夫婦関係に悩んでいる、という相談者は少なくありません。結婚してからずっとアツアツ…というケースのほうが珍しく、多かれ少なかれ関係がうまくいかない時期というものを経験しているご夫婦が多いように思います。実は夫婦には「危機におちいりやすい時期」というものが存在することをご存知でしょうか。このタイミングを知っておくことで、関係をうまく軌道修正できるかもしれません。■夫婦クライシスその1:生まれてくる子どもに対する“温度差”が原因「妊娠時」夫婦の危機が訪れやすいといわれている時期のひとつ、それが妊娠時です。おなかの中に新しい命が宿れば、夫婦でその喜びを分かち合いたいものですよね。でも夫はなぜか、私ほど喜んでいない。そんな態度から「どうしてもっと喜んでくれないの?」「関心を持ってくれないの?」と不満を抱いてしまうことがあります。実はこの時期、夫と妻とでは「親になる」ことへの意識に微妙な差があります。男性の場合、子どもができる喜びと同時に「これからどうなるんだろう」「大丈夫だろうか」「父親としてやっていけるだろうか」という不安、恐怖がわきあがってくるようです。そのため、複雑な気持ちが自然と顔にでてしまうこともあるでしょう。妻の妊娠は、男性に喜びと不安の相反する感情がごちゃ混ぜになり、複雑な気持ちが生まれる。そういうものなんだと知っておくだけで、妻は少し不満がやわらぐのではないでしょうか。そもそも、夫と自分とでは気持ちにズレがある。だから、100%理解されなくても80%くらい分かってもらえればいいか。そう思って妻が接すれば、お互いの心も落ち着いてくるかもしれません。■夫婦クライシスその2:夫の居場所がなくなってしまう「出産後」出産直後は、子どものことで手いっぱいになってしまう妻に対し、夫は「居場所がない」「かまってもらえない」という意識が生まれ、2人の間に溝ができてしまうことがあります。そんな心のスキにつけこまれ、中には浮気に走ってしまう夫も。そんな最悪な状況になる前に、まずは「夫婦で話をする時間」を意識して持つようにしましょう。とはいっても、出産後はやるべきことがたっぷりあって、なかなか難しいかもしれませんね。でも「子どもだけではなく、あなたのことも気にかけているよ」というメッセージを会話で伝えていけば、夫が抱く疎外感も少しずつ解消されていくはず。家の中に自分の居場所があると思えれば、夫は家族のことを今以上に気にかけてくれるようになるのではないでしょうか。 ■夫婦クライシスその3:異動や新規事業立ち上げなど「仕事の転機」仕事の転機も、意外に危機が訪れやすいタイミング。これは、男性だけに限らず、働くママの場合にも当てはまります。「仕事の喜びを共有できない」「家では不安をはくことができない」などの理由から、気持ちを共有できたり、はげましたりしてくれる“夫・妻以外の誰か”へ気持ちが傾きがちになってしまうようです。この場合も、基本は出産後の対応と同じ。夫婦間でなるべく会話をすることが大事です。特に意識してほしいのは「話を聞く」ということ。といっても、無理やり「この前の件、どうなった?」「今日は大丈夫だった?」と矢継ぎ早に聞く必要はありません。相手が話し始めた時に聞いてあげるだけで大丈夫です。相手が話しかけてこない時はそっとしておき、その代わり「おつかれさま」「ありがとう」などの声がけをしていきましょう。慣れない育児で頭がいっぱいになっている時、「おつかれさま」とねぎらいの声をかけられると、それだけでホッとすることはありませんか? それは夫も同じ。お互いにねぎらいと感謝の言葉をかけるようにすると、自然と夫婦の危機回避につながっていくはずです。■夫婦クライシス番外編:熟年離婚をしないために…○○で関係修復では、すでに夫婦の溝が埋められないほどに広がり、子どもが成人してからの離婚を決めている、あるいは検討している場合はどうすればいいのでしょう。答えはズバリ、少しでも関係修復したいと思っているなら、婚姻関係にあるうちに1人の時間をたくさん持ち、あえて距離をとることです。簡単にできる方法としては、寝室を別々にする家庭内別居。できることなら1人旅で「自分1人だけ」の感覚を取り戻すのもおすすめです。「この先、どうするのか」「どうなっていきたいのか」を考える時間をつくっていきましょう。人は年齢を重ねるにつれ、変化していくこともあります。今、抱いている相手への不満が5年後、10年後も依然として残っているのか、それとも変化するのか。今は、相手の反応に嫌気がさしていても、数年先には相手も変化し、違う反応を示してくるかもしれません。そういったことを、1人になった時間で自分にじっくり問いかけ続けてみましょう。相手のこと、相手との関わり方がクリアになっていくのではないでしょうか。夫婦の危機。できれば訪れてほしくないものですが、否応なく出くわしてしまうこともありますよね。代表的な3つのタイミングに共通しているのは、「夫婦それぞれが自分のことで頭がいっぱい」であること。夫婦関係に不穏な空気が流れた時は自分、あるいは相手が「手いっぱい」になっているかもしれないな、と考え、ふと立ち止まってみるといいかもしれませんね。
2018年02月22日産後のママと赤ちゃんのさまざまなケアをしてくれる産後ケア施設。名前は聞いたことがあっても、具体的にどういったところなのか知らない人も多いのでは?というわけで、私が実際に産後ケア施設を利用してみて感じたメリットを紹介します。産後ケア施設ってどんなところなの?日本での出産での入院期間は、自然分娩で5日~7日、帝王切開でも1週間から10日とされています。産後1ヵ月は養生して体を休めて…と言うけれど、退院後待ったなしで始まるのは新生児のお世話と家事。家族のサポートがなければ、それらをすべて1人でこなさなければなりません。そんなママとして最も大変な時期を心身ともにサポートしてくれるのが産後ケア施設です。施設によって詳細は違いますが、子育てが始まったママが休養を取りながら、助産師や看護師のサポートのもと、子育ての情報や技術支援を受けることができるようになっているのが通常です。赤ちゃんは産院でもよく使われるコットで移動するので産後の体でも楽々!赤ちゃんを見てもらいながらゆっくり食事がありがたい!私が利用した産後ケア施設ではケア内容は主に、新生児のケア、ママのケア、そして育児のサポートと大きく3つに分かれていました。新生児のケアは、発育や発達、体重や排便などのチェックをママと一緒に行ないます。排尿と排便は記録する表が用意されており、ママと助産師さんどちらがオムツ替えをしても表に記入する仕組みなっているので、便秘などの症状もひと目で分かるようになっていました。体重は毎日決まった時間に計測時間が設けられていて、その際に助産師さんのアドバイスを受けることができます。ママのケアは、まずは栄養満点のおいしい食事。食事中は赤ちゃんを助産師さんたちが見てくれているので、ゆっくり食事を楽しむことができます。そのほか、個別のカウセリングで細かく対応してくれます。私の場合、睡眠不足でフラフラだった時にこどもを見てもらって半日睡眠を取らせてもらった時には本当に助かりました。また、乳腺炎などの母乳トラブルにもマッサージなどで対応してくれます。そのほか、出産時の会陰切開の傷が治ってないママのためのドーナツクッションや、出産でむくんだ体を癒やすためのマッサージ機や足湯グッズなども豊富に用意してありました。有料ですが、出産でのむくみや乳腺炎などのトラブルにも対応してくれるエステのコースや、母乳外来などもあります。最後に育児のサポート。初産だと手探り状態で始めることになる授乳や沐浴を、しっかりサポートしてくれます。そのほかは、寝ない赤ちゃんやモロー反射で起きてしまう赤ちゃんに抜群の効果を発揮するおひなまきの巻き方や、抱っこひもやスリングのフィッティング、赤ちゃんの爪の切り方など、ベテランの助産師さんが育児のコツを次から次へと伝授してくれました。助産師さんに教えてもらったおひなまき。なかなか寝ないうちの子もぐっすり。ママと赤ちゃんは基本的には個室で過ごすようになっており、個室には、シャワー、トイレ、テレビ、冷蔵庫、空気清浄機、ポット、ドライヤーのほか、ナースコールがついていました。また、和室や洋室両方の部屋があって希望すればどちらか選べるようになっていました。授乳や沐浴はスタッフステーションに隣接したケアルームで行い、ママの食事の間は、ケアルームで赤ちゃんを見ててもらえるのがとても助かりました。気になる費用は?育児の大変さはさまざまですが、厄介なのは出産という大仕事を終えて本調子ではない状態で、待ったなしで育児をしなければならないこと。そんな状態で同じ思いをしているママたちと共に励まし合いながら、育児のプロフェッショナルの助産師の力を借りることができたのは本当に心強かったです。電動バウンサーや授乳クッションなど、豊富なベビーグッズが揃えてあり、購入前にいろいろと試せたのも、その後の育児にとても役立ちました。気になる費用ですが、産後ケアセンターは大体1日2~3万円くらいが相場となっています。一流ホテルに宿泊ができる値段に思わず躊躇(ちゅうちょ)してしまいますが、自治体からの補助が受けられる場合もあるので、お住いの自治体に確認してみてくださいね。また、最近宿泊型以外にも日帰り型の産後ケア施設もあり、こちらの方がお値段が安い場合が多いです。私が利用した施設は現在予約を受け入れしていないので、産後ケア施設の一例として紹介させてもらいましたが、詳細は施設によって違うものの、ほとんどの施設が見学を受け入れていますので、まずは近くの産後ケア施設を見学してみるのがいいかもしれません。ただ、まだまだ数が少ない産後ケア施設ですので、常にキャンセル待ち状態のところも。予約は早めの方が良さそうです。<文・写真:フリーランス記者芳賀千歳>
2018年02月21日私の産後ダイエットを知ってくださった方から一番聞かれるのが『モチベーション維持はどうしていますか?』という質問です。それほど、みなさんも私と同じようにモチベーションのアップダウンが激しく、産後ダイエットを続けるのが難しい、ということですよね。私は常にモチベーションを高く過ごしているかと聞かれるとそうでもなく、何か目的がないと駄目なタイプです。そう、モチベーションキープのコツは、「目的」がないとなかなか難しいということ。目的は勿論沢山あると思います。ただ、できるだけ目的は、ぼんやりしたものではなく明確なものが一つあるといいと思っています。わかりやすい例で言うと、よく結婚式前に花嫁さんがダイエットを頑張る光景を目にすると思います。彼女たちは「結婚式でドレスを綺麗に着こなす」「大勢の人に注目されるので少しでも綺麗になる」というような目的があるため、ダイエットの成功率はとっても高いと言われているんです。例えば、私の場合は「再就職する上で、面接に着るスーツが入るようにすること」、これを目標にしてからは、「以前に着ていたスーツが着れるようになる」よりも、「スーツが似合う細身の自分」を妄想してワクワクしながら産後ダイエットに励むようになりました。このほかにも…・年子の娘たちと将来一緒に買い物に行ったり、姉妹と間違えられてみたい(笑)・子どもたちから自慢のママだと思われたい・サイズを気にして服を買うのではなく、着たい服を買える楽しみが欲しい・年を重ねていくほど綺麗な女性になりたい。目指すは美魔女!(笑)です・友人から「痩せたね!」と言われたい。(ダイエット始めるまで細いと か言われたことがない)こんなことを目標にして産後ダイエットに挑んできました。たまにお菓子が食べたくなった時など、目標からブレないように目標はきちんと文字にして書き、いつも見える場所(冷蔵庫がオススメです)に貼っておきます。結果、服のサイズは1年でXL→Sサイズに! スーツだけではなく、今では服を選ぶこともこんなに楽しいことだったのかと、アラサーになって初めて知るようになりました(笑)。このように、まずは理想の体型を手に入れたら何をしたいのか、自問自答してみることをオススメします。私も、まだまだ理想の体型まで到達できていません。理想の体型(細いだけでなく、筋肉をつけてひきしまった身体)になったら次の夏こそは海で水着を着れるようになりたいと思っています。
2018年02月17日4歳と3歳の年子の女の子二人を育てるママ、MONAさん。産後ストレスを食事に当て激太りしてしまった子育て奮闘中のママがお金を掛けずに自宅でストレスなく続けられるダイエットを開始。なんと産後15キロの産後ダイエットに成功したのです。今回は出産後、間もなくダイエットを決心したMONAさんのダイエット奮闘記の第三話です。私が産後ダイエットを決意したのは、二人目を出産した1年後の2016年から。まず食生活の見直しからはじめました。ダイエット前の食生活を箇条書きにしてみると…・冷凍庫にレンジでチンすればすぐに食べられるもの(たこ焼き・唐揚げ)・お菓子BOXには常に満タン(子供用、自分用)・朝食は、仕事をしていた時はコンビニでおにぎりのみ・産後は朝昼兼用でがっつりメニュー(ラーメンなど)・昼食は簡単なもの=炭水化物だらけ。袋麺、炒飯、パスタなど・夜ごはんを食べて、寝かしつけ終わりにまたお菓子やアイス・ストレスを感じたら満腹になることでストレスを解消書き出してみると、よくこんな生活をしていたものだなとゾッとします。■産後ダイエットを始める前までの生活1番の原因はストレスが溜まりやすい環境を自分で作っていたことです。地元が遠く、身寄りも知り合いも少なかったので、出かける先は近所の公園やコンビニ、スーパーのみ。唯一の楽しみはお菓子コーナーで新作のお菓子(主にポテトチップス)を食べることでした。特に2人目の産後は、慣れない年子育児で寝不足になってしまったのと、寝不足になることでいつもお腹が空いていて、食べていないと満足できなかったことでした。荒療治かもしれませんが、まずは1番太ったのではないかと思われるポテトチップスや冷凍たこ焼きを断ち、規則正しい食生活にすることから始めました。それまで、週4、5日のペースで食べていたので最初は頭の中がお菓子のことでいっぱいになるほど辛かったですが、私の場合、辛いのは最初の1週間だけでした。スナック菓子を断つようになってからは、嘘のようにお菓子を食べなくても平気になったので、次のステップへ進むことができました。しかし、スナック菓子を断つことは出来ても、基本的には食べることが大好きだったので、食事制限は無理だな……、と思っていました。そんな矢先、工夫すればきちんと食べても痩せることができる糖質オフにたどり着いたのです。■私が産後ダイエットは始めた時期ちなみに、私が産後ダイエットを始めたのは、下の子の卒乳が終わってから。授乳中の食欲は産前よりも増しますし、ママの体も本調子ではないので、あまりおすすめできません。しかし、私は卒乳後も授乳中のように炭水化物が大好きなことに変わりはありませんでした。そこで、まずは試しにと色々と糖質オフのメニューを勉強してみることに。すると、好みのメニューが沢山あることに気付き、産後ダイエットを始めた2年前から今もなお、継続して糖質オフをしています。ただ、徹底したスーパー糖質制限ではなく、パワーのいる朝や昼は炭水化物(玄米など)OK、夜のみ糖質オフという食生活が根付くようになりました。※この連載は筆者のMONAさんが出産してから1年後の2016年から始めた独自のダイエット方法を綴っています。あくまでも筆者の体験談であり、痩せることを保証する内容ではありません。
2018年01月27日家族でお出かけした日のこと。最近私はとある理由から、外出時には必ず帽子をかぶっています。みんなでワイワイお散歩途中、私の側を歩いていた夫。何気なく目に飛び込んできた私の帽子をバッととりました。そして露わになる『産後ハゲで焼け野原状態の無残な私の頭』…。普段なら笑える私も、この時ばかりは笑えず大噴火寸前。私の異変にいち早く気付いた長男。すかさず夫に注意しに行っていました。どっちが子どもなのやら(笑)。
2017年11月21日以前、産婦人科の先生に“産後うつ”について取材にした時のこと。「産後うつは、ママだけでなく、パパもなるんですよ」と言われ、衝撃を受けました。「出産をしていないパパが、なぜうつになるの?」と疑問がいっぱいでした。なぜパパが“産後うつ”になるのでしょう?「広尾レディース」院長で医学博士の宗田 聡先生によると、“産後うつ”は“うつ”と同じで、男女問わず几帳面な性格・真面目な人がなりやすいです。産後の定義が、産後1年のため、“産後うつ”とされてしまいますが、ママはもちろん、パパにも十分になる可能性があるといいます。約10人に1人がなると言われる“産後うつ”。パパもなる可能性が「“産後うつ”は、約10人に1人がなる可能性があると言われています。ママはもちろん、パパも同じ割合でなる可能性があります。国立成育医療研究センターの2016年の調査によると、産後の父親の約17%に産後うつのリスクがありました。初めての育児や慣れないお世話が大変なのは、パパも同じです。最近はイクメンも増えてきて、育児するパパが普通になってきました。そんな中で『きちんと育児をしなくては』『決めた通りにちゃんとしないと』とストレスを感じてしてしまい、“うつ”になってしまうことがあります」“うつ”になる原因は2つ。もともともっている真面目・几帳面といった性格的要因に加えて、「弱音を吐けない」「自分1人でうまくやらなければ」など、周りからのサポートがない状況で、1人で育児をしているように感じる環境要因が混ざり合って、“うつ”になってしまうのだとか。「『うちのパパは大雑把だから大丈夫』『近くに実家もあるし安心だよね』と思わず、どちらかの要因だけでも“うつ”になることもあるので注意しましょう。以下に“うつ”でないかをチェックする項目を挙げました。子育て中なら夫婦でチェックしてみて、お互いにどんな状況で育児をしているか、よく話し合い、共有しておくと安心ですよ」産後うつを簡単チェック! こんな症状ありませんか?□眠れない□やる気がおきない□疲れやすい□ちょっとしたことで涙が出る□イライラする□情緒不安定になる□いろいろなことに興味がもてない□赤ちゃんがかわいく思えない「これらの症状が1つでもあるようなら、定期検診の際に産婦人科医や助産師さんに相談したり、区や市の保健師さんに相談してみると良いでしょう」「出産したママだけのもの」「ホルモンの乱れが原因」と勘違いしていた“産後うつ”。イクメン全盛期とはいえ、パパも初めての育児に不安に思ったり、孤独を感じたりするのは普通のことだと思います。1人で育児を抱え込まないで、友人や周りの人に相談することも大切な息抜きになります。無理をせずに夫婦でお互いに気遣いながら、楽しく子育てをしていきたいものです。取材協力/・宗田聡(そうださとし)医師:医学博士・産婦人科医。著書に「EPDS活用ガイド」(南山堂刊、2017年10月発行予定)「これからはじめる周産期メンタルヘルス-産後うつかな-と思ったら-宗田-聡」「これからはじまる周産期メンタルヘルス」(南山堂刊 )など・広尾レディース<文:フリーランス記者武田由紀子>
2017年10月12日出産後、女性のライフスタイルは大きく変化します。ホルモンバランスの乱れにより、気持ちの浮き沈みが大きくなりやすいだけではなく、寝たいときに眠れない、休憩したい時にできない、やりたいことが思い通りにできない…など多くの我慢を強いられます。しかし、夫である男性は子供が産まれても身体的変化はなく、父親としての自覚が芽生えるのは、女性より時間がかかる傾向があるようです。そのため、帰宅も遅く、休日の趣味も相変わらず…などの出産前と変わらない行動で、妻との溝が広がってしまう場合も少なくありません。このような夫婦間に起こる産後クライシス、それが最悪の場合は、離婚につながるケースもあります。夫の育児参加と、妻の不満最近では、社会環境の変化から男性の意識もすこしずつ変化し、育休を使う男性や、イクメンなんて言葉も定着しつつあります。では、産後クライシスなんて一部だけじゃないの? と思うかもしれませんが、そんなことはありません。アンケート調査から、こんな結果がでました。Q. 夫からのサポートがあったか?「サポートがあった」……63%「サポートがなかった」……35%「その他」……2%半数以上の妻が「夫からのサポートがあった」と答えています。共働き夫婦が増えている昨今、夫となる男性も前向きにサポートしていると感じます。しかし、それと同時にこんな回答も。Q. 夫は頼りになりましたか?「なった」……21%「ならなかった」……77%「その他」……2%このように、サポートしてくれることに感謝しつつも、頼りにならないと不満を感じている妻が7割以上と言う結果になりました。「子供の夜泣きも、知らんぷりで寝ていた」「理解しているけれど、行動がそれに伴っていない」「育児を手伝うという感覚」このように、妻にとって夫の育児参加は「お手伝い程度」とし感じている人が多いようです。そのため、妻側に不満が溜まってしまうのではないでしょうか。夫婦の危機は夫の知らぬ間にやってくるさて、様々な理由で出産後、夫に対してイライラや不満にを溜めがちな妻。その妻が考える夫婦の危機とは具体的にどのような理由があるのでしょうか。Q. 夫婦の危機はありましたか?「あった」……42%「なかった」……56%「その他」……2%「何度も何度も注意していることが、いつまで経っても改善されず、自分は大切にされてないんだと思った」「ワンオペ育児なので、離婚しても同じなのでは? と思った」「疲れとストレスで、不機嫌が続いた」必死に変化に対応しようとしている妻に対して、夫は変化しない(または変化が遅い)という苛立ち。そんな苛立ちを妻が言葉に出したり態度でしめすことで、関係がギクシャクしてしまうのです。産後、夫婦関係が悪化することは、珍しいことではありません。でも、少しだけ考えてみてほしいんです。夫側の立場に立てば「分からないことが多すぎる」のです。急な女性の変化についていけず、何をして良いのか分からず、いつも不機嫌な妻に文句を言われている…。そうなんです、言われなくてもやってよ! と思いがちな女性ですが、やはり言わなければ伝わりません。お願いしたいことは、きちんと言葉に出して具体的にお願いしましょう。協力は二人だけでするものではない夫婦なんだから、お互いを知って、補い合って、助け合う。そんな姿勢はとても大切です。とは言っても、家庭のことは、夫婦ふたりだけで協力し合わなければいけないのか?いえ、そんなことはありません。両親や各自治体のサポート、家事代行やシッターさんなどにヘルプをお願いすることで親が少し余裕をもつことが、結局子供のためにもなるのではないでしょうか。子供のことは、家庭内で抱え込みがちです。それは、家族を愛しているからこそ、自分たちでどうにかしなければと思うのかもしれません。でも、一番大切なことは家族が笑顔でいること。そのために、何が必要が考えること。また、「相手はどう思ってるのかな?」と相手の立場で考えるという姿勢は、お互い忘れてはいけないと思います。「産後の育児サポート」に関するアンケートアンケート回答数:124件 キッズライン総研調べ (ベビーシッターサービス・キッズライン)
2017年07月21日亜耶バネッサの産後ダイエットトータルビューティーアドバイザーの亜耶バネッサは、妊娠を機に25kgの激太り。産後8ヶ月ぐらいは全く痩せなかったという彼女を変えたのは、週一回のストレッチとキックボクシングだった。姉である美希レベッカのストレッチで身体をほぐし、伊原ジムのキックボクシングで、動きをつけながら、さらに身体を伸ばしたという。さらに、SSS渋谷店のスーパートレーナー越前によるストレッチを受け、身体が柔らかく使えるようになったことで、どんどん痩せ始めたと、自身のオフィシャルブログに綴っている。亜耶バネッサ オフィシャルブログには、激太りをした産後2ヶ月頃の写真と、本来の自分を取り戻したという、現在の写真がアップされている。衝撃のBefore & Afterを、その目でチェックしてみてはいかがだろうか。亜耶バネッサとはトータルビューティーアドバイザーとして活躍している亜耶バネッサは、兵庫県神戸市出身。空手ジュニア全国・世界大会チャンピオン、女優、モデルなど異色の経歴を持つ。慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、Be-STAFF Makeup Universalにてヘアメイクの技術を取得。現在は、メイク、ヘアスタイル、姿勢、メイクカラーをトータルでサポートするビューティーアドバイザーとして活動している。(画像は亜耶バネッサ オフィシャルホームページより)【参考】※亜耶バネッサ オフィシャルブログ※亜耶バネッサ オフィシャルホームページ
2017年05月31日5月27日(土)今夜の土曜プレミアム「絶体絶命クライシス ~ その瞬間 命は救われた!」に、好評放送中のドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」から主演・小栗旬と西島秀俊の2人が出演。世界の“クライシス”の数々に迫っていく。番組は小栗さん、西島さんのほか野間口徹、新木優子、出川哲朗、小島瑠璃子らも出演。「FBI人質救出チームと5歳児監禁立てこもり犯の闘い」や「米史上最悪の山岳事故」など、世界で実際に起きた事件・事故などの生死がかかった“クライシス(危機)からの救出劇”の実録映像を紹介。「こういう映像を見たら、アクションとか危ないことはもうやりたくないです(笑)」(小栗さん)、「あまりに絶体絶命な状況でハラハラの連続でした」(西島さん)と2人が語るほど緊迫感あふれる実際の映像から、事件の解決策や結末などについて迫っていく。また小栗さんと西島さんの俳優人生における“クライシス”"をカミングアウト。これまでの撮影シーンでのスタントの恐怖や負傷体験を告白するほか、小栗さん、西島さんと共演している野間口さん、新木さんらも交え撮影のマル秘エピソードも語られていく。また数々の体を張ったパフォーマンスで知られる出川さんの「ガチでリアルなクライシス体験」に対する小島さんの絶妙なツッコミなども見どころだ。「視聴者の皆さんにもこの緊張感を感じていただきたい」(小栗さん)、「最後に爽快感が訪れるので是非楽しんで見ていただきたいです」(西島さん)と2人がオススメする迫力のリアルドキュメントをお見逃しなく。「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。5月30日(火)放送の第8話では新興宗教団体“神の光教団”が企む文部科学大臣を標的にしたテロと、その情報を公安にリークした協力者とその妻の夫婦、新興宗教団体“神の光教団”に潜入している公安の協力者、林智史(眞島秀和)から、2日後に文部科学大臣を標的にしたテロが行われるという情報を入手した特捜班が、間一髪でテロを阻止するも教団には真の狙いがあって…というストーリーが展開。公安と協力者とその妻、そして西島さん演じる田丸との関係など今回も様々な人間ドラマが展開する。土曜プレミアム「絶体絶命クライシス ~ その瞬間 命は救われた!」は5月27日(土)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年05月27日出産2~3年後に訪れると言われる夫婦関係の危機…。産後クライシスとも呼ばれていますが、そんな状況に陥らないためにも“夫婦会議”を勧める“父親学級”が注目を浴びています。講師は現役パパだというから興味津々!潜入取材決行です!産前・産後の子育て力アップセミナーある月の日曜日、千葉県流山市の福祉会館にて「産前・産後の子育て力アップセミナー」が行われました。主催は子育て支援団体Nakocco(なこっこ)。“子育てを共に楽しむ・考える・助け合う”ことを目的として活動する特定非営利活動法人です。この日は夫婦8組と、パパが急遽参加できなくなったママ1人が参加。実母が広報誌でセミナーを見つけて勧められ参加した妊娠6カ月のM・Mさん。パパも「子どもが生まれてくる前に受けておいたほうがいいと思って!」と、とても前向きです。男性女性、互いの認識の“ズレ”を知ることがスタート広い畳の会場、真ん中を境に男性と女性別に座った参加者、その中で3~4人のグループに分かれ「90秒で互いの共通点を多く見つけよう!」というセッションから始まります。この最初の質問でグループの連帯感が生まれ、静かだった会場が一気に良い雰囲気になりました。ちなみにこの質問を夫婦間でやった場合、共通点が12個見つけられるとコミュニケーションが上手に取れている証拠なのだとか。結婚13年目の私たち夫婦は12個も見つけられるのだろうか…ドキッとしました。講座の主な内容は、“女性と男性の認識のズレを知る”ワークショップ。男女それぞれのグループで話し合い、答えを考えるのですが、ここではっきりとわかったのが「思っていたよりも妻のことを知らなかった…」「妊娠・出産の負担を知っているようで、実はあまり知らなかった…」など、男性陣の認識が思ったよりも甘かったこと。「甘いからといってパパを責めたり辱めたりするのではありません。まずは“知らなかった”ことを知ることが大切なのです」と講師の渡辺大地さん。3児の父でもある渡辺さんは「この父親学級はイクメン講座でもないし、イクメンを勧めるものでもありません!」ときっぱり。その後、妊娠中の母体の変化と体の負担や産後の体と心のいたみ、女性が口にしないで我慢している心の内、孤独感や焦燥感などを自身の経験も交えながら自然体で話す渡辺さん。妻が夫に理解してほしいと思う点ばかり、私もうなずきながら話を聞きました。参加者のパパとママも“夫婦といえども話さなければわからない”ことを改めて知ることができた様子。“脱・産後クライシス”夫婦で育児をはじめるために!講師の渡辺さん、実は第1子が生まれた後に離婚の危機が訪れます。「自分が良いと思ってやっていたことが、妻にとっては不満だった。妻の思いをまったく知りませんでした…」と当時を振り返りました。その頃から妻の気持ちを理解するために、夫婦で話し合いの時間を持つように。以降定期的に“夫婦会議”を行い、離婚の危機を回避できたそう。そのおかげで今では夫婦円満、去年3人目の子どもにも恵まれました。2012年、第2子の妊娠時に“産後サポートサービス(家事代行サービス)「ままのわ」”を立ち上げました。当時のスタッフから「産後ケアの必要性にパパたちの理解が追い付いていてなくて、思うようなサポートができない」という声が耳に入るようになります。このことがきっかけとなり“父親学級”をスタート。今では全国各地で年間約100の講座を持つまでに。反響の大きさがうかがえます。どれだけ妻の気持ちに寄り添うことができるか、夫婦で育児をスタートさせられるかがその後の夫婦関係を左右すると渡辺さん。「それには出産前から“夫婦会議”をする習慣をつけてほしい。この講座がそのきっかけになるとうれしいです」。夫婦間のコミュニケーション、夫婦会議のススメこの日、1歳の男の子と夫の3人で参加していたY・Kさん。第2子を妊娠中の彼女も産後危機を体験した1人。「第1子の産後は夫婦でかなりぶつかり、すれ違いました…」とY・Kさん、ちょうど数カ月前に渡辺さんの著書『赤ちゃんがやってくる!』(KADOKAWA/メディアファクトリー)を見つけて購入、すぐに夫にも読んでもらったそう。そしてこの日はパパ自身が講座を受講する!という気持ちで参加してくれたのだとか。受講後にパパにも話を聞くと、「講師が男性で自分と同じ立場、共感する部分が多くてよかったです。さっそく帰って夫婦会議をしていきたい」と、すがすがしい表情。夫婦のカタチも十組十色、夫婦間の“ズレ”もそれぞれ。渡辺さんは、夫婦会議をしても意見が一致するとは限らない、夫婦といえども他人であるから意見が違うのは当たり前だと言います。「大切なのはそれぞれの夫婦がお互いの考えを言い合える、一緒に考えることができる関係になることです。今夜は夫婦会議をしましょう!」と締めくくりました。産前・産後の夫婦だけでなくどの夫婦にも共通して言える大切なことを、改めて学ばせてもらいました。わが家も夫婦会議をしなくちゃ。<取材協力>アイナロハながれやま子育てコミュニティNakocco<文・写真:フリーランス記者林未香>
2017年04月02日出産という大仕事を終えると、独特の奇妙なハイテンションに陥ってしまうことがあります。それが「産後ハイ」。これは決して珍しいことではなく、産後の女性なら誰にでも起こりうる体や心の変化です。多少であれば「ママらしくなったんだなあ」と微笑ましく受け取ってもらえますが、行き過ぎると大変。煙たがられるだけではなく、ときには周囲をイラつかせ、多大な迷惑をかけてしまうこともあります。今回は、そんな「産後ハイ」についてまとめました。一体どのような状態になってしまうのでしょうか。●(1)「出産すべき」「授乳は神々しい」……価値感の押しつけ『子どもを産んだとたん、「母親になるって素晴らしい、女に生まれたなら出産するべき! 」と全方位に向けて主張するようになった妹。アラフォー彼氏ナシの私に向かっても「お姉ちゃんは人生損してる。グズグズしてると間に合わなくなるよ」と言い始めて超ウザかったです』(39歳女性/独身)確かに、妊娠や出産は女性の特権。人生の一大イベントでもあるため、その経験を語りたくなってしまう気持ちも分かります。でも、誰もがその話に興味をもつわけではありません。中には不快に感じる人もいますので、注意したいところですね。更に上を行く、こんな産後ハイの話もありました。『友人は産後、買い物先、飲食店、移動中の電車の中……どこにいても構わず堂々と授乳しちゃってました。人の目があるからやめなよ、せめて授乳室使いなよと指摘すると、「授乳は恥ずかしいことじゃないでしょ?むしろ神々しいくらいだと思うけど?」と反論してくる始末。あまりにもヒドイので、ちょっと距離をおきました』(35歳女性/2児のママ)いわゆる“公開授乳”という行為ですね。授乳そのものは赤ちゃんに栄養を与えるための重要なことですが、公の場で行うことには賛否両論があります。少なくとも、授乳室がある場所ならそこを使うのが最低限のマナーではないでしょうか。●(2)赤ちゃん写真連投、授乳フォト大公開……SNS上のトラブル『同僚は産後、1日に何回もSNSを更新するようになりました。私のタイムラインが彼女の赤ちゃんと、添えられた謎のポエムで埋め尽くされたので、そっとフォローを解除しました……』(22歳女性/独身)これはよく聞く話ですね。本人にとっては悪気なく、むしろ独り言に近い呟きなのかもしれません。しかし、その呟きはフォロワーのタイムラインに流れていきます。相手のことを考え、過剰な連投は控えたほうがいいでしょう。『トップやアイコンの写真が、スタジオで撮ったらしい授乳フォトに変わっていました 。目のやり場に困るし、正直言ってそんなの見たくないですよね。撮影するにとどまらず、全世界に発信しちゃうあたりが産後ハイの恐ろしいところですね』(32女性/1児のママ)再び出ました、授乳に関するエピソードです。何気なくネットサーフィンをしていて、知り合いの授乳フォト画像にぶちあたってしまったら……軽くトラウマになってしまうかもしれません。撮影したものは、あくまで個人で楽しむにとどめておきましょう。●(3)寝付きが悪くなった、という人もかつて自分自身が産後ハイに陥っていた、と語ってくれたママたちもいます。そんな彼女たちから一番多く集まったのが、「眠れなくなった」という話です。『初めての育児で疲れ切っているのに、目がギンギンで全く寝付けなかった 。ものすごく眠いのに一睡もできないまま、むなしく夜明けを迎えてばかり。ストレスとイライラでおかしくなりそうでしたね……』(29歳女性/2児のママ)この不眠、新生児がいるという緊張感や、ホルモンバランスの乱れが引き起こすのでしょう。新米ママにはとてもツラいですが、多くの場合一過性のもの。細切れに休みながら、うまく乗り越えましょう。『アレもやらなきゃ、コレもやらなきゃって焦りまくり、妙なテンションになっていたと思います。赤ちゃん向け通信教育の資料を山ほど取りよせてみたり、通販サイトで目につく授乳服を片っ端から買い漁ったり。あまりにも変だったようで、夫に注意されちゃいました』(43歳女性/1児のママ)この方のように、精神的な焦りとなって出てしまうこともあるようです。注意したいところですね。----------いかがでしたか?せっかくの幸せな出産です。産後ハイが過ぎて、周囲との関係にヒビが入ってしまうのは避けたいもの。そうならないためにも、身近に冷静な第三者がいるなら、その人の意見は素直に聞き入れましょう。ご主人、ご両親、仲の良い友人などに、都度自分の状態を確認してみてもいいかもしれませんね。●文/パピマミ編集部●モデル/坂井由有紀(央将くん)
2017年03月29日産後ケアセンターは、産後の身体をゆっくり休めながら、ママとちゃんがリラックスして過ごせるように工夫されています。今回は、産後ケアセンターについての情報をご紹介します。産後ケアセンターって?産後ケアセンターは、出産後の育児支援を大きな目的として、ママと赤ちゃんが一緒に過ごせるように配慮されている宿泊型ケア施設です。基本的に全て個室となっており、リラックスした時間を過ごすことができるようになっており、パパや他のご家族も一緒に宿泊できるようになっています。産後ケアセンターでは、看護師や助産師が中心となってケアリストや心理士も在籍していて、24時間体制で産後のケアにあたってくれます。センターではさまざまなプログラムがあり、産後ママの回復を目的としたケアを行っています。例えば、骨盤ケアやヨガといった身体の歪みを調整するプログラムや、アロママッサージなどでリラックスしながら調子を整えることを目指す産後ケアがあります。産後ケアとはそもそも何なのか産後ケアと言われてもいまいちピンと来ない方もいらっしゃると思います。ここでは、ケア内容や目的、活動を紹介します。産後ケアシステムと継続ケア日本産後協会では、産後ケアシステムと呼ばれる独自のシステムがあります。これは、ケアの対象であるママを「母親」ではなく「ひとりの女性」として扱うことからスタートしています。産前と産後で、女性の心や身体には大きな負荷がかかると言われています。出産は女性にとって大きな人生の節目です。そんな不安定な時期だからこそ、寄り添って専門的な知識や経験を持って支えることでサポートするのが産後ケアシステムです。産後ケアリストとは産後ケアリストは、産後ケアセンターにおいてアドバイザーやサポーターといった立場からケアを行っている専門のケアリストです。産前産後のケアだけでなく、その後の子育てや育児に関する長期的なアドバイスも行います。実際に出産や育児をしたことがある方が資格を取得する場合が多く、経験を活かしてケアを行ってくれるため、産後ケアセンターにおいて欠かせない存在になっています。主に産後のママの身体の不調や育児に関する悩みなどの解決を行っていて、寝付きが悪い赤ちゃんや、育児生活に疲れて悩んでいる方のサポートも行っています。産後ケアセンターを利用するときに注意したいこと産後ケアセンターの利用を考えている方には、注意しておきたいポイントがいくつかあります。まず産後ケアセンターは保険適用外になるということ。サポート内容や各センターによって金額が異なることが多いので、事前に近くのセンターをチェックしておきましょう。人気が高く、予約が必要なセンターも多いので、妊娠中から下調べをしておくと良いでしょう。また、産後ケアセンターは宿泊以外でも利用できる施設も多く、デイサービスのような形で、子育てに不安がある場合や気になることがあれば通って利用することもできます。産後ケアも病院で行っていることがありますが、こうしたケアがない場合に利用するとよいでしょう。産後ケアセンターで賢くケア&育児!今回は産後ケアセンターについてご紹介しました。出産の後の産褥期と呼ばれる時期に利用しているママが殆どで、初めてのお産で不安な場合や、育児に自信がなく、誰かに相談して頑張りたいと考えているママに人気です。核家族化や高齢出産が増えている日本では、こうしたサービスを行っている施設の需要が増え続けており、全国的に施設数が増加傾向にあります。ママ一人で無理をし過ぎずに、こうしたサービスを利用するのも手です。
2016年11月28日出産を終えたママは、精神的に不安定になってしまうことがあります。そんなママたちの悩みに答えてくれるのが産後ケアセンターです。今回は、産後のママをサポートしてくれる産後ケアセンターについての情報をご紹介します。産後ケアを行う産後ケアセンター産後ケアセンターは、出産後のママの育児支援を目的としており、ママと赤ちゃんが専門家のもとで指導や支援を受けながら一緒に過ごせる、宿泊型ケア施設のことを言います。主に生後4カ月までの赤ちゃんを育てているママが対象となっています。施設では看護師や助産師、臨床心理士や産後ケアリストと呼ばれる専門家が中心となって、24時間ママと赤ちゃんのケアにあたっています。まだ数はそれほど多くありませんが、自治体が取り組んでいる地域もあり、今後は増えてくることが予想されます。産後ケアセンターを利用するにはでは、実際に産後ケアセンターを利用するにはどうすればよいのでしょう。まずは施設のサービス内容や費用についてご紹介します。どんなサービスが受けられるの?施設によってもかわってきますが、主に母体へのケア、赤ちゃんへのケア、育児相談や授乳指導などの育児サポートなどになります。自治体が行っている施設はこれらが基本ですが、大学の付属施設や病院、助産院などが運営している民間の施設ではマッサージやヨガ、骨盤ケアなど、ママの体の回復を促すようなケア、また、ぐっすり眠れるように夜間は赤ちゃんのお世話を助産師が行ってくれるところもあります。費用はどのくらい?施設によって費用は異なりますが、一番安いのはやはり自治体が行っている施設でしょう。1日2食の日帰りですと2000円前後から、1泊2日になると5000円前後からという料金設定になっています。ですが、希望者も多いため、2回目以降の利用になると優先順位が低くなるのが現状のようです。一方、民間の施設ですと、日帰りで3万円前後から、1泊2日になると6万円前後からと割高になっています。自治体の施設を利用するよりも手続きはシンプルで、サービス内容も手厚いものとなっています。住んでいる地域によっては自治体から補助金が出る場合もありますので、確認してみると良いでしょう。出張型の産後ケアもあります出産後に自宅で育児のサポートをしてほしい、自宅で育児相談や母体の様子を見てほしい、というママには出張型の産後ケアも用意されています。料金は施設や内容によって異なりますが、ショートステイよりは安くなっていますので、比較的利用しやすいと言えるでしょう。産後はママにとって大事な時期出産を終えて、すぐに頑張ろうとするママも多いことでしょう。けれども、産後は体を充分に休ませなければいけない大事な期間でもあります。一人で抱え込まずに、無理をせずに産後ケアを利用してみてはいかがでしょうか。ライフスタイルや体調を考慮して、自分に合った施設を選びましょう。
2016年11月16日長い妊娠期間を経て、我が子が生まれた瞬間…その喜びは他の何にも代えがたいもの。「新たな家族を迎えて幸せな家庭を築いていこう」そう決心するはず…ですが夫婦生活において夫が最も注意すべきは妻の産後という、このタイミングなのです。 産後、妻に避けられているように感じる?出産した後、妻が目を合わせてくれず、コミュニケーションも最低限のものしかできない。ましてや夜の営みなんて…そんなことを感じている旦那さんは多いのではないでしょうか。「産後クライシス」という言葉もあるように、出産後の亀裂から夫婦仲が悪化していき、離婚に至ってしまう…そんなケースも少なくありません。「子育てが忙しくストレスが溜まっているのだろう」程度に軽く考えてはいませんか?こうした妻の「産後うつ」の症状は、実は出産によるホルモンバランスの急激な変化が原因なのです。女性の体内で起きていること妊娠中の女性の体内では、プロゲステロン(乳腺を発達させる、子宮筋の働きを調整するなど)やエストロゲン(胎児の成長に合わせて子宮を大きくする、母乳の通り道である乳管を発達させるなど)などのホルモンが盛んに分泌されます。しかしこれらの女性ホルモンは、産後急激に分泌量が減少します。代わって活発に分泌され始めるのが、プロラクチンというホルモン。プロラクチンは母乳を生成する役割を持つ、とても重要なホルモンです。ひとつ注意が必要なのは、このプロラクチンがそのまま妻の体調不良に作用するというわけではなく、ホルモンバランスの変化が原因であるということ。ホルモンバランスの変化によってイライラしたり感情的になるなど、産後うつになりやすくなります。不足しているホルモンを補っていく、という方法を選ぶことが大切なのです。夫がするべきこと不足した女性ホルモンは、1. 大豆イソフラボン・ビタミンB6・ビタミンEを多めに摂取し、バランスのいい食事を取ること2. ウォーキングなどの軽い運動をする3. 気分転換ができる趣味をし、ストレスを解消するなどの方法で補うことができますので、妻の様子に不安を感じたらぜひ夫婦で実施してみてはいかがでしょうか。また産後の妻と共同生活を送る旦那さんがまず第一にすべきことは、こうした妻の変化に気付き、その変化の原因を正しく理解すること。その理解の上で、家事・育児のサポートをしたり、相談に乗ったりすることで妻との関係に良い影響を与えるはず。些細なことで喧嘩になったり、理不尽なことで文句を言われたりと、辛いことも多いでしょう。ですが、「ホルモンバランスの変化のせい」と割り切れば、大目に見ることができるかもしれません。子どもを育てる、ということはとても大変。こうした妻の変化に対応することも子育ての一環だと捉えることが、「産後クライシス」を乗り越える第一歩につながるはずです。ライター:メオトーク編集部
2016年09月17日産後ママにとって気になるのは、産後の“体形戻し”。体重は落ちたのに、妊娠前に履いていたズボンが入らない!?ということはありませんか?それはもしかすると骨盤のゆがみが関係しているかもしれません。最近は入院グッズの中に“骨盤ベルト”の指示がある産院もあるほど。私も出産前に骨盤ベルトを購入したのですが、帝王切開で出産したため傷の痛みもありすぐには付けることが出来ませんでした。産後しばらく経って、体形も気になるし傷口の痛みも減ってきたのでそろそろ……と思ってつけてみることに。でもなんだか正しく使えているのか不安。そこで、プロの力を借りることにしました。骨盤のゆがみは、放っておくと大変?!そこで、骨盤矯正を行っている整骨院へ。検査を受けたところ、私の骨盤は通常よりも20度もずれていました。でも出産後はみんなこのくらいずれているものですよ、とのこと。出産のため、色々な骨をつないでいるじん帯を緩めるホルモンが妊娠中から出続け、さらに出産によって骨盤が開き、育児による無理な姿勢がかさなりこのようなことが起きるそう。このゆがみを放っておくと、体形のくずれや腰痛などだけでなく更年期の症状も重くなってしまう可能性があるそうです……。産後の骨盤矯正は、思った以上に大切そうです。骨盤矯正ってどんなことをするの?産後のママケアにはマッサージや整体などもありますが、骨盤矯正を行っている整骨院は“柔道整復師”という国家資格を持っている先生が施術をしてくれます。専門的な知識を持った方に施術していただけるので、私も身体のメカニズムを理解しながら治療を進められました。私がはじめて受けたのは産後ケアコース。はじめに写真を撮ってゆがみを確認し、産後ママの身体に起こっていることを教えていただきながら治療方針を決めて行きます。その結果、①骨盤まわりを中心とした骨を元の位置に戻す②筋肉のバランスを整える③おなかと背中のインナーマッスルを鍛えるという3つのアプローチをすることに。骨盤を元に戻すだけでなく、腹筋背筋を鍛えることで正しい位置に矯正された骨盤をキープすることで、くびれができて体形維持ができるそうです。整骨院での骨盤矯正、メリット・デメリットは?《メリット》・プロの手で正しく骨盤矯正ができる・育児ででてくる腰の痛みなどにも事前に予防できる・体形のもどりがよくなる・更年期になったときに症状が軽くなる可能性がある・姿勢がよくなることによって抱っこなども楽になる《デメリット》・費用がかかる(料金設定は様々ですが、平均5〜6000円/回)・小さな赤ちゃんがいるなか、通わなければならない(週1〜2回を3ヶ月が目安)やっぱり一番のデメリットはお金がかかることと、赤ちゃんを預けて通うのが大変なこと。しかし、思い切って集中してケアをし早めに身体を整えていくことで育児が楽になれば結果的にはお得かもしれません!骨盤矯正をするベストなタイミングって?じん帯を緩めるホルモンのおかげで、産後1年は骨盤のゆがみが比較的戻りやすいと言われています。骨盤矯正は産後2ヶ月くらいからできるそうですが、体力も回復し悪露も落ち着いた頃がいいそうで、3ヶ月くらいから通われる方が多いそう。私は5ヶ月から始めましたが、まだまだ間に合うとのこと。産後の身体の状態や赤ちゃんの状態、さらに通うことが負担にならないタイミングを選ぶのがいいかと思います。子連れでも安心な整骨院が増えている!“結婚式を挙げるか挙げないかと同じくらい、産後の骨盤矯正をするかしないかを選ぶのは大切なこと”と先生は言っていました。私自身通ってみてよかったなと思うことは、産後の身体に最も負担がかかる時期に定期的に身体のメンテナンスをしてもらえることで身体的に育児が楽になったこと。毎回行く度に「腰痛はありますか?」など身体のこと聞いてくださり、安心。おかげで腰痛知らず!産後はネイルサロンや美容院などに行く時間がどうしても減ってしまいがちですが、、自分をケアする時間が心のゆとりにつながっていると思います。赤ちゃんをなかなか預けることが難しいママ向けにバウンサーを用意してくれたり、赤ちゃんを見てくれるスタッフがいる子連れ歓迎の整骨院も増えているそう!向き不向きもあるので一度話を聞きに行くのもおすすめです。人生の中で数回しかない出産は、大きく身体の変わるタイミング。慣れない育児に追われてしまいがちですが、これから長く続く子育てのためにも自分に合ったママケアを探してみてください♪
2016年08月25日こんにちは、ライターの佐原チハルです。『産後クライシス 』という言葉が一般的になるくらい、妊娠・出産やその後の育児にともなう夫婦間の溝は、大きなものとして認識されるようになってきました。少し前には、“陣痛の痛み・苦しみを夫に「大袈裟すぎる、うるさい」と言われた”という視聴者の悩みの声に、テリー伊藤氏が「(女性が)大袈裟だったんでしょう 」と発言する、ということもありましたね。スタジオの女性・産婦人科医には批判されたそうですが、こうした男性の残酷なほどの無理解 に対する悩みは、後を絶ちません。そこで今回は、「最低限、これくらいはわかれよ!」と感じた事柄について、妊娠中・妊娠経験のある女性に尋ねてみました。●(1)「陣痛は本当に怖い」「産むことがそもそも怖い」ということ『陣痛が怖いと言ったら、「みんな普通に産んでるんだから、怖がりすぎ」と言われた。絶対に陣痛を経験することがない立場のヤツは無責任に気楽なことが言えていい立場だな 、と思い、喧嘩になった。そのときも謝らせたし、立ち会い出産後も泣きながら謝られたので、許したけど』(20代・専業ママ)『テリー伊藤さんの件と似てるかも。私も3人目の出産のとき、陣痛も産むのも怖いと言ったら、「もう3人目なのに何言ってんの?」と笑われて、子どもの前なのに泣いちゃった』(30代・ワーキングマザー)『無痛の予定なので陣痛はひどくないだろうけど、そもそも産むこと自体が怖い。無事に産めるかどうか不安 。夫からはその不安を感じなくて、ますます不安になる……』(30代・会社員)●(2)「妊娠中にだらけて見えるのは、本当につらいから」ということ『「家事がつらいなんてワガママ」「妊娠は病気じゃない」「妊婦を理由に甘えてる」と、私が父にどやされたとき、夫がかばってくれなくて悲しくなった。妻の父親には、そりゃ言いにくいかもしれないけど……』(30代・ワーキングマザー)『妊娠後期は、家事にもいちいち時間がかかった。そのとき、「たかが家事に、なんでそんなに時間がかかってるの? 」と言われて喧嘩しました。「たかがって言うなら全部お前がやれ」って言ったら謝られたし、二人目の妊娠のときはそんなことは言われなかったけど、今でも忘れられないです』(30代・ワーキングマザー)●(3)「収集している情報量の違いはストレスになる」ということ『女だからって、妊娠・出産に詳しいわけじゃないし、育児のことを多く知っていたり、上手にできたりするわけじゃない。自分でたくさん調べて勉強しているだけ。そうしないではいられないだけなのに、「さすが詳しいね」って言われて、なんて返していいかわからなくなった』(20代・ワーキングマザー)『自分で調べるとか、育児書みたいなものを読むとか、夫は全然していなくて、その姿勢にイライラした。出産のことも子どものことも、全然考えてくれてないのかなって悲しくもなった。情報量に差がありすぎて、不安の共有もできなかった 』(30代・専業ママ)----------妊娠・出産は、“いつも通りではない”不調や不便が延々と続くもの。ケアが必要なのは、優しさではなく、当然のことです。また、たとえ何人目の子どもであろうと命がけであることにも、痛みや不安があることにも、変わりはありませんよね。「言葉で伝えてわかってもらう」ことには、残念ながら限界があります。だからこそ、わかってはもらえなくても、まずは想像してみてほしいですね。●ライター/佐原チハル(フリーライター)
2016年08月05日数年前、女優の小雪さんが出産で利用したことで知られるようになった、韓国の産後ケア施設。日本にも産後ケア施設があるって知っていましたか?韓国と日本、両国の産後ケア事情について「日本産後ケア協会」代表、大久保ともみさんに話を聞きました。韓国の産後ケア施設「産後調理院」視察で何度も韓国を訪れた大久保さん曰く、韓国では産後1カ月は水も触ってはいけないというほど、産後の養生(ようじょう)が重視されているそう。昔は実母や家族が産婦のサポートをしていましたが、現在は「産後調理院(サヌチョリウォン)」とよばれる産後ケア施設が韓国全土に750カ所以上あり、産婦の3人に1人が利用しているのだとか。産後すぐから利用できるこの施設には、“松・竹・梅”のグレードがあり、お財布事情に合わせてほとんどの人が利用できるサービスとして、社会に定着しています。一般的な施設では産婦さんに個室が与えられ、快適な環境で心身の回復をはかります。滞在中は母乳や沐浴の仕方など赤ちゃんのお世話についてはもちろん、ママに対しては美容マッサージ・ヨガ・アロマ・漢方・よもぎ蒸しなど、きめ細かいケアサービスが提供されます。希望するだけ滞在できるこの施設、約2週間から1カ月の滞在期間中に、産婦同士の横のつながりができるのも利点のひとつ。「オプションによっては家族の滞在も可能で、ここから会社に通うパパも多いのですよ」と大久保さん。芸能人やセレブが利用する施設は、まるで超高級ホテル。ドクター、助産師はもちろん、小児科医、エステティシャン、コックが常駐。施設によっては「美容整形」や「女性器形成」も可能で、産後だれにも会わない期間にちょっとお直しということも!さすが“美”に対しての意識が高い国、韓国ですね。ケア費用は実家が負担?しかし近年の少子高齢化は日本と同じく深刻です。親と産婦の高齢化が進む中、産婦の実家が大切な娘のために、産後ケア施設の料金を負担する傾向にあるのだとか。「高齢になった親が24時間体制で娘のケアをするのは難しい。けれど、お金を出してサービスを買う方法でならサポートできるという、合理的な考え方でもあります」と大久保さん。それと同時に“命をかけて赤ちゃんを産んだ産婦さんを大切にする”ということが、文化として根付いているといいます。日本でも産後に自分の母親や家族を頼らない人が増えてきました。実家に帰ると夫が出産に立ち会えない、産前・産後を一緒に過ごせないデメリットから里帰りを選ばない人も少なくありません。そのような中、退院後に産後ケアセンターなどの施設に入院し、体の回復をはかりながら育児指導・相談をうけられる「産褥入院(さんじょくにゅういん)」が少しずつ知られるようになってきました。日本の「産後ケア」事情産後ケア施設も増えつつあります。(日本産後ケア協会のWebサイトに全国産後ケア施設一覧が掲載。)昨年にオープンした「綾瀬産後ケア」(東京都葛飾区)はママのケアサポートを中心に、産前・産後の切れ目のない支援を目的としています。日帰りも可能で、日帰りプランは21600円(税込)。宿泊プランの料金は1日につき32400円(税込)×利用日数(利用時間は初日10:00~最終日の19:00)。滞在中には赤ちゃんのケア、育児相談や助産師・看護師によるカウンセリング、産婦のケアも行われ、オプションとしてアロマトリートメントやスタジオクラスなどの癒しのプログラムも提供、養生とリラクゼーション、学びを兼ね備えた滞在ができます。産後に一人で不安になるよりも、こういったサービスを上手に利用して、疲れと不安を解消していくのも良い方法ですね。(お部屋)(授乳室)(アロマトリートメントルーム)その他、産褥入院や産後デイケアに力を入れている助産院もあります。家のようなアットホームな雰囲気の中、ママと赤ちゃんのペースに寄り添った助産師さんのケアは、ママの気持ちを癒し、こちらも利用者が少しずつ増えています。今後注目の“産後ケアリスト”とは?「赤ちゃんのケアばかりに目がいきがちな、産後。子育てに大変な時期のママの心と体をケアしなければ、家族は幸せになれない」と大久保さん。現状の制度だけでは補えない部分を埋めるため、2013年3月5日「一般社団法人日本産後ケア協会」を設立しました。協会のキャッチコピーは「産後ママを全力でエコヒイキ」。2014年からは、出産直後のママをプロとしてサポートできる資格、「産後ケアリスト®」認定講座が開始され、受講者数は2級約270人、1級約100人と、年々人気が高まっています。大久保さんによると、受講者は産後うつなどの辛い経験をされた方や子どもの手が離れた人、看護師・助産師さんなどさまざま。精神的ケアや家事サポート、母子の環境を整えるアドバイスや子育ての知識の共有方法などを専門的に学び、それぞれの場所で社会に還元しているそうです。最後に、日本産後ケア協会の今後の目標を聞きました。「“産後ケアの重要性”を一人でも多くの人に認知してもらい、“ひとつの家庭に一人の産後ケアリスト®”を定着させるのが目標です。さらに出産と子育てを経験した女性が産後ケアリスト®として自らの経験を活かせる場も創出し、相互助け合いの循環型の子育て社会となるよう、産後ケアリスト®とママをつないでいきます」と語ってくれました。子どもたちが親になっていてもおかしくない10~20年後、ひとつの家庭に一人の産後ケアリスト®が定着し、より楽しく有意義な子育てができる社会・環境になっていて欲しいと思いました。<取材協力・写真提供:一般社団法人「日本産後ケア協会」綾瀬産後ケア ><文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年07月14日産後クライシスとは産後クライシスとは、産後に起こる夫婦の危機のことで「出産後2年以内に、夫婦の愛情が急速に冷え込んでしまう状況」を指します。それまで良好だった夫婦でも、子どもの誕生や、パパとママ双方の心情的な理由などから関係が変化し、一時的から慢性的に至る夫婦不仲や、離婚にまで発展することもあります。産後クライシスが起きる原因って?出産によってママの生活が激変し、自分の心身を顧みる時間が激減することと、対するパパの親の自覚のなさによる夫婦間の意識のずれが原因だと言われています。パパの家事育児参加が期待できなかったり、無遠慮なパパの言動を実感したりしたことから、ママの、パパへの愛情が急激に低下することなどが原因の一つです。出産後は24時間365日いつでも赤ちゃんのお世話中心の生活を送るママと、出産前と同じ生活を送る傾向が高いパパの暮らし方の差は大きく、溝が埋まらないまま離婚を迎えることは少なくありません。また実際に夫婦生活が破たんしたケースでは、子どもの年齢が0歳~2歳の間に離婚した夫婦が全体のおよそ30%を占めると言われ、離婚につながる重度の産後クライシスは子どもが2歳までの間に発生しやすいと考えられています。ママがこんな態度の場合、産後クライシスに陥っている可能性がある?ママがパートナーへの愛情を低下させている場合、パパ自体はその自覚がないことが多いと言われます。ママの愛情低下は、主に本人の態度から推測することができます。・子どもが生まれてから、夫婦の時間や会話が減った・夫婦の会話のぎこちなさが増えた・出産後、セックスレスである・ママの態度が冷たくなった・ママが常にイライラしており攻撃的に見える・ママになじられたり、責められたりする・ママが子どもと家にこもることが多くなり、出かけなくなった・ママが実家に帰省する回数が極端に増えた・ママに、当てにされていないと感じる・ママが自分のことを見ていない時間が増えた・夫婦喧嘩が増えた・よそのご主人との比較をされる・周りのイクメンブームに焦りを感じる・父親としての自覚が持てないと感じることがあるこんなパパが産後クライシスを引き起こす!産後クライシスは夫婦の関係性や環境、意識のずれの大きさ、お互いの家事育児への貢献度など、さまざまな理由が複合的に絡み合い、さまざまな形で現れます。症例は夫婦ごとに異なりますが、産後クライシスを引き起こしやすいパパのタイプがあります。言われなければやらないタイプ家事育児には協力的な姿勢を見せるものの、言われなければやらないタイプ。口癖は「言ってくれたら俺がやるから」などであることが多く、ママが依頼するまで気が回らないときは自分からは動きません。自分の生活が大切なタイプ子どもが生まれてからも、独身時代と同じ生活を送りたがるタイプ。自分の趣味にお金を投じたり、休日に一人で出かけたりするほか、友達の予定を優先する人もここに含まれます。産後、生活が激変したママの心身のストレスを理解していながら、自分の人生とはどこか関係がないと線引きをしている傾向があります。仕事が忙しすぎるタイプ早朝に出勤して深夜に帰宅するなど、付き合いの飲み会などの回数も多く多忙を極めるため、家では体を休めることが大切だというタイプ休日は睡眠に充てることが多く、家事育児への貢献度は低い傾向があります。ワガママな子どもタイプ赤ちゃんのお世話に追われ、家事を充分に行える時間が取れないママを責めるタイプ。代わりに自分が家事を行おうという意識も低く、家事能力にも期待できません。赤ちゃんのお世話にも非協力的である傾向があります。産後クライシスの乗り越え方産後クライシスに陥ったら、率先して家事育児参加を行うよう意識を変えてみましょう。手伝うではなく “ママに負担をかけないという意味で”ママを当てにせず、自分でやる”という考え方が大切で、パパ自らが、家庭の中心人物であるという当事者意識を持つことが大切です。また、夫婦のコミュニケーション不足から産後クライシスに陥る傾向も強くあります。1日のうち5分でも、お互いがお互いをしっかり認識して言葉を交わすことがコミュニケーションの軸となります。会話を意識的に増やし、1日の出来事や、感じたことなどをパートナーと共有しましょう。また、ママが心身のストレスを感じ、誰にも相談できず一人で抱え込んでしまう場合にも現れやすい傾向があります。ママ一人の時間を意識して作ったり、実家などを頼ることをパパから提案したりすることで、ママの心にも余裕が持て、結果的に産後クライシスを回避できることがあります。ママは、パパの家事育児参加や、これまでの関係改善のための工夫を感じたら、感謝の気持ちと労いの言葉をこまめにかけていきましょう。その行動は“ママと赤ちゃんを労わる気持ち”や“自分が頑張ろうという気持ち”が動機になっています。パパの当事者意識や親の自覚を大切に伸ばしながら、お互いが家庭内のどんなことでも頼れるパートナー同士として、ともに成長していきましょう。
2016年04月04日2013年、鈴木亮平を主演に空前のヒット作となった『HK/変態仮面』。先日、約3年の時を経てまさかの続編『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』の公開決定が発表されたが、この度本作の主題歌を「CTS」が担当することが明らかになり、併せて予告編&ポスターも解禁された。パンティが消えるニュースが連日メディアを賑わせていたが、狂介(鈴木亮平)は相変わらず愛子(清水富美加)のパンティを被って悪を倒していた。複雑な想いを抱く愛子はパンティを返してもらうが、徐々に二人の心はすれ違い始める。気づかぬうちに愛子を傷つける狂介のことを、同級生の真琴正(柳楽優弥)が憎しみに満ちた目で見つめていた。愛子を失った上に世界中からパンティが消えるという未曾有の危機を迎えた変態仮面の前に、最強の敵が現れる――。1992年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載されていた「究極!!変態仮面」を原作とした本作は、パンティを被った興奮の力で悪を倒すヒーローを主人公にいままでにないアクションを描いている。2013年に前作が実写化されると、海外映画祭で賞を受賞するなど海外からも注目を集めていた。そして続編となる本作は、近年「天皇の料理番」『俺物語!!』で、ほかの人では考えられない肉体改造を行い、舞台で王様役、4月にはうさぎの死神役とその幅広い役柄を演じ分ける鈴木さんをはじめ、清水富美加、ムロツヨシ、片瀬那奈などの主要キャストが再集結し、新たに『ディストラクション・ベイビーズ』の公開を控える柳楽優弥も参加している。そして本作の主題歌には、前作は“狼バンド”「MAN WITH A MISSION」が担当していたことに続いて、“未来人”3人で構成される謎のLED覆面ユニット「CTS」と、“マジック・ヴォイス”と表現される、ゆるふわと透明感が共存する声で注目の南波志帆というアブノーマルなコラボが決定した。タイトルは「WAVINESS feat.南波志帆」で、哀愁ある「CTS」のダンスミュージックとPOPSが融合した楽曲に、南波さんという女性ボーカルが参加し、狂介と愛子の心の移り変わりが大きなポイントとして描かれている本作の、複雑な想いを抱き時には傷つきながらも狂介を守る愛子の心情を表現している。今回映画主題歌を担当するのはともに初となる「CTS」と南波さん。「CTS」のメンバー・Circle(サークル)は、「映画のように切なくもアツく、色丞狂介と姫野愛子の関係性を歌に込めて、南波志帆さんとの掛け合いもこだわっています」と話し、またロッテガム「Fit’s」のCMソングの歌唱などを担当する南波さんも「こんなに素敵な作品に、まさか音楽で関わることができるなんて夢のようです。今回、『CTS』さんとコラボレーションをさせていただいているのですが、私は愛子さんの純粋さを表現出来たらと思い、彼女に寄り添うよな気持ちで歌わせていただきました」と曲に込めた想いを語っている。また今回解禁された予告編では、たくさんのパンティが空を舞う場面から始まり、驚く狂介の母・色丞魔喜、「変態仮面は死んだんですから」と言い放つ真琴正が映し出されている。狂介は相変わらず愛子のパンティを被って悪を倒していたが、ある日、複雑な想いを抱く愛子から「私のパンティを返して」と言われる。「俺が変態仮面だと、愛子ちゃんをまた危険な目に会わせるだけだ」と自分を納得させた狂介だったが、再び愛子が敵に捕らわれてしまう。「エクスタシー!!」「フォオオオオオ!!」などお馴染みのセリフとともに禁断の再起動、醜悪な敵とのバトルシーンや、ビル街を自在に飛び回る華麗なフライングアクションなど迫力満点だ。大学生になった狂介ということで、前作よりも一回り体を大きくして挑んだという鈴木さん。同時に解禁された愛子をお姫様抱っこするポスターもからも、その作り上げられた肉体を覗かせている。『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』は5月14日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月21日産後、気付かぬうちにやって来た「産後クライシス」の気配…。夫に怒鳴り散らした後、わたしは「あぁ、なんであんな言い方しちゃったんだろう…」と反省するも、夫の仕事が決まらないもどかしさから、不安と焦りで心はざわつくばかり。そういえば、こどもが産まれてからというもの、特にわたしは日々の育児と仕事に追われ、夫に対する以前のような恋人気分はどこへやら? イチャイチャする気も起きない。うーん、産後女性は性欲が減ると聞いてはいたけれど、ここまでなくなるものか。それもそのはず、人ひとりを自分の細胞の中で作り上げ、血液から母乳が作られ子の栄養として与えているのだから、性欲が子を育てるための食欲に移行してしまうのは仕方が無い気がする。わたしは大きな変化があったけれど、夫はどうなんだ?本当は我慢しているのかもしれない! それだったらかわいそうじゃないか。ずばり、ここは率直に聞いてみよう。わたし「ねえねえ、性欲ってあるの?」夫「え? うーん、そうだな…なんか、こども産まれてから減ったんだよね」。えぇ!? なんと! 夫も減ったとのこと。そうなの? 産後は女性の方が性欲が減って、夫の求愛行動に耐えられずギクシャクするものではなかったのだろうか?夫がどんどんフェミニンになっていく。このままいけば、いつか夫のおっぱいから母乳が出る日も近いのではないだろうか…。良いのか、悪いのか分からないが、夫婦の性生活についてはお互い同じ波長のようなので今は育児に徹しろ! ということにしておく。まぁ、喧嘩は増えたけれど、仲が悪い訳ではないからいいのかもしれない。産後クライシスをどうにか回避するためには、やっぱり、男性が積極的に育児に関わる必要があるとわたしは思う。妻は夫に優しくされれば、応えようと思うはず。現段階でわたしの夫は育児に積極的だけれど、世の新米お父さんは、育児にどの程度関わっているだろうか?特にサラリーマンの人は満員電車に揺られ、仕事が終わっても上司の呑みに付き合わされ帰りは終電。忍び足で玄関から部屋に入ると電気もついていないで真っ暗…。家に帰ったら妻とこどもはスヤスヤ眠っている、なんてお父さんは、なかなか育児に関わる事が出来ないだろう。この生活スタイルでは仕方あるまい。しかし、その状況の人はぜひ奥さんに優しい言葉のひとつでもかけてあげてほしい。お母さんという生き物は、嫌でも頑張ってしまうもの…。このご時世、夫の収入だけでは家庭がまわらず、共働きの夫婦も多いのでは? 育メンという言葉があるけれど、「そもそも育児とは女性だけがするものなのだろうか?」と、わたしは疑問に思う。もちろん、女性にしかできないこともある。授乳だけは女性にしかできない。でも、よく考えてみたら乳が出ない以外は、男性が育児でできないことなんて、ほとんどないんじゃないかしら?一方、バリバリ働く女性は増えているし、「男性ももっと育児に参加すべき~!」と、わたしは声を大にして言いたい。仕事だって、育児だって平等に、互いに支えあえたらいいじゃないの。育児は夫婦の毎日の楽しみであってほしいし、授かった上の義務でもある。そんな考えが芽生えたのは、もちろん出産を経てからなんだけれど。思った以上に育児は想像を遥かに超える、歓びと苦労の連続で、とてもじゃないけど共働きなら、なおさら一人で抱え込むのは大変。もう、男性だけが仕事をする時代でも、女性だけが育児をする時代でもない。夫婦対等な関係は、きっときっと心地よいはず。わたしはそう思う。ということで、就活中の夫に聞いてみる。わたし「で、仕事はどうするの?」夫「一緒に仕事がしたい」詳しく聞けば、わたしのイラストレーターの仕事と、平行して運営していた文化交流複合施設「東京おかっぱちゃんハウス」で飲食の仕事をしたい。と言うではないか。「えー!? まさか、その選択!?」わたしは夫がてっきり転職するものだとばかり思っていたので、意外な返答に拍子抜けしてしまった。超安定型の銀行員を辞め、自営業の世界へ!?そのギャップに動揺しながらも、夫の決意は固いようで、わたしは彼を信じるしかないようだ。もうすぐ、生後6ヶ月になる息子を抱きながら、その小さな手をキュッと握りしめた。つづく「 東京おかっぱちゃんハウス 」とは、練馬区上石神井にある、Boojilが主宰の古民家を利用したアトリエ、シェアオフィス、イベントスペース、カフェ、BAR、ショップを併設した文化交流複合施設です。
2016年03月17日赤ちゃんはかわいいけれど、どうにも気持ちが晴れなかったり、イライラしてしまったり、理由もなく不安になったり。これらは、いわゆる産後うつに見られる現象です。産後うつというと赤ちゃんを産んだお母さん特有の現象のように思われてきましたが、このたび、お父さんの16.7%、つまり約2割にも、産後3か月までの間に産後うつのリスクが高かった時期があったという研究結果が、国立成育医療研究センターにより発表されました。夫の、また自分の、産後うつを回避するためには、いったいどうしたらいいのでしょうか。研究員の竹原健二さんに、詳しいお話を伺ってきました。■いいにくいけどお父さんもしんどい竹原さんは、もともと妊娠・出産や、妊産婦のケアの研究を専門にしていたそうですが、実際に自分が子どもを育てる側になったとき、「意外にお父さんも大変だぞ」と思ったといいます。しかし、世の風潮は、「お母さんは大変なんだから、お父さんはがんばって手伝ってあげてね」の一色。もちろん、子育てにおいてお母さんの方が大変なことはわかっているのですが、だからといって、お父さんが大変ではないというわけではないのだけどなあ……と竹原さんは内心思ったそうです。竹原さんは、やはり子どものいる男友だち同士で、「子育てって、がんばるほどしんどいよね、楽しいけどしんどいよね」、「だけど、しんどいって言う場所がないよね」という点で意見の一致をみたそうです。女性は身体からお母さんモードになっていきますが、男性はそうはいきません。通常の仕事の負担・責任に加え、家事・育児の負担、夜泣きや夜の授乳・ミルクにつきあうことによる睡眠不足などが加わり、完全にキャパシティオーバーなのです。さらに、定時に退社したくても、上司や周りの理解が得られなかったり、子どもの世話がうまくできなくて、それを妻に指摘されて落ち込んでしまったりすることもあります。そんなときに、共感してくれる友人もなく、行き場のない悩みがたまってしまったら、心の体調を崩すことは大いにありえることではないでしょうか?■父親の産後うつは時代が産んだ現象海外ではすでに1990年代にPaternal Depression(父親の産後うつ)についての論文が発表されていたといいます。その後、2005年頃には、医学系の専門雑誌に父親の産後うつについての記事が数多く掲載されていたそうです。ところが、当時、日本ではほとんど話題にならなかったとか。その理由を竹原さんにお尋ねしてみたところ、「イクメンという言葉が出てきたのが2009、2010年頃ということを考えると、2005年は、お父さんが家事や子育てをするという考えが、まだ日本に定着していない時期でしたよね。そういう意味では、当時の日本では父親の産後うつというのは、あまりなじまない考え方だったのだと思います」とのことでした。長いあいだ、日本では女性は家、男性は外で仕事、という考え方は根強く、それが日本の経済成長を支えてもきました。それが、ここに来て、労働力の不足や、経済、および雇用の不安定化に伴い、働いていなかった女性のなかにも働かざるを得なくなる女性が出てきました。また、男性は男性で家事や子育てを手伝わなくてはならなくなりました。イクメンという言葉はその現実をポップに表現することで、社会に、お父さんがいままでに選んでこなかった生き方の提言をすることに成功したといえるでしょう。その反面、もしかしたらわが国における父親の産後うつは「イクメンという言葉が生まれた時代が作り出した現象」なのかもしれません。■夫婦で産後うつにならないためには女性の多くは、まさか自分の夫が産後うつになるなどとは思いもしないでしょう。妻の方からできること、また夫婦で危機を乗り切るためにはどうしたらいいかをうかがいました。まず、「男性も産後うつになる可能性があることを、女性にも知っておいてほしい」と竹原さん。また、お母さん向けの産後うつに対応するカウンセリングは存在しますが、お父さんの場合、そもそも産後うつを疑って診察を受けるケースはほとんどないと考えられています。ですから産後うつと診断される人もほとんどおらず、ケア体制もないのです。さらにこわいのは、夫婦そろって産後うつになってしまうことです。センターの調査によると、100家族のうち、1~2家族は、同時期にうつのリスクありと判定された夫婦がいた、という結果が出ています。夫が産後うつになると、妻もそうなるリスクが高くなり、そうなると、意図しないまでも、ネグレクトに近い養育状況に陥ってしまいかねないそうです。「元気じゃないと、子育てってできないですからね」という竹原さんの言葉に大きくうなずきました。竹原さんは、研究者として医師や看護師、助産師、保健師と接する際、子どもを持つお父さんのメンタルヘルスにも気を配るよう勧めているそうです。お父さんを、単にお母さんや子どものケア提供者としてみるのではなく、メンタルヘルスを悪化させる可能性のある未来の患者としてみること、具体的にいうと、赤ちゃんの検診に一緒についてきたお父さんにも、一声かける、といった類のことですね。*夫婦にとって、産後はもっとも大変な時期のひとつであることは間違いありません。竹原さんは強調します。「一般的にお母さんの方が大変ということは確かなのです。ですから、お互いにどちらが大変かを競い合うという不毛なことはやめて、子育てという大変だけれどやりがいのあるプロジェクトをいかにしてふたりで協力して乗り切るか、ということに力を注いでください」子どもが大きくなるまでには、決して短くない時間がかかります。それまで、お父さんとお母さんができるだけ笑っていられる時間を増やせるといいですよね。(文/石渡紀美)【取材協力】※竹原健二・・・国立成育医療研究センター研究所研究員。専門は母子保健の疫学。妊娠・出産や妊産婦ケアに関する研究を国内外で手がける。近年は産前産後の父親に関する調査研究を複数実施している。三児の父親でもある。
2016年01月30日年を重ねるごとに体のあちこちのメンテナンスが必要になるが、じつは「心」のケアも重要なことをご存じだろうか。最近話題になっている「ミッドライフ・クライシス(中年の危機)」もそのひとつ。働き盛りの40歳前後に訪れる、精神的な危機のことだ。中年期を迎えると、体力の衰えだけでなく、老後への不安や年老いた両親の介護問題、職場環境の変化などさまざまなストレスがのしかかってくるものだ。そういった環境に置かれたとき、「今までの生きかたでよかったのか?」、「今が人生を変える最後のチャンスではないか?」という悩みが生まれるとのこと。その結果、うつ病になる人や、離婚や転職によって環境を変えようとする人が多くなるという。今回、マイナビニュースでは、会員の男女300名を対象に「ミッドライフ・クライシス(中年の危機)」についてのアンケートを実施。同調査は同サイトを利用している30歳から50歳までの読者を対象として実施した。○公私ともに悩んでいる人は約4割まずは、ミッドライフ・クライシスを起こしやすい年代の人たちに対して、「悩み」にまつわるアンケートを実施した。「仕事やプライベートを問わず、何か悩みはありますか?」と尋ねたところ、半数以上(57.3%)の人が「はい」と回答。仕事とプライベートでは、どちらの悩みが多いかといえば、「両方(37.2%)」が最も多く、「仕事(32.0%)」、「プライベート(30.8%)」が続いた。公私ともに悩みを抱えている人たちは、つねに心が休まらない状態といえよう。悩みの原因については、「人間関係(50.6%)」を筆頭に、「体力の低下(42.4%)」、「環境の変化(23.3%)」が続く。ミッドライフ・クライシスを引き起こす原因で悩んでいる人は多いことが明らかになったが、具体的にはどのようなことに悩んで、どのように対策をしているのだろうか?続いては、会員が抱える悩みと対策をジャンルごとに紹介したい。○仕事に関する悩み悩み1「仕事はできるけど、YESマンにはなれないので、未だに平社員、かといって業績好調な会社ではないので、自分の考えは間違っていないので、余計に悩み中」対策「転職の為に、資格勉強しています。後は、BIGで高額当選したら会社を辞めるのもあります」(44歳男性/情報・IT/技術職)悩み2「社長との意見や相性が合わないから、精神的に疲れる」対策「どうすれば疲れが取れるかを考えて、リフレッシュしようと努力している」(39歳男性/商社・卸/事務系専門職)悩み3「このまま今の仕事を続けていて未来はあるのか」対策「Uターンも視野に入れて職を探しています」(31歳女性/小売店/秘書・アシスタント職)仕事に関する悩みは、「転職」にまつわるものが多かった。職場環境や人間関係に悩んだり、業績に不安を覚えたりしたときに、「このままでいいのだろうか?」と考えてしまう人は多い様子。すでに転職活動を進めている人がいる一方で、ストレス解消法を見つけてその場をしのいでいるという声も見受けられた。悩み4「仕事で要求されているレベルについていけていないこと」対策「何ができないのかを整理して、若い時に教わったことをもう一度思い出す」(35歳男性/情報・IT/技術職)年齢とともに責任が大きくなることで、悩みを抱えてしまう人も少なくない。また、職場のIT化が進んでついていけない、という悩みも散見された。これも、環境の変化についていきにくい中年期ならではの悩みではないだろうか。○家庭に関する悩み悩み1「常に何かを批判したり文句を言ったりする傾向があり、一緒にいることがしんどくなることがある。距離を取って付き合っているが、やはり精神的なダメージになることもある。かと言って、別れるにも至れない」対策「しんどいと思ったらそう伝えるようにする。まともに相手をするから自分が疲れると言うのもあるので、嫌な話をされそうだったら態度で示すようにする」(41歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)夫や妻にイライラして、離婚にまで発展してしまうのもミッドライフ・クライシスの特徴のひとつ。言い争いを避けるためにグッと我慢していることもあり、さらにストレスを抱えてしまうケースも見受けられた。悩み2「収入が少なく、子供にお金が掛かる今後が心配」対策「妻の仕事の時間を長くしてもらった」(49歳歳男性/自動車関連/事務系専門職)中年期を迎えると、子どもの進学問題が浮上することもあるはず。夫婦共働きで進学費用をねん出することは珍しくないが、専業主婦が、社会に出ることに対して不安を抱えてしまうケースもあるようだ。○健康に関する悩み悩み1「疲れが取れにくく、体が重く感じる事が多いです」対策「サプリメントを摂ったり、ウォーキングをして体の調子を整えています」(31歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)30歳を過ぎたころから体力の衰えを実感する人も多いだろう。体力作りに励む人もみられたが、日々の疲れがとれず、なかなか対策できずにいる人も目立った。悩み2「メンタルの面で社会人になってから急激に弱くなり、休むことがたびたび起こっている。しかし、それがすでに何度かなっているため友人にもあまり言えないことであるし、それが外に出ていくことに抵抗があったりと逆効果になって改善がされていない」対策「なるべく人のいるところでもいられるように出かける」(33歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)ストレスが積み重なり、心の病を抱えてしまう人も見受けられた。リフレッシュするように努めているものの、なかなか改善されずに悩んでしまう様子がうかがえた。○プライベートに関する悩み悩み1「同じ趣味を持つ同士で話をしても深く掘り下げた話ができなくてつまらない。人と会うのは楽しいが好きなことを十分楽しめない気分が常にある」対策「積極的に話し掛けるようにしているが逆効果になることが少なくないのも悩み」(45歳男性/ソフトウェア/技術職)大人になると、新たに友人を作ることが難しくなる。旧友ともなかなか会えず、寂しい思いをしている人は少なくないようだ。悩み2「結婚したくないが、親を安心させたいので結婚しなければならないと思うのが悩みです」対策「街コンや出会いがありそうなイベントに行ったりしています」(32歳女性/商社・卸/事務系専門職)結婚や出産にまつわる悩みも多数寄せられた。「子どもがほしいけれど、なかなか授からない」、「結婚しろと周りがうるさい」など、当人にしかわからない悩みも多い。○ミッドライフ・クライシスの認知度は1割弱アンケートからも、中年期の男女がさまざまな悩みを抱えていることが明らかになった。これらが原因で、ミッドライフ・クライシスを引き起こす可能性があるわけだが、このミッドライフ・クライシスを「知っている」と回答したのは7.7%だった。まだまだ認知度は高くはないようだ。ミッドライフ・クライシスを乗り越えるには、自分の悩みと向き合い、改めて人生設計を行うことが重要と言われている。「このままでいいのか?」と考えたときに、単なる「悩み」と片づけてしまうのではなく、専門家などにアドバイスを求めることも大切かもしれない。
2015年03月12日出産後、夫の何気ない一言でイライラしたり、育児に対する協力が見られないことがストレスとなったりして、夫への愛情が薄れてしまうことを「産後クライシス」と呼んでいます。出産後の女性は、急激なホルモンバランスの変化で、体だけでなく精神的にもデリケートになる時期。そんな大切な時期に夫の理解が得られないと、その後の夫婦関係に亀裂が生じてしまい、夫に対する愛情がなくなってしまうことも。最悪の場合、離婚に至るケースもあるようです。産後クライシスは事前の工夫で、防ぐことができます。今回は、産後クライシスに陥らないためにしておきたい3つのポイントをピックアップしてみました!■1.実母や義母など、家族に協力してもらう産後のデリケートな時期は、ホルモンバランスの乱れも影響しているので、ママだけの力でどうこうできるものでもありません。1人で頑張りすぎると余計にストレスを感じて精神的にまいってしまい、夫婦関係が悪化しやすい原因となってしまいます。夫のちょっとした言葉にもイライラしてしまい、かえって負のスパイラルが生じてしまうおそれがあるので、夫だけでなく、実母や義母などの家族にも協力してもらえるよう、事前に働きかけておくことが大切です。双方の両親が遠方に住んでいる場合は、電話で愚痴を言ったり、相談をしたりして、精神的な負担を軽減する工夫をしてみましょう。■2.自分の気持ちは素直に夫に伝えよう出産した女性の悩みや体の変化は、男性には到底理解できないものです。そのため、今どんな状態なのか、どうしてほしいのかを明確に夫に伝えることが必要になります。要領の良い男性なら、一を伝えるだけで十を理解してくれますが、大抵の男性は1つずつわかりやすく説明しないと理解してくれないようです。たとえば、洗濯物を干しておいてもらいたい時に、「洗濯を干しておいて」とだけ伝えても、思った通りにはしてもらえないことが多いもの。実際に、「洗濯物は干してくれていたけど、雨が降ってきたのに取り込んでくれていなかった」というケースがあります。男性の言い分としては「干しておいてとは言われたけど、取り込んでとは言われていないから」だそう。こうした事態を避けるためには、「ここに洗濯を干して、雨が降ったらすぐに取り込んでおいてね。あと、洗濯物が乾いていたら、片付けてくれたら嬉しいな」と、面倒でも細かく伝えておくことが大切です。そのほか、「イライラしてぶつかるときもあるけど、本音じゃないからわかってね」と、あらかじめ伝えておけば、多少は衝突が防げるはずです。■3.夫婦で家事や育児の担当を決める産後クライシスで悩むママの多くは、夫が家事、育児に協力的ではないと思っているようです。まずは、少しずつでも夫に、家事へ協力する姿勢を持ってもらうことが、産後クライシスを防ぐポイントになるでしょう。まずは家事をやってもらうことからスタート。いつもやっている家事を1つずつ箇条書きにして、それぞれ夫と妻、どちらが担当するかを決めておくと、ママの負担や不満も解消されるはずです。初めての家事に戸惑う男性もいると思いますが、はじめから完璧を求めるのはNGです。。最初は、家事をすることに意義がある、ということをわかってもらうことが大切。「本当に助かる!」「パパがしてくれるから安心ね」などと褒め言葉を添えて、感謝の気持ちを伝えておきましょう。夫としても、妻がいつもこんな大変な思いをしているのかと理解するきっかけとなり、より一層労わってくれるようになるかもしれません。夫婦で互いに理解し、歩み寄ることで、産後クライシスを防いでください!
2014年11月27日出産の後も意外と体重って減らないよ、という経産婦さんの言葉を聞いたことはありませんか? 実際に私も、妊娠中に7kg増えた体重が産後すぐでは3kgしか減っていなくて、残り4kgは脂肪!? と驚愕しましたものです。とはいえ、産後は骨盤が緩んでいる時期なので体型を整える絶好のチャンスです。出産を機に、妊娠前よりもスタイルが良くなったという人もいます。私は、骨盤ケアと授乳効果で、産後1ヵ月で妊娠前より2kg痩せることができました。そこで今回は、自分でできる産後骨盤矯正についてお伝えします。■あなたの骨盤はどのくらいゆがんでいますか?まずは骨盤のゆがみ具合をチェックしてみましょう。仰向けに寝て両足を腰幅に開き、左右の骨盤の一番高いところに親指を、床に中指をつけて、高さを比べてみましょう。骨盤の左右で高さに差があれば、骨盤がゆがんでいるサインです。もっと簡単に見分ける方法として、靴底の減り方を見る方法もあります。靴底の内と外のすり減り方に違いがあれば、骨盤がゆがんでいるといえます。■お尻歩き体操私が産後行った骨盤矯正運動とは「お尻歩き体操」です。やり方は簡単。1.足を伸ばして床に座る2.腕を体の前で組んで、お尻を左右交互に動かしながら前に10歩、後ろに10歩移動を繰り返すというものです。進む時にはお尻が床から離れないように注意してくださいね。■骨盤ケアベルトを使ってみましょう骨盤は分娩台から降りる一歩目からゆがむといわれています。そのため、産後はすぐに「さらし」で骨盤を締めるのが効果的です。私も、産後2ヵ月間は24時間骨盤ベルトをするようにしていました。骨盤は正しい位置でしっかりと固定されると、ウエストの引き締めやO脚改善にも効果があります。ただし、つける位置を間違えると骨盤がゆがんだ状態で固定されてしまうので逆効果になることも。しっかりと着け方を確認し、「気持ちいい」「楽」と感じる場合は着用を続けてください。妊娠中についた脂肪は、水分を多く含んでいて落ちやすい脂肪だといわれています。しかし、産後6ヵ月を過ぎると、それも定着した脂肪になってしまいます。そうなる前に、しっかりと骨盤ケアをして、妊娠中についた脂肪を落としましょう。
2014年08月24日「出産後はホルモン分泌量が変わってマタニティブルーになったり、イライラしたりするかも。だから今から謝っておきますね、ごめんなさい」と、私は妊娠中から夫にそう伝えていました。ところが出産してみると、マタニティブルー以前に想像以上の家事の量や育児の負担の変化、赤ちゃんの泣き声にも追われる24時間タイムトライアルのような家事へのストレスのオンパレードでした。「誰か助けて!」と爆発する寸前の絶妙なタイミングに限って、ソファでくつろぐ夫から「晩酌したいからおかず作ってくれない? あ、そっち終わってからで良いから」と追い討ちをかける声をかけられたり、寝かしつけで赤ちゃんがやっと寝そうな時に限って大きな声や音を立てられたり、電話がかかってきたりしてカチンと来ることがありました。そんな夫に思わず「今ムリ!」と叫んでしまったり「何でずっとテレビ観てるの?」など言葉が荒くなってしまうことがありました。それが何度か起きると、パパも夫婦間の関係が変わったように思えて寂しくなり、結果どうしたら良いかわからなくなるようです。このように、産後のママが夫に対してイライラや不満を募らせてしまい、夫婦間の関係をぎくしゃくさせてしまうことを「産後クライシス」と言うようです。しかし、それも無理もない話です。ママになると環境は激変するのですから。出産後は新しい命が自分の手に委ねられている責任感と緊張感、赤ちゃんのことが一瞬たりとも頭から離れず、自分のペースで物事を進められることはほとんどなくなります。「今は夫を寝かせておいてあげたい」「帰ってきても疲れているだろうから…」など気を遣って、ひとりで頑張り過ぎてしまいママも相当疲れています。こんな時は爆発してしまう前に「これならパパにお願いできそう」と思える『やって欲しい行動リスト』を作ってみましょう。例えば『洗濯をしてほしい』という項目があった場合、1、洗濯機のボタンを押す2、干す3、取り込むという細かい行動を書きだしたリストにして渡します。私の友達の話ですが、パパに「洗濯しておいて」と頼んで子どもを連れて出かけた日に雨が降り、「パパに頼んでおいたから大丈夫ね」と帰宅してみたら洗濯物がベランダでずぶ濡れになっていたそうです。パパに聞くと「取り込んでとまで言われなかったから思いつかなかったよ」と言われたという話もあります。そのため、リストに1つ1つ書くことが最初は面倒でも、お互いの行動を確認するためにも大切なステップになります。頼んだことの全てができなくてもパパはママの仕事量を見て「こんなに忙しかったのか」と知ることもでき、一緒に改善案を練ることもできますよね。これまで1人で頑張って来たママは良い意味で人に甘える、倒れる前に人に頼ることを学ぶことができるでしょう。そして一日のミッションが終わったあとにはお互いに「ありがとう!」と伝え、励まし合い、「今日もおつかれさま!」と時々発泡水で乾杯したりして家族のチーム力を高められると良いですね。『子育ては自分育て』とよく言いますが、『家族育て』でもあるのですから。
2014年06月25日出産後、夫婦仲が急激に冷え込む状態を指す言葉として、昨今メディアで取り沙汰されることが多くなった「産後クライシス」。医学的にこの現象を説明することはできるのだろうか。産婦人科医で性科学者の宋美玄医師に、医学的知見から解説してもらった。○産後に起きる急激なホルモンバランスの変化「産後の女性に起こる変化として、まずは出産直前は平常時の150倍ぐらい出ていたエストロゲンが一気に低下します。そうなると、更年期と同じようなメカニズムでうつ症状が出ることがあります。産後うつやマタニティブルーとも呼ばれるように、精神的に不安定になります」。また、産後の妻は夫婦生活に消極的……という話もよく聞くが、これも女性の体のメカニズムを知っていれば、致し方ないこととわかる。というのも、「授乳をしていると、プロラクチンというホルモンが分泌されます。これは性欲が減退するホルモンなのです」。妻の妊娠中は仕方がないと我慢していた夫側は、産後は「そろそろ……」という気持ちになるだろうが、妻はといえば、身体的な準備がまだできていないということだ。さらには、「何より授乳などで寝不足で、それどころじゃないですよね(笑)」。それを"クライシス"などといって煽ることで問題視しすぎてしまい、過度の不安に襲われてしまうことでさらなる支障をきたす……といった悪循環をうむ可能性すらある。産後に起きる夫婦関係の変化は、ある意味正常なことと捉えておくくらいがいいのかもしれない。○宋美玄(そん みひょん)医師産婦人科女医・性科学者1976年兵庫県神戸市生まれ。2001年大阪大学医学部医学科を卒業。同年医師免許取得、大阪大学産婦人科入局。2007年川崎医科大学講師就任、2009年イギリス・ロンドン大学病院の胎児超音波部門に留学。2010年には日本国内の病院にて産婦人科医として従事する傍ら、「女医が教える本当に気持ちいいセックス」を上梓。50万部突破の大ヒットとなる。2012年には第一子となる女児を出産。現在、フジテレビ「とくダネ!」火曜日レギュラーコメンテーターとしても出演中。
2014年03月24日先日発表された“台湾のアカデミー賞”とも言われる金馬奨に4部門のノミネートを果たした大迫力アクション・エンターテインメント『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black&White Episode1』の続編の製作が早くも本国・台湾で決定したようだ。台湾で放送されて人気を博したドラマ「ブラック&ホワイト」を台湾映画では破格とも言える10億円という大金をかけて映画化。熱血新米刑事・インション(マーク・チャオ)と人情に厚いチンピラ・ダーフー(ホァン・ボー)の2人はひょんなことからハーバー・シティの爆破計画が秘密裏に進められていることを知り、計画を阻止すべく奔走する。興行収入1位を獲得した台湾に続き、中国本土でも公開より2週連続で興行収入3位を記録したモンスター・ムービーとなった本作だが、続編の予算規模は前回を上回る10億円以上となり、今後2年以内での製作を予定しているという。そして朗報がもう一つ!同作が早くもブルーレイ、DVDとなってこの冬に登場する。今回のセル版パッケージは、日本未公開となる劇場公開版よりも15分長いディレクターズカット版を収録しているとのこと。続編の公開も楽しみだが、まずは台湾で社会現象を巻き起こした本作の迫力のアクションシーン、迫力の映像をご自宅で楽しんでみては?『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black&White Episode1』[DVD]価格:2,625円(税込)『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black&White Episode1』[Blu-ray]価格:3,675円(税込)発売日:2013年1月25日(金)発売元/販売元:アミューズソフト© 2012 Hero Pictures Corporation Limited. ALL RIGHTS RESERVED.■関連作品:ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1 2012年9月8日より全国にて公開© 2012 Hero Pictures Corporation Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年10月12日今週末からいよいよ公開となる、台湾発の刑事アクション・ムービー『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1』。本作で主演を務める注目の若手華流スター、マーク・チャオからシネマカフェ読者に向けて独占メッセージが到着!台湾で圧倒的な支持を集める本格刑事ドラマ「ブラック&ホワイト」(’09)の待望の映画化となる本作。熱血新米刑事・インション(マーク)と人情に厚いチンピラ・ダーフー(ホァン・ボー)の2人はひょんなことからハーバー・シティの爆破計画が秘密裏に進められていることを知り、計画を阻止すべく奔走する。劇中では坊主頭の熱血漢を演じているマークだが、今回到着した映像では、髪もすっかり伸び、爽やか男子に大変身。日本語でしっかりと本作をアピールしてくれた。3年前にスタートしたドラマで俳優デビューを果たしたばかりのマークだが、いまやすっかりスターとしての貫禄も。この映像に後に続く本作の予告編ではチンピラ・ダーフーと共にハーバー・シティを駆け巡るマークの熱い活躍の一部も楽しむことができる。観光地としても大人気の台湾の街中で展開するハラハラドキドキの疾走劇はぜひ劇場で楽しみたいところ。まずはこちらの映像から、爽やか&熱いマークの魅力をチェック!『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1』は9月8日(土)より全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1 2012年9月8日より全国にて公開© 2012 Hero Pictures Corporation Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年09月07日