世間では昔から、科学では証明できない不可解な出来事が、多数報告されています。存在しないはずのものが見えたり、どこからか謎の声や音が聞こえてきたり…といった話は、怪談の定番といえるでしょう。また、そうった現象は医学的に見ると、精神的な病気による幻覚や幻聴が原因と判断される場合もあります。精神科を受診した、おばあさんの『幻聴』いちは(@BookloverMD)さんがTwitterに投稿したのは、精神科医になりたてだった頃のエピソード。当時、いちはさんは家族に連れられて病院を受診した、90歳過ぎのおばあさんに出会ったといいます。「赤ちゃんの泣き声が聞こえるの」真剣な様子で、そう訴えるおばあさん。いうまでもなく、女性の周囲に赤ちゃんは存在していません。話を聞くと、おばあさんは数十年前に、生まれたばかりの赤ちゃんを亡くしていたといいます。家族もその話を知らず、驚いていたのだとか。おばあさんの話を聞き、優しく「赤ちゃん、さびしいんですかねぇ」とつぶやいた、いちはさん。その言葉を聞いて、おばあさんと家族は涙を流しました。それ以降、おばあさんだけに聞こえていた『赤ちゃんの泣き声』は止まったそうです。※写真はイメージきっと女性は長い間、1人で心の中に罪悪感や悲しさを封じ込めていたのでしょう。その感情を家族に打ち明け、想いを共有することで、やっと救われたのかもしれません。いちはさんは、「患者さんの訴えを『幻聴』という用語に置き換えることなく、『赤ちゃんの魂』として解釈したことが、彼女にとってはよかったのではないか」と思ったといいます。※守秘義務の観点から、個人が特定されないようエピソードの一部にフェイクを交えています。90歳すぎの女性が「赤ちゃんの泣き声が聞こえる」と家族に連れられ受診。詳しく聞くと、何十年も前、生まれてすぐの赤ちゃんを亡くされていた。家族も知らない過去だった。「赤ちゃん、寂しいんですかねぇ」そう呟くと、女性は涙を流された。同席した家族も涙。以後、泣き声は止まったらしい。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 誰しも、他人に打ち明けることができず、心の中に溜め込んでいる想いがあるはず。そういった想いは意識していなくても、時々ふとした瞬間に思い出してしまったり、悪夢に出てきたりしてしまうものです。おばあさんは自分にしか聞こえない『赤ちゃんの声』を、その経緯を知らない人たちから『幻聴』として否定されてきたのかもしれません。だからこそ、その原因となった出来事をほかの人に打ち明け、事実と受け止めてもらうことで、過去から開放されたのではないでしょうか。いちはさんの投稿は拡散され、多くの人がその内容に考えさせられたようです。・おばあさん、嬉しかったんだろうな。想いを想像したら涙が出た。・幻覚や幻聴に限らず、高齢者の徘徊も本人には理由のある行動なのだと思う。・ハッとした。心の治療に必要なのは共感なのかもしれない。医学が発展した現代では、いろいろな病気の治療で薬が用いられます。しかし、時には言葉が何よりも効果のある薬となり、患者の心を癒してくれることもあるようです。投稿全文はこちら90歳すぎの女性が「赤ちゃんの泣き声が聞こえる」と家族に連れられ受診。詳しく聞くと、何十年も前、生まれてすぐの赤ちゃんを亡くされていた。家族も知らない過去だった。「赤ちゃん、寂しいんですかねぇ」そう呟くと、女性は涙を流された。同席した家族も涙。以後、泣き声は止まったらしい。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 ずっと独りで抱えてきたことがついに重荷となり、「赤ちゃんの泣き声」という症状になった。幻聴という用語に置き換えられず、赤ちゃんの魂が側にいるとして受けとめられたこと、家族に打ち明け家族の前で泣けたこと、家族も涙を流してくれたこと、これらが彼女にとって慰めになったのかもしれない。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 精神科医なりたてのときのエピソード。患者背景や幻聴の内容などだいぶ改変したが、大筋では、「患者さんの訴えを、精神科の用語に置き換えることなく解釈した」ことが功を奏した(ように感じられた)一例。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 似たようなケースで、一人暮らしの高齢患者さんが、「夜中にドーンと大きな音がして、起きると部屋が荒らされてた。寝なおして起きたら片付いてたのでたまげた」と訴え、家族は苦笑。「タヌキに化かされたんですかねぇ」と言うと、患者さんは嬉しそうに爆笑。これもまた、しばらくは治まった。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 客観的には分からない「内的体験」について、幻聴・幻視・妄想という解釈・説明をされるのは、体験した本人にとっては「自分の頭がおかしいと言われている」「否定されている」ようなものだろう。初手でここからスタートすると、後々がうまくいかないのではなかろうか(たぶん)。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 [文・構成/grape編集部]
2022年04月17日こんにちは、エェコです。皆さん「斜視」ってご存じですか?私は生まれてから眼科にお世話になったことといえば「小学生の頃、唐辛子の実を潰した手で目をこすって大惨事」くらいしか記憶がないので、目の病気や症状に関して無知オブ無知でした。その日はある日突然やってきました。■学校の眼科検診で発覚!「眼科検診に引っかかった」と言われても視力が落ちたのかな? くらいにしか思ってませんでした。しかしプリントを見てビックリ!斜視…!? 斜視とは…どんな症状なの?聞きなれないワードに動揺し、すぐ眼科に行きました。息子の斜視は幸い「そんなに重いものではなく、軽い」とのこと。でも、「このまま放っておくとドンドン進行していく」そうで、「矯正眼鏡をかけて治療していきましょう」と言われました。■実は以前から目が疲れやすかった!?今も眼鏡をかけていますが、矯正は順調のようです。息子、ズボラなところがあるので痛みを伴わない体の異変は言わないところがあります。この件で息子にも「普段と違うと思ったら痛くなくても伝えてほしい」と言いました。私も高学年と言えど子どもの体の状態はちゃんとチェックしよう…と思いました。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2022年04月17日50代に入ってからというもの、手指のこわばりやホットフラッシュなど更年期特有の症状が起こり始めたり、滑って転んで手首を骨折したりなど、次から次へと体の不調やけがが続いてほとほと困っています。最近はどうにか落ち着いてきたと思っていたら、今度は目が真っ赤になる結膜下出血を起こしてしまいました。突然のことでびっくりしましたが、どうやらこの疾患も50代で起きやすいそうなので、そのときの体験をご紹介いたします。白目が真っ赤になっていた買い物に出かけるため軽くメイクをしようと、鏡の中に映った自分の顔を見てギョッとしました。右目外側の白目に7mm大ほどの範囲で、真っ赤な鮮血の色をした出血部分が突然現れていたのです。過去に充血したことは何度もありましたが、様子がまったく違って大変な状態のように思えたので、かなりドキッとしました。ただ、とても乾燥している感じと少々ゴロゴロした感覚はありましたが、特に痛みやかゆみはなく、ぶつけたり引っかいたりした覚えもないため、何が原因でこうなったのかがわかりません。出血部分以外には、2mm大ぐらいの突出した血の塊が目尻側にできているのが気になりました。右目の内側の白目やまぶたに隠れた部分、それから左目の白目もよく見てみましたが、そのほかの出血は見あたりませんでした。眼科に行って診断を受けるまずネットで調べると、どうやら結膜下出血の症状らしいとわかり、1~2週間で自然に回復すると書いてありました。そこで1週間は様子を見ることにしたのですが、5日たってもどんどん範囲が広がる一方で不安になり、6日目に眼科に行きました。口頭質問と検査から感染症ではない「結膜下出血」と診断されました。結膜下出血は、外傷だったり、こすったりすることによる刺激、マラリア・コレラ・インフルエンザなどの熱性疾患でない場合はほとんどが原因不明で、50歳以上に多い疾患だそうです。咳やくしゃみ、強く鼻をかんだりいきんだりした場合や嘔吐、お酒の飲み過ぎがきっかけで結膜下にある細くて小さな血管が破れて出血するようです。動脈硬化や高血圧、糖尿病や白血病など全身疾患を患っている場合にも結膜下出血が起こることがあるので、繰り返すようであれば全身の検査をしたほうが良いと言われました。通常1~2週間ほどすれば血が自然に吸収され、後遺症もなく元に戻るとのこと。目が乾燥しているように感じていたので伝えると、ドライアイを緩和する目薬を処方されました。次の章で、完治までの様子を紹介します。2週間でやっと完治発症当初はある一部分が赤く染まっていたのですが、翌日には出血部分が広がり始め、日に日に範囲が広がって3日後には右目の外側半分が真っ赤になりました。回復の兆しが見え出したのは1週間後。右目の外側半分の出血部分が内側に広がり出したと同時に、色の濃さが少し薄くなり始めました。それからは日がたつにつれて徐々に血の色が薄く変化し、最終的にはちょうど黒目の周りに赤く輪が残る状態になり、そのうち消えてなくなりました。出血がかなり多かったせいか、結局完全に元の白目に戻るまで2週間かかってしまいましたが、その後は繰り返していません。一つ気を付けたことは、当たり前かもしれませんが目を休めることです。仕事は減らし、スマホもなるべく使わず、睡眠時間を増やしました。また、重大な疾患ではない割にギョッとするほど目が真っ赤で目立ってしまうので、外出時は以前作った茶色いレンズの度付き眼鏡をかけて気付かれないようにしていました。まとめ自分の周りで結膜下出血を起こした人がいなかったこともあり、白目に真っ赤な鮮血が突然現れたときはとても驚きましたが、眼科で見た目ほど深刻な症状ではないと聞き、完治まで落ち着いて過ごすことができました。50代に入り、立て続けに更年期の症状や手首の骨折というけがにも見舞われ、気分が落ち込むこともあります。でも、ただ悲観的になるのではなく、これも健康で長生きするための「教え」と捉え、毎日の生活を改善する機会だと思っています。また、結膜下出血は加齢による血管の老化も一因であり、ストレスや睡眠不足、そして疲れも症状を引き起こす原因になり得るそうなので、今後はより一層、心と体の健康維持に努めていくつもりです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)イラスト/サトウユカ★関連記事:「え? コンタクトレンズの長年使用が一因!?」思い切って眼瞼下垂の手術をしてみたら…【体験談】★関連記事:「突然、目に異変が!」視界にポツンと現れた黒い点、私の目に一体何が起きたの?【体験談】★ウーマンカレンダー目のお悩み記事をもっと読む著者/よーさ(52歳)英語なんでも屋・ライター。長い海外生活で気付いたらストレートの髪が天パに。現在は夫と思春期の息子と南国に暮らす。40歳で老眼、50歳で白髪が増えホットフラッシュに苦しむ。仕事で不規則な生活なため運動不足解消に時々走ったり泳いだりする。甘い物が大好きで困っている。
2021年12月08日若いころは、とにかく生理痛がひどく、鎮痛薬が手放せませんでした。ひどいときには立っていられないことも。社会人になり、「生理痛を何とかしたい!」と思い婦人科を受診したのですが……。痛みの裏にはある病気が隠れていたのです。 学生のとき、生理痛が悪化してテストを中座ひどい生理痛持ちの私は、若いころから生理痛に苦しめられました。 学生時代には、テストの最中に生理痛が悪化。あまりの痛さに我慢できず、手を挙げて試験監督の男性教員にSOSを出したこともあります。私の姿は、男性教員が「顔色が悪いから医務室に行きなさい」と言ってくれたほどひどいありさま。 医務室で鎮痛薬を服用してベッドで休みましたが、結局残りのテストは受けられず……。さらに経血もれも起こしてしまったので、その日は帰宅しました。 社会人になって婦人科を受診し治療社会人になっても生理痛が改善することはなく、症状はひどいまま。このころには鎮痛薬が手放せない状況にありました。 そこで、「つらい生理痛を何とかしたい」と思い、婦人科を受診。すると、医師から子宮内膜症であるとの診断が! それから低用量ピルを用いた治療をすることになりました。 しかし、低用量ピルの服用当初は副作用を起こし、嘔吐することもありました。一番ひどいときには、ドラッグストアに行ったときに突然レジ前で吐き気に襲われ、我慢できずにうずくまって胃液を吐いてしまったことも……。店員さんには迷惑をかけてしまいました。 それでも服用していくうちに徐々に副作用が治まり、しばらくすると生理痛は軽減! これまでは、生理中は仕事にも影響を及ぼしていたのですが、それもなくなり、仕事がしやすくなりました。 立っていられないほどの痛みが解消その後、3年ほど低用量ピルを服用。すると、子宮内膜症の症状は服薬しなくてもいい状態にまで改善しました。 そのため一旦服薬をやめ、経過を見ることになったのですが、薬を飲まずとも、これまでのように立っていられないほどの痛みがやってくることはなくなりました。多少、鈍い痛みとダルさはありますが、市販の鎮痛薬で乗り越えられるレベルを維持しています。 その後、私は結婚し、妊娠、出産。産後1年半ほど経ったころに生理が再開しました。その間、ラクに過ごせていた半面、「またひどい生理痛に逆戻りするんじゃ……」と不安に思っていましたが、再開後は妊娠前より生理痛が軽くすんでいるのでホッとしているところです。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO文/ころすけさん
2021年09月19日ある日、何かにつかまらないと立っていられないほど体に力が入らなくなり、内科を受診しました。医師によると、睡眠不足から来る過労が原因とのこと。それは自分の生活を見直すきっかけにもなりました。ある日突然、体に力が入らなくなった!その日は朝起きたときから体調が変でした。いつもよりも体が重かったのです。しかし、仕事も家事も休むわけにはいかない……。簡単なお弁当を作り、体を引きずるようにして出勤しました。車通勤だったので、事故を起こさないかそれだけが気がかりでした。しかし、出勤しても体に力が入りません。平衡感覚がなくなって、何かにつかまっていないと立っていられないぐらいに。時間が過ぎるのがいつもよりも遅く感じました。その日に限って体を動かさなければならない仕事があったので上司に相談。午前中で早退して受診することにしました。内科を受診、睡眠導入剤と漢方薬を処方された何科を受診すべきかわかりませんでしたが、とりあえず内科を受診。体の具合を伝えたところ、睡眠時間から普段の1日の流れについて聞かれました。血液検査も受けて、1時間ほど待って検査結果が出ました。医師からの診断結果は過労と睡眠不足ということでした。40代半ばという更年期に差しかかりつつある年齢なので、自分では年齢にも関係あるかもしれないと思っていましたが、医師からは特に年齢に関する指摘はありませんでした。補中益気湯(ほちゅうえっきとう)という漢方薬を処方され、頓服薬として睡眠導入剤も必要かどうか聞かれました。自分では薬に頼らなくてはいけないとまでは思っていたので「いらない」と答えたら、「今、しっかり寝ておかないと体力は回復しませんよ」と医師に説得されました。たしかにそのとおりだと思い、睡眠導入剤も処方してもらうことに。早めに床に就き、睡眠導入剤を服用して就寝しました。仕事に家事に…ストレスがいっぱい翌日は久しぶりにスッキリと目が覚めました。薬の作用が朝まで残っていないか心配でしたが、その影響はありませんでした。思えば、医師に睡眠時間を聞かれるまで自分の生活を振り返ることもありませんでした。改めて自分の生活を振り返ってみると、私の平均睡眠時間は3~4時間。仕事から帰ってきたあとにすぐ夕飯、食器洗い、夜のうちに洗濯機を回して就寝。ゆっくりテレビを見る時間もありません。布団に入ってからも、ちょっとした物音で目が覚めてしまったり、トイレに起きてそのまま寝付けなくなり朝を迎えたり。スッキリと眠れていないことが多かったのです。仕事と家のことに追われているうちにストレスがたまり、ぐっすりと眠れなくなっていることに気が付きました。内科の受診は自分の生活を見直す良いきっかけになりました。睡眠導入剤を使って寝たのは2回だけ。あとは意識して早めに寝るようにしました。家事も仕事も今までと変わらずありました。しかし、睡眠不足になってしまっていたのは、なんでも完璧にしてしまおうという性格が災いしていたと思います。できなかったとしてもしかたない。そうやって自分を許そうと思いました。睡眠導入剤は2回でやめましたが、処方された漢方薬は続けて飲みました。薬の効果があったのか、自分の生活様式を見直そうと思ったのがよかったのかわかりませんが、3カ月ほど続いていた3~4時間だった睡眠時間も、処方薬がなくなるころには6~7時間に増えていきました。まとめ以前は目が覚めても体がなかなか動きませんでしたが、睡眠時間が増えたことで疲れが取れ、朝から動けるようになりました。そしてイライラしたり、物事を悪く考えてしまうことも減ったように思います。そして、決して無理をしてはいけない、もっと自分を大事にしようと手を抜けるところは抜いていきました。当たり前ですが疲れた体を休めるのも、ストレスのたまった心身を和らげるのもまずは睡眠なんだと、今回のことで改めてそう思いました。気が付くとちょこまかと動いてしまう性格ですが、倒れてしまうと職場にも家族にも迷惑がかかります。そのためにも、いつもゆっくり寝てリラックスした時間を持ち、体を休めようと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)★関連記事:小指が動かない!50歳で始まった手指のこわばり対策【体験談】★関連記事:イライラ・疲労感…これって更年期?少しでもラクになるためにしたこと著者/おかひじき(47歳)「女は40を過ぎてはじめておもしろくなる」というココ・シャネルの言葉が大好きな男の子3人のシングルマザー。書くこと、食べること、写真を撮ることが大好き!
2021年09月01日生後初めての眼科受診生後2カ月の息子の目やにが気になり、初めて眼科を受診したときのことです。診察時の息子の様子に衝撃を受けた体験談をご紹介します。 生後2カ月、まだまだねんねの時期だったので、診察前に寝ることは想定内だったのですが……まさか、目を開かれてライトを当てられても起きないとは思いませんでした(笑)。先生や看護師さんも、びっくりして笑っていました。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター HYPかなこ2018.5生まれのチビコーと夫のこうじ氏、セキセイインコのうなぎの3人+1羽の家族です。WEB制作(私は画像と写真担当)などを夫婦でしてます。婦人科通いの干物→婚活→結婚→不妊治療→ギリギリ35歳で出産→2人目不妊治療中なコミュ障新米母です。
2021年06月18日こんにちは。3人の子どもを子育て中の小児科医、保田典子です。一部の地域ではあるものの、長期間にわたっている緊急事態宣言。まだまだ気軽に外出ができない状態が続きます。 そんな中、子どもの病気や子育てについて、誰にも相談できず悩んでいる方も多いかと思います。私のクリニックでも、やっぱり受診は減っていて、パパやママたちが困っていないか心配しているところです。そこで、赤ちゃんにとっての「不要不急の受診」について、改めて考えてみたいと思います。 「不要不急の受診」って?私にとっては、の大前提ですが、パパママが心配で受診を考えたなら、それはどんな症状でも「不要不急」ではない、と思っています(もちろん、医療者によっても考え方は違います)。今回は、「受診したほうがいい?」「様子を見ても大丈夫?」と悩む親御さん向けに、赤ちゃんの症状別に受診の目安をお伝えします。 風邪症状咳、鼻水、下痢などが起きる風邪症状。風邪症状自体は、薬を使わなくても自然に良くなっていくこともあります。そのため、食事ができていたり、おっぱいやミルクが飲めていたり、夜寝られている場合は診察が必要というわけではありません。 とはいえ、鼻水にしても小さい赤ちゃんの場合、鼻水が詰まってうまくミルクが飲めなかったり、夜何度も起きてしっかり眠れなかったりすることがあります。そのような場合はいったん受診した方が良いと思います。鼻水に関しては吸引が有効です。咳に関しても同様で、機嫌が良くごはんが食べられている、咳で吐いたりしない、夜眠れているようなら様子を見てもいいかもしれません。しかし、生後3カ月以下で発熱がある場合は、敗血症や髄膜炎大きな病気が隠れている可能性があるため、元気がある程度あってもいったん受診をおすすめします。便秘便秘は「たかが便秘」なのですが、「されど便秘」です。赤ちゃんは「苦しい」「おなかが痛い」と言葉で表現することができません。親御さんが「便秘だな」と感じたら、いったん受診をおすすめします。 ●3日に1回はでている●出るときにスムーズにでている(長時間いきんだり、出すとき痛くて泣いたりしない)●おっぱいミルクの飲みが良いという場合は、家で様子をみても良いでしょう。 逆に4日以上出ていない、出すときに激しく泣いたり長時間いきんだりする、飲みが減ってきた感じがする場合は受診をしましょう。湿疹生後1カ月前後の湿疹は「乳児湿疹」といって、産後のホルモンによる影響で湿疹がでている状態で、多くの赤ちゃんに見られます。ぷつぷつとした発疹がある、赤みがあるだけであれば、様子をみていても大丈夫でしょう。その場合は、しっかりと汚れを落としてくださいね。 また、赤ちゃんの保湿は、アトピー性皮膚炎の発症を抑えることがわかっています。お風呂のあとは、たっぷり保湿をするように心がけましょう。 もし、じくじくした黄色い汁がでてきたり、赤ちゃんがかゆそうにしているときは、病院を受診してしっかり治療を受けた方がいいかもしれません。 生後2~3カ月になってくると、ホルモンの影響がなくなって、湿疹が良くなってくることが多いです。このときにもまだ湿疹がかなり出ている場合は、受診をしましょう。皮膚が弱い子であれば、しっかりとスキンケアの指導を受けて、必要であればお薬を使うことで、きれいな皮膚がキープできる可能性があります。泣き止まない、激しく泣く赤ちゃんは時に、泣き止まないことがあります。例えば生後3カ月くらいによくみられる「コリック(黄昏泣き)」も、理由なく泣き続けます。困り果てた親御さんが病院を受診しようと病院に着いたとたん、ケロッとしているということも。 ですが、泣き止まない赤ちゃんの中には「腸重積」(生後3カ月~2歳未満に多い)という病気が隠れていたり、便秘がひどかった、ということもあります。一概に「様子を見てもいい」かどうかは、なかなか判断が難しいかもしれません。 泣き止まないときに様子をみてもいいのは、●外など環境を変えたらケロッとしている●哺乳は良好●嘔吐を繰り返したりしない などの場合です。哺乳できない、嘔吐した、ぐったりしていたり、顔色が悪かったりしたら受診をおすすめします。 私は、基本的にお子さんが心配であれば様子見せず、受診していいと思っています。でもこの時期、受診をなるべく控えたいという親御さん向けに、受診の目安をお伝えしました。大事なのは、心配なら受診をしておいた方が良いということ。何かあってからでは遅いのです。電話での救急相談(#8000)なども活用しながら、うまく受診のタイミングをつかんでもらえたらと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2021年05月31日放置すると視力低下の原因にもなるドライアイ。その原因は、目の水分……ではなく“アブラ”不足なんです!目からアブラを出すセルフケアを眼科医に教えてもらいました――。「実はドライアイは、目の脂不足が原因で起こります。まぶたの裏など目のまわりには、20~30個のマイボーム腺という脂の分泌腺があり、この脂が涙と混ざり合うことで、目の表面が乾かないようにしてくれています。しかし、女性の場合、メークが原因でマイボーム腺が詰まってしまい、涙に含まれる油分が減少。涙が蒸発しやすくなり、ドライアイになってしまうことが多いんです」こう話すのは眼科医の宇佐美欽通先生だ。YouTubeチャンネル「目の悩みスッキリTV」では“眼科医ヨシユキ”として、目のセルフケアを紹介している。そもそもドライアイとはどのような状態を指すのだろうか?「ドライアイとは目の不快感や見えにくさを伴う異常のことです。医学的な診断基準だと、違和感や異物感などの自覚症状があり、目の表面の涙が5秒以下で乾いてしまう状態を指します。涙はまぶたの潤滑油。ちょっとした違和感だから心配ないと思っている人でも、涙が乾いて少なくなると、まばたきをするたびに目に摩擦が起こり、黒目を傷だらけにしてしまうこともあるんです」ドライアイは目の違和感・不快感だけでなく、“生活視力”の低下も引き起こすという。「視力検査で測る視力ではなく、生活のなかで使う“視る力”のことを生活視力といいます。生きていくなかでは、視力検査の数値よりもこちらのほうが重要です。ドライアイの症状である視界のぼやけや目のかすみは、日常生活のなかに見えづらさを引き起こしますが、これはまさに生活視力の低下。ドライアイを治せば、この生活視力は改善できるんです」ドライアイが疑われる場合、市販の目薬をさすのは、その場しのぎの対処法にしかならないという。「ドライアイは目の表面に涙をとどまらせる能力が落ちている状態なので、目薬をさしても流れるだけ。脂を分泌するマイボーム腺の詰まりを取り除き、脂をきちんと分泌させることで、乾かない涙をつくることが必要です」そこで、宇佐美先生が脂の詰まりを解消するための“アブラ掃除”術を教えてくれた。手を洗い、アイメークを落とした状態で行おう。■ステップ1:ホットタオルで脂を溶かす【1】タオルを水に浸して絞る【2】【1】を電子レンジで温める(500W:1分、600W:40秒)【3】閉じた目の上に乗せて、2分間温める(やけどに注意!)■ステップ2:マイボーム腺クリーニングで詰まった脂を取り除く〈用意するもの〉綿棒またはコットン【1】下まぶたを軽く下に引っ張り、赤目とまつげの間を、綿棒やコットンで軽く滑らせ往復する(優しくなぞるように!)【2】数回、まばたきをして目を休ませる(【1】【2】×2回)【3】上まぶたを軽く上に引っ張り、赤目とまつげの間を、黒目に当たらないように注意しながら、綿棒やコットンで軽く滑らせ往復する【4】数回、まばたきをして目を休ませる(【3】【4】×2回)※清潔な綿棒やコットンをお使いください。また目の異常が出た場合は直ちに中止し、異常が続く場合は医師にご相談ください「まずはホットタオルで目を温めて詰まった脂を溶かしましょう。脂がしっかり溶ける10分間温めるのが理想ですが、時間がないという人は2分間でも大丈夫です。ホットタオルをラップで包むと冷めにくくなりますよ。目が温まって、脂が出やすい状態になったら、綿棒かコットンで赤目と下まつげの間をやさしく拭いて、詰まった脂やメーク汚れを取り除きます」所要時間は2つ合わせても3分程度。1日1回行うとよいという。「刺激が強いと感じる場合、綿棒やコットンを水にぬらすか、薬局で購入できる目のまわり専用の清浄綿を使用してください」目のアブラ詰まりを解消して、潤った瞳を取り戻そう。「女性自身」2021年6月1日号 掲載
2021年05月19日めまぐるしく体が変化する更年期。気になることはあるけれど受診するほどではない?という悩みや迷いはたくさんあります。そこで、産婦人科医の駒形依子先生に、更年期に気になる「これって大丈夫?」という質問に答えてもらいました。Q:閉経後に出血。生理が再開?何かの病気?「病気が心配なら、がん検査やエコーを受けたほうがいいと思います。子宮頸がんは健診でチェックできることも多いですが、子宮体がんや卵巣がんは症状が出ないと検査できません。子宮体がんや卵巣がんは初期症状として出血することがあるので、受診しましょう。また、更年期症状の緩和や美容目的で飲んでいるサプリが作用して出血する場合もあります。サプリの影響でバランスを崩して不正出血ということもあるので、それを含めて受診したほうがいいでしょう」(駒形先生)Q:生理が止まって2カ月。以前も生理が止まって受診した際、内膜が厚くがんの可能性を指摘されたことが…「以前の受診で内膜が厚くなっているという診断があるなら、受診したほうがいいです。本来、剥がれなくてはいけない内膜が子宮に残ると、炎症を起こしやすくなります。子宮体がんや子宮内膜増殖症の疑いも考えられるので、なるべく早く検査したほうが良いでしょう」(駒形先生)Q:閉経後に黄色いおりものが出るように。受診したほうがいい?「閉経後は腟内の分泌物が減って潤いがなくなり、本来持っている自浄作用が減ってしまいます。そのため、雑菌が増殖すると、黄色いおりものが出やすくなってくるのです。黄色いおりものだけで、痛みやかゆみ、強いにおいがなければ様子を見ても大丈夫でしょう。一般的には閉経後はおりものは減りますが、腟に雑菌が入れば外に出すというおりものの効果は変わりません。久々に生理がくる前に量が増えることがあります」(駒形先生)Q:生理不順でいつ生理がくるかがわかりません。生理を管理する方法は?「閉経期は排卵も不定期で、基礎体温を付けてもいつ生理がくるかはわかりません。規則正しい生活を送る、ストレスをためないなどホルモンバランスを崩さないようにするしかありません。ただ、生理が近づくとおりものが増えるのが1つのサイン。もし下着を汚したくないということなら、おりものが増え始めたら布ナプキンを下着にあてておき、出血に備えておいてもいいでしょう」(駒形先生)まとめ閉経期は家事や育児、仕事などに忙しく、気になることがあっても受診は後回しという女性も多いでしょう。でも、「病気かな?」とちょっとでも感じたら、受診したほうが安心です。40代からは今まで以上に自分で自分の体をいたわってあげましょう!取材・文/岩崎みどり(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中
2021年03月25日「老眼鏡なんてかっこ悪い……」。そんなネガティブな気持ちでいた私。娘の眼科受診への同行がきっかけとなり、老眼鏡を作りました。老眼鏡ユーザーになり、どんな変化があったのかご紹介します。まさか30代で老眼?「あれ? 何かおかしい」と目に異変を感じたのは、38歳のころ。私は2人の娘の出産・育児を経て、パートで仕事を再開していました。パソコン作業をすると、とにかく目が疲れるのです。当時はデータの入力作業が主な仕事だったので「仕方ないのかも」と諦めていて、市販の目薬は手放せませんでした。その一方で、私の中に「老眼?」と疑う気持ちもありました。もともと視力がとてもよかった私は、先輩から「あなたは老眼が早いかもしれない」と言われたことがあったからです。でも「30代で老眼鏡は恥ずかしい」という気持ちがとても強く、そのことは考えないようにしていました。40歳を過ぎると、症状に変化が出てきました。パソコンの画面がぼやけるのは当たり前で、仕事中にとんでもない睡魔に襲われることもしばしば。一番困ったのは、夜の車の運転でした。対向車のライトが今まで以上にまぶしく感じられて……。「もしかしたら、何か目の病気なのかもしれない」。病院嫌いな私が「病院に行かなければ」と思い始めたのはこのころでした。42歳、老眼である自分を認める42歳のとき、当時小学生だった次女が学校健診で視力低下を指摘されました。要検査の通知を見て、ようやく「私も行かなくちゃ」と重い腰を上げることができたのです。眼科でひと通りの検査を終えた私に医師が言った言葉は「あなたの目は老眼以外の何モノでもない。事実をきちんと認めて、眼鏡を作りなさい」という内容でした。実際にはもっときつい調子で言われてしまったためショック大でしたが、安心したというのも事実。「よかった、悪い病気ではなかった!」。すぐに眼科を受診しなかったことをとても反省しました。そのまま眼鏡の処方箋を書いていただき、その日のうちに老眼鏡を作るため眼鏡店に向かいました。選んだのはいわゆるおしゃれ眼鏡。仕事のモチベーションアップにもなりました。老眼鏡ユーザーになってみての感想老眼鏡を使うようになり、目の不調は軽減されました。お気に入りの眼鏡に巡り合えたことで、テンションもアップ。老眼の心強い味方となってくれる相棒だから、納得の1本を持つことができたことに満足しています。つらかった読書も苦でなくなり、おうち時間がますます楽しくなりました。日常生活で気を付けるようになったこともあります。仕事柄、パソコンとスマホは手放せないのですが、できるだけ仕事は昼間だけにするよう心がけています。長時間のスマホいじりは厳禁。しっかり睡眠を取り、疲れた目をしっかり休めてあげることが、オトナ女子世代の私には必要と考えるようになりました。まとめこの体験を通じて私が学んだことは、「不調を感じたら、早めに専門家に相談する」「加齢という事実を受け入れて、対応・対策を考える」、そして「老眼鏡はかっこ悪くない」ということです。オトナ女子世代にとって、加齢による変化はごくごく自然なこと。恥ずかしくなんかありません。「次の自分へのご褒美は、とっておきのグラスコードにしよう」。もっとかっこよく快適な老眼鏡ライフを実現するため、私は心に決めています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月14日私は1カ月ほど前に眼科でドライアイと診断され、その後1カ月ぐらいたって今度は異常な目のべたつきによる不調で悩むようになりました。しかし、前回受診したときに待合室が混み合っていた状況を考えると、新型コロナウイルスの不安もあって自分で対処することにしました。しかし、自己判断による対処がとんでもないことに! その危険性を実感した体験談です。自己判断による対処法を模索する目が異常にべたつくと感じたのは、今から1カ月ほど前です。この不調が起こるおよそ1カ月ほど前にも、眼球をコンタクトで傷つけることが続いたことから眼科に診察に行き、ドライアイが原因と判明。そのときはコンタクトをやめて眼鏡にしたこともあり、その後、眼球を傷つけるということはなくなりました。そのとき眼科の待合室がとても混んでいたので、新型コロナウイルスの影響もあり、再度病院に行くのがとても不安でした。その上、もともと病院が苦手だった私は、今回の異常な目のべたつきをできるだけ自分で対処しようと考えたのです。最初は以前診断されたようにドライアイの影響かとも考えましたが、症状がまったく違っていたので、まず原因と対処法を調べることにしました。ネットで「目・べたつき」「涙・べたつき」などで調べると、思ったよりたくさんの情報を得ることができました。症状の悪化から眼科に行く覚悟を決める目の不調をネットで調べていくと、マイボーム腺機能低下症、結膜炎、ドライアイ、眼瞼内反(がんけんないはん)、鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)など聞いたことのない病名や症状がいろいろ出てきました。どれも私の症状にとても似ており、違いがはっきりわからないものもありました。そのなかでもマイボーム腺機能低下症が私の症状と非常に似ており、絶対にこれだと思ったのです。対処法は眼科での治療が必要であると書かれていましたが、温めたり洗浄するなどの対処法も書かれていたので、まずこれらを自分でおこなってみました。温めるといっても手の平を目に当てて2~3分温めたり、目専用の洗浄液で1日3回程度洗うなどといった程度です。しかし、このようなことを4~5日続けていたところ、症状はどんどん悪くなる一方でした。涙がたまる不快感からこすり過ぎてしまい、目じりや目頭がひりひりと痛くなったり、朝起きるとべたつきがひどく目が開きにくくなったりしてしまいました。このような症状から、これは絶対に悪化していると思い、眼科に行く決心をしたのです。自己判断・自己対処は厳禁!やっと行った眼科では、緑内障や白内障などの検査をおこないましたが特に問題はありませんでした。そして、自己判断で予想していたマイボーム腺機能低下症の可能性を聞いてみたところ、アレルギーの影響が考えられるのでとりあえずアレルギーを抑える目薬とステロイドの入った目薬を処方しますと言われたのです。2週間続けて治らなかったらまた診察に来るようにと言われ、はっきりした病名は伝えられませんでしたが、予想していた病気ではなかったようです。現に1週間たったころには症状が軽くなり、2週間強で処方された目薬をすべて使い切るころには、もうほとんど症状がなくなり再度診察に行かずに済みました。今回はあふれる情報のなかで、どの情報が正しいのか素人の私では判断できず、自己判断は症状を悪化させることにもつながるとても危険なことなのだと猛省しました。まとめ今回は私の病院嫌いと新型コロナウイルスへの不安が重なって受診を怠り、ついつい自己診断、自己対処をしたことで症状を悪化させてしまいました。医学の知識のない私がいろいろな情報だけに頼るのは危険だと実感しました。また、ドラッグストアなどで薬を購入するときにも、自分の判断だけでなく薬剤師さんの意見を必ず聞くなど、専門家の言葉をもっと重視しなければいけないと思ったのです。現代はいろいろな情報であふれ返っていますが、どの情報が本当に正しいのか私は判断できませんでした。また、情報は正しくても受け取る側に知識がなければ、結局その記事に踊らされてしまうこともあると実感しました。これからは私の病院嫌いも考え直さなければいけないと痛感した体験でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年10月04日私は20代のころからコンタクトレンズを使っていたこともあり、眼科ではドライアイの傾向を指摘されていました。医師からは1日8時間以上はコンタクトレンズを使い続けないようにと注意もされていました。 でも、ドライアイという名称から勝手に目が乾くだけだろうと判断して、それほど深刻になったことはありませんでした。そのため、まさか50代になってからドライアイのせいで眼科に通うことになるとは思ってもみなかったのです。眼鏡をメンテしているのに、なぜ目が疲れるの?50歳を過ぎたころ、夕方になると目が疲れて、目を開けているのもつらく感じることが増えました。私はもともと視力が悪く、同じころ老眼の症状も出てきたので、目が疲れても当然だと考えていましたが、今までに経験したことのないような疲れ方だったのです。 もちろん定期的に眼鏡は作り替えて、キチンと視力が出るように調整しています。それなのに目が疲れるので不安でしたが、それを打ち消すように私は年齢のせいだと考えました。そのため、特に何か対処をすることはなく、半ばあきらめ気味に我慢をしていました。また、ホットタオルを目に当てると疲れ目のときは気持ち良いと家族に教えてもらいましたが、タオルを温めるのが面倒であまり実行しませんでした。1年ほど我慢をしているうちに、目が充血しているのに気が付きました。痛くもかゆくもなかったため、それから1週間様子を見ましたが充血は良くなりません。そこで、私は20代から40代にかけてずっとコンタクトレンズをしていたこともあり、目の中に傷が付いていたら困ると思い、久しぶりに眼科に行ったのです。自分でも意外な結果!ドライアイと診断された眼科では最初に視力などを計り、次に涙の量を計る検査を受けました。最後に目の中の様子を診てもらったところ、私は涙の量がかなり少ないドライアイで、目を保護する涙が足りないため、目の表面に炎症が起きて傷が付いているとの診断でした。このとき私に処方されたのは、涙の質を改善して分泌を促す目的、菌の増殖を抑える目的、炎症を抑える目的の3種類の目薬でした。これを1日4回使うことになったのです。私は50代になる前に、目の健康を考えてコンタクトレンズから眼鏡に替えていたし、目が乾いているという実感はありませんでした。だから自分はドライアイとは無縁だと考えていました。私がなんとかしたかったのは目の疲れと充血だったので、自分がドライアイだという診断は意外でした。 その診療のあと私は医師に言われるがまま、毎月眼科に通院するようにしました。ドライアイを治療することで、自分の目の不調が本当に改善するのか疑問でしたが、私の目にはほかにトラブルは見つかりませんでした。それなら少しでも目の不調を改善するために、医師の言うことを聞いてドライアイを治療しようと思ったのです。目薬で不調が改善!私の目は乾いていた!現在、眼科で処方される目薬を言われた通りに使っていれば、目立った症状は出ずに普通に生活することができています。夕方になっても疲れ目で困ることはなく、目が充血して不安になることもありません。ドライアイの治療をすることで、私の目の不調は本当に改善しました。不調が改善して、初めて自分の目は乾いて大変な状態だったのだと実感できたのです。私は通院も1日4回の目薬も面倒でした。そこで自分でしのごうと考えた方法が、市販の目薬の代用や目の周りのマッサージです。でも、自己流のケアではすぐに目が疲れるし、充血もするので不安になってしまいました。今の私にはただ涙を補うだけではダメで、処方された目薬を使って菌を抑えたり、炎症を防ぐ必要があるのだと実感しています。通院や目薬が面倒なことは今も変わりませんが、これからも自分の目を使って生活するためには必要なひと手間だと考えるようにしています。それに毎回の診察で目の中までしっかりと検査してもらえるので、毎月悪い病気にはなっていないとわかって安心です。おかげで中高年と言われる年齢になっても、目に関しては心配がありません。まとめドライアイは小さなことだと思っていましたが、きちんと治療をすると目がラクになり、生活が快適になりました。 治療は面倒なことも多いですが、自分の目のためのひと手間を惜しんでいては、快適な生活を送れない年齢になったのだと自覚できました。また、自己流のケアではうまくいかなかったことで、今では困ったときは専門家に頼ろうと考えるようになりました。 私の年齢ではドライアイだけでなく、ほかにも不調が出てくると思いますが、専門家の手を借りながら自分へのケアをおこない、人生の最後まで快適な生活を送っていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年07月06日妊娠中のママは、お友達や本・インターネットの情報などで、「おしるし」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。みなさんが気になる、出産前の「おしるし」についてお話ししていきます。 おしるしとは?おしるしは、正式には「血性分泌物」といいます。卵膜(赤ちゃんを包む膜)は、子宮の内側の壁に張り付いています。子宮の収縮などで、子宮の出口の部分(子宮頚部)が広がり、卵膜とズレが生じることで剥がれて出血をします。少量の出血とともに、子宮頸管を満たしている粘液(粘液栓)も押し出されてきます。それが「おしるし」で、「産徴(さんちょう)」とも呼ばれます。出血の量や膣内に停滞していた時間などによって変化しますが、ドロッとした性状で色はピンク色・赤色・茶褐色などです。サラサラした水っぽい性状は破水もしている可能性もあります。出産が近くなると子宮の収縮が起こり、このおしるしがみられるようになります。このおしるしは、出産のはじまりのサインと言われていますが、おしるしがあっても陣痛はすぐに始まらずに何日も後になる場合もあります。また、妊婦健診の内診の時の刺激で少量出血することもあります。予定日を過ぎると早く陣痛がくるように医師が健診の内診時に子宮口を刺激する「卵膜剥離」という処置をするこで、同じような膣出血(おしるし)があることがあります。 おしるしがあった!家で様子を見る?受診するべき?おしるしがみられても慌てなくて大丈夫!おしるしがあっても、すぐに陣痛が来なかったり、陣痛が開始するまでに数日〜数週間かかることもあります。家で様子を見てもいいものと受診したほうがいいものの違いはこちらです。 【家で様子を見ていいおしるし】・正期産(妊娠37週以降)である・ピンク色。赤い出血であっても少量(生理の始まりや終わりかけの量)・陣痛がない、または弱い・おなかが柔らかい(張っていない)・胎動が良好・おしるしがあった当日〜数日前に内診をした・性生活をした 【受診したほうがいいおしるし】・早産(妊娠36週以下)・おしるしが赤色で多い(生理の2日目よりも多い場合)・おしるしの性状がサラサラしている、水っぽい(破水の可能性があります)・胎動が少ない・おなかがずっと張っていて痛い・胎盤の位置が低い(子宮の出口の近くにある)と妊婦健診で医師から注意するようにいわれている 受診するときにおしるしの状態を伝えるポイント受診の前には必ず、病院に連絡しましょう。基本的には、電話越しの医師や助産師の質問通りに答えていただければ大丈夫です。慌てずにわかりやすく伝えられるポイントをお伝えします。・妊娠週数・初産婦か経産婦か・おしるしがみられたのはいつか・おしるしの色、量(生理中だと○日目ぐらい)・破水の有無・おなかの痛み、陣痛の有無・胎動の有無・医師から注意するように言われていること(胎盤の位置が低い、血圧が高いなど) おしるしがあっても、すぐに陣痛がきたり分娩にならないこともあります。また、陣痛開始時はなかったのに、分娩がだいぶ進んできてからみられる場合もあります。助産師や医師は、この血性分泌物(おしるし)の量や様子でお産の進み状況の判断材料の一つにしています。おしるしがあっても慌てずに、出産に向けて心身共に準備していけるといいですね。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年07月03日「今回の生理は、普段と少し違う」と感じたことがたびたびあったのに、「大したことじゃないだろう」とほうっていた私。でも、いざ赤ちゃんが欲しいと思ったときに「なかなかできないのでは?」「あのとき感じた異変はもしかして……」と、不安の材料に。「何か異変を感じたら早めに手を打つべき」と、今になって思う私の経験を紹介します。 急に経血量がアップ!予想外で漏れてしまい…当時29歳、教師として働いていた私は、職員室で授業の準備をしていました。 長時間のデスクワークの後、トイレに行こうと立ち上がろうとしたとき、違和感が。生理中ということはわかっていたので「まさか」と思い、椅子を見ると経血が染みついていました。 なぜか、その日は普段以上に量が多く、立ち上がるまで、こんなに経血が出ているとは気づきませんでした。両隣に座っているのは男性教師。しかも、1時間後には授業開始で生徒の前に立たなければならないのに、服にもしっかり経血がついていました。 寒いのに、腰に巻いたカーディガンを外せない!最悪の1日とりあえず羽織っていたカーディガンを腰に巻き、トイレへ駆け込みましたが、どうしようもなく、カーディガンを腰に巻いたまま授業へ向かいました。 その日は肌寒い日。にもかかわらず、カーディガンを腰に巻いたまま、半袖ブラウスで寒そうに授業をしていた私を見て、周りは不思議だったかもしれません。さらに悪いことに、体が冷えてしまい、生理痛が悪化。そんな中、授業後には椅子についた経血の汚れ落としをこっそりしなければならず、最悪の1日でした。 経血の多い生理の日は何度か続き、その後しばらくして、普通の量に戻りました。 受診せずにほうっておいたことが、後々の不安材料になぜ、あのとき、あんなに経血量が多かったのか、いまだに理由がわかりません。しかし、今になって考えると、経血量が異常に多かったその時期は、もしかしたら何らかの不調があったのかもしれない、そう思うのです。 その後、33歳で結婚したのですが、何度もあの経血の量が多かった生理時期を思い出し、「自分には何か問題があるのかもしれない、なかなか妊娠できないのではないか」という不安が襲ってきました。 そして今、幸いにもおなかに赤ちゃんが宿っています。あんな不安な思いはもうしたくありません。「今回の生理は、普段と少し違う」と感じたら、すぐに婦人科に相談しておくべきだったと、今は反省しています。 文/水野 光
2020年06月16日「生理前だから仕方ない」って諦めたこと、ありませんか。イライラするのは「生理前だから」。気分が沈むのは「生理前だから」。なかなか眠れないのは「生理前だから」。 私もそうでした。いえ、今もそうです。実はこれ、病気だということはご存知でしょうか。つい最近、ネットの広告で「月経前症候群(PMS)」という言葉を知りました。どれも自分に当てはまる項目ばかり。一筋の光が射したような気持ちで、夫にも話し、近くの産婦人科へ行くことに決めました。 「え、あ、はい…?」私から医者に言った言葉はこれだけ。 この日は、子宮頸癌の検査をして、ピルを処方されて終わりました。次の予約と会計を済ませ、調剤薬局でピルを受け取り、建物を出ました。歩いているうちにだんだんと怒りと悲しみが沸いてきて、子どもを連れているのに、そのまま死にたい気持ちでいっぱいになっていました。 ラクになりたい一心で行った病院で、まさかボロボロにされるとは思いませんでした。昼食を摂る気にもなれませんでしたが、息子に食べさせるために普段は行かないファストフードに入り、気づいたら泣いていました。 たまたま、ママ友からLINEが入ったので、ついさっき起きたことを伝えると、「今から行くから待ってて!」と、飛んできてくれました。 その後、ピルを飲むとひどいPMS症状が軽くなったので、継続的に服用することにしましたが、生理前の体の不調は、我慢すればいいというものでないと、改めて実感しました。だから、一人で悩まず誰かに相談してみてください。ただ、相談する人を間違えると悲惨です。 私の場合、ママ友がいてくれたお陰でなんとか立ち直れました。ママ友は同じ女性であり、出産の経験者であり、そして育児に奮闘する同志です。とんでもない医者に出会ってしまって災難でしたが、ママ友の大切さ、有り難さを改めて感じられた出来事でした。 原案/山本のぶこさん作画/まっふ
2020年03月02日ウーマンエキサイトの読者のみなさんこんにちは! 8歳と4歳のやんちゃ兄弟を育児中のなーみんです。次男の感染から始まったアデノウィルスとの戦い、今回で最終話です。子どもたちの症状は治ったのに、私の目のかすみや眩しさなどは一向に治らず…、異常を感じたため眼科を受診してみることにしました。▼アデノウィルスとの戦い(1) ▼アデノウィルスとの戦い(2) ■眼科を受診、診断結果は…目に異変を感じて眼科を受診してみたところ「角膜炎」になっていました。角膜炎は黒目の部分に白い斑点ができ、かすんで見えたり眩しく感じる病気で、症状が出てから1ヶ月くらいで治療しないと完治しないと医師に言われました。(※医師によって判断は異なると思います)私たち家族が感染した「流行性角結膜炎(はやり目)」から、角膜炎になる人は多いそう。検査したところ、右目にたくさんの斑点ができていました。角膜炎自体はよくある病気らしいのですが、私の場合は斑点ができた場所が悪かったらしく、かすみの原因になっていたようです。この日は目薬をもらい、またなくなった頃に受診することに…。目薬を使い始めてから眩しさや疲れ目はなくなりましたが、かすみだけが治りませんでした。■目薬治療ができなくなる!?そろそろ発症して1ヶ月…、もしかして一生このままなんじゃ? と不安を感じました。そして目薬がなくなり再び眼科を受診。眼圧を測ると正常範囲内ではあったもののギリギリの数値…。これ以上目薬を使い続けると今度は緑内障になる可能性もあると言われ、最後の目薬を処方されました。そして、2週間目薬をさし続けた結果…、治りませんでした。■私の目はどうなるの…?この眼科ではもうこれ以上目薬は処方してくれない…という事で別の眼科へ行ってみることにしました。別の眼科で再度検査をしたところ…、「眼圧もまだ正常範囲内だから治療は続けられるよ!」 と言われ、違う目薬を処方してもらえました。眼科医的には私の斑点はそんなにひどくないようで、やはり「できた場所が悪かったね」とのこと。ひどくなくてもPCやスマホの文字は二重になって見えるし、常に視界にはモヤがかかるしで、ストレスはものすごかったです…!そして処方された目薬を使い続け、定期的に眼科を受診。すると…、だんだんとかすんだ視界がクリアになってきました。そして発症から約3ヶ月後、ついに完治!!本当に良かったーーー…!!もしかして子どもも角膜炎になっているかもと不安に思ったのですが、子どもたちは大丈夫で安心しました。まさか子どもからの感染症でこんなに大変な目にあうとは…、夢にも思いませんでした。感染力も強く、登校禁止期間も長いのでみなさんもどうか気をつけてくださいね…!※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。▼アデノウィルスとの戦い(1) ▼アデノウィルスとの戦い(2)
2019年11月21日ウーマンエキサイトの読者のみなさんこんにちは! 8歳と4歳のやんちゃ兄弟を育児中のなーみんです。前回、次男がアデノウィルスに感染したお話を描きましたが、長男にも同じ症状が!▼前回のエピソード(次男がアデノウィルスに感染、同じ症状が長男にも) ■兄弟で感染、2人揃ってお休みに…長男の両目が真っ赤に充血、もうこれは間違いなく感染している…!! と思い、眼科を受診したところ、案の定アデノウィルスでした。みーと同じく感知するまでは登校禁止、これで兄弟揃ってお休みです…。みーが治るまであと1週間、なーもこれから2週間お休みするため、2人一緒に休む期間は1週間…!熱が出るなどの症状が2人ともなかったのでとにかく元気で…(笑)どこかにでかけるわけにもいかないので、元気な子どもたちと引きこもり生活となりました…!パートの仕事を自宅作業に変えてもらったんですが、2人からのママコールに日中は作業どころじゃなく…。病気はかわいそうだけど、元気いっぱいなため休ませてる期間はハゲるかと思いました(笑)そして、なーの感染から間もなく…、恐れていたことが再び!!■ついに、私の目にも違和感が!うつらないよう予防をがんばってきたけど、ついに私も目に違和感を感じるようになりました。鏡を見ると目が真っ赤!!予防は無理だったようです…。両目結膜炎になったのでゴロゴロするし、涙はずっと出るし、夜も何度も目が覚めてしまうほど…。両目が赤いモンスターのようになってしまい、私が一番重症でした。■次男みー、ついに完治そんな中、一番最初に感染した次男みーがついに完治!なーも充血が落ち着き、もしかしたら治った? と思って診てもらいましたがまだでした。1週間も学校を休むと、友達と遊べないしつまらないのか「学校に行きたい」と言い出す、なー。アデノウィルスにかかりたくて、みーに接近したことを後悔したかな?(笑)なーの結膜炎も完治までやはり2週間かかりました。旦那にはなんとかうつらずに済んだのでそこだけが救いかな? アデノウィルス、かかるとインフルエンザ並みに厄介だと実感した3週間でした。■私の症状だけ、一向に良くならない私も感染してから2週間が経ったのですが…、時間がたてば治ると思っていたのですが、この頃から常に視界がかすんでいたり光が眩しかったり、1日の終わりには目がすごく疲れていて頭痛がするほどに。結膜炎になっていたため、目が疲れやすくなってるのかな? と思っていたのですが一向に良くならない。おかしいなと思って眼科へ行くと、新たな病名が…!次回へ続きます。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。▼アデノウィルスとの戦い(1)
2019年11月14日ベビーカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。相変わらずママならぬ日々をおくる和田フミ江です。 病院をはしごし、やっとすぐ診てくれる産婦人科を発見! 先生に何と言われるのかドキドキしながら診察してもらったところ……というわけで、紆余曲折あったものの、やっとフツー(?)の妊婦生活がスタートしました。 産院の院長先生は、なんというか「娘の話をちゃんと聞かないお父さん」みたいな人で、こちらの話はろくに聞かず、ぷりぷり怒っていました(笑)。 でも「うちでは診られない」と言うことなく、ちゃんと私に向き合ってくれたこと、どこへ問い合わせればいいのかを教えてくれたことが、本当にありがたかったです。 最終月経から妊娠4週ころまでに妊婦さんにNGなお薬を飲んだ場合、流産するかまったく問題なく経過するそうです。私の場合、飲んだ薬が妊婦禁忌だったことに加え、飲んだのが妊娠4週以降の赤ちゃんの器官形成に影響が大きい時期だったため、とても心配しました。 でもその後、産婦人科医の指導のもと、必要な場合は薬の服用もしていましたし、結果的に無事出産しています。 「妊娠中はすべての薬を飲んではいけない」わけではなく、妊婦さんでも飲める薬もあるそうです。 私のようにテキトーに問診票の「妊娠していない」にマルすることなく(涙)、妊娠の可能性が少しでもある場合は医師に申告することと、必要な薬は必ず医師の指示どおり服用することがとても大切なんだなーと、思いました。 ✿❀ベビカレ秋のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事を増量してお届けする期間限定“マンガ祭り”開催中! 人気レギュラー連載10作品に加え、新たにゲスト連載8作品が登場♪ 育児や家事、仕事などの合間の息抜きタイムにどうぞ♡ 著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。著書に「お母さんまであとすこし!」(ベネッセコーポレーション)、「おうちクエスト」(竹書房)など。
2019年11月02日横浜にまつげエクステサロンオープン7月28日(土)、横浜市二俣川駅前に眼科監修のまつげエクステ専門店「アイラッシュリゾート カハラ二俣川店」がオープンした。「アイラッシュリゾート カハラ」は、首都圏に30店舗を構えるまつげエクステサロン。スタッフは提携する眼科医師より指導を受けており、まつげエクステで起きやすいトラブルのケーススタディや、使用する器具に関する注意点などを細かく学んだ上で施術を行っている。スタッフは全員美容師免許を取得しており、新店舗を含む全ての店舗が厚労省認可を受けているという高い信頼感が人気を呼んでいる。駅から徒歩2分!二俣川店は、相鉄本線二俣川駅から徒歩2分という好立地の場所にオープン。リラックスできる清潔感のある空間と、丁寧なカウンセリング・施術など、「アイラッシュリゾート カハラ」のポリシーに沿った新店舗では、自宅でのアフターケアやエクステを長持ちさせる秘訣など、専門家ならではのアドバイスも受けられる。プールや海でのイベントなど、アイメイクが崩れやすい夏に欠かせないまつげエクステ。眼科監修の店舗でなら、安心して施術を受けられるだろう。【店舗概要】名称: アイラッシュリゾート カハラ二俣川店所在地: 神奈川県横浜市旭区二俣川1-2-1ライオンズステーションプラザ二俣川211号室ご予約: 営業時間: 10:00~20:00(祝土日)10:00~19:00定休日: 不定期(プレスリリースより引用)(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース※アイラッシュリゾート カハラ
2018年07月28日参天製薬株式会社は、このたび、「目の紫外線対策」をテーマに、20~40代の女性500名を対象とした意識・実態調査を実施。また調査結果をふまえて、眼科医の杉本由佳先生に、紫外線が目におよぼす影響や、対策のポイントについてお話を伺った。「紫外線を気にしている部位」約4割が「目」と回答する一方、実際に対策しているのは1割台…はじめに、「普段の生活で、紫外線が気になることはありますか?」と聞いたところ、49%が「よくある」、42%が「たまにある」と回答。そこで、「普段、紫外線を気にしている部位」を聞くと、「顔」(99%)、「体」(57%)に続き、38%と約4割が「目」と回答。しかし一方で、「具体的な紫外線対策をおこなっている部位」としては、「顔」が91%、「体」が52%にのぼっているのに対して、「目」という回答は14%とわずか1割台にとどまった。「目」に対する紫外線への影響を気にしながらも、実際の対策はできていないという人が多いようだ。眼科医が教える正しい「目の紫外線対策」今回は、上記の調査結果をふまえて、眼科医の杉本由佳先生に「目の紫外線対策」についてお話を伺った。「実は『目の日焼け』は、『肌の日焼け』の一因になることが、実験研究でわかっています。最近の研究で、日本人は欧米人の1.66倍の紫外線を浴びていることが明らかになりました。日本人は、さまざまな角度から光が侵入しやすいため、紫外線による角膜ダメージ(角膜の炎症症状)などの影響を受けやすいのです」(杉本先生)症状が進行すると、最悪の場合失明につながる場合もあるという、紫外線のダメージ。では、具体的にどのような対策を行えば良いのだろうか?「UVカットが施されたサングラスを日常的にかけるようにするほか、角膜ダメージを修復する機能のある目薬で適切にケアをすることも重要です。角膜の組織代謝を促進してダメージ修復をうながす活性型ビタミンB2や、角膜にうるおいを与えて保護するコンドロイチンなどの成分が含まれている目薬を選ぶとよいでしょう」(杉本先生)紫外線による角膜ダメージ対策に「サンテ メディカルガードEX」参天製薬では、「サンテ メディカルガードEX」をはじめとした、紫外線によるダメージに対応した目薬を展開している。「サンテ メディカルガードEX」は、角膜修復・保護機能に特化した眼科薬。角膜の修復を促す活性型ビタミンB2、角膜にうるおいを与えて保護するコンドロイチンを配合しているため、紫外線による角膜ダメージのケアにも効果を発揮する。さらに、目の疲れや充血など、紫外線対策以外のケアもでき汎用性が高いため、普段使っている目薬の効能を同時に求めたい方にもおすすめだ。手軽に紫外線対策を行いたいという方、まずは目薬でのケアからはじめてみてはいかがだろうか。【参考】※参天製薬「サンテ メディカルシリーズ」
2018年05月25日最近なかなか寝付けない…もしかしたら私は不眠症かも?と悩まれている皆様、病院を訪れることも苦しみから解放されるための一つの選択肢かもしれません。病院の受診を考えられている方に、不眠症の治療について簡単にご説明します。不眠症の治療法には、睡眠衛生指導や認知行動療法による非薬物療法と、睡眠薬を主体にした薬物療法があり、両者をうまく組み合わせることで、効果的な治療が可能になります。不眠のネガティブスパイラル慢性的な不眠に悩む患者さんは、「ぐっすり眠れない」ことが、疲労や体調不良の根源と考えるようになり始めます。眠ることばかり意識した結果、焦り、不安、緊張が徐々に強くなり、ますます眠れずに不眠恐怖症に陥る悪循環がみられがちです。このように不眠のネガティブスパイラルに陥った状態では、不眠に対する過度のとらわれから、不安・緊張感の増強、誤った回避行動による悪循環を繰り返すことになります。認知行動療法で、ネガティブスパイラルから抜け出すこういった不眠の患者さんの誤った認知と行動を修正していくのが、認知行動療法(Cognitive behavioral therapy; CBT)です。刺激制御療法、睡眠制限療法、筋弛緩療法、自律訓練法、バイオフィードバック法などを組み合わせたcombined CBT(c-CBT)が、欧米では積極的に取り入れられ、日本でも注目されています。不眠症に用いられる代表的な認知行動療法<刺激制御療法>「寝室=眠れない」という条件反射を起こす刺激を取り去り、本来の「寝室=眠れる」という条件付けを強化する方法です。・眠くなってからのみ寝床に入ること・寝床は睡眠と性生活のみに使用すること(読書、テレビ、パソコン、食事などは禁止)・寝床に入っても20分以上眠れなければ、すぐに寝床から出て、別の部屋で過ごし、再度眠気が生じてからで寝床に行くこと。眠れなければこれを繰り返す。・いかに眠れていなくても、毎朝決まった時間に起床すること。<睡眠制御療法>不眠の患者さんは、少しでも長く寝床で過ごす傾向があり、就床時間が長ければ長いほど、不眠体験も増えてしまう悪循環を断ち切る方法です。・2週間の平均睡眠時間+15分だけ寝床にいるようにする(最短は5時間まで短縮)。・起床時刻は平日も休日も一定とし、上記で算出した睡眠時間に合わせて就寝時刻を設定。・日中昼寝の禁止。・寝床にいる時間の9割以上眠れた日が5日間続いたら、就寝時刻を15分早めて、これを繰り返し、必要な睡眠時間まで徐々に延長していく。<筋弛緩療法>不眠の患者さんでは、就寝前の不安、緊張から全身の筋緊張が高まった状態にあります。前腕や上腕など末梢の特定の筋肉を収縮させて筋緊張と弛緩の感覚を覚えていき、徐々に全身の筋肉を弛緩させてリラックスした状態に導く方法が用いられます。<自律訓練法>横になってリラックスし眠りに落ちていく際に、だんだん手足が温かく重みを感じるようになり、呼吸はゆったりしていきます。このイメージを利用して、楽な姿勢をとり、「右腕が重くなる」「左腕が温かくなる」と段階的に自己暗示をかけながら、リラックスした状態を作り出す方法です。<バイオフィードバック法>筋電図など装置を利用して音を出し、筋緊張や弛緩の変化を確認しながら、コントロールしていく方法です。“簡単かつ効果大”な認知行動療法忙しい日々の診療では、時間や装置が必要なCBTは、どうしても敬遠されがちです。本格的なc-CBTは専門家にお任せするとして、時間制限療法、刺激制御療法、睡眠衛生指導を主軸とした簡易な認知行動療法をマスターして、薬剤処方と組み合わせて行えば効果大です。・睡眠時間は6時間の設定からスタート。起床時刻を決め、そこから逆算して就寝時刻を決定。・上記の時間帯以外、寝床にはいないこと。・光は就寝前は×、起床後は○。・就寝4時間前よりカフェイン、アルコールは禁止。就寝前に重い食事やたばこも禁止。・夕食前後の軽い運動とその後ぬるめのお湯に入浴する。・日中はなるべく活動的に過ごし、昼夜のメリハリをつけること。昼寝は禁止。睡眠薬治療のターゲット不眠症の患者さんでは入眠までの時間を要し(入眠潜時の延長)、中途覚醒数・時間の増加、早朝覚醒により総睡眠時間が短縮しています。また、深いノンレム睡眠(徐波睡眠)の出現量は低下し、睡眠は浅く分断化した結果、通常は約90分周期で現われるレム睡眠の出現量も減少します。このように、不眠症の患者さんでは、睡眠の長さと深さとリズムが損なわれた結果、翌日の不調感やパフォーマンスの低下を来たした状態にあります。睡眠薬治療のターゲットは、ずばり、夜間睡眠の長さと深さとリズムを取り戻し、翌日、頭はすっきりし、活き活きと過ごせる日中のパフォーマンスを回復することにあります。[参考]厚⽣労働科学研究・障害者対策総合研究事業「睡眠薬の適正使⽤及び減量・中⽌のための診療ガイドラインに関する研究班」および⽇本睡眠学会・睡眠薬使⽤ガイドライン作成ワーキンググループ 編 『睡眠薬の適正な使⽤と休薬のための診療ガイドライン』 by Vic
2016年10月20日参天製薬株式会社は、2016年10月11日(火)より、医療用目薬と同じ工場設備で製造された「メディカルクオリティ」の参天史上最高峰一般用眼科薬として、新「サンテ メディカルシリーズ」の発売を開始する。現代社会における、さまざまな「目」のトラブルに対応「サンテ メディカルシリーズ」は、目を酷使しがちな現代人のつらい目の不快感のために、参天製薬が英知を結集し、開発した眼科薬。新「サンテ メディカルシリーズ」は、クリニックなどで処方される医療用目薬の開発で培ったノウハウを活用し、有効成分のさらなる強化と新しいラインアップで、現代社会におけるさまざまな目のトラブルに対処する。原因・症状に応じて処方した有効成分を配合目のトラブルの中でも、特に多いのが「目の疲れ・かすみ」だ。その原因は多様化しており、中でも下記3つが大きな要因となっている。(1)目を酷使することによる「毛様体筋のコリ」・・・目の奥が痛い・重いなどの症状が生じる(2)乾燥やコンタクトの装用等による「角膜ダメージ」・・・ゴロゴロする・ヒリヒリするなどの症状が生じる(3)加齢による「眼疲労」・・・かすむ・ショボショボするなどの症状が生じるこのように、同じ「目の疲れ・かすみ」でも、原因・症状に応じて必要な対処は異なる。メディカルクオリティ最高峰一般用眼科薬である、新「サンテ メディカルシリーズ」は、これら3つの原因・症状それぞれに対応。眼科薬専門メーカーである参天製薬が考え抜いた、有効成分を処方している。サンテ メディカル12一般用目薬最大となる12成分を配合した、眼疲労を癒やす目薬。目を酷使することによる「毛様体筋のコリ」に対応している。また、従来処方にコンドロイチンを追加配合したことで、乾きからくる疲れ目にも効く処方に進化。さらに目の酷使からくる炎症を抑える成分も増強している。スマートフォン・パソコンや車の運転などで長時間目を酷使している方におすすめだ。サンテ メディカルガードEX「角膜ダメージ」に対応し、角膜修復・保護機能に特化した、目の負担を解決する目薬だ。角膜の修復を促す活性型ビタミンB2や、角膜にうるおいを与えて保護するコンドロイチンを配合。さらに角膜ダメージ起因のかすみや疲れ、ヒリヒリ痛い炎症を抑える成分を追加配合している。乾燥やコンタクトの装用で目に負担がかかっている方におすすめ。サンテ メディカルアクティブアクティブな毎日を応援、加齢や乾きによるトラブルに対応する目薬。加齢とともに増える、目の疲れ・かすみや、乾燥に悩む方におすすめだ。加齢からくる涙の減少に着目し、涙液を安定化するビタミンAとコンドロイチンを最大濃度配合。加齢トラブルの原因となる涙液層の不安定さを改善し、症状を緩和してくれる。また、角膜を保護しうるおいを与えるコンドロイチン、疲れ目に効果を発揮するネオスチグミンを配合し、乾き、疲れ、炎症等を幅広くカバーする処方となっている。【参考】※参天製薬株式会社「サンテ メディカルシリーズ」
2016年10月05日『人間は、人を助けるようにできている』(服部匡志著、あさ出版)の著者は、開業することなく、どこの大学や病院にも属してもいないというフリーの眼科医。14年にわたり、ベトナムで無償の医療活動を続けているのだといいます。その取り組みは、テレビ東京系列のドキュメンタリー番組『カンブリア宮殿』でも取り上げられたばかりなので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。「フリーの眼科医」というポジションを貫き続ける人がいること自体が驚きですが、1ヶ月の半分は、北は盛岡から南は鹿児島まで、約10ヶ所の病院を渡り歩き、診察と手術を行っているのだとか。そして残りの半分は、ベトナムの首都ハノイと地方に足を運び、貧しい人たちのために働いているというのです。自宅で丸一日過ごせるのは年に1日か2日だけだという話にも、十分納得できます。■お金はすべて「持ち出し」そういう話を聞くと、つい頭をよぎるのは「どうやって生活しているの?」という純粋な疑問ですが、その答えは意外なくらいにシンプルでストレート。つまりは日本全国の病院で働いて得た収入で、家族の生活はもちろんのこと、ベトナムでの活動費用もすべてまかなっているということ。しかもベトナムでは、患者さんからは一切の金銭を受け取らず、渡航費、滞在費、医療品代などもすべて持ち出しなのだとか。■医者は特別な存在じゃない「白衣が患者さんに与える威圧感が好きじゃないから、もう何年も白衣を着ていない」「権力、金銭欲、嫉妬、憎しみ、裏切りが渦巻く環境で、そんなふうに染まるのが嫌だった」「変なプライドなんか必要ない。困っている人がいたら助けてあげたい」「目指すは“医者らしくない医者”。医者は特別な存在じゃない」著者の言葉はそれぞれが真っ当なもので、だからこそ強い説得力があります。とはいえ、ここまで献身的になれるということにはただ驚くばかり。近年は「人のためになる」ことの価値が再確認されていますが、そうはいっても簡単にできることではないはずです。■父親を侮辱した医師の言葉著者が医師になる決意をしたのは16歳のころ。がんのためみるみる衰弱していく父親についての、医師と看護師との会話を偶然耳にしてしまったことがきっかけだったのだといいます。「82号室のあのクランケ(患者)は文句ばかりいって本当にうるさいやつだ。そうせもうすぐ死ぬのに」病気を治して命を助ける存在だと思っていた医師が、死と戦っている父親を侮辱した……。その怒りが、「こんな医者が世の中にはびこっていては、世の中は良くならない。だったら僕がいい医者になってやる。そして病気で苦しんでいる人を救いたい」という思いにつながったということ。そして結果的には、1万人以上のベトナム人を、無報酬で失明から救ってきたというわけです。父親の遺書には「お母ちゃんを大切にしろ。人に負けるな。努力しろ。人のために生きろ」と書かれていたそうですが、その約束を守ったことになります。■大切なのはいまこの瞬間!そんな著者が尊敬しているのは、マザー・テレサ。少しでも彼女に近づきたいと思ってきたそうですが、それでもまだ半人前だと、ストイックに自身を評価しています。しかしそれでも、暗く沈んだ顔をした患者さんや、その家族の人たちに笑顔が戻る瞬間に立ち会えることが、最高の幸せなのだといいます。患者さんたちのこれからの人生に関わっていくことはできないけれど、ただ、この瞬間のために活動しているのかもしれないとも。大切なのは、いま、この瞬間。ひとりひとりが、それぞれの場所で、「いまできること」を精一杯やること。著者だけではなく、どんな環境で、どんな立場にいようとも、すべての人にとってそんな姿勢が大切だという考え方です。*これらのエピソードからもわかるとおり、著者はとても純粋な人柄。お世辞にも器用なタイプとはいえないかもしれませんが、だからこそ、多くの人が忘れかけていたことを再確認させてもくれます。人間関係に疲れた人、人生に迷っている人、挫折した人などに、強い力を与えてくれる一冊だといえます。ぜひ読んでみてください。(文/作家、書評家・印南敦史) 【参考】※服部匡志(2015)『人間は、人を助けるようにできている』あさ出版
2016年05月19日キヤノンは3月28日、眼科機器である光干渉断層計「OCT-HS100」を用いて、網膜の血流の状態を可視化し、血管形態を描出する画像処理技術「OCT Angiography」のオプションソフトウエアを4月7日より発売すると発表した。OCT Angiographyは、光干渉断層計で取得した網膜の断層画像から血流情報のみを抽出し、血管像を再構築することで眼底の血管形態を描出する画像処理技術。造影剤を使用しないため、アレルギー反応を引き起こすリスクを伴わずに、網膜や脈絡膜血管内の血流の状態を可視化できる。OCT Angiographyの画像は、毎秒約7万本の高速スキャンにより最短約3秒の検査時間で取得できるため、被検者の負担を軽くすることに加え、目が動くことによる画像への影響が軽減され、高精細な画像を得ることができる。また、縦分解能3μmという解像度により、網膜血管網を高画質に3D表示でき、立体情報の把握が可能となっている。なお、4月7日~10日に仙台国際センターで開催される「第120回 日本眼科学会総会」の器械展示会にてOCT Angiographyのデモが実施される予定。
2016年03月28日眼科領域に特化した開発ベンチャーであるユニバーサルビュー(UV)は9月30日、エムスリーとの資本業務提携を行ったと発表した。UVは、就寝中に着用することにより裸眼視力を回復するコンタクトレンズの製造・販売を行う開発ベンチャー。開発事業としては、老眼治療として期待が高まるピンホールコンタクトレンズ事業など、眼科領域に特化した製品やソリューションの研究開発を行っている。エムスリーは、約25万人の医師が登録する日本最大級の医療従事者向けサイト「m3.com」を運営し、インターネットを利用した医療関連サービスの提供を行う企業。医療機器の開発支援を行うMICメディカルや、100万人を超える子育てママ会員を有するアイチケットなどを傘下にもつ。今回の資本業務提携を通じて、両社は今後、眼科領域におけるマーケティングおよび調査や、臨床試験、薬事関連業務における連携について協議を進めていくという。
2014年09月30日ソニー生命は、8月17日~20日にかけて、人間ドックを受診したことのある成人男女300人を対象に、人間ドッグに関する調査を実施した。最初に、初めて人間ドックを受診した年齢について尋ねたところ、30歳~34歳が15.3%、35歳~39歳が27.0%と、30代が42.3%を占める結果となった。次に40歳~が6.7%と45歳~が11.0%で、40代が27.7%を占めている。いずれも働き盛りであり、健康への意識も高まってくる年代に初めて人間ドックを受けるというケースが多いようだ。次に初めて人間ドックを受診したきっかけを聞くと、「会社からの紹介」が61.0%で圧倒的な1位。企業が従業員の健康に留意していることが分かる。次いで「自主的に受けたいと思った」(27.3%)、「家族からの要望」(12.7%)という結果となっている。人間ドックを受けてよかったと思ったことについて尋ねたところ、1位は「安心して生活できるようになった」(55.0%)だった。2位の回答は「生活習慣を見直すようになった」(41.7%)で、人間ドックを受けたことによって、健康に対する意識改革につながったことが分かる。最後に、人間ドックをどのくらいの頻度で受けているかを聞くと、「1年に1回」が53.0%と圧倒的だった。次いで5年に1回(17.7%)、2年に1回(13.7%)、3年に1回(8.7%)。9割以上が1~5年の間に1度は人間ドックを受け、健康管理に役立てているようだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月04日さいたま市の大宮七里眼科はレーザー白内障手術機器「LenSx(レンズエックス)」を導入し、2012年6月に日本国内初となるレーザー白内障手術に成功した。白内障は眼球内の水晶体の硬化・白濁化などにより、視力の低下やかすみが現れる病気。80歳以上の人ではほとんどの人がかかっていると言われており、従来の根治的治療方法(完治を目指す治療)は水晶体乳化吸引術などの手術だった。同医院ではその治療法にかわり、レーザー白内障手術機器「LenSx(レンズエックス)」によるレーザー白内障手術を実施。7月8日までに10例以上のレーザー白内障手術を手がけたという。レーザー白内障手術機器は、OCTという前眼部解析装置で目の中を正確に解析し、それをもとにレーザーで目の表面や内部を切開するといもの。レーザー機器で水晶体前嚢(ぜんのう)切開、水晶体核破砕(かくはさい)、角膜切開の3つの課程を行い、その後に従来通りの手法で水晶体を超音波乳化吸引し、眼内レンズを挿入するという。レーザー白内障手術は眼内レンズを挿入する前の課程をレーザーが正確に行うので、レンズをより正確に挿入することが可能。結果として従来の手法よりも正確に手術を行うことができる。また、乱視を治す切開も行えるので、術後の乱視を軽くできるというメリットもある。大宮七里眼科の院長である山崎健一朗医師はレーザー白内障手術について、「的確な位置に眼内レンズを挿入することができ、従来のマニュアルによる手法に比べて良好な成績が得られる。メスを使わずに傷口を作成することができるので、術後の傷口の閉鎖も安定している」とコメントしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月10日