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第14回北京国際映画祭が4月18日、北京雁棲湖国際コンベンションセンターで開幕し、パノラマ部門への出品が決定していた映画『不死身ラヴァーズ』から、松居大悟監督と今作で主人公・⻑谷部りの(見上愛)の親友・田中を演じた⻘木柚が参加した。レッドカーペットイベントでは、松居監督はタキシードに蝶ネクタイ、そして雪駄という個性的なファッションで登場し、⻘木はストライプのスーツというクールな着こなしで多くのマスコミに囲まれ、会場は熱気に包まれていた。日本映画を中国の映画ファンに紹介する「2024北京・日本映画週間」。今年のオープニング作品として上映された『不死身ラヴァーズ』は、オープニングセレモニーに先立つ18日に、北京でインターナショナルプレミア上映が行われた。ワールドプレミア上映約450席の劇場は満員御礼。Q&Aでは、会場からさまざまな質問が飛び、松居監督の映画『アイスと雨音』に出演していた⻘木には、前回と今作の松居監督の演出の変化について問われる場面も。⻘木は「いい意味で大きく変わったところがなくて安心しました。リハーサルの時に、松居監督は俳優のまわりをぐるぐると裸足で歩いたり、あぐらをかいて顔を覗き込んだりしながら演出をするのですが、それが前回も『不死身ラヴァーズ』も一緒だったので懐かしくて嬉しい気持ちになりました」とエピソードを明かすと、通訳が翻訳している最中に、松居監督があぐらをかいて顔を覗き込む様子を再現し、会場からどっと笑いが起きていた。また松居監督は、「この映画が海外で初めての上映で、北京にこんなに人が集まっているのを見てどう思いますか?」と質問をしつつ「サインください」とリクエストする観客に対し、「柚と一緒に来られたことが嬉しいですし、北京のみなさんとお話できたことが嬉しいです。サインについては、ここでできるかわかりません(笑)」と返し、会場を沸かせた。他にも松居監督の過去作品と比較した内容や、10年の歳月を経て映画化することについてなど、松居監督や作品に対する関心の高さが伺える質問が続き、映画愛に溢れたティーチインとなった。翌19日にはオープニングセレモニーが、北京市内の映画館「英皇電影城」で開催された。同セレモニーには日本の金杉憲治特命全権大使、北京国際映画祭組織委員会の副秘書⻑を務める王志北京広播電視局副局⻑をはじめ、映画祭組織委員会の関係者が出席し、松居監督と⻘木がゲストとして登壇した。オープニングセレモニー松居監督は、前日のティーチインを振り返り「これまでの作品や、日本映画の歴史を含めた質問をいただいて、すごく面白かったです。もっと話したいと思いました」と感謝の気持ちを述べ、⻘木は、「(中国人ファンの)熱がすごくて驚きました。言葉に表せない気持ちです」と喜びを明かした。その後、在中国日本大使館でレセプションが開かれ、日中両国の映画・文化関係者ら約100人が出席した。トークセッションで、⻘木は「中国に初めて来ることができて嬉しい」と感想を述べつつ、「撮影時は北京で上映させてもらえるとは思ってもいなかった。会場の熱気を感じて今後の日本公開をポジティブな気持ちで迎えられそうだ」と笑顔で語った。松居監督には、レッドカーペットからレセプションまで雪駄姿で登壇していたことに対する質問が飛ぶと、「普段用とフォーマル用で使い分けており、先ほど普段用の雪駄からフォーマルな雪駄に履き替えたところだ」とコメントし、会場からは笑いが起きていた。なお、レセプションには東京国際映画祭のチェアマンである安藤裕康も出席しており、日本映画と中国映画の活発な交流の場となった。レセプション<作品情報>『不死身ラヴァーズ』5月10日(金) 公開公式サイト:「不死身ラヴァーズ」製作委員会(C)高木ユーナ/講談社
2024年04月23日松居大悟監督最新作のラブストーリー『不死身ラヴァーズ』が、4月18日から26日まで開催されている第14回北京国際映画祭に出品され、松居監督と主人公・長谷部りの(見上愛)の親友・田中を演じた青木柚が出席した。第14回北京国際映画祭は4月18日、北京雁棲湖国際コンベンションセンターで開幕。パノラマ部門へ出品された本作のレッドカーペット・イベントでは、松居監督はタキシードに蝶ネクタイ、そして雪駄という個性的なファッションで登場、青木さんはストライプのスーツというクールな着こなしで、多くのマスコミに囲まれ、会場は熱気に包まれていた。本作が上映されたのは、日本映画を中国の映画ファンに紹介する「2024北京・日本映画週間」のオープニング作品として。オープニングセレモニーに先立ち、18日にインターナショナルプレミア上映が行われると、約450席の劇場は満員御礼。Q&Aでは、会場から様々な質問が飛び、松居監督の映画『アイスと雨音』に出演していた青木さんには、前回と今作の松居監督の演出の変化について問われる場面も。「いい意味で大きく変わったところがなくて安心しました」と青木さん。「リハーサルの時に、松居監督は俳優のまわりをぐるぐると裸足で歩いたり、あぐらをかいて顔を覗き込んだりしながら演出をするのですが、それが前回も『不死身ラヴァーズ』も一緒だったので懐かしくて嬉しい気持ちになりました」とエピソードを明かすと、通訳の最中に松居監督があぐらをかいて顔を覗き込む様子を再現し、会場からどっと笑いが起きていた。また、松居監督は「この映画が海外で初めての上映で、北京にこんなに人が集まっているのを見てどう思いますか?」と質問をしつつ「サインください」とリクエストする観客に対し、「柚と一緒に来られたことが嬉しいですし、北京のみなさんとお話できたことが嬉しいです。サインについては、ここでできるかわかりません笑」と返して会場を沸かせる。ほかにも松居監督の過去作品と比較した内容や、10年の歳月を経て映画化することについてなど、松居監督や作品に対する関心の高さが伺える質問が続き、映画愛に溢れたティーチインとなった。翌19日にはオープニングセレモニーが、北京市内の映画館「英皇電影城」にて開催。同セレモニーには日本の金杉憲治特命全権大使、北京国際映画祭組織委員会の副秘書長を務める王志北京広播電視局副局長をはじめ、映画祭組織委員会の関係者が出席し、松居監督と青木さんがゲストとして登壇した。松居監督は、前日のティーチインをふり返り「これまでの作品や、日本映画の歴史を含めた質問をいただいて、すごく面白かったです。もっと話したいと思いました」と感謝の気持ちを述べ、青木さんは「(中国人ファンの)熱がすごくて驚きました。言葉に表せない気持ちです」と喜びを明かした。その後、在中国日本大使館でレセプションが開かれ、日中両国の映画・文化関係者ら約100人が出席。トークセッションで、青木さんは「中国に初めて来ることができて嬉しい」と感想を述べつつ、「撮影時は北京で上映させてもらえるとは思ってもいなかった。会場の熱気を感じて今後の日本公開をポジティブな気持ちで迎えられそうだ」と笑顔でコメント。松居監督には、レッドカーペットからレセプションまで雪駄姿で登壇していたことに対する質問が飛ぶと、「普段用とフォーマル用で使い分けており、先ほど普段用の雪駄からフォーマルな雪駄に履き替えたところだ」とコメントし、会場からは笑いを誘っていた。『不死身ラヴァーズ』は5月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:不死身ラヴァーズ 2024年5月10日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会©️高木ユーナ/講談社
2024年04月23日松居大悟監督が10年以上の構想を経て完成させた映画『不死身ラヴァーズ』より、シンガーソングライター・澤部渡が担当した今作の主題歌「君はきっとずっと知らない」のミュージックビデオが解禁。松居監督が撮り下ろしたMVには、佐藤寛太と青木柚が同作の役柄で出演、さらに原作者・高木ユーナも出演していることが分かった。原作は、講談社「別冊少年マガジン」に掲載されていた高木ユーナ著の同名漫画。松居監督といえば、「クリープハイプ」のミュージックビデオを手掛けたり、「スピッツ」のライブを描いた映画『劇場版 優しいスピッツ a secret session in Obihiro』の公開も記憶に新しい。松居監督が主題歌と劇伴の制作を「スカート」澤部さんに依頼し、書き下ろし楽曲「君はきっとずっと知らない」が誕生した。そしてこの度、映画『不死身ラヴァーズ』のスタッフが集結し、松井監督が撮り下ろした「君はきっとずっと知らない」MVがついに解禁。劇中、見上愛演じるりのの運命の相手役・甲野じゅんを演じた佐藤さんと、りのの親友・田中を演じた青木さんが同じ役柄でMVにも出演。松居監督はMV制作の経緯について「漫画から始まったものが台本になって映画になって、そこにスカート・澤部さんが音楽という彩りを加えてくれました。そうなると、主題歌のミュージックビデオは、漫画から始めたかった」とコメントしている。その言葉通り、MVは、原作者の高木先生が深夜のファミリーレストランで、イラストを描く様子から始まる。描いているのは、ファミリーレストランで楽しそうに会話をするじゅん(佐藤さん)と田中(青木さん)。イラストのように、じゅんと田中は時間を忘れて会話を楽しみ、用事があって急いで立ち去るじゅんを、田中が店の外まで見送る。その後、田中の回想と共に『不死身ラヴァーズ』の本編映像の一部が映し出されていく…。撮影されたのは今年の3月。「どんな暗闇だって、必ず朝が来るような、そんな想いをお手伝いできたら」という松居監督の想いから、都内のファミリーレストランで深夜から朝方まで撮影された。佐藤さんと青木さんは撮影当時の初夏の衣装(半袖)を着ており、さらに映画の撮影から数か月経過して撮影に臨んだそうだが、それを全く感じさせない演技を披露している。そして高木先生にもサイドストーリーがあることが判明。イラストを描く彼女を見つめるのは、ファミリーレストランの店員役で出演している澤部さん。MVに登場するイラストは、高木先生が撮影中と撮影の合間にじゅん、田中、そして澤部さんを描き上げたという。見どころは、なんといっても映画『不死身ラヴァーズ』の裏ストーリーとなっているところ。松居監督いわく「映画を見た後に見ると、より味わい深いものになっている」とのことで、じゅんと田中にどんなやり取りがあったのか、映画鑑賞前にも、そして鑑賞後に観返すことでも楽しむことができそうだ。『不死身ラヴァーズ』は5月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:不死身ラヴァーズ 2024年5月10日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会©️高木ユーナ/講談社
2024年04月21日高木ユーナの同名コミックを実写映画化した『不死身ラヴァーズ』の完成披露試写会が4月8日(月)、都内で行われ、主演を務める見上愛、共演する佐藤寛太と青木柚、松居大悟監督(『ちょっと思い出しただけ』)が出席した。主人公・長谷部りの(見上)は、幼い頃に出会った甲野じゅん(佐藤)を運命の相手だと信じ、中学生になると、後輩で陸上選手のじゅんに何度となく告白するが、ついに両思いになった瞬間、じゅんは忽然と消えてしまう。その後もじゅんは、高校の軽音楽部の先輩や、車椅子に乗った男性、バイト先の店主など別人となって何度も、りのの前に現れ、両思いになると消えるという不思議な現象を繰り返していく。松居監督は、原作との出合いから構想10年を経て、悲願の映画化を実現させ、「ようやく日の目を見るんだなと思っていますね。衝動的なものに対する憧れもあって、10年前の自分を追いかけながら作りましたし、今、こうしてここにいるキャストたちと出会えたから(作品が)生まれたんだとも思います」と感無量の面持ちだった。松居大悟監督主人公・りの役の見上にとって、本作は初の映画単独主演作となり、プレッシャーは「ありました」と即答。「初単独主演と銘打っていただいちゃって、それって一生(に一度しか)ない言葉じゃないですか?しかも、松居監督が『10年構想を温めた』みたいなことをおっしゃっていて、重いよと(笑)。私に背負いきれるのかなって思いました」と振り返り、「すごく不思議なパワーを持った作品。見終わった後、めちゃくちゃ元気になりましたし、作品が皆さんの生活に光を灯せれば」とアピールした。見上愛佐藤は、学生時代から松居監督の大ファンだといい、親交のある金子大地が松居作品に出演していると知り、自ら、松居監督のインスタグラムにDMで出演“逆オファー”の連絡を入れていたと告白。「いきなりは失礼かなと思いつつ、『送らなかったら後悔する』と思って送った」と熱い思いを語った。佐藤寛太DMを受け取った松居監督は、「3スクロール分くらいあったし、どうもコピペじゃないようで、ありがたかった」と佐藤の熱意に感服。さらに「自分の出演作を『このサブスクで見られます』と教えてくれた」と佐藤が熱心にプレゼンしたことも明かした。それだけに、当の佐藤は「本当にうれしかった。僕は今、幸せです!」と改めて、喜びを噛みしめていた。また、恋を諦めないヒロインにちなみ、「自分にとって、諦められないことは?」と問われると、佐藤は「ブラッド・ピットが好きで、ジムのトレーナーさんにも『ファイト・クラブ』の頃のブラッド・ピットの体に近づきたいと話している」と回答していた。取材・文・撮影:内田涼<作品情報>『不死身ラヴァーズ』5月10日(金) 公開公式サイト:
2024年04月08日松居大悟監督最新作『不死身ラヴァーズ』の新たな場面写真が公開された。高木ユーナによる同名漫画を原作とした『不死身ラヴァーズ』は、松居監督が10年以上にわたり温め続けてきた渾身のラブストーリー。主人公・長谷部りのを本作が初の映画単独主演となる見上愛、りのの運命の相手役・甲野じゅんを佐藤寛太が務める。このたび公開されたのは、りのが運命の相手だと信じるじゅんへ「好き!」という思いを伝えるシーンの数々。見上は今回演じた役柄について「自分だったらこんなにストレートに“好き”ということを伝え続けられないです」としつつ、「諦めずに伝えていくって、とても難しいことだと思うんですけれど、それを素直な気持ちで言っているところも素敵だなと思いました」と魅力を語っている。また役作りで大切にしたことについては「最初に原作を読んだ時に感じた、真っすぐな“好き”という気持ちの持つパワー」だったといい、「毎日じゅんにラブレターを渡すシーンは、衣装とメイクを変えながらどんどん“好きです”“好きです”と撮っていったんですが、そこでどのぐらい気持ちを重ねていくのか、好きという気持ちが増したり、逆にそのことを忘れられることが悲しくて落ち込んだりっていう変化をつけていきました」とこだわりのシーンも明かした。本作は原作の好きになる・なられる男女のふたりの関係性を入れ替えているが、「最初に原作を読んだ時に感じた真っすぐな“好き”という気持ちの持つパワーは、演じる時にも大事にしようと思いました」と語り、「中高生時代のりのが突っ走っていて、感情表現がオーバーな分、松居監督とも相談し、佐藤さんが演じるじゅんから受け取るものに対して、都度素直に反応して、傷つくところはちゃんと傷つく、ということを意識しました」と振り返った。さらに高木と一緒に初号試写を観終わった後、見上は高木から「本当に同じ時代に生まれてきてくださってありがとうございます」という言葉をかけられたという。「先生が原作を描かれたのは、10年前だったので、“その時だったら出演者の皆さんはきっとこの役にふさわしい年齢じゃなかったと思うから、今この時にやってくださってありがとう”と言っていただいたのが、すごく印象に残っていますし、今後もきっと忘れないと思います」と明かした。また台本の決定稿にも使用された、高木が描き下ろしたイラストも公開。りのがさまざまな場面で「甲野くん!」と想いを伝えるシーンが描かれている。<作品情報>『不死身ラヴァーズ』5月10日(金) 公開公式サイト:「不死身ラヴァーズ」製作委員会 (C)高木ユーナ/講談社
2024年03月17日松居大悟監督が10年以上に渡り温め続けてきた渾身のラブストーリーのタイトルが『不死身ラヴァーズ』となることが分かった。見上愛が主演し、相手役を佐藤寛太が務める。長谷部りの(見上愛)が“運命の相手”と信じて追いかけるのは、両想いになった瞬間、この世界から忽然と消えてしまう甲野じゅん(佐藤寛太)。2人は人生の中で何度も出会い、その度にりのは「好き」と伝え、両想いになり、じゅんが《消える》という出来事を繰り返していく。それでも諦めないりののどこまでも真っすぐな「好き」が起こす奇跡の結末とは…?構想10年、長きに渡り、「諦めることができなかった」と松居大悟監督を魅了した、高木ユーナ著の漫画「不死身ラヴァーズ」(講談社「別冊少年マガジン」所載)。連載時から「今までに読んだことがないジャンル」と漫画ファンの間でも話題になった原作を松居監督ならではの観客をあっと驚かせる映画の構成力で、切ない想いが交差する無防備な恋愛映画に仕上げた。初めて原作と出逢った時からずっと主人公の2人に強く惹かれていたという松居監督は、「完成した作品を観て、あぁやっと二人に出逢えたと思いました。今回、演じてくれた見上愛さん、佐藤寛太さんとの出逢いも含めて、これまでの時間は必要だったのかもしれません」と述懐し、ようやく製作できた喜びとともに「好きは無敵。諦めることなんてできなくて、この10年で積み上げてきたものをすべて捨てて挑みました」と作品への覚悟を覗かせる。一足先に本作を鑑賞した高木氏は「私以上に作品を愛してくださっている監督の不死身ラヴァーズ…最高にならないわけがなく、初鑑賞中はあまりの素晴らしさに自分の血が沸騰する音が聞こえました。映画でまたこうして甲野と長谷部、そして田中に会えて本当に幸せです」と感激のコメントを贈った。主人公・りのを演じるのは、本作が初の映画単独主演となる見上愛。Netflix「幽☆遊☆白書」(23)、大河ドラマ「光る君へ」(24)といった話題作へのオファーが続くだけでなく、キュートでファッショナブルなビジュアルも感度の高い若者からの注目を浴びている。見上愛松居監督が「この人が映画の中に存在してくれたら、自分の思っているところよりも遠くに行ける気がした」と惚れ込んだ見上さんは、本作では中学時代から大学時代までを溌溂と演じ、唯一無二の透明感とパワフルさを兼ね備えた存在感で観客を惹きつける。見上さんは「りのの真っ直ぐで屈託のない"好き"という気持ちが、目の前のじゅんくんに、そして観てくださる方々に伝わるように、がむしゃらに生き抜いた撮影期間でした。わたし自身も、りのというキャラクターやこの作品自体に救われた部分があります」と撮影時をふり返る。佐藤寛太りのの運命の相手・甲野じゅんを演じるのは、劇団EXILEに所属し、『HiGH&LOW』シリーズをはじめ、数々の作品でキャリアを積んだ佐藤寛太。近年では、『軍艦少年』(21)、『正欲』(23)での演技で俳優としての実力を確実なものとしている。さらに青木柚、前田敦子、神野三鈴らが脇を固める。脚本を手掛けるのは、テレビアニメ「スイートプリキュア♪」や「約束のネバーランド」、映画『海月姫』(14)、『長いお別れ』(19)などの大野敏哉。脚本を担当した映画『私の優しくない先輩』(10)が震えるぐらい好きだという松居監督たっての希望が叶った。「大野さんは、リアリズムではない方法で、軽やかで切なく、闇があるのに明るくて、なにより規範からはみ出るほど生き生きとした人物の愛情賛歌みたいなものを描く」と松居監督は語り、「本作で、りのは“今、じゅんが好きだ”という気持ちだけで突き進む。“ダサい”と言われるかもしれない姿を正面から描きたいと思って書き直した箇所は、この映画のラブストーリーとしての純度をより高めることになったのではないかと思います」と自信をのぞかせる。併せて解禁されたティザービジュアルでは、主人公・りのの弾ける笑顔が収められており、運命の相手・甲野じゅんへのまっすぐな想いが込められた「“好き”は無敵。」のキャッチコピーが添えられている。コメント全文見上愛/長谷川りの役ずっと観ていて、何度も心動かされた松居大悟監督の作品に出演することが出来て、とても光栄です。高校生時代、お休みの日はTSUTAYAで松居さんの作品を借りて1日中観ていました!当時の私が知ったら、気が動転して家中走り回っていたと思います(笑)りのの真っ直ぐで屈託のない"好き"という気持ちが、目の前のじゅんくんに、そして観てくださる方々に伝わるように、がむしゃらに生き抜いた撮影期間でした。そしてそのりのを、あたたかい座組の皆さんに見守って頂いた大切な日々でした。私自身も、りのというキャラクターやこの作品自体に救われた部分があります。ついつい、器用に上手に生きたくなってしまうけれど、不器用で下手くそでも一生懸命生きていれば万々歳だな、と。好きという気持ちは偉大だし、とんでもないエネルギーを秘めているんだな、と。なので、ハッピーな方はもちろん、ちょっと最近お疲れの方や、元気不足の方にも届いて欲しい作品です。是非、公開を楽しみにお待ちください!ちょっと最近お疲れの方や、元気不足の方にも届いて欲しい作品です。是非、公開を楽しみにお待ちください!佐藤寛太/甲野じゅん身体の底からエネルギーが漲って、全能感に脳が酔いしれる。目に映る全てが美しく、吸い込む空気は幸せに満ちていて、生きてることを全身で実感する。きっと恋に落ちることは魔法にかけられるということだ。笑うとパッと華が咲いたように輝く、長谷部さんのまっすぐな眼差しがとても素敵で、目が離せなくて。いつもどう接して良いか分からなくて、でも一緒にいたくて、居心地が良くて。松居さんがつくる世界が大好きだから、期待に応えたくて。友達のお兄ちゃんみたいに接しやすいけど、現場では淡々ともう一回って言うし、台本を読んでも分からなくて、現場になっても分からなくて、何が違うんだろ。大丈夫かな。なんて思いながらも一緒に仕事ができてるのが、嬉しくて、嬉しくて。理想と現実の果てしない差を生きる僕たちは、ものすごくダサくて、ありえないほどカッコ悪い。いつだって僕には、分からないことが分かっただけで、自分と相手との境界線でどこに線をひいたらいいのか、正解なんて来る日は無いのかもしれない。最後に全力疾走で会いたい人のもとへ向かったのはいつだろう。どこまで行っても初心者な僕たちは、みじめに失敗して傷ついて、悔やみきれなくて、それでも立ち上がるしかなくて。何度でも立ち上がるしかなくて。エンドロールが終わったとき、思い浮かんだ相手に駆け出したくなる。初めてこの作品を観た時、未だかつて無いほど恥ずかしくて、言葉が出ませんでした。僕はこれから先、この映画に救われつづけて何度も立ち上がる手がかりにしたいと思います松居大悟/監督・共同脚本10年近く暗がりにいたのは、このふたりに出会うためだったんだなと思います。この出会いが明るいところへ連れてってくれました。そして高木ユーナ先生、お待たせしてしまってすみません。"りの"と"じゅん"にようやく会えました。みんなも会ってほしいです。高木ユーナ/原作「不死身ラヴァーズを映画にしたい」松居監督にそう言われたのはもう10年以上前になります。それからずっと…連載が終わっても…松居監督は不死身ラヴァーズの事を大切に考えてくださってました。私以上に作品を愛してくださっている監督の不死身ラヴァーズ…最高にならないわけがなく、初鑑賞中はあまりの素晴らしさに自分の血が沸騰する音が聞こえました。10年の月日がかかりましたが、これはこの作品が見上さんと佐藤さんに出会うために必要な月日だったと思います。これ以上のキャスティングは本当にありません。また映画では原作と男女が逆転しています。元より私の描いた不死身ラヴァーズも性別に拘りはなく、甲野と長谷部が男女、女男、男男、女女、虫になろうが花になろうが魂が二人でさえあれば不死身ラヴァーズなので男女逆転は全く違和感ありませんでした。この映画でまたこうして甲野と長谷部、そして田中に会えて本当に幸せです。『不死身ラヴァーズ』は5月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月03日5月10日(金) より全国公開される松居大悟監督最新作のタイトルが『不死身ラヴァーズ』に決定。併せて本作で見上愛が映画単独初主演を飾り、主人公が想いを寄せる相手役を佐藤寛太が務めることが発表された。構想10年の長きにわたり「諦めることができなかった」と松居監督を魅了した、高木ユーナによる同名漫画を映画化した本作。初めて原作を読んだ時からずっと主人公のふたりに強く惹かれていたという松居監督は、「完成した作品を観て、あぁやっとふたりに出逢えたと思いました。今回、演じてくれた見上愛さん、佐藤寛太さんとの出逢いも含めて、これまでの時間は必要だったのかもしれません」と述懐し、ようやく製作できた喜びとともに「好きは無敵。諦めることなんてできなくて、この10年で積み上げてきたものをすべて捨てて挑みました」と作品への覚悟を語っている。本作で見上が演じるのは、両想いになった瞬間にこの世界から忽然と消えてしまう甲野じゅん(佐藤)を運命の相手と信じて止まない主人公・長谷部りの。中学時代から大学時代までを演じた彼女は「りのの真っ直ぐで屈託のない"好き"という気持ちが、目の前のじゅんくんに、そして観てくださる方々に伝わるように、がむしゃらに生き抜いた撮影期間でした。わたし自身も、りのというキャラクターやこの作品自体に救われた部分があります」と撮影時を振り返った。また見上、佐藤のほかに青木柚、前田敦子、神野三鈴らがキャストとして名を連ねた。脚本を手がけるのは、テレビアニメ『スイートプリキュア♪』や『約束のネバーランド』、映画『海月姫』『長いお別れ』などの大野敏哉。大野が脚本を担当した映画『私の優しくない先輩』が震えるぐらい好きだという松居監督は大野について「大野さんは、リアリズムではない方法で、軽やかで切なく、闇があるのに明るくて、なにより規範からはみ出るほど生き生きとした人物の愛情賛歌みたいなものを描く」とコメント。加えて「本作で、りのは“今、じゅんが好きだ”という気持ちだけで突き進む。“ダサい”と言われるかもしれない姿を正面から描きたいと思って書き直した箇所は、この映画のラブストーリーとしての純度をより高めることになったのではないかと思います」と自信をのぞかせている。■見上愛 コメントずっと観ていて、何度も心動かされた松居大悟監督の作品に出演することが出来て、とても光栄です。高校生時代、お休みの日はTSUTAYAで松居さんの作品を借りて1日中観ていました!当時の私が知ったら、気が動転して家中走り回っていたと思います(笑)。りのの真っ直ぐで屈託のない“好き”という気持ちが、目の前のじゅんくんに、そして観てくださる方々に伝わるように、がむしゃらに生き抜いた撮影期間でした。そしてそのりのを、あたたかい座組の皆さんに見守って頂いた大切な日々でした。私自身も、りのというキャラクターやこの作品自体に救われた部分があります。ついつい、器用に上手に生きたくなってしまうけれど、不器用で下手くそでも一生懸命生きていれば万々歳だな、と。好きという気持ちは偉大だし、とんでもないエネルギーを秘めているんだな、と。なので、ハッピーな方はもちろん、ちょっと最近お疲れの方や、元気不足の方にも届いて欲しい作品です。是非、公開を楽しみにお待ちください!■佐藤寛太 コメント身体の底からエネルギーが漲って、全能感に脳が酔いしれる。目に映る全てが美しく、吸い込む空気は幸せに満ちていて、生きてることを全身で実感する。きっと恋に落ちることは魔法にかけられるということだ。笑うとパッと華が咲いたように輝く、長谷部さんのまっすぐな眼差しがとても素敵で、目が離せなくて。いつもどう接して良いか分からなくて、でも一緒にいたくて、居心地が良くて。松居さんがつくる世界が大好きだから、期待に応えたくて。友だちのお兄ちゃんみたいに接しやすいけど、現場では淡々ともう一回って言うし、台本を読んでも分からなくて、現場になっても分からなくて、何が違うんだろ。大丈夫かな。なんて思いながらも一緒に仕事ができてるのが、嬉しくて、嬉しくて。理想と現実の果てしない差を生きる僕たちは、ものすごくダサくて、ありえないほどカッコ悪い。いつだって僕には、分からないことが分かっただけで、自分と相手との境界線でどこに線をひいたらいいのか、正解なんて来る日は無いのかもしれない。最後に全力疾走で会いたい人のもとへ向かったのはいつだろう。どこまで行っても初心者な僕たちは、みじめに失敗して傷ついて、悔やみきれなくて、それでも立ち上がるしかなくて。何度でも立ち上がるしかなくて。エンドロールが終わったとき、思い浮かんだ相手に駆け出したくなる。初めてこの作品を観た時、未だかつて無いほど恥ずかしくて、言葉が出ませんでした。僕はこれから先、この映画に救われつづけて何度も立ち上がる手がかりにしたいと思います。■松居大悟(監督・共同脚本)10年近く暗がりにいたのは、このふたりに出会うためだったんだなと思います。この出会いが明るいところへ連れてってくれました。そして高木ユーナ先生、お待たせしてしまってすみません。“りの”と“じゅん”にようやく会えました。みんなも会ってほしいです。■高木ユーナ(原作)コメント「不死身ラヴァーズを映画にしたい」松居監督にそう言われたのはもう10年以上前になります。それからずっと……連載が終わっても……松居監督は不死身ラヴァーズの事を大切に考えてくださってました。私以上に作品を愛してくださっている監督の不死身ラヴァーズ……最高にならないわけがなく、初鑑賞中はあまりの素晴らしさに自分の血が沸騰する音が聞こえました。10年の月日がかかりましたが、これはこの作品が見上さんと佐藤さんに出会うために必要な月日だったと思います。これ以上のキャスティングは本当にありません。また映画では原作と男女が逆転しています。元より私の描いた不死身ラヴァーズも性別に拘りはなく、甲野と長谷部が男女、女男、男男、女女、虫になろうが花になろうが魂がふたりでさえあれば不死身ラヴァーズなので男女逆転は全く違和感ありませんでした。この映画でまたこうして甲野と長谷部、そして田中に会えて本当に幸せです。<作品情報>『不死身ラヴァーズ』5月10日(金) 公開公式サイト:「不死身ラヴァーズ」製作委員会 (C)高木ユーナ/講談社
2024年02月03日松居大悟が監督を務める映画『不死⾝ラヴァーズ』が、2024年5月10日(金)より、テアトル新宿ほかにて全国公開される。主演は⾒上愛。松居大悟が10年温め続けたラブストーリー、原作は⾼⽊ユーナ東京国際映画際にて観客賞を受賞した映画『ちょっと思い出しただけ』を手掛けた松居大悟監督による映画『不死⾝ラヴァーズ』が公開へ。⾼⽊ユーナの同名漫画『不死⾝ラヴァーズ』が原作となっており、物語に魅了された松居大悟自身が10年ものあいだ、何度も企画の提案をし続けてきたという待望のラブストーリーだ。松居自身が「初めて原作と出逢った時からずっと主⼈公の⼆⼈に強く惹かれていた」と明かしている。漫画連載時から「今までに読んだことがないジャンル」とファンの間で話題になった『不死⾝ラヴァーズ』が、観客をあっと驚かせるような松居⼤悟ならではの構成力で映像化。カッコ悪くても「好き」を真っすぐに伝える純粋なエネルギーが胸を打つ、“無防備な恋愛映画”に仕上げている。主人公・りの役は⾒上愛、運命の相⼿役に佐藤寛太主⼈公・りのを唯⼀無⼆の透明感とパワフルさをもって演じるのは、Netflix『幽☆遊☆⽩書』、⼤河ドラマ『光る君へ』といった話題作にも出演する⾒上愛。映画単独主演を果たすのは、今回が初となる。また、りのの“運命の相⼿”役は劇団EXILEに所属し『HiGH&LOW』シリーズや『正欲』にも出演している佐藤寛太が演じる。主人公・⻑⾕部りの…⾒上愛“今、じゅんが好きだ”という気持ちだけで突き進む物語の主人公。じゅんと両想いになった瞬間にじゅんは消えてしまうが、それでもあきらめずにじゅんに「好き」だと伝える。甲野じゅん…佐藤寛太りのの運命の相⼿。しかし、りのと両想いになった瞬間にこの世界から消えてしまう。消えるたびに別人になり、時には高校の軽音学部の先輩として、車椅子に乗った男性として、バイト先の店主として、りのの前に姿を現す。花森叶美…前田敦子じゅんの母親…神野三鈴脚本は⼤野敏哉映画『不死⾝ラヴァーズ』の脚本を⼿掛けるのは、テレビアニメ「スイートプリキュア♪」や「約束のネバーランド」、映画『海⽉姫』、『⻑いお別れ』といった作品を手掛けてきた⼤野敏哉。⼤野が脚本を担当した映画『私の優しくない先輩』が震えるぐらい好きだという松居⼤悟たっての希望が叶った形でのタッグとなる。映画『不死⾝ラヴァーズ』あらすじ⻑⾕部りのが“運命の相⼿”と信じて追いかけるのは、両想いになった瞬間、この世界から忽然と消えてしてしまう甲野じゅん。⼆⼈は⼈⽣の中で何度も出会い、その度にりのは「好き」と伝え、両想いになり、じゅんが《消える》という出来事を繰り返していく。それでも諦めないりののどこまでも真っすぐな「好き」が起こす奇跡の結末とは。【作品詳細】映画『不死⾝ラヴァーズ』公開日:2024年5月10日(金)原作:⾼⽊ユーナ『不死⾝ラヴァーズ』(講談社「別冊少年マガジン」所載)監督:松居大悟脚本:⼤野敏哉、松居⼤悟出演:⾒上愛、佐藤寛太、落合モトキ、⼤関れいか、平井珠⽣、⽶良まさひろ、本折最強さとし、岩本晟夢、アダム、⻘⽊柚、前⽥敦⼦、神野三鈴
2024年01月08日松居大悟監督の最新作が5月10日(金)より全国公開されることが決定。タイトル・出演者・原作は未発表だが、ファーストルックが解禁された。さらに松居大悟監督からのコメントも到着した。松居大悟監督といえば、『くれなずめ』や『アイスと雨音』、『私たちのハァハァ』等、独自の視点で数々の青春を描き、若者の圧倒的な支持を得てきた。2022年に公開された『ちょっと思い出しただけ』では、男女のほろ苦い恋愛模様が多くの観客の共感と反響を呼び、大ヒットを記録。本作で、ファンタジア国際映画祭2022で部門最高賞となる批評家協会賞、東京国際映画際にて観客賞とスペシャルメンションを受賞し、近年では恋愛映画の名手としても頭角を現した。そんな、松居大悟監督が秘かに温め続けてきた10年越しのラブストーリーが、満を持して、映画化されることが決定。松居監督は、「通らなかった企画は、パソコンのデスクトップの“墓場”というフォルダに入れているのですが、この作品の台本だけはずっと“墓場”に入れられずにいたんです」と語り、諦め切れずに度々、企画の提案をし続けてきたという。初めて原作と出逢った時からずっと主人公の2人に強く惹かれていたとも明かしており、「完成した作品を観て、あぁやっと二人に出逢えたと思いました。今回、演じてくれた二人の役者さんとの出逢いも含めて、これまでの時間は必要だったのかもしれません」と述べ、ようやく製作できた喜びと共に「好きは無敵。諦めることなんてできなくて、この10年で積み上げてきたものをすべて捨てて挑みました」と作品への覚悟を語る。併せて解禁されたファーストルックは、「好きという気持ちを否定しないでほしい――」という言葉と、深夜、階段の踊り場で肩を寄せ合う主人公2人の後ろ姿が収められており、2人がどんな恋愛模様を繰り広げるのか期待が高まる。原作や物語、キャストの詳細は近日改めて発表とのこと。続報を待ちたい。松居大悟監督 コメント全文諦めればいいのに諦めることなんてできなくて、この10年で積み上げてきたものをすべて捨てて挑みました。好きは無敵。無防備な恋愛映画です。松居大悟監督の最新作は2024年5月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年01月05日松居大悟監督の最新作が、2024年5月10日(金) にテアトル新宿ほかで全国公開されることが決定した。松居監督は『くれなずめ』『アイスと雨音』『私たちのハァハァ』など、独自の視点で数々の青春を描き、若者の支持を得てきた。2022年に公開された『ちょっと思い出しただけ』では、男女のほろ苦い恋愛模様が多くの観客の共感と反響を呼び、ヒットを記録。ファンタジア国際映画祭2022で部門最高賞となる批評家協会賞、東京国際映画祭にて観客賞とスペシャルメンションを受賞した。そんな松居監督の最新作で描かれるのは、彼が10年以上にわたり温め続けてきた渾身のラブストーリー。「通らなかった企画は、パソコンのデスクトップの“墓場”というフォルダに入れているのですが、この作品の台本だけはずっと“墓場”に入れられずにいたんです」と語り、諦め切れずに度々企画の提案をし続けてきたという。また初めて原作と出逢った時からずっと主人公のふたりに強く惹かれていたとも明かしており、「完成した作品を観て、あぁやっとふたりに出逢えたと思いました。今回、演じてくれたふたりの役者さんとの出逢いも含めて、これまでの時間は必要だったのかもしれません」と述べ、ようやく製作できた喜びとともに「好きは無敵。諦めることなんてできなくて、この10年で積み上げてきたものをすべて捨てて挑みました」と作品への覚悟を語った。併せて公開されたファーストルックは、「好きという気持ちを否定しないでほしい――」という言葉と、深夜、階段の踊り場で肩を寄せ合う主人公ふたりの後ろ姿が収められている。原作や物語、キャストの詳細は後日改めて発表となる。■松居大悟監督 コメント全文諦めればいいのに諦めることなんてできなくて、この10年で積み上げてきたものをすべて捨てて挑みました。好きは無敵。無防備な恋愛映画です。<作品情報>松居大悟監督 最新作2024年5月10日(金) 公開※詳細は後日発表
2024年01月05日福永朱梨、金子大地共演の松居大悟監督作『手』がロッテルダム国際映画祭に正式出品されることが決定した。本作は、ロマンポルノ50周年記念プロジェクト「ROMAN PORNO NOW」第1弾の作品。正式出品されることが決定したのは、2023年1月25日~2月5日(現地時間)にかけてオランダで開催される第52回ロッテルダム国際映画祭・ハーバー部門。ロッテルダム国際映画祭は、新人監督の登竜門的な存在として多くの若手映像作家の作品を紹介しており、毎年約600作品が上映され、来場者数は30万人を超えるヨーロッパでは重要な国際映画祭のひとつ。また、ハーバー部門は、映画祭の中でも最新で最大のプログラムで、世界から集まる幅広い現代映画を紹介する極上のセクションとなる。今年は、『バトルクライ』(21)、『土竜の唄 FINAL』(21)が同部門に出品された。松居監督作品のロッテルダム国際映画祭への出品は、『アズミ・ハルコは行方不明』(16)以来、2度目の出品となる。映画祭の出品にあたり松居監督は、「日活ロマンポルノは、ロッテルダムの芸術溢れる町にどう伝わるのか。『手』は、オランダの皆様の心を撫でることはできるのか。楽しみにしています!」、主演を務めた福永朱梨は「『手』を一緒に作りあげたスタッフ、キャスト、映画を観て応援してくれているみなさんと万歳したい気持ちです!」と喜びのコメントを寄せた。ヒューマントラストシネマ渋谷にて6週にわたりロングランとなった本作。さらに、12月には池袋シネマ・ロサにて、「ROMAN PORNO NOW」3作品(『手』12/9~12/15、『愛してる!』12/16~12/22、『百合の雨音』12/23~12/29)の上映も決定している。松居大悟監督松居大悟監督コメント全文嬉しいです。『手』海外初上映であることはもちろん、ロッテルダムに届けられるなんて。ロッテルダム国際映画祭は『アズミ・ハルコは行方不明』以来2回目の出品になります。日活ロマンポルノは、ロッテルダムの芸術溢れる町にどう伝わるのか。『手』は、オランダの皆様の心を撫でることはできるのか。楽しみにしています!福永朱梨コメント全文ロッテルダム国際映画祭で上映されること、とても嬉しいです!『手』を一緒に作りあげたスタッフ、キャスト、映画を観て応援してくれているみなさんと万歳したい気持ちです!遠く離れた地の上映でどんな反応があるかドキドキしますが、国も性別も年齢も飛び越えてたくさんの人にこの映画が愛されることを願っています。フェリシア・マローニ/ロッテルダム国際映画祭コメント全文本作は、女性の自己認識をウィットに富んだ観察をし、感情的で官能的に誘惑や性体験の喜びを描いている。同時にさわ子は、頼もしく守ってくれる存在や相談相手という役割の裏に隠れたおじさんたちの内面のもろさを見いだし、興味深くも友好的な視点で伝えている。しかし学ぶ機会を得ながらも彼女は、彼らを哀れむわけでも軽視するわけでもなく、かわいい年下の女の子としての役割も担うこともない。繊細な表現で『手』は、目に見える以上のものを隠しつつ、女性たちの体や前進するための選択を代弁するかのようにパワフルな女性キャラクターを届けている。『手』は全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:手 2022年9月16日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開©2022 日活
2022年11月10日松居大悟率いるゴジゲンの第18回公演『かえりにち』が2022年4月20日(水)からザ・スズナリほかで開幕する。ゴジゲンは2008年に慶應義塾大学演劇サークル“創像工房 in front of.”内で結成。年2~3回の上演を精力的に行っていたが、11年『極めてやわらかい道』の後、3年間の活動休止。14年『ごきげんさマイポレンド』より活動再開し、17年に初の3都市公演『くれなずめ』で2000人以上を動員。21年に『くれなずめ』は映画化もされた。今回の『かえりにち』では、劇団員以外に神谷大輔と結城洋平をキャストに迎え、東京、北九州、京都公演を実施する。「何も起きない物語を作ろうと思って。最初に劇団を始めた頃は『見た人の人生を変えてやろう』と刺すように作品を作っていたんですが、長く続けていると、作った作品の飛距離がだんだん見えてきて。今は、現実の世の中の方が殺伐としているし、嘘みたいなことが起きているじゃないですか。だったら、劇の中ぐらいは何も起きなくていいんじゃないかと思ったんです」と松居は言う。「とはいえ、何も起きない物語を生み出すのは結構大変なんですけど(笑)。舞台を観た日の帰り道もそうですし、観た日以降の帰り道が愛おしくなる。そんな舞台になれば」結城は、主宰の松居と10年ほど前にワークショップをきっかけに知り合ったというが、今回がゴジゲン本公演の出演は初めて。結城は、松居が「結城くんの人間性を表すというより、こんな結城くんを見てみたいという願望を込めて書いた」という強い哲学を感じるような野々宮役を演じる。「僕のことを考えて書いてくれているからだと思うのですが、やっていてすごく楽しいです。それに、ただのファンみたいなこと言いますが(笑)、ゴジゲンの人たちが松居さんの本を最初に読む場面を一番近いところで見られる/聞けるというのは贅沢ですよね」と本当に楽しそう。舞台以外にも、NHK Eテレの『おかあさんといっしょ』の人形劇『ファンターネ!』の原案・作を劇団員の目次立樹とともに手掛けたり、映画『ちょっと思い出しただけ』の監督・脚本を担当したりと幅広い活躍を見せている。が、やはりゴジゲンという劇団に対する思い入れは特別なようで、「僕にとっては拠点だし、新しいことに挑戦できる大切な場所」(松居)。どんな舞台になるのか、開幕が待ち遠しい。東京公演は4月29日(金・祝)まで。北九州公演は5月2日(月)~4日(水・祝)、北九州芸術劇場小劇場。京都公演は5月7日(土)〜10日(火)、THEATRE E9 KYOTO。チケット発売中。取材・文:五月女菜穂
2022年04月19日「松居一代です。冗談です(笑)松居一代さんに親しみを持っていたので、親しみを込めて冗談を言わせてもらいました」こう切り出したのは、フリーアナウンサーの小林麻耶(42)。3月21日に元夫の國光吟氏(38)のYouTubeチャンネルに登場し、妹の麻央さん(享年34)の夫である市川海老蔵(44)について猛批判したのだ。麻耶と國光氏といえば、3月10日に離婚を発表したばかり。しかし、過去の出来事をめぐる“暴露”を綴った海老蔵のブログが麻耶の怒りに火をつけたようだ。麻耶によると國光氏と離婚したのは昨年4月。当時、國光氏と海老蔵から「離婚は発表しなくて良い」とのアドバイスを受けたため、その通りに従ったという。一方で海老蔵はその半年後の同年10月29日に、「おかえり、」と題するブログを投稿。麗禾ちゃん(10)と勸玄くん(8)を交えて、麻耶と久しぶりに再会したことを綴っていた。ところが麻耶は、このことについて「離婚したことを示唆するようなブログで、その時初めて(私が)姪と甥に会ったかのようなブログでした」と批判。そして、こう続けた。「離婚を発表しなくていいんじゃないかとアドバイス頂いていましたし、(これまでも)姪と甥と会っていたので、初めて会ったわけじゃないんだけどな、と。何でこういうブログを書くんだろうって思いました」そして「歌舞伎関係者の方から聞きました」として、「女性遊びをカモフラージュするためだと。(中略)海老蔵さん、週刊誌に女性と撮られています」と主張。「女性遊びをカモフラージュするために、私に何も断りもなくものすごく大きなプライベートを勝手にブログに上げました」と怒りを露わにした。海老蔵を応援する人たちからは心ない言葉を投げかけられたこともあったが、離婚したことや麗禾ちゃんと勸玄くんと会っていたことは黙っていたという麻耶。その理由は、「姪と甥を愛している」ためだと訴えた。■思いも寄らない海老蔵の言動を暴露……その後、麻耶の“告発”はさらにヒートアップ。海老蔵に対する怒りは麻央さんをめぐる話題にまでさかのぼり、せきを切ったようにこう語り出したのだ。「妹が亡くなった日に、海老蔵さんは父に向かってこう言いました。『こんなに高いマンションを借りたばっかりなのに』って。父は絶句していました。私も絶句しました」「病院に看病ではないですね。いらっしゃった時も最初は、1秒2秒3秒4秒5秒、5秒いるのが精一杯でしたよね。『え、何すればいいの?ちょっと居られないんだけど。帰るわ』って言って、5秒で帰っていきましたよね」「ものすっごく苦しくて大変な時に競馬新聞を病室で開き、競馬を見ながら楽しんでいましたよね。私と母と父の前で」目に涙を溜めた麻耶は、「私は仕事を休養し、妹の闘病を支えてきました。(姪と甥の)幼稚園の送り迎えもやりました。習い事の送り迎えもやりました」と発言。涙を拭いながら、「ものすごく愛しています。姪と甥を」と繰り返した。続けて、「妹からも相談を受けていました」と切り出した麻耶。「苦しいよ、苦しいよ、死にたいよって。離婚したいよ、って相談を受けていました」と明かしたのだった。■「子ども達が悲しむような結末になりませんように」海老蔵を辛辣に批判した麻耶。動画の告発内容の真偽はまだ定かになっていないが、子供たちを大切に思う気持ちは父である海老蔵も同じだという。子供たちの成長を鑑みて、麻耶との家族関係の修復を試みていたようだ。「海老蔵さんは麗禾ちゃんが成長するにつれ、『自分は男だからどうしても入り込めない部分がある……』と悩んでいたそうです。一方で麻耶さんは子供たちの世話をしていたこともあり、特に麗禾ちゃんは祖母の希実子さんよりも麻耶さんに懐いているそうです。麗禾ちゃんが昨秋の連ドラ『二月の勝者』(日本テレビ系)に出演した際も、麻耶さんはエールを送っていました」(歌舞伎関係者)動画を通じて何度も「姪と甥を愛しているんです」と“叔母の思い”を強調していた麻耶。しかし海老蔵に対する“告発”に、ネット上では子供たちへの影響を心配する声が上がっている。《姪っ子、甥っ子、大切な気持ち伝わってきます。大切なのは当然ですよね。色々我慢していたんだろーなと思います。でもこうすることで大切な人たちが傷つくこともあります。なんとも言えない気持ちです》《なんでこれを公にしたのか。 第三者交えて当人同士で話せば良くない? これをされて一番辛くて困るのは子供達だけど大丈夫そ? 姪と甥だいじならしちゃいけないよね。 この人も辛いだろうが、一番つらいのは子供ね》《「甥と姪を愛している」のならこれはやってはいけない 母親を亡くした子供達にはたった1人の親、真偽は関係なく大人の問題で巻き込むべきではない》《ただひとつ。子ども達が悲しむような結末になりませんように》
2022年03月23日クリープハイプのボーカル&ギター尾崎世界観が、池松壮亮、松居大悟とともに2月13日の7時より放送されるフジテレビ『ボクらの時代』に出演する。3人は、尾崎の原案をもとに制作された2013年公開の映画『自分の事ばかりで情けなくなるよ』で初共演。その後、2015年に公開された松居大悟監督の映画『私たちのハァハァ』でもコラボレーションしている。今回、クリープハイプの楽曲「ナイトオンザプラネット」をもとに松居大悟が脚本を書き上げ、2月11日に全国公開となる映画『ちょっと思い出しただけ』がきっかけとなり、20代をともに過ごした3人が約7年ぶりに再集結。当時、よく3人で「いつか『ボクらの時代』に出演したい」と話していたという彼らの夢が約10年の時を経て実現した。尾崎世界観<番組情報>フジテレビ系『ボクらの時代』2022年2月13日(日) 7:00〜出演:尾崎世界観 / 池松壮亮 / 松居大悟<作品情報>『ちょっと思い出しただけ』2022年2月11日(金) 全国公開監督・脚本:松居大悟出演:池松壮亮 / 伊藤沙莉 / 河合優実 / 尾崎世界観 / 屋敷裕政(ニューヨーク)/ 大関れいか / 國村隼(友情出演)/ 永瀬正敏主題歌:クリープハイプ「ナイトオンザプラネット」公式サイト:公式Twitter:公式Instagram:<リリース情報>クリープハイプ ニューアルバム『夜にしがみついて、朝で溶かして』発売中クリープハイプ『夜にしがみついて、朝で溶かして』ジャケット●特装盤(完全受注生産):7,700円(税込)【仕様】・特装盤特別仕様・ゴムバンド(アメゴム)・歌詞集 (『ことばのおべんきょう』限定特別仕様 512P / 120曲収録)・CD(全15曲収録)●初回限定盤:6,600円(税込)【仕様】・初回限定盤特別仕様+ブックレット48P・Blu-ray(『クリープハイプの日 2021(仮)』ライブ映像を全編収録)・CD(全15曲収録)●通常盤:3,300円(税込)【仕様】・ジュエルケール+ブックレット24P・CD(全15曲収録)※各形態初回プレス分:2022年全国ホールツアー チケット先行予約シリアルナンバー封入【CD収録曲】01. 料理02. ポリコ03. 二人の間04. 四季05. 愛す06. しょうもな07. 一生に一度愛してるよ08. ニガツノナミダ09. ナイトオンザプラネット10. しらす11. なんか出てきちゃってる12. キケンナアソビ13. モノマネ14. 幽霊失格15. こんなに悲しいのに腹が鳴る【Blu-ray収録内容】※初回限定盤のみ■『クリープハイプの日 2021 (仮)』キケンナアソビ月の逆襲一生のお願い君の部屋バブル、弾けるリグレット週刊誌喋る四季僕は君の答えになりたいなベランダの外陽大丈夫ねがいり百八円の恋社会の窓と同じ構成寝癖しょうもなナイトオンザプラネットさっきはごめんね、ありがとう蜂蜜と風呂場ex ダーリンイノチミジカシコイセヨオトメ■『クリープハイプの日 2021 (仮)』ドキュメント『夜にしがみついて、朝で溶かして』予約URL:<ツアー情報>クリープハイプ 2022年 全国ホールツアー4月16日(土) 金沢市文化ホール4月20日(水) ロームシアター京都4月24日(日) 富士市文化センター ロゼシアター4月28日(木) 東京ガーデンシアター4月30日(土) 北九州ソレイユホール5月01日(日) 岡山市民会館5月08日(日) 栃木県総合文化センター5月13日(金) 名古屋日本特殊陶業市民会館フォレストホール5月17日(火) 中野サンプラザホール5月18日(水) 中野サンプラザホール5月20日(金) 東京エレクトロンホール宮城5月22日(日) 北海道カナモトホール(札幌市民ホール)5月25日(水) 大阪フェスティバルホール5月26日(木) 大阪フェスティバルホールチケット料金:全席指定6,800円(税込)ツアー詳細ページ:関連リンククリープハイプ 公式サイトクリープハイプ YouTubeチャンネルクリープハイプ Twitterクリープハイプ Facebookクリープハイプ Instagramクリープハイプ LINE
2022年02月06日池松壮亮と伊藤沙莉が共演する、松居大悟監督のオリジナルラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』が、「第34回東京国際映画祭」コンペティション部門の観客賞を受賞したことが分かった。併せて、公開日も来年2月11日(金・祝)に決定した。怪我でダンサーの道を諦めた照生(池松さん)と、タクシードライバーの葉(伊藤さん)。2人を中心に、関わる登場人物たちとの会話を通じて、都会の夜に無数に輝く人生たちの機微を、繊細かつユーモラスに映し出す本作。今回本作が出品されていた「東京国際映画祭」は、今年で34回目を迎えた、日本で唯一の国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭。10月30日より10日間開催され、本日が最終日。本作は観客賞のほか、審査員からスペシャルメンションが授与された(特別表彰)。本作を手掛けた松居監督は、この度の受賞に「4回目の参加で、初めて両手に重さを感じているのがすごく嬉しいなと思います」と喜びのコメントを寄せる。また「『ちょっと思い出しただけ』という作品は、この2年くらいの世界中の苦しい時間だったり、悔しい時間だったりっていうものが“ただ悲しいってこと、嫌なことだったり”ではなく、“人と会える瞬間の嬉しさ、鮮やかさ”が愛しく思えるように、過去と今を等しく抱きしめられるように作りました」と作品への思いを明かし、「映画に関わった皆さん、ありがとうございます。東京映画祭スタッフの皆様、ボランティアの皆様にも敬意を評します。これからも映画を作ります。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。『ちょっと思い出しただけ』は2022年2月11日(金・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ちょっと思い出しただけ 2022年2月11日より全国にて公開(C)2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会
2021年11月08日池松壮亮、伊藤沙莉がW主演、松居大悟監督・脚本の『ちょっと思い出しただけ』が、第34回目を迎える東京国際映画祭(TIFF)コンペティション部門にてプレミア上映。松居監督とキャストの河合優実が舞台挨拶を行う中、池松さんがサプライズで駆けつけ、「ちょっとお祝いしに来ただけ」と松居監督の誕生日を祝福した。日本で唯一の国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭であり、今年はメイン会場を六本木ヒルズから日比谷・有楽町・銀座地区に移動して開催されている東京国際映画祭。この日、上映前に行われた舞台挨拶では、まず池松さん演じる照生に密かに想いを寄せる泉美役の河合さんと松居大悟監督が登壇。冒頭で「本日は東京国際映画祭『ちょっと思い出しただけ』ワールドプレミアにお越しいただきありがとうございます。今日お誕生日なんですけど…」と松居監督が自ら明かすと、会場からは一斉にお祝いの拍手が贈られ、照れ笑い。「映画の誕生もそうですし、本作は誕生日にまつわる映画になっているような気がするので、その日を初日にしてくださってありがたいなと思っております」と挨拶した。松居監督作品初参加の河合さんは、現場での監督の印象について「一番印象的だったのが松居組の皆さんがとても楽しそうな撮影現場だったので、松居監督自身が映画作りを楽しんでいる人なんだろうなとすごく感じました」と現場の様子を述懐。続けて、この日誕生日を迎えた松居監督にも花束を贈呈した。改めて監督は、そんな河合さんの存在について「あんまり一緒にしたことがないタイプの雰囲気というか、台本で想像していた演技とはまったく違う雰囲気をしていて、それがだんだん生き生きとしていくという意味ですごく追い抜かれていったし、足首をつかみながら、泉美役を演じられていた気がします。面白かったです」と明かす。それを聞いた河合さんは「想像していた泉美と違う形になって不安もあったのかなと思うんですけど、周りのキャストの人たちに泉美として成長させられながら、一人の役になっていく感覚だったので、分からないようですごく今の言葉は理解できました」と納得の様子。「池松君とは10年位の付き合い」さらに、本作を製作する上でキーとなったのがW主演を務めた池松さんと伊藤さんのキャスティング。松居監督は「池松君とは10年位の付き合いで、映画やドラマ、舞台など色んな作品を一緒にしていて。今回主題歌・音楽が『クリープハイプ』なんですけど尾崎(世界観)君と池松君と僕が割と20代の頃に何か新しいものを作ろうとやっていて、ちょっと息切れして離れ離れになったんですけど、今回勝負がしたくて池松君にお願いして、そういった時に『なんか太陽みたいな人がいたらいいな』と思って伊藤さんにお願いしました」と、キャスティングの理由について明かす場面も。撮影は今年の夏に行われ、非常に短いスパンでの完成となったが「TIFF(東京国際映画祭)にどうしても出したくて、頑張りました(笑)」と語る松居監督。本作は松居監督作品としてTIFFでは4作品目、コンペでは2作品目の作品となるが「海外の作品と一緒に並んで上映されるコンペティションで、文化の違いや生活習慣の違いなどそういうものも含めて企画したりしてもらえる、理解し合えるという所が嬉しいですし、どういう風に海外から見られるんだろう、どういう感想が聞けるんだろうと楽しみです」とコメント。「ちょうどこの2年くらい世界で共通する流行り病があって、それぞれの感覚があると思っていて…日本や東京にいる僕らの見ている景色ってありますけど、頑張っていこうよという映画になったらいいなというのもあったので、コンペというのは意味があるなと思いました」と打ち明けた。さらに、ここで誕生日を迎えた松居監督にサプライズで主演の池松さんがケーキを運びながら登場!「愛する松居大悟監督、おめでとうございます」と愛あるメッセージを贈ると、松居監督も「胸がいっぱいですね。嬉しいです。親が今日生んでくれてありがたいなという親への感謝もありますし、東京国際映画祭が11月2日に上映してくれたからとか、なんか混乱しています(笑)」と感無量の表情を見せていた。『ちょっと思い出しただけ』は2022年早春、公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ちょっと思い出しただけ 2022年早春、全国にて公開予定(C)2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会
2021年11月03日イギリスの劇作家サイモン・スティーヴンス作、劇団ゴジゲン主宰の松居大悟演出の舞台『Birdland』の主演を上田竜也が務めることが決定した。本作は、日本でも2014年に上演された『夜中に犬に起こった奇妙な事件』でオリヴィエ賞・トニー賞を受賞した英国を代表する作家、サイモン・スティーヴンスによる戯曲で、2014年にキャリー・クラックネルの演出により、イギリス・ロイヤルコート劇場で世界初演された作品。世界的な人気の絶頂にあるロックスターの世界ツアー最後の一週間、ツアーが終わりに近づくにつれ、彼は精神が不安定になっていく。富や名声によって変えられ、観衆に“スター”として消費されていく一人のロックスターの物語が紡がれる。演出は、劇団「ゴジゲン」主宰で作・演出・出演をこなし、近年は公開中の映画『くれなずめ』やドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズを手掛け、ジャンルや枠に捉われない表現を続ける松居大悟が手掛ける。PARCO劇場での上演はもとより、松居大悟がパルコ・プロデュース作品を演出するのも本作が初となる。主演は、近年、ホフェッシュ・シェクター率いる世界的ダンスカンパニーの『ポリティカル・マザーザ・コレオグラファーズ・カット』日本初演や、21年続く大人気ミュージカル『Endless SHOCK』への出演など、ジャンルの枠を超えた活躍が続く上田竜也。世界的な人気の絶頂にあるロックスター・ポール役に挑む。共演は、幼少期から役者として活躍し、今なお新たな魅力を発信し続ける実力派女優の安達祐実、優れた身体能力と演技力で舞台、映像で活躍する玉置玲央、話題作に立て続けに出演し、自身でも監督をするなどマルチな才能で活躍の場を広げる、佐津川愛美、劇団ゴジゲンの看板俳優であり、舞台上で圧倒的な存在感を放つ目次立樹、変幻自在に様々な役を演じ、映像でも名バイプレイヤーとして活躍する個性派女優・池津祥子、癖の強い個性的な役からシリアスな役まで縦横無尽に演じ分ける実力派俳優・岡田義徳といった豪華な顔ぶれが揃った。情報発表に合わせて、松居、上田より、下記のコメントが寄せられている。●松居大悟パルコ劇場で見た『ピローマン』の帰り道は、いまだに覚えている。母とスペイン坂を降りながら、シネマライズの向こうに広がる小さな夜空。「やばかったね」「ね」と会話にならない会話で駅までの時間をなんとなく埋めながら、埋まらない心のデコボコをなんとなくなでていた。そのザラついた衝撃を忘れられないまま僕は演劇を始めて、ゴーチ・ブラザーズに入って、いつか自分もパルコ劇場で舞台を…なんて思いながら、こうして今、発表の日を迎えた。色んなことがあった。こんな日は来ないと思っていた。やれるんだ、パルコ劇場で。どんなに悔しい傷を作品に刻みつけたって、悔しいことが確かにあったものだと気づくだけで。でもその傷を以って、誰かの傷に寄り添うことはできる。サイモン・スティーヴンスの戯曲は、いつも体温の向こうにある心の温度まで感じるほど、人と人、を描いてくる。とくに今回の日本初上演作『Birdland』は、ロンドンで生まれたとは思えないぐらい、人の温もりから離れた今の日本でやるべきテーマだと思っています。座長の上田竜也さんからは、色気と繊細さ、嘘がつけない佇まいを感じていて、トム・ヨークなどをイメージして書かれた主役のポールをどう生きるのか楽しみです。20人近くの役を背負う7人のキャスト、自分にはもったいないぐらいのスタッフ、新パルコ劇場ではまだ若すぎるかもしれない座組みで無防備に挑みます。あの日見た『ピローマン』に人生を変えられてしまったように、ザラついた景色をスペイン坂の帰り道に見せたいです。この場を借りて、行儀の悪い自分にパルコ劇場での上演の機会をくださり、尽力してくださった皆さん、本当にありがとうございます。必ずや、面白い作品にします。パルコ・プロデュース『Birdland』。ぜひ劇場でご体感ください。●上田竜也「Birdland」は、なかなかエグイ話もあるのですが、とても興味をそそられています。ごく一部の限られた人しかなれないスター性を持っている人は、衝動的で、狂っていく様だったり、生きざまで魅力をバクハツさせていて、短くても凝縮された人生を送っている方が多いイメージがあります。僕が演じるポールも誰もが認めるスターでありながら、自分で破壊しようとしていく様はあらゆる意味での「スターである事」が備わっていて、それ自体と戦っている印象を受けています。演出の松居大悟さんともお話しさせていただいて、自分の意見も伝えて話し合いながら創っていけそうで、とてもありがたいですし、松居さんをはじめ共演者の方々とは年が近い方も多く、どんな稽古場になるのか、今から楽しみです。いま準備中なので、どんな作品をお届けできるかはこれからですが、観に来てくださる皆さんの約2時間に何かを残せる作品にしたいと思います。是非、劇場でご覧ください。パルコ・プロデュース2021『Birdland』2021年9月9日(木)~10月3日(日) PARCO劇場ほか、愛知、京都、福岡公演あり作:サイモン・スティーヴンス演出:松居大悟出演:上田竜也安達祐実玉置玲央佐津川愛美目次立樹池津祥子岡田義徳
2021年07月08日松居大悟主宰の劇団ゴジゲンの新作公演『朱春』が4月1日、下北沢ザ・スズナリにて開幕した。ドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズや映画『くれなずめ』の監督としても注目を集めている松居の作・演出による本作タイトルは、青春の時代を過ぎても“朱夏”(人生の真っ盛りの壮年期)になりきれないことを意味している。キャストはテレビや映画にも活躍の場を広げる奥村徹也や東迎昂史郎、松居大悟、目次立樹、本折最強さとし、善雄善雄の劇団員6人が顔を揃えた。温泉宿の一室を舞台に、解散の最終演目を終えた6人組お笑いユニットを演じる。物語は解散発表をどうするか話し合っていたはずが脱線して冗談を言い合い、賑やかに進んでいく。隣の部屋で騒ぐ若者たちの登場や自らの過去を思い出す場面ではノスタルジーがありつつ、やがてどこまでが現実なのか予想もつかぬ展開が彼らを待っている。ゴジゲン初進出となるザ・スズナリの舞台構造を効果的に使った演出にも注目だ。そしてゴジゲン公式YouTubeチャンネル「ゴジtube」の4月期のラインナップも発表となっている。今月は公演本番前のルーティンや劇場のバックステージツアーなど、本公演にちなんだ企画が盛りだくさん。ぜひ『朱春』と併せて楽しんでほしい。<作・演出:松居大悟コメント>なんでこんな時代にこんな非生産的なことをやっているんだろう。小劇場なんて。毎日検温して、マスクつけて稽古して、PCR検査で不安になって、座席も制限して、興行として成り立つわけがないのに。それでも劇をやっているのは、今、人間でいてよかったな、と思えるし、思ってもらいたいから。『朱春』は今までで一番台本に苦戦しました。それは、こんなめちゃくちゃな世の中で、何気ない瞬間を描きたかったから。物事に大きい小さいなんてなくて、あなたの物差しがいつも正しい。そんな大切なことを見失いがちで、作品にしていくうちにこぼれ落ちていく感覚にこそ、真理が宿ると思っていて。小劇場でこそ届くもので。それが僕にとっては、劇団をやっている理由、演劇をやっている理由なのかもしれないです。ゲネを終えた後に「くだらないシーンで泣きそうになった」と言ってもらえて、嬉しくなったんです。4月1日から11日まで、ザ・スズナリで劇をやっています。舞台に関わる全員が陰性で感染対策もしています。当日券は毎回出ますし、来れない方は配信もあります。興行としては赤字まっしぐらですが、お金なんかより気持ちを信じて、上演します。YouTubeもひとまず4月も週2回続けてみます。「人間っていいな、小劇場っていいな」と思えるものを届けますので。そういうのはゴジゲンに任せてください。僕の拠点であり、自信作です。今日からスズナリで、朱春を。■舞台情報ゴジゲン第17回公演『朱春』4月1日(木)~4月11日(日)上演会場:下北沢 ザ・スズナリチケット:前売:3,800円 / 当日:4,200円U-22:2,200円(要年齢確認証提示)配信 2,500円■配信情報ゴジゲン公式YouTubeチャンネル「ゴジtube」月期ラインナップ4月3日(土):【演劇】ゴジゲン『チェリーボーイ・ゴッドガール』(2009)【期間限定】4月7日(水):【演劇】劇団の本番前ルーティン4月10日(土):【演劇】朱春バックステージツアー【ザ・スズナリ】4月14日(水):【生配信】ゴジゲンのゴジラジ#4~朱春アフタートーク~4月17日(土):【生配信】「はたらかないせんとうき」を話そう4月21日(水):【激辛】石垣島出身の男が辛いものを食べてみた4月24日(土):【バードウォッチング】鳥を見に行こう4月28日(水):【生配信】「●浴●ウォー●」って何?※タイトルや内容は変更となる可能性あり。
2021年04月01日ゴジゲン第17回公演『朱春(すばる)』が4月に上演される。松居大悟と目次立樹に話を聞いた。取材をしたのは2月上旬。約1年3カ月ぶりとなる新作公演について、作・演出を手がける松居は「どうしたらいいんだろうと思っています」と明かす。というのも、「幕が開く4月1日がどんな世の中になっているのかが読めないから。ようやく演劇観れるぜ!という状況なのか、なんとか勇気を出して劇場に行く、という状況なのかで違うなと思っていて、それを言い訳にしてまだ考えていないんですけど(笑)」。それに対し目次は「そうやって変化していく世の中の状況をはねのけるくらい、ゴジゲンたちはこれ!というものが僕は観たいかな。前作『ポポリンピック』は、オリンピックやパラリンピックを題材にしたけれど、今回はそういう時事ネタではなく、僕らのエッセンスを凝縮したようなものが観たい」。つまりまだ内容は未定なのだが、ゴジゲンの作品の特徴のひとつが、稽古場では全員でテーマについて話し、共有しながら芝居を立ち上げていくスタイル。そうやって生まれたものだからこその生々しさに、観客は胸を掴まれる。今、松居が今作のテーマにしようとしているのが「居場所」。「最近はゴジゲンのメンバーも各々の大切な居場所ができはじめて、前はずっとうだうだしていたのに『稽古が終わったら家に帰ります』という感じになってきました。僕はそれが寂しいから、それについてみんなで考えたいなと思っていて。答えは出なくてもいいんですけど」。タイトルを『朱春』にしたのも「『青春』の次は『朱夏(しゅか)』というのですが、僕らは青春は終わったけど『朱“夏”』まではいってない気がする。『朱“春”』くらいがちょうどいいと思いました」(松居)。全員30代だからこその変化。目次はどう感じているのか。「でも、ゴジゲンの稽古と公演の2か月間は、自分勝手でいられる時間なんです。他のメンバーも他の現場だと“仕事”って感じで、目の色も違うのですが、この中だと緊張もなにもないし、したらいけないこともほとんどない。結構わがままな時間なんだと思いますね」。だから公演を前にした今は「謎のワクワク感と安心感があります。脚本がなくても別に不安はないですし(笑)」と笑う。約4年ぶりの劇団メンバーのみでの上演となるため「コアで狭い話にしたい。あとくだらない話。外よりもきれいな桜が見せたいなと思います!」(松居)という『朱春』は、4月1日(木)から11日(日)まで東京のザ・スズナリにて上演。チケットぴあでは2月21日11時より先行先着販売がスタート。文:中川實穂
2021年02月19日オンライン映画祭「We Are One: A Global Film Festival」にて、松居大悟監督・脚本による映画『アイスと雨音』が上映されることが決定した。「We Are One: A Global Film Festival」は、トライベッカ映画祭が企画主催し、ベルリン、カンヌ、ヴェネチアなど21の映画祭が集結。5月29日からYouTubeにて全世界でプログラムを公開している。そしてこの度、東京国際映画祭のプログラムの中で、本作が日本代表作品として選出、日本時間6月5日AM4時30分からYouTube上で全世界に向けて無料上映される。また、上映後7日間はVOD配信も行う。さらに寄付金の呼びかけも行われ、収益はWHO(世界保健機関)をはじめとする新型コロナウィルスに関わる救援措置へ寄付されるチャリティ上映となっている。『アイスと雨音』は、『アズミ・ハルコは行方不明』『君が君で君だ』の松居監督が、74分ワンカットで描いた青春映画。今回の上映に関して松居監督は「映画祭は、海外でも国内でもその場所まで足を運ばなければ楽しめません。だけど、このオンライン映画祭『We Are One: A Global Film Festival』は、家から一歩も出ずに、世界中の意欲的な作品たちを感じることができます。今作が朝4時半に上映されるのも、海の向こうでは午後3時半に上映みたいなので、そのズレも楽しいはずです。夜明けを共に過ごしましょう」とコメントを寄せている。(cinemacafe.net)■関連作品:アイスと雨音 2018年3月3日よりユーロスペースほか全国にて順次公開©「アイスと雨音」実行委員会
2020年06月04日今年大きな話題を呼んだ「おっさんずラブ」を生み出したテレ朝の年末深夜ドラマ枠が今年もやってくる!今年はマルチに活躍するクリエイターの松居大悟が脚本&監督を務めるドラマ「平成ばしる」をオンエアする。本作は六本木ヒルズにあるテレビ朝日とJ-WAVE、テレ朝ビル内にスタジオがあるインターネットテレビ局AbemaTV。この実在する3メディアの壁を取っ払ってお届けする異色ノンストップ・パニックコメディー。2018年12月31日(月)、大晦日のテレビ朝日では「東京らふストーリー」の収録が行われていた。APの猫宮唯(稲葉友)は2本目の収録の特別ゲスト・松重豊(本人)を出迎える途中、スタッフ用に用意した年越しそばが足りないことに気づき、先にスーパーへ向かうことに。同じ頃、J-WAVEでは番組内で紹介するそばを運んでいた江國彩香(阿部純子)が転倒、そばを全てこぼしてしまい、慌てて代わりのそばを買いに走ることに。しかし年末ということもありどこもそばだけが売り切れており、諦めかけたその時、大量のそばをカゴに入れた猫宮が目の前を通り過ぎ、テレビ朝日のスタッフパスを付けていることに希望を見出した彩香は猫宮に「そばを一つ分けてください!」と頼むが、猫宮は冷たい対応をとる。「同業者なら分かるでしょ!?」「ラジオだったら音でなんとかなるでしょ!?」…言い争いをしているなか、猫宮に着信が。松重が予定時刻よりも早く到着、テレビ朝日の入り口に誰もいないため六本木ヒルズの車寄せに移動してしまったというのだ。その場所が分からない猫宮が焦っていると彩香が「近道、知ってるなぁ」とポツリ。2人は話し合いの結果、彩香が松重の迎えに、猫宮がJ-WAVEのスタジオにそばを届けに走るが…というストーリー。本作の脚本、演出を手掛ける松居氏は劇団ゴジゲンを主宰、映画監督、脚本家、俳優としても活躍する33歳の大注目クリエイター。2012年、映画『アフロ田中』で監督デビューを果たすと『アズミ・ハルコは行方不明』など数々の作品を世に送り出したほかJ-WAVEで「JUMP OVER」ナビゲーターも務めている。「もはやボーダーレスになっている放送局そのものを表現として描くことはできないか?と、自分のJ-WAVEラジオ番組が始まったことをキッカケに考えてきました」と語る松井さん。「六本木には、テレビ朝日・J-WAVE・AbemaTVがあります。テレビ局、ラジオ局、ネット局の境界を越えて、平成最後の年を笑顔で越えられるようなコメディを描けたらなと思います。言い尽くされて出涸らしになってしまった"平成最後"という言葉に引導を渡せたらと。出演者も、自分にとって何度もご一緒し損ねた、稲葉友と阿部純子という平成生まれのお二人を中心に、大切な方々に集まっていただきました。今まで見たことのない楽しいドラマになると思います。六本木放送局たちのご乱心をお楽しみください」と放送にあたりコメントを寄せてくれた。またテレ朝のAP・猫宮役で主演する稲葉さんは「松居さんとは一度お仕事させていただいているのですが、印象は“人たらし”です。『松居さんのためなら』って人が周りにどんどん集まってくるタイプというか。だからこそ今回のような発想の物語が生まれるんだろうなと思います。とても魅力的な方ですね」と松井さんの人柄を語り、「ずっともう一度やりたいと思っていた松居組、しかも演劇でお世話になっている方や普段からよく舞台などで見させていただいている方々がたくさんいらっしゃる中で主演をさせていただけるのは、すごくうれしいです。主演という肩書きにとてもプレッシャーを感じやすいタイプではありますが、平成最後のエネルギー全部使い果たすつもりで臨ませていただきます」とやる気十分の様子。J-WAVEの番組AD・江國彩香役で出演する阿部さんは「松居監督とは今回が2度目のお仕事です。毎回“まさか”と思うような面白い発想を持ってきてくださる方で、演じる側としても瞬発力や柔軟性が問われると同時に、とても刺激を受けています。私が演じる彩香はラジオ番組のADで、ちょっとだけ天然な女性」と自身の役柄にふれ、「私自身ラジオが好きですごく聴いていて、“舞台裏にいらっしゃるスタッフさんは、どんな方々なんだろう?”と思っていた矢先のこの役だったので、うれしかったです。実在する番組と関われるのも、すごく楽しみです。このドラマはタイトル通り、『平成』という年号の最後の年末を、勢いよく走り抜けるような作品。見てくださる方が本当に明るい気持ちで新年を迎えられる作品になるのではないかと思います。私も頑張ってたくさん走ります」と意気込みを語っている。本作には2人のほか、松重さんをはじめ「東京らふストーリー」のMCとして「アンタッチャブル」山崎弘也、「フットボールアワー」の後藤輝基と岩尾望、新井恵理那、「JUMP OVER」のナビゲーターとして松居氏、「Abema的ニュースショー1週間のNEWSをまさかの目線で!」MCの千原ジュニアらが本人役で出演。松居氏が手掛け2月から本多劇場で上演される舞台「みみばしる」主演の本仮屋ユイカが物語の展開に大きく関わるラジオリスナー役で登場。さらに扱いにくい蕎麦評論家役で近江谷太朗、蕎麦屋の主人役で中村まこと、ラジオ局スタッフとして森下能幸、玉置玲央なども出演する。「境界を越える」をコンセプトに登場人物たちがいろいろな場所で複雑に絡み合っていき、やがてハッピーエンドに向かっていく奇想天外なパニックコメディー「平成ばしる」は12月28日(金)深夜24時20分~テレビ朝日で放送。(笠緒)
2018年12月28日元夫で俳優の船越英一郎(57)から名誉毀損(きそん)で刑事告訴されたことを明かしたタレント・松居一代(60)が警視庁北沢署で任意の事情聴取に応じ、各スポーツ紙がその様子を報じている。 松居は23日、自身のブログで刑事告訴の事実を告白。24日の午前9時に同署に出頭する意向であることも公表していた。 各紙によると、松居は24日午前8時55分に自転車で同署へと到着。待ち構えた約30人の報道陣に対し「おはようございます」と笑顔であいさつし、署内へ入っていった。 その後、約3時間の任意聴取を終えて同署から出て来ると報道陣に対応。「私は嘘を一切ついておりませんので。正直に堂々とお話ししました。嘘偽りなく、真実を3時間かけてお話ししました」と断言したという。 「早朝から松居さんの自宅と同署前には報道陣が待ち構えていました。署までの距離は2kmほどあったので高級外車で向かうと思いきや、なんとママチャリで出かけたのです。署に入る際は問い掛けに応じなかったので、帰る際もダンマリを決め込むと思われたのですが…」(取材した記者) 同署での松居の“パフォーマンス”はすっかり報道陣を圧倒したという。 「なぜか署員が協力的。記者の質問にも応じていましたし、松居さんの帰り際には交通整理までしていました。また松居さんが『証拠が入っている』と説明した紙袋の中には、1日がかりになるのを覚悟してか弁当と水筒が。帰り際にはなぜか自転車を立ち漕ぎして、全速力で走り去りました」(前出・取材した記者) 松居はまったくパワーダウンしていなかったようだ。
2018年05月26日「『ひと拭きでキレイになるなんて!』『2秒でできるなんて超便利!』などと感動し、次の瞬間は電話に手が伸びている。この興奮こそ、テレビショッピングの醍醐味です」 こう話すのは通販評論家で有限会社スタイルビズ代表・村山らむねさん。多忙だったメーカー勤務時代に通販に目覚め、嫁入り道具は全て通販商品だったほどの筋金入り。現在も食品を中心に1カ月に10点ほど、5万〜10万円も買うそう。いちばんの魅力は「実演」による「感動」だ。 「店頭に陳列されていてもピンとこない商品の性能が、実演で“視覚化”されることがキモです。“ワンプッシュで瞬く間に水切り完了!”とか“2秒でたまねぎのみじん切りができちゃう!”といった“マジック”を目の当たりにすると、私のようなぶきっちょ主婦は『朝のお弁当のために、買うしかない!』となる。この感動が大きいモノは、失敗も少ないです。逆に感動が小さい商品は、買う必要がないモノ。実際、使わないことが多いですね」(村上さん) テレビショッピング愛用者は芸能人にも多し。まずは、通販クイーンの名をほしいままにする八代亜紀(67)。「QVC」を毎日、深夜に視聴し、1日に5万〜6万円も使うというマニアで、事務所はQVCの段ボールで埋まっている。“おいしく痩せる”“健康にいい”と言われると欲しくなり、ダイエット器具「ウェーブスライダー」「無臭ニンニク粉末パワーサチヴァミンU」などを次々に購入。 釈由美子(39)は高校時代に買った「スーパーはぼき」以来、「高枝切りばさみ」などの人気商品や「ボディブレード」などのダイエットグッズを大量ゲット。江守徹(74)も「ボディブレード」などの器具で体を鍛えていた時期があった。 「テレビ通販で買うのは“横着”」と語るやくみつる(58)は、卓上冷蔵庫やスチームクリーナー「パワフルシュ・シュ」などの“横着グッズ”を購入。家電を買う芸能人も多く、松任谷正隆(66)も「スチームクリーナー」、飯島直子(49)はマイナスイオン発生器「イオリー霧」を愛用。 キューサイ「青汁(冷凍)」を愛飲する杉本彩(49)、ダニを捕獲できる「ダニシート」を購入した中山エミリ(39)、「ミルサー」や穴あき包丁などキッチングッズを買った松居一代(60)など、芸能人も“今すぐお電話”していた。 ちなみに「高枝切りばさみ」を衝動買いした野口五郎(61)は「商品が届いてからウチの木は全部手で折れるサイズなことに気づいた」と“残念ショッピング”を嘆いていた。
2018年02月23日(撮影:御堂義乘) ’17年は、よくも悪くも“女性の品格”が明暗を分けた一年だった。とくにニュースの主役になった女性たちの言動、資質、教養が問われた騒動が目立った。 政界では「排除します」発言で失墜した小池百合子都知事(65)をはじめ、「このハゲ~ッ!」で世を騒がせた豊田真由子元議員(43)。そして政治家としての資質が問われたのが、週4回のW不倫疑惑をスクープされた山尾志桜里議員(43)。また芸能界では、松居一代(60)の一連の騒動――など。いずれも、彼女たちの立ち振舞いが、そのまま世の中の評価につながった、そんな年だったような気もする……。 そこで、毎年恒例の美輪明宏さんによる“愛の説法”、今回のテーマは、「尊敬される女性の立ち振舞い」とは何か?美輪さんに語っていただきました。 ■自分をいたわり、努力を続ければ周りから尊敬される 素敵な振舞いを身につけるためには、まず、自分をいかに大事にするか。これは自分を甘やかすという意味ではありません。自分自身をいたわりながら、日一日と育てていく気持ちを持つということです。そうするといずれ立派な実が育ちます。 最近、言葉遣いが汚なくなっていないか。人相が悪くなっていないか。常日ごろから自分自身をチェックすること。努力なしでは身につきません。 せっかくこの世に生まれてきたのです。人から愛され尊敬されない人生なんて、自分自身に対して申し訳ない、そう思うこと。自分自身をいたわりながら、日々の努力を続けていけば、周りの人たちからも、自然と尊敬されていくでしょう。 ただ、自分を鏡に映して見ているつもりでも、そう簡単には気づかないことも多いでしょう。ご自分の顔のシワを点検するぐらい、立ち振舞いを冷静にチェックができる人なら話は別ですけど(笑)。 次から次へと目まぐるしく変化する時代だけに、自分の心の乱れ、ふだんの情緒的な発想や発言まで、なかなか点検が及ばない場合のほうが多いです。しかし、そうならないためのヒントはあります。 私がよく使うたとえに、“見ざる、聞かざる、云わざる、思わざる”という言葉があります。人の悪口やスキャンダル、汚ない噂などばかりを見聞きして、勝手な想像をしながらしゃべっていると、自分の心の乱れを見逃してしまいます。そうすると、悪相になっていく自分に気づかないのです。自分にとって重要ではない情報に惑わされることをやめること。そうすれば、ネガティブな話題や、スキャンダラスなものを見たり、聞いたりしても、理性的に物事を判断できるようになる。 たとえば不倫問題でも、“あの人はきっとこうして、ああしたのよ”と、すぐにやじ馬的な低次元の話はしなくなる。“不倫”と聞けば、『源氏物語』やトルストイの『アンナ・カレーニナ』の話を読めば、客観的に考えられるようになるでしょう。どちらも不倫だらけの話ですからね。 つまり、昔から不倫の話は山ほどあって、いまに始まったことではないのです。だから不倫ぐらいで驚くことも、大騒ぎすることもないわけです。そういった歴史を踏まえたうえで冷静な判断ができれば、下賤な噂話に気を取られないですむでしょう。常に冷静でつつましやかな“麗人”でいること。それが尊敬される女性の条件です。 ’18年は、ぜひご自分の姿を見つめ直し、日一日と新たな自分を育てて、素晴らしい一年になさってください!
2017年12月31日池松壮亮主演、『アズミ・ハルコは行方不明』の松居大悟が監督&脚本を務める『君が君で君だ』が、来年公開されることが決定した。本作は、松居監督が長年温め続けてきた完全オリジナルラブストーリーで、池松さんは、なんとあの尾崎豊になりきるという。物語は、好きな女の子の好きな人になりきって、自分を捨て去り、10年間彼女を見守ってきた3人の男たちの愛の結末を描いた恋愛譚。そんな3人を演じるのは、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』など映画俳優として唯一無二の存在感を示す池松さんと、映画やドラマだけでなく『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』で声の出演も果たすなど、確かな演技力で頭角を現す満島真之介、『ピンポン』『舞妓haaaan!!!』など数々の作品に出演し、独特の個性を光らせる大倉孝二。池松さんが、伝説のロックシンガー・尾崎豊になりきるほか、満島さんがハリウッドの名俳優ブラッド・ピット、そして、大倉さんが日本の歴史を大きく変えた坂本龍馬になりきる!さらにヒロインを務めるのは、『ある優しき殺人者の記録』『つむぐもの』に出演し、『息もできない』での演技で世界中の注目を集め、多くの熱烈なファンを持つ韓国人女優キム・コッピが演じる。それぞれ人格・見た目を本人になりきって生きてきたキャラクターだが、池松さんは劇中で尾崎さんの歌を歌唱し、満島さんはブラピになりきり英語を話すシーンも。そして、大倉さんは「日本を今一度洗濯し候」という坂本龍馬の名セリフが使われている。「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」のメイン監督を務め、『アズミ・ハルコは行方不明』『アイスと雨音』など、国内外で高い評価を受ける松居監督が、国境も常識も越えた愛の物語を描いていく。キャストコメント到着■池松壮亮尾崎豊という人には会ったことはありませんが、物心ついてからいつも隣で歩むべき道を教えてもらっていたように思います。目眩すらするこの街の中で、愛するということに何回やっても答えが出ないので、もう一度松居監督と共に挑んでみようと思いました。■満島真之介オリジナル作品の持つ力を信じたい。その強い気持ちを持ち、素敵なキャスト、スタッフと共に普遍的である愛の物語に向き合いました。あの夏の熱量が、映画という風に乗ってたくさんの人に愛を届けてくれることを願っています。カムサハムニダ。サランヘヨ。■大倉孝二正直な話しをしますと、お話しをいただいて、脚本を読ませていただき、顔合わせ、本読みという段階で、腑に落ちないことや、捉えきれないことが多かったように思います。その後、監督、共演者との話し合いや、リハーサルを進めていくにつれ、この若い座組に無防備に飛び込むことを決めました。きっと無防備な芝居をしていることでしょう、痛々しいくらいに。『君が君で君だ』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年12月27日思い出が汚れていく。 「福田明日香」という名前を聞いて、真っ先に顔を思い浮かべられる人は何人いるでしょうか。知らない方に説明すると、福田明日香さん(33)はモーニング娘。(以下モー娘。)の初期メンバー。主要ボーカルを14歳の若さで務める、才能豊かなアイドルでした。しかしメジャーデビューからわずか1年で、グループを去ってしまいました。 そんな彼女が今年に入ってから積極的にテレビへ出演。モー娘。在籍時のことや現在のシングルマザー生活について語っているのです。 福田さんと同世代の筆者は正直、大変そうな今を見ると心が苦しくなります。そして彼女の復帰を成功させるには、いくつか克服すべきポイントがあると思います。 1つは、昔の実績や知名度に頼って活動をしているという危うさの克服です。 復帰芸能人の多くはタイミングや元の活躍ぶりがしっかりしていないと、「あの人誰だっけ?」と言われかねません。最近のテレビ番組では「あのときの因縁を今だから話します」的な特集で久々にテレビ出演を果たす芸能人を見かけます。ただそのほとんどがタイミングを外しており、視聴者とのギャップを生んでいるように思います。 こういった視点から、福田さんの復帰タイミングを見てみましょう。初期メンバーが「ドリームモーニング娘。」を結成し、見る側の懐かしさを消費。その後の本格復帰です。これでは、少し遅すぎる気もするのです。 また2つ目のポイントは、復帰後の懐かしいキャラの克服です。 テレビ出演時にはどうしても“当時の本音”を求められるわけですが、相当インパクトがないと需要を保ちつづけるのはキツイもの。福田さんもそのあたりを理解しているのか、現在は「シングルマザーで極貧」というキャラを押し出しています。ただ、これも難しいと思います。なぜなら貧乏自慢は「よりビンボーで強烈なエピソードを持ってる人」に軍配が上がってしまうからです。 たとえば彼女は出演した際に「食費は月1万円」「重曹水で髪を洗った」などのエピソードを披露していました。これらは大変そうではあるものの、インパクトとしては弱い。「雑草や虫を捕って食べた」とか「ホームレスになった」とかがないと、極貧キャラはキツイのです。 どういう目的でテレビ出演をしているのかはわかりませんが、彼女がテレビに出続けるなら立ち位置を変えたほうがいいでしょう。ズバリおすすめは“節約ドケチキャラ”。ご本人も「趣味は節約」と言っていましたから、ちょうどいいかもしれません。 そして実は今、30代で節約を語れるタレントさんがいないのです。過去には松居一代さん(60)や松本明子さん(51)などがいましたが、それでも世代は上。ある意味チャンスといえるでしょう。 節約をウリにするには、さまざまな節約術も披露する必要があります。しかし節約術と貧乏エピソードがセットになれば鬼に金棒!いや、モー娘。に朝コーヒーです!卒業してパッとしないメンバーもいるモー娘。、ダークホースとしてガッツリ売れて当時を見返してやれ!
2017年12月19日「私は命を絶とうとも思いました。一生分の涙を流したぐらい立ち上がれませんでした。地獄に落ちたようでした。しかし立ち上がって戦うファイティングポーズをとったんです」 12月15日、都内で会見を開いた松居一代(60)はそう語った。船越英一郎(57)との“離婚騒動”勃発から5カ月。13日に行われた調停で合意に達し、ついに離婚が成立したのだ。会見で松居は詳細について明言を避けながらも「財産分与はなかった」と告白。夫妻の自宅は、船越の持っていた所有権(建物の5分の1)を松居が買い取る形で決着したという。 本誌は松居のこれからについて聞くべく、彼女のもとへと向かった。13日の調停では、赤いシャネルのジャケットを着ていたことも報じられていた松居。それは、彼女の“決意”の現れだったという。「13日は出かける時点ですでに離婚が成立すると考えていたのですか?」と問いかけた記者に、松居は言葉を選びながらも少しずつ語り始めた。 「もちろんです。だから真っ赤な服だったんですよ。『勝ちにいくぞ』『相手をねじ伏せるぞ』という覚悟で臨みました。出かける前に『勝ってきます』と神棚に手を合わせてね」 だが、なぜこのタイミングだったのだろうか。記者がその理由について聞くと、「マツイ棒」で知られる“お掃除のプロ”らしい返事が返ってきた。 「もう師走でしょ。大掃除を始める時期です。だから、私も“人生の大掃除”をしたんです。写真だって1枚も残すつもりはありません。今後、燃えるゴミとして出しますよ!私はもう未来に向かっています。ずっと前を向いているので、過去のことは必要ないんです」 会見でも船越にかける言葉を聞かれ「大っ嫌い!」と答えていたが、すでに未練はないようだ。松居は、これまでの結婚生活についてもこう振り返った。 「結婚して17年、付き合っていた期間を含めると22年。サスペンスドラマが放送される際は視聴率を上げるべく、2千人にハガキを書きました。船越のドラマ宣伝ビラを作って、新幹線で移動する際に車内の乗客全員に配ったりもしました。その甲斐あって彼を“サスペンスの帝王”と呼ばれるまでに押し上げることができた。妻として悔いはありません」 今年7月からYouTubeでアップした船越への糾弾動画は合計1千万回以上再生され、話題を呼んだ。また8月には福岡県を訪れて九州北部豪雨災害のボランティアにも参加してきた。そんな彼女はこれから、どこへ向かおうとしているのだろうか? 「たとえ芸能活動ができなくても私には投資があります。投資家の間では“神”といわれているんです。今年、私は還暦になりました。還暦は人生をリセットするのに最適な時期。未来に向かって羽ばたいていきたいです。私の明るい未来はもう始まっているんですから」 離婚は成立したものの、船越の所属事務所から訴えられた名誉毀損裁判は決着していない。それでも、彼女は前を向いてこう語る。 「私の目標は100歳まで元気に生きること。つまり、成人式があと2回もあるんですよ。今から“素敵な40年”を切り開いていきたいと思っています」
2017年12月19日ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞などで報道された芸能ニュースをコラムニストの木村隆志が、「芸能界のしがらみ無視」で厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースをサクッとつかめる。■5位:UVERWorld・TAKUYA∞が「滞在30分」電光石火の不倫密会か『FRIDAY』がUVERWorldのボーカル・TAKUYA∞(37)の不倫密会疑惑を報じた。ある日の深夜0時すぎ、TAKUYA∞は渋谷でのライブを終え、恵比寿での打ち上げに参加。メンバーが2軒目に向かう中、TAKUYA∞だけがタクシーで高級ホテルへ行き、チェックインを済ませる。直後、「高畑充希をセクシーにした感じの美女」がホテルに到着し、2人は同じ部屋へ入っていったという。しかも美女は打ち上げに参加していた女性……ということは、打ち上げメンバーから「自分だけ抜けがけした」ことになる。同誌は「さすがはかつて、妻夫木聡から柴咲コウを略奪したTAKUYA∞」と皮肉たっぷりにつづったが、それ以上に問題なのは、「TAKUYA∞が昨年6月に一般女性と結婚し、子どもが誕生したばかり」ということ。だからというわけではないだろうが、TAKUYA∞は密会からわずか30分で部屋を出て打ち上げグループに合流した。不倫疑惑の真相はさておき、バイタリティがあることは間違いなく、これがアーティストとしての魅力につながっているのかもしれない。しかし、夫や父親としては限りなく残念なタイプだ。■4位:フジ・ミタパンがプロ野球・ライオンズ金子侑司と再度の破局三田友梨佳アナウンサー『スポーツ報知』が「ミタパン」ことフジテレビ・三田友梨佳アナウンサー(30)と、プロ野球・西武ライオンズの金子侑司外野手(27)の破局を報じた。2人の出会いは2013年春、三田アナが『めざましテレビ』で金子を取材し、徐々に距離が縮まり交際スタート。2014年8月の交際発覚時、金子は「大事な人」と交際宣言したが、2016年2月には破局報道、さらに同年10月には復縁報道が流れるなどの浮き沈みを繰り返してきた。2人の関係は4年に及び、三田アナが30歳になったことから、「いつ結婚するのか」と見られていたが、先月再度の破局。理由は「すれちがい」とされているが、「結婚観や仕事観の違いではないか」などの憶測が飛び交っている。女子アナとプロ野球選手の結婚は、その大半が「寿退社で夫を支える」というパターン。三田アナが仕事を捨て切れなかったのか。それとも、金子が煮え切らず結婚に踏み出せなかったのか。ともあれ、美形の人気者同士だけに、相手に困ることはないだろう。■3位:松居一代が強欲むき出しの離婚・勝利宣言。やまない自己顕示欲松居一代「やりました! 勝ち取りました!」「私の未来の扉がグワーッと開きました」「(船越のことは)大っ嫌いです」。これぞ松居一代、まさに自尊心の塊。15日、松居一代(60)が会見を開き、船越英一郎(57)との調停離婚が成立したことを発表した。会見中、松居は終始笑顔。慰謝料や財産分与がないことに喜びを爆発させていた。その強欲さを隠さないスタンスは、怖さと滑稽さの紙一重。もちろん“松居劇場”に欠かせない「泣き」も忘れていない。会見中、母親に電話をかけ、「おかあちゃん……おかあちゃん……離婚できたから……本当によかった」と涙をこぼしたのだ。思わず笑ってしまったのは、たまたま『グッディ』の取材班が母親のもとにいて、松居が電話をかけたため、まさかの二元中継になったこと。茶番のムードが一気に高まり、ここまでいけば一周回って面白い。それにしても、その姿を見れば見るほど、「なぜこの人と結婚したのか?」という船越の目を疑う気持ちが上書きされていく。しかし、今後も松居の自己顕示欲は何度となくあふれ、視聴者はその姿を見せられることになるだろう。■2位:被害者・太川陽介は「笑顔」、加害者・藤吉久美子は「号泣」の意味太川陽介週末のワイドショーは、この話題で持ち切り。『週刊文春』が藤吉久美子(56)の不倫疑惑を報じ、藤吉と夫・太川陽介(58)が会見を開いた。同誌によると、相手は50代既婚で朝日放送のプロデューサー。藤吉のドラマ出演だけでなく、音楽活動もサポートしていたという。しかし、仕事で訪れた宮崎県のホテルで朝まで過ごしたことや、藤吉が男性の住むマンションに出入りし、合い鍵を持っているなど、親密度と疑惑度は最高レベルだ。まず会見を開いたのは太川。終始、笑顔で振る舞ったほか、「みんながそう(不倫)思っても、僕は信じている」と男気を見せるなど、離婚しないことを明言した。それから7時間後、藤吉も仕事先から戻った羽田空港報道陣で、「こんな妻で申し訳ありません」と号泣謝罪。ただし、「(ホテルでは)体をほぐしてもらっていた」「(不倫関係は)ありません」「(恋愛感情も)ありません」と不倫は否定した。さらに、「夫なしでは生きていけない」「(16歳の息子には)『こんなママでごめんね』と謝った」と家族愛を見せる藤吉。これまで夫子にとって「自慢の美人妻、美人ママ」だったのなら、あまりにも悲しすぎる。そもそも潔白ならばあそこまで泣き、そこまで謝る必要はないだけに、視聴者は「やはり不倫していたのか」と思わざるを得ないだろう。それでも否定しなければいけないのが女性芸能人のつらいところ。これが今年最後の文春砲なのか。もう一発くらい見せてほしい気もする。■1位:滝沢カレンが六本木バーのイケメン店長と2年越しの熱愛発覚!滝沢カレンワイドショーは2位の太川・藤吉夫妻、3位の船越・松居夫妻の報道ばかりだが、10~30代へのニュースバリューではこちらのほうが上。『FRIDAY』が滝沢カレン(25)の熱愛を2ショットつきで報じた。交際期間は約2年。つまり、ブレイク前からつき合っていたことになり、かなりの真剣度がうかがえる。滝沢と言えば、ウクライナ人の父を持つハーフモデルとしての活動に加え、「ヘンな日本語」でバラエティに引っ張りだこで、出演本数は女性タレントのトップクラス。気になる相手男性は、六本木にあるバーの店長で、大谷翔平似のイケメンという。滝沢とは知人の紹介で知り合ったようだが、20代後半にも関わらず、「以前は広尾でイタリアンを経営していた」というから、やり手なのだろう。さらに、「ロックバンドでメジャーデビューの過去」「実家が金持ち」のモテ男らしい。ならば、お似合いのカップルであり、活動フィールドやファン層を踏まえると、否定する必要はないはずだ。ともに多忙であることから、早期結婚はないと見られているが、少なくとも今回の報道で男性を取り巻く環境は一変するだろう。□おまけの1本「菅田将暉の父が独白。『あの日、この子の将来を直感した』」菅田将暉最後に今週イチのB級ニュースを。『女性セブン』の見出しは、「菅田将暉 父が独占告白 自宅出産から運命の転機、涙の上京、熱愛報道まで、父子の秘話を全て語る 『あの日、この子の将来を直感した』」。この見出しだけで軽くバカにしているようなムードが漂ってくる。「若いころはもっと似ていましたよ(笑)」と語るのは、菅田将暉(24)の父で、大阪市立大学非常勤講師、経営コンサルタントの菅生新氏(58)。菅生氏は、7日に著書『スゴー家の人々~自叙伝的子育て奮戦記~』が発売されるなど、いかにも前に出るタイプの父親だ。独白の内容は、「助産師でなく、菅生氏自ら将暉をとりあげた」「自分の講演会に将暉を連れて行き、受付を任せるなどで社交性と礼節を学ばせた」「福山雅治のライブを見た将暉が『すごく気持ちよさそうだった』と言ったのを聞いて、舞台に立つ子だと思った」「当時100万円以上した大型液晶テレビを購入し、名作を大画面で何度も見せた」「母親には歴代の恋人をすべて報告している」「うちの子は、わが家に合う女性じゃないとダメだ、という物差しを持っている」などの成功談ばかり。一般人にとっては、ただの自慢話であり、菅生氏本人に「学生時代、時代劇のエキストラをしていた」という過去があるため、「出しゃばりすぎ」という声はやまないだろう。■著者プロフィール木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。
2017年12月17日俳優・船越英一郎(57)との離婚が成立した女優の松居一代(60)が15日、都内で会見を開き、自らの口で離婚成立を報告。会見中に母親に電話し、涙ながらに報告する場面もあった。泥沼離婚騒動を繰り広げていた2人は、13日に東京家裁で行われた第2回離婚調停で離婚が成立。14日に船越の所属事務所がFAXで発表したが、松居は会見冒頭、調停で「12月16日まで他言してはいけないという約束が交わされていた」と明かし、そのため両親にも離婚成立を報告していないと話した。そして会見の終盤、「お願いがある。うちの両親に電話したいと思うんですけど、いいですか?」と携帯電話を取り出し、その場で生電話。「お母ちゃん、お母ちゃん…。よかった。離婚できたから。今初めて言えた。ありがとう。ありがとう…。またね」と涙ながらに伝えた。電話を切ると、「母も泣いてました。『見てるよ』と言ったのでテレビで見てるのかな。86歳の母なんですけど、『頑張った』って母も泣いてました」と会話の内容を説明。「私はもう未来に向かって歩めるんです。新しい人生がドア開きました。これからも悔いのないように、1回の人生なので、背筋を伸ばして、約束事はきっちり守って生きていきたいと思います」と語った。
2017年12月15日俳優・船越英一郎(57)との離婚が成立した女優の松居一代(60)が15日、都内で会見を開き、自身の口から離婚成立を報告。船越への思いを聞かれると「大っ嫌いです!」と話した。泥沼離婚騒動を繰り広げていた2人は、13日に東京家裁で行われた第2回離婚調停で離婚が成立。14日に船越の所属事務所がFAXで発表したところ、松居はブログで「約束事が破られました」とつづり、報道関係者に向けて会見の開催を伝えた。会見では「(離婚成立について)12月16日まで他言してはいけない。一切公にしてはいけないというお約束が交わされていました」と説明。「ところが、昨日の朝スポーツ新聞の一面で記事が載り、お昼過ぎにはホリプロ様の書面がみなさまに届いたと思います」と言い、「ウソだろって思いました。あれほど厳粛にお約束を交わしたのに。腰が抜けるほどびっくりしました」と話した。そして、自らの口で報告するために会見の開催を決意し、「12月13日、第2回の調停で、おかげさまで、大変うれしく喜ばしいことなんですが、離婚が成立しました」と報告。「私の新しい未来の扉が開きました。とってもうれしいです」と満面の笑みを見せ、ガッツポーズや万歳を連発した。離婚条件として船越に謝罪を求めていたことについて聞かれると、「謝罪は身近な人という感じがするんですが、私にとって別の星の人。別の世界の人。赤の他人だと思っているので、謝罪は必要なくなりました」と答え、「私の中で一番守らないといけないものはただ一つ、財産分与です」と明言。「財産分与はなし」とのことで、「私の一番願っている形」と喜んだ。船越への思いを聞かれると、「まったく何もありません。まったく私とは無関係の人」「赤の他人」ときっぱり。かける言葉を聞かれると、「かける言葉な何もありません。大っ嫌いです。大嫌いな人にかける言葉はないでしょ? 大っ嫌いです!」と強い口調で語った。
2017年12月15日