6月2日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、川崎市の20人殺傷事件が取り上げられた。その際の松本人志(55)の発言が物議を醸している。番組では、自殺した容疑者に対する「死にたいなら1人で死ぬべき」という意見の是非が取り上げられ、松本は以下のように持論を展開した。「僕は、人間が生まれてくる中でどうしても不良品って何万個に1個、絶対これはしょうがないと思うんですよね」「それを何十万個、何百万個に1つぐらいに減らすことは、できるのかなあって、みんなの努力で。正直、こういう人たちはいますから絶対数。もうその人たち同士でやりあってほしいですけどね」一連の発言に対しTwitter上では《産まれながらに不良品なんて人はいない》《優生思想そのもの》と批判が殺到。また、著名人や有識者からも異論が相次いでいる。女優の東ちづる(58)は《私たちは人間。「良品」も「不良品」もない。「フツウ」も「一般的」も、個人の偏見。言うなら、「多くの場合」。そして、多いからといって、「正しい」とも「正義」とも限らない。これまで間違って判断してきたこともある》とツイート。作家の盛田隆二氏(64)は《ワイドナショーって収録番組ですよね。こんな暴言垂れ流すフジテレビは「差別発言を擁護します」と宣言したも同然》とテレビ局の責任を問うた。映画評論家の町山智浩氏(56)は《共演者が「それはナチスの優生主義につながる考えですよ」と諭してあげればいいのに…。》《人を「欠陥品」と呼んでモノ扱いするような共感性の欠如こそが人を簡単に殺す行為の根底にあるんですけど、その自覚がないようです》と指摘した。また、『Yahoo!ニュース』への寄稿(5月28日配信)で「『死にたいなら一人で死ぬべき』という言葉は控えて」と主張していたNPO法人ほっとプラス代表理事・藤田孝典氏(37)も松本の発言を厳しく批判。《これに至ってはもはや危険思想。生まれながらに不良品である人間などいない。不良と見なされるなら、それは社会環境からの産物としかいえない》とツイートした。
2019年06月03日舞台で目を引く187cmの長身と、声量の豊かさと音域の幅広さ、深みのある歌声で、いまミュージカル界から注目を集めている東啓介さん。その東さんが挑むのは、偶然飛行機で隣り合わせたことから始まる恋を描いたNew Musical『Color of Life(カラー オブ ライフ)』。「誰しも日常に、見知らぬ人と言葉を交わすことってありますよね。その何気ない出会いが意図せずいい方向へと繋がっていく、出会いの奇跡を描いた物語です。小さな心の動きが大事な作品だけに、お芝居ではリアリティが必要ですけれど、ミュージカルとして心情を拡大して見せる必要もあり、これまでのミュージカルとは違う難しさを感じています」脚本・作詞・演出は、これまでも何度か舞台を共にしている石丸さち子さん。初演はなんとニューヨーク。石丸さんが現地で制作し、自らオフ・オフ・ブロードウェイの国際演劇祭に参加して高く評価された作品だ。「つねに上を目指し、稽古場で役者をかき立ててリアルな感情を引き出してくれる演出家さんです。今回はさち子さんの思い入れの強い作品だけに、新しい自分を見せたいですね」近年はグランドミュージカルなどでも活躍している東さんだけど、以前は「歌うのが嫌いだった」そう。「カラオケが苦手で、行っても歌わずに聞いているだけっていうタイプでした。でも、高校生の時に、学校の授業の一環で観たミュージカル『レ・ミゼラブル』の、最初の歌を聴いた瞬間、作品にのめり込んでしまったんです。その後に、この世界に入り、仕事を始めてみんなで作品を作り上げる楽しさに目覚めて、そこからもっと歌を磨きたいと思うようになりました」いまは歌に加え、あらためて芝居の大切さを実感しているという。「ミュージカルって、どんな大曲でも、綺麗に歌い上げるだけではダメなんですよね。昨年、三島由紀夫さんの『命売ります』という作品をやって、芝居…役作りって何だろうってあらためて考えるようになっています。今回の作品は、そんないまの僕が出合うべくして出合った作品かもしれない。役として気持ちのこもった歌を届けられたらと思います」この秋には念願だった帝国劇場の舞台に立つことも決まっている。「よっしゃー!っていう気持ちと同時に、もっと自分を磨かなきゃって、引き締まる気持ちもあります」『Color of Life』震災を機に創作の手が止まってしまった画家の和也(東)は、ニューヨークに旅に出る。その機内で、たまたま席が隣り合わせたレイチェル(青野)と意気投合し、彼女の部屋で暮らし始める。5月1日(水)~27日(月)DDD青山クロスシアター脚本・作詞・演出/石丸さち子作曲・編曲/伊藤靖浩出演/東啓介、青野紗穂全席指定8000円*税込みチケットぴあインフォメーション TEL:0570・02・9111ひがし・けいすけ1995年7月14日生まれ、東京都出身。7月には「中村雅俊45thアニバーサリー公演」、11月にはミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』に出演予定。※『anan』2019年5月1日-8日合併号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・谷口祐人インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年04月28日4月2日は「自閉症啓発デー」4月2日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」です。3月21日の「世界ダウン症の日」とともに、世界中で想いを込めた啓発がおこなわれます。「希望」「癒し」といった意味をもつ「青」をテーマカラーに、啓発イベントでは参加者の洋服や持ち物から世界中のランドマークまでもが青く染まります。日本でも各地でイベントを目にした方もいるのではないでしょうか。日本では、さらに4月2日から8日までの一週間を「発達障害啓発週間」と定めています。自閉症のみでなく、発達障害に関して理解を深め、当事者やそのご家族への暖かな支援に繋げていく契機として取り組みがなされています。さまざまな支援の輪を広げる啓発イベントは日本の各地で開催されています。町中を歩いていて、またニュースなどでも目にした方も多いのではないでしょうか。今回発達ナビ編集部では、2019年4月2日に行われた東京タワーブルーイベントを取材してきました!当日の様子から開催者のイベントにかける想いまでをレポートします。東京タワーブルーイベントUpload By 発達ナビ編集部毎年行われる東京タワーでの自閉症啓発デーイベントも今年で8回目を迎えました。個性豊かなブースやステージに道行く人々も思わず足をとめてしまうほど、会場は賑わいを見せていました。自閉症をはじめとして、発達障害にまつわるさまざまな活動や支援を知ることのできるブースや日中のイベントは、当事者の方々やご家族・関係者、東ちづるさんが理事をつとめるGet in touchや自閉症協会などの団体から成る「TT2019実行委員会」が、日没後に行われる点灯式は厚生労働省が主催。盛り上がりを見せたブースやステージは、寒さや雨も吹き飛ばすような終始パワフルな雰囲気で、会場を包み込んでいました。体験型ブースには、子どもから大人までたくさんの人が真っ先に目の前に広がるのはブースの数々。青のパーカーや洋服を着た人々が多く集まる光景に思わず目を惹かれました。ブースでは"体験型"のものが多くありました!こうしたブースでは、知識として知ることだけでなく、実際に自閉症の感覚を体験してみたりゲームや作品を通すことでより身近に感じることができます。体験型ブースに参加している子ども達も楽しみながら知識や理解を深めていましたよ!Upload By 発達ナビ編集部写真は、2013年から自閉症啓発のイベントを行なっているGet in touchのブースです。当初は数十人規模ですべてを手がけていましたが、今では(Get in touchに関わる)さまざまな団体が積極的に参加し、それぞれが「自走」できるようになりました。「今回のイベントのメインである自閉症や発達障害だけでなく、話せない、聞こえない、歩けないなどいろいろな障害や病気の有無など関係なしにすべての人がもっと気楽に、自由に暮らせる”まぜこぜ”の社会を"エンターテイメント"を通してつくっていきたい」(Get in touch担当者)と言います。会場では、青い服を着てない人も顔認証技術によって画面上で青いものを身につけることができるという映像体験や、かわいらしいデザインのグッズなども販売されていました。「日本では”大変そう”といったイメージのある福祉ですが、人のためになるというかっこよさや、アートや映像を用いて楽しそう、スタイリッシュというイメージに変えていきたい」(Get in touch担当者)とも話してくれました。Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部こちらはADDSによる”自閉症の特性を体験”できるブースです。自閉症がある人には、視覚、触覚、聴覚と感覚の過敏さがある場合が多くあります。頭では理解しているつもりでも、どのような感覚なのかを知ることは難しいもの。視界が狭くなるメガネをつけたり、手先の感覚がわかりにくくなる手袋や聴覚過敏を再現する集音器を装着し、簡単なゲームをします。実際に感覚を体験することで、身近にいる自閉症のある人たちへの関り方のヒントを得られるようになればと、体験型のブースで啓発を行っているそうです。小さな子どもでも体験することができるので、多くの人が参加していました。Upload By 発達ナビ編集部おうちdeタッチケア ぐるーみんのブースでは、体をほぐす体験ができます。この団体は、自閉症の子どもを2人育てるお母さんが立ち上げたそうです。最初は母親自身の体が辛かったことから学び始めた体のケアでしたが、子どもたちに試してみると体が休まるだけでなく睡眠にも良い効果があったそう。「自閉症がある子どもは体が緊張し、硬直している場合が多くあります。そんな体をほぐしていくマッサージを、自宅でも簡単にできるように広めていきたい」(ぐるーみんの担当者)との思いから活動を始めたそうです。感覚過敏などもあり外でプロに施術してもらうのが不安な場合も、保護者がケアできる環境は安心できます。絵本の読み聞かせのような、心地の良い親子のコミュニケーションにもつながるホームケアです。歌やダンスのステージで会場が一体に!夕方になるとステージでパフォーマンスが行われました。「ダンデライオンゴスペルクワイア」の元気な歌声、「チームカラフル」の楽し気なダンスから始まり、演奏や歌を披露した「ミス日本」や「Necco楽団」も出演しました。Upload By 発達ナビ編集部「晋平太」さん、「SOCIAL WORKEEERZ」、「MUKU」のみなさんからなる、「STREET FUKUSH!」はダンスとラップでオーディエンスを惹きつけます。音楽やダンスを通じて会場にいる人たちが通じ合う空間になっていました。話すことが難しい人たちにとっての大切なコミュニケーション手段でもある”手話やジェスチャー、ハンドサイン”などを織り交ぜたダンスを披露。ラップでは「話せない」「伝えられない」という悩みや葛藤をリズムに乗せ、まっすぐな言葉で表現されていました。途中から2人の女性が壇上に上がり、ダンスで想いを伝えてくれました。Upload By 発達ナビ編集部シンガーの清貴さんはじめ「WE ARE ONE クワイア」のみなさんが素敵な歌を披露してくれました。清貴さんはリオ、平昌パラリンピックのフジテレビ系列テーマソングを手がけています。「一人一人がもっと自分らしく、好きなことを好きと言って生きられる世の中になっていってほしい」という思いで音楽を続けているそうです。希望を与えてくれるような歌詞や歌声に、観客の中には涙する人も…。心が温まるステージパフォーマンスの締めくくりとなりました。自閉症のあるキャラクター・ジュリアも参加!青い光に包まれる点灯式Upload By 発達ナビ編集部厚生労働省主催の点灯式では、今年は東京タワーが工事中のため、ハート型の巨大モニュメントがブルーにライトアップされました!この作品を手がけたのは、マスキングテープを用いたハートの作品を展開する作家の西村公一さん。会場に集うみんなの心に青い光が灯るようで今回のイベントにぴったりの作品です。また、点灯のボタンを押す際には、自閉症のあるセサミストリートのキャラクター・ジュリアと仲間たちも加わりました!会場に集う人々がひとつのモニュメントを見つめる中、光が灯りブルーに輝くハートのモニュメントはとても幻想的でした。もっと生きやすい社会へ。知ること、伝えることを広げていこうUpload By 発達ナビ編集部イベントには大人から子どもまで多くの方が参加していました。また、道を歩いていた人たちもブースやパフォーマンスに足を止め、当事者や関係者はもとより幅広い人々を巻き込んだイベントとなりました。啓発イベントを始めた頃は参加者も少なかったそうですが、回を重ねるごとに認知の輪は広がってきました。生きづらさを抱えた人々が自由に、自分らしく生きられる社会をつくるには、多くの人が力を合わせて取り組む必要があります。変化は行動の積み重ねによって少しづつ現れるものですが、今回のように、さまざまな人が参加しやすい啓発の機会をつくり、多くの人に自閉症をはじめ、さまざまな障害を伝え、理解を広げていくことの大切さを感じられるイベントでした。取材協力:日本自閉症協会、TT2019実行委員会
2019年04月16日米倉涼子主演のテレビ朝日系木9ドラマ『リーガルV』第7話が11月29日に放送された。1話完結型ドラマで第5話まで放送されていたが、第6話は次回へ結末を引っぱる形で終わっていた。そんななかで始まった第7話。婚活詐欺を繰り返す大手高級婚活事務所「ローズブライダル」に、小鳥遊翔子率いる京極法律事務所が対決。被害者である塩見一郎(矢部太郎)を弁護して戦うものの、敗訴してしまう。しかし小鳥遊は、ローズブライダルへ集団訴訟するという次の手を考えていた。ローズブライダルの代表である相田栞(東ちづる)は裁判に関しても強気。海崎勇人(向井理)に対し高圧的な態度を見せるのは、背後に国内最大のコンピューター企業「ミカド通信」会長・我妻憲史郎(国広富之)がいるからだった。しかもミカド通信は、Felix&Temma法律事務所にとって最大のクライアントでもあった。集団訴訟のため原告団を結成すべく、ローズブライダルの被害者に接触するも皆弱腰。あの手この手で嫌がらせをするFelix&Temma法律事務所によって、原告団は解散寸前に追い込まれる。法廷での原告側証人尋問や反対尋問は始まったが、海崎勇人(向井理)の巧みな口頭でやり込められる。もはや策がないと思われた。だが傍聴席にいた同じく被害者で人気コメンテーターでもある社会学者・高市哲也(野間口徹)が声を上げたことで、多くの被害者が集結。ローズブライダルが“サクラ”の教育をするために作った詐欺マニュアルの存在を立証すべく、事務所メンバーと原告団は一丸となって情報収集をする。しかし、決定打となるものがない。そんななかでローズブライダル創設メンバーである元副代表の協力を得ることに成功。小鳥遊は裁判ではなく好条件での和解交渉に持ち込もうとするが、これも失敗してしまう。しかし、ここでパラリーガルの馬場雄一(荒川良々)が動く。相田栞とミカド通信の会長との密会現場の動画をネタに、Felix&Temma法律事務所と和解交渉することに成功したのだった。第6話の平均視聴率は14.4%と過去最低だったが、続く第7話の視聴率は14.2%(ビデオリサーチ調べ)。結局、真っ向からの対立で勝訴に導いたのではなく、“スキャンダルをネタにゆする”といった形で幕を閉じた。Felix&Temma法律事務所や海崎をやり込めたわけではなく、すっきりとした爽快感は味わえなかった。とはいえ安達祐実の法廷での名演技や、米倉と菜々緒の掛け合いなど視聴者を楽しませる要素はたくさんあった。“ポチ”こと青島圭太(林遣都)の「僕は勝つために戦っています」と海崎に対して叫ぶシーンなど、ファンにはたまらなかったはずだ。SNS上では「向井理愛すぎて尊死」「可愛い向井理」など、海崎先生の違う一面も見ることができた回でもあった。第8話は、小鳥遊が弁護士資格を剥奪された原因であろう事件の関係者と接触するというが。真相が明らかになるのか!?
2018年11月30日「世界自閉症啓発デーを知っている?」アンケートの結果は4月2日の「世界自閉症啓発デー」について、8日までの「発達障害啓発週間」の間、発達ナビの「みんなのアンケート」にて、「4月2日の「世界自閉症啓発デー」を知っている」というテーマでアンケートを行いました。Upload By 発達ナビニュースみんなのアンケート2018年4月12日現在653人の方から回答をいただき、以下のような結果になりました。Yes…66%No…34%「Yes」が66%で「No」より高い結果となりました。その中にはお子さまが診断を受けたことがきっかけで…という方も少なくなかったかと思います。イベントやライトアップについて「行ってくるよ」などコメントしてくださった方もいました。ご協力いただいたユーザーのみなさま、ありがとうございました!世界自閉症啓発デーは、3月21日の世界ダウン症の日とともに、国連が定めた世界的な啓発デーです。そのため、毎年日本国内でも各地でさまざまな取り組みが展開されています。発達ナビ編集部では、4月2日の東京タワーで行われたイベント会場を取材してきました。多彩なブースや盛り上がりを見せたステージパフォーマンス、そしてライトアップまでをレポートします!「東京タワーブルーライトアップイベント2018」会場の様子を紹介!Upload By 発達ナビニュース2007年に国連総会で決議された世界自閉症啓発デー。都心のシンボルでもある東京タワーでのライトアップは、日本各地にこの日に合わせたブルーライトアップを普及させるといった狙いがあります。今年で7回目の実施となりました。日中のイベントは自閉症や発達障害の当事者や親の会、自閉症協会など約20団体でつくる「TT2018実行委員会」が主催しています。さらに点灯式は厚生労働省と日本自閉症協会が主催するなど、多くの団体が連携して開催しています。実行委員会として参加している団体は次の通りです。Winds(新宿区手をつなぐ親の会)、AOAart、ADDS、キートン・コム、Get in touch、自立支援グループマーチ、セサミストリート、全国言友会連絡協議会、SOCIAL WORKEEERZ、筑波大学、東京都自閉症協会、日本自閉症協会、日本ダウン症協会、日本ドッヂビー協会、日本発達障害ネットワーク、Necco、発達障がいファミリーサポートMarble、発達障害当事者協会、HAND STAMP ART PROJECT、ヒーロー、ミス日本コンテスト事務局この日から1週間は厚生労働省が定める発達障害啓発週間です。関係団体が協力して参加し、それぞれの障害について発信する場にもなっています。子どもから大人までが楽しく参加!展示や体験ブースが充実Upload By 発達ナビニュース会場に到着すると、東京タワー入り口前の広場には、さまざまな展示や体験のテントや特設ステージが設置されていました。スタッフやイベントに訪れた多くの人たちも青い服を着たり、青いアイテムを身につけたりしていました。青は「癒し」や「希望」を示す色で、シンボルカラーとして使われています。実際に青い物を身につけている人たちが集まることで、同じ思いを持ってこの場にいるという一体感が感じられました。「自閉症体験」「知的・発達障害疑似体験」のテントには、列ができるほど次々と人が訪れていました。また文字とイラストで「話の見える化」をするグラフィックファシリテーションの展示、障害者スポーツとしても取り入れられているフライングディスクなどと幅広い内容のブースがずらり。プログラムの中には全言連による吃音の人たちのバナナの叩き売りパフォーマンスも!各協会や支援者だけでなく、さまざまな障害の当事者の方々が主体となって各ブースに立っていました。セサミストリートには自閉症の女の子のキャラクターが登場し、今年の啓発デーのポスターにも採用されています。会場では、セサミストリートのキャラクターと記念撮影できる時間帯を設けるなど、写真をテーマにした企画もいくつかありました。SNSなどで投稿した人もいるのではないでしょうか?自閉症の人たちも出演。歌とダンスのステージプログラム夕方から始まったステージプログラムは、二部構成で展開されました。前半はTT2018「スペシャル・パフォーマンス」と題して「チームカラフル」のダンスで幕開け。「ネッコ合唱団」や「SOCIAL WORKEEERZ」が出演しました。後半はGet in touchプロデュース「MAZEKOZEライブ」です。自閉症アーティストの「GOMESS」さん、全盲のシンガーソングライター「佐藤ひらり」さん、劇団「人の森ケチャップ」、発達障害(自閉症)ダンサーの「想真」さんと国内外で活躍する人たちが名を連ねました。Upload By 発達ナビニュース前半のトリとして登場したストリートダンスグループ「SOCIAL WORKEEERZ」。「Danceで福祉をデザインする」をテーマに掲げて活動していて、福祉施設の訪問や福祉イベントに出演しています。また、障害のあるなし・老若男女に関係なくダンスを楽しむ「チョイワルナイト」を開催しているグループです。メンバーたちのダンスパフォーマンスに続き、ステージに一緒に上がった子どもたちが思い思いにダンスを楽しみました。観客も椅子から立ち上がって体を動かしたり、出演者と一体となって盛り上がっていました。Upload By 発達ナビニュース後半のプログラムで登場したGOMESSさんと想真さんがコラボレーションしたパフォーマンスは圧巻でした。GOMESSさんは初めてパニックを起こしたときのことや当事者として抱えてきた孤独や葛藤をの即興のラップで音楽に乗せます。想真さんも全身でその世界観を表現し、見ている人たちを引きつけました。司会を務めた女優の東ちづるさん(Get in touch理事長)は、海外でも活躍する2人の実績を紹介。そして、一緒にステージに立ち、即興ラップを見事に訳した手話通訳者の方を称えると、会場からも大きな拍手が起こりました。障害の有無にかかわらず、一人ひとりの素晴らしさをみんなで認め合う温かい空気に包まれていました。空が薄暗くなると、いよいよ点灯式へ…Upload By 発達ナビニュースステージと広場の全てのプログラムが終了し、午後6時15分から点灯式が行われました。加藤勝信厚生労働大臣からは「啓発イベントを契機として、自閉症をはじめとする発達障害への理解を深めていただきたい。発達障害に対する正しい理解が広まれば、周囲の方の接し方も変わり、そうした生きづらさも緩和されると考えています。平成28年に施行された改正発達障害者支援法を踏まえ、さらに、子ども・子育て支援や教育等の分野でも支援が適切に行われるよう、関係府省と連携し、発達障害のある方がその力を発揮できる機会を増やしてまいります」とメッセージが寄せられました。また、今年の啓発デーのポスターに採用されたセサミストリートのキャラクターたちがスペシャルゲストとして登場。自閉症の女の子のジュリアと良き理解者であるエルモやクッキーモンスターが、「私たちはみんな友達になることができる」という思いとともにジュリアのテーマソングを披露しました。そして、啓発デーだけでなく日々、自閉症や発達障害への理解が社会で広がっていくことを願って、ライトアップのスイッチが押されました。会場にいた人たちは青いペンライトを振ったり、スマートフォンのカメラを向けたりながら、少しずつ青い照明が濃くなっていく東京タワーを見上げていました。会場にいた人たちの声は…Upload By 発達ナビニュース会場に設置された展示や体験ブースに来た人たちを案内したり、観光客にパンフレットを配ったりと、たくさんのスタッフの方が参加していました。「障害のある人だけじゃなく、いろんな人がブースに来てくれました。自閉症やいろんな障害について気づいたり考えたりするきっかけになってくれたら」と話してくれたのは、茨城県から駆けつけた大学院2年の長野優紀さん。アダプテッド体育(どのような障がいがあるかにかかわらずできる、その人に合った体育・スポーツ活動)を学んでいるそうです。将来は、障害について知ってもらう手段として、スポーツを通した交流の場をつくっていきたいと考えています。「電車で障害のある人と居合わせたことがありました。その時に周りの人がその人に向ける目線が気になったんです。でも、それは周りの人たちが障害のことを知らないからだと思いました。お互いの接点をつくって、知ってもらえるように。スポーツの交流というかたちで貢献していきたいです」Upload By 発達ナビニュース自閉症の症状を疑似体験できるブースに並んでいた都内在住の中尾佑次さん(58)は、26歳の息子さんが自閉症だそうです。自閉症協会に所属していて、イベントには毎年来ていましたが、今回、初めて自閉症の体験をしてみました。このブースでは、ゴーグルやイヤホンなどをつけてちょっとした作業を行い、自閉症の人の視覚や聴覚などの疑似体験ができます。「体験だから一時だけど、息子はこんなふうに音がずっと聞こえていると思うと…。その辛さをもっと理解しないといけないな」と感想を語ってくれました。また、自閉症啓発デーについて、次のようにも話していました。「発達障害や自閉症について説明してわかってもらう日というより、イベントがあることで、そういった人たちが普通にみなさんと同じ社会に存在しているんだよというのを知ってもらえる日だと思っている。いるのが当たり前なんだって気づいて、受け入れてくれる社会になってほしい」Upload By 発達ナビニュース小学2年生の娘さんの春休みの思い出にと東京タワーを訪れていた中国出身の女性(47)は、青い衣装を着てキャラクターなどに扮していた参加者たちと記念撮影し、イベントを楽しんだ様子。日本語で言うのは難しいけど、と前置きしながら、一生懸命伝えてくれました。「昔、自閉症の本を読んだことがあります。なので、ここで今、行われていることの意味はわかります。中国でも(自閉症の人は)多いはずだけど、表に出てこられない。伝えられない。その人たちは寂しく感じていると思う。こんなふうにイベントができて、日本は幸運な国です」「初めて知った」「ADHDの日もつくって」…アンケートの声Upload By 発達ナビニュースみんなのアンケートでは、いろいろな意見が集まりました。「Yes」と回答した人たちの中には、「自分からも発信している」という人から、「もっときちんと理解してもらいたい」という切実な声までありました。知っているからこそ思いは強いですよね。一方で、「No」という回答は34%と、決して低くない数値です。「意味があるのかな」「なんのためにやっているのかわからない」という率直な意見もありました。「啓発」のイメージがわかず、実際に何が行われているのかわからないということもあるのかもしれません。「Yes」「No」のどちらにもあったのが今年「初めて知った」というコメントです。地道なことですが、一人でも多く、まずは「こんな日があるんだ」と知ってくれる人が増えるとうれしいですね。実際のコメントを抜粋してご紹介します。3年程前に知り、毎年この日は身の回りの物をブルーでアピールします。自閉症について検索しまくっていた3年前くらいに知りました。結局内輪なので…なんだかなぁ〜という気持ちです。もっと知ってほしいもっと自閉症に対する支援をわかってほしい気持ちでいっぱいです。私はテレビで特集されていたのを見ました。発達の気になる人の家族・支援者だけでなく、様々な人に「自閉症」や「発達障害」について、知って貰いたいです!今回のアンケートでは、知っている人の割合が高かったのです。しかし、「正しい理解にはつながっていない」と感じている方や、ほかの発達障害もあることも知ってほしいという意見が見られました。学習障害や、ADHDの日も、作って欲しい。知らない人に、いつも混同される。4月2日が、こんな位置付けであることを、今日初めて知りました。自閉症等に関する研究は、欧州が進んでいる事は知っていましたが世界自閉症啓発デーがある事を始めて知りました。自閉症も一人一人個性があり考え、そして理解して支援しなければと思います。「初めて知った」という人が抱く思いも一つではありません。確かに、「発達障害啓発週間」に特化した活動はまだまだ少ないかもしれません。10月はADHD啓発月間とされていますが、まだ日本ではそれほど知られておらず、活動が広まっていません。これからほかの発達障害についても普及が進むといいですね。東京タワーのイベントでは、さまざまな障害の当事者の人たちが実際にブースに立って来場者の対応をしたりする姿も見られました。こうして当事者の方自身がいろいろな人と触れ合うことは、知ってもらうための手段の一つとして大きな意味のある活動ではないでしょうか。ほかにも、どんなことをしたら正しい理解が社会に広がるのか、これからも考えていきたいですね。青い東京タワーが街の人たちに伝えることUpload By 発達ナビニュースイベント会場には、ヘルプマークをつけている人や手話通訳の方とブースを回る人もいれば、車椅子の人の姿も見られました。自閉症や発達障害に限らず、さまざまな障害のある人が一堂に集まっていたのです。東京タワーという開かれた場所で当事者の人たちが集うことで、その場に居合わせた一般の人たちにも強く印象を残すことができるイベントになっているのではないでしょうか。当事者の人たちや支援者がこうした啓発デーを通して、障害のことを社会へ発信することはとても意義があることです。帰り道の途中、青い東京タワーに気づいてスマートフォンで写真を撮る人たちの姿があちこちでみられました。「自閉症の日だから、きょうは青いライトアップをしているらしいですよ」という会話をしているグループともすれ違いました。直接、会場に行くことはなくても、この日、青に染められた東京タワーを眺めてた人がたくさんいたと思います。自閉症の人が暮らしやすい社会の実現には、まだ道のりが必要です。しかし、4月2日にブルーライトアップがあるということを知る人が多くなっていくことは、その入り口になると感じました。取材協力:日本自閉症協会、TT2018実行委員会
2018年04月13日「いま思えば、白血病の彼の淡々とした姿に、私自身の生きづらさがリンクしたんだと思います。彼も、本当の自分を後回しにしているように見えた。まわりに、とくに親にね、迷惑をかけないように頑張っているというか」 そう当時を振り返るのは、女優の東ちづるさん(57)。「お嫁さんにしたい」ともてはやされていた25年前。東さんが、たまたま自宅で情報番組を見ていると、画面に17歳の高校生が現れた。 「彼は白血病でした。私の故郷、広島の因島の男のコで、余命幾ばくもないかも、と」(東さん・以下同) 気になったのは、取材を受けている少年の、あまりにも淡々とした様子だった。 「なぜかすごく引っかかったんです。死を見つめているはずなのに、泣くでも怒るでもない。彼はどうして出演をOKしたんだろう。だって、全国ネットで自分の病気を公表するんですよ」 少年の本当の気持ちが知りたくて、「居ても立ってもいられなくなった」。連絡先を調べ、彼の自宅に電話。そんな衝動は初めてだった。 「じつは、あのころの私は、周囲の期待どおりに振る舞いながら、ひとりになると、わけのわからない焦燥感に押しつぶされそうだったんです。『生きていて何の意味があるんだろう』とか」 ――東さんは、1960年、広島県因島市(現・尾道市)に生まれた。造船関係の仕事をしていた父25歳、会社員の母21歳という若い共働き両親の初めての子どもだ。 「母は、子育て本を読みあさって、それはもう一生懸命に私を育ててくれた」 “女のたしなみ”として常に薄化粧をし、家族にも素顔を見せないしっかり者の母親である。幼い東さんは毎晩、本の読み聞かせをしてもらい、小学校に上がるころには、自分から2歳年下の妹に読み聞かせをした。 「母から『1番がいいのよ』『優しい子がいいのよ』『ちゃんとしなさい』と教えられて、子どもってやっぱり親に褒められたいですから、応えちゃうんですよ。そうしたら『いい子ね。つぎも頑張ろうね』って言われて、また頑張って」 教師たちからも一目置かれ、もちろん成績はずっとトップクラスだった。当時の東さんは、周囲の期待を感じてなんとなく教師を目指していた。しかし広島大学の教育学部を受験して失敗。その通知を受け取ったときの母親の言葉が忘れられない。 「母は、ボソッと自分自身につぶやくように言ったんです。『18年間の期待を裏切ったわねえ』って。それはとてもリアルで」 周囲からは浪人を強くすすめられたが、母親の言葉に何かが吹っ切れたのだろう。東さんは大阪の関西外国語短大に滑りこみ、都会の一人暮らしとキャンパスライフを謳歌。卒業後は、大阪ソニーに入社したが、スキーのインストラクターになろうと4年で退社。 ところが、飛び入り参加したオーディションに合格し芸能界入り。関西の番組リポーターとして飛び回る。そして’87年、27歳のときに『金子信雄の楽しい夕食』(朝日放送)で全国ネットにデビュー。2年後には『THE WEEK』(フジテレビ)の司会に抜擢されて上京し、複数のレギュラーを持つ売れっ子となった。 「とにかく忙しくて、本当の自分がどういう人間かなんてこともわからない。でも、例の『お嫁さんにしたい』と言われたころから、素の自分とのギャップを感じはじめたんです。私、違うって」 白血病の少年に連絡を取ろうとしたのは、32歳のそんなときだった。 《ちづるさん、どうか協力してください。骨髄バンクのことを多くの人に知ってもらいたいんです。啓発のためのポスターを作ってください》 少年の家に電話をしたとき、電話口に出た父親とは、さしたる話もできなかったが、その後、彼の妹から分厚い手紙が届いたのである。 「読んで、最初は無理だと思ったんです。私はノーギャラでいいけど、ポスターを作るには多くのスタッフの力やお金が必要です。でも、『お兄ちゃんに死んでほしくない。治療法はあるんです』という文面に動かされて」 東さんは仕事で親交のあるカメラマンなどクリエーターたちに声をかけた。すると、一流のプロたちが二つ返事で快諾してくれたのである。 「そのうえ、撮影スタジオ代や印刷代なども、みんなでカンパし合って、ポスターが完成したんですよ。この経験で私は、お金がなくても、利益や利潤につながらなくても、人は誰かのために動いてくれるということを知りました」 それはまさに、いまの東さんの活動の原点だった。以来25年、東さんが関わってきたボランティア活動・社会活動は多岐にわたる。「あしなが育英会」。障害者アーティストを応援する団体。3.11後は被災地支援に力を注ぎ、「世界自閉症啓発デー」では、国連が定めた癒しの色・ブルーで渋谷や原宿の街を染めるという一大イベントも仕掛けた。国内だけでなく、戦争で傷ついた子どもたちのリハビリを行う「ドイツ国際平和村」の支援もしている。 それにしても、なぜボランティアを続けるのだろう。ニコッと東さんは笑った。 「最初は『救いたい』とか「癒したい」と思っていたんです。でも、“上から目線”の自分の態度が気持ち悪くなってきて。続けていくうちに、『私が癒されてるんだ』と気づくんです。あるがままのみなさんと一緒にいると、私も素でいられる。居心地がいい。ということは、この活動を求めているのは私なんだ、と。そうしていくうちに、『私、なんかつまらない優等生をやってたな』と自分を振り返れるようになったんです。もっと言いたいこと言って、弾けるような子ども時代を送りたかったとか、大人の目を気にしてたな、とか……」 ボランティア活動のきっかけになった“白血病の高校生”と、東さんは対面を果たしている。訪ねてきてくれた彼は、幸い薬物療法が効いて健康を取り戻していた。「東さんは、たくさんの白血病患者の命の恩人です」。彼の言葉に、東さんもまた心からの感謝をこう口にしたという。 「あなたこそ、私の人生の恩人なんですよ」
2017年12月09日「わっ、バケモノ!」と毒づいた、女優で一般社団法人「Get in touch!」の理事長・東ちづるさん(57)に、「あ~ら、あ・り・が・と」と野太い声ですかさず切り返したのは、髭面にド派手なメークとウイッグ姿の女装詩人「ベアリーヌ・ド・ピンク」こと、長谷川博史さん(65)。電動車いすの上で情感たっぷりにしなをつくる。そんな2人のやりとりに周囲の人たちはどっと笑う。 12月10日に東京・品川プリンスホテルの「クラブeX」で開催される一夜限りのショー『平成まぜこぜ一座・月夜のからくりハウス』の全体ミーティングである。“悪徳座長”役の東さんをはじめ、演者たちの大半が集合。進行の打ち合わせが行われ、終盤には、本番さながらのメークと衣装のフィッティングが行われた。 演者の1人、長谷川さんは長年日本のゲイカルチャーを牽引してきたドラァグクイーンだ。25年前にHIV感染がわかったのち、「恥ずかしい病気だと思われたくない」と実名を公表したうえで講演活動を開始。この病気に対する偏見を打ち壊してきた。一昨年、糖尿病の合併症で右足を切断し、義足になる。 「長谷川さんの義足、マシンみたいでカッコいいよねえ」と、骨格むき出しの義足に東さんが見惚れると、長谷川さんは「足だけじゃなく、ほかも見せたほうがいいかしら~」と、ニヤリと笑う。 苦笑しながら東さんの視線は、髪をセット中の佐藤ひらりさん(16)へ。東さんに「あ、ひらりちゃーん!そのウイッグ、かわいいねえ」と呼ばれた佐藤さんは、声の出どころを探して首を伸ばし、よくとおる声で「ありがとうございます!」と答えた。彼女に東さんの姿は見えない。 佐藤さんは、生まれつき全盲のシンガー・ソングライターである。5歳からピアノを始め、12歳でニューヨーク・ハーレムの音楽の殿堂・アポロシアターに挑戦。見事、アマチュアナイトのウイークリーチャンピオンに輝いた。 この日の彼女のウイッグは、とぐろを巻いた明るい茶髪。東さんの「ひらりちゃんの頭、うんこみたいで、ホントかわいい!」というぶっ飛んだ発言に、皆またも爆笑。佐藤さん自身も、付き添いの母親まで屈託なく大笑いだ。 『月夜のからくりハウス』の出演者のほとんどは“障害者”である。脊髄性筋萎縮症のため顔と左手親指以外は動かない「寝たきり芸人」、骨形成不全症の「身長100cmのコラムニスト」、先天性脊椎側彎症・二分脊椎症の「義足の女優・ダンサー」、ろう者でLGBTの「手話漫才師」、小人症の「日本で一番小さい手品師」……。 長年、ボランティア活動を続けている東さんだが、今回、「Get in touch!」でつくり上げる舞台は、障害という個性のある表現者たちのエンタテインメントだ。 《障害者を見せ物にするのか》 そんな批判も聞こえてくるが、東さんは意に介さない。 「そういう人には『はい、そうですよ』と答えます。『もう、最高に上等な、クオリティの高い見せ物にします』って」(東さん) ほがらかな笑顔に力みはない。長谷川さんが言う。 「障害者をこれだけ集めて見せ物にするってこと自体、僕たちからしたらすごくカッコいいですよ。ドラァグクイーンには、『男でも女でもない、特別な存在になってあげるわよ!』という開き直りがあって、わざと蓮っ葉な女のふりをするんですけど、たぶん東さんはね、同じようなメンタリティを持っているんです」(長谷川さん) 関心を持ってほしくて東さんは知恵を絞る。『月夜のからくりハウス』のコピーは刺激的だ。 《見世物小屋のドキドキ感が復活!》 「テレビ画面や一般の舞台で彼らのことを見慣れていないから、現実の社会でも見て見ぬふりをされて、街に出にくいから、ますますいないことになる。この悪循環をなんとかしたいんです」(東さん) 障害者が登場する舞台を「けしからん」と怒る人には、無自覚な差別意識があるのではないかと東さんは言う。演者の1人、佐藤ひらりさんの母親・絵美さん(43)も同意見だ。 「娘も私も、『日本のスティービー・ワンダーを目指す』って勝手に言ってるんですけど(笑)。そのためにも、見てもらってナンボなんです」(絵美さん) ちなみにチケットは公演の2週間前に完売した。 「この『月夜のからくりハウス』には弱者は一人も出ていません。皆が対等な立場で舞台に上がって、チケット代をきちんといただいて、彼らにきちんとギャラをお支払いする。そういう舞台です」(東さん) この舞台の先に、東さんが目指すのは――。 「色とりどりの人たちが街に、ごく普通にいる社会。それはきっと誰にとっても居心地のいい社会だと思います」(東さん)
2017年12月09日女優でタレントの東ちづるが2日、東京・渋谷のハチ公前で行われたマイノリティのPRイベント「Warm Blue Day 2016」に出席した。東ちづるが代表を務める一般社団法人「Get in touch!」は、あらゆる人々の別け隔てのない社会を目指すマイノリティPRイベント「Warm Blue Day」を、国連総会が定めた「自閉症啓発デー」に当たる4月2日に毎年開催。今年は同性カップルを夫婦と同等の関係と認めた「パートナーシップ証明書」を発行する条例を決めた渋谷区の象徴でもあるハチ公前でイベントが行われた。イベント前には報道陣向けの囲み会見に応じた東は「私たちGet in touch!は、誰も排除しないまぜこぜの社会作りを活動のテーマにしていて、アートや音楽、ファッション、スポーツなどを通してまぜこぜの社会は居心地が良いんだよ!という啓発を行っています」と説明。通りすがる一般人には「これは自分たちのことなんだ、支援ではないんだ、自分がこれから人生を歩んでいくのにどんな状況になっても自分らしく生きられるということを一緒に考えていきたいと思います。まぜこぜの社会は本当に心地良いということを考えて欲しいですね」と訴えた。23年前に見たテレビのドキュメンタリー番組を契機に、活動を始めようと思い立ったという東。「その番組の作り方に『えっ?』と思って泣いちゃいました。メッセージが伝わりきれてないという思いから始まり、せっかく芸能界という世界にいるんだから始めようと。その時は難病の人たちと一緒に始めてどんどん広がっていきましたが、2011年3月11日に避難所でマイノリティの人たちが追いつめられ、そのことは一切報道されませんでした。今までやって来た人たちと一緒に社会を変えようという思いで4年前に今回のイベントを始めました。目標は退散すること(笑)。早くやめられる社会になればいいですよね」と話していた。
2016年04月03日板野友美が映画初主演を務め、本格ミステリ大賞受賞作家・三津田信三の同名小説を原作に実写化する<a href="">『のぞきめ』</a>。公開まであと数日となった本作だが、今回板野さんが歌う主題歌「HIDE&SEEK」の映画バージョンPVがこのほど解禁された。テレビ局のADをしている三嶋彩乃(板野友美)は、ある青年の謎めいた怪死事件を取材する。その死に様とは、腹がよじれ、口から泥を吐き出した異様なものだった。青年の恋人は狂ったように「“のぞきめ”の仕業だ!」と顔を歪める。実は彼らは大学のサークルで一緒に山奥の合宿に行って以来、ずっと何かに“覗かれている”気がしていたのだ。関係者にも次々と“のぞきめ”の悲劇が起こり、やがてそれは彩乃自身の身にも…。本作は、同じ場所で起きた、時代の異なる2つの怪事件をベースにした物語。過去・現在に共通するのは事件のカギとなる怪異“のぞきめ”の存在。窓、タンス、カーテンの隅。それは日常のあらゆる場所に存在するほんの数ミリの隙間から視線を投げかけ、目があった人間を恐怖のどん底に突き落とす…。監督には『トリハダ -劇場版-』シリーズの三木康一郎が務め、一度観てしまったら最後、背後や隙間からの視線が気になるようなじっとりとした最恐映画に作り上げている。キャストには、主人公のテレビ局の新米AD・彩乃役を板野さんが好演し、彩乃の彼氏・津田信二役に白石準也、彩乃が取材した怪死事件で死んだ青年の彼女・岩登和世役に入来茉里、和世の母親役に東ちづる、本作のキーとなる盲目の老人・四十澤想一役に吉田鋼太郎出演し、そのほか、玉城裕規、小澤亮太、石井心愛、池田鉄洋、つぶやきシロー、石井正則らが脇を固めている。今回到着したのは、映画の本編映像を使用した板野さんが歌う主題歌「HIDE&SEEK」のPV映像。「閉ざされた扉の向う覗いたら」という歌と共に、板野さんが恐る恐る扉を開けるシーンから始まる本映像は、初出しシーン満載で主題歌を長尺使用した特別映像となっている。「HIDE&SEEK」は、本作のために書き下ろされた楽曲で、本映像は、歌詞の内容とリンクした映像で編集され、見ても聴いても「怖い!」とダブルで恐怖感を煽り、その怖いもの見たさでリピートしたくなる仕上がりとなっている。『のぞきめ』は4月2日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月31日板野友美さんが初主演映画『のぞきめ』で挑むのは、怪死事件を取材したことから、“のぞきめ”と呼ばれる怪異に巻きこまれるテレビ局のAD三嶋彩乃。「演技をがっつりやらせてもらうのも初めてなら、自分とはまったく違う人を演じるのも初めて」という板野さん。役作りのための黒髪がまた新たな魅力を発見させてくれる。恋人の信二も巻き込んでいく物語は、ただのホラー映画じゃない。「怖いだけで終わるんじゃなくて、お化けにも呪っている意味がちゃんとある。彩乃はお化けをちゃんと一人の人間として受けとめて、その悲しみを拭ってあげようとする。ホラーを超えたいい話ですよね。私だったら、お化けには向かっていけないけど(笑)。彩乃と信二のその後についても、時間が経つにつれて解釈が変わってきました」そんな世界の余韻をさらに深めるのが、板野さんが歌う主題歌『HIDE&SEEK』。ロック調の旋律がエンドロールに流れて、恐怖から解放してくれる…と思いきや!「そうなんですよ。恋心にもとれる歌詞が、映画を観たあとで聴くとぞっとする(笑)。なので、曲も2倍楽しんでもらえれば」主題歌でも世界観を表現できるのはアーティストであればこそ。そのキャリアに女優業が加わります。「役や作品によってイメージが全然変わるのが面白いですよね。でも、私、試写で演技した自分を見るのも初めてで…硬直してました(笑)。歌っている自分がどう映るかは想像できるんですよ。でも、お芝居はまだいろんなことにいっぱいいっぱいでどう映るか考えられない。叫んでる自分を見て、“はあ~っ”って(ため息)。経験を重ねるうちにどう演じたらどう映るのかわかっていくのかな。どんどん新しい課題が出てくるんでしょうけど、一歩一歩勉強していきたいですね」◇いたの・ともみ本作の主題歌でもある8thシングル『HIDE&SEEK』は4月20日リリース。主演映画『雨衣』(監督/胡※王ヘンに月)が、今春、中国・台湾・香港にて公開される。ワンピース¥32,000(AULA/DraSTicTEL:03・5773・1060)◇怪死事件を取材したことから、“のぞきめ”と呼ばれる怪異に巻きこまれる女性を描くジャパニーズ・ホラー。監督/三木康一郎出演/板野友美、白石隼也、入来茉里、東ちづる、吉田鋼太郎ほか4月2日、全国ロードショー。(C)2016「のぞきめ」製作委員会※『anan』2016年3月30日号より。写真・内田紘倫スタイリスト・MANA KOGISOヘア&メイク・宮本由梨取材、文・杉谷伸子
2016年03月24日「むかし、まねきんありけり」と後年、好事家が書き記すかもしれないが、確かに2016年の梅の季節に「FEMM(フェム)」と呼ばれる歌い踊るマネキン2体が東東京・墨田向島の言問団子の茶店に居た。平安時代に在原業平が詠んだ歌を採録した伊勢物語を所以とするこの茶店の歴史は、江戸末期、約170年前にさかのぼる。そこに突如現れたラテックスに身を包んだ美しきマネキン2体は手亡の団子を食べるふうでもなく、ただ観察している。1970年代後期のクラフトワーク、ディーボなど洋楽シーンの動きを受けて、YMO、プラスチックス、Pモデルなど80年代初頭に世界に冠たるテクノポップカルチャーを誕生させたトーキョーで、2010年代に現れたのは進化型ピンク・レディー?あるいはWinkのアンドロイド?そのピンク・レディーの『UFO』をもカバーする(『UFO feat. Fz from sfpr vs Invaderous』)このマネキンデュオは、EDMと共にインターネットシーンから現れた。ダンス、RAP、はたまたファッションショーにモデルとして出演するなど、既に2年ほど前から、デジタルメディアではよく知られているFEMM(FAR EAST MENTION MANNEQUINSの略)。東京で発見されたにも関わらず、海外のメディアでその評判が高まり、最新の3月号の『VOGUE JAPAN』では「TOKYO NEW GLAM」と題されたファッションページにも“表現者”として登場している。はてさて今回、東東京に現れたる未来型マネキン。マネキンは話すことができないため、RiRiのエージェントであるハニービー(Honey-B)、LuLaの代弁者としてエージェントのダブルトラブル(W-Trouble)の二人に話を聞いた。ー今回の東東京エリアの撮影はいかがでしたか?Honey-B(RiRi担当):かわいいロケーションで楽しかったですね。これまでも雷門の前で撮影したり、浅草は来たことがあったのですが。W-Trouble(LuLa担当):花やしきは初めてだったのですが、色がとてもポップで良かったですね。ー最初にFEMMというユニットが誕生したきっかけを教えて頂けますか?Honey-B:そもそもFEMMの普通のマネキンだったんです。そのマネキンは何か特別な能力を持っていると、私たちエージェント二人が感じて、特別な能力が与えられてFEMMになったことが始まりです。2013年頃から街中に出て行くようになりました。ーあなたたちエージェントお二人に特別な能力を与える力があるのですか?Honey-B:いいえ。私たち自身がそういうテクノロジーを持っているわけではなくて、私たちが所属しているFEMM's Agency Syndicateという組織がそういうことができるということです。ーそのシーンはYoutubeで発表されているティーザーのムービーにも収録されていますね。W-Trouble:そうです。彼女たちのバックグラウンドのストーリーはそのムービーで伝えており、実際に命を吹き込むシーンもあります。ーFEMMの映像は「IKIOI」が制作、コレオグラフは「Hidali」と今の日本を代表するクリエイターたちが参加しているのにも驚かされました。FEMMとうユニットはダンスと音楽というエンターテイメントに特化したスーパーマネキンなんですか?Honey-B:エンターテイメントをすることがFEMMの存在意義ではなく、道具として不当に扱われてきたマネキンの存在をもっと人々に知ってもらいたいということを発信するリーダーがRiRiとLuLaなのです。そのメッセージを伝える時、人々の心に届きやすい手段が音楽やダンスなので、そういう手法を使っています。まずはマネキンの置かれている現状を知ってもらうことが目的です。W-Trouble:FEMMは人間に似せられたマネキンなのですが、本当は感情があったり、人権があったりするのではないかという問題意識のもとに生まれたという背景があります。現在もマネキンは世界中で増え続けているのですが、個々のマネキンが元々持っていた能力を最大限引き出せるのがFEMM's Agency Syndicateという組織で、FEMM.jpという私たちのWEBサイトでエージェント登録すれば、だれでもアバターとしてFEMMが持てます。ーRiRiとLuLaはそれぞれ違う性格を持っているのですか?W-Trouble:LuLaはハウスキーパー型のマネキンです。RiRiが壊れやすく、ライブの途中などで止まってしまうことがあるので、それを直してあげるような女らしい性格です。ナースの衣装が好きで、『Kiss The Rain』や『Kill The DJ』といったやや女性らしい曲などが似合いますね。Honey-B:RiRiは攻撃的な強い性格で、マーシャルアーツなど格闘技の素養があります。衣装もアーミーなどの格好が似合います。24日にリリースされる新曲『PoW!』のようなRAPや、ビートの強い曲が気に入っているようです。ーRAPやダンスなど音楽シーン以外でも、山本寛斎のショーでは三越伊勢丹の大西洋社長と一緒にランウェイを歩いたり、ファッション誌に登場にしたりと、モデルの仕事も多いようですね。W-Trouble:マネキンなので、世の中の人々がFEMMにどういう衣装を着せたいのかは、エージェントとしても気になります。やはり服を着るということは彼女たちの本来の役割なので、こういうファッションしかしない、というこだわりはなく、どんな洋服でも着せたいという思いが強いです。逆にFEMMを素材としてプロデュースしたいという声を大切にしたいですね。ーメジャーデビューすることで期待することはありますか?W-Trouble:彼女たちのことをより多くの人に知ってもらえる機会が増えて楽しみです。これによってマネキンが人間とどう共存していけるか、興味があります。Honey-B:今まで2年間は彼女たちの声をより広く届けるためにインターネット配信というデジタルだけで問題ないと思っていたのですが、ファンやエージェントの方から、歌詞が読めたり写真を飾ったり出来るものがほしいと言う声があったので、良かったと思います。ー配信限定アルバム「Femm-Isation」は、全米ビルボードチャートWORLDで10位を獲得。海外の活動はこれからも増えていくと思いますが、インタビューはいつも英語でエージェントのお二人が答えているとか? お二人についても少しお話しを聞きたいのですが?Honey-BW-Trouble:私たち二人のプライベートに関しては残念ながらお答えできません。トップシークレットです。【FEMMプロフィール】2013年に“発見”されて以来、ネット配信だけだった活動は2月24日にFEMM's Agency SyndicateよりいよいよCD2枚組(オリジナル新曲2曲、リミックス等の新録 3 曲に加え、リミックス音源を5曲収録した DISC1と 昨年発売された配信限定アルバム「Femm-Isation」を完全収録した DISC2 、2枚あわせて全23曲収録)によるメジャーデビューを果たす。Text: birds-nest
2016年02月23日SelfCreative合同会社(SELF)は、東東京に拠点を構えるものづくり企業を盛り上げていくという目的で、プロジェクト「東東京モノヅクリ商店街」を発足させた。同プロジェクトは、東東京に拠点を構えるものづくり企業を盛り上げていくという目的のもと、ネット上に架空の商店街を作り出し、SELFがキュレーションを行ったクリエイターや、企業同士のセッション、催し物などを行い、今後数年かけて継続的に商店街をもりあげながら「モノ」と「コト」を展開させていくもの。「モノづくりの町すみだ」に集積するファッション、ライフスタイル産業の製造業を中心に、東京周辺の中小企業を支援する第三セクターとして設立された「国際ファッションセンター(KFC)」との協業によるプロジェクトとなる。第一回目は、MOMAで取り扱いもされている廣田硝子や、創業60年、動きやすくからだにやさしいニットシャツを国内工場でつくるシャツ屋、丸和繊維工業や、パリコレに参加する人気ブランドのレザー制作を一手に引き受ける牧上商会、今までにない形や色で新しい風船の可能性を探るマルサ斉藤ゴムなど、多彩なメンバーで商品開発やイベントを行う予定となっている。また、2月17日から東京都・代々木の国立代々木競技第一体育館で行われるファッションとデザインの合同展示会「rooms」の地場産エリアにて、同プロジェクトのお披露目が行われるということだ。参加企業は、井上鞄製作所、駒屋、玉の肌石鹸、トロフィー佐藤、廣田硝子、牧上商会、マルサ斉藤ゴム、丸和繊維工業他約30社。参加クリエイターは、SELF、関根正吾(イラストレーター)、藤崎尚大(meanswhile)、宇藤えみ(スタイリスト)、紫をん(和菓子作家)、吉田ちかげ(アートディレクター)他。
2016年02月04日板野友美が初主演を務めるホラー映画『のぞきめ』。この度、今月17日(日)に行われた自身のデビュー10周年記念イベントでお披露目された予告編が解禁された。テレビ局のAD・三嶋彩乃(板野さん)はある青年の謎めいた怪死事件を取材する。その死に様とは、腹がよじれ、口から泥をは飽き出した異様なものだった。青年の恋人は狂ったように「“のぞきめ”の仕業だ!」と顔を歪める。実は彼らは大学サークルで一緒に山奥の合宿に行って以来、ずっと誰かに“覗かれている”気がしていたのだ。関係者にも次々と“のぞきめ”の悲劇が起こり、やがてそれは彩乃自身の身にも…。原作は「水魑の如き沈むもの」で本格ミステリ大賞を受賞した作家・三津田信三による同名ホラー小説。同じ場所で起きた、時代の異なる2つの怪事件をベースにした物語で、過去・現在に共通する怪異“のぞきめ”の存在が事件のカギとなっている。監督には、テレビドラマやバラエティ番組の演出も手掛る『トリハダ 劇場版』シリーズの三木康一郎が務め、背後や隙間からの視線が気になるようなじっとりとした最恐映画に作り上げている。キャストには、主人公・彩乃役を演じる今回映画初主演となる板野さんをはじめ、彩乃の彼氏・津田伸二役に『GANTZ』「仮面ライダーウィザード」の白石準也、死亡した青年の彼女・岩登和世役に「ラッキーセブン」の入来茉里、和世の母に芸能面のほかにボランティア活動にも積極的に行う東ちづるが配役。そのほか、玉城裕規、小澤亮太、石井心愛、池田鉄洋、つぶやきシロー、石井正則、そして本作のキーマンとなる吉田鋼太郎らが脇を固めている。今回解禁された予告編は、1月17日(日)に行われた板野さんのデビュー10周年記念イベント「Tomomi Itano 10th Anniversary Special Event~ちゃんと10 周年フリかえろぉーよー!お…おー!!~」にてファンに向けて初披露されたもの。冒頭から板野さんが扉を開け叫ぶ姿など「覗かれる怖さ」をじっとりと映し出し、怪異“のぞきめ”の正体をほのめかすシーンが差し込まれている。ホラーだけど、謎を追うミステリー要素も含まれ、興味を引きつける内容となっている。さらに、イベントでも披露された板野さんが歌う「HIDE & SEEK」にのせ、白石さん、入来さん、玉城さんなど、板野さんを含む共演キャスト陣を待ち受ける恐怖の衝撃シーンが畳みかける。物語のキーとなる人物を演じる吉田さんの佇まいの不気味さや、ラストにはっきりと表れる“のぞきめ”の正体など、本編の雰囲気が十二分に伝わってくる予告編だ。だれもが一度は経験したことのある“誰かに覗かれている”という怖さ。まずはこちらの映像から、思わず目をそらしたくなってしまうような“のぞきめ”の恐怖を感じてみて。『のぞきめ』は4月2日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年01月29日映画初主演となる板野友美を主演に迎え贈るホラー映画『のぞきめ』。この度、本作の公開が来年4月に決定すると共に、特報映像と出演キャストが解禁に。「仮面ライダーウィザード」の白石隼也をはじめ、東ちづる、吉田鋼太郎らの出演が明らかとなった。テレビ局のADをしている三嶋彩乃は、ある青年の謎めいた怪死事件を取材する。その死に様とは、腹がよじれ、口から泥を吐き出した異様なものだった。青年の恋人は、狂ったように「“のぞきめ”の仕業だ!」と顔を歪める。実は彼らは大学のサークルで一緒に山奥の合宿に行って以来、ずっと何かに“覗かれている”気がしていたのだ。関係者にも次々と“のぞきめ”の悲劇が起こり、やがてそれは彩乃自身の身にも…。原作は、本格ミステリ大賞を受賞したホラー作家・三津田信三による同名小説で、同じ場所で起きた、時代の異なる2つの怪事件をベースにした物語。過去と現在に共通するのは事件のカギとなる怪異“のぞきめ”の存在。窓、タンス、カーテンの隅。それは日常のあらゆる場所に存在するほんの数ミリの隙間から視線を投げかけ、目があった人物を恐怖のどん底に突き落とすのだった。今回本作の監督には『トリハダ-劇場版-』シリーズの三木康一郎。そしてテレビ局の新米ADの主人公・彩乃役を元「AKB48」の板野さんが好演し、のぞきめにまつわる真相を追う。さらに、今回新たに発表されたキャストには、彩乃の彼氏・津田信二役に「仮面ライダーウィザード」で主人公を演じたいま注目の俳優・白石さん、彩乃が取材した怪死事件で死んだ青年の彼女・岩登和世役に「ラッキーセブン」(フジテレビ)に出演していた入来茉里、その和世の母親役には、ドラマから情報番組のコメンテーターなど幅広く活躍する東ちづるが決定した。そしてそのほか、玉城裕規、小澤亮太、石井心愛、池田鉄洋、つぶやきシロー、石井正則ら豪華俳優陣が脇を固めている。そして本作のキーとなる盲目の老人・四十澤想一役を、「半沢直樹」(TBS)で話題を集めた実力派俳優・吉田鋼太郎が好演する。この度解禁された特報映像は、一般女子高生の「ある!あるよね~」という街頭インタビューから始まる。彼女たちが口を揃えて言う“あるある体験”とは一体何のことなのか。そして映像は変わり、板野さん演じる彩乃が映し出され、ゆっくりと後ろを振り向く彼女の視線の先に待ち構えていたのは一体…。最後はぱっと目を背けてしまいそうになる、そんな特報映像に仕上がっている。日常に潜む恐怖、だれもが1度は感じたことのある“見られている”という覗かれる怖さを題材とした本作。視線の先に待ち構えているものとは一体なんなのか、続報にも期待したい。『のぞきめ』は、2016年4月2日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年11月20日花を愛でるということを、人を愛することに置き換えてみれば東信の信念の一端が見えるかもしれない。流行に流されないスタンスで“花の価値”を突き詰めている東信。狂気に近しいほど神経を研ぎすませ、花と真摯に向き合うには理由がある。「『美』とは何か。花は枯れるものだが、咲く時だけが本当に美しいのか?一般の人の目に商品として触れる花は、人の欲望の為に生産されるものの内の2割にしか過ぎない事を、どれだけの人が知っているだろう?人が必要としていない部分も含めて、花の全部が美しい」。世の中に蔓延する盲目的な既成概念を覆し、花の価値を高める挑戦は、創業当初から変わらず続いている。最新プロジェクトの「In Broom」では、宇宙空間に続き、フィリピンの海の真ん中といった本来、植物が生息しない場所に花を生けた。「次もむちゃくちゃやるよ。不毛の土地には理由がある。それを追い求めたい」という言葉通り、彼の活動は常に驚きに満ちている。それは新宿伊勢丹のフラワー オブ ロマンス(FLOWER OF ROMANCE)でも同じ事。「今まで全く花に興味がなかった人に『こんなに花って綺麗だったのか』という気づきや、(フラワー オブ ロマンスの)花をもらった人に『これが花なのか?』という純粋な驚きをもたらしたい」と話すのは、当店の全てを任されている望月マネージャー。東は「花の価値を追求するのも良いけど、広げないか」という望月の言葉に突き動かされ、「お前が言うんだったらやろう」と踏み切った。「花を買いづらい」という声にフォーカスを当てたという今回の出店。「俺たちは一年に何万本という花を切って殺している訳だから、生き物を扱っていく上での責任がある。花の本当の意味を暮らしの中で感じてもらう、それが花を生ける意味。ファッションやシャンパンにはできないことだと思っている」。その切実な想いが形になったのがフラワー オブ ロマンスだ。「花と向き合って行く姿勢を貫き、真摯にコツコツとやっていくまでだ。“花の価値”を突き詰め、それを広げるには、世界一でないと意味がない」と力強く言い切る。事実、世界からの熱い視線が東信に注がれているのは、メディアにひっきりなしに取り上げられている事からも分かるだろう。この1、2年だけを例に挙げても、Thames & Hudson社の書籍『FLORAL CONTEMPORARY: The Renaissance in Flower Design』、仏ル モンド紙の『Mマガジン』、『New York times』、『Huffington Post』などで彼の作品や「In Broom」のプロジェクトが報道・特集されている。「正直、日本のお花のレベルは高い。だが、問題は花をどう解釈し、どう広げていくか。我々は植物に生かされている。それこそが花の価値。世界で勝負する時もそのままの姿勢を変えず、自然体のまま、強く、逞しくやっていくので見ていて欲しい」。世界の舞台での活躍は、前述のファッション界の一流メゾンをはじめ、グローバル企業や他ジャンルのアーティストとの取り組みなど多岐に渡るが、彼が最も注力している“花の価値を広げる”為の活動においても、新宿伊勢丹への出店はまだ彼にとって出発点だ。香港、上海、NYなど世界の重要都市でのポップアップなどが計画されているという。人生に花がある本当の意味を、世界中の多くの人々が彼の店で感じることができる日もそう遠くない。
2015年05月16日国連が定めた世界自閉症デーである4月2日に、様々な生きづらさを抱える人たちに“まぜこぜの社会”を提案するイベント「Warm Blue 2015」が開催される。このイベントは4月2日の世界自閉症啓発デーにちなんだもので、コンセプトカラーのブルーにちなんだ様々な催しが行われる。なお、今年は会場を原宿、表参道、青山の3エリアまで拡大。街単位でのイベント開催は、「Warm Blue」でも世界初の取り組みとなる。4月2日から24日まで伊藤忠青山アートスクエアでは、アート展「Warm Blue MAZEKOZE Art」を開催。自閉症アーティストを始め、東ちづるや宮本亜門などがそれぞれブルーをテーマとした作品を出展する。そのオープン初日には、出展アーティスト達も参加するライブペインティングを開催。白いトラックを会場に訪れた人達全員でアーティスティックに彩色する。11日、18日にも造形作家の佐々木卓也を始めとしたアーティストによるライブパフォーマンスや、全盲のシンガーソングライター佐藤ひらりのライブなどが行われる。また、東急プラザ表参道原宿の「おもはらの森」では、NHKのバラエティー番組「バリバラ」の公開収録を実施。障害者お笑い日本一を競う「SHOW-1グランプリ」の出場者の中から、選りすぐりのパーフォマーたちが登場する。会場では紙芝居風の絶叫系フリップ芸、自分の体験を弾き語りやコントにしたライブショーなど、インパクトのあるパフォーマンスを展開。その後は、自閉症、知的マイノリティ、サバイバーなどが参加する音楽ライブが行われる他、会場を訪れた人にマイメロディから青い花冠がプレゼントされる。一方、表参道の「BA-TSUアートギャラリー」でも、アーティストの菊池宏子によるワークショップを開催。青をテーマとしたラクガキ、粘土細工、立体コピーなど、現代アートな参加型の催しが多数行われる。なお、期間中には表参道ヒルズやラフォーレ原宿など、エリア内にある8か所の施設で青色のライトアップを実施。「コンドマニア」にもオリジナルの壁面広告が施されるなど、街のいたる所が青色にデコレートされる。神宮前交差点の大型ビジョンでも、メッセージソング「Get in touch!」のPVが放映される予定だ。更に、当日はスタッフが「BEAMS×Get in touch」のオリジナルコラボTシャツを着用。東急プラザ表参道原宿を始めとする会場周辺で、オリジナルブルーアイテムのブルーバルーンを配布する。ラインアップは自閉症アーティストなどがパッケージを手掛けたコンドーム、絵本作家のスギヤマカナヨによるキャラクターが印刷されたキャンドルなど。その他、青色にデコレートされた世界の名車による「Blue Car DRIVE」、ブルーキャンドルと共にオリジナルメニューを提供する「ブルーキャンドルディナー」など、当時は様々な催しが行われる予定。また、会場以外でも東京タワーなど、全国のランドマークでブルーのライトアップが行われる。
2015年04月01日「イカ東」という言葉、耳にしたことありますか?「テレ東の仲間・・・?」「イカの種類・・?」困惑の声が聞こえてきそうですが実はこれ、「いかにも東大生」の略なのです。日本一頭の良い東京大学ですが、その中でも「イカ東」ってどんな存在なの?かつて東大のサークルに所属していたこのわたくしが調査&分析をしてみました。■「イカ東」のビジュアル東大生といえば頭がいい、将来性がある、天才などプラスイメージを持つ方が多いことでしょう。しかし「イカ東」はダサい、野暮ったい、カッコ悪いといったファッションセンスに乏しく、見た目に無頓着ながり勉君を指しているのです。具体的にどんな見た目なの・・・?お、おおう。これまで東大や研究者を目指して勉強一筋。お洒落まで勉強する時間はなかったのでしょう。でも案外街でこんな人見かけませんか?いやいや、秋葉原じゃなくて渋谷とか下北とかでも。それもそのはず。東大の1、2年生が生息する駒場キャンパスは渋谷から徒歩15分圏内なので彼らのテリトリーなのです。渋谷でこんな人を見かけたらそれは「イカ東」かも・・・?■「イカ東」スピリット「イカ東」は勉強の鬼です。例えば2年間で200単位習得するため、休暇中まで集中講義を受けたり、挨拶代りに爆裂研究トークをしたり。Facebookで自らの勉強計画を発表している人も。自分独自の世界を持ち、いわゆる「コミュ障」状態に陥っているイカ東も多いです。やはり「普通の大学生」とは一線を画していますね。■「イカ東」とtwitter東大生はtwitter率がとても高いように感じます。いや、そりゃ今の時代大学生のtwitter人口はとても多いのですが、彼らは独特。twitterの中でいかに「ネタクラスタ」(ネタツイートをするtwitterユーザーのこと)として活躍するか、「あるふぁついったらー」(フォロー数の多いtwitterユーザーのこと)になるかなど日々競い合っているイメージがあります。まあ頭がいいからか、確かに面白いツイートが多いのは事実ですけどね。「イカ東」はそんな「東大ネタクラスタ」のかっこうの餌食。というか「イカ東」自身が自らをネタに、「あるふぁついったらー」に上り詰めることもあります。なんだか憎めない愛すべき「イカ東」。日本の未来は君たちが背負っている?!がんばれイカ東、負けるなイカ東。
2015年03月29日5月10日(日)に東京・北沢タウンホールで「1stシングル「光」リリースツアー“わたしのこえ”」 の追加公演を開催する、女性ソロシンガーソングライターの沖ちづるがぴあのインタビューに答えた。【チケット情報はこちら】沖は1995年、東京都生まれ。アーティストになる経緯について「小さい頃から歌を歌うのが好きで、合唱団に入っていました。その頃は“歌手になりたい”って思っているけど恥ずかしくて言えなくて…じゃあ何で今ソロでやっているの?って聞かれるんですが(笑)、自分の中で“目立ちたくないけど、目立ちたい”っていう相反する思いがあって(笑)。それで高校の時に部活でバンドをやっていたんですが、解散してからはずっとひとりで活動して、今に至る感じです」と説明。2014年9月に自身初となる1st ミニアルバム『はなれてごらん』をライブハウス限定発売の形で発表し追加プレス含め完売、今年の2月には初の全国流通となる1stシングル『光』を発売。CDのリリースと並行して精力的に行なっているライブについては「最初は何も分からない状態で、ちょっと怖いと思いながらライブをやっていたんですが、自分のライブに毎回来てくれる人が少しづつでも増えていくにしたがって、徐々にですが自信になっていって。今はワンマンライブ、イベント出演関係なく、自分のために時間を割いてくれた方に、心地良い時間と場所を提供できればと思っています」と語った。5月10日(日)にライブを行なう東京・北沢タウンホールについて彼女は「この前初めて会場に行ったんですが、凄く懐かしい感じがして。私が合唱団で発表会をやっていたホールと匂いとか雰囲気が似ていたんですね。合唱団の時は何も飾らずに“歌が楽しい”という思いだけで歌っていたので、そういう感じで5月の公演もできれば良いなと思っています」と語った。さらに「今年の1月に初めてのワンマンを昼・夜2回公演の形でやらせていただいたのですが、同日にやった2公演どちらも来てくれたお客さんとか、遠くから来てくれた同い年ぐらいの女の子とか、私がお客さんに感動する事が沢山あったんです。ただ5月の会場は、今私が把握しているお客さんの数というのを超えた会場であるので、そこに対する不安もあるんですが、見たことない景色を見てみたいし、前に進むしかないと思っています」と意気込んだ。今後の展望については「5月の公演に多くの人に来ていただくのはもちろんですが、今後はもっとたくさん曲を書いて、自分の中でイメージする自分を超える瞬間というのにもっと出会いたいですね」と話した。「1stシングル「光」リリースツアー“わたしのこえ”」東京追加公演は5月10日(日)に東京・北沢タウンホールで開催。チケットは発売中。
2015年03月20日11月26日(水)、六本木ヒルズ ヒルズアリーナ(東京・六本木)にて、アメリカンホーム医療・損害保険による“日本一周駅伝プロジェクト”「アメリカンホーム・ダイレクト みんなのMAEMUKI(まえむき)駅伝2014」のゴールイベントが開催。東ちづるさんや間寛平さんら、豪華メンバーが集結した。○間寛平さんをはじめ、豪華メンバーが多数参加会場へ応援に駆け付けたのは、アメリカンホームイメージキャラクターである東ちづるさんをはじめ、駅伝プロジェクトのメインキャラクターである間寛平さん、本プロジェクトに賛同した元サッカー日本代表の中山雅史さん。また、2010年の年末にガンが寛解、2011年にステージ復帰した、本プロジェクトのスペシャルサポーターでもあるキーボディストの都啓一さんや、それを支えてきた、妻でシンガーソングライターの久宝留理子さん、アメリカンホーム・ダイレクトのCMに出演している小澤真利奈さんも出席した。「アメリカンホーム・ダイレクト みんなの MAEMUKI 駅伝 2014」とは、病気・ケガ、災害などの困難に負けず、「MAEMUKI(まえむき)」に生きる人々を応援し、一般のランナーがたすきをつないで日本一周するプロジェクト。第3回目の今年は、5月14日に東京を出発し、全国47都道府県、約9200kmを、約1900人の一般ランナーや間寛平さん、中山雅史さんら著名人がたすきをつないで走った。同日開催されたイベントは、約6ヶ月間にわたり走行した、この駅伝のゴールを盛り上げるもの。雨が降る中、最終ランナーが会場に到着すると、盛大な拍手が起きた。同日の最終ランナーは、生まれつき聴覚障害を持ち、2013年に乳がんを宣告されたが、今年8月にようやく抗癌剤点滴を終えたという笈川敏子さん。2012年の「みんなのMAEMUKI駅伝」のランナーの思いをまとめた本『前を向いて走る。あなたの支えがあったから』(インフォレスト)に勇気をもらい、辛い治療にも耐えてきたという経験を持つ女性だ。笈川さんは、走り終えると「最初は、今まで走ってこられた方の思いが詰まったたすきを重く感じましたが、いまはそれをかけて走れたことを嬉しく感じます。まだまだ闘病中ですが、これからも『前へ、前へ』という気持ちで生きていきたいです」と語り、東さんは「(走っているとき)素敵な表情でした!」と、仲間の健闘を称えた。○「駅伝」に込められた熱い思いちなみに、トークセッションの中では、間さんは「僕もずっと前向きな気持ちでおらなあかんなと思う」と熱く語ったが、中山さんから「今日は雨もすごいですが、前向きな気持ちだから寒くないですよね?」と問われると、「どこが寒いん? 全然寒くない! 今日は25℃やと思えば良い」と、飄々とした態度に。「駅伝は素晴らしい。みんなに力を与えているこのイベントは4年、5年と続けていきたいですね」と思いを明かすも、最後は「あ~め~ほ~」と絶叫するなど、捉えどころのない様子で会場から笑いを誘っていた。
2014年11月28日堺東まちなか”逸品バル”実行委員会事務局は、第2回「堺東まちなか”逸品バル”」を開催する。堺東で毎年恒例となっている夏まつりの時期に合わせての開催となる。同イベントは、地元のまちづくり組織である「そや堺ええ街つくり隊」が中心となり、地元の商店組織である「堺東商店街連合会」と連携して、堺東のにぎわいづくりのため取り組んでいるもの。スペイン風居酒屋”バル”をイメージした「飲み物+逸品」のセットを楽しむイベントだ。昭和の面影が残る立ち飲み屋や小粋な日本料理店、おしゃれなバーなど、地元の個性豊かで魅力ある飲食店が、各店自慢の逸品を提供。各店舗はチケット1枚(約500円)で利用できる。今回は51店舗が参加。そのうち19店舗が堺の農産物「堺のめぐみ」を使用したバルメニューを提供するほか、堺産野菜や自家製プリンなどをチケットと交換できる「おみやげバル」3店舗が初登場する。なお、最終日(8月4日)には、堺市役所前市民交流広場で「そや堺ええ街つくり隊」主催の夏まつりが開催されるとのこと。■堺東まちなか”逸品バル”詳細・開催期間:8月2日から4日(開催時間は各店舗で異なる)・参加店舗:51店舗・チケット代:1冊4枚綴り(前売り:2,000円、当日:2,400円)・チケット販売:前売り(各店舗で8月1日・18:00まで、特設売場で7月30日から8月1日・12:00から18:00まで)・チケット販売:当日券(特設売場で8月2日から8月4日・10:00から21:00まで)詳しくは同イベントウェブサイトから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月01日「ぴあ」調査による10月28日、29日公開の映画・満足度ランキングは、立教大学現代心理学部映像身体学科の赤崎正和が監督したドキュメンタリー『ちづる』がトップに輝いた。2位に三谷幸喜監督の新作『ステキな金縛り』が、3位に劇場版“プリキュア”シリーズ第11作目となる『映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪』が入った。ぴあ映画生活「映画満足度ランキング」1位の『ちづる』は、赤崎監督が自閉症をもった妹の千鶴と母親を1年間に渡って撮り続けた家族の記録。出口調査では「勇気のいる行動だと思う。一緒に生活している姿を写し、日常の会話やケンカの場面など、カメラを意識せず撮られていて興味深い」「作品を観て初めてわかったことがあった。一歩前に踏み出す勇気をもらった」「自閉症とその家族という私の知らない世界を知ることができた。学生が撮ったとは思えない作品で驚いた」「初めて出会う、知らない家族なのにとても愛おしく感じた。重いテーマのように感じるが、それを微塵も感じさせないユーモアもあり、幸福感に満ちていた」など、作品を観て感じたことを真剣に語る観客の姿が印象的だった。2位の『ステキな金縛り』は、殺人事件を担当することになった弁護士(深津絵里)と落ち武者の幽霊(西田敏行)が繰り広げる騒動を描いた法廷サスペンスコメディ。アンケート調査では「死後の世界をあり得るものとして物語を進めていくスケールの大きさは三谷監督ならでは」「おもしろいのに泣ける。主役を務められる俳優を脇役に持ってくる演出など細部まで楽しめた」「幽霊と出会い成長していく弁護士の姿に感動。おもしろいのに“死”ということにも触れていて充実した作品」など、幅広い世代から高い満足度を獲得した。(本ランキングは、2011年10月28日(金)、29日(土)に公開された新作映画19本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)(C)2011 「ちづる」上映委員会
2011年10月31日映画『東のエデン』の新ビジュアルを使用した新たなポスターが完成!あわせて、11月28日(土)より公開される『東のエデン劇場版IThe King of Eden』の主題歌がTVシリーズ版のエンディングも担当したschool food punishmentの歌う「light prayer」に決定した。TVシリーズで人気を博し、その続編という形で『東のエデン劇場版IThe King of Eden』、『東のエデン劇場版IIParadise Lost』と2章に分けて公開される本作。これに先駆け、先日よりTVシリーズの再編集版として『東のエデン 総集編Air Communication』が限定上映され、初日には立ち見客が出るほどの異例のヒットを記録している。このたび発表されたポスターには「滝沢朗とは何者なのか?」という文字が躍り、「はちみつとクローバー」などでおなじみの羽海野チカのデザインによる滝沢が微笑みかける。ズバリ、この滝沢の失踪の秘密こそが今度の劇場版の大きなテーマのひとつ。TV版の最終回で再び記憶を消し、姿を消した滝沢はどこへ向かったのか?「俺はずっと、君と一緒に旅した場所にいます」というメッセージの意味は?少女・咲は滝沢を探しにニューヨークへ。そして、日本を救う新たな戦いがいま、幕を開ける――。TV版のエンディングテーマに続いて、神山健治監督直々の指名を受けて『劇場版I』の主題歌を担当することになったschool food punishmentは本作の脚本を読んで、「light prayer」を書き下ろした。ボーカル&ギターの内村友美は「“何が待ち受けていても、目の前で起こることに立ち向かう、その先にしか未来はないし、どんな理不尽な世界でも、それを受け止めた先に、自分にとっての楽園はある”という思いを込めて『light prayer』という曲を作りました。私が感じたイメージが、映画の世界観を少しでも広げることが出来たら嬉しいです」と曲に込めた思いを明かす。「light prayer」は11月25日(水)に発売される。また今後、物語にも登場した“聖地”豊洲の劇場、ユナイテッド・シネマ豊洲では“東のエデン Cafe”が、さらに吉祥寺パルコでは“PARCO CITY×東のエデン プレミアムショップ”がオープン(近日詳細を発表予定)するなど、公開までまだまだ話題を集めそう!『東のエデン劇場版IThe King of Eden』は11月28日(土)より、『東のエデン劇場版IIParadise Lost』は2010年1月9日(土)よりテアトル新宿テアトルダイヤほか全国にて順次公開。■関連作品:東のエデン劇場版IThe King of Eden 2009年11月28日よりテアトル新宿、テアトルダイヤほか全国にて順次公開東のエデン劇場版IIParadise Lost 2010年1月9日よりテアトル新宿、テアトルダイヤほか全国にて順次公開
2009年10月14日日米同時公開が迫る、大人気ファンタジーシリーズ第6弾『ハリー・ポッターと謎のプリンス』。7月7日(現地時間)にはロンドンにて、キャスト陣も出席してのワールドプレミアが開催されるが、これに先駆けて世界のどこよりも早いプレミア上映として、7月6日(月)、ここ日本でジャパン・プレミアが開催された。様々なメディアを通じて応募し、見事に当選を果たしたおよそ5,000人の一般招待客とスペシャルゲストを迎えて行われたこのジャパン・プレミア。一部の熱狂的なファンは、ハリーやロン、ハーマイオニー、さらにはスネイプ、ヴォルデモートなど、お気に入りの登場人物の衣裳に身を包み、魔法の杖やほうき、ペットのフクロウのぬいぐるみなどのアイテムを携えて来場した。スペシャルゲストとして、先日第一子を出産したばかりのリア・ディゾンや鏡リュウジ、東ちづるに相川七瀬など、本シリーズのファンを公言する有名人が姿を見せた。上映前には、ハリー役のダニエル・ラドクリフ、ロン役のルパート・グリント、そしてハーマイオニー役のエマ・ワトソンのおなじみ3人から日本のファンに向けたビデオメッセージが。「コンニチハ!」と3人が声を揃えて日本語で挨拶した後、ダニエルは「この特別な夜を日本で祝えずに、ぼくらもとても残念です。近い将来、必ず日本に行きます!」とファンに約束。エマは「私たちはいま、次回作(『ハリー・ポッターと死の秘宝』)を撮影中なの。絶対面白いわよ」と観客の期待を煽った。そして、ルパートが「『ハリー・ポッターと謎のプリンス』はスリル満点」とアピールしたのち、ダニエルが「ハリーに大事件が起きるんだ。しっかり見届けてね!」と見どころを伝え、会場は大きな拍手に包まれた。『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は7月15日(水)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:ハリー・ポッターと謎のプリンス 2009年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.ハリー・ポッターと死の秘宝(前編) 2010年冬、丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開ハリー・ポッターと死の秘宝(後編) 2011年夏、丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開■関連記事:仲良し3人が四角関係に!?間もなく公開『ハリー・ポッター』の恋事情を徹底解剖!9月には、普通の女の子に戻る?エマ・ワトソン次はどの新聞に掲載?新聞×モバイルの初の試み『ハリー』携帯コンテンツ配信開始いよいよクライマックス!『ハリー・ポッターと謎のプリンス』ジャパン・プレミアに10組20名様ご招待『ハリー』最新ポスターが解禁ハリーが画面を飛び出す!IMAX3D版上映も決定
2009年07月06日