90年代ニューヨーク、ストリートカルチャーの誕生を追ったドキュメンタリー『All the Streets Are Silent:ニューヨーク(1987-1997)ヒップホップとスケートボードの融合』より本編映像が解禁された。1980年後期のニューヨーク。アンディ・ウォーホールやジャン=ミシェル・バスキアたちの時代が終焉を迎え、そこに空いた穴を埋めるかのようにヒップホップとスケートボードという2つのサブカルチャーが頭角を現し始める。当初ヒップホップは黒人の物、スケートボードは白人の物というイメージが強かったが、当時では珍しくヒップホップを流すクラブMarsのオープンから、「Wu-Tang Clan」、Nasやノトーリアス・B.I.G.などのラッパーの誕生、映画『KIDS/キッズ』の公開、スケートブランド「Zoo York」や「Supreme」のローンチなどを経て、ライフスタイルが似ていた両者の文化は次第に交わり、ラッパーがスケートブランドで着飾るように、スケーターがヒップホップを聴くようになる。そして、不良と呼ばれていた若者たちの生き様が、いまでは世界的に最も影響力のあるストリートカルチャーを作り上げた。今回解禁された映像はハロルド・ハンターのスケートシーンとともにロン・ハンター(ハロルド・ハンターの兄)の語りから始まる。「弟から映画の話を聞いたけど、俺は興味がなかった。出演も断ったんだ。あいつは常に脚光を浴びるタイプでね。ZOO YORKやSUPREMEと組んだ時も俺はただ見守った。でも映画の公開後は状況が一変したよ」。ここで語られている映画こそ、ラリー・クラーク監督作『KIDS/キッズ』のことである。脚本家ハーモニー・コリンの当時映像とラリー・クラークとの出会い、1995年7月28日のプレミア上映の模様、当時のハロルド・ハンターのインタビュー、そして現在のロザリオ・ドーソンのインタビューなど、『KIDS/キッズ』の映像とともに当時の関係者から秘話が語られる貴重な映像となっている。『All the Streets Are Silent:ニューヨーク(1987-1997)ヒップホップとスケートボードの融合』は10月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:All the Streets Are Silent:ニューヨーク(1987-1997)ヒップホップと スケートボードの融合 2022年10月21日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開©2021 Elkin Editions, LTD. All Rights Reserved.
2022年10月19日伝説の歌姫ホイットニー・ヒューストンの半生を描く映画『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』より、予告編と日本版ポスタービジュアルが到着した。1985年、デビュー・アルバム「Whitney Houston」が空前の大ヒットを記録し、シングル「Saving All My Love For You」以降、7曲連続で全米チャート1位を獲得したホイットニー。その唯一無二の歌声は“THE VOICE”と称され、CDの累計セールス2億枚以上、6部門のグラミー賞受賞を誇っており、彼女の歌はいまなお、世界中の音楽シーンに影響を与え続けている。今回到着した予告編は、当時アリスタ・レコードの社長だったプロデューサーのクライヴ・デイヴィスが、母親のステージで歌うホイットニーの圧倒的才能に魅せられ、スカウトする伝説的シーンが映し出される。本作には、初主演した映画『ボディガード』の主題歌で自身最大のヒット曲となった「I Will Always Love You」に加え、「I Wanna Dance With Somebody」、「Greatest Love Of All」、「I Have Nothing」など数々のヒットソングが登場。さらに、史上最高の国歌斉唱と語り継がれる1991年第25回スーパーボウルでのアメリカ国歌斉唱シーンなど、ホイットニーを語る上で外すことのできない名シーンがふんだんに盛り込まれている。『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』は12月23日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY 2022年12月23日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開
2022年10月19日67か国で初登場TOP10入りのスマッシュヒットを記録した『マッシブ・タレント』(原題:The Unbearable Weight of Massive Talent)が2023年春に全国公開されることが決定。主演のニコラス・ケイジよりコメントも到着した。本作は、アカデミー賞主演男優賞を受賞し、演技派俳優としての地位を確立すると同時に、『ザ・ロック』、『フェイス/オフ』などのアクション大作にも次々と出演したニコラス・ケイジの主演作。自身の分身とも言えるキャラクターを演じたことで、公開前から注目を集める話題作だ。ニコラス・ケイジ Photo by Astrid Stawiarz/Getty Images for Variety様々な映画に出演し、アクション超大作でもその存在感を発揮、人気を確立したニコラス・ケイジ。キャリアは栄華を極めるが、その後出演作の興行的失敗が続いたことでハリウッドからのオファーも途絶え、多額の負債を抱えてしまう…。だが、ニコラス・ケイジは決して諦めなかった! 「働きすぎ」と周囲から揶揄されながらも何十本もの低予算映画へ出演し、借金を完済した彼の下に本作のオファーが舞い込んだ。彼が本作で演じたのはどん底の俳優ニック・ケイジ。公開を迎えた本作に対し、批評家や観客からの大絶賛の声は鳴り止まず、さらには世界67か国で初登場TOP10入りのスマッシュヒットを記録、華々しいカムバックを果たした。ペドロ・パスカル-(C)Getty Images共演は「ゲーム・オブ・スローンズ」、「マンダロリアン」ほか話題作への出演が続くペドロ・パスカル。本作ではニック・ケイジに心酔するスペインの大富豪に扮し、ニコラス・ケイジとの見事なケミストリーを結実させている。さらに、主演のニコラス・ケイジよりコメントが到着。「この役を演じることに興味はなかったんだ。ただ、監督のトムから熱のこもった手紙が届き、彼の脚本に目を通してみた。第1幕は本当に恐ろしかったが、第2幕、第3幕と進むうちに、心躍るような冒険に連れ出してくれると感じたんだ」と、脚本の素晴らしい出来栄えに、ドキドキとワクワクを感じることができたと、少年の様な感想を明かしてくれた。新たなニコラス・ケイジの代表作に期待が高まる。『マッシブ・タレント』2023年春、新宿ピカデリー、渋谷シネクイント、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マッシブ・タレント 2023年春、新宿ピカデリー、渋谷シネクイント、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© 2022 Lions Gate Ent. Inc. All Rights Reserved.
2022年10月19日シリーズ最新作『クリード3』(原題)の日本公開が決定。特報映像とキャラクターポスタービジュアルが到着した。幾多の強敵と闘い、何度でもリングに立ち続けてきたシルベスター・スタローン演じるロッキー・バルボア。あらゆる栄光を手にした彼だが、自分の後継者は唯一得られなかった。『クリードチャンプを継ぐ男』では、かつての最大のライバルにして盟友アポロ・クリードの息子アドニス(マイケル・B・ジョーダン)に託し、ふたりで頂点を目指していく姿を描き、『クリード 炎の宿敵』では、アドニスの父アポロを亡き者にした“殺人マシーン”イワン・ドラゴの息子ヴィクターと壮絶な死闘を繰り広げた。そして最新作では、ロッキー、そしてアポロの意志と魂を受け継ぎ、栄光と名誉、愛する家族を手に入れたアドニス・クリードの新たな物語が展開。アドニスの前に18年ぶりにボクサーとして姿を現した、最高の親友にして家族のように一緒に育ったダミアン・アンダーソン(ジョナサン・メジャース)。ある事件をきっかけに刑務所に入り、何もかも奪われたダミアンは、彼だけでなく、彼が愛する者全てに牙を向けはじめる。実は、アドニスの栄光の影には、誰にも言えない過去が隠されていた…。ダミアン・アンダーソンを演じるジョナサン・メジャース今回、シルベスターから意志を受け継いだマイケル・B・ジョーダンが、主演だけでなく初の監督を務める。敵対するダミアン・アンダーソンを演じるのは、『アベンジャーズ』シリーズ最新作で重要なキャラクター征服者カーンに抜擢されたジョナサン・メジャース。アドニスの妻ビアンカをテッサ・トンプソンが続投。さらに、『クリードチャンプを継ぐ男』で監督を務め、『ブラックパンサー』で社会現象を巻き起こしたライアン・クーグラーがプロデューサー、そして脚本としてマイケルをサポートする。さらにこの度、特報映像とキャラクターポスター2種が公開。時を経て、ファイターとして、そして一人の男として成長を遂げたアドニスの新たな物語と、立ちふさがる強敵ダミアンの姿が明らかに。先立って行われたオンライン記者会見に登場したマイケルは、初監督については、「僕自身のキャリアにとっても、完璧なタイミングだったと思う。撮影現場で育ち、20年以上この業界にいて、最初は背景やエキストラの仕事から始め、すべての撮影現場を見てきた。みんなの仕事ぶりを見て、実際の映画製作やストーリーテリングがどのように行われるかをこの目で見てきたんだ。そしてついに、僕のキャリアにおいて、ただカメラの前にいるだけでなく、ストーリーを伝えたいと思うところに到達した。過去に2度演じたことのあるこのキャラクターとは7~8年共にいる。それに、35歳になった今の僕には言いたいことが山ほどある。男として。若い黒人の男性として。キャラクターやストーリーを通して、僕の人生経験や、自分自身の一部を、どのように世界に伝えることが出来るか、ということだった」と想いを吐露。また、演じることと映画を作り上げることへの挑戦については「言葉にするのは難しい。毎日が闘いだった。すべてをやり遂げるという挑戦であり、マルチタスクでもある。ストーリーを練り上げ、体調を整え、各部署に彼らが仕事をするのに必要なものを提供し、さらにアドニスとしての役作りへのプロセスもある。でも、正直なところ、僕の周りにいた人たちのおかげでここまでこれたんだ」と胸を張り、ジョナサンについては「僕と彼は、これまでそんな機会を持てたことはないほどの深い絆で結ばれた。ダミアンというキャラクターは、アドニスの人生の柱となる重要な人物であることは間違いない。それがアドニスの元に戻ってきて、彼は対処する必要があるんだ」と絶賛。さらにテーマについて、「僕たちにとって、家族は常に核となるものだと思う。家族、そして思いやりの心はね。そして、自分の過去と向き合い、本当の自分を見つけるというのは、僕たちがこの映画で語っているテーマの一つだと思う。それは原点回帰のようなもの。自分がどこから来たのかを振り返ることは、この映画でもとても重要だ。過去の清算や、自分の行動に責任を持つことは、僕らが取り上げたいことだった。誰もが共感できるストーリーを作りたかった。この作品には、僕自身が多く入っている」と締めくくった。『クリード3』(原題)は2023年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2022年10月19日リドリー・スコット監督によるSF映画の名作『ブレードランナー』製作40周年を記念して、物語の舞台である2019年にかけて、“2019セット限定生産”の「ブレードランナー 製作40周年記念 コンプリート版 <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(4枚組)スチールブック仕様」を12月21日(水)にリリースする。スペクタクルなビジュアル、鮮烈なアクション、そしてその予言的な内容でいまなお絶大な支持を得ている本作。ハリソン・フォードの好演により、21世紀の特殊捜査官リック・デッカードのキャラクター造形は確立され、その強靱さと脆さという相反する面を併せ持つキャラクターは、世界中で愛されてきた。本作は、映画初号完成時に試写用としてプリントされた「ブレードランナー ワークプリント」から、これまで5度にわたり異なるバージョンで編集されたが、今回のコンプリート版では、オリジナル版を含めた全5バージョンを網羅。ワークプリント版から大きくエンディングが変更になった1982年公開当時の「オリジナル版」、海外での公開用に作成された「完全版」、その後にシーンの追加やエンディング、モノローグなどをカットした「ディレクターズカット版」、さらにスコット監督自身が再編集・デジタル処理を手掛けた「ファイナル・カット版」などをBlu-rayディスクで楽しむことができる。なお、「ファイナル・カット版」は4K ULTRA HDでも収録され、ビジュアルにこだわった本作の映像美をより鮮明に堪能することができる。また、人間とレプリカントを識別するための感情移入度検査法である「フォークト=カンプフ検査」の装置がキーアートとして描かれたスチールブック仕様となっており、アートカードセットも封入。映像特典は、ワークプリントや未公開シーン集など、約583分収録される。『ブレードランナー』製作40周年記念 コンプリート版<4K ULTRA HD&ブルーレイセット>スチールブック仕様は12月21日(水)発売。(cinemacafe.net)
2022年10月19日DC最新作『ブラックアダム』より特別映像が解禁。破壊神ブラックアダムを演じたドウェイン・ジョンソンが観客の前に姿を見せ、大歓声のなか迎えられる姿がとらえられている。先日ニューヨークのタイムズ・スクエアでプレミアが行われ、一足先に全米のマスコミに披露されると、SNS上には大絶賛のコメントが続出。「アクション満載、ストーリーの爽快なテンポ感に没入」「2022年で一番楽しみにしていたけれど、その期待通りに最高」「ドウェイン・ジョンソン史上最高傑作」「2022年ヒーロー映画 No.1」「DCユニバースの今後が楽しみで仕方ない」とドウェイン・ジョンソンが演じるブラックアダムへの多くの賛辞が寄せられている本作。この度解禁となった映像の中で、ドウェイン・ジョンソンは「ブラックアダムがDCのすべてを変える」と世界に警告。また、これまで世界中で人気を博してきたスーパーマンやワンダーウーマン、アクアマン、ハーレイ・クインらDCのヒーローとヴィランたちが登場。そして、「ヒーローもヴィランもいない世界ではある力がすべてを支配していた」のナレーションとともに、DCの仲間入りを果たす“最恐”アンチヒーローのブラックアダムの姿が披露されている。正義のために戦うスーパーヒーローとは違い、ブラックアダムは「平和なんか知るか」と言い放つ規格外のパワーを持つ破壊神。5000年の眠りから目覚め、最恐の力とともに覚醒したブラックアダムは、街も戦闘機もお構いなしに圧倒的な力でぶっ壊していく。しかし、そんな彼を危険視する〈世界を守るヒーロー軍団〉JSAことジャスティス・ソサイエティ・オブ・アメリカが立ちはだかるが…。ブラックアダムを演じた製作総指揮兼主演のドウェイン・ジョンソンは、本作のDCにおける重要性について「製作段階からDCユニバースを新しい時代へと進化させようと話していた。それはどういうことなのか?どんなキャラクターが必要なのか?そして、ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカの4人を登場させ、DCユニバースを拡大させることを目標にこの作品を作ったんだ。世界中の人々がこの作品を観てくれる瞬間が待ちきれないよ」と告白。本作がDCのすべてを変える重要な作品になっていることを断言した。ブラックアダムからはじまる新たなDCユニバースにますます期待が高まる。『ブラックアダム』は12月2日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラックアダム 2022年12月2日より全国にて公開© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics
2022年10月19日1960年代終わりのアメリカで豪華版聖書を売り歩くセールスマンたちの旅に密着した、メイズルス兄弟監督によるドキュメンタリー映画『セールスマン』(1969年製作)が、11月26日(土)より劇場公開されることが決定。予告編、メインビジュアルが解禁となった。“ダイレクトシネマ”(撮影と録音を同時にし、ナレーションを入れず事実をそのまま伝えるドキュメンタリー映画)を牽引したメイズルス兄弟の代表作として、世界映画史に欠かすことのできない傑作と評価される本作。日本では、特集上映などの機会こそあれ、映画館でのロードショー公開は今回が初めてとなる。時は、1960年代終わりのアメリカ。ポール・ブレナンとその仲間たちは、金色に輝く豪華版「聖書」を売るミッドアメリカン・バイブル・カンパニーのセールスマン。神と会社のため、今日も聖書を売り歩く。教会から紹介された悩める大衆をターゲットに訪問販売の旅へと繰り出し、孤独な未亡人、移民、生活が逼迫している家庭など、彼らは様々な客に「売り込み」をする。ジョークを交えたおしゃべり、おだてたり強く出たりの駆け引き。安モーテル、煙いダイナー、郊外のリビング…。雪深いボストンから湿度の高いフロリダまで旅をするポール、チャーリー、ジェームズ、レイモンドの4人のセールスマンの姿を追い、アメリカの夢と幻滅を鮮烈に映し出す。ダイレクトシネマの旗手――メイズルス兄弟のマスターピースが日本上陸ドキュメンタリー映画の潮流“ダイレクトシネマ”を牽引した兄弟アルバート&デヴィッド・メイズルスは、『グレイ・ガーデンズ』『ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター』など数多くの名作を残し、映画史にその名を刻んだ。アルバートは撮影監督としてオムニバス映画『パリところどころ』のジャン=リュック・ゴダール監督篇に参加。ゴダールは彼を「アメリカ最高のカメラマン」と評した。アルバート・メイズルス、デヴィッド・メイズルス監督1987年に弟のデヴィッドが死去。アルバートはその後も単独でドキュメンタリー映画を撮り続け、監督・撮影を務めた『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』(14)は2016年に日本でも劇場公開された。アルバートは2015年に死去。彼らは30本以上の映画を製作し、その多くは、芸術、アーティスト、ミュージシャンに焦点を当てたものだった。そんなメイズルス兄弟の代表作である本作は、独自の観察スタイルでノンフィクションの世界に革命を起こした。アメリカの価値観に深く根ざした消費主義について映画史上最も深く洞察したとされる画期的なドキュメンタリーが、製作から半世紀以上を経て日本に上陸。公開決定に際し、翻訳家・柴田元幸は「『人間は歴史を作るが、思うようにではない』と昔の偉い思想家は言ったわけだが、この映画を観ていると、『人間は物語を生きるが、思うようにではない』と言いたくなる。その切実さ、その悲哀」とコメント。野中モモ(ライター・翻訳者)は、「スーツの男たちと郊外家族の攻防戦。これまで観てきたアメリカの劇映画やドラマのさまざまな場面が脳裏に浮かんでは消えてゆく。あれもこれもきっとここに撮られている現実があったから生まれてきたものなんだ」と寄せている。なお、同時上映として、メイズルス兄弟監督作品の中からジョン・F・ケネディの親族にあたるビッグ・イディと、その娘リトル・イディの生活に密着したドキュメンタリー『グレイ・ガーデンズ』(1975年製作)も本邦初劇場公開される。『セールスマン』は11月26日(土)より東京シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。『グレイ・ガーデンズ』同時上映。(text:cinemacafe.net)
2022年10月18日数々の名作を生みだした小説家ポール・ギャリコ原作の「ハリスおばさんパリへ行く」をアカデミー賞ノミネート女優レスリー・マンヴィル主演で映画化した『ミセス・ハリス、パリへ行く』より、ドレスとスケッチの写真が解禁された。この度解禁されたのは、クリスチャン・ディオール自身がデザインしたドレスとそのドレスのスケッチを見比べられる写真7点。本作で衣装デザインを担当したのは、『眺めのいい部屋』、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『クルエラ』で3度のアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞したジェニー・ビーヴァン。ディオールが描いたデザイン画を基に見事に当時のデザインを再現した。ビーヴァンは「私たちは、正しい生地を必死で探し求めた。ディオールの服はかなり重いから、ディオールの重さがないとダメ。当時はセントラル・ヒーティングが普及していなかったから、生地は今より厚いものを使っていた。私たちは、写真から判断してちょうど良い色を出すために、生地をたくさん染めた」とその苦労を明かす。また製作のグザヴィエ・マーチャンドは彼女の仕事ぶりを称賛しつつ「僕たちは、ディオール社が貸し出した宝石類や帽子や靴を用いて、当時のディオールのルックを再現することに成功した」と自信を覗かせている。解禁された画像のドレスが登場するのは、本作でも大きな見どころとなっているメゾンディオールで開催されるファッションショーのシーン。次々とディオールのドレスがお披露目され、まるで魔法の世界にでもいるかのような幸せそうなハリスの表情をぜひ本編で確認してほしい。『ミセス・ハリス、パリへ行く』は11月18日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミセス・ハリス パリへ行く 2022年11月18日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© 2022 Universal Studios
2022年10月18日アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の最新作であるNetflix映画『バルド、偽りの記録と一握りの真実』が一部劇場にて劇場公開されることが決定した。本作は、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督が、『レヴェナント:蘇えりし者』(16)以来再び手掛ける長編映画。ある男の壮大な心の旅路をテーマにしたノスタルジック・コメディだ。『アモーレス・ペロス』(00)以降、イニャリトゥ監督が初めてメキシコで撮影した映画であり、さらに自身の体験も反映したとされる本作は、数々の映画賞を受賞してきた監督の集大成的な作品になることも期待されている。傑出した演技力で主人公のシルベリオ・ガマを演じるのは、ギレルモ・デル・トロ、アルフォンソ・キュアロン、ペドロ・アルモドバルらヒスパニック系大御所監督から愛されるメキシコ人俳優のダニエル・ヒメネス・カチョ。さらにアカデミー賞ノミネートの経験を持つ撮影監督のダリウス・コンジ(『セブン』『ミッドナイト・イン・パリ』)が65mmフィルムで撮影した目を見張るほど美しい映像と、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でアカデミー賞脚本賞を獲得したイニャリトゥ監督&ニコラス・ヒアコボーネが再タッグを組んで描かれる、魂の物語だ。アイデンティティ、成功、死の必然性、メキシコの歴史、そして妻や子どもたちとの心揺さぶる家族の絆など、普遍的でありながら本質的な疑問に対して、シルベリオは感情豊かに、たくさんの笑いとともに向き合っていく。この特有な時代に"人間であること"の意味を伝えてくれる魅惑の作品となっている。そしてこの度、12月16日(金)のNetflix独占配信に先駆け、1か月近く早い11月18日(金)より、日本全国の映画館で上映されることが決定。さらに本作は今年の東京国際映画祭ガラ・セレクションでの上映も決定しており、イニャリトゥ監督は14年ぶりに復活した同映画祭の“黒澤明賞”の受賞が発表されている。Netflix映画『バルド、偽りの記録と一握りの真実』は11月18日(金)より一部劇場にて公開。12月16日(金)よりNetflixにて独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年10月18日クリステン・スチュワートがダイアナ元妃を演じ、アカデミー賞にノミネートされた現在公開中の映画『スペンサー ダイアナの決意』より、メイキング写真が公開された。10月14日に公開を迎えた本作は、3日間で約3万人を動員し、週末のランキングでは洋画実写動員No.1のスタートを切った。映画のメインロケ地となったのは、イギリスではなく、ドイツにある英国調の古城ホテル「シュロスホテル クロンベルク」。建物内部のシーンの大半は「ノルトキルヒェン城」で撮影された。イギリスでの撮影は、不必要なメディアの注目や余計な詮索が懸念されたため、ドイツで決行することとなったという。今回公開されたメイキング写真では、ダイアナ役のクリステンやクルーが伸び伸びと撮影に励む姿が写し出されている。また、美しい劇中の装飾品や衣装が映画を楽しむポイントとなっている本作。メイキング写真も映画のスチール写真同様、うっとりする出来となっている。プロダクションデザインを務めたのは『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』や『インセプション』のガイ・ヘンドリックス・ディアス。「バッキンガム宮殿が映画の舞台だったら、誰もが見たことがあると思うけれど、サンドリンガム・ハウスに関しては調べることはできても、どんな建物か知っている人は少ない。そのため実物に忠実であることに捉われ過ぎずにセットをデザインすることができた」と説明。「普段現場で私がキャストと関わる機会はほとんどないけれど、本作は今までのどの現場にもなかったとても不思議な感覚があった。クリステンがセットに入って初めて、セットが完成したように感じた」とクリステン演じるダイアナの存在感の大きさに感銘を受けたという。さらに現場では、監督のパブロ・ララインが自らカメラをかまえる姿がしばしばあったそう。ティモシー・スポールはラライン監督について語ったインタビューの中で「パブロは最も素晴らしい監督の一人で、完璧な知識を持って我々俳優から正しい演技を引き出してくれる。そして彼は独創的でもあって、自分で映像や写真を撮ってその中から何かを発見しているみたいなんだ。撮影中、突然自らカメラを構えて撮影しだすんだけど、きっとそれは自分が何を望んでいるのかを理解し、自ら明確に形にできる才能があるからだと思う」と明かしている。本作のスチール写真もほぼラライン監督が撮影したもので、ムービーではなく静止画でも撮影しながら、映画のイメージを膨らませていたことが分かる。『スペンサー ダイアナの決意』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:スペンサー ダイアナの決意 2022年10月14日より全国にて公開©2021 KOMPLIZEN SPENCER GmbH & SPENCER PRODUCTIONS LIMITED
2022年10月17日この秋から12月にかけ、名作コミックや大人気小説の実写化が目白押し!話題のシリーズ作品や国内外の注目作まで、読書の秋に原作も堪能しつつ、さらに作品の世界に入り込みたくなるおすすめの実写化映画をピックアップした。『沈黙のパレード』公開中原作:「沈黙のパレード」(東野圭吾著/文春文庫刊)ベストセラー作家・東野圭吾による、変わり者で天才的頭脳を持つ物理学者・湯川学が、不可解な未解決事件を科学的検証と推理で見事に解決していく、大人気・痛快ミステリーシリーズ第9弾「沈黙のパレード」がついに実写映画化。映画第3弾となる今作では、これまでも主演を務めてきた福山雅治と、柴咲コウ、北村一輝が9年ぶりに再集結。「ガリレオ」のTVシリーズお馴染みの3人の絶妙なやりとりに加えて、椎名桔平、檀れい、吉田羊、飯尾和樹ら超豪華なメンバーが出演。登場人物たちの繊細な人間模様が描かれ、その絡みあう群像劇と二転三転する展開に一気に引き込まれる極上エンターテインメントには、公開直後から「前ニ作をしのぐ最高傑作!」の呼び声も。果たして、湯川は「沈黙」に隠された「真実」を解き明かせるのか?この秋も新たなる「ガリレオ」ミステリーから目が離せない。『耳をすませば』公開中原作:「耳をすませば」(柊あおい著/集英社文庫<コミック版>刊)1989年の連載開始以来多くのファンを持つ不朽の名作。1995年のアニメーション映画公開によって青春映画の金字塔として歴史に刻まれている作品が、中学生の甘酸っぱい青春時代と10年後の物語も加わって実写映画化。中学生時代に“最悪の出会い”を果たした雫と聖司だったが、聖司に大きな夢があることを知り、次第に惹かれていく雫。聖司に背中を押され、雫も自分の夢を胸に抱くようになる。ある日、聖司から夢を叶えるためイタリアに渡ると打ち明けられ、お互いの夢を叶え、また必ず会おうと誓い合う。それから10年の時がたち、雫は児童書の編集者として働きながら作家になる夢を追い続けていたが、思うようにいかずもがいていた。悩む雫が答えを見つけに向かった先は――。大人になった月島雫を清野菜名が、天沢聖司を松坂桃李がW主演で演じ、雫の親友・夕子を内田理央が演じるほか、山田裕貴、音尾琢真、松本まりか、田中圭らといった豪華キャストが名作に新たな彩りを添え、ふたりの物語が動き出す。『ザリガニの鳴くところ』11月18日(金)公開原作:「ザリガニの鳴くところ」(ディーリア・オーエンズ著・友廣 純 訳/早川書房)不思議なタイトルからは想像もつかない、1つの殺人事件をめぐる息詰まるミステリーと、両親に見捨てられながらもノースカロライナの湿地帯でたった1人自然に抱かれて逞しく生きる少女の物語を描く、動物学者ディーリア・オーエンズによるミステリー小説「ザリガニの鳴くところ」。湿地で生きる少女・カイアの物語は全米中の人々の心を掴み、2019年&2020年の2年連続アメリカで最も売れた本に輝き、世界的シンガーソングライターのテイラー・スウィフトが、原作を愛するあまり自ら懇願して楽曲を書き下ろしたことでも話題に。さらに日本でも、2021年本屋大賞翻訳小説部門第1位を獲得するなど、全世界累計1,500万部突破する大ヒットミステリーだ。物語は6歳で家族に見捨てられ、たった1人で生き抜いた少女・カイアを育てた、“ザリガニが鳴く”と言われる湿地帯で、青年の変死体が発見されたことからはじまる。指紋も足跡も見つからない謎の殺人事件でありながら、カイアは容疑者として逮捕されることに。その法廷で少しずつ語られていくカイアが辿ってきた想像を絶する半生。浮かび上がる殺人の動機と、一向に見つからない決定的証拠。事件の真相に辿り着いたとき、タイトル「ザリガニの鳴くところ」に込められた本当の意味を知ることになる――。アメリカでの公開後には米映画批評サイト「ロッテン・トマト」でもオーディエンススコアが97%と高評価を継続中(10月13日現在)。残酷で美しい自然あふれる湿地の中で巻き起こるドラマは、最後まで一瞬たりとも見逃せない。『ラーゲリより愛を込めて』12月9日(金)公開原作:「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」(辺見じゅん著/文春文庫刊)零下40度を超える厳冬のシベリアで、死と隣り合わせの日々を過ごしながらも、家族を想い、仲間を想い、希望を胸に懸命に生きた男の実話を描いた原作「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」を映像化。60万人を超える日本人がシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留され捕虜となった第二次世界大戦終了後。あまりにも残酷な日々に誰もが絶望する状況下において、ただ1人、生きることへの希望を捨てなかった主人公・山本幡男の姿を描く。劣悪な環境により栄養失調で死に逝く者や自ら命を絶つ者、さらには日本人捕虜同士の争いも絶えない中、山本は生きることへの希望を強く唱え続け、仲間たちを励まし続ける。その壮絶な半生を、その高い演技力と豊かな表現力で多くの人々に希望を与え続けてきた二宮和也が演じ、時代に翻弄されながらも愛する夫を信じて待ち続ける山本幡男の妻・山本モジミを北川景子が演じる。さらに、山本と共に極限のラーゲリを生き抜く捕虜仲間として、松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕といった豪華キャストが集結。鬱屈したこの時代に光を灯す、心震わす実話となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:耳をすませば(2020) 2022年10月14日より全国にて公開©︎柊あおい/集英社©︎2022『耳をすませば』製作委員会沈黙のパレード 2022年9月16日より全国にて公開©2022「沈黙のパレード」製作委員会ラーゲリより愛を込めて 2022年12月9日より全国東宝系にて公開ⓒ2022『ラーゲリより愛を込めて』製作委員会 ⓒ1989清水香子ザリガニの鳴くところ 2022年11月18日より全国にて公開
2022年10月17日『ザ・ファイター』『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』のデヴィッド・O・ラッセル監督最新作『アムステルダム』より、製作秘話が到着した。本作ではハリウッドの第一線で女優として活躍し、これまで様々なキャラクターを演じ世界中を魅了してきたマーゴット・ロビーが、アーティストとして活動するヴァレリーを演じている。劇中には、アカデミー賞ノミネート歴のある美術スタッフたちが作り上げたヴァレリーのアート作品が多数登場するが、実はその中の一部にマーゴット作のアート作品があることが判明した。これまでDCの“悪カワイイクレイジーなヴィラン”ハーレイ・クインをはじめ、個性的なキャラクターからリアルな役柄まで見事に演じ女優として才能を発揮してきたマーゴット。本作で演じたヴァレリーは戦争の残留品を使い“生きる意味”を込めた作品を手掛けるアーティストで、ヴァレリーにとってアートを作ることは“人生を前向きに生きよう”という意志の表れでもある。そんなヴァレリー役を演じるにあたり、マーゴットは役作りとして実際にアート制作に挑戦。そして「私は実際にヴァレリーが作るようなアート作品を作ってみた。それらの作品はどんどん奇妙になっていった。ヴァレリーは芸術的だけど、ちょっと変わっている」と告白。マーゴットにとっては奇妙に感じたアート作品だったが、それをラッセル監督に見せたところ、監督がとても気に入り予定にはなかったが急遽劇中に登場させることになった。ラッセル監督は「アートワークは映画の中の人格です。マーゴットは、ユーモアにあふれた超クールで楽しいアートを作ってくれました。僕を含めスタッフたちもみんな、マーゴットが自宅で作ったものを見て、すばらしいと感心したんです。そしてそれは実際に映画に使われています。そのことに僕たちはとても興奮しているんです。キャストは皆、本当に役になりきって独自の役作りをしてくれました」と絶賛。本作にはラッセル監督作『アメリカン・ハッスル』で第86回アカデミー賞美術賞にノミネートされたプロダクションデザイナーのジュディ・ベッカーをはじめ、映画業界の第一線を活躍する美術スタッフたちが勢ぞろいしているが、彼らも絶賛する、新たな才能を開花させたマーゴットが作り出したアート作品をぜひ劇場で堪能してほしい。『アムステルダム』は10月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アムステルダム 2022年10月28日より全国にて公開©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2022年10月17日10月26日(水)にMovieNEXが発売される『ソー:ラブ&サンダー』より特典映像が一部解禁。クリスチャン・ベイルらが、本作のヴィランである“ゴア”について語っている。特に役作りに熱心なベールは、原作のコミックをすでに読破しており、原作のゴアについて「コミックのゴアを見てまず思ったのは…“マジ?”」と驚いたという。理由は、ジェイソン・アーロンが描くゴアは際どいパンツ姿で走り回るヴィランのため、「タイカ・ワイティティ監督が(この衣装を)採用しなくて助かった」と笑う。“神殺しのゴア”という異名を持つ恐ろしい容姿は、衣装はデザイナーのマイェス・ルベオが「ありがちな黒を避けたかった。白い服にしたけど撮影技術のおかげで、影から出てくる時も直前まで見えない」と語り、メイクはクリーチャー&プロセティック・デザイナーのアダム・ヨハンソンが「(当初4時間かかったメイクを)3時間半に縮めた」と語るなど、全身にメイクを施したり、眉と歯と爪を変えて傷痕を付けて彩色するといった、とにかく時間のかかる大仕事だったと話す。これら一連の衣装や特殊メイクについて、ベールは「CGでやると思ってたら特殊メイクだった。メイクのために早起きするのはくたびれたが役に入り込む時間にもなった。皆の協力でゴアが生まれたんだ」と、マーベルの新しいヴィランとして軌跡を残した“ゴア”についてふり返っている。■クリスチャン・ベール演じる、ゴアにまつわるトリビア【その1.ゴア役を引き受けたのは家族に説得されたから!?】タイカ・ワィティティが監督した『マイティ・ソー バトルロイヤル』(17)や『ジョジョ・ラビット』(19)にも深く感銘を受けていたクリスチャン・ベールだが、ゴア役を受けてオーストラリアに向かう決心を最終的に固めたのは、家族との食卓での会話だったという。「それはロサンゼルスを離れることを意味すると僕が説明すると、子どもたちは『行こうよ!』と答えたんだ。家族全員からやるべきだって言われた映画はこれが初めてだよ」。【その2.ゴアのメイクは4時間!? ネイルに苦しんだエピソードも】ベールにとって、ゴアの恐ろしい様相は日常的な作業を行うのがとても難しく、どこかコミカルでもあった。「今では、長いアクリルのネイルを付けて生活している女性たちを尊敬しているんだ」と彼は言う。「僕にとっては、情けなくなるほど手に負えないものだったからね。あれを付けた状態では何一つできなかったよ。それと、牙をつけたまま人と話さなければならないのも困ったね。ものすごくクリアに正確に話さなければ伝わらないんだ」。また、メイクスタッフもその過程について非常に手間をかけたことを明かしている。「最初の週には、3日かけて色々と試しました。モンスターの様相についても、人間の時の様相についても、色々な種類のメイクを試しています。クリスチャンが納得してあのキャラクターを見出せるまで続けました。特殊メイクを実際に行なうプロセスには、最初は4時間から4時間半を要しましたが、徐々に慣れて3時間半でできるようになりましたね。私たちにとってラッキーだったのは、クリスチャンがメイクアップに常に真剣に取り組む人物だったことです。すべて完璧にしたいと思っている人物なので、私たちにもそれをするのに十分な時間を与えてくれました」と語っている。『ソー:ラブ&サンダー』MovieNEXは10月26日(水)より発売。デジタル配信中(購入/レンタル)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソー:ラブ&サンダー 2022年7月8日より全国にて公開©Marvel Studios 2022
2022年10月17日マーベル・スタジオが贈る劇場映画の最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が11月11日(金)に日米同時公開。全世界が公開を待ち望む最新作では、”想いは受け継がれる”という言葉が物語の鍵に。ワカンダの王ティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンの想いを受け継ぐ、新ブラックパンサーの誕生に注目が集まっている。今回は本作以外にも、“先輩”の想いを受け継いでMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)で奮闘しているヒーローたちの誕生の軌跡を紹介する。アイアンマンから受け継がれる鉄の意志:スパイダーマントム・ホランド演じるスパイダーマンことピーター・パーカーは、アベンジャーズに憧れ大きな事件を解決することを夢見ていた高校生。そんな彼を導いたのはロバート・ダウニー・Jr.演じるアイアンマンだ。真のヒーローとは何か、本当に守るべき存在とは何かをピーターに指南し、『スパイダーマン:ホームカミング』では、「スーツがないと何もできない」と弱音を吐くピーターに対し、かつてスーツ依存症になってしまった自らの過ちを繰り返させないために、「スーツなしじゃダメならスーツを着る資格はない」と厳しく突き放しながらも、側で見守り寄り添った。『アベンジャーズ/エンドゲーム』で衝撃の結末を迎えた後も、最後まで気にかけていたピーターのために手を尽くし、その後も彼の心の支えになり続けた。ピーターは『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』では、思わずハッピー・ホーガンもにんまりしてしまうような、アイアンマンを彷彿とさせる“メカ好き”の一面を覗かせた。そして『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、アイアンマンの決断を受け継ぐかのように、“親愛なる隣人”として大切な仲間や街の人々を守ることを選択。見た者の心を揺さぶる感動の物語を見せてくれた。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』はディズニープラスにて配信中。ヒーローに必要な資質とはーーファルコンが新キャプテン・アメリカへ『アベンジャーズ/エンドゲーム』でクリス・エヴァンス演じるキャプテン・アメリカから盾を受け継ぎ、その重責に思い悩むファルコンことサム(アンソニー・マッキー)。分断された世界で平和の象徴”キャプテン・アメリカ”を失った人々は、新たな”象徴”となるヒーローを求めるも、様々な想いが錯綜し、ひと筋縄ではいかない事態へと発展していく。サムは事件を追っていく中で出会った、キャプテン・アメリカと同じくスーパー・ソルジャー計画に巻き込まれながら、歴史上から抹殺された“イザイア”の存在によって、ヒーローの役割、自分の役割とは何なのかを自覚していく。そんなイザイアのため、サムは同じ黒人である自分こそがキャプテンの名を背負うべきではないかと考え始めるようになる。どんな場面でも自分の役割を全うしようとする強い心と不屈の精神を持つサムは、スティーブから託されたヒーローの象徴でもある盾を手に、自分にしか果たせない“新キャプテン・アメリカ”として歩むこととなった。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」はディズニープラスにて配信中。アベンジャーズになるために…ホークアイと出会ったケイト・ビショップ『アベンジャーズ/エンドゲーム』に至るまで、多くの犠牲と喪失を経験したジェレミー・レナー演じる、ホークアイことクリント・バートン。数々の戦いで大きなダメージを負っていたクリントは家族と平和で穏やかな日常を過ごしていたが、世界の暗殺者“ローニン”だった過去が彼を苦しめる。時を同じくして、『アベンジャーズ』でホークアイに助けられた過去を持つケイト・ビショップ(ヘイリー・スタインフェルド)は、彼に憧れ自分もヒーローになろうと弓矢の達人になっていた。ひょんなことから事件に巻き込まれ共闘することになった2人。初めは空回りばかりしていたケイトだったが、クリントと共に過ごしながら、本当のヒーローとは“正しいことを勇敢にやり通すこと”だと学び、ついにクリントの意志を受け継いだ。「ホークアイ」はディズニープラスにて配信中。ティ・チャラから偉大な王の意志を受け継ぐ者は?前作『ブラックパンサー』では、国を守るべく鎖国をしてきた先代王たちの意志を継いでいたティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)は、他国で貧困や差別、迫害に苦しむ人々へ手を差し伸べることを決め開国し、ワカンダの比類のない高い技術と資源を世界の平和に役立てようと強く決意する――。次世代ヒーローが次々と誕生し、MCUの未来がますます期待されている中、ワカンダの国王/ブラックパンサーの後継者となるのは誰なのか…。先日公開された予告編では、王を失い悲しみに包まれるワカンダの様子が映し出され、平和を脅かすような海の帝国の謎の王ネイモアの姿も。新しいキャラクター・アイアンハートも参戦し、大決戦の予感を感じさせるワカンダで、ついに新たなブラックパンサーの全身も明らかに!そんな予告編が公開されるや、SNSでは「本当に希望に満ち溢れてる二代目で泣いた」「初お目見え期待値上がってきた!」と、早くも大きな話題を呼んでいる。偉大な王ティ・チャラの意志を受け継ぎ、新ブラックパンサーはどんな想いでワカンダを導いていくのだろうか。新ブラックパンサー誕生の背景にも注目が集まる。『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は11月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー 2022年11月11日より全国にて公開©Marvel Studios 2022
2022年10月16日クリステン・スチュワートがダイアナ元妃を演じ、アカデミー賞にノミネートされた『スペンサー ダイアナの決意』。今回、ダイアナとチャールズの夫婦関係が冷え切っていた1991年のクリスマスを舞台にした本作から、教会の朝食の席での夫婦のワンシーンを収めた本編映像が解禁となった。1991年のクリスマスの日、王室の伝統行事である教会での朝の礼拝前の朝食の席でのこと。隣に座る夫チャールズに対し、ダイアナは「私はどう見える?」と問いかけるが、チャールズは「問題ないよ」とそっけない。そして慎重に口を開いたチャールズはダイアナに「頼みがある」と続ける。その頼みの内容は、「この朝食は皆の努力でできている。頼むから教会の鐘が鳴る前にその努力をトイレに吐き出さないでほしい」という、ダイアナにとってひどく冷たく刺さる言葉だった――。本作でチャールズ役を演じたのは、「風の勇士 ポルダーク」などのTVドラマや舞台で活躍、映画『ロスト・ドーター』や『ライオット・クラブ』などにも出演したロンドン出身の注目俳優ジャック・ファーシング。ダイアナ役を演じたクリステン同様に、誰もが知る人物を演じるプレッシャーについて、「これまでにも1~2回実在の人物を演じたことがあったけれど、チャールズを演じるのはまた別の話。とてもエキサイティングなチャレンジでした」と語る。そして彼はこの役を演じるために、チャールズとロイヤルファミリーに関する文献を読み漁り、情報を徹底的に集めたと話す。劇中はダイアナの視点で物語が進行するが、ジャックは「いろいろな世間の声があるけれど、チャールズの最大の味方になろうと努力しました。彼をより理解するために彼のインタビューや動画をたくさん見て読んで、今まであまり知らなかった彼に共感し、ダイアナに同情しそうになる中、自分の気持ちを強く持って撮影に挑みました」とふり返る。王室において、外からやってきたダイアナと、いずれ国王となる運命を背負って生きるチャールズとの価値観の違いも描かれる本作。その発言にも耳を傾けたい作品となっている。『スペンサー ダイアナの決意』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スペンサー ダイアナの決意 2022年10月14日より全国にて公開©2021 KOMPLIZEN SPENCER GmbH & SPENCER PRODUCTIONS LIMITED
2022年10月15日『ボス・ベイビー』など、数々の大ヒットキャラクターたちを生み出してきたユニバーサル・スタジオ×ドリームワークス・アニメーションの最新作『バッドガイズ』より、ピエール・ペリフェル監督によるアートワーク画像が解禁された。怪盗集団バッドガイズが繰り広げるスタイリッシュなアクションに加えて、ドリームワークス・アニメーションらしいコミカルな演出の数々も魅力の本作。原作はオーストラリアの作家アーロン・ブレイビーの児童書シリーズで、過去には複数のスタジオが映画化権を希望したという人気作だ。本作のメガホンを取ることとなったのはフランス出身、新進気鋭のアニメーション監督ピエール・ペリフェル。この独特な世界観をもつ作品を映画化するにあたって、ペリフェルは数多くのスケッチや絵コンテを残しており、今回解禁されたのはその膨大なアートワークの一部。イラストのほとんどは、原作のテイストを真似るのではなく独自の解釈で描かれ、ペリフェルの作家性を存分に感じさせるものに。絵のイメージの段階からすでに映像化したいシーンの構想が具体的に固まっていたということを窺わせる。準備に2~3年、製作に3年と、完成におよそ6年の月日をかけた本作は、製作段階の時点で、合計268,987枚にも及ぶ絵コンテが作られ、アメリカ、イギリス、フランス、カナダなどから総勢423名のスタッフが携わるという大規模なものとなった。加えて、アニメーションや絵コンテ制作の面以外でも万全の体制が整えられ、キャラクターの衣装デザインには『ベイビー・ドライバー』(17)、『ヘイトフル・エイト』(15)で衣装を手掛けたデザイナーが携わり、バッドガイズのリーダー、ミスター・ウルフの衣装デザインだけで25ものパターンを試したという。また、音楽の面においてもこだわりが詰め込まれ、本作を仕上げるために行われた音楽収録はなんと4000回にも及んだ。更に劇中曲1回の収録に、70名以上の音楽家が集まるなど、全てのセクションに一流スタッフが集結し、壮大なスケールで制作された。原作の面白さとピエール・ペリフェル監督の独創的な世界観、そして多くの製作スタッフの尽力が融合して生み出された、ドリームワークス渾身の最新作に大きな注目が集まる。『バッドガイズ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バッドガイズ 2022年、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 DREAMWORKS ANIMATION LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年10月15日ジャック・タチ作品に大きな貢献を果たし、映画監督や俳優として活躍したフランスの才人ピエール・エテックスの特集上映「ピエール・エテックス レトロスペクティブ」が12月24日(土)より全国にて順次開催されることが決定した。本発表のあった10月14日はピエール・エテックス没後6年となる命日。映画監督、俳優、イラストレーター、道化師など、数え尽くせぬ顔をもつフランスのマルチアーティストとして活躍したピエール・エテックスは、イラストレーターとして活躍していた20代半ばにジャック・タチと運命的な出会いを果たし、『ぼくの伯父さん』(58)の助監督として映画界に参入、ポスターのイラストを描いたことでも有名だ。その後、のちにルイス・ブニュエル作品などの脚本家となるジャン=クロード・カリエールとともに映画製作を開始。短編2作目『幸福な結婚記念日』でアカデミー賞最優秀短編実写映画賞を受賞し、長編作品に取りかかる。緻密な構想と見事な演出、そして無声喜劇へのオマージュに溢れた作品群を世に送り出した。一方で俳優としても活躍し、ロベール・ブレッソン『スリ』、ルイ・マル『パリの大泥棒』、オタール・イオセリアーニ『皆さま、ごきげんよう』など数多くの作品に出演。権利問題が理由で長く劇場で上映されず、またソフト化もされていなかったが、ジャン=リュック・ゴダールやレオス・カラックス、ミシェル・ゴンドリー、デヴィッド・リンチなどの映画人を含む5万人以上の人々が署名活動に協力し、2010年に監督作品の上映権が復活。エテックス監修のもとデジタル修復を施された作品は、世界各国で再び上映することが可能となり、この10年でエテックスの再評価は格段に進んだ。今回の特集では、ルイ・デリュック賞を受賞した初長編『恋する男』、トリュフォーが絶賛し、ゴダールがその年のベストテンに選出した代表作『ヨーヨー』、混沌と不条理に満ちた4編のオムニバス『健康でさえあれば』、中年男性の恋と妄想を夢幻的に描く初のカラー長編『大恋愛』の長編4作品と、『破局』、アカデミー賞受賞作『幸福な結婚記念日』、『絶好調』の短編3作品の計7作品が一挙公開。『恋する男』を除く6作品が、このたび劇場正式初公開となる。また、作家/クリエイターのいとうせいこう氏からは、「ジャック・タチを愛し、おかげでゴダールやカラックスやデヴィッド・リンチに愛される。そんな運命ありかよ、ピエール・エテックス!作品は確かにタチ・タッチを引き継ぎながらも、タチの冷たい狂気からは逃れていて、その『モテ』感にほっこり」とコメントが寄せられている。解禁となった予告編では、「『ヨーヨー』はすべてのショット、アイデアが好きな美しい映画」(フランソワ・トリュフォー)、「彼は本当に稀有な存在だ」(ロベール・ブレッソン)など、名だたる映画監督からのエテックスへの愛溢れるコメントを織り交ぜながら、全7作品を紹介。ポスターは、『大恋愛』よりエテックスの印象的なシルエットを中心に据えたビジュアルとなっている。▼上映作品(長編4作品、短編3作品=計7作品/全4プログラム)『恋する男 LE SOUPIRANT』『恋する男 LE SOUPIRANT』※日本初公開時の邦題:『女はコワイです』天文学の研究に没頭してばかりの不器用な三十男。ある日両親に結婚を命じられ、伴侶となる女性を探しに街に繰り出すが、トホホな出来事の連続。しまいには、テレビに映るスーパースターの歌手・ステラに心を奪われてしまい、なんとかして彼女と結婚するために奔走する…。エテックス×カリエールの記念すべき初長編映画。フランス本国で大ヒットし、喜劇映画ではジャック・タチの『ぼくの伯父さんの休暇』以来となるルイ・デリュック賞を受賞。『ヨーヨー YOYO』『ヨーヨー YOYO』世界恐慌で破産した大富豪は、サーカス団の女性曲馬師と、彼女との間にかつてもうけた幼い息子とともに、地方巡業で暮らしを立てることに。やがてサーカス界で成功をおさめた息子はヨーヨーという人気クラウンになる。時代が大きく変わる中、ヨーヨーはかつて父が所有していた城を取り戻そうと躍起になるが…。愛するサイレント喜劇と、幼い頃から憧れたサーカスへのオマージュに溢れた代表作。トリュフォーが絶賛し、ゴダールがその年のベストテンに選出した。『健康でさえあれば TANT QU’ON A LA SANTE』『健康でさえあれば TANT QU’ON A LA SANTE』なかなか寝付けない男の一夜を描いた<不眠症>、映画館にいたはずが、幕間に流れるCMのおかしな世界へ入り込んでしまう<シネマトグラフ>、近代化が進む都市で人々が受ける弊害をシュールに描いた<健康でさえあれば>、都会の夫婦・下手くそハンター・偏屈な農夫が織りなす田園バーレスク<もう森へなんか行かない>の4編からなるオムニバス・コメディ。1966年にフランスで公開されたが、71年にエテックス自身によって再編集が施され、現バージョンに生まれ変わった。『大恋愛 LE GRAND AMOUR』『大恋愛 LE GRAND AMOUR』工場を営む実業家の一人娘と結婚した男。義父から仕事を任され、夫婦仲も良好ながら、どこか満たされない退屈な日々を送っていた。そんなある日、若く美しい秘書が現れ、どうしようもなく惹かれてしまい…。愉快な遊び心と想像力に溢れた初のカラー長編。妄想がエスカレートした男の夢に現れる、いくつものベッドがまるで車のように道を走るシーンは本作の白眉の一つだろう。ブニュエル並みにブルジョワジーを批判しながら、夢幻的な喜劇に仕上げているのも特徴だ。『破局 RUPTURE』『破局 RUPTURE』恋人から手紙を受け取った男。中には破かれた自分の写真が同封されていた!こちらも負けじと別れの手紙を書こうと奮闘するが、万年筆、インク、便箋、切手、デスク…なぜか翻弄されてどうしても返事を書くことができない。ジャック・タチの縁で出会ったエテックス×カリエールによる初の短編作。セリフがなく、音を使ったギャグが冴える秀作。『幸福な結婚記念日 HEUREUX ANNIVERSAIRE』『幸福な結婚記念日 HEUREUX ANNIVERSAIRE』ある夫婦の結婚記念日。妻の用意するディナーに間に合うよう、プレゼントやワインを買い込み家路を急ぐ夫。しかし、パリの交通渋滞やその他の問題に巻き込まれ一向に辿り着けない。果たして、幸せな記念日にすることができるのか?当たり前のことがどんどん遅延することによって笑いを誘うエテックス×カリエールならではの喜劇の傑作。『絶好調 EN PLEINE FORME』『絶好調 EN PLEINE FORME』田舎でソロキャンプをする青年。しかし、警官に管理の行き届いたキャンプ場に行くように言われてしまう。そこは有刺鉄線で囲われた、まるで強制収容所(キャンプ)で…。当初は『健康でさえあれば』(65)の一部を成していたが、71年の再編集で外された。2010年にデジタル修復された際に、ほかの作品とともに公開され、短編として生まれ変わった。「ピエール・エテックス レトロスペクティブ」は12月24日(土)~2023年1月20日(金)、渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年10月14日訳アリのヒッチハイカーを拾った母娘に振りかかる、悪夢の雪中ドライブを描く『アイスロード・キラー』が10月14日(金)よりHulu、U-NEXTで配信開始され、本編映像が解禁された。休暇を一緒に過ごすために山小屋に向かう母と娘は、道中でヒッチハイクをしていた若い女性を拾う。吹雪の中車を走らせていると、後ろに怪しいトラックが現れ、母娘に付きまとい始める。運転手の目的とは一体!?そして、ヒッチハイカーの女の正体が知らされたとき、楽しい休暇は後戻りできない悪夢のドライブに変貌する…。この度解禁されたのは5分間の本編映像。母親のヘレン(サラ・アレン)が吹雪の中車を走らせるシーンから始まる。娘のローラ(エリカ・アンダーソン)、ヒッチハイクで急遽同行することとなったカーリー(ゾーイ・ベルキン)を乗せ、雪道を走る車内では、低気圧の影響による気温低下の報を知らせるニュースが流れ、寒さに凍えている3人。さらに車内の暖房は故障しており、どこか不穏な空気が流れているが、助手席に座るカーリーは常にスマホを手放さず画面を気にかけている。「小説でも書いてるの?」とヘレンが聞くと、カーリーは「彼氏とモメてるの」と、トラック運転手である彼氏と連絡を取っていることをよそよそしく言い訳する。一方、母親のヘレンに彼氏との関係を干渉されたローラは、「ケンカしちゃった」と暗い顔で告げ、カバンから取り出した薬をこっそり飲みこむ。それを目撃したカーリーは、「娘は薬を飲んでる」「ついてきてる?なんで返信しないの?」とすかさず彼にメッセージを共有。すると突然、ヘレンたちの車の後ろから大きなクラクションが鳴らされ、巨大なトラックに煽られる。「何がしたいの?」と不審に思い、トラックに追い越させるように合図を出すと、ヘレンの車の前に来たトラックはなんと逆に減速するのだった。「からかわれてる。抜かさなきゃ」とカーリーはいら立ち、速度を上げて追い越そうと試みるヘレンだが、それに応じるようにトラックも加速をし、妨げられる。トラックがようやく減速し、ついに追い越そうと対向車線に乗り出した瞬間、前方からはワゴン車がやって来て、危うく衝突事故を起こしそうになってしまう!この不気味なトラックの正体とは果たして何なのか、そして突如同行することになった見知らぬ女性、カーリーとの関係は一体…?あおり運転に巻き込まれる悪夢のドライブを体感するような状況に、その後の展開が気になる本編映像となっている。『アイスロード・キラー』は10月14日(金)よりHulu、U-NEXTにて配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年10月14日ハリー・ベイリー主演、実写版『リトル・マーメイド』よりUS版ティザーポスターと場面写真が解禁された。1991年に公開された名作アニメーション『リトル・マーメイド』は、ディズニー映画の第二黄金期を支え、その歴史の礎を築いてきた。主題歌「アンダー・ザ・シー」はアカデミー賞歌曲賞を受賞し、いまやディズニー音楽の巨匠として知られる作曲家アラン・メンケンもアカデミー賞作曲賞を受賞。ディズニー・アニメーションが究極のミュージカル・ファンタジーであることを知らしめた一作だ。そんな不朽の名作を実写化した本作は、アニメーションに続く参加となる巨匠アラン・メンケンと、『モアナと伝説の海』『ミラベルと魔法だらけの家』など近年のディズニー・アニメーション音楽の中枢を担うリン=マニュエル・ミランダがタッグを組んだ世界待望の作品。主人公・アリエル役には、ビヨンセも認めるほどの圧倒的歌唱力を誇る期待の新人ハリー・ベイリーが大抜擢され、アニメーションの感動をそのままに、より新たな魅力も詰まった一作となっている。この度解禁となったのは、USティザーポスターと場面写真。アニメーションの世界観を思わせる神秘的な海の中で佇むアリエルの姿が目を引く。海底に降り注ぐ日の光も目に美しいが、好奇心溢れるアリエルは、この煌めく海の世界ではなく、人間の住む世界で自由に駆けまわることを夢みている。そんな彼女の恋焦がれるような表情が強い印象を放つ。そしてこの後、アリエルは憧れの外の世界で、人間の王子との禁断の恋に落ちていくことになる。神秘的な世界を抜け出したアリエルが、私たちに、どのような感動を届けてくれるのだろうか。2023年には創立100周年を迎えるウォルト・ディズニー社。その節目の年に最高のスタッフ&キャストで贈る本作への期待感溢れるティザーポスターとなっている。『リトル・マーメイド』は2023年初夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・マーメイド(2022) 2023年夏、全国にて公開© 2022 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2022年10月14日1930年代のN.Y.を舞台に、ある殺人事件に巻き込まれて容疑者になってしまう親友3人組を描く映画『アムステルダム』の日本版声優が発表された。親友3人組のクリスチャン・ベール演じる医師バートを高橋広樹、マーゴット・ロビー演じるヴァレリーを三石琴乃、ジョン・デヴィッド・ワシントン演じる弁護士ハロルドを田村真。ロバート・デ・ニーロ演じるギルを佐々木勝彦、ラミ・マレック演じるトムを三上哲と、アニメーション作品やハリウッド大作、舞台に映画やドラマなどで活躍するベテラン声優陣が担当することが決定。高橋さんは「クリスチャン・ベールの役作りの繊細さに酔いしれ、バートというキャラクターの楽観主義でありながら芯の強さを持つ人物像に触れ、吹替収録自体非常に楽しくやらせていただきました。豪華キャストの名演が目白押しの今作をぜひ楽しんで頂ければと思います」とコメント。三石さんは「登場から勇敢で情熱的でピュア!そして美しいヴァレリー!魂を覗き込んでくる神々しいその瞳に一瞬で心奪われました。戦争により価値観も何もかも混沌とした時代でも、自分の“愛するもの”を求め力強く生きる彼女の言葉に胸を打たれました。大人になると忘れてしまう命の輝き、友情、青春、愛するものが本作には詰まっています」と本作の魅力を力説。田村さんは「登場人物達がまあよく喋ります。会話の応酬の中から重要な情報を見逃すまいと必死に台本の台詞を追いました。(なので吹き替え版お勧めです!)」と収録をふり返った。そんな3人が助けを求める元軍人ギル役の佐々木さんは、これまでも『大いなる遺産』や『容疑者』などで何度もロバートの吹き替えを担当してきた。「今作も貫禄たっぷりのお芝居で演じていて楽しい収録でした。私の一歳年長でもあり、当時は『凄い役者が出て来たものだ』と思っていましたし、私自身も生涯役者として頑張りたいと思わせてくれる存在です」と思いを告白。ハロルドに検死依頼人を紹介する資産家のトム役の三上さんは「三人の友情を中心に物語が進み、そこにトムがどう絡んでくるのか…?役者も声優陣も豪華で、そこに参加させていただきとても光栄に思っています!」と喜びを語っている。そのほかにも、アニャ・テイラー=ジョイ演じるリビーを豊崎愛生、ゾーイ・サルダナ演じるイルマを木村涼香、アンドレア・ライズボロー演じるベアトリスを加藤美佐、クリス・ロック演じるミルトンを細川祥央、マイケル・シャノン演じるヘンリーを谷昌樹、マイク・マイヤーズ演じるポールを多田野曜平、マティアス・スーナールツ演じるゲトワイラー刑事を斉藤次郎、アレッサンドロ・ニヴォラ演じるヒルツ刑事を赤坂柾之、テイラー・スウィフト演じるリズを岸本望が吹き替えることも発表された。『アムステルダム』は10月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アムステルダム 2022年10月28日より全国にて公開©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2022年10月14日マーベル・スタジオが贈る最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の主要キャラクターに声をあてる日本語版声優陣の続投が決定した。本作は、ヒーロー映画としては初となるアカデミー賞作品賞ノミネートを果たし、ヒーロー映画の枠を超え社会現象を巻き起こした『ブラックパンサー』からつながる物語。舞台は偉大な王であり、ヒーロー/ブラックパンサーであるティ・チャラを失ったワカンダ。国王不在となったそこに、海の帝国の脅威が迫る。そして今回、ティ・チャラの妹で、超文明国ワカンダの技術開発を担うほどの天才科学者シュリ役の百田夏菜子(ももいろクローバーZ)、亡きティ・チャラを支えた幼なじみで元恋人の女スパイ、ナキア役の皆川純子、ワカンダ国王を守る親衛隊ドーラ・ミラージュの隊長にしてワカンダ最強の戦士オコエ役の斎賀みつき、ティ・チャラの母であり先代の国王ティ・チャカの妻ラモンダ役の幸田直子、ワカンダの山奥に住むジャバリ族の長、エムバク役の木村昴、ティ・チャラらと共にワカンダのために戦ったCIAエージェント、エヴェレット・ロス役の森川智之の続投が決定。さらに併せて、6人の日本版キャラクターポスタービジュアルも公開。それぞれ陰影が施され、ティ・チャラを失った深い悲しみと共に、そこから立ち上がろうとする力強い決意も伝わってくるような、クールでインパクトのある一枚となっている。<吹き替えキャストコメント>▼百田夏菜子「ブラックパンサー」シリーズは、特にティ・チャラを周りで支えていた女性キャラクター達が活躍する場面が多くて、そこが魅力的だと思います。今回またシュリを演じる機会をいただいて、すごくうれしい気持ちと、大役なので、(私で)大丈夫かなというドキドキする気持ちの両方がありました。ですが、今回もう一度シュリ役を担当させていただくので、なるべくシュリの想いや、演じられているレティーシャさんの想いというのをイメージしながら、声を通じて表現できるように意識しました。今回の作品は、“お兄ちゃん”の様な存在だと思っていたチャドウィック・ボーズマンさんが亡くなったというショッキングなニュースもあって、どんな作品になっているのか全く想像ができなかったんですが、スタッフの方々も色々な想いがあってこの作品を作り上げていると思うので、こうやって新しい作品が届けられるということは、チャドウィックさんもきっと喜んでいるんじゃないかなと思います。私も彼が大事にしているこの作品に携わらせてもらっているので、全力を注ぎたいと思います!▼皆川純子続編製作のニュースを見てから約3年。この間にあったあまりに悲しい出来事。それを経ての今作。どんな物語になるのか、いちファンとして、前回ナキア役を吹替させていただいた役者として、非常に気になっておりました。今回もナキアの吹替を担当させていただくことになり、とても光栄に思っております。魂をこめて演じたいと思います。ワカンダ・フォーエバー!▼斎賀みつきとうとう『ブラックパンサー』の続編が!しかもまたオコエさんに会える!素直に嬉しい気持ちでいっぱいです。どんなストーリーなんだろう。どんなアクションシーンが展開されるんだろう。ワクワクが止まりません。『ブラックパンサー』の物語や登場人物は魅力的すぎるので、前作に続き今作もしっかりと心に残る作品になるだろうなと確信しています。ぜひ、公開日を楽しみに待っていてくださいね!!▼幸田直子愛の深さと壮大なスケール、待ち焦がれたワカンダの世界へ戻る事が出来大変嬉しく幸せです。国と家族の再生に命懸けで邁進する、ラモンダ。その魂の叫びを吹き替えさせて頂けた事に深く感謝いたします。日本語版の皆様とご一緒に全力で取り組んだこの美しく気高き愛の物語を、是非劇場で体感されます様宜しくお願い申し上げます。ワカンダそして、ティ・チャラ フォーエバー!▼木村昴続編に再び携わることが出来、心から嬉しく思います。映画ブラックパンサーには、なにか物語を超えた魂のようなものが宿っているように思えてきます。絶望の淵から這い上がり前進む人々の姿に、きっと見る者に生きる勇気を与えるそんな映画なのだと。我々も日本語で魂を込めて参りましたので、映画館で何か感じていただければ幸いです。ワカンダ・フォーエバー!!▼森川智之『ブラックパンサー』の続編が決定してとてもうれしいです。エヴェレット・ロスというキャラクターは前作で魅力を開花させたといっても過言ではないでしょう。悲しい出来事を乗り越えてのこの続編の決定は、きっと日本語版でも気合の入った素晴らしいものになるに違いありません。エヴェレット・ロスがどのように物語にかかわっていくのか楽しみです。ご期待ください!「ブラックパンサー」フォーエバー!『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は11月11日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー 2022年11月11日より全国にて公開©Marvel Studios 2022
2022年10月14日ジェイソン・モモア主演のNetflix映画『スランバーランド』より最新予告編とキービジュアルが解禁された。本作は最愛のパパを失って落ち込む少女ニモ(演:マーロウ・バークリー)が、「どんな願いも叶う」という夢の世界“スランバーランド”の案内人フリップ(演:ジェイソン・モモア)に誘われ幻想的でヘンテコな世界を旅する冒険譚。解禁された予告編では、常にひょうきんな男フリップが、「スランバーランドでは宝が見つかれば願いが叶う」と告げ、ニモを夢の世界“スランバーランド”へ誘い出す様子が映し出されている。ニモは“パパに会いたい”という願いを叶えるべく、相棒(?)らしきしゃべる小ブタとともに幻想的な冒険へと乗り出す。“スランバーランド”は全てが実現可能で自由な世界。近未来的なビルが立ち並ぶ街並みや、蝶のような生き物が舞う幻想的な空間などが次々と現れる。ただ、夢の世界には危険もいっぱい。フリップが「ルール1。集中しろ。へまをしたら現の世界に戻れないぞ」「ルール2。目立つな」と忠告するように、謎の女性が放つヘンテコな銃で動けなくさせられてしまうなど、予想外のトラブルも発生。そんな冒険の旅の中でひょうひょうとしながら常にニモを見守り続ける、頼れる男フリップ。ニモは宝を見つけて大好きなパパと再会することができるのか?そして、「君のパパは相棒だった」と語る、謎に満ちたフリップの知られざる正体とは…?映像で終始陽気な振る舞いを見せるフリップを演じるのは、『アクアマン』『DUNE/デューン 砂の惑星』などでワイルドなイメージの強いジェイソン・モモア。だが実はお茶目でキュートな一面も併せ持つ人物でもある。レッドカーペットイベントなどで共演者と少年のようにじゃれあうチャーミングな姿を度々見せていたり、instagramでも自身の子どもたちや仲間と遊んでいる投稿が話題だ。本作のフリップというキャラクターはそんなモモアらしさも満載で、奇妙なダンスや動きを繰り出し、変なポーズもお手のもので、片時もユーモアを忘れない。頼もしさとお茶目さを併せ持つモモアだからこそ演じられる唯一無二のキャラクターだ。そんなモモアと新星マーロウ・バークリーによる、スリルと興奮、笑いと涙に満ちた冒険が描かれる本作。新たなファンタジーアドベンチャーに期待が高まる、予告編とキービジュアルとなっている。『スランバーランド』は11月18日(金)よりNetflixにて独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年10月14日『グレイテスト・ショーマン』のスタッフが贈る、奇跡の歌声をもって生まれたワニのミュージカル『シング・フォー・ミー、ライル』(原題:LYLE, LYLE, CROCODILE)が3月24日(金)に全国公開されることが決定し、特報とファーストビジュアルが解禁された。舞台はニューヨーク。何をやっても上手くいかず、ショービジネス界から追放寸前のショーマンのヘクター(ハビエル・バルデム)は、自分の人生を変えてくれる、驚きに満ちた、まるで魔法のような「何か」を探していた。ヘクターが路地に佇むある古びたペットショップに足を踏み入れると、店の奥からかすかに歌声が聴こえてくる。人の声とも違う、何とも不思議で、魅惑的な歌声。その声をたどって引き寄せられるように店の奥へと進み、山積みされたケージをかき分けると、歌っていたのはなんと、<一匹の子ワニ>だった…!ハビエル・バルデム Photo by Pascal Le Segretain/Getty Images『グレイテスト・ショーマン』、『ラ・ラ・ランド』の音楽スタッフが、バーナード・ウェーバーによる世界的ベストセラー絵本をミュージカル映画化した本作。ショーマンのヘクターを演じるのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(2017)など数々の世界的大ヒット作品に出演し、『ノーカントリー』(2007)でアカデミー賞助演男優賞を受賞した名優ハビエル・バルデム。ショーン・メンデス-(C)Getty Imagesさらに奇跡の歌声をもつワニのライルの声を、アルバム「Shawn Mendes」が80か国の国と地域でiTunes1位を獲得、全米アルバム・チャート(Billboard 200)でも1位を獲得し、さらに第61回と第62回の2年連続グラミー賞にノミネートを誇る世界的シンガーのショーン・メンデスが務め、本作で唯一無二の歌声を響かせる。この度解禁された特報のラストには、「この歌声が、やがて一人の少年を救う」という言葉が添えられ、奇跡の歌声をもって生まれた<一匹のワニ>と、まだ見ぬ少年との間に待ち受ける壮大なドラマを予感させ、胸が高鳴る映像となっている。併せて解禁となったファーストビジュアルは愛らしい顔でこちらを見つめるワニのライルが写し出されたもの。ライルの周りを光が取り囲み、まるでスポットライトを浴びているようにも見える。オスカー俳優とグラミー賞ノミネートシンガーが奇跡のタッグを組んだ本作。映画ファン、音楽ファン大注目の一作だ。『シング・フォー・ミー、ライル』は2023年3月24日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年10月14日一夜の犯罪劇を94分ワンショットで描く緊迫のノンストップクライムスリラー『ナイトライド 時間は嗤う』より予告編が解禁された。真夜中の北アイルランド・ベルファストを奔走する主人公の姿を94分間ワンショット撮影でとらえる本作。主人公バッジを演じたアイルランド出身の俳優モー・ダンフォードは、本作でアイルランドのアカデミー賞と評されるIFTA映画&ドラマ賞・最優秀主演男優賞の栄冠に見事輝いた。ロックダウン下のベルファストで、1日11時間のリハーサルを連日1週間重ねた末、6晩で全6テイクの撮影を敢行した撮影クルーと俳優たち。様々なアクシデントに見舞われつつ結実した奇跡のワンテイクを体感し、観る者をスリリングな犯罪世界に引きずり込む。この度解禁されたのは、ドラッグ・ディーラーのバッジの“1分でも遅れればアウト”な緊迫感溢れる命がけの取引きと絶え間ない絶望感を体感できる予告映像。“車を乗り換え給油し、金を借り、ブツを受け取る”と入念なプランを立てて最後の取引に臨んだバッジに「(ブツを載せた)バンが消えた。給油所で誰かに盗まれた」と最悪の一報が入る。「1分でも遅れたら中止だ」「尾行されてるなら中止だ」と念押ししてきた取引き相手はすぐさま手を引くことに。大量のブツは消え、金貸し業者には「聞いた話と違うな」と脅され、背後にはずっと正体不明の追跡者がいて、さらには「殺しは初めてか?」と恐ろしい命令が突き付けられる始末。まさに雪だるま式に降りかかる絶望感に必死に抗おうとするバッジをまるで助手席から目撃しているような没入感だ。タイムリミットが刻々と迫ってきていることがヒシヒシと伝わる、犯罪映画の新たなる傑作の誕生を予感させる予告映像となっている。『ナイトライド 時間は嗤う』は11月18日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイトライド 時間は嗤う 2022年11月18日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2021 NIGHTRIDE SPV LTD
2022年10月13日デヴィッド・ロウリー監督作『グリーン・ナイト』より日本版予告編が解禁。ナレーションは『劇場版 Fate/Grand Order 神聖円卓領域キャメロット』でガウェイン役を務める声優・水島大宙が担当している。「指輪物語」の作家J・R・R・トールキンが現代英語に翻訳し、広く読まれてきた、14世紀の作者不明の叙事詩「サー・ガウェインと緑の騎士」を基に、ロウリー監督自身が深い愛と敬意をもって大胆に脚色した本作。アーサー王の甥として恵まれた環境で怠惰な日々を送る主人公サー・ガウェインを演じるのはデヴ・パテル。まだ正式な騎士ではなく未熟でどこか頼りないガウェインが、クリスマスの残酷な“ゲーム”から1年後、未知の世界へと挑んでいく姿を魅力的に演じる。この度、解禁となった日本版予告編では、クリスマスの日、アーサー王の宮殿に円卓の騎士達が揃い、宴が催されているところから始まる。突然現れたのは、全身が草木に包まれたような異様な風貌をした緑の騎士。「わしと戦う勇気のある者は?」というその呼びかけにただひとり名乗りをあげたのは、王の甥でありながらもまだ人々に語れる英雄譚を持たないガウェインだった。彼は、緑の騎士の<クリスマスのゲーム>に乗り、その首を一振りで切り落とす。緑の騎士はその首を自ら拾い上げ、「1年後に会おう」と高笑いとともに去っていく。そして1年後、「ただの遊び事では?」と問うガウェインに、アーサー王は「ゲームかもしれないが、終わらせねばならん」と緑の騎士を捜す旅に出るよう促す。緑の騎士とは何者なのか、そして“名誉”のために旅をしているのだと言うガウェインを待ち受けるものは…?旅の途中で彼を導き時に惑わす魅惑的な者たちを演じる、『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデル、『スター・ウォーズ』シリーズのジョエル・エドガートン、『エターナルズ』のバリー・コーガンら豪華な個性派俳優たちも登場している。水島大宙今回ナレーションを務めたのは大ヒットコンテンツ「Fate」シリーズの『劇場版 Fate/Grand Order 神聖円卓領域キャメロット』などで、主人公でもあるガウェインの声を担当した水島大宙。予告編ナレーションを担当した感想を「今回、ガウェインの名で繋がることのできた、このご縁にとても感謝しています」と語っている。併せて新場面写真8点も一挙解禁。ガウェインが緑の騎士に一撃を与えるためにアーサー王から剣を授けられる様子や、旅立ちを前に装具を着せてもらう姿、アリシア・ヴィキャンデルが1人2役で演じたガウェインの恋人エセルと、旅で訪れた城で出会う奥方というふたりの女性の姿などが切り取られている。『グリーン・ナイト』は11月25日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グリーン・ナイト 2022年11月25日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2021 Green Knight Productions LLC. All Rights Reserved
2022年10月13日クリステン・スチュワートがダイアナ元妃を演じる『スペンサー ダイアナの決意』より、本編映像が解禁された。この度解禁されたのは、ダイアナが息子たちだけに見せる飾らない真の姿を映し出した本編映像で、無邪気で幼い王子たちの姿も可愛らしいシーンとなっている。ベッドルームで家族の会話を繰り広げるダイアナ、ウィリアム、ヘンリーの3人。ウィリアムが「なぜクリスマスイブに贈り物を開けるの?皆はクリスマスに開ける」と王室ならではのクリスマスの掟について疑問を投げかけると、ダイアナは「過去と現在と未来がある。でもここでは時制はひとつなの。未来はなくて過去と現在は同じ物」と彼女の自身が痛感しているであろう王室の在り様を例え話として口にする。ウィリアムは少し意地悪にヘンリーを横目で見て、「サンタが1日早く来るから最高の贈り物がもらえるとパパが言ってた」と昔話をし、幼いヘンリーは「そうだ」と主張するが、兄からの「嘘なのに」の言葉にショックを受ける。そこへダイアナが「それは私の作り話よ」と割って入ると、ウィリアムはすかさず「なら信じる」と答え、母とふたりでヘンリーの機嫌をとろうとする。さらに「マミーの生家に行こう」と提案するウィリアムだが、「“危険だからダメです”と怖い声で言われたわ」と残念そうなダイアナ。ヘンリーは「おばあちゃんの命令?」と嫁姑の関係を知ってか知らずか口にする。その瞬間ノックの音とともに「皆様がお待ちです」と従者の声が聞こえ、幸せな時間はあっという間に終わりを告げる。普通の家族の何気ない会話が切り取られたシーンだが、子どもたちの母として生きることを選ぶダイアナの息子たちへの確かな愛が感じられる、劇中でも重要なシーンのひとつだ。また幼くして母を失ったウィリアムとヘンリーが、ダイアナとこのような会話を繰り広げていたのかと想像することも胸を熱くさせるポイントとなっている。パブロ・ラライン監督が寓話として蘇らせたダイアナ親子の絆に注目だ。『スペンサー ダイアナの決意』は10月14日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スペンサー ダイアナの決意 2022年10月14日より全国にて公開©2021 KOMPLIZEN SPENCER GmbH & SPENCER PRODUCTIONS LIMITED
2022年10月13日『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』A24製作、『エクス・マキナ』のアレックス・ガーランド監督最新作『MEN 同じ顔の男たち』より予告映像とポスタービジュアルが解禁された。本作は、夫・ジェームズ(パーパ・エッシードゥ)の死を目撃してしまった女性・ハーパー(ジェシー・バックリー)が心の傷を癒すため訪れた田舎街で、同じ顔をした男たちと遭遇する不気味な物語。第75回カンヌ国際映画祭の<監督週間>で上映が行われ、その衝撃的な展開に度肝を抜かれる観客が続出した。特にラストへと展開する怒涛の20分はトラウマ必至。 A24とアレックス・ガーランド監督が仕掛けるこの冬の超話題作だ。この度、解禁となった予告映像では、主人公ハーパーが夫の死で傷ついた心を癒すため、知らない土地である田舎街にある美しいカントリーハウスに到着するところから始まる。気分転換に近所を散策し見つけたトンネルでハーパーが声を響かせるとその声に応えるように遠くから何者かが追いかけてくる…。そして、“禁断の狂夢へようこそ”という言葉通り事態は一変。街で出会う男たちがみんな同じ顔をしていることが分かる。“近づかないで”と警戒する彼女の声を無視し、次々と姿を現す“彼ら”の目的とは?映像終盤に怒涛に映し出される“彼ら”の顔と【衝撃のラストが永遠のトラウマになる】というコピーも意味深だ。その直後ハーパーの背後に何かが忍び寄る場面など緊迫感のある展開が続き、美しい映像ながらも正体不明の恐怖と想像を絶する悪夢の幕開けを感じさせられる予告映像となっている。併せてポスタービジュアルも解禁。不吉なことが起こる前兆かのように“禁断の果実”である“りんご”が木から落下、呆然と立ち尽くすハーパーが見つめる先に何者かがいるのか、地面には2つの影が不気味に伸びている。これから彼女が見舞われる恐ろしい展開を彷彿させる不穏なビジュアルとなっている。『MEN 同じ顔の男たち』は12月9日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MEN 同じ顔の男たち 2022年12月9日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©️2022 MEN FILM RIGHTS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年10月13日ディズニープラスで配信中の『ホーカスポーカス2』より、監督コメントが到着した。1993年にケニー・オルテガ監督(『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』)が手掛けた『ホーカスポーカス』は、サンダーソン三姉妹と呼ばれる、悪名高い魔女3人が長い眠りから目覚め、ハチャメチャな大騒動を引き起こす、いまなお根強い人気を誇るハロウィーンファンタジームービー。姉妹イチのしっかり者ウィニー役を、歌手としても活躍するハリウッドの大女優ベット・ミドラー(『フォーエバー・フレンズ』)、美人だが天然なサラ役に「セックス・アンド・ザ・シティ」シリーズのサラ・ジェシカ・パーカー、優れた嗅覚で「子供の匂い」を感知できるメアリー役を『天使にラブソングを…』のキャシー・ナジミーという、アニー賞、エミー賞、ゴールデン・グローブ賞といった数々の賞を受賞した名女優たちが演じ、ハロウィーン映画の定番となった。この度解禁されたのは、およそ29年ぶりの続編を手掛けたアン・フレッチャー監督のコメント。アン・フレッチャー監督(「This Is Us」、『ステップ・アップ』、『あなたは私の婿になる』)は、「この映画は純粋にファンの方々のために作りました。皆さんがずっとドアを叩き続けてくださったので、私たちはそれに応えました」と、ハロウィーンの定番映画として長年支持され、続編を待ち望む声が多かったことが本作のきっかけとなったと話す。そんなアン監督が意識したのは、「魔女たちのキャラクターを正しく描くこと」。そして「私はこれをオリジナルのリメイクにはしたくなかった。これを独立したひとつの映画にしたかった。ファンが求める、オリジナル映画にあった楽しいものはそのままで、ストーリーは完全に違うものにしたかった。私にとってこれは独立した映画。オリジナルを見ていなくても十分楽しめると思う」とコメントしている。またアン監督はファンに愛されている“邪悪”だけど、どこか憎めない魔女サンダーソン姉妹のキャラクター等はそのままに新たなストーリーを構築しており、「今回登場する、魔女3人と女子高生3人の物語は、どちらも姉妹の絆がテーマです。少女たちに血のつながりはありませんが、お互いを思いやり、助け合う気持ちは同じ。互いに寄り添い、言葉を交わし、絆を深めていく物語」を描いたという。そして最後に「ひとつ言えることは、驚くことでもありませんが、ファンの人たちが何より心ひかれるのは、あの魔女たちなのです。この映画は、とことん明るく、心から楽しめる作品に仕上がっています」と本作への自身を覗かせた。不死の魂を手に入れるため、現代に復活を遂げたサンダーソン三姉妹がハロウィーンの夜にさらなる大騒動を巻き起こす。果たして魔術書を巡るハチャメチャバトルはどうなってしまうのか。ぜひ作品を観て確認してほしい。『ホーカスポーカス2』はディズニープラスにて配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年10月13日テレビシリーズ「ひつじのショーン」の放送を開始して15周年。記念すべきアニバーサリーイヤーに2週間限定公開される『ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!』の予告編が解禁された。収録エピソードが第50回国際エミー賞(R)にもノミネートされ、さらに注目が集まる本作。解禁された予告編では、普段は緑が美しいモッシーボトム牧場が、雪景色とイルミネーションですっかりクリスマスの装いに。牧場主の家では、大盛り上がりでパーティーの準備をするショーンたち。そんな中なんとティミーがサンタを追ってクリスマス・マーケットで迷子になり、地元のセレブ・ベン一家にクリスマスプレゼントとして拾われてしまう。ティミーを探して牧場やクリスマス・マーケットで大暴れするショーンたち。雪だるまに隠れたり、ソリで雪山を滑走したり、人間のフリをしてみたり。そしてビッツァーは雪だるまと手をつないで宙を舞う!? ドタバタな捜索シーンとなっている。果たして、みんなでそろってクリスマスを楽しむことができるのか?なお、現在発売中のムビチケは、発売10日間で前作『ひつじのショーン スペシャル いたずらラマがやってきた!』の121%の売り上げを記録。3年ぶりとなる本作の、楽しくてあったかいクリスマスの大冒険にますます期待が高まる。『ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!』は12月16日(金)から12月29日(木)まで限定公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた! 2022年12月16日より全国にて公開© Aardman Animations Ltd 2021
2022年10月13日ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーほか豪華キャスト出演、『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督作『バビロン』よりキャラクターポスターが解禁された。ゴールデンエイジ(黄金時代)と呼ばれた1920年代ハリウッドを舞台に、富と名声、野心に彩られた映画業界で夢を叶えようとする男女の運命を描く本作。ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーのほかに、トビー・マグワイア、サマラ・ウィーヴィング、オリヴィア・ワイルド、キャサリン・ウォーターストン、新鋭ディエゴ・カルバ、「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」のベーシストのフリーなど多彩なキャストが集結。この度到着した6種のキャラクターポスターでは、豪華キャスト陣が演じるキャラクターらの、最高潮の輝きの一瞬を切り取っている。いままさに世界の中心にいるかのようなオーラを放ち、サングラスに蝶ネクタイでビシっと決めたブラッド・ピットや、鮮やかな赤のドレスをまとい豪快に髪を振り乱して踊るマーゴット・ロビーの鮮烈なショットもインパクト大だ。ド派手なパーティ会場で四方八方からあがる羨望の手の真ん中で、とびきり華やかな活躍を見せつけるハリウッド黎明期に生まれた彼らのようなスターたちの陰では、乱れた服のまま隅で座り込むディエゴ・カルバや、強烈な舞台衣装とは裏腹に鋭くも不穏な視線を送るジーン・スマートにリー・ジュン・リー、トランペットをひたすらにかき鳴らすジョヴァン・アデポの姿など、様々な人々の夢と野心が響きあい、交錯する。奔放で大胆、ゴージャスでクレイジーなハリウッドゴールデンエイジを象徴する仕上がりとなっている。チャゼル監督は、15年ほど前に脚本家・監督を志してL.A.に飛び込んだ頃から本作の構想をずっとあたためてきたそうで、「少しばかり巨大すぎたので、ずっと先延ばしにしていたのです」と回顧している。ついにいま、その長年の夢を叶える一本に取りかかった決め手として、「その時やっていることにある意味で全力投球してしまう。なので、ある作品から離れたら、それまでの嗜好を変えてくれる、いわば口直しが必要で、ここまでで学んだことは、自分は本能的に180度違うことをやりたい性分なのです。『セッション』で怒りを感じたあとには、優雅な何かをしたくなり、『ラ・ラ・ランド』で華やかなものを撮ったあとには、内省的なものをやりたくなり、『ファースト・マン』の静けさの後には、ド派手で騒がしいものを撮りたくなりました。これが『バビロン』です」と語っており、満を持して取りかかった渾身の本作にますます期待が膨らむ。さらに、本作のムビチケオンラインが10月13日(木)より先行発売開始。詳細は公式サイトにて確認を。『バビロン』は2023年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バビロン(2022) 2023年、全国にて公開© 2022 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2022年10月13日