金太郎(濱田岳)とともに学校に通い始めた桃太郎(松田翔太)と浦島太郎(桐谷健太)。卒業シーズン到来の中、3月6日(月)より放送される新CMでは彼らも卒業式に参加。しかし、合唱がきっかけで、金太郎の号泣スイッチがオンになってしまったことが分かった。新CMは、卒業式でよくある風景の1つ、“卒業の言葉”を三太郎が贈るところからスタート。「卒業生のみなさん!」と金太郎が元気よく声を上げると、「おめでとうございます!!」と在校生全員が追いかける。それに続くように、「イイコトあった」(桃太郎)「毎日!!」(学生)「僕たちは」(浦島太郎)「忘れません!!」(学生)と“卒業の言葉”の掛け合いが続く。しかし、突然、そんな卒業式の雰囲気に合わない陽気なメロディが流れ始め…。それは、誰もが一度は聴いたことのあるロシア民謡「一週間」。そのメロディに合わせてリズムを取りながら、当たり前のように「月曜日はイイコトがあり~♪」」「火曜日もイイコトがあり~♪」と歌い始める金太郎と学生たち。浦島太郎が「え、なにこの歌?」と困惑、桃太郎も「卒業式っぽくないね…」と戸惑いを隠せない。しかし、隣の金太郎はいつの間にか歌いながら大号泣。それに気づいた浦島太郎は、「でも、金ちゃん感動してない?」と呆れ顔。それを受けて桃太郎は「おい、どうした!?」と声をかけるが…。学生たちと合唱するうちに変なスイッチが入ってしまい、「寂しいよ!」と涙が止まらない金太郎。桃太郎は、“正気に戻って!”と言わんばかりに「金太郎!」と呼びかけるのだった。今回の撮影は、卒業式をテーマにみんなで合唱。 三太郎CMらしく、アドリブ満載となったが、特に、金ちゃんこと濱田さんの感動・大号泣シーンがストーリーを盛り上げることに。三太郎たちは今回も息ぴったりで、金ちゃんのアドリブに呼応するように、桃ちゃん浦ちゃんがアドリブをかぶせていく。金ちゃんのあまりの動揺ぶりに、2人に担がれて保健室へ運ばれていったり、「好きな人がいたのか?」と台本にはないサイドストーリーが展開されたりと、相変わらずの爆笑撮影となった。au 三太郎シリーズ新CM 「合唱」篇は全国にてオンエア中。(text:cinemacafe.net)
2017年03月06日旬なゲストのここでしか見ることのできない素顔に迫る日本テレビ系「おしゃれイズム」の1月29日(日)放送回に俳優の濱田岳が出演。番組MCの上田晋也、藤木直人、森泉ら3人とトークで盛り上がる。スカウトされ子役として芸能界デビュー。その後高校時代に「3年B組金八先生」に出演すると「ピースボート -Piece Vote-」で連続ドラマ初主演、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」への出演や『偉大なる、しゅららぼん』や『予告犯』などで一躍俳優として大きな注目を集めるようになった濱田さん。福田雄一監督の「アオイホノオ」での岡田斗司夫をモデルにした岡田トシオを、ドラマ、映画と展開した『信長協奏曲』での徳川家康と実在の人物から、「釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~」の主人公“ハマちゃん”こと浜崎伝助をいったコミックのキャラクター。そしてauの人気CM「三太郎シリーズ」での金太郎と、幅広い役柄をこなす演技力で高い評価を受けている。そんな濱田さんが今回「おしゃれイズム」に登場、友人の俳優・松坂桃李が登場し何故か激ギレする展開や、実はモテモテだったというラグビー部時代を当時の友人が暴露。最も一緒に遊ぶという大御所俳優の話など、様々なエピソードを披露してくれる。現在公開中の映画『本能寺ホテル』も大ヒット中の濱田さんは、現在放送中のドラマ「視覚探偵 日暮旅人」に松坂桃李演じる主人公の相棒、雪路雅彦役で出演中。山口幸三郎によるシリーズ累計75万部突破の人気作「探偵・日暮旅人シリーズ」を原作に、松坂さん演じる聴覚・嗅覚・味覚・触覚…五感のうち4つの感覚を喪った男・日暮旅人が、唯一残った研ぎ澄まされた視覚を駆使して物を、人を、そして愛を探すという物語で、多部未華子、北大路欣也、木南晴夏、住田萌乃、和田聰宏、上田竜也、シシド・カフカ、木野花らも出演。「SPEC」シリーズや『RANMARU 神の舌を持つ男』などのヒットメーカー・堤幸彦監督が演出を担当する。ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」は毎週日曜22:30~日本テレビ系で放送。「おしゃれイズム」は1月29日(日)22:00~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年01月29日映画『本能寺ホテル』が1月14日(土)に公開を迎え、主演の綾瀬はるか、堤真一をはじめ、濱田岳、平山浩行、田口浩正、高嶋政宏、近藤正臣、風間杜夫、鈴木雅之監督が舞台挨拶に登壇。相変わらずの綾瀬さんの天然ぶりや、濱田さんの意外な酒の失敗の連続が暴露された。『プリンセス・トヨトミ』のスタッフ、キャストが再集結した本作。本能寺跡地のホテルが戦国時代とつながっていた!という奇想天外な展開で、現代と戦国時代を行き来することになったヒロイン、そして織田信長らの奮闘、奔走がコミカルに描かれる。登壇陣は和装で登場。紅一点の綾瀬さんは、あでやかな着物で歓声を浴びたが「お正月気分を引きずっているような感じですね」と毎度の(?)ふわふわした発言で場を和ませる。そんな綾瀬さんと初めて共演し、現場でメロメロだったというのがベテランの近藤さん。初日撮影の後に、綾瀬さんから「ホテルで召し上がってください」とみたらし団子を渡されたそうで「『ええコやなぁ…』と思ったんですけど、『カチカチになってますからチンしてください』って…。ホテルにチンあるか(苦笑)?でも、もらったんだから大事にせなと思って、マネ―ジャーとひとつずつ食べたら…カチカチ!よくあんなものを『いいものあげるわ』みたいに…」と明かす。「フォローしますと、撮影が終わったとき、できたてホヤホヤのみたらし団子を持って来ていただき、それはおいしかったです」とニッコリ。綾瀬さんは、なぜ時間が経ってカチカチの団子をわざわざ渡したのか?と問われ「私も食べてすごく固くて…。こんなみたらしがあるのか?そういうものなのかなって思ったんです。この店のみたらしはこの固さなのかって。有名なお店のものだったので(笑)」と弁明。近藤さんはこの仕打ちにも「そういうところが面白くて素敵。好きです」と公開告白で会場は笑いと拍手に包まれた。一方、綾瀬さんを上回る失敗談を暴露されたのは濱田さん。堤さんは、岡山での撮影のために、濱田さん、田口さんと共に同じ新幹線に乗ったそう。「僕は別車両だったんですが、2人は酒盛りしてて、僕も参加したかったけど、眠かったので寝たんです。岡山について降りても、2人が下りてこないので、もしやと思って、2人の車両まで走っていったら、2人ともゲラゲラ笑いながら(車内でまだ)酒盛りしてて…。窓をドンドンと叩いたら、田口さんはサッと降りたけど、岳くんはそのまま広島まで行っちゃいました(笑)」と驚きの濱田さんの大失敗を明かす。濱田さんは「本当です。参りました」と苦笑い。堤さんが窓を叩いてわざわざ知らせてくれたのに「トントントントン日野の2トンかと思いました(笑)」と飄々と語り、会場は爆笑に包まれた。ちなみに、高嶋さんも、京都で濱田さんと共にプロモーションのために番組収録があったが「僕だけ光秀の鎧兜で、京都を歩くってものだったんですが、岳くんが前の晩に飲み過ぎて遅刻してきて…。僕は始発で京都に来たのに2時間くらい遅れて来た」と暴露!濱田さんは「お待たせしましたけど2時間はうそ!」と言いつつも、遅刻は事実のようで、壇上での公開暴露に苦笑を浮かべていた。また、この登壇者の中で戦国時代に天下を獲りそうなのは?との問いに、堤さんが監督を、そして高嶋さんが堤さんを指した以外、全員が綾瀬さんを指すという展開に!綾瀬さん自身、意外だったようで「いいんですか?私で…」と驚いていたが、堤さんがこれに「俺は嫌だ!こんなスットコドッコイはたまらん!」と正面をきって否定し、再び会場は笑いに包まれていた。『本能寺ホテル』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:本能寺ホテル 2017年1月14日より全国東宝系にて公開(C) 2017 フジテレビジョン 東宝 ホリプロ
2017年01月14日世界的に有名なゴシックロマンの名作を大胆に解釈した韓国発グランドミュージカル『フランケンシュタイン』の日本版が2017年、年明け早々に待望の幕を開ける。メインキャスト8人全員が一人二役を演じること、個性の異なるWキャストの顔合わせの妙でも話題の注目作だ。12月初旬、開幕まで約1か月という段階の稽古場を訪ねた。ミュージカル『フランケンシュタイン』チケット情報物語は、19世紀のヨーロッパ。天才科学者のビクター・フランケンシュタインは友人のアンリ・デュプレと“生命創造”の研究に挑んでいた。しかし殺人事件に巻き込まれたビクターを救うため身代わりとなり、アンリが命を落とす。ビクターは研究の成果を用いてアンリを蘇らせるが、誕生したのは“怪物”だった……。この日の稽古は一幕の後半、六場から。Wキャストのビクターとアンリは、まず中川晃教と小西遼生コンビが登場。そこは法廷。殺人を犯したと告白したアンリを裁くシーンで、アンサンブルたちが「死刑にして!」と口々に叫び、激しく歌うM8『殺人者』が迫力だ。演出の板垣恭一は少し場面を進めては止め、段取りを修正し立ち位置を確認。そのたびにあちこちで役者たちもディスカッションを活発に行っている。続いて濱田めぐみ、音月桂、鈴木壮麻3人の場面ではこの切迫した状況が主に歌詞によって語られていくのだが、さすが実力派揃い、話の流れがごく自然でわかりやすく伝わってくる。さらに場面変わってそこはビクターの部屋。M9『僕はなぜ?』を歌い、苦悩するビクターを中川はナイーブかつエキセントリックに演じ、その存在感には常に目を奪われる。短い休憩をはさむと、ビクターとアンリは柿澤勇人、加藤和樹コンビに交代。先ほどと同じ場面を何度も稽古するうち、流れはみるみるスムーズになっていく。中川が生まれながらの天才肌なビクターなら、柿澤は理系の秀才型のようにも見え、アンリも小西は心優しげ、加藤は冷静沈着な印象に見える。ビクターの「どうして……!」というセリフひとつとってもまるで雰囲気が違う。人間の弱さも生々しく表現され、心情がほとばしるような柿澤の歌に胸を打たれる。ストーリー展開が興味深く、楽曲は非常にドラマティックで、Wキャストの面白さと同時に一人二役のギャップも堪能できるという仕掛けも楽しい。抜群の歌唱力と表現力を併せ持つツワモノ揃いのキャスティングで、あらゆる才能のきらめきが味わえるのも大きな魅力だ。こうして同じ場面を繰り返し見学することで各自の魅力が浮きたち、すべての組み合わせで見比べてみたくもなった。東京公演は日生劇場にて2017年1月8日(日)から29日(日)、その後、大阪、福岡、愛知でも公演あり。取材・文/田中里津子
2016年12月13日阿部寛が主演を務め、人気作家・東野圭吾の100万部突破の同名小説を実写映画化した『疾風ロンド』。本作で親子役を演じた阿部さんと濱田龍臣の親子2ショットがシネマカフェに到着した。医科学研究所の主任研究員・栗林和幸(阿部さん)は、仕事に追われる毎日。息子の秀人(濱田さん)とは、うまくコミュニケーションがとれない日々を過ごしていた。そんなある日、和幸が勤める研究所施設から違法生物兵器「K-55」が盗まれてしまう。窮地に陥った和幸は、極秘で「K-55」が隠されたスキー場を息子と訪れる。秀人は久しぶりの親子水入らずを喜び、徐々に打ち解けようとするが、父が「K-55」を探すために来たことを知り、不信に思う。そして、父との関係性を修復するため、ある決断をするのだが…。大惨事へのタイムリミットが迫る中、何だかちょっと頼りない(スキーも苦手な)中年男が、スキー場のパトロール隊員・根津(大倉忠義)とスノーボードクロス選手・千晶(大島優子)も巻き込み、生物兵器の行方を探す本作。監督を務めるのは、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」や「サラリーマンNEO」の演出で知られる吉田照幸。映画『トリック劇場版』シリーズや『テルマエ・ロマエ』シリーズなど、長身でイケメンなのにコミカルな演技にも定評がある阿部さんが主演を務め、その息子役を演じるのは、子役からグンと凛々しく成長し、阿部さんとの親子役もまったく遜色のない長身イケメンぶりで魅せる濱田さん。このたび解禁となった劇中場面写真からも、“笑劇サスペンス”の一方で、親子の不器用な関係性が伺える。思わずほっこりとしてしまう親子愛も感じられるのも、本作の醍醐味といえそうだ。『疾風ロンド』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年12月04日最近、なぜか“スターになりたい”桃太郎(松田翔太)、金太郎(濱田岳)、浦島太郎(桐谷健太)の三太郎から、新CMが到着。今回は、スターになるために作戦会議をする中で「まずはファンクラブ」と金太郎が提案していることが分かった。新CMは、金太郎の家でお泊まり会。「どうやったら、スターになれるのか」について話している場面から始まる。「やっぱ歌とかダンスでしょ!」と言うのは浦島太郎。すると、寝転んでいた金太郎はワザとらしく足を組み替えながら、「まずは、ファンクラブ作ろうぜ?」とキメ顔。それを受けて「金ちゃん気が早くない?」と桃太郎が言うと、火が付いたのか金太郎は起き上がり「ほら、おれ、ファンを大切にしたい派じゃん?」と気取った様子で畳み掛ける。「それわかる~!」と浦島太郎も同調する一方、桃太郎は1人ついていけていない様子。そんな中、金太郎の妄想はまたもやエスカレートしていき、「ずっとファンでいてくれた子にはイイモノ、プレゼントしてさ」と、ずらっとファンが並んだ握手会でイイモノをプレゼントしている様子を妄想する。それを受けて「え、イイモノってなに?」と桃太郎が聞き返すと、ノリノリな浦島太郎は突然、「サインとかどう?」と、達筆に書かれた直筆サインを取り出す。それを見た桃太郎は「え、もうサインあんの!?」と驚きを隠せない。一方、金太郎は指を鳴らしながら、「すごくイイモノこれ!」と褒めつつ、「そこで似顔絵どん!」と、枕の下から取り出した似顔絵をドヤ顔で2人に披露する。そこには、似顔絵というよりも、美化され過ぎた(?)金太郎が描かれており、それを受けて「スター感出しすぎ~」(浦島太郎)、「かっこいいー」(桃太郎)と2人。さらに調子に乗った金太郎は、まるでスターになりきったかのようにウインクをかますのだった。今回は、金太郎の家を舞台に三太郎そろっての撮影。3人の息の合ったアドリブは、いつもの光景で和気あいあい。撮影のラストは、金ちゃんの妄想の世界である、ファンクラブのシーン。ファンのみんなに「いつもありがとね♪」と言い続けた“金ちゃん”こと濱田さんは、撮影終了後、花束を受け取ると「いつもありがとね~♪」と最後までスター気取りで立ち去り、撮影は大爆笑のうちに終了した。au「三太郎シリーズ」新CM「ファンクラブ」篇はオンエア中。(text:cinemacafe.net)
2016年12月02日『ミュージカル★マーダー・バラッド』東京公演が11月11日、天王洲 銀河劇場で開幕した。NYのバーを舞台に、男女の愛憎劇のすえに起こった未解決殺人事件を描く物語。キャストは4人のみで、中川晃教、平野綾、橋本さとし、濱田めぐみという、歌唱力抜群の4人が揃う。11日、初日を控えた4人が取材に応じた。『ミュージカル★マーダー・バラッド』チケット情報作品のキャッチコピーに「HOT&SEXYな90ミニッツ」とあるように、刺激的な作品だ。トム役の中川は「まるで昼ドラを見ているような内容。ブロードウェイ発の4人ミュージカルですが、とてもカッコいい音楽に乗せてお届けする愛憎劇です」と見どころを話す。トムと不倫の恋に落ちるサラ役の平野は「演じていて、どんどん作品にのめり込んでいく。今まで(の出演作)とちょっと違うような感覚があります。観終わったあと、お客さまも“マーダー・ロス”になるだろうなというくらい、すごく中毒性のある作品」、ナレーター役の濱田は「これをテーマにしてはいけないのではというものだらけの90分。ある意味エグい作品だと思いますが、皆さんが(観て)どのような感覚をお持ち帰りされるのか、楽しみ」とそれぞれ作品の魅力を語った。歌唱力に定評のある4人が揃ったという面でも、ミュージカルファン必見の舞台になっているが、サラの夫・マイケル役の橋本も「なかなか今まで集まることがなかったし、これからもあるかわからないような素敵なキャストが集まった。僕らにしか出来ない空気感を堪能してほしい」と、この奇跡の共演をアピール。その魅力を「カリスマ性のある濱田さん、セクシー&ワイルドの晃教君、そして、見てのとおり“荒くれナイスボディー”綾ちゃん!」と紹介すると、平野が「そういう歌詞があるんです!」と慌てて補足説明をする一幕も。そんな平野はセクシーな衣裳に金髪という、今までにないビジュアルで登場。「ここまでキスシーンが多かった舞台はなかったし、その一歩先、「あっ」とつい目をそらしたくなるようなシーンも演じたことがなかった。私にとってかなりの挑戦の役」と語っていた。公演は11月27日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演。チケットは発売中。
2016年11月14日風が肌寒くなった11月3日の夜。兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで、東京・天王洲 銀河劇場に先駆けて日本初演のミュージカル『マーダー・バラッド』が開幕した。ミュージカル「マーダー・バラッド」チケット情報この作品は2012年、ニューヨークにある約150席の小劇場で上演され、大ヒット。翌2013年、オフ・ブロードウェイに進出し、旋風を巻き起こした。現在もロングラン・ヒット中の韓国公演に続き、9月からロンドンでも上演。そして今日、日本に初登場!男女の三角関係のもつれを描いた物語を、4人の登場人物が全編ロックの41曲で綴る、休憩なしの90分。凝縮された刺激的な大人のミュージカルが、ここに。舞台上は、天井のファンがゆったり回るバーのような空間。椅子やテーブル、ビリヤード台やお酒が並ぶ。その両サイドに、観客がバーの客のように座る各14席のステージ席。鐘の音とともに始まり、ナレーター役の濱田めぐみが、舞台奥で演奏するバンドのエレキギターに合わせ、パワフルに歌い始める。「聞かせてあげる。善人の悲劇。誰かが死ぬの」と。え?、物語の結末、先に言っちゃうんだ!歌詞、大事。かつて燃えるような恋をしたトム(中川晃教)とサラ(平野綾)。が、やがて恋がさめ別れたふたり。傷ついたサラを大人なマイケル(橋本さとし)が受け止め、結婚。10年後、サラはアッパーウエストサイドに住み、娘・フランキーも産まれ、優しく誠実なマイケルとの幸せな家庭。その頃トムは絶不調。ここまで、一気に駆け抜ける。バーカウンターは道となり、ビリヤード台はベッドになり、衣裳のローブが子どもやシーツに。ベッドのふたりを真上から狙う映像。テンポも展開もすごく早い。家事と育児の日々に疲れたサラは、バーを開いたトムに連絡する。昔の恋の再燃。不倫を重ねながらも後悔し始めるサラ、放したくないトム。サラの言動に何かを感じ始めるマイケル。「どんなに愛しているか数えた後で、どんなに愛してないかも数えてみる」。森雪之丞の訳詞が泣ける。3人の心情がよくわかり、観客の誰もが誰かに感情移入できる。メロドラマでロック・ミュージカルなのに、すごくリアル。そして…誰が誰を殺すのか。これは観てのお楽しみ。女性クリエーターふたりがタッグを組んだ作品。女性はサラの気持ちに「わかる、わかる」なはず。濱田の演じるナレーターの、客観的で冷静で、それでいて物語に参加もしてる、という立ち位置も新鮮。そして何より、中川アッキーのワイルドなセクシーさに、ズキューン!新たな魅力、見ぃつけた!公演は、11月6日(日)まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、11月11日(金)から27日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演。チケットは発売中。取材・文:高橋晴代
2016年11月04日寺田心ら子役たちが、幼少期の“三太郎”として再び登場するau新CM「夢のスター篇」が到着。回想を終えた現在の金太郎(濱田岳)はその夢がエスカレートし、伝説の“かね太郎”になってしまったことが分かった。「俺、スターになる!」「俺も一緒になる!」「じゃ、ボクも!」と、将来スターになることを夢見て笑い合う幼少期の三太郎。そんな回想シーンが終わり、「とか言ってたよね…」「なりたかったな…」と桃太郎(松田翔太)と浦島太郎(桐谷健太)は懐かしそう。そんな中、「なろうよ!」と金太郎が1人立ち上がる。「もう遅いよ~」と言う浦島太郎の言葉を遮って、「遅いなんて誰が決めた?」と桃太郎と浦島太郎の方へ向き直る金太郎は、なぜか勇ましい表情。「スターになって、どんどん有名になって、どんどん稼いでさ」と、スターへの想いを語る金太郎に、静かに耳を傾ける桃太郎と浦島太郎。しかし、「どんどんもらって、どんどん貯めてさ」と身振り手振りが徐々に大きくなっていく金太郎に焦りを感じ、「金ちゃん…」と浦島太郎が呼びかけるも、自分の世界に入ってしまい声が届いていないのか、「スターになって、どんどんもらってさっ!」と、金太郎はさらにヒートアップ。 その様子に、桃太郎と浦島太郎は戸惑い、引き気味に距離を取ろうとする。その後も「どんどんっ!!どんどんっ!!」と激しさを増していく金太郎に、「“かね太郎”になってるよ…」と2人。ハッとして我に返る金太郎。そういえば、本CMシリーズの初期にも、そんなふうに冷やかされたことがあったような…。「金ちゃんだよね?」と桃太郎が確かめると、「ごめん、金ちゃんです!」と、ようやくいつもの金太郎に戻り、ほっと息をつく三太郎なのであった。今回で3度目となる“子ども三太郎”の撮影。すっかり仲良しになった3人は、いつもの元気な挨拶で現場入りし、撮影の合間も3人で仲良く談笑していたそう。ロケ地である山の山頂で“夢”を語る子どもたちはとても眩く、スタッフの間では「この子たちはどんな大人になるんだろう?」との話題で持ち切り。この中から、未来のスターが登場することもあるのかも?また、“大人三太郎”の撮影では、かぐや姫不在で三太郎のみの桃太郎家という、なかなか珍しいシチュエーションに。金太郎が「どんどん有名になって、どんどん稼いで…」と次第に“かね太郎”化していくシーンでは、力の入った濱田さんがアドリブで力士が四股を踏むようなポーズになり、その自然な演技に一同、爆笑をこらえきれなかったという。au 三太郎シリーズ新CM 「夢のスター」篇は放送中。(text:cinemacafe.net)
2016年11月01日中川晃教、平野綾、橋本さとし、濱田めぐみが90分間ノンストップ&全編歌で届けるミュージカル『マーダー・バラッド』が、11月3日(木・祝)に開幕する。オフ・ブロードウェイ、韓国で大ヒットした注目作の日本初演。その公開稽古に潜入した。ミュージカル『マーダー・バラッド』チケット情報物語の舞台はニューヨーク。燃えるような恋に落ちたトム(中川)とサラ(平野)だったが、トムがサラに飽き、一方的に別れを告げ終わってしまう。失恋で酒におぼれるサラを救ったのは詩の博士号を持つマイケル(橋本)。ふたりは恋に落ち、結婚。高級住宅街に家を買い、娘も誕生し、絵に描いたようなしあわせな毎日を送る。だがサラはいつしか繰り返しの毎日に疲れ、トムがオープンしたクラブを訪ねてしまう…。再会し、越えてはならない一線を越えるふたり。そんな彼らを見つめるバーテンダー(濱田)。やがてマイケルがふたりの関係に気がつき、殺人事件へと発展する――。お酒が並んだカウンター、テーブル&椅子が並ぶ舞台。セット転換もなく、4人がほぼ出演しっぱなしで全41曲、ノンストップで紡いでいくという贅沢な作品。一曲一曲に込められたストーリーも濃厚で、4人はときに恋焦がれ、ときに嫉妬に狂い、過激でセクシーな芝居も交えながら、燃えるように愛憎の一部始終を伝えていく。また、狂言回しのようなポジションの濱田は、舞台上でただただ彼らのやりとりを見つめている。物語を進めていく3人からふと濱田に目を移すと、ゾッとするような表情で彼らを睨んでいることが多々あり、その理由は最後にわかるが、得体の知れない存在として舞台上の空気を揺らしていた。「殺人事件」ということで別世界の物語をイメージしていたが、実際は日常の生々しい感情が描かれた作品だった。観る人の“今”によって感想も変わってくるだろうと思う。登場人物それぞれの視点で観劇すると、違う発見もありそうだ。また、舞台の両サイドには、クラブの一部のようにして設けられている“ステージシート”があり、なんと同じ舞台上で観劇できる。今回はこのステージシートからの取材となったが、身体が当たりそうなほどの距離で、彼らの歌はもちろん息遣い、熱気までダイレクトに届く。ぜひ楽しみにしてほしい。公演は、11月3日(木・祝)から6日(日)まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、11月11日(金)から27日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文:中川實穗
2016年10月31日11月に日本初演を迎える『ミュージカル★マーダー・バラッド』の製作発表会見が10月10日、都内ライブハウスにて行われた。90分ノンストップ、全編歌で綴る刺激的な作品に、中川晃教、平野綾、橋本さとし、濱田めぐみの4人が挑む。『ミュージカル★マーダー・バラッド』舞台はNY。ナレーター(濱田)が物語を誘っていく。俳優を夢見ていたトム(中川)と歌手を目指していたサラ(平野)は恋に落ちたが、時を経てサラは詩の博士号を持つマイケル(橋本)と結婚。日々の生活に追われ、サラはかつて燃える恋をしたトムを恋しく思い、トムが新しくオープンしたクラブを訪ねてしまう。一線を越えてしまったふたりにマイケルも気付き、ついにクラブに3人が揃った時、殺人事件が起きる…。愛憎と裏切り、そして殺人事件。パワフルでロマンチック、セクシーな物語だ。この日の会見はミニライブからスタート。本番同様のフルバンドとともに、モノトーンの衣裳でクールにセクシーに決めた4人が、劇中歌から5曲を披露。それぞれ日本ミュージカル界が誇る抜群の歌唱力を持つ彼ら、さすがの迫力だ。中川も「ハーモニーはかなり美しい。この4人が集まった、というのが何よりも最大の魅力じゃないかな」と自信のほどを話しつつも、「でもただ美しいだけでなく、ザラっとした、もっと内面から出てくるものを前面に押し出し、バンドのサウンドを借りながらロックミュージカルならではのライブ感を出していけば、このハーモニーは最強・最高になるんじゃないかな」と、さらによいものを求めて稽古をしているよう。そして“誠実な夫”役の橋本は「今回の僕の課題は、どれだけ地味キャラでいられるか(笑)」と会場を笑わせつつも、「全編歌ですが、コンサートではなく、歌の中にきちんとドラマ性を出していきたい」と意気込みを。平野は「台本上にあるものを感じ取ったらストレートに進む話なのに、“ひょっとしてこれってこういうこと?”と一度思ってしまうと、色々なパズルのピースが嵌りだす。私たちも色々な可能性を演じたいと思うので、みなさんも色々な妄想を膨らませて観ていただけたら」とアピールする。またナレーター役の濱田からは「謎の存在を演じます。ストーリーテラーみたいな感じですが、たまに(ほかの)3人の時間軸に入ったりします」と意味深な説明も。ひと筋縄でいかない作品になりそうだ。演出は、これが初のミュージカル演出となる文学座の上村聡史。「殺人をめぐる愛憎の物語ですが、それぞれのキャラクターの過去への思い、ほとばしるような情愛がポイントになる。41曲のロックチューンに乗せて、スタイリッシュなモノクロ映画を観ているような感覚でお届けできれば」と演出プランを語った。公演は11月3日(木・祝)から6日(日)まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、11月11日(金)から27日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演。チケットは発売中。
2016年10月12日映画『グッドモーニングショー』が10月8日(土)より公開を迎え、主演の中井貴一をはじめ、長澤まさみ、志田未来、濱田岳、時任三郎、君塚良一監督が舞台挨拶に登壇した。『踊る大捜査線』シリーズの脚本家として知られる君塚監督が、自らよく知るTV業界の裏側に切り込んだ本作。ワイドショーの中年アナウンサーがなぜか、立てこもり事件の犯人から現場に来るように指名され、事件に巻き込まれていくさまをコミカルに描き出す。中井さん、長澤さん、志田さんはアナウンサー役ということで、事前にレッスンを受けたり、実際にフジテレビの朝のワイドショーの現場を訪れたりしたという。中井さんは「クランクイン前に『めざましテレビ』の現場にお邪魔して、アナウンサーの感情などについて聞かせていただきました。実際に、映画のセットは『めざましテレビ』(フジテレビ)のものなんですけど、背景は『ZIP!』(日本テレビ)なんです。そこは局や監督の気遣いですね(笑)」と裏事情を明かす。長澤さんは実際に女子アナ役を演じてみて「同じTVの世界でも(女優とは)全然違う畑、職業なんだなと感じました。自分がもしアナウンサーになると考えたら…毎日の生放送の緊張に耐えられないだろうと思います。私、話が下手で、いつもどこで話を終えたらいいかわかんなくなるんです。『あいつ、使えねーな』と思われてダメになる気がします…」と自嘲気味に語った。実際、アナウンサーの指導に当たる先生から指導を受けたという志田さんも「発声や強弱のつけ方がセリフを読むのとまったく違って難しかったです。私もアナウンサーになっても、カメラ目線で笑顔で話せないと思うので、私も『あいつ、使えねー』とクビになるんじゃないかと…」と苦笑する。濱田さんは、ワケあり立てこもり犯を熱演!「最近、重たいボブでマサカリ担いで走ってるばかりだったので…(笑)、僕にできるかと思ったんですが、思い切り立てこもらせていただきました!」と冗談めかして述懐する。主に中井さん、そして刑事役の松重豊とのシーンが中心となったが「あの立てこもりのシーンは、5日間くらい、同じ場所に通って撮影していました。中井さん、松重さんを若手が5日間も独り占めできることもなかなかない機会なので、思い切って胸を借りようと…。ついついアドリブで『うっせー、バカ!』とか出ちゃいましたが…と釈明する。これに中井さんは「本音ですよ。ああいうときに本音が出るんですよ」と冷たく語り、会場は笑いに包まれていた。『グッドモーニングショー』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年10月08日俳優・濱田龍臣が、EXILE TRIBEの総合エンタテインメント・プロジェクト「HiGH&LOW」の映画第2弾『HiGH&LOW THE RED RAIN』(10月8日公開)に出演することが6日、わかった。同作は5つのチームが拮抗した勢力をもつ「SWORD」地区の中で男たちが思いをぶつけ合うエンタテインメントムービー。映画第2弾は最強と呼ばれる雨宮兄弟(TAKAHIRO、登坂広尾臣)を主役に物語が展開し、斎藤工演じる長男・尊龍の行方を追ううちに過去に隠されていた秘密に直面する。濱田が演じるのは、斎藤演じる長男・尊龍の少年時代。新たに公開された場面写真では、少年時代の広斗と尊龍が拳を交える姿が。喧嘩が絶えず、クラスメイトや次男・雅貴に歯向かっていた広斗が、尊龍に憧れるきっかけのシーンとなる。濱田は、大人になった尊龍を思わせるハードなファッションとオールバックで登場。少年期を演じ切った。(C)2016「HiGH&LOW」製作委員会
2016年10月06日2013年にオフ・ブロードウェイで大人気となり、韓国版もロングラン。この9月末にはウエストエンドで開幕と、世界各地で旋風を巻き起こしているロックミュージカル『マーダー・バラッド』が、待望の日本初演。そこで日本ミュージカル界屈指の歌声を誇る、中川晃教と濱田めぐみが念願の初顔合わせとなる。『マーダー・バラッド』チケット情報中川「劇団四季の『ウィキッド』で初めて濱田さんを観て、その圧倒的な存在感に驚きました。人の心を導く力が強く、役を生きている。いつか同じ板の上に立ちたいと、長らく楽しみにしてきました」濱田「私もソニンちゃんから、日本のマイケル・ジャクソンがいると聞いて、それが中川さんでした。ピアノの弾き語り映像を観て脱帽し、舞台を拝見したら、中川さんが歌うと空間の色がそこだけ変わる。歌声が耳について離れず、ずっと気になる存在でした。普通の人間には出せない、もうひとつの感性を持っている。私はよく宇宙人と言われるけど、中川さんも同類でしょ?(笑)」中川「僕もいつも宇宙人と言われるから、多分そう(笑)。今回は4人芝居で、40曲近くを90分歌いっぱなし。濱田さんとこの濃密な作品で共演できることに感謝です。物語はバーテンダーかつナレーターにより語られる。トムとサラは若かりし頃、熱い恋仲だったが別れてしまう。その後、サラは詩人マイケルと結婚し、幸せな家庭を築いた。しかしサラは平凡な日常に退屈し、バーの経営者となったトムと再会、再び恋の炎が燃え上がる」濱田「私の役バーテンダーは、トムとサラ、マイケルの三角関係を狂言回しとして俯瞰で眺めつつ、彼らの関係性にも絡みます。その構成と立ち位置が面白い。4人で役を深められる分、予想外の化学変化が起きる予感がします」中川「ナレーターの視点が、他の3人を操り、翻弄する。あるいは3人がナレーターを操っているとも解釈できる気が。僕が演じるトムは昔、俳優を目指していた男で、今はバーの経営者。かつての恋人サラに夢中になり、殺人事件へと発展してしまうわけですが。「美しい炎は引力がある、でも触ってはいけない」と歌うタイトル曲が象徴的」濱田「曲は全てかっこいいですね。ロックにはミュージカル唱法では合わないから、勉強しなければ」中川「確かに。でも橋本さとしさん、平野綾さんと、歌自慢の4人が集まっているから、声を合わせたら怖いものなし!(笑)見せ場は4人の丁々発止。きっとお客様は二度三度とこの世界に足を踏み入れたくなるはずです」濱田「私はまず中川さんに歌ってもらって、それをカヴァーしよう」中川「えー?!僕も濱田さんからいっぱい盗もうと思ってますよ(笑)」公演は11月3日(木・祝)から6日(日)まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、11月11日(金)から27日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。チケット発売中。取材・文:三浦真紀
2016年09月29日●子役と、役者の違いNHK大河ドラマ『龍馬伝』や、映画にもなったドラマ『怪物くん』などに出演し、その愛くるしい姿で日本中の話題をかっさらった子役・濱田龍臣。高校生になり、身長が174cmに伸びると、今度は「イケメンすぎる」と話題になった。最新映画『ハイヒール革命!』(9月17日公開)では、10代の終わりに男から女に生まれ変わった真境名ナツキの少年時代を担当し、ドキュメンタリーパートと回想パートが交互に示される構成の中で、女装にも挑戦。自分の性別や周囲の人間と向き合う姿をみずみずしく演じた。15歳にして、役者としての自覚を強く持つ、様々な役に挑戦したいと語る。○オーディションに落ちたことで成長――子役の頃のイメージを持っているとびっくりするくらい成長されていますが、やっぱり周りの方から驚かれたりしますか?そうですね、中学校の時に共演された方でも、今会うと大きくなったねと言われます(笑)。――小さい頃と比べて、お仕事で求められることにも変化が起きてきたりするのでしょうか?小さい頃は「セリフが言える」「TVの前でも言われた通りに動ける」ということだけでよかったけど、今は役を理解して、自分で飲み込んでから表現しなくてはいけません。1つ、渡されたものを、2や3に増幅して返さなければいけなくなったなと思いました。小学校まではまだ「言われたことをやる」ことを求められていたと思うんですが、中学生になったころから、変わってきたように思います。頑張らなきゃいけないなと思ってるところです。――それは大きな変化ですね。何かきっかけになった作品などはありますか。自分は出させてもらっていないんですが、映画『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』のオーディションを受けさせてもらった経験は大きかったです。それまで、オーディションは周りの人との勝負だと思っていました。だけど、本当は役者それぞれにある形と、役のキャラクターの形が、監督のイメージの中で合うかどうかが重要で。「決して勝負ではない」ということを、監督自身に教えてもらったんです。オーディションには落ちてしまいましたが、自分にとって一番成長できた経験だと思っています。○憧れの俳優・大野智さん――これから「こんな役をやってみたい」という希望などはありますか。吹っ切れたくらい狂ってる、サイコパス的な役にちょっと興味があります(笑)。――周りの人もびっくりですね! 例えばこういう俳優さんに憧れている、尊敬しているという方は。大野智さんです。音楽活動も俳優活動もされていて、バラエティにも出られていて、さらに俳優活動ではいろいろな役を演じられていて。この前のドラマ(『世界一難しい恋』)では社長役だったし、昔共演させていただいた作品『怪物くん』の時はわがままな役で、いろんな役で大野さんにしかできないお芝居をされているんだなと、すごく尊敬しています。――『怪物くん』の時から大野さんに憧れていたんですか?『怪物くん』の時はとても仲良くしていただきましたが、まだ大野さんのすごさをそんなにわかってなかったんです。年齢を重ねてからしっかり見て、やっぱすごい人なんだなと思いました。●女装にも挑戦した最新作○監督の解釈と自分の解釈をすりあわせる――今回はトランスジェンダー役で、女装にも挑戦されていますね。女装はすごく楽しかったです(笑)。クラスの女子とかの何気ない動きを見て、撮影の時も女性のスタッフさんの動き方を参考にしました。自分の周りにはLGBTの方はいなかったんですが、真境名さんとお話をさせていただいてすごく参考になったし、勉強になったと思っています。心情的な部分は、真境名さんと話したところもあるし、台本もかなり読み込んで役を作っていきました。監督からは「真境名さんを真似るんじゃなくて、彼女の心情をもとに、新しい人格を作り出したい」と言っていただいたので、聞いたお話と、自分が見ている女性の俯瞰的なイメージと、監督からお話してもらったイメージを一つにして表現しました。――結構監督とやりとりされることは多いんですか?「こういうことなのかな」という自分の解釈をぶつけてみて、監督の解釈とすり合わせて一つにするのが大切だと思っているので、できるだけ監督に話を聞くようにしています。監督がどういう作品を作りたいのかが一番大切だと思うので、自分がどれだけイメージに近づいていけるか、どれだけ表現できるのか、できる限り監督の意見を聞いて、さらに自分らしさを加えた表現をしていきたいなと思ってます。○自分にしかできない演技をしたい――自分との対話という、難しそうなシーンもありましたね。ふだん他の人と話す時は両方の意思が疎通しきれていないですが、自分との対話シーンだと、どちらの気持ちもわかるので、スムーズに演じられたと思います。――そういった演技や役の解釈について、普段から自分で勉強をすることもあるのでしょうか。意外に思われるかもしれないですが、本は結構読むようにしています。漫画もですけど、キャラクターの心情を想像して、自分がこの立場だったらどうするか想像することが、力になっているのかもしれません。今度公開される映画『疾風ロンド』でも監督にすごく助けていただいたんです。自分は、役の心境を考えてお芝居をしていたんですけど、そうではなく「自分が役の立場だったら、と考えて行動すれば、自然とその役になる」と教えていただきました。――そういう話、学校の同級生とされたりするんですか?お芝居についてはしないですね。いつもふざけてる友達と真面目な話をすると照れくさいなというのがあるので(笑)。すごく稀に、くらいです。――今後の目標について教えて下さい。多くの役ができるような俳優さんになりたいなと思っています。『ハイヒール革命!』ではトランスジェンダーで、『疾風ロンド』ではお父さんとの距離感をなかなか掴めないで反抗してしまう役だし、将来やってみたいのはサイコパスな役。いろいろな役柄を演じられる、自分にしかできない演技ができるような俳優さんになりたいと思います。
2016年09月12日笑顔のかわいい愛らしい美少年のイメージだった濱田龍臣さんもなんと16歳、現在高校1年生。今回、映画『ハイヒール革命!』で、性同一性障害で性転換した女性という難役に挑戦している。この数年の間に2度の大事な出合いを経験し、いままさに子役から大人の俳優への転換期を迎えている濱田さんにお会いしてきました。――今回の映画では、性同一性障害の役を演じていますが、戸惑いはなかったですか?濱田:はっきり言って、俳優というお仕事をさせてもらうなかで、長い間やっていても演じられるかどうかわからない貴重な機会だと思うんです。そういう役に選んでいただいたことが嬉しかったです。――役を演じる上で、これまでとの違いはありましたか?濱田:違いはそんなになかったです。撮影の時に台本を読み込んで、自分だったらと考えて、その感情で動くようにしてみたら、そんなに難しくはなかったですね。――仕草ひとつひとつが本当に女の子みたいでかわいかったです。濱田:僕が演じた真境名(まじきな)ナツキさんとは、撮影に入る前にお会いしました。髪をかき上げる仕草ひとつとっても自然で、歩き方も普通の女性より女性らしいんで、そこは意識しました。ただ、自分でお化粧するシーンは難しかったですね。メイクさんにビューラーの持ち方から教わったりして。女子ってこんなこと毎日してるんだって思うと…すごいですよね。尊敬します。――LGBTの問題に役として向き合ってみて、いかがでした?濱田:最初は、どこか暗いイメージを持っていたんですけれど、お会いした真境名さんがとても明るくてびっくりしました。たぶん周り…とくにお母さんに支えられているからなんでしょうね。その心の余裕が、あの明るさに繋がっているのかなと思いました。――そもそも、このお仕事を始めたきっかけは?濱田:祖母がエキストラの事務所に入っていて、2歳の頃にその事務所に僕を入れたのがきっかけです。――じゃあ、物心つかないうちから芸能界にいたわけですね。濱田:そうですね。いつの間にかこの世界にいて…。――覚えている一番古い記憶っていうと、どんなお仕事ですか?濱田:幼稚園の頃に、オロナミンCのCMに出させていただいたことです。当時、ウルトラマンが好きで、そのソフビ人形を持って現場に行っていたんですけれど、共演の上戸彩さんに「ウルトラマンが好きなんだねー」って頭を撫でてもらったことを覚えています。――注目度がぐっと上がったのは『龍馬伝』だったと思うのですが、当時、10歳の濱田さんには、どう見えていました?濱田:決まりました、って連絡をもらった時はパニックですよ。家族でテンションが上がって、その日はお寿司を食べに行ったのを覚えています。やっている間も、あの大河ドラマに出て、しかも福山さんの幼少期を自分がやっているのが不思議でした。ただ、撮影の記憶はあんまりないんです。とにかくセリフを言うのと、言われた通りに動くので精一杯で。――出演作を見て、家族から何か言われることはありますか?濱田:ちょっと前まではありましたけど、それも中学校の頃までで、最近はなくなりました。目の前で見られるのも恥ずかしいので、いまはいい距離感…かな(笑)。――友達に言われるのはどう?濱田:意外にうれしいです。ありがとう、っていう気持ちかな。最近は、いついつ出るから見てね、って言ったりします。――学校ではどんな生徒?濱田:そこそこうるさくて、休み時間にテンションが高い生徒ですね。――好きな教科はありますか?濱田:歴史が好きなので…。――そういえば、『三国志』が好きだとプロフィールにありました。濱田:父親が持っていた北方謙三さんの『三国志』を読んで興味が出て、中学の頃に図書室にある別の『三国志』も読んで比べたりもして…。――好きな武将は誰?濱田:無難ですけれど趙雲(戦に長けた武将として知られ、男らしく義理に厚い)です。劉備の息子の劉禅を体を張って守るんですけれど、そこがカッコよくて惚れました。――日本史には興味はないの?濱田:嫌いじゃないですが、いま興味があるのは神話です。きっかけは、ゲームなんですけど。いろんな神様が出てくるゲームがあって、名前を調べてくうちに、面白いなって思うようになって。――ゲームがお好きなんですね。濱田:大好きです。1日に3時間くらいやっちゃいます。休みの日とか、ごはんを食べる時間以外、ずっとやってる日もあるくらい。親はもう言っても無駄だと呆れてます。――ところで、モテますよね。濱田:いやいやいやいや…(ずっと手で否定し続ける)。普段はメガネで、髪の毛とかも全然いじらないので…というか、いじれないんです。お洒落とかに疎くて。――でも、学校に濱田龍臣がいる、ってなったら、教室まで見に来る女の子たちも多いのでは?濱田:それも入学して1~2日くらいです。一回見たら十分みたいで。――お洒落には興味はないの?濱田:(頭をひねって)うーん…どうすればいいのかわからないんですよ。お仕事でいい感じにしていただくんで、普段はまあいいかってなっちゃいます(笑)。もう、引きこもりみたいな風貌ですよ。――とはいえ、年齢的にもかっこいいって言われると、うれしい年頃ですよね?濱田:正直言うと、「かわいい」より「かっこいい」の方がうれしいですが、どういう形であれ、関心を持っていただいてるのはありがたいです。――ただ、注目されると、それはそれで普段大変だったり、面倒なこともありますよね。濱田:たまに家族でショッピングモールに行くんですけれど、気付かれて「あれ、濱田龍臣じゃない?」ってなることがあるんです。でも、「そんなはずないよ。こんなところにいるはずないよ」って言われたりして…。じゃあどこにいればいいんだ、って(笑)。◇はまだ・たつおみ2000年8月27日生まれ、千葉県出身。NHK大河ドラマ『龍馬伝』で注目を浴びる。おもな出演作品にドラマ・映画『怪物くん』、映画『HOME 愛しの座敷わらし』『きいろいゾウ』などがある。11月26日には出演映画『疾風ロンド』の公開も控えている。ブルゾン¥16,800Tシャツ¥5,500パンツ¥11,000(以上スーパーサンクス/バンプロTEL:03・6455・4131)リング¥10,000ブレスレット(4本セット)¥12,000(共にアティース/チャコールグリーン トーキョーTEL:03・5410・8186)シューズはスタイリスト私物◇濱田さんが出演する映画『ハイヒール革命!』は、9月17日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほかにて順次全国公開。現在、タレントとして活躍する真境名ナツキさんが、自身の性への違和感をいかに乗り越え、自分らしい生き方を手に入れたかを、本人や周囲へのインタビューと再現ドラマによって描き出す。※『anan』2016年9月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・赤間 幸ヘア&メイク・山本美紀インタビュー、文・望月リサ
2016年09月07日誰もが知るフランケンシュタインの物語に大胆な解釈を施し、さらにメインキャスト全員がひとり二役を演じるというトリッキーな演出で大ヒットとなった、韓国発のグランドミュージカルが、日本初上陸。出演する中川晃教、柿澤勇人、加藤和樹、小西遼生らが8月19日、製作発表会見を行った。ミュージカル『フランケンシュタイン』チケット情報19世紀のヨーロッパ。科学者ビクター・フランケンシュタインは、殺人事件に巻き込まれた自分を救うために命を落とした友人・アンリを生き返らせようと、アンリの亡骸に自らの研究の成果を注ぎ込む。だが誕生したのは、アンリの記憶を失った“怪物”だった……。演出を担当する板垣恭一は「日本ではマンガの影響か、フランケンシュタイン=怪物と思い浮かべてしまう人もいるかもしれませんが、実は、博士の方の名前です。あえて言っておきます(笑)。韓国のこのミュージカルでは、その身体の元になっているのが友人だというところがまったく新しい。原作では博士と怪物が、創造した人と作られたモノ、という関係なのですが、本作では“人間対人間”となっているところが面白い。もともと優しい心を持っていた人間が違うものになってしまうという悲劇の部分を、きちんと日本の観客に腑に落ちてもらえるようにしたい」と、ポイントを語る。キャストは、フランケンシュタイン博士と悪党・ジャックの2役を中川晃教と柿澤勇人、アンリ&怪物に加藤和樹、小西遼生のWキャスト。中川は「まさにフランケンシュタインというのが、あの怪物だと思いそうになっていました(笑)。(人を生き返らせるという)倫理に反することを、やってはいけないことをしてしまう葛藤の中、なぜ彼がそれをしてしまったのか。そこには愛する仲間を生き返らせたいという理由がしっかりあった。それが今回の作品の中で説得力があるところだと思う」と語る。また柿澤は「1幕と2幕でまったく違うキャラクターを演じるということが想像できなかった。新解釈のフランケンシュタインに挑戦できることが楽しみ」と語った。柿澤は6月に右足を負傷し、自身の主演作『ラディアント・ベイビー』大阪公演が中止になったが「アキレス腱の手術をしましたが、今は歩くまで回復しています。1月には元気な姿でみなさんに恩返ししたい。いいタイミングだったのか(苦笑)、僕の傷口がいまフランケンシュタイン状態。それを見ると本当にゾクゾクするんです。この感情を何かに使えたら」と話していた。この日は中川と柿澤が、デュエットで劇中曲『偉大なる生命創造の歴史が始まる』を披露。事前公募で約5000人の中から当選した一般オーディエンス200人もふたりの歌声に聴き惚れ、大きな拍手を贈っていた。登壇者は、ほかに音月桂、鈴木壮麻、相島一之、濱田めぐみ。公演は、2017年1月8日(日)から29日(日)まで、東京・日生劇場にて。チケットは9月10日(土)に一般発売を開始する。チケットぴあでは8月23日(火)11:00から29日(月)11:00までWEB先行抽選「プレリザーブ」を受付。東京公演ののち、大阪、福岡、愛知でも公演あり。
2016年08月22日ミュージカル『フランケンシュタイン』の製作発表記者会見が19日に都内で行われ、出演の中川晃教、柿澤勇人、加藤和樹、小西遼生、音月桂、鈴木壮麻、相島一之、濱田めぐみ、潤色・演出の板垣恭一が登壇した。同作は1818年に出版されたゴシック小説『フランケンシュタイン』を脚色し、韓国でロングランを続けているミュージカル。フランケンシュタイン博士は親友の死を嘆き、怪物として生き返らせたという新解釈で、人間の愛憎を描いていく。メインキャスト全員が1人2役を演じることも話題となっている。主役のビクター・フランケンシュタインを演じる中川と柿澤は、会見で劇中ナンバー「偉大なる生命創造の歴史が始まる」を披露した。昔から中川の大ファンだった柿澤は、3日前に歌稽古を行ったが「あの日の記憶ほとんどないんです」と苦笑。柿澤は「頑張るぞと思って下を見たら、社会の窓全開でした。それくらい興奮したんだと思います」と振り返った。柿澤は、6月に舞台『ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~』東京公演でアキレス腱断裂の怪我を負い、同舞台の大阪公演が中止となった。今もまだ傷が残っているが、「たくさんの人に迷惑をかけたし、来年の1月に元気な姿で、恩返ししたいと思っていますし、頑張りたいなと思います」と決意を表明した。また、「東京グローブ座でやっていた舞台『フランケンシュタイン』を観に行っていた」という中川は「同じ作品をやるんだろうと思ったら、実は韓国版のミュージカルなんだとわかった」と、様々な可能性を持つ作品に対して驚きを表す。中川は「今回の『フランケンシュタイン』では、ビクターは愛する仲間を生き返らせたいという理由がしっかりあり、説得力が生まれていくるんだなと感じました」と印象を語った。怪物を演じる加藤は、韓国版の俳優が「上半身裸で、ムキムキのバディ」だったことを意識しつつ、「怪物は生まれたてで、何も知識もないし、赤ちゃんだと思うんですよ。見た目と反する中身のギャップを作れたら」と役作りを意識。小西は「怪物の存在によってビクターの心の中がわかったり、葛藤や苦しみがわかるような役にしたい」と意気込み「造形に関しては、エヴァンゲリオンに負けないくらい」とイメージを膨らませた。東京公演は2017年1月8日~29日、日生劇場で行われる。また、大阪公演(梅田芸術劇場 メインホール)は2月2日~5日、福岡公演(キャナルシティ劇場)が2月10日~12日、愛知公演(愛知県芸術劇場)が2月17日~18日の予定。
2016年08月19日佐々木蔵之介と横山裕がW主演する映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』。先日、北川景子、橋本マナミらの出演が発表されたが、この度、新たに「ジャニーズWEST」の濱田崇裕の出演が8月17日(水)放送の「関ジャニ∞のジャニ勉」にて発表された。舞台は大阪。弁は立つがぐーたらビンボーな建設コンサルタントの二宮啓之(横山裕)はサバキと呼ばれる建設現場での暴力団対策の仕事を主な収入としていた。この仕事を通じて二蝶会のイケイケやくざの桑原保彦(佐々木蔵之介)と知り合ったのが運のつき。以来、何かとトラブルに巻き込まれっぱなしの、いわば、桑原は二宮の”疫病神”である。縁を切りたいのに、いまやコンビとみまごう2人に、何かと二宮を手伝ってくれるいとこの悠紀(北川景子)からは、本当は桑原のことが好きなんじゃないの?と言われる始末。そんなある日、二宮は映画プロデューサーの小清水(橋爪功)が持ち込んだ映画企画を、桑原のいる二蝶会若頭の嶋田(國村隼)に紹介してしまい、二蝶会が出資をすることに。しかし小清水は金を持ったまま、愛人の玲美(橋本マナミ)とドロン。出資詐欺か?詐欺師・小清水を追いかけるため、桑原は二宮を巻き込んで奔走するが、見つかってはするりと逃げる小清水にふたりは翻弄され続ける。遂にキレた桑原のハチャメチャな追走劇は、さらに大きなトラブルへと発展。追っている筈が何者かに追われてる!? この絶体絶命に、ふたりは生き残りをかけて大勝負に挑むが――。キャストには、すぐにキレるイケイケやくざの桑原を佐々木さん、口だけは達者なぐーたら貧乏の建設コンサルタントの二宮を横山さんがW主演で凸凹コンビを好演するほか、二宮が想いを寄せる美女・悠紀役に北川さん、凸凹コンビを翻弄する小ズルい詐欺師、映画プロデューサーの小清水隆夫役に橋爪功、小清水の愛人・玲美役に橋本さん。さらに國村隼、木下ほうか、キムラ緑子、宇崎竜童、中村ゆり、矢本悠馬らが出演している。今月より放送スタートしたドラマ「ノンママ白書」にも出演する濱田さん。今回、この豪華キャストたちの中で濱田さんが演じるのは、佐々木さん演じる桑原の弟分、木下役。昨年11月に本人のクランクインを迎え、激しいアクションシーンにも挑んでいるという。先輩・横山さんとの共演に濱田さんは「横山くんは初めての映画出演で緊張している僕に、撮影の合間に何度も話かけて下さったり、僕がクランクインのときも記念に写真を撮って下さったり、何かと気にかけて下さいました」とふり返り、「大乱闘のアクションシーンもあって、そこは普段の僕ではない、“男、木下”っていう感じです(笑)。笑いもある映画なので、多くの人たちに見て頂きたいと思っています」とメッセージを寄せた。『破門 ふたりのヤクビョーガミ』は2017年1月28日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年08月18日アイドルグループ・ジャニーズWESTの濱田崇裕が、佐々木蔵之介&横山裕(関ジャニ∞)W主演の映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』(2017年1月28日公開)に出演することが18日、わかった。同作は、黒川博行による第151回直木賞受賞作『破門』を映画化。横山演じる建設コンサルタントの二宮啓之と、佐々木演じるやくざ・桑原保彦の2人がコンビとなり、儲け話に乗っかったことからトラブルに発展する。映画初出演となる濱田は、佐々木演じるやくざの弟分・木下役を演じる。17日深夜に放送した関西テレビ放送のバラエティ番組『関ジャニ∞のジャニ勉』(毎週水曜24:25~)にゲスト出演し、主演の横山と2ショットで映画出演を発表した。濱田は「まさか『ジャニ勉』で発表させていただけるとは思っていませんでした」と驚きつつ、「横山くんと一緒に発表、というのもとても嬉しいです」と喜びを表した。先輩の横山については「初めての映画出演で緊張している僕に、撮影の合間に何度も話しかけてくださったり、僕がクランクインの時にも記念に写真を撮ってくださったり、何かと気にかけてくださいました」と感謝。2015年11月1日にクランクインし、アクションシーンにも挑んだが「普段の僕ではない、『男、木下』っていう感じです(笑)」と自信を見せ、「笑いもある映画なので、多くの人たちに見ていただきたいと思っています」とアピールした。メガホンをとった小林聖太郎監督は、初対面で「めっちゃ緊張してます」と話す濱田の姿が新鮮に映ったと語り、「常に全力で吸収しようとする姿は好感がもてるとともに、木下という役にダブって見えました」と称賛。同作は他に北川景子、橋爪功、國村隼、矢本悠馬、橋本マナミ、中村ゆり、木下ほうか、キムラ緑子、宇崎竜童の出演が発表されている。
2016年08月18日ミュージカル『王家の紋章』が8月5日(金)、東京・帝国劇場で幕を開けた。原作は、連載開始から40年を迎える少女漫画の金字塔。主演は浦井健治。ミュージカル『王家の紋章』チケット情報少女漫画史に残る歴史大作ロマンが、世界で初めてミュージカル化された。考古学を学んでいるアメリカ人少女キャロルが古代エジプトにタイムスリップしてしまい、若きエジプト王・メンフィスと運命の愛に落ちる物語が、ウィーン・ミュージカル界の巨匠シルヴェスター・リーヴァイによる美しい音楽で紡がれる。漫画から抜け出したような豪華な衣裳を身に纏った出演者の熱演で、壮大かつロマンチックな世界が舞台上に広がった。初日の舞台は熱狂する観客が熱い拍手を贈り、カーテンコールでは客席内が総立ちに。キャロル役の新妻聖子が「私はウン十年来の原作のファン。ずっとこの『王家の紋章』から私が頂いてきた幸せを、少しずつでも舞台上でお返しできれば。客席に(原作の)細川智栄子先生と芙~みん先生の姿が見えるだけで涙が出そうです。もう死んでもいいです…死なないです、死んでもいいくらい幸せです」と興奮気味に挨拶。イズミル役の宮野真守も「人生で初めて帝国劇場に立たせていただけることになりました。子役の頃からずっと役者をやっていて、帝劇を目指したこともあって、なかなか上手くいかないこともあった。でも今こうして、最高のメンバーと最高の作品で、この場所に立てていることが嬉しく不思議。自分の人生において大きな一歩になりました」とこちらも感無量の言葉。そしてメンフィス役を演じた浦井健治が、初日を無事迎えたことに対し感謝を述べるとともに、「ひとつお知らせがあります。『王家の紋章』再演が決まりました!2017年4月に帝国劇場、そして5月に大阪で公演決定です!」と発表。上演前から話題騒然で、今回の公演チケットは完売している作品だけに、客席からは驚きと喜びの声が上がった。続いて作曲者のリーヴァイ氏が登壇し、客席の細川智栄子氏と芙~みん氏を紹介。また日本語で「すべてとってもすばらしかった!」と大きな声で叫ぶと、客席はさらに大きな拍手で包まれた。出演はほか、キャロル役(Wキャスト)に宮澤佐江、イズミル役(Wキャスト)に平方元基、ライアン役に伊礼彼方、アイシス役に濱田めぐみ、イムホテップ役に山口祐一郎ら。公演は8月27日(土)まで、東京・帝国劇場にて。
2016年08月05日アイドルグループ・ジャニーズWESTの濱田崇裕が4日、東京・フジテレビ湾岸スタジオで行われた東海テレビ・フジ系ドラマ『ノンママ白書』(13日スタート、毎週土曜23:40~24:35、全7回)の制作発表会見に登場し、同グループメンバー・桐山照史へのライバル心を見せた。同作は、主演の鈴木保奈美演じるバツイチ・子ども無しの"ノンママ"土井玲子が、50歳を前に恋に仕事に奮闘していく姿を描くもの。濱田は、土井が部長を務める広告代理店の企画制作部員・小中荘太を演じている。今クールの夏ドラマでは、同局系『HOPE』に、同じジャニーズWESTのメンバーである桐山が出演しているが、濱田は「(桐山に)負けずに頑張りたいと思います」と意気込み。「10代・20代の男性にも共感できる部分があると思います」「女性ならではのパワーもあるので、それをしっかりと目に焼き付けてほしいなと思います」と、作品の見どころを熱く語った。今作は、鈴木、菊池桃子、渡辺真起子の"アラフィフ"3人が見せる、大人のファッションも注目点で、濱田は「すばらしいです」と絶賛。特に、鈴木に対しては「何着ても似合いますし、おしゃれですし、革のレザーを羽織っているときは『おぉ!』と思いましたし、影で"七色の部長"を楽しんでいました」と名言まで飛び出した。そんな濱田は、最初の本読みで鈴木と対面した際の心境を「めっちゃ緊張しました」と告白。「あいさつしたときにちょっとカミカミだったんですけど、鈴木さんが『緊張しますよね』って言ってくれたので、『えっ!鈴木保奈美さんでも緊張するのか』と思って、ちょっと緊張がほぐれましたね」と、座長の気遣いが伝わるエピソードを紹介した。しかしその鈴木は、濱田の印象について「いつも元気で明るく、一生懸命で、そしてよく見るとイケメンだということに、先週気がづきました(笑)」とニッコリ。これには濱田も「ああっ!」と悶絶して苦笑いするしかなかった。
2016年08月04日写真家・濱田祐史による個展「36 lights #01」が、7月15日から27日まで表参道ヒルズの同潤館3階のギャラリー・表参道 ロケットにて開催される。濱田祐史は、“「見る」とはどういうことなのか、「見えない」とはどういうことなのか”という問いかけを元に撮影・制作した写真作品を発表している写真家。14年にはスイス・ヴェヴェイのフォトフェスティバル「Images」に出展し、15年にはフランス・エクスアン プロヴァンスのフォトフェスティバル、ニューヨークのコンデナスト ギャラリーで展示を行った。また写真集『photograph』は、「Aperture / Paris Photo First PhotoBook Award 2014」にてファイナリストに残るなど、国内外で活躍している。今回の個展では、14年に撮り始めたシリーズ「36 lights」を出展。1本の36枚撮りフィルムを撮影した時の流れのまま、編集せずにそのまま見せる作品群となっており、写真家が観光として訪れた土地ごとに捉えた時間の流れを観覧者がそのまま追いかけることで、それぞれの写真と写真の間にある、写真にならなかった、目には見えないけれど確かに存在している物事を感じとることができる作品となっている。【イベント情報】濱田祐史「36 lights #01」会場:表参道 ロケット住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10表参道ヒルズ同潤館3階会期:7月15日~27日時間:11:00~21:00(18日、24日は20:00まで、27日は18:00まで)入場無料会期中無休
2016年07月11日劇団四季在団中は数多の作品でヒロインを務め、退団して活動再開後もたった4年で、今や日本ミュージカル界を代表する存在となった濱田めぐみ。彼女の芸能活動20周年を記念して、ミュージカル『Tell Me on a Sunday~サヨナラは日曜日に~』が上演中だ。新国立劇場小劇場という客席400の濃密な空間で繰り広げられるのは、なんとソロ・ミュージカル。しかも『キャッツ』『オペラ座の怪人』の作曲で知られる巨匠、アンドリュー・ロイド=ウェバーの手による、約40年前に初演された作品というから注目だ。ミュージカル『Tell Me on a Sunday~サヨナラは日曜日に~』チケット情報舞台はニューヨーク。スーツケースををぶらさげてロンドンからやってきたエマ(濱田)は、デザイナーと幸せな恋愛というふたつの夢を描いて胸を膨らませていた。ところが頼りにしていたニューヨークの恋人に裏切られ、女友達の家に転がり込むはめに。次にエマが恋したのは、大金持ちの映画プロデューサー。彼と共にロサンゼルスに移り住んだエマは、自分のスケッチを見てもらおうと意気込むが、恋人に軽くあしらわれてしまう。その後、自立を目指して再びニューヨークに戻ったエマだったが、年下の恋人との穏やかな時間も、やがて……。舞台奥から客席の前まで敷かれた白い"道"と、左右に同じく真っ白な布が天井から垂れ下がっているほかは、いくつかのトランクが置かれているだけのステージ。そこに登場した濱田も、最初は白いTシャツにショートパンツ姿だ。だが冒頭、シンプルな夢を抱いて都会に出てきたエマの歌声は、出会いと別れを繰り返して少しずつ陰影を増してゆく。弾けるような笑顔の少女が、挫折と現実を知った女性の横顔を見せるようになる。くるくると変わる表情や細やかな仕草で魅せる濱田を堪能するにつれ、セットなどの要素をギリギリまで削ぎ落としたスタッフの意図がわかるような気がした(演出/市川洋二郎、舞台美術/伊藤雅子)。楽曲は、当時の全英チャートにも入り、イギリスでは今も有名な曲だという「放っておいてよ」や、セリフをそのまま音に乗せたような「言わせて」など、どれもロイド=ウェバーならではのキャッチーなポップスばかり。一方で変拍子が多く、歌い手泣かせと言われる彼の曲だが、緩急自在に歌いこなして観客をグイグイと引き込むあたりは濱田の真骨頂。また舞台の白い壁面に映し出される映像は水彩画や軽いスケッチで、物語をさりげなく支えて印象に残った(映像/上田大樹)。「この何処にでもいるような女性の人生を描くことができるのは、類稀なる才能を持った女優だけ」(Whatsonstage.com)といわれる本作を、70分ノンストップで演じきる濱田。その言葉を見事に体現した彼女に、改めて感じ入る1本となった。公演は6月26日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。チケット発売中。取材・文佐藤さくら
2016年06月14日その類い稀な歌唱力でミュージカル界に圧倒的存在感を示す濱田めぐみが、ソロ・ミュージカルという新たな舞台に挑戦する。日本初演となるアンドリュー・ロイド=ウェバー作曲のミュージカル『Tell Me on a Sunday ~サヨナラは日曜日に~』だ。開幕直前、通し稽古に臨む濱田に、話を聞いた。ミュージカル『Tell Me on a Sunday ~サヨナラは日曜日に~』チケット情報「音楽劇とも、普通のミュージカルとも違う、これ“カテゴリー何?”って思いました(笑)。ミュージカルって普通、相手とのお芝居があって、それが膨らんで歌になって、というものなのに──」。しかし、舞台に現れるのは濱田ひとり。彼女の歌と演技で綴られる、約70分間の舞台だ。「覚えることだらけ、記憶力の限界を見ましたね。それに、“ひとり芝居”なら、自分のテンポでしゃべることができるけれど、ひとりミュージカルに“自分のテンポ”は、ない。浸ったりしていたら、次の曲のイントロが始まっちゃう(笑)!」。実力派の濱田にとっても、この作品は大きなチャレンジだったよう。主人公エマは、デザイナーとして成功することを夢見て、英国からニューヨークへとやってきた女性。スケッチブックを手に、夢と希望を胸に旅立つも、この街に着いたまさにその夜、恋人にほかの女性がいることが発覚し──。幾度も恋に破れ、ボロボロに傷付きながら、新しい恋に心ときめかせ、夢を追いかける彼女の姿は実に清々しく、美しい。「ロイド=ウェバーさんの音楽って、えぐるんですよ、心を」とも。デビュー20周年を迎えた濱田のキャリアを語るうえで、『キャッツ』『オペラ座の怪人』をはじめ、数多の傑作を手がけたロイド=ウェバーの音楽は欠かせない。が、「ここでこういうメロディ使うのかっ(笑)!?」と戸惑うこともしばしば。不誠実な恋人を罵ったり、信じ難い現実に困惑したり、と感情をむき出しにするナンバーは、あまりにも真に迫り、胸を締めつける。かと思えば、新たな愛の喜びを叙情たっぷりに歌い上げ、涙を誘う。濱田の歌唱の多彩な魅力が、見事に発揮される作品といえるだろう。「エマほどの勇気と元気は私にはない、かな(笑)。でも、皆さんが今までに経験なさってきた恋愛の痛みが、必ずどこかにあるはず。“ああ、こういう時が私にもあったな”と感じていただけることが、何かしらあると思います」サラ・ブライトマンはじめ、数々の名女優たちが演じてきたという珠玉のソロ・ミュージカル。濱田だからこその熱演に、大いに期待したい。公演は6月10日(金)から26日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2016年06月09日濱田めぐみの活動20周年を飾るソロ・ミュージカル『Tell Me on Sunday~サヨナラは日曜日に~』が、6月の公演に先がけ制作発表会を開催。報道陣のほか、130名のオーディエンスが招待された。『Tell Me on Sunday~サヨナラは日曜日に~』チケット情報本作は『CATS』や『オペラ座の怪人』で知られる巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーの作曲で、1979年にロンドンで初演され、現在も世界各国で上演されるソロ・ミュージカル。サラ・ブライトマンらが演じており、日本ではこれが初上演となる。濱田は、主人公・エマの設定「デザイナー志望でニューヨークに出てきたイギリスの女の子」をイメージした衣裳で登場。本編で1曲目に歌われる『放っておいてよ』と、『一通目の手紙』を、本番同様、江草啓太のピアノ伴奏で披露した。トークには、本作の演出を担当する市川洋二郎も登壇。日本、イギリス、アメリカで活躍中の市川は、濱田が所属していた「劇団四季」からの付き合い。本作のストーリーについて市川は「ひとりの女性・エマの自立を描く物語。夢と希望を胸にニューヨークに出てきた彼女が、さまざまな喜びと悲しみに遭遇しながら、人間として少しずつ成長していきます。そのエマの旅路を観客の皆様と辿る中で、生きるとは何か、人間が自分の足で立つとはどういうことなのか、考えていけたら」と解説。70分で25曲を歌唱する本作。ソロ・ミュージカルへの挑戦について濱田は「難しいです。一瞬たりとも気が抜けないことは、ソロ・ミュージカル以外ないと思う」と苦労を語った。エマというキャラクターについては「彼女が持っている夢を諦めないという信念や情熱、バイタリティーは、自分が今まで20年間やってこれた核心の部分とすごく似ている」と共通点を語る。「ひとり芝居の醍醐味として、舞台上に他の人間が出てこないという点はすごく大切だなと僕は考えていて。舞台の転換もやる濱田めぐみっていうのはなかなか新しいと思います」(市川)と、舞台上のことは全て濱田が行うことも明らかに。その後も、互いの印象などを語り合った。最後にはタイトル曲『サヨナラは日曜日に』を披露。「自分の中に持っている一番純粋な部分、夢を持っている情熱の部分、いろいろな部分をさらけ出して、誠心誠意、心を込めて、エマという女性と共に生き、皆さんと共に素敵な旅を毎公演したいと思います」(濱田)と挨拶した。『Tell Me on Sunday~サヨナラは日曜日に~』は、6月10日(金)から26日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。取材・文:中川實穗
2016年05月25日連載開始から40年を迎える少女漫画の金字塔『王家の紋章』が、世界で初めてミュージカル化される。5月16日、主演する浦井健治ほか、宮澤佐江、新妻聖子ら出演者が劇中衣裳で登壇した豪華な製作発表会見が開催された。ミュージカル『王家の紋章』チケット情報物語は、アメリカ人少女キャロルがピラミッド発掘に参加している中、古代エジプトにタイムスリップしてしまうことからはじまる歴史ロマン大作。現代へ帰ることを願いながら、その地で若きエジプト王・メンフィスとの愛憎を繰り広げるキャロル、キャロルを愛するヒッタイト王国のイズミル王子、メンフィスに報われない愛を注ぐ実姉アイシスらの運命が交錯していく。会見には原作者である細川智栄子氏&芙~みん氏も出席。累計部数4000万部を誇る、少女漫画界きっての人気連載の初の舞台化について、細川氏は「若いときにテレビドラマ化をやったことがありますが、テレビの放送と漫画を描くスピードが異なってきてとても苦労しました。ですので『王家の紋章』は今までアニメ化の話などもありましたが、一切お断りしようと妹(芙~みん氏)と話していました。でも今回は「4巻まで(の舞台化)だったらどうか」と言われ、それだったら(漫画の続きを)急かされることもないのでお受けしました。それに間に立っていただいたプロデューサーさんがとても素敵な方で、そちらに参ってしまって…」と、許諾の理由をチャーミングな笑顔で明かす。主人公のメンフィスは、ミュージカル界のプリンス・浦井健治が務める。「連載40年、先生方が生涯をかけて紡いできたこの漫画が、ミュージカルとして、帝国劇場で初めて舞台化される。このことこそがロマンであり奇跡」と感慨深げ。浦井は初の帝国劇場単独主演だが、「とても嬉しいのですが、今はド緊張しています。帝国劇場はレジェンドであり、この舞台に立てること自体がとても光栄なこと。そのセンターに立たせてもらえる機会を与えてくれた皆さんに感謝しつつ、その期待に応えていきたい」と気を引き締めていた。キャロルはSKE48を卒業したばかりの宮澤佐江と、ミュージカル界の歌姫・新妻聖子がWキャストで演じる。「夢にも思い描かなかったくらい素晴らしい劇場に立たせていただく。自分が10年間(アイドルとして)やってきたものを形にしてこの舞台に捧げたい」と宮澤が緊張気味に語れば、新妻は「『王家の紋章』が大好きで、子どもの頃から夢と感動を頂いてきた。その魅力を語りだすと止まらない(笑)。メンフィスというのは、少女漫画の歴史における元祖・俺様男子。昨今、壁ドンとか顎クイとかありますが、メンフィスはキャロルの腕を折っちゃいますからね、“腕ポキ”ですよ、スゴイんですよ!」と原作愛を爆発させ、会場内を笑わせていた。出演はほか、宮野真守・平方元基(Wキャスト)、伊礼彼方、濱田めぐみ、山口祐一郎ら。公演は8月5日(金)から27日(土)まで、東京・帝国劇場にて。チケットぴあではぴあ半館貸切公演回の先行抽選「プレリザーブ」を受付中。受付は5月19日(木)11:00まで。
2016年05月17日●『1789』は新しい流れをもたらす作品『レ・ミゼラブル』『エリザベート』など多くの人気の作品を上演している帝国劇場。銀座にも近く、多くの買い物客や観光客でにぎわう有楽町・日比谷エリアに位置し、105年の歴史を持つ日本初の洋式劇場としても知られている。様々な俳優が「いつか帝劇に立ちたい!」と思い、「日本ミュージカルの聖地」と呼ばれることもあるこの劇場は、一体どのような空間なのだろうか? 副支配人・竹本一輔氏、東宝演劇部宣伝室長・洗秀樹氏に取材を行った。今回は主に「帝国劇場」の基礎知識について紹介していく。○劇場を持つ幸せ――100年以上もの歴史がありますが、どういった理由で建てられたのでしょうか。竹本開場が1911年、明治44年ですね。当時は欧米に追いつけ追い越せで、大きな洋式の劇場を建てようとなったようで、国を牽引していた実業家たちによって、民間で作られた劇場です。「帝国」と冠しているのですが、一度も国の資本が入ったことはないんですよ。現在の阪急阪神東宝グループや宝塚歌劇団を設立した小林一三によって、1937年に東宝が吸収合併して直営の劇場となりました。――都内の劇場が複数建て替えに入ってしまう、いわゆる「2016年問題」など話題になっていますが、ずっと存在してくれるのは頼もしいですね。竹本ライブエンタテインメントを発信する方にとって、ステージ=劇場はなくてはならない存在ですが、自分たちで創った演劇を、自分たちの劇場で観ていただけるなんて、これほど幸せことはないと思います。私自身は劇場運営というセクションで、特にビジネス面を厳しく見なければいけない立場でありますが、作り手の一端を担うものとして「劇場を持つ幸せ」を強く感じます。――帝国劇場で観ることのできる作品で、おすすめなどはありますか?洗今はやはり、最新作『1789 -バスティーユの恋人たち-』ですね!(笑) 帝劇は100年の歴史のなかで、常にチャレンジをしています。バレエ、歌舞伎などからはじまり、『放浪記』『細雪』のような座長公演を行うようになり、『レ・ミゼラブル』という大型ミュージカルがやってきて、さらに2000年代になると『SHOCK』(現『Endless SHOCK』)というとてつもない作品がやってきます。今回の『1789 -バスティーユの恋人たち-』では、また新しい流れが加わったのではないかと思っています。『1789 -バスティーユの恋人たち-』には、ミュージカル『テニスの王子様』に出ていた若々しいキャストも、宝塚歌劇出身の方も、帝劇にずっと立ってきたミュージカルキャストもいる。更に、生オケではなくデジタル音源を使っているところも特徴です。「ミュージカルは生オケ」という固定観念もあったのですが、実際に聴くと、ものすごいんですよ! ズンズンと重低音のリズム感があり、ダンスもすごくて、斬新ですね。おかげさまで評判も上々です。――2016年のラインナップでいえば、『王家の紋章』も驚きました。洗『王家の紋章』もサプライズ演目だと思うのですが、帝劇ならではの大作感や格式を出していきたいと思っています。こちらのキャストも、山口祐一郎さん、濱田めぐみさんといったベテランから、若手ミュージカルスターの浦井健治さん、帝劇初出演の宮野真守さんなど、さらに音楽は『エリザベート』のシルヴェスター・リーヴァイさんという最強のキャスト・スタッフでつくる古代ロマンです。●心血を注いで作られた劇場○既に3~4年先まで考えられている――『1789 -バスティーユの恋人たち-』『王家の紋章』が新作で出てくるとは、すごい年ですね。洗お客様も宣伝手法をご存知ですし、他社も知恵をしぼっていますから、「こう来たか!」というものがないと。期待を抱いていただきながら、その期待を断然上回りたい、そのために何をしたらいいのかを、宣伝担当は常に考えています。『SHOCK』も16年続いていますが、毎回新しいことにチャレンジしているから、何回観ても新しい発見がある。堂本光一さんご自身も、生で新しいものを観てもらうことを大事にされていますし、それこそがライブエンタテインメントを作り続ける醍醐味だと思います。――人気作を上演し続けるだけでなく、チャレンジを盛り込んでいくと。洗その上で、新しいものを作るのは一朝一夕でできることではなく、企画してから上演に至るまで、やはり3~4年はかかります。逆に言えば、今すでに3~4年先の話を進めているので、また「えー!?」というサプライズをお届けできると思います。過去のヒット作を毎年上演すれば良いと考えてはだめで、新しい作品にチャレンジしてラインナップに厚みを出していかないと、お客様の興味も尻すぼみになってしまいます。○稽古場も併設された劇場――帝国劇場の特徴は、どのような点にあるのでしょうか。竹本1,800席を少し上回る客席数で、演劇を見せる劇場としてはかなり大きなサイズだと思います。音響などは、コンサートホールの方が優れているかもしれないですが、私たちは劇空間ですので、365日12カ月、満足いただけるようなスケールの大きな演劇を見せていくべきだと思っています。――稽古場も劇場内にあるんですよね。竹本9階に帝劇の舞台面と同じ寸法の稽古場があって、地下にさらに小さな稽古場があります。次の公演の稽古はほぼ9階でやっていますね。役者さんもすれ違っているのではないでしょうか(笑)。――この一等地に稽古場があるというのもまた贅沢な気がします。竹本当時の担当役員だった菊田一夫が心血を注いで作った劇場で、稽古場を入れたのも「これが必要だ」と考えたのでしょう。できてから50年たっても、われわれにとってはかけがえのない財産です。もう、こういった劇場を一から作るのは厳しいと思いますよ。○椅子の裏までメンテナンス――劇場運営で、ふだんから大切にしていることはありますか?竹本細かいところですが、見えないところも含めて、清潔でなければいけないと思っています。例えば手すりや椅子の裏など、目には届かないところこそきれいにしていく。舞台裏もそうですが、常にメンテナンスをしていかないとだめになってしまいます。――椅子の裏まで!竹本暗くて見えないところでも、意外とほこりがたまったりするんですよね。椅子も、バネがあれば壊れることもあるので、毎日毎日チェックをしています。まずは掃除からですね。洗手を抜いたらわかりますよね。「トイレが汚いな」「列が長すぎる」とか(笑)。列を短くするのは難しいですが……。――誘導してくれるとうれしいですよね。洗ホスピタリティでカバーしていこうと。ハード的にもソフト的にも手が届いている、満足度高く帰っていただけるように、全社一丸となって取り組んでいます。――作品によって内装が変わったり、劇場内が商店街のようになっているのもずっと変わらないのでしょうか。竹本私が演劇の仕事を始めて約20年経ちますが、にぎわいをつくるというコンセプト自体は変わっていません。非日常な異空間をお届けしたいと思っています。
2016年04月30日アイドルグループ・ジャニーズWESTの濱田崇裕が22日、東京グローブ座で行われた主演舞台『歌喜劇/市場三郎~温泉宿の恋』公開フォトコールに登場し、共演の入山法子、演出の河原雅彦とともに会見に出席した。同作は濱田演じる主人公・市場三郎の会社の慰安旅行先である、温泉宿で繰り広げられる人間模様を描く人情喜劇。ステージは温泉街をイメージした内装となっており、アカペラの歌と踊りが繰り広げられ、随所に「温泉旅行あるある」や有名ミュージカルのパロディが盛り込まれている。初座長を務める濱田は「汗が止まらないんですけども」と緊張の面持ちで、河原が「濱ちゃんの汗がすごくてね。今もすごいでしょう」と気遣う場面も。濱田は、主人公の三郎像について語る時も「三郎はピュアなので、演じるだけでも、すごく汗が出ますね」と汗の話になるが、自分と似ているかと問われると「三郎はもっとピュアです。"自分らしく"というのは捨てました」と、演技についてのこだわりを見せた。タオル1枚で温泉に入るシーンもあるが、「恥ずかしさはないですよ。お風呂に入ってるつもりでやっているので」と断言。ジャニーズWESTのメンバーも見に来る予定で、「メンバーは奢って欲しい時に『座長!』と呼ぶので、ジュースを奢りました」とエピソードを明かした。恋人役の入山とは「のりちゃん」「はまちゃん」と呼び合う仲になるも、「のりちゃんと言う第一声は緊張しました」という濱田。もし本気になったら? という質問に対しては「ご結婚されてますので……」とかわしつつ、「なんてコメントしたらいいんでしょうね」と苦笑いを見せていた。
2016年04月22日「二次元コスパ」ブランドより、『この素晴らしい世界に祝福を!』の新アイテムとして、紅魔族随一の魔法使い"めぐみん"と彼女が愛する"爆裂魔法"をイメージしたTシャツとメッセンジャーバッグが登場する。■爆裂道Tシャツ爆裂魔法しか愛せない「めぐみん」の爆裂道Tシャツ。背面にキメ顔のめぐみんとおなじみの台詞がデザインされ、前面には大きく「爆裂道」の文字が配置されている。めぐみんと同じく爆裂魔法に魅せられ、共に極める道を歩む同志にオススメ!? 発売は2016年5月下旬の予定で、価格は2,900円(税別)。■爆裂魔法(エクスプロージョン)メッセンジャーバッグ最強の火力を誇る、究極の攻撃魔法「爆裂魔法(エクスプロージョン)」とその使い手、紅魔族随一の魔法使い「めぐみん」のメッセンジャーバッグ。耐久性の高い生地と大きめの容量がナイスな一品となっている。発売は2016年5月下旬の予定で、価格は4,200円(税別)。「爆裂道Tシャツ」「爆裂魔法 メッセンジャーバッグ」は、2016年4月29日(金・祝)、30日(土)に幕張メッセで開催される『ニコニコ超会議2016』および5月1日(日)に東京ビッグサイトで開催される『character1 2016』での先行販売が決定しているので、こちらもチェックしておきたい。詳細は二次元コスパの新製品情報ページや『ニコニコ超会議2016』出展情報ページにて。(C)2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会
2016年03月22日