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「渡辺直美さんに対しては、大変な侮辱となる私の発案、発言となること。これは取り返しのつかないことです。心から反省して、ご本人、そして、このような内容でご不快になられた方々に、心からお詫び申し上げます」3月17日、こうコメントを発表したのはCMクリエイターの佐々木宏氏(66)だ。『文春オンライン』によると東京オリンピック・パラリンピックの開会式で演出を統括する佐々木氏が、“タレントの渡辺直美(33)に豚を演じさせる”というプランを提案。さらに開会式の演出を担うメンバーのグループLINEに「オリンピッグ=渡辺直美さん」とも送っていたという。大柄な人物を豚に喩えるだけでなく、それを開会式の演出として提案ーー。今回の報道を受け、佐々木氏は冒頭のコメントを発表。そして、辞意を表明することとなった。五輪といえば2月、当時東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長だった森喜朗氏(83)が男性の話し方を「理路整然」などと評した後、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」「女性は競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分もやらなきゃいけないと思うんでしょうね」と発言。「女性差別だ」と世界中から非難されたことも記憶に新しい。相次ぐトップによる“差別的発言”。ネットでは呆れる声が上がっている。《元会長あっての、この演出のトップだよなぁ……。低俗というか差別主義というか。そんな人たちが会長とかトップに座っていたんだから、恐ろしい》《日本のトップがこんなんだから日本からいじめがなくならないし、差別が無くならないんだろうな》《こんな国でおもてなしオリンピックですか》《もう完全に時代遅れですよ。ジェンダーや容姿などは本当にセンシティブな部分です。本当に日本はヤバイ》
2021年03月18日東京五輪・パラリンピックの開会式まで、残すところあと4カ月。そんななか17日に『文春オンライン』で、開会式の演出で渡辺直美(33)をめぐり侮辱的な計画がなされていたことが報じられた。記事によると、開会式の企画・演出を指揮する総合統括の佐々木宏氏(66)が昨年3月、渡辺の容姿を“ブタ”と揶揄するような演出プランをグループLINEで提案したというのだ。しかし他のメンバーから「理解できない」などと強く反対され、撤回になったという。同誌の取材に対して、「僕はすぐにダジャレを言うので、口が滑った」と答えた佐々木氏。報道を受け同日、およそ3,000文字に及ぶ謝罪文とともに辞任の意向を表明した。開会式を牽引する立場でありながら、“スピード辞任”で幕引きを図ろうとした佐々木氏。五輪をめぐっては、先月に組織委の森喜朗前会長(83)が差別的発言をしたとして辞任したばかり。トップ陣の相次ぐ失言トラブルに、《もう世界から失笑だよ》《日本国民として本当に恥ずかしい》などと辛辣な声が広がっている。そもそも18年7月、総合統括に就任したのは狂言師・野村萬斎(54)だった。野村を筆頭に、佐々木氏や演出振付家のMIKIKO氏(44)、ミュージシャンの椎名林檎(42)、映画プロデューサーの川村元気氏(42)ら8人で構成されていた。昨年12月15日に配信された中日スポーツのインタビューで野村は、新型コロナによって演出も簡素化されることについて、「歓迎される式典じゃなければいけないし、コロナの中で、あえてやる式典を意義あるものしたい」と意気込んでいた。また「具体的にどう変わるのか?」という問いに対して、「個人的には、いろいろな意味でコマーシャリズムがのった五輪を、元に戻すチャンスにしたらいいかなと僕は思っている」とコメント。そして、「理念を再び取り戻す。五輪、パラリンピックをやる意味は何なんだと」「人間として平等という理念が基本的にある。ただのお祭り騒ぎではない」とも語っていた。しかし、そのインタビューから約1週間後の昨年12月23日、組織委は野村のチームを解散すると発表。野村を組織委のアドバイザーに就かせ、パラリンピックの演出統括だった佐々木氏を総合統括に据え置いた。野村氏は会見で「作り上げてきた段階で白紙というか……」と言葉を濁し、「苦渋の決断」とコメントしていた。「互いを尊重し、偏見をなくす」「スポーツを通じて世界平和を構築する」と掲げられているオリンピック理念。それを体現しようとしていた野村の存在を、惜しむ声が上がっている。《自浄作用が働いてよかったよ。野村萬斎氏だったら、こんなこと、かけらも考えなかっただろうな》《野村萬斎、椎名林檎、MIKIKO先生の開閉会式が見たかったなぁ》《辞めると言っても、式の演出はそのままなのかな?もちろん極秘なんだろうけど、そういう人が考えたものじゃ、問題ある内容なんじゃないのかな……絶対やるなら野村萬斎さんに戻って欲しい》
2021年03月18日千葉の流山おおたかの森駅周辺の新規開発で「流山おおたかの森 S・C フラップス(FLAPS)」が、2021年3月31日(水)に開業する。生まれ変わる、流山おおたかの森駅周辺エリア東神開発が2004年より進めている流山おおたかの森駅周辺の新規開発。今回開業を迎える「流山おおたかの森 S・C フラップス」は、本館にあたる「流山おおたかの森 S・C」、「流山おおたかの森 S・C アネックス1(ANNEX1)」、「こかげテラス」といった施設と合わせて、駅周辺エリアのシンボルとなるような施設を目指す。また、2021年秋には、多様な働き方に対応できるシェアオフィスなどを導入する「NAGAREYAMA おおたかの森 GARDENS アゼリアテラス」、2022年夏には、地域コミュニティの場を提供する「流山おおたかの森 S・C アネックス2(ANNEX2)」が開業予定となっている。「流山おおたかの森 S・C フラップス」に32店舗が順次出店新規開発の皮切りとなる「流山おおたかの森 S・C フラップス」には、グローサリー・カフェ、アパレル・雑貨など多彩な32店舗が揃う。1階には、英国発のカカオブランド「ホテルショコラ」が出店し、上質なカカオを使ったバリエーション豊かなチョコレート、カフェメニュー、さらにはビューティアイテムを取り揃える。また、2021年4月にはフレッシュレモンを使ったオリジナルレモネードの専門店「レモネード バイ レモニカ(LEMONADE by Lemonica)も登場予定だ。ライフスタイル雑貨店舗の中核を担うのは無印良品。アパレル・雑貨店舗としてライフスタイルセレクトショップ「アウトサイド ザ ボックス(OUTSIDE THE BOX)」や「ゾフ(Zoff)」が出店する。その他、ヘアサロン、ネイルサロン、クリニックなど多彩な店舗が軒を連ねる予定だ。屋上まで繋がるひな壇状のテラス緑あふれる空間も「流山おおたかの森 S・C フラップス」の魅力となっており、駅広場に向かってひな壇状のテラスが屋上までつながっている。また、流山市と共同で開発を進めている南口都市広場には、イベントが実施できるようなステージも新設する。開業後は、マルシェやワークショップの開催も見込んでいる。【詳細】流山おおたかの森 S・C フラップス開業日:2021年3月31日(水)住所:千葉県流山市おおたかの森南1-5-1敷地面積:2,900㎡延床面積:約11,300㎡規模:地上6階・屋上階■出店店舗一覧1階:綱具屋、デイリー テーブル キノクニヤ、トヨタカローラ千葉、フライング タイガー コペンハーゲン、ホテルショコラ、麥乃、わくわく広場、レモネード バイ レモニカ(4月開業)2階:無印良品3階:アウトサイド ザ ボックス、オガワグランドロッジ、ゾフ、カル(期間限定)、スキャンティーク(期間限定)4階:ごはんとわたし、揚州商人5階:アイラッシュ サロン ワズ、カラダファクトリー、センシ スタジオ、なんぼや、H1T流山おおたかの森、ベビーパーク/トイズアカデミー、しあわせのダンス・ダンス・ダンス3D流山STUDIO、ヘアー×フォト ギフト、流山ハピネス歯科6階:ボーネルンドあそびのせかい
2021年03月14日こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言』にお付き合いください。橋本聖子、五輪パラ組織委員会 会長東京五輪、パラリンピック大会組織委員会、会長に 橋本聖子前五輪、女性活躍担当大臣が就任しました。女性蔑視発言で辞任した森喜朗前会長の後任としてです。橋本新会長は、五輪相も辞職し、所属する自民党も離党しました。そして、しがらみのない透明性を重視し、五輪憲章にもうたわれている男女平等の精神を、スピード感をもって推進すると、その熱意を表明しました。五輪、パラ開催はあと3ヶ月です。減速しているとはいえ、コロナ禍での開催です。それに熱中症も加わります。国民、都民の開催へのモチベーションが下がっていただけに、橋本新会長就任は、改めて、出場選手へも「ヨシ!」という戦う決意をもたらしたのではないでしょうか…。橋本聖子新会長の聖子の名前は、父親が聖火に由来してつけた名前だと聞いています。過去7回、スピードスケートと自転車競技で オリンピックに出場し、スケートでは 銅メダルに輝いている日本で只一人のトップアスリートだけに、これ以上の新鮮味のある人選はないように思われます。菅総理も小池東京都知事も、国と都、一丸となって五輪、パラを成功させたいと、その決意を改めて表明しました。ところで テニスの全豪オープン女子シングルスで 大坂なおみ選手が、4大大会通算4度目の優勝を果たし、その後のインタビューで 次の目標は東京五輪だと話し、大リーグから8年振りにプロ野球の楽天に戻った田中将大選手も、金メダルを取りたいと ハッキリその抱負を述べています。こういった選手の活躍を 間近で見たいものですねぇ…。開幕まであと3ヶ月です。<2021年3月>フリーアナウンサー押阪 忍1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2021年現在、アナウンサー生活63年。日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。
2021年03月10日「この1週間で、5名もの著名人が聖火ランナーを辞退すると発表しました。今後も、この流れは続くと思います」(JOC関係者)著名人による聖火ランナーの“辞退ドミノ”が止まらない。2月3日に、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会・森喜朗前会長(83)による数々の問題発言をきっかけに辞退したロンドンブーツ1号2号・田村淳(47)を皮切りに、11日には藤井聡太二冠(18)がスケジュールの都合で辞退していたことが判明。その後も、25日に五木ひろし(72)、26日に常盤貴子(48)、27日には斎藤工(39)と玉城ティナ(23)と著名人らが次々と辞退を発表。3月2日にも渡辺徹(59)が、辞退を発表したばかりだ。田村を除き、著名人らが辞退理由として挙げたのが“スケジュールの都合”によるもの。しかし、なぜ同じ時期にこれだけ多くの辞退者が続出したのだろうか。あるプロダクション関係者は、その背景に組織委員会からの“要請”も影響していると言う。「2月25日の会見で、組織委員会の橋本聖子新会長(56)が聖火リレーに関するガイドラインを発表いたしました。“走行時以外はマスク着用”といった対策のなかに、聖火ランナーは“実施2週間前から会食や密集する場所への外出を避けること”を要請されています。体裁としては“要請”ですが、著名人の影響力を考えると実質的に“隔離”を命じているようなものです。聖火ランナーに選出される著名人の方はただでさえ多忙ですから、2週間前からほぼすべての仕事が封じられるのはさすがに困るでしょう。それぞれ昨年から辞退の調整は進んでいたそうですが、ガイドラインが発表されたこともこのタイミングで公表した理由の一つと聞いています」“隔離要請”に泣く泣く辞退した著名人ランナーたち。多忙なだけに、辞退が続き、このままゼロに……なんてことにはならなそうだ。お笑い芸人のロッチ・中岡創一(43)は27日、Twitterで《聖火ランナーの空いた枠にロッチ中岡はいかがですか?》と“立候補”。地元・長野県でランナーを務める予定だったオリエンタルラジオ・藤森慎吾(37)も28日にTwitter「藤森、地元長野で聖火ランナーやらせていただきます」と宣言していた。想定外の空き枠争いを制する著名人は果たして――。
2021年03月03日2月22日、自民党役員会後の記者会見に出席した二階俊博幹事長(82)。だが、そこで見せた対応が「これまでと違って弱々しすぎる」として心配の声が上がっている。この日、菅義偉首相(72)の長男による総務省官僚への接待問題について問われると、「事実であれば遺憾なことである」と回答した二階氏。そのうえで、菅政権への影響については「(政権に)何の影響もないというわけには参りませんが、特に影響があるとは考えておりません」と語った。だが、役員会では「菅首相から接待問題への言及があったのか」と聞かれると、口を開いたまま数秒固まる。すると、そばにいた野田聖子幹事長代理(60)や柴山昌彦衆議院議員(55)らが慌てて二階氏に耳打ちし始めたのだ。その後も、二階氏は「それ言ってくれよ」と、まさかの丸投げ。結局、野田氏が「総理の方からは、息子さんの件でご迷惑をかけて、申し訳ありませんというお言葉がありました」と代弁し、その場を収束させていた。今回の会見で二階氏が“しどろもどろ”になった場面はこれだけではない。質疑応答の冒頭で、野田氏からマスクを外すよう促されていた二階氏。また、野田氏が資料を指さし、小声で返答内容を教えるといった姿も見られた。この会見の様子は「TBS NEWS」のYouTubeチャンネルで公開されたもの。1月にはNHKのインタビューで「いちいちそんな(政府に)ケチをつけるもんじゃない」と発言し、2月にも森喜朗東京五輪・パラリンピック組織委員会前会長(83)の女性蔑視発言について「(森元会長が)撤回を既にしたことだし、問題はない」と回答。強気の発言を連発してきた二階氏。質疑応答に一人で対応できていない姿を見せたことから、二階氏を心配する声が相次いでいる《批判する気で二階会見見たが、逆に心配になってしまった…これは本当に引き際なのでは…》《二階さん大丈夫?なんか体調面心配になってきた》《二階の会見みて思うのは「政治家は会見中に横から助け船出されるようになったら引退」と。》
2021年02月27日「会長選びについて、菅義偉首相(72)は『もっと若い人はいないのかね』『女性から選ぶことはできないか』と2点注文したそうです。それが“天の声”となって、大会組織委員会では『それなら橋本さんしかいない』と意見がまとまったのです」そう語るのは、政治評論家の有馬晴海さんだ。2月18日に東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会会長への就任が決定した橋本聖子氏(56)。しかし 、同時に’14年の高橋大輔選手(34)とのキス事件が世界に拡散。ソチ五輪後の打ち上げで起きたという“セクハラ”疑惑が再燃しているのだ。「『週刊文春』’14年8月28日号によると、橋本さんが高橋さんにキスを迫ったとのこと。キス写真も掲載されていたことから、『セクハラだ』と問題視されました。当時は高橋さん本人がセクハラ被害を否定したこともあり、騒動は鎮火しました。しかし今回再び注目が集まり、海外メディアでも報じられる事態になっています。森喜朗前会長(83)が女性蔑視発言で辞任したこともあり、人事に疑問を抱く論調が多いようです」(スポーツ紙記者)そんななか、当の高橋選手は何を思うのか。本誌は実母・清登さんに話を聞いた。──当時はファンからクレームの電話などもあったそうですが、改めて当時の“息子さんへのキス”をどうお考えですか?「そんなこともありましたね(笑)。でも、もうとっくに終わったことです。そもそも、場を盛り上げるためにやったこと。大輔が何も思っていないのですから、私も同じように忘れます」憤りなど微塵もない“まさかの対応”を見せた清登さん。周囲がヒートアップしているのとは裏腹に、すでに“許して”いるようだ。それどころか、橋本氏に向かってこんなエールを送った。「私は橋本さんが会長に適任だと思っているんです。まず競技者だったので、選手の気持ちもよくおわかりになるでしょう。また子育てもしっかりこなしてきましたし、さらに大臣としても奮闘してきました。そんないろいろな経験をされた方なので、みんなを引っ張っていく場にふさわしいと思うんです。今はただでさえコロナでオリンピックもどうなるかわからない状況です。だからこそ、橋本さんのような方に頑張ってほしいです」息子が受けたセクハラ被害と、スケート界への尽力。そんな恩讐を超えて応援する高橋の母からの期待に、橋本新会長は応えることができるのだろうか。「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月22日「スケート界で男みたいな性格なので、ハグなんて当たり前だ。セクハラと言うのはかわいそうだ」東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子新会長(56)をこう擁護したのは、自民党の自民党の竹下亘元総務会長(74)。各メディアによると、これは18日に橋本会長が過去に報じられた“セクハラ疑惑”について竹下氏が見解を述べたものだ。竹下氏はその後、「男勝りと言いたかった」と訂正したが、厳しい声が相次いだ。また同日、竹下議員は17日に東京五輪の聖火リレー中止の意向を表明した島根県・丸山達也知事(50)に「知事を呼んで、しっかり注意しないといけない」とコメント。これにも吉村洋文大阪府知事(45)も「なぜそんなことを言われないといけないの」と反発を示すなど、批判の声があがっている。ここ数週間、自民党所属の議員らによる失言や失態が多発している。1月26日に松本純衆議院議員(56)が、緊急事態宣言中に銀座のクラブに深夜まで滞在していたことを『デイリー新潮』が報じた。報道を受け「一人だった」と説明した松本議員だが、後日、ともに自民党の田野瀬道元衆議院議員(46)、大塚高司衆議院議員(56)と行動をともにしていたと、嘘をついたことを告白。これにより3氏は自民党から離党勧告を受け、離れることに。この一件は日本中から批判を浴び、自民党議員による“失態”は減るかと思われたが、むしろ加速していくことに。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長(83)が2月3日、臨時評議員会で「女性がたくさんいる会議は時間がかかる」と発言し、批判が殺到。連日、メディアで大きく取り上げられていた。そんな状況でも、8日に自民党の二階俊博幹事長(82)は、森前会長の発言について「(森元会長が)撤回を既にしたことだし、問題はない」と擁護。世耕弘成参院幹事長(58)も森前会長について「余人をもって代えがたい」と続投を求めて、批判を浴びていた。また16日、同党の役員会や総務会に女性議員をオブザーバーとして参加するよう提案した二階幹事長だが、参加した女性議員に発言権がないことも問題視されていた。さらに松本議員の報道があったにも関わらず、2月17日緊急事態宣言中に白須賀貴樹衆議院議員が高級ラウンジに午後10時ごろまで滞在していたことが『文春オンライン』で報じられた。同日、白須賀議員は離党した。他にも、鶴保庸介元沖縄北方相(54)と門博文衆議院議員(55)の公設秘書が、緊急事態宣言中にカラオケバーで会食し、新型コロナウイルスに感染。山口泰明選対委員長(72)の衆議院本会議中に禁止されている携帯電話を使用したことなど、枚挙に暇がない。松本純議員の報道があった1月26日から竹下議員の失言があった2月18日までの期間で、本誌が確認できた自民党の失態や失言はなんと10件!あまりにも頻発する自民党関係者の“失態”に、SNS上では呆れる声が相次いでいる。《自民党の人はわざとやってるのか?と思うくらいの失言のオンパレードですね》《最近の自民党はわざとオリンピックを中止にしようとしてるんじゃないかなって思うくらい失態続くね》《最近の自民党は見えてる地雷をわざと踏んで、ガソリンを撒き散らしていくスタイルだよなー》
2021年02月20日東京五輪・パラリンピック大会組織委員会会長に就任した橋本聖子新会長(56)は19日午後、所属する自民党に離党届を提出した。各メディアによると、同19日午前に自民党本部で行われた二階幹事長との会談後、記者団に対し、参議院議員は辞職せず、自民党も離党しない考えを示していた橋本会長。「疑念を持たれないよう、中立性やIOCの憲章にのっとって、しっかりと行動していくことを心がけていきたい」と語っていたが、野党から批判が続出。橋本会長は党幹部らと協議の結果、一転、政治的な中立性を明確にする必要があるとして離党する意向を固めたという。しかし、現役の参議院議員である橋本会長がオリンピック憲章の掲げる政治的中立性を確保するには、離党では不十分ではないかとの声が各所から上がっている。前東京都知事の舛添要一氏(72)は18日、Twitterで橋本会長の就任に言及。橋本会長が“父”と慕う森喜朗元会長(83)とのやりとりを示し、橋本会長が国会議員を続けることに疑問を呈した。《私は都知事のときに組織委の森会長と東京五輪の準備を進めたが、森さんの健康状態もあって、万が一のときを考えた。そのときの了解事項は、政治家が就任するときには国会議員の職は辞するということであった。そうしないと、五輪憲章がうたう政治的中立性が担保されないからだ。今回は例外なのか》東京都の小池百合子都知事(68)も“参戦”。各メディアによると、19日の定例会見で橋本会長の離党や議員辞職について問われると、小池知事は「分かりやすい形が望ましいのではないでしょうか」と回答。オリンピック憲章を引き合いに、「私はこれ(政治的中立)を大切にすべきところと思っておりまして、議員を続けられるというご判断をされておられるようですけど、参議院の本会議が開かれる、会長も続けられるというと、いろいろ政治的な判断もいろいろされるというふうに思うんですね」とくぎを刺したという。SNS上でも、橋本会長への疑問の声が相次いだ。《橋本聖子、建前でも(与党)離党も、議員辞職もしないとだと思うけど。》《議員辞職してしがらみの政治色から離れて、国内外の状況をしっかり見極めて正しい判断を期待したい。》《でも、議員辞職はしないのでしょ?それでは離党しても「政治的中立」などありえないだろう。》《そもそも選考自体が透明性があったとは思えない。そうした一連の過程の中で大臣は辞めても組織委会長と国会議員の兼任ができるとなると、政治が介入しやすく中立性が保てるか不安。だからこそ離党だけじゃなく議員辞職した方がいいと思うのだが。いささか中途半端》まだ議員は続ける橋本会長だが、果たして“中立”は保たれるのだろうかーー。
2021年02月19日東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長の選任をめぐって2月18日、混乱の末に橋本聖子氏(56)が正式に選出された。森喜朗氏(83)の女性蔑視発言による会長辞任に政界や経済界のトップ陣がコメントを出すものの、さらなる“失言”によって波紋が広がり続けている。自民党の竹下亘元総務会長(74)は橋本氏が会長に決定した同日、彼女が過去に起こした“セクハラ問題”について言及。だが、そのコメントに批判が殺到しているのだ。「週刊文春14年8月28日号によると、ソチ冬季五輪閉会式後の打ち上げパーティーで橋本氏はフィギュアスケート男子の高橋大輔選手(34)にキスを強要したとのこと。『初恋の先輩に似ている』と周囲に話していた橋本氏は、“大ちゃん”と呼ぶほど高橋選手がお気に入り。橋本氏は『強制した事実はない』と否定したといいます。しかし彼女から迫るような“キス写真”は、今もネット上に拡散されています。結果的にJOCは不問としましたが、今回の新会長選任をめぐって蒸し返されたかたちとなりました」(スポーツ紙記者)各メディアによると過去の騒動が問題視されている橋本氏について、竹下氏は「スケート界では男みたいな性格で、ハグなんて当たり前の世界」とコメント。さらに「セクハラと言われたらかわいそう。セクハラと思ってやっているわけではなく、当たり前の世界である」と擁護したという。その後、事務所を通じて「男勝りと言いたかった」と訂正した竹下氏。だがジェンダー問題が取り沙汰されているなかで、「男みたいな性格」や「セクハラと思っていない」「当たり前」などと主張したことに厳しい声があがっている。《ハグとキスは全く違います。なぜ男女で例えるのか。一連の騒動を全くご理解いただいていない》《ご自身が当たり前と思っている価値感自体に問題があれば、それを言動に表すことはハラスメントを起こします。ご自身は橋本氏を擁護しているつもりかもしれませんがなってないですよ》《この人は、何処に向いて、誰に対して話しているのか。危機感も無い、問題点も分からない人間は国政に要らない》■島根県知事にも“上から目線”で苦言橋本氏を擁護したつもりが、かえって物議を醸してしまった竹下氏。しかし、彼の“失言”はこれだけに留まらなかった。大会開催まであと5カ月と迫るなか、島根県の丸山達也知事(50)は17日に聖火リレー中止の意向を表明。各紙によると新型コロナウイルスに対する政府や東京都の対応が不十分として、現状のままでの大会開催に反対姿勢だという。1カ月程度の状況を踏まえて、最終判断をすることになった。すると慎重な丸山知事に対して、竹下氏は18日に「困惑している」「発言は不用意だ」などとコメント。加えて「知事を呼んで、注意をしっかりしないといけない」「知事会でも誰もついてこないのでは」などと、苦言を呈したのだ。地方行政のトップとして、執行権を持つ知事。緊急事態宣言下において改正された特別措置法では権限も強化され、その責任の重さは一段と増している。そんななかで、衆議院島根2区選出の国会議員で立場の異なる竹下氏に「上から目線」と批判の声があがっている。《県のトップは知事だ。単なる一国会議員如きに何の権限も無い。勘違いも甚だしい》《注意って言葉を選んでる時点で上から目線だなと感じますね。立場が違うので注意はおかしいなと》《は?これってパワハラやんか。 県民の事を最優先に考えた上の苦渋の決断だったのに。何を注意するつもりですか??竹下氏は何を具体的にどう注意するか説明しろ》五輪をめぐって同日中に“失言コンボ”を繰り出してしまった竹下氏。当の本人は、世間からの声をどう受け止めているのだろうか。
2021年02月19日「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」の蔑視発言から辞任に追い込まれた森喜朗氏。錆びついた価値観で私たちを無頓着に傷つける男性は世にうじゃうじゃいるようでーー。「同僚の看護師にかけた言葉がキツく聞こえたのか、着替えを手伝っていた80代の男性患者から『女はヒステリックだから働くべきじゃない。世話する仕事だから女でもしょうがないが』と淡々と言われたときは、心底、男尊女卑な人だなと」(看護師・53歳)トンデモ女性蔑視発言をして、2月12日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長職を辞任した森喜朗氏(83)。「辞めたのは当然」という声が圧倒的だが、冒頭の話のような“男尊女卑”思考の男性が多くいる社会の実態も浮き彫りになった。そこで本誌は、35〜55歳の読者200人に「あなたのまわりに森喜朗氏のような人はいますか?」と緊急アンケートを実施。その結果、44人から「いる」との回答が!実に5人に1人が“被害”に遭っている、女性を蔑む男性の不快な言動を、アンケートに寄せられた声から紹介。「『これからは女性の時代だ』なんて言っていた82歳のワンマン会長。いざオフィスが手狭になると『女のデスクを小さくすればいいよ、どうせ体が小さいんだから』と。さらに、私が取引先の人と話していると入ってきて、『女が担当者で悪いけど、ひとつ頼むわ』なんて」(運送業・45歳)「納期管理の仕事をしているのですが、納期が遅れるのには複合的な理由があるのに、私だけに責任を押しつけた50代の上司。『女の仕事は中途半端!働く女は子育ても中途半端!』とわざわざメールが」(製造業・43歳)「会議で発言しようとしたら60代の上司から『女の意見は聞いていない』と。どうやら『女性は論理的に考えられない。まとまる話もまとまらない』との考えらしく、それ以来、会議で私はひと言も発していません」(会社員・50代)「女性っていうのは」と繰り返していたが、「女は××だから」「女なんて」と決めつけている男性はいずこにもいるようで……。「『女性は感情的だから上司に向かない』『結婚するとすぐに産休をとるから女性は雇いたくない』と日常的に」(教員・50歳)「平然と『女なんて子どもを産んでいればいい。男に家事を頼むような女はシバき回したらいいねん』と言ってのける姿に怒りが」(サービス業・45歳)このサービス業の女性が住む兵庫県で、まわりに森喜朗氏のような人が「いる」と答えたのが12人中4人と、やや多い傾向はあったものの、東京都で33人中10人、森氏の地元・石川県では5人中ゼロなど、地域による明確な特性は認められなかった。社会にはびこる“男尊女卑オヤジ”ーーその失言や暴言で受けた女性たちの心の傷は、“撤回”しようが“辞任”しようが、決して癒されることはない。「女性自身」2021年3月2日号 掲載
2021年02月18日トンデモ女性蔑視発言をして、2月12日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長職を辞任した森喜朗氏(83)。「辞めたのは当然」という声が圧倒的だが、 “男尊女卑”思考の男性が多くいる社会の実態も浮き彫りになった。そこで本誌は、35〜55歳の読者200人に「あなたのまわりに森喜朗氏のような人はいますか?」と緊急アンケートを実施。その結果、44人から「いる」との回答が!実に5人に1人が“被害”に遭っている、女性を蔑む男性の不快な言動を、アンケートに寄せられた声から紹介。目を引いたのが、接客業に従事する女性たちの声。「70代の男性客が20代のアルバイト店員に『おまえはヤレるブスだな』、私には『おまえはヤレないブスだな』と。『女はヤるためにいるんだ』と放言して帰っていきました」(アパレル業・50代)「来店するたびに『女のくせに掃除がなっていない』『女なんだからちゃんと挨拶しろ』などと30分以上も説教してきた70代の男性。あまりに過剰な指摘に、店の営業に支障をきたす旨を伝えると『だから女は使えねえんだよ!』と大声を」(喫茶店アルバイト・48歳)「図書館のカウンターにやってきた70代の男性。『この前、テレビに出ていて、眼鏡をかけた若い男性が書いた本はある?』と聞いてきたので、さらに情報を聞き出そうとすると、いきなり『だから女は使えない。知識がないなら黙って事務職をしていろ!』と怒鳴りだして。でも、こういう人って男性職員が応対すると、おとなしいんですよね」(図書館職員・50代)なかには“歴史”や“伝統”をふりかざして、さも正論のように侮辱してくる男性も……。「勤めている10人ほどの会社の75歳くらいの会長が、あるとき『女性は神社でなぜ不浄とされるかわかるか?生理の血があるからだよ』と言いだし、さらには『女の体は家で子育てするように作られているんだから、外で働くもんじゃない』と」(会社員・48歳)こういった言動をする男性は、森喜朗氏のような“老害”ばかりと思うかもしれないが、次を見てほしい。古臭い差別思考の持ち主は40〜50代にもかなりの数が存在し、30代以下にもわずかながらいることがわかる。■「職場の森喜朗」の年齢は?70歳以上……25.0%60〜64歳……18.2%65〜69歳……15.9%55〜59歳……13.6%50〜54歳……9.1%45〜49歳……6.8%40〜44歳……4.5%35〜39歳……2.3%30〜34歳……2.3%20〜25歳……2.3%「30代の男性社員から『女は生理があがったら終わり』と言われました」(製造業・35歳)「自分だって仕事ができないくせに『女だから』『パートだから』と見下してくる40代の上司」(サービス業・44歳)「洗い物は女がやるのが当然と思っている50代のバカがいっぱいいます」(病院勤務・53歳)「50代の男性職員に『女はおしゃべりばかりしていて生産性がない』と」(建設業・47歳)社会にはびこる“男尊女卑オヤジ”ーーその失言や暴言で受けた女性たちの心の傷は、“撤回”しようが“辞任”しようが、決して癒されることはない。「女性自身」2021年3月2日号 掲載
2021年02月18日《本日「自民党女性議員飛躍の会」で二階幹事長と面会。党の要職に女性の登用、女性閣僚の倍増や各種選挙で女性候補を将来的に35%とするなど緊急提言。幹事長は改善を約束》2月15日、こうTwitterで報告したのは自民党の稲田朋美議員(61)。稲田氏が共同代表を務める議員連盟「女性議員飛躍の会」は、森喜朗氏(83)の女性蔑視発言を受けて二階俊博幹事長(82)と面会。女性議員を党の要職や役員に登用するよう求めた。「同会は稲田氏が19年に発足させました。稲田氏が国会議員となった当初は、『男も女も関係ない』と考えていたそうです。ですが女性の政治家が増えないことから、彼女はこれまでも“議席や候補者の一定割合を女性にする”というクオーター制を呼びかけてきました。今回、二階氏は稲田氏らの提言に『全くその通りだ』と応じたといいます」(全国紙記者)各紙によると提言を受けた二階氏は16日、幹部職に就いていない女性議員を役員会や総務会などでオブザーバーとして参加するよう提起。「役員会や総務会でどういう議論がなされているか、十分ご了解いただくことが大事。それをご覧に入れようという」と説明した。党則に基づく参加資格を有する女性議員は現在、野田聖子幹事長代行(60)と丸川珠代広報本部長(50)の2人のみ。ただオブザーバー参加の女性議員は見学だけで、発言権はなし。意見があれば、会合後に事務局に伝える仕組みだという。一見すると“女性議員推進”のように見える方策だが、異論を唱える声が広がっている。■「完全に女性を見下してる」《女性も出席させてやるから、黙って見てろってこと?完全に女性を見下してる。これが自民党なんだよな》《女性を積極的に参画する流れは大歓迎だけど、「幹部ではない議員」に同等にオブザーバーとして陪席する権利を与えるのでなければ、結局、性差別と変わらない。こういう取り組みが増えて、「女性だから」「男性だから」という性の垣根がない世界への布石となりますように》《「幹部が男ばかりだから、女を増やそう」てするならわかるけど、これじゃ、「女はまず、男がやる会議を見てろ。それが正しい会議のあり方だから。そして男の会議のやり方を覚えろ」て言ってるも同然ではないか、と思う》森氏の問題発言について「撤回したので問題はない」とコメントしていた二階氏。自らの提起もまた、波紋を呼んでしまったようだ。
2021年02月17日女性蔑視発言で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長を辞任した森喜朗氏(83)。後任に日本サッカー協会相談役の川淵三郎氏(84)を指名するも、“透明性に欠ける”として一夜で白紙となった。各メディアによると、御手洗冨士夫氏(85)を委員長とする候補者検討委員会は2月16日、後任会長の選考を開始。17日の午後には、橋本聖子五輪相(56)が候補として一本化されたことが一斉に報じられた。橋本氏が要請を受ければ、正式に決定となるという。森氏の問題発言をめぐっては、各方面のトップ陣にも意見が求められた。そんななか、経済同友会の桜田謙悟代表幹事(65、SOMPOホールディングスグループCEO)の発言が波紋を呼んでいる。桜田氏は16日の定例記者会見で、森氏について「一言でいうと論外」と一蹴。後任会長にふさわしい人物像として、「森氏が醸し出した間違った印象を払拭できるような人。ジェンダーについて真剣に捉えていることがわかるような人が良いと思う」と考えを述べた。また桜田氏は日本が生産性を上げるためには、「イノベーションが必要であり、イノベーションのためにはダイバーシティが必要である」と指摘。続けて「ダイバーシティとはLGBTを含めたジェンダーだけでなく、国籍や年齢等の全てを含めたもの」とコメント。そして、「今回の問題ではジェンダーという部分で手をこまねいているが、ダイバーシティを推進しなければ組織の存続すら危ういとの危機感を持つべきである」と警鐘を鳴らした。■女性側にも原因がない訳でもない多様性の重要さを訴える桜田氏。だがいっぽうで、企業で女性の役員登用が進んでいないことについて「女性側にも全く原因がない訳でもない」と付け加えた。「与えられれば(チャンスを掴みにいく)という方はいるが、自ら(チャンスを)取りに行かれる方はまだまだ多くないように感じている」と述べた。「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言した森氏を、「論外」と一蹴した桜田氏。そのいっぽうで“チャンスを掴めないのは女性側の責任”と原因を押し付けるような物言いは、盛大なブーメランとなっているようだ。ネット上では、非難の声が上がっている。《「原因がないことはない」という姑息な言い回しが、すごくイヤ。ハッキリ言えば「女だから当然だ」でしょ。チャンスを取りに行くも何も、女というだけでチャンスを奪っている。そんな企業の代表ということだ。原因は、あなた方だよ》《出たよ、女性のせい。採用時や仕事に於いて、女性を同様に待遇してきたのか、が問われるんじゃないの?例えば結婚しても働き続けられる企業なのかとかも問題なんですよ、おわかり?》《そんなことはどうでもいい。ルールや制度がまだまだ抑圧的なままで、なぜ変えないのかが問題だ。桜田、お前は森と同じで「論外」なんだよ》「森氏の発言について、根本的に何が問題なのか理解していないトップが見受けられます。例えば経団連の中西宏明会長は、『日本社会にはそういう本音がある』や『こういうのを取り上げるSNSは恐ろしい』と一笑に付しました。二階俊博幹事長も森氏が原因で辞退したボランティアに対して『瞬間的』と発言。『落ち着いて静かになったら、その人たちの考えも変わる』と重く受け止めていない様子でした。こうした日本を牽引する重鎮たちの“失言リレー”は、いつまで続くのでしょうか」(社会部記者)
2021年02月17日2月12日、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)が女性蔑視とされる発言の責任をとって辞任を表明した。しかし会長後任をめぐって、波紋が広がり続けている。「森氏は日本サッカー協会(JFA)相談役の川淵三郎氏(84)に独断で打診。川淵氏は受諾しましたが、選考過程が『透明性に欠ける』などと批判が殺到。結局、わずか一夜で白紙となりました。スポンサー企業など各方面からは、一日も早い組織委員会の立て直しが求められています」(社会部記者)混迷を極めた状況のなか、後任候補に橋本聖子五輪相(56)の名前があがった。橋本氏は12日、記者団からの「組織委員会や政府から打診はあったか」という問いに「全くない」と否定。ところが後任会長には、橋本氏が浮上しているようだ。「次期会長に求める資質として、武藤敏郎事務総長は『五輪・パラリンピックに何らかの経験がある人』と述べました。加えて、ジェンダー平等やダイバーシティなどの見識の高さも求められています。橋本氏はスピードスケートや自転車競技で、合わせて7つの五輪に出場した実績の持ち主。そのため、政府内では橋本氏を推す声もあるようです」(全国紙記者)■“セクハラ疑惑”が懸念材料にそんななか、14年8月に「週刊文春」で報じられた“セクハラ疑惑”が再燃している。当時、日本スケート連盟会長だった橋本氏は、酒に酔った勢いでフィギュアスケート男子の高橋大輔選手(34)にキスを強要したという。橋本氏は否定したが、世間からの批判もあり引責辞任を申し出た。だが「今後も会長職にあるべき」と慰留され、辞任を免れたのだ。「後任会長候補の報道が出たことを機に、SNSでは“キス写真”が出回っています。またBBCワールドニュースの大井真理子キャスターも12日、橋本氏の“セクハラ疑惑”を報じた当時の『シドニー・モーニング・ヘラルド』の記事をツイート。海外にも拡散されたかたちとなりました。森氏の失言に続いて“五輪相もセクハラをしていた”と報じられると、『根本からポリシーを理解していない』と認識されてしまうのではないでしょうか……」(スポーツ紙記者)橋本氏が後任会長に浮上しているという報道について、Twitterでは厳しい声が広がっている。《川淵三郎氏に代わる後任候補に挙がってるけど、これが五輪憲章にふさわしいトップでしょうか。政治家のパワハラ、セクハラは絶対にダメでしょ。世界の世論が許さないよ》《まさに「圧倒的な立場の差」を利用したセクハラと思われる疑惑で、男女とか被害者の認識関係なくアウト。森氏の後任どころか、ついでにこんなのが五輪相だったのか…と世界にバレてしまったお粗末さ》そもそも組織委員会には、公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構顧問副委員長の河野一郎氏やパナソニック株式会社代表取締役社長の津賀一宏氏など計6名の副会長が在籍している。後任会長を選任するにあたって右往左往する状況に、副会長の存在意義を問う声もあがっている。《副会長何人もいて代わりができないんでしょうか?代わりができない副会長の選考にも問題ありですよね》《そもそも会長に何かあったときに代われる副会長とか会長代行とかいなかったのか?》「透明性のあるプロセスで早急に決める必要がある」として、選考検討委員会を立ち上げた組織委員会。果たして後任会長に選ばれるのは、誰なのだろうか――。
2021年02月14日「変な発言したから『おい責任とれ!辞めろ!』っていう空気にするなら、変な切り取り方して、後任決まらへんような状態にした報道の仕方をした人も、辞任とかせなあかんのちゃうかなと」こう語ったのは、芸人の小籔千豊(47)。これは小籔が2月12日に出演した情報番組『ミント!』(毎日放送)での発言だ。同番組で東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長(83)の「女性は話が長い」発言に言及した小籔。「一部の発言を切り取って、印象を強めようという報道は別に今回だけでない」「全文読んだら、たぶんみんな印象変わると思うんですよ」と擁護し、そして冒頭のように語った。森前会長への“援護射撃”を送ったのは小籔だけではない。その前日、『Abema Prime』(ABEMA)に出演したEXITの兼近大樹(29)は「発言自体は許されることではない」としながらも、こう話している。「『本当に全文聞いたのか?』っていう。全員がすべて聞いたわけじゃないと思うんですよ。ただ誰かが言っているから、『こんな酷いこと言ってるんだ』っていう切り取りの文字を読んで攻撃している人もたくさんいるなって感じた」問題とされている発言の全文を読まずに森前会長への批判を行う人々に釘を指した小籔と兼近。ネットでは、そんな2人に賛同する声が上がっている。《発言の全体を理解しないまま一部のみを切り取り、寄って集って、徒に大きく叩くのはフェアではない》《「森さんの発言を非難する人は読んでほしい」と流れてきた会見全文を読んで、自分が切り取られた一部の発言に踊らされたんだとわかった》《真っ当な使命感ならともかく、悪意のある編集でここまで世間を騒がせた事に対して責任があります》しかし、果たして森前会長の発言は本当に“全文読めば印象が変わる”ものなのだろうか?4日の『スポニチアネックス』によると、発端となった3日のJOC臨時評議員会で森前会長は文科省から女性理事を4割にするよう要請されていることを明かした上で、「だけど女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」と発言。そして、次のように発言したという。「女性っていうのは優れているところですが競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局女性っていうのはそういう、あまりいうと新聞に悪口かかれる、俺がまた悪口言ったとなるけど、女性を必ずしも増やしていく場合は、発言の時間をある程度規制をしておかないとなかなか終わらないから困ると言っていて、誰が言ったかは言いませんけど、そんなこともあります」「私どもの組織委にも、女性は何人いますか。7人くらいおられるが、みんなわきまえておられる」と続けた。最後には女性理事が国際的に大きな経験を積んでいることを紹介し、「お話もきちんとした的を得た、そういうのが集約されて非常にわれわれ役立っています」と讃えていたという。「差別とはあるカテゴリーに属しているという理由から、偏見によって不当な扱いをするということです。『女性は競争意識が強い』と合理的なエビデンスもなくいい、『だから規制しないと困ることもある』と森前会長は発言。そして、この文脈で『いっぽう組織委員会の女性たちはわきまえている』と話しています。組織委員会の女性を讃えるつもりで言ったのかもしれませんが、はたして『女性蔑視ではない』と言えるでしょうか」(全国紙記者)ネットでは「全文読んでも同じでは」と、小籔や兼近の発言を疑問視する声が上がっている。《兼近も小籔も何言ってるの、、、?全文読んでも完全アウトでしょ 切り取りは発言の意味が変わる事が問題であって、今回の森の切り取られた発言は別に全文読んでも読まなくても意味は変わらなく無いか?》《小籔さんも兼近さんも好きな芸人さんだけど、何故批判してる人がみんな全文読んでないと決め付けるんだろう。全文読んであれは問題ではないと思っているから切り取り記事に騒いでいると思うってこと?》《全文読んだら……ってのは、最後に褒めた(つもりでいた)ら貶めたことにならないということなのだろう》《全文読めば読むほどアウトにしか読み取れない。空気を読むことができる女性、がほめ言葉?》
2021年02月13日東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)が2月12日、辞任を表明した。しかし、「“何が問題なのか”を理解していないのでは」と疑問視する声が相次いでいる。さかのぼること2月3日。日刊スポーツによると森会長はJOCの臨時評議員会で、元JOC会長の竹田恆和氏(73)や現会長の山下泰裕氏(63)について「(竹田氏は)立派な方なので自分で何か意思をおっしゃることはなかった」「(山下氏は)しゃべり方だけではなく、理路整然と1つ1つしっかりした話をされてました」と“男性の話し方”についてコメント。その後、こう語ったという。「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」「女性は競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分もやらなきゃいけないと思うんでしょうね」「必ずしも数で増やす場合は、時間も規制しないとなかなか終わらないと困る。そんなこともあります」「私どもの組織委にも、女性は何人いますか。7人くらいおられるが、みんなわきまえておられる」その「女性は話が長い」とする一連の発言に対して“女性蔑視だ”との非難が上がり、森会長は4日に「発言を撤回したい」と会見を開いた。しかし記者が質問を重ねるにつれ、「面白おかしくしたいから聞いてんだろ?」と凄むなど傲慢な振る舞いを連発。そのため“逆ギレ会見”と揶揄されることに。そうして発言は日に日に世界規模で問題視され、9日にIOCは「森会長の発言は極めて不適切で、IOCが取り組む改革や決意と矛盾する」との声明を発表する事態にもなった。そんななか12日、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の臨時会合で辞任を発表した森会長。しかし辞める理由について「私の不適切な発言が原因で、大変混乱を致してしまいました」「五輪を開催するための諸準備に、私がいることが妨げになるということであってはならない」といい、さらに報道の仕方について苦言を呈した。「これは解釈の仕方だと思うんですけれども、そういうとまた悪口を書かれますけれども、私は当時そういうものを言ったわけじゃないんだが、多少意図的な報道があったんだろうと思いますけれども」■「女性を蔑視する気持ちはない」というが……続けて、森会長は五輪での自身の取り組みを回想。「女性と男性の比率をできるだけ同じくしようということで、ほとんどの競技団体にもお願いして、ほぼ完璧な仕上がりができたなと思っております」といい、「そういう風に私自身は女性を蔑視するとか、そういう気持ちは毛頭ありません」とコメント。そして、こう謝罪した。「私自身の不注意もあったのかもしれませんが、長い83年の歴史の中で本当に情けないことを言ったもんだなと思って、皆さんに大変ご迷惑をおかけしたということになりました」「五輪の妨げになるから辞める」といい、自身の発言について「解釈の仕方による」「意図的な報道があった」と弁明した森会長。「女性を蔑視する気持ちはない」というがーー。ネットではこんな声が相次いでいる。《一般的に蔑視とされる状態を蔑視と自身で認められないの根本的にマズい。問題を自認できていない》《例の発言が女性蔑視に繋がると思ってなくナチュラルに出たものだから叩かれてるのに。わかってないねぇ》《差別の気持ちを持って差別する人はほぼいない。自然、当然、常識、正義だと思ってるそれが差別だったりするから、なくすことが難しいのよ》《何にもわかってない感ありあり》また15分にわたって辞意を表明したため、《話が長いのは本人》《会見がめちゃくちゃ長くて「女性は話が長い」の一つの反証になってて笑う》《森さん 話長いです…》と皮肉の声も。“辞任したから終わり”とは、ならないかもしれない。
2021年02月12日東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の女性蔑視とされる問題発言を受け、今月IOCのバッハ会長を含む4者会談が予定されている。他3名のメンバーは森会長、橋本聖子五輪相(56)、小池百合子都知事(68)だ。ところが2月10日、小池氏はその会談を欠席する意向を示したのだ。各メディアによると、記者団の取材に対して「今はポジティブな発信にならないと思うので、私は出席することはない」と理由を述べたという。当初、森会長の発言に対して、小池氏は「絶句した。あってはならない」と批判。また森会長の進退については、「IOCは大きな組織で交渉が必要になる。誰がふさわしいかは組織委員会の判断も必要だ」と述べていた。いっぽうIOCは森会長の撤回を受けて、4日に「問題は終了」と切り上げようとした。しかし国内外からの批判が止まず、わずか5日後に「極めて不適切」と改めて声明を出す事態となった。「森会長をめぐって波紋は広がり続けています。東京都には1,400件以上もの抗議の電話やメールが寄せられています。また都が募集している『都市ボランティア』も、およそ100人が辞退したといいます。小池氏は相当頭を悩ませているようですが、今回の判断にはどのような戦略があるのか憶測を呼んでいます」(社会部記者)「出席しない」と明言した小池氏の判断は、国民の間でも賛否両論を呼んでいる。《森氏の発言と取り巻きの笑いが今の日本社会の状態であり、それを一瞬の問題で終わりにしないためには、発言力のある人が積極的に表明していくことが一番だと思う》《この状況で当のご本人と笑顔で握手でもしようものなら、致命的だもんな。無難な判断でしょう》このように理解を示す意見もあれば、批判する声もあがっている。フリーアナウンサーの古舘伊知郎(66)は、10日放送の『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(TBS系)で「無責任だ」「自分を排除してどうする」と非難。『ひるおび!』(TBS系)に出演したコメンテーターで弁護士の八代英輝氏も、「イメージだけの人」や「東京都の長がこういうやり方をするのは非常に違和感」などと苦言を呈した。五輪をめぐって、小池氏の“強気な態度”はこれまでも見受けられた。19年11月に都内で行われた4者協議では、マラソン・競歩の開催地が暑さを避ける目的で札幌市に変更された。唯一反対していた小池氏は、参加者のIOCのジョン・コーツ調整委員長、森会長、橋本五輪相に向けて、「都として同意はできないが、IOCの決定を妨げることはしない。合意なき決定だ」と毅然と述べた。その後同年12月に開かれた都議会定例会でも、「残念でなりません」と納得していない様子を見せていた。いかなる場合でも動じない小池氏。果たして今回の“戦略”は、どのような結果になるのだろうか。
2021年02月10日女性蔑視発言で問題になっている東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の進退が問われる中、菅首相(72)は自らの“独立した組織への人事介入”を否定。日本学術会議任命拒否問題との矛盾した姿勢に、ネット上では「ご都合主義」「ダブルスタンダード」と批判が噴出している。8日の衆院予算委員会で、森会長の発言が国益にとってどう働くかを問われると、「国益にとって芳しくない」としつつも、「政府と独立した組織委員会で決めるべきこと」と繰り返し、辞任を進言することを否定した。立憲民主党の早稲田夕季衆院議員が「国益にふさわしくないなら続投すべきではないのではないか」と迫ると、「それは私が判断する問題じゃない。組織委員会で人事を決める。独立した法人としての判断を私は尊重する立場だ」と、あくまで無関係を主張。しかし、菅首相は組織委員会の最高顧問で顧問会議の議長。組織委の定款では、“顧問会議は、当法人の運営に関し、各界からの幅広い意見を踏まえた助言をすることができる”とある。さらに早稲田議員が「総理にしか進言できない」とした上で総理の考えを問うと、「それは組織で決めること。私自身があの組織に対して、国が関係あるからこの人事はどうだこうだと、そういうことはすべきじゃないと思います。やはり、組織委員会というのは現に存在しているわけでありますから、そこでルールに基づいて運営されてますんで、それについて私自身が発言する話じゃないと思います」(菅首相)つまり、「独立した組織に人事への口出しをすることはすべきでない」と明言したのだ。しかし、菅首相は昨年、政府からの独立した審議を法律で定められている日本学術会議が推薦した候補のうち6人の任命を拒否している。これにはネット上でもツッコミの嵐。《ふーん。じゃ何故日本学術会議の人事には介入したの??》《日本学術会議は首突っ込むのに、五輪組織委は「独立した法人で組織の判断を尊重…」って都合良すぎだなw菅政権》《要するに、自分のお仲間は守るが、気に入らない組織には介入するわけだ》《何も悪くない学者は頑なに任命拒否してた癖に、性差別発言森会長の進退は平気でスルー。必死になる所おかしくね?》《日本学術会議の不任命の時と全く違うことを言っている。税金が入っている組織なら国民の意見が反映されなければならないんじゃなかった?》「菅首相は、組織委人事の任命権はなくても最高顧問兼議長として“口出し”はできる立場にいるので、『独立した組織の判断を尊重する立場』というのはちょっと違います。本音では森会長の進退問題に『口出ししたくない』ということでしょう。しかし、いくら逃げの答弁とはいえ、昨年の学術会議の任命拒否の納得のいく理由すら説明ができていない状況で、その舌の根も乾かぬうちにこんな矛盾した発言をすれば国民の顰蹙を買うことは普通なら予想できるはずですが……」(全国紙記者)こんなときこそ“お得意の人事介入”をすれば、わざわざ学術会議問題を蒸し返されることも、国民のさらなる不信を招くこともなかったのにーー。
2021年02月09日東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の問題発言をめぐって、余波が広がり続けている。各メディアによると経団連会長の中西宏明氏(74、日立製作所会長)は、2月8日の定例記者会見で森会長の発言について「コメントは控える」と回避。いっぽう、「日本社会にはそういう本音が正直あるような気もしますし、こういうのをわっと取り上げるSNSっていうのは恐ろしいですね。炎上しますから」と笑いながら述べたのだ。その真意について、「女性と男性を分けて考える習性が強いが、日本は色々な意味でマイノリティーへの配慮はまだまだ課題がある」とコメントした。五輪憲章の「オリンピズムの原則」では、“いかなる種類の差別を認めない”と明記されている。組織委員会のトップがそのポリシーを理解していないことに向けられた批判を、「日本社会の本音」や「SNSは恐ろしい」と軽くあしらった中西会長。世間からいっそう厳しい声が上がっている。《経団連会長かつ日立の会長でさえも、SNSで女性差別発言への批判や異議申し立てが広がっていることを「SNSは恐ろしい」程度の雑な認識になっちゃうのか》《恐ろしいのは女性蔑視発言の森氏やそれを容認する中西氏自身ですSNSじゃない》《日本社会の本音は女性蔑視、とまで言っちゃってますよ。恐ろしいのはこういう人たちが権力を握っていることだよ》《世界の潮流や市民感覚からずれた、前時代的なものの考えの方が政治家や経団連の上層部にいることが、日本の停滞を招いているように思えます》各メディアによると、森会長の発言を受けて大会ボランティアが約390人辞退。さらに、スポンサー企業からも苦言が出ているという。3月下旬から予定されている聖火リレーを機に宣伝活動の再開を期待していたが、森会長の問題発言で「安易に五輪を応援できない」と慎重になっている企業もあるようだ。経団連会長まで森会長を“容認した”となると、ますます五輪開催の機運は下降線をたどることになりそうだ。
2021年02月09日東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)による女性蔑視発言。森会長は2月4日、「発言を撤回する」と会見を開いたものの、横暴な振る舞いから“逆ギレ会見”とも揶揄された。世界中から非難が相次いでおり、その余波はいまだ収まりそうにない。森会長の発言を受け、約390名が五輪のボランティアを辞退するというニュースが流れた8日。森会長を擁護したのが、自民党・二階俊博幹事長(81)だ。毎日新聞によると二階幹事長は森会長について「撤回を既にしたことだし、問題はない」とコメント。さらに「今後、発言、行動に対して十分留意なさると聞いている。それ以上のことはない。冷静に見守るのが一番いいと思う」と話したという。しかし、「撤回」とは何だろうか。近年、政治家の口からたびたび「言葉を撤回する」というフレーズを数多く聞くようになった。しかし、撤回しても発言したという事実は変わらない。五輪憲章の「オリンピズムの基本原則」には、性別などを理由にした差別を否定するという旨が書かれている。つまり、五輪とは「性差別をなくす」ことを理念としている。しかし、森会長は組織委員会のトップにもかかわらず、自ら五輪憲章に反することをしたのだ。にもかかわらず、「今後、発言や行動に留意するから問題なし」とした二階幹事長。ネットでは「撤回って何?」と非難が相次いでいる。《放った言葉を撤回で済んだら、人生苦労しねぇんだよ》《「撤回する」と言いさえすれば、何かが消えたり、何かが変わったりするのか?》《一回言葉にしたんだから責任持つのが普通やろ!》《撤回ってシステム何?》東京五輪の組織委員会は7日、公式サイトで「会長自身も発言を撤回し、深くお詫びと反省の意を表明致しました」とコメント。さらに東京大会について「最もジェンダーバランスの良い大会」といい、「大会後の社会の在り方にもレガシーを残すように取り組んで参ります」としている。しかし、大会後ではなく「いま」を見つめるべきではないだろうか。
2021年02月09日「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」「女性っていうのは競争意識が強い。誰か1人が手をあげて言うと、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね」2月3日、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の発言が報道されると、たちまち大炎上。「女性蔑視発言ではないか」と、非難の声が上がった。翌日の記者会見では「オリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切な表現であった」と発言を撤回したものの、会長辞任は否定。さらに「面白おかしくしたいから聞いてるんだろ」などと記者に逆ギレする始末。ツイッター上では《謝罪になってない》《こんな人が会長してることが、世界に対して恥ずかしい》と火に油を注ぐ事態となっている。これまでもさまざまな失言で批判を浴びてきた森会長。政治評論家の有馬晴海さんは「森さんは思っていることをそのまま言ってしまう人」と評する。「早稲田大学では雄弁会に所属していましたが、昔から森さんは大のおしゃべり。それでいて石頭で、時代に合わせて価値観を切り替えることができないのです。『男女共同参画』と叫ばれ始めて数十年ですが、政治の世界はいまも男社会。森さんは昭和12年生まれで、8歳までは男尊女卑の軍国教育で育っていますし、そのころの価値観がいまだに抜けきっていないのでしょう」森会長の“非常識ぶり”が引き起こした今回の失言。本人はユーモアを交えて話そうという意図だったのかもしれないが、そうした森会長の“過剰なサービス精神”により引き起こされたといわれている騒動が過去にもあったという。当時を知る政治部記者によれば、それは皇室をも巻き込む事件だったというのだ。■雅子さまのお嫁入り道具をめぐって大騒動が「実は28年前の’93年、雅子さまのご成婚直前にあった“金箔タンス事件”に、森会長が深く関わっていたといわれているのです」金箔タンス事件の顛末はこうだ。天皇陛下(当時は皇太子)とのご婚約内定後、雅子さまの実家・小和田家は石川県の家具店に桐タンス2棹を注文。しかし、できあがったのはなんと全面に金箔がびっしりと貼られたタンスで、しかも注文より多い3棹だった。当時の記事によれば、金箔タンスは次のようなものだったという。《三カ月がかりで制作したたんすは、間口百二十一センチ、奥行き四十六・五センチ、高さ百七十六センチ。会津若松産の本柾目(まさめ)の高級桐で作ったたんすに、純度九八%の金沢金箔を二重、ところによって三重に張りめぐらしてある。金箔は十五センチ四方のものが約千六百枚》(『北國新聞』’93年6月1日朝刊)家具店は金沢市で記者を集めて金箔タンスのお披露目会まで開き、その様子がワイドショーでも取り上げられたのだが……。小和田家の知人が当時を振り返って語る。「注文した桐タンスに金箔が施されているということは、小和田家の方々も報道で初めて知り、たいへん驚かれたそうです。小和田家は、ごく普通の桐タンスを注文されたのですが……。このようなタンスはお受け取りできないと、すぐさま家具店に断りの電話を入れたといいます」家具店は《善意により独断で作らせていただきました》《小和田家をはじめ、関係各位に大変ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます》との謝罪文も発表。「1棹1千万円」ともいわれていたが《一部で報道されているような高価なものではありません》と釈明した。だが、この家具店はなぜ小和田家に無断で金箔タンスを作ったのだろうか?前出の小和田家の知人も、こんな疑問を抱いたという。「もともとは知人の紹介とのことでしたが、どうして金沢の業者に発注することになったのか……。桐タンスなら新潟や会津のほうが有名な産地です。雅子さまの父・小和田恒さんは新潟県出身ですから、不思議に思いました」■週刊誌の直撃に森会長の回答は…前出の政治部記者は「民間の一業者が独断で注文と違うものを作るとは考えづらい」と語る。「金箔タンス製作を推し進めた強力な仲介者がいるといわれていました。それが、石川県選出の代議士だった森会長だというのです。小和田恒さんは、かつて故・福田赳夫元首相の秘書官を務めていました。そのとき官房副長官を務めていたのが森会長だったため、小和田家と森会長はそのころから親交がありました。金箔タンス納入の陰には森センセイの存在があった……。当時、外務省内や国会議員の間では周知の事実として語られていました」ただ、森会長は当時、週刊誌の直撃に対して、金箔タンスの一件は「新聞で見ただけだよ」と関与を否定。家具店への仲介をしたのではないか?との質問にも「知らないねえ……」と答えるのみだった。このような騒動があったにもかかわらず、小和田家は注文したとおりの品をと、再度同じ家具店に桐タンスを発注。2カ月遅れで東宮仮御所(当時)の雅子さまのもとへ届けられたという。小和田家がことを荒立てなかったために騒動はすぐに収束し、真相が明らかになることはなかった。「当事者が認めていないため、断定はできませんが……。よかれと思ってやったことが大騒動になってしまったわけで、いかにも森会長が起こしそうなエピソードだと思います」(前出・政治部記者)28年前の騒動の真相はともかく、森会長にはもう日本中を困惑させるのはやめてもらいたい……。「女性自身」2021年2月23日号 掲載
2021年02月09日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響で、本来は2020年に開催予定だった東京オリンピックとパラリンピックが延期になりました。2021年2月現在、政府や国際オリンピック委員会は、今夏の開催に向けて準備を進めています。しかしコロナウイルスはさらに感染拡大し、一部地域を対象に二度目の緊急事態宣言が発令されるほど危機的な状況です。世間からは「開催はもう無理なのではないか」「無理やり開催して、さらに感染が広がったらどうするんだ」といった声が上がっています。田村淳、聖火ランナーを辞退した理由を念押しお笑いコンビ『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳さんは、東京オリンピックで聖火ランナーの1人として、愛知県犬山市を走る予定となっていました。しかし同月3日、自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿し、聖火ランナーを辞退することをファンに向けて発表。続いて、「感染が拡大している今オリンピックを開催するのではなく、延期したほうがいいのではないか」と意見を述べました。やっぱり東京2020組織委員会の森会長のですね、インタビュー、記事などを見てですね、「オリンピックはコロナがどんな形であっても開催するんだ」という、ちょっと理解不能な発言をされていらっしゃいました。また、タレントがですね、聖火ランナーをやると人が集まるからという理由でですね、タレントは田んぼに聖火を持って走ることをですね、森さんは推奨されてたんですけども。まあ、こういう発言をですね、冗談なのかなんなのか分かりませんけども、ポロッとしてしまうっていうところが「やっぱり昔から森さん変わってないな」と思いますし、こういうところが人の気持ちを削ぐというか。ロンブーチャンネルーより引用動画内で田村さんは、「2021年にオリンピックを開催させようとする、森喜朗氏会長の考えには賛同できない」とコメント。オリンピックの開催よりも、事態の収束が重要であると持論を展開しました。それに加えて、森会長の発言は農家にも失礼であるとして、考えた上で聖火ランナーの辞退を決意したといいます。しかし、一部メディアでは田村さんが聖火ランナーを辞退した理由を『森会長の失言』と報道。同月6日、田村さんはTwitterでこのように訴えました。どんだけ訴えてもマスメディアで田んぼ走れと言われたのが嫌で聖火ランナー辞退した事になってる…間違って放送した番組は訂正して欲しいのだがこれはどこに訴えれば良いのか?コロナ感染がどんな状況でもオリンピックは必ずやる!って発言が辞退の理由なのよコロナ収束してからからやれよ— 田村淳 (@atsushilonboo) February 6, 2021 動画の最後には、聖火ランナーは辞退したものの、コロナウイルスが終息したあかつきには東京オリンピックの開催を望んでいることを明かした田村さん。先が見えない状況で、いつコロナウイルスが終息するかは誰にも分かりません。しかし感染が拡大し、医療崩壊が危ぶまれている中でのオリンピック開催にリスクがあることは間違いないでしょう。政府は無観客での開催も検討しているとのこと。国際オリンピック委員会と連携を取り、3月末にかけて感染状況を見極めると発表しています。[文・構成/grape編集部]
2021年02月07日2021年2月7日現在、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の会長を務める森喜朗氏の発言に対し、批判の声が上がっています。森会長は同月3日に出席した、日本オリンピック委員会の臨時評議員会で「女性の多い会議は長引く」といった発言をしました。同月4日には発言内容を撤回する釈明会見を行いましたが、その後も批判の声はやんでいません。森喜朗氏の『差別発言』に各国大使館が…?「ありがとう!」「かっこよすぎる」鈴木紗理奈「森さんのような人はどこにでもいる」同月7日放送の、情報番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)では、森会長の発言について特集。コメンテーターとして出演していたタレントの鈴木紗理奈さんは、「お世話になっているから指摘ができないという状況は誰にでもある」と語りました。私のいる世界(芸能界)にも、どの世界にも、森さんのような人がいらっしゃるんですよ。どこにもこういう価値観はあって。たぶん、女性だったらそれぞれが生きている世界でそれを感じているけど。実際にそういう方たちが力を持っていて、そういう方たちが積み上げてきたものの中で活躍させてもらっているからモノがいえない。サンデー・ジャポンーより引用鈴木さんは「多くの人が、差別を指摘できない立場にいる」と持論を展開。自身もそういった状況にあるものの、「勇気を持って声を上げたい」と主張しました。井上貴博アナの『疑問』に共感の声もコメンテーターとして出演していたモデルの長谷川ミラさんは、「差別的発言を受けた時には『今の発言、古いんじゃないですか?』『もう、今は令和ですよ!』みたいに、フランクに指摘したい」と意思を表示。長谷川さんのコメントを受け、MCとして出演していた井上貴博アナウンサーは、「失言をした人に対して、気を使わなければいけない状況がある」と、現状に疑問を呈しました。つまり、いわれたほうが気を使っているってことですよね。フランクに返さなきゃいけないような空気があるっていう。結局、女性側が気を使っているじゃないかと。サンデー・ジャポンーより引用その後も同番組ではさまざまな意見が交わされ、「差別をなくしていくためには、男女や立場などに関わらず、周囲が勇気を出して批判の声を上げていくことが大事」という結論に至っています。同番組内の一連の議論に対し、視聴者からはさまざまな意見が上がりました。・鈴木さんのいう通り、森会長のような発言をする人はどの業界にもいる!私の働く業界にも。そういう権力のある人に対して、間違いを指摘するのは難しいよね。・長谷川さんの意見、本当にそうだと思う。いいにくい相手だとしても容認していてはだめですね。フランクにでも、指摘していかなければいけないと思いました。・井上アナのひと言にハッとしました。なぜ、差別発言を受けた側が気を使わなければいけないのかと腹が立ちます。でも、結局は地道に指摘していくしかないんですよね。・僕も、自分の発言で周りに気を使わせているのではないかとドキッとしました。気を付けたいです。自身の中に根付いた価値観を変えることは、難しいこともあるでしょう。しかし、世間の価値観や常識は、時代とともに変わっていくものです。年齢を重ね、地位や権力を手にしたとしても、周囲の言葉に耳を傾け、注意や指摘を受けた時には、素直に考えを改められる人になりたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2021年02月07日「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言し、国内外から女性蔑視として批判を浴びた東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)。釈明会見では辞任を否定したが、それは周囲から引き留められての判断だったという。毎日新聞によると、森会長は「元々、会長職に未練はなく、いったんは辞任する腹を決めたが、(組織委の)武藤敏郎事務総長らの強い説得で思いとどまった」と経緯を明かしている。「森会長が問題となった発言をした際には、周囲から笑いが起きました。このことについてJOCの山下泰裕会長(63)は『指摘する機を逸してしまった』と釈明し、進退についても『最後まで全うしていただきたい』と擁護。橋本聖子五輪相(56)も辞任は求めませんでした。スポーツ庁の室伏広治長官(46)は『我々はすべての女性の味方』などとコメントを発表しましたが、森会長についてはノータッチ。国際的にも問題視されているなか、このような組織委や政府の保身的な対応に批判が広がっています」(社会部記者)■「傍観してきた結果が今につながっている」そんななか、2月5日に放送された『ワールドビジネスサテライト(WBS)』(テレビ東京系)での大江麻理子キャスター(42)の発言が注目を集めている。「WBS」でも森会長の問題発言を取り上げ、大江キャスターは「女性の話が長いかどうかというより、本当に個人の問題だと思う。それを性の違いから結論を導き出しているところに問題がある」と指摘。すると解説キャスターの滝田洋一氏が、「森さん自身が83歳のお年寄り。総理の頃から失言が多い方だったので、何を今更言わんやという感じです」とコメント。これに対して、大江キャスターは「多くの方がスルーしそうになるところですが、社会全体が『あーあ』と思ってスルーしたり、傍観してきた結果というのが今につながっている」と反論。続けて「傍観しているだけだと容認するのと同じ結果を生む」「重要な役職に就いている人がエラーを起こした場合というのは、その組織がちゃんと処分を下す。それができていないのが日本なのだと、今回分かった気がする」と、私見を述べた。さらに大江キャスターは、「性別だけでなく国籍、人種、職業、学歴もカテゴリーでまとめて語ってしまうと決めつけになってしまう」と指摘。そのうえで、「差別や偏見を生み出すことにつながりかねないので、そういうことは無意味だからやめようというのが今の社会だと思う」とも強調。最後は「普段自分の意見をあまり言わないのですが、今回は言わなければならないなと感じてお伝えさせていただきました」と、締めくくった。日頃はほとんど個人的な意見を述べることのない大江キャスター。しかし、彼女の熱弁ぶりに多くの視聴者が心を打たれたようだ。《大江キャスターの珍しく個人的な意見大変共感できます。上手く言葉で説明する事が難しい内容でしたが、腑に落ちる説明でした》《大江さんがご自分の意見をハッキリと。見過ごしてきた周りにも責任がある。全くその通りだと思います》《大江麻理子さん、よくぞ言ってくれたと思う》組織委員会や政府がするべきことは森会長の擁護ではなく、真摯に課題と向き合うことではないだろうか。
2021年02月07日東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の会長を務める、森喜朗氏の発言が議論を呼んでいます。2021年2月3日に行われた日本オリンピック委員会の臨時評議員会に出席した際、女性理事を増やす方針について、森会長はこのように意見を述べました。「『女性理事を4割』と文科省はうるさくいうが、女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」「女性は競争意識が強く、誰か1人が手を挙げると『自分もいわなきゃいけない』と思うんでしょうね」「この組織委員会にも女性は7人ほどおられますが、みんな、わきまえておられます」『女性』という性別でひと括りにし、「女性の多い会議は長引く」といった発言をした森会長。翌4日には世間の抗議を受け、釈明会見を行いました。森会長の発言に対し、同月6日現在も多くの人から「女性蔑視もはなはだしい」「時代錯誤である」といった批判の声が続出しています。森喜朗会長の『差別発言』に各国大使館が抗議の投稿世界規模の『スポーツの祭典』であるオリンピック。今回の件を問題視しているのは、日本国内だけではありません。海外でも森会長の発言はメディアで取り上げられ、差別発言として非難する声が上がっています。森会長が「話の長くない周囲の女性はわきまえている」といったことから、Twitterでは『#わきまえない女』や『#DontBeSilent(黙らないで)』というハッシュタグが話題に。5日には世界各国の大使館が『#DontBeSilent』『#男女平等』などのハッシュタグをつけ、差別に対抗する声を上げています。 #DontBeSilent #GenderEquality #男女平等 pic.twitter.com/wEvAW3DLTP — 駐日欧州連合代表部 (@EUinJapan) February 5, 2021 アイルランド大使館は、駐日欧州連合代表部およびEU加盟各国の駐日大使館とともに、 #DontBeSilent イニシアティブに賛同します #GenderEquality #男女平等 — アイルランド大使館 Ireland in Japan (@IrishEmbJapan) February 5, 2021 #dontbesilent #genderequality #男女平等 pic.twitter.com/S6jBtk4o8Z — スウェーデン大使館 (@EmbSweTokyo) February 5, 2021 #dontbesilent #genderequality #男女平等 pic.twitter.com/sVhC59XQAi — ドイツ大使館 (@GermanyinJapan) February 5, 2021 #dontbesilent #男女平等 #genderequality pic.twitter.com/Bc18RIhNzp — 駐日フィンランド大使館 (@FinEmbTokyo) February 5, 2021 ポルトガル大使館は、駐日欧州連合代表部およびEU加盟各国の駐日大使館とともに、 #DontBeSilent イニシアティブに賛同します。 #GenderEquality #男女平等 — ポルトガル大使館 (@PortugalinJapan) February 5, 2021 また、国際オリンピック委員会委員のヘイリー・ウィッケンハイザー氏は、森会長に対し「絶対に朝食のビュッフェで追及します。東京で会おう!」とコメントしています。Definitely going to corner this guy at the breakfast buffet ♀️. See ya in Tokyo!! #oldboysclub — Hayley Wickenheiser (@wick_22) February 4, 2021 海外からの抗議やエールに対し、ネットからは「声を上げてくれてありがとう!」「こんなことが話題になるなんて恥ずかしい」といった声が上がりました。一方で、「あなたの国はそんなことをいえる立場なのか」「ただのパフォーマンスにすぎない」など、批判する声も。釈明会見で森会長は「発言を撤回する」と述べましたが、その言葉を多くの人が知った以上、一度口にしてしまった発言を取り消すことはできないでしょう。『男性は仕事、女性は家庭』という風潮が変わり、女性の社会進出が求められるようになった現代社会。過渡期だからこそ、今回の発言が問題視されるようになったのではないでしょうか。また、性別は男性と女性の2つだけではなく、すべての人間を2つに分けられるわけでもありません。「男性はこういうもの」「女性はこういうもの」と雑に括ってしまうのも、おかしな話です。すべての人が1人の人間として尊重される社会に、少しずつ変化していくことを望みます。[文・構成/grape編集部]
2021年02月06日東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)は2月4日、自身の発言を撤回するべく会見を開いた。しかし、傲慢な振る舞いを連発。さらに同会見を受けてIOCが「森会長は謝罪した。この問題は終了と考える」とコメントしたため非難が殺到。火に油を注ぐ形となっている。2月3日、森会長はJOCの会合でこう話した。「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」「女性っていうのは競争意識が強い」「私どもの組織委員会にも女性は何人いたっけ?7人くらいか。7人くらいおりますが、みんなわきまえておられて。(中略)我々は非常に役立っております」女性への偏見だけでなく、「わきまえる」「役立つ」といったフレーズもあり、「女性蔑視だ」との指摘が殺到。さらにJOCメンバーは森会長の発言に“笑っていた”とも報じられており、組織全体に厳しい声が相次いでいる。そして4日、会見を開いた森会長は「発言については撤回したい」「おわびを申し上げたい」と口を開いた。ところが記者の質問を遮るシーンや、「オリンピック精神に反する人が会長を続けるのは適任か?」との問いに「さあ?」「あなたはどう思いますか?」と返答。さらに記者が問いを重ねるにつれ、「面白おかしくしたいから聞いてんだろ?」とすごむシーンもあった。森会長の会見に、ネットでは《ビックリするくらいひどい会見だった》《偉そう。質問に対して、失礼な!みたいな感じにすぐ切れるしひどい会見だった》《世界に日本の恥を晒した謙虚に受け止めるような態度でもない》との声が。一部では“逆ギレ会見”とも揶揄されている。そんな会見を受けて、朝日新聞はIOCにメールで取材を行った。同紙によるとIOCの広報担当者は「ジェンダーの平等はIOCの根本原則で、将来を見据えた五輪ムーブメントの長期計画、アジェンダ2020でも重要な柱に据えてきた」とコメント。しかし、こう続けたという。「森会長は発言について謝罪した。これでIOCはこの問題は終了と考えている」“終了”としているが、それでいいのだろうか?そもそも五輪憲章には、こうある。「男女平等の原則を実践するため、 あらゆるレベルと組織において、スポーツにおける女性の地位向上を奨励し支援する」(第1章2-8)また憲章には「オリンピズムの基本原則」として、性別などを理由にした差別を否定するという旨も書かれている。つまり、五輪とは「性差別をなくす」ことを理念としているのだ。しかし、“逆ギレ”とも非難される会見を受けて「この問題は終了」としたIOC。ネットでは厳しい声が相次ぎ、さらに「五輪憲章とは?」と疑問視する声が相次いでいる。《オリンピック憲章に反してるのに、それでいいんだ。なら、オリンピック憲章も、アジェンダ2020も書き換えたほうがいいんじゃね?》《IOCの態度にもかなり問題があるんじゃない?オリンピック憲章って知ってる?》《オリンピック憲章って何だ》これまでも、様々な問題が取り沙汰にされてきた東京五輪。コロナ禍にもかかわらず、「ここで五輪を開催するのしないのって躊躇している問題じゃない(1月19日二階俊博幹事長)」など、政治家の強弁も目立つ。はたして国民はIOCとJOC、そして政治家の振る舞いをどう見ているだろうか。
2021年02月05日菅義偉首相(72)の長男が「国家公務員倫理法」に抵触する可能性のある接待をしたという週刊誌報道について国会で追求された。しかし、菅首相の「明らかに無理がありすぎる逃げ回答」にネットがざわついている。2月4日発売の「週刊文春」は、放送事業会社に務める菅首相の長男が、放送事業の許認可権を握る総務相の幹部に対し接待し、タクシーチケットやお土産を贈与したと報道している。それについて、4日の衆議院予算委員会で、立憲民主党の黒岩宇洋衆院議員と菅首相の間で次のようなやりとりが行われた。ーーまず、今朝発売されました総理のご長男の事案が載っている週刊誌、お読みになりましたか?「全体像は掌握(ママ)しております」(菅首相)ーーお読みになられたのか、巻頭のグラビアの写真等はご覧になられたのか、簡単でございますからお答えください。「それは見てます」(菅首相)ーーモノクロの巻頭カラーでトップ。黒目隠しが入って長髪の方で、タクシーチケットを総務相の官僚に渡していると思しき、この方はどなたですか?「それはわかりません」(菅首相)ーー今、総理、週刊誌のグラビアも写真もご覧になったって言いましたよね。これ、総理のご長男と指摘されている方ですよ。(週刊誌の写真は)ご長男だったのか、そうでなかったのか、お答えください。「正直言って、そうかどうかはわかりません」(菅首相)会場では思わず失笑が起き、ネットでもすかさず総ツッコミ。《長男かどうかわからない親》《自分の息子か分からない?何言ってるんだ??見苦しいぞ》《グラビアは見たが自分の長男かどうかわからないし確認もしていないと>総理》《自分の長男かどうかも分からなくなってしまったスガ総理》■直後の質疑で「長男から電話があった」とその後は何事もなかったかのように、そこにいる全員が当たり前のように渦中の人物が菅首相の長男であることを前提として質疑応答が進んでいく。さらに、「長男に確認はしていない」としつつ、質疑後半では、ヒートアップした総理自身が長男から電話があったことを明かした。「長男から電話があったときに、『会社から色んなことを聞かれたらそこは事実に基づいてしっかり対応するように』ということは申し上げました」これにもネットは大盛り上がり。《長男に話聞いてるじゃねぇかwww》《長男から電話があって泣きつかれた、とw》《長男から電話があったのか。ちゃんと喋ってんじゃん!?》《週刊誌に写ってるのは誰か長男と電話で話した時に確認しなかったの?》同予算委では、この質疑の前に立憲民主党の枝野幸男代表が“女性蔑視発言”をした東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の辞任を求めた際にも、菅首相は「詳細は正直承知していない」と発言し、会場からは「えー!」と驚きの声が上がっていた。「普通に考えれば、長男から週刊誌記事の件で電話があったなら、写真の人物は確認するまでもなく本人でしょう。しかし、菅首相は最近、批判の多い『指摘は当りません』や『お答えを控える』という回答を封印しています。そのためか、知らなければ不自然な事についても『分からない』と解答するなど、無理がありすぎる逃げ方をせざるを得なくなっているのでしょう」(全国紙記者)「正直わからない」「正直承知していない」ーー。正直とは一体なんだろう。こんな答弁は普通の会社や学校では絶対に通用しない。国会でしか通用しない。
2021年02月05日お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が4日、都内で行われた「MODECONグランドフィナーレ 授賞式」にお笑いコンビ・アインシュタインの稲田直樹、河井ゆずるとともに登場した。自身の動画をYou Tubeで配信している田村が、前日にYou Tubeで聖火リレーの辞退を発表。この日のイベントでは取材陣向けの囲み会見が行われなかったものの、イベント終了時に報道陣が駆け付けてその真意を問うと「森さんのコロナがどんな状況であってもオリンピックを開催するということに理解ができなかったので、僕は同じオリンピックを盛り上げることができません。You Tubeの通りです」と丁寧に対応した。偶然にも同イベントが行われた時間帯に東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が会見を開いたが、昨日発した自身の発言を「今から変えようと思っても変えられないですし、1回宣言したことを撤回することはないです」と昨日から気持ちに変化はないそうで、「会見は見てないので分かりませんが、僕自身1回言っているのに森さんのことを受けて戻るということはないです」とコメント。また、森会長の「人気タレントは人が集まらないところ、例えば田んぼを走るしかないんじゃないか」という発言に対して「聖火ランナーの御一行が田んぼを走るなんて、農家の方の気持ちを考えたら冗談でも言えないですよ」と理解に苦しむ様子を見せた。2019年に初開催された同コンテストは、新しい女性の「ロールモデル」をコンテストするというコンセプトをもとにした日本最大級のモデルコンテスト。多くの応募者が参加した今回は、一般視聴者によるWeb投票やTwitter投稿のリツイート数、ライブ配信によって稼いだポイントの総点などによりグランプリに沖野珠美さん、ファイナリストにりなさん、雅さん、ぽにょかさん、こっこさんが選ばれた。田村は「時代とともにタレントさんが色んな形で世の中に飛び出します。普通の女子高生だった人が何かのきっかけで大舞台に飛び出していくということが可能な時代だと改めて思いましたね。これから先、この場に立ちたい人がどんどん出てきて欲しいです。インフルエンサーも色んなインフルエンサーがいますが、自分に自信がない人も大きく変われることを5人が体感しているので、次回もニュースターが出てきて欲しいし、5人のご活躍をお祈りしています」とエールを送った。
2021年02月05日「女性理事を選ぶというのは、日本は文科省がうるさくいうんですよね」「だけど、女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」「女性っていうのは競争意識が強い。誰か1人が手をあげていうと、自分もいわなきゃいけないと思うんでしょうね」かつて首相も務めた、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長(83)がJOCの臨時評議員会で上記のように発言。女性蔑視との批判が高まっている。各メディアによるとJOC評議員のメンバーはこうした発言を批判するのではなく、笑いをこぼしたという。しかし、笑ってる場合ではない。五輪憲章の「オリンピズムの基本原則」には五輪憲章の定める権利および自由は“性別”などの理由による、いかなる種類の差別も受けることなく「確実に享受されなければならない」とある。さらに、こうつづられている。「男女平等の原則を実践するため、 あらゆるレベルと組織において、スポーツにおける女性の地位向上を奨励し支援する」(第1章2-8)つまり、五輪とは「性差別をなくす」ことを理念としているのだ。■性差別をなくすために、東京五輪でも取り組みが森会長の発言はThe New York TimesやWashington Post、AFPやロイター通信といった海外メディアを通して、瞬く間に世界中に報じられた。さらにはJOCメンバーが“笑って流した“ため、《JOCももう一度オリンピック憲章読み直した方が良い》《組織を挙げてオリンピック憲章に反旗を翻した事になります》と厳しい声がネットに上がっている。近年、IOCは「性差別をなくす」ことに力をいれている。そのため、東京五輪でも様々な取り組みがなされている。「14年4月にIOCは『アジェンダ2020』を発表。その提言11には『男女平等を推進する』と明記されており、女性の参加率を50%にすることや男女混合種目を増やすことが具体的な取組みとして紹介されています。そして東京五輪では、女子の参加比率が過去最高の48.8%に。また史上初めて、各国のNOCに男性および女性メンバーが最低1人ずつ含まれています。さらに開会式で旗手を務める選手を男女1人ずつ選出するよう推奨されることとなりました」(全国紙記者)■「より良い未来へ、ともに進もう」を掲げているが……それだけではない。東京五輪は未来志向的に、「性差別をなくす」ことを目標としているのだ。「15年、国連で世界のリーダーたちによって『持続可能な開発のための2030アジェンダ』が採択されました。掲げられた17の目標のなかには『ジェンダー平等を実現しよう』とあり、その目的はすべての女性と女児のエンパワーメントを図ることです。また30年までにジェンダー平等を達成するロードマップも策定しており、スポーツをその重要な鍵として位置付けています。そんな2030アジェンダに『貢献する』と、東京五輪の公式サイトにあるのです。しかし森会長だけでなく、その発言を笑っていたメンバーを擁するJOCは女性のための未来を描く2030アジェンダに貢献することができるのでしょうか」(前出・全国記者)東京五輪の持続可能性コンセプトは「Be better, together/より良い未来へ、ともに進もう」。しかし、JOCは過去に取り残されたままではないか。
2021年02月04日