愛されているからこそ、求められているからこそ、シリーズ化や映画化は生まれる。2000年にドラマとして産声をあげた「相棒」シリーズもその一つ。現在、シリーズは11シーズンに突入し、劇場版の映画はスピンオフを含めた『相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン』、『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』、『相棒 -劇場版II- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜』の3本が公開。いずれもヒットを記録している。そんな『相棒』シリーズの劇場版に新たな作品が加わる!『相棒』キャストが総出演している、新しい劇場版――オリジナルキャストとして活躍してきた捜査一課の伊丹憲一と新たに設立されたサイバー犯罪対策課の岩月彬という、新しいバディによる『相棒シリーズ X DAY』だ。岩月役の田中圭と伊丹役の川原和久が目指したバディ(=相棒)の形とは?杉下右京の場合もそうだが、刑事ドラマのバディというのは、2人の性格がまったく違ったり、反発し合ったり、苦手だったり…というパターンが多い。『相棒シリーズ X DAY』でバディとなる岩月と川原も例外ではなく、考え方の違う2人が徐々にチームになっていく、その過程が面白い。そして、長年『相棒』シリーズのレギュラー・キャラクターとして伊丹を演じてきた川原さんにとって、今回の映画化は大抜擢となったわけだが、本人は「出番が多いというだけのことですよ」と意外とあっさり!?というのは見せかけで「作品の中で長く(伊丹を)生きられること、『相棒』ワールドの中で捜査会議を見せられること、伊丹たちの仕事を見せることは嬉しいし楽しかったですね」と、伊丹刑事からは想像でいない、柔らかい表情を浮かべる。また、今回の相棒となる岩月については「行きがかり上どうしようもなくブッキングされてしまう相手なので、意にそぐわなくて事あるごとにモメてしまうんです。岩月は伊丹の発言に何かと言い返してくるというか、嫌味返しをしてくるんですよ。おいおい、嫌味はオレ(伊丹)の特権だろう…と(笑)」。川原さんの言葉に、田中さんはなんだか嬉しそう。「本人同士はコンビだとは思っていないですからね。むしろ邪魔な存在だと思っているんです」と、岩月と伊丹の第一印象がどれほど悪いのかを語る。「岩月くんってひどいなぁと思ったのが、『X DAY』の後日談で、ドラマシリーズ中のセリフに『僕は(周りから)あなたと知り合いだと思われているんです』というのがあるんですけど、知り合いだと思われるのも嫌なんだって(苦笑)。そこまで毛嫌いしているのに、行く先々で一緒に捜査をすることになって、いつしか伊丹刑事の正義感に触れて、最終的には信頼関係というか、お互いに認め合うことが見つかる。最初から仲良くしましょう的な感じじゃないところが、僕は好きです(笑)」。新しい凸凹コンビの誕生。伊丹と岩月の噛み合わなさ、ズレた感じはクスッとした笑いを運んでくる。2人のなんとも言えないかけ合いは、どうやって生まれたのか気になるが、意外にも「それがほとんど打合せも話合いもしていないんです。テストや段取りが(2人にとっての)打合せみたいなもので、芝居をしながら距離感を掴んでいく感じでした」と川原さん。その言葉に頷く田中さん。役柄の上での性格は似ていないけれど、役者としては「お芝居をしている感覚が似ているというか、近い感覚があるのかな。すごく心地よかったんですよね」と、川原さんとの共演をふり返る。「テストの前に芝居のプランを話し合う人もいるけれど、僕も川原さんもとりあえずテストでやってみる、その感覚がすごく好きでした。あとは、僕も川原さんも見た目を気にしないというか…。僕だってカッコよく映りたいですよ(笑)。でも、岩月も伊丹刑事もカメラを気にするようなキャラクターではないので。そういう感覚が(川原さんと)同じだったのは、楽しかったですね」。どこか通じるものがあるからこそ、あのバディ感が出せたのかもしれない。バディ感に加え、常にタイムリーな時事ネタを扱い、時代を先取りしているような鋭い視点をもっていることも『相棒』シリーズの特徴の一つだ。今回は、サイバー犯罪と金融封鎖という題材を盛り込んだ社会派サスペンスに仕上がった。謎のデータがネット上にバラ撒かれ、削除──。そして、その直後に燃え残った数十枚の一万円札と共に男の死体が発見される。殺された男の不正アクセスを追っていた岩月、殺人事件として真実を追う伊丹。いがみ合いながらも捜査を続ける2人は、やがて“金融封鎖計画 X DAY”の存在にたどり着く…というのが、大まかなあらすじ。サイバー犯罪、金融、殺人事件が絡み合うストーリーだけに、台本を最初に読んだとき川原さんは「専門用語が多いなぁ…」と感じたそう。「パソコンに精通している人ならなんてことのない用語なんでしょうけど、僕は一切できないタイプの人間なので…。たとえば、極端な話“ログイン”って言われても“ログイン?それはどういう捜査だ?”となるんです、伊丹の場合も(苦笑)。金融の専門用語も難しくて。でも、徐々に理解してくると、難しい言葉であっても言っているのは単純なことだと理解できると思います。要は、お金がお金じゃなくなるという恐怖なんです。お金が価値を持たなくなったらどうなるのか…という恐ろしい背景をこの作品では描いているんですよね」。伊丹刑事が困惑する一方で、田中さんの演じる岩月は、難しい専門用語を流暢に語り、コンピュータを巧みに操作するサイバー犯罪捜査官。しかし、「実は、僕も苦手なんです」と照れくさそうに告白する。「苦手ではあるんですが、今回、岩月が扱っていたのはiPadなんです。iPadは僕も普段使っているものなので、助かりましたね。さすがに“ログイン”は分かるけれど、ログインの意味をちゃんと説明しろと言われると無理。でも、川原さんよりは(コンピュータを)使えると思うんですけどね(笑)」と、伊丹と岩月が劇中で繰り広げるような“嫌味”を、さりげなく川原さんに投げかけ、それを待っていたかのように川原さんも“嫌味”を返す。「僕は現場であんなに眠れない…あんな格好では眠れない(笑)。田中くんは現場で泥のように子どものように眠るんですよ。メイクさんが寝ている彼の顔をメイクすることもありましたからね」と、撮影現場のエピソードを語る。そんな風に互いをいじり合うことができるのは、役者同士相性が良かったというのはもちろん、映画自体が良い作品であるからだろう。実際、完成した映画を川原さんは3回、田中さんは4回も観ていた!難しい題材ゆえに「こうした取材のときに困らないように…というのはありますけど、ほんとに面白くてカッコいいんです。僕は劇場にも観に行きますね、15回観に行きますよ!」という田中さんの言葉に「宣伝、上手いねぇ」と感心しつつ、川原さんも「『相棒』をずっとやってきた立場としては、杉下右京が深く関わらない『相棒』は一体どうなるんだろう?彼が解決しない事件をどう解決させるんだろう?それが楽しみでもありました」と、『相棒シリーズ X DAY』の見どころを伝え、最後に「あと、個人的に一番好きなシーンがあるんです。内村刑事部長のシーンなんですが…ヒントは“考える人”です(笑)」と、意味深なひと言を残す。田中さんが15回観たいほど愛して止まない面白さを、川原さんがお気に入りだと言う内村刑事部長の登場シーンを、ぜひ劇場で確かめてほしい。伊丹刑事&岩月捜査官の新しいバディが、この先どんな歩みを見せてくれるのかも期待したい。(text:Rie Shintani)■関連作品:相棒シリーズXDAY 2013年3月23日より全国にて公開(C) 2013「相棒シリーズ X DAY」パートナーズ
2013年03月26日人気シリーズ『相棒』の映画最新作『相棒シリーズ X DAY』が23日、全国封切りを迎え、東京・新宿バルト9で初日舞台あいさつを開催。新相棒としてタッグを組む俳優の川原和久と田中圭をはじめ、共演する大谷亮介、山中崇史、六角精児、山西惇、神保悟志、国仲涼子とメガホンを執った橋本一監督、さらに映画にゲスト出演している水谷豊&及川光博が駆けつけ、“相棒ファミリー”がシリーズ最新作の公開を盛り上げた。その他の画像警視庁捜査一課刑事・伊丹憲一(川原)と新キャラクターであるサイバー犯罪対策課専門捜査官・岩月彬(田中)が金融崩壊を意味する“X DAY”の真相を捜査する本作。川原いわく「主役という意識は薄かった」というが、本作公開を前に全国キャンペーンに奔走し「こんなに大変だとは。豊さんはこんな大変なことをしょっちゅうやっているんですね」と“本家”に感服していた。一方、田中はキャンペーンを通して「川原さんとの距離が縮まった」といい、「時々おやじギャグを言うんですよ」とふだんはコワモテな川原の素顔を暴露。「たくさんの出会いを与えてくれたし、人間としても成長することができた」と相棒シリーズ初参加に、思いも格別の様子。ふたり揃って「映画のキャッチコピーは『この日、すべてが終わる』ですが、この映画は今日から、すべてが始まります!」とヒットに期待を寄せた。そんな“新相棒”の誕生に、杉下右京役の水谷は「次の映画はイタミンが主役だと予測していた。それに田中圭君は、出演が決まって岩月役ができたのか、その逆なのか分からないくらい素晴らしかった」とお墨付き。さらに「ドラマが始まった頃は、このようなことが起きるとは思っていなかった。本当にうれしいことですね。こうして相棒ワールドが広がるのも、支えてくださるファンの皆さんのおかげ」と感謝しきり。片や、神戸尊を演じる及川は、「川原さんが(映画公開を記念し)写真集を発売したと聞いてビックリ。なんで神戸君の写真集を出さなかったんですか」と恨み節で、客席を沸かせていた。『相棒シリーズ X DAY』3月23日(土)全国ロードショー
2013年03月25日人気ドラマ『相棒』のスピンオフ映画『相棒 X DAY』主演の川原和久が16日にオフィシャルフォトブック『相棒捜査一課・伊丹憲一』の発売を記念して、福屋書店新宿サブナード店で行われた握手会に出席した。その他の写真川原が演じる人気キャラクター・捜査一課の伊丹刑事と田中圭が演じるサイバー犯罪対策課の岩月のコンビを主人公にした映画『相棒 X DAY』。サイバー犯罪対策課がマークしてきた男が死体で発見される事件が発生し、伊丹と岩月が時にいがみ合いつつも課の違いを超えて真相を追いかける。フォトブックではこれまでの作品を通じて伊丹憲一という存在を徹底的に分析。20ページにわたる撮り下ろしショットにロングインタビュー、さらには水谷豊が伊丹について語るなど盛りだくさんの内容となっている。この日は事前に予約した100名のファンが来場し割れんばかりの大歓声で川原を迎えた。川原はひとりひとりにフォトブックを手渡し、握手を交わしたが、ファンからは映画での活躍についてのみならず「結婚おめでとうございます!」と歌舞伎役者・松本幸四郎の長女で女優の松本紀保との結婚を祝福する声も。女性が多くを占める100名ものファンの熱気に川原はやや硬い表情で緊張気味かと思いきや、本人は「だいぶ、(ほおを)緩めてるつもりでしたよ」とのこと。最初にの発売の話があったときは「『イヤイヤイヤ、勘弁して!』って感じだった(苦笑)」そうだが、自身や伊丹という役について「誤った情報やウワサが広まっているところもあるので、自分から発信することで修正されれば」と語る。ちなみにこのフォトブックについて捜査一課の仲間をはじめとする『相棒』ファミリーの面々の反応は「嘲笑です。相当バカにされました。アンケートなどもあったので『昨日は1日中、川原さんのこと考えてたよ』なんて言われました」と苦笑いを浮かべていた。映画の公開に向けての心境を尋ねると「宿題が多すぎて公開のことを考えてる暇がないです。原稿のチェックやキャンペーンで行く仙台での舞台挨拶のスケジュールを渡されたり、その日その日を片付けていく感じ。(初日に)コメントを用意してなくて慌てることになりそう」と飄々とした様子で語っていた。『相棒シリーズ X DAY』3月23日(土)全国ロードショー
2013年03月18日誕生以来、圧倒的な高視聴率を記録し続けている「相棒」(テレビ朝日)の劇場版第四弾『相棒シリーズ X DAY』で主演の田中圭演じる警視庁サイバー犯罪対策課・岩月彬が、ついに1月16日(水)よりスタートとなる本家のドラマ新シリーズ「相棒 season11」の2月27日(水)放送回で初登場を果たすことが明らかとなった。水谷豊扮する特命係・杉下右京が“相棒”とのコンビで、あらゆる難事件を次々と解決していくサスペンスフルな物語と個性的なキャラクターたちで絶大な支持を集めてきた本シリーズ。今回、劇場版となる『相棒シリーズ X DAY』で新たな“相棒”となるのは、刑事キャラクターの中でも高い人気を誇る“イタミン”こと川原和久扮する警視庁捜査一課刑事・伊丹憲一と、その“相棒”となる田中さん扮する岩月だ。とある殺人事件の捜査を共に進めていく2人が、目に見えない圧力にさらされ、捜査は行き詰まっていき…。3月より公開となる『相棒シリーズ X DAY』に先駆けて、田中さんの「相棒」ワールド初登場に加え、川原さんとの新“相棒”のお披露目となる今回のドラマ出演。田中さんからは、「岩月君がドラマに登場するのが凄く嬉しいです。また彼を演じられる喜びと、相棒シリーズに本格的に参加させてもらうのが、緊張もしますけど、光栄です。今回はドラマなので、水谷さんとの絡みも勿論あって、間近で右京さん独特の雰囲気を感じられるのはいまから興奮しています!」と胸の高鳴りを抑えられないといった様子。さらに、「『相棒シリーズ X DAY』という作品が自分自身大好きなので、その作品を経た後の岩月と伊丹刑事の関係性を見せられるのが嬉しいです。ドラマを見てくださったみなさんに、ちゃんと気になってもらい、映画も観ていただけるようにしたいと思います!頑張ります!」と劇場版への愛と共に意気込みを語ってくれた。「相棒 season11」から“相棒”となった、水谷さん演じる警視庁特命係・杉下右京と成宮寛貴演じる甲斐享のドラマ版“相棒”コンビと、岩月&伊丹の劇場版“相棒”コンビがどう関わっていくのか、楽しみに待ちたい。ドラマ「相棒 season11」は、1月16日(水)より毎週・水曜放送。『相棒シリーズ X DAY』は3月23日(土)より全国にて公開。(c) 2013「相棒シリーズ X DAY」パートナーズ(text:cinemacafe.net)■関連作品:相棒シリーズXDAY 2013年3月、全国にて公開(C) 2013「相棒シリーズ X DAY」パートナーズ
2013年01月16日2000年の誕生以来、10年以上にわたり圧倒的な高視聴率を維持し、もはや“国民的ドラマ”とも言える「相棒」(テレビ朝日)。「相棒season11」の放送には新たな“相棒”が登場し、初回スペシャルがシリーズ最高の平均視聴率19.9%を記録するなど更なるステージへ進化し続けている同シリーズから再び朗報が!先日、製作が発表された『相棒シリーズXDAY』の最新ポスタービジュアルと特報映像がついに解禁となった。水谷豊扮する特命係・杉下右京が“相棒”とのコンビで、あらゆる難事件を次々と解決していくサスペンスフルな物語と個性的なキャラクターたちで絶大な支持を集めてきた本シリーズ。今回、映画版となる『相棒シリーズXDAY』では、刑事キャラクターの中でも高い人気を誇る“イタミン”こと川原和久扮する警視庁捜査一課刑事・伊丹憲一と、その“相棒”となる田中圭扮するサイバー犯罪対策課専門捜査官・岩月彬。とある殺人事件の捜査を共に進めていく2人が、目に見えない圧力にさらされ、捜査は行き詰っていく…。今回解禁となった特報では、映画では初登場となる捜査一課刑事・伊丹とサイバー犯罪対策課専門捜査官・岩月の新たな相棒コンビが事件に挑む姿に加え、水谷さん扮する杉下を始めとするおなじみの「相棒」キャストたちも登場しており、異色の“相棒コンビ”との絡みも期待できそうだ。さらに初公開となったポスターは、こちらを見据える伊丹と岩月の鋭い眼光が印象的で、これだけでも彼らの事件に挑む気迫が感じられる仕上がりとなっている。岩月の口から発せられる“X DAY”とは一体何のことなのか?そして日本崩壊のシナリオとは?異色の相棒コンビがどんな活躍を見せてくれるのか、公開が待たれる。『相棒シリーズXDAY』は2013年3月、全国にて公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:相棒シリーズXDAY 2013年3月、全国にて公開© 2013「相棒シリーズ X DAY」パートナーズ
2012年10月25日人気シリーズ『相棒』の映画最新作『相棒シリーズ X DAY』のポスター画像と特報映像がこのほど公開された。今回、主役を務めるのは警視庁捜査一課の熱血刑事・伊丹とサイバー犯罪を専門にする若き捜査官・岩月の新コンビ。彼らが立ち向かうのは“日本が終わる日=X DAY”だ。『相棒シリーズ X DAY』特報映像水谷豊演じる警部・杉下右京が、様々な“相棒”とコンビを組んで難事件を解決する本シリーズ。右京だけでなく個性豊かな登場人物たちも大きな人気を集めており、本作では正義が強く、時に右京らと対立してきた伊丹刑事(川原和久)が、田中圭演じる新キャラクター・岩月と新コンビを結成する。今回の事件は、燃え残った数十枚の一万円札と共に、ひとりの男の死体が発見されることから始まる。この男は銀行のシステム部に所属し、不正アクセスで何らかの機密情報を流していた疑いがもたれている人物だ。伊丹&岩月は事件を追うが、そこに政官財の巨大な権力構造と、金融封鎖計画“X DAY”が立ちはだかる。映画は、ふたりが右京らの協力を得ながら、殺人事件の全容とその背後にうごめく謎に迫る姿を描き出す。このほど公開されたポスター画像には、鋭い眼光が印象的な伊丹と岩月の姿と“その時、全てが終る”というコピーがデザインされている。特報は映画のダイジェスト映像が短く登場し、その最後には“日本崩壊のシナリオ”という文字が。これまでも『相棒』シリーズでは、右京たちが巨大な権力機構を相手に正義と真実を求めて捜査を続けてきたが、伊丹&岩月コンビも、最初の事件には巨大すぎるヤマに立ち向かうことになりそうだ。『相棒シリーズ X DAY』2013年3月全国ロードショー
2012年10月25日今年3月、3年間レギュラーメンバーを務めた及川光博の卒業をもってシーズン10の最終回を迎えた人気刑事ドラマシリーズ「相棒」。2002年の連続ドラマ放送開始から10年目の一区切りを迎え、新たなる“相棒”、新たなる展開が期待される中、このほど劇場版最新作『相棒シリーズXDAY』が製作されることが決定した。水谷豊扮する特命係・杉下右京が“相棒”とのコンビで、あらゆる難事件を次々と解決していく物語と個性的なキャラクターたちが絶大な支持を集めてきた本シリーズ。初代“相棒”亀山薫役の寺脇康文のシーズン7での卒業後、及川さんが新たな相棒・神戸尊として加入。常に高い視聴率をマークし、シーズン9には20.3%という過去最高の視聴率を記録した。さらに、2008年と2010年の2回にわたり公開された映画版でも大ヒットを記録し、2009年にはレギュラー陣の魅力にスポットを当てたスピンオフ作品『鑑識・米沢守の事件簿』が公開されるなど、ファンの要望に応えるように幅広い展開を見せてきた。このほど発表された『相棒シリーズXDAY』では、刑事キャラクターの中でも高い人気を誇る“イタミン”こと、川原和久扮する警視庁捜査一課刑事・伊丹憲一と新たな相棒のドラマが展開。その新“相棒”とは、田中圭扮するサイバー犯罪対策課専門捜査官・岩月彬!伊丹とはまるで正反対のキャラクターだが、とある殺人事件の捜査を共に進めていくことになり、ある企業の機密漏洩にぶつかる…。さらに、事件のカギを握るゲスト俳優も明らかに。カギを握る女、東京明和銀行勤務・麻生美奈役に国仲涼子、同じく銀行員役に田口トモロヲ、衆議院議員役に別所哲也が扮する。もちろん、水谷さんや及川さんらおなじみの「相棒」メンバーも出演が決定している。進化し続ける「相棒」シリーズの新たなる章への突入に期待!『相棒シリーズXDAY』は2013年春、公開予定。■関連作品:相棒シリーズXDAY© 2013「相棒シリーズ X DAY」パートナーズ
2012年06月22日興行収入35億円の大ヒットを記録し、3日にブルーレイ・DVDが発売された『相棒-劇場版II-警視庁占拠!特命係の一番長い夜』のテレビCMで、米の名作テレビシリーズ『刑事コロンボ』とのコラボレーションが実現している。その他の写真『刑事コロンボ』といえば、60年代から制作され日本でも人気を博した刑事ドラマの名作シリーズだが、コロンボを演じた俳優ピーター・フォークが6月に亡くなったことで、長年のファンの間では惜しむ声が多く挙がっていた。そんな米の名刑事が、今や日本を代表する刑事ドラマとなった『相棒』とコラボレーションすることになったきっかけは、『相棒』ブルーレイ・DVDの販売元と『刑事コロンボ』の日本の権利元が同じメーカーだったこと。そこから『相棒』のプロデューサー伊東仁氏も「まさかコロンボとのコラボCMができるとは」と語る“夢の競演”が実現することになったという。実際のCMの内容は、『相棒-劇場版II-』のことをコロンボが紹介する設定になっており、吹き替えは故・小池朝雄氏からコロンボ役を引き継いだ石田太郎氏が担当。「ウチのカミさんがね、コレ絶対に観ろってうるさいんですよ」とおなじみの口調で紹介を始め、『相棒』の主人公、右京と神戸両刑事のことを「このふたり、しつこさなんかアタシ以上じゃないかっていうんで気になってましてね」と評価。また、ロングバージョンでは「しかしリッパなスーツですなぁ」などと得意のボヤきも披露している。『相棒』ファン、『刑事コロンボ』ファンとも必見のこの共演CMは、東京・大阪・名古屋の地上波でオンエア中。『相棒-劇場版II-』の公式ホームページでも掲載されている。『相棒-劇場版Ⅱ-警視庁占拠!特命係の一番長い夜<豪華版>』発売中DVD BOX 12075円(税込)、Blu-ray 13125円(税込)『相棒-劇場版Ⅱ-警視庁占拠!特命係の一番長い夜<通常版>』発売中DVD 3990円(税込)、Blu-ray 4935円(税込)発売元:テレビ朝日販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント『刑事コロンボ コンプリート ブルーレイBOX』12月2日発売Blu-ray 71400円(税込)発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
2011年08月03日映画『相棒−劇場版II−』の観客動員が1月18日(火)までに200万人を突破し同日、東京・銀座の丸の内TOEI1で主演コンビの水谷豊、及川光博、和泉聖治監督ら13人が舞台挨拶を行った。先月23日(木・祝)の公開初日から27日目で快挙を成し遂げた本作は、同日現在、興行収入が25億円を突破と好稼働中。200万人という数字に及川さんは「人生初めてのことなので想像がつきません」と飄々とした反応ながら「手応え?撮影期間中から、毎日のように感じていました。なんだかいける気がする!って」とニヤリ。「まだまだいけそうな気がする!」と観客をあおって沸かせた。水谷さんは、劇場版第1弾公開時に「部屋に並べるDVDが1枚だと寂しい」と第2弾製作に意気込みを感じさせるエピソードを司会者から持ち出され、2枚でいい?と第3弾への意欲を聞かれると、「こればっかりは僕ひとりの思いでは決められることではない」と冷静なコメント。和泉監督から「豊さんが続く限り、ついていこうと思っています。2本じゃ寂しいじゃないですかね?」と促されると、「監督と皆様が元気ならついていこうと」とヤル気をのぞかせ、観客を喜ばせた。一方、レギュラー陣のひとり、六角精児は、「初詣でおみくじをひいたら大吉でした」と話した及川さんに続き、「おみくじで、今年訴えられると出た。ビクビクしていまして、この幸せはいつまで続くんでしょう」と珍エピソードを吐露。会場の笑いを誘っていた。『相棒−劇場版II−』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:相棒−劇場版II− 2010年12月23日より全国にて公開© 2010「相棒-劇場版II-」パートナーズ相棒−劇場版−絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン 2008年5月1日より全国東映系にて公開© 2008「相棒−劇場版−」パートナーズ■関連記事:『相棒II』公開10日間で100万人&10億超え!正月興行制す『相棒−劇場版II−』川原和久×山中崇史が明かす捜査一課の秘密(?)と魅力『相棒II』公開4日間で50万人動員!水谷豊は全国舞台挨拶まわりにボヤキ?水谷豊「相棒」レギュラーに小澤征悦をスカウトせず!?小西真奈美インタビュー緊張感と信頼感の中で生まれた名シーン
2011年01月18日映画『相棒-劇場版II-』が12月23日(木・祝)、初日を迎え、主演コンビの水谷豊、及川光博ら主要キャスト陣と和泉聖治監督の14人が全国39か所で舞台挨拶を行う「39ツアー」をスタートさせた。人気TVドラマシリーズの劇場版第2弾となる本作。この日、東京・銀座の丸の内TOEI1では上映後に14人が勢揃いして舞台挨拶を行った。水谷さんは「我々『相棒』チームの2つめの夢が叶いました」と感慨深げ。「機会があれば(劇場版ゲストの)宇津井(健)さん、小西(真奈美)さん、國村(隼)さんには、本シリーズの方にも…」とレギュラーに“スカウト”。すかさずただ一人、名前があがらなかった劇場版ゲスト、小澤征悦が「俺は?」と悲しそうな表情で詰問し、会場の笑いを誘った。及川さんは「今年1年、ずっと神部尊(かんべ・たける)でした。今年を漢字一文字で表すと“尊”です」と表現。引き続き会場を盛り上げた。“39ツアー”は、水谷さんの口癖「サンキュ!」にちなみ、前作時の36か所を上回って計画されたもの。水谷さんは「とりあえず家に帰れないので5泊6日の旅の準備をしてきてくださいって言われてるんです。みっちゃんもそうでしょ?」と問いかけ。及川さんは「はい、頑張ります。でもなるべくなら、上映前に挨拶をしたいですね」と苦笑いだった。ほかにシリーズレギュラーの岸部一徳、六角精児らが出席した。『相棒−劇場版II−』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)特集「初心者のための『相棒−劇場版II−』講座」■関連作品:相棒−劇場版II− 2010年12月23日より全国にて公開© 2010「相棒-劇場版II-」パートナーズ■関連記事:小西真奈美インタビュー緊張感と信頼感の中で生まれた名シーン『相棒』ファンの大歓声に水谷豊「サンキュ!」ミッチー「目頭が熱く」10周年記念『相棒』プレミア試写会&レッドカーペットに女性限定2組4名様ご招待あの2人が難事件に挑む『相棒−劇場版II−』パズル型コースターを3名様プレゼント相棒劇場版ヒロイン小西真奈美に及川&小澤「いい匂いがする」
2010年12月23日映画『相棒−劇場版II−』のプレミアムイベントが12月14日(火)、東京・六本木ヒルズ内で行われ、主演コンビの水谷豊と及川光博らキャスト陣15人がファン約1,650人を沸かせた。六本木ヒルズアリーナでのレッドカーペット・イベントでは、約2時間かけてファン約1,000人に握手、サインなどのサービス。その後、ステージに上がった水谷さんは、ますます沸き起こる大歓声に「サンキュ!」と上機嫌。「これだけの人が喜んでいてくれるなんて、公開していないのに感無量です。僕たちにとって、嬉しい記念の一日になりそう」。及川さんも「40代になって、こんなにもドキドキワクワクするもんなんだなと、目頭が熱くなりました」とコンビ揃って感激しきり。及川さんが、水谷さん演じる警視庁特命係警部・杉下右京の2代目相棒の警部補・神戸尊として「相棒」シリーズに加入したのは、2009年3月放送のTVシリーズ「Season7」最終話からで、劇場版へは今回が初参加。「大きなチャンスを得ることは、大きな責任を背負うことになるんだと思いました」と大役の手応えを改めて口にした。ファンから「ミッチー!」の声援が飛び交ったが「ミッチーじゃないよ!」とこの日ばかりは神戸になりきっていた。その後はTOHOシネマズ 六本木ヒルズへ場を移し、試写会上映前に和泉聖治監督を加えた16人で、観客約650人に向けて舞台挨拶。今回のゲストで悪役を演じる小澤征悦は「『相棒』の世界観が大好きだった。スタイリッシュで大人のウィットに富んでいて」と出演の喜びを改めて吐露。また劇場版でヒロインを演じる小西真奈美は寒空の下、ノースリーブで一部シースルーのセクシーな黒のワンピースを身にまとって登場。シックな色気をふりまき、キャスト陣紅一点のお色気担当の役目を見事に果たして、カメラマンのフラッシュ放射を浴びていた。ほかに同じく劇場版ゲストの國村隼、シリーズレギュラーの岸部一徳、川原和久、山中崇史、六角精児らが出席した。『相棒−劇場版II−』は12月23日(木・祝)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)特集「初心者のための『相棒−劇場版II−』講座」■関連作品:相棒−劇場版−絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン 2008年5月1日より全国東映系にて公開© 2008「相棒−劇場版−」パートナーズ相棒−劇場版II− 2010年12月23日より全国にて公開© 2010「相棒-劇場版II-」パートナーズ■関連記事:10周年記念『相棒』プレミア試写会&レッドカーペットに女性限定2組4名様ご招待あの2人が難事件に挑む『相棒−劇場版II−』パズル型コースターを3名様プレゼント相棒劇場版ヒロイン小西真奈美に及川&小澤「いい匂いがする」10歳の誕生日を迎えた「相棒」シリーズ待望の劇場版続編の公開が決定!次のスピンオフは角田VS伊丹?おなじみのメンバーも駆けつけ『鑑識・米沢守』公開
2010年12月15日映画『相棒−劇場版II−』(仮題)の製作報告会見が8月9日(月)、東京・東映大泉撮影所で行われ、小西真奈美、小澤征悦らゲストキャストが初お披露目された。2000年6月に初放送された人気刑事ドラマシリーズの10周年を飾る劇場版第2弾で、警視庁幹部12人を人質にとられた警視庁籠城事件に、特命係係長の杉下右京(水谷豊)と相棒の刑事・神戸尊(及川光博)が挑む物語。レギュラーメンバーに加え、警視庁の元組織犯罪対策部の刑事という経歴を持つ犯人・八重樫哲也を小澤さん、八重樫の警察学校時代の同期で総務部装備課・朝比奈圭子を小西真奈美、ほかに宇津井健、國村隼らが出演する。6月25日(金)にクランクインし、国内での撮影を終え、明日10日(火)から13日(金)までのフィリピンロケをこなしてクランクアップ予定。TVシリーズと劇場版第1作に続き和泉聖治監督がメガホンを取っている。“相棒”コンビとの初共演の感想を司会者から求められた小西さんは「3人のシーンを控えてメイク室で一緒になったんですが、先に水谷さんが出ていくときに『ご縁があったらまた後ほど』っておっしゃった。何て返していいか…と思っていたら、及川さんが『そうですね、ご縁があったら』と返したので、ああ、この2人は本当に相棒なんだと思った」とエピソードを吐露。すかさず及川さんが「先輩(水谷さん)は、ちょいちょいユーモアを挟むんです」と突っ込むと、水谷さんは「だって人生、何があるか分かりませんから。メイク室を出た後に…」と冷静に切り返す“右京節”全開だった。今度は及川さんが小西さんとの共演の感想を求められると「楽しかったですよ、明るくて…いい匂いがしました」。同じ問いに小澤さんも「初めてだったんですけど、すごくいい匂いがしました」と揃って萌え気味。小西さんと会場の笑いを誘った。一方、自身にとっての相棒を尋ねる質問に、小澤さんは「家族」。食道がんとの闘病から生還し今月1日(日)に復帰会見した父で世界的指揮者・小澤征爾さんへの思いを垣間見せた。この最新劇場版に先駆け、10月からドラマシリーズ「相棒season9」が放映予定。『相棒−劇場版II−』(仮題)は12月23日(木・祝)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:相棒−劇場版II−(仮題) 2010年12月23日より全国にて公開
2010年08月09日