7月8日(土)より公開中の米林宏昌監督作『メアリと魔女の花』。この度、本作の公開を記念して映画をイメージした「ガーデンサンドカフェ」が8月4日(金)~9月2日(土)の期間限定で東京都・港区のレンタルスペース「hanami」表参道にて開催されることが決定した。7年に一度しか咲かない、かつて魔女の国から盗みだされた禁断の“魔女の花”。一夜限りの不思議な力を手にしたメアリは、雲海にそびえたつ魔法大学「エンドア」への入学を許可されるが、メアリがついたひとつの嘘が、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく――。本作は、『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の米林監督の最新作であり、監督が最も得意とする精緻で美しい背景美術と圧倒的なアニメーションで、まさに静と動が融合した夏のエンタテインメント超大作。ヒロインで魔女の国で大冒険を繰り広げる元気な少女・メアリを杉咲花が演じるほか、神木隆之介、天海祐希、小日向文世、満島ひかり、大竹しのぶら豪華俳優陣が出演している。今回オープンするのは、作品の世界観を表現したレンガ調の可愛らしいカフェ。作中登場する魔女世界の最高学府「エンドア大学」の入り口にある「マダム噴水」のオブジェや、森をイメージした巨大なディスプレイの前で、不思議な花「夜間飛行」を持って写真が撮れるフォトスポットなど、作品の世界に入り込めるスポットがあるほか、米林監督がこのカフェのために描いた、ここでしか見られないメアリのイラストも飾られている。メニューは、メアリが出会う“ほうき”が盛り付けられた「ガーデンサンド チキン&たまご」、2つの魔法にチャレンジできるドリンクや、グラスを持ち帰ることができるシルエットミルクティなどを用意。また、噴水マダムの指人形や、木いちごと白桃のジャム、ランチトートバッグなど、カフェ限定グッズも販売される。映画を観た後はぜひ、こちらにも立ち寄ってみて。「メアリと魔女の花 ガーデンサンドカフェ」は8月4日(金)~9月2日(土)まで、東京都・港区のレンタルスペース「hanami」表参道にて開催。(11時~21時/20時ラストオーダー※日曜日のみ 18時30分クローズ/17時30分ラストオーダー)『メアリと魔女の花』は全国東宝系にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年08月04日アニメーション映画『メアリと魔女の花』の大ヒット御礼舞台挨拶が7月25日(火)に開催され、メアリの声を担当した杉咲花と米林宏昌監督が観客と一緒に映画を鑑賞し、上映後には子どもたちからの質問に答えた。スタジオジブリで『借りぐらしのアリエッティ』、『思い出のマーニー』を制作した米林監督のジブリ退社後第1作。杉咲さんと米林監督は劇場で観客と一緒に映画を鑑賞し、エンディングテーマの「RAIN」(SEKAI NO OWARI)を観客と一緒に歌った。歌い終えて、改めてステージに登壇した杉咲さんと米林監督。杉咲さんは「一緒に歌うというこういう機会は初めてで、めったにない貴重な時間を過ごさせていただいて幸せです」と満面の笑み。米林監督は観客と一緒に映画を鑑賞するのは「ドキドキしていました。帰っちゃったらどうしようって…」と語ったが、「面白かったですか?楽しんでもらえましたか?」という呼びかけに温かい拍手がわき起こると安堵の表情を見せた。この日は、観客との質疑応答を実施。まずは杉咲さんが「好きなキャラクター」を観客に尋ねると、やはり一番人気はメアリ!ピーターや猫たちも人気を集めていた。ちなみに杉咲さんの一番のお気に入りキャラは「フラナガンさん」とのこと。続いて子どもたちからの質問コーナーでは「メアリのように嘘をつくことはありますか?」という質問が!杉咲さんは「ちょっと知ったかぶりをすることがあります。タクシーに乗って『○○にお願いします』と言ったら『どちらの道で行きますか?』と言われて…。『どっち』ってなんだ…?って感じだったのに『どっちがいいですかねぇ?』と知ったかぶって言ったら、ばれて『お任せください』と言われました(苦笑)」と明かし、会場は笑いに包まれた。また「メアリにとってのピーターのような大切な存在は?」という問いに「メアリは自分の命を懸けてピーターを守りに行きますが、私にもそういう存在がいて、それは家族です。最後まで味方でいてくれるのはお母さんや家族だと思っています」と語った。また、米林監督は「絵をうまく見せるコツ」を尋ねられ「難しいですね。僕も知りたい」と苦笑。「いろんなことに興味を持つことからだと思います。想像するんじゃなく、見ること。今回の映画も舞台のイギリスに行って、自然や雲や空を観察しました。まずは見て、自分の中の感動として取り入れて、正直にそれを描けば伝わると思います」とアドバイスを送った。ここで、米林監督と杉咲さんが、色紙にメアリの似顔絵を描くというサービスを実施。「絵は得意!」という杉咲さんは、髪の毛を特徴的にとらえたメアリ像を描いたが「アニメは難しいですね。(自己採点は)40点…」とイマイチ、納得がいかないようだった。最後に杉咲さんは「私にとってこの映画は、確認できる場所だと思います。メアリの姿を見て、前向きにズルをしないで頑張ってるかな?と考えることができる作品です。頑張ってるつもりでも、なかなかうまくいかないこともあるけど、結果が出るのは5年後でも10年後でもいいから、もうちょっと頑張ってみようと勇気がもらえる映画です」と強い思いを訴え、会場は温かい拍手に包まれた。『メアリと魔女の花』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年07月25日大ヒット公開中の『メアリと魔女の花』で声優を務めた杉咲花と神木隆之介が、7月13日(木)放送のニンゲン観察バラエティ「モニタリング」に出演。「ありえない声優オーディション」のモニタリングに仕掛け人として登場し、同じく仕掛け人として人気声優の梶裕貴も“顔出し”で出演。放送中からネットでは大反響が見られたが、放送終了後、さらにファン歓喜の事態に。梶さんが神木さんと2ショットのオフショッを自身の公式Twitterで公開し、「プライベートで遊ぶ仲になりましたー!」と喜びを露わにした。「もしも○○だったら、アナタはどうする?」をコンセプトに、街角で出会った一般人やタレントたちの素のリアクションを紹介していく本番組。昨日の放送では、「もしもありえない声優オーディションに呼ばれたら…受け入れる?受け入れない?」と題し、森脇健児、加藤諒、藤田ニコルをターゲットに声優オーディションを開催。杉咲さんと神木さんとともにアフレコを実施。ターゲットたちの予想を超えたアドリブやリアクションに、ネットも大いに盛り上がった。そして、強力な仕掛け人として「進撃の巨人」主役エレン・イエーガー役をはじめ数々のアニメ作品でメインキャストを務める梶さんが出演。番組内では人気に違わぬ演技力を披露し、その場のターゲットたちは圧倒されていたよう。さらに番組視聴者たちもリアルタイムで「最高!!さすがだよ~」「梶さんすご!!」と絶賛し、声優さんの“顔出し出演”そのものに喜ぶファンの声も多数上がっていた。興奮冷めやらぬ中、梶さんの所属事務所VIMSスタッフによるTwitterにて、梶さんが「モニタリング、いかがでしたでしょうか?」というコメントと共に、神木さんと仲良し2ショットを投稿。極めつけは「僕は出演しておりませんが『メアリと魔女の花』、ぜひ劇場でご覧ください!」とアピールすると、「そして神木隆之介くんと、そのまま食事へ。意気投合し、その後もプライベートで遊ぶ仲になりましたー!まさかの展開。(笑)」と大告白。これには「まさかまさかの展開です!」「ええ…もう泣きそうなんですけど梶さんも大好きだし、神木くんも大好きやから…尊いわ!!笑笑」「神木くんとのツーショットが見れるなんて最高の一言しか言えないです」「え!?ちょっ!まっ!!!!びっくりし過ぎて思考が追いつかないんだけど笑笑夢の共演」「ほんと生きててよかったです笑笑神木くんと梶くんが共演してくれただけで十分なのにもう遊ぶ仲なんて…!!!関係ない私までありがとうございますです」と両方のファンから鳴り止まない歓喜の声が。俳優と声優という主フィールドの違いからこれまで直接的な共演こそなかったものの、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズにおいては、“広瀬康一”という人物を、梶さんはテレビアニメ版の声優として、神木さんは実写版で演じている。さらに、俳優として『るろうに剣心』シリーズや『3月のライオン』『バクマン』など話題作に立て続けに出演し確固たる人気を誇りつつ、『千と千尋の神隠し』『借りぐらしのアリエッティ』『サマーウォーズ』『君の名は。』と日本を代表するアニメーション映画で声優を担当し、その演技力が高く評価される神木さん。一方、「進撃の巨人」をはじめ「黒執事」「七つの大罪」「曇天に笑う」「ノラガミ」など代表作は数知れず、現在放送中の「DIVE!!」では主演を担当。加えて、映画『神☆ヴォイス』での演技披露や、テレビ出演、最近では雑誌の表紙を飾るなど、いまの声優界人気の中でも第一線で活躍し続ける梶さん。多くの大作で主演という重責を務め上げ、互いに多岐にわたる表現に挑戦し、実力と人気を積み重ねてきた同じ“役者”たち。今回の共演で共通点や相通ずるものを感じたとしても、不思議ではない。Twitterのコメントは「素敵な出会いに感謝!」と結ばれている。今後の日本のエンターテインメント界を担うであろう2人の出会いには、今後の新たな可能性を期待する声もちらほらと伺えた。【梶】モニタリング、いかがでしたでしょうか?僕は出演しておりませんが「メアリと魔女の花」、ぜひ劇場でご覧ください!そして神木隆之介くんと、そのまま食事へ。意気投合し、その後もプライベートで遊ぶ仲になりましたー!まさかの展開。(笑)素敵な出会いに感謝! pic.twitter.com/zkI4VSCIEA— 梶裕貴@staff (@KAJI_staff) 2017年7月13日(text:cinemacafe.net)
2017年07月14日7月13日(木)今夜放送の「ニンゲン観察!モニタリング」は『メアリと魔女の花』から杉咲花、神木隆之介の2人がゲストで登場するほか、ドラマ「ハロー張りネズミ」からは瑛太と深田恭子も登場。さらに金田朋子の出産に密着など豪華なラインナップでお届けする。本番組は日常の中にありそうでありえないシチュエーションを用意、遭遇した人の行動を観察する“ニンゲン観察バラエティ”。前回に続き「TOKIO」長瀬智也と俳優の坂口健太郎が登場、「もしも夫の友だちが芸能人だったら妻は、信じる?信じない??」というモニタリングを実施。突然目の前に長瀬さん、坂口さんが現れ父親と友人だと聞かされた妻と娘の反応は!?大ヒット公開中の映画『メアリと魔女の花』で声優を務める杉咲さん、神木さんのモニタリングは「ありえない声優オーディション」。森脇健児、加藤諒、藤田ニコルがオーディションで思わず笑ってしまうような“ありえない”ディレクションをされることに。ムチャぶりに暴走する藤田さんをはじめ参加者の反応にも注目。また人気声優の梶裕貴も登場するのでお楽しみに。また催眠術をかけられ目の前に瑛太さん、深田さんが現れたとき人はそれを信じるのか!?「もしも催眠術で夫や妻が芸能人に見えたら…」もお楽しみに。そのほか金田さんの第一子出産までに密着したモニタリングなども放送される。今夜のゲスト、長瀬さんと坂口さんが共演している日曜劇場「ごめん、愛してる」は毎週日曜日21時~TBSにて放送中。日曜劇場初主演となる長瀬さん、連ドラ初ヒロインとなる吉岡里帆、そして坂口さんのほか大西礼芳、池脇千鶴、大竹しのぶらも出演。心に孤独を抱えた岡崎律(長瀬さん)が三田凜華(吉岡さん)に出会い、かつて自分を捨てた母親(大竹さん)を求める姿を描く。杉咲さん、神木さんが声優を務める映画『メアリと魔女の花』は現在全国公開中。『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の米林宏昌監督が杉咲さん、神木さんをはじめ天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、遠藤憲一、渡辺えりら豪華俳優陣をキャストに迎え、魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花”を見つけ一夜限りの不思議な力を手にいれた主人公メアリの物語が展開する。瑛太さん、深田さん共演の「ハロー張りネズミ」は7月14日(金)22時から放送開始。「島耕作シリーズ」の弘兼憲史による同名コミックを『モテキ』や『バクマン。』の大根仁が映像化。森田剛、山口智子、伊藤淳史、吹越満、ムロツヨシ、國村隼らも出演。東京の下赤塚にひっそり佇む「あかつか探偵事務所」の所員、五郎(瑛太さん)とグレ(森田さん)が1か月前に亡くした娘を探す無理難題を言われ…というストーリーが綴られる。「ニンゲン観察!モニタリング」2時間SPは、7月13日(木)19時56分~TBS系で放送。(笠緒)
2017年07月13日『思い出のマーニー』(14)に続き、『メアリと魔女の花』(7月8日公開)で米林宏昌監督と2度目のタッグを組んだ西村義明プロデューサーにインタビュー。後編では、敢えて宮崎駿監督作『魔女の宅急便』と同じ“魔女”をモチーフにした理由や、杉咲花や神木隆之介の声優陣のキャスティング、SEKAI NO OWARIの主題歌「RAIN」の制作秘話などをお届けします。 宮崎駿監督の弟子たち・西村義明Pが感じる師匠への思い 『メアリと魔女の花』がついに公開!【前編】 『メアリと魔女の花』の主人公は、明るくて天真爛漫だけど、自分の赤毛にコンプレックスを抱えた少女メアリ(声優:杉咲花)。彼女が、魔女の花「夜間飛行」を手にしたことで不思議な力を身につけ、大冒険へと繰り出します。>>前編はこちら西村プロデューサーは、最初に米林監督と「元気な女の子が動き回るファンタジーをやろう」と決め、メアリー・スチュアートの原作を監督に突きつけました。「“魔女”の話なので、きっと嫌がるだろうと思いましたが、逆にそれはいいことだとも思いました。『魔女の宅急便』という強力な傑作があるから、それとは違う新しい魔女を描けばよいと、舵を切れますから。怖さを乗り越えて、誰かのために立ち向かう少女の物語を描くなら、作り手たち自身も大きな何かと対峙したほうがいい。スマートなものではなく、ボコボコした映画にしようという話は最初からしていました。スムーズな映画より、ボコボコしていたほうが、映画って力を持っていたりするんですよね。とにかく米林監督と、ジブリ出身のクリエイターたちのすべてを出し尽くす熱をもった企画。米林監督が得意とする最高速度のストレートを、ストライクゾーンのど真ん中に投げる。もしかしたら暴投になって、打ち返されるかもしれないけど、カーブや変化球を投げて打ち返されるより、ど真ん中で勝負すべきだと思っていました」■セカオワに突きつけた主題歌の役割西村プロデューサーは自身の仕事内容についてこう話してくれました。「プロデューサーという肩書はあるけど、本当に映画の全部をやるのが僕のスタイルです。企画して、出資を募って、環境も整えるし、完成したら告知活動もやります。監督が声優のキャスティングや音楽に思いを馳せる時間がないので、こちらがキャスティングや音方面の舵取りも担う。映画をよくするために自分ができることは何でもやりますね」主題歌「RAIN」を手掛けたSEKAI NO OWARIとは、米林監督と共に何度も打ち合わせを重ねたそうです。「SEKAI NO OWARIの方々が作る世界観や曲は僕もよく知っていますが、そうじゃなくて今回は『この映画の主題歌を作ってほしい』と伝えました。米林監督にも彼らと初めて会う時、『もし気に食わなかったらケンカしてもいいからね』と言ってありました。僕らは商業的なタイアップ曲なんて求めてはいないんです。そもそも映画に主題歌が必要なんて、誰が決めたわけでもないんだから。『映画に主題歌が必要だとすれば、それは、映画の内容的主題を語るか、音楽的主題を使用するかの2つしかない。そのいずれでもなかったら、それは主題歌とは呼ばない』と、生意気にもお伝えしたりして。作り手のみなさんにちょっとだけ背伸びをしながら歩いてほしくて。そうしないと1+1=2にしかならないので。みんなが少しやせ我慢しながらつま先だけで歩いていくと、もう少し高いところへ行けるし、いい化学反応が起きると思っているんです」■実直に声を選んでいるという自信メアリ役の杉咲花や彼女と共に冒険をするピーター役の神木隆之介をはじめ、天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、遠藤憲一、渡辺えり、大竹しのぶと、声優陣のキャスティングが絶妙です。西村プロデューサーが「現場を兼ねるプロデューサーは、企画や脚本から、キャスティングや音楽、音響まで、映画制作の全部に関わります。企画から始めている分、米林監督と考えが違うことは少ないです」と言うとおり、おふたりは二人三脚で映画作りをされていきました。「キャスティングでは、声そのものがもっている人格や人生を探すんです。たとえば庭師のゼベディ役の遠藤憲一さんは、有名な役者さんだから頼むわけじゃない。冒頭、赤い館に引っ越して一週間しか暮らしていないメアリが、なぜか朴訥で無口なゼベディに親しみを感じています。ゼベディには、子どもがつい心を許してしまう魅力があるらしいのです。遠藤さんの声は、厳しさと渋さの裏に、よく聞くと可愛げというのがある。それは遠藤さんが人生を経て獲得した人間的魅力だと思いますし、ゼベディの声色そのものに、こどもを引きつける魅力が欲しかった。マダム・マンブルチューク役の天海祐希さんもそうでした。魔法大学の学校長としての品格や優雅さ、厳しく冷徹で怖くもあり、一方で直情的な面も持つ。二面も三面も持った人物です。天海さんなら、そのすべてを演じていただけると思いましたが、困ったことに、マダムはコミカルな面もあった。決め手は、天海祐希さんがされた故・土井たか子さんのモノマネでした(笑)。このチャーミングさがマダムの声には必要だった。芝居で演じるのではなく、その人の声がもっている人間性も出してもらいたい。杉咲花さんや神木隆之介さんの声も、登場人物の人間的な本質のところで合致している声かどうかということが大事でした。映画はテレビアニメと違い、その人物を存分に説明する台詞量も時間も足りません。少ない台詞で登場人物に、リアリティや説得力を持たせるためには、抽象的に演じ分けられた声と演技ではなく、役者さんが持っている具体的な人間性が有用なことが多いんです。相応しい声を探して見つけるまでは、長い時間がかかります。映画に描かれない登場人物の過去すら想像しつつ、映画のなかでポイントとなる台詞を思い浮かべて、それこそ実直に、様々なジャンルの色々な方の声を延々と聞き続けます。その作品に合った声しか欲しくないんでしょうね」■子どもから教えられたものとやりがい最後に、『メアリと魔女の花』を親子で観るママへのメッセージをお願いしたら、西村プロデューサーは「映画のプロデュースというのは昼夜を問わない仕事でして、子育ては奥さんに全部まかせきりなので、迷惑をかけています。だから、ママへのメッセージといわれても、まともなことは言えないんですが」と前置きした後、こんなお話をしてくれました。「ただ、僕は子どもが大好きで、子どもに教わった大事なことがあります。毎年サンタクロースになって子どもの枕元にクリスマスプレゼントを置くのですが、朝起きた当時4歳の娘が、さっそくプレゼントを見つけて喜んだ。そして、いきなり立ち上がってベランダの方にかけていって、そこから空に向かって『ありがとう、サンタさーん!』と大声で叫んだんです。そのとき、僕はこれがアニメーション映画の仕事の本質だと思いました。誰かに大切な何かを伝えたいと、伝わればいいなと願って何年も費やすけれど、僕ら作り手は、最後にはひっそりと隠れていればいい。子どもたちが『ありがとうサンタさん』『がんばれメアリ』と笑ったり、大事な何かを受け取ってくれるなら、それは人生をかけるに値します。今は年間100万人しか子どもが生まれていない。ぼくらのときは年間200万人でした。少子化で子どもの数が少なくなれば、子ども主人公の実写映画も作りにくくなるし、アニメーションもいつのまにか、大人たちが見て、ああでもない、こうでもないと、楽しむものに変わりました。大人のほうが圧倒的多数な社会で、効率とか経済合理性とか、そういうのは一旦横において、子どもたちには大切なことを伝えたいし、大人たちには子どもの未来に責任があるんだと伝えたい、そういう思いを込めて一本の映画を作りました。ぼくたちが作りたいのは、子どもと大人がいっしょに笑い、一緒に感動できる、そういう作品です。ぜひ親子で観ていただけたら嬉しいです」メアリと魔女の花2017年7月8日(土) 全国東宝系にてロードショー 「メアリと魔法の花」公式ホームページ 監督・米林宏昌がスタジオジブリ退社後の第一作目として、満を持して発表する長編アニメーション映画『メアリと魔女の花』。監督が最新作に選んだ題材は、かつて師である宮崎駿監督が選んだ題材と同じ「魔女」。あらゆる世代の心を揺さぶる夏のエンターテインメント超大作が誕生! 【声の出演・スタッフ】杉咲花 神木隆之介 / 天海祐希 小日向文世 / 満島ひかり 佐藤二朗 遠藤憲一 渡辺えり / 大竹しのぶ 原作:メアリー・スチュアート「The Little Broomstick」脚本:坂口理子脚本・監督:米林宏昌音楽:村松崇継
2017年07月12日旬なゲストのここでしか見ることのできない素顔に迫る日本テレビ系「おしゃれイズム」の7月9日(日)放送回は、ゲストに全国公開中の『メアリと魔女の花』で声優を務める女優の杉咲花を迎え、その“面白すぎる私生活”を大公開する。CMでおいしそうに回鍋肉を食べる美少女として話題になり、湊かなえの小説をドラマ化した「夜行観覧車」では一転、学校でいじめを受け家庭内暴力に走る中学生の少女を演じて、その演技力の高さが評判をよんだ杉咲さん。その後はドラマ「緊急取調室」をはじめ『メアリと魔女の花』と同じ米林宏昌監督作の『思い出のマーニー』や『イン・ザ・ヒーロー』、ドラマから映画へと展開した『MOZU』シリーズなど続々とドラマ、映画に登場するように。そして昨年放送された連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で高畑充希演じる主人公・小橋常子の娘役を演じてその知名度を一気に高めると、今年3月には『湯を沸かすほどの熱い愛』で第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞と新人俳優賞をダブル受賞する快挙を達成。木村拓哉、福士蒼汰らと共演した『無限の住人』も大ヒットを記録。いま最も注目される女優の1人となった。今回は杉咲さんがプライベートを公開。“京都の高級寿司店で○○を全て食べ尽くす”“休日は家から一歩も出ない!?”といったことから友人の女優による“意外な弱点”の暴露。さらにスタジオをあ然とさせた「趣味の動画作品」も紹介してくれるほか、アカデミー賞受賞一か月前から起きていた体の異変など、素の彼女の内面性を知ることができるエピソードトークも。またMCの森泉と共に夏にぴったりの絶品スイーツ店へ。色々な面から杉咲さんの素顔に迫っていく。そんな杉咲さんだが全国東宝系にて公開中の『メアリと魔女の花』でヒロインのメアリの声優を担当している。赤い館村に引っ越してきた主人公メアリは、森で7年に1度しか咲かない不思議な花<夜間飛行>を見つける。それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花”だった。一夜限りの不思議な力を手にいれたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法世界の最高学府“エンドア大学”への入学を許可されるが、メアリがついた、たったひとつの嘘が、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく――。『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の米林宏昌監督最新作となる本作。杉咲さんのほか、『千と千尋の神隠し』や『君の名は。』など声優としても大ヒット作を連発する神木隆之介や天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、遠藤憲一、渡辺えり、大竹しのぶら豪華俳優陣が集結する。「おしゃれイズム」は7月9日(日)22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年07月09日スタジオポノック第1回長編作品『メアリと魔女の花』の初日舞台挨拶が7月8日(土)、都内で行われ、メガホンをとった米林宏昌監督(『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』)、杉咲花(メアリ役)、神木隆之介(ピーター役)らが出席した。スタジオジブリ出身の米林監督が3度目の長編メガホンをとる本作。イギリスの児童文学を原作に、7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を偶然見つけた主人公のメアリの大冒険が描かれる。一夜限りの不思議な力を発揮し、魔法世界の最高学府であるエンドア大学への入学を許可されたメアリだが、彼女がついたウソが大切な人を大事件に巻き込んでしまう。長編アニメ3作目のメガホンとなる米林監督は、「ゼロからのスタートで、苦労が多かったが、たくさんの皆さんの力のおかげで公開初日を迎えて、感謝しています」と感無量の面持ち。「ジブリ超えですか?そんなこと、おこがましくて言えないです。ただ、ジブリを乗り越えていければという気持ちで、作品をつくった。一歩ずつ前作よりも良くなっていければ」と背筋を伸ばした。『思い出のマーニー』に続き、米林作品に出演した杉咲さんは、「取材などで、米林監督が『ジブリという魔法が解けて』とよくおっしゃっていましたが、私はこの世界にスタジオポノックという新たな魔法が生まれたと思う」と語り、「自分にとってのコンプレックスが、ほかの人から見れば魅力や憧れになることも。メアリを演じて、そんな魔法にかけられた、うれしい気分になりました」とふり返った。一方、神木さんは、先に杉咲さんが収録したアフレコ音声を聞きながら、演技をしたといい「“花さま”に助けていただいたおかげで、ピーターを演じることができた」と感謝の意。当の杉咲さんは「花さまって、やめてください(笑)。すべては“神さま”のおかげです!」と照れ笑いを浮かべていた。舞台挨拶には杉咲さんと神木さん、米林監督に加えて、小日向文世(エンドア大学の魔法科学者、ドクター・デイ役)、佐藤二朗(エンドア大学のほうき小屋の番人、フラナガン役)、渡辺えり(バンクス役)、大竹しのぶ(メアリの大叔母、シャーロット役)、プロデューサーの西村義明が出席した。『メアリと魔女の花』は全国東宝系にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年07月08日米林宏昌監督の最新作『メアリと魔女の花』に、女優の杉咲花が主人公のメアリ役、俳優の神木隆之介がメアリと冒険をともにする少年ピーター役で声の出演を果たした。ご存じの通り2人とも米林作品に出演した経験があり、今回ファン待望の共演が実現した形だ。『思い出のマーニー』で好奇心旺盛な少女・彩香を好演し、公開時には同作の“第3のヒロイン”として注目を集めた杉咲さん。一方、神木さんは米林監督の長編デビュー作『借りぐらしのアリエッティ』でアリエッティと出会う病弱な少年・翔を演じた。そんな両名はインタビューが始まるや、互いを“神さま”“花さま”と呼び合い、劇中のメアリ&ピーター同様、息の合ったコンビネーションを披露。その様子に米林監督も「2人が初めて出会うシーンの演技を聞いて、冒険が始めるワクワクを感じ、これはイケると確信した」と目を細めながら、回想する。■米林監督の最新作が見られる喜びが大きい…杉咲花「また、ご一緒できる幸せはもちろん、米林監督の最新作が見られる喜びが大きいです。前作のご縁がありますし、神木さんが声を担当された『借りぐらしのアリエッティ』が(スタジオジブリ作品の中で)一番大好きなので。アフレコ前は不安もありましたが、米林監督やスタッフの皆さんの作品に対する、変わらぬ愛を感じ、自然と不安は和らぎました。私自身、メアリへの愛着が増していき、毎日楽しく、幸せな気持ちで演じることが出来たんです」「アフレコは私が先だったんですが、神木さんがピーターを演じると知り、とてもイメージが沸きました。過去に神木さんが出演された作品を、ずっと拝見していたので。実際、神木さんが演じるピーターを想像することで、メアリという女の子が引き出されたと思います。普段、自分が出演した作品は客観的に見られないんですが、今回はそんなこと考える隙もないほど面白く、(上映時間の)103分があっという間。本当にワクワクしっ放しでした」■ピーターは12歳、実年齢の半分なので…神木隆之介「ピーターは12歳なんです。僕はいま24歳なので、実年齢の半分で…。ただ、単純に年相応に演じればいいかといえば、そうでもないと思ったので、声のトーンなどは米林監督と相談させていただきました。それよりも意識したのは、ピーターの成長です。最後には、ご覧になる皆さんのピーター像が(成長を通して)変わっていれば良いなと思います。ピーターはカッコいい存在でいたいなという想いもありました」「僕自身は、(先に収録を終えた)花さまの声に甘えっぱなしでした(笑)。メアリのお芝居に反応しながら、『それでは自分は…』という組立ができました。『借りぐらしのアリエッティ』のとき、僕はまだ高校2年生くらいだったと思います。米林監督をはじめ、ジブリで働いていたスタッフの皆さんも多くて、時間が巻き戻ったような懐かしさを感じ、うれしかったです。小さな勇気が、大きな力に変わっていく。そんな背中を押してくれる作品ですし、僕自身も元気をいただきました」■魔法は目に見えないもの、一瞬で消えて無くなることも…米林宏昌監督「メアリはウソもついてしまうし、勝手にどこか行っちゃうし、失敗ばかり(笑)。見方によっては、嫌われてしまうキャラクターなんですが、前作同様、杉咲さんが僕らの想像の“斜め上”の演技をしてくれたおかげで、愛すべき主人公になった。ピーターは、本当によくできた男の子なんです。でも、心の中では『変わりたい』という気持ちがある。神木さんは少年の無邪気さ、成長の兆しという両面を見事に演じてくれました」「僕がスタジオジブリで手がけた2つの作品は、どちらも静かなトーンで、ラストに別れがあった。ですから、ジブリを去り、スタジオポノックの第1回長編作品として作るなら、どこからかやって来た主人公が、その場に定住するお話にしたかったんです。(ジブリ時代は)アニメーターとしてアクションを担当することも多かったので、ジブリで学んだことを活かし、もっとエネルギッシュで躍動的な作品を作ってみたかった。そして、最後は一歩を踏み出したくなる…。新しい環境で、動き出した自分たちに重ね合わせる部分も大きいです」「スタジオジブリを去ったことで、確かに“魔法”を失ったと言えるかもしれません。それでも作品を作りたくて、スタジオポノックという現場ができました。ちょうど折れたホウキを手に、深い霧に包まれた森に歩み出るメアリの姿と同じですね。そこで改めて『魔法って何だろう?』って考えると、それは目には見えない、信頼や信用なのではないでしょうか。震災を始め、僕らはそういうものが一瞬で消えて無くなる場面に遭遇した。それでも歩き出さなくてはいけないし、僕らにとっては作品作りだった。『メアリと魔女の花』は魔法を持たない女の子…、つまり私たちの物語なんです。ご覧になった後、一歩踏み出す勇気を感じてもらえれば、これほどうれしいことはありません」(text:Ryo Uchida/photo:You Ishii)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年07月07日映画『メアリと魔女の花』のチームメアリ結成トークイベントが7月5日(水)、都内にて開催され、声優を担当した杉咲花、神木隆之介、佐藤二朗、主題歌を担当した“セカオワ”こと「SEKAI NO OWARI」、米林宏昌監督、西村義明プロデューサーが登壇した。同作は、スタジオジブリ出身の米林監督がメガホンを取り、イギリスの児童文学を原作に、7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を偶然見つけた主人公・メアリの大冒険を描く。一夜限りの不思議な力を発揮し、魔法世界の最高学府であるエンドア大学への入学を許可されたメアリだが、彼女がついたウソが大切な人を大事件に巻き込んでしまう。スタジオポノック第1回長編作品となり、杉咲さんが主人公メアリ役を、神木さんがメアリと一緒に冒険を繰り広げることになるピーター役を演じる。トークでは、米林監督から、子どもをはじめ幅広い人たちに口ずさんでもらえるような主題歌を構想した際に「SEKAI NO OWARI」が頭に浮かんだエピソードが語られた。映画の制作途中に「SEKAI NO OWARI」のメンバーにスタジオに来てもらい、絵コンテなどを見てもらったうえで主題歌「RAIN」を制作してもらったそう。米林監督の言葉を受け、「SEKAI NO OWARI」のSaoriさんは「最初にオファーを頂けたという話を聞いて、スタジオポノックさんに4人で伺ったのですが」とふり返った。「プロデューサーと監督がすごい熱意で、『こんな思いで映画を作っているのです。僕らは本気なのです』ということをおっしゃって、その後に、“僕たちについてこれますか?”みたいな(笑)」と明かした。「僕たちについてこれますか?」と直接、言葉にしたわけではないそうだが、「SEKAI NO OWARI」のFukaseさんも「大きい意味ではそうでした」といい、Saoriさんは「“挑戦状だな。これは!”と『SEKAI NO OWARI』のメンバーは思いながら受け取りました」と続けた。同時にSaoriさんは、「今回の歌詞はFukase君が先に書いて、それを引き継ぐ形で私も一緒に書いたのですが、Fukase君はもう最初にスタジオポノックさんに行った帰りの車の中で、私が『歌詞、どんな感じにする?』と話しかけたら、『大丈夫、俺、もう考えているから』とピシッと言われました。そのときに浮かんでいたのだと思います」と制作秘話を披露する一幕もあった。イベントでは、出演者や関係者向けの試写会の様子も話題にあがった。Saoriさんは「私たちの前にプロデューサーさんや神木さん、みなさんがいらっしゃいました。私たちの前に後頭部が見えていて、その先にスクリーンがあったので、『どんな顔をして観ているのだろう』と。でも、見えないのですごくソワソワしていて」と告白。Fukaseさんが「後頭部の圧力があったよね(笑)」と相づちを打つと、Saoriさんは「後ろに向かって放たれていたので、緊張していました(笑)」と同意し、トークを盛り上げた。一方、「SEKAI NO OWARI」の大ファンで「RAIN」の感想を尋ねられFukaseさんに「何であんなに美しい声なのですか?」と質問していた神木さんは、「後頭部からオーラを放っていませんし、威圧もしていません」とたじたじの様子。逆に、「素敵な曲に引きこまれながら、『あっ、後ろにいるんだ』と思いました」と当日の様子を回顧。Fukaseさんは、「みんなそういう感じだったのですね」と納得した様子を見せていた。『メアリと魔女の花』は7月8日(土)から全国にて公開。(竹内みちまろ)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年07月05日『メアリと魔女の花』から女優の杉咲花と俳優の神木隆之介が、旅とグルメをテーマにしたロケバラエティ「火曜サプライズ」に登場。7月4日(火)今夜は2時間SPでのオンエアとなり、登場するほか、「ゆとりですがなにかSP」から岡田将生、太賀。さらに芦田愛菜もゲスト出演する。今回はメインMCのウエンツ瑛士がゲストとともに各地をロケする「アポなし旅」のほか、江原啓之と「オリエンタルラジオ」による「隠れ家で待つ怪しい女」、山瀬まみ、石塚英彦、DAIGOの「有名人のお宅訪問」といういずれも人気コーナーをお届け。番組名物「アポなし旅」では杉咲さんと神木さんが東京の下町・亀有へ。前回の「アポなし旅」で京都を訪れた際、大好きなカキ氷が食べられなかった杉咲さんのために、今回はカキ氷を求め聞き込みを開始するも、ロケは思わぬ展開に。2人の不思議なプライベートのお話もお楽しみに。また前回に引き続き岡田さんと太賀さんの高円寺「アポなし旅」も。となりの駅、阿佐ヶ谷に住んでいたという太賀さんが張り切ってアポなし交渉に臨むも、今回もまさかの大苦戦!?果たして結果は?また「隠れ家で待つ怪しい女」に登場の芦田さんはラフォーレ原宿の人気スイーツ店へ。中学校での生活ぶりや、いまの悩みを江原さんとオリラジに打ち明ける。今回のゲスト、杉咲さんと神木さんが声優として出演している『メアリと魔女の花』は、1971年に描かれたイギリスの女流作家・メアリー・スチュアートによる児童文学を原作に、『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』で知られる米林宏昌監督が映像化。杉咲さんがヒロインのメアリ役、神木さんがピーター役を務める。赤い館村に引っ越してきた主人公メアリは、森で7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を見つける。それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花”だった。一夜限りの不思議な力を手にいれたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法世界の最高学府“エンドア大学”への入学を許可されるが、メアリがついたたった1つの嘘が、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく――というおはなし。岡田さん、太賀さん出演のSPドラマ「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」は昨年放送された連ドラの1年後を描くスペシャル版となり、2人のほか松坂桃李、柳楽優弥、安藤サクラら連ドラ出演キャストに加え蒼井優も出演する。『メアリと魔女の花』は7月8日(土)より全国東宝系にて公開。「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」は7月9日(日)22時30分~日本テレビにて後編が放送。「火曜サプライズ」は7月4日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年07月04日女優の柴咲コウが4日、都内で行われたSHARPのスマートフォン『AQUOS R』新CM発表会に出席した。七夕も近いこともあり、柴咲は短冊に「柴咲農園を作る!!」と願い事を書き記した。「物を生み出すって本当に素晴らしいと思っている。一人の人間としてなくてはならないことは食べること」といい、「それを自分で作り出せたら心豊かになる。農業は難しいだろうから、まずは小さな家庭菜園から始めて、少しずつ大きくしておすそ分けができるまでになればいい。夏なので、夏野菜のトマトとかゴーヤとか、そのあたりからチャレンジしたい」と語った。2017年夏モデルとして導入される新機種『AQUOS R』はスピードIGZO液晶ディスプレイと高画質カメラを搭載。その映像美を表現する新CMでは、柴咲の背後から色彩豊かな大量の花びらが押し寄せるという演出を施している。撮影について柴咲は「たくさん練習はできなかったので、かなり早い段階で本番に臨んだ。一体どんな感じで花がやってくるのか分からず、音だけ聞こえてきて、カットがかかったらもう足元にたくさんの花びらが」と一瞬だったと明かした。柴咲は、スマホのカメラで飼っている白猫や手料理を撮ることが多いという。「白猫なので繊細な毛並みを映したい。でもAQUOSだとキレイに映るんだろうな。料理はできるだけ美味しそうに撮りたい。照りとか出来たての感じが伝わればいいと思って撮っていますね」と話した。柴咲が出演するCMは7月7日より全国で放送されるほか、東京・大阪など主要ターミナル駅などでも流れる予定となっている。
2017年07月04日様々な業界で話題になっているが一般には知られてないワードから“流行の源泉”をどこよりも早く紹介する「沸騰ワード10」の6月30日(金)放送回に、『メアリと魔女の花』で声優を務める女優の杉咲花と俳優の神木隆之介が出演する。今夜は2時間スペシャルでの放送となり、MCの「バナナマン」設楽統、進行役の日本テレビアナウンサー・郡司恭子をはじめ「バナナマン」日村勇紀、「Every Little Thing」伊藤一朗、「メイプル超合金」カズレーザー、横澤夏子らレギュラー陣に加え、杉咲さん、神木さんのほか高橋優、出川哲朗、滝沢カレンらがゲストとして参加。番組を盛り上げる。話題の「ガイドブックに載らない沸騰島」は八丈島がテーマ。岡田結実が沸騰リポーターとして「沸騰島」デビュー、「天空の道」など島のスポットをレポート。また「トマト業界」にフォーカス、“幻のトマト”が大集結するほか高知県の「謎のオムライス街道」の正体やブームの兆しをみせているという「トマト麺」などが紹介される。「グルメにとり憑かれた芸能人」での滝沢さんの“チーズにとり憑かれた女”ぶりにも注目。さらに美人ドローンカメラマンや七宝焼職人企画の第二弾なども放送される予定だ。杉咲さん、神木さんが声優を務めるアニメ映画『メアリと魔女の花』は7月8日(土)より全国東宝系にて公開。スタジオポノック第1回長編作品である本作は『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』などスタジオジブリ作品で知られる米林宏昌監督の3作目となる長編アニメ。イギリスの児童文学を原作に7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を偶然見つけた主人公のメアリの大冒険を描く。一夜限りの不思議な力を発揮し、魔法世界の最高学府であるエンドア大学への入学を許可されたメアリだが、彼女がついたウソが大切な人を大事件に巻き込んでしまう…というストーリー。杉咲さんがヒロインのメアリ役、神木さんがピーター役を担当するほか、天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、遠藤憲一、大竹しのぶら豪華俳優陣が声で共演する。「沸騰ワード10」は6月30日(金)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年06月30日スタジオポノック第1回長編作品『メアリと魔女の花』のスペシャルトークイベントが6月22日(木)に行われ、杉咲花(メアリ役)、神木隆之介(ピーター役)、メガホンをとった米林宏昌監督(『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』)らが出席した。スタジオジブリ出身の米林監督が3度目の長編メガホンをとる本作。イギリスの児童文学を原作に、7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を偶然見つけた主人公のメアリの大冒険が描かれる。一夜限りの不思議な力を発揮し、魔法世界の最高学府であるエンドア大学への入学を許可されたメアリだが、彼女がついたウソが大切な人を大事件に巻き込んでしまう。都内で行われたイベントには杉咲さんと神木さん、米林監督に加えて、小日向文世(エンドア大学の魔法科学者、ドクター・デイ役)、佐藤二朗(エンドア大学のほうき小屋の番人、フラナガン役)、遠藤憲一(庭師のゼベティ役)、大竹しのぶ(メアリの大叔母、シャーロット役)、プロデューサーの西村義明が駆けつけた。先日、米林監督と西村プロデューサーは完成したばかりの本作を携えて、“古巣”であるスタジオジブリを訪ねたのだとか。ただ、米林監督によると「宮崎(駿)さんは、『俺は観ない』って言って、観てくれなかった」という。それでも「よく頑張った」とねぎらいの言葉があったそうで、「(スケジュールが)遅れに遅れていたので、『本当にできるのか?』ととても心配してくださった。無事に完成を報告できてうれしい」としみじみ喜びをかみしめていた。ちなみに、高畑勲監督と鈴木敏夫プロデューサーは本作を鑑賞しており、西村プロデューサーは「鈴木さんからは『ジブリの呪縛から解き放たれたお前たちは、こういう映画を作るのか。素直にのびのびと良い作品だね』と言葉をかけてくれた」「高畑さんは、そもそもファンタジー映画が嫌いなんですが(笑)、好感を持てる映画だと言ってくださった」と両氏の率直な感想を、ファンに報告していた。その上で、西村プロデューサーは「ジブリを超えようとは思っていない。米林監督にとっては勝負の3作目で、約20年ジブリで培ったものすべてを詰め込んだ。ただ面白いだけじゃなく、作る価値がある作品として、監督の“新しさ”が出ている」と強調。そんな言葉に、米林監督は「このような晴れの場に立てて、夢のよう」と感無量の面持ちだった。『メアリと魔女の花』は7月8日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年06月22日女優・杉咲花(19)の勢いが止まらない。 杉咲といえば、昨年NHK朝ドラ『とと姉ちゃん』に出演。以降もドラマや映画の話題作に引っ張りだこだ。そして今月9日にも、人気漫画の映画化『パーフェクトワールド』に、三代目J Soul Brothersの岩田剛典(28)とW主演することが分かった。 その人気の裏には、こんな一面があるという。 「杉咲さんは、とにかく現場での評判がいいんです。ひとりひとりのスタッフの顔と名前をちゃんと覚えていて、テレビ局などで会うと自分から駆け寄って笑顔で挨拶。さらに筆まめなことでも知られていて、仕事でお世話になった人には直筆で手紙を書くのだとか。しかも、彼女がまだ小学生のころからですよ。現場のスタッフはみんな、彼女にメロメロです」(テレビ局関係者) 子役のころからお礼状を書くとは、大人顔負けの気遣い。そして、彼女を絶賛するのは現場スタッフだけではないという。 「共演者からも、彼女は一目置かれる存在。まだあどけない表情で、天然な性格ながらも仕事に対しては人一倍真面目なんです。映画『無限の住人』でも並外れた演技力と細やかな気遣いが評価され、大物共演者たちからも可愛がられていました。『とても19歳とは思えない』と、みなさん驚いていらっしゃいましたね」(映画関係者) そんな彼女の活躍は、今後も期待できそうだーー。
2017年06月12日『コードネーム U.N.C.L.E.』『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督がチャーリー・ハナムを主演に迎えて贈る究極の下剋上エンターテインメント『キング・アーサー』。本作には、ハナム演じるアーサーに関わり、王座を奪還するために手助けをする魔女(魔術師)が登場する。この夏、何かと話題を呼んでいる“魔女映画”に注目してみた。まず、今夏公開作として注目を浴びているのが、スタジオジブリ出身の米林宏昌監督による『メアリと魔女の花』(7月8日(土)公開)。何をやってもうまくいかずに不満を抱える11歳の少女・メアリ(声:杉咲花)が禁断の“魔女の花”を持ち帰ったことにより、魔法世界を巻き込んだ大騒動を巻き起こしていく物語。イギリスの作家メアリー・スチュワートによる児童文学「The Little Broomstick」を原作に、『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の米林監督がスタジオジブリを退社後、新スタジオ・スタジオポノックから送り出す長編アニメ第1弾。ポスタービジュアルには「魔女、ふたたび」とのコピーがあり、『魔女の宅急便』と雰囲気が似ている点でも話題を呼んでおり、2017年の夏、再び“魔女ブーム”の到来を予感させている。一方、スラムの売春宿で貧しく生き抜いてきた青年アーサー(チャーリー・ハナム)を主人公にした『キング・アーサー』では、聖剣エクスカリバーを手にしたアーサーは、自らの過去、そして亡き父に代わり王の座を奪還するという運命を知ることに。そんなアーサーの前に魔術師メイジが現れ、彼が王座を奪還する手助けをしていく。メイジという名の古代魔術を実践する魔術師を演じるのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(’11)で人魚のシレーナ役に抜擢され、世界中の人々からの注目を集めたアストリッド・ベルジュ=フリスベ。メイジは自分の種族の数少ない生き残りの1人であり、暴君ヴォーティガン(ジュード・ロウ)の権力への渇きと、彼と邪悪な魔術師モルドレッドとの不埒な同盟によって、種族の大半は殺されるか、隠れて生きることを余儀なくされている。ヴォーティガンに虐げられているメイジは、本作でその権力を封じ、アーサーを王にすべく導いていくという。そんな重要な役どころを演じたアストリッドは、「メイジは、とても子どもっぽくて自己中心的なアーサーを発見します。でも彼女は変わることなく、彼がなるべき王の姿へと変貌させるために、自分がなすべき仕事を黙々とこなしていきます。彼は進化しなくてはならないけれど、1人ではできない。彼女は彼が運命を受け入れる旅の重要な鍵となります」と、自身の役について意味深に語っている。妖しい雰囲気をまとい魔術を用いながら、あるときは主人公を導き、あるときはピンチを救う彼女の姿には酔いしれてしまうこと間違いなし。日本人にとっては、魔女といえば可愛らしいイメージが少なからずあるが、本作のような妖艶でオトナの魔女も必見。また、製作のトーリー・タネルは「アストリッドが演じるメイジは、この世のものとは思えない素晴らしい雰囲気に包まれています。それがこのキャラクターの謎めいた部分を強調する一方で、動物たちと心を通わす彼女には素朴な人間性さえ感じさせるのです」と、この物語の中でのメイジの必要性を語り、アストリッドの女優としての魅力を手放しで称賛する。「私たちは、これまで見たことがないような方法で、魔術というコンセプトを映像的に押し広げていきたいと考えた」と明かし、本作において魔術のもたらす影響の大きさに触れている。さらに、2015年のサンダンス映画祭監督賞を受賞し、全米でも大ヒットした新感覚ダーク・ファンタジー・ホラー、その名も『ウィッチ』(7月22日(土)公開)も控えている。敬虔なキリスト教徒一家の赤ん坊サムが何者かに連れ去られ、行方不明となるが、父は美しい愛娘トマシンが魔女ではないかと疑うようになるという物語。主演をM.ナイト・シャマラン監督作『スプリット』や、リドリー・スコットの息子ルーク・スコット監督作『モーガン プロトタイプL-9』で一躍注目を集めたアニヤ・テイラー=ジョイが務めている。魔女の中にも、神秘的な雰囲気をまとった魔女から、おっちょこちょいの魔女まで、さまざまなタイプが存在する。この夏、映画館で観たいのは、どんな魔女!?『キング・アーサー』は6月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キング・アーサー 聖剣無双 2017年6月17日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年06月11日EXILE・三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの岩田剛典と女優の杉咲花が、映画『パーフェクトワールド』(2018年公開)でW主演を務めることが10日、わかった。同作は講談社『Kiss』にて連載中の、有賀リエによる同名コミックを実写映画化。インテリアデザイン会社に就職した川奈つぐみ(杉咲)は、高校の先輩であり初恋の人・鮎川樹(岩田)と再会するが、樹は事故で車イスに乗る障がい者になっていた。2人は困難を乗り越え絆を深めていく。企画・プロデュースの井上竜太は、岩田について「映画『植物図鑑運命の恋、ひろいました』でご一緒した時、初主演のプレッシャーの中、笑顔を絶やさず、弱音を吐かず、不屈の精神力で色々な壁を乗り越えていかれました」と印象を振り返り、「岩田さんなら演じ切って頂けると思い、お願いしました」とオファーの理由を明かした。また、原作者の有賀は「岩田剛典さん、杉咲花さんという力強いお二人に決まりわくわくしています」とキャスティングの印象を語る。「ありがたいことに『実写化して欲しい』『した方がいい』と言っていただけることが多く、今回それが実現することとなり本当に嬉しく思います」と喜び、「原作を大変尊重してくださっていて、製作側の皆さんには感謝でいっぱいです」と、感謝を表した。同作は2日にクランクインし、7月中旬にクランクアップを予定している。メガホンを取る柴山健次監督は「一歩を踏み出すために、登場人物たちは必死に、現在と向き合います。この物語が持つ光と闇を丁寧に描きたいと思います」と意気込んだ。○岩田剛典コメント漫画原作のキャラクターかつ身体に障がいをもった役柄ということで、どちらも自分にとっては初めて経験させて頂く役どころになります。この作品のテーマでもある大切な人と障がいと共に生きていくという難しいテーマをより身近に感じて頂けるよう、真摯に向き合い、丁寧に演じたいと思います。○杉咲花コメント樹とつぐみが想い合うように、スタッフ・キャストの皆様と 儚くて優しい時間を現場で過ごすことができるよう、頑張っていきたいと思います。原作の魅力を肉体を使って表現させていただくなかで、足し算や引き算が必要になることはきっとあると思うのですが、この作品を皆様の元へまっすぐお届けできるよう、映画だからこそ表現できる強さのような魅力があると信じて、自分にできることを考え、この作品に身を委ねていきたいです。読者の皆様に愛されている原作、そしてその原作者である有賀リエ先生の想いに敬意をはらい、向き合わせていただきます。(C)2018「パーフェクトワールド」製作委員会(C)有賀リエ/講談社
2017年06月10日現在「Kiss」(講談社)にて連載中の有賀リエの漫画「パーフェクトワールド」が映画化決定。「EXILE/三代目J Soul Brothers」のメンバーとして絶大な人気を誇る岩田剛典と、『湯を沸かすほどの熱い愛』で様々な映画賞を受賞した若手実力派女優・杉咲花が初顔合わせ、W主演で純愛ストーリーに挑戦することが分かった。インテリアデザイン会社に就職した川奈つぐみは、設計事務所との飲み会で高校の先輩であり初恋の人・鮎川樹と再会する。樹にときめきを覚えるつぐみだったが、彼は事故で車イスに乗る障がい者になっていた。「先輩との恋愛はムリ」最初はそう思うつぐみだったが、昔と変わらずまっすぐな彼にどんどん惹かれていき、あの頃閉ざした感情が止められないほど溢れてくる。「私は――先輩が好きなんだ、いまでも」。樹もまた、全身でぶつかってくるつぐみの、素直で優しく思いやりのある性格に惹かれていくが、彼は「自分は誰かを幸せにすることができない」と思い込み、女性と付き合うことを諦めていた。それを知ったつぐみは樹のことを諦めようとするが、どうしても諦めきれないでいた。2人は、全てのハードルを乗り越え、幸せなパーフェクトワールドにたどり着くことができるのか?2人が迎える結末とは――。原作は、2014年から現在も連載中の“障がいのある恋”というテーマを描いた同名漫画。車イス生活になった初恋の人との再会を軸に、仕事、生きること、そして恋する気持ちを障がいという難しいテーマで扱いながら、ストレートに伝える純愛ストーリー。20代女性を中心高い支持を集めている。さらに、国内のみならず海外にも広がり、フランスの老舗漫画雑誌「Animeland」にて編集部セレクション/一般投票共に2016年ベスト少女漫画も受賞している。この度、映画化にあたり、突然の事故で下半身に障がいを持ち、車イス生活になってしまった建築士の主人公・鮎川樹役を演じるのは、「砂の塔~知りすぎた隣人」や『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズなどで役者としても活動の幅を広げる岩田さん。『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』に続く2作目の主演となる岩田さんは、「漫画原作のキャラクターかつ身体に障がいをもった役柄ということで、どちらも自分にとっては初めて経験させて頂く役どころになります。この作品のテーマでもある大切な人と障がいと共に生きていくという難しいテーマをより身近に感じて頂けるよう、真摯に向き合い、丁寧に演じたいと思います」とコメント。また、初恋の先輩である樹を一途に思い、悩み、もがきながらも一緒に前を向いて生きていこうとするOL・川奈つぐみ役を、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」や『湯を沸かすほどの熱い愛』『無限の住人』など話題作に出演し、声優を務める『メアリと魔女の花』の公開が控える杉咲さん。本作で初主演となる杉咲さんは、「樹とつぐみが想い合うように、スタッフ・キャストの皆様と儚くて優しい時間を現場で過ごすことができるよう、頑張っていきたいと思います」と意気込み、「原作の魅力を肉体を使って表現させていただく中で、足し算や引き算が必要になることはきっとあると思うのですが、この作品を皆様の元へまっすぐお届けできるよう、映画だからこそ表現できる強さのような魅力があると信じて、自分にできることを考え、この作品に身を委ねていきたいです」と話している。そして原作者の有賀氏は、「漫画作品の実写化には色んな意見がありますが、本作はありがたいことに『実写化して欲しい』『した方がいい』と言っていただけることが多く、今回それが実現することとなり本当に嬉しく思います」と心境を話し、「主演は岩田剛典さん、杉咲花さんという力強いお2人に決まりわくわくしています。2人の恋にときめいたり、そして見終わった後はテーマの部分を身近に感じてもらえるような、そんな映画になればいいなと思っています」とメッセージを寄せた。監督を務めるのは、『流れ星が消えないうちに』の柴山健次。脚本は『ラムネ』「グッドモーニング・コール」の鹿目けい子が担当。なお、現在撮影中の本作は、7月中旬にクランクアップ予定となっている。『パーフェクトワールド』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年06月10日杉咲花、神木隆之介、天海祐希ら豪華俳優陣を迎え、『思い出のマーニー』の米林宏昌監督が描くダイナミックなアニメーション映画『メアリと魔女の花』。この度、本作の主題歌を4人組バンド「SEKAI NO OWARI」が務めることが6月7日に配信されたLINE LIVEにて発表。併せて書き下ろし楽曲「RAIN」が使用された予告編も公開された。赤い館村に引っ越してきた主人公メアリは、森で7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を見つける。それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花”だった。一夜限りの不思議な力を手にいれたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法世界の最高学府“エンドア大学”への入学を許可されるが、メアリがついた、たったひとつの嘘が、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく。魔女の花を追い求める、校長マダム・マンブルチューク。奇妙な実験を続ける、魔法科学者ドクター・デイ。謎多き赤毛の魔女と、少年ピーターとの出会い、そして…。メアリは、魔女の国から逃れるため「呪文の神髄」を手に入れて、すべての魔法を終わらせようとする。しかしそのとき、メアリはすべての力を失ってしまう。しだいに明らかになる「魔女の花」の正体。メアリに残されたのは一本のホウキと、小さな約束。魔法渦巻く世界で、ひとりの無力な人間・メアリが、暗闇の先に見出した希望とは何だったのか――。この度、本作の主題歌に「SEKAI NO OWARI」の新曲「RAIN」の起用が決定。本プロジェクトは、昨年の年末、「SEKAI NO OWARI」メンバーと米林宏昌監督、西村義明プロデューサーがミーティングをしたところから始まったそうで、その時点で出来ていた映画の中の重要なシーンを見ながら、監督から直々にストーリーの解説があったという。映画への熱意に触れ、ミーティングが終った後、すぐにメンバーで話し合い、楽曲制作に着手。「魔法はいつか解けると僕らは知っている」という歌い出しから始まる優しく温かで懐かしさを感じるような、彼ら流の“王道ポップソング”に仕上がった。「SEKAI NO OWARI」は本楽曲について「『RAIN』はメアリの心の中を空模様になぞらえて書いた楽曲です。映画を見終わった後、メアリの成長と共に自分も一歩踏み出してみようと思えるような主題歌にしようと、米林監督や西村プロデューサーと話し合いを重ねながら楽曲を作り上げてきました」と述懐。そして「米林監督はじめ、スタジオポノックの制作陣がまさに命を削ってこの作品を作り上げる所を見させて頂きました。この作品が1人でも多くの人に届くことを願っております」と、作品への熱い思いを明かした。米林監督も、「SEKAI NO OWARI」と幾度となくやり取りをしたと話し、「その結果すばらしい一曲が出来上がり、映画のラストを温かくしめくくってくれました。はじめて主題歌をエンディングにはめたものを観たとき、暗喩を込めたフレーズのひとつひとつがスッと入ってきて胸にせまりました。悲しみの雨は不意にやってきて僕たちを濡らしますが、そんな中でも力強く歩いていきたいと思えるような、勇気をくれる歌です」と絶賛。「これは僕が『メアリと魔女の花』で表現したかったことと同じで、まさに“主題”歌です。『RAIN』が映画と共に、観て聞いて下さった方たちの“主題”になってもらえたら、作り手としてうれしく思います」と熱のこもったコメントを寄せた。そして、6月10日(土)から全国の映画館で上映予定の最新予告編は、メアリ役の杉咲さんをはじめ、神木さん、天海さんら超豪華俳優陣による声の演技も初披露!そして「SEKAI NO OWARI」が歌う主題歌「RAIN」が、主人公・メアリの小さな勇気とシンクロし、映画の世界に彩りを加えている。こちらも必聴だ。『メアリと魔女の花』は7月8日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年06月09日作家・湊かなえの人気小説を藤原竜也主演で実写化したドラマ「リバース」。この度、湊かなえワールド“経験者”の窪田正孝と杉咲花が本作に出演することが決定。窪田さんは「Nのために」で演じた成瀬慎司役、杉咲さんは「夜行観覧車」で演じた遠藤彩花役で参加する。本ドラマは、“イヤミスの女王”湊かなえの同名小説が原作。同じく湊作品を原作とする2013年放送の「夜行観覧車」と、2014年放送の「Nのために」の制作陣が再集結しているとあって、これまでにも劇中には「Nのために」で使用されていた小道具がさりげなく登場しており、隠れたコラボレーションがファンの間で話題に。そんな中、同じ制作チームだからこその豪華すぎる夢のキャスティングが実現!窪田さんが演じる成瀬慎司は、「Nのために」で主人公・希美の心の支えとなっていた優しくまじめな青年。そして杉咲さんは、いじめにより性格が豹変していくという難しい役どころで当時話題となった、「夜行観覧車」の遠藤彩花役を再び演じる。撮影当日、窪田さんはリハーサル前に名前を紹介されると終始照れ笑い。スタッフから「おかえり」の声がかかると、「ただいま」と返していたが、本番が近づくにつれ「めっちゃ緊張する!」とかつての“戦友”たちが集まる現場で武者震いをした様子。一方、杉咲さんはスタッフからの声にはにかむ様子も見えたが、芝居に入ると途端に凛とした表情に。すっかり大人っぽくなった彩花の姿を、親目線で見つめるスタッフたちの表情もほころび、撮影現場は和やかなムードだったという。互いに過去に演じた役柄と同一人物を演じるが、数年後の“成瀬くん”と“彩花”をどう演じるのか?そして、それぞれの役どころのその後とは…!?参加するにあたって窪田さんは、「『Nのために』と全く同じチームでとお聞きしていたので、『何が何でもやりたい!皆さんに会いたい!』という気持ちで来ましたが、実際に現場に入ったらものすごく緊張しました」とコメントし、「いざ芝居となるとやっぱり緊張しますし、久しぶりの方言という条件を与えられると…頭の中セリフでいっぱいで、『やばいやばいやばい!』と感じていました(笑)」と演じた感想を述べた。また杉咲さんは、「やっぱり楽しかったです。彩花が大きくなったということで、どういう風にすればいいかな…と迷ったりもしたのですが、実際現場に立ってみると、塚原監督や新井プロデューサーや皆さんがいらっしゃって、『あ!こうやればいいのかな?』と感覚を取り戻したような感じになり、楽しめました!」と語った。そして、今回の2人の出演にワクワクしていると話す原作者の湊氏は、「つらい経験を乗り越えた彩花や成瀬くんは、どんなふうに過ごしているのか。2人の姿は、現在、息苦しい状況の中で生きている人たちに、希望を与えてくれるものになるのではないかと思います。そして、『リバース』の主人公、深瀬にとっても」とコメントを寄せた。「リバース」は毎週金曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年05月27日『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の米林宏昌監督が、『無限の住人』の杉咲花を主演に迎えて新たに挑む『メアリと魔女の花』。このほど、現在の日本映画界を席捲し、これまでのジブリ作品をはじめ、米林監督の『借りぐらしのアリエッティ』では翔役を務めた神木隆之介の出演が決定。監督と、7年ぶり2度目のタッグが実現した。赤い館村に引っ越してきた主人公メアリは、森で7年に1度しか咲かない不思議な花《夜間飛行》を見つける。それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花”だった。一夜限りの不思議な力を手にいれたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法世界の最高学府“エンドア大学”への入学を許可されるが、メアリがついた、たったひとつの嘘が、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく――。『借りぐらしのアリエッティ』でその年の邦画興行収入NO.1を記録し、スタジオジブリで鮮烈な監督デビューを飾った米林監督が、ジブリを去って初めて挑む本作。主人公メアリ役を、『思い出のマーニー』でも印象的な声の演技を見せた杉咲さんが演じるほか、天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、遠藤憲一、渡辺えり、大竹しのぶといった日本を代表する俳優陣が声優を務めることも発表され、早くも話題騒然。そして今回、神木さんが、魔女の花によって不思議な力を手にしたメアリの小さな嘘によって、大事件に巻き込まれてしまう赤い館村の少年・ピーターを演じることに。米林監督も、「杉咲さんのメアリと神木さんのピーターのデコボココンビは作品に温かい空気を与えてくれた」と太鼓判を押す、この2人。この夏の公開がますます楽しみになってきた。<以下、キャスト・スタッフコメント>■ピーター役:神木隆之介7年ぶりに米林監督と一緒にお仕事をさせていただけると聞いて、すごく懐かしい気持ちとうれしい気持ちでいっぱいになりました。本当に夢があるストーリーで、メアリの奔放さだったり、ピーターの真っ直ぐさだったり、ちいさな勇気が大きく何かを変えるパワーを持っているということを感じました。観終わった後に、きっと笑顔になれる素敵な作品に仕上がっていると思いますのでご期待ください。■メアリ役:杉咲花神木さんが過去に声優をされている作品を見ていたので、今回ご一緒できて本当にうれしかったです。個別でアフレコをしている時も神木さんの声をイメージして演じることができました。神木さんの声は耳にとても心地良く、いつまでも聴いていたいと思いました。観終わった後に、いつもより明日が楽しみって思える映画になると思いますので完成を楽しみにしていてください。■米林宏昌監督神木さんとはアリエッティ以来7年ぶりの仕事でしたが、前回と同じく12歳の少年の役をお願いしました。メアリが引越し先で出会う、地元の優等生的な勤労少年ピーター。ドジばっかりするメアリをピーターが笑うのですが、神木さんは嫌味なく爽やかに演じて下さいました。杉咲さんのメアリと神木さんのピーターのデコボココンビは、作品に温かい空気を与えてくれました。■西村義明プロデューサー思春期直前の少年の中にある無邪気さ、優しさ、儚さ、逞しさ。子どもでも大人でもない、その中間に一時だけ存在する少年性を求めたとき、神木隆之介さんの声に正解がありました。お転婆なメアリに翻弄され、映画の中で最も大変な思いをするピーターですが、映画の中で一番の「いいヤツ」なのです。『メアリと魔女の花』は7月8日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年05月23日俳優・木村拓哉(44)、女優・杉咲花(19)、三池崇史監督が、現地時間18日22時30分からフランス・カンヌで開催された第70回カンヌ国際映画祭の公式上映に出席。映画『無限の住人』のクライマックスとなる300人斬りのシーンでは歓声が上がり、上映後はスタンディングオベーションの拍手喝采に包まれた。同作が選出されたのは、アウト・オブ・コンペティション部門。世界中の作品から4作が厳選されるというもので、過去には、スティーブン・スピルバーグ監督作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』、ジョージ・ミラー監督作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などが選出されたことでも知られる。カンヌ映画祭で最も大きな劇場「グラン テアトル リュミエール」の2,300席は超満員。公式上映を終え、木村は「2,000人以上の方々が、男性はタキシードで女性はイブニングドレスというフォーマルな恰好で観ていただきましたが、会場の皆さん作品の観方や楽しみ方がとてもカジュアルでストレートでした。素敵だと感じましたし、とても嬉しかったです」と興奮の一時を伝える。また、「日本での公開を迎えた際に、市原隼人が『映画はお客さんが一番の花形です』と言っていたんです」と市原の言葉を思い返し、「今日のカンヌ公式上映でお客さんと一緒に映画を観ている最中に、上映中に拍手や笑いが起きました。スクリーンと客席が一体になっていると感じました。今日の上映は一方通行ではなく、本当にコミュニケーションをとることが出来たと思います」と貴重な体験になった様子。レッドカーペット上のフォトセッションでは、杉咲の赤い着物姿に海外カメラマンの注目が集まった。この光景に木村は、「今回、杉咲さんは着物で大正解でしたね。この場所にくると、"日本らしさ"を再発見できます。海外では評価をされる。まさに灯台下暗し。自分たちの良さに、もっともっと光を当てても良いのでは」と実感。杉咲も、「光景に圧倒されました。まだ成人もしていないのに(笑)。こんなことが起こるのか想像もつかなかったのですが、色々なことを体験することが出来てとても幸せです」と感動を伝えた。クライマックスシーンで客席から歓声が上がったことについて聞かれた木村は、「照れくさいというか、嬉しいんですが、監督が『そうなるでしょ』とボソッと呟いていて。監督はさすがに違うなと思いました」と照れながらの感想。翌日には海外メディア向けの取材も控えており、「今日時点でも海外メディアの方からインタビューがあり、それぞれの視点での質問がありました。人が10人いたら10人それぞれの感想があるのでそれを聞くのが楽しみです」と期待を寄せていた。なお、米批評家サイト「Rotten Tomatoes」での批評家の評価は80%、オンラインデータベース「IMDb」での評価ポイントは「☆8.2」を獲得。『ガーディアン誌』のレビューでは星4つを獲得し、「三池ワールドが全開。そのアクションは、『LOGAN/ローガン』や他のハリウッド作品とも違う。アクションで衣装がなびくたびに興奮が止まらない」と評価されている。
2017年05月20日映画『無限の住人』の木村拓哉、杉咲花、三池崇史監督が、5月18日(現地時間)、第70回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門での上映に合わせ、公式記者会見に登壇。三池監督は『極道大戦争』(’15)以来、2年ぶり6作品目となるカンヌ。木村さんにとっては『2046』(’04/ウォン・カーウァイ監督)以来13年ぶりの参加、杉咲さんは本作で初の世界三大映画祭への参加となり、特別招待作品に選ばれた喜びなどを記者陣に語った。木村さん、杉咲さんをはじめ、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、市川海老蔵ら豪華実力派キャストが集結し、実写化不可能といわれた伝説的人気コミックを映画化した本作。木村さんをはじめ、すべてのキャストが全編ノースタントで挑んだ圧巻のノンストップアクション、さらに命を懸けて凜を守り抜く主人公・万次の姿が観る者の胸を打つドラマが評価を得ており、アメリカ、オーストラリア、ドイツ3か国での海外配給も決定している。今回のカンヌで、アウト・オブ・コンペティション部門の選出作品は、世界中の作品から選ばれた4本のみ。過去には、スティーブン・スピルバーグ監督作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』、ジョージ・ミラー監督作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などが選出されており、日本映画がこの部門に選出されること自体が名誉なこと。現地では、さらなる上映国の拡大に向け、世界40か国以上の国と地域での本格的なセールスも開始する。18日にカンヌ入りした3人は、早速、揃ってフォトコール、記者会見と公式行事に参加。カンヌ入りした木村さんのファンがサインボードを持ち、声をかける様子も見られた。会見に先立って行われたフォトコールには、世界中から150人以上のスチールカメラマンが集まり、「Takuya!」「Hana!」「Miike!」とそれぞれに大きな呼び声が上がる中、3人は終始リラックスした様子でカメラマンからのリクエストに答えていた。朝から実施されたプレススクリーニング(報道関係者向けの上映)は、450人の座席が満席となり、現地での注目度の高さがうかがえた。続いて、パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ(Palais des Festivals et des Congres)にて行われた会見では各国の記者から質問が相次いだ。映画『2046』以来2回目となるカンヌに、木村さんは「またこの地に戻ってこられて嬉しい」とコメント、今回の感触は「大きく違います」と語った。ハードなアクションが連続する本作をなぜ受けたのか、との問いには、「三池監督に一緒に仕事が出来るのは、とても名誉なこと」と応じ、「一緒にやろうということ自体が、三池組のチームの一員ということが光栄でした」と、三池組に参加した喜びを語った。また、「この映画を撮ることの1番の挑戦は何だったか」を問われると、三池監督は「1番の挑戦はやっぱり木村拓哉と対決すること。主人公は不死身の男。いま日本で演じられる人間は木村拓哉しかいない。彼に万次を演じてもらはなければ始まらなかった」と語り、主演・木村拓哉でなければ本作は実現しなかったことを激白。木村さんは「挑戦という形では、原作者の沙村広明先生がつくりだした作り出した世界観をリスペクトを込めて表現すること。スタートラインに立つことがもう挑戦でした」と吐露、杉咲さんは「(凜は)ショックな出来事があって、両親のかたき討ちをする。凜ってすごい精神の持ち主だと思っているので、最初不安だったんですけど、凜の気持ちを自分で理解することが挑戦でした」と明かした。さらに、万次を演じるにあたってのトレーニングと万次の武器で最も気に入っているものを問われた木村さんは、「トレーニングは、いま思い返すと一度もしてないです。1番好きな武器は、いろんな造形物があったんですけど、凜を守り抜くメンタルです」と、万次の“精神”のごとくコメント。撮影中「ケガをしてもやろうと思った推進力は何か?」との問いには、「三池監督が現場で常に前に進む推進力を失わなかったことです」と語った。三池監督といえば、時代劇の『十三人の刺客』のベネチア国際映画祭コンペ出品に続き、『一命』がカンヌのコンペ部門に出品されたことが海外でも知られている。「サムライ映画といえば黒澤監督を思い出します。(プロデューサーの)ジェレミー・トーマスともっと映画を作って欲しいと思います」と言われた三池監督は、「黒澤監督は、黒澤明という人間を作れた。いまの自分たちの表現したいことを、我々も1つ1つ積み上げていかないといけない。今後も時代劇を世に送りだしたいです」と力強くコメント。最後に、今後の展望について聞かれた木村さん。「三池監督は映画監督なのはもちろん、三池組の家族が目の前でこれくらいのテンションで、ご自身でやってくれるのが楽しくて。アクション部のスタッフよりアクションがうまいんじゃないかと。出演者にしても、いろいろ各セクションのスタッフにしても気持ちを理解してくれる」と現場をふり返りながら、「映画を作るということは、こんなにも楽しいと感じさせてくれました。これから出会う役は1つ1つ運命だと思って演じていきたい」と、真摯に応じた。一方、杉咲さんは「今後どうなっていきたいかというのは、正直、明確に自分の中では浮かんでこないんですけど、もともとドラマや映画をみることが好きで、いま自分が経験したことや知らなかったことを演じて学んでいけるのは楽しみです」と前向きにその思いを語り、三池監督も「子どもたちに夢を与えること」と断言していた。『無限の住人』は全国にて公開中。第70回カンヌ国際映画祭は5月28日まで開催中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:無限の住人 2017年4月29日より全国にて公開(C) 沙村広明/講談社 (C) 2017映画「無限の住人」製作委員会
2017年05月19日俳優・木村拓哉(44)、女優・杉咲花(19)、三池崇史監督が現地時間18日、フランス・カンヌ入りし、パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレで行われた第70回カンヌ国際映画祭の公式会見に出席し、映画『無限の住人』をアピールした。3人はまずフォトコールに参加。会場にはサインボードを持った木村のファンも詰めかけ、世界中から150人以上のスチールカメラマンが集まった。「Takuya!」「Hana!」「miike!」といった呼び掛けに、3人は終始リラックスした様子でリクエストにも応えていた。その後の会見で、木村は「またこの地に戻って来られてうれしい」と映画『2046』(04年)以来2度目のカンヌを喜び、記者からの「一番の挑戦は?」の質問に、「原作者の沙村広明先生が作り出した世界観をリスペクトを込めて表現すること」と返答。続いて、「一番好きな武器は?」には、「いろんな造形物があったんですけど、凜を守り抜くメンタルです」と杉咲演じるヒロイン・凜の存在の大きさをうかがわせた。また、今後のことについて問われると、「映画を作るということは、こんなにも楽しいと感じさせてくれました。これから出会う役はひとつひとつ運命だと思って演じていきたい」と俳優としてさらなる飛躍を誓う。一方の杉咲は「もともとドラマや映画をみることがすきで、今自分が経験したことや知らなかったことを演じて学んでいけるのは楽しみです」、カンヌ常連の三池監督は「子どもたちに夢を与えることです」と語っていた。映画『無限の住人』が選ばれたのは、アウト・オブ・コンペティション部門。過去には、スティーブン・スピルバーグ監督作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』、ジョージ・ミラー監督作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などが選出されたことでも知られ、今回は世界中の作品の中から4本が選ばれた。○公式会見での一問一答――(記者から三池監督へ)映画を拝見して素晴らしい作品でした。カンヌでこの作品を見られて嬉しいです。コーエン兄弟の作品を思い出したりもしていました。サムライ映画と西部劇は似ている所がありましたか? また、撮影監督とのお仕事の方針を教えてください。三池「やっぱりウエスタンも時代劇も法律的に、人間らしく暮らしていくことを考えると社会が未熟だった時代。現代劇で10年かかるところを時代劇では2日かかる。時代劇は大好きです」――(ジェレミー・トーマスプロデューサーへ司会者から)あなたは、大島渚監督、三池崇史監督と何度も組んでいますね。2人の世界観は全然違いますが、三池監督とはどのような仕事でしたか?ジェレミー「僕は残念ながら日本語ができないから、自分の作品への思うことや情熱をお伝えして、お役に立てることがあれば立ちたいと思っています」――カンヌに来るのは映画『2046』以来2回目ですが、今回違う所はありますか?木村「またこの地に戻ってこれて嬉しい。今回は違うところは大きく違います」――サムライ映画といえば黒澤監督を思い出します。ジェレミー・トーマスともっと映画を作って欲しいと思います。三池「黒澤監督は、黒澤明という人間を作れた。今の自分たちの表現したいことを、我々も一つ一つ積み上げていかないといけない。今後も時代劇を世に送りだしたいです」――どうしてこの役を受けたのですか? ハードなアクションもありますね。三池監督のファンだったからですか?木村「三池監督に一緒に仕事が出来るのは、とても名誉なこと。一緒にやろうということ自体が、三池組のチームの一員ということが光栄でした」――この映画を撮ることの一番の挑戦は何でしたか?三池「一番の挑戦はやっぱり木村拓哉と対決すること。主人公は不死身の男。いま日本で演じられる人間は木村拓哉しかいない。彼に万次を演じてもらはなければ始まらなかった」杉咲「凜を演じさせていただくうえで、ショックな出来事があって、両親のかたき討ちをする。凜ってすごい精神の持ち主だとおもっているので、最初不安だったんですけど、凜の気持ちを自分で理解することが挑戦でした」木村「挑戦という形では、原作者の佐村広明先生がつくりだした作り出した世界観をリスペクトを込めて表現すること。スタートラインに立つことがもう挑戦でした」――作中にたくさんの武器が出てきましたが、万次を演じるにあたってトレーニングはしましたか? 一番好きな武器はどれですか?木村「トレーニングは、今思い返すと一度もしてないです。1番好きな武器は、いろんな造形物があったんですけど、凛を守り抜くメンタルです」――シンガポールから来ました。とても好きで、7回映画を観ました。ケガをされたと聞きました。ケガをしてもやろうと思った推進力はなんでしょうか?木村「推進力になったのは、三池監督が現場で常に前に進む推進力を失わなかったです」――今後どうなっていきたいですか?木村「三池監督は映画監督なのはもちろん、三池組の家族が目の前でこれくらいのテンションで、ご自身でやってくれるのが楽しくて。アクション部のスタッフよりアクションがうまいんじゃないかと。出演者にしても、いろいろ各セクションのスタッフにしても気持ちを理解してくれる。映画を作るということは、こんなにも楽しいと感じさせてくれました。これから出会う役はひとつひとつ運命だと思って演じていきたい」杉咲「今後どうなっていきたいかというのは、正直明確に自分の中では浮かんでこないんですけど、もともとドラマや映画をみることがすきで、今自分が経験したことや知らなかったことを演じて学んでいけるのは楽しみです」三池「子どもたちに夢を与えることです」
2017年05月19日いま注目の若手女優・杉咲花がヒロインを演じる、米林宏昌監督の最新作『メアリと魔女の花』。この度、7月の公開を記念して、本作の全てが分かる「メアリと魔女の花ジ・アート展」が東京・小田急百貨店新宿店本館にて7月26日(水)より、大阪・あべのハルカス近鉄本店ウイング館にて8月5日(土)より開催されることが決定した。7年に一度しか咲かない、かつて魔女の国から盗みだされた禁断の“魔女の花”。一夜限りの不思議な力を手にしたメアリは、雲海にそびえたつ魔法大学「エンドア」への入学を許可されるが、メアリがついたひとつのうそが、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく――。本作は、『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の米林監督の最新作であり、監督が最も得意とする精緻で美しい背景美術と圧倒的なアニメーションで、まさに静と動が融合した夏のエンターテインメント超大作。本作のヒロインで魔女の国で大冒険を繰り広げる元気な少女・メアリ役には、『湯を沸かすほどの熱い愛』『無限の住人』など話題作に出演する杉咲さんが演じるほか、天海祐希、小日向文世、満島ひかり、大竹しのぶら豪華俳優陣が出演していることでも話題となっている。本展では、映画『メアリと魔女の花』の全てが分かる貴重な資料を多数展示。美術家の男鹿和雄をアドバイザーに迎えた背景美術スタジオ「でほぎゃらりー」による美しい美術の数々に出会え、さらにインスタレーションやグッズのコーナーも充実した、子どもから大人まで存分にメアリの魅力を体感できる展覧会となっている。「メアリと魔女の花ジ・アート展」は7月26日(水)~7月31日(月)小田急百貨店新宿店本館11階、8月5日(土)~8月22日(火)あべのハルカス近鉄本店ウイング館4階にて開催。『メアリと魔女の花』は7月8日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年05月18日「"無限"とは"時間"や"時空"ではなく、"想い"なのだと感じています。限りの無い"想い"。それは"永遠"と呼んでもいいものだと思います」俳優・木村拓哉にとって『武士の一分』(06年)以来、約10年ぶりの時代劇主演となる映画『無限の住人』。沙村広明氏の人気漫画が初の実写化、さらに木村と三池崇史監督の初タッグということもあり、メディアは大々的に取り上げた。SMAP解散騒動で日本中に激震が走った2016年1月、木村は不死身の侍・万次をようやく演じ終える。2015年10月5日、映画化が発表されたあの日から、どれだけの人がこの作品を話題にしてきたのだろうか。冒頭にあるのは、「無限とは?」に対する木村の答えだ。公開初日を迎えた2017年4月29日、舞台あいさつの壇上で「客席の皆さまのものになりました」と引き締まった表情で呼びかけた木村。今回の連載は「∞」になぞらえ、8名のスタッフの証言をもとに、『無限の住人』が「皆さまのもの」になるまでの「無限の想い」をまとめた取材記録である。1人目は、本作の"生みの親"ともいえる小岩井宏悦エグゼクティブプロデューサー。連載第3回は、「大きな賭け」でもあったヒロイン・杉咲花について。彼女がなぜ本作の浮沈にかかわるとみていたのか。そして、「すごい」と驚いた一面とは。○マスコミの期待を見事に裏切った一言――完成した映画をご覧になっていかがでしたか?僕が一番最初にみたのは2時間35分バージョンでした。特に具体的な注文をすることは全くなくて、観客として打ちのめされた。ただ、少しだけ短くしてくださいとだけは言いました。伝えたことと言えば、それぐらいですね。唯一、冒頭の白黒映像については、プロデューサーとしては観客に少しでも見やすくしたいので、カラーの方がいいのかなとも思ったんですが、結果としては圧倒的に白黒の方が良かったですね。その後も切り過ぎてしまったり、元に戻したり細かい調整を経て、今あるものが「最高地点」に到達したものだと確信しています。――事前のコメントで、小岩井さんは「この映画の成功と失敗は杉咲花にかかっている」とおっしゃっていました。そのあたりはいかがですか。杉咲さんといえば、3月の第40回日本アカデミー賞で、最優秀助演女優賞と新人俳優賞をW受賞したことでも話題になりました。見る目ありましたね(笑)。――さすがです(笑)。冗談ですが(笑)。でも、ここまでの勢いがあって、本当にラッキーでした。撮影初日、2人のシーンではじまったんですが、撮影の最後に二人が自然とハイタッチして終わっていました。僕らとしては、二人の相性がどうなんだろうかと内心ヒヤヒヤしていた中でホッとしましたね。商業性も重要ですが、この凜役については我々は作品性を重視しました。2人は、絶対に「LOVE」に見えちゃいけない。でも、親子に見えるのも違う。兄妹でもない。でも、凜の側からであれば、異性として見ていてもいいわけですよ。でも、万次の側からは絶対にその要素はあってはいけない。つまり、相当にアンビバレントな要素をビジュアル的、年齢的に持っていなければならない。しかも、お芝居ができることは絶対条件。そう考えると、凜という役はすごくハードルが高いんです。ある種の大きな賭けであるけども、作品性を重視した上で当時は無名に近い花ちゃんだったわけです。そして、お芝居ができるからと言って、イコール木村さんと噛み合うとは限らない。花ちゃんを「すごい」と思った出来事がありました。現場でマスコミ向けにミニ会見をした時のこと。登壇者は、監督と木村さん、花ちゃんの三人です。当然、花ちゃんには、相手役である木村さんに関する質問が飛ぶ。すると花ちゃんは、「誰の相手なのかは関係なく、私はこの凜という役をちゃんと演じきれるかどうかだけで精一杯です」と言った。木村さんは、彼女のこういう所を信頼しているんだなと思いました。「子供の頃から見ていた木村さんとご一緒できて、すごくドキドキしました」みたいに媚びたりしない。きっと、マスコミの方々はそういうコメントを期待して聞いたと思うんです。でも、相手が誰かではなく、もらった役をどう演じ切るかが一番重要だ、と言う本物の役者しか言えないことを、木村拓哉さんを横に置いて当り前のように言ったことがすごいと思いました。○カンヌは最高に幸せな「運命」――アカデミー賞のスピーチでも、宮沢さんのことを「本当にお母ちゃんでした」とおっしゃっていました。そういう演技の考えがしっかりしているところも、ある程度事前につかんでいたんですか。いえ、そういうところは分かりません。だから、まさにそれがさっき言っていた「ラッキー」なんです。僕はお芝居だけを見て「この子がいい」と決める。でもその子がどんなキャラクターなのか分からないですし、現場でどのように振る舞い、木村拓哉さんという稀代のビッグスターとどのような化学反応を起こすのか、というのは全く分からないです。下手すると、虎の尾を踏んでしまう可能性もあった。でも、自然と木村さんの方から愛情を示しやすい関係性になっていました。彼女の演技に対するひたむきな姿を感じ取って、木村さんも殺陣なんかを熱心に教えてあげていました。――2月の制作会見で、三池監督は「キャスティングは運命である」とおっしゃっていました。この言葉を聞いて、どう思われますか?僕もいつも「ご縁」と言っていますし、「恋愛と同じ」だと思っています。お互いが好きじゃないと、片方がどんなに強く望んでも成立しない。しかも、タイミングも重要でお互い好きでも、相手に違うパートナーが決まってしまっていたら成立しない。2年前に言ってくれたらよかったのに……とかありますよね(笑)?運命で言うと、私は作品そのものが持っている「運命」というものがあるといつも思っています。生まれ落ちるところから決まっているものがあるのです。その意味で、三池崇史監督が撮り、木村拓哉さんが主演し、杉咲花というニュースターを作り、多くの素敵な共演者を得て、カンヌ国際映画祭の特別招待されるこの映画は、最高に幸せな「運命」を持っているのだと思います。■プロフィール小岩井宏悦(こいわい・ひろよし)1960年7月28日生まれ。長野県出身。89年4月にフジテレビ入社。10年以上にわたって数々のドラマをプロデュースし、03年からは映画も手掛ける。07年4月にフジテレビを退社し、同月ワーナー・ブラザース映画ローカルプロダクション本部長に就任。これまでのドラマは、『Age,35恋しくて』『ラブジェネレーション』『神様、もう少しだけ』など、映画は、『星になった少年』『ブレイブ・ストーリー』『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』『るろうに剣心』シリーズ『オオカミ少女と黒王子』『ミュージアム』など。(C)沙村広明/講談社 (C)2017映画「無限の住人」製作委員会
2017年05月17日若き“変幻自在”俳優ともいわれる高杉真宙の主演短編映画『想影(おもかげ)』の公開初日舞台挨拶が、5月14日(日)東京・下北沢トリウッドにて行われ、主演の高杉さん、共演の松原菜野花、加藤慶吾監督が登壇した。いつもアーミーナイフを持ち歩き、果物をむくのが上手かった男の子、栄大輔。栄はどこかの農家のひとり娘と結婚するという。結婚の知らせをきっかけに、幼馴染であった中村由美の心には、果物を介した中高生時代の思い出が次から次へと瑞々しく蘇り、同時に栄に伝えられなかった想いが、後悔とともにあふれ出してくる。10年の時を経て、過去の想いと対峙する決心を固めた由美は、栄に対してある行動をとる――。今年、『PとJK』『ReLIFE リライフ』『散歩する侵略者』『逆光の頃』『トリガール!』と、本作を含む6本もの話題作に出演する高杉さんが主演を務めた本作。プレミア上映された2016年「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」では観客投票第1位を獲得した。この日の舞台挨拶のチケットは、応募開始直後に即完売、当日の立ち見のチケットも朝から行列ができるほどの大盛況ぶり。また、舞台挨拶の模様はTwitterライブを用いて生中継もされ、下北沢に止まらず、全国的に本作公開を待ちわびていたファンがその様子を見守った。上映後、まず登壇した加藤監督は、「やっと初上映できたことを嬉しく思っております。去年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭で1回先行上映してから、ようやくこうして上映に結びつけることができました。皆さんの早く見たいという声があったからと思っておりますので、本当にそういった声援、感謝しております。ありがとうございます」と、観客に向けて挨拶。そして、監督からの呼び込みで高杉さん、松原さんが登場。脚本を最初に読んだ感想や役作りについて、監督からの質問に2人が答えていく形でトークセッションが行われた。「最初、題名見たときに、怖そうだなって思ったんですよ(笑)」という高杉さんは、「読んでいくうちに、純粋で綺麗な話だなと思って。青春時代のひとときって感じがして、なんでもない日常に見えるけど誰もが思ったことがある感情なんじゃないかなと思って。一途で素敵な話だなと」と脚本の印象を述懐。演じた役柄が、中学生だったことから「大丈夫かなぁって思ったんですけど。ただ自分で言うのもあれなんですけど、見ていると違和感がないというか」と語りながらも、「(栄大輔という少年は)雰囲気とか、学校で果物を剥いているとか、普通じゃないなって。そこに関しては最初は悩みましたが現場に入ったらすぐ解決はしました」と明かした。また、中村由美役を演じた松原さんといえば、近作では『湯を沸かすほどの熱い愛』で杉咲花演じる安澄をいじめる生徒を演じていた。「私、最近いただく役が結構すれた役が多くて(笑)。前回はいじめっ子でいじめてて、あとは援助交際する子の役とかやってたんで。今回、普通を通り越して純粋な子にいっちゃって、私自身も由美ちゃんみたいな子じゃなくて本当に言いたいことズバズバ言うしっていうタイプ」と語り、高杉さんとの共演は「キュンキュンさせていただきました。楽しかったです」とコメント。一方の高杉さんも、『PとJK』では家庭に問題がある不良の“大神”役、『ReLIFE』ではチャラいけどクラス委員長の「チャラオーガ」“大神”役を演じたばかり。「僕も、(演じる役柄が)極端なんで」と高杉さん。監督に「チャラオーガとかは合わない?(笑)」と言われると「合わないってことでなく(笑)」と笑顔を見せながら「自分が率先してやっていくタイプではなく、そういう人についていくタイプが僕ですね、どちらかというと。あんな風に率先して行こうぜ! っていうのは難しいです。頑張りたいとは思います(笑)」と語った。さらに、観客からの質問で「役といまの自分との違いと、これからの野望」と問われた高杉さんは、「撮影したのは1年半前くらいなのですが、僕はこの1年間、走って行ってるイメージなんです。スピーディに成長していけたらいいなと思っている期間というか、20歳に向けてしっかりと男っぽくなっていこうぜっていう期間でもあったので。このときは中学生役ができたと思うんですけど、いまの僕はもう中学生っていうのはなかなか見えないんじゃないかなーと思うんです」と真摯にコメント。「その違いは大きいんじゃないかなと思います」と語りながら、「引き続き男っぽくなろうぜ、と。髭の似合う男になりたいと思います」と“野望”を語ってくれた。なお、本作は好評につき、当初の1週間限定上映から5月28(日)まで上映延長が決定。本編上映の前には、高杉さん&松原さんの特別メッセージ映像が上映される。『想影』は下北沢トリウッドにて限定公開中(※火曜定休)。(text:cinemacafe.net)
2017年05月15日俳優の木村拓哉(44)、女優の戸田恵梨香(28)、歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)らが29日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた映画『無限の住人』の初日舞台あいさつに出席。戸田は司会者からの珍質問をうまく切り返し、木村と海老蔵を感心させる場面があった。「『無限の住人』の"無限"と"ゴールデンウィーク"に合わせて。無限の休みをもらえたらどのように過ごしたいですか?」最初にこの質問を振られたのは主演の木村。「無限の休み……」と苦笑いで、「失業ということじゃないですよね?」と確認して笑いを誘う。「ポジティブに考えた無限の休み?」と考えを整理し、「行ってないところもたくさんあると思うので、今まで行ったことがないところに身を置きたい」と答えた。一方の戸田は「私も海外に行きたいかなぁと思ったんですけど、生きていけなくなっちゃうなぁとか考えて」といい、「木村さんか海老蔵さんの家に居候したら生きていけるなと思って」と説明。木村は「永遠の休みの間、うちに戸田恵梨香がいるんですか? なかなか面白そうですね」「うちが辛くなったら海老蔵家に行って」とまんざらでもない様子。海老蔵も「部屋ありますから大丈夫ですよ」と受け入れつつ、自身が答える番になると「お金続くんですか? そこですよね」と細かく指摘。「たぶん、戸田さんはそのことを考えた上で居候すると。非常に賢明なジャッジ」と褒めていた。本作は漫画家・沙村広明氏の同名漫画を原作に、三池崇史監督がメガホンを取った作品。興行収入41億円を記録した『武士の一分』(06年)以来の時代劇主演に挑む木村が、百人斬りの異名を持つ不死身の侍・万次を演じる。この日は木村、戸田、海老蔵のほか、杉咲花(19)、福士蒼汰(23)、市原隼人(30)、満島真之介(27)、三池崇史監督(56)が出席した。
2017年04月29日俳優の木村拓哉(44)、歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)らが29日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた映画『無限の住人』の初日舞台あいさつに出席。共演エピソードを語った。本作は漫画家・沙村広明氏の同名漫画を原作に、三池崇史監督がメガホンを取った作品。興行収入41億円を記録した『武士の一分』(06年)以来の時代劇主演に挑む木村が百人斬りの異名を持つ不死身の侍・万次を、海老蔵が逸刀流の剣士で同じく不死身の閑馬永空を演じる。2人は劇中で対峙し、壮絶な斬り合いを繰り広げる。海老蔵は「お互い死なない」「いろいろなものを抱えている」と役柄の背景に触れ、「そういう中で場所を見つけて。男と男の向き合う時間」と説明。「もちろん殺陣師の方が振りをつけられるんですが、木村拓哉さんという方は自分のアイデアを『もっとよくしたい』『もっとすばらしいものにしたい』『よりリアルで、もっと刺激にあるものにしたい』という感覚が人より多い」と印象を伝えた。その時のやりとりは、「『おい海老蔵! こうやるからこうやってくれ』みたいな」。木村がこれに「そんな言い方してないよ」と反応すると場内は笑いに包まれ、海老蔵は「すごく楽しかったです」といたずらっぽい笑顔を見せた。撮影中の海老蔵は、夜に歌舞伎やテレビ出演に追われ、早朝から本作という多忙な日々。現場が肌寒い中、木村から「これ温かいからここに入れろ」と缶コーヒーを手渡されたことがあったという。「撮影の現場で、缶コーヒーを天下の木村拓哉とここ(衣装の中)に入れながら寒さをこらえるという」と楽しげに振り返り、「たいして寒くないんですけど、木村さんからもらったら『あ、温かいっすね』と言わざるをえない」とオチをつけて盛り上げていた。舞台あいさつには木村、海老蔵のほか、杉咲花(19)、福士蒼汰(23)、市原隼人(30)、戸田恵梨香(28)、満島真之介(27)、三池崇史監督(56)が出席した。
2017年04月29日俳優の木村拓哉(44)、歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)らが29日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた映画『無限の住人』の初日舞台あいさつに出席した。木村は、海老蔵が本作のPRに初参加であることを説明。最も発言の機会を与えられた海老蔵が会場を盛り上げた。海老蔵は当初の予定では不参加だったようで、「本当は僕、ここにいるはずではなかったんですけども、先輩(木村)に新幹線で会っちゃったんで。ここに来ることになりました」とコメント。「本日みなさまにごあいさつできますことを木村拓哉さんという大スターが引き寄せた力だと思います」と木村を持ち上げる。これで観客の心をつかんだとみた海老蔵は、棒読みの「新幹線で会えて本当に良かったなー」で笑いを誘い、「あの時『海老蔵!』と呼んでいただいてありがとうございました!」とわざとらしく感謝する。さらに、「本当にちょっとびっくりするんですよ」と続け、「『おい! 海老蔵!』と呼ばれ『また変な人に絡まれちゃったのかな……』」と警戒した当時を回顧。「振り向くと木村拓哉がいた。とっても不思議な光景で、とっても幸せでした」と気持ちを伝えた。木村は、"舌"好調の海老蔵にタジタジの様子だったが、「いろいろキャンペーンやらせていただいたんですけど、海老蔵が参加してくれるのは今回が初です」と明かして、会場からは「おお」というどよめきと共に拍手。「きっとお客さんも楽しんでいただけると思うんですけど、マスコミの方たちは『いつ出る?』という感じでたぶんドキドキだったと思います。本当にすみません」と謝って和ませていた。この日最も長く話したのは海老蔵。司会者から立て続けに質問が飛び、思わず「ってか、なんで俺こんなにしゃべんないといけないの! 聞いてないよ本当に!」と言ってしまうほどで、そんな海老蔵に木村は「お前、さっき裏で話していた通りに話すなよ!」とツッコミを入れていた。舞台あいさつには木村、海老蔵のほか、杉咲花(19)、福士蒼汰(23)、市原隼人(30)、戸田恵梨香(28)、満島真之介(27)、三池崇史監督(56)が出席した。本作は漫画家・沙村広明氏の同名漫画を原作に、三池崇史監督がメガホンを取った作品。興行収入41億円を記録した『武士の一分』(06年)以来の時代劇主演に挑む木村が、百人斬りの異名を持つ不死身の侍・万次を演じる。
2017年04月29日木村拓哉が4月29日(土・祝)、都内で行われた主演作『無限の住人』の初日舞台挨拶に登壇し、「今日をもって、この作品は客席の皆さんのものになりますので、どうか可愛がっていただければ」と感無量の面持ちだった。原作は国内外で熱狂的な支持を集め、累計発行部数750万部を突破する沙村広明による同名コミック。妖術によって「死んでも死なない」肉体を手にした伝説の人斬り万次(木村さん)が、親を殺された少女・凜から、仇討ちの用心棒を依頼され、死線を超えた戦いに身を投じるアクションエンターテインメント。舞台挨拶には木村さんをはじめ、凛を演じる杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、満島真之介、市川海老蔵、三池崇史監督が出席した。最強の刺客を演じた福士さんは、「自分の実力以上のものを出せたのは、三池監督や座長である木村さんに支えられたから」と感謝の意。本作のプロモーションに初参加した海老蔵さんは、「先日、新幹線で木村さんにばったり出会って、急に(舞台挨拶に)来ることになりました。木村さんという大スターの魅力に引き寄せられた」と話していた。主人公の万次が“不死身”だという設定にちなみ、「誰が不死身だと思うか?」と質問されると、木村さんは「はい、海老蔵!」と即答。理由を聞かれると「理由も何も…。でも、常識を備えつつ、これだけ自由な人はいない」と語った。当の海老蔵さんは「監督かなあ。死ななそうじゃん。腐っても歩いていそう」と持論を展開していた。“死ななそう”な三池監督は、「野獣のような、魅力的なキャストが集まり、1つの現場を進めてくれた。すごい才能の持ち主である皆さんの演技を、撮っている喜びはものすごいし、現場の熱を高めてくれた」と回想。「時代劇で血も多いので、ハードル高いと思いますけど、ものすごく面白い世界が広がっている」とアピールしていた。『無限の住人』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:無限の住人 2017年4月29日より全国にて公開(C) 沙村広明/講談社 (C) 2017映画「無限の住人」製作委員会
2017年04月29日