警視庁公安部の特別捜査官が、特殊能力(=SPEC)を有する犯人に立ち向かう『劇場版 SPEC~天~』。連続ドラマに続いて主演を務めた戸田恵梨香と加瀬亮が、スペシャル版「SPEC~翔~」、今作の劇場版を経て“進化”を遂げた世界観について当事者としての想いを語った。本作は、通常捜査で解決できない特殊事件専門の部署、通称“未詳(ミショウ)”所属の特別捜査官、当麻紗綾(戸田)と瀬文焚流(加瀬)が、スペックホルダーと呼ばれる特殊能力をもつものたちと死闘を繰り広げる人気ドラマの劇場版。「ドラマでは当麻たちがどこへ向かって行くかわたしたちも予測できなかったけれど、“天”まで来てなるほどと思いました(笑)」と戸田が語るように、今作ではミイラ化殺人事件を発端に、国家権力とスペックホルダーの戦争の狭間で揺れ動く当麻と瀬文のパーソナルなドラマにも肉迫。「ドラマの完結編として“翔”がありますが、“天”はより広い層に向けている印象を受けました」と加瀬が補足する通り、すべての謎を明かすとともにスクリーンサイズの大舞台も用意されているのだ。当麻と瀬文は“キレキャラ”コンビとして人気を集め、戸田と加瀬の熱演でさらに魅力的なキャラクターに育て上げた。今作では監督の堤幸彦が現場で繰り出す小ネタの波状攻撃に加えて、当麻と瀬文の背景まで深く掘り下げられ、それまで築き上げた当麻と瀬文が崩れ落ちそうな局面もあったという。「言われたことを素直に聞いていると、たぶん当麻はブレブレだったと思います(笑)。とにかく彼女を守るということに徹していました」(戸田)、「基本的なドラマや感情線は戸田さんに託していて、そこに届けたいものが入っていたので、当麻さえブレなければ大丈夫だと思っていました(笑)。だから瀬文は熱射病に罹っているということにして、“天”ではイジられ役にまわっていましたね(笑)」(加瀬)。格段にスケールアップした映画の世界で、超えてはいけないラインを死守しようとする、俳優としての役割と責任さえ感じる。「演じている時によく理解できないことが起こっても、続けなくてはいけないことがあります。そういう時は“コノヤロー!”じゃないけれど、似たような気持ちになったこともあります(笑)」(加瀬)。“ミショウ”は怪奇な世界と対峙する仕事で、それがパーソナルな心情とリンクして不思議な体験に昇華した。「自由な発想ができる空間を得た現場でしたが、その分難しくて。いまだに一言で語れない作品です」(戸田)。『劇場版 SPEC~天~』4月7日(土)より、全国東宝系にてロードショー
2012年04月06日4月7日(土)より公開の映画『劇場版 SPEC~天~』の公開記念イベントが30日に赤坂サカスで行われ、戸田恵梨香と加瀬亮が“大流し餃子”に挑戦した。その他の写真本作は、不可解な事件を扱う警視庁公安部の未詳事件特別対策係、通称:未詳(みしょう)の捜査官である当麻紗綾(とうまさや・戸田)と瀬文焚流(せぶみたける・加瀬)が、SPECと呼ばれる特殊能力を悪用する犯人に立ち向かう物語。劇場版では死んだはずの一(ニノマエ)や新たなスペックホルダーが登場し、ミイラ化殺人事件を発端に再び難事件に挑むふたりを描く。主人公の当麻が大の餃子好きであることから、劇中ではなんと流しそうめんならぬ流し餃子をするシーンが登場する。この日は撮影時の約5倍にあたる全長43mの大流し餃子セットが設置され、戸田は、「映画化しただけあってスケールアップしてますね。もしかしたらこの映画、餃子の映画なのかもしれない」とコメントすると、加瀬はすかさず「餃子の映画ではありません」と突っ込み会場の笑いを誘う場面も。その後、階段上から流れる餃子をみごとにキャッチした戸田と加瀬は、「落としそうになったけどうまく拾えてよかった。一瞬ヒヤっとしました(笑)」と安堵の表情を浮かべ、イベントは無事成功に終わった。4月の公開を前に、現在行っているキャンペーンで初めて実際のSPECファンと触れ合ったという加瀬は、「熱狂的なファンがいらっしゃるとは聞いていたけど、実際にお会いしてうれしかったし、やってて良かったと実感できた」と語り、戸田も「試写会ではファンのみなさんの歓声を実際に聞いて安心しました。これから観る方からも、どういう感想を聞けるのか楽しみ」と笑顔を浮かべた。『劇場版 SPEC~天~』4月7日(土)全国東宝系公開
2012年03月30日昨年は50歳という節目に自身の“生誕50周年”を祝う形で、新作の映画と舞台を5本発表した三谷幸喜。今年は“三谷幸喜の初ものづくし3作品”と銘打ち、初めてのチェーホフ作品の演出、初めてのロングラン『なにわバタフライN.V』、初めての文楽への新作書き下ろし&演出と、舞台作品を3か月にわたり東京・PARCO劇場で上演する。「新しいことをやってみたい」という三谷の意欲が、3つの「初」に結びついた。翻訳劇、ひとり芝居、古典芸能と全く趣向の違う3作品についての思いを三谷に訊いた。三谷幸喜の初ものづくし3作品チケット情報初めてのことばかりに挑戦しようと思ったきっかけは「去年もそうだったんですが、同じところに留まっていてはいけないと思って。僕は喜劇作家ですから、最終的には純然たるコメディに戻るつもりでいるんですけど、今はいろいろなことに挑戦してみたいんですね」と話す。日本でも人気の高いチェーホフの『桜の園』については「以前から興味はあった」そうだ。「『桜の園』は喜劇なんです。チェーホフ本人もそう書いているし。だから喜劇としてきちんと演出したい」と構想を明かす。2004年に初演の、ミヤコ蝶々をモチーフにした戸田恵子のひとり芝居『なにわバタフライ』は今回が3回目の上演で、100回公演を越えるロングラン作品となる。「ひとり芝居の堅苦しさを無くしたいというのが、最初からのテーマです。軽くさらっとやって、すごい!というものにしたい。その場で思いついてしゃべっている、そんなハイレベルまでいきたいですね」。文楽は『其礼成心中』(それなりしんじゅう)という新作を書き下ろす。もともと人形劇が好きで、NHKの『三銃士』(2009年10月から5月まで教育テレビで放送された連続人形活劇)を書いた際、文楽を見るようになったという三谷。「笑える文楽にしようと思っています。それが文楽の方たちの希望でもあるので。心中が流行ったせいで商売が傾いてしまった饅頭屋の夫婦の話です。心中しようとしている恋人たちを、親父が止めに入るって、面白そうだなって」。近松門左衛門が書いた『曾根崎心中』の裏版という設定だ。ただし、自分のことは「外部の人」とあくまで謙虚だ。「ファンとしての視点を大事にしようと思っています。(観客が)文楽で何が見たいかに立ち返りたいですね。それは、歌舞伎、ミュージカル、大河ドラマ、何をやる時にも同じです。そのスタンスは崩さないようにしようと思います」。“三谷幸喜の初ものづくし3作品”は、三谷版『桜の園』が6月9日(土)から7月8日(日)までPARCO劇場、7月25日(水)から29日(日)までKAAT神奈川芸術劇場ホールで上演。『なにわバタフライN.V』が7月5日(木)の大阪公演を皮切りに、7月11日(水)から22日(日)までPARCO劇場で上演後、宮城、北海道、石川、香川と各地を回る。『其礼成心中』は8月11日(土)から22日(水)までPARCO劇場で上演する。3作品とも東京、神奈川公演のWEB先行抽選を4月2日(月)午前11時まで受付中。なお、三谷のインタビューの全文はチケットぴあサイトに掲載。
2012年03月30日お調子者の小学生の声が出せるのはあの人だけ!!楽しみにしているアニメの声が代わり、驚いた経験を持つ人も多いはず。大好きなキャラクターの声はずっと同じでいてほしいと思ってしまいますよね。そこで女性603名に「永遠の美声!!声優が代わってほしくないキャラ」を聞いてみました。>>男性編も見るQ.永遠の美声!!声優が代わってほしくないキャラは?(複数回答)1位さくらももこ『ちびまる子ちゃん』31.7%2位孫悟空『DRAGON BALL改』31.0%3位峰不二子『ルパン三世』22.7%4位アンパンマン『それいけ!アンパンマン』22.4%5位野原しんのすけ『クレヨンしんちゃん』18.2%■さくらももこの声は代わってほしくない!!・「あの特徴的な声と話し方が、まる子のイメージにぴったりだから」(33歳/生保・損保/事務系専門職)・「まるちゃんの気だるい感じは、あの声だから醸し出せるんだと思う」(29歳/医薬品・化粧品/技術職)・「一番大好きなアニメだから。まるちゃんの性格を表せる声はTARAKOさんしかいない」(25歳/医療・福祉/専門職)・「小さいころからずっとあの声なので、別の声のイメージがわかない」(28歳/不動産/秘書・アシスタント職)・「まるちゃんは絶対にあの声じゃなきゃ、だめです!!」(28歳/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)■孫悟空の声は代わってほしくない!!・「ほかのキャラの声をしていても、悟空だと思ってしまうくらい悟空の声=野沢雅子。ほかの人では務まらない!」(28歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「昔から見ているアニメ。これからもあの声でいてほしいから」(29歳/小売店/事務系専門職)・「『オッス!オラ悟空』はあの声じゃないと納得できない」(29歳/医療・福祉/事務系専門職)・「悟飯、悟天の声も変わってしまうから」(29歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)■峰不二子の声は代わってほしくない!!・「あのセクシーな雰囲気を持つ声は、声優が代わると違和感があるので」(29歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「あのセクシーな声が変わってしまったら、不二子ちゃんじゃなくなる!」(29歳/電機/技術職)・「『ルパ~ン』と呼ぶのは、あの声しかありえません」(32歳/学校・教育関連/事務系専門職)■アンパンマンの声は代わってほしくない!!・「あんなに力強くて穏やかな声の人はほかにいないと思うから」(28歳/学校・教育関連/専門職)・「代わらないでほしい。元気が出る声をしているし、聞いているだけで楽しい」(25歳/その他/営業職)・「永遠のヒーローの1人だから」(28歳/その他/事務系専門職)■野原しんのすけの声は代わってほしくない!!・「あの声のトーンが変わることが想像できない。キャラのイメージが崩れてしまうような気がする」(22歳/金融・証券/販売職・サービス系)・「国民的アニメなので、代わったら一番違和感がありそうだから」(29歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「特徴的なので代われる人はそういなそう」(26歳/情報・IT/技術職)■番外編:このキャラの声は代わってほしくない!!・緋村剣心『るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―』:「はじめは違和感がありましたが、回を重ねるごとに涼風さんの演技に磨きがかかってきました。今では、ほかの方ではダメです」(23歳/その他/秘書・アシスタント職)・惣流・アスカ・ラングレー『新世紀エヴァンゲリオン』:「かわいい声だけれど、気の強い感じはほかの人がやると別のキャラになってしまうと思うから」(23歳/金融・証券/事務系専門職)・トニートニー・チョッパー『ONE PIECE』:「あのかわいいチョッパーの声は大谷さんでないとダメです!」(39歳/ソフトウェア/技術職)・べジータ『DRAGON BALL改』:「声で高慢さが増しているような気がする。ほかの人では物足りなそう」(31歳/アパレル・繊維/クリエイティブ職)・ナウシカ『風の谷のナウシカ』:「あのはかなげな声は、この人にしか出せないと思うから」(24歳/学校・教育関連/その他)総評「あの声でなければ絶対にダメ!!」と断固として声優さんのチェンジを認めない人が多数いたさくらももこが1位を獲得。たしかに、TARAKOさんの個性的な声の代わりが見つかるとは思えません。実は、5位の野原しんのすけを演じる矢島晶子さんがまる子役のオーディションを受けていたという衝撃の事実が。もしかしたら、しんちゃんとまるちゃんの声がチェンジしていた可能性もあったということでしょうか。個性的な声の2人はやはり今の役がしっくりきますね。70歳を超えてもいまだに現役の野沢雅子さんが担当する孫悟空が2位を獲得。張りのある声は聞くだけで元気がもらえます。子どものころから聞き慣れているからこそ、野沢さんの声しか受け付けない人も多いはず。悟空・悟飯・悟天の3つのキャラを演じているので、もしチェンジとなれば、慣れるまで時間がかかりそうです。3位は声優のチェンジが決まった『ルパン三世』の峰不二子。甘く色っぽい声の増山江威子さんの後任は、『君に届け』の矢野あやねを演じた沢城みゆきさんが担当。『それいけ!アンパンマン』のアンパンマンは4位。声を担当するのは女優としても活躍する戸田恵子さんです。子どものころから見て慣れ親しんでいる作品だからこそ、声優さんが代わると違和感があるという意見が多く寄せられました。ただ、長寿アニメには声優さんの高齢化問題がつきもの。「代わってほしくない」けれど、もし代わるならこんな声の人なんて今から候補を考えてみるのもいいかもしれません。(文・飯塚雪/C-side)調査時期:2012年1月13日~1月18日調査対象:マイナビ ニュース会員調査数:女性603名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】声優が一緒で意外なキャラ【ランキング女性編】「この声で告白してみたい!」と思うアニメのキャラ(声優)【ランキング女性編】失恋したとき「この声で慰めてほしい!」と思うアニメのキャラクター完全版(画像などあり)を見る
2012年03月11日人気ドラマを映画化した『劇場版 SPEC~天~』の公開記念イベントが6日に都内で開催され、主演の戸田恵梨香、加瀬亮と、植田博樹プロデューサーが登壇した。記念イベントの模様本作は、不可解な事件を扱う警視庁公安部の未詳事件特別対策係、通称:未詳(みしょう)の捜査官である当麻紗綾(とうまさや・戸田)と瀬文焚流(せぶみたける・加瀬)が、SPECと呼ばれる特殊能力を悪用する犯人に立ち向かう物語。TVドラマから引き続き『ケイゾク』や『TRICK〈トリック〉』の堤幸彦が監督を務める。植田プロデューサーによると映画はまだ編集段階で、ふたりは堤監督から呼び出されてはギャグを言わされているという。戸田は「監督にはギャグしか演出されなかったような…このドラマはどこへ向かっているのかと思った」と話し、加瀬は「優秀な役者だと思われたいので、わかったふりをしていた」と無茶ぶりをする監督に苦労したことを打ち明けた。会見では本作を盛り上げる“春に翔天!SPEC 祭り”の概要も発表された。4月1日(日)に放送されるスペシャルドラマ『SPEC~翔~』を皮切りに、公開までの1週間さまざまなイベントが行われ、主人公・当麻の大好物である“餃子”を販売する“餃子ワゴン”が札幌、名古屋などを巡回する。加瀬は「“翔”ではただのギャグでも“天”を観たらそれが伏線になっている。連続ドラマを応援してくれた方たちに届けたい」とPR。戸田は「前代未聞、最大の敵も現れるスケールの大きい作品。愛情とパワーを持って作ったので、カッコイイ仕上がりになると思う」と胸を張った。『劇場版SPEC~天~』4月7日(土)全国東宝系公開
2012年03月06日加賀まりこ、大地真央ら8女優が競演する舞台『8人の女たち』の製作発表が、10月13日、都内で行われ、加賀、大地のほか、浅野温子、荻野目慶子、戸田恵子、マイコ、牧瀬里穂、南沢奈央、上演台本・演出を担当するG2が登壇した。本作は1961年にフランスのロベール・トマにより書かれた戯曲で、近年では2002年のフランソワ・オゾン監督による映画版でも知られる。今回、演出するG2は1961年のトマの戯曲をもとに現代にも合うよう上演台本も手がける。物語は郊外の屋敷が舞台。屋敷の主人・マルセルが背中にナイフを刺され、殺されると、屋敷の中にいる8人の女性は、誰が犯人かお互い探り出して……。G2は「ビッグな女優さんを起用したい」とオーダーしたというが、その願い通りの顔ぶれとなった。主人マルセルの妹・ピエレット役の浅野は出演動機を「加賀さんが出演されると聞いて、何も考えずにやらせてください!と言った」と語り、快活な笑い声で場を和ませた。その浅野と相対する大地はマルセルの妻・ギャビー役。映画版ではカトリーヌ・ドヌーブが演じた役だが先日パリでドヌーブに遭遇し、彼女に同じ役を演じる思いを伝えると「彼女に『グッドラック!』と言われた。よーし!と、気合い入っています」と意気込んだ。ギャビーの妹・オーギュスティーヌ役の戸田は「意気込みは意気込まないこと」と語り、笑いを誘ったのち「(大地)真央さんの妹で、加賀さんがお母さん。こんな役2度とない」とコメント。ふたりの母親・マミー役の加賀は「まさか、こんな大きな娘がふたりいる母親をやるとはねえ。この芝居は8人全員が主役。1/8になるつもりで、皆と面白い芝居を作っていきたい」と貫禄充分だった。一方、若手3女優と荻野目は緊張と驚きを口にした。新入りメイド・ルイーズ役の牧瀬は顔合わせで臆し、「(舞台を)やらない後悔より、やって体当たりでぶつかって粉々に散る方がいいや!」と妙に実感のこもった感想で会場を笑わせた。またギャビーの次女・カトリーヌ役の南沢も緊張感が極度に達し「今朝、鼻血が出た」とコメント。ギャビーの長女・シュゾン役のマイコは初舞台。「あまりにすごいキャリアの先輩方で、私、出ちゃいけない人だな、と思っていました」と恐縮していた。そして荻野目は古参のメイド、マダム・シャネル役。映画版ではふくよかな黒人女性が演じている役で、プロデューサーに起用理由を訊くと「(存在が)怪しいから」と返されたと語り、当惑しながらも役を楽しんでいるようだった。加賀と戸田が「ここは(まるで)少年とオジサンの集まり」と語るざっくばらんな男前女優たちの舞台『8人の女たち』は、12月9日(金)から25日(日)までル テアトル銀座by PARCO、1月7日(土)から9日(月・祝)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、1月13日(金)・14日(土)まで愛知県産業労働センター大ホールにて上演。愛知公演のチケットは10月29日(土)一般発売。その他の公演は一部を除き発売中。
2011年10月14日純粋無垢なヒロインから口を開けば悪態ばかりの女刑事まで、作品ごとに全く違うタイプの役柄を華麗に演じ分ける戸田恵梨香。まもなく公開の『DOG×POLICE 純白の絆』では、2時間に満たない1本の映画の中で、近寄りがたいオーラを漂わせる女性警察官から、弱さと脆さを抱え、キュートな一面ものぞかせるヒロインまで異なる表情を見せてくれる。一見、冷酷で強さを感じさせつつも、思わずホロリとさせられる意外なかわいらしさ…つまりは俗に言うところの“ツンデレ”である。警備犬と呼ばれる犬たちと警官の絆、大迫力のアクション&爆破シーンが大きな見どころの本作だが、これらに負けず劣らずの魅力として戸田さんのツンデレっぷりに一票!公開を前に本人を直撃。自身の役どころについて、撮影について語ってもらった。「互いを尊重し、求め合う。その関係が素敵」戸田さんが演じた水野夏希は国内No.1とも言われる警備犬のブランドとコンビを組む、自他共に認めるトップのハンドラー。自分に厳しく、強い意志と使命感を持つが、そこには同じく警察官だった父親に関わるある思いが…。戸田さんは演じる上でまず「女性らしさをなくしていった」と役作りを明かす。「夏希はあまり感情を露わにするのではなく、内に秘めた情熱が美しいと台本を読んで感じました。眉毛を太くして髪を黒くし、前髪を作りました。最初は『パッツンだよ〜』と違和感ありましたけど(苦笑)、ファッションには興味がない女性というところから作っていきました」。だが市原隼人演じる新米・早川との出会い、そして警察の威信をかけた連続爆破犯の捜査で相棒・ブランドに怪我を負わせてしまったことをきっかけに彼女にある変化が訪れる。「夏希は最初、早川について『彼にはここは合ってないと思います』とバッサリ斬る。そこが面白くて私としては爆笑でした。向井(時任三郎)に教育係を命じられて、『うーん』とか言いつつも、早川が目を覚まして努力する姿を見て『変わったな』って感心してる。なんだかんだ言って、やることはやってるんですよ。そこがすごくかわいい(笑)。ブランドを傷つけた責任から、心が折れそうになるけど、早川が現れたことで、出来ることを全うしようと考え直す。そこから感情を露わにして素直に行動していきますが、その変化が台本を読んでて面白かったので大事にしたかったんです。早川と夏希はすごくいいコンビで、最初は夏希の方が立場が上だけど、ブランドが怪我して、夏希が自分をコントロールできなくなって初めて感情を露わにしたところを早川に見られる。(早川は)それを笑うのではなく『ここにいてくれよ、先生』と言ってくれて、その瞬間から2人は同じ位置に立って、互いを尊重し、助け合い求め合うんです。その関係性がすごく素敵です」。自分に素直になることで得た、覚悟の瞬間この2人がどうなるのかは最後まで観てのお楽しみ。戸田さん自身は水野とのこんな共通点を明かす。「自分の意志を持ってるけど、反対されたり、(気持ちを)落とされたときに『自分は間違ってるんじゃないか?』、『自分はこのままでいいんだろうか?』と一瞬、折れそうになるところとかは似てますね」。ではツンデレな感じは?「仕事のときはデレデレはしないようにしてます(笑)」。ということはやはり、仕事中は“強い女”を装いつつ、プライベートでは…とツンデレ談義はこのへんにしておこう。水野も早川も仕事で壁に直面する中で、自らの仕事に対する覚悟を固めていくが、戸田さん自身、仕事をする中で“女優”として覚悟を決めた瞬間が幾度となくあったという。「最初に東京に出てくるとき、私自身はあまりお芝居をする気はなかったんですが、父親に『お前、東京行け』と言われたんです。『自分でやろうと思って決めたことだろ?ダメになったらすぐ帰ってくればいい』と言われて『確かにそうだ。頑張ろうかな』というのが最初でした。それから初めてしっかりとお芝居をやらせてもらえるようになったとき、あまりの自分の出来なさに『ダメだな』と折れました。連ドラ(『エンジン』)をやらせてもらったけど、演出を受けても全然理解できない自分がいたんです。『もっとテンポよく。間を詰めて』と言われてもただ早口になったり…。知識も何もない中でやられて、精神的に落ちてしまいました」。そんなとき、あるボイストレーナーとの出会いが彼女を変えた。「東京に出てきたときは『良い子でいなきゃ』とか『頭悪いから自分はダメだ』、『でも、ちゃんとしなきゃ』とかばっかり考えてた。そのボイストレーナーに『自分を取り繕っている』と言われたんです。『恵梨香ちゃんがそんなに壁を作ってたら稽古できない』と。そのときは1時間以上、泣き続けました。先生が『素直でいい、良い子じゃなくていいんだよ』と受け入れてくれたことでガチガチに固まっていた自分が解けて『頑張ろう』って覚悟を決めたんです」。そこからの快進撃は見ての通り。「素直に」という言葉そのままに、インタビューのわずかな時間でも素の彼女が透けて見える。いたずらっぽい笑みを浮かべつつ、爆破シーンをふり返る。「私がクランクインする前に、冒頭の爆破シーンの撮影が広島であったんですが、プロデューサーがわざわざ映像を送ってくれてびっくりしました。ここまで爆破シーンがある現場は経験がなかったので、新鮮で面白かったです。神戸での撮影で、早川が爆破物を処理機に入れた瞬間に爆破するというシーンがあったんですが、すごく近くで見てたのでいろんな破片とかが飛んでくるんですよ!『うわぁ、すっごい』って興奮しましたよ。もっと爆破させてくれって思ってました(笑)」。そう笑う姿はツンデレというより小悪魔か?そんな彼女の華麗なる(?)変身や同じくらいの体重の犬との奮闘をたっぷりと堪能してほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:SPEC〜天 (仮題) 2012年春、全国東宝系にて公開DOG×POLICE純白の絆 2011年10月1日より全国東宝系にて公開© 2011「DOG×POLICE」製作委員会■関連記事:戸田恵梨香&加瀬亮の『SPEC』映画版に栗山千明が参戦で三角関係勃発?戸田恵梨香、客席からの「エリカ様」コールに困惑新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設戸田恵梨香&加瀬亮「SPEC」映画化決定!スペシャルドラマと合わせて謎が明らかに戸田恵梨香、40キロの犬に引きずられるも共演陣は心配どころか爆笑!
2011年09月28日映画『DOG×POLICE 純白の絆』の完成披露試写会が9月1日(木)、都内で開催され主演の市原隼人を始め、戸田恵梨香、時任三郎、村上淳、カンニング竹山、阿部進之介、原案の小森陽一、七高剛監督が来場した。熱血警察官と劣性遺伝の真っ白い警備犬が絆を育み、連続爆破事件に立ち向かう姿を描く。台風が近づく中、屋外でファンに見守られて会見が行われた。登壇陣はリムジンに乗って会場に到着、市原さんらが姿を現すと会場は黄色い歓声に包まれた。市原さんは客席に向かって深々とお辞儀。「(映画が)家族や仲間、友達、恋との懸け橋になれば」と語った。本作の撮影のさなかに東日本大震災が発生したが、市原さんは「災害があったから出来ない、じゃなくてこんなときだからこそ仕事に誇りを持ってやろうと思いました」と胸の内を明かした。戸田さんも「『いま、仕事をすべきときなのか?』と迷ったりもしましたが、いま出来ることはお芝居だと思い、いままで以上に使命感を持って臨みました」と頷いた。時任さんは「大変なハードルを乗り越えて完成した作品です」と感慨深げ。阿部さんも「使命感を持って取り組みました」と語り、村上さんも「素晴らしいキャスト、スタッフと一緒に作った作品です」と胸を張った。竹山さんは観客から「竹山!」と呼び捨てでコールされ「何人か顔覚えてるからな!」とのっけからキレ気味。竹山さんが話しているときに、車道からクランクションが鳴らされると「うっせーな!」とブチ切れ、客席を沸かせていた。「ちょっとでも時間が空くと犬と一緒にいた」という市原さんの言葉通り、キャスト陣はみな、常に犬とコミュニケーションをとりながら撮影に臨んだという。市原さんは「家に持って帰りたくなるくらいかわいかった」と言うほど、バディとなったシロに思い入れたっぷり。アクションシーンでは、戸田さんと犬と共に炎に包まれながら撮影することもあったが「シロに『大丈夫だよ、楽しんでやろう』と話しかけていた」と市原さん。スタッフもキャストもすすで真っ黒になり「シロがクロになってました(笑)」と苦労を明かしてくれた。その後の舞台挨拶には主題歌を歌う「シクラメン」も登場。主題歌「僕の宝物」を初めて観客の前で熱唱し、会場は温かい拍手に包まれた。力強い生歌に市原さんは「メッセージを伝えようとする姿に心打たれました」と大感激の様子だった。この舞台挨拶でも竹山さんはあちこちから「竹山!」と呼び捨てにされ「うっせー!バカ野郎」と暴発。一方、戸田さんは「客席から『恵梨香さま!』という声が聞こえたんですが、どうとらえたらいいのか…。迷子になってます」と苦笑を浮かべていた。『DOG×POLICE純白の絆』は10月1日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:DOG×POLICE純白の絆 2011年10月1日より全国東宝系にて公開© 2011「DOG×POLICE」製作委員会■関連記事:新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設戸田恵梨香、40キロの犬に引きずられるも共演陣は心配どころか爆笑!戸田恵梨香、被災地でも活躍している警備犬のハンドラー役で市原隼人と共演
2011年09月01日世界中から集まった映画を観られる、子どもたちのための映画祭、『キンダー・フィルム・フェスティバル』が今年も開催される。今年19回目となるこの映画祭。今回は『リサとガスパール』や『きかんしゃトーマス』など、子どもたちに人気の高い11作品のほか、日本ではなかなか観ることができない、ヨーロッパやアジアのアニメーションや短編の最新作が12作品上映される。日本初上映となる『どうぶつ会議』。(c)2010 Constantin Film Verleih, GmbH.ポップでかわいいこどもミュージカル『ローラ!』。(c)Gordon A. Timpken/Bavaria Filmverleih- und Produktions GmbH字幕の読めない小さな子どもたちでも楽しめるよう、戸田恵子さんなど人気の声優たちがスクリーンの前に立ち、目の前で吹き替える迫力のあるライブシネマや、プロの声優と一緒に声優体験ができたり、アニメーション映画作りを体験できるなどのワークショップも開催。今年のフェスティバルディレクターは、日本の人気アニメーション『こま撮りえいが こまねこ』のこまちゃん。(c)TYO/dwarf・こまねこフィルムパートナーズ映画以外にも、駄菓子屋や世界中のごはんが食べられる屋台村など、子どもが飽きることなく楽しめるイベントが盛りだくさん。アニメーション映画好きな大人もぜひ足を運んでほしい。小さなお子さんの映画デビューにもぴったりのイベントだ。『19回キンダー・フィルム・フェスティバル』会期:2011年8月12日(金)〜13日(土)日比谷会場2011年8月18日(木)〜21日(日)調布会場場所:日比谷会場:日比谷公会堂 東京都千代田区日比谷公園1−3調布会場:調布市文化会館たづくり 東京都調布市小島町2-33-1料金:日比谷会場当日券:18歳~60歳未満1,000円、3歳~18歳未満・60歳以上500円、3歳未満無料前売券:18歳~60歳未満700円/3歳~18歳未満・60歳以上300円/3歳未満無料調布会場当日券:18歳~60歳未満500円/3歳~18歳未満・60歳以上100円/3歳未満無料前売券:18歳~60歳未満400円/3歳~18歳未満・60歳以上100円/3歳未満無料※未就学のお子さんについては、大人の方もご一緒にご入場をお願い致します。※3歳未満のお子さんは、保護者と一緒の座席でお願い致します。(座席を確保したい場合は、3歳以上の券をお買い求め下さい。)お問い合わせ:TOKYO KINDER FILM 一般社団法人キンダ-・フィルム03-5355-1225公式HP: www.kinder.co.jp 取材/赤木真弓
2011年08月12日ディズニー/ピクサー最新作『カーズ2』のジャパンプレミアが7月20日(水)、都内で開催され、日本語吹き替え版の声優を務める山口智充(メーター役)、朴路美(ホリー役)、パンツェッタ・ジローラモ(ルイジ役)、福澤朗(ダレル・カートリップ役)、戸田恵子(サリー役)が勢ぞろい。さらに代表曲「ポリリズム」が映画の挿入歌として使用されたテクノユニットの「Perfume」も登場した。この日は、映画とYOSAKOIソーラン祭り(北海道)、花笠祭り(山形)、青葉まつり(宮城)、よさこい祭り(高知)、エイサーまつり(沖縄)といった日本の祭りとの“夏コラボ”が実現。各地からやって来たパフォーマンス集団が華麗な舞いを披露したほか、出演ゲストたちもサーキットに見立てた特製カーペットの上で、涼しげな浴衣姿をお披露目した。なかでも浴衣を身にまとったPerfumeの3人には黄色い声援が飛んでいた。“ぐっさん”こと山口さんは「メーターを演じていると、子供たちのリアクションもすごくいいから、本当に誇りに思います。テーマはかけがいのない友情や仲間との絆。それにスリルやサスペンス、恋愛といった要素が加わって、(前作に比べて)何倍も楽しめる作品になった」と自信満々。Perfumeのメンバーである、あ〜ちゃんから「本当に(顔が)黒ですね…」とツッコミが入ると、「メーターのさび色に肌を合わせました」と笑いを誘っていた。そのあ〜ちゃんは「うそ、ロス!?ロスなの?って驚いちゃって。初めてのことをいろいろ経験させていただいた」と先月、3人揃って出席したロスでのプレミアに、いまも興奮気味。「信じられないし、気持ちがこみあげてくる。本当に嬉しい」と今回の“世界進出”に喜びを隠せない様子だ。もちろん、他のメンバーも「私たちにとって大切な曲なのでとても光栄。マックィーンとメーターの友情は、私たちに共通している」(かしゆか)、「映画から聞こえるポリリズムを聞いていると、とっても嬉しくなる。それに私はメーターが大好きなので、ぐっさんにお会いできて…」(のっち)と大喜びだった。『トイ・ストーリー』シリーズなどで知られるディズニー/ピクサーの最新3Dアニメーションで、2006年公開のヒット作『カーズ』の待望の続編として製作された本作。天才レーサー“マックィーン”と、おんぼろレッカー車の“メーター”の名コンビが今回は世界中を駆け巡るのだが、その冒険の始まりの地となるのが東京。日本でのパーティシーンに大ヒット曲「ポリリズム」が使用されている。『カーズ2』は7月30日(土)より全国にて公開。■関連作品:カーズ2 2011年7月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© Disney/Pixar■関連記事:『カーズ2』全米初登場1位!初日興収はディズニー/ピクサー史上第2位!Perfumeが『カーズ2』L.A.プレミア出席!ハミルトンとの対面に感激カーズが「ポリリズム」にあわせて踊る!『カーズ2』TVスポットが到着ぐっさん、5年ぶり『カーズ』新作の声優就任に「ホッとした」『ハリー・ポッター』新画像が到着夏の3D戦争をノンストップのアクションで制す?
2011年07月20日江口洋介&蒼井優を主演に迎え、人気パティスリーを舞台に、そこに集う人々の物語を珠玉のスイーツたちと共に描き出した『洋菓子店コアンドル』。本作の美術を担当――つまり劇中の“パティスリー・コアンドル”を生み出した張本人(!)である岩城南海子が、本作の美術について語ってくれた。さらに、岩城さんが丹精込めてデザインしたパティスリー・コアンドルで鹿児島弁丸出しで演技する蒼井さんの様子を捉えた貴重なメイキングの映像も到着!セットを見るだけで甘い匂いが漂ってきそうで…ウットリ。都内の人気パティスリーという設定の“コアンドル”。スタジオのセットではなく、中目黒にある一軒家を改装して、この甘いスイーツが生み出される夢の空間は作られた。建物全体もそうだが、よく見ると室内の細かい装飾や内装など非常に凝っており、セレクトのセンスの良さが光る。「もともと、和テイストの強い一軒家(※閉店した店)でしたが、改装するにあたり、その古さや味わいを生かしたかったので、テーマを“アンティーク”として、装飾の松田さんに家具や飾りを揃えていただきました。あと、コアンドルのマークには鳥をデザインしましたが、小物にもたくさん鳥が飾られています。壁紙にも鳥がいますし、中庭には野鳥用の餌台や、鳥の巣箱も飾ったんです。『コアンドルは、自然の木々や生き物とも、幸せを分かち合うパティスリー』という私の隠れた裏設定で作ってみました。初めはホコリまみれでのボロボロな一軒家でしたが、壁を抜いたり足したり、ガラスやステンドグラスをはめたり。飾ってもらった小物は全てお気に入りでしたが、あまりに気に入ってしまったアンティークのお皿(※焼き菓子コーナーで使用)は、撮影終了後にお願いして譲っていただきました(笑)」。深川栄洋監督からのリクエストは「かわいく、おしゃれでフランス映画のよう」なビジュアル。深川作品での仕事は、全くテイストの異なる『白夜行』に続いてとなるが、深川監督の印象は…。「怖い人(笑)。全てを見透かされていると感じるときがあります。そこに感じるプレッシャーに押しつぶされそうになることが多々ありました。だからこそ負けられない!と何度も向き直って精神的に戦っていました(笑)」。「現実にこんなパティスリーがあったら行きたい!と思ってもらえるようなお店にできたら」とこのコアンドルのデザインに込めた思いを語る岩城さん。今回、到着したメイキング映像からは、本編とは違った角度から店の様子が映し出される。蒼井さん演じるなつめが初めてコアンドルを訪れるシーンでは鹿児島弁でしゃべる蒼井さんも見ることができる。さらに、撮影の合間においしそうにお菓子をほおばる姿や「(鹿児島弁は)いままでやってきた方言の中で一番難しい」と語る姿も!撮影中とは少し違う蒼井さんの表情とコアンドルの内装にも注目。『洋菓子店コアンドル』は新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開中。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:蒼井優、カレシ役・尾上寛之に「若いコがいいのかぁ…」と恨み節!江口洋介×蒼井優インタビュー甘い幸福を生み出す職種“パティシエ”を演じてみて自分チョコは低調ぎみ?『洋菓子店コアンドル』バレンタインアンケート発表蒼井優主演!『洋菓子店コアンドル』コースター&プレスセットを5名様にプレゼント洋菓子店オーナーを演じた戸田恵子、プロのパティシエも「働きたい」と太鼓判
2011年02月15日映画『洋菓子店コアンドル』が2月11日(金・祝)に公開を迎え、都内劇場にて舞台挨拶が行われ、主演の江口洋介、蒼井優をはじめ、江口のりこ、尾上寛之、戸田恵子、深川栄洋監督が登壇した。ケーキ作りをやめた元天才パティシエと恋人を追って上京したケーキ屋の娘が都内の人気パティスリーで出会い、それぞれが再生していく姿を描いたハートフルな物語が展開する本作。舞台挨拶当日、朝からの雪にもかかわらず多くの観客が劇場に足を運んだ。劇中、苦労したシーンや思い入れのあるシーンは?という問いに江口さんは「ケーキを作るのは結構楽しくて、道具を買って家でも練習しました。そのかいあって、映画の中でも“伝説のパティシエ”に見えているな、と自画自賛してます。実際、ケーキを作るシーンがどんなふうに見えるか気になって仕方ないんです」と笑顔で語った。一方の蒼井さんは「(演じた)なつめは感情の起伏が激しいので、十村(江口さん)や、(江口のりこさんを指しながら)こっちの江口さんの家に押しかけたりするんですが、どちらの家に押しかけるのも午前中の撮影で…。朝6時に鹿児島弁で一気に話すのは難しかったです」と苦笑交じりにふり返った。江口のりこさんも撮影のためにケーキ作りの練習に励んだそうだが「映画を観たら、机をふくシーンばかりだったので…残念です」とポツリ。戸田さんは店のオーナー役とあって「自分の店ということで、かわいく、愛おしかった」と愛情たっぷりの様子。そして、なつめの恋人役を演じた尾上さんは「優ちゃんと喧嘩し、言い合いになるところは鹿児島弁だったから大変でしたが、楽しかったです」と笑顔でふり返った。これに蒼井さんは「(尾上さんが演じた)海の新しい彼女を演じたコは事務所の後輩なんですが、『やっぱり若いコがいいのかぁ』って思いました」と満面の笑みを浮かべて恨み節?これには客席から笑いがわき起こった。そして、バレンタインデー間近ということで登壇陣それぞれにバレンタインの思い出は?という質問がなされたが、6人とも全くと言っていいほど良い思い出はないようで…。代わりに、とばかりこの日は女性陣3人から男性陣にケーキのプレゼントが渡された。蒼井さんからケーキを受け取った江口さんは「嬉しいものですね」とニンマリ。最後に蒼井さんは「小さなお話、小さな世界の物語ですが、注げるだけの愛情は注いだと自負しています!」と静かに、力強く語り、温かい拍手がわき起こった。『洋菓子店コアンドル』は新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開中。■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:江口洋介×蒼井優インタビュー甘い幸福を生み出す職種“パティシエ”を演じてみて自分チョコは低調ぎみ?『洋菓子店コアンドル』バレンタインアンケート発表蒼井優主演!『洋菓子店コアンドル』コースター&プレスセットを5名様にプレゼント洋菓子店オーナーを演じた戸田恵子、プロのパティシエも「働きたい」と太鼓判スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に
2011年02月14日江口洋介と蒼井優。それぞれの世代を代表する2人がついに初共演を果たした。気になる関係はというと、これが何とも説明のしにくい間柄…さてさて、何と言うべきか?かつては“伝説のパティシエ”と呼ばれながらも、ある悲しい過去を背負いケーキ作りをやめた男と恋人を追って鹿児島から上京したケーキ屋の娘。2人は都内の人気洋菓子店で出会うのだが…。甘く、そしてちょっぴりビターな――まさに女の子が大好きなスイーツと同じ味わいを見せる映画『洋菓子店コアンドル』。江口さん、蒼井さんがそれぞれスイーツに対する思いや共演の感想を明かしてくれた。医者に刑事に教師…などなど様々な職業を役柄で経験済みの江口さんだがパティシエは初体験。ドラマ「ランチの女王」(フジテレビ)ではコック姿がお似合いだったが、パティシエとなるとまた違った経験だったようだ。江口:最初はパティシエという職種の具体的なイメージが浮かばなかったんですが、実際にお店に行ったり話をうかがう中で、ある種の職人なんだということが分かりました。デザインから何から新しいものを作っていかないと時代に遅れてしまうし、ヘッドハンティングまである厳しい世界。(自身が演じた十村は)ニューヨークに修行に行ったり、思っていたよりずっとタフな世界でしたね。そういうところから入って十村を演じたら面白いな、と思いました。撮影前にはお菓子ケーキ作りの特訓もあったが、練習を通じて技術的な部分はもちろん、気持ちの部分で感じることも多かったという。江口:料理は嫌いではないのですが、ケーキ作りは初めてで、専門学校で丁寧に教えてもらいました。学校での撮影もありましたが、たくさんの女の子が実習している姿を見て憧れの職業なんだということをより強く感じましたね。十村の“伝説のパティシエ”という設定に関して、少し大げさなのではと思ってたんですが、この世界にはお菓子に対する愛情やセンスでレジェンドになる人が生まれるんだろうな、と感じました。調理器具を貸していただいて家でも練習しましたよ。ショートケーキがきれいにできると達成感があるし、食べてもらって『おいしい』と言われると、またより強い達成感がある。フルーツの置き方ひとつにしても自由で、デコレーションするのも面白い。パティシエの方たちは味はもちろん、色のセンスなどいつも自分で磨いているんでしょうね。とにかく人を幸福にする職種だな、と思いました。一方の蒼井さんが演じたのは、東京で何とか自分の居場所を見つけようともがき、奮闘する臼場なつめ。蒼井さんは彼女のキャラクターを「小学校低学年の男の子がそのまま大人になっちゃったような子」と表現する。蒼井:テンションが高いので、早朝からそのテンションに持っていくのは大変ではあったのですが、とてもまっすぐな女の子だったので、何だかんだいっても楽しみながら演じましたね。そして、本作で蒼井さんの前に立ちはだかったのは…鹿児島弁!蒼井:大変でした…。方言を喋る役はこれまでも割と多くて抵抗はないですし、福岡出身なので鹿児島弁はやりやすいかもと思ったんです。でもいままでやらせていただいた中でもダントツで難しかったです。法則がないので、この言葉のときはここが上がる、とかではなく、その後に続く言葉によって同じ単語でもイントネーションが変わっていくんです。それを覚えるしかないので、毎日苦労しました。劇中で「メロディアスだね」と言われるシーンがあるんですが、本当にメロディのような特殊な言葉でした。ちなみに、蒼井さん自身も現場に手作りのキャロットケーキを差し入れたとか。少し照れくさそうにそのときのエピソードを明かしてくれた。蒼井:チーズケーキとキャロットケーキはよく作るんですが、現場に手作りのお菓子を差し入れるということがすごく恥ずかしくて…(笑)。おいしくできなかったらちょっと嫌だし、友達のお母さんが作ってくれたことにして持って行ったんですが、あるスタッフさんに「優ちゃんが作ったんでしょ?」と言われてこっそり認めたらバレてしまいました(笑)。みなさん、優しいからおいしいと食べてくださったんですが、気を遣わせてしまったな、と反省してます…(苦笑)。では、気になる互いの印象や共演の感想について。まずは江口さんから!江口:(蒼井さんは)イメージ通りでしたね。すごく自然で、素直で素朴というか。なつめというキャラクターも、彼女がやっているから怒っていてもどこか四苦八苦していてすごくかわいい。鹿児島弁には苦労したみたいですが、その方言のニュアンスもとてもかわいかったですね。なつめという役の素朴さ、彼女が食べたときのニコッとした顔は、この映画を物語っていると思います。蒼井さん自身は子供っぽいところと冷静なところが両方あって、共演してて面白かったですよ。すごく練習熱心で、チョコレートで文字を書くシーンでもすごくたくさん書いてました。すごい集中力とあの笑顔とのギャップが彼女の魅力だと思います。一方、蒼井さんから見た江口さんはというと…。蒼井:すごく男らしい方で、ずっと主演を張られていた方だからか、元々なのか、すごく器の大きな方だと思いました。現場に江口さんがいらっしゃると心強いんです。ちょっとやそっとじゃビクともしないという感じで、ドンと立っていてくださって、本当に主演の方だな、と思いました。でもそれだけではなくて、面白い話をしてくださったり、でも、掴みどころのないところもあったり…見ていて飽きない方でした(笑)」。そして、劇中の十村となつめの関係性を2人はこんな言葉で表現してくれた。蒼井:2人の性格は違うけど、ところどころ共通点があるせいか、お互いが互いをほっとけない。世代を超えてそういう関係になっていて、2人の間では男とか女とかではない感じが、すごくいいコンビだなと思いました。江口:(十村は)上京して失恋したなつめと出会い、先輩後輩のような仲でありながら、ちょっと親のような目線もあって…。パティシエとして彼女の腕を磨いてやりたいと思い始める。なつめと出会うことによって、もう一度人生がスタートしていくんですね。恋愛でもないし兄妹でもない――でも、お互いのエネルギーがぶつかり合うっていう、面白い関係です。話を聞いてみると、江口さん、蒼井さん共に甘党!特に江口さんからは意外なほど(?)スイーツについてのエピソードが…。江口:自分でも好きで食べるし、人にあげることも多いです。忙しくて甘いものがほしくなったときは自分で買いに行くこともあります。おいしいと言われるケーキ屋さんはチェックしてますね。好きなのはミルクレープ。層が細かければ細かいほど何とも言えない感じで、切ったときの弾力と口に入ったときの裏切らない感じがいいんですよね(笑)。いまは、バームクーヘンでもロールケーキでも何でもお取り寄せできますが、先日いただいた何でもない谷中の寒天がおいしかった。豆とか求肥とかが、江戸前のスイーツというか庶民的な感じでしたね。和菓子も好きでやっぱり食べると幸福になりますよね。蒼井さんもスイーツを「絶対にプラスにしか働かないもの」といい、その効用を力説!蒼井:元気がないときにちょっとホッとさせてくれたり、少し気分を高めてくれたり。楽しいときは余計食べたくなるし、より楽しい時間をサポートしてくれるものだと思います。ではいま、ハマってるスイーツは?蒼井:かき氷が大好きで、ずっとブームが続いてます(笑)。(photo:Tadayuki Minamoto)<Yosuke Eguchi>Hairmake:Yumi Katsuhiko(THYMON)Stylist:Kouichiro Yamamoto<Yu Aoi>Hairmake:Eri Akamatsu(esper.)Stylist:Mana Yamamoto■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:自分チョコは低調ぎみ?『洋菓子店コアンドル』バレンタインアンケート発表蒼井優主演!『洋菓子店コアンドル』コースター&プレスセットを5名様にプレゼント洋菓子店オーナーを演じた戸田恵子、プロのパティシエも「働きたい」と太鼓判スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に福岡在住の新人アーティストが東京初ライブ、博多華丸「絶対売れるんです!」と太鼓判
2011年02月09日気づけばバレンタインデーまで、あと一週間。この機会に、気になるアノ人に思いのたけをぶつけようと考えている人も少なくないはず。そんな恋愛合戦の日に先駆けて、シネマカフェの映画体験型サイト「シネマライブ!」と女性ファッション誌「Sweet」の合同企画として、ビター&スイートな感動ストーリー『洋菓子店コアンドル』の女性限定試写会を開催!本作で描かれる“甘い”スイーツとちょっぴり“ほろ苦い”物語にちなんで、女性来場者にバレンタインにまつわる本音とエピソードを聞いてみた。この日集まったのは、20代〜50代の女性およそ100名。まずは“過去”のバレンタインデーについて、「ビター(苦い)とスイート(甘い)の思い出、どちらが多い?」と訊ねると、「スイート」と答えた人が約50名、「ビター」が約40名と、ほぼ半数に分かれた。「ビター」と答えた人には、手作りチョコにまつわる失敗エピソードや「恥ずかしくて渡せなかった」というほろ苦い青春の思い出をふり返る女性が多い中、「2年間好きだった人にチョコを作ったけど、恥ずかしくて当日渡せなくて家で悔しくて泣いて、次の日がんばって渡したら、それがきっかけで数か月後に付き合うことができた!」(21歳・大学生)という、ビターから一転し“スイート”な思い出になった人も。最後まで諦めてはいけませんね…。さて、気になるのは今年の2月14日(月)、みんながどう過ごすか?ですが、「スイーツを贈る予定は?」との問いには、7割の人が「はい」とのこと。その贈り相手はというと…、約4割が「夫・恋人」、次に「家族(親・兄弟・子供)」に票が多く集まったが、不況のせいなのか、傾向のせいなのか、「同僚」と答えた人はわずか2票のみ。また、意外にも(?)「自分チョコ」を予定している人も2票にとどまった。一方で、「元彼」と答える人も。そんな中、映画『洋菓子店コアンドル』を観て「スイーツを作りたくなったか?」と訊ねてみると、約8割の女性が「はい」と回答!蒼井優扮する主人公・なつめのパティシエンヌ姿に、「おいしいケーキを作ってみんなを幸せにしたいと思っているところに感動」(27歳・会社員)、「誰かに『美味しい』ともらえたときのなつめの涙に心打たれた。その一言で料理は何倍も楽しくなれる」(22歳・大学生)と心動かされた人も多い様子。その他の部分に関しても、大多数の女性が「なつめに共感できた」とのこと。その共感ポイントとしては、「逃げないで前向きに頑張るところ」、「ストレートでわがままだけど、人との付き合いを通して成長していくところ」などの声が多数集まった。そして最後に、バレンタインデーの必須アイテム、チョコレートになぞらえて本作の“お味”を5段階で答えてもらうことに。結果は…4割以上の人が「モカ(ほのかに苦い)」、「ビターチョコ(ほろ苦い)」が約3割と“ビター”な印象を受けた人が多い模様。続いて「ミルク(甘い)」が15%、「カカオ100%チョコ(とても苦い)」、「苺チョコ(とても甘い)」は少数にとどまった。あなたは本作を観て、どう感じる?本作を観ると、大切な人にスイーツを贈りたくなるかも?『洋菓子店コアンドル』は、2月11日(金・祝)より全国にて公開。映画体験型サイト「シネマライブ!」『洋菓子店コアンドル』“ビター&スイート”バレンタインレポート■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:蒼井優主演!『洋菓子店コアンドル』コースター&プレスセットを5名様にプレゼント洋菓子店オーナーを演じた戸田恵子、プロのパティシエも「働きたい」と太鼓判スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に福岡在住の新人アーティストが東京初ライブ、博多華丸「絶対売れるんです!」と太鼓判ビター&スイートな感動作『洋菓子店コアンドル』試写会に20組40名様をご招待
2011年02月07日女優の戸田恵子が1月31日(月)、都内で行われた出演作『洋菓子店コアンドル』の特別試写会に登場し、本作に特別協力する辻調グループ校エコール辻東京の講師・大川満氏、プロデュースを手掛けた前田浩子氏と共に舞台挨拶に立った。会場には同校の学生が招待され、大川氏と共同で製作した“大ヒット祈願スイーツ”をお披露目した。伝説のパティシエと呼ばれながら、8年前にスイーツ作りを突如としてやめてしまった十村遼太郎(江口洋介)と恋人を追って鹿児島から東京に出てきた臼場なつめ(蒼井優)。都内で評判の洋菓子店「パティスリー・コアンドル」で出会った2人が、人生を見つめ直す姿を目にも鮮やかなスイーツと共に描く。戸田さんは洋菓子店のオーナーを演じている。「映像がきれいだし、誰もが観終わった後はケーキが食べたくなるはず。撮影中は温度調節をしつつ、みんながケーキを愛した時間だった。いまも特別な愛着があるし、苦労を知ったので心して食べている」と戸田さん。撮影前に同校でケーキ作りを学んだそうだが、「オーナー役だから、お店のそろばん勘定ばかりで、さほど学んだことが活かされなかった」と笑いを誘った。そんな戸田さんに対し、大川氏は「僕も戸田さんのお店で働きたくなりました」とオーナーぶりに太鼓判を押した。この日は主演の江口さんから「撮影中はお世話になりました。学校に伺って、お菓子作りの楽しさを知り、みなさんの真剣な姿に心を打たれました。とにかくパティシエは、人を幸福にする職種だと思います。これからもたくさんの“笑顔”のために、夢を叶えられるように頑張ってください」と心のこもったメッセージが到着。戸田さんはメッセージが読み上げられる間、ポスターの江口さんにマイクを向けて“擬似インタビュー”を披露した。未来のパティシエに向けて、戸田さんは「この道を進むと決めたからには、厳しいこともあると思いますが、へこたれずに頑張ってください。いつかみんなが作ったスイーツをいただけると日が来るのを楽しみにしています」とエールを贈り、「登場人物全員が少しだけ成長できるストーリー。この映画をきっかけに、パティシエになりたいと思う人が増えればうれしい」とアピールしていた。『洋菓子店コアンドル』は2月11日(金)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に福岡在住の新人アーティストが東京初ライブ、博多華丸「絶対売れるんです!」と太鼓判ビター&スイートな感動作『洋菓子店コアンドル』試写会に20組40名様をご招待蒼井優が“とっておき”を紹介するスイーツ本…その名も「蒼井洋菓子店」発売決定!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第10回) スイーツを作るのが似合う俳優は?
2011年01月31日日本全国の恋にときめく女子たちのビッグイベント、バレンタインデーまであと2週間。不安と期待の炎を燃やしつつ、徹夜で作った手作りハートチョコを片手に校門前であの人を待ちぶせして…といった甘酸っぱい思い出をお持ちの方も意外と多いのでは?最近では“逆チョコ”などという言葉も聞かれ、甘いものが好きな男子もひそかに増殖中とか。映画界でも昨年、スマッシュヒットを飛ばした『ちょんまげぷりん』にまもなく公開される『洋菓子店コアンドル』など、男性がスイーツ作りに励む姿がかっこよ〜く描かれる作品が続々と製作されている。シネマカフェのランキング企画「シネマカフェゴコロランキング5」の1月のテーマはズバリ「スイーツを作るのが似合う俳優は?」。勝手にスイーツ作りNo.1俳優を決定!数多くの投稿の中で、栄えある第1位に選ばれたのは…?2011年最初のランキング。見事、スイーツ作り(が似合う俳優)No.1に選ばれたのは、藤木直人!藤木さんといえば2001年に放送されたTVドラマ「アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜」(フジテレビ)で天才パティシエ役を演じており、そのイメージが強いようで「(ドラマで演じた)小野の役がハマりすぎていた」(30代・女性)、「やっぱり天才パティシエと言えば藤木さんしかイメージできない」(20代・女性)という声が多く寄せられた。ほかに「あの繊細そうなイメージが細かい技術を要するパティシエと重なる」(40代・女性)という声も。真っ白いコックコートに身を包み、丁寧にクリームを絞る姿がイメージできますね。第2位は「甘いものが好きそう」(20代・女性)、「ブログなどを見ても料理ができる男性なので」(30代・女性)という声を集めた大人気の向井理がランクイン。芸能界入りする前、向井さんは理系の大学院に通い、バーテンダーとして働いていたというのはいまでは有名な話だが、そんな背景をくんで「計量もきっちりしていそう」(20代・女性)という意見も。漫画家(「ゲゲゲの女房」)、ベーシスト(『BECK ベック』)、ファッションデザイナー(『パラダイス・キス』)など次々と新しい役に挑み続けている向井さんだが、次はぜひパティシエ役を!3位に入ったのは、スイーツに負けない甘〜い笑顔が魅力の堺雅人。「甘いルックスがスイーツと重なる」(30代・女性)、「細かい演技力を持った俳優さんだけに、繊細なお菓子作りが上手そう」(20代・女性)、「家で甘いものを作って食べていそう!」(40代・女性)などなど幅広い支持を集めた。1位の藤木さん同様に、役柄のイメージそのままに4位にランクインしたのは岡田将生。「オトメン(乙男)」の劇中でスイーツを作るシーンがかなり強い印象を残した様子。さらには「メンズポッキー」(グリコ)や「ダース」(森永製菓)などのCMに出演したこともあってすっかり“スイーツ男子”のイメージが定着!エプロン姿が似合いますね。そして5位には『ちょんまげぷりん』から錦戸亮。劇中で見せるスイーツ作りの手さばきはお見事!「ちょんまげと共にお菓子作りがとっても似合ってました」(20代・女性)という声が多く寄せられた。甘いマスクと甘いお菓子の組み合わせに女子はメロメロ!さて、あなたは誰にどんなスイーツを作ってほしい?スイーツを作るのが似合う俳優は?1位:藤木直人2位:向井理3位:堺雅人4位:岡田将生5位:錦戸亮ちなみに、2月は最近、よく聞かれる“イクメン”を始め、男性の家事をテーマにアンケートを実施!「家事に積極的に参加してくれそうな俳優は?」。こちらもぜひご投票ください!「シネマカフェゴコロランキング5」■関連作品:パラダイス・キス 2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会ちょんまげぷりん 2010年7月31日より恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開© 2010 J Storm Inc.■関連記事:洋菓子店オーナーを演じた戸田恵子、プロのパティシエも「働きたい」と太鼓判シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第11回) 家事に積極的に参加してくれそうな俳優は?福岡在住の新人アーティストが東京初ライブ、博多華丸「絶対売れるんです!」と太鼓判キングオブコメディ舞台挨拶付き『ちょんまげぷりん』試写会に10組20名様ご招待ビター&スイートな感動作『洋菓子店コアンドル』試写会に20組40名様をご招待
2011年01月31日先日のオープニングプログラムに続き、19日(木)より東京・調布市内の会場で本格的な上映が始まる日本で唯一の“子供たちのための”世界映画祭、キンダー・フィルム・フェスティバル。決して開催の規模は大きくはないが、今年ですでに18回目を数え、世界中から集められた質の高い作品が上映される。今年、本映画祭の実行委員長に就任したのはこれまでも映画祭のプログラムの監修などに携わり、何より、「それいけ!アンパンマン」をはじめ数多くのアニメ作品に声優として関わってきた女優の戸田恵子。映画祭の開催を前に戸田さんが、本映画祭の意義やここで上映される作品の素晴らしさについて語ってくれた。この映画祭の魅力について、戸田さんはこう語る。「まず、日本にも優秀な作品が数多くあります。ただ、世界に目を向けると、日本の作品とは切り口の違う作品がたくさんあるんです。タッチや画の雰囲気が違う、海外の作品を観られるというのは素晴らしいことだと思います。例えば、日本のアニメと比較すると、ここで上映される海外の作品の中には動きが少ないものもある。動きが少ないということは、時に子供の想像力をとっても豊かにしてくれるんです。中には“死”をテーマにしたもの、“戦争”を教えてくれるもの――普段、お父さん、お母さん方が言葉であまりうまく説明できないことを教えてくれたりもする。子供たちの視点でうまく表現し、お父さん、お母さんと一緒に観ながら学ぶことができるんです。私自身、いつも観に行っては感動しているので、ぜひご家族のみなさんにも観に行ってほしいって思うんです」。実際、上映作品にはアニメーション作品や子供を主人公にした作品が多いが「大人がドキッとさせられることがいっぱいあるんです」とも。さらに戸田さんは、家族がこうしたイベントに出かけ、ひとつの空間で映画を観ることの意義についても熱く語る。「おうちでゲームをするのも楽しいし、DVDを借りて観るのも悪くない。でも、この日にカレンダーに○をつけて、家族で一緒に出かけて映画を観るってすごく重要だと思うんです。これは、実際に子供たちが書いてくれた手紙にあったんですが、『父さんが泣くところを見てびっくりしました』とか、よその家族が泣いたり笑ったりするのを見られたりとか、普段の家の中では見えないことが見えてくる。昔のお風呂屋さんに行くのと同じように、公共の場に出て、何かを一緒に体験するっていうことが必要なのかな、と」。ここで、改めて戸田さんに声優の仕事との関わり、そして数年前から本映画祭に携わるようになった経緯をふり返ってもらった。すでに戸田さんが声優として映画やアニメに携わり始めてからおよそ30年。「アンパンマン」も20年以上におよび、世代をまたいで愛されるロングシリーズとなっている。「でも、当初は特に『子供たちのために』という意識があって声優の仕事を始めたわけではなくて、ほかの仕事と同じような仕事のひとつでした。『アンパンマン』も依頼の電話があって、お受けして、という感じで始まって(笑)。でも、長く携わっていくうちに自分の気持ちの中に変化があったのは確かです。自分に子供がいないというのも大きなきっかけだったと思います。自分に何ができて、どうやったら世の中に還元できるかって考え始めて、歌の仕事や講演を始めたり、ダウン症の子供たちの支援をしたり。ちょうどそんなときに、この映画祭のお話をいただいて、これは運命が自分にやれと言っているのかな…と」。口調は謙虚だが、映画祭の存在、魅力をより多くの人々に伝えたいという思いは誰よりも強く、熱い。「日本がこの分野で遅れている、というのは事実だと思います。だって18回もやっているのに本当に知られていない(苦笑)。ワールドカップ並みに!…とは言わないけれどこういうイベントでもっと日本がわいてくれたら、夏の風物詩になってくれたら…。そのために、もし私でできることがあれば喜んでやらせてもらいたいと思ってますし、みなさんにも“宣伝部員”になっていただいて、一歩踏み出していただけたらと思っています!」第18回キンダー・フィルム・フェスティバル公式サイト■関連作品:第18回キンダー・フィルム・フェスティバル [映画祭] 2010年8月10日、青山劇場にて開幕、19日より22日まで調布市文化会館たづくり似て開催■関連記事:ポリープ切除の戸田恵子生アフレコ16分披露
2010年08月20日日本で唯一の子供たちに向けた世界映画祭「第18回キンダー・フィルム・フェスティバル」のオープニング・イベントが8月10日(火)、東京・渋谷区の青山劇場で行われ、実行委員長を務める女優の戸田恵子、俳優の山寺宏一、フリーキャスターのジョン・カビラらが出席した。世界三大映画祭のひとつ、ベルリン国際映画祭の児童映画部門で上映された作品をはじめ、子供たちに向けた秀作を世界中から集めて紹介するもので、今回はコンペティション作品9本と特別上映作品16本の計25本を上映。この日はコンペ作品の2本『ジョアンニの自慢のパパ』と『まいごのペンギン』に、戸田さんらが生アフレコするライヴ上映が行われ、親子ファンを魅入らせた。『ジョアンニ…』は、父を知らずに育ち、父をたくましい勇者的存在とイメージする少年・ジョアンニが、実際に会ったハゲで太った父に落胆するが、触れ合う中で父の素晴らしさと本当の強さを知っていく物語。戸田さんは今月4日(水)付けの自身のブログなどで、定期健診を受けて大腸にポリープが見つかり、切除していたことを明かしたばかり。この日は16分間のライヴ上映を含み約1時間ステージ上に立ち、元気にこなした。ライヴ上映後には、戸田さんが「お父さんは太っていてもハゲててもいいんです!」と言うと、カビラさんが「テーマがちょっと違うでしょ!本当の強さは優しさってことですよ」と“訂正”。ユニークなやりとりで、会場の笑いと拍手を誘った。関係者も「お元気で特に変わった様子はなかったです」と話していた。映画祭は19日(木)から22日(日)まで東京・調布市文化会館たづくりにて開催される。第18回「キンダー・フィルム・フェスティバル」公式サイト(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:第18回キンダー・フィルム・フェスティバル [映画祭] 2010年8月10日、青山劇場にて開幕、19日より22日まで調布市文化会館たづくり似て開催
2010年08月10日「結婚もしておらず、子供がいるわけでもないのに『なぜ?』という驚きはありました」。中谷美紀は不思議そうな表情でそう言って、しかし、心底嬉しそうに笑った。『ゼロの焦点』、『スイートリトルライズ』と“重厚”という言葉がぴったりの役柄を演じた彼女の新たな仕事は、劇場版「アンパンマン」の最新作『それいけ!アンパンマンブラックノーズと魔法の歌』でのゲスト声優。中谷美紀とアンパンマンという、どこか結びつかなさそうな組み合わせだが、インタビューで彼女の声を聞いていると、なぜこれまで、彼女にアニメーションの声優の話が来なかったのか?と逆に不思議になった。そして、この声で絵本を朗読してもらえたら、子供たちは幸せだろうな、とも。改めてオファーが届いたときの気持ちをふり返ってもらうと、冒頭の言葉に続いて、少しイタズラっぽい笑顔でこんな言葉も。「そうですね、下心…といいますか。例えば私の周りにも子供を持っている友人もいますし、そういう子供たちの顔を思い浮かべて『子供たちのヒロインになれるかも?』と思ったりはしましたね(笑)」。「アンパンマン」という作品については、「アンパンマン世代ではないので、たまたまTVで流れてるのを少し見たことがある程度だった」とのことだが、長年にわたって愛されてきたシリーズに、こう敬意を払う。「まず、戸田恵子さんをはじめ、素晴らしい声優さんたちが20年以上、ずっと変わることなく続けてこられたということに『すごいな』という思いで見てました。実際にこの仕事に携わらせていただくことが決まって、改めて拝見したのですが、子供向けの作品でありながらとても深いテーマを含んでいて驚きましたね」。実際に、アフレコに参加して、熟練の声優陣の高度なテクニックに刺激される一方、声優の仕事の“楽しさ”を強く感じたという。「今回、20人ほどの声優さんがひとつのブースで3本のマイクでアフレコする姿を拝見したんです。もちろんテクニックも素晴らしいのですが、何より印象的だったのはみなさんが活き活きと楽しそうに、子供のようにはしゃぎながら演じてらしたこと。私も、もちろん、上手に演技ができるだろうかという思いはあったんですが、それよりもまずは自分自身の心が動かされて、アンパンマンやキャラクターたちの中に入って、心がほぐされていくっていうことを改めて教えていただきました。(中谷さんが演じた)カーナの心が閉ざされていたのが解きほぐされていくのと同じように、私もみなさんとの楽しい姿を浮かべながら心が開いていきましたね」。前作『スイートリトルライズ』に関しては「難産だった」と役柄になりきる難しさを語っていた中谷さん。今回はどのようにカーナを作り上げていったのか?「最初は、子供向けということで『分かりやすく』というのを自分の中でテーマに置いていたんです。子供らしい声を作って練習したりしていたのですが、現場で監督に求められたのは、カーナというのは心を閉じている、子供らしからぬキャラクターなので、母親と対峙するとき、会話するときでも緊張感を大切にしてほしい、ということ。それを聞いて、もしかしたら『子供だから』と考えてはいけないんだ、むしろ子供の可能性を信じなくてはいけないんだな、と思いました」。シンプルでありつつも、中谷さんも語っているように、深いテーマをはらんだ本シリーズ。そのバランスが、演じる上でも難しそうだが…。「でも、演じるときに自然と、劇場で映画を観る子供たちひとりひとりの表情が浮かんできたんです。あの子たちに向かって、同じ目線で演じるんだ、と思ってからは意外なほど迷いなく演じることができました」。ちなみに、中谷さんは本作に続いて別の作品でも声優を務めることが決まっている。これまで来なかった仕事が、何の運命かひとつ決まると立て続けに決まる、というのも女優という仕事の摩訶不思議なところだが、今度は「くるねこ」(関西テレビ、東海テレビ)というTVアニメ。「実は、こちらではひとりで5匹の猫をはじめ全ての役を演じるんです。これもすごく楽しいですよ」。そう笑う彼女の声は、やっぱり優しく、心地良かった。(photo:Toru Hiraiwa)■関連作品:それいけ!アンパンマンブラックノーズと魔法の歌 2010年7月10日より銀座テアトルシネマほか全国にて公開© やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV © やなせたかし/アンパンマン製作委員会2010■関連記事:ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5友達にしたいアニメのキャラクターは?中谷美紀ほか舞台挨拶付き『それいけ!アンパンマン』試写会に10組30名様ご招待中谷美紀アンパンマンの少女役に「いいものですねぇ」
2010年07月09日先日、堀北真希が自身初となる“悪女”を演じることが発表され、早くも話題となっている映画『白夜行』で、堀北さん演じる唐沢雪穂と並ぶ重要人物・桐原亮司を高良健吾が演じることが新たに発表された。また、2人の“事件”を追い続ける刑事・笹垣を船越英一郎が演じることと本作のメガホンを監督を深川栄洋が握ることもあわせて発表された。本作は東野圭吾のベストセラーとなったミステリー小説の映画化作品であり、これまでにもTVドラマ化、舞台化、さらに韓国で映画化されるなどしてきた。質屋の主人の殺人事件が発生。決定的な証拠がないまま、被疑者の自殺をもって事件は一応の解決を見るが、刑事・笹垣は自殺した被疑者の娘である雪穂と被害者の息子で雪穂の幼なじみである亮司に言い知れぬ“疑念”を感じていた。やがて2人は大人になるが、彼らの周囲で立て続けに不可解な事件が――。まもなく公開の『ボックス!』、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』など話題作への出演が続く高良さん。深い闇を抱え、狂気を心の奥に秘めた亮司という役について「台本を読んだとき、正直『キツイ』と思いました」と率直に明かしつつ、「監督と話すうちに、自分が最初に考えてたより、もっと人間的だし、悩み苦しんでるキャラクターなんだと思いました。いまは監督を信じて役を演じきることが、ボクがやるべきことだと思ってます。きっと、素晴らしい作品になると思うので、本当に多くの人に観ていただきたいと思います」と意気込みを語る。一方、“サスペンスドラマの帝王”の異名をとり、数え切れぬほどの刑事役を演じてきた船越さんだが、今回のヤマはかなりの難関となりそう!今回の映画版・笹垣について船越さんはこう明かす。「映画の世界の笹垣は、最愛の息子を失うという大きな運命、悲劇を背負っています。その子を失った思いを、2人の主人公たちに投影していく。これは、執念で犯人を追いかけていくのとは違います。執念の捜査ではなく、父性愛の捜査であり、何とか主人公たち2人を救いたいという、我が子へのレクイエムであり、(捜査により)自分の中の大きな穴を埋めていく作業です。そうした父性愛に満ちた捜査、優しい捜査をするうち、この事件にむしろ囚われていく。そんな風に(役に)取り組んでいきたいと思っています」。ちなみに、TVドラマでは亮司を山田孝之が、笹垣を武田鉄矢がそれぞれ演じ、高い評価を受けた。今回の映画版で高良さんと船越さんはそれぞれ、どのように亮司の闇や絶望、笹垣の存在感、包容力を体現するのか?監督を務めるのは、『60歳のラブレター』、『半分の月がのぼる空』などで高い評価を受け、つい先日、『洋菓子店コアンドル』の来年公開が発表されたばかりの深川栄洋。また、戸田恵子、田中哲司、姜暢雄ら実力派キャストが出演することもあわせて発表された。『白夜行』は2011年初春、全国にて公開。■関連作品:白夜行 2011年初春、全国にて公開■関連記事:東野圭吾『白夜行』映画化堀北真希が“悪女”に目覚める?
2010年05月10日仲間由紀恵、阿部寛らが5月8日(土)、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で行われた映画『TRICK 霊能力者バトルロイヤル』(堤幸彦監督)の初日舞台挨拶に出席した。自称・売れっ子奇術師・山田奈緒子(仲間さん)と石頭の天才物理学者・上田次郎(阿部さん)の凸凹コンビが数々の超常現象の謎に挑む人気ドラマシリーズの劇場版第3弾で、ドラマスタートから10周年。仲間さんは「続けてこられたのはみなさまのおかげ。私にとっては大切な作品」。阿部さんも「感無量です。これからも『TRICK』をやっていきたいと個人的には思っています」と揃って感慨深げ。客席から大声援が飛び交う中、観客のひとりが劇中の仲間さんのキメ台詞をマネて「まるっと…」と言おうとして噛む場面があり、仲間さんは「噛みましたね?」と即、ツッコミ。会場の笑いを誘い、共演の生瀬勝久からは「10年経って仲間さんがこんなにおしゃべりが上手になるとは。何を素人に突っ込んでいるんですか!」と逆に突っ込まれた。一方、レギュラー共演陣の野際陽子も「ロケ弁はひどかった」、「老い先短いですから、大ヒットを味わってから死にたい」。シリーズ初参加で、劇中、仲間さんらと対決する霊媒師役の戸田恵子も「派手な格好をさせていただきましたが、朝からあの恰好は大変でつらい日々でございました」とストレートな物言いで観客を笑わせた。同じシリーズ初参加の佐藤健が「元々、『TRICK』の大ファンで、『TRICK2』を劇場で観たときに続編あるのかな?って思っていたら、あった。だからみなさんが愛し続けてくれれば、15周年とか…」と堤監督に“4”のおねだり。堤監督は「中途半端な数字がいいんじゃないですか?13.5周年とか」とシリーズの作風そのままのトボけた回答。客席を沸かせていた。『TRICK 霊能力者バトルロイヤル』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:劇場版TRICK(トリック) 霊能力者バトルロイヤル 2010年5月8日より全国東宝系にて公開© 2010「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」製作委員会■関連記事:「担任の先生になってほしい俳優」ランキング男女とも混戦…1位はやはり、この人!阿部寛山下達郎の音声メッセージに「本当に山下さん?」4年ぶりの最新作『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』試写会に15組30名様ご招待三浦春馬&佐藤健がN.Y.の中心で鍋をつつく?5日間の旅を収めたDVD発売!『TRICK』10周年大感謝祭を開催!最新劇場版の公開も決定、佐藤健ら出演
2010年05月08日江口洋介と蒼井優のW主演となる映画『洋菓子店コアンドル』が2011年正月第2弾で公開されることになり、2人がパティシエ役に挑戦することが発表された。江口さん、蒼井さんの初共演作となる本作。江口さんは“伝説のパティシエ”と呼ばれるほどの腕を持ちながらも、8年前に突如としてスイーツ界から姿を消した元パティシエで、いまは製菓学校の講師をしつつ、評論家としてガイドブックを出版する十村遼太郎を演じる。一方の蒼井さんが演じるのは、東京のパティスリーで武者修行中の恋人との結婚を夢見て、彼を追って鹿児島から右も左も分からぬ東京へと出てきた臼場なつめ。2人が出会うのは、十村が常連客として訪れ、ひょんなことからなつめが働くことになった評判の洋菓子店“パティスリー・コアンドル”。なつめは恋人を見つけることができるのか?そして十村がケーキ作りをやめた理由とは?女性たちを魅了する“スイーツ”をスパイスに、人生の挫折と再生がキュートに、そして切なく描き出される。メガホンを握ったのは、『60歳のラブレター』、つい先頃公開された『半分の月がのぼる空』などで若くして、その演出力が高い評価を受ける深川栄洋。江口さんと蒼井さんには、当然のことながらお菓子作りのシーンも!江口さんは「オファーをいただいた当初は、正直、自分じゃないのでは?と思うほど繊細な印象を受けていました。そして監督と細かいディスカッションを重ねていくうちに、十村という伝説のパティシエ像が、少しずつ自分の中に生まれていきました。作品に入る前には何度もケーキ作りを体験し、その奥深さと、その味を維持していくプロフェッショナルたちの真剣さ、厳しさを知りました。試食するため都内の店を何軒も見学したのですが、実に美味しそうにケーキを食べている人たちが大勢いるのを見て、ちょっと驚きながら、そういうことも幸せの一瞬なのでは?と感じたりもしました。物語の主役とも言える、沢山の“宝石のようなケーキたち”が、この作品を盛り上げています。映画を観終わったときに『ちょっと、ケーキ食べに行かない?』と、思わず誰かを誘ってしまいたくなるような、そんな作品に仕上がったのではないかと思います。劇場で、ぜひともそんな幸福感を味わってみてください」とコメントを寄せてくれた。蒼井さんからも「今回は、鹿児島弁とケーキ作りに挑戦しました。ケーキ作りの材料と器具一式を先生にお借りして、家で毎日練習したのですが、鹿児島弁を練習して、クリームの絞りをやって、絞りが上手くいくようになったら、今度は鹿児島弁を忘れてしまって、また練習して…。結構、睡眠時間を削って没頭しました。深川監督はとても優しくて、けど譲らないところは絶対に譲らない人。それは、自分のためではなく全て作品のためで、周りはそんな監督のために頑張っていました。江口さんとは今回初めてご一緒させていただきましたが、これまで会ったことのないタイプの方で、好奇心がわきました。役柄的に反発し合うことも多かったので、一番長いシーンがドア越しだったのも印象的です。最高の現場でした。そこにいた人たち全員の想いがしっかりスクリーンに映っていることが、この映画の魅力だと思います」とのコメントが到着。鹿児島弁、そしてコックコート姿の蒼井さんを想像するだけで期待が膨らむが、蒼井さんのコメントにあった「(十村となつめ)役柄的には反発し合う」、「ドア越しのシーン」というのも気になるところ!ちなみに、本作は昨年の10月にクランクインし、1か月強の撮影を経て、12月の初旬にクランクアップ。深川監督は江口さんと蒼井さんを演出してみて「ジャズのライヴ演奏を楽しむドラマーのような感覚で映画作りをしたという印象があります」と感想を語っている。監督曰く「江口さんは、いままでTVドラマでは見せなかった姿を私たちにみせてくれました。蒼井さんは、同じ時代に映画人として存在出来て良かったと思わせてくれる響きを見せていただきました」とのこと。果たしてどのような仕上がりとなっているのか?2人のほかに、コアンドルの女主人を戸田恵子が、パティシエールを江口のりこが演じることも発表された。ビター&スイートなエンターテイメント『洋菓子店コアンドル』は正月第2弾として新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。
2010年05月08日日本唯一のこどもたちの世界映画祭として1992年にスタートし、世界三大映画祭の一つ、ベルリン国際映画祭より厳選した作品を届けている「キンダー・フィルム・フェスティバル」。今年で第18回目となる本映画祭の実行委員長に、このたび女優の戸田恵子が就任!8月10日(火)の青山劇場を皮切りにこの夏開催される。ベルリン国際映画史祭の児童映画部門ディレクター、レナーテ・ツィラ氏を迎え、国内外から上映作品を厳選。会場では、声優たちによるライヴ吹き替え上映が行われるほか、子供が主体となって審査を行ったり、映画作りを体験するなどこどもから大人まで親子一緒に楽しめるイベントが毎年行われている。戸田さんは、2年前から実行委員としてプログラム監修に携わっているが、開催にあたり「今年も世界からのたくさんのユニークな作品に出会えることを、とても嬉しく思います。大人もこどもも一緒に学ぶことのできるこの映画祭を、私は応援しています。映画祭を通して、みなさまと触れ合い新たな感動に出会えることを心より楽しみにしております」と意気込みを見せている。また、数ある作品の中でも目玉となるのは、70年代に日本で放送された大人気TVアニメ「小さなバイキング ビッケ」をドイツで実写映画化し、本国で大ヒットを収めた『Wickie und die starken Manner』(原題)の上映。さらに、日本で唯一の技法である、描いている工程が一つのアニメーションになっていくコマ撮りアニメ、“壁アニメ”もオープニングで上映されるなど、こども発信のイベントが盛りだくさん!開催は少し先となるが、どうしても制限の多い通常の映画鑑賞では体験できない、親子一緒での映画体験ができるこの映画祭。未体験の方はもちろん、童心に返って映画を楽しんでみるのもいいかも?「キンダー・フィルム・フェスティバル」は、8月10日(火)に青山劇場にて開幕、8月19日(木)〜22日(日)の調布市文化会館にて開催予定。「キンダー・フィルム・フェスティバル」公式サイト
2010年03月31日アニメーション界のアカデミー賞と称されるアニー賞で最多8部門10ノミネート、1月17日に迫るゴールデン・グローブ賞にもノミネートを果たした注目作『コララインとボタンの魔女3D』。2月19日(金)の公開を控え、1月11日(月・祝)に本作の日本語吹き替え版の声優を務める榮倉奈々と劇団ひとりによる公開アフレコ収録が行われた。榮倉さんが演じるのは主人公の11歳の少女・コラライン、ひとりさんが演じるのは人間の言葉を話す黒猫。それぞれ役をイメージして、榮倉さんは黄色いカッパに赤のミニスカート、ひとりさんは全身黒の衣裳で登場。少しあどけなさの残る、元気な声で演じる榮倉さんに対して、ひとりさんは普段とはイメージの違う、低いトーンの声でクールな演技を披露した。息の合った演技を見せる2人だが、実はこの日が初対面だそうで「まだ一回も目が合ってないです」とひとりさん。収録も別々に行ったというが、「昔からずっとやってきた仲間だと思うくらい息がぴったりで。芸能界に入って一番良い仕事をしました」と笑いを誘ってぎこちない雰囲気を和らげた。一方、榮倉さんは公開アフレコはぎこちなく、恥ずかしそうな様子。声優は初挑戦となったが、「台本の読み方など何から何まで違って難しかった。でもお母さん役の戸田恵子さんから『いつでも相談しなさい』という力強い言葉をいただいたので安心して出来ました」と笑顔でふり返った。また、作品について榮倉さんは「小さい頃からアニメのビデオを擦り切れるくらい観ていて、いまだに強い印象が頭に残っているので、この作品にもそういう作品になってほしい」とメッセージ。かたや、ひとりさんは「いつか黒猫をやりたいと思ってたので、役の話が来たときから猫のような生活をして、ドラム缶があったらすぐ入ったり。(妻の大沢あかねさんからも)『りっぱな猫になった』と言われました」と冗談を飛ばし、終始報道陣を笑わせる余裕を見せた。最後に今年の抱負を聞かれ「慌てんぼうなので、落ち着いていきたい」と笑顔を見せる榮倉さん。ひとりさんは、先日から話題の的となっているロンドンブーツ1号2号の田村淳の熱愛報道について聞かれ、全く知らなかったと明かすも「たしかに最近いい顔してましたよ」とほのめかしてみせた。『コララインとボタンの魔女3D』は2月19日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。■関連作品:コララインとボタンの魔女 2010年2月19日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Focus features and other respective production studio and distributors.第67回ゴールデン・グローブ賞 [アワード]■関連記事:『タイタニック』越え見えた?『アバター』旋風止まずオスカー候補も奮闘の全米戦線オスカーに名乗り!全米映画批評家協会賞は『ハート・ロッカー』が3冠圧勝J・キャメロン、滝川クリステルとの対面に「ビューティフル!」『アバター』プレミア106か国で大ヒット『アバター』キャメロンが“新旧”ヒロインに込めた思惑とは…シャイア・ラブーフ、ゴールデン・グローブ賞候補の恋人とL.A.をデート
2010年01月12日あの『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(ティム・バートン原作)の監督、ヘンリー・セリックの最新作で、先ごろ発表された第82回アカデミー賞長編アニメーション部門賞の候補作20本の一つにも選ばれた『コララインとボタンの魔女 3D』。来年2月に日本でも公開される本作の日本語吹き替え版の声優陣が発表され、主人公のコララインの声を榮倉奈々が、また、ココラインを見守るネコとコララインの母親を劇団ひとり、戸田恵子がそれぞれ演じることが決まった。ひとコマずつ人形を動かして撮影するストップモーション・アニメーションの技術と最先端のCGが融合し、全米で初登場3位を獲得!『崖の上のポニョ』、『ATOM』などの作品と共にオスカー獲得の挑戦権をつかんだ本作。引っ越してきたばかりの家で、ふてくされていた主人公の少女・コララインが、ふとしたことから別の世界へ。そこには“別の”パパとママがいるのだが、何かがおかしい…。見せ掛けの世界で本物のパパとママを救おうと奮闘するコララインの冒険が描かれる。ちなみにオリジナル版では、あのダコタ・ファニングがコララインの声を演じたが、今回の日本語吹き替え版での榮倉さんの抜擢について、配給会社は「コララインは、好奇心旺盛で頭の良い、おませな11歳の少女。女の子らしさの中にボーイッシュな爽やかさも併せ持つビジュアルの印象が似ている榮倉さんが真っ先に浮かびました。重要なポイントとなるのが、少女らしい繊細さと、ヒロインに不可欠な凛とした強さも出せる榮倉さんの声。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のように今後、世代を超えて愛される力のある作品だと考えるからこそ、老若男女問わず広く愛される榮倉さんのキャラクターがぴったりだと考えました」と理由を説明している。意外にも、本作が声優初挑戦となる榮倉さんは「幼いときからアニメーション作品が大好きで、ビデオを買ってもらっては、擦り切れるほど毎日のように見てました。そのとき目に映っていたものは、いまでも心に残り、私の心の中で永遠の憧れとなっています。私に夢を与えてくれた作品たち、その作り手側になるということ、とてもありがたく幸せに思います。経験がなく、未知の世界ではありますが、私もコララインの世界に飛び込んで、ドキドキ、ワクワクしたいと思います」と元気に意気込みを表明!また、劇団ひとりさんが演じるのは、二つの世界を自由に行き来できる黒ネコ。配給によると「ニヒルで、自立したかっこいいネコで、かわいい外見とは裏腹の知的でシニカルな声を表現できる」という期待から起用が決定!そして、コララインの母親――二つの世界にそれぞれ存在する、忙しくてピリピリした母と、優しい母、さらにその本当の正体――という複数の役を演じ分けるのは戸田さん。それぞれのキャラクターの特徴が見え隠れするキャスティングであり、完成が楽しみなところ。名作『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のセリック監督最新作とあって、早くも日本でもファンの注目を集める本作。日本語吹き替え版にも期待が集まる!『コララインとボタンの魔女 3D』は2010年2月、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。■関連作品:コララインとボタンの魔女 2010年2月、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Focus features and other respective production studio and distributors.
2009年11月14日仲間由紀恵×阿部寛のコミカルな掛け合いと、タイトルそのままに意外な“トリック”をはらんだストーリー展開が人気を呼び、連続ドラマ、スペシャルドラマに映画化と多くの人を楽しませてきた「TRICK」が来年で誕生から10周年目を迎える。これを記念して、様々な企画満載の「TRICK 大感謝祭」を2010年の年明けから開始!その目玉として前作のシリーズ第2弾から4年を経て、劇場版最新作となる『劇場版TRICK霊能力者バトルロイヤル』が公開されることが発表された。とある村で絶大なる権力をふるっていた霊能力者を称する“カミハエーリ”が亡くなった。100日以内に次代のカミハエーリを選ばねば災いが訪れると言われており、村では最強の霊能力者を選出すべくバトルロイヤルが開かれるのだが…。自称・売れっ子奇術師・山田奈緒子(仲間さん)と騙されやすい“天才”物理学者・上田次郎(阿部さん)の迷コンビはもちろん健在!生瀬勝久、野際陽子などのレギュラー陣に加え、松平健、佐藤健、夏帆、藤木直人、片瀬那奈、戸田恵子らが豪華ゲスト陣が新たに参戦し、集大成とも言うべきTRICKワールドが展開される。仲間さんは今回の発表に際し「『(前作から)4年も経っていたんですか!?』という感じがします。時間が経ってたようで、実際、現場に入ってみると、そんなに経っていなかったような不思議な感覚に襲われていますが、久しぶりに『TRICK』の現場に戻れて嬉しいというのが正直な感想です。いままで、この作品を待っていて下さったファンのみなさんに、もう一度“アノ”楽しみをお送りすることが出来ます。変わらないコンビネーション、そして不思議なTRICKワールドに、もう一度みなさん入って楽しんで下さい」と意気込みとファンへのメッセージを寄せてくれた。阿部さんも同じく「本当に『4年も経ったのかな?』って思いますね。みんなで長くやってるんで、本当にその時間の経過があまり感じられず…だけど4年ぶりに映画として帰ってきて、またスタッフとも顔を合わせられて、本当に嬉しいです。『TRICK』は『TRICK』でしかない雰囲気というのがあるんだな、と。この世界観に今回の映画ではさらに色々な俳優のみなさんが参加してくれていてこの世界を楽しんでくれているので、可能性を感じてるし、面白さも増していくような気がしています」と喜びと新作への期待を口にした。劇場版はもちろん、「大感謝祭」なるもので何が行われるのかも気になるところ。『劇場版TRICK霊能力者バトルロイヤル』は10月より撮影が開始されており、12月にクランクアップの予定。公開は2010年春、全国東宝系にて。■関連作品:劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル 2010年春、全国東宝系にて公開
2009年11月12日