まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。子どもが幼稚園のころからの仲であるあおいちゃん、りんちゃんは小学校で同じクラスです。しかしそのクラスでは、あおいちゃんを中心に学級崩壊や不登校、傷害と、次々に問題が勃発。教員増員の措置がとられたものの、クラス内ではなおも事件が続きます。あおいちゃんたちのイジメの標的にされ、登校拒否をしていたほのかでしたが、まゆみさんと担任のオニザワ先生の支えもあり、勇気を出して登校するようになりました。まゆみさんからカウンセリングを受けてみないかと勧められたほのか。その答えは……?子どももママ友も恐ろしい…! カウンセリングのため、学校へほのかを迎えに行ったまゆみさん。教室にいたあおいちゃんから「ばーか!」と口パクでののしられ、その姿がよしえさんと重なり動悸がしてしまいました。苦しい胸の内をおさえて、まゆみさんはほのかと一緒にカウンセリングを受けに向かいます。 カウンセリングを担当してくれたのは穏やかな雰囲気の先生。カウンセリング後のほのかの表情は心なしか柔らかになっていました。そして帰り道、まゆみさんとほのかは、同じくあおいちゃんが原因で登校拒否をしているゆうかちゃんに遭遇したのでした。 あおいちゃんの姿によしえさんの姿を重ねてしまったまゆみさん。どうやら心に傷を負っているのは、ほのかだけではないようです。子どもの心の健康を守るように、大人の心にもケアが必要なのかもしれません。前向きに頑張ろうとしているほのかの姿が、まゆみさんの心の苦しさを和らげてくれると良いですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月19日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。子どもが幼稚園のころからの仲であるあおいちゃん、りんちゃんは小学校で同じクラスです。しかしそのクラスでは、あおいちゃんを中心に学級崩壊や不登校、傷害と、次々に問題が勃発。教員増員の措置がとられたものの、クラス内ではなおも事件が続きます。クラスメイトのモテ香ちゃんのランドセルを、あおいちゃんとりんちゃん、ワキコちゃんが三角定規で傷付けているのを見てしまったほのか。話を聞いたまゆみさんがあおいちゃんたち本人に事件について確認してしまったことをきっかけに、ほのかはイジメの標的にされ登校拒否、まゆみさん自身もママ友から無視されるようになってしまい、まゆみさんは自分のせいだとショックを受けました。出口の見えないトンネルの中にいるようで、まゆみさんは絶望しています。そんな中、教務主任からの電話が。「ほのかちゃんは、とても思いやりのある優しい子です」という教務主任の言葉にまゆみさんは励まされるのでした。どうしよう!もう学校にいられない! 勇気を出して登校していったほのか。まゆみさんは不安がありつつも、ほのかの芯の強さを感じました。一方、登校したほのかは、やはりあおいちゃんたちのイジメに怯えながら過ごします。疲れながらも帰ってきたほのかに、ホッとするまゆみさん。 どうやらこれまでの担任・ヨワキ先生は病気で休職されたそう。教務主任のオニザワ先生が新しく担任になっていました。まゆみさんが、オニザワ先生から勧められたカウンセリングの話をほのかにすると、「受けてみようかな」と前向きな反応。この調子で少しずつ心の傷が癒えれば良いと、まゆみさんは願うのでした。 勇気をだして登校していったほのかの姿に、頑張れとエールを送りたくなる一幕でしたね。とはいえ、学校に行くとまだ心が苦しくなってしまうほのか。オニザワ先生が提案してくれたように、ほのかには学校や家庭以外に自分の不安を打ち明けられる場があると良いのかもしれません。カウンセリングを受けることで、ほのかの心の負担が少しでも軽くなることを願ってやみません。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月18日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。子どもが幼稚園のころからの仲であるあおいちゃん、りんちゃんは小学校で同じクラスです。しかしそのクラスでは、あおいちゃんを中心に学級崩壊や不登校、傷害と、次々に問題が勃発。教員増員の措置がとられたものの、クラス内ではなおも事件が続きます。クラスメイトのモテ香ちゃんのランドセルを、あおいちゃんとりんちゃん、ワキコちゃんが三角定規で傷付けているのを見てしまったほのか。学校では言えなかったものの、まゆみさんにだけ打ち明けます。一方でまゆみさんは、ママたちに今回の事件を伝える前に、あおいちゃんたち本人へ事件について尋ねます。このことをきっかけにほのかはいじめにあい、登校拒否。まゆみさん自身もママ友から仲間外れにされてしまいました。よしえさんからの糾弾に、自分の行動が間違っていたのだと自責の念に駆られながら帰宅したまゆみさん。ほのかのために用意していた朝ごはんも手が付けられておらず、ますます気持ちは追い詰められます。ほのかに謝っても謝り切れない…! まゆみさんは非難の言葉と共にママ友のグループメッセージから退会させられました。さらに、部屋に閉じこもって出てこないほのかのことも考えると、まゆみさんはますますどうすればいいのかわからず、追い詰められていくばかりです。そんな中、不在にしていた教務主任の先生から、学校を休み続けているほのかの様子をうかがう電話が入ります。電話の中でほのかについて「芯が強い」「思いやりのあるやさしい子」だと先生から告げられ、まゆみさんはちゃんとほのかのことを見ていてくれる人がいると心強く思い、気持ちが浮上してきたのでした。 孤独な気持ちを抱える中、こうした心強い言葉をかけられると少し気持ちも落ち着きますよね。まゆみさんが先生の言葉に救われたように、ほのかの心にもこの言葉が届いてくれることを願うばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月17日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。幼稚園のころからの仲であるあおいちゃん、りんちゃんは小学校で同じクラスです。しかしそのクラスでは、あおいちゃんを中心に学級崩壊や不登校、傷害と、次々に問題が勃発。教員増員の措置がとられたものの、クラス内ではなおも事件が続きます。クラスメイトのモテ香ちゃんのランドセルを、あおいちゃんとりんちゃん、ワキコちゃんが三角定規で傷付けているのを見てしまったほのか。学校では言えなかったものの、まゆみさんにだけ打ち明けます。一方でまゆみさんは、ママたちに今回の事件を伝える前に、あおいちゃんたち本人へ事件について尋ねます。このことをきっかけに、ほのかはイジメの標的となり、まゆみさん自身もママ友からそっけなくされるようになってしまったのでした。「お母さんのせいで学校に行けない」とほのかに泣きながら登校拒否を告げられたまゆみさん。まゆみさんはほのかの言葉にショックを受け、一睡もすることができませんでした。私の対応が間違っていたのかもしれない… ほのかの連絡帳を届けに学校へ向かったまゆみさん。入れ違いで出会ったよしえさんから、まゆみさんがあおいちゃんたちを事件の犯人だと決めつけて問い詰めたせいで、いろんな人が悲しんでいると糾弾されます。よしえさんの話から、ママ友・あきこちゃんがなぜそっけなくなったのかを理解したまゆみさん。誤解だと主張しようにも、よしえさんの迫力に負けて声が出せません。 気持ちや話が正しく伝えられない悔しさや悲しさ、つらさで涙がこみ上げてくるまゆみさんでした。 まゆみさんは、今回の件がすべて自分の行動のせいだと思うようになってしまいました。しかし、本当に今回の事件はまゆみさんのせいなのでしょうか。 渦中の親や子どもたちが客観的にそれぞれの見たものを説明することは、どうしてもむずかしいものでしょう。 それでも、それぞれが見たものを突き合わせ、すり合わせて事実を明確にすることはできるのではないでしょうか。まゆみさんを責めるよしえさんには感情的にならず、事実を見極める姿勢をとってほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月16日皆さんは、「ヘルプマーク」を知っていますか?昨今ではヘルプマークへの理解が深まってきましたが、まだまだ意味や理由を知らない人も多いようです。そこで今回は、MOREDOORの大人気TikTokより、「ヘルプマーク」と「パニック障害」への理解を深めることをテーマにしたオリジナル漫画『ヘルプマーク~誰かの優しさを信じるということ~』をご紹介。この漫画を通して、少しでも多くの方がヘルプマークやパニック障害を知り、互いの優しさを信じることの大切さをお伝えできればと思います。漫画のあらすじ2人の子どもを育てるシングルマザーのミホ。小学5年生の息子・ユウタは活発で、小学2年生の娘・マユは控えめな性格。ある日突然、ユウタに異変が。その症状はのちに「パニック障害」であると判明することに……。不安になるユウタ読者の感想は……『ユウタくんの問いかけに、逃げることなく優しく自分の言葉でしっかり答えていくお母様の姿勢は素晴らしいと思いました。』『皆と違うことに疑問を持っている中で、特別に持たなければならないということに不安を抱える子どもの姿に胸が痛みました。』『子どもに障害を説明することの難しさが伝わってきて、自分だったらどのように伝えたらいいかわからなくなってしまうと思いました』『パニックになった時に周りに助けてもらいたいという気持ちと、みんな持っていない物を何で自分は持たないといけないのかというところがもどかしい気持ちになりました』など、母親と息子のどちらの気持ちにも理解できるため、難しい状況というコメントが多く集まりました。本作では、「ヘルプマーク」を受けとったユウタ。”人と違う”、”普通じゃない”と思い、不安になったようです。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■監修:大和行男(こころと美容のクリニック東京院長)子どものこころ専門医、精神科専門医■イラスト:長月よーこ■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年09月16日「ダメなところがない」「欠点や不足している部分がないこと」など、完璧な様子を「完全無欠(かんぜんむけつ)」と表現します。「完全」と「無欠」どちらも同様の意味をもつ言葉です。完全無欠は「完」「全」「無」「欠」という、4つの漢字から成る四字熟語です。それぞれの漢字は、共通の1文字と合体させることで、異なる4つの熟語が完成します。共通の漢字とは何なのでしょうか。次章では、正解を発表していきます。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。正解は、小学2年生で習う漢字!正解は「食」です。完全無欠と「食」を組み合わせることで「完食(かんしょく)」「全食(ぜんしょく)」「無食(むじき)」「欠食(けっしょく)」といった熟語が完成します。完全に食べると書く「完食」とは、文字通り提供された食べ物を、残さず食べきることです。「全食」は、正式には「一物全食」といいます。食養生のメソッドの1つであり、食材を丸ごと食べることによって、体にいい栄養素を摂取できるという考え方です。例えば、皮を剥かずに食べる、アクを取らずに食べるといった行為が該当します。「無食」とは、食べ物を摂取しないといった意味の言葉です。「欠食」は、食事をとらないことや、貧困から満足な食事がとれないことを表現しています。[文・構成/grape編集部]
2023年09月16日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスでは、学級崩壊や不登校、傷害と、次々に問題が起こり、教員増員の措置がとられたものの、クラス内ではなおも事件が続きます。クラスメイトのモテ香のことが気に入らないあおいちゃんは、同じくクラスメイト・りんちゃん、ワキコちゃんと共に、モテ香ちゃんのランドセルを傷付けてしまいました。現場を目撃したほのかは、「友だちでしょ」と口止めされ、真実を言えないことに苦しみながらも、まゆみさんにだけ今回のことを打ち明けます。偶然出会ったりんちゃんとあおいちゃんに事件のことを尋ね、その態度から2人の犯行だと確信したまゆみさん。ショックを受けながらも、子どもたちのママにどう伝えるかと悩みます。どうしよう!もう学校にいられない! まゆみさんがあおいちゃんたちに事件のことを聞いてしまったことが原因で、学校で「チクリ魔」と呼ばれ無視されるようになってしまったほのか。一方で、まゆみさんはりんちゃんのママ・あきこちゃんにそっけない態度をされてしまうようになってしまいました。帰宅後、ほのかから「お母さんのせいでもう学校行けない」と泣きながら告げられたまゆみさん。自分の行動が間違いだったと気づき、まゆみさんはショックでその場に立ち尽くすことしかできなかったのでした。 まさか学校でイジメや派閥争いが起きているとは知らないまゆみさん。子どもたち全体の人間関係の構造を把握していなかったばかりに、あおいちゃんたちに尋ねた言葉やあきこちゃんへの電話の対応の結果、まゆみさんにとっては最悪の事態を迎えてしまいました。 それぞれの子どもがほかの子どもとの兼ね合いを考えて行動したり発言したりと、子どもたちのコミュニティ内は大人が思っているよりも微妙なバランスで成り立っているもの。 どこまでどう介入すべきか、どこに訴えれば正解なのか、答えの見えない問いばかりですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月15日士農工商(しのうこうしょう)とは、江戸時代における基本的な身分のことです。具体的には武士・農民・職人・商人といった「四民」といい換えられます。士農工商には「士」「農」「工」「商」といった、4つの漢字が使われています。それぞれの漢字と、特定の1文字(漢字)を組み合わせることで、異なる熟語が4つ誕生するのです。もう少し考えたいという人はここでストップしてください。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。正解は小学3年生で習うあの漢字!正解は「業」です。士農工商と組み合わせると「士業(しぎょう)」「農業(のうぎょう)」「工業(こうぎょう)」「商業(しょうぎょう)」といった4つの熟語が誕生します。「士業」とは、高度な専門資格を要する職業の総称です。ほとんどの場合は、資格名の末尾に「~士」が付くでしょう。なお士業には「8士業」と呼ばれるものがあります。以下8つが該当するのでチェックしてください。・弁護士・弁理士・行政書士・司法書士・社会保険労務士・税理士・土地家屋調査士・海事代理士「農業」は土地を利用し、作物・家畜を育てている人のことです。「工業」など自然界にある資源を採取(または育成)する産業とは異なり、生産物に対して道具・機械を用いて、加工することを指します。「商業」は商品を売買することで、利益をあげる人のことです。[文・構成/grape編集部]
2023年09月15日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスでは、学級崩壊や不登校、傷害と、次々に問題が起こります。緊急保護者会を機に、クラスに教員増員の措置がとられ、安心する保護者たち。しかし、クラス内ではまだ問題が続きます。クラスメイトのモテ香ちゃんのことが気に入らないあおいちゃんは、りんちゃん、ワキコちゃんと共に、モテ香ちゃんのランドセルを傷付けてしまいました。現場を目撃したほのかは、「友だちでしょ?」と口止めされ、真実を言えないことに苦しみ、まゆみさんに相談したのでした。事件翌日、モテ香ちゃんはランドセルではなく、手提げバッグで登校してきました。やっぱり娘の話は本当だったのね…! ランドセルを傷付けた犯人捜しのため、担任の先生から呼び出されたあおいちゃんとそのグループ。もちろんその中にはほのかも含まれていましたが、先生に対して強気な態度で「知らない」と押し通すあおいちゃんが怖くて、真実を言いたいのに言葉に詰まって言えません。一方家では、こちらもまゆみさんがあおいちゃんとりんちゃんのママに今回の話を告げるべきか迷い、グループLINEに文面を打っては消していました。その日、まゆみさんは買い物に出かけた途中の公園でりんちゃんとあおいちゃんに遭遇し、ランドセルの件を訪ねます。2人は否定していましたが、その態度に、やはり2人がおこなったのだと確信してしまいました。 りんちゃんとあおいちゃんにまゆみさんが事件のことを尋ねてしまったことで、ほのかがまゆみさんに告げ口したと2人が知り、また子どもたちの中に不穏が広がるとは思いもよらないのでしょう。子どもたちは大人が思っているより賢いものです。こういった子どもたちの人間関係が絡む場合の対処は、大人もうかつな言動をしないように、しっかりと考えることが求められますね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月14日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスでは、学級崩壊や不登校、傷害と、次々に問題が起こります。緊急保護者会を機に、クラスに教員増員の措置がとられ、安心する保護者たち。しかし、子どもたちの間では、あおいちゃんを中心に未だ不穏な空気が流れていました。クラスメイトのモテ香ちゃんのことが気に入らないあおいちゃんは、友だちのりんちゃん、ワキコちゃんと共に、モテ香ちゃんのランドセルを傷付けてしまいました。傷付いたランドセルを前に、あおいちゃんたちがしたことだと気付いたほのか。しかし、あおいちゃんに「私たち友だちでしょ?」と口止めされます。やっぱり間違ってる!お母さんに言わなきゃ! 傷付けられたランドセルを見つけたモテ香ちゃんは憤り、あおいちゃんがやったんだと糾弾します。しかし、りんちゃんがあおいちゃんを擁護し、モテ香ちゃんは実際に傷付けているところを見ていないことからそれ以上言えません。モヤモヤを抱えたほのかは帰宅後、思い切ってまゆみさんに今日あったことを話しました。話を聞いたまゆみさんはショックを受けながらも、あおいちゃんとりんちゃんのママへ「二人とも話せば分かってくれるはず。」と学校から連絡が入る前に早く伝えてあげようと思うのでした。 学校では言えなかったとしても、ほのかがまゆみさんにきちんと話すことができて良かったですね。こうして何でも話せる場所があると、子どもも安心です。大人は子どもたちのシェルターとなれるよう、今回のまゆみさんのように受け止めてあげながら、適切な介入をしていってあげたいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月13日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスでは、学級崩壊や不登校、傷害と、次々に問題が起こります。緊急保護者会を機に、クラスに教員増員の措置がとられ、安心する保護者たち。しかし、子どもたちの間では、あおいちゃんを中心に未だ不穏な空気が流れていました。クラスメイトのモテ香ちゃんのことが気に入らないあおいちゃんは、同じくクラスメイト・りんちゃんと共にある作戦を企てます。あおいちゃんの考えた作戦を聞いてしまったほのか。不安を抱えたまま2人を見ていることしかできません。あおいちゃんたちを止めなきゃいけないけど… モテ香ちゃんのカーディガンに油性ペンで落書きをしようと企てていたあおいちゃんとりんちゃんでしたが、なかなかモテ香ちゃんが席から離れず、作戦を実行することができません。もどかしく思っていたあおいちゃんとりんちゃんに、最近あおいちゃんから冷たくあしらわれていたワキコちゃんが近づきます。三角定規を手にしながら「いいこと考えたよ」と悪魔の囁き。りんちゃんとワキコちゃんが見張りをする中、あおいちゃんはモテ香ちゃんのランドセルに三角定規で傷を付けてしまいました。そのでき栄えに笑い合うりんちゃんとあおいちゃん。流れる異様な雰囲気に、作戦に参加していなかったほのかも、悪いことをしている気配に感づいたのでした。 モテ香ちゃんの傷付いたランドセルを目にし、あおいちゃんたちがいけないことをしたのだと気付いたほのか。 ほのかは正義感とあおいちゃんたちからの同調圧力に揺らぎます。友だちだからこそ、いけないことはいけないと言ってあげたいものの、このクラスの雰囲気では難しそうです。ほのかにも相談できる仲間ができれば良いのですが……。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月12日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスで、学級崩壊が起きていることが判明。さらには子どもたちの間でも問題が起こります。あおいちゃんのいじめによる不登校、いつも誰かが怒り、ケンカの絶えない毎日、そんなクラスを見て、ほのかが4年生のころにもどりたいと思っていた矢先、男子のケンカに巻き込まれガラスでケガを負います。それを受けて開かれた緊急保護者会。そこで、以前は学校や担任を擁護していたよしえさんが、学校側を糾弾。まゆみさんはよしえさんに頼もしさを感じたのでした。一方、あおいちゃんのイジメにより不登校になっているゆうかちゃんは……?本当に学校は良くなっていってるの? 保護者会を機に、クラスには教務主任の先生がついてくれることとなり、安心したまゆみさん。これで良くなるはずと、希望を感じます。そんな保護者たちとは裏腹に、子どもたちの間では未だ不穏な空気が流れ続けていました。今回先生が増えたことで授業が落ち着き、ほのかは少し安心を見せます。その一方で、クラスメイトに対して移り気なあおいちゃんの態度に、ほのかの中に言葉にできない不安が胸の中にくすぶり続けているのでした。 今回のような子どもたちのいざこざに、どこまで介入していいのか悩む保護者も多いのではないでしょうか。小学校は社会生活の第一歩、コミュニティの形成や、コミュニケーションの仕方を学ぶ場としてはある程度ケンカやいざこざを経験することも必要です。かといって、今回のように不登校や傷害事件にまで発展するのは違いますよね。大人ができる適度な介入はどこまでなのか……難しい問題です。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月10日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスで、学級崩壊が起きていることが判明。さらには子どもたちの間でも問題が起こります。気になる男子がほかの女子と仲がよいことが気に入らず苛立つあおいちゃん。一方ほのかは、いつも誰かが怒ったり、ケンカしているクラス内を見て、4年生のころに戻りたい…と思っていました。そして、ついに教室内でケンカを始めた男子に巻き込まれ、ほのかは割れた窓ガラスでけがをしてしまいました。まゆみさんは学校から娘のけがについて電話を受け、気が気ではありません。こんな学校には子どもを任せられない! 幸いけがはひどくなかったものの、ほのかから当時の先生の様子を聞いて怒りが沸き上がるまゆみさん。案の定、緊急保護者会が開かれることとなりました。学級崩壊を起こしている担任や学校側を、なぜか擁護するよしえさんに不信感を抱いていたまゆみさんは、今回の保護者会によしえさんも出席すると聞いて不安になります。しかし、保護者会当日、よしえさんはまゆみさんの予想とは違い、担任や学校の対応を糾弾してくれたのでした。 よしえさんの急な変わり身に、まゆみさんも驚きを隠せません。そうは言っても、自分の子どものために学校側を強く責めてくれたよしえさんの姿に、ホッとしてしまったまゆみさん。よしえさんの他人を見下す態度があまり好きではないとはいえ、声をあげ、味方になってくれる存在がいるというのであれば、これほど心強いことはないのかもしれません。学校側も今回の事件をきちんと受け止めて、学校の中でも特に子どもの味方、理解者であるはずの担任の先生にも気持ちを入れ替えるよう指導し、学級崩壊にも対処していってほしいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月09日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスで、学級崩壊が起きていることが判明。さらには子どもたちの間でも問題が起こります。あおいちゃんがきっかけで登校拒否になってしまったゆうかちゃん。ほのかは何かおかしいと思いながらも、言葉にすることができず、よしえさんへ相談できません。よしえさんもほのかのことを注意して見ているものの、学校で友だちと仲良くしている話しか聞き出せず、違和感を抱えながらもやり過ごしてしまったのでした。そして、よしえさんが恐れていた、とんでもない事件が起きてしまうのです。このクラス、やっぱりおかしいよ…! クラスの中で毎日のように誰かが怒り、誰かがケンカしている日常に、ほのかも気分が落ち込んできます。そんな中、教室に現れた担任の先生。しかし、授業の始まる時間だというのに、男子のケンカを目撃した途端、見て見ぬふりをして教室から出ていってしまいました。過激になっていくケンカに、ついに男子は窓ガラスを破壊。 窓のそばに立っていたほのかは、ガラスの破片を浴び、けがを負ったのでした。 娘がガラスでけがをしたと聞き、よしえさんは血の気が引いたことでしょう。学級崩壊したクラス、はびこるイジメ、そしてそれを見て見ぬふりをしてしまう担任の先生……。起きるべくして起きてしまったともいえる今回の事件。学校という親の手から離れた場所にあるコミュニティで、このような事件をなくしていくために、私たち大人はどうすれば良かったか、議題は尽きません。 そして、担任の先生は何にそんなに怯えているのでしょうか。大人として教育者として子どもたちを導いていく一助となってほしいですね著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月08日専業主婦の千代子さんは、会社員の夫と小学3年生の息子・翔太と3人暮らし。夫の転勤のため引っ越しすることに。千代子さんは引っ越し後の挨拶まわりで、マンションの1階下の階に住む清水さんと、その息子・学に出会いました。学は、翔太よりひとつ上の学年。公立小学校に通う翔太とは違い、私立の小中高一貫校に通っています。学校帰り、毎日のように清水さんの家へ遊びに行く翔太。千代子さんが改めてお礼に伺うと「大歓迎ですよ」と迷惑には思われていない様子。これからいい関係を築く第一歩になると思っていたのも束の間……。 子供部屋で見知らぬ古いナイフのおもちゃを発見した千代子さん。翔太は清水さんがくれたと話します。昔、学がよく遊んでいたおもちゃだと聞き、千代子さんは不気味に感じていました。おもちゃは千代子さんが返すと翔太に話し、清水さん宅を訪ねると…… 興味を持つことは自然だけど…注意しないのかな 連絡先を交換し、翔太が遊びに行ったら連絡してほしいという千代子さんに「防犯対策ですね。わかりました」と快諾した清水さん。それから3日後、また学の家に遊びに行っていたようでしたが、連絡がくることはありませんでした……。 電話をしてみると「あまりにもいつも通りなので忘れてました!」と返事が。連絡すると約束してくれたにも関わらず連絡がこないと、不安になりますね。他人の子どもが連日遊びに行っても迷惑そうにせず、おもちゃを譲ろうとまでする清水さんは、面倒見が良いだけなのかもしれません。ただ、おもちゃをあげるなど良かれと思ってやっていることが、相手にとっては迷惑になる可能性があることも心に留めておきたいものですね。 作画:じゅったむ著者:ライター 千代子
2023年09月08日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスで、学級崩壊が起きていることが判明。さらには子どもたちの間でも問題が起こります。あおいちゃんにスマホで脅されていた、クラスメイトのゆうかちゃん。ゆうかちゃんが親へトラブルを相談、親が学校へと相談したことから、よしえさんは学校へ呼び出され注意を受けます。帰宅したよしえさんに怒られたあおいちゃんはゆうかちゃんを逆恨みし、次の日から仕返しを始めたのでした。昨日までゆうかちゃんと仲が良かったはずのあおいちゃん。ほのかたちは、急にゆうかちゃんの悪口を言い始めたあおいちゃんに疑問を感じます。先生は味方になってくれるって言ったのに…! ゆうかちゃんに対するあおいちゃんの行動を、最初は注意していた先生。しかしながら、反抗的なあおいちゃんの態度に恐怖を感じ、ゆうかちゃんからの助けを求める視線から逃げてしまいます。孤立無援となったゆうかちゃんは帰宅後、学校へ相談した母親を責め、ついに次の日からは登校拒否するようになったのでした。 一方で、なんだかおかしいと感じながらも、何がおかしいのか言葉にすることができないほのかももやもやとする日々を送っていました。 子どもたちの中で起きるイジメには、こういった、何かおかしいと感じながらも、原因をつかみ切れず、知らず知らずのうちに加担してしまっている場合もあるようですね。私たち親は、家で子どもたちから聞く話からしか学校の実態をつかめないので、対応が遅くなってしまうという面もあるのでしょう。こんなとき親はどうすれば良いのか、深く考えておく必要がありそうですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月07日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスで、学級崩壊が起きていることが判明。まゆみさんは、懇談会で学校側に対処を求めました。同じころ、子どもたちの間でも問題が起こります。あおいちゃんにスマホで脅されていた、クラスメイトのゆうかちゃん。ゆうかちゃんが親へトラブルを相談、親が学校へと相談したことから、よしえさんは学校へ呼び出され注意を受けます。しかし現実を受け止めようとしないよしえさんは、怒って帰ってしまったのでした。周囲に頼られる自分に似ている娘が、脅しなどするはずがないと信じるよしえさん。しかし、家に帰ると……?あなたは悪くないけど、うるさい親もいるから気を付けなさい! 帰宅したよしえさんに怒られたあおいちゃん。必死に自分は悪くないと主張し、難を逃れます。しかし、よしえさんの目の届かない自室で、あおいちゃんは激昂。親に告げ口したゆうかちゃんに仕返しするべく、次の日にはほのかをはじめとするクラスメイトに、ゆうかちゃんの悪口を吹き込み、無視することを強要するのでした。 狭いコミュニティで生活する子どもたちにとって、ボス的存在の友だちが言う言葉は絶対的な強さを持ちます。このクラスでは、そのボスにあたる存在はあおいちゃんのようです。そんなあおいちゃんに無視を強要されてしまえば、次に標的にされるのは自分かもしれないと考えて従ってしまいそうですよね。こうしてイジメが生まれていくのかと思うとゾッとしますが、このような状況で子どもたちに大人がしてあげられることは何かないのでしょうか?著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月06日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスで、学級崩壊が起きていることが判明。まゆみさんは、懇談会で学校側に対処を求めました。同じころ、子どもたちの間でも問題が起こります。あおいちゃんにスマホ上のやりとりで脅されていた、クラスメイトのゆうかちゃんは、脅しに耐えきれず、母親に泣きながら相談。経緯を知り怒ったゆうかちゃんのママは、学校に相談します。学校側はよしえさんを呼び出し……。呼び出しに応じて学校を訪れたよしえさん。学年主任の指摘に怒り心頭です。親が子どもの味方にならなくては! 学年主任から、あおいちゃんがゆかりちゃんに送っていた脅しの内容を提示されたよしえさん。たしかにひどい言葉が並んでいるようによしえさんも感じますが、娘がこんな言葉を送るのは何か理由があるはずだからと、先生へ突き返します。さらに「騒ぎ立てるようなことじゃない」と一蹴し、先生の制止も聞かずに帰ってしまいました。 帰りの際に出会った保護者たちに頼りにされ、自分と同じように娘も周囲に慕われているから周りに人が途切れないのだと、自信満々のよしえさん。その姿は、娘が行っていた脅しの証拠から目をそらし、自分を必死に正当化しているようにも見えます。人は誰でも失敗や嫌なことから目をそらして、自分の心を守りたいものです。しかしながら、ときには向き合うことも必要なことがあります。よしえさんにも、そのことに早く気付いてもらいたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月05日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな矢先、ほのかとあおいちゃんが進級クラス替えで同じクラスになってしまいます。参観日でほのかとあおいちゃんのクラスは、学級崩壊が起きていることが保護者に判明。まゆみさんが懇談会で相談すべきだと話始めると、なぜか止めてくるよしえさん。それをを不信に思いながらも、懇談会で学級崩壊への対処を学校側へまゆみさんとほかの保護者は求めたのでした。クラスメイトも差別して悪口ばかりを言うあおいちゃん。中でも、あおいちゃんがお気に入りにしているゆうかちゃんには、あおいちゃんに対して思うところがあるようで……?スマホをきっかけに子どもたちにトラブル発生! ゆうかちゃんはあおいちゃんのお気に入りと周囲が認識していましたが、その実、スマホを使ってあれやこれやと脅していたのでした。耐えきれず、ゆうかちゃんはママへ泣きながら相談します。ゆうかちゃんのママは、ゆうかちゃんのスマホの履歴や話を知って大激怒。学校へ相談し、あおいちゃんのママは学校へ呼び出されたのでした。 呼び出されてやんわりと注意されたにも関わらず、逆上するよしえさんに、理解できないと頭を抱えた人も多いのでは?自分の子どもが悪者にされていると思い、つい感情が高ぶって怒りが爆発してしまったのでしょう。子どもを守りたい気持ちはわかりますが、親が落ち着いて話し合わなければいけないこともあります。よしえさんにも、怒りは一旦抑えて、建設的な話し合いからお互いの子どもが気持ちよく過ごすための答えを探すことに、まずは協力してほしいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月04日子どもがいる家庭の防災意識を調査毎年9月1日は「防災の日」です。自然災害の多い日本では、災害から身を守るため、日頃から備えをしておくことが大切です。調査結果は防災について子どもと話し合うきっかけになるのではないでしょうか。子どもの防災意識、保護者の3人に1人が「低い」と感じている【Topics】あなたはお子さまの防災意識についてどのように感じますか?(n=1,000、単一回答方式)子どもの防災意識についてどのように感じるか質問したところ、36.2%が「防災意識が高い」(防災意識が高い:10.5%、どちらかというと防災意識が高い:25.7%)、32.3%が「防災意識が低い」(防災意識が低い:9.9%、どちらかというと防災意識が低い:22.4%)、31.5%が「どちらでもない」と回答しました。子どもの防災意識が低い理由、最多は「自分事としてとらえられていない」Q1.お子さまの防災意識が低い原因をお答えください。(n=323、複数回答方式)子どもの防災意識が低いと回答した323名を対象に防災意識が低い原因を尋ねたところ、最多回答は「自分事としてとらえられていない(54.5%)」に。次に「自然災害のリスクを認識できていない(37.2%)」「家庭で防災教育を行っていない(32.8%)」と続きました。保護者の約7割が、ハザードマップで自宅周辺を確認済みQ2. あなたはハザードマップで自宅周辺を確認したことはありますか?(n=1,000、単一回答方式)自宅周辺をハザードマップで確認した経験があるか質問したところ、65.5%が「確認している」、34.5%が「確認していない」と回答しました。4割以上の保護者が災害時の避難場所を子どもと共有していないQ3. あなたは災害時の避難場所をお子さまと共有していますか?(n=1,000、単一回答方式)災害時の避難場所について、子どもと共有しているかとの質問に対しては、57.2%が「共有している」(共有している:25.1%、どちらかというと共有している:32.1%)、42.8%が「共有していない」(共有していない:17.5%、どちらかというと共有していない:25.3%)と回答しました。保護者の半数近くが「災害用伝言ダイヤルを知らない」と回答Q4. あなたは災害用伝言ダイヤル(171)を知っていますか?(n=1,000、単一回答方式)災害用伝言ダイヤルを知っているかと聞いたところ、54.8%が「知っている」、45.2%が「知らない」と回答しました。災害用伝言ダイヤル(171)とは地震、噴火などの災害の発生により、被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に提供が開始される声の伝言板です。半数以上の保護者が自宅の防災対策は不十分だと感じているQ5.あなたは現状のご家庭での防災対策で十分だと感じていますか?(n=1,000、単一回答方式)現状の家庭での防災対策で十分だと感じているか尋ねたところ、22.8%が「十分だと感じる」(十分だと感じる:5.4%、どちらかというと十分だと感じる:17.4%)、51.6%が「不十分だと感じる」(不十分だと感じる:20.4%、どちらかというと不十分だと感じる:31.2%)と回答しました。家庭内の防災対策として不十分に感じるものは「備蓄品の用意・管理」Q6. 防災対策としてあなたが不十分に感じるものをお選びください。(n=516、複数回答方式)また、自宅の防災対策が不十分だと回答した516名を対象に、不十分に感じるものを聞いたところ、最多回答は「備蓄品の用意・管理(63.4%)」、次に「防災グッズの用意(61.0%)」、「家庭内での話し合い(58.9%)」と続きました。防災について子どもと話し合っている家庭は43.4%にQ7. あなたはお子さまと防災について話し合うことはありますか?(n=1,000、単一回答方式)防災について子どもと話し合うことがあるか質問したところ、43.4%が「話し合っている」、56.6%が「話し合っていない」と回答しました。調査概要有効回答数:小学4年生~中学生3年生の子どもを持つ全国の保護者1,000名調査期間:2023年8月1日~8月7日調査方法:インターネットリサーチ調べ明光義塾調べ明光ネットワークジャパン(マイナビ子育て編集部)<関連記事>✅災害時に乳幼児・妊産婦が使える「福祉避難所」を知っている親はたったの7.8%、子どもの防災グッズは用意している?✅停電しても消えない電球「tsuita(ついた)」が発売! 停電時に内蔵バッテリーで自動点灯、普段使いもOK✅自転車のヘルメット、努力義務化されたが8割超は「着用していない」【子どもの送迎を自転車で行っている女性へのアンケート】
2023年09月04日ライブドア公式ブロガーでブログやTwitter、Instagramで育児マンガを公開されているちくまサラさんのマンガを紹介します。小学1年生の子どもの夏休み。学校のお便りに目を通したちくまサラさんは愕然としました。なぜなら……。 自由研究について何か言われた? 「保健だより」「図書だより」「学校だより」「学年だより」何日にも分けて配られるプリントに、夏休みのことが別々に記載されています。 読んでもわからないことだらけで、頭を抱えるちくまサラさん。子どもに聞いても「言われてない」「わからない」との返事が……。 小学1年生の夏休み不安しかありません。 ◇ ◇ ◇ 「すこやかきろく」「課題図書」「夏休みの作品展」「夏休みの宿題」など、小学生の夏休みの宿題は盛りだくさんですね。著者:マンガ家・イラストレーター ちくまサラ
2023年09月04日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな矢先、ほのかとあおいちゃんが進級クラス替えで同じクラスになってしまいます。学校に行きたくないと言い出したほのか。しかしすぐに「やっぱり行く。」と言って無理をして学校へ。原因がつかめるかもと参観日に学校を訪れると、ほのかのクラスは学級崩壊を起こしていることが判明します。先生を無視してほのかに話しかけるあおいちゃん。学級崩壊を起こしているクラスの現状に、他の保護者もざわつき始めます。一番に抗議しそうなのに、なんで言わないの? ほのかが学校を嫌がる理由が、学級崩壊を起こしているクラスの雰囲気にあると感じとったまゆみさん。授業後の懇談会で、他の先生にも支援をしてもらえるよう相談してみようと、他のママ友に声をかけます。すると、こんなとき一番に抗議しそうなよしえさんが、まゆみさんの行動を制しました。まゆみさんはよしえさんの態度に不信感を抱きながらも、懇談会で学級崩壊を議題に出します。クラスの他の保護者からも同意を得ることができ、担任の先生が学校と相談するという話で懇談会は閉会したのでした。 よしえさんが学級崩壊したクラスをそのままにしたい理由は、どうやらあおいちゃんがこの現状でも楽しそうに過ごしていることにあるようです。たとえ自分の子どもが楽しそうにしていたとしても、授業と休憩時間のメリハリをつけて、勉強するとき、遊ぶときと正さないといけないのが、集団学習に主軸を置く小学校の基本です。このまま学級崩壊が続いていると、いずれあおいちゃんにも不利益が訪れてしまうでしょう。よしえさんにも、このことに早く気付いてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月03日顔面蒼白(がんめんそうはく)という四字熟語は、恐怖や怪我によって顔色が青ざめてしまう様子を表しています。アオ色を表現する漢字としては「青」のほうが一般的です。青よりもより深い色という意味で「蒼」という字が使われています。顔面蒼白は、4つの漢字で構成される四字熟語です。4つの漢字は、それぞれ共通した1文字と合体させることで、新しく4つの熟語が誕生します。本記事では、共通の1文字を考えてみましょう。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。正解は…小学2年生で習う漢字!正解は「色」です。顔面蒼白に使われている、4つの漢字と合体することで「顔色(かおいろ)」「面色(めんしょく)」「蒼色(あおいろ)」「白色(しろいろ)」といった熟語が誕生します。「顔色」とは、顔の表面の色です。「顔色を伺う」のように、表情や感情を表す際にも使用されます。「面色」とは、色を表現する言葉の1つです。色にまつわる表現であり、一般的には柔らかく厚みのある色味を指します。「蒼色」は、青色と同様の意味で用いられる言葉です。青色の中でも、くすんで見える色のことを「蒼」と表現します。「白色」は、ホワイトという意味で用いられる単語です。漢字クイズを機に、四字熟語はもちろんのこと、共通する漢字との組み合わせによってできる熟語も覚えておきましょう。[文・構成/grape編集部]
2023年09月03日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。仲の良いママ友とお花見に行った際も、あおいちゃんはまゆみさんへ「貧乏だからほのかにスマホ買えないの?」と耳打ちしてくるような子ども。母親のよしえさんも見た目が地味なママには塩対応など少し目に余る行動が目立ちました。そんな矢先、ほのかとあおいちゃんが5年生に進級。クラス替えで同じクラスになってしまいます。同じクラスで何もなければいいなと思っていたまゆみさんですが……?娘自身にも原因のわからない悩みに、親はどうすればいいの? あおいちゃんと同じクラスになったほのかでしたが、クラスの他の子と喋っていると、あおいちゃんが割り込んできて相手の悪口を言ってくることが嫌でたまりません。ついにほのかは「学校に行きたくない」とまゆみさんに言ってしまいます。ほのかの、自分自身でも原因が言葉にできない異変に、まゆみさんは困ってしまいました。しかし、すぐに「やっぱり行く。」と……。この日はちょうど参観日。学校に原因があるなら何か手掛かりがつかめるかもと、無理をして学校へ行くほのかを心配しながら、学校を訪れます。そこでまゆみさんが目にしたのは、学級崩壊の起きているクラスの現状でした。 小学5年生であれば、まだまだ気持ちを言葉で表現することが難しい年ごろ。きっとほのかも、なんとなく原因はわかっているけれども、まゆみさんに正しく伝える方法がわからず、自分でもわからないと言ってしまったのでしょう。こうした子どもからのSOSに対しては、根気よく対応してあげたいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月02日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。子どもたちが幼稚園のころから仲の良いママ友・あきこちゃんとその子どもたちりんちゃん、れんくんと共に子連れお花見をしに公園へやってきました。その子連れお花見には、同じく幼稚園のころからいつの間にか仲良くなっていたママ友・よしえさんと娘のあおいちゃんも一緒です。しかし、まゆみさんはこのよしえさんとあおいちゃんがちょっと苦手。その理由は……?子どもたちが卒園してからも、ときどき子連れで遊びに行く仲のママ友と、お花見へやってきたまゆみさんです。そろそろこの親子と距離を置きたいんだよね… お花見で、ひとり自分のスマホを触るあおいちゃん。ほのかがあおいちゃんに声をかけると「キッズケータイなんてありえない」とバカにした態度をとります。さらにあおいちゃんはまゆみさんに対し「家が貧乏だからスマホ買えないの?かわいそう」と悪態を耳打ちしてくる始末です。また、公園に偶然現れた同じ幼稚園だったママ・ゆりちゃんに対して、よしえさんはあからさまに見下したようなそっけない態度をとります。まゆみさんはこういったことから、子どもたちが同じ学校でも、この親子とは距離をとりたいと思い始めていました。 親の行動を見て子どもは育つといいますが、あおいちゃんがこのような態度をとるのは、よしえさんに影響されている部分があるのではないでしょうか。幼稚園のころのような幼い子どもならまだしも、小学5年生になってもこのような態度では、まゆみさんが距離を置きたいと考えてしまうのはうなづけます。友だちである子どもたちに、影響がなければ良いですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月01日場面緘黙次女と通級指導教室(ことばの教室)の先生との最初の面談での心配事まず、通級指導教室(ことばの教室)を利用するにあたって、次女と通級の先生と個別の面談をすることになりました。場面緘黙の次女は、クラスメイトとは話せませんが、担任の先生とは必要最低限の会話をすることができ、なんとか自分の意思が伝えられます。Upload By まりまりただ、知らない先生だと、初めての面談でコミュニケーションをとるのはかなり難しいのではないか……と思い、心配していることを先生に話してみました。Upload By まりまり先生からの提案すると、先生のほうから「次女さん、タイピングはできますか?」との質問がありました。次女はタイピングが得意で、少し自信を持っているので「もしかしたらパソコンを使ったほうが、やり取りがうまくいくかも……」と伝えたところ、必要であれば面談時にパソコンを使っていただけることになりました(そして実際使ってコミュニケーションがとれました!)。Upload By まりまりさらに先生から「面談で初対面だと緊張しちゃうと思うので、事前に一度顔を合わせておいたほうが良いでしょうか?」とのご提案があり、とにかく目立つのを恐れている次女のために、みんなに注目されにくい時間ということで、給食の準備の時間に、こっそり声をかけていただくことになりました。こんなに考えてもらえるとは思っていなかったこうして、先生と細かいことまでいろいろお話できたのは、Upload By まりまりと、言っていただけたことが大きかったと思います。正直、ここまで次女や保護者の気持ちを考えて対応してもらえるとは思っていなくて驚きました。もっと早く学校での支援ができていれば…と、同時に、「もっと早く学校内での支援ができていれば……」という気持ちにならざるを得ませんでした。学校での緘黙症状が一番強い次女。1年生で場面緘黙疑い、2年生で場面緘黙の診断を受けて、4年生の終わり頃になってやっと学校で……という気持ちでした。次女自身への支援はもちろんありがたく、さらに、私自身にとっては「学校に理解・協力してくれる先生方がいる」というだけで、何もなかった頃よりかなり安心した気持ちで学校へ次女を送り出すことができるようになりました。Upload By まりまり子どものため、そして、自分のためにも、通級指導教室を利用し始めて良かったなと思いました!執筆/まりまり(監修:室伏先生より)次女さん、ことばの教室での授業をスタートされることになったのですね!先生との初回の面談のご様子や、まりまりさんのお気持ちなど、詳しくお聞かせくださり、ありがとうございました。事前の顔合わせや、タイピングでのコミュニケーションの提案など、授業開始前からさまざまな工夫を取り入れてくださるとのこと、安心できますね。今後、次女さんの安心できる居場所が増えるといいですね。また、通級の先生と考えた工夫が、今後さまざまな場所で活躍してくれるかもしれませんね。通級で場面緘黙に対する支援をしてくれるかどうかについてはまだまだ地域差も大きいというのが現状かと思います。場面緘黙のお子さんが安心して過ごせる支援の場が増えることを願います。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年08月30日ある程度大人になると、自身で買うものや使うものを選ぶ目が肥えてきます。「安いけどすぐに壊れた」「派手な柄の服は似合わなかった」などの失敗を経て、自分にとって、もっともいいものを選択する術が身に付いてくるでしょう。ですが、自分にとってのベストが別の人にとってもベストだとは限りません。3児の母親である、サヤ山サヤ(saya_twins1125)さんが投稿した、娘さんとのエピソードをご紹介します。『親のエゴを押し付けていた話』サヤ山さんが、小学3年生になる双子の娘、ポン子ちゃんとコン子ちゃんに新しい文具を買おうと店に行った時のこと。ポン子ちゃんは、デザインのかわいらしい文具を欲しがっていましたが、サヤ山さんは「それよりもこっちがいいよ」と、機能性の高い文具を勧めて購入しました。しかし、この後サヤ山さんは、自分が勧めた文具を購入したことを猛省することに…。帰宅後に「もっとかわいいのが欲しかった」と泣き出したポン子ちゃんと、同級生が今はどんな文具を使っているのかを母親に伝えた、コン子ちゃん。子供たちにとっては、機能性の高い文具よりも『みんなが持っているかわいい文具』を持つことが重要だったのです。サヤ山さんは、よかれと思って機能性重視の文具を持たせていましたが、2人の話を聞いて初めて、自身のエゴを押し付けていたことに気が付いたとのこと。そして、自分も子供の頃にお気に入りの文具を持つことが学校生活の楽しみの1つであったことを思い出し、翌日改めて、2人が欲しいものを買ったのでした。サヤ山さんのエピソードには、さまざまなコメントが寄せられています。・これは私もいってしまいがち…。子供の意見を否定したいわけじゃなくて、よかれと思っていってしまうんだよね。分かるよ。・親からすると、まず機能性だよね。でも確かに自分が子供の時は、心が踊るかわいいものが欲しかった!・流行りのペンが1つあるだけでも学校生活が楽しくなるんだよね。その重要性を理解して買ってくれるご両親が素敵です!ちなみに、8800円ぶんの文具を買った日、娘さんはペンケースを抱いて寝るくらい、喜んでいたとのこと。予想以上の金額になってしまったものの、嬉しそうな娘さんたちのキラキラとした笑顔には代えられませんね…![文・構成/grape編集部]
2023年08月22日「ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所」(※以下、IBS)ではグローバル化社会における幼児期からの英語教育の有効性や重要性に関する情報を定期的に発信しています。豊橋市立八町小学校(愛知県)は、イマージョン授業の研究授業および研究協議会を2023年6月26日(月)に実施しました。同校は、2020年度より、国語と道徳以外の教科は主に英語を使って学ぶイマージョン学級を開設。公立小学校によるイマージョン教育(※1)の導入は、国内初の取り組みです。 IBSは、イマージョン教育の研究を行う原田哲男教授(早稲田大学教育・総合科学学術院/IBS学術アドバイザー)とともに、研究活動および社会貢献活動の一環として、2021年度から計5回の授業視察や教員などとの意見交換を実施してきました。今回の授業観察をもとに、子どもたちがどれくらい英語を使おうとしているか、という児童の態度について紹介します。(※1)イマージョン教育は、バイリンガル教育の一つの形態。学校の教科を二つの言語(母語ともう一つの言語)で指導し、両方の言語を読み書きレベルまで育て、さらに二つの社会文化を受容できることを目的とする。<インタビュー記事概要>・入学時からイマージョン学級で学んできた4年生の算数授業では、日本語を使って発言できる教室環境でも、知っている英語を使って自分の考えを表現しようとする態度が観察された。・イマージョン生徒は、通常の外国語授業しか経験していない生徒よりも、自発的に外国語を使ってコミュニケーションをとろうとする意思(Willingness to Communicate/WTC)が強いことを示したカナダの研究がある。ただし、WTCにはさまざまな要因が影響するため、一人ひとりの児童理解に基づいた教室環境づくりや授業計画なども重要。・八町小児童の英語使用は、主に教科学習に関する教師とのやりとりに限られる。「地域への還元」を目指す豊橋版イマージョン教育にとっては、英語を使う状況・場面・目的をより豊かにすることが課題。■ 八町小のイマージョン学級の特徴教師が英語を使って学習指導要領に基づいた授業を行う。重要な用語や概念は日本語も使って指導し、子どもたちは日本語で発言したり質問したりすることもできる。子どもたちは、日本語の使用を禁止されているわけではなく、教師が日本語を理解できることを知っている。よって、常に英語と日本語のどちらを使うか選べる状況。■ 子どもたちはどれくらい英語を使おうとしているか?●Yes/Noまたは単語で答えられるような教師の発問に答えるとき→子どもたちはほぼ100%英語を使用●教師から考えや意見を聞かれたとき→手を挙げる子どもたちはクラスの1/3程度だが、その全員ができる限り英語を使おうとしている。●グループ活動で友だちとやりとりするとき→基本的に日本語が使われているが、単元で重要な語彙や数字など、部分的に英語を使っている。●クラス全体へグループの意見を発表するとき→授業で繰り返し使われている英語のキーワードやセンテンスを使おうとしていて「クラス全体の活動では英語を使う」という意識がある。■ 英語を使う機会があれば使おうとする八町小のイマージョン授業で教師が発問したとき、子どもたちには「英語を使って発言する」、「日本語だけで発言する」、「何も発言しない」というように、いくつかの選択肢があります。授業観察からは、子どもたちが少なくともクラス全体の活動では「英語を使って発言する」を選び、自分が知っている英語をできる限り使おうとしていること、さらに、間違いを恐れずに自分なりに文を組み立てて話そうとしていることがわかりました。■ 研究協議会で八町小教員と意見交換5回目の視察となる今回は、「児童」に着目し、子どもたちの英語を使おうとする意欲や態度を観察しました。授業後、原田教授のもとでイマージョン教育やバイリンガル教育について学ぶ学部生・大学院生など計6名も参加。研究協議会で八町小教員との意見交換を行いました。授業を担当した教員も、研究協議会にて以下の感想を述べていました。「子どもたちは、英語コミュニケーションスキルがまだ発達段階にあるものの、恐れずに自分の考えを表現していました。英語でどのように表現するかわからなくても、具体例を挙げて説明したり、ジェスチャーや母語を使ったり、いろいろな方法で表現できることを知っています。このような子どもたちの態度を育て、子どもたちが学習目標を達成できるように支援していきたいです」(日本語訳IBS)※詳しい内容はIBS研究所で公開中の下記の記事をご覧ください。 ※これまでの八町小のイマージョン授業研究と意見交換会についての記事はこちら■豊橋市立八町小学校のイマ―ジョン授業づくりから考える: ■過去開催の研究協議会での模様: ワールド・ファミリーバイリンガル サイエンス研究所(World Family's Institute of Bilingual Science)事業内容:教育に関する研究機関 HP( )Twitter( )所 長:大井静雄脳神経外科医・発達脳科学研究者ドイツ・ハノーバー国際神経科学研究所(INI)小児脳神経外科名誉教授・医学博士所 在 地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-15-7パシフィックマークス新宿パークサイド1階設 立 :2016年10 月 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月22日8月は、多くの子供が夏休みを迎えている時期。しかし、子供たちも、ただ遊んで過ごすわけではありません。学校から出された大量の宿題を期間内にこなすべく、それぞれが自分のペースで勉強をしているでしょう。小3娘の『珍解答』にキュン!佐久間愛美(m.s.konokana)さんが育てる、小学3年生の娘さんは、夏休みの宿題を早々に終わらせたといいます。その際、理科の応用問題で、『プチパニック』を起こしてしまったようです。応用前の出題は、植物の体を答えるというもの。植物の体は『根』『茎』『葉』でできているため、この3つを問題に当てはまるよう書けば正解です。そこは難なく答えを書けた様子の娘さん。…しかし!問題を解いた後の応用問題は、娘さんの頭を混乱させるものでした。理科の問題ということを意識しなければ、『体』という表現は、人間の身体のように思えてしまうもの。きっと娘さんも、『体』という文言をナチュラルにとらえてしまったのでしょう。「次の野菜では、主に植物の体のどの部分を食べますか」という問いに対し、レタスは『お腹』、ニンジンは『足』と、人間の身体の部位で答えてしまいました!植物の体で解答しなければならないため、レタスが『葉』で、人参は『根』が正解です。ですが、応用問題に描かれたイラストを見れば見るほど、レタスの葉の部分がお腹に、2本のニンジンが足のように見えてきますね。この解答を見た多くの人が、娘さんの愛らしい発想に、丸をあげたくなることでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年08月17日お盆休みが明けると、いよいよ8月も折り返し。夏休みの宿題に手をつけて、スパートをかける子供もいるのではないでしょうか。ある夏の日、なみそ(@omochi_nam01)さんの息子さんは、夏休みの宿題に取り組んでいました。夜空を描くことにしたようですが、表現の仕方が実に芸術的で…。「夏休みの絵の宿題をしてるけど、息子(小4)の夜空の描き方がゴッホっぽくて好き」19世紀後半を代表するオランダ人画家、フィンセント・ファン・ゴッホの作品のような、印象的な描き方に…!吸い込まれそうな夜空を表現するのは、円を描くように、濃淡を分けて重ね塗りされた、藍色の絵の具。これを小学4年生が描いているというから、驚きです。アートのセンスを感じさせる、なみそさんの息子さんの絵には、SNSでさまざまなコメントが寄せられました。・すごい!立体的で、浮き出て見えました!・藍色1色だけで、このクオリティ!素晴らしい!・センスを感じる!もしかしたら、前世はゴッホだったのかもしれませんね。・この絵を見て、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』や『よだかの星』を思い浮かべました。なみそさんによると、この写真は制作中の様子を収めたものとのこと。一体どんな仕上がりになるのか、気になりますね…![文・構成/grape編集部]
2023年08月16日