お笑いコンビ・メイプル超合金の安藤なつ(36)が27日、自身のブログを更新。セレブ姉妹で知られるタレントの叶美香、女優の新川優愛と、石像風のダウンタウン・浜田雅功のオブジェとの"異色4ショット"を公開した。「ダウンタウンDX!」と題して更新したブログでは、「夜10時からダウンタウンDXです!」と自身が出演する27日の読売テレビ・日本テレビ系『ダウンタウンDX』(毎週木曜22:00~)を告知し、「新川優愛ちゃんと叶美香さんと浜田さんの笑顔と。パーティー感ありますね!」と収録で撮影した異色ショットを公開。同番組に初登場となるお笑い芸人・カミナリとの3ショットも公開し、「カミナリも一緒にやりー!」とコメントした。また、直後のブログでは、『ダウンタウンDX』後に放送される同局系連続ドラマ『脳にスマホが埋められた!』(毎週木曜23:59~)の告知も。そして、「撮影の合間に」「こっそり昼寝」「こっそり昼寝2」「昼寝見付かる」「昼寝隠し撮り」「優愛ちゃんに乗られても気づかない昼寝というか本寝」「起こされ半起き状態で拳を握りしめている。ご機嫌がうかがえますね」と、床に敷いたダンボールの上で昼寝している安藤を新川が発見する様子を"パラパラ漫画風"に写真で紹介した。ファンからは「パーティー感あるー」「面白いっ!!笑」「なっちゃんかわいい~」「異色すぎる4人で面白い」という声や、「仲良しさんで二人ともすごく可愛い!」「昼寝発見5秒前気持ちよさそうに寝てらっしゃいますね」「な・なっちゃん!かわいい」といったコメントが寄せられいている。
2017年07月27日叶姉妹の妹・美香が15日、新宿歌舞伎町ゴジラ・ロードで開催された映画『キングコング:髑髏島の巨神』(3月25日公開)のジャパンプレミアに登場し、セクシーな衣装で存在感を放った。美香は、スパンコールを施したキラキラ輝くゴージャスなドレスで登場。胸元が大胆に開いたデザインで美バストを披露、ミニスカートからは美脚を露わにし、セクシーな姿で魅了した。そして、笑顔で写真撮影にも応じ、集まった観客を喜ばせた。本作は、神話の中だけの存在するとされた謎の島・髑髏(ドクロ)島を舞台に、キングコング誕生の起源を描くアドベンチャー大作。ジャパンプレミアには、来日したトム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソンが登壇した。そして、日本語吹替版キャストのGACKTと佐々木希も登場。GACKTは、トム・ヒドルストン扮する髑髏島へ派遣された調査隊リーダーのコンラッドの声を、佐々木は、ブリー・ラーソン演じる写真家ウィーバーの声を演じた。そのほか、ゲストとして俳優の藤岡弘、、ダンテ・カーヴァー、お笑い芸人の大西ライオンらもレッドカーペットを歩いた。
2017年03月16日~美香×tocco closet~「美香会」開催概要人気モデルの美香とtocco closetがタッグを組んだイベント「美香会」が、2017年4月16日(日)に、東京都渋谷区(詳細は当選者にのみ通知)において開催される。イベントの開催時間は13:00から17:00までの予定。当イベントへの参加対象は、2017年1月1日から2017年3月2日の期間中に、tocco closetオフィシャルサイトにて税込み3,000円以上の購入履歴がある女性。応募方法などの詳細は、tocco closetオフィシャルサイトを確認。盛りだくさんな美香会のコンテンツ美香会では、モデル美香によるスペシャルトークショーの他、ランウェイを歩く美香を間近に見ることができるファッションショーなどを実施予定。特設されたフォトスペースでの2ショット撮影会や、質問タイムは、ファンにとっては嬉しい内容だ。当日は、物販ブースもあり、tocco closetの商品を手にとって選ぶことができる。参加者には、プレゼントも用意されている。tocco closetオフィシャルサイトでは、2017年春のアウターフェアを開催中。好印象を独り占めできる清楚なツイードコートなどを販売している。(画像はtocco closetオフィシャルサイトより)【参考】※tocco closetオフィシャルサイト
2017年03月01日余白を埋めてあげたくなる、未完成な姿。そんな年下男性の魅力が詰まった映画をご紹介。選んでくれたのは、映画ライターの細谷美香さんです。■『天国の口、終りの楽園。』「若い男子特有の、みなぎっている生命力やリビドーを存分に味わえる、“女子のための官能映画・決定版”という作品。人妻が若い男2人のお相手をして、そのエキスを浴びて活気づいていく様子が、とても色っぽい。ファンタジー全開の内容ですが、魅力的な男性とまぐわう姿は、羨ましいと思うこと間違いなし。主人公たちの形のいいお尻や、水をはじくツヤのある肌も見ていて“いいなぁ”としみじみしますね」■『人のセックスを笑うな』「設定はファンタジーなのですが、みるめ(松山ケンイチ)とユリ(永作博美)の関係性がリアル。二人がじゃれ合うシーンでは、キャピキャピしたところも気だるいところもすべてが生々しく描かれていて照れるし、どこか退廃的な雰囲気が漂います。見ているうちに、年下男子と疑似恋愛をしている気分になれるはず。みるめがよく着ているパーカは、年下男子が着るとかわいらしくてぐっとくるアイテムですよね」■『理想の彼氏』「年下男性の魅力のひとつが、背伸びをせず、等身大の自分で付き合えるところだと思うのですが、バツイチの主人公・サンディが恋に落ちるアラムは、まさにそんなタイプ。セクシーというよりも草食男子的です。ピュアな魅力と素直なアプローチで、夫の浮気に疲れていたり、気を張って生活している彼女の心を解きほぐしていきます。“こういう彼氏がいればいい!”と誰もが思ってしまう、まさに理想の彼氏」「若い男性特有の、限られた瞬間にしか存在しない、きらめき、生命力、性欲がスクリーンから伝わってくると、それだけでありがたい気持ちになりますよね。彼らは完ぺきじゃない分、余白がある。そこを埋めてあげたくなるのが、大人の女性の性なのかもしれません。今は年をとった俳優さんの、若い頃の瑞々しい姿が刻まれている作品もたくさんあるので、ぜひ、楽しんで観てください」◇ほそや・みか映画ライター。女性誌を中心に、ハリウッドからアジア、日本まで、幅広く映画紹介や俳優、監督のインタビューを担当している。◇幼なじみのフリオとテノッチは17 歳の高校生。ある日、親戚の結婚式で年上の人妻・ルイサと知り合った2人は、彼女を連れて当てのない旅に出発する。全国のレンタルDVDやAmazonビデオで視聴可能。◇美術学生のみるめは、非常勤講師のユリに絵のモデルを頼まれて彼女のアトリエに行く。すると、当たり前のように服を脱がされ、関係を持ってしまう。(C)2008「人のセックスを笑うな」製作委員会発売、販売元:ハピネットDVD¥4,700◇夫と別れNYにやってきたサンディ。引っ越し先のアパートの下にあるカフェで働くアラムと知り合い、ひょんなことからベビーシッターを頼むことになる。ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントブルーレイ¥2,381/DVD特別版¥1,429※『anan』2016年8月10日号より。写真・中島慶子文・重信 綾
2016年08月04日EXILE TRIBEをはじめ、豪華キャストが揃うドラマ『HiGH&LOW Season2』、映画『HiGH&LOW THE MOVIE』。このプロジェクトに重要な役柄で抜擢されたのが、韓国出身の人気グループBIGBANGのメンバー、V.Iだ。ステージの上ともバラエティ番組で見せる顔ともまったく違う表情を見せたV.Iに、日本映画初挑戦への思いを聞いた。『HiGH&LOW THE MOVIE』/その他の画像男たちの熱いバトルが描かれる作品だけに、「男なら絶対にやってみたい憧れのジャンルの映画ですから、頑張ってやってみようと思いました。オファーをいただいただけでも嬉しかったですね」と謙虚に語る。「もともと『アウトレイジ』『クローズZERO』『池袋ウエストゲートパーク』『ROOKIES(ルーキーズ)』とか、男っぽい作品が大好きなんです。特に『アウトレイジ』は役者さんたちの演技がみんなリアルで、お芝居なのか現実なのかわからなくなるくらい。今回の映画もそういう感じの作品になったらいいなと思っています」V.Iが扮するのは、韓国組織のボスの息子、李。AKIRA演じる伝説のチーム、ムゲンの総長である琥珀と手を組み、地区の土地の利権を得ることを目論む、物語を動かすキーパーソンだ。狡猾な作戦を淡々と進めながらワイルドな男たちをかき回す、冷静な頭脳派を演じた印象を「AKIRAさんがバットマンで、僕がジョーカーみたいな感じかもしれないですね」と表現する。「李の怖いところは、落ち着いた話しぶりで人の心を操作するところなんです。“この野郎!”って大きな声で叫ばないからこそ怖い、みたいな。AKIRAさん演じる琥珀がストレートに怒りを表現しても、李はいつも“ちょっと待ってください”ってそれを抑えて、すごくクール。李のような人って自分が悪だとは思っていないから、結局は一番怖い存在ですよね」ちなみにタイトルに掛けて、V.Iにとってのハイ&ローとは?という質問を投げかけると、「トークがウケたらハイ、すべったらローですね(笑)」と、ステージでも巧みな日本語のMCでファンを沸かせる彼らしい答えが返ってきた。「世界はこの2種類でできていると思うので、すべらないときとすべるとき、それが僕にとってのハイ&ローです(笑)。今回の作品ではAKIRAさんとちゃんとやりとりをして李という人物をしっかり演じていきながらも、見どころを作っていきたいと思っていました。映画を見ていても、笑わせているわけではないのに笑ってしまうシーンってあるじゃないですか。そういう狙っていないのに笑いが生まれるシーンはあるかもしれません」『HiGH&LOW THE MOVIE』公開中取材・文:細谷美香撮影:本多晃子
2016年07月20日ドラマ、Hulu、コミック、SNS、オリジナルアルバムやドームツアーといった様々なコンテンツが連動している巨大プロジェクト『HiGH&LOW』。そのひとつの到達点ともいえる青春バトルアクション映画『HiGH&LOWTHE MOVIE』がついにスクリーンに登場する。どんな支配にも決して屈しないカリスマ性あふれる雨宮雅貴と広斗を演じたTAKAHIROと登坂広臣が、“最強の兄弟”への思いを語った。その他の写真ドラマ版に引き続き、舞台となっているSWORD地区に伝説を刻んだ兄弟を演じたふたり。HIROがメンバーの個性を登場人物のキャラクターに反映させているそうで、「登坂とは普段も食事に行ったりすることが多いんです」というTAKAHIROは「バイクでのアクションやちょっとした芝居でも、さりげない目配せで自然に兄弟になれたかなと。僕たちのそういう関係性が、見て下さる方にも伝わったらうれしいです」と語る。登坂も「僕も、普段から親交があって、素のままでも兄貴のような雰囲気があるTAKAHIROさんとだったらリアリティを出しやすいだろうと思いました。兄弟役と聞いて、意外なところはまったくなかったです」と風通しのいい信頼関係を感じさせた。最大の見どころは、男たちの魂のぶつかり合いを肉体で表現するハードなアクションシーン。TAKAHIROは「お互いにアクションのスタイルが違うのに、阿吽の呼吸で動けたのもよかったですね」と撮影を振り返る。「登坂のアクションは、本気でバトルをしているんじゃないかと思ったくらいキレがあるので、その姿を見ていると自分の中でも自然にスイッチが入るんです。登坂は殴っているときだけではなく、ふとしたときの立ち居振る舞いも含めて、アクションでキャラクターを見せていくのがすごく上手い。ただ殴り合っているだけではなく、それを楽しんでいる感じや戦う意味、強さと優しさが伝わってきます。とてもいい刺激を受けて、僕も慌てて練習しました(笑)」(TAKAHIRO)、「それは僕がTAKAHIROさんに対して感じたことと同じです。TAKAHIROさんがキックボクシングをやっているのは知っていたのですが、現場で実際に見ると、今のキックは相手役の人が本当に痛い蹴りだよね、と思ったりして(笑)。日頃のジムでのトレーニングの成果が出ているんだなと思いました」(登坂)『HiGH&LOW THE MOVIE』7月16日(土)全国ロードショー取材・文:細谷美香撮影:本多晃子
2016年07月15日フリーアナウンサーの杉崎美香(37)が11日、自身のブログを更新し、5月下旬に第1子となる男児を出産したことを報告した。杉崎アナは「息子、誕生。」というタイトルで更新し、「5月の下旬、無事に出産致しました! 3012gの元気な男の子。母子共に元気です!!!」と報告。「辛く苦しい時間もありましたが、付き添ってくれた主人と、出産を乗り越えたことを涙して喜び合い、家族の絆がより深まったと感じております」と伝えた。そして、「いま隣で寝ている我が子はとてもちっちゃい。可愛くてたまらないです!でも、溢れ出る生命力と、力強さ、たくましさは圧倒的なものがあり、毎日驚かされています!」と幸せいっぱいにつづった。さらに、「今しかない貴重なこの時期を見逃すことのないよう、子どもに教えてもらえることを柔軟に吸収できるよう、人生勉強をするつもりでがんばっていきたいと思います」と決意。「この先家族3人、笑顔いっぱいで過ごせますように」と結んだ。杉崎アナは昨年1月、5歳年下のフジテレビ社員の一般男性と結婚。昨年12月に妊娠5カ月であることを発表していた。
2016年06月11日叶姉妹の妹・美香が9日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された「GirlsAward 2016 SPRING/SUMMER」にシークレットゲストとして登場した。叶は、同イベントで行われた日本最大級のボーイズオーディション「BoysAward Audition 2nd」のステージにプレゼンターとして登場。上は胸の部分だけを覆ったようなデザイン、下は大胆なスリットから美脚をのぞかせたセクシーな姿で視線を集めた。そして、グランプリを発表し、応募者1万2,101人の頂点に立った東京都出身の遠藤史也さん(20)に花束を贈呈。「これからのますますのご活躍を楽しみに、そして期待しています。頑張ってください」とメッセージを送った。「GirlsAward」は、2010年から開催されている日本最大級のファッション&音楽イベント。13回目となる今回は、菜々緒、マギーら人気モデルによるファッションショーや、乃木坂46などによるアーティストライブが展開され、南海キャンディーズの山里亮太と前日にAKB48を卒業した高橋みなみがMCを務めた。来場者数は約3万1,000人。撮影:蔦野裕
2016年04月10日叶姉妹の妹・美香が23日、映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(3月25日公開)のジャパンプレミアに出席。鑑賞前に本作への期待を語った。美香は、胸元があらわになった光沢のあるシルバーのドレスで登場。ミニ丈で美脚をアピールし、背中も大胆に露出したセクシーな姿を披露した。この衣装について美香は、本作に女性のヒーローであるワンダーウーマンが登場することから、「もう1人のワンダーウーマンということで、姉(恭子)が選んでくれました」と説明。「どちらかというと、姉の方がワンダーウーマンに似ていると言われるんですが」と笑った。そして、本作について「タイトルを聞いただけでもワクワク。ヒーロー対ヒーローなので楽しみ」と期待。バットマンとスーパーマンのどちらが勝つと思うか聞かれると、「普通に考えるとスーパーマンの方ではないかと思うんですけど、どういったストーリーで戦うことになるのか…」と決めかねていた。ジャパンプレミアには、叶美香のほか、矢口真里、益若つばさ、菅谷哲也ら多くの芸能人が参加。舞台あいさつでは、本作に日本人で唯一出演しているTAOと、スキージャンプ女子の高梨沙羅選手が登壇した。(c) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
2016年03月23日「何度も温かい涙が溢れた」「泣いて、笑って…幸せな気持ちです」。観た人からそんな感想が聞こえてくる『母と暮せば』は、“もし亡き愛する人と、再び共に過ごせたなら”という願いに形を与える、悲哀と優しさが入り交じるファンタジー作品。舞台は、終戦から3年後の1948年、長崎。原爆で命を落とした福原浩二(二宮和也)が母・伸子(吉永小百合)のもとに亡霊として現れるところから、物語は始まる。二人の最大の関心は浩二のかつての恋人・町子(黒木華)のこと。伸子を支え、生涯独り身であろうとする町子の幸せを願って、二人が葛藤する日々が描かれる。劇作家の故・井上ひさしさんが長崎を舞台にした同名の戯曲を構想していたことを、山田洋次監督が聞いたことから生まれた今作。その魅力を、映画ライターの細谷美香さんと一緒に分析します!◆縁が縁を生んで実現、国宝級の面々!作家・井上ひさし’34年生まれ。小説家、劇作家。『ひょっこりひょうたん島』の脚本も。広島を舞台にした戯曲『父と暮せば』の連作として長崎を描く『母と暮せば』を構想するも、’10年に逝去した。監督・山田洋次31年生まれ。映画監督。『男はつらいよ』シリーズに代表される人情劇、『たそがれ清兵衛』をはじめとした時代劇などジャンルを超えた名作が多数。今回は初のファンタジー作品に挑む。出演・辻 萬長(かずなが)’44年生まれ。俳優。映画、ドラマ、また洋画の吹き替えでも活躍。今回の出演は1シーンだけだが、舞台『父と暮せば』では500 公演以上主演を務め、2 作品に橋をかける存在。音楽・坂本龍一’52年生まれ。音楽家。J‐POP、民族音楽、クラシックはもちろん、映画音楽でもゴールデングローブ賞、アカデミー作曲賞を受賞。’14年に咽頭がんが発覚し休養に入るも、今作より復帰。◆胸キュン&切なさが止まらない…。今こそ味わいたい、純愛の物語。原爆を扱っていたり、主人公が亡霊であるからといって、“暗い映画”というイメージを持つことなかれ!細谷さんによると、「昨今なかなかない、胸キュンラブシーンが見られるんです。浩二、町子、それぞれの回想の中の、学生時代の二人のやり取りが、とにかく可愛い。上の写真は、浩二の部屋で二人が仲睦まじく腕相撲をするシーン。この後さらに二人の顔が接近して、“壁ドン”ならぬ“鼻ツン”が見られます」古典的だけど、現代の私たちも思わず“やりたくなる”ラブシーンが次々登場!「回想シーンでこうした甘酸っぱさを存分に味わうからこそ、舞台が死別した後に移ったとき、切なさが何倍にもなるんです」◆まさかの“寅さん” 登場!?爆笑シーンも待っています。山田監督といえば、“寅さん”の『男はつらいよ』シリーズで知られる稀代の喜劇作家。今作でも劇中では度々、爆笑必至のシーンが。「冒頭から、死んでいるのに暗くない“お喋りな亡霊”の浩二に、クスッとさせられるはずです。コミカルな場面では特にセリフ量がすさまじいのですが、それを難なくこなす二宮さんがすごい!」また劇中で笑いを数多く運んでくるのが、伸子を気にかける親戚“上海のおじさん”(加藤健一)。「闇屋で生計を立てる、親戚内では敬遠されるような存在。でも生命力に溢れていて、まさに寅さんのような人。戦争を扱う映画でも、沈痛な思いで観続けている必要はナシ!おかしいシーンは思いっきり笑って、映画を楽しんで」※『anan』2015年12月25日号より。
2015年12月17日大人気漫画「亜人」の劇場版アニメの第1部『亜人 -衝動-』が10月28日(水)、東京国際映画祭でプレミア上映され、声優の宮野真守、細谷佳正、櫻井孝宏、平川大輔、小松未可子、洲崎綾に、総監督の瀬下寛之、安藤裕章監督が上映後の舞台挨拶に登壇した。どんな状況でも肉体がすぐに再生し、決して死なない新人類“亜人”が存在する現代。自らが国内3例目の亜人であることが判明した永井圭は賞金を狙う人々や国家に追われる身となる。そんな中、亜人たちの政府への反逆も始まり…。永井圭の声を担当した宮野さんは、本作の声の収録が、映像よりも先に声を録り、それに合わせて映像を制作していく“プレスコ”方式だったと説明。それだけに、どのような映像、世界観になっているかが完成品を見るまで分からなかったというが、映画を見て「面白かった!非常に面白かったです!お客さんの立場で見れました。こんな感じの世界観になるんだ!?と原作でも感じた斬新な世界観に引き込まれていく感じでした」と映画を見終えたばかりの観客以上に興奮気味にまくし立てる。原作の描写に関して「映像化する上でギリギリの作品。できるのか?と思ってしまう作品ですが、監督たちがその不安に逃げずに立ち向かっていった感がある映像でした」とも語り、制作陣への感謝と労いの思いを口にした。細谷さんは完成した映画を見て「ハリウッド映画みたいだなと思った」と率直な感想を吐露。「台本の雰囲気や原作からも、これは大きな作品が動き出したぞと感じていました。監督は『ドキュメンタリー風に描きたい』と仰ってましたが、そこら……世にあるたくさんのアニメとはちょっと違います!」と宮野さんに負けじと熱弁をふるったが、隣りの宮野さんは、すかさず「いま『そこらへんの』って言おうとしたでしょ(笑)?」とツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。永井の妹役を演じた洲崎さんは、プレスコという方式のせいもあって、収録期間中はかなり役に入り込んでいたよう。“妹”として「とにかく、お兄ちゃんはクズだと思っていて(笑)」と語ると、これにも宮野さんが反応!「宮野真守に『クズ』って言うのはどうだった(笑)?」と洲崎さんに迫り「僕は…ショックでした」と寂しそうに告白し、再び劇場は笑いに包まれた。安藤監督は、死ねない亜人たちの姿を描く本作のテーマが「生きる」であるとし「生きたキャラクターを描かなくてはいけなかったんですが、みなさんの演技力に助けられました」と声優陣に感謝!瀬下総監督は「最後の“救い”とも言えるかもしれない死までも奪われてしまった亜人たちが必死で生きていく話であり、それは新しいヒーロー像、時代を象徴していると思います。これからどう生きていくのか?続きをお楽しみにしていてください!」と鋭意製作中の第2部、第3部へのファンの期待を煽り、会場はこれに温かい拍手で応えた。シリーズ第1部『亜人 -衝動-』は11月27日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月29日叶姉妹の妹・叶美香が1日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた映画『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』(10月31日公開)のジャパンプレミアに登場した。いつも露出の多い衣装で話題の美香は、今回も胸を大胆に披露したセクシードレスで魅了。空を飛ぶピーターパンを連想させるような羽を感じさせる衣装は、ミニ丈でさらにスリットも入り、美脚も存分にアピールした。美香はレッドカーペットをゆっくりと歩き、そのセクシーボディで視線をくぎ付けに。サインや握手にも応え、観客を喜ばせた。イベント後、叶姉妹のオフィシャルブログでもその様子を紹介。スケジュールの都合でレッドカーペット後に映画を鑑賞することができなかったことを明かし、「観るのが楽しみ」と期待を寄せた。ジャパンプレミアでは、黒ひげを演じたヒュー・ジャックマン、主人公ピーター役のリーヴァイ・ミラー、ジョ-・ライト監督、そして、日本語吹き替え版主題歌を歌う松田聖子が登場。ヒューの提案により、急きょ松田聖子がリーヴァイのためにバースデーソングを歌う場面もあり、会場は大いに沸いた。本作は、今まで語られることのなかったピーターパンの過去を描いた物語。母と再会するためにネバーランドへと旅立った少年ピーターが、若き日のフック船長やタイガー・リリーとの出会い、宿敵・黒ひげとの戦いを通して成長していく姿を映す。(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年10月02日夫が失踪して3年。やっと日常を取り戻したピアノ教師の瑞希の前に、幽霊となった夫の優介が現れた。瑞希は優介に誘われるままに、優介が3年の間にお世話になった人々を訪ねる旅に出る――。黒沢清監督がカンヌ国際映画祭ある視点部門監督賞を受賞した『岸辺の旅』。夫婦を演じた深津絵里と浅野忠信はこれまで『ステキな金縛り』や『寄生獣』に出演して言葉を交わしていたというが、本格的な共演は初めてとなる。ともに1973年生まれ。共演を望んでいたというふたりに、同世代トークを繰り広げてもらった。その他の画像浅野は「死んでいる男の役なのですが、こうして深津さんと夫婦の役ができることは、僕のなかでの大きなやる気につながりました。どの男に聞いても同じように答えると思いますが、深津さんのようにかわいい方がそばにいてくれるというのは嬉しいものです(笑)」と笑顔を見せながら、「経験豊富で優れた女優さんとご一緒できる作品の撮影は、僕にとっても大きな成長の場。これから先、今回の作品のように40、50代が観られる映画をしっかり作っていきたいという思いがあるので、そのためには深津さんのような素晴らしい女優さんがいてくれたら、こんなに心強いことはないですね」と共演について語る。浅野の言葉を受けて「浅野さんはどう思っているのかわからないのですが」と切り出した深津は、「三谷(幸喜)さんの現場でご一緒しておしゃべりをしたときに、とても自分と近い感覚をお持ちの俳優さんだなと感じたんです。頑なで揺るがないところがありながらも、あっさりとそれを諦められるところとか。役者の仕事を愛しているのに、あんまりそう見えないところも(笑)。似ているところがあるなと感じました」と第一印象について振り返った。この映画の舞台となっているのは、生者と死者が地続きの場所で息をしている世界だ。黒沢作品ならではの不穏なムードもあるが、旅をしながら互いの知らない面を知っていく夫婦の物語の根底には「シンプルな愛があると思う」とふたりは声を揃える。浅野がカンヌ映画祭で感じたのは「多くの方が、愛の力というものを受け取ってくれた。観る人それぞれが感情移入しやすい作品になっている」という感触だったという。深津も「黒沢監督がここまでストレートに愛を伝える作品は、今までなかったと思います。この映画を観たあとで、自分の大切な人を今よりも大切にしなければと思うだけでも、これからの日々の生活が豊かになるのではないでしょうか」と本作の持つ広がりについて語った。『岸辺の旅』10月1日(木)テアトル新宿ほか公開取材・文:細谷美香写真:源賀津己
2015年09月18日叶姉妹の妹・叶美香が3日、東京・新宿歌舞伎町セントラルロードで行われた映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(8月7日公開)のジャパンプレミアに登場した。セントラルロードに敷かれた60mのレッドカーペットに、叶美香は美バストを大胆に披露したセクシードレスで登場。下着が透けて見えるシースルー素材で、深いスリットからも美脚を見せつけ、あまりのセクシーさに報道陣から「スゴすぎる」と声が上がった。そのほか、ピースの綾部祐二(ピース)、モデルの秋元梢、宮城舞、宝塚歌劇団・宙組の男役トップスターである朝夏まなと、トムの声を担当している声優の森川智之が登場。はじめしゃちょー、MEGWIN、ミカエラ、Daichi、バイリンガールちかという人気ユーチューバー5人もカーペットを盛り上げた。また、ステージでは、ギタリストのMIYAVIが同シリーズのテーマ曲を演奏。トムと初対面も果たし、ステージ上で「本当にかっこいい! すばらしい才能」と大絶賛を受けた。ハリウッド映画"初"の新宿・歌舞伎町でのジャパンプレミアとなった今回のイベント。駆けつけた約500人のファンが熱い視線を送る中、トムは2時間かけてゆっくりとレッドカーペットを歩き、サインや記念撮影、取材に丁寧に応じた。
2015年08月04日虎の門ヒルズフォーラムで、30代から40代女性をターゲットにしたイベント「東京ミュゼ」が4月4日開催された。「東京ミュゼ」は、30代から40代の“オトナの女性”をメインターゲットに設定した体験型複合イベント。第1回の今回は「DRESS ME UP ! 大人の私を刺激する女磨きサロン」をテーマに「ファッション」「ビューティー」「エンターテインメント」「グルメ&スイーツ」「旅」「学び・教養」の六つの角度から「上質で選び抜かれたモノ」を提案。メイン会場ではファッションステージやライブ、トークショーが開催され、スペース内には様々な体験ブースが開設された。メイン会場でのイベントは、MCを務める富岡佳子がブラックのドレスで登場し、華やかにスタート。総合演出の田村孝司とファッション・クリエイティブ・ディレクターの軍地彩弓が手掛けたスペシャルファッションショーがトップを務め、人気モデルの生方ななえ、道端カレン、アンミカらがウォーキングを披露。ショー後に行われたトークショーには『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』編集長でスタイリストの田中杏子も登場し、来場者に向けて「今季の40代は“抜け感”がテーマ」とアドバイスする場面も。ショーには三越伊勢丹とエイベックス・グループのコラボから誕生した大麻布ブランド「麻世妙(majotae)」も登場。淡いバイオレットカラーのセットアップを涼しげに揺らす道端カレン他、田波涼子、佐藤幸子らが、麻世妙のファッションアイテムを身に着けてステージに登場した。続くイベントには、豪華なゲストが続々登場した。叶美香は、2,500万円のビンテージの「ヴェルサーチ(Versace)」を纏ってステージに現れ、「美しさの秘訣はボディとメンタルのバランスを整えること」とコメント。スペシャルゲストで登場した俳優の斎藤工は「女性の好みはギャップや隙のある人。デートでは映画に行きたい」と話した。また歌手の鈴木雅之によるスペシャルライブも盛り上がりを見せた。メイン会場外のステージプログラムでは、モデルの仁香によるウォーキングレッスン、歌舞伎役者の中村歌昇によるトークショーなども行われた。本イベントのメインターゲット、いわゆるF2層といわれる35歳から49歳の女性たちは、90年代東京の流行を引っ張ってきた世代。購買意欲が高く、消費の中枢を担うこの世代はトレンドに敏感で、自身のこだわりを持って「上質なモノ」を選ぶ傾向があるという。彼女たちの消費行動を促すことが当イベントの目的だ。更に、4月15日から21日まで東京ミュゼとのコラボ企画として、伊勢丹新宿店本館4階センターパーク/ザ・ステージ#4で、軍地彩弓による大人のためのセレクトショップが期間限定でオープンする。
2015年04月05日2015年春の新作カタログのイメージモデルに起用された『美香』さん!株式会社PETTERSは、2015年の春新作カタログ「トッコ・クローゼット フィーチャリング ミカ」(tocco closet featuring Mika) を、1月22日から公開させる。そしてこの新作カタログのトッコ・クローゼット“イメージ モデル”として、人気のあるモデル『美香』さんが採用された。トッコ・クローゼットは、ファッションの雑誌に登場している有名人およびモデル、さらに読者モデルから愛されており、手頃なプライスとともに、愛らしい素敵なアイテムを提供している、フェミニン風のライフスタイルを提唱しているレディースファッションのブランド。また起用された美香さんは、女性雑誌で華やかに表紙を飾るような、さわやかな印象の人気モデルだ。美香さんについて1975年北海道出身。スカウトにより、モデル界の活動をスタートしてブライダルショーなどを経験した後、東京で本格的モデルの仕事を開始させた。MISSやMAQUIA、Oggiなどの雑誌や、CMおよび広告、さらに著作【モデル 美香の美人ガイド】や写真集など、幅広い分野で活躍している話題のモデル。今後も美香さんのさらなる活躍を期待したい。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社PETTERS プレスニュース (アットプレスニュース)・tocco closet オフィシャル通販サイト・美香オフィシャルブログ
2015年01月31日『テラスハウス』(フジテレビ系)に出演中の菅谷哲也、OGの今井華、住岡梨奈や、叶姉妹の妹・美香、モデルの秋元梢らが28日、東京・日本橋の江戸桜通りで行われた『トランスフォーマー/ロストエイジ』(8月8日公開)のジャパンプレミアに登場した。日本橋の江戸桜通りを完全封鎖して行われた『トランスフォーマー/ロストエイジ』のジャパンプレミア。50mに渡って敷かれた赤と青のオプティマスカラー仕様のカーペットには、来日を果たしたヒロイン・テッサ役のニコラ・ペルツ、その恋人・シェーン役のジャック・レイナーのほか、多くの有名人たちが登場した。はじめに、俳優の真剣佑が、モデルの秋元梢、石田ニコルと、『テラスハウス』に出演中の菅谷哲也は、モデルの鈴木あや、植野有砂と共に登場。続いて、『テラスハウス』に出演していたモデルでタレントの今井華、シンガー・ソングライターの住岡梨奈が姿を現した。そして、ジャパンプレミアの特別ゲストで、「トランスフォーマー30周年記念大使」を務める武井壮と、吹き替え版でヒロイン・テッサの声を演じる中川翔子が、浴衣姿で登場。叶姉妹の妹・美香は、胸元を強調したセクシードレスでカーペットを歩いた。さらに、『トランスフォーマー/ロストエイジ』コスプレコンテスト参加者も、オプティマスやバンブルビーに扮した自慢のコスプレ衣装を披露。北海道・旭川市のキャラクター・あさっぴーも参加し、今回特別に用意したオプティマス衣装を初披露した。
2014年07月29日叶美香、ワンランク上のゴルフウェアなかなかオシャレの要素を取り入れにくいのが女性のゴルフウェアですが、叶美香さんがコーディネイトをすると、まるでタウン着のような素敵なスタイルが完成です。叶姉妹オフィシャルブログ「ABUNAI SISTERS」の5月10日付けの記事では、「芸能人ゴルフチャンピオン決定戦」に参加した叶美香さんの写真がアップされました。シャネルで揃えてみたとコメントにあるとおり、落ち着いた中にも華やかさのあるワンランク上のゴルフウェアを披露しています。人生初!自分でコーディネイト普段は姉の叶恭子さんが美香さんのファッションコーディネイトをするそうなのですが、今回は初めて自分自身でコーディネイトをしたとのこと。ただし、帽子だけは恭子さんのチョイスだそうで、姉妹の仲の良さをうかがわせます。また、ゴルフを楽しむ女性の天敵ともいえるのが、日焼けです。屋外で長時間を過ごすゴルフには日焼け止めがかかせません。同記事では美香さんオススメの日焼け止めスプレーも紹介されています。そのほか、お肉の写真やパーティの様子もアップされ、たくさんのジェントルマンに囲まれて、ご満悦の様子の美香さんでした。【参考】・叶姉妹オフィシャルブログ「ABUNAI SISTERS」
2014年06月12日突然ハワイ沖に現れた未知のエイリアンと、日米をはじめとする世界連合艦隊の戦いを描くユニバーサル映画100周年記念作品『バトルシップ』。いよいよ今日から公開された本作でカリスマ性あふれる自衛艦の艦長の役をつかみ、『マイティ・ソー』に続いてハリウッドのSFアクション超大作に出演した浅野忠信に話を聞いた。その他の写真『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が大好きだったという浅野にとって、ユニバーサル映画は子供の頃から胸躍らせてきたエンターテインメントの原点ともいえる存在。とはいえ、「『マイティ・ソー』での経験があったので、あまり肩に力を入れることなく、いい意味で開き直って臨んだ現場でした」と撮影を振り返る。一度の面接を通して浅野を抜擢した監督は『ハンコック』などで知られるピーター・バーグだ。「周りもタッド(浅野のニックネーム)は英語が完全にはわからないんだから、という感じで接してくれるなか、監督だけはどんどん早口の英語で話しかけてくるんです。そして実は日本語のセリフも、監督から“俺には何かわかんないけど、日本語で言ってみろよ!”と提案されて生まれました。とにかくいつも自由でオラオラ系、無茶ぶりばかりの監督で楽しかったですね(笑)」そんなときに通訳代わりとなり、現場で手助けしてくれたのが共演のテイラー・キッチュ。『ジョン・カーター』でも注目を集めるテイラーと劇中さながらのタッグを組み、ハードな撮影を乗り越えたという。慣れない大がかりなグリーンバックでの撮影は「目の前に何もないのにあたかもあるかのように演じるのは、それこそ役者が最もやるべきことだと思うので、まったく大変だとは思わなかった」と語るが、意外にもサッカーの試合のシーンには苦労させられたという。「実生活でもスポーツなんて全然しないし、仕事でも『バタアシ金魚』の水泳以来ですよ(笑)。練習もしましたが、まったくついていけませんでした。テイラーも監督もすごいスポーツマンなので、空き時間にはアメフトのキャッチボールとかも無理やりやらされて、それも大変でしたね(笑)」12月公開の『47RONIN』などハリウッド大作への出演が相次ぎ、日本のファンとして気になるのは世界のタダノブ・アサノとしての今後の展開だが、「これまでと同じように、いい“流れ”に乗っていくだけ」と気負いがない。「僕は企画を出して自ら動き、セルフプロデュースするタイプじゃないんだなと、あらためて感じています。ただ、これからどんどんハリウッドの中のアジア人が果たす役割は大きなものになっていくと確信しているので、長い目で粘り強く食らいついていきたいと思っています」『バトルシップ』公開中取材・文:細谷美香
2012年04月13日日本、ソ連、ドイツと3つの軍服を着て戦ったふたりの青年の絆を描く『マイウェイ12,000キロの真実』。オダギリジョー、チャン・ドンゴンという日韓スターの共演で大作を完成させたカン・ジェギュ監督に、過酷な撮影の裏側について聞いた。その他の写真韓国映画史上最高額となる製作費25億円が投入され、要した期間は240日。ノルマンディー上陸作戦をはじめリアルな痛みととてつもない迫力を感じさせるアクションは、俳優陣が音を上げそうになるほどのハードな撮影によって生まれたものだ。「オダギリさんが“ここはスタントマンがやってくれるんですよね?”と不安な顔で聞いてきたアクションも、私は最初から当然のように本人にやってもらうつもりでした。オダギリさんを安心させるために前作の『ブラザーフッド』にも出演しているチャン・ドンゴンさんのシーンを先に撮ってみせて、安全には十分に気をつけているから私を信じてついてきてほしいと説得したんです。でも今回の撮影の方がはるかに危険でスケールが大きかった。戦車に轢かれるシーンや、大量の火薬を使う爆破シーンがかなりあったので、実際のケガ人は『ブラザーフッド』の3倍くらいになってしまいましたね」監督自身はこの撮影を通し、「人間にとって戦争とは何か?ということについて、より深く考えるようになった」という。「極限状態に追い込まれて生と死に直面すると、それまでの哲学や理論、知識や体面がすべてなくなって心が開かれた状態になると思うんです。私が描きたかったのは、敵対心を持っていた日韓の若者がどのように変わり、お互いを許していったのかということ。そしてマラソン選手として走ることをあきらめなかった主人公のように、生きのびるためには夢が必要だということも描きたいと思いました」海を越えて多くの観客に韓国映画の底力を感じさせた『シュリ』の公開から10年以上が経つ。日本はいま空前の韓流ブームにわいているが、「K-POPにくらべると、韓国映画はそこまで活性化されていないように感じる」と複雑な心境を明かす。「韓国でも日本の映画に触れる機会は、それほど多くはありません。映画は相手の国に対して興味を持ち、理解するために大きな役割を果たすことができる。これからは映画の分野でも日韓の活発な交流が行われてほしいですね。そして『マイウェイ』がお互いについて考えるきっかけになることを願っています」『マイウェイ 12,000キロの真実』1月14日(土)全国公開※取材・文:細谷美香(C)2011 CJ E&M CORPORATION & SK PLANET, ALL RIGHTS RESERVED
2012年01月13日『告白』でベストセラー作家となった湊かなえの原作を、豪華な女優陣の顔ぶれで映像化したWOWOW連続ドラマ『贖罪』。監督・脚本を手がけた『トウキョウソナタ』の黒沢清、物語の鍵を握るキャラクターを演じた池脇千鶴がインタビューに答えた。その他の写真小学生の娘を殺された母親に小泉今日子が扮し、事件を目撃したことから償いの思いに囚われたまま大人になった女性たちを、池脇をはじめ、蒼井優、小池栄子、安藤サクラが演じる。5人の女優が主人公となる全5話の脚本も執筆した黒沢監督は、原作を読んだ印象を「女性の情念や妄想、闇がとことん書かれているところに惹かれた」と語り、脚本化の際に難しかったのは「モノローグで表現されているそれぞれの心の中を客観的に描くこと。外からだと5人はどういう風に見える人物なのか、それを想像するのが難しくもあり、楽しかったところですね。あとは彼女たちの"現在"に大きな影響を及ぼしている"過去"の扱い方に気を使った」という。「脚本がとにかく面白かった」と語る池脇が演じたのは、強迫観念のように贖罪にとりつかれている他の3人の同級生とは異質の存在感を放つ、したたかで貪欲な女性だ。「みんなは小学生の頃の事件にまだ縛られていたり、それが理由で破綻してしまったり、それぞれの苦しみ方をしている。でも私が演じたのは、悲壮感が一切なく、理不尽なことが許せない人。自分が欲しいと思ったら、姉の旦那さんまで手に入れようとする女性なんです。ある意味、有言実行でパリッとした生き方をしてきた人だからこそ、ずっと娘の同級生を責め続ける麻子さん(小泉今日子)と対等に話せる言葉を見つけて、挑むことができたのだと思います」。監督が「悪同士だからこそ心が通じ合う場面」だと語る小泉と池脇の"対決"シーンをはじめ、ホラー映画のような不穏なタッチが、監督らしさを感じさせる。「私だけがセリフのなかで、タイトルでもある"贖罪"という言葉を使えたのが、すごく嬉しかった」という池脇を、監督は「池脇さんに演じてもらったのは、脚本の段階で最も面白いと思いながら調子に乗って書いていったキャラクター。いつも純情な役ばかりをやっていらっしゃるわけではないのは知っていましたが、ここまで突き抜けた役を演じてもらえるとは。インタビューの場で言うのも何ですが、若い女優さんのなかでダントツで芝居がうまい」と絶賛。池脇は「私にこういう役を預けてくれたことが、めちゃくちゃ嬉しい」と答え、監督と女優の相性の良さが感じられる映像化となった。文:細谷美香撮影:星野洋介連続ドラマW『贖罪』毎週日曜22時よりWOWOWプライムにて放映
2012年01月12日第二次世界大戦末期に、日本、ソ連、ドイツと3つの軍服を着て戦うことになった東洋人の姿を、実話を基にして描く『マイウェイ 12,000キロの真実』。『シュリ』『ブラザーフッド』などで知られるカン・ジェギュ監督の最新作に、凶暴な曹長役で出演している山本太郎に話を聞いた。その他の写真山本は朴訥とした日本兵と凶暴な日本兵の両方を演じたオーディションで役をつかんだが、「戦争映画の中でわかりやすいアイコンになってしまう役柄を演じることに、当初は戸惑いを感じていた」という。「以前、大虐殺を題材にした中国映画のオーディションのあとに監督に意見を求められ、“日本兵を鬼のように描こうとする気持ちはわかるけれど、その中にも中国人に手を差し伸べた日本人がいたはずだ。反日映画を作りたいなら都合よく編集したドキュメンタリーでいいのでは?”と正直に言ったら、落とされたことがあったんですよ。今回もそういう理由でただひたすら凶暴なだけの日本兵を演じることに抵抗があったんです」思い悩んだ山本は、壮大な物語の中で「主役でもないキャラクターのバックグラウンドを描くことの難しさは承知の上」で、監督との溝を埋めていくための話し合いを重ね、野田という役を作り上げていった。その過程で見えてきたのは、日本人、韓国人、ドイツ人といった人種の違いを超えて“人間の本質”を描くことへの監督のこだわりだった。「だから僕自身も、日本兵の描き方や扱いがどうのこうのではなく、野田というひとりの人間をしっかり演じきろうという考えに行き着いたんです」東日本大震災をきっかけに、山本は反原発を訴えて精力的に走り回る日々を送っている。政府の方針に反旗を翻す活動家としての顔も持つ彼の目に、日本兵として戦った野田はどのように映ったのだろうか。「野田は権力があると思えば弱者にひどい扱いをして、立場が逆転すれば手のひらを返す。僕の生き方とは真逆に見えるかもしれませんが、でも野田は決して国粋主義者ではなかったと思うんです。とにかく生きていくために必死だったという部分を見せたいと思いながら演じていましたね」韓国映画史上最高額の製作費を投じてリアリティを求めた撮影は、「火炎瓶も本物だし、火薬を大量に使うし、そりゃ迫力ある映像が撮れるだろ!という大変な毎日だった」という。チャン・ドンゴンと共に主演を務めたオダギリジョーとは、ドラマ『新選組!』などで共演した仲だけに「自分の撮影が先に終わって、オダギリ君をさらに3ヵ月も現場に残すのはかわいそうだな、ギャラが出れば一緒にいてあげたいと思ってました」と笑う。韓国人スタッフとの仕事を「テンションが上がって言い合いになっても、あとはあっさりしている。自分とすごく合っている現場でしたね」と振り返り、「久々に“映画をやっているな”という手応えを感じた」と語る本作の完成を楽しみに待ちたい。取材・文:細谷美香『マイウェイ 12,000キロの真実』2012年1月14日(土)全国ロードショー
2011年11月18日