公開初日を迎えた映画『聖の青春』の舞台あいさつが19日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、主演の松山ケンイチをはじめ、東出昌大、リリー・フランキー、柄本時生、森義隆監督、棋士の羽生善治が出席した。公開前から大きな話題を集めていた本作の初日舞台あいさつに、主演の松山ケンイチらキャスト陣と森監督が登壇。主人公の村山聖を演じた松山は、撮影以来の再会となったリリー・フランキーから「本当に痩せたよね。コロコロしている時の松山君の方が好きだな」と指摘されて「よく言われるんです(笑)。嫁(小雪)にも言われたんですけど、(太ったら)村山聖か相撲取りですよ」と自虐的だったが、本作については「原作と出会った時は5年に1本の作品になると思いました。それが撮影をしたら10年に1本となり、撮影が終わったら一生に1本だと思いました。人間としての原動力にもなりましたし、村山さんを愛すことができて幸せでしたね」と充実した表情を見せた。羽生善治役の東出も「将棋って映画になるのか不安でしたが、撮影では一気に吹き飛びました。こんなに素晴らしい台本に出会えたと思って撮影中は没頭できてすごく楽しかったです」と満足げ。舞台あいさつの途中から登場した羽生善治三冠も「映画を見た時に随所随所で村山さんが生活していた場所だったり時代背景だったりとリアルティーや臨場感を大切にして作られていたとひしひしと感じました」と絶賛した。その後、劇中での「もしも神様がいたら何を願う?」というセリフにかけ、登壇者にその答えを求めるコーナーも実施。最初は「パス」と回答を保留した松山だったが、登壇者が一通り回答すると発言を求めて「リリーさんに撮影中に言われてうれしかったのが、『子どもが3人もいるのに童貞臭がすごいよね』と言われ、それは村山さんと共通していると思ったので自信がつきました。確かに20代の頃から童貞俳優と言われてきて、僕自身柄本時生という俳優を発見してから、すごい童貞俳優がいると気づいたので、童貞俳優を取り戻したいです。僕の上を確実にいっていると思いますよ」と答えて会場の笑いを誘っていた。松山ケンイチ主演の本作は、天才棋士・羽生善治を追い詰めた伝説の棋士・村山聖の実話を元にした奇跡の物語。病と闘いながら全力で駆け抜けた村山の29年の生涯を描く。
2016年11月19日俳優の柄本時生が、17日に放送されたTBS系バラエティ番組『櫻井・有吉THE夜会』(毎週木曜21:57~22:54)にゲスト出演。俳優の池松壮亮、女優の前田敦子、高畑充希との集まり「ブス会」について語った。柄本は、「ブス会」という名前について、「ご飯食べに行ったときにあっちゃん(前田)とみっちゃん(高畑)が『私たちブスだから』と言って、池松が『お前ら本当ブスだよな』と言ったら、次の日に『ブス会』というLINEグループが送られてきた」と説明し、「コミュニティの写真は僕だった」と苦笑した。また、「ブス会」の掟として、「前田敦子を"姫"と呼ばなければいけない」と告白。「気付いたらみんなで"姫"と呼んでいて、AKB48でずっとやっていたから電車にあまり乗ったことがないというので『お姫様みたいだね』って」と語った。さらに、「隠し事は絶対禁止!」というルールも設けていることを明かした。「ブス会」のメンバーの中でも、柄本は前田から週2ペースで呼び出されるそうで、「連絡が急にきて、『仕事終わったら連絡して』って。呼ばれて(行くと)、ずっと携帯いじってますね。話があるわけでもなく2時間ずっと」と説明。VTR出演した前田は、柄本を呼び出す理由について「害がないから」「お互い恋仲になることが絶対ないから呼び出しやすい」などと語った。
2016年11月18日俳優の柄本時生が、17日に放送されたTBS系バラエティ番組『櫻井・有吉THE夜会』(毎週木曜21:57~22:54)にゲスト出演し、7年前に女優の高畑充希に告白してフラれたことを明かした。柄本は、池松壮亮、前田敦子、高畑の4人による集まり「ブス会」について話し、その中でも前田から週2回ペースで呼び出されていることを告白。そんな前田がVTR出演し、柄本を呼び出す理由について「害がないから」「お互い恋仲になることが絶対ないから呼び出しやすい」などと説明した。前田はまた、7年前に柄本が高畑に告白していたことを明かし、「『みっちゃんに本当にゾッコンだった。依存していた』って言っていた」と暴露。柄本は「ふざけんなよ」と苦笑するも、「告白してフラれました」と認めた。そして、「僕、映画を見に行くのが趣味で、銀座にすごい古い映画館があるって話をしたら、次の日見に行ってくれたんです。『時生くんの言ってることわかった』ってメールが来て、それで好きになっちゃった」ときっかけを打ち明けた。柄本は「池松とご飯行くんだけど一緒に行かない?」と高畑を何度もご飯に誘い、あるとき池松に「いい加減告白しろよ」と言われ、翌日に告白。ところが、「ごめんなさい。時生さんとは友達でしかいられへん」と断られたという。赤裸々な恋愛トークに、櫻井翔は「芸能人と芸能人の恋愛の話ってこんなにテレビでしていいものなの?」と驚いていた。柄本はまた、現在は4年半付き合っている一般人の彼女がいることも告白。芸能一家の柄本だが、「付き合った初日に(家族に)紹介した」と語った。
2016年11月18日デザイナーの津村耕祐は10月29日、神田で行われる「TRANS ARTS TOKYO 2016」でオリジナル山車と巫女衣装を発表する。津村は昨年、「ビルを着る」というコンセプトで参加した。同イベントは2012年より行われているアートイベントで今年が5回目。今年は10月15日から30日まで東京都心北東部の谷根千、湯島、本郷、上野、神保町、秋葉原、神田など半径2キロで様々な会場で、多数のアーティストが参加して行われている。今回、津村耕祐が参加するのは五十一八クリエイティブ・プロジェクト【アーティスト山車】で、神田錦町の五十通り周辺で行われる。自らがデザインしたオリジナル山車「夢夢(ゆめゆめ)神社」とオリジナル巫女衣装に、神主役として津村本人も参加する。お賽銭は同プロジェクトを通じて被災地に寄付される。同イベントには他に若林拓哉&つばめ舎建築設計が参加する。夢夢神社の四方に下がっている新旧取り混ぜた鈴を鳴らして未来に夢を送る。山車に乗って移動する現代のノマド通信装置が、土曜日の夕方、神田錦町の五十通り周辺を巡る。津村耕佑は三宅一生の下、主にパリコレクションに関わり、1994年「究極の家は服である」という考えを具体化した都市型サバイバルウエアーFINAL HOMEを考案。1982年装苑賞受賞、1992年現代日本美術展準大賞受賞、1994年毎日ファッション大賞新人賞を受賞している。【イベント情報】「TRANS ART TOKYO 2016」五十一八クリエイティブ・プロジェクト【アーティスト山車】会場:東京都千代田区神田錦町五十通り周辺会期:10月29日時間:16:00~18:00(予定)※荒天中止、雨天決行入場無料
2016年10月27日俳優の柄本佑が、10月スタートのTBSドラマ『コック警部の晩餐会』(毎週水曜24:10~24:40)で連続ドラマ初主演を務めることがこのほど、明らかになった。また、今作でタレントの小島瑠璃子がドラマ初挑戦を果たす。この作品は、捜査一課特命警部で料理の腕前がプロ級の"コック警部"こと古久星三(こっく・ほしみつ)が、容疑者たちを晩餐会に招き、犯人をあぶり出すグルメミステリードラマ。コック警部の捜査方針は"料理はウソをつかない"。その一風変わった独自の理論でマイペースに捜査を進める。そして、古久とは性格も正反対で犬猿の仲である新人刑事・七瀬あずみと共に、絶妙なコンビ感で事件解明に挑む。"コック警部"こと古久星三を演じるのは、連続ドラマ初主演となる柄本佑。コック警部の相棒・新人刑事の七瀬あずみ役を、ドラマ初挑戦の小島瑠璃子が演じる。そして、コック警部を目の敵にしている刑事・猫田典雄役にえなりかずき、さらに、女優・歌手・作詞家・作曲家として数々の作品を作り上げてきた藤真利子が、コック警部の捜査に一目置いている刑事部長・一条千鶴を演じる。連ドラ初主演の柄本は「連続ドラマの主演をまさか自分がやることになるとは思ってませんでした。不安といえば不安です。楽しみといえば楽しみです。今、半々の状態です」と心境を告白。また、「今回は小島さんはじめ、えなりさん藤さんと初めて共演させてもらう方ばかりで、どんな現場になるのか、そこは楽しみだらけです。とにかくコツコツと頑張ります」と意気込む。ドラマ初挑戦の小島は「お話をいただいたときは『ついに来たか!』という気持ちでしたが、実際は不安が85%、ワクワクが15%で、とても不安です(笑)」と不安が多いよう。「わたしの役柄を通してコック警部の魅力などを伝えられたらなと思います。ストーリーの邪魔にならないようにしますので、広い心で見守っていただければと思います(笑)。最後には100%楽しかった、で終われるよう頑張ります!」と呼びかけている。(C)TBS
2016年08月28日10月期放送のTBS「テッペン!水ドラ!!」枠では、柄本佑と小島瑠璃子共演で、「コック警部の晩餐会」を放送することが決定した。とある店でラーメンを食していた古久警部(柄本佑)は、新人刑事・あずみ(小島瑠璃子)から事件が発生したと呼び出される。元人気No.1女優が自宅マンションから転落死したというのだ。担当マネジャーの「転落する直前に電話で遺言を言われた」という証言から、猫田刑事(えなりかずき)は自殺だと主張。だが、現場検証が行われる中、テーブルの上に残されたラーメン丼を見つけた古久は、マイ箸とマイスプーンで中に残されたスープと麺を味わうと、あることに気づき「この事件、私が料理しましょう」と現場を後にする。被害者が最後に食べていた物が“長崎ちゃんぽん”だと気づいた古久は、とある容疑者を探し出す。その容疑者とあずみ・猫田・一条刑事部長(藤真利子)を晩餐会に招待。そこで再現された長崎ちゃんぽんから事件の真実が明らかになる! 果たして、古久が料理から見つけ出した真実とは――!?本作は、料理の腕前がプロ級の名刑事が、容疑者たちを晩餐会に招き犯人をあぶり出すグルメミステリードラマ。事件を解決するのは、捜査一課特命警部で料理の腕前がプロ級の“コック警部”こと古久星三(こっくほしみつ)。彼の捜査方針は「料理はウソをつかない」。その一風変わった独自の理論でマイペースに捜査を進める。罪を逃れてのうのうと好きなものを食べている殺人犯を絶対に許さないコック警部は、被害者を理解するため被害者が食したものを再現し、思いを馳せて推理に及ぶ。そんなコック警部とコンビを組む新人刑事の七瀬あずみは、刑事ドラマ好きが高じて念願叶って夢だった刑事になるも、彼の自由過ぎる捜査に振り回され、さらには横暴な猫田刑事にも挟まれてストレスMAX。性格も正反対で犬猿の仲の2人が、絶妙なコンビ感で事件解明に挑む。主人公・コック警部こと古久星三を演じるのは、連続テレビ小説「あさが来た」や来年公開予定の『追憶』の出演も決定している柄本さん。本作で連続ドラマ初主演を務める柄本さんは、「連続ドラマの主演をまさか自分がやることになるとは思ってませんでした。不安といえば不安です。楽しみといえば楽しみです。いま、半々の状態です」と胸中を語り、「初めて共演させてもらう方ばかりで、どんな現場になるのか、そこは楽しみだらけです。とにかくコツコツと頑張ります」と意気込んだ。また、コック警部の相棒・新人刑事の七瀬あずみには、これまでタレント・グラビアモデル・スポーツ番組と様々な分野で活躍してきた小島さん。本作がドラマ初挑戦となる小島さんは「不安が85%、ワクワクが15%で、とても不安です(笑)」と語り、「私自身も昔から刑事ドラマや推理アニメが好きで、刑事に憧れていた時期もあったので、七瀬あずみという役にとても親近感を覚えます」と役についてコメント。また「ストーリーの邪魔にならないようにしますので、広い心で見守っていただければと思います(笑)。最後には100%楽しかった、で終われるよう頑張ります!」とメッセージを寄せた。そして、コック警部を目の敵にしている刑事・猫田典雄には、幼少期から俳優として活躍するえなりかずき。柄本さんの大ファンと語るえなりさんは、「お芝居の邪魔にならないように頑張ります。柄本さんと小島さんとのシーンが多そうなので、楽しく一緒に頑張ります。撮影チームがとっても明るい方ばかりなので、最後まで全速力で走り抜けます」と話した。そのほか、女優・歌手・作詞家・作曲家として数々の作品を作り上げてきた藤真利子が、コック警部の捜査に一目置いている刑事部長・一条千鶴を演じる。これまでの刑事ドラマとは一味違う捜査方法と、個性豊かなキャラクターたちが贈る本格ミステリーと痛快な掛け合いで笑える本ドラマ。続報にも期待したい。テッペン!水ドラ!!「コック警部の晩餐会」は10月より毎週水曜日深夜24時10分~TBSにて放送開始。(cinemacafe.net)
2016年08月28日俳優・柄本佑が、伊原剛志主演のテレビ東京系ドラマ『ヤッさん~築地発! 美味しい事件簿~』(7月22日スタート 毎週金曜20:00~)に出演することが17日、わかった。同作は原宏一『ヤッさん』(双葉文庫)を映像化。移転前の築地市場を舞台に、宿無し無一文でありながら食の天才のヤッさん(伊原)が、柄本演じる青年・タカオとともに、"食"を冒涜するハイエナたちを成敗していく。NHK連続テレビ小説『あさが来た』の出演でも話題となった柄本は今回、職を転々とし、宿無しになってしまったところをヤッさんに拾われ、「食べ手」としての才能を開花させていくという役どころ。柄本はタカオ役について「ヤッさんをはじめ、すごい人たちが周りにいて、タカオは普通の人、むしろちょっとダメな人なので共感できることは多いです」と語る。また柄本は、朝は遅い時間まで寝てしまうため、「築地への憧れはありますが、なかなか機会がなくて……」とこぼすが、撮影で関わることになり「移転する前の築地の場内も見ることができて嬉しいです」と喜びのコメントを寄せた。弟・柄本時生も、同じくテレビ東京系の生瀬勝久主演ドラマ『侠飯~おとこめし~』(7月スタート 毎週金曜24:12~)に出演。ともに主人公の相棒役、人生に迷う青年役となり、テレ東ドラマを盛り上げる。他のキャストとして蕎麦が好きな女子高生・ミサキを山本舞香、築地の仲買人・正一を上地雄輔、韓国料理店の女店主・オモニを板谷由夏、老舗蕎麦屋の店主・橋田を里見浩太朗が演じる。
2016年06月17日俳優の柄本時生が、生瀬勝久主演のテレビ東京系ドラマ『侠飯~おとこめし~』(7月スタート 毎週金曜24:12~)に出演することが15日、わかった。同作は作家・福澤徹三の小説『侠飯~おとこめし~』(文春文庫刊)を原作とし、生瀬演じるヤクザの組長・柳刃竜一が、柄本演じる就職活動中の大学生・良太の家に転がり込み、絶品の料理をふるまうという展開。柄本は「主演の生瀬さんとの共演をとても楽しみにしています。とても面白くなりそうです」と、ドラマの展開に期待を寄せた。また、亮太の大学の友人役3名も決定。紅一点でありながらボーイズラブコミック好きの腐女子・結城春菜役に雑誌『MORE』専属モデルの内田理央、アニメオタク・米倉信也役に高畑淳子の息子としても知られる俳優・高畑裕太、仲間内で唯一就活に成功しているリア充・塩之谷洋介役に、ジュノン・スーパーボーイコンテスト出身の戸塚純貴が出演する。さらに警官役には、コンビで連続ドラマレギュラー出演初となるお笑い芸人・TKOの木下隆行と木本武宏、柳刃の右腕となる若頭役に三浦誠己と、個性豊かな俳優陣が脇を固める。紅一点の内田は「わたし自身、昔から漫画やアニメが大好きで学生時代も男子の友達が多かったので、共感できる所が沢山あると思いました」と役柄との共通点を語り、普段チャームポイントであるお尻は「封印」。木下は「コンビで連ドラに出演するの初めてだから照れるなぁ。コントにならないように気をつけないと(笑)」と、ドラマ出演に向けてコメントを寄せた。(C)「侠飯~おとこめし~」製作委員会
2016年06月15日この度NHK宮崎放送局は、地域ドラマ「宮崎のふたり」を制作する事を発表。本作には、柄本明、森山未來、池脇千鶴らが出演することもこのほど明らかになった。定年退職した男・幸彦(柄本明)は、ひとり宮崎にやって来た。悪態ばかりつく、かなり嫌なオヤジである。 幸彦はかつて新婚旅行で訪れて以来、40年ぶりの宮崎のようだ。妻の京子(原田美枝子)から送られてきた謎のハガキを手に旅する幸彦は、宮崎生まれのタクシー運転手・詠介(森山未來)とその彼女・咲耶(池脇千鶴)に出会う。そして詠介・咲耶のふたりと共に、新婚旅行の際に訪ねた宮崎の思い出の地をたどる中で、これまで犠牲にしてきた妻との時間を取り戻そうとするが…。物語の主な舞台は、新婚旅行の定番コースだった宮崎市・日南市。 異国情緒あふれる南国・宮崎の風景は、日本中の若者の憧れだった。1960年代から70年代にかけて、「新婚旅行ブーム」に沸いた宮崎県。全盛期には年間37万組もの新婚カップルが訪れたとか。そして、それから月日は流れ、いま団塊世代をはじめ、当時訪れた夫婦が新婚旅行の地を再び旅する“もう一度、ハネムーン”が人気となっている。そんな本作は、“もう一度、ハネムーン”を題材に、 新婚旅行から40年…連れ添い続ける夫婦の愛が描かれていく。キャストには、定年退職をし宮崎にやって来た男・幸彦役に、「竜馬がゆく」など時代劇ものから『ウォーターボーイズ』のオカマバーのママなど幅い演技を見せつける柄本さん。妻・京子役に『世界から猫が消えたなら』の公開を控える原田美枝子が演じ、地元のタクシー運転手・詠介、その彼女咲耶役に『苦役列車』で「日本アカデミー賞」優秀主演男優賞を受賞した森山さん、『ジョゼと虎と魚たち』『そこのみにて光り輝く』の池脇さんが好演する。そのほか市毛良枝も出演し、5月から宮崎県宮崎市、日南市ほかにてオールロケで撮影される。脚本は、「リッチマン、プアウーマン」「大切なことはすべて君が教えてくれた」などを手がけてきた安達奈緒子が担当。音楽は、 大河ドラマ「篤姫」などの吉俣良が手掛け、また劇中歌には、「NHK紅白歌合戦」にも出演し、宮崎の新婚旅行ブーム時に流行したデューク・エイセスの「フェニックス・ハネムーン」が使用される。「宮崎のふたり」は10月19日(水)22時~BSプレミアムにて放送開始。(cinemacafe.net)
2016年04月28日朝ドラ「あさが来た」では演じた役柄の奥深さから “惣兵衛ロス”なる言葉まで生まれた柄本佑と、公開中の<a href="">『ちはやふる』</a>や主演映画『森山中教習所』など話題作が控える野村周平が、高校時代からの“先輩&後輩”を演じる、カロリーメイト新CM「Mate」篇が到着した。本作は、プライベートでも仲がよく、リアルな先輩&後輩でもある柄本さん、野村さん2人がそろって登場する、新社会人に向けた応援メッセージともいえるCM。ともに野球に打ち込んでいた高校時代からの先輩&後輩が、社会人となったいま、“下積み”の大切さを噛みしめるというストーリーだ。高校の野球部時代のボール磨き、ストレッチ、ベンチからの応援と、社会人時代の資料作成、名刺交換、カラオケでの盛り上げ役など、2人の動きが2つの時代でリンクしており、いまも昔と変わらないところがありつつも、着実に成長している姿を描いている。ふだんの2人の姿を映し出したかのような自然体な演技をはじめ、部活を頑張る高校球児を演じるため、特殊メイクで坊主頭になった2人の姿にも要注目。CM撮影は、早朝の河川敷のシーンからスタート。ドラマ「若者たち2014」で兄弟役を演じ、ふだんから交流のある2人は、自然な演技でほぼ1テイクでOK。グラウンドでの撮影では、シーンと静まった空間に、柄本さん、野村さんの気合いの入った大声が響き渡り、その迫真の演技はまるで映画のワンシーンのようだったという。カメラが回っていないところでは、野村さんが柄本さんに抱きついたり、2人でふざけたりと終始明るい現場で、坊主頭の特殊メイクで現われたときは、最初はお互いにその姿をいじり合い、「実は坊主大好きなんだよね」と2人とも妙に気に入った様子だったとか。休憩時間には、柄本さんが「オレ、スポーツ苦手なんだよー」と言いながらも、野村さんとテンポよくキャッチボールを楽しんでいた。野村さんがカロリーメイトを投げて2人で分け合うという最後のシーンでは、元野球部という設定にも関わらず、うまくキャッチができなかった柄本さん。キャッチが決まったOKテイクの際には、うれしくて思わず笑ってしまっている可愛い一面も垣間見られたという。さらに、0度の寒空の下、土砂降りの中、大切なプレゼン資料を濡らさずに走るというシーンでは、野村さんが抱えていた紙筒がほぼ濡れていなかったというミラクルも起こっていた。まさに、2人の役者の魅力と底力がつまったCM。柄本さん「誰もが共感できるような内容で、昔そういう時期こういうことあったし、いまもその時と変わってないな、とにかく走るしかないと、勇気をもらえるCMとなっていると思います」とコメント。「ドラマでは兄弟だったので、上司と部下はちょっと恥ずかしかった」としながらも、そんな「2人の坊主姿にもぜひご注目ください」とアピールした。また、野村さんは、柄本さんとの共演を「先輩後輩の役柄は、初めて共演する方だとなかなか難しい部分もあるけど、佑さんとはすでにできているので、すごく入りやすかったです!でも、ドラマでも共演しているので、むず痒い、恥ずかしい部分もありました」と、同じようにテレがあった様子。さらに、社会人の下積みの大切さについて、「(俳優は)下積みの境界線がないので、ずっとしている感じ。まだ29歳なので、先輩たちもたくさんいらっしゃいますし。下積みのひとつとしてはたくさん映画を見て勉強していますね」(柄本さん)、「下積みは死ぬまで続くものだと思っています。地元には仲のいい友だち達がみんな大学卒業の歳なので、就活を頑張っている姿を見ると、自分はまだまだ足りないのではと思ったりもします」(野村さん)と、そろって謙虚に語っていたのが印象的だった。カロリーメイト新CM「Mate」篇は全国にてオンエア中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月04日俳優の柄本明が、関西テレビ・フジテレビ系トーク番組『さんまのまんま』に初出演。柄本の話を受け、司会の明石家さんまが意外な過去を告白する。関西テレビはきょう2日(13:56~14:25)、フジテレビは17日(13:00~13:30)に放送される。年齢を聞かれると「67歳です。もう死にます」と答え、いきなりさんまを爆笑させる柄本。座長を務める「劇団東京乾電池」は今年で創立40周年を迎え、さんまは伝説の舞台『蒲田行進曲』を「東京まで見に行ったんですよ」と振り返る。そこから、柄本が舞台の大道具から俳優になったきっかけや、高田純次やベンガル、イッセー尾形といった劇団仲間との思い出話も語られる。そして、話題は俳優として活躍する息子たちのことに。柄本は長男・佑について「俳優デビューした良かった」と感じた、知られざるエピソードを明かす。さらに、柄本が「自分が出演した作品はあまり見ない」と話すと、出演番組を必ずチェックすることで有名なさんまは「僕も28歳まで、自分の作品を見るのが嫌だったんですよ」と意外な経験を告白しながらアドバイスを送る。
2016年04月02日綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみを迎えて贈るドラマ「わたしを離さないで」。この度、第7話に、柄本佑、水崎綾女の出演が決定。柄本さんは綾瀬さんと2004年の同枠ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」以来、実に12年ぶりの共演となった。2005年の発表直後から話題になり、英国で100万部を超える日系英国人作家のカズオ・イシグロによるベストセラーを基に描く本作。世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えられ育てられてきた恭子、友彦、美和。子どもらしい生活、子どもらしい教育を享受し「普通の子ども」であったはずの彼らはある日、生まれながらにある使命を与えられた「特別な子ども」であると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる。本日19日(金)放送の第6話では、思わず友彦(三浦春馬)に好きだと言ってしまった恭子(綾瀬はるか)だったが、美和(水川あさみ)の知らないところで友彦と秘密を共有することに内心興奮していた。一方、友彦は龍子(伊藤歩)からの手紙によって「陽光出身者で、ある条件を満たせば提供が始まるまで3年間自由に過ごせる“猶予”を得ることが出来る」といううわさが本当で、それは絵を描くことでもらえるものだと確信し、恭子との猶予を獲得するため嫌いだった絵を描くことを決意する。そんなある日突然、真実(中井ノエミ)が恭子のもとへやって来た。「恭子の顔を見に来ただけ」と笑う真実だったが、普段との様子の違いに恭子は不安を覚える…。2月26日(金)放送の第7話に登場する柄本さんが演じるのは、綾瀬さん演じる恭子が介護人を務める提供者・加藤。すでに提供が始まっており、提供者としてある意味で達観している男。ほかの人には話せないような心のうちも不思議と加藤には話せてしまうなど、恭子にとって心のよりどころとなる人物だ。一方、水崎さんは三浦さん演じる友彦と新たに関わることになる女性・中村彩に扮する。陽光学苑とは別の施設で育ち、劣悪な教育環境だったものの、すれることなく心優しく友彦に寄り添う闊達な女性を好演する。三浦さんとは映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』以来の共演となる。柄本さんは綾瀬さんとの12年ぶりとなる共演に「綾瀬さんとお会いするのはほぼ『セカチュー』以来なのですが、何も変わらずに関係が続いていたかのようで、ちょっと同級生に再会した感じに似ていました。とても楽しいです」。さらに今回の役柄についても「監督から加藤は恭子が父性を感じるような男だと言われたので、それを意識しながら演じています。難しいテーマであり、なおかつ途中からの参加なのですが、なんとかドラマの世界に馴染めるよう頑張ります」と気合十分の様子。また水崎さんは、「ドラマは愛や友情など人間としての普遍的なテーマを根底に描きつつも臓器提供に関しても扱うお話です。重くとられてしまうかもしれませんが、生きる上で目を背けてはならないとても重要なテーマのドラマだと思いますので、私も生に向かって懸命に生きる彩という役を精一杯演じたいと思います」とコメントを寄せた。一度は途絶えたはずの恭子、友彦、美和の運命の歯車が再び動き出す、重要な回となりそうな第7話。柄本さん、水崎さんが新たに出演し、数々の謎が明らかになっていく最終章・希望編に注目だ。「わたしを離さないで」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2016年02月19日オムニバス短編映画『TOKYO CITY GIRL』のヒロイン決定オーディションが17日、都内で行われ、女優の飯田祐真(19歳)がグランプリに選ばれた。新進気鋭監督と若手女優がタッグを組む本作は、2015年に公開された『TOKYO CITY GIRL』の第2弾。今秋に公開予定の2016度版は、マイナビが運営する「マイナビウエディング」、「マイナビ賃貸」、「マイナビバイト」とコラボレーションする。「マイナビウエディング」ヒロインの座をかけた最終オーディションには、応募者1,600人の中から書類選考を通過した10人が参加。審査員を務めた山田能龍監督らの前で、ナチュラルな演技を披露した飯田は、「絶対にこの役をとってやろうと思っていたので純粋にうれしい」と大感激。また、モデルの金城茉奈が、2代目「マイナビウエディング」ガールに選ばれ、「CMに出たいと思っていたのでうれしい。感激です!」と喜びを語った。グランプリの飯田は、女優としてドラマ『チア☆ドル』(ABCテレビ 関西地区のみ放送)に出演したほか、モデル、写真家など多岐に渡って活動中。オーディション終了後は、「前作の女優さんたちが実力派だったので、その仲間入りができてうれしい。私が出るからには、良い作品にしたい」と力強く語り、「この映画を機にステップアップして、自分の色を出せる女優になりたい」と笑顔で意気込んだ。また、イベント合間には、本作の男性出演者として発表されたモデルでタレントの栗原類、元「テラスハウス」メンバーで俳優の宮城大樹が登場。「女性を力強く繊細に描く作品」とアピールした栗原は、「僕もお芝居を始めて間もないけど、作り込まず自然に見せることが重要。オーディションに受かったということはチャンスが来たということ。このチャンスをものにして、更なる道に進んで頑張ってほしい」と祝福しながらエールを送った。
2016年01月18日子供の頃から映画が中心の環境に身を置き、ご家族もみな俳優という柄本佑さん。まだ20代とは思えない達観したような雰囲気と映画やドラマでの不思議な存在感は唯一無二。数多くの作品に出演されており、大忙しの柄本さんですが、俳優を仕事としていこうと思ったのは、どうやら最近のようなのです…。* **――14歳で映画でデビューされた時から俳優になろうと思っていらしたんでしょうか?柄本:当時、将来の夢が映画監督だったんです。映画のオーディションの話があった時に言われた、「生で映画監督が見られるよ」って言葉に釣られまして。当時、ちょうど反抗期が始まった頃だったんですが、地方ロケで2か月間ずっと大人の世界に放り込まれて、こんな世界で親父たちはやっているんだってわかって、尊敬する気持ちが芽生えました。ただ、ロケから帰ってきてから、家族で外食に行っても、へんにお会計のこととかを気にする子供になってしまいましたけど(笑)。――そこから俳優になろう、と?柄本:その2か月が本当に刺激的で、普通に学校に行く生活が全然面白くなくなっちゃったんです。周りの同級生が妙に子供に見えたりもして、もう一回、映画をやってみたいと思ってしまったんですよね。ただ、学校を卒業して役者だけってなった時には、やっぱり不安はありました。どこか学生っていう身分が自分を社会につなぎとめてくれていたんです。それが役者だけになった時、それってどんな職業だよ、失業者と何が違うんだって考えてしまった。どうも、この役者っていう仕事がなんだかわからなくなっちゃったんですね。それで、普段の生活と、出勤して労働することのメリハリを意識するようになりました。朝起きて、料理して、朝ごはんを食べて、洗濯して、俺だったら映画をちゃんと観に行くとか、そういう普通の生活を土台にすることを大事にするようになりました。――ご両親が俳優ですし、そんな意識を持っていたとは意外です。柄本:親父とか母ちゃんとかの会話のなかで、耳年増になってわかったつもりになっていましたけれど、体験しないとわからないですね。ようやく俳優が職業だと思えるようになったのは、結婚してからだと思います。自分はこの仕事を続けていくんだなって、客観的に思うようになったというのかな。周りにとっては、大したことじゃないことだけれど、自分にとっては意外と大したことでした。◇えもと・たすく1986年12月16日、東京都生まれ。’01年に映画『美しい夏キリシマ』(’03年公開)の主役オーディションに合格。デビュー後は、映画やドラマ、舞台などで活躍。近作に舞台『桜の園』、映画『ピース オブ ケイク』『GONINサーガ』など。NHKドラマ『あさが来た』に出演中。◇柄本佑さんが出演するドラマ『女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘』(CX系)は、来年1月4 日午後9 時から放送予定。全3話によるオムニバスで、柄本さんは第2話の三浦しをんさん原作の『炎』で、土屋太鳳さん演じる主人公の担任の社会科教諭・木下を演じる。監督は映画『ヴァイブレータ』の廣木隆一さん。※『anan』2015年12月16日号より。写真・内田紘倫インタビュー、文・望月リサ
2015年12月14日どの舞台でもキラリと光る個性が魅力の大空祐飛が、ドイツのベストセラー作家フェルディナント・フォン・シーラッハの最新作(翻訳書名『禁忌』)を世界で初めて舞台化する『TABU』に挑む。刑事事件弁護士であるシーラッハのこれまでの作品は、本屋大賞に選ばれるなど日本でも人気が高く、大空も、まず原作の不思議な世界観に惹かれたと言う。「頭脳プレーと感覚的な世界が共存しているような、理数系と文系が融合された緻密さを感じます。今まで触れたことのない感覚ですね。そこが非常に魅力的で面白いなと思いました」。『TABU』タブー ~シーラッハ 禁忌より~ チケット情報大空が演じるソフィアは、写真家として成功するものの、若い娘を誘拐、殺害した容疑で逮捕される名家の御曹司セバスチャンの恋人。幼い頃に父を亡くし、母の愛も失ったセバスチャンにとって、ソフィアは特別な存在だ。彼女は彼を救うため、弁護士ビーグラーと共に真実を探し求める。「小説の文章から受ける印象では、ソフィアはとても魅力的です。モノクロ写真のように、暗いスタジオに光が射し込んで、そこに輪郭が溶け込んでいるような柔らかさと言うか、独特の美しさを持つ女性で、セバスチャンと同じフィルターを通して物を見て、彼を理解しようとします。自分がそうなれるかは置いておいて(笑)、演じるのはとても楽しみです」。セバスチャン役にはジャニーズJr.の真田佑馬、ビーグラーはベテラン橋爪功が演じる。ふたりとは初共演だが、配役の妙も楽しめそうだ。「異色ですよね(笑)。違う色同士が混ざってどんな色になるのかも面白いところだと思います。真田さんが、不思議な魅力を持ったセバスチャンという役をどのように作られるか。それによって、私も彼に共感し理解していくソフィアを作っていきたいですね。橋爪さんはシーラッハの『犯罪』と『罪悪』を朗読されたことがあって、原作の面白さも理解されているので心強いです」。カンパニーに溶け込むのに時間がかかるという大空にとって、演出家を含め、周囲とどんなコミュニケーションが取れるかも気になると言う。「演出の深作(健太)さんとも初めてですが、気さくな方でホッとしました。稽古では、相手の方を知っていくことでお芝居がスッと馴染んだりするので、緊張感も楽しみながら、うまくコミュニケーションを取りたいです」。公演は6月5日(金)から14日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。その後、愛知、石川、兵庫、福岡、北海道、宮城を巡演。取材・文:原田順子
2015年06月02日俳優の松田龍平が、沖田修一監督の最新作『モヒカン故郷に帰る』(2016年春公開)に主演し、俳優の柄本明と初共演することがこのほど明らかになった。松田は役作りのため、モヒカンヘアに初挑戦。劇中ではバンドのボーカルとしてヘッドバンギングも披露する。本作は、広島の瀬戸内海にたたずむ四島を舞台に、数年ぶりに帰郷したのらくら息子・永吉と昔堅気の頑固おやじ・治のハートフルコメディ。父のガン発覚を機に、心を入れ替えて奮闘する息子の姿を描く。『南極料理人』(2009年)、『横道世之介』(2013年)などを手がけた沖田監督による完全オリジナル脚本。撮影は4月にクランクインし、オール広島ロケで行われる。松田は、プロバンドマンを目指して状況したものの、恋人の妊娠をきっかけに報告がてら数年ぶりに里帰りする永吉を演じる。「沖田さんの脚本は人との距離感がとても綿密に描かれていて、今から撮影に入ることをとても楽しみにしています」と沖田監督との初タッグに期待を寄せ、「"父と息子"から"男と男"になる主人公・永吉を魅力的に演じられたらと思っています」と意気込んだ。息子の帰省に悪態をつきながらも、孫が生まれることがうれしくてたまらない頑固おやじ・治を演じる柄本は、「沖田監督の作品は何本か見ていて、今回ご一緒するのが初めてなので、これからの撮影とても楽しみです。脚本も、オフビートな感じもあり、オーソドックスな懐かしい感じもあり、木下惠介監督『カルメン故郷に帰る』を思い出しました」とこちらも初となる沖田組に感慨深げ。劇中では広島弁でコミカル掛け合いを繰り広げる松田について、「4月からの撮影、松田龍平さんの共演も初めてですが、みなさんで良い作品をつくっていければと思います」と語る。一方の沖田監督は、「生きていればそれでよくて、できることなら難しい話はしたくない。そんな家族の一大事を映画にしたいと思いました。誰にでもあって、いつかはやってくるお話だと思います。現実は、とてもシビアなので、せめて映画の中だけでも、バカバカしいほどコメディにしたいと思いました」と作品に込めた思いと共に、「松田さん柄本さんという魅力的なキャストと共に、楽しい映画を作れたらと思っています」とコメントを寄せた。(C)2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会
2015年03月30日自主制作した短編『フミコの告白』で注目を集め、『陽なたのアオシグレ』で劇場デビューを果たした石田祐康監督が、YKKとスタジオコロリドのコラボレーション作品『FASTENIG DAYS』を完成させた。“ファスナー”を題材にしたアクション作品だ。その他の写真本作は近未来を舞台に、主人公ケイとヨージがファスナーを使ったハイテクマシンで街を守り、人の気持ちを“つないで”いく様を描いた短編作品。劇中には伸張性ファスナーや水密ファスナー、蓄光ファスナーなどYKKのアイテムをモチーフにしたファスナーが登場。現在、Youtubeで全編が無料公開されており、好評を集めている。石田監督は4人の仲間と短編『フミコの告白』を、次作『rain town』を自身を含む2人だけで制作した。しかし、現在はスタジオコロリドに籍を置き、数十人のスタッフを率いて制作にあたっている。「最初の頃はスタッフに自分の意図を伝えるのが大変でしたけど、今では自分ひとりではなしえない物量、アイデア、クオリティを求められるので、集団でやる意味を感じています。この作品に登場する“ファスニングマシン”のメカニックなアイデアや、アクションのアイデアも、別のスタッフが考えてくれたんです」。一方で石田監督は、規模は大きくなっても自身と“つながり”を持てるスタッフと作品づくりをしていきたいと考えているようだ。「これから少数精鋭で、共通理解をちゃんと得られる人たちと、“濃い”ものを作っていきたいですね。少数精鋭のスタッフが各々に“想い”を込められるような度量のある作品が濃くなると思います」。監督の“想い”は日本だけでなく、世界各地のファンにも伝わっている。石田監督はデビュー時から作品をネットにアップしており、観客は世界各国に存在するからだ。「感想は励みになりますね。海外の感想を日本語訳してくれているサイトを見つけて読んだりしていますし、海外からの反応は何よりもうれしいです。ネットに触れる以前から何かを描いて人に見せることが前提というか、人に見せてコメントをもらうことが楽しかったので、それが原動力になっていますね。それはアニメーションを作るようになってからも変わらなくて、笑ってくれたり、話のネタにしてくれたり、人にアクションを起こさせることが楽しいんです」。石田監督にとって作品づくりは“表現”だけではなく、その先の“コミュニケーション”も含んでいる。デジタル技術の進化によって少数でのアニメ制作が可能になり、ネットにアップすることで瞬時に世界中に作品を送り出し、観客とつながることができる現在、石田監督の作品は今後も多くの観客をつなぎ、そのネットワークを広げていくだろう。『FASTENINGDAYS』公式サイト、YouTubeで公開中
2014年11月28日アリエル・ドーフマンの心理サスペンス劇『死と乙女』が大空祐飛、風間杜夫の出演で、2015年3月19日(木)より、東京・シアタークリエで上演されることが決まった。作品はローレンス・オリヴィエ賞 最優秀戯曲賞に輝いたドーフマンの傑作戯曲で、1994年ロマン・ポランスキー監督により映画化もされている。チリの独裁政権崩壊後が舞台。かつて学生運動に加わり過酷な拷問を受けた女が、偶然にも自分を蹂躙した男と再会する。被害者と加害者、そして被害者の夫。シューベルトの名曲『死と乙女』をモチーフに、3人の男女が密室で火花の散るような葛藤を繰り広げる。演出は新進気鋭の谷賢一。公演は2015年3月19日(木)から28日(土)まで。チケットの一般発売は12月13日(土)より。
2014年11月04日ファスナーのトップメーカーYKKがブランディングショートアニメ『FASTENINGDAYS』を製作し、『フミコの告白』で注目を集める石田祐康が監督を、砂原良徳が音楽を、Perfumeがエンディングテーマを務めることが発表された。『FASTENINGDAYS』YKKは創業以来80年に渡ってファスナーや繊維テープなどの分野で世界をリードしているトップメーカー。世界各国でもYKKの製品は圧倒的な信頼を得ており、Fasten=“つなぐ”ことの大切さをさらに広めるために新作アニメーションを製作することになった。監督を務める石田は2009年に手がけた『フミコの告白』が文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞するなど高い評価を集め、昨年には『陽なたのアオシグレ』で劇場デビューも果たした人物。本作では近未来を舞台に、主人公ケイとヨージがファスナーを使ったハイテクマシンで街を守る姿を描いており、劇中には伸張性ファスナーや水密ファスナー、蓄光ファスナーなどYKKのアイテムをモチーフにしたファスナーがたくさん描かれる。ケイの声を白石涼子が、ヨージの声を大浦冬華が務め、Perfumeの『Hurly Burly』がエンディングテーマに起用される。作品は公式サイトとYoutubeで全編無料公開中で、英語、スペイン語、フランス語、中国語の4か国語で全世界向けに公開されるほか、各国のYouTube上でコマーシャル映像として展開される予定。『FASTENINGDAYS』公式サイト、YouTubeで公開中
2014年10月30日