赤ちゃんがひとりで寝られるようにご、夫婦2人で工夫した体験談を紹介しています。便利なグッズにも頼りながら、赤ちゃんがひとりで寝ることが可能となった方法を伝えています。 妊娠前から「ママじゃないと嫌~!」と寝る前に叫ぶ甥っ子たちを見続け、わが子には添い寝での寝かしつけをどうしても避けたかった私。赤ちゃんが自分で寝てくれたらママの時間が確保できる!と産後夫婦2人でいろいろ試した結果、生後8カ月になるころ、ベッドに「ポン」と寝かせるとスッと寝てくれるようになりました。どんな方法で寝るようにしたのか、ご紹介します。 産後から始める! 赤ちゃんと別室他国では当たり前のように習慣とされている、「赤ちゃんとは別室で寝ること」。赤ちゃんが自分で寝てくれることを目指していた私は、お産直後は赤ちゃんが心配だったので産後2カ月から始めました。同時に、赤ちゃんが寝ている間は異常がないか、ベビーモニターを使用して安全を確認し、私は念のため隣の部屋で、赤ちゃんの気配がわかるように少しドアを開けて寝るようにしました。 そして、別室にした最初の夜から、物音がなくぐっすり眠れるのか、同室で寝ていたころよりも赤ちゃんが長く寝てくれるようになったのです。私自身も赤ちゃんから離れることで張りつめていた緊張感がほぐれ、深く眠れるようになりました。 使える! 寝る前の儀式別室を始めて長く寝てくれるようにはなったのですが、寝る前はお乳をあげても抱っこしてもぐずって泣き続け、なかなか寝ついてくれない日が続きました。そんなとき、義母が「寝る前に毎日使ってみて」と亀の形をした赤ちゃん用オルゴールをくれました。 オルゴールには癒やし系の音楽と波の音のボタンがあり、小さな明かりもつきます。これを毎日寝る前に使用しました。すると、泣いていた赤ちゃんが「あれ? なんだろう?」と泣き止み、オルゴールを聴いているうちに寝入ってしまったのです! 使用開始から1カ月後には、音楽が鳴り始めるともう目がトロ~ンとしてそのまま寝てくれるようになりました。 必要だったんだ! パパの寝かしつけ寝かしつけ訓練を開始して慣れてきた生後6か月ころ、「あ~、これで赤ちゃんが寝たあとに家事や仕事ができる!」と思っていた矢先、私自身が体調を崩して2週間ほど寝込んでしまいました。そのため、赤ちゃんをベッドに寝かせるのはパパの役目に。すると、ママのにおいがしないせいなのか、いつものオルゴールでも寝てくれずギャン泣き。 このとき、「ママが赤ちゃんをベッドに寝かせるのも儀式の1つだったんだ!」と、パパによる寝かしつけも必要だったことに気づきました。今では毎晩パパが赤ちゃんをベッドまで連れていき、少し2人で遊んでから寝かしつけることが習慣となっています。私はその間、洗い物や片づけをすることができ、自分の時間を作ることができています。 産後でも「夫婦の時間を大切にしたい。自分の時間を1時間でも確保したい」と思っていた私にとって、赤ちゃんの寝かしつけは1つの課題でした。でも、周りの助けや便利なグッズに頼りながら習慣にしていくことで、赤ちゃんもママである私もストレスなく時間がつくれるようになるのだと改めて思いました。 イラスト/ののぱ監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2021年10月14日保育士の中田馨さんが、低月齢の赤ちゃんがまとめて寝てくれないときにできることをお話ししてくれました。赤ちゃんの寝ている環境の見直しや生活音への慣れさせ方などまとめて解説!こんにちは、保育士の中田馨です。低月齢の赤ちゃんを持つママのお悩みのなかでよくあるのが、「赤ちゃんがまとめて寝てくれない」ということ。やっと布団に寝かせてひと息ついたのに小さな物音で起きてしまったということはよくある話です。保育園でも、特に入園したての赤ちゃんにそういった傾向があります。 できれば、一度寝たらまとめて寝てほしいと思いますよね。今回は、低月齢の赤ちゃんがまとめて寝てくれないときにできるアプローチ方法を話します。 低月齢の赤ちゃんの睡眠まず知っておいてほしいことは、生まれたての赤ちゃんはまとめては寝てくれないということ。このころの赤ちゃんの睡眠時間は一定ではありません。昼夜の区別もついていないので、赤ちゃんが寝ている時間は昼間でもママも寝ると決めるなど、ママは育児に専念することが大切です。 生後1カ月ごろになると、昼間起きている時間が長くなりますが、まだ昼夜の区別はついていません。生後2カ月ごろに少しずつですが昼夜の区別がつき始め、夜にまとめて寝ることができるようになります。生後3~5カ月ごろになると昼夜の区別がつき、生活リズムが整い始め、寝る時間・起きる時間が一定になってきます。赤ちゃんの個性によって違いはありますが、このように低月齢の赤ちゃんは、寝たり起きたりを繰り返し、成長するにつれ徐々に続けて眠るようになります。 赤ちゃんの寝ている環境を見直してみる赤ちゃんが寝ているときの環境を見直してみましょう。まずは室温です。生まれたての赤ちゃんの体温は36.5~37.5度くらいですが、外気温の影響を受けやすく体温調節が未発達です。基本的にママが過ごしやすい温度でOKですが、温度でいうと25度前後に設定します。温度計は赤ちゃんの足元など、赤ちゃんに近い場所に置きましょう。 次に赤ちゃんを観察します。赤ちゃんが頭や背中に汗をかいている場合は暑いときです。衣服や寝具の確認もしましょう。分厚くないか、薄すぎないかを確認して、季節により入れ替えをします。赤ちゃんによっても、暑がりな子も寒がりな子もいますので、自分の子がどのタイプかを確かめてみましょう。 生活音などにも慣れさせていく赤ちゃんが物音で起きてしまうと、どうしても物音を立てないように生活をしてしまいがちです。「赤ちゃんが寝たら物音を立てない」という生活をしていたら、ママもパパもストレスが溜まってしまいます。そこで、徐々に生活音に慣れさせていきましょう。 まずは起きている時間に、ママやパパの話し声、ママが料理しているときの音、窓を開けたときの外の音、音楽やラジオの音など生活音を聞かせてあげます。寝ているときは、わざわざ大きな音を出すことはありませんが、普段と変わりなく生活をします。赤ちゃんが起きているときも寝ているときも、もし物音でビクッとしたら「大丈夫だよ」ということをわかってもらうために、やさしく背中などをトントンしてあげます。 寝ているときはそのまま再度寝かしつけましょう。それを繰り返しているうちに、赤ちゃんは集中してまとめて寝てくれるようになります。また、起きてしまったときに「ああ、起きちゃったのね」と目を覚まさせてしまうのではなく、もう一度寝かしつけることが集中して寝てくれることにもつながります。 起きているときにスキンシップを取り入れる赤ちゃんが起きている時間にスキンシップを取り入れ、十分に遊んで赤ちゃんを疲れさせることも集中して寝ることには重要なこと。赤ちゃんの顔やほっぺをツンツンとやさしく触れたり、手のひらをおなかや背中にふわりと当てたりなどのマッサージをするのも効果的。赤ちゃんが気持ちいい表情をする体の部位を、やさしく触ってあげましょう。 赤ちゃんが「気持ちいい」という表情をする体の部位は、寝かしつけや一度起きたときに触ることで入眠してくれます。このように、普段のスキンシップから赤ちゃんの安心する場所を探しておくと寝かしつけ時に役立ちます。ガラガラなどのおもちゃを使って、正面から左右にゆっくり動かし、目で追わせる「追視」をしながら遊ぶのもOK。 また、うつぶせ遊びも取り入れていきましょう。新生児のころは寝転んでいるママのおなかの上にうつぶせになり一緒にごろごろ遊びをします。生後1~2カ月ごろになったら、布団の上でうつぶせにします。最初は頭が上がらないのは当たり前ですので、頭を横にして息ができる体勢にしてください。嫌がったら10秒でおしまい。徐々に時間を増やしているうちに、自分で頭を上げてみようとする姿も見られてきます。うつぶせ遊びは、赤ちゃんにとってかなり疲れる遊びです。いっぱい遊んでしっかり寝てもらいましょう。うつぶせのときに寝てしまったら、そのままにはせずあお向けにして寝かせてください。 今回紹介した方法は、集中して寝られない赤ちゃん向けに、保育所で実践していることです。すべて始めるのは難しいですが、できることからスタートしてみてください。 イラスト/マメ美 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年10月13日イヤイヤ期が始まっていたことに気づかず、感情の起伏が激しくなるお子さんを怒ってばかりいたママ。同い年の子を持つ妹さんへ相談したことでイヤイヤ期を理解し、お子さんの接し方を学んだという体験談です。 1歳3カ月を過ぎた息子が、急に怒り出したり泣いたりする毎日に戸惑う私。「おとなしかった息子がなぜこんなに変わるの!?」。イヤイヤ期がこんなにも早く訪れるだなんて予想もしていなく、気づけば息子に怒ってばかりでした。怒ることに疲れ悩んだ私が妹に相談すると……。そんな私の体験談です。 あれ? なんでこんなに怒るの?1歳3カ月を過ぎるころ、今までおとなしくいつも穏やかに過ごしていた息子が「おむつを替えるとき、急に顔を真っ赤にして怒り出す」「食べたくない物を口に持っていくと低い声でう゛~と私をにらむ」「今まで機嫌よく遊んでいたのに急に怒って泣き出す」ようになったのです。 180度変わってしまった息子の態度に、私たち夫婦はびっくりして「え? なんなの? なんでこんなにすぐ怒るの?」と戸惑い始めました。 訳もわからず怒る毎日…息子がなんでこんなに感情の起伏が激しく、全身を使って怒っているのかまったくわかりませんでした。そこで「一個一個説明して注意していかないとわがままになる」と思った私は、おむつ替えを嫌がって足をバタバタするときは「○○! おむつが替えられないでしょ!」と足を押さえ、食べ物をポイッと捨てたときは「食べ物は捨てちゃダメ!」など気づけば毎日ずっと怒っていました。 しかし、だんだん怒っている自分が嫌になって、怒られたあとに機嫌がよくなって笑っている息子の顔をみると「怒ってばっかりでごめんね」と後悔するように。 自我の芽生えだったんだ!息子の感情の変化が日々強くなるにつれ、「どうやって対応したらいいんだろう」と悩むようになり、同い年の子どもを持つ妹に相談しました。すると「うちなんかもっと早くにイヤイヤ期に入ったよ! それは自我が出ている証拠。成長だから見守ってあげて」と。 イヤイヤ期は2歳くらいからだと勝手に思い込んでた私は、子どもの成長はそれぞれ個人差があることに気づき、息子に怒ってばかりの態度を改めて反省しました。 イヤイヤ期だと知った今では、危ないことをしたら注意しますが、何か嫌で怒って泣き叫んでいるときは静かに見守り、気を紛らせたり落ち着くまで泣かせてみたりなど対応しています。子どもの成長は本当に個人差があるので、息子のペースを見守りながら受け止めて、できるだけ怒らずに子育てしていけたらと思っています。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2021年10月13日今回はママのひとり時間の作り方についてです。「程よく息抜きをして自分なりにリフレッシュすることで子どもへの接し方も変わった!」と言うママの体験談を紹介しています。 赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 以前は、子どもが起きているとどうしても家事が思うようにできず、子どものお昼寝中に家事を進めていました。夜もよく子どもと一緒に寝てしまい、自分の時間がまったく取れない状態に……。今回は私のひとり時間の作り方についてご紹介します。 ひとり時間の大切さ夫が転勤族で、さらに自分と夫の実家は遠方のため、私は主にワンオペ育児をしています。夫の仕事が忙しいときには休日出勤もあり、なかなか協力が得られないことも……。 そんなとき、ひとり時間や自分が好きなことをする時間がないと、次第にイライラが募り子どもを怒鳴ってしまったり、自分に余裕がなくなったりすることもあります。 しかし自分なりに工夫して、子どものお昼寝中におこなっていた家事をやめ、自分の自由時間にしました。そうすると子どもに対してやさしく接することができ、私自身もかなりリフレッシュになりました。 家事が残っていたとしても後回し子どものお昼寝中を自分の時間に変えてからは、どんなに家事が溜まっていても、絶対にひとり時間を確保するように心がけました。私には家事を完璧にこなすことを諦めてでも、ひとり時間は大切だと感じたのです。 おかげでどんなに子どもがぐずったときや、イヤイヤがひどくて心が折れそうなときでも、1日の途中に休憩時間があると思うと、頑張ろうという気持ちになりました。 メリットばかりひとり時間を確保してからは、私の好きなセルフネイルや自分磨き、漫画を読むことができるようになり、本当に毎日が楽しくなりました。子どもがお昼寝をしているたった数時間でも、ひとり時間が毎日あるとリフレッシュになります。「ママになっても自分に時間をかけていいんだ」と思えるように。 毎日「今日は何しよう?」と考えるのも、楽しみの1つ。ひとり時間があるおかげで家事もテキパキでき、とてもはかどります。時間を有効的に活用できることで、より満足感や幸福感が得られるようになりました。 子どもが生まれたばかりのころは、なかなか自分の時間が取れなかった私。「工夫次第で時間は確保できる」と自分の発想を変えると、案外うまくいくことに気づかされました。柔軟に考えられるようになったことで、「育児中でもいろいろなことができる」という自信にもなり、育児と家事、自分時間とメリハリのある生活が過ごせ、毎日がとても楽しいです。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:渡辺ひかり1歳男児の母。結婚を機に退職。パートナーの転勤で現在は慣れない土地で子育てに奮闘中。自身の体験をもとに出産・育児などのテーマを中心に執筆中。
2021年10月12日娘が生後10カ月のころ、添い寝での寝かしつけに時間がかかることに悩んでいました。かかりつけの小児科医に相談したところ、子どもがひとりで眠れるようになるネントレをすることをすすめられました。ネントレに挑戦した体験談と、体験を通じて感じたことをご紹介します。 子どもをひとりで寝かせるのがアメリカ流アメリカで1歳の娘を育てています。添い寝での寝かしつけに時間がかかることを、健診のタイミングでかかりつけの小児科医に相談しました。医師によると、添い寝はやめて、子ども部屋を用意してひとりで寝かせる練習を早めに始めたほうがよい、親と子どもの寝室を分けるのは遅くなればなるほど難しくなるとのこと。 さすが子どもが小さいころから親子の寝室を分けることで有名なアメリカだと思い、医師のアドバイスに従いネントレを始めてみることにしました。 ネントレ開始!娘のギャン泣きがつらい…子ども部屋の準備を整えて、いざネントレを開始した初日。娘が目をこすり始めて眠くなったタイミングを見計らい、子ども部屋のベッドに連れていき、おやすみを言って部屋から出ました。今まで隣でいっしょに寝ていた母親がいないことが寂しく動揺した娘は、予想通りのギャン泣き。 5分経っても泣き止まなければ娘の部屋に行き、ここにいるよと声をかけてあげるけれど抱き上げることはしませんでした。そしてまた、おやすみを言って部屋から出るということを30分ほど繰り返し、泣き疲れた娘はやっと就寝。 娘が泣いているのを部屋の外で聞いているのは想像以上につらく、心が引きちぎられるような思いでした。 添い寝を続けたい自分の気持ちに気づくネントレを続けて10日経っても娘のギャン泣きは続き、就寝までにかかる時間が短くなることもありませんでした。夫とも話し合った結果、私はネントレを中止することにしました。理由は、ひとりが寂しくて泣いている娘の泣き声に耐えられず、これなら添い寝での寝かしつけのほうがずっとラクだと感じたことと、私自身が娘と寝室を分けることをまだ望んでいないということに気づいたためです。 時間がかかることに悩んでいると思っていた添い寝での寝かしつけですが、実のところ娘の寝顔を見たり寝息を聞いたり、一緒に寝落ちしてしまったりといったことに幸せを感じている自分の本当の気持ちにも気づきました。 寝かしつけがラクになるとも言われるネントレですが、わが家の場合はネントレをおこなわないほうがラクということがわかりました。多少寝かしつけに時間がかかっても、親子が近い距離で過ごせる日々を楽しみたいと感じている自分の本音に気づくきっかけとなった、私のネントレ体験談でした。 監修/助産師REIKOイラスト/おもち著者:玉木理恵1歳の女の子の母。アメリカ在住。翻訳家・ライターとして活動中。
2021年10月11日私は3児の母です。子育ての中で私自身が1番大変で、毎日のように怒鳴ったり泣いたりが多かった時期は、長男が5歳、次男が2歳のイヤイヤ期でした。世間では、「魔の2歳」「5歳児の反抗期」と呼ばれていますが、そう言われているだけのことはあると実感できたほどつらかったです。それを乗り越えられたきっかけや大変だったことについてご紹介します。 兄弟喧嘩の対応でつらかったこと息子たちはヒーローものが好きで、兄弟で遊ぶときは戦いごっごをよくしていました。喧嘩になる原因は、変身するおもちゃの奪い合い。長男は順番や貸し借りが守れますが、次男はうまくできず、待てない次男が長男を叩いたり、長男の「貸して」に次男は貸せなかったりして、私も「譲ってあげなさい」と長男を叱ることが増えていきました。 そんな日々が続いて、長男は次男におもちゃを貸さずおもちゃをぶつけるように……。さらに、次男もまねしておもちゃを投げるようになり、私はまた怒る……。そういった負の連鎖が続いて育児がつらく感じていたとき、長男は怒る私に対して「ママなんか嫌いっ!」 っと言ったのです。そのひと言で、もっとつらくなりました。 育児のつらい想いを私の母と姉に相談育児がつらいことばかりで楽しいと思えなかった日が続く中、私も精神的につらくなって母や育児中の姉に相談。母からは、長男をしっかり見守ってあげなさいとアドバイス。姉からは、男の子の意地はたててあげたほうがいいよとのことでした。 私は長男ばかりに怒ることが多かったので、母と姉のアドバイスは胸にささりました。兄弟が仲良くいられるためには、長男の次男に対する関わり方を叱るのではなくて、私が長男に対しての関わり方を変えることが必要なんだと気づかされました。 長男・次男との関わり方で工夫したこと物の取り合いになったり、遊びから喧嘩に発展したりしたとき、長男に怒ることが多かったので、叱り方から変えようと思いました。叱るときは、私と子どもたちと座って向かい合い、なぜ喧嘩になってしまったのかを話し合うように。 すると、長男なりの理由がそこにはあることを知り、「これは長男の思いをたてるとき」と感じた場合には、次男に我慢してもらう声かけをするように工夫しました。 また、喧嘩を止めるのに怒鳴り声をあげていましたが、「もうそろそろやめないとママ本気で怒るよ」 とやさしく、それでもダメなときは「あ~ママもうカンカンだな、ママ、鬼になるかな~」 と強めな声で叱るようにしました。 関わり方を工夫してよかったこと子どもたちに段階をつけて私が怒っていることを伝えると、いきなり怒鳴るよりお互いに喧嘩をやめようとしていくのがわかり、効果あるかも!と感じました。 一旦、私も子どもたちも冷静になって話すことで、長男・次男の言い分をお互いに知り、仲介役として私が入ることで、穏やかに解決法を見つけられるように。長男の思いをたててあげることで、おもちゃを投げるという行為も少なくなりました。 私は育児において、子どもたちに言うことを聞かせるという関わり方をしてきたように思います。次男が長男と同じように遊べるようになって初めて、私自身の関わり方を変えないと何も変わってはいかないということに気が付くことができました。これからも子どもの年齢に応じて関わり方を工夫していこうと思っています。 イラスト/塩り監修/助産師 REIKO著者:古谷きょうこ2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。
2021年10月11日もうすぐ2歳になる息子が、保育園から足に歯形をつけて帰ってきました。お迎えのときに先生から状況説明と、謝罪の言葉をいただきましたが、わかってはいても親としては心苦しくなるもの。年長児の娘も遊んでいて、お友だちとぶつかったりすることが多いです。保育園での子ども同士のケンカやケガについての体験談をお話しします。言葉がまだうまく話せないクラスのケンカわが家は今、4人きょうだいの下2人が保育園に通っています。下の子はもうすぐ2歳になりますが、まだ言いたいことを言葉にすることができません。周りの子も同じなので、オモチャや場所の取り合いをすると、どうしても手が出てしまいます。小さい子は特に噛みついてしまうことも。ある日、お迎えに行くと先生が「すみません」と状況説明をしてくれました。 申し訳なさそうに先生が謝罪まずは息子の足に歯形がついていること、ケンカが始まっていたことはわかっていて止めようとしたら、その前にお友だちに噛みつかれてしまったということでした。「すみません。間に合いませんでした……」と申し訳なさそうにする担任の先生と主任の先生。私は「子どものすることなので仕方ないです。たぶん大丈夫です。」と言い、帰りました。 くっきりとついた歯形。以前にはおでこをぶつけて青あざをつけて帰ってくることもありました。でも「誰がしたんですか? 」とは聞かないし、先生もあえて名前は言いません。きっとうちの子も何かしらやってるかもしれないと思うと、お互いさまかな?と思うからです。 年長児クラスでのトラブル対応数日前には、年長児の娘がお友だちと鬼ごっこをしていて、顔同士をぶつけたと話がありました。「ちゃんと見て走らないとぶつかったりして危ないからね! 」と先生から注意されたあとにぶつかってしまい、2人とも気まずそうにしていたそうです。その後は、お互いを心配し仲直りしていたとのこと。先生はぶつけたところを冷やし、両方の親に状況の説明をしてくれました。名前も教えてくれたので、すぐに親同士でも謝ることができました。話のできる年長児には年長児なりの対応をしてくださるので、親もすぐに対応でき助かります。 保育園でのケンカは集団生活のなかで学んでいくものなので、子どもの成長にも必要なものだと思います。だた、そのときの先生の対応によって、親の受け取り方が違ってくるのかもしれないなと思った出来事でした。私は子どもがケンカしても、人にケガだけはさせないでほしいと思っていますし、特に話せない時期のケンカは、保育園の先生も大変なのは重々承知しています。とはいえ、親としてはケガがなるべくしないようにと願うばかりです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように!監修/助産師REIKO著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年10月08日子どもたちが同い年のママ友。ママ友と私も同世代です。ママ友には娘、私には息子がいます。家が近いので、よくお互いの家で遊んでいました。しかし、子どもたちが2歳になるころ、いつものようにわが家で遊んでいたときに起きたことがきっかけで、ママ友との価値観の違いが浮き彫りになりました。「男の子だからもっと怒るべきよ!」あるとき子どもたちが遊んでいると、息子がママ友の娘を「わぁ!」と驚かせるしぐさをしました。息子は遊びのつもりですが、ママ友の娘は嫌だった様子。私が息子へ「ビックリするよ。もうしないでね」と穏やかに伝えました。するとママ友が、「なんで厳しく怒らないの? 男の子だからもっと怒るべきよ!」と言いました。 私はママ友とママ友の娘に謝罪しましたが、その後はなんとなく気まずい空気に。私は普段、お友だちに怪我をさせそうな行為などは厳しく叱っています。しかし、今回は注意すべきと思ったものの、厳しく叱るまではないと思ったので、ママ友との価値観の違いを感じました。 女の子はおとなしく、男の子はヤンチャ?その日のママ友はこんなことも言っていました。「○○くん(私の息子)はかなりヤンチャだよね。やっぱり男の子だからかな。うちは女の子でよかったと思うわ〜」私は男女関係なく、おとなしいこともヤンチャなことも個性だと思っています。 また子どもの「ヤンチャ」は、元気いっぱいで長所とさえ思います。このママ友の発言は価値観の違いを明確にさせられるものでした。そしてこの日以来、そのママ友と自然と会わなくなりました。 ママ友に2人目が生まれて…2年後、ママ友には2人目の女の子が生まれました。ママ友とは距離をおいていましたが、2人目が生まれて数カ月後、久しぶりに会う機会がありました。ママ友は2人目の子が「女の子なのに落ち着きがない! なんでだと思う!?」と私に相談してきたのです。「女の子=おとなしい」というママ友の価値観が崩れてパニックになっていたのでしょう。 私は「男の子だから、女の子なのに、ということで何でも決めつけないほうがいいよ。元気なのはいいことじゃない?」と娘さんは元気ハツラツで素敵な子に育っていると思うことを伝えました。私の考えを聞いたママ友は、最初こそ「でも女の子はおとなしいものじゃないの?」と言っていましたが、目の前で動き回る自分の子を見て少しだけ納得した様子。「確かにうちの子、おとなしくはなさそうだものね」と現実を受け入れているようにも見えました。 久しぶりの再会で私の考えを伝えることができ、ママ友にも私の言葉が少し響いた様子。今は「男の子だから」「女の子なのに」と言う頻度が減ったように思います。そういったこともあり、最近またよく遊ぶようになりました。私の価値観も誰かからすれば間違ったものかもしれません。私自身も価値観を狭めないよう意識して子育てしていこうと思っています。 著者:海原えめ3歳の男の子を育てるアラフォー母。幼児食インストラクターの資格を保有。育児において食生活を大切にすることを重視している。
2021年10月04日沐浴中の赤ちゃんって気持ちが良さそうな表情をしますよね! その表情が楽しみだというママやパパも多いようです。今回はそんな赤ちゃんの沐浴写真が大集合! ちょっとユニークで気持ち良さそ~な表情がたまらない写真の数々を集めました♪ママをじっと見つめておちょぼ口♡撮影/mitsuさん(@mittuco) 生後21日目の沐浴タイムにパシャリ。沐浴中の赤ちゃんによく見られる、口をすぼめたこの表情! やっぱりたまらなくかわいい~♡ 極楽すぎて五郎丸ポーズ!?撮影/はるぴい。さん(@harusuke66) 里帰り中、じいじに沐浴をしてもらっているときに、自然と手がこの形になっていたそう! 何だかあの“五郎丸ポーズ”みたい……!? 気持ち良すぎてチュー顔に!?撮影/meguさん(@megu7700) こんなかわいいチュー顔を見せてくれた赤ちゃんも♡「沐浴中はいつも大人しくて助かった!」とママ。たしかにとってもリラックスしてますね! パパ、初めての沐浴。撮影/einbahnstrasse815さん(@einbahnstrasse815) 赤ちゃんの頭をしっかり支えて……と初めての沐浴に奮闘するパパ。頑張れ~!! ぐにゅっと曲がっちゃったお口がこれまたかわいい♪ 「う~ん、たまりませんなぁ♡」撮影/non.n.168さん(@non.n.168) お風呂が大好きだという赤ちゃん。表情から気持ちが良いってことが伝わってきますね~! この表情にママも「これこれ♡」とたまらない様子♪ 天使? それとも神様!?撮影/HAPPYさん(@rh__0502) 真っ白なガーゼをまとった姿が天使みたい! と編集部でも話題に♡「大きくなったら温泉行こうね♡」とママ。温泉好きになりそうな予感がしますね! 以上、気持ち良さそ~な表情の赤ちゃんの沐浴写真を紹介しました! こんな表情をしてくれるなら、沐浴の時間が待ち遠しくなっちゃうかも。とってもかわいくて癒されました♡「うちの子は沐浴中にこんな表情をするよ~!」という方はベビーカレンダーのフォトコーナー『みんなの成長アルバム』まで♪
2021年10月04日現在6歳になる息子が2歳のときのことです。息子は内服が極端に苦手で、いろいろと試しても克服できずにいました。ある日、生まれたときからお世話になっている小児科医にそのことを説明したのですが、まさかの返答。今までの努力や本当につらい状況を理解してもらえず、悲しくなってしまった体験談です。内服がとにかく苦手な息子味覚がとても敏感な息子。大人にはわからないような変化にも反応します。完熟を少し過ぎたバナナや加熱しすぎたお肉などは口にしません。好き嫌いが多いというより、苦手な味付けがあるようです。 一番大変なのは内服。粉を練って小さくしても、アイスに混ぜてもだめです。「うぇっ」となってしまい、ひどいときには吐いてしまいます。風邪で薬を処方されたときは何とか飲ませようと必死に努力しましたが、どれも失敗。風邪の症状に加えて内服の苦痛が強く、息子がかわいそうでした。 小児科医のひと言が…ある日発熱があり、かかりつけの小児科を受診。風邪とのことでした。「解熱剤は坐薬でいただけないでしょうか? 薬を飲むのがどうしても苦手で……吐いてしまうこともあるので」とお願いすると、「アイスに混ぜたりしていますか? 2歳で飲めないというのは問題ですよ。ちゃんと練習しないと。お母さんがしっかりしないと、もっと重い病気になったときにお子さんが苦労することになりますよ」と先生。 今までさまざまな努力をしてきたこと、どうしてもうまく飲めないことを説明しましたが、理解してもらえませんでした。 息子や私が悪い?できないものはできない結局、粉薬が処方されました。先生の言うことは理解できますが、薬が飲めないのは甘えだと言われたようで、とても悲しい気持ちになりました。風邪で熱があって食欲もないなか、どうしても薬を飲んでくれない息子に飲ませる大変さを少しでもわかってほしかったです。 泣いて嫌がる息子の口を無理やり開けて薬を入れても、「うぇっ」と出してしまいます。ひどいときには食べ物も吐いてしまい、むしろ体力を奪っているのではないかとすら思う状態。練習しろと言われてもその方法がわかりませんでした。ただ途方に暮れながら家路につきました。 その後も息子が4歳になるまで、内服はとにかく大変でした。効果的な方法が見つからず、風邪を引くたびにとてもつらい日々を過ごしました。何とか乗り越えられたのは、年に2回ほどしか風邪を引かなかったからです。4歳を過ぎると少しずつ飲めるようになり、6歳の今では問題なく飲めるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師REIKO著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
2021年10月03日「○○くんがぼくのことをぶつの」。幼稚園に通う5歳の息子がある日ぽつりと言ったひと言に、私は少なからず動揺してしまいました。上の娘のときは一度も聞かなかったトラブルなので、親としてどう対応すればよいのか悩んでしまった体験談です。「たたかいごっこ」との違いは?息子が出してきたお友だちの名前は、それまでにも何度か家での会話で耳にしていました。たいていは楽しく遊んだ、という内容だったのですが今回は違う様子。たたかいごっこをしていると、最近は一方的に自分ばかりぶたれる、というのです。 相手は体格のよい男の子で、口も達者な一方、息子は小柄で赤ちゃんぽさが抜けていません。果たして対等に遊べるのかな?とこれまでも疑問には思っていました。 担任の先生にはどう話す?息子は私に話して気がすんだのか、それ以降思い悩む様子も登園をしぶることもありませんでした。「心配ないかな?」と思っていたある日、同じクラスの男の子ママから「うちの子が、息子くんがよくぶたれているって言ってたのだけど、大丈夫?」と声をかけられたのです。いずれにしても子どもの話なのですべてを真に受けるわけにはいかないものの、一度担任の先生に相談する必要があると感じました。 「わが子がぶたれている」ということではなく、「最近男の子同士でたたかいごっこをしているようですが、園ではどのように指導されているのか教えていただきたい」というニュアンスで連絡帳に書きました。 「いやだ、やめて!」と「ごめんなさい」先生からは「実際に手や足が当たらないように気をつける」「万が一あたったら謝る」「行き過ぎだと教員が感じたら止めに入る」という、納得のいくお返事がありました。私自身も、「たたかいごっこ」そのものがダメだとは思っていません。ただあくまで「遊び」であって、そこには守るべきルールがあることを息子には話しました。 まず自分が傷つけてしまったら、「ごめんなさい」と言う。そして自分が嫌な思いをしたら、毅然と「いやだ、やめて!」と大きな声で伝える。そういったことを息子には言い聞かせたのです。 その後も「たたかいごっこ」の遊びは続いたようですが、一方的に嫌な思いをすることはなくなったようです。たくさんの子どもたちが関わりをもつ園では、誰しもが加害者にも被害者にもなりうることを肝に命じました。楽しく遊ぶためにはルールがあり、それはみんなで守らなければいけないものだということを息子には理解してほしいと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:川木みさ7歳差の1男1女を子育て中。英検1級、児童英語指導者TEYL取得。海外サイトの翻訳や子育て体験談の執筆活動中。
2021年10月03日笑っているときは天使のようにかわいい娘。ところが泣き止まない時間が長くなれば長くなるほど、結構なストレスが溜まっている自分に気が付きました。「おむつが濡れた」「たそがれ泣き」というように泣いている理由がわかっているときはともかく、原因に心当たりがない状況で、泣き止まない娘と2人で過ごす時間の孤独は相当のものでした。泣き止ませる方法として、わが家で効果的だったちょっとユニークな方法をお話しします。泣いている理由がわからない泣き始めてもおむつを替えたり授乳をしたりすると、満足しておとなしく眠っていた娘。ところが、生後3カ月ごろ「何をしても泣き止まないとき」がありました。それまでおこなっていたおむつ替えや授乳ではまったく効果がなく、抱っこをしても、歌を歌っても、背中をトントンしても、服を着せても脱がせても、とにかくネットで検索して出てくることすべてを試してもまったく泣き止まないのです。 泣いている娘を抱いたまま私が泣きたくなる日も多かったです。助産師さんに相談したところ「自分でもどうして泣いているのかわかっていない赤ちゃんもいるから深く考えすぎないで」と言われたものの、泣き止まない娘を前にストレスがなくなるわけではありませんでした。 泣いている様子を撮ってみることに気持ちがラクになったきっかけは、「泣いている顔もかわいいわね」という義母のひと言でした。冷静に考えてみると、顔を真っ赤っかにして口を大きく開けて泣いているのも赤ちゃんのころの今しか見られない顔だと納得。そして何をしても泣き止まない日に、カメラで撮ってみることにしました。 すると、スマホ越しに見る娘の泣き顔は思いのほかかわいく、大絶叫で泣いている姿は生命力にあふれていたのです。そして何より、生後5カ月を迎えたころ泣いている顔を撮ろうとすると、不思議とスマホのカメラを見るや否や娘が不思議そうな顔をして泣き止んだことさえありました。 泣いている理由が特にないときは、他のものに興味をひかせると泣くことを忘れるようです。娘が寝たあと、フォルダに並んだ号泣写真を見て自分をねぎらいながら眠る日もありました。 泣いている写真や動画が大切な思い出に 久しぶりに新生児のころの動画を見返して気が付いたことがあります。それは、思った以上に泣き声が違ったことでした。当時は困惑した私ですが、今見ると「ふにゃぁふにゃぁ」、そして時期を追うごとにはっきりとした泣き声に変わっていきました。 ムービーを撮ろうとすると、意外と子どもが泣き始めたタイミングで慌ててムービーを止めてしまうことが多く、泣き声を記録したデータはあまりありませんでした。ありったけの泣き止ませる方法を試してお手上げのつもりで撮影していた写真や動画が、今となっては貴重な娘の姿を記録した思い出になっています。 赤ちゃんを泣き止ませることの積み重ねで、母と子の絆は深まっていくと産婦人科で教わりましたが、あまりに泣き止まないので私のメンタルも限界でした。スマホで動画や写真を撮っているうちに、少し気持ちがラクになった生後半年の今。育児記録の1つとして泣き顔さえも良い思い出になるように、日々娘と向き合っていこうと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:こさい れい0歳女児の母。元テレビ番組ディレクター。フランスで育った自身の経験をもとに海外生活、旅行、子育てについて執筆している。
2021年10月03日YouTube「ネルソンさん」は、ブロガー・デザイナーのママ38歳、パパ38歳、14歳、12歳、5歳の男の子3人のドタバタな日常が見られるチャンネルです。登録者数が12.2万人。今回は、リアル感たっぷりのモーニングルーティンをご紹介します! 朝起きたらリビングのおもちゃを拾いまくる 歯磨きを済ませて、洗濯を回したら、まずやることがリビングに散らかったおもちゃを拾まくること。夜のうちにきれいにしたいと思ってもできないのがリアルモーニングルーティン。 片付けがひと段落したところで白湯を飲んで一旦休憩します。 次に、朝食の準備に取りかかります。 子どもたちが起きてきた瞬間から、ママのあるあるが炸裂します。 無音の世界よ さようなら雑音の世界よ おはようございます(ラッパ音♪) それでも黙々と朝食を作り続けるママ。今日の朝食は「グリルドチーズサンドイッチ」。フライパンで焼くチーズトーストだそうです。思ったより時間がかかるので、その間に別の家事を済ませます。 朝食の合間に洗濯&掃除 乾燥された洗濯物をたたみ、お風呂掃除をします。自粛期間中、半身浴が生き甲斐になっているので、お風呂洗いは念入りに!その続きで、洗面所と洗面所の床も拭き掃除をします。 リビングに掃除機をかけます。子どもたちがテレビを見ていても、自分のペースでやります。「テレビを見ているときにうるさい音で、ガーガー掃除機をかけられるのって、すごく鬱陶しいですよね」と言いつつ、「知ってるけどやります。ごめんなさい」と続けるママ。これもママあるあるですね。 朝食が完成!チーズトースト以外にスクランブルエッグ、スイカとキウイフルーツを添えて朝食が完成しました。とってもおいしそう! 子どもたちが食べている間に、ママは洗い物を済ませます。親子のリアルな会話が弾む中、次男が朝食に対しての一言言いたいことがあるようです。 子どもって本当、正直ですよね。そんなこんなで慌ただしい朝が過ぎ去り、子どもたちが外に散歩に出かけたところでようやくママの朝ごはんタイムになります。 リアルな朝の様子がわかるだけでなく、編集や効果音が面白いのも100万回再生の秘密。コメント欄には「めっちゃ面白すぎます。ママが可愛すぎるし、お子さんたちとの会話が楽しい」「すごく楽しい動画でした。うちも同じだなと思ったり、くすっと笑う所があったり…最高でした」と共感&笑ったコメントがいっぱいです。 画像提供・協力/ネルソンさん 著者:ライター サトウヨシコ大学卒業後、大手食品会社に勤務。未経験から編集者を目指し転職。その後、結婚と出産を経て妊娠・育児雑誌のディレクターに。WEBメディアの新規事業立ち上げをし、2017年に株式会社フラミンゴミンゴを設立し、現在は数々のメディアに携わっている。
2021年09月30日わが家には、素直で穏やかな娘とやんちゃで頑固な息子がいます。娘はわりと自分に似ているところが多く育てやすい子だったのですが、息子には悩んでばかりです。ですが先日ふと、その理由が少しわかった気がしました。なぜこんなにも大変さを感じているのか?と考え、息子に対する見方を変えてみると、あることに気づいたのです……。 つい、「だから男の子は…」と言ってしまう私には8歳の娘と3歳の息子がいますが、朝起きてからしばらくぼーっとしている私と娘に対し、息子は起きるなり跳んだり跳ねたりとハイテンションです。それから息子は夜寝るまでずーっと落ち着きなく動き回って、さらにおしゃべりもしています。 そのうえ、物を投げたり蹴飛ばしたりと乱暴的なところもあり、注意してもなかなか止まりません。そんな息子があまりにも騒がしいので、家では娘と苦笑い。ママ友たちにもつい、「男の子って大変……」と愚痴をこぼしてしまうことも多々ありました。 男の子のほうがかわいい…?ママ友の間でよく聞くのが、「娘より息子のほうがかわいい」というものです。異性であるからこそ、許せることややさしくなれることもあるそうですが、私は逆でした。もちろん娘も息子も同じようにかわいいのですが、自分に似ているポイントが多い娘のほうが理解できるので、「仕方がない」とやさしくなれる気がします。 逆に息子のやることなすことがなかなか理解できず受け入れられないので、「なんでそんなことばっかりするの?」と困ってしまうのです。結果的に、私は娘よりも息子に対して厳しくなってしまっているな、と感じていました。 息子に怒ってばかりの理由いつでもテンションが高く、人の言うことを聞けない頑固な息子に、私はいつもヘトヘトになっていました。なんでこんなに怒ってばかり、気になることばかりなんだろう……と思っていましたが、ある日ふと、私が以前自分とは違うタイプだなぁと思ったことのある男性に似ていることに気づいたのです。 以前、ちょっとのことで大騒ぎしてしまう男性とお付き合いしていたことがあったのですが、もともと気性が荒い方だったこもとあり、一緒にいても気持ちが休まらず、結局お別れすることに。しかし、その男性と息子のタイプが似ていたので、いちいち気に障ってしまうのかな……と思うようになりました。 息子が自分とは違うタイプなんだと気がついたときに、当たり前のことですが「息子は自分とは違う『一人の人間』なんだ」と改めてわかったような気がしました。と同時に、もっと息子の主張に耳を傾けてあげようとも思えたのです。これからは、息子らしさを大切にしながら、バランス良く成長を見守っていけたらいいなと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。夫は別居中のため、完全ワンオペ育児奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年09月30日私は2歳の娘を育てているママです。ちょうど夏にあたる1歳10カ月のころにトイトレをしましたが、うまくいったのは最初だけ。娘はすぐにトイレを拒否するようになってしまいました。同年代の周りの子はトイトレが順調な子もちらほらだったのですが、本人にやる気がないならとトイトレはストップ。振り返れば、この判断がたった1日でおむつを卒業する結果になったと思っています。 1歳10カ月であっけなくトイトレ失敗娘が1歳10カ月のとき、ちょうど夏になり、通っていた子育て支援センターの子たちにもトイトレシーズンが到来しました。そこでその波に乗って娘もトイトレ開始! 娘に好きな布パンツを選ばせ、最初は娘もルンルン気分でした。 「トイレ行こうか」と言えばトイレでおしっこができて、怖いくらいに順調。しかし私がしつこく誘いすぎたのか、ものの1週間で娘はパタリとトイレには行かなくなりました。 トイレを飾る日々その後も私がトイレに入るときに娘を誘ってみましたが、拒否され続ける日々。あまりに娘が嫌な顔をするので、誘うのは一旦中止にして、ただトイレを飾ることにしました。 娘が書いた絵を壁一面に貼り、踏み台を段ボールで一緒につくる日々。内心、「いつトイレしてくれるかな」と思いながらも、私から娘に「トイレ行こう」とは言わないようにしていました。 久々の布パンツ登場でおむつ卒業春になり、娘が2歳8カ月になったとき、衣替えをしていてたまたま娘の選んだ布パンツが出てきました。これを見て娘は目がキラキラ。「今日からこれはくね。おむつははかない」と宣言をし、本当にその日から布パンツで過ごすようになりました。 私から娘に「トイレ行こう」と言っていたのは卒業からほんの2日ほど。それ以降は時々失敗することもありますが、自分から「トイレ!」と言ってくれます。 納得することが大切だった娘はちょっとこだわり屋で、自分が納得しないと行動しない性格です。そんな性格を考えれば、おむつから布パンツになることにも自分で納得する必要があったのだと思います。 おむつを卒業してから2カ月過ぎても娘は布パンツを選ぶのが楽しそうですし、トイレの飾りや踏み台のことも好きです。トイレに行かない日々も全部つながっていたんだなぁとうれしく思います。 長丁場だったけれど、最後はあっけなく卒業してしまったおむつ。まだほんの1・2歳の子どもでも、おむつを卒業するにはそれを自分の中で消化して納得することが必要なんだなと感じました。また、「いつでもトイレに行ってOK」とトイレへの意識を開き続けていたことも大事だったと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 REIKO作画/やましたともこ著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2021年09月26日3歳を迎えてようやくトイレに行き始めた長女。あの手この手でやっと便器にご機嫌で座ってくれるようになったある日、とんでもない叫び声が……。その叫び声の原因となったのは……? 衝撃的で思わず笑ってしまった事件を紹介します。トイレが怖かった長女長女が1歳半くらいのころからなんとなく始めたトイレトレーニング。はじめはトイレにおまるを置いて座ってみることから始めてみました。でもおしりを丸出しにして座ることが怖かったのか、一度座ってみて以来まったく座ってくれなくなりました。 長女は2歳半を過ぎるまではトイレに近づくことすらできなくなってしまい、大好きなキャラクターやトイレにまつわる絵本でなんとかトイレに誘ってトイレの室内に入ることに成功。それでもやっぱりトイレが怖い長女は、トイレに座っておしっこなんて程遠いものでした。 やっと座っておしっこができた!3歳を過ぎてすぐに「座っておしっこしてみたい!」と言ってくれた長女は、ある日いきなりトイレでのおしっこに成功しました。補助便座を主に使っていましたが、補助便座なしでもじょうずに座っておしっこできるように。 おしっこだけでなく、うんちもトイレでできるようになり、ひとりでトイレに行って用を足せるようになりました。もっと難航するかと思ったトイトレはすんなり終わりを迎えたかのように思えましたが、ある日まさかの事件が……。 急な叫び声!何ごと!?すっかりトイレができるようになった長女は、いつも通り「おしっこ!」とトイレへ行きました。すると、なぜか2歳になる次女も付いていきます。「お姉ちゃん好きだからな。トイレを見てみたいのかな」なんて思っていたそのときです。急にとんでもない叫び声が。何があったのかと思い急いで行ってみると、温水洗浄便座の水が勢いよく吹き出していました。 泣きながら「次女ちゃんがー!」と叫ぶ長女。そういえば急いでトイレへ向かっているとき、何食わぬ顔で走って行った次女のことを思い出しました。ひとまず、温水洗浄便座の水を止めてトイレを掃除し、長女に事情を聞くと「次女がピッてしたの。おしりがびちゃびちゃになっちゃったの」と……。 温水洗浄便座事件の犯人はやっぱり…いきなり温水洗浄便座攻撃を受けてしまった長女をなだめて助けたあとで逃げる次女を捕まえ、何があったのか聞くと「しーしたからピってした」と……。どうやらお姉ちゃんがおしっこをしたので流してあげるつもりでボタンを押したけど、どれがどんなボタンかわからない次女はおしり洗浄のボタンを押してしまったようでした。 次女の親切心と「おしっこをしたら水を流す」ということを理解していたことに感心しながらもきちんと注意をし、事件は終息しました。 次女の好奇心とやさしさで起きてしまった事件。衝撃で泣く長女をなぐさめ、ダメだと思いながらも思わず大爆笑してしまった私。その後は「誰かがトイレに入っているときは勝手に入って行かないこと」と「トイレのボタンを押してもいいのはここ(洗浄ボタン)だけ」ということを子どもたちと約束しました。 監修/助産師REIKO ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:三上美咲3人の未就学児年子の母。営業職でほぼ不在の夫と5人暮らし。育児をはじめとするさまざまなジャンルについてライターとして活動中。育児については主に自身の体験談を元に執筆している。
2021年09月26日赤ちゃんの寝かしつけ、夜泣きや寝ぐずりにへとへと……というママやパパは多いのではないでしょうか。なぜ、赤ちゃんは夜になると泣くのでしょうか。何か良い対処法はあるのでしょうか。今回は助産師の高杉さんにそのヒントを教えていただきました。 産院を退院して自宅での生活が始まると、赤ちゃんが夜なかなか寝なくてつらいと感じるママやパパが多いようです。抱っこしても授乳してもおむつを替えても何をしても一晩中泣き止まないとなると、いつまでこの状態が続くのだろうと頭を悩ませてしまうかもしれません。そこで今回は、生まれて間もない赤ちゃんが夜型と言われる所以や赤ちゃんが1歳になるまでの睡眠のリズムや対処方法についてお話しします。 生まれてすぐの赤ちゃんが夜型なのはなぜ?!妊娠後期の赤ちゃんはとても活発に動きます。夜になると胎動が激しくて眠れない、胎動で肋骨などあちこちが痛いという経験をする妊婦さんは少なくありません。赤ちゃんがおなかの中で活発に動くとき、赤ちゃんはへその緒を通じてママからたくさんの酸素をもらっています。日中ママの活動量が多い時間に赤ちゃんが活発に動くとママの体に負担がかかってしまうので、夜間ママが休息し、活動量が減っている時間に赤ちゃんは活発に動くのです。つまり、ママに負担をかけないためにおなかの中で夜型に活動しているのですね。そんなママ想いの赤ちゃんが生まれて間もない時期は、まだおなかの中にいたときのリズムのまま。外の世界に適応していくには少し時間がかかるのです。*目が開いても脳が寝ていることがある? また、人間の赤ちゃんは脳が未発達なまま生まれてきます。他の動物は脳が成熟してから生まれてくるので、脳が未発達なまま生まれてくるのは人間くらいかもしれません。それは人間が進化の過程において二足歩行になってくるとともに骨盤の形が変化し、出産のときに狭い産道を通ってくるために小さい脳のままでないと通過できなかったからです。そのため、生まれたばかりの赤ちゃんの脳の大きさは大人の3分の1程度しかなく、生まれたあとに徐々に脳も成熟していきます。そのため、乳児期の赤ちゃんが目を開けたり、声を出したりしているとき、実は脳は睡眠状態という不思議な現象が起きている場合があります。目を開けたり、声を出したときでもすぐに抱っこしたりせず、本当に起きているのかなと赤ちゃんをよく観察してみましょう。実は寝ているのかもしれませんよ。 赤ちゃんの1歳までの睡眠のリズム赤ちゃんの睡眠のリズムはどのように変化していくのかみていきましょう。●生まれてから生後1カ月ごろまで1日の睡眠時間は15~20時間くらいと言われていて、昼夜の区別はありません。●生後2カ月から3カ月ごろ睡眠時間は14~15時間くらいになり、個人差はあるものの大体生後4カ月くらいまでにはまとまって眠れるようになり、日中よりも夜のほうが長く眠れるようになってきます。●生後4カ月以降体内時計が少しずつ発達し、昼夜の区別がつくようになるのでこのころから起きる時間や寝る時間を意識し始めるといいかもしれません。●生後6カ月からこのころから1歳までの睡眠時間は11~13時間くらいになり、生後6カ月ごろから「暗くなると寝て、明るくなると起きる」という生活リズムが身につき、夜に連続で長い時間眠れるようになります。●生後7カ月ごろ夜泣きや寝ぐずりが目立つようになることもあります。この時期の夜泣きなどの原因は、乳歯が生え始めてきて気持ちが悪いため、脳の発達に伴って赤ちゃんが日中に受けた刺激を夜整理するためなどと言われていますが、はっきりした原因はわかっていません。●生後9カ月から12カ月ごろ日中体を動かして遊ぶこともできるようになるため、日中の活動量が増えます。お昼寝もするようになり、少しずつ大人に近い睡眠リズムが作れるようになってきます。 しかし、赤ちゃんの月齢に応じた睡眠時間にはもちろん個人差はあります。赤ちゃんの個人差による睡眠時間の長さの違いによって発達が妨げられるということはありません。赤ちゃんそれぞれの睡眠リズムに合わせてあげることが大切です。 赤ちゃんの睡眠のリズムを作るための月齢別にできる工夫では、月齢に合わせて赤ちゃんとうまく過ごす方法はあるのでしょうか。 ●生後1カ月まで昼夜の区別がまだなく、どちらかといえば先に触れたように夜のほうが活動的な面もあります。この時期は赤ちゃんの睡眠リズムにできるだけあわせてあげるとよいでしょう。●生後2カ月から3カ月くらいまで日中に窓を開けて外気浴をしたり、抱っこをしたり、たくさん話しかけてスキンシップをとるようにしましょう。●生後4カ月ごろから昼夜の区別がつき始めるので、日中にお散歩をすることを日課にするのも良いでしょう。また、寝返りも始まってくるなど赤ちゃんの活動も増えてきます。赤ちゃんの日中の活動量を増やすようにすると昼夜の区別もつきやすくなってきます。●生後5~6カ月ごろ離乳食がスタートします。赤ちゃんの食事の時間を中心に日中のリズムを作ってあげるといいでしょう。●生後8カ月以降食事の時間、遊ぶ時間、お昼寝の時間を決めて、日中の生活のリズムを作ってあげましょう。また、マットを敷いたり、紙をビリビリやぶる遊びやビニール袋を膨らませて風船にして遊べるようなおもちゃをそろえたりするなど、赤ちゃんがしっかり遊べる環境づくりやお昼寝の時間を15時までにすることもポイントです。 赤ちゃんの月齢が低いうちは睡眠リズムがついていないのでなかなか寝てくれないということもあるかもしれませんが、寝かしつけをスムーズにおこなうために、「寝る前の決まり事」をするのも1つの手かもしれません。例えば、寝る前には赤ちゃんにマッサージをする、ゆったりとした音楽を流す、絵本を読み聞かせるなどです。寝る前の習慣をつけることで赤ちゃんがこれから眠るということを理解し、眠りにつきやすくなるという効果もあるようです。 このように生まれて間もない赤ちゃんが夜寝ないのには理由があるのです。赤ちゃんが夜寝なくてつらいと感じているママは、ママ想いの赤ちゃんなのねと思うと少し気持ちがラクになるかもしれませんね。 赤ちゃんは月齢が上がるとともに睡眠リズムがついてきて、日中は活動して、やがて夜は眠るようになってきます。はじめのうちはママも睡眠不足で大変かもしれませんが、気分転換をしたり、ご家族に甘えて寝させてもらったりすることも必要です。赤ちゃんの成長を温かく見守っていきましょう。 イラスト/sawawa監修者・著者:助産師 高杉絵理大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。
2021年09月26日2人目出産後、育児疲れがピークにきてしまったママ。上のお子さんに対して、つい感情的に怒鳴るなどメンタル面が不安定に……。思い切って心療内科を受診したところ、予想外の原因が判明したそうです。 私は現在2児の母親です。2人目を出産後、主に上の子に対して感情的に怒ってしまうことが増え出し、さらに2人育児の疲労感からか夜もまともに寝られず、とうとう心療内科を受診しようと決めました。病院を受診した最初の数カ月は、医師も私もPMS(月経前症候群)の症状とは気付きませんでしたが、思い切って心療内科の門を叩いたことによって自分の内面について気づきをたくさん得られた体験談をお話しします。 子どもの手に熱湯がかかるトラブルが!2人目を出産後、当時まだ2歳だった上の子に対して感情的になる場面が多々あり、怒鳴ったり八つ当たりすることが増えてきました。ある日、まだ生まれて間もない2人目の育児用ミルクを作っている最中に、上の子が「お母さん、私を見て!」と言わんばかりに、突然私の足に全身でアタック。お湯が上の子にかかってしまうトラブルが! 思わず「危ないじゃないの!」と思いっきり怒鳴ってしまい、そのあとも怒りがおさまらず。一応は子どもの手がやけどをしていないことを確認し、手を冷やしました。 子どものことを考える余裕はなかったしかし、このときに「子どもがやけどしていたらどうしよう」「熱いお湯がかかってしまってかわいそうに……」といった心配の気持ちよりも、「私の邪魔ばかりして! なんて迷惑な子どもなんだ」と、恥ずかしながら自分のことしか考えられない私に気付きました。 2人目を産んだあとも事情があって里帰りなどできなかった私は、生活全般に対して余裕がまったくなく……。それゆえの行動だと今なら理解できるのですが、当時の私は激しく怒ったあとに「なんて自分はダメな母親なんだ」と深く気持ちが沈み、暗い気持ちになる……このくり返しで辟易していました。 心療内科を受診し、自身の内面を観察不眠症にも悩んでいたため、「このままだと、私も子どももダメになる!」と思い、2人目が1歳になるころに心療内科を受診する運びに。初診時に適応障害と診断され、「軽いうつ状態ですね」とも言われました。 そこからは2週間に1回程度のこまめな通院をくり返し、主治医と「どんなときにイライラしてしまうのか」といったカウンセリングをおこなうことで、自分の内面を振り返る大きなきっかけとなったのです。 自分がPMSだとやっと気付いたそして、心療内科を受診してから2カ月ほど経ったときのこと。産後の体が元通りに戻っているかを確認するために、自発的に月経周期をアプリで記録していたのですが、そこで「どうも月経1週間前に子どもに対して当たりがキツくなる」ということを自分自身で気づき始めたのです。 そして、すぐに主治医にそのことを話すと、先生からも「それは典型的なPMSだね」と言われました。その後、PMSであれば漢方薬かピルを処方できると提案され、私は漢方薬を処方してもらうことに。 ホルモンバランスを整える漢方のおかげで、さらにメンタルの調子がよくなりました。多少の気分の変動もありながらも、過去と比べると明らかに穏やかな気持ちで過ごせています。心療内科へ行くまでは「私なんかが行ってもよいのだろうか?」となかなか足が踏み出せずにいましたが、思い切って心療内科の門を叩いてよかったと感じています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年09月25日現在、6歳と3歳のやんちゃな男の子2人を育てているママです。長男が幼稚園に入園したときに、初めてクラスのLINEグループに参加しました。そのときに起きたLINEに関連するエピソードをご紹介します。誰が誰だかわからない!長男が幼稚園の年少になったとき、同じクラスでLINEグループを作りました。クラス代表の委員さんが中心になり、登録を案内してくれたのです。登録が完了したのですが、LINE名は本名ではない方も多く、誰がどのお母さんかわかりませんでした。旧姓で登録されているママや、ニックネームの方も多かったです。 私も下の名前をアルファベットで登録していたのでわかりづらいかも……と思い、フルネームに変更。しかし、LINEグループでの発言はクラス委員のママがお知らせに使用するだけで雑談などは一切なく、わざわざ変えなくてもよかったかなと思いました。 連絡したけど返信がない…年中になり、長男に仲の良いお友だちができました。お友だちのママとも園庭で遊んだあとに話す仲に。そんなとき、「夏休みによかったら遊びませんか?」とお誘いを受けました。詳しい日程は、LINEで取り合うことに。LINEグループから、そのまま連絡すれば良いと思っていました。 しかし、LINEグループから相手のママのアカウントに直接連絡を取っても、一向に「既読」にはなりませんでした。「もしかして嫌われた?」「遊ぶというのは社交辞令だったのかなぁ」と心配していました。 受信設定を見直したら⋯後日会ったときに聞いてみたところ、相手のママはとても驚いていました。LINEの設定が、「友だち以外からのメッセージの受信を拒否する」になっていたのが原因でした。私はLINEグループが同じであればメッセージは送れると思っていましたが、この設定がオンになっていると相手にメッセージは届かない仕様だったのです。 実は、私もこの設定をオンにしていたので、知らない間に2人のママ友からのメッセージを無視してしまっていました。ホーム画面の「知り合いかも?」にママ友の名前が表示されていたら、メッセージがきている可能性が大です。 この出来事以降、受信設定は必ずオフにしています。セキュリティ面を考えると正解かどうかはわかりません。ただ、LINE経由で遊びの誘いや連絡をしてくれるママも多いです。とても便利なLINEですが、トラブルの種にもなると思うと使い方は気を付けないといけないなと感じています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:竹内優実6歳と3歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2021年09月24日夜に限らず、眠たくなるとグズって抱っこしていないと寝られない娘……。いろいろな工夫をして5分で寝入るようにサポートしたところ、最終的には自力で寝てくれるようになりました! 生まれたばかりはずっと抱っこ…娘がまだ生まれたばかりのころは、寝たと思ってお布団に下ろすといわゆる「背中スイッチ」が作動して起きてしまい、また抱っこ……の繰り返しでした。いくら体重が軽いからといって、30分、1時間と抱っこしているのは限界があります。 どうにかならないかと出産した病院で流れていた音楽を流してみたり、親と同じお布団に入れてみたりしましたが、まったく効果はなく……。健診の際、助産師さんに相談して教えてもらった、お風呂を遅い時間にすることや夜にお散歩に出かけることなどを実践してみたこともありましたが、それもうまくいきませんでした。 お布団の上で“抱っこ風”娘が生後3カ月になるころ、グズり始めてすぐは抱っこしていましたが、大変なのは抱っこで寝てくれたあとの「背中スイッチ」対策。そこを改善しようと、娘をお布団に下ろしたあと、娘の足の下に私の左腕を入れて、お布団をかけたおなかの上に右腕を乗せるという、お布団に寝かせたまま“抱っこ風”の態勢を発案しました。 この抱っこ風を何日か続けていると、私と触れ合っているところも多いせいか娘も抱っこされているような感覚になるようで、お布団に寝かせてすぐは泣きますが、少しすると寝てくれるようになりました。 “抱っこ風”でも足りなくなった…!抱っこ風を始めて1、2カ月くらいまではすんなり寝てくれた娘ですが、そのあとは抱っこ風でも満足しないのか、寝てくれなくなりました。ただやはりずっと抱っこした状態で寝かしつけるのはやめたかったので、生まれたばかりのときには効果がなかったオルゴールを聴かせてみることに。 ちょうど娘もテレビに興味を持ち始めていて、一緒にアンパンマンを観ていることも多かったので、YouTubeにある赤ちゃんが寝てくれるアンパンマンオルゴールを流してみました。すると、動画のタイトルにもある通り、15分もたたないうちに寝てくれました。 自分で寝ることも覚えてほしい娘は生後8カ月になりましたが、いつかは自分ひとりで寝られるようになってほしいので、最近では寝入る直前まで抱っこ風をしてあげて、眠りにつく瞬間はやめるようにしています。 でも、せっかく寝そうなのにお気に入りの寝方で寝かせてあげないのもかわいそうなので、アンパンマンオルゴールは流したままにして、30分たったら止まるように設定。心地よいオルゴールの音色を聴いていると、私も娘と一緒に寝てしまうことがあります。 私は、さまざまな工夫をしてやっと娘が気に入ってくれる寝方を見つけることができました。今後は、娘がひとりだけで寝られるように、手助けを少しずつ減らしていけるような工夫をしなければな……と意気込んでいます。 監修/助産師REIKO著者:橋本 楓0歳女児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年09月23日私は、現在8歳の長男、5歳の長女、2歳の次女のパパです。上の子2人と違って、2歳になる次女は、出産の日がきてもまだ名前が決まっていませんでした。3人目にして初めて名づけで焦った私たち夫婦の体験談をご紹介します。名前が決まっていない!性別がわかってから早々に検討を始め、余裕をもって名前が決まった長男。長男ほど早くはありませんでしたが、生まれる1カ月ほど前には決まっていた長女。ところが、3人目である次女は、出産予定日が間近に迫っても名前が決まっていない状態に。 当時6歳、3歳と手のかかる2人の育児で、夫婦共々毎日が精一杯。さらに、きょうだい3人の名前に何かしらの共通点をもたせたかったこともあり、名づけが難航していたのです。そうこうしているうちに、とうとう妻の陣痛が……。 「名前は何?」の質問で焦る!3人目ということもあり、ずいぶんとスムーズに生まれてくれた次女。ほっとした気持ちとは裏腹に、私の心の中には強い焦りが生まれてきました。「名前……」。しかし、子どもが生まれると、上の子たちの育児と病院との行き来、そして仕事と、今まで以上に時間がありません。 妻とゆっくり話をする余裕もなく、生まれたわが子を名前で呼べない日だけがただ増えていきました。内心焦る私に、実家の両親や、私の職場の上司・同僚から次々と「名前は決まったの?」という質問がきます。私は、「今じっくり考えていて……」と笑顔ではぐらかすものの、焦りはピークに。 妻からの1通のLINEで決定!そんなとき、仕事中に妻から1通のLINEが届きました。そこには、「〇〇ってどう!? 上の2人と共通点もあるし、画数もばっちりだった!」という次女の名前の提案が。 私は「ここで保留しては絶対にまずい!」という直感が働き、すぐに快諾する返信をしました。その夜、初めて次女を名前で呼んだときは、安心した気持ちと何だか申し訳なかった気持ちとが入り交じり、ちょっぴり複雑でした。 次女に付けた名前は、今でも心から満足しています。いつか大きくなった次女から「どんなこと考えて私の名前を決めたの?」と名づけの由来を聞かれたら、自信をもって私たち夫婦がこめた想いを伝えます。けれど、「すぐに名前を呼んであげられなくてごめんね」という気持ちだけは、これからも心の中にしまっておこうと思っています。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:佐藤 楓1男2女の父。元小学校教員。現在はライターとして、自身の経験をもとに教育・子育てに関する体験談を中心に執筆中。現在は妻がフルタイムで働き、“主夫”業も兼ねる。
2021年09月23日1歳半ごろから始まったわが子のイヤイヤ期を振り返ってみると、自分でしたいのにじょうずにできないときに、特に泣きわめいたり、怒って地団駄を踏んだりしていたように思います。気持ちや時間に余裕があるときは、「待つ」「代弁する」「笑わせる」という主に3つの方法でイヤイヤを鎮めていました。本人が納得いくまで待つよく覚えているのは、靴を履くときについ私が手出しをしてしまって、怒らせてしまったことです。子どもが自分で履きたいことはわかっているのに、見ているとまどろっこしくなって手伝ってしまう……。何度これで失敗したことか……。 育児書には「手を出さずに見守る」よう書いてありましたが、私は見ているとどうしても手が出てしまうので、なるべく見ずに、隣に座って「待つ」ようにしていました。じっと見ていなくても隣にいれば様子がなんとなくわかりますし、見ないほうがイライラしなくて気持ちがラクでした。 気持ちを代弁する「1~2歳の子どもはまだ自分の気持ちを言葉でうまく表現できないので、なぜ自分が“イヤ”なのかを伝えられなくて怒っている。気持ちを代弁してあげると落ち着くことがある」と知り合いの保育士さんから聞き、原因がわかるときは「足がうまく入らないんだね」とか「ブロックがなかなかはまらないね」とか、具体的に言葉にしていました。 それで急に泣き止むわけではないのですが、言葉にすることで私自身が「そうか、この子はこれでイライラしているんだ」と納得でき、少し寛容になれました。 笑わせて気をそらせる何が嫌なのか原因がよくわからないときは、笑わせて気をそらせるようにしていました。 具体的には、おなかを指でツンツンつついたり、くすぐったりします。笑うと気持ちが切り替わるようです。ますます怒らせてしまうこともあるので、ギャンブル的要素もありましたが……。子どもが笑ってくれるとこちらの気持ちもほぐれ、私も笑うことができ、お互いにいい影響があったと思います。 こういったイヤイヤ対処法を知っていたからといって、いつもうまくイヤイヤを鎮めたりかわしたりできたわけではなく、まともに向き合って母親の私も怒って怒鳴ったり泣いたりすることがありました。しかし、「この方法でうまくいった」という経験が自信になり、少しずつわが子の扱いがうまくなっていったように思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/manami.koiso監修/助産師REIKO 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2021年09月21日2歳9カ月の息子と生後9カ月の娘との食事の時間は、いつもバタバタで必死……。休日に夫がいても、なんだかんだゆっくり食事できない毎日です。そんななかで生後9カ月の娘は離乳食を始めて4カ月経ちますが、つい最近まであまり食べませんでした。でもあることがきっかけで、今はもりもりと食べるように! 今回は生後9カ月の娘が離乳食を食べるようになったきっかけについてお話ししたいと思います。 食事の時間はいつもバタバタ2歳9カ月の息子は自分でごはんを食べることができますが、こぼしてしまったり好き嫌いをしたりすることもあるので、気にかけながら声を掛けています。時には「ママが食べさせて~」なんていうこともあるので、補助をすることも。 また生後9カ月の娘は離乳食のため、私や夫がスプーンで食べさせます。その合間に自分たちもごはんを食べて……というように、ごはんの時間はとても慌ただしいのです。特に自分の食事なんて、とりあえず口に放り込んでいるような感じです。 離乳食をあまり食べない娘娘の離乳食を始めたのは、生後5カ月のころ。息子のときは離乳食をすごくよく食べてくれていたので、娘もそうだろうと勝手に思っていたのですが……。思うように食べてくれず、毎日落ち込むばかりでした。かといって無理に食べさせたくはありません。 ただでさえ食事の時間はバタバタだったので、食べないのは離乳食が嫌なんだろうと私もすぐに諦めてしまっていました。他に理由があるとは思わなかったので「嫌ならいいや……」と、嫌がったらそこで離乳食をやめて授乳をして娘を落ち着かせていたのです。 本当は食べたかったんだね…そんなとき、数カ月ぶりに実家へ娘と息子と3人で行くことに。実家では私の母、父、弟が子どもたちの面倒を一緒に見てくれるので、私自身もゆっくり食べたり普段よりも会話したりできます。娘が実家で離乳食を食べるのは、今回が初めて。 すると離乳食が嫌いだと思っていた娘が、びっくりするぐらいよく食べている! むしろ食べ過ぎというくらいで驚きました。私は母のごはんだと食べるのか!?と思いましたが、母に「もしかしてゆっくり落ち着いて食べたかっただけなんじゃない?」と言われ、本当は離乳食が嫌いなわけではないのかもと初めて気づいたのです。 今回のことをきっかけに、娘の離乳食を先に食べさせて、そのあと息子と私が食事をすることにしました。すると子どもたちそれぞれの様子がしっかり見えて、私も落ち着いて対応できるようになりました。娘はあれから自宅でもよく離乳食を食べてくれるので、しばらくはこのスタイルで頑張りたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。
2021年09月20日長時間の寝かしつけにうんざりしていたママが、ご主人のあるひと言で、寝かしつけの時間を大事に思えるようになった体験談を紹介しています。ささいな考え方の変化が、子育てへの向き合い方を変えるきっかけになることがわかるエピソードです。 布団に入ってから寝付くまで時間がかかる娘の寝かしつけは、私にとって苦痛でした。しかし夫のある言葉をきっかけに、寝かしつけの習慣がとてもかけがえのないものと感じるように。考え方1つで気持ちが変わったエピソードを紹介します。 長期戦の寝かしつけにうんざり赤ちゃんのときから4歳くらいまで、娘は子守歌を聞いて寝ることが好きでした。「きらきらぼし」や「ゆりかごのうた」など、決まった歌を繰り返し歌ってあげると、気持ちよさそうに眠るのです。ただ、年齢の小さいうちはすぐに眠ってくれたのですが、大きくなるにつれて体力がついてきたのか、寝付くまでに1時間ほどもかかるように。私は、長い間歌をうたってトントンしてあげるのが、だんだん苦痛になってきました。 4歳のある日、布団に入ってもしばらく寝付けずにいた娘に「ゆりかごうたって」と言われた私は、うんざりして「もうお姉さんだから歌わなくても寝られるんじゃない?」と言ってしまったのです。 そういう考え方もあるんだ!私は子守歌を歌わずに寝かせようとしましたが、隣で横になっていた夫が「歌ってあげたら? 子守歌を歌ってあげられることなんて、あと何回あるかわからないんだから」というのです。そして「パパも歌ってあげようか」と言って「ゆりかごのうた」を歌い始めた夫を見て、ハッとしました。 私は寝かしつけの大変さにうんざりしていましたが、そういう考え方もあるのか……と感動。子守歌を歌ってそばで一緒に寝ることは、娘が成長するといずれできなくなってしまうことなのだと考えると、とても貴重な時間に思えてきました。 娘とのかけがえのない時間夫の言葉で、私の寝かしつけの時間への思いはがらっと変わりました。娘が寝付くのに時間はかかるのですが、私はただ漫然と歌うのではなく、スキンシップをとったり愛情を込めて歌ったりできるように。 そうすると、娘も心地よさそうに子守歌を聞いて自ら眠る気持ちに向かおうとしているようでした。私にとって寝かしつけの時間は、娘が子守歌を必要としなくなるときまでの、かけがえのない時間となったのです。 私が娘の寝かしつけを愛おしく感じるようになってから1年と経たずに、娘は子守歌を求めなくなり、ひとりで寝られるようになりました。本当に子どもの成長はあっという間で、手をかけてあげられる期間はわずかなのだと身をもって感じたのです。日々の子育ては大変ですが、子どもが親の手を必要とする貴重な期間を大事に感じて過ごしたいと思った体験でした。 イラスト/ののぱ監修/助産師REIKO著者:斎藤ますみ1児の母。保育士として働く傍ら、自身の出産・子育て経験をもとに、妊娠・出産・育児に関する記事を中心に執筆している。
2021年09月20日私は現在2児の母親であり、2人目が生後半年ごろに心療内科から自身が「適応障害」であると診断を受けています。「ずっと苦しかったけど、まさか自分に精神疾患の病名がついてしまうとは……」と、診断が下された当初は戸惑いを隠しきれませんでした。主な原因となったのは育児でしたので、少しでもラクになるよう改善に向けておこなったことをお話ししていきます。下の子出産後から心身が苦しくなった下の子を出産した直後から「感情のコントロールがききづらくなり、上の子に対して当たりがキツくなる」「泣いたらいけない公共の場面で急に涙が溢れる」など日常生活に支障が出始め、心身共に常に苦しい気持ちや憂うつさが抜けなくなる状態がずっと続いていました。 しかし、当時の私の心療内科のイメージと言えば「死にそうなくらいに苦しくなったときに受診するもの」「それまでは気の持ちようでなんとかなる」との考えがありました。 薬の服用はあくまで対処療法と気付く心療内科を受診することに大きなためらいがあったのですが、無理をして育児をおこない、その結果メンタルを崩している私を見かねた夫の助言もあり、下の子が生後半年のころにやっと心療内科を受診しました。 そこで漢方薬や精神安定剤を処方され服用してみると、たしかに以前よりも気持ちは落ち着くし、前より感情面の起伏はフラットになったので一定の効果はありました。しかし、心療内科へ通院してみて初めて、薬を服用してもそれは単なる対処療法だと気付いたのです。 育児をひとりで背負い込む責任の重さ結局、私のメンタル不調の大きな足枷となっていたのが子どもたちのお世話です。しかし、過去の私の考え方は「ママになれば皆していることなのに、なぜ私は不必要にイライラしてしまったり怒鳴ったりしてしまうの?」「皆と同じことがこなせない。子どもたちにずっと笑顔で接することができない」などと、今思えば不必要に自分を攻め込んでいました。 そんな最中、「なぜ、自分をそこまで追い詰めるのだろう」とふと考えてみたら、私は「子どもが順調に育たなければすべて私の責任だ」と、自分ひとりで育児を背負い込む思考になっていることに気付いたのです。 書籍やTVの情報が私を救ってくれた育児のつらさを解消したいがためにさまざまな書籍などを読み漁り、特に感銘を受けたのがNHKで放送されていた『ママ達が非常事態!?』という番組。放送の中で、人間は本来、ひとりで子育てするのではなく「たくさんの仲間とつながって共同的に育てていきたい」という本能があるという知識を授かりました。 私の育児環境を見直すと、たしかに上の子のときから里帰り出産すらしなかったし、かといって夫も育休取得ができず、ずっと平日はワンオペ育児で慢性的な孤独を抱え込んだまま育児をしていたのだなと、自分の考えを改めるきっかけとなったのです。「そうか、だから私はこんなに育児がつらかったのか」と原因がわかれば、自分が何をすべきか見えてきました。 以前は「3歳ごろまでは自宅で子どもをみないと!」と固執する自分がいたのですが、現在は考えも柔軟になり、日中は保育園を活用してプロの方に子どもたちを任せることにしました。共同で子どもたちを育てている感覚になれて、余裕が生まれるとともに前向きさを取り戻すことができました。保育園には感謝の思いでいっぱいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年09月19日保育園の1〜2歳児クラスのトラブルで多いのが、お友だちに噛まれたり、噛んでしまったりということ。どうして子どもは噛んでしまうのでしょうか? わが子の経験と保育園側の対応などをご紹介します。噛まれたときの保育園の対応息子がお友だちに噛みつかれたのは、1歳児クラスになってすぐ。お迎えに行くと、歯型がくっきりと残るほど腫れ上がっており、ショックを受けたものです。 担任の保育士さんからは、「おもちゃの取り合いをしていて、相手のお友だちに噛まれてしまいました。こちらで防ぐことができず、申し訳ありませんでした」と謝罪がありましたが、誰に噛まれたかというのは教えてくれませんでした。 きっと親同士のトラブルを避けるためなのでしょう。病院へ行くほどのケガになれば名前も知らせるのでしょうが、これくらいの小さなケガであれば親同士は介入させないというのが保育園の方針のようでした。 こちらが噛んでしまったときは…それからしばらくして、今度は息子がお友だちに噛みついてしまいました。このときもお迎えのときに保育士さんから状況説明があり、おもちゃを取られた息子が取り返そうとして起きたそう。 このときは「被害を受けたお子さんの親に謝罪したほうがいいでしょうか?」と尋ねましたが、「園から説明しますので必要ありません」という回答でした。 1〜2歳はなぜ噛んでしまうの?お友だちを噛んだり噛みつかれたりするトラブルは、1〜2歳児のクラスではよく起きています。原因は、1〜2歳の子どもたちがまだ言葉で気持ちを伝えられないこと。言葉で意思疎通ができる年齢なら「おもちゃを取らないで」「私が遊んでいたんだから返して」などと訴えることができますが、まだ言葉をうまく操れないと悔しくて噛みついてしまうのです。 楽しくて興奮しすぎると噛んでしまう子もいると言いますが、いずれにしても悪気があるわけではなく、これくらいの年齢では成長の過程によくあることだそうです。 家に帰ってからしかるのはNG?息子がお友だちを噛んでしまったとき、保育士さんからは「噛んでしまったときにしっかり注意したので、しからないであげてくださいね」と言われました。 1~2歳の子どもには「その場」で̪しからなければ伝わらないため、あとからしかってもあまり意味がないそうです。噛みつきの頻度だったり状況もあるので一概には言えませんが、保育士さんが「子ども同士のトラブル」という範囲なら、保育士さんにお任せしようと思いました。 子ども同士の噛みつきや引っかきは、それからも園内で度々ありましたが、年齢が上がり、おしゃべりがじょうずになるにつれてなくなりました。どちらの立場になっても心配は尽きないと思いますが、保育士さんを信頼して乗り越えていけたらいいですね。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2021年09月16日出したい期・開けたい期のお子さん。片付かない・散らかるとイライラしていたパパとママの体験談を紹介しています。でも考え方を変えてみると、子育てがとてもラクになったそうです。 私は3人の子育てを経験していますが、うちの子どもたちも例外なく大変だったことがあります。それは、子どもがつかまり立ちをし始めた時期。引き出しの物や箱の中に入っている物を見境なく出しまくる、開けまくるで、なかなか家が片付きません。そんなわが家で実践した出したい期・開けたい期の関わり方をご紹介いたします。 出さないでと叫ぶ妻つかまり立ちを始めたわが子。小さな足を一生懸命につっぱって、ゆらゆらと不安定に揺れながらも、こちらを振り向くうれしそうな顔は私たち親の心を癒してくれました。しかし、その笑顔とは裏腹にまるで小悪魔のように扉やテレビラックの戸を開け、ティッシュをはじめ、おむつやおしりふきまでいろいろなものを出すように。 子どもの心の出したい欲求・開けたい欲求が湧き出るたびに、妻の叫び声が……。わが子の後ろを追いかけながら出したものを片付けていく、妻と子どものイタチごっこ。妻も疲労困憊でした。 出さないにようにしてみたついに妻が「扉にはテープを貼って、子どもの手に届くところには何も置かない」という提案をしてきました。保育士をしていた私は、妻の提案に対して「この時期の子どもはたくさんの物に触れて、見て、いろいろな感覚を身に付けるらしいよ。だからもうちょっと様子を見させて。片付けは俺がするから」と、子どもの発達の道すじを伝えました。 妻は、あなたが片付けるのならばと納得してくれましたが、やってみると本当に大変で、仕事と子育ての両立は大きな労力も伴うことを実感しました。 様子を見て気付いたこと子どもの目線を観察していると、何か物を取り出すときに子どもは必ず手を見ていることに気付きました。指先の感覚を養っていると共に「どうなっているんだろう?」という探求心が芽生えているのではないかと思いました。 とするならば、命の危険がない限り多少の痛みも必要な感覚であったり、家が散らかることは、子どもがどれだけ学んでいるのかという物差しになるだろう。 そうやって考え方をプラスに転換していきました。例えば、引き出しに指を挟んでしまったことも、「痛み」と「危険」を覚える良い経験になるだろう。先回りして止めてしまっては獲得できないもので、生きていく上ではとても重要な感覚だと考えるようにしました。 イライラしがちな、子どもの出したい期・開けたい期の考え方を「見てみたいという探求心やできた喜び、痛みや危険などたくさんの経験をしているんだ」とプラスに捉えるようになったことで、私も妻もずいぶんラクになり、笑顔で乗り切ることができました。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:藤田直樹10歳長女・6歳長男・2歳次男の3人を子育て中のパパ。現役男性保育士ならではの保育経験や子育て経験を執筆している。
2021年09月15日ママ友と話していると、子育て中の「あるある!」という笑えるネタで盛り上がることが結構あります。今回は、共感してもらえなかったものも含めて、わが家の子育てあるあるをご紹介します。1.寝かしつけ後、おもちゃが動き出す子育て中のママにとって、夕方は本当に慌ただしい時間ですよね。夕食の準備や片付けをしたり、子どもをお風呂に入れたり、とにかく忙しい! やっと子どもたちを寝かしつけて、静けさに包まれたそのときです。突然、鳴り響くおもちゃの音にはとっても驚かされます。電車がガーッと走りだしたり、光りながらメロディが流れたり。「赤ちゃんが起きちゃうから早く止めなきゃ!」と焦ったら、夫を踏んづけてしまいました。 2.ママも育児用ミルクを飲んじゃう♪私は、母乳と育児用ミルクの混合栄養で子どもを育てていました。赤ちゃんの育児用ミルクをココアなどに入れると結構おいしいんですよ。そして、そのココアを飲みながら授乳していたのです。 想像してみてください、なんだか変な感じがしますよね。飲ませているのはホントに母乳なのか? これぞ混合?ってことで、ちょっと笑えます。「私もやっていた!」という方はいませんか? 3.おしりふきの使いすぎ不経済だと思いながらも、つい「おしりふき」を多用してしまいました。ふきんをキッチンからわざわざ取ってくるのが面倒になり、目の前のおしりふきでテーブル拭きを済ませてしまうんです。私は日常的に使っていました。 もったいないけれど、便利だからついやってしまうという方もいると思います。おしりふきを箱買いしていると、なおさら「たくさんあるから」と思ってしまいます。 子育て中は疲れやストレスが溜まることもありますが、ママ友と楽しくおしゃべりに花を咲かせて気分転換しています。 監修/助産師REIKOイラスト/imasaku著者:斉藤あや大人しく内気な娘と楽天的で活発な息子、男女二児の母。ママ・パパに役立つ情報をお届けすべく、これまでの育児経験を生かして、育児の工夫やお役立ちグッズなどの情報を発信中。
2021年09月14日地域の子育て支援サークルで役員をしているママ。コロナ禍を機にオンラインで子育て支援サークルを開催することにしたそうです。新しい形での子育て支援活動をするまでの経緯や開催後の感想などを紹介しています。 私は仕事関連や自分の学びのために、Web会議ツールの「Zoom」を使うことがあったのですが、ある日「オンラインによる子育て支援」を発見! 試しに参加してみたらその素晴らしさに心がウキウキしました。このような体験をもっと多くの人にしてもらいたいと思い、私がおこなった新しい生活様式での子育て支援活動をご紹介します。 たまたま見つけた「オンライン児童館」新型コロナウイルスの感染拡大以前からZoomを使うことがあった私。外出自粛期間も友だちとSNSやZoomでつながりを持ち、乗り越えてきました。そんなある日、友だちのインスタグラムから「オンライン児童館」の存在を知りました。 そのころ、外出自粛は解除されたとはいえ、周りの児童館や子育て支援センター等は閉鎖されたり、限定的に解放されたりしている状態。試しに参加してみると、無料で手遊びや読み聞かせ、工作などをやってもらえ、親子共々楽しい時間を過ごすことができました。 広がるオンラインでの子育て支援調べてみると、他にもオンラインでの子育て支援が見つかりました。オンライン子育て広場、オンライン子育て支援センターなど個人でおこなっているものもあれば、自治体主導の子育てサロンもあり、親子ヨガや親子ダンスなどのレッスンもオンラインで受けられるようでした。 田舎に住んでいる私としては家にいながら全国の人とつながれたり、子育て支援を受けられたりして、新たな世界が開けたように感じたのです。 自分だけでなく、みんなにも広めたいこうしてZoomを使うことでコロナ禍もわりと楽しく過ごせていたのですが、ふと、Zoomが使えない人たちのなかには、ただただ孤独な育児に追い込まれている人もいるのではないかと思うようになりました。 ちょうどそのころ、地域の親子サークルの役員の間で「今年の活動は無理」と話していたのですが、「オンラインでの活動を広める良い機会だ!」と思い立ち、急ピッチで準備を進めました。 地域の子育てサークルをオンライン化役場の窓口や乳幼児健診で親子サークルのチラシを配ってもらったり、お試し会をしたりして、何とかオンラインでの活動を始めました。地域の民生委員さんも入ってくださり、初めてZoomを使った方も「意外と簡単だし、マスクもなくみんなの顔が見られてうれしい!」と笑顔になるのを見ると、おこなってよかったと思っています。 また、この活動をきっかけに、今度は自ら気になる講座やイベントを見つけて参加し、育児をより楽しめるようになった人がいてくれたらうれしいです。 専業主婦の中にはZoomになじみがなく不安な方もいたようですが、使ってみると意外に簡単でビデオやマイクをオフにして参加もできることから、かえって参加しやすいという感想ももらいました。今後ほかの地域や自治体でも取り組みが進めばうれしいなと思っています。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2021年09月13日わが家には2歳の長男と生後8カ月の次男がいます。次男が生まれてからというもの、長男の赤ちゃん返りとイヤイヤ期が同時進行。ある日、長男が大事にしていたおもちゃを乱暴に扱っていたので声をあげて叱ったところ、後日、長男のある行動で涙が出るほど反省した体験談です。 大好きだったおもちゃを噛み始めたある日、動物の絵が描かれている長男お気に入りのパズルで、長男と一緒に遊んでいました。そのときに次男の授乳時間が重なったため、「ちょっと遊んでいてね」と長男に話し、授乳しながら遊んでいる様子を見守ることに。すると長男は突然ピースを噛み始め、折る、投げるなど今まで見たことがないほど乱暴に扱い始めました。 私は思わず「何をしているの! おもちゃは大切に使いなさい!」と激怒。すると目に涙を溜めて、また同じようにピースを噛み始めたので、ついに私はパズルごとゴミ箱に捨て、「大事に使わない人には、おもちゃはあげません!」と言い放ちました。 叱ったことに後悔はしていなかった長男は私に叱られ、挙句の果てにパズルがなくなったことにショックを受け、しばらく泣き叫んでいました。もうおもちゃを乱暴に扱わないと長男と約束をして、私は一度ゴミ箱に捨てたパズルを返すことに。 この件で私は、長男を叱ったことは間違いではなかったし、ゴミ箱に捨てたことはやり過ぎではあったけれど、これで正しかったのだと1つも後悔していませんでした。しかし、約1カ月後のある日、私は長男のとった行動で思わず涙が出るほど後悔することに。 長男がパズルをゴミ箱に捨てようとした1カ月後、私と長男でパズルを一緒に楽しんでいると、突然長男の手が止まりました。前回噛んでしまったボロボロのピースを見ると、何も言わずにパズルごとゴミ箱へもっていく長男。長男は、「ママ、ゴミぽいだよね……?」とさみしげな表情で私の顔を見上げ、その姿を見た私はぶわっと涙が溢れてきました。1カ月も前の出来事が長男にとってよほど衝撃的だったのだと思います。 思い返せばあのとき、次男の授乳で長男との触れ合いの時間を中断していたのは私。長男は次男にやきもちをやいて、むしゃくしゃした気持ちをおもちゃにぶつけていたのだと気付かされました。思わず私は「大丈夫だよ、大切に使ってくれてありがとうね」と長男を抱きしめました。 それからは長男がいたずらをするときやイヤイヤが激しいときでも、一度「どうしたの?」と長男の気持ちに寄り添うようになりました。弟のように注目されたい、かわいいと言ってほしいという心のサインをしっかり見逃さないように、私自身も意識して子どもと向き合っていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:櫻井せりか1歳と0歳、2男の母。長男の育休中に第二子妊娠、育休を延長し事務職を休業中。現在は子育てをしながらライターとして活動している。
2021年09月12日