人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。3月のお客様は、ブライダルデザイナーの桂由美さんです。1965年に、桂さんは自身の店を赤坂に開店します。しかしそこに至るまでも、また踏み出した後も苦難が。決してへこたれなかった、その理由とは?第3回目をお届けします。自分の足で立とうと決めた、雨の銀座の帰り道。ウェディングドレスのデザイナーになることは決めましたが、いきなり自分で起業するのはリスクが高い。まずはどこかの会社と一緒にできないだろうかと思案し、当時まだデパートにブライダル部門がなかったので、とあるデパートにお話しに行ったんです。「日本で初めてのブライダル専門店を開いたら話題になりますよ」と。しかし返ってきたのは、「うちは婚礼呉服がドル箱だから、ドレスはできない」という答え。しかも、そうおっしゃったのは婦人服部長さんでした。「申し訳ないけれど、私も社員だから」と…。帰り道、雨がそぼ降る街を泣きながら歩きました。デパートでドレスが買えたらみんな喜ぶだろうし、靴や小物など、関連するものもきっとたくさん売れると思ったのに…。そのときに、自分でやるしかないと心に決めました。そこで“私が始めたこと”という責任感を持てたから、どんなにつらいことも乗り越えられたのかな、と思います。切り開くのは大変だけれど、同時にとても楽しいです。1965年、私は自分のお店を『桂由美ブライダルハウス』とし、自分を「ブライダルコーディネーター」と呼ぶことに。そしてオープン後すぐに「第1回ブライダルコレクション」を開きますと、マスコミに手紙を出しました。反響は上々、でも皆口々に「ブライダルって何?」「え、ウェディングドレス?ならそう書けばいいのに!」…。“ブライダル”という言葉の知名度のなさに落ち込み、ファッション評論家の林邦雄さんに「ウェディングに言い換えるべきか」と相談をしたんです。でも林さんは、「バカなこと言いなさんな!みんなが“これは何?”と興味を持つこと自体が大きなPRになっている。変える必要ない!」と言ってくださった。嬉しかったし勇気が出ました。ゼロから始めたブライダルの仕事、何度も既成概念に阻まれ、そのたびに戦ってきました。でも物事を新しく変える戦いには大きなやりがいが。今も昔も、落ち込んでいる暇はありません!かつら・ゆみブライダルデザイナー。1965年の創業以来、パリコレを含む世界30以上の都市でショーを開催。今年4月には日本のウェディングドレスの変遷がわかるミュージアム「YUMI KATSURA MUSEUM WAKASA 」を福井県にオープン。※『anan』2022年3月23日号より。写真・中島慶子(by anan編集部)
2022年03月19日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。3月のお客様は、ブライダルデザイナーの桂由美さん。おとぎ話好きだった少女は演劇に心をときめかせます。プロデューサーを夢見たものの、なぜブライダルに?!第2回目は、そんな桂さんの紆余曲折のお話です。実は過去に、演劇の道を志そうとしたことが。小学校を出た私は今の共立女子中学校に入学します。しかしここでも裁縫の先生に、「親の仕事を継ぐの?それにしては不器用ね!」と言われ、全然裁縫に気が向きません。そんなときに友人たちと樋口一葉の「たけくらべ」の演劇をやることになり、お話好きだった私が脚本と演出を担当。それが大好評で演劇の虜になりました。高校卒業時にはこっそり文学座研究生に応募し、合格!が、すぐに母親に見つかり、話し合いの結果「1年だけなら」となり、大学と劇団研究生の二足のわらじを履くことに。しかし同じ劇団の芥川龍之介氏のご子息・芥川比呂志さんに「今の演劇界で大事なのは知性。卒業後に戻ってきて」と言われ、1年後に大学に復学。その後私は授業を通じファッションに興味を持つのですが、あれは、“才能がないから諦めなさい”という意味だったのか、本当に知性が大事と言ってくださったのか…。どっちだったのか、今となってはわかりません(笑)。学校の先生を経て、いざブライダルの世界へ。大学で学ぶ中で、洋服づくりも学校の先生も、裁縫が上手い必要はないのかもしれない、と気が付きました。つまり私が考えた服を、私より上手に縫える人はいる。人には向き不向きがあり、自分に向いている道で頑張るべき、ということに気が付きました。それで、結果的には母の学校で先生になりました。当時2000人ほどいた生徒のうち300人から「あと1年学びたい」という希望があり、新たに特別専攻科を作り、卒業制作にウェディングドレスの課題を出したんです。しかし、生徒たちと材料を買いに町に出たものの、生地もなければ靴や手袋や下着などの小物もない。でもそりゃそうで、’60年代、結婚式を挙げた人のうちドレスを着た人は、たった3%程度、まったく根付いてなかった。その状況を見た生徒たちの、「先生がお店を開き、ドレスを着たい人を助けてあげればいいのに」という言葉から、私はブライダルの道に踏み出す勇気をもらったのかもしれません。かつら・ゆみブライダルデザイナー。1965年の創業以来、パリコレを含む世界30以上の都市でショーを開催。今年4月には日本のウェディングドレスの変遷を展示するミュージアム『YUMI KATSURA MUSEUM WAKASA』を福井県にオープン。※『anan』2022年3月16日号より。写真・中島慶子(by anan編集部)
2022年03月13日ユネスコ無形文化遺産に登録された日本の伝統芸能のうち、歌舞伎、文楽、能楽、雅楽、そして沖縄の組踊(くみおどり)を一同に集めた展覧会、『体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-』が3月13日(日)まで東京国立博物館 表慶館で開催されている。鑑賞者が再現舞台に上がり、その空間も堪能できる体験型の展覧会だ。ユネスコ無形文化遺産とは、口承伝承や芸能、社会的慣習、祭礼行事、伝統工芸技術など、無形の文化遺産を国際的に保護することを目的に、2003年に誕生したもの(正式なスタートは2006年の条約発効から)。日本からは、田植踊や田楽、神楽など、現在22件がユネスコ無形文化遺産として登録されている。同展は、このユネスコ無形文化遺産にも登録されている伝統芸能から、代表的な5つの歴史と美、そして受け継がれてきた「わざ」を紹介していくもの。歌舞伎、文楽、能楽、組踊の舞台、雅楽の順で、それぞれの衣装や小道具、資料映像を展示する。また、それぞれの舞台をほぼ原寸大に再現しており、その一部は鑑賞者が自由に上がることができるのも特徴だ。『金門五山桐』舞台装置の再現第一章「歌舞伎」では、舞台で使われる小道具や、江戸時代の錦絵、実際に使用されている衣装などから、歌舞伎の歴史と面白さを紹介する。再現展示は、大盗賊・石川五右衛門が主人公の『金門五山桐』の、南禅寺山門の舞台装置。天井から垂れ下がった桜など、細かいところまで作り込まれており、鑑賞者は舞台に上がりこんで細部まで鑑賞することができる。役柄によって細かく変わる歌舞伎の隈取を浮世絵の展示を用いて解説また、日本最古の映画で国の重要文化財にも指定されている『紅葉狩』(1899年)も展示室内で上映。明治時代の名役者と謳われる九代目市川団十郎と五代目尾上菊五郎の演技が見られる貴重な映像は必見だ。第二章の「文楽」は、大阪で生まれた伝統芸能で浄瑠璃(語り物音楽)に合わせて人形が演技を行うもの。3人がかりで一体の人形を操作し、細やかな表情や繊細な動きで人々の心をひきつける。同展では、実際に使用されている人形や、人形の頭部などを実際の映像とともに展示。人形を操作しやすくするため、穴が随所にあけられている衣装や、演目によって変わる頭部など、めったに見られないものが並ぶ。文楽で使用されている衣装。背中と脇に穴が空いている演目により挿げ替える人形の頭部再現された文楽の舞台は、裏側から見ると黒衣がどのように人形を操っているかがよくわかる。実際の舞台ではわからないことも把握できるのが、この展覧会の醍醐味だ。正面から見る『義経千本桜』の再現裏側から見る『義経千本桜』続く第三章は、室町時代に観阿弥・世阿弥父子が、猿楽を元に大成させた「能楽」。能楽とは、能と狂言をあわせた呼び方。厳粛で優美な歌舞劇、仮面劇の能と、笑いの要素の多い狂言は、どちらも猿楽をルーツに持つ兄弟のような関係にある。この3月に国立能楽堂にて初公開となる復曲能(現在は上演されていない演目を復活上演させた能のこと)『岩船』の記録映像や装束、能面、楽器などが公開されている。能で使用される面大胆な意匠の能装束第4章は、琉球王朝から伝わる「組踊(くみおどり)」。琉球王朝は、遠方から来た使者をもてなすため、踊奉行を置き、長期滞在する客人をもてなしていた。そのなかで18世紀に生まれたのが、歌や舞を折り込みつつ進行する音楽劇「組踊」だ。展覧会では、この舞台の再現とともに、紅型(びんがた)の衣装や小道具を紹介していく。組踊「銘苅子(めかるしー)」の天女組踊に使われる花笠そして最後の章は「雅楽」。5〜9世紀にかけて、中国や朝鮮から伝来し、日本で整理・集成した古代の宮廷芸能の雅楽は、器楽演奏のみの「管絃」と、舞をともなう「舞楽」など、他の伝統芸能とは異なる独特な形態を持っている。展示されている豪華絢爛な装束は、すべて宮内庁式部職楽部で実際に使われているものだ。また、国立劇場で上演された宮内庁式部職楽部出演の雅楽公演の映像も見ることができる。雅楽の装束と小道具・小道具大陸の文化も感じさせる雅楽の装束同展をきっかけに、奥深い伝統芸能の世界を触れて、楽しんでみよう。取材・文:浦島茂世『体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-』2022年1月7日(金)~3月13日(日)、東京国立博物館表慶館にて開催
2022年01月12日アテネ五輪柔道男子100kg超級金メダリスト、鈴木桂治と、首都圏に総合フィットネスクラブ「ジェクサー・フィットネス&スパ」などの施設を展開する、JR東日本スポーツ株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:江藤尚志)は、鈴木桂治が監修する「鈴木桂治 柔道アカデミー」を「ジェクサー・フィットネス&スパ大宮」で開講いたします。鈴木桂治の想い ※イメージ図柔道は、相手を投げる「楽しさ」が魅力です。昨日までできなかった技が、できるようになる「喜び」も学べます。その半面、相手にけがをさせない「思いやり」、相手に投げられる「優しさ」や自分を守る「受身」も大切です。当アカデミーでは、子どもたちの成長に見合った体の使い方を身につけてもらうとともに、相手を思いやり、敬うという「武道の心」も伝えます。子どもたちには、柔道だけを続けるのではなく、柔道で知った「動く喜び」を通じ、ほかのスポーツや新たな目標に挑戦するためのステップアップにつなげてほしいと思っています。子どもたち一人一人が持つ個性と無限の可能性を引き出し、健全な心と体の成長をお手伝いいたします。鈴木桂治も定期的にジェクサーで子どもたちの指導を行います。■スクール概要開講場所 :ジェクサー・フィットネス&スパ大宮(さいたま市大宮区錦町91-4)開講日 :毎週2回(月曜日、木曜日、第5週は基本休講)対象と定員:4歳~幼稚園年長(10名)、小学1、2年生(15名)、小学3年生以上(15名)派遣講師 :武井俊介(武井道場館長、国士舘大学柔道部OB)■会社概要所在地 : 〒170-0005 東京都豊島区南大塚3-33-1 JR大塚南口ビル7F設立 : 1978年3月資本金 : 400,000,000円事業内容: フィットネスクラブ、スイミングクラブなどのスポーツ施設の建設・運営、フットサルクラブの運営、フィットネスクラブなどの企画・運営受託、リラクゼーションスポットの運営、スポーツ事業の受託、介護予防サービス事業URL : ※プレスリリースに掲載されている内容、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月15日元サッカー女子日本代表でタレントの丸山桂里奈が16日、都内で行われた映画『スペース・プレイヤーズ』(8月27日公開)の公開直前イベントに登場した。NBA史上最強のプレイヤーと呼び声の高いバスケットボール選手レブロン・ジェームズを主演に迎え、壮大な無限バーチャル・ワールドで繰り広げられるeスポーツバトルを描いた本作。イベントでは、レブロンの前に立ちはだかる敵チーム、グーンスクワッド“最強の殺し屋軍団”の声優を務める、ココリコの田中直樹、中澤佑二、マヂカルラブリーの野田クリスタル、丸山桂里奈、村上佳菜子が勢ぞろい。また、マヂカルラブリーの村上がMCを務めた。ネカ・オグウマイク選手役/アラクネカ役を務めた丸山は、声優初挑戦。緊張したか聞かれると、「緊張したりしなかったりで、ずっとそういうのをやったりしました」と丸山らしい回答で笑いを誘った。演じたアラクネカはクモを模したキャラクター。「クモということだったのでいつもクモの気持ちになろうと思っていたら、けっこうすんなり入れました」とクモになり切って演じたと言い、「アラクネカの役をやったあと家にクモが増えた。毎日クモと一緒にいます」と話した。イベントでは、声優を務めた5人が2つのゲームに挑戦。本作の魅力を30秒で伝えるプレゼントークバトルと、30秒でどれだけゴールを決められるかを競うバスケットボールシューティングゲームに挑戦し、2つの結果から村上佳菜子がNo.1プレイヤーに決定した。
2021年08月16日2020年に、元サッカー選手の本並健治さんと結婚した、元女子サッカー選手でタレントの丸山桂里奈さん。2021年5月14日にInstagramを更新し、まだ交際していなかった頃に撮影したツーショット写真を披露しました。写真は、2008年に開催された『いまさらサッカー教室』のチラシを手にしている丸山さんと本並さんを撮影したものです。丸山さんは「今見たら婚姻届けを持っているように見えて面白い」とコメント。 この投稿をInstagramで見る 丸山桂里奈(@karinamaruyama)がシェアした投稿 はにかんだような笑顔を浮かべ、1枚のチラシを2人で持つ姿は、まるで初々しいカップルのようですね。丸山さんは、13年前のことを振り返り「この頃はまさか結婚するなんて思ってもみなかった」とつづりました。この頃はまさか結婚するなんて思ってもみなかったから、すごく不思議な感覚があります今は結婚して、夫婦なんだかで思うと嬉しすぎますね人生てわからないなぁ〜karinamaruyamaーより引用(原文ママ)さらに、投稿には『#こう見ると本並さんといるときは』『#安心した顔してるね』『#今見ても』『#出会わせてくれてありがとう』『#幸せです』というハッシュタグが添えられています。写真に対し、ネット上では「すごくいい写真ですね」「お似合いだなあ。まさに運命の2人!」「結婚の前兆に見える」といった声が集まりました。丸山さんだけでなく、本並さんも穏やかな表情を浮かべていますね。当時から仲がよく、いい関係を築いていたことが分かる写真に、心が和みます。[文・構成/grape編集部]
2021年05月15日2015年にスタートした『うめだ文楽』が7年目を迎える。アクセスのいいグランフロント大阪のナレッジシアターを会場に、仕事帰りでも観劇できる時間の上演、わかりやすい解説やゲストとのトークショーも交えた構成。文楽初心者にも入りやすく楽しいと人気が高まり、年1回の公演が定着した。20代から40代の若手技芸員たちを中心にした滅多にないフレッシュな舞台は、彼らの成長の場としても大切な公演だ。しかし、昨年予定されていた第6回がコロナ禍で中止となり、1年を経て開催される。演目は2017年、第3回で上演した『義経千本桜~河連法眼館(かわつらほうげんやかた)の段~』。狐忠信を中心に親子の情愛、狐と人間との慈愛を描く演目で、再演希望の声が最も高くシリーズ初再演、また今回は狐忠信の人形遣いをダブルキャストで上演する。第1回から全回出演の三味線・鶴澤寛太郎に話を聞いた。うめだ文楽2021『義経千本桜 ~河連法眼館の段~』チケット情報「芸能の公演が少しずつ減っているなかで、『うめだ文楽』を開催していただくことに演者として感謝しかないです。僕らも最大限、感染対策に気を付けて生活して、稽古して、絶対にやり遂げるという覚悟でいます」と寛太郎。『うめだ文楽』は「演者全員が若くて、全員で背伸びしたり挑戦したりしている感じ。お客さんも若くて、僕たちと同い年ぐらいの方も来てくださっているのがうれしい」と語る。太夫と三味線の床チームを率いるなか、今回は敢えて第3回と同じメンバー編成で再演に臨む。「体に刷り込んでいかないとダメなので、経験を取ろうと。3、4年経って同じメンバーで再結集してやるわけですから、それだけの上積みが求められる。第3回をご覧いただいた方が来られた時、いくばくかの進歩と成長した姿が舞台から見てとれるようだといいなと思っています」。また毎回人気のトークショーのゲストは、1日目が落語家・桂南光、2日目が作家・三浦しをん。「ずっと応援して、支えてくださっているようでありがたい限りです」と話す寛太郎が楽しみにしているのが、対談相手を勤める3日目、今回初参加の世界的チェリスト・宮田大だ。宮田の弾くチェロで桐竹勘十郎の人形が舞うコラボ企画に2度参加した寛太郎。「チェロは一番邦楽になじむ洋楽器だと思うし、聞きたいことがいっぱいあります。超贅沢ですよ。お客さんより僕の方が楽しみにしているくらいです(笑)」。もしかして演奏が聴けるかも⁉「宮田さんは、僕らが楽しまないと、というタイプなんです。僕は多分、当日楽しむ余裕はないでしょうけど、そんな広い心で取り組めたら、と思います(笑)」。公演は3月26日(金)より28日(日)まで、グランフロント大阪 北館4階 ナレッジシアターにて。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2021年03月10日数多くのバラエティ番組で活躍する丸山桂里奈さん。愛くるしいキャラクターと、ちょっととぼけた発言で、多くの人に愛される人気タレントです。丸山桂里奈がいなければW杯制覇はなかった?丸山さんは元なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)のメンバー。2011年7月に開催されたFIFA女子ワールドカップ(以下、W杯)のメンバーにも選ばれ、準々決勝で決勝点を決めるなど、なでしこジャパンのW杯制覇に貢献しました。2021年2月4日、丸山さんはそんな現役時代の写真を、Instagramに投稿。驚きの声が寄せられています。夫で元サッカー日本代表の本並健治さんに「別人です。笑笑」といわれたという写真がこちら! この投稿をInstagramで見る 丸山桂里奈(@karinamaruyama)がシェアした投稿 ちなみに、こちらは当時の写真を保存していた友人が送ってくれたもの。夫が別人だといってしまう気持ちが分かる…といったら失礼かもしれませんが、あまりの変わりように、さまざまな声が寄せられています。・北川景子さんかと思いました。筋肉スゴい!・浜崎あゆみにも似てる!・やっぱアスリートの身体はかっこいいなー。引き締まった身体は、さすがアスリート。高い身体能力で世界と戦った丸山さんならではのスタイルが、多くの人に衝撃を与えたようです![文・構成/grape編集部]
2021年02月05日落語家・桂文枝(77)の妻・真由美さん(享年67)と、母・治子さん(享年99)が相次いで他界していた。各メディアによると、昨年からガンを患っていた真由美さんは、1月24日に入院先の病院で死去。治子さんは翌25日に、老衰で息を引き取ったという。「文枝さんは、新型コロナによって様々な活動ができなくなったことを嘆いていました。その影響もあったのか、昨年末には“夢を語る場所”だったブログも休止に。真由美さんと治子さんが亡くなり、いっそう落ち込んでいるようです」(スポーツ紙記者)妻と母を亡くしたことを受け、文枝は所属する吉本興業が運営するサイト「ラフ&ピースニュースマガジン」でコメントを発表。「人生の中で2日続けて死亡届を書くなんて思ってもいませんでした」と、心境を告白。「悲しいです辛いです」としながらも、「2人のためにも落語と向き合って今以上の努力をし皆様に喜んでいただくよう芸道に励みますそれしか2人に報いる手立てがありません」と覚悟をつづっている。そんな文枝は’19年3月に本誌で、落語家になった経緯を語っていた。高校在学中に同級生と漫才コンビを結成。進学した関西大学で落語に魅了され、卒業後に落語家の門を叩いた。その際、師匠となる故・桂小文枝さんが提示した入門条件は「親の了承」。幼い頃に父を亡くした文枝にとって、治子さんはたった一人の親だった。だがなかなか話を切り出せず、「就職の面接があるから、人事部長に会って」と嘘をついて連れ出したという。ところが治子さんは「月謝のようなものはいりますかーー。よろしくお願いします」と、師匠に深々とお辞儀したのだった。その時のことを、文枝はこう述懐していた。「母を騙したつもりでしたが、実際は、息子が就職せずに噺家になることに気づいていた。その晩、横で寝ている母を見ると、肩をふるわせながら泣いていました。子が手を離れる安心、それとは反対の寂しさ、先行きへの不安……複雑な感情が渦巻いていたんでしょう。あの晩の、母の背中が目に焼きついて、『どんなことがあってもやめてはいけない』と思いました」■真由美さんは自律神経失調症から救ってくれた恩人「桂三枝」としてデビューした文枝は、’67年にラジオ『歌え!ヤングタウン』(MBS)の司会で一躍ブレーク。『ヤングおー!おー!』(MBS)や『パンチDEデート』(関西テレビ)といった人気番組で、徐々に頭角を現していった。全国的に人気が増し、’72年には『ヒットでヒットバチョンといこう!』(ラジオ大阪)のアシスタントだった真由美さんと結婚。そして放送開始当初から司会を務めてきた『新婚さんいらっしゃい!』(テレビ朝日系)は、ついに今年で50年を迎えた。「本番組は’15年7月、『同一司会者によるトーク番組の最長放送』としてギネス世界記録に認定。文枝さんは『僕にとって何よりの勲章です』と、目に涙を浮かべていました」(前出・スポーツ紙記者)公私ともに順風満帆に見えた文枝だが、40歳をすぎた頃に自律神経失調症と診断された。文枝は’20年4月、その時期の辛さを本誌にこう語っていた。「あの時代、僕は10本以上のレギュラー番組を抱えていて、東京と大阪を往復する日々でした。疲労がピークを迎えたのか、番組によっては撮影中に気分が悪くなって、途中で収録を止めることもあって」次第にめまいを感じるようになり、おなじみの“椅子からコケる芸”にも不安を覚えたという。しかし、真由美さんの一言が文枝を救ったのだった。「いつものようにめまいが怖くて、じーっと自宅の椅子に座っている僕に、『コケて頭を打ったぐらいでは死なへんで』と奥さんが言ってくれたのです。『よく考えたら、そやな』と、ハッとさせられました(笑)。そこから、倒れたら倒れたときやと開き直れるようになって。10年くらいかけて、奥さんが僕を自律神経失調症から回復させてくれたのかな」最愛の真由美さんと治子さんは、天国でも文枝を見守ってくれるだろうーー。
2021年01月28日元サッカー女子日本代表でタレントの丸山桂里奈とモデルのMattが18日、オンラインで開催された「VOCE BEST COSMETICS AWARDS 2020 ONLINE -YouTubeLive-」にMCとして登場した。美容雑誌『VOCE』(講談社刊)が主催する「VOCE BEST COSMETICS AWARDS」は、数あるビューティアワードの中でも化粧品の売上にもっとも直結すると言われる美容界注目の賞。今年は、コロナ禍における新しい贈賞式の形として、オンラインで開催された。冒頭、MCのMattと丸山桂里奈、サブMCの林みなほが登場。丸山は、隣のMattの美しさに釘付けの様子で、「美容といえばMattさんだし、Mattさんといえば美容。こうしてここにいさせていただくだけで、私がきれいになりそうです。ナタデココくらい潤っています」と話すと、Mattは「丸山さんもきれいですよ。ファビラスです」と声をかけた。また、新婚の丸山は改めて結婚を祝福され、「ありがとうございます」と感謝。「順調ではありますけど、ケンカもたまにします」と明かしつつ、「結婚して3カ月。同棲して2カ月。めちゃくちゃ楽しいです」と幸せオーラを放った。
2020年12月18日木彫りの人物像の作品で知られる舟越桂の展覧会『舟越 桂 私の中にある泉』が、12月5日(土)より1月31日(日)まで、渋谷区立松濤美術館で開催されている。1980年代から現代の作品に至るまで、一貫して人物像を作り続けていた舟越の内なる源泉に迫っていく展覧会だ。舟越桂は1951年生まれ、《原の城》や《病醜のダミアン》などの作品で知られる彫刻家の舟越保武、詩人の舟越道子の間に次男として誕生、彫刻の道を志した。2017年に逝去した弟の舟越直木もまた彫刻家として活躍していた。本展は、舟越の足跡を初期作品から丁寧に追っていくものだ。舟越の彫刻作品は楠に彩色をほどこし、大理石の目を入れていることが特徴とされている。しかし、本展では《妻の肖像》のように、まだ目に大理石が入れられていない初期作品も展示。作家の作風の変遷をしっかりと辿ることができる。舟越桂《妻の肖像》1979-80地下1階の展示室には、舟越の初期から2000年前後までの作品が並ぶ。白井晟一が設計した重厚な建物のなかで、動きを抑制し、直立した人物像は強い存在感を醸し出ている。ガラスの衝立もなく、人体とほぼ同じ高さで配置されているため、遠目から見ると鑑賞者と作品が区別できないほど溶け合っていることも。展示風景より展示風景より展示風景よりしかし、そんな写実的な作風で知られた舟越の人物像は1990年代より「異形化」が始まる。通常の人体ではありえないほどの長い首や、ねじれた位置にある腕を持つ人物像が出現しはじめたのだ。2階展示室では、この傾向がさらに強まる2000年代以降の作品を主に展示している。奥 《戦争をみるスフィンクス》2006年 手前《海にとどく手》2016年《言葉をつかむ手》2004年身体という枠組みを自由に拡張して表現を行うようになった舟越は作品に施す着彩も自由になっていく。2003年には、《妻の肖像》以来、約20年ぶりに裸婦像《水に映る月蝕》を制作した。《水に映る月食》2003年そして、2004年より、舟越は半人半獣・両性具有のスフィンクスをモチーフにした「スフィンクス・シリーズ」を制作開始。《スフィンクスには何を問うか?》は、この展覧会が初の披露となる新作だ。《スフィンクスには何を問うか?》2020年ダイナミックに変遷する作品とともに、同展では舟越の思考のプロセスや、人となりを伺わせるものも展示している。彼がノートやボール紙の切れ端に書き留めた言葉やスケッチ、彫刻制作の際に出た木っ端を使って作った木の玩具などは、使う相手を思いやる気持ちにあふれたものだ。舟越が描いたメモ《板きれの人形》1985頃アトリエの再現舟越が社会は人物だけでなく、社会や人々のありかたそのものを真摯に見つめていることは、これらのような、日常の細やかな制作物などからも十分に伺える。展覧会に展示された静謐な作品、そして温かみのあるメモや手作りおもちゃなどをしっかり見ていけば、舟越桂自身に迫ることができるはずだ。取材・文:浦島茂世【開催情報】『舟越 桂 私の中にある泉』12月5日(土)~1月31日(日)、渋谷区立松濤美術館にて開催
2020年12月12日コロナ禍により、今年1月の初春公演以来休館していた国立文楽劇場が、10月31日(土)に開幕する「錦秋文楽公演」で本公演を再開する。それに先駆け、2日間のスペシャル企画「ザ・グレイト文楽」を開催。公演の生配信も決定した。「ザ・グレイト文楽」チケット情報「ザ・グレイト文楽」は、人形遣いの重鎮・桐竹勘十郎と、今日本で一番忙しいと言われるチェリスト・宮田 大がコラボする2部構成の公演。作曲家・黛 敏郎が文楽の世界をチェロで表現した楽曲『BUNRAKU』を宮田が演奏、それに合わせ勘十郎が人形浄瑠璃の名作『関寺小町』をイメージした演技を披露する。後半は『万才』『海女』『関寺小町』『鷺娘』の四段からなる、四季がテーマの舞踊劇『花競四季寿(はなくらべしきのことぶき)』を上演。チェロの音で舞い、さらに太夫・三味線と演じる勘十郎の初役『関寺小町』の見比べ、また音楽表現の聴き比べも。この贅沢な企画公演に参加する人形遣い・吉田簑紫郎と三味線・鶴澤寛太郎が意気込みと見どころを語った。文楽人形は3人で1体を操る“三密”状態であり、足遣いや主遣いなど道具を使い回すため、コロナ禍では上演が難しかった。舞台の休演中は「髪を銀髪にして、体力作りに深夜の倉庫で肉体労働をしていました」という簑紫郎と、「家では手ぬぐいを三味線の糸にかけて音を鳴らさずに弾き続ける“腕かため”というトレーニングを」と話す寛太郎。ふたりは昨年9月、宮田と勘十郎の共演舞台に参加した。「チェロは楽器として一番邦楽になじむ楽器だと思う。『BUNRAKU』という曲にある太棹三味線のような音色や和音階は難しい表現ですが、宮田さんの演奏はすごく上手」(寛太郎)。「洋楽とのコラボは難しいですが、チェロは相性がよくて違和感がなく、『関寺』は本当によかった」(簑紫郎)。『花競四季寿』は本公演再開に向けた美しい曲だが、今回の三味線は四場通して寛太郎がメイン奏者のシンを務める。さらに師匠の竹澤宗介がトメに座る。並び順で一番後輩が座る席のスソに、格上で実力ある人を据える場合に敬意を払ってトメと表記するそうだが、最近は滅多になく、これも企画公演ならでは。寛太郎は「“超”挑戦、プレッシャーですよ。楽しみですなんて言えません。みんな先輩なので底上げしてもらいます。実際は僕ひとりパニックになってると思いますけど、どうやるのか観ていただけたら」と気合が入る。また、人形遣いの簑紫郎は『海女』『鷺娘』の両方を遣う。「今回は勘十郎さんを含め全員が初役で、本公演とは違う新鮮なものを楽しんでいただけるのでは。こんな形や配役は、なかなか観ることができない貴重な公演ですよ」。公演は10月21日(水)・22日(木)国立文楽劇場にて。生配信は22日(木)19時公演が対象。劇場公演のチケットは完売。配信チケットをご利用下さい。取材・文:高橋晴代
2020年10月19日初心者だからといって手加減されると腹が立つ――そんなタイプの人にうってつけの一冊だ。「文楽ナビ」と銘打っているが、初心者にとって、本書を読むのは決してたやすくはない。けれど、いや、だからこそ、読み終えたあとに、生の舞台が観たくてうずうずしてくる。「文楽を一生懸命観れば、能も歌舞伎もわかるようになります」演劇評論家・渡辺保さんの古典芸能のナビシリーズは、『歌舞伎ナビ』『能ナビ』(共に小社刊)に続く第3弾。文楽の演目全16本を、初級編、中級編、上級編、卒業編に分けて、編集者との問答形式で解説。読み進めるうちに、物語の筋書きと、文楽の世界への扉が少しずつ開いていく。「何百年も前にできた古典は難しいのが当たり前。手ぶらで観に行ってはだめです。勉強は大事。本書はそのためのナビゲーションです。同時に、古典であろうと現代ものであろうと、その場で観てわからなければ芸術じゃない。解説でわかろうとしないで、舞台を観て自分で感じてください。人形だからこそ表せる、人間の本質がそこにあります」いまも昔も変わらない男女の機微、親子の情、不可解な人間の性(さが)。文楽は、太夫という語り手がいて、三味線を弾く奏者がいて、人形を動かす人形遣いの三者によってつくられる。しかもそこに楽譜はない。アンサンブルという概念もない。三者が互いの息ひとつで合わせるところに、芸の神髄があるという。「三味線の名人、二代目豊澤団平は『浄瑠璃は語らず語れ、三味線は弾かずに弾け』という金言を残しました。西洋音楽では無音は空白で、それも楽譜で時間が決められています。日本の音楽は、そこは決めない。決めないからこそ、合わせるだけでなく、合ったことが倍増して無限の効果になっていく。そして、主役はむしろその音のない部分であって、音は脇役。何も音のしない部分が、語り手の、弾き手の魂を、観客にストレートに渡す瞬間になるんです」三者それぞれの芸から出る電波が、双方に飛び交って別の空間が生まれる。最初はピンとこなかったそんな解説が、最後の「山の段」を読み終えるころになると、少しずつ目の前に立ち上がってくる。そして巻末に「名人が教えてくれたこと」と題して、文中に登場した往年の名人たちが、カーテンコールのように登場する。太夫、三味線、人形遣い、芸に人生を捧げた人々のドキドキするようなエピソードが語られる。その芸は現代に引き継がれ、江戸の、明治の人たちと同じように、いま私たちも古典の世界に遊ぶことができる。「文楽を一生懸命観れば、能も歌舞伎もわかるようになります。日本の文化のすべてに通じる、芸という概念がわかるようになる」と渡辺さん。古典は過去の遺産ではなく、いまに生きているから面白い。その豊かさを、手加減なしでナビゲートしてくれる。「推し」の芸人を追っかけよう。いざ文楽を観るとなったら、どんなふうに観ればいいのだろう。渡辺さんいわく「公平に観る必要はありません。自分が追っかけたいと思う人を探してください。その芸人に打ち込まない限り、芸はわかりません」。たとえば、国立劇場で現在公演中の演目から「人形なら、第一部の『嫗山姥』で八重桐を遣う勘十郎、第二部の『鑓の権三重帷子』で笹野権三を遣う玉男、女房おさゐの和生。この3人が面白い。勉強なさるのには一番いいと思います」。書を閉じたら、さあ劇場へ。「鑓の権三重帷子」より。写真の人形遣いは三代目桐竹勘十郎。今回の公演では「嫗山姥」に出演。写真提供・国立劇場9月文楽公演公演中~9月22日(火)国立劇場チケットセンター TEL:0570・07・9900渡辺 保『文楽ナビ』「酒屋」「引窓」「寺子屋」、忠臣蔵の「七段目」など人気の演目16本を掲載。あらすじに沿って見どころがわかる。マガジンハウス3000円わたなべ・たもつ演劇評論家。1936年生まれ。東京都出身。古典から現代劇まで、常に自身の身体で感じたことを軸に論評し続ける。『戦後歌舞伎の精神史』(講談社)ほか著書多数。※『anan』2020年9月16日号より。インタビュー、文・佐野由佳(by anan編集部)
2020年09月14日元女子サッカー選手であり、『なでしこジャパン』の一員として活躍し国民栄誉賞にも輝いた、丸山桂里奈さん。現役引退後はタレントとして活動し、明るい人柄で人気を博しています。元『なでしこジャパン』丸山桂里奈が結婚を発表2020年9月5日、丸山さんは埼玉県の『さいたまスーパーアリーナ』で行われたイベント『第31回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2020 AUTUMN/WINTER ONLINE』に出演。新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン配信となった今回のイベントで、丸山さんは純白のウエディングドレスをまといステージに登場しました。タキシード姿で共に現れた、元サッカー日本代表で解説者である、本並健治さんと結婚したことを発表!同じく元サッカー日本代表の前園真聖さんが神父役になり、オンラインで公開結婚式を行いました。サンケイスポーツによると、丸山さんは2人のなれそめについて、このようにコメントしたそうです。壇上でなれそめを聞かれた丸山は「きっかけは私が好きになったこと。もともと人間として大好きでしたが、今年に入ってから唇をもってかれたいなと思うようになりました」と告白。本並氏のタキシード姿を見て「顔も黒だし、黒い服ばっかりだから全然違う人に見えた」と大喜び。本並氏も「いつもジャージかユニホームしか見ていないのできれい。新鮮ですね」と笑みがはじけた。サンケイスポーツーより引用丸山さんと本並さんの公開結婚式にネットを通して多くの人が驚き、祝福しました。「丸山さんの性格なら熱い妻になりそう!」「日本代表カップル誕生!めでたい!」「いい意味でビックリ!幸せなニュースで嬉しい」といった声が上がっています。きっと、笑顔あふれる素敵な家庭になることでしょう。ご結婚おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2020年09月05日コロナ禍で公演中止が続いていた大阪・国立文楽劇場にて、本公演再開の直前となる10月21日(水)・22日(木)、企画公演を開催。人形遣い・桐竹勘十郎とチェリスト・宮田 大による「BUNRAKU」スペシャルコラボが実現する。特別企画として上演される「無伴奏チェロのための『BUNRAKU』」は、作曲家・黛 敏郎が日本の三大芸能のひとつである文楽の世界を、西洋楽器であるチェロで表現した楽曲。今回は指揮者・小澤征爾にもその実力を絶賛され、世界中で活動している、日本を代表するチェリスト宮田 大が演奏。その太夫の語りや三味線の音色を彷彿とさせる旋律に合わせて、桐竹勘十郎が『関寺小町』をイメージした演技を披露する。また、文楽の上演演目は、日本の四季をイメージした舞踊4部作『花競四季寿(はなくらべしきのことぶき)』で、『万才』『海女』『関寺小町』『鷺娘』の四段からなる舞踊劇。太夫と三味線による浄瑠璃に合わせて人形が踊る、観て楽しい、聴いて楽しい演目だ。中でも『関寺小町』は、秋の情景とともに、老婆となった小野小町が若く華やかだった頃を偲ぶ様を描く人形浄瑠璃の名作。桐竹勘十郎が初役で挑む。チェロの音に合わせて舞う『関寺小町』と、後の太夫・三味線と演じる『関寺小町』との見比べや、チェロと太棹三味線の音楽表現比べができるのは、企画公演ならでは。公演に向けて宮田は「桐竹勘十郎さんとはテレビ番組で初共演し、舞台公演でも一度共演させていただいております。これまで文楽の世界と、西洋のクラシック音楽はあまり交流がなかったのですが、作曲家の黛 敏郎さんがチェロ独奏の『BUNRAKU』と言う作品を生み出してくださり、また勘十郎さんがチェロをお好きということもあり、同じ舞台で共に演じることができるきっかけとなりました。なかなか演奏することのできない国立文楽劇場で、日本と西洋の芸術が一つとなり他では味わえない勘十郎さんとの一期一会の再共演がとても楽しみです 」とコメント。勘十郎は「新型コロナウイルス感染症で、特に演劇界はまだまだ先が見えないという状況です。しかし文楽の再開を望んで待っておられる方はたくさんおられます。こんなことで、何百年も大阪で守り育てられてきた芸能が無くなってしまうはずがございません。体力、気力を落とさないよう、できることを少しずつでもやっておりますので、大阪での文楽再開、ぜひとも無事につとめたいと思っています。私たちのお芝居が以前と変わらずつとめられていたら、温かい拍手を頂戴いたしたいと思います」と、大阪での文楽再開へ熱い想いを寄せた。国立文楽劇場では、太夫・三味線・人形遣いによる上演時の飛沫の飛散状況を検証するなど、文楽公演の再開に向けて精一杯の準備を整えて臨む。満を持して開催する⽂楽再開スペシャル公演にご期待を。公演は10月21日(水)・22日(木)大阪・国立文楽劇場にて。9月26日(土)一般発売開始。
2020年08月28日元サッカー女子日本代表でタレントの丸山桂里奈が18日、都内で開催されたDCTVシリーズ「BATWOMAN/バットウーマン〈シーズン1〉」のDVD&デジタル配信を記念したメディア向け撮影&取材会に登壇。“日本版”バットウーマンとして、同シリーズをアピールした。本作は、バットマンが突如消え、3年が経ったゴッサム・シティを舞台に、新時代のヒロイン“バットウーマン”が立ち上がるという物語。DCTVシリーズ初のLGBTヒロインであるバットウーマンが、愛する人や家族、ゴッサム・シティを守るため、数奇な運命に翻弄されながらも、自らの運命を切り開いていく。なでしこジャパンの一員として世界を相手に戦った“ヒーロー”経験があるということで、PRアンバサダーに起用された丸山。赤いウィッグとオーダーメイドの“バットウーマンスーツ”に身を包み、作品の舞台をイメージした摩天楼がそびえる背景の前で、強くてセクシーなバットウーマンになりきってポージングをした。丸山は「このスーツはオーダーメイドで作っていただいたので、すごい着心地が良くて、普段から着たいくらいです。このままサッカーの試合ができるくらい」とスーツのクオリティーに感心する。また、アンバサダーとしてのオファーについて「本当に偶然ですが、最近、演技の仕事がすごく増えたんです。それで、もしかしたら、実写版に選ばれたのかなと思ったら、アンバサダーでした。うれしいことには変わりないんですが」と言って、笑いをとった。さらに、丸山は「イメージトレーニングで、夜中、緑道を歩くようにしてました。なるだけ夜の街をパトロールしようかと。もちろん距離を取りながら。こういう感じで」とポーズを決める。「人からすごく見られてるなとは思ったんですが、バットウーマンになりきろうと。やはりイメージトレーニングが大切なので」と丸山節を炸裂させ、マスコミ陣は爆笑。「バットウーマンとして守りたい人は?」という質問に対して、「やっぱり地元の大田区大森シティを守りたいです。下町って言われてるんですが、どんどん上に上がっていって、下の町がなくなってきているので、下町を大事にしていきたいです」と地元愛を炸裂させた。また、やっつけてみたい人については、元WBA世界ライトフライ級王者でタレントの具志堅用高の名前を挙げた。「世界チャンピオンで強い方ですが、よく一緒にロケへ行くと、本当に強いのかな? と思うことがあるので、バットウーマンになって、戦ってみたい。いつも素振り(シャドー)をされてますが、こぶしの速さは尋常じゃないです」と笑顔で語った。「BATWOMAN/バットウーマン〈シーズン1〉」のVol.1~Vol.5は、8月19日よりDVDレンタルとデジタル配信がスタート。10月14日には、シリーズのブルーレイも発売され、Vol.6~Vol.10のDVDレンタルが開始となる。
2020年08月18日2020年4月14日現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で行動の自粛が求められています。緊急事態宣言が出された地域では、娯楽施設や百貨店などの多くの店が自粛要請に従って営業を取りやめ。しかし、生活に必要な食料品売り場やコンビニエンスストアはほぼ通常通りの営業を行っています。ネット上には自粛によって家から出る機会が減ったことから、営業しているスーパーに家族全員で買い物に来る人たちがいるという声が上がっていました。一般社団法人全国スーパーマーケット協会(以下、全国スーパーマーケット協会)は、「スーパーは遊び場、レジャーランドではありません」と、一家総出での買い物を控えるよう訴えています。感染症流行中も休業しないスーパー「家族で出かけられる!」と思っている人に協会が注意丸山桂里奈「自粛も何もないじゃん」元サッカー日本女子代表で、タレントの丸山桂里奈さんが街で見た光景へについて苦言を呈し、共感の声が寄せられました。全国スーパーマーケット協会の呼びかけもむなしく、丸山さんが街で見たのはスーパーに人がたくさんいる光景でした。緊急事態宣言や自粛要請といいつつも、外出は禁止されていません。しかし、スーパーには家族総出で買い物に来ていたり、マスクもしないで外出している人がいたり、感染防止の意識が足りない人が多くいたのです。丸山さんは「『自粛』っていったって、結局難しい気がする」と苦言を呈しました。自粛て言ったって、結局難しい気がする。諦めてるわけじゃないけど、あれだけスーパーに人がいて、普通に行列に並び、家族揃って律儀にスーパーに行くひとたち。みんな我慢してるし、逆に我慢出来ずにマスクもせずに出かける人達がいたら、自粛もなにもないぢゃん。— karina maruyama丸山桂里奈 (@marukarichan11) 2020年4月13日 また、仕事で買い物になかなか行けない人や、買い物することで経済が回ることを考えながらも、自粛の意識が足りないと指摘。仕事柄だったり、経済的にてなったり色々あるかもしれないけど、でも自分がまずならないことで、なったとしたらまず人にうつさないことで、なおかつ大切な人の為と考えたら普通はしっかり自粛するよね。それにはまず人混みに行かない、行くなら最低限の数で行かなきゃだし、一人一人が考えなきゃだよ。— karina maruyama丸山桂里奈 (@marukarichan11) 2020年4月13日 投稿を読んだ人たちからはさまざまな声が寄せられていました。・本当にその通りだと思います。・小さい子供がいるとそうはいかないんだよね…。なるべく気を付けます。・大切な人を守りたいなら、今は我慢する時。・スーパーで働いているけど、本当に家族で来る人が多い。家族で買い物に来ている人の中には、小さな子供がいて留守番ができなかったり、荷物を運ぶ人手が必要だったりといった理由がある人もいるかもしれません。ですが、できるだけ感染拡大に繋がらないよう一人ひとりの意識を高めていきたいものです。[文・構成/grape編集部]
2020年04月14日上方落語の巨星としてはもちろん、関西のバラエティ番組などでも朗らかな笑顔と聴き心地良い語り口で笑いを提供し、老若男女問わず親しまれた桂米朝。その五年祭を前に、米朝、そして彼とともに数々の弟子を育てあげた絹子夫人の人生模様を描く舞台『喜劇 なにわ夫婦八景 米朝・絹子とおもろい弟子たち』が2月1日(土)から16日(日)まで大阪松竹座で上演される。時は昭和29年。元OSSK(大阪松竹少女歌劇団)のスター・駒ひかること桑田絹子と、まるで事務員のような無名の落語家・桂米朝こと中川清は、時代の運命に導かれるように巡業中に出会う。ほどなく結婚し、3人の子宝に恵まれ、穏やかで順風満帆な夫婦生活……とは夢のまた夢。待っていたのは、一筋縄ではいかない超個性派な内弟子たちとの、てんやわんやな共同生活だった。さらには愛息子の明も、賑やかな弟子たちに後押しされて落語家になりたいと言い出し……。廓正子著『なにわ華がたり』を堤泰之の脚本・演出により舞台化する本作。米朝の背中を追い続けた息子・中川明の語りを軸に、花札のようにめくるめく季節を共に駆け抜けた夫婦と、“弟子”という名の息子たちとの愉快な家族物語が展開。平成8年、米朝の人間国宝認定式に共に向かうまでの夫婦の軌跡が描かれる。歌劇のスターとして一世を風靡した時代から、桂米朝を支える妻となるまでの中川絹子を演じるのは、宝塚歌劇団退団以降、ボーダレスな活躍を続ける真琴つばさ。そして物語の要となる桂米朝役には、ミュージカルから時代劇まで幅広い作品での演技が光る筧利夫。米朝夫婦の長男として生まれ、後に弟子となって父親と同じ道を進む中川明役には内博貴という豪華な顔ぶれが揃った。さらに、米朝の師匠である四代目米團治役には、弟子として長年米朝夫妻と共に暮らした桂ざこばが出演し、物語により深みを持たせる。ほか、松竹新喜劇出身の曽我廼家文童、元OSKトップスターの桜花昇ぼる、NHK連続テレビ小説『スカーレット』の“大久保さん”こと三林京子に、池乃めだか、西川忠志、今野浩喜、野田晋市とバラエティ豊かな面々が集結。上方落語を語る上で欠かせない桂米朝を、陰日向となり支え続けた絹子夫人の人生から、賑やかな米朝一門の日々を綴る舞台。これまで明かされることのなかった米朝の素顔や夫婦愛、親子愛を描くアナザーストーリーを堪能して、和やかな笑顔で劇場を後にしてほしい。文:伊藤由紀子
2020年01月31日国立文楽劇場では、1月3日(金)に新春文楽公演の幕が開く。午前11時開演の第1部は、『七福神宝の入舩(しちふくじんたからのいりふね)』でおめでたく新年を寿いだ後、『傾城反魂香(けいせいはんごんこう)土佐将監閑居の段』。竹本津駒太夫が80年ぶりに竹本錣太夫(しころだゆう)の名跡を復活させる晴れの舞台だ。吃音というハンディを背負いながら、愛妻おとくの支えと師匠の土佐将監の厳しい愛情によって、芸の道をついに自ら切り開く浮世又平の物語は、襲名披露狂言にふさわしい。又平の人形を遣うのは桐竹勘十郎。続いての『曲輪文章(くるわぶんしょう)吉田屋の段』は、新年を迎える準備に忙しい大晦日が舞台。揚屋・吉田屋はただでさえ賑やかな遊郭の雰囲気に加え、正月のしつらえで華やかさを増す。そこへ、勘当され紙衣を着るまでに零落した藤屋伊左衛門が、馴染みの遊女・夕霧に一目会いにと訪れる。今の伊左衛門は一銭ももたない。それなのに態度は豪商の若旦那そのもの。以前と変わらないアンバランスが笑いを誘う。大阪のぼんぼんの能天気さが、なぜか憎めない。最後は勘当が解かれ夕霧の身請けの金も届くので、幸せな気分で劇場を後にできる。伊左衛門を吉田玉男が、夕霧は吉田和生が遣う。吉田蓑助も女房おきさの役で出演。太夫は伊左衛門が咲太夫、夕霧が織太夫。午後4時開演からの第2部は『加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)』。「女忠臣蔵」とも呼ばれている作品だ。奥向きを預かる局岩藤(玉男)が横領に関わる密書を落としてしまい、それを町人出身の中老尾上(和生)が拾ったことから、尾上へのいやがらせがエスカレートする。草履で打たれ辱められる『草履打の段』が有名。後半は、尾上の召使お初(勘十郎)が活躍する。もう1本の『明烏六花曙(あけがらすゆきのあけぼの)山名屋の段』は新吉原を舞台とした遊女・浦里と彼女をめぐる3人の男たちの物語。浦里を吉田勘彌が遣う。語りは豊竹呂太夫、三味線鶴澤清介。新春文楽公演は1月26日(日)まで。文:仲野マリ
2020年01月02日今年は初の全国ツアーを成功させ、来年1月にはドラマ『贋作男はつらいよ』(NHKBSプレミアム)で主役の寅さんも務めるという、脂の乗った落語家・桂雀々が独自の「スーパー落語」を引っ提げて地元・大阪で還暦公演を開く。そこで意気込みを聞いた。「桂雀々独演会 熱血の還暦公演」チケット情報51歳から本拠を東京に移して丸8年。当初は不安もあったと明かすが、ターニングポイントは2年前の落語家生活40周年公演だったと言う。シークレットゲストで登場したのは、なんとミュージシャンの桑田佳祐。落語を通した日々の付き合いからゲスト出演が実現した。他にもさまざまな畑違いの人達との交流が大きな財産になっている。一方、落語に関しては「江戸の噺とはネタもつかない(重ならない)し、キャラクターもかぶらない」と無二の存在感で活躍。今では稽古をつけて欲しいと東京の落語家から請われることも多く「上方の噺に興味のある人が多くなりましたね」と語る。今回の還暦公演で目玉となるのは、芝居さながらの照明や舞台装置に工夫を凝らす「スーパー落語」だ。「新歌舞伎座という大きな舞台で映えるものはないかな?」と昼の部に選んだ演目が『夢八』。いねむりで夢ばかりみている男が空き家の番を頼まれると…。「僕の中では“見せる”落語の代表作。表情、仕草、目線、棒を叩くところの描写と、この噺に出合えてから他の噺に応用できるようになったんです。間が持てるようになったというか、お客さんにうまく伝えられた初めての落語やと思いますね。落語作家の小佐田定雄さんの前振りの脚色が秀逸で、これでようやく落語の面白さが分かったんとちゃうかな」と話す。落語家としての転機と断言する一席。夜の部で披露される『景清』は、腕の良い目貫師・定次郎が目の病を患い…。情味のある噺で「誰かに薦められて、こんなネタは持ってないなと思い、(桂)米朝師匠のところにお稽古に行ったんですよ。師匠はマクラから教えてくださったんですが、中でも『ここは足取りが軽いはずや』とか定次郎の心情も言うてくれはって。そういう意味では“気持ち”の稽古でしたね」。さらに雀々の『景清』を聞いた師匠の桂枝雀からは、描写のアドバイスをもらったとか。まさに、米朝、枝雀というふたりの偉大なる先人の魂がこもった演目だ。桂雀々が自信を持って届ける還暦公演で、渾身の芸を堪能してほしい。公演は2月16日(日)大阪・新歌舞伎座にて。チケットは11月16日(土)一般発売。取材・文:松尾美矢子
2019年11月15日タレントの丸山桂里奈が14日、東京駅地下ののぞみ広場で行われた「東京ばな奈 キットカット ゴールド」PRイベントに出席した。ネスレ日本とグレープストーンは、コラボレーション商品第3弾として11月14日より『東京ばな奈 キットカット ゴールド「見ぃつけたっ」(キットカット ミニ 東京ばな奈味)バナナキャラメル味』の先行販売を東京駅一番街「東京おかしランド」で開始。その発売記念イベントに、同商品のテーマでもある「頑張るみんなを全力応援」にちなんで、全身ゴールドのチアリーダーの衣装を身にまとった丸山桂里奈がスペシャルゲストとして登場した。冒頭から衣装について問われた丸山は「ゴールドのチアリーダーの衣装を用意してもらいましたが、こんなに金はないので、今日はすごいことを成し遂げる気がします」とご満悦で、2011年に行われたドイツ女子ワールドカップで日本初の金メダルを獲得したことにも触れて「たくさん応援してもらって選手たちも走らせてもらいました。応援の力がたくさんあったからだと思います」と観客の声援に感謝した。この日はその時に獲得した金メダルを報道陣や行き交う一般客に披露したが「最初は家の中に保管していましたが、衣替えの時に出てきたので、車のドリンクホルダーに入れています。でも冬になると温かい飲み物や冷たい飲み物が飲みたいからドリンクホルダーが混み合うので、今はダッシュボードに入っています。忘れないですからね」と明かした。また、残り1カ月半となった2019年を振り返り、「あっという間でしたし、テレビのお仕事はスタジオもあればイベントやロケもあって、共演する方が同じでもやることが違います。毎日が刺激的でハッピーな1年でした」と充実した表情で、「いただくお仕事は私に期待してオファーすると思うので、その期待には全て応えたいですね」と来年の抱負を。また、この日はめていた指輪について問われると「令和になって自分で買いました。もうそろそろちゃんとした指輪が欲しいですね」と恋愛や結婚に意欲を見せて「いい人はいないっていうか、スタッフさんを好きになるんです。毎日恋しているんですけど発展がないですね。2020年は語呂もいいし結婚したいです! 2020年は結婚が目標!」と宣言していた。
2019年11月14日大阪・国立文楽劇場の11月文楽公演は、本日11月2日から24日(日)までで、第一部(11時開演)で『心中天網島』、第二部(16時開演)では『通し狂言 仮名手本忠臣蔵』(八段目から十一段目まで)を上演する。11月13日は休演。国立文楽劇場は本年、開場35周年を記念して『仮名手本忠臣蔵』を3回に分けて全段通しで公演するという企画に臨み、4月は序段から四段まで、夏休み特別公演では五段から七段までを上演、この11月の八段から十一段までで、ついに完結する形だ。『忠臣蔵』の終盤というと、ドラマなどでは討入の場面が大きく取り上げられるが、文楽での大きな見どころ・聴きどころは九段目の『山科閑居の段』。大星由良之助と加古川本蔵は塩冶家・桃井家の家老で互いの息子と娘が許嫁であったのに、塩冶判官が松の廊下で高師直に斬りかかり、本蔵がそれを止めたことから大きく運命が分かれてしまう。この段はそれぞれの、家族に対する愛情が悲しい形で実を結ぶ切ない場面だ。人形を遣うのは由良助が吉田玉男、本蔵が桐竹勘十郎。語りは前半が竹本千歳太夫(三味線=豊澤富助)、後半が豊竹藤太夫(三味線=鶴澤藤蔵)。また、第一部は、9月の東京公演に続いて近松門左衛門の最高傑作と評される『心中天網島』で、舞台を牽引する紙屋治兵衛の勘十郎、『河庄の段』後半の小春・吉田簑助、『大和屋の段』切場を語る豊竹咲太夫には特に注目だ。北新地、天満、曽根崎、網島など大阪の地名が出てくる実話を元にした物語だけに、ご当地ならではの感慨が湧いてくるに違いない。文:仲野マリ
2019年11月02日1体の人形を3人の人形遣いが動かす人形浄瑠璃文楽は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されており、日本が誇る伝統芸能だ。その東京公演が本日9月7日から23日(月)まで、東京・国立劇場 小劇場で開催される。11時開演の第一部は『心中天網島(しんじゅう・てんのあみじま)』。16時開演の第二部では『嬢景清八嶋日記(むすめかげきよ・やしまにっき)』と『艶容女舞衣(はですがた・おんなまいぎぬ)』の2作を上演する。『心中天網島』は日本のシェイクスピアとも称される近松門左衛門の傑作のひとつで、大坂の商人・紙屋治兵衛(じへえ)が曽根崎の遊女・小春と心中する話。上之巻にあたる〈河庄の段〉はよく上演されるが、全編を通しで観られる機会は少なく、今回は治兵衛や小春の行く末を最後まで見届けられる。最終段〈道行(みちゆき)名残の橋づくし〉では音楽の美しさが際立つ一方、死にゆく恐怖や無残さが浮き彫りに。とても人形とは思えないリアルな動きから目が離せない。曽根崎から網島目指して進むふたりの足取りの中には、桜橋や天満橋など大坂の中心地に今も残る橋の名前や地名が多く読み込まれている。『艶容女舞衣』も心中ものだが、〈酒屋の段〉では子供を残して死なねばならぬ三勝(さんかつ)の苦しみや、正妻ながら一度も本当の妻になれなかったお園の胸中が切ない。半七と三勝が心中へと向かう〈道行霜夜の千日〉は、東京では44年ぶり。文楽ファンにとってもなかなか観ることができないレアな公演だ。『嬢景清八嶋日記』は、源平合戦での活躍で名を馳せ、平家物語などさまざまに語り継がれている藤原景清を主人公とした物語。平家滅亡後、頼朝暗殺に失敗して捕らえられた景清は、源氏の世など観たくないと自らの目をえぐってしまう。零落し日向の国(宮崎県)で暮らす盲目の景清を案じ、娘がやってくるが景清は親子関係すら否定。長い間会っていなかった父を助けたい娘の一念と、男の生き様を孤高に貫こうとする景清の強いプライドがぶつかり合う場面には、ギリシャ悲劇にも似た壮絶さが感じられる。この『嬢景清八嶋日記』の元になったエピソードは、11月に同じ国立劇場の大劇場で、『孤高勇士嬢景清(ここうのゆうしむすめかげきよ)―日向嶋―』と題し、中村吉右衛門主演の歌舞伎としても上演されるので、歌舞伎と文楽を見比べるのも面白いだろう。文:仲野マリ
2019年09月07日『桂 雀々、はじめての全国ツアー にっぽん、まるごと笑わせまっせ!2019』と題し、3月から全国8都市をめぐるツアーを行っている桂雀々。大阪は8月18日(日)、NHK大阪ホールに登場する。「桂雀々」チケット情報若手時代、師匠の桂枝雀が全国で独演会を開いている姿に憧れていたという。今年、「還暦を前にいつかはやりたかった」という夢がかなった。しかも、大阪公演は59歳になったばかり。この年齢にも特別な思いがある。「師匠は59歳で他界しましたので、ちょうど師匠の年齢に追いつきました。これからがスタートかなと思います」と改めて気を引き締める。オーバーなリアクションにマシンガントーク、賑やかな上方落語でもって更に客席にまで飛び出しそうな勢いで沸かせる。その爆発的な笑いに師匠の面影を見るファンも少なくない。「“俺流”じゃないですけど、誰にも真似できない雀々の形を作り上げることができたらと思いますが、師匠にはまだまだ、まったく追い付きません。ただ、師匠の年齢に近づくにつれ、“あの時、師匠はこう言うてはったな”という思いとか、苦労してはったことが分かるようになりました」。東京に拠点を移して8年、上方落語を知らない観客の心を瞬時に掴むため、マクラにも力を入れている。「1分、2分で“おっ!”と思わせるため、目線に気を配りながら。内容は世情なども多いですが、なにより自分で足を運んで得た情報を取り入れています。しょっぱなにドン!とウケたら“来てる来てる!って思いますね(笑)」とうれしそうに話す。生まれ故郷でもある大阪はホームだけあって、「お帰りなさいという空気感がある」と幕開けを楽しみにしている。そして、NHK大阪ホールという大きな会場だからこそ、1席1席をたっぷりできると意気込む。「大きなホールでの独演会は半年に1回ぐらいなので、ぜひ足を運んでいただいて、まったく異なる空気感、世界観を感じてください!女道楽の内海英華先生にもゲストで出ていただきます」。落語は三席、演目は当日、会場の雰囲気を見て決めるという。「お客さんの空気感で違ってくるので、その時に合ったものをと考えていますが、主に夏の大阪の噺になると思います。夏の大阪を舞台にした噺はたくさんあるので、何をやるか、お楽しみに!」。公演は8月18日(日)NHK大阪ホールにて。チケット発売中。取材・文:岩本
2019年08月09日サッカー女子元日本代表でタレントの丸山桂里奈が16日、都内で行われた「SOMPO パラリンアートカップ2019」開催発表会に、元乃木坂46の若月佑美とサッカー解説者の北澤豪氏とともに出席した。スペシャルゲストとして登場した丸山は、チームパラリンアートプロジェクトの第1段として「将来の夢」をテーマにした得意の絵を披露。「本当に好きで描いているだけなので上手いとかは……」と謙そんしながらも、同プロジェクトについて「初めて見させていただきましたが、素敵な絵ばかりでした。サッカーで心臓を鷲掴みされた衝撃はなかったんですけど、今回の絵を見て衝撃を受けました」と絶賛した。丸山は現在、バラエティー番組などで活躍中。現役時代に一緒にトレーニングをしたという北澤は「非常に重要なポジションを担っていますよ。スポーツ部門の芸能部門といえばちょっと前は武田修宏さんでしたが、いいポジショニングです」と褒めちぎり、それに照れ笑いを浮かべた丸山は「北澤さんみたいにサッカーの人が頑張っているからこそ私たちがバラエティーに出させてもらっているんです」と北澤を立てた。一般社団法人 障がい者自立推進機構は、スポーツをテーマに絵画アート作品を募集し、受賞作を表彰式や展示会などで企業、団体、個人に広め、障がい者の自立支援を目的とする「SOMPO パラリンアートカップ2019」を開催。審査員をを務める若月は、障がい者の絵画について「構成の斬新さに驚かされました。スポーツの絵を描いてと言われたら、私は何かの競技をしている絵を描きますが、虫とかロボットが一緒になってスポーツを描いている作品があり、自分の視野の狭さというか自由に描いて良いだなと思いました」と感想を。若月は、乃木坂46在籍時にオリジナルグッズのデザインを担当するなど、デザインやアートが得意。「今、乃木坂46では美術系の子がみんな卒業しちゃったんです。伊藤万理華ちゃんや西野七瀬ちゃんが乃木坂46内でグッズを担当してましたが、みんな卒業しちゃったので新しい人を発掘しなければと話し合っていると聞いています」と明かした。また、乃木坂46の元メンバーである衛藤美彩がプロ野球の西武ライオンズに所属する源田壮亮選手との交際を宣言したこともあり、イベント後の囲み会見では関連する質問が飛び出し、「私の後に卒業したので、本人とちゃんと話す機会がなく、今も会えていません」としつつ、「卒業しているので、女性としての幸せを大切にして欲しいですね」とエールを送っていた。
2019年04月17日グランフロント大阪のナレッジキャピタル1階にあるメルセデスブランドの発信拠点「Mercedes me Osaka」にて2月21日、国立文楽劇場・うめだ文楽とコラボしたラッピングカーの展示がスタートし、除幕式が行われた。「うめだ文楽2019」チケット情報今回ラッピングされたのは、3月29日(金)よりグランフロント大阪北館4階のナレッジシアターにて上演される「うめだ文楽2019」の上演演目『義経千本桜 ~道行初音旅~』と『二人三番叟』の世界を描いたアートワーク。除幕式では人形遣いの吉田玉勢(たませ)と吉田簑紫郎(みのしろう)らが『義経千本桜 ~道行初音旅~』に登場する文楽人形の静御前と佐藤忠信を操り、パフォーマンスを行った。『義経千本桜 ~道行初音旅~』は、源義経が吉野山に身を隠しているという噂を聞き、桜が満開の吉野山までやってきた静御前と家臣・佐藤忠信の物語。初回よりうめだ文楽のビジュアルアートワークを担当する池田壮平は「うめだ文楽が5周年ということで、華やかさを一番念頭に置いてデザインしました。メインのフロント部分は、静御前を真ん中に、忠信、狐という構図で構成させていただきました。物語では、忠信が実は狐の化けた姿で、鼓が狐の親。鼓に寄り添いたいという気持ちを表現するためにそういった形にしました。また、鼓から広がる音色というものを着物に見立てて、全体を包み込むように車体をデザインしました」と、デザインで注力したポイントを紹介。そんな池田の話を聞き、前回公演からうめだ文楽のリーダーを務め、静御前を操る簑紫郎は「すごく斬新で素敵なデザインだなと思います。デザイナーさんがお芝居をよくご存知だからこその構成で、素晴らしいですね。本番を観ていただく前に、この斬新なコラボレーションを見ていただいて、気持ちを高めていただければ」とコメント。忠信を操る玉勢も「メルセデスのようなカッコいい車に文楽を現代アートとして表現してくださったことをすごく光栄に思います。世界中の方々に見ていただけるとうれしく思います」と喜びを語った。コラボラッピングカーの展示は3月31日(日)まで。また、メルセデス ミーに併設のDOWNSTAIRS COFFEEでは、期間中コラボドリンク「桜ヨーグルトソーダ」「ホワイト抹茶ラテ」を提供中。ご注文された方にはオリジナルコースターをプレゼント。「5th Anniversary うめだ文楽2019」は、3月29日(金)から31日(日)グランフロント大阪北館4階 ナレッジシアターにて上演。チケット発売中。取材・文:黒石悦子
2019年02月27日「大阪が世界に誇る伝統芸能・文楽の魅力をより多くの人に知ってもらいたい」と、大阪の放送局とナレッジキャピタルがひとつになり、2015年に初開催されたうめだ文楽。その5周年記念となる『うめだ文楽2019』に向けて、1月28日、会場であるナレッジシアターが入るグランフロント大阪北館のUMEKITA FLOORにて、プレ・パフォーマンスが開催された。「うめだ文楽2019」チケット情報今回の上演演目『義経千本桜』の静御前と狐が、ランチタイムで賑わうフロアに登場。吉田簑紫郎、吉田玉彦、吉田簑之、吉田玉延が人形を操りながら練り歩き、サラリーマンやOLらに公演をPRした。パフォーマンスを終えて、本公演のリーダーを務める簑紫郎は「今回は5周年ということで初めての二演目。『二人三番叟』と『義経千本桜』を上演します。分かりやすくて華やかで、初めてご覧になる方でも頭の中を空っぽにして楽しんでいただけるような演目を選ばせていただきました。文楽って、最初はちょっと入りづらいかなとか、敷居が高いイメージを持たれている方も多いと思うのですが、若い人が多い梅田の中心でやることで、初めての方にも気軽に親しんでいただければ」とアピール。また、これまでの4年を通して「毎回、初めてご覧になる方が半分以上で、リピーターになってくださるお客様もいらっしゃいます。次は10回を目標に続けていけるように頑張りたい」と意気込みを見せた。『うめだ文楽2019』は、3月29日(金)から31日(日)まで大阪・グランフロント大阪 北館4F ナレッジシアターにて上演。『二人三番叟』、『義経千本桜 道行初音旅』の上演のほか、東儀秀樹、三浦しをん、桂南光、上田誠ら日替わりゲストとのトークショーもあり。チケットは発売中。取材・文:黒石悦子
2019年01月30日新歌舞伎座開場60周年を記念して桂雀々の独演会が開かれる。講談師の神田松之丞を昼夜のゲストに迎え、昼の部は『天神山』他一席を、夜の部は『愛宕山』他一席を披露する。「桂雀々独演会 in 大阪 新歌舞伎座」チケット情報師匠の生誕80年であり、没後20年となる節目の2019年。枝雀の落語を超えていきたい、その大きな壁、いや山を登りたいと『天神山』と『愛宕山』を選んだ。「僕が30代前半の時でしたかね、師匠に“おまはんは『天神山』とか『代書』とか『宿替え』や『かぜうどん』はやらないのか?”と聞かれたことがあるんです。その当時は、師匠が高座で口演するネタをやるなんて、めっそうもない。ファンは、桂枝雀の得意ネタを観たいから来てるんであって、それを僕がやるなんてそんなそんな…と答えたんです。そしたら“いやいや、あのネタは覚えといたほうがええで”と言ってくださって…。それきっかけに、もう一度、師匠のところに稽古に通ったことがあるんです。その時、最初に稽古してくれたのが『天神山』。非常にわかりやすい教え方でした。“狐も人間も関係ない、生きてるもんは皆おなじや”という情の部分の入れ具合、狐の母と息子の物語、魂の入れ方、力の込め方、最後にほっこりと温もりを感じさせる言い回し、間合い、表情、場面リアリティのある設定、すべてかいつまんで教えてくれました」。『愛宕山』のネタおろしは21歳のとき。「芸歴5年にして初独演会でして。うちの師匠やみんなが父兄参観日みたいに来てくれました。その時、上岡龍太郎さんもいてはって、“舞妓さんの(描写の)かわいいこと。そのかわり愛宕山のまぁ、低いこと”って。自分ではすごく高い山に登ってる気やったんですけど(笑)。ある意味、その言葉が糧になりましたね。10年後に見てもらったら“山、ちょっと高なったなあ”て」。枝雀没後20年が過ぎた。「今こそ、桂枝雀の名を広めないとあかんなと思っています」と力を込める。「“こんなすごい先駆者がいたんですよ”と声を大にして言いたいですね。僕は毎晩、寝る前に師匠の落語を聞くんです。常に師匠の音源を体に通したいと思っています」。枝雀は師弟関係を越えた特別な存在だ。「僕にとっては大きな柱です。16歳でこの人に出会っていなかったら、今の僕もない。本物の父以上の存在ですね。落語に通じる親子やったんやなと思います」。『桂雀々独演会』は2月11日(月・祝)、大阪・上本町の新歌舞伎座で開催。昼の部は、指揮者の佐渡裕と、夜の部は根本要(スターダスト☆レビュー)が特別ゲストとして登場する。トークと歌で、桂枝雀を偲ぶ。チケット発売中。取材・文:岩本和子
2018年12月12日初期の肺がんであると公表したばかりの三遊亭円楽(68)が9月30日、「第12回芸協らくごまつり」に出席した。各スポーツ紙によると7月に亡くなった桂歌丸さん(享年81)への愛情を明かした円楽は「腹黒の円楽では終わりたくない。もう10年くらい落語をやって、落語のすばらしさを伝えたい」と意気込んだという。「笑点」(日本テレビ)ではたびたび歌丸さんに毒を吐いていた円楽だが、その“腹黒キャラ”の立役者こそ歌丸さんだった。番組の大喜利レギュラーとして加入した当初、キャラが確立できず悩んでいたという円楽。16年9月、本誌の取材に歌丸さんが掛けてくれた言葉をこう回想している。「歌丸師匠が『楽さん(当時は三遊亭楽太郎)、困ったら俺のことを言いなよ。あとで編集するんだから何を言っても大丈夫だから』と。それまで師匠と『キザ!』『お化け!』とやり合っていた(三遊亭)小圓遊さん(80年死去)が亡くなったあとでしたから。歌丸師匠にそう言われて『ああ、そうか。小圓遊さんがやっていたようなことをやっていいんだ』と思ったら楽になりました」歌丸さんが円楽に肩を貸したのは、信頼関係があってこそだったようだ。「私は、歌丸師匠の車椅子を押したり、やることをきちんとやっていますから。私がやってきた師匠たちのネタだって、普段の信頼関係がなかったら『なに?この野郎!』ってなるんです。『人間、普段が肝心』と言うけれど、その通りで、肝心なのは普段。普段がちゃんとしていれば、おのずと信頼関係が生まれるんです」歌丸さんとの愛ある関係から、Twitterでは今回のがん公表に《「楽さん、黒いのは腹だけじゃなかったんだねェ」なんて歌丸さんが向こうで苦笑いをしているような気がする》《歌丸さんっ円楽さんを守って》《歌丸師匠、あんたまだこっちくんじゃないよって追い払ってください》といった声の上がっている円楽。まだまだ元気な姿を見せて欲しい!
2018年10月01日元サッカー女子日本代表の丸山桂里奈が1日、東京・渋谷マークシティで行われた映画『プレデター』シリーズ最新作『ザ・プレデター』(9月14日公開)のイベントに登場。ハントされに渋谷に出かけていたという驚きのエピソードを明かした。一人の少年が起動させてしまった謎の装置をきっかけに、宇宙で最も危険なハンター“プレデター”を呼び寄せてしまい、再び人類とプレデターの戦いが勃発する同作。イベントには、名前にハントを意味する“狩り”を冠している丸山が、プレデターをイメージしたドレッドヘアーとハンターをイメージしたサファリ衣装で登場した。プレデターは宇宙最凶ハンターと呼ばれるが、丸山は「昔からプレデターはよく観ていました! 私は地球人以外の生命体がいると注意を促していたので、今回のイベントに呼ばれたのだと思います!」と独特なトークで、集まった報道陣の笑いを誘った。そして、全長2m30cmを超える高さの等身大の“最新作仕様のプレデター像”がお披露目されると、丸山は「大っきいですね! 最新作のプレデターは今までとマスクの感じも違う。ゴールドが入ったデザインもカッコいい! この胸板は筋トレ10時間くらいしないと無理ですね!」と大興奮。MCより「プレデターのような屈強な男性に迫られたら?」と質問されると、「プレデターのような強くてカッコいい、こんな風貌の人は地球にはいない! 特別スペシャルワンですよね!私はプレデターのこと好きです!」と答えた。さらに、イベントが開催された渋谷でのエピソードを聞かれると、「家が近いのでよくハントされに来ています(笑)。勢いよくセンター街に繰り出したり。渋谷って運命が転がっていると思っていて」と驚きのハント話を告白。「最近はあまり来られていないんですが」と加えた。
2018年08月02日