日本文学史上最大級のベストセラー『人間失格』誕生秘話を、作者の太宰治と彼を愛した3人の女たちの視点から描く、蜷川実花監督、小栗旬主演作品『人間失格 太宰治と3人の女たち』が、9月13日(金)より全国公開される。この度、脇を固める豪華な男性キャスト陣5人の顔ぶれが明らかになった。本作の主人公は、小栗演じるトップスター作家・太宰治。身重の妻・津島美知子とふたりの子どもがいながら恋の噂が絶えず、自殺未遂を繰り返すという破天荒な生活を送った人物だ。弟子でもある作家志望の太田静子と、未亡人の山崎富栄。ふたりの愛人と正妻をめぐり、当時日本中を騒がせた“文学史上最大のスキャンダル”が描かれる。太宰の正妻・美知子役には宮沢りえ、弟子・静子役に沢尻エリカ、さらに、太宰の愛人で“最後の女”となった富栄役を二階堂ふみ、3人の女優が“3人の女たち”を演じることが、すでに発表されている。この度追加発表されたキャストは、成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也の5人だ。成田凌が演じるのは、当時太宰に関わったとされる編集者数名の要素をひとりに集約した映画オリジナルのキャラクターで、太宰に『人間失格』の執筆を依頼することになる、老舗出版社の若手編集者・佐倉潤一。太宰には煙たがられているが、やがて太宰が巻き起こす様々な女性問題に巻き込まれ翻弄されていく。太宰の弟子であり愛人でもある静子(沢尻)の弟・太田薫を演じるのは、千葉雄大。太宰の子どもを身ごもった姉・静子に対して、世間体を気にして苦言を呈するも音信不通となった太宰に本気で怒りをぶつける、姉想いの弟役だ。また、太宰が心を許す親友であり、脚本家としてラジオやテレビ等を中心に活躍した気鋭の作家・伊馬春部の役には瀬戸康史。自身と同じ福岡出身の伊馬を演じるにあたり、劇中で流暢な九州弁を披露し、明るく人懐こい役どころをコミカルに表現する。太宰を批判する若き日の三島由紀夫役には高良健吾。後に日本文学界を代表する世界的作家となる三島は、無名時代に太宰と直接対面し真っ向から批判したという知られざる逸話が残っている。そして、『堕落論』など過激な思想で戦後に一躍時代の寵児となった、無頼派(ぶらいは)を代表する作家であり、実際に太宰の友人でもあった坂口安吾を演じるのは藤原竜也。本作での坂口は、決して酒と薬を手放さない破天荒で強烈な作家であり、太宰を堕落へと誘う悪魔的な魅力を持つ人物として描かれる。■コメント・成田凌蜷川実花さんの作品で、主演は小栗旬さんと聞いた時点で、迷いは全くなく、そのような作品に自分も参加できることが嬉しかったです。何よりもまず学生時代からの太宰の大ファンで敬意が前提にあるということを大切に演じました。驚くほど映像が綺麗で、どのシーンも凄く印象的で鮮明に残っています。・千葉雄大(自分の演じる)薫はある意味堅物だと思いますが、常に姉のことを思っている。それを根底にもって演じました。蜷川監督作品は、お客さんとしてファンだったので、自分が出演させて頂きすごく嬉しいですし、もっとこの世界観に浸っていたかったです。・瀬戸康史初共演の小栗さんに非常に優しく接して頂いて、楽しく演じることができました。また、伊馬が北九州出身ということ、僕も福岡で生まれ育ったので、福岡弁をやらせてもらっています。とても大切な印象に残るシーンになったと思います。・高良健吾三島由紀夫さんの本には個人的にも影響を受けているので、プレッシャーはもちろんありましたが、演じられて光栄でした。蜷川監督の三島への思い、演出も非常に的確で分かりやすく、若い時に鍛えていただいた小栗さんとの共演も、緊張感がありつつも本当に楽しかったです。・藤原竜也小栗くん主演の本作に出演できるということは、非常に光栄で嬉しかったです。坂口安吾という重要な役どころを頂き、実際に太宰と安吾が通っていたバー“ルパン”での撮影はまるでタイムスリップしたようにすごく素敵で、大変貴重な経験をさせて頂きました。『人間失格 太宰治と3人の女たち』9月13日(金)全国公開
2019年05月23日弾き語りトラックメイカーアイドルの眉村ちあきが、30日(20:30~)に放送される文化放送の特別番組『眉村ちあきのにこりにこりアハハハハハハハハヤッターダンスラ』のパーソナリティを務めることが決定した。眉村にとって、初めての冠番組、そしてラジオパーソナリティへの挑戦となる。番組タイトルは、「ニコニコになってみんなで踊り出してしまうような楽しいラジオにしよ~っと!」という思いを込めて眉村自身が命名した。放送では、これまでほとんど明かされることのなかった"眉村ちあきの素顔"が感じられる等身大のトークも。さらに、眉村の楽曲をオンエアするほか、スタジオでの生歌唱、リスナーとのやり取りを展開する企画も行われるとのこと。また、番組では、「はじめてのふつおた(普通のお便り)」と「妄想眉村ちあき○○ライブ」というテーマでメールを募集している。
2019年05月23日眉村ちあきが、本日4月7日に東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにてライブ「全曲眉村ちあき」を開催する。弾き語りトラックメイカーアイドル・眉村ちあきは、昨年5月に初流通アルバム『目尻から水滴3個、戻る』をリリースし、6月には『ゴッドタン』(テレビ東京)の企画「このアイドル知ってんのか!?2018」で“色んな意味でヤバイアイドル部門1位” として出演。即興ソングを披露したことで、どんな言葉でも即興でいい歌が作れるアイドルとして脚光を浴びる。 また圧倒的な歌唱力とソングライティング力に加え、明るく自由奔放なキャラクターも支持され、その後、8月には新宿LOFTで初ワンマンライブ「眉村ちあき2nd ワンマンライブ~ SOLD OUT 関係者席ありません~」を成功に収め、レコード会社・TOY’S FACTORYとも契約。今年1月には、初の全国流通アルバム『ぎっしり歯ぐき』をリリースし注目を集めるなど、いま最も話題になっている女性アーティストのひとりだ。「全曲眉村ちあき」と題した本日のライブは、昼の部と夜の部の2公演にわけて開催される。これまでに発表してきた“ほぼ”すべての楽曲が網羅された全30曲収録の『ぎっしり歯ぐき』に収録されている楽曲はもちろん、惜しくもアルバムに収録されなかった楽曲から新曲まで、第1部と第2部で1曲も被りのないセットリストを目指しているという。いま“現存する”すべての眉村ちあきの楽曲が届けられるため、これまでの集大成となるようなライブパフォーマンスを見せてくれるに違いない。なお、眉村ちあきは、4月28日(日)より初の全国ツアー「CHIAKI MAYUMURA 1st Tour めじゃめじゃもんじゃ」を実施することも決定している。さらに、5月7日(火)にはメジャーデビューアルバム『めじゃめじゃもんじゃ』を発売。眉村ちあきの快進撃はまだ始まったばかりだ。公演情報「全曲眉村ちあき」4月7日(日)開場:13:00/開演:13:30開場:18:30/開演:19:00場所:Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
2019年04月07日『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』の原恵一監督最新作『バースデー・ワンダーランド』から、声優の藤原啓治と矢島晶子が担当するキャラクターが登場するちょっと怖い本編シーンが到着した。女優・松岡茉優が主人公の声を務めるほか、杏、麻生久美子、市村正親ら豪華俳優陣が参加することでも話題の本作。今回到着した映像は、「クレヨンしんちゃん」の初代“ひろし”と“しんのすけ”の声でお馴染みの藤原さんと矢島さんが演じるワンダーランドの世界を荒らす“悪役コンビ”、ザン・グとドロポのシーン。アカネが泊っている宿で、食料を奪おうとするザン・グとドロポ。食料が減り、水不足の危機に陥っているワンダーランドだが、「食い物を出せ」と店主を脅し、むりやり食べ物を奪ってしまう。さらに睨みつけて水も要求、怒った勢いでテーブルを破壊してしまう。ひろしとしんのすけとは全く違うキャラクターのザン・グとドロポだが、2人には本当の目的もあるようで…。「クレヨンしんちゃん」をはじめ、『河童のクゥと夏休み』『カラフル』『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』にも出演するなど、原監督作品には欠かせない存在となっている藤原さんと矢島さん。原監督は2人に絶大な信頼を寄せており、「敵役のザン・グとドロポの悪役コンビは、藤原さんと矢島さんにぴったりだと思ったので演じてもらうことにしました」とコメント。また「藤原さんにはワンダーランドの誰もが恐れているザン・グの怖さを表現してもらい、矢島さんは悪役だけどどこか憎めないドロポを演じてもらいました。ひろしとしんのすけとは真逆の悪役キャラを楽しみにしてほしいです」と呼びかけている。『バースデー・ワンダーランド』は4月26日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:バースデー・ワンダーランド 2019年4月26日より全国にて公開©柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会
2019年04月04日太宰治の『人間失格』をダイナミックにリメイクした劇場アニメーション映画『HUMAN LOST 人間失格』が、2019年11月29日(金)公開。太宰治の『人間失格』"SFエンタテイメント作品"に破滅に至った一人の男の生涯を描いた太宰治の『人間失格』は、深い死生観・文学性から今なお高い人気を誇る不朽の名作。太宰治生誕110周年を記念し、日本文化の代表作が、日本最高峰のクリエイター陣によってアニメーション映画化される。試みたのは、日本の古典文学をSFアクション化させ、近未来の物語を描いた"SFエンタテイメント作品"として再構築すること。ストーリー物語の舞台となるのは、医療革命により“死”を克服した昭和111年の東京。人々は体内の“ナノマシン”とそれらをネットワークにより管理する“S.H.E.L.L.”体制の支配により、無病長寿を保証されていたが、その究極的な社会システムは国家にやがて歪みをもたらしていった。そんな世界の中で、薬物に溺れ怠惰な暮らしをおくる主人公・大庭葉藏は、ある日暴走集団とともに行動する謎の男・堀木正雄と共に、激しい闘争に巻き込まれてしまう。そこで遭遇したのは、“S.H.E.L.L.”体制から外れ異形化(ヒューマン・ロスト)してしまった“ロスト体”。間一髪のところで、不思議な少女・柊美子に命を救われた葉藏は、自らもまたヒトとは違う力を持つことを知るのだったー。怒り。悲しみ。憐れみ――絶望に呑みこまれ、血の涙とともに大庭葉藏は“鬼”と化す。 無病長寿を実現した究極の社会システムと生きる人間たちは、失格か、合格かーー。キャラクター紹介主人公・大庭葉藏(声:宮野真守)死を克服した社会で、生きる意味を見いだせない男。アトリエ兼住居のバアの2階に引きこもって絵を描き、薬物・酒・女に溺れる自堕落な生活を送っている。友人の竹一に流されるまま、暴走集団の“インサイド”突貫に参加し、未来を巡る闘争に巻き込まれる。柊美子(声:花澤香菜)ヒューマン・ロストに対抗する隠れた国家機関“ヒラメ”の女隊員。健康保障機関“S.H.E.L.L.”の広報官も兼務し、その組織によって明るい未来が来ることを信じている。また、ヒューマン・ロスト現象を感知し、抑え込む不思議な力を持っている。堀木正雄(声:櫻井孝宏)貧困エリア“イチロク”の暴走集団に出入りし薬物をばら撒く謎の男。“S.H.E.L.L.”に反発する竹一の助言者として周囲に一目置かれている。葉藏は心から信用できないものの、自分の内面を見透かされるような視線を無視できずにいる。竹一(声:福山潤)貧困エリア“イチロク”の暴走集団のリーダー。主人公・葉藏の唯一の友であり、生き方に惑う彼に絵を描くきっかけを与えた男でもある。“S.H.E.L.L.”による健康管理を不快に思い、その意志を示すべく“インサイド”突貫を試みている。そうした自分の考えを言語化してくれる正雄を尊敬している。厚木(声: 小山力也)ヒューマン・ロストに対抗する隠れた国家機関“ヒラメ”の実行部隊長。実直さと信念がある屈強な老兵。美子の親代わりで、彼女が“ヒラメ”に保護されてからずっと面倒をみている。澁田(声:松田健一郎)ヒューマン・ロストに対抗する隠れた国家機関“ヒラメ”の所長。“S.H.E.L.L.(シェル)”の信奉者で、現体制の維持継続を最優先に命令を下す。医療革命がもたらしたアンチエイジングによって見た目こそ中年だが、実際は厚木よりも年長者。本広克行×木﨑文智×冲方丁×ポリゴン・ピクチュアズスーパーバイザーには「踊る大捜査線」「PSYCHO-PASS サイコパス」などを手掛けてきた本広克行。監督は「アフロサムライ」「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」『ベヨネッタ ブラッディフェイト(BAYONETTA BLOODYFATE)』などのヒット作を飛ばしてきた木﨑文智が担当する。コンセプトアートは、「ファイナルファンタジーXI」や「メタルギア ライジング リベンジェンス」を生み出した富安健一郎。そして、アニメーション制作は『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』『トランスフォーマー プライム』などで多数のアワードを受賞しているポリゴン・ピクチュアズが担当する。脚本は「天地明察」で吉川英治文学新人賞ほか数々の賞を受賞した小説家・冲方丁が、キャラクターデザインは「PokemonGO」や「ファイアーエムブレム」などでゲームやアニメーションの登場人物を生み出したコザキユースケが手掛ける。音楽は「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズなど実写・アニメともに活躍する菅野祐悟。音響監督には海外でも活躍する岩浪美和が参加。m-floが主題歌を担当主題歌はm-floがグラミーアーティスト、J. バルヴィンをフィーチャリングに迎えた「HUMAN LOST feat. J. Balvin」に決まっている。<あらすじ>昭和111年――医療革命により死を克服し、環境に配慮しない経済活動と19時間労働政策の末、GDP世界1位、年金支給額1億円を実現した無病長寿大国・日本、東京。 大気汚染と貧困の広がる環状16号線外“アウトサイド”で薬物に溺れ怠惰な暮らしをおくる“大庭葉藏”は、ある日、暴走集団とともに特権階級が住まう環状7号線内”インサイド”へ突貫し、激しい闘争に巻き込まれる。そこで”ロスト体”と呼ばれる異形体に遭遇した葉藏は、 不思議な力をもった女性“柊美子”に命を救われ、自分もまた人とは違う力をもつことを知る。 暴走集団に薬をばらまき、ロスト体を生み出していたのは、葉藏や美子と同じ力をもつ男“堀木正雄”。正雄はいう。進み過ぎた社会システ ムにすべての人間は「失格」した、と。文明崩壊にむけ自らのために行動する堀木正雄、文明再生にむけ誰かのために行動する柊美子。平 均寿命120歳を祝う人類初のイベント“人間合格式”を100日後にひかえ、死への逃避を奪われ、人ならざる者となった大庭葉藏が、その果てに選択するものとは――【作品情報】『HUMAN LOST 人間失格』公開時期:2019年11月29日(金)原案:太宰治「人間失格」より監督:木﨑文智スーパーバイザー:本広克行ストーリー原案・脚本:冲方 丁キャラクターデザイン:コザキユースケコンセプトアート:富安健一郎グラフィックデザイン:桑原竜也CGスーパーバイザー:石橋拓馬アニメーションディレクター:大竹広志美術監督:池田繁美、丸山由紀子色彩設計:野地弘納撮影監督:平林 章音響監督:岩浪美和音楽:菅野祐悟キャスト:宮野真守、花澤香菜、櫻井孝宏、福山潤、小山力也、沢城みゆき、千菅春香アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ企画・プロデュース:MAGNET/スロウカーブ主題歌:m-flo「HUMAN LOST feat. J. Balvin」配給:東宝映像事業部■ムビチケ情報発売日:9月20日(金)価格:1,500 円(税込)※ムビチケのみ特典:キャラクターボイス付メタリックステッカー(全4種・ランダム)キャラクターボイス:大庭葉藏、柊美子、 堀木正雄、竹一※販売劇場は公式 HP参照。 ※前売券1枚につき特典は1枚。※ボイスの種類は選べない。
2019年03月26日東京都内から電車で約2時間の場所にある長野県の野沢温泉村を訪ねた。野沢温泉村を旅して一番驚いたことは、海外から来日する欧米人観光客の多さだった。野沢温泉村をつなぐ飯山駅からのバスの乗客者は、ほとんど外国人。カフェや居酒屋、温泉まで…日本人観光客の方が少ないという衝撃的な光景もしばしば。喫茶店のお母さんも、片言の英語で会計をする。もちろん、メニューは英語表記で、街の温泉マップも英語表記だ。そんな、国際化した小さな温泉街で過ごす旅の1日をお届けする。今回の旅の目当ては、野沢の温泉街を抜けた所にある、どんぐりのような形をした一軒の宿泊施設「野沢温泉ロッヂ」。ル・コルビュジエの三人の弟子の一人と言われる日本を代表する建築家、吉阪隆正によって手掛けられた建物だ。1969年に建てられたロッヂは、スキーの技術を学ぶための施設として運営されていて、現在は前オーナーより引き継いだ八尾良太郎さんによって2017年から運営をスタートした。「野沢温泉ロッヂ」のオーナー八尾良太郎さんに話を聞くオーナーの八尾さんは、幼少期からアルペンスキーに励み、スキー場が隣接した野沢温泉村には合宿や大会でよく通っていたそう。大人になってアルペンレースを引退し、パウダースキーや家族でのスキーを楽しむようになってから、野沢温泉の魅力を再認識。いつか家族で野沢温泉に移住したいと考えるようになった時、前オーナーである山口さんに再び出会ったことがきっかけで引き継いだという。幼少期から目にしていた、吉阪建築の「野沢温泉ロッヂ」を残していくことも運命だと感じ、時代を経て改装、増築されていた野沢温泉ロッヂをできるだけオリジナルの形に戻しつつ今の時代に合わせてアップデートしようと考えた。「野沢温泉ロッヂ」の螺旋状になった室内階段「野沢温泉ロッヂ」の再生計画「野沢温泉ロッヂ」再生計画でのテーマは、吉阪先生が考えていたことを理解し、吉阪建築に戻すこと。リノベーションは、スキー仲間で友人の小山優さんらと手掛け、内装は仲間たちとDIYによってつくられた。外国人ゲストも楽しめるように、キッチン、シャワー、トイレ、断熱性などをアップデートし、白い壁と木材で設えたクリーンで居心地の良い快適な空間へと仕上げた。客室は、キッチンやリビングを備えたコンドミニアムタイプの2部屋、ドミトリータイプの部屋を7部屋を用意。1階には、共同のキッチンスペースとミーティングルーム、地下階にはシャワールームを設置している。「野沢温泉ロッヂ」に泊まってみた「野沢温泉ロッヂ」では、ミカコさんという女性が出迎えてくれる。周辺の情報や、雪山への情報を丁寧に教えてくれて、一安心。この日は、外国人観光客で満室だった。野沢温泉スキー場の長坂ゴンドラ近くに位置する好立地ということもあり、特に冬の時期は新雪、パウダースノーの“JAPOW”(Japan powder snowの略称)を求めてオーストラリアやアジアから来日する人たちが年々増えているとか。朝食のサービスもあり、ミカコさんが作る特製のオムレツは絶品だった。野沢温泉の“外湯めぐり”を楽しんでみる「野沢温泉ロッヂ」から徒歩約5分ほどで温泉街へ。温泉街には、江戸時代から“湯仲間”という制度によって守られてきた13ヵ所もの外湯が点在し、中でも街の中心にある「大湯」は江戸時代の趣を現在に伝える美しい湯屋建築として野沢温泉のシンボルともなっている。その「大湯」には薬師三尊を、その他の湯には十二の神将を奉り、今でも野沢温泉の湯守り仏として親しまれている。それらの温泉をめぐるのが“外湯めぐり”だ。大湯“外湯めぐり”をスタート! !まずは、「麻釜温泉公園 ふるさとの湯」へ。唯一浴場にシャワーやシャンプー・リンスなどが完備されている施設なので、ここで身体を洗い温まってから“外湯めぐり”をスタートする人が多いそう。内風呂の奥には湯の華が浮かぶ露天風呂もあり、ゆったりくつろぐことができた。「麻釜温泉公園 ふるさとの湯」(入浴料:大人500円、子ども300円 ※3歳~小学生以下)湯屋のほとんどは無料で解放されていて(一部有料)、賽銭を納めて入浴をするシステム。扉を開けるとすぐ脱衣所になっていて、目の前には湯船がある。最初は驚いたが、これぞ野沢温泉の伝統的な湯屋なのである。多くの湯屋には、「あつ湯」「ぬる湯」2種の温度の源泉があり、「ぬる湯」でもかなり熱いと感じる湯屋も。熊の手洗湯足からそっと入り、湯の温度に慣れたら肩までゆっくり浸かる。熱くて少しピリっとする感覚も数分もすれば心地よさに変わる。湯のやわらかさや、湯の色、硫黄の香りを楽しみながら一息つく。新田の湯温泉文化のない外国人観光客も、日本の温泉を楽しんでいるようだ。「あつい」「ぬるい」という言葉だけで、自然と客同士がコミュニケーションをとり湯仲間となっていく。湯屋は笑い声で溢れ、心までぽかぽかに。こんなにハッピーな気持ちになれる温泉は初めてだった。身体も温まり、雪が舞い降る外でさえ寒さを忘れてしまうほど。その温まった身体のまま、次の湯屋へと向かう。街には、こうして温泉マップを広げて“外湯めぐり”をする人たちがたくさんいるのだ。タオルを忘れても大丈夫!温泉街にはこんなにカラフルなタオルを販売する商店があちらこちらに野沢温泉街は、食事処も充実。カフェから居酒屋、バーまで...昭和のノスタルジーを感じるような古き良き文化に触れることのできる個人店から、海外からの観光客に喜ばれそうなインターナショナルな店が立ち並ぶ。江戸時代の湯屋と、昭和時代の商店、そして今の時代が混在した不思議な街。懐かしいフォントの土産屋や、カラフルな色の商店の看板など、歩いているだけでも様々な発見ができる場所である。温泉街で見つけた生クリームたっぷりのバナナロールは絶品★★★八尾さんがオススメする四季を楽しむアクティビティー野沢温泉村は雪が多く降る山なので、ゴールデンウイーク頃まで気持ちのよい日差しの中、スノーアクティビティーを楽しめる施設もあるそう。その他、ヨガ、SUPヨガ、ラフティング、キャンプ、マウンテンバイクを楽しめたり、山菜採りや、米作り、タケノコ、キノコなど季節の食材を堪能できるBBQも最高ですよ! と八尾さん。これからの季節も、自然を満喫しながら様々なアクティビティーを楽しむことができる野沢温泉村。「野沢温泉ロッヂ」で吉阪建築を体感しながら、伝統ある湯屋で“外湯めぐり”にトライしてみては。<プロフィール>八尾良太郎1979年東京生まれ。幼少から新潟県妙高高原関温泉でアルペンスキーをはじめ15歳からアメリカ ヴァーモント州にあるストラットンマウンテンスクールにアルペン スキー留学。広告代理店、外資系クリエイティブエージェンシー、日本コカ・ コーラ クリエイティブエクセレンス、アメアスポーツ、NETFLIXを経て現在は全日本スキー連盟 SNOW JAPANクリエイティブディレクター、Antinol/ Lyprinol CMO、NINJA WORKS、Spiber、野沢温泉ロッヂ運営などコミュニケーションストラテジー、クリエイティブを中心に担当。【取材協力】野沢温泉ロッヂ住所:長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷7812予約サイト:野沢温泉観光協会
2019年03月18日日本レコード協会主催による音楽賞「日本ゴールドディスク大賞」の第33回受賞アルバムが発表され、村治佳織のアルバム『シネマ』が「インストゥルメンタル・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。1987年にスタートした「日本ゴールドディスク大賞」は、レコード産業の発展に大きく貢献したアーティスト及び作品を毎年顕彰。今年は第33回を迎えている。その選考基準は、「CD、ビデオ等の正味売上実績(総出荷数から返品数を差し引いたもの)と有料音楽配信の売上実績」という客観的な基準によって、"いま日本で最も親しまれているアーティスト・作品"を選出。まさに、多くのファンによって支えられてきた栄えある賞と言えそうだ。*村治佳織とアルバム『シネマ』については、「 クリエイター人生(dpia-app://content?contentId=49672096-c5cf-417a-93c1-a31035d46341&contentTypeId=3) 」参照。村治佳織の受賞コメント『シネマ』に関わってくださったすべての方々に心から感謝申し上げます。発売されて、半年足らずでこのような素晴らしい賞をいただくことができたのも、このアルバムをお聴きくださった皆様のおかげです!またシネマ・テーマの名作をギターで表現できて幸せでした。この賞を励みに引き続き、『シネマ』の世界観を心の中で大切に育み、大好きなギターの素晴らしさを演奏を通してお伝えしていければと思っております。本当にありがとうございます。(村治佳織)村治佳織オフィシャルホームページユニバーサルミュージックアーティスト情報第33回日本ゴールドディスク大賞・受賞作品/アーティスト
2019年03月01日還暦及び噺家生活40周年を迎えた桂米團治が2019年、記念の独演会を全国で開催、30公演を行う。その皮切りとなるのが1月4日(金)に行われる大阪・サンケイホールブリーゼ公演だ。還暦&噺家生活40周年記念「桂米團治独演会」チケット情報米朝一門のホームグラウンドであるホールで、お正月から独演会ができてうれしいと顔をほころばせる。メインの演目は「高津の富」を選んだ。ある男が、大見得を切って買った1枚の富くじが大当たりをするという噺だ。「お正月に笑いに来てくれはるお客さんには絶対『高津の富』だと。ハッピーエンドだし、おめでたい噺なのでこれやと思いました」。還暦を迎えた心境を改めて尋ねると、「まさかこの年で会社経営に携わることになるとは思ってもみなかった。思えば人生は思ってもみないことの連続でしたね」と振り返った。2015年3月には師匠であり父でもある米朝が亡くなった。「米朝が他界して3年、あとは好きなことをしよう、やっと吹っ切れるぞと思った矢先、米朝事務所の代表になるという重荷がのしかかってきました。多分、天上界で米朝・中川絹子夫妻がニヤニヤ笑いながら、僕にやらしているような気がする。これを天命と受け止めて、この圧力に倒されることなく、バネにして楽しく演じようと思っています!」。米團治の名跡を継いで10年。まだまだ世間一般には認知されていないと話す。「これからの10年は米團治という名前を認知してもらうように一生けん命、頑張ります。ただ、60代ということで元気なだけではない、ある種枯れていく時代にも入ります。7割ぐらいの力で楽しんでいる米團治を見ていただければと思います」。「還暦&噺家生活40周年記念『桂米團治独演会』」ではほかに「稽古屋」を披露。また、2018年に上方落語協会会長に就任した笑福亭仁智がゲスト出演。弟子の桂米輝が開口一番を務めるほか、桂米紫、桂吉の丞による『スライドショー』も行われる。チケットは発売中。取材・文:岩本和子
2018年12月21日「40歳のときに雑誌の表紙に出るのはもうやめようって決めたんです。だけど今回は10代のころからお世話になってきた『女性自身』さんの60周年ですから」と、吉永小百合(73)。対談企画を提案したところ、吉永がその相手に希望したのが、’05年公開の主演映画『北の零年』で母子役として共演した石原さとみ(31)だった。なんと13年ぶりの再会という、ビッグ対談が実現!石原「小百合さんは、素晴らしい方との出会いで、女優として次の段階に進めたんですよね?」吉永「そうです。だから出会いって、すごく大事ですよね」石原「でもそういう出会いは、つかもうと思ってつかめるものじゃないですよね?」吉永「そうね。自然にそういう機会がめぐってくると思う」石原「自分でつかみにいったことはありますか?」吉永「『時雨の記』という映画は、原作を読んでいて。ほかのところでやるっていう噂があったんだけど、絶対私がやりたかったの。だから、テレビ会社に行ってお願いしてお金を出してもらったり、相手役も渡哲也さんにお願いしたりして、実現したことがあります。だけど、思ったような映画にならなかった(笑)。そういうものなのかもしれないですね。でも、後悔はしていません。あのときに一生懸命行動してよかったと思っています」石原「最近、友達の存在ってすごく大切なんだなって実感しているんです。この間も、小中高の同級生たちと韓国旅行に行ってきて。ずっとしゃべりっぱなしだったんですけど、仕事の話は一切出なくて。その時間がすごく幸せだって思ったんです。小百合さんは10代でデビューされたときといまで、お友達の存在は変わりましたか?」吉永「すごく素敵ね。私も、昨日ちょうど小学校のクラス会があったんです。93歳になる先生もいらしたりして。楽しかったですよ。一緒に山登りに行ったりスキーをやったりもするんだけど、芸能人としての私じゃない付き合いができるから、気楽にいられますよね。大学時代の女友達とも、毎年集まってご飯に行ったりしています。この業界の友達は、そんなに多くないんです。親しくしていたのは、樹木希林さん。最近は、ギタリストの村治佳織とときどき旅行に行ったりもします」石原「私も芸能界の友達は少なくて、ほとんどの友達が同級生です。一時期、テレビやラジオで話せるからって、名のある方とばかり会っていたときもあるんですが、私は何をやってるんだろう?って苦しくなってしまって」吉永「ええ、わかりますよ」石原「そんなとき、同級生たちと一緒にいるとすごく救われて。私にとって友情は財産なんです。そう心から思えるんですけど、小百合さんもそうなんですね」吉永「それは、とっても大事にしないといけないね。そういう友達がいるのは本当に素敵なことだから。やっぱり友達は財産ですね」石原「私、もしも、もう一度、小百合さんと共演させていただけるのなら、もちろん母子もやりたいんですけど、社長と部下の役を演じてみたいなって。小百合さんに罵倒されたい(笑)」吉永「ふふふ(笑)。おもしろいかもしれない!社長と部下でも、敵対してたりとかしてね。やり合ったりもするんだけど、最後は同じ方向を向くとか、そういうのもいいですね。ぜひ誰かに考えてもらいましょう(笑)」
2018年12月07日恒例のリサイタル・ツアーを昨年、「名曲の花束」として衣替えしたピアニスト及川浩治。その2年目が、来年2月23日(土)サントリーホールの東京公演で大詰めを迎える。「動画配信サイトでなんでも見れちゃう時代。特に若い層のクラシック離れは深刻です。だからこそ、ちっちゃい頃から大好きだった名曲の数々を、ぜひ生のコンサートで聴いてほしい。自分自身がクラシックへの憧れや愛情を忘れないためにも。広く愛されている名曲はやはり完成度が高いと思います」【チケット情報はこちら】《愛のあいさつ》《ラ・カンパネラ》《トルコ行進曲》《別れの曲》《愛の夢第3番》……。誰もが1度は聴いたことのある名曲ばかりを並べるのは勇気がいるはずだ。ハードルが高くなるし、実力派ピアニストとして、もっと手垢にまみれていない作品で勝負したいという気持ちもあるだろう。「でも、これがいま自分のやりたいことなんです。若い頃は、自分の世界で、弾きたい曲だけを弾いて、それが嫌な人は聴きに来なくてもいいと思ってました。B型なんで(笑)。でもね、お客さんがいなかったら練習と変わらない。客席の雰囲気も含めてコンサート。ぜひ私と一緒にしんみりしたり、感動したりしながら楽しんでください」とはいえ、プログラムにはさまざまな仕掛けも。バッハのオルガン・コラール《目覚めよと呼ぶ声あり》から上記のような曲へ。オルガンやヴァイオリン曲、歌曲や管弦楽曲が原曲の作品が並ぶのは、19世紀に「リサイタル」という形を創始したリストに倣っての、ガラ・コンサート的なラインナップだ。そして、小品ばかりではなく、ベートーヴェン《月光》やストラヴィンスキー《ペトルーシュカからの3楽章》など、骨太の作品も。「《ペトルーシュカ》は久しぶり。若い頃よく弾いていたので、ずっと入れたかったんですけど、難しい作品だと受け取られたくなくて避けていました。でもこのプログラムに放り込んでみたら、スタッフからも異論なく賛成してもらえた。たとえばもしロシア・プログラムとして組んだら、きっともっと難しい印象でしたよね。見せ方が大事なんです」派手な演奏パフォーマンスも彼の人気の要因のひとつだ。「見られる」ことは意識しているのだろうか。「まったく意識してません。なんでだろう。音楽に没入している時に自然に出るんだと思います。指のコントロールを考えながら弾いている練習の時は動きませんから。子供の頃から、レコードを聴きながら歌ったり指揮したりしていたのがそのまま出てるんじゃないですかね。もしパフォーマンスに見えるとしても、それが自分のスタイルなので、音楽のためにも、無駄ではないと思います」自然体の真っ向勝負で聴かせる珠玉の名曲の数々。演奏の合間にはトークも交える。その場で感じたことを正直に話すことで自身もリラックスして弾けるのだという。「長く喋りすぎたらごめんなさい」と笑う。いえいえ。このコンサートには、きっとそれも似合う!公演は2019年2月23日(土)サントリーホール 大ホールにて。チケット発売中。取材・文:宮本明
2018年12月04日今回の旅先は西粟倉村(にしあわくらそん)。西粟倉村は、岡山県の最北東端に位置し、兵庫県・鳥取県の県境にある村。面積の約95%が山林、約85%を杉や檜などの育成林が占めると言います。人口は現在1422人。主な産業は林業。移住者や村民により木材など山の恵みを活用した約20社の企業が相次いで設立され、「起業家の村」として広く知られて行きました。森林再生支援などを手掛ける企業などの出資により2009年に完成した「西粟倉森の学校」が、間伐材の加工などを展開。これをきっかけに、家具の製造、ゲストハウス運営、なんとこの山の中でウナギの養殖の事業までも立ち上がり、起業家養成講座も開かれているという自然いっぱい元気いっぱいの今まさに注目すべき村なのです。 そこで今回おじゃましたのがここ「YOUBI(ようび)」。前の上司によくこちらのお話は伺っており、西粟倉に行くのであればぜひ立ち寄ったほうがいいと言われていました。社屋とモデルルームはなにやら大掛かりな組み木の集合体のよう。遠くから見ても存在感抜群です。 手作り感のある看板が可愛い!ここでは家具や暮らしの道具を作っています。 育成林は放っておくと成長しすぎて光が地面まで届かなくなります。その結果下草が生えず、深刻な土砂災害を招く原因になります。また、密集しすぎた森林は成長が遅れ細いままのため、木材として1本あたりの材料が少なくなってしまい加工が難しくなってしまいます。今ある木を間伐して使うことで森が綺麗になり、暮らしに循環していくのです。 「やがて風景になるものづくり」を理念に掲げて無垢の素材、伝統的な木組みの技術を活かしたものづくりをしているようび。椅子もテーブルも一つ一つ心を込めて丁寧に作られているそう。 ショールーム全体を囲むように組まれている組み木。木の香りが空間に広がっています。ここではなんと5,500本の木を使用しているとのこと! 北欧のようでもあり、とても美しいです。木とテキスタイルの組み合わせ、なんて相性が良いのでしょう。 なんとこの組み木、65,000箇所の溝を刻んで組んだとのこと。そう、この組み木は全て従業員のDIY! 一体どういうことなのかと話を伺うと、2016年1月23日の午前4時、ようびの工房で火災が発生。真冬の不運な条件で発生した種火はあっという間に工房中を巡り、ようびのすべてを焼き尽くし奪い去ったと言います。『百年の森林構想』という50年かけて育てた森林を50年後の未来へ残すことを決めたこの村の理念に共感し、ようびの代表の大島さんは100年の森林から生まれたひのきで家具をつくる挑戦をはじめたそう。そんな熱い想いからか、全焼という現実を目の前にも大島さんはようびのスタッフに「再起したい」と決意を伝えたと言います。その後、メンバーひとりも欠けることなく全員で立ち上がり、この社屋ができたのです。 火災があっても諦めないというスタッフみんなの執念にも近い熱い想いが今はとても穏やかな景色を切り取ってくれている空間からビリビリと伝わって来ました。自分が今全てを失ったらようびの皆さんのように諦めずに強く前に進むことができるだろうか。きっとこの村の人々、たくさんの豊かな木の存在、そして作りたいという想いが彼らをここまで強くさせたのでしょう。 と、いろいろとお話を伺っていると気になるバードのプロダクトを発見!かわいい!このまま飾ることもできるし、羽から尾の部分に本を置くこともできるのだそう。 「これは東京などでも買えるんですか?」と尋ねると、「木は呼吸する生き物と同じ。できればこの西粟倉に来ていただいて、景色を見てここに訪れて購入してもらえると嬉しい。卸売はやっていないんです。」とデザイナーでもあり広報担当でもある山口さんは言います。確かにせっかく遠出して購入したのに帰ったら東京でも売っていた。なんてことよくありますよね。私はお土産といわれるものはできるだけ現地だけで買えるものであってほしいと思っています。東京でも買えてしまったらそれはお土産ではなく、ただの便利なのではないか。と思ってしまうのです。買い手の便利さを追求することももちろん必要な時もありますが、作り手の背景や環境、想いは現地でなければ目で見て感じ取ることはできません。こういった会話からも得るものは大きいです。 新しい工房の天井にも、迷いのない意志のようにも感じられる組み木が美しく並んでいます。 3面ガラス張りの多目的スペース。3面スクリーンの映画館のように美しい西粟倉村の景色が広がります。 ブックバードは税込15,660円で販売しています。卸売はしていないそうですが、どうしても西粟倉村まで行けない!という方は唯一ようびのwebサイトで購入することができますよ。廃校となった旧影石小学校はベンチャー企業のオフィス、カフェ、ショップで賑わいます。体育館では「森のうなぎ」の養殖が行われていたりと、ようびの他にも西粟倉村では様々なチャレンジが始まっています。 市町村合併せずに村として存続することを決め「百年の森林構想」を掲げ森林と共に循環を始めた西粟倉村。温泉もあり、国民宿舎への宿泊もできます。 共感から人が集まり、好きなことを仕事にし、みんなで継続するから本物になる。都会から離れていても、この考え方、生き方が地域全体、日本全体に広がり注目されつつあります。小さな村の大きな挑戦はこれからも続いて行きます。
2018年09月23日ギタリスト村治佳織がデビュー25周年を迎えた。コアなクラシックファンに認められ、一般のファンからも愛される村治佳織は、クラシック界においてとても稀有な存在だ。しかも15歳でのデビュー以来、常にトップランナーとしてクラシック界を牽引してきたその輝きは、デビューから25年を経た現在も少しも変わっていない。記念アルバム『シネマ』の発売と同時に、アプリ版ぴあでの「ライフストーリー:映画のような私の人生〜いつもギターが一緒だった〜」も連載開始。読んでから聴くか、聴いてから読むか。いずれにしても中身は濃いぞ。
2018年09月19日十根川神社とは「十根川神社」は、十根川、大久保、椎原(しいばる)、鹿野遊(かなすび)、内の八重(うちのはえ)の五集落を氏子(うじこ)とし、縁結びの神様として崇敬されています。古くは八村大明神(やむらだいみょうじん)と呼ばれていました。明治以降は、大己貴乃命(オオアナムチノミコト)を祀っています。村内に伝わる古文書『椎葉山由来記』、『椎葉山根源記』には、椎葉の山里に隠れ住む平家残党への追討使那須大八郎が、最初に陣屋を十根川に構えたと記しています。この陣屋を椎の葉で葺いたため「椎葉」の名が起こったことも記されています。八村杉高さでは国内2番目、根回りでは国内4番目利根川神社の鳥居をくぐりまっすぐ進み、本殿を抜けると見えてくるのが国指定天然記念物になっている「八村杉」。元久年間に椎葉を訪れた那須大八郎が植えたとされる十根の杉です。十根川神社が「八村大明神」と呼ばれていたためこの名前が付きました。国指定天然記念物に登録!八村杉は十根川神社の境内にあり、別名「十根の杉」とも言われます。この杉は根周り19m、樹高54.4m、目通り幹周り13.3m、枝下の地面の全周は99mもある巨木です。高さでは国内2番目、根周りでは国内4番目。昭和10年に国指定天然記念物に指定されました。八村杉を取り巻くようにイチイガシやトチノキの巨木が生い茂っており、最近では、八村杉の周辺を巨樹の野外博物館として位置づけています。この樹林は、十根川重要伝統的建造物群保存地区の特定物件に平成10年に指定されました。八村杉がある近くの椎葉村の風景八村杉は、言い伝えによると平家追討の将、那須大八郎宗久が討伐に訪れた元久年間(1204~1206年)に大八郎自身の手植えとされています。明治4年(1871年)まで十根川神社が八村大明神と呼ばれていたことから、八村杉と呼ばれるようになりました。この八村杉は樹齢800年と長い時間、椎葉村を見守った地元では神様のような存在。そんな杉の近くに立つと、悩みすらも吹き飛んでしまうようで、パワースポットのパワーをとても感じます。大久保のヒノキ推定樹齢はなんと800年!八村杉から東、標高700mの山腹にある大久保集落で、複雑に絡みながら四方に枝を伸ばす圧倒的な存在感の「大久保のヒノキ」。推定樹齢は800年です。「大久保のヒノキ」も国の天然記念物!大久保集落の奥にある大久保のヒノキは、八村杉と同じく推定樹齢800年の日本一の大檜(ヒノキ)。幹周り9.3m、樹高32m、枝は東西32m、南北30mの広がりを持ち、樹幹に無数の枝幹が絡みつくようにそびえている様子は壮観です。平成6年に国指定天然記念物に指定されました。大久保集落の人によると、「檜」はこの集落を開拓し住み着いた先祖の墓印であり、気が優しい女性の墓印の木であるといわれています。そのため今も「檜」は、この地を開拓した祖先の墓印として大切に奉られており、パワースポットとして地元の人たちに知られています。また、大久保のヒノキの近くには休憩スポットもあり、そこで飲むよもぎ茶は絶品。マイナスイオンをたっぷり吸収しながら飲むと、デトックス効果がありそうな気持ちになります。スポット情報スポット名:十根川神社住所:宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良字十根川電話番号:0982-67-3139(椎葉村観光協会)スポット情報スポット名:大久保のヒノキ住所:宮崎県東臼杵郡椎葉村大久保電話番号:0982-67-3139(椎葉村観光協会)
2018年08月28日アーティストの眉村ちあきが20日、新曲「ピッコロ虫」のMVを公開した。本作はこれまでにも眉村のMVやライブの演出映像を手がけてきた映像監督・松浦本が制作した。眉村は「ピッコロ虫は、初めての正統派メジャー感醸し出し曲です」と明かし、松浦監督については「松浦さんはスーパー監督で、正統派からむちゃくちゃなMVまで作ってしまいます。頭の中がどうなってるのか見てみたいです」と表現する。今回のMVは「イメージはカラフルな海外雑誌に憧れて真似する昭和の可愛い女の子」がテーマとのことで、松浦監督は「当初のイメージはカラフルな海外ポスターの様な世界観。ですが、撮影中赤い衣装に映えるベルトはないかな?とつぶやいたところ、眉村さんがご自分の靴下を腰に巻き出したので、可愛いくダサい昭和レトロでいこうと決めました」と明かした。
2018年08月22日アーティストの眉村ちあきが、4日に東京・新宿 LOFTで行われたワンマンライブ「眉村ちあき 2nd ワンマンライブ~SOLD OUT 関係者席ありません~」にて、レコード会社・トイズファクトリーと仮契約し、19年6月4日に東京・新木場STUDIO COASTで3rd ワンマンライブを開催することを発表した。眉村は"弾き語りトラックメイカーアイドル"として、テレビ東京バラエティ番組『ゴッドタン』やTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演するなど、注目を集めている。4日のワンマンライブでは、5月にリリースされたアルバム『目尻から水滴3個、戻る』や最新配信曲「ピッコロ虫」を中心に23曲披露し、アンコールではこれまでの軌跡を振り返る映像が放映された後、「MAYUMURA CHIAKI 2018~2019」と題してトイズファクトリーと仮契約することなどが発表された。その他にも、眉村ちあきドキュメンタリー「眉村ちあきのすべて(仮)」の映画化決定、12月「無人島クリスマス」イベント開催、19年1月にクラブクアトロ(東京・渋谷と大阪・梅田)でのライブ開催が発表された。それぞれイベントの詳細やチケットについては、後日発表を予定している。
2018年08月07日6万作以上の漫画を無料で読める状態にし、月間利用者は1億人とも言われた漫画村。閉鎖はしたものの、漫画村の運営方法や法的解釈、国としての対応など、未だ注目が集まっています。通常、著作権を侵害された者は損害賠償請求ができますが、この巨大サイトの場合、もし損害賠償をしたら一体いくらになるのか?りのは綜合法律事務所の荻原邦夫弁護士にお伺いしました。本当に違法ではないのか?漫画村サイト内では、「他サーバーにアップされた漫画を閲覧させているだけなので違法ではない」「海外運営なので日本の法律は適用されない」と説明されていました。本当にそうなのでしょうか?荻原弁護士「漫画村内のサーバーには画像を保管していないことについてですが、そもそも何をもって漫画村外だと主張しているのか、です。漫画村により管理されているのであれば、それは漫画村内と評価することができます。多量のデータを整然と管理できていることからも、漫画村の関与は推察されてしまうでしょう。また、海外での運営が本当だとしても、その実態が問題になります。実質の運営主体が日本にあるとされることは十分考えられます。また、日本に向けた日本語によるサービスであれば、それをもってそもそも日本で行われていると評価することができる場合もあります。漫画村側は、違法ではないことを主張していますが、それが裁判で認められるのは容易ではないと考えます。」利用しただけでも犯罪になる?法的に問題があるサイトを利用した場合、利用者も罪に問われることはあるのでしょうか?荻原弁護士「利用者の行為は、漫画村のWEBサイトで漫画を見ることですが、いわゆる海賊版ということになり、著作権法違反の問題を考えなければなりません。現在の著作権法では、仮にそれがいわゆる海賊版であるとしても、罰則が適用されるのは、ダウンロードして録音または録画をしたときです。漫画の閲覧だけで利用者に対して著作権法違反を問うことはできません。しかし、広い意味で違法行為への加担と評価する余地がないわけではありません。漫画村を利用することが完全に合法であると言い切ることは難しいです。」漫画村の存在自体もグレー、利用についてもグレーのようですね……。 賠償金は数百億円から数千億円!?もしも漫画村で閲覧可能にされた作品の全著作者が損害賠償請求したら、総額はいくらになりますか?荻原弁護士「損害額は、請求する側が算出する必要があります。漫画村の場合は、単純に物を転売された場合と異なり、複製が容易な著作物を閲覧させるという形態ですので、どのように損害を算定するかを考えなければなりません。ひとつの考え方として、本来であれば売れた商品が売れなくなったというものがあります。今回のケースでいえば、漫画村で閲覧されたものは、本来であれば正当な商品が買って読まれる商機を奪ったということになります。著作権法では、このような考え方により損害額の推定のための規定をいくつか設けています。実際の計算は複雑な部分もありますが、概要、次のいずれかの方法を取ることが可能です。1)侵害者の譲渡等数量×権利者の単位あたりの利益2)侵害者が得た利益3)ライセンス料相当額1)の方法が比較的容易な算出方法でしょう。漫画村への訪問者数が数億ならば、一冊あたりの利益を数百円とすれば、全体で数百億円から数千億円以上の損害額が推定は一応可能になります。もちろん、この金額は、現実の漫画の市場の規模からして大きすぎますので、それだけの損害が実際にあったといえるかという問題はあります。個々の著作権者全員が損害賠償を請求するともいえません。また、損害額が認められたとしても、侵害者側の支払能力がないことも考えられます。漫画村に類似する侵害行為は、今後も生じてくることが考えられます。個別の損害賠償事件としての性質もありますが、コンテンツ産業として、法整備も含めての対策が必要といえます。」著作者全員での損害賠償請求は途方もない金額になってしまいそうです。これが現実的な金額ではない可能性があるとはいえ、利用者の「タダで読めてラッキー」「違法じゃないなら利用してもいいだろう」という軽い気持ちの積み重ねがこの金額に表れているともいえます。漫画などのコンテンツ文化を廃れさせないためには、法整備などの対策とともに著作権に対する国民の意識向上が必要なのではないでしょうか。 *取材協力弁護士:荻原邦夫(りのは綜合法律事務所。刑事事件を主に取り扱っています。お客様に落ち着いていただき、理解していただけるよう対応します。)*取材・文:フリーライター 岡本まーこ(大学卒業後、様々なアルバイトを経てフリーライターに。裁判傍聴にハマり裁判所に通っていた経験がある。「法廷ライターまーこと裁判所へ行こう!」(エンターブレイン)、「法廷ライターまーこは見た!漫画裁判傍聴記」(かもがわ出版)。)*画像はイメージです(pixta)漫画村を全著作者が損害賠償請求したら総額はいくら?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。漫画村を全著作者が損害賠償請求したら総額はいくら?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年05月14日人を恐れるが故に道化を演じ続けてきた男を描いた『人間失格』に、失敗作の植物たちが自らの不遇を嘆く『失敗園』。太宰治の2作が“踊る小説”として『ERROR ~踊る小説4~』というダンス作品になる。オモシロをこれでもかと詰め込んで、太宰治の『人間失格』をダンスに!?「失敗作の植物たちが、太宰の有名な『生まれて、すみません』という言葉を発して始まり、『人間失格』を演る。この作品で、太宰さんはかなり人間について考えているわけで、その人間のことをわかるには、人間じゃない客観的な視点を入れた方がいいんじゃないかと思ったんです」そう話すのは、本作を手がけるCHAiroiPLIN主宰のスズキ拓朗さん。蜷川幸雄さんの元で俳優として活動していた時にコンテンポラリーダンスの魅力に触れ、現在は、学ランダンスカンパニー・コンドルズのメンバーとしても活躍する。「蜷川さんの元でいろんな文学を学びましたが、難解でわからないものが多いんです。僕は絵本が好きだし、チャップリンの『モダン・タイムス』に影響を受けていることもあり、文学もあんなふうに見てわかりやすくできたらいい。太宰さんの傑作といわれる『人間失格』の面白さを僕自身があまり理解できていないからこそ、ちゃんとわかりたくて挑戦するんです」これまでも、シェイクスピアや芥川龍之介などの小説を題材にしてきた。作中のモチーフやオノマトペを、リズムに乗せて言葉遊びにしたり。ふたつの家の対立を、紅白の運動会に模してみたり。さまざまな趣向がこれでもかとてんこ盛り。音楽や演劇、パントマイムの要素も加え、ダンス作品の枠を超えた、賑やかで無条件に楽しい舞台を生み出している。「思い付いたアイデアも現場の意見も、面白いと思ったら何でも盛り込む。全部入れ込んで、持ち上げた時に溢れ出たら、それは多分必要のないものだと思うから。小道具も過剰な数を登場させるし、出し惜しみナシ。だって、過剰なものって、それだけでも面白くないですか?(笑)」すずき・たくろう1985年生まれ。演劇的要素を取り入れたダンス作品が高く評価され、舞踊批評家協会新人賞など数々の賞を受賞。現在、舞台や映像作品で振付家としても活躍する。4月21日(土)~30日(月)三鷹市芸術文化センター 星のホール振付・構成・演出/スズキ拓朗一般前売り3000円(当日3300円)、学生2000円、高校生以下1000円(すべて税込み)※早期観劇・平日マチネ割引あり三鷹市スポーツ文化財団TEL:0422・47・5122※『anan』2018年4月18日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年04月13日■漫画村は違法ではないの?漫画村は、日本国内の漫画が不正にアップロードされていたサイト。漫画の作者や販売会社がその著作権を違法に侵害されたものと主張していました。日本国内で公開・販売されている漫画は著作物に該当するため、著作権法に基づく保護を受けます。作者が漫画村のようなサイトに掲載することを許可している場合は別ですが、していない場合は著作権侵害になりえるのです。サイト運営者が特定できた場合、実はその責任は重くその人物は最高で10年以下の懲役または1000万円以下の罰金が課せられることになります。また、それが法人の場合は3億円以下の罰金もありえます。あまりにも著作権者の利益を侵害する行為態様で、実際の損害が大きい場合には、かなり重い処分も想定されます。また、このほかに損害賠償請求を受ける可能性もあります。いずれにしても、漫画村は違法である可能性が極めて高く、その存在が疑問視され続けてきました。 ■なぜ存続していたのか?違法性が指摘されてきた漫画村がなぜ存続していたのか。その理由は運営者が海外にサーバーを置いていることを理由に、「日本の法律適用範囲外」と主張していたことにあります。これは国際私法のという領域の問題なのですが、要は、日本の法律が適用されずに済むのだ、という主張です。また、漫画村は違法性の指摘について「漫画村自身は違法アップロードしているわけではなく、ウェブ上に存在している画像データを参照しているだけだから違法性はない」としてきました。そうすると、実際に著作権を侵害されたことが明白であるにもかかわらず、作者は訴えようにも運営者の実態がつかめないこと、費用がかかることなどから泣き寝入り状態となっていたようです。ただし漫画作者もこの状況に辟易としており、「サイトをブロックできないか」と国内プロバイダに要請する準備していたと報じられています。 ■違法であることには変わりなしサーバーが海外にあったとしても、日本の著作物を違法にアップロードしている行為は明らかに違法。そして、「画像データを参照しているだけ」という主張についても、許諾なく著作権が認められる以下の三要素を満たしているとは思えません。①公表された著作物であること②公正な慣行に合致すること③目的が正当な範囲にあること しかも、「参照」というのであれば、著作権法上要求される引用の要件を検討する必要もありましょう。しかし、下記の要件も満たしていないものと思われます。①引用された部分が明確であること(明瞭区別性)②引用する側が「主」で,引用される側が「従」といえる関係にあること(主従関係性)したがって、漫画村の存在は、すべてが「違法」である可能性が極めて高いと言えます。漫画村が本当に閉鎖されたのかどうかについては今後の推移を見守る必要がありますが、作者と運営会社に多大な損害を与えたのは事実といわざるをえません。まずは、運営者を特定したうえで、日本のクリエイターの利益を保護すべく、法的措置が講じられることもひとつの解決方法なのではないでしょうか。 *弁護士監修/ 虎ノ門法律経済事務所池袋支店齋藤健博弁護士(弁護士登録以降、某大手弁護士検索サイトで1位を獲得。LINEでも連絡がとれる、超迅速弁護士としてさまざまな相談に対応。特に離婚・男女問題には解決に定評。今日も多くの依頼者の相談に多く乗っている。弁護士業務とは別の顔として、慶應義塾大学において助教も勤める。)*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています【弁護士監修】漫画村がついに閉鎖?その違法性について検証してみたはシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。【弁護士監修】漫画村がついに閉鎖?その違法性について検証してみたはシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年04月11日「天空の楽園 日本一の星空ナイト ツアー Season2020」が、2020年4月11日(土)から10月25日(日)までの期間、富士見台高原ロープウェイ ヘブンスそのはらにて開催される。環境省が“星が最も輝いて見える場所第1位”と認定した長野県阿智村。「日本一の星空」と呼ばれる夜空を求めて、多いときには一晩で2,000人以上を超える観光客が訪れているという。本イベントはそんな長野県阿智村の星空を楽しむことが出来るナイトツアーイベントだ。会場では、ガイドが季節ごとの星座を紹介する「スターガイドエリア(STAR GUIDE AREA)」、広い芝生の会場で星空と映像、音楽が織りなすエンターテインメントを楽しめる「エンターテインメントエリア(ENTERTAINMENT AREA)」、リクライニングチェアやソファーでゆっくりと星空を眺めることが出来る「ヒーリングエリア(HEARING AREA)」を展開。ゲストは様々な星空の楽しみ方を選ぶことが可能となっている。また、会場までゲストを運ぶゴンドラからは、街の明かりが届かない山の上で見る満天の星空を観ることも。イベント全体を通して、非日常的な体験で溢れた特別な時間を過ごせる。【詳細】「天空の楽園 日本一の星空ナイトツアー Season2020」開催期間:2020年4月11日(土)~2020年10月25日(日)除外期間:5月18日(月)~7月10日(金)、9月23日(水)~10月9日(金)会場:富士見台高原ロープウェイ ヘブンスそのはら住所:長野県下伊那郡阿智村智里3731-4時間:上りゴンドラ運行時間 17:00~19:30、ライトダウンタイム 20:00~20:30、下りゴンドラ運行時間 20:30~料金:大人・高校生 2,000円~、小中学生 1,000円~、幼児無料※エンターテインメントエリアは7月11日(土)から、ヒーリングエリアは5月2日(土)からのオープン。<ヒーリングエリア詳細>利用料金:1,800円 ドリンク付き定員:1日あたり50名内容:リクライニングチェアやソファーで星空を眺めることが可能。※スペシャルイベント時は休業。※雨天時はエリア休業。エリアチケット料金は払い戻し。<サマータイム営業>対象期間:7月11日(土)~7月22日(水)時間:上りゴンドラ運行時間 17:30~20:00、ライトダウンタイム 20:30~21:00、下りゴンドラ運行時間 21:00~<2部営業>対象日:7月23日(木)・24日(金)・25日(土)、8月1日(土)・8日(土)~16日(日)・8月22日(土)・8月29日(土)時間:・1部上りゴンドラ運行時間 17:30~20:00、ライトダウンタイム 20:30~21:00、下りゴンドラ運行時間 21:00~・2部上りゴンドラ運行時間 21:45~22:15、ライトダウンタイム 22:30~23:00、下りゴンドラ運行時間 23:00~【問い合わせ先】阿智☆昼神観光局TEL:0265-43-3001(9:00~17:30)
2018年04月09日元新体操日本代表(通称フェアリージャパン)の畠山愛理が、「第46回ベストドレッサー賞」のスポーツ部門に選出され29日、都内で行われた授賞式に出席した。ファッション産業界の発展と各界の文化交流を目的に、政治、経済、学術、文化、芸能、スポーツなどの各分野で時代をリードする著名人に贈る同賞。1972年にスタートし、今年で第46回を迎える。新体操日本代表として2012年のロンドン五輪、2015年の世界選手権、2016年のリオデジャネイロ五輪などで活躍し、引退後はスポーツキャスターやモデル、タレントとして活動している畠山。「素直にとてもうれしいです」と受賞を喜び、「初めはドッキリなんじゃないかと思ってしまった。次に、本当に私で合ってるのかなって思うくらい驚きました」と笑った。この日は、美背中をあらわにした黒いロングドレスで登場し、レッドカーペット上で新体操のポーズも披露。衣装については「身長を生かしたドレスを選びました」と説明し、また、「スタイルを隠した服を着ていると、どんどんふくよかになってしまう気持ちが自分の中であるので、普段から体型を隠さない服を着るように意識しているので、このドレスを選びました」と話した。畠山のほか、経済部門にワコールホールディングス代表取締役社長の塚本能交、学術・文化部門にギタリストの村治佳織、芸能部門に女優の波瑠と歌舞伎俳優の尾上菊之助が選出された。
2017年11月29日女優の波瑠が、「第46回ベストドレッサー賞」の芸能部門に選出され29日、都内で行われた授賞式に出席した。波瑠ファッション産業界の発展と各界の文化交流を目的に、政治、経済、学術、文化、芸能、スポーツなどの各分野で時代をリードする著名人に贈る同賞。1972年にスタートし、今年で第46回を迎える。波瑠は「すごくうれしいです。身に余る賞というか、光栄です」と謙虚にコメント。この日の衣装について「1からオーダーメイドで作っていただいた衣装で、世界に一つしかない服を着させていただいてうれしいです」と話し、また、「かかとの高い靴を履いて、久しぶりに視線が高いです」と笑った。普段の服については、「たいしたものは着てないです」と言い、「Tシャツや、冬はニットにジーンズだったり、現場に行ったら着替える仕事なので、脱ぎきしやすい着心地がいい服を着ています」と説明。「気に入りの服があるとずっとそれを着て、クタクタになってきてそろそろやめようかなと思ってやめる」とお気に入りの服を大切に着るタイプだと語った。波瑠のほか、経済部門にワコールホールディングス代表取締役社長の塚本能交、学術・文化部門にギタリストの村治佳織、芸能部門に歌舞伎俳優の尾上菊之助、スポーツ部門にスポーツキャスター・モデルの畠山愛理が選出された。
2017年11月29日伊勢・安土桃山文化村が、2017年4月から2018年6月にかけて大規模なリニューアルを実施する。伊勢・安土桃山文化村は、1993年に「伊勢戦国時代村」として生まれ、2001年には累計来場者数500万人を突破した時代劇テーマパーク。総投資額100億円となる今回の大規模リニューアルでは、3期に分けて徐々に施設を拡張していく予定。3Dホログラムなどの最新のテクノロジーを取り入れながら、日本ならではのエンターテイメント色を強めていくという。中でも目玉は、2018年6月のオープンが予定されている日本初の城型宿泊施設「THE DREAM CASTLE HOTEL」。村内にある時代考証に基づき再現された原寸大安土城を、1泊約500万円の宿泊施設へ改装する。2017年4月29日(土)より順次開始される第一期のリニューアルでは、温泉大浴場の新設や忍者アカデミーの創設、コスプレ体験提供アニメと現代刀工がコラボした「エヴァンゲリオン展」、安土城全体をお化け屋敷にした「日本一怖いお化け屋敷」の開催などが予定されている。【概要】伊勢・安土桃山文化村 大規模リニューアルリニューアル時期:2017年4月〜2018年6月<スケジュール>■第一期 2017年4月29日(土)~順次開始・温泉大浴場、海鮮焼レストランの新設、和コスプレ変身、コスプレ動画スタジオのサービス提供・刀や革の工房販売処の整備と各劇場の演目の充実・5月~7月 アニメと現代刀工がコラボした「エヴァンゲリオン展」開催、大学とコラボし忍者アカデミー創設。・4月~8月 安土城全体をお化け屋敷にした「日本一怖いお化け屋敷」開催※温泉大浴場は7月~■第二期 2017年10月予定・和プレミアムな美食街、ファッション街のショッピングモールを整備・様々なジャンルの横丁を計画・コスプレのメッカを目指し、数万人規模予定のコスプレイベント初開催■第三期 2018年6月予定・村内にある安土城に、日本初の城に泊まれる宿泊施設「THE DREAM CASTLE HOTEL」オープン予定、周辺には手頃な簡易宿泊所も完備
2017年04月15日2月18日(土)・19日(日)に東京・東京国際フォーラム ホールAで行われる「billboard classics festival 2017 in TOKYO - Bright Lights, Spring-」。同イベントに藤井フミヤの出演が決定した。【チケット情報はこちら】日本を代表するアーティストと、指揮者大友直人率いる東京フィルハーモニー交響楽団の競演が見られる同イベント。幕開けを飾るのは、玉置浩二と少年少女合唱団による『清く正しく美しく』。そのほか、藤井による『TRUE LOVE』、『Another Orion』、父・尾崎豊の名曲を息子である尾崎裕哉が歌う『I LOVE YOU』など、豪華アーティストによるヒットソングがフルオーケストラで披露される。チケットは発売中。■billboard classics festival 2017 in TOKYO - Bright Lights, Spring-日時:2月18日(土)開場15:00 / 開演16:002月19日(日)開場14:00 / 開演15:00会場: 東京国際フォーラム ホールA(東京都)出演:玉置浩二 / 小野リサ / 福原美穂 / Aimer / 藤井フミヤ【スペシャルゲスト】槇原敬之(2/18)/沖 仁(2/19) / 村治佳織 / 石崎ひゅーい / 尾崎裕哉指揮:大友直人管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団合唱:横浜少年少女合唱団(玉置浩二と共演) / ソウルバードクワイア(福原美穂と共演)
2017年01月24日大迫力のエンターテインメント「光と音のショー」約250万個ものLEDや電球が作り出す圧巻のイルミネーション。音楽に合わせて色鮮やかな光が点滅する「光と音のショー」は、まるで建物が歌っているかのような大迫力のエンターテインメント。大冒険の世界が広がる「3Dイルミネーション」観覧車と見晴らし台から望む壮大なスケールの地上絵は、その幻想的な光が見る者の心を魅了します。昼間とは全く異なる顔をした夜の園内は、美しいほど眩ゆい世界が広がります。日本で初めて!元祖「虹のトンネル」虹のように輝く全長70メートルの光のトンネルは、東京ドイツ村の代名詞。無数の光で包まれたトンネルを抜けると、そこには幻想的な光の世界が広がります。東京ドイツ村のウィンターイルミネーションは、毎年異なるテーマが決められていています。今年のテーマは「大冒険」。今年の冬は「東京ドイツ村イルミネーション」が作りだす、光の世界を大冒険してみませんか?店舗情報店名:ウィンターイルミネーション2016-2017大冒険~Doki★Doki★Smile~住所:東京ドイツ村〒299-0204 千葉県袖ケ浦市永吉419アクセス:・車:館山自動車道「姉崎袖ヶ浦IC」より約3km、5分・高速バス:1.JR千葉駅より、高速バス「カピーナ号(千葉~鴨川線)」、東京ドイツ村下車2.アクアライン高速バス、「袖ケ浦バスターミナル」下車、路線バス「農協平岡支店前」下車、徒歩約12分営業時間:2016年11月1日~2017年3月31日点灯時間:日没後~20:00
2016年12月22日©TRIPPING!タイは、102ヵ所の国立公園と57ヵ所の自然保護区を擁する自然豊かな国。近年は、トレッキングやサイクリング、村々へのホームステイによる文化体験といったエコツーリズムも注目を集めている。 今回ご紹介するのは、数年前から旅好きなタイ人の間で話題となり、現在では国内外から多くの旅行者が訪れる、チェンマイ郊外の村「Mae Kampong(メーカンポン)村」。村が一丸となってエコツーリズムに取り組んでいる。©TRIPPING!チェンマイ市街地から50km、車で約1時間半ほどの山間にあるメーカンポン村は、海抜1,300mの場所に位置し、地の利を活かして茶栽培が盛んな村。©TRIPPING!最近では、コーヒー栽培をはじめる農家も増え、オーガニック栽培の茶葉やコーヒー豆は、タイ王室が運営する「ロイヤルプロジェクト」の商品として、生産されている。©TRIPPING!村には、自家焙煎のコーヒーや紅茶が楽しめる可愛らしいカフェが軒を列ね、村全体が絵本の世界に出て来そうな温かな雰囲気。©TRIPPING!©TRIPPING!オーガニック野菜を使った料理が楽しめるカフェやレストラン、タイ北部の伝統工芸品を扱う雑貨屋も旅行者で賑わう。©TRIPPING!©TRIPPING!現在でも、タイ北部特有の言語や民族衣装、伝統音楽などの文化に触れることができるメーンカンポン村。村で唯一の寺、Khantha Phreksa(カンタープラクサ)寺では、タイ北部特有の建築様式を見ることができる。©TRIPPING!©TRIPPING!豊かな森林に囲まれる村では地元のガイドによるトレッキングも人気。歩き進めると、滝や、石灰岩が積み重なってできた崖、ユニークな形をした巨岩に遭遇。森の中を空中散歩するジップラインも話題。©TRIPPING!更に、タイ北部の文化をディープに体験するなら、ホームステイをしてみてはいかがだろうか?現在、村にはホームステイを運営する民家が29軒あり、旅行者を迎えている。食事は家族と共にする場合が多く、まさに肌で村人の暮らしを体験することができる。軒先にあるベッドマークがホームステイの目印。尚、ホームステイの収入の一部は、村の環境維持や開発費用として割り当てるシステムをとり、サステイナブルな取り組みをしている。©TRIPPING!小さな村なので、1時間ほどあれば散策するには十分。食事の時間を合わせても、午前中にでかければ夕刻前にはチェンマイ市街地に戻ってくることが出来る。 澄み切った空気の中、静かな村を散策していると、日頃の疲れも不思議と癒される。もちろんアクティブ派は、トレッキングやジップラインにもチャレンジしてみて!©TRIPPING!
2016年10月31日漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の作者・秋本治氏が、4日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』『ワイドナB面』(毎週日曜10:00~10:55/10:55~11:15)にゲスト出演し、連載が終了することについて心境を語った。連載40周年となる『週刊少年ジャンプ』42号(9月17日発売)をもって、終了することを3日に発表した秋本氏。単行本の最終巻が200巻になることに触れ、「1作1作書くのが精いっぱいで、気がついたらという感じですよね」と淡々と振り返りながら、「『こち亀』が40週年の42号で終了します」と報告した。スタジオが騒然となる中、松本人志は「最終回はゴルゴを捕まえてほしいなぁ」と『こち亀』と同じく長期連載が続いている『ゴルゴ13』の主人公・デューク東郷の逮捕を提案して笑いを誘い、秋本氏も「あー!いいアイデアですね!」「ちょっと書きたかった」とまんざらでもない様子。「ゴルゴを追って巻数を争ってた時期もありましたから」「(負けないように)がんばりたいと思っていました」とライバル作品だったことを打ち明けた。気になる最終話は「これから」で、すでに内容は決めているという。40周年の節目で終えることについては、「今もずっと楽しんで描いています。でも、長編作品はどこかで終わりにしないといけない。200巻というのも大きな節目になりました」と説明。「ちょうど40周年のお祝いの時。両さんはお祝いごとやお祭りがすごく好きだから、その時にお祭りをワーッとやって姿を消すのが、キャラ的にもエンディングかな」と主人公・両津勘吉への思いも口にした。また、「やっぱり止められました。続けてほしいということで」と編集サイドから説得されたことも明かす。『こち亀』終了後はしばらく休むが、秋本氏が「大きいポイント」と前置きして伝えたのが、「漫画家を辞めるつもりはなくて。両さんと同時並行で描いていた作品もあるのでそっちを続けようかなとも考えています」という衰えることのない創作意欲だった。番組の締めくくりにコメントを求められると、「40年と200巻ということなんですが、やっぱり読んでくれる人たちがいるからで。少年漫画で40年書かせてもらえるのはすごく幸せなこと。200巻ということは200冊。200冊まで出してくれるということは、漫画家にとってはすごくうれしいこと。決して悲しいことではなく、支えてもらったことにすごく僕はお礼を言いたいです。本当に」と読者や関係者に感謝。「1話完結の作品。続き物だと最終章で盛り上がっていくんですけど。極端に言うと"いつ終わってもおかしくない"状態の作品なので、なるべくだったらいつも通り自然のまま、最終回を迎えられた方がいいかなと思っています」と国民的長寿漫画の重みをうかがわせた。
2016年09月04日人口減が続く鳥取県にあって、唯一ゆるやかに人口増を続ける自治体がある。これまた県内唯一の村である日吉津村だ。面積は県で一番小さく、村内に鉄道の駅もなければ、中学校もない。そんな村の充実した子育て支援策がいま、ひそかな注目を集めている。○移住者を呼び込み定住させる子育て支援広さわずか4.16平方km、北を日本海、残りの三方を米子市に囲まれた日吉津村。近年では米子市など近隣市町への通勤が可能な立地に新築の集合住宅ができたことや、「イオンモール」があって買い物に便利なことなどを背景に若い世帯の転入が進み、2005年には3,121人だった人口が2014年の3,473人に増加している。これら若年層の定住をはかり、さらなる移住者を呼び込もうと、村は昨年度から「日吉津版ネウボラ」と銘打った子育て支援に力を入れている。ネウボラとはフィンランド語で「アドバイスする場所」を意味し、妊娠期から就学までのさまざまな相談にのり、切れ目ない支援を提供する場所として全国で広がりを見せている制度だ。○全ての親に支援プランを提供日吉津村では、福祉保健課内に相談支援のワンストップ拠点である子育て世代包括支援センターを設置。年間に生まれる子ども30~40人のすべての親を対象に保健師が聞き取り調査を行い、パートナーや就労の有無など親の状況に合わせて異なる支援プランを提供する。内容は検診の案内や両親学級、産前・産後のサポートなど。(1)妊娠~誕生まで、(2)誕生~就園まで、(3)就園~就学までの時期ごとにそれぞれ3~4つのプランを用意しているという。また、情報収集が苦手な人にも情報が漏れなくいきわたるように独自パンフレットの「子育て支援ナビ」を作成。子育て支援施設や医療機関のマップ、各種の経済的支援制度に加え、乳幼児検診や予防接種など時期や回数がバラバラで煩雑な情報が一目でわかるように凝縮して掲載した。○規模の小さい村だからこそ「悩みは何でも受けられる」日吉津村の場合、自治体の規模が小さいために、さまざまな相談事の窓口が一本化できているのも特徴だ。福祉保健課には保健師のほか社会福祉士ら専門職員も常駐しており、同課は「検診など健康に関することから各種の手当やファミリーサポートなどの支援、生活困窮に関する相談まで、子を持つ親の悩みは何でも受けられる」と話す。鳥取県も来年度から「鳥取版ネウボラ(仮称)」として県内の全自治体に相談窓口を整備する予定だ。さらに国の補助事業の要件に合わない市町村独自の子育て支援策に対しても、事業費の半額程度を補助することを検討している。県子育て応援課は、「核家族化や過疎化、地域の関わりが薄くなっている中で子育てに余裕をもって取り組める環境づくりが必要になっている。日吉津村のような行き届いた支援がもっと広がるといい」と話している。※写真と本文は関係ありません
2015年12月24日「現代の名工」と称される職人達がいる。これは国が認めた「卓越技能者」に送られる表彰制度の通称であり、そのうちの一人がジュエリークラフトマンの首藤治氏だ。首藤氏は名古屋に店舗兼工房を構えながら、日本の名だたるジュエリーブランドのハイジュエリー作品を製作し続ける、まさしくジャパニーズジュエリー界における最高峰の技術を擁する一人。七宝や金、プラチナ、そして数々の宝石が織り成す美しい世界に思わず息を飲み、吸い込まれて目が離せなくなる不思議な魅力を持つ首藤氏の作品の数々。七宝で再現された葉の透き通るような瑞々しさ、葉脈までも表現する繊細な地金のライン。あるいは、まるで息遣いを感じるような動物達の愛らしいフォルムや瞳。作品はすべて表も裏も同じように緻密に細工が施され、どの角度から見ても優美な趣を感じられる構造となっている。どうしてここまで巧緻を極められるのだろうか。作品を生み出す首藤氏のジュエリーへの想いとは? またその発想を生み続ける首藤氏のルーツとは? 初の個展を行ったばかりの首藤氏に話を伺った。ー技術の素晴らしさはもちろん、一つのジュエリーにこれだけの力を注ぎ、美を追求する首藤さんの情熱はどこから生まれたものなのでしょうか?私は幼少時代から絵を描くことが大好きで、いつかは絵描きになりたいと思っていた程です。ただ、家業の都合もあり日々猛然と働くうちに、夢から遠のいていました。20歳になったときに「やはり美術の仕事に就きたい、自分の作りたいものを作れる道に進むしかない」と決意し、金属装身具制作の仕事に就きました。電話帳をめくっては電話をかけ、ようやく師となる岡村光也氏に出会えた。どうしてもここで働きたいとお願いして採用されました。鉛筆を削るテストなんかもありましたね(笑)。ー美術を一時は離れ、再び美術に立ち返った首藤さんがジュエリーに魅了されたのは何故でしょう?やはりジュエリーしかないと感じたのは、師匠である岡村氏の仕事ぶりや作品を見た時です。ー師との出会い、貴金属装身具制作の仕事は現在に大きな影響をもたらしているのですね。では、首藤さんの考えるジュエリーとは?流行に押されて同じようなものが大量生産され消費されてゆく、ジュエリーというのはそのような商業的なものではないと思っています。大切なのは身につける人の「その人らしさ」を表現すること。師である岡村氏から学んだことは「最後に笑顔になることをイメージしてつくる」という、作品に思いを込める大切さです。ジュエリーには、その人らしさを発揮させる力があると学びました。ーまさしく笑顔を引き出す作品ばかりです。これらを生み出すインスピレーションというのはどこからくるのでしょうか?生まれ育った熊本県阿蘇の大自然が原風景でしょうか。子どもの頃の景色を思い出して湧いてきたイメージを描きとめています。細かく見すぎないほうが思ったままを容にできる。たとえば動物なら、しぐさや表情は頭の中のイメージから直接デッサンに起こし制作しています。心がけているのは「優しさ」「品のよさ」「おしとやかさ」などが漂うようにということでしょうか。ー植物や動物の自然の営みを表した「ピクチャーシリーズ」や、貴石が煌めく「デコラティヴジュエリー」、アンティークな魅力の「クラシックジュエリー」など、趣向は違えどもすべての作品に通じる美しさがあります。首藤さんが考える美しさとは?どの作品でも根底にあるテーマは「静から動へ」。静止しているものが動き出すときの躍動感、放たれるエネルギーを表現し、見た人にそれを感じてもらう作品を作りたいと思っています。古くから使われる伝統技巧も用いますが、それは宝石をいかに美しく見せるかという方法を追求していくと自然と古代の技法に戻ってしまうから。やはり数千年にも渡り続いてきた技法は理にかなっているのだと思います。ただ、現代ならではの制約もあり、たとえば「プリカジュール」の葉の透け感を表すための七宝は、薄さを追求すると気泡が目立ち濁って見えてしまう。なのに、どうしてルネ・ラリックの作品はあんなに透き通って美しいのかと調べたら、現在では使用できない薬品が使われていました。そんな制約のある中で現代の技術、技巧を最大に生かした作品づくりに挑戦することも大切にしています。ー先日、生涯に一度だという個展「首藤治展~静から動への軌跡~」がイセタンサローネで開催されました(現在は終了)。いま、このタイミングで個展を行った気持ちはどんなものでしたか?いつかは個展を開きたいという気持ちでいました。ただ、商業的な個展を何度もやるものではないという考えもあり、一生に一度、自分の道が定まったときに行いたいという思いもありました。20歳でこの道に入って40年、還暦という区切りもありましたね。昔の作品を振り返ると、それぞれ満足ではありますが、今ならこうするとか、やりすぎたところや足りないところが見えてくるものです。ー首藤さんの工房では若手職人の育成にも力を注がれています。どのような思いでお弟子さん達と向き合っているのでしょう?若手育成というと大仰ですが、「全てを隠さず教えよう」というのが私の考えです。見て覚える昔の時代なら習得まで10年かかったことも、いまのように説明しながら教えれば3年でできるようになるでしょう。しかし、何より大切なのは技術と同時に「心」も教えることです。技術が成熟していても、心のないジュエリーは、“作っては売る商業的なジュエリー”と同じで人の心にも手元にも残りません。「心」を教えることを意識しながら、弟子達の目線にまで降りて一緒に「どう感じるか」を考えています。優しく、時には厳しく「飴、飴、鞭」で接しています(笑)。ー最高峰の技術を持ちながら、次の世代の職人に技や心を伝えようという熱意はどこから湧いて来るのでしょう?私自身、師の教えから現在の基礎をつくり、その後2代目の元から独立していつか認められるまで頑張ろうとしてきました。続けるうちにようやく、師匠がやりたかったこと、言いたかったことが分かるようになった。若い職人達も育ってきて、今はチームでスクラムを組んで作品作りに向き合っている状態です。私が彼らと共に、世に作品を出すことでその教えを繋いでいけると思っています。そして、若い職人達にも技術と心が生み出す「これだ!」という表現を身につけてほしいと願っています。【プロフィール】首藤 治(しゅどう おさむ)1955年熊本県生まれ。1975年より故・岡村光也氏に従事。1984年に国家技能検定一級技能士を取得し1986年名古屋にジュエリークラフトシュドウ開業。その後も第12回一級技能士全国大会「技能グランプリ」金メダル及び労働大臣賞受賞や卓越技能者表彰(現代の名工)など数々の受賞歴がある。2015年秋の黄綬褒章受章。アイビーファッションVANのコレクターという一面のほか、幼少期から犬や鳩、カエルなどを飼う動物好き。現在の愛犬はペコちゃんとゴマちゃん
2015年12月16日2016年2月7日(日)に開催される「ストライクウィッチーズ」のライブ&トークイベント「みんなの想いでデキること!」に、名塚佳織(リーネ役)の追加出演が決定! また、本日より第二次先行抽選受付がスタートした。同イベントは、「extra afternoon!」と「extra evening!」の昼夜2公演で開催されるが、お馴染みメンバーのほか、久しぶりの登場となる斎藤千和(ルッキーニ役)や502部隊から乱入(?)の高森奈津美(「ニパ」役)、主題歌を歌う石田燿子を加えた総勢12名の豪華出演者が揃う。■ストライクウィッチーズ「みんなの想いでデキること!」イベント概要【開催日程】2016年2月7日(日)昼公演「extra afternoon!」 OPEN 14:00 / START 15:00夜公演「extra evening!」 OPEN 17:30 / START 18:30【会場】Zepp Tokyo【出演者】福圓美里、世戸さおり、野川さくら、園崎未恵、名塚佳織、小清水亜美、斎藤千和、門脇舞以、大橋歩夕、佐藤有世、高森奈津美、石田燿子※出演者はやむをえない事情などで予告なく変更される場合がある。※今後、登壇者については追記される場合がある。【料金】1Fスタンディング / 7,000円(税込)2階指定席 / 7,000円(税込)※別途入場時にドリンク代500円が必要なお本日より「ローチケHMV」にて、第二次先行抽選の受付が開始している。申込受付期間は2015年12月23日(水・祝)23:59までで、抽選結果発表は12月25日(金)15:00~、当落確認・引取期間(当選時のみ)は12月25日(金)15:00~2016年1月5日(火)23:00となっている。また、イベント参加者特典として現在稼動中のゲームアプリ『ストライクウィッチーズ 軌跡の輪舞曲』より、宮藤とみっちゃん(山川美千子)が描かれたSレアカードがプレゼントされることも決定。ぜひこのキャラカードを手に入れて編成を強化、ネウロイを撃退しよう。そのほか詳細はアニメ公式サイトにて。(C)2014 島田フミカネ・KADOKAWA / 第501統合戦闘航空団
2015年12月10日この秋、黄綬褒章を受章した現代の名工・首藤治氏が自身の還暦を記念し、六本木・東京ミッドタウン内にあるイセタンサローネで2日から8日まで個展を行う。「還暦の年に生涯に一度の個展をしたいと長年考えていた」という首藤氏。この個展を「首藤治展ー静から動への軌跡ー」と題し、新作17点に加え、個人蔵の作品も含めたアーカイブ作品29点を展示及び一部販売する。首藤氏は日本のハイジュエリーブランドの逸品を多く手がける、知る人ぞ知る現代の名工であり、作品を長年待ち続けるファンも多い。国家技能検定一級技能士でもあり、「技能グランプリ」全国大会での金メダル・大臣賞受賞という圧倒的な技術力を誇る。その作品は、流れるような葉のモチーフなど自然の営みをモチーフにした「ピクチャーシリーズ」、細かなパーツを一つ一つ組み立てる楽器シリーズ、愛らしい表情の動物をモチーフにしたものなど多岐に渡る。宝石や地金といった素材のもつ輝きを引き出しつつ、細やかな表情を導く精巧なつくりは、首藤氏以外では実現できないといわれるほど。緻密で技術が詰まる崇高な美術品でありながらもどこか優しく、首藤氏の想いや人柄が伝わる。同展では、実際に購入できる作品の他、個人蔵の作品もオーナーから借り受けて展示。約50点が一同に会する初の大型展示会であり、首藤氏が還暦を迎えた節目となる今、これまでの軌跡を辿るという趣向。首藤氏が美意識をつきつめたコレクションの数々は、一見する価値あり。ジャパニーズジュエリーの細やかな手仕事の魅力を存分に味わえるこの機会にぜひ足を運んでほしい。同時期イセタンサローネでは、フランク ミュラー(FRANCK MULLER)が手がけるテーブルウェアコレクション「フランク ミュラー フューチャーホーム」や、クロエ(Chloe)のクリスマスエクスクルーシブコレクションなど、ホリデーシーズンを華やかに彩る企画が目白押し。美しいものに包まれた空間で贅沢な気分に浸るのはいかがだろう。【イベント情報】「首藤治展ー静から動への軌跡ー」会場:東京ミッドタウンイセタンサローネ2階住所:東京都港区赤坂9丁目7番4号 東京ミッドタウン・ガレリア1階・2階会期:12月2日から8日営業時間:11:00~21:00
2015年12月01日