「ゴッホとゴーギャン展」が10月8日により東京都美術館にて開催されている。本美術展はファン・ゴッホとゴーギャンという19世紀末に活躍した2人の偉大な画家をその交流からアルルでの共同生活を中心に、作風の変遷を初期から晩年まで辿ることができる、アジアで初めての美術展だ。展示は第1章「近代絵画のパイオニア」、第2章「新しい絵画、新たな刺激と仲間との出会い」では2人が影響を受けた画家の作品や、同時代に刺激しあった画家とのエピソードにまつわる作品があるが、一転して第3章以降の共同生活後はすべて2人の作品のみで構成。10月23日にアルルに到着し、12月25日にゴーギャンが去るまでの2ヶ月に与えあった影響の大きさを感じることができる。時代ごとに展示室の壁面の色が変えられているが、アルルの黄色い家で過ごした当時の作品が並ぶ展示室の壁は鮮やかな黄色だ。また、作品の近くには画商として活躍していたファン・ゴッホの弟テオや画家のピサロやベルナールなどへの書簡から引用したその当時の2人の感情を配し、当時の絵画に対する思いや、お互いへの印象などが来場者にもわかるようになっている。ファン・ゴッホが使用した絵具のなかには耐久性の低いものもあり、近年の研究によって年月の経過や光の影響で変色したり、色が薄れてしまうものがあることも判明。そのため、ファン・ゴッホ美術館では1885年後半以降のファン・ゴッホの絵画に当てる照明を75ルクスに制限している。これは国際博物館協会が油彩画に推奨する照度の150ルクスから180ルクスよりの半分以下だ。そのため、所蔵がファン・ゴッホ美術館以外の作品も含め、本展覧会では低い照度を設定している。会期は12月18日まで。東京都美術館での展示終了後は、2017年1月3日より愛知県立美術館にて巡回展示される。【展覧会情報】「ゴッホとゴーギャン展」■東京会場会場:東京都美術館 企画展示室住所:東京都台東区上野公園8-36会期:2016年10月8日~12月18日時間:9:30~17:30金曜日、11月2日、11月3日、11月5日は20:00まで※入室は閉室30分前まで料金:一般1,600円、大学生・専門学校生1,300円、高校生800円 、65歳以上1,000円休室日:月曜日、10月11日 ※ただし、10月10日は開室■愛知会場会場:愛知県美術館住所:名古屋市東区東桜1-13-2会期:2017年1月3日~3月20日時間:10:00~18:00金曜日は20:00まで※入館は閉館30分前まで休館日:毎週月曜日(ただし1月9日、3月20日は開館)、1月10日
2016年10月12日●ヌードで撮りたいと言ったら、美術館が「いいよ」写真家・篠山紀信が新たな試みを行っている。東京・品川区の原美術館内で撮ったヌード写真を、原美術館に飾る写真展『篠山紀信展 快楽の館』(9月3日~2017年1月9日)を行い、さらに写真集としても発売しているのだ。巨匠でありながら、これほどのフットワークの軽さを見せた真意、『快楽の館』といったタイトルに込めた思い、そしてなぜヌードだったのか。○美術館の持つ「色気」――今回の美術展が行われた経緯を教えてください。まず原美術館から「展覧会をやりませんか」という話がありました。ぜひやらせていただきたいと案内してもらったら、ふだんは一般の人が入れない裏庭に大きな門があったり、苔むしている庭があったり、入り口の庭に大きな木が立っていたり、全然、普通の美術館とはたたずまいが違うんです。聞いてみたら、名だたる建築家が約80年近く前に建てた邸宅で、いろんな歴史があるらしいんですよね。建物自身も割と球形で素敵ですが、それでも邸宅として住んでいたわけだから、窓も扉もあるし、いわゆる普通の”美術館”のような無機質な空間ではない。そういった、原美術館自身の佇まいをすごく気に入っちゃったんだよね。「ここで作品を作れないですか?」と言ったら、館長が「それは面白いじゃない、やってもいいよ」と言ってくれました。――原美術館自体の魅力が大きかったのですね。そこで裸を撮ろうというのはどういうお気持ちだったんでしょうか?写真は"場"というのがとても重要ですが、原美術館の場合は、"場"自身がいろいろな歴史を持ち、随所に魅力的な空間があって、色っぽいんですよね僕に言わせると。セクシーなんです。そういう場所でヌードを撮ったら面白いなと思って言ったら、館長が「いいですよ」と。これは簡単なようで、なかなかないですよ。公立の美術館だったら、作品の確認や評議委員会にかけなければいけないなどいろいろなプロセスがあるのに、館長の一声で「何やってもいい」「ヌードでもいい」と言ってもらえるなんて! それでも最初は半分くらい今までの写真を持って行こうかと思ったんですが、原美術館を見ているうちに、全部ここで撮った新作の方が面白いんじゃないかな、と言ってしまいました。撮るのは自分なので、大変な事を言ってしまったんですが(笑)。こんな自由が与えられるということは、今後も絶対ないと思っています。――裸で、『快楽の館』というのはかなりインパクトのあるタイトルだなと思いました。『快楽の館』というタイトルは、アラン・ロブ・グリエというフランスの小説家の作品を日本語訳にした言葉からとりました。原題をそのまま訳すと「ランデブーの館」、つまりいろいろな人が集ってきて、いろいろなドラマが生まれるみたいな意味なんです。日々違う人が来て、出会っていく館という。撮っている間も、綺麗なモデルさんたちが一糸まとわず次から次へと来て、写真を撮る快楽がありました。だから、『快楽の館』というのは、実は僕の快楽なんじゃないかというくらいに楽しかったですね。ただ、ポスターから見るように、怪しげな館にヌードの人が集まった、エロティックな饗宴じゃないか、と思っている人が見ると、ちょっと違う作品かもしれません。●実は、男性の方が"裸"を恥ずかしがる?○有名モデルも、作品の下に一律――ヌードモデルさんの中に、壇蜜さんなども出演されていますよね。ここに壇蜜さん的な人がいればとてもぴったりだなと思い、実際に出ていただきましたが、今回は作品の下にモデルの名前は一切載っていないんです。有名な方も随分いますが、全員素人の方の部屋もありますし、作品の全責任は私にあります。男性の写真もありますしね。オカダ・カズチカさんという、新日本プロレスで人気の方ですけど、これも「オカダさんのヌード」ではなく、「快楽の館」の一員として出演していただきました。――男性のヌードを撮るときと、女性を撮るときと、違いはあるんですか?構造的に、男性の体は出っ張ってますからね(笑)。隠すのになかなか苦労します。あとはどちらかというと、男性の方が恥ずかしがり屋ですよね。女性は10分もすれば、自分が裸であるかなんて忘れちゃうところがあるんですけど、男性の気持ちをほぐすのは大変です。お世辞を言ったりするわけじゃないけど、モデルになってくれてありがたいという気持ちを全面に出します。リスペクトする気持ちがないと、ダメですよ。――全体的にはどれくらいの撮影日数がかかっているんでしょうか?結局10日間で全部撮りました。モデルは33名、写真点数は76点。4点の作品を集めたものなどもありますから、細かく言うと90点くらいありますね。でも溢れるくらいイメージは湧いてきましたから、行き詰まってどう撮っていいかわからないということは、全然なかった。僕はフライヤーにも、「美術館は作品の死体置き場だ」と書きました。だけど今度の場合は、美術館で見た写真が「今、立ってるここじゃん」という感覚がありますし、作品も生まれたての赤ん坊みたいなもので、そこに立ち会うと、不思議な感覚にとらわれると思うんですよね。これは写真以外だったらできない。これも写真の持つひとつの表現の力で、極めて写真的な行為なんですよ。絶対安全圏の中から、作品を上から目線で見てやるということではなく、ひょっとすると作品が自分にのしかかってくるかもしれないという面白さがあると思います。○規制があるのは当たり前――ヌードということでは、規制やコンプライアンス問題なども、昨今は厳しくなっているのかなと思いますが……。全部自由な表現なんて、どこにもないんですよ。必ず制約がありますから、その中でやればいいんです。ただ、ヌードというもの全体に関して、世の中の規制が強くなっていることは事実ですよね。飛行機に、ヌードが載っている週刊誌は入れないとか、TVも乳首とヘアはいけないとか。僕は『ヨルタモリ』で乳首出しちゃった※けど(笑)。※2015年7月26日放送の『ヨルタモリ』(フジテレビ)にて、宮沢りえ写真集『Santa Fe』の未公開写真を紹介。例えばヨーロッパで、性器をモチーフにしたアートが掲載された雑誌が出せるような地域であっても、宗教的なタブーが存在する場合もある。いろんな場所と時代によって制約が必ずあるので、全く自由なものはどこにもない。でもそれを、かいくぐりながらやるのがいいんですよ。たまに警察が来る時もありますけど(笑)。――根本的な話になってしまいますが、どうして篠山先生はヌードを撮られるんですか?商業的な場合は、様々な要望もありますからね(笑)。今度の場合で言えば、本当は服を着ていてもいいんですよ。凝ったヘアメイクとファッションで、いろんなことしてもいいんです。ただそうすると、表現の主体がそちらになってしまうじゃないですか。原美術館が持つ魔力、磁力、場所の持つ色気みたいなことを、直截に表現しようとした時に、あんまり何もない方がいいんですよ。裸の肉体がふっと出てきて、僕がいろいろそれを写真的に工夫することによって、思ってるものをストレートに出せるというのが、ヌードなんですよね。――同時に今回、講談社さんから写真集も発売されていますね。図録的な意味で作ってたんですけど、図録をはるかに超えちゃって、すっごく素敵な写真集になっちゃった(笑)。珍しく、僕が撮っている現場の写真も入っているんですよ。3台のカメラを使って撮る方法とか、秘密を種明かししていますからね。――展覧会が終わったら、飾ってある写真はすべて捨ててしまう、とも伺いました。壁にべたっと貼ってあるから、破くしかないんだもの(笑)。ありがたい作品を保存し、それを鑑賞し、というのではなく、見たら終わり・期日が来たら終わり。それも新しいよね。だからこれは鑑賞でなくて体感だと思うんですよ。ネットでわかった気にならないで、ぜひ作品を見て体感してもらいたいですね。なんてったって、作った僕が一番最初に見るのを楽しみにしていたんだから。■書籍情報篠山紀信『快楽の館』(講談社 3,500円+税)写真界の巨匠・篠山紀信が壇蜜をはじめとする美しき裸体30名を新撮! 2016年9月3日~2017年1月9日まで品川区の原美術館で行われる個展「快楽の館」の図録/写真集。美術館には展示されない貴重なカットやメイキングに加え、美女たちのヌードがズラッと並ぶ圧巻の"シノラマ"も特別収録。■展覧会篠山紀信展 快楽の館会期:2016年9月3日~2017年1月9日会場:原美術館 〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-25
2016年10月04日展覧会「クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス―さざめく亡霊たち」が、12月25日まで東京・白金台の東京都庭園美術館で開催されている。フランスを代表する現代美術家、クリスチャン・ボルタンスキーは、写真や古着、ビスケットの缶など、日常の素材を用いて生と死や記憶のテーマに向き合ってきた。その表現は、鑑賞者を内面的な思索に誘うと同時に、すでに失われたもの、ここにいない、あるいは、いたかもしれない存在への想像力も喚起する。クリスチャン・ボルタンスキーの東京では初、そして、国内の美術館では26年ぶりの個展となる本展では、「声」による新作を含む、日本未発表の作品を中心としたインスタレーション6点を本館と新館に展示。重ねられた歴史と往来した人々の記憶を宿す旧朝香宮邸の東京都庭園美術館ならではの空間と作品の対話によって、「亡霊たち」のさざめく舞台が展開する。また、重要文化財である同美術館の建築自体にも目を向け、大切に保存されながら、美術館として更新し続けるアール・デコの邸宅の魅力を紹介する展覧会「アール・デコの花弁 旧朝香宮邸の室内空間」も同時開催中だ。会場では、これまでに修復、復刻してきた創建時の調度品および、当館所蔵のアール・デコの時代に活躍した作家の作品、資料を展示し、旧朝香宮邸の室内空間に注目すると共に、ガラス、タイル、石、陶器などのディテールから建物の魅力を紹介する。なお、平日は館内での写真撮影が可能となる。【イベント情報】「クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス―さざめく亡霊たち」同時開催:「アール・デコの花弁 旧朝香宮邸の室内空間」会場:東京都庭園美術館会期:9月22日~12月25日時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)※11月25日、26日、27日の3日間は夜間開館20:00まで(入館は19:30まで)料金:一般900円、大学生720円、中学生・高校生および65歳以上450円休館日:第2・4水曜日(11月23日は祝日のため開館)、11月24日Courtesy Maison rouge c Christian Boltanski
2016年09月23日自然食カフェすぴか(東京都墨田区)は10月1日、すみだ北斎美術館のオープンを記念し、葛飾北斎の代表作「赤富士」および出身地である「すみだ」をモチーフにしたマクロビオティックスイーツ2種類を発売する。「すみだ北斎美術館」(東京都墨田区)は、墨田区で生まれた江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎を区民の誇りとして永く顕彰するために開館する美術館。11月22日にオープンを予定している。今回、同店が発売するスイーツは、葛飾北斎の代表作「赤富士」をモチーフにした「赤富士クッキー」(150円)と、すみだをイメージした「すみだマフィン」(200円)の2種。「赤富士クッキー」は、生地に自然栽培の小麦粉と玄米粉を使用した。赤い生地の色には、紫いも粉を使用している。紫いもは、ポリフェノールの一種であるアントシアニンを豊富に含んでいるさつまいもの一種で、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維などの成分が豊富に含まれている。また、アントシアニンには目の健康を守る効果や免疫力向上効果もあるとのこと。精製していないホールフードの全粒粉や玄米粉を使用しているため栄養価も高く、香ばしい風味やサクサクとした食感も楽しめるという。「すみだマフィン」は、生地に自然栽培の小麦粉を使用した。「すみだ」の「すみ(炭)」から連想して、15ミクロンという微細の竹炭パウダーを生地に練り込んでいる。炭は吸着性能が高いため、体内にたまった老廃物を吸収して体外へ排出するデトックス効果が期待できるという。マフィンの表面には、北斎が「新板浮絵両国橋夕涼花火見物之図」などで描いている隅田川の花火をイメージして、クコの実(ゴジベリー)をトッピングした。クコの実は、スーパーフードのひとつで、美肌効果、老化防止の効果があると言われている。なお、両商品とも動物性食材は一切使用していないとのこと。※価格はすべて税込
2016年09月23日東京・恵比寿の東京都写真美術館が総合開館20周年を迎え、9月3日にリニューアルオープンした。これを記念し11月13日まで「杉本博司ロスト・ヒューマン」展を開催中。現代美術作家・杉本博司による、人類と文明の終焉という壮大なテーマを掲げたインスタレーションを展開する。約2年にわたる大規模改修工事を経てリニューアルオープンを遂げた東京都写真美術館。英語館名「Tokyo Photographic Art Museum」の頭文字を取った「トップミュージアム(TOP MUSEUM)」を新愛称に、以前よりも明るく開放的に生まれ変わった1、2階のエントランスや、2階エントランスへの映像・音響機器の新規導入、1階には美術館初出店となるカフェ「メゾン・イチ」もオープンした。リニューアル後第1回目に開催されている「杉本博司ロスト・ヒューマン」展では、世界初発表となる新シリーズ〈廃墟劇場〉に加え、本邦初公開の〈今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない〉、新インスタレーション〈仏の海〉の3シリーズを会場2フロアにわたって展示。綺麗に改装されたばかりなのに申し訳ないと杉本が語るのは、本展コンセプトが “この世の終わり”であるという所以だ。〈今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない〉は、2014年にパリのパレ・ド・トーキョーで開催された同テーマの展覧会を、東京開催に合わせて日本版として再構築。3階の展示室を埋め尽くす錆びた塗炭は、その殆どがパリで集められたものだという。文明が終わる33のシナリオに付随するのは、自身の作品や蒐集した古美術、化石、書籍、歴史的資料など。シナリオはすべて一人称で描かれ、「理想主義者」「養蜂家」「世界保健機関事務局長」などその立場は実に様々。空想めいた物語は時に滑稽でありながら、展示物が歴史的背景を色濃く映し出し現実味を帯びてくる。2階の展示室は大きく2つにセパレート。仄暗い空間の中に足を踏み入れると、世界初公開となる写真作品〈廃墟劇場〉が姿を現す。1970年代から杉本が制作している〈劇場〉が発展した新シリーズで、廃墟と化したアメリカ各地の劇場を訪れ、自らスクリーンを貼り直し、持ち込んだプロジェクターで災害や天変地異、核戦争などを描いた“ディザスター・ムービー”を上映、映画1本分の光量で長時間露光した作品だ。写真の中のスクリーンはまるで内側から蛍光灯を当てたかの如く白く輝き、朽ち果ててゆく劇場の華やかな装飾を隅々まで露呈する。そして最後に登場するのは、10年以上にわたり杉本が取り組んできた〈仏の海〉。文明の終わりを感じさせる本展を、「最後は仏様の救いで締め括ってほしい」という杉本の意図が込められた構成だ。これは京都の蓮華王院本堂(通称、三十三間堂)の千手観音を、創建当時の理想的な光で見てみたいとの想いから誕生した作品であり、夏の10日間、早朝5時半より3時間の入堂許可のもと撮影を遂行。朝日を浴びて輝く千本仏は想像を絶する美しさだったといい、輝く仏像に囲まれひとり佇んだとき、「死とはこのように訪れるものなのだ」と予感したという。モノクロに映し出された千本仏は、蛍光灯の光に晒され肉眼で見るそれよりも、ずっとリアルで厳かである。杉本は本展を、「写真からもアートからもはみ出した展覧会になったと思う」と話す。「〈今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない〉は、こうなってはいけないという警鐘を鳴らす意味を持つ。学者が論文で発表するのとは違った形で、アーティストとして、“モノ”に語らせアートとして表現することで問題を提起したかった。シナリオを33で構成したのは、〈仏の海〉の三十三間堂との関連で仏教的数字と絡めたから。いわゆるネガティブ・プレゼンテーションだが、人類と文明が遺物となってしまわないよう、みなさんに考えてもらうきっかけになれば」とコメントしている。【展覧会情報】リニューアル・オープン 総合開館20周年記念「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展会場:東京都写真美術館2階・3階展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内会期:9月3日~11月13日時間:10:00~18:00※木、金曜日は20:00まで(ただし9月9日、10日は21:00まで))※入館は閉館の30分前まで料金:一般1,000円、学生800円、中高生・65歳以上700円休館日:月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館し、9月20日、10月11日は休館)
2016年09月07日2016年9月14日(水)から9月20日(火)まで、猫とアートをテーマにした展示会「ねこ休み美術館」が東京、大阪、札幌の順に開催されます。SNSで人気のスター猫の写真が多数登場!限定グッズの販売も予定されています。猫とアートの出会いや、素敵なコラボを観に行きませんか?「ねこ休み美術館」のコンセプト展示会のベースになるのは、SNSで話題の猫クリエイターたちが2015年から開催している合同写真展「ねこ休み展」です。ねこ休み美術館では、ねこ休み展から生まれた新たな世界観が繰り広げられます。共通するテーマは「美術館」。だれもが知っている名画にスター猫が登場します。「スター猫の晩餐(大型)」を目玉に、数々の作品が展示される予定です。●参加アーティストと作品牧野直樹 ()2013年に保護した猫「ふーちゃん」の写真が評判になり、Twitterのフォロワーが8万人超。いつも困り顔のふーちゃんが、本展ではモノクロ作品で登場します。ちょっと大人のふーちゃんに出会えるかもしれません。瀬戸にゃん ちさ (Twitter:@ccchisa76)「無重力猫」としてTwitter上で一躍有名になった「ミルコ」。バレリーナやアスリートのようなジャンプをとらえた写真が話題です。本展でも躍動感あふれる空中アート作品が発表されます。あおいとり ()写真集「ねこだって鼻提灯くらいできるもん。」(青菁社)、「島ねこぽん」(青菁社)で注目されているサラリーマン猫写真家です。猫の目線に焦点を当て、「キャッツアイ」をテーマにした作品を本展で披露してくれます。灯さかす ()ねこのような生物「ましまろう」の生みの親です。もちもちほっぺのましまろう特設ブースで、名画をモチーフにした作品展示や限定グッズ販売が行われます。ほかにもアップルココ や 空木、ネズミイロのネコとバニラ 、 野良猫散歩、te.bu.re 、 Yoko Kataokaなど多数のアーティストが参加予定です。●作品以外にも見どころアリ!●有名声優がナレーションを担当有名な声優が人気猫や作品の解説を担当します。詳細はのちほど公式サイトで発表されますので、チェックしてみてください。●オリジナルアプリを配布オリジナルアプリは入場券に印刷されたコードでダウンロードできます。アプリで利用できるオリジナルフレームで、館内の撮影とSNSへの投稿をしてみましょう。●「ねこ休み展」×「チョーヒカル」再び8月下旬まで東京で開催された合同写真展ねこ休み展では、「水が飲めない掛け流し猫」こと「なごむ」と、ペインティングアーテイストのチョーヒカルがコラボし、6mにもおよぶ超巨大壁画を披露しました。ねこ休み美術館では、なごむと一緒に暮らすきなこにスポットが当たります。チョーヒカルがきなこをどう表現するのか注目です。ねこ休み美術館は9月14日(水)から9月20日(火)の期間中、東京の大丸東京店で開催されます。その後10月に大阪の大丸ミュージアム梅田、12月に札幌の大丸札幌店を巡回。猫好き、動物好き、写真好きの方は足を運んでみてください。■イベント概要名称:ねこ休み美術館【東京】開催期間:2016年9月14日(水)~9月20日(火) ※会期中無休会場:大丸東京店 11階 催事場開催時間:10:00~20:00 (最終入場19:30)※初日のみ12:00オープン※会期中の木・金曜日は21:00まで(最終入場20:30)※最終日は18:00まで(最終入場17:30)所在地:東京都千代田区丸の内1-9-1料金:一般600円、中学生以下無料【大阪】開催期間:2016年10月5日(水)~10月10日(月) ※会期中無休会場:大丸ミュージアム<梅田>大丸梅田店15階開催時間:10:00~20:00 (最終入場19:30)※最終日は18:00まで(最終入場17:30)所在地:大阪府大阪市北区梅田3-1-1料金:一般600円、中学生以下無料【札幌】開催期間:2016年12月17日(土)~2017年1月3日(火) ※会期中無休会場:大丸札幌店 7階ホール開催時間:10:00~20:00 (最終入場19:30)※最終日は17:00まで(最終入場16:30)所在地:北海道札幌市中央区北5条西4-7料金:一般500円、中学生以下無料※公式サイト:
2016年09月02日「ねこ休み美術館」が2016年9月14日(水)を皮切りに、東京・大阪・札幌の3都市を巡回する。史上初の企画となる「ねこ休み美術館」は、SNSで人気の猫クリエイターが集結する合同写真展「ねこ休み展」をベースに、美術館をテーマとして作り上げられた展示会。「スター猫の晩餐(大型)」など、誰もが一度は目にしたことのある数々の名画と、スター猫がコラボレートした作品を多数紹介。それら作品を有名声優による音声ガイドの解説によって、楽しむこともできる。また、初出展の作家に加えて、「ねこ休み展」に参加してきた作家たちが、今までとは異なる作風の作品を発表予定だ。サラリーマン猫写真家・あおいとりはキャッツアイをテーマとした完全新作を、牧野直樹(ふーちゃん)は初のモノクロ作品を、そして瀬戸にゃん ちさ(ミルコ)は体操選手顔負けの空中アート作品を披露。有名作家や人気猫の違う魅力に触れられる。そのほか、初の作品販売も予定されている。本展で展示される作品が、ここでしか手に入らないグッズとして登場する。【開催概要】■「ねこ休み美術館」in 東京開催場所:大丸東京店 11階 催事場住所:東京都千代田区丸の内1-9-1開催期間:2016年9月14日(水)~9月20日(火)入場時間:10:00~19:30(20:00閉場)※初日9月14日(水)は正午オープン※会期中の木・金曜日は20:30まで(21:00閉場)※最終日は17:30まで(18:00閉場)入場料:一般・大・高生 600円(400円)、中学生以下無料■「ねこ休み美術館」in 大阪開催場所:大丸ミュージアム<梅田> 大丸梅田店15階住所:大阪市北区梅田3-1-1開催期間:2016年10月5日(水)~10月10日(月・祝)入場時間:10:00~19:30(20:00閉場)※最終日は17:30まで(18:00閉場)入場料:一般・大・高生 600円(400円)、中学生以下無料■「ねこ休み美術館」in 札幌開催場所:大丸札幌店7階ホール〒060-0005札幌市中央区北5条西4-7)開催期間:2016年12月17日(土)~2017年1月3日(火)入場時間:10:00~19:30(20:00閉場)※最終日は16:30まで(17:00閉場)※元日は休業※12月22日(木)~24(土)は10:00~20:30(21:00閉場)※12月31日(土)は10:00~17:30(18:00閉場)※1月2日(月・祝)は9:00~19:30(20:00閉場)※価格は税込み。※入場料()内は前売り及び大丸・松坂屋のクレジットカード、大丸・松坂屋の現金ポイントカード、大丸松坂屋友の会カード、ブライダルサークル会員の優待料金。
2016年09月02日展覧会「トーマス・ルフ展」が東京国立近代美術館で2016年8月30日(火)から11月13日(日)まで、石川・金沢21世紀美術館で2016年12月10日(土)から2017年3月12日(日)までの期間、開催される。トーマス・ルフは、アンドレアス・グルスキーやトーマス・シュトゥルートらとともにデュッセルドルフ芸術アカデミーでベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻に学んだ「ベッヒャー派」として、1990年代以降、現代の写真表現をリードしてきた存在だ。彼は自ら撮影したイメージだけでなくインターネット上のデジタル画像から古写真コレクションまで、あらゆる写真を素材に用いて新しい表現の可能性を探究している。美術館で開催される本格的な日本国内の回顧展は今回が初。待望されていた本展では世界が注目する彼の初期から、初公開の最新作までを紹介する。初期に発表し注目されるきっかけとなった高さ約2メートルにもなる巨大なポートレート作品や、それ以降の建築、都市風景、ヌード、天体などさまざまなテーマの作品全18シリーズ、東京会場約125点、金沢会場約160点の作品で構成。最新作「press++」シリーズでは本展が世界初公開となるものも。彼は、作品を通して現代人をとりまく世界のあり方についてのユニークな見方を提示する。【開催概要】トーマス・ルフ展■東京会場会期:2016年8月30日(火)〜11月13日(日)※月曜休館。ただし9月19日、10月10日は開館。9月20日(火)、10月11日(火)は休館。開館時間:10:00〜17:00 毎週金曜日は20:00まで。※入館は閉館の30分前まで会場:東京国立近代美術館住所:千代田区北の丸公園3-1TEL:ハローダイヤル 03-5777-8600料金:一般 1,600(1,400)円、大学生 1,200(1,000)円、高校生 800(600)円※()内は前売の料金。20名以上の団体は一般 1,300円、大学生 900円、高校生 500円となる。■金沢会場会期:2016年12月10日(土)〜2017年3月12日(日)※月曜休館。ただし1月2日、9日は開館。12月29日(木)〜1月1日(日)、1月10日(火)は休館。開館時間:10:00〜18:00 毎週金・土曜日は20:00まで。※入館は閉館の30分前まで。会場:金沢21世紀美術館住所:石川県金沢市広坂1-2-1料金:一般 1,000(800)円、大学生 800(600)円、小中高生 400(300)円※()内は前売、20名以上の団体の料金。
2016年08月25日ノスプロダクターが展開するフードブランド・ハレノヒは8月11日、「(ココ)ハレノヒ(読み: マエココハレノヒ)」を東京都・池袋パルコ本店8階にオープンする。同ブランドはこれまで、コラーゲンたっぷりの「ビューティー鍋」を提供するレストラン「(汁)ハレノヒ」や、「ムシケン(蒸し野菜)」などビューティー&ヘルシーをコンセプトとした「(畑)ハレノヒ」を展開してきた。今回オープンするのは、ビューティーポタージュ"COCACONO(コカコーノ)"の専門店。ビューティーポタージュ"COCACONO"とは、「現代人の抱える"健康"の悩みを解決したい」という思いのもと開発されたポタージュ。「たくさん食べたいがカロリーや栄養も気になる」「忙しくて栄養のことを考えている時間がないが、気分や体調に合わせて栄養価の高いものをさっと食べたい」といった悩みに応えることをコンセプトとしている。ポタージュは、野菜本来の味を楽しむことができるよう、野菜以外には少量の調味料だけを加えて煮込んだ。トロトロになるまで煮込んでいるため、一度にたくさん野菜を食べることができるのが特徴とのこと。消化吸収もされやすいため、栄養も多く摂取できるという。とろみには小麦粉を使用せず、グルテンフリーで仕上げた。さらに好みのトッピング野菜と組み合わせると、より多くの野菜を食べることができるという。トッピングはサラダと煮込みのちょうど間ぐらいの食感に保っているため、歯ごたえのある食感も楽しめるとのこと。噛(か)みごたえがあるため、野菜だけでも満腹感が感じられるという。オープン時には、第一弾メニューとして「野菜で野菜を食べる」シリーズを提供。「にんじん」「ほうれん草」「ごぼう」「トマト」「とうもろこし」「かぼちゃ」の6種のポタージュを用意する。価格は「COCACONO」(1,280円・税込)、「プレートディッシュ」(980円~・税込)。
2016年08月09日すみだ北斎美術館(東京・墨田区)が、2016年11月22日(火)に開館する。世界的な画家として評価の高い葛飾北斎。生まれは、現在の墨田区北斎通り付近にあたる本所割下水で、およそ90年にも及ぶ長い生涯のうち、そのほとんどを「すみだ」で過ごしたといわれる。すみだ北斎美術館では、葛飾北斎が残した多くの名作を展示する。館内は4階に常設展示室、3〜4階に企画展示室を配置。様々な企画を通して、北斎とすみだとの関わりについて伝えていく。北斎とその画業について理解を深める「常設展示室」「常設展示室」は7つのエリアで構成。各時代の代表作をエピソードと交えて紹介するコーナーや、浮世絵の製作工程を映像で紹介するエリアを展開。また作品だけではなく、リアルに再現した北斎のアトリエも見どころだ。各期の代表作を紹介北斎の90年にもおよぶ生涯に沿って、各時代の代表作(実物大高精細レプリカ)などを展示するコーナー。勝川派や江戸琳派での活躍に加え、墨色中心の読本挿絵、そして浮世絵に風景画という新しいジャンルを生み出した名作「冨嶽三十六景」などが紹介される。浮世絵の制作過程を映像で浮世絵師として有名な北斎。そんな彼が生み出してきた、浮世絵作品の制作過程を高精密モニターの動画でじっくりと見られるコーナーも登場。動画では名作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を刷る様子が映し出され、輪郭線の象りから完成までの、各プロセスを鑑賞することができる。だんだんと色味が深まり、1つの絵が完成していく様子を見られる貴重な機会だ。北斎アトリエの再現模型門人の露木為一が残した絵を元に再現された北斎のアトリエ。彼はこたつに半分入りながら熱心に絵を描き、一緒に暮らす娘の阿栄が傍らで見守っている。北斎を訪ねた人の話しでは、ゴミが散らかっていても意に介さず、平然と絵を書いていたと言われている。タッチパネルで作品の時代背景まで理解会場には無数のタッチパネルが配置されており、展示作品の詳細や時代背景を知ることができる。時代ごとや「冨嶽三十六景」「諸国瀧廻り」などシリーズごとに作品を見ることができるため便利だ。様々な切り口で紹介する企画展示室一方の企画展示室では、最新の調査研究に基づき、北斎を中心とした様々なテーマ、切り口の多彩で魅力ある企画展示を実施。開館と共に開催されるのは、開館記念展「北斎の帰還-幻の絵巻と名品コレクション」。会場では、海外に流失し100年余まったく行方の知られていなかった「隅田川両岸景色図巻」をはじめ、館所蔵の数々の名品や代表作が紹介される。【詳細】すみだ北斎美術館開館日:2016年11月22日(火)住所:東京都墨田区亀沢2-7-2敷地面積:3278.9平方メートル
2016年07月29日「木々との対話―-再生をめぐる5つの風景」が東京都美術館で開催。会期は2016年7月26日(火)から10月2日(日)まで。開館90周年を記念した本展のテーマは「木と再生」。再生や希望の象徴としての「木」をキーワードに、國安孝昌、須田悦弘、田窪恭治、土屋仁応、そして舟越桂ら日本を代表する美術家5名による木彫とインスタレーション、「5つの風景」を紹介する。会場内に入ると、國安による木と陶を使ったインスタレーションが圧倒的な存在感で私たちを魅了する。木と陶ブロックを積み上げた仮設の構築物は、精神性や伝承を象徴し、空間にスピリチュアルな緊迫感と力強い生命力を与える。さらに、会場では須田による、本物と見まがうほどリアルな草花の彫刻が様々な場所に置かている。普段着目しないような意外な場所に、存在するはずのない植物を出現させるという須田の試みは、私たちの常識に縛られたまなざしを解放し拡張する。前川國男が設計した当館の建築との競演も見どころだ。さらに、土屋による、独特な形態、質感、色を持った木彫の動物たちは、無常さや脆さ、そして生命の喜びを感じさせるある種の幻想的な美しさをもっている。そのほかに、田窪の廃材に金箔を貼った作品や、舟越の人間の存在そのものを肯定するような半身彫刻など、「木」に対する5人それぞれのアプローチは、私たちの日常を問い直し、生命の持つ力を感じさせるだろう。【開催概要】木々との対話――再生をめぐる5つの風景会期:2016年7月26日(火)~10月2日(日)開催場所:東京都美術館 ギャラリーA・B・C住所:東京都台東区上野公園8-36休室日:月曜日 ※ただし9月19日(月・祝)、9月20日(火)は開室開室時間:9:30~17:30 (入室は閉室の30分前まで)夜間開室:毎週金曜日は20時まで。 ※ただし、8月5日(金)、6日(土)、12日(金)、13日(土)、9月9日(金)10日(土)は21時まで。9月23日(金)30日(金)は17時30分まで(入室は閉室の30分前まで)観覧料:一般800円、団体(20名以上)600円、65歳以上 500円、大学生・専門学校生 400 円※高校生以下無料(要証明)※特別展「ポンピドゥー・センター傑作展―ピカソ・マティス・デュシャンからクリストまで―」のチケット(半券可)を会場入口で提示で(1枚につき1人)、一般当日料金から300円引き※8月20日(土)、21日(日)および9月17日(土)、18日(日)は「家族ふれあいの日」により、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住、2名まで)は一般当日料金の半額(要証明)※8月17日(水)、9月21日(水)は「シルバーデー」により、65歳以上の方は無料(要証明)※10月1日(土)は「都民の日」により、どなたも無料※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳を携帯者とその付添(1名)は無料(要証明)
2016年07月26日上野地区の文化施設を網羅した共通入場券「UENO WELCOME PASSPORT」が2016年8月15日(月)に、国立西洋美術館や東京国立博物館、国立科学博物館などで発売される。「UENO WELCOME PASSPORT」は、国立西洋美術館、東京国立博物館、国立科学博物館、上野動物園、下町風俗資料館、旧岩崎邸庭園、東京都美術館、朝倉彫塑館、書道博物館の9施設の常設展等に、利用期間中各1回入場できるチケット。東京藝術大学大学美術館、東京文化会館、国立国会図書館国際子ども図書館、上野の森美術館、国立近現代建築資料館の5館では、パスポート持参者にポストカードが配布される。通常は全施設を回ると入場料は合計で4,770円(常設展等)になるところ、「UENO WELCOME PASSPORT」を利用すれば半額以下。建築家ル・コルビュジエが日本で唯一設計し、先日世界文化遺産に登録された国立西洋美術館など、日本が誇る文化施設を網羅できる。利用期間は、2016年8月15日(月)から2017年1月31日(火)まで。常設展以外にも期間中に、注目の展覧会が多数開催される。夏休みから始まり、芸術の秋、冬休み、年末年始にわたり「文化の街、上野」を満喫してみては。【概要】UENO WELCOME PASSPORT -上野地区文化施設共通入場券-販売および利用期間:2016年8月15日(月)〜2017年1月31日(火)価格:2,000円(税込)販売場所:・チケット窓口国立西洋美術館、東京国立博物館、国立科学博物館、上野動物園、下町風俗資料館、朝倉彫塑館、書道博物館、東京藝術大学大学美術館・店舗等での販売東京都美術館ミュージアムショップ、東京藝術大学大学美術館ミュージアムショップ、エキュート上野、松坂屋上野店、上野マルイ、浅草文化観光センター、東京観光情報センター(都庁第一本庁舎1階)ほか・インターネット販売上野「文化の杜」ポータルサイト内※旧岩崎邸庭園、東京文化会館、上野の森美術館、国立国会図書館国際子ども図書館、国立近現代建築資料館での販売は行っていない。■利用対象施設:いずれも期間中、各1回の利用・常設展および総合文化展への入場国立西洋美術館、東京国立博物館、国立科学博物館・入館および入園上野動物園、旧岩崎邸庭園、下町風俗資料館、朝倉彫塑館、書道博物館・指定の特別展に入場東京都美術館 以下のどちらか1回「木々との対話 ─ 再生をめぐる5つの風景」2016年7月26日~10月2日「TOKYO 書 2017 公募団体の今」2017年1月4日~1月15日・指定の特別展に100円引きで各1回入場国立西洋美術館、国立科学博物館、東京都美術館、東京藝術大学大学美術館・持参者にポストカードをプレゼント東京藝術大学大学美術館、東京文化会館、国立国会図書館国際子ども図書館、上野の森美術館、国立近現代建築資料館■期間中開催の特別展・東京国立博物館「古代ギリシャ ―時空を超えた旅―」2016年6月21日(火)~9月19日(月・祝)・国立西洋美術館「聖なるもの、俗なるもの メッケネムとドイツ初期銅版画」2016年7月9日(土)〜9月19日(月・祝)「クラーナハ展―500年後の誘惑」2016年10月15日(土)~2017年1月15日(日)・国立科学博物館「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」2016年11月1日(火)〜2017年2月19日(日)「海のハンター展 ―恵み豊かな地球の未来―」2016年7月8日(金)〜10月2日(日)・東京都美術館「ゴッホとゴーギャン展」2016年10月8日(土)~12月18日(日)
2016年07月22日「あべ弘士の動物王国展」が、ちひろ美術館・東京にて開催される。会期は2016年8月11日(木・祝)から11月6日(日)まで。絵本『あらしのよるに』の挿絵でも知られる絵本画家あべ弘士。旭山動物園で飼育員として25年間勤め、野生動物を観察するため、アフリカや北極圏など世界各地を旅している。そんな彼の作品は、ユーモアあふれる世界観を持ちながらも、動物と長年向き合ってきたからこそ描ける、いのちのリアリティを感じさせるものだ。本展では、初期から近作までの絵本や立体作品などを多数出品。『あらしのよるに』から主人公2匹の出会いのシーンを描いた作品や、世界各地で描かれた野生動物の作品などが登場する。また、期間中は「kawaii・ちひろ展」が同時開催される。淡い色彩と曖昧な輪郭で描かれた、いわさきちひろの作品は、まさに日本独特の「kawaii」を表現している。ここでは、彼女の作品「かわいい」をノスタルジックさ、不思議さ、などあらゆる視点を通して紹介する。【開催概要】「あべ弘士の動物王国展」「kawaii・ちひろ展」会期:2016年8月11日(木・祝)~11月6日(日)場所:ちひろ美術館・東京住所:東京都練馬区下石神井4-7-2開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日(祝休日は開館、翌平日休館。8/15は開館)入館料:大人800円 / 高校生以下無料※グループ(有料入館者10名以上)、65歳以上、学生証の提示は100円引き※障害者手帳の提示で半額、またその介護者は1名まで無料、視覚障害者は無料※年間パスポート 2,500円
2016年07月14日アメリカを代表する美術館のひとつ、デトロイト美術館の名作を集めた「デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~」の大阪展が、明日7月9日(土)より開幕する。1885年の創立以来、自動車業界の資金援助もあり、世界屈指のコレクション数を誇る同美術館は、ゴッホやマティスの作品をアメリカの公共美術館として初めて購入するなど、芸術の街デトロイトの象徴となってきた。今回の巡回展では、そのゴッホの「自画像」やマティスの「窓」など、巨匠たちの作品52点を展示し、うち15点が日本初公開となる。モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソほか、近代ヨーロッパ絵画の「顔」ともいうべき名画を堪能することができる。東京展は10月7日(金)より東京・上野の森美術館にて開幕。数量限定のお得な特典付き前売チケットは7月9日(土)午前10時より、チケットぴあにて発売開始。「特製クリアファイル付前売券」と「2017年特製カレンダー付前売券」の2種となる。また、9月5日(月)より通常の前売券とともに「オリジナル図録付前売券」も発売予定。■「デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~」【大阪展】会期:7月9日(土)~9月25日(日)会場:大阪市立美術館(大阪府)チケット:一般1,500円【1,300円】、高校・大学生1,000円【800円】※【】内は当日券【東京展】会期:10月7日(金)~2017年1月21日(土)会場:上野の森美術館(東京都)チケット:2017年特製カレンダー付前売券2,400円(サークルK・サンクス限定)特製クリアファイル付前売券1,400円(セブン-イレブン限定)一般1,400円、高・大学生1,000円、小中学生500円※全て前売券の価格※数量限定、予定枚数に達し次第販売を終了いたします
2016年07月08日「デトロイト美術館展 〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜」が東京・上野にある上野の森美術館で、2016年10月7日(金)から2017年1月21日(土)まで開催。モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソほか、まさに近代ヨーロッパ絵画の「顔」ともいうべき巨匠たち。1885年に創立したデトロイト美術館には、自動車業界の有力者らの資金援助を通じ、世界屈指のコレクションが集結。ゴッホやマティスの作品をアメリカの公共美術館として初めて購入したのもデトロイト美術館だという。100を超えるギャラリーには、古代エジプトから現代美術まで65,000点を超える作品を所蔵。それらの多様性も同館の特徴で、アフリカ、アジア、オセアニア、イスラム、古代美術などどの分野でも重要な品々を誇る。本展では、その中からコレクションの中核を成している印象派、ポスト印象派、20世紀フランス・ドイツの数々の傑作の中から選りすぐりの全52点を紹介。日本初公開の15点を含む作品を、4章に分けて解説する。展覧会の入り口である第1章では、印象派を代表するモネ、ドガ、ルノワールらの絵画などを中心に展示。戸外での作品を重視し、黒色や褐色を避けた鮮やかな配色を用いることで映し出される、その時代のパリの街並みや市民の日常生活が魅力的だ。第2章のポスト印象派では、日本初上陸となるゴッホ晩年の作品《オワーズ川の岸辺、オーヴェールにて》やゴーギャンの《自画像》など、この時代を代表する画家たちの傑作を中心に展開。この章では、アール・ヌーヴォーと連動し、挿絵や版画、ポスター、家具などジャンルの垣根を越え創作活動をした「ナビ派」モールス・ドニやピエール・ボナールの作品も楽しむことができる。20世紀のフランス・ドイツ絵画は、第3・4章に分けて紹介。ドイツ人館長ヴィルヘルム・R・ヴァレンティナーの時代に収集されたものや、ピカソがキュビズム時代に描いた作品など、多様性とダイナミズムが息衝く時代を体感できる。また、2016年12月17日(土)、24日(土)、25日(日)の3日間は、夜間特別開館「クリスマス・ナイトミュージアム」を実施。夜間開館中は、展示室内に特設クリスマスツリーを設置し、通路に色鮮やかな電飾を飾り音楽を展示室内に流すなど、クリスマス仕様にイメージチェンジしている。【概要】デトロイト美術館展 〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜会期:2016年10月7日(金)~2017年1月21日(土)※休館日は10月21日(金)会場:上野の森美術館住所:東京都台東区上野公園1-2開館時間:9:30~16:30(毎週金曜日、10月22日(土) 9:30〜20:00)※入館は閉館の30分前まで。観覧料:一般 1,600円、高校・大学生 1,200円、小・中学生 600円、小学生未満 無料※前売・団体は各200円引き(団体は20名以上、小・中学生は100円引き)<br />※障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名様は無料。(要証明)【クリスマス・ナイトミュージアム概要】日程:2016年12月17日(土)、12月24日(土)、12月25日(日)時間:17:30〜19:00(入館は18:30まで)会場:上野の森美術館住所:東京都台東区上野公園1-2料金:ペアチケット3,000円(税込)【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600(全日/8:00~22:00)■巡回予定・大阪市立美術館 会期:2016年7月9日(土)〜9月25日(日)住所:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1‐82※休館日:月曜日 (但し、7月18日、8月15日、9月19日は開館、7月19日は休館)開館時間:9:30~17:00 (入場は16:30まで)観覧料:一般 1,500円(1,300円)、高校・大学生 1,000円(800円)※()内は前売りおよび20名以上の団体割引料金※ペア券(一般のみ)プレイガイドのみで販売。販売期間は4月27日から7月8日まで※中学生以下、障がい手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料。(要証明)。※本展は大阪市内在住の65歳以上も一般料金。・豊田市美術館会期:2016年4月27日(水)〜6月26日(日)※休館日:月曜日(但し、5/2は開館)住所:愛知県豊田市小坂本町8-5-1観覧料:一般 1,400円、高校・大学生 1,000円、中学生以下 無料※前売・団体は各200円引き(団体は20名以上)※豊田市内在住、在学の高校生、障がい者手帳の所持者、市内75歳以上は無料(要証明)
2016年07月01日東京・品川の「原美術館」にて、2014 年秋の「開館35周年記念 原美術館コレクション展」以来となる全館を使ったコレクション展示「みんな、うちのコレクションです」が、8月21日(日)まで開催中だ。「原美術館」は、もともと個人邸宅として 1938年に建てられたもので、西洋モダニスム建築を取り入れ、中庭を包みこむように緩やかな円弧を描いた空間デザインが特徴的。居間や寝室であったスペースは企画ごとに展示を入れ替えるギャラリーに変わった一方、浴室や洗面所などのユーティリティースペースは、アーティストに依頼してユニークな常設展示作品に生まれ変わっているほか、建物の中以外の、敷地内の庭にも、野外の常設作品が点在している。大規模な美術館とは一風異なり、作品と同時に、美術を鑑賞体験する“場”そのものも味わえる場所だ。1979年の創立以来収集してきたコレクションは、国内外の多彩な現代アーティストの絵画・彫刻・写真・映像作品など、現在約1,000点にのぼる。その中から、横尾忠則、加藤泉、クリスト&ジャンヌ=クロード、ウィリアム ケントリッジをはじめとする絵画・彫刻・ドローイング・映像作品を展示。今回は、中国を代表するアーティストであると同時に、積極的な社会活動でも知られる艾未未(アイ・ウェイウェイ)の貴重な初期作品や、日本から帰化してブラジル美術界の巨匠となり、昨年惜しくも亡くなったトミエオオタケ(大竹富江)の絵画も展示される予定だ。原美術館では、増築した多目的ホールや中庭を利用して多彩なイベントも随時開催されており、会期中には、8月13日(土)、14(日)に「トヨダ ヒトシ 映像日記・スライドショー」が行われる。また、日曜日と祝日には、同館学芸員による展示解説も行われる。展示解説は、14:30から約30分間で予約は不要。(text:cinemacafe.net)
2016年06月30日「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展が、9月3日から11月13日まで、東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催される。1948年に東京に生まれた杉本博司は、アメリカ・カリフォルニア州のアートセンター・カレッジ・オブ・デザインで写真を学び、「ジオラマ」「劇場」「海景」シリーズなどの大型カメラで撮影された精緻な写真作品を制作して、国際的に高い評価を確立した写真家で現代美術家。その作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館やニューヨーク近代美術館(MoMA)、ロンドンのテート・ギャラリーなど世界中の美術館に所蔵されている。また、近年は活動の範囲を広げ、執筆や設計も手掛けている杉本は、2008年に建築設計事務所「新素材研究所」を建築家の榊田倫之と設立。これまでに静岡のIZU PHOTO MUSEUMや東京・六本木のLondon Galleryの内装を担当している。来年の2月には、展示室の改装を手掛ける静岡のMOA美術館がリニューアル・オープンするほか、同年秋には、ランドスケープ全体を設計した神奈川の小田原文化財団 江之浦測候所の開館が予定されている。杉本の世界観や歴史観に迫る本展では、2014年にパリの美術館、パレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)で開催された「Lost Human Genetic Archive」展のインスタレーションを東京ヴァージョンとして新たに展開。人類の死滅を想定し、遺物となった歴史や文明について、「比較宗教学者」「宇宙物理学者」といった33の視点から考察する。会場では、「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない」「廃墟劇場」「仏の海」の3シリーズを展示。今回、世界で初めて公開される「廃墟劇場」は、1970年代から制作しているシリーズ「劇場」が発展したもので、実際に廃墟と化した劇場で杉本が自らスクリーンを貼り直して映画を投影し、作品1本分の光量で露光した作品だ。また、「仏の海」は、10年以上にわたって杉本が取り組んできた、京都の蓮華王院本堂(通称、三十三間堂)の千手観音を撮影したシリーズで、今回は同シリーズの大判作品による新たなインスタレーションが展示される。なお、本展は、大規模改修事業を経て9月3日にリニューアル・オープンする東京都写真美術館の総合開館20周年を記念して行われるもの。同館では、「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展の開催を皮切りに、総合開館20周年を記念した展覧会やワークショップ、イベント、国際シンポジウムが行われる予定だ。また、同館では、総合開館20周年にあわせて新しいシンボルマークとロゴタイプを制作。シンボルマークは、アーティストデュオ・ネルホル(Nerhol)として活動中の田中義久が手掛け、ロゴタイプは、文字に関わるデザインの企画や制作を手掛ける字游工房が担当した。さらに、新たに同館の愛称が、英語館名「Tokyo Photographic Art Museum」の頭文字から「トップミュージアム」に決定した。東京都写真美術館 シンボルマーク【イベント情報】リニューアル・オープン 総合開館20周年記念「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展会場:東京都写真美術館2階・3階展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内会期:9月3日~11月13日時間:10:00~18:00※木、金曜日は20:00まで※入館は閉館の30分前まで料金:一般1,000円、学生800円、中高生・65歳以上700円休館日:月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館し、9月20日、10月11日は休館)
2016年06月29日展覧会「魔法の美術館 光と影のイリュージョン」が、7月12日から8月28日まで、東京・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催される。これまでに、全国多数の美術館を巡回し、総計168万人以上を動員している「魔法の美術館」は、見て、参加して、楽しむ全く新しいタイプの展覧会だ。美術ファンだけでなく、ふだん美術館に足を運ばない方も、子供から大人まで、直感的に楽しめる作品が並ぶ。本展では、コンピューターなどを媒体として先端技術を駆使したアート表現作品「メディアアート」をはじめ、自然現象や光と影を活用したアナログ的作品など多彩な作品を公開。中でも、新しいテクノロジーが潜む本展には、作品と観客がお互いに反応し合う双方向性を持った体感型の作品「インタラクティブアート」が多数出品される。会場では、作品の前に立つと、自分の全身が映し出され、近づいたり遠のいたりすると、身体の解像度が変化してドットでできたキャラクターのような姿に変わっていく、インタラクションアーティスト岡田憲一と空間デザイナー冷水久仁江(LENS)による《Pixelman》をはじめ、作品の前で大きく手を振ると、はらはらと桜の花びらが舞い散る、デザインエンジニア緒方壽人(takram design engineering)による《SAKURA》、「浮遊」への興味から「鳥」や「羽根」をテーマとした作品を展開中の小松宏誠によるガチョウの羽根で作られたシャンデリア《Lifelog_ シャンデリア》など、10組のアーティストによる約17点の多様な作品が展示される。【イベント情報】「魔法の美術館 光と影のイリュージョン」会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜ビル42F会期:7月12日から8月28日時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,000円、大学・高校生600円、65歳以上800円、中学生以下無料休館日:月曜日(但し7月18日は開館、翌火曜日も開館)
2016年06月22日ブリヂストン美術館が「アーティゾン美術館(ARTIZON MUSEUM)」としてリニューアルし、2020年1月18日(土)に再び開館する。「新TODAビル 文化貢献施設」や「アートスクエア」とともに、京橋1丁目東エリアに新しい芸術・文化拠点を形成する「京橋彩区(きょうばしさいく)」に立地する。ブリヂストン美術館がリニューアルブリヂストン美術館は、1952年1月に東京で初めて西洋絵画を展示する美術館として開館した。以来、60年以上にわたり東京・京橋において東西の名画にふれあう機会を提供してきた美術館だ。これまで、クロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールの作品を集めた「ベスト・オブ・ザ・ベスト」や、オランダ出身のウィレム・デ・クーニングにフォーカスした展覧会など、独自の美術展を開催してきた。アーティゾン美術館に名称変更へブリヂストン美術館の歴史を継ぐ美術館として、新たに誕生する「アーティゾン美術館」。展示面積は、旧美術館の約2倍となり、展示室は4階から6階の3フロアで構成される。ガラスに囲まれたモダンな建築で、館内には明るく開放的な空気が漂う中、作品世界に没入できる。展示面積の拡大に伴い、展示もパワーアップ。「創造の体感」をコンセプトに、印象派を中心とする従来のコレクションから、古美術、日本近代洋画、20世紀美術、現代美術まで2,500点以上にのぼる多彩な作品を、独自性豊かな企画とともに公開。旧美術館では実現できなかった大規模な企画展(特別展)とコレクション展の同時開催が可能となる。また、入口は従来の八重洲通り沿いから、銀座と日本橋をつなぐ中央通り沿いへと移動。京橋一丁目の再開発における芸術と文化の拠点として、地域の発展と貢献を目指す。「京橋彩区」でオープンする施設東京駅八重洲口から歩いて5分、美術館、ギャラリー、古美術商などが集積する東京駅周辺エリアに“開かれた芸術・文化拠点”として形成される「京橋彩区」。ここでは、芸術・文化イベントの開催や、若手クリエーターなども含めた芸術・文化活動をサポートしていく。新TODAビル 文化貢献施設(仮称)「新TODAビル 文化貢献施設」は、人々が気軽にアートやクリエイションに触れられるギャラリーの他、アーティストやクリエイターを支援するコワーキングスペース、イベントホールなどが整備される。また、アート作品やデザインプロダクトを販売するショップも併設され、ショッピングも楽しめる。アートスクエア(仮称)中央通り沿いに2019年7月一部オープンする広場「アートスクエア」では、多様な芸術・文化イベント開催される予定だ。また、新TODAビル 文化貢献施設が竣工後は、広場の間口が120mになり、さらに芸術・文化イベントが盛んになるだろう。詳細アーティゾン美術館オープン日:2020年1月18日(土)場所:ミュージアムタワー京橋住所:東京都中央区京橋1-7-2延床面積:約 6,650m²施設構成:1F エントランスロビー、ミュージアムカフェ / 2F ミュージアムショップ / 3F 受付、多目的ホール / 4F〜6F 展示室(面積約 2,100m²)※ 掲載パースはすべて計画段階のものであり、今後変更の可能性あり。【主な収蔵画家・彫刻家】クロード・モネ、ポール・セザンヌ、フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・ゴーガン、パブロ・ピカソ、藤田嗣治、藤島武二、ジャクソン・ポロック、堂本尚郎、オーギュスト・ロダンなど※そのほか古代美術品も収蔵■「京橋彩区」詳細・ミュージアムタワー京橋(2019年7月竣工) ※タワー内にアーティゾン美術館がオープン。・(仮称)新TODAビル 文化貢献施設(2024年竣工予定)・(仮称)アートスクエア( 2019年7月一部オープン、2024年全面オープン)
2016年06月20日しりあがり寿の美術館での初個展となる「しりあがり寿の現代美術 回・転・展」が、7月3日から9月4日まで、東京・中村橋の練馬区立美術館で開催される。しりあがり寿は、『弥次喜多 in DEEP』や朝日新聞に連載中の『地球防衛家のヒトビト』など、独特の批評精神に満ちたギャグ漫画で知られる漫画家。その仕事は、文藝春秋漫画賞や手塚治虫文化賞・優秀賞を受賞するなど高い評価を得ており、最近では、東日本大震災後の日本をテーマにした漫画集『あの日からのマンガ』が大きな話題を集めた。また、日本大学芸術学部や神戸芸術工科大学では、長年に渡り学生の指導にあたっている。本展では、これまでの多様な仕事に触れつつ、回転インスタレーションを中心に新作を展開。絵画作品やジオラマ、日用品から映像まで、あらゆるものが展示室内で回転する。回転とは?芸術とは?“漫画家しりあがり寿”とは一味違う、新しい“しりあがり寿ワールド”を体感する展覧会だ。会期中には、しりあがり寿とデザイナーの祖父江慎をゲストに迎えた対談をはじめ、鑑賞プログラムやワークショップなどが開催される。イベントのスケジュールや詳細は、練馬区立美術館のオフィシャルサイトで確認出来る。【イベント情報】「しりあがり寿の現代美術 回・転・展」会場:練馬区立美術館住所:東京都練馬区貫井1-36-16会期:7月3日~9月4日時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)料金:一般800円、高・大学生および65~74歳600円、中学生以下および75歳以上無料、その他各種割引制度あり※要証明書休館日:月曜日(7月18日は開館)、7月19日
2016年06月19日「ポンピドゥー・センター傑作展」が、9月22日まで、東京・上野の東京都美術館で開催されている。1977年、パリの中心部に開館したジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター(通称ポンピドゥー・センター)は、国立近代美術館・産業創造センター、公共情報図書館、音響音楽研究所などで構成され、現在は年間約500万人が訪れるパリの文化拠点となっている。むき出しのパイプやガラス、透明なチューブ状のエスカレーターで築かれた工場を思わせる建物は、レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースにより設計され、開館当時は議論を巻き起こしたという。同センターの中核をなす国立近代美術館は、20世紀初めから現代までの作品を約11万点所蔵する世界有数の美術館であり、2000年には大規模なリニューアルが行われ、展示面積が拡大。2010年5月にはフランス北東部ロレーヌ地方にポンピドゥー・センター・メッスが開館。ポンピドゥー・センターの分館として、芸術や創造の可能性を広げ、人々が交流できる場となっている。本展では、パブロ・ピカソの代表作《ミューズ》が初来日を果たす他、アンリ・マティスの世界観が色鮮やかに発揮された《大きな赤い室内》、マルク・シャガールが愛妻ベラとの幸福な時間を表現した高さ2メートル超の大作《ワイングラスを掲げる二人の肖像》、自転車の車輪とスツールを組み合わせマルセル・デュシャンの動くキネティックアート《自転車の車輪》、紐や布、ビニールを使って梱包し、新しい芸術を実践したクリストの《パッケージ》など巨匠の傑作から、日本ではあまり知られていない画家の隠れた名品までを一挙公開。絵画、彫刻、写真、映像、デザインなど多彩なジャンルから合わせて約70点が集結する。展示構成は、1906年から同センターが開館した1977年までのタイムラインに沿い、1928年ならレオナール・フジタの《画家の肖像》、1931年ならピエール・ボナールの《浴槽の裸婦》、1937年ならヴァシリー・カンディンスキーの《30》、1940年ならマリー・ローランサンの《イル・ド・フランス》と、1年ごとに1作家の1作品を紹介するコンセプト。多彩なジャンルの作品との出会いを楽しみながら、フランス20世紀美術を一望できる絶好の機会となっている。展示デザインは、パリを拠点に国内外で活躍する注目の建築家、田根剛が担当。これまでにない魅力的な展示空間で、珠玉の作品群を堪能してはいかがだろうか?【イベント情報】「ポンピドゥー・センター傑作展」会場:東京都美術館住所:東京都台東区上野公園8-36会期:6月11日~9月22日時間:9:30~17:30※金曜日は20:00まで※8月5日、6日、12日、13日、9月9日、10日は21:00まで※入室は閉室の30分前まで料金:一般1,600円、大学生・専門学校生1,300円、高校生800円、65歳以上1,000円休室日:月曜日(ただし、7月18日、9月19日は開室)、7月19日
2016年06月16日ブラウンシュガーファーストは6月9日、オーガニックスイーツを提供する路面第1号店を東京都渋谷区神宮前にオープンした。同店は、「ジャンク」×「オーガニック」を掛け合わせたスイーツショップ。店頭では、人工香料・人工甘味料・着色料・乳製品・卵・グルテン・SOYは使わないカラフルなソーダやアイスクリームなどを販売する。「コンセプトには、かわいくてワクワクする、だけどちゃんとオーガニックという、『ジャンク』×『オーガニック』という一見相反する価値観を掛け合わせました。人工香料・人工甘味料・着色料・動物性食品は不使用だけど、心からおいしいと思える『ガマンしないオーガニックおやつ』を、東京・神宮前から世界に発信していきます」と同店。ココナッツアイスクリーム(345~432円)は、タイ産のココナッツミルクをベースに仕上げた。乳・卵を使用していないとは思えないほど濃厚な味わいが楽しめるとのこと。チョコナッツ、レモン、ラムレーズン、コーヒー、チョコミント、バニラのフレーバーを用意する。ソーダも天然フレーバーだけを使用。カフェインフリーのティーソーダ(561円)やスーパーベリーソーダ(723円)、コーディアルソーダ(486円)、ビネガーソーダ(723円)など。プラス162円で、ソーダにアイスをプラスしたクリームソーダも提供する。※価格はすべて税込
2016年06月10日横浜みなとみらいにある「横浜美術館」では、横浜の地元企業である富士ゼロックスと横浜美術館のコラボによる企画展「複製技術と美術家たち-ピカソからウォーホルまで」が6月5日(日)まで開催中だ。本展では、1988年以来「版画もしくはそれに類する手段で複数制作されたもので、その時代の精神や文化を表徴する作品」を指針として、欧米と日本の重要な作家による版画、写真、コピー・アート(ゼログラフィーによる作品)、アーティストブックなどを収集した富士ゼロックス版画コレクションが展示される。その数は現在約950点を擁し、その中の約350点がまとまって展示されるのは本展が初めて。さらに、版画コレクションに加えて、横浜美術館が擁する150点が合わせて展示され、約500点の作品展示を通して、写真印刷や映像などの「複製技術」が発達・普及し、誰もが複製を通して美術を楽しむことができる時代に、ピカソをはじめ20世紀の欧米を中心とする美術家たちが、どのような芸術のビジョンをもって作品をつくっていったのかを検証する。中でも、ドイツの文芸批評家ヴァルター・ベンヤミン(1892年ー1940年)の写真や美術に関する考察や発言に注目し、彼が著作中で言及した写真や美術の作品を展示している。ベンヤミンの論文「複製技術時代の芸術作品」は、その後の美術、写真、映画の評論だけでなく、メディア論や社会学、思想研究に大きなインパクトを与えたが、ベンヤミンの著述に登場する代表的な写真家や美術家たちの実作品を、美術史の流れの中で鑑賞することができる貴重な機会となる。さらに、この企画展では、富士ゼロックスのクラウド発信型音声ガイドサービス「SkyDesk Media Trek(スカイデスク・メディアトレック)」を提供しており、自分のスマートフォンやタブレットに、専用アプリをダウンロードして、無料で音声による展示作品の解説を楽しむことができる。解説は担当学芸員が書き下ろし、作品を目の前にしながら、制作の背景や他の作品とのつながりを知ることができるので、美術史に疎くても安心して作品を鑑賞することができる。気持ちの良い初夏の週末、横浜みなとみらいにお出かけのついでに、ぜひ立ち寄ってみてはいかがだろう。(text:cinemacafe.net)
2016年05月28日特別展「没後150年 坂本龍馬」が、2017年4月29日(土)から6月18日(日)まで東京都江戸東京博物館で開催。その後、7月1日(土)から8月27日(日)まで静岡に巡回する。日本の歴史上の人物の中で、現在最も人気のある人物の一人である坂本龍馬。彼の没後150年を迎えようとする今、龍馬が現代の日本人を惹きつける理由は何かという観点で、本展は構成されている。彼の自由な発想や先見性、行動力、交友の広さ、家族への愛情、楽しげな文章表現などは、それを知った作家の創作意欲を掻き立てることもしばしば。それによって生まれた作品たちが、様々な媒体を通じて現代の日本人を魅了し続けている。現在の龍馬のイメージを形作ったのは、昭和30年代後半に書かれた司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』。しかしながら、明治時代に生きた龍馬を知っていた人々は彼の功績をすでに理解しており、明治39年の没後40年祭には、すでに主要な手紙や遺品が集められ、展示公開されていたという事実がある。本展では、薩長同盟や大政奉還などの歴史的評価はさておき、龍馬直筆の手紙に焦点を当て、彼の心根の真実に迫る。特に、坂本龍馬が「新国家」という言葉を用いて、新政府樹立に専心していたことを示す手紙は高知県以外での一般公開が初となる貴重品。本展では6月6日(火)から18日まで期間限定で公開されることとなった。暗殺5日前、中根雪江あてに書かれたその手紙で龍馬は、福井藩の財政を立て直した三岡八郎(後の由利公正)を新政府の財政担当にするよう、同藩重臣の中根に懇願している。新たな国づくりに情熱を傾けた彼の様子が窺える。また、京都国立博物館に収蔵されている遺品の公開や、近年発見され、解明が進む書状、剣術免状など、彼の資料が幅広く集結。さらに書物だけでなく、龍馬の愛用した刀も展示。彼が近江屋で暗殺された時に所持していたであろう刀や、坂本家に戻されたものがお披露目される。また、北辰一刀流の目録が複数あったことや、刀の最新の研究成果も同時に閲覧することができる。龍馬のファンもそうでない人も、彼の人となりや現代に与えている影響を、展覧会で実感してみてはいかがだろう。【概要】特別展覧会 没後150年 坂本龍馬■東京都江戸東京博物館期間:2017年4月29日(土・祝)〜6月18日(日)休館日:毎週月曜日(5月1日と5月15日は開館)開館時間:9:30〜17:30(土曜日は9:30〜19:30)※入館は閉館の30分前まで。住所:東京都墨田区横網1-4-1料金:・一般 特別展専用券1,350円(1,080円) / 特別展・常設展共通券 1,560円(1,240円) / 特別展前売り券 1,140円・大学・専門学生 特別展専用券 1,080円(860円) / 特別展・常設展共通券1,240円(990円) / 特別展前売り券 870円・中学生(都外)・高校生・65歳以上 特別展専用券 680円(540円) / 特別展・常設展共通券 780円(620円) / 特別展前売り券 470円・小学生・中学生(都内) 特別展専用券 680円(540円) / 特別展・常設展共通券 なし / 特別展前売り券 470円※( )内は20名以上の団体料金。※前売券は3月1日(水)~4月28日(金)まで販売予定。※特別展・常設展共通券の前売はなし。※会期中は当日料金で販売。※未就学児童、および身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳の携帯者と、その付き添い(2名まで)は、入場無料。※高・大学・専門学校生は学生証を、65歳以上は年齢を証明するもの(健康保険証、運転免許証など)を要提示。※毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は観覧料が無料。■静岡市美術館期間:2017年7月1日(土)〜8月27日(日)休館日:月曜日(7/17、8/14は開館、7/18は休館)開館時間:10:00〜19:00※入館は閉館の30分前まで。住所:静岡県静岡市葵区紺屋町17-1葵タワー3F
2016年05月16日「オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展」が東京・国立美術館にて開催される。会期は、2016年4月27日(水)から8月22日(月)まで。世界でも有数のルノワール・コレクションを誇る、オルセー美術館とオランジュリー美術館。本展は、両美術館が所蔵する、100点を超える絵画や彫刻、デッサン、パステルなど貴重な資料の数々によって画家ピエール・ オーギュスト・ ルノワールの全貌に迫るものだ。展覧会内では、作品を10章に分けて構成。写実的な初期作品を始め、肖像や風景、風俗、花、子ども、裸婦といった、ルノワールの愛した主題を紹介する。例えば、第4章では「“現代生活”を描く」と題し、ダンスホールや酒場、カフェ、郊外の舟遊びといった、 19世紀のパリ生活に特徴的なシーンを切り取った作品を展示。この章の主役、ルノワールの最高傑作《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》は、日本で初めて展示される。他にも、第1章「印象派へ向かって」や第5章「子どもたち」、第8章「《ピアノを弾く少女たち》の周辺」など、あらゆる視点からルノワールの作品に触れることができる。最晩年の名作《浴女たち》も、初めての来日となるので、ぜひ注目してみて。【展覧会概要】オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展会期:2016年4月27日(水)〜8月22日(月)会場:国立新美術館 企画展示室1E住所:東京都港区六本木7-22-2休館日:毎週火曜日 ※5月3日(火・祝)、8月16日(火)は開館開館時間:10:00〜18:00金曜日、8月6日(土)、13日(土)、20日(土)は20:00まで※入場は閉館の30分前まで観覧料:当日 一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円※価格は全て税込み。※団体は20名以上。※団体料金は200円引き。※障害者手帳持参者とその付添者1名無料。※中学生以下無料。※4月30日(土)〜6月26日(日)までの土曜、日曜は高校生無料観覧日(学生証の提示必要)【問い合わせ先】国立新美術館TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2016年05月01日展覧会「魔法の美術館」が、東京・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて開催。会期は、2016年7月12日(火)から8月28日(日)まで。「魔法の美術館」は、見て、参加して、楽しむ、体感型の展覧会。来館者の動きに合わせて、色とりどりの光や影のモチーフ、映像、音が変化する作品などで、美しくも不思議な空間を演出する。日本人に親しまれてきた散りゆく桜をコンセプトとした《SAKURA》は、作品の前で大きく手を振ると、はらはらと桜の花びらが舞い散る。咲き誇る姿以上に、その散り際の美しさが、見る人の心に特別な感情を呼び起こす。一方、岡田憲一+冷水久仁江(LENS)による《Pixelman》は、作品の前に立つと自分の全身が映し出され、近づいたり遠のいたりすることで、身体の解像度が変化し、まるで自らが、ドットでできたキャラクターのような姿に。また、ガチョウの羽根でできた《Lifelog_シャンデリア》は、空間の風を受けてシャンデリアが回転し、木漏れ日のような光と影が広がっていく優雅な美しさが、私たちを魅了する。そのほか、世界中の童話をモチーフとしたものや、壁や立体に投影された幾何学的な柄を活かしたものなど、自分自身が参加することで完成する作品の数々が登場。国内外で活躍する注目のアーティストたちが、さまざまな素材やコンピュータを使って “光と影のイリュージョン”を仕掛けていく。【開催概要】魔法の美術館 光と影のイリュージョン会期:2016年7月12日(火)~8月28日(日)休館日:月曜日(ただし7月18日は開館。翌火曜日も開館)開館時間:10:00~18:00※入館は閉館30分前まで。観覧料:一般 1,000(800)円、大学・高校生 600(500)円、シルバー(65歳以上) 800円、中学生以下 無料※()内は前売りおよび20名以上の団体料金。会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2016年04月28日「奈良美智がえらぶMOMATコレクション 近代風景~人と景色、そのまにまに~」が2016年5月24日(火)から11月13日(日)までの期間、東京国立近代美術館本館2F ギャラリー4で開催される。本展覧会では、美術家・奈良美智(Yoshitomo Nara)がMOMATのコレクションから約60点をセレクトして展示する。大学時代の恩師である麻生三郎や、麻生とともに戦争の時代を生きた松本竣介。村山槐多のたくましい少女像や、榎本千花俊の女性像など。奈良は美術史にとらわれることなく好きな作品を選んだら、主に1910〜50年代の人と景色を描いているものにしぼられたという。奈良の人気作品《Harmless Kitty》も4F「ハイライト」コーナーに展示。普段はあまり展示されない作品やおなじみの名作も、奈良のコメントと共にずらりと並ぶ。彼の目を通して、作品の新しい魅力を発見する機会となりそうだ。【概要】奈良美智がえらぶMOMATコレクション 近代風景~人と景色、そのまにまに~会期:2016年5月24日(火)〜11月13日(日)開館時間:10:00〜17:00金曜日は20:00まで ※入館はそれぞれ閉館30分前まで。休館日:月曜日(ただし7月18日、9月19日、10月10日の祝日は開館)、7月19日(火)、8月8日(月)〜15日(月)、9月20日(火)、10月11日(火)会場:東京国立近代美術館 本館2F ギャラリー4住所:東京都千代田区北の丸公園3-1観覧料:一般430(220)円、大学生130(70)円※高校生以下および18歳未満、キャンパスメンバーズ、MOMATパスポート持参者、65歳以上、障害者手帳持参者とその付添者(1名)は無料。※()内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。※当日に限り「MOMATコレクション」(4F〜2F)も観覧可能。無料観覧日:毎月第一日曜日(6月5日、7月3日、8月7日、9月4日、10月2日、11月6日)および11月3日(木・祝)※本展および「MOMATコレクション」(4F〜2F)のみ。【問い合わせ先】03-5777-8600(ハローダイヤル)
2016年04月25日「こどもとファッション 小さい人たちへのまなざし」が2016年7月16日(土)から8月31日(水)までの期間、東京都庭園美術館にて開催される。こども服は消耗が激しく、良い状態で残されていることが少ない資料だ。しかし本展では、ヨーロッパで30年以上かけて収集されたコレクションから選りすぐった、日本初公開を含む約30点を展示。また、明治以降の日本の洋装こども服も紹介する。長野県須坂市の田中本家博物館が出品する保存状態の良いこども服からは、大正時代のこどもが誇らしげに洋服を着ている姿が目に浮かぶ。その他にも、こどもの姿が描かれた絵画、ファッションプレート、絵本、写真など150点以上の作品も展示。中でも様々なポーズや服装のこども達をユーモラスに描いたルイ =モーリス・ ブテ・ド・モンヴェルの可愛らしいイラストレーションは見どころだ。時代につれて変わっていく大人達のこどもに対する認識や、現在の常識では不思議に思える当時の事実なども紹介している本展。是非足を運んでみてはいかがだろうか。【概要】こどもとファッション 小さい人たちへのまなざし会期:2016年7月16日(土)~8月31日(水)場所:東京都庭園美術館 本館・新館住所:東京都港区白金台5-21-9開館時間:10:00〜18:00 (入館は閉館の30分前まで)休館日:第2・第4水曜日入館料:一般 1,100(880)円、大学生(専修・各種専門学校含む) 880(700)円、中・高校生・65歳以上 550(440)円※()内は前売り及び20名以上の団体料金。※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料。※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳を持参の方とその介護者1名は無料。【問い合わせ先】東京都庭園美術館TEL:03-3443-0201
2016年04月23日Yoginiフェス実行委員会は6月11日、iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ(東京都世田谷区)にて、ヨガイベント「YFY ~Yogi for Yogini~」を開催する。同企画は、ヨガをする女性のためのライフスタイル誌『Yogini』が主催するヨガイベント。講師は、中村尚人氏や更科有哉氏といった人気男性講師が務める。ヨガだけでなく「乳井式哲学・ヤマニヤマな暮らし方」「ヨガと医療の融合と可能性」などの座学や瞑想といったコンテンツも用意している。会場では、ヨガウェアなどヨガに関するグッズを販売するほか、サンプリングを行うブースも展開する。開催時間は10時~19時30分。参加費はヨガ1セッション2,500円、座学1レッスン1,500円、瞑想3,000円。定員はヨガ各回60名、座学各回20名、瞑想各回12名。チケットはEventRegistで販売している。このほか東京都内で行われるヨガイベントには、アンダーザライトが4月29日~5月1日に開催する「オーガニックライフTOKYO」がある。※価格はすべて税込
2016年04月22日「日伊国交樹立150周年特別展 アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」が開催される。期間は、東京・国立新美術館で2016年7月13日(水)から10月10日(月・祝)まで、大阪・国立国際美術館で2016年10月22日(土)から2017年1月15日(日)まで。日伊国交樹立150周年を祝して開催される本展。アカデミア美術館が管理する14世紀から18世紀にかけてのヴェネツィア絵画を中心とした、約2,000点の充実したコレクションによる、本邦初の展覧会だ。テーマを「ルネサンス期のヴェネツィア絵画」とし、ヴェネツィアの画家たちの自由奔放な筆致による豊かな色彩表現、大胆かつ劇的な構図を堪能できる名画、約60点を展示する。ルネサンス発祥の地であるフィレンツェの画家たちが、明快なデッサンに基づき丁寧に筆を重ねる着彩、整然とした構図を身上としたのに対する、感情や感覚に直接訴えかける絵画表現の可能性を切り開いていったヴェネツィア・ルネサンス絵画の展望。15世紀から17世紀初頭にいたるまでの、ジョヴァンニ・ベッリーニやクリヴェッリ、カルパッチョ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼなど、名だたる巨匠たちの傑作が一挙に集う。また、ヴェネツィア盛期ルネサンス最大の巨匠ティツィアーノが晩年に手がけた祭壇画の大作《受胎告知》(サン・サルヴァドール聖堂)が特別出品されることも、本展の大きな見どころ。時代の黎明期から終焉までの流れ、得意とした肖像画の分野をそれぞれ5つの章に分けて構成し、当時の作品や空気を味わうことができる。【概要】日伊国交樹立150周年特別展アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち会期:2016年7月13日(水)~10月10日(月・祝) 毎週火曜日休館 ただし、8月16日(火)は開館開館時間:10:00~18:00 金曜日、8月6日(土)、13日(土)、20日(土)は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで会場:国立新美術館 企画展示室2E 住所:東京都港区六本木7-22-2観覧料:一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円 (前売/団体は各200円引)※中学生以下および障害者手帳の所持者(付添者1名を含む)は入場無料。※9月17日(土)~19日(月・祝)は高校生無料観覧日。(学生証の提示が必要)巡回予定:会期:2016年10月22日(土)〜2017年1月15日(日)会場:国立国際美術館(大阪・中之島)住所:大阪府大阪市北区中之島4-2-55開館時間:10:00〜17:00(金曜日は10:00〜19:00)※入場は閉館の30分前まで。休館日:月曜日、2016年12月28日(水)〜2017年1月4日(水)※ただし、2017年1月9日(月・祝)は開館し、翌10日(火)は休館。観覧料:一般 1,500円、大学生 1,200円、高校生 600円 (前売/団体は各200円引)※団体は20名以上。※中学生以下および障害者手帳の所持者(付添者1名を含む)は入場無料。※前売り券は、10月21日(金)までの販売。【問い合わせ先】国立新美術館(東京)TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)国立国際美術館(大阪)TEL: 06-4862-5777(大阪展事務局/平日10:00〜17:00)
2016年04月08日