映画『くちびるに歌を』主演の新垣結衣が2月19日(木)、東京の国分寺市立第三中学校で行われた特別授業にサプライズ登場し、思春期女子たちの悩みに答えた。女子生徒から将来への悩みを打ち明けられた新垣さんは「私も将来、決まっていません」と驚きの第一声を発しながら「無理矢理決めなくてもいいと思うし、本当に好きな事が見つかった時にそれを目指せばいいと思う。それを見つけるために何か行動を起こすのは大事。どこか行くとか、誰かに会ってみるとか」とアドバイス。その女子生徒を見つめながら「でも大丈夫」と背中を押していた。また「体育などでのチームプレイが苦手」という女子生徒には「それは私も苦手」と共感を寄せながら「運動経験はほとんどなくて、迷惑かけると思っていたけれど、意外と皆は気にしていない。私だったら思わない」と断言。続けて「人の気持ちを考えるのは優しい。大丈夫、楽しくやればいい」とエールを送っていた。同作は、全国学校音楽コンクールの課題曲にもなったアンジェラ・アキの楽曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」をモチーフにした作家・中田永一によるベストセラー小説の映画化。長崎県・五島にある中学校を舞台に、音楽の代理教師として赴任してきた孤独なピアニスト・ユリ(新垣結衣)と合唱部の生徒たちとの交流を描く。新垣さんをはじめ、木村文乃、桐谷健太の登場は、映画に出演した合唱部キャスト12名と同校合唱部員20名にはサプライズ。三木孝浩監督の呼びかけで新垣さんらが登場すると、合唱部員たちは黄色い声を上げての大興奮だった。「手紙~拝啓 十五の君へ~」の合唱を聴いた新垣さんは「皆の表情が豊かで、一つのお話を読んだかのような充実感。素敵でした」と溜息をつくと、木村さんも「鳥肌が立って感動した」と絶賛。ただ木村さんは「隣から野太い声が聴こえてきた」と桐谷さんのハミングに困り顔だった。映画『くちびるに歌を』は、2月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くちびるに歌を 2015年2月28日より全国にて公開(C) 2015 『くちびるに歌を』製作委員会(C) 2011 中田永一/小学館
2015年02月19日向井理、綾野剛、新垣結衣が出演する映画『S-最後の警官-THE MOVIE』の劇中カットが初公開された。人気同名コミックを原作にした連続ドラマの劇場版となる本作は、昨年末にクランクインし、佐世保、福岡、北九州、関東近郊にて連日撮影が行われている。その他の写真『S-最後の警官-』は、日本の治安を守るために新設された警察庁特殊急襲捜査班=通称NPSのメンバーが、国民の命運を守るため、テロや人質立てこもりなどの難事件に立ち向かう姿を描いた作品。劇場版は、海上を舞台に、シリーズ史上最も過酷で熱い闘いが繰り広げられるといい、海上保安庁、陸・海・空自衛隊の協力のもと撮影が行われている。今回、劇中カットと合わせて公開された写真は、都内スタジオの撮影現場で行われた向井(2月7日生まれ)と綾野(1月26日生まれ)の誕生日を祝うサプライズセレモニーの様子を捉えたもの。向井は「去年の同じ時期に連ドラを撮影していて現場で祝ってもらったので、今年もこのようなタイミングがあればいいなと密かに期待していたので嬉しかったです!」と笑顔を見せ、「連ドラでは過酷な中で、激しく派手なものを作れた自信がありますが、それをさらに超えた迫力とスケール、さらに今までの日本映画にはないようなテーマやアクションが多く詰め込まれているので、スクリーンでこの迫力を感じていただけるよう、毎日いいシーンを撮れるように頑張ります」とコメント。綾野も「僕も昨年は連ドラの最中に現場で祝って頂きました。同じキャスト・チーム、そして理と同時に祝ってもらえて嬉しいです!」と話し、「今回は神御蔵一號を通して正木の存在が描かれていて、ドラマでは不透明だった部分が明らかになります。神御蔵を通して正木が何をしようとしていたのかが明確になりますし、またひとつストーリーが展開されていくので楽しみにしていてほしいです」と語っている。『S-最後の警官-THE MOVIE』8月29日(土)全国東宝系にて公開
2015年02月05日「小学館ビックコミック」にて連載中の人気漫画を基に、2014年1月、向井理&綾野剛の強力タッグを迎え連続ドラマ化された「Sエス-最後の警官-」(TBS)。ドラマ放送前に既に映画化が決定し、8月の公開に向けて現在撮影中の本作。2月4日(水)都内スタジオの撮影現場にて、女スナイパー役の新垣結衣が、2月生まれの向井さんと1月生まれの綾野さんの誕生日のサプライズ祝福を敢行!2人から喜びのコメントが到着した。平均視聴率14.2%、最高視聴率18.9%を記録する大ヒットドラマとして幕を閉じた「Sエス-最後の警官-」。劇場版は海上を舞台に、シリーズ史上最も過酷で熱い闘いが繰り広げられる。ドラマ版に引き続き、“人を守る手”を持つ神御蔵一號を演じる向井さん、一號のライバルでありバディとなる天才スナイパー・蘇我伊織に綾野さん、伊織に匹敵するほどの腕を持つ林イルマに新垣さん、さらに吹石一恵、大森南朋、高嶋政宏、土屋アンナらお馴染みのメンバーが再集結している。昨年末にクランクインし、佐世保、福岡、北九州、関東近郊にてロケが行われており、海上保安庁、陸・海・空自衛隊の協力のもと、ドラマシリーズからさらにスケールアップした迫力のアクションシーンが連日撮影されている本作。いつも通りリハーサルを終えた向井さんと綾野さん両名の前に、突如バースデーケーキが登場!向井さん(2月7日生まれ)と綾野さん(1月26日生まれ)の誕生日を祝福するセレモニーがサプライズで行われ、共演の新垣さんから向井さんへ、本作の監督を務める平野俊一から綾野さんへ、それぞれ花束が渡された。向井さんは「去年の同じ時期に連ドラを撮影していて現場で祝ってもらったので、今年もこのようなタイミングがあればいいなと密かに期待していたので嬉しかったです!」と喜びの表情を浮かべ「常に『ひとつひとつ一生懸命にやる』ということを目標にしていて、それを毎年変えないということが一番の目標です」と抱負を語った。さらに「映画のアクションは連ドラよりも断然大変でレベルも高いですが、準備期間を頂いてすごく迫力あるものに仕上がっていると思います。毎日いいシーンを撮れるように頑張ります」と気合十分。綾野さんも「僕も昨年は連ドラの最中に現場で祝って頂きました。同じキャスト・チーム、そして理と同時に祝ってもらえて嬉しいです!」と語り、「まずは事故なくケガなく完走しきること。昨年、理と一緒に掲げたことでもありますが、最後まで完走しきることを目標にしていて、実行したいと思っています」と意気込みを語った。また今回、『S-最後の警官-THE MOVIE』の最新場面写真が一挙解禁!綾野さんの熱い眼差しや緊迫感あふれる突撃シーンなどが収められており、ドラマよりもさらにスケールアップした劇場版。迫力満点のアクションシーン、人間ドラマが期待できそうだ。『S-最後の警官-THE MOVIE』は8月29日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月05日新垣結衣が“ワケあり”の音楽教師役に扮し、『ホットロード』『アオハライド』の大ヒットも記憶に新しい青春映画の名手・三木孝浩監督のもと主演する『くちびるに歌を』。このほど、本作の主題歌であるアンジェラ・アキの「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の映画Ver.ミュージック・ビデオが完成!三木監督自らが手がけ、未公開シーンの映像も含まれた感涙必至のMVとなっていることが分かった。本作は、長崎県・五島列島の中学校合唱部を舞台に、臨時教師としてやってきた悲しい過去を抱えるピアニスト・柏木ユキ(新垣結衣)と、15歳の生徒たちが、悩みぶつかりながらも前に進んで行く姿を、合唱を通して描き出していく爽やかな感動作。新垣さんは自身初の教師役で、ピアノにも初挑戦し、ショパンなどを猛特訓。また、木村文乃、桐谷健太、木村多江、石田ひかり、角替和枝、井川比佐志といった実力派俳優陣ががっちりと脇を固め、オーディションで選びぬかれた合唱部員役のフレッシュなキャストたちも熱演を見せている。本作の原作は、全国学校音楽コンクールの課題曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者アンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとに、中田永一が書きおろし、本屋大賞にもノミネートされたベストセラー。アンジェラ・アキの代表曲となり通算100万ダウンロードを突破している「手紙」は、いまや合唱の定番曲でもあり、かつて“15歳”だったすべての人へ贈る感涙の激励ソングとしても親しまれている。三木監督が自身で監修した本ミュージック・ビデオには、時に優しく、時に力強いアンジェラ・アキの歌声と共に、予告編にも使用されていない、本作のストーリーに迫る未公開の本編映像も使用。離島の雄大な自然を背景に、誰にも話せない悩みの種や秘密を抱える15歳の生徒たちと、新垣さん演じる臨時教師との、みずみずしくも熱い心の交流を映し出している。『くちびるに歌を』は2月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日女優の新垣結衣が1月29日(木)、都内で行われた「コーセー雪肌精30周年プレスカンファレンス」に出席し、30周年を迎えた同ブランドのグローバルキャラクターに就任。また、ディズニー映画『シンデレラ』とのタイアップキャンペーン実施が明らかになった。2012年からイメージキャラクターを務める新垣さん。今回は日本をはじめ、アジア11の国と地域で展開する30周年グローバルプロモーションの“顔”となり、「世界に向けて発信する大役で、とても光栄です。世界にキラキラを広げていけるよう、できる限りのことを尽くしたい」と意気込みを語った。『シンデレラ』とのタイアップとして、「薬用 雪肌精[医薬部外品] 限定“シンデレラ”デザインボトル」「すっぴん透明美肌 BBセット 限定“シンデレラ”デザイン」の2商品を4月16日(木)から数量限定で発売。4月18日(土)から放映されるテレビCMには、雪肌精で肌をうるおいと透明感で満たし、勇気と自信にあふれた新垣さんの表情と、映画の劇中シーンが盛り込まれ、女性にとって本当に大切なものを伝える内容になっている。4月25日(土)から公開される『シンデレラ』は、不遇の時を過ごしながらも、プリンスとの出会いをきっかけに夢をかなえようと行動する“新たなシンデレラ像”を描き出すラブファンタジー。ケネス・ブラナー監督がメガホンをとり、リリー・ジェームズ、リチャード・マッデンをはじめ、ケイト・ブランシェット、ヘレナ・ボナム・カーターら豪華キャストが結集している。会見には新垣さんをはじめ、グローバルスポークスマンのチェン・ボーリン、ウォルト・ディズニー・カンパニーのアジアプレジデントであるポール・キャンドランド社長、株式会社コーセーの代表取締役社長・小林一俊氏らが駆けつけた。(text:cinemacafe.net)
2015年01月29日女優の新垣結衣(26)が29日、都内で行われた『コーセー雪肌精30周年プレスカンファレンス』に出席した。【写真】キュートなドレス姿ではしゃぐガッキー同ブランドが今年で30周年を迎えるとあって、新垣は「お祝いなのでおしゃれしてきました」と真っ白なドレスで登場し、報道陣を魅了。2012年からイメージキャラクターを務めている新垣は「私が生まれる前から雪肌精は愛されていいて、変わらずにいまがあることは、すごいことだと思います」と語った。「美しく輝いている女性はどんな人?」との質問には「前向きで、どこかしら自信がある女性」と回答。「新垣さんみたいな人ですね」と褒められると「いや…頑張ります!」と謙虚に語った。新垣はグローバルキャラクターにも就任する。「世界に向けての雪肌精の顔になるということで光栄。出来る限りのことは尽くしたい」と抱負を述べた。イベントには台湾出身の俳優、チェン・ボーリンも出席。新CMは4月18日より放送開始。
2015年01月29日アンジェラ・アキの名曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を元に生まれた映画『くちびるに歌を』の完成披露試写会が1月14日(水)に開催。主演の新垣結衣、合唱部の生徒を演じた生徒たち、三木孝浩監督が舞台挨拶に臨んだ。アンジェラ・アキさんが合唱コンクールに出場する長崎県五島の中学生たちと交流するドキュメンタリーをヒントに中田永一が描き下ろした同名小説の映画化。産休の教師の代理で赴任してきた元ピアニストの女性教師と合唱部員たちの交流を描き出す。この日は、最初に合唱部の生徒役の俳優陣による「手紙」の合唱の披露が行われ、その透き通った歌声に会場は温かい拍手に包まれた。歌う前は緊張していたという俳優たちは観客の反応にホッとした表情を見せた。新垣さんは「幕が上がる前から(様子を)見てたらソワソワしてて『緊張する』なんて声も聞こえてきて大丈夫かな?と思ってたけど歌い始めると体に沁みこんでましたね。私もそこに行きたいって思いました」と笑顔で語った。新垣さんはピアニストの役ということで「未経験だったので、撮影の3か月ほど前からピアノに触ること、ピアノの前に座ることから始めました。私自身、ピアノへの憧れはあったので(演じた)柏木の気持ちに寄り添えたんじゃないかと思います」と語る。三木監督はそんな新垣さんについて「技術的なことは誤魔かせるけど、佇まいの部分はやっている人ならではのものがある。ピアノを弾く姿はすごく美しいので、見どころとして見ていただければ」と太鼓判を押す。この日は、学生役の俳優陣から新垣さんに伝えたいメッセージが伝えられたが、男子生徒からは「好いちょっけんね!(=五島方言で「好きです」)」という告白や「男子生徒役の中で誰が好みですか?」という質問も。新垣さんは「そんなことばっかり考えて撮影してたの?」と先生の顔で語り、会場は笑いに包まれた。改めて作品について新垣さんは「柏木を通して15の自分を思い出していただければ」とアピール。会場は温かい拍手に包まれた。『くちびるに歌を』は2月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月14日女優の新垣結衣が1月14日に自身初となる教師役を務めた主演作『くちびるに歌を』の完成披露試写会に、生徒役で共演したキャスト陣とともに出席。合唱部顧問を演じた新垣は、「撮影中、皆さんの歌声に励まされたし、心を揺さぶられた。生徒たちが輝いていた」と手応えを示した。その他の画像アンジェラ・アキの名曲『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』をモチーフに生まれた中田永一の小説を映画化。東京から故郷の長崎県・五島列島に戻り、中学校の合唱部顧問を務めることになった柏木ユリ(新垣)とコンクール出場を目指す15歳の少年少女の奮闘を描く。都内で行われた完成披露試写会には合唱部員を演じた恒松祐里、下田翔大、葵わかな、柴田杏花、山口まゆ、佐野勇斗、室井響、朝倉ふゆな、植田日向、高橋奈々、狩野見恭兵、三浦翔哉に加えて、三木孝浩監督(『僕等がいた』『ホットロード』)が駆けつけた。新垣は「観終わった後、監督に最初に伝えたのは『気持ちが良かったです』という言葉。ふわっとした清涼感がある。みんなが主役になれる映画なので、15歳の気持ちを思い出してもらえれば」とアピール。ピアノ演奏にも挑んでおり、三木監督から「ピアノに向かうたたずまいが、すごく美しい。作品の大きな見どころ」と絶賛されていた。この日は合唱部員を演じる12人の“生徒たち”が、映画のクライマックスさながらに『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』を合唱。新垣は「撮影中もそうだったけど、どんどん歌声が良くなっている」と感激していた。『くちびるに歌を』2月28日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年01月14日女優の新垣結衣、三木孝浩監督らが14日、東京・内幸町のイイノホールで行われた映画『くちびるに歌を』(2月28日公開)の完成披露試写会に出席した。全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者であるアンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとに、作家・中田永一が『くちびるに歌を』として小説化。この原作を『ホットロード』(2014年)のヒットも記憶に新しい三木監督が映画化し、長崎・五島列島の中学校を舞台に、天才ピアニストだったとうわさされる臨時教員・柏木先生(新垣)と合唱部の生徒たちとの人間ドラマを描いている。登壇した新垣は、作品の感想を「監督に言ったのは『気持ちよかったです』という言葉でした。清涼感というか。すごく洗われるというか、力強いというよりはフワッとしているような。生徒たちがすごく輝いていた」と伝え、「柏木を通して15歳の自分を思い出していただければ」と観客に呼びかけた。この日は新垣、三木監督のほか、合唱部のキャスト12人(恒松祐里、下田翔大、葵わかな、柴田杏花、山口まゆ、佐野勇斗、室井響、朝倉ふゆな、植田日向、高橋奈々、狩野見恭兵、三浦翔哉)が勢揃い。クライマックスのシーンさながらに「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の合唱を、満員の観客の前で披露した。オーディションで抜てきされた12人は撮影前、半年におよぶ合宿練習を経て、長崎での撮影合宿に臨んだ。新垣とは1カ月半の合宿ロケ生活を共にしたが、この日の生徒たちは撮影中に面と向かって伝えられなかった思いを「一行手紙」として、それぞれフリップに書き込んだ。佐野勇斗が掲げたのは、五島弁で相手に思いを告げる「好いちょっけんね」。これに新垣は「ありがとう」と返し、室井響からの「男子部員の中でタイプは誰ですか」には、「そんなことばっかり考えて撮影していたのか(笑)!」と一喝し、観客は大ウケ。「まだまだ皆さん変化しますから」と優しい言葉をかけながら、「選べませーん!」と男子生徒たちの熱烈アプローチをさらりとかわしていた。本作は新垣にとって初の教師役。さらに、未経験のピアノにも撮影前の3カ月前から練習に励んで撮影に臨んだ。新垣は「まずピアノを触ること、ピアノの前に座ることに慣れるところから始めました」と報告。「基礎練習をやっている時間がなくて、できるかぎりは努力して。ピアノに憧れはあったので柏木の気持ちには寄り添えたかなと思います」と撮影中を思い返し、「みんなの歌声も現場で聴けば聴くほどよくなるのでそれに刺激を受けて、負けないようにというか。私も一緒にという気持ちでやらせてもらいました」と生徒たちにも感謝した。合唱部のキャストはこの日を皮切りに、全国18都市をまわる「合唱キャラバン」をスタート。新垣は、「私はみなさんの声にすごく励まされたし、良い意味で心を揺さぶられた」と誇らしげに語りながら"柏木先生"の一面を伺わせ、「それを多くの人たちに届けてきてください。がんばれ!」とエールを送った。
2015年01月14日アットホームはこのほど、ドラマや芸能ニュース好きの20~40代男女600名(男女各300名)を対象に実施した、「ドラマや有名人の理想の家(部屋)」に関する調査結果を発表した。調査期間は12月12日~15日。○2014年のTVドラマの中で"住んでみたい家"ランキング2014年に放送された国内のTVドラマの中で、"住んでみたい家(部屋)"を聞いたところ、堂々の第1位は、『きょうは会社休みます。』の主人公「青石花笑(綾瀬はるか)の家」(77票)だった。なお、2位は『昼顔』の「滝川徹・利佳子(木下ほうか・吉瀬美智子)夫婦の家」(51票)、3 位は『HERO』の主人公「久利生公平(木村拓哉)の家」(46票)という結果となった。○お正月やクリスマスは「タモリ」の家で過ごしたい!続いて、"お正月を過ごしてみたい"、"クリスマスパーティーで使ってみたい"有名人の家をそれぞれ聞いたところ、いずれも「タモリ」の家が1位となり、特に"お正月"に関しては、103票で2位以下に大差をつけた。また、どちらも2位・3位には「ピーター」と「明石家さんま」の家がランクインしており、タモリ・ピーター・明石家さんまの3名が上位を占める結果となった。○男女ともに、ルームシェアするなら「綾瀬はるか」次に、男性に"同棲してみたい"と思う有名人を尋ねたところ、「綾瀬はるか」(17票)、「新垣結衣」(15票)、「北川景子」(13票)が上位となった。一方女性は、「福山雅治」(18票)、「福士蒼太」(14票)、「向井理」(13票)がTOP3に選ばれた。また、"ルームシェアしてみたい"と思う有名人についても訪ねたところ、男性の1位はこちらも「綾瀬はるか」(10票)で、2位は「深田恭子」(7票)、3位は「福山雅治」(6票)だった。さらに、女性の1位もまた「綾瀬はるか」(23票)が選ばれ、次いで、「ローラ」(16票)、「ベッキー」(14票)と続き、ルームシェアに関しては、「男性は好きな異性と、女性は好きな同性としたい」と考えていることが伺い知れる結果となった。同調査では、ほかにもさまざまな項目のランキングを発表しており、"住んでみたい・素敵だなと思う"有名人の家1位は「所ジョージ」。また、"一番豪邸だと思う有名人の家"は「北島三郎」、"お呼ばれされたい有名人夫婦の家"1位には、「北斗晶・佐々木健介 夫婦」の家がそれぞれ選ばれている。(「アットホーム」調べ)
2014年12月26日総合マーケティング支援を行なうネオマーケティングはこのほど、恋人のいない20代・30代の男女600名(男女各年代150名ずつ)を対象に行なった「クリスマス」に関する調査結果を発表した。調査期間は11月27日~28日。○56.4%が、クリスマスデートに誘ってほしい!現在好きな人がいるかと尋ねたところ、全ての年代・性別において、8割以上が「いいえ」と回答した。好きな人がいると回答した人を対象に、今年のクリスマスに好きな相手をデートに誘うか聞いたところ、「デートに誘う予定はない」と回答した方が圧倒的に多く、全体では81.9%という結果となった。しかしながら、20代男性の2割は「まだデートに誘っていないが誘う予定だ(20.0%)」と回答し、これから誘う人もいることがわかった。では、どのくらいの人がクリスマスデートに誘ってもらいたいと思っているのだろうか。調査した結果、「デートに誘って欲しくない」が、全体で43.6%となった。一方、「まあ良いと思える相手ならデートに誘って欲しい(41.9%)」や「まあ良いと思える相手ではなくてもデートに誘って欲しい(14.5%)」と回答した人は56.4%という結果に。デートに誘うと回答した方は少数だったが、誘ってほしいと思っている人は多いことが判明した。○人気のクリスマスデートは「夜景」。「お家派」も。次に、どのようなクリスマスデートをしたいかを質問したところ、全体では「夜景やイルミネーションを見に行く(52.7%)」が1位だった。2位にランクインした「家でまったりデート(37.3%)」は、「テーマパークに行く(26.7%)」や「ショッピングデート(24.7%)」といった定番プランを抑えての第2位となったことから、「20代、30代はアクティブなデートよりもまったりデートが好みという方が多いのかもしれません」とのこと。○クリスマスを一緒に過ごしたい女性有名人ランキング最後に、男性に対して「クリスマスを一緒に過ごしたいと思う女性有名人は?」と質問したところ、最も多かったのは「新垣結衣(35.0%)」、次いで「綾瀬はるか(27.0%)」、「堀北真希(24.7%)」と続いた。
2014年12月19日グッドウィルプランニングは12月16日、「合コンしたい&合コンしたくない芸能人アンケート2014」の結果を発表した。調査は11月14日~24日、同社が運営する合コンセッティングサービス「コンパde恋ぷらん」の20~45才までの独身の男女会員を対象に実施され、1129件の有効回答数を集計した。俳優・女優部門では、昨年1位だった向井理さん、石原さとみさんがそれぞれ2位にランクダウン。昨年ランク外の有村架純さんが女優部門1位になった。俳優部門は、1位斎藤工(136票)、2位向井理(125票)、3位福士蒼汰(63票)、4位西島秀俊 (61票)、5位小栗旬(53票)、6位玉木宏(50票)、7位妻夫木聡(48票)、8位竹野内豊(38票)、9位綾野剛(36票)、10位松坂桃李(28票)となった女優部門は、1位有村架純(155票)、2位石原さとみ(150票)、3位桐谷美玲(138票)、4位新垣結衣(87票)、5位綾瀬はるか(62票)、6位堀北真希(48票)、7位北川景子(36票)、8位柴咲コウ(25票)、9位佐々木希(18票)、10位深田恭子(13票)が選ばれた。※敬称略
2014年12月17日女優の新垣結衣が初めて教師役を演じる主演映画『くちびるに歌を』(2015年2月28日公開)の予告編で、ピアノ未経験だった新垣の演奏シーンが16日、初めて公開された。全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者であるアンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとに、作家・中田永一が『くちびるに歌を』として小説化。この原作を『ホットロード』(2014年)のヒットも記憶に新しい三木孝浩監督が映画化し、長崎・五島列島の中学校を舞台に、天才ピアニストだったとうわさされる臨時教員・柏木先生(新垣)と合唱部の生徒たちとの人間ドラマを描いた。本作で初の教師役を演じた新垣は、未経験のピアノにも挑戦。撮影前から3カ月かけて練習に励み、劇中でショパンやベートーベンを弾くほどに上達した。今回公開された予告編にもそのシーンが収められ、鍵盤の指使いは素人とは思えないほど。新垣は「基礎を飛ばしていきなり曲の練習をしたり、苦労しかないんですけど…子供たちが合唱の練習を頑張っていてどんどん上達していくのを見て私も頑張らなくてはと思いました」と特訓の日々を振り返り、「ピアノ自体は好きなんですけれど、これでやっとプレッシャーから解放されるというのはあります(笑)」と本音を語った。また、動画ではそんな新垣演じる柏木の陰の部分も映し出している。「プロのピアニストらしかよ!」「すごかー!」と盛り上がる学生たちだったが、柏木は「私、ピアノは弾かないから」ときっぱり。生徒から「うちらのために弾いてください! お願いします!」と頼まれて渋々ピアノの前に座るも、柏木はやっぱり弾くことができない。「私のピアノは…誰も幸せにしない」というセリフから過去に何かがあったことを予感させ、生徒を「逃げるな!」と呼び止める場面では「私はもう逃げない。私も戦う!」という力強い言葉を残している。(C)2015 『くちびるに歌を』製作委員会(C)2011 中田永一/小学館
2014年12月16日現在公開中の『アオハライド』を始め『陽だまりの彼女』『ホットロード』など青春映画の名手として知られる三木孝浩監督が、ドラマ・映画・CMなどで活躍中の女優・新垣結衣を初の教師役で主演に迎え、新境地を引き出した『くちびるに歌を』。このたび、アンジェラ・アキの名曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」に乗せた爽やかな予告編とポスタービジュアルが解禁となった。舞台は、長崎県・五島列島の中学校。ある日、天才ピアニストだったと噂される臨時教員の柏木先生(新垣結衣)が、東京からやってくる。田舎の合唱部でコンクール出場を目指す中学生たちは、都会からやってきた柏木に憧れと期待を寄せるが、彼女にはピアノを弾けない理由があった。だが、やがて合唱部の顧問となった柏木先生は、コンクール出場を目指す部員に、“15年後の自分”へ手紙を書く課題を出す。そこには、15歳の彼らが抱える、誰にも言えない悩みと秘密が綴られていて…。その可憐なイメージから、どちらかと言えば守ってあげたくなるようなヒロインや、初々しい学生役の印象が強い新垣さんだが、今回初挑戦となった教師の柏木は、初対面の生徒に対してもクールに接するワケあり風の美人ピアニスト。トレードマークとも言える笑顔を封印、役作りのためにピアノ未経験ながら3か月かけてトレーニングに励み、ショパンやベートーベンの曲にも挑戦したという。今回解禁された予告映像では、そんな猛練習の成果である演奏シーンも登場。さらに、柏木の見守る生徒たちがそれぞれ抱える問題が明らかになり、15歳という多感な時期の少年少女たちの瑞々しい姿が五島列島の自然を背景に描き出されている。また、同じくこのほど解禁されたポスタービジュアルには、穏やかに微笑む新垣さんや生徒たちとともに「大っ嫌いなあなたたちが教えてくれたこと」という、ちょっとドキッとするコピーが登場。「私のピアノは誰も幸せにしない」と言った彼女が忘れられない過去とは?いつも元気に見える子どもたちがそれぞれ背負う、誰にも言えない悩みや心の傷とは?柏木と生徒たちは、心を通わせることができるのか…。まずはこの予告編から、新垣さんの天才ピアニストぶりとその新境地をご覧あれ。『くちびるに歌を』は2015年2月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月16日元モーニング娘。の新垣里沙が主演するサスペンスホラー『ブラック・フィルム』の完成披露有料イベントが、12月20日(土)に六本木で開催されることが決定した。当日は、新垣と荻島達也監督が舞台あいさつを行う。本作は、とあるサスペンス映画の主役の座をかけて熾烈な争いを繰り広げる若い俳優たちのオーディションの模様を描くサスペンスホラー。『きみにしか聞こえない』『KIDS』の荻島達也が監督と脚本を手がけ、芸能界に渦巻く嫉妬・妬み・憎しみという欲望により獣となっていく人々の姿を描く。元モーニング娘。7代目リーダーであり、ハロー!プロジェクトの3代目リーダーだった新垣里沙が主演を務め、中村有沙、古川雄大らが出演する。完成披露有料イベントは、シネマート六本木で開催され、新垣、荻島監督が登壇する。チケットは、プレリザーブ(先行抽選)が12月2日(火)より受付開始。一般発売は、6日(土)よりスタートする。『ブラック・フィルム』完成披露有料イベント12月20日(土)会場:シネマート六本木 (東京都)1回目 12:45開場/13:00開映2回目 15:15開場/15:30開映登壇者(予定):新垣里沙/荻島達也監督料金:2300円(税込)プレリザーブ:12月2日(火)11:00AMより~5日(金)11:00AMまでチケット発売:12月6日(土)10:00AMより
2014年12月01日女優・新垣結衣が初めて母親役を演じた主演映画『トワイライト ささらさや』(公開中)の海外配給が、このほど決定した。11月8日から全国264館で公開スタートし、11月10日付け週末興行ランキングで1位を獲得した本作。初週の土日(8~9日)の興行収入は1億836万6,000円、動員は8万2,140人を記録し、一般出口調査では「最高に良かった / とても良かった / 良かった」が全体の93%、「友人に映画を薦める」が全体の72%を占めている。観客の構成は女性が7割、男性が3割。30~40代をメインに、10~70代の幅広い年齢層からの支持を得ている。海外配給が決まったのは香港、台湾、マカオ、韓国の4つの国と地域で、今後も拡大していく予定。映画の撮影真っただ中の5月という早い段階からオファーがあったという。海外担当の佐藤直子氏は「家族を想う気持ちは万国共通なので、笑って泣けるファンタジー…という部分に惹かれたバイヤーが多いようです」と分析。韓国配給のA ONE Entertainmentの社長・James Min氏は「ストーリーがユーモアかつユニークな設定で惹かれました」とコメントを寄せている。このことについて、石田雄治プロデューサーは「とてもうれしい気持ちで一杯です」と感激。「映画を観たお客様から寄せられる『大切な人に会いたくなった』、『家族や人にやさしい気持ちになれた、大事にしたいと思った』という純粋で優しい気持ちは、 日本だけではなく、世界共通に感じて頂けるメッセージだと思っていますので、是非世界中に届けられたらと願っております」とさらなる反響に期待を寄せている。本作は、作家・加納朋子の小説『ささら さや』(幻冬舎)を原作に、『60歳のラブレター』(2009年)などで知られる深川栄洋監督がメガホンを取った作品。大泉演じる落語家・ユウタロウは、不慮の事故が原因で生後間もない息子・ユウスケと新垣演じる妻・サヤを残して他界する。悲しみに暮れるサヤだったが、ユウスケを跡継ぎにしようとする義父の目から逃れるために"ささら"の街に移り住み、そこの人々に支えられながら母親として成長していく。(C)2014「トワイライト ささらさや」製作委員会
2014年11月21日新垣結衣と大泉洋が夫婦役を演じることで話題の映画『トワイライト ささらさや』。11月8日より全国264館で大ヒットを記録中の本作が、このほど海外でも配給されることが決定した。本作は、ベストセラー小説「ささら さや」(加納朋子著/幻冬舎文庫)を『神様のカルテ』シリーズ、『くじけないで』などの感動作で知られる、深川栄作監督がメガホンをとり実写映画化。突然の事故で幽霊となってしまった夫・ユウタロウ(大泉洋)が、妻・サヤ(新垣結衣)と生まれたばかりの息子をさまざまな人の“体を借りて”助ける、というファンタジックでユーモラスな物語が展開する。映画の撮影真っ最中であった今年5月、フランスで開催されたカンヌ国際映画祭が行われていた頃からしでに海外配給のオファーが寄せられていたという本作。現在、配給が決定しているのは、香港・台湾・マカオ・韓国のアジア圏の4つの国と地域。海外担当の佐藤直子氏は、「家族を想う気持ちは万国共通なので、笑って泣けるファンタジー…という部分に惹かれたバイヤーが多いようです」と、海外でも受け入れられる作品であると語っている。また、今回の海外での配給についてプロデューサーの石田雄治氏は、「海外配給が決まり、とても嬉しい気持ちで一杯です。映画を観たお客様から寄せられる『大切な人に会いたくなった』、『家族や人にやさしい気持ちになれた、大事にしたいと思った』という純粋で優しい気持ちは、 日本だけではなく、世界共通に感じて頂けるメッセージだと思っていますので、ぜひ世界中に届けられたらと願っております」と喜びのコメントを寄せている。海外での公開は今秋以降を予定しており、配給国はさらに拡大していくとのことだ。『トワイライト ささらさや』は11月8日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トワイライト ささらさや 2014年11月8日より全国にて公開(C) 2014 映画「トワイライト ささらさや」製作委員
2014年11月21日銀世界のメルヘンチックな新CMに起用された『新垣結衣』さん!株式会社 明治はチョコレート商品【メルティーキッス】の新しいCMに、人気の高い新垣結衣さんを起用した。新しいCMの全国オンエアは10月下旬からで、商品はメルティーキッス シリーズの【プレミアムショコラ】【香ばしきなこ】【フルーティー濃いちご】の3種類があり、エレガントな冬限定のチョコレート商品だ。また期間限定ショップ【メルティーキッス スノーギフト】が2014年12月3日~2015年2月28日まで、大阪市エリアにある「阪急うめだ本店」で開催されるという。新CM内容は?新CMは『新しい一粒』篇で「15秒CM」と「30秒CM」の2タイプがある。「30秒CM」では、沢山のイルミネーションが美しい雪景色の中で、暖かそうなファッションアイテムを身につけた新垣結衣さんが登場する。そして商品の特徴「雪のような口どけ」をアピールする優しい歌声とともに、沢山のメルティーキッスが雪のように降ってくる、幻想的で美しく、視聴者の心が安らぐようなストーリーに仕上げられている。新垣結衣さんはメイキングムービーのインタビューで、「セットの世界観がおとぎの国のように美しいです。今回の衣装は以前よりも大人っぽく、メルティーキッスの雰囲気にマッチする自分に成長していけたらと思います」(株式会社 明治 CMギャラリーより)などと語っていた。また新垣結衣さんは、新CMの商品についても紹介しているので、気になる人はチェックしてみては。(画像は株式会社 明治より)【参考】・株式会社 明治・新垣結衣 オフィシャルファンクラブ
2014年11月14日女優の新垣結衣が初めて教師役を演じる主演映画『くちびるに歌を』(2015年2月28日公開)の予告映像が14日、公開された。全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者であるアンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとに、"乙一"名義でも多数作品を発表している作家・中田永一が小説『くちびるに歌を』を書き下ろした。この原作を、『ホットロード』(2014年)のヒットも記憶に新しい三木孝浩監督が映画化。長崎・五島列島の中学校を舞台に、天才ピアニストだったとうわさされる臨時教員・柏木先生(新垣)と合唱部の生徒たちとの人間ドラマが描かれる。今回公開された予告映像は、音楽の臨時教師として赴任した柏木が、生徒たちを前に「柏木です。適当によろしく」と無愛想に自己紹介するシーンからはじまる。そんな微妙な距離感から生まれた先生と生徒の関係。映像では、柏木と生徒たちが徐々に心を交わしていく様子が、主題歌「手紙~ 拝啓 十五の君へ」に乗せて描かれている。また、「逃げるな!」と生徒を叱りつつも「あんたは一人じゃなか」と方言を交えて優しく言葉をかけるシーンなど、初の教師役で女優として新境地を開拓する新垣の姿が映し出されている。新垣が演じる美人教師・柏木ユリは、ぼろぼろのトラックを愛用するようなぶっきらぼうな性格。事前にピアノの特訓に励み、「どんなに年齢を重ねようがその時その時で困難にぶつかることはあって、そんな心境や状況は柏木ユリやアンジェラ・アキさんの『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』という曲の歌詞にとてもリンクするなと思います」という思いで演じた。合唱部員の生徒たちは全員オーディションで抜てきされ、半年におよぶ合唱練習の後、長崎での撮影合宿に臨んだ。新垣のほか、木村文乃、桐谷健太、石田ひかり、 小木茂光、角替和枝、井川比佐志らが出演。撮影はオール長崎ロケを経て、すでにクランクアップを迎えており、11月末の完成を予定している。(C)2015 『くちびるに歌を』製作委員会(C)2011 中田永一/小学館
2014年11月14日主演作『トワイライト ささらさや』や、スペシャルドラマで戻ってくる「リーガルハイ」でも話題の新垣結衣が、自身初となる教師役を演じる最新作『くちびるに歌を』から、特報映像が解禁。『僕らがいた(前・後編)』『陽だまりの彼女』、最近では能年玲奈主演『ホットロード』といった、若者の葛藤や繊細な内面を描き続けてきた三木孝浩監督が新たに贈る、感動作の映像がお披露目された。ある日、長崎県・五島列島の中学校に、天才ピアニストだったと噂される臨時教師・柏木ユキ先生(新垣結衣)が東京からやってきた。合唱部顧問に就任した柏木は、合唱コンクール出場を目指す部員に「15年後の自分」へ手紙を書く課題を出すが、その手紙には、15歳の彼らが誰にも言えずにいる悩みと秘密が綴られており…。原作は、全国学校音楽コンクール課題曲であった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」で知られるアンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーを基に中田永一が書き下ろした同名小説。読書メーターおすすめランキング1位にも輝いたベストセラーを、青春映画の名手である三木監督が映像化した。初公開となる本作の映像は、柏木先生が「適当によろしく」と教師らしからぬ、何か訳がありそうな、無愛想な態度で自己紹介するシーンから始まる。だが、その後、アンジェラ・アキが歌う主題歌「手紙」にのせて、柏木と生徒がぶつかり合いながらも、徐々に心を通わせていく様子が映し出されており、大自然の中で生徒が笑顔で活き活きと歌う姿と、それを見守る柏木先生の姿が印象深く伝わってくる。本作の主人公・柏木を演じる新垣さんは、今回初となる教師役、しかも音楽教師とのことでピアノの特訓に励み、新境地を開拓。また、全員オーディションで選ばれた“15歳”の生徒たちは、半年間に及ぶ合唱練習をした後、長崎県での撮影合宿に挑んだ。撮影に向け特訓を重ねる様子は、まるで『ウォーターボーイズ』や『スウィング・ガールズ』といった代表的青春ドラマを連想させ、本作から生まれるであろう次世代のスターが披露する特訓の成果にも期待したいところだ。また、共演には木村文乃、桐谷健太、石田ひかり、小木茂光、角替和枝、井川比佐志といった豪華俳優陣を迎えており、新垣さん演じる訳ありな音楽教師と、思春期を迎える生徒たちとどう向き合っていくのかにも注目。不器用に、そしてひた向きに頑張る生徒たちの姿には、誰もが通ってきた15歳の自分を重ね合わせてしまうこと間違いなし。思わず目頭が熱くなるような本作の、来年の公開が待ちきれない。『くちびるに歌を』は11月末、完成を予定。2015年2月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月14日●年間約400本の中でヒット作は僅少新垣結衣が初めて母親役を演じた映画『トワイライト ささらさや』が、11月8日 から公開をスタートした。大泉洋演じる落語家・ユウタロウは突然の事故で他界。残された妻・サヤ(新垣)は、生まれたばかりの息子・ユウスケを跡継ぎにしようとする義父の目から逃れるために、"ささら"の街に移り住む。ユウタロウは頼りないサヤが心配でしょうがないため成仏できず、ついには周囲の人に乗り移って彼女の支えになろうとするが…。原作は、ファンタジーミステリー小説『ささら さや』(幻冬舎)。ところが、主人公の職業がサラリーマンから落語家に変更されていたり、ユウタロウの父親像をより詳細に描いたりと、映画化にはかなりの変更点が加えられている。昨今の邦画界は、漫画や小説を原作とする作品がほとんど。中には原作者の意向とそぐわないために、白紙になったという話も度々耳にする。果たして、本作にはどのような納得と妥協が繰り返され、そしてどれだけのハードルが待ち受けていたのか。メガホンをとった深川栄洋監督と原作者である作家の加納朋子氏を招き、作品を通して感じたことを含め、映画監督と原作者の立場から"実現率1%の世界"の本音を包み隠さず語ってもらった。――まずは、本作がどのような流れで映画化が進んだのかを教えてください。深川栄洋監督(以下深川):原作を読んだプロデューサーから、お話をいただきました。加納さんには、プロデューサーから幻冬舎さんを通じて、映画化のお話をさせていただいたと思います。加納朋子(以下加納):こういう映像化の話はなかなか実現しないんですよね。先輩作家さんからも、こういう話は極端な話「100来て1つ実現するかどうか」と聞いていたので。深川:怖い話ですねぇ(笑)。加納:ええ(笑)。やっぱり、ツバだけつけてそのまま放置というのがとても多い世界。お話自体はすごくうれしかったですけど、あまり期待しない感じでした(笑)。実際、お話しいただいてから結構間があったので、やっぱり無くなったのかなぁと思ってたら映画化が決まったのでとてもうれしかったです。――今までも映画化の話はあったんですか?加納:『ささら さや』の続編の『てるてるあした』が2006年にドラマ化されたんですが、その際に『ささら さや』の話も加えていただいて、それもやっぱりうれしかったですね。別なお話でオファーが来たこともありましたが、映画化が実現したのは初めてです。――「100来て1つ実現するかどうか」ということですが、なぜうまくいかないことの方が多いのでしょうか。いろいろ大人の事情もあると思いますが(笑)。深川:僕も撮影までたどりつけない企画が半分くらいありますが、オリジナルよりも原作がある作品の方が映画化が実現しやすいんですよね。ただ、映画化の話が立ち上がって、9割以上が無くなるのは事実で、僕らの心積もりとしては常識になっています。事業規模が10億円になるとか、製作だけで3億円を使うとか、宣伝費でさらにかかるとか。関わる人が多いので、映画化までたどりつけることはすごく少ないんです。日本では年間300~400本くらいの映画が作られていて、そこからヒットする作品はひとつまみ。そのひとつまみを狙ってみんなでやっているんです。だからこそ、すごくシビアで。例えるなら、「風が吹かないと揚がらない凧」というか。加納:大きな事業ですものね。――オリジナル脚本物だと周囲の説得も大変なわけですね。深川:そうですね。いろいろ根回しをして、映画化が決まるまでにいろいろな方にオファーしたりだとか。そうやっていろんな方面から風を吹かせて凧が揚がるように、揚力をつけていくのが企画の段階です。――今回は、見事に凧が揚がりましたね。深川:揚がりましたね~。途中まで揚がるか揚がらないか心配だったんですけど (笑)。加納:新人作家だと、そんな映画の話をいただくと本当に「やったー!」って舞い上がっちゃうんですよ。でも、年数重ねるうちに現実が見えてきて…(笑)。――映画化するにあたって、条件は提示されましたか。加納:特には出してないです。――映画では主人公の職業がサラリーマンから落語家になったり、父親がより詳細に描かれていたりと原作とかなり違う部分がありますが、ここに関しては特に違和感はありませんでしたか。加納:職に関しては、脚本段階で幻冬舎さんからお話があって、「どうぞどうぞ」という感じでした(笑)。――別物の作品として捉えていらっしゃるということでしょうか。加納:そうですね、映像に関してはまったくの素人ですので、関わっている方のご判断を信じようと思ったのと、あとは最初に原作を読んでくださったプロデューサーさんがすごく気に入ってくださっていたのが、編集さんをとおして伝わりましたので、それはとてもありがたかったです。愛ある方に作っていただくのが、作品としていちばん幸せなので、結果的にいちばん良い形で実現したなと。キャストにしてもそうですし、脚本にしてもこれがベストだったんじゃないかなと思います。●原作者は大幅な設定変更に何を思う?――主人公の職業設定はなぜ落語家に?深川:要因がものすごく複合的で立体的なので、いろいろな話をしないといけないんですが(笑)。原作を読んだ時に、とても映画的だなと思ったんです。亡くなった人が乗り移ったり、現実の世界にはなかなか起きにくいことが描かれいて、夢のある作品だなと感じました。それをどうやって映画にしようかと考えた時に、プロデューサー陣が成功例として考えたのが映画『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990年)。それはスーパーナチュラルなCGや合成を駆使して2人のすれ違いをうまく描いていました。ただ、今回の『ささら さや』でそれをやってしまっては、とても大味すぎるような気がして。もっと繊細でやわらかくて、優しい温度感。そうして、SFにするのをやめようと決めてからまた苦しみはじめるんですが(笑)。実は僕に企画が来てから5~6年くらいかかっているんです。加納:だから、私もあきらめてたんです(笑)。――えー! そんなに前なんですか。深川:ええ(笑)。僕に来るまでも、2~3年経っているはずで、脚本が完成するまでは4~5年はかかっています。――そこからようやく、配役を考えるわけですか。深川:そうです。CGを使わないという手法から考えると、実際に乗り移った芝居を役者にさせてみたいなと思って。でも、登場キャラクターがみんな個性的ですから、サラリーマンのユウタロウだと乗り移られた役者の演技に振れ幅ができてしまう。そこで思いついたのが喜劇でした。そういう「笑ってもらえる映画」をどういうフォルムにしていこうかと思ったら、お笑い芸人にしていくというのが1つの答えになるんじゃないかなと思って。"二枚目の優しい旦那さん"は外して、"笑わせたいけど笑ってもらえないお笑い芸人"に。そこから落語家になってから、脚本がどんどん転がりはじめました。そこにたどり付くまですごく時間がかかりました。しかも、これを加納さんがどう思うんだろうと。――先ほどのお話だと制作サイドに一任していると。加納:そうですね。小説だと、乗り移っている状態を「馬鹿っサヤ」という言葉で表しているんですけど、それが映像だと弱い。だからこそ、口調とかお芝居に特徴を持たせるのは、なるほどなと思いました。それから、小説では旦那さんの名前はあえて出してないんですよ。幽霊ということで一切出さずにストーリーを作っています。映画は名前も付いていますし、より旦那さん側の気持ちが伝わって、ここもなるほどなと思いました。――映画を観終わった時に、率直にどのように感じましたか。加納:乗り移っているシーンは観客として見どころですよね。でも、子役さんが乗り移られる演技をしてどんな感じになるんだろうと…。失礼ながら、ダイヤ役の(寺田)心くんが一番不安だったんですけど、あっぱれな役者さんでした(笑)。――試写室でも笑いが起こっていました。加納:ええ、本当に(笑)。深川:よかった…。加納:とても印象に残っていて、心くんのお芝居はよかったなと思います。深川:子どもと一緒に映画を作ることが多い方なんですけど、子役を子役として扱っていません。「なんでそんなお芝居したの?」みたいに、今まで聞かれたことがないような言葉を投げかけながら、やっていきます。ある時、心くんの芝居がちょっと違うと感じる時がありました。やっぱり、子どもなので安定しない部分がどうしてもあるんですね。それを安定させるために、「今日の心くんは集中してないからダメだよ」と声をかけて、「どうしてお芝居がこうなったの」「なぜ変化させたの」と彼に問いかけました。子役として扱わなかったことが、結果的に心くんを追い詰めてしまったと思うんですけど、そんな時に新垣さんが「心、へこんでるんでしょ(笑)」って優しく声をかけると、心くんが涙ぐんでて(笑)。僕は子役を忘れて役者として向き合ってしまっていたんですが、新垣さんはそれを察して気遣ってくださって、それはすごいなぁと。ちゃんとした座長さんでした。主演だから出演者のトップにいることは当たり前なんですが、みんなに気を配るという役割も果たしつつ、それぞれの役者の体調も含めてちゃんとフォローして見ることもできる役者さん。久代役の波乃久里子さんも「あの人は大きな女優だ」と何度もおっしゃっていました。役者は役者同士で、監督とは分からない関係性があるんだなとあらためて思いました。――その新垣さんが演じたサヤ。加納さんは原作と比べてどのように感じましたか。加納:映画の方が強い女性です。あんな凛とした強さは、すてきだと思います。私の中で新垣さんは、ひたすら可憐な美少女のイメージだったんですが、今回は強い母親像を見せていただいて、意外な一面を見させていただきました。すごく、よかったと思います。――新垣さんが初めて母親を演じるということも、この映画の話題の1つになっています。監督としては「新垣結衣=母親」の演技はある程度、想定できていたことだったのでしょうか。深川:初めての喜劇ですし、分からないのも面白いという感覚がありました。小説を読んだ時に、サヤさんが弱い女性だったので彼女の成長物語に感じましたが、新垣さんから話を聞いた時に『ささらさや』は読む人によってサヤ像が違うんだと思って。新垣さんは「サヤは本当は弱くないんだと思います。自分で気づかず、コミュニケーションが苦手だからうまく表現できていないだけで、本当の芯では強い女性だと思います」とおっしゃっていたので、今回は新垣さんのサヤ像に乗っかって作ってみようと決めました。自分が小説からの先入観でつくりあげようとしていたものを一度ゼロにして、"現代のサヤ"が考えていることを大事にしてあげようと思ったんです。●監督にとっての原作、原作者にとっての映画とは?――キャラクター像には多少の変化がありながら、共通するシーンやセリフもありました。特に印象的だったのが、電車の中で息子のユウスケが泣いていた時に、乗客の中年男性がサヤに「うるさい!」と怒鳴るシーン。まず、原作で描かれていたあのシーンには、どういう意図があったのでしょうか。加納:子どもを連れた母親って、結構あちこちであんな扱いを受けているんですよ(笑)。ある程度強い人だったら毅然としていられるんですけど、やっぱりメソメソしちゃうお母さんも多いんですね。私自身も似たような経験をしました。電車の中で子どもと一緒に乗っていたら、子どもが喃語(なんご)を話していて周りの方たちが「かわいいね」って言ってくれて少し騒がしくなってたんです。そしたら、傍らの男性から「うるさいんだよ!」といきなり怒鳴りつけられて。そんなにうるさくしていたつもりもなかったので、謝って慌てて別の車両に逃げてしまいました。今ならまだ違うんでしょうけど、その時は弱くてシクシクしちゃって(笑)。サヤは読者にとってイライラする存在でもあると思うんですよ。だけど、作中でエリカさんの「あなたは中に鋭い刀を持った鞘(さや)だ」というセリフがあるんですけど、そんな部分も新垣さんはたぶん表現してくださったんだと思います。――あの作品はいつごろ執筆なさったものなのでしょうか。加納:子どもが生まれたのが1997年で、その1年後に第1話を書いたんですが、子育て中でなかなか1作分になりませんでした。当時、怒鳴られた子も今は高校2年です(笑)。――機内や電車内などでのそのような出来事が時々ニュースになっていますが、十数年経過してもそういう揉め事は変わらないものなんですね。最近では、直接的に怒鳴らない場合でもTwitterなどを使ってネット上に拡散させるケースもあるようです。加納:社会は意外と優しくないんです。ベビーカーを持ってウロウロする描写もありましたけど、私も抱えて駅の階段を昇り降りしている時に、唯一人手助けを申し出てくださったのは、外国人男性でした。手伝ってほしいとかそういうことではないんですが、そういう行為をナチュラルにしてくださる方が外国人だったというのが、振り返ってみると印象に残っています。――監督としてもあのシーンは映画でも入れたかった場面だったのでしょうか。深川:小説が持っている、「母親になってみないと分からない苦労」を伝えるシーンは大事な問題になりそうだったので極力残したいなと思っていて、その1つが電車のシーンでした。僕も子どもができた後に気づくことが多くて、ベビーカーを代わりに持ってあげることなんかは子どもができてからようやくそこに目がいくようになりました。それが自分でも意外で。そういう気づきというのは、男性でも本当はやってあげたいこと。ただ、子どもが10歳くらいになって手が離れて…お話を聞いていて、今はそれができてないんだと思って。やっぱり、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」じゃないですけど、今は視界にすら入らなくなっているかもしれません。加納:確かに見えなくなっちゃうんですよね。本当にそうなんですよ。深川:生活の中で日々追われている物が変わってきてしまうと、見えていた物が見えなくなってしまうので…反省をしないとけませんね。――自分もそうなんだろうなと思います。小説で印象的だったのが、久代さんの「相身互い」という言葉。「同じ境遇にいる者同士が助け合うこと」を意味しているのですが、"ささら"の登場人物たちはそんな相身互いな人ばかりです。一方で、現在の日本社会にはどのような印象を抱いていいらっしゃいますか。加納:そうですね…やっぱりあまり優しくないですよね(笑)。でも、それぞれが自分のことで精いっぱいだからしょうがないことだとも思います。自分が毎日生きていくことでギリギリいっぱいになっちゃうと、目の前でベビーカー持ってウロウロされると、どうしても邪魔だなって思ってしまいますよね。ただ、自分が周囲に行動として表せているかと言われるとなかなか…。じくじたるものがあります…。深川:シングルマザーなどの核家族化が多くなりましたが、原作が出版された時にそれが問題になりはじめた頃だったと思います。そういう面でも『ささらさや』は特別な物語ではないですし、「自分が死んだら奥さんはどうなる?」という誰にでも起こりうることを描いています。急に社会的弱者になっていくわけですから、現代は「死ぬに死ねない社会」だと思います。それを通り越してサヤさんは、自分が抱えていた義理の父との問題まで解決していく。やっぱり、「人と人の結びつきが大事なんじゃないか」というのがこの映画が伝えたいことなんだと感じています。――それでは最後に「映画監督にとっての原作とは?」「原作者にとっての映画とは?」をそれぞれお聞かせください。深川:その時々によって、小説の個性は違うんですが、一貫して言えるのは「情熱の最初の熱い塊」。それが一番大事だと思っていて、それを触って自分も熱くなれるのか、それともなれないのか。僕にとってはとても大事なこと。そして、『ささら さや』の「母親になる」ということは、人類の歴史が誕生してからはじまっていること。自分に子どもができた時も神秘的に思えたことでしたので、その熱さを映画を通して伝えることができればと思いました。映画作りの95%ぐらいは苦労と我慢の連続(笑)。残りの5%で、熱くてよかった…と思えるんです(笑)。そんなことを引き受けることができるのかどうか。それが「情熱の種」であり、「情熱の最初の熱い塊」にかかっているんです。加納:小説を書くことは、すごく孤独な作業なんです。自分で机に向かって、パソコンとにらめっこしてひたすら作り出すもの。撮影現場にお邪魔してまず圧倒されたのが、そこにいた人の多さ。これだけの大勢の方が1つの作品を作り上げるのに関わっているのを目の当たりにして、圧倒されました。監督さんや脚本、キャスト、音楽の力。あらゆるジャンルのプロの方々方が一丸となった創作の現場に「自分も入れてもらえた」というのが、とてもうれしかったです(笑)。日頃孤独なものですからね。非常に貴重な体験をさせていただきました。――原作者は、映画化された時にピラミッドの頂点に立っている人のような印象を抱いていましたが、そうではないんですね。加納:むしろ、農家や漁師さんの仕事のような「原料」となる存在です。どんな料理ができるのか作者にも分からないですが、今回は「こんな料理ができたんだ!」という驚きと感動を味わうことができました。(C)2014「トワイライト ささらさや」製作委員会■プロフィール深川栄洋1976年、千葉県生まれ。2004年にオムニバス映画『自転少年』で商業監督デビュー。05年、初の劇場用長編映画監督作『狼少女』が東京国際映画祭「ある視点部門」に選出される。その後、『60歳のラブレター』(09年)でメジャー監督デビュー。『白夜行』(11年)はベルリン国際映画祭のパノラマ部門で正式出品された。そのほかの作品は、『神様のカルテ1・2』(11年/14年)、『ガール』(12年)、『くじけないで』(13年)など。加納朋子1966年、福岡県生まれ。1992年に『ななつのこ』で第3回鮎川哲也賞を受賞し、作家デビュー。95年に『ガラスの麒麟』で第48回日本推理作家協会賞(短編及び連作短編編集部門)を受賞。著書に『ささら さや』、『てるてるあした』、『はるひのの、はる』、『少年少女飛行倶楽部』、近著『トオリヌケキンシ』。
2014年11月14日人気ドラマの最新作「リーガルハイ・スペシャル」の完成披露試写会で主演の堺雅人とゲスト出演した大森南朋が初めて本格的な共演の喜びについて熱く語った。百戦錬磨の敏腕弁護士・古美門を主人公にした人気ドラマのスペシャル版。巨大総合病院の医療過誤事件に古美門&黛(新垣結衣)の凸凹コンビが立ち向かう。大森さんは、一見、うだつの上がらない中年弁護士だが、実は病院から金を巻き上げることを目的とした“たかり弁護士”の九條を演じており、法廷で古美門と火花を散らす。ほぼ同世代の2人で、これまでも同じ作品に出演したことはあるが、ここまで直接“対峙”する関係性を演じるのは初めて。堺さんが「南朋さんはご一緒したかった先輩」と言えば、大森さんは連続ドラマの頃から本作を見ていたことを明かし「TVで見ていて、ちょうど新垣さんと別の作品でご一緒したときに、堺くんのセリフ回しのスピードや、全てワンカットで撮っているのか?どうやってセリフを覚えているのかなどを聞いた」と堺さんの演技が気になって仕方がなかったと告白する。大森さんはさらに堺さんの名演について「同世代でああいう芝居をやられると迷惑(苦笑)!」とまで言い切り、「『おれは出演の話が来ても受けない』と言ってたんですが(笑)、読んでみたら魅力的で『おれもついにあっち側に行くのか…』という恐怖と好奇心があった」とふり返る。実際に法廷での対決を終えて、堺さんは「楽しかったです。ガッツンガッツンと真っ直ぐに来る芝居で、幸せな日々でした」と述懐。大森さんは「小劇場のようだった」と独特の空気を明かし「楽しくやったし『やはり、この人(=堺さん)は前を走ってるな』と思った」と改めて、称賛を送った。堺さんの法廷で相手を追い込んでいく話術については、同じくゲスト出演しており、その“餌食”となる吉瀬さんが「もうやめてよ!って感じで、本当にすごくイヤな感じです(苦笑)」とその凄まじさを実感のこもった言葉で称賛(?)を送っていた。土曜プレミアム「リーガルハイ・スペシャル」は11月22日(土)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月13日人気ドラマのスペシャル版「リーガルハイ・スペシャル」に主演する堺雅人が、劇中で、本作にゲスト出演している剛力彩芽が得意とする“ラケットダンス”を披露していることが判明!11月13日(木)に行なわれた舞台挨拶で、剛力さんから直接教わったことを明かした。連続ドラマ2シーズンにスペシャルドラマ1本が過去に放送されている人気ドラマの最新スペシャル版で、巨大総合病院で起きた医療過誤事件をテーマとした本作。この日は堺さん、剛力さんに加え、レギュラーの新垣結衣、ゲスト出演の大森南朋、吉瀬美智子も登壇した。堺さんが「ふざけた部分とふざけていない部分がミックスされている」と語るように、堺さん演じる古美門と新垣さん演じる黛の凸凹コンビの個性的なキャラクターを軸に、真面目なテーマを扱いつつもコミカルなやりとりで笑いを誘うのが本作の魅力のひとつ。今回、古美門が終盤に披露するダンスは、ゲスト出演した剛力さんが自身の楽曲「くやしいけど大事な人」のPVで披露しているテニスのラケットを振る“ラケットダンス”を模したもので、堺さんは作品を見終わった観客に「分かりましたか?」と問いかけ、楽しそうにニンマリ。その場でノリノリでダンスを披露し笑いを誘っていた。剛力さんは「(『リーガルハイ』を)ずっと見ていたので、呼んでいただけて嬉しかったです!(堺さん&新垣さんの)お2人が最初にお会いしたときからすごく優しくて…」と笑顔で語るが、堺さんは「僕は、剛力さんにダンスを教えてもらおうという下心があったので優しくしました」と下心全開の告白。剛力さんは自身のダンスが作品に取り入れられたことを「すごく嬉しかったです!」と喜び、堺さんも「まさかご本人に教えていただけるとは…直に教わって光栄でした!」と感謝。今回、堺さんと剛力さんの直接の共演はあまり長くなかったこともあり、堺さんは「今後、ぜひまたご一緒したいです!」と再共演を熱烈に希望していた。土曜プレミアム「リーガルハイ・スペシャル」は11月22日(土)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月13日ドラマ「リーガルハイ・スペシャル」の完成披露試写会が11月13日(木)に開催され、主演の堺雅人に新垣結衣、本作のゲスト俳優となる大森南朋、吉瀬美智子、剛力彩芽が舞台挨拶に登壇した。これまで連続ドラマとして2シーズン、スペシャルドラマ1作が放送されている人気ドラマの最新作。巨大総合病院の医療過誤問題に、古美門&黛の凸凹コンビが立ち向かう。ファン待望の最新作だが、主演の堺さんは「マンネリ気味であまり良い空気が現場に流れてなくて…ダラダラというか勝手知ったる感じで…」といきなりのネガティブアピール…?「やる気がなかった?」との問いに「やる気はあったんですけど『いつものあれね…』という感じでよく言えば信頼感があって、悪く言えばナアナア(笑)。ゲストの方に叱咤激励されながら、これじゃいけないと反省しました。熟年夫婦のようですが、でも熟年夫婦には熟年夫婦の良さあります」と独特の表現で作品への思いを語る。新垣さんは堺さんの言葉に苦笑交じりにうなずきつつ「スタッフもほとんど同じままでこうして何年もやれることはなかなかないこと」とここまでシリーズを重ねる喜びを語る。医療過誤事件がテーマだが堺さんは「今回は『白い巨塔』の本歌取りというかリスペクト…オマージュになってます。命を真っ向から取り上げていて、いつものふざけた部分とふざけていない部分がミックスされている。『白い巨塔』ファンの方にもぜひ見ていただいてお叱りの言葉をたくさんいただきたいです」とも。新垣さんは本作について「いままでの『リーガルハイ』とはひと味違います!」と断言。「これまでは最後の最後で必ずどんでん返しがあったけど、今回は悪者はいないし、ストレートな流れで、こんなにグッとくるのか!という感じです。どっちの気持ちも分かるんです」と語り、堺さんも「初めて法廷で“正論”を口にしました」とこれまでとの違いを強調する。法廷で古美門と火花を散らす弁護士を演じた大森さんが現場に行くとなぜか雨に見舞われてしまったそうで「映っているところはことごとく雨と風が…」と苦笑い。剛力さんは劇中、同じく本作にゲスト出演している東出昌大と共に富士急ハイランドの名物コースター“FUJIYAMA”に乗るシーンがあり「初めて乗ったんですが楽しかったです!東出さんはギリギリまで『嫌だ』って言ってましたけど(笑)」と楽しそうに述懐。「私が行ったときは晴れていて、富士山がすごくきれいに見えました!」と語るが、その後、大森さんが出演するシーンでは「曇ってきました(苦笑)」とやはり、“大森さん=雨男”を裏付けるエピソードを明かす。堺さんは「役者にとっては(“雨男”の称号は)営業妨害に近い!」と同情していた。土曜プレミアム「リーガルハイ・スペシャル」は11月22日(土)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月13日新垣結衣と大泉洋が夫婦役で共演した『トワイライト ささらさや』が週末興行ランキング(11月10日付け)で第1位を飾るヒットを飛ばしている。本作で大泉は、突然の事故で命を落とすも、妻と生まれたばかりの赤ん坊が気がかりで成仏できず、他人の体を借りてふたりの前に現れる夫を演じているが、乗り移られた役柄をほかの俳優はどう演じたのだろうか?その他の写真本作は、ファンタジーとミステリーを融合した加納朋子の小説『ささら さや』を、『神様のカルテ』シリーズの深川栄洋監督が映画化したもの。不思議な町“ささら”を舞台に、売れない落語家だった夫(大泉)を事故で亡くし、生まれたばかりの息子を女手ひとりで育てることになったサヤ(新垣)が、ささら町の人々に支えられながら母親として成長していく姿が描かれる。劇中では夫・ユウタロウが、自分の師匠や、駅員、少年、旅館の女将など、さまざま人の体に乗り移り、サヤと赤ん坊を助けようと奮闘する場面が度々登場するが、乗り移られるシーンは、俳優たちが実際に演じており、乗り移ったことを演出するために大泉の声を編集でかぶせたりはしていない。本シーンの撮影は、まず大泉自身が乗り移られた人たちのシーンを実際にすべて演じ、それをDVDに録画し、乗り移られる俳優たちは、それを見ながら練習したという。現場で深川監督は、大泉にだけ細かく演出をつけ、各キャストにはユウタロウの人物像などを補足説明するだけだったという。老若男女問わず乗り移る相手を演じた大泉は「自分の出ないシーンをあんなに練習したのは初めての経験です(笑)。でも自分が逆に乗り移られるシーンを演じる方だったら同じことをお願いしていると思うので、これは真剣にやろうと思ったのですが、他の人のシーンの所を演じていると出たくなってしまいますよね」と語っており、ささら駅の駅員・佐野を演じた中村蒼は、乗り移られるシーンを演じるため、何度も繰り返し録画されたDVDを観たそうで「世界中で一番大泉さんのことを見ているのは、この僕です」とコメントしている。実際に乗り移られた人と演じた新垣は「それぞれ性別や年齢も違うし、本人とのギャップが観ていて楽しかったです。子供のダイヤ君が乗り移られているシーンのリハーサルでは、大泉さんがダイヤ君目線でしゃがみながら演じているのを見て可笑しかったのですが、そこまで考えて動いてくださる人ってすごいなと思いました」と話している。本作でユウタロウに乗り移られる役を演じた、中村や子役の寺田心くん、富司純子、小松政夫らは、このシーンをどう演じているのか、ぜひ劇場で確かめてほしい。『トワイライト ささらさや』公開中
2014年11月12日●演じる役を「もともと強い人」と判断した理由2001年の当時13歳、ローティーン誌『ニコラ』のオーディションでグランプリを受賞し、芸能界デビューを飾った新垣結衣。2005年に同誌を卒業して以降、ドラマ、映画、CMなどで活躍を続け、主演を務めた映画『恋空』(2007年)で第31回日本アカデミー賞の新人俳優賞ほか数々の映画賞を受賞するなど、女優としてのキャリアを積み上げていった。新垣にとって、転機となる映画『トワイライト ささらさや』が11月8日から公開をスタートした。これまで可憐な女性像を演じることが多かった新垣が、同作で挑むのは初の母親役となるサヤ。大泉洋が演じる夫・ユウタロウは生まれたばかりの息子・ユウスケと妻を残して先立ってしまうが、頼りないサヤを心配するあまり、周囲の人に乗り移ってはサヤの前に現れる。サヤは、ユウスケを跡継ぎにしようとする義父の目から逃れるために、片田舎の"ささら"に移り住み、仮の姿のユウタロウをはじめ、周囲の人々に支えられながら成長していく。この難役に、新垣はどのような思いで挑んだのか。また、彼女にとっての両親とは? メガホンをとった深川栄洋監督や原作者の加納朋子氏のコメントも交え、"女優・新垣結衣"の魅力を探る。新垣本人に話を聞くと、語り口はいつものように穏やかで、終始淡々。苦労を覚悟で臨んだ撮影だったが、「出演した赤ちゃんたちがみんないい子で。よく笑って、泣いてほしいときに泣いて、泣きやんでほしい時に泣きやんでくれる(笑)。前半は思った以上に撮影がスムーズに進んで、みんなで『名演技!』と盛り上がっていました」と楽しげに当時を振り返る。それでも、撮影が進むにつれて赤ちゃんが泣いてしまうことも増えたようで、「私も抱っこしているので、泣いているけどそれに負けないようにセリフを言わなければならないんです」という今までにない経験も。「親戚に赤ちゃんがいて、小さい頃から抱っこしたりしていたので、その経験が生かされたと思います」と何気ない日々が、思わぬ形で実を結んだ。ファンタジー要素が強い世界観だったことから、メガホンをとった深川監督はキャスト一人一人と対話し、キャラクター像の共有を図った。原作のサヤは気弱で頼りないイメージ。新垣はその監督との意見交換の場で、「サヤはもともと強い人」と自身が抱いたイメージをぶつけたという。「映画の中で周りの人々がこれだけ助けてくれるということは、サヤに魅力がないといけない」と読み解き、「母親として徐々に成長しながらも、"ささら"の街に移ることでそういう不幸をぬぐってもらって、もともと強いサヤへ後押しをしてもらっているのでは」と周囲の人々の存在が鍵だと判断した。「監督にとって全然違うサヤだったと思います」と語る新垣だが、原作者の加納氏は「映画の方が強い女性です。あんな凛とした強さは、すてきだと思います」と絶賛し、「私の中で新垣さんは、ひたすら可憐な美少女のイメージだったんですが、今回は強い母親像を見せていただいて、意外な一面を見させていただきました。すごく、よかったと思います」とコメントを寄せている。●望むのは両親と「素直」な関係でいられる状態ユウタロウに乗り移られる役者は、事前に新垣と大泉が演じた映像をもとに、その大泉の演技を再現。新垣は違う役者を相手に同じ演技を求められるわけだが、その撮影手法を「絶対に必要なこと」と受け止め、「違う人間だから、1つの物事を解釈するのにもそれぞれの見方があります。違った物になっちゃったりすると良くないんじゃないかなと私は思っていたので、その方法が1番良いと思っていました」。クライマックスの感動的な場面では2日かけて涙を流すことを求められるハードな撮影だったが、「がんばったなと思いますし、それだけのシーンになっていると思います」と胸を張る一方、「ライティングや空気感も手伝って、あれだけ涙を流していられた」と周囲の支えにも感謝する。深川監督は、新垣のサヤ像を優先したことについて、「自分が小説からの先入観でつくりあげようとしていたものを一度ゼロにして、"現代のサヤ"が考えていることを大事にしてあげようと思ったんです」と説明。また、子役を子役として扱わない演出であることから、ダイヤ役を演じた子役・寺田心を追い詰めてしまったことがあったそうで、「そんな時に新垣さんが『心、へこんでるんでしょ(笑)』って優しく声をかけて、心くんが涙ぐんでて(笑)」というやりとりも。そんな新垣を深川監督は、「立派な座長さんでした。主演だから出演者のトップにいることは当たり前なんですが、みんなに気を配るという役割も果たしつつ、それぞれの役者の体調も含めてちゃんとフォローすることができる役者さん」と賛辞を送る。久代役の波乃久里子も「あの人は大きな女優だ」と現場で何度もうなるなど、その立ち振る舞いは「女優・新垣結衣」の姿を周囲に強く印象付けた。今回の撮影を通じて、「子育ては大変なことが、普段は8割。今回、撮影中に赤ちゃんを抱いてて、身を委ねられると守らなきゃって思うし、たぶんそうやって残りの2割の部分に引き戻されるんだろうな…。それを繰り返してお母さんはやってきたんだろうなと思います」と母親の苦労を想像しながら、恥ずかしそうに「わかんないですけどね(笑)」と付け加える。最近、母の強い勧めで人間ドックを受けたそうで、検査を受けた夜に母から電話があり、「そんなに心配だったんだと思いました」とその愛情を再認識したという。「常に大事に思ってくれてるだろうなというのはわかっているので。あまり言葉で確認することはないですけど、無理にしなくてもいいかなと。自分が言いたい時に素直にいられる状態でいればいいかなと思います」という言葉にも背伸びをしない等身大の新垣がにじみ出ている。ユウタロウは、父が母の死に際に駆けつけなかったことで、その存在を長い間遠ざけていた。家族よりも仕事を選んだその父親の行動について、「本当は駆けつけてほしいですけど…立場によって思いはそれぞれだと思います。ユウちゃんのお父さんも行きたくなかったわけじゃないと思うので…」と理解を示す新垣。その考えに至ったのは、「十代からお仕事をはじめているので、やっぱり悩むこともあって。自分の中でも答えは決まっているけど、後押しをしてほしいから親に話したりして。そんな時に自分が思っていることと違う答えが返ってきたりして、怒ってしまったり、悲しくなっていたりはしていました」という実体験もあるから。「今はその時の返ってきた言葉も理解できるので、いい思い出です。私も人並みの段階を踏んできたんだと思います(笑)」と語るなど、今の新垣は過去の誤解も冷静に見渡すことができている。■プロフィール新垣結衣1988年6月11日生まれ。沖縄県出身。ローティーン誌『ニコラ』のモデルとして活躍した後、女優業をスタート。『恋するマドリ』(2007年)で映画初主演を果たし、続く主演作『恋空』(07年)が大ヒットを記録した。その後、『ワルボロ』(07年)、『フレフレ少女』(08年)、『ハナミズキ』(10年)などに出演。テレビドラマでは、『全開ガール』(11年)で連ドラ初主演を飾り、『空飛ぶ広報室』(13年)、『リーガルハイ』(13年)、『S-最後の警官-』(14年)など話題作への出演が続いている。主演映画『くちびるに歌を』の公開を2015年2月28日に控える。(C)2014「トワイライト ささらさや」製作委員会
2014年11月12日「ぴあ」調査による2014年11月7日、8日のぴあ映画初日満足度ランキングは、新垣結衣と大泉洋が夫婦役で共演した『トワイライト ささらさや』がトップに輝いた。2位に森三中の大島美幸の初主演作『福福荘の福ちゃん』が、3位にパリ・オペラ座の最高位“エトワール”の座を16年間務めたアニエス・ルテステュを追ったドキュメンタリー『至高のエトワール ~パリ・オペラ座に生きて~』が入った。その他の写真1位の『トワイライト…』は、突然の事故で夫を亡くしてしまい、生まれたばかりの息子を育てるヒロインと、さまざまな人の身体を借りて妻を助けようと奮闘する亡き夫の姿を描いたラブストーリー。出口調査では「観たあとすぐに自分の家族に会いたくなるような映画。お父さんの愛情に感動して涙が流れた」(18歳・女性)、「温かい映画。特に車の中で乗り移るシーンはすごく感動的で涙が出た。職場の友人にオススメしたい」(42歳・男性)、「家族愛を感じるストーリーで、感動する場面もあれば、大笑いする場面もあって全体的に楽しめた」(19歳・女性)、「“家族”について考えさせられたし、とても泣ける映画で感動した。新垣結衣も大泉洋も良い演技だった」(25歳・男性)、「親と子の愛情がよく描かれていて、クライマックスは特に感動的だった」(50歳・女性)など、涙を浮かべながらコメントする女性の姿もあり、10代から70代までの観客からの支持を集めた。2位の『福福荘の福ちゃん』は、ぼろアパート“福福荘“に住む女性にオクテな福ちゃん(大島)の恋模様を描いた作品。観客からは「大島さんが男役で出演するというキャスティングが素晴らしい。男女の生々しいところや、昔の恨みなどネガティブな部分をイヤな感じではなくサラリと描いているのもよかった」「大島美幸と荒川良々がすごくよかった。お節介になりかねないが、それでも助け合いは大切だし、温かい心を持つことの重要さを改めて実感した」「大島さんはオッサンにしか見えなかったが、彼(彼女)の笑顔を見ていると、自分までほっこりしてしまうから不思議。ユーモアがあって、おもしろかった」「会場内は笑いっぱなしで、元気をもらえる映画だった」などの声が寄せられた。(本ランキングは、11月7日(金)、8日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2014年11月10日不思議な町“ささら”で個性的な人々に囲まれながら奮闘するシングルマザーのサヤの前に現れたのは、事故で死んだはずの夫ユウタロウ(大泉洋)だった!?しかもユウタロウがサヤと話せるのは、他人の身体に乗り移った短時間だけ…。加納朋子の小説を基に『神様のカルテ』の深川栄洋がメガホンをとったヒューマンファンタジーで、主人公のサヤに扮した新垣結衣が作品を振り返った。その他の写真「親戚の赤ちゃんをあやしたりしていたので、今回はプライベートを生かせました」と初の母親役にも笑顔を見せる新垣。サヤについては「ささらの町での生活が徐々に彼女を強くしていったように感じる人もいるかもしれませんが、私としては、彼女はもともと強い女性だと思っていました。もちろん成長もしているけれど、もともとあったサヤの強さを、ささらの人たちが後押ししてくれたのかなって」と分析する。サヤのことが心配で成仏できないユウタロウが、他人に乗り移るシーンでは、乗り移られる富司純子や中村蒼らの動きに大泉の声を充てるといった手法は取らず、富司や中村らが完璧に大泉のユウタロウを演じきって笑わせる。これらのシーンはとてもユーモラスだが、後半、このコミカルさが効いてくる。特に新垣自身、「本当に頑張ったと思うし、頑張っただけのシーンになっていると思います」と胸を張る、クライマックスでのサヤと、ユウタロウ自身が現れて対峙する場面には胸を締め付けられるに違いない。「それまでみなさんがユウちゃんを素晴らしく演じてらしたので、私としては富司さんの頬についた米粒を取るといった仕草もなんのためらいもなくできてたんです(笑)。ただ、クライマックスで大泉さんの姿でユウちゃんが登場したときにはやっぱり特別なものがあったし、ずっと涙が溢れっぱなしでした。それにユウちゃんに投げかけたある言葉で、それまで、乗り移られた人たちとサヤが自然に接していたことの理由が腑に落ちたんです。出来上がった作品を観て、改めて気がついてグッと来ました(笑)」。『トワイライト ささらさや』公開中※取材・文・写真:望月ふみ
2014年11月10日女優の新垣結衣が11月8日に東京・新宿バルト9で行われた主演作『トワイライト ささらさや』の初日舞台あいさつに登壇した。本作で母親役に初挑戦した新垣は、劇中で息子を演じた赤ちゃんモデル・森蓮太郎くん(現在11カ月)と約半年ぶりに再会を果たし「大きくなったし、顔も変わりましたね。成長を感じるし、いつまでも見守っていたい」と目を細めた。その他の写真架空の町“ささら”を舞台に、事故死し成仏できない落語家のユウタロウが、周囲の人々の体を借りながら、生まれたばかりの息子を守ると誓う妻・サヤ(新垣)を守ろうと奮闘するというファンタジックな人間ドラマ。加納朋子氏の小説を映画化した。舞台あいさつには新垣をはじめ、亡き夫のユウタロウを演じる大泉洋、中村蒼、福島リラ、寺田心くん(子役)、藤田弓子、小松政夫、石橋凌、富司純子、深川栄洋監督が勢ぞろいし、映画の封切りに感無量の面持ちだった。公開前から「大切な誰かに会いたくなる」と評判の本作。大泉は「今会いたい人」として、愛娘が見る教育番組の“歌のお姉さん”を挙げたが、他のキャスト陣が「やっぱり家族」と口を揃えると、「僕も亡くなった父に会いたい。あっ、父は生きています」と笑いを誘った。また、大泉が話そうとする絶妙なタイミングで、心くんがくしゃみをする一幕も。トークを邪魔された大泉は「また大泉さんつぶしか。それ作戦だろ(笑)」と子ども相手に、苦々しい表情を浮かべた。『トワイライト ささらさや』公開中取材・文・写真:内田 涼
2014年11月10日新垣結衣が初めて母親に挑戦した『トワイライト ささらさや』の初日舞台あいさつが、11月8日に新宿バルト9で開催。新垣結衣、大泉洋、中村蒼、福島リラ、子役の寺田心、藤田弓子、小松政夫、石橋凌、富司純子、深川栄洋監督が登壇した。加納朋子の同名小説を、『神様のカルテ』シリーズの深川栄洋監督が映画化した『トワイライト ささらさや』。新垣結衣は、夫に先立たれ、乳飲み子を抱えるサヤ役。大泉が、いろんな人に憑依して妻と息子を守ろうとする夫・ユウタロウを演じた。本作では、2人の奮闘と、サヤたちを取り巻く周りの人々たちとの交流が温かく描かれる。新垣は、サプライズで息子ユウスケ役の赤ちゃんと再会。赤ちゃんは半ベソをかいたが、新垣は「変わった!大きくなっている!」と、うれしそうに笑顔を見せた。新垣は「人見知りになっているのも成長だなと。いつまでも見守っていきたいです」と、柔和な表情で赤ちゃんを抱っこした。劇中で、亡くなった父親役を演じた大泉も「赤ちゃんが出てきた瞬間、わけもわからないうるっと感が! ちょっと感動してしまいました」と感激していた。舞台あいさつでは、映画にちなみ「今会いたい人」についてクロストーク。新垣は「おじいちゃん、おばあちゃんです。もっと交流したかった」と真面目にコメント。続いて、大泉が答えようとした瞬間、「クション!」とくしゃみをして、会場を笑わせた子役の寺田心。大泉は寺田に「作戦だろ? 絶妙なタイミングで」と、不機嫌な表情を見せ、会場は大爆笑。大泉は「朝、息子がテレビで『おかあさんといっしょ』を見ていて。だから、三谷たくみお姉さんに会いたいです」と言って、笑いを取る。その後、ゲストのほとんどが亡くなった両親や家族に会いたいと答えたため、いたたまれなくなった大泉は「僕も亡くなった父に会いたいです」と言い直した。ところが、すぐに「ごめんなさい。父、生きてます。やばい」と謝罪し、会場は爆笑の渦となった。
2014年11月09日