男性用スカルプケアシリーズ「Rigaos」(リガオス)の新商品・新CM発表会が8月4日、都内にて行われ、CMイメージキャラクターの豊川悦司、浅野忠信、松田龍平が登場した。会見の他の写真CMで実際に着用したダンディーな黒のスーツで登場した3人。イメージキャラクターに起用されたことについて豊川は「衣装やCMの世界観が凄いスタイリッシュで、おもしろくてかっこいい企画に参加できて嬉しく思います。浅野くんと松田くんは、一緒に仕事をしたかったふたりだったので、凄く充実した時間を過ごせて楽しかったです」とコメント。CM撮影については「スーツを着ながら頭を洗うことなんて、もちろんやったことがなかったので(笑)。凄く新鮮なことがたくさんありました」(浅野)、「(撮影で)色んなおもちゃを使ったり、豊川さんと浅野さんと一緒にできて、おもしろい撮影でした」(松田)と、撮影を振り返った。頭皮へのやさしさを追求した商品の特性にちなんで、男前の3人に対し、女性に優しくされたいか、優しくしたいかという質問がされると「優しくされたい」と答えた浅野と松田。それを受けた豊川は「“優しくしたい”って言うしかないじゃないですか、流れ的にも(笑)。でも、ふたりは忘れてると思いますけど、優しくしないと優しくしてもらえませんから、優しくすることから始めましょう」と人生の先輩としてアドバイスした。最後に豊川は「Rigaosで頭も心もスッキリして、暑い夏を乗り越えて一緒に頑張っていきましょう」と、力強いメッセージを贈った。頭皮にチカラを与え、健康な髪の育成をサポートする男性のためのスカルプケア「Rigaos」シリーズは、8月15日(月)から全国発売される。同日より、新CM「樹木」篇、「やさしさ」篇、「消臭効果」篇がスタート。CM楽曲には、クレイジーケンバンドのオリジナルソングが起用される。発売に先駆け、8月5日よりCM「登場」篇がオンエアされる。
2011年08月05日現在、映画にドラマ、CMにと引っ張りだこの人気女優・武井咲が、今度はハリウッド映画の日本語ボイスキャストに大抜擢!8月3日(水)に都内スタジオで、アフレコ風景を公開した。気になる“出演”作は大人気カーアクションシリーズ第5弾『ワイルド・スピード MEGA MAX』。武井さんが洋画の日本語吹き替えにチャレンジするのは、これが初めて(ゲームソフトの声優は経験済み)。シリーズの顔であるヴィン・ディーゼル&ポール・ウォーカーの名コンビを追跡するリオデジャネイロの新人女性警察官・エレナ役を演じている。マイクに向かった武井さんは「私、声が高いので、低く話そうと注意しました。普段のお芝居とはニュアンスも感覚も違うので、雰囲気をつかむのが大変ですね」と緊張気味。「どうやって撮影しているんだろうってシーンもたくさんあって、演じながら『ウワー』って(笑)。洋画らしい迫力があって、アフレコしながら鳥肌が立っちゃいました」と圧倒されっぱなしのようだ。それでも「うちのお父さんが(『ワイルド・スピード』シリーズが)大好きなんですよ。私にとっては新しいチャレンジ。ワクワクしますね」と持ち前のガッツを披露した。前作『ワイルド・スピード MAX』に引き続き、ディーゼル、ウォーカーらおなじみの“飛ばし屋”が再集合。リオデジャネイロを舞台に、裏社会を支配するギャングのボスから1億ドルの大金を奪おうと、超人的なドライビングテクニックで縦横無尽の攻防を繰り広げる。ディーゼル演じるドミニクと、武井さんが声を演じるエレナの間に、ロマンスの予感も…。武井さん自身も「ワイルドな男性、好きですよ。引っ張ってくれる人がいい」と恋愛観を明かした。『ワイルド・スピード MEGA MAX』は9月23日(金・祝)、24日(土)、25日(日)に3連休先行上映。10月1日(土)より全国にて公開。■関連作品:ワイルド・スピード MEGA MAX 2011年10月1日より全国にて公開© 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:浅野忠信、鮮烈ハリウッドデビュー!3日で6,600万ドルの大ヒットスタート
2011年08月03日夏の幕開けを飾る、マーベル・スタジオ初の3Dアクション超大作『マイティ・ソー』。公開に先駆けてシネマカフェでは、女性限定の試写会でアンケートを実施したところ、様々な胸きゅんポイントが浮上!主人公は、乱暴者ゆえに人間界に追放された“神”のヒーローという、これまでのヒーローとは一線を画す、異色ヒーローのどんなところにグッと来たのか?コミックファンやアクション映画ファンでなくても存分に楽しめる『マイティ・ソー』の女性目線でのツボを少しだけご紹介!いわゆる“ヒーロー映画”というと、世界の平和を賭けた正と悪の闘い、というイメージを持ってる人も多いだろうが、本作の異色なところは、神の世界と人間の住む地球をまたいでいるということ。神々の王オーディンの息子であり、将来の跡継ぎに選ばれていた主人公・ソーは、強すぎるあまりその傲慢さから、自らの父の手で力を奪われ、地球へと追放されてしまう。この“無力”な状態に陥ったソーの挽回が見どころの一つであるが、「従来のヒーローは初めから既に完成されているイメージだけど、横柄な乱暴者から人間らしく成長していくところが印象的」(36歳・会社員)、「従来のヒーローものと違って、人間の弱さや脆さに焦点を当てて描かれていて興味深かった」(22歳・大学生)といった肯定的な感想が寄せられた。愛するがゆえに厳しい父との親子愛、共に戦う三銃士たちの忠誠愛、そして地球で出会った女性・ジェーンとの間に芽生えるラブ…など、ソーを成長させる様々な愛のドラマが物語に深みを与えているが、その中でも女性たちの心を捉えたのが、ソー&ロキ兄弟の確執のドラマ。仲間から慕われ、太陽のような存在のソーに対して、弟のロキはどちらかというと兄の影に隠れた存在。やがて、神の世界<アズガルド>の征服を企むロキと、ソーの確執のドラマは親近感と切なさを感じさせるが、これに対し「親子・兄弟の確執は、人間も神様も同じなんだなと感じた」(24歳・会社員)という意見も。さて、新ヒーローとも言うべきソーのヒーローぶりについて聞くと、女性陣からは「可愛い!」という声が続出。完璧なデキすぎ君よりもちょっとダメ男くんの方が母性をくすぐられる女性が多いのは然り。「外見は文句なしのヒーローだけど、やんちゃでお茶目な内面とのギャップが女ゴコロをくすぐります。応援したくなる!」(22歳・大学生)、「人間界に追放されてもしばらくの間、オレ様っぷりを貫き通す姿が微笑ましかったです」(31歳・会社員)、「破天荒なキャラだけど、素直で可愛い」(32歳・会社員)、「神の世界での戦いを地球に持ち込む、お騒がせさんなところが新鮮でした」(22歳・大学生)と、“人間味のある”姿が好感を集めたようだ。そんなソーを演じるのが、『スター・トレック』で見出されたハリウッドの新星クリス・ヘムズワース。この大役のために鍛え上げた筋肉は文句なしで、その肉体美を絶賛する声が大多数。中には「『ターミネーター』の続編を作るならクリスかなと思います」(29歳・会社員)という推薦の声も。また、マッチョな体とは対照的な甘いマスクとのギャップがまた女性たちの心を射止めたようで、「体はたくましいのに、顔がぬいぐるみみたいで可愛い!」、「天然ぶりを発揮するときの爽やかな笑顔がステキ!」。さらに「イケメンフェイスにも関わらず、コミカルな演技が良かった。これから期待です!」、「目の演技力が素晴らしかった」、「ブラッド・ピットを彷彿させる」と新世代のハリウッド・スターの誕生に期待の声が多く寄せられた。豪快な力強さと少年のようなピュアな優しさで、愛すべきキャラクターの称号を得ること必至のソー。早くも次作『アベンジャーズ』での活躍も待たれるところだが、まずはこの夏、あなたも胸きゅんしてみては?『マイティ・ソー』は7月2日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:マイティ・ソー 2011年7月2日より丸の内ルーブルほか全国にて公開TM & © 2010 Marvel © 2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.■関連記事:浅野忠信インタビュー失敗を恐れず貪欲に挑み続ける『マイティ・ソー』クリス・ヘムズワース インタビュー神に“不可能”の文字はなし松たか子、浅野忠信の米進出を祝福「立派になられましたね」今年だけで公開作は5本注目せざるをえない女優、ナタリー・ポートマンの魅力オレ様ヒーローに胸キュン!女性限定『マイティ・ソー』3D試写会に25組50名様ご招待
2011年06月30日メジャーリーガー同様とまでは言わないが、日本人俳優がハリウッド作品に出演すること自体、以前ほどには珍しい出来事でなくなってきたのは事実である。だが、浅野忠信がハリウッド進出を果たすとなれば話は別だ。事件と言ってもいいだろう。90年代からいまに至るまで、日本映画界の最前線を走り続けてきた男。すでに香港、タイ、モンゴルなどの作品に出演を果たしており、早い段階から海外志向は強かったと言えるが、一方で日本国内での出演作に目を向ければ、岩井俊二に青山真治、是枝裕和といった、どちらかというとインディペンデント色の強い作品への出演が目立つ。そんな彼が、マーベル・コミックを原作とした3D超大作『マイティ・ソー』でハリウッド進出。そこには彼が自らのルーツと共にずっと抱き続けてきた思い、そして20年にわたって映画に携わる中で芽生えたある変化が――。いまなお渇望を抱え、全力で走り続けることをやめない男が、胸の内を明かしてくれた。めぐって来たハリウッドへのチャンス「誰もが知るあの世界に踏み込んでみたかった」「やっと来た」――。今回のハリウッド進出を語る上で、幾度となくこの言葉を口にした。つまり、彼にとってハリウッド映画への出演は、決して降ってわいた話ではなく、以前から熱望し続けてきた夢なのだ。すでによく知られている事実だが、浅野さんはアメリカ人の祖父を持つ。そうしたルーツも踏まえ、今回のアメリカ進出のキャリアにおける位置づけをこう語る。「本当に大きなチャンスだと思っています。ハリウッド映画は世界中で上映されますし、何よりおじいちゃんの存在があって、ずっとアメリカ映画に出たいという思いはありました。長い時間をかけてやっとスタートラインに立ち、スタートを切れた――。それを1回、2回で簡単に終わらせるつもりもないし、ここからまた時間をかけて“浅野忠信”という俳優をみなさんに知ってほしい。いまは役者人生において、大きなチャンスが来たという思いです」。過去の作品ラインナップを見れば分かるが、浅野さんの名が多くの人々の知るところになったのは、岩井監督の初期作品に代表されるような“とがった”作品、役柄を通してであると言える。もちろん、年齢と共に幅広い役柄を演じるようにはなったが、いまなおそうした“独立色”のイメージがついて回る。そうした意味でハリウッド進出を以前から考えていたというのは意外な気も…。「憧れはずっと前からありましたね。もちろん、面白い映画に出たいという思いは若い頃からあったし、各国の映画に出たいとも思ってました。その一方でワーッと楽しめるハリウッド映画のノリは決して嫌いじゃない。それこそ小さい頃から観ていたし、俳優としても思いきりやってみたい、という気持ちはあった。僕は欲張りで、本当にいろんな映画に出たい(笑)。誰もが知るあの世界に踏み込んでみたいというのはずっと思ってました」。ずっと思い続けてきた“夢”がかなった形だが、決してそれだけではない。俳優として映画界の最前線に立つ中で、浅野さん自身も常に変化し続けたきた。「こだわりを持たないこと」――現在の自らの俳優としてのスタンスをそう表現する。「いまは自分の中で(役を受けるか否かの)基準を作らないようにしています。オファーが来たということは、僕が出たら面白いと考える人がいるということ。もしも受け取った台本がつまらなかったら、なおさら僕がそれを面白くすることができるのか?って思ってやりたくなるんです。『面白い』、『かっこいい』なんていうのは誰かが既に作ったものですから、それに乗っかっても、その先はない。だったら自分が何もない底辺で、一番ひどいものを一番かっこいいものに変える方がよほど面白いだろうって」。そう考えるに至る一因は、映画界の最前線に立ち続ける中で、肌で感じた映画界そのものの“変化”だった。90年代に浅野さんが好んで出演していた、先述のような“とがった”作品はいつしかあまり撮られなくなっていった。「その中で、僕自身に対しても“求められ方”が変わっていくのは感じましたね。例えば『鈍獣』(’09)のような映画やあの役柄にしても、90年代には求められなかっただろうと思うし、『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』(’09)でも、すごく質の高い芝居を要求されているのを感じた。そういう現場の経験を通して、やはりこれは僕が何かやらなきゃ始まらない、自分が考え方を変えなきゃとんでもないことになるぞって思ったんです。そこで、ガムシャラに自分の思いつくことをぶつけて、監督たちと一緒に作っていくのがすごく楽しかった。まあガムシャラにぶつけられるだけの役をいただけていたというのもありますが。なるほど、自分を窮屈にしていたのは自分だったし、知らないことが世界を狭くしてたんだって。失敗する方向にあえて行くことで、失敗じゃなかったと気づくということがいっぱいありました」。10年後を見据えて、“応えて求められる”俳優に常に壊し、新たな道を作り上げる。それは決して過去が失敗だったからではない。全てを受け入れ、そして吐き出していく。それが表現者・浅野忠信の生き方なのだ。ハリウッドの現場でも、それは何ら変わることはない。改めて己の往くべき道に確信を持ったようだ。「海外の連中は、自分で選んでこの仕事をやっている、という意識が強い。だから簡単には文句言わないし、どんな小さいシーンでも『明日、おれがセリフ言うシーンがある。楽しみでしょうがない。明日が待てない』って姿勢なんですよ。それは当たり前のことだけど、日本にいたら忘れかけていたかもしれない。自分でもらった役を自分がMAXで楽しまなきゃ誰が楽しむんだっていう話ですから。そういう環境にどっぷり浸かれたのは大きかった」。浅野さんが演じたのは、ソーに仕える戦士で、侍を思わせる男・ホーガン。「戦いのことだけを考えているタイプの戦士なので、やはりアクションシーンが大事だと思ってました。ただ、アクションと言ってもコミック発の作品だから、キレイにやるんじゃなくてワイルドに大胆に動きたかった。それは、スタントの方にも常に言ってました」。この男から迷いは感じられないが、改めて今後の俳優としてのビジョンを聞いてみた。「いま、こうやって『マイティ・ソー』が公開されて、観てくださる人たちがいて、ここから僕がどういう風に必要とされるのか?必要とされたときに、それに応えられる“何か”を持ってないといけない。この先も応えて、応えて求められ続けるようにしたい。それが10年後くらいにひとつの形になっていてほしいですね。これまで日本でやっていく中で、自分の“役割”というものを与えてもらったように思えるので、これから同じように役割を感じられるようになりたいです」。静かに浮かべた笑みは自信、いや覚悟の表れと言えるかもしれない。浅野忠信の“新章”が始まる――。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:マイティ・ソー 2011年7月2日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© TM & © 2010 Marvel © 2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.■関連記事:『マイティ・ソー』クリス・ヘムズワース インタビュー神に“不可能”の文字はなし松たか子、浅野忠信の米進出を祝福「立派になられましたね」今年だけで公開作は5本注目せざるをえない女優、ナタリー・ポートマンの魅力オレ様ヒーローに胸キュン!女性限定『マイティ・ソー』3D試写会に25組50名様ご招待【ハリウッドより愛をこめて】夏休み注目映画続々!今年は“ヒーロー”が熱い!
2011年06月29日『アイアンマン』のロバート・ダウニー・Jr.に『インクレディブル・ハルク』のエドワード・ノートンなど、マーベル・コミックの映画化ラインナップを彩るスターの系譜にまた新たな男が加わる。北欧神話を基に、神々の世界を追放された男が地球で大暴れする『マイティ・ソー』がまもなく公開。主人公のソーを演じるのは、オーストラリア出身の新鋭クリス・ヘムズワース。昨年末には私生活でもゴールイン。本作の公開に続き、ソーやハルク、アイアンマンらヒーローが集結する『ジ・アベンジャーズ』も控え、いま、ノリに乗っているクリスが肉体改造の苦労からナタリー・ポートマン、浅野忠信らとの共演についてなどたっぷりと語ってくれた。女優ナタリー・ポートマンと共演冷静を装い「心の中で『やった!』」長きにわたって多くの人々に愛されてきたコミックの映画化とあって「熱狂的な大勢のファンを持つ役柄を演じるのは初めてのことで、その意味でプレッシャーはあった」とクリス。だがその一方で「スーパーヒーローの役を演じることができ、またアンソニー・ホプキンス、ナタリー・ポートマンといった錚々たる面々と一緒に仕事ができるというのは最高にエキサイティングなことで、そんな不安は一気に吹っ飛んだ」とも。演じる上では俳優としてのキャリアを持ち、演出家としても高い能力を備えた監督のケネス・ブラナーの存在が大きかったようだ。「監督は、常に何事も徹底的に試行錯誤し、限界に挑戦していくんだ。それはとても解放感のあるプロセスだったね。まずストイックなバージョンを撮り、『じゃあ今度はもっとハチャメチャな荒っぽいバージョンで行ってみよう!』って言われるんだ。彼ほど信頼していない相手に言われたら、やっていなかったかもしれないけどね。彼がバックにいると思うと、安心しリラックスして臨むことができるんだ」。劇中、鎧を着ているとイマイチ分かりづらいが、地球に追放されたのちにピチピチのTシャツ姿で暴れまくる姿を見ると、彼が筋肉のかたまりであることが分かる。「クランクインする前の4〜5か月、さらに撮影中の4〜5か月ずっと(肉体を)維持していかなくてはならなかったんだ。エクササイズ、食生活に栄養学といったことの知識を高めることになったよ。トレーナーに付いてウエイトリフティングをやり、食生活でもタンパク質と炭水化物を中心にとにかくたくさん食べた。常に体重を測り『うまく行ってない!』と躍起になっていたよ。そうしてるうちに『おれは何してるんだ?こんなことするためにこの世界に入ったわけじゃないだろう?』と思ったり(笑)。やめておけばいいのに、ブログなどで『体格的にあいつにソー役は無理だ』なんて書かれているのを見て、余計にむきになったりしていたよ(笑)」。このほかにも、眉やヒゲを毎日ブリーチ。「自宅に戻ると髪は地毛だからダークで短いのに、眉毛とヒゲは白かったりオレンジ色だったりするんだ(苦笑)」と嘆くような口調で当時をふり返るが、そのかいあって「あいつには無理だ」などと言わせない見事な変身を遂げている。肉体改造と言えば、ヒロイン役のナタリーも別作品(『ブラック・スワン』)で「全く逆の方向で(笑)」激しいトレーニングを経験したばかり。共演してみてのナタリーの魅力は?「彼女は最高のユーモアのセンスの持ち主で、一緒にいてすごくやりやすい。本当に素晴らしいプロだよ。ある飛行シーンで、僕はコスチュームとワイヤーを装着して彼女と一緒にクレーンに吊るされたんだ。ちょうど日没の頃で、サンタフェの山を見渡しながらナタリー・ポートマンを片手に抱いて、風に吹かれて揺られている…そんなシュールなシチュエーションでふと我に返って『僕は一体、何しているんだ?』と不思議な気分だったよ。興奮しているところを見せないように、落ち着いたフリを装って『『ブラック・スワン』はどうだった?次はどんな映画が決まっているの?』なんて淡々と聞きつつ、心の中で『やった!』ってひとり笑いをしていたよ(笑)」。そんな様子では、2人のラブシーンでもさぞや興奮を…。「ああいったシーンを実際に撮影するときは、50人ものクルーに囲まれてカメラが回っているわけで、あまりロマンティックなものではないんだけど(笑)、まるでティーンエイジャーが初めてキスするような気分だった。あれこれとテクニカルな要求、手はどこに置いて、唇をどう動かして、といったことを指示されるから考えているうちに『あれ?キスってどうやってやるんだっけ?』ということになる(笑)。照れくさくて、そういうシーンの方がよっぽど緊張したね」。チャレンジ精神と正しい選択をしていくことが重要さて、冒頭でも触れたようにソーの冒険は本作にとどまらない。本作に続く形で、ヒーローたちが集結する『ジ・アヴェンジャーズ』も注目を集めている…のだが、こちらについてはまだまだ秘密が多いよう。「あまり話してはいけないことになっているんだ。そんなことしたら殺されちゃうよ(笑)。ただ、とてもエキサイティングな作品になっているし、あれだけのキャラクターが勢揃いするから、撮影自体も、撮影の合間も楽しみだね。ソーの辿る旅についてはあまり言えないなぁ…(笑)。本作の最後のシーンからうまく展開しているとだけ言っておこう」。オーストラリアからハリウッドへと渡りスターダムへ。ラッセル・クロウにヒュー・ジャックマンなどそうした先人は枚挙にいとまがないが、彼も同じ道を歩むのか?彼自身は「少なくともドアに足だけは入っていると実感することができるようになった」と自信を口にしつつも、自らの立ち位置や俳優として進むべき道についてこうも語る。「いまとなっては何でも手に入れようとするのではなく、何を選択するかが重要となってきたと思う。過去15年間で、いまは最も多くの新人俳優がいると言えるんじゃないかな?10年前には『ハリウッドにはあまり(男らしい)男優がいない』と言われていて『きっとうまくやっていけるよ』と言われたものだけど突然、サム・ワージントンやチャニング・テイタムといった俳優がそれぞれ大作を控えているという状況が訪れた。同時に業界自体も変わってきている。俳優個人に成功を托すのではなく、シリーズものが強かったりするので、これまで以上に自分に対してチャレンジを与え、新しいことに挑み、正しい選択をしていくことが重要になってきたと感じるんだ」。27歳の新星は、冷静に自らを見極め歩み続ける。『マイティ・ソー』2011年7月2日より丸の内ルーブルほか全国にて公開。公式サイト: & ©2010 Marvel ©2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.■関連作品:マイティ・ソー 2011年7月2日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© TM & © 2010 Marvel © 2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.■関連記事:松たか子、浅野忠信の米進出を祝福「立派になられましたね」今年だけで公開作は5本注目せざるをえない女優、ナタリー・ポートマンの魅力オレ様ヒーローに胸キュン!女性限定『マイティ・ソー』3D試写会に25組50名様ご招待【ハリウッドより愛をこめて】夏休み注目映画続々!今年は“ヒーロー”が熱い!浅野忠信、本格ハリウッドデビュー作『マイティ・ソー』試写会に25組50名様ご招待
2011年06月24日2月に出版されたアーティスト、アレクサンドラ・グラントによる「Ode To Happiness」(原題)という大人向けの絵本で文を執筆したキアヌ・リーヴス。日本の俳句に影響を受けたと語るキアヌはすっかりその魅力にとりつかれたようで、今度は自身の句集出版を考えている。「Ode To Happiness」の文は例えば「I wash my hair with regret shampoo after cleaning myself with pain soap(痛みの石鹸で身体を洗い、後悔のシャンプーで洗髪する)」といった暗い内容だが、キアヌは「もう1冊本を作りたいと思っている。『Haikus of Hope(希望の俳句)』と名づけたアイディアがあるんだ。とても暗い場所にいながら、トンネルの向こうに明るい光が見えるような内容のものだ」と語る。ハリウッド進出で話題の浅野忠信を始め、日本人キャストも多数出演する『47RONIN』に主演するなど、今年は特に日本と縁の深いキアヌ。「俳句はとても興味深いよ。伝統的な芭蕉のスタイルで作りたい」と意欲を見せている。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:47RONIN 2012年12月、公開■関連記事:赤西仁、オーディションでキアヌの親友役を勝ちとりハリウッドデビュー!キアヌにデル・トロ。40代独身大物俳優たちの身辺に変化の兆しがキアヌ主演のハリウッド版「忠臣蔵」発進!真田に浅野、柴咲&凜子も参戦
2011年06月17日俳優の浅野忠信が6月16日(木)、ハリウッド初進出を果たした3Dアクション大作『マイティ・ソー』をPRするため、東京・有楽町のザ・ペニンシュラ東京で記者会見を行った。「今回はとても大きな経験であり、素晴らしいスタートになった」と誇らしげに語る浅野さん。会見には『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』にて夫婦役で共演した女優の松たか子が花束ゲストとして登場し、「ひどい夫が、戦士として神の国から帰ってきました(笑)」(浅野さん)、「本当に立派になられましたね」(松さん)。さらに松さんは「浅野さんらしい新たな一歩を踏み出して、本当に素晴らしい」と浅野さんの米進出を祝福した。同作は『スパイダーマン』、『アイアンマン』など型破りなヒーローを生み続けるマーベル・スタジオが放つ最新作。傲慢さが仇となり、神の国を追放された王位継承者・ソー(クリス・ヘムズワース)が地球に舞い降り、天文学者のジェーン(ナタリー・ポートマン)との出会いを機に、自らの進むべき道を模索し、新たな脅威と戦う姿をダイナミックに描く。浅野さんが演じるのは、ソーを護衛する三銃士のひとり・ホーガン役。劇中では、英語の台詞や体当たりのアクションに挑戦し、コミカルな一面も披露している。浅野さんはこれまでにも数々の海外作品に出演し、『地球で最後のふたり』ではヴェネチア国際映画祭のコントロコレンテ部門主演男優賞を受賞。チンギス・ハーンを演じた『モンゴル』はアカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされるなど、国際舞台で活躍を見せてきた。それでも、ハリウッドという“舞台”が自身の中で特別なものだといい「自分の祖父がアメリカ人ということもあり、いつかはアメリカの映画に出たいと思っていた。映画を通して、亡き祖父と出会えた気がする」。実際の現場は「物質的にも、時間的にもとんでもない規模」と驚きの連続だった。アンソニー・ホプキンスやナタリー・ポートマンら豪華スターと共演し「舞い上がって緊張している自分もいたが、実際会ってみると、同じ表現者としての真剣さに触れ、いままで自分がやってきたことが間違っていなかったと再確認できた」と自信を深める。メガホンを取ったケネス・ブラナー監督からは、ビデオメッセージが到着。「まれな存在感を持つ生来の映画スター。彼は静かな中に知性を感じさせつつ、猛烈な戦士の印象を与えている。タッド(浅野さんの呼び名)にとって初のハリウッド映画だが、彼は驚くほどの早さで順応し、あらゆる面で貢献してくれた。クルーも役者もタッドが大好きだったよ。優しく礼儀正しい。非常に熱心でたのしく仕事ができた」と手放しの絶賛だった。現在はロンドンで、キアヌ・リーヴス主演の話題作『47RONIN』(原題)を撮影中。浅野さんは「すべてはタイミングだが、これからもさまざまな作品に出演したい。もちろん、日本映画に育ててもらったので、これからも関わらせていただきたい」と国内外で幅広く活動したいと瞳を輝かせた。『マイティ・ソー』は7月2日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:マイティ・ソー 2011年7月2日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© TM & © 2010 Marvel © 2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.■関連記事:今年だけで公開作は5本注目せざるをえない女優、ナタリー・ポートマンの魅力オレ様ヒーローに胸キュン!女性限定『マイティ・ソー』3D試写会に25組50名様ご招待【ハリウッドより愛をこめて】夏休み注目映画続々!今年は“ヒーロー”が熱い!浅野忠信、本格ハリウッドデビュー作『マイティ・ソー』試写会に25組50名様ご招待『ハリー・ポッター』新画像が到着夏の3D戦争をノンストップのアクションで制す?
2011年06月16日映画人にとっての最高の栄誉、アカデミー賞で悲願の主演女優賞を受賞した女優、ナタリー・ポートマン。今年だけで日本で公開される作品が5本と、いま最もノリにのっている女優といっても過言ではない。この夏注目の出演作品の見どころとあわせて、ナタリーの魅力をクローズアップ!1994年、リュック・ベッソン監督作『レオン』のマチルダ役でデビューしたナタリーは、13歳とは思えぬ高い演技力から観るものに鮮烈な印象を残した。オスカーをもたらした『ブラック・スワン』では嫉妬と狂気に狂うバレリーナ・ニナを熱演し、アシュトン・カッチャーと共演したラブコメディ『抱きたいカンケイ』では、セックスフレンド役に挑戦。誰もが心に持つ闇の部分を体現しているニナとは対照的に、女性の悩める恋愛をリアルに表現した。前出の2作品に比べれば派手さはないが、インパクトでは負けてない『メタルヘッド』もオススメ。テーマは「人生の再生」。ナタリーがメガネをかけた、さえないスーパーのレジ係役というだけで驚きだが、それ以上に共演のジョセフ・ゴードン=レヴィットの変身ぶりに驚愕。『(500)日のサマー』、『インセプション』のさわやかなイメージとは打って変わり、ロン毛のメタル野郎に扮し、「ファック!」と叫ぶジョセフ。ジョセフファンならずともこの作品は是非ご覧頂きたい。一方、5作品の中で等身大の印象が強いのが『水曜日のエミリア』。本作で彼女が演じたのは即婚の上司と恋に落ち、“略奪女”のレッテルを貼られてしまったエミリア。彼の息子・ウィリアムとの関係にも悩み、様々な試練が訪れる中、エミリアはある秘密を抱えていた――。このほど出産が報じられたばかりのナタリーがまさに等身大で演じた本作。現代の女性像が見事に反映され、全米では賞賛を集めた。ちなみにナタリーは本作で製作総指揮としても名を連ねている。そして『水曜日のエミリア』と同日公開されるのが、新たなヒーロームービーとして存在感を放つアクション超大作『マイティ・ソー』。老舗アメコミ出版社「マーベル・コミック」の同名人気コミックを原作で、浅野忠信のハリウッド進出作品としても公開前から話題を集めている一作だ。神の世界で最強の戦士として君臨するも、横暴と傲慢さが仇となり、地球へ追放されたソー(クリス・ヘムズワース)が、凶悪な宿敵と戦うさまが描かれる。ナタリーはソーと出会う才色兼備の宇宙物理学者・ジェーンという役どころで参加。ちなみにナタリーの代表作のひとつに『スター・ウォーズ』シリーズがあるが、ナタリー自身はSF要素が強い作品が好みとのこと。これに加えてケネス・ブラナー監督との仕事、マーベル・ユニバースの大ファンでもあったことから本作への出演が実現したようだ。出演が決定したのは『ブラック・スワン』に携わっている最中!過酷なスケジュールでの出演ながらもナタリーはこうふり返っている。「本当はゆっくり休むべきだったんでしょうけれど、ケン(ケネス・ブラナー監督)と仕事ができるなんて、逃すにはあまりに惜しいチャンスでした。これまでいくつかスケールの大きい作品に出演しましたが、演技に対するこれほど強烈な集中力を監督から感じたのは今回が初めてでした。本当に出演できてよかった」。ラブコメからヒューマン・ドラマと様々なジャンルに果敢に挑んでいくナタリーだが、いずれも女優ナタリーにとって新境地と呼べるものばかり。まさに“ナタリー・イヤー”と呼ぶにふさわしいこの年、タイプの異なる5作品がそろった。きっとあなたの好みの作品が見つかるはず!『メタルヘッド』は6月25日(土)よりシアターN渋谷ほか全国にて順次公開、『水曜日のエミリア』は7月2日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開、『マイティ・ソー』は同じく7月2日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:水曜日のエミリア 2011年7月2日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開© 2009 INCENTIVE FILM PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED抱きたいカンケイ 2011年4月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 DW Studios L.L.C. All Rights Reserved.メタルヘッド 2011年6月25日よりシアターN渋谷ほか全国にて順次公開© 2010 Hesher Productions, LLC.ブラック・スワン 2011年5月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.マイティ・ソー 2011年7月2日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© TM & © 2010 Marvel © 2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.■関連記事:ナタリー・ポートマンが出産!男児であることが判明ナタリーの演技が光る『水曜日のエミリア』女性限定独占試写会に20組40名様ご招待オレ様ヒーローに胸キュン!女性限定『マイティ・ソー』3D試写会に25組50名様ご招待J・ゴードン=レヴィット&ナタリー共演作『メタルヘッド』試写会に5組10名様ご招待【ハリウッドより愛をこめて】夏休み注目映画続々!今年は“ヒーロー”が熱い!
2011年06月15日ブラッドリー・クーパー主演の大ヒットコメディの続編『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』が全米で公開を迎え、先週1位の『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』を超えるロケットスタートで初登場1位を獲得。初日から3日間で8,600万ドル(約69億円)を突破し、コメディ映画史上最高のオープニング記録を樹立したほか、4日間で1億ドル突破(1億1,809万円)し、1館当たりの興行収入も23,923ドル(約191万円)と今年No.1となった。低予算ながらも異例の大ヒットを記録し、R指定映画の興行収入記録を塗り替え、ゴールデングローブ賞作品賞も受賞した『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』の続編として期待を集めてきた本作。公開にいたるまでには、出演するサルに喫煙させたことで動物愛護団体から抗議を受けたり、世界的なタトゥーアーティストのS・ビクター・ウィットミルからは、前作でマイク・タイソンの顔に入れたタトゥーのデザインに関して著作権侵害で公開差し止めを求める訴訟を起こされるなどトラブルが続出!1週前には『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』が公開され、同じ週には『カンフー・パンダ2』と3D作品がライバルとして立ちはだかったが、公開されてみたら、2位と4,000万ドル近く引き離しての大ヒットスタートとなった。先述の初日3日間での歴代興行収入記録、2011年の1館当たりの収入No.1に加え、2D映画として2011年最高のオープニング成績も樹立。前作は全世界で4億6,700万ドルを稼ぎ出したが、今後、日本を含め海外でどのように受け入れられるのか注目が集まる。2位以下では『カンフー・パンダ2』が4,800万ドルでスタート。『パイレーツ』は先週1週間でおよそ3,900万ドルと2週目にしてやや失速気味…。日本では大ヒットが続くが、北米でどこまで興行収入を伸ばすことができるか?浅野忠信の出演が話題の『マイティ・ソー』は今週5位で累計で1億5,971万ドルに到達!だが、それを上回るのが6位の『ワイルド・スピード MEGA MAX』で1億9602万ドル超で2億ドルの大台まであとわずかとなった。そのほか、カンヌ国際映画祭のオープニングを飾りウディ・アレンの新作で、キャシー・ベイツ、エイドリアン・ブロディ、マリオン・コティヤール、レイチェル・マクアダムスに、仏大統領夫人のカーラ・ブルーニも出演の『Midnight in Paris』(原題)が2週目で7位に浮上した。『パイレーツ』以外は日本でこれから公開される作品となるが、最も話題を呼び、観客を集めるのはどの作品になるか?期待して日本上陸を待ちたいところだ。『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』は7月1日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える 2011年7月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURESカンフー・パンダ2 2011年8月19日より新宿ピカデリーほか全国にて公開KUNG FU PANDA 2™ & © 2010 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 2011年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:ジョニーも大満足の○○?『パイレーツ』コメント付きメイキング映像が到着!ペネロペ・クルス、母親になって仕事中毒から脱却「リラックスすることを覚えた」あいつらが再び帰ってきた!『ハングオーバー!!』試写会に15組30名様ご招待頼りになる“アネゴ女優”ランキングアンジーをおさえての1位は“BOSS”天海祐希!【ハリウッドより愛をこめて】夏休み注目映画続々!今年は“ヒーロー”が熱い!
2011年06月03日今週末20日(金)に公開を迎える、世界的大ヒットシリーズの最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』。今回、我らが“キャプテン”ジャック・スパロウが、かつて愛した女海賊・アンジェリカや“最恐”の呼び声高い黒ひげ、海軍将校へと寝返ったバルボッサらの野望に巻き込まれ、繰り広げることになる大冒険のカギを握るのが“生命(いのち)の泉”。永遠の生命をもたらすとされる泉は本当に存在するのか?シネマカフェでは、この願いを叶える泉にちなんで、「あなたなら、どんな願いを叶えてくれる泉を手に入れたい?」というテーマで投票を実施!生命?お金?愛情――?映画の公開に先駆けて、投票結果を大発表!最も多くの票が集まったのは「若返りの泉」。今回の投票は、20代から30代の女性を中心に多くの票が投じられたが、彼女たちの願望がハッキリと反映された結果と言えそう。「いつまでもモテたい!」(30代・女性)というストレートな思いから「最近老けたんじゃない?なんて言われたので…」(30代・女性)と悩みまじりのものまで、多くのコメントが寄せられたまた「若返り」だけに限らず、時間を過去に戻したいと願う人は数多くいるようで「地震前の日本に復元してほしい」(50代・女性)という人も。2位も、やはり女性の願望を表した“美”にまつわる泉。「ダイエットに失敗し続けてるから」(30代・女性)と“きれいになる泉”を求める人、「顔立ち、スタイル、美肌、若さ…女の子はみんな欲張りなんです」(10代・女性)、「片思いの彼を振り向かせたい」(20代・女性)などなど「美の泉」を求める声多数。「ジョニー・デップやペネロペ・クルスのような容姿になれたら…なんて想像しただけでニヤケてしまう」(10代・男性)という思いはやはり、誰もが考えるよう!第3位には「健康の泉」がランクイン。「病気や、恋の病など…あらゆる“痛み”を和らげてくれる」(30代・女性)ような泉を求める人もいれば「永遠の命を得る必要はないが、いつも心身が丈夫で居られるようにしたい」(40代・男)と堅実な願いを綴る人も。「病気で苦しんでいる人々を救いたい」(30代・男性)など、自身以外の人々の健康を気遣う声も多く集まった。続いて、大変な世相を反映してか個人の欲からは距離を置いた「“愛”“平和”をもたらす泉」が第4位に入った。「この泉の水を飲んだら誰でも愛が溢れ、笑顔になり、幸せになる――そんな泉があったら、戦争もなくなるだろうし、凶悪な事件もなくなるんじゃないでしょうか」(40代・女性)、「地震で被災された方や、世界で飢えに苦しんでいる人を救えるような平和をもたらす泉があれば」(40代・女性)など、慈悲にあふれたコメントが数多く寄せられた。そして第5位に滑り込んだのは、子供の頃の夢をそのまま形にしたような「世界中のどこにでも行ける泉」。「世界中好きなところに行きたい」(20代・女性)という願いから「終電、始発を気にせずにワープしたい」(30代・女性)という生々しい(?)願望まで用途はいろいろ。泉に潜ると好きな場所に行ける、というのは“どこでもドア”よりもロマンティックかも…?今回の投票結果に関して意外というべきか…?“恋を叶えてくれる泉”や“お金をもたらしてくれる泉”はTOP5圏外。それ以外では、就職難の世相を反映してか「仕事を見つけてくれる泉」に意外なほどの人気が集まったほか、「お酒がこんこんと湧き出てくる泉」(50代・男性)、「アイスの泉」(30代・女性)、「アイディアの泉…創作活動で行き詰まることが多いので」(30代・女性)など、ユニークな泉を求める声も多く集まった。あなたは、どんな泉を手に入れるためならジャック・スパロウばりに命を賭けた大冒険に出る?『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』は5月20日(金)より全国にて公開。特集『パイレーツ/生命(いのち)の泉』〜新たな伝説の幕あけ〜■関連作品:パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 2011年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:海賊たちが可愛い人形に!『パイレーツ・オブ・カリビアン』フィギュアを2様プレゼントジョニーの横断幕はストで届かずも、日本人キャスト・松崎悠希、渾身のボケかます【カンヌレポート2】J・デップ、カンヌ来場に熱狂!役作りにあのアニメキャラが影響?『ハリー・ポッター』新画像が到着夏の3D戦争をノンストップのアクションで制す?浅野忠信、鮮烈ハリウッドデビュー!3日で6,600万ドルの大ヒットスタート
2011年05月18日映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』のジャパン・プレミアが5月17日(火)、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木で開催され、土屋アンナ、西城秀樹ら日本人ゲストが来場。さらに、本作に日本人で唯一、出演をしている松崎悠希も駆けつけ、東日本大震災の被災者に向けた横断幕にメッセージを書き込んだ。ジョニー・デップを世界的なスターに押し上げた人気シリーズの第4弾で、ジョニーにキース・リチャーズといったおなじみの面々に加え、ペネロペ・クルスら新たなキャストも参加し、永遠の命をもたらすという“生命の泉”をめぐる冒険が繰り広げられる。上映を待ちわびるファンのために、この日、残念ながら来日できなかったジョニーからこの日のためだけの特別メッセージが到着!「プレミアにお越しのみなさま、こんにちは。その場に行けずとても残念ですが、日本のみなさんに心からの愛と励ましを送ります。映画を楽しんで下さいね。ガンバレ、ニッポン!」という応援メッセージがスクリーンに流れると、客席からは大きな歓声がわき上がった。横断幕は、アメリカ・アナハイムでのUSプレミアで、キャスト陣が日本に向けた応援メッセージを記したもの。各国でのプレミアを経て、この日のジャパン・プレミアで日本のファンの前に披露される予定だったのだが、フランスの空港でのストの影響で、残念ながらこのイベントには間に合わなかった。だが急遽、用意された別の横断幕に来場した日本人ゲストたちがそれぞれメッセージを書き込んだ。「心をひとつに」と記したのは西城さん。ジョニー・デップのファンだというが、本シリーズで西城さんが心待ちにしているのが、ジョニー扮するジャック・スパロウの父を演じる、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズの登場。「僕らの世代的にはすごく楽しみです。ハチャメチャなところがいい!」と共感を語った。ジャック・スパロウの船にちなんでブラックパールをつけて来場した釈由美子は「We are all one」と横断幕に書き込んだ。釈さん自身はペネロペの大ファンとのことで、彼女が演じた女海賊・アンジェリカに期待を寄せた。アンナさんは、『パイレーツ』をイメージした衣裳でさっそうと登場。普段のロッカースタイルではなく「ちょっとガーリーに」海賊っぽいスタイルで決めた。ちなみにこの日のアンナさんの髪は“赤”!服の雰囲気と作品に合わせて「メイクの2時間で赤く染めた」とのことで、この気まぐれな行動的な生き方はジャック・スパロウそのもの!?「悪役でいいので出たい!」と次回作への出演を熱望した。そんなアンナさんが書き込んだメッセージは「Power」。そして、最後に登場したのが海賊団の一員として出演を果たしている松崎さん。緊張気味に報道陣の前に姿を現し、出演の感想を尋ねられると「信じられませんが、出てましたね」と劇中に自身の姿を認めてニッコリ。ジョニーとの共演については「彼はセットに来ると、必ず一人一人の手を握り、目を見て『おはよう』と言うんです」と飾らないジョニーのナイスガイな人柄を明かしてくれた。完成した作品について問われると「自分がそこにいたかのように感じた」と、意外なボケを繰り出すおちゃめな一面も。松崎さんは横断幕に「Thank you world, we’ll rise again」と書き込み、感謝の思いを伝えると共に復興を誓った。この日の横断幕と、フランスから届けられるジョニーらのメッセージ入りの横断幕は、後日、東北の映画館に展示される予定。『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』は5月20日(金)より全国にて公開。特集『パイレーツ/生命(いのち)の泉』〜新たな伝説の幕あけ〜■関連作品:パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 2011年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:【カンヌレポート2】J・デップ、カンヌ来場に熱狂!役作りにあのアニメキャラが影響?『ハリー・ポッター』新画像が到着夏の3D戦争をノンストップのアクションで制す?浅野忠信、鮮烈ハリウッドデビュー!3日で6,600万ドルの大ヒットスタートジョニー・デップ、新米ママのペネロペ・クルスと共演で「また子供がほしくなった」『パイレーツ』初披露でジョニーらに大歓声!キースが日本に向け「ONE LOVE」
2011年05月17日14日、カンヌ映画祭にジョニー・デップが久々に登場。『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』が招待上映され、公式会見が行われた。キャプテン・ジャック・スパロウの役作りには、『ミズーリ・ブレイク』のマーロン・ブランドを参考にしたのかとの質問に対し、ジョニーは、「僕は幸運にもマーロンと知り会えた。彼は映画の中でも外でも、僕に大きなインスピレーションを与えてくれた。でもキャプテン・ジャックに関してはマーロンに影響されたとは言えないね。僕はキャプテン・ジャックを18世紀のロック・スター、つまりキース・リチャーズと、スカンクのペペ・ル・ピュ(アニメのキャラクター)の間のような存在だとみなしているからね(笑)。つまり“スカンク(=信用できないやつ)”なんだよ。とてもロマンチックなスカンクというわけさ」と答えて、会場を湧かせた。また、女海賊を演じたペネロペ・クルスは、妹のモニカが彼女のボディ・ダブルを担当していることを吐露。「モニカは素晴らしいダンサーで、剣の扱いもうまいのよ」と、妹の協力を讃えた。監督のロブ・マーシャルによれば「ワイドショットでは、ときどきモニカが演じてるから、シルエットが違うんだよ(笑)」とのこと。じっくり画面を見ていれば、気づくかもしれない。(photo/text:Ayako Ishizu)特集『パイレーツ/生命(いのち)の泉』〜新たな伝説の幕あけ〜特集「カンヌ国際映画祭現地から最新ニュースお届け」■関連作品:第64回カンヌ国際映画祭 [映画祭]パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 2011年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:【カンヌレポート4】オダジョー、芝居を通しチャン・ドンゴンと言葉の壁を乗り越える【カンヌレポート3】アンジー、カンヌで家族への愛を熱弁!「家族こそ愛がある場所」レオナルド・ディカプリオ、映画祭開催中のカンヌにジェイミー・フォックスと傷心旅行『ハリー・ポッター』新画像が到着夏の3D戦争をノンストップのアクションで制す?浅野忠信、鮮烈ハリウッドデビュー!3日で6,600万ドルの大ヒットスタート
2011年05月16日世界中を魅了してきた人気シリーズの最終作となる『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』の最新画像が到着!製作当初より注目を集めるアクションの激しさの一端がうかがえる画像だが、この“アクション”、そしてシリーズ初の全編にわたる“3D”という要素から、最終章の見どころが見えてくる――?前作『死の秘宝PART1』では、慣れ親しんだホグワーツを飛び出したハリー、ロン、ハーマイオニーが“分霊箱”を探す旅路に大きな焦点が置かれていたが、本作はいよいよ、ハリーとヴォルデモートの宿命の戦いの決着を描くとあって、全編を通じてノンストップのアクションに重点が置かれている。今回、解禁となった新画像に関して、シーンの詳細は不明だが、カップで埋め尽くされたスペースで、グリフィンドールの剣を掲げるハリーの姿が写し出されており、いまだ破壊されずに残っている分霊箱を手に入れようとするハリーたちの戦いを捉えた画像のようだ。ここではまだ、ハリーはヴォルデモートと直接、対峙していないと思われるが、にもかかわらずこれだけの緊迫感!クライマックスとなる最終決戦の前にも凄まじいアクションシーンの数々が展開されることになる。加えてもうひとつの重要な要素が“3D”。これまで、本シリーズでは第6作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の冒頭の十数分が3Dとして上映されたが、全編3Dで上映されるのは今回が最初で最後。シリーズ最大規模のアクションが3Dと組み合わさり、その“破壊力”をどれほど増すのか?期待したいところだ。3D作品自体、すでに珍しいものではなくなってきた感があるが、実はこの5月半ばから本作が公開される夏にかけては、昨年にも増して次々と3D作品が公開となる。まもなく公開される『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(5月20日公開)もシリーズを通じて初の3Dとなっているほか、浅野忠信が出演していることでも話題の『マイティ・ソー』(7月2日公開)はマーベルコミック原作の作品における初3D作品。ほかにも『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(7月29日公開)に『カーズ2』(7月30日公開)、『カンフー・パンダ2』(8月19日公開)と実写、アニメを問わず、人気シリーズものの続編が3Dとなって続々公開される。それぞれの世界観が、どのように3D化されているのか楽しみだが、中でもやはり、ハリーたちの“魔法の世界”の仕上がりは気になるところ。主演のダニエル・ラドクリフが「『PART2』は、絶え間ないアクション映画になっている。決して止まることがないんだ」と言えば、デヴィッド・イェーツ監督も「ド迫力のアクション大作だ」と揃ってアクションシーンを強調。“アクション”ד3D”の化学変化はいかに?そして2011年夏の“3D戦争”を制するのは――?『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は7月15日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開マイティ・ソー 2011年7月2日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© TM & © 2010 Marvel c2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.カーズ2 2011年7月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© DISNEY / PIXARトランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 2011年7月29日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© TR3パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 2011年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.カンフー・パンダ2 2011年8月19日より新宿ピカデリーほか全国にて公開KUNG FU PANDA 2™ & © 2010 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.■関連記事:浅野忠信、鮮烈ハリウッドデビュー!3日で6,600万ドルの大ヒットスタートジョニー・デップ、新米ママのペネロペ・クルスと共演で「また子供がほしくなった」『カーズ2』日本の場面の挿入歌にPerfumeの「ポリリズム」を使用!『パイレーツ』初披露でジョニーらに大歓声!キースが日本に向け「ONE LOVE」ジョニー・デップがロスで日本向け会見中田ヒデと共にメッセージを書きこむ
2011年05月13日浅野忠信のハリウッドデビュー作として注目を集める『マイティ・ソー』が5月6日(金)に全米3,955館で公開を迎え、オープニング3日間で6,600万ドルを稼ぎ出す大ヒットで見事、初登場1位を記録した。本国アメリカに先行して公開されていた56か国でもヒットを記録しており、5月1日までの時点で海外興行収入は1億3,341万ドル超。アメリカの映画興行予想サイトで今年初の2億ドル突破が予想されるなど、サマーシーズン開幕に先駆けて、熱い注目を集めていたが、予想通りの大ヒットスタートを切った。原作はマーベルコミックの人気ラインナップのひとつで、神々の国を追放され、人間界へと堕ちてきたソーが、地球と神の国を襲う脅威と戦うさまを描く。浅野さんが演じたのは、ソーを護衛するウォリアーズ・スリーのひとりホーガンで、ナタリー・ポートマンやアンソニー・ホプキンスらとも絡む重要な役柄として全編にわたって登場している。これまで、日本人俳優が主要キャストとして出演した作品のオープニングとしては、渡辺謙のハリウッド作品初出演作となった『バットマン ビギンズ』が4,874万5,440ドル、昨年公開され、日本でも大ヒットを記録した『インセプション』はオープニングで6,278万5,337ドルを記録しており、本作『マイティ・ソー』が日本人俳優のハリウッド出演作品として歴代No.1のオープニング記録を塗り替えた。まずは鮮烈なハリウッドデビューを飾ったと言える。先週、8,360万ドルという今年のオープニング最高興収を叩きだした、人気シリーズの第5弾となる『ワイルド・スピードMEGA MAX』は2位に後退。とはいえ2週目も約3,250万ドルを稼いでおり、『マイティ・ソー』に先駆けての2億ドル突破も見えてきた。3位、4位は共に初登場。アンジェラ・バセット主演のコメディ『Jumping the Broom』(原題)が1,370万ドル、同じくラブコメでケイト・ハドソン、ジニファー・グッドウィン、ジョン・クラシンスキー主演の『Something Borrowed』(原題)がおよそ1,316万ドルを売り上げた。『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグにアン・ハサウェイ、ジェイミー・フォックスら豪華キャストが声優として名を連ねる3Dアニメーション『ブルー初めての空へ』は4週目で5位に。ミネソタの小さな田舎町で暮らしていた絶滅種のインコの、リオデジャネイロへの旅路を描いており、日本では9月に公開予定。6位の『Water for Elephants』(原題)もリース・ウィザースプーンにロバート・パティンソン、クリストフ・ヴァルツと実力派俳優が顔を揃えており、獣医師を目指していたが、父母の死をきっかけにサーカス団に飛び込んだ青年のドラマが展開する。累計で4,161万ドルを記録しており、今後の日本公開にも期待したいところ。これからの動きとして注目は、何と言っても5月20日に全世界同時公開を迎える『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』がどれほどのスタートを切るか。その後、5月末のメモリアル・デーの連休を境にサマーシーズンに突入し、次々と大作が封切られる。先述の『マイティ・ソー』は日本では7月2日(土)より公開となるが、日本上陸を前に、全米及び海外興収でどれほどの数字を積み重ねているのか楽しみなところだ。特集『パイレーツ/生命(いのち)の泉』〜新たな伝説の幕あけ〜■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedマイティ・ソー 2011年7月2日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© TM & © 2010 Marvel c2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 2011年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.ワイルド・スピード MEGA MAX 2011年10月1日より全国にて公開© 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ジョニー・デップ、新米ママのペネロペ・クルスと共演で「また子供がほしくなった」『パイレーツ』初披露でジョニーらに大歓声!キースが日本に向け「ONE LOVE」ジョニー・デップがロスで日本向け会見中田ヒデと共にメッセージを書きこむ「シェーッ!」直後に渡米の浅野忠信、本場のレッドカーペットに感激米での飛躍誓う生命の泉は東京に?『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』が汐留をジャック
2011年05月12日浅野忠信が5月2日(現地時間)、ハリウッドデビュー作となる『マイティ・ソー』のL.A.プレミアにケネス・ブラナー監督や主演の新鋭クリス・ヘムズワース、共演のアンソニー・ホプキンスらと共に出席し、スーツ姿で笑顔でレッドカーペットを歩いた。老舗アメコミ出版社「マーベル・コミック」より出版されている人気コミックを原作に、神々の国を追放され、人間界にやってきた最強の戦士・ソー(ヘムズワース)が、周囲の人間との関わりの中で優しさを知り、襲い掛かる凶悪な敵と戦う様子が描かれる。浅野さんはソーをサポートする三銃士“ウォリアー・スリー”のひとりであるホーガンを演じており、『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたナタリー・ポートマンが、ヒロインを演じている。ハリウッドの興行戦線がサマーシーズンの開幕に沸き立つ5月。全米の興行予想サイトで、今年初の2億ドル越え確実と言われ注目を集める本作のプレミアとあって、この日は50台のTVクルーをはじめとして200人もの報道陣、そして1,000ほどの観衆が集まった。この日は出演陣のほか、ゲストとしてコリン・ファレルらの姿も見られた。4月30日(土)に都内で行われた主演作『これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫』の初日舞台挨拶に出席し、「シェーッ!」を披露していた浅野さんだが、その後すぐに渡米し、この日のプレミア・イベントに参加。本場のレッドカーペットを踏みしめての第一声は「こんな華やかなところに来られて嬉しい、いままで頑張ってきた結果がここに至るんだなぁと思うと、感無量です」と感激しきりだった。これまで、数々の海外作品に参加してきた浅野さんだが、ハリウッド大作への出演は本作が初めて。本作への参加について「いいスタートになりました。場の空気感を感じられたことが財産だと思います。このチャンスをダメにしないようステップアップしたいです」とさらなる飛躍を誓う。すでに、重要な役を演じる日本人俳優として現地でも注目が高まっているようだが「いろいろなアメリカの方が僕のことをチェックしてくれて、大切にしてくれていることを感じました。ハリウッドの作品に参加できたのも、日本映画でやってきたからで、日本映画にももっと出て、恩返しできることをやっていきたいです」と決意を語り、日本のファンに向けて「『マイティ・ソー』は僕自身、熱心に取り組んだ作品なので、ぜひ劇場で、ぜひ3Dで観ていただけると嬉しいです」とのメッセージを送ってくれた。タイトルロールを演じたクリスは「1年前に撮影は終わったけど、今日ようやくここまでこぎつけて、凄く興奮している」と語り、浅野さんとの久々の再会に「また会えてよかった。彼は素晴らしい人だよ。今日は2人とも興奮しているよ」と笑顔を見せた。俳優として日本でも高い人気を誇るケネス・ブラナー監督は「浅野忠信は今日、完璧にキメていたね。とてもハンサムだったよ(笑)。彼はホーガンという役に冷酷さ、戦士らしさ、知性をもたらすことができたし、技術、映画俳優としての存在感、カリスマ性も揃っているんだ。クローズアップで撮っても映えるしね」と起用の理由を説明。さらに、実際の撮影現場での様子についても「彼は面白かったし、熱心だったし、紳士的だった。時間に対しても寛大で、メモを取るのがうまかったし、周囲も朗らかにしてしまうような存在だったよ」と惜しみない称賛の言葉を口にした。本作は、すでに先行公開された56か国で先週末だけで8,300万ドルを記録し、海外の興行ランキングで堂々の1位を獲得。ちなみに、この数字は2008年に全世界で5億8,000万ドルを稼いだ『アイアンマン』の111%にあたるということで、世界的な大ヒットが期待され、5月6日(金)からの全米公開の結果も注目を集めている。『マイティ・ソー』は7月2日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:マイティ・ソー 2011年7月2日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© TM & © 2010 Marvel c2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.■関連記事:『マイティ・ソー』浅野忠信のコメント入り予告編到着「僕は決してあきらめない」浅野忠信全米進出作での役柄が明らかに!N・ポートマンらと共演の特報映像も到着ナタリー効果?『ブラック・スワン』全米1億ドル超え確実!オスカー候補は軒並み好調
2011年05月04日『これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫』が4月30日(土)に公開を迎え、浅野忠信、堀北真希、阿部力、木村多江、いしだあゆみと佐藤英明監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。舞台上の看板には「ポポポポーンよりタリラリラーン!! なのだ今こそ赤塚不二夫をお手本にするのだ!!」というユーモアのたっぷりと利いた言葉が。さらに、舞台挨拶の最後には浅野さんの音頭で、観客およそ500人が一斉に「シェーッ」を決める一幕も!ギャグ漫画家・赤塚不二夫の担当編集を務めた武居俊樹の赤塚さんとの35年の日々を綴った「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」(文春文庫刊)を原作に、赤塚担当に任命された新人編集者と赤塚さんがバカバカしい日々を送りつつも、漫画界の最強のコンビとして絆を深めていくさまをギャグ満載で描く。浅野さんは「僕はなぜか赤塚さんが大好きで、赤塚さんの顔写真を見て『この人は僕のことを分かってくれるんじゃないか』と勝手に思って部屋に赤塚さんの写真をずっと飾っていたんです。そうしたらこの話が来てびっくりしました。僕にとって特別な作品です」と思い入れたっぷりに語る。堀北さんは、浅野さん演じる赤塚に振り回され続ける新人編集者役。「完成した作品を観て、本当に自分かと思うような自分がいました」と明かす。さらに堀北さんは赤塚さんについて「甘え上手なところがあって、自分は人に甘えるのが下手なのでうらやましいです」とも。阿部さんは見どころとして「赤塚さんは酔っぱらって『おれの母ちゃんはスゲーんだ』と言うところを見てほしい」とお気に入りのシーンを挙げてくれた。この赤塚と最愛の母親の関係は劇中で随所に描かれるが、“妻”を演じた木村さんにとっては他人が入り込めない母と息子のの関係には複雑な思いも?「赤塚さんとお母さん(いしださん)が昔の話をしているシーンが切なくて…。私はそれを傍らで見ているんだけど『お母さんを超えられない。でも、この絆はすごい』と感じました」と漏らす。いしださんは「多江ちゃんが演じた奥様にとってはつらかったんじゃないかな。私だったら…うーん。ねぇ多江ちゃん?」と苦笑交じりに語りかけた。最後の写真撮影では、カメラマンの求めに応じて浅野さん、そして登壇陣が赤塚さんの代表的なギャグ「シェーッ」を披露!浅野さんは「いつやらされるかとドキドキしてた」と語り「最初にこの作品でスタッフが集まったとき、『みなさんで一緒にシェーッをやってください』と言ったらみんなが見事にやってくれたんですよ」とスタッフの結束を明かした。さらに浅野さんはこの日の観客に「みんなでシェーッをやってください!」とお願い。浅野さんが「シェーッ」と音頭を取ると、およそ500人の観客が一斉に手足を曲げて「シェーッ」のポーズ。登壇陣は感激した様子で壇上で満面の笑みを浮かべていた。『これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫』は全国にて公開中。■関連作品:これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫 2011年4月30日より公開© 2011「これでいいのだ!! 映画 赤塚不二夫」製作委員会■関連記事:バカか天才か、赤塚不二夫の半生『これでいいのだ!!』T-シャツを3名様プレゼント浅野忠信が赤塚不二夫を演じる『これでいいのだ!!』主題歌にユニコーン浅野忠信赤塚不二夫さん役に「羞恥心はなくなった」堀北真希は学ランで登場
2011年04月30日浅野忠信がナタリー・ポートマンと共演を果たしたことでも話題の3D超大作『マイティ・ソー』の浅野さん、ナタリーを含む主要キャストのキャラクター画像が解禁。浅野さんのメッセージ付きの予告編も到着した。その粗暴なふるまいによって神々の世界から地球に追放された最強の戦士・ソーが、人間界での様々な出会いを経て人の痛みや弱さを理解していくさまや、世界征服を企む邪神が送り込んだ強敵との戦いを描いたアクション。クリス・ヘムズワースが演じるソーに、アンソニー・ホプキンス扮するソーの父で神々の王であるオーディン、ナタリー演じるソーが人間界で出会う天文学者のジェーン、そして浅野さんが任された神の世界の三銃士のひとり、ホーガンを含む4人のポスター画像が解禁!それぞれの思惑、願いを胸に力強い視線をこちらに向けるビジュアルに仕上がっている。日本での活躍は言うまでもなく、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『モンゴル』をはじめ、これまでにも幾度となく海外の監督と仕事をしてきた浅野さんだが、本作でついにハリウッド進出を果たした。本作への出演について浅野さんは「日本では、恵まれたことに多くの作品に出会えましたが、ハリウッドでは無名ですのでそれは通用しません。僕はあらためて作品を選ぶ立場ではないと思いました。また、この作品はハリウッド大作で、初めての経験になります。それはすごく経験になると思いましたし、大いにチャレンジすべきだと思いました。この経験は必ず何か得られるものがあると感じ、強い気持ちでオーディションに臨みました」とその心中の思いを明かす。予告編冒頭でも浅野さんは「まだまだ先は長いですけど、僕は決してあきらめないので、これからも観ていただけるとありがたいです」と語っており、この作品をスタートに今後もハリウッドで活躍していこうという決意がうかがえる。予告編の本編映像でも、戦いの装束に身を包んだ浅野さんの激しいアクションシーンが!いま、最も勢いに乗っているナタリー、そして新鋭クリスにも注目!『マイティ・ソー』は7月2日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:マイティ・ソー 2011年7月2日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© TM & © 2010 Marvel c2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.■関連記事:浅野忠信全米進出作での役柄が明らかに!N・ポートマンらと共演の特報映像も到着ナタリー効果?『ブラック・スワン』全米1億ドル超え確実!オスカー候補は軒並み好調
2011年04月21日キアヌ・リーヴス主演で、日本の「忠臣蔵」を新たに描き出すハリウッド大作『47RONIN』に、赤西仁が出演することが明らかになった。先日、正式に製作と撮影開始が発表された本作。大石内蔵助が浪人たちを率いて、主君の仇を討つというベースの物語はそのままに、これぞハリウッドという迫力の戦闘シーンや恋模様などが描き出されることに。キアヌに加え、日本人キャストとしてすでに、真田広之、柴咲コウ、浅野忠信、菊地凛子が出演することが発表されていたが、今回、新たに赤西さんの出演が明らかに!赤西さんが演じるのは、大石内蔵助(真田さん)の息子・主税(ちから)。キアヌ扮するはぐれ者の助っ人・カイの親友という設定となっている。赤西さんは自らハリウッドのオーディションに乗り込み、得意の英語を生かして見事、主税役を勝ちとった。殺陣や乗馬のトレーニングを重ねる赤西さんの並々ならぬ情熱に、カール・リンシュ監督も「主税役は彼しかいない」と絶賛しているという。赤西さんは今回の発表に際し「『47RONIN』という日本人にとって重要なテーマを扱った作品でハリウッド超大作、しかも3D作品に出演することになり、本当に興奮しています。キアヌほか素晴らしい俳優の方々と共演できること、そしてワールドワイドな作品を一緒に作り上げることに充実感を感じています。これからも自分の感性を研ぎ澄ませて、音楽も演技も世界でボーダレスに活躍できるように、自分のスタンスを崩さずに突き進んでいきたいと思っています」と意気込みを語ってくれた。赤西さんにとっては、昨年公開された主演映画『BANDAGE バンデイジ』以来となる2作目の映画出演であり、ソロ活動開始後、初めての俳優としての仕事となる。すでにミュージシャンとして、全米ツアーを経験している赤西さんだが、俳優としても全米デビューを果たすことに。これまで数々の若手俳優たちが演じてきた主税という役を、このハリウッド版でどのように演じているのか?作品は3月にクランクインし、現在、ハンガリーで撮影中。今後、ロンドンや日本での撮影も予定されている。『47RONIN』は2012年12月、公開予定。■関連作品:BANDAGEバンデイジ 2010年1月16日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010「BANDAGE」製作委員会47RONIN 2012年12月、公開■関連記事:キアヌにデル・トロ。40代独身大物俳優たちの身辺に変化の兆しがキアヌ主演のハリウッド版「忠臣蔵」発進!真田に浅野、柴咲&凜子も参戦謎の沈黙から1年…世界最小の映画祭「岩井俊二映画祭」がついに開幕ツンデレ?身長?お似合い映画カップル1位は『のだめ』の2人真央&岡田将生が2位お似合いの映画カップルは?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント
2011年04月14日流行りのスイーツや行列のできるレストラン、健康に良い食材や食の安全の報道などなど“食”にまつわる情報が日々、押し寄せる現代。もちろん、映画の中でも食事は欠かすことができない重要アイテムであり、時に登場人物たちよりも強い存在感を放つことも。食それ自体をテーマにした作品も特にここ数年、物語、ドキュメンタリーの区別なく数多く製作されてきたが、フードディレクターとして活躍する野村友里が監督を務めた『eatrip』は、食を軸にした人々の繋がりを描き、様々な世代、性別を通して、それぞれの食の物語を提供してくれる。浅野忠信にUA、千 宗屋など、様々な世界の人々の食を軸とした日常の一部を切り取ることで、監督は何を伝えようとしたのか?CS日本映画専門チャンネルとシネマカフェが贈る特集「メインディッシュ〜彼女と美味しい映画たち〜」にあわせて、野村さんが食への思いを語ってくれた。浅野忠信、UA…出演者の言葉に感化先述のように日々、“食”を巡って様々な情報が氾濫し、全てが日替わりのようにうつろうが、野村さんが食を通じて感じたのは「変わらないもの」の存在だった。「食を通して様々な方々に出会い、体感し、感じていくうちに、変わらないものというのがフツフツとあるなと思うようになりました。そういうものを記録にひとつ残すということは、何か自分自身にも助けというか、気づきになるし、恐らく何人かは、観たことで何かを感じ得る人も居てくれるのではないかと思いました」。そう映画を作るに至った思いを明かす。小さなテントという、必要最小限の布きれ1枚で作れるごくシンプルな空間の中で、親子家族、様々な関係の人々が寄り添い、語り合い、食事を楽しむ。劇中、その空気感から食べることの幸せが自然と伝わってくる。野村さん自身、そうした中で語られた各人の言葉に強く刺激されたという。「青柳(拓次/本作の音楽も担当)さんの奥さんの民さんが『どうせ食べるんだったらポキって音がするくらいの新鮮な野菜と、最後はやっぱり家族と穀物が食べたい』と言っていたのは印象に残りました。浅野さんのお母さまが、浅野さんが自分の好きなものを食べる、ということについて『まあ私のご飯で育ったんだから当然よね』とおっしゃった言葉も、すごく内から出てきた言葉だなと思いましたし、UAさんの『UAらしく、全てが体内に入ってそれが表現の源になる』っていう考え方もそう。また、ご住職さまがおっしゃった『娑婆がいい、娑婆が。人は活き活き生きたいんだよ』とお話いただいた事もとても印象的でした」。ただ彼女はこの映画で大上段に構えて、「食とはこうあるべき…」と訴えたいというわけではない。あえて言葉にするなら「食べたい」という欲望に素直にいることの大切さを伝える、ということだろうか。「食べるは受け身だけでなく自分の意志も必要なことだと思います。触れたり頭に入れたりするだけなく食は体内にいれて直接の明日生きるエネルギーになる訳ですから、どんな人も生きている限り必要不可欠なこと。食と人の関わりの一部を垣間見ることで自分の生き方にも反映できたり共感できたりするということは皆、今の世を共に生きている同志なのですから、悪いことではありません。映像は必要以上のことを語ったり説明しなくても感じることができる表現方法、記録方法だと思います。触れられなくても香りがなくてもそんな五感が冴えてくるような人の生きるエネルギーが少しでも静かに伝わればと思っています。お腹が空いた時のご飯みたいに、素直な気持ちで観ていただけたらと思います」。食=生きる証ちなみに、野村さんの印象に残っている“食”を描いた映画は?と問うと次々と出るわ出るわ…。「『バベットの晩餐』はすごく影響されましたし、好きな映画ですね。あとは『たんぽぽ』。食欲ということに関しても、『たんぽぽ』を観てすごく感じたし。あと、私が実際にキッチンで働く人間なので、そういう臨場感という意味では『ディナーラッシュ』とか『レミーのおいしいレストラン』!原点といえる言葉を発していて、とても楽しめましたし…っていっぱいありますね(笑)」。劇中、野村さんは人々に「あなたにとって食とは?」と質問するが、同じ質問を彼女にぶつけてみた?さらに今回の特集では、“メインディッシュ”をテーマに食にまつわる作品をフィーチャーしているが、監督にとってメインディッシュとはどういうものなのだろうか?「(食は)生きる証なのかなって思うんです。心と体を作るものだし、それが全て反映されて戻ってくることだから。そう、“戻ってくるもの”というのは強く感じます。何を食べるかという選択肢もそうだし、どういう食べ方をするかっていうのもそう。そうした全てがいろんな意味で反映されてくるんだろうなと思います。それから、私にとってメインディッシュは、形が全部見えるもの。豚だったら豚の丸焼き、野菜だったら野菜そのもの、果物だったらそのままの果物。それをみんなで切り分け、分け合うっていうものなのかな」。この“分け合う”というのは、劇中のテントの中での食事風景そのもの。人と人のつながりがメインディッシュを作り出していく。映画は優しく、温かくその幸せを教えてくれる。特集「メインディッシュ〜彼女と美味しい映画たち〜」「メインディッシュ〜彼女と美味しい映画たち〜」日本映画専門チャンネルにて、毎週金曜23:00〜放送中公式サイト:『eatrip』放送日:3月25日(金)・26日(土)・31日(木)© 2009スタイルジャム■関連作品:eatrip (イートリップ) 2009年10月10日より恵比寿ガーデンシネマほか全国にて順次公開© 2009スタイルジャム■関連記事:食べたい映画のメインディッシュ投票結果発表食べると恋が実るあの料理が人気!お腹を空かせるスイーツに温かいごはん…「食」映画であなたが食べてみたいのは?お料理が楽しくなる!『eatrip』OXOピーラーを3名様にプレゼント『eatrip』野村友里監督インタビュー 「本質的な食欲…食べる意志を伝えたい」監督・野村友里トークショー付き『eatrip』試写会に10組20名様をご招待
2011年03月04日キアヌ・リーブスに真田広之、柴咲コウ、浅野忠信、菊地凛子ら日米のスターをキャストに迎え、伝統的な「忠臣蔵」を新たに描き出す『47 RONIN(フォーティーセブン ローニン)』の製作、撮影開始が発表され、2月28日(現地時間)に記者会見が行われた。上記のキャスト陣と本作で監督デビューを飾るカール・リンシュ監督が出席。21世紀の新たな忠臣蔵とは――?キアヌがハリウッド版「忠臣蔵」に出演するということは2008年の段階で報じられていたが、詳細については、これまでほとんど明らかにされていなかった。今回、発表された情報によると、物語はまさに「忠臣蔵」をそのままに、大石内蔵助をはじめとする47人の浪人が、主君を殺した仇(かたき)である吉良上野介を討つ、というもの。ただ、そこはハリウッド作品だけあって、大規模かつ激しい戦闘シーンをはじめ、これまでの「忠臣蔵」にない壮大な世界を築き上げ、名誉を取り戻すべく戦う戦士たちの試練に満ちた旅路を描き出すという。気になる配役だが、大石を真田さんが、吉良を浅野さんが演じ、気になるキアヌは47士に力を貸すはぐれ者のカイという役どころを演じる。女優陣では柴咲さんは、主君・浅野の娘であり、カイが想いを寄せるミカを、菊地さんは究極の権力を追い求める吉良から与えられた任務を遂行する、謎の女・ミヅキを演じる。日本人とイギリス人の血を引くカイを演じ、自身もイングランド、ハワイアン、ポルトガル、中国の血を引くキアヌは「このような作品に主演できることは非常に光栄です。愛や名誉など、求めても手に入らないもの、人生において悩むものなどがスペクタクルと共に楽しめる、ファンタジーでありながらリアリティを感じられる作品になるはずです。ストーリー、3D、日本人キャストたちの共演も楽しみです」と語った。真田さんは「日本人の誰もが知っているこのような題材が、ハリウッド超大作としてどのように世界の人々に届いていくのかとても期待しています。(監督の)カールはものすごい映像センスを持っている監督です。誰も見たことのない歴史を刻むすごい作品になるのではないかと思っています」と撮影を前に高揚した様子を見せる。リンシュ監督から「オーディションの際に、“ジャパニーズ オードリー・ヘプバーン”のようなスターの輝きを持っていた」と太鼓判を押された柴咲さんは、本作でハリウッドデビューを飾る。「リハーサルが始まっていて、監督は私の感情を引き出してくれる信頼できる監督だと思っています。正直に、しっかりと役を演じていければと思います」と意気込みを語る。浅野さんは『マイティ・ソー』に続くハリウッド大作への出演となる。「僕は浅野ですが、今回は浅野家の敵・吉良上野介を演じます。浅野家の先祖がやれと言ったような気がします(笑)。自分が子供の頃にわくわくして見た『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のユニバーサルの作品に出られて本当に嬉しい。自分の子供たちにもこの作品で僕が感じたようなワクワク感を持ってもらえたら嬉しいです」と興奮した面持ちで語った。「私の役は特殊でいままで演じたことがないような役でとても楽しみです」と期待を口にするのは菊地さん。「このような作品に出演することは非常に光栄です」と喜びをあらわにする。リンシュ監督は「愛と憎しみ、そして報復は世界中の人々が共感できるもの。日本で誰もが知っている物語だからこそ、西洋から見た視点で新しいものが引き出せると感じている。『忠臣蔵』はモチーフ、全くのオリジナルストーリーとなる。3Dも非常に重要になってくる。いままで誰も見たことのない3Dファンタジーになるはずだ!」と自信のほどをうかがわせるコメント。リドリー・スコットの後継者と言われ、宮崎駿から北斎まで、様々なアートスタイルからヒントを得たというリンシュ監督が、どのような世界を構築するのか楽しみなところ。総製作費2億ドルとも言われ、3月14日から撮影が開始され、ハンガリー、ロンドン、さらに日本でも撮影を予定しているという。『47 RONIN』は2012年冬、世界公開の予定。公式サイト:■関連作品:47RONIN 2012年冬、公開
2011年03月02日昭和の天才ギャグ漫画家・赤塚不二夫の破天荒な生き方を描いた映画『これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫』の主題歌を人気バンド「ユニコーン」が担当することが決定!さらに、浅野忠信演じる赤塚と堀北真希が扮する担当編集者の創作風景(?)を捉えた新ビジュアルも解禁となった。小学館の名物編集者である武居俊樹が、35年に及んだ赤塚との濃い関係を本にした「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」(文春文庫刊)を原作に、赤塚の元に遣わされたマジメな新人編集者と破天荒な赤塚の創作の姿を、脚色を加えて描いた本作。その主題歌「ぶたぶた」を、一昨年、16年ぶりの復活を遂げ、その後も疾走を続けるトップバンド、ユニコーンが書き下ろすことに!幼少の頃より赤塚作品に触れ、ファンであることを公言するメンバーが、当時の思いを反映させながらポジティブかつ、遊び心満載の楽曲に仕上げた。メンバーのひとりである阿部義晴が代表して「赤塚さんの作品を観ながら作曲したのだ。全国の子供たちにも聴いてほしいですのだ」と、バカボンのパパ口調でコメントを発表。本作の岡田真プロデューサーは「ユニコーンサウンドのいい意味での『ゆるさ』や『楽しさ』は赤塚マンガの面白さに通じるものがあるなぁ…などと思いながら、ある日CDを聞いていると、ホーンセッションの名称が『天才バカホーン』であることを発見。お願いするしかないと思いました。『ぶたぶた』は素晴らしい曲です。常識や意味の呪縛から飛び出して、子供も大人もみんなで笑顔で歌いましょう」と満足げに語っている。果たしてどのような楽曲となっているのか?今回、新たに登場した画像――ピースの缶を片手に浅野さん&堀北さんが不自然なほどの笑いを浮かべる――を見ると、相当パワフルな楽曲が求められそうな…。ちなみにこちらの主題歌「ぶたぶた」を含む、ユニコーン待望のニュー・シングルは4月27日(水)発売されることも決定している。『これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫』は4月30日(土)より全国にて公開。■関連作品:これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫 2011年4月30日より公開© 2011「これでいいのだ!! 映画 赤塚不二夫」製作委員会■関連記事:浅野忠信赤塚不二夫さん役に「羞恥心はなくなった」堀北真希は学ランで登場
2011年02月22日『スパイダーマン』、『アイアンマン』といった人気シリーズを送り出してきた、老舗アメコミ出版社「マーベル・コミック」の同名人気コミックを映画化した『マイティ・ソー』に日本から浅野忠信が出演!浅野さんも登場する特報映像も解禁となり、その大迫力の映像の一部が初めてお目見え、役柄も正式に発表された。ケネス・ブラナー監督の下で3Dで製作され、日本では7月に公開となる本作。神の世界における世継ぎであり、最強の戦士であったが、横暴と傲慢ゆえに地球へ追放されたソーが、襲い掛かる凶悪な敵と戦うさまが描かれる。ちなみにソーは北欧神話における神・トール(※英語読みでソー)のこと。以前より、浅野さんの出演はアメリカの複数のメディアを中心に報じられてきたが、今回、正式に浅野さんのコメントも到着。「いままでの僕の出演してきた役とは違うので、ビックリする方もいらっしゃるかもしれませんが、本当にこれは僕にとってのチャレンジです。僕は絶対に諦めませんので、長い目で見てください。新しい僕を見て頂けるようにがんばります!!」と、意味深なコメントと共に強い決意を明かしてくれた。気になる役柄は、ソーをサポートする三銃士“ウォリアー・スリー”のひとりであるホーガン。オーストラリア出身の新鋭、クリス・ヘムズワースがソーを演じ、その父親である王をアンソニー・ホプキンス、さらに『ブラック・スワン』で念願のアカデミー賞主演女優賞受賞が有力視されるナタリー・ポートマンもヒロイン役で出演しているが、ホーガンは彼らとも密接に関わるかなり重要な役どころとなっている。今回、到着した特報映像では地球と神の国の2つの世界が映し出されるが、鎧に身をまとった浅野さんの姿や、地球へと落ちてきたソーを見つけ、心配そうに駆け寄るナタリー、さらには恐るべき“敵”の姿も見てとれる。全米公開は5月の第1週で、ちょうどサマーシーズンの幕開け。各スタジオがこの時期の公開を争奪し合うが、見事にその座を射止めた。当然のことながら同時期に公開となるライバル作品も多数。アメリカでは早くも『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(5月20日公開)との対決が注目を集めている。浅野さんはこれまでにも数々の海外作品に出演し、『地球で最後のふたり』ではヴェネチア国際映画祭のコントロコレンテ部門主演男優賞を受賞。チンギス・ハーンを演じた『モンゴル』はアカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされるなど、幅広い活躍を見せてきたが、今回ついにハリウッド進出!神の国の“戦士”としてどのような戦いを見せてくれるのか?『マイティ・ソー』は7月、丸の内ルーブルほか全国にて公開。※こちらの特報映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:マイティ・ソー 2011年7月、丸の内ルーブルほか全国にて公開© TM & © 2010 Marvel c2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.■関連記事:ナタリー効果?『ブラック・スワン』全米1億ドル超え確実!オスカー候補は軒並み好調
2011年02月18日最近は、邦画を観る方が増えてきました。そのせいか、日本での映画作りも盛り上がり続けているここ数年。そんな中で、オリジナリティ溢れる映画作品に大いに貢献している女性がいます。人気漫画家の西原恵理子さん。彼女の個性的な作品群は、オリジナリティ溢れる原作を求める映画関係者には、とにかく魅力的なのでしょう。昨年は『いけちゃんとぼく』、『女の子ものがたり』が映画に。ただ、面白いのは彼女自身、TVコメンテーターとして、歯に衣着せぬ率直な言葉で世相を斬り、人気を博してもいるところ。彼女の作品のみならず、彼女自身の生き様が個性的で興味深いということなのでしょう。それを証明するかのように、今年、2010年は『パーマネント野ばら』(原作)のほかに、彼女の実生活が元となった作品も続々映像化。TVドラマでは、彼女の若き日々を描いた「崖っぷちのエリー〜この世でいちばん大事な「カネ」の話」(テレビ朝日)が放映に。さらに、『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』も現在公開中。この作品は、西原氏の元夫で戦場カメラマンの鴨志田穣さんが執筆した同名小説が原作。重度のアルコール依存症だった鴨志田氏が自身の体験をベースにし、地獄のような日々から、西原氏や周囲の人々の支えを得て立ち直り、愛情溢れる家庭へと戻っていく姿を描いています。2人を演じているのは永作博美、浅野忠信。実は、2011年2月5日(土)には、そんな日々を、西原氏の視点から描いた漫画を映像化した作品『毎日かあさん』も公開に。こちらでは、同じ2人を小泉今日子、永瀬正敏の元夫婦コンビが熱演。距離感、阿吽の呼吸、「あ、いまの本音でしょ?」といった勘繰りも可能なセリフの数々などが、この2人だからこそという感じで、かなり楽しめます。もちろん、それ以外の部分も魅力たっぷり。西原氏の人間性、たくましさ、そして形にこだわらない家族の愛などが気取りなく描かれていて、「なんでもない毎日も楽しい」、「泣いているヒマがあったら、笑おう」など、温かいメッセージに心動かされるのです。メディアに登場するときの西原氏は、いつも元気ではつらつとしていますから、うわさには聞いていたもののこれほどの苦労を抱えていたとは思いもよらなかった私。そんな苦労の最中にも、笑って前に進んできた彼女。その半生を覗いてみて、「彼女(&彼女が生み出す作品)が引っ張りだこになる理由」を垣間見た気がして、妙に納得しきりでした。2010年の映像界を大いに賑わせた彼女でしたが、この分だと2011年も引き続き…となりそうですね。(text:June Makiguchi)■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会酔いがさめたら、うちに帰ろう。 2010年12月4日よりシネスイッチ銀座、テアトル新宿ほか全国にて公開© 『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』製作委員会パーマネント野ばら 2010年5月22日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010映画「パーマネント野ばら」製作委員会女の子ものがたり 2009年8月29日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009西原理恵子・小学館/「女の子ものがたり」製作委員会いけちゃんとぼく 2009年6月20日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2009「いけちゃんとぼく」製作委員会■関連記事:小泉今日子と永瀬の共演シーンがついに解禁!『毎日かあさん』予告編が到着小泉今日子×永瀬正敏『毎日かあさん』試写会に350組700名様ご招待浅野忠信×永作博美『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』試写会に10組20名様ご招待大東俊介が北乃きい、佐野和真らと共演の携帯配信ドラマで“憧れのお兄さん”役に浅野忠信妻に迷惑かける役に「僕もその通りだった、ちょうどいい」
2010年12月08日非合法の金融“闇金”の世界に生きる人々を描き、話題を呼んでいる深夜ドラマ「闇金ウシジマくん」(TBS系)で、主演の山田孝之が演じている闇金「カウカウファイナンス」社長・丑嶋の“叱責”のセリフが着ボイスとして配信されることになった。「ビッグコミックスピリッツ」(小学館刊)で連載中の人気同名漫画を映像化した本作だが、深夜枠としては異例の高視聴率を記録。闇金の世界の恐怖、お金の持つパワーが山田さん演じる丑嶋や、彼の“顧客”である債権者たちを通して鋭く描写されている。放送決定当初より、山田さんによる丑嶋の外見が原作のイメージとピッタリだと評判になっていたが、放送が開始されると、外見のみならずその内面に対しても絶賛の声が。特に、丑嶋が放つドSな怒号について「容赦ないセリフをいつでも聞きたい!」といった書き込みが本作の公式Twitterに多く寄せられたという。これに応える形で、丑嶋のセリフが着ボイスとしてdwango.jpより配信されることが決まった。本日11月5日(金)の正午より、第1話から4話までに登場したセリフの一部が一斉に配信されたが、今後は毎週金曜日に1話分ずつ更新される。ちなみに配信されるセリフの一部を紹介すると…「どうしたらいいかじゃねえ、どうすんのか、自分で考えろ!」「すいませんじゃ、もうすまねえよ」「お前さ、自分の立場分かってる?」「お前がもう1回AV出て、あいつの借金払ってやるのか?」などなど。心が折れそうなとき、丑嶋の愛ある(?)ドS叱責で奮い立たせてみては?こちらの着ボイスはdwango.jpより配信中。ドラマ「闇金ウシジマくん」はMBS・TBSほかで放送中。© 2010 真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会・毎日放送■関連作品:乱暴と待機 2010年10月9日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2010『乱暴と待機』製作委員会のぼうの城 2011年、全国にて公開■関連記事:『のぼうの城』新キャスト発表三成役を上地雄輔、大谷吉継に山田孝之「闇金ウシジマくん」山田孝之インタビュー「嫌われるのは結構好きですね(笑)」人気ブランド「Laundry」とコラボ!『乱暴と待機』Tシャツを2名様プレゼントサプライズ帰国の浅野忠信美波から贈られた汗かきワイン「酸っぱかった」山田孝之、小池栄子、美波インタビュー翻弄し、翻弄され…男vs女 恋愛本音トーク
2010年11月05日この男、いったいいくつの顔を持っているのか?つい先ごろ公開された『乱暴と待機』では「下半身のルーズな」(※劇中の実際のセリフ)ダメ男を演じたかと思えば、その公開直後にスタートした深夜枠のドラマでは一気に“闇金”という非合法な世界へ。外見もガラリと変えてトゴ(10日で5割の利息。もちろん違法!)で金を貸し付け、債務者たちを絞り上げていく社長・丑嶋を演じている。一種の“ダークヒーロー”にも見えるこのウシジマという男をどのように作り上げ、ここで繰り広げられる金を巡る悲喜劇をどのように見つめているのか?「頭の中で土下座してる債権者を踏みつけるシミュレーションをした」ドラマへの主演は4年ぶりだが、当の本人は「ドラマを離れていたっていう感覚は全くない」といつものマイペースな口調。企画の進行が早い映画の仕事が続いていたが、その一方で「ゴールデンの時間帯に比べて金はかけられないけど、その分、クリエイティブなことができる深夜ドラマで何かやりたいという気持ちはあった」とも。原作は「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館刊)で連載中の漫画。髪を30センチも切り、メガネも自前で用意してを原作のイメージに近づけたという外見がクローズアップされがちだが、丑嶋という男の内面をどのように捉え、演じたのか?「最初はとにかく無機質なイメージでしたね。よく言えば侍みたいな男と言えるのかも。ただ一つのことをひたすらやっている。だからこそ怖く見えたり、すごい男に見えたりするのかな、と。具体的に演じる上では、丑嶋のヤバさに関して『金属バットを他人の頭めがけて振り下ろせる人間』という設定があって、そういう気持ちは常に持つことを意識してましたね。土下座している債務者の頭をガチガチと踏みつける。自分の頭の中でシミュレーションして『そういうことができる男なんだ』と気持ちを作っていきましたね」。だが山田さん自身、丑嶋は“違法者”ではあるが、単純な“悪”だというレッテルを貼ることはない。「そもそも俺は、一方的な正義とか悪というものは存在しないと思ってる。いや、みんな自分自身の正義のために戦っているというか…。自分にとって正しいことが他人には悪であることもある。それは人間本来の姿でもあると思ってるから。特に丑嶋に関しては、ドラマではこの人の過去やら背景やらってのは全く描かれていないんですよね。この人がものすごく“変な”存在で、でもその変な部分についての説明はない。だから僕も、悪とか正義とかではなく、見えるままの男として捉えればいいのかな、と。あんまり深く考えず。先日、原作者の真鍋(昌平)さんに会ったときに真鍋さんが丑嶋について『虫みたいな存在にしたかった』と仰ってて。虫って形も変で感情もなくて、それが欲や願望が渦巻いた人たちの中に入ったらすごく変な画になるんじゃないかって。それを聞いたとき、自分のアプローチは間違ってなかったな、と思いましたね」。「お金はこの世で最強の兵器」一見、特殊な…だが現代社会において、もしかしたら我々の日常と紙一重のところに存在する“闇”の出来事を通じて人間の欲望や醜さ、生きることのおかしみをつぶさに描いていく本作。山田さんは言う「お金ってこの世で最強の兵器だと思う」。その真意は――?「目の前に拳銃と札束があって、どちらが強い?と単純に尋ねたら銃かもしれない。でもお金っていうのはそういう状況すら作らせないような強い力を持っている。この作品を見て思うのは、丑嶋という男は金に執着し、金の力だけ信じているからこういう男になったし、債務者たちは金が持つ力や強みを全く理解していないからああなってしまう。金というものがいかに恐ろしいものか知らな過ぎるんですよ」。それは今回の作品を通じて感じたこと?と尋ねると「いや、元々ですね(笑)」とそっけない。これがこの男らしさとも言えるのだが…。しかし、これだけ目まぐるしく、全くタイプの違う役柄を演じていく中で、役を通じて自身の内面が変わっていくことはないのだろうか?「それはありますね。実際、作品を撮る前と撮っている最中、撮り終えた後で、インタビューで言ってることも全く違ってたり。それは、やっている最中に“自分”を捨てよう、消そうと思っているからでしょうね。それこそ口調や態度が変わる部分もあるし。だから、俺が女だったら絶対に俳優と付き合いたくないな、と思います。『言ってること違うじゃん!』、『しょーがねぇだろ、気持ち違うんだから!』って(笑)。それは、作品が終わってもすぐに抜けるものでもないし。でも俺は、それが楽しいからいいんですけど。自分に飽きないんですよ」。「ダメ男の役をやって『あいつ、最低だな』って言われたら…」それがこの男の“変身”の秘密なのか?自分で楽しみつつ、周囲の反応も楽しんでいる節も…。「結構、人に嫌われるのは好きですね(笑)。ダメ男の役やって『あいつ、最低だな』って言われたら『へへへへ』って。『いいひと』って言われるよりも、何か気に食わないけど、でもまあ芝居は嫌いじゃないって言ってもらえたら嬉しいですね。まあ本当に嫌われたら見てももらえないでしょうが…」。『乱暴と待機』で“変な人たち”と一緒に仕事をし、「闇金ウシジマくん」で自身、“変な人”を演じつつ「変な人、面白い人が多いですよね。そういう人たちと一緒に仕事したいですね」と真顔で答える。やはりこの男も“素”で十分におかしな男だと思うが…。嫌いになるか、抜け出せなくなるか?山田=丑嶋くんをまずは一見あれ!「闇金ウシジマくん」MBS・TBS他で放送中■関連作品:乱暴と待機 2010年10月9日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2010『乱暴と待機』製作委員会十三人の刺客 2010年9月25日より全国東宝系にて公開© 2010「十三人の刺客」製作委員会■関連記事:人気ブランド「Laundry」とコラボ!『乱暴と待機』Tシャツを2名様プレゼントサプライズ帰国の浅野忠信美波から贈られた汗かきワイン「酸っぱかった」山田孝之、小池栄子、美波インタビュー翻弄し、翻弄され…男vs女 恋愛本音トークあまのじゃく女はモテるが同性には…『乱暴と待機』の女性心理をディスカッション!ちょんまげが似合う俳優ランキングは大混戦!大沢たかおが錦戸亮を抑え1位
2010年10月22日映画『酔いがさめたら、家に帰ろう。』の完成報告会見が10月12日(火)、都内のホテル西洋銀座で行われ、主演の浅野忠信、永作博美、東陽一監督が出席した。人気漫画家、西原理恵子さんの元夫で戦場カメラマンの故・鴨志田穣(ゆたか)さんの同名自伝的小説(スターツ出版刊)の実写化で、アルコール依存症を原因に離婚した戦場カメラマン・塚原安行(浅野さん)が妻・園田由紀(永作さん)と子供たちとの絆を支えに更生する一方、病気と闘う運命を辿る姿を描く物語。元夫婦という微妙とも言える距離感を演じる難しさを司会者から聞かれた永作さんは、「由紀の台詞で『1度好きになった人はなかなか嫌いになれない』とあり、原作にはなく監督が書かれたものですが、本当にそうだなと思いました。夫婦の距離感は変わらない、元夫婦は関係なく、どうしようもないけど嫌いになれない人とだけ考えていました」と脚本の恋愛観に深く共感した様子。浅野さんは、14年連れ添い、2児をもうけた歌手のCHARAと昨年離婚しているだけに「僕はメチャクチャ迷惑かける役。自分もその通りだったし、ちょうどいいかなと思って演じました」と自虐的に語り苦笑い。一方、2人は今回が初共演。互いの印象について、永作さんは「ホントにそのままスルリと役に入られる、感覚的に芝居をする人。私も作るというより感覚でそのとき、思ったままにやりたい方なので、非常に楽しくやらせていただいた」。浅野さんも「ユースケ(・サンタマリア)さんが監督された『弁当夫婦』とかを観させていただいていて不思議な何かを放っている人だと思っていた。夫婦の微妙なニュアンスを永作さんから出してくれるので、僕はそこに乗っかって、広がりをもたせていただいた」とそれぞれ好相性を感じた様子だった。『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』は12月4日(土)よりシネスイッチ銀座、テアトル新宿ほか全国にて公開。(photo:佐藤彩美、UEHARA/text:Yoko Saito)■関連作品:酔いがさめたら、うちに帰ろう。 2010年12月4日よりシネスイッチ銀座、テアトル新宿ほか全国にて公開© 『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』製作委員会■関連記事:永作博美、自分の中に蛇が「間違いなく潜んでいる」
2010年10月12日映画『乱暴と待機』(冨永昌敬監督)の初日舞台挨拶が10月9日(土)、東京・新宿区のテアトル新宿で行われ、主演の浅野忠信がサプライズでアメリカから駆け付けた。次回作の外国映画を海外数か所で撮影中だったが、数日前に急遽、この初日舞台挨拶の出席を決めてアメリカから帰国した。浅野さんが登場すると、先に登壇し、知らされていなかった小池栄子は「ソックリさんかと思った」、山田孝之は「嬉しいです」、美波は「いついらしたんですか?」と素でビックリ。観客は大喜びで「キャー!」と悲鳴が飛び交った。本作は、映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』などで知られる劇作家で作家の本谷有希子による同名舞台の実写化で、平屋建ての住宅を舞台に、2組の男女の愛憎と奇妙に絡み合っていく人間模様を描く人間ドラマ。監督が「全員、1回はみっともないシーンがある」と公言してきたことにちなみ、キャスト陣がこれまでにあった自身のみっともないエピソードを披露。美波さんは「浅野さん、撮影中にお誕生日だったのでワインをプレゼントしたんですけど、車の中に置いておいたら暑い日だったのでワインが汗をかいていた。あれ飲みました?大丈夫だったんですか?」と恐る恐る質問。浅野さんは「飲みました。僕、お酒弱い方でたまにしか飲まないから、ワイン分からないんですけど。酸っぱかったと思います。アツアツでいただきました。汗、ブチュブチュ出ていました」と微妙なワインの味を思い出していた。『乱暴と待機』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)特集『乱暴と待機』私、メンドクサイ女?■関連作品:乱暴と待機 2010年10月9日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2010『乱暴と待機』製作委員会■関連記事:山田孝之、小池栄子、美波インタビュー翻弄し、翻弄され…男vs女 恋愛本音トークあまのじゃく女はモテるが同性には…『乱暴と待機』の女性心理をディスカッション!あなたはメンドクサイ女?『乱暴と待機』トークショー付試写会15組30名様ご招待山田孝之女性インタビュアーの思いこみ質問にプチ切れ?映画の“その後”描く?『乱暴と待機』主題歌PVの一部映像を先行配信!
2010年10月09日『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の原作者としても知られる女性作家・本谷有希子の同名小説を映画化。『乱暴と待機』は男女4人の淫靡にして滑稽、奇妙にして危険な関係を見つめた異色ラブストーリーだ。2005年に発表され、その後小説が刊行された本作に、美波、小池栄子、そして山田孝之の豪華実力派が出演。劇中では山田さんと小池さんが夫婦を演じ、彼らが美波さん扮する曰くありげな隣人女性と絡んでいってしまうのだが…。山田孝之「この物語に出てくる人たちは全員動物っぽい」まずは、あずさ役の小池さん。あずさは子供を妊娠中だが、高校時代の同級生の近所に夫婦で引っ越してきたのを機に運命を大きく狂わされてしまう。「あずさは普通の女性が抱く感情の流れに反していないキャラクター。そういった意味では分かりやすく、『素直な子なんだな』と思いましたね。寂しくて孤独なのに、最も関係してほしくないタイプの女性と夫が関係してしまう。そのときに抱く不安や嫉妬、苛立ちは理解できました。感情の示し方がちょっと暴力的過ぎる気はしましたけど(笑)」。その“最も関係してほしくないタイプの女性”こそが、美波さん演じる近所の元同級生・奈々瀬。スウェットの上下に丸眼鏡姿で、どこかおどおどと挙動不審の奈々瀬は、浅野忠信扮する男性・英則に軟禁されている身。何やらワケありの英則と奇妙な同居生活を繰り広げる一方、あずさ夫婦と関わっていくのだが、「最初に台本を読んだとき、すぐに奈々瀬を理解することはできなかったです。喋り口調も妙だし、『何なんだろう?』って…」と美波さんは笑う。「原作を読んだり、撮影を通して徐々に役を固めていった感じですね」。そんな2人の女性を翻弄し、翻弄されるのが山田さん扮する番上。妻のあずさに頼りっぱなしの無職男・番上は、奈々瀬の特異な存在感に興味を示し、やがて彼女を誘惑する。山田さんの意見はこうだ。「番上に限らず、この物語に出てくる人たちは全員動物っぽい。素直に生きていて、いいんじゃないですかね。現実の世の中では、そういった動物っぽさだけでは生きられませんから。それがぐぐっと濃縮して描かれているから特殊に見えるけど、本当は当たり前に起こり得ることをやっているだけの人たちでもあるのかな、と思いました」。英則に軟禁される奈々瀬、奈々瀬に夫を寝取られるあずさ、あずさがいながら奈々瀬を誘惑する番上…。山田さん曰く「動物っぽい」キャラクターたちが織り成す人間模様は、一見複雑怪奇でありながら、実は単純明快でもある。「お互いの間にルールはあるんですよね。例えば、奈々瀬と番上さんの間には“承諾”のルールがある。ひとつの社会がそれぞれの間に出来上がっているんです」と美波さん。それに対し、山田さんは「そういう意味では、僕は番上と英則の関係性が興味深かったですね。すごく近くにいるのに、お互いをどう見ているのか全然分からない(笑)」。「そうね。男性同士って何を考え合っているのか想像がつかないし、気になるな。その点、あずさと奈々瀬は分かりやすいと思うんですよ。男が絡んでゴタゴタするという…」と小池さんも同調した。では、山田さん自身の目に英則はどう映るのか。男性としての意見は?「ウザいし、関わりたくはないですけど面白いんじゃないですか?付き合っている相手を束縛する人は世の中にいるし、それの度が過ぎているだけかも」。さらに、男性の立場で番上も分析していただこう、と山田さん自身と番上の共通点を尋ねると、「その質問、多いですね!」と美波さんから指摘が。これに対し、山田さんは「俺は世間的にイメージがあまりよくないから…」と苦笑するが、もちろんそうではない。共通点を尋ねずにはいられないほど、リアルで説得力ある山田さんの演技が素晴らしいのだ。これには小池さんも賛同。「私も山田くんは天才だと思いました。昔からテレビで見ていてお芝居の上手い方だなあと思っていたけど、その天才ぶりを実感させられた撮影現場でしたね」。ということで、山田さん。番上をどう思いますか?「俺も若い頃は後先考えずに遊んだこともありましたけど、いまはないです。番上は人の気持ちを理解してなさ過ぎですよね。ちょっと酷いです」。すると、「だって、奈々瀬をかばったもんね!」と“妻”の小池さんから鋭い切り込みが。奈々瀬との不倫現場をあずさに押さえられた番上は、驚きの行動に出るのだ。山田さんはこう解説する。「あれはきっと、番上の中で切り替えのスイッチがカチッと入ったんです。『ヤバイ、ヤバイ、どうしよう…。何か言い訳しなきゃ!』と焦っていたのが、『あっ。でも、この人(奈々瀬)はこの人(あずさ)に責められている!助けなきゃ!』とふっと気づく。僕も最初は理解できなかったんですけど、監督からは『番上は考えて何かをするのではなく、自然にやる男』と言われていた。だから、そういった番上らしさが出る場面なんだろうなと考えました」。小池栄子「でき過ぎる男性って苦手なんです」そんな番上のことを「あずさは『悔しいけど、好きだわ』と感じたと思います」と小池さん。「私自身、でき過ぎる男性って苦手なんです。男の人は子供がそのまま大人になった感じで、時には失礼だったり、非情なことをするのもアリなんじゃないかなって」。一方、「私は嫌〜(笑)」と首を振る美波さん。「何か、自分のプラスにならない気がする」とバッサリ斬った。ならば、奈々瀬はどうか。男たちの関心を引き、女たちから疎まれる奈々瀬は典型的な“女の敵”なのだろうか。まずは、演じた美波さん自身が「関わりたくないですね」と笑いながら一言。小池さんが言葉をつないだ。「男が絡んでいなければいいんですけどね。実は、原作者の本谷さんが『奈々瀬は私です』と言っていたんです。本谷さんとはもう付き合いが深いので、私もその主張にはすごく納得させられているんですけど(笑)、それでも私は本谷さんが好きだし、魅力を感じる。ただし、恋愛が絡むと嫌いになるかもしれませんよね」。そして、異性としての奈々瀬について、山田さんに貴重な意見を求めると、「嫌ですよ、うざったい(笑)」と断言。続けて、鋭い見解を示した。「奈々瀬はこちらが球を投げても全部スカッと通り過ぎていくような女性。その点、あずさの方がキャッチボールはできそうですよね。とは言え、どの女性を見ていても、その中にあずさと奈々瀬はいるなと僕は感じています」。ドキリとさせられる一言と共に、“男女談義”終了。男とは?女とは?愛とは?性(さが)とは…?本音トークを繰り広げてくれた3人の意見と共に、『乱暴と待機』の世界をじっくりどっぷり味わってみてほしい。(photo:Yoshio Kumagai/text:Hikaru Watanabe)特集『乱暴と待機』私、メンドクサイ女?■関連作品:乱暴と待機 2010年10月9日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2010『乱暴と待機』製作委員会■関連記事:あまのじゃく女はモテるが同性には…『乱暴と待機』の女性心理をディスカッション!あなたはメンドクサイ女?『乱暴と待機』トークショー付試写会15組30名様ご招待山田孝之女性インタビュアーの思いこみ質問にプチ切れ?映画の“その後”描く?『乱暴と待機』主題歌PVの一部映像を先行配信!下着姿の美波に山田孝之が…衝撃場面がTVに?『乱暴と待機』TVスポット到着
2010年10月07日SMAPの木村拓哉が主人公の声を務めるアニメーション映画『REDLINE』のプレミア試写会が10月6日(水)、東京・新宿区の新宿バルト9で行われ、日米同時公開が決定したことが発表された。宣伝会社によると、アメリカではサンフランシスコ1館で8日(金)から14日(木)まで1週間にわたって特別上映され、年明けからスクリーン数(正確な数字は未定)を増やして公開される予定。試写会には木村さん、監督を務めた小池健、原作、脚本、音楽を担当した石井克人が出席し、“朗報”に木村さんは「いま、ここで初めて聞いたので『えっ?』って思いましたが、すごく嬉しい限りです」と驚きと喜びと入りまじった声をあげた。本作は、初恋の女性レーサー、ソノシーを振り向かせるために走り続ける純情男・JP(木村さん)が、5年に1度開催される命知らずのレーサーが集うルール無用のカーレースの祭典“REDLINE”に挑む姿を描く。MADHOUSE制作で、CG全盛のこの時代にあえて手描きアニメーションとして製作期間7年、作画枚数10万枚が費やされた。木村さんは「ポップアートが一瞬たりとも止まらず、ずっと動いていて、その中に表情や感情がある」と大絶賛し「このCG全盛のご時世に手作業で人間が作ったと知った状態で観ていただければ、あんぐり状態で世界観に圧倒されると思う」と熱く語った。声優陣はほかに、ソノシーを蒼井優、JPの幼なじみで天才メカニックのフリスビーを浅野忠信が演じる豪華布陣。木村さんは「蒼井優さん、ホントに魅力的なパワーを吹きこんでいる。蒼井さんのソノシーはヤバイです。浅野さん、蒼井さんお2人とも魅力的に声を吹きこんで、JPが引っ張られました」とこちらも絶賛。木村さんのJPについて小池監督は「アニメの中ではJPは優しいキャラなので、弱くなるかな?と思っていましたが、木村さんの声が入ったら、男っぽいさがあり色っぽさがあり、もちろん優しさも入っている。シビれました」と話していた。『REDLINE』は10月9日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:Yoko Saito)■関連作品:REDLINE 2010年10月9日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 石井克人・GASTONIA・マッドハウス/REDLINE委員会■関連記事:ゲスト調整中!舞台挨拶付き『REDLINE』プレミア試写会に30組60名さまご招待浅野忠信、木村拓哉らが声優参加!『REDLINE』試写会に25組50名様ご招待疾走感全開!木村拓哉、蒼井優らが声優務める『REDLINE』予告編が到着木村拓哉、革ジャン&リーゼントで疾走?蒼井優、浅野忠信とボイスキャストで共演
2010年10月06日映画『乱暴と待機』(冨永昌敬監督)の女性限定トークショー付き試写会が10月4日(月)、東京・渋谷区のレストラン「COPON NORP」で行われ、本作の宣伝マン&ウーマン3名と観客約30人が恋愛における女性心理についてディスカッションした。映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』などで知られる劇作家で小説家の本谷有希子の同名小説の映画化で、木造平屋建ての市営住宅を舞台に、血のつながりもないのに共同生活を送り、天井から相手の行動を覗き見する男・英則(浅野忠信)と覗かせる女・奈々瀬(美波)という奇妙男女と、近所に越して来た夫婦、無職のダメ夫・番上(山田孝之)と身重ながら夫の代わりに働く妻・あずさ(小池栄子)の愛情と性を滑稽に描き出す物語。トークショーは、本心をはっきり言わず、相手に合わせた言動で男の気を引く“あまのじゃく”なタイプの女・奈々瀬と、感情をストレートに表現し尽くすタイプのあずさについて、それぞれの長所短所を考察。自身はどちらのタイプ?との問いに、観客の7割があずさ、3割が奈々瀬と回答。“あずさ派”では「ダメ男が好きで、ダメであればあるほど『どうにかしなきゃ』と思ってしまう」、「頼られると嬉しい」などの意見が。また、モテるのはどちらのタイプか?の問いには奈々瀬が7割、あずさが3割。反対に、同性として好感が持てるのは?にはあずさが7割、奈々瀬が3割という結果に。宣伝マンのひとりは「男としては付き合うなら奈々瀬、結婚するならあずさ。面倒見てもらいたいと思うから。でも、奈々瀬の部分も持っていてほしくて、合わせてくれたりもしてほしい。ずっとあずさだと、自分がいっぱいいっぱいになって相手の気持ちに答えられないのでキツイ」。別の宣伝ウーマンは「取材で山田孝之さんが『女性は誰でも奈々瀬とあずさの両方の部分を持っていると思う』と言っていて、実際にそうなのではないかと思った。自分は奈々瀬と思った方はあずさ、あずさと思った方は奈々瀬の部分を、自分の中に見つけたら、もっと恋愛の楽しさが広がるのでは」と呼びかけていた。『乱暴と待機』は10月9日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:Yoko Saito)特集『乱暴と待機』私、メンドクサイ女?■関連作品:乱暴と待機 2010年10月9日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2010『乱暴と待機』製作委員会■関連記事:あなたはメンドクサイ女?『乱暴と待機』トークショー付試写会15組30名様ご招待山田孝之女性インタビュアーの思いこみ質問にプチ切れ?映画の“その後”描く?『乱暴と待機』主題歌PVの一部映像を先行配信!下着姿の美波に山田孝之が…衝撃場面がTVに?『乱暴と待機』TVスポット到着美波「お兄ちゃん」連発!小池栄子は突然…過激な『乱暴と待機』予告編独占先行公開
2010年10月05日