新型コロナウイルス拡大は「謀略」というデマが収束したと思えば、今度は能登半島地震は「人工地震」……。ところ構わずはびこる陰謀論はさらに、新NISA(少額投資非課税制度)にまで台頭した。タレントの小倉優子は「国が推しているから裏がある」と発言。トンデモ発言に違いないが、「増税」色が際立つ岸田首相肝いりの税制優遇策だけに疑心暗鬼になるのも無理はない。NISA陰謀論を検証してみる。年明けから日経平均株価が続伸中だ。バブル期以来33年ぶりの株高は、おおむね二つに起因するだろう。一つは日米の政策金利をめぐる市場の観測だ。国内では能登半島地震の影響で、日銀による金融正常化の観測が後退。一方の米経済も減速し、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が弱まった。日米の金利差拡大が再認識されて為替市場で円安が進み、円安効果を享受する輸出関連の銘柄を中心に買い注文が集まった。そして、もう一つが今年1月に始まった新NISAだ。個人投資家の新規マネーが市場に流入し、相場を押し上げている。米ブルームバーグ通信によると、楽天証券の年初の新規口座開設が前年同期と比べて3倍ほどに急伸しているという。■ゆうこりん「裏がある」発言が飛び火歴史的な株高に水を差すように、新NISAにも陰謀論が台頭した。小倉優子はテレビ番組でNISAに「手を出していない」とした上で、「国が推しているものにいいものがあるのかって。何か裏があるんじゃないか」と直言。リーマン・ショック(2008年)で「痛い目」に遭い、株式投資を警戒しているという。この発言でSNSは《国に騙されるな》《暴落来るぞ》と活気づいた。NISAは株式や投資信託で得られた配当金や売却益に対し、本来は約20%課税されるところ、非課税になる制度。今年1月の新制度移行により、非課税の投資枠と保有期間が大幅に拡充された。そんな政府の「大盤振る舞い」(経済評論家)に「裏がある」という理屈だ。陰謀論の根底にあるのは岸田首相に対する懐疑だろう。打ち出した防衛費「倍増」や「異次元」の少子化対策の財源として税負担の加重が懸念され、「増税メガネ」の悪評が定着した首相。NISAの税制優遇とイメージが相いれない。資産報告書(2021年12月時点)によると、そもそも「貯蓄から投資へ」の旗振り役である首相自身が有価証券を保有していないのだから、信用できないのもうなずける。ちなみに、首相の2億円余りの資産のうち1千万円は預貯金だ。■ビギナー困惑の高値圏金融庁によると、NISAの政策目的は「家計の安定的な資産形成の支援」と「成長資金の供給」にある。政府側にとっては、新規マネーの掘り起こしによる国内市場の活性化という思惑もあるだろう。現況の株高は狙い通りといえる。投資の大前提として、高値つかみはNG。NISAビギナーは出だしから高値圏からの積み立てとなり、ただでさえ戸惑いやすい相場だ。ただ、資産運用の王道は「長期・積立・分散」。金融庁は基本的に、この観点でNISAの対象商品を選定している。金融庁のシミュレーションによると、1989年以降に株式と債券に積立投資を続けて20年間保有した場合、元本割れのケースは皆無だった。株価が上昇しても下落しても、一喜一憂せずに保有し続ける気構えがNISAの鉄則だ。暴落時に「すぐ怖くて売りたくなる」という小倉には不向きの投資術だったわけだ。無論、投資に絶対はない。NISAの対象商品は比較的ローリスクとはいえ、政府も忠告する通り元本割れのリスクは生じる。そのリスクまで陰謀と疑うのなら、お手上げだ。(文:笹川賢一)
2024年01月21日9月25日、ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(50)がYouTubeを更新。楽天証券の東京証券取引所への新規上場について言及した。ことの発端は、SBI証券が9月30日から国内株式取引の手数料を完全無料化すると発表したこと。堀江氏は「楽天のなかで重要な稼ぎ頭である金融事業・楽天証券に大激震が走りました」とし、その理由を「業界最大手のSBI証券が証券取引の手数料をゼロ円にすると発表しました。これだけで100億円以上の利益が吹っ飛んでしまうと」と話した。手数料を無料にすることで、顧客を引き寄せるというSBI証券の方針に対して、他の証券会社が“お手上げ”状態であると堀江氏は指摘。そんななか、唯一SBI証券に追随したのが業界2位の楽天証券。「楽天証券はついてこざるを得なかった」という状況だったと堀江氏は説明した。また、堀江氏は楽天証券が上場準備中であることを挙げ、「100億円単位の利益がなくなるっていう決断を上場審査中の終盤に」下したことを指摘。「上場承認の取り消しだってあり得る」と堀江氏は推測した。さらに楽天グループの今後の利益のポイントとして、楽天モバイルが携帯電話業界のシェア約20パーセントを獲得するためには「今後約10年間持たせることができるかどうか」だと見られていると言う。そのためには「楽天カードを売るしかない」と堀江氏は説明。しかし、「カードの切り売りが始まると、楽天グループ間で齟齬が生まれる」という。これを堀江氏は「楽天カードの切り売りっていう最後の禁断の手に出ると、楽天グループの経済圏が狂ってしまう大きな原因になるのかなと思いました」と結論づけた。堀江氏は楽天の行く末を案じるが、今後の推移を見守りたい。
2023年09月27日日本証券業協会は、10月4日「証券投資の日」に、証券投資に興味を持っていない方や投資未経験の方、特に将来の投資の担い手となる若年層(20~40代)の方向けに、東大クイズ王の伊沢さん率いるQuizKnockが、証券投資に関する問題に挑戦するYouTubeチャンネル「#まなぶわかるとうしチャンネル」を開設します。#まなぶわかるとうしチャンネル最近、政府において「資産所得倍増プラン」が掲げられたり、高校の家庭科で資産形成を学ぶことになったりと、国全体で「証券投資」に関する機運が高まってきています。そこで、より一層多くの方々に証券投資に興味・関心を持っていただくため、QuizKnockを起用した「#まなぶわかるとうしチャンネル」の開設をはじめとした広報活動を実施します。「#まなぶわかるとうしチャンネル」では、ロッチさん、ホリさんなど各回で魅力的なゲストの方々を交えつつ、クイズを通して証券投資を楽しく学ぶことができます。さらに、YouTube広告では大量の一問一答クイズを展開、日本証券業協会の公式Twitterではクイズに答えて当たるプレゼントキャンペーンを実施するなど、「証券投資の日」にあわせた広報活動を順次展開いたします。■証券投資の日とは?日本証券業協会が、より多くの方々に証券投資に興味・関心を持っていただくため、1996年に「10(とう)」と「4(し)」の語呂合わせから10月4日を「証券投資の日」と定め、記念日登録されている日。■YouTubeチャンネル「#まなぶわかるとうしチャンネル」概要「#まなぶわかるとうしチャンネル」は、証券投資を楽しく学ぶことができるYouTubeチャンネルです。 東大クイズ王の伊沢さん率いるQuizKnockが資産形成や証券投資にまつわる様々な問題に挑戦します。ロッチさん、ホリさんなど多くのゲストを交えながら、楽しく学べる動画を配信していきます。記念すべき第1回のテーマは「一生に必要なお金はいくら?」。ゲスト講師にお笑いタレントのロッチさんをお迎えして、賢い投資との付き合い方を学びます。人生にまつわるお金の話に、ゲストだけでなくQuizKnockも興味津々。「#まなぶわかるとうしチャンネル」では、フリップが足りなくなるほどQuizKnockが果敢に挑戦する難問も、ゲストによるコントやモノマネなどのたくさんの笑いを交え分かりやすく解説いたします。チャンネル名 : #まなぶわかるとうしチャンネル開設日・公開開始日: 10月4日(火)より順次公開出演者 : QuizKnockゲスト : ロッチ、ホリ、肉乃小路ニクヨ など動画 : 全13本程度を公開予定URL : ■YouTubeチャンネル「#まなぶわかるとうしチャンネル」今後の予定配信日(予定)・第1回: 10月4日(火) タイトル:一生に必要なお金はいくら?・第2回: 10月21日(金) タイトル:人生は○○と共働きせよ・第3回: 11月4日(金) タイトル:投資は○○でもある・第4回: 11月18日(金) タイトル:金融商品選びは○○と一緒・第5回: 12月2日(金) タイトル:コツコツ続けるつみたてNISAがいいさ1・第6回: 12月16日(金) タイトル:コツコツ続けるつみたてNISAがいいさ2・第7回: 12月30日(金) タイトル:証券投資ってどうやってはじめるの?コント・第8回~第13回 順次公開予定。 ※上記各タイトルは変更の可能性あり。第1回~第7回までは一生に必要なお金や、つみたてNISAや証券投資の始め方などをテーマに、第8回~第13回は証券投資の実体験や、証券会社の役割などをテーマに取り上げます。ゲスト講師が証券投資を解説クイズで証券投資を楽しく学ぼうQuizKnockに降りかかる様々な難問!■出演者プロフィール【QuizKnock】QuizKnock(クイズノック)は、東大クイズ王・伊沢 拓司が中心となって運営する、エンタメと知を融合させたメディア。「楽しいから始まる学び」をコンセプトに、何かを「知る」きっかけとなるような記事や動画を毎日発信中。YouTubeチャンネル登録者数は192万人を突破。(2022年9月時点)QuizKnock・QuizKnock伊沢さんコメント絶対やったほうが良いと思いつつ、ハードルが高い気がしてなかなか証券投資に踏み出せないという人も多いのではないでしょうか?実は僕も(笑)。今回、証券投資に関する問題に挑戦していく中で、想像していたよりもずっと身近で、僕らの暮らしに必要なものだと改めて実感しました。なかなか一歩を踏み出せないというみなさんも、僕たちと一緒に証券投資について楽しく学んでもらえたら嬉しいです。■ゲストプロフィール ※その他ゲスト検討中【ロッチ】ボケ 中岡 創一、ツッコミ コカド ケンタロウの2名からなる、ワタナベエンターテインメント所属のお笑い芸人。【ホリ(堀 裕人)】ものまねタレント。多彩なモノマネで、ものまね番組からナレーターまで幅広く活躍中。【肉乃小路ニクヨ】コラムニストやYouTuberとして活躍しているニューレディー。実は金融会社3社を渡り歩いてきた金融のプロ。金融関連のコラムや動画も多く配信中。ロッチホリ肉乃小路ニクヨ■解説者プロフィール【大竹 のり子(ファイナンシャルプランナー)】金融専門書籍・雑誌の編集者を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立し、「女性のためのお金の総合クリニック」である株式会社エフピーウーマンを設立。現在、経営の傍ら、講演、雑誌、テレビなど多くのメディアに出演。大竹 のり子■日本証券業協会(JSDA)概要設立 :1973年7月所在地:東京都中央区日本橋2-11-2日本証券業協会 公式HP: 日本証券業協会は、金融商品取引法の規定により内閣総理大臣の認可を受けた認可金融商品取引業協会です。協会員である証券会社や銀行、保険会社などの金融機関が遵守すべき自主規制ルールの制定やその遵守状況の監査などの自主規制業務を行っています。また、そのほかにも、金融商品取引業、金融商品市場の発展を推進する業務や、国際業務・国際交流、金融・証券知識の普及・啓発活動など、幅広い業務を行っています。こうした活動を通して、公正で透明性が高く、信頼のできる金融・資本市場の環境作りに貢献しています。日本証券業協会(JSDA) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月04日日本証券金融株式会社(本社:東京都中央区、代表執行役社長:櫛 田 誠希、以下「日証金」)は、個人投資家向けのオンライン型証券担保ローンサービス「コムストックローン」にて「新規ご契約キャンペーン」を実施します。Amazonギフト券がもれなくもらえるお得なキャンペーンですので、ぜひ、この機会に資金使途自由でスピーディーに資金調達ができる「コムストックローン」のご利用をご検討ください。■キャンペーンの概要●キャンペーン名:新規ご契約キャンペーン●対象サービス:「コムストックローン・SBI証券」、「イージー・コムストックローン」、「コムストックローン・三菱UFJモルガン・スタンレー証券」、「新コムストックローン・野村證券」、「コムストックローン・ダイレクト」●キャンペーン期間:2022年3月1日~2022年6月30日●プレゼント内容:新規ご契約者全員にもれなくAmazonギフト券1,000円分プレゼントさらに、100万円以上の融資ご利用で追加4,000円分(計5,000円分)プレゼントさらにさらに、1,000万円以上の融資ご利用で追加5,000円分(計10,000円分)プレゼント■キャンペーンの詳細はこちら ■コムストックローンの商品概要、お申込はこちらから 証券担保ローンのパイオニアである日証金は、2003年7月に業界初となるインターネット取引の証券担保ローンサービス「コムストックローン」の提供を開始しました。現在、SBI証券、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、野村證券の大手証券会社4社と提携してサービスを提供しており、資金調達手段および投資ツールとして、その利便性が高く評価され、多くの投資家の皆様にご利用いただいております。この度、2021年12月15日より取扱いを開始した「コムストックローン・三菱UFJモルガン・スタンレー証券」をはじめとしたコムストックローンの各サービスをより多くの皆様にご利用いただき、その利便性を体験いただくため、2022年3月1日から2022年6月30日まで「新規ご契約キャンペーン」を実施いたします。コムストックローン全サービスを対象に、新規ご契約の方全員にAmazonギフト券1,000円をもれなくプレゼント、期間中に100万円以上のご利用でさらに4,000円、1,000万円以上のご利用でさらに5,000円の最大10,000円分のAmazonギフト券をプレゼントいたします。■キャンペーンの詳細はこちら ■コムストックローンの商品概要、お申込はこちらから ※別途、「コムストックローン・三菱UFJモルガン・スタンレー証券」では、新規ご契約のお客様全員に特別優遇金利 年率2.675%を適用しておりますので、「新規ご契約キャンペーン」と合わせて大変お得な条件でサービスをご利用いただけます(特別優遇金利適用期間は2023年1月9日まで)。ぜひ、この機会にご利用いただき、権利取りやIPO申込、不動産投資等の様々な資金ニーズにお役立てください。今後もお客様にとってより便利なサービスの提供を目指し、利便性の向上に努めてまいりますので、引き続きコムストックローンをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。■「コムストックローン・三菱UFJモルガン・スタンレー証券」の商品概要、お申込はこちらから ■コムストックローンの商品概要、お申込はこちらから ■キャンペーンの詳細はこちら ・日証金の《コムストックローン》とは・お客様が保有されている上場株式等を担保にお借入いただける個人のお客様向けのサービス(証券担保ローン)です。・SBI証券、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、野村證券の大手証券会社4社と提携しており、いずれかの証券総合口座を開設されているお客様は、当該口座で保有されている上場株式等を担保にコムストックローンをご利用いただけます。(各提携サービス)・上記の証券会社以外をご利用のお客様は、日証金にお客様口座(振替決済口座)をご開設のうえ、ご利用の証券会社から担保株式を口座振替のうえご利用いただけます。(コムストックローン・ダイレクト)・《コムストックローン》の5つのメリット・融資申込から即日で融資可能、融資額は30万円~最大3億円・担保に入れても配当金や優待の権利はそのまま・担保に入れてもいつでも売買自由・上場銘柄の8割超が担保利用可能・資金使途自由・さまざまなシーンで活用いただけます・資金使途は自由ですので、株式の追加買付やIPO申込等の投資資金、不動産投資資金等、さまざまなシーンでご活用いただけます。・お借入、ご返済はお客様の任意のタイミングで行っていただけます(ご契約後は即日融資、銀行振込による即日返済が可能)。・契約期間は1年間ですが、年1度の契約更新(自動審査、ただし審査により更新不可の場合があります)をしていただければ、最長満80歳まで継続してご利用いただけます。・概要(2022年3月1日現在)■コムストックローン全サービスの商品概要、お申込はこちらから ■「コムストックローン・三菱UFJモルガン・スタンレー証券」の商品概要、お申込はこちらから ・日本証券金融株式会社(日証金)について日証金は、各証券取引所から指定を受け、そこで行われる貸借取引を一手に担う、公共性の高い金融機関です。主要業務である貸借取引業務は、金融商品取引法に基づく免許を受けた証券金融会社だけに認められており、制度信用取引の決済に必要な資金や株券を証券会社に貸し出しています。また、個人向けでは、インターネットを活用した有価証券担保ローン業務を展開しています。【会社概要】会社名:日本証券金融株式会社所在地:〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1-2-10代表者:代表執行役社長 櫛 田 誠希設立:1927年(昭和2年)7月URL: 事業内容:金融商品取引法に基づく証券金融業(貸借取引貸付、公社債・一般貸付、債券業務、貸株業務)【本リリースに関するお問い合わせ先】日本証券金融株式会社リテール営業部ネットビジネス課TEL:03-6264-9875E-mail: comstock@jsf.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月25日政府分科会の尾身茂会長(72)が理事長を務める地域医療機能推進機構(以下、JCHO)。JCHOとは、全国に57の病院と26の介護老人保健施設などを持つ、厚生労働省が所管の独立行政法人。’20年度には300億円を超える巨額の補助金が投入されている。「JCHOの財務諸表を見ると、少なくとも230億円以上がコロナ対策関連の補助金とみられます」そう話すのは、医療ガバナンス研究所の理事長で内科医の上昌広さんだ。上さんは補助金が「適切に使用されなかった」と指摘する。「’20年度、JCHOに払われた補助金の額は、コロナの影響で前年度の約12倍に増えました。ところが現場スタッフの人件費は、今年度が約187億円と昨年度に比べてわずか2億円程度しか増加していません。つまりコロナ対応の人件費にあてられていないんです」では、巨額の補助金は、どこに消えたのか。上さんはこう続ける。「JCHOの医業収入は前年度比で12億円しか増えていないのに対して、補助金収益が198億円も増えました。そして、有価証券の取得に130億円があてられているのです。つまり、もらった補助金の大部分をコロナ対策に使わず、“温存した”と見られても仕方がない。JCHOのトップであり、かつ政府のコロナ対策の指揮を執る尾身さんの役割は、医師や看護師を確保して、自宅放置されているコロナ患者の命を救うことだったはず。JCHOは公的病院なので、民間が患者を受け入れないのとはワケが違う。あきらかな怠慢です」尾身会長は8月下旬、厚労委員会で「野戦病院を早急に作って対応すべき」などと発言。だが、自分が理事長を務める組織の傘下病院は機能不全に陥っていた。JCHO労働組合の書記長の大島賢さんは、次のように語る。「尾身さんも本部も、ただのお飾りで現場のことなんてまったく見ていません。備品の調達すら本部では行わず、各病院に丸投げです。そのせいで、少し前まで医療用手袋さえ切らしていて、台所用のような市販のゴム手袋で患者の対応に当たっていた現場もあったと聞いています」各地のJCHOで働く医療従事者からは、「サージカルマスクがいつまで1日1枚なのか?」「黒字なんだから、疲弊している全スタッフに慰労金を支給してほしい」などの声が上がっているという。現場が疲弊している一方、JCHOの経営陣は左うちわのようだ。「役員報酬の規定」によると、理事長である尾身氏の年俸は2,262万8,000円。そのほかの理事の年俸も1,500万円レベル。JCHO側に、“なぜコロナ患者の受け入れが進まないのか”、“補助金が人件費に使用されていないのはなぜか”と質問状を送ったが、「個別のご質問にはお答えしかねます」という返答だった。懸念される感染の再拡大に備え、尾身理事長には年俸ぶんのリーダーシップくらいは発揮してほしい。
2021年09月30日トヨタ自動車が6月24日公表した、2021年3月期の有価証券報告書によると、豊田章男社長(65)の役員報酬は前年の4億4,900万円から1.6%減の4億4,200万円だった。コロナ禍による営業利益の減益などが影響し、4年ぶりに減少した。同社役員で報酬が最も多かったのは、昨年6月に取締役を退任したディディエ・ルロワ氏で、前年比17.1%増の14億5,100万円だ。1億円を超えたのは、豊田社長、ルロワ氏を含めて7人だった。とはいえ、日本株では2位のソフトバンクグループの14兆円におよそ2倍の差をつけ、株式の時価総額では30兆円と日本一。トヨタの22年3月期の連結営業利益は会社予想が前期比14%増の2兆5千億円と、コロナ禍をものともしない勢いだ。そんな企業のトップらしからぬ報酬額に、「安すぎでは」という声が上がっている。なかには、年間10億円以上の報酬を受け取りながら、巨額の役員報酬を開示しなかったとされる事件を起こした日産自動車の元会長・カルロス・ゴーン被告と比べる声も……。《売上30兆円で経済を回す企業のトップとしては安いなぁ》《世界有数の企業の社長の報酬にしては、配当収入があるにせよ、少な過ぎる》《多額だけど対利益なら、もっと貰っててもおかしくないよな…》《日産とどうしてここまで違うのだろうか》《日産の社員、関係会社の人たちは悔しいだろうな》実は、豊田章男社長の役員報酬が“安すぎる”という指摘は以前からあった。2018年12月、元大リーガーのイチロー(47)が、豊田社長らとの鼎談のなかで、こう話していた。「給料、安くないですか?30億円くらいもらってくださいよ」こう迫ったイチローに豊田社長は「“燃費のいい社長”と言われています」と返し、「ひとりでやっているわけじゃないんですよ、私は。責任はたぶん、ひとりで取るんでしょうが、その“責任代”は、多くの人が納得できる金額であってほしい。その額は、今のところわからないんですよ」と語っていた。さらに、24日に開示した有価証券報告書には、ウーブン・プラネット・ホールディングスというソフトウェアや自動運転技術の開発などを行う子会社に、豊田社長が私財を50億円投じるという記載が話題を呼んでいる。トヨタ自動車の創業家一族の生まれで、同社を率いる章男氏が社長に就いてから12年。日本一の企業トップがやることは、やはりひと味ちがう――。
2021年06月25日アイドルグループ・SKE48の大場美奈が、SAMURAI証券のアンバサダーに就任したことが24日、明らかになった。SAMURAI証券が運営する「SAMURAI FUND」では、エンタメ事業型クラウドファンディングを用意し、アーティストのプロデュースやイベントの開催を商品化していく予定。大場は、頑張る人をみんなで応援する「応援投資」を体験しながら、アンバサダーとして活動していく。大場は、「私はアイドルとして、いつも皆さんに応援していただく側だったりするのですが、今回皆さんと一緒に『応援投資』について学んでいきたいと思っています!」と意気込みを語った。
2021年05月24日妊娠・出産・子育ての毎日を笑顔にする、ママと専門家をつなげるプラットフォーム企業、株式会社ベビーカレンダー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:安田啓司、証券コード:7363、以下「ベビーカレンダー」)は、2021年3月25日、東京証券取引所マザーズ市場へ上場いたしました。 ※東京証券取引所での上場セレモニーは、新型コロナ感染防止対策として参加人数を最小限にしたうえで行われました。 これまでの皆様のご支援ならびにご厚情に御礼申し上げますと共に、今後とも引き続きのご支援・ご鞭撻を賜ります様、宜しくお願い申し上げます。尚、新規上場に関する詳細につきましては東京証券取引所のウェブサイトを、当社のIR情報について詳細は当社コーポレートサイトIRページをご覧ください。 東京証券取引所 URL:当社コーポレートサイトIRページ URL:ベビーカレンダーでは、妊娠、出産される方々やそれを支えていらっしゃる医療従事者の皆様、全てに満足いただきたい思いで、妊娠・出産に関するサイト「ベビーカレンダー」を運営し、産婦人科向けサービス「ベビーパッドシリーズ」を提供しております。 ご利用者の皆様にとって役に立つもの、価値のあるものを常に提供し続けていくことで、ご利用者およびその周りや社会全体が笑顔になっていくことが使命であると考えております。少子高齢化が加速する現代だからこそ、「赤ちゃんを産みたい」と思える情報を届けたい。ベビーカレンダーは、2021年3月25日(木)に、ママたちを取り巻く妊娠・出産・育児の課題や現状を総力取材した『ベビカレ特集』を公開しました。詳細は、以下のとおりです。【ベビカレ特集】「赤ちゃんを産みたい」と思える情報を届けたい。妊娠、出産、子育て……変動の多い女性のライフステージ。そのステージが変わるたび、さまざまな壁に直面するママたちの現状を社会に伝えることで、ママたちには「私だけじゃない」そう思ってほしい。 そして、ママ自身だけでなく家族や企業、ひいては社会全体にその実情を知ってもらいたい。子育て世代が安心して赤ちゃんを産み、育てることできる世の中にしていきたい。そんな思いで、ベビーカレンダーはベビカレ特集を立ち上げました。 「赤ちゃんを産みたいと思える世の中に。」をキーワードに、ベビーカレンダー編集部がママたちを取り巻く妊娠・出産・育児の課題や現状を取材、調査。特に、以下の8つのテーマに注目し、課題のあぶり出しや調査、取材をおこなっています。① わたしの子育て「子どもが欲しい」「子どもっていいな」そう思えるようなママたちのインタビュー記事をご紹介しています。 ② 不妊治療今の日本の不妊治療における課題や調査、体験者取材などさまざまな切り口で実情をお伝えしています。 ③ 妊娠出産現代女性の妊娠・出産における厳しい現実や認知調査など、ママたちのリアルな現状をご紹介しています。 ④ 子育てパパの育休、SNS利用状況、子連れ出勤など子育ての実態の調査結果レポートを公開しています。 ⑤ 防災・災害防災に関する意識調査、被災者の取材など、災害から子どもたちを守るために必要な情報をお届けしています。 ⑥ 教育・習いごと子どもの習いごと調査から読み解く、現代の習いごと事情を解説しています。 ⑦ イベント子どもの節句、乳がん検診の日など、年中行事やイベントに関する調査結果を発表しています。 ⑧ 出産動画ベビーカレンダー人気コンテンツ「出産ドキュメンタリー動画」を発表、解説記事を公開しています。 「私のように後悔してほしくない」-ベビカレ編集長の想い- ▲ベビーカレンダーでは二階堂編集長自身の不妊治療体験を赤裸々に公開している 「産みたいと思ったときに産める、そのための情報を」人生の決断はその人自身の手の中にあり、いずれの選択も尊重されるべきものです。けれど「産みたいときに産めるのか?」と尋ねられたとき、単純にYESと言えない現実があります。 私はずっと子どもが欲しいと思いながらも、30代を仕事に費やし40歳で離婚。45歳で再婚して、子どもを持たない人生がいよいよ現実的になったとき、残り少ない可能性にかけて不妊治療に挑みました。結果、願いは叶わず……。私のように後悔する人が少しでも減ってほしい。赤ちゃんを産むっていいな、子どもがいる毎日っていいな、と思えるような世の中になってほしい。そんな気持ちを込めて、私自身の振り返りも含めながら、ベビーカレンダーでは、「子どものいる生き方」や「不妊治療」など子育て世帯にまつわる問題を取り上げていきます。 ベビーカレンダー編集長 二階堂美和
2021年03月25日「IPOに申し込んだのに、なかなか当たらない。どこの証券会社で申し込んだらいいの?」、そんな風に思ったことはありませんか?IPOの最大のデメリットは、抽選で当選しないと買い付ける権利を得られない点です。しかも、当選確率は非常に低いのが現状です。そこで今回はIPOの当選確率を少しでも上げるために、IPOに強い証券会社を紹介していきます。併せて初値が上がりやすいIPO銘柄の特徴なども解説しますので、IPO投資をする際にご参考にしていただけたらと思います。通常の株取引にはないIPOの魅力それでは、まず通常の株取引(すでに上場している株を売買する株取引)にはないIPOの魅力を2つ見ていきましょう。魅力①短期間で大きな利益を得られる可能性が高いIPOの最大の魅力は、短期間で大きな利益を得られる可能性が高いという点です。投資家はIPO銘柄を上場前に事前に提示された公募価格で購入し、上場後にいつでも売却することができます(もちろん、そのまま保有し続けたり、買い増しすることも自由です)。公募価格:新規に上場する株式(IPO銘柄)を購入する際の価格のこと。そして、多くのIPO銘柄が公募価格よりも初値(上場後に初めて付く株価)のほうが高くなるのです。しかも、初値が公募価格の2倍・3倍になることも珍しくありません。2019年の新規上場をしたIPO銘柄は全86社。その内、初値が公募価格を上回ったのは86社中75社と、全体の87%を占めています。つまり、初値で売却をすれば、IPOの申し込みから上場までの2~3週間という短期間で、投資した資金を一気に2倍・3倍にも増やすことが可能なのです。2020年IPO銘柄の成績を見てみようそれでは初値で売却した場合、具体的にどれくらい利益を上げられるのでしょうか。2020年7月の記事執筆時点で今年新規上場したIPO銘柄は39社あります。そのうち直近上場した10銘柄の公募価格と初値を見てみましょう。直近10銘柄はすべて初値>公募価格という実績でした。公募価格に比べて初値が2倍~4倍の銘柄が多く、中には9倍以上になっている銘柄もありますね。一方で、2020年1月~2020年7月までのIPO銘柄の中で、公募価格割れをしてしまった銘柄が18銘柄あります。公募価格割れ:初値<公募価格になること。2020年前半は、約半分のIPO銘柄が公募価格割れというかなり悪い結果となりました。ただし、これは18銘柄すべてが3月~4月上旬に集中しているので、新型コロナウイルスによる歴史的な市場環境の悪化が大きな要因と考えらます。なお、直近5年間のIPO銘柄のうち、初値>公募価格となった銘柄は8割~9割に上っています。魅力②買付手数料がかからないIPO銘柄を買い付ける際は、通常の株取引でかかる買付手数料が発生しません。そのため、公募価格×購入株数が必要な購入資金額となります。[adsense_middle]初値>公募価格になるIPO銘柄の特徴IPO投資では初値が公募価格を大きく上回る確率が非常に高いです。一方で、中には初値<公募価格になってしまうIPO銘柄も中にはあります。そこで、ここでは初値>公募価格になる可能性の高いIPO銘柄の特徴を解説していきます。特徴①企業の成長性が高いIPO銘柄の成長性が高いと、投資家の人気を集めるため、初値が高くつきやすいです。逆に、成長性がほとんどないと見られるIPO銘柄には買い手がつきづらいという傾向があります。成長性を見極めるためには、過去の業績をチェックし、売り上げや利益が順調に右肩上がりで上がっているか、その企業が属する業界は今後市場拡大が見込めるのかどうかなどを確認しておきましょう。特徴②マザーズorジャスダックに上場するいくつかある市場の中で、マザーズorジャスダックに上場するIPO銘柄は、ほかの市場に上場する銘柄よりも初値が飛びやすい傾向にあります。これは、どちらの市場も今後の成長が期待できるベンチャー企業が多く上場するためです。また、マザーズとジャスダックを比べると、マザーズのほうが成長力のある企業が上場する傾向があるため、どちらかと言うとマザーズに上場するIPO銘柄のほうがおすすめです。特徴③知名度があるIPO銘柄の知名度にも初値は影響されます。知名度がある企業のIPOには、「あの企業が上場するなら買ってみようかな」と、普段IPOに参加しない投資家が申し込みや買い付けをすることがあります。そのため知名度があると買い付ける人が多く、初値が上がりやすい傾向にあるのです。2015年に上場した日本郵政やゆうちょ銀行、かんぽ生命保険、2016年に上場したJR九州は初値>公募価格でした。一方で、2018年に上場したソフトバンクは公募価格割れをしてしまいました。ソフトバンクが公募割れした要因の1つに、上場前に大規模な通信障害を発生させてしまい、それが投資家心理に悪影響を与えたこと、という指摘もあります。特徴④事業内容に他社との違いがある他社にはない事業内容を展開している企業のほうが、初値が高くつきやすい傾向にあります。それらの企業は競合他社が少なく、今後の成長力に期待をする投資家の買いを誘いやすいためです。【取扱数や主幹事に注目】当選確率を上げる証券会社選びのポイント前章では初値>公募価格になりやすいIPO銘柄の特徴をお伝えしました。しかし、いくらよいIPO銘柄を見つけても、当選しなければ意味がありません。そこで、この章ではなるべくIPOの当選確率を上げるための証券会社選びのポイントを3つ紹介していきます。ポイント①IPO銘柄の取り扱いが多いIPOの当選確率は非常に低く、100回申し込んで1回~2回当たる程度だと言われています。そのため、IPO銘柄の取り扱いの多い証券会社で、より多くの抽選機会を確保することが重要です。年間数社の取り扱いをしている証券会社と、何十社と取り扱っている証券会社では、抽選に参加できる回数に大きく差が出ます。当選するためには、IPOの取扱数が多い証券会社を選び、数を打つことが大切なのです。ポイント②主幹事を多く務めているか企業が新規上場する際には、4社~7社の証券会社がさまざまなサポートをします。主幹事証券会社とは、その中でも主導的な役割を果たす証券会社を指します。実はこの主幹事証券会社は、売り出すIPO銘柄の株数のうち、約7割~9割程度を受け持っているのです。つまり、主幹事の証券会社は投資家へ割り当てるIPOの株数の絶対数が多いため、それだけ当選する投資家も多いことになります。そのため、主幹事を多く務める証券会社は狙い目です。ポイント③チャンス平等な抽選方法を採っているIPOの割り当て方法は証券会社によって異なります。取引実績や資金量に関係ない平等な抽選方法を採っている証券会社もあれば、抽選によらず証券会社側が任意で配分をする方法もあります。また、この2つの配分方式をミックスしている証券会社もあります。特に取引実績の少ない株式投資初心者は、取引実績や預けている資金量に関係ない、当選確率が皆平等な抽選方法を採用している証券会社を選んだほうがよいでしょう。[adsense_middle]【徹底比較】IPOに強い証券会社ランキング5選それではIPO投資をする際に口座を開く証券会社はどこがいいのでしょうか。最後にIPOに強い証券会社をランキング方式で5社紹介しますので、参考にしてみてください。1位:SBI証券IPO銘柄の取扱数が多い第1位はネット証券最大手のSBI証券。まず、SBI証券は、IPO銘柄の取扱数がほかの証券会社に比べ非常に多いです。2019年には86社が新規上場しましたが、SBI証券はそのうち82社を取り扱っていました。2020年も引き続き、取扱数は豊富です。つまり、現状SBI証券に口座を持っていれば、IPO銘柄の大半に申し込みができる、ということです。特徴的なポイント制度ありSBI証券には、IPOチャレンジポイントというSBI証券独自の特徴的な制度があります。この制度では、抽選に外れた回数に応じてポイントが加算されます。そして、次回以降の抽選時にこのポイントを使用すると当選確率が上がる、という仕組みになっています。つまり、抽選に外れても決して無駄にはならず、外れれば外れるほど、次回以降の当選する可能性が高まるのです。なお、抽選方法は、個人顧客へ配分予定数量の70%が抽選(申込株数単位)、30%がIPOチャレンジポイントに基づく配分となっています。2位:マネックス証券取扱数が豊富第2位はネット証券のマネックス証券。マネックス証券の特徴は取扱数が豊富な点です。2019年は45銘柄/86社を取り扱っており、ここ数年は50社前後取り扱っています。おおむねマネックス証券では全IPO銘柄のうち、半分以上に申し込みができるイメージです。当選確率が平等さらにマネックス証券は、申し込み数や取引実績、資金量が当選確率に反映しない抽選方法を採用しているため、誰もが平等に当選する可能性があるのも大きなポイントです。3位:SMBC日興証券主幹事数と取扱数が多く、IPO投資家に人気主幹事数と取扱数が業界でも有数なSMBC日興証券が第3位です。2019年の主幹事数は20社と第2位で、取扱数は61社に上り、2020年も7月時点で7社の主幹事を務めています。SMBC日興証券では、一般投資家へ販売する数量のうち、最大15%が抽選に回ります。15%のうち、10%前後が1人1票の平等なチャンスのある抽選方法のため、少額の申し込みであっても当選する可能性があるのです。また、残りの5%/最大15%部分に関しては、オンライン取引のダイレクトコースの中で、抽選で落ちてしまった申し込み者を対象に、預かり資産額に応じて当選確率が変わる抽選方法を採っています。4位:野村證券主幹事狙いの方におすすめ第4位は業界最大手の野村證券。野村證券の特徴は、主幹事数が毎年トップクラスに多いことです。主幹事を狙ってIPOの申し込みをしたい人にはぴったりの証券会社です。ただここ数年の取扱数が、SMBC日興証券と比べて30社前後下回っているため、第4位としました。野村證券では、顧客へ割り当てるIPOのうち、90%が営業マンなどの裁量で配分する裁量配分を、10%がネット抽選による当選確率が平等な抽選方法を採っています。手軽に申し込みができるまた、野村證券は事前入金不要で、手軽に申込みができるのも特徴です。ただし、野村證券の口座数の多さや、事前入金不要で申し込みができる手軽さから、申込みの絶対数が多く、当選確率は厳しいケースが多いでしょう。5位:楽天証券取扱いIPO銘柄が増加中第5位はネット証券口座数No.2の楽天証券です。楽天証券は最近IPOに力を入れてきており、2019年の取扱数は26社と特筆して多いわけではありませんが、ここ数年は取扱数が伸びています。なお、抽選方法は取引実績や資金量によらない完全平等な方式ですので、誰でにもチャンスがあります。IPOに強い証券会社に関するまとめ今回はIPOの魅力やIPOに強い証券会社などを紹介してきました。IPO投資は当選確率は低いですが、当たれば短期間で利益を上げられる可能性が高く、とても魅力的な投資方法です。今回紹介したIPO銘柄や証券会社の選び方を参考にしていただき、IPO投資をご検討いただければ幸いです。
2020年08月13日松井証券の「投信工房」というサービスをご存知ですか?私は初めてその名称を聞いたとき「職人たちが投信を黙々と作る作業場」が頭に浮かび、なんだかいぶし銀でカッコいいというイメージを持ちました。そして実際に「投信工房」を知るにあたり、そのイメージは当たっていることが分かりました。「投信」は、プロが最適なポートフォリオと商品を決めて投資をする商品です。その「投信」に「工房」が合わさった「投信工房」は、自分の投資目的や資産状況に合う最適なポートフォリオや商品を、松井証券というプロが作って投資家へ提供してくれるサービスです。そう考えると私のイメージはなかなか合っていますよね。今回はそんな「投信工房」の魅力を紹介していきたいと思います。松井証券について松井証券は1918年に創業した老舗のネット証券会社です。株式・投資信託・先物・FXなど豊富な商品ラインナップを取り揃えており、日本初の本格的なインターネット取引を開始した企業でもあります。また、一日信用取引や、1日の株式約定代金合計50万以下は手数料無料など、現在では多くのネット証券が導入している革新的なサービスを始めたのも松井証券です。個人的にはサポート体制に感動!歴史と革新性のある松井証券ですが、私が一番「すごいなぁ」と感じたのがサポート体制です。一度「投信工房」について質問があり、松井証券の問い合わせ窓口へ電話をかけたことがあるのですが、私のちょっとややこしい質問にもすべて的確に・即座に答えていただきました。全くストレスのないやりとりに「サポート体制にも力を入れている」のだと感じました。実は松井証券は、HDI-Japan(ヘルプデスク協会)主催の2019年度問合せ窓口格付け(証券業界)で、最高評価の「三つ星」を9年連続獲得しており、これはネット証券で唯一とのことです。特に投資をし始めた人にとっては、松井証券のサポートはかなり心強い味方になってくれるでしょう。松井証券「投信工房」の特徴8つの質問から銘柄と比率を導いて提案してくれる「投信工房」は簡単な8つの質問(年齢は?年収は?など)に答えるだけで、自分に最適なポートフォリオや投資先を提案してくれる「アドバイス型」のロボアドバイザーです。8つの質問の答えからその人のリスク許容度を測り、国内株式や新興国株式、海外REIT(リート)など国内外のさまざまな商品に投資をしている投資信託(以下:投信)の銘柄と比率を提案してくれます。「投資一任型」に限りなく近い「アドバイス型」のロボアドバイザーロボアドバイザー(以下:ロボアド)には、「アドバイス型」と「投資一任型」の2種類があります。アドバイス型:ユーザーに最適なポートフォリオや投資商品をアドバイスする。投資一任型:アドバイス型に加えて、発注や運用、運用時のリバランスも自動で行う。こう見ると、投資一任型はすべて自動でロボットがやってくれるので、手間がかからなくよさそうです。しかし一方で、投資一任型はアドバイス型に比べコストが高いというデメリットがあります(このコストですが、投資をする上でもっとも気にしなくてはいけないポイントの1つです)。「投信工房」はアドバイス型で、コストは非常に低いです。しかも、提案されたポートフォリオを簡単な操作でまとめて購入することができるので、投資一任型に限りなく近いという性質を持ちます。ロボアドの中でも特筆したサービスといえるでしょう。リバランス:定期的に、当初計画したポートフォリオ通りに資産配分を調整すること。リバランスをしないと相場の変動とともに計画したポートフォリオが崩れてしまうため、必須の作業となります。「投信工房」の6つの魅力ここでは、アドバイス型ロボアド・「投信工房」の6つの魅力を見ていきたいと思います。アドバイス型でも、簡単な操作でまとめて購入できる投信一任型に近いのに無料で使えるロボアドの中でも屈指。低コストで運用できるなくてはならない自動リバランス機能リバランス積立ができるロボアドの中で最少額!100円から投資ができる[adsense_middle]【投信工房の魅力①】アドバイス型でも、簡単な操作でまとめて購入できる「投信工房」は、最適なポートフォリオと商品を提案してくれるアドバイス型です。ですが、アドバイスを受けた商品を買いたいと思ったら「購入ボタン」をクリックするだけで、提案されたすべての投信を購入可能です。わざわざ自分で投信のページに行って、口数を入力して注文ボタンを押して・・・という手間は必要ありません。他のアドバイス型ロボアドに比べても購入の手間を徹底して省いており、「もっとも投資一任型に近いアドバイス型のロボアド」といえるでしょう。【投信工房の魅力②】投信一任型に近いのに無料で使える「投信工房」は無料で使うことができます。アドバイス型ロボアドは無料で利用できるものがほとんどですが、投資一任型にもっとも近いロボアドで無料というのはうれしいですね。【投信工房の魅力③】ロボアドの中でも屈指。低コストで運用できるロボアドにおいて、コストを抑えて運用することは非常に大切です。ロボアドのコストはサービスにより異なり、基本的にアドバイス型のロボアドは利用料は無料ですが、購入する商品によってコストは上下します。その点「投信工房」の運用コストは、投信の保有コストである信託報酬のみで年率0.34%以下。大手サービスの投資一任型のロボアドでは利用料だけで年率0.6%~1%のコストがかかりますので、他のロボアドに比べて低コストで運用することができます。運用コストは、投資をする上で最も気にしなくてはならないポイントの1つ。例えば、毎月3万円を30年間積立投資するとします。この条件で運用コストを0.5%下げるだけで、30年後には約220万円多く積立てることが可能に。このように、たとえ0.1%の運用コストであっても敏感になるべき、と個人的には考えます。【投信工房の魅力④】なくてはならない自動リバランス機能特に長期投資をする上でリバランスは欠かせません。時間の経過とともに相場が変動し、当初の計画したポートフォリオは必ず崩れてしまうからです。その点「投信工房」はあらかじめ日にちを設定しておくと、自動的にポートフォリオのリバランスをしてくれます。有料のロボアドであれば当然リバランス機能はあってしかるべきですが、無料のロボアドで自動リバランス機能があるものは限られます。【投信工房の魅力⑤】リバランス積立ができる「投信工房」で積立をしたいという人は「リバランス積立」を活用するとよいでしょう。リバランス積立は、ロボアドが目標とするポートフォリオに近づけるために、積立時に最適な配分で投信を購入してくれるというとても便利な機能です。リバランス積立を使えば、放っておいても当初の目標に向かって投資を続けることができます。【投信工房の魅力⑥】ロボアドの中で最少額!100円から投資ができる「投信工房」は100円から積立投資を始めることができます。他のロボアドでも100円から投資ができるものもありますが、中には最低投資金額が1万円や10万円のロボアドもあるため、ロボアドの中でももっとも手軽に投資を始められる部類に入るのではないかと思います。具体的にどんな商品を提案されるの?「投信工房」が提案するのは、松井証券で取り扱いがあり、国内外さまざまな商品に投資をして低コストで運用できる投信です。では「投信工房」から、具体的にどのような投信を提案されるのでしょうか?ここでは参考までに3つの投信を見ていきましょう。【国内株式】<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」は「TOPIX」との連動を目指している投信です。TOPIXは東証一部上場企業全銘柄を対象に算出している株価指数のため、この投信を買うだけでトヨタやソニー、ソフトバンクなど日本を代表する企業の多くに分散投資をするのと同じ効果を得ることができます。【先進国株式】たわらノーロード 先進国株式「たわらノーロード 先進国株式」は主に米国など海外の先進国の株式に投資をしている投信で、「MSCIコクサイ・インデックス」との連動を目指しています。この投信を1つ購入すれば、(記事執筆時点では)組入銘柄であるアップルやマイクロソフト、アマゾンやネスレなど世界的な企業への分散投資が可能というかなり贅沢な投信です。MSCIコクサイ・インデックス:日本を除く米国、英国、フランスなどの先進国の株式で構成される指数。算出されてから34年間の実績があり、多くの投資家が日本以外の先進国株式投資の参考にしている。【新興国株式】三井住友・DC新興国株式インデックスファンド「三井住友・DC新興国株式インデックスファンド」は、中国や韓国、インドやブラジルなど新興国の株式を対象として算出している「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」への連動を目指す投信。記事執筆時点ではアリババやサムスンなどに投資をしています。新興国の成長企業にも投資ができるため、ある程度リスクをとって大きなリターンを狙う攻めの投信です。MSCI エマージング・マーケット・インデックス:成長が著しい新興国株式の市場動向を知るのにもっとも活用されている指数。「投信工房」はどんな人におすすめ?ここまで「投信工房」について魅力や提案される投信を見てきました。では、「投信工房」はどのような人におすすめのサービスなのかでしょうか?ここでは3つのタイプの人を挙げていきます。[adsense_middle]手軽に王道の投資を始めたい人投資の王道は「長期・分散・積立」です。この3つの投資手法を取り入れることで、資産運用と上手に付き合っていくことができます。投資工房では低コストで毎月金額を指定して積立をすることができるので、長期で運用するにはもってこいです。さらに、「投信工房」で提案された投信を持つことにより、数多くの銘柄に投資をしている投信を複数持つことになります。提案された投信をそのまま持つことによって、分散に分散を重ねたポートフォリオが完成するのです。このように「投信工房」を使って毎月商品を購入するだけで、王道の「長期・分散・積立」を高いレベルで行うことができます。例えば「ニッセイTOPIXインデックスファンド」であれば東証一部上場の約2,000銘柄に、たわらノーロード先進国株式の場合は約1,300銘柄に分散投資したことと同じ効果を得ることができます。この2つを持つだけで3,300銘柄に投資をしたことと同様の効果があります。ましてや「投信工房」で提案される投信の数は基本的に9つですから、相当な分散効果が期待できます。将来のお金に対する心配がある人老後にゆとりある生活を送るためには、3,000万円の老後資金を貯めなくてはいけない、という試算もあります。「そんな大金をどうやって貯めようか・・・」など将来のお金に対して漠然とした不安のある人は、「投信工房」を使って、お金がお金を生むという経験をしてみるのもおすすめです。もちろん投資なので損をするリスクはあります。ですが、老後の資産を形成するためにはどうしても自助努力が必要になります。その自助努力の1つの方法が投資と考えると、投資のリスクを把握・理解した上で、まずは「投信工房」を活用して投資を始めてみるのもよいのではないでしょうか。将来に向け投資の勉強をしたい人「将来は自分で勉強しながら投資をしたいけれど、今は知識・経験がない」という人が、まずは勉強ツールとして「投信工房」を利用するのもよいでしょう。「投信工房」が提案するポートフォリオは、世界中のプロの投資家に利用されている理論を基に作られたもの。「投信工房」を利用することにより、自分の投資目的に対し、どのくらいの比率でどのような銘柄を提案されるのか、その銘柄はどんな特徴があるのかなどを学ぶことができます。100円~の少額で投資ができますので、実際に運用しながら肌感覚で投資の勉強をするキッカケにもなるでしょう。松井証券「投信工房」に関するまとめ今回は松井証券のアドバイス型ロボアドバイザー「投信工房」について紹介しました。「投信工房」は低コストで王道の投資を手軽に始められる点が魅力です。投資に少しでも興味がある人は、資産運用のお供にも勉強ツールにもなり得る「投信工房」の活用を、まずは少額からでもよいので検討してみてはいかがでしょうか。
2020年07月03日米国株を取り扱っている証券会社で口座開設すれば、国内にいながら米国株に投資できます。米国は世界最大の株式市場で、世界的な有名企業に投資できるのが魅力です。日本株とは特徴が異なるため、取引経験がないと米国株の買い方がわからないかもしれません。また、証券会社によって手数料やサービスに違いがあるので、比較検討したうえで口座を選ぶことが大切です。今回は、米国株の特徴や購入方法、米国株投資におすすめの口座について解説します。米国株(アメリカ株)投資の魅力とは米国株は、世界的な有名企業に投資できるのが魅力です。米国は世界最大の株式市場で、アルファベット(グーグル)やアマゾン、アップルなど、日本人にも身近なグローバル企業が多く上場しています。以下は、米国の代表的な株価指数であるS&P500のチャートです。GoogleS&P500指数は、1980年から2020年までの40年間で約30倍に拡大しています。一時的に暴落している局面はあるものの、長期的には上昇を続けているのがわかります。米国は世界経済の中心であり、今後も人口増加が続くと予想されていることから、長期的な成長が期待できます。米国株の特徴米国株投資を始める前に、日本株との違いを確認しておきましょう。具体的にどのような違いがあるのかをまとめました。1株から購入できる配当は年4回の銘柄が多い株主優待はない値幅制限(ストップ高・ストップ安)がない取引時間は日本時間の深夜になる手数料はやや高めそれぞれ、詳しく説明していきます。1株から購入できる日本株には単元株制度があるので、通常は100株単位の取引になります。たとえば、株価が1,000円の銘柄であれば、最低投資金額は10万円(1,000円×100株)です。一方、米国株は1株から購入可能で、中には1万円以内で購入できる銘柄もあります。米国株なら、まとまった資金を用意しなくても、少額から気軽に投資を始められます。配当は年4回の銘柄が多い日本株は、配当が年1~2回の銘柄が多く、配当金をもらえるのは半年に1回程度です。それに対して、米国株は多くの銘柄が年4回配当を行っています。年間の配当総額は同じですが、3か月ごとに配当がもらえます。米国株は株主還元に注力している企業が多く、配当利回りは比較的高い傾向にあります。株主優待はない株主優待とは、企業が株主に対して自社製品や優待券などを贈呈する制度です。日本株は株主優待を実施している銘柄が多く、個人投資家に人気があります。株主優待は日本株独特の制度で、米国株に株主優待はありません。ただし、米国株は株主還元に注力しており、配当利回りが高い銘柄が多いです。値幅制限(ストップ高・ストップ安)がない日本株には値幅制限があり、1日の株価の変動幅に制限が設けられています。株価の高騰や暴落により、投資家に大きな損失を与えないようにすることが目的です。値幅制限いっぱいまで株価が上昇することを「ストップ高」、値幅制限いっぱいまで株価が下落することを「ストップ安」と言います。米国株には値幅制限がないので、うまく取引すれば大きな利益を得られるかもしれません。ただし、損失も大きくなる可能性があるので注意が必要です。取引時間は日本時間の深夜になる日本と米国は時差があるため、米国株の取引時間は日本時間の深夜になります。米国株式市場の取引時間は、現地時間の9:30~16:00です。日本時間では23:30~6:00(サマータイム期間は22:30~5:00)になります。日本時間の日中でも注文を出すのは可能です。しかし、デイトレなど、リアルタイム株価を確認しながら取引したい場合は、深夜に取引する必要があります。手数料はやや高め米国株は、日本株に比べると手数料はやや高めです。日本株の場合、1日の約定金額が一定額までは、手数料無料で取引できる証券会社もあります。一方、米国株は手数料が安い証券会社でも、約定金額の0.5%程度の売買手数料がかかります。また、米国株は米ドル建ての取引なので、為替手数料も負担しなくてはなりません。米国株投資で利益を得るには、手数料が安い口座を選ぶことが大切です。[adsense_middle]米国株を購入する方法SBI証券日本株への投資経験があれば、同じような感覚で取引できると思います。ただし、米国株は値幅制限がなく、株価が大きく動くこともあるので注意が必要です。米国株投資の口座選びで比較すべきポイント複数の証券会社で米国株を取り扱っていますが、手数料やサービス内容には違いがあります。米国株投資を始めるなら、証券会社ごとの特徴を理解したうえで、自分に合った口座を選ぶことが大切です。ここでは、米国株投資の口座を選ぶときに比較すべきポイントを紹介します。売買手数料為替手数料積立投資に対応しているか貸株サービス米国株投資はネット証券がおすすめ売買手数料米国株を取引するときは、売買手数料がかかります。米国株の売買手数料は証券会社によって異なり、最低手数料が設定されていることもあります。米国株投資の利益を最大化するには、売買手数料が安い証券会社を選ぶことが大切です。少額取引の場合、最低手数料が高いと手数料負けしてしまうため、最低手数料が0円の証券会社がおすすめです。為替手数料米国株は米ドル建ての取引なので、円を米ドルに両替するときに為替手数料がかかります。これは外貨決済だけでなく、円貨決済の場合も同じです。米国株を1,000米ドル購入するケースについて、為替手数料を比較しました。片道4銭:40円(4銭×1,000米ドル÷100)片道50銭:500円(50銭×1,000米ドル÷100)1米ドルあたりの為替手数料が片道4銭の証券会社であれば、購入時の為替手数料は40円で済みますが、片道50銭の証券会社の場合は500円かかります。米国株投資の取引コストを節約できるように、為替手数料が安い証券会社を選びましょう。積立投資に対応しているか一部の証券会社では、米国株の積立投資(定期買付サービス)に対応しています。一度積立の設定をしておけば、毎月決まったタイミングで自動的に発注してくれるので、時間や手間がかからないのがメリットです。また、購入タイミングを分散することで、リスク軽減にもつながります。「毎月決まった日に購入したい」「時間や手間をかけずに投資したい」といった場合は、米国株の積立投資ができる証券会社を選ぶといいでしょう。貸株サービス貸株サービスとは、保有中の株式を証券会社に貸し出すことで、貸株金利を受け取れるサービスです。一部の証券会社では日本株だけでなく、米国株の貸株サービスにも対応しています。貸株サービスを利用すれば、売却益や配当以外の収入源を確保できます。米国株を長期保有する場合は、貸株サービスを利用して貸株金利を受け取るのがおすすめです。米国株投資はネット証券がおすすめ米国株は大手証券会社でも取り扱っていますが、これから投資を始めるならネット証券がおすすめです。店舗を持たないネット証券は人件費を節約できるので、手数料が格安に設定されています。また、ネット証券は場所を選ばず、空いた時間にパソコンやスマホから取引できるのも魅力です。相談できないことに不安を感じるかもしれませんが、初心者の方でも問題なく取引できるように、サイトにはわかりやすい説明が掲載されています。どうしてもわからないことがあれば、電話で質問することも可能です。[adsense_middle]米国株投資におすすめのネット証券を3つご紹介米国株投資におすすめのネット証券は以下の3社です。SBI証券マネックス証券楽天証券それぞれの特徴やメリットなどを紹介していきます。おすすめのネット証券①SBI証券SBI証券は、為替手数料の安さと充実したサービスが魅力のネット証券です。住信SBIネット銀行との「外貨入出金サービス」を利用すれば、為替手数料は片道4銭で済むので取引コストを大幅に節約できます。また、SBI証券は今回紹介する3社の中で唯一、米国株の定期買付サービスと貸株サービスに対応しています。米国株の積立投資がしたい場合、貸株金利を受け取りたい場合は、SBI証券がおすすめです。おすすめのネット証券②マネックス証券マネックス証券は米国株を3,600銘柄以上取り扱っており、大型株から中小型株までさまざまな銘柄を取引できます。また、指値、成行といった通常の注文方法以外に、ツイン指値(OCO注文)なども用意されています。マネックス証券は外貨決済なら24時間発注可能なので、時間を選ばずに自分の好きなタイミングで取引できます。おすすめのネット証券③楽天証券楽天証券も米国株の取扱銘柄数が豊富で、売買手数料や為替手数料も格安です。スマホアプリのiSPEEDを使えば、日本株と米国株を同時に取引できます。楽天証券はポイントが貯まりやすいのも魅力のひとつです。手数料コースで「超割コース」を選択すると、売買手数料の1%分の楽天ポイントがもらえて、貯まったポイントは日本株や投資信託の買付代金に充当できます。米国株の手数料をネット証券ごとに比較米国株投資の口座を選ぶときに、特に確認しておきたいのが手数料です。先ほど紹介したSBI証券、マネックス証券、楽天証券の3社について、米国株の手数料を比較しました。売買手数料は3社とも同じですが、楽天証券は売買手数料の1%がポイントバックされます。為替手数料は、外貨入出金サービスで片道4銭になるSBI証券が最も有利です。米国株投資の口座はSBI証券がおすすめ!これから米国株投資を始めるなら、個人的に一番のおすすめはSBI証券です。今回紹介したSBI証券、マネックス証券、楽天証券の3社は、売買手数料や取扱銘柄数に大きな差はありません。しかし、SBI証券は外貨入出金サービスを利用することで、為替手数料を大幅に節約できます。また、定期買付サービスや貸株サービスに対応しているのも大きなメリットです。米国株投資におすすめの口座に関するまとめ今回は、米国株投資の口座を選ぶときのポイントやおすすめのネット証券を紹介しました。複数の証券会社で米国株を取り扱っていますが、売買手数料や為替手数料、サービス内容には違いがあります。各証券会社の特徴をよく比較したうえで、自分の投資スタイルに合った口座を選びましょう。これから米国株投資を始めるなら、手数料が安く、サービスが充実しているネット証券がおすすめです。
2020年06月22日最近では老後資金などのお金の不安から、株式投資に興味が出てきたという人が多いのではないでしょうか?株式投資を行うには、まず証券口座の開設から始まります。株取引をしたことのない初心者の場合、どの証券口座を開設すればよいのかわからない…とお悩みの人もいるかもしれません。そこで今回は、株初心者におすすめしたい証券口座をご紹介します。これから株式投資をしたい!と考えている人の証券口座選びの参考になれば幸いです。株式投資初心者が最初にすることは「証券口座開設」株式投資を行うのであれば、まずは証券会社の口座を開設することから始めましょう。とはいえ、初心者の場合は証券口座とは何かわからないという人もいるかもしれません。ここでは、証券口座の概要について解説します。証券口座とは証券口座とは、証券会社で開設できる口座のことをいいます。銀行口座とは異なり、証券口座にはご自身で購入した株を預けることが可能です。また、証券口座では銀行口座のように公共料金などの引き落としはできません。一般的に、株の売買は証券取引所を通して行われています。つまり、「株」は会社が発行するものですが、株取引を会社と購入希望者が直接行っているわけではなく、証券会社を通じて売買することになるのです。したがって、私たちが株式投資を行いたいのであれば、証券取引所と私たちを繋ぐ存在である「証券会社」の口座開設が必須だということです。初心者の人は、まず証券口座の開設から始めてみましょう。証券口座の選び方株初心者が口座開設をする場合、たくさんある証券会社の中からどのように選んでよいのかわからないというケースも多いでしょう。ここでは、証券口座を選ぶ際のポイントをご紹介します。証券口座選びにお悩みの人は、ぜひ参考にしてみてください。手数料の安いネット証券会社株初心者におすすめしたいのが、手数料の安いネット証券です。ネット証券は名称のとおり、実店舗を持たないインターネットのみの証券会社のこと。ネット証券の場合、実店舗にかかる維持費や人件費を抑えることができるため、株取引にかかる手数料を安く設定することができるのです。取引にかかる手数料プランには、「1回の取引につき〇円」「1日あたり〇円」「取引金額〇万円まではX円」などの種類があります。証券会社によって準備されているプランが異なりますので、ご自身のトレード方針に合うプランを選択するとよいでしょう。初心者が始めやすい「ポイント投資」最近では、ポイントを利用して株を購入できる「ポイント投資」というサービスを提供している証券会社があります。たとえば、楽天証券では楽天スーパーポイントを株(国内株式・現物取引)の購入代金・手数料に利用することが可能です。また、SBIネオモバイル証券では、Tポイントを利用した株式投資ができるようになっています。「いきなり現金を使って投資するのは不安」と考える人は、まず日常の買い物などで貯めたポイントを利用して投資ができる証券会社も検討してみましょう。銀行口座との紐付けで金利アップ証券会社の中には、銀行口座と連携させることで預金口座の金利をアップさせる制度を設けているところがあります。たとえば、楽天証券と楽天銀行。楽天証券と楽天銀行をマネーブリッジで連携させることにより、普通預金の金利を年0.02%(税引き前)から0.1%(税引き前)まで引き上げられます(2020年5月現在)。楽天証券でのオンライン取引などを行わなくても、マネーブリッジの設定がしてあれば金利アップが適用されますので、楽天銀行を利用している人であれば楽天証券も開設しておくとよいでしょう。[adsense_middle]初心者におすすめ!人気の証券口座を比較ここでは、株初心者におすすめしたい人気の証券口座をいくつかご紹介します。各証券口座の特徴を詳しく解説しますので、証券会社選びの参考になれば幸いです。SBI証券ネット証券会社総合評価No.1のSBI証券。株式投資をするのであれば、開設しておいて損はない証券会社の1つです。ここでは、SBI証券の特徴をご紹介しましょう。手数料が安い手数料の安さが魅力のSBI証券。SBI証券の手数料プランは2種類あります。1つは1注文の約定代金に対して手数料がかかる「スタンダードプラン」、もう1つは1日の約定代金合計に対して手数料がかかる「アクティブプラン」です。それぞれの手数料体系は以下のとおりです。スタンダードプランアクティブプランなお、NISA口座であれば売買手数料が無料。NISA枠内での株式投資を考えている人は、SBI証券も選択肢の1つとなるでしょう。IPO銘柄の取り扱いが多いSBI証券は、IPO銘柄の取り扱いが多いことも魅力の1つ。SBI証券では、2018年3月通期の全上場会社数のうち、約94.9%の銘柄を取り扱っていました。これは、大手証券会社と引けを取らない数字です。IPOに興味のある方は、SBI証券を検討してみるとよいでしょう。PTSで夜間も取引が可能SBI証券ではPTS取引を利用して、8:20~23:59(一部時間除く)まで取引をすることが可能です。サラリーマンなどの場合は日中忙しく、なかなか取引ができないという人がいるのではないでしょうか?夜間に取引ができる点も、SBI証券の魅力の1つといえるでしょう。サポート体制が充実している株初心者の中には「ネット証券だと対面でのサポートが受けられないので不安」と感じる人がいるかもしれません。SBI証券のカスタマーサービスセンターでは、数々のコンクール入賞者を多数揃えています。サポートのプロが在籍していますので、株初心者の人でも安心して利用することができるでしょう。楽天証券楽天ユーザーであれば特におすすめしたい楽天証券。ほかの楽天サービスと連携した独自のサービスを展開しています。それでは、楽天証券の特徴について解説しましょう。2種類の国内株取引手数料楽天証券では、業界最低水準の手数料を誇ることも魅力の1つ。業界最低水準で取引したい人向けの「超割コース」と、1日に少額で何度も取引したい人向けの「いちにち定額コース」が展開されています。超割コース楽天証券の超割コースでは、手数料の1%がポイントバックされます。取引でポイントが貯まりますので、お得な気分を味わえますね。なお、超割コース大口優遇の判定条件におけるいずれかを達成すると、さらに安い手数料が適用されることも魅力です。超割コース大口優遇が適用されると、現物取引手数料では取引金額10万円までの手数料が無料。さらに、手数料2%がポイントバックされるという特典がついています。いちにち定額コース楽天証券を利用して1日に何度も取引がしたいという人は、いちにち定額コースが向いているでしょう。ご自身の投資スタイルに応じて、手数料プランを選ぶことをおすすめします。ポイント投資ができる上記でも解説したように、楽天証券では楽天スーパーポイントを利用して国内株式(現物取引)を購入することが可能です。いきなり現金をつぎ込むのは抵抗があるという人でも、ポイントなら気軽に始められるのではないでしょうか?普段の買い物などで獲得したポイントを株式投資に利用することができますので、株初心者でも気軽に始めることができるでしょう。マネーブリッジ設定で楽天銀行の普通預金金利アップ先ほどご紹介したように、楽天証券と楽天銀行をマネーブリッジで連携させることにより、楽天銀行の普通預金金利を0.1%(税引き前)に上げることができます。楽天証券での取引がなくても、マネーブリッジの設定だけで適用されることも魅力でしょう。楽天銀行を利用している人であれば、楽天証券で口座を開設してマネーブリッジを設定するのがおすすめです。金融商品の種類が豊富国内株式海外株式NISA投資信託投信積立金・プラチナ債権楽天証券では、株式以外にも上記のような金融商品を取り揃えています。株式投資以外の金融商品にも興味があるという人は、楽天証券も検討してみるとよいでしょう。松井証券「顧客中心主義」という企業理念を掲げ、創業100年の歴史・実績をもつ松井証券。松井証券には株初心者にもおすすめしたい特徴があります。ここでは、松井証券の特徴についてご紹介しましょう。わかりやすい手数料体系松井証券では、現物取引の場合に以下のような手数料体系を展開しています。複数プランがあるわけではないので、株初心者にもわかりやすい手数料体系となっています。1日あたりの約定代金合計額が50万円までであれば、手数料が無料。少額の取引をする人や、1日に何度も取引する人にとってはありがたいですね。デイトレード向けの一日信用取引松井証券には、主にデイトレードを行いたい人に向けた独自のサービス「一日信用取引」があります。一日信用取引は、なんと取引手数料が無料。また、貸株料0~1.8%で取引が可能です。デイトレードでは1日に何度も取引を行うので手数料が気になるところですが、一日信用取引を利用すれば低コストで行うことができるという魅力があります。デイトレードを検討している人は、松井証券も選択肢の1つとなるでしょう。株初心者におすすめの証券口座に関するまとめ株式投資をしたいのであれば、証券口座の開設が必須です。株初心者の方は、まず証券口座を開設してみましょう。今回ご紹介したSBI証券・楽天証券・松井証券は、株初心者の方に特におすすめしたい証券会社です。みなさんの投資スタイルや投資での目標はどのようなものでしょうか?ぜひこの記事を参考に、ご自身に合った証券会社を見つけてください。
2020年05月27日最近はいろいろな証券会社が、独自の売買手数料でオンライントレードのサービスを提供するようになりました。今回は証券会社ごとのオンライントレードの売買手数料を比較しながら、各証券会社の特徴やサービスなどを解説していきたいと思います。株式の売買手数料の概要&各社の比較まず一口に売買手数料といっても、最近は1回当たりの売買手数料と、1日の合計金額で売買手数料を決定する方式に分けているところがほとんどです。これは、1回株式を購入したら当面売却しない長期投資と言われる方法と、1日で複数の売買を繰り返すデイトレードと言われる方法の両方のニーズを満たすためと考えられます。1回当たりの売買手数料まずは1回当たりの売買手数料の比較をご覧ください。<(単位:円)(税抜)>選定の基準最初にお断りさせていただきたいのは、この表は2020年5月の段階の情報を各社ホームページを参考に作成いたしました。ですので、今後この情報が変更になる可能性もございますし、特別なキャンペーンでの割引などは考慮に入れておりませんのでご了承ください。証券会社の選択については、10万円時の売買手数料が安い証券会社から7社選んでいます。ほかにも証券会社は多数存在しますが割愛させていただきました。また金額に関しては、一般の投資家のほうがよく使いそうな10万円から30万円の価格についての表にしております。これより金額の高い株式の売買についてはさらに変わってくるとご理解ください。売買手数料と取扱商品の両方をチェックこの表をご覧いただくと、10万円時での売買手数料が立花証券のほうがGMOクリック証券より安いにも関わらず、20万円時の売買手数料ではGMOクリック証券のほうが安くなってはいるものの、基本的には売買手数料が安い証券会社はどの価格帯でも安いと言えそうです。しかし、単純な売買手数料の安さだけで自分が利用する証券会社を決めるのは早計です。例えば、この表の上位に出ているむさし証券・DMM.com証券・ライブスター証券などでは投資信託の取扱いがないか、あっても他社と比べて少ないです。株式の売買だけをする予定であれば問題はないのですが、株式以外の金融商品などの取扱いがない、もしくは少ないという場合もありますので注意しましょう。1日の合計金額で売買手数料続いて、1日の合計金額で算出した売買手数料の比較表です。<(単位:円)(税抜)>定額制の料金体系ここで少し定額制の料金体系についてご説明したいと思います。株式を使った投資というのはいろいろな方法があり、株式を購入し、業績の好調を見越してその株を保有し、一定期間後に株価が値上がりしたら売るという方法が一般的です。しかし、デイトレードと呼ばれる1日に複数回の取引を行うことが多い投資家もいます。このような人達にとっては、1回の売買でいくらという売買手数料よりは、1日の株式売買の合計金額で手数料を決める方法のほうがよいと考えられます。例えば、A社の株を10万円分購入し1時間後に10万円で売却、同様にB社の株を10万円分購入し1時間後に10万円で売却、さらにC社の株を10万円分購入し1時間後に10万円で売却という取引をした場合、合計60万円株式を売買したということになります。この1日の合計金額で株式の売買手数料が決まるという計算方法です。合計金額のほうは10万円・50万円・100万円の表にしました。特徴としては、50万円までの取引に関しては無料としている証券会社もありお得です。しかし一方で、50万を超える金額については他社より安いなど、各社特徴があり興味深いところです。また、証券会社によっては1日で売買を終了するデイトレードに関しては、購入した株式をその日に売却するのであれば、売却時の手数料は計算に入れないところもあり、もしデイトレードを始めるということであれば、証券会社の料金体系をきちんと確認したいところです。デイトレードとはところで、デイトレードとは一体どういうものなのでしょうか。株式の売買を1日の間に複数回繰り返すことをデイトレードと言います。基本的にその日のうちに株式を買って売ってしまうので、文字どおりデイトレードというわけです。例えば10円の株があるとして、この株が仮に11円に値上がりしたとすれば、半日の間に投資資金の1割が増えたことになりますから、充分に利益が出る可能性があります。また、そこまでではなくても100円の株式を100万円分購入し、101円で売却できたとすれば1万円利益になります。さらにこのような売買を1日に複数回実行できたとすれば、利益はさらに跳ね上がります。しかしながら逆もまた然りで、1円下がっただけで大損害ということも考えられます。ですので、初心者にはあまりおすすめできないハイリスクハイリターンな投資方法です。信用取引の売買手数料皆さんは株式の信用取引というものをご存知でしょうか。信用取引とは現金や株式を担保に、担保の約3.3倍までの株式の売買ができるという仕組みです。この信用取引の売買手数料を比較したいと思います。<(単位:円)(税抜)>こちらの表に関しては、10万円時の売買手数料が安い順に8社選んで比較しました。高額の価格帯で売買手数料が安い証券会社や、比較的少額での取引での売買手数料が安い証券会社などバラエティに富んでいます。しかし、信用取引にかかる費用はこれだけではありません。その点について、信用取引についてご説明しながら確認していきたいと思います。制度信用と一般信用信用取引には大きく分けて「制度信用」と「一般信用」の2つがあります。制度信用まず「制度信用」のほうですが、これは証券取引所が発表している制度によって取引できる株式が決まっている信用取引です。証券会社ではなく証券取引所の制度です。「制度信用」は返済期限が6か月と決まっていますので、「一般信用」と比べて金利が低めです。一般信用「一般信用」のほうは、証券会社が決めた銘柄だけを取引できる信用取引です。「制度信用」と比べて金利が高めですが、返済期限は証券会社が各々決定しており無期限という証券会社もあります。この金利は、「制度信用」では2.5%から3%ぐらいであることが多く、「一般信用」は2%から4%と証券会社によって幅があります。信用取引は少ない資金でより多くの株式を購入できますが、売買手数料のほかに金利が発生するので、相対的に通常の取引よりリスクがあります。余談ですが、信用取引で購入した株式では株主優待は受け取ることができません。売りと貸株料また、信用取引の大きな特徴で、持っていない株式を売る「売り」ということができます。これは簡単に言うと、株式をほかから「借りて」自分が持っていない株式を売ります。自分の株式ではない株式を売ったのですから後で返さなければなりません。ですので通常の取引とは違い、「売った」後に「買う」ことが必要となります。これは通常、これからこの株の値段が下がるであろうと予想されるときに使います。株価が下がる前にほかから株式を借りて「売り」、安くなったら買い戻すというわけです。このとき、ほかから株を借りたということで「貸株料」という料金が発生します。「貸株料」はだいたい1%から2%ぐらいで証券会社によって異なります。[adsense_middle]株初心者におすすめの証券会社さて、いろいろな株式の売買手数料を比較してみましたが、株初心者はどの証券会社を選べばよいでしょうか。考え方は2通りあると思います。1つは、とにかく安い手数料の証券会社を選び、なるべくコストをかけない方法。もう1つは、安いながらもある程度のサービスも期待できる証券会社を選ぶ方法です。とにかく株式取引の売買手数料の安さを求めるなら松井証券とにかく株式取引の売買手数料が安い証券会社を選ぶなら、松井証券、立花証券、むさし証券、ライブスター証券あたりがおすすめです。特に松井証券は歴史も長く、インターネット取引専業の証券会社として、日本で初めて東証第1部に上場した先駆者でもあり信用もあります。また、松井証券は安いだけでなく、サービスに関しても投資信託・IPO・FXと一通り取扱っているので初心者でも問題ない証券会社と思われます。投資信託:投資信託に投資した資金をファンドマネージャーなどが顧客に代わって投資し利益を分配する金融商品IPO:これから市場上場する株式を購入することができる。通常多くの人が殺到するので抽選になるケースも多いFX:「Foreign Exchange」の略称で、外国為替証拠金取引のこと。外貨を売買することで差額を稼ぐ資産運用サービスも期待できるネット証券の口座を開くならSBI証券か楽天証券サービスも期待できるネット証券なら、SBI証券か楽天証券で口座を開くべきでしょう。上記の比較表にも出て来るような安い売買手数料ながら、取扱っている金融商品の多さでも他を圧倒しています。特に投資信託や外国株の取扱いの多さは、ほかの証券会社と一桁違うほどです。加えて、両方とも大手のネット証券会社でグループ会社に銀行もあるので、グループ会社の銀行口座をお持ちなら資金の移動などもスムーズに行えます。証券会社の売買手数料に関するまとめ今回は証券会社の株式の売買手数料を比較してみました。各証券会社によって金額も違えば、価格帯によっても手数料が変わってくるということがご理解いただけたと思います。加えて、定額制や信用取引も料金が違いますので、きちんと料金体系を把握することが、無駄なコストをかけずに株式投資をすることにつながります。
2020年05月21日昔は、ネット証券でのオンライントレードはできないところがほとんどでしたが、今やオンライントレードができない証券会社はおそらくないでしょう。今回は、資産運用が初めてという方でも簡単にネット証券を選べるように、いろいろな項目をランキング形式でご紹介しようと思います。ぜひ、口座選びの参考にしてください。人気のネット証券はどこを基準に選べばよいのか初めてのオンライントレード、何がポイント?さて、ネット証券でオンライントレードをするにあたって、どういうポイントを見ていけばよいでしょうか?資産運用は千差万別とはいえ、いくらかは誰にでも共通する部分があると思います。手数料例えば手数料です。手数料は収支が確実とはいえない資産運用の世界で、唯一計算できるものです。ですので、なるべく安いほうがよいでしょう。取扱商品取扱商品の多さというのも気になります。株式1つとっても、東京証券取引所で売買される株式しか取り扱っていないという証券会社もあります。また、投資信託や外国株などは如実に証券会社の方針が出るところで、取扱商品数に差が出ます。例えば、投資信託でいえば、取扱数が2本という会社から数千本という会社までいろいろです。信用また、信用という面ではどうでしょうか?証券会社は実にたくさんあるので、大手というところもあれば、そうでないところもあります。何をもって大手というかは意見の分かれるところかもしれませんが、取扱顧客数が多いところは大手であり、信用もあるといえるのではないでしょうか。サービスよりも安心安全を重視するという方も少なくないと思います。自分の財産を預けるのですから当然ですよね。そこで、取扱顧客数を表す取扱口座数に着目してみてはいかがでしょうか。こういったポイントをまとめて、以下にランキング形式でご紹介させていただきますので、口座選びのご参考にしてみてください。おすすめネット証券ランキングではさっそく、各項目のランキングに寸評を入れてご紹介していきたいと思います。最初に断っておきますが、これらのデータは主に各社ホームページの内容を参考に、2020年5月時点での情報をもとに作成しております。証券会社のサービスの変更にともなってランキングの順位・内容も変化する可能性があるので、その点はご注意ください。[adsense_middle]口座開設数ランキング口座開設数は大手ネット証券が強い口座開設数ランキングは、やはり有名大手ネット証券が並びます。ネット証券だけあって、IT企業関連が多いです。SBI証券はソフトバンクグループ、楽天証券は楽天グループ、auカブコム証券はKDDIの関連会社です。株式初心者の方はこのネット証券の中から選べば間違いないでしょう。強いてこの中から選ぶとしたら、自分がよく利用しているサービスがあれば、その関連のネット証券を選ぶのがよいかもしれません。例えば、楽天のサービスをよく使っているのであれば、楽天ポイントを使ったり貯めたりできる楽天証券を選ぶとか、住信SBIネット銀行の口座を持っているならSBI証券という風にです。同じグループの銀行を使っていれば、ネット証券の口座にお金を移行する際に、手数料がかからないなどの優遇を受けられます。そのような細かい点での違いが出てきますので、使っている銀行などを確認してみましょう。サービス競争の激しさにも注目また、このランキングに出てきたネット証券は、ほかのネット証券が新しいサービスを打ち出すと、追随して同じようなサービスを同じような値段で提供することがあります。ですので、そこまで証券会社ごとの違いを気にしなくてもよいかもしれません。特に上位3社のSBI証券・楽天証券・マネックス証券はサービス競争が激しく、同程度の質のサービスをすぐ打ち出してくる傾向があるようです。とはいえ、いろいろな証券会社の違いが気になる方は、以下のランキングを参考にしてみてください。10万円取引時手数料ランキング手数料は自分がよく使う価格帯をチェックこちらは、10万円の取引をした際の手数料をランキングにしたものです。手数料は各社いろいろな価格設定をしており、その区分もネット証券によって異なるため、一番多いであろう10万円取引時のランキングにしました。ですので、ほかの価格帯、例えば50万円や100万円という金額の場合はランキングの順位も当然異なります。また、松井証券のように1日合計50万円の取引までは無料というサービスをしているところもあり、単純な比較は難しくなっています。このランキングはあくまで、通常の10万円分の株式を売買した際の取引のランキングだということにご注意ください。ネット証券は総じて手数料が安い10万円取引時手数料ランキングからいえるのは、総じてネット証券は手数料が安いということです。10万円の取引に約100円の手数料ですから、およそ0.1%しか手数料がかかっていません。店舗に直接電話注文して売買するところもありますが、数千円かかることもあるので、比べるとネット証券は格安だということがわかります。取扱投資信託ランキング1つの商品で複数の金融商品に投資できる投資信託次は取扱投資信託数ランキングです。投資信託とは簡単にいえば、投資家が投資信託を購入したお金を使って、プロのファンドマネージャーが株式や債券などの金融資産を選んで買うもの。つまり、有望な金融商品をプロに選んで貰うものです。また、中には人が選ぶのではなく、一定の基準を満たした金融商品を機械的に買っていく投資信託というものもあり、そういったタイプはおおむね手数料が安くなっています。この投資信託は聞き馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、1つの投資信託で複数の金融資産を購入できるので比較的安全で、初心者の方にぜひおすすめしたい金融商品となっています。証券会社によっては投資信託の取り扱いがほとんどないようなネット証券もありますので、ネット証券選びの際は注意しましょう。投資信託は証券会社によって大きく取扱数が変わる投資信託というのは非常に多岐にわたる商品が出ており、1位のSBI証券の場合、2000本を超える取扱数となっています。このランキングに載っているネット証券であれば、かなりの投資信託を取り扱っていますから、「いざあの投資信託が欲しい」というときでも購入できないということはないでしょう。米国株取扱数ランキング巨大な時価総額をもつ米国企業唐突ですが、皆さんはGAFAMという言葉をご存知でしょうか。これは、Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoftの5つの企業を表す言葉で、各会社の頭文字をとって名付けられました。どれも超有名企業ですから、1つ1つの会社のことはきっとご存知だと思います。最近、このGAFAMの5社で、日本の東証1部約2170社の時価総額合計を上回ったというニュースが報じられました。簡単にいってしまえば、日本を代表する2000社以上の会社の合計より、GAFAMのほうが大きくなったということです。GAFAMのほうが大きくなったということには異論がある方もいらっしゃるかもしれませんが、時価総額という根拠のある数字でGAFAMのほうが上回ったということは事実ですので、この5社の勢いはほかの会社と比べて別格であるといえます。基本的にはこの5社はIT企業ですので、今後も当面は勢いが衰えないと考えられます。そのような外国の株にも、今やネット証券を通じて投資できるようになりました。このランキングは、ネット証券ごとにどれだけ米国株を扱っているかのランキングです。米国株取引で注目すべき証券会社このランキングは4位までとなっていますが、米国株は取り扱っていない証券会社も多く、取り扱いがあっても銘柄数が少なすぎる証券会社もあるので、そのようなところは省略しました。また、米国株とは別に中国株を扱っている証券会社もあり、特にマネックス証券・SBI証券・楽天証券の3社は中国株の取り扱いも多いです。ランキングに表れないサービスにも注意さて、ここまで口座数・手数料・投資信託数・米国株といろいろなランキングをご案内してきましたが、ランキングとはあくまで数字で表現できることに順番をつけているだけですので、このランキングがすべてというわけではありません。[adsense_middle]地方の取引所でしか取り扱いがない銘柄もある例えば、手数料のランキングで1位になったライブスター証券ですが、手数料の安さでは大変魅力的ですが、名証・札証・福証などの市場以外の地方単独上場銘柄を取り扱っていません。これはどういうことかというと、株式を取引する場所として東京証券取引所が有名です。学生の時に学校の社会科見学で行ったという方も少なくないと思います。しかし、日本には東京証券取引所以外にも大阪取引所や名古屋証券取引所などが存在しています。名前のとおり大阪や名古屋にあります。このような東京以外の取引所では、その取引所でしか取り扱っていない株式が存在し、その多くは名古屋証券取引所であれば名古屋の企業という風に、地元に密着している企業が多いです。そういった地方でのみ扱っている株式の銘柄は、ライブスター証券では売買できないということになります。これは興味のない方には全く問題のないことですが、もし地方で取り扱っている銘柄をどうしても欲しいということであれば、取り扱っている証券会社の口座を開くより仕方ありません。証券会社の口座は、銀行の口座と一緒で複数持つことが可能ですから、手間のことを考えなければ特に問題はありませんので、その方次第ということになるかもしれません。NISA利用時の注意NISAが適用される口座は1人1口座までここで注意して欲しいのがNISAという制度です。NISAという言葉を聞いたことがあるという方は結構多いかもしれません。NISAとは2014年から始まった、株式取引などで発生する税金に対する優遇制度です。通常、株の取引で利益を出した場合、利益に対して20.315%の税金が課税されます(所得税が15.315%、住民税が5%)。しかし、NISAが適用された口座であれば、この税金が免除されます。20%近い税金が免除されるのですから大変お得な制度なのですが、このNISAが適用される口座というのは1人1口座しか持つことができません。変更は可能ですが手続きが必要で、私自身したことがありますが、だいたい1~2週間ぐらいかかります。ですので、NISAを適用するメインの証券会社はここだと決めて、そこでNISA用の口座を開くのが賢明といえるでしょう。NISAとつみたてNISAの併用は不可余談ですが、2018年からはつみたてNISAという積立て向けのNISAが開始され、NISAとは厳密には別の制度が開始されました。NISAとつみたてNISAは別ですので併用はできません。どちらかを選ぶことになります。NISAは利用者にとって大変よい制度ですが、変更が多く、限度額や上記のつみたてNISAの開始など、2~3年おきぐらいに何かしら新しい変更があります。利用する際はよく確認することをおすすめします。また将来的には、このNISAとつみたてNISAは一本化され一緒になる予定とのことです。iDeCo利用時の注意点iDeCo口座も1人1口座までまた、株式取引とは少し離れますが、金融会社ではiDeCoという年金のための制度にも加入できます。これは会社で積立てている年金とは別に、自らがお金を出し年金にプラスするという制度なのですが、これも前述のNISA同様1人1口座しか持てません。今やほとんどの証券会社でiDeCoの口座を持つことが可能ですので、興味のある方は証券会社で口座を開く際に、合わせて確認したほうが後々手間がかからなくてよいでしょう。ネット証券会社の比較ランキング【2020最新】のまとめ今回、いろいろなテーマでランキングを発表しましたが、特に前述のランキングに複数載っているSBI証券・楽天証券・マネックス証券がおすすめです。取扱商品の多さ・手数料の安さ・ネット証券として培ってきた信用と、複数の面で安心できるネット証券です。もし迷ってしまったら、この3社から選ぶのがよいのではないでしょうか。
2020年05月14日ライブスター証券は株式投資の売買手数料がとても安いと評判です。ネット証券はもともと売買手数料が割安ですが、中でもライブスター証券の手数料は安いです。しかし、ライブスター証券の評判や口コミを調査する内に、手数料の安さだけに収まらないライブスター証券の魅力も発見できました。今回は、ネット上でのライブスター証券の評判や口コミを中心に、ライブスター証券の魅力に迫っていきたいと思います。ライブスター証券の評判・口コミまず、ライブスター証券の評判や口コミをネット上で拾ってみると、以下の様な点が挙げられました。手数料が安いヘルプがわかりにくい買えない金融商品があるIPO銘柄の取り扱い数が微妙情報量が少ない画面が見やすく、ツールが使いやすい電話対応が充実している外国ETFを取り扱っていない投資信託の取り扱いが少ないそもそもライブスター証券とは?こういった口コミが実際のところどうなのかという点は後にお話させていただくとして、そもそもライブスター証券とはどういう証券会社なのでしょうか。ライブスター証券は、もともとは昭和23年4月22日に更栄証券株式会社として設立し、途中、新潟大塚証券株式会社・須々木証券株式会社・アクセス証券株式会社と合併したりしながら、平成23年にライブスター証券と商号を変更した長い歴史のある会社です。金融商品としては、株式だけではなくFXや先物商品等も取り扱っています。横文字の会社名でしたが、長い社歴のある会社という事で一定の信用もあります。ライブスター証券のメリットでは、実際のライブスター証券のメリットとはどの様なものなのでしょうか。前述した評判・口コミの中から、「わかりにくい」とか「使いやすい」といった主観的なものを除外し、具体的な裏付けのあるメリットを列挙すると以下の様な点が挙げられます。圧倒的に安い売買手数料株価の動きに柔軟に対応できる多彩な注文方法準備金が必要ないIPOFXにはiサイクル2取引という自動取引方法があるお得な口座開設キャンペーン1つずつ確認してみましょう。圧倒的に安い売買手数料ライブスター証券は、もともと安い他のネット証券と比べても圧倒的に安い売買手数料を誇っています。わかりやすい様に他社の売買手数料と比較した表を作ってみました。まずはご覧ください。各社値段設定が違うので統一できていない点はご容赦下さい。しかしながら、ライブスター証券が圧倒的に売買手数料が安いという点は一目瞭然かと思います。また、比較させていただいた証券会社は主要ネット証券3社であり、ライブスター証券より手数料が高い会社を意図的にピックアップしたものではありません。少なくとも書き手である筆者が調べた中では、ライブスター証券は最も売買手数料が安い証券会社でした。ただ、証券会社にはそれぞれのサービスがあるので、一概に売買手数料だけを比較して良し悪しを判断はできませんが、売買手数料が安いという事はご理解いただけたと思います。手数料の安さというものは、確実に投資家の利益に直結するものですから、値上り益狙い・配当狙いのどちらだったとしても安いに越した事はありません。また、ライブスター証券は売買手数料が安いだけでなく、口座開設や各種ツール及びアプリについても無料なので、安心して資産運用できる証券会社と言えるでしょう。株価の動きに柔軟に対応できる多彩な注文方法またライブスター証券は多彩な注文方法で有名な証券会社です。通常は株の売買というと指値注文や成行注文等が一般的ですが、それらの注文方法に比べてライブスター証券は、逆指値・OCO・IFD・IFDOといった注文方法があります。以下どの様な注文方法なのか見ていきましょう。指値注文:1株につき500円で買いたいとか、1000円で売りたいという風に直接値段を指定して注文する方法。500円で買いたいと指定した場合は、実際には500円以下なら買うという注文になり、指定した値段以外での売買になる場合もある。成行注文:指値注文とは逆に、いくらでも良いから売って欲しい(もしくは買って欲しい)と出す注文。市場が開いている時間帯であれば、注文時点で一番安い株価で売られている株を買う事になり、市場が閉まっている場合には、再度市場が開いた時点で一番安い株価で売られている株を買う事になる(売りはその逆)。逆指値注文普通の指値注文とは逆で、自分が決めた金額より高くなったら買う(売る場合は決めた金額より安くなったら売る)注文方法です。例えば、1000円で勝った株が900円より下がり、もうこれ以上この株を保持していたくない、といった場合に行います。仕事など、市場が開いている時間帯は売買注文を全く出せないような場合に、損切の為の注文を出しておくという風に使う事が多いです。損切:保有している金融資産の価値が下がる事が予想される場合、損害額をこれ以上増やさない為に売却してしまう事。OCD注文指値注文または不成注文と、逆指値注文(S)を同時に発注する注文方法。わかりやすく言えば、1000円で買った株を1100円以上になったら売りたいが、逆に900円になった場合でも、これ以上に損をしないように売ってしまいたいという場合に、株価が上がった場合と下がった場合の両方を想定して出せる注文方式です。なお、株価が上がった場合と下がった場合、どちらの場合でも逆の注文はキャンセルされます。IFD注文買付注文と売却注文予約を同時に発注できる注文方法。例えば、株価1000円の株が950円まで値下がりしたら買いたいが、そのまま900円まで下がってしまうと、もっと株価が下がりそうなのでそのまま売ってしまいたいという場合に、950円で買い900円で売るという指示を出せます。ちなみに、例では指値注文になっていますが、成行注文等も可能なので、いろんなパターンの組み合わせができる注文方法です。IFDO注文買付注文と同時に売却OCO注文の発注予約ができる注文方法。上記のOCD注文とIFD注文が組み合わさった様な注文が可能です。株価1000円の株が900円まで下がったら買いたい。そしてその900円の株価がそのまま800円まで下がってしまったら売り、1050円まで上がったら売りたいという様な時に、この一連の流れを自動でしてくれます。IFD注文同様、指値以外の注文方法も利用可能です。この様に、ライブスター証券では多彩な注文方法が可能です。いきなり全てをマスターするのは大変かと思いますが、日中取引ができないサラリーマンの方等におすすめのサービスです。前受金が必要ないIPO証券会社から受けられるサービスとして、IPOというものがあります。これは新しく上場する株を買う権利を貰えるという様なものです。一般的に言って上場する会社というのは、業績が上がってきている株式会社である事が多いので、大いに有望な株と言えます。さて、このIPOなのですが、IPOの申込の際に、実際に株を購入できるだけの前受金を入金する事が一般的です。しかしライブスター証券では、この前受金が必要ありません。ですので、もし既に証券会社の口座を持っているとしても、ライブスター証券の口座を開設しても良いかも知れません。ただし、今までの実績から言いますとIPOの取り扱い件数が他の証券会社よりは少ないので、過度の期待はできません。FXにはiサイクル2取引という自動取引方法がある多彩な株式注文方法があるライブスター証券なのですが、FXにもiサイクル2取引というサービスがあります。これは特定の条件を指定すると、その条件に沿って24時間自動的にFXの売買を繰り返すというサービスです。特定の指定幅内の売買を繰り返すというのが特徴で、時間のない人でも自動で売買を繰り返す事によって利益を積み上げていくという事です。お得な口座開設キャンペーン2020年4月21日現在、新規口座開設で取引手数料無料(0円)というキャンペーンを実施中です。もともと売買手数料が安いライブスター証券ですが、さらに口座開設後2か月間は手数料無料との事です。[adsense_middle]ライブスター証券のデメリットライブスター証券のデメリットは以下の2つに集約されると考えています。海外株式・海外ETFの取り扱いがない投資信託の取り扱いが少ないそれぞれについてご説明します。海外株式・海外ETFの取り扱いがない文字通り海外株式や海外ETFの取り扱いがありません。海外株式等を取引したい投資家の方には合わない証券会社と言えます。ネット証券等で海外株式を取り扱っている証券会社ですと、2000銘柄や3000銘柄を超える数を取り扱っています。ライブスター証券でも今後取り扱いがあると嬉しいですね。投資信託の取り扱いが少ないライブスター証券で利用できる投資信託は、ひふみプラスとひふみワールドプラスのみです。取り扱いがあるといっても種類はかなり限られます。他のネット証券であれば、2000を超える投資信託の取り扱いがあるところもありますから、こちらも今後の取り扱いが増える事を期待して待ちましょう。ライブスター証券の評判に関するまとめライブスター証券はなんといっても手数料が安いというのが特徴です。手数料は必ず発生する費用ですから安いに越した事はありません。一方で、他の証券会社と比べてサービスの種類が少ないと言えます。ですので、初心者の方にはおすすめの証券会社と言えるでしょう。もしまだ口座開設していない方がいらっしゃったら、初めての証券会社として検討すべき1つの会社です。
2020年04月25日今やネット証券会社の数は70を超える程になり、楽天証券などの有名所やニッチなサービスを展開する所など様々です。今回の記事では、特に初めてネット証券を利用する方向けに、ネット証券の選び方やおすすめをランキング形式でご案内します。また、ファイナンシャルプランナー目線からおすすめのポイントなども併せてご紹介したいと思います。初心者のネット証券の選び方現在では多数のネット証券ができ、初めての方はどういう基準で選んだら良いか迷われると思います。そこで選ぶ際のポイントを3つに絞ってご提案したいと思います。その3つのポイントとは、評判でなく自分に合ったネット証券を選ぶどのような手数料体系になっているのかをチェック株取引のスムーズさの3点です。1つずつ解説させて頂きます。評判ではなく自分に合ったネット証券を選ぶまず、ネット証券を選ぶ前に自分はどういう株取引や投資をしたいのかをよく考える事が大事です。とは言っても難しく考える必要はありません。例えば、株取引を始めてみたいものの、よくわからないし自信もないという事であれば、初心者向けのサポートの手厚い所を選ぶのが良いでしょう。そういった所は大手のネット証券に多く、サポートやサービスが手厚いという特徴があります。また、逆に自分はじっくりと投資について勉強をして、入念に検討を行いたいという事であれば、分析ツールや情報提供に力を入れている所が良いでしょう。他には、日本以外の外国の株取引をしてみたいというのであれば、外国の株に力を入れている所に口座を開設するのが良いです。特に最近では、勢いのある中国の株に力を入れている所もあります。ネット証券も自社のサービスの宣伝に余念がありませんから、自分が受けたいサービスを提供している所を見つける事は難しくありません。しかし、自らの投資スタンスが定まっていない為に、なんとなしに評判や口コミで証券を選ぶ方も多いです。また、税の優遇などを受けられるNISAやiDeCoを併せて使うという事であれば、証券会社は自分に合った所をきちんと決めて口座開設した方が、余分な手間が省けます。どのような手数料体系になっているのかをチェックネット証券では、基本的に売買手数料というのは安くなっています。会社同士の価格競争もあるので、日に日に安くなっていると言っても過言ではありません。しかし、売買の金額が大きくなりがちな株取引では、それに伴って手数料も高くなる事があります。また、手数料は計算をきちんとしさえすれば、確実な数字がわかる項目でもあります。不確定な要素のある株取引ですから、確実にわかる手数料に関してはいくらシビアになっても、シビアになりすぎるという事はありません。手数料に関しても、自分の投資スタンスを確認する事は大事です。例えば、今まとまった金額のお金があり、その内のいくらかを投資に使うつもりだが、当面追加で投資するつもりはないという事であれば、売買手数料が一定金額以上は増えずに固定されている手数料体系になっている証券会社を選ぶのが良いでしょう。また逆に、月々のお給料から一定金額を株取引に捻出する予定という事であれば、少額の取引の売買手数料が安いネット証券が良いでしょう。株取引のスムーズさネットでの注文が基本となるオンライントレードでは、株取引の為の画面やツールが使いやすいという事が重要です。また、スマホを利用して株取引を行うというつもりであれば、スマホに力を入れているネット証券がおすすめです。一般的に言って、株価の分析や統計の為のツールが豊富であればあるほど、選択肢も豊富で操作や使い勝手は複雑になる傾向にあります。自分は株価の分析などにはあまり興味がなく、購入予定の株も決まっているというのであれば、使いやすさをアピールしているネット証券を使うのが良いでしょう。[adsense_middle]ネット証券の口座開設ランキング&人気比較!さて、選び方についてはご説明してきましたので、ここからは、人気が如実に表れる口座開設数を元に作ったランキングでおすすめのネット証券をご案内したいと思います。口座開設数などの情報は、2020年4月7日の各社提供の情報などを元に作成致しました。口座開設数ランキング1位:SBI証券SBI証券は業界シェアトップのネット証券です。口座開設数も2位の楽天証券が400万件ですから圧倒的な単独トップです。業界シェアトップだけあって手数料などの料金も安く、サービスも豊富です。取り扱いのある金融商品は日本株に加えて、米国の株や中国の株も豊富に取り揃えており、その他にもFXや債券、先物やオプションなどバラエティーに富んでいます。SBI証券に口座があれば、購入できない金融商品がないのではないか?というぐらい多いです。他にも、証券取引所の営業時間以外でも株取引が可能な夜間取引やPTSのサービスを提供しています。さらに、単元未満株(S株)というサービスも提供しています。株取引というのは通常、売買する株ごとに単元株数というのが決まっています。単元株数:その単元株数毎に売買をしなければいけない最少数。例えば、単元株数が1000株という事であれば、1000株2000株と購入しなくてはならず、1株とか3株とかだけを購入する事はできません。また、単元株数が1000株という株は多くスタンダードです。しかし、単元未満株(S株)であれば、1株単位の株の売買が可能になります。ただ、通常の購入と違い、リアルタイムな購入ができない・売買手数料が割高であるなどのデメリットもあります。そして、IPOの実績が良いという点があります。簡単にいえば、これから新しく市場に出てきた株を購入する権利・機会が与えられるというものです。また、サービスだけでなく売買手数料もかなりの安さです。スタンダードプランであれば、10万円までの取引は90円、50万円までの取引は250円になります。取扱商品・サービスだけでなく料金も業界トップクラスです。2位:楽天証券2位は楽天証券です。1位のSBI証券に匹敵するサービスの豊富さと手数料の安さがあります。しかし、なんといっても一番の魅力は他の楽天のサービスとの連携でしょう。楽天証券を利用する事で楽天ポイントが貯まりますし、逆に楽天ポイントを楽天証券で使う事が可能です。また、楽天証券の魅力は楽天ポイントだけではありません。米国の株や中国の株の取扱いも豊富ですし、投資信託の取り扱いも2600本以上とトップクラスの多さです。夜間取引や債券・FXの取り扱いもあります。売買手数料も、10万円までは税込99円、50万円までは税込275円とSBI証券と一緒です(2020年4月7日現在)。余談ですが、SBI証券と楽天証券は、料金改定などがあった時に同じかほぼ同額まで値下げする事が多いです。加えてMarket SpeedとMarket Speed2という高性能取引ツールを無料で使用する事が可能です。楽天系のサービスをよく利用される方は一考の余地があるでしょう。3位:マネックス証券3位はマネックス証券です。マネックス証券の大きな特徴は外国株の取り扱い数の多さです。取り扱い数は米国株3000銘柄以上、中国株などの外国株と合計すると5000銘柄以上になり、日本のネット証券の中ではダントツの1位です。手数料に関しては、10万円までの売買が100円(税抜)と前述の二つの証券会社より高いものの、1日何回取引しても2,500円(約定金額300万円ごと)の一日定額手数料コースなどがあり、上手く使えば手数料をかなり低めに抑える事ができるでしょう。サービス面では、バロンズ・ダイジェストなどの海外の株取引に関係ある情報や、高性能取引ツールのマネックストレーダーなどが無料で使えます。しかもスマートフォンやiPad向けのマネックストレーダーである、『マネックストレーダー株式 スマートフォン』や『マネックストレーダー株式 タブレット』があります。さらに、過去10年の業績(売上高や営業利益等)から銘柄を検出する『マネックス銘柄スカウター』も無料で利用でき、分析や情報収集の為のツールには事欠かないものになっています。余談ですが、筆者である私もマネックス証券をよく使っています。[adsense_middle]4位:松井証券4位は松井証券です。松井証券はかなり歴史が長く、前身となる株式会社松井商店は1931年頃から営業しており、2001年にはインターネット専業のネット証券として、初めて一部上場した大変歴史のある会社です。松井証券の手数料体系は、すごくシンプルでわかりやすいものになっています。1日の売買料金が50万円までなら何回取引しても無料です。例えば、1日の内に20万円の株を買い、20万円の株を売ったとすると、合計の売買料金は40万円ですので、売買手数料は無料になります。利用する方の投資スタンスによってはかなり手数料が抑えられる可能性があります。1日に一定の金額しか使わない予定であればおすすめです。また、デイトレーダー向けサービスとして『一日信用取引』というサービスがあります。これは1日の間であれば、何回信用取引をしても売買手数料は無料という他社にはない独自のサービスになっています。ただ、個人的には信用取引もデイトレードもあまり初心者にはおすすめできないので、興味が特別にある方向けのサービスといって良いでしょう。5位:auカブコム証券auカブコム証券はユーモラスで特徴的な名前ですが、名前の通りauフィナンシャルホールディングスが株主の証券会社です。また、三菱UFJフィナンシャル・グループでもあります。auカブコム証券の特徴は取引ツールやアプリに強い所です。特に『ウルトラチャート』はツールの中でもトップクラスの性能があります。テクニカル分析の移動平均やボリンジャーバンドはもちろん、MACDやRCI等30種類にも対応しており、プロ並みのツールと言えるでしょう。また料金面に関しては、10万円までは税込99円と今までご紹介してきたネット証券と同レベルの安さになっています。また、 三菱UFJフィナンシャル・グループという事もあってか、『auユーザーに対する割引』『シニア割』といった携帯電話の料金プランの様なサービスもあります。『auユーザーに対する割引』は、文字通りauユーザーの手数料が1%引きになるというサービスです。『シニア割』は、60歳以上4%、50歳以上60歳未満2%という単純明快でわかりやすいサービスになっています。もし該当するのであれば、デメリットのない良いサービスですね。6位:GMOクリック証券最後はGMOクリック証券です。様々なインターネットサービスを提供するGMOインターネットグループの証券会社です。特徴としては株だけでなくFXにも強く、株・FX共に手数料が安いです。また、 SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券と同様に、NISA口座での現物の売買手数料が恒久的に無料です。変わったサービスとして、株主優待を検索する「株主優待検索機能」というものがあります。株主優待:株式会社が株主を惹きつけ投資をしてもらう為に送るサービスの事。自社商品を保有株数などに応じて送る事が多いが、ポイントや他社サービス・品物を送る所も。株主優待は配当などと同じく、ある時期に保有していれば確実にもらえるサービスなので株主優待の愛好家も多いですが、それを優待内容や権利日などで検索できるのは便利ですね。また、他社と同様に無料で使える取引ツールの『スーパーはっちゅう君』などがあり、必要なサービスは一通り揃っている印象です。【2020最新】おすすめのネット証券に関するまとめ今回はランキング形式でネット証券のご紹介をさせて頂きました。料金体系やサービスをきちんと確認し、自分に合ったネット証券を選ぶのがコツです。ネット証券自体は複数加入する事ができ、大抵の証券会社は口座の維持費がない事が大半ですから、今回ご紹介した証券会社の口座を全て持つ事も可能ですが、手間と時間がかかりますしあまり意味がありません。また、NISAやiDeCoなどの税制優遇制度は一人当たり一口座しか持てませんので、きちんと調べて自分に合うネット証券を選ぶのが良いでしょう。
2020年04月09日最近は株式投資のスタンダードにもなってきたネット証券会社。一般的になってきたとはいえ、「株初心者にはどれを選んだらいいのか迷う」という人も多いはずです。今回はネット証券のメリット・デメリットを解説しつつ、ネット証券との付き合い方、使い方についてご説明して行きたいと思います。そもそもネット証券は株初心者に向いているのか?最近、コロナショックの影響で株価全体が下落したことを受けて、株式投資を始めてみようという方が増えているそうです。現在は、インターネットでの株式投資が主流になっており、中にはスマートフォンでの株式取引をしているという方も珍しくありません。私が株式投資を始めた20年以上前は、証券会社に直接電話をして注文するのが普通でしたから、時代の移り変わりを感じます。しかし、インターネットを利用したパソコン・スマートフォンでの取引は便利だということは間違いありません。特にインターネットを通じた株取引をメインにしているネット証券は、現在では珍しい存在ではなく、ネット証券が提供している、パソコン上で使える取引や解析のツールは無料で使えるものも多く大変便利です。では、ネット証券は株初心者に向いているのでしょうか?その前にまずは、ネット証券とは何かというお話からしていきたいと思います。ネット証券とは何かネット証券とは、インターネット上でのオンライントレードをメインにしているため、実店舗を持たない、もしくは実店舗を持っていてもかなり少ない店舗で運営している証券会社のことです。店舗が少ないということは、店舗にかかる費用(実店舗の不動産や、その不動産の維持にかかる光熱費や人件費)が低コストで抑えられるため、結果的に顧客が払う手数料が少ないのです。現在はインターネットがかなり普及しているので、ネット証券ではない普通の一般的な証券会社でもインターネットでのオンライントレードをすることができますが、上記の理由から、総じてネット証券よりは手数料がかかる場合が多いです。では、ネット証券と一般的な証券会社の違いはコストだけでしょうか。次はネット証券のメリット・デメリットを一般的な証券会社との比較で見ていきましょう。ネット証券のメリットまず、ネット証券のメリットとして、次のような事が挙げられます。株取引の手数料が安い投資の為のツール等が豊富証券会社からの営業がほとんどない1つずつ見ていきましょう。株取引の手数料が安いまず、1つ目の「株取引の手数料が安い」という点ですが、先程説明した通り、ネット証券は実店舗が少ないので、一般的な証券会社と比べて実店舗にかかる費用が少なく、その分顧客に手数料を安くしています。また、株取引の注文もインターネットでする訳ですから、証券会社に電話で注文するより、人件費や通信費の点でコストがかからないということは簡単に想像できます。投資の為のツール等が豊富次に2つ目の「投資の為のツール等が豊富」という点ですが、これは株初心者の方はピンとこないかもしれません。ネット証券はインターネットに接続していることが前提ですから、必然的にインターネットやパソコン等が使える環境ということになります。これが、投資のためのツールとすごく相性が良いのです。投資のためのツールとは何かというと、株取引を始めると、その会社の営業成績や資産状況が株価と照らし合わせてどうなのかを分析することや、株価の上がり下がりを表すチャート等が統計的にどうかということを分析する必要が出てきます。そんな時に、その分析を助けるツールというものが存在しており、証券会社によってはツールを売りの一つにしている所もあります。また、証券会社によっては、株初心者に向けて、株取引の知識を向上させるための動画や著名人によるセミナーの動画等を配信している所もあります。こういったものはネット証券じゃないと絶対に無いという訳ではありませんが、ツールや動画はインターネットやパソコン・スマートフォンと相性がいいので、ネット証券の方が豊富にあることが多いです。証券会社からの営業がほとんどない最後に3つ目の「証券会社からの営業がほとんどない」という点ですが、ネット証券は良かれ悪かれ人との接触があまりありません。一般的な証券会社は、金融商品の購入等を勧める営業の電話がかかってきたりするのですが、ネット証券ではまずないでしょう。個人的なお話をさせてもらえば、私は複数のネット証券の口座を長年に渡って所有していますが、今まで一回も営業や勧誘の電話がかかってきたことはありません。あくまで個人的な話ですので、絶対に無いとは言い切れないですが、おそらくそういった営業の電話等がかかってくる確率は少ないでしょう。証券会社とのやりとりが煩わしい方にはメリットと言えるのではないでしょうか。以上がネット証券の特徴的なメリットと言えるでしょう。ではネット証券にはデメリットは無いのでしょうか?次はネット証券のデメリットについて見ていきましょう。ネット証券のデメリットネット証券のデメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。人によるサポートが受けづらいIPOに弱いPCやネットに影響を受ける人によるサポートが受けづらいまず、1つ目の「人によるサポートが受けづらい」ですが、基本的にネット上で完結するネット証券では、証券会社によるサポートはあまり受けられません。まったく受けられないという訳ではないのですが、基本的には、パソコン上の取引画面の操作を電話で聞くというようなことがメインです。どういう風に投資したら良いかを相談するとかはあまりできません。これに対してネット証券以外の証券会社では、担当の人間がつくということがあったり、おすすめの金融商品があれば勧めてきたりと人間の手によるサポートは、ネット証券に比べて手厚いです。ただ、これは一長一短で、同時に営業や勧誘の機会になりますので、このようなことが煩わしい人は避けるべきでしょう。IPOに弱い2つ目の「IPOに弱い」という点があります。IPOという言葉を聞きなれない方もいらっしゃるかと思いますが、新規上場株式のことです。もう少し具体的に話すと、ある会社が業績を上げ、自社の株を上場し一般の方が取引できるようになったとき、通常はすぐに買えません。証券会社ごとに抽選をしたり、特定の投資家に買ってもらったりするのですが、こういった時にネット証券よりは、既存の一般的な証券会社の方が強いとされています。もっと簡単に言ってしまえば、新しい会社の株が取引できるようになった時に、その新しい株を買う権利をもらうにはネット証券より一般の証券会社の方が良いということです。ただし、ここで注意しなければならないのは、一般的に言ってIPO、新規上場の株は儲かるとされていますが、「必ずしも」そうではないという点です。新しい株もきちんとした分析と見極めが必要なのです。そういった意味では、株式投資を始めたばかりの方はIPOに手を出さなくても良いのかも知れません。PCやネットに影響を受ける3つ目の「PCやネットに影響を受ける」という点ですが、ネット証券は基本的にインターネットを使いますから、インターネットやパソコンを使えるということが前提となります。パソコンもインターネットも良くわからないというのでは、株取引はおぼつきません。とはいえ、それほど難しいものではないので、きちんと操作方法を理解すれば問題はないと思います。ただ、パスワードの管理等、インターネット上のセキュリティには注意を払わなければなりませんし、サーバーのトラブル等、ネット証券側のトラブル等によって株取引に影響がある場合もあります。株そのものの知識だけでなく、ネット証券の特性をきちんと理解した上でネット証券を利用するのが大事です。[adsense_middle]ネット証券の選び方から口座開設まで上記のネット証券のメリット・デメリットを理解した上であれば、株を始めたばかりの方であってもネット証券はおすすめです。では、どのネット証券を選べば良いのでしょうか。ここではネット証券の選び方、そして、その後の口座開設から投資までを順を追ってご説明したいと思います。ネット証券を選ぶポイントネット証券を選ぶポイントで一番大事なのは商品やサービスが自分の希望と合っているかです。実はネット証券の手数料に関してはかなり下がってきているので、どこもあまり変わりません。またネット証券の内の一社が手数料を安くすると、他も手数料を下げることが多いので、特に少額の取引から始める方の手数料はそれ程変わらないという現実があります。ですので、そのネット証券が提供している商品やサービスが自分の行いたい投資と合っているかどうかを見ることが必要です。例えば、日本ではなく外国の株を購入したいのであれば、諸外国の株の商品が少ない所で口座を開いても意味がありません。きちんと情報を調べて投資をしたいというのであれば、情報の提供や分析の為のツールが多い所が良いでしょう。分析ツール:証券会社が株価を分析するために提供しているツール。複数の指標や統計的なデータ等を自動で計算して、利用者を手助けする。ツールによっては有料であったり、無料であったりする。また、ツールから直接株を購入することができるものも多く、スピーディで簡単な取引を促す。とはいえ、始めたばかりの方であれば、どう選んだら良いかよくわからないという人もいらっしゃると思いますので、後ほどおすすめをご案内したいと思います。証券会社での口座開設無事にネット証券を選ぶことができれば、後は手続きだけですので簡単ですが、念のため、どのネット証券でも共通の大まかな始め方をご説明しましょう。まず口座を開設することが必要です。銀行であれば預金通帳はすぐに渡されないものの、来店当日から口座を開くことができますが、証券会社ではそういう訳にはいきません。個人の身元を確認する為の身分証明書のコピー等を送り、確認してもらうことが必要となります。最近はこの手続きを簡略化してスムーズになっていますが、2週間は見ておいた方が良いでしょう。また、身分証明書を取るために市役所等に行く必要があれば、さらにその分時間がかかります。書類に不備があれば訂正にさらに時間がかかりますので、きちんと正確な手続きが必要になります。口座開設されれば、最後にその口座に入金して終了です。[adsense_middle]おすすめの人気ネット証券3社を比較ここまでネット証券に関するさまざまな項目についての説明をしてきました。最後に、中でもおすすめの人気証券会社について比較しながらご案内したいと思います。ネット証券最大手のSBI証券まず、最初に最大手であるSBI証券についてご案内したいと思います。名前からもわかる通り、SBIホールディングス株式会社の100%出資子会社、つまりソフトバンクグループの証券会社ということになります。最大手だけあって、手数料もほぼ最安値クラスですがサービスも豊富です。またネット証券であるにも関わらずIPOに強く、IPOの数はトップクラスです。また、PTSにも対応しているので、通常の株取引は東京証券取引所では9:00 ~11:30と12:30 ~ 15:00の間しか取引できませんが、8:20~23:59の取引が可能です。PTS:証券取引所を利用せずに株式等の売買を行う「私設取引システム」のことを指す。証券取引所を利用しないために、証券取引所の営業時間外でも売買が可能になっている。株取引だけではなく、投資信託数はネット証券でトップであり、それ以外の金融商品も豊富です。ポイントが嬉しい楽天証券次にご案内するのが楽天証券です。こちらはあのIT会社の楽天の関連会社である証券会社です。楽天と言えば楽天市場で有名ですが、楽天市場等で使えるポイントを取引でもらえたり、逆に楽天証券でポイントを使ったりできます。楽天関連のサービスを多く利用されている方におすすめです。楽天ポイントが使えるだけではなく、取り扱っている投資信託等の金融商品の品揃えもトップクラスで、投資信託の数は2600本を超え(2020年3/31現在)。前述のSBI証券にも見劣りしません。楽天銀行等とも連携しているので、既に楽天関連のサービスを利用されているなら検討の価値があるでしょう。外国の株への投資に強いマネックス証券最後にご紹介するのが、マネックス証券です。外国の株への投資に強いのが特徴です。そもそもネット証券は外国の株投資に強いのですが、中でも外国の株への投資に最も強いのがマネックス証券と言っても良いでしょう。取扱いのある外国の株は3500銘柄以上(2020年3/31現在)と、外国の株の種類の多いSBI証券や楽天証券を大幅に上回ります(SBI証券は約3300銘柄、楽天証券は約2600銘柄)。マネックス証券であれば、AmazonやApple等の有名外国の株はもちろん、他の証券会社では購入できない外国の株に投資することも可能です。さらに、マネックス証券もこれだけのサービスを提供しているのにも関わらず、手数料がトップクラスの最安値で利用できます。株初心者のネット証券の選び方に関するまとめ最近は、ネット証券もスマートフォンの発展によりさらに増えています。そして、そのネット証券ごとのいろいろなサービスも増えていますので、株初心者は手数料だけでなく自分に合ったサービスを提供する所を選ぶことが大事です。また、証券会社に入金をする際には銀行を使うことがメインになりますが、その手間や振込手数料は馬鹿になりません。自分が利用している銀行が提携している所があれば、そこを選ぶのも良いでしょう。
2020年04月06日新しい年が明けて、今年から証券口座を開設して投資を始めようとされている方もいらっしゃると思います。その中でも、NISA口座の開設を検討されている方も多いのではないでしょうか。ただ、金融機関には様々なタイプがあり数も膨大なので、どこがいいか判断は簡単ではないと思います。そこで、今回は投資初心者の方が、NISA口座を開設する金融機関を比較判断できる材料となる記事を記載したいと思います。そもそもNISA口座とは?金融庁ホームページ「顧客本位の業務運営」の取組成果の公表状況P6ネット証券のNISA口座開設おすすめランキングSBI証券ホームページ セミナーのご案内問い合わせコールセンターの営業時間は年末年始を除く平日8:00~18:00です。ネット証券によっては17時までしか営業していないところもあるため、ここは他者と比べて優位性があります。またコールセンターには、「口座開設サポートデスク」、「テクニカルデスク」と複数のタイプがあるところも特徴的です。積立方式投資信託の積立の仕方も柔軟な方式を選ぶことができます。金額は100円からで、毎日好きな日を選んで積立できます。積立タイミングまで自由に選べ、毎日積み立てるということも可能です。【ランキング2位】楽天証券楽天証券トウシル問い合わせSBI証券と同じくコールセンターの営業時間は、平日8:00~18:00です。窓口は口座ありの方だけでなく、口座なしの方用の窓口まで設置されています。また、電話だけでなくチャットで相談できるチャットボットまであるところも特徴的です。積立方式投資信託の積立金額は100円からで、毎日積み立てることも可能です。ただ、資金の引き落とし日は引き落とし方法が証券口座、カード決済、銀行口座かによって異なります。SBI証券と同様に、自由度は高いですが、引き落とし日の部分はやや仕組みが複雑です。【ランキング3位】マネックス証券日経新聞電子版(2020年1月22日)【ランキング4位】松井証券松井証券ホームページ 投信専用アプリ問い合わせコールセンターの問い合わせ可能時間は平日8:30~17:00までとなっています。他社に比べやや短いですが、口座をお持ちでないお客様専用の 「マネープランサポート」のコールセンターがあり、結婚、育児、住宅購入、老後など、今後のライフイベントに備えた早めの資産形成・運用の相談ができる窓口があるのが特徴的です。積立方式投資信託は100円から投資可能で、投資タイミングは「毎日」「毎週」「毎月」から選ぶことができ、ある程度自由に設定できます、課税口座では、ロボアドバイザーで積立することもできるので、むしろ課税口座での積立において他社に比べた優位性があります。【ランキング5位】auカブコム証券カブコム公式チャンネルFUND DRESS問い合わせオペレーターの受付時間は平日8時~17時とやや短いですが、インターネットを介して、直接お客さまのパソコン画面や起動しているアプリケーションを参照しながら、操作方法をご案内するサービスがあるところが特徴的です。積立方式投資信託は100円から投資可能で、自動引落日は1日単位で自由に設定できます。株では単元未満株の積立サービスがあり、毎月500円以上1円単位から積み立てできる「プレミアム積立®(プチ株®)」があります。銘柄は3000以上あり、積立買付手数料は無料です。おすすめのNISA口座に関するまとめ以上の記載には、著者の独断と偏見も多分に含まれておりますので、あくまで1つの参考として見ていただけたら幸いです。NISA口座を始めるときに、特にこだわりたいポイントがある場合は、ランキングの順位は度外視して気に入った金融機関を選ぶのもありです。またNISA口座は、1つの金融機関で開設した後でも他の金融機関に変更することも可能です。まずは、いったん決めた金融機関で始めてみるのもよいでしょう。
2020年02月04日証券はネット証券の中で最も口座数が多い証券会社です。SBI証券で取引している人も多いのではないでしょうか。今回は、SBI証券で人気のある投資信託の中からおすすめのファンドを紹介します。「投資信託の数が多すぎてどれを買えばいいかわからない」という人は、ぜひ参考にしてみてください。SBI証券で投資信託がおすすめの理由SBI証券SBI証券は、ネット証券で口座数、株式売買委託金額ともにNo.1の企業。たくさんの個人投資家がメイン口座として利用しています。投資信託の取扱本数も2400本以上とネット証券トップクラス。豊富な銘柄から自分のニーズにあった投資信託を選べます。また、100円から購入できるのファンドもあるので、おこづかい感覚で投資を始めることが可能です。SBI証券での投資信託の買い方SBI証券で証券総合口座を開設したら、まずは入金をします。入金をしたら、SBI証券のサイトの「投信ページ」に進みます。投資信託は、「ファンド名・委託会社名・キーワード」から検索が可能です。SBI証券銘柄を決定したら、「金額買付」「口数買付」「積立投資」から購入方法を選びます。SBI証券目論見書・補完書類等を閲覧後、同意して注文入力します。金額買付では、最低100円以上1円単位で購入できます。SBI証券注文確認画面で内容を確認し、注文を発注したら完了です。投資信託の購入にはコストを意識する購入手数料と信託報酬投資信託の購入は、純資産総額や基準価額のほかに、購入手数料や信託報酬などのコストを意識するようにしましょう。購入手数料とは、投資信託を購入する時に投資家が販売会社に仕払うコストです。そして、投資信託の運用期間中は、信託財産から間接的に信託報酬が差し引かれます。信託報酬はファンドにかかる費用です。運用にかかる費用や、運用報告書の作成・発送費などの費用をまかなうもので、販売会社・運用会社・信託銀行の3者で配分されます。インデックスファンドとアクティブファンド運用手法により、投資信託は主にインデックスファンドとアクティブファンドに分けられます。インデックスファンドは、日経平均株価などの指数に連動することを目指す投資信託。アクティブファンドは、運用のプロであるファンドマネージャーが自ら銘柄を選択して指数を上回ることを目指す投資信託です。銘柄選定の手間などがかからないことから、一般にインデックスファンドのほうがアクティブファンドよりも、購入手数料や信託報酬などのコストが安い傾向にあります。SBI証券の投信パワーサーチを利用するSBI証券のパワーサーチ機能は、SBI証券が取り扱っている投資信託の中から、自分の希望条件に一致した銘柄を探せる機能です。買付手数料や信託報酬などのコストだけでなく、モーニングスターのレーティングや投資地域など、さまざまな条件で検索できます。自分で投資したい条件が決まっている人はパワーサーチを利用して、自分の条件に合った投資信託を見つけるようにしましょう。投資信託の銘柄比較ランキングSBI証券米国の代表的な株価指数であるS&P500指数に連動する成果を目指すファンドです。バンガードが運用を行う「バンガードS&P500ETF(上場投資信託)」が実質的な投資対象です。バンガードは世界最大級の資産運用会社で、運用資産残高は約5.6兆ドル(約600兆円)。インデックスファンド市場シェアの約4割を誇ります。米国の代表的な株価指数であるS&P500に投資することから、値動きがわかりやすく、アップルやマイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなど世界的な有名企業に投資できることも魅力です。第2位ニッセイ外国株式インデックスファンド基準価額:16,329円純資産:1,382億7,200万円信託報酬:0.10989%(税込)SBI証券日本を除く主要先進国の株式に投資し、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み・円換算ベース)に連動することを目指すファンドです。購入時、換金時の手数料が無料で、信託報酬も0.10989%(税込)と安いのが魅力です。国・地域別組入比率は以下の通りです。アメリカ:68.7%イギリス:6.0%フランス:4.1%カナダ:3.8%スイス:3.5%組入銘柄は情報技術が多く、上位銘柄は次の通りです。アップル:2.7%マイクロソフト:2.7%アマゾン・ドット・コム:1.9%第3位明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)基準価額:11,594円純資産:482億9,600万円信託報酬:0.99%(税込)SBI証券国内のJ-REITに投資するファンド。一般のJ-REITファンドは、40~60銘柄以上組み入れるのが通常ですが、当ファンドは25銘柄に厳選し、魅力的と判断した銘柄に投資しているのが特徴です。また、J-REIT市場の局面によって、アロケーション(投資配分)も変えます。REITの組入比率変更により、価格変動リスクを抑えた運用を目指しています。毎月分配金が出るのも魅力です。SBI証券のインデックスファンドの魅力SBI証券インデックスファンドで世界中の金融商品に投資するには、手間がかかります。国内株式・海外株式・海外債券など、それぞれのインデックスファンドを購入しないといけないからです。しかし、インデックスファンドを組み合わせたバランス型ファンドなら、1本で幅広い金融商品に投資できます。大和-iFree 年金バランスは、私達の年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の基本ポートフォリオに近づけることを目標として、効率的かつ安全な運用を行います。大和投資信託購入時や売却時の手数料は無料で、信託報酬も業界最低水準。これ1本で国際分散投資できるため、初心者でも始めやすいファンドです。野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型(バランス型)基準価額:15,165円純資産:120億4,500万円信託報酬:0.55%(税込)SBI証券国内外の株式や債券・REITなど7つの資産に分散投資するとともに、為替ヘッジすることで海外の資産を保有することによる為替リスクを抑制します。為替変動リスクを抑えた運用をしたい人におすすめです。野村アセットマネジメントニッセイ日経平均インデックスファンド(国内株式型)基準価額:13,432円純資産:68億3,900万円信託報酬:0.154%(税込)SBI証券日本の代表的な株価指数である「日経平均株価」に連動することを目指すファンドです。日経平均株価は、東証1部銘柄から選ばれた日本を代表する225銘柄の平均株価指数で、日本経済新聞社が算出・公表しています。新聞やテレビのニュースなどで目にする機会も多く、値動きがわかりやすいという特徴があります。楽天・全米株式インデックスファンド(国際株式型)基準価額:11,666円純資産:617億8,100万円信託報酬:0.162%(税込)SBI証券米国株式市場の動きをとらえることを目指す「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」に連動することを目指すファンドです。主要投資対象は、バンガードが運用する「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」です。CRSP USトータル・マーケット・インデックスは、米国株式市場に上場する大・中・小型株式、約4,000銘柄で構成される時価総額加重平均型の株価指数です。米国の株価指数は、NYダウやS&P500が有名ですが、小型株は含みません。小型株を含むCRSP USトータル・マーケット・インデックスは、より米国株式市場の実態を表している指数と言えます。つみたてNISAで積立投資をはじめようSBI証券第2位ニッセイ外国株式インデックスファンド基準価額:16,329円純資産:1382億7200万円信託報酬:0.10989%(税込)SBI証券3位三菱UFJ国際-eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)基準価額:11,245円純資産:364億7200万円信託報酬:0.154%(税込)SBI証券国内外の株式や債券・REIT(不動産投資信託)に12.5%ずつ均等に投資するファンドです。基本投資割合は、以下の図の通りです。三菱UFJ国際投信このように、幅広い金融商品に投資するファンドを「バランスファンド」といいます。資産を分散することで、株式だけに投資するファンドなどよりも、大きく値下がりするリスクを抑えられます。どれか1つの資産が値下がりしても、他の資産が値上がりするなどして、ファンド価格が大きく値下がりする可能性が低くなるからです。eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)1本に投資すれば、世界中の幅広い資産に投資できます。さらに、バランスファンドでは最低水準の信託報酬(0.154%)も魅力です。コスト面から見ても、長期運用に適したファンドと言えるでしょう。SBI証券でおすすめの投資信託に関するまとめ今回は、以下のSBI証券のおすすめ投資信託を、ランキング形式でご紹介しました。1.初めての人が購入している投資信託2.インデックスファンド3.つみたてNISA月間積立金額ランキングSBI証券は、購入時手数料が無料で信託報酬も低いインデックスファンドを数多く揃えるなど、低コストのファンドが多くあります。また、100円と少額から始められるのも魅力です。まずは少額からでもいいので、今回のランキングを参考にして投資信託を始めてみてはいかがでしょうか。
2019年11月06日ポイントを利用して投資できる「Tポイント投資」が2019年から始まりました。4月に開業したスマホ専業証券「SBIネオモバイル証券」ではTポイントを使って株式を1株から、7月からはSBI証券でTポイントを使って投資信託を購入することができるようになったのです。この記事では、Tポイント投資の仕組みやメリットについて解説します。ポイント投資とはSBI証券それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。SBIネオモバイル証券のネオモバとはSBIネオモバイル証券が始めた「ネオモバ」は、Tポイントを使って一株単位で株式を購入できるサービス。「株式投資を始めたいけれど、まとまったお金がない」という人でもポイントを使って、数百円単位で株式投資を始めることができます。もちろん現金での購入も可能です。ネオモバの投資対象2019年4月の開始から5カ月月弱で10万口座を達成し、すでに8000万ポイントが投資に使われるなど、注目を集めています。投資対象は、次の3つです。国内株式国内ETF(上場投資信託)REIT(不動産投資信託)手持ちのTポイントを株式の購入代金に充てることができ、1ポイント=1円で計算されます。株式の値上がり益だけでなく、配当金や株主優待も受け取ることが可能です。ただし株主優待に関しては、単元株(100株)に満たないと貰えない企業がほとんどなので注意しましょう。ネオモバの手数料株式取引は取引ごとに手数料がかかりますが、ネオモバでは月額サービス利用料のみとなっています。ネオモバ毎月、「期間固定Tポイント」が200ポイント付与されるので、約定代金が50万円以下の場合、実質負担は消費税のみとなります。ただし、取引がなくてもサービス利用料はかかるので、取引しない月でも最低200円(税抜)のコストがかかる点に注意が必要です。ネオモバはシンプルな操作性が特徴ネオモバの操作画面は、投資初心者でも使いやすいよう徹底的にわかりやすさを追求したユーザーインターフェース。難しい操作は一切必要ありません。チャートもローソク足や出来高などがなく、シンプルな折れ線グラフになっています。売買注文を把握するための板情報も表示されないので、画面情報が多すぎず、操作しやすい工夫が施されているのです。ネオモバSBI証券のTポイントサービスとはSBI証券SBI証券のTポイントサービスには、次の2つの特徴があります。ポイント投資マイレージサービスそれぞれの内容を詳しく見ていきましょう。ポイント投資なら投信をポイントで購入できる日常の買い物などで貯めたTポイントを使って、投資信託を購入できます。対象ポイントは通常の「Tポイント」と、SBI証券のみ利用可能な「期間固定(期間限定)Tポイント」の2種類。期間固定Tポイントとは、期間や利用先が限られているポイントです。Tポイント投資では、投資信託の買付代金の全額または一部にTポイントが利用でき、最低100円から購入可能です。ただし、対象サービスは、「金額指定の買付」のみ。積立買付(積立NISA)、口数買付などは対象外になっているので注意しましょう。「金額指定の買付」とは、投資信託を500円分購入など、金額を指定して購入することです。利用の上限はありません。Tポイントをたくさん持っている人も少ししか持っていない人も、好きなだけ自由に投資できます。マイレージサービスなら手数料などに応じてTポイントが貯まるSBI証券では、これまで取引をすると「SBIポイント」が貯まってきましたが、これからはTポイントが還元されます。SBI 証券のTポイントサービスを申し込むと、申し込んだ月の集計分から獲得できるポイントが、SBIポイントからTポイントに移行します。ただし、貯まっているSBIポイントは今後も利用可能です。Tポイントの還元率は以下の通りです。Tポイントの還元率国内株式還元:Tポイントスタンダードプラン利用で、月間手数料の1.1%相当のポイントが貯まります。スタンダードプランとは、1注文ごとの約定代金に対して手数料がかかるプラン。手数料体系は以下の通りです。SBI証券投資信託還元:Tポイント投資信託は、保有金額に対してポイントが貯まる「投信マイレージサービス」が利用できます。対象投資信託の月間平均保有額に対して、以下のポイントが付与されます。1000万円未満 :年率0.1%相当のポイント1000万円以上 :年率0.2%相当のポイント2019年9月より、国内公募株式投資信託の全取扱い銘柄が投信マイレージの対象となります。ただし、MMF、中国ファンド、MRF、外貨建MMF、ETF、REIT、外国籍投資信託等は投信マイレージ対象外なので注意しましょう。金・プラチナ取引還元:Tポイント金・プラチナにおけるスポット取引、および積立買付の月間合計手数料1.0%相当のポイントが還元されます。スポット取引とは、取引時間中、任意のタイミングで買付け、または売却ができる取引です。新規口座開設還元:期間固定TポイントSBI証券の新規口座開設で、一律100ポイントもらえます。国内株式入庫還元:Tポイント1回の移管入庫につきTポイントが100ポイントもらえます。その他、ポイントがもらえるキャンペーンなどもあります。[adsense_middle]Tポイントサービスのメリットを最大限活用するにはTカード番号を登録Tカード番号を登録する設定を行うと、これまでに貯まったポイントをまとめることができ、以下のようにTポイントをさらに便利に活用できるようになります。他のTポイント提携先で貯めたTポイントをSBI証券のポイント投資で使うSBI証券で貯めたTポイントを他の複数の連携先で使うSBI証券SBI証券で使える・貯まるポイントは、Tポイントと期間固定Tポイントの2種類です。SBI証券で使えるかどうかは、以下の表で確認ください。SBI証券Tポイントサービスの申込方法Tポイントを使って投資をしたり、マイレージなどでTポイントを貯めたりするためには、事前にSBI 証券のTポイントサービスに申し込み・登録が必要です。申し込みを一度すれば、その後のポイントは獲得条件に応じて自動的に貯まっていきます。Tポイントサービスの申込方法を確認していきましょう。ポイントプログラムのトップ画面を表示SBI証券SBI証券のホームページから口座管理を選び、ポイントプログラムを選択します。Tポイントのトップ画面を表示SBI証券「ポイントプログラム→ポイントサービス→保有Tポイント数・履歴はこちら」からTポイント画面に移動します。サービス申込画面に進むSBI証券利用規約等に同意の上、申込ボタンを押して完了SBI証券SBI証券のTポイントサービスに関するまとめTポイント投資には、次の2種類があります。ネオモバの株式投資SBI証券の投資信託SBI証券の投資ポイントサービスは、投資信託が購入できるだけでなく、株式や投資信託の手数料や保有量に応じてTポイントが貯まるオトクなサービスです。これまで投資をしたことがない、損失が恐いという人でも、Tポイント投資なら気軽にチャレンジできます。ネオモバの株式投資なら1株、SBI証券のポイント投資による投資信託は100円から購入可能です。Tポイントを利用している人は、これを機会に投資を始めてみてはいかがでしょうか。
2019年09月22日証券は、ネット証券の中で証券総合口座開設数や国内株式個人売買代金シェアがナンバーワン。業界最低水準の手数料や、プロの投資家も愛用している「HYPER SBI」が人気です。今回は、SBI証券の口座開設のやり方について詳しく解説します。SBI証券で投資を始めようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。SBI証券はネット証券最大手SBI証券SBI証券はネット証券最大手で、証券総合口座数はナンバーワンの460万口座、国内株式個人売買代金社も1番です。オリコンが発表しているネット証券の顧客満足度でも何度も1位を獲得。口座数だけでなく、投資家から高い評価を得ていることが分かります。評価が高いポイントとして、取扱商品数の多さと手数料の安さが挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。業界最多水準の金融商品(株や投資信託など)SBI証券の主な取扱い銘柄は、以下の通りです。現物株信用取引PTS取引(私設取引)IPO(新規上場株)単元未満株(S株)外国株式(米国株・中国株など)投資信託債券FXCFD先物オプションこのように金融商品の種類が豊富なので、取引したい投資対象がほとんど揃っています。SBI証券の株式手数料体系SBI証券の評価が高い2つ目の理由として、業界最低水準の手数料体系があります。具体例として、国内株式と米国株式の手数料体系を紹介します。国内株式手数料国内株式手数料は、1注文の約定代金に応じて手数料が決まる「スタンダードプラン」と、1日の約定代金合計金額に応じて手数料が決まる「アクティブプラン」の2種類があります。SBI証券どちらも業界最低水準となっています。特にアクティブプランは、1日約定代金が10万円までは手数料がかかりません。少額から株取引を始めたい人に最適なプランです。米国株式手数料これまで5ドルかかっていた米国株式の最低手数料が、2019年7月22日現地約定分より撤廃されました。SBI証券SBI証券では、米国株式を取引したことがない人でも安心して取引できるツールやサービスが用意されています。さらに、最低手数料がなくなったので、少額から気軽にチャレンジできるようになりました。SBI証券の口座開設申し込み方法SBI証券の口座開設方法には、次の2つの方法があります。オンライン口座開設申込みに必要な情報のほとんどをオンラインでやりとりできます。手続きが簡素化されるので、取引を早く始めることができます。郵送での口座開設口座開設に必要なやりとりを郵送で行います。手間と時間がかかりますが、「本人限定受取郵便」が受け取れない場合や、パソコンの操作に不慣れな人は郵送を選ぶといいでしょう。本人限定受取郵便は、受取の際に本人確認書類が必要になります。本人以外は家族でも受け取れないので注意しましょう。SBI証券で口座開設するために用意するものSBI証券で証券総合口座を開設するには、本人確認書類と個人番号記載書類、振込先金融機関口座を用意する必要があります。本人確認書類と個人番号記載書類は、マイナンバーカードを持っている場合は両面のコピーで対応できます。SBI証券一方、マイナンバー通知カードの場合は、以下のような本人確認書類が必要です。写真ありの場合:1種類運転免許証住民基本台帳カード(写真付き)特別永住者証明書在留カードなど写真なしの場合:2種類健康保険証年金手帳印鑑登録証明書住民票など申し込む前に、あらかじめ書類を用意しておきましょう。SBI証券口座開設の流れSBI証券書面:書面を選ぶと、SBI証券から「本人確認書類届出書」が送付されます。その書類に必要事項を記入した上で、本人確認書類を個人番号記載書類のコピーとともに返送します。Webアップロード:口座開設を急いでいる人は「Webアップロード」が便利です。本人確認書類やマイナンバーカードなどを撮影し、画像をアップロードするだけで申込みが完了し、書類の到着を待つだけです。最短で翌営業日から取引をスタートできます。Eメール:Eメールを選ぶと、登録したメールアドレス宛に、本人確認書類と個人番号記載書類の送信用フォームURLが記載されたメールが送られてきます。そのURLにアクセスし、表示画面の「添付ファイル」に本人確認書類と個人番号記載書類のデータを添付して送ると申込みできます。STEP2必要事項の入力公式サイトにログインしたら名前や住所・Eメールアドレスなどを登録し、申込ボタンを押します。STEP3必要書類の受取りSBI証券から「口座開設手続完了のご案内」が送付されます。「口座開設手続完了のご案内」は、本人限定受取郵便で送られてくるので注意が必要です。受取時には本人確認書類や印鑑(サイン)が要るからです。STEP4本人確認書類の提出SBI証券から送られてくる書類には、「口座番号」「ログインパスワード」「取引パスワード」が記載されています。本人確認書類の提出方法として「書類」を選択した人は、本人確認書類届出書が同封されています。本人確認書類を添付・同封のうえ、返送します。取引開始までは、SBI証券で書類受取後3営業日程度かかります。STEP5 取引開始SBI証券で審査が完了すると、Eメールアドレス宛に連絡がきます。証券総合口座に入金すると取引が開始できます。[adsense_middle]郵送で口座開設を行う方法座開設申込み口座開設申込書が届く口座開設申込書・本人確認書類の返送SBI証券より口座開設完了の案内が郵送される初期設定を行って取引開始STEP1口座開設申込み郵送の場合も、SBI証券の公式サイトから申し込む時は「口座開設はこちら」ボタンを押して入力画面に進みます。画面の案内に従いながら「口座開設フォーム」に名前や住所などの必要事項を入力。本人確認書類の提出方法は「書面」を選びます。必要事項を入力すると「内容確認画面」に移るので、「郵送での口座開設」を選択して申込みます。申込みが完了すると、「完了画面」に申込み内容や受付番号などが表示されるので、SBI証券から「口座開設手続完了のご案内」が届くまで控えをとるなどして大切に保管しておきましょう。STEP2 口座開設申込書が届く口座開設申込後、約5日程度で口座開設申込書が届きます。口座開設申込書には以下の書類が同封されています。証券総合サービス申込書:必要事項を記入し、返信用封筒に同封のうえ返送します。本人確認提出のお願い:マイナンバーの確認できる書類と、本人確認書類を提出します。STEP3 口座開設申込書・本人確認書類の返送必要事項を記入した口座開設申込書と、本人確認書類・個人番号記載書類のコピーを同封の返信用封筒で返送します。不備や記入ミスなどがあると口座開設まで時間がかかるので、以下の点をきちんと確認しましょう。申込書と本人確認書類の住所は一致しているか本人確認書類は、記載内容がきちんと確認できるかどうかSTEP4SBI証券より口座開設完了の案内が郵送される「口座番号」「ログインパスワード」「取引パスワード」が記載された書類がSBI証券から簡易書留で郵送されます。「口座開設申込書」を返送してから約10日程度かかります。STEP5初期設定を行って取引開始はじめてWebサイトにログインする場合は、勤務先や出金先の金融機関の登録が必要です。登録完了後、10~15分程度で取引が可能になります。未成年口座の開設未成年口座とは、満20歳未満の未婚者を対象とした証券総合口座です。親権者がSBI証券に証券総合口座を開設していれば、口座開設が可能です。ジュニアNISAを利用する場合も未成年口座が必要になります。ジュニアNISAには、主に次の2つの特徴があります。年間80万円までの投資額に対する利益が非課税。最大5年間で合計400万円利用可能です。教育資金の運用に活用できます。贈与税の枠(年間110万円)の範囲内で資産を移動でき、贈与税がかかりません。相続対策にもなります。ただし、ジュニアNISAは資金を自由に引き出せないので注意しましょう。口座開設にかかる料金(お金はかかる?)口座開設にかかる費用や口座管理料は無料です。すぐに取引しないでも口座開設は無料です。SBI証券の提携銀行なら振込手数料(料金)が無料口座開設しても、取引するためには入金が必要です。SBI証券には、提携銀行に入金するとすぐに買付余力として反映してくれる「即時入金サービス」があります。手数料もかかりません。SBI証券ただし、利用するためには以下の提携金融機関のネットバンク契約が必要です。入金は24時間いつでも即時に反映されます。住信SBIネット銀行三菱UFJ銀行三井住友銀行みずほ銀行りそな銀行埼玉りそな銀行関西みらい銀行楽天銀行ジャパンネット銀行ゆうちょ銀行セブン銀行スルガ銀行イオン銀行即時入金サービスのほかにも、口座振替の登録を行うだけで利用できる「リアルタイム入金(即時反映)」や自分の銀行口座から入金できる「銀行振込(反映まで1~2時間)」、ゆうちょ銀行からの「振替入金(翌営業日)」などがあります。また、近くのコンビニ(セブン銀行・ゆうちょ銀行ATM)や郵便局のATMから入金できる「ATMカード入金(SBI証券で確認後に反映)」があります。入金単位は5,000円以上1,000円単位。利用するためには、ATMカードの発行手続きが必要です。セブン銀行を利用すれば、7~19時の間は手数料がかかりません。SBI証券で口座開設する際の注意点基本的にSBI証券の口座開設手続きは簡単ですが、「納税方法」について迷う人もいると思うので詳しく解説します。証券口座で納税方法を選ぶ際、次の3つの選択肢が示されます。SBI証券に任せる(特定口座・源泉徴収あり)特定口座とは、証券会社が株式や投資信託などの1年間の取引結果を「年間取引報告書」にまとめてくれるサービスです。さらに「源泉徴収あり」を選択すると、SBI証券が株式や投資信託の利益にかかる税金(所得税・住民税)を代わりに納付してくれます。確定申告する必要がないので、一番手間がかかりません。自分で申告する(特定口座・源泉徴収なし)SBI証券が「年間取引報告書」を作成してくれますが、確定申告を自分でする必要があります。手間がかかりますが、会社員など給与所得者は、「特定口座・源泉徴収なし」を選んだほうが有利な場合があります。会社員で給与所得以外の収入が20万円以内の場合、確定申告や納税が免除される特例があるのです。給与所得以外の所得がなければ、投資の利益20万円までは税金がかかりません。会社員で年間利益が20万円以内になりそうなときは、「特定口座・源泉徴収なし」を選んだ方がオトクです。自分で計算・申告する(一般口座)一般口座を選んだ場合、自分で取引の明細書を作成して確定申告する必要があります。一般口座は手間がかかるので、初心者は特定口座を開設するようにしましょう。SBI証券の窓口で口座を開設する方法SBIマネープラザの店舗(窓口)SBI証券のグループ会社である「SBIマネープラザ」を利用すれば、店頭(窓口)で証券口座を開設できます。Webで申し込める「インターネットコース(インターネット経由のみの取引)」を店舗で申し込めるほか、電話や店舗で注文できる「対面コース」や専任の担当者がつく「ダイレクトコース」の口座開設が可能です。SBIマネープラザでは、無料のセミナーや投資情報の提供も行っています。IFA(独立系フィナンシャルアドバイザー)の店舗(窓口)IFAとは、銀行や証券会社など特定の金融機関には属さず、独立・中立の立場から資産運用のアドバイスを行う金融商品の仲介業者。通常、Webサイトから申し込む「インターネットコース」を店舗で申し込めるほか、電話や店舗で注文できる「IFAコース」、専任の担当者がつく「IFAコース」の口座開設が可能です。SBIマネープラザやIFAの店舗は、以下から確認できます。SBI証券の口座開設方法に関するまとめ今回は、ネット証券で最も人気があるSBI証券の口座開設方法について解説しました。おすすめは、「ネット申し込み」で本人確認書類やマイナンバーカードを「Webアップロード」する方法です。一番早く取引を開始できるからです。最短で翌日から取引が可能になります。ただし、名前や住所などの登録内容に間違いがあったり、アップロード画面が不鮮明だったりすると、時間がかかる場合があるので注意しましょう。SBI証券は、多くの人が利用して満足度も高い証券会社なので口座開設をしておいて損はありません。口座開設や口座管理料などはかからないので、まずは口座開設だけでもしてみてはいかがでしょうか。
2019年08月26日証券は口座開設数ナンバーワンのネット証券で、多くの個人投資家が利用していますが、実際の評判や実績はどうなのでしょうか。今回は、SBI証券の評判とメリット・デメリットについて解説します。SBI証券とはSBI証券SBI証券はネット証券でナンバーワンの口座開設数を誇っており、現在は470万口座を突破しています。また、NISA口座数や国内株式個人売買代金シェアでもナンバーワンなど、多くの実績があります。SBI証券主要ネット証券では、2位の楽天証券が320万口座ですから、SBI証券の規模の大きさがわかります。委託個人売買シェアでも35%を超えており、3分の1強をSBI証券が占めているのです。SBI証券金融商品の数も豊富なので、投資を始めたいという人はまずSBI証券の口座を開くといいでしょう。SBI証券では、主に次のような取引ができます。国内株式海外株式投資信託ロボアドバイザー先物・オプションFXCFDNISAやiDeCo(イデコ)などの非課税制度も利用できます。代表的な金融商品を見ていきましょう。SBI証券の代表的な金融商品SBI証券先物・オプションSBI証券SBI証券では、日経平均株価やTOPIX、東証マザーズ指数などの先物取引もできます。「指数」を取引したいという投資家のニーズも満たしているのです。また、日経平均株価やTOPIXのオプションにも対応しています。先物やオプションは少額から取引できて大きな利益が狙えますが、大きな損失もでる可能性があるハイリスク・ハイリターンの取引です。ですから、現物株や投資信託に慣れてから取引することをオススメします。先物・オプション取引の詳細は、以下をご覧ください。FX(外国為替保証金取引)SBI証券ではFXも取引できます。SBI FXトレードなどグループ会社をあわせると、口座数は120万を超えて国内ナンバーワンです。取扱通貨ペアが28と多く、ドルやユーロなど人気の主要通貨から、高金利が魅力の新興国通貨まで幅広く取り揃えています。取引手数料や口座維持手数料などは無料です。投資信託SBI証券の投資信託取扱本数は2,698本、購入時の手数料がかからないノーロードファンドも1,349本と主要ネット証券で1番の本数を誇ります。さらに100円から積立投資が可能なので、少額から資産形成が始められます。つみたてNISAやiDeCo(イデコ)にも対応SBI証券節税メリットがある「つみたてNISA」やiDeCo(イデコ)にも対応しています。つみたてNISAは2018年から始まった少額投資非課税制度で、年間40万円までの投資額に対しての運用益が非課税になります。非課税期間は最長20年なので、合計800万円(40万円×20年)までの運用益に対して税金がかかりません。通常は20.315%の税金がかかるので、オトクな制度です。投資対象は投資信託とETF(上場投資信託)なので、投資信託で積立投資をしようと考えている方は、つみたてNISAを利用するようにしましょう。iDeCoは、個人型確定拠出年金です。年金なので60歳まで引き出すことが原則できませんが、節税メリットはつみたてNISAよりも大きくなります。iDeCoでは、運用益だけでなく積み立てる掛金が非課税の対象になります。掛金の全額が所得税・住民税の控除対象になるので、iDeCoの方がつみたてNISAよりも節税効果が高いのです。つみたてNISAとiDeCoは併用できますが、まずはどちらかを始めてみたいという方は、以下を参考にしてみてください。[adsense_middle]SBI証券のメリットSBI証券アクティブプランSBI証券【SBI証券のメリット②】人気のトレーディングツール「HYPER SBI」SBI証券HYPER SBIはプロも愛用する取引ツール。投資に必要な情報収集から注文・発注まで一貫して行うことができます。主な特徴は次の3つです。マウスだけで発注できる値動きの激しい相場では一秒を争うことがあります。とくにデイトレーダーなど短期売買をしている投資家にとってスピーディーな発注システムは必須です。SBI証券では、ネット証券で初めてマウスを動かすだけで発注できる機能を導入しました。SBI証券マーケット情報やニュースなどを網羅する豊富な情報株を売買する上で、マーケット情報や個別株のニュースなどの情報は必須です。投資情報の他にも、株価や市況を教えてくれるアラートなど、取引をサポートしてくれる機能が充実しています。SBI証券複数の銘柄を一度で確認SBI証券HYPER SBIでは、保有銘柄のチャートや板情報などが一画面で確認できます。また銘柄のニュースを表示させるなど、好みに合わせて内容をいつでも変更できます。たとえば「コンビ」を選択すると、複数銘柄のいろいろな情報が1画面で確認可能。各銘柄の板情報だけを見たい場合は、「タイル大」がオススメです。【SBI証券のメリット③】IPO(新規公開株)の取り扱い銘柄が豊富SBI証券はIPO(新規公開株)の実績も豊富。IPOとは証券取引所に上場して、投資家が新規に株式を買えるようにすることです。IPOで中心的な役割を果たす証券会社を主幹事証券といい、IPO株の配分も多くなります。SBI証券は主幹事証券も多いので、当選確率も高くなります。2018年4月から2019年3月までにIPOで95社が上場しましたが、SBI証券の関与率は94.7%で業界トップです。SBI証券【SBI証券のメリット④】1株から株を購入できるSBI証券では、一株から株を購入できる「S株(単元未満株)」というサービスを提供しています。 通常の株式は100株単位と単元株数が決まっていますが、S株では銘柄に関わらず一株から取引できます。たとえば、株価が5,000円の銘柄の場合、100株購入すると50万円の資金が必要です(手数料や税金は考慮せず)。しかし、S株なら1株から買えるので、5,000円と少額で購入できます。S株でも、保有株数に応じて配当金をもらえます。ただし、株主優待の権利は企業によって異なるので注意しましょう。【SBI証券のメリット⑤】テーマキラーで簡単テーマ投資SBI証券テーマキラーは、企業ではなくテーマを選んで投資します。「人工知能(AI)」や「インバウンド」といったテーマを選ぶだけで、複数の企業に投資ができる新感覚の株式投資サービスです。 テーマは30種類用意されており、売買単位にかかわらず一株から取引できる S 株を活用しています。10銘柄への分散投資が可能で、5万円・10万円・20万円・30万円の 4つのコースが用意されています。NISA口座での買い付けもできるので、コストを抑えた投資が可能です。【SBI証券のメリット⑥】夜間取引(PTS)ができるSBI証券SBI 証券は夜間取引(PTS)にも対応。 PTSとは、証券取引所を介さず株式を売買できる私設取引システムです。SBI 証券では、 国内最大規模のジャパンネクストPTSに接続しています。SBI証券のPTSの取引時間は、8:20~16:00(デイタイムセッション)と、17:00~23:59(ナイトタイムセッション)の2種類。ナイトタイムセッションは、日中忙しくて株式の取引ができない人でも、海外の株式市場の動向や経済ニュースを見ながら取引可能です。また、多くの企業が決算発表を15時以降に行うので、業績内容を確認した後で取引できます。【SBI証券のメリット⑦】住信SBIネット銀行との連携が便利SBI証券住信SBIネット銀行を利用すれば、SBI 証券の株式や投資信託の買い付け余力に自動的に充当される 「SBI ハイブリッド預金」が使えます。普段は住信 SBI ネット銀行の普通預金として使え、株式や投資信託を購入するときは、SBI証券の口座に入金することなく買付代金として利用できます。株式は、現物だけでなく信用取引でも利用可能です。取引に使わない資金は SBI ハイブリッド預金自動的に振り替えるため、普通預金と同じように金利がつきます。【SBI証券のメリット⑧】ロボアドバイザー(ウェルスナビ)を利用できるSBI証券SBI証券でもロボアドバイザーを利用できます。ロボアドバイザーで預かり資産・運用者数ナンバーワンのウェルスナビと提携しているからです。いくつかの簡単な質問に答えるだけで、 AI(人工知能)が最適なポートフォリオ(銘柄の組み合わせ)を決めてくれます。投資対象は海外市場に上場しているETF(上場投資信託)です。運用はすべてロボアドバイザーが行ってくれるので、世界中の株式や債券などの金融商品に手間をかけることなく分散投資できます。手数料は預かり資産の1%のみで、10万円からロボアドバイザーを始めることが可能です。【SBI証券のメリット⑨】積立投資で資産形成長期的な資産運用では、毎月コツコツと金融商品を購入していく積立投資が有効です。SBI証券の積立投資では、投資信託を100円から購入できるので、初心者でも気軽に投資を始めることができます。自分で投資信託の銘柄を選ぶのは難しいという人は、ロボアドバイザーを利用するといいでしょう。ロボアドバイザーなら銘柄選択から銘柄の入れ替えまで、すべて自動で行ってくれます。また、米国株式・ETF定期買付や金・プラチナなどの商品でも積立投資を行なうことが可能です。積立投資の詳細は以下をご覧ください。[adsense_middle]SBI証券の悪い評価(デメリット)は?商品数が多いネット証券の中でもトップクラスの商品ラインナップが強みで、投資信託の取扱銘柄数やIPOの取扱数でナンバーワンの実績があります。ただ投資初心者の中には、商品数が多すぎると感じる人もいるでしょう。ネット証券なので、基本的に自分で商品を選んで購入する必要があるからです。また情報や分析ツールも豊富に用意されていますが、知識がないとどこを見ればいいのかわからず、難しいと感じる人もいるでしょう。商品数やサービスが多すぎて、使いにくいと感じる人もいるようです。また、システムの動きが遅いなどの口コミや2chの書き込みもあります。ただ、サービス内容は充実しているので、使っているうちに慣れてきます。最初から投資対象を広げずに、最初は100円から投資信託の積立投資を始めるなど、金融商品を決めて少額からチャレンジすることをオススメします。慣れてきたら、投資対象を広げるようにしましょう。SBI証券の評判に関するまとめ今回は、ネット証券ナンバーワンのSBI証券の評判やメリット・デメリットについて解説しました。口座開設数が460万を超え、株式の個人売買代金の3分の1を占めているので、投資を考えている人は口座開設をまず考える証券会社だと言えます。手数料もネット証券最低水準なので、低コストで取引できます。また、人気トレーディングツールである「HYPER SBI」も人気です。マーケット情報や個別銘柄のニュースが豊富なので取引をサポートしてくれます。ただし、プロでも満足できる情報や商品の多さは、初心者にとって戸惑う原因にもなります。金融商品が多すぎるので、わかりづらいという意見もあります。まずは対象の金融商品を決め、少額から取引するようにしましょう。そして、取引に慣れてきたら投資対象を増やして行きましょう。
2019年08月24日本記事では投資信託での資産形成を行う際に、窓口となる銀行と証券会社・ネット証券との違いについて考察します。窓口をどこにすればどのようなメリット・デメリットがあり、結果はどうなるのでしょうか。早速見てみましょう。投資信託はどこで買える?銀行でも買える?銀行ってどうなの?投資信託とは、複数の株式や債券などが入った金融商品の詰め合わせのようなものです。そしてそれはいろいろな場所で買えます。銀行・証券会社・ネット証券が一般的です。ここでの証券会社とは対面(対人)販売の証券会社を指しています。投資信託の銀行での始め方基本的に銀行、証券会社・ネット証券のどちらでも投資信託の始め方は同じです。銀行や証券会社に投資信託用の口座を開設する口座にお金を入れる(または紐づけされている銀行口座などから買うことができるものもある)投資信託を選んで買う運用する(保有・または売却)上記のようにとてもシンプルに始めることができます。銀行で投資信託を始めるのはとても簡単。まずは資料請求から。一般的に言われる銀行で投資信託を買うことのメリット:「相談できる」「銀行で投資信託を買うのってどうなの?証券会社・ネット証券と何が違うの?」と思われる方も多いかもしれません。次の点が違い・メリットとして挙げられやすいです。近所の身近な場所で安心して相談できるここで「あれ?それってどうなの?良くないんじゃないの?」と思われた方は鋭い感性です。じつは上記は資産形成においてはデメリットでしかないからです。資産形成においては一見すると有利・お得に見えることはたいてい不利である。銀行で投資信託を買う時の注意点【銀行で投資信託を買う時の注意点①】相談から発生する勧誘リスクにご注意を筆者は銀行で働いた経験はありませんので、以下は伝聞です。一般的に銀行では懇切丁寧に相談に乗ってくれます。しかし、それは資産形成において非常に危険なことでもあります。まず第一に銀行で投資信託を行う場合に、相手(銀行・窓口の相談員)にはあなたの通帳の残高が丸見えです。どれくらいの資金があるかを把握されています。押しに弱い方・頼まれると弱い方・せっかく相談に親身に乗ってくれたから何も買わないと悪いなと感じる方は要注意です。相談に乗ってくれる窓口の人が「良い人・優秀なセールスパーソン」であればあるほど、あなたの資産は危なくなるかも。【銀行で投資信託を買う時の中の注意点②】相談すると不利になる一体セールスの何が悪いのでしょうか。セールス自体は悪くありません。車屋さんでも八百屋さんでもどこでも行っています。しかし金融商品の場合は、ダイレクトに私たちの資産に影響します。そのため銀行での投資信託のセールスには要注意です。銀行もビジネスですので販売ノルマというものがあるらしいです。これも伝聞です。もし銀行で「ビジネスだけど、会社の利益やノルマなど一切気にせずに顧客のことだけ考えている」という場所や人がおられましたらご容赦ください。しかし、昨今問題になりました「かんぽ生命の保険販売の不適切問題」の例もあります。かんぽ生命の保険販売の不適切問題:顧客にとって不要・不利な保険や乗り換え、販売員のノルマ・収入アップにつながるという理由での無保険期間の発生など。この背景にはノルマがあると考えられる。このように売り手と投資家は、基本的に大なり小なり利益が相反しています。そのため基本的には相談できる窓口は避ける方が無難です。ビジネス上、相談すると「売り手に有利=投資家に不利」な金融商品が提案されやすい。投資信託を銀行の窓口で買ったら運用成績に違いは出る?出ない?ある同じ中身の投資信託を銀行の窓口やネット証券といった異なる窓口で買うと、実質的な運用成績に違いが出ます。ただし、それはプラスに違いが出るのではなく、マイナス方向に違いが出ると考えられます。どういうことでしょうか。見てみましょう。ネズミのぬいぐるみと投資信託の運用成績のイメージ例えば世界的に有名なネズミのぬいぐるみがあるとします。これを「百貨店・スーパー・ネットショップ」の三店舗で比較して買うとします。どこで買うと「良いネズミのぬいぐるみ」を手に入れられるでしょうか?※図解は筆者作成答えは「どこで買っても同じ」ですね。中身が同じなのですから当然です。ただ、人件費や家賃などのコストが異なります。そしてそれは利用者の手数料(多くの場合は売価に反映される)に含まれます。同じ中身のものはどこで買っても同じ。結論:中身が同じなら、銀行でもネット証券でも表面上の運用成績(儲け・損)は同じ。ただし、実質的な運用成績には差が出てしまう今度は資産形成において考えてみましょう。一例として先進国株式の市場平均に連動するインデックス型投資信託(MSCIコクサイインデックスに連動することを目指す)を銀行・証券会社・ネット証券で購入したとします。どこで買ったら運用成績は良いでしょうか?答えはどこで買っても表面上の運用成績は同じだと考えられます。中身が同じですから当然ですね。どこで買っても儲けも損も同じなのです。ただ手数料が違います。そして手数料が高い分だけ損をします。同じ中身のものであれば、手数料が低い方が運用成績は「マシ」になる。[adsense_middle]銀行で投資信託を購入する際の最大のデメリットは手数料なぜ銀行は手数料が高いのでしょうか?それは銀行の立ち位置にあると筆者は考えています。下の図は投資信託の仕組みのイメージ図です。※図表は筆者作成これを見ると、「私たち投資家」と「証券会社」の間に窓口である「銀行」がいることが分かります。つまり、銀行は文字通り「窓口」なのです。ここで手数料が安いと、銀行としては人件費をかけている分、儲けが出ません。手数料がゼロだと損をするかもしれません。どうしたら良いでしょうか?答えは「手数料を高くとれば良い」です。そのため購入時手数料という運用成果にマイナスにしか影響しないコストが高い傾向にあります。高い場合で購入時手数が3.24%という高いところもあります。ちなみに購入時手数料で筆者が許せるレベルはゼロ円(ゼロ%・無料・ノーロード)です。購入時手数料は運用成績にプラスに寄与しないので最低限ゼロから選ぶ。【質問】それでも銀行で買えばいいことがあるのではないですか?あくまでも筆者の個人的な意見ですが、手数料の高い銀行で投資信託を買うのはイヤです。少し想像をしてみてほしいのですが、上の図で銀行にいるところを「筆者・佐々木裕平」に置き換えてみてください。どうなるでしょうか?単純に筆者のお財布が膨れます。その分あなたの者のお金は減ります。極端なお話ですが、筆者が川で釣りをしようと、山へハイキングに行っていようと、あなたの買った投資信託の値動きとは無関係です。運用成果は基本的に世界の経済環境次第です。資産運用において「誰かに任せたらすごい良いことが起こる」というのは幻想。投資信託を買うなら銀行?証券会社?オンライン証券?その違いは?それでは銀行・証券会社・ネット証券の違いと特徴をまとめて比較してみたいと思います。結局、投資信託を買うなら銀行・証券会社・オンライン証券のうち、どこがおすすめ?筆者はオンライン証券が勧誘リスクを避けるには良いと思います。ネット証券にもよると思いますが、今のところ筆者はネット証券で資産形成を行っていて勧誘を受けたことがありません。また手数料が「安いものも高いものもある」のですが、安いもの(トータルコストが年率0.3%以内)だけを選択すると「マシ」なものだけを選択肢として残すことができます。筆者のおすすめはオンライン証券。評判の良い銀行・証券会社・ネット証券はある?ない?これも個人的な意見ですが、窓口を選ぶ際は比較的大きいところが良いと思います。それは大きいところは競争が働いており、手数料が安い傾向にある為です。もちろん前述のようにどこで買っても中身が同じなら表面的な運用成績は変わりません。証券会社を変えれば儲かる・損するということはありません。中身が同じなら購入時手数料が安い(ゼロの)窓口の方がおすすめ。また、口座開設においては、業界屈指の格安手数料や、豊富なサービス・商品ラインナップを誇るネット証券業界最大手のSBI証券がおすすめです。投資信託における銀行・証券会社・ネット証券の違いに関するまとめ投資信託選びに親切な相談相手はいらない同じ商品を買うなら「安いところ」で買う方が良い窓口の担当者にいくらお金を支払っても得はしない過去の株式市場の値動きを見てみますと、長期分散投資には一定の効果が見られました(未来を保証するものではありません)。株式を主体とした投資信託で行った場合は、期待リターンも高いと考えられます。ここでいう長期とは二十年や四十年という期間です。そしてそれは、つみたてニーサやイデコと呼ばれる制度の税制優遇期間でもあります。つまりおおざっぱに言うと、長期分散投資に徹して「何もしない」とうまく行きやすいという経験則があるのではないか、と考えられます。しかし、銀行や証券会社などの「相談できてしまう」窓口で相談を重ねていると「何かしてしまう(頻繁な売買)」リスクが出てきてしまいます。そして統計的に見るとそれは短期投資になり、「何もしない」よりも運用成績を悪化させてしまう要因になることが知られています。意外と私たちの資産形成を遮る最大の敵の一つは「相談から生じる心の偏り・バイアス」なのかもしれません。本記事が読者の皆様の合理的な資産形成の一助になれば幸いです。
2019年07月30日(ウェルスナビ) for SBI証券とは、預かり資産・運用者数がロボアドバイザートップのウェルスナビの提携サービスです。運用方法は通常のウェルスナビと同じですが、サービス内容が異なっている部分があります。今回は、WealthNavi(ウェルスナビ) for SBI証券の特徴やはじめ方について解説します。ウェルスナビ for SBI証券とはSBI証券ウェルスナビ for SBI証券とは、ウェルスナビ株式会社が提供するロボアドバイザー「WealthNavi」をSBI証券の顧客向けにカスタマイズした次世代の資産運用サービスです。2017年1月からサービスを開始し、2年間で残高が400億円を突破しました。ウェルスナビは、SBI証券以外にも提携している企業が複数あります。ウェルスナビ for 住信SBIネット銀行ウェルスナビ for ANAウェルスナビ for ソニー銀行ウェルスナビ for イオン銀行ウェルスナビ for 横浜銀行ウェルスナビ for JALどこで始めても、運用方法や手数料は同じです。ただし、サービス内容に違いがあります。また、提携企業によってはキャンペーンを行っている場合があります。2019年7月8日(月)~8/8(木)にかけてウェルスナビ for SBI証券もキャンペーンを行っています。キャンペーン期間中に初めて、または追加でWealthNavi for SBI証券口座へ10万円以上の入金をし、かつ2019年9月分として自動積立により10,000円以上の引き落としが実施された顧客に、入金額に応じて最大5万円をプレゼントするキャンペーンです。ウェルスナビそれでは、ウェルスナビ for SBI証券の特徴について見ていきましょう。ウェルスナビ for SBI証券の特徴SBI証券GAIAコンサルティングサービスの対面サービスが使えるウェルスナビ for SBI証券独自のサービスとして、GAIAコンサルティングサービスがあります。GAIAコンサルティングサービスとは、独立系のファイナンシャルプランナー会社である「ガイア」が、ウェルスナビ for SBI証券のセミナーにおいて提供する対面コンサルティングです。対面で相談する機会が欲しい人には嬉しいサービスで、ウェルスナビ for SBI証券のメリットです。ウェルスナビ for SBI証券はマメタスに対応していないウェルスナビマメタスとは、ウェルスナビが提供するおつり投資サービス。 クレジットカードや電子マネーでの買い物のおつりが、ウェルスナビのロボアドバイザーによって運用されます。買い物のおつりで投資できるので、まとまった資金がなくても資産運用を続けられるのです。ただし、ウェルスナビ for SBI証券ではマメタスに対応していません。マメタスを利用したい場合は、通常のウェルスナビを選ぶ必要があります。ウェルスナビ長期割は時間かかりますが、ウェルスナビを続けている投資家にとっておトクなサービスです。しかし、ウェルスナビ for SBI証券では、長期割に対応していません。長期割を利用するためには、直接ウェルスナビに申し込まなければなりません。これもデメリットの一つです。ただし、ウェルスナビ for SBI証券はDeTAX(自動税金最適化)には対応しています。DeTAXとは、リバランス時の売却による利益や分配金と、運用の損失を合わせて税金を安くする機能です。柴山CEOはウェルスナビ for SBI証券とのインタビューで、DeTAXの機能により年間0.4~0.6%程度の負担減になると述べています。[adsense_middle]ウェルスナビ for SBI証券のメリットウェルスナビ効率的なポートフォリオとは、「リスクが同じなら期待リターンはもっとも高いものがいい」ということです。1990年にノーベル経済学賞を受賞したハリー・マーコビッツが「現代ポートフォリオ理論」で提唱した理論になります。個人投資家が、自分で資産を選んで効率的なポートフォリオを組むのは困難です。しかも、市場の状況は時間の経過とともに変化するため、ある時点で最適だったポートフォリオがその後も最適とは限りません。状況に応じてリバランス(資産の入れ替え)を行う必要があるのです。ロボアドバイザーなら、効率的なポートフォリオの組み合わせからリバランスまで、すべて自動で行ってくれます。中長期での資産運用を自動でサポートしてくれるのです。【ウェルスナビ for SBI証券のメリット③】特集やセミナーが充実SBI証券ウェルスナビ for SBI証券では、特集コンテンツと動画でわかりやすく解説する動画セミナー、対談コンテンツなどを見ることができます。さらに、WealthNavi会場セミナーの開催情報も確認できます。ウェルスナビ for SBI証券のメリットまとめ資産運用をすべて任せられる中長期での効果的・効率的な資産運用をサポート(最適ポートフォリオの作成)特集やセミナーが充実ウェルスナビ for SBI証券のポートフォリオの投資対象や手数料ウェルスナビの投資対象は、海外のETFです。ETFとは、証券取引所に上場している投資信託。ウェルスナビでは、低コストで流動性が高いETFが選ばれています。手数料は、預かり資産の評価額に対して年率1%(3,000万円を超える部分は年率0.5%)で、最低投資金額は10万円です。これらは、通常のウェルスナビと同じです。自動積立サービスが利用できる自動積立とは、各金融機関の口座から、毎月一定金額を自動で引き落とし、積立投資を行うことです。追加の手数料はかからず、積立金額は1万円から指定できます。積立コースは以下の4つです。①月1回定額毎月6日・12日・20日・26日・末日の中から1回選んで一定の金額を積立投資します。②月5回定額毎月6日・12日・20日・26日・末日のすべての日で一定の金額を積立投資します。③複数回定額毎月6日・12日・20日・26日・末日の中から複数回一定の金額を積立投資します。④カスタム毎月6日・12日・20日・26日・末日から複数回積立投資。引き落とし日ごとに設定した金額を積み立てます。ウェルスナビ for SBI証券の始め方ロボアドバイザー口座で資産運用を始めるには、「ウェルスナビ for SBI証券口座」の開設が必要です。ウェルスナビ for SBI証券口座は最短当日で口座開設が完了し、すぐに取引が可能。口座開設料や口座管理料は無料です。ロボアドバイザー口座への切り替えSBI証券総合口座を持っていない場合SBI証券総合口座の開設が必要です。次のリンクより口座開設が可能です。SBI証券総合口座を持っている場合1.SBI証券総合口座にログインした状態で、ロボアドバイザー(ウェルスナビ for SBI証券)口座開設ボタンを押します。2.「ウェルスナビ for SBI証券」口座開設に関する承認事項画面で次の事項を確認。個人情報の第三者提供の同意ウェルスナビ株式会社における個人情報の利用目的等確認後に「同意する」ボタンを押します。3.ウェルスナビ for SBIの口座開設画面で本人確認書類をアップすれば口座開設終了です。ウェルスナビ for SBI証券に関するまとめ今回は、ウェルスナビ for SBI証券と公式のウェルスナビとの違いやはじめ方について解説しました。◎ウェルスナビ for SBI証券と公式のウェルスナビの同じ点手数料が年率1%(3000万円を超える部分は年率0.5%)最低投資金額10万円自動積立やDeTAX機能が使える◎ウェルスナビ for SBI証券と公式のウェルスナビの違う点GAIAの対面サービスが利用可能マメタスや長期割には対応していない運用方針や投資対象は公式のウェルスナビと同じですが、サービス内容が異なる点もあるので注意しましょう。ただ、SBI証券に総合口座を持っていれば、当日にでもロボアドバイザーサービスを始められます。SBI証券で株や投資信託を取引している方は、投資の幅を広げるためにもウェルスナビ for SBI証券の口座を開設するところから始めてみてはいかがでしょうか。資産運用に関する以下記事もおすすめ☆[/delpart]
2019年07月13日今回は楽天証券でNISAを始めるに当たって、おすすめの理由について解説していきます。過去記事でも何度も登場した楽天証券ですが、他の証券会社に無いお得な方法等をご紹介していきますので、NISAをお考えの方、楽天証券を考えていらっしゃる方は是非ご一読下さい。楽天を選ぶメリットとは?の場合日本国内の株式に関して売買を行った際の手数料は無料となっています。NISAの場合、株式やETFの売買が可能ですが、無料で行えるのは非常に有難いです。特に大きな取引が特徴のNISAに関しては、売買を中心にお考えの方もいらっしゃると思います。その際に都度手数料がかかっては、塵も積もれば山となりますので無料の意味は大きいと思います。次に投資信託の場合はファンドによって手数料が異なりますので、購入する際だけでなく、売却する際の手数料も事前に確認しておきましょう。そして外国株式に関してですが、外国の株式に関してはそれぞれ手数料が異なります。取扱いの多い米国株式は税込み0.486%、中国株式は0.54%、アセアン株式は1.08%となっております。海外の株式は国内株式と異なりリターン等も大きく魅力的ではあります。手数料もさることながら、リスク、リターンをしっかりと考えておきたいですね。そして海外のETFですが、ここで一旦ETFについて解説しておきます。ETFとは証券取引所に上場し、株価指数などに代表される指数への連動を目指す投資信託の事。「Exchange Traded Funds」の頭文字を取って「ETF」と呼ばれています。海外ETFは、海外の取引所に上場しているETFの事を指します。楽天証券では海外ETFの本数が345本あり、米国ETFが282本、中国ETFが29本、シンガポールETFが34本です。ETFの特徴は何より指数に連動するという点です。特に初心者の方等は、一つの株の銘柄に一喜一憂する事なく投資できるので、分かり易い商品ではないでしょうか。とはいえ、先程も申し上げましたように、それぞれに手数料が付いて回りますが、楽天証券では買付手数料全額をキャッシュバックと謳っています。つまり買う際には実質無料となる訳です。この点は購入する側からすると非常に有難いですね。積立NISAの場合積立NISAの場合は無料と定められていますので、買付に関しては無料となります。かかる費用としまして、信託報酬という運用してくれる方への費用がファンドごとに設定されていますので、確認が必要ですが、殆どが安い信託報酬ばかりです。大きく運用実績に影響は無いものと考えて良いでしょう。ネット証券の場合は手数料の安さがウリの一つでもあります。購入時に掛かる手数料はなるべく抑えたい。というより、抑えた方が投資信託を買い付けるに当たってプラスに作用するので、抑えるべきと言っても良いでしょう。今回楽天証券を中心に解説していますが、他社ではSBI証券、マネックス証券等もこぞって手数料は安い為、差はあまり無いといったところです。銀行で開設するよりは断然安くなりますので、対面を必要としなければ手数料の安い証券会社を選択しましょう。[adsense_middle]【楽天を選ぶメリット②】取扱本数が多い最上級のVIP、スーパーVIPともなると楽天スーパーポイントが3倍になります。ポイント3倍は非常に大きいですよね。100円で1ポイントだったのが、100円で3ポイントの計算になる訳ですから、使って損はありません。しかし、よく見るとVIPは口座残高が100万円以上若しくは、月間取引件数(入出金や振込等)が20件以上、スーパーVIPともなると口座に300万円以上の残高若しくは月間取引件数が30件以上と予想以上にハードルが高そうです。確かに優遇されているけど、ここまでの条件は無理なんじゃない?と思うかもしれません。ここに関しては、お手持ちの預金がある方は楽天銀行に置いていても良いという理由があります。マネーブリッジを使って預金金利を100倍にする方法!先程ハッピープログラムについて書きましたが、ハッピープログラムを成立させる方法としてマネ―ブリッジに申し込まなければなりません。マネーブリッジ自体無料ですので、何ら問題はありません。むしろ申し込んだ方がお得になります。それは楽天銀行に預けてある普通預金の金利が100倍の0.1%になるからです。これは世の中の殆どの銀行の預金金利が0.001%なのに対し、楽天銀行はマネ―ブリッジでの取引あるお客様を対象に0.1%もの金利を付けると言っています。10年間で計算してみましたこの金利がどれ位差があるのかを実際に数字にしてみました。例えばハッピープログラムのVIPを狙える100万円が手元にあったとします。【0.001%の金利で10年間置きっぱなしの場合】100万円を10年間0.001%の普通預金に置いていたとします。10年後の利息は100円です。この利息に源泉分離課税である約20%の税金が持っていかれますので、実際には約80円になるとお考え下さい。【0.1%の金利で10年間置きっぱなしの場合】では楽天銀行に同じ条件で置いていたらと言いますと、10年後の利息は10,045円にもなります。税金分を引いたとして約8,000円もの利息が付く訳です。金利が100倍なら利息も100倍という訳ですね。現在どこの銀行を見渡しても0.1%もの預金金利が付く銀行は楽天銀行以外にありません。これまで、投資に馴染みの無い日本人は普通預金の貯蓄が圧倒的に多かったですが、この金利は目を見張るものがありますね。資産形成をする際はリスクを分散させておく必要があります。銀行に預けておくのも必要な訳です。同じ預けるのであれば金利が高い方がお得ですよね。楽天証券でNISAを始める際は合わせて楽天銀行も開設しておきたい所です。楽天銀行と楽天証券はパッケージだと思う事この金利を享受する為には、楽天銀行、楽天証券共に申し込まなければなりません。面倒だなとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、馴染み深い預金金利が0.1%にも上る事を考えると必ず必須だと思っておいて損はありません。今回は楽天証券でおすすめな方法として書いてきましたが、合わせて楽天銀行もひとつのパッケージだと思って口座を開設して下さい。楽天証券で毎日積立の裏ワザは今・・・本来なら本記事に書く予定でした、毎日積立投資でスーパーVIPに早々と到達できる裏ワザがありましたが、裏ワザが使えなくなりました。いつから使えなくなったのかと言いますと、2019年6月26日と本当に最近なんです!もし使っていらっしゃる方がいれば、条件を満たすための預金、ないし取引件数を増やす以外にないですね。楽天証券でNISAを始めるメリットに関するまとめ今回は楽天証券でNISAを始めるメリットを挙げてきました。他証券会社に無い、グループ会社ならではの連携がお客様のメリットを大きくしています。これからの資産形成を始めるに当たって、楽天証券はおすすめな証券会社だと言えるでしょう。
2019年07月01日本記事では、松井証券で買える投資信託の中から筆者が「合理的ではないだろうか」と考える投資信託を5つランキング形式でご紹介します。※本記事は特定の金融商品の推奨を意図するものではありません。商品名や各数値は執筆時点の情報です。筆者が考える、松井証券の投資信託おすすめランキング1位~5位それでは最初に松井証券の投資信託ランキング上位1位~5位の発表です。松井証券でのおすすめ投資信託の選定理由【おさらい】選定理由は以下の通りです。信託報酬が0.3%以下であること(コストは運用成績にマイナスにしか作用しないため)市場の平均に連動するだけのインデックス型であること(市場平均が効率的であり、長期で見た場合にアクティブ型をしのぐと考えられるため)株式が主体の投資信託であること(株式はリスクが高く、リスクプレミアムがつくと考えられ、同じ期間投資をするならば債券よりも期待リターンが高く、お金を大きくしやすいと考えられるため)上記は長期分散投資をする際に、非常に重要になるポイントです。松井証券でのおすすめ投資信託は4種類の組み合わせでしかない?上記に挙げたランキング1位~5位までの投資信託は、一見すると複雑な金融商品に見えますが、その内容は割とシンプルです。以下の4つの資産クラス、またはそれらの組み合わせでしかありません。国内株式先進国株式新興国株式米国株式これだけです。先ほどのランキング1位~5位のそれぞれの比率をザックリと見てみましょう(数値はおおよそであり、必ずしも正確なものではありません)。このようになりました。世界に分散投資と言っても、世界的に見るとアメリカがとても巨大なことが透けて見えてきます。【質問】それなら米国株式だけ買えばいいのではないですか?ザックリ言いますと、世界の株式の大きさでいうと米国が半分近くを占めているので、世界に分散投資をするとどうしても米国の比率が高くなる、という一面があります。そこで考え付くのが「じゃあ、米国の株式市場の投資信託一本でいけばいいのではないか?」という考えです。確かに、過去を振り返ってみると、米国株式市場は大きく伸びてきました。しかし、資産運用の世界では過去は未来を予想するのに意味を成しません。過去の情報は未来を予想するのに役に立たない:株価は未来の利益を割り引いたものであり、未来はあやふやなものです。しばしば人は過去の値動き(チャート分析など)で未来を予測しようとしますが、それが当たった気になるのは錯誤相関(勘違い)という人の心が作り出した幻想だと筆者は考えます。過去の分析で未来が分かれば誰でもお金持ちになれますが、現実にはみんなが同じように考え、動きます。その結果としてランダム・ウォーカー(でたらめ)に株価は推移すると考えられます。[adsense_middle]《分散投資》釣り堀が4つあったら、4つの釣り堀に糸を垂らす資産運用において、未来のことはたいへんに「ふわふわ」したものです。そのため期待リターンもあまりあてになりません。期待リターン:国内株式や先進国株式などの各資産の期待されるリターン。正確にはわからないが、長期で見た場合には株式の場合は、『無リスク資産の金利(長期金利など)+投資家の要求リターン5~6%=リスクプレミアム』ではないかと言われることもある。ただ、やはりどこ(景気の谷か山かなど)で買うかによって同じ期待リターンの物を買っても、結果は大きく異なると考えられる。ただ、資産運用では分散が重要ですので(理由は後述)、米国株式のみならず、国内・先進国(日本除く)などに広く分散投資をすることが重要かと思います。一か国などに限定して投資をした場合、長期間にわたってその国の景気が低迷した場合、長期的な期間が経っても、株価が十分に回復しないことが考えられます。一例としては、1989年の国内株式バブルの崩壊が挙げられます。30年経った現時点でも(単純な比較はできませんが)日経平均株価はバブル期の半値程度です。乱暴な言い方をしますと、長期投資と言えども、生きている間に回復しない可能性があります。その可能性を下げるためにも分散投資が重要だと筆者は考えます。複数の資産クラスを組み合わせると、リスクが下がる、だから分散する意味があるまた、値動きの異なる複数の金融資産を保有(分散投資)すると、良いことが起こります。それは何でしょうか?正解は、リスク(値動きの幅)が小さくなる、ということです。これは、一つずつの金融資産の値動きが小さくなるわけではありません。組み合わせて保有した場合に、トータルで値動きの幅が小さくなる、という意味です。※図表は筆者作成例えば国内株式・先進国株式・新興国株式・米国株式の4つの資産クラスは、それぞれ値動きがやや異なります。松井証券でもどこでも、投資信託のおすすめは株式のバランス型になる?上記の理由から、どのようなランキング上位の投資信託であれども、複数組み合わせて自分でバランス型のポートフォリオを組む、あるいは株式だけのバランス型投資信託を選択することが考えられます。ポートフォリオ:金融資産の組み合わせのこと。類義語で資産クラスの組み合わせをアセットアロケーションというが、わかりにくいので本記事ではポートフォリオで統一します。【質問】債券も入れたバランス型投資信託の方が良いのではないですか?確かに債券(国内債券・先進国債券など)を入れると、リスクが下がる傾向にあります。しかし、筆者はおすすめしません。なぜでしょうか。それは、期待リターンも低くなるからです。同じ期間、資産運用を行うのであれば、ある程度分散ができていれば、期待リターンが高い方が効率が良いと筆者は考えています。それを具体的に表したのが、本記事のランキング1位~5位です。もちろんこれは個人投資家の考え方次第です。数十年後にお金が大きくなっているほうが良いか、あまり大きくなっていない方が良いか、人によっては後者を選ぶ人もいるかもしれません。ただ、経済学的には、人はお金は大きい方が満足するもの、と筆者は認識しています。一方、行動経済学的には人はリスクが小さい方を好む、という傾向があります。行動経済学:経済学に心理学を足したような学問。行動経済学では、人は利得に対して損失の方が1.5倍から2.5倍嫌う、と言われている。そのため、買い時のチャンスでしばしば損切りをしたくなる。端的に言うと、人類はお金は大きくしたいけど、リスクはイヤだ、という矛盾した気持ちを併せ持っているのが「普通」なのかもしれません。資産運用で重要なのは、冷静に合理的な投資対象・運用方法を選択して、維持し続けることかもしれません。松井証券で買えるおすすめの投資信託に関するまとめ松井証券でのおすすめ投資信託は国内・先進国・新興国・米国の株式市場に連動する投資信託分散をするとリスクが下がるので、上記の市場に連動するインデックス型を組み合わせるのが現実的分散はするが、債券を入れたバランス型では効率が悪いと考えられる本記事では松井証券でのおすすめ投資信託を考察してみました。未来はどうなるかわかりません。そのため、できるだけ効率よく資産運用を考えることが重要ではないかと思います。本記事が読者の方の合理的な資産運用の一助になれば幸いです。
2019年06月09日本記事では、SBI証券の投資信託で、筆者の考える「理論上合理的だと考えられる投資信託」をランキング形式で5つ挙げます。※本記事は特定の金融商品の勧誘を意図するものではありません。尚、投資信託の基本的な情報は以下記事をご覧ください。SBI証券でおすすめの投資信託ランキングそれでは早速ランキングを発表します。※数値は執筆時点1位:ニッセイ外国株式インデックスファンドランキング1位のニッセイ外国株式インデックスファンドは、日本を除く先進国株式に投資を行う投資信託です。MSCIコクサイインデックスと呼ばれる先進国株式の指標と連動することを目指すインデックス型の投資信託です。インデックス型の投資信託:いわゆる市場平均と連動することを目指す投資信託。4位に米国株式がランクインしていますが、こちらのニッセイ外国株式インデックスファンドにもすでにアメリカ株式が組み込まれている状態です。外国株式の分散投資と言えば、このMSCIコクサイインデックスと呼ばれる先進国株式の指標を指すことが一般的かと思います。2位:eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)こちらは、国内株式市場の市場平均のトピックスと連動することを目指すインデックス型の投資信託です。国内株式と言えば、トピックスと日経平均株価が有名です。組み込み銘柄はトピックスが1部上場全て(およそ二千社)で、日経平均株価は225社です。ただ、200社程度に分散投資をすると、市場平均と同じような値動きになることが知られています。3位:SBI・新興国株式インデックス・ファンドこちらは、FTSEエマージング・インデックスと呼ばれる新興国株式の市場平均と連動することを目指すインデックス型の投資信託です。これは筆者個人の意見ですが「未来のことははっきりとは分からないものの、リターンとリスクのバランス(効率)が先進国株式と比べると劣る」気がします。そのため3位に入れています。4位:楽天・全米株式インデックス・ファンド4位は楽天・全米株式インデックス・ファンドです。こちらは米国株式のインデックス型投資信託です。ただ、すでに1位に出ている先進国株式(MSCIコクサイインデックス)の中には、米国株式が7割近い比率で組み込まれています(記事作成時)。5位:SBI・全世界株式インデックス・ファンドこちらは、日本・米国を含む先進国・新興国の対象指標と連動することを目指すインデックス型の投資信託です。非常に適切な言い方ではありませんが、1~4位の投資対象をまとめたような存在だというとイメージしやすいでしょうか。もちろん指標や比率は異なります。世界全体の株式に広く投資をすることができます。[adsense_middle]SBI証券でおすすめの投資信託ランキングへの質問集【質問①】どれを買うのがおすすめですか?どれを選ぶかは個人投資家の意思によるので筆者には何とも言えません。という前提を踏まえまして、個人的な意見としては「日本を除く先進国株式のMSCIコクサイインデックス」と、「国内株式のトピックス」に連動することを目指すインデックス型の投資信託が効率が良いと思います。また、コストが低ければ、中身(指標・市場平均)が同じ場合、どれでも同じだと思います。リスク(値動きの幅)を下げるには、投資金額全体における安全資産の保有比率(預貯金や個人向け国債)を増やすことがシンプルで良いかと思います。【質問②】ランキング上位が「儲かる投資信託」ということ?このランキングは上位に行くほど「儲かる投資信託」というわけではありません。投資信託は「入れ物」のようなものですので、他の投資信託でも中身が同じなら、同じように値動きが推移します。また、可能性としては、今年購入して、来年には三割下落、あるいはそれ以下にも下がっている可能性もあります。通常の金融商品と同じく、高く買ったものを安い時に売れば、損失が確定します。また、頻繁に売買を繰り返すことで、運用成績が「ほったらかし」にした場合よりも下がることが統計的なデータから知られています。ほったらかし:いわゆる何もしないこと。人は利得に対し、損失を1.5倍~2.5倍嫌がるという性質があることが知られている(損失回避性)。そのため、頻繁に売買すると、無意識にも「高く買って安く売る」を選択してしまいがちになる。結果として全体で見ると、何もしない方が成績が良くなりやすい。SBI証券での投資信託ランキングの選定理由ここで上げているのは、資産運用を考える際に、リスクとリターンから考えて効率が良いと思われる株式の投資信託を中心に挙げています。また、コストは運用成績にプラスに寄与しないので、コストが低いものを考慮しています。さらに、アクティブ型の運用成果の平均が市場平均に酷似し、事前に成績の良いアクティブ型を見分ける術がないので、インデックス型の投資信託を挙げています。アクティブ型:いわゆる市場平均(インデックス)を超えようとする投資信託。しかし、アクティブ型が優れていればいるほどに、市場平均に連動しようとするインデックス型の投資信託が効率的になる、というジレンマがある。また、長期的に見れば、市場平均を連続して上回り続けられるアクティブ型も存在が難しくなる。そのため、インデックス型の投資信託が有利であると考えられる。【質問③】どうして債券主体の投資信託がランキングに入っていないのですか?今回のランキングには債券が主体の投資信託が入っていません。なぜでしょうか?それには理由があります。それはリスクが低く、期待リターンが低いと考えられるからです。期待リターン:国内株式や外国債券といった資産のクラスなどで想定されるリターン。文字通り「期待」であり、あまりあてにならない数値。債券主体の投資信託はおおむねリスクが低いのでランキングに入っていない基本的に、各資産のリスクとリターンはおおむね比例するだろう、と考えられます。つまり、ローリスクならローリターンであり、ハイリスクならハイリターンである、というものです。そして、債券は例外もありますが、基本的にローリスク・ローリターンな存在です。一方、株式は基本的にハイリスク・ハイリターンです。つまり、お金を大きくするという目的においては株式主体の投資信託がランキング上位に入り、債券主体の投資信託はおのずとその下になってしまう、という考え方をここではしています。【質問④】どうしてバランス型の投資信託がおすすめのランキングに入っていないの?バランス型の投資信託とは、国内外の株式だけでなく、国内外の債権も組み入れて、リスクを抑えた値動きを目指します。バランス型でも、基本的に株式比率が高まると、リスクの高いバランス型になっていきます。バランス型をランキングから外した結論を先に言うと、リスクを抑えたがゆえにリターンが平均化されてしまう、つまり、運用の効率が悪くなると考えられるため、今回はバランス型は入れていません。期待リターンの最大化を考えると、バランス型はおすすめのランキングに入れない基本的に資産運用ではリスクを抑えながら、その中で期待リターンの最大化を考えます。しかし、二十年や長期での資産運用ではどうでしょうか。例えば、いま二十歳で七十歳までの資産運用を考えている人がいるとします。運用期間は五十年あります。ということは、その間はお金を引き出さないわけです。この場合、極端な言い方をしますと、『リスクが高くても低くても関係ない。五十年後などにお金が最大限に大きくなっているのが望ましい』と考えることもできます。先に触れた債券主体の投資信託や、バランス型の投資信託を選択すると、自然と期待リターンが下がりますので、五十年後などにお金が最大限大きくなっていない可能性があります。もちろん『五十年後などにお金があまり大きくなっていないのが望ましい』という人がいるのであれば、その人にとっては債券主体やバランス型の投資信託が最適なものになるでしょう。しかし、基本的に伝統的な経済学では人はリターンに関しては(低いよりも)高い方が良い、という考え方をするものだと思います。FPが選ぶSBI証券でおすすめの投資信託に関するまとめランキング上位=いつでも儲かる投資信託というわけではない。債券主体の投資信託はリスクが低いので、ランキング上位に入らない。期待リターンの最大化を考えると、バランス型投資信託はランキング上位に入らない。今回は長期分散投資の視点から見た、SBI証券でのおすすめ投資信託をランキング形式にしました。本記事で重要なのは、何が何位なのかもそうですが、そのほかに「どのようにして考えて、その順位になったのか?」「なぜアクティブ型や債券主体、そしてバランス型が入っていないのか?」ということです。本文内でも記しましたが、損をする方法は「高く買ったものを安く売ってしまうこと」です。そして、長期投資をするとほぼ確実に大きく損をする時期が来ます。いわゆる金融危機です。その時を「安く買って将来の期待収益率を上げるチャンス」にするか、「損切りと称して高く買ったものを安く売ってしまう」かは、考え方次第ではないでしょうか。本記事が読者の方の合理的な資産運用に一助になれば幸いです。
2019年06月01日今回は筆者が考える、楽天証券で投資信託を買うならどれがおすすめなのか?について考察し、ランキング形式で5つ挙げてみたいと思います。※本記事は特定の金融商品の推奨を意図するものではありません。合理的であると考えられるものを理論的に考察したものです。楽天証券で投資信託を買うなら?まず、先に本題のランキングを示します。筆者の考えるベスト5はこちらです。コストの各数値は2019年5月13日時点のものです。楽天証券での投資信託ランキングに共通する理由それでは、おすすめであると考えられる投資信託の共通の理由を見てみましょう。信託報酬が低く(0.3%以下)、かつ、買う時と売る時のコストはゼロ。市場平均に連動することを目標とするインデックス型である。分配金がない。おすすめの投資信託をランキング形式で5つご紹介【楽天証券の投資信託ランキング1位】ニッセイ外国株式インデックスファンドそれでは少し踏み込んで各々の投資信託の内容を見てみましょう。まずは1位のニッセイ外国株式インデックスファンドです。投資信託とは入れ物のようなものです。そのため、中に様々な金融商品や各種指標(インデックス)を入れることができます。指標とは、ここでは市場平均を指しています。市場の平均とは世界中の「賢い専門家たち」が割高なものを売り、割安なものを買った結果です。また、いろいろな情報を織り込んでおり、おおむね適正な株価を反映していると考えられます。そのため、現代の市場においては、市場平均こそが効率が良いと考えられ、機関投資家や専門家であっても、市場平均を連続して上回ることが難しい、と考えられます。このニッセイ外国株式インデックスファンドの対象(入れ物の中身)は、日本を除く先進国株式です。一般的に先進国とは、アメリカ・イギリス・フランスなどの先進国二十数か国の千数百社の株式の平均のようなもの(正確には平均ではありません。以下も同じ)だと思っていただければ分かりやすいかと思います。いわゆるMSCIコクサイインデックス(日本除く)と呼ばれる「指標(インデックス)」と連動することを目指します。MSCIというのは、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルという企業です。そこが集計・公表している「指標・インデックス」です。また、MSCIコクサイインデックス(日本除く)と連動することを目指す投資信託であれば、基本的にどれを買っても同じように値動きが推移すると考えられます。以下のランキングでも中身が同じであれば、名称が違っても同様だと考えられます。もちろん、コストが高いとその分マイナスにかい離すると考えられます。【質問】外国の株式が凄い儲かるのですよね?一概にそうとは言えませんが、統計的に見ると債券よりも株式の方がリターンが高い傾向にあることが知られています。そのため、将来は不透明ですが、期待されるリターンが株式は高いと考えられます。同時にリスク(値動きの幅)も高いです。また、リスクとリターンはおおむね比例する、と考えられます。年金機構などの想定している期待リターンでも、国内株式よりも外国株式の方が若干高い傾向にあります。ただ、あくまでも期待されるリターンであり、実際にどうなるかは将来にならないと分かりません。期待リターン:過去の平均リターンや状況から、将来はこのくらいが期待できるのではないか、というリターンの数値。ただ、よくわからない未来の数字を元にしているので、投資の世界ではあまりあてにならない存在。【楽天証券の投資信託ランキング2位】eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)第2位はトピックスと連動することを目指す投資信託です。トピックスというのは「東証一部と呼ばれる市場に上場している全ての株式の平均のようなもの」だと思っていただければ分かりやすいでしょうか。いわゆる国内株式の市場平均と言えば、トピックスを指します。その他にも日経平均株価指数というものもありますが、株式市場のおよそ200程度に分散投資をすると、市場平均と酷似します。ちなみに、日経平均株価は225社の平均のようなものですので、二千程度に分散してあるトピックスと基本的に同じような値動きをします。このeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、入れ物の中にトピックスという指標が入ったものです。【質問】日本は元気がないから、国内株式の投資信託は投資対象として不適格ではないですか?外国の方が良くありませんか?上記のような疑問を持たれる読者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、長期的に見ると理論の上では、国内の株式でも外国の株式でもリスクに応じてリターンが決まると考えられます。すなわち、外国の株式市場が魅力的であれば、それはすなわち、それを見越して価格に織り込まれており、やはりリスクに応じたリターンになると考えられます。ここでのリスクとは値動きの幅(標準偏差)を指しています。ということは、国内の株式であっても同様です。仮に国内に勢いがないとすれば、それはやはり価格に織り込まれていると考えられます。つまり、国内株式であっても、リスクに応じたリターンが期待できる、と考えられます。もちろんこれは未来のことですので、そうなるとは限りません。[adsense_middle]【楽天証券の投資信託ランキング3位】SBI・新興国株式インデックス・ファンド第3位はSBI・新興国株式インデックス・ファンドです。こちらはFTSE エマージング・インデックスと連動することを目指す投資信託です。FTSEとは、フィッツィーインターナショナルという企業名です。中国やインドといった新興国の株式市場の平均のようなものに連動することを目指します。【質問】振興国に投資をしたら、かつての日本株のようにすごい儲かりますよね?可能性はありますが、ここまで見てきましたように、リスクとリターンはおおむね比例すると考えられます。また、新興国株式が有利であれば、それは世界中の投資家がすでに知っていて、価格に織り込まれていると考えられます。つまり、新興国株式を買っても、リスクに応じたリターン以上のものは得られない、という風に考えられます。また、投資の世界ではリスクと期待リターンのバランス(効率)が良いか悪いかも重要です。考え方によると思いますが、新興国株式はリスクが大きいわりに期待リターンがそこまで大きくないと考えることもできます。つまり、先進国株式に対して、効率があまりよくない、という見方もできるかもしれません。【楽天証券の投資信託ランキング4位】SBI・全世界株式インデックスファンドおすすめ投資信託の第4位はSBI・新興国株式インデックス・ファンドです。こちらはFTSE グローバル・オールキャップ・インデックスと連動することを目指す投資信託です。FTSE グローバル・オールキャップ・インデックスとは、ざっくり言いますと世界の株式に分散投資をしている状態です。組み合わせ比率にもよりますが、ここまでのおすすめ1位2位3位で見てきたような、先進国、日本、新興国に分散投資をしているのと同じような値動きとなります。【質問】世界に分散投資をすれば絶対に儲かりますよね?これまでの年金機構などの分散投資結果を見てみると、長期的に見ると世界への分散投資は成功しているように感じます。ただ、投資においては、人間の認知的なエラーがつきものです。認知的なエラー:長期分散投資では安く買って高く売ることが、将来の期待収益率を上げる行為。しかし、人は損失回避的な認知エラーが普通の状態なので、長期分散投資にもかかわらず『損切り』をしてしまい、結果として高く買って安く売ってしまうことがよくあると思われる。どのように分散投資をしていても、金融危機時になれば大きく基準価額と呼ばれる値段が減少します。慌ててそこで売却をすれば、何を買っていても損をします。投資信託の売り時・買い時については下記記事にて詳しく考察してあります。ご興味のある方はお読みいただければ幸いです。【楽天証券の投資信託ランキング5位】楽天・全米株式インデックス・ファンド第5位は楽天・全米株式インデックス・ファンドです。こちらはCRSP USトータル・マーケット・インデックスと連動することを目指す投資信託です。平たく言うと、アメリカの株式市場の指標と連動することを目指します。ここまで見てきた1位の先進国株式の投資信託や4位の全世界株式の投資信託などでは、大半がアメリカの株式で占められていることがあります。アメリカ株式市場というのは地球規模で見た場合に非常に規模が大きいのですね。【質問】アメリカはこれまでずっと右肩上がりだから、絶対大丈夫ですよね?一国だけに集中投資をするのは、危険な面が付きまといます。例えば、日本株式で言いますと、1990年前後のバブル期を境に30年が経とうとしていますが、いまだに30年前の水準に戻っていません(もちろん単純に比較はできませんが)。それはアメリカと言えども例外ではないかもしれません。やはり長期分散投資の面で考えると、一国に集中するのは危険な面もあるかもしれません。では分散をする……となると、それは1位や4位の状態がすでにその分散された状態である、と言えるでしょう。楽天証券でおすすめの投資信託ランキングに関するまとめ投資信託のリターンはリスクに応じておおむね比例すると考えられる。ただ、株式市場そのものの歴史が二百年程度と短く、必ず将来も利益が上がるかは不透明。合理的な資産運用を考えると、株式主体の投資信託がおすすめであると考えられる。今回の記事では楽天証券でおすすめの投資信託について考察してみました。長期分散投資で合理的だと考えられる投資信託を選択した後に、もっとも注意をしなければならないのは、認知的なエラーかもしれません。長期分散投資ではほぼ確実に大きな金融危機に遭遇し、大きく資産が目減りする時期が来ると思います。その時に、最後まで信じることのできる投資信託はどのようなものか?なぜそうなのか?それらを理解することが合理的な資産運用に近づく一歩かもしれません。本記事が読者の方の一助になれば幸いです。
2019年05月29日今回は積立NISAに関して、話題のSBI証券で積立NISAをやるのであれば、どの銘柄がおすすめなのかをランキング形式で解説していきます(あくまでも私の個人的なランキングです)。SBI証券で始めた方、どれに投資したら良いのかお悩みの方、是非本記事を参考にして頂ければと思います。では早速本題に入りましょう!SBI証券のおすすめ銘柄ランキングTOP5年11月から2019年3月までの間の株式市場のパフォーマンスをグラフにしたものです。青の線は日経平均、赤の線はS&P500です。バブル時代の日経平均はS&P500よりもパフォーマンスが良かったですが、バブル崩壊以後、結果はご覧の通りです。過去にリーマンショックやITバブルが崩壊した事など含めても右肩に上がりっぱなしですね。これだけのパフォーマンスを叩き出している米国株式市場に、積立NISAを介して投資できるのがこのファンドです。それでいてインデックスファンドでもあるなら、投資というリスクを考えても、十分過ぎるくらい運用の成果は期待できます。第1位楽天・全米株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)インデックスファンド信託報酬0.1696%特徴米国株式を対象に投資。S&P500と異なりバンガード社のETFであるVTIに投資する。私が選ぶおすすめ銘柄第1位はバンガード・ファンドです。以前より私はバンガード・ファンドを推していました。改めてその理由をお伝えします。まず、特徴にも書きましたETFとVTIという言葉から解説します。ETFとは「Exchange Traded Fund」の略で日本語に訳すと上場投資信託と言います。主な特徴として1つのETFに投資すれば様々な投資先に分散投資が出来るというものです。VTIとは「バンガード・トータル・ストックマーケットETF」が正式名称です。VTI最大の特徴は米国株式の99.5%にも及ぶ約3600社に分散投資出来るという点です。言ってしまえば、米国の株式市場丸ごと投資となりますね。以上の解説でもお分かりの様に、米国市場を丸ごとターゲットにしているという事になります。先程ご説明したS&Pは500銘柄が対象でしたね。桁が違います。S&Pと同じく設定来右肩上がりで推移しており、パフォーマンスもS&P500にかなり近い動きをしています。ほんの僅かにVTIの方がS&Pよりもパフォーマンスは上回っていると憶えておいて下さい。先程と同じくですが、積立NISAを介して全米株式へ投資できる。ある意味凄い事だと思います。FPおすすめのポートフォリオこれまで、おすすめ銘柄をランキングしてきました。では気になるのが組み合わせですよね。この組み合わせをポートフォリオと呼びます。まず皆さんに憶えておいて欲しいのは以下の2つの事です。株式=攻め債券=守りどういう事かと言いますと、株式はアップダウンこそ激しいですが、アップしている限り債券運用よりも遥かに増やせます。逆に債券を中心にした運用ですと株式程の派手さは無いですが、堅実に着々と増やすイメージです。皆さんの性格にもよりますが、今回は私だったらどんな組み合わせで運用するのかをここで書きたいと思います。私の投資方針まず、私の考え方からお話すると、ファンドは沢山持たなくて良いと思っています。何故なら、ファンドを保有する度に「コスト」が発生します。積立NISAの場合であれば、買付手数料は有りませんが、信託報酬が発生しますよね。今回記事の5つを保有する事も可能ですが、5つのファンド分信託報酬が発生しますので、極力低コストを意識します。そして、債券と株式のどちらで運用するかで言えば、私は断然、株式のみで運用します。理由は長期投資です。積立NISAの期間は20年間。仮に債券運用が2%として株式が4%で運用できたと仮定します。月10,000円投じた場合、どちらにも同じく240万円を投じる事になります。債券だと294万円になる試算に対し、株式では365万円の試算結果です。同じ時間を使って増やすのであれば株式のみで良いと思います。10年~15年以上続けることが出来るのであれば、ほぼプラス運用は可能だと過去の記事にも書きました。以上の事から、私は今回おすすめしたファンドであればバンガードファンドかeMAXIS Slim 米国株式のどちらか1本で十分だと思っています。それではリスクヘッジできないとお考えでしたら、せいぜい50%、50%で2本に投資で十分でしょう。積立nisaに対応しているSBI証券のおすすめ銘柄まとめSBI証券でオススメの銘柄を私の主観で5つ程ランキングを着けました。どれも本当に甲乙つけ難いファンドばかりです。ほんの僅かな違いや差でしかありませんが、今回記載した特徴が皆さんの投資方針に沿っているかどうか、判断材料にして頂ければと思います。
2019年04月27日楽ラップとは、楽天証券が運営するロボアドバイザーです。ロボアドバイザーに運用を任せることで、初心者でも簡単に世界分散投資ができます。「どの程度の利回りが期待できるのだろう」と運用実績が気になる人も多いと思います。そこで、今回は楽ラップの特徴と実績について解説します。楽ラップとは楽ラップは、16の質問に答えるだけで最適な投資方法を提案してくれます。銘柄選びから売買・管理まですべてお任せできるので、運用にかかる手間を省くことができます。リバランスも3カ月に1度自動で行ってくれます。リバランスとは、定期的に資産配分を元の比率に戻すことです(株式50%、債券50%など)。最低投資金額は10万円。少額から始めた後、積立投資で追加する人も多くいます。以下のグラフは、2018年1月~8月までの間に楽ラップを新規で申し込んだ人の新規申込入金額です。楽天証券楽ラップの最低投資金額である10万円から始めた人が56.4%と過半数を占めています。ただ、50万円以上の人も23.5%いるので、平均すると30~40万円前後になります。そして、多くの人が小額から始めて、積立投資によりコツコツ運用資産を増やしています。楽ラップの積立投資は、1万円以上1円単位で増額することが可能です。少額から始め、無理のない金額で毎月積立をして資産を増やしていくようにしましょう。運用コースは以下の9種類です。楽天証券債券の比率を高めた「保守型」から株式の比率が80%以上の「かなり積極的」まであります。保守型以外には、「下落ショック軽減機能(TVT機能)」付きのコースがあります。下落ショック軽減機能(TVT機能)とは、株式市場の動きが大きくなった場合に、株式の比率を下げてリスクを緩和するための機能です。楽ラップの運用実績は?それでは、楽ラップの実績を確認しましょう。楽天証券では、2017年8月より楽ラップの運用実績の公開を行っています。楽ラップには「1000700(運用コース名)」など9つのパターンがあるので、運用コースによって成績は変わってきます。各コースの期待リターン(年率)は、次の通りです。それでは、運用実績を確認しましょう(2019年3月31日時点)。運用コース:1000100(保守型)1年間 2.65%年初来 4.67%設定来(2016年7月~)8.72%楽天証券日本を含む債券に多く投資していて、とにかく慎重に運用したい人におすすめのコースです。ただし、株式も20%程度組み込まれているので、値上がり益も期待できます。運用コース:1000200(やや保守型:TVTなし)1年間 2.44%年初来 5.90%設定来(2016年7月~)14.42%楽天証券国内と先進国債券の比率が高くなっていますが、先進国や新興国の株式にも投資しています。基本は慎重ですが、攻めの姿勢も忘れない人のための運用コースです。運用コース:1000600(やや保守型:TVTあり)1年間2.35%年初来 5.81%設定来(2016年7月~) 13.48%楽天証券日本を含む先進国債券の比率が高くなっています。1000200と同じ比率ですが、TVT(下落ショック軽減機能)がついているので、大幅に下落した時の損失を緩和する効果が期待できます。運用コース:1000300(やや積極型:TVTなし)1年間 2.33%年初来 7.00%設定来(2016年7月~)20.51%楽天証券資産の半分程度を先進国の株式に投資します。大きな損失をださないように気をつけつつ、積極運用したい人のためのコースです。運用コース:1000700(やや積極型:TVTあり)1年間 2.12%年初来 6.78%設定来(2016年7月~)18.45%楽天証券資産の半分程度を先進国の株式に投資。資産保全のため、日本や先進国の債券にも投資します。運用コース:1000300と同じ資産配分ですが、株式市場の価格変動リスクが高まった場合には、株式への投資割合を減らしてリスクを抑えます。運用コース:1000400(積極型:TVTなし)1年間 2.30%年初来 8.12%設定来(2016年7月~)27.04%楽天証券資産の75%程度を先進国株式に投資します。残りは新興国の株式や債券、REIT(不動産投資信託)が投資対象です。リスクをある程度見込んで、収益を追求したい方におすすめです。運用コース:1000800(積極型:TVTあり)1年間 1.96%年初来 7.75%設定来(2016年7月~)25.00%楽天証券日本を含む先進国株式に積極的に投資します。運用コース1000400のTVTありコースです。株式市場の価格変動リスクが高まった場合は、株式への投資割合を減らしてリスクを抑えます。運用コース:1000500(かなり積極型:TVTなし)1年間 2.32%年初来 9.47%設定来(2016年7月~)31.50%楽天証券株式の比率が80%を超え、積極的にリスクを取りにいきリターンを目指します。日本を含む先進国株式がメインですが、新興国株式や新興国債券にも積極的に投資します。運用コース:1000900(かなり積極型:TVTあり)1年間 1.79%年初来 8.91%設定来(2016年7月~)29.01%楽天証券比率は運用コース:1000500と同じで、積極的にリスクを取りに行きます。ただTVTありなので、株式市場の変動リスクが高まった場合は、株式への投資割合を下げ、リスクの抑制を図ります。各コースの運用成績は以下の通りです。楽ラップの口コミ・評判は?株は+3400円#国内現物 #つみたてNISA #投資信託 #楽ラップ pic.twitter.com/sYX4FQb4mz— しげるん♪ (@shigerun0106) 2019年4月17日本日、貯蓄部門で導入していた楽ラップが最高値でした。昨日の日本株が高かったからだと思います🍀300,000→321,900✨扶養手当て、勤務時間増加に次ぐ収益アップかもしれません。その次がメルカリ🎁→ライティングかな。— 1月から夫が無職_暗躍妻🎨 (@anyakutuma) 2019年4月16日楽ラップが8か月経ってプラス50000円!👀‼️焼き肉行こうか?仮想通貨にぶっこもうか悩み中— 44歳男人生一発逆転を狙う居酒屋店長 (@914PXudZjKSn5o7) 2019年4月12日楽ラップを始めるのはいつがいい?銘柄の選定から購入まで、すべてお任せで運用できる『楽ラップ』。開始以来の運用成績も好調なので、興味のある人も多いでしょう。ただ、「株価が安い時に始めた方が有利ではないか」と思われるかもしれません。楽ラップ開始時(2016年7月)の日経平均株価は16,000円。2019年4月時点では22,000円を超えています。しかし、楽ラップの基本は「長期投資」で毎月一定額を積み立てる「積立投資」です。今後、上がるか下がるかは誰にもわかりませんが、楽ラップの取得価格は今後数十年にわたる投資期間で平準化されます。ですから、今が始めどきかどうかを考えることは、あまり意味がありません。少額からでいいので、早めに楽ラップで資産運用を始めるようにしましょう。楽ラップの運用実績まとめ今回は、楽ラップの特徴や実績について解説しました。最適な資産配分で自動的に運用してくれる楽ラップは、初心者でも始めやすいサービスです。楽ラップでは9つのコースがあり、設定来のパフォーマンスは好調です。ただし、短期的には損失がでることもあります。短期的な値動きではなく、10~20年といった長期的な目線で運用を続けるようにしましょう。
2019年04月25日