〜浴衣のススメ〜みなさんは、浴衣はお召しになりますか?このごろは、ずいぶん手ごろな値段で手に入るものもありますので、夏はぜひ浴衣を楽しんでいただきたいものです。「着るのがめんどくさい!」という声が聞こえてきそうですが、着物よりは簡単に着られますし、お手入れもラクですから、この夏、挑戦してみてはいかがでしょうか。何度か試しているうちに、上手に着られるようになるでしょう。浴衣に合わせて、金魚や蛍など夏らしい柄の扇子や団扇も用意しましょう。浴衣は脇の下のところが開いているでしょう。それは、脇の下を冷やせば、体温が自然に下がるからなのです。機能的でしょう。ひじを軽く曲げて、脇の下のあたりをやさしく扇げば、汗もスーッとひいてくるものです。間違っても「アッチーアッチー」と胸元をグイとあけて、バタバタ扇いではいけません。夕立のあと、夕涼みがてら浴衣でお散歩するだけで、夏の夜が楽しくなるものです。
2017年08月02日~盛夏を迎えて〜みなさま、ごきげんいかがでしょうか。今日から八月ですが、夏バテなどしていませんか?涼しい室内にいても熱中症になるそうですから、どうぞお気をつけくださいませ。さて、八月といえば、わたくしたち日本人にとって忘れられない、忘れてはいけない、つらい、いたましい出来事がありました。戦争体験については、麗人だよりでも毎年のようにお話しさせていただきましたが、また後日お話しさせていただきますので、今年もお付き合いくださいませ。これから各地で、お祭りや花火大会などが催されますし、甲子園球場での高校野球も夏の風物詩の一つですね。「納涼」という言葉がありますように、何も避暑地に出かけなくても、昔からの生活の知恵によって、涼しさを感じることができるのです。今月は、そのような生活の知恵についても、いくつかお話ししますので、どうぞお楽しみに。それでは、ごきげんよう。
2017年08月01日〜情緒のある暮らし〜昔は、夏を迎えるにあたり、衣替えだけではなく、生活空間も季節に合わせて変えたものです。夏になれば、障子をすだれにかえて、縁側に花ござを敷いて、軒先には風鈴を釣り、蚊取り線香を焚いたのです。街には金魚売りや風鈴売りが出ていたり、玄関先で打ち水をする姿が見られたり、それはそれは夏の風情を楽しむことができました。クーラーも何もない時代、こうして生活空間を変えることで涼を感じることができたのです。何もクーラーのある暮らしが悪いというわけではありませんが、それだけではロマンもありませんし、情緒も風情もありません。小物を使って季節ごとに空間を演出することこそが、情緒のある暮らしを生むのです。一見、無駄なことと思うかもしれませんが、けして無駄ではなく、皆さんの生活を豊かにするための必要不可欠なものなのです。風鈴がそよぐなかで団扇や扇子をあおいで夕涼み。可愛い線香花火もいいですね。夏のよき思い出になることでしょう。
2017年07月27日~お墓参りのマナー〜一般的にお盆は8月なのですが、東京や一部の地域では7月がお盆です。私がいつも言っておりますように、お墓参りはぜひ家族そろって出かけていただきたいものです。何より先祖に喜ばれます。お花、お水、お線香を供えるのはお墓参りの基本です。また、故人が好きだった食べ物を供えることもおすすめします。亡くなった人たちは、供物の香りを食べると言われています。ですから、箱や袋に入ったものなら中を取り出して供えるほうがよいですし、飲み物もふたをとって供えるのです。供えたものはそのままにせず、ゴミにならないようあとでみんなで食べたり、持ち帰るのがマナーです。地域によっては、お墓の前でみんなでお弁当を食べたりゲームをしたりするところもあるそうですが、家族が楽しく集まるわけですから、先祖たちも一緒にさぞ喜んでいることでしょう。麗人だよりをご覧の方の中には、大切な人を亡くしたばかり、という方もいらっしゃるかもしれません。悲しむ気持ちも大切ですが、後悔の気持ちよりも感謝の気持ちを墓前に供えましょう。そうすると、あちらの世界でもこちらを、いつまでも優しく見守ってくれるのです。
2017年07月24日~夏休み!子供は見てます、親の人格を!〜子供にとっては楽しい夏休みシーズンに突入です。親御さんにしてみたら学校に行かない分、子供と接する時間が長くなり、両親共働きの家でも、学校が無い分、家にいるお子さんが心配の種です。でも暑さにかまけて勉強もしないダラダラした態度を見て「宿題しなさい」と感情的に怒ってみたり、子供を邪魔扱いなどはいけません!子供はまだまだ未熟な人間、間違えたって当然ですし、甘えたりすねたりもします。そんなお子さんを大きな愛で包み、子供さんが間違えたら静かに理性的にさとし、子供の人生をしっかりとしたものにしたいのなら、まずは親が手本となり背筋を正す。子供はしっかり親の人格生活態度を日頃から見ています。子供は親の背中を見て育ちます。夏休みのスタートは人として親としての資質を子供に見せられる生活態度になるチャンスです。頑張ってください。
2017年07月20日~日本人は好色を再認識する〜下半身がからむトラブルは年々多くなっています。性犯罪の低年齢化、不倫、官公による痴漢被害の多発、日本は性関係のトラブルが絶えません。ではどうしたら良いか?第一歩は日本人がいかに好色でエッチかをひとり一人が素直に自覚した上で身を正しく律することです。日本文学を代表する最高峰「源氏物語」の平安貴族の四六時中の色恋沙汰文学を見てもわかる通り、歴史的に見てもエッチなDNAが組み込まれています。だから自らにブレーキの必要があります。家庭や会社や街に村にポスターを貼ると色んな意味で効果があるかもしれません。「ちょっと待て、その出来心で人生パァー」…。
2017年07月10日〜七夕を家族の思い出に〜♪笹の葉さらさら軒端にゆれるお星さまきらきら金銀砂子~短冊に願い事を書いて、笹の葉につるして、星に願いをこめる、昔の日本人は子どもの頃からたくさん経験してきた行事の一つでした。今日は七夕。織姫と彦星にとって、一年に一度逢うことが許される胸ときめくロマンスの日。さて、今夜は雲が晴れて、ロマンスが成就するのでしょうか……。暑い季節にも、こうして家族そろって楽しめるファンタスティックな行事があるのは、楽しいことですね。私も幼い頃から、季節ごとの行事を家族で楽しんだ記憶が色々あります。春には春の、夏には夏の季節ごとの行事が、今も美しく楽しい思い出として心に残っています。蒸し暑い日が続きますが、七夕の今日は、家族そろってそれぞれの願い事を話しながら、情緒のある夜をお過ごしください。皆さんの家族一人一人の記憶に残る楽しい七夕になりますように。
2017年07月07日~日常生活で“抜力”のクセをつける〜フーッと息を抜き、身体の力を抜きましょう…。今日は“抜力”を意識してください。日常生活では無意識のうちに身体中のどこもかしこも力が入っています。力んでいれば気持ちに余裕もなくなり疲れ苛立ち思わぬことでマイナスの現象が多くなります。身体に力が入っていると気づいたら首から背筋をまっすぐ伸ばしたまま、ゆっくり肩の力を抜き、大きく深呼吸をする。身体が軽く姿勢が正しくなると正しい気持ちでモノが考えられ、余裕ある微笑みが自然とできるなど生活全般にいい影響がでます。今日から常に“抜力”を意識してクセづけましょう。
2017年07月06日今年のコンサートは、『美輪明宏の世界~シャンソンとおしゃべり~』と題して開かれる。フランス生まれのシャンソンは、これまでも、自作の曲、日本の抒情歌などとともに長く歌ってきたもの。しかし、今こそ、その歌が持つ魅力を届けたいのだという。新しいプログラムに込めた思いを美輪明宏に聞いた。美輪明宏の世界 チケット情報美輪が今年のコンサートで全面的にシャンソンを取り上げたいと思ったのは、危機感が発端だった。「最近は若い方の中に“シャンソン”という言葉自体がわからないという人がいらして、化粧品か何かのことだと思っていたとおっしゃるので(笑)、私、シャンソンはそこまで衰退しているのかと唖然としたんです」。国立音楽大学付属高校を中退後、16歳にしてプロの歌手として活動を始めたときから、クラシック、タンゴ、ラテン、ジャズと、様々な音楽を歌ってきた美輪だが、中でもシャンソンは得意とするところ。甘い愛を歌う魅惑的なもの、失恋を歌うセンチメンタルなもの、人生の現実的な問題を歌うリアリスティックなものなど、シャンソンはいくつものジャンルに分かれており、歌われるその世界の豊かさに、美輪の表現力が活かされるのだ。「私のコンサートに来ると映画を何本も観たような気分になると言ってくださる方もいらっしゃいます。お芝居のようにいろんな物語や感情が描かれた、こういうドラマチックな大人の歌もあるのよと、聞いたことのない方にもぜひ知っていただきたいんです」さらに美輪には、かつて自身が歌ってきた場所の熱を届けたいという思いもある。たとえば、江戸川乱歩や三島由紀夫、川端康成などが集った伝説のライブハウス“銀巴里”。「ジャン=ポール・サルトルやボーヴォワール、ジャン・コクトーが集まったパリのカフェのように、銀巴里を文化の発信地にしていったんです。その後の渋谷の“ジァンジァン”もそうでしたが、そういう大人のロマンを楽しめる場所と時間を、せめてこのコンサートで再現できたらなと思っています」。原曲の壮大さを伝える美輪ならではの「愛の讃歌」ももちろん歌われる。ほか、最初の大ヒットとなった「メケメケ」、美輪の訳詞がより深く人間の生き方を問う「愛する権利」など、珠玉のシャンソンが並ぶ予定だ。合間のおしゃべりでは、シャンソンにまつわる話も聞ける。「いろんなケースの人生の歌がありますから、身の上相談をするつもりで来ていただければなと思います(笑)」と冗談めかしたが、美輪は歌でもまた、生きる力をくれる。公演は9月8日(金)から24日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウス、10月13日(金)愛知県芸術劇場 大ホールにて。チケット発売中。取材・文:大内弓子※曲目は変更になる場合がございます。ご了承くださいませ。
2017年07月05日〜制御する楽しさを知る〜欲望を制御することから得られる人生の楽しみを知る…。世の中には本能や欲望を制御して生きていくからこそ味わえる楽しさもあります。食欲を抑えればカラダの健康と美しさを知る楽しさを得られ、性欲を抑えながら心の駆け引きをする恋愛の楽しみ、自己顕示欲を制御して謙虚で質素に暮らすと安定した生活と信用や尊敬を得られるなど、本能・欲望は“制御するから美しい”し有利。本日から欲求に対して抑えることを努力・実践してみましょう。負けそうな時は、苦しい先の達成感の歓びを想像して頑張ってください。
2017年07月05日~ジメジメした気分を吹き飛ばすには…〜嫌な事が起った時、気分が冴えない時、無理矢理でも“発想の転換”をしてみる。これが日常生活はもちろん、人生を前向きに明るくする技術です。どんな嫌なことも、全く逆の発想でマイナスをプラスに変えていく。そんな時、作り笑顔でも“笑顔でいる”ことを心掛ければ、やがて何かと嫌なことも乗り切ることができます。そしてそれが全てを乗り切れるという自信につながるものです。7月に入りました。全国的に“梅雨”真っただ中で気持ちもジメジメしてまいりますが、その雨にも「雨は多くの生命や植物に源の水を与えてくれるなくてはならぬ“恵の雨”、感謝すべきもの。では室内で情緒的でしっとりした音楽でも聴きます」と発想の転換を図ってみましょう。梅雨が明ければ楽しい夏はもう目の前です!
2017年07月04日~雨を学ぶ〜皆さんは、雨の種類をどれくらいご存知でしょうか。小雨、夕立、霧雨、五月雨、時雨くらいはご存知でしょう。正確に数えたことはありませんが、この日本には雨の種類がとても多いのです。最近はあまり耳にすることはなくなりましたが、小糠雨、驟雨、篠突く雨、宿雨、地雨、などもあります。ご存知ない方は、ぜひお調べくださいましね。日本人の感性って面白いですよ。雨一つをとっても、「雨が降っている」というのと、「篠突く雨が窓をたたく」というのでは、情景が変わってくるでしょう。一つの言葉だけでは表現方法を単調にしがちですが、いくつもの言葉を知ると表現の幅が広がりますし、人生をより何倍も楽しむことができるのです。晴耕雨読という四字熟語があります。文字通り、晴れの日は耕し外で働き、雨の日は家の中で本を読んで知識や教養を身につけるという生活の方法の意味です。雨の多いこの季節にこそ、雨の種類も勉強して知識を少し増やしてはいかがでしょう。そういえば、いつの頃からでしょうか、この日本でゲリラ豪雨という言葉が生まれましたが、何だか「下痢」しているみたいであまり美しい言葉ではありませんね。ゲリラ豪雨に代わる、美しい雨の言葉を、あなた作ってくださいません?例えば「パチンコ大当たり雨」とか?「天女のよだれ雨」とか?いかが?美しいでしょ?あれ?
2017年06月29日~ジューン・ブライドにささやかなエール!〜6月に結婚した花嫁は「ジューン・ブライド」と呼ばれ、きっと幸せになると言われています。各地の結婚式場も大繁盛、幸せそうなカップルで賑わう華やかな季節です。もちろん「麗人だより」の会員の皆さんは結婚の現実的な本質をおわかりでしょうから、街角で結婚された幸せに浮き立っているカップルを見ても妬んだり羨んだりせず「努力と忍耐の連続でこれから大変だけど頑張ってね!」と冷静なエールを送られると思います。そう、結婚式だけで浮かれては後が大変ですからね…。衣替えの季節であり後半からは梅雨入り、空は薄墨色でどんより、しっとりと渋い和服のような日が続きます。それはそれで一種の風情です。雨は地球上の生物の命の源です。恵の雨として発想の転換を図り、雨に感謝し、逆に雨のしたたる水の音や情緒的ロマンを楽しむようにしてください。
2017年06月26日〜別れ上手が恋上手?〜多くの人が、好きな人との別れを経験したことがあるでしょう。情熱が冷めての別れ、生き別れ、死に別れ、いずれにせよ別れは辛いもの。しかし、理性でよく分析し考え上手に別れてこそ、次の幸せに繋がるというものです。嫌な人との上手な別れ方とは、自分の方からことごとに嫌な女を演じ、相手から嫌われるよう仕向けることです。確かに、一度は愛した相手から嫌われることは辛く、嫌な思い出になるかもしれない。しかし、自分が相手を捨てるのではなく、あなたが捨てられる。それは恨まれて、付きまとわれ事件にならないで済む相手を想う上手な別れかたで、相手はあなたをさっぱり忘れられます。で、あなた自身はというと、精神的に大人になり、次はもっと確かな恋ができるでしょう。上手な別れ方ができる女は、上手な恋もできるのです。
2017年06月22日私がいつもお話しすることですが、色にはパワーがあります。そして、それぞれに意味があります。色を侮ってはいけません、知らないと実に怖いことにもなります!色を味方にした生活法について紹介していきます。プラスの色まず知っておきたいプラスの色が赤と紫。赤は生命力と活力を生み出します。また、愛や勇気、情熱を盛り上げてくれます。肉体を酷使する仕事の方は下着に赤をつけると、活力を補い、危険を回避します。紫は魔を払う色です。生命力の赤と知性の青を混ぜると生まれる色で、情熱と知性のバランスをとる色。病気など邪気を取り払い解熱作用があると言われています。黄色や金色は、和(なご)みの色。金運を良くすると言われています。私も髪の毛を黄色にしてから、とても平和な気分になり幸運にもお金が回るようになりました。運気を下げる色注意すべき色は、黒とグレイです。黒やグレイは死の色、闇、悲しみ、不幸不安の色、グレイは不安、憂鬱、貧困の色です。どちらもとてもネガティブな色です。とにかく日常生活において運気を下げます。しかし、実際にはサラリーマンのスーツや街中の建物など、不幸にも黒やグレイが多く使われています。どうしても、みなさんが黒やグレイの服を着なくてはならない時は、どこかに高潔、純情、清らかな色の白やカラフルなものを身につけ、マイナス要素を中和するようにしてください。白は悪を遠ざける働きがあります。人間は落込んでいる時、疲れている時、不幸な時ほど、無意識に黒やグレイの服やモノに手が伸びてしまうものです。しかし、そういう時こそ、逆に無理をしてでもカラフルな色彩の服やモノを選んでみてください。そうすれば、気持ちも徐々に上向いて元気になります。「私は明るい色が似合わない」という人がいますが、それは単なる思い込み。「人生は、あなたが選ぶ色で決まる」といってもいいくらいなのです。あなたもカラフルな色彩を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?「美輪明宏麗人だより」では、カラー別の公式待受画像も配信していますので、ぜひご覧ください!美輪明宏「公式待受画像」はコチラカラー別の待受画像も配信中!
2017年06月20日~成長、飛躍のコツはまず自己分析〜「灯台元暗し」と昔から言われるように、自分を知ることはとても大切です。自分をわからなければ欠点も克服できないばかりか長所も伸ばせず、成長/飛躍することも進むこともできないからです。まずは、感情を取り除いて冷静になり自己分析をして長所と短所に点数をつけてみる。その上で欠点は努力し克服、伸びる長所は活かせ、進むべき道筋も方向も目的もわかるというもの。合わせて、自分のコンプレックスの源も過去を逆のぼり原因追及をして見極める。そして様々な方向から考え方を変えたりして具体的に問題を解決するよう努力してください。自分自身で克服するには、手間も時間も心労も伴いますが、確実にやっているうちに冷静な自分に自信がつきます。「自分が嫌い」と嘆く若者が多くなりました。嘆いても一円の得にもなりません。まずは自分自身と冷静に向かい合って、自分を知る。それが実は人生修行の大切な第一歩なのです。
2017年06月19日~いちいち文句を言わず、淡々とやれば良いだけ!〜何かことある毎に感情的になる人がいます。また、日頃生活をしていてもちょっとした何でもないことで、ついつい感情的にマイナス言動に出るひとも。例えば、ちょっと箸を落としただけで「何で落ちるのっ!」、ちょっと間違えただけなのに「あぁん、もうバカッ、チキショウ!」、ちょっと騒がしいだけで「うるさいっ!」など仕事でも私生活でも、些細なことでマイナス言動を発している自分がいませんか?しかし、何かが落ちたのなら、ただ拾えばいいだけ。ちょっと忘れ物をしたり、しくじったりしても命を取られるわけじゃあないし、この世が終わりになるわけでもありません。平然と、すまし顔でいてもいなくても結果は同じなのです。焦々しくても何も得することやいいことはないのです。エネルギーの丸損と周囲の人に嫌がられるようになるだけ大損です。損になることはしないことです。世の中、仕事も私生活もたいていのことは冷静に淡々とこなせるものなのです。少なくとも口から毒気を吐くことがないので、全体的にのん気で良い気でいられますよ。
2017年06月12日〜家庭内でも“別な人”と思うことで…〜人間関係は腹6分、恋人同士でも家族であっても適度な距離は必要です。仕事場でも家庭内でも相手の人格、尊厳を人間として守ることが付き合っていくコツです。心の修行の一環として「家庭内でも相手を別な人だと思う」ことを実践してください。そうすると、“感謝”の気持ちも湧いてきます。自分の亭主だから、女房だから、子供だからと占有物のように思うから互いに相手の尊厳や人格まで土足で踏み込むのです。だから嫌悪や憎悪が生じ争いになる。別の人だと思えば亭主にも「この人は自分とは別な人格の人なのに、毎月御給料を持ってきてくれる。少ない給料なんて言う筋合いはないのだ。ありがたい」と感謝の気持ちも湧いてきます。その感謝の気持ちが相手に伝わると、相手も自分を認めてくれているとあなたに感謝する、プラスの連鎖になるわけです。「水くさいとか照れくさい」何て言ってはいけません。そのいけ図々しさとたしなみのなさが、どんな人間とも巧くいかない原因なのですから。
2017年06月08日~夫婦のあり方〜麗人だよりをご覧の皆さんの中に、結婚なさっている方も多いと思います。それぞれご主人はどんな方々なのでしょうね。男性は、だいたい40歳位から、自分が出世するかどうか判定し結論を出してくるようです。昔から「男は一歩外へ出ると7人の敵がいる」と言われています。同期と出世争いをしたり、独立していく者、あるいは後輩に先を越され惨めな思いをしたり、行きたくもない部署に異動になったり、取引先にわがままを言われたり、女性社員にセクハラと言われないように気を遣ったり、男性にとっての職場での人間模様もさまざまです。俺の人生はこんなもんかと諦めると、ただ仕事場でも家でもやる気がなくなり、身だしなみにも誰にも気をつかわなくなるものです。もしも、ご主人がそうなったとしても、やみくもにうるさく文句を言ってはいけません。ご主人がどうしてそうなったのか、相手の立場にたって細かく深く考えてみれば、時には愛を込めてそっとしておいてあげるいたわりの優しさが必要です。若いご夫婦も覚えておいてください。たとえご主人が出世できなくても、長年家族のために苦労して働いてきたことには変わりありません。マイナスよりもプラスの面を数えて、お互いに感謝し合いましょうね。たとえ出世したところで定年になれば会社から追い出され、金持ちになったところでどうせ人間は死ぬんです。名誉も財産も死んでしまえば屁の役にも立たないんですもの。それより毎日毎日をそこそこ平和に暮らして行くのが何より一番の幸福なのです。
2017年06月07日~雨もロマンに〜梅の雨、つゆ。雨は万物の命のもと。渋い裾模様の着物のような薄曇りの空、肌に潤いを与えるおしめりの空気。この世には功罪相半ばするというか、もの事には良い面と悪い面があるのです。雨の日など気持ちがジメジメする時は、発想の転換を図る。この時期に合う情緒的な音楽、文学、美術、服装、洋和装、小物で、逆にその梅雨を風情として楽しんでみてはいかが?蛇の目傘や、あでやかな色の洋傘でちょっとした散歩も粋ですよ。ヴェルレーヌの詩に「巷に雨の降るごとく、わが心にも涙ぞ降る」というのがあります。ロマンの味つけをすれば雨も又、素敵じゃありませんか。
2017年06月05日~褒められるのは愛されているから?〜男性が女性を持ち上げたり、褒めたりするのには、多くの場合、下心があるからと世の女性に忠告してきましたが、未だに騙されたり泣いたりする女性が減りません。簡単に「私のことを愛しているから」とうぬぼれたり勘違いをしては危険です。愛されているのと、ただ性欲の対象にされているのとでは全く別物です。本当に愛しているのであれば、男性は女性にさりげなく優しさや思いやりのある行動をしてくれますが、それほど褒め称えたり持ち上げることはしません。むしろ男性はやましい下心がある人こそ女性を持ち上げ褒め称えて気持ち良くさせて、生理的欲求だけを充たそうとするのです。普段は女性の方がしたたかでも、性欲がからむとむしろ男性の方がしたたかになる。自分は排泄作用の性欲の対象としておだてられているだけなのか、それとも本当に愛されているのか、しっかり見極める女性は素敵です。男を泣かせはしても自分は泣きません。
2017年06月02日~6月を迎えて〜皆さま、ごきげんよう。今日から6月。早いもので、今年も半分が過ぎようとしています。6月といえば、梅雨の季節。雨が続きますと、「洗濯物は乾かないし、あ~だ、こうだイヤだわ」と、うっとうしく思う方が多いと思いますが、水は自然の恵。雨が降らなければ、この先の暑い日照りの夏を乗り越えることはできません。田畑が枯れてしまえば、食物がとれません。野菜も動物も育ちませんし、何より私たち人間の飲み水がなくなれば皆死んでしまいます。こう考えれば、梅雨もまたいと有難し。それから、この季節ならではの紫陽花や菖蒲が美しく咲きますでしょう。梅雨空にも鮮やかによく映えて、私たちの心を優しくなごませてくれます。もしかすると、私たち人間が只「梅雨は嫌い!!」と云えないように、この季節をわざわざ選んで咲いてくれているのかもしれませんね。正負の法則です。紫陽花や菖蒲を楽しめるお寺や庭園もたくさんありますから、おうちで地縛霊になっていないで、たまにはオシャレな傘を手に、おでかけしましょう。自然の恵み、命の水の大切さを思い、ジメジメとした空気を逆手にとって、しっとりとしたロマンティックな雨の日の風情を楽しみ、今月も上品に過ごして参りましょう。
2017年06月01日~人生の階段〜皆さま、ごきげんよう。この麗人だよりをご覧の皆さんの中には、私の著書もたくさん読んでくださっている方々もいらっしゃるようで、改めて感謝申し上げます。さて、私も傘寿を迎えたわけですが、まだまだ人間修行の途中だなぁと思うことばかりの毎日です。振り返れば、10代、20代は自分本位で青くていたらなかったことばかりだったと思いますし、30代はなんて傲慢で無知だったのだろうと思います。歳を重ねれば重ねるほど、冷静に自分を見つめ査定することができます。皆さんの中にも、自分のダメな部分、イヤな部分に気がついて、悩んだり苦しんだりすることもおありでしょう。ちょっと進んでは悩み、立ち往生し、自己嫌悪に陥り、乗り越え、それを繰り返し、わずか少しずつ高みへ向かっていくことこそが人生なのです。しかもその人生も、現在の人生だけではありません。人は何度も生まれ変りましたし、これからも生まれ変わっていくのです。その数え切れないほど多様多種の人生で、さまざまな試験試練を受けながら成長していくのです。誰もが階段を一段上がるために七転八倒し悩んだり苦しんだりするのです。頑張りましょう。エイヤッ!
2017年05月29日~会話のときに3点の意識〜今日から会話をする時に、以下の3点を常に意識する…。①適切で知的な美しい言葉を選ぶ。②少しだけゆっくりしたスピードで話す。③声の高低、強弱を意識して相手に柔らかく響くトーンで発声する…です。会話は相手があってこそ成立します。自分が一方的に話すのではなく、相手のことを考え、話し上手だけではなく聞き上手が基本です。この3点を意識すれば、好印象を与えることができる上、自分自身が会話を楽しめます。会話上達法として3点を意識して本日からあなたも会話上手になりましょう。
2017年05月25日~マイナス思考は絶対にしない!〜マイナスなことは一切考えないし口にしない…。今日一日は何があってもマイナスなことは考えない、口にしないで何から何迄プラス思考で過ごしてください。マイナスなことを言葉として出せば自分に必ずマイナスの気が返ってきます。運気が下がります。また、先のことを考え過ぎれば取り越し苦労になりマイナス思考になります。「当たって砕けろの人生」と割り切り楽観主義でいきましょう。首を真直に立てマイナス思考にならない、口にしないと決めて、前向きに楽観主義に気持ちを切り替え微笑むクセをつければ、簡単にマイナス思考の悪循環に陥ることはありません。
2017年05月22日~魔界人の“悪魔のささやき”になど負けない!〜自分が正しいと思うことをしていても、世の中には陰口や悪口“悪魔のささやき”がつきもの。むしろ魔界人の方が天界人よりも多いし強いので日常茶飯事でしょう。しかし、絶対に負けてはなりません!自分が正しいと信じ、ずるく邪な気持ちなどなく、他人に迷惑をかけないのでさえあれば胸を張って続けるべきです。ねたみ、そねみ、ひがみ、意地悪など、悪の心を持った人間は、心から善意でやっている人間、他人の為に尽くしている人を見ると、いまいましく小しゃくにさわり苦々しく見える。ですから魔界人は善行を行っている人間には、手を変え品を変え何とかやめさせようとします。そこでくじけて弱きになり辞めたりしたら魔界人の思う壺!そこでそういう時には相手は“悪魔”だと割り切って全く相手にしないことです!悪魔より百倍も強力なエネルギーを自分は持つ神なのだ!と思い信じ込み戦い抜くのです。絶対に負けてはなりません!
2017年05月18日〜運命を変える方法とは〜皆さんは、運命を変えられると思いますか?運命は変えられます。ただし、相当な努力が必要です。何か悪いことがおこると、お祓いしようと神社に出かけることがあるでしょう。でも、それだけではなく、トータルで運命を変える努力をしなければなりません。例えば、大昔からあるような姓名判断や、方位学を勉強して自分にとっての吉方位を探したり、先祖供養をしたり、気の流れを変えるための心身の生活改善などがあげられます。どれか一つだけを一生懸命やっていても、なかなか運命は変わりません。たとえば、先祖供養を一生懸命していても、現実的に体に悪い食生活や不健康な生活ばかりしていては、効果は半減してしまうのです。さらに、私がいつも言いますように、良質な文化にふれることも大切なのです。文学、音楽、美術、スポーツなどすべて行動に移すのは大変なことですが、知識・教養などの努力なしで運命を変えるのは難しいのです。そのかわり反対に、それだけの努力をすれば誰でも運命は変えられます。それを強く信じ行動する素直な人だけが、運命を変えられるのです。
2017年05月15日~母に想いをよせて〜今週日曜日は母の日ですね。全国のお母さん、毎日本当にご苦労様です。家族の誰よりも早く起きて朝食の用意をしたり、お弁当をつくったり、家族を送り出したあとも、掃除洗濯などの家事が待っています。仕事をしている方も多いと思いますが、家事との両立は大変なことでしょう。疲れていても、愛するご主人や子どものことを優先して、自分のことは後回しにする。それが、自分で撰んだ母という生き方なのでしょう。もちろん、誰方でもお母さんには感謝していると思いますが、今日はせっかくですから、ぜひ日ごろの感謝の気持ちを、言葉にしてみませんか?照れくさくてもたった1分の電話でも、たった1行のメールでもいいのです。きっとお母さんの日ごろの苦労も暖かい言葉の風で吹き飛んでしまうことでしょう。お母さんが亡くなった方も、事情があって離れ離れになっている方も、心の中で感謝の言葉をつぶやいて上げてください。届きます。人間なら誰にでもお母さんはいるのです。お母さんがいるから生まれてきたのです。皆さんの今があるのは、産みたいというお母さんの強い意思があったからなのです。そんなお母さんの幼い頃からの人生に思いをはせ、心穏やかに自分の命を大切に考えましょうね。
2017年05月11日~格好良く生きる実践講座…多趣味で忙しい自分〜多くの趣味を持って、心豊かに忙しく生きていく…何か趣味があり、夢中になっている人を見て素敵だなぁと感じたり、羨ましいと思ったことはありませんか?趣味を数多く持つのと持たないのでは、20度の人生と80度か100度位角度の差があるのです。大きく生き方の上手下手と損得が決まる。多趣味な人は、生活が充実する為仕事もバリバリこなし、暇がないので、無駄なことで思い悩む時間も必要もなく楽天的、いつも建設的なプラスの空気の中で生きていられます。一方、無趣味な方は文化的なことに一切無縁で、仕事以外の時間を空しく乾いて持て余し寂しく惨めになり、読書も思考もないので発想の転換も出来ず、只、酒を飲み、無やみに感情的になり、性癖も悪くなり、暗い空虚な負の人生になります。格好良く生きる第一歩は、熱中できる趣味を何か見つけて自分ならではの個性的なライフスタイルを確立することからです。
2017年05月08日~格好良く生きる実践講座・・・お洒落な人間になる〜自己志向型のお洒落人間を目指し努力する…スタイルは良くないのに格好良く見える人はその服装がお洒落でセンスがあるからです。ただ、「流行の服や高いブランド品を身に着けているのよ。」というお洒落は、決して格好良くは見えません!格好良く見えるもの、それは“知力”です。本当におしゃれで真に美しく見える人は、みな“自己志向型”。服装の歴史から材質、カッティング、縫製デザインの基本を心得、その上、社会的立場、行動、思想、趣味、肉体的長短所、特長を熟知して物を撰ぶ。情報や流行に拮抗するだけの美の文化に関する知識や技術が必要で、それらを吸収する経験と努力が自信に変わり、「これは私らしい」と思える個性的なスタイルが確立できる。右見て、左見て、人と自分を比べる“他人志向型”の性向では、本当のおしゃれにはなれませんし、格好良くもありません。お洒落とは洗練された人間性から生まれるものなのです。
2017年05月07日