日能研関西は2024年4月より、小学1年生・2年生を対象とした新コース「Nexuss(ネクサス)」を「西宮北口駅第2教室」(所在地:兵庫県西宮市)と「岡本校」(所在地:兵庫県神戸市東灘区)で開講いたします。(初年度は1年生のみ。2年生は2025年4月開講。)個々人に寄り添った密度の高い指導最難関中学の受験状況は、昨今の中学受験ブームも相まって入試難度は高止まり、問題傾向もより深い思考力・確かな記述力・高度かつ正確な作業力を求められるものになっています。「Nexuss(ネクサス)」ではそれらの最難関中学の受験状況・入試問題傾向を踏まえ、学習の先取り=進度を追い求めるのではなく、深度=より深い正確な知識の理解と柔軟な応用力を身につけて骨太な学力を身につけられるように、まずは絶対的な学習環境として「少人数制」最大8名の定員を設定いたします。少人数での学習環境を作ったうえで、授業内での直接の働きかけによって「自己肯定感」の育成、自発的な学習習慣「自ら学ぶチカラ」を身につけていく「アウトプット重視」の授業進行、毎授業後に授業に対する一言感想文を書く時間「今日の振り返り」、教科学習で知的好奇心を醸成する探求学習「クエストタイム」の月1回実施、と既存の大手進学塾とは違う全く新しい、個々人に寄り添った密度の高い指導で低学年のお子様に特化したコースとなります。知的好奇心を醸成する探求学習「少人数制」最大8名の定員【無料体験キャンペーン 概要】2024年の4月開講までに、毎月1回の授業+入会テスト+説明会がセットになったイベント「まるごと!!ネクサス!!」の実施、入会手続き済みの方に限定した「プレ授業」の実施を予定しています。「まるごと!!ネクサス!!」のお申し込み、各種お問い合わせ・ご相談については、ホームページ内の申込フォームより簡単にお手続きいただけます。■日能研関西 低学年コース Nexuss(ネクサス) 【開講教室概要】教室名 : 西宮北口駅第2教室所在地 : 〒663-8204 兵庫県西宮市高松町3番34号 パセオ・エスタシオン3F教室名 : 日能研岡本校所在地 : 〒658-0072 兵庫県神戸市東灘区岡本1-8-22 岡本スタービル2F■問い合わせ先日能研関西 西宮北口駅第2教室〒663-8204 兵庫県西宮市高松町3番34号 パセオ・エスタシオン3FTEL:0798-31-1135[受付時間]火~金 14:00~19:00/土 13:00~18:00(日月はお休みです)「自ら学ぶチカラ」を育てます■会社概要株式会社 日能研関西〒650-0033 神戸市中央区江戸町94-2 ファーストプレイスユニオンビル 7FTEL: 078-321-5050URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月11日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。息子に大量のおやつを与える義母夫と2歳の息子と暮らしている主人公。義母はときどき息子を預かってくれるのですが、いつも息子に大量のおやつを与えるため、主人公は困惑していました。やんわりと注意すると…出典:Youtube「Lineドラマ」主人公が義母にやんわりと注意すると、義母は「やつあたりしないで」と反論。仕方なく我慢することにした主人公ですが、今度は黙っていられないような事実が判明するのでした。ここでクイズこのあと判明した事実とは、一体何でしょうか?ヒント!主人公にとって予想外の事態でした。主人公を敵視するように…出典:Youtube「Lineドラマ」正解は…正解は「息子が主人公を敵視するよう仕向けていた」でした。主人公を非難するような言葉を息子に教え込んでいた義母。そのうえ夫にも嘘の情報を伝えていたことが判明し、主人公は「もう安心して預けられない」と義母に告げたのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2024年01月11日ある日、小学1年生の息子が号泣しながら帰宅。上級生の男の子とトラブルになってしまったようです。はじめは、子ども同士のよくあるケンカだと思ったのですが、普段とは比べものにならないほど大泣きする息子の様子に異変を感じたので、詳しく話を聞いてみると……。 子どもが上級生とケンカ?号泣のワケ ある日、小学1年生の息子が泣いて帰宅しました。息子に話を聞くと、帰宅途中に突然、前にいた上級生Bくんが近づいてきて殴ろうとしてきたと言うのです。近くにいた先生がすぐに気づいて止めに入ってくれたそうですが、私はその話を聞いて、すぐ学校へ連絡をします。 子どもたちを集めて話を聞いてみると、どうやら息子が帰宅中、後ろから来た上級生Aくんとぶつかったことがきっかけでした。上級生Aくんは急に立ち止まった息子に注意したあとに、上級生Bくんと合流。この経緯を聞いた上級生Bくんが、代わりに息子へ殴りかかろうとしたそう。息子は注意されたことには気づいておらず、急に暴言を吐いた上級生Bくんから殴られそうになったと感じていたようです。 学校での話し合いの結果、双方が謝罪し和解しました。上級生Bくんの言動は決して良くありませんが、友だちを思うあまりの行動だったのでしょう。その後、上級生Bくんと息子は仲良くなって、学校で顔を合わせると話したり遊んだりしているそうです。 作画/Pappayappa著者:さとうきみ
2024年01月09日息子が小学校4年生のとき、10歳を祝うハーフ成人式が行われました。そこで息子からもらった手紙にショックを受けた私。7人兄弟の3番目の息子が、母である私に伝えてきた気持ちとは? 息子からの言葉で、私が息子との関わり方を考え直した話です。 「知らなかった…」息子の本音がつづられた手紙 息子が通う小学校では、4年生になったお祝いに「ハーフ成人式」が行われます。ハーフ成人式には親も招かれ、子どもたちから親への感謝の手紙が渡される予定です。息子の姉2人が書いたハーフ成人式の手紙は、感謝の言葉でいっぱいでした。しかし、息子の手紙には「もっと俺の話を聞いてほしい」という内容が書かれていたのです。 私は息子に「ずっとそう思っていたの?」と聞くと、「弟が生まれて、お母さんはいつも俺の話を聞いてくれなかった」と少し気まずそうに話してくれました。息子が小学校に入学した3日後に弟が誕生したのですが、私は育児に手いっぱいで、息子と向き合う時間を作れていなかったのだと思います。息子は小学校生活を送りながら、母親がそばにいない不安を経験していたのです。 私は息子に「ごめんね」と謝ると、息子は「今度からはちゃんと俺の話聞いてね!」と少し照れているような、怒っているような……複雑な表情をしながら答えました。 ハーフ成人式で息子からもらった手紙は、息子との関わりを見直すきっかけに。忙しくても子どもたちの話はきちんと聞く! と心に決め、今では同時にしゃべる子どもたちの話に、まるで聖徳太子にでもなったかのように耳を傾けている私がいます。さらに、息子と2人だけの時間も大切にしたいと思った出来事です。 作画/yacco著者:つじぐちまき
2024年01月08日小学校入学直後から始まった「行き渋り」現在小学6年生のわが家の長女『姉子』は、赤ちゃんの頃から繊細なところはあったものの、幼稚園の時は楽しく園生活を送っていました。そして、いざ小学校に入学!「さあ、きっとこのまま楽しく小学校に通うはずだし、私も幼稚園の送り迎えから解放されるぞー!」と思っていました。最初の頃は、保護者や先生に見守られて集団で登下校して楽しそうにしていた姉子。しかし、入学から1週間ほど経つと、朝泣き出すようになり、登校前に腹痛や頭痛を訴えるようになりました。Upload By スパ山けれども、一旦登校してしまえば、そのまま学校で過ごして帰ってくるので、朝の登校は私がつき添い、校門まで先生に迎えに来てもらうという形になりました。当時はほぼワンオペ育児だったので、下のきょうだいたちの送迎もあり、姉子を送ったらすぐに家に戻らなければならず、校門で泣いている姉子を先生に半ば強引にお願いして帰ることもありました。第一子だし、まだ1年生だから「最初はこんなもんだろう」と、私は楽観的に思っていました。それが2学期になり、3学期になり……、もう他の同級生は一人で登下校するのがへっちゃらになっているというのに、姉子の行き渋りはずっと変わりませんでした。親としては放っておくわけにもいかないので、なだめたりすかしたり、あの手この手で登校させようと必死でした。ある日突然始まった「チックの症状」Upload By スパ山ある日突然、姉子が目をキョロキョロ動かすようになりました。さらに、まるで何かに引っ張られるように首を振るようになりました。それを見た私は、学生の頃に児童発達関係の専攻をしていた経験から、「あ、チックだ」と思いました。チックは癖のようなもので、幼児期から青年期にかけて現れる子がわりと多い症状だそう。原因など解明されていないことも多くありますが、決して育て方が悪いとか、愛情不足などではないと言われています。姉子本人も、出したくて出しているわけでもないので、止めることもできません。指摘すると悪化することもあるらしいので、「やめなさい」「またやってるよ」など言わず、そっと『あたたかい無視』をすることでほとんどの場合、自然におさまっていくと習いました。でも、いくら知識があったとしても、わが子にチックが出たとなるとやはり不安だったので、念のため、かかりつけ医に診てもらおうと思い、姉子に気づかれないように気をつけつつ、チックの様子を動画に撮っておきました。そして予防接種のついでに動画を見てもらうと、「チックが出やすい年齢だし、そのうちおさまるので指摘せず見守っていい」と、お医者さんからもアドバイスをいただき、待つことにしました。学校の先生方にも姉子のチックの症状について伝え、配慮していただきました。低学年だったからなのか、クラスメイトから指摘されることもなく、症状は良くなったり悪くなったりを繰り返したものの、姉子のチック症状は1年ほどで完全に出なくなりました。小学生になって初めての個人懇談で「発達検査」を薦められるUpload By スパ山姉子にチックの症状が出始めた頃とほぼ同じ時期に、小学生になって初めての個人懇談会がありました。その時に初めて担任の先生から姉子の学校での様子を聞いた私。それは、「本当に姉子のことなのか?」と、耳を疑いたくなるようなことばかりでした。例えば、「名前を呼ばれた人からプリントを取りに行く」のような全体指示が伝わりにくく、呼ばれていないのに取りに行ってしまい、別に叱られていないのに、嗚咽が止まらないほど大泣きしたり、ほとんどのテストが白紙だったり、授業中に教室から飛び出して校舎の外で泣いていたなど……。行き渋りはあったものの、登校さえしてしまえば、一日学校で過ごして下校できていたので、何も問題なく学校生活を送っているものだと私は思っていました。そして担任の先生から「発達検査(WISC)を受けてみてはどうでしょうか」と言われ、そこで初めて姉子にも発達障害があるのかもしれないと思いました(2歳下の弟のハジュがすでに発達障害の診断を受けていた)。まさに寝耳に水。いや、寝耳に氷水くらいの衝撃でした。正直なところ「あ、この子もか」と目の前が真っ暗になりました。発達検査で凸凹が分かった!Upload By スパ山すぐに発達支援センターへ相談に行き、2年生になってすぐWISCを受けました。発達支援センターはすでに弟が通っている所で、姉子も何度か付き添って行ったことがあるので、心理士さんも弟の担当をしてくれている顔見知りの方にお願いしました。姉子が私と離れることを激しく嫌がったので、発達検査に同席させてもらいました。姉子は緊張がとても強く、一つの質問に3分~4分ほど黙って考えこんでしまうので、だいたい90分程度だと言われていた検査に2時間半もかかってしまい、終わったときにはぐったりしていました(それに根気よく付き合ってくれた心理士さんには感謝しかありません……)。結果はかなり凸凹があり、知的能力についてはボーダーかどうかギリギリのところ。しかし、検査中の緊張の強さから正確に判断できないとのことで、しばらく様子を見ることになりました。検査の結果や検査中の姉子を見て、今まで本人は相当しんどい思いをしてきたことが分かりました。私は姉子に申し訳ない気持ちでいっぱいで、今まで気づかなかった自分をすごく責めました。行き渋りやチックは姉子から出ていたSOSだったことにやっと気づくことができたのです。そして、発達検査を受けたことで姉子の特性や困り事を知ることができたので、「上手にサポートできれば学校生活も楽しめるかもしれない」と、淡い期待を抱いていた頃、コロナ禍が始まってしまったのです……。コロナの影響でさらに大変な事態になってしまったわが家。そのお話は別の機会に書きたいと思います。執筆/スパ山(監修:初川先生より)姉子ちゃんの小学校入学した後のエピソードをありがとうございます。幼稚園保育園から小学校という場に変わり、朝校門や児童玄関で泣いてしまうお子さんは結構いらっしゃいます。保護者が玄関などまで送っても泣いてしまい保護者と別れがたいお子さんに対して、保護者が笑顔で去りながら先生方にお子さんを託すという方法はよく取られる方法です。それで朝の会や1時間目頃までに気持ちが切り替わり教室へ入れる、活動に参加できるのであればよいかなと思います。それ以降まで涙が止まらない場合などは別のやり方も検討してみるのもよいでしょう。そうして学校というものに慣れていくことが新入生の時期には通過するプロセスではあります。チックに関しては、どういう時にチックが出やすいか観察してみるのは有効です。家でも学校でも出るのか、緊張したときだけなのか、逆にリラックスしたときにでるのかなどです。いずれにせよ、何らかストレスが過度にかかっているのではないかなと気を配りながら、チック自体はスパ山さんがされたように本人には指摘せず、見守るのみにしていく。そうした対応が一般的です。頑張りすぎているサインかもしれないと思って生活を見直してみたり、先生に学校での様子を聞いてみたりするのもよいでしょう。個人懇談会にて、学校での姉子ちゃんの苦戦する様子を知ったとのこと。だいぶ驚かれたことと思います。学校、集団生活、一斉での指示理解、決められた活動に取り組むという設定……そうしたものの何かにつまずきが見られた、あるいはとても苦手としているということでしょう。帰宅するとほっとして、学校でのいろいろを良くも悪くも周囲に感じさせないという面もあったのでしょう。気になることがある場合(行き渋りもそうですし、そもそも幼少期の様子から学校や集団生活の中での苦戦が想定される場合など)は、連絡帳や電話などで、お子さんの学校での様子を(懇談会を待たずして)聞いてみてもいいですし、先生のほうで気になることがあったら教えてほしいと頼んでおくのも一つです。発達検査によって分かること・分からないことありますが、まずはざっくりとした知的レベルや得意不得意に関して客観的に掴むには有効です。検査受検にあたっても、姉子ちゃんの抵抗はなかなかのものだったのですね。新奇場面(新しく、珍しい場面)への苦手さ、見通しのつかなさなどが強いとなかなか検査者と二人きりで検査室に入れないことがあります。それでも検査の公平性を保つためにも基本的には保護者とは分離して実施できるよう、最大限工夫するのですが、なかなか難しかったからか保護者が同席した形での実施になったということですね。こうした場合は少数で、基本的にはお子さん一人で受検するものになります。そうした緊張の強さ、そしてなかなかに熟考・長考したというところで、分かっているのに答えられなかった可能性などが浮上するため、全体として参考値扱いになったのではと想像します。ただ、指示を聞いて、期待される回答や言動を取るということや初めての環境で良く知らない人と、というところの掛け合わせでかなり困難が生じやすいことがよく分かり、ということは学校生活もなかなかにしんどい思いをしながら過ごしている可能性が想定されたということですね。家庭での生活が姉子ちゃんにとって安心安全で、そこまでの不適応を家庭の中では出さずにやってこられたからこそ、学校のような集団の場では苦手さが重なっていたけれど家庭からは見えにくかったのでしょう。気づいてあげられなかったという後悔の思いも語られていますが、ただ、「家庭では楽しそうに過ごしていたんだよね」というところは姉子ちゃんにとって過ごしやすい環境を提供できていたからこそでもあります。行き渋りやチックがSOSであったのはそうかもしれませんが、気づくのに遅すぎることはありません。気づいてからの対応が大事です。検査の結果や検査時の様子もふまえて、学校での支援や家庭でのサポートが姉子ちゃんに合ったもので充実してゆくといいなと思いました。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年01月08日文章を読んで問題に答える、国語の文章問題。読解力を身に付ける練習として、学校の宿題にもよく出てきます。なみそ(@omochi_nam01)さんがX(Twitter)に投稿したのは、小学1年生になる息子さんの国語の宿題。文章問題の解答を見て、なみそさんは「お母さんは100億点あげるよ!」と感激の声を上げたとか。なぜなら…こちらの写真をご覧ください。「かわいいのはだれですか」という質問に対して、『お母さん』と書いていた、息子さん。問題の正解ではありませんが、素直な愛情がつづられた解答に、心が和みますね!投稿には15万件もの『いいね』が付き、「かわいい!お年玉を追加だ」「これは嬉しくて泣いちゃう」「先生がなんといおうと、100億点です」などの声が寄せられていました。息子さんの解答に、全母親のハートが打ち抜かれたことでしょう…![文・構成/grape編集部]
2024年01月05日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。ある日の帰り道小学4年生の主人公は、双子の妹と母と3人で暮らしています。母は、別れた元夫のせいで自信をなくしていましたが…。今では自信を取り戻し、おしゃれもして輝きを増すばかり。ある日の帰り道、主人公と妹は偶然スーパーにいる母を見かけます。主人公が母に声をかけようとしますが…。躊躇する主人公出典:エトラちゃんは見た!母に声をかけようとしたとき、あることに気づくのです。ここでクイズ主人公が見た母の姿とは?ヒント!主人公と妹は疑問が浮かびます。知らない男の人…出典:エトラちゃんは見た!正解は…正解は「見知らぬ男性と話している母の姿」でした。母が見知らぬ男性と話しているのを目撃した主人公と妹。陰から母と男性の話に聞き耳を立てると、どうやらその人物は別れた元夫のようでした。イラスト:エトラちゃんは見た!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(Grapps編集部)
2023年12月30日私には小学5年生の息子がいます。ある日突然学校に行かなくなり、どうやら嫌がらせをされていることがわかったのですが……。息子の担任は私の幼なじみです。理由も言わず、学校に行かなくなった息子を心配して、私は彼にそれとなく事情を聞くことに……。状況を把握するためしばらく様子を見てみると言う幼なじみの言葉に、私はすこし安心しました。しかしその後、信じられない現実と向き合うことになったのです。 不登校の原因は幼なじみの担任!?結論から言うと、息子を孤立させていたのは私の幼なじみである担任でした。問い詰めると、そんなことをする教師はいないと反論してきました。しかし私には心当たりがあり……。 じつは彼、10年以上前に私にプロポーズしてきたんです。でも私はその申し出を断り、今の夫と結婚。もう昔のことなので、子どもの担任として再会したときにも気にしていませんでした。 ですが、彼のほうは断られたことを根に持っており、久しぶりに会ったことで怒りや恨みが再燃。私ではなく息子に矛先が向いたようです。息子に私のことを悪く言ったり、クラスメイトに圧力をかけて息子との会話を禁止したりしたようです。 人としてどうなのかと詰め寄ると、薄笑いを浮かべて「子どもの言うことを信用するのか」 と詰め寄ってきて……。「証拠はあるのか」 とも言ってきましたが、私が息子を信じることに証拠の有無は関係ありません。 それを知った彼は安心したらしく、とんでもないことを言い出したのです。「俺の叔父、教育委員会にいるからな!」「もみ消してくれんだよw」私は彼の言葉に呆れてしまい……。でも彼は肝心なことを知りませんでした。「偶然ね、私の義父もいるのよ」 証拠が見つかり、幼なじみの彼は…義父は教育委員会でも偉い立場です。その事実を知ったとき、彼は焦り始めました。そして、私が彼の暴言を録音したデータを持っていると伝えると、また鼻で笑いました。 携帯電話や録音機器は校則で禁止されているため、そんなことはありえないと言うのです。しかしそれは実在しました。怒られるかもしれないとわかっていても、息子を助けたいと必死に録音してくれた子がいたのです。 悪事が明るみに出たことで、担任である幼なじみは処分されることになりました。最後になって、自分と人生をやり直さないかと言い出したときにはもう何と返したらいいか……。なにせ私、彼とはお付き合いをしたことがないのです。すべては彼の妄想のなかにあるようです。 周りの人たちの協力に感謝!私が担任を怪しみ始めたのは、休んでいる息子の様子を見に来たときでした。あのとき息子の情緒が急に不安定になったのです。しかもそのすぐ後に、同じクラスのお母さんから担任の嫌がらせを聞き、主犯が彼だと確信しました。 その後、私はクラスのお友だちや親御さんに協力してもらい、証拠集めに奔走しましたが、なかなか証拠を手にできませんでした。ですが、ひとりの女の子が担任の悪事の証拠を音声で録ってくれたのです。おかげで私は学校と教育委員会に報告ができ、幼なじみは処分されることになりました。 この一件が落ち着いた後、息子はまた学校に通い出しました。幼なじみの逆恨みを心配しましたが、今のところ問題なく登校しています。送迎は欠かせませんが、お友だちやその親御さん、学校の先生方の協力があり、ここまでやってこられました。とても感謝しています。 ◇ ◇ ◇ ほとんどの先生は生徒のことを第一に考えていると思いますが、担任の卑劣な行為は許せませんね。親のほうは子どものSOSに気づけるよう、ふだんから心がけを大切にしたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月28日わが家はアパートに住んでいます。小学4年生の息子がアパートの敷地で遊ぶと言うので私も付き添って外に出ました。車や人に気を付けながら様子を見ていたら、同い年くらいのお子さんと遭遇したのですが……。ボール遊びに飽きたと思ったらまさかの行動に…そのお子さんは、私たちの隣でボール遊びを始めました。すると、遊びに飽きてきたのか、2階にあるその子の家のベランダに移動し、駐車場に向かってボールを投げつけ始めたのです……。わが家の車も近くに停まっていたので、ヒヤヒヤ。思わず「車に当たるかもしれないし、危ないから外にボール投げるのはやめようね」と注意しました。 後日、その子のママにお伝えするタイミングがあったのでお話をしましたが、まったく知らなかったようで驚きました。年齢が上がるにつれて子どもをひとりで遊ばせるようになるママやパパは多いと思います。しかし、まだまだ物事の良し悪しを判断しきれない部分もあるので、危険な遊びをしないよう普段から親子で話をしておくことが大切だと感じました。そしてもし見かけたときは、周囲の大人が注意するなどして、地域で協力し合いながら子どもたちの安全を守っていけるといいなと思います。 作画/まげよ著者:ゆいまま
2023年12月27日不安の強い次女、夜一人で寝られないわが家の次女は現在小学6年生。2年生の3学期に場面緘黙(選択性緘黙)の診断を受けています。幼少期から不安が強く、以前こちらのコラムでも、家や学校のトイレに一人で行けなかったというお話を書かせていただきました。Upload By まりまり今回は、次女の夜一人で寝られない問題についてです。次女が小さかった頃は、家族みんなで一緒に寝ていたのでほとんど気にならなかったのですが、子どもたちが自室で寝るようになってから気になることが出てきました。一人でベッドで泣いていたことも2歳上の長女が2段ベッドをほしがったことがきっかけで、次女は小学4年生から、長女と一緒に子ども部屋で寝るようになりました。最初の頃は、就寝時間になると次女が「一緒に寝て」と言ってくるので、「慣れるまで……」と思って一緒のベッドに寝ていました。……が、しばらくたっても全く一人で寝られるようになりません。たまに一人にしてみて(長女は同室にいる)、のぞきに行くと静かに泣いていたりすることもありました。Upload By まりまり理由を聞くと、「今日ねえねと喧嘩したのを思い出して泣いた」から「世界がコロナに負けてるのが嫌で泣いた」まで、大小いろいろなことが原因。一人でいると、どうしても不安な気持ちになってしまうようでした。「一緒に寝て」を断るのに罪悪感があったもともと人より不安の強い次女なので、私としては、慣れるまでは次女の不安な気持ちに付き合わなくては……と思って、毎日一緒に寝たり、そばにいたりしていました。しかし同時に、毎日のことなので、夜の時間が思うように使えないことをとても負担に思う気持ちも大きかったです。小さい頃ならまだしも、その頃はもう4年生。ただ、この程度のことで負担に思っているなんて……という罪悪感も出てきたり……。次女のかかっていた臨床心理士さんに相談したそういう感じで悩んでいたので、小さなことかとは思いつつ、素直に臨床心理士さんに相談してみました。Upload By まりまりすると、心理士さんは「負担に思うのは当たり前ですよ」と言ってくださいました。「お母さんができる範囲でやればいいんです」と。Upload By まりまりこの時、自分の中で、「不安な次女に付き合わなくてはいけない」というような気持ちがあったので、その言葉を新鮮に感じました。心理士さんからは、「たとえば何時までと時間を決めるとか、お母さんの気持ちや都合を伝えても良いと思います。次女さんは、そういうことを分かる年齢になっていると思いますよ」と言われて、ハッとしました。Upload By まりまり次女は成長しているもっと小さい頃であれば、どうしても親が付き合わなくてはいけない場面も多いと思いますが、次女はこの時もう4年生。不安の強い次女に、なんとなく「寄り添わなくてはいけない」と付き合ってきたけど、成長した次女に合わせて関わり方を変えていかなくちゃいけなかったんだと気づかされました。私自身の都合や気持ちを伝えて相談したりできる年齢だよな~と。それからは、次女と相談して、できる時は付き合うし、用事があったり心の余裕がない時は少しだけ一緒にいたりというように意識的に関わり方を変えていきました。そうしていくうちに、次女も徐々に一人でも寝られるようになりました。ぬいぐるみに埋もれつつ、自分なりの対処方法を見つけたようです。臨床心理士さんの言葉が、私にとっては次女との関わりを見直すとても良いきっかけになったのでした。執筆/まりまり(監修:新美先生より)不安の強いお子さんで、お母さんを頼りにしている場合、思春期の親離れ・子離れが大きな課題になります。ご本人の状況を考えると、親がついていないと不安で動けなくなる状況を年齢で区切って放置するのはかわいそうという親心が働きがちです。親御さんが、全力で子どもを守ってきた歴史を踏まえて、「私がいなければ」という気持ちになりやすい傾向があるかもしれません。とはいえ不安が強いお子さんであっても、ご本人の不安を考慮しながらも、段階的に、距離をとっていくことは大切です。特に自閉タイプで変化に疎いお子さんの場合、子ども側から思春期反抗期の変化に気づきにくいこともあるので、親御さんのほうの意識を変えていくことが第一歩になるかもしれません。例えば「親と離れて寝る」ということを試みる場合、まずは本人にモチベーションが持てるような予告、働きかけをしましょう。親御さんの事情を話して折り合っていくことも大事ですね。自分の部屋を持てることを楽しみにできるような計画を立てるのもいいかもしれません。部屋を大好きなグッズで飾るなどはおすすめです。エピソードでも触れられていたように、お母さんの代わりになるかわいいぬいぐるみや抱き枕を用意するのもいいかもしれません。またぬくもりが欲しいなら湯たんぽなどもおすすめです。寝つくまでに安心できるような、いい匂いのするピローや音楽が聴ける装置などを用意するのもいいかもしれません。本人の安心を助けるグッズも使いながら、納得して一人で寝られて、自信が持てる経験ができるといいですね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年12月27日夫と息子2人の4人家族のわが家。ある日、幼稚園に通いはじめた3歳の息子が友だちが習っているスイミングスクールに行きたいと言い出しました。スイミングスクールの月謝は8,000円程度。なんとか払える範囲ではあったので、息子の意思を尊重して通わせることにしました。しかし……。 共働きわが家の月収はスイミングに通ってから半月が経つと、今度は「体操もやりたい!」と言い出しました……。 やる気があるのはうれしく成長を感じた私。息子の願いを叶えてあげたいと思い、その日の夜に夫に相談。すると……。 わが家の月収は夫婦2人合わせて25万円ほどだから難しいと夫に現実を突きつけられました。確かに冷静に考えると、これ以上の金額を習い事に割く余裕はありません。息子には「まずはスイミングを頑張ろう」と伝えて、体操は諦めてもらうことに。 家計を考えると仕方がなかったとはいえ、私たち夫婦は、せっかくやる気を出していた息子にチャンスを与えてあげられなかったことに悔しい思いでいっぱいでした。今はもっとお金を稼ぐために私が仕事を増やしました。そして、夫と自分に使うお金を削ってでも、息子がやりたい!という習い事はできる限りやらせてあげたいと考えています。 イラスト/はたこ 著者:遠藤るり
2023年12月26日ちひろさんは、小学2年生の娘あかねを育てるママ。趣味はハンドメイドで、休みの日にはあかねと一緒に作ることもあり、生活の楽しみになっています。ある日、小学校のPTA会長みずほさんに媚を売るトモカさんを見て「煩わしいママ友関係とは無縁でいたい」と願うちひろさんでしたが、トモカさんから「ハンドメイド服を2着作ってほしい」と依頼されてしまいました。 断り切れずに引き受けましたが、自分で作ったことにして、みずほさんに見栄を張ろうとするトモカさんの企みを知ります。 さらにトモカさんの娘、優子までもがあかりに手作りの服を着て来るなと意地悪を仕掛けてきました。あまりに自分勝手な行動にちひろさんは、返金して依頼を辞退。 すると、あかりの洋服が優子たちに破られるという事態に……。それでもしつこく依頼してくるトモカさんの言葉に、ちひろさんの頭にあるひらめきが浮かび、再び新しい服の制作に取り組むことにしました。 笑いが出ちゃう…これが私の仕返しだ!!! ちひろさんは『仕事用』と言って、目玉のボタンや、アスパラガスとスズメ柄のリボン、怪獣のアップリケなどの材料を買い足し、ワクワクしながら制作に取りかかります。 ちひろさんに制作状況を確認してきたトモカさんですが、言葉巧みにちひろさんは画像を送らず、どんな服になっているのか知る由もありませんでした。 ちひろさんは、あかりに作るようなかわいい服とはほど遠い材料を、トモカさんから依頼された服として買い足しました。トモカさん親子から受けた仕打ちを、「ださすぎるデザインの洋服をトモカさんが作ったことにする」ことで仕返しすることにしたのです。 人にお願いする立場とは思えない自分勝手なトモカさんの行動の数々が、ださすぎる洋服という形になって戻ってくることになろうとはきっと思いもよらないでしょう。人の努力を自分の評価にしようと横取りしたり、人に横柄な態度をとったり……トモカさんは、因果応報の結果が待ち受けていそうです。 作画:綾部夕貴著者:ライター ちひろ
2023年12月25日ワンオペ育児に限界を迎えたポメさんは、家出を決意。ワンオペ育児に悩む人が一度は抱くであろう「家出したい」という気持ち……。実際に行動に移したポメさんが気付いたこととは……? 「誰かの気持ちが救われますように」という気持ちを込めた体験談です。ワンオペで2人の子どもを育てていたポメさん。ブラックな会社で働く夫は忙しく、両親・義両親ともに頼ることはできません。 ときに涙が出るほどきついワンオペ育児で、最もつらいのは、ママの体調が悪いとき……。体調を崩したポメさんはーー。ワンオペで一番つらいこと 体調を崩した子どもは機嫌が悪いこともしばしば。また、ママはどんなに体調が悪くても、食事の支度などの最低限の家事や子どもの相手をしなければ、生活を維持することができません。 そんな限界ギリギリの状況下、娘にきつい態度をとってしまったポメさん。体調が悪く、いつもと同じメンタルではないことはわかっていますが、激しく自己嫌悪に陥ってしまったのでした。 子どもが小さいうちは特に、交互に体調を崩したり、家族が全滅したりと、家族の体調に振り回されることが少なくありません。それは、ワンオペ育児をする保護者にとって試練とも言える事態。 近年ではオンライン診療やネットスーパーも利用できますが、それではまだまだ足りません。社会の子育てへの理解が深まり、両親ともに体調が悪いときは気兼ねなく仕事を休み、両親揃って看病できるような世の中になることを願います。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ポメ
2023年12月25日ちひろさんは、小学2年生の娘あかねを育てるママ。趣味はハンドメイドで、休みの日にはあかねと一緒に作ることもあり、生活の楽しみになっています。ある日、小学校のPTA会長みずほさんに媚を売るトモカさんを見て「煩わしいママ友関係とは無縁でいたい」と願うちひろさんでしたが、トモカさんから「ハンドメイド服を2着作ってほしい」と依頼されてしまいました。 断り切れずに引き受けましたが、自分で作ったことにして、みずほさんに見栄を張ろうとするトモカさんの企みを知ります。 さらにトモカさんの娘、優子までもがあかりに「ハンドメイドの服を着て来るな」と意地悪を仕掛けてきました。あまりに自分勝手な行動にちひろさんは、返金して依頼を断ります。 しかし、あかねが優子に意地悪をされるのでは?と不安に駆られ……。 発想の転換…やられてばかりでたまるもんか! ちひろさんの嫌な予感は的中しました。ある日、娘がトモカさんの娘・優子に着ているハンドメイドの服を破られてしまいます。 もとはといえば、あかねの服を見て、ハンドメイド制作を頼んできたのに、その服を優子とPTA会長みずほさんの娘だけでお揃いにするため破いたってこと……?! 自分の子どもを利用して、人の娘を傷つけてまで、自分の思い通りにしようとするなんて許せない……ちひろさんの怒りが再燃。 さらには、返金したはずのお金も再振り込みしてあり、図々しくハンドメイドの服を一方的に依頼してくるトモカさん。いつまでも落ち込んでいられないちひろさんは、このまま洋服制作を受けることにしたのでした。 娘を悲しませたくないという一心のちひろさん。強く前向きな姿は娘への大きな愛情を感じられますね。 一方で、ちひろさん親子に意地悪をしてまでも、PTA会長の機嫌を取ることばかり考えているトモカさん親子の行動は目に余るものがあります。本当に大切にするべきママ友とは、自分の評価のためでなく、周りの人と助け合い支え合うことができる関係ではないでしょうか。>>次の話 作画:綾部夕貴著者:ライター ちひろ
2023年12月24日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。さらに数日後、算数、国語の教科書まで立て続けに紛失……! けれども、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいました。しかしその後、「ぼくのものは誰かに盗られている」と思う決定打となる出来事が。なんと、学校のロッカーに置いたままにしている絵の具セットや習字セットまでなくなってしまったのです。イチくんは勇気を出して友だちや先生に相談し、クラスのみんなも探すのを手伝ってくれましたが、やはりどこにも見つからず、意を決してお母さんに教科書や学用品をなくしてしまったことを伝えました。お母さんは「今まで我慢してたんでしょう、よく頑張ったね」と目に涙をためてやさしく慰めてくれ、すぐに新品の学用品をそろえてくれました。イチくんは、学用品がそろってホッとしたものの、「なくしたものを諦めたくない」という強い気持ちが芽生えます。 そんなある日、突然クラスに上級生の女の子が訪ねてきました。そして、イチくんに「教室の隣の空き教室を掃除していたらあったの。これ、あなたのじゃない?」と教科書や絵の具セット、習字道具を持ってきてくれたのです。それは、確かにイチくんのものでした。 しかし、学用品を渡してくれた上級生を見て、イチくんは複雑な気持ちになりました。なぜなら、イチくんはこの上級生が誰なのか知っていて、同時に犯人の目星もついてしまったからです。 さかのぼること5カ月前……。 雪の降る特別な日に 雪が降る寒い日曜日、イチくんは友だちと一緒に雪遊びをしていました。すると、シズちゃんがチョコレートを持って家まできてくれたのです。イチくんは少し驚き、照れながらもその箱を受け取ります。 バレンタインの日に家まで行って大きなハートのチョコレートを渡すことは、とても勇気がいることだったでしょうね。シズちゃんの緊張感がひしひしと伝わってきます。 きっと準備をしているときから心臓はドキドキと高鳴り、受け取ってもらえなかったらどうしよう……と不安な気持ちになりながらも、思いを伝えるために勇気を振り絞って来てくれたのでしょう。 バレンタインデーは、多くの人にとって特別な意味を持つ日であり、さまざまなエピソードがある方も多いのではないでしょうか。バレンタインにまつわる心温まるストーリーや、ちょっぴり切ない思い出、青春時代の甘酸っぱいエピソードなどをお子さんに話すと盛り上がりそうですね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月24日ちひろさんは、小学2年生の娘あかねを育てるママ。趣味はハンドメイドで、休みの日にはあかねと一緒に作ることもあり、生活の楽しみになっています。ある日、小学校のPTA会長みずほさんに媚を売るトモカさんを見て衝撃。煩わしいママ友関係とは無縁になりたいと願うちひろさんでしたが、トモカさんから突然連絡があり、ハンドメイドの服を褒められ、「2着作ってほしい」と依頼されてしまいました。 断り切れずに引き受けましたが、後にみずほさんに媚びるために自分で作ったことにして、みずほさんの娘と自分の娘のお揃いの服を作ったことにしようとしているトモカさんの企みを知ってしまいました。 さらにトモカさんの娘・優子が、あかねにハンドメイドの服を着て来ないよう意地悪を仕掛けてきます。それを知ったちひろさんはそんな手に乗るもんかと……? はぁ?私がモンペ!? 落ち込むあかねのため、ちひろさんは直接トモカさんを問いただすことに。 「子どもから聞いた話を鵜呑みにして、直接文句言ってくるなんてモンペみたい(笑)」 トモカさんは証拠がないのにうちの子のせいにするなんて……と逆切れし、さらにはちひろさんをモンペ呼ばわりします。 これ以上関わらない方が良いと判断したちひろさんは一方的に話を切り上げ、ハンドメイド代金として頂いていたお金を返金し、今回の依頼はなかったことにしたのでした。 みずほさんに対していい顔をするのはトモカさんの勝手ですが、人を巻き込んでまでする必要のあることでしょうか。 母親の作る洋服が好きな娘までも傷つけられ、さすがのちひろさんも黙っていられるはずもありませんよね。返金してお断りした潔いちひろさんの行動は当然のことのように思えます。>>次の話 作画:綾部夕貴著者:ライター ちひろ
2023年12月23日息子の困った行動と、ある日の夕方の出来事Upload By べっこうあめアマミある日の夕方のことです。その日は子どもたちが持ち帰った汚れ物が大量で、私は大量の汚れ物の予洗いをしていました。すると、居間から娘が私を呼ぶ声がしたので急いで見に行くと、居間は大惨事となっていたのです。息子には感覚刺激を求めて遊ぶくせがあり、私が居間に駆けつけた時も、ちょうど夢中になって遊んでいるところでした。この行動自体は息子の自己刺激の一種で、日頃からよくあることではありました。しかし、その日は帰ってから息子がなかなか玄関から動かないなど、いろいろと続いており、さらに、疲労に加え体調不良もあって頭が全く回らない状態だった私。思わずカッとなって、息子にひどい叱り方をしてしまったのです。自分の育児に自信がなくなって……あふれる涙息子を激しく叱って泣かせてしまうと、過去のいろんな出来事や今の自分の状況が頭を巡り、私も涙がとめどなくこぼれました。自分がこれまでしてきたことは正しかったのか……何も現状が変わっていないように思えて、虚しく思えたのです。そして同時に、自分があまりにいっぱいいっぱいであることにも気がつきました。夫の帰りはいつも深夜が当たり前で、私の実家は遠方です。ワンオペ育児の疲労からか、頻繁に吐き気や頭痛に襲われる状態で、さらに自分自身の持病の不安も加わり、精神的にも不安定でした。相談しようと思えばできる人がいたと思うのですが、自分の弱さをさらけ出す勇気が出ず、誰にも言えない悩みやつらさだらけで、 追い詰められていました。次の日の朝、息子の反応はUpload By べっこうあめアマミ次の日の朝、ひどい頭痛で起きられずにいると、夫が息子の支度をすべて完了してくれていました。私は昨夜のことが気まずくて、息子にどう接していいか分からずにいました。すると息子は、家を出る時に私にぺこっと頭を下げ、手を挙げて「いってきます」のポーズをしてくれたのです。その姿に、激しい罪悪感に苛まれていた私は、勝手ながら少し救われた気がしました。息子は話すことができず、本心を知ることはできませんが、いつも通りの一日を始めることができました。ただ、また夕方が近づいてくると、息子にどう接していいのか不安になると共に、また昨日のようなことが起きないかと不安がどんどんふくれあがっていきました。息子の担任の先生に電話、先生の言葉に救われてUpload By べっこうあめアマミ夕方、私は散々迷ったあげく、昨日の出来事を誰かに話さなくてはならないような気がして、息子の学校の担任の先生に電話をしました。その日の息子の様子が気になって、このまま息子と顔を合わせるのが怖かったからというのもあります。電話口に先生が出ると、何から話していいか分からなくなりましたが、最近あったことをポツポツと話し始めました。先生はその話に一緒に驚き、共感してくれました。孤独感を強く抱いていた私でしたが、先生とは一番近い感覚で、息子の現状を共有し合えている気がしました。先生こそが、息子に対して私と一番近い認識を持ってくれている相手だと確信したのです。そして、話の流れから昨日の出来事を話しました。先生は私の話を聞いて、まず、「話してくれてうれしい」と言ってくれました。「お母さんが話してくれたから、助けようとすることができる、だから話してくれる存在になれたことがうれしいんです」と。続けて「親だってそうなってしまうことはある」と、気持ちに寄り添ってくれました。私のことを一切責めず、否定せず、共感し、労わってくれたのです。「すでにお母さんはこの電話をするまで、いっぱい反省したと思う。この電話をかけることもすごく勇気がいったと思う。だから、もう昨日起きてしまったことは、難しいかもしれないけど一旦考えないようにしましょう。もう自分を責めないで。」先生の言葉に、私は涙が止まらなくなりました。特別支援学校は、特別な支援を必要とする子どもだけを支援する場ではないUpload By べっこうあめアマミ先生は、息子の気持ちについても言及してくれました。今朝の出かける時の反応がすべてだと思うと。「気にしてないよ、大丈夫だよ」ということだと思うと。たぶん、何を言ってもやってもヘラヘラしているように見えるのは、息子本人もなんで怒られているのか分かっていないからで、まだ理解が難しいんだと思うとも話してくれました。そしてその上で、学校でどんな対策をしているかなども教えてくれました。先生は、こうも言ってくれました。「特別支援学校は、特別な支援を必要とする子どものためだけに支援をする場ではないと思っています。そうしたお子さんのご家族の支援もしていきたいから、これからも、何かあったらどんどん電話してほしいし、連絡帳にも書いてほしい。夜も寝られず悩むことがあったら、長文の手紙にして連絡帳に挟んでくれてもいい。学校に話しに来てくれてもいい。だから、いっぱい話しましょう。」そして、「お母さんって本当にすごいと思います、だって朝から夜寝るまで、ずっとですもんね」と言ってくれました。先生は、家で障害児をみる親の大変さを理解してくれていたのです。その上で、息子だけでなく、私や家族も支援したいと言ってくれました。学校は子どものためのもの、担任の先生は息子の担任であって、あまりご迷惑をかけてはいけないと思っていましたが、このときの先生の言葉に、私は心底救われたのです。私が欲しかった言葉をくれた先生、息子だけでなく、私にとっても頼れる存在娘のお迎えの時間がせまっていて、さらに泣きすぎてうまく受け答えができずにグズグズな情けない姿をさらしてしまいましたが、先生と話したことで、私の気持ちは落ち着きました。先生は、私が欲しい言葉を全てくれた気がしました。こうして私は、先生と話したおかげで、ずっと落ち込んでいた気持ちがすっきりし、「いつもの自分」で子どもたちのお迎えに出発することができたのです。次の日、なんとまた先生が電話をくれました。私の様子を心配しての電話でした。「何かあったら積み重なる前に、どんどん相談してください」と、また心強い言葉を言ってくれたのです。先生との電話を終えて連絡帳を見ると、そこにも心遣いのメッセージがありました。「迷うこと、不安になること、ママにしか分からないことがあっても、絶対に一緒に戦います。味方はいっぱいいます、頼ってください。」先生からの一つひとつの言葉に支えられて、今の私がいます。息子だけでなく、親である私のケアまでしてくれて、明日への力をくれる、そんな特別支援学校って最強だなと感じた思い出です。執筆/べっこうあめアマミ(監修:初川先生より)担任の先生の言葉に救われたエピソードのシェアをありがとうございます。特別支援学校だからこそ障害についての理解や障害のあるお子さんを育てる大変さをよくご存知で、少人数で支援が行き届きやすいといった側面はありますが、おそらく読者の方の中には、特別支援学級や通級指導教室、通常学級であっても担任の先生の言葉に救われたことに思い当たる節のある方もいらっしゃるかもしれませんね。家庭と学校はお子さんが長く過ごす場です。お子さんの難しさやずっと一緒にいることでそばにいる大人にかかる負担など、先生方と保護者の方とでは共有できるものがたくさんあります。アマミさんはずっとこれまで親だから自分で頑張らなければ、担任の先生は子にとっての先生であって自分が頼る相手ではないとかなりご自身を律してこられたのだな、とこのエピソードを読んで思いました。ただ、どんな人にも気持ちやコンディションはあって、いつもいつも頑張れるわけではないです。そして、お子さんに障害などの難しさがあったらなおのこと、負荷がかかっている面があるのも当然だろうと感じます。保護者の方がいっぱいいっぱいになられた際に、弱音を吐いたり、つらいと言えたりする相手や場があるといいなと心から思います。アマミさんのように担任の先生がそのお相手となることもありますし、場合によっては養護の先生や特別支援コーディネーターの先生であることもあるかもしれません。スクールカウンセラーや地域の子育て相談窓口がそこを担うこともあると思います。「何かあったら積み重なる前に」「相談してほしい」と思っている支援者は探してみると近くにいるのではと思います。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年12月23日ちひろさんは、小学2年生の娘あかねを育てるママ。趣味はハンドメイドで、休みの日にはあかねと一緒に作ることもあり、生活の楽しみになっています。ある日、小学校のPTA会長みずほさんに媚を売るトモカさんを見て、そのあからさますぎるごますりにドン引き。 煩わしいママ友関係とは無縁でいたいと願うちひろさんのもとに、トモカさんから突然連絡があり、「もし良かったらうちの子にも作ってくれませんか?」と洋服を2着、制作依頼されてしまいます。 数日後、PTAの集まりで学校を訪れたちひろさんは、みずほさんが「トモカさんの作るハンドメイドの服本当に楽しみ~」と言っている会話を聞いてしまいました。 トモカさんは、ちひろさんのハンドメイドの服を、自分が作ったことにしようとしていて、トモカさんに利用されていたことに気づきました。 娘が着ていたハンドメイドの服を褒められて舞い上がっていたちひろさんは、怒りとともにショックを受けます。 信じられない言動に物申す!? 利用されたと気づいたちひろさんは、トモカさんに対してはもちろん、浮かれていた自分自身に腹が立ちます。 さらにトモカさんは娘、優子にも悪知恵を入れたのか、あかねに「ハンドメイドの服をもう着ないで」と言ってきたのです! トモカさんに利用されたうえに娘までも傷つけられたら、関わりたくないと思っているちひろさんも黙ってはいられないですよね。 自分がPTA会長のボスママ気に入られたいがために、子どもたちまで巻き込むトモカさんには反省してもらいたいものです。 作画:綾部夕貴著者:ライター ちひろ
2023年12月22日皆さんは、ワンオペ育児をしたことはありますか? 今回は「ワンオペ育児をする妊婦のエピソード」とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!ワンオペ育児数年前に大学の結婚した主人公。現在は第二子を妊娠中で、もうすぐで2歳になる息子を育てています。夫は仕事が忙しいため、普段はワンオペで育児を行っていた主人公。ある日、息子が40度の高熱を出してしまい、翌日病院に連れて行くことに。高熱の原因は流行しているウィルス性の風邪で、医師からは「数日で治りますよ」と言われました。話を聞いて安心した主人公は、その直後に倒れ込んでしまい…。担架持ってきて!出典:エトラちゃんは見た!主人公が目を覚ましたのは、病院のベッドの上でした。倒れた原因は、寝不足と栄養不足からくる貧血とのこと…。どうやら、息子が発熱してから朝方まで看病をしていた疲れが出てしまったようです。まさか自分が倒れるとは思っていなかった主人公は困惑するのでした。読者の感想ワンオペ育児はストレスや疲れが溜まりがちですよね。子どもが発熱すると、看病で夜中はとても疲れてしまうと思います。主人公には早く元気になってほしいですね。(30代/女性)妊娠している体で、幼い子どもの面倒を見るのはかなり大変なことでしょう…。主人公が倒れてしまったときに、先生たちが近くにいたのが不幸中の幸いでしたね。(40代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2023年12月21日「うちの子自閉症なので、なかなか気持ちの整理が上手にできなくて」園バスでの大癇癪で、すぐに息子の障害をカミングアウト現在小学3年生の息子は、2歳で知的発達症、ASD(自閉スペクトラム症)の診断をうけました。2年間の海外生活から日本へ戻ってきた私たち。当時息子は5歳でした。海外ののびのびした環境から急に帰国、かつ新しい幼稚園に通うことは、誰でもとてもストレスがかかることだと思います。しかも、通うことになった幼稚園は隔日登園、保育時間も短時間で、今までとは異なることだらけ。息子もこの変化を受け止めきれず、癇癪が増えてしまいました。特に幼稚園が終わって園バスから降りたあとの癇癪が大変。毎日大声で叫んだり泣いたりする日々でした。楽しい園での遊び時間が短すぎて、大好きな先生とのお別れが早過ぎてつらかったのが理由のようです。大きな声で泣き叫ばれたら園バスを待つ他の保護者の方やお子さんたちも驚くでしょうし、不安に思うでしょう。息子が最初大声を出してしまった時に、私は迷わず、すぐにカミングアウトしました。「すみません、うちの子自閉症なので、なかなか気持ちの整理が上手にできなくて……新しい幼稚園は短時間なのが理解しづらいみたいです……」「大きい声ビックリしちゃうよね、ごめんね~。幼稚園大好きすぎて、おうち帰るのがつらいみたい」などと、その場にいるママさんや子どもたちに明るい感じで、息子の気持ちを代弁していました。カミングアウトをするか迷われる方もいると思いますが、私がすぐ判断できたのは、海外での経験によるものでした。Upload By ユーザー体験談私が積極的にカミングアウトをしている理由息子が年少・年中の2年間、わが家はドイツで暮らしていました。通うことになった幼稚園では、外国人の障害児を受け入れるのは初めてとのこと。私は事前にメールで息子の様子を伝えたり、日本の園での様子を撮影した動画を送ったりして、息子の障害がどの程度なのかを伝えました。送った動画は以下の2つです。1.お弁当箱を自分で片づけ、歯磨きをして、先生の指示で順番に動いている様子2.体育の授業で走り回っている様子当時の私は、「よし、ちゃんと自分で片づけできているな。これなら幼稚園も受け入れてくれるはず」と思いました。でもドイツの園長先生がその動画を見て私に返してくれた感想は、「全然楽しそうじゃないね。目が笑ってない。単に従わせているだけ」。予想してなかった視点でした。この時、私の視点は息子自身の気持ちに向いてないと気づかされました。実際ドイツの幼稚園は非常に素晴らしい環境でした。先生方は日々試行錯誤で息子に対峙してくださいました。教室に入れない息子を園長先生は自分のオフィスに連れて行き、ときには膝に抱っこして一緒にパソコンで好きなキャラクターの画像を探して印刷したり、ときにはご自分はお仕事をしながら隣の椅子で息子を自由に遊ばせたり、ときには一緒にスマホで写真を撮って可愛く加工したり、ときには一緒にお散歩をしたりしてくれました。関わってくださった先生方全員、息子に合わせて接してくれました。この経験のお陰で、息子は人を信じることができるようになり、自分を受け入れてくれる人を探すのが上手になりました。自己肯定感の獲得にも繋がっていると思いましたし、仲の良い友達もできました。Upload By ユーザー体験談そして私の心境も大きく変化しました。ドイツに行く前も充分に息子の障害受容ができていると自分では思っていたのですが、実際には受容できていなかったことに気がつきました。以前の私はというと、仲の良い人にだけはカミングアウトしているのに、知らない人には息子の変な発言や態度に対して、なるべく障害だと思われないようにフォローすることを無意識にしており、気疲れすることが多かったように思います。ですが、ドイツで生活する中で、私はクラスメイトのママパパ全員に、息子の障害について話すようになっていました。こういう経験があったので、日本でも私は迷わずカミングアウトをしたのでした。日本の幼稚園でカミングアウトしたら?ドイツでそのような経験をしていても、日本ではみんなどういう反応をするんだろう……と不安はありました。ですが、返ってきたのは温かい言葉ばかりでした。「わかりますー。うちの子も!大変ですよね……」「友達のお子さんも発達障害で同じような話よく聞きます」「うちもグレーです。早く慣れるといいですね」「知り合いに障害児ママいるから、紹介します」「大丈夫ですよ」など、だいたいは笑顔で受け入れてくれ、同じ環境の人を紹介してくれたり、お友達になったりしました。Upload By ユーザー体験談その時、「あれ?こんなに理解してくれるんだ。自分だけが周りに迷惑をかけてつらいと思っていたけれど、もしかして意外とみなさん発達障害の子どもというものに慣れているのかもしれない」と思って、急に気持ちが楽になったのを覚えています。大規模マンションに住んでいるのですが、子どもの数がとても多いため、同じような環境に対する知識や経験のあるママさんたちが多かったのもラッキーでした。そこで繋がった人とは、その後も個別に特別支援学級や放課後等デイサービスの情報交換をしています。カミングアウトは、息子にも私にもいい影響を与えてくれました日本の幼稚園でカミングアウトしてから、息子にはすぐに目立った変化はありませんでしたが、周りの空気をすぐに察知するタイプですので、周りの大人の目が優しいことを感じ取ってはいたようです。同じ園バスの子のママや、私が話をするママさんとは、その後徐々に自分から声をかける様子も見られるようになりました。そして私は、友達、知人以外の他人にもカミングアウトするようになりました。そして意外にも受け入れてくれる方が多いことに気づき、「そっか、私ひとりで頑張らなくても、周りを頼っていいんだ」と思えるようになりました。以前は、私一人で連れて行くのは大変だからと旅行や遠出も諦めていましたが、「一人で頑張らなくてもいい」ことに気づいてからは、友人家族にお願いして家族ぐるみで旅行にいったり、週末は一緒に遊びに出かけたりすることで、自分自身もリフレッシュできるようになりました。Upload By ユーザー体験談その後、いろいろあって夫とは離婚したのですが、この「他人を頼って生きていい」ということに気づけたからこそ、夫と離婚しても大丈夫だと思え、離婚を決意できたと思っています。息子に「自分は一人ではないこと、周りを頼っていいこと」を知ってもらいたい今はまだ「ママといっしょ!」「ママの服着る」「ママと寝る」と、とにかくママ依存の9歳ですが、いずれ私との別れを経験する日がきます。そうなった時には絶望感に打ちひしがれずに、「僕は一人じゃない。周りの人を頼っていい。助けてくれる人はいる」、そう思って生きていってもらいたい。持ち前の愛想の良さとおふざけ気質はそのままに、上手に周りの人に手助けを依頼できる勇気を持ってほしいです。そして社会の人たちにも、ずっと独りでしゃべっていて「怪しいな」と思うかもしれないけれど、怖くないよ、ピュアで愛らしいところもあるんだよ、ということを知ってもらいたい……。今のうちから息子と社会のコネクションを作って、新しい場所、新しい経験を通じて、生きていける場所の広さを知ってもらいたいたいと思っています。そして願わくは、私がカミングアウトをしている様子を見た同じく障害を持っているお子さんの保護者さんたちが、つらい気持ちを吐き出せる雰囲気を感じてもらえると嬉しいなとも思っています。イラスト/keikoエピソード提供/おかんレベル8(監修:鈴木先生より)海外と日本との違いは多々あります。米国ではお昼はランチボックスを持って外で食べて楽しく過ごしています。対して、日本の給食ではみんな同じものを教室の中で食べます。国によって子どもを取り巻く環境はかなり違います。以前ドイツの友人から聞いた話ですが、ドイツでは就学前にペアトレを行う保護者も多いようです。そういうお国柄なので園長先生の対応もうまくできていたのではないかと思いました。また、カミングアウトしても周りのすべての方が理解するとは限りません。相手の立場への理解の困難さがある人の場合、かえって反発されることもあり得ます。そうしたこともあり得ると心にとめておくといいかもしれませんね。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年12月21日皆さんは、見てはいけない現場を目撃してしまったことはありますか? 今回は“口止め料”とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!母からお小遣いをもらう両親と3人暮らしをしている主人公は、本が好きな小学4年生。共働きで2人とも帰りが遅いため、主人公1人で留守番をすることが多く読書好きになりました。ある日、母から本のプレゼントとお小遣い500円をもらった主人公。家計がカツカツのなかでも、母はお小遣いを用意してくれました。少ないお小遣いでも、母の優しい気持ちが伝わってきて喜んでいると…。帰ってきた父が「息子に貧乏を覚えさせるのはよくない」と文句を言います。その後、母の指示で主人公が部屋を出ると、両親はお金が原因で痴話喧嘩をしていました。父が渡してきたもの出典:エトラちゃんは見た!後日、小学校から帰ってくると誰もいないはずなのに、玄関の鍵が開いていて…。中に入ると、父と見知らぬ女性が親しげに話していたのです。浮気現場だと察した主人公。主人公が浮気と理解していることに気づいた父は「今日のことはお母さんに黙ってろ」と圧をかけてきて…。父は口止め料として1万円札を渡してきたのです。あまりにも衝撃的なことが続き、主人公は頭が真っ白になり硬直…。そんな主人公の手に強引に1万円札を握らせ、父は「裏切るなよ」と一言残すと女性とその場を去ってしまいます。悪いことをしている自覚がありながらも、手に持っていた1万円札がキラキラ輝いて見えてしまい主人公はゾッとしたのでした。読者の感想浮気の口止め料を子どもに渡す父に幻滅しました。父に圧をかけられたら、主人公は逆らえないですよね。(30代/女性)母がお金をやりくりしていたにもかかわらず、浮気をしている父に腹が立ちました。これまで500円でお小遣いをもらっていた主人公が、急な大金を手にして動揺してしまうのは当然だと思います。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2023年12月20日小学1年生の息子が送迎付きのスイミングスクールに通い始めました。初日だったので、その日は早めにバス停へ行き、息子の帰りを待つことに。しかし到着時刻を過ぎても一向に息子を乗せたバスが来ないのです。バスがいつ到着するかわからないまま、自宅に忘れたスマホをダッシュで取りに帰るとそこには……? スマホを忘れてお迎えに…予想をしていなかった出来事に スイミングスクール初日ということもあり、私はバスの到着時刻よりも5分早くお迎えへ行きました。そのスイミングスクールでは、アプリを登録するとバスの運行状況を確認できるのですが、あろうことか私はスマホを家に忘れてしまったのです。 到着予定時刻は午後6時ですが、なかなかバスは到着しません。近くにあるコンビニの時計を見るとすでに午後6時を過ぎており、バスがいつ到着するかわからないのでスマホを取りに帰れませんでした。午後6時15分を過ぎたころ、「さすがにおかしい」と思い、急いでスマホを取りに帰ることに。家に帰ってスマホを見ると、スクールから大量の着信が! 電話をかけ直してみると、バスの運転手さんと行き違いがあり、息子をバス停に降ろし忘れたとのこと。スタッフから「今、バス停に急いで向かってます!」との連絡がありました。午後6時半を過ぎたころ、ようやくバスが到着。バスを降りた息子は「もう家に帰れないかと思った~」と半泣き状態です。バスの運転手さんからは何度も謝罪の言葉をいただきました。 家に帰る途中、「怖かったー!」と泣き出す息子。バスが停留所を通り過ぎたとき、息子は運転手さんに言おうか迷ったそうですが、結局言えなかったそうです。不安な経験をしたので息子は「もう行かない」と言いだすと思いましたが、「次もバスに乗ってみる」とのこと。初めての習い事は少し苦い思い出になりましたが、いろいろな経験を通じて、子どもも成長していくんだなと実感した出来事です。 作画/yacco著者:若葉みゆき
2023年12月18日皆さんは、家族のことが心配になった経験はありますか?今回は「帰ってこない息子」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!日が暮れて…双子である小学生の娘と息子と暮らしている主人公。ある日、一緒に晩ご飯を作ろうと思っていたのですが息子がなかなか帰ってきません。学校は終わったはずなのに、帰ってこない息子に違和感を抱く主人公。不安になりながらも待っていると、日が暮れたころに息子がやっと帰宅して…。思わぬ姿で…出典:エトラちゃんは見た!帰宅した息子は、なんと泥だらけになっていました。心配していた主人公は「怪我してない!?大丈夫!?」と息子を抱きしめます。実は息子は、大切なお守りをなくしたと言う年下の女の子を助けるために、一緒にお守りを探していて泥だらけになってしまったのです。主人公が心配してくれていたことがわかった息子は「ごめんなさい…」と謝罪するのでした。読者の感想子どもがいつも通りの時間に帰ってこないと、とても不安になりますよね。頭ごなしに責めず抱きしめた主人公は、素敵な母親だと感じました。(30代/女性)なかなか帰ってこない息子が、泥だらけで帰ってきたらゾッとしてしまいますね。主人公も息子も家族思いなことが伝わり、お互いの優しさに感動しました。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(Grapps編集部)
2023年12月18日のびのびと……預け合い育児サークルのクリスマス会Upload By カタバミ言葉がなかなか出ないまちゃを心配して、私はまちゃが2歳3ヶ月の時に地域のお母さん方が運営する預け合いのサークルに入りました。保育はお母さん方による当番制、屋外でのどろんこ遊びや絵本や手遊びを推奨するサークルで、勉強熱心なお母さんが多かったです。手が掛かるまちゃにも手厚く接してくださり、まちゃも私もこのサークルをとても気に入っていました。しかし、2歳年上の娘が通う幼稚園にまちゃも来年の4月に年少から入園するには、「今年の10月からプレ幼稚園に入って下さい」と娘の幼稚園の園長先生に言われ、9月に泣く泣くこちらを辞めることに……。でも、12月のクリスマス会には呼んでいただけました。クリスマス会の会場は町会の寄り合い場所になっている、古いけど広い畳の間で、まちゃも他の子どもたちも走り放題。母たちはたまに注意しつつも笑顔で対応。まちゃは出し物や手遊びや絵本は、途中から私の膝の上になりましたが他の子と一緒に見ることはできていました。ただ……、まちゃは会場の電気を勝手にパチパチ消したり、クリスマス会後の昼食会ではおにぎりを食べ歩きして、注意した他の子のお母さんをかもうとしたりと、私は大ショックでした。このサークルを退会してプレ幼稚園に入れた成果を見せたい気持ちもありましたが、全くうまくいきませんでした。試練! プレ幼稚園のクリスマス会Upload By カタバミ娘の通う幼稚園には、年少で入園する1年前の4月から週に1、2回幼稚園に通って園に慣らす『プレ幼稚園』というものがあり、幼稚園にすすめられて10月からまちゃも通うことになりました。プレ幼稚園クリスマス会は、幼稚園のホール室が会場になっていました。4月からプレ幼稚園に通い、すでに打ち解けているお母さん方はグループができていて固まって座っており、10月から入ったばかりの私はどこに座って良いのか分かりません。私はまちゃのことが心配で、子どもたちの姿がよく見える前のほうの空いていた席に座ったら「そこは僕のママの席だ!」と知らない子に大きな声で言われ、後ろ席の知らないお母さん方からドッと笑い声が起きました。まちゃは友達に興味がなく、私もプレ幼稚園の中にママ友はいません。居心地はとても悪いですが、「まちゃのために」と、それでも前のほうの席を探して座り直しました。まちゃは手遊びなどは良く見ていましたが、サンタクロースが来てお話しを始めると姿勢がどんどん楽な姿勢になり、しまいには寝転がってしまいました。結局ステージの端で先生の膝の上にいましたが、途中から飽きて片づけてある跳び箱に登り始め、降ろしたら泣いたので私が抱っこしたら首元をかまれ、とても悲しい気持ちになりました。お遊戯が始まるとまちゃお気に入りの先生が迎えに来てくれて笑顔で戻って行きましたが、私はヘトヘトになりました。油断大敵!児童発達支援事業所のクリスマス会Upload By カタバミまちゃは幼稚園に入る前年の8月から週に1回ほど、預かりがメインの近所にある児童発達支援事業所に通っていました。発達に不安があるお子さんの場所なので、私はこちらのクリスマス会にはなんの不安もありませんでした。まず連れて行くと、いつも通り入り口で嫌がって寝そべるまちゃをまたいで「おはようございます」と挨拶しながら、次々と他のお子さんが登園してきます。お母さん方はお子さんを気にせず先生と楽しそうに話をしていて、始まりの挨拶が終わると仲のいいママ友同士で集まって座り、あちこちの幼稚園について情報交換をしています。わが家のように、幼稚園に入れるか心配している様子はどこにもありません。クリスマス会が始まっても、私はどこかに行こうとするまちゃを常に抑えながら出し物を観ました。手遊びを交えた歌の途中で、名前を呼ばれた子は前に出て何かをもらえるという出し物があり、4、5人の子どもが選ばれて呼ばれました。まちゃの名前は最後まで呼ばれずに終わり、まちゃは何ももらえないと分かった瞬間「ギャー!」と叫んで倒れて泣いて暴れました。そこからは機嫌が悪く座っていられません。サンタクロースが登場してお話してもまちゃは理解できませんし、助けを求めることもできませんでした。「早く終わってほしい」と、私はずっと願っていました。夫に言われたことと、5年後の今振り返って思うことUpload By カタバミクリスマス会に出席するたびに、いちいち夫に話を聞いてもらっていましたが「まちゃを良く見せようとするから疲れる。受け入れて慣れるしかない」と言われました。でも私は「それは多分正しいけれど、いつもまちゃに寄り添っているわけでもないのに、そんなに簡単に言わないでほしい」と思っていました。今、まちゃの障害は確定していてそれはそれで悲しいのですが、保護者同伴のイベントがやたらに多かった時期が終わってくれてホッとしています。幼少期にいろいろな行事に出席して慣れることは大切だと思いますが、親が疲れてトゲトゲしていたら子どもにもきつく接してしまいそうです。それに、年末はただでさえやることが多いので、これからのクリスマスはできるだけゆっくり過ごしたいと思っています。執筆/カタバミ(監修:鈴木先生より)なかには着ぐるみが苦手なお子さんもいるので、サンタさんを見てびっくりすることもあるかと思います。支援が必要なお子さんは、大勢よりも比較的こじんまりした環境の中でのイベントから慣れさせていくことをおすすめしていますので、クリスマス会にも個別の特別支援が必要なのかもしれません。そう考えると、今回の3つのクリスマス会も、周りの親たちの理解のある預け合い育児サークルでは、まちゃさんもお母さんも比較的のびのびと過ごせたとのこと。この育児サークルが、まちゃさんに合っていたのでしょうね。さまざまな場所があるとは思いますが、その子に合った環境下で育ててあげるのが一番だと私は思います。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年12月17日知的障害がある息子、園の行事は無事に乗り切れる!?幼稚園、保育園、小学校、放課後等デイサービスなど、子どもたちが集団に属する生活を送ると、発表会や運動会、クリスマス会……といった行事やイベントに参加することが増えますよね(ちなみに私はイベントに疎いほうなので、そういった行事を園や学校側が開催してくださることがとてもありがたく、いつも感謝しています)。いっぽうで、わが子に障害があると「わが子がちゃんと行事に参加できるのか」というよりも、「乗り切れるのか!?」ととても不安になるのが実情だったりします。もちろん、わが家もそうです。発達の遅いわが子。発表会では、わが子の成長を楽しみに鑑賞するなんて余裕はなく、発表会で他の子の足を引っ張らないか内心とてもヒヤヒヤでした。息子1歳、忘れもしない初めての発表会きいちゃんは0歳から保育園に通っていたので、園の発表会などには小さい頃から参加してきました(が、0歳の時は体調を崩して発表会も運動会もお休みしました。なので1歳児からの参加です)。忘れもしない、初めて参加した発表会。ありがたいことに加配の先生がきいちゃんについて下さったので、練習の時から、「きいちゃん、とても頑張ってますよ」「今日はこんな踊りをしました。お母さん、楽しみにしてて下さいね!」などと教えてもらっていました。そして、いざ発表会が始まると……。全く動こうとしないわが子。みんなと一緒に踊れるようにと、一生懸命きいちゃんを抱っこしながら二人羽織状態で頑張る加配の先生。しかし嫌がってギャン泣きするきいちゃん。(た、大変や……)と青ざめる私。Upload By 星きのこなんとか会が終わると先生が私たち親のほうに駆け寄って来てくださって、「きいちゃん、頑張りましたー!」と汗だくになりながら話しかけてくれました。「いや!!頑張ったのは先生ですよね!?」と思わず心の中で突っ込み、先生を菩薩のように拝ませていただいたことを忘れません。Upload By 星きのこ本領発揮は年長さん!?しかし、当時きいちゃんは1歳児。そりゃまだまだ踊ったり、指示通りに動くのは無理があります。きいちゃんが2歳、3歳、いや年長さんくらいになったら成長も見られるだろうと気長に考えることにしました(他のダウン症のあるお子さんが、年長さんの発表会や運動会で、すごく成長が見られた!という報告をSNSなどで見ていたというのもあります)。なので、2歳、3歳、4歳……と、きいちゃんが発表会や運動会でも泣きっぱなしで先生に抱っこされて全く動かずの状態でも、それがきいちゃんのペースだから……と先生に申し訳ないと思いながら、見守ることができました。だって!きいちゃんの本領発揮は!!年長さんになってからだからっ!!!Upload By 星きのこ年長さんの発表会がやってきました!そしてきいちゃんが年長さんになった年の発表会。劇でクラスメイトたちがさまざまな野菜や果物に扮するなか、きいちゃんはレモンの役でした。さあ!!年長さんになったレモン役のきいちゃん!5年待ったけど、今だ!成長した姿をママとパパに見せてくれ……!!!……と思い固唾を飲んで見守っていましたが、相変わらず全く動く素振りはありません。というか、観客席の大勢の保護者に圧倒されて微動だにせず固まっています。そして両目をギュッととじて口もすぼまり、まるでそれは酸っぱいレモンを食べたかのような顔。(ある意味、誰よりもレモンを表現しているといえばしている……)とは思いましたが、その年はさすがに先生に抱っこはされなくなったものの、全く何もできなかったきいちゃん……。Upload By 星きのこ気長にゆっくりと、わが子の成長を楽しみたいきいちゃんと同じようにダウン症のある同い年のお子さんが、「運動会ですごく頑張った!」「発表会ではダンスを上手に踊れるようになってわが子の成長に泣いてしまった」という報告を見るたびに、正直、うう……うちはそんなことなかった……と、少し悲しい気持ちになってしまったりしました。そんなきいちゃんが、初めて人前で少しだけ踊ったりできるようになったのは今年、つまり小学2年生です。とにかく大勢の人に圧倒されるタイプのきいちゃん。もちろん、演目通りにはできなかったけど、やっときいちゃんが本番で踊る姿がすこーしだけ見られました(ちなみに、練習の時は保育園の年中さんくらいから完璧にできていたらしいです。本番に弱い男……それがきいちゃん……)。何が言いたいかというと、ダウン症のあるお子さんを育てているお母さーん!お父さーん!もし年長さんになっても本番で何もできないお子さんがいても、うちもそうでしたから!!何だったら今もそうです(笑)。園の行事などは「上手くいった」「成長が見れた」といういい情報のほうが発信しやすいし、目についたりもしますが、そうではない子もいることも知ってほしいなと思いました。本当に同じ障害があっても、もちろん障害が違っても、人それぞれ。何かが上手くできても、できなくても、それでその子の価値が決まるわけではないと私は思っています。わが家では、できなかったことに凹むのではなく笑い飛ばすようにしていました(レモン役なんて誰よりも酸っぱそうだったじゃん!って)。その子のいいところを見て子育てを楽しんでいけば、忘れた頃に思いがけず成長が見れるかもしれませんよ。うちはいつもそのパターンです。気長にゆっくり、成長を楽しむことができたらいいですね。執筆/星きのこ(監修:鈴木先生より)その子に「何ができないか」ではなく「何ができるか」に着目することが重要だと私は考えます。例えば、車いすのお子さんに向かって「頑張って歩きなさい」とは誰も言わないはずですよね。同様にダウン症やASDのお子さんのなかには言葉の理解が乏しく話が通じにくい子もいます。そういうお子さんの発表会には、自分の立ち位置をビニールテープなどで示す視覚的な指示が有効です。視覚的物理的構造化を駆使して対応する必要があります。発表会に参加できないお子さんもいる中、レモン役で参加できたこと自体が素晴らしいことです。できたことを褒めてあげればいいのではないでしょうか。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
2023年12月15日ちひろさんは、小学2年生の娘あかねを育てるママ。趣味はハンドメイドで、休みの日にはあかねと一緒に作ることもあり、生活の楽しみになっています。ある日、小学校のPTA会長みずほさんに媚を売るトモカさんを見て、そのあからさますぎるごますりにドン引き。 煩わしいママ友関係とは無縁でいたいと願うちひろさんのもとに、トモカさんから突然連絡があり、「もし良かったらうちの子にも作ってくれませんか?」と洋服制作を依頼されてしまいます。 断り切れず「わかりました。お作りいたします」と返事を返すと、「洗い替え用に2着お願いします!」と言われてしまって……。 自分の手作りだと大嘘!? 仲良くもない同じクラスのママに突然連絡をしてきて、2着も洋服制作を依頼したトモカさん。しかしちひろさんはハンドメイドを褒められたことがうれしくて、懸命に作り始めます。 数日後、PTAの集まりで学校を訪れたちひろさんは、トモカさんとみずほさんの会話を聞いてしまいました。 「トモカさんの作るハンドメイドの服本当に楽しみ~」 どうやらトモカさんは、ちひろさんのハンドメイドの服を、自分が作ったことにしようとしている様子。そして洗い替え用だと聞いていたもう1着は、みずほさんの娘・さあやの分だったのです。 ちひろさんに服を作らせておいて、自分が作ったことにしようとしているトモカさん。そんなことをする人がいるなんて……お金を払えばいいという問題でもありません。なぜそこまでしてママ友に媚びるのか、理解に苦しみます。 そもそもちひろさんの娘・あかねちゃんと同じワンピースを作ってほしいという話なので、嘘がバレるのは時間の問題ではないでしょうか。ちひろさんのショックは計り知れないです。>>次の話 作画:綾部夕貴著者:ライター ちひろ
2023年12月15日何が父を失踪に向かわせた?フェリーで青森から函館に渡った父。ついに目的地の北海道に到着する。うれしくてはしゃぐ父は、1週間かけて北海道の名所をまわったり、北海道の食を楽しんだ様子。そしてある日、母に家出して初めて電話を掛けるが…。子どもが巣立った後、夫婦の危機に直面した父と母、そしてそれを知った子どもたちの心情を描く家族の再生物語。■前回のあらすじフェリーで青森からついに北海道に降り立った父は、うれしくて言葉にならない涙を流す。そして、着いて早々函館山に登ったり、その後1週間は北海道の観光名所をめぐったり、自然や食を楽しむのだった。■心配してる…?■母に電話する父「鹿児島から来たんですか?」と親子から話しかけられたのは本当の話です。すごく親切な親子で写真を撮ってくれたんだとか…!さすがに「みんな心配してるよ」とは言われませんでしたが、お話を進めるために加えてみました。さて! なぜ母は東京に!?父が出て行ってから母は何をしていたのでしょうか…?次回に続く「ある日突然父が消えました」(全20話)は12時更新!
2023年12月15日皆さんは、忘れ物をしたことがありますか?今回は「弁当に手をつけず帰宅した息子」を紹介します!イラスト:町田ねねこ弁当作りがスタート息子が高校に入学したのと同時に、弁当作りがスタートした主人公。朝5時に起きて、おかず4品を作り、ごはんとデザートも持たせたのですが…。弁当の感想を聞く出典:Grapps帰宅した息子に「お弁当おいしかった?」と聞いた主人公。すると息子が「食べてない、食べれなかった…」と言います。なんと、主人公は箸を入れ忘れていたのです。入学2日目ということもあり、周りに割り箸を持っているか聞けなかったという息子。その日は6時間授業で、50分もかけて自転車で帰ってきた息子。教室で1人、弁当を食べられずにいた息子のことを思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいになった主人公なのでした。弁当が食べられなかった息子早起きして一生懸命お弁当を作った主人公。しかし箸を入れ忘れてしまい、息子に申し訳ないことをしたと思ったエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年12月15日私は、夫と小学3年生の息子との3人暮らし。夫が再就職した先はいわゆるブラック企業で、そろそろ辞めたいと毎日嘆いています。夫の勤め先の社長は目先の利益のみを追求し、オフィスは残業当たり前のような雰囲気。休みもとりづらいようです。体調を崩す人が多く、辞めていく社員も後を絶ちません。夫から会社の話を聞いていると非常に腹が立ちますが、すぐに辞めもいいとは言い難く……。お金のことを考えると、そう簡単に辞めることを考えられないでいます。 辞めるのはもうすこし待って!夫は常にクライアントや同僚に対し、真摯な姿勢で仕事をしています。ですが、社長の態度があまりにもひどいので、会社に行くのが辛いと言うようになりました。 今すぐ退職を勧めたいところですが、そうもいかない事情があり……。というのも、現在秘密の作戦を遂行中なのです。 私は心を鬼にして、夫にもうしばらく辞めるのを待ってほしいとお願いしました。とにかく、今は何も考えず仕事をしてほしいのです。とにかくもうすこし踏ん張ったら退職願を出してもオーケーということで、この話は終わりにしました。 その代わりに持ち出したのは、私の転職話。息子も小学3年生になり、義母は夕方までなら息子の様子を見てくれると言います。夫は自分が退職し稼ぎがなくなる前に、私が就職を決めたいと思っていると早合点。あともうすこし踏ん張ることを約束してくれたのです。 ある人から思いがけない誘いが…数日後、出先にいる私に夫から連絡が入りました。会社で私に似た女性を見かけ、確認の連絡をしてきたのです。そこで私が、見間違いではないと答えたところ、夫はかなりびっくりして……。「なんでお前がいるの?!」私は率直に、会社を変えようと思っているからだと答えました。「もう安心して、今日から私が社長だから」「え?!」 じつは夫から会社の話を聞き、私なりにいろいろ調べてみました。すると、創業者である会長が私の元上司だということが判明。夫の職場があまりの惨状なので、ひとつ文句でも言ってやろうと乗り込んだら、逆に社長として働かないかとスカウトされてしまったのです。 夫の会社は規模の小さいベンチャー企業なので、人事異動をしやすいらしく……。以前も経営側として働かないかと誘われたことがあったのですが、出産・育児のこともあり、お断りしていました。そして今回思いがけず再会し、スカウトを受けることにしたのです。 今朝、社長交代が社員に知らされたのですが、まさか自分の妻が社長になるとは思っていなかったようです。横暴な元社長にバレないよう会長と私は動いていたため、夫にもこの話は伏せていました。私が社長でやりにくいこともあると思いますが、夫なら大丈夫だと思っています。 社長に就任して1カ月がたち…私が社長に就任してから、1カ月がたちーー。営業として働いていたころの人脈を生かして、新しい取引先もだいぶ増やせました。以前より大きな仕事も入るようになりましたが、職場環境は整っています。 社員の士気も高まり、業績は上向き傾向。辞めていった社員たちに声をかけたところ、戻ってきてくれる人もいました。 夫が社内で気まずい思いをしているのではないかと就任当初は心配していましたが、それは取り越し苦労でした。夫は「妻が社長でうれしいし、誇りに思っている」 と言ってくれているのを耳にし、身の引き締まる思いに。子どもも応援してくれているので、頑張ろうと思います! ◇ ◇ ◇ 大変な職場でも、生活があるとなかなか辞められなかったりしますよね。ですが、体を壊してからでは働くのも困難になりますし、心身ともに健康が一番。家族で相談しながら、一番いい選択をしたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月14日もうすぐ2歳になる息子はひとりっ子で、保育園でも弟分。他人にかわいがられることや、弟扱いされることが大好きです。家族や親戚に自分より年下の子どもがいないこともあり、今まで赤ちゃんに接する機会がありませんでした。しかし、図らずも初めて年下の0歳児と遊ぶことに! 弟役しかしてこなかった息子は、ちゃんとお兄ちゃんができるのか? 末っ子気質の息子が年下と初対面! わが家の2歳になる息子は、同じ年齢の子から「赤ちゃんだ!」と指をさされるほどのベビーフェイス。保育園では同じ学年の子どもや上の学年の子どもから、弟分としてかわいがられており、息子自身もまんざらでもない様子です。 ある日、息子を連れてキッズスペースのある整体院へ行きました。息子はそのキッズスペースでも自分より年齢が上の子どもとしか遊んだことがありません。それまで存分に弟分を満喫していましたが、この日は初めて、自分よりも幼い0歳児と対面しました。 笑顔で近寄ってきた赤ちゃんを見て固まる息子の姿に、攻撃しないか心配していたそのときでした。息子はおもむろに、おもちゃ箱から大好きな消防車のミニカーを手につかむと、赤ちゃんへと差し出したのです。その後も、私の心配とは裏腹に、息子は赤ちゃんが興味を示したおもちゃはすべて譲り、さらにはぐずり出す赤ちゃんに、あの手この手で構ってあげたのでした。 赤ちゃんのママには「ありがとうね、お兄ちゃん」と褒められ、ちょっとだけうれしそうな息子。弟分として過ごしながら、年上の友だちからやさしさを学び取っていたんだなと、感心しました。これからも、構ってくれるお兄ちゃんたちからいろいろな刺激を受けてほしいです。 作画/yacco著者:木村メイ
2023年12月14日