査は無理に実施しないとのことで配慮をしていただき、それを次女に説明して、いざ検査室へ。Upload By まりまり場合によっては時間がかかるかもしれないと言われていましたが、時間内にスムーズに終えることができました。発達検査後、公認心理師さんからのお話検査終了後に、担当の公認心理師さんから少しお話がありました。検査をしてくれたのは初対面の公認心理師さんだったのですが、次女は、最初は緊張気味だったものの、緘動が出ることもなく、かなりスムーズに検査に取り組むことができたとのことでした。ただ、言語面での検査はハードルが高かったようで、実施できませんでした。それでも、全く何もできなかった前回の検査から4年経過して、ここまでできるようになったことに、次女の成長を感じてうれしくなったのでした。Upload By まりまり発達検査をしてみて場面緘黙の次女は家族以外と話せないので、次女自身の本来の能力を見ることができるのがほとんど保護者(私か夫)に限られてしまい、常に「本当に大丈夫か」「本当にこの判断でいいのか」という葛藤と共に過ごしてきました。今回の検査で、次女の成長を感じたと同時に、客観的な視点(検査結果)が得られたことにとても安心しました。今までなんとなくブラックボックスだった次女自身の能力に少し光があたり、次女への関わり方の道筋が、今までより見えやすくなったように感じたのでした。執筆/まりまり(監修:新美先生より)場面緘黙の娘さんの発達検査についてのエピソードを教えて下さりありがとうございます。場面緘黙がある場合でも、言葉を使わずに知的水準を測るフォーマルな検査もいくつかあり、またWISCなどでも言葉を使わない検査のみ実施するという場合もあります。また音声言語で話せなくても、筆談ができるならそれで言語性の水準も(参考値になりますが)算出できることもあります。といっても緘黙の方は、緘動(動けなくなってしまう)になってしまうこともあり、検査自体実施できないということもあります。無理して検査を実施しようとして、検査自体を嫌な記憶にしてしまうと、その後も抵抗感が強まってしまうこともあります。実施できない場合は無理せず、時を待つのがよいでしょう。成長して検査の目的を理解して実施のモチベーションを持てるようになったり、話せずとも他者との関わりに抵抗感が減ってきたりすることで、まりまりさんの次女さんのように、再挑戦で検査を受けることができるようになることはよくあります。フォーマルなアセスメントを受けることは必須ではないけれど、客観的な指標が見えたことで、ご本人の特徴や支援の方向性の参考になることもありますよね。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年10月31日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。子どもが幼稚園のころからの仲であるあおいちゃん、りんちゃんは小学校で同じクラスです。しかしそのクラスでは、あおいちゃんを中心に学級崩壊や不登校、傷害、イジメと、次々に問題が勃発します。及び腰の担任のもと、クラスが最悪の状態へと陥っていたとき、ついに教務主任をしていたオニザワ先生へと担任が変わり、クラスの雰囲気は上向きになっていきます。そんなある日、あおいちゃんにイジメられて不登校になっていたゆうかちゃんが、勇気を出して登校することとなりました。教室の扉の前でやはり怖くなり、逃げ出したくなるゆうかちゃんでしたが、教室に入ると待っていたのはゆうかちゃんを迎えるクラスメイトの声と拍手の嵐。ゆうかちゃんは思わず涙がこぼれてしまいました。感動するゆうかちゃんとは対照的に、クラスの雰囲気をしらけた態度で聞き流すあおいちゃん。そんなクラスに先生は……?もう大丈夫、気にしなくてもいいんだよ! クラスに馴染んでいくゆうかちゃんに、あおいちゃんは悪態をついて攻撃しますが、ほのかや他のクラスメイトから支えられたゆうかちゃんはその後も元気に登校するようになりました。一方あおいちゃんはというと、次第にクラスから孤立、さらに中学校に進学すると、他の小学校から進学してきた気の強い子に打ち負かされ、不登校となってしまったのでした。 まゆみさんはいまだに、一連のいざこざへの親としての対応に悩むことがあるよう。しかしあの経験が学びにもなったと自覚し、正解があることでもないと心に置いて子どもたちの成長を見守っています。 あおいちゃんが最終的に不登校になってしまったことは残念なことではありますが、なによりもほのかやゆうかちゃんがこれ以上苦しまずに生活できるようになったことは、良かったといえるでしょう。現在は通信教育やフリースクールなど、学校に無理に通わなくても学びの場はあるため、子どもたちが必ずしも登校しなければならないという社会ではありません。しかしながら、子どもたちが心を病むことなく学校に通い続けられる環境が一番です。今回のお話から、私たちも子どもたちが倫理観を持って生活できる環境づくりをできていけたら良いですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年10月31日主人公は夫と小学1年生の息子と暮らしています。ある日、義姉から日曜日に息子を連れて買い物に行くという連絡が入りました。義姉の提案に喜んだ主人公でしたが、まさかこれが義姉とのバトルの始まりだったとは…。何もやましいことはないと言ってお金を要求する義姉に、主人公は心底落胆しました。そして「このカードは息子のもの」と義姉に言い放ったのです。インスタ:くまお(@kumaonomanga)≪HPはこちら≫言いがかりだと言う義姉出典:Instagram送られてきた写真出典:Instagramシリアルナンバーが一致出典:Instagramまさにこのカード!出典:Instagram言いがかりだと反論する義姉。息子のものである証拠はあるのかと主人公に食ってかかります。証拠はあると言う主人公。それは義姉が送ってきた写真でした。(愛カツ編集部)
2023年10月30日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。子どもが幼稚園のころからの仲であるあおいちゃん、りんちゃんは小学校で同じクラスです。しかしそのクラスでは、あおいちゃんを中心に学級崩壊や不登校、傷害、イジメと、次々に問題が勃発します。及び腰の担任のもと、クラスが最悪の状態へと陥っていたとき、ついに教務主任をしていたオニザワ先生へと担任が変わり、クラスの雰囲気は上向きになっていきます。仲がこじれていたママ友・あきこちゃんに市役所で偶然遭遇したまゆみさん。あきこちゃんから聞くモンスターママ・よしえさんの話は自分の行動に対する言い訳のようでした。まゆみさんはあきこちゃんとの友情が薄れていくのを感じてしまいます。あきこちゃんは同調を求めるように、さらによしえさんの話を続けます。以前、教室でほのかがケンカに巻き込まれケガをした際、保護者会でよしえさんが強く学校側を責めてくれたことに対し、心強かったのにとまゆみさんが漏らすと、すかさずあきこちゃんから訂正が入りました。なにか理由が他にあったようで……?よしえさんらしいよね…。 実はよしえさんはあのとき、当時の担任への腹いせに学校側を強く責め立てていたのだと聞いたまゆみさん。「怖い人だね、よしえさんって。」「ねっ……。」となおも同調を求めるあきこちゃんに対し、よしえさんとあきこちゃんの関係もこじれていることを確信しましたが、もはやまゆみさんの中にはあきこちゃんに対する思いは無くなっており、友情の終わりを感じたのでした。そんなことがあってからある日のことです。ついにあおいちゃんにイジメられて不登校になっていたゆうかちゃんが、学校に行くことを決心したとゆうかちゃんのママから連絡が入ります。運命の登校日、やはり恐怖で足がすくんでしまうゆうかちゃんでしたが、教室に入るとゆうかちゃんを待っていたのは、みんなからの温かい声と拍手でした。 未だ問題は解決しきれていないクラスですが、ゆうかちゃんが不登校から脱出できて本当に良かったですね。このことに対して思うことのありそうなあおいちゃんの姿もありましたが、クラスの大半はゆうかちゃんの味方といっても過言ではないでしょう。これを皮切りに、クラスの問題が着実に解決していけば良いですね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年10月30日主人公は夫と小学1年生の息子と暮らしています。ある日、義姉から日曜日に息子を連れて買い物に行くという連絡が入りました。義姉の提案に喜んだ主人公でしたが、まさかこれが義姉とのバトルの始まりだったとは…。200万円はきっちり払ってもらうと宣言した義姉。その言葉で主人公は机を思いっきり叩きつけたのですが、その手には…。インスタ:くまお(@kumaonomanga)≪HPはこちら≫叩きつけたのは…出典:Instagram落札金額出典:Instagram条件付きで…出典:Instagram机を叩きつけた主人公に思わず身構える義姉。主人公の手には200万円の入った封筒が握られていました。お金は支払うと言う主人公。しかしそれには1つ条件がありました。主人公は義姉が清廉潔白な人間であれば支払うと伝えたのでした。(愛カツ編集部)
2023年10月29日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。子どもが幼稚園のころからの仲であるあおいちゃん、りんちゃんは小学校で同じクラスです。しかしそのクラスでは、あおいちゃんを中心に学級崩壊や不登校、傷害、嫌がらせと、次々に問題が勃発します。及び腰の担任のもと、クラスが最悪の状態へと陥っていたとき、ついに教務主任をしていたオニザワ先生へと担任が変わり、クラスの雰囲気は上向きになっていきます。市役所で偶然にもりんちゃんのママ・あきこちゃんに遭遇したまゆみさん。あきこちゃんからランドセルを傷つけた事件について言い訳ともとれる話を聞き、モヤモヤとした思いが浮かび上がるまゆみさん。思わずあきこちゃんに指摘しそうになりますが……。あきこちゃんへ指摘することで、また嫌な態度を取られたらと思うと怖くなるまゆみさん。あきこちゃんの態度に違和感はありましたが、、まゆみさんがごまかすように話を変えると……?頑張れあきこちゃん!諦めないで! あきこちゃんから聞くモンスターママ・よしえさんの話には、当時のあきこちゃんのよしえさんに対する恐怖もにじみ出ていました。よしえさんと周りの目が怖くて、正しい行為が何かを理解しているのに動けずにいるあきこちゃん。まゆみさんは、そんなあきこちゃんにエールを込めて言葉をかけますが、やはりあきこちゃんは決断することができません。次第にまゆみさんは、あきこちゃんに対する「気の合う友だち」という認識を改めようという気持ちにさえなってきたのでした。 よしえさんの恐怖を知っているまゆみさんからすれば、あきこちゃんの話も、そのときのあきこちゃんの恐怖も、自分のことのように感じてしまったことでしょう。だからこそまだ引き返せると助言をしたのですが、あきこちゃんには届かなかったようです。一度抱えてしまったトラウマは、なかなか消えないものです。しかしながら、まゆみさんとあきこちゃんが、どうにかよしえさんの恐怖から解放されれば良いですね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年10月29日主人公は夫と小学1年生の息子と暮らしています。ある日、義姉から日曜日に息子を連れて買い物に行くという連絡が入りました。義姉の提案に喜んだ主人公でしたが、まさかこれが義姉とのバトルの始まりだったとは…。出品履歴の中に義姉である証拠があるはずだと考えた主人公。そして主人公が見つけたのは…。インスタ:くまお(@kumaonomanga)≪HPはこちら≫カード以外にも…出典:Instagramそして…出典:Instagram決定的な証拠出典:Instagram主人公は義姉かもしれない出品者の履歴を見てかなり転売していることを知ります。カード以外にもゲームや玩具、化粧品や衣類など手当たり次第になんでも出品していました。悪い評価をした相手には義姉の性格の悪さを裏付けるような対応をしています。中には義姉に頼まれて買ってきたお土産の出品も…。そしてついに見つけた動かぬ証拠は、主人公が頼まれて作ったハンドメイドのアクセサリーだったのです。(愛カツ編集部)
2023年10月28日