〜部屋の中では陰の気は起こさせない!〜今は黒や灰色の家具や家電や服装が流行っているようですが、なるべく黒や灰色系はお使いにはならない方が良いと思います。黒やグレーのモノばかりの部屋は陰の気がこもるため、いくら電気をつけても暗い感じがします。若い一人暮らしの方に多いようですが家具家電だけでなく、音楽にしても騒音まがいの音楽をかければ陰の気は増幅するばかりです。着るモノだけでなく家の中のインテリアはなるべく明るいパステル色にした方が最良です。また、陰の気を起させないためにもう一つ大切なことは“香り”です。最近では多種多様な芳香剤が出ているので、それらを使い部屋に良い香りをさせておくことです。良いにおいは魔が嫌がります。日常生活の中でありとあらゆる創意工夫で部屋に凶運を呼ぶ陰の気を起させないようにしましょう。
2017年10月26日~グラデーションが魅力な玉虫色の魅力〜数多ある美しい色彩の中で私は“玉虫色”が好きです。見方によっては、いろいろな色に見える玉虫色ですが、その最大の魅力は生地に原色がべったりとくっついてなく、生地から浮き上がって正体不明の“グラデーション”なところです。そもそも日本の色は一色でべったりしたものはなく、納戸色、青磁色、古代紫など微妙な色の積み重ねによるものが主で、このグラデーションを最も活かしたのが着物です。ぼかし模様の着物を見てだんだんと視線が上がっていくと顔立ちがどんな人でもふんわり艶やかに美しく見えるのです。昔の外国にはありませんでした。古の日本人の優れた色彩感覚の智恵、凄いと思いませんか!
2017年10月19日〜すれ違う香り〜茶道や華道を習っている人も少なくないと思いますが、日本には香道があるのをご存知でしょうか。香りを楽しむ優美な遊びは、平安時代にはじまったとされています。今では香道を体験する機会はそう多くはありませんが、日ごろの生活の中に、自分らしい香りを取り入れることは、化粧をするのと同じくらいに大切なことです。それほど美しくない方でも、すれ違い様に爽やないい香りがすると、振り向きたくなるものです。ふと通り過ぎた香りが、誰かを思い出すということもあるでしょう。それほどに香りは、私たち人間にとって大切なものなのではないでしょうか。なんの香りもしないのは、枯れたドライフラワーと同じですが、反対につけすぎも下品で禁物です。香りがきつすぎると頭痛がしてくる人もいるようですから、ほどほどにしましょう。ふんわりとかすかに漂う香りは、奥ゆかしいものです。オヤジ女子と言われる女性が増えているこのご時世に逆行して、奥ゆかしい女性が増えたらどんなに世の中が美しくなることでしょう。
2017年10月16日~大切な事は電話より“手紙”〜人生でなにか大事なことを伝えたい場合は、電話や、携帯電話から電子メールを送るより、それなりの便箋や封筒に自分の筆で書いた“手紙”を出す方がより効果的です。家族間でも友人、恋人でも感情の行き違いや誤解や関係を修復したい場合など、電話では気持ちが先走り、感情的になり余計に溝を作ってしまうことがあります。一方、手紙なら落ち着いて自分の言いたいことを整理し、理路整然とした内容で、なおかつ美しい言葉や便箋を選んで伝えることができ、相手への気持ちや+アルファは確実に伝わるものです。電子メールも手紙同様に見えますが、やはり電子機器の画面からでは高尚な情感は伝わりにくいものです。最近は筆不精の方も多いと思いますが、人生の生きる技術の一つです。筆まめになってみては如何ですか?
2017年10月12日~二次会・懇親会は行かぬが得?〜「人付き合いは腹6分」、二次会・三次会は行かぬが花、懇親会は程ほどが良いでしょう。お酒の席では、酔うとつい本性の地が出て本音が出たり、普段はしないような失礼な態度をとったりで、「あんな奴だったのか」「本当は嫌な奴なんだ…」と必ず人間関係を壊す原因を作るので、1次会で止めておくことがお互い無難なのです。知的な会話や洗練された大人の社交術より無礼講で飲んでバカになって騒ぐことが当たり前の日本では、ある程度のお付き合いがなければ仕事になりません。が、そこは上手に仕事関係の飲みの席も1次会で止めた方が無難で、深酒は禁物、常に自分をコントロール出来るうちが得策ということです。
2017年10月06日~この上もない花やかな虚偽〜私は男だけれど女の格好をして、舞台上では、エディット・ピアフになったり、「椿姫」のマルグリットになったり、舞台を降りればひとりの美輪明宏という人間になったりと、私は虚と実の間を行ったり来たりしながら生きて来ました。三島由紀夫さんは本当は女ではない私を称し「この上もない花やかな虚偽」と呼びました。しかし、私だけではなく、世の中の人は殆どが虚偽で成り立っています。例えば、おしゃれをしてメイクを施し、生まれたままの自分を装い違うものにすることも一種の嘘。逆にいえば、男も女も髪型や服装で嘘のない人間なんていません。たくさんの嘘を知れば知る程、人は賢くなり洗練されて行く。ただし、嘘も良し悪し、上手下手もあります。「嘘も方便」という言葉もあるように、世に有益な嘘をついてこそ、認められるのです。
2017年10月05日〜映画や雑誌まですべてが“アップ病”〜映像にはスクリーンや画面に映える構図の映像美があり、写真にはフレームなどに浮かび上がる写真美があります。審美眼の高いカメラマンは、“絵心”を持っていて、画家が筆と絵の具で絵を描くようにカメラで絵を描いておりました。かつてはそういった“プロ”のカメラマンがおりました。しかし、映画もテレビも写真も最近のカメラマンは「アップ病」にとりつかれ、映像美よりもひたすら被写体のアップを撮り続けるのが殆ど。全体の“構図構成”、情緒も風情も美意識もなく、カメラを手にすると何の考えも美意識もなく、生理、本能の赴くまま、撮っている本人が興奮して、ただただ被写体に寄りまくり、今では茶の間も映画館も画面が巨大になっているのも考えず「アップ馬鹿」になってしまう。以前の日本映画などは美的感覚が秀れ映像美もしっかりしていて、アップシーンなど数える程度しかありませんでした。何の為に何をどう表現するか、頭を使わないカメラマンや演出家は、美術学校に一年生から学ぶ必要がありますね。
2017年10月04日~神様が与えてくれたヒントを読み取る〜神様は世の中に少しでも厄を回避したりパワーを享受したりして楽に生きられるヒントを与えてくれています。それを読み解くひとつが気学・方位学・四柱推命です。あまりそれに振り回されてはいけませんが、参考にしていくと良いでしょう。無知でゴーマンな科学者連中は「そんなことは現代にはありえない」などと否定する人もいますが、これは昔の人が自分を知って、自分の役目を理解し生きることに役立ててきた脈々と伝わっているデータであって、迷信ではありません。人間とは磁気エネルギーの影響から生まれた時の星によって人生のだいたいのアウトラインが決まっているもの。それを知るためにも方位学・気学など昔から良いと言われていることは一応やってみる価値はあります。
2017年10月03日~読書から何を学ぶのか?読書の意義〜読書の秋です。読書は異空間に瞬間移動する想像力を養うとともに、読む本によっては表現力や美しい日本語を学ぶことができます。例えば、泉鏡花や三島由紀夫さんの作品からは美しい日本語を学ぶことができ、竹久夢二、寺山修二、中原中也、石川啄木、ヴェルレーヌ、ランボー、コクトーらの詩人からは面白く、楽しく、美しい空想の世界と言葉使いを習得できます。詩や美しい言葉や表現法になれたら次は小説です。樋口一葉、夏目漱石、芥川龍之介など“文豪”と呼ばれる作家の作品からも日本語の上手な表現方法を学ぶことができます。表現力を数多く学んでいくうちに、実は想像力も養われていく。そして読書から学んだ美しい日本語や語彙、表現方法を日常生活の中で活用すれば、自分自身の人生が楽しいだけでなく、周囲をもユーモアで包み込み、一目置かれ敬愛されるようになります。皆様も読書を通じ多くのことを習得して、日常生活を楽しくしましょう。
2017年10月02日~我慢のその先に〜このサイトをご覧になっている方の中には、お仕事をされている方もたくさんいらっしゃると思います。仕事がラクで楽しくて会社へ行くのが楽しみで仕方がないという方は、どれほどいるでしょうか。多くは、「あぁ、明日も仕事か……」と、ため息をついたり、「行きたくないなぁ」とぼやいたりするのではないでしょうか。うざったい上司や同僚、仕事ができない後輩、嫌味な取引先。接客業なら、いいお客さんばかりではなく、ちょっとしたことでクレームを言う客もいるでしょう。立ちっぱなしの仕事や、パソコンの前に座りっぱなしの仕事もあるでしょう。やりたい仕事についたはずなのに、どうしてこんなにイヤなことばかりなのかと思うこともあるでしょう。何かを得れば、それと同じくらいの苦労があるのは当然のことなのです。私はよく、お給料は我慢料と言っています。一ヶ月間、よくぞ苦労に耐えましたねということで、お給料をいただくのです。さぁ、今日も明日もあさっても我慢の毎日ですが、だからこそ我慢料をいただける資格が出来るのです。今月もご苦労様でした。
2017年09月28日〜家族そろってお墓参りを〜お彼岸にもお墓参りをおすすめします。本来は、盆、暮れ、お彼岸の年4回のお墓参りが望ましいものです。先月のお盆にも先祖供養についてお話ししましたが、今日は、お墓参りの仕方についてお話ししたいと想います。まずは、お子さんも必ずお墓参りに連れていきましょう。家族そろって出かけることは、何より先祖を喜ばせることになります。そして、子どもたちには、「あなたたちも大きくなったら、こうしてときどき家族でお墓参りをするようになるでしょうね。私たちも、いずれ死んでも、天国から見守っていますからね」とお話しするのです。子どもが物心ついたあたりから先祖を大切にする姿を見せることで、子どもは親を尊敬するようになるのです。それが、人間の尊厳を教えることにつながりますし、日本独特の家族のスキンシップのあり方、生活の智恵なのです。もう何年もお墓参りをしていないわ、というあなた。このお彼岸にご家族でお墓参りはいかがですか?あなたもいずれ、ご先祖の仲間入りなのですから、今のうちにしっかり挨拶をしておきましょう。
2017年09月25日~泣いてもらえる人になりなさい〜あなたが死んだとき、誰に、何人の人に泣いてもらえるでしょう?考えてみてください。あなたが普段自分の欲だけを追い、意地悪で人を困らせ嫌な思いばかりさせているのなら、泣いてくれる人は誰もいません。それどころか「うわあ、やっと死んだかァ」とむしろ大喜びされるかもしれません。その反対に人を和ませ愉快な気持ちにさせていたなら、ただ涙、どれほど月日が経っても惜しまれ懐かしがられることでしょう。「もし死んだら…」を想像すると、普段の生活の中でいかに自分が我が儘で勝手な人間かどうかが判り、また、同時に自分の正しさも再認識することができます。
2017年09月21日~“人間らしさ”を意識する②〜世間でいう“男らしさ”“女らしさ”より、性別に関係ない“人間らしさ”が大切なら、その“人間らしさ”とは何でしょう?それは、“優しさ”であり“色気”です。相手の立場や心の中を思いやり相手の身になって考える想像力を持つ、あるいは、気配りができて、さり気なくおしつけがましくない、粋で上品な接し方ができるなど、人間にしかできない心の働きを磨く。それが、性別も外見も年齢も職業も学歴も家柄も関係ない絶対的な魅力である“人間らしさ”なのです。女性ならば、胸やお尻を見せびらかす「メスらしさ」ではなく、明るい笑顔を振りまく優しい“人間らしさ”を常に保ってさえいればきっと素敵な出会いもあり、人生が切り開けるのです。
2017年09月14日〜“人間らしさ”を意識する①〜世間一般で言われる“女らしさ”とは、きめ細かい肌につややかな髪・大きな乳房に丸いお尻。“男らしさ”は筋肉質でタフ。しかしこれは、“メスらしさ”と“オスらしさ”であり人間を動物として外見で見た特徴にすぎません。実際の中身は、現実的で、神経が太く強いのが“女らしい女”、女々しく弱く神経質ガラスのように繊細なのが“男らしい男”です。女性は外見が女っぽい人ほど内面は図太い神経をしています。子供を産んだ女になるともっと強くなります。一方、どんなに外見は雄々しくても内面まで雄々しくたくましい男性はいません。男は気が小さい人ほど強いふりをしているのです。つまり、昔から云われている男らしい男、女らしい女とは、空想の産物だということです。ですから大事なのは“人間らしさ”です。
2017年09月11日~人生は楽だらけという考え方もある?〜人生は修行の場、辛いことしかないと常々申し上げておりますが、全く逆の発想で「人生はラクだらけ」という考え方もあります。それは人間には辛い時期も苦しい経験も時間が経ちすべて後になってみれば楽しい思い出に変わることがあるのだから。人生を山登りに例えるならば、登っている最中は苦しいだけで「もう嫌だ2度と登るもんか!」と思いますが、頂上に到達すれば苦しければ苦しかったほど達成感と素晴らしい景色で嬉しさ楽しさの感動が倍増します。また下山時には登りほどではないですが、降り路なりの苦しみが待っています。しかし人間は時間が経てば素晴らしかった山々の感動を鮮明に思い出します。美しい思い出として。だからまた人は山に登りたくなるのです。人生で経験した苦しい・辛い思い出は、その経験がより辛いほど、それを乗り越えた後からは懐かしいセンチメンタルな思い出に変わり、辛いが楽にかわるから「人生は楽だらけ」とも考えられるのです。これが正負の法則と並ぶ究極のプラス思考です。
2017年09月08日~安眠の秘訣〜近年、不眠に悩む人が増えているそうです。なかなか眠つけない、眠ってもすぐ目が覚めてしまうなど、安眠できないというのです。そして、その多くは寝酒に頼っているようです。寝酒は、確かに寝つきは良くなりますが、逆に浅い眠りが続いてしまいますから、何度も目が覚めてしまうのです。これでは、なんの意味もありません。安眠のコツは、横になってからは何も考えないことです。横になったまま仕事のことや心配ごとを考えるから眠れなくなるのです。横になったら、鼻から息を吸って、口からゆっくり吐く深呼吸を繰り返します。次に、真っ赤な太陽を思い浮かべて、足の裏からゆっくり吸い上げるただその事だけをイメージトレーニングをします。頭のてっぺんまでゆっくり吸い上げたら、今度は反対に、少しずつ足のほうへおろしていって、最後に吐き出します。これを3分でもいいですから毎日続けましょう。このイメージトレーニングは、広大な宇宙と一体になった感覚が得られて、安眠できるはずです。さっそく今夜からお試しください。輝く星になれます。
2017年09月07日〜どうして音楽が持つパワーは凄いのか?〜音楽というものは眼にこそ見えないが人間にとても大きな影響を与えています。理由は簡単、人間のカラダは70%が水分で出来ていますから。水に音波の衝撃を与えるとその刺激で水は揺らぎます。この揺れが脳神経や肉体や精神に影響を与えます。旋律の美しいゆったりとしたクラシックなどのメロディーを聞けば、その波動が体内の水分に伝わり、心穏やかになります。その逆で、騒音に近い猛々しいハードロックやヘビメタを聞けば体内振動は乱れ続け、攻撃的になり精神的にバランスを崩すだけでなく、刺々しい狂暴獰猛な人間になりやすくなります。音や音楽というものは人の心を操ることのできる大きな振動のパワーを持つ衝撃波です。ですから、日々の暮らしの中でどのような音楽に接するかは、人格を左右する上でとても大切なことであり、上質な音楽を上手に生活に取り入れ、精神バランスを保つのに活用すれば、日常生活はとても潤います。
2017年09月06日~心にも目を〜皆さんの周りに、思いやりのあるステキな人はいますか?さて、思いやりとは、どういうことなのでしょうか。思いやりとは、相手の見えていない部分を、いたわりの心の目で見ることから生まれてくるものなのです。たとえば、恋人と休日にデートの約束をしていたのに、「残業や接待が続いたから、休日はゆっくり寝ていたい」と言われたら、あなたはどうしますか?予定通りデートに引っ張り出すようなら、それはエゴのかたまりです。もちろん、仕事で疲れたときに恋人がそばにいることで、癒されることもあるでしょう。けれども、そばにいるとかえって気を遣わせてしまうこともありますから、時には一人にしてあげることも大切なのです。恋人のために何かしてあげたいと思うなら、何もしない、邪魔をしないことも思いやりなのです。そうして恋人に会えないときには、ただじっと部屋にこもるのではなく、次のデートのための下調べの為に、映画を見たり、本を読んだり、美術館に出かけたり、内面を磨くことも大切です。思いやりがあって、内面から輝いているあなたと、一緒にいたくないと思う恋人はいないはずです。
2017年09月05日~良薬口ににがし〜危険ドラッグを吸って車を運転し、事故を起こした事件が重なりました。事故に巻き込まれ、亡くなった方達もいました。自分の欲望を満たすだけならまだしも、まったくの他人を巻き込んでしまうのは、絶対許されるものではありません。危険ドラッグも、麻薬や覚せい剤と同様に、ほんの一瞬だけ快楽を得られても、あとはバカの廃人として長い一生を棒にふるのです。食事も同じです。好き放題に食べたいものばかりを食べて、健康でいたいというのはムシが良すぎます。「おいしいものは糖と脂でできている」というCMがありましたが、そのとおり!「良薬口ににがし」というように、身体に良いものは、おいしいものばかりとは限りません。ある程度は粗食を心がけることも大切です。私も玄米のご飯を食べていますし、お肉はあまり食べないようにして、野菜をたくさん食べるようにしています。これから食慾の秋を迎えます。あれも食べたいこれも食べたいという欲望もわかりますが、その快楽は一瞬だけです。それより長い一生の方を考えて、身体に良いものを取捨選択して、そして、腹八分をお忘れなく。
2017年09月04日~9月に寄せて〜みなさま、ごきげんよう。今日から9月。新学期がはじまった学生さん、楽しい夏休みはもう終わりましたね。今日から新たな気持ちでピッと勉強に励みましょう!さて、今日は防災の日。1923年(大正12年)の9月1日に発生した関東大震災にちなんで制定されましたが、私たちにとって忘れられないのは東日本大震災です。被災地の復興がまだまだ進んでいないことを想うと気の毒で胸が痛みます。どうか、今日もご無事にと祈るばかりです。ところで、9月は旧暦で長月と言いますが、夜長月が由来という説があります。これから季節は徐々に薄紫の秋へと移り変わっていきます。まもなく中秋の名月ですし、秋分の日やお彼岸も9月の大切な行事です。お米をつくっている農家の方にとっては、黄金の稲刈りの季節でもあります。また、私の秋のコンサートもまもなくはじまります。たくさんのお客様にお目にかかれるのを楽しみにしております。そろそろ夜には虫の唄声が聞こえてきませんか?去りゆく夏を惜しみつつ、秋の訪れを感じながら、今月も穏やかにすこやかにすごしてまいりましょう。
2017年09月01日~夏休みは終わり、気持ちを切り替える〜今日で長かった夏休みも終わりという学生さんも多いはず。明日から新学期、心機一転、勉学にスポーツに励んでください。実は、日本人は上手に生まれ変われる民族です。新年になれば前の年の嫌なことを全て忘れて新しくスタートする。それと同じ。1学期に学校でいじめられたり嫌なことがあった人は、明日からは武道、格闘技を身につけ夏休み前とは違う自分になって登校してみてください。キャラ変えのいい機会ですよ。
2017年08月31日~ごきげんようの次は……〜クイズです。皆さんは、誰かに「ありがとう」と言われたら、なんと答えますか?「いえいえ」や「いいのよ」と答える方が多いのではないでしょうか。「ありがとう」に対しては、「どういたしまして」が正解です。正解した方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?英語でも「thank you」に対して、「you are welcome」と答えますし、フランス語でも「merci」に対して、「de rien」と答えます。日本語だけ、どういうわけか、「どういたしまして」と答える人が少なくなっているのは、とても残念なことだと思います。「どういたしまして」も、きちんと言える方になっていただきたいと思います。もちろん、美しい日本語はそれだけではありません。この麗人だよりを愛してくださっている皆さまには、もっともっと学んでいただきたいと思っております。日本語については、また別の機会にもお話しさせて頂きましょう。では、ごきげんよう。さようなら。御免あそばせ。
2017年08月28日〜美しい女性は総合芸術→だから品が漂う!〜この世は楽しいことばかりのユートピア・桃源郷ではありません。仕事もプライベートも全て順調・平和で幸せだけの人生を願うのは自由ですが、そうはいきません。正負の法則がこの世の法則なのですから。大きく得れば大きく失うもの。逆に小さな“正”しか得られなければ、“負”もまた小さくて済みます。ですから「人生、何事もほどほどでけっこう。無病息災が一番」と思えるようになったら、焦らず落ち込まず人を羨ましがることもなく、精神衛生上は大変のんびりと良い状態で気持ちよく人生を送れます。結局、「まあまあ、これでいいや」と自分で満たされなければ、いつまでも「もっと、もっと」と大欲をかき、結果は正負の法則通りに大損をして落ちていくだけです。幸せ・不幸せとは、その人の心次第、心象風景が現れるもの。身心が満たされて、美しくなければ、何をどれだけ巨満の富を持っても空しく不幸なのです。これからの人生に是非お役立てください。
2017年08月24日~洗練された社交術でも意思疎通〜戦前に日本人が身に着けていた優れた美意識の1つが「奥ゆかしさ」です。その奥ゆかしい大人の洗練された上手なお付き合いの方法の1つが「ぼちぼちでんなあ」です。大阪商人が仲間内で交わす挨拶ですが、「儲かりまっか?」の問いに、「儲かってますわ」では嫌みにとられ妬まれますし、「あきまへんなあ」でも、足元を見られ状況によっては取引に影響します。「ぼちぼち」こそ儲かっていない人からへりくだったさしさわりない玉虫色の表現で、奥ゆかしく、洗練された大人の社交術です。このように日本には多くの“奥ゆかしさ”を含む言葉がたくさんありました。それを今一度掘り起こし光を当て、日常会話で使ってみてください。コミュニケーションを楽しくユーモアに図れて、人に好かれるでしょう。
2017年08月21日~繰り出す負をことごとく正に変えた女性〜幸田文さん、長編小説「流れる」「父」など様々な作品を世に送り出した女流作家。偉大な文学者であった父・幸田露伴さんに物凄くシゴかれ苦労したことを生前ご本人から伺いました。ちょっとお洒落をしただけで「お前みたいな不器量で不器用な娘には任じゃない」とこともなげに言われたとか。しかし、父が繰り出す様々な“負”の刃を見事に打たれ強く我慢強く“正”に変えて、あれだけの優れた作品を残し、着物も江戸風ないなせな着こなし、美しい言葉遣いや立居振舞いなど、ほれぼれする様な本当にいい女っぷりを努力で手に入れておりました。どんなに厳しい環境でも、相手が負の刃を投げつけようとも自分の心の持ちよう、努力次第で、それをとてつもない正に変えることができるのです。皆さんも文さんの心意気に負けないよう努力しましょうね。
2017年08月17日~見えないものを信じないは寂しい〜Q…夏は怪談話や肝試しなど幽霊を語られることが多い季節ですが、あなたは霊の存在を信じますか? ~Thinking Time~A…肉眼で見えないものを信じないのが人間の性癖。だから目に見えない霊も信じないという人を多くお見受けします。しかし、目に見えないから存在しないのなら、音は?空気は?電波は?気配は?目には見えませんが存在しますよね。だから霊も見えないだけで確かに存在しております。それが見えるか見えないかは、電波とテレビの関係と同じように周波数が合えば実は見えるのです。たとえば幽霊が出している1のチャンネル周波数に、多くの人は3のチャンネルに合わせているから見ることができない。幽霊が出している周波数に合った人が霊感云々関係なく姿を見ることができる。別に不思議なことでも何でもありません。原子や電子、中性子、陽子、素粒子が存在するのと同様に“霊子”も確かに存在しているのです。あたり前のことです。怖がることなどではありません。
2017年08月14日~恋は盲目にならないためにはどうする〜Q…「恋愛は知能ゲーム」「恋は小出しが原則」と言いますが、恋は盲目と言うように、好きな相手のことで頭がいっぱいになり、なかなか小出しができません。何か良い思索はありますか?A…実践作業は、恋と同じ位夢中になれるものを見つける!<解説>…恋愛を人生の全てにしてはいけません。特に若い女性の方は恋愛依存型の方を多くお見受けしますが、恋愛以外に生き甲斐や人生の過ごし方、集中できる趣味興味、仕事を分散して持っておくことです。転ばぬ先の杖を何本も用意しておくことです。そうすれば心にも時間にもゆとりができるので、相手にばかり重苦しい鉛の津波のように襲い掛かって「重苦しい女だなぁ」などうんざりされなくて済むのです。失恋しても傷が浅くて済みます。余裕がある方が恋愛は勝ちです。向こうが焦ってきます。惚れるより惚れさせることです。
2017年08月10日〜パワーは自分で作り出すもの〜数年前からでしょうか、パワースポット巡りが流行するようになりました。そうした神社仏閣でパワーをいただいて、明日への活力にしようと考えるのは悪いことだとは言いませんが、一時的にパワーをもらっても、パワーが切れてしまえば、またどこかへもらいに行かなければいけないでしょう。私もよく「パワーをください」と言われることがありますが、「あげません!」ときっぱりお断りします。パワーをもらおうとするのではなく、人にパワーをあげようと思えば、パワーは徐々に沸いてくるものなのです。そうすると、自然に自信も沸いてきます。どうすれば人にパワーを与えられるようになるか、そういうことを日々考えて行動していれば、何もパワースポットに出かけなくても、自ずと生み出すことができるようになるのです。パワー貧乏で一生もらい歩くか、それとも、自前でパワーを作り出して人に与えるか。どちらの人生がよりよいか、もうおわかりですね?
2017年08月08日~夏と上手につきあいましょう〜夏は汗がつきもの。多汗症に悩む方も少なくないと思います。私はあまり汗をかかない体質ですので、そういう方がうらやましく思えます。なぜなら、新陳代謝がよくて老廃物が体の中にたまらないわけですから、ツルツルピカピカのお肌でいられるんですもの。こう考えれば、自分では欠点だと思っていることが、他人からみれば欠点でもなんでもないことがよくあります。幸い、今では制汗剤もたくさん出回っていますが、多汗症に悩む方は、変えのハンカチや靴下、下着を持ち歩くことをおすすめします。仕事をしていても、お手洗いに立った時にでも取り替えれば、清潔さを保つことができますし、周りからも、いつも清潔にしていると好印象をもたれることでしょう。身体の悩みは誰にでもあるもの。オロオロと悲観するだけではなく、コンプレックスを逆手にとって、自分なりのスタイルを考え研究し身に着けましょう。
2017年08月07日~食卓に涼を〜みなさんは、夏用の食器をお持ちですか?まさか一年中、同じ食器ばかりを使っていませんよね?季節によって食器を変えるだけで、食卓の雰囲気が大きく変わるものです。夏はやはりガラスの器を用意しましょう。ガラスの小鉢でも十分に涼しさを演出できます。アイスクリームだって、ガラスの器に盛り付ければ、目でも涼しさを味わえます。また、先日お話ししましたように、扇子や団扇と同様で、夏の絵柄の食器もたくさん売られています。有田や伊万里など季節に合わせた食器を一つ用意するだけでいいのです。麦茶を飲むにしても、切子のグラスに変えるだけで、おいしさが格段に増してきますから不思議なものですね。夏の食器を揃えたら、食べるだけで体の熱をとってくれるような夏野菜の料理をこしらえましょう。そして、端唄や小唄の三味線の音楽をかければ、あなたのおうちは、涼やかな一流料亭にはやがわり。ぜひお試しください。
2017年08月04日