今年で最後の開催となる「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」が20日・21日、沖縄県内で開催され、16年の歴史に幕を閉じた。2日間の来場者数は約5万5,000人。会場に駆け付けた観客から「ありがとう」と感謝の声が続出した。「沖縄国際映画祭」は沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典で、2009年にスタート。2015年から「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」に名称を変更した。沖縄の春の風物詩として親しまれてきたが、今年3月6日、運営の中心的な役割を果たしてきた吉本興業ホールディングスが、今年を最後に運営から退くと発表。そして4月10日に実行委員会が、今年の開催をもって終了すると発表した。今年の映画上映会場は、那覇文化芸術劇場なはーとがメイン会場となり、県内外・国外から31作品を上映。舞台挨拶では出演者やスタッフが登壇した。最終日の21日には、国際通りでレッドカーペットが行われ、上映作品の出演者やイベント出演者、関係者ら総勢760人が歩行。浅野忠信、賀来千香子、剛力彩芽、桂文枝、西川きよし、ガレッジセールらの登場に、駆け付けた観客たちから歓声が沸き起こった。文枝は「16年間ありがとうございました。いったんここで終わりますが、またやらせていただきたいと思います」と挨拶。きよしも「一応ゴールということですが、僕の心の中ではまた新しい出発への第一歩だと思っています。また新しい沖縄とのコラボを考えていただけると思います。僕らも寂しいです。新しい第一歩、小さなことからコツコツと頑張りたいと思います」と、今後も沖縄での企画が展開されることに期待した。レッドカーペットには、実行委員会の委員長を務める吉本興業前会長の大崎洋氏も参加。「来年に向けて、沖縄の皆様ともう一度決意を新たにして、沖縄の方々が自らこの映画祭を引き継いでいただいて、僕たちが協力できることは協力させていただいて、いいバトンタッチができればと思っています」と語った。エンディングの「Laugh&Peace LIVE」では、かりゆし58や宮沢和史らが沖縄愛にあふれるライブを披露。スクリーンに同映画祭の過去の映像が流れ、16年の歴史を感じさせた。最後にMCのガレッジセールが「皆さん16年間ありがとうございました! さようなら!」と感謝。会場は大きな拍手に包まれ、「ありがとう」という声が飛び交った。ライブ後に囲み取材が行われ、ガレッジセール、かりゆし58、宮沢和史らが参加。ゴリは「最後なんだと噛みしめながらその場にいたので涙が出そうになりました」と言うも、「寂しいんじゃなく、やり切った、こういう映画祭を16年も続けることができてありがとうという気持ちで終わりたい」と述べ、川田は「県民の方がこんなに喜んでくれるイベントが終わるというのは寂しいなと思ったので、違う形でもいいからやりたいですね」と語った。また、同映画祭が果たしてきた役割について、川田は「県外から来た方はより深い沖縄を知ることができたし、県内の方はよりエンターテインメントを近く感じることができた。それが映画祭の一番の財産だったと思います」と述べ、かりゆし58の前川真悟は「沖縄の持っているエネルギーや魅力を世界に発信する場所でもありますが、孤島で生まれ育った人たちに世界を見せるという役割だったと思います。テレビの向こうでしか見たことないような人たちが目の前にいる。自分の今いる場所が夢の世界に地続きでつながっているとみんなに感じさせてくれた」としみじみ。宮沢は「16回で終わるということは一つの役割を果たしたのだと思うし、役目が終わったということではなくて、一定の揺るぎないものを一つ作ったということ。沖縄の素顔を見ることができた非常に貴重な時間だったと思います」と述べ、「宝島みたいな島ですから、僕らももっと伝えていきたい。これからもまた違う形で沖縄の素顔、本物の部分を見せられる機会が作れるようにしていきたい」と力を込めた。
2024年04月22日嶽本野ばらの書籍『ロリータ・ファッション』が発売される。ロリータ・ファッションの歴史を紹介する1冊書籍『ロリータ・ファッション』は、ロリータ・ファッションの歴史を余すことなく綴った1冊だ。『エミリー』や『ロリヰタ。』、『下妻物語』などを発表してきた嶽本野ばらによる、ロリータ・ファッションにまつわるエッセイ集となっている。本書には、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)やルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)、ディオール(DIOR)、アナ スイ(ANNA SUI)から、コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)、ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)、そしてミルク(MILK)やジェーンマープル(Jane Marple)、ピンクハウス(PINK HOUSE)まで、国内外ブランドのロリータ・ファッションまつわるエッセイを収録。また、ゴシックロリータにも着目し、アリスアウアア(alice auaa)やリック・オウエンス(Rick Owens)なども取り上げている。詳細書籍『ロリータ・ファッション』発売日:2024年4月12日(金)価格:3,740円著者:嶽本野ばら仕様:四六判変形、352ページ出版:国書刊行会■目次序文【I】 robe à la modeドレス・コードに就いてーー『ドレス・コード?:着る人たちのゲーム』展Vivienne Westwoodに就いてLOUIS VUITTONに就いてMelody BasKetに就いてMartin Margielaに就いてDRIES VAN NOTENに就いてChristian Dior MONSIEURに就いてRAF SIMONSに就いてMILKに就いてJane Marpleに就いてATSUKI ONISHIに就いてPINK HOUSEと田園詩に就いてBABY,THE STARS SHINE BRIGHT に就いてCeriseに就いてclaire’sに就いてTOKIO KUMAGAIに就いてCOMME des GARÇONSに就いてDIORに就いてANNA SUI に就いてYOHJI YAMAMOTOに就いてKEITA MARUYAMAに就いてSamansa Mos2に就いてDANIELA GREGISに就いてSIMONE ROCHAに就いてLovetoxicに就いてalice auaaに就いて(ゴシックロリータの系譜1)Rick Owensに就いて(ゴシックロリータの系譜2)coup-de-piedに就いて(ゴシックロリータの系譜3)CANMAKEに就いてALEXANDER McQUEENに就いてWalter Van Beirendonckに就いてGareth Pughに就いてNO CONCEPT BUT GOOD SENSEに就いてagnès b.に就いてShirley Templeに就いてrurumu:に就いてInnocent Worldに就いてKatieに就いてHERMÈSに就いてOff-Whiteに就いてSCHIAPARELLIに就いてVictorian maidenに就いてCUNEに就いてATELIER PIERROTに就いてISSEY MIYAKEに就いて量産型、地雷型に就いて(axes femme, Ank Rouge, LIZ LISA)SHEINに就いてVIVA YOUに就いてDOLCE&GABBANAに就いてーー『身体の夢 ファッションOR見えないコルセット』展【II】 mode à la Lolitaあとがき索引
2024年04月18日映画『シサㇺ』が2024年秋に全国公開される。主演は寛⼀郎。アイヌと和人との歴史を描く映画『シサㇺ』映画『シサㇺ』は、“アイヌ”と当時の本州系日本人を指す“和⼈”との歴史を描いた作品。武家に生まれた若者が、異なる⽂化や⾵習に触れ、それらを理解することによって⼰の⼈⽣を⾒つめ直してゆく⼈間ドラマとなっている。物語は、「蝦夷地(えぞち)」と呼ばれた現在の北海道を領有していた松前藩が、アイヌとの交易をおこなっていた史実を基にした。町全体が「イオル(アイヌの伝統的⽣活空間)」という考えのもと、アイヌと和⼈が共⽣してきた認識をもつ北海道⽩糠町で多くの場⾯を撮影。セット建設から撮影まで、町からの全⾯⽀援・協⼒のもと製作されている。主演は寛⼀郎、蝦夷地に向かう武家の若者役に主演は、2018年の映画『菊とギロチン』でキネマ旬報ベスト・テン新⼈俳優賞に輝き、以降も阪本順治監督の『せかいのおきく』や、北野武監督の『⾸』など、次々と話題作に出演する寛⼀郎が務める。蝦夷地に赴き、文化や風習に触れることでアイヌの持つ精神や理念に共鳴していく武家の若者を演じている。主人公・孝二郎…寛一郎松前藩藩士の息子。兄の敵討ちを誓い、蝦夷地に赴く。アイヌの文化や風習に触れることで、アイヌの精神やリネンに共鳴していくようになる。栄之助…三浦貴大孝二郎の兄。使用人の善助の不審な行動を見つけたことで、善助に殺されてしまう。善助…和田正人孝二郎が復讐を誓う敵。和人に反発心を抱くアイヌの青年…坂東龍汰複雑な事情を抱えたアイヌの女性…サヘル・ローズ孝二郎の幼なじみ…古川琴音孝二郎の母親…富田靖子孝二郎の先輩の松前藩士…緒形直人脚本・尾崎将也、監督・中尾浩之脚本を担当したのは、阿部寛主演のドラマ『結婚できない男』や朝ドラ『梅ちゃん先⽣』などを⼿掛けた尾崎将也。映画『シサㇺ』では⽇本語とアイヌ語の台詞を混在させながら、現代社会における“不寛容”が暴⼒へと繋がってゆくプロセスを丁寧に紡ぎ出している。監督は、歴史エンターテインメント番組『タイムスクープハンター』で監督・脚本を務めるなどした中尾浩之。手掛けたSF⼩説『ブルバスター』がアニメ化されるなど、その活躍は多岐にわたる。映画『シサㇺ』あらすじ江⼾時代前期、北海道南⻄部にある松前藩は、アイヌとの交易品を主な収⼊源としていた。松前藩藩⼠の息⼦・孝⼆郎(寛⼀郎)は、兄の栄之助とともに、交易で得た品を他藩に売る仕事をしていたが、ある夜、使⽤⼈・善助の不審な⾏動を⾒つけた栄之助が善助に殺されてしまう。兄の敵討ちを誓った考⼆郎は善助を追って、蝦夷地へと向かうー。【作品詳細】映画『シサㇺ』公開時期:2024年秋監督:中尾浩之脚本:尾崎将也出演:寛一郎、三浦貴大、和田正人、坂東龍汰、平野貴大、サヘル・ローズ、藤本隆宏、古川琴音、山西惇、佐々木ゆか、要潤、富田靖子、緒形直人
2024年03月29日カンヌ映画祭より歴史ある、国内で最も権威と実績ある映画賞第78回毎日映画コンクール第78回毎日映画コンクールにて「せかいのおきく」が日本映画大賞他、最多3冠達成!「ほかげ」が日本映画優秀賞を受賞!男優主演賞に鈴木亮平「エゴイスト」女優主演賞に杉咲花「市子」が受賞!国内で最も権威と実績、歴史のある映画賞「第78回毎日映画コンクール」の受賞作品と受賞者が決定した。日本映画大賞に輝いたのは、阪本順治監督の「せかいのおきく」。日本映画優秀賞は「ほかげ」(塚本晋也監督)が受賞。男優主演賞は、鈴木亮平「エゴイスト」、女優主演賞は、杉咲花「市子」が受賞する。男優助演賞には「エゴイスト」の宮沢氷魚が受賞、女優助演賞には「キリエのうた」の広瀬すずが受賞。また、スポニチグランプリ新人賞は「さよなら ほやマン」のアフロ、「BAD LANDS バッド・ランズ」のサリngROCKに贈られる。田中絹代賞は薬師丸ひろ子が受賞となる。監督賞は「月」の石井裕也、脚本賞は「せかいのおきく」の阪本順治、撮影賞は「月」の鎌苅洋一、美術賞は「ゴジラ-1.0」の上條安里、音楽賞は「658km、陽子の旅」のジム・オルーク、録音賞は「せかいのおきく」の志満順一が受賞。アニメーション映画賞は「アリスとテレスのまぼろし工場」(岡田麿里監督)、大藤信郎賞は「君たちはどう生きるか」(宮崎駿監督)、ドキュメンタリー映画賞は「『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち」(寺田和弘監督)がそれぞれ受賞する。外国映画ベストワン賞は「TAR/ター」(トッド・フィールド監督)が選ばれ、さらに特別賞は、鈴木敏夫(プロデューサー)に決まった。「せかいのおきく」が日本映画大賞、脚本賞、録音賞を受賞して最多3冠を獲得した。映画ファンが選ぶTSUTAYA DISCAS映画ファン賞・日本映画部門は、「劇場版 美しい彼~eternal~」(酒井麻衣監督)、外国映画部門は「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート監督)が受賞する。なお、表彰式は、めぐろパーシモンホールで2月14日に開催が予定されている。第78回毎日映画コンクール 受賞結果日本映画大賞:「せかいのおきく」(阪本順治監督)日本映画優秀賞:「ほかげ」(塚本晋也監督)外国映画ベストワン賞:「TAR/ター」(トッド・フィールド監督)男優主演賞:鈴木亮平「エゴイスト」女優主演賞:杉咲花「市子」男優助演賞:宮沢氷魚「エゴイスト」女優助演賞:広瀬すず「キリエのうた」スポニチグランプリ新人賞(男性):アフロ「さよなら ほやマン」スポニチグランプリ新人賞(女性):サリngROCK「BAD LANDS バッド・ランズ」監督賞:石井裕也「月」脚本賞:阪本順治「せかいのおきく」撮影賞:鎌苅洋一「月」美術賞:上條安里「ゴジラ-1.0」音楽賞:ジム・オルーク「658km、陽子の旅」録音賞:志満順一「せかいのおきく」アニメーション映画賞:「アリスとテレスのまぼろし工場」(岡田麿里監督)大藤信郎賞:「君たちはどう生きるか」(宮崎駿監督)ドキュメンタリー映画賞: 「『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち」(寺田和弘監督)TSUTAYA DISCAS映画ファン賞・日本映画部門:「劇場版 美しい彼~eternal~」TSUTAYA DISCAS映画ファン賞・外国映画部門:「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」田中絹代賞:薬師丸ひろ子特別賞:鈴木敏夫(スタジオジブリ プロデューサー)(敬称略)毎日映画コンクール概要毎日映画コンクールは1946年(昭和21年)、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された国内最高峰の映画賞です。演技、作品はもちろん、撮影や美術、録音などのスタッフ、日本映画を代表する名女優田中絹代の名を冠する賞など、幅広い部門を設けていることが特徴です。各賞は、第一線で活躍中の映画評論家やジャーナリスト、専門家など約70人が選考にかかわり、毎日映画コンクールはその歴史と伝統とともに、選考の厳正公明さによっても映画業界から高い評価を得ています。第75回から表彰式の開催地は都内へと戻り、目黒区の協力を得て「めぐろパーシモンホール」での開催を予定しています。今後も、一般にも開かれた映画賞として毎日映画コンクールは成長を続けていきます。第78回毎日映画コンクール<対象作品>2023年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品。なお、アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品が対象。<表彰>▽作品部門=日本映画大賞 日本映画優秀賞 外国映画ベストワン賞▽俳優部門=男優主演賞 女優主演賞 男優助演賞 女優助演賞 スポニチグランプリ新人賞▽スタッフ部門=監督賞 脚本賞 撮影賞 美術賞 音楽賞 録音賞▽ドキュメンタリー部門=ドキュメンタリー映画賞▽アニメーション部門=アニメーション映画賞 大藤信郎賞▽TSUTAYA DISCAS映画ファン賞 ▽田中絹代賞 ▽特別賞<表彰式>2024年2月14日、めぐろパーシモンホール(東京都目黒区八雲1の1の1)主催 毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社共催 目黒区芸術文化振興財団特別後援 カルチュア・エンタテインメント、CCCMKホールディングス後援 経済産業省、文化庁、日本映画製作者連盟、映像文化製作者連盟、ユニジャパン、映像産業振興機構(VIPO)、目黒区協賛 映画演劇文化協会、えがお、集中出版、スマイルコミュニケーションズ、セーフティーステップ、東急グループ、東日印刷、ハナマルキ協力 エース、黒谷美術、芸游会、コレド室町、サッポロビール、下関市(山口県)、シモンズ、Base KOM<公式HP> 2024年2月14日(水)、めぐろパーシモンホールにて表彰式開催予定 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月19日歴史ファン・謎解きファン向け、「歴史人」監修の本格シナリオリアル謎解きゲームを使ったプロモーションを提案する株式会社ハレガケ(NAZO×NAZO劇団)(本社:東京都豊島区、代表:黒田洋介)は、株式会社マッシュ(所在地:大阪府大阪市)主催のもと、歴史リアル謎解きゲーム「謎の城」in 日本橋「新時代を切り開け!日本橋周辺の幕末動乱と慶喜の覚悟」を2024年1月10日(水)から7月9日(火)にかけて開催します。イベントのメインビジュアル歴史リアル謎解きゲーム「謎の城」ロゴこのイベントは、徳川慶喜や幕末の歴史を学びながら日本橋周辺の史跡を巡るリアル謎解きゲームです。大阪城や高槻城などを舞台として、関西を中心に開催している『歴史リアル謎解きゲーム「謎の城」』シリーズの最新作で、初の東京開催となります。今回は江戸幕府最後の将軍「徳川慶喜」にスポットを当てたストーリーとなっており、ゲームを進めていくことで、徳川慶喜の半生や幕末時期の日本橋の歴史を知ることができます。ストーリー監修を歴史エンターテイメントマガジン「歴史⼈」編集部がおこなっており、謎解きファンだけでなく、歴史ファンにもお楽しみいただける内容になっています。このイベントを通して、多くの⼈に徳川家や幕末の歴史をより知ってもらうきっかけ作りを⽬指します。また、現在大阪城周辺で開催中の「歴史リアル謎解きゲーム「謎の城」in大阪城『最後の大坂城主・徳川慶喜の信念』」と合わせて体験すると、徳川慶喜の半生や歴史の流れをより深くお楽しみいただけます。■イベント内容江戸時代に五街道の起点として日本の中心だった「日本橋」を舞台に、江戸幕府最後の将軍「徳川慶喜」の半生に迫ります。日本橋周辺を巡りながら、幕末の動乱から明治時代へと移りゆく歴史の流れを学べます。現地の史跡や説明看板を巡りながら史実に基づいたストーリーをお楽しみいただけるほか、「幕末」や「日本橋」に関するコラムも充実しているため、ゲームを楽しみながら本格的に歴史を学ぶことができます。また、通常の観光では気が付きにくいポイントを謎の手がかりとして使用しているので、日本橋周辺の新たな魅力の発見にも繋がります。■参加方法・進め方チケットサイト「イープラス」での購入または、現地受付場所での購入が可能です。事前にチケットサイトで購入する場合は、購入後にコンビニで発券し、発券されたチケットを受付に提出して「謎解きキット」と引き換えます。当日に現地受付で購入する場合は、丸善日本橋店1Fのレジカウンターにて購入し「謎解きキット」を受け取ります。ストーリーに沿って、日本橋周辺のチェックポイントを巡りながら謎を解いていきます。最後の謎を解いて受付にキットを提出し、エピローグシートをもらえたらクリアとなります。ゲーム自体に制限時間はないので、周遊スポット周辺の散策を楽しみながら参加できます。イベントページ : 用語補足歴史リアル謎解きゲーム「謎の城(なぞしろ)」歴史上の人物が訪れたお城や城下町を舞台に、歴史の謎を解いていくゲームです。偉人たちがいたお城や城下町を回遊しながら、実際に歴史上で起こった出来事をもとに謎のヒントを集めます。ゲームを通して歴史を知ることが出来るので、歴史の知識がないお子様でも楽しめます。謎解きファン・歴史ファン、子どもからシニア層まで幅広く楽しめるゲームです。リアル謎解きゲーム自分の「ひらめき」「行動」でストーリーが進む「主人公体験」が人気の体験型ゲームです。次々現れる謎や暗号を解くことでストーリーが展開します。ショッピングモールやテーマパーク、水族館、美術館、街全体など"現実(リアル)"の様々な場所で開催されています。NAZO×NAZO劇団リアル謎解きゲームの企画制作を専門とする株式会社ハレガケのオリジナルブランドです。「大人が安心してはしゃげる物語世界」を大切にしており、遊園地や百貨店など、様々な場所で参加者が物語に「没入」し、インパクトある「主人公体験」ができるイベントを制作しています。月刊誌「歴史人」歴史人は、2010年9月に創刊した歴史エンターテイメントマガジンです。古代から近現代まで日本史で起きた事件などからひとつをテーマに、CGやイラスト、貴重な史料をオールカラーで掲載し、著名な歴史研究者や歴史作家が丁寧にわかりやすく解説します。全国の書店・コンビニで毎月6日発売。ストーリー豊臣秀吉の後に天下統一を果たした徳川家康。五街道の起点となった日本橋や、江戸城のお膝元では初めて造られた町「江戸本町」があり、徳川家と深く関わりがある場所が、現在の日本橋周辺エリアである。一方で日本橋は幕末には動乱の舞台になった地でもある。果たして、幕末に何が起こったのか―――?そしてその後どのように変わっていったのか?いまここに、解き明かされる―――!歴史リアル謎解きゲーム「謎の城」in 日本橋「新時代を切り開け!日本橋周辺の幕末動乱と慶喜の覚悟」日程:2024年1月10日(水)から7月9日(火)休催(休業)日:「謎の城」公式HPをご確認ください。「謎の城」公式HP: 開催時間:9:30~19:30(最終解答受付 20:00)想定プレイ時間:移動時間を含め2〜3時間程度参加費(税込):2,000円購入・参加方法:チケットサイトe+(イープラス)または、現地受付(丸善日本橋店1F レジカウンター)にて購入することで参加できます。チケットサイトURL:<2024年1月10日(水)~2024年3月31日(日)まで> ※2024年1月9日(火)10:00より販売開始します<2024年4月1日(月)~2024年7月9日(火)まで> ※2024年3月31日(日)10:00より販売開始します会場:日本橋周辺受付場所:丸善日本橋店1F レジカウンター(〒103-8245 東京都中央区日本橋2-3-10)アクセス:<丸善日本橋店へのアクセス>東京メトロ銀座線 日本橋駅徒歩1分B3出口直結東京メトロ東西線 日本橋駅徒歩2分B3出口直結都営浅草線 日本橋駅徒歩4分JR東京駅八重洲北口徒歩5分主催:株式会社マッシュ協力:一般社団法人日本橋室町エリアマネジメント監修:歴史人(株式会社ABCアーク)企画制作:株式会社ハレガケ(NAZO×NAZO劇団)イベントページ : 【イベントについてのお問い合わせ】株式会社マッシュ歴史リアル謎解きゲーム担当者宛Tel: 080-3134-0144(受付時間:平日10:00~18:00)【取材/掲載の問い合わせ】株式会社ハレガケ大岩(広報担当)宛Tel: 03-6912-7596 /Email: info@haregake.com (対応時間:平日9:00〜18:00)株式会社マッシュ | 大阪・東京のイベント企画・運営・制作会社 : 歴史人 | 歴史の魅力を全力で伝えるエンタメマガジン : 丸善書店 公式サイト| 書籍・雑誌、文具・雑貨等の販売 : 株式会社ハレガケ謎解きを使ったイベント企画制作を専門とする会社です(2013年設立)。リアルやオンラインのイベント制作をはじめ、自社商品開発・企業様向けサービスなども展開しています。所在地:東京都豊島区高田3-21-2 ユニハイト東京ビル4階事業内容:体験型イベント、リアル謎解きゲームの企画制作、運営社内懇親会サービス企画制作、運営体験型研修サービス企画制作、運営株式会社ハレガケ謎解きプラス : [リアル謎解きゲーム] NAZO×NAZO劇団(ナゾナゾ劇団) : 株式会社ハレガケ|お祭りが日常に。リアル謎解きゲーム企画・制作・プロデュース会社 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月05日スティーブン・スピルバーグが製作を務めるミュージカル映画『カラーパープル』が来年2月9日(金) から公開になる。本作は小説を基に映画化、舞台化されてきた傑作で、長年にわたって多く人から熱烈な支持を集め、鑑賞者の人生に多大な影響を与えてきた。本作の製作を務めるオプラ・ウィンフリーはこう宣言する。「この小説は、女性の地位向上を目指すナショナル・アンセム(国歌)のひとつです」『カラーパープル』特報本作の原作は、アリス・ウォーカーが1983年に発表した同名小説だ。主人公は16歳の女性セリー。彼女は名前も知らない男性のもとに嫁がされ、夫の暴力に耐えながら過酷な日々をおくることになる。さらに愛する妹は夫に追い出され、絶望の中、アフリカにわたる。主人公の一人称で綴られる日常、絶望、そして葛藤。彼女は差別や暴力の中で自ら自由を勝ち取ろうとする。黒人の問題だけでなく、社会における暴力、家庭内での女性の立場、若い女性の成長と葛藤、神の問題まで描きこんだ小説は圧倒的な支持を集め、ピューリッツァー賞に輝いた。すぐさま映画化が持ち上がり、マイケル・ジャクソンのプロデュースでも知られる音楽家クインシー・ジョーンズらが製作を、当時『ジョーズ』や『E.T.』を大ヒットさせ注目を集めていたスピルバーグが監督を務め、1985年に映画『カラーパープル』が公開。日本では翌年の9月に公開された。映画は第58回アカデミー賞で作品賞を含む10部門にノミネート(助演女優賞ではオプラ・ウィンフリーとマーガレット・エイヴリーが同時ノミネート)。受賞はなかったが、原作者のウォーカーが見出した主演女優のウーピー・ゴールドバーグはその後、スターの道を歩み出し、スピルバーグは本作に続いて『太陽の帝国』『オールウェイズ』を発表。娯楽超大作と重厚な作品を時に交互に、時に並行して製作するスタイルが始まり、『ジュラシック・パーク』と『シンドラーのリスト』が同じ1993年に発表された。ウーピー・ゴールドバーグが主演した1985年のスピルバーグ版『カラーパープル』本作が描くのは単にシリアスな物語ではない。観る者の心を鷲掴みにし、時に勇気づけ、時に前に進む力を与えてくれる物語だ。本作で映画デビューを飾ったオプラ・ウィンフリーは、この物語に新たな命を吹き込むべくミュージカル『カラーパープル』のプロダクションに着手。2005年にブロードウェイで初演され、2015年にもリバイバル公演が行われた。この舞台版の物語、音楽、エネルギーに磨きをかけ、スクリーンに描き出すのが、間もなく公開になる2023年製作の映画『カラーパープル』だ。本作ではウィンフリー、スピルバーグ、そしてジョーンズらが製作陣として名を連ね、新鋭ブリッツ・バザウーレが監督を務めている。2023年版『カラーパープル』に製作総指揮として名を連ねるオプラ・ウィンフリーとスピルバーグこの世界には繰り返し、映画化、リメイクされる物語がある。そこには時を超えて人々を魅了するドラマや、キャラクターがいる。『カラーパープル』にも、時代を経ても色褪せないドラマが宿っている。ウィンフリーが語るとおり、本作は観客の心にいつも宿っている“ナショナル・アンセム(国歌)”のようなパワーがあるのだ。2024年、映画館で再び多くの人の人生を変えた国家が鳴り響く。今回はミュージカル版だ。そのメロディと力強い歌声はさらに多くの人の心を捉え、その人生に影響を与えることになるだろう。<作品情報>『カラーパープル』2024年2月9日(金)公開(C)2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.Photo:AFLO<リリース情報>『カラーパープル』日本語吹替音声追加収録版 <4K ULTRA HD & ブルーレイセット>(2枚組)2024年1月24日(水) リリース価格:7,480円(税込)発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント(c)1985 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
2023年12月26日カンヌ映画祭より歴史ある、国内で最も権威と実績の映画賞第78回毎日映画コンクール「怪物」「ゴジラ-1.0」「せかいのおきく」「福田村事件」「ほかげ」日本映画大賞・日本映画優秀賞候補作5作品決定!!男優主演賞に、綾野剛、稲垣吾郎、鈴木亮平、藤竜也、横浜流星女優主演賞に、安藤サクラ、黒木華、菊地凜子、趣里、杉咲花「怪物」が、最多9部門ノミネート!「せかいのおきく」が、8部門ノミネート!この度、国内で最も権威と実績、歴史のある映画賞「第78回毎日映画コンクール」の各賞のノミネート作品、ノミネート者が決まりました。「万引き家族」でカンヌ国際映画祭最高賞パルム・ドールに輝いた是枝裕和監督が、「今一番リスペクトしている」と語る脚本家の坂元裕二と初タッグを組んだ「怪物」が最多9部門ノミネート。次いで貧しくもたくましく生きる長屋の住人たちを阪本順治監督がみずみずしく描いた「せかいのおきく」が8部門ノミネート。今年を代表する話題作、秀作、力作、優れた映画スタッフらが揃いました。受賞作(者)発表は来年1月下旬。是非、ご紹介のご検討をお願いいたします。第78回毎日映画コンクールノミネート作品(者)一覧【作品部門】<日本映画大賞、日本映画優秀賞>「怪物」「ゴジラ-1.0」「せかいのおきく」「福田村事件」「ほかげ」<外国映画ベストワン賞>「EO イーオー」「イニシェリン島の精霊」「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」「TAR/ター」「フェイブルマンズ」「別れる決心」【俳優部門】<男優主演賞>綾野剛「花腐し」 稲垣吾郎「正欲」 鈴木亮平「エゴイスト」藤竜也「高野豆腐店の春」 横浜流星「春に散る」<女優主演賞>安藤サクラ「BAD LANDS バッド・ランズ」 黒木華「せかいのおきく」 菊地凜子「658km、陽子の旅」趣里「ほかげ」 杉咲花「市子」<男優助演賞>磯村勇斗「月」 宇崎竜童「BAD LANDS バッド・ランズ」 加瀬亮「首」宮沢氷魚「エゴイスト」 永山瑛太「福田村事件」<女優助演賞>阿川佐和子「エゴイスト」 安達祐実「春画先生」 田中裕子「怪物」広瀬すず「キリエのうた」 二階堂ふみ「月」<スポニチグランプリ新人賞・男性>アフロ「さよなら ほやマン」 池川侑希弥「雑魚どもよ、大志を抱け!」 黒崎煌代「さよなら ほやマン」 黒川想矢「怪物」 塚尾桜雅「ほかげ」 柊木陽太「怪物」<スポニチグランプル新人賞・女性>アイナ・ジ・エンド「キリエのうた」 石田夢実「遠いところ」 サリngROCK「BAD LANDS バッド・ランズ」 當真あみ「水は海に向かって流れる」 東野絢香「正欲」 山崎七海「渇水」【スタッフ部門】<監督賞>石井裕也「月」 是枝裕和「怪物」 阪本順治「せかいのおきく」 塚本晋也「ほかげ」 森達也「福田村事件」 山崎貴「ゴジラ-1.0」<脚本賞>足立紳、松本稔「雑魚どもよ、大志を抱け!」 荒井晴彦、中野太「花腐し」佐伯俊道、井上淳一、荒井晴彦「福田村事件」 阪本順治「せかいのおきく」 坂元裕二「怪物」 港岳彦「正欲」<撮影賞>笠松則通「せかいのおきく」 鎌苅洋一「月」 川上皓市、新家子美穂「花腐し」近藤龍人「怪物」 柴崎幸三「ゴジラ-1.0」 浜田毅「首」<美術賞>上條安里「ゴジラ-1.0」 瀬下幸治「首」 原田恭明「花腐し」原田満生「せかいのきおく」 三ツ松けいこ「怪物」<音楽賞>坂本龍一「怪物」 佐藤直紀「ゴジラ-1.0」 ジム・オルーク「658km、陽子の旅」小林武史「キリエのうた」 安川午朗「せかいのおきく」<録音賞>志満順一「せかいのおきく」 高須賀健吾「月」 竹内久史「ゴジラ-1.0」冨田和彦「怪物」 深田晃「花腐し」【ドキュメンタリー部門】<ドキュメンタリー映画賞>「「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち」 「キャメラを持った男たち―関東大震災を撮る―」「ケアを紡いで」 「劇場版 ナオト、いまもひとりっきり」 「国葬の日」 「絶唱浪曲ストーリー」 「チョコレートな人々」【アニメーション部門】<アニメーション映画賞、大藤信郎賞>「I stitch my skin to the ground」 「アリスとテレスのまぼろし工場」 「Our Pain」 「URAHARA ― TEASER」 「丘にいる ft.VX-β」 「オクトポリス ―プロローグ―」 「己踊り」 「君たちはどう生きるか」 「520」 「駒田蒸留所へようこそ」 「Sewing Love」 「ゾウのかたち」 「太陽が水を汲んでいる」 「月見ごこち」 「並んだLAND」 「ニンジンは待ってくれない」「HIDARI」 「火の鳥 エデンの花」 「BLUE GIANT」 「北極百貨店のコンシェルジュさん」 「マイスクール」 「Magnified City」 「みじめな奇蹟」 「Monk SEISHIN」 「屋根裏のラジャー」 「ユーフラジー=モンタージュ」「来世 ユニコーンの首筋後ろのホクロになりたい」 「La nuit des illusions(迷走の夜)」 「Return」(50音順)毎日映画コンクール概要毎日映画コンクールは1946年(昭和21年)、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された国内最高峰の映画賞です。演技、作品はもちろん、撮影や美術、録音などのスタッフ、日本映画を代表する名女優田中絹代の名を冠する賞など、幅広い部門を設けていることが特徴です。各賞は、第一線で活躍中の映画評論家やジャーナリスト、専門家など約70人が選考にかかわり、毎日映画コンクールはその歴史と伝統とともに、選考の厳正公明さによっても映画業界から高い評価を得ています。第75回から表彰式の開催地は都内へと戻り、目黒区の協力を得て「めぐろパーシモンホール」での開催を予定しています。今後も、一般にも開かれた映画賞として毎日映画コンクールは成長を続けていきます。第78回毎日映画コンクール<対象作品>2023年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品。なお、アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品が対象です。<表彰>▽作品部門=日本映画大賞 日本映画優秀賞 外国映画ベストワン賞▽俳優部門=男優主演賞 女優主演賞 男優助演賞 女優助演賞 スポニチグランプリ新人賞▽スタッフ部門=監督賞 脚本賞 撮影賞 美術賞 音楽賞 録音賞▽ドキュメンタリー部門=ドキュメンタリー映画賞▽アニメーション部門=アニメーション映画賞 大藤信郎賞▽TSUTAYA DISCAS映画ファン賞 ▽田中絹代賞 ▽特別賞<発表>2024年1月下旬の毎日新聞、スポーツニッポン新聞紙上<表彰式>2024年2月14日、めぐろパーシモンホール(東京都目黒区八雲1の1の1)主催 毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社共催 目黒区芸術文化振興財団特別後援 カルチュア・エンタテインメント、CCCMKホールディングス後援 経済産業省、文化庁、日本映画製作者連盟、映像文化製作者連盟、ユニジャパン、映像産業振興機構(VIPO)、目黒区協賛 映画演劇文化協会、えがお、集中出版、スマイルコミュニケーションズ、セーフティーステップ、東急グループ、東日印刷、ハナマルキ協力 エース、黒谷美術、芸游会、サッポロビール、下関市(山口県)、シモンズ、Base KOM<公式HP> 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月21日「スター・ウォーズ」作品の壮大な歴史をビジュアル年表で解説する図鑑「スター・ウォーズ タイムライン」が、12月21日より世界文化社から発売決定。映画・小説・ドラマ・コミックなど、様々な形で発表されてきた「スター・ウォーズ」作品の物語やできごとを、時系列にまとめた永久保存版の1冊となっている。1977年に公開されて以来、45年以上にわたり様々な形で発表されてきた「スター・ウォーズ」作品。本書は映画のみならず、小説、ドラマ、コミック、アニメーションなど、あらゆる発表作で描かれた物語を、時系列に集約・解説したファン必携のビジュアル年表図鑑。アナキン、オビ=ワン、ルーク、レイアなど、主要な登場人物たちの生涯もビジュアル年表で徹底解説。ライトセーバーやミレニアム・ファルコン、惑星ナブーなど、アイテムやビークル、惑星にまつわる小史も迫力のビジュアルで詳しく掲載している。「スター・ウォーズタイムライン」は12月21日(木)より発売。■定価 :6,930円(税込)■発行 :株式会社世界文化ブックス■発行・発売:株式会社世界文化社関連情報:シリーズ既刊「スター・ウォーズ/ビークル・クロスセクション完全版」■定価:4,950円(税込)「スター・ウォーズ キャラクター事典 最新完全版」■定価 :3,300円(税込)「私はC-3PO」(原題:I AM C-3PO)■著者:アンソニー・ダニエルズ■序文:J.J.エイブラムス■定価:2,695円(税込)(シネマカフェ編集部)
2023年12月10日関西圏に集積する歴史や文化の魅力発信をめざす「関西・歴史文化首都フォーラム」推進委員会/兵庫制作委員会は、2023年11月27日(月)に「関西・歴史文化首都フォーラム兵庫 ー伝統と伝承ー」を開催します。■彩り豊かな歴史・文化を持つ兵庫五国海があり、山があり、里があり、街がある。明治の廃藩置県をきっかけに5つの国が1つに統合された兵庫は地域によって歴史や文化、風土や風習も少しずつ異なります。特色豊かな兵庫五国が育んできた日常にある歴史・文化に光を当て、人から人へ紡がれてきた想いを次世代に繋げるために活動されている人々にスポットを当てたフォーラムを開催します。本フォーラムを通じて、兵庫県の魅力再評価、次代を担う人材を育むことの責任感、伝承されてきた歴史や文化の大切さを知っていただく機会とした「躍動する兵庫」を切り拓いていく契機となることを願います。■開催概要表1: 動画1: ■プログラム【第一部】14:00ー15:00まちづくり・文化の視点から兵庫の魅力を探る姫路城世界遺産登録30周年を記念に、兵庫で育まれてきた歴史・文化の価値について専門的な視点から紐解くキーノートトーク○ご出演(敬称略)・西村 幸夫(國學院大学観光まちづくり学部初代学部長)・玉岡 かおる(作家)・清元 秀泰(姫路市市長)【第二部】15:30ー17:00兵庫五国の匠が姫路に集結兵庫の未来を語る兵庫五国が育んだ、人から人へ紡がれてきた歴史・文化に光を当て「伝統を次世代に伝えるための」キーワードをさがすパネルディスカッション○ご出演(敬称略)・高橋 俊成(灘酒研究会 代表委員)・中西 和也(いえしまコンシェルジュ株式会社 代表取締役)・野田 昌伸(兵庫県立但馬牧場公園但馬牛博物館 副館長)・市野 達也(丹波立杭陶磁器協同組合 理事長)・下村 暢作(兵庫県線香協同組合 理事長)・齋藤 元彦(兵庫県知事)・Re colab KOBE(神戸発、大学生主体で取り組む自然再生プロジェクト)※総合司会:望月理恵<参考>■「関西・歴史文化首都フォーラム」について関西には、国宝、重要文化財、世界文化遺産、無形文化遺産など日本が誇る遺産が多く集積し、先人たちの遺産である価値ある『歴史文化』の宝庫であります。これらを『未来』につないでいくべき資産と考え、大阪・関西万博が開催される2025年までに関西2府4県(滋賀県・兵庫県・京都府・奈良県・和歌山県・大阪府)にてフォーラムを順次開催します。「関西・歴史文化首都」という理念を掲げ、歴史文化の中心地となるべく、ポテンシャルを持つ関西の魅力を発信していきます。■フォーラムの展開大阪 ・ 関西万博に向け、関西に顕在化している様々な歴史文化を取り上げ2府4県にてフォーラムを開催し、歴史文化首都としてのポテンシャルを発信。表2: ■「関西・歴史文化首都フォーラム」推進委員会【組織】○座長・福井 昌平(CI 戦略プロデューサー/イベント学会副会長)○委員・岩本 渉(前 アジア太平洋無形文化遺産研究センター所長)・西村 幸夫(元東大副学長 ・ 國學院大学観光まちづくり学部初代学部長)・中澤 静男(奈良教育大学教授 ESD SDGs センター長)・本多 俊一(国連環境計画 環境技術センタープログラムオフィサー)・川井 徳子(ソーシャル・サイエンス・ラボ専務理事/イベント学会員)・信時 正人(ヨコハマ SDGs デザインセンター長/イベント学会理事)・橋爪 紳也(大阪公立大学特別教授/イベント学会副会長)○事務局長・宮本 倫明(Landa 代表取締役/イベント学会理事 ・ 西日本本部長) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月01日令和5(2023)年11月1日(水)に開館5周年を迎える港区立郷土歴史館では、《歴史館5周年アニバーサリー企画》として「歴史館SNSフォトコンテスト #とっておきの歴史館2023」を開催中で、3月20日(月)~9月20日(水)の期間で作品を募集しています。港区立郷土歴史館 建物外観港区立郷土歴史館は、自然・歴史・文化をとおして港区を知り、探求し、交流する拠点となる施設として、平成30(2018)年に開館しました。建物は、東京大学安田講堂等で知られる内田祥三(よしかず)が設計し、昭和13(1938)年に建設された「旧公衆衛生院」を、保存・改修して活用しています。外観は、連続アーチやスクラッチタイルで覆われたゴシック調の特徴的なデザインで「内田ゴシック」と呼ばれており、また内部にも、中央ホール、旧講堂、旧院長室・次長室等、建設当初の姿がよく保存されている空間が残されています。港区指定文化財である築85年の歴史的建造物そのものを展示物として公開し、自由に見学でき、撮影をしていただけます。(一部展示室等は撮影禁止です)また、8月19日(土)開催の夏の恒例イベント「夏の行灯(あんどん)ナイト2023」や、9月開催の「歴史館コンサート ~ワールドミュージックナイト~」等、前庭や館内で行われる多彩なイベントも見どころです。第2回となる今回のSNSフォトコンテストでは、「港区立郷土歴史館の魅力を伝える写真」をテーマに、皆様が見つけた“とっておきの歴史館”の魅力をSNSに発信いただいております。なお、令和3(2021)年3月20日(土・祝)~6月30日(水)の期間で開催した第1回のSNSフォトコンテストでは、計509件のご応募をいただきました。第1回SNSフォトコンテストの入賞作品はこちら: ■開催概要●開催期間 : 令和5(2023)年3月20日(月)~9月20日(水)●テーマ・内容: 港区立郷土歴史館の魅力を伝える写真●応募方法 : TwitterまたはInstagramにて応募(1)港区立郷土歴史館公式Twitter/Instagramをフォロー(2)ハッシュタグ「#とっておきの歴史館2023」をつけて写真を投稿●入賞作品 : 最優秀賞 [10,000円相当の副賞] はじめ数点主催者スタッフとゲスト審査員2名により選出11月にホームページにて発表し館内でも展示●主催 : 港区立郷土歴史館●公式サイト : ※応募方法詳細および注意事項等は公式サイトにてご確認ください。■ゲスト審査員●巖谷國士 いわやくにお東京・港区高輪生まれ。明治学院大学名誉教授。仏文学者。写真家。評論家。エッセイスト。シュルレアリスム研究の第一人者。活動領域は幅広く、写真、メルヘン創作、講演、展覧会監修にもおよぶ。旅行写真家として世界・日本各地の作品を書物や雑誌に発表。個展も開催。・著書『シュルレアリスムとは何か』『ヨーロッパの不思議な町』『日本の不思議な宿』『オリエント夢幻紀行』『森と芸術』『旅と芸術』『マン・レイと女性たち』ほか●佐藤仁重 さとうよしえ東京・港区六本木生まれ。写真家。ニコンカレッジ講師。日本写真家協会会員。全日本写真連盟関東本部委員。人物・街スナップから風景まで「光と影」をテーマに幅広く撮影。アマチュア写真家育成活動として丸の内写真教室で多数の写真クラブを指導。毎月撮影会を開催。個展多数。・写真集『紐育の休日』『THE BIG APPLE』ほか 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月21日サリー・ホーキンス主演『ロスト・キング 500年越しの運命』より、予告編とポスタービジュアルが解禁された。ひとりの主婦の情熱が歴史を覆した驚きの実話を映画化した本作。『シェイプ・オブ・ウォーター』のサリー・ホーキンスが歴史愛好家の主人公、フィリッパ・ラングレーを演じ、『あなたを抱きしめる日まで』『クィーン』の名匠スティーヴン・フリアーズが監督を務める。この度解禁となった予告編は、仕事も家庭もうまくいかず、浮かない表情を見せるフィリッパの日常から始まる。息子とともに観劇したシェイクスピア史劇で、リチャード三世の既成事実に疑問を持つ彼女だったが、「シェイクスピア批判か?」と一蹴されてしまう。悶々とした日々を過ごすフィリッパの前に現れたのは、彼女の幻が作り上げたリチャード三世。「これは、運命の出会い!?」と感じてから、フィリッパはレスターを訪れたり、リチャード三世教会に入会して、いろんな人物とコンタクトを取るなど、遺骨探しに没頭する。そしてついにリチャード三世の遺骨が埋まる場所を探し出したフィリッパだったが、そこはなんと地面に「R」という文字が書いてある駐車場だった…!「私が彼を見つけ出す」と直感に導かれ、次々と行動を起こしていくフィリッパの表情は、次第に輝かしいものへ変わっていく。そんなひたむきにリチャード三世を追い求めていく姿は、まさに“究極の推し活”。そしてこの、ひとりの女性が貫いた信念こそが、イギリス王室の歴史を覆すことになる。併せて解禁となったポスタービジュアルは、美しいイギリスの背景の前にベンチに座って微笑み合うフィリッパとリチャード三世の姿が映し出されている。仕事で不当な扱いを受けてきたフィリッパと、悪名高き王と呼ばれ続けてきたリチャード三世の、不思議な「絆」を感じさせる一枚となっている。『ロスト・キング 500年越しの運命』は9月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月14日映画『ロスト・キング 500年越しの運命』が、2023年9月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。英国王室の歴史を覆した驚きの実話映画『ロスト・キング 500年越しの運命』は、ある歴史愛好家の主婦が英国王リチャード三世の真の姿を追う、実話をもとにした物語。この主婦が実は、500年もの間行方不明となっていたリチャード三世の遺骨の発掘の立役者なのである。映画『ロスト・キング 500年越しの運命』では、リチャード三世の駐車場に眠る王を探すという信念を貫いたひとりの女性の人生を肯定する物語を描く。主演サリー・ホーキンスが“歴史愛好家の主婦”に主演は、映画『シェイプ・オブ・ウォーター』で主演を務めたサリー・ホーキンスが担当。別居中の夫はスティーヴ・クーガンが務める。そのほか、『天才作家の妻 -40年目の真実-』のハリー・ロイド、ドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のマーク・アディが出演する。フィリッパ・ラングレー…サリー・ホーキンス息子とともに観劇したシェイクスピアの史劇により、英国史上稀に見る極悪人として名高いリチャード三世の既成事実に疑問を持った歴史愛好家の主婦。リチャード三世に心惹かれ、レスターを訪れたり、リチャード三世教会に入会して、様々な人物とコンタクトを取ってみたりと、彼の汚名を晴らすべく遺骨探しに没頭する。ひたむきにリチャード三世を追い求め、徐々に日常が豊かに変化していく。リチャード三世…ハリー・ロイドフィリッパが作り上げた“幻”としてフィリッパの目の前に現れるリチャード三世。フィリッパの心の声として、寄り添う。監督はスティーヴン・フリアーズ監督は、『あなたを抱きしめる日まで』や『クィーン』など英国王室にまつわる映画を手掛けてきたスティーヴン・フリアーズ。脚本は、別居中の父親役を演じるスティーヴ・クーガンと、『あなたを抱きしめる日まで』でヴェネチア国際映画祭の最優秀脚本賞を受賞、アカデミー賞脚色賞にもノミネートされた際と同じく、本作でもジェフ・ホープと共に脚本を手掛ける。映画『ロスト・キング 500年越しの運命』あらすじフィリッパ・ラングレーは、職場で上司から理不尽な評価を受けるも、別居中の夫からは生活費のために仕事を続けるよう促され苦悩の日々を過ごしていた。ある日、息子の付き添いでシェイクスピアの「リチャード三世」を観劇したことで、彼女の人生は一変。悪名高き王・リチャード三世も自分と同じように不当な扱いを受けてきたのではないかと疑問を抱いたフィリッパは、彼の真の姿を探し求め、歴史研究に没頭していく――。【作品詳細】映画『ロスト・キング 500年越しの運命』公開日:2023年9月22日(金)監督:スティーヴン・フリアーズ脚本:スティーヴ・クーガン、ジェフ・ホープ出演:サリー・ホーキンス、スティーヴ・クーガン、ハリー・ロイド、マーク・アディ配給:カルチュア・パブリッシャーズ原題:THE LOST KING
2023年06月25日カンヌ映画祭のオープニング作品に『Jeanne du Barry』が選ばれた。フランス人女優マイウェンが主演と監督を兼任する歴史映画。ジョニー・デップがルイ15世役で出演する。フランス語映画で、デップのセリフもフランス語だ。デップは以前からフランスが好きで、フランスに不動産も所有している。フランス人歌手で女優のヴァネッサ・パラディとは14年、事実婚していた。映画祭の開幕日は5月16日。『Jeanne du Barry』は同じ日にフランスで公開となる。デップが映画に出演するのは2020年の『MINAMATA―ミナマター』以来、3年ぶり。文=猿渡由紀
2023年04月06日それぞれのペースで自然の景色を楽しむ備中高梁歴史街道ウルトラマラニックは、2023年4月16日(日)に岡山県高梁市で開始します。同大会は、日本遺産の高梁市の歴史、見ごろを迎える菜の花畑や桜、地域のおもてなしを感じながら走ることができるイベントです。大会以外にも前夜祭として備中神楽上演が予定されています。開催概要について会場は、吹屋下町駐車場、種目は、約68km(予定)、参加費は、6,000円 (エイド・保険・参加賞・完走弁当を含む)、スタートは5時、制限時間が11時(最終ゴール16時)です。コースは、吹屋下町駐車場をスタートし、羽山渓、夫婦岩、たかうね桜の森公園、八つ墓村舞台になった広兼邸などを巡り、ラ・フォーレ吹屋にゴールします。コースの標高差は、約500mで、登りが3か所あります。楽しさも様々、旅ラン大会が開催される高梁市は、日本三大山城の「備中松山城」、小堀遠州の初期の作庭「頼久寺庭園」、日本遺産「吹屋ふるさと村」などがあります。大会に参加に加えて、大会前後に観光スポットにも立ち立ち寄り、地域の魅力を感じてみてはいかがでしょうか。(画像は公式サイトより)【参考】※備中高梁歴史街道ウルトラマラニック
2023年02月13日静岡市歴史博物館が、静岡市葵区グランドオープンする。静岡市歴史博物館、徳川家康や今川義元など静岡市の歴史を紹介静岡市歴史博物館は、徳川家康や今川氏など静岡所縁の武将をはじめ、静岡市の歴史を一堂に披露する博物館だ。静岡市ならではの歴史的・文化的に重要性のある資源の価値や魅力を発信すると共に、「大御所家康公と駿府」としての都市イメージの確立を目指す。グランドオープン後は、徳川家康や今川氏の歴史に触れることのできる展示物だけでなく、博物館建設前の調査で発見された戦国時代末期の道と石垣の遺構を館内にそのまま取り込んだ展示も魅力。かつてその道を歩いたかもしれない家康や当時の人々・情景を思い浮かべつつ観覧することができる。開館記念企画展を開催グランドオープンを記念し、館内では開館記念企画展「徳川家康と駿府」を2月26日(日)まで開催する。展覧会の注目は、家康の着初めの鎧や、自筆と伝わる肖像など。ほかにも、家康が天下の最高権力者「大御所」として過ごした9年余りの期間に着目し、駿府城下での暮らしや多くの寺社、さらには郊外の集落にまで与えた影響など、ゆかりの資料を通して紹介する。【詳細】静岡市歴史博物館開館日:2023年1月13日(金)住所:静岡県静岡市葵区追手町4-16開館時間:9:00~18:00※展示室入場は閉館30分前まで休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)観覧料:・基本展示+企画展示 一般 1,000円(800円)、大学生・高校生・市内在住70歳以上 700円(550円)、小中学生 250円(200円)・基本展示のみ 一般 600円(480円)、大学生・高校生・市内在住70歳以上 420円(330円)、小中学生 150円(120円)※( )内は20人以上団体料金。※小学生未満は無料。※「市内の小中学生」は「静岡市子どもカード」などを提示で無料。そのほか「一般」以外は学生証など証明書等を持参。※混雑緩和のため、2階・3階の展示室の観覧は日時指定予約制(ウェブ予約)を導入。■展覧会情報開館記念企画展「徳川家康と駿府」会期:2023年1月13日(金)~2月26日(日)場所:静岡市歴史博物館 3階 企画展示室【問い合わせ先】静岡市歴史博物館TEL:054-204-1005
2023年01月19日国立映画アーカイブでは、日本における女性映画人の歩みを歴史的にふり返る「日本の女性映画人(1)――無声映画期から1960年代まで」が2月7日(火)より開催される。監督・製作・脚本・美術・衣装デザイン・編集・結髪・スクリプターなど、様々な分野で女性が活躍した作品を取り上げる今回の上映企画。『お父さんの歌時計』[無声短縮版](1937年、原作・脚本:鈴木紀子)Part1となる今回は、無声映画期から1960年代以前にキャリアを開始した、女性映画人80名以上が参加した作品を対象に、劇映画からドキュメンタリーまで計81作品(44プログラム)を上映。近年、再評価が進んでいる女性監督第1号の坂根田鶴子、女優から監督に進んだ田中絹代や望月優子、脚本の水木洋子や田中澄江、編集の杉原よ志、衣装デザインの森英恵のみならず、多様な領域で手腕を発揮した女性映画人たちにスポットライトを当てる。また、戦前の日本映画の黄金期に大手映画会社で健筆をふるった鈴木紀子を中心として、戦前の女性脚本家の小特集も実施する。『キクとイサム』(1959年、脚本:水木洋子)橋田壽賀子脚本の『姉妹』、和田夏十脚本の『黒い十人の女』、水木洋子脚本の『キクとイサム』ほか上映作品は、国立映画アーカイブの公式サイトにて掲載中。なおチケットは、1月31日(火)以降、毎週火曜日10時より、翌週(火~日)上映回の電子チケットを各回の開映15分前までオンライン販売。窓口販売ほか購入方法詳細は公式サイトに記載されている。「日本の女性映画人(1)――無声映画期から1960年代まで」は2月7日(火)~3月26日(日)国立映画アーカイブにて開催。(cinemacafe.net)
2023年01月11日映画のさまざまなジャンルの中でも、無声映画以来の歴史を持つ「恐怖映画」。古くはフランケンシュタインや吸血鬼から現在のJホラーまで、およそ100年にわたる歴史をポスターでたどる試みが「ポスターでみる映画史 Part 4 恐怖映画の世界」だ。「怖いもの見たさ」を満たす古今東西のポスターの祭典。「ポスターは映画の顔。どういう作品かを伝える役割と同時に、宣伝媒体としての表現も楽しみたいところ。恐怖映画の場合、いかにもおどろおどろしい惹句も魅力の一つです」と国立映画アーカイブ・主任研究員の岡田秀則さん。恐怖映画は映画の発展と歩みを同じくしながらも、「人を怖がらせる」ことに特化し、花開いたジャンル。エポックメイキングな作品がいくつもあり、それには必ず印象的なポスターがあると言っていいほど。例えば、動物パニック映画の代表作『ジョーズ』。「海を泳ぐ人の真下に迫るサメを描いた有名な一枚。これを見ただけで映画を観たような気分になれます」と特定研究員の藤原征生さん。会場には1910年代から現代までの約120点を展示。グロテスクな外見の「怪人・怪物」が登場する古典に始まり、内面からわき起こる恐怖を描くサイコホラー、動物や未知なるものに襲われるパニック映画、流血描写など残酷表現を追求したスプラッターへと時代を追って展示。また「日本の恐怖映画」と題して、日本独自の進化も紹介。江戸時代の怪談を映像化する流れや、特撮を駆使したSFホラー。横溝正史、江戸川乱歩原作のミステリー映画の隆盛を経て世界に知られるJホラーへと発展していく歩みを見ることができる。それにしても「恐怖映画」はなぜこれほど人を惹きつける?「『見たくないけれど見たくなる』という人間の根源的な欲望を、ダイレクトに満たしてくれるからではないでしょうか」(藤原さん)ホラーは苦手という人も、人間の想像力が生み出した多様な「恐怖」をポスターから覗き見してみては?怪談からJホラーまで。「貴重な戦前のポスター。化け猫と化け猫役の女優のポーズなど、絵力を楽しんで」(藤原さん)『怪猫赤壁大明神』(1938年、森一生監督)国立映画アーカイブ所蔵怖く哀しき怪人・怪物の登場。怪人が真っ赤な衣装で登場する場面を描く。2m近くあるサイズが圧巻の100年近く前のポスター。「ぜひ現物を見てください」(岡田さん)『オペラの怪人』(1925年、日本公開同年、ルパート・ジュリアン監督)国立映画アーカイブ所蔵心の闇と狂気を描く、サイコホラー。《サイコ‐異常心理‐》と補足入り。初めて聞く人が多かったせい?監督自身が登場し《物語の秘密をお友達に話さないで下さい》とお願いも。『サイコ』(1960年、日本公開同年、アルフレッド・ヒッチコック監督)国立映画アーカイブ所蔵超常現象に震撼。オカルト映画。暗闇にぼうっと浮かび上がる車のヘッドライト。「おどろおどろしさより静謐な雰囲気がかえって気味の悪さを感じさせます」(藤原さん)『クリスティーン』(1983年、日本公開1984年、ジョン・カーペンター監督)国立映画アーカイブ所蔵ジョーズ襲来。広がるパニック。「簡にして要。これを見ただけでどんな映画かわかります。これ以上何も足せない、何も引けない、非常にすばらしいビジュアル」(藤原さん)『ジョーズ』(1975年、日本公開同年、スティーヴン・スピルバーグ監督)国立映画アーカイブ所蔵「ポスターでみる映画史 Part 4 恐怖映画の世界」国立映画アーカイブ 展示室(7階)東京都中央区京橋3‐7‐6開催中~2023年3月26日(日)11時~18時30分(1/27、2/24は~20時。入室は閉室の30分前まで)月曜、12/27~1/3休一般250円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2022年12月28日‐2023年1月4日合併号より。取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2022年12月29日思い出すだけで赤面!誰にでも黒歴史はありますよね。とくに恋愛に関する黒歴史は、恥ずかしい勘違いが多いもの!今回は、恥ずかしすぎる恋愛黒歴史のエピソードをご紹介します。私のことじゃなかったの?気になっている男性から「俺、髪型がボブの清楚系で、酒飲むと面白くなる子が好きなんだよね」と言われ、単純だった私は「それって私のこと?もしかしてキュンキュンさせようとして言っているのかな?」と思っていました。照れ隠しに私は「へーそんな女の子いるんだ!いい感じなの?」って聞いてみたんです。すると「そんなの無理に決まっているよ。あくまで理想だもん」と言い出したので、あれ?おかしいなと感じ、よく聞いてみると有名タレントのことでした。(女性/学生)勘違いだとわかると恥ずかしい!彼のタイプが具体的すぎて、つい勘違いしてしまう気持ちもわかります。しかし、自分に似ている要素があるということは、案外脈ありだったのかもしれませんよ!特別なお土産だと勘違い!職場に好みの女性がいました。誰とでも仲良くできるタイプの女性で、私にも気さくに話しかけてくれていたんです。ある日、彼女から旅行に行ったお土産を渡されました。会社にはお菓子、私には個人的にストラップをくれたのですが、よく見ると彼女も同じストラップをつけているではありませんか!内心「ペアだ」と思いましたが、そこはあえて触れず男らしくしていました。彼女とは2人きりで話すときもあったので、そういったキッカケで「この子は私のことを好きになってくれたんだろう」と思っていたんです。その後会社で飲み会があり、帰り際に彼女への告白を考えていたら、同じストラップをつけている人を4人も発見!なんと彼女は同じプロジェクトの人全員にストラップを買ってきたらしく、私は危うく恥ずかしい思いをするところでした。勘違いは怖いですね。(男性/会社員)これは勘違いするのも仕方ない!?異性からの個人的なお土産というだけでも、気持ち的にウキウキしてしまう人は多いはず。さりげなくお揃いのストラップはズルいですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2022年12月20日映画の音を作り出す職人“フォーリーアーティスト”と台湾映画の歴史を紐解くドキュメンタリー『擬音 A FOLEY ARTIST』より予告編が解禁された。本作は、台湾のアカデミー賞とも呼ばれる金馬奨で主役のフー・ディンイーが年度台湾傑出映画製作者賞を受賞し、東京国際映画祭での上映でも反響を呼んだドキュメンタリー映画。この度解禁となった予告では、台湾映画界のレジェンド的フォーリーアーティストと呼ばれる音響効果技師のフー・ディンイーがガラクタのような物で様々な音を鳴らす様子が映し出される。また、フォーリー以外にも音に関わる職人たちや俳優のシルヴィア・チャンが語る姿、ホウ・シャオシェン監督の若き頃の撮影風景の写真なども登場し、台湾映画がどのように映画の「音」と向き合ってきたのかが切り取られていく。フー・ディンイーの職人技と台湾映画の歴史が紐解かれていく本作の魅力がつまった予告映像となっている。雑多なモノが溢れるスタジオで、映画の登場人物の動きやシーン、雰囲気を追いながら、想像もつかないような道具と技を駆使してあらゆる生の音を作り出す職人、フォーリーアーティスト。映画に命を吹き込む、まさに“音の魔術師”に迫る傑作ドキュメンタリーだ。『擬音 A FOLEY ARTIST』は11月19日(土)より新宿K’s cinemaほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:擬音 A FOLEY ARTIST 2022年11月19日より新宿K’s cinemaほか全国にて公開ⒸWan-Jo Wang
2022年10月28日ディズニー・アニメーション映画『ウィッシュ』が、2023年12月15日(金)に日本で公開。主人公・アーシャの声優を務めるのはアリアナ・デボーズ。ディズニー100年の歴史の“集大成”、新作アニメーション映画映画『ウィッシュ』は、2023年に創立100周年を迎えるウォルト・ディズニー・カンパニーの記念作品として発表されたオリジナル・ミュージカル作品。長きにわたりディズニー作品が描き続けてきた“願いの力”を、真正面からテーマとして描き出す。ミッキーマウスのスクリーンデビュー作品『蒸気船ウィリー』をはじめ、『白雪姫』や、『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』に至るまで、61ものアニメーション映画を世に送り出してきたディズニーの、100年の歴史の集大成ともいえる作品となっている。どんな“願い”も叶う「ロサス王国」が舞台『ウィッシュ』の物語の舞台となるのは、自分の一番大切な願いを王様に捧げることで、どんな“願い”も叶うと言われている“ロサス王国”。主人公は、“願いの力”をまだ知らない、前向きな17歳のヒロイン、アーシャだ。ヒロイン・アーシャの声はアリアナ・デボーズヒロイン・アーシャ...アリアナ・デボーズ無数の“願い星”が輝くロサス王国のお城で働く。アーシャは、相棒の子ヤギ・バレンティノとともに暮らす。リーダー気質で明るい性格。ロサス王国を治めるマグニフィコ王の弟子になったことから、王が国民のすべての“願い”が叶うかどうかを決めており、すべての“願い”を支配しているという王国の秘密を知ってしまう。皆の願いを取り戻すため、アーシャはディズニーの歴史で最も恐ろしい敵に立ち向かうことを決心する。ヒロイン・アーシャの声優を務めるのは、『ウエスト・サイド・ストーリー』で第94回アカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズ。劇中では、芯があり、美しく力強い歌声を披露している。バレンティノ...アラン・テュディックアーシャの相棒である生後3か月の子ヤギ。アーシャが”みんなの願い”を救うため”お願い”したところ、願い星“スター”が降臨。スターがバレンティノに輝く粉を振りまくと、言葉を話せるようになる。話す時の声は低音ボイスである。マグニフィコ王...クリス・パインロサス王国を治める王。魔法を操ることができ、国民から愛されている偉大な王。しかし、国民が捧げた美しく輝く“願い”の玉を所有しており、実は閉じ込められたすべての“願い”を支配している。人々の心の原動力である”願い“の力を利用して、さらなる強大な魔力を手に入れようとするヴィラン。ダリア...アーシャの大親友。メガネがトレードマーク。ガーボ...現実主義で少し皮肉屋なところがあり気難しい顔をしがち。ハル...明るい性格でいつもご機嫌なムードメーカー。サフィ...しゃみに悩まされている。ダリオ..頬が赤く大きな耳がトレードマーク。.つもとぼけた感じで、たまに、みんながびっくりするような行動をとる。見所は劇中歌「More for Us(原題)」「This Wish(原題)」『ウィッシュ』序盤の見所となるのが、ヒロインのアーシャがロサス王国の危機を知った時、星に強く“願い”をかける重要なシーンで歌われるミュージカルナンバーである、劇中歌の「More for Us(原題)」。アーシャの繊細な感情を表現し、強い“願い”を込めたバラードだ。また、王国の危機を救おうと、愛する人たちのために強く願うアーシャの心情を表現した劇中曲「This Wish(原題)」にも注目。より一層ストーリーを盛り上げる、力強くもエモーショナルな楽曲に仕上げている。音楽は、第60回グラミー賞主要2部門にノミネートし、ジャスティン・ビーバー、エド・シーランら有名アーティストへの楽曲提供をするなど、世界的ヒット・ソング・ライター兼アーティストとして活躍しているジュリア・マイケルズが担当する。『アナと雪の女王』『ズートピア』など手がけたディズニー制作陣が集結また、監督は、『アナと雪の女王』1作目・2作目を手掛けたクリス・バックと、『アナと雪の女王』や『ズートピア』などのストーリーアーティストを担当したファウン・ヴィーラスンソーン。脚本は、クリスと同じく『アナと雪の女王』シリーズ2作品を手掛け、現在はディズニー・アニメーション・スタジオのクリエイティブ・オフィサーでもあるジェニファー・リーが務める。プロデューサーは、『アナと雪の女王』のピーター・デル・ヴェッコと、『ミラベルと魔法だらけの家』『アナと雪の女王2』を担当したフアン・パブロ・レイジェスが務め、ディズニーのレガシーを受け継いできた世代の異なるメンバーが初のタッグを組む。日本版声優はヒロイン・アーシャ役に生田絵梨花アーシャの日本版声優は、女優の生田絵梨花が担当。乃木坂46の中心メンバーとして活躍し、卒業後はミュージカル、ドラマ、映画と幅広く活躍。ミュージカル『MEAN GIRLS』、『四月は君の嘘』で主演、ヒロインを務めた生田がUS本社のオーディションで日本版声優の座を射止めた。生田は“ディズニー作品の声優を務めるのが夢”と語るほど、大のディズニー好きでも知られており、『ウィッシュ』の公開を知った時、「オーディションがあったら受けたい!」と考えていたと明かしている。福山雅治、山寺宏一も日本版声優に国民の願いを支配するディズニー史上最恐のヴィラン・マグニフィコ王役の日本版声優を務めるのは、シンガーソングライターや俳優としても活躍する福山雅治。福山がミュージカル作品に参加するのは初となる。また、子ヤギ・バレンティノ役は山寺宏一が担当。愛らしい見た目からは想像できない低音ボイスの持ち主であるアーシャの相棒を演じる。『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』とのコラボポスター特別に、TVアニメ『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』を映画化した作品『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』とのコラボレーションポスターと映像も制作。それぞれの作品の主人公“アーニャ”と“アーシャ”は、奇しくも名前が似ているだけでなく、“ある日突然、世界を揺るがす秘密を知ることとなる”という共通点も持つ。コラボレーションポスターは、『ウィッシュ』のポスターでアーシャが願い星に手を伸ばしていることをオマージュし、成績が優れている生徒や社会貢献をした生徒に贈られる褒章である“星(ステラ)”に向かって、アーニャが手を伸ばす姿を描いている。特別コラボレーション映像では、境遇がリンクするアーシャとアーニャ、2人の少女が、訪れた脅威に果敢に立ち向かう姿を映し出している。本当の“願いの力”をまだ知らないアーシャと、周りに心を読める力を持っていることを知られてはいけないアーニャ。彼女たちが劇中で起こす奇跡に注目だ。映画『ウィッシュ』あらすじロサス王国を治めるマグニフィコ王の住む城で働くアーシャはある日、国民のすべての“願い”を支配しているのはマグニフィコ王だったという衝撃の真実を知る。王国の秘密をただひとり知ってしまったアーシャは、いつか叶うことを信じて王に託した、みんなの美しい“願い”を救うため、夜空に向け「どうか、お願い」と強く願うと、空から明るい光をまとった願い星“スター”が降りてきた。スターが子ヤギのバレンティノに輝く粉を振りまくと、言葉を話せるようになった。願い星に選ばれた少女・アーシャは、スターとバレンティノと共に皆の願いを取り戻すことはできるのか。【作品詳細】映画『ウィッシュ』公開日:2023年12月15日(金)監督:クリス・バック、ファウン・ヴィーラスンソーン脚本:ジェニファー・リー音楽:ジュリア・マイケルズ製作:ピーター・デル・ヴェッコ、フアン・パブロ・レイジェス〈声優キャスト〉出演:アリアナ・デボーズ、アラン・テュディック、クリス・パイン〈日本版声優キャスト〉出演:生田絵梨花、福山雅治、山寺宏一原題:WISH全米公開:2023年11月22日配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
2022年09月16日【おとな向け映画ガイド】巨匠ポランスキー監督、渾身の歴史スリラー!『オフィサー・アンド・スパイ』ぴあ編集部 坂口英明22/5/29(日)立川直樹さんの水先案内をもっと見る()植草信和さん(フリー編集者、元キネマ旬報編集長)「……“アンチ真実”の現代だからこそ、ポランスキーが挑まなければならなかった題材……」植草信和さんの水先案内をもっと見る()高松啓二さん(イラストレーター)「……妨害されても真相が明らかにされるのは正義をあきらめない者がいるから……」高松啓二さんの水先案内をもっと見る()(C)2019-LEGENDAIRE-R.P.PRODUCTIONS-GAUMONT-FRANCE2CINEMA-FRANCE2CINEMA-ELISEO CINEMA-RAICINEMA
2022年05月29日展覧会「日本の映画館」が、2022年4月12日(火)から7月17日(日)まで東京・国立映画アーカイブ 展示室で開催される。“日本の映画館の歴史”を辿る展覧会今でこそ、1か所に多くのスクリーンを持ち効率的経営を行う「シネマコンプレックス(シネコン)」が映画館の主流となっているが、かつては豪勢な大型劇場や小さな映画館が人々に映画という娯楽を提供する場であった。「日本の映画館」は、そんなシネマコンプレックス登場以前の“観客の映画史”に迫る展覧会。映画館の写真やプログラム、雑誌・書籍、実際に映画館で使われた品々などを通して、日本初の映画館が誕生した1903年から、映画興行の発展期、ミニシアターの時代までの映画館の歴史を辿る。写真や模型、ポスターなどを展示会場内で展示されるのは、東京・浅草に開業した日本初の映画常設館・電気館の初期を捉えた写真や浅草六区の模型、映画説明者の人気を反映した活動写真弁士番付表、日本初の映画スター「目玉の松ちゃん」こと尾上松之助主演作品のポスターなど。また、関東大震災から急速に復興し、娯楽産業の中心となった戦前期の映画興行を象徴するモダンなデザインの映画ポスターも多数鑑賞できる。“映写技師の仕事”や“ミニシアター”に関する紹介もさらに、かつては免許制度もあった“映写技師の仕事”にも着目するほか、1974年にスタートした岩波ホールの「エキプ・ド・シネマ」など、1960年代から1980年代にかけてのアートシアター/ミニシアターの活動についても紹介する。映画興行主の旧蔵資料また、特別コーナーでは、川崎市で映画館を主とする事業を展開している「チネチッタ(旧美須興行)」と、北九州市の映画・芸能資料館「松永文庫」が所蔵する映画興行主の旧蔵資料を展示。映画館が人々の日常に寄り添ってきた時代を振り返ることができる。【詳細】展覧会「日本の映画館」開催期間:2022年4月12日(火)~7月17日(日)休室日:月曜日、5月24日(火)~27日(金)開室時間:11:00~18:30(入室は18:00まで)※毎月末の金曜日のみ開室時間を20:00まで延長する。(入室は19:30まで)会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)住所:東京都中央区京橋3-7-6料金:一般 250円(200円)/大学生 130円(60円)/65歳以上、高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料※料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含む。※( )内は20名以上の団体料金。※学生、65歳以上、障害者、キャンパスメンバーズは入室の際、証明できるものを提示。※国立映画アーカイブが主催する上映会の観覧券(半券可)提示者は、1回に限り団体料金が適用される。※2022年5月18日(水)「国際博物館の日(毎年5月18日)」は、無料で観覧可能。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2022年03月18日大河ドラマがきっかけで歴史に興味が湧き、本を読むようになりました。そのなかでもすっかりハマっているのが、歴史人物たちを題材にした本。多くの輝かしい栄光から挫折、そして恋愛模様まで、本の中で繰り広げられる物語は、ドラマや映画では描かれていない細部まで詳しく載っています。しかし加齢のせいでしょうか、歴史物語を理解するまで結構時間がかかる私。でも、ある秘策で学びを広げながら、推し歴史人物を深堀しています。推し歴史人物との最初の出会いは「西郷どん」2018年1月から始まった大河ドラマ「西郷どん」。西郷隆盛を俳優の鈴木良平さんが演じていました。原作は林真理子さん、脚本は中園ミホさんということで、勇気と実行力で時代を切り開いた愛にあふれるリーダーを女性の視点から描くと話題になっていました。当時、まだ読書ブームは来ていなかった私ですが、有名な作者と脚本家の手掛ける大河に興味を持ち、ドラマを見てみました。西郷隆盛の生涯を描いたストーリーはとても奥が深く、私にはただのドラマの感覚で気楽に見られるものではありませんでした。ドラマを見ていくうちに、西郷隆盛の生きざまにときめいていました。とはいえ、学生のころの私は大の歴史嫌いでテストのために仕方なく勉強していたくらいだったので、歴史に関する知識はほぼ皆無。そのため、ドラマを見ていても、ストーリーの背景がちゃんとわからず本当のおもしろさの半分も理解できていなかったと思います。歴史を理解できていないせいで本当のおもしろさを味わえない自分をとてもはがゆく感じましたが、そのときは何の対策もできないまま大河ドラマを見終えてしまいました。読書ブーム到来で、歴史がつながってきたそれから1年後、私に読書ブームがやって来ました。家の近くにお気に入りの図書館があり、そこで恋愛から推理小説まで多種多様な本を読み始めたのです。大河ドラマがきっかけで歴史にも興味を持っていたので、歴史人物の本も読んでみました。しかし、歴史の知識がかなり浅い私……。いきなり難しい歴史小説を読んでも言葉すら難しく、最後まで読み切ることができませんでした。ところがある日、図書館内をうろうろしていたら、背表紙などに漫画のヒロインのようなすてきな顔立ちで歴史人物が描かれている本を見つけたのです。児童向けの本でしたが読んでみることにしました。そしたらなんともわかりやすく、時代背景からできごとの解説まで丁寧に書かれています。しかも時々イラストまで入っていますし、親切に漢字に振り仮名まで付いているので、歴史が嫌いだった私にも楽しくスラスラ読めました。私は児童向け歴史人物本にすっかりハマってしまい、借りられる歴史人物をコツコツ読みました。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康から坂本龍馬、もちろん西郷隆盛も。少しずつ私の頭の中で歴史の流れがつながってくるようになりました。『西郷どん』を原作の大作本で再チャレンジ歴史人物の本を読むようになった私は、特に幕末から明治時代初期のころに興味を持つようになりました。そして、2018年にちゃんと理解ができないまま見終えてしまった「西郷どん」に、林真理子さん原作の本でもう一度チャレンジしたいと思いました。児童向けの本よりずっと奥が深く、登場人物も多いので、私は秘策を準備しました。それは、西東社から出版されている『超ビジュアル 日本の歴史人物 大事典』。手元に持っていたいと思い、書店で購入しました。この本には弥生時代から昭和時代までの重要歴史人物250人が美しい人物イラストを交えて解説されています。こちらもしっかり振り仮名があるので、アラフィフ間近で漢字がなかなか出てこなくなった私でも安心して読めます。この本を片手に『西郷どん』を読み始めました。早速、私の記憶にない歴史人物が続々と出てきましたが、その度に立ち止まり大事典で調べ読み、先に進むと言う何とも時間のかかる読書ですが、理解が本当に深くなり私にピッタリの読書方法となりました。そして、西郷隆盛はもれなく私の推し歴史人物になりました。まとめ林真理子さん原作の『西郷どん』は、1冊約260ページの上・下巻あります。今、私は下巻の後半に差しかかり、大詰めを迎えております。西郷隆盛の壮絶な人生を改めて知り、平和な時代に生きている私は、今がどれだけありがたいことかを推しを通して学び、ときめいております。アイドルの推しと違って、実物にお会いすることはできませんが、たくさんある西郷隆盛に関する書物をもっと読み深めたいと思います。また、新型コロナウイルス感染症が収束したらゆかりの地へ旅に出るのが、将来の楽しみです。そのうち、坂本龍馬や織田信長なども少しずつ読み進めていきたいです。もちろん私の秘策、歴史人物大事典を片手に。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/Pたろー(44歳)間もなく40代後半へ。根っからのミーハー心で、これから迎える更年期もポジティブに過ごしたい。
2022年03月05日明治学院歴史資料館では、2022年1月24日(月)より、明治学院歴史資料館と明治学院大学、明治学院高等学校、明治学院中学校・東村山高等学校が所蔵する歴史資料(文書・刊行物 10,358件、写真 1,475件、その他 182件)をデジタルアーカイブズとして公開しました。デジタルアーカイブを検索・閲覧するためのクラウド型プラットフォームシステム「ADEAC(アデアック)」(TRC-ADEAC株式会社制作・運営)を利用したものです。これにより、本学関係者のみならず、明治学院の歴史や日本の近代史に関心をお持ちの一般の方に、明治学院所蔵の貴重な歴史資料にアクセスいただくことが可能になりました。明治学院歴史資料館デジタルアーカイブズ1明治学院歴史資料館デジタルアーカイブズ2明治学院歴史資料館Webサイト( )の「メニュー」から、「明治学院歴史資料館デジタルアーカイブズ」( )を選ぶことで利用いただけます。ヘボン式ローマ字で著名な創設者のヘボン博士、キリスト者の社会事業家として活動した卒業生の賀川豊彦、同じく卒業生で文豪の島崎藤村など、明治学院ゆかりの「人物」や、重要文化財の宣教師館をはじめとする「歴史的建造物」などを多面的に紹介しています。任意の語句での目録検索の上、利用規定を遵守することで、画像などのデジタルコンテンツの二次利用が可能です。明治学院歴史資料館Webサイトでは、「明治学院歴史資料館コレクションズ」も紹介しています。学院の歴史的特色を表し、特定のテーマで運用するコレクションの総称で、現在、井深家関係資料(明治学院第二代総理を務めた井深梶之助(1854-1940)とその家族に関わる貴重な個人資料)とガラス乾板コレクションを取り上げています。インブリー館(明治学院ガラス乾板コレクションより)国の重要文化財となっているインブリー館は、建設当初の7~8年間は宣教師のJ.M.マコーレー(1847-1897)が居住したと推測され、その後、宣教師のW.インブリー(1845-1928)が、1897(明治30)年の再来日から1922(大正11)年に帰国するまで暮らしました。写真左側に人力車とその車夫が写っているのがわかります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月24日国内で最も歴史のある「第76回毎日映画コンクール」の受賞結果と受賞者が決定し、ハリウッドの映画賞でも注目を集めている濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が日本映画大賞を受賞。また、『すばらしき世界』(西川美和監督)が日本映画優秀賞ほか最多となる4冠を獲得した。『すばらしき世界』男優主演賞は、佐藤健(『護られなかった者たちへ』)、女優主演賞は、尾野真千子(『茜色に焼かれる』)が受賞。男優助演賞には『すばらしき世界』の仲野太賀が受賞、女優助演賞には『護られなかった者たちへ』の清原果耶が受賞。『護られなかった者たちへ』また、スポニチグランプリ新人賞は『茜色に焼かれる』の和田庵と片山友希に贈られ、『茜色に焼かれる』が3冠となった。『茜色に焼かれる』映画ファンが選ぶTSUTAYA映画ファン賞・日本映画部門は『るろうに剣心 最終章 The Final』(大友啓史監督)に、外国映画部門は『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(キャリー・フクナガ監督)が受賞。さらに特別賞は、今年7月に54年の歴史に幕を閉じることになったミニシアターの先駆け、岩波ホールに決まった。なお、表彰式はめぐろパーシモンホールで2月15日(火)に開催が予定されている。第76回毎日映画コンクール受賞結果日本映画大賞:『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)日本映画優秀賞:『すばらしき世界』(西川美和監督)外国映画ベストワン賞:『ノマドランド』(クロエ・ジャオ監督)男優主演賞:佐藤健『護られなかった者たちへ』女優主演賞:尾野真千子『茜色に焼かれる』男優助演賞:仲野太賀『すばらしき世界』女優助演賞:清原果耶『護られなかった者たちへ』スポニチグランプリ新人賞(男性):和田庵『茜色に焼かれる』スポニチグランプリ新人賞(女性):片山友希『茜色に焼かれる』監督賞:濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』脚本賞:吉田恵輔『空白』撮影賞:笠松則通『すばらしき世界』美術賞:原田哲男『燃えよ剣』音楽賞:林正樹『すばらしき世界』録音賞:浦田和治『孤狼の血 LEVEL2』アニメーション映画賞:『岬のマヨイガ』(川面真也監督)大藤信郎賞:『プックラポッタと森の時間』(八代健志監督)ドキュメンタリー映画賞:『水俣曼荼羅』(原一男監督)TSUTAYA映画ファン賞・日本映画部門:『るろうに剣心 最終章 The Final』TSUTAYA映画ファン賞・外国映画部門:『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』田中絹代賞:宮本信子特別賞:岩波ホール(エキプ・ド・シネマの活動)(敬称略)(text:cinemacafe.net)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 2021年10年1月より全国にて公開© Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.All Rights Reserved.るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会すばらしき世界 2021年2月11日より全国にて公開©佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会護られなかった者たちへ 2021年10月1日より全国にて公開©2021映画「護られなかった者たちへ」製作委員会ノマドランド 2021年3月26日より全国にて公開© 2021 20th Century Studios. All rights reserved.ドライブ・マイ・カー 2021年8月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会岬のマヨイガ 2021年8月27日より公開Ⓒ柏葉幸子・講談社/2021「岬のマヨイガ」製作委員会茜色に焼かれる 2021年5月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ
2022年01月20日働く女性と月経の歴史を見ていくと、昔のほうが生理休暇の取得率が高かったという驚きのデータが。これまでの歴史を振り返り、「今後私たちはどう付き合うべきか」を、ジェンダー研究の先駆者・上野千鶴子さんと一緒に考えてみましょう。上野千鶴子さん1948年生まれ。社会学者。東京大学名誉教授。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。女性学、ジェンダー研究のパイオニア。『家父長制と資本制』(岩波書店)、『おひとりさまの老後』(文春文庫)など著書も多数執筆している。写真©菅野勝男#今も昔も月経は大変昔は、家族にさえ悟られずに過ごすのが女子のたしなみとされた時代だった。最近、「生理の貧困」をはじめ、女性の体や健康をめぐる社会的な課題が報じられる機会が増えている。これについて、社会学者の上野千鶴子さんは「とても意義のあることで、ぜひ広く報じ続けてほしい」と語る。「ただ、みなさんに一つ知っておいてほしいことがあります。このような報道では必ずと言っていいほど『生理』という言葉が使われますが、『生理』は直接的な表現を避けた婉曲表現です。ハッキリ『月経』という言葉を使ってほしいと思っています」月経用品の多様化はもちろん、女性たちの間での月経に対する考え方も、昔と今ではずいぶん変わってきている。「私が初潮を迎えた頃は、ナプキンすらありませんでした。うちの実家は病院で、家に脱脂綿がたくさんあったので、母がそれをチリ紙とセットにしてナプキンのようなものを作ってくれていたんですが、友人たちがどうしていたのかは全然知らないんです。というのも、当時は友人同士であっても月経については口にしないのが常識だったから。“月経=けがれ”という思想が根底にあったんでしょうね。たとえお腹が痛かったり気分がすぐれないことがあっても、“月経の最中だ”というのを家族にさえ気づかれないように過ごすのが、女子のたしなみとひと昔前はされていました」月経用品として、江戸時代には、棒の周りに布を巻きつけたものを膣に詰めて対応していたという記録が残っている。戦後は、タンポンが医療用具に指定され、1960年代に入り、ナプキンが登場したが、未婚の女性にはタンポンの使用を控えるように呼び掛けていた時代もあったのだとか。「当時、学校では、女子学生に対して『タンポンを使うな』という指導が行われていたんです。表向きは、挿入したままにしていると雑菌が繁殖して病気になるからという理由だったようですが、『処女膜が破れるから』というとんでもない理由もあったそうです。今では信じられないようなふざけた話です」アメリカでは「月経中の女性は判断力が鈍る」との考えから女性大統領に反対する運動が起きたこともあったそう。「アメリカには大統領執務室に核兵器発射を指示する“核のボタン”と呼ばれるものがあります。女性は月経中だと判断を誤って核戦争を始めてしまうかもという口実が女性大統領反対のネガティブキャンペーンに使われました」古くから女性たちは、月経にまつわる偏見と戦ってきたのだ。月経にまつわる日本のあゆみ1947年┈生理休暇制定1948年┈タンポンが医療用具に指定1961年┈ナプキンが発売1985年┈男女雇用機会均等法1999年┈女子保護規定撤廃生理休暇が制定されたのは、戦後わずか2年。1947年に戦後初の内閣として社会党の片山内閣が成立し、労働省(当時)の婦人少年局長に山川菊栄が就任。戦前の劣悪な労働環境を改善すべく労働基準法が制定されたなかで、女子保護規定の一つとして深夜労働や危険有害業務の禁止と並んで、生理休暇の権利が与えられた。1985年には採用や定年などにあたり、性別を理由にした差別の禁止を定めた男女雇用機会均等法が制定。これに伴い、労働基準法の女子保護規定の多くが見直され、1999年には女子保護規定が撤廃。その流れを受けて、生理休暇にも疑問の声が上がるように。月経を取りまく私たちの今災害によって高まったジェンダー意識。阪神・淡路大震災や東日本大震災、各地の台風被害や水害などで避難所にジェンダーの視点を入れることが要求されるように。支援物資のなかに月経用品を含めることや、月経用の下着を干す場所の確保など、男性には気がつかない要求が表面化した。♯NoBagForMeプロジェクトがムーブメントのキッカケに。生理や生理用品について気兼ねなく話せる世の中の実現を願い、生理用品ブランド『ソフィ』を展開するユニ・チャームが2019年に始動。「紙袋いりません」と言う選択肢を持つことを推進するプロジェクトとして始まり、大きなムーブメントに。生理の貧困が社会問題化。経済的な事情や家族の無理解などにより、生理用品を十分に買えない女性たちが社会問題に。SNSで当事者が声を上げたことで、災害用の備蓄ナプキンを配布するなど、多くの自治体が支援を始めた。しかし、コロナ禍で生活の困窮を訴える女性は日々増えており、問題は深刻化しているのも事実。企業の生理に対する取り組みの多様化。上記で挙げた「#NoBagForMe」プロジェクトの一環として、ユニ・チャームが企業向けに行っている「生理研修」を受ける企業が増加。相互理解を高めるキッカケに。生理休暇を取りやすい環境をつくるため呼び名を変えたり、トイレの個室に生理用品を常設するなど、取り組みは様々。#生理休暇取りにくい問題月経困難症は病気ですから、堂々と“病休”を取ればいいんです。日本で生理休暇が制定されたのは1947年。世界的に見てもかなり早い。背景には、戦争で男手が減ったため過酷な労働を強いられ、流産や出産困難に陥る女性が増えたことがあるという。取得率は1960年代をピークに、次第に減少。現在は、7割以上の企業が月経休暇を無給扱いとしていることもあり、取得率は1%以下。「かつては、月経休暇は女性の権利として認められており、しかも有給とする企業が多かった。ですが、1985年の男女雇用機会均等法の制定に伴い、経営者側から“保護か平等か”の二者択一を迫られ、均等法の成立と引き換えに労働基準法の女子保護規定の多くを手放すことを求められました。しかも、“平等”規定は罰則なしの努力義務のみ。当時女性たちは“絵に描いた平等”と“実質保護”との不当な交換、と見なして反対しました。保護規定撤廃を歓迎したのは一部のエリート女性だけ。多くの女性にとっては労働環境に変化はないのに、残業や深夜勤など労働強化をもたらしただけの結果に終わりました」女性だけに認められる生理休暇は、配慮か差別か。女性の社会進出が進んだ今、その論争自体がナンセンスだと上野さんは言う。「まだ日本での月経休暇取得率が高かった頃、アメリカの女性研究者は『なぜ、日本女性は月経休暇を取るのか。アメリカの女性は月経休暇ではなく病気休暇を使う』と話していました。そもそも、月経休暇の取得と引き換えに、月経周期という極めてプライベートなことを上司に把握されなければならないのはおかしいですよね。月経休暇の取得率を上げるよりも、男女問わず体調が悪い時は病休を使って休むことができる社会を目指す。それこそが、真の男女平等ではないかと思うのです」生理休暇の取得率推移1965年┈26.2%1985年┈9.2%2003年┈1.6%2014年┈0.9%※厚生労働省「平成27年度雇用均等基本調査」の結果概要1960年代には多くの女性が取得していた生理休暇。1965年には、約4人に1人が取得していた。しかし、女性の社会進出と反比例するように、取得率は激減。ちなみに、労働基準法では、もとは「生理休暇」という名称だったが、1985年の法改正で「生理日の就業が著しく困難な女性に対する措置」に変更。請求があれば、本来は雇用主は休みを取らせなければならないんです。#これからの私たちにできること女性を一律に扱うのではなく、差異を明確にしていく。声を上げることは決して無駄にはなりません。月経が重くて辛い時、仕事を休みたいと思っても「月経痛なんてたいしたことじゃない。それぐらいで休むなんて甘えてる」と、職場の女性から思われているのではないかとプレッシャーを感じている人も多いという。「体のことなのだから、月経時の症状も人それぞれ。もし職場の女性に『月経痛なんてたいしたことない』と言われたら、『それはラッキーでしたね。でも、個人差がありますから』と返せばいい。女性という枠組みで、一律に捉えるのではなく、別々の体を持った個人として、それぞれ差異があることを明確にしていくことが大事。快適に働ける環境は、声を上げ続けることで手に入れられます。行動することは、決して無駄にはなりません」職場だけでなく、理解を求めるには、身近なところから“教育”することも大切かもしれない。「10代の娘さんと息子さんがいる知り合いの女性は、月経用品を棚の中などに隠さず、あえてトイレの中の家族のみんなが見える場所に置いているんです。このように、女性には毎月、月経があり、その時体調が悪くなることもある。そのことを当たり前のように家庭内でオープンにできるようになれば、男性側の理解も深まっていくのではないでしょうか」パートナーに自分の心身の健康や、体のバイオリズムを知ってもらうのは大切なことであり、女性にとって月経はその一つ。「昨今では、フェムケアの盛り上がりもあり、女性が自分の体に目を向け、声を上げる機会が増えていますよね。これを一時的なムーブメントで終わらせてはもったいない。一人ひとりが自分の体の声を聞き、大切な人に理解を求めることで少しずつ世の中は変わっていくでしょう」イラスト・二階堂ちはる 取材、文・音部美穂
2021年12月18日アメリカの歴史に残る政治家ジョセフ・マッカーシーの伝記映画『McCarthy』に、マイケル・シャノンが主演することになった。ほかにエミリア・クラークがマッカーシーの妻の役、デイン・デハーンが弁護士の役で出演する。監督は『異端の鳥』のヴァーツラフ・マルホウル、脚本は『クーリエ:最高機密の運び屋』のトム・オコナー。撮影は来年秋にアメリカとプラハで行われる予定。マッカーシーは、“マッカーシズム”の語源となった、共産党主義者を攻撃した共和党上院議員。1957年に48歳で亡くなっている。文=猿渡由紀
2021年10月14日1.「ちょこっと関西歴史たび」についてJR西日本では、2013年度春から、“歴史を知ると、散策がさらに楽しくなる”をテーマに、地域の皆様と連携し、個人やグループのお客様にお楽しみいただける期間限定の特別公開、特別講座など、魅力ある企画をご紹介する「ちょこっと関西歴史たび」キャンペーンを四季毎に開催しております。2021年度秋は1200年の大遠忌(だいおんき)を迎えた日本天台宗の開祖である「伝教大師(でんぎょうだいし)最澄(さいちょう)」に焦点をあて、「比叡山延暦寺」にてキャンペーンを開催いたします。比叡山延暦寺は、伝教大師最澄が延暦7年(788年)に創建し、“日本仏教の母山”と呼ばれる、天台宗総本山の寺院です。京都との県境にある比叡山の全域が境内で、東には日本一の琵琶湖が眼下に広がります。1994年に、ユネスコ世界文化遺産に登録されました。キャンペーン期間中には、「法華総持院(ほっけそうじいん)東塔(とうとう)」および、この度、初公開となる「戒壇院(かいだんいん)」の特別拝観を実施いたします。その他にも特別御朱印の授与や、伝教大師最澄ゆかりの坂本エリアをボランティアガイドがご案内するガイドツアーなど、特別な企画をご用意いたします。また今年は元亀(げんき)2年(1571年)の「元亀の法難(ほうなん)」(延暦寺焼き討ち)から450年にあたる節目の年でもあります。戦国時代からの復興に関わる仏教美術・工芸品の展示や、シンポジウムの開催も予定しています。今年の秋は、伝教大師最澄ゆかりの「比叡山延暦寺」ならびに大津・坂本エリアへ是非、お越しください。2.ちょこっと関西歴史たび「最澄と比叡山」キャンペーンについて(1)期間/2021年9月12日(日)~12月12日(日)(2)施設/比叡山延暦寺(滋賀県大津市)(3)アクセス/湖西線「比叡山坂本駅」から江若バス約7分「ケーブル坂本駅」~坂本ケーブル約11分「ケーブル延暦寺駅」~東塔(とうどう)エリアまで徒歩約8分(4)延暦寺概要/巡拝時間【東塔(とうどう)エリア】8:30~16:30(12月は9:00~16:00)【西塔(さいとう)・横川(よかわ)エリア】9:00~16:00(12月は9:30~15:30)※受付はいずれも30分前まで諸堂巡拝料(東塔・西塔・横川共通券)一般1,000円、中高生600円、小学生300円3.キャンペーン期間中の特別企画について(1)特別拝観 法華総持院(ほっけそうじいん)東塔(とうとう)・戒壇院(かいだんいん)期 間:2021年9月12日(日)~12月12日(日)(※9月25日、26日は閉堂)時 間:9:00~16:00、12月は9:30~15:30場 所:比叡山延暦寺 法華総持院東塔・戒壇院料 金:500円(法華総持院東塔・戒壇院・国宝殿 共通特別拝観券)※諸堂巡拝料が別途必要内 容:法華総持院(ほっけそうじいん)東塔(とうとう)伝教大師最澄が国の安寧を願って、全国6か所に建立した宝塔の中心。大日如来をはじめとする五仏が祀られています。僧職以外の方が見学することができる極めてまれな機会です。<初公開> 戒壇院(かいだんいん)最澄の志を受け継ぐ僧侶が戒律を受け、正式な僧侶となるための儀式が行われるお堂。内陣には授戒の三聖である釈迦牟尼仏、文殊菩薩、弥勒菩薩が祀られています。通常は立ち入れない聖域であり、今回の初公開は大変貴重な機会です。(2)特別御朱印の授与期 間:2021年9月12日(日)~12月12日(日)時 間:9:00~16:00、12月は9:30~15:30場 所:比叡山延暦寺 法華総持院東塔付近料 金:1,000円(1組) ※諸堂巡拝料が別途必要内 容:法華総持院東塔、戒壇院の特別拝観に合わせ、金銀2種類の特別御朱印を授与いたします。(3)国宝殿 特別展「戦国と比叡展~信長の焼き討ちから比叡復興へ」期 間:2021年10月1日(金)~12月5日(日)(※9月28日~30日、12月6日は閉館)時 間:8:30~16:30、12月は9:00~16:00 ※受付は30分前まで場 所:比叡山延暦寺 国宝殿料 金:500円(法華総持院東塔・戒壇院・国宝殿 共通特別拝観券)※諸堂巡拝料が別途必要内 容:戦国時代の焼き討ちでは多くの犠牲や堂宇を失う法難に遭いましたが、その後多くの人の尽力により復興いたしました。今回の特別展では、延暦寺に残された寺宝など、普段は見学できない文化財を一堂に展観いたします。(4)【連動企画】予約制 仏教文化シンポジウム期 間:2021年9月12日(日)時 間:13:30~15:00場 所:比叡山延暦寺 延暦寺会館内 容:今年は、元亀の法難(延暦寺焼き討ち)から 450 年の節目を迎える年になります。織田家・明智家の末裔をお迎えし、延暦寺からのパネラーも交え、歴史的な出来事を当事者ならではのそれぞれの視点で考えるシンポジウムを行います。※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、関係者のみで実施し、一般の方には当日ホームページにて無料配信いたします。(5)【連動企画】予約制 千日回峰行者(せんにちかいほうぎょうじゃ) 特別祈祷期 間:2021年10月2日(土)、3日(日)、9日(土)、10日(日)時 間:13:30~15:00頃場 所:比叡山延暦寺 横川(よかわ)中堂料 金:一般席[規定人数になり次第終了] 3,000円※諸堂巡拝料が別途必要内 容:横川中堂の本尊、聖観音の御前にて、比叡山千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)を満行した大阿闍(だいあじゃ)梨(り)が特別に、 ご祈祷を行います。ご祈祷の後には、護符をお授けいたします。(6)【連動企画】予約制 JRふれあいハイキング「ボランティアガイドとめぐる最澄ゆかりの坂本」期 間:2021年10月~11月の土曜日・日曜日時 間:10:00~12:00料 金:無料 ※滋賀院門跡拝観料500円が別途必要定 員:各日20名 ※参加希望の3日前までに要予約内 容:ボランティアガイドが比叡山延暦寺の門前町・坂本をご案内いたします。最澄生誕の地と言われる生源寺(しょうげんじ)や、滋賀院門跡(しがいんもんぜき)など最澄と天台宗ゆかりの寺社をめぐります。コース :比叡山坂本駅改札前(集合)→生源寺→滋賀院門跡→慈眼堂(じげんどう)→旧竹林院(入場せず)→日吉大社(入場せず)→ケーブル坂本駅(解散)歩 程:約2.5km(7)【連動企画】予約制 日本画ワークショップ 国宝根本中堂(こんぽんちゅうどう)神獣たちの復活!期 間:2021年10月23日(土)時 間:13:00~16:00場 所:比叡山延暦寺 大書院・延暦寺会館料 金:8,000円定 員:15名内 容:大書院は通常非公開の迎賓館です。今回のワークショップでは戒壇院・法華総持院東塔・大書院の見学後、日本画家 定家亜由子様を講師に迎え、本格的な伝統画材の岩絵具を使用して、国宝根本中堂の神獣や草木をモチーフに描きます。作品は当日、お持ち帰りいただけます。(8)【連動企画】比叡山延暦寺にICOCAで行こか! ICOCAポイントキャンペーン期 間:2021年9月12日(日)~12月12日(日)内 容: ちょこっと関西歴史たび「最澄と比叡山」開催にあわせて、ICOCAご利用のお客様を対象としたキャンペーンを実施します。JR線をICOCAで利用し、比叡山坂本駅で下車、または、JR線を利用し山科駅にて京阪電車に乗り換え、京阪坂本比叡山口駅で下車し、ケーブル坂本駅に設置の「専用受付端末」へタッチされたお客様を対象に、後日JR利用分(行きの片道運賃)の20 %のICOCAポイントをプレゼントします。※ICOCAポイントキャンペーンでICOCAポイントを貯めるには、キャンペーン参加の前日までにICOCAポイントサービスの利用登録が必要です。特 典:ケーブル坂本駅にて、専用端末にてICOCAをタッチする際、窓口係員にICOCAをご提示いただくことで、ケーブル運賃が2割引となります。(対象はケーブル坂本駅窓口、支払いは現金のみ)※夜間臨時運転は対象外(所定料金)大人:片道870円 / 往復1,660円小児:片道440円 / 往復830円(割引料金)大人:片道700円 / 往復1,330円小児:片道360円 / 往復670円(9)【連動企画】エクスプレス予約会員向け特別企画1)予約制 会員向け「僧侶案内特別ツアー」期 間:2021年10月17日(日)、10月30日(土)、10月31日(日)時 間:13:00~14:30場 所:比叡山延暦寺 根本中堂・戒壇院・法華総持院東塔料 金:大人2,500円対 象:JR西日本またはJR東海のエクスプレス予約会員内 容:根本中堂~戒檀院~法華総持院の御堂を僧侶が解説しながら案内いたします。※混雑状況等により御堂外での解説、御堂は自由見学の場合があります。予約サイト:JR西日本会員…日本旅行WEBサイトJR東海会員…JR東海ツアーズWEBサイト※詳しくは9月以降、会員向けメールマガジンや、上記専用サイト等にてご案内いたします。2)会員限定 ケーブル運賃割引期 間:2021年9月12日(日)~12月12日(日)対 象:当日の京都駅着の「ICご利用票」をご提示いただいたエクスプレス会員内 容:ケーブル坂本駅にて、窓口係員に上記「ICご利用票」をご提示いただくことで、ケーブル運賃が2割引となります。(対象はケーブル坂本駅窓口、支払いは現金のみ)※夜間臨時運転は対象外(所定料金)大人:片道870円 / 往復1,660円小児:片道440円 / 往復830円(割引料金)大人:片道700円 / 往復1,330円小児:片道360円 / 往復670円(10)【連動企画】日本天台三総本山 特別企画大津市には天台宗の総本山「延暦寺」、天台寺門宗(てんだいじもんしゅう)総本山「三井寺」、天台真盛宗(てんだいしんせいしゅう)総本山「西教寺」の三総本山があります。今秋は延暦寺にあわせ三井寺と西教寺でも特別企画を実施いたします。<三井寺(みいでら)(園城寺(おんじょうじ))>奈良時代前期に弘文(こうぶん)天皇の皇子大友与多王(おおとものよたおう)が建立し、平安時代に智証大師(ちしょうだいし)が天台別院として中興しました。観音堂は西国三十三所十四番札所です。アクセス/湖西線「大津京駅」から徒歩約15分または琵琶湖線「大津駅」から徒歩約20分拝観時間/8:00~17:00(受付16;30まで)入山料 /大人600円、中高生300円、小学生200円<西教寺(さいきょうじ)>聖徳太子が7世紀初めに草創したと伝わり、室町時代末期に真盛上人(しんせいしょうにん)が再興しました。境内には明智光秀一族の墓があり、近年は光秀ゆかりの寺としても知られています。アクセス/湖西線「比叡山坂本駅」から江若バス約7分「西教寺」下車すぐまたは徒歩約30分拝観時間/9:00~17:00(受付16;30まで)拝観料 /大人500円、中高生300円、小学生200円1)【三井寺】国宝 金堂内陣 秋の特別拝観 コロナ後の世界に向けて「希望と追善の祈り」期 間:2021年11月13日(土)~12月5日(日)時 間:8:30~16:30(受付は16:00まで)場 所:国宝 金堂内陣料 金:500円 ※入山料が別途必要内 容:今秋、新型コロナウイルス感染症の追善と終息、終息後の光明を祈願した法要を行います。コロナ後の世界に向けて山内諸堂の仏さまとの法縁を結んでいただきます。2)【西教寺】<初公開>三大師(伝教大師・慈覚大師(じかくだいし)・慈恵大師(じえだいし)肖像画期 間:2021年10月1日(金)~31日(日)時 間:9:00~17:00場 所:本堂(予定)料 金:無料 ※拝観料が別途必要内 容:延暦寺発展に寄与した三僧の肖像画を初公開いたします。慈覚大師は天台密教の大成に努め、慈恵大師は魔除けの護符で有名です。3)【西教寺】<初公開>伝教大師直筆 法華経一文期 間:2021年11月6日(土)~12月5日(日)時 間:9:00~17:00場 所:本堂(予定)料 金:無料 ※拝観料が別途必要内 容:伝教大師最澄直筆による法華経を初公開いたします。4)【三井寺・西教寺】予約制日本天台三総本山リレー講座期 間:[西教寺]2021年10月24日(日)、[三井寺]2021年11月28日(日)時 間:[西教寺]14:00~15:30、[三井寺]13:00~14:30場 所:[西教寺]研修道場、[三井寺]事務所2階会議室料 金:無料 ※入山料、拝観料が別途必要内 容:伝教大師最澄1200年の大遠忌を記念して、特別に各寺のトップによる講演会を開催いたします。[西教寺] 講師:西教寺貫首(かんしゅ) 武田圓寵(たけだえんちょう)師「伝教大師の戒と念佛」[三井寺] 講師:三井寺(園城寺)長吏(ちょうり)福家俊彦(ふけしゅんげん)師「伝教大師のモダニズム」(11)【連動企画】伝教大師千二百年大遠忌記念事業「最澄と比叡山」パネル展期 間:2021年9月13日(月)~30日(木)時 間:10:00~20:00場 所:京都駅ビル西口広場内 容: 特別公開される比叡山延暦寺の堂塔(法華総持院東塔・戒壇院)の紹介や、伝教大師の遺した人づくりの志とその魅力をパネル展で発信いたします。4.宣伝物ビジュアル【ちょこっと関西歴史たび】5.新型コロナウイルス感染症拡大防止について特別拝観では一度に堂内に入場する人数を制限し、安全に安心して拝観していただくほか、人数を限定した企画等もご用意しておりますが、感染防止対策を行ったうえでご参加をお願いいたします。また、感染拡大の状況によっては企画が急きょ中止や変更となる場合がございますので、事前にHP等でご確認ください。(参考)2021年度「ちょこっと関西歴史たび」開催地春:聖徳太子(大阪府・奈良県)、冬:神戸(兵庫県) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年08月31日クエンティン・タランティーノが、またひとつL.A.の映画館を買収した。ロスフェリツ地区にある、ヴィスタという歴史ある独立系の映画館だ。ヴィスタはコロナのため、1年以上閉鎖したまま。タランティーノはクリスマス時期あたりに再オープンさせるつもりでいるという。タランティーノは、2007年に、ビバリー・ブルバードにあるニュー・ビバリー・シネマを買収している。ニュー・ビバリーはいつも何かを上映しているわけではなく、イベント的に古い作品をかけることを中心としているが、ヴィスタはリバイバル館ではなく、新しい映画を上映する映画館として経営するようだ。文=猿渡由紀
2021年07月06日歌って踊って日本の歴史を駆け抜ける!? 三谷幸喜の作・演出、荻野清子の音楽によって誕生し、絶賛を博したオリジナル・ミュージカル『日本の歴史』が帰ってくる!卑弥呼の時代から太平洋戦争までの約1700年にわたる日本の歴史をギュギュっと詰め込み、そこにテキサスの家族の歴史物語も重ね合わせていく斬新な構成、耳に残るキャッチーなメロディと軽妙なダンス、それらをキャスト7人で華やかに、またしっとりと魅せていくゴージャスな舞台。始まりから終わりまで休みなし! の7人のひとり、三谷の熱き信頼を受けるこの人、シルビア・グラブに、再演に懸ける思いを聞いた。7人で60役以上を演じた初演時の舞台裏――大好評だった『日本の歴史』が再登場!シルビアさん扮する織田信長にまた会えることが嬉しいです。ええ、信長にも、西郷どんにも(笑)。再演の話は結構早い段階から出ていて、中井貴一さんなどもとても乗り気でいらしたんですよね。また皆が同じ気持ちでこの再演に挑める、それが一番嬉しいですね。――そもそも三谷さんが、シルビアさんの織田信長を切望したことから始まった舞台でもあると伺っています。『日本の歴史』をやる前から、「シルビーには信長をやってほしいんだよね!」ってずっと言われていたんです。この人は何を言っているんだろう……って思っていて(笑)。初演の時に三谷さんが「歴代一番の信長だ!」って言ってくれたんですけど、そんなわけないでしょ!? って思いながらやっていました(笑)。でもすごく楽しかったですね。――まずは初演を振り返っていただきましょう。とにかく、台本を最初に開いた時に……『日本の歴史』なのにテキサスかいっ!と(笑)。もうその瞬間からツッコミどころ満載でした。“テキサス編”と“日本の歴史編”、ふたつの内容が行ったり来たりする構成で、台本の頭に役名がたくさん書いてあるわけですよ。役者は7人しかいないのに、何だこりゃ!? と思いましたね。ひとり何役やることになるのかと……。私が演じる歴史上の人物は、卑弥呼以外、全員男ですし(笑)。実際に稽古でやってみると、とにかく休む場がない。舞台からハケてもすぐに着替えて、10秒とかで次の場面に出なきゃいけなかったりするので、あれ、今、私はどこで、誰をやっているんだっけ!? って(笑)。それに慣れるまで時間がかかりました。ただ、わりと稽古のスタートが早かったので、とにかく台詞、歌詞、振付を全部体に入れ込んで、通し稽古の時間をたくさんとったんです。衣装合わせも早い段階でやって、おかげでどうにか間に合った、という感じでしたね。本当に余裕はなかったんですけど、舞台稽古に入ってから、ほかのキャストの皆さんのメイクとカツラと衣装をつけた姿を見たら、最高に面白かったですね(笑)。(宮澤)エマの平清盛なんて最高! 何なの、あの可愛さは!って。中井さんの女装も、なかなか見られないですよね。また、今回の再演には残念ながら出演しませんが、川平慈英の女装がブサイクでね〜!(一同笑)こんなに女装が似合わない人がいるんだ!ってくらい面白かったです。――再演では、川平さんのポジションに瀬戸康史さんが入られますね。そう、だから絶対にキレイになっちゃう!誰よりもキレイになっちゃうかもしれません。瀬戸さんはずいぶん早くから歌稽古をやられているみたいで、すごくやる気を感じますよね。好印象です(笑)。今こそ深く響く「結局因果は繰り返されていく」というメッセージ――初演時の印象的なエピソードなどがあれば教えてください。やっぱり、中井さんが歌って踊るということですよね。一番最初の稽古の時、とても緊張されているのが伝わって来て。こんなにベテランの方でも緊張するんだ! と、ちょっとホッとしたことを覚えています(笑)。あと、“日本の歴史編”のほうで方言を喋らなくちゃいけないんだけれど、最初のうちはまだ指導も受けていないから、あまりに酷かったんです(笑)。だって鹿児島弁なんて喋ったこともないし〜と思いながら私もやっていて、慈英の京都弁も酷くて、それを中井さんが笑い転げながら見ていましたね。「皆、このまま舞台に立って欲しい」って(笑)。皆で大爆笑して、それで一気に打ち解けたような気がします。誰にも不得意なものはあるよ、というスタートですね。中井さんが「同志だから、皆で頑張っていこう」というオープンな空気を出してくださったので、とてもやりやすかったと思います。――中井さんも、客席から見て中井さんだか誰だかわからないようなお婆さんの役もされていました(笑)。そう、最高ですよ。性別も年齢も何も関係ない、そういう作り方も三谷さんのメッセージなのかもしれませんね。――本作は、荻野清子さんの音楽なくしては成り立たない舞台です。シルビアさんから見た荻野さんは、どんな方なのでしょうか。普段お会いしている時は、とても柔らかい、ホワンホワンした空気感をお持ちの方なんですけど、言う時は言う! という人です(笑)。ちゃんと芯があって、アイデアをたくさん持っていて、とにかく芝居が大好きで。だから三谷さんとの相性がよく、素晴らしい作品を作られるのだと思います。荻野さんと三谷さんがタッグを組んで、映画や舞台でさまざまな音楽を生み、『SHOW GIRL』を経て、こうしてオリジナル・ミュージカルを誕生させた。ふたりで徐々にステップアップしていって、この作品を生み出したんだな、という感慨があります。――本作の音楽に関しては、どのように感じていますか?再演をやるにあたって、サウンドトラックを聴き直したんです。それまでは、スタジオ録音じゃなくてライブ録音だし……と思ったり、なんとなく恥ずかしかったりして聴いてなかったんですよ。どうかな〜と思って聴いたら、楽しくて、ものすごく良かったんです。メチャメチャいい作品じゃない! とあらためて思ったのは、清子さんの音楽の力が大きいと思いますね。――再演には新曲があるという噂も。また台本も、三谷さんが新たに加えたり、変えたりしているのでしょうか?新曲、あるかもしれない(笑)。楽しみです。新しい台本もいただいていて、チョイチョイいじっているな、という感じですね。稽古に入ってからまた変わっていくんじゃないかと思います。――シルビアさんにとって、本作の一番心に響くポイントとは?いつの時代であろうと、世界のどこであろうと、結局人間は一緒なんだということ。救いようがないという意味じゃなく、結局因果は繰り返されていく……というところに、三谷さんのメッセージが込められていると思います。また今年のこの状況下で上演すると、そのメッセージがさらに深まっていく気がするんです。それこそ「人生で大事なものは、人生で大事じゃないもの〜♪」という歌なんて、エンタテインメントの意義について考えさせられて、もう今だからこそ伝わるのでは! なんて、やる側としては完全にそんなふうに考えますよね。――再演に向けての、ご自身の課題は?次は、もうちょっと余裕を持って出来るんじゃないかなと(笑)。三谷さんの作品の中では、わりと私、再演をやっているんです。『国民の映画』も、『SHOW GIRL』もそうで、明らかに2回目のほうが余裕を持って舞台に立てている。三谷さんの意向を分かったうえで稽古に入りますしね。だからなんとなく気が楽……、いや、この作品は全然楽じゃないですけど(笑)。絶対にレベルアップした舞台にしたいですね。『SHOW GIRL』初日の拍手で号泣・・・観客がいる前で舞台に立てる事の尊さ――劇場で、観客の皆さんの反応が楽しみですね。本当にそうです。お客様がいての演劇ですからね。やっぱり、お客様の目の前でやらないと意味がない、と思ってしまうんですよね。昨年はコロナ禍で、全公演中止となった作品をふたつ、経験しました。この一年ずっと不安の中にいて、やっと舞台に立てた時の喜びといったら……。昨夏の『SHOW GIRL』の初日、もう慈英とふたりで、舞台上でオジサンとオバサンがあんなに号泣して……(笑)。思い出しただけでも涙が出て来るんですけど、お客様の前で舞台に立てる、それが私にとってどれだけ大事なことだったのかを、あらためて知った日でした。演劇の灯を絶対に消したくない。だって、やる側も観る側も、舞台を好きな人がこれだけいるんですもの。あの時のお客様からいただいた拍手は、忘れられないですね。貴一さんからも連絡が来たんですよ。貴一さんも準備していた舞台が中止になってしまって(編集部注:インタビュー時、PARCO劇場オープニングシリーズ『月とシネマ』の東京公演中止が決定。その後、緊急事態宣言の延長により大阪公演も中止に)、「あとは幕が開くだけという状況まで来たのに、それをお客様に届けられなかったことが本当に辛い」と。新納(慎也)くんもやっぱり、公演(ミュージカル『スリル・ミー』)が途中で止まったり、大阪公演がなくなったり。皆そういったことを経験しているので、メチャメチャ熱い気持ちでこの『日本の歴史』に集まってくると思います。――お客様も「やっぱり劇場で観たい!」という気持ちでいらっしゃると思います。そう!去年の夏、その思いがすごく伝わって来て、感動したんですよ。この舞台も、たった7人でこれだけバラエティー豊かな役柄を見られる舞台はそうそうないと思います(笑)。楽しく観ながらも、とても考えさせられる作品でもあると思うので、ぜひぜひ多くの方に観に来ていただきたいですね。ミュージカルが苦手と思っている人も、絶対に大丈夫です(笑)!取材・文:上野紀子撮影:藤田亜弓公演情報『日本の歴史』作・演出:三谷幸喜音楽:荻野清子出演:中井貴一 / 香取慎吾 / 新納慎也 / 瀬戸康史 / シルビア・グラブ / 宮澤エマ / 秋元才加【東京公演】2021年7月6日(火)~2021年7月18日(日)会場:新国立劇場 中劇場【大阪公演】2021年7月23日(金)~2021年7月30日(金)会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ★5月23日(日)10:00より東京公演分のチケット一般発売開始!
2021年05月21日