俳優・ダンサーの森山未來、脳科学者の中野信子、振付家・ダンサーのエラ・ホチルドが共同制作した新作パフォーミングアーツ作品『FORMULA』の配信がスタートした。10月15日(土) に東京芸術劇場 プレイハウスにて初日を迎えた『FORMULA』。本公演は、ダンス×脳科学による新たなプレゼンテーションというコンセプトのもと、森山、中野、エラならではの視点でキュレーションし、“没入型パフォーミングアーツ”として各業界の第一線で活躍するトップクリエイターと共に作り上げてきた作品。科学というものが圧倒的な解を持っていると信じて疑わないこの現代社会で、抽象的とされる身体表現、特にコンテンポラリーダンスの領域に脳科学 / 認知科学の見地を持ち込み、とある家族の物語を通して言葉と「身体の関係性」や「人間とは何なのか」を紐解いていく。今回は劇場ホワイエにて、サウンドアーティスト・佐久間海土による「ether - liquid mirror -」、中野による「Sternstunde」などを展示。一歩足を踏み入れれば、まるでアートコンプレックスのような劇場空間が広がるこれまでにない試みとなっている。『FORMULA』は、明日10月23日(日) まで同所で上演。この後仙台、福岡、大阪、名古屋、高知で開催される。 配信は、10月21日(金) 19時の東京公演、そして11月4日(金) 19時の大阪公演の模様をお届け。東京公演は現在アーカイブ配信中だ。また、『FORMULA』の制作過程に迫ったドキュメンタリー映像のシリーズ最終話が、YouTubeチャンネルで公開された。■森山未來 コメント紆余曲折がありながら、一年ぐらいかけていろんな人たちと出会い、このプロジェクトを作り上げてきました。結果として、ここまでの手順や流れ自体が、タイトルになっている〈FORMULA〉そのものであると感じています。中野信子さんの脳科学的な見地から元のアイデアを立ち上げ、身体や音楽に起こし、美術や衣装に繋がっていく。パフォーマンスにおいては、エラ・ホチルドとダンサー、そして僕がクリエイトした作品なので、身体的なアプローチもご覧頂ければと思います。さらにホワイエにはこの一年間でリサーチ、クリエーションをしてきたそのプロセスをみなさんと共有するために、映像作品や立体作品、中野信子さんの作品を展示して、開場時から体感することによって、パフォーマンスを観るための深度を深めていく、そういったしつらえにしています。なので、展示とステージの関係性もセットでお楽しみ頂けたら嬉しいですし、その連なりを一緒に感じることができたらいいなと思っています。<公演情報>『FORMULA』(読み:フォーミュラ)構成・演出・振付:森山未來 / 中野信子 / エラ・ホチルド出演 :森山未來 / エラ・ホチルド / 川合ロン / 笹本龍史 / 東海林靖志 / 鳴海令那 / 湯浅永麻 / 中野信子XR(Cross Reality)●東京公演2022年10月15日(土)~23日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス※終了分は割愛10月22日(土) 17:15 開場 / 18:00 開演10月23日(日) 13:15 開場 / 14:00 開演■チケット料金(税込)SS席:10,000円S席:7,800円A席:5,800円U-25席:3,500円問合せ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)●仙台公演2022年10月25日(火) 電力ホール18:15 開場 / 19:00 開演■チケット料金(税込)SS席:10,000円S席:7,800円A席:5,800円U-25席:3,500円問合せ:キョードー東北022-217-7788(平日13:00~16:00、土曜日10:00~12:00)●福岡公演2022年10月28日(金)~30日(日) キャナルシティ劇場10月28日(金) 18:15 開場 / 19:00 開演10月29日(土) 13:15 開場 / 14:00 開演10月30日(日) 13:15 開場 / 14:00 開演■チケット料金(税込)SS席:10,000円S席:7,800円A席:5,800円U-25席:3,500円問合せ:キョードー西日本0570-09-2424(月~土曜日 11:00~17:00)●大阪公演2022年11月3日(木・祝)~11月6日(日) サンケイホールブリーゼ11月3日(木・祝) 12:15 開場 / 13:00 開演17:15 開場 / 18:00 開演11月4日(金) 18:15 開場 / 19:00 開演 ※11月5日(土) 12:15 開場 / 13:00 開演17:15 開場 / 18:00 開演11月6日(日) 13:15 開場 / 14:00 開演■チケット料金(税込)SS席:10,000円S席:7,800円A席:5,800円U-25席:3,500円※11月4日(金)SS席:9,000円S席:6,800円A席:4,800円U-25席:2,500円問合せ:キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00~16:00、日祝は休業)●名古屋公演2022年11月9日(水)・10日(木) 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール11月9日(水) 18:15 開場 / 19:00 開演11月10日(木) 13:15 開場 / 14:00 開演■チケット料金(税込)SS席:10,000円S席:7,800円A席:5,800円U-25席:3,500円問合せ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)●高知公演2022年11月13日(日) 高知県立県民文化ホール オレンジホール14:15 開場 / 15:00 開演■チケット料金(税込)SS席:10,000円S席:7,800円A席:5,800円U-25席:3,500円問合せ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)チケットはこちら:【日替わりゲスト トークセッション】11月4日(金) 19:0011月6日(日) 14:00※出演者は後日発表【ライブフォトブック】料金:2,500円+送料500円(ウェブ予約制)販売期間:10月15日(土)~11月30日(水)発送:2023年1月より購入はこちら:【写真撮影について】開場中・終演後は客席、 ホワイエを自由に撮影して頂けます(動画は撮影禁止です)。 ダンスパフォーマンス終演後も約1時間程度ホワイエを開放しておりますのでごゆっくり作品をお楽しみください。写真投稿をする際はぜひ #没入型パフォーマンスFORMULA のハッシュタグをつけてインスタグラムで投稿してください。公式HP:
2022年10月22日10月15日、東京芸術劇場 プレイハウスにて、森山未來と脳科学者の中野信子、イスラエル出身の振付家・ダンサー、エラ・ホチルドの共同制作による新作パフォーマンス『FORMULA』が開幕した。ダンサー、表現者として次々と新たなチャレンジにのぞむ森山が、中野の科学者としての膨大な知識とそれに基づく視点に刺激を受けて実現に至った、異色のコラボレーションだ。初日前日に実施されたゲネプロでは、舞台上のパフォーマンスのほか、劇場ホワイエにしつらえられたインスタレーションや映像作品も公開、「没入型アートコンプレックス」としての独自の世界観を打ち出した。客席に入ると、通路脇に建てられたいくつもの杭が視界に。舞台上の、木造住宅を想起させる装置がまるで客席にまでなだれ込んできたかのようだ。セノグラフィーを手掛けたのは川俣正。また衣裳の廣川玉枝、サウンドスケープの原摩利彦、グラフィックデザインの岡﨑真理子と、国際的に活躍するアーティストたちが集結した舞台だ。印象的な場面はいくつもある。川俣の舞台装置の延長ともいえる梯子や建具の断片らしきものを手にしたダンサーたちが紡ぐのは、jひとつつの家族を思わせる風景。森山の日常的なつぶやきのようなセリフから展開するシーンには、とても他人事とは思えない切実な思いが潜む。身近な人の死を思わせる場面は、誰もがいつかは経験する局面に真摯に向き合うダンサーたちの姿が、深く心に突き刺さる。クリエーションを振り返った中野は、「心理学、臨床心理学では、死を考えるということは、“生きたいから”だと解釈する。死にたいと口にするのは、いま生きている状態がすごくいやだというメッセージ──もっと良く生きたいという意味。未來くんはそこをもっと描いてもいいのではと思っていたが、それは実現できたのではないか」とコメント。東京、大阪公演では中野の作品である脳波測定体験アートが付いたチケットも発売され、話題に。プロジェクトの核となる森山も、「信子さんとの出会い、さまざまなアーティストとの出会いの中で見えてきたものがある。人間が人間たらしめるものとは何なのか──。人と人とが繋がっていくこと、関わっていくことが、その良し悪しは関係なく、僕ら人間に宿命づけられているもの。それによって僕らは生きていくのだということを、この1年近くのプロセスの中で感じてきました」と語った。さらに、ダンス作品としての強度を実現したのは、インバル・ピント&アヴシャロム・ポラック・ダンスカンパニー、バットシェバ舞踊団で活躍したダンサー、振付家、エラ・ホチルドだ。「誰もが共感できるようなストーリーです。作品を通して、自分自身を見るような気持ちになってもらえたら」と胸の内を明かした。さまざまな才能が集う独創的なプロジェクトだ。それを可能にした森山の創造力と、多くの才能を巻き込む求心力が、鮮やかな印象を放った。東京芸術劇場プレイハウスでの東京公演は10月23日(日)まで。その後、仙台、福岡、大阪、名古屋、高知での公演が予定されている。ライター:加藤智子
2022年10月19日白河だるま総本舗(福島県白河市、代表取締役:渡辺 守栄)は、全国高校野球選手権大会で仙台育英学園高等学校が優勝し、優勝旗が初めて白河の関を越えたことを祝い、野球ボール柄の白河だるまを2022年8月31日(水)から9月30日(金)まで福島県白河市、郡山エスパル2Fにある「だるまランド」、公式オンラインストアにて、期間限定で販売します。限定だるまの利益は、白河市内の野球チームなどに寄付いたします。正面【特長】本商品は、約300年の歴史を誇る白河だるま総本舗が日本の伝統や優れた技術を活かし、ひとつひとつ職人の手によってつくりあげられただるまです。高さ約8・5cmで、だるまの胴体に野球ボールの縫い目が描かれており、背中には「祝 白河の関越え」胸部分には「勝」の文字が入れられています。悲願だった東北勢の優勝をお祝いしようと制作に至りました。東北勢が甲子園で優勝した一方で、白河市内の野球部では人数が集まらなくて合同チームを作らなければ試合ができないところがあると聞き、限定だるまの利益を寄付することで将来の球児のために役立ってほしいと思います。【商品の概要】種類 :勝だるま 野球発売期間:2022年8月31日(水)~9月30日(金)販売料金:1,500円(税込)サイズ :縦85mm×横70mm×幅70mm販売店 :<だるまランド> 福島県白河市横町30<だるまランド郡山店> 福島県郡山市燧田195 エスパル2F<オンラインストア> ※最新の情報・詳細は商品販売ページをご確認ください。※準備数に達した場合、販売を終了させていただくことがあります。※掲載している商品は手作りのため、実際の商品とは多少異なる場合があります。【「白河だるま総本舗」の概要】商号 : 白河だるま総本舗代表者 : 代表取締役 渡辺 守栄所在地 : 〒961-0907 福島県白河市横町30事業内容: だるまの製造・販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月02日ヴィーガンジェラート専門店「トゥット(TUTTO)」の東京都内1号店がオープン。2023年1月18日(水)より、清澄白河にて開業する。ヴィ―ガンジェラートブランド「トゥット」「トゥット」は、植物性ミルクを使用したクラフトヴィーガンジェラートブランド。福岡発のジェラートブランド「ヴィト(ViTO)」の新ブランドとして2022年に登場。オンライン販売を中心に、これまでは山口県のみで実店舗を展開していたが、2023年より東京都内初となる清澄白河店がオープンする。“心と身体が喜ぶ”をコンセプトに作られたジェラートは、厳選した食材をふんだんに使用した上質な仕上がりだ。動物性ミルク、卵、白砂糖を使用せず、アーモンドミルクを使って、上質なジェラートを作り出す。選べる12種のフレーバージェラートのフレーバーは、12種類を用意。“イチゴの王様”あまおうに、ハイビスカスやエルダーベリーを組み合わせた「あまおうハイビスカス」や、希少なイタリア・ブロンテ産のピスタチオを取り入れた「ブロンテピスタチオ」をはじめ、オレンジとイタリアの海塩を組み合わせた爽やかな「イタリアンソルト」などがラインナップ。「チョコミント」や「八女玉露抹茶」、「黒胡麻きなこ」フレーバーにも注目だ。また、店舗限定メニューの飲むジェラート「ベラート」&新メニュー「ヴィーガンクレープ」も提供。中でも「ベラート」の“スペシャル苺”は、大きな苺がふんだんにトッピングされた贅沢な季節限定フレーバーに仕上がっている。「ヴィーガンクレープ」の生地にはタピオカ粉、玄米粉、コーンスターチ、チアシード、豆乳とメープルを用い、グルテンと白砂糖は一切使用していない。【詳細】■トゥット(TUTTO) 清澄白河オープン日:2023年1月18日(水)住所:東京都江東区常盤1-3-7 ラフィーヴィル清澄白河EAST 2営業時間:10:00~18:00 ※月曜日定休、祝日の場合は翌火曜日価格例:<ヴィーガンジェラート>カップ シングル 550円/ダブル 770円コーン シングル 660円/ダブル 880円フレーバー:アーモンドミルク/ブロンテピスタチオ/ヘーゼルナッツチョコレート/イタリアンソルト/ペスカ ローザ(白桃)/ブラッドオレンジ/八女玉露抹茶/あまおうハイビスカス/ミントマンゴー/チョコミント/アーモンドココア/黒胡麻きなこ<ベラート>770~1,500円 ※フレーバーによって異なるフレーバー:シーズナル(スペシャル苺)/アーモンドココア/マンゴー/抹茶/ストロベリー<ヴィーガンクレープ>700円~フレーバー:バターシュガー/バナーシュガーシナモン/シュガークリーム/ストロベリークリーム/チョコバナナクリーム/ チョコストロベリークリーム<店舗情報(既存店)>■ALLEY住所:山口県下関市富任町1-6-5営業時間:10:00〜19:00 ※不定休
2022年07月30日俳優、ダンサーなど表現者として幅広く活動する森山未來と、脳科学者の中野信子、イスラエル出身の振付家・ダンサーのエラ・ホチルドが共同制作を進める新作パフォーマンス公演『FORMULA』が、10月より東京、仙台、福岡、大阪、名古屋、高知の全国6か所で開催されることが決定した。本公演では、<ダンス×脳科学のプレゼンテーション>をテーマに掲げ、科学が圧倒的な解を持っていると信じて疑わないこの現代社会で、抽象的とされる身体表現、特にコンテンポラリーダンスの領域に、脳科学/認知科学の見地を持ち込み、新たなパフォーミングアーツを展開する。今回の公演に挑むのは、映像、舞台、ダンスとジャンルにとらわれない表現者の森山未來、脳科学者として研究や執筆を行い確立した地位を持つ中野信子、イスラエル出身の振付家・ダンサーで様々な分野の芸術と作品を生み出すエラ・ホチルド。ダンスと科学という、一見縁がなさそうな2つのジャンルの融合から生まれる、これまでにないステージで、<死の定義はどこにあるのか>という難解な疑問に挑んでいく。<森山未來コメント>数学の世界においては「公式」、料理の世界では「調理法」、心理学の用語としては「身体を動かすための手順」といった意味で使われる”FORMULA”。そもそも言葉とはどのように私たちの意識となり、私たちの身体を動かすのか。あらゆる方法で他者とのつながりを築こうとしてきた私たち人間を、信子さんの科学的知見やエラの身体性を通して紐解きながら、同時代に生きる私たちの死生観を再考するための実験的な「レシピ」を提案したいと考えている。【公演概要】『FORMULA(フォーミュラ)』出演:森山未來 他構成・演出・振付:エラ・ホチルド / 中野信子 / 森山未來【公演日程】東京公演日程:2022年10月15日(土)~23日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス(東京都豊島区西池袋1-8-1)日時:10月15日(土) 13:15開場 14:00開演☆10月16日(日) 13:15開場 14:00開演☆10月18日(火) 18:15開場 19:00開演★10月19日(水) 13:15開場 14:00開演★ / 18:15開場 19:00開演★10月20日(木) 13:15開場 14:00開演★10月21日(金) 18:15開場 19:00開演★10月22日(土) 12:15開場 13:00開演☆ / 17:15開場 18:00開演☆10月23日(日) 13:15開場 14:00開演☆料金:☆SS席10,000円、S席7,800円、A席5,800円、U-25席3,500円(税込)★SS席9,000円、S席6,800円、A席4,800円、U-25席2,500円(税込)仙台公演日程:2022年10月25日(火)会場:電力ホール(宮城県仙台市青葉区一番町3-7)日時:10月25日(火) 18:15開場 19:00開演☆料金:☆SS席10,000円、S席7,800円、A席5,800円、U-25席3,500円(税込)福岡公演日程:2022年10月28日(金) ~30日(日)会場:キャナルシティ劇場(福岡県福岡市博多区住吉1-2-1キャナルシティ博多ノースビル4F)日時:10月28日(金) 18:15開場 19:00開演☆10月29日(土) 13:15開場 14:00開演☆10月30日(日) 13:15開場 14:00開演☆料金:☆SS席10,000円、S席7,800円、A席5,800円、U-25席3,500円(税込)大阪公演日程:2022年11月3日(木・祝) ~11月6日(日)会場:サンケイホールブリーゼ(大阪府大阪市北区梅田2-4-9ブリーゼタワー7F)日時:11月3日(木・祝) 12:15開場 13:00開演☆ / 17:15開場 18:00開演☆11月4日(金) 18:15開場 19:00開演★11月5日(土) 12:15開場 13:00開演☆ / 17:15開場 18:00開演☆11月6日(日) 13:15開場 14:00開演☆料金:☆SS席10,000円、S席7,800円、A席5,800円、U-25席3,500円(税込)★SS席9,000円、S席6,800円、A席4,800円、U-25席2,500円(税込)名古屋公演日程:2022年11月9日(水) ~10日(木)会場:日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(愛知県名古屋市中区金山一丁目5-1)日時:11月9日(水)18:15開場 19:00開演☆11月10日(木)13:15開場 14:00開演☆料金:☆SS席10,000円、S席7,800円、A席5,800円、U-25席3,500円(税込)高知公演日程:2022年11月13日(日)会場:高知県立県民文化ホールオレンジホール(高知県高知市本町4-3-30)日時:11月13日(日)14:15開場 15:00開演☆料金:☆SS席10,000円、S席7,800円、A席5,800円、U-25席3,500円(税込)【チケット情報】先行受付期間:2022年6月17日(金)10:00~チケットぴあ: ※他、先行販売情報は随時公式ホームページへ掲載一般発売:2022年6月25日(土)10:00~チケットぴあ: ※他、各地販売情報は公式ホームページへ掲載公式HP:
2022年06月08日食用バラを掛け合わせた"バラのコーヒーのフルコース”「=equal 03E.F.Lab × Koffee Experience」が、清澄白河の「コーヒー マメヤ カケル(KOFFEE MAMEYA Kakeru)」から登場。2022年6月限定の提供となる。焙煎コーヒー×食用バラのフルコース体験表参道に続く2号店として、2021年1月に清澄白河にオープンしたコーヒー マメヤ カケル。一流の抽出技術とサービスと共に、"コーヒーをコース仕立て”で提供する新しい提案で、コーヒーファンからも高い支持を集めている。今回そんなコーヒー マメヤ カケルが、100%化学農薬不使用のエディブルフラワー専門店「エディブルガーデン(EDIBLE GARDEN)」とコラボレーションを実現。香り高い焙煎コーヒー×食用バラを初めて掛け合わせた、限定フルコースを提供する。使用するコーヒーは、コロンビア産Finca Tatamboのゲイシャ品種。気鋭バリスタが食用バラとの相性を考慮し、フルーティでフローラルなこのスペシャルコーヒーを厳選した。フルコース内では、様々な方法でコーヒーを抽出した3部制のもと、コーヒーと食用バラのマリアージュを楽しむことができる。コールドブリューまず初めに提供されるのは、浅煎りのFinca Tatambo単体と"バラ入り”を飲み比べできるコールドブリュー。コーヒー、バラと水を常温で一晩漬込んで抽出した"バラ入り”は、その香り高い味わいに驚く人も多いはず。フィルター/モクテル続くフィルターでは、空気圧を利用した抽出器具・エアロプレスを使用したコーヒーを提供。水の代わりに、自作のローズウォーターを取り入れているのが特徴で、ゲイシャ品種由来のジャスミンやアプリコットの風味とも抜群の相性を叶えている。またローズウォーターを使用したコーヒーを、"モクテル”に仕上げたおしゃれな一杯も。これまでのコーヒーのイメージを覆す、新たなコーヒーの世界を楽しむことができそうだ。ラテ×コーヒー菓子そしてフルコースのラストを締めくくるのは、コーヒーと菓子のセット。ゲイシャ品種のエスプレッソとミルクの素材を最大限に引き立てたラテに、"バラジャム”をたっぷりのせたバニラクッキーをセットにしている。なおこちらのフルコースメニュー「=equal 03E.F.Lab × Koffee Experience」は、専用サイトから事前に予約が必要だ。詳細=equal 03E.F.Lab × Koffee Experience提供期間:2022年6月限定予約サイト: ※要予約。場所:コーヒー マメヤ カケル住所:東京都江東区平野2-16-14TEL:03-6240-3072営業時間:11:00~19:00 無休価格:4,800円 <フルコース>フルコース内容:・コールドブリュー・フィルター/モクテル・ラテ×コーヒー菓子
2022年06月03日「女王蜂」のアヴちゃんと森山未來がW主演を務めるアニメーション映画『犬王』が5月28日(土)より公開を迎える。今回、本作に登場する、森山さん演じるアウトローな琵琶法師・友魚(ともな)に注目してみた。本作は、歴史に隠された知られざるポップスター、犬王から生まれた物語を、変幻自在のイマジネーションで描く“狂騒のミュージカル・アニメーション”。友魚は、幼少の頃、両目の視力と父親を失い孤独の身となってしまった少年。琵琶法師との出会いにより音楽の才能を開花させるが、一座に入るため名を“友一”と改めた彼の前に、運命の相手、犬王が現れる。呪いを受け、音を奏でる者と舞う者として運命的な出会いを果たした彼らは、一瞬にして意気投合。友情以上の関係を築いていく。壮絶な運命を背負いながらも天真爛漫で、報われず死んだ平家の亡霊たちの物語を世に伝えるため、芸を極める犬王に強く惹かれた友魚は、犬王自身の物語を世に広めようと決心。やがて2人は能楽師と琵琶法師として、それぞれのステージで前代未聞のパフォーマンスを次々に披露。全く新しいエンターテインメントは民衆を熱狂させ、2人の人気は瞬く間に頂点へと達する。そして、運命を掛けた一世一代の舞台へ挑むことに。「これが最後の舞台になるやもしれん」と呟く犬王に対し、「ここから始まるんだ、俺たちは」と鼓舞する友魚。最強バディ・犬王との一途な友情は必見。一方で、成長を重ねるごとに進化していく彼の演奏スタイルにも注目。長髪をなびかせ、着物をはだけさせながら、常識をぶち破るグラムスタイルでシャウトする友魚の姿は、女性聴衆を熱狂させ、メタルバンドさながらの火を噴く演出や、ジミ・ヘンドリックスの如く背中で琵琶を掻き鳴らす演出も加わり、その姿はまるで現代のロックスター。物語が進むにつれ、パフォーマンスはよりロックに、美しく進化していく。そんな友魚の声を務めているのは、昨年公開された主演映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』も話題となった森山さん。役作りでは初めて琵琶の演奏に挑戦し、琵琶監修・後藤幸浩(薩摩琵琶演奏家)を唸らせるほどの上達を見せたという。妖艶かつワイルドな友魚の魅力に酔いしれながら、最強のバディ・犬王との一途な友情の果てに訪れるラストにぜひ注目してほしい。『犬王』は5月28日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:犬王 2022年5月28日より全国にて公開©“INU-OH” Film Partners
2022年05月16日古き良き郷土料理を土台に、日本の素材を使用したスパニッシュ元金庫のセラーに揃えたワインで、ペアリングを楽しむ伝統×革新を体感できる、築60年超の建物をリノベーション古き良き郷土料理を土台に、日本の素材を使用したスパニッシュオープンキッチンを囲むカウンター。内装を手掛けたのは建築家・佐野文彦さん清澄白河駅からわずか徒歩1分、駅近にありがちな喧騒とは無縁な、ごく日常の生活が根付く通り沿い。ひときわ時代を感じさせる建物が、2021年12月にオープンした【eman】です。築60年を超えた空間がリノベーションを経て、カウンターメインのスペイン料理店に生まれ変わりました。店名【eman】はバスク地方の言葉で「与える」という意味。ロゴは清澄白河在住のデザイナーが手掛けたもの【eman】を切り盛りするのは、シェフ・小林悟さんとマネージャー・原薗理志さん。銀座の人気店【アロセリア ラ パンサ】の開業時から活躍した2人が独立して、「古き良きものを大切に 新しきものを創造する」をテーマにした新店を構えました。小林さんがつくり上げるメニューは、スペインの郷土料理を土台に据えながら、日本の季節食材を主役にしたもの。旬素材を生かした繊細さ、どっしりと骨太な味わい、新しくも楽しい仕掛けなど、さまざまな料理をコースで展開しています。小林さんの真骨頂、日本で味わうモダンスパニッシュを堪能できる前菜『帆立/チョリソ』塩漬け大葉に包まれた一品にナイフを入れると、中には帆立、イベリコ豚チョリソのペースト、牛のフレッシュチーズが。さっと炙った帆立は甘さが引き出され、チョリソの力強い旨み、チーズのまろやかなコク、大葉の香りが一体となった重層的な味わいが楽しめます。カタルーニャ地方によく見られる〝マル・イ・モンターニャ=海と山の食材の組み合わせ〟を取り入れつつ、モダンに仕上げています。2か月ごとに替わるコースの中で、定番料理として常に楽しめるバスク地方のアサリご飯「アロス・コン・アルメハス」を【eman】流に仕立て、地元・深川地区を発祥とする郷土料理の名を付けた『深川めし/バスク』。アサリ・にんにく・パセリという要素はスパニッシュのまま、アサリは殻付きではなくむき身を使うなど、深川めし風にアレンジしています。アルデンテに炊き上げた米には、アサリと鯛だしの旨みが染み渡り、ワインを誘うこと間違いなし。清澄白河から発信するスペイン料理。小林さんの矜持が込められた、【eman】のシグネチャーディッシュでもあります。スペイン郷土の味を洗練させた『平目/アリオリ』は 、旬の菜の花を添えてこの日の魚料理は、ヒラメに飴色に火入れした玉ねぎ、アリオリソースを重ねたオーブン焼き。本場スペインではタラを使う伝統料理をベースにしているそうです。にんにくの効いたアリオリ、トマトのフレッシュなソースが親しみやすくも、ヒラメの繊細な味わいが生きています。米料理が評判の【アロセリア ラ パンサ】出身ゆえ、パエリアの美味しさも抜群鍋ごとお目見えしたのは、ホタルイカを散りばめたイカ墨のパエリア。そこから一皿ごとに取り分け、木の芽をあしらい、アリオリソースを添えて供されます。刻んだホタルイカと葉にんにくを炊き込んであり、濃厚な旨みが口いっぱいに広がります。力強い味わいの中に、木の芽の香りが心地よいアクセント。料理は10品8,800円、12品11,000円のディナーコースより。ランチは土日祝のみ、8品5,500円のコース元金庫のセラーに揃えたワインで、ペアリングを楽しむ元金庫だったスペースは、温度と湿度を整えてワインセラーに店奥にある重厚な扉の中、元は金庫だったという空間はワインセラーになっています。ここにはスペイン産はもちろんのこと、日本の食材に合うものとして国産ワインも並んでいます。グラスやボトルでオーダーしても楽しめますが、新たな一杯に出会えるペアリングがおすすめです。デラウェアを皮ごと使用したオレンジワイン【フジマル醸造所】の「Tabletop 橙色」は、あさりの旨みが凝縮したご飯にぴったり。『深川めし/バスク』に、同じ清澄白河にあるワイナリーのものを合わせた粋なペアリング。パエリアにはイカ墨と相性のよいロゼを。ホタルイカによって増した複雑味に負けないように、スペインのワイン産地・リオハの、樽熟成させた「Alma Tobia Unico」をセレクト。お酒が好きならば、デザートとともにグラスを傾ける楽しみも皮ごとローストして甘みを出した和歌山産みかんのアイスクリーム、スペイン蜂蜜のジュレ、ヨーグルトソースという一皿にはアイスシードルを。冷凍濃縮させたりんご果汁のお酒は香り高く、糖度が高めながらもクリアな味わい。さっぱりとした食後のデザートによく合います。爽やかな酸味あるチャコリは、始めの一杯にもおすすめ目で楽しむなら、バスク地方の白ワイン「チャコリ」をどうぞ。高いところから注ぐ技法〝エスカンシア〟でサーブされます。コース序盤のタパスをつまみつつ、チャコリをコップでいただけば、現地のバルでお馴染みのスタイルに。300本ほどあるワインはグラス850円~、ボトル6,000円~伝統×革新を体感できる、築60年超の建物をリノベーション店内を見通す大きな窓の他には、あえて手を入れなかった外観清澄白河に縁があり、独立するならこの街と決めていたという小林さんと原薗さん。近年着目されている清澄白河の魅力といえば、東京都現代美術館を筆頭とするアートギャラリー、サードウェーブコーヒーの一大拠点、そして個性が際立つショップやレストラン。そんな新しさがある一方、水辺の街並みには、江戸の漁師町そして材木問屋で栄えた伝統が息づき、長屋形式の建物も残る下町風情があふれています。木組み天井とモダンな照明。古民家リノベーションならではのコントラストが面白いそこで2人が出会ったのは、印刷会社の事務所兼オーナーの住居だったという物件。60年以上の歳月を経た柱や梁、窓枠などはそのまま、オープンキッチンを囲むカウンターとテーブルからなるレストランとして生まれ変わりました。前店からのコンビは息もぴったり。<左>小林悟シェフ<右>原薗理志マネージャー新旧が融合する土地と空間は、【eman】が表現する料理とシンクロしています。古さの中に新しさを見出して楽しみ、今を支える確かな歴史に思いを馳せて。「古き良きものを大切に 新しきものを創造する」というコンセプトを体感できるひとときになるはず。eman【エリア】清澄白河【ジャンル】スペイン料理・地中海料理【ランチ平均予算】8000円【ディナー平均予算】13000円【アクセス】清澄白河駅 徒歩1分
2022年03月16日ガトーショコラ専門店「ケンズカフェ東京(KEN’S CAFE TOKYO)」の新店が、全国に続々オープン。2021年12月23日(木)より東京・清澄白河、金沢、長崎、岐阜で、12月24日(金)より鎌倉で営業を行う。本店で3ヶ月待ち「特撰ガトーショコラ」「ケンズカフェ東京」は、新宿御苑前に本店を構えるガトーショコラ専門店のパイオニア的存在。本店で一番人気の「特撰ガトーショコラ」は、予約から3ヶ月待ちの状態だ。「特撰ガトーショコラ」の美味しさの秘密は、イタリア・ドモーリ社が「ケンズカフェ東京」のためだけにオリジナルで調合したチョコレート。このチョコレートが持つ深い味わいと、それを引き出すために考案された独自製法により、コク・甘み・苦みが調和した上質なガトーショコラを作り上げている。様々な食べ方で楽しめるのも「特撰ガトーショコラ」の魅力。常温ではテリーヌショコラ、冷やすと生チョコ、レンジで温めるとフォンダンショコラのような食感を味わうことができる。新店が全国に続々オープンそんな「特撰ガトーショコラ」が手に入る「ケンズカフェ東京」のショップが、全国に続々オープン。11月より静岡店、那須塩原店、沖縄本店、大分店が開業しており、12月23日(木)以降に東京・清澄白河店、金沢店、長崎店、岐阜店、鎌倉店も営業をスタートする。店頭では、看板メニューの「特撰ガトーショコラ」のほか、生チョコレート、フィナンシェ、パイ菓子などを購入することも可能だ。【詳細】ケンズカフェ東京 新店情報・清澄白河店オープン日:2021年12月23日(木)住所:東京都江東区白河2丁目10-6・長崎店オープン日:12月23日(木)住所:長崎県長崎市築町1‐12 シャルパンティエビル1階・金沢店オープン日:12月23日(木)住所:石川県金沢市木ノ新保町1-1リント内・鎌倉店プレオープン日:12月22日(水)オープン日:12月24日(金)住所:神奈川県鎌倉市小町2-12-27・岐阜店プレオープン日:12月22日(水)オープン日:12月23日(木)住所:岐阜県岐阜市長住町4-7 岐阜横丁ビル1F・大分店プレオープン日:12月16日(木)オープン日:12月17日(金)住所:大分県大分市府内町2丁目3-29・沖縄本店プレオープン日:12月1日(水)/12月2日(木)オープン日:12月3日(金)住所:沖縄県那覇市安里1-4-16 サンサロビル1F・那須塩原店住所:栃木県那須塩原市東赤田387-7オープン日:11月20日(土)・静岡店オープン日:11月6日(土)住所:静岡県静岡市葵区紺屋町7-4 TC21ビル2F<商品例>・特撰ガトーショコラ 3,000円・CRIOLLO 生チョコレート 5,000円・しっとりフィナンシェ ショコラ 250円
2021年12月25日明日11月5日(金)から劇場公開&Netflix配信される森山未來主演映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』より、メイキング映像が到着した。公開されたメイキング映像では、主人公佐藤役の森山さんのギプスに、かつての恋人かおり役の伊藤沙莉が、森山さんの似顔絵を描く様子が映し出されている。なぜ、劇中で佐藤がギプスをしているのかというと、ある理由で事故に遭ったから。そしてかおりは、それに寄りそうのだ。そんな劇中で一瞬映るギプスに描かれているお見舞いイラストは、伊藤さん本人が描いたものだったというのが今回の映像で明らかに。気合を入れてペンで書き込むが、完成した森山さんの似顔はイラスト感の強いものに仕上がり、スタッフも一緒になり笑い合う、とても和やかな雰囲気が伝わってくる。伊藤さんはこのときのことについて、「私が現場で悩んでしまった時に『沙莉ちゃん』と呼ばれて行ってみたら、『なにか描いてよ』って言われたんです。それで絵を描いてたら悩んでいたことをすっかり忘れちゃって。『全部委ねよう』と思った瞬間でした」とふり返っており、それまでの撮影の緊張がほぐれる特別な瞬間だったことが分かる。Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は11月5日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかにて公開、Netflixにて全世界配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ボクたちはみんな大人になれなかった 2021年11月5日よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかにて公開&Netflixにて全世界配信©2021 C&Iエンタテインメント
2021年11月04日森山未來主演のNetflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』より、場面写真が初公開された。今回到着したのは、90年代から2020年代と、時代の変化を彩るキャラクターたちの劇中写真。90年代。文通を通じて出逢った佐藤(森山さん)と、かおり(伊藤沙莉)の初々しい写真をはじめ、2010年代では、同棲相手・恵(大島優子)の母への挨拶を兼ねた大切な場面を写し出す。2000年代、失恋したばかりの佐藤の前に現れた、バーテンダーのスー(SUMIRE)が、都会のネオンをバックに写るカットも到着。そして1999年代、佐藤と“最後の言葉”を交わした後のかおりの姿といった、佐藤を中心とした様々な出会いと別れが切り取られている。Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は11月5日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかにて公開、Netflixにて全世界配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ボクたちはみんな大人になれなかった 2021年Netflixにて全世界同時配信予定©2021 C&Iエンタテインメント
2021年09月28日燃え殻の同名小説を実写映画化する『ボクたちはみんな大人になれなかった』が、2021年11月5日(金)より公開。主演は森山未來が務める。燃え殻の人気小説を実写化映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は、2016年に初版発行された、作家・燃え殻による同名デビュー小説を実写化するもの。ある朝の満員電車の中で、昔の恋人に間違えてフェイスブックの友達申請を送ってしまった主人公「ボク」の混沌とした1日から始まるラブストーリーだ。過去と現在をSNSが繋ぐ、切ないラブストーリー過去と現在をSNSが繋ぐこの物語は、誰もが感じる切なさや懐かしさが凝縮されていると、世代を超えて話題に。10代や20代からは時代を超えて感情に訴える「エモさ」で共感を集め、30代や40代からは舞台となっている90年代を代表するミニシアター、渋谷の街、流行した音楽や映画のタイトルなどを当時のカルチャーを懐かしみながら楽しめると人気を呼んでいる。森山未來が主演そんな人気小説が、森山未來を主演に迎え、映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』として実写化。その他、伊藤沙莉、大島優子、SUMIRE、東出昌大らが出演する。<登場人物&キャスト>佐藤(森山未來)...主人公。かおり(伊藤沙莉)...佐藤が忘れられずにいる恋人。まだ出会い系アプリの無い90年代に、佐藤と文通を通じて出逢う。恵(大島優子)…2010年代、佐藤の恋人で同棲相手。スー(SUMIRE)...2000年代、失恋したばかりの佐藤の前に現れたバーテンダー。【詳細】映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』公開日:2021年11月5日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかロードショー&NETFLIX全世界配信開始出演:森山未來、伊藤沙莉、東出昌大、SUMIRE、篠原篤、平岳大、片山萌美、高嶋政伸、ラサール石井、大島優子、萩原聖人原作:燃え殻『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮文庫刊)監督:森義仁 脚本:高田亮配給:ビターズ・エンド 2021/124 分/カラー<映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』ストーリー>あの時も、あの場所も、あの人も、 すべてがいまの自分に繋がっている。1995年、ボクは彼女と出会い、生まれて初めて頑張りたいと思った。「君は大丈夫だよ。おもしろいもん」。初めて出来た彼女の言葉に支えられがむしゃらに働いた日々。1999年、ノストラダムスの大予言に反して地球は滅亡せず、唯一の心の支えだった彼女はさよならも言わずに去っていった――。 志した小説家にはなれず、ズルズルとテレビ業界の片隅で働き続けたボクにも、時間だけは等しく過ぎて行った。そして2020年。社会と折り合いをつけながら生きてきた46歳のボクは、いくつかのほろ苦い再会をきっかけに、二度と戻らない“あの頃”を思い出す……
2021年09月19日森山未來を主演に迎え、伊藤沙莉、大島優子、萩原聖人、東出昌大、SUMIRE、篠原篤ほか個性豊かな豪華キャストを迎えたNetflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』。この度、初公開となる本編映像を交えた予告編映像が解禁された。予告編映像は、文通のやり取りを経て、主人公の佐藤(森山未來)とかおり(伊藤沙莉)が初めて出会った原宿のカフェの映像から始まる。出会いは1995年。90年代カルチャーの中心街だった原宿で交わす慣れない会話。「おもしろいと思う」と言ってくれたかおりを見上げる佐藤の、「普通じゃない自分を目指していた」90年代から、やがてテレビの美術制作会社で働きはじめ仕事に奔走する毎日、書きたい小説を全く書けない“何もない”自分が映し出されていく。そしてバーテンダーのスー(SUMIRE)との出会い、恵(大島優子)との別れ、2020年までの時代の変化とともに様々な通り過ぎた思い出が語られる。そんな「あの時も、あの場所も、あの人も、すべてが今の自分に繋がっている」ことに気づく佐藤の25年の歳月が、豪華キャストとともに抒情的な映像で綴られている。Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は11月5日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかにて公開&NETFLIXにて全世界配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ボクたちはみんな大人になれなかった 2021年Netflixにて全世界同時配信予定©2021 C&Iエンタテインメント
2021年09月16日森山未來が主人公を演じるNetflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』が、「Netflix」での配信に加え、劇場公開もされることが決定。本ビジュアルとキャストコメントが到着した。燃え殻による同名デビュー作を実写化する本作。主人公・佐藤を演じる森山さん、忘れられない初恋の人・かおりを伊藤沙莉が演じているほか、SUMIRE、東出昌大、萩原聖人、篠原篤、大島優子が出演している。森山さんは「『大人』になるのは悪いことだけではない、と考えていた時間でした」と撮影の日々をふり返る。そして伊藤さんは「今までで一番悩み、葛藤と共に生きた役」と語り、「皆で意見やアイデアを出し合って作り上げた時間はとても濃厚なものでした。この大好きな作品に携われたこと、かおりを生きれたことは人間、役者伊藤沙莉にとってとても貴重で有り難いものだったと思っています」とコメントしている。さらに今回到着した本ビジュアルでは、青春時代を過ぎた40代の佐藤が大きく写しだされ、佐藤の人生に大きな影響をもたらした6人も登場している。またほかにも追加キャストが発表。佐藤が勤めるテレビのテロップ制作の会社が、レギュラーで請け負っていたご長寿番組で長年司会者を務めたベテランタレント役にラサール石井。その番組制作のバブルの名残を感じさせるプロデューサーを高嶋政伸。原作で「東京という街に心底愛されたひと」と題して時代の荒波の中でしぶとく生き残り続ける実業家・佐内慶一郎を平岳大。パーティで出会うグラビアアイドルを片山萌美が演じていることも分かった。キャストコメント全文森山未來歳を重ねる中で、どこかに何か落としものをしてしまうことは誰しもが経験すること。何かを落としてしまったことに向き合う、もしくは向き合うことから逃げて、何かしらの折り合いをつけられることを「大人」と呼ぶのだとすれば、この映画の主人公である「ボク」は本当に「大人」にはなれなかったのか。落としものをしてしまったことによって生まれた痛みを抱え続けるからこそ、人の痛みをわかってあげられる。そのことを「大人」だと呼ぶのだとすれば、「ボク」は「大人」なのかもしれない。「大人」になるのは悪いことだけではない、と考えていた時間でした。伊藤沙莉この作品のかおりという女性は正直、今までで一番悩み、葛藤と共に生きた役でした。佐藤が掴みきれなかった女性がその状態のまま描かれているということで本当にヒントが少ない状態だったからです。だけど、だからこそ、私なりのかおりを、私なりの答えを出したいと密かに思っていました。それを監督や未來さんを始め皆で意見やアイデアを出し合って作り上げた時間はとても濃厚なものでした。この大好きな作品に携われたこと、かおりを生きれたことは人間、役者伊藤沙莉にとってとても貴重で有り難いものだったと思っています。この作品を沢山の方に観て頂きたいですし、その沢山の方の胸がギュウってなる気がしてとても楽しみです。萩原聖人大人になりたくてもなれない人、大人になりたくないのになってしまった人、そんな人達が集まって作った作品なんだと思います。だから、なろうがなるまいがどっちでもいいんです。そう言うことです。僕自身はどっちかよく分かりませんが、作中に生きてる人達もきっとそうです。そう言うことなんです。大島優子“あの時のあなた”は、切り取った一枚のポストカードのように記憶に残り、思い出に変わっていく。“あの時の感情”は、身体に刻みこまれているかのように、鮮明に想い出す。現在はやがて過去になり、普通に歩んでいく。東出昌大もう10年以上会っていない友人との最後の挨拶は「さようなら」じゃなく「またね」だったように思う。歪で曖昧で、劇的でもないけれど、過ぎ去った掛替えのない日々を愛でる映画になっていると思います。SUMIRE本作の台本を読んで、想っている人と実らなかったり仲間といる楽しさ、青春というモノを思い出しました。そんな昔を懐かしむ自分がいたことで、シーンの中ではスー役としても甘酸っぱい思い出や人と人とのつながり、思いやりをより強く感じられた作品です。どこかに自分を重ねたり、あるいは懐かしい気持ちになるシーンがあると思うので、観ていただく皆さんにとって心温まる作品でありますように。篠原篤七瀬の抱いた感懐とその眼差しは、僕にも覚えがあるものでした。どうしようもなくて、照れ臭くて、嬉しくて、苦しくて、不安や孤独がいっぱいに詰まったごった煮みたいなあの想いが、今となってはとても愛おしいです。Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は11月5日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかにて公開、Netflixにて全世界配信。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ボクたちはみんな大人になれなかった 2021年Netflixにて全世界同時配信予定©2021 C&Iエンタテインメント
2021年08月09日湯浅政明監督×脚本:野木亜紀子のタッグで贈るアニメーション映画『犬王』の主演を「女王蜂」のボーカル・アヴちゃんと俳優・森山未來が務めることが決定。特報映像も公開された。本作は、室町の知られざるポップスター【犬王】から生まれた物語を、変幻自在のイマジネーションで描くミュージカル・アニメーション。「平家物語 犬王の巻」を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚の友情を描く。主人公2人の声を担当するのは、『モテキ』以来、10年ぶりの共演となる「女王蜂」のボーカル・アヴちゃんと森山さん。能楽師・犬王役のアヴちゃんは「まっすぐに、運命の映画だと言い切ることが出来ます。ああ!来年をおたのしみに!」とコメントし、バディの琵琶法師・友魚役の森山さんは「必然、ジェットコースターのような現場でした。世界最古のミュージカルと言われる『能楽』の豊かな可能性を感じられる映画になっているのではないでしょうか」とふり返っている。そして、アヴちゃんの歌声、森山さんのセリフ、大友良英の音楽が散りばめられた特報映像も公開。舞台は室町時代の京都。音楽フェスにも見えるシーンが次々と畳みかけ、そして友魚の「お前をなんと呼べばいい!」という問い、犬王の「実はもう決めてある!」というセリフに呼応するかのように、本作のタイトル『犬王』の文字が浮かび上がる。また本作が、第78回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に選出されたことも分かった。日本の長編2Dアニメーションが同部門に選出されるのは初で、他部門を含めても『風立ちぬ』(第70回ヴェネチア国際映画祭メインコンペティション部門選出)以来8年ぶり、フル3DCGアニメーションをあわせると『GANTZ:O』(第73回ヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門選出)以来5年ぶりの日本の長編アニメーション選出。今年9月に予定されている同映画祭での上映が、ワールド・プレミアとなる。『犬王』は2022年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:犬王 2022年5月28日より全国にて公開©“INU-OH” Film Partners
2021年07月27日5人の人気俳優が製作費・製作日数など同条件で25分以内のショートフィルムを製作したWOWOW「アクターズ・ショート・フィルム」。このほど、森山未來監督、永山瑛太主演の作品『in-side-out』が、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2021」(SSFF & ASIA 2021)のオフィシャルコンペティション supported by Sony ジャパン部門にノミネートされた。『星屑の子』を世界初公開今年のSSFF & ASIAは6月11日(金)~21日(月)をメイン日程に、本日27日(火)より先行してオンライン会場がスタート。2021の各部門ノミネート作品および特別上映作品は映画祭オフィシャルサイトにて発表されている。特別上映作品には、ウィル・フェレル主演のカンヌ国際映画祭ノミネート作『デイビッド』、ベン・ウィショー 出演『ミス・フォーチュネット』、キム・ボラ監督の『リコーダーのテスト』、ヴェルナー・ヘルツォーク監督の1986年のドキュメンタリー『ポートレイト/ヴェルナー・ヘルツォーク』などが世界から到着。日本作品では、國村隼主演作『願いのカクテル』、筒井真理子主演の『The Supermission』を特別上映。また、ジャパン部門には人気俳優がショート・フィルムの監督に挑戦したWOWOWのプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」から森山未來監督、永山瑛太主演による『in-side-out』のほか、照屋年之(ゴリ)監督、満島ひかり主演の『演じる女』もノミネート。また、オンライン会場では日本人監督による過去映画祭ノミネート38作品を一挙世界配信。また「いきものがかり」×内田英治監督による、全編スマートフォンで撮影されたショートフィルム『星屑の子』も世界初公開されている。『in-side-out』森山未來監督からコメント到着『in-side-out』は、森山さんと公私ともに関係が深い永山さんが主演を務め、コロナ禍でより身近になった“孤立”をある男の妄想と現実の狭間に生きる姿で描く、“閉鎖的ミュージカル”として大きな話題を集めた。森山さんは初監督作品が昨年のSSFF & ASIAで特別上映されるなど、本映画祭との縁も深い。昨年より監督としてパワーアップした森山“監督”の作品が、グランプリを獲得し、翌年の米国アカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる権利を獲得することができるのか、期待が高まる。なお、ジャパン部門優秀賞およびグランプリとなるジョージ・ルーカスアワードは6月21日(月)に行われる映画祭アワードセレモニーにて発表される。森山監督は、「去年にも『Delivery Health (the escort)」という作品をSSFF & ASIAさんに選んでいただいたという経緯があり、これらの作品をより多くの観客の皆さんに観てもらえることが素直に嬉しいです」と喜びをコメント。「典型的なミュージカルのイメージではなく、ある密室の中での最小人数によるモノローグやダイアローグから生まれる『言葉を飛躍した何かしらの衝動/表現』のようなものを切り取ってみたい」という意図から始まった本作について、「何かしらの理由で引き籠もらざるを得なくなった男が、ワンルームの、彼だけの世界の中で妄想を爆発させます。そんな中で生まれる、一人の存在による表現の自由とその限界を、一緒に見つめられればと思っています」とアピール。また、ショートフィルムについても「短いからこそ、作家の純度がより強く凝縮されるのだと改めて感じました」と言及し、「声をかけていただけるのであれば、また監督もやるかも」とコメントを寄せている。さらに、今回のノミネートを記念して『in-side-out』のWOWOWにてアンコール放送が決定。6月4日(金)には「特集:6/4はショートフィルムの日!」として、「アクターズ・ショート・フィルム」5作品はもちろん、『SKIN 短編』『そうして私たちはプールに金魚を、』といった話題作を特集。6月26日(土)よりアクターズ・ショート・フィルムのこれまでの歩みを記録した「アクターズ・ショート・フィルム・ドキュメンタリー」も放送する。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2021」は6月11日(金)~6月21日(月)、都内にて開催。オンライン会場は4月27日(火)スタート。「アクターズ・ショート・フィルム」はWOWOWオンデマンドにて配信中。森山未來監督作品「アクターズ・ショート・フィルム #5 in-side-out」は5月14日(金)22時~WOWOWプライムにて放送・WOWOWオンデマンドにて配信。(text:cinemacafe.net)
2021年04月27日「第75回毎日映画コンクール」授賞式が17日に東京・めぐろパーシモンホールで行われ、男優主演賞に選ばれた森山未來が登場した。同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。今回森山が選ばれた『アンダードッグ』は日本映画優秀賞、撮影賞、録音賞も受賞しており、さらに女優主演賞の水川あさみ、男優助演賞の宇野祥平も出演しているなど、大集合となった。森山は同作について「ボクシングという世界を知れば知るほど、技術や若さや気力やそういう色んなものも必要になってくるんだけど、そういうものでは片付けられない、一つのパンチで命運が分かれてしまうという過酷な世界なんだなと言うのを痛感した」と振り返る。「この時期、どうしても自分では選択できない境遇によって苦しめられてる方も多いと思います。そういう方達の後押しになる映画になればいいなと思っていた」と、コロナ禍にも絡めて語った。役者、ダンサーなど表現者として様々な顔を持つが、今後についても「考えると自分自身が分裂しちゃうので素直に向いていけば」と方向性を明かす。司会の生島ヒロシから「感覚で動くところがある?」と聞かれると、「そうなんですかね。今日も自転車で来たんですけど、気持ちよかったです」と、会場を驚かせた。また同作は2020年の1〜2月に撮影し、11月に公開、現在ABEMA プレミアムでも全8話という形で配信されており、森山は「もともと公開、配信の流れはあったことなんですけど、たまたまこの時代にフィットした形になっていて。アウトプットの多様性が出始めてる中で、流れとともにあるなと、客観的に感じるところです」と印象を表した。○第75回毎日映画コンクール 受賞結果日本映画大賞:『MOTHER マザー』(大森立嗣監督)日本映画優秀賞:『アンダードッグ』(武正晴監督)外国映画ベストワン賞:『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)男優主演賞:森山未來『アンダードッグ』女優主演賞:水川あさみ『喜劇 愛妻物語』男優助演賞:宇野祥平『罪の声』女優助演:蒔田彩珠『朝が来る』スポニチグランプリ新人賞(男性):上村侑『許された子どもたち』スポニチグランプリ新人賞(女性):佳山明『37セカンズ』監督賞:河瀬直美『朝が来る』脚本賞:丸山昇一『一度も撃ってません』撮影賞:西村博光『アンダードッグ』美術賞:磯見俊裕、露木恵美子『ばるぼら』音楽賞:渋谷慶一郎『ミッドナイトスワン』録音賞:藤丸和徳、瀬川徹夫『アンダードッグ』アニメーション映画賞:『魔女見習いをさがして』(佐藤順一、鎌谷悠監督)大藤信郎賞:『音楽』(岩井澤健治監督)ドキュメンタリー映画賞:『れいわ一揆』(原一男監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『ミッドナイトスワン』TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『TENETテネット』田中絹代賞:梶芽衣子特別賞:大林恭子(映画プロデューサー)
2021年02月17日安藤サクラ主演『百円の恋』の監督・武正晴、脚本・足立紳をはじめとしたスタッフが再集結し、森山未來、北村匠海、勝地涼がそれぞれ闘う理由も、バックグラウンドも異なるボクサーを熱演した『アンダードッグ』。「ABEMAプレミアム」にて配信版(全8話)が配信されている本作で、この度、ずば抜けた身体能力と表現力で主人公の崖っぷちのボクサー・末永晃を演じた森山さんと、「週刊少年マガジン」にて1989年から連載され、アニメ化もされた人気ボクシング漫画「はじめの一歩」の原作者・森川ジョージとの貴重な対談が実現。森山未來のふくらはぎが「ガンダムのよう」!?森川:撮影って結構バラバラにやったりとかするじゃないですか。でも、これに限っては森山さんはどんどんボクシングの型もできてて、スウィングスピードも上がってるわけですよ、振っていくのも。そこは順を追ってやっていったんですか。森山:ほぼほぼ順撮りですね。最初のかませ犬的な、点描的なものが序盤にあって、海藤(演:佐藤修)戦のタイトルマッチをやって、宮木(演:勝地さん)戦、大村(演:北村さん)戦というふうになっていたので。単純に映画の中でたくさん発見があったのは、12月にプロテストを受けたんですけど、撮影の開始は1月なんですね。プロテストって基本的にワンツーしか見られないじゃないですか。あとディフェンスとスタミナっていう。だから、基本的にフックとかボディとか、映画の振付としてはちょっとやってたんですけど、12月まではほぼワンツーだけやってた感じだったんです。でも、片や末永晃はそれこそ、ボディもありますけど、左フックが主体だったりだとか、スタンスが全然違うから、撮影をやっていくうちにプロテストのための練習よりも勉強になることがどんどん増えていって。森川:なるほど。森山:だから、本当にやっていくうちに宮木との試合とかでもまた勉強になっていくことも増えていって。という意味では、単純にちょっとずつ上達していたっていうのはあるかもしれないです。森川:本当にうまくなってるって思って。もともと末永は上手い設定だから。日本(ライト級)ランク1位じゃないですか。そういう設定なんですけど、それが勘を取り戻しているように見えるんです。そんなに下半身は映ってないんですけど、最後の試合に臨む前の練習で縄跳びのスキッピングやるところがあって、そこだけ森山さんの脚が映るんですが、それがガンダムみたいな脚じゃないですか!森山:(爆笑)森川:うわ、随分鍛えたなって。なるじゃないですか、ふくらはぎが。うわっと思って。どんどんラストに向けて体ができていって、スウィングスピードが速くなって、ちゃんと試合になっていくような。多分気持ちもできているから試合になっていくんですよ。途中で投げないボクサーになってましたから。うわ、凄いと思って。森山:実際、(プロが行う食事療法)カーボ・ローディングとかもやりましたから。本当に面白かったです。こんなに体って変わるんだっていう。森川:面白いですよ。森山:純粋な驚きがありました。森山未來が考える“プロフェッショナル”とは?森山:単純に、自分の性格とこの仕事の特性みたいなものが僕は運良く合ってるんだろうなとは思ってるんです。ボクシングというもののためだけに人生を捧げられない、と僕は思っていて。それこそ自分の好奇心というか興味のおもむくままにいろいろ流動的に動く、落ち着きがないともいうんですけれど、流動的に動くのが自分の性に合っているので。だから、1年という期間を決めてボクシングをやるとなったら、何か入れ方っていうのは自分なりにあるとは思っていて。だからボクシングっていうものだけを見つめ続ける能力を持っている人は本当に素晴らしいと思うし、僕には全くない、ある種の能力だと思うんです。でも、大きな表現というか、舞台芸術だったり、映像表現だったり、こういう表現の場において自分がどういうアンテナを張り巡らして、ここに行ったら面白いんじゃないかというところで人と出会ったりとか、その自分の好奇心とか、自分で向かう先をパンパン、パンと振っていくっていうその直感、と言ってしまうとちょっと抽象的なんですけど、そのセンスっていうのは大事にしたいなとは思っています。森川:僕は、当たり前のことなんですけど、読者が一番大事。ボクシング漫画を始める前に3つKO負けしてるんですよ。才能ないな、と自分で思い知らされたんで。それから「はじめの一歩」で初めて成功って思えたんですけど、これは本当に読者のおかげですね。少年マガジンってボクシングファンが少ないというのが大前提にあるんですけど、その中で全員楽しませられるものはなんだろう、というのをずっと追いかけてる感じです。「漫画うまいってなんですか」というは読者に楽しんでもらうってなんですか、というのと同じだとおもってるんで、それが永遠のテーマですね。最後には、これだけは聞きたかったという様子で森川さんから、「試合中の撮影のとき、当ててます?」との質問が。「ボディと、ガード越しは当ててます」との森山さんの答えに、「見ててキツそうだな、と思いまして。当ててるの分かりますからね。お客さんにも分かってもらえるといいですね。当たってますよ、っていう」と感心した様子の森川さん。「本当にやってますから。その視点で見てほしいと思います」と続ける。そんな森川さんから「一歩」の描き下ろし色紙がプレゼントされると、「やった!めちゃ嬉しい、ありがとうございます!家宝にします」と、劇中とは別人のような満面の笑みが森山さんからこぼれていた。森川さん流の漫画の描き方と森山さんの撮影の悩みの共通点は!?後編インタビューはABEMAビデオにて公開中。劇場版『アンダードッグ』前後編は全国にて公開中。配信版は「ABEMAプレミアム」にて独占配信中(全8話)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダードッグ(2020) 2020年11月27日よりホワイトシネクイントほか全国にて【前編】【後編】同日公開ⓒ2020「アンダードッグ」製作委員会
2021年01月31日安藤サクラ主演『百円の恋』の監督・武正晴、脚本・足立紳をはじめとしたスタッフが再集結し、森山未來、北村匠海、勝地涼がそれぞれ闘う理由も、バックグラウンドも異なるボクサーを熱演した『アンダードッグ』。「ABEMAプレミアム」にて配信版(全8話)が配信されている本作で、この度、ずば抜けた身体能力と表現力で主人公の崖っぷちのボクサー・末永晃を演じた森山さんと、「週刊少年マガジン」にて1989年から連載され、アニメ化もされた人気ボクシング漫画「はじめの一歩」の原作者・森川ジョージとの貴重な対談が実現。開口一番「面白かった」と語る森川さんから観た『アンダードッグ』についてや、実際にプロテストにも挑戦し、“かませ犬=アンダードッグ”のボクサーとして役を生きた森山さんのプロフェッショナルな姿勢などが語られた。「やめられない。未練がある」そういうボクサーは多い森川:本当に僕、褒めるの下手で語彙力なくて申し訳ないんですけど、主人公が心配で心配で…。うまくいかないんだろうなっていうことの連続で。また持ち直してがんばる、がんばるの連続なんですけど。これはうまくいかないんだろうな、と思いながら。でも、本当に面白かった。大人のドラマだなと思って僕は観ました。森山:ボクシング指導の松浦(慎一郎)さんからお話を伺ってはいたんですけど、ああいう(末永晃のような)タイプというか、ああいうふうに生きざるを得なくなってしまったボクサーとの出会いって、いままでありましたか。森川:僕も会長としてジムを経営しているんですけど、僕が知る限り、ああいうボクサーは間違いなくいます。やめられない、まだ未練がある、もう一発やれるんじゃないか、そういうのがあるでしょうね。KO負けしても、またお願いしますって来たりとか。こっちではもうこれで終わりだろうなって思ってるわけです。なのに、まだやりたいですって来るわけです。そういうボクサーは多いと思いますね。森山:末永晃は夜にしかジムに行けないので。午前中とか昼間とかは現役の若い選手もいるから、行くのも憚られて、夜しか行くことができない。でも、夜に行ってもトレーナーも会長もいないから、自分を追い込む相手とか、稽古する相手がいないからどんどん変なクセもついていくし、結局身にならないトレーニングになってしまう。そういうボクサーもいるとは聞いていました。森川:いるんです。森山:そうなんですね。今回『アンダードッグ』っていうタイトルですけど、かませ犬っていう、外から見てかませ犬的に扱われているっていう見方はあると思うんですけど、やってる本人としてはかませ犬だと思ってやっているボクサーは基本的にいないっていう話も聞いたんですけど。森川:それが難しい。どこの会長も恐らく、選手をやめさせるのが一番の仕事なんですよ、もう駄目だよって。映画の中でもありましたけど、それが役割だと思うんですけど。やっぱり事故も起こります、ボクシングですから。あのパンチもらったらお前無理だよっていうのがあるんですけど。選手にとっては職業のひとつじゃないですか。俺の職業、何でお前が決めるんだってことになっちゃうんで。引き際は自分で決めたいんだよ、っていうのはやっぱりすごくある問題で。移籍してもやるっていう人は多いです。森山:それは会長も気持ち汲んじゃいますもんね。森川:そうですね。僕も劇中では、会長の気持ちになって「やめよう、やめろよ」って思ってました。森山:そうですよねえ。人間ドラマをきっちり描かないと「試合で応援してもらえない」森川:『アンダードッグ』を見る限り、僕が一番気をつけていることをやっているなっていうのはありました。「少年マガジン」の読者には、ボクシングファンは多分1割もいないんですよ。だからボクシングを描いても受けないんです。それでどうやるかっていうと、主人公を好きになってもらう、主人公の環境を好きになってもらう、主人公の周り人たちを好きになってもらう。人間ドラマですよね。まずはそこを描かないと、試合が始まっても応援してくれないんですよね。ですから『アンダードッグ』も、試合に行くまでをじっくり描いているじゃないですか。そうそう、そういう描き方しないと、きっと試合では応援してもらえないよなと思って観ていて。それで試合で応援している自分がいるので、「ああ、勉強になったな」って思いながら僕は観ました。――『アンダードッグ』の前半戦では末永の日常を観ていくうちに、共感したという観客が多いようなんですが、ボクサーの日常について先生はどう思われますか。共感というか、そのキャラクターが好きになっていくというか。森川:僕ね、(主人公が)不安で不安で。ダメなやつだな、こいつと思いながら、でもいいとこあるじゃないですか。女性のこと「待ってるから」とか。あれも多分、適当に言ってるんですよ。本気でちゃんと思ってたら…。森山:そこ「最低だね」って言われますからね。そんなに見え透いてるのかなっていう(笑)。森川:不安でしょうがないんですよ。だから、どうなんだろう、こいつ。本当にがんばってチャンピオン目指すのかな。もしかしたら途中で投げ出してもおかしくないですよね。何か不安で。自分にもダメな部分があるから共感はしますけど、「がんばれよ」しかない。森山:「少年マガジン」では性的描写って描けないじゃないですか。今回、逆に言うとすごく盛り込んでるじゃないですか、主要な3人のボクサー全員に。末永は明確なパートナーっていないけれど、ほかのボクサーにはちゃんと彼女や奥さんがいて、性的描写がしっかり出てくるじゃないですか。それってどう思われますか。というのは、末永に関していうと、ボクサーとそれを支える女性っていうことになるんですけど、その描かれ方っていうのが、ともすれば杓子定規に見えることもなくはないかなとおもうんですが。末永の場合は妻(演:水川あさみ)にも逃げられてるし、生活もうだつが上がらない中で何とかやりくりして。デリヘルの女性(演:瀧内公美)と関わって。彼は言葉をしゃべらない、無口なので、セックスをするっていう描写そのものも彼自身の何かメンタルの表れみたいにならないかな、と思いながらやってるところはあったんです。森川:末永は夜の街に流れていったボクサーなので、『アンダードッグ』で性描写はあって当然だと思うんですけれど。息子さんがいるじゃないですか。息子さんと夜の街とのコントラストが素晴らしくて。だから、息子の力強さだとか、清らかさみたいな、唯一の希望のように際立ったところかなと。「お前、息子のためでいいからがんばれよ」って思って観てました。森山:誰にも愚痴も吐けないけど、最終的に(息子の)太郎にだけ愚痴を吐くって言う…。息子に愚痴吐くの、みたいな(笑)。「俺どうしたらいいか、分かんないんだよ」みたいなことを子どもにしか言われへんのかい、っていう(笑)。――晃は知るよしもないんですが、母親がテレビ中継を何度消しても、息子はまたテレビを付けるっていうシーンがありましたね。森川:あのシーン、カッコいいんだよね、息子さんの決意みたいなのがうかがえて。僕はかなりグッと来ましたよ。「続けていったら世界チャンピオンですよ」と森川さんからお墨付きをいただいた森山さんが「撮影に向けて取り組んだこと」などはABEMAビデオで公開中。劇場版『アンダードッグ』前後編は全国にて公開中。配信版は「ABEMAプレミアム」にて独占配信中(全8話)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダードッグ(2020) 2020年11月27日よりホワイトシネクイントほか全国にて【前編】【後編】同日公開ⓒ2020「アンダードッグ」製作委員会
2021年01月30日「ジョジョの奇妙な冒険」の人気キャラ・岸辺露伴を主人公としたドラマ「岸辺露伴は動かない」第2話「くしゃがら」が12月29日放送。森山未來の“狂気”とラストの“おことわり”に視聴者から様々な反応が寄せられている。荒木飛呂彦原作の漫画「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズから派生した「岸辺露伴は動かない」シリーズを原作にドラマ化。高橋一生が主演を務め、ちょっと風変わりでリアリティを何よりも重んじる漫画家の岸辺露伴が、取材先で遭遇する奇妙なできごとを描いていく本作。中村さんのほか露伴の相棒となる女性編集者・泉京香を飯豊まりえが、京香の恋人で事故で記憶を失っている写真家の平井太郎を中村倫也が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。露伴がカフェでネタを練っていると、同じ出版社で描いている漫画家の志士十五が現れる。煙たがる露伴を意にも介さず十五は、行方不明になった担当編集から渡されたという「禁止用語リスト」なるものを見せてくる。リストの最後には「くしゃがら」という単語が記されており、理由を聞いても担当編集者は説明もせず姿を消したというのだ。それから十五は取り憑かれたように「くしゃがら」の意味を調べ続け、危険を察知し調べることを止めろと告げた露伴の前で倒れてしまう。十五を家に送り届けたのち、自宅で京香から十五の担当編集が実家に引きこもっており“憑きものが落ちたよう”だったという話を聞いていると、そこに普通の状態ではなくなった十五が現れる。“ヘブンズ・ドアー”で十五の心の中を本にすると、そこには中で何かが蠢く“袋とじ”があって…というのが「くしゃがら」のストーリー。それが好奇心を通じて“伝染”する「言葉そのもの」だと悟った露伴は、十五の1か月前からの記憶を消し、くしゃがらに“感染”したと思われる古本屋の店主の記憶も消して事なきを得る…というラストだった。SNSでは最後のカットに登場した「おことわり」が話題に。それは「視聴者の安全のため、番組内で使用した『くしゃがら』は、実際の単語とは違うものを使っております。NHK」という内容のもの。これに「最後の注意書きが一番こわい」「「視聴者への配慮」というコンプラ表示の形で「『くしゃがら』の実在性」をほのめかしてるの「粋」じゃん」など絶賛する反応続出。また十五役で出演した森山さんの癖のあるマンガ家が徐々に「くしゃがら」に侵されて狂っていく演技に「森山未來さんだからこそ志士十五の狂気」「荒木絵をそのまま再現できてしまう身体表現能力。あぁ…荒木キャラが動いている…」といった反応も。また早口でまくし立てていく喋りに「森山未來さんの早口喋りすごくね?と気になった方、「#いだてん 」を!」と、昨年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」で森山さんが演じた美濃部孝蔵を思い出したという声も上がっていた。(笠緒)
2020年12月29日映画『百円の恋』を手がけたチームが6年ぶりに集結して描く新作映画『アンダードッグ』が現在公開されている。本作は森山未來、北村匠海、勝地涼らをキャストに迎え、人生に見放されてしまった負け犬たちが出会い、リングの上で己の存在を叩きつけながら、次の一歩を見つけ出そうともがく物語だ。そして本作は、可能な限り不要な説明や過剰な表現を省き、俳優たちの徹底した演技と動き、そして観客の想像力をかきたてる描写で物語が紡がれる“映画館で集中して観たくなる”傑作でもある。前後編4時間超ながら体感的にはあっという間にクライマックスを迎える本作はいかにして生まれたのか? 武正晴監督と森山未來に話を聞いた。本作の主人公・末永晃(森山)は、7年前に日本タイトルマッチに出場するも敗れ、現在は“かませ犬”としてリングにあがり、引退することもできずに深夜のジムでひとり練習を続けている。働いて、誰もいないジムで練習し、負けるとわかっている試合で予想通り負ける日々。そんなある日、晃はプロテストを目指す青年・龍太(北村拓海)や、有名な俳優を親に持つお笑い芸人・宮木(勝地涼)らに出会い、彼らとリングで拳を交える。勝てない、降りるに降りられない、前に進めない男たちの人生が交差する。ボクサーの“日常”を描きたい「最初にシナリオを読んだときに、これに副題をつけるとしたら"ボクサーの日常”だろうと思った」と武監督は振り返る。「ボクシングを見せるのではなく、ボクサーの食生活だったり、試合の前の日は何をしているのか、日常のちょっとしたことを描く……これは嘘をつけないなという恐怖感がありましたね」そこで俳優陣はハードなトレーニングを積みながら、単に試合シーンを撮るためだけの訓練ではなく、ボクサーの日常を描く準備を重ねていった。「演じるまでボクシングのことをよく知らなかった」と語る森山は「だからトレーニングもそうですけど、ボクシングのドキュメンタリーを観たりして、技術より前にまず“ボクサーとして生きる人たちの生き様”を勉強して、それを机上だけで終わらないように実際に稽古をする中で殴って殴られて身体でも感じる中で、“どうしてボクサーとしての人生を選ぶのか?”が身体にどんどん落ちてくる感覚はありました」という。「だから森山さんをはじめとする演者さん、トレーナーさんと慎重に“試合前の晃は何食ってるんだろう? 試合前じゃない日常の晃は何食ってんだ?”って感じで細かなディテールに対する気遣いを大事にしたんです。その上でタイトルにもなってますけど、“アンダードッグ=かませ犬”的な人の日常ですよね。晃はボクシングだけでメシを食えないだろうなと。ひとつの仕事だけでは生きていけない人たちが日本にはたくさんいるわけで、そういう厳しい世界を晃を通して見てみようとしました」(武監督)ボクシングにこだわった人間だけが見せられる“背中”があるふたりが語る通り、本作では登場人物の過去や想いが巧みに絡み合う物語がしっかりと描かれるが、中心に据えられているのは劇的なシーンではなく、繰り返される“晃の日常”だ。それを彼らは最小限のセリフと、細部まで気を配った演技陣の動きや仕草、カメラのちょっとした動きと空気感で描き出していく。武監督が「すごく単純な日常ではあるんですけど、その中で同じことはしないで、変えられるところは変えるという演者と撮る側の緊張感はありました」と語ると、森山も「それが特殊な出来事ではなくて、“日常である”ことをすごく大事にしていたのかもしれない」と説明する。「晃はすごく落ちぶれてるヤツでもないし、ボクシングにおいては“かませ犬”だからヤサグレているとか……そういうことじゃないと僕は思ってたんです。晃がタイトルマッチをやってからは7年が経って、いまが35歳だと考えると、ボクサーとしてのピークはずっと前に過ぎていて、それでもまだボクシングをやっている。その段階でどのぐらい“くやしさ”だったり“くすぶり”を具体的に持ってるかと考えると……そんなに持ってないんじゃないかと思ったんです。ボクシング指導の松浦さんも仰ってたんですけど、真夜中にジムに行く選手はいるそうなんですよ。負けが続いてきて、昼間にジムに行くことがツラくなってくる。だから、誰もいなくなったジムにひとりで行って何となく練習する。でもトレーナーがついてないと追い込みきれないし、変なクセがついてしまって悪いスパイラルに陥ってしまう。でも、晃はそんな状況さえも“日常”として過ごしてしまっている。そこを大事に演じていったように思います」武監督は、そんな晃の日常のちょっとした動きや表情をもらすことなく捉えている。劇的に訪れる敗北ではなく、ずっと前に訪れた敗北が日常として続いている感覚。しかし、男たちはそこから立ち上がり、リングに向かうのだ。「この映画では森山さん、北村さん、勝地さんにどれだけカメラが近づけるかがポイントだった」と語る武監督は、男たちの“背中”を描くことにこだわった。「今回はボクサーの“背中”を撮りたかった。ボクサーの背中をお客さんに見せたいし、森山さんの背中を見た時に、これを撮りたいと思ったんですよね。プロボクサーの象徴は“背中”だと思うんです。筋トレでは出せない、ボクシングにこだわった人間だけが見せられる“背中”があると思うんですよ。そこにどうやってカメラが入っていくのか? 映画の前半の晃の背中はまぁ良い背中じゃないんです(笑)。それが進んでいくとどう変化していくのか……そのコントラストですよね」『アンダードッグ』は映画館でお客さんと一緒に観る映画俳優たちは、セリフや劇的な展開ではなく動きや立ち姿、そして背中で感情を観客に伝えていく。「表情だけで上手に表現される方もいらっしゃるとは思うんですけど、僕は顔だけ切り取られるよりも全身で表現できる方がやりやすかったですね。最初は、晃はすごく無口だから、行動とかキャラクターにクセみたいなものをつけられないか考えたりもしたんですけど、結局、そういうものは見つからなかったし、そういう“寄る辺”みたいなものがない方が、しんどいけど、無口なりに相手によって自分の違う角度を見せることができるかもしれないと思ったんです」(森山)黙々と働き、練習し、リングの上でしのぎを削る男たち。そこには説明はない、言葉で無駄な解説はしない。しかし、これまで人気を得たボクシング映画がすべてそうであるように、本作も観る者が彼らの背中を追い、試合の結果に関係なく、男たちの“勝ち負け”に想いをはせることができる作品になった。「ラストの試合は、撮影に来てくれた1000人のエキストラの方の力が大きいですよね。実際に試合を観ているような熱があって、おのずと拍手が起こり、試合の結果に関係なく盛り上がってくれた。改めて"観客ってありがたいなぁ”と思いましたし、試合が終わった時に晃が何をするのか? そこをこの映画で一番見せなきゃいけないところだと思いました。あれはリングの上にいる晃ひとりではできることではなくて、対戦相手もいて、セコンドがいて、観客がいるからできることだと思うんですよね」(武監督)「晃はかつてやったタイトルマッチに心と身体を置いてきたままになったいるわけですけど、その男が改めてボクシングに向き合う。それは現在の自分を確かめていく時間でもあったと思うんですよ。だから試合が結果がどうであれ、これまでは試合の“勝ち負け”に感情が動ききらなかった男が、その結果をちゃんと受け入れていく。いま自分自身が立っている位置をちゃんと見つめることができる。そんなイメージはありましたね」(森山)リングの上の男たちと、不特定多数の人間が同じ空間に集い、双方の熱が伝播し合って高まっていく。この映画のクライマックスは、映画館で観ることでより熱が伝わるはずだ。「東京国際映画祭で上映された時に客席の温度が少しずつ上がっていくのがわかったんですよ。そこで改めてこの映画は映画館でお客さんと一緒に観る映画だなと思いましたね。今回は試合を客席で観ている感覚になるように音の設計にもこだわったし、そういう撮り方もしたので、こういう状況ではあるんですけど映画館でみんなで観てもらえるとうれしいですよね」(武監督)『アンダードッグ』前・後編公開中
2020年12月04日新作映画『アンダードッグ』に主演した森山未來さんにお話を聞きました。タイトルにもなっている“アンダードッグ”とは、対戦相手を引き立てるために用意された“かませ犬”のこと。今作で森山さんが演じるのは、かませ犬としてリングに立ち続けるボクサーの晃。生きる場所を求めてボクシングにしがみつく、負け犬たちの物語。「以前に、武(正晴)さんが監督した足立(紳)さん脚本の『百円の恋』というボクシング映画を観て素敵だなと思っていたんです。今回も同じチームだし、あの愚直な感じがやりたいなと思っていましたけど、脚本のありかたも撮りかたもやはり…愚直でしたね(笑)。段取りとか、細かな芝居の内容とかより、現場がいかにドライブしているかを重視していて、その熱を撮ろうとしている感じっていうのかな」晃は、一度は日本ランク1位まで上り詰めながらも大事な一戦で敗北を喫し、「過去から抜け出せなくて体だけが彷徨ってしまっている」人物。それを演じるのは、「なかなか我慢が必要で苦しかった」とか。「自分から何かを動かしていくキャラクターじゃないんですよね。周りにいる人たちが動いていっているのに、彼だけがいつまでも動けずにいる。もう一度立ち上がるには、あのときの敗戦と向かい合うしか方法はないんだけれど、それもできずにいる。無口を貫き、堕ちるところまで堕ち、ボクシングでしか感情を発露する場面がない。足立さんも武さんも、そういう晃の姿を、あえてなのかすごく淡々と描いているんですよね。だからこちらも無駄なサービス精神は排したほうがいいだろうと思って、ある種シブくいきました。晃の感情がどう動いていくのか、僕の頭のなかでは考えていましたが、それを演技として見せる必要はないというか。そのドラマ的な部分は、リングに上がっている瞬間にだけ見せられたらいいのかなと」役について話しながら、「こういう負け犬みたいな役をいただくことが多いけど、なんでなんやろ」と、ぼそり。しかし画面の森山さんからは、虚ろな瞳や歩きかた、さりげない仕草や表情に、ここまでの自堕落な日々が滲み出てくるようだった。「晃は感情が動かないというか、凪いじゃってるんですよね。でもボクシングの練習をしているとアドレナリンが出るのか、刹那的な、生きている実感があるんです。これがある程度順調な人生だったらまた違うのかもしれないけれど、彼の場合、ボクシング以外にそういう感覚を得られる場所がない。そういう人だからこそ、殴ったり殴られたりするのが許される場所に対してアクティブになるっていうのは、ある気がします」映画は、前・後編合わせて上映時間4時間半にも及ぶ大作に。「今の時代、スマートに生きることを良しとするような空気感があるじゃないですか。そんななかで、こういう泥くさい物語をどれだけの人が求めているのかなと思うんです。愚直に生きることのつらさとか、美しさがあるのはわかりますけど。でも、このジリジリした感じは、武さんと足立さんのふたりだからできること。上映時間の長さも含めて、挑戦的な作品だと思っています」近年、ダンサーとしても精力的に活動し、自ら振り付けや演出などもおこなっている。そんな森山さんだからこそ、いま俳優という仕事にどんな魅力を感じているのだろう。「映像に関しては、監督という存在に身を委ねるということの、ある種の気楽さはあります。あと自分じゃない人生の片鱗を見させてもらえるっていう好奇心じゃないかな」『アンダードッグ』デリヘル嬢の送迎で日銭を稼ぎながらもボクシングにしがみつく晃(森山)。荒んだ過去を持つ龍太(北村)。芸人として崖っぷちに立たされた宮木(勝地)。3人の男たちがボクシングのリングの上で対峙する。監督/武正晴原作・脚本/足立紳出演/森山未來、北村匠海、勝地涼ほか前・後編11月27日ホワイトシネクイントほかで同日公開(R15+指定)©2020「アンダードッグ」製作委員会配給:東映ビデオもりやま・みらい1984年8月20日生まれ。兵庫県出身。毎週土曜19:45~NHK Eテレで放送の『オドモTV』に出演中。12月28~30日に3夜連続放送予定のドラマ『岸辺露伴は動かない』(NHK総合ほか)の第2話に出演。トップス¥29,000パンツ¥25,000(共にLAD MUSICIAN/LAD MUSICIAN HARAJUKU TEL:03・3470・6760)シューズ¥37,000(NEPCO FOOTWEAR/NEPENTHES TEL:03・3400・7227)※『anan』2020年12月2日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・杉山まゆみヘア&メイク・須賀元子インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年11月29日磯村勇斗、柄本佑、白石隼也、津田健次郎、森山未來という5人の人気俳優がショートフィルムの監督に挑戦する一大プロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」が始動。2021年1月、WOWOWにて配信、放送される。WOWOW開局30周年記念となる「アクターズ・ショート・フィルム」では、各監督が制作費・制作日数、監督本人が出演など同条件で25分以内のショートフィルムを制作。視聴者や映画評論家の投票により選ばれた1作品が、2021年開催の米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」へ出品され、グランプリへの挑戦権を得る。監督には日本のエンタメ界を担う5人の人気俳優が集結。多彩な役柄で出演作が後を絶たない若手実力派俳優で、学生時代に自主映画を制作していたほどの映画好きである磯村勇斗。俳優として様々な作品で唯一無二の存在感を放つ一方、学生時代から数々の自主制作映画を手掛けている柄本佑。主演を務めた配信ドラマ「グッドモーニング・コール」のスピンオフドラマで監督・脚本を務め、マルチな才能で活動の幅を広げる白石隼也。声優・俳優・ナレーターと多方面で活躍し、昨年全国公開された映画『ドキュメンターテイメント AD-LIVE』では監督・脚本を務めた津田健次郎。カテゴライズに縛られない表現者として国内外から高い評価を受け、初監督を務めた短編映画『Delivery Health』が「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020」でも特別上映された森山未來。“映画通”としても知られている彼らが自らメガホンをとり、ショートフィルム制作に挑む。すでに俳優としての実績がある彼らが、監督としてどんな才能を開花させるのか、注目を集めている。あわせて、各作品の主演キャストも決定。磯村監督作『機械仕掛けの君』には泉澤祐希。柄本監督作『夜明け』に森山直太朗。 白石監督作『そそがれ』に吉村界人と神野三鈴がW主演。津田監督作『GET SET GO』に竜星涼と大東駿介がW主演。森山監督作 『in-side-out』に永山瑛太と、実力派俳優が揃った。5人の“監督”からコメント到着磯村勇斗「監督を一度やってみたいという気持ちは元々ありました」という磯村さんは、「即答でYESと言えるような簡単な仕事ではない。それに俳優業もあるのに務まるのか、と自問しましたが、それでもやはりこんな機会は滅多にないので挑戦させて頂きました」とコメント。「準備から現場まで通し改めて感じた事は、スタッフさんへの感謝です。自分のやりたい事、わがままを具現化して下さり、愛を持って向き合って下さいました。そして、お芝居では泉澤祐希君がこの作品に一本芯を通してくれ、子役含めキャスト達にも支えて頂きました」とスタッフ・キャストには感謝も。柄本佑「やはり映画監督に憧れてこの世界に入りましたから残念ながら断る事がでませんでした」と語る柄本さん。「いざ何をやろうかなと考えてみて16歳の時に書いた短編映画のホンを思い出しました。18年越しの企画を実現させていただきました」と明かす。「次は長編ですね。よろしくお願いします、、、っことで良いんですよね?」と今後にも期待を寄せる。白石隼也オファーを受け、「俳優が撮る映画ならば、俳優たちに生き生きと演じて貰える現場にしたいとまず思いました」と明かす白石さん。「自分で書いた脚本を、俳優陣が自由に軽やかに超えていく瞬間がとても印象的でした。主演の吉村界人さんと神野三鈴さんのラストシーンを撮り終えた直後、神野さんが不意に吉村さんを抱きしめるという一幕がありました。カットがかかった後も続く二人の世界をいつまでも観ていたかった」と振り返っている。津田健次郎「贅沢な環境で映画を撮れる...最高だ...」と津田さん。「脚本執筆から撮影準備そして撮影本番、全てが大変でしたがとても楽しい時間でした」と語り、「時間に追われてシーンの変更に舵を切りかけた時、妥協を押し止められたのは大東さんと竜星さんの言葉でした。お2人の言葉に救われました。情熱に溢れたキャストさん、スタッフさんと映画を作る事が出来て幸せです」と感謝を述べた。森山未來2年程前に「監督をやらないか」と誘われたという森山さんは「パイロット版を2作品作ってみたが、その企画自体がボツになり、作品は宙に浮いた」と言う。「その内の1作品は幸運にも今年のショートショート フィルムフェスティバル&アジアで取り上げていただいたが、もう一つは編集の時点で挫折していて完成もできていなかった。が、またまた幸運にも今 WOWOW さんに声をかけていただき、こうしてリベンジをさせていただく運びと相なった」と明かす。「素晴らしいスタッフの皆さんと、そして芝居のみならず、独自の身体性と音楽性に惹かれていた永山瑛太さんとタイトなスケジュールの中でセッションできたのは非常に有意義な時間でした。楽しかった!」と手応えを見せている。各監督が俳優としての才能を認めたというキャストが監督とショートフィルム制作の中でどのような化学反応を生み出していくのか。そして今回、ティザー予告編も番組オフィシャルサイトで 公開。カメラを見つめる姿からは作品にかける情熱が伝わってくる。なお、各監督のインタビューや撮影のメイキング、さらに各作品のみどころを紹介する特別番組「アクターズ・ショート・フィルムの軌跡」の無料放送も決定している。「アクターズ・ショート・フィルム」は2021年1月13日(水)より、WOWOWオンデマンド(※)にて5作品同時に先行配信、1月23日(土)19時よりWOWOWプライムにて 5作品を一挙放送。「アクターズ・ショート・フィルムの軌跡」は1月16日(土)WOWOWプライムにて無料放送。※ 1月13日(水)よりスタートするWOWOWの動画配信サービス。従来の加入者限定の動画配信サービス「WOWOW メンバーズオンデマンド」をより進化させ、これまでの B-CAS番号経由での加入だけでなく、パソコン、スマートフォン、タブレットなどのWEB経由でダイレクトに加入、視聴が可能になる。(text:cinemacafe.net)
2020年11月24日2016年に初版発行以来、世代を超えて共感の声が広まり続けている小説を森山未來主演で映画化した『ボクたちはみんな大人になれなかった』が、2021年にNetflixにて配信されることになった。「ボクたちはみんな大人になれなかった」(新潮文庫刊)は作家・燃え殻によるデビュー作。ウェブメディアの連載やSNS上で大きく話題を呼び、シンガーソングライターのあいみょんを始め、小沢一敬、会田誠、吉岡里帆、「EXIT」兼近大樹といった様々なジャンルのクリエイターや著名人から絶賛を受けた。誰もが感じる切なさや懐かしさが凝縮されたこの物語は、10代~20代からは時代を超えて感情に訴える“エモさ”で話題を呼び、30代や40代からは舞台となっている90年代を代表するミニシアターや渋谷の街、流行した音楽や映画のタイトルなど当時のカルチャーを懐かしみながら楽しめると様々な年代を魅了し続けている。あいみょんさんは、共感のあまり原作の文庫本にエッセイを寄せている。物語は、ある朝の満員電車の中で、昔フラれた大好きだった彼女に間違えてフェイスブックの「友達申請」を送ってしまった主人公「ボク」の混沌とした1日から始まる。多くの読者が、自分の経験や過去の想いと「ボク」のそれを重ね合わせる、過去と現在をSNSが繋ぐ異色のラブストーリー。主演に迎えるのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』『モテキ』『アンダードッグ』ほか数々のヒット作で大役を務めるだけでなく、舞台やコンテンポラリーダンスなど幅広い活躍を見せてきた森山未來。演じるのは昔の大好きだった彼女にSNSを介して再会してしまう主人公「ボク」。森山さんは、「’失われた10年’とも言われる1990年代。そんな不安定な時代に、恋に音楽に仕事に燃えたどこの馬の骨ともしれない主人公。過ぎ去った、その後には何が残っているのだろう。今になってその燃え殻をどう見つめるのだろう。視線をそむけようとも、ただ静かに見守るしかない。この物語にはエンドロールはひとつしかない、ですよね」と原作について語っている。監督を務めるのは森義仁。犬童一心、阪本順治ほか名だたる監督に助監督として師事。その後は様々な企業CMや「欅坂46」や「サカナクション」などのMVを手掛け演出家としての手腕を発揮。2015年にはカンヌ広告祭でフィルムクラフト部門でゴールドを受賞した。「恋のツキ」でドラマ初監督を務め、本作が映画監督としてのデビュー作となる。「誰しも誰かに出会うことで自分を形成し、自分がみる風景を変えていく。そういうどこにでもある人生。森山未來さんが演じる主人公の人生と観ているあなたの人生が交差するような新しい感覚を持った映画にしたいと思います」と、森監督は製作に対する意欲をコメントする。さらに、原作の燃え殻氏からは「90年代、渋谷系といわれた音楽たちがあって、『裏原宿』という言葉に酔っていた人たちの物語。ノストラダムスの大預言がまだ健在で、何かが始まりそうで、終わりそうだった時代。簡単には過去にできない、過去にならなかったボクたちを、森山未來さんを含めた最高のキャストの皆さんで観られることを、今から楽しみにしております」と期待を寄せるコメントが到着している。Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は、2021年Netflixにて全世界配信予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年11月20日森山未來、北村匠海、勝地涼ら豪華キャストを迎えた、『百円の恋』の武正晴監督の最新作『アンダードッグ』。ボクシングにしがみつくことしかできない森山さん演じる主人公を中心に、人生から見放された3人の男たちの生き様を描いた本作から、石崎ひゅーいが書き下ろした主題歌「Flowers」の映画版ミュージック・ビデオ(MV)が解禁された。一度掴みかけたチャンピオンの道からはずれ、無様な“かませ犬”としてリングに立ち続けているどん底ボクサー・末永晃(森山未來)と、才能を期待されながらも過去に秘密を抱える若きボクサー・大村龍太(北村匠海)、大物俳優の二世タレントでバラエティ番組の企画のためにボクシングをすることとなった芸人ボクサー・宮木瞬(勝地涼)といった、3人の負け犬たちが人生の再起を賭け戦う人間ドラマを描いていく本作。主題歌に起用された石崎さんは、武監督の“普通だったら映画の主人公になり得ない、世間の誰にも相手にされない奴がクライマックスにリングの上で光を浴びるストーリーを作りたい”という想いを受けて楽曲「Flowers」を書き下ろした。解禁された映画版のMVは、不格好ながらも懸命に咲こうともがく3人の姿と、彼らの心の叫びを代弁するかのような歌詞、そして背中を後押しする石崎さんの力強い歌声が共鳴し合い、観るものの胸をふるわせる仕上がりとなっている。また映像には、予告映像では見ることのできなかった初公開の本編シーンも満載。顔つきを変え、ヒートアップしていく男たちの姿に注目。主役の末永晃を演じた森山さんも、「“ハードボイルド”や“滅びの美学”が成立しない、今の時代だからこその地に足の着いたリアルな物語です。負け犬、かませ犬と呼ばれながらも、いつかはこの世界から抜け出そうと思うものの、負け続ける。そんな生き方を選ばざるを得なかった人たちが、自分は負け犬であると認め、受け入れることで新たな人生を始める。ボクシングのように重心を下に置いた、心に響く映画だと思います」と、重厚なドラマが展開する本作の魅力を熱弁している。劇場版『アンダードッグ』【前編】【後編】は11月27日(金)よりホワイトシネクイントほかにて同日公開。配信版『アンダードッグ』は2021年1月1日(金・祝)よりABEMAプレミアムにて配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダードッグ(2020) 2020年11月27日よりホワイトシネクイントほか全国にて【前編】【後編】同日公開ⓒ2020「アンダードッグ」製作委員会
2020年11月10日2020年11月6日に放送されたバラエティ番組『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に、俳優の森山未來さんがゲストで出演。15年以上、携帯電話を持っていない理由を明かし、反響が上がっています。森山未來が携帯電話を持たなくなった『理由』とは同番組のMCを務めるお笑いコンビ『ダウンタウン』の浜田雅功さんは、2008年のテレビドラマ『夢の見つけ方教えたる!』(フジテレビ系)で森山さんと共演していました。浜田さんは当時の森山さんを好青年と褒めつつも、「交換したメールアドレスに連絡を入れても、返信がなかった」と吐露。それにまつわる話題として、MCの坂上忍さんが「どうやら森山さんは携帯電話を持っていないらしい」と明かしたのです。あまりの衝撃にスタジオが静まり返る中、森山さんは「だから浜田さんと連絡先を交換する時はメールアドレスのみだった」といい、携帯電話を持たない理由を次のように語りました。元からあんまり携帯(の電話)に出たがらないからもう、(携帯電話を)携帯しててもあんまり、コミュニケーションが取れない。そんな持ち方をしてたんですけど。でもなんかある日、19か20歳くらいの時に暇な時に携帯で麻雀のゲームしてて。気が付いたらもう夕暮れになってたんですよ。(だから)「もうやめよう」って思って。それでやめてから、基本的には持ってない。ダウンタウンなうーより引用「19〜20歳くらいの時、暇な時間は携帯ゲームをして過ごしていた」という森山さん。ゲームであっという間に過ぎる時間をもったいなく感じたのか、「それ以降、携帯電話を持たなくなった」と明かしました。そのため、マネージャーなど誰かに連絡する時は公衆電話、必要な電話番号は記憶し、仕事のやり取りは普段持ち歩いているパソコンで済ませているといいます。きっと森山さんは、「有限な時間を大切にしたい」と、強く思っているのでしょう。森山さんの発言に、ネット上ではさまざまな声が寄せられています。・スパッとやめられる森山さんが素敵。手放すのは難しいけど、私も1日の操作時間を減らしてみようかな。・このご時世で携帯電話を持たないってすごい。周りに流されない芯の強さを感じました。・昔もテレビ番組で「携帯電話を持ってない」って話してたけど、今もそうなのか。かっこいい。ガラパゴス携帯(通称:ガラケー)からスマートフォンに変わり、誰もが気軽にネットサーフィンを楽しめる2020年現在。さまざまな情報をすばやく入手できるだけでなく、SNSで他者と交流したり、『スマホ決済』で飲食や購入品の支払いができたりするため、肌身離さず持ち歩く人は多いでしょう。人生という時間の使い方について、改めて考えさせられますね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月08日『百円の恋』「全裸監督」の武正晴監督が、森山未來、北村匠海、勝地涼をキャストに迎えた最新作『アンダードッグ』から、ボクシングシーンのメイキング映像が解禁となった。はじめに映し出されるのは、一度掴みかけたチャンピオンの道からはずれ、どん底に落ちながらもボクシングにしがみ付く主人公・末永晃を演じた森山さん。俳優のみならずダンサーとしても国内外での活躍の場を広げる森山さんは、持ち前の身体能力の高さに加え、クランクインの1年前からはじめたストイックなトレーニングを経て撮影に参加。本映像では、本番カメラが回っていない間も黙々と筋トレに励み、またミット打ちの練習シーンでは迫力のあるパンチを打ち込んで鈍い音を響かせたりと、晃が憑依したかのように終始真剣な表情で撮影に挑む森山さんの姿が捉えられている。続く映像は、児童養護施設で晃と出会いボクシングに目覚める若きボクサー・大村龍太に扮した北村さんの本番直前のメイキング。ボクシングの才能にあふれる役柄にリアリティをもたせるため、徹底した体作りを行った北村さん。本作の撮影は、10月30日(金)公開の主演作『とんかつDJアゲ太郎』の撮影の後だったこともあり、本作のクランクイン前に体重を8kg落として挑んだという。『百円の恋』に続き本作でもボクシング指導を担当した松浦慎一郎とともに、瞬発力のある龍太のステップを細かく確認しながら、スピード感溢れるシャドーボクシングを披露。最初は強張った表情を浮かべていた北村さんだが、松浦さんより「いいね!OKです!」と声が上がると「ちょっとホッとしました…」と笑顔をこぼす姿も収められている。最後を飾るのは、大物俳優の二世タレントで、鳴かず飛ばずの芸人ボクサー・宮木瞬を演じた勝地さん。チャラさを表す一方で、“親の七光り”という汚名返上を誓い、自らの存在を証明するかのようにボクシングに打ち込むギャップが見せどころとなる宮木。ジムの先輩役であり、プロボクサーかつトレーナーライセンスも取得している「ロバート」の山本博との撮影では、武監督や松浦さんに動きを確認し、汗だくになりながらも、劇中さながらトレーナーとボクサー二人三脚で、宮木らしいボクシングを組み立てていく様子が切り取られている。武監督は撮影をふり返って「森山未來さんの身体能力は素晴らしく、彼がいなければ成立しなかった作品です。晃はプロボクサーという設定がありますから難しかったと思いますが、あれだけ動ける人は稀です。北村匠海君の運動神経と反射神経には驚かされました。勝地涼さんの練習したアッパーカット宮木スペシャルは練習の成果が出ていました」と、役に全てを注ぎ込んだキャストたちを大絶賛している。また、「彼らの献身的なトレーニング姿は我々スタッフの力となり、作品の推進力となっています。そのため、タイトル『アンダードッグ』が『負け犬』という意味ではなく、人間の持つ底力、人間力の可能性を知らしめるタイトルへと変貌する作品に仕上げることが、僕の使命だと考えています」と監督自身も意気込むほどで、それぞれの身体を張った演技がスクリーンにどのように生きていくのか、ますます期待が高まるばかりだ。劇場版『アンダードッグ』【前編】【後編】は11月27日(金)よりホワイトシネクイントほか全国にて同日公開。配信版『アンダードッグ』は2021年1月1日(祝・金)よりABEMAプレミアムにて配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダードッグ(2020) 2020年11月27日よりホワイトシネクイントほか全国にて【前編】【後編】同日公開ⓒ2020「アンダードッグ」製作委員会
2020年10月27日森山未來によるリーディングパフォーマンス『「見えない/見える」ことについての考察』が10月14日(水)〜11月6日(金)の期間に開催されることが決定した。本作は、2017年に東京芸術大学にて初演され、新しい表現のかたちを示したことで全4公演ながら話題を呼んだ作品。今回の公演は森山のソロパフォーマンスで初の全国ツアーとなり、全国7カ所38公演が実施される。俳優やダンサーとして第一線で活躍する森山が、<日常を失った世界に問う「本当に見えることとは」>という問いかけとともに、声と身体、光で感じる新感覚の朗読パフォーマンスを届ける。チケットは、本日9月12日(土)正午よりイープラスで最速先行の受付を開始する。ぜひ、森山の真骨頂を目の当たりにしてほしい。【公演紹介】私たちが本当に見ているものは何なのか。この問いの答えを見つけるとき、選び取ることの大切さに気づくことができるでしょう。パフォーマンス《見えない / 見える ことについての考察》は声と残像、そして森山未來の身体を通して私たちに語りかけてきます。《見えない / 見える ことについての考察》はノーベル文学賞作家ジョセフ・サラマーゴの『白の闇』という小説から着想を得たテキストのリーディングを中心としたパフォーマンスです。ある日人々が突然視力を失う、それはいわゆる「黒い闇」ではなく、ミルクのように圧倒的な白い闇なのです。人々はパニックに陥り、弱者と強者の立場が入れ替わるなどの混乱がおきます。最後は視力を取り戻すものの、この体験を通して彼らは、見えることと見えないことの境界をリセットし、不確かな現代の中で本当に見なければならないものについて再考するのです。この『白の闇』に、モーリス・ブランショ作の『白日の狂気』がメタテキストとして絡まってきます。これは強い光で視覚を失いそうになること、すべてが見えすぎることによってかえって見えなくなることを比喩的に語っています。明滅する光の残像の中に浮かび上がる森山未來の身体と、透徹した声で読まれる2つのテキストの響き合いは、未知のヴィジョンへと観客を誘っていきます。(初演時概要より引用/キュレーター・長谷川祐子)◆公演概要「見えない/見える」ことについての考察チケット購入URL: チケット販売期間:9月12 日(土)12:00〜イープラスにて最速先行受付開始公式HP: お問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00-15:00)【公演日時・チケット料金】<横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール>10月14日(水)~10月18日(日)平日:6500円土日:7000円<サントミューゼ上田大スタジオ>10月21日(水)〜22日(木)平日:5500円<愛知県芸術劇場 小ホール>10月23日(金)〜10月25日(日)平日:6000円土日:6500円<あましんアルカイックホール・オクト>10月27日(火)〜10月29日(木)平日:5500円<フェニーチェ堺大スタジオ>10月30日(金)〜11月1日(日)平日:6000円土日:6500円<スカラエスパシオ>11月3日(祝・火)祝日:5500円<長崎市チトセピアホール>11月5日(木)〜6日(金)平日:5500円
2020年09月12日10月末より開催される「第33回東京国際映画祭」のオープニング作品が、森山未來主演の『アンダードッグ』に決定したことが分かった。『百円の恋』の製作陣が再集結した本作は、森山さんが、スターダムに駆け上がっていく選手たちの陰で咬ませ犬として踏み台にされ、這い上がろうともがく崖っぷちボクサー・晃を、北村匠海が過去に秘密をもつ若手ボクサー・龍太を、勝地涼が芸人ボクサー・宮木を演じ、ルーザーたちの感動のドラマを描く。コロナ禍での今年の東京国際映画祭は、「映画を観る喜びを再認識し、映画の未来への希望の光を灯す」「映画を通じて国際的な連帯を強める」「コロナ後の映像文化についての考察を深める」という目的を掲げ、映画館でのフィジカルな上映を基本として実施。昨年まで実施していた「インターナショナルコンペティション」、アジアの新鋭監督作品の「アジアの未来」、日本の気鋭作品の「日本映画スプラッシュ」の3部門を「TOKYO プレミア 2020」として1つの部門に統合し、この部門の全作品を対象にして、観客が投票する「観客賞」を設ける形で開催。本作は、「TOKYO プレミア 2020」作品としても上映される。なお、この観客賞は、11月9日(月)TOHO シネマズ六本木で開催される本映画祭のクロージングセレモニーにて発表する。オープニング作品決定を受け、監督の武正晴は「2020 年東京国際映画祭のオープニングで『アンダードッグ』という映画を観ていただける環境に感謝します。最後の仕上げは観客の皆様に委ね、語り継いでもらえたらと念じて止まないのです。どうか皆様その日までご無事で」とコメントした。また、森山さんの鍛え抜かれた肉体が披露されているビジュアルも公開された。『アンダードッグ』【前編】【後編】は11月27日(金)よりホワイトシネクイントほかにて同日公開。「第33回東京国際映画祭」は10月31日(土)~11月9日(月)開催。(cinemacafe.net)■関連作品:アンダードッグ(2020) 2020年11月27日よりホワイトシネクイントほか全国にて公開ⓒ2020「アンダードッグ」製作委員会
2020年09月10日『百円の恋』「全裸監督」の武正晴監督が、森山未來、北村匠海、勝地涼をキャストに迎えた最新作『アンダードッグ』の公開初日が決定。併せて、特報とキャラクターポスターが解禁となった。今回解禁された特報映像は、リングでタバコをふかしながら、大の字に寝転ぶ森山さん演じる晃に、「さすがにヤバいでしょ、リングでタバコ吸ってたら」と北村さん演じる龍太が語りかけるシーンから始まり、3人の男たちを紹介するアッパーな映像が展開される。顔面アザだらけでリング上に倒れる晃、ミット打ちで素早くパンチを繰り出す龍太、試合の対戦相手に押され気味になっている瞬が映し出され、最後はスウェット姿で嗚咽をもらす晃と「まだ、くすぶってる」の文字で締めくくられる。3人の男が人生の再起を賭け、戦う姿に期待が膨らむ内容に仕上がっている。併せて、キャラクターポスターも解禁。崖っぷちボクサーの晃がサウナスーツを着て息があがる姿をとらえたポスターには、「夢みる燃えカス。」というコピーが添えられている。秘密の過去をもつ若き天才ボクサーの龍太が先を見据える姿をとらえたポスターには、「夢あふれる悪童。」の文字。「負けたら芸能界即引退!」と書かれたTシャツを着た芸人ボクサーの瞬の姿をとらえたポスターには、「夢さがす半人前。」と、それぞれのキャラクターを象徴するコピーがうたれている。また本作は、劇場版と配信版が製作され、劇場版には前編・後編があり3人の男たちのドラマを中心に描かれ、全8話からなる配信版は、3人の男たちと彼らをとりまく登場人物の群像劇になっている。どちらかにしかない映像もあり、どちらを先に見ても、両方見ても楽しめる構成になっている。劇場版『アンダードッグ』前編・後編は11月27日(金)よりホワイトシネクイントほか全国にて公開。配信版『アンダードッグ』は、ABEMAプレミアムにて11月より配信開始。(text:cinemacafe.net)
2020年07月28日