子どもがサッカーを始めると、練習や試合の送迎で車の出番が多くなります。子どもだけでなく、チームメイトを乗せたりすることもありますが、体が出来上がってない年齢の子どもたちは車酔いをする子も少なくありません。わが子は大丈夫だったけど、乗せたお友達が吐いてしまった......。掃除も大変だけど、試合前に体調が悪くなってしまいかわいそう。という経験をした親御さんもいますよね。そこで、中古車情報メディア『カーセンサー』の西村泰宏編集長に、子どもが車酔いしにくい車の種類と酔いにくい乗り方を教えてもらいましたので、お子さんの車酔いで悩んでいる方は参考にしてみてください。(取材・文:小林博子)試合当日はチームの荷物を運んだり、チームメイトを同乗させることもありますが、子どもの車酔いに悩む保護者も多いもの(写真は少年サッカーのイメージ)<<関連記事:サッカー道具や試合の荷物運び。子どものサッカーに関わる間の車選び、ファミリーカー以外におすすめの1台はこれ■親の悩みでも多く聞かれる子どもの車酔いジュニア世代の「子どもの車酔い」に悩まされている親御さんも多いと聞きます。自分の子どもがそうでなくても、チームの子どもを複数人乗せることが多くなるので、お友達が酔ってしまった。ということも。自家用車だけでなく、合宿や遠征に向かうバス利用の際も、子どもの車酔いについての悩みが寄せられることが多いもの。車内の掃除も親の悩みの一つですが、何より試合に向かう朝に具合が悪くなってしまった子がかわいそうになりますよね。いいコンディションで試合に向かわせたいものです。西村さんにお伺いすると、車酔いする主な原因は「揺れ」だと言います。いくつかある車の揺れの種類のうち、車酔いに大きく関わってくるのが「ロール」と呼ばれるものなのだそうです。ロールは重心の高さが大きく関係しており、車高が高い車では大きくなりやすいのです。つまり「ミニバンやSUVは比較的酔いやすい」と言えるそう。また、タイヤのサスペンションが緩めで揺れをふんわりと感じる車も酔いやすいと言われているのだそうです。酔いにくい順にボディタイプで並べると下記のようになります。セダン↓ワゴン↓ミニバンミニバン以外の選択肢としておすすめ、3列シートのSUVの人気車種アウトランダーPHEV(写真提供:カーセンサー)複数子どもを乗せる前提だと購入の対象にならないかもしれませんが、酔いにくいという側面から判断すると、車高の低く低重心なスポーツカーはセダンよりさらに上位に来るそうです。■乗る席、運転の仕方で酔いやすさが変わる車種だけでなく、乗車中の行動でも酔いやすさは変わります。車酔いする体質の子どもを乗せる際は、以下のことに注意してみてください。と西村さんからアドバイスをいただきました。・視界が開けた席に座る予測不可能な揺れは脳を混乱させ、車酔いを引き起こす原因の一つです。後部座席より助手席のほうが酔いにくい理由は、視界が開けていて揺れを脳が予測しやすいからと言われています。・急発進・急ブレーキを極力行わない車に乗っている際、私たちの体には慣性の法則が働きます。その際に急ブレーキを踏まれると「前後にGがかかること」になり、頭が揺られて車酔いを引き起こしやすくなります。同じ理由で「急発進」も。酔いやすい子どもを乗せる際は、いつも以上に速度の変化に気をつけて優しい運転を心がけましょう。・香りの強い芳香剤を使わないお友達が車に酔う理由には匂いの違いもある、と西村さんは言います。同乗したお友達が車に酔う理由の一つに「匂い」もあるのだそう。乗せている方は普段と同じ匂いなのでなにも感じなくても、乗せてもらった子どもは自分の家の車と違う匂いを感じることで酔いやすくなったりします。どんなに「いい香り」と思っても強い匂いの車内用フレグランスを使うのは避けた方が良いそうです。香りは人によって快・不快が違うので、「これなら大丈夫」というものはないと思っておいた方がよいでしょう。逆に、無香料タイプの消臭剤などはおすすめです。上記の「酔いにくくなる乗り方」に加え、シートカバーで座席を覆い、酔って嘔吐などをしてしまった場合への対策もしっかり講じておくことが大切です。大事な車にみんなが気持ちよく乗れるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2022年04月20日2022年4月10日、千葉県千葉市にある野球場『ZOZOマリンスタジアム』で行われた、『千葉ロッテマリーンズ』 vs 『オリックス・バファローズ』の試合。この日の試合で、『千葉ロッテマリーンズ』に所属する佐々木朗希選手が歴史的快挙を遂げました。佐々木選手は、『オリックス・バファローズ』の打者を一度も出塁させず、プロ野球史上16人目となる完全試合を達成したのです。この日の試合でも、高い技術によって、見事な投球を披露した佐々木選手。サンケイスポーツによると、13者連続奪三振を達成するだけでなく、最速は164キロをマークするなど、投手として素晴らしい活躍を見せたといいます。完全試合は、1994年に『読売ジャイアンツ』で活躍していた元プロ野球選手の槙原寛己さんが達成して以来、28年ぶり。佐々木選手は今回の快挙によって、完全試合を遂げた記念すべき16人目となりました。歴史的瞬間に立ち会った観客からは、「すごいものを見た」「これが『令和の怪物』か…!」といった声が上がっています。20歳という若さで、早くも数々の伝説を残している佐々木選手。今後も『令和の怪物』の名にふさわしい活躍を見せてくれそうです![文・構成/grape編集部]
2022年04月10日子どもがサッカーを始めると、練習や試合の送迎で車の出番が多くなります。子どもだけでなく、チームメイトを乗せたり、ボールやマーカーなど試合会場に着いてから練習で使う道具の運搬など、これまでとは違う車の使い方になります。そろそろ買い替え時期となると、そんな用途ありきで検討するご家庭も多いのではないでしょうか。そこで、中古車情報メディア『カーセンサー』の西村泰宏編集長に、サッカーをする子がいる家庭におすすめな車の選び方を伺いました。(取材・文:小林博子)子どもがサッカーを始めると、車で送迎する機会が増えることも。(写真は少年サッカーのイメージ)■荷物多め&車内が汚れる!子どもがサッカーを始めた家庭の車事情まずは、これからサッカーを本格的にする子どもがいるという方にもわかりやすいよう、サッカーファミリーの一般的なカーライフをご紹介します。中にはチームでバスを持っているクラブもあるかもしれませんが、親の車出しがあるチームは少なくありません。サッカー少年たちの荷物は、ボールと着替えを入れた大きなバックパックというケースがほとんどです。子ども1人だけを乗せるならそのバックパック程度ではありますが、試合の送迎などでチームの子どもたちを乗せる場合、それぞれがバックパックを持っていますので、荷物だけでかなりのスペースを割くことに。さらに、「試合当番」があるチームの場合は、日除けのタープや折りたためるベンチ、夏は大きなドリンクジャグなどを運ぶこともあり、荷物だけでなかなかの量になります。そして、車内が汚れがちなのも特徴です。子どもたちは泥や砂埃などで通常よりもシートや床を汚しがちですし、小学生年代だと車酔いする子も少なくないので、車酔いをする子がいる場合は車内で嘔吐されてしまうことも......。車は何人乗りが最適で、どれくらいのスペースがあれば十分か、そして汚れに強い内装は?など、考えなくてはならない項目は多岐にわたります。子どもがやりたいと言って始めたサッカーですが、大会出場などが増えるにつれ、このように車選びにも影響がでることがあるのです。■選択肢は「ミニバン」だけ?答えはNO!そんなことを考慮すると、とにかく大きくて、荷物をたくさん積めて、汚されてもいい内装の車にするのが正解なのかと思いがち。そこで候補にあがるのはミニバンやワゴンですが、車好きな親御さんの中には「いかにもファミリーカーという印象の車は嫌だ」と思う方も多いようです。そんなニーズに応えるべく、カーセンサーの西村編集長が車選びで考えるべきことをサッカーファミリーバージョンで考えた、4つの観点を教えてくれました。人と荷物をたくさん乗せるなら、アルファードのようなミニバンしか選択肢にないの!?とあきらめなくても大丈夫です(写真提供:カーセンサー)■その1.乗る年数とサッカー以外の用途は何か?まず、お子さんの年齢によって、何年間サッカー向けの車が必要かをまずは考えてみましょう。と西村さんは言います。その間、送迎は週何回あるのか、遠征などで何人も乗せる回数は年何回あるのかなども想定してみることが大事だそう。遠征で大人数を乗せるのが年数回の場合は、その時だけレンタカーを活用するのも手段のひとつ。「わざわざそれだけのために大きなミニバンを購入する必要はないのかもしれません」と西村さん。また、サッカー以外の用途についても考えてみて欲しいと西村さんは言います。特に小学生の保護者世代のご家族に多いのが、キャンプなどのアウトドアレジャーも積極的にしたいというケース。この場合も荷室が広い車を選びたくなるはずです。「サッカーのためだけ」ではない基準が増えます。車を買うときはどうしても「今の生活」に目を向けがちですが、少し先の未来を見据えることで、よりクリアに考えることができ、よい選択ができるはずです。とアドバイスをくれました。■その2.リセールバリューを重視するのか車を購入する際に「リセールバリュー(再販価値)」を考慮するかを考えるのはあたり前になっていますが、サッカーファミリーの場合は、前述したように必要な大きさや汚れの程度が通常と異なる特別な期間になることもあるので、一般的な概念とは切り離して考えてみてください。と西村さんは言います。その結果、もしかしたら「次の1台は乗り潰す(=リセールバリューは考慮しない)」という選び方になるかもしれません。その場合は、前述した「その1.」で想定した年数の間に乗れる、リーズナブルな中古車を探すという選択肢が新たに生まれますし、その年数はサッカー送迎仕様で選ぶと割り切ることができるでしょう。ちなみに、日本製のアルファード(トヨタ)やヴェルファイア(トヨタ)など大型のVIP系ミニバンやハイエース(トヨタ)などの商用車は海外での人気が高く、10万キロを超える走行距離があっても売れやすい傾向にあるのだそう。リセールを考える場合は、少々値段が高くてもこれらの海外で人気がある車を選ぶのも手です。■その3.荷物は外付けという選択肢もサッカーの荷物のことを考えると、荷室の広さを重視しがちですが、実は「外付け」という選択肢があることも知っておくと、選択の幅が広がると西村さんは教えてくれました。具体的には、車体の上に取り付ける「ルーフキャリア」などです。スノーボードやサーフィンをする人たちも良く使用していますね。外付けで荷物を積めると思うと、荷室の大きさだけに固執せずとも、必要なスペースを確保できるかもしれません。■その4.車酔い・汚れ対策は内装にこだわるより、カーシートに別売りのカバーを西村さん曰く、車内が汚れるという懸念点から、シートの材質にこだわりたいと思う方が多いかもしれませんが、欲しい車との掛け合わせでピッタリのものを見つけることは困難なためあまりおすすめではないのだそう。それよりもサッカーをする子どもがいるご家庭におすすめなのは、シートカバーを使うことなのだとか。最近では、さまざまなタイプのシートカバーが1つ1万円以下で購入できます。ひと昔前の概念だとやぼったいイメージがあるかもしれないシートカバーですが、アウトドアブームの昨今は、キャンパーやサーファー向けの汚れや水に強くておしゃれなデザインのものもたくさん販売されています。汚されたら取り外して丸洗いできますし、たとえお子さんが嘔吐したら破棄して新調しても大きな出費にはなりません。リセールバリューを考える上でも、シートカバーで覆うことで車内をきれいに保つことは有効な手段です。子どものサッカーの送迎が発生する時期は、車以外にも生活の様々なことが影響してくると思いますが、「サッカーだけ」にとらわれず、親子が快適かつに過ごせて良い思い出をたくさん作れるような車選びをしていただくための参考にしてください。
2022年04月05日スポーツの試合では、応援しているチームへの声援に思わず力が入るものです。またその声援が、選手にとっては嬉しいはず。ところが、アメリカで行われたバスケットボールの試合で、観客が一斉に静かになる場面がありました。会場が静まり返った、次の瞬間?話題となっているのは、ミシガン州にあるジーランド・イースト高校で行われたバスケットボールの試合です。2年生のジュールス・ホーグランドさんが、シュートのチャンスを手に入れます。ゴールを前にボールを構えるジュールスさん。すると、ほかの選手も観客もみんなが一斉に静かになりました。実はジュールスさんは目が見えないのです。そんな彼女にゴールの位置を教えるため、女性がゴールを棒で叩いて音を鳴らします。会場の緊張感はマックス。そんな中で、ジュールスさんが投げたボールは…。And you thought March Madness was exciting. Zeeland Public Schools Unified Basketball took over the court this morning, and the crowd went WILD! #ZpsLearningForLife pic.twitter.com/jrnFeBy7bP — Zeeland Public Schools (@zeelandschools) March 22, 2022 見事にゴールネットを揺らしました!!先ほどまでの静けさがウソのように、会場には割れんばかりの拍手と声援が鳴り響きます。また、ジュールスさんのチームメイトだけでなく、相手チームの選手もみんな大喜びしているのが印象的です。この動画は、その場にいなかった人たちにも多くの感動を与えたようです。・素晴らしい経験と素晴らしいスポーツマンシップ。おめでとう!・静けさからの…大声援。美しい動画だ。涙が出た。・励ましとインスピレーション、そしてたくさんの愛。この世界が必要としていることだね。海外メディア『WZZM13』によると、3歳の時に視力を失ったジュールスさんはバスケットボールが大好きで、高校ではチームの一員として、一生懸命に練習に励んでいるそう。しかし、これまで一度も練習でシュートを成功させたことはなかったのだとか!この日の試合でも、ジュールスさん本人もまさかシュートが成功すると思っていなかったといいます。「それが困難であっても、あなたが好きなことなら決してあきらめないで」と人々へメッセージを送ったジュールさん。たゆまぬ努力によって、目が見えなくてもシュートを成功させた彼女の言葉は、とても説得力がありますね![文・構成/grape編集部]
2022年04月04日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が悩む「最初はどんな練習をすればいいの?」を解決するトレーニングをご紹介します。サッカーを始めたばかりのころは、他のスポーツ体験の有無にかかわらず「どんな練習をしていいかわからない」という人が多いもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、ボールを触る力加減、ボールのどこを触ればどこに行くのか、などが理解できてドリブルの動作が身に付きます。親は難しい動きはありません。【やり方】1.最初はボールを持たず、親子でじゃんけんをして負けた方が勝った方の周りをまわる2.動き方に慣れたら、同じやり方でドリブルをしながら回る3.慣れたら秒数を制限するなど、よりスピーディーにできるように難易度をあげてみる【トレーニングのポイント】・ボールをよく見て足に当てる・どこに当てるのか、どのぐらいの力加減で触るのかを意識する・サイドステップやバックステップなども入れてみる・優しくボールタッチして自分の思った所にコントロールする・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年03月29日わが子が生後6カ月のときに離乳食をスタート。同じ時期にコップ飲みの練習も始めました。ところが、コップで遊んでしまったり中身をこぼしたりするなど、練習らしい練習ができませんでした。コップ飲みの練習に苦戦していた私が笑顔になれた、マンチキンの「ハンドル付ミラクルカップ」についてお伝えします。 コップ飲みの練習って大変… 離乳食が始まったわが子は、食器はもちろんコップという物自体に興味津々になっていました。コップを何度もひっくり返したり、机に打ち付けようとしたりと、それはもう大変でした。しばらくコップ飲みの練習をお休みしていたときもあったぐらいです。 なんとかじょうずにコップ飲みができるようにならないかな、と悩んでいたとき、SNSでこぼれないコップとして紹介されていたのが「ハンドル付ミラクルカップ」。子どもがコップで遊び、中身がこぼれることに悩んでいた私は、「これだ!」と思ってすぐに購入しました。 とにかくこぼれない!飲みやすい構造 「ハンドル付ミラクルカップ」はシリコン性のフタで密閉されるため、机に激しく打ちつけても数滴が出る程度です。もちろん、食事中に子どもが倒したぐらいではまったくこぼれませんでした。こぼれないことで、私の食事時間のストレスが減ったのです。 シリコンのフタと本体にほんの少しスキマがあり、そこから吸うようにして飲む仕組み。わが子は自分で飲めたことに大喜びでした。遊ばずに飲むことに集中してくれて、私はとても感激したのを覚えています。 食洗機もOK!お手入れ簡単 「ハンドル付ミラクルカップ」は子ども用のグッズにしては珍しく、食洗機で洗うことができます。私も食洗機で洗っていますが、変形していません。また、ストローマグのように細かいパーツがないので、カビが生えたりすることもありません。 消毒に関しては、液体消毒が可能です。シンプルなパーツで構成されているので、おでかけ前に簡単に用意できます。わが家は外出時にミラクルカップを持っていき、そのときに合わせて育児用ミルクやお茶を入れたりしていました。 「ハンドル付ミラクルカップ」は、「中身がこぼれない」「食洗機で洗えて手間がかからない」「子どもが自分で飲んでいるのを見られてうれしい」と感激したグッズです。インターネットで購入でき、価格は1,430円(税込み)でした。ミラクルカップに出合ったおかげで、離乳食時期を楽しく過ごせました。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 監修/助産師REIKO著者:佐々木ゆり17歳・5歳・3歳の母。15年の保育士歴を生かして育児や保育士向けの記事を執筆している。遠距離恋愛で結婚した夫とおいしいランチを食べることが一番の休息時間。
2022年03月26日1つのボールをもとに、選手たちの激しい攻防戦が繰り広げられるバスケットボール。選手たちはバスケットゴールへのシュートを目指し、1分1秒も惜しみません。そんなバスケットボールの試合中に起きた、ボールの救出劇を紹介します。ボールがネット裏に挟まってしまい…救出劇があったのは、アメリカで行われた試合中でのこと。選手がバスケットゴールをめがけて投げたボールは、ネットに入らず、ボードの背後に挟まってしまいました。イスの上に立ち、スタッフが掃除道具でボールを突こうとしても、届きません。すると、やって来たのが…。"THE CHEERLEADER SAVES THE DAY!" When hope was lost, a hero emerged. pic.twitter.com/8fjEydjr2j — CBS Sports (@CBSSports) March 18, 2022 チーム内のチアリーダーが、選手たちに支えられてボールを取ることができたのです!日頃からチアリーダーは、持ち上げられることに慣れているのでしょう。一度もバランスを崩すことなく、バスケットボールを取り出せていますね。チアリーダーの手により、バスケットボールを取り出すことができ、会場は拍手喝采が沸き起こりました。窮地から抜け出すこととなった、チアリーダーの行動に、「これはMVPに決まり!」「素晴らしい」「ヒーローインタビューに出てほしい」と、称賛の声が上がりました。バスケットボールの試合中に起きたピンチを救ったチアリーダーに、「ありがとう!」といいたくなりますね![文・構成/grape編集部]
2022年03月18日サッカーの練習には反復練習が欠かせないけど、メニューが単調になりがちで子どもも飽きやすいし保護者からも「またあの練習?次のステップに進まないの?」と言われる。土台がしっかりしてないと今後難しい技術を上積みしてもグラグラしてしまうから、反復練習は譲れない。だから、楽しくできるメニューを教えて。とのご相談。楽しくない基礎練習、みなさんはどうしていますか?今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、子どもたちが楽しんで行えるメニューなどをアドバイスします。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<プレスをかけられると焦ってボールを失う。落ち着いてビルドアップできるようになる練習は?<お父さんコーチからのご質問>池上さんこんにちは。近所のチームに頼まれて、数年前から指導に関わっています。私自身、高校までサッカーをしていた経験があるので、わが子は所属していないのですが依頼されて、という流れになります。相談したいのは、反復練習についてです。低学年(U-7)を担当しているので、キックやシュートの基礎を身につける練習が多いのですが、メニューの組み方が単調なので、週2回の練習ですが子どもたちが基礎練習の反復に飽きているように見えます。また、見学している保護者の方も「今日もあのメニューですか?次のステップに進まないのですか」と言ってくる方もいます。学校のドリルのように、次々と進んでいくイメージを持たれているのだと思いますが、ある程度反復練習は必要だと思っています。地味でつまらない基礎練習を、何とか飽きずに楽しめるようなメニューにしたいのですが、何か良いアドバイスはいただけませんでしょうか。<池上さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。高校までサッカーをされていたそうなので、ご自分が教えてもらったことを伝えているのでしょうか。インサイドキックはこうやるんだよと教えて覚えさせる。その手順で進めていくと、どうしても反復練習は多くなりますね。さまざまな本のなかに練習メニューが書かれているし、この連載でもお伝えしているので良かったらチェックしてみてください。ネットなどで探しても、トレーニングメニューはたくさんあります。それらを試しては、指導している子どもに合うようにやり方を変化させることが重要です。■変化や競争を入れて楽しめる練習メニュー例えば、ご相談者様が教えておられる7歳以下ではこんな練習をやってはどうでしょうか。2人1組でキックの練習をするとします。止めて蹴るのでボールコントロールの練習にもなります。ただし、まだ6~7歳なので、ボールがどこに飛ぶかわかりません。遠くに飛んだボールを追いかけてとってくるのは時間のロスです。そんなとき、コンクリートの壁にそれぞれ向き合って蹴ってみる。うまく蹴ると、自分のところに返ってきます。そんなふうに変えるとロスがなくなります。また、反復練習には楽しみがあまりありません。そこで、蹴って上手く返ってうまく止められたら、後ろの線に下がれる。少しずつ遠くから蹴られるようになる。競争ですね。子どもたちは生き生きと取り組みます。■反復練習の根本的な問題、楽しく取り組めるようになる方法とはいえ、反復練習には根本的な問題があります。細分化しすぎると、試合で使えない技術になります。よって、ぜひゲームを中心に練習を組み立ててください。ゲームの中でうまくボールに足が当たらなかったり、チャンスだったのにボールをコントロールできなかったりします。そこを経てから「さっきはこうなっちゃったから練習してみよう」とキックの練習をやってみるといいでしょう。そうすると、反復練習に取り組むモチベーションも変わってきます。■練習したことを試合でトライすることで上達する少し練習したら、それを試合のなかでも使ってみます。例えば「パスするときは、さっき練習したインステップキックをやってみよう」と促します。試合の中でトライすることで上達します。試合中、常に上手く蹴れなくてまったく構いません。指導者もそこにイライラしたりせず、サッカーというスポーツの成り立ちを理解することを優先させてください。パスをつないで、みんなでゴールを奪う。そのために何をしたらいいかな?そういった問いかけをしてあげましょう。■インサイド→アウトサイドなど「段階を踏む」ものではないこの連載でも伝えていますが、私が考えるサッカーの指導は、ドリブルができるようになったら、次はパス。パスも基本技術といわれるインサイドキックができるようになったら、アウトサイドキックと「段階を踏む」ものではありません。もしもキックがうまくできない子どもがいるのであれば、ボールを変えてみてください。風船だとか、ビーチボール、ソフトバレーボール、あるいは3号級などの小さいボールにしてキックをさせてあげてください。私のチームでも2年生でインステップキックができない子にソフトバレーボールを使ってみたところものの10回程度蹴っただけでインステップに当てるコツを掴んでくれました。これは最新の研究(運動学習理論)というものから証明されていることです。上述したように、技術練習よりもミニゲームに時間を割きます。小学校低学年から、もっといえば幼稚園児も、試合をします。攻守はもちろんのこと、すべての技能が含まれているのが試合だからです。一見すると、どの技能が上手くなっているのかは、わかりづらいかもしれません。けれども、年齢が低ければ低いほど、サッカーというスポーツの仕組みや感覚、楽しさを伝えていったほうがいいと考えます。この子どもの育ちを、私は「らせん階段」みたいなものだと考えています。池上正さんの指導を動画で見る>>■身につけた技術を使うタイミングを理解するには時間が必要(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)らせん階段は、横から見ていると、より高いところへのぼっていくのがわかります。ところが、らせん階段をずっと上のほうから眺めると、どう見えるでしょう。柱のまわりをグルグル回るだけで、まるで元の場所に戻ってくるように見えます。子どものサッカーも同じです。大人は階段の上のほうにいるので、子どもが上達したように見えません。例えば、ドリブルのフェイントができるようになる。体得したけれど、どこでどのタイミングで使うと有効なのかを理解し、実践するまでに少し時間がかかります。一度やってみて「ああ、ここで使うんだ!」と気づいて、トライする。失敗したら、どうして失敗したかを考えて工夫します。子どもは自分が踏んでいるプロセスをうまく言語化はできませんが、早い遅いの個人差はあれ、そんなふうに階段をのぼっています。そういった成長のプロセスをぜひ保護者の方々に、らせん階段に例えて保護者に説明してください。そうすれば「子どもをどう育てるか」という視点を共有できます。そういった作業もコーチの大切な役割です。まずは、試合を軸にするトレーニングに切り替えましょう。以前とは変化していて、それが今は主流なのだと理解していただけるとうれしいです。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年03月11日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は基礎練習の中でも苦手意識を持つ人もいるバックステップを使った「前後の動き」を克服するトレーニングをご紹介します。試合前のウォーミングアップなどで取り入れているチームも多いですが、その場でコントールするような練習がほとんど。しかし、試合中は相手選手にボールをカットされない位置で受けるため、後ろに下がって受ける動きが必要になることがあります。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合中動きながら相手にとられない位置でパスを受けて、味方にスムーズにパスすることができるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親がボールを持って数メートル離れて対面して立つ2.子どもは一度後ろに下がり、元の位置に戻ってくる3.戻ってくるタイミングで親が山なりのボールを投げる4.子どもは足元で受けて返す5.後ろに下がり切ったタイミングでパスを出し、子どもはそれをコントロールして返す6.できるようになったらダイレクトで返すなどレベルを上げる【トレーニングのポイント】・最初は元の位置に戻ってくるタイミングでボールを投げる(前進した状態で受ける)・インサイド、インステップ、腿など足のいろんな場所を使う・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年02月24日自由奔放に暮らす猫は、必ずしも飼い主のいうことを聞いてくれるとは限りません。飼い主が犬によく覚えさせるであろう、しつけの『お手』も猫にさせるのは簡単ではないといわれています。スコティッシュフォールドのまる。くんに、お手を覚えさせようとしていた飼い主(@sucomaru0522)さん。まる。くんに、お手を学ばせている様子が、かわいすぎると話題になっています。お手の練習をしていたら… pic.twitter.com/3MPbmAJutF — スコまる。 (@sucomaru0522) February 20, 2022 まる。くんは、飼い主さんの手に頭を乗せて、そのまま目を閉じました!お手を求められているのではなく、「頭を乗せてもいいんだ!」とまる。くんは解釈したのでしょう。うっとりと、気持ちよさそうに目を閉じたまる。くんは、今すぐにでも眠りについてしまいそうですね。【ネットの声】・なんて幸せな光景!もはや卑怯すぎる。・究極の癒しだ。お手よりもむしろずっとこうしてほしい。・いいところに乗ってきた!「枕をありがとう!」と思っていそうだ。こんなにかわいい姿を見せてくれるなら、何度でも手を差し出したくなりますね![文・構成/grape編集部]
2022年02月22日タレントのLiLiCo、夫で純烈の小田井涼平らが11日、都内で行われたDDTプロレス「LiLiCo引退試合対戦カード発表記者会見」に出席した。3月20日に東京・両国国技館で開催される「Judgement2022~DDT旗揚げ25周年記念大会~」において、LiLiCoのプロレス引退試合が決定した。LiLiCoのタッグパートナーとして、CyberFight副社長兼選手の彰人に加え、LiLiCoの夫で純烈の小田井涼平が参戦。小田井はプロレスデビュー戦となる。また、ほかの純烈のメンバー、酒井一圭、白川裕二郎、後上翔太も、セコンドとして参戦する。LiLiCoは「2020年の8月に大ケガをしまして、膝の皿が真っ二つに割れて、これは完治しません。ずっとこれと付き合わないといけない。すごく苦しいリハビリも今やっている」とケガに言及。そのときに一度立ち止まって自分が一番輝いている瞬間を考えると、「プロレスをやっているときが輝いていたし、幸せだったし、気持ちも強かったし、整っていた」とすぐ答えが出たそうで、「本当はプロレスを続けたかったんですけど、完治しないということなので、とはいえ、どうしてももう1回だけ戦いたいとお願いしました」と引退試合への思いを語った。続けて、「最後に戦うのであればぜひ、私をずっと守ってくれて、ずっと支えてくれている主人の小田井に一緒にいてほしい。強いとか言われるんですけど、守られているなというのは会ったその日から感じているので」と小田井を指名した理由を説明。「ダンスはしているけどそんなに運動は。なかなか難しいと思いますが、そばにいてもらうことが大事なことだと思ってお願いしました」と語り、「彰人はタイプだからお願いしました」と加えた。小田井は「現時点で僕は全く整っていません。プロレス未経験ですし、戦いの場としてリングに上がったことはありませんので、ここから整えていきたいなと思っている」と述べ、「僕は正直、やめてほしいなと言うのが本音。膝のケガと付き合っていきながら生活していくので、その状態で試合をすることが彼女にとっていいのかどうなのか、夫として考えるところではあった」と本音も吐露した。それでも、「ケガをして病院に運ばれて、麻酔で意識がもうろうとしているときに、先生との筆談で『プロレスはできますか?』と書いた。無意識の中でもプロレスのことを気にしているんだなと思いました」とLiLiCoのプロレスへの思いを理解し、「彼女の左膝の代わりとなって戦いたいなと思っています」と話すと、LiLiCoは「ありがとう」と感謝。小田井は「守ります!」と力強く宣言する場面もあった。なお、LiLiCo&小田井涼平&彰人 with 純烈(酒井一圭、白川裕二郎、後上翔太)の対戦相手は、男色“ダンディ”ディーノ&飯野“セクシー”雄貴&今成“ファンタスティック”夢人に決定した。
2022年02月11日ドラゴンズステーション東海ラジオ(AM1332・FM92.9)は、スマートフォンアプリ「stand.fm」とタッグを組み、昨年から「ガッツナイターオンライン」として、プロ野球エキシビションマッチの実況生配信、ドラゴンズ秋季キャンプの模様の生配信等の音声生配信を行っています。そして、2月16日(水)に、新生立浪ドラゴンズ初となる対外練習試合を実況生配信します。立浪ドラゴンズの初陣は、BIGBOSSが率いる新庄ファイターズ!キャンプ前半の成果、新戦力の台頭、注目のルーキー、そして何より立浪監督が振るうタクトに注目。立浪監督はどんな野球を目指すのか、両チームとも新監督で迎える今シーズン、両軍の新しいチームカラーにも注目が集まります。注目の試合を「ガッツナイターオンライン」でお楽しみください。ガッツナイターオンライン 練習試合 中日vs日本ハム 実況生配信【概要】・タイトルガッツナイターオンライン 練習試合 中日vs日本ハム 実況生配信・日時2022年2月16日(水) 13時~試合終了※雨天中止の場合、配信は行いません・出演者鈴木孝政(ガッツナイター解説者)森貴俊(東海ラジオアナウンサー)・聴取方法スマートフォンアプリ「stand.fm」をダウンロードして、「ドラゴンズステーション東海ラジオ」公式チャンネルをフォロー ※聴取は無料<stand.fm(スタンドエフエム)とは>スマートフォンやPCで音声コンテンツを楽しめる音声配信プラットフォーム。アプリ上で、BGMの挿入、音声の編集、配信までワンストップでできる「収録」機能や、リモートで収録およびLIVEができる「コラボ」機能、視聴者から質問や相談を募集できる「レター」機能など、様々な機能が充実している。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月02日練習では鳥かごや相手に合わせてパスができるのに、試合になるとドリブルしかしない独りよがりなプレーになってしまう子がいる。しつもん形式で問いかけてみても、拗ねてしまい何も話さなくなる。勝気な性格な子にどう声かけをすればいい?とお悩みのお父さんコーチ。今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、子どもたちとの向きあい方、お勧めの声掛けなどをアドバイスします。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<個々は上手いのに組織的なプレーができず勝てない。試合に勝つためには圧をかけて教え込むことも必要?<お父さんコーチからのご質問>こんにちは。私はU-9でお父さんコーチをさせてもらっています。相談したいのは、チームのキャプテンでボールも一番強く蹴れる、足も速く少し性格もきつめな子の事です。練習の時には鳥かごやパス練習でも相手に合わせてパスができるのですが いざ試合や試合形式になるとドリブルしか出来なくなり、転がってきたボールもただ前にどかんと蹴ってしまう様になります。本人に「今、周りの味方が見えたかな?適当に蹴っていないかな?」と質問する形で聞いても、すねてしまうのか、頭が真っ白になるのか、何も話さなくなりプレーを続けさせても足が止まってしまいます。普段が勝ち気な性格な為、どう声かけをしてあげたり、どう接してあげたら良いか悩んでいます。色々な性格の子への対応のアドバイス頂ければ幸いです。<池上さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。ご相談にあるような「拗ねてしまう子ども」は、大雑把に分けると上手な子どもの中に多いかもしれません。ある程度のことはすぐにマスターしてしまうため、その「ある程度」を超えた自分ができないことに直面すると、そこからが逃げてしまうようです。「やめた」「やりたくない」「面白くない」と言って、へそを曲げてしまいます。■できないことに直面してへそを曲げたときの対応法そうなった場合、指導者が粘り強く話しかける必要があります。例えば、できないことにイライラして何も話さなくなり、足が止まることがあります。そこで「どうしてやめちゃうの?勝ったり負けたりするのがスポーツだよ。次に勝てばいいんじゃない?」と言って、サッカーとの向き合い方を示してはどうでしょうか。例えば、スポーツだからこそ、どんな人とも試合ができる。負けたからと言って何か罰があるわけじゃない。だからチャレンジ精神が育つわけで、いくら失敗してもいい。どうしたらうまくできるのか?どうしたら成功するか?といったアプローチをしてください。そんなことを学ぶのがスポーツです。■どんな話になら食いつくのかを探っていく教えている対象が9歳なので、ギャングエイジの年齢です。グループで集まっていろいろなことをやりたくなって、エネルギッシュに動きたい時期でもありますが、自分の思い通りにならないとぷいっとやめてしまう。そんな子どもが増えているようにも感じます。そんな実情があるからこそ、大人がじっくりと向き合ってあげなくてはいけません。チームはどうしたらいいのか。サッカーはどんなスポーツなのか。さまざまな話をする中で、どんな話に食いつくかを見ながら話してあげると、何か糸口が見つかるかもしれません。どうしたらいいかわからなくてコーチまで黙ってしまわないように、その子のことがわからないからこそ、その子の考えていることを聞き出す必要があります。■嫌そうにしたら、少し方法を変えて個人的に話すなどのアプローチも私が指導している中学生の中にも、そういう子たちがいます。思春期なのもあいまってか、こちらが何か言うと嫌な顔をします。どうして今のプレーしたの?と聞くだけで、嫌そうな顔です。きっと、子どもたちは私に怒られていると思っているのでしょう。どうして蹴っちゃったの?と聞くと「だってどこにもパスを出せなかったから」と他罰的になってしまいます。私が粘ると「もう無理!」と言います。こういうときにそのまま指導を続けてしまうと、子どもは興奮したままなので事態はよくなりません。したがって、ちょっとだけ違うトレーニングに変えます。一度水分補給をするなどして、その時間で個人的に話したりします。さっきのプレーはどうだった?と問いかけてみます。それでもまだ少しばかり嫌な顔ですが、直後にあった一時の興奮は冷めています。そうやって、少しずつ同じようなことを繰り返します。いいプレーをしたときは「お、いいね。いつもそんなふうにまわりを見られるといいよね」と認めます。そこが大事です。スモールステップで認めていくと、子どもたちも達成感を持てます。やったぞと思えて自尊感情が高まれば、自分が聞きたくないアドバイスや、答えたくない問いかけも素直に聞けるようになります。■普段とは違う2割のプレーをほめてあげるこの話の対象は中学生で、相談の方が教える年代とは異なりますが、対応は同じでいいのです。鳥かごでうまくパス回しができない。試合形式になるとドリブルしかできない。そんな彼がズバッと一本のパスを通したときに「いいぞ」と言ってあげるのです。試合の8割ドリブルしたとしていても、それとは違う2割のプレーをほめてあげることが大事です。まだそれだけしかできないの?などと言ってはいけません。小さな上達を認めながら、コーチは毎回見てくれている、といった感覚や安心感をもってもらいます。たとえパスが通らなくても「誰にパスしたの?」と聞いてあげます。子どもは「あいつにパスした」と答えれば、「じゃあ、次はパスするときその子の名前を呼んで読んであげたら?」といったアドバイスができます。池上正さんの指導を動画で見る>>■コーチングの師匠を見つけるのも一つの方法(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)コーチとして学びを深めたいと思ったら、ご自分のお手本にしたいと思えるようなコーチングの師匠を見つけてはどうでしょうか。まずはその人の模倣をし、少しずつ自分のスタイルを作り上げればいいのです。私は40歳になったくらいのとき、ある場所で指導していたら、ジェフやサンガで一緒に仕事をした祖母井秀隆さんをご存知な人が私に話しかけてくださいました。「立ち振る舞いや言葉使いが、祖母井さんとそっくりですね」それを聞いたとき、私は非常にうれしかったです。私自身、ドイツで指導を学ばれた祖母井さんを師と仰ぎ、彼から多くを学んできました。そんなふうに、コーチングの礎になるような人につくことも考えてはいかがでしょうか。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年01月21日一人ひとりの実力は相手チームと負けてないのに、パスやポジショニングなど組織的なプレーが上手くできず、試合に勝てない子どもたち。楽しく、真剣にやることが大事だと思って指導してきたけど、考えさせて導くコーチングだけでなく、勝たせるためにちょっと圧をかけて教え込むことも必要?と悩むお父さんコーチ。今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、指導において大事なこと、組織的なプレーができるようになるアドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<ドリブルで相手の逆を作る動きが苦手な子どもたち。相手の動きを予想できるようにするお勧めの練習は?<お父さんコーチからのご質問>息子がいるU-9でサポートしてるパパさんコーチ5か月の者です。自分も小中と地域の社会人リーグでサッカーをしていました。自分なりに色々見て調べてサッカーのスキルをあげてきたつもりです。指導者としては初めてだらけのことなので、池上さんを参考にさせて子ども達に色々声を掛けてあげています。しかし試合になり強いチームと戦うと、個々の実力は負けてはないと思うのですがパスやポジショニングや組織的な部分で負けてしまい子ども達のモチベーションが下がってしまいます。僕は「サッカーは楽しくやるスポーツだよ!まずは練習から楽しく真剣にやろう」と言っています。試合に勝つ事は、やる気やモチベーションに繋がると思いますが、多少の圧力をかけてまでもコーチングだけではなく、ティーチングを行うべきなのでしょうか?<池上さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。主たる悩みがはっきりとわからないのですが、最後に「多少の圧力をかけてまでもコーチングだけではなく、ティーチングを行うべきか」と書かれているので、教え込むというか、子どもに何かを「やらせる」イメージをお持ちなのかもそれません。■時としてティーチングは必要サッカーの指導において、時としてティーチングは必要です。小学生の間に知っておいたほうがいいことが9歳でもあります。特にこの年代からは、サッカーはこんなスポーツなんだという理解を深めなくてはなりません。上手な子どもがひとりでドリブルで抜いて行ってゴールするのではなく、みんなで協力し合ってゴールまでつないでいく。守るときも、誰かが抜かれたら責めるのではなく、仲間の失敗をカバーする。それがサッカーだということを伝えることもコーチの役目です。具体的には「味方をサポートするとしたら、どこの場所がいいかな?」とか「どこに動いたらボールがもらえるかな?」といった声掛けです。そういったことは、この連載のほかの回でもずっと伝えています。味方のサポートをしないと、サッカーにならないよということを教えてください。負けていると思われる「組織的な部分」こそ、まさしくサッカーの根本です。まずは、サッカーってこういうものだよと理解させるところからスタートしてください。■全員が賢いプレーをする川崎フロンターレジュニアの試合を参考にしてでは、仲間と協力してゴールするとはどういうことなのか。例えば、今年度の全日本少年サッカー大会は、JFATV(日本サッカー協会のYouTubeチャンネル)でほとんどの試合を観ることができます。そのなかで私がお勧めしたいのは川崎フロンターレのジュニアチームの試合です。彼らは体格が大きいわけではないし、スーパーな選手もいません。ただ、全員が賢いプレーをします。確か中盤の選手たちは5年生だったと思います。ご相談者様が指導なさっている子たちと2歳違いくらいです。2年後にあのような動きを目指すとしたら、今からポジショニングやサポートを認知するトレーニングをしてほしいと思います。やっていけば必ず変化が起きるでしょう。川崎フロンターレの試合も!JFA 第45回全日本U-12サッカー選手権大会のフルマッチなど動画はこちら>>※JFAのサイトに飛びます■選手権でも「良い判断」ができなくてフィジカル勝負になるチームが多い今よりずっとコロナが落ち着いていたころ、私が主宰している交流サイトのオフ会を行いました。その際に全国高校選手権を観ておられますか?とコーチの方々に尋ねたら「観ていない」「面白くなかった」という声が多かったです。選手たちがいい判断ができないので、体がぶつかるフィジカル勝負が多かったようです。素早い判断でプレーすれば、相手とコンタクトしなくてもかわせるはずです。コーチの方からも「そこが残念だった」という声が聞かれました。高校生でこうなってしまうのは、小学生からの育成で仲間とプレーする重要性、サポートの意味を教えられていないことも一因でしょう。■オシムさんが語った、組織的なプレーをするために大事なこと前述したように、全少で組織的なプレーをするチームはフロンターレくらいでした。それ以外は、ボールが来たら蹴ってしまったり、スーパーな子どもに頼ってしまうチームが目につきました。オフ会では「日本では、リスペクトとコレクティブが別々に理解されているけれど、これはつながっているんですよ」と話しました。皆さんもご存知のように、リスペクトは「尊重する」、コレクティブは「組織的」という意味です。私がジェフ時代にたくさん勉強させていただいたオシムさんは、こう話していました。「味方が動いているから使ってあげる。動いた味方を尊重するからパスを出す。そうすると、サッカーは組織的なものになる。リスペクトとコレクティブはつながっている。同じものなんだ。選手も、コーチも、そういう感覚を持たないといけない」■大人が何も言わなくても、子どもたちは当然勝ちたいものいかがでしょうか。日本のサッカー指導者たちが、そういう理解をしてくれると、サッカーの見方や育成は変わってくると思います。そして、このようなことが海外でいう「スポーツ教育」なのです。ところが、日本のスポーツ教育は「頑張る・耐える・やり抜く」といった精神論がいまだ主役です。コーチが伝えていくべきことは何か。それをもっと勉強していただく必要があります。最後に私のチームのことを伝えます。先日、今年初めて試合をしました。ほかのチームは人数も多く、そこから選ばれた子が出てきます。練習も試合もたくさんやっています。一方、私のチームは練習を週2回。試合は月に1回か2回です。それでも、4年生、5年生が、ハーフラインからシザースパスを5本通してゴール前まで持ち込みます。私は組織的なサッカーを教えています。もちろん勝敗などまったくこだわっていません。教えている子たちがどんなレベルで、いまどこまで到達しているか。次にどの様な課題を出すべきか。そういったことを観ながら練習を進めます。課題を見つけるために試合をします。結果にもこだわるべきだという指導者は多いですが、大人が黙っていても子どもは当然勝ちたいに決まっています。じゃあ、そのために練習で何をしたらいいかな?と、一緒に考えてあげるのがコーチの役目です。池上正さんの指導を動画で見る>>■たくさん失点をしても子どもたちが「楽しい」と言う理由(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)私のチームの選手は試合が終わると、一人ひとり保護者の前で感想をしゃべります。その日は1分け3敗。いっぱい失点しましたが、子どもたちは「楽しかった」「こんなことができた」「パスがうまくいった」などと非常にうれしそうでした。私は同時に保護者にこんな話をします。「どうでしたか?お父さんやお母さんが見ていると、(たくさん失点したので)そうは感じませんよね?もっと頑張ったらと思いますね?でも、子どもたちは楽しいんですよ」親御さんたちは、もっと頑張ってほしいのにという顔をされています。でも、回を重ねると、出来なかったことよりも、子どもが出来たことに注目し始めます。圧力をかけるとか、やらせなくてはと考えず、「大事なことを子どもに伝える」という姿勢を持ってください。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年01月14日困ったり疲れている人に「ごはん」を届ける「秘密結社」の活躍を漫画にして配信中。 心とお腹が満たされる美味しいごはん…作って食べてみてくださいね! 第4話 がんばれ少年!▶︎実は包むより簡単なオープンオムライス 「とろとろオムライス」レシピはこちら>> みんな大好き「オムライス」は包まなくても美味しい!ままならぬ世の中いろいろうまくいかないこともあるけど「美味しいごはん」を食べれば元気がちょっと戻ってくる。…そんな想いと共に猫が「美味しいごはん」をお届けします! 次回更新は2022年1月予定…お楽しみに♪▶︎ 「ごはん食べる?」一覧はこちら>> 脚本/イラスト・ akaushi
2021年12月27日10月下旬、舞台「ROOKIES」の出演者たちが、野球練習を足立区平野運動場で行った。原作は1998年から2003年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された森田まさのりの同名コミックで、2008年にテレビドラマ化、2009年には映画化もされた大人気作品。物語の舞台は、かつては甲子園出場を果たすほどの伝統がありながら現在は見る影もないほど荒廃している二子玉川学園高校の野球部。そこに赴任してきた新人教師・川藤幸一の熱意により、再び甲子園を目指す青春ストーリーが描かれている。その「ROOKIES」が舞台化され、11月に東京、大阪、原作者・森田まさのりの出身地である滋賀の3都市で上演されることが決定。この日の野球練習には、川藤幸一役の根本正勝、安仁屋恵壹役の宇野結也をはじめ、二子玉川学園高校の野球部員役を演じる縣豪紀、小西成弥、友常勇気、うえきやサトシ、須賀京介、佐川大樹、桜庭大翔、用賀第一高校の野球部員を演じる本川翔太、舟津大地、武田知大、村越亮太、守上慶人、榎本純、東元堵、二子玉川高校野球部のマネージャー・八木塔子役の太田奈緒が参加した。円形になってしっかりとウォーミングアップを行い、ベースランニングからスタート。それぞれがポジションについてノックを受ける時は全員が真剣な表情に。さらに二子玉川学園高校の野球部員役が守備について、用賀第一高校野球部員がバッティングするという練習も行われたが、外野にヒットを打たれるとピッチャーの宇野は「これが打たれた時の気持ちか!」と悔しさを口にした。和気あいあいとした雰囲気の中にも真剣さが見られ、「ROOKIES」の物語同様、グラウンド上は熱い熱いぶつかり合いとなった。舞台「ROOKIES」は、11月18日(木)から23日(火)まで東京・シアター1010にて、11月26日(金)から28日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼにて、11月30日(火)に滋賀・栗東芸術文化会館さきらにて上演される。キャストからのコメント根本正勝(川藤幸一役)僕が演じる川藤は、暑苦しいほど真っ直ぐな男。生徒たちから見ると最初はうっとおしい存在だと思うんです。でも、僕も原作を読んだ時に「こんな教師がいたら変わる景色もあるな」って思いましたので、小細工なしに真っ直ぐに演じてみようと思っています。稽古が始まってまだ数日ですけど、熱い作品ということもあって、稽古場の熱もすごいんです。チームワークが良くて、すでに気持ちが一つになっているので、本番に向けてどんどんいい感じになっていくんじゃないかなってワクワクしています。グラウンドで練習できたこともすごく良かったです。稽古場だけでは掴めなかった雰囲気が掴めましたし、今見ている景色や今日の練習が今後の稽古、さらには本番にきっと生かされると思いますね。チームプレーで最高の作品を作っていこうと思っています。舞台はお客さんが入って出来上がる空気があるので、皆さんに是非劇場に足を運んでいただいて、一緒に熱い気持ちになって楽しんでもらいたいです。宇野結也(安仁屋恵壹役)安仁屋恵壹はシンプルに“素直になれない男”。野球をやりたい気持ちはありながらも、ツレとの時間を大事にしたいと気持ちが傾いたところを川藤という存在によって変わっていきます。素直になれないのも若さゆえの屈折具合なんですけど、そこから成長していく様が繊細に描かれていて、ただのヤンキー漫画ではないので、この舞台でもそういうところを表現できればいいなと思っています。稽古はまだ始まったばかりですけど、すごく楽しいです。今回はじめましての方がほとんどなのですが、「ROOKIES」という作品のおかげかすぐに仲良くなって、2日目にはもう打ち解けていて、今日のグラウンドでの野球練習でさらに距離が縮まりました。舞台で野球の試合をどう表現するのかというのを、演出の伊勢(直弘)さんが趣向を凝らして考えてくださったので、そこに僕たちの熱量やチームプレーで築き上げたものが組み合わさった時に素晴らしいドラマが出来上がると思っています。ぜひ劇場に来ていただいて、熱い思いと真っ直ぐな言葉たちに触れてほしいなと思っています。太田奈緒(八木塔子役)私が演じる八木塔子は、真っ直ぐで自分を持っている女の子です。皆さん、稽古初日から熱がとてもすごいです。女性キャストは私を入れてふたりだけなんですけど、入りやすい空気を作ってくれてありがたいなって思っています。塔子は途中から野球部のマネージャーになるという役なので、私も稽古を通して、皆さんの輪の中にどんどん入っていきたいなと思っています。今日、このベンチからグラウンドを見ることができたのもよかったです。野球はお父さんが好きで、お父さんの試合を観に行ったりしていました。それと「パワプロ」(ゲームソフト「実況パワフルプロ野球」)が大好きなので野球のルールはバッチリです(笑)。「ROOKIES」のドラマが放送された頃は、部活を頑張っている自分と重ねて観ていました。今、大人になって舞台の脚本を読ませてもらったら、「青春ってこんなんやったなぁ」とか「何かに一生懸命になることって最近忘れてたなぁ」とか、また違う感情がわいてきました。当時のことも思い出したりしましたし、元気になれる作品です。私は京都出身なので、東京だけじゃなくて、大阪と滋賀でも公演があるのもすごくうれしいです。絶対活力になる舞台なので、ぜひ観に来てください。【公演概要】原作:「ROOKIES」森田まさのり(集英社文庫刊)著作権:©森田まさのり・スタジオヒットマン/集英社脚本・演出:伊勢直弘キャスト:(二子玉川学園高校)川藤幸一役 根本正勝安仁屋恵壹役 宇野結也若菜智哉役 縣豪紀御子柴徹役 小西成弥新庄慶役 友常勇気関川秀太役 砂川脩弥平塚平役 うえきやサトシ桧山清起役 宮澤佑湯舟哲郎役 須賀京介今岡忍役佐川大樹岡田優也役 桜庭大翔八木塔子役 太田奈緒藤田カオル役 渡部優衣掛布光秀役 西洋亮池辺駿作役 酒井敏也村山義男役 風見しんご(用賀第一高校)武井志門本川翔太舟津大地武田知大村越亮太守上慶人榎本純東元堵<東京公演>日程:11月18日(木)〜11月23日(火・祝)会場:シアター1010料金:全席指定(税込)S 席 11,000 円/ A 席 8,800 円 (会館友の会 S 席 9,900 円/A 席 7,920 円)東京公演主催 舞台「ROOKIES」製作委員会/足立区シアター1010 指定管理者お問い合わせ:キョードー東京0570-550-799(平日11:00〜18:00 土休日10:00〜18:00)<大阪公演>日程:11月26日(金)〜11月28日(日)会場:サンケイホールブリーゼ料金:全席指定(税込)S 席 11,000 円/ A 席 8,800 円/B 席 7,700 円大阪公演主催 舞台「ROOKIES」製作委員会お問い合わせ:キョードーインフォメーション0570-200-888(月〜土 11:00〜16:00)<滋賀公演>日程:11月30日(火)会場:栗東芸術文化会館さきら大ホール料金:全席指定(税込)S 席 9,900 円/ A 席 8,800 円(会館友の会 S 席 8,910 円/A 席 7,920 円)滋賀公演主催舞台「ROOKIES」製作委員会/栗東芸術文化会館さきらお問い合わせ:栗東芸術文化会館さきら077-551-1414キョードーインフォメーション0570-200-888(月〜土 11:00〜16:00)チケット好評発売中!【公式HP】 【公式Twitter】@rookiesthestage 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月05日■前回のあらすじ1年前、サッカークラブの説明会で知ったのは、会に所属する以上親のサポート業務は必須という事実だった。 >>1話目を見る はじめは義務感だけの引率でしたが、試合で子どもたちが見せる真剣な姿に、自然と応援してあげたい気持ちが膨らんでいきました。チームのママたちと引率やお当番で行動を共にするうちに、仲間意識も芽ばえ、親しみも増していきました。子どもを通じてでなければ、話すこともできなかったママ友たちと、少しずつプライベートについても話すようになっていったのでした。子どもたちのサポートと自分の仕事になんとか折り合いがつけられるようになったと安心し始めた矢先。その状況が崩されてしまう、ある出来事が起こったのです…!次回に続く(全11話)毎日15時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ なせもえみ イラスト・ ユキミ
2021年10月29日「赤ちゃんはいつからハイハイするの?」「練習はしたほうがいいの?」など、多くのママが気になる赤ちゃんのハイハイについて、小児科医の松井潔先生に教えていただきました。マンガでわかりやすく解説します!赤ちゃんの成長は著しく、寝返りができるようになり、おすわりもできるようになってきたなぁと思っていたら、今度は腹ばいになって後ずさりしようとし始めたりします。このような動きをし始めたら、ハイハイの始まりといって良いでしょう。 さて、赤ちゃんはいつからどんなふうにハイハイをし始めるのでしょう? また、赤ちゃんは全員、ハイハイするものなのでしょうか? 今回は、赤ちゃんのハイハイについてまとめてみたいと思います。 赤ちゃんがハイハイをするのはいつから?赤ちゃんがハイハイをし始める平均的な時期は、生後7~8カ月ごろだと言われています。寝返りができるようになったあとにハイハイができるようになります。 いきなり膝をついてハイハイをするというよりは、腹ばいになってバタバタもがいていたり、くるくると回転してみたり、または後ずさりしようとしたり、ずりずり進もうとしたりという動作が見られるようになってきます。そのような動きをし始めたら、そろそろハイハイが始まるのかな、と思って良いのではないでしょうか。 さまざまな種類の“ハイハイ”皆さんがよく知っているハイハイといえば、両手で上半身を支えて膝立ちして進むスタイルですよね。実は、ハイハイのスタイルはこの“膝ばい”だけではないのです。膝ばいと呼ばれる通常のスタイルのハイハイ以外にも、さまざまなスタイルのハイハイがありますのでご紹介します。 ●ずりばいたいていの赤ちゃんのハイハイは、“ずりばい”から始まることが多いのではないかと思います。ずりばいというのは、ほふく前進のような格好でずりずりと這って進むスタイルのハイハイです。 赤ちゃんがじょうずに寝返りができるようになったころには、首を持ち上げる力も強くなって、今度はその体勢で動きたいと思うようになります。そして、腹ばいのまま手足をじょうずに使って前や後ろに進むことができるようになります。 ずりばいは意外に早く、生後5~6カ月ごろに始める子もいます。ずりばいをしているうちに、両手で上半身を支えるようになり、膝立ちをするようになり、通常のハイハイのスタイルに移行するというパターンの子が多いようです。でも、なかにはずりばいはしないという子もいますし、逆にずりばいしかしないという子もいます。 ●たかばい“たかばい”というのは、上半身を両手で支え、おしりを高く上げて、膝立ちはせずに足の裏で体を支えながら進むという、“くまあるき“のスタイルです。 膝はつかずに手のひらと足の裏を使って移動するというわけですね。これは、立って歩く手前の動作だとも言われていますが、通常の膝立ちスタイルのハイハイをする前にたかばいをする赤ちゃんもいます。 ●おしりでハイハイだんだんおすわりもじょうずになってきて、座ったままおしりでずりずりと移動する赤ちゃんも出て来ます。それもまたハイハイの一種と考えられます。 この時期の赤ちゃんは、とにかく自分で移動できることを楽しんでいるのです。ですから、その移動手段は赤ちゃんによってさまざまなスタイルがあって良いのです。 ハイハイしない赤ちゃんもいるの?では、ハイハイをしない赤ちゃんもいたりするのでしょうか? 実は、ハイハイというのは、すべての赤ちゃんが通る道ではありません。ハイハイの段階を完全に飛ばして、いきなり立ってしまう赤ちゃんもいるのです。また、ハイハイをしないで座って移動する赤ちゃんもいます。このような赤ちゃんを「シャフラー」と言い、あんよし始めるのが遅くなることが多いです。 このあたりの動作については、必ずしも全員が同じ順番でできるようになるわけではないということも知っておくと良いでしょう。●ハイハイの練習は必要?ところで、ハイハイしない赤ちゃんも、練習すればできるようになるのでしょうか?特別にハイハイの練習をするというよりは、お部屋の環境を整えて、遊びのなかで自然とハイハイの練習ができるという状況を作っておくと、赤ちゃんがハイハイをするきっかけになるかもしれません。 まず、部屋の中に赤ちゃんがハイハイしたくなるような広々としたスペースを確保しておきましょう。腹ばいになった赤ちゃんが届きそうで届かないあたりにおもちゃを置いて呼びかけると、それを取りたくて前に進もうとします。このようなお母さんとの遊びを、赤ちゃんは楽しんでやります。無理にやらせる必要はないので、遊びのなかで練習できるといいですね。 ハイハイを始めた赤ちゃんの事故を防ごう!ハイハイを始めた赤ちゃんは、自分で移動できるのが楽しくて仕方がないのか、とてもアクティブになります。そのため、ますます目が離せなくなります。 まだずりばいだからそれほど動けないだろうと油断していると、赤ちゃんは想像以上に移動していて、部屋の隅のほうで何かおもしろいものを見つけていたずらをしていたりします。それがアイロンだったら、ポットだったら……と思うと恐ろしいです。 ハイハイを始めた赤ちゃんは、どこへでも移動していけるものだと思っておきましょう。そして、赤ちゃんの移動範囲には危険なものをはじめから置かないように気をつけておきましょう。何でも拾って口に入れてしまいますので、常にお部屋の環境はきれいに整えておきたいものです。 まとめこの時期の赤ちゃんの発達は、赤ちゃんによってずいぶん違いがあります。平均的には生後7~8カ月ごろにハイハイをすると言われていますが、そもそもハイハイをしないで立ってしまう子もいます。自分で移動することを楽しんでいる赤ちゃんが安全に楽しめるよう、お部屋の環境を整えて事故だけはしっかりと防ぎましょう。 作画/はたこ 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
2021年10月23日アメリカでは、庭や玄関先に置かれたバスケットボールのゴールで、子供たちが遊んでいる光景がよく見られます。frostwoods75(frostwoods75)さんは、自宅の前でシュートの練習をしていた時の様子をTikTokに投稿。投稿者さんがちょうどボールを投げようとしたその時、たまたま目の前の道を1台のトレーラーが通りかかります。放ったボールが見事にネットを揺らすと、それを見ていた人たちが…何が起きたのかはこちらをご覧ください。@frostwoods75Just causally get hyped up by the band ##fyp ##basketball ##foryoupage♬ original sound - Frostwoods祝福の生演奏が始まった!シュートが決まった瞬間、車の上の人たちから大歓声が沸き起こります。まるで全員が投稿者さんの応援団のよう!この動画には53万件を超える『いいね』が集まり、さまざまなコメントが寄せられました。・投稿者さんは動画を撮っていてよかったね。いい記念になるだろう。・この動画を100回見たよ。最高の気分になれた。・これって、すべての子供たちの夢だよね。トレーラーに乗っていたのは、オハイオ州の『グローブ・シティ高校』のマーチングバンドです。バンドのメンバーは毎年夏になると、こうしてトレーラーに乗って地元の町を演奏して回るのだそう。彼らがたまたま通りかかったところで、投稿者さんがシュートを決めたのです。絶好のタイミングでしたね。This high school band takes their act on the road - hitting all the right notes, with a viral video and beyond. Hey, Grove City HS Band @gchsbands - we are fans of YOURS! Story via @terriwsyx6 @SWCSD pic.twitter.com/r6HSIb4UT5 — Stacia Naquin (@StaciaWSYX6) September 18, 2021 投稿者さんの動画が拡散したことで、『グローブ・シティ高校』のマーチングバンドも注目を集め、数々のメディアでも紹介されています。たとえ練習でも、シュートが決まったら嬉しいもの。そして、その瞬間を盛大に祝ってくれる人たちがいるなんて、投稿者さんの喜びも倍増したはずです。きっとこの出来事は、投稿者さんにとって忘れられない思い出になることでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年10月01日9月23日(現地時間)、『ハリー・ポッター』のドラコ・マルフォイ役で知られるトム・フェルトンが、ゴルフの試合中に突然体調を崩して倒れた。ゴルフカートで搬送されるトムの姿が撮られそれ以上の情報は伝わってこなかったため容体が心配されていたが、25日、自らインスタグラムに動画を投稿して無事を報告した。ギターを弾きながら登場したトム。「体調は正式に、快方に向かっています。もし、心配している人がいたらと思って」と、順調に回復中であることを明らかにした。また、ファンのサポートにも感謝。「みなさんからのお見舞いメッセージをいただき、とにかく『ありがとう』と伝えたかったんです」。途中からは笑顔で弾き語りを始めるほど、元気そうな様子を見せた。なぜ倒れたのか、その理由については言及しなかったが、「ちょっと怖いできごとでしたね、本当に」と振り返っていた。ファンは「本当に本当に心配していたよ」「大丈夫だと知ってうれしい!」「元気な姿を見てホッとした」「お大事に。どうか無理をしないでね」と一安心。トムはアメリカ・ウィスコンシン州で、「第43回ライダー・カップ」のオープニングベントのセレブリティ・マッチに、欧州チームの一員として出場していた。Photo by Andrew Redington/Getty Images(Hiromi Kaku)
2021年09月27日大学のアメリカンフットボールの試合中に起きたハプニングが、話題になっています。2021年9月11日、アメリカのフロリダ州でマイアミ大学の『マイアミ・ハリケーンズ』と、アパラチアン州立大学の『アパラチアン・ステート・マウンテニアーズ』の試合が行われました。その試合の最中に、スタジアム内に1匹の猫が紛れ込み、2階のデッキから落下しそうになったのです。手すりの外側に移動して危うく落ちそうになった猫は、デッキ下のケーブルのようなものに捕まります。しかし、間もなくバランスを崩して宙ぶらりん状態に!周りの人たちが固唾をのんで見守る中、とうとう猫は力尽きて、手を離してしまいます。それからどうなったのか…驚きの結末がこちらです。CAT SURVIVES FALL AT HARD ROCK STADIUM!!!! #SaveTheCat pic.twitter.com/oPNGgfUltZ — Yianni Laros (@Yiannithemvp) September 11, 2021 下の席にいた人たちがアメリカ国旗を広げて、落ちて来た猫を見事にキャッチしたのです!1人の男性が無事だった猫を掲げると、観客席からは割れんばかりの歓声が上がりました。Well this may be the craziest thing I’ve seen at a college football game #HardRockCat pic.twitter.com/qfQgma23Xm — Hollywood (@DannyWQAM) September 11, 2021 海外メディア『Local10』によると、猫はその場にいたエミリア・ワイスさんという大学生に引き渡されました。エミリアさんは動物病院で働いた経験があるのだそう。彼女が猫の状態を確認したところ、腰の位置がずれていたため、すぐに調整したということです。しかしその直後、猫は暴れ出して、そのまま逃げて行きました。猫は走って逃げられる状態だったので、少なくとも大きなケガはしていなかったようです。海外メディア『npr』によると、2階のデッキから下の席までは約9mの高さがあるのだそう。もし猫が固い表面に落ちていたら、大ケガをしていた可能性もあります。アメリカ国旗を持っていたのは試合のシーズンチケットを所有する夫婦で、観戦の際にはいつも国旗を持参しているのだとか。2階席から猫が落ちそうになっているのに気付き、すぐに国旗を持って助けに向かったそうです。チームの応援のための国旗が、まさか猫の命を救うことになるなんて、想像もしていなかったでしょうね。[文・構成/grape編集部]
2021年09月22日コーチの暴言がひどく、サッカーが嫌いになるのではと心配。試合中も少しのミスで「元のチームに戻れ」「次の試合に来るな」など精神的に追い詰める発言。夏には炎天下の中何度も罰走させたり、体力的にも精神的にも子どもを追い込み、サッカーの指導とはかけ離れている。親として現状を見守るしかないの?というご相談をいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、悩めるお母さんに改善のための動き方をアドバイスします。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<低学年なのにメンバー固定。意見したいが「面倒な親認定」されたくない問題<サッカーママからのご相談>5年生の息子がサッカースクールの選抜チームに選ばれました。最初は強いチームで戦えることをとても喜んでいたのですが、新しいコーチの暴言が酷く、年中から続けてきた大好きなサッカーが嫌いになるんじゃないか心配です。高学年になればある程度の厳しさも必要だと思いますし、コーチのゲキで子ども達がピリッとすることも確かにあります。今まで何人かのコーチに教えていただきましたが、皆さん信頼できる方々でお互いの立場を理解し、子どもの健やかな成長を信じてお任せしてきました。新しいコーチは、炎天下の中、何度も罰走させたりするだけでなく、発言も問題があります。試合中もベンチの子たちに「アイツ、本当下手くそだな」等と試合に出ている子の悪口を聞かせたり、少しのミスで「元のチームに戻れ」「帰れ」「次の試合に来るな」「親に言うぞ」などと発言。精神的に子ども達を追い詰めるだけで、サッカーの指導とはかけ離れている気がします。子どもたちに対してフォローも褒め言葉も皆無です。ついていけない子や、親がコーチの指導が気に食わないならやめればいい話なのかも知れませんが、コーチに逆らえない立場の子達への攻撃を大人として黙って見ていていいのか考えてしまいます。またスクールの掲げる指導方針・理念と合っていない気がします。あんなに楽しそうにしていたサッカー、仲間、チームが崩れていっている感じがしているし、そもそも小学生を体力的にも精神的にもそんなに追い込む必要があるのか疑問に思います。続ける続けないは子どもが決めることですが、親として現状を見守る以外できることはないのでしょうか?<島沢さんのアドバイス>ご相談いただき、ありがとうございます。メールに「コーチに逆らえない立場の子達への攻撃を大人として黙って見ていていいのか考えてしまいます」と書かれています。悶々としている様子が伝わってきます。このコーチの方の指導を実際見ていないので明確にはお答えできませんが、お母さんがお書きになったことがすべて事実であることを前提にお話ししますね。■現状を学校に置き換えて想像してみると......まずはじめに、今の現状を「学校で担任の先生が行っていること」として置き換えてみましょう。あくまでも、例えばコーチが先生だったら、という想像をしてみてください。●体育の時間に、炎天下の中、何度も罰走させたりする。●体育(図画工作でもOK)の時間に、「アイツ、本当下手くそだな」等と他の子どもの悪口を言う。●授業中に問題を間違えたら「他の学校に行け」「帰れ」「明日は学校に来るな」「親に言うぞ」と脅す。●精神的に子どもたちを追い詰めるだけで、教育とはかけ離れている。●子どもたちに対してフォローも褒め言葉も皆無。●学校が掲げる教育方針・理念と合っていない。もし、上記のような先生が担任だった場合、これらはすべて「教育という名を借りたパワーハラスメント」です。この状況、お母さんは黙って見ていますか?きっと、すぐに本人に抗議するか、学校に訴えませんか?ほかのお母さんやお父さんも、すぐに「担任を替えろ」「教育員会に訴える」と騒動になるはずです。■指導という名を借りたパワーハラスメントところが、ことスポーツの指導現場になると、親御さんたちは指導者に対して非常に寛容です。炎天下の罰走は「こころを強くするため」などと根性論に置き換えられたり、「自分の時代はもっと厳しかった」と過去の悪い指導が肯定されたりします。下手くそ発言は「下手な子はもっと努力すべき」と下手なことが悪いことになり、「帰れ」などの暴言は「少し口が悪いコーチ」とか「厳しくするあまりそういういい方になる」などとかばったりします。すべての受け止めが、非常に大甘です。よくよく考えれば、このコーチがなさっていることは「指導という名を借りたパワーハラスメント」なのです。■学校には厳しいのにサッカー指導のパワハラに鈍感になるのはなぜか担任の先生には厳しく対応するのに、サッカーのコーチのパワハラに鈍感になってしまうのはなぜでしょうか。それはきっと割合の問題だと私は考えます。学校の教育現場ではパワハラをしない先生が今では大多数です。時代にそぐわない、おかしなことをして子どもを傷つけたら、先生たちはすぐに処分されます。それ比べ、少年サッカーの指導者は処分されません。そして、現在でも罰走をさせたり、大声で子どもを叱ったり、暴言を吐いたりするコーチのほうが、子どもを認め自ら考えさせサッカーを楽しませてくれるコーチよりも割合が多いのが現状です。そのため、コーチ自身も、保護者も、選手も、その指導が圧倒的に間違っていることに気づきづらく、気づいたとしても指摘しづらい、抗いづらい。それが実情なのです。数年前の取材になりますが、試合に負けた後に「こいつのせいだと思う人は?」と言って子どもたちに挙手させたコーチがいました。「この中で一番下手な子をみんなで指指してみよう?だ~れだ?」と言って指をささせた人もいました。ともに、当時は指導していましたが、そのうち保護者の中で「それはおかしい」と言う人が現れて辞めさせられました。両者ともに、コーチ資格や審判資格を取得し、毎年講習を受けていました。でも、子どもを前にして最も重要な「人権」について、あまりに鈍感だったと言わざるを得ません。■状況改善のための動き方今回、お母さんが「精神的に子どもたちを追い詰めるだけで、指導とかけ離れている」「フォローや褒め言葉が皆無」といったことに気付かれていることはせめてもの救いです。そこに確信があるのなら、以下の順番で動いてみてください。1)スクール側へ報告スクールの掲げる指導方針・理念と合っていないと思われるのならば、そのスクールの代表者や管理責任者に現状を報告し、コーチを替えてもらいましょう。2)「コーチに言い聞かせます」このようなケースで最も多いクラブ側のレスポンスは、代表者が「コーチに言い聞かせますから」というものです。その場合、コーチにどんな教育プログラムを施すのかを確認したほうがいいでしょう。「スクール」と名がついているのですから、民間なのかNPOなのかはわかりませんがいずれにしても有償(指導料や月謝がある)でしょう。であれば、指導のサービスシステムとして不完全です。そこはきちんと話したほうがいいと思います。3)移籍を考えるコーチの交替がない、もしくはスクールの代表者の対応がかんばしくなかった場合は、息子さんに「お母さんはいい指導だと思えないのでチームを替えたほうがいいと思う」と気持ちを伝えましょう。お母さんのおっしゃる通り、続けるかどうかはお子さんが決めることですが、親として意見はすべきです。月謝を支払い、保護者としての責任があることから丁寧に話してみましょう。■社会に出ると理不尽なことばかり、というが対応を間違えると「事なかれ主義」な人間になる(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)こういったケースの場合、よく親御さんたちがおっしゃるのが「社会に出ると、理不尽なことばかりだから慣れておいたほうがいい」という理屈です。しかしそれは、理不尽に抵抗しない経験を積ませてしまうと理不尽なことを受け入れたり、意見ができない「事なかれ主義」の人間形成につながらないとも限りません。「ここがもし学校だったら?」ぜひこの置き換え習慣を忘れないでください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2021年09月15日練習はダラダラ、おしゃべりしたりやる気が感じられない。試合で負けてもヘラヘラ。目標を立てても口だけ。まるで小学生のような高校生たちに、もっと真剣にサッカーをしてほしいがどうすればいい?というご相談をいただきました。今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんがアドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<柔らかく「止める」技術を身につけさせたい。お勧めの練習メニューを教えて<お父さんコーチからのご質問>池上さんこんにちは。指導年代は高校生なのですが、まるで小学生なのでご相談したく投稿しました。今年の春から、高校の部活に外部指導員としてかかわっています。私が指導しているチームは、これまで指導者がいませんでした。今もその名残で練習もダラダラとしてしまいます。また、集中力もなく練習中おしゃべりしたりふざけ始める子が多く、小学生を見ているような感じです。試合に関しても、負けても笑っていたりヘラヘラしています。個人の目標も定期的に立てているのですが、ほとんど口だけの目標になり、どのようにすればいいか困ってます。県大会優勝やインターハイ、選手権などを目指すチームではありません(学校からも何も言われていません)が、もう少し真剣にサッカーに取り組んでほしいと思っています。小学生年代の指導の悩みでなくてすみませんが、選手たちの意識を変えるために何かいいアドバイスがあれば教えてください。<池上さんのアドバイス>指導者はもっと真剣に取り組んでほしい。でも、生徒はそうでもない。温度差が生まれると、高いほうも低いほうもお互いしんどいですね。そこを解決するためには、まず生徒がどんな部活動を望んでいるのかを尋ねてみてはいかがでしょうか。■生徒たちが何を目指すのか、を根底に置くこのケースは、指導者のほうがうまくならないといけない、強くならないといけないと感じています。では、生徒たちは何を目指すのか。そこを共有するために「君たちが何を望んでいるのかな?」と尋ねて話し合います。別段強くならなくてもいいんだと思っているのであれば、みんなが楽しくなるサッカーを指向すればいいのです。スポーツをすることは健康につながります。学校の勉強をしながら、運動不足を解消し健康的な生活を送ることができます。そこを大人が「俺らの時はもっと部活を真剣にやっていた」とか「スポーツは勝つためにやるものだ」といった具合に、ひとりで突っ走ってしまうとすれ違ってしまいます。そうならないようにするためには、指導者が生徒をどう見るかを大切にしてください。当然、スポーツをする意味などを知っておいたうえで、指導対象となる生徒が「強くなりたい」「勝ちたい」と言うのなら、「だったら、こういう練習をしたほうがいいよ」と提供できます。■問いかけをしながら主体性を刺激してみようしかしながら、勝ちたいから頑張りますと言っても、まだ高校生なのでうまくいかないこともあります。そのたびに指導者は何度も「どうなりたいんだっけ?」と彼らを初心に帰らせたり、「自分たちが決めた目標は何だったかな?」と問いかけながら、主体性を刺激します。そういったことを続けたうえで、負けたり勝ったりしながら何年やっていくと、それが伝統になるわけです。つまり、かかわった子どもたちが何を望むかで部活動の姿は変貌します。では、一番幸せな姿は、何なのか。そこを考えると、自分たちで考えながら楽しくサッカーができ、なおかつそれなりの成績がついてくる。そんなものではないでしょうか。周りからも「あの学校のサッカー部に入ると、自分たちでやれるからいいよ」「やりがいがあるよ」といった評価が出てきたりする。そういう場所には、必ず良い指導者がいます。ご相談者様にも、そんな指導者を目指してほしいと思います。■日本の子どもたちが幼く自立できていないのは大人のせいでもあるおっしゃるように、今の高校生はまだまだ子どものような言動をすることがあります。ただ、そこには理由があります。例えば先日、確か10か国くらいの世界各国で実施された18歳未満の子どもたちの意識調査の結果が報じられていました。(出典:日本財団の18歳意識調査「国や社会に対する意識」要約版)「自分は社会にとって、有益か?」とか「どんな立場か?」といった自己肯定感の高さ低さを探る質問において、日本はすべての結果で最低でした。この結果は、今の日本を物語っていると思えます。子どもたちは総じて自信がなく、自立できていません。その部分を国は真剣に考えているのかどうか、非常に疑問です。日本の学校では、生徒が先生の言うことを聞いて当たり前。指示命令を聞くのは当然で、そこに意見や思いを求められることはまずありません。そのため自分で考えて発言したり、創造したりする場がない。そういった機会を奪われているのです。高校生が小学生のままでもあっても、不思議ではありません。そうなるように育てられている部分もある。すべてが彼らのせいではないと私は思っています。私は、スポーツが彼らを育てるための場になればいいと思っています。そう考えて、ご相談者様も選手たちとよく話し合ってほしいと思います。「いや、僕たちは、サッカーが楽しかったらそれでいいんです」と言えば、そうしてあげればいい。その際、「だったら、自分は指導しません」という選択をしてもいいかと思います。■「真剣にやれ」ではなく「こう変われるかもしれない」と提案する形で言ってみる彼らの意見を聞いたら、次は、指導者自身が「自分はどんな指導をしたいのか?」ということを考える番です。もう少し真剣にサッカーに取り組んでほしいとお考えのようなので、例えば弱いチームを強くしたいと考えているとすれば、サッカーを楽しみたい生徒たちとは少し目標に乖離が生まれます。指導者がそこを埋めたいのであれば、力づくで「頑張れ」「真剣にやれ」と命じてもうまくはいかないでしょう。話し合いの中で、指導者が「君たちがこんなふうにやると、こう変わるかもしれない」「こう変われるよ」という提案をすればいいのです。そこに生徒が食いついてきたら、彼らの姿は少しずつ変わっていくでしょう。選手が求めているものを提供してあげてください。一方で、食いついてこなければ、自分は指導者としてどうしたいかを考えればいいと思います。選手が求めているものと、ご自分が指導者として「提供したい」ものが余りに違っている。こうしてみては?という提案にも食いついてこない。そこを許容できないのであれば、上述したように違うチームで指導すればいいかと思います。池上正さんの指導を動画で見る>>■勝ち負けだけでなく、大人になっても良い仲間でいられるのもスポーツの魅力の一つ(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)ひとつ、私の親としての経験を話しましょう。すでに成人した娘は、高校時代までクラブチームでサッカーをしていました。少しずつチームは強くなり、上手な子の中には「もっと強くなりたい」という子も出てきました。しかし、勝つためにサッカーをするとなると、ずっと同じ子が試合に出てしまい、楽しくサッカーをしたい子たちは不満を感じ始めました。そうなると、クラブとして方針を明確にしなくてはなりません。楽しくやるのか、もっと強くなりたいのか。そこを決める必要性が出てきました。強くなりたいなら、上手くない子は出られない日が続きます。すると、一緒にやってきたその子たちはクラブをやめてしまいます。反対に「楽しくやる」を選べば、上手い選手たちがやめてしまいます。選手たちは悩みましたが、しばらく混在したまま続けることにしました。そして、結果的には「楽しいほうがいい」ということになり、上手な選手たちは違うチームに移りました。クラブに残った選手だけでは負けることも多かったけれど、大人になった今もとてもいい仲間でいます。これはひとつのスポーツの姿だと言えます。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2021年09月10日ボールを「蹴る」のは上手だが、「止める」時に力んでしまい柔らかく止められない子どもたち。柔らかいトラップを身につけさせる練習メニューを教えて。とのご相談をいただきました。「蹴る」「止める」はサッカーの基本スキルなので初心者のころからしっかり身につけてほしいと考える指導者は多いのではないでしょうか。今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、ボールコントロールが上手くなる練習メニュー、指導のポイントをアドバイスします。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<でこぼこピッチだとぐらついて転びやすい子どもたちのボディコントロールを強化する練習はある?<お父さんコーチからのご質問>はじめまして。私はサッカースクールでU-8からU-10年代を指導している者です。今回は、ボールコントロールの身につけさせ方について相談したくご連絡いたしました。ボールを「蹴る」「止める」はサッカーの基本ですが、どうしてもこの年代は力を入れて「蹴る」ほうは最初から割と上手くできる子が多いですが、「止める」ほうも身体に力が入ってしまい、柔らかく止めることが難しいようです。トラップのコツを身につけさせるためのお勧めの練習メニューはありますか。<池上さんのアドバイス>ご相談いただき、ありがとうございます。8歳から10歳なので、2年生から4年生くらいでしょうか。この年齢ですと、基本的に柔らかく止めることは出来なくて当たり前かと思います。ご相談者様はどの程度のスキルを求めているのでしょうか?■足元の技術だけ切り出した練習では、試合の中でそれを発揮できない可能性も私の意見を申し上げると、四種の指導者は足元のスキルにあまりこだわり過ぎないほうがいいと思います。足元の技術だけを切り出して、コントロールするトレーニングをしてしまうと、試合のなかで発揮できないという状況に陥る可能性が高いです。細かい技術にあまり執着せずに、できるだけゲームや対人形式で、クローズドスキルに偏らないよう気を付けましょう。それらの止める蹴るの技術練習は、そこに含まれているのだという解釈をしてください。■試合で使えるコントロールを身につけるトレーニングでは、どんなトレーニングをするか。ミニゲームでは、例えば「必ず2タッチ以下でやりましょう」とまずは呼びかけます。2タッチアンダーなので、2タッチもしくはダイレクトでパスをしなくてはいけません。そうすると、コントロールしなければなりません。おのずとゲーム中にコントロールする回数は増えます。それにパスをつなぐには相手がコントロールしやすい、よく言われる「いいところ」に蹴らないといけません。例えば、ゲーム形式の練習や対人を始める前に、こうアナウンスします。「今日は、ボールコントロールがうまくなるために、2タッチアンダーでやりましょう」そうすると、最初からみんなできないのでミスが出ます。そこで「どうしてミスしちゃうのかなあ?」と尋ねます。子どもたちから「ワンタッチ目をしっかりやらないと、次に蹴られない」とか「止めるときに注意する」などといった意見が出てくるでしょう。そこで「じゃあ、そこを意識してやってみましょう」と再開します。すでに伝えましたが、できないからといってコーチが「やっぱりまずは足元だな」と言ってクローズドスキルの練習に転換しないでください。試合で使えないので有効ではありません。■実戦の中でコントロールを養わないと、試合での判断力も磨かれない練習をしていくと、ミスしたくない子どもたちはバックパスばかりするようになります。中盤の子どもはバックの子に、バックの子はゴールキーパーに返してばかりという状況になることもあるでしょう。そんなときは「ハーフラインを超えるまでバックパスはできません」というルールを設けましょう。後ろにパスができない。では、どうコントロールしますか?と子どもたちに問いかけます。実戦のなかでボールコントロール力を養っていかなければ「判断力」が磨かれません。ゲームの中で常に「状況判断をしよう」と考えていないため、当然のように足元でボールを止めてしまいます。日本の子どもたちはどんなときでも足元で止める癖がついています。そうなると次のプレーがしづらく、とても窮屈です。■ミスをするのは足元のスキルがないからではなく、認知・判断力がないから一番いいのは、その状況で最適と思われる次のプレーがしやすい「位置」にボールをコントロールできるか。そこがポイントになります。向かってきたディフェンスがどこからきているか。右か、左か、後か。どこにボールを置いたら相手が困るか。そういった判断をするためのトレーニングが少ないため、子どもたちはついつい足元にボールを止めてしまいます。そうではなく、例えば相手が来たら、来るほうとは逆の方向にボールを置く。例えば前にスペースが空いているのなら、前方に大きくボールを出す。ボールを前に出せば、スムーズに素早く動けます。子どもがコントロールミスをすると、大人は「足元のスキルがないから」と考えがちですが、それはスキルの問題ではなく、認知判断の問題だと私は考えます。クイックで右に行きかけて、左に出す。そういった「直前の判断の変更」ができるようになってほしいものです。そのような認知が出来るからこそ、良い判断はできる。そんな選手を育てましょう。■ボールコントロールを身につける練習メニュー例練習メニューは、ネットでもたくさん出ています。書店に行けば私が監修した『池上正の子どもが伸びるサッカーの練習(池田書店)』という練習メニューの解説書もあります。例えば、ボールコントロールを意識したミニゲームをしてみましょう。コーンゴールを用いたミニゲームで、ラインを通過した場合、パスを受けた子がしっかり止めないとノーゴールというルールにする。ワンタッチでラインを越えて。決まったゾーンでコントロールしないと1点にならないという決まりにします。ご相談者様からは「トラップのコツを身につけさせるためのお勧めの練習メニューを」ということなので、私のアドバイスは希望通りではないかも知れません。池上正さんの指導を動画で見る>>■認知・判断を養う指導を幼少期から行った方が良い(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)しかし、上述したように、認知力、判断力をまずは高める工夫をしてほしいのです。小学生には判断できないだろうという方もいらっしゃいますが、自分で考え出す教育が、ピッチに出ると選手の判断だけで試合をするサッカーには必要です。止める、蹴るの技術を高めるプロセスも同じです。「どうしたら上手く止められるかな?」「こんな状況だったらどうする?」「どこにボールを置くか?」そういったことを、子どもが自ら考えてプレーすることが重要です。「認知とか判断は中学や高校でやればいい」という意見は違うと私は思っています。欧州では、3歳くらいから判断する練習をしているのですから、日本も今目の前にいる子どもたちをどの道に導くか考えたいものです。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2021年08月27日メジャーリーグベースボールの試合で、フィールド内に入って来た『乱入者』が観客の注目をかっさらう出来事がありました。それは、2021年8月2日に行われたニューヨーク・ヤンキース対ボルティモア・オリオールズの試合の最中に起きた、ハプニング。どこからともなくやってきた1匹の野良猫が、なんとフィールドに入り込んだのです。猫に気付いたスタッフが近付こうとすると、猫はそのままフィールド内を猛ダッシュ!試合は中断され、観客はなぜか猫に大声援を送り始めます。猫はその後も、捕まえようとするスタッフたちを華麗にかわし、何度も壁によじ登ろうとしては失敗。さらにスタッフの間をすり抜けて走っていく猫に、ヤンキースの選手たちも笑ってしまっています。果たしてこの猫はどうなったのでしょうか。結末はこちらをご覧ください。 View this post on Instagram A post shared by TODAY (@todayshow) 結局、猫は最後まで捕まることなく、スタッフがゲートを開けて待ち構えていたところで自分から外へ出て行きました。猫が逃げ回っている間、観客からは「MVP!MVP!」と歓声が上がり、猫が出て行った時には大ブーイング!解説者も思わず「あの猫を見て!ヤンキースのどの選手よりも足が速いぞ!」とコメントしました。オリオールズのTwitterは、ユーモアたっぷりにこんな投稿をしています。Someone put us in touch with the cat's agent we have things to discuss. pic.twitter.com/H1jvIUmBfz — Baltimore Orioles (@Orioles) August 3, 2021 誰か、この猫のエージェントに連絡をしてくれないか。話し合うことがある。Baltimore Oriolesーより引用(和訳)猫の足の速さや見事なジャンプ力に、メジャーリーグの球団が興味を示したようです!これらの動画には「観客の『レッツゴー、キャット!』の声援で爆笑した」「この試合の最大の見どころだった猫にMVPを」などのコメントが寄せられています。猫が出て行った後、解説者は「お願いです。誰かあの猫の里親になってくれませんか」と語っていました。ほんの数分間の試合乱入で、多くの人たちのハートをつかんだ猫。猫があの後どうなったのかは分かりませんが、安全な場所で過ごしているといいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年08月11日コロナ禍で緊急事態宣言が出されている地域もあり、練習試合や大会がなくなってサッカーが存分にできていない状況が続いています。こんなときは、サッカーのスーパープレーを見て家の中でサッカーを楽しみませんか?この度発売されたJリーグメモリーズ&アーカイブス [DVD]は、開幕から最近まで、Jリーグ27年間の歴史の中からスターたちのスーパープレーを集めた傑作選。歴代のスターたちはどのように得点を奪ってきたのか、ゴールシーンだけはでなく攻撃の起点となった場面からも収録した内容で、プロを目指す子だけでなくサッカーファンも楽しめる内容となっています。若き日の三浦知良選手や中田英寿さんのインタビュー、ストイコビッチやエムボマらJリーグ初期を支えた海外選手のゴールシーン、小野伸二選手や中村俊輔選手、中村憲剛選手らのアシストシーンまで、後世に語り継ぎたいプレーを多数収録。<主な登場選手>・ヒーローインタビュー三浦知良、川口能活、中田英寿、久保竜彦、中山雅史、長谷部誠、本田圭佑、長友佑都、楢崎正剛、イビチャ・オシム監督・ゴール&アシストシーンレオナルド、ジョルジーニョ、ジーニョ、スキラッチ、ドゥンガ、ストイコビッチ、エジムンド、ポンテ、エムボマ、森保一、前園真聖、遠藤保仁、朴智星、岡崎慎司、小野伸二、佐藤寿人、中村俊輔、中村憲剛、大迫勇也、槙野智章、鄭大世、酒井宏樹、山口蛍、柿谷曜一朗、南野拓実、大久保嘉人、原口元気、宇佐美貴史・連携シーンNボックス(ジュビロ磐田)、香川真司&乾貴士(セレッソ大阪)など今回は抽選で、2名様にプレゼントします!▼応募はコチラからJリーグメモリーズ&アーカイブスDVDプレゼントに応募する>>応募期間:2021年5月20日(水)~5月26日(火)18:00■ご連絡事項※当選は発送をもって代えさせていただきます。※応募時に記載いただく個人情報は、株式会社イースリーが管理し、頂いた個人情報をプレゼントの発送とそのご連絡の場合に限り利用することとし、他の目的に利用する場合は別途お客様の承認に基づき利用するものとします。※賞品のお届け先は、日本国内に限らせていただきます。※本キャンペーンは、WEBからのご応募に限ります。
2021年05月19日メジャーリーグベースボールのロサンゼルス・エンゼルスに所属し、日本人メジャーリーガーとして大活躍中の大谷翔平選手。2021年シーズンは、ア・リーグトップタイの7本塁打をマークしていた4月26日に投手として先発出場し、「本塁打トップの選手が先発登板する」という快挙をヤンキースのベーブ・ルース以来100年ぶりに達成。さらにその翌日には日米通算100本塁打を達成するなど、打っても投げても大谷選手の勢いはとどまることを知りません。大谷選手が拾ったものは?選手としての注目度の高さから、プレー以外のことでもしばしば話題となる大谷選手。同月24日に行われたヒューストン・アストロズとの試合中の出来事に反響が上がっています。この日、スタメン出場していた大谷選手は8回にレフトの守備につきました。その時、彼はフェンスに近付き、何かを拾い上げます。そしてそれをスタンドに向かって投げ入れたのです。Now Shohei Ohtani is helping folks get their sunglasses back. True pro outfielder move. pic.twitter.com/FoKIKKFEFh — Fabian Ardaya (@FabianArdaya) April 24, 2021 大谷選手が拾ったのは観客が落としたサングラス。しかも落とした男性は、対戦相手であるアストロズのファン。それを高さ19フィート(約5.8m)のスタンド席に投げてあげたのです。完璧なコントロールで投げられたサングラスを、持ち主の男性はしっかりとキャッチしました。この様子を見ていたスポーツ専門メディア『The Athletic』の記者が、「大谷翔平選手が、ファンがサングラスを取り戻すのを手伝っている。真の野手の行動だ」とTwitterで紹介。すると4千200件を超える『いいね』が集まり、大谷選手への称賛の声が寄せられました。・彼は本当にナイスガイだな。・ショウヘイはチームにとってもファンにとっても真のエンジェルだと思う。とても性格がいいよね。・あのサングラスを落とした人はラッキーだね。毎回の試合での活躍はもちろんですが、敵味方関係なしに礼儀正しく、紳士的な振る舞いにも注目が集まることが多い大谷選手。全米の野球ファンの間では、そんな彼に対するリスペクトが確実に広まっているようです。野球選手としてだけでなく、人としても素晴らしい大谷選手はまさに日本人の誇りといえますね![文・構成/grape編集部]
2021年04月28日何人かいるコーチたちの間で、今やるべき練習メニューや練習時間など指導方針にギャップがある。子どもたちの成長という目的は全員一緒なのに、それぞれアプローチの部分で異なるイメージを持っていて、相容れない状態。話し合い以外にどうやって解決すればいい?とのご相談をいただきました。みなさんのチームではどうしていますか?かつては自分も同じ悩みを抱えていた、という池上正さん。ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた経験をもとにアドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導DVDプレゼント!詳しくはこちら【4月限定】>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<ドリブルとパス、どちらを先に教えるべき?ジュニア年代の育成ではどちらを優先すべきか教えて<お父さんコーチからの質問>こんにちは。私は地元の少年団でコーチをしております。担当はU-12です。担当するトップチームのコーチ間で、今やるべき練習メニューの相違、練習時間の使い方など指導方針のギャップがあり、信頼関係がうまく構築できていないと感じています。指導対象となる子どもたちの成長を第一に考えていることは一致しているのですが、指導方針のギャップを埋めるためにはどのような行動をとるのがよいでしょうか。「子どもたちの成長」という目的は一緒なのに、そこまでのアプローチがそれぞれ異なるイメージを持っていて、相容れない状況です。池上さんはこれまでそのような場合に、どんな風に解決してきたかなど教えていただけないでしょうか。話し合いを重ねるだけでなく、練習メニューで共通認識をすり合わせることができたりする方法や、この年代にはこの練習が良いという指針など、もしそんなのがあればアドバイスをお願いします。<池上さんのアドバイス>ご相談、ありがとうございます。コーチ間で指導方針や方法論にギャップがあるというお話ですね。具体的に、どう違って、異なることでどんな弊害が起きているのかもわからないので、想像でお話しするしかないのですが、もしかしたら「違いは違いとしてそのままにする」ということでもいいのかもしれません。■相容れないように聞こえても根っこは同じ、というのは海外でもあること先日、ドイツのサッカーに詳しい湯浅健二さんの講演を拝聴しました。湯浅さんによると、世界トップの監督たちが集まると、決まって喧々諤々(けんけんがくがく)の議論が始まるそうです。「私の理論では......」と主張します。ただし、一見すると、それぞれが相容れないように聞こえるが、根っこは同じことを話しているのだそうです。そんな話を非常に面白く聴かせていただきました。このことは、まさしくオシムさんがおっしゃっていたことに通じます。「サッカーにはセオリーがあるぞ」サッカーは、どんな戦術でも共通の認識がある。そこから、こうじゃないか、ああじゃないかとそれぞれの指導者が表現を変えたり、その人らしい色をつけていくのです。■グアルディオラの「3ゾーン・5レーン」は選手に意識させるための工夫によるもの例えば、マンチェスターシティーを率いるペップ・グアルディオラ監督は、「3ゾーン・5レーン」という表現をします。これはサッカーのアタックのベーシックな考え方「3ゾーン・3レーン」を、もう少し細やかに約束ごとを作ったものです。例えば、左右のサイドを使いだすと、真ん中が空いてきます。グアルディオラ監督は基本の3レーンをさらに分けて5つにして選手に示しました。誰かがどこかのレーンに入ると、そこにスペースができます。そのレーンがあるか、ないかではなく「誰かが動くとスペースができる」というセオリーを飲み込ませるために、5つのレーンを選手に意識させる工夫をしているのです。「うちのチームはこのレーンを使うぞ」というような、新しいものが出てきたわけではありません。もとのセオリーは同じなのです。■かつては自分も同じ悩みを抱えていたそのように考えると、ご相談者様の少年団のコーチのみなさんも実は根本の考え方は同じだと感じます。アプローチの仕方に違いはあれど、「子どもたちの成長」という目的は一緒だとご相談者様も書いておられます。全員が子どもの成長を本当に思っているとしたら、実は話し合いで十分解決するケースではないでしょうか。私自身、Jリーグ2クラブに在籍した時代は、育成コーチや育成部長といった立場で多くのコーチとミーティングを重ねてきました。コーチの能力にばらつきがあるなどして、ご相談者様の悩みと同じような問題を抱えたこともあります。さまざまな意見が出される中で「カテゴリー(年代)別に、ある程度練習メニューを決めてはどうだろう」という意見も出ました。各々のコーチに任せず、指導の均一化を図るには、マニュアル化してしまうことも考えられました。そうすれば、指導がブレず進むかもしれないというわけです。■練習メニューは山ほどあるのだから、それぞれのコーチが何をしてもよいしかし、そうした場合「コーチのパーソナリティー(個性や判断)はどうなるのか?」といった異論も出てきました。そこを重要視するならば、指導の根幹となる部分(ビジョンや哲学)は共有しよう。ただし、そこからズレてしまってはいけないことはきちんとアナウンスする。その範疇で指導できそうならば、各コーチに任せた方がいいのではないか。そんな議論をたくさんしました。加えて、練習メニューの選択にも共通認識を持つことを大事にしました。練習メニューは山ほどありますから、何をしてもいいわけです。■枝葉の議論でなく、おおもとの目的をテーマに話し合ってみようそのなかで「ドリブルかパスか」みたいな、前回のこの連載でさせていただいたような話もたくさんしました。「いや、パスを重視すべきだ」「いや、どちらかに偏って指導するのではなく、クローズドスキルの時間を減らせばいい」そういった議論を重ねました。つまり、議論の内容は、常に枝葉の部分ではなく、おおもとのところをテーマにしてきた気がします。例えば、子どもがうまくなっていくことってどういうことなのか?自分で判断する重要性は何なのか?視野を持たせて自分で情報を集める能力をつけないと、上に行って困るのは子どもではないか?そうすると「みなさん、選手が自分で判断できるようになる練習をやってください」と言えばいいだけでした。■サッカーの要素が全部あるメニューさらにいえば、この年代にはこの練習が良いという指針は特に設けません。それは今も同じです。良い練習とは、サッカーの要素が全部あって、子どもがらせん階段をのぼっていけるようなメニューが一番です。そう考えると、ゲーム(ミニゲーム)が一番です。指導者は、ゲームをする際の「設定」を、その年代の特徴を考慮して考えればいいだけです。その年齢ごとに、仲間を認識できる広さや人数を調整する。例えば、幼児なら人数は、2対1や2対2など、味方は自分ともうひとりだけ。コート(グリッド)は狭く設定します。池上正さんの指導DVDプレゼント!詳しくはこちら【4月限定】>>次ページ:どんな練習メニューをするか、の前に大事なことは......■どんな練習メニューをするか、の前に大事なことは......(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)要するに、年齢が低ければ低いほど、人数もコートの広さも小さくなります。年齢が高くなれば4対3や4対4など、人数を増やす設定にします。パスをする選択肢(仲間)が増えてくるし、グリッドが広くなるので、パスも長くなります。日本はその気づきが欧州よりもかなり遅れました。わずか十数年前まで、小学生まで11人制でやっていたのですから。オランダは、小学生に4対4を40年前からやらせています。まずは、「どんなふうに育てるか」というビジョンを明確にするための話し合いをして みてはいかがでしょうか?池池上正さんの指導DVDプレゼント!詳しくはこちら【4月限定】>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2021年04月23日サッカーは1年を通して行われるスポーツであり、雨の日や寒い日も練習や試合を行うケースも少なくありません。このような気候・季節での練習時には防寒対策としてピステの利用がおすすめです。この記事では、サッカーの練習着の種類の1つであるピステについて、その概要から利用するメリット、選ぶときのポイントなどについて解説します。寒い日にはどのような練習着を買えばいいのかわからない、という人はぜひ参考にしてみてください。ピステとはピステとは、プラクティスシャツの上から着用できる練習着の1つです。肌寒さを感じる時や雨の日などに防寒対策として活用できるウェアであり、素材はポリエステルを使用しているため動くとシャカシャカと音がする点が特徴です。ピステは、長袖タイプだけでなく夏場の利用におすすめの半袖タイプもあるほか、プラクティスパンツの上から履けるパンツタイプもあります。ピステのメリットピステには様々なメリットがあります。ここでは、具体的なメリットについて解説します。金具がついていないウェアの中にはウィンドブレーカーなどファスナーがついているものもありますがピステにはついていません。金具がついているウェアの場合、ボールが金具に当たると、痛いため練習時の邪魔になる可能性があります。一方で、ピステであれば、金具がついていないため、トラップをしたときなどにボールが金具に当たって痛い思いをする心配がありません。軽くて持ち運びに便利実際に手にとってみるとわかりますが、ピステは非常に軽くたたむと非常にコンパクトになるため、持ち運びやすい点が特徴です。そのため、「今日は雨が降るかも」「練習中に体温調整できるウェアを持っておきたい」といった時にカバンの中にピステを忍ばせておくことができます。ウィンドブレーカーなどの他のウェアだとピステよりもかさんでしまいます。ピステのデメリットメリットの一方で、デメリットも少なからず存在します。どういったものがあるのか解説します。破れやすいピステは生地が薄いため、他の練習着と比べると破れやすくなっています。パンツタイプの場合、スライディングで破れてしまう可能性もあるでしょう。また、キーパーが練習の際に着用するとすぐに破れてしまうかもしれません。そのため購入するときは、敗れる可能性があることを頭の片隅に置いておくといいでしょう。ピステを選ぶときのポイントここでは、ピステを選ぶときのポイントについて解説します。子ども用にピステを購入したいものの、選び方がわからないといった方はぜひ参考にしてみてください。ピステのサイズピステを選ぶときは、サイズに注意してください。ジュニアやキッズ用のピステを購入する場合、成長を考慮して大きいサイズを購入する人もいるかもしれませんが、大きすぎると動きにくくなるためプレーに影響してしまいます。また、ピステは他の練習着の上から重ねて着用する機会が多いため、ジャストサイズだと今度は窮屈に感じてしまいます。そこで、購入するときはジャストサイズよりも少し大きめのサイズを目安に選んでみてください。使用する季節ピステをどの季節に使用するのかによっても選び方が変わってきます。例えば、秋冬や春先、雨の日など寒い季節に使用する場合は、防風機能や保温性を備えているピステがおすすめです。また裏起毛のピステであれば高い保温性が期待できるでしょう。一方で、春や秋など比較的暖かい季節に使用するのであれば、裏地なしのピステがおすすめです。また、夏場など暑い季節ならメッシュ加工が施されているものや半袖タイプを選びましょう。上下セットで購入するピステを上下セットで購入するのも1つの選び方です。ピステは、上下別に購入することもできますが、上下セットで購入すれば、コーディネートが簡単になります。デザインが統一されたおしゃれなピステだと、練習時のモチベーションアップにもつながるかもしれません。まとめ今回は練習着の1つであるピステについて、その概要からメリット・デメリット、選ぶときのポイントについて解説しました。ピステを選ぶときはサイズに注意し、使用する季節を考慮するのがポイントです。今回の内容を参考に、お子さんに合ったピステを選んでみてください。
2021年03月24日サッカーの練習をする際は、練習着を着用するのが一般的です。一方で、練習着と一言で言ってもその種類は様々です。そこでこの記事では主なサッカーの練習着の種類と選び方について解説します。サッカーを始めたばかりのお子さんをお持ちの保護者など、練習着を探している方はぜひ参考にしてみてください。サッカーに欠かせない練習着サッカーの練習は、練習着を着用して行うのが一般的です。遊びや自主練などであればサッカーはどのような服装でも行えますが、チームで練習をする場合などは練習着を用意しましょう。チームによっては指定の練習着があったり、練習試合用のユニフォームの着用を指定していたりするケースもありますが、多くのチームでは、練習着は任意で選択できます。練習着の種類練習着と一言で言っても、その種類は様々です。ここでは、練習時に必要となる主な練習着の種類について解説します。プラクティスシャツプラクティスシャツは、練習の際に着用するトップスのことです。基本的にはユニフォームと同じような肌触りですが、ユニフォームとは違って背番号などは記載されておらずシンプルなデザインとなっています。夏に使用できる半袖タイプはもちろん秋冬などに使える長袖タイプのものもあります。チームの練習頻度にもよりますが、毎日練習があるような場合は3、4枚ほど用意しておくといいでしょう。プラクティスパンツプラクティスパンツは、練習用のハーフパンツのことです。伸縮性や耐久性に優れているものが多いため、下半身の動きを邪魔することなく高い強度のプレーが行えます。商品によってはプラクティスシャツと上下セットで販売しているものもあるため、セットで購入しておくと便利です。ソックスサッカーのソックスは、すね当てを着用する関係からロングタイプを着用するのが一般的です。プロ選手などの中にはショートソックスを履いて練習しているケースも見られますが、足元の安全を守るためにも、ロングソックスを購入してください。また近年では、滑り止め機能がついた高機能ソックスも販売されています。プレミアリーグなどをはじめとする欧州のプロサッカー選手が履いていることで知られるトゥルーソックスなど高機能ソックス着用すれば、スパイク内でソックスがずれにくくなるため、プレーの際にしっかりと踏ん張ることができます。滑り止め機能がついた高機能ソックスはいろんなメーカーから発売されています。スパイクの中でソックスがずれてしまう、と言った場合はこちらの購入を検討してみるといいでしょう。アンダーウェアアンダーウェアとは、プラクティスシャツの下に着用するインナーのことです。プラクティスシャツ自体は、体の上からそのまま着用しても構いませんが、アンダーウェアを着用することで、練習時の快適さがアップします。例えば、夏用のアンダーウェアなら吸汗速乾性能を備えているものが多いため、汗をかいてもすぐに乾き、不快感を感じることは少なくなるでしょう。また、冬用のアンダーウェアは、保温性能を備えているものが多く、温度低下を軽減してくれます。ピステピステは、プラクティスシャツやアンダーウェアの上から被って着用できるアウターのことです。寒い日の練習や雨の日などに着用するのが一般的です。ピステはウィンドブレーカーと似ていますが、ファスナーがついていないため、プレー中にボールがファスナーにあったって痛い思いをすることがありません。また、非常に軽くコンパクトにたためるため、持ち運びしやすいのも特徴です。サッカーの練習着の選び方練習着は自由に選んでも問題ありませんが、いくつかのポイントを押さえておくことで、より効率よく練習着が選べます。ここでは、具体的な選び方のポイントについて解説します。機能性から選ぶ練習着によっては、様々な機能を備えているため、機能性から選ぶことができます。例えば、吸湿性や速乾性、通気性などを備えている練習着であれば、快適な状態で練習に取り組めるでしょう。逆に特に機能を備えていない練習着を着用すると、汗を吸い込んだままなかなか乾かず、シャツが体にくっつき不快な状態で練習することになるでしょう。機能性は練習の質にも少なからず影響するため、ぜひチェックしてみてください。動きやすさ練習着を選ぶときは、動きやすさは重要なポイントとなります。ジュニア世代やキッズ世代の練習着を購入する場合、「すぐに成長するから少し大きめのものを!」と考えるかもしれませんが、大きすぎると動きにくくなるため、練習に支障が出る恐れがあります。そのため、練習着を選ぶときは動きやすさを考慮してジャストサイズを選ぶようにしましょう。ただし、ピステに関しては重ね着をすることになるため、少し大きめのサイズを選ぶことをお勧めします。デザインやブランド自分の好きなデザインやブランドの練習着を購入するのも1つの方法です。アディダスやナイキと言った定番ブランドから、近年ではスボルメやアスレタといった新興ブランドも人気を集めています。自分の好きな練習着を着れば練習時のモチベーションもアップするでしょう。まとめ今回は、サッカーの練習着の種類と選び方について解説しました。練習着の種類は様々ですが、プラクティスシャツ・パンツ、ソックスは最低限必要となります。また、冬場の練習はピステを用意するなど防寒対策も忘れてはいけません。ぜひ今回の内容を参考に練習着を選んでみてください。
2021年03月21日