ディオール(Dior)から、ディオールのクリエイションを“色”という切り口でまとめたアートブック『アート オブ カラー(原題:Dior, The Art of Color)』が発売。同書籍の出版を記念したイベントが10月25日、ニューヨークで開催された。同書籍は、12色のキーシェードからインスピレーションを得て創り上げた著名なアーティストやクリエイター達の作品を華麗な写真を通して表現し、「カラー」への情熱を閉じ込めたアートブック。執筆者はジェリー・スタフォードで、アートディレクターはマーク・アソコリが担当した。ピーター・フィリップスやディオールで最初にアーティスティックイメージディレクターを務めたセルジュ・ルタンスらが、様々なカラーを通してクリエイティブの過程について語り、彼らの作品や言葉でディオール ビューティーの歴史を紐解く一冊となっている。10月25日にはニューヨークで、出版を祝したイベントが開催。会場には、ディオールのメイクアップクリエイティブ&イメージディレクターを務めるピーター・フィリップスや、アメリカのファッションブランドであるヴィクトリアズ・シークレット(Victoria's Secret)の新エンジェルにも選ばれ、ディオールのメイクアップアンバサダーも務めるベラ・ハディッド、フォトグラファーのリチャード・バーブリッジを始めとする300人以上のゲストが集結し、色鮮やかな世界観を堪能した。【書籍情報】『アート オブ カラー』(原題:『Dior, The Art of Color』)出版社:リッツォーリ社発刊:2016年10月価格:アメリカ価格115ドル、日本での価格は書店により異なる動画引用元: (ディオールオフィシャルYoutube: )
2016年11月06日六本木の街を舞台にしたアートフェスティバル「六本木アートナイト 2016」のメインプログラムがついに発表。メインプログラムアーティストは彫刻家の名和晃平が務め、作品は10月21日から23日まで六本木ヒルズアリーナ、東京ミッドタウン、国立新美術館にて公開される。今年のメインプログラムとなるのは六本木ヒルズアリーナ、東京ミッドタウン、国立新美術館に出現する、六本木の文化の夜明けを象徴する“森”。名和晃平が、希少植物を求めて世界中を飛び回るプラントハンターの西畠清順と、バルーン(風船)の既成概念を覆す大胆な発想で造形作品を制作するユニットのデイジーバルーンとともに作り出した。六本木ヒルズアリーナでは、西畠が世界各国から集めた多種多様な樹木によって成熟した森が出現。その中で、人と重力、時間と空間の関係性を表現する彫刻作品「エーテル(Ether)」と、白い鹿をモチーフにした作品「White Deer」が出会うシーンが表現される。また、石巻の漁で使用されているブイ(浮き袋)も配置され、都心の森に海の物が混在する幻想的な光景が出現する。東京ミッドタウンでは、バルーンのオブジェに包まれたサボテンなどの多肉植物を多数配置。それらはまるでバルーンの繭によって植物の生育を補助し、再生を促す孵化装置のようであり、生気を取り戻すために保育器で眠りにつく、小さくて未成熟な森の精霊たちの安息地のようでもある。また、国立新美術館では生命の終焉を彷彿させる枯れた木々の他、広大な海を漂い辿りついた流木やブイによって荒涼とした丘を表現。その大地には、名和の彫刻作品「雲の荷車」を引く「風の民」が生命の片鱗を乗せて彷徨い、まるで神話の一節のような光景を創りあげる。なお、点灯時間は10月21日の17時30分から24時まで、22日の11時から23日の6時まで。
2016年10月08日森の中の温泉浴、スパで癒される至福の時間NIKI CLUB&SPAには、ドライハーブを贅沢に使ったハーブ湯と温泉露天風呂、植物の持つ自然治癒力を生かした「ナチュロパシー (植物療法)」の考えに基づいたアロマセラピーサロンnikissimo、そしてヘルシーで洗練されたお料理で評価の高いガーデンレストランが入っています。NIKI CLUB&SPAの温泉施設は、緑に囲まれた温泉の露天風呂とハーブ湯の内湯がガラスで仕切られ、まるで森の中で湯浴みをしているかのよう。湯上がり処には、季節に合わせたヘルシーなハーブティーが置かれ、ゆっくりと湯上がりの時間を楽しめます。アロマのよい香りに満たされたスパnikisssimoでは、ホリスティックに心身ともに癒されるスパトリートメントを受けることができます。食べて綺麗になれそうなヘルシーなスパランチヘルシーなモダン・キュイジーヌのガーデンレストランで、2016年夏から始まった新しいランチメニューがスパに特化したスパランチ。低脂肪・低糖質・低カロリーを基本に、那須高原の野菜をたっぷり使ったコースです。フィトケミカルという野菜の成分をいっぱい含んだスープやズッキーニをひも状にしたパスタなどを5種類のスパ前菜プレートや抗生物質を与えずに飼育した菜彩鶏を低温で調理したメイン料理など、どれも素材の味がとても生きています。一皿一皿、とても美しいお料理はどれもヘルシーで身体が喜ぶお料理でもあります。もちろん夕食もこのガーデンレストランで楽しむことができます。取材・文/小野アムスデン道子店舗情報店名:アート・ビオトープ那須TEL・予約:0287-78-7833住所:栃木県那須郡那須町高久乙
2016年09月12日アート・ビオトープ那須にある、ガラススタジオ&陶芸スタジオ「アート・ビオトープ那須」には、アート体験から本格的な創作活動までできるガラススタジオと陶芸スタジオを備えていて、初心者でも自分だけの作品にトライすることができます。(いずれも有料)陶芸スタジオでは、手びねりの陶芸作品を作ったり、コップやお茶碗への絵付け、ブローチやペンダントなどのパーツに釉薬をのせて焼く七宝焼の体験ができます。七宝焼の釉薬は、ガラスの粉と水を混ぜたもの。とてもきれいな色合いで、混ぜることもできます。釉薬をつけて、1時間後には焼き上がってきます。手作りグラスが翌日にはオリジナルのお土産にガラス工房には、約1,200℃の溶解炉と、ガラスを温めるのに使う約1,170℃のグローリーホールがあって熱気に包まれる。まずは作りたいガラス作品の形や色を見本の中から選びます。グラスを作ることに決定。しかし出来てみるまでどんな風になって出て来るのは分かりません。溶けたガラスに色付けして、ガラスを吹くこと数回。徐々にグラスの形になっていきます。板で押さえて底を作ったら、ガラスに小さな穴を開けて、吹きざおをトンと叩くとグラスが切り離されるので、後はゆっくり冷えるのを一晩待つばかり。翌朝、袋に入って手渡される作品に、もうワクワクドキドキです。取材・文/小野アムスデン道子店舗情報店名:アート・ビオトープ那須TEL・予約:0287-78-7833住所:栃木県那須郡那須町高久乙
2016年09月11日朝ごはんの前に森のコンシェルジュウォーク「アート・ビオトープ那須」の宿泊ゲストは、朝7時半からの1時間ほど、緑や小川、ツリーハウスにキッチンガーデンなどを巡る森のコンシェルジュウォークに無料で参加することができます。NIKI CLUB&SPAのレセプションに集合して、木の階段を下りていくと、そこはもううっそうとした森の中。コンシェルジュに野生の大きなゼンマイや小さなランの花などを教えてもらうと、知らなかった森のいろんな表情が見えてきます。名人の建てたツリーハウスやキッチンガーデンヤマユリが西洋人によって品種改良されて大輪のカサブランカになったこと、アジサイの花は夜にはしぼんでしまうこと、ドングリは千の実が落ちるけど生き残るのは数個なこと。目からウロコの解説に森の散歩の楽しさも100倍。そして散歩の途中には、ツリーハウス作者として有名な小林崇が創るツリーハウス…。かわいい柴犬、ココちゃんが入り口を守るキッチンガーデンは、施設内で使うハーブなどを育てています。無農薬だからそのままかぶりつける水ナス。みずみずしいので猿に食べられてしまうことも多いそう。森と自然の恵みにいろいろ気づかされる楽しいお散歩です。取材・文/小野アムスデン道子店舗情報店名:アート・ビオトープ那須TEL・予約:0287-78-7833住所:栃木県那須郡那須町高久乙
2016年09月10日緑と清らかなせせらぎ、自然の中でアート体験JR那須塩原駅から無料送迎バスで30分ほど。緑深い那須高原、横沢エリアにある「アート・ビオトープ」は、自然の中でアートが息づく空間です。世界各地から招聘されたアーティストが長期滞在して創造に励むこともある宿泊施設は、余計なものはないシンプルさが快適。アート作品が置かれた中庭には、日陰を作るパラソルとチェア、時にはマルシェも開かれるアーティスティックな白い屋台があって、憩いの場になっています。「アート・ビオトープ」の宿泊は、ヘルシーな朝ごはん付き。煎ったナッツなどをミックスした自家製グラノーラ、地元で評判のベーカリーのパン、新鮮なオーガニックな地野菜など。気持ちよく朝のスタートがきれそう。隣接する二期俱楽部のNIKI CLUB&SPAが利用できるのも大きな魅力「アート・ビオトープ」には、アート体験から本格的な創作活動までできるガラススタジオと陶芸スタジオがあって、吹きガラス体験やとんぼ玉作り、絵付けや七宝焼を体験することができます。広大な二期の森の中を専任の「森のコンシェルジュ」に案内してもらっての散策、サイクリングのほかそば打ちなどのアクティビティも。そして、隣接のブティックリゾート「二期俱楽部」の東館、温泉があるNIKI CLUB&SPAを利用することが出来るのも嬉しい。素敵な高原の休日も楽しめます。取材・文/小野アムスデン道子店舗情報店名:アート・ビオトープ那須TEL・予約:0287-78-7833住所:栃木県那須郡那須町高久乙
2016年09月09日京都にある世界遺産・下鴨神社で2016年8月17日(水)から8月31日(水)まで、「下鴨神社 糺(ただす)の森の光の祭」が開催されます。ウルトラテクノロジスト集団・チームラボによって、下鴨神社の境内がアート空間へと変貌するイベントです。見どころをチェックしていきましょう。異能集団チームラボが世界遺産、下鴨神社とコラボレーション!プログラマやCGアニメーター、建築家、グラフィックデザイナーなど、デジタル社会におけるさまざまなスペシャリストによって構成されているウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」。アート、サイエンス、テクノロジーの境界を取り除き、さまざまな分野で活動を行っています。2015年のミラノ万博では日本館で二つの部屋の展示制作を担当し、数々の賞を受賞したことでも話題となりました。そんなチームラボがこの夏手掛けるイベント「下鴨神社糺の森の光の祭」は、世界遺産である下鴨神社を舞台に「呼応する木々」、そして「呼応する球体」の二つの展示を展開。世界遺産を最先端のアート技術を駆使して演出します。●森の参道を光のアート空間に。「呼応する木々」参道沿いに展示される「呼応する木々」は、人が近づくと参道の木々がライトアップされます。さらに光の色が変化したり音が響いたりする仕組みで、光の変化が隣の木々へと徐々に伝搬。木々の光はそれぞれ自律していて、まるでゆっくりと呼吸するかのように安らかに明滅する光を体験できる作品です。●下鴨神社の楼門の中を光る球体で満たす「呼応する球体」「呼応する球体」は、楼門の空間にただよう光の球体が「呼応する木々」の光と同じように、自律的に輝いたり消えたりしながら幻想的な光の空間が作られます。球体は叩いたり押したりして衝撃を与えると、光の色を変化させながら独特の音色を響かせるのが特徴です。その光は周囲の球体にも伝搬し、同じ色の光に変化していきます。球体の光は近くの木々にも呼応し、木々の光はさらに楼門を超え、楼門の外に伸びる参道に設置された「呼応する木々」にも伝搬。辺り一帯を一つの光の現象で包み込みます。なお「呼応する球体」は、8月17日(水)、および土日のみの開催ですのでご注意ください。■スポット情報名称:下鴨神社 糺の森の光の祭会場:下鴨神社(賀茂御祖神社)京都府京都市左京区下鴨泉川町59アクセス:京阪電車・叡山電車の出町柳駅より徒歩で約10分期間:2016年8月17日(水)~31日(水)(「呼応する球体」は8月17日(水)、および期間中の土日のみ開催)時間:18:00~21:30(ライトアップ)公式ページ:
2016年08月17日「六本木アートナイト 2016」が、2016年10月21日(金)から23日(日)まで、六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウンなど東京・六本木エリアの各所で開催される。「六本木アートナイト 2016」概要2016年のテーマは「六本木、アートのプレイグラウンド〜回る、走る、やってみる。〜」。面白い場所を見つけては、そこを自分たちだけのプレイグラウンド(遊び場)にしていた無邪気な幼少期の思いを蘇らせてくれるような、“古いけれど新しい”アート体験を提供する。メインプログラム・アーティストに起用されたのは、現代美術家で彫刻家の名和晃平(なわ こうへい)。彼が、希少植物を追って世界中を飛び回るプラント・ハンターの西畠清順、大胆な発想でファッション業界からも高い評価を得ているバルーン・ユニット「デイジーバルーン」とタッグを組み、六本木ヒルズアリーナ、国立新美術館、東京ミッドタウンの3ヶ所を舞台に、文化の夜明けを象徴する“森”を出現させる。六本木ヒルズアリーナでの展開六本木ヒルズアリーナでは、西畠が世界中から集めた多種多様な樹木によって成熟した森が構成され、名和の彫刻作品「Ether」と「White Deer」が出会うシーンが表現される。ここには、石巻の漁で使用されているブイも配置され、都心に出現した森に海の物が浮遊する、幻想的な光景が広がる。東京ミッドタウンでの展開東京ミッドタウンでは、サボテンなどの多肉植物がバルーンのオブジェに囲まれて点在する。まるで、バルーンの繭はまるで植物の保育器のようであり、森の精霊たちの安息地のようでもある。国立新美術館での展開国立新美術館では、枯れた木々や、流木、ブイによって荒涼とした丘が出現する。そこでは、名和の彫刻作品「雲の荷車」を引く「風の民」が生命の片鱗を乗せて漂い、神話の一節のような光景を表現する。ほかにも、フランスを拠点として国際的に活動しているグループ「カンパニー・デ・キダム」による新作パフォーマンス、六本木のショップやストリートに設置される数々のインスタレーション、街なかパフォーマンスなど多くのプログラムを通して、世界中の人々や文化が交流する六本木の街をアートに染める。なお、メインビジュアルは、グラフィックやモーショングラフィックを中心に、多様な領域で活動する「groovisions(グルーヴィジョンズ)」が担当。イベントのアイコンとして、各所で展開されていく予定だ。【開催概要】「六本木アートナイト 2016」開催日時:2016年10月21日(金)17:30〜10月23日(日)6:0010/21(金)17:30〜24:0010/22(土)11:00〜17:3010/22(土)17:30〜翌10/23(日)6:00※コアタイム・デイタイムは、パフォーマンスやワークショップ等のイベントが集積する時間帯。開催場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース料金:無料(但し、一部のプログラム及び美術館企画展は有料)■メインプログラム・オープニングセレモニー場所: 六本木ヒルズアリーナ日時:10月21日(金) 17:30~18:00・海外招聘パフォーマンス「カンパニー・デ・キダム」による『FierS à Cheval~誇り高き馬~』場所・日時:六本木ヒルズアリーナ 21日(金)18:00~・22日(土)17:30~ / 国立新美術館(西門~スロープ~正門) 21日(金)21:30~・22日(土)21:30~ / 東京ミッドタウン(プラザ 1F) 21日(金)22:30~・22日(土)22:30~ / 六本木ヒルズ 66 プラザ 21日(金)23:30~・22日(土)23:30~※その他パフォーマンスやインスタレーションに関する情報は公式ホームページを参照。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2016年08月07日「ぐるっと展望!現代アート入門 ―高橋コレクション―」展が福井県、金津創作の森にて開催される。会期は2016年7月16日(土)から9月25日(日)まで。現代アートコレクターで精神科医・高橋龍太郎による「高橋コレクション」。彼のコレクションは、草間彌生ら日本の現代アート史に残る名品はもとより、今注目の若手作家の人気作品まで、国内作家を網羅している。本展は、そんな高橋コレクションから日本の現代アートを牽引するアーティスト達の作品が約60点登場する。出展されるのは、日本の伝統美術という文脈のもと再解釈する作品が世界で高い評価を受ける村上隆や、映画『ヘルタースケルター』の監督をはじめアート界に留まらず様々なシーンで活躍し、毒々しいまでビビッドな世界観を演出する蜷川実花など、国内だけでなく世界でその名を知られるアーティストの作品ばかりだ。その他、女の子をモチーフにした絵画が有名な奈良美智。さらに、現在新宿、ミズマアートギャラリーで展覧会を開催中の会田誠の作品も。多くの日本人に馴染のあるアーティストが多数出展し、アートに近寄り難いイメージを持つ人にも、楽しめるコンテンツになっている。まさに展覧会タイトルの通り、日本のアートシーンの今をぐるっと展望できるこの展覧会。今最も注目を集めているアーティスト達の作品を一度に見られるこの貴重な機会に、是非足を運んでみてはいかがだろうか。【開催概要】ぐるっと展望!現代アート入門 ―高橋コレクション―会期:2016年7月16日(土)から9月25日(日)会場:金津創作の森 アートコア ミュージアム-1、ギャラリー、ホワイエ住所:福井県あわら市宮谷57-2-19休館日:月曜日(祝日の場合は開催、翌平日休館) ※8月15日(月)は開館開館時間:10:00~17:00 ※最終入場は16:30まで料金:一般800円(600円)、大学生500円(400円)※障がい者および65歳以上400円、高校生以下無料※( )内は、20名以上の団体料金※半券で2回目が団体料金で観覧(障がい者および65歳以上を除く)■出展作家会田誠、清川あさみ、チームラボ、奈良美智、山口晃、菅木志雄、草間彌生、村上隆、蜷川実花、ヤノベケンジ、荒木経惟ほか
2016年07月25日展覧会「恋する現代アート」が、7月24日から11月23日まで、長野・軽井沢のセゾン現代美術館で開催される。恋愛は、人類最古の叙事詩と言われる『ギルガメッシュ叙事詩』や、日本で平安時代に生まれた世界最古の小説『源氏物語』など、昔から存在する文学作品に登場する。そして、現代美術作品においても数多くの作家が恋愛をテーマに、また、恋愛からインスピレーションを得た作品を創作してきた。本展では恋愛の要素を中心に、「好きな人に切ないまでに深く想いを寄せること」だけでなく、「昔の場所や事物に思いをはせること」という広義の恋からも着想を得ながら、恋愛にまつわる作品や恋愛を彷彿とさせる作品が主観的に展示される。出展作家には、アンディ・ウォーホルと共にアメリカン・ポップ・アートの旗手として知られるロイ・リキテンスタインや、ニュー・ペインティングの代表的な作家で、近年は『バスキア』や『潜水服は蝶の夢を見る』など映画監督としての活動で知られるジュリアン・シュナーベルの他、A.R.ペンク、篠原有司男、エルズワース・ケリー、ロバート・ロンゴ、宇佐美圭司、箱嶋泰美、小林正人らが名を連ねる。軽井沢の森の中で作品に「恋」をして、一見難しそうな現代アートがいかに簡単で面白いかを感じてみては?【イベント情報】「恋する現代アート」会場:一般財団法人セゾン現代美術館住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉芹ヶ沢2140会期:7月24日~11月23日時間:10:00~18:00(11月は17:00閉館)※最終入館は閉館30分前料金:一般1000円、大高生700円、中小生300円休館日:木曜日(9月22日、11月3日は開館)但し8月は無休
2016年07月23日東京都・六本木の森美術館は、日本の現代アートを幅広い視野から検証する、3年に1度のシリーズ展「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」を開催する。会期は2016年3月26日~7月10日。開館時間は10:00~22:00(火曜は17:00まで、ただし5月3日は22:00まで)。入館料は一般1,800円、高校・大学生1,200円、4歳~中学生600円、65歳以上1,500円。同展は、日本、韓国、台湾の4人のキュレーターによって選ばれた、20組のアーティストのバラエティーに富んだ表現を通して、日本の現代アートを幅広い視野から検証し、今日の社会とアートについて考察するもの。「六本木クロッシング」は、同美術館が3年に一度、日本のアートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として2004年から開催してきたシリーズ展で、今回で5回目の開催となる。グローバル化やITの発達、SNSの普及により、個人による情報発信が可能となり、ネットを介したバーチャルなコミュニケーションの機会が増大している今日、このことは自己と他者の関係性にも大きく影響を与え、これまで当たり前のように考えられてきた社会制度や世の中に存在する様々な枠組み、価値観の見直しが求められているという。同展では、独自のリサーチを通して、個の事象やストーリーにスポットを当てる作品を制作しているアーティストたちの眼差しを通して、歴史や身体、性、風景についての新たなイメージが描き出される。森美術館キュレーターの荒木夏実氏は、同展について次のように語っている。「"私"とは誰だろう。私の身体はどのように歴史や他者とつながっているのだろうか。過去と未来、自己と他者が交錯する感覚を、アートを通して味わいながら、世界と自分との新たな関係性を探りたい。」また、同展では、同展出品のインスタレーション作品、野村和弘《笑う祭壇》制作のため、ボタンを無償で提供できる人を募集している。不要になった洋服のボタンや、家に保管されているボタンなど、色や形、大きさはどんなものでも可。なお、《笑う祭壇》は、的あてゲームのように、さまざまな形や色の使い古されたボタンを小さなオブジェに載るように投げることで出来上がる作品。ボタンが散らばり、ゲームを楽しんだ分だけ床のイメージが変わっていき、刻々と変わりゆく風景を楽しむことができる作品になるということだ。送付先など、詳細は同館Webページにて。
2016年01月06日ビートたけしのアート作品の展覧会ビートたけしの「 アートたけし展」が16年2月25日から16年3月7日まで、松屋銀座にて開催される。ビートたけしにとって「絵を描くこと」は、唯一の無心で没頭できる最高の遊びだという。同展は「オイラの絵とか並べて展示してみたら、見て喜んでもらえたりするかなぁ?」というビートたけし自身の発案によって開催が決まった。会場全体にビートたけしならではのエッセンスをちりばめ、カオスのなかにも独特のウィットに富む雰囲気があふれる展示空間を演出し、ビートたけしの脳内に花火のように鮮やかにひらめいた素材、色彩豊かな景色の数々がのぞき込める展示となる予定だ。出展作品は、版画・絵画・半立体作品など約100点で、そのほとんどが初公開のもの。四角い絵を並べるだけにはとどまらず、「四角い平面」をビートたけしがどのように展示するのかも見どころのひとつとなっている。【イベント情報】「 アートたけし展」会場:松屋銀座8階イベントスクエア住所:東京都中央区銀座3-6-1会期:16年2月25日~3月7日時間:10:00~20:00(入場は閉場の30分前まで。最終日は17時閉場。)料金:大人1,000円(700円)、高大生700円(500円)、中学生500円(400円)、小学生300円※()内は前売料金、2月24日まで販売。発売日、発売場所未定
2015年12月26日蓮の花の形をした建物が印象的な「ArtScience Museum at Marina Bay Sands(アートサイエンス・ミュージアム)」は、国際巡回展示が観賞できるシンガポール初の博物館。期間限定で開催される興味深い展示は、常にチェックしておきたい。金曜日には、ファミリー向けのお得なサービスも。マリーナ・ベイを特徴づける個性的な建物マリーナ・ベイ・サンズの併設施設として2011年にオープンしたアートサイエンス・ミュージアム。「芸術科学」をテーマとする博物館としては、世界初と言われている。蓮の花の形が斬新なこの博物館は、建築家モシェ・サフディ氏の設計。マリーナ・ベイ・サンズの会長がこの形を「シンガポールの歓迎をする手」と称賛したように、そのユニークな建築物はシンガポールのアイコンの一つとなっている。10本の「指」の先には天窓が設けられ、壁面をランダムに照らす。この屋根からは、雨水が中央のアトリウムを通って35メートル下のプールに滴り落ちる仕組み。雨水は構内で再利用されており、環境に配慮した建築物としても有名。国際巡回展示を観賞できる場所このミュージアムはアート、デザイン、メディア、建築、テクノロジーをテーマとし、大小合わせて21ものギャラリーにて、最先端の展示を観賞することができる。常設展「ArtScience : A Journey Through Creativity」では、Curiosity(好奇心)、Inspiration(インスピレーション)、Expression(表現)の3つの展示スペースを通し、創造のプロセスへの旅を表現。アーティストの作品を生む原動力、どのようにスキルを身に付け、創り出し、それによって私たちの世界がどう変わるかを考える機会を与えられる。ここでは、常設展に加え、世界的に有名なコレクションの国際巡回展示を開催できるのが最大の特徴。過去には、「タイタニック:アーティファクト エキシビション」「ハリーポッター展」「ダリ:Mind of Genius」など、シンガポールで最も人気の高い展覧会が催されてきた。毎週家族にお得なイベントも毎週金曜日は、子供が無料になる「ファミリーフライデー」を開催。大人のチケット1枚購入につき、12歳未満の子供が4名まで無料で入場できる。また、毎月一回、木曜日には、通常営業の後に「ArtScienceレイト」を開催。通常展示が終わる19時から22時まで、この夜限りの最先端パフォーマンスを目撃しよう。バーもオープンし、アートに浸る大人の夜を過ごすことができる。・詳しいスケジュールと内容はこちらArtScience Museum(アートサイエンス・ミュージアム)・住所:6 Bayfront Ave, Singapore 018974・営業時間:10:00-19:00(最終入館は18:00)・電話:+65 6688 8888・入場料金:展示内容により異なる詳しくはこちら・アクセス方法:マリーナ・ベイ・サンズのベイサイド。ショッピングモールの目の前。MRTベイフロント駅より徒歩10分。©All Photos to Singapore Tourism Board
2015年09月27日白亜の壁が眩しいビクトリア様式の建造物が目を引く美術館「The Arts House(アート・ハウス)」は、シンガポールのアートシーンを語るのに欠かせない場所。国内最古の政府機関が入っていたこの建物は、2003年に美術館として生まれ変わった。併設のレストランやカフェもユニークなので合わせてチェックしよう。役割を変えながら歴史を刻むアート・ハウス1826年にスコットランドの商人ジョン・マックスウェルの個人邸宅であったアート・ハウス。現在でも白く美しく輝くコロニアル調の建物は、後に巨大ホーカーセンター「ラオ・パ・サ」の建築に携わったGeorge Coleman(ジョージ・コールマン)によってデザインされたもの。その後Court House(裁判所)として、1954年から1999年までは国会議事堂として利用され、2003年に現在のアート・ハウスに姿を変えた。邸宅であった時代の名残を思わせるインテリアや、議場の跡地を利用したコンサートホールは、アート・ハウスの歴史的意味を感じさせる。シンガポールのアートシーンを牽引するアートイベントの数々アート・ハウスでは、常設展示に加え、ショートフィルムの上映や、演奏会、ワークショップなど、芸術的なイベントが随時行われている。建物内の部屋やスペースは、アート団体や企業などのイベント向けに有償で貸し出され、更にはウェディングパーティーの会場として利用されることも。シンガポールの国の歴史や建築様式の変遷を学べると同時に、芸術を発信するクリエイティブな場所として国民に重宝されている。※最新のイベント情報はこちら。併設のカフェでアートを感じるアート・ハウスには、5つの個性的な飲食店が併設。本屋とカフェが融合した「earshot café(イヤーショット・カフェ)」は、ゆっくりとコーヒーを飲みながらアートに浸れる絶好の空間。ランチセットのハンバーガーが人気。本格ベトナム料理が楽しめる「Viet Lang」や、生バンドが楽しめるバー「barber shop by timbre」など、魅力的な飲食店ばかり。アート・ハウスは観光スポットで有名な「ラッフルズ卿上陸地点」のすぐ近く。観光の合間にふらっと訪れて、歴史的建築と最先端アートにゆっくりと触れてみてはいかがだろうか。©All photos to Singapore Tourism BoardThe Arts House・住所:1 Old Parliament Lane, Singapore 179429・営業時間:10:00-22:00※BOX OFFICE(チケット売り場)は10:00-20:00。日曜休み。チケット購入が必要なイベント開始の1時間前にオープンする。オンライン購入はこちら・電話:(+65) 6332 6900 / (+65) 6332 6919(BOX OFFICE)・入場料金:チケット購入が必要なイベント以外は無料・アクセス方法:MRT City Hall(シティ・ホール)駅から徒歩5分。
2015年09月17日© Bangkok Art and Culture Centre気軽にタイのアートシーン最先端に触れるなら「バンコク・アート&カルチャー・センター(BACC)」へ。ここは2008年、13年の構想を経てオープンしたアートスポット。真っ白な外観と、らせん状の内部がニューヨークのグッゲンハイム美術館を思わせる特長的な建物。館内にはタイのコンテンポラリーアートがインタラクティブな形で展示されている。ギャラリースペースに加えてショップ、ライブラリー、カフェも併設。美術企画展のほか、音楽や詩、演劇パフォーマンス、映画や文学に関するセミナー、キッズ向けワークショップも行われ、タイのアート好きが集まる。© Bangkok Art and Culture Centre館内は2つのエリアに分かれていて、企画展が開催されるメインギャラリーは上層階の7階、8階、9階に位置。1階には250席のイベントホールと、一休みにぴったりなおしゃれなカフェ「Gallery Drip Coffee」。広くはないが、バリスタが一杯ずつ丁寧にいれてくれ、美術鑑賞の合間はもちろん、近隣でショッピングに訪れた観光客の涼み処としても人気。2階に市民ギャラリーとショップ、3階にもまたショップがあり、4階、5階にはスタジオやミーティングルーム等がある。複数あるショップにはタイをモチーフにしたものや若手作家が手掛けたグッズもあるので、ユニークなお土産が見つかるかも!© TRIPPING!エスカレーターでメインギャラリーまで上ると、象徴的ならせん状のギャラリーと吹き抜けが眼下に広がり、定番のフォトスポットでパシャリ。ぶらり訪れてみるのも良いが、展示の内容は幅広いので、情報を事前にチェックしておくのも良い。さらに地下のアートライブラリーでは、アート関連本や企画展のプログラムを閲覧することが可能。ファミリーには嬉しいキッズコーナーもある。© TRIPPING!マーブンクローン・センター(MBK)、サイアム・ディスカバリー・センター、サイアムスクエアのある交差点の一角にあり、BTSナショナルスタジアム駅直結、サイアム駅CENからも徒歩約5分とアクセスも便利。入館無料なので、ちょっと時間が空いたら気軽に立ち寄ってみて。© Bangkok Art and Culture Centreバンコク・アート&カルチャー・センター(Bangkok Art and Culture Centre (BACC))・住所:939 Rama1 Road, Wangmai, Pathumwan, Bangkok 10330・利用時間:10:00~21:00(月休)・利用料金:無料
2015年07月30日料理とともにアートを楽しめるミュージアムレストラン「THE MOON」が、6月1日 六本木ヒルズ森タワー 52階にオープンした。店内には、森美術館のキュレーターが"光”をテーマにセレクトした 篠田太郎、杉本博司、廣瀬智史、ヤン・ヘギュら4名のコンテンポラリーアート作品が飾られている。レストランは展望台と同じフロアにあり、東京タワーとスカイツリーをはじめ東京の景色を一望できる最高のロケーションだ。料理はガストロノミーがベースの創作フレンチで、昼夜ともにそれぞれ3コースが用意されている。素材は、旬のものを揃え季節感を出すとともに、店名の"月"を彷彿とさせる料理と器でプレゼンテーションにもこだわり、味と見た目の両方で驚きと感動を提供する。また、海外のゲストも多く訪れるため、素材、調理の方法、見せ方など、随所に"和"テイストも取り入れている。店内は、日本人が落ち着く"間”(距離感)を計算しスペースを贅沢に使用しているため、ゆったりとくつろげる空間。インテリアはシンプルながら、テーブルはカッシーナ、椅子は宮崎木材工業などこだわりの家具で統一され、コンテンポラリーアートのもつ無機質な雰囲気と木のぬくもりが見事に調和している。レストランのすぐ隣には、よりカジュアルな雰囲気で時間を気にせず立ち寄れるカフェ「THE SUN」も。こちらでは、洋食メニューを中心に、サンドイッチなどの軽食も用意しているので、用途や時間帯によって使い分けもできる。なお、美術館や展望台によらずカフェ&レストランのみの使用も可能なので、気軽に立ち寄れるのも嬉しい。【レストラン情報】Museum Cafe & RestaurantTHE SUN & THE MOON住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階TEL:ザ サン 03-3470-5235、ザ ムーン 03-3470-0052営業時間:ザ サン 11:00~22:00(LO フード21:00、ドリンク21:30)、ザ ムーン ランチ 11:30~15:30(LO 13:30) ディナー 18:00~23:00(LO 21:00)
2015年06月03日六本木ヒルズ森タワー52 階では、6月1日(月)に「Museum Cafe & Restaurant THE SUN & THE MOON」がオープンする。新しい“食”の体験としてオープンする「Museum Cafe & Restaurant THE SUN & THE MOON」は、カフェエリア「THE SUN」とレストランエリア「THE MOON」から成る。東京のすべてを一望できる圧巻の“パノラマビュー”と、森美術館がキュレーションした選りすぐりの“アート”、季節を感じる“サービス”、利用用途により変化する“レイアウト”、そして都会の喧騒を忘れさせてくれる優雅で落ち着きのある“空間”が、太陽と月のように、2 面性のある異なるスタイルで堪能できるミュージアム カフェ&レストランだ。カフェエリア「THE SUN」は、森美術館や東京シティビューの鑑賞後や普段使いなど、時間を選ばずに気軽に立ち寄れる。店内にはローラン・グラッソ、ポクロン・アナディンといった作家陣のアート作品が展示され、アートやカルチャーなどの語り場としても最適な空間になっている。メニューは、洋食をベースに手頃な価格のセットメニューやサンドイッチなどの軽食も注文できる。展覧会やアート企画とのコラボレーションメニューも展開予定。レストランエリア「THE MOON」は、東京のランドマークである東京タワーと東京スカイツリーを同時に望む、都内随一の眺望を誇る。アートと食の融合をテーマに、森美術館が監修する現代アート作品とガストロノミーをベースにした、日本各地の食材や四季を表現するフランス料理が体感できる。店内の壁面には、このレストランのために購入した、篠田太郎、杉本博司、廣瀬智央、ヤン・ヘギュの4名の作家のアート作品を展示。アートや料理が際立つ空間としてインテリアが配置され、さらに日本独特の間の取り方を落とし込むことで、落ち着いた雰囲気を生み出している。「Museum Cafe & Restaurant THE SUN & THE MOON」がオープンする六本木ヒルズ森タワー52 階は、都内随一のアートやビューを楽しむことができるスポット。週末や仕事終わりのお出かけ先として、ぜひチェックしてみて。(text:cinemacafe.net)
2015年05月29日六本木の街を舞台にした一夜限りのアートの饗宴「六本木アートナイト2015」が、4月25日(土)10時~26日(日)18時まで開催中だ。2013 年、2014 年に続きアーティスティックディレクターを務める日比野克彦氏、新設されたメディアアートディレクターを務める株式会社ライゾマティクス代表取締役の齋藤精一氏が担い、『ハルはアケボノ ひかルつながルさんかすル』をテーマに展開。メインプログラムには、齋藤氏主導でLEDを実装した光る大型トラックによる《アートトラックプロジェクト ハル号 アケボノ号》を実施するほか、参加者が加わってはじめて成立するアートとして、スマホを活用した参加・体験型プログラムも盛り込まれる。本イベントのアーティスティックディレクターの日比野氏によるワークショップは、26日(日)朝から昼にかけてテレビ朝日umuで実施される。日比野克彦と一緒に朝食をとり、語らいながら、集った各々が、昨晩見た夢を思い出す。子どもから大人までどんな方でも参加できる。参加料は、500円。最後には、みんなの絵を写真に撮ってひとつの映像につなぎあわせる。どんなアートができあがるのか楽しみだ。また今回、初の試みとして作品ガイドツアー「六本木アートナイトをもっと楽しむツアー」が開催されることとなった。ただし一般的なガイドツアーとは異なり、ACOPという独自のアート鑑賞法を踏まえ、平野智紀によって事前トレーニングを積んだボランティアガイドが案内するというユニークな内容。そこに集まった参加者との対話を通して、展示作品や六本木の街の魅力が紐解かれる。それは偶然か必然か、これもまたサイトスペシフィックなひとつのアートの形かも?アート作品のみならず、デザイン、音楽、映像、パフォーマンスに至る、さまざまなクリエイティビティとアートが広がる一夜限りのアートナイト。街中で展開される非日常との出合いを、あなたは今年どんな風に体験する?(text:Miwa Ogata)
2015年04月26日軽井沢Karuizawa New Art Museumは5月1日、自然とアートを融合した新チャペル「風通る白樺と苔の森」を長野県・軽井沢にオープンする。同チャペルは、白樺と苔に囲まれた自然とアートを融合した世界に類のない新しいスタイルのチャペルで、日本の現代建築家・隈研吾氏が手掛けた大地と木々に溶け込む透明なチャペルに、フランスの現代美術家・ジャン=ミッシェル オトニエル氏による2つのハートのオブジェ『こころの門』をくぐり、軽井沢(長野県)の自然の中で永遠の愛を誓うことができるという。当日は、チャペルの誕生を記念したオープニングレセプションも開催される予定で、建築家・隈研吾とゲストに菊川怜氏を迎え、新チャペル「風通る白樺と苔の森」がお披露目されるほか、併設する軽井沢ニューアートミュージアム内にある、アートに囲まれて結婚式ができる挙式会場やバンケット(披露宴会場)、ブライダルサロン(控室)なども案内してもらえるとのこと。開催日時は、5月1日15時半~。
2015年04月24日軽井沢ニューアートミュージアムが5月1日、自然とアートを融合した新チャペル「風通る白樺と苔の森」をオープンする。同ミュージアムではこれまで“ニューアートウエディング”と題して、展示空間を会場としたウェディングプランを提案してきた。今回オープンするチャペルは、その象徴的な空間となるもの。地域や環境と密着した建築を目指す日本人建築家の隈研吾と、ヴェルサイユ宮殿庭園内の「水の劇場の木立(Le bosquet du theatre d’eaueau)」を修復したアーティストのジャン=ミッシェル・オトニエルによる共同プロジェクトとなっている。今回のプロジェクトにあたり、隈はまるで大地と木々に溶け込むような透明のチャペルを製作。ここで新郎新婦はジャンが手掛けたよる赤と白、2つのハートオブジェ「心の門」をくぐって、永遠の愛を誓う。チャペルの制作にあたり、隈は「建築というものが必然的に持っている、何かと何かを分けるということを超えたい。建築が今まで持っていた宿命を超えたいという強い思いから、このチャペルは単なる建築物ではなく、ある種の世界に対するメッセージだという風に考えています」とコメント。一方、ジャンは「出来上がるのはチャペルではなくて、むしろ『サンクチュアリ(聖域)』になるのではないかと考えています。精神的に開かれたものであって、そこで結婚する人がいかなる年齢であっても国籍であっても肌の色が異なってもいい、どのような結婚であっても受け入れる、そんな『聖域』であって欲しいと考えています」と語っている。また、オープン初日にはチャペルの誕生を記念し、隈と彼の出身大学である東京大学の後輩に当たる菊川怜を迎えたオープンニングレセプションを開催。チャペルのお披露目が行われる他、併設する軽井沢ニューアートミュージアムの挙式会場やブライダルサロンなどの見学が出来る。
2015年04月22日六本木アートナイト実行委員会は4月25日~26日、「六本木アートナイト2015」を東京都・六本木周辺で開催する。「六本木アートナイト」は、"生活の中でアートを楽しむ"という新しいライフスタイルの提案と、東京における街づくりの先駆的なモデル創出を目的とした一夜限りのアートイベントで、2009年から実施している。6回目となる今回は、「ハルはアケボノ ひかルつながルさんかすル」をテーマに、メディアアートに焦点を当てた内容で展開する。メインプログラムでは、アートプロジェクト「アートトラックプロジェクト ハル号 アケボノ号」を展開。メディアアートディレクターの齋藤精一氏主導で、LEDの実装を施した大型トラック「ハル号」「アケボノ号」が登場し、参加者とのコミュニケーションを創出するとともにパフォーマンスを繰り広げる。「ハル号」は、人格を持った働く車という設定で、常に東京・六本木に関するデータを収集する。「提灯アレイ・ディスプレイ」を搭載し、収集したデータをビジュライズするという。"フレンドリーな性格"で、気軽に写真撮影にも応じるとのこと。「アケボノ号」は巨大なミラーボールを搭載したアートトラック。六本木ヒルズアリーナを基地とするが、国立新美術館や東京ミッドタウンにも出没する。また、同イベントでは毎年、六本木の街なかの店舗やストリート、公園などに作品を展示している。今年は、第15回文化庁メディア芸術祭アート部門にて新人賞を受賞したドローイングマシン「SENSELESS DRAWING BOT」や、多数の巨大な花がゆっくりと稼働する機械彫刻作品「Bloom」が登場する。街なかで行うパフォーマンスとしては、アートトラックと10組のダンスアーティストによる「ダンス・トラック・プロジェクト」や、完全無音のダンスを披露する「サイレントダンスプログラム」、スイッチを押すと"何か"が起こる「六本木アートナイトスイッチ」、移動型ステージショー「ズンマチャンゴのかけら箱」を予定している。そのほかにも、アートな夜の楽しみ方を提案する「ハルはアケボノカフェ」や、テクノロジー・アートのカンファレンス「六本木ダークナイト」、ストローやゼムクリップ、写真を使ったワークショップのほか、外部企業や施設による同時開催プログラムも実施する。開催日時は4月25日10時~4月26日18時で、メインとなるインスタレーションやイベントが集積する時間帯は4月25日の18時22分(日没)~4月26日の4時56分(日の出)となる。なお、各イベントの開催時間は内容によって異なる。開催場所は、六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペースとなる。
2015年04月22日六本木の森美術館(東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー)が、4月25日にリニューアルオープンする。オープンに先駆けて概要が発表された。約4ヶ月にわたる改修工事を経て、森美術館と関連施設のある森タワー52・53階は、全面的にリニューアルされた新しい複合アートスペースとして新生する。改修担当マネージャーによれば、53階の美術館スペースには、重量のある吊り作品や吊り装置にも対応できる新型天井、薄い可動パネル、色反射の少ないニュートラルなホワイト床などを採用し、現代アートの展示によりフィットした内装にしたという。また、コレクション作品を常設展示する「MAMコレクション」用スペースを新設した他、ガラスパーティションとプロジェクターなどを設置した新スペースを展示室内に設けた。オープン初日からは記念展覧会「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」(7月5日まで)が開催される。パリのポンピドゥー・センター分館ポンピドゥー・センター・メスとエルメス財団とのコラボレーション展が日本に巡回するもので、この日本展にのみ人気の仙がい作品や円空仏などが出品される予定。生まれ変わった展示スペースをチェックする絶好の機会となる。また52階では、展望スペースのあった東京シティビューが、新ギャラリー「スカイギャラリー」となって登場する他、ミュージアムショップには大型ブックシェルフが新設され、品ぞろえも新たにニューオープンする。また5月下旬には、展覧会とのコラボカフェ及びレストランのオープンを控えており、この春の新レジャースポットとしても注目したい。現代アートのグローバル化が叫ばれて久しい昨今、森美術館は「現代性」「国際性」、さらに現代アートを身近な生活に取り入れる「アート&ライフ」のビジョンを掲げ、これまでの美術館の常識を覆す革新的な提案を行ってきた。今回の改修工事は、アート作品の鑑賞環境を最適化するだけでなく、森美術館の売りの一つである眺望の強化、飲食スペースの充実化など、特に「アート&ライフ」の理念の実現に重点を置くものと考えられる。森美術館の南條史生館長は「森美術館は、人々がライフスタイルにアートを取り入れるきっかけになったと自負している。今後もアートの間口を広くし、どんな人でも楽しみと発見とを得られる美術館にしていきたい」と語る。定休日、開場時間などは、展覧会、施設などにより異なる。
2015年03月24日4月25日から26日にかけて、六本木の街を舞台にしたアートフェスティバル「六本木アートナイト2015」が開催される。メインプロジェクト「アートトラックプロジェクト」は、ライゾマティクスの斎藤精一が手掛けたもの。このうち、“ハル号”は東京ミッドタウン・キャノピー・スクエアに常駐する。“もしも都市が生きていたら一体何を話すのか”というテーマを元に、東京の様々なデーターを集約し、そのリアルタイムな状況を提灯ディスプレイに表示。更に、来場者がスマートフォンで文字やパターンを入力すると、その情報がトラックに表示されるというインタラクティブな作品を完成させた。一方、巨大なミラーボールが搭載された“アケボノ号”は、六本木ヒルズ、東京ミッドタウンを回遊。六本木ヒルズアリーナに設置された巨大ジャングルジムを基点に、ライトを使ったライブパフォーマンスやダンスを行う。その他にも「街なかインスタレーション」として、六本木の街なかにある店舗や公園、道路などに作品が設置される。菅野創、山口崇洋は文化庁メディア芸術祭アート部門で新人賞を受賞したドローイングマシーン「SENSELESS DRAWING BOT」を展示。一方、山岡潤一はコンピューターグラフィックによる幾何学形状の描画を物理的に再現した「Morphing Cube」を出展する。その他、非日常的な一夜を作ることを目標する「街なかパフォーマンス」も開催される。アートトラックの荷台スペースを特設ステージとした「ダンス・トラック・プロジェクト」や、公園で行われるサイレントダンス「サイレントダンスプログラム」、スイッチを押すことによって上演される3から30秒の演劇「ズンマチャンゴのかけら箱」などが実演される。更に「街なかミーティング」では参加者体験型のアートプログラムを展開。「第三回六本木夜楽会」ではアーティストや作家などが、街の飲食店で台本なしのトークセッションを繰り広げる。一方、日比野克彦が企画するワークショップ「昨日みた夢は何ですか?」では、日比野克彦と参加者が一緒に朝食をとりながら、昨晩見た夢を絵に描いていく。【イベント情報】六本木アートナイト会場:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21デザインサイト(DESIGN SIGHT)、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース日時:2015年4月25日10時から26日18時まで入場料:無料(一部を除く)
2015年03月11日六本木アートナイト実行委員会は、4月25日~26日に開催される「六本木アートナイト2015」のメインビジュアルと主要プログラムを決定したと発表した。六本木の街を舞台とした"ひと晩限り"のアートの祭典「六本木アートナイト 2015」。今回発表されたメインビジュアルと主要プログラムは、アーティスティックディレクター・日比野克彦氏、および今年から新設されたメディアアートディレクターを務めるライゾマティクス・齋藤精一氏と協議して決定したものだという。開催テーマ「ハルはアケボノひかルつながルさんかすル」を象徴するメインプログラムとして、LEDをで光る大型トラックによる「アートトラックプロジェクト ハル号 アケボノ号」を齋藤氏主導で制作。各トラックは巨大なミラーボールと提灯アレイが搭載。さまざまなデータがビジュアライズされ、その周辺では音楽ライブや観客参加型のイベントが繰り広げられる。また、街なかの店舗や公園などに作品を点在させる「街なかインスタレーション」に関して、今年はメディアアートを取り入れた多様なインスタレーション作品を設置。ダムタイプ各所でパフォーマンスを行う「街なかパフォーマンス」も実施する。インスタレーションおよびパフォーマンスには、今回から設けられた公募枠「オープン・コール・プロジェクト」で採用したプログラムも含まれている。そのほか、各界の著名人と一般参加者が同じテーブルを囲む少人数クロストーク「第三回 六本木夜楽会」などの参加者が加わってはじめて成立するアートプログラム「街なかミーティング」に加え、各美術館(六本木ヒルズ、森ビル、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館)における企画展の夜間公開や関連トークイベントなど、非常に多数の催しが一挙に展開される予定だ。
2015年03月11日東京都・上野の上野の森美術館にて、平面分野の現代アートで、国際的にも通用するような将来性のある若い作家の支援を目的とした「VOCA展2015 現代美術の展望 -新しい平面の作家たち」が開催される。開催期間は3月14日~3月30日。開館時間は10:00~18:00。入場料は一般・大学生が500円、高校生以下は無料。同展は、現代アートにおける平面の領域で、国際的にも通用するような将来性のある若い作家の支援を目的に1994年より毎年開催している美術展。全国の美術館学芸員、研究者、ジャーナリストなどから推薦委員を選出し、それぞれ40歳以下の若い作家1名を推薦し、推薦された作家全員に展覧会への出品を依頼している。こうしたシステムのため、東京のみならず全国で活躍する作家たちにスポットがあたることが同美術展の特徴のひとつという。過去には福田美蘭(1994年VOCA賞)、やなぎみわ(1999年VOCA賞)、蜷川実花(2006年大原美術館賞)、清川あさみ(2010年佳作賞)など多方面で活躍している作家たちが出品している。同展では、作家34名による出品作の中から、グランプリとなるVOCA賞に、シルクスクリーンで数十から100回ほどインクを重ねるという独自のスタイルで作品を制作する小野耕石さん(美術家・版画家/岡山 県出身、埼玉県在住)の「Hundred Layers of Colors」が決定したほか、VOCA奨励賞には岸幸太さん、水野里奈さん、佳作賞には松岡学さん、松平莉奈さんが選出された。また、大原美術館賞には川久保ジョイさんが同美術館独自の選考を経て選出された。選出に際して、受賞作家によるアーティスト・トークとして3月14日15:00~16:00には小野耕石さん・水野里奈さん・松平莉奈さんが、3月21日(土)15:00~16:00には岸幸太さん、松岡学さん、川久保ジョイさんが自作について語る。また、上野の森美術館学芸員が出品作品を紹介するトークが開催される。開催日時は3月15日、22日の15:00~16:00。また、シンポジウム「VOCA展とは?」が開催される。開催日時は3月13日15:00~17:00。参加の際は、FAXまたはeメールによる申し込みが必要となる。定員は150名。そのほか、会場では同展にゆかりのある作家として、「VOCA展’97」でVOCA賞を受賞した小池隆英さんの個展も同時開催されているということだ。いずれも催しも参加費は無料だが、同展の入場券が必要となる。
2015年02月25日存在を認め、受け入れる。それは関係を築くための第一歩だ。森美術館では今、観客参加型アートで知られるリー・ミンウェイの『リー・ミンウェイとその関係展』が開催されている。なぜ人は近づき、つながるのか。参照作品として展示されていたアラン・カプローの映像作品「アクティビティ」では、男女が椅子に座り、少しずつ距離をつめていく様子が映し出されていた。近づいていく二人の距離に、緊張や違和感がわき上がる。映像の中の二人の関係性は不明だ。ゼロになる距離を受容できる関係は、何がそうさせるのか。リー自身のパーソナルな経験から発想されたアートは、何気なく過ごす日常が、いくつもの時の交換で成り立っていることに気づかせてくれた。くじで選ばれたひとりのゲストのために、食事を用意し、展示室の一角でともに食事をする「プロジェクト・ともに食す」。ここでは、ゲストとの食事のため、ホストは場を整え、相手を想像し、自らの経験やあらゆる知識を活かして、食材を選び、調理し、盛りつけ、提供する。そしてふたりは食卓を囲み、同じものを“ともに”食す。また、「プロジェクト・ともに眠る」では、くじ引きで選ばれた参加者たちが、眠るときにいつも使っているアイテムを持参し、リーまたは美術館スタッフと美術館で一対一で一夜を過ごす。これらは、見知らぬ者同士が一対一で互いの人生に参加するアート。選ばれたゲストの情報から、あるいはベッドルームから連れ出された極めてパーソナルなモノから、その人という存在を作り上げた時間を見つめ、想像し、自らも時のなかで得た学びから、相手を理解し、受け入れ、その時間を“ともに”にする。そうやって、私たちは今この瞬間まで互いの自己をつくりあげてきた時を見つめ、交換する。【イベント情報】リー・ミンウェイとその関係展会場:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階会期:9月20日から2015年1月4日時間:10:00から22:00(火曜日は17:00まで。9月23日、12月23日は22:00まで。入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,500円学生1,000円4歳から中学生500円会期中無休
2014年12月18日旅先での楽しみ方は人それぞれだが、今回おすすめしたいのが現地で楽しめるアートスポットだ。近年、経済成長の著しい東南アジアではシンガポールを筆頭にアートも盛り上がりを見せており世界も注目!センスの光るギャラリーやファミリーでも楽しめるミュージアムなど五感で楽しむアートスポットはいかが?■歴史も学べる!正統派ミュージアム編1. National Museum of Singapore in シンガポール国内最古&最大の博物館として街の中心で華やかな存在感の国立博物館。シンガポールの歴史が分かるヒストリーギャラリーは見どころ満載だ!記事を読む>2. Islamic Arts Museum Malaysia in マレーシア・クアラルンプール国教はイスラム教で人口の6割がイスラム教を信仰しているマレーシア。日本ではあまり触れる機会のないイスラムの文化に触れてみるのはいかがだろうか?記事を読む>■体感型ミュージアムで遊ぼうMade In Penang Interactive Museum in マレーシア・ペナン2013年秋にオープンした新名所!巨大壁画のトリックアートは、ペナンの風景や文化などを取り入れた作品が多くとてもユニーク!記事を読む>■気軽に楽しめるカフェ&ギャラリー編1. GOJA in タイ・バンコクいまバンコクで注目のギャラリーカフェ。アートギャラリー兼カフェなのでコーヒーを飲みながら気軽にアート鑑賞できるのが魅力だ。記事を読む>2. Soul Cafe in マレーシア・ペナン定期的に行われる写真展やアート展を楽しみながら、コーヒーや食事が出来るフォトグラファーカフェ。カメラのレンズ型カップなどオーナーのこだわりにも注目!記事を読む>3. Dia.Lo.Gue Artspace in インドネシア・ジャカルタKemangと呼ばれるお洒落エリアにあるアートギャラリー。インドネシアや日本、他各国から集めた、ギフトショップも併設されておりゆっくり楽しめる!記事を読む>■移動途中にも楽しめる!街中編Marking Georgetown その1 in マレーシア・ペナンユネスコ世界文化遺産であるジョージタウンの歴史遺産への理解と関心を深めてもらうために昔の人々の生活の様子をユニークに表現したワイヤーアート『Marking Georgetown』!記事を読む>Marking Georgetown その2 in マレーシア・ペナン『Marking Georgetown』第二弾!カフェなども多いので休憩しながらゆっくり散策するのがおすすめ!記事を読む>グラフィティアートを楽しむ旅! in インドネシア・ジョグジャカルタジョグジャカルタの現代アートの街としても有名!世界的に著名なアーティストを産み出している街ということもあり、街中でグラフィティアートが楽しめる!記事を読む>
2014年12月08日2015年4月25・26日、六本木の街を舞台に一夜限りのアートフェスティバル「六本木アートナイト2015」が開催される。このイベントでは六本木ヒルズや東京ミッドタウン、サントリー美術館など、街に点在する様々な施設にアート作品を展示。インスタレーションを中心に、音楽、映像、パフォーマンスなど様々な作品を見ることが出来、中には観客参加型のアートも出品される。昨年に引き続きアーティスティックディレクターを務めるのは、現代美術家の日比野克彦。さらに、メディアアートディレクターとして、ライゾマティクスの齋藤精一を招聘し、アートナイトの新たな形を模索していく。なお、今回初の試みとして、一般から作品を募集する「オープン・コール・プロジェクト」を開催。応募されたプログラムのうち、優秀な作品は2次審査へと進むことになり、審査委員会の前で企画者自らがプレゼンテーションを行うことになる。この様子は一般に公開され、以降もこうしたプレプログラムを本番までに実施していく予定だ。【イベント情報】六本木アートナイト会場:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21デザインサイト(DESIGN SIGHT)、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース日時:2015年4月25日10時から26日18時まで入場料:無料(一部を除く)
2014年11月21日武蔵野美術大学は15日~24日、東京都小平市との連携で行っているアートプロジェクト「小平アートサイト2014 GATE-アートとつながる-」を開催する。○美術を身近に感じていない人に美術を体感してもらうプロジェクト同プロジェクトは、同学の彫刻学科研究室と学生生活課が主体となり、美術を身近に感じていない人に美術を体感してもらいながら、地域の交流を深めていくことを目的として、毎年開催されている催し。今年で28回目の開催となる同プロジェクトのテーマは、「GATE-アートとつながる-」。学生のために、大学の門をくぐり抜け外へ発信できる場をつくり、自分自身を向上させる制作をしてもらいたいという思いと、普段美術と関わりのない地域の人が、美術に興味を持つきっかけとなる入り口として来場してもらいたいという思いを込めて、同学の学生が考えたテーマだという。東京都小平市内の公園や地域センター、公民館など市民の生活の場で作品を展示し、さらにパフォーマンス・イベントやスタンプラリーなど、地域住民と積極的に交流するためにさまざまなイベントを開催する。また、今回初の試みとして、大道芸人を招いて学生の彫刻作品の中に紛れるパフォーマンスを行う。会期は15日~24日、9時~17時。会場は東京都小平市・小平市立中央公園、鷹の台公園、上水公園、美大前緑地、玉川上水緑道(会期中無休)。屋内会場は小川1丁目地域センター(休館第1、3火曜日)、コンカフェ くるみの木(火曜日定休日)。オープニングパーティーは15日17時より小平市立中央公園で開催。小平市在中のジロー今村さんを中心としたパフォーマンス・イベントは15日、16日、22日、23日、24日に小平市立中央公園で開催。また、出品者によるパフォーマンスイベントも開催する。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科3年・市岡一恵さんの作品「プレゼント」は、立体作品展示、および立体作品を舞台装置とした親子向け朗読劇。開催日時は15日、16日、22日、23日の13時~、15時~に開催(1回約15分)。場所は小平市中央公園・地下通路出て右手の林。武蔵野美術大学デザイン情報学科3年・福田恵理さんと、日本大学芸術学部演劇学科3年・櫻井美穂さんの作品「落下」は、フェミニズムと姉弟の関係に関する、劇場外の演劇。開催日時は15日、16日の15時30分~、16時30分~(1回約30分)。場所は小平市中央公園・噴水横広場。
2014年11月13日LVMHグループの現代アートミュージアム「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」が10月27日、パリ・ブローニュの森にオープンする。その開館式が20日に開催された。開館式ではLVMHグループ代表のベルナール・アルノー、フランス共和国大統領フランソワ・オランドらが美術館の開館を宣言した。その他、文化・通信大臣フルール・ペルラン、パリ市長のアンヌ・イダルゴ、建物の設計を担当したフランク・ゲーリーなどが式に参加。また、ニコラ・ジェスキエール、カール・ラガーフェルド、J.W.アンダーソン、ラフ・シモンズなどグループのデザイナーや映画監督のソフィア・コッポラ、女優のミシェル・ウィリアムズ、US『VOGUE』編集長のアナ・ウィンター、建築家のピーター・マリノらセレブリティが駆け付けた。式の当日、会場となった美術館の建物は、照明デザイナーのエルヴェ・デコットによるイルミネーションで彩られた。また、オペラ歌手のナタリー・デセーが、チェリストのアンリ・ドマルケットによる演奏と共に、セルゲイ・ラフマニノフ作『ヴォカリーズ』を歌い上げ祝福。その後、オランド大統領が退席すると、会場では美術館に併設されるレストラン「ル・フランク」のディレクター、ジャン=ルイ・ノミコによるディナーがふるまわれた。
2014年10月24日