森七菜が、10月27日に配信リリースする新曲「背伸び」の歌詞を朗読する映像を公開した。同曲は森が天野陽菜役を務めたアニメーション映画『天気の子』の新海誠監督が作詞を手がけた楽曲で、YOASOBIのコンポーザーとしても活動するAyase氏を迎え、8月に配信リリースされた「深海」に続く、2021年第2弾配信シングルとしてリリースされる。公開された映像は、森本人も「片想いも、こんなにロマンチックなら悪くない。」と語るように、新海監督のロマンチックな歌詞の世界にぐっと引き込まれるような内容となっている。森七菜「背伸び」朗読映像<リリース情報>森七菜「背伸び」2021年10月27日(水) 配信リリース森七菜「背伸び」ジャケット森七菜「深海」2021年8月20日(金) 配信リリース森七菜「深海」配信ジャケット配信リンク:森七菜「深海」MV関連リンク森七菜 音楽オフィシャルサイト:森七菜 音楽スタッフTwitter:森七菜 スタッフInstagram:森七菜 Official YouTube Channel:
2021年10月19日講談社が2020年にスタートした朗読公演『STORY LIVE』が、dTVで独占配信スタートした。『STORY LIVE』は、ひとりの声優が人気小説家の短編小説や書き下ろし小説を朗読する配信ライブ。ホラーやミステリー、恋愛小説など様々な物語を、豪華声優陣が「朗読」という形で表現し、新たな世界を作り上げる。dTVでは『STORY LIVE』から、三津田信三×佐倉綾音による『避難小屋の体験』など6作品を独占配信する。○■dTV独占配信の『STORY LIVE』6作品Vol.1 三津田信三×佐倉綾音『避難小屋の体験』Vol.2 花房観音×上坂すみれ『たかむらの家』Vol.4 神永学×山下大輝『妹の部屋』Vol.7 行成薫×江口拓也『MASTERMIND』Vol.8 三津田信三×大原さやか『忌名に纏わる話』Vol.9 矢樹純×徳井青空『天神がえり』
2021年10月15日日本古典の名作を“朗読×日本舞踊”で届ける新感覚エンターテインメント、朗読舞踊劇Tales of Love「お七-最初で最後の恋-」が9月10日(金)に開幕、9月12日(日)まで東京・よみうり大手町ホールにて上演された。『朗読舞踊劇Tales of Love』とは、日本の古典芸能の中で生まれ育まれてきた数々の恋の物語を解きほぐし、“朗読×日本舞踊”という異色のコラボレーションで伝えるエンターテインメント・シリーズ。今回はその第1弾として、実在したといわれる“八百屋お七”(井原西鶴『好色五人女』巻四「恋草からげし八百屋物語」より)を題材に、少女・お七の命を賭した激しく切ない初恋を描く。主演のお七を演じたのは女優の大空ゆうひ、お七の心情を舞い踊った舞踊家・花柳幸舞音、日替わりで吉三郎を演じたのは声優の、中島ヨシキ〈9月10日(金)出演〉、福山潤〈9月11日(土)出演〉、神尾晋一郎〈9月12日(日)出演〉。さらにギタリスト・KOHKIと尺八奏者・大河内淳矢が生演奏で参加した。上演台本は与田想。演出は中屋敷法仁(劇団「柿喰う客」)。艶やかな振袖姿の花柳が膝をついてうなだれ、頭にはすっぽりと白い手拭いがかけられているという、ショッキングな姿から始まった本作。そのすぐ近くで朗読が始まり、声優が演じる奉行が、大空演じるお七に対し、火付け(放火)の罪を確かめている。舞台セットは、KOHKIと大河内が演奏するための台と、段がひとつだけあるシンプルなカタチで、演者はそこに立って朗読したり、段に座って朗読したりする。衣装もシンプルで、声で物語を届けることを際立たせていることがわかる。冒頭の朗読で、お七の16歳という年齢を知り、大空の朗読をどこか大人っぽくも感じた。けれどそれが、この物語でこれからお七が体験する“最初で最後の恋”を経て辿り着いた姿であることは、そこからの朗読でじっくりと感じることになる。お七を表現する花柳の舞は実に表情豊か。朗読と舞が説明のしあいにならず、「掛け算」や「化学変化」とはまさにこれなのだと納得させるほどに、朗読が広げる世界に舞が色彩を乗せ、舞が表すカタチのないものを朗読が鮮やかにし、これまでに観たことのないコラボレーションが生まれていた。そして中島、福山、神尾は、吉三郎役をはじめ、お七の家に仕える下女・お杉、お七を裁く奉行と、演じ分けが見事。それぞれの姿がありありと浮かんでくるような朗読は、一人ひとり違う温かさや慈しみを感じさせ、それがこの物語をより切なく繊細なものにしていた。朗読と舞と音楽が三位一体となり、お七の恋が劇場を満たす作品となった。取材・文:中川實穗
2021年09月15日朗読と能で描く陰陽師と鬼の世界幽玄朗読舞『KANAWA』が2021年8月31日(火)、東京・博品館劇場で開幕した。本作は、能作品『鉄輪』のストーリーを、3人の声優による朗読(キャストは公演回で異なる)と、古典舞踏家・山村楽千代による舞などの手法を融合させて作り上げる、新しい形のエンターテインメント。初日を飾った、浜田賢二(安倍晴明)、廣瀬大介(藤原和人)、三上枝織(鬼女)の回を見た。舞台上には、貴船神社を思わせる朱色の春日灯籠と大鳥居、満ち欠けする月が見える。笛の音が不気味に響くと、平安時代の京の世界に観客は誘われる。『鉄輪』のあらすじは、桔梗という女が、自分を捨てて新しい妻を娶(めと)った夫・美努を恨み、丑の刻参りを行い、鬼となって復讐するというもの。本作ではそこに、陰陽師の安倍晴明、晴明の弟子である藤原和人、和泉式部らを絡めることで、切なく悲しい物語にほっと息がつける場面が生まれていた。キャストは、立ち位置の変化はあれど、複数の人物を声だけで演じ分ける。実力派声優が顔をそろえるだけあって、聴きどころが満載だ。また、朗読の合間に、山村楽千代による地歌舞(地歌という歌に合わせた舞)が挟み込まれるのだが、そのコラボレーションに全く違和感はなく、むしろ、舞によって平安時代の空気感や質感をより堪能できる気がした。上演時間は約85分(途中休憩なし)。光と音楽の効果を駆使して、観客の想像力を刺激しつつ、後半はかなり意表をついた演出も。たとえ能に造詣が深くなくとも十分に楽しめると思う。公演は9月5日(日)までの全9公演。その他の出演者は、赤羽根健治、伊藤健太郎、井上和彦、笠間淳、神尾晋一郎、木島隆一、沢城千春、土屋神葉、中澤まさとも、中島ヨシキ、三木眞一郎、逢田梨香子、岡村明美、香里有佐、古賀葵、森優子、柚木涼香、吉岡茉祐(男女五十音順)。組み合わせなどの詳細は公式ホームページ()参照のこと。取材・文:五月女菜穂
2021年09月02日朗読と日本舞踊のコラボレーションという、新しい形のエンターテインメントが誕生する。第1弾のテーマはお七の物語。禁じられた恋の相手に会いたい一心で、16歳のお七は江戸の町に火をつけた…。朗読でお七を演じる大空ゆうひと、日本舞踊で表す花柳幸舞音が、作品の魅力を語り合った。大空 : 「ロミオとジュリエット」を思わせる、許されぬ中での一途な恋に共感できるのはもちろん、要所要所に出てくる火の情景が印象的ですね。お七の気持ちと相まって、恋心をメラメラと燃やしているよう。花柳 : お七の物語は日本舞踊の定番で、私もお七の実年齢に近い年頃で清元の「幻お七」を踊ったことがあります。その時、駒込にあるお七の比翼塚(心中した男女の墓)にお参りに行ったことを覚えています。大空 : 恋を知らなかった少女が、吉三郎との恋愛を経て、強く芯の通った女になっていく。この物語はお七の成長する様がとても魅力ですね。花柳 : はい。お奉行は放火の罪を犯したお七をどうにか救済しようとしますが、彼女はそれを断り江戸市中を3日間引き回されることになります。その際、お七は綺麗な着物を着て、前を向いて堂々と歩いた、その姿がとても美しかったとか。まっすぐな思いが切ないです。大空 : この物語が朗読と日本舞踊でどう立ち上がるのか、とても楽しみです。相手役の吉三郎は日替わりなので、私はその変化も楽しみたいです。日本舞踊は型がある分、より熱い感情を表現できる気がします。お七の押さえつけられた、けれども燃え上がる恋心と重なる部分もあるのでは?花柳 : そうですね。私は型を基本としながら、必ず心重視で踊るようにしています。日本舞踊は扇一本で無いものを有るように見せることが出来ます。また踊りを通して心の温度をお客様に伝えたいです。そのためには時代背景を調べたり、現地を訪れるなどのリサーチは欠かしません。大空 : それは演劇も同じです。今回、朗読と舞踊が調和して、より想像しやすいエンターテインメントになるでしょう。皆さまの心に火をつけて、燃え上がり、ドキドキする気持ちを感じていただけたら。ぜひ、いろんな世代の方に見ていただきたいです。花柳 : 大空さんたちが語ってくださることで見えてくる人物像や世界観が楽しみです。現代人は理性や理論で動きがちですが、根本は心に支配されている。観客の皆様にそんなことを思い出していただけるといいですね。公演は9/10(金)~9/12(日)よみうり大手町ホールにて上演。チケットは発売中。取材・文/三浦真紀
2021年09月01日オーディオブック作品として発表された川上未映子さんの新作小説『春のこわいもの』。朗読を担当した岸井ゆきのさんとの化学反応から生まれた“新しい小説体験”に迫ります。川上未映子:オーディブルで小説を発表するということになり、真っ先に、「岸井さんに朗読していただきたい!」とお名前が浮かんだんです。以前、ワコールの『ウンナナクール』というブランドの公式サイトで、私の短い作品を読んでくださったじゃないですか。あれが衝撃的にすばらしくて。記憶に残っていたんですよね。岸井ゆきの:今回、川上さんからご指名をいただいたと聞いて、素直にうれしかったです!いま初めて直に感想をいただけて、ああいう感じで間違いじゃなかったんだと、すごくほっとしています。川上:最初の短編「青かける青」の録音をアシスタントから送ってもらったときも、「聴きましたか」「聴きました」「ヤバイですよ」「ヤバイですね」「天才」「天才」と語彙力ゼロのLINEメッセージが(笑)、取り交わされました。岸井:そんなふうに言っていただけて、本当にありがたいです…。川上:物語に感情を込める上で、岸井さんはこんなふうに表現しようとか頭で考えているというより、実はもっと「声帯」の使い方などフィジカルな技術に懸かっているんだとおっしゃっていた。あれも感動しましたね。岸井:収録中、ブースには私しかいないので、読むときのテンポや間(ま)、抑揚はこれでいいのかなとひとりで試行錯誤するんですよね。どこから声を出そうかとか、それしか変える手段がないので、声の出し方もいろいろ探りました。川上:あんなふうに朗読していただくと、私の文章だけではわからなかったものが見えてくる気がするんです。もちろん私も登場人物たちの細部を考えながら書いてはいるんですが、声に出して読まれることでいっそう人物ひとりひとりの姿がはっきりと現れてくるというか。私はお芝居が好きでよく観に行くけれど、朗読はまた違うものですね。いい朗読、いい声の世界って、聴いているとそこにないものまで喚起させるのだなと。岸井:いままで映画や舞台にはいろいろと出演させていただきましたが、そこでは演出の方や音声さん、照明さんなどそれぞれのプロフェッショナルなお仕事に助けられてきた部分もあったと思うんです。それだけに、声だけで表現する難しさを実感したというか。朗読ってこんなに大役なのだとあらためて感じました。川上:練習などされましたか。岸井:黙読くらいです。こちらが「こういう物語だとわからせてやろう」的な、前のめりなくどい感じは要らないのだろうなと。生活の中で自然に自分の内に物語が流れ込んでくるような軽やかさで読みたかった。自分がこの小説を初めて読んだときの思いを大切にしたかったんです。川上:確かに、聴いていると、自分が映画の中に入ってしまったような気になりました。岸井:川上さんは、『春のこわいもの』の6編を、オーディオブックという形式を意識して書かれたんですか。文体や選ぶ言葉など、これまで書かれた小説とは意識して変えたりしましたか。川上:私は詩も書くし、小説も一作一作文体を変えるし、そのつど変えているんですね。その上でさらに意識したことは、一回では耳で拾えない音、言葉は避けるようにしました。漢字はいわばデザインなので、マンガなどと同じ構造ですよね。目で理解するという。耳にまず残って、意味の理解はあとからついてくる歌やおまじないのようなものはあるけれど、基本的に日本語はビジュアルで理解することに慣れている言語だと思うんです。とはいえ、じゃあ耳に優しい、韻や、音を開いたりして拾いやすい言葉に寄せていくのがいいかというと、それも疑問で。岸井:読んでいてもすっと物語が入ってくる感じでした。川上:物事は何でもぶつかってみて初めて前進があるから、ぎりぎりのところを狙いたい。目で読むものとしても従来の強度で成立し、耳で聴いても高水準で成立する。それが理想ですよね。たとえば、夕焼けを書こうとしたら、夕焼けは誰もが知っているけど、「あの小説のあそこに夕焼けのステキな描写があった。あそこでしか体験できない」と思われるものを言葉で表現したい。でも声を加えることで、それを超える瞬間があって、胸がいっぱいになりました。岸井:何て言うんだろう、『千と千尋の神隠し』に文字が紙から離れて空中を浮遊するシーンがあるんですが、読んでいるときはああいうイメージです。最初に収録された「青かける青」にしても、まず私が川上さんから受け取ったその物語を、文字を、紙の上から逃がしてあげている感覚。だから想像はします。不特定多数に向けてというより、まだ見ぬひとりに向けてという心持ちで読んだかな。特にあれは手紙文の小説なので。川上:ちなみに、私のオーディオブック体験って英語の勉強で聴いたりするくらいはあったのですが、岸井さんはどうですか。岸井:私は、このお仕事のお話をいただくまで知らなかったです。川上:うちの息子世代だと、YouTubeのような“見るもの”を、もうラジオ感覚で“聴いて”いたりするんですね。ボカロや合成音声のナレーションになじんでいて、あれこそにリアリティを持っている世代がいるんですよ。岸井:オーディオブックは、ラジオ文化とはまた違う感覚だし、これから広まっていく気がします。川上:日本語の“音”が秘めている可能性はまだまだありますよね。聴く人に合わせて本の内容も変革していくと思うし、長編小説を散歩しながら楽しむとか、通勤時間に人文書で知識を増やすとか、生活形態や様式そのものを変えていくかもしれません。いずれにせよ、オーディオブックは日本ではまだこれからのチャレンジ。その未来がより豊かになるために、俳優さんたちが読む作品ももっと増えるといいなと思っています。岸井:私も、誰が読むかで表現される世界は変わるんだなと実感しました。ぜひまた挑戦したいです。ながらで楽しむのに最適!耳で読む、新たな読書習慣。文学からビジネス書、ライトノベルや落語まで、さまざまなジャンルの本をプロのナレーターが朗読するオーディオブックは、通勤中や料理中など他のことをしながらでもハンズフリーで聴くことができるサービスで、新しい読書体験を楽しめる。Amazon オーディオブックAudible(オーディブル)では、本作のように俳優をキャスティングするなど新たな試みも。“聴く読書”の魅力はますます高まっていきそうだ。©鵜澤あかね『春のこわいもの』川上未映子さんが「Audible」のために書き下ろした初出し小説を、岸井ゆきのさんが朗読。港区女子のモエシャンに憧れているトヨが受けた痛烈な洗礼を描く「あなたの鼻がもう少し高ければ」など6編。月会員制1500円、毎月付与される1コインで購入可能(初回登録時は30日間無料)。単品価格3000円Audible Studiosかわかみ・みえこ(写真左)大阪府生まれ。2008年『乳と卵』で芥川賞受賞ほか受賞多数。『ヘヴン』『すべて真夜中の恋人たち』、『みみずくは黄昏に飛びたつ』(村上春樹との共著)など著書多数。『夏物語』は英、米、独、伊でベストセラーとなり、世界40か国以上で刊行予定。ブラウス¥58,000(パルマ マーティン/CPR TOKYO TEL:03・6438・0178)その他はスタイリスト私物きしい・ゆきの(写真右)1992年、神奈川県生まれ。2009年に俳優デビュー。NHK朝ドラ『まんぷく』などで活躍。映画『ホムンクルス』がネットフリックスで配信中。現在、TBS金曜ドラマ『#家族募集します』(22:00~)に出演中。※『anan』2021年8月11日‐18日合併号より。写真・小川久志スタイリスト・酒井美方子(川上さん)森上摂子(岸井さん)ヘア&メイク・吉岡未江子(川上さん)森 智里(岸井さん)取材、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2021年08月08日朗読劇 恋を読む in クリエ『逃げるは恥だが役に立つ』のLIVE映像が配信されることが6日、明らかになった。同作は海野つなみによる同名人気コミックの朗読劇。原作は2015年に第39回講談社漫画賞8少女部門)を受賞し、翌年連続テレビドラマ化もされ大ヒットとなった。ラブストーリーの朗読劇シリーズ「恋を読む」第2弾として2019年に舞台化され、同シリーズ第4弾として今回再演される。劇団「ロロ」を主宰する日本演劇界の俊英・三浦直之脚本・演出を担い、朗読劇の枠に収まらない舞台セットと映像、演劇ならではの斬新な演出手法で表現するなど、原作の魅力を最大限に生かした、第三の「逃げ恥」となっている。現在、緊急事態宣言下で観劇できない観客も多数いることから、急遽LIVE映像配信の実施を決定。12日14時の回(太田基裕、桜井玲香、立花裕大、シルビア・グラブ)、16日18時30分の回(立石俊樹、花乃まりあ、牧島輝、春野寿美礼)を配信する。プラットフォームは、KDDIの「uP!!!オンラインライブ」で、視聴券料金は各回税込3,500円(※GoToイベント適用で各回2,800円)。○LIVE映像配信・8月12日14時の回太田基裕(津崎平匡役)、桜井玲香(森山みくり役)、立花裕大(風見涼太役)、シルビア・グラブ(土屋百合役)※アーカイブは8月12日20時〜20日23時59分、販売は20日20時まで・16日18時30分の回立石俊樹(津崎平匡役)、花乃まりあ(森山みくり役)、牧島輝(風見涼太役)、春野寿美礼(土屋百合役)※アーカイブは8月17日0時〜24日23時59分、販売は24日20時まで
2021年08月06日朗読劇『「ピース」 -peace or piece?』の公開稽古が27日、東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで行われ、アイドルグループ・A.B.C-Zの橋本良亮、俳優の篠井英介、上演台本・演出を手掛けた鈴木勝秀氏が取材に応じた。同作は、橋本と篠井英介による二人芝居を全編生演奏で盛り上げる朗読劇。衛生的=正義という考え方が蔓延した近未来に生きる、ウォーター・バーの店主・オカモト(篠井)と、その店に通うレンジョウ(橋本)。物語が進むにつれ、過去にオカモトが政府転覆を狙う革命運動に参加していたことやレンジョウの正体が明らかになっていく。取材会でオリンピックの話題を振られ「今、まさにサーフィンの決勝の試合中なのですごく気になっています」と答えた橋本。篠井にどこでやっているのか聞かれると「九十九里浜です。台風が来たから前倒しでやっているんです」と詳細に説明した。初日は明日からスタート。橋本は「オリンピックで盛り上がってるなか、国立競技場のすぐ隣で熱い演劇を繰り広げています。最後まで皆様に温かく見守られながら頑張りたいと思っていますので、応援よろしくお願い致します」と意気込んだ。『「ピース」 -peace or piece?』は、紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで7月28日~8月8日に上演される。
2021年07月27日朗読劇 恋を読むin クリエ『逃げるは恥だが役に立つ』の合同取材会がこのほど行われ、立石俊樹、牧島輝が登場した。同作は海野つなみによる同名人気コミックの朗読劇。原作は2015年に第39回講談社漫画賞8少女部門)を受賞し、翌年連続テレビドラマ化もされ大ヒットとなった。ラブストーリーの朗読劇シリーズ「恋を読む」第2弾として2019年に舞台化され、同シリーズ第4弾として再演となる。院卒だけど内定ゼロ、派遣切りで無職になってしまった森山みくりが、恋愛経験ナシの独身サラリーマン・津崎平匡の家事代行として働き始めることから、契約結婚をすることになる……というストーリーの同作。平匡役には細谷佳正、太田基裕、戸塚祥太(A.B.C-Z)、立石俊樹、荒木宏文、みくり役には仙名彩世、桜井玲香、大原櫻子、花乃まりあ、城妃美伶、内田真礼が決定した。さらに平匡の同僚・風見涼太役に梅津瑞樹、立花裕大、有澤樟太郎、梅原裕一郎、水田航生、牧島輝、矢田悠祐、みくりの伯母・土屋百合役に壮一帆、シルビア・グラブ、友近、春野寿美礼、朴ロ美(※ロは王偏に路)が集い、8月11日~8月18日まで東京・日比谷シアタークリエにて様々な組み合わせで公演が行われる。○互いの印象に変化は?今回は、8月16日の公演(14:00~/18:30~)で平匡を演じる立石と、風見を演じる牧島が取材に登場した。すでに共演経験もある2人は共に稽古に挑んでおり、牧島は「トシくん(立石)の稽古をしている姿を見てたんですけど、『ドキドキさせてくれるんじゃねーの!?』という感じで、新しい一面にドキドキしちゃったりして、ラブコメは素敵だなって体感できた」と、ラブコメにも目覚めた様子。立石も牧島について「本人(牧島)にも伝えたんですけど、『風見、めっちゃいいじゃん!』って、シンプルに感情移入しちゃいました。恋愛もので共演するのは初めてなので、牧ちゃんの新しい一面、新しい表現方法に、胸を打たれました。初回で感動しました」と互いに讃え合う。「牧ちゃんとは2作品で一緒だったんですけど、どちらもタイプが違った。今までは強い役だったりど根性タイプだったり、逆に器用だけど少し気持ち悪さを感じるくらいの愛を表現する役だったり振り幅がけっこうあって、しかもそれを繊細に突き詰めて毎公演新鮮に表現できてるところがすごい魅力」と説明する。逆に牧島は「いいところはたくさんあるんですけど、1ついつも思うのは、すごく純粋な方なので、それが作品に対していい影響が出る。舞台の上だけじゃなく、楽屋にいる時とか、プライベートな部分でトシくんの純粋さ、天然さに助けられていて、すごく尊敬できるいいところだなと思っております」と、よく知っている仲だからこその視点で語った。初対面の時は「役同士で会話する機会がなかった」というが、「当時からガッツがあるし、負けず嫌いな面もあるし、役がどういう気持ちなのかとかしっかり演出の意図を汲み取っていた。僕はまだ、お芝居が駆け出しだったので、初対面からすごいなと思ってた」(立石)、「顔も綺麗でカッコいいし、背も高くて歌もうまいし、すごいなあと思ってたんですけど、距離が近くなるにつれ、とっても天然で愛らしいギャップがある方だと気付きました」(牧島)と互いの印象を表す。そこからの成長について聞かれると、牧島は「トシくんは、コミュニケーションが上手になったな。ごめんなさい、偉そうなこと言って!」と明かし、立石は「その通りですね」と爆笑。牧島は「もともとスキルがある方だと思いますけど、たくさん現場を通して、人との付き合い方が上達しているというというか、スキルが上がっているなと思います」と評価し、立石は「面白いなあ」と笑い続ける。「トシくんは面白い方なんですけど、昔は隠してて、それを出せるようになってきてるのかな。どの現場でも愛されてるだろうなというのが、伝わってきます」という牧島の言葉に、立石は「嬉しいですね。舞台を通して人見知りがなくなったのは、大きいです」と喜び、逆に牧島について「いい意味で最初から変わらない。日々成長しているのはわかるけど、僕からしたらもう最初から色々やれていると思ってたので、ずっとその感じ」と語った。そんな立石の天然エピソードについて、牧島は「今日1つあった。彼はこれから名古屋に行かなきゃいけないんです。でも移動日は、明日なんですよ。だけど今日、大きいキャリー持ってきてました。 荷物パンパンに詰めて、大きいキャリー引きずって来てました」と暴露。立石は「もうシンプルに、今日この後、移動するものだと思って来ました」と苦笑していた。○作品に感じた魅力は?今回は朗読劇となるが、立石は「(演出の)三浦(直之)さんの構成の付け方や演出方法に触れて、とてもわかりやすかった。牧ちゃんのお芝居を客観的に見た時にもすごく心にくるものがあった」と稽古を振り返る。牧島も「ハグをするシーンも、直接ハグするわけじゃなくて、台本を一緒に持ってページをめくるのがとっても素敵だなと思って。実際にハグするのもいいと思うんですけど、よりドキドキする感じ。実際、春野さんと一緒にベージをめくった時、恋、しましたね」とニヤリ。「座って読むだけの朗読劇ではなくて、シーンによっては動いたり走ったり、臨場感がある作りになっているので、お客さんも一緒に見ていて楽しめるんじゃないかな」と期待する。立石も「"ムズキュン"というテーマにぴったりの演出方法だね。じれったさがあるのが魅力」と同意する。一方で、同作には個性豊かなキャラが様々な視点を持っているという魅力もあり、牧島は「色んな解釈をする人たちがいて『こうあるべきだ』というものがないのが楽しい。『女の人だから家事しなきゃいけない』みたいな決めつけで進んでいかないし、理解がある男性たちにも、それを言っている女性陣にも好感が持てた。互いが互いを理解するために自分の意見を言い合うところが、気持ち良い」と、感想を述べる。「朗読では4人しか登場しないけど、漫画ではキャラの濃い人たちがもっといて、色々な愛の形がある。みんな自分の一本通った道があって、色んな人がいて面白い。色んな解釈があるのはすごく現代的で、魅力だなと思いました」と表した。立石も「"契約結婚"というところだけでも身近にはいないし、個性豊かな人たちが出てきて、『まだまだ世界は広いな』と思いました」と、しみじみ。「自分が体験してることってまだまだちっぽけなことなんだな、ほんの一つに過ぎないんだな、と。『逃げ恥』のおかげで視野が広がったので、そういうことを考えに入れて生活できるんじゃないかな」と新たな世界が広がったことを示した。写真提供:東宝演劇部
2021年07月21日燃え殻の書き下ろし小説が、成田凌、黒木華を出演者に迎え、朗読劇となることが発表された。作家である「私」が「謎の美女」により現実とも虚構ともつかない世界に誘われるという物語の本作、朗読劇「湯布院奇行」。その主人公、小説家の「私」役を務めるのは、NHK連続テレビ小説『おちょやん』などの好演で全国的な人気を誇る成田凌。そして彼を翻弄する「謎の美女」役を、映画・ドラマ・舞台と数多くの作品で主演を務める実力派女優・黒木華が演じる。脚色は『シリーズ江戸川乱歩短編集』の奇才・佐藤佐吉、演出を映画『花束みたいな恋をした』の土井裕泰が務める。9月28日(火)から30日(木)まで新国立劇場 中劇場にて。●コメント成田凌脚本を読ませていただき、次の行にどんな言葉が来るのか、わくわくが止まりませんでした。少し不気味で、美しく愛おしい、湯布院奇行という旅に没入していただきたいです。信頼できるスタッフ、心強い共演者と共に、初の朗読劇を楽しみたいと思います。黒木華土井監督と成田凌さんと朗読劇という形で、燃え殻さんの不思議で色気のある世界をどう広げられるのか、想像を膨らませて楽しみたいと思います。燃え殻宛のない物語を書いてしまったのは、去年の夏のことでした。今回のプロデューサーの佐井さんに、その物語を送ったことですべてが始まりました。素晴らしいスタッフの方々、出演者の皆さまと一緒に作品作りができることを、期待半分、恐怖(武者震いと思いたい)半分で、いまから楽しみにしております。佐藤佐吉デビュー作からファンだった燃え殻さんの原作。演出が土井裕泰監督。脚本のお話をいただいた時お断りする理由は全くなかったので即答でお引き受けしました。今までとはちょっと肌触りの違う燃え殻ワールドご堪能ください。土井裕泰「これを朗読劇にしたいのです」とある日私のPCに送られてきたファイルには“湯布院奇行”という標題が記されていて、その時抱えていたままならぬ仕事のままならなさにほとほと疲弊しきっていた私は、何かから逃れるように、縋るようにそのファイルを開き、頁をめくってしまった。そしてその日から、この不可思議な「湯布院」の物語と人間たちが私の中に棲みついてしまったのです。成田凌、黒木華という敬愛する俳優達との、この奇しき道行きがどこにたどり着くのか、「朗読劇」という新しい扉の前で立ち竦みながらも、わくわくと震えが止まらないでいるのです。朗読劇 「湯布院奇行」9月28日(火)〜9月30日(木)原作:燃え殻脚本:佐藤佐吉演出:土井裕泰出演:成田凌、黒木華会場:新国立劇場 中劇場公式サイト:
2021年07月20日成田凌と黒木華が出演する朗読劇「湯布院奇行」の上演が決定した。本作は、作家である「私」が、「謎の美女」により、現実とも虚構ともつかない世界に誘われるという物語。「ボクたちはみんな大人になれなかった」の燃え殻による書き下ろし原作を、「シリーズ江戸川乱歩短編集」の奇才・佐藤佐吉が脚色し、『花束みたいな恋をした』の土井裕泰の舞台初演出という、豪華クリエイター陣が集結している。そして、『くれなずめ』『竜とそばかすの姫』、連続テレビ小説「おちょやん」などに出演する成田さんが、小説家の「私」。「凪のお暇」「イチケイのカラス」が話題となり、今後は主演映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』の公開を控える黒木さんが、彼を翻弄する「謎の美女」を演じる。成田さんは「脚本を読ませていただき、次の行にどんな言葉が来るのか、わくわくが止まりませんでした」と物語の印象を明かし、「信頼できるスタッフ、心強い共演者と共に、初の朗読劇を楽しみたいと思います」と意気込む。黒木さんも「土井監督と成田凌さんと朗読劇という形で、燃え殻さんの不思議で色気のある世界をどう広げられるのか、想像を膨らませて楽しみたいと思います」とコメントしている。なおチケットは、9月1日(水)に一般発売、8月11日(水)にオフィシャル抽選先行が行われる。朗読劇「湯布院奇行」あらすじ「今、君の目の前に立っている女を私たちで共有しないか?」店先で女から渡された手紙に、そう書かれていた。都会での生活に疲れた作家の「私」は、知り合いの芸術家の勧めで湯布院へ向かう。そこで瓜二つの2人の女性に翻弄され、徐々に現実と虚構の境がわからなくなっていき――。朗読劇「湯布院奇行」は9月28日(火)~30日(木)新国立劇場 中劇場にて上演。(cinemacafe.net)
2021年07月20日コロナ禍で不安な気持ちやストレスを抱く人に向けて贈る、おやすみ前の大人向け・朗読放送「深夜文学」。さまざまなジャンルの出演者が文学作品の名作を朗読し、オンラインにて配信するシリーズで、第三弾となる今回は、シンガーソングライター藤原さくらが『不思議の国のアリス』をお届け。【動画配信】深夜文学「不思議の国のアリス」 チケット情報本作は、好奇心旺盛な少女・アリスが不思議な世界を旅する姿を描いた、世界で愛される珠玉の名作。第一夜<たいくつな昼下がりのぼうけん>、第二夜<おおきくなったり、ちいさくなったり>、第三夜<トランプのクイーンさま>に続き、第四夜<おさばきをうけるのはだあれ?>が5月16日に配信された。クイーンさまのタルトを盗んだ罪でおさばき(裁判)が始まり、連れていかれたアリス。だれが犯人で、だれがキングとクイーンのおさばきをうけるの――?深夜文学『不思議の国のアリス』第一夜から第四夜は、5月23日(日)までPIA LIVE STREAMにてアーカイブ配信を実施中。通常の視聴券の他、第一夜から第四夜の通し視聴券も販売中。
2021年05月19日40歳過ぎたころから布団に入るとネガティブなことばかりが頭に浮かび、なかなか寝付けなくなりました。スムーズに寝付けるようにといろいろ試してみて行き着いた、寝る前のある習慣にハマってしまった私は、その流れで朝から泣いたり笑ったりと元気な1日をスタートさせることができるようになりました。その習慣についてお伝えします。40代になり、なかなか寝付けないように40代まではとにかく数分で寝付くことが特技のような私でしたが、40歳を過ぎたころから寝付きに不安が出てきました。特に布団に入るとネガティブなことばかりが頭に浮かんでしまい、いつまでも目がさえてしまう日が増えるようになり、床に入ってから3時間以上寝付けない日が続くこともありました。ちょうどそのころから生理不順が気になり出したこともあり、更年期と関係があるかも知れないと思い、更年期用のサプリも飲み始めましたが特に変化を感じることはありません。布団に入る1時間ほど前から気持ちを鎮めようと寝室の照明を落とし静かな音楽を聞くなどもしてみました。ほかにも食事は寝る2時間前には終わらせ、お風呂は寝る前には入らないなど、ネットや本からの情報をいろいろ試してみるも、思ったような結果には結び付きませんでした。そして、早く寝なくてはいけないと焦るほど眠れなくなって翌日はあくびばかり。このように自分に合った改善法が見つからないままつらい日々が続いていました。奇跡?気付いたらもう朝だった!寝付きを良くする対策も見つからなかったため、早く寝付くことより眠れない時間を楽しもうと考えるようになり、聞いているだけでも楽しいものはないかとYouTubeから探してみたところ、いくつもの朗読チャンネルを見つけました。今まで読んだことのない作家の小説もたくさんあったので、そのなかから興味のそそるタイトルの朗読を選び布団のなかで聞いてみたところ、気付いたらもう朝! 聞いていたはずの朗読の内容はまったく記憶になく、いつの間にか朝になっていたことが私にとっては奇跡のようで、ただ驚くばかりでした。次の日から朗読を聞きながら寝てみたところ、読み手の高い技術も相まって、あっと言う間に物語のなかに引き込まれるので、ネガティブなことが思い浮かぶこともありません。聞き始めて数分で寝入ってしまっているようで、気が付いたらもう朝になっています。最後まで朗読を聞いてみたいと思いましたが、とにかく私にとってはスムーズに寝付けることが最大の喜びでした。今日も1日朝から泣いたり笑ったり朗読を聞くことでスムーズに寝付くようになったある日、朝1時間ほど早く目が覚めてしまったので夜に聞いた朗読を改めて聞いてみることに。夜は数分しか聞いていなかったので最初から聞き直してみたところ、感動するラストに思わず大泣きをしてしまいました。でも、不思議と感動して泣いたあとはとてもスッキリと清々しい気分に。私は今まで興味がなかった朗読に魅力を感じ、それからは朝1時間ほど早めに起きては夜聞いた朗読を改めて聞くことにしました。するとワクワクするような冒険小説や感動で涙が止まらない小説、胸がキュンとするような恋愛小説など、聞いている私は泣いたり笑ったりドキドキしたり。普通の生活ではこんなに感情が動くことはありませんが、感情が大きく揺さぶられる朗読には私にとってのストレス解消効果があると感じました。自分の好きな朗読チャンネルもいくつか見つかり、今では毎日夜と朝、朗読にハマっています。まとめ私の入眠トラブルの原因は結局わからないままですが、あれほど苦しかったことが簡単に改善されたことには驚くばかり。やはり自分に合った対策を見つけることが大切なのだと実感しています。最近はYouTubeの朗読チャンネルもたくさん見つけることができ、いろいろなタイプの朗読を楽しめるようになりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2021年05月11日さまざまなジャンルの出演者が文学作品の名作を朗読し、オンラインにて配信する「深夜文学」シリーズ。シンガーソングライター藤原さくらによる『不思議の国のアリス』が四夜にわたり配信されている。【動画配信】深夜文学「不思議の国のアリス」 チケット情報「深夜文学」は、コロナ禍で不安な気持ちやストレスを抱く人に向けて贈る、おやすみ前の大人向け・朗読放送。石崎ひゅーいによる第一弾『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治 著)、flumpool山村隆太による第二弾『星の王子さま』(サン=テグジュペリ 著)に続く第三弾となる今回、シンガーソングライターであり、役者としても活動する藤原さくらが『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル 著)を朗読している。本作は、好奇心旺盛な少女・アリスが不思議な世界を旅する姿を描いた、世界で愛される珠玉の名作。第一夜<たいくつな昼下がりのぼうけん>、第二夜<おおきくなったり、ちいさくなったり>に続き、第三夜<トランプのクイーンさま>が、5月9日に配信された。アリスはついに不思議な世界を支配するトランプのクイーンさまに出会う。クイーンは何かにつけてすぐに処刑しようとするので、アリスも住民たちもびくびくどきどき――。深夜文学『不思議の国のアリス』は公開後、5月23日(日)までPIA LIVE STREAMにてアーカイブ配信中。第四夜<おさばきをうけるのはだあれ?>は、5月16日(日)夜10時配信スタート。通常の視聴券の他、第一夜から第四夜の通し視聴券、グッズ付き視聴券なども販売中。
2021年05月11日コロナ禍で不安な気持ちやストレスを抱く人に向けて贈る、おやすみ前の大人向け・朗読放送「深夜文学」。シンガーソングライター藤原さくらによる『不思議の国のアリス』が、4夜にわたり配信されている。【動画配信】深夜文学「不思議の国のアリス」 チケット情報さまざまなジャンルの出演者が文学作品の名作を朗読し、オンラインにて配信するこの「深夜文学」は、昨年7月から8月にかけて石崎ひゅーいによる第一弾『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治 著)を配信。続く11月には、flumpool山村隆太による『星の王子さま』(サン=テグジュペリ 著)をお届けした。そして第三弾となる今回は、シンガーソングライターであり、役者としても活動する藤原さくらが『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル 著)を朗読している。本作は、好奇心旺盛な少女、アリスが不思議な世界を旅する姿を描いた、世界で愛される珠玉の名作。4月25日に配信された第一夜<たいくつな昼下がりのぼうけん>に続き、5月2日には第二夜<おおきくなったり、ちいさくなったり>が配信された。不思議な世界に迷い込んだアリスは、白うさぎを追いかけながら住人と話しているうち、自分自身もおおきくなったりちいさくなったり、不思議な体験を重ねていく――。深夜文学『不思議の国のアリス』は公開後、5月23日(日)までPIA LIVE STREAMにてアーカイブ配信されており、何度でも視聴可能だ。第三夜<トランプのクイーンさま>は5月9日(日)夜10時より配信スタート。通常の視聴券の他、第一夜~第四夜の通し視聴券、グッズ付き視聴券なども販売中。
2021年05月07日シンガーソングライター藤原さくらによる朗読配信「深夜文学」が、4月25日にスタートした。【動画配信】深夜文学「不思議の国のアリス」 チケット情報この「深夜文学」は、コロナ禍で不安な気持ちやストレスを抱く人に向けて贈る「おやすみ前の大人向け・朗読放送」。さまざまなジャンルの出演者が文学作品の名作を朗読し、オンラインにて配信する企画だ。昨年7月から8月にかけて配信された第一弾では、石崎ひゅーいによる『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治 著)を、11月に配信された第二弾ではflumpool山村隆太による『星の王子さま』(サン=テグジュペリ 著)をお届けした。第三弾となる今回は、シンガーソングライターであり、役者としても活動する藤原さくらが『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル 著)を四夜にわたって朗読する。好奇心旺盛な少女、アリスが不思議な世界を旅する姿を描いた、世界で愛される珠玉の名作だ。4月25日に配信された第一夜は、<たいくつな昼下がりのぼうけん>を朗読。何もなくてたいくつな昼下がり、アリスはチョッキに手持ち時計のへんてこな白うさぎを追いかけて穴の中にまっさかさま。落ちた先には不思議な世界が広がっていた――。「深夜文学」シリーズは、夜10時に配信。落ち着いた部屋の中、電気を落とし、リラックスした状態でゆったりと聴くのがおすすめだ。プロローグでは藤原が「今日も一日お疲れ様でした。これからどんな夜を過ごすのでしょうか?」と挨拶し、自身の近況報告。そして「今夜から4日間、藤原さくらと、へんてこで愛すべき登場人物たちと一緒に夜を過ごしましょう」といざない、物語が始まる。可愛らしいルックスからは意外な、落ち着いたトーンの声が心地よく耳を抜ける。不思議の国に迷い込んだアリスの困惑した様子や焦り、喜怒哀楽を、表情や声の抑揚で表現する藤原。遅刻して慌てる白うさぎや、アリスに天敵である猫の話をされて憤るネズミとのやり取りなど、動物たちの会話もどこかコミカルで、目を瞑ってその声に耳を傾けると、よりイメージが膨らんでくる。まるでその世界をのぞき見しているような感覚だ。配信期間中は何度でも視聴可能なので、就寝前に安らぎのひとときを過ごしてほしい。深夜文学『不思議の国のアリス』第一夜<たいくつな昼下がりのぼうけん>は、5月23日(日)までPIA LIVE STREAMにて配信中。第二夜<おおきくなったり、ちいさくなったり>は5月2日(日)夜10時配信。通常の視聴券の他、第一夜~第四夜の通し視聴券、グッズ付き視聴券なども販売中。
2021年04月30日坂元裕二 朗読劇2021 「忘れえぬ忘れえぬ」、「初恋」と「不倫」が4月13日(火)に開幕した。6組の男女が3つの作品の朗読をする本作で、初日の高橋一生×酒井若菜ペアによる「忘れえぬ忘れえぬ」の公演をレポートする。本作は、映画『花束みたいな恋をした』やドラマ『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』などの脚本で知られ、これまで芸術選奨新人賞や向田邦子賞など数々の賞を受賞している脚本家・坂元裕二が脚本・演出を手がける朗読劇。2012年から始まり、今回は高橋一生×酒井若菜、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、千葉雄大×芳根京子、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳というペアが出演。これまでも上演されてきた「不帰かえらずの初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」と、書き下ろしの新作「忘れえぬ 忘れえぬ」の3作が上演される。朗読は、高橋の「おい、おまえ」という乱暴な言葉から始まった。それぞれ一人掛けのソファーに座り朗読する、シンプルな舞台。新作「忘れえぬ 忘れえぬ」は、11歳の夏に出会った最里(もり/高橋)と木生(きお/酒井)の数年間を描いていくストーリーだ。粗暴でガタガタした高橋の語り口と、明晰でツヤツヤした酒井の語り口。ギャップのあるふたりの朗読を聴いているうちに、彼らがどんな人物か、彼らがいる場所の様子、そこから見える景色、気温、光などがむくむくとカタチをもちはじめ、世界が彩られていくような感覚が得られた。どちらかというと淡々とした読み方だが、不思議なほど豊かで、そこに書かれている文字が漢字なのか平仮名なのかまで感じ取れてしまうほどであった。「不帰かえらずの初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」とはテイストが違い、けれど坂元裕二の書く言葉や物語の魅了を存分に堪能できる脚本は、同い年の最里と木生の、11歳の夏、12歳の夏、13歳の夏……というふうに1年ごとの夏が描かれる。ストーリーの中にはふたりが持つやさしさ、残酷さ、純粋さ、だけでなく、家庭環境のギャップなどもきっちりと描かれており、その物語は、受け取る人によってさまざまに感じるだろう。一作観ると、この作品を他のペアがどう朗読するのか、このペアが他の作品をどう朗読するのかと、興味がどんどん膨らんでいく。朗読劇の楽しさをたっぷりと堪能できる公演だった。東京公演は4月25日(日)までよみうり大手町ホールにて。その後、4月28日(水)から5月2日(日)まで大阪・松下IMPホール、5月7日(金)・8日(土)に札幌・道新ホールにて上演。取材・文中川實穂
2021年04月16日大ヒット韓国映画『私の頭の中の消しゴム』が、日替わり豪華人気俳優陣による朗読劇として東京・大阪の二拠点で上演されることが決定した。読売テレビ・日本ドラマ系列連続ドラマ『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』として生まれ、2005年に公開された韓国でのリメイク版が大ヒットした『私の頭の中の消しゴム』。本作は若年性アルツハイマー病に侵された妻と、葛藤を抱えながらも彼女を愛し、献身的に支える夫による純愛ラブストーリーだ。そんな永久不滅の名作が、長谷川純×高垣彩陽、福山潤×星野真里、白石隼也×竹達彩奈、水田航生×浅川梨奈、猪塚健太×安野希世乃、梶裕貴×谷村美月、中島ヨシキ×前島亜美、廣瀬智紀×美山加恋という人気俳優揃い踏みのペアが紡ぐ朗読劇でよみがえる。2010年初演から常に大反響を呼ぶ、本作の第12回公演「私の頭の中の消しゴム 12th Letter」は、4月29日(木・祝)~5月5日(水・祝)に東京・よみうり大手町ホールにて全16公演、5月7日(金)~5月9日(日)に大阪・ABCホールにて全6公演で上演される。「私の頭の中の消しゴム 12th Letter」脚本・演出:岡本貴也出演者:長谷川純×高垣彩陽 福山潤×星野真里 白石隼也×竹達彩奈水田航生×浅川梨奈 猪塚健太×安野希世乃 梶裕貴×谷村美月中島ヨシキ×前島亜美 廣瀬智紀×美山加恋(東京公演・出演日順、登場順)東京公演:2021年4月29日(木・祝)~5月5日(水・祝)全16公演大阪公演:2021年5月7日(金)~5月9日(日)全6公演
2021年03月29日須賀健太主演『朗読劇#ある朝殺人犯になっていた』が、オンライン型劇場“THEATRE for ALL”にてアーカイブ配信中だ。2月4日から7日に渡って上演された『朗読劇#ある朝殺人犯になっていた』。原作はインターネットが一般化した現代社会の闇を、ユーモラスにミステリー仕立てに描いた藤井清美氏の小説だ。同氏の演出で上演された本作は、炎上に翻弄されながらも真犯人を突き止めていく臨場感たっぷりの新感覚朗読劇である。キャストには実力派俳優たちが集結。主人公の浮気淳弥を須賀健太、淳弥の漫才コンビの相方役に山崎大輝・赤澤遼太郎(ダブルキャスト)、佐緒里役ほかを美山加恋・宮澤佐江(ダブルキャスト)が務める。そして真凛、馬渕英里何、山崎裕太、松本利夫(EXILE)らがネットの声や淳弥をとりまく様々なキャラクターを演じ分けていく。生演奏と映像を使用した贅沢な仕掛けも見どころのひとつだ。また本作はコロナ禍で外出困難となった人たち、そして障がいや疾患、育児や介護などを理由に劇場や展示鑑賞が困難な人たちに対しても開かれた、バリアフリー型オンライン鑑賞の実現を目指す「THEATRE for ALL」事業に参画。実際に劇場でも、視覚障害や聴覚障害を持つ方も楽しめる、手話同時通訳と生音声を組み込んだコンテンツとして上演した。それに伴い、アーカイブも「手話パフォーマンス+字幕ver」、「音声ガイドver」で観劇可能となっている。■公演情報『朗読劇#ある朝殺人犯になっていた』3月24日(水)~4月6日(火)まで各回1,500円(税込)公式サイト: 公式Twitter:
2021年03月25日「W Magazine」が、ハリウッドスターたちがBTSの英語曲「Dynamite」の詞を朗読または、歌う白黒の動画を公開。わずか3日で再生回数150万を超え、話題となっている。まずは出演者がひとりひとり名乗り、自己紹介。レイチェル・ブロズナハン、トム・ホランド、スティーヴン・ユァン、リズ・アーメッド、タリア・ライダー、レスリー・オドム・Jr.、ソフィア・リリス、ジェームズ・コーデン、ジャレッド・レト、アンドラ・デイ、ジョナサン・メジャーズ、マリア・バカローヴァ、キース・スタンフィールドまでは順調だ。しかし、ジョージ・クルーニーの番になると、ジョージは真顔で「ブラッド・ピットです」と言い、続くテッサ・トンプソンも「私はジョージ・クルーニーです」と真顔でボケる。その後は、朗読スタイルを貫くスターもいれば、スティーヴンのように歌ったり、レイチェルのようにリズムに乗って踊るスターまで様々。『ミナリ』でスティーヴンと共演したアラン・キムも登場する。トムがアイスティー(らしきもの)を飲みながら「アイスティー」の歌詞を読むところが「かわいい」、“歌える俳優”のジェームズがあえて歌っていないのが「残念」「いかにもこの曲を知らない風なのがおもしろい」などの感想が寄せられている。「Dynamite」は、YouTubeで「24時間で最も再生された動画」として新記録を樹立したり、ビルボードの「Social 50」チャートで首位最長記録を達成するなど、数々の記録を打ち立ててきた大人気曲。(Hiromi Kaku)
2021年03月16日《娘に勧められて、古希を迎えてからインスタグラムを始めました!それから、長期入院している子どもたちに向けて歌などを配信しているボランティア団体に娘と参加して朗読をしました》2月18日付のインタビューでこう語ったのは、俳優の大和田獏(70)だ。昨年4月、愛妻・岡江久美子さん(享年63)を亡くした彼だが、現在放送中のドラマ『その女、ジルバ』(フジテレビ系)に第7話から出演することが発表された。岡江さんが亡くなってから初めての連ドラ出演となる。「大和田さんは昨年10月に古希を迎えましたが、そのタイミングで虫垂炎に見舞われました。俳優業は拘束時間が長いので、今年になってからようやく体力的に再開できるようになったそうです」(テレビ局関係者)大和田は『その女、ジルバ』番組公式HPのインタビューで、冒頭のように「ボランティアを始めた」と明かしたのだ。彼が参加したのは“小児がんと闘う子供に寄り添い、不安を軽減する”という役割を担う「ファシリティドッグ」とともに音楽を楽しむというイベントだった。愛娘・大和田美帆(37)とともに昨年11月と12月、2月連続で出演。美帆は楽しく歌い、大和田は絵本『にじいろのさかな』を朗読するなどしている。「実は美帆さんは’17年から『MI HOP STEP JUMP!!(通称・ミホステ)』という音楽会を不定期で開催しているんです。『子育て中の親御さんが、子供連れで音楽を楽しめる場所が作りたい』と思い、企画したそうです」(大和田家の知人)■ボランティアには亡き岡江さんへの思いも…今回のチャリティイベント主催団体『シャイン・オン!キッズ』の広報担当者は2人が関わることとなった経緯についてこう明かす。「私どもはコロナ禍のなか、オンラインのプログラムやワークショップを積極的に行っています。美帆さんは『ミホステ』を主宰されているだけでなく、ボランティアにも積極的です。お子さまもいらっしゃるし、病気のこともよく理解されています。そこで美帆さんに出演をオファーしました。当初は獏さんの出演は予定されていませんでしたが、美帆さんが誘ってくださったのだと思います。どちらの回も好評なので、これからもまた大和田さん親子とご一緒できればと思います」美帆は2月15日の「国際小児がんデー」にちなんで、ブログでボランティアを始めた理由について記している。1児のシングルマザーである彼女は、小児がんの子供たちの闘病生活を学んでいくなかで、「わが子もいつなるかわからない」と人ごとではないことを痛感したという。《母親のことでさえ辛かったですから。それが自分の子どものこととなると、どんな気持ちか、、、》(本人ブログより)そんな美帆に賛同したのが、父である大和田だった。「美帆さんからボランティアに誘われた獏さんは『子供たちの力になれるなら』と取り組むことにしました。子供たちに寄り添いたいという気持ちはもちろんのこと、そこには亡き岡江さんへの思いも原動力だといいます。岡江さんは新型コロナによる肺炎で突然亡くなりましたが、乳がんも患っていました。ですから獏さんは、小児がんの子供をサポートすることで、少しでも大病と闘う家族の励みになれればと願っているそうです」(前出・大和田家の知人)大和田は冒頭のインタビューで、《僕は朗読が好きで、いつか様々な場所に出向いて家族や子どもたちに物語を聞いてもらうような『お話おじさん』になりたいと思っていたんです》とも明かしている。「獏さんはボランティアで朗読したことが想像以上に楽しかったそうで、『これからも続けていきたいな』と意気込んでいました。天国の岡江さんに語りかけるように、心のこもった、“魂の朗読”を聞かせてくれることでしょう」(前出・大和田家の知人)■「今の父には“人のぬくもり”が大事だ」美帆が父をボランティアに誘ったのには、実はある考えがあったようだ。「獏さんは本来、岡江さんと一緒に古希という人生の大切な節目をお祝いするはずでした。そのため岡江さんを亡くして以降、物思いにふける時間も増えたといいます。ですが、美帆さんが勧めたインスタグラムでファンとの交流を重ねるにつれ、獏さんは次第に笑顔を取り戻していったそうです。そうして『今の父には“人のぬくもり”が大事だ』と感じた美帆さんは、『もっと外に出ようよ!』とボランティアに連れ出したようです」(前出・大和田家の知人)大和田親子のように、夫が妻を亡くしたショックから立ち直るため、子供が働きかけることは大切なことだという。心理カウンセラーの横山真香さんはこう話す。「妻に先立たれた男性は心にぽっかり穴があきます。その空洞を埋めるため、子供と時間を共有するのは有意義なこと。“悲しみに暮れる父を一人にさせない”という点においてもメリットがあります。お一人でもボランティアをしていた美帆さんが、獏さんを誘ったということも大事なポイントです。娘さんの優しさのおかげで『自分は一人じゃないんだ』と獏さんのなかで安心感が生まれたはずです」さらに横山さんは「新たなアクションを起こすことは心のケアにつながる」と強調する。「美帆さんはきっと、獏さんが憔悴し切っている姿を見ていられなかったのではないでしょうか。ボランティアに連れ出し、前向きになる過程を共有することでさらに親子の距離も縮まることでしょう。岡江さんのお葬式やお別れ会はまだ済んでいないとお聞きします。ですから、ボランティアを通して故人への思いを行動に移すことで、“いなくなった”事実を受け入れることができるかもしれません。そうすることで獏さんの気持ちも整理され、一区切りつけることもできるのではないでしょうか」大和田の新たな一歩を天国の岡江さんも見守っていることだろう。「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月05日声優の梶裕貴と小野賢章が、和山やまの漫画『夢中さ、きみに。』を朗読するTHERMOS Presents 生朗読劇「夢中さ、きみに。」が3月7日(日)、YouTube Live にて特別生配信される。放送まであと6日となった本日、イベント特設サイトの公開とともに、本イベントの見どころや視聴者参加型キャンベーンの情報が公開された。『夢中さ、きみに。』は、中高一貫の男子校に通うミステリアスな高校2年生・林美良を中心にした4編と、中学時代にモテすぎた反動で“逆・高校デビュー”を果たした高校2年生・二階堂明を描く4編の、全8本の短編からなる作品集。今回の生朗読では、「二階堂編」をオリジナル脚本で生朗読する。「二階堂と話すと禿げる」「二階堂と目が合ってから具合が悪い」といわれるほど、背中を丸め、顔を隠すように覆う髪とメガネで、陰の雰囲気を放つ二階堂。そんな二階堂が席替えで後ろの席となり、憂鬱な目高だったが、ひょんなことから中学時代の二階堂の姿を知り、興味を持つ。本当の二階堂を垣間見ようとあれこれ仕掛ける目高と、それに思わず反応してしまう二階堂にほっこりしたり、クスッと笑えたり、男の友情だけでは語れない、多くの人に愛されるべき物語となっている。今回、生朗読劇の物語は3部構成で、1部は目高優一目線、2部は二階堂明目線、3部は2人の掛け合いを描いたオリジナル脚本となっており、原作ファンも原作とは違った楽しみ方もできるイベントだ。マンガでは、和山やまの描くイラストとセリフにより、男子高校生の日常が登場人物の何気ない一言で笑えるような絶妙な間が出来上がっているが、これが朗読劇になることで、何気ない日常を描くこの物語がどのように彩られていくのか。中屋敷法仁の脚本・演出や声優たちの個性にも注目してほしい。また、オンラインながら声優・視聴者ともに一体感を感じられるキャンベーンを実施。抽選で5名に、梶と小野のサインが入ったタンブラーが当たる。他にも豪華ブレゼントが盛りだくさんなので、奮って参加しよう。THERMOS Presents 生朗読劇「夢中さ、きみに。」開催日時:3月7日(日) 18:00〜開催場所:「THERMOS公式YouTubeチャンネル」より配信主催:サーモス株式会社特設サイト: 出演者:梶裕貴(目高優一役)、小野賢章(二階堂明役)MC:優木かな脚本・演出:中屋敷 法仁原作:和山やま『夢中さ、きみに。』(ビームコミックス / KADOKAWA 刊)<視聴者参加型キャンペーン>キャンペーン期間:3月2日(火) 10:00〜3月7日(日) 23:59応募方法:1.Twitter上でサーモス公式アカウントの@THERMOS_promoをフォロー2.ハッシュタグ「#サーモス生朗読劇」をつけて応援コメントをツイート
2021年03月02日同名小説を原作にした『朗読劇 #ある朝殺人犯になっていた』が1月29日(金)に開幕する。主演を務める須賀健太に話を聞いた。本作は、ネット化した現代の闇をユーモラスにミステリー仕立てに描いた藤井清美の小説を、藤井自身が戯曲化し演出する朗読劇。小説を読んだ須賀は「すごくスピード感のある作品で、一気に読みました。“SNS”という身近なものが題材なのもひとつの要因だと思いますが、共感できて、想像しやすくて、だからこそ引き込まれて。この感覚は舞台でも大切にできたらなと思っています」。ある朝目覚めてみると、自分が“ひき逃げ犯”だという噂がSNSに広がっていて――という事件に巻き込まれる主人公・浮気(うき)を演じる須賀は「他人事とは思えない。きっとどんな人でもどこかに共感できると思う」とこぼす。もし、浮気と同じ状況になったら「めちゃくちゃ怖いです。どうしようもないですよね。なにをしても火に油になりそうで……。僕はなにも言えなくなっちゃうと思います。そういう意味では浮気くんはすごい。状況を打破しようとしますから」。そんな、SNSで広まっていく噂と格闘する浮気の姿はひとつの見どころになりそうだが、本作は朗読劇なので、もちろんそれは主に声で表現される。全身を使った表現が印象的な須賀にとっては真逆のことにも思えるが、須賀自身も「僕は動きと感情をセットにして演じることが多いので、朗読劇には毎回“苦手なものに挑戦する”という感覚があります」と明かす。それでも挑み続けるのは、「そのぶん、新しい感覚をもらえるから。ページをめくりながら世界に入っていく感覚だったり、台本の文字と自分たちの声だけで世界と一体化していくような感覚は気持ちがいいんです。それと今作に関しては、映像を使ったり、動きのある演出もつくらしいので、そのあたりも面白くなりそうです」。楽しみにしているシーンのひとつは、芸人である浮気が相方と共に披露する「漫才」。「特に最初の『どうも~!〇〇です』のところは楽しみです!」と、すでに楽しそうに話してくれた。さらにもうひとつ語ったのは、「後半で気持ちを吐露するシーン」。「原作を読んでいて僕は、これを伝えたいがための作品なのではないかと思ったんです。その台詞は大切にしたいです」。公演は1月29日(金)から2月7日(日)まで東京・こくみん共済 coop ホール(全労済ホール)/スペース・ゼロにて上演。視覚障害や聴覚障害のある方を対象とした“手話同時通訳”“生音声”を組み込んだ生配信(2月6日13:00/18:00)も行われる。文:中川實穗
2021年01月22日・心に深く沁み渡る。・抑揚のある声の表現が相まって、感動。・聞き入ってしまった…。なんて素敵なの。今、ある動画で朗読されたエピソードが、人々の心を動かしています。駄菓子が買えない女の子に、店主のおばあさんが…?今からご紹介するのは、ある女性が30年以上前に体験したエピソードです。当時小学生だった女性がよく利用していたのは、学校から少し坂を下った場所にある、一軒の駄菓子店。無口なおばあさんが1人で切り盛りしている店でした。女性「おばちゃん、これちょうだい」おばあさん「…20円」そのおばあさんは小学生相手にも愛想が悪く、いつも店の奥に鎮座して、駄菓子の値段だけボソッとつぶやくのです。※写真はイメージ後日、友達と4人でその駄菓子店を訪れた女性。すると友達の1人が「お揃いでこのガムを買おう」といい出しました。価格は50円。30円しか持っていなかった女性は勇気を出してそのことを打ち明けるも、「足りない分を家に戻って取ってくる?」といわれて、会話が終了…。女手一つで働く母親を思うと、追加でお金をもらう気になれなかった女性は、その場に立ち尽くしました。友達が店の外に出ておしゃべりを始めた頃、店主であるおばあさんが次のように話しかけてきたといいます。「裏にあるラムネ瓶の箱、持ってきて」※写真はイメージ駄菓子の値段以外の日本語を発したことに驚きつつも、女性はうなずき、店の裏にあったラムネ瓶の箱を運びました。運び終えた後、おばあさんは「これで手をお拭き」と、20円が乗ったタオルを渡してきたのです。女性がためらっていると、おばあさんはそっとポケットに20円を入れてくれたといいます。帰り際、女性がふと店を振り返ると、そこには先程運んだラムネ瓶の箱を元の場所に戻す、おばあさんの姿がありました。※写真はイメージ申し訳なさとありがたさが心の中で交差する中、女性は坂を下り、その場を後にしたのです。ー30年の時が経って大人になった女性は、こんな言葉を耳にします。「『優しい』という字はニンベンに『憂う』と書く。人の憂いに気付く人を優しい人というのではないか」女性は、30年前、小学生の『憂い』に気付いてくれたおばあさんのことを、「本当の優しさを教えてくれた、最初の大人かもしれない」と思ったのでした。実はこの作品…?心をグッと掴まれるこの素敵なエピソード、実は…ウェブメディア『grape』が開催したエッセイコンテスト『grape Award 2020』に寄せられた1つである、『優しき山バア』という作品なのです。さらに、888本もの応募作品の中から選出された4本の受賞エッセイ作品を、声優である福山潤さん、石川由依さん、安齋由香里さん、寺田晴名さんがそれぞれ『grape Award 2020 受賞作品発表特番』で朗読してくれています!安齋さんが『優しき山バア』を朗読し終えた後、出演者が『駄菓子』にまつわるトークを繰り広げてくれました。福山さん:ちなみに、好きな駄菓子とかってあります?必ず食べてたとか。安齋さん:名前が思い出せないんですけど、えっと、なんか餅飴…?っていうんですかね。福山さん:あ!なんかあの、いっぱい入ってて爪楊枝で食べる!安齋さん:そうですそうです!あれがすっごい好きで。買いだめをしてました。寺田さん:私、なんか『ヤッターめん』っていうお菓子があって。当たり外れがあって。『50円引き』とか『100円引き』とかあったので、100円が出るとめちゃくちゃ嬉しくて!もうすごい買った憶えがあります。福山さん:駄菓子で100円分なんていったら結構な数買えますからね。石川さんはありますか?石川さん:私『きなこ棒』?なんか商品っていうかもう、そのままいっぱい置いてあって、食べて。そしたら爪楊枝の先に赤いのがついてると当たり!みたいな。あれを3回くらい連続で当てた記憶があります。福山さん:結構渋いのいきますね!石川さん:おいしいんですよねー!福山さん:僕は、駄菓子屋さんのアイスクリームで売っている、ゴム風船みたいなちょっと厚めのゴムにバニラアイスが入ってるやつ。当初何十円かなんかで買えたのを、先っぽをちょっと切って飲むんですけど。途中で破れたりして。手がもうバニラだらけみたいな。石川さん:大惨事!福山さん:その大惨事をみんなで楽しむっていう。で、最後のほうになると手で溶けてるので、最後キュッと(アイスが入り込んで)口の中がいっぱいになって。子供の口ってちっちゃいじゃないですか。大体何人かが鼻からバニラが出てる。それを近所の悪ガキたちと楽しむっていうのが僕の定番でしたね。…なんておちゃめなの!!!それぞれが持つ駄菓子エピソードに花を咲かせていました!このように、ここでしか聞けない4人の談笑が見れるのはもちろん、プロの声優による抑揚のある朗読や、作品自体には書かれていない裏話・作品を書いたきっかけなどを堪能できる豪華な動画になっています。音声だけでも楽しめる内容なので、作業や家事をしながら聞くのもおすすめです。興味がある人は、ぜひ下記のリンクから確認してみてくださいね。grape Award 2020 『心に響く』エッセイコンテスト[文・構成/grape編集部]
2021年01月04日コロナ禍で不安な気持ちやストレスを抱く人に向けて贈る、お休み前の大人向け朗読放送「深夜文学」。現在、flumpool・山村隆太が読み手となり『星の王子さま』を三回にわたって配信中だ。その第三夜が、11月22日、PIA LIVE STREAMにて公開された。【動画配信】深夜文学「星の王子さま」チケット情報サハラ砂漠に不時着したひとりぼっちの操縦士のぼくが、ちいさな星からやってきた王子くんとの出会いを描いた第一夜<ぼくと王子くんの出会いについて>。続く第二夜は、王子くんが星を飛び出して、ぼくに出会うまでの旅にまつわる話<王子くんの旅とキツネのひみつ>をお届けした。最終回となる第三夜は、王子くんの旅の続きと、ぼくとの別れを描く<王子くんとぼくのおはなし>を朗読する。第一夜と第二夜の物語をダイジェストで朗読して始まる第三夜。ぼくがサハラ砂漠に不時着して8日目、エンジンの修理の終わりが見え、王子くんとぼくの別れの日が近づいてくる。最後に王子くんがぼくに教えてくれたことは――。王子くんとぼくとの別れを描いた第三夜は、ちょっぴり切なさも漂うけれど、ポンと優しく背中を押してくれるような言葉が印象に残る。「だいじなものっていうのは、見えないんだ」「ひとっていうのは、1度や2度、気がゆるむけど、それがあぶないんだ」。忙しい日々、豊かな日常を過ごす中で、大人たちが忘れてしまった大切なこと。優しいけれど力強い『星の王子さま』の言葉たちが、言葉を大事に届ける山村の語りにより、より心にグサリと突き刺さる。最後には「人生の中で何度も何度も読み返せば、そのときの自分に大切なものを教えてくれるのが、この『星の王子さま』なんだと思います。これからもいろんな角度からこの作品を楽しんでいきたい」と語った。エンドロールでは、朗読の収録模様のオフショット映像も公開。慣れない朗読に苦戦している山村の様子を覗き見ることが出来る。PIA LIVE STREAMでは、『星の王子さま』の第一夜から第三夜を、11月29日(日)まで配信中。チケット発売中。
2020年11月24日flumpool・山村隆太による朗読配信『星の王子さま』の第一夜<ぼくと王子くんの出会いについて>が、PIA LIVE STREAMにて配信中だ。【動画配信】深夜文学「星の王子さま」チケット情報この朗読配信企画「深夜文学」は、コロナ禍で不安な気持ちやストレスを抱く人に向けて贈る「おやすみ前の大人向け・朗読放送」。さまざまなジャンルの出演者が文学作品の名作を朗読し、オンラインにて配信する企画だ。今回は、7月から8月にかけて行われた第一弾、石崎ひゅーいによる『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治 著)に続く第二弾の配信で、『星の王子さま』を3夜にわたってお届けする。11月8日(日)に配信された第一夜は、<ぼくと王子くんの出会いについて>を朗読。ひとりぼっちだった操縦士のぼくは、ある日サハラ砂漠に不時着して、ちいさな星からやってきた王子くんに出会う。王子くんはどうして自分の星を出て、地球に降り立ち、ぼくに出会ったのか――。配信は夜10時にスタート。『星の王子さま』の言葉たちは、大人になって薄れてしまったことや、日々の忙しさで見えなくなってしまったものなどを、ふと気づかせてくれる。その一語一語を大切にしながら、聞き手に丁寧に届けるような山村の語りがじんわりと心に沁みる。優しい声と柔らかい口調も耳に心地よく、『星の王子さま』の世界観にぴったり。目を瞑ればさらにその世界がふわ~っと広がっていくようだ。視聴するうちにふっと肩の力が抜け、視聴後は心地良い眠りへといざなわれる。配信期間中は何度でも視聴可能なので、就寝前に流しながら、ゆっくりと落ち着きの時間を過ごしてほしい。「深夜文学」<ぼくと王子くんの出会いについて>は、11月29日(日)までPIA LIVE STREAMにて配信中。第二夜<王子くんの旅とキツネのひみつ>は11月15日(日)夜10時配信。通常の視聴券の他、第一夜~第三夜の通し視聴券、グッズ付き視聴券なども販売中。
2020年11月10日コロナ禍の中で誕生した、まったく新しい形の「おやすみ前の大人向け・朗読放送」。エンタテインメントの力で、不安な気持ちやストレスを抱える人たちに寄り添いたいという思いから生まれた企画だ。あらゆるジャンルの出演者が、名作文学作品を朗読し、オンラインにて配信。今年7月から8月にかけて配信された第一弾では、石崎ひゅーいが『銀河鉄道の夜(宮沢賢治 著)』を朗読したが、続く今回は、flumpoolのボーカル・山村隆太による『星の王子さま(サン=テグジュペリ 著)』の朗読をお届けする。【動画配信】深夜文学「星の王子さま」チケット情報ひとりぼっちの「ぼく」と「王子さま」が出会い、旅や会話を通して心を通わせていく物語は、世界中で愛される珠玉の名作。第一夜は11月8日(日)<ぼくと王子くんの出会いについて>、第二夜は11月15日(日)<王子くんの旅とキツネのひみつ>、第三夜は11月22日(日)<王子くんとぼくのおはなし>をPIA LIVE STREAMにて配信する。それぞれ22:00より開始、11月29日(日)23:59まで視聴可能。視聴券:1500円グッズ付き視聴券:3980円※1配信あたり通し視聴券:3980円グッズ付き通し視聴券:5980円<グッズは第一夜~第三夜同一>※数量限定で受付。グッズの発想は12月中旬を予定※視聴券は11月29日(日)18時まで販売グッズ付き視聴券は11月22日(日)22時まで販売
2020年11月06日グザヴィエ・ドランの最新作『マティアス&マキシム』に詩人・最果タヒが寄せた恋の痛みをうたった詩を、菅田将暉が朗読する特別映像が解禁された。今回の特別映像は、あるきっかけからキスをしたことで予想外の恋に落ちる主人公、マティアスとマキシムそれぞれの視点から紡がれたドラン監督による本編映像に、瑞々しくもリアルな作品で若者からの絶大な支持を得る最果タヒの詩を、「MIU404」も記憶に新しい時代の寵児・菅田将暉が読み上げるというスペシャルなコラボレーション。かねてからドラン監督のファンを公言してきた菅田さんは、以前雑誌のインタビューで「最近観て、これはすごいなと思ったのがグザヴィエ・ドラン。こんな感性の人がいるんだなって。10代で監督デビューして、自分で衣装も編集もやるし、主演の時もありますよね。衝撃でした」とドランとの出会いを語っていたことがある。そんな菅田さんが読み上げることにより、切なくも愛おしくてたまらない、触れてみたいけど近付けない、苦しみの中にも歓びがある愛の詩をよりドラマティックに感じられる映像となっている。『傷痕』作:最果タヒ―映画『マティアス&マキシム』に寄せてーすこしでも触れられたら裂けてしまいそうな傷口が、ぼくそのものだと気づいている?きみの前で、ぼくは、触れられたくてたまらなくなる。痛みが美しいだなんて言わない、ぼくはただ、きみを求めていた。血や、叫びが、ぼくから流れ出して、ぼくはそれでも、きみの掌に包まれたかった。傷口が、ひどくさみしい。誰よりもぼくを深く傷つけるひと、きみの手はあたたかいと、ぼくは早くきみに言いたい。菅田将暉、映画『マティアス&マキシム』へのコメント傷みに耐えられる心などある筈もなく果てしなく痛々しいでもその姿が最高に美しい人間には愛があるそう教えられた気がします『マティアス&マキシム』が9月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年09月09日広末涼子と葵わかなが朗読する、朗読とアニメーションを組み合わせたドラマ「リアルプリンセス」が放送決定。2人からコメントも到着した。童話「眠り姫」や「ラプンツェル」を、朗読とアニメーションを組み合わせた新しい手法で、いまを生きる女性たち(=リアルプリンセス)のドラマに生まれ変わらせる本作。第1回(8月21日)は、広末さんが朗読する「夢のあと」を放送。猫弁シリーズの大山淳子が、「眠り姫」をバリキャリ女子が真実の愛に気づく物語に仕上げる。また第2回(8月28日)は、葵さんが朗読し、「ナラタージュ」「ファーストラヴ」の島本理生が、「ラプンツェル」を仕立て直した「ラプンツェルの思い出」を放送。女子高生が、少女から大人へと成長する物語を描く。広末さんは「アニメーションで人間の表現できない世界観を、実写ではアニメでは伝えきれない感情部分を、それぞれが補って映像化できたらと期待しています。新しい技術と手法で眠り姫という皆さんに愛される童話が、現代的なドラマに姿を変えるリアルプリンセスご期待ください!」と新たな手法について語る。「『朗読ドラマ』という未知のジャンルにとてもワクワクしました!」と話す葵さんは、「現代版に置き換えられたプリンセスの役ということで、親しみのあるラプンツェルを演じることができたのもとても嬉しかったです。色んなものが混ざり合った『現在』のラプンツェル。楽しみにしていただけると嬉しいです!」とメッセージを寄せている。「第1回 眠り姫」 作:大山淳子「夢のあと」あらすじ何事にも準備を怠らない貴子は、受験、就職、結婚、そしてキャリアアップと思い通りの人生を歩んできた。唯一うまくいかなかった妊娠も、37歳にしてようやく念願が叶い、間もなく臨月を迎えようとしていたが…!?「第2回 ラプンツェル」 作:島本理生「ラプンツェルの思い出」あらすじ離島で暮らす女子高生の恵麻は、月に一週間だけ東京から島に来て美容室を開くキヨと出会う。周りにはいない大人な雰囲気に好意を抱きはじめる恵麻。あるとき、キヨからいずれ失明すると打ち明けられると「その前に君の裸を見たい」と言われ…。「リアルプリンセス」は8月21(金)、28日(金)22時45分~NHK総合テレビにて、42分版の総集編は9月8日(火)23時45分~NHK総合テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2020年08月06日女優の桜井日奈子が、23日に東京・渋谷のPARCO劇場で上演される舞台『ラヴ・レターズ LOVE LETTERS』(開演18:30)で、朗読劇に初挑戦する。1990年8月19日の日本初演から、今年8月で日本上演30周年を迎える『ラヴ・レターズ』。舞台にはテーブルと二脚の椅子のみで、俳優と女優は2時間にわたって台本を読み上げる。派手な照明や音響、大掛かりな仕掛けもないシンプルな舞台は話題を呼び、これまで数々の名優が起用されることでも注目を集めている。今回、崎山つばさと共演する桜井。「初めて朗読劇に挑戦させていただきます」と明かし、「怖くて震えています」と吐露。「ですが、30年もの間多くの人に紡がれてきた作品に、参加させていただけることをとても光栄に思います」と役者としての喜びも胸に、「たった一回しかない本番を、しっかりと演じたいと思います」と意気込んでいる。そのほか、21日上演回(開演18:30)は木村達成と高柳明音、22日上演回(開演18:30)は古川雄大と前田亜季が出演する。
2020年08月04日