味にクセがないので味つけしやすく、漬けても、焼いても、煮ても美味しい万能野菜、ナス。最近は、長なす、米なす、水なすといった聞き馴染みのあるものから、緑色をした青ナスや白ナス、イタリア産のものなど種類も豊富になり、食卓に毎日上がっても飽きのこない存在ですよね。秋ナスが女性の体に悪影響、は本当?昔から“秋ナスは嫁に食わすな”と言われていたりしますが、その意味は「美味しい秋ナスを憎らしい嫁に食べさせるなんてもったいない!」というのがメジャーな解釈がひとつ。そしてもうひとつは、ナスは水分が多く、妊娠を控える嫁の体が冷えてはいけないので食べさせないほうが良い、という解釈もあるようです。後者については、食べ物を温性や冷性などに分類する薬膳の知識が影響していそうですが、科学的なエビデンスがあっての話ではないのです。ただ、ナスはカリウムを多く含み、利尿作用、むくみの予防にも役立つ野菜です。夏野菜でもあるため涼をもたらす食材、というイメージがついてしまったのかもしれません。ナスとキュウリの“だし”でカリウム補給私もこの夏は、さっぱり食べられるナスとキュウリ(こちらもカリウム豊富な野菜)を合わせた山形県の郷土料理“だし”を何度か作りました。ごはんやお豆腐にかけたり、やはりカリウム豊富な納豆に混ぜるのもおすすめです。実はナスは体が温まりやすくなる食材近年にいたっては、ナスはなんと温め食材、アメリカでは抗がん食品として話題に。体温の上昇を促し、血流の改善に働くビタミンPを豊富に含む野菜として認められています。また、ナス特有の紫色の色素は「ナスニン」というポリフェノールの一種で、やはり優れた抗酸化作用、血行促進作用があるそう。野菜の組み合わせで体を温める一品にこれからの季節におすすめなのは、ナスとこれまたビタミンPが豊富なピーマン、トマトを合わせた“秋仕様ラタトゥイユ”。玉ねぎやレンコンなどの根菜も入れてバランスを取るとさらに◎!トマトは加熱調理すると抗酸化成分リコピンの体内吸収がさらにアップするため、ラタトゥイユはアンチエイジングにも最高のひと皿といえそうです。そしてナスは、“成す”にかけた縁起もののお野菜。いろんな調理法で美味しく食べて、抗酸化・血流アップを応援!秋冬もくすみやカサつきと無縁の美を“成し”ていきましょう♪
2014年09月05日(画像はプレスリリースより)パセノール(R)に関する研究成果ラットに経口投与すると、代謝されてアグリコンとして存在。パセノールとその代謝物にも抗炎症作用があり、長寿遺伝子サーチュインは本体だけでなくメチル化体にも同様な活性があった。ラットにおける経口吸収率はレスベラトロールの2倍以上など、画期的な研究成果となった。上記の成果は、「第 68 回日本栄養・食糧学会大会」、「第 14 回日本抗加齢医学会総会」での発表およびJournal of Agricultural and Food Chemistryに掲載。パセノール(R)パッションフルーツはポリフェノールの一種であるピセアタンノールを多量に含有。森永製菓はパッションフルーツからピアセンタノールを高濃度で抽出し、パセノール(R)と名付けた。(画像はプレスリリースより)実験で対照となったレスベラトロールは赤ワインに含まれるポリフェノールで動物実験ではカロリー制限により誘導されるサーチュイン遺伝子をカロリー制限なしで誘導することが知られている。医薬品としては開発は断念されている。また、食事による摂取の影響を調べるためにレスベラトロールの尿中濃度と65歳以上の人健康との相関を1998年から2009年まで追跡した疫学調査が実施されたが、相関は見られていない。【参考】・森永製菓プレスリリース(1)・森永製菓プレスリリース(2)
2014年06月23日(画像はプレスリリースより)森下仁丹第14回日本抗加齢医学会総会で発表森下仁丹は九州大学と共同で「ザクロエキス」が皮膚で長寿遺伝子が活性化することを確認した。「ザクロエキス」由来のポリフェノール成分の皮膚細胞(HaCaT細胞)のSIRT1活性化作用を検討。その結果、エラグ酸、ブニカリン、ブニカラジン、ウロリチンAの4つのポリフェノールがベータアクチン中のSIRT1を活性化することを確認した。この実験は皮膚細胞を用いた実験。今後皮膚老化作用に関しては動物皮膚にこのポリフェノールあるいはザクロエキスを塗布した実験や経口投与したときの皮膚の変化を検討することが必要となる。人での経口投与あるいは肌に塗布による皮膚の老化の予防あるいはシミ・シワの改善等の検討が必要となる。ザクロ1968年にザクロに含まれるエストロンが発見された。エストロンにはエストロゲン様作用ががあることからザクロには女性の更年期障害を緩和するといわれたことがある。国民生活センターは市販のザクロジュースにはエストロゲンは含まれていないことを発表。成分としてアルカロイドとタンニンを含むため過剰摂取は危険。カロリー制限と寿命延長効果カロリー制限や低温環境下にある動物は代謝速度が低下し、それに伴い加齢速度も落ち、寿命が著しく延長する。加齢速度を制御していると想定されているのが、SIRT1遺伝子。周囲の環境ストレスに適合するために発現し、様々な作用を有することが確認されている。【参考】・森下仁丹プレスリリース
2014年06月18日森下仁丹は6月9日、同社独自素材「ザクロエキス」に、長寿遺伝子活性化作用に基づく皮膚老化抑制および脂肪肝特性作用があることを発見したほか、その生体内での抗糖化作用を実証したと発表した。同成果は同社ならびに九州大学の片倉喜範 准教授、城西大学の和田政裕 教授らによるもの。詳細は「第14回 日本抗加齢医学会総会」にて発表された。具体的には、長寿遺伝子として知られるサーチュイン遺伝子「SIRT1」の活性化作用が認められているザクロエキスのポリフェノール成分について、皮膚細胞(HaCaT細胞)を用いて検討を行った結果、4種類のザクロ由来ポリフェノールがSIRT1の発現を増強させることを確認。皮膚の抗老化に有用である可能性がしたという。また、ヒトの肝臓由来の細胞「HepG2」にパルミチン酸を作用させると、人工的な脂肪肝状態が再現できることが知られているが、前もってザクロ由来ポリフェノールで処理したところ、パルミチン酸による細胞内の脂肪の蓄積を抑えることも確認。ザクロ由来ポリフェノールが、サーチェインを活性化させることで細胞の老化を抑え、その結果、脂肪酸の合成が抑えられた、というメカニズムが推定されたとする。さらに、これまでの研究から、試験管内で強い抗糖化作用を示したザクロエキスが、生体内でも同様の作用を発揮できるのかどうかを、糖尿病モデルマウスを用いて調べたところ、血糖値は変化しなかった一方、血液中の糖とタンパク質が反応(糖化)して生成される最終糖化産物(AGEs)の濃度が減少することが確認されたという。なお同社では、これまでの生薬研究のノウハウを活用すした健康に役立つ素材の研究開発を今後も確かなエビデンスのもと提供することを目指し、研究を進めていく方針としている。
2014年06月12日(画像はイメージです)リコピンが卵巣癌のリスク減少リコピンが抗酸化作用を持つことから、さまざまな癌のリスクを減らすということが、いくつもの臨床結果から示唆されています。しかし、今まで公開された臨床試験すべてが癌に効果ありという結果となったわけではありません。今回、Soochow大学のリー氏らがメタアナリシスの手法を用いて今までの文献を総合的に分析しました。その結果、リコピンの摂取量が多くなると、卵巣癌のリスクは低下することがすることが分かったといいます。卵巣癌のリスクが高くなる閉経後の女性では、リコピンを摂取することは有益ということが統計学的に証明されました。リコピンと癌米国国立がん研究所のPDQ(R)でリコピンの効果について記載。また、疫学研究でもリコピンの摂取量と前立腺癌の発生率の間に関連がある可能性があると記載されています。リコピンの効果抗酸化作用が効いているといわれていますが、男性ホルモンに対して影響を与えるために前立腺癌や卵巣癌に効果を示しているという説もあります。【参考】・Nature Scientific Reports 4, Article number 4885・米国国立癌研究所リコペン
2014年05月25日富士フイルムは5月12日、高い抗酸化力を有することで知られる成分「アスタキサンチン」と「亜鉛」を同時に摂取すると、睡眠を司る視床下部の変動遺伝子数が増加することをマウスを用いた研究にて発見したと発表した。同成果は同社ならびに神奈川科学技術アカデミー、東京大学の阿部啓子 教授らによるもの。詳細は年7月3日から開催される「第39回 日本睡眠学会定期学術集会」にて発表される予定。これまで同社は研究により、抗酸化作用をはじめ、眼精疲労の回復や、肌の保湿力の向上に関わる作用があるとされる「アスタキサンチン」と、活性酸素除去酵素などの構成成分である「亜鉛」を同時に摂取することで、高い睡眠改善効果が得られることを報告していたが、そのメカニズムについては不明のままであった。そこで今回の研究では、このメカニズムの解明に挑んだという。具体的には、生後8週齢のマウスを10日間の予備飼育後、「マウスの体重1kgあたりアスタキサンチン49.5mg+亜鉛82.5mg投与群」と「対照群(水投与)」に分け、投与前と経口投与2時間後に視床下部を含む脳各部位を回収、視床下部からRNAを抽出し、DNAマイクロアレイを用いて、変動遺伝子の解析を行ったという。その結果、アスタキサンチンと亜鉛を摂取させると、摂取2時間後に視床下部で変動した遺伝子は1,256あること、ならびに対照群では変動遺伝子数は37にとどまることが確認されたことから、研究グループでは、アスタキサンチンと亜鉛摂取により、視床下部の遺伝子の働きが大きく変化している可能性が示唆されたとし、アスタキサンチンと亜鉛が睡眠中枢や覚醒中枢に作用している可能性が示されたとする。なお同社では、今後もアスタキサンチンと亜鉛による睡眠改善メカニズムの解明を行っていくとするほか、各成分の健康増進機能の解明と新たな応用を進めていく予定としている。
2014年05月14日東北大学は4月14日、米ソノマ州立大学との共同研究により、アミノ酸の1種「システイン」に過剰に硫黄が結合した「活性硫黄物質」が体内で生成され、さらにその物質が極めて強力な活性酸素の消去能力を発揮することで、生体内で主要な抗酸化物質として機能していることを発見したと発表した。成果は、東北大大学院 医学系研究科 環境保健医学分野の赤池孝章 教授、同・澤智裕 准教授(JSTさきがけ研究者兼任)、同・医学系研究科 医化学分野の山本雅之 教授、東北大 加齢医学研究所の本橋ほづみ 教授、ソノマ州立大のFukuto教授らの国際共同研究チームによるもの。研究の一部はJST戦略的創造研究推進事業さきがけの一環として行われ、その詳細な内容は日本時間4月15日付けで米科学雑誌「米科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された。ヒトの細胞や動物実験などから、システイン(画像1)の代謝に関わる酵素「シスタチオニン β-シンターゼ(cystathionine β-synthase:CBS)」と「シスタチオニン γ-リアーゼ(cystathionine β-lyase:CSE)」が酸化ストレスを低減する作用があることが判明している。しかしながらどのような仕組みによって酸化ストレスを軽減し改善するかについては不明だった。そうした中、今回の研究で明らかになったのが、CBSやCSEがシステインに硫黄が過剰に結合した活性硫黄物質「システイン・パースルフィド」(画像2)を作り出すことだ。そしてマウスを使った解析から、活性硫黄物質が脳や心臓、肝臓など、あらゆる臓器に存在し、また正常なヒト血液中にも豊富に存在することが確認されたのである。次に、これら活性硫黄物質が活性酸素に対してどのように作用をするのかが解析された。その結果として、活性酸素を消去することで、生体内で極めて高い抗酸化活性を発揮することが発見されたのである。さらに、細胞にCBSやCSEの遺伝子を導入してたくさん作らせると、活性硫黄物質によって細胞が活性酸素の毒性によって障害を受けず強い酸化ストレス抵抗性を獲得することも判明。システイン・パースルフィドはシステインと比べて、その構造に僅かな違いしかないにも関わらず、劇的に抗酸化活性が高まっていることが明らかとなったのである。なお活性酸素は、ヒトを含めた好気性生物が酸素を使って生命活動を営む上でどうしても発生してしまう毒性物質だ。毒としてだけでなく、生命活動上で必要だという報告もあるが、どちらにしろ活性酸素は過剰に作られたり、活性酸素を取り除くための抗酸化システムがうまく働かなくなったりすると、体内で活性酸素が過剰に蓄積した結果、酸化ストレス状態がもたらされるのは事実だ。その結果、老化が促進されるなどとよく健康食品などのCMで説明されていたりするが、実際にその通りで、酸化ストレスが長く続いて慢性化すると、がん、動脈硬化症、メタボリックシンドローム、神経変性疾患などのさまざまな病気の高いリスク因子になってしまうのである。今後、ヒトの体内で活性硫黄物質がどのように代謝・維持されているのか、またそれが病気の進展をどのように制御するのかを解明することで、酸化ストレスに関連する多くの病気の新しい予防法・診断法・治療法の確立へ大きく貢献するものと期待されるとしている。
2014年04月16日東京大学は、マルチフェロイック物質におけるスピンネマティック相互作用を実験的に観測したと発表した。同成果は、東大 物性研究所附属中性子科学研究施設の左右田稔助教、益田隆嗣准教授、静岡大学 理学部の松本正茂、Paul Scherrer Institute/スイス連邦工科大学ローザンヌ校のMartin Månsson研究員、大強度陽子加速器施設 物質・生命科学実験施設(J-PARC/MLF)の河村聖子研究員、中島健次研究員、新潟大学 工学部 機能材料工学科 材料物性工学の椎名亮輔准教授らによるもの。詳細は、「Physical Review Letters」に掲載された。スピンと電気分極が同時に秩序化するマルチフェロイック物質は、電場によってスピンが直接制御可能な新しいデバイス材料として注目を集めている。これまで多くの物質では、複雑な磁気構造におけるスピン相関と電気分極との関係に注目が集まっていたが、分極間相互作用と磁気相互作用の関係は明らかにされていなかった。その中で、「Ba2CoGe2O7(Ba:バリウム、Co:コバルト、Ge:ゲルマニウム、O:酸素)」は、電気分極がスピン演算子の対称2次テンソル(いわゆるスピンネマティック演算子)というシンプルな形で表される珍しい物質として、また、分極間相互作用と磁気相互作用の関係を解明できる物質として着目されていた。今回、研究グループでは、中性子磁気散乱と磁化測定を行うことにより、スピンネマティック相互作用の存在を観測することに成功した。さらに、中性子磁気スペクトルの解析により、電気分極の誘電エネルギーを決定するという試みが行われた。誘電エネルギーの大きさも示すスピンネマティック相互作用定数は、電場によるスピンの制御のしやすさを表しているため、マルチフェロイックデバイスの性能示数となっているとした。今後、Ba2CoGe2O7を用いて電場によるスピン制御の実験や、小さな磁気異方性を有するマルチフェロイック物質の探索などを行っていくことが重要になるとコメントしている。
2014年03月28日(画像はプレスリリースより)広島工業大学の研究データよりルイボス・マーケティング・リミテッドから、ルイボスティーの効果に関する研究レポートが紹介されました。広島工業大学がおこなった研究によると、ルイボスティーは抗酸化作用があることがわかったそうです。うれしい抗酸化作用抗酸化作用とは、「活性酸素を押さえる力」です。人間の体は活性酸素が増えすぎてしまうと、細胞が老化し、病気にかかりやすくなってしまいます。ルイボスティーにはこの活性酸素を押さえる抗酸化物質が含まれているのです。ルイボスティーといえば、カフェインを含まないことやカロリーが無いことから、妊娠中の女性や、子どもたちが飲むことが多い印象があります。つまり、ルイボスティーはノンカフェイン、カロリーオフでしかもアンチエイジングにつながる抗酸化物質を含んだ理想的なお茶といえるのです。広島大学の実験今回、広島大学では「ルイボスティー飲用による高強度運動時の酸化ストレス軽減効果」という研究データを公表しています。激しい運動をおこなった際には、体には活性酸素が多く発生します。この実験では、運動をおこなった後、水とルイボスティーそれぞれを飲用して、どちらが活性酸素を押さえることができるかという実験をおこなっています。実験の結果、ルイボスティーを飲んだ方が、抗酸化作用がより働いていることがわかっています。【参考サイト】▼@Press
2014年03月07日理化学研究所(理研)は1月8日、スウェーデン・カロリンスカ研究所との共同研究により、新しいタイプの抗うつ薬として注目される「ケタミン」が、「セロトニン1B受容体」の活性を"やる気"に関わる2つの脳領域で上昇させることを、サルを対象としたPET(Positron Emission Tomography:陽電子放射断層画像法)によって明らかにしたと発表した。成果は、理研 ライフサイエンス技術基盤研究センター 生体機能評価研究チームの尾上浩隆チームリーダー(イメージング機能研究チームのグループディレクター兼任)、同・山中創特別研究員らの国際共同研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、日本時間1月8日付けで米オンライン科学雑誌「Translational Psychiatry」に掲載された。うつ病の原因の1つとして現在考えられているのが、強いストレスなどにより脳内の神経伝達物質である「セロトニン」の濃度が低下してしまうというものである。その考えに基づき、現在では脳内のセロトニン濃度を高める薬として、セロトニンの再取り込みを阻害する薬が抗うつ薬として広く使用されている。ただし、薬を毎日服用しても治療効果が現れるまでに数週間以上の時間を要し、さらに吐き気や神経過敏などの副作用も見られることから、うつ病患者の回復を遅らせたり、自殺のリスクを高めてしまったりする要因にもなるという課題があった。近年の研究から、麻酔・鎮痛などに使用されているケタミンが、低用量の投与で2時間以内に抗うつ作用、つまり即効性を示し、さらにその効果が数日間も持続すること、つまり持続性があることが報告されるようになり、既存の抗うつ薬では効果が低いうつ病の患者にも治療効果が認められたことから、新しいタイプの抗うつ薬として期待されている。脳内の主要な興奮性神経伝達物質として知られている「グルタミン酸」は、記憶や学習などの脳機能に深く関わっている。ケタミンは、そのグルタミン酸受容体の1つであり、イオンチャネルタイプの「NMDA型」受容体に作用する仕組みを持つ(もう1つの受容体「AMPA型」もイオンチャネルタイプ)。ただし、これまでのところ、ケタミンのうつ病に対する作用メカニズムについては、マウスなどのげっ歯類を用いた研究が行われているのみで、実は不明な部分が多かった。特に、霊長類を対象とした研究はほとんど行われていない状態で、ヒトに近い哺乳動物におけるケタミンのセロトニン神経系への影響は不明なままである。セロトニンによる神経伝達は、ニューロン(神経細胞)同士を接続する「シナプス」に存在する「セロトニン受容体」を介して行われる。セロトニン受容体は複数種あり、セロトニン1B受容体もその1種で、うつ病に関係することが知られていた。そこで研究チームは今回、セロトニン1B受容体に特異的に結合するPETプローブ「[11C]AZ10419369」(PETで測定するためのγ線を放出する質量11の放射性同位体炭素で標識した薬剤(分子))を新たに合成し、ケタミンがセロトニン神経系に及ぼす影響を調べることにしたというわけだ。研究チームは、[11C]AZ10419369を用いて4頭のアカゲザルで脳のPET撮影を実施。その結果、ケタミンの投与により、前脳にある「側坐核」と大脳基底核の一部である「腹側淡蒼球」において、4頭のアカゲザルそれぞれにおける[11C]AZ10419369のセロトニン1B受容体への結合上昇が見られ、脳の2つの領域でセロトニン1B受容体の活性が有意に上昇していることが発見された(画像1・2)。この2つの脳領域は、"やる気"つまりモチベーションを作り出す領域であり、うつ病に関連が深いと考えられている神経回路の一部だ。なお、4頭のアカゲザルそれぞれにおける[11C]AZ10419369のセロトニン1B受容体への結合上昇の度合いは、右脳・左脳の両方に同等に見られた形だ。そのため画像1と2は、中央点線左側に上昇度合いを右脳・左脳で平均した解析結果画像と標準化したアカゲザルの脳のMR画像を重ねたものを示し、解剖的な位置をわかりやすくするため、中央の点線右側にMR画像だけが示されている。次に、この2つの脳領域でのセロトニン1B受容体が、ケタミンの抗うつ作用と関係しているかどうかが調べられた。これまでのマウスやラットを用いた実験から、グルタミン酸受容体のもう1つのタイプであるAMPA型受容体の機能(ニューロンを脱分極して興奮させるなど)を阻害する「NBQX」を前投与すると、ケタミンの抗うつ作用が失われることがわかっている。側坐核と腹側淡蒼球において、ケタミン投与によりセロトニン1B受容体の活性が有意に上昇することから、NBQXを前投与したアカゲザルにおいて、ケタミン投与の効果に変化が生じるかどうかが調べられた。すると活性の上昇は遮断され、コントロールと同程度の活性しか認められなかったのである(画像3)。以上の結果から、この2つの脳領域におけるケタミンのセロトニン1B受容体への作用が、ケタミンの抗うつ作用のメカニズムに重要な役割を持っていると考えられたということだ(画像4)。なお、ケタミンがNMDA型グルタミン酸受容体に作用した後に、AMPA型グルタミン酸受容体に作用することは知られていたが、今回の研究により、ケタミンが側坐核と腹側淡蒼球においてセロトニン1B受容体の活性を上昇させる、という新たなメカニズムが想定されることとなった。また、ケタミンはグルタミン酸性シナプスに作用するだけではなく、セロトニン神経性シナプスに作用することが示唆されたのである。ケタミンは新しいタイプの抗うつ薬として可能性があることが期待されているところだが、大きな欠点としては薬物依存性がある点が挙げられる。そのため、日本ではうつ病患者への投与は認可されていないのが現状である。しかし、ケタミンの抗うつ作用とセロトニン1B受容体の関連性が示されたことから、今回の成果が即効性と持続性を持つ新しいタイプの抗うつ薬の開発に応用されることが期待できると研究グループではコメント。また、今回用いられた脳内のセロトニン1B受容体のPETによるイメージングは、うつ病の画像診断にも応用できる可能性があるという、副産物的な応用も開発された形だ。さまざまな疾患に応じたPETプローブの開発と、それを使った分子イメージング手法による疾患関連分子の動態解析は、創薬・診断技術開発の基盤となるライフサイエンス技術として、今後の発展が期待されるとしている。
2014年01月08日(画像はイメージです)美髪を育てるにはチョコレートを食べよう肌の抗酸化作用、ポリフェノール効果・・チョコレートの主要成分カカオに含まれる体に嬉しい情報は日々メディアでも取り上げられ、一般に広まるようになったが、チョコレートが美しい髪の育成に不可欠だということはまだあまりよく知られていない。世界的に髪のラグジュアリーサロンを展開するグループ「アーバン・リトリート」で働く頭皮の専門家、リコルダ・ヴィラノヴァさんによると、毎日ひとかけらのチョコレートの摂取が髪の発色を高めるメラニンの形成と、白髪の予防に役立つという。また、多くのヘアケア用品にもチョコレートの成分であるカカオが使用されており、髪の発色を高め、表面を滑らかにし、髪の内側の水分量を上げる効果がある。チョコレート以外の髪に良い食品美髪育成のために、以下の食品の摂取も欠かしてはならない:一般的に青背の魚と言われる脂の多く乗った魚(サンマ、サバ、マグロ、ハマチ)、これらの魚は頭皮に栄養を与え、保湿効果をもたらす。また、アボカド、クルミの摂取も同様の効果が期待できる。枝毛が気になる人は赤みの肉がおすすめ。リコルダさんによると、肉に含まれる鉄分が髪の成分がもろくなるのを防ぐという。ベジタリアンの人は植物性たんぱく質の宝庫、豆腐やレンズ豆を日々摂取するようにすれば問題ない。自宅でできるチョコレート・トリートメントレシピそれではチョコレートの美髪効果がふんだんに期待できるトリートメントレシピを紹介しよう。ボールに湯煎で溶かしたショコラノワール4かけらと、ひまし油(キャスターオイル)2さじをとろりとするまでよく混ぜる。できあがったら、頭皮から毛先までマッサージをするようにたっぷりもみ込む。15分間おいた後洗い流せば、しっとりツルツル、カカオが香る髪のできあがり。市販のトリートメントより安あがりで、シリコンなど化学成分の含有量はゼロ。髪の悩みを根本から解決したい人には必見のレシピだ。【参考リンク】▼planet.fr femmes
2013年12月31日(画像はプレスリリースより)自然界最強の抗酸化成分!秋の味覚である、鮭・いくら・エビ・カニ・・・・・・今や、コンビニエンスストア・飲食店・スーパー、どこでも見かけるこれらの食材。実は、自然界最強の抗酸化成分であるアスタキサンチンが含まれている食材なのです。アスタキサンチンは、上記食材に含まれる赤色の色素成分で、紫外線を浴びることによって生み出される老化の原因、活性酸素の働きを阻害する強力な効果があります。つまりアスタキサンチンが含まれている食材は、アンチエイジングに最適なのです。『魚屋路』でフェアを実施中!株式会社すかいらーくが経営する、回転寿司『魚屋路(ととやみち)』では、「秋の幸勢揃い!<第2弾>フェア」を2013年10月17日(木)~2013年11月20日(水)の期間、実施しています。当フェアの目玉商品「時しらず」は、旬以外の時期に捕れる鮭のことで、身に脂が乗り、アスタキサンチンもたっぷりの一品です。「魚屋路(ととやみち)」では、メニューやポップでもアスタキサンチンについて紹介しています。また、アスタキサンチンは熱にも強く、素材をソテーやフライにしても失われることがありません。家でもアスタキサンチンを摂取できるメニューを作って、これからの季節の乾燥や、意外に強い冬の紫外線から肌を守りましょう。【参考リンク】▼「アスタキサンチン工業会」プレスリリース
2013年11月16日(画像はHPより)ケニア生まれ、無農薬栽培で育てた新品種「紫茶」オリザ油化株式会社(愛知県一宮市)は、2013年10月に東京ビッグサイトで開催された『食品開発展Hi 2013』にて、新機能性食品・化粧品素材「紫茶エキス」を発表し、販売を開始した。この「紫茶エキス」とは、ケニア茶業研究財団(TRFK)が約25年の歳月をかけて作り出した新品種、茶葉が紫色になるお茶「紫茶」に含まれており、成分にアントシアニンを含むために変色するという。そして「紫茶」には、一般に市販されている各種のお茶(緑茶、ウーロン茶、紅茶)には含まれない、特有ポリフェノール「GHG」という成分があり、抗肥満、ダイエット作用や美肌、皮膚保護作用などがあるという。また、「紫茶」の栽培地であるケニアは、その国土が赤道直下の高地にあるため、強い紫外線によりポリフェノール含量の高い茶葉を収穫できる環境とのこと。さらに、現地では虫害が少ないことで無農薬栽培が行われているので、健康茶の生産に適している状態である。その「紫茶」に含まれる「GHG」を含むエキスを発見し、抽出技術を駆使して開発・製品化したものが、同社が発売した「紫茶エキス」(総ポリフェノール含量30%以上、GHG含量2%以上)である。「抗肥満・ダイエット」「美肌」2つの作用を持つ「紫茶」この「紫茶エキス」は、優れた抗酸化作用や抗肥満作用、美肌作用を示す「紫茶エキス」と「GHG」により、高機能ダイエット素材や美肌素材として使用されることを、同社は期待している。「紫茶エキス」は2つの作用、「抗肥満・ダイエット作用」「美肌作用(過酸化脂質障害抑制作用)」を持っていることが、同社が製品化する開発過程の実験により認められた。また、この「紫茶エキス」は、さまざまな形で利用することができ、いろいろな機能性食品・化粧品に利用することが可能とのこと。同時に、一般的に飲まれている緑茶やウーロン茶、紅茶などの、一般向け飲料向けに、この「紫茶エキス」や「紫葉」の茶葉自体の供給についても、提案を行っていくとしている。オリザ油化株式会社愛知県一宮市北方町沼田1番地0586-86-5141【参考】抗肥満・美肌・皮膚保護作用を訴求した食品・化粧品素材「紫茶エキス」を発売/オリザ油化肌荒れ、倦怠感、貧血・・・原因不明の「ちっちゃい体トラブル」は、まとめてポイ! 再び注目されている成分とは?
2013年11月11日老化したコラーゲンを修復ナリス化粧品(代表者:村岡弘義本社:大阪市福島区)が研究により「ネムの木」樹皮成分に老化したコラーゲンを修復する作用があることを新たに発見した。美しくなろうとする力を自然の力で引き出す研究で「ネムの木」の樹皮に含まれるインドール-3-カルボン酸が肌の老化したコラーゲンを修復する作用があることが発見され、これから商品開発に応用していく予定だ。【研究報告】コラーゲンネットワーク皮膚は外側から、表皮・真皮・皮下(脂肪)組織の3層構造になっており、表皮の土台の役割をしている真皮はその約70%がコラーゲンというタンパク質でできています。厚さ2mmほどの真皮で網目状に張りめぐるコラーゲンが加齢などで不足すると、肌の弾力やハリが失われてしまいます。またコラーゲンは産生と分解を繰り返していますが、その寿命は6ヵ月と比較的長く、その間に紫外線など様々な要因で壊れたり緩んだりすると、そのまま弾力のない状態で停滞します。本研究では、この修復を行なう植物由来成分を探索し、大豆やハナゴケなど10数種類の中から「ネムの木」樹皮成分を見出しました。また、同成分のHSP47への影響も同様に研究を行ないました。(公式ホームページより)今までのコラーゲン関連化粧品やコラーゲン入り飲料・食品は、コラーゲンを新たに産生する目的のものがほとんどだったが、今回の発見で人の美しくなろうとする力を自然の力で引き出すことができるようになることが期待される。なお、研究結果は9月12日に横浜で開催された日本生化学会大会において詳しく発表されている。ナリス化粧品の「ネムの木」樹皮成分を応用した化粧品の発売が待ち遠しいかぎりだ。【参考】「ネムの木」樹皮成分に老化したコラーゲンの修復作用新たに発見くっさ~い●●に、彼は萎えてる!まだまだ蒸すこの季節にケアが必須な部位とは?(9月23日)9月中なら「月額2,980円」であなたも今日からスベスベ芸能人ボディになれます!(9月16日)30代女性に向けたブログメディア、「ANGIE」が登場。仕事や恋愛で悩みが多いこの世代に、楽しく生きるためのヒントを提案。(7月29日)
2013年09月27日ドールはこのほど、野菜の機能性成分に注目した新カテゴリーの野菜「ウルトラベジ」を発売することを明らかにした。第1弾として、解毒・抗酸化作用があるとされる成分「スルフォラファン」を通常よりも多く含む「ドール『機能性ブロッコリー』」(398~500円予定)を、9月1日より全国の百貨店・スーパーなどで発売する。生活習慣病対策がクローズアップされるようになってきた昨今、健康増進などの効果が科学的に裏づけされた野菜を積極的に摂取することで、健康の維持・増進やアンチエイジングを図ろうという考え方が広まっている。「ウルトラベジ」は、従来の野菜に比べてこういった健康に資する機能性成分の高い品種を選定し、「機能性野菜」というカテゴリーとして開発・販売を行う。同社が今回発売する「機能性ブロッコリー」は、体内の酵素生成を促進し、解毒・抗酸化作用を高めるとされている「スルフォラファン」を、通常のブロッコリーの2・5~3倍ほど含むという。味や見た目は今までと変わらず、国内の自社農園で栽培しており、安全・品質面にも細心の注意を払っている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年08月22日アンチエイジングには欠かせない抗酸化。加えて最近では「抗糖化」というキーワードが注目を集めています。糖化は、肌の弾力性を失わせるばかりか、シミやシワ、たるみやくすみの原因にもなってしまう、美肌の大敵。糖化を防ぎ、美肌をキープするためには、どんなケアが必要なのでしょうか。■糖化が体をコゲつかせる!?糖化とは、私たちの体のたんぱく質が、過剰な糖と結びつくことによって起こる反応のこと。例えば、牛乳や卵(たんぱく質)と砂糖(糖)を混ぜて焼くと、こんがり焼き色のついた美味しそうなホットケーキができあがります。この焼き色が糖化の特徴。食べ物を美味しくするにはメリットの多い糖化ですが、これが体内で起こると、美容と健康に大きな影響を与えることに。たんぱく質と糖が結合し、体の中で糖化が進むとAGEsという物質が生まれます。これはいわば老化たんぱく質。肌の奥のコラーゲンに蓄積し、たるみやくすみ、シワの原因になってしまいます。さらには髪や爪がもろくなる、代謝が低下するなど、肌以外にも大きな影響が。酸化が「サビ」なら糖化は「コゲ」。肌の透明感や弾力を失わせる原因になるのが、この糖化なのです。■抗糖化ケアのポイントは血糖値抗糖化ケアに大切なのが普段の食生活です。まず注目すべきはGI値。これは、その食品を食べたときに、どれくらいの速度で血糖値が上がるのかを数値化したものです。抗糖化の基本は、血糖値を急激に上げる食べ物を避けること。野菜やきのこ類、肉や魚などの低GI値の食品を中心に、バランスの良いメニューを心がけましょう。でも、だからといってGI値の高い炭水化物をまったく摂らない、というのでは栄養バランスが偏ってしまいます。糖化のリスクは、食べる順番でかなりおさえられます。野菜→肉や魚→主食、という順に食べれば、血糖値の上昇もゆるやかに。また、食物繊維は血糖値の上昇を抑える効果があるとされているので、ゴボウやホウレン草、海藻類などを先に食べるのもおすすめです。■抗糖化のために習慣にしたいこと食事のメニューを選ぶ際には、カロリーとともにGI値に注目してみてください。選ぶポイントは、「白いものより黒いもの」。例えば、精製された小麦よりもライ麦や胚芽小麦のパン、白米よりも玄米を選ぶと、血糖値の上昇をおさえることができます。そして、抗糖化には適度な運動が効果的です。とくに、食べたあとに10分程度歩くと、血糖値の上昇をゆるやかにする効果があるといわれています。また、抗糖化に有効と注目されているのがハーブティーです。カモミールやドクダミには、老化物質であるAGEsの生成をおさえる抗糖化力があるとされています。食事のときにカモミールティーやドクダミ茶として飲むことで、抗糖化効果が期待できそうです。
2013年06月05日エイジングケア成分を配合した「アスタハンドセラム」ハーバー研究所は、高い抗酸化作用があり、炎症や色素沈着防止にも働きかけるという注目のエイジングケア成分“アスタキサンチン”を配合したハンド用美容液「アスタハンドセラム」を、2月1日より数量限定で新発売する。*画像はニュースリリースより年齢が気になる手もとを保湿し、若々しくなめらかに整える「アスタハンドセラム」は、エイジングケアで注目の美容成分“アスタキサンチン”と、ミネラル・アミノ酸を豊富に含み、高い保湿力で肌をやわらかくする“紅藻多糖体”配合で、年齢が気になる手元を若々しくなめらかに整え、保湿成分のスクワラン、ホホバ油配合で、乾燥が気になる手元をしっかり保湿するハンド用美容液。“アスタキサンチン”特有の薄いオレンジ色で、サラッと伸びて、ベタつかずしっとりとした使用感で、塗った瞬間に肌に浸透し、家事の合間にも気持ちよく使える。ひじ、ひざ、かかとなど、カサつきやすい部分にも。元の記事を読む
2013年01月28日いよいよ寒さも本番。あたたかい味噌(みそ)汁が飲みたくなる季節だ。味噌といえば、老化防止や血液の循環をよくする抗酸化作用をはじめ、様々な効果があることで知られている。一説によれば、味噌の中でも特に抗酸化作用があるといわれているのが赤味噌だとか。というわけで今回は、赤味噌の代表格・仙台味噌にまつわるネタを、料理店の紹介とともにお届けしたい。仙台味噌は、八丁味噌、白味噌と並ぶ日本の三大味噌のひとつ(※諸説あり)とも言われているが、どんな味噌なのだろう?早速、宮城県内にある41社の味噌醤油メーカーで組織されている「宮城県味噌醤油工業協同組合」の方に伺ってみた。そもそも、仙台味噌とはどんなものなのか?起源をたどると、400年以上前の戦国武将・伊達政宗に行き着くようだ。戦国の時代において味噌は大事な兵糧でもあったため、伊達政宗は軍用味噌を他に頼らず自給しようと考えた。そこで、城下に大規模な味噌工場を設けたのだが、これが最初の味噌工場となり、仙台味噌の始まりと言われている。一説によれば、他の藩の味噌は夏季に腐敗してしまったが、仙台藩の味噌は少しも変質せず味も優れていたのだとか。評判が評判を呼び、他藩にも分け与えるようになったことから、一躍その名が知れ渡ったとも伝えられている。仙台味噌は、大豆と米麹と塩を使って作られる「米味噌」の分類に入るが、一口に米味噌といっても様々だ。麹や塩の分量、大豆を煮るか蒸すかなどによって食感や塩分濃度に違いが出てくるだけでなく、熟成期間の長短によって口当たりや風味も変わってくる。一般的に赤味噌は、白味噌に比べて熟成期間を長くとることで知られている。仙台味噌は、辛口の味、さえた赤色、しっとりとした光沢が特徴だ。大豆のうま味を生かしたすっきりとした味わいなので、どんな料理とも相性がいい。魚の生臭みを抑える役割も果たすので、サバの味噌煮などにもピッタリだ。ところで、仙台では味噌を使ったスイーツもバリエーションが豊富である。組合の方に教えていただいたものはどれも興味をそそられるものばかりであったが、特に気になったのは、「仙台味噌カステラ」と「仙台味噌プリン」。さすがの伊達政宗も、400年後の人々が味噌をデザートに使っているとは夢にも思わなかっただろう。ということは、今から400年後の2400年代には、味噌を使った新たな食品が登場しているのかもしれない。そう思うとなんだか愉快な気分だ。さて、続いては、仙台味噌を使った料理を食べられる人気のお店をご紹介させていただこう。食材に宮城県産を使っている地産地消のこだわりの店、「古々がみそ」だ。仙台市内に一番町店と仙台駅前店の2店舗あるのだが、今回は一番町店の佐藤店長に、おすすめの料理やお店で人気の料理などを伺ってみた。レトロな雰囲気が漂う店内は、ゆったりとくつろげる空間。存分にリラックスして宮城の味を堪能することができる。友人や家族と訪れるのも一興(いっこう)。後々まで色あせない時間を過ごすことができるだろう。仙台味噌料理を中心に供するこちらのお店では、宮城県もしくは近県の食材を使うことにこだわっている。お酒の種類も多く、日本酒、焼酎、ワイン、カクテルと様々にそろえているが、特に宮城の地酒(純米、特別純米)は豊富だ。さらに、仙台味噌の種類も1種類だけでないというから驚きだ。宮城県産の大豆と米麹を使って2年熟成させた味噌や、美容と健康にも配慮したこだわりの減塩味噌までそろう。一番町店の佐藤店長のおすすめは、「牛タン仙台味噌焼き」「コラーゲンみそもつ鍋」「酢味噌で食べるお刺し身」「鍬(くわ)焼き」などで、忘年会・新年会ではもちろんのこと、普段から注文が殺到しているメニューのようだ。来店の際には予約した方が賢明かもしれない。●information「古々がみそ」一番町店宮城県仙台市青葉区一番町4-9-1かき徳ビル2F「古々がみそ」仙台駅前店 宮城県仙台市青葉区中央3-1-21仙台駅前ビルEAST7F 口いっぱいに広がる東北の味、数百年の歴史の香る仙台味噌。仙台方面を旅した折には、ぜひ本場の味を堪能していただきたいが、「忙しくてどうしても仙台へ行けな~い!」という方のために、仙台の方に教えてもらった、仙台味噌を使った簡単な料理「笹かまぼこの味噌田楽」をご紹介したい。材料は至ってシンプル、「仙台味噌小さじ1 / 調味料(砂糖・みりん各小さじ1)/ 笹かまぼこ4枚 / 白いすりゴマ適宜」だけである。作り方も簡単。仙台味噌、調味料(砂糖・みりん)、白いすりゴマを先の分量で鍋にかけ、弱火でかき混ぜながら沸々してきたら火を止める。この「煉(ね)り味噌」を笹かまぼこにぬり、オーブンまたはガスコンロの魚焼きグリルで焼くと出来上がりだ。甘さを控えめにしたい時は、みりんの代わりに酒を使ってもいいだろう。笹かまぼこは仙台名物として有名だが、仙台味噌の辛さと調味料の甘さをミックスした甘辛い「煉り味噌」を付けて焼くことで、さらにおいしくいただけるというわけだ。お酒のつまみとしても、小腹が空いた時のおやつとしてもおすすめなので、ぜひお試しあれ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月26日サプリメントメーカーのわかさ生活は、静岡県立大学・熊澤茂則教授との共同研究で、「アントシアニンによる視覚改善作用の評価法」の構築を実施。研究成果を11月10日、静岡県静岡市の「静岡県男女共同参画センター・あざれあ」で開催された「第17回日本フードファクター学会(JSoff)学術集会」と「第9回日本カテキン学会総会合同大会2012」(静岡県)で発表した。ブルーベリーの中でも、北欧産野生種ビルベリーは健康成分である「アントシアニン」を豊富に含むとして機能性研究が続けられている。しかし、「アントシアニン」がどのように目の機能維持に働いているかの「視機能改善メカニズム」の研究は少ないのが現状だという。同研究では、その背景に「視機能改善メカニズム」を評価する方法の構築がなされていないためと考え、「アントシアニン」による「視機能改善メカニズム」の解明に挑戦するための「視機能改善作用の評価法」を確立。ヒトの網膜にもともとある物質の量を解析することで、ヒトの目のダメージを測定することができるという。同社では、この評価法が「アントシアニン」の作用メカニズムの解明に大きく貢献できるのではないかと期待している。なお、アントシアニンの詳しい働きについては、同社が運営する「ブルーベリー研究室/アントシアニンの科学」で確認することができる。そのほかの研究結果は、同社企業サイト内の「わかさ生活研究所/研究発表」を参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月14日カルピスは、乳酸菌発酵乳の中から記憶力向上作用を持つペプチドを確認したと発表した。この成果は、同社発酵応用研究所と中部大学応用生物学部・横越英彦教授との共同研究で得られたもので、同研究結果は23日~26日、第64回日本生物工学会大会で発表された。同社は1970年代より、「カルピス」を製造する過程で生み出される発酵乳である「カルピス酸乳」の機能性研究を続けており、特に「カルピス酸乳」に含まれる乳酸菌ラクトバチルス・ヘルベティカスで発酵させた発酵乳に着目し、これまでに寿命延長、抗腫瘍、免疫賦活、血圧降下、疲労回復、ストレス低減などの作用があることを明らかにしてきた。さらに、発酵乳の”記憶障害の予防”および”記憶力の向上”作用を確認。今回の研究では、発酵乳の中の“記憶力向上”作用に関与する成分を発見し、同成分が乳酸菌が牛乳に含まれる乳たんぱく質を分解することで得られるペプチドであることが明らかとなった。発酵乳から発見した、乳酸菌が作り出したペプチドをマウスに与えることにより、有意に短期記憶障害を予防し、「記憶障害の予防」に効果があることを確認した。また、2日後の記憶保持が有意に向上し、「記憶力の向上」も確認された。この作用はヒトにも期待され、「もの忘れ」の予防や「脳機能の維持」に役立つ可能性がある。同社では、今後も研究を継続し、関連する検証を積み上げていく、としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月29日ポッカコーポレーションと沖縄ポッカ食品は、新たな機能性成分として“オオバギポリフェノール”に着目。このほど、化粧品向けの原料素材としての製品化に成功した。9月より販売を開始している。「オオバギポリフェノール」は、沖縄以南から東南アジアにかけて、野生で分布している亜熱帯樹木オオバギに含まれる成分。両社は沖縄イノベーション創出事業の支援を受け、この成分の研究開発を進めてきた。研究の結果、同社および大学、公的機関において、「オオバギポリフェノール」はカテキンなど市販の天然成分の中でも、極めて強い抗菌活性と抗酸化活性を持つことが分かった。有用性の研究と並行し、食品や化粧品、バス・トイレタリー製品など幅広い分野への活用を目指し、用途にあわせた素材開発を行っていた。このほど、同社は化粧品用エキス(非食品用)「美らフェノンBG(ちゅらフェノン)」を開発。9月から一般向けに製品の紹介を開始した。同素材を使用した製品の第1号「美らフェノン」を配合した化粧品は、沖縄県の化粧品製造メーカーポイントピュールより発売される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月24日富士フイルムは10月17日、「サラシア」の免疫調整作用について発表した。同社は京都府立大学と共同で、マウスを用いた試験研究を実施。サラシア属植物抽出エキスを摂取すると、免疫力の指標となるNK細胞の活性が高まり、インフルエンザ感染時の症状が軽減されること実証した。サラシアはインドやスリランカなど南アジア地域に自生するサラシア属植物の総称。インドに古くから伝わる伝承医学(アーユルヴェーダ)でも使用されてきたという。同社はサラシア属植物の抽出エキスを摂取することで、腸内環境が改善され、生体内の免疫力が高まることをこれまでに確認してきた。このほど、同社は京都府立大学と共同で、マウスにサラシア属植物抽出エキスを摂取させた試験を実施。インフルエンザウイルスに感染させた時の免疫に関連する細胞の活性、臨床的な症状の観察、病理学的解析を行い、感染症に対する同植物抽出エキス摂取の作用解明を試みた。その結果、同植物抽出エキスを摂取すると、インフルエンザウイルス感染時にNK細胞活性が上昇すること、インフルエンザウイルスに感染したときの症状が軽減したことを確認できた。同植物抽出エキスを摂取することで、ウイルスに対する防御力が高くなったと推察される。同社はこれらの研究結果をもとに、今後サラシア属植物の新たな応用を検討していくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月19日自然派甘味料「 ラカントS 」を使ったおいしい料理をいただきながら、女子が気になる美容や食をテーマに、各分野のスペシャリストである雑誌の編集長によるトークをお楽しみいただくイベント、ウーマンエキサイト女子会。「 デトックスとマクロビライフ 」、「 最新ダイエット事情 」に続き、3回目となるイベントが、赤坂の人気フレンチレストラン「 オゥ・レギューム 」にて開催され、8組16名のウーマンエキサイト読者が参加しました。今回のテーマは「抗酸化より抗糖化!」。健康や美容、ダイエットから家事まで、体と心にいい生活を送るための情報を発信する月刊誌『 からだにいいこと 』の奥谷プロデューサーをゲストに、今注目のキーワード「糖化」の仕組みと「抗糖化」するための簡単な方法についてトークショーが行われました。五十嵐浩司シェフによる簡単なメニュー説明の後、早速食事会がスタート。季節の野菜をふんだんに使った、目にもおいしい料理には、すべて「サラヤ」の「 ラカントS 」を使用。「 ラカントS 」はカロリーゼロの自然派の甘味料。ウリ科の果実<羅漢果(ラカンカ)>から抽出した甘味成分と、エリスリトールという発酵ブドウ糖を合わせて作られ、血糖値が上がらないとして糖質オフダイエットでも注目されています。前菜は5種類の盛り合わせ。季節野菜のエチュベ、ブロッコリーとドライトマトのオレキエッテ、フルーツトマトとアボカドサラダ トマトソルベ添え、南仏野菜のゼリー寄せ、緑のガスパチョ仕立て。約15種類の季節野菜を使ったエチュベは、エチュベ液に顆粒の「ラカントS」を使用。野菜を漬け込み、蒸し煮にして作られている。トマトソルベにも顆粒の「ラカントS」が。主菜には、季節野菜のローストと低GIの「おいしくごはん」のリゾット きのこのフリット ビーツのソース。色鮮やかな料理に思わず歓声が上がりました。リゾットには低GIで食物繊維が豊富な「おいしくごはん」、ビーツのソース、フリットの生地には「ラカントS」で甘みを付けている。デザートは、フルーツトマトと木苺のスープ 八角の香り プチトマトのマリネ 焼きナスのアイス。野菜を使った珍しいメニューですが、甘さ控えめでさっぱりとした味わいの、とてもおいしいデザートです。奥谷プロデューサーによる"糖化"トークショー! >>コース料理のようにゆっくり、おしゃべりを楽しみながらおいしい料理を堪能し、デザートがでてきたところで、トークショーがスタート。奥谷プロデューサーに、人間の体内で起こると病気や美容にも悪い影響を与えることで、今注目されている“糖化”について、お話いただきました。糖化とは、人間の皮膚や筋肉、骨を作るタンパク質が、体の中で余った糖と結びつくことにより、よくないタンパク質に変化すること。タンパク質である卵と牛乳、糖分である砂糖が入ることにより、焼くときつね色になるホットケーキのように肌がこげ、肌の透明感を失ってくすみ、たるんだり、しわになったりと、あらゆる肌老化の原因になっています。さらに白内障やアルツハイマー、糖尿病や心筋梗塞にも関わると言われ、30〜40年代の方に増えているのだとか。そんな恐ろしい糖化を防ぐために、どのような食事の摂り方をすればいいのでしょう?朝ごはんの食べ方、ごはんの食べる順番、ごはんを食べる速さ、間食をするタイミングなどがクイズで出題されました。アンチエイジングに関心の高い人が多く、クイズは全員全問正解!糖化を防ぐためには、糖を摂りすぎないこと。特に急激に血糖値を上げ、糖化を加速させてしまうとして摂らないようにしたいのが、白砂糖と清涼飲料水などに含まれる果糖ブドウ糖液糖です。三温糖も精製された砂糖のため、白砂糖とほとんど変わらないため、注意が必要だそう。材料をよく見て、甘味には「 ラカントS 」を使って手づくりするのが良さそうです。「血糖値を上げやすく、糖化しやすい食べ物の目安がGI値。GI値が高いものを食べると太りやすく、それが糖化と連動しています。できるだけGI値が低いものを選んで、高いものを食べるときは食物繊維の多いルイボスティーやハーブティーなどと合わせましょう。食物繊維は血糖値の上昇をゆるやかにするので、積極的に摂ってください」と奥谷プロデューサー。1)朝ごはんはしっかり食べる2)野菜から順番に食べる3)食事はゆっくり4)甘い物は食後に5)低GI食品を参考に、糖の摂り過ぎに注意する6)加工食品やファーストフードはできるだけ避ける7)食物繊維を積極的に摂るこの7つが糖化を防ぐポイント。参加者からの質問コーナーの後、トークショーが終了しました。お土産には、料理にも使われた顆粒と液状タイプの「 ラカントS 」をプレゼント。料理にも糖化にも興味があって参加したという参加者からは、「糖化という言葉は初めて聞きましたが、分かりやすくて勉強になりました。料理は野菜がどれもとても甘くておいしく、前菜のトマトソルベが特に気に入りました」と感想をいただきました。今回とても好評だったデザートのレシピを五十嵐シェフに教えて頂きました。「 ラカントS 」をふんだんに使ったデザートは、ちょっとしたおもてなしにも喜ばれそうです。ぜひ作ってみてくださいね。大好評だったデザートレシピをご紹介! >>赤坂の人気フレンチレストラン「オゥ・レギューム」のオリジナルレシピをご紹介![フルーツトマトと木苺のスープ 八角の香り プチトマトのマリネ 焼きナスのアイス]材料AラカントS(液状) 150ml八角 20gフルーツトマト(中玉) 5個木苺のピュレ 150g材料Bアイス材料(アイス1600cc分)全卵 200cc牛乳 1L生クリーム 200ccラカントS(顆粒)180ml上記材料で作ったアイスのベース 500cc焼きナス 5本材料Cプチトマト 32個(赤・黄色2個ずつ)水 300ccラカントS(液状) 200mlバニラビーンズ 1本材料Dバター 25gラカントS(顆粒) 25gアーモンドパウダー 11g卵白 36g酒 22mld作り方1)Aの材料でスープを作る。ラカントS(液状)と水150ml、八角を鍋に入れて弱火にかけ、沸騰したら火を止める。ふたをして冷めるまで置く。2)トマトはざく切りにする。1と一緒にミキサーにかけ、ざるでこして冷蔵庫で冷やす。3)アイスを作る。Bの材料を合わせてミキサーにかけ、泡立った状態でバットに入れ、冷蔵庫で冷やす。4)固まってきたら2回ほど冷蔵庫から出し、スプーンでかき混ぜて空気を含ませる。5)プチトマトを湯剥きする。水とラカントS、バニラビーンズを鍋に入れ沸騰させ、火を止める。鍋にプチトマトを入れて余熱で漬けこみマリネする。6)Dの材料でフィアンティーヌ(洋風せんべい)を作る。バターは室温に置き、クリーム状にしておく。ボウルにバター、ラカントS(顆粒)、アーモンドパウダー、酒を入れて混ぜ、卵白を加えて混ぜる。7)6を4等分に分け、ベーキングシートにラップを乗せた上に置き、ラップ、ベーキングシートをかぶせて綿棒で薄くのばす。これを4枚つくる。8)7を天板にのせ、120〜130℃の低温で20分焼く。9)器に2を入れ、4をのせ、5を添えて8を飾る。取材/赤木真弓
2012年10月09日シマホオズキの果実に“シワやたるみ”を改善する成分ナリスは9月20日、女性の関心が高い「アンチエイジング」の研究において、ホオズキの一種で食用のシマホオズキの果実に、 “シワやたるみ”の改善に効果的な成分があることを発見、8月24日関連の特許出願を行ったことを発表した。この研究成果を応用した、新たなエイジングケア化粧品として本年度の製品化を予定するという。80種類の“不老長寿の霊薬”から素材を厳選ナリスでは、高い抗老化作用を持つ成分を見出すため、現代において美容効果が高いと言われる成分は勿論、世界の古い文献に登場する実在の食べ物や植物なども参考に80種類の“不老長寿の霊薬”から素材を厳選。その中で中国最古の薬物学書と言われている「神農本草経」など、いくつかの書物に登場する不思議な性質を持つ植物 “ホオズキ”に着目し、何種類かのホオズキを取り寄せ、研究した結果、シマホオズキの果実部分に保湿作用や皮膚内部の構造を改善する効果があることを見出したという。「研究詳細」によると、表皮と真皮境界部の凹凸形状として観察される乳頭突起は、加齢に伴い平坦化することが知られ、平坦化は、真皮に運ばれてくる栄養分を表皮に送り込む、“栄養補給ライン”の輸送を滞らせ、皮膚の老化(シワやたるみ)を進行させることが知られており、今回の研究で、シマホオズキ果実に乳頭突起の平坦化を通常の3倍改善させる効果を見出したとしている。元の記事を読む
2012年09月26日デトックス&マクロビライフ 、 最新ダイエット最前線 ・・・と女子が気になるテーマで開催してきましたウーマンエキサイト女子会も今回で3回目となります。9月は【抗酸化より抗糖化!】をテーマに、9月26日(水)に開催します。今回のゲストは、女性の美容と健康に関する最新情報を発信する情報誌「からだにいいこと」の奥谷プロデューサー。エイジングケアでいま一番気になるキーワード「糖化」、その仕組みと日常生活における「抗糖化」の簡単な実践方法を特別に教えていただきます!当日は、糖質オフダイエットで注目の自然派甘味料「ラカントS」を実際に利用したスペシャルメニューが登場。会場は、野菜たっぷりフレンチで人気の赤坂「オゥ・レギューム」。前菜5品盛り合わせとメイン、特製デザートをお召し上がりいただきます。※料理写真はイメージです美容の最前線にいる奥谷プロデューサーの貴重なお話を伺うチャンス!おいしいお食事をいただきながら、気になる「抗糖化」の最新情報をキャッチしちゃいましょう。お友達をと一緒にふるってご参加ください! ※お申込み多数の場合は抽選とさせていただきます■□■【お申し込み方法について】■□■糖質オフダイエットで注目の自然派甘味料、「ラカントS」を人気レストランで堪能!-------------------------------------「からだにいいこと」奥谷プロデューサーが教える最新美容キーワード【これからのエイジングケアは、抗酸化より抗糖化!】トークショー&お食事会-------------------------------------★必ず女性同士のペアでお申し込みください★料金はイベント当日のお支払となります★お申込み者多数の場合は抽選とさせていただきます★お申込み確定後のキャンセルはご遠慮ください【日 時】 2012年9月26日(水) 受付18:30~19:00 開始19:00~21:00【場 所】 赤坂「オゥ・レギューム」 【料 金】 お一人様 3,500円 ※イベント当日お支払い、お土産付き※お食事にはルイボスティーが付きますがその他の飲み物は一律800円となります【席 数】 女性2名1組、合計8組さま ※女性限定【締切日】 2012年9月18日(火) PM17:00※お申込み者多数の場合は抽選となります※「ご予約確定」後のキャンセルはご遠慮ください※お申込みされていない方は当日ご入場できません【内 容】●雑誌『からだにいいこと』奥谷プロデューサートークショーいま話題の最新美容キーワード「抗糖化」について ●メニュー・前菜5種(5種類の前菜をワンプレートで)・メイン(おいしくごはんリゾットと夏野菜のグリル)・デザート(フルーツトマトと木苺のスープ仕立て・ラカントのアイス添え) お申し込みはこちらから≫お申込み締切日:2012年9月18日(火) PM17:00 ※お申込み者多数の場合は、抽選とさせていただきます。ご当選者には9/18(火)17:00以降にお電話とメールにてご連絡させていただきます。
2012年09月03日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティーサイト「MedPeer」にて、「抗うつ薬の使い分け」に関する調査を実施した。調査期間は7月4日から7月10日。有効回答数は248件。「抗うつ剤をどのような基準で使い分けることが多いですか?」という質問に対して、回答者全体の44%が「効果を重視して選ぶ」と回答。コメントでは、「患者さんの症状に応じて使い分けている」、「イライラが強いか意欲低下が強いかで分けている」、「効果・副作用・使用経験などを考慮する」といった意見がみられる。また、「処方経験が多い(慣れた)薬剤を選ぶ」という回答は29%で、「慣れたものを使い、その後は患者さんの症状、要望も聞いて変更も検討する」という意見が寄せられた。さらに、「副作用を重視して選ぶ」は15%。「続けて飲めないと意味がないので」、「効果に個人差があるので副作用の少ないものから開始し、患者に合うものを探す」といった意見が寄せられている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月28日業務用食材・加工食品製造販売のあじかんと、ヤヱガキ発酵技研は、共同で開発した麹発酵技術を用いて、高いプロテアーゼ活性と抗酸化活性を有する麹発酵ごぼうを使い、広島大学大学院生物圏科学研究科の加藤範久教授と共同で、ラットを用いた動物実験を実施した。今回の研究成果は、5月18日~20日に開催される第66回「日本栄養・食糧学会大会」(会場:東北大学・川内北キャンパスほか)にて、広島大学が発表する。同研究では、「大腸疾病危険因子とされている高脂肪食を摂取させた、ラットの腸内環境に及ぼす麹菌発酵ごぼう粉末の影響」について検討した。4週齢のSD系雄ラットを1週間予備飼育後、高脂肪食(30%牛脂)を基本食として、同社が開発した麹菌発酵ごぼう乾燥粉末「発酵黒ごぼう」を5%添加した飼料を与え、3週間飼育。「体重変化、飼料摂取量」「血中の脂質やグルコース」「副睾丸脂肪と腎周囲脂肪重量」「糞中のIgA、ムチン」「盲腸の腸内細菌叢」を調べた。その結果、「体重変化、飼料摂取量」はコントロール群と差がなく、「血中の脂質やグルコース」も変化しなかった。一方、内臓脂肪である「副睾丸脂肪と腎周囲脂肪重量」は発酵ごぼう群で有意に減少した。「糞中のIgA、ムチン」も著しく増加し、また、盲腸の腸内細菌叢については、発酵ごぼう群でビフィズス菌(Bifidobacterium)が同様に著しく増加していた。現段階では動物実験の結果だが、ヒト腸内のビフィズス菌は、加齢とともに減少するため、発酵ゴボウの摂取により、ビフィズス菌が増加する可能性を示せたことは画期的な発見といえる。なお、同研究では、ごぼうを焼酎や泡盛の醸造でよく使用される麹菌(Aspergillus awamori)で発酵させており、ごぼう本来の機能性に加えて、麹菌菌体および麹菌の産生するプロテアーゼなどの代謝物が、抗肥満作用および腸内環境改善効果に大きく関わっているものと推測される。同社では、詳細な作用メカニズムについては、今後明らかにしていく予定で研究を進めていくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月18日抗糖化作用!たった1gで変われる?!抗酸化作用がアンチエイジングとして注目されていたが、最近話題となっているのは抗糖化だ。この糖化も老化の要因のひとつで、血糖値が上がるときに体内のたんぱく質と結びつき、炎症を起こしてしまうことに由来する。糖分は日々食事で摂ってしまうものだから、完全に防ぐことはできない。ところが、9日掲載の美レンジャーで清崎汐里氏が伝えるところによると、身近にある意外なスパイスで、この糖化を防ぐ作用が期待できるという。食事前に摂取すれば、血糖値の急上昇も防げるとか。そんな注目のスパイスとはなにか?実は、その正体はシナモン。アメリカ糖尿病協会の学術誌でもシナモンの効果は認められているという。シナモンを摂取することで、インシュリンの適切な分泌調整と血糖値の安定が確認されたそうだ。血糖値が急上昇しないことから、糖化を抑制できることはもちろん、ダイエット効果も期待できる。頑固なセルライトをつくらせない効果もさらにシナモンは、毛細血管の壁にあるTie2という分子を活性化し、壁細胞をしっかりと結合して、血液の漏れを防いでくれる。女性の大敵、セルライトは、こうした壁から漏れ出た血液が誘発してできたものなので、この効果をもつシナモンは、結果セルライトをつくらせないようにする、予防効果も望めることになるというのだ。スパイスとしてお菓子に、ドリンクに、料理にと使用している人も多いシナモン。甘い独特の香りが好きという人も多いだろう。そんな身近なスパイスに、こんな隠された力があったとは驚き。ただし、過剰に摂取すると肝機能障害のもとにもなるので、1日1gを目安にするといいとのことだ。手軽で美味しい魔法のスパイス、あなたも日々の生活にとり入れてみては。元の記事を読む
2012年05月10日人気サプリメントだけに注意を老化防止に有効とされる抗酸化作用があることから、アンチエイジングのサプリメントとしても高い人気を誇るビタミンE。ところが、このビタミンEを過剰に摂取すると、骨粗鬆症を起こすリスクが高まることが分かった。この発見は、竹田秀、慶応大特任准教授の研究チームによるもので、4日付の米科学誌「Nature Medicine」(電子版)に発表された。これまで、健康な骨をつくるにはビタミンが大いに関係していることはよく知られてきた。なかでもビタミンDが骨粗鬆症の治療にも活用されている。しかし、骨におけるビタミンEの働きは不明で、今回の研究結果は意外な発見だったといえる。(画像はサプリメントのイメージ写真)インナービューティにもバランスが肝心!骨は、造骨(骨をつくる)細胞と破骨(壊す)細胞がバランスよく働いて、健康状態が維持される。竹田氏らのチームは、破骨細胞を培養し、そこにビタミンEを加えると、この細胞が巨大化することを発見。ビタミンEが破骨細胞を巨大化させるたんぱく質の合成を促していると突き止めた。この結果をもとに、正常なラットに毎日10mgのビタミンEを含んだ餌を8週間続けて与えたところ、骨粗鬆症の症状が見られたという。ラットにおける10mgは人ならば1000mg程度の摂取に値する。1000mgの摂取は、日常の食生活ではありえず、問題はないと思われる。しかし、サプリメントでは海外を中心に、同程度の量を含んだものが流通しているとされている。厚生労働省が定めているビタミンEの摂取上限は、性別や年代で異なるものの、最大値の男性30~49歳でも900mgとなっている。よって、この範囲を守っていれば大丈夫だ。抗酸化作用が高い、アンチエイジングに効果的、といわれると、積極的により多く摂取をと考えがちだが、何事もバランスが肝心だ。大切な栄養素には違いないが、サプリメントによる過剰摂取には気をつけよう。元の記事を読む
2012年03月06日「シーボン アサイベリー」をバージョンアップ株式会社シーボンは10月3日、話題のスーパーフルーツ「アサイ」に、コエンザイムQ10とカシス果汁を新配合し、バージョンアップしたサプリメント「シーボン アサイベリーQ10」(14g×30袋8,400円)を、2011年11月1日より、全国111店舗のフェイシャリストサロンおよび通信販売にて発売することを発表した。*画像はニュースリリースよりストレスや加齢によるダメージから美と健康を保つために「シーボン アサイベリーQ10」は、抗酸化力が高いことで知られるポリフェノールをはじめ、さまざまな栄養素を豊富に含んでいるスーパーフルーツ「アサイ」を主成分に、加齢とともに減少する「コエンザイムQ10」、カシス果汁、6種類のベリー混合エキス、腸内環境を整える植物発酵エキス、ローヤルゼリー、はちみつなどをベストバランスで配合。美と健康を保つために、活性酸素の発生を最小限に抑え、毎日の食事だけでは不足しがちな栄養素を補い、「なりたい肌を内側からサポート」するという。「シーボン アサイベリー」は引き続き通販限定で販売(7袋入/定価¥2800→¥1400にて提供)。元の記事を読む
2011年10月04日